fc2ブログ

ブヤン-M小型ロケット艦11番艦ナロ・フォミンスクは2023年末にロシア海軍へ就役する

23-0706c.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年7月6日3時4分配信
【海軍は年末までに「カリブル」搭載ロケット艦「ナロ・フォミンスク」を受け取る】
モスクワ、7月6日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト21631「ブヤン-M」の下で建造され、ミサイル複合体「カリブル」で武装する小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は、年末までにロシア海軍へ引き渡される。
『ロシア通信社ノーボスチ』造船営団『アク・バルス』総取締役レナート・ミスタホフより伝えられた。
23-0702d.jpg

「現在、水上で受注品を完成させる為の作業が完了し、係留試験と、受注品の更なる試験の為の準備が行なわれております。
御客様への御引き渡しは2023年末に計画しております」
ミスタホフ
は話した。

「ナロ・フォミンスク」は2022年12月にゼレノドリスクで進水し、プロジェクト「ブヤン-M」の11隻目となる。

7月初頭にミスタホフは、今年に『アク・バルス』は、ロシア海軍「カリブル」を持つ4隻の新たな戦闘艦~3隻の「カラクルト」小型ロケット艦と1隻の「ブヤン-M」小型ロケット艦~を引き渡すと述べた。

21631Buyan-M.jpg
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、国家経済圏の保護と防護の為に意図されており、長距離高精度有翼ミサイルを持つ複合体「カリブル」で武装し、更に海上および沿岸の目標の撃破の為に意図されている。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の11番艦「ナロ・フォミンスク」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2018年2月23日に起工されました。
22-1204a.jpg
22-0126h.jpg
22-0126o.jpg
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦ナロ・フォミンスクは起工された]

進水は2022年前半に予定されていましたが、2022年12月9日にずれ込む事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦11番艦「ナロ・フォミンスク」はゼレノドリスクで進水した]
22-1209f.jpg

「ナロ・フォミンスク」ロシア海軍への引き渡しは2023年末に予定されており、バルト艦隊へ配備されます。


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月29日就役
バルト艦隊へ配備

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水/2023年末就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定


最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。
スポンサーサイト



ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦セルプホフはバルト海で実弾射撃演習を実施した

23-0526a.jpg
『クラースナヤ・ヴェスナ』より
2023年5月25日22時42分配信
【バルト艦隊のロケット艦はバルト海で砲撃任務へ取り組んだ】

仮想敵空中攻撃手段の攻撃を撃退し、海上及び沿岸の目標へミサイルと砲による打撃を与える任務を、バルト艦隊バルチースク海軍基地小型ロケット艦「セルプホフ」乗組員は遂行した。
5月25日に西方軍管区広報サービスはロシア国防省公式インターネットポータルで発表した。

訓練は、錬成任務K-2の要素への取り組みの枠組みで実行された。
砲射撃の実施中、全ての安全の基準及び要件は厳密に遵守された。
戦闘訓練実施中の安全の保障は、バルト艦隊水上艦及び支援船により行なわれた。

艦の乗組員は、艦載砲複合体A-190及びAK630-M2から、模擬空中目標と特殊照明弾へ実地射撃を行なった。
目標は、タラン岬152mm師団自走砲「アカーツィヤ」により設定された。
18-0413b.jpg
22-0126a.jpg

軍事船員は更に、仮想敵戦闘艦を模した海上盾船への砲射撃を行なった。
23-0304a.jpg

艦のミサイル-砲撃戦闘班の専門家は、電子ミサイル発射により、海上及び沿岸の目標へ大規模ミサイル打撃を与える課題へ取り組んだ。
目標は、かなり離れた距離に在った。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の5番艦「セルプホフ」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で2013年1月25日に起工され、2015年4月3日に進水、2015年12月12日に同型艦「ゼリョヌイ・ドル」と共に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[巡航ミサイル"カリブル"を装備する最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2016年2月8日から12日まで行なわれたロシア南方軍管区(黒海艦隊を含む)の抜き打ち演習では、上陸部隊の支援砲撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はクリミア半島で上陸演習を行なった]

2016年3月30日にセヴァストーポリを出航して地中海東部へ向かい、 7月24日に帰港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦セルプホフは地中海東部へ向かった]

