fc2ブログ

ロシア海軍バルト艦隊の最新鋭小型ロケット艦グラードはバルト海で実弾射撃訓練を実施した

grad1229a.jpg
『KORABEL.RU』より
2023年3月21日10時22分配信
【小型ロケット艦「グラード」はバルト海で練習射撃を実施した】

錬成任務への移行の枠組みにおいて、バルチースク海軍基地小型ロケット艦「グラード」は、仮想敵空中攻撃手段の攻撃を撃退する任務へ取り組み、海上目標への砲射撃を行なった。

艦の乗組員は、艦載砲複合体A-190AK-630M2から模擬空中目標と、カリーニングラード州タラン岬152mm師団自走砲「アカーツィヤ」が射出した特殊発光弾への実弾射撃を行なった。
18-0413b.jpg
22-0126a.jpg

海上で艦の乗組員は更に、仮想敵戦闘艦を模した海上盾船への砲射撃を実施した。
23-0304a.jpg

小型ロケット艦「グラード」は、12隻から成るプロジェクト「ブヤン-M」艦シリーズの10隻目である。
同プロジェクト艦は、特殊軍事作戦、そして更にシリア・アラブ共和国で戦闘任務を果たした際、その有効性を示した。

小型ロケット艦「グラード」は、昨年12月にバルト艦隊バルチースク海軍基地ロケット艦艇連合部隊へ加入した。
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、有翼ミサイル「カリブル」を搭載していると国防省広報サービスは伝えた。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の10番艦「グラード」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2017年4月24日に起工されました。


[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

当初の予定では、2021年8月中の進水が予定されていましたが、少し遅れて2021年9月17日に進水しました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2021年8月30日までに進水する]
22-0629c.jpg
22-0629d.jpg
22-0629e.jpg
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年8月10日、「グラード」ロシア内陸水路経由クロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]
22-0810l.jpg
22-0810j.jpg

「グラード」は10月7日にバルト海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]

工場航行試験は11月中旬頃に終わり、11月25日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で最終洋上試験を開始した]

12月初頭にはA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲AK-630M-2「ドゥエト」による対水上/対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で砲撃試験を実施した]

12月5日には近接艦対空ミサイル「ギブカ」A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲による対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で対空射撃試験を実施した]

12月11日にも近接艦対空ミサイル「ギブカ」の射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦「グラード」はバルト海の洋上試験で近接対空ミサイル「ギブカ」を発射した]

国家試験の終了後に最終検査が行なわれました。

2022年12月29日、「グラード」聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。
grad1229b.jpg
grad1229c.jpg
grad1229d.jpg
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した]

バルト艦隊へ編入され、バルチースク海軍基地第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊へ配備されました。
21-0603b.jpg

バルチースク港内で乗組員の慣熟訓練を行なった後、2023年3月21日にバルト海で実弾射撃訓練を行ないました。


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の10隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月29日就役
バルト艦隊へ配備

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定


最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。
スポンサーサイト



ロシア海軍カスピ小艦隊のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクはカスピ海で実弾射撃訓練を開始した

23-0212c.jpg
『KORABEL.RU』より
2023年2月12日10時35分配信
【カスピ小艦隊の小型ロケット艦「グラード・スヴャージスク」は海上で戦闘射撃を実行する】

カスピ小艦隊小型ロケット艦「グラード・スヴャージスク」乗組員は、ダゲスタン共和国における戦闘準備の為の計画訓練の枠組みで戦闘演習任務を遂行する為に海上へ出た。

海上で小型ロケット艦「グラード・スヴャージスク」乗組員は、艦載砲装置A-190「ウニヴェルサール」からの戦闘射撃を行なう。
仮想敵部隊及び手段を模した盾船が目標として使われると南方軍管区は発表した。

艦の戦闘要員は、欺瞞目標を設置する為に電波電子戦闘の技能を使用し、そして更に仮想敵の誘導打撃兵器を撃退する為の演習を行なう。
主な重点は、敵艦支隊との海上戦闘戦術の改善に置かれる。

