ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋遠征を終えて帰投した

『タス通信』より
2015年8月18日11時30分配信
【巡洋艦「モスクワ」は地中海及び大西洋の航海からセヴァストーポリへ帰港した】
モスクワ、8月18日/タス通信
黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、地中海での演習参加、アンゴラと赤道ギニアの港を訪問した遠距離航海を終え、セヴァストーポリへ帰投した。
8月18日、同艦隊の代理人ヴャチェスラフ・トルハチェフは発表した。
「6月初頭、巡洋艦モスクワは、黒海艦隊及びバルト艦隊の艦船と共に初のロシア-エジプト海軍演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
その後、地中海の海軍常設グループの艦船により、大西洋で任務を遂行する為、モスクワ、警備艦プイトリーヴイ、救助曳船シャフテル、給油船イワン・ブブノフから成る黒海艦隊戦闘艦支隊が形成されました」
トルハチェフは話した。
支隊は、艦船グループを護る為、何度かの対潜、対艦、対空演習を実施した。
「モスクワ」艦上からはヘリコプターKa-27PSが飛び立ち、移動中に給油船から給油を受ける戦闘艦への随伴と保護、海賊及びテロリストからの民間船の保護と随伴へ取り組んだ。
また、トルハチェフは、巡洋艦の乗組員が、水上艦を模した標的への主要複合体のミサイル射撃、更には、空中目標への高射ミサイル複合体「フォルト」のミサイル発射、艦砲射撃を行なったと話した。
艦隊の代理人は更に、数日前に巡洋艦「モスクワ」は、地中海東部で同海域のロシア海軍常設連合部隊の演習へ参加していた事を指摘した。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-) ]
ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2015年6月1日にセヴァストーポリを抜錨し、エジプトを訪問、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは再び地中海東部へ行く]
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]
その後もセヴァストーポリへは戻らず、地中海に滞在していましたが、6月23日には大西洋へ行く事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ行く]
6月24日朝、黒海艦隊艦船支隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]
[黒海艦隊艦船支隊]
指揮官:黒海艦隊副司令官ワレリー・クリコフ中将
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「プイトリーヴイ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
救助曳船「シャフテル」
7月10日、黒海艦隊艦船支隊はアンゴラのルアンダ港へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラのルアンダを訪れた]
7月14日にルアンダを出航した後、大西洋上で打撃有翼ミサイル「ヴルカーン」と高射ミサイル「フォルト」の発射訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋上で長距離巡航ミサイルを発射した]
7月21日、黒海艦隊艦船支隊はマラボ港へ入港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは赤道ギニアのマラボを訪れた]
マラボ港訪問を終えた後、黒海艦隊艦船支隊は地中海へ戻る事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ戻る]
8月初頭にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、8月5日にアフリカ大陸のスペイン領セウタへ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはスペインのセウタへ寄港した]
その後、地中海東部へ行き、8月14日には、同海域に居る黒海艦隊の艦と共に演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は地中海東部で演習を実施した]
そして8月18日、「モスクワ」は母港セヴァストーポリへ帰投しました。
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