fc2ブログ

ルビーン設計局は通常動力潜水艦プロジェクト636シリーズ(キロ級)の近代化を継続する

22-1011f.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年10月10日11時0分配信
【アンドレイ・バラノフ:中央設計局『ルビーン』は将来潜水艦の隠密性を増加させる】
ロシア潜水艦設計局である海洋工学中央設計局『ルビーン』の対外経済活動・軍事技術協力担当副総取締役アンドレイ・バラノフへのインタビュー。
22-1011a.jpg

通常動力潜水艦プロジェクト877/636シリーズ(「キロ」級)の今後について。


インタビュアー:今、既に40年以上前のプロジェクト「ワルシャワンカ」は終了し、もはや近代化される事は無いと言えるのでしょうか?

バラノフ:そう決めつけるのは未だ早いでしょう。
このプロジェクトは、新たな材料、新たな兵器、システムを使用する事により近代化できます。
絶え間ない近代化により、競争力は維持されております。
今や一般的に、この潜水艦の中身は完全に現代的です。
無論、一部の御客様にとっては大きすぎますが、その一方、大きな潜水艦には、より多くの機構と兵器を配置できます。
そして勿論、これらは全てこの潜水艦の低騒音により支えられており、これは根本的に重要です~潜水艦の騒音は、如何なる近代化でも救いようが有りませんので。

『ルビーン』は、拡張型水中音響曳航アンテナの装備から次の動力装置の近代化まで、改善プロジェクトの可能な方向性を示す多くの作業を行ないました。
国内海軍と外国の御客様からのこの潜水艦に対する継続的な需要は、この可能性を信じているのが私達だけでは無い事を示しています。
現に、近年には潜水艦の大規模シリーズが黒海艦隊へ加わっておりますし、間もなく同数の潜水艦太平洋艦隊へ加わります
艦隊は通常動力潜水艦を必要としており、プロジェクト636艦は優れたシリーズであり、低価格です。
これらと並行して『アドミラルティ造船所』は、次世代通常動力潜水艦プロジェクト677シリーズを建造しており、2つの異なるシリーズは、艦隊へより大きな能力をもたらします。

現在、輸出潜水艦の就役期間の延長と近代化の問題は解決されており、これまでの所、全て前向きに展開しております。
重要なのは、近代化される輸出版「ワルシャワンカ」は、国内の企業体だけでは無く、顧客から供給されるものも受け取る事です。
このプロジェクトは、外国の音響複合体(ソナー)、通信複合体、あらゆる種類の補助機器、その他多くと互換性があり、「国民的偏見」は無いと言えます。

インタビュアー:当初、プロジェクト「ワルシャワンカ」では、どのくらいの就役年数が定められていたのでしょうか?

バラノフ:交渉中、就役の制限は有るのかと何度も質問されました。
公式には、これは25年間であると考えられており、その間に潜水艦は近代化と機器の交換を伴う2度の修理を行なわなければなりません。
ですが、外国艦隊には、プロジェクト636の前任のプロジェクト877潜水艦が在り、その就役年数は30~35年です。
22-1011g.jpg

インタビュアー:つまり、25年で限界では無いという事ですか?

バラノフプロジェクト636については、そのような経験は未だ有りませんが、仰る通りです。
現在、中央構造材料研究所『プロメテイ』『クルイロフセンター』と協力し、潜水艦の強度船体(耐圧殻)の金属の状態を評価しています。

インタビュアー:それでは、「ラーダ」も近代化する時が来ますか?
22-1011h.jpg
バラノフ:そうですね、私達はそれが仕事ですから。
最初の潜水艦「サンクトペテルブルク」は2010年に海軍へ加入し、次の4隻の潜水艦は様々な準備段階に在り、改善プロジェクトの下で建造されています。
これらは外見上はトップ潜水艦との違いには誰も気が付かないでしょうが、内部は異なります:船体は同じですが、内部の機器、装置、「頭脳」は全く違います。

インタビュアー非大気依存発電装置の区画を「ワルシャワンカ」へ挿入できますか?

バラノフ:出来ますよ。ですが何故?
区画は切断され、即ち、潜水艦の重量、排水量、中央の重心は変化します。
「ワルシャワンカ」にとって、これは実用的では無く、「ラーダ」とは異なり、非大気依存発電装置の統合の可能性については考慮されていません。
例えば、インドは、フランスプロジェクト「スコルペヌ」により建造された「カルヴァリ」型通常動力潜水艦の中間修理中に非大気依存発電装置を設置する事を望んでいます。
22-1011e.jpg
そこで試され、確認されるでしょう。
非大気依存発電装置は、当初は想定していなかったプロジェクトを大幅に改善します。

インタビュアーロシア(ソヴィエト社会主義共和国連邦)は、既に完成した潜水艦の船体へ新たな区画を挿入した経験が有るのでしょうか?
22-1011i.jpg
バラノフ:経験は有ります。
これは、特殊任務を果たす為に行なわれました。
詳細は御話しできませんが。