乗組員は、無防備の泊地へ停泊する艦の保護及び防衛の要素へ取り組み、そして更に24時間体制の戦闘当直へ就く能力を示す。
仮想敵の水中破壊工作部隊及び手段へ対抗する目的でカスピ小艦隊船員は、DP-64携帯2連装対破壊工作擲弾発射機からの擲弾投射訓練へ取り組む。
23-0212b.jpg



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の1番艦「グラード・スヴィヤージスク」は、ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2010年8月27日に起工され、2013年3月9日に進水し、2014年7月27日に就役、カスピ小艦隊へ編入されました。

2015年10月7日、カスピ小艦隊ロケット艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」は、カスピ海南方からシリアテロ組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計26基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

この4隻は、2015年11月20日にもカスピ海南方からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計18基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後は、カスピ海で各種の演習を行なったり、カスピ海沿岸諸国(イランカザフスタン)を訪問しました。

「グラード・スヴィヤージスク」は、2017年10月12日にカスピ海有翼ミサイル「カリブル」の対艦型と対地型を発射しています。
652-2017.jpg
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年10月12日17時33分配信
【「グラード・スヴィヤージスク」は演習で「カリブル」を発射した】

2018年2月には、2隻揃って演習を行なっています。
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年2月13日9時42分配信
【ロシア連邦海軍のロケット艦はカスピ海での演習中に「敵」艦と飛行装置を破壊した】


18-0617c.jpg
2018年6月4日、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」「ヴェリキー・ウスチュグ」は、カスピ小艦隊基地マハチカラを出航し、内陸水路経由で黒海への移動を開始しました。

6月13日、クリミア半島黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはカスピ海から黒海へ移動した]

2隻の小型ロケット艦は、その数日後にセヴァストーポリを出航したらしく、6月17日にはボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはシリア沖へ行く]

6月22日、2隻の小型ロケット艦地中海東部(シリア沖)で対空戦闘演習を実施しました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはシリア沖で対空戦闘演習を実施した]

2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはタルトゥースの観艦式へ参加しました。
[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』の観艦式が行なわれた]

その後も地中海に留まり、9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

演習終了後も地中海東部に居ましたが、10月2日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグは地中海を去った]

黒海へ入った後、内陸水路経由でカスピ海の基地への移動を開始しました。
18-1016a.jpg
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年10月11日15時32分配信
【カスピ小艦隊の2隻の小型ロケット艦は内陸水路で黒海からアストラハン基地への移動を行なう】

2018年10月16日にアストラハン基地へ到着しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグは地中海からアストラハンへ帰投した]

2019年0月17日に実施されたロシア連邦軍戦略演習『グロム-2019』巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。
[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]

2021年12月末に他のカスピ小艦隊の主力艦艇と共にカスピースク新基地へ移動しました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の主力部隊はカスピースク新基地へ移動した]

2022年1月末からのロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環としてカスピ海で行なわれたカスピ小艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の約20隻の艦船は演習の為に出航した]
[ロシア海軍カスピ小艦隊の艦船部隊はカスピ海で砲撃戦闘訓練を実施した]

2023年2月12日にカスピースクを出航し、実弾射撃訓練を開始しました。

ブヤン-M小型ロケット艦グラードはタルーサと改名され、2022年12月末にロシア海軍へ就役する

grad-1012.jpg
『カルーガ24テレビ』より
2022年12月13日17時21分配信
【小型ロケット艦「タルーサ」は年末までにバルト艦隊へ加わる】

小型ロケット艦「グラード」は、2022年末までに「タルーサ」の名前でバルト艦隊へ加わる。
12月13日、カルーガ州政府『VKontakte』ページの生配信中、タルスキー地区行政府のトップ、ミハイル・ゴルベフは伝えた。