2016年7月31日にセヴァストーポリで行なわれた「ロシア海軍の日」観艦式へ参加しました。



8月11日、地中海東部で演習を行なう為、同型艦「ゼリョヌイ・ドル」と共にセヴァストーポリを出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフは射撃演習の為に地中海東部へ向かった]
16-0511e.jpg

8月12日にはボスポラス海峡を南下しました。
【alper böler氏のツイート:2016年8月12日13時13分】
ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M級ミサイルコルベットの602ゼリョヌイ・ドルと603セルプホフはボスポラス海峡を南下した。

8月15日までに地中海東部(シリア沖)へ到着し、演習が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフは地中海東部で演習を開始した]

8月19日、2隻の小型ロケット艦シリア領内のテロ組織「アル=ヌスラ戦線」の施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはシリアのアル=ヌスラ戦線を巡航ミサイル"カリブル"で攻撃した]


それから約1ヶ月後の9月17日にセヴァストーポリへ帰港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはシリア沖から帰投した]


そして10月4日、同型艦「ゼリョヌイ・ドル」と共に再びセヴァストーポリを出航し、地中海東部へ向かいました。

翌10月5日にはボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフは再び地中海東部へ向かった]

その後、2隻の小型ロケット艦は進路を西へ取り、10月9日にマルタ島ヴァレッタ港へ入港しました。
16-1010a.jpg
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフは地中海中部のマルタ島を訪れた]

10月16日には北アフリカスペイン領セウタへ寄港しました。


その後、ジブラルタル海峡を通過し、ヨーロッパ大陸沿いに北上し、バルト海へ入り、10月28日にはバルト艦隊基地バルチースクへ到着しました。
16-1213f.jpg


そして2隻はバルト艦隊へ転属し、バルチースク海軍基地第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊へ編入されました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドル&セルプホフ近影]

その後はバルチースクに駐留し、バルト海で行動しています。
[ロシア海軍バルト艦隊の巡航ミサイル「カリブル」搭載小型ロケット艦5隻はバルト海で戦闘演習を実施する]


2023年5月12日には同型艦「ゼリョヌイ・ドル」と共にバルト海で戦闘演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはバルト海で戦闘演習を実施した]

5月25日にバルト海で実弾射撃演習を行ないました。

ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはバルト海で戦闘演習を実施した

22-1129f.jpg
563-serphov.jpg
『クラースナヤ・ヴェスナ』より
2023年5月12日19時59分配信
【バルト艦隊の打撃艦グループはミサイル打撃へ取り組んだ】

海上及び沿岸の目標への電子ミサイル発射は、小型ロケット艦「セルプホフ」及び「ゼリョヌイ・ドル」で構成された打撃艦グループによる計画任務への取り組みの枠組みにおいて、バルト艦隊の海上射爆場で実施された。
5月12日に西方軍管区広報サービスはロシア国防省の公式インターネットポータルで発表した。

打撃艦グループは、重要な沿岸施設と敵戦闘艦支隊を模した標的へミサイル「カリブル」の電子ミサイル発射を実施した。
発射は、任務複雑にする為、人工的に作られた複雑な妨害環境という条件下で行われた。
電子発射の結果、全ての指定目標は成功裏に撃破された。

これに加え、小型ロケット艦の乗組員は全種類の砲からの射撃を実施した。
射撃の結果、実物の海上目標は撃破され、仮想敵の大規模空中攻撃は撃退された。

艦の演習中、軍事船員は様々な種類の電波電子妨害を設定する訓練へ取り組んだ。
射撃任務の遂行中、無防備の泊地へ停泊時のダメージコントロール及び対破壊工作防衛の演習が行なわれ、艦の間の組織的連携及び通信、合同航行の要素へ取り組んだ。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の4番艦「ゼリョヌイ・ドル」と5番艦「セルプホフ」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で建造され、2015年12月12日に揃って就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[巡航ミサイル"カリブル"を装備する最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2016年2月8日から12日まで行なわれたロシア南方軍管区(黒海艦隊を含む)の抜き打ち演習では、上陸部隊の支援砲撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はクリミア半島で上陸演習を行なった]

「ゼリョヌイ・ドル」は2016年2月13日にセヴァストーポリを出航して地中海東部へ向かい、4月14日に帰港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルはシリア沖から戻ってきた]

「セルプホフ」は2016年3月30日にセヴァストーポリを出航して地中海東部へ向かい、 7月24日に帰港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦セルプホフは地中海東部へ向かった]

