ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ヤーマルはシリア沖からセヴァストーポリへ帰港した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年2月21日10時14分配信
【黒海艦隊の大型揚陸艦「ヤーマル」は地中海からセヴァストーポリへ戻った】

黒海艦隊大型揚陸艦「ヤーマル」は、地中海での任務遂行を完了した後にセヴァストーポリへ戻ってきた。

以前に大型揚陸艦ダーダネルスボスポラス黒海海峡を無事に通過した後、黒海で一連の計画戦闘訓練任務を遂行した。

「ヤーマル」の遠距離航海期間は、地中海ロシア海軍常設連合部隊の一員として行動する計画ローテーションに基づいていた。



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黒海艦隊大型揚陸艦「ヤーマル」は、2017年1月29日にボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。
(つまり、1月27日か28日頃にセヴァストーポリを出航した)

今回の発表では「地中海で任務を遂行した」としか言っておりませんが、これまでの例から見て、黒海沿岸からシリア(タルトゥース港)への輸送任務(シリア・エクスプレス)に就いていた事は間違いないでしょう。
(「ヤーマル」は今年になってから2回目)

そして2月18日にボスポラス海峡を北上し、黒海へ入りました。

その後、黒海で戦闘訓練を行ない、2月21日にセヴァストーポリへ帰港しました。


2月21日には、バルト艦隊から地中海へ派遣されている大型揚陸艦「コロリョーフ」ボスポラス海峡を南下し、地中海へ入っています。
(今年に入って3回目の「シリア・エクスプレス」)
[ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフはシリアへ貨物を運ぶ]

2月19日には、黒海艦隊大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」ボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。
(今年に入って2回目の「シリア・エクスプレス」)

その前日の2月18日には、同じく黒海艦隊大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」ボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。
(今年に入って2回目の「シリア・エクスプレス」)

北方艦隊から地中海へ派遣されている大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は、2017年2月6日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、2月16日には同海峡を北上して黒海へ戻りました。
(今年に入って1回目の「シリア・エクスプレス」)
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ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦キルディンはシリア沖へ行く

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年2月6日8時40分配信
【黒海艦隊の偵察艦「キルディン」はシリア沿岸で戦闘勤務へ取り掛かる】
モスクワ、2月6日、インタファクス-AVN

黒海艦隊中型偵察艦「キルディン」は、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊へ加わった。
月曜日、インタファクス-AVNは消息筋より伝えられた。

「月曜日に中型偵察艦キルディンは黒海海峡を通過し、シリア沿岸へ向かいました」
対談者は説明した。

以前には、約100日間に渡り黒海艦隊中型偵察艦「リマン」シリア沿岸で当直に就いた。

伝えられる所によると、現在、中型偵察艦「リマン」「プリアゾヴィエ」は、2月10日まで黒海で続けられるNATO(北大西洋条約機構)海軍演習『海の盾』(シー・シールド)を監視している。



ロシア海軍は、地中海偵察艦1隻を交代で派遣しています。

今回の記事に登場する「キルディン」は、2016年8月21日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、11月8日にボスポラス海峡を北上して黒海へ戻っています。

記事末尾で登場する「リマン」は、2016年10月20日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、2017年1月26日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。
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SSV-201「プリアゾヴィエ」は、2016年2月21日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、7月25日にボスポラス海峡を北上して黒海へ戻っています。
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今年1月に地中海東部を離れた「リマン」の代わりに、再び「キルディン」地中海東部へ派遣されることになり、2月5日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。


「キルディン」ボスポラス海峡を南下した翌日の2月6日には、北方艦隊大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」ボスポラス海峡を南下し、地中海へ入っています。

ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフはシリアへ貨物を運ぶ

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年2月2日2時11分配信
【シリアへの貨物を載せて行くロシア連邦海軍の大型揚陸艦「コロリョーフ」は地中海へ入った】
イスタンブール、2月2日、インタファクス

シリアへの貨物輸送へ向かうバルト艦隊大型揚陸艦「コロリョーフ」は、水曜日に黒海海峡を通過して地中海エリアへ進んだ。
ボスポラス海峡を通過する写真を公表している当地の情報ポータルは伝えた。

イスタンブールのサイトによると、同艦は、地中海ロシア海軍物資-技術サービス供給所が配置されているシリアタルトゥース港へ向かっている。

吃水線から判断して、同艦は重い荷物を積んでいる事が指摘された。
これは、同艦にとって、今年2回目のシリアへの航海となる。

報告された所によれば、1月29日、シリアへは更に黒海艦隊大型揚陸艦「ヤーマル」が今年初めての航海へと向かった。

今年初めから、シリアへ貨物を運ぶため、バルト艦隊「コロリョーフ」、「アレクサンドル・シャバリン」、黒海艦隊「ニコライ・フィリチェンコフ」、「ツェーザリ・クニコフ」、「ヤーマル」を含むロシア海軍の大型揚陸艦、更には海軍補助船(註:「ドヴィンツィヤ-50」「クズル-60」)が、少なくとも6回の航海を行なっている。