「市当局のチームがこの艦の後援を引き継ぎます。
従いまして、海軍での勤務へと向かう我々の若者は、我々の艦で優先的に勤務する権利を持ちます」

彼は話した。

昨年9月に『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で進水した「グラード」は、今年7月のタルーサ市の記念日の際、「タルーサ」へ改名される事が艦長アンドレイ・スタニコ3等海佐より伝えられた。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の10番艦「グラード」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2017年4月24日に起工されました。


[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

当初の予定では、2021年8月中の進水が予定されていましたが、少し遅れて2021年9月17日に進水しました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2021年8月30日までに進水する]
22-0629c.jpg
22-0629d.jpg
22-0629e.jpg
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年8月10日、「グラード」ロシア内陸水路経由クロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]
22-0810l.jpg
22-0810j.jpg

「グラード」は10月7日にバルト海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]

工場航行試験は11月中旬頃に終わり、11月25日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で最終洋上試験を開始した]

12月初頭にはA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲AK-630M-2「ドゥエト」による対水上/対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で砲撃試験を実施した]

12月5日には近接艦対空ミサイル「ギブカ」A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲による対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で対空射撃試験を実施した]

12月11日にも近接艦対空ミサイル「ギブカ」の射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦「グラード」はバルト海の洋上試験で近接対空ミサイル「ギブカ」を発射した]

国家試験の終了後に最終検査が行なわれ、それが終わればロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

「グラード」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月中旬(12月11日~20日の間)に予定されており、バルト艦隊第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊へ配備されます。
[ブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2022年末にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
21-0603b.jpg

「グラード」は就役時に「タルーサ」と改名されるようです。
タルーサは、モスクワの南方のカルーガ州東端の都市です。
22-1214b.jpg
22-1214c.jpg


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定


最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。

ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦「グラード」はバルト海の洋上試験で近接対空ミサイル「ギブカ」を発射した

grad-1012.jpg
『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年12月11日11時14分配信
【小型ロケット艦「グラード」はバルト海の試験で空中目標を撃破した】
モスクワ、12月11日、インテルファクス

バルト海で国家試験を行なっている小型ロケット艦「グラード」は、空中目標への射撃を実行した。
バルト艦隊広報サービスは発表した。
22-1212d.jpg
22-1212e.jpg
「バルト艦隊の為に建造された最新のプロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦グラード~有翼ミサイル・カリブル及びオーニクス搭載艦~は、国家試験中に艦載誘導兵器複合体ギブカから空中目標への高射ミサイル射撃を実行しました」
声明では、こう述べられた。

空中標的として、前線爆撃機Su-24により投下された発光航空爆弾SAB-250が使用された事が指摘された。


国家試験中に工場試運転チームは、艦の乗組員及び国家受領委員会のメンバーと共に艦の機動性と速力の試験を行ない、全ての集合体、システム、ユニット、艦の兵装、航法手段及び電波技術手段の動作を点検するとバルト艦隊本部は話した。

「バルト艦隊の海上射爆場での試験と艦の検査の完了後、同艦は海軍旗を掲揚し、バルト艦隊へ加入します」
広報サービスは述べた。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の10番艦「グラード」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2017年4月24日に起工されました。


[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

当初の予定では、2021年8月中の進水が予定されていましたが、少し遅れて2021年9月17日に進水しました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2021年8月30日までに進水する]
22-0629c.jpg
22-0629d.jpg
22-0629e.jpg
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年8月10日、「グラード」ロシア内陸水路経由クロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]
22-0810l.jpg
22-0810j.jpg

「グラード」は10月7日にバルト海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]

工場航行試験は11月中旬頃に終わり、11月25日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で最終洋上試験を開始した]

12月初頭にはA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲AK-630M-2「ドゥエト」による対水上/対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で砲撃試験を実施した]

12月5日には近接艦対空ミサイル「ギブカ」A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲による対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で対空射撃試験を実施した]

12月11日にも近接艦対空ミサイル「ギブカ」の射撃試験を行ないました。


国家試験の終了後に最終検査が行なわれ、それが終わればロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

「グラード」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月中旬(12月11日~20日の間)に予定されており、バルト艦隊第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊へ配備されます。
[ブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2022年末にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
21-0603b.jpg