2隻の小型ロケット艦は、7月31日にセヴァストーポリで行なわれた「ロシア海軍の日」観艦式へ参加しました。



8月11日、地中海東部で演習を行なう為に2隻揃ってセヴァストーポリを出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフは射撃演習の為に地中海東部へ向かった]
16-0511e.jpg

8月12日にはボスポラス海峡を南下しました。
【alper böler氏のツイート:2016年8月12日13時13分】
ロシア海軍黒海艦隊のブヤン-M級ミサイルコルベットの602ゼリョヌイ・ドルと603セルプホフはボスポラス海峡を南下した。

8月15日、小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」地中海東部(シリア沖)へ到着し、演習が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフは地中海東部で演習を開始した]

8月19日、2隻の小型ロケット艦シリア領内のテロ組織「アル=ヌスラ戦線」の施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはシリアのアル=ヌスラ戦線を巡航ミサイル"カリブル"で攻撃した]


それから約1ヶ月後の9月17日にセヴァストーポリへ帰港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはシリア沖から帰投した]


そして10月4日、2隻の小型ロケット艦は再びセヴァストーポリを出航し、地中海東部へ向かいました。

翌10月5日にはボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフは再び地中海東部へ向かった]

その後、2隻の小型ロケット艦は進路を西へ取り、10月9日にマルタ島ヴァレッタ港へ入港しました。
16-1010a.jpg
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフは地中海中部のマルタ島を訪れた]

10月16日には北アフリカスペイン領セウタへ寄港しました。


その後、ジブラルタル海峡を通過し、ヨーロッパ大陸沿いに北上し、バルト海へ入り、10月28日にはバルト艦隊基地バルチースクへ到着しました。
16-1213f.jpg


そして2隻はバルト艦隊へ転属し、バルチースク海軍基地第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊へ編入されました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドル&セルプホフ近影]

その後、2隻はバルト海で行動していましたが、2020年8月、「ゼリョヌイ・ドル」ロシア内陸水路経由でバルト海から白海及びバレンツ海へ回航され、セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとオジンツォボは北方艦隊基地へ到着した]

2020年8月29日、「ゼリョヌイ・ドル」は、白海からチジャ射爆場有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
20-0830h.jpg
[ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルは白海から巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した]

その後、「ゼリョヌイ・ドル」バルト海へ戻りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルは白海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した後に母港バルチースクへの帰路に就いた]

その後は2隻ともバルト海で行動しています。
[ロシア海軍バルト艦隊の巡航ミサイル「カリブル」搭載小型ロケット艦5隻はバルト海で戦闘演習を実施する]

2023年5月12日には2隻揃ってバルト海で戦闘演習を行ないました。

ロシア海軍バルト艦隊の最新鋭小型ロケット艦グラードはバルト海で実弾射撃訓練を実施した

grad1229a.jpg
『KORABEL.RU』より
2023年3月21日10時22分配信
【小型ロケット艦「グラード」はバルト海で練習射撃を実施した】

錬成任務への移行の枠組みにおいて、バルチースク海軍基地小型ロケット艦「グラード」は、仮想敵空中攻撃手段の攻撃を撃退する任務へ取り組み、海上目標への砲射撃を行なった。

艦の乗組員は、艦載砲複合体A-190AK-630M2から模擬空中目標と、カリーニングラード州タラン岬152mm師団自走砲「アカーツィヤ」が射出した特殊発光弾への実弾射撃を行なった。
18-0413b.jpg
22-0126a.jpg

海上で艦の乗組員は更に、仮想敵戦闘艦を模した海上盾船への砲射撃を実施した。
23-0304a.jpg

小型ロケット艦「グラード」は、12隻から成るプロジェクト「ブヤン-M」艦シリーズの10隻目である。
同プロジェクト艦は、特殊軍事作戦、そして更にシリア・アラブ共和国で戦闘任務を果たした際、その有効性を示した。

小型ロケット艦「グラード」は、昨年12月にバルト艦隊バルチースク海軍基地ロケット艦艇連合部隊へ加入した。
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、有翼ミサイル「カリブル」を搭載していると国防省広報サービスは伝えた。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の10番艦「グラード」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2017年4月24日に起工されました。


