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ロシア海軍カスピ小艦隊のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグは地中海からアストラハンへ帰投した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(カスピ小艦隊)広報サービス発表
2018年10月16日11時20分配信
【カスピ小艦隊の小型ロケット艦は地中海からアストラハンへ戻った】

地中海海軍常設艦船グループの一員として任務を遂行した後に駐留所へ到着したカスピ小艦隊小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」「ヴェリキー・ウスチュグ」の歓迎式典がアストラハン港で開催された。

乗組員は、カスピ小艦隊司令部の代表、将兵の家族、船員、水上艦連合部隊の退役将兵、聖職者に出迎えられた。

遠海ゾーンへの滞在時、ロケット艦の乗組員は、地中海で9月1日から8日まで実施されたロシア海軍航空宇宙軍部隊の合同演習へ参加した。

遠海ゾーンで艦の乗組員は、単艦及び艦船グループの一員としての戦闘実施の為の水上及び空中目標への砲射撃を行なう様々な複合演習を実施し、更には対小型艇任務へ取り組んだ。

カスピ小艦隊の艦は、今年の8月から2ヶ月以上の遠距離航海に在った。

休養及び技術的準備状態を維持する定期作業の実施後、艦の乗組員は計画戦闘訓練任務の遂行を続ける。

小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」「ヴェリキー・ウスチュグ」は、初めてカスピ海水域から地中海への移動を行なった。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の1番艦「グラード・スヴィヤージスク」は、ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2010年8月27日に起工され、2013年3月9日に進水し、2014年7月27日に就役、カスピ小艦隊へ編入されました。

「ブヤン-M」3番艦「ヴェリキー・ウスチュグ」は2011年8月27日に起工され、2014年5月21日に進水し、2014年12月19日に就役、カスピ小艦隊へ編入されました。

2015年10月7日、カスピ小艦隊ロケット艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」は、カスピ海南方からシリアテロ組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計26基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

この4隻は、2015年11月20日にもカスピ海南方からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計18基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後は、カスピ海で各種の演習を行なったり、カスピ海沿岸諸国(イランカザフスタン)を訪問しました。

「グラード・スヴィヤージスク」は、2017年10月12日にカスピ海有翼ミサイル「カリブル」の対艦型と対地型を発射しています。
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年10月12日17時33分配信
【「グラード・スヴィヤージスク」は演習で「カリブル」を発射した】

2018年2月には、2隻揃って演習を行なっています。
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年2月13日9時42分配信
【ロシア連邦海軍のロケット艦はカスピ海での演習中に「敵」艦と飛行装置を破壊した】


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2018年6月4日、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」「ヴェリキー・ウスチュグ」は、カスピ小艦隊基地マハチカラを出航し、内陸水路経由で黒海への移動を開始しました。

6月13日、クリミア半島黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはカスピ海から黒海へ移動した]

2隻の小型ロケット艦は、その数日後にセヴァストーポリを出航したらしく、6月17日にはボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはシリア沖へ行く]

6月22日、2隻の小型ロケット艦地中海東部(シリア沖)で対空戦闘演習を実施しました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはシリア沖で対空戦闘演習を実施した]

その後も地中海に留まり、9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

演習終了後も地中海東部に居ましたが、10月2日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグは地中海を去った]

黒海へ入った後、内陸水路経由でカスピ海の基地への移動を開始しました。
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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年10月11日15時32分配信
【カスピ小艦隊の2隻の小型ロケット艦は内陸水路で黒海からアストラハン基地への移動を行なう】

そして10月16日、アストラハン基地へ到着しました。

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ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦12番艦(最終艦)スタヴロポリは起工された

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『タス通信』より
2018年7月12日12時54分配信
【「カリブル」で武装する小型ロケット艦「スタヴロポリ」はタタールスタンで起工された】
タス通信、7月12日

プロジェクト21631小型ロケット艦「スタヴロポリ」は、木曜日に『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で起工された。
ロシア連邦国防省広報サービスは発表した。

「本日、『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』でプロジェクト21631小型ロケット艦スタヴロポリが起工されました」
当局は話した。

起工式には、ロシア連邦国防次官アレクセイ・クリヴォルチコ海軍総司令部の代表、更にはタタールスタン共和国行政府の代表が出席した。

「スタヴロポリ」は、同社で起工されたプロジェクト21631小型ロケット艦シリーズの12番艦である。

このような艦は、既に6隻が海軍に在籍している。

同プロジェクト艦は、海上および沿岸目標への攻撃の為に意図されているミサイル複合体「カリブル」、対空防衛複合体「パーンツィリ-M」、砲兵装で武装している。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、これまでに11隻が起工され、この内の6隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
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[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2019年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年就役予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年就役予定