外国メディアの報道によると、ロシア海軍大型揚陸艦補助艦隊は、いわゆる「イスラム国」(ロシア連邦では非合法のテロリスト組織)を含めたイスラム主義者との戦闘を主導するラタキア「フマイミーン」航空基地ロシア航空群及びシリア政府軍へ弾薬を送り届ける為の「シリア・エクスプレス」と呼ばれる作戦へ参加している。



バルト艦隊大型揚陸艦「コロリョーフ」は、2016年11月頃に地中海東部へ派遣され、11月26日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。

以後、ボスポラス海峡を通って黒海沿岸シリアを往航する貨物輸送任務(シリア・エクスプレス)に就いています。
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・2016年12月10日ボスポラス海峡南下、12月21日北上
・2017年1月11日ボスポラス海峡南下、1月21日北上


そして2月1日にボスポラス海峡を南下し、地中海へ向かいました。

「コロリョーフ」以外では、今年(2017年)に入ってから以下の5隻がシリアへの輸送任務を行なっています。
(つまり、今年になってから計7回)

軍用輸送船「ドヴィンツィヤ-50」:1月5日ボスポラス海峡南下、1月22日北上
軍用輸送船「クズル-60」:1月10日ボスポラス海峡南下、1月25日北上
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」:1月18日ボスポラス海峡南下、1月27日北上
大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」:1月26日ボスポラス海峡南下
大型揚陸艦「ヤーマル」:1月29日ボスポラス海峡南下

輸送任務以外では、1月18日に工作船PM-138、1月22日に救助曳船SB-5ボスポラス海峡を南下して地中海へ入っています。

工作船PM-138は、2016年9月初頭から派遣されていた工作船PM-56と交代してシリアタルトゥースへ駐留し、地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンス(技術サービス)に従事します。


バルト艦隊地中海東部大型揚陸艦を交代で派遣しており、「コロリョーフ」の前の「アレクサンドル・シャバリン」は、2016年8月末から12月末まで計6回の「シリア・エクスプレス」任務へ就き、2017年1月29日にバルチースク基地へ帰港しました。
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[ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・シャバリンは地中海東部から帰投した]

この他、北方艦隊からも大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」「シリア・エクスプレス」任務の為に派遣されています。
(2016年5月28日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、以後、同年12月までに計10回の輸送任務を遂行)
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ロシアとシリアはタルトゥースのロシア海軍基地に関する新たな協定を締結した

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年1月20日16時58分配信
【モスクワとダマスカスはタルトゥースのロシア海軍基地の配置に関する合意へ署名した】

ロシアとシリアは、シリアのタルトゥースのロシア連邦海軍供給所の配置と近代化に関する合意へ署名した。
『ロシア通信社ノーボスチ』が報じたように、この合意文書は、1月20日・金曜日に法律情報の公式ポータルサイト上で公開された。


合意は49年間に渡り発効し、更に、タルトゥースロシアの戦闘艦船が同時に11隻滞在できるようになる。
文書によると、海軍は基本的に基地施設を自由に使用できる。

合意では、これは防衛的な性格を帯びたものであり、他の国に対して向けられたものでは無い事が強調されている。

文書によると、ロシアタルトゥース供給所へ、拠点を機能させる為に必要なあらゆる兵器、弾薬を搬入する権利を有している。

2016年10月、ロシア連邦国防省は、シリアタルトゥースへ恒常的な海軍基地を作成する意向を表明した事が想い起される。
文民の国防次官ニコライ・パンコフは、然るべき文書が準備されていると表明した。

(2016年)11月には、ロシア軍当局が恒常的な海軍基地を作成する為に必要な船、艇、技術的設備をタルトゥースの施設へ配置するという情報が出てきた。

海軍物資-技術供給所は、ソヴィエト社会主義共和国連邦シリアの間で1971年に締結された合意の後、タルトゥースへ初めて登場した。
ここでは、第5作戦(地中海)戦隊の艦船の修理、燃料、水、消耗物資の供給が行なわれた。
地中海戦隊は1991年のソヴィエト社会主義共和国連邦の崩壊後に解散したが、タルトゥース供給所は維持された。

現在、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊では、10隻までの艦と支援船が勤務に就いている。



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現在、シリアタルトゥースには、ロシア海軍第720物資-技術供給所が置かれています。
元々は、ソ連邦海軍時代の1971年に設立されたものです。