[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

当初の予定では、2021年8月中の進水が予定されていましたが、少し遅れて2021年9月17日に進水しました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2021年8月30日までに進水する]
22-0629c.jpg
22-0629d.jpg
22-0629e.jpg
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年8月10日、「グラード」ロシア内陸水路経由クロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]
22-0810l.jpg
22-0810j.jpg

「グラード」は10月7日にバルト海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]

工場航行試験は11月中旬頃に終わり、11月25日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で最終洋上試験を開始した]

12月初頭にはA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲AK-630M-2「ドゥエト」による対水上/対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で砲撃試験を実施した]

12月5日には近接艦対空ミサイル「ギブカ」A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲による対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で対空射撃試験を実施した]

12月11日にも近接艦対空ミサイル「ギブカ」の射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦「グラード」はバルト海の洋上試験で近接対空ミサイル「ギブカ」を発射した]

国家試験の終了後に最終検査が行なわれました。

2022年12月29日、「グラード」聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。
grad1229b.jpg
grad1229c.jpg
grad1229d.jpg
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した]

バルト艦隊へ編入され、バルチースク海軍基地第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊へ配備されました。
21-0603b.jpg

バルチースク港内で乗組員の慣熟訓練を行なった後、2023年3月21日にバルト海で実弾射撃訓練を行ないました。


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の10隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月29日就役
バルト艦隊へ配備

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定


最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。

ロシア海軍カスピ小艦隊のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクはカスピ海で実弾射撃訓練を開始した

23-0212c.jpg
『KORABEL.RU』より
2023年2月12日10時35分配信
【カスピ小艦隊の小型ロケット艦「グラード・スヴャージスク」は海上で戦闘射撃を実行する】

カスピ小艦隊小型ロケット艦「グラード・スヴャージスク」乗組員は、ダゲスタン共和国における戦闘準備の為の計画訓練の枠組みで戦闘演習任務を遂行する為に海上へ出た。

海上で小型ロケット艦「グラード・スヴャージスク」乗組員は、艦載砲装置A-190「ウニヴェルサール」からの戦闘射撃を行なう。
仮想敵部隊及び手段を模した盾船が目標として使われると南方軍管区は発表した。

艦の戦闘要員は、欺瞞目標を設置する為に電波電子戦闘の技能を使用し、そして更に仮想敵の誘導打撃兵器を撃退する為の演習を行なう。
主な重点は、敵艦支隊との海上戦闘戦術の改善に置かれる。

乗組員は、無防備の泊地へ停泊する艦の保護及び防衛の要素へ取り組み、そして更に24時間体制の戦闘当直へ就く能力を示す。
仮想敵の水中破壊工作部隊及び手段へ対抗する目的でカスピ小艦隊船員は、DP-64携帯2連装対破壊工作擲弾発射機からの擲弾投射訓練へ取り組む。
23-0212b.jpg



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の1番艦「グラード・スヴィヤージスク」は、ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2010年8月27日に起工され、2013年3月9日に進水し、2014年7月27日に就役、カスピ小艦隊へ編入されました。

2015年10月7日、カスピ小艦隊ロケット艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」は、カスピ海南方からシリアテロ組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計26基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

この4隻は、2015年11月20日にもカスピ海南方からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計18基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後は、カスピ海で各種の演習を行なったり、カスピ海沿岸諸国(イランカザフスタン)を訪問しました。

「グラード・スヴィヤージスク」は、2017年10月12日にカスピ海有翼ミサイル「カリブル」の対艦型と対地型を発射しています。
652-2017.jpg
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年10月12日17時33分配信
【「グラード・スヴィヤージスク」は演習で「カリブル」を発射した】

2018年2月には、2隻揃って演習を行なっています。
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年2月13日9時42分配信
【ロシア連邦海軍のロケット艦はカスピ海での演習中に「敵」艦と飛行装置を破壊した】


18-0617c.jpg
2018年6月4日、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」「ヴェリキー・ウスチュグ」は、カスピ小艦隊基地マハチカラを出航し、内陸水路経由で黒海への移動を開始しました。

6月13日、クリミア半島黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはカスピ海から黒海へ移動した]

2隻の小型ロケット艦は、その数日後にセヴァストーポリを出航したらしく、6月17日にはボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはシリア沖へ行く]

6月22日、2隻の小型ロケット艦地中海東部(シリア沖)で対空戦闘演習を実施しました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはシリア沖で対空戦闘演習を実施した]