そして2018年7月12日、「ブヤン-M」12番艦であり、最終艦となる「スタヴロポリ」が起工されました。

ロシア海軍への引き渡しは、2023年に予定されています。

プロジェクト21631は12番艦までの建造が計画されており、この内の10~12番艦の建造契約は2016年9月に締結されました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦3隻(10-12番艦)の建造契約が締結された]


プロジェクト21631の主要兵装は、有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。
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[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

従来の小型ロケット艦は対艦攻撃のみに特化していましたが、「ブヤン-M」は対地攻撃用の有翼ミサイルを搭載する事により、地上への戦力投射にも使用できるようになりました。
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「ブヤン-M」の対空兵装は、「ギブカ」「ドゥエト」です。
近接高射ミサイル「ギブカ」
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30mm2連装ガトリング砲「ドゥエト」

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しかし、少なくとも12番艦「スタヴロポリ」には、これらに代わり、新型の高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」が装備されるようです。
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[ロシア海軍黒海艦隊のロケット艇シューヤは新型の高射複合体パーンツィリ-Mの試験艇となる]

今後、「ブヤン-M」は電子機器や対空兵装の近代化が計画されています。
[ロシア海軍のプロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦は電子機器と対空兵器を更新する近代化が計画されている]

更に、新たな小型ロケット艦・プロジェクト22800「カラクルト」の建造も始まっており、こちらは18隻の建造が計画されています。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦]

ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で対空防衛演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年6月29日15時52分配信
【黒海艦隊の小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は上空を飛行する仮想敵航空機を撃退した】

黒海艦隊の最新の小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の乗組員は、黒海の海上射爆場で対空防衛演習を実施した。

仮想敵の役割は、南方軍管区航空・防空軍航空機Su-24が演じた。

飛行士には、艦の電波位置測定ステーション(レーダー)に探知されるという困難な条件下において、様々な高度でルートを飛行し、強襲爆撃を行なうという任務が与えられた。

仮想敵航空機の全ての機動飛行をものともせず、艦の乗組員は目標を成功裏に探知及び分類した。

空中の敵を無力化する為、電波位置測定による視認の低減の為の複合活動が行なわれ、自前の対空防衛手段の使用の効果を高めた。

電波電子手段及び目視擬装手段は活性化し、近接防御線のパッシブ妨害の為の欺瞞目標複合体が設置された。

進入する空中目標へ砲撃が行なわれ、それは艦の対空防衛手段を使用する事により進路上で仮想破壊された。



[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水しました。

「ブヤン-M」の1~5番艦はドイツMTU社製ディーゼルエンジンを装備していましたが、ヨーロッパ連合対ロシア制裁により以後の供給が停止した為、6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」以降は、最も手っ取り早い代替案として、ドイツ製ディーゼルをライセンス生産した中国製ディーゼルエンジンを装備する事になりました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦ブヤン-Mの6番艦以降は中国製ディーゼルエンジンを装備する]

艤装を完了した「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、7月下旬から8月初頭に掛けて内陸水路経由でゼレノドリスクからノヴォロシースクへ回航されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはノヴォロシースクへ回航された]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海での航行試験の準備を行なっている]
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9月5日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は洋上試験の為に初めて出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で洋上試験を開始した]

9月19日からは、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)と洋上での合同訓練を開始しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"との合同訓練を行なう]

工場航行試験は2017年10月末に完了し、11月10日から国家受領試験が始まりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年11月10日17時2分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家試験が始まった】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海東部(ノヴォロシースク近辺)で洋上試験を行なっていますが、12月中旬頃から同海域の天候が悪化し、洋上試験は何度も中断を余儀なくされました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月13日11時59分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の試験は天候に妨げられている】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ロシア海軍への引き渡しは2017年末に予定されていましたが、12月末になっても試験が完了しなかった為、2018年に延期されることになりました。
[第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

2018年4月初頭、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家受領試験は再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは洋上試験を再開した]

建造元の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」を2018年4月30日にロシア海軍へ引き渡すつもりでしたが、4月末になっても国家受領試験は終わらず、またも2018年5月末に延期されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年4月30日に就役する]
[ブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年5月末に延期された]

2018年5月25日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはセヴァストーポリへ到着した]

2018年6月1日、正式な就役式典である聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、黒海艦隊へ編入されました。

[プロジェクト21631小型ロケット艦の6番艦ヴイシニー・ヴォロチョークはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

就役後、慣熟訓練の為、黒海へ出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは出航準備を始めた]