海洋工学中央設計局『ルビーン』公式サイトより
【プロジェクト877】
【プロジェクト877E/EKM】
【プロジェクト636】

プロジェクト877/636潜水艦シリーズは、大きく分けてソヴィエト/ロシア海軍向けの877、輸出ヴァージョンの877E/877KM/877EKM/08773、その改良型の636/636M/063631、それを更に改良したロシア海軍向けの06363が有ります。
世界的には、NATOコード名「キロ」級の方が良く知られています。

ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト877系列】
【プロジェクト636系列】

プロジェクト877/636潜水艦シリーズは、1980年から現在までに総計72隻が完成しており、更に3隻が建造中です。
[ロシア海軍及び他国海軍は40年間(1980年~2020年)で計71隻のキロ級潜水艦を受け取った]

ソヴィエト/ロシア877×24隻06363×9隻
インド877KM×9隻、08773×1隻
ポーランド877E×1隻
ルーマニア877E×1隻
イラン877EKM×3隻
アルジェリア877EKM×2隻636M×2隻、063631×2隻
中国877EKM×2隻、636×2隻、636M×8隻
ベトナム063631×6隻

2010年代からロシア海軍向けの建造が始まったプロジェクト06363は、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果も一部取り入れられています。
[ロシアは第5世代潜水艦の設計作業を始めている]

現在はロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363が3隻建造されており、2024年末までには全て就役します。
[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]

今後はロシア北方艦隊向けに6隻の06363の建造が予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊向けに6隻のプロジェクト06363潜水艦が建造される]

この06363は更なる改良型になるようです。
[ロシア造船業界はロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の更なるアップグレードの用意がある]
スポンサーサイト



ルビーン設計局はロシア海軍の通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(改質型燃料電池)の開発を進めている

22-1011c.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年10月10日11時0分配信
【アンドレイ・バラノフ:中央設計局『ルビーン』は将来潜水艦の隠密性を増加させる】
ロシア潜水艦設計局である海洋工学中央設計局『ルビーン』の対外経済活動・軍事技術協力担当副総取締役アンドレイ・バラノフへのインタビュー。
22-1011a.jpg

この中で、『ルビーン』が開発中の非大気依存発電装置(改質型燃料電池)についても触れています。

インタビュアーロシア連邦海軍指導部は、 新たな通常動力潜水艦嫌気性(非大気依存)発電装置の配置を計画しております。
しかしながら、非大気依存発電装置自体は未だ有りません。
この方面での作業はどう進められているのでしょうか?

バラノフ非大気依存発電装置は作業中であり、『ルビーン』はこの試験設計作業の実行者です。
国家契約に基づき、フルスケールの海上区画の形で稼働する設備を作成する為の(時期の)境目が定められています。

インタビュアー非大気依存発電装置の作成には、海洋機械製造局『マラヒート』も参加しています。
アプローチに違いは有るのでしょうか?

バラノフ:概念レベルでは、(違いは)有りません。
あらゆる非大気依存発電装置は信頼でき、安全で、長期の隠密性を保障しなければならず、つまりは先ず第一に静粛で待機と接触しない水中航行です。
しかしながら、そのような非大気依存発電装置を作成する方法には、様々なアプローチが有るでしょう。
我々は、ディーゼル燃料から水素を受け取る燃料電池に基づく非大気依存発電装置を作成しています。
酸素水素からを得て電気を放出します。
最も難しい問題は、水素を何処から入手するのか?
それは持ち運びが面倒であり、積み込みは難しく危険です。
従いまして、私共はディーゼル燃料からそれ(水素)を得る事を提案しており、この方式は改質と呼ばれています。
このような方式の非大気依存発電装置を我々は推し進めています。
我々のアプローチは、隠密性、簡単な配置、そして国内艦隊にとって重要な他のパラメータの点において有望であると考えております。

『マラヒート』は別の道~閉サイクルタービンを選びました。
同僚の作業の評価は、海軍の組織的な関心~2種類の装置の開発により、重要なものを見逃さず、非常に複雑な技術的問題について本当に最適な解決法を得る~が明らかである事から、適切では有りません。
同様の事は、原子力潜水艦の為の最初の原子炉の作成でも有りました~加圧水型原子炉液体金属冷却原子炉の作業は、ほぼ並行して行なわれました。
project627.jpg
project645.jpg

非大気依存発電装置の作成の道は他にもありますが、それぞれに長所と短所があります。
西側の改質非大気依存発電装置では、水素メタノール或いはエタノールから得る事が計画されています。
ですが私共は、この解決法は最適では無いと考えております。

インタビュアー非大気依存発電装置の作成にあたり、貴方達の作業はもっぱら単独ですか?それとも協力でしょうか?

バラノフ:私共は、クルイロフセンターと共に作業を行なっております。
彼らのコンセプトも同様に燃料電池に基づいておりますので。

インタビュアー:幾つかの国、例えば日本では、潜水艦非大気依存発電装置の代わりにリチウムイオン電池の使用へ切り替えました。
22-1011d.jpg
これは非大気依存発電装置の歴史に終止符を打つのでしょうか?