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定


最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。

ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦11番艦「ナロ・フォミンスク」はゼレノドリスクで進水した


『タス通信』より
2022年12月9日19時30分配信
【「カリブル」を搭載する小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は進水した】
モスクワ、12月9日/タス通信

有翼ミサイル「カリブル」を搭載する最新のプロジェクト21631(「ブヤン-M」)小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は、株式会社『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』(営団『アク・バルス』へ加入)で進水した。
金曜日にロシア連邦国防省は発表した。

「ゼレノドリスクで、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の指示によりナロ・フォミンスクと命名されたプロジェクト21631小型ロケット艦シリーズの11隻目の進水式典が開催されました」
声明では、こう述べられた。

株式会社『ゼレノドリスク計画設計局』設計主任ヤーコフ・クシニルは進水式典後に報道陣へ、新たな艦はバルト艦隊へ行くと伝えた。
「これは来年に御引き渡し致します。
クロンシュタットへ行きます」
クシニル
は話した。
彼は、シリーズの最後となる12隻目の艦の建造が進んでいる事を指摘した。

『ゼレノドリスク工場』で建造されたプロジェクト21631艦は、シリアのテロリストの目標及び特殊軍事作戦中にウクライナ軍の目標へ何度もミサイルによる打撃を与えた。

現在、ロシア海軍の戦闘編制には、バルト艦隊、黒海艦隊、そして更にカスピ小艦隊の一員として同プロジェクト艦9隻が在籍している。
1隻の艦は海軍への引き渡しを準備している。
各々の艦は8基のミサイル「カリブル-NK」を搭載できる。
21631-kalibr.jpg



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の11番艦「ナロ・フォミンスク」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2018年2月23日に起工されました。
22-1204a.jpg
22-0126h.jpg
22-0126o.jpg
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦ナロ・フォミンスクは起工された]

進水は2022年前半に予定されていましたが、12月9日にずれ込む事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は2022年12月9日に進水する]
22-1209f.jpg

「ナロ・フォミンスク」バルト艦隊への配備が予定されています。
以前には2022年中の就役が予定されていましたが、進水が12月9日になったので、就役するのはおそらく2023年末でしょう。
[ブヤン-M小型ロケット艦ナロ・フォミンスクは2022年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定


最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。

ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で対空射撃試験を実施した

grad-1012.jpg
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年12月5日8時5分配信
【新たな「ブヤン-M」は国家試験中に空中目標を撃破した】

ロシア海軍の為に『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』が建造した最新のプロジェクト21631(コード名「ブヤン-M」)小型ロケット艦「グラード」は、バルト海での国家試験中、空中目標に対して艦載誘導兵器複合体「ギブカ」からの高射ミサイル射撃と、そして更にA-190汎用艦載砲装置からの砲射撃をを実行した。
22-1205f.jpg

ロシア連邦国防省広報サービスが発表したように、空中標的として、(バルト)艦隊海上航空隊前線爆撃機Su-24により投下され、発光要素を持つ花輪の形で提示された発光航空爆弾SAB-250が使用された。


客観的観測データによると、射撃は成功裏に実行された。

近い内に小型ロケット艦の乗組員には、特殊艦載手段を使用する対水中破壊工作防衛全体への取り組みが控えている。

国家試験完了後、「グラード」バルト艦隊へ補充される。

「グラード」は、ロシア海軍の為にゼレノドリスクで建造された10隻目のプロジェクト21631小型ロケット艦である。
2017年4月に起工され、2021年9月に進水した。
小型ロケット艦の航行試験は今年10月にバルト海で始まり、11月末に艦は国家試験へ着手した。

プロジェクト21631小型ロケット艦の排水量は949トン、全長75メートル、幅11メートル。
最大速力25ノット。航続距離2500海里、自立航行期間10日。乗組員52名。