その後、黒海で、海上・沿岸・空中目標への砲撃、機雷掃討、泊地での艦の防護、ダメージコントロールなどの演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年6月19日16時30分配信
【最新小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」乗組員は黒海での戦闘演習任務を成功裏に遂行した】

6月28日には前線爆撃機Su-24を敵機に見立てた対空防衛演習を実施しました。

演習を終えた「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、6月30日にセヴァストーポリへ帰投しています。
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今後、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」地中海東部へ派遣されます。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは地中海東部へ行く]

ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはカスピ海から黒海へ移動した

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の1番艦「グラード・スヴィヤージスク」は、ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2010年8月27日に起工され、2013年3月9日に進水し、2014年7月27日に就役、カスピ小艦隊へ編入されました。
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「ブヤン-M」3番艦「ヴェリキー・ウスチュグ」は2011年8月27日に起工され、2014年5月21日に進水し、2014年12月19日に就役、カスピ小艦隊へ編入されました。
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2015年10月7日、カスピ小艦隊警備艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」は、カスピ海南方からシリアテロ組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計26基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

この4隻は、2015年11月20日にもカスピ海南方からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計18基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後は、カスピ海で各種の演習を行なったり、カスピ海沿岸諸国(イランカザフスタン)を訪問しました。

「グラード・スヴィヤージスク」は、2017年10月12日にカスピ海有翼ミサイル「カリブル」の対艦型と対地型を発射しています。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年10月12日17時33分配信
【「グラード・スヴィヤージスク」は演習で「カリブル」を発射した】

2018年2月には、2隻揃って演習を行なっています。
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年2月13日9時42分配信
【ロシア連邦海軍のロケット艦はカスピ海での演習中に「敵」艦と飛行装置を破壊した】


2018年6月4日、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」「ヴェリキー・ウスチュグ」は、カスピ小艦隊基地マハチカラを出航し、内陸水路経由で黒海への移動を開始しました。
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小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」(2018年6月4日)
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小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」(2018年6月4日)
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6月13日、クリミア半島黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。

小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」(2018年6月14日)
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小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」(2018年6月14日)
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セヴァストーポリには、6月1日に就役した同型艦(「ブヤン-M」6番艦)「ヴイシニー・ヴォロチョーク」が停泊しており、乗組員の慣熟訓練を行なっています。
[プロジェクト21631小型ロケット艦の6番艦ヴイシニー・ヴォロチョークはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」(2018年6月14日)
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「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、今後地中海東部へ行く事になりますが、「グラード・スヴィヤージスク」「ヴェリキー・ウスチュグ」も同様でしょう。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは地中海東部へ行く]


[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、現在までに11隻が起工され、この内の6隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
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[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備/2018年6月に黒海艦隊へ転属

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備/2018年6月に黒海艦隊へ転属

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2019年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2020年就役予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2021年就役予定


プロジェクト21631は12番艦までの建造が計画されています。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦3隻(10-12番艦)の建造契約が締結された]

今後、プロジェクト21631は電子機器や対空兵装を更新する近代化が計画されています。
[ロシア海軍のプロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦は電子機器と対空兵器を更新する近代化が計画されている]

ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは出航準備を始めた

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『タス通信』より
2018年6月4日15時7分配信
【最新鋭艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」乗組員は出航準備を始めた】
モスクワ、6月4日/タス通信

黒海艦隊の最新小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」乗組員は、最初の戦闘勤務の為の出航準備を始めた。
同艦隊の広報サービスは報道機関へ伝えた。

「特別錬成任務(K-1)は、艦が意図された任務を遂行する為の戦闘訓練体系の最初の段階となります。
このような錬成任務の遂行は、黒海艦隊の一員である同艦にとっては、初めてです」

艦隊の広報サービスは指摘した。

船員は、様々な艦上演習を実施する:艦の戦闘及び出航の為の準備、埠頭に停泊している艦のダメージコントロールの実施、駐留地点へ停泊中の艦の対水中工作防衛活動の実施。

「日常の組織的な勤務と休息、艦の兵装及び機構の規範メンテナンス、兵器使用及び海上航行の為の艦の準備の問題への取り組みが行なわれます。
次の段階の乗組員の訓練は、黒海への出航となり、船員には海上要素及び計画戦闘訓練実施の技量の向上が控えています」

広報サービスは伝えた。

小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、6月1日に黒海艦隊へ受け入れられ、近い内にロシア連邦海軍地中海戦隊での勤務へと向かう。

それは、近代化された「ブヤン-M」シリーズの6隻目となる艦であり、黒海艦隊における同クラスの唯一の艦である。
同プロジェクト艦は、より増加した排水量を有し、海上及び沿岸目標を撃破する為に意図されている最新の高精度長距離ミサイル汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」を装備する。