2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはタルトゥースの観艦式へ参加しました。
[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』の観艦式が行なわれた]

その後も地中海に留まり、9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

演習終了後も地中海東部に居ましたが、10月2日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグは地中海を去った]

黒海へ入った後、内陸水路経由でカスピ海の基地への移動を開始しました。
18-1016a.jpg
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年10月11日15時32分配信
【カスピ小艦隊の2隻の小型ロケット艦は内陸水路で黒海からアストラハン基地への移動を行なう】

2018年10月16日にアストラハン基地へ到着しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグは地中海からアストラハンへ帰投した]

2019年0月17日に実施されたロシア連邦軍戦略演習『グロム-2019』巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。
[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]

2021年12月末に他のカスピ小艦隊の主力艦艇と共にカスピースク新基地へ移動しました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の主力部隊はカスピースク新基地へ移動した]

2022年1月末からのロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環としてカスピ海で行なわれたカスピ小艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の約20隻の艦船は演習の為に出航した]
[ロシア海軍カスピ小艦隊の艦船部隊はカスピ海で砲撃戦闘訓練を実施した]

2023年2月12日にカスピースクを出航し、実弾射撃訓練を開始しました。

ブヤン-M小型ロケット艦グラードはタルーサと改名され、2022年12月末にロシア海軍へ就役する

grad-1012.jpg
『カルーガ24テレビ』より
2022年12月13日17時21分配信
【小型ロケット艦「タルーサ」は年末までにバルト艦隊へ加わる】

小型ロケット艦「グラード」は、2022年末までに「タルーサ」の名前でバルト艦隊へ加わる。
12月13日、カルーガ州政府『VKontakte』ページの生配信中、タルスキー地区行政府のトップ、ミハイル・ゴルベフは伝えた。

「市当局のチームがこの艦の後援を引き継ぎます。
従いまして、海軍での勤務へと向かう我々の若者は、我々の艦で優先的に勤務する権利を持ちます」

彼は話した。

昨年9月に『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で進水した「グラード」は、今年7月のタルーサ市の記念日の際、「タルーサ」へ改名される事が艦長アンドレイ・スタニコ3等海佐より伝えられた。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の10番艦「グラード」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2017年4月24日に起工されました。


[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

当初の予定では、2021年8月中の進水が予定されていましたが、少し遅れて2021年9月17日に進水しました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2021年8月30日までに進水する]
22-0629c.jpg
22-0629d.jpg
22-0629e.jpg
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年8月10日、「グラード」ロシア内陸水路経由クロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]
22-0810l.jpg
22-0810j.jpg

「グラード」は10月7日にバルト海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]

工場航行試験は11月中旬頃に終わり、11月25日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で最終洋上試験を開始した]

12月初頭にはA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲AK-630M-2「ドゥエト」による対水上/対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で砲撃試験を実施した]

12月5日には近接艦対空ミサイル「ギブカ」A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲による対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で対空射撃試験を実施した]

12月11日にも近接艦対空ミサイル「ギブカ」の射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦「グラード」はバルト海の洋上試験で近接対空ミサイル「ギブカ」を発射した]

国家試験の終了後に最終検査が行なわれ、それが終わればロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

「グラード」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月中旬(12月11日~20日の間)に予定されており、バルト艦隊第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊へ配備されます。
[ブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2022年末にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
21-0603b.jpg

「グラード」は就役時に「タルーサ」と改名されるようです。
タルーサは、モスクワの南方のカルーガ州東端の都市です。
22-1214b.jpg
22-1214c.jpg


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定


最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。

ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦「グラード」はバルト海の洋上試験で近接対空ミサイル「ギブカ」を発射した

grad-1012.jpg
『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年12月11日11時14分配信
【小型ロケット艦「グラード」はバルト海の試験で空中目標を撃破した】
モスクワ、12月11日、インテルファクス

バルト海で国家試験を行なっている小型ロケット艦「グラード」は、空中目標への射撃を実行した。
バルト艦隊広報サービスは発表した。
22-1212d.jpg
22-1212e.jpg
「バルト艦隊の為に建造された最新のプロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦グラード~有翼ミサイル・カリブル及びオーニクス搭載艦~は、国家試験中に艦載誘導兵器複合体ギブカから空中目標への高射ミサイル射撃を実行しました」
声明では、こう述べられた。