小型ロケット艦の兵装は、ミサイル複合体「カリブル」100mm砲装置A-190、そして更に高射ミサイル「イグラ」の為の発射装置「ギブカ」及び高射砲複合体AK-630-2「ドゥエト」から成る。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の10番艦「グラード」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2017年4月24日に起工されました。


[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

当初の予定では、2021年8月中の進水が予定されていましたが、少し遅れて2021年9月17日に進水しました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2021年8月30日までに進水する]
22-0629c.jpg
22-0629d.jpg
22-0629e.jpg
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年8月10日、「グラード」ロシア内陸水路経由クロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]
22-0810l.jpg
22-0810j.jpg

「グラード」は10月7日にバルト海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]

工場航行試験は11月中旬頃に終わり、11月25日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で最終洋上試験を開始した]

12月初頭にはA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲AK-630M-2「ドゥエト」による対水上/対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で砲撃試験を実施した]

12月5日には近接艦対空ミサイル「ギブカ」A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲による対空射撃試験を行ないました。

国家試験の終了後に最終検査が行なわれ、それが終わればロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

「グラード」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月中旬(12月11日~20日の間)に予定されており、バルト艦隊第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊へ配備されます。
[ブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2022年末にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
21-0603b.jpg


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水予定/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定


最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。

ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は2022年12月9日に進水する

『タス通信』より
2022年12月4日14時52分配信
【小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は12月9日の進水が計画されている】
モスクワ、12月4日/タス通信

有翼ミサイル「カリブル」を搭載するプロジェクト21631(「ブヤン-M」)小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」は、12月9日に進水する。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報筋より伝えられた。

「軍艦ナロ・フォミンスクは12月9日の進水が計画されています」
彼は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

以前、バルト艦隊広報サービスは、「ナロ・フォミンスク」の前任者である小型ロケット艦シリーズ「グラード」の国家試験を行なうと発表した。
情報筋は『タス通信』へ、それ(「グラード」)は12月中旬(12月11日~20日の間)に艦隊への引き渡しが計画されていると伝えた。

『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』(タタールスタン、営団『アク・バルス』へ加入)で建造されたプロジェクト21631艦は、シリアのテロリストの目標及び特殊軍事作戦中にウクライナ軍の目標へ何度もミサイルによる打撃を与えた。

ロシア海軍の戦闘編制には、バルト艦隊、黒海艦隊、そして更にカスピ小艦隊の一員として同プロジェクト艦9隻が在籍している。
各々の艦は8基のミサイル「カリブル-NK」を搭載できる。
21631-kalibr.jpg



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の11番艦「ナロ・フォミンスク」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2018年2月23日に起工されました。
22-1204a.jpg
22-0126h.jpg
22-0126o.jpg
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦ナロ・フォミンスクは起工された]

進水は2022年前半に予定されていましたが、12月9日にずれ込む事になりました。

「ナロ・フォミンスク」バルト艦隊への配備が予定されています。
以前には2022年中の就役が予定されていましたが、進水が12月9日になるので、就役するのはおそらく2023年末でしょう。
[ブヤン-M小型ロケット艦ナロ・フォミンスクは2022年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年12月9日進水予定/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2024年就役予定
カスピ小艦隊へ配備予定


最終的には、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊へ4隻ずつ配備される事になるようです。

ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で砲撃試験を実施した

grad-1012.jpg
『PortNews』より
2022年12月2日8時54分配信
【プロジェクト21631小型ロケット艦「グラード」はバルト海での国家試験中に砲射撃を実行した】

バルト艦隊の為に建造され、有翼ミサイル「カリブル」「オーニクス」を搭載する最新のプロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦「グラード」は、バルト海での国家試験中に100mm及び30mm砲装置からの空中及び海上の目標への砲射撃を実施した。
西方軍管区広報サービスは発表した。