[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水しました。

「ブヤン-M」の1~5番艦はドイツMTU社製ディーゼルエンジンを装備していましたが、ヨーロッパ連合対ロシア制裁により以後の供給が停止した為、6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」以降は、最も手っ取り早い代替案として、ドイツ製ディーゼルをライセンス生産した中国製ディーゼルエンジンを装備する事になりました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦ブヤン-Mの6番艦以降は中国製ディーゼルエンジンを装備する]

艤装を完了した「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、7月下旬から8月初頭に掛けて内陸水路経由でゼレノドリスクからノヴォロシースクへ回航されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはノヴォロシースクへ回航された]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海での航行試験の準備を行なっている]
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9月5日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は洋上試験の為に初めて出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で洋上試験を開始した]

9月19日からは、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)と洋上での合同訓練を開始しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"との合同訓練を行なう]

工場航行試験は2017年10月末に完了し、11月10日から国家受領試験が始まりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年11月10日17時2分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家試験が始まった】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海東部(ノヴォロシースク近辺)で洋上試験を行なっていますが、12月中旬頃から同海域の天候が悪化し、洋上試験は何度も中断を余儀なくされました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月13日11時59分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の試験は天候に妨げられている】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ロシア海軍への引き渡しは2017年末に予定されていましたが、12月末になっても試験が完了しなかった為、2018年に延期されることになりました。
[第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

2018年4月初頭、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家受領試験は再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは洋上試験を再開した]

建造元の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」を2018年4月30日にロシア海軍へ引き渡すつもりでしたが、4月末になっても国家受領試験は終わらず、またも2018年5月末に延期されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年4月30日に就役する]
[ブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年5月末に延期された]

2018年5月25日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはセヴァストーポリへ到着した]

2018年6月1日、正式な就役式典である聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、黒海艦隊へ編入されました。

[プロジェクト21631小型ロケット艦の6番艦ヴイシニー・ヴォロチョークはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

今後、各種の慣熟訓練を行なった後、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」地中海東部へ派遣されます。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは地中海東部へ行く]

ロシア海軍のプロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦は電子機器と対空兵器を更新する近代化が計画されている


『タス通信』より
2018年6月1日16時16分配信
【ロシア海軍は「カリブル」を有する小型ロケット艦プロジェクトの近代化について述べた】
セヴァストーポリ、6月1日/タス通信

プロジェクト21631(コード名「ブヤン-M」)小型ロケット艦は、新たな電波工学兵装対空防衛手段を付与する近代化が計画されている。
金曜日、ロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は報道陣へ伝えた。
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「合計で12隻の艦のシリーズが計画されており、今後は、電波工学兵装や対空兵器の進歩を考慮に入れた更新が進展します」
彼は、このシリーズの6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」聖アンドレイ旗掲揚式典において話した。

トリャピチニコフは、シリーズの各艦が念入りに海上試験を実施した事を指摘した。
今日において、5隻の艦が建造されており、3隻はカスピ小艦隊、2隻はバルト艦隊に在籍している。
「グラード・スヴィヤージスク、ウグリーチ、ヴェリキー・ウスチュグ、ゼリョヌイ・ドル、セルプホフに加え、本日、私達と貴方達は、6番艦ヴイシニー・ヴォロチョークの聖アンドレイ旗掲揚式典へ参加しております。
オレホヴォ・ズエヴォは高度の進捗状態に在り、更にはイングシェチア、グライヴォロン、グラード、ナロ・フォミンスク、そして、ロシア連邦の主要都市の1つの名前が付けられる更なる1隻の艦が有ります」
トリャピチニコフ
は数え上げた。

ロシア海軍造船管理部長は、海軍遠海ゾーン艦の設計と建造へ移行し、その基礎はプロジェクト22350フリゲートで構成されると付け加えた。

聖アンドレイ旗が掲揚された小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は多目的艦であり、現代的な風貌の砲、ミサイル、対水中工作、高射及び電波工学兵装を装備する。
それは、近代化された「ブヤン-M」シリーズの6隻目となる艦であり、黒海艦隊における同クラスの唯一の艦である。
同プロジェクト艦は、より増加した排水量を有し、海上及び沿岸目標を撃破する為に意図されている最新の高精度長距離ミサイル汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」を装備する。



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[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、現在までに11隻が起工され、この内の6隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
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[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2019年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2020年就役予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2021年就役予定


プロジェクト21631の主要兵装は、有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。
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[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

従来の小型ロケット艦は対艦攻撃のみに特化していましたが、「ブヤン-M」は対地攻撃用の有翼ミサイルを搭載する事により、地上への戦力投射にも使用できるようになりました。
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プロジェクト21631は12番艦までの建造が計画されています。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦3隻(10-12番艦)の建造契約が締結された]