空中標的として、前線爆撃機Su-24により投下された発光航空爆弾SAB-250が使用された事が指摘された。


国家試験中に工場試運転チームは、艦の乗組員及び国家受領委員会のメンバーと共に艦の機動性と速力の試験を行ない、全ての集合体、システム、ユニット、艦の兵装、航法手段及び電波技術手段の動作を点検するとバルト艦隊本部は話した。

「バルト艦隊の海上射爆場での試験と艦の検査の完了後、同艦は海軍旗を掲揚し、バルト艦隊へ加入します」
広報サービスは述べた。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の10番艦「グラード」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2017年4月24日に起工されました。


[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

当初の予定では、2021年8月中の進水が予定されていましたが、少し遅れて2021年9月17日に進水しました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2021年8月30日までに進水する]
22-0629c.jpg
22-0629d.jpg
22-0629e.jpg
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年8月10日、「グラード」ロシア内陸水路経由クロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]
22-0810l.jpg
22-0810j.jpg

「グラード」は10月7日にバルト海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]

工場航行試験は11月中旬頃に終わり、11月25日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で最終洋上試験を開始した]

12月初頭にはA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲AK-630M-2「ドゥエト」による対水上/対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で砲撃試験を実施した]

12月5日には近接艦対空ミサイル「ギブカ」A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲による対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で対空射撃試験を実施した]

12月11日にも近接艦対空ミサイル「ギブカ」の射撃試験を行ないました。


国家試験の終了後に最終検査が行なわれ、それが終わればロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

「グラード」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月中旬(12月11日~20日の間)に予定されており、バルト艦隊第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊へ配備されます。
[ブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2022年末にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
21-0603b.jpg


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定


最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。

ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦11番艦「ナロ・フォミンスク」はゼレノドリスクで進水した


『タス通信』より
2022年12月9日19時30分配信
【「カリブル」を搭載する小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は進水した】
モスクワ、12月9日/タス通信

有翼ミサイル「カリブル」を搭載する最新のプロジェクト21631(「ブヤン-M」)小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は、株式会社『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』(営団『アク・バルス』へ加入)で進水した。
金曜日にロシア連邦国防省は発表した。

「ゼレノドリスクで、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の指示によりナロ・フォミンスクと命名されたプロジェクト21631小型ロケット艦シリーズの11隻目の進水式典が開催されました」
声明では、こう述べられた。

株式会社『ゼレノドリスク計画設計局』設計主任ヤーコフ・クシニルは進水式典後に報道陣へ、新たな艦はバルト艦隊へ行くと伝えた。
「これは来年に御引き渡し致します。
クロンシュタットへ行きます」
クシニル
は話した。
彼は、シリーズの最後となる12隻目の艦の建造が進んでいる事を指摘した。

『ゼレノドリスク工場』で建造されたプロジェクト21631艦は、シリアのテロリストの目標及び特殊軍事作戦中にウクライナ軍の目標へ何度もミサイルによる打撃を与えた。

現在、ロシア海軍の戦闘編制には、バルト艦隊、黒海艦隊、そして更にカスピ小艦隊の一員として同プロジェクト艦9隻が在籍している。
1隻の艦は海軍への引き渡しを準備している。
各々の艦は8基のミサイル「カリブル-NK」を搭載できる。
21631-kalibr.jpg



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の11番艦「ナロ・フォミンスク」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2018年2月23日に起工されました。
22-1204a.jpg
22-0126h.jpg
22-0126o.jpg
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦ナロ・フォミンスクは起工された]

進水は2022年前半に予定されていましたが、12月9日にずれ込む事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は2022年12月9日に進水する]
22-1209f.jpg

「ナロ・フォミンスク」バルト艦隊への配備が予定されています。
以前には2022年中の就役が予定されていましたが、進水が12月9日になったので、就役するのはおそらく2023年末でしょう。
[ブヤン-M小型ロケット艦ナロ・フォミンスクは2022年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定


最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。

ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で対空射撃試験を実施した

grad-1012.jpg
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年12月5日8時5分配信
【新たな「ブヤン-M」は国家試験中に空中目標を撃破した】

ロシア海軍の為に『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』が建造した最新のプロジェクト21631(コード名「ブヤン-M」)小型ロケット艦「グラード」は、バルト海での国家試験中、空中目標に対して艦載誘導兵器複合体「ギブカ」からの高射ミサイル射撃と、そして更にA-190汎用艦載砲装置からの砲射撃をを実行した。
22-1205f.jpg