これは、地中海東部で行動するロシア海軍の艦船へ各種物資を供給し、更には、技術の供給~艦船の整備や簡単な修理を行なう為のものです。

「技術の供給」の為、タルトゥースには黒海艦隊工作船1隻が交代で常駐しています。
最近は、工作船PM-56PM-138が交代で派遣されています。
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ロシア海軍は2013年初頭から地中海東部へ艦船を常時展開させており、同年6月1日には、地中海ロシア海軍艦船を統一指揮する為、「地中海作戦連合部隊」が創設されました。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]


2015年10月には、タルトゥース港内の浚渫作業が行なわれました。
[ロシア海軍はシリアのタルトゥース港の浚渫作業を行なった]

2016年10月、ロシア国防省は、タルトゥースへ恒常的な海軍基地を作成する意向を示しました。
[ロシア海軍はシリアのタルトゥースへ恒常的な基地を作る]

2016年12月23日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、タルトゥースの海軍基地の拡張に関するシリアロシアの協定に関する法令へ署名しました。
[シリアのタルトゥース港のロシア海軍基地は拡張される]

今後、拡張工事が行なわれるタルトゥースは、排水量1万トン以上の水上艦の入港が可能となります。
[近代化されるシリアのタルトゥースのロシア海軍基地は巡洋艦の寄港が可能になる]


そして2017年1月20日までに、ロシアシリアタルトゥースの海軍基地に関する新たな協定へ署名しました。
この新たな協定により、ロシア海軍は今後49年間タルトゥースを自由に使用できるようになります。

近代化されるシリアのタルトゥースのロシア海軍基地は巡洋艦の寄港が可能になる

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『インタファクス』より
2017年1月15日12時40分配信
【近代化されるタルトゥースのロシア連邦海軍の拠点は巡洋艦の寄港が可能になる】
モスクワ、1月15日、インタファクス-ロシア

シリアロシア軍グループの削減を背景にしたタルトゥースロシア連邦海軍の拠点の近代化計画は、巡洋艦の寄港が可能なレベルになる。
『インタファクス』は日曜日に情報筋より伝えられた。

「これは、様々なクラスの艦船:掃海艇から巡洋艦のタルトゥースへの寄港、更には、日常及び定期修理の実施の保障を可能にします」
彼は話した。

彼によると、ロシア海軍の専門家は、タルトゥース港の港内水路の掘り下げと拡張の為の作業の準備を進めている。
「今後、ロシア海軍の使用領域には、排水量10000トン以上の艦の係留の為に意図されている新たな桟橋が2ヶ所、更には、複合住居と管理ビルが建設されます」
対談者は指摘した。

情報提供者が伝えたように、現在、タルトゥースでは、1等艦(註:巡洋艦、大型対潜艦、駆逐艦)は外部泊地に居るだけであり、保守や整備は補助艦隊の船の支援下で行なわれている。

以前、タルトゥースロシア海軍の恒久基地の作成が決定された事が知られるようになった。

2016年12月30日からシリアでの新たな停戦の発効が開始された。

ロシア軍当局は、シリアロシア連邦軍グループの削減を発表した。
ロシア航空打撃艦グループ地中海を去る。

国防省の公式データによると、ロシア領へ最初に6機のSu-24が移動し、他の航空機の撤収も計画されている。



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現在、シリアタルトゥースには、ロシア海軍第720物資-技術供給所が置かれています。
元々は、ソ連邦海軍時代の1971年に設立されたものです。

これは、地中海東部で行動するロシア海軍の艦船へ各種物資を供給し、更には、技術の供給~艦船の整備や簡単な修理を行なう為のものです。

「技術の供給」の為、タルトゥースには黒海艦隊工作船1隻が交代で常駐しています。
最近は、工作船PM-56PM-138が交代で派遣されています。
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ロシア海軍は2013年初頭から地中海東部へ艦船を常時展開させており、同年6月1日には、地中海ロシア海軍艦船を統一指揮する為、「地中海作戦連合部隊」が創設されました。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]


2015年10月には、タルトゥース港内の浚渫作業が行なわれました。
[ロシア海軍はシリアのタルトゥース港の浚渫作業を行なった]

2016年10月、ロシア国防省は、タルトゥースへ恒常的な海軍基地を作成する意向を示しました。
[ロシア海軍はシリアのタルトゥースへ恒常的な基地を作る]

2016年12月23日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、タルトゥースの海軍基地の拡張に関するシリアロシアの協定に関する法令へ署名しました。
[シリアのタルトゥース港のロシア海軍基地は拡張される]

今後、拡張工事が行なわれるタルトゥースは、排水量1万トン以上の水上艦の入港が可能となり、更には、修理・整備施設(浮きドック?)も設置されるようです。