2018年6月1日に開催された6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の就役式典において、ロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は、今後、プロジェクト21631の近代化が計画されていると述べました。

トリャピチニコフ少将は「電波工学兵装」「対空防衛手段」を更新すると言いましたが、これはレーダーなどの電子機器対空兵器を新型に換装するという事です。

トリャピチニコフ少将は、それ以上具体的な事は言いませんでしたが、対空兵器は、新型の高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」に換装される可能性が高いでしょう。
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[ロシア海軍黒海艦隊のロケット艇シューヤは新型の高射複合体パーンツィリ-Mの試験艇となる]

「パーンツィリ-M」は、新たな小型ロケット艦・プロジェクト22800「カラクルト」の3番艦以降に装備されます。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦]

ロシア海軍黒海艦隊の最新小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは地中海東部へ行く

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『タス通信』より
2018年6月1日16時9分配信
【ロシアは最新の「カリブル」ミサイル搭載艦を地中海へ派遣する】
セヴァストーポリ、6月1日/タス通信

黒海艦隊へ受け入れられた最新の小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、近い内にロシア連邦地中海戦隊での勤務へと向かう。
金曜日、黒海艦隊参謀長ヴィクトール・リーン少将は報道陣へ伝えた。
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「我が艦隊へ小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークが加わりました。
近い内に、新たな海上舞台への習熟に関連する戦闘準備態勢を整え、錬成任務へ取り組み、戦闘演習任務を遂行します。
これらは全て、黒海及び地中海エリアでの戦闘任務を果たす為の計画的な準備です」

彼は、同艦への聖アンドレイ旗掲揚式典において、こう話した。

小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は多目的艦であり、現代的な風貌の砲、ミサイル、対水中工作、高射及び電波工学兵装を装備する。

それは、近代化された「ブヤン-M」シリーズの6隻目となる艦であり、黒海艦隊における同クラスの唯一の艦である。
同プロジェクト艦は、より増加した排水量を有し、海上及び沿岸目標を撃破する為に意図されている最新の高精度長距離ミサイル汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」を装備する。



[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水しました。

「ブヤン-M」の1~5番艦はドイツMTU社製ディーゼルエンジンを装備していましたが、ヨーロッパ連合対ロシア制裁により以後の供給が停止した為、6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」以降は、最も手っ取り早い代替案として、ドイツ製ディーゼルをライセンス生産した中国製ディーゼルエンジンを装備する事になりました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦ブヤン-Mの6番艦以降は中国製ディーゼルエンジンを装備する]

艤装を完了した「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、7月下旬から8月初頭に掛けて内陸水路経由でゼレノドリスクからノヴォロシースクへ回航されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはノヴォロシースクへ回航された]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海での航行試験の準備を行なっている]
17-0805a.jpg

9月5日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は洋上試験の為に初めて出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で洋上試験を開始した]

9月19日からは、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)と洋上での合同訓練を開始しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"との合同訓練を行なう]

工場航行試験は2017年10月末に完了し、11月10日から国家受領試験が始まりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年11月10日17時2分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家試験が始まった】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海東部(ノヴォロシースク近辺)で洋上試験を行なっていますが、12月中旬頃から同海域の天候が悪化し、洋上試験は何度も中断を余儀なくされました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月13日11時59分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の試験は天候に妨げられている】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ロシア海軍への引き渡しは2017年末に予定されていましたが、12月末になっても試験が完了しなかった為、2018年に延期されることになりました。
[第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

2018年4月初頭、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家受領試験は再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは洋上試験を再開した]

建造元の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」を2018年4月30日にロシア海軍へ引き渡すつもりでしたが、4月末になっても国家受領試験は終わらず、またも2018年5月末に延期されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年4月30日に就役する]
[ブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年5月末に延期された]

2018年5月25日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはセヴァストーポリへ到着した]


2018年6月1日、正式な就役式典である聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、黒海艦隊へ編入されました。
[ブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年6月1日にロシア海軍へ就役する]
[プロジェクト21631小型ロケット艦の6番艦ヴイシニー・ヴォロチョークはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]


今後、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は慣熟訓練を行なった後、地中海東部へ派遣される事になるようです。

プロジェクト21631小型ロケット艦の6番艦ヴイシニー・ヴォロチョークはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された

本日(2018年6月1日)、プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」はロシア連邦海軍へ就役しました。
[ブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年6月1日にロシア海軍へ就役する]

『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年6月1日14時20分配信
【ミサイル「カリブル」を搭載する艦はクリミアの海上グループへ増強された-黒海艦隊司令部】
モスクワ、6月1日、インタファクス-AVN