バラノフ:討論は開かれており、その質問自体でさえ議論できます。
確かに日本は新たな潜水艦リチウムイオン電池を使用しておりますが、その運用経験は非常に少なく、非大気依存発電装置の歴史が終わるとの結論を出すのは時期尚早です。
私共は、一方と他方の利点の組み合わせ、つまり非大気依存発電装置リチウム電池を持つことを提案しております。
とは違って、リチウムは非常にエネルギー効率が高く、充電及び放電サイクルにおける不調が少ないという特徴がありますので。
リチウムイオン電池は大きな柔軟性を備えており、電力の変化や、潜水艦の移動速度を迅速に増加或いは減少できます。

ですが、リチウム電池は爆発しやすい事を理解する必要が有ります。
以前、このようなバッテリーを搭載した携帯電話が爆発した事を覚えていますか?
今、この問題は解決されています。
従いまして、現在、私達は、その可能性を興味深く見ており、我々が、排水量約600トン、強力なリチウムイオン電池により17日間の水中自立性を得られるプロジェクト"アムール-600"を提案したのは偶然では有りません。

インタビュアー:そして、最終的な結論はどうなりましょうか?

バラノフ:決定は海軍に依ります。



『ルビーン』は、2000年代から通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)改質型燃料電池の開発を進めています。
18-1204d.jpg

この改質型燃料電池は、2011年12月初頭に陸上試験の最初の段階を終えています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]

その後も陸上試験は続けられました。
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]

陸上試験モデルの試験は、ほぼ完了しており、今後は、海上用試験モデル、つまり、実際に潜水艦などへ搭載する非大気依存発電装置が作られます。
[ロシア海軍の通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP)の洋上試験の準備は進められている]
[ロシア海軍の通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(改質型燃料電池)は2023年末に作成される]

今後建造されるロシア第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級には、このAIP機関が搭載されます。
[ロシア第5世代通常動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」]


この他、ロシアのもう1つの潜水艦設計局であるサンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』は、閉サイクル・ガスタービン型AIP機関を開発しています。
18-1204e.jpg
[サンクトペテルブルクのマラヒート設計局は通常動力潜水艦の為の閉サイクルガスタービン非大気依存発電装置の試験を続けている]

ロシアは、以前に潜水艦用の燃料電池「クリスタール」を試作していますし、ソヴィエト連邦時代の1950年代には、閉サイクル機関搭載のプロジェクト615潜水艦を建造しています。
18-1204a.jpg

現在開発中の2種類のAIPは、これらの流れを汲むものと言えるでしょう。


この他、『ルビーン』は、潜水艦用のリチウムイオン電池の開発も進めており、2014年12月には陸上での試験に成功しています。
[ロシアは潜水艦用のリチウムイオン電池の試験に成功した]

リチウムイオン電池搭載の小型潜水艦「アムール e600」の開発も進めています。
[ルビーン設計局はリチウムイオン電池潜水艦アムール e600を開発する]

ただ、今回のアンドレイ・バラノフ氏の発言を見る限り、例えば日本海上自衛隊潜水艦のように完全なリチウムイオン電池への切り替えには懐疑的のようです。

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはサンクトペテルブルクからムルマンスクへ回航される耐氷自走プラットフォーム「セヴェルヌイ・ポリュス」をエスコートした

22-0915p.jpg
22-0915u.jpg
『タス通信』より
2022年9月15日20時48分配信
【NATO部隊はムルマンスクへの最初の経路でプラットフォーム「セヴェルヌイ・ポリュス」を監視した】
ムルマンスク、9月15日/タス通信

NATO部隊は、世界初の耐氷自走プラットフォーム「セヴェルヌイ・ポリュス」サンクトペテルブルクからムルマンスクへの最初の経路上で監視した。
木曜日にプラットフォーム船長セルゲイ・デヤチキンは報道陣へ伝えた。

「殆ど全ての部分で。
戦闘艦が接近し、同行し、全てのバルト海峡でエスコートし、軍用機は上空を飛行しました、
全ては問題なく進みました」

彼は関連する質問に答え、こう話した。

船長は、最初の航海中、プラットフォームにはバルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」が同行した事を指摘した。
耐氷自走プラットフォームは9月2日にサンクトペテルブルクから出航した後、水曜日にムルマンスクへ到着した。

世界初の耐氷自走プラットフォーム「セヴェルヌイ・ポリュス」は、北方緯度の北氷洋における通年の探検の為に意図されており、砕氷船を使わず作業実施場所へ到着し、2年間水域を漂流してから港へ戻る事が出来る。
プラットフォームは船上へMi-8AMT(Mi-171)タイプの航空機を受け入れる事ができ、温度マイナス50度と湿度85パーセントで快適かつ安全な操作を保障する。
「セヴェルヌイ・ポリュス」の速力は少なくとも10ノットである。
船は、14名の乗組員と34名の科学者を考慮している。



プロジェクト00903耐氷自走プラットフォーム「セヴェルヌイ・ポリュス」は、北極海の科学調査などに使用される船であり、ロシア連邦水文気象環境監視局(ロスギドロメト)の発注により建造されました。
22-0915v.jpg
[プロジェクト00903耐氷自走プラットフォーム]
満載排水量:10000トン以上
全長:83.1メートル
幅:22.5メートル
喫水:8.6メートル
機関出力:4200キロワット(5632馬力)
速力:10ノット
自立航行期間:2年
乗組員:14名+科学研究要員34名


「セヴェルヌイ・ポリュス」、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2018年12月20日にプレートカットが始まり、2019年4月10日に起工されました。
22-0915s.jpg
22-0915t.jpg