ロシア連邦国防省広報サービスが発表したように、空中標的として、(バルト)艦隊海上航空隊前線爆撃機Su-24により投下され、発光要素を持つ花輪の形で提示された発光航空爆弾SAB-250が使用された。


客観的観測データによると、射撃は成功裏に実行された。

近い内に小型ロケット艦の乗組員には、特殊艦載手段を使用する対水中破壊工作防衛全体への取り組みが控えている。

国家試験完了後、「グラード」バルト艦隊へ補充される。

「グラード」は、ロシア海軍の為にゼレノドリスクで建造された10隻目のプロジェクト21631小型ロケット艦である。
2017年4月に起工され、2021年9月に進水した。
小型ロケット艦の航行試験は今年10月にバルト海で始まり、11月末に艦は国家試験へ着手した。

プロジェクト21631小型ロケット艦の排水量は949トン、全長75メートル、幅11メートル。
最大速力25ノット。航続距離2500海里、自立航行期間10日。乗組員52名。

小型ロケット艦の兵装は、ミサイル複合体「カリブル」100mm砲装置A-190、そして更に高射ミサイル「イグラ」の為の発射装置「ギブカ」及び高射砲複合体AK-630-2「ドゥエト」から成る。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の10番艦「グラード」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2017年4月24日に起工されました。


[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

当初の予定では、2021年8月中の進水が予定されていましたが、少し遅れて2021年9月17日に進水しました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2021年8月30日までに進水する]
22-0629c.jpg
22-0629d.jpg
22-0629e.jpg
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年8月10日、「グラード」ロシア内陸水路経由クロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]
22-0810l.jpg
22-0810j.jpg

「グラード」は10月7日にバルト海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]

工場航行試験は11月中旬頃に終わり、11月25日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で最終洋上試験を開始した]

12月初頭にはA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲AK-630M-2「ドゥエト」による対水上/対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で砲撃試験を実施した]

12月5日には近接艦対空ミサイル「ギブカ」A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲による対空射撃試験を行ないました。

国家試験の終了後に最終検査が行なわれ、それが終わればロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

「グラード」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月中旬(12月11日~20日の間)に予定されており、バルト艦隊第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊へ配備されます。
[ブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2022年末にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
21-0603b.jpg


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水予定/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定


最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。

ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は2022年12月9日に進水する

『タス通信』より
2022年12月4日14時52分配信
【小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は12月9日の進水が計画されている】
モスクワ、12月4日/タス通信

有翼ミサイル「カリブル」を搭載するプロジェクト21631(「ブヤン-M」)小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は、12月9日に進水する。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報筋より伝えられた。

「軍艦ナロ・フォミンスクは12月9日の進水が計画されています」
彼は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

以前、バルト艦隊広報サービスは、「ナロ・フォミンスク」の前任者である小型ロケット艦シリーズ「グラード」の国家試験を行なうと発表した。
情報筋は『タス通信』へ、それ(「グラード」)は12月中旬(12月11日~20日の間)に艦隊への引き渡しが計画されていると伝えた。

『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』(タタールスタン、営団『アク・バルス』へ加入)で建造されたプロジェクト21631艦は、シリアのテロリストの目標及び特殊軍事作戦中にウクライナ軍の目標へ何度もミサイルによる打撃を与えた。

ロシア海軍の戦闘編制には、バルト艦隊、黒海艦隊、そして更にカスピ小艦隊の一員として同プロジェクト艦9隻が在籍している。
各々の艦は8基のミサイル「カリブル-NK」を搭載できる。
21631-kalibr.jpg



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の11番艦「ナロ・フォミンスク」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2018年2月23日に起工されました。
22-1204a.jpg
22-0126h.jpg
22-0126o.jpg
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦ナロ・フォミンスクは起工された]

進水は2022年前半に予定されていましたが、12月9日にずれ込む事になりました。

「ナロ・フォミンスク」バルト艦隊への配備が予定されています。
以前には2022年中の就役が予定されていましたが、進水が12月9日になるので、就役するのはおそらく2023年末でしょう。
[ブヤン-M小型ロケット艦ナロ・フォミンスクは2022年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水予定/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定


最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。