小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、金曜日に黒海艦隊へ受け入れられた。

「黒海艦隊の艦の受領式典は、本日にセヴァストーポリで開催されました」
『インタファクス-AVN』
が受信したプレスリリースは、こう述べた。

以前、ゼレノドリスク造船所(タタールスタン)では、更に5隻の同様のプロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦が様々な建造段階に在ると伝えられた。
この内の3隻は、黒海艦隊の為である。
同プロジェクトの小型ロケット艦は、シリア『イスラム国』(IS、ロシア連邦では非合法)の目標へ有翼ミサイル「カリブル-NK」により打撃を与えた。

小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」プロジェクト21631「ブヤン-M」の6番艦であり、ゼレノドリスク造船工場で建造された。
2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水した。
最近まで、ノヴォロシースク(クラスノダール地方)で試験を行なっていた。

現在、3隻のプロジェクト21631小型ロケット艦カスピ小艦隊に在籍している。
更なる2隻~「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」は、当初は黒海艦隊に所属していた。
2016年末、これらは艦隊間移動を行ない、バルト艦隊へ増強され、バルチースク(カリーニングラード州)へ駐留している。

合計5隻の小型ロケット艦が、様々な時期にミサイル「カリブル-NK」によるシリアイスラム国の目標の破壊へ関わった。



[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水しました。

「ブヤン-M」の1~5番艦はドイツMTU社製ディーゼルエンジンを装備していましたが、ヨーロッパ連合対ロシア制裁により以後の供給が停止した為、6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」以降は、最も手っ取り早い代替案として、ドイツ製ディーゼルをライセンス生産した中国製ディーゼルエンジンを装備する事になりました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦ブヤン-Mの6番艦以降は中国製ディーゼルエンジンを装備する]

艤装を完了した「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、7月下旬から8月初頭に掛けて内陸水路経由でゼレノドリスクからノヴォロシースクへ回航されました。
17-1228a.jpg
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはノヴォロシースクへ回航された]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海での航行試験の準備を行なっている]
17-0805a.jpg

9月5日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は洋上試験の為に初めて出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で洋上試験を開始した]

9月19日からは、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)と洋上での合同訓練を開始しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"との合同訓練を行なう]

工場航行試験は2017年10月末に完了し、11月10日から国家受領試験が始まりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年11月10日17時2分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家試験が始まった】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海東部(ノヴォロシースク近辺)で洋上試験を行なっていますが、12月中旬頃から同海域の天候が悪化し、洋上試験は何度も中断を余儀なくされました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月13日11時59分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の試験は天候に妨げられている】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ロシア海軍への引き渡しは2017年末に予定されていましたが、12月末になっても試験が完了しなかった為、2018年に延期されることになりました。
[第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

2018年4月初頭、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家受領試験は再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは洋上試験を再開した]

建造元の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」を2018年4月30日にロシア海軍へ引き渡すつもりでしたが、4月末になっても国家受領試験は終わらず、またも2018年5月末に延期されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年4月30日に就役する]
[ブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年5月末に延期された]

2018年5月25日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはセヴァストーポリへ到着した]

そして2018年6月1日、正式な就役式典である聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、黒海艦隊へ編入されました。

ロシア海軍の艦の就役は
1:受領-引渡証書への署名(造船所から海軍への艦の納入)
2:海軍旗の初掲揚式典・各艦隊部隊への編入(艦の正式な海軍への就役)
の2段階で行なわれますが、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の場合、1は2018年5月25日に実施され、2は6月1日に実施されました。


プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、既に11隻が起工され、この内の6隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
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[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2019年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2020年就役予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2021年就役予定


プロジェクト21631の主要兵装は、有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。
21631-kalibr.jpg
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

従来の小型ロケット艦は対艦攻撃のみに特化していましたが、「ブヤン-M」は対地攻撃用の有翼ミサイルを搭載する事により、地上への戦力投射にも使用できるようになりました。
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プロジェクト21631は12番艦までの建造が計画されています。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦3隻(10-12番艦)の建造契約が締結された]

既に、新たな小型ロケット艦・プロジェクト22800「カラクルト」の建造も始まっており、こちらは18隻の建造が計画されています。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦]

ブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年6月1日にロシア海軍へ就役する

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『タス通信』より
2018年5月28日12時21分配信
【「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は6月1日に黒海艦隊へ引き渡される】
モスクワ、5月28日/タス通信

