ブヤン-M小型ロケット艦11番艦ナロ・フォミンスクは2023年末にロシア海軍へ就役する

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年7月6日3時4分配信
【海軍は年末までに「カリブル」搭載ロケット艦「ナロ・フォミンスク」を受け取る】
モスクワ、7月6日-ロシア通信社ノーボスチ
プロジェクト21631「ブヤン-M」の下で建造され、ミサイル複合体「カリブル」で武装する小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は、年末までにロシア海軍へ引き渡される。
『ロシア通信社ノーボスチ』は造船営団『アク・バルス』総取締役レナート・ミスタホフより伝えられた。

「現在、水上で受注品を完成させる為の作業が完了し、係留試験と、受注品の更なる試験の為の準備が行なわれております。
御客様への御引き渡しは2023年末に計画しております」
ミスタホフは話した。
「ナロ・フォミンスク」は2022年12月にゼレノドリスクで進水し、プロジェクト「ブヤン-M」の11隻目となる。
7月初頭にミスタホフは、今年に『アク・バルス』は、ロシア海軍へ「カリブル」を持つ4隻の新たな戦闘艦~3隻の「カラクルト」小型ロケット艦と1隻の「ブヤン-M」小型ロケット艦~を引き渡すと述べた。

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、国家経済圏の保護と防護の為に意図されており、長距離高精度有翼ミサイルを持つ複合体「カリブル」で武装し、更に海上および沿岸の目標の撃破の為に意図されている。
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の11番艦「ナロ・フォミンスク」は、ロシア内陸部ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2018年2月23日に起工されました。



[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦ナロ・フォミンスクは起工された]
進水は2022年前半に予定されていましたが、2022年12月9日にずれ込む事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦11番艦「ナロ・フォミンスク」はゼレノドリスクで進水した]

「ナロ・フォミンスク」のロシア海軍への引き渡しは2023年末に予定されており、バルト艦隊へ配備されます。
プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備
建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備
建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備
建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属
建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属
建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備
建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備
建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備
建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備
建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月29日就役
バルト艦隊へ配備
建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水/2023年末就役予定
バルト艦隊へ配備予定
建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定
最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。
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