近い内に乗組員には、複合対空防衛活動への取り組みが控えている。
バルト艦隊海上航空隊による小型ロケット艦の上空飛行が計画されている。

国家試験の枠組みにおいて、工場の試運転チームの代表は、艦の乗組員及び国家受領委員会のメンバーと共に艦の機動性と速力の試験を行ない、全ての集合体、システム、ユニット、艦の兵装、航法手段及び電波技術手段の動作を点検する。
試験の目的は、建造された艦の品質と、その戦術-技術的特性が承認されたプロジェクトに沿っているかどうかの全面的な点検に在る。

バルト艦隊の海上射爆場での試験と艦の検査の完了後、海軍旗が掲揚され、艦はバルト艦隊へ加入する。

22-0818i.jpg
艦は株式会社『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』(タタールスタン、造船営団『アク・バルス』へ加入)で建造された。

プロジェクト21631小型ロケット艦は「河川-海」クラスの多目的艦であり、大きな排水量、最新の風貌の砲、ミサイル、対破壊工作防衛、高射及び電波電子兵装を有している。
14-0529c.jpg
艦へ設置されたウォータージェットエンジンにより、浅い海域での戦闘行動が可能となる。
艦載30mm自動砲装置は、敵の航空機、ヘリコプター、その他の空中手段を破壊し、海岸線からかなり離れた場所に在る小型の海面及び沿岸の目標を撃破する任務を遂行できる。
同プロジェクト艦の用途は、国の経済圏の保護と防護に在る。

株式会社『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』は、ロシアで最大かつ戦略的に重要な造船企業の内の1つである。
そこでは、約600隻の軍用艦を含む1500隻以上の艦船が建造された。
それはタタールスタンホールディングス『アク・バルス』に基づいて作成された造船営団へ加入している。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の10番艦「グラード」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2017年4月24日に起工されました。


[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

当初の予定では、2021年8月中の進水が予定されていましたが、少し遅れて2021年9月17日に進水しました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2021年8月30日までに進水する]
22-0629c.jpg
22-0629d.jpg
22-0629e.jpg
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年8月10日、「グラード」ロシア内陸水路経由クロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]
22-0810l.jpg
22-0810j.jpg

「グラード」は10月7日にバルト海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]

工場航行試験は11月中旬頃に終わり、11月25日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で最終洋上試験を開始した]

12月初頭には砲撃試験を行ないました。

国家試験の終了後に最終検査が行なわれ、それが終わればロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

「グラード」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されており、バルト艦隊第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊へ配備されます。
[ブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2022年末にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
21-0603b.jpg


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年前半進水予定/2022年以降就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2023年就役予定

ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で最終洋上試験を開始した

grad-1012.jpg
『タス通信』より
2022年11月25日21時32分配信
【「カリブル」と「オーニクス」を搭載する小型ロケット艦「グラード」は試験の為にバルト海へ出航した】
カリーニングラード、11月25日/タス通信

有翼ミサイル「カリブル」「オーニクス」で武装する小型ロケット艦「グラード」は、試験の為にバルト艦隊の海上射爆場へ出航した。
金曜日に艦隊広報サービスが発表したように、それは年末までにバルチースク海軍基地への加入が予定されている。

「バルト艦隊の為に造船工場・株式会社『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で建造され、有翼ミサイル"カリブル"と"オーニクス"を搭載する最新のプロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦グラードは、海上射爆場で国家試験プログラムへ着手しました」
声明では、こう述べられた。

広報サービスは、この艦は年末までに艦隊へ加入しなければならない事を指摘した。
「小型ロケット艦グラードは今年末までにバルト艦隊へ加入し、バルチースク海軍基地ロケット艦・ロケット艇連合部隊で勤務に就きます」
声明では、こう述べられた。

海上での試験中、艦の機動性と速力のテストが行なわれ、そして更に全てのシステム及び兵装の動作が点検される。
海上試験の完了後、検査が行なわれ、工場の代表と国家委員会のメンバーが機器を開け、試験後の艦の設備の状態を評価する。