プロジェクト21631シリーズの6番艦・小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、6月1日に黒海艦隊への引き渡しが計画されている。
『タス通信』は、同艦隊の公式代理人ヴャチェスラフ・トルハチョフ1等海佐より伝えられた。
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「6月1日に艦への聖アンドレイ旗掲揚が計画されており、それは、この日に黒海艦隊の戦闘編制へ加わる事を意味します。
ヴイシニー・ヴォロチョーク及びこのクラスの他の艦は、ミサイル複合体カリブルで武装しています」
彼は話した。

トルハチョフは、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、未だ黒海艦隊で唯一のプロジェクト「ブヤン-M」艦であるが、初めてのものでは無いと説明した。
以前、黒海艦隊では、2隻の同プロジェクトの小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」が勤務に就いていたが、これらはバルチースクへの移動を行ない、バルト艦隊へ加わった。
「セルプホフ」「ゼリョヌイ・ドル」は、地中海ロシア海軍常設連合部隊の一員としてシリアのテロリストの目標へミサイル「カリブル」による打撃を与えた。

当初、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は5月末までに黒海艦隊への引き渡しが計画されていた。
艦は、同艦隊の主要基地セヴァストーポリ市へ5月25日に到着した。

現在、ロシア海軍では、同プロジェクトの5隻の艦が勤務に就いている~トップの「グラード・スヴィヤージスク」、生産艦「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」(以上カスピ小艦隊)、「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」(双方ともバルト艦隊)。
ゼレノドリスク造船工場の造船台では、「オレホヴォ・ズエヴォ」、「イングシェチア」、「グライヴォロン」、「グラード」、「ナロ・フォミンスク」と命名された更なる5隻の同プロジェクト艦の建造が進められている。

プロジェクト21631ミサイル複合体「カリブル」で武装しており、ミサイルは、8つの格子の垂直発射装置3S14に配置されている。
複合体「カリブル」は、海上および地上目標へ打撃を与える事が可能な有翼ミサイルである。
小型ロケット艦は更に、口径100mmのA-190砲、小口径高射砲複合体AK-630-2「ドゥエト」で武装している。



[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水しました。

「ブヤン-M」の1~5番艦はドイツMTU社製ディーゼルエンジンを装備していましたが、ヨーロッパ連合対ロシア制裁により以後の供給が停止した為、6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」以降は、最も手っ取り早い代替案として、ドイツ製ディーゼルをライセンス生産した中国製ディーゼルエンジンを装備する事になりました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦ブヤン-Mの6番艦以降は中国製ディーゼルエンジンを装備する]

艤装を完了した「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、7月下旬から8月初頭に掛けて内陸水路経由でゼレノドリスクからノヴォロシースクへ回航されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはノヴォロシースクへ回航された]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海での航行試験の準備を行なっている]
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9月5日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は洋上試験の為に初めて出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で洋上試験を開始した]

9月19日からは、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)と洋上での合同訓練を開始しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"との合同訓練を行なう]

工場航行試験は2017年10月末に完了し、11月10日から国家受領試験が始まりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年11月10日17時2分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家試験が始まった】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海東部(ノヴォロシースク近辺)で洋上試験を行なっていますが、12月中旬頃から同海域の天候が悪化し、洋上試験は何度も中断を余儀なくされました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月13日11時59分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の試験は天候に妨げられている】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ロシア海軍への引き渡しは2017年末に予定されていましたが、12月末になっても試験が完了しなかった為、2018年に延期されることになりました。
[第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

2018年4月初頭、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家受領試験は再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは洋上試験を再開した]

建造元の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」を2018年4月30日にロシア海軍へ引き渡すつもりでしたが、4月末になっても国家受領試験は終わらず、またも2018年5月末に延期されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年4月30日に就役する]
[ブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年5月末に延期された]

2018年5月25日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはセヴァストーポリへ到着した]

正式な就役式典である聖アンドレイ旗初掲揚式典の開催は2018年6月1日に予定されていますが、既に受領証書への署名は行われ、ロシア海軍への納入は済ませているようです。

ロシア海軍の艦の就役は
1:受領-引渡証書への署名(造船所から海軍への艦の納入)
2:海軍旗の初掲揚式典・各艦隊部隊への編入(艦の正式な海軍への就役)
の2段階で行なわれますが、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の場合、1は2018年5月25日に実施され、2は6月1日に実施されるようです。


プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、既に11隻が起工され、この内の5隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
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[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月初頭就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2019年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年就役予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2020年就役予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2021年就役予定


プロジェクト21631の主要兵装は、有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。
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[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

従来の小型ロケット艦は対艦攻撃のみに特化していましたが、「ブヤン-M」は対地攻撃用の有翼ミサイルを搭載する事により、地上への戦力投射にも使用できるようになりました。

プロジェクト21631は12番艦までの建造が計画されています。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦3隻(10-12番艦)の建造契約が締結された]