2020年12月18日に進水しました。
22-0915r.jpg

2022年5月21日からフィンランド湾で洋上試験を開始しました。
22-0915n.jpg
22-0915m.jpg
22-0915o.jpg

洋上試験が終わった後、2022年8月25日にロスギドロメトへ引き渡されました。


9月2日にサンクトペテルブルクを出航し、ムルマンスクへ向かいました。


この時、バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」バルト海を出るまで「セヴェルヌイ・ポリュス」に同行しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはバルト海で艦上ヘリコプターの夜間発着艦訓練を実施した]

バルト海を出た後は、地中海から戻って来る北方艦隊水上艦部隊と行動を共にしていたようです。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海遠征を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

「セヴェルヌイ・ポリュス」は9月14日にムルマンスクへ到着しました。

ロシア極東の『ハバロフスク造船工場』はロシア海軍向けのムレナ級エアクッション揚陸艇を建造する用意がある

22-0907e.jpg
22-0907f.jpg
『PortNews』
2022年9月7日9時45分配信
【『ハバロフスク造船工場』はエアクッション揚陸艇「ムレナ」の設計文書を復元した】

工場ロシア国防省側から発注を受ける用意がある。

『ハバロフスク造船工場』エアクッション揚陸艇「ムレナ」の設計文書を復元し、このような発注を履行する用意がある。
東方経済フォーラムのセッション『業界の将来:造船所は何を購入し、何を生産するのか?』ハバロフスク地方知事ミハイル・デグチャレフは述べた。
22-0907h.jpg
『PortNews』特派員は伝えた。

「『ハバロフスク造船工場』はエアクッション揚陸艇ムレナの設計文書を復元しました。
投資は充分であり、ロシア連邦国防省側から発注を受ける用意があります」
ミハイル・デグチャレフ
は話した。

『ハバロフスク造船工場』は、アルミニウム-マグネシウム合金製や動的支持力原理を持つものを含め、排水量1500トンまでの船を建造できる事が想い起こされる。
現在、同社は2隻の蟹漁船水陸両用エアクッション船の建造契約を締結している。

株式会社『ハバロフスク造船工場』は、ロシア極東の大規模な造船企業の内の1つである。
22-0907g.jpg
その活動中、工場は20のプロジェクトの下で様々なクラスと用途(排水量、水陸両用、水中翼とエアーキャビティシステム、鋼製及び軽合金)の350隻以上の艦船を建造した。
インド、シリア、キューバ、朝鮮共和国(韓国)など、様々な気候及び運用の条件の国へ輸出する20隻以上の戦闘艦を建造した。

工場は、兵器及び軍用装備の製造及び修理の永久ライセンス、海上及び河川登録の船の建造と修理、軍事登録の品質管理システムへの準拠証明書を持っている。




『造船商会アルマーズ』公式サイトより
【プロジェクト12601揚陸艇「ムレナ」】

プロジェクト12601「ムレナ」エアクッション揚陸艇は、1985年から1992年に掛けて8隻が極東『ハバロフスク造船工場』で建造され、太平洋艦隊へ配備されましたが、ソ連邦解体後、搭載艦であるプロジェクト1174大型揚陸艦(イワン・ロゴフ型)の活動停止に伴いロシア沿岸警備隊へ移管され、2004年に全て退役しました。
22-0907j.jpg

[プロジェクト12601]
D-453(工場番号310):1985年11月28日就役、1994年11月25日にロシア沿岸警備隊へ移管、2004年退役
D-458(工場番号311):1987年4月2日就役、1994年11月25日にロシア沿岸警備隊へ移管、2004年退役
D-259(工場番号312):1987年10月9日就役、1994年11月25日にロシア沿岸警備隊へ移管、2004年退役
D-285(工場番号313):1988年就役、1994年11月25日にロシア沿岸警備隊へ移管、2004年退役
D-447(工場番号314):1989年就役、1994年11月25日にロシア沿岸警備隊へ移管、2004年退役
D-323(工場番号315):1990年9月27日就役、1994年11月25日にロシア沿岸警備隊へ移管、2004年退役
D-142(工場番号316):1991年就役、1994年11月25日にロシア沿岸警備隊へ移管、2004年退役
D-143(工場番号317):1992年7月23日就役、1994年11月25日にロシア沿岸警備隊へ移管、2004年退役


輸出型のプロジェクト12061E「ムレナ-E」は、大韓民国が2006年に3隻を購入しています。
22-0907i.jpg
【ムレナE型エアクッション揚陸艇(韓国)】
[プロジェクト12061E]
LSF621(工場番号330):2004年4月24日起工/2005年8月19日進水/2005年9月28日就役
LSF622(工場番号331):2004年11月27日起工/2006年9月22日進水/2006年10月15日就役
LSF623(工場番号332):2005年4月23日起工/2006年10月15日進水/2006年12月30日就役



2018年7月末、当時のロシア連邦副首相(ロシア防衛産業統括)ユーリー・ボリソフ氏(現『ロスアトム』総裁)は、『ハバロフスク造船工場』での「ムレナ」建造の可能性に言及しました。
[ロシア海軍のエアクッション揚陸艦艇の建造が極東のハバロフスク造船工場で再開される]

それから4年後、『ハバロフスク造船工場』プロジェクト12601「ムレナ」の設計文書一式を復元しました。

近代化改装中の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2024年にロシア海軍へ復帰する

22-0815l.jpg
22-0820a.jpg
『タス通信』より
2022年8月20日7時31分配信
【『統合造船業営団』:航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」と巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の海軍への引き渡しは2024年に延びるかもしれない】
愛国者公園/モスクワ地方、8月20日

修理中の重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」ロシア海軍への引き渡しの時期は、2024年に延期されるかもしれない。
『統合造船業営団』副総取締役(軍事造船担当)ウラジーミル・コロリョーフは、フォーラム『アルミヤ-2022』のロビーで『タス通信』へ伝えた。
V-korolev.jpg

「協力企業による機器の供給が遅れている事に関連し、アドミラル・クズネツォフの海軍への御引き渡し時期は2024年に延期する事も有り得ます。
これは巡洋艦アドミラル・ナヒーモフについても同様です」

彼は話した。

「もちろん私共は、計画されている2023年の期限に間に合うように出来る事を全て行なってはおりますが、期限が伸びる恐れは有ります」
以前にロシア海軍総司令官のポストを務めていたコロリョーフは指摘した。

「アドミラル・クズネツォフ」艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で修理されており、「アドミラル・ナヒーモフ」は『セヴマシュ』で近代化を伴う修理が行なわれている。
(両社とも『統合造船業営団』へ加入)

以前、『タス通信』のインタビューでコロリョーフは「アドミラル・ナヒーモフ」について話し、技術設計に沿って、艦の時代遅れのシステムと複合体は、その特性が将来艦の概観に沿った兵器及び軍用機器と交換されると述べた。
彼は、試験実施の手順と時期が巡洋艦の総合修理スケジュールにより決定される事を指摘した。
試験の為の最初の海上への出航は、全ての複合係留試験の完了後に計画されている。

国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』は、8月15日から21日までモスクワ郊外の『愛国者』展示センターで開催される。
22-0814a.jpg
行事はロシア国防省が主催する。



ロシア海軍唯一の「航空母艦」ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月21日就役)は、シリア作戦(2016年11月~2017年1月)から帰投した翌年の2018年4月からムルマンスク『第35艦船修理工場』で近代化改装工事が行なわれています。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

2022年5月下旬には乾ドックへ入渠しました。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは少なくとも2049年まで現役に留まる]


プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年以降予備役となり、2013年6月に近代化改装の契約が締結され、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所で工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦キーロフ型の近代化改装]

2014年10月から2020年8月まで屋外ドックへ入渠し、以後は岸壁で艤装工事が進められています。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵器及び各種機器を得る]


この2隻のロシア海軍への引き渡し時期は2023年末に予定されていましたが、今回、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』の副総取締役(軍事造船担当)ウラジーミル・コロリョーフ氏(前ロシア海軍総司令官)は、双方とも引き渡しが2024年に延期される可能性が有る事を認めました。

ただ、「アドミラル・クズネツォフ」に関しては、以前に『統合造船業営団』の総取締役(つまりコロリョーフ氏の直属の上司)アレクセイ・ラフマノフ氏が、ロシア海軍への引き渡しは2024年初頭になると述べています。
[ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2024年に近代化改装を終えてロシア海軍へ復帰する]

ケルチ造船工場『ザリフ』はロシア海軍の将来航空母艦を建造できる

22-0818g.jpg
『タス通信』より
2022年8月18日19時31分配信
【『アク・バルス』は工場『ザリフ』での将来の航空母艦の建造について話した】
愛国者公園、8月18日/タス通信

B.E.ブトマ記念造船工場『ザリフ』(造船営団『アク・バルス』へ加入)は、航空母艦を建造する為の全ての技術的能力を持っている。
『タス通信』は木曜日にフォーラム『アルミヤ-2022』のロビーで営団総取締役レナート・ミスタホフより伝えられた。
22-0817p.jpg
「(航空母艦を建造する為の)技術的能力が工場には有ります。
今日において、そこには全てを配置できます。
何故ならば、適切な敷地とインフラを有しておりますので」
ミスタホフは話した。
「私共は、同社を近代化する為の多くの作業を行なっております。
さて、私共が現在、この造船所で建造している艦は、特定の専門分野を獲得する為にそれを行なっております」

彼は、同社の能力を考慮した将来の航空母艦の建造についての『タス通信』の質問に、こう答えた。

同時にミスタホフは、このような決定は国が下すと述べた。
「我々の主な課題は、生産準備の枠組みで工場の開発、我々の専門家の知識と技能の開発を保障する事です。
ただ1つ、あらゆる企業の開発は、より多くを望む事を可能にすると言いたいのです」

営団の総取締役は強調した。

工場『ザリフ』は、クリミア最大の造船・造修企業である。
それはケルチ市の南部に位置している。



造船営団『アク・バルス』は、ロシアの造船関連企業の大半を傘下に収める『統合造船業営団』とは全く別の企業です。
従って、『統合造船業営団』にも加入していません。

『アク・バルス』の傘下には、ロシア内陸部ゼレノドリスク市『ゴーリキー記念造船工場』『ゼレノドリスク計画設計局』、そしてクリミア半島ケルチ市ボリス・ブートマ記念造船工場『ザリフ』などが入っています。
22-0818h.jpg
22-0818i.jpg

『アク・バルス』傘下の造船所では、プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦プロジェクト22160哨戒艦プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の一部、プロジェクト23900汎用揚陸ヘリコプター母艦(イワン・ロゴフ型)プロジェクト03182R中型偵察艦が建造されています。

ただ、『統合造船業営団』傘下の設計局が設計したプロジェクト22160プロジェクト22800『アク・バルス』傘下の造船所で建造され、その逆に『ゼレノドリスク計画設計局』が設計した艦船が『統合造船業営団』傘下の造船所で建造されているケースも有るので、『統合造船業営団』と全く繋がりが無いというわけではありません。

『アク・バルス』傘下の『ザリフ』は、ロシア造船所でも最大規模の乾ドック(全長360メートル、幅60メートル)を有しています。
[クリミア半島ケルチの造船工場『ザリフ』は生産設備を近代化する]

現在、造船工場『ザリフ』では4万トン級のプロジェクト23900汎用揚陸ヘリコプター母艦2隻が建造されていますが、『アク・バルス』総取締役レナート・ミスタホフ氏(2018年4月27日から現職)は、この実績を足掛かりにしてロシア海軍将来航空母艦の建造受注も視野に入れているようです。

なお、汎用揚陸ヘリコプター母艦も、当初は『統合造船業営団』傘下の造船所(『バルト工場』『北方造船所』)での建造が有力視されていましたが、結局は『アク・バルス』が受注しました。

ロシア造船業界はロシア海軍の為の第5世代潜水艦の開発を進めている

22-0816e.jpg
『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年8月15日10時26分配信
【『統合造船業営団』トップは、第5世代潜水艦の作業スケジュールでロシア連邦国防省との合意を見込んでいる】
モスクワ、8月15日、インテルファクス

『統合造船業営団』は、ロシア連邦国防省第5世代潜水艦の作成の最終作業スケジュールでの合意を見込んでいる。
営団のトップ、のトップ、アレクセイ・ラフマノフ『インテルファクス』へ伝えた。

「全体として作業はスケジュール通りに進んでおります。
近い内に第5世代潜水艦の作業の実用的な最終スケジュールで国防省と最終合意できる事を見込んでおります」

彼は、月曜日から開催されている軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』に関するインタビューで話した。

第5世代潜水艦戦略(原子力潜水艦)及び多目的(原子力潜水艦)の作成テンポについての質問にラフマノフは答えた。
「我々の設計局の作業が遅く、軍が決定を下すのが遅いと不満を口にしたくなる誘惑は何時も有ります。
ですが第5世代潜水艦は、実際に深刻な挑戦です。
御客様から我々の前に置かれた課題が故に、一連の技術的解決策を根本的に修正しなければなりません」
「私共は、長期的な建造を見る事を望んでおりません。
大まかに言って、いわゆる隠れた実験設計作業として未開発の技術的解決策が得られる場合にのみ、我々は船を長期間建造します。
生産見本では無く新たな兵器の作成についての話では何処でも、時間の増加は兵器システムや艦の管制システムの改良或いは開発の必要性により引き起こされます。
これを沿岸で行なう事により、製品が戦闘当直へ入るまでの膨大な時間を私共は節約できます」
『統合造船業営団』
のトップは話した。

「私共は、海軍と共に結論を出しました。
今日において根本的な技術的解決策は開発されており、各々に追加試験、追加のプロトタイプ作成、その試験が必要です。
これらの作業が完了した時にのみ、我々は一連の技術的解決策から組み立てる事が出来るようになり、これが第5世代潜水艦と呼ばれるものになります」
ラフマノフ
は言った。



[第5世代戦略原子力潜水艦(戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦)「アルクトゥル」]

[第5世代多目的原子力潜水艦「ハスキー/ライカ」]

[第5世代通常動力潜水艦プロジェクト777A「カリーナ」]

国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』でロシア海軍の為の新たなプロジェクト06363潜水艦の建造契約が締結される

22-0816a.jpg
『タス通信』より
2022年8月15日23時58分配信
【フォーラム『アルミヤ-2022』で「カリブル」を持つ潜水艦の建造契約へ署名される】
愛国者公園/モスクワ州/8月15日/タス通信

国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』では数隻の有翼ミサイル「カリブル-PL」搭載潜水艦プロジェクト636.3の建造契約への署名が予定されている。
『タス通信』は月曜日にフォーラムのロビーで防衛産業企業体の情報筋より伝えられた。

「数隻のプロジェクト636.3の建造契約への署名が予定されています。
それは2隻以上になるでしょう」

彼は話した。

情報筋によると、契約を履行するのは、同プロジェクト潜水艦を建造しているサンクトペテルブルクの企業『アドミラルティ造船所』(『統合造船業営団』へ加入)である。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

以前に『アドミラルティ造船所』は、ロシア海軍黒海艦隊の為に6隻のプロジェクト636.3潜水艦を建造した。
これらはシリアのテロリストへ打撃を与える為にミサイル「カリブル-PL」を成功裏に使用し、そして更にウクライナでの特殊軍事作戦中にも使用された。
現在、同社は太平洋艦隊の為の6隻から成る潜水艦シリーズの建造を進めている。
この内の3隻は既に海軍へ引き渡されている。
太平洋艦隊の為の建造契約は2016年9月に署名された。
更に造船所は、外国の発注者の為にプロジェクト636及び636.1潜水艦シリーズを幾つか建造した。
22-0816b.jpg

有翼ミサイル「カリブル-PL」を搭載するプロジェクト636.3潜水艦第3世代大型ディーゼルエレクトリック潜水艦に属し、世界で最も静粛な潜水艦の1つである。

全長は74メートル、最大排水量は3900トンを超える。
作業潜航深度は240メートル、最大潜航深度は300メートル、航行距離は7500海里である。



ロシア海軍向けのプロジェクト06363潜水艦は計12隻が起工され、このうち9隻が就役しています。
全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されています。

プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636(改キロ級)を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

[黒海艦隊向け]
B-261「ノヴォロシースク」Б-261 «Новороссийск»(工場番号01670)
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役

B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」Б-237 «Ростов-на-Дону»(工場番号01671)
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役

B-262「スタールイ・オスコル」Б-262 «Старый Оскол»(工場番号01672)
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役

B-265「クラスノダール」Б-265 «Краснодар»(工場番号01673)
2014年2月20日起工/2015年4月25日進水/2015年11月5日就役

B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」Б-268 «Великий Новгород»(工場番号01674)
2014年10月30日起工/2016年3月18日進水/2016年10月26日就役

B-271「コルピノ」Б-271 «Колпино»(工場番号01675)
2014年10月30日起工/2016年5月31日進水/2016年11月24日就役

[太平洋艦隊向け]
B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」Б-274 «Петропавловск-Камчатский»(工場番号01614)
2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役

B-603「ヴォルホフ」Б-603 «Волхов»(工場番号01615)
2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年10月24日就役

B-602「マガダン」Б-602 «Магадан»(工場番号01616)
2019年11月1日起工/2021年3月26日進水/2021年10月12日就役

B-588「ウファ」Б-588 «Уфа»(工場番号01617)
2019年11月1日起工/2022年3月31日進水/2022年末就役予定

「モジャイスク」«Можайск»(工場番号01618)
2021年8月23日起工/2023年春進水予定/2023年末就役予定

「ヤクーツク」«Якутск»(工場番号01619)
2021年8月23日起工/2024年春進水予定/2024年末就役予定


今後は北方艦隊バルト艦隊向けに追加建造される可能性も有ります。
[ロシア海軍北方艦隊向けに6隻のプロジェクト06363潜水艦が建造される]

2022年8月15日から21日までモスクワ州クビンカ『愛国者公園』で開催される国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』(メイン会場の『愛国者公園』以外にもロシア各地で開催される)で少なくとも2隻以上の06363潜水艦の建造契約の締結が予定されています。
22-0814a.jpg

ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超「ゴルシコフ」型)及びプロジェクト「リデル」原子力駆逐艦の計画は中止されていない

22-0815w.jpg
『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年8月15日10時16分配信
【近代化されたプロジェクト22350Mは、遠海ゾーンフリゲートシリーズの基礎となる事が出来る-『統合造船業営団』トップ】
モスクワ、8月15日、インテルファクス

『統合造船業営団』トップ、アレクセイ・ラフマノフは、ロシア軍が信じているように、艦隊には1つの遠海ゾーンフリゲートの基礎設計が必要であり、艦の技術設計の開発が進められていると述べた。

「私は今、限られたプロジェクトに縛られてはおりません。
1つ御話し出来るのは、国防省は、遠海ゾーンのフリゲート級の艦は1つのプロジェクトに基づかなければならないと決定した事です。
現在、技術プロジェクトの開発が進んでおります。
それが承認された場合にのみ、私共はプロジェクトの素質や内容を公表します」

彼は、月曜日から開催されている軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』に関する『インテルファクス』のインタビューで話した。

「海軍の発展についての国防省の倫理と戦略を私共は理解しております。
我々の課題は、設計と様々な種類のオプションの提示です。
御客様の課題は、特定のプロジェクトを選択し、それの査定です」
ラフマノフ
は述べた。

これは、原子力駆逐艦「リデル」作成プロジェクトの中止を意味するのかという質問に彼は答えた。
「いいえ、決定が下される時までは、私はいかなる選択肢も拒否しません」

彼によると、選択肢の1つは、特にフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」が属するプロジェクト22350の発展型である。

「アドミラル・ゴルシコフは、相対的に言いますと、その最適な寸法、制限の無い航海性能、幾何学的な寸法、必要に応じた何らかの修正の可能性、より多くの打撃及び防衛兵装の配置の観点から、この遠海ゾーン艦プラットフォームの『ドナー』となる事が出来ます」
ラフマノフ
は話した。

ロシア連邦国防省が近代化されたプロジェクト22350Mをベースとして選択するのかという質問に『統合造船業営団』トップは答えた。
「おそらくはそうでしょう。
ですが、この問題は全て国防省の管轄に有るので、私はここでは推測するのみです」


「私共は、それを期待しております」
フリゲート
の基本設計では有翼ミサイルの数量の増加が提示されるのかという質問に答え、ラフマノフは話した。

ロシア造船業界はロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の更なるアップグレードの用意がある

22-0815s.jpg
『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年8月15日10時12分配信
【『統合造船業営団』には兵装を強化するディーゼル潜水艦の近代化プロジェクトが有る-ラフマノフ】
モスクワ、8月15日、インテルファクス

ロシアプロジェクト636.3ディーゼル潜水艦は、有翼ミサイルを含め、より多くの兵器を搭載できるように近代化できる。
『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフ『インテルファクス』へ伝えた。

「我々には、近代化を提示する為に少なくとも6つのヴァージョンが有ります。
そして、兵装の威力を増大させる提案も我々は検討しております」

彼は、プロジェクト636.3ディーゼル潜水艦を近代化して、より多くの有翼ミサイル「カリブル」を搭載できるのかという質問に答え、こう話した。

「カリブル」ロシア長距離有翼ミサイルのファミリーであり、試作設計局『ノヴァトール』、株式会社『航空宇宙防衛コンツェルン・アルマーズ-アンテイ』により開発された。
このミサイルロシア最新の潜水艦が装備している。

ラフマノフは、『統合造船業営団』ロシア連邦国防省の為に2つのプロジェクトの新たな潜水艦636.3677を建造する用意があると言った。

2021年5月、ロシア連邦海軍総司令官ニコライ・エフメノフは、バルト艦隊が新たなディーゼル潜水艦を受け取ると述べた。

ロシア連邦バルト艦隊の為、どのようなプロジェクトの潜水艦を建造できるのかという質問に対し、ラフマノフは答えた。
「私は、これにコメントできません。
私は只、我々が作成したプロジェクトには、677と適合した636.3が有り、私共は『アドミラルティ造船所』で大規模シリーズの建造を学んだとしか言えません。
国防省の発注を履行する準備は整っております」


「それはそうと、プロジェクト677潜水艦の内の1隻が試験の主要部分をようやく終了するのは嬉しい事です。
このような製品の建造と引き渡しの周期は既に明らかになっています。
おそらく海軍は、どの艦隊にとって636.3或いは677が好ましいのかと言うでしょう。
両方の潜水艦とも良好である事が判明しており、私共は、その有効性を確信しております」

彼は言った。

『統合造船業営団』は、ロシア連邦黒海艦隊の為に636.3ディーゼル潜水艦シリーズを建造し、太平洋艦隊の為のこのような潜水艦の作成契約を履行している。

プロジェクト636.3潜水艦の作成を継続する計画が有るのかどうかという質問に対し、ラフマノフは話した。
「この潜水艦は前世紀末に設計されたものです。
一連の近代化を考慮すれば~かなり多くのものがあります~現在運用中の古いディーゼル潜水艦よりも確実に優れ、効果的な兵器を我々は入手できます」


「リズミカルな資金供給により、このようなディーゼル潜水艦を1年に2隻建造する事を御約束できます。
そして今後海軍は、どの艦隊の為にどのような潜水艦が必要なのか、そのようなスピードで建造を進めるべきなのかを決定します。
今、このような潜水艦は1年に1隻建造しておりますが、これは我々の欠陥では無く、現行の発注の枠組みで計画された建造ペースです」
『統合造船業営団』
のトップは話した。



ロシア海軍向けのプロジェクト06363潜水艦は計12隻が起工され、このうち9隻が就役しています。
全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されています。

プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

[黒海艦隊向け]
B-261「ノヴォロシースク」Б-261 «Новороссийск»(工場番号01670)
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役

B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」Б-237 «Ростов-на-Дону»(工場番号01671)
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役

B-262「スタールイ・オスコル」Б-262 «Старый Оскол»(工場番号01672)
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役

B-265「クラスノダール」Б-265 «Краснодар»(工場番号01673)
2014年2月20日起工/2015年4月25日進水/2015年11月5日就役

B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」Б-268 «Великий Новгород»(工場番号01674)
2014年10月30日起工/2016年3月18日進水/2016年10月26日就役

B-271「コルピノ」Б-271 «Колпино»(工場番号01675)
2014年10月30日起工/2016年5月31日進水/2016年11月24日就役

[太平洋艦隊向け]
B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」Б-274 «Петропавловск-Камчатский»(工場番号01614)
2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役

B-603「ヴォルホフ」Б-603 «Волхов»(工場番号01615)
2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年10月24日就役

B-602「マガダン」Б-602 «Магадан»(工場番号01616)
2019年11月1日起工/2021年3月26日進水/2021年10月12日就役

B-588「ウファ」Б-588 «Уфа»(工場番号01617)
2019年11月1日起工/2022年3月31日進水/2022年末就役予定

「モジャイスク」«Можайск»(工場番号01618)
2021年8月23日起工/2023年春進水予定/2023年末就役予定

「ヤクーツク」«Якутск»(工場番号01619)
2021年8月23日起工/2024年春進水予定/2024年末就役予定


今後は北方艦隊バルト艦隊向けに追加建造される可能性も有ります。
[ロシア海軍北方艦隊向けに6隻のプロジェクト06363潜水艦が建造される]

06363潜水艦自体も、兵装を強化する更なるアップグレードが計画されています。