プロジェクト21631小型ロケット艦は、ウォータージェットエンジンの装備により、浅い海域で戦闘行動を行なう為に意図されている。
同プロジェクト艦は最新の風貌の砲、ミサイル、対破壊工作防衛、高射及び電波電子兵装を装備しており、航空機、ヘリコプター、その他の空中手段を破壊する任務を遂行でき、そして更に小型の沿岸及び海上の目標を撃破する為にも使用できる。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の10番艦「グラード」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2017年4月24日に起工されました。


[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

当初の予定では、2021年8月中の進水が予定されていましたが、少し遅れて2021年9月17日に進水しました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2021年8月30日までに進水する]
22-0629c.jpg
22-0629d.jpg
22-0629e.jpg
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年8月10日、「グラード」ロシア内陸水路経由クロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]
22-0810l.jpg
22-0810j.jpg

「グラード」は10月7日にバルト海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]

工場航行試験は11月中旬頃に終わり、11月25日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。

国家試験の終了後に最終検査が行なわれ、それが終わればロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

「グラード」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されており、バルト艦隊第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊へ配備されます。
[ブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2022年末にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
21-0603b.jpg


プロジェクト21631小型ロケット艦は、これまでに12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
18-0223b.jpg

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年12月就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年前半進水予定/2022年以降就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2023年就役予定

プロジェクト21635「サールサール」小型ロケット艦

22-1027a.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年10月27日9時36分配信
【新たな小型ロケット艦「ブヤン-M」は2倍の「カリブル」を搭載すると『アク・バルス』は言った】
モスクワ、10月27日-ロシア通信社ノーボスチ

造船営団『アク・バルス』の設計者は、プロジェクト21631をベースにし、有翼ミサイル「カリブル」の数を2倍~16基に増加させたプロジェクト21635「サールサール」小型ロケット艦の概略設計を作成した。
『ロシア通信社ノーボスチ』営団の総取締役レナート・ミスタホフより伝えられた。
22-1027b.jpg

「私共は、プロジェクト21631ブヤン-Mをベースにしたヴァージョンを作成しました。
カリブルの数を2倍に増加させただけで、8基から16基になりました」
ミスタホフ
は話した。

彼は、このような解決策は、排水量を少し増加したお陰で実現できたと説明した。

「ミサイル数の増加に加え、私共は艦のV字型船体を作り、ウォータージェットに代えてスクリューを設置し、航行性能を向上させました」
ミスタホフ
は話した。

彼は、概略設計が仕上がれば、デモンストレーションモデルが作成される事を強調した。

「私達は、ロシア海軍にも輸出用にも新たなプロジェクトを提示しております」
『アク・バルス』
総取締役は話した。



20-0828a.jpg
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、プロジェクト21630「ブヤン」小型砲艦の拡大発展型であり、現在までにロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』(造船営団『アク・バルス』傘下)で12隻が起工され、この内の9隻がロシア海軍へ就役しています。
今年末には10番艦「グラード」の就役が予定されています。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入/2014年12月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月1日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年7月18日進水/2018年12月10日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年6月11日進水/2019年12月28日就役
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年4月進水/2021年1月30日就役
黒海艦隊へ配備

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2021年9月17日進水/2022年就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2022年前半進水予定/2022年以降就役予定
バルト艦隊へ配備予定

建造番号642「スタヴロポリ」Ставрополь
2018年7月12日起工/2023年就役予定



21631-kalibr.jpg
「ブヤン-M」は8基の巡航ミサイル「カリブル」を搭載していますが、設計・建造元の『アク・バルス』は、「ブヤン-M」の船体を延長して「カリブル」8連装垂直発射機を2倍に増加した(つまり「カリブル」を16基搭載)拡大発展型・プロジェクト21635「サールサール」小型ロケット艦の設計案を作成しました。
[ロシア海軍のロケット艦ダゲスタンとブヤン-M小型ロケット艦は巡航ミサイル"カリブル"搭載数を増加できる]

プロジェクト21635は排水量が1400トンに増大し、16基の巡航ミサイルと、76mm単装砲AK-176MA高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」短距離高射ミサイル複合体「ギブカ」を装備します。