既に、新たな小型ロケット艦・プロジェクト22800「カラクルト」の建造も始まっており、こちらは18隻の建造が計画されています。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦]

ロシア海軍黒海艦隊の為の小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはセヴァストーポリへ到着した


『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年5月25日14時59分配信
【「カリブル」を有する「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は黒海艦隊への引き渡しを準備する】

『ゼレノドリスク造船工場』で建造されたプロジェクト21631小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、海軍への引き渡しの為にセヴァストーポリへ到着した。
『Mil.Press FlotProm』が黒海艦隊の情報提供者より伝えられたように、艦の受領証書は既に署名されており、聖アンドレイ旗掲揚式典は6月1日或いは2日に計画されている。


「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」を有する近代化されたプロジェクト21631「ブヤン-M」シリーズの6番艦である。
それは『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水した。

2017年8月に艦は内部水路経由でノヴォロシースクへ移動し、9月5日には工場航行試験が始まり、10月末に完了した。
11月には国家試験が始まったが、年末までに終わらせる事は出来なかった。

2018年2月、防衛産業企業体の情報提供者は、小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」海軍への引き渡しは、中国製エンジンの問題が故に遅延したと『Mil.Press FlotProm』特派員へ語った。

プロジェクト21631小型ロケット艦『ゼレノドリスク計画設計局』により開発された。
これは「河川-海」クラスの多目的艦であり、8基のミサイル「カリブル」を含む現代的な風貌の砲、ミサイル、対水中工作、高射及び電波工学兵装を装備する。
排水量は949トン、全長75メートル、幅11メートル。
最大速力25ノット。
航続距離2500海里、自立航行期間10日、乗組員52名。



[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水しました。

「ブヤン-M」の1~5番艦はドイツMTU社製ディーゼルエンジンを装備していましたが、ヨーロッパ連合対ロシア制裁により以後の供給が停止した為、6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」以降は、最も手っ取り早い代替案として、ドイツ製ディーゼルをライセンス生産した中国製ディーゼルエンジンを装備する事になりました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦ブヤン-Mの6番艦以降は中国製ディーゼルエンジンを装備する]

艤装を完了した「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、7月下旬から8月初頭に掛けて内陸水路経由でゼレノドリスクからノヴォロシースクへ回航されました。
17-1228a.jpg
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはノヴォロシースクへ回航された]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海での航行試験の準備を行なっている]
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9月5日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は洋上試験の為に初めて出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で洋上試験を開始した]

9月19日からは、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)と洋上での合同訓練を開始しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"との合同訓練を行なう]

工場航行試験は2017年10月末に完了し、11月10日から国家受領試験が始まりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年11月10日17時2分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家試験が始まった】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海東部(ノヴォロシースク近辺)で洋上試験を行なっていますが、12月中旬頃から同海域の天候が悪化し、洋上試験は何度も中断を余儀なくされました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月13日11時59分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の試験は天候に妨げられている】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ロシア海軍への引き渡しは2017年末に予定されていましたが、12月末になっても試験が完了しなかった為、2018年に延期されることになりました。
[第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

2018年4月初頭、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家受領試験は再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは洋上試験を再開した]

建造元の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」を2018年4月30日にロシア海軍へ引き渡すつもりでしたが、4月末になっても国家受領試験は終わらず、またも2018年5月末に延期されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年4月30日に就役する]
[ブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年5月末に延期された]

2018年5月25日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。

正式な就役式典である聖アンドレイ旗初掲揚式典の開催は2018年6月1日か6月2日に予定されていますが、既に受領証書への署名は行われ、ロシア海軍への納入は済ませているようです。

ロシア海軍の艦の就役は
1:受領-引渡証書への署名(造船所から海軍への艦の納入)
2:海軍旗の初掲揚式典・各艦隊部隊への編入(艦の正式な海軍への就役)
の2段階で行なわれますが、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の場合、1は2018年5月25日に実施され、2は6月1日か2日に実施されるようです。


プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、既に11隻が起工され、この内の5隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg
[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月初頭就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2019年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年就役予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2020年就役予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2021年就役予定


プロジェクト21631の主要兵装は、有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。
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[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

従来の小型ロケット艦は対艦攻撃のみに特化していましたが、「ブヤン-M」は対地攻撃用の有翼ミサイルを搭載する事により、地上への戦力投射にも使用できるようになりました。

プロジェクト21631は12番艦までの建造が計画されています。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦3隻(10-12番艦)の建造契約が締結された]

既に、新たな小型ロケット艦・プロジェクト22800「カラクルト」の建造も始まっており、こちらは18隻の建造が計画されています。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦]