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近代化改装された原子力巡洋潜水艦ヴェプリは2020年6月にロシア海軍北方艦隊へ復帰する

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『タス通信』より
2020年4月28日11時47分配信
【原子力潜水艦「ヴェプリ」は北方艦隊へ(2020年)6月に引き渡される】
タス通信、4月28日

北方艦隊プロジェクト971(コード名「シチューカ-B」)原子力潜水艦「ヴェプリ」は修理及び近代化の後の試験を完了し、海軍への引き渡しは6月に予定されている。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「原子力潜水艦ヴェプリは、試験プログラムを完全に終えました。
潜水艦は、問題点を除去する為に艦船修理工場『ネルパ』へ戻りました。
この作業は、およそ1ヶ月間続き、その後に短期間ドック入りした後、6月初頭に海軍へ引き渡されます」

対談者は話した。

工場『ネルパ』が含まれる艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』は、『タス通信』が情報提供者より提示された情報にコメントしなかった。

以前、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将
は、新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』のインタビューに対し、「ヴェプリ」は4月に海軍へ復帰すると述べた。http://rybachii.blog84.fc2.com/blog-entry-5509.html

プロジェクト971原子力潜水艦は、サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』により開発された。
「ヴェプリ」『セヴマシュ』で建造され、ロシア海軍へ1995年に引き渡された。
近代化の後、同プロジェクト潜水艦は、打撃ミサイル複合体「カリブル-PL」を武装として得る。



プロジェクト971「シチューカ-B」原子力大型潜水艦K-157は、1990年6月16日にセヴェロドヴィンスク生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工されました。
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1992年6月3日には「原子力巡洋潜水艦」に類別変更されました。
1993年4月6日に「ヴェプリ」(猪)と命名されました。
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1994年12月10日に進水しました。

1995年6月29日から航行試験が始まり、同年11月3日に終了しました。

1995年11月25日に受領証書への署名が行なわれ、11月30日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1995年12月10日にはヤーゲリナヤ湾ガジエヴォ基地へ到着し、12月29日には北方艦隊第24潜水艦師団へ編入されました。
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1998年9月11日、ガジエヴォ基地に停泊中の「ヴェプリ」で殺人事件が発生し、8名の水兵が殺害されました。
犯人の水兵も射殺されました。

2003年7月5日~11日には、ノルウェー海フランス海軍との合同演習へ参加しました。

2004年9月には北東大西洋フランス海軍との合同演習へ参加しました。
同年9月21日から29日までフランスブレスト港を訪問しました。
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2012年には予備役となり、2013年11月20日には寿命延長近代化改装の為の契約が締結されました。

2014年に艦船修理工場『ネルパ』へ回航され、オーバーホールが始まりました。
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当初、「ヴェプリ」の近代化改装は2017年末までに完了する予定でしたが、実現しませんでした。
[近代化改装される原子力巡洋潜水艦ヴェプリは2017年末にロシア海軍へ復帰する]
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2020年3月19日(ロシア海軍潜水艦船員の日)、「ヴェプリ」は航行試験を開始しました。
[近代化改装されたロシア海軍北方艦隊の原子力巡洋潜水艦ヴェプリは航行試験を開始した]

航行試験は3月26日に完了しました。
[近代化改装された原子力巡洋潜水艦ヴェプリの航行試験は完了し、2020年4月にロシア海軍北方艦隊へ復帰する]

しかし、航行試験中に何らかの不具合が発覚したらしく、それを修正する必要が生じた為、ロシア海軍への引き渡しは2020年6月になりました。
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ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦ブラーツクとサマーラの近代化改装は2020年秋に始まる

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年4月1日17時36分配信
【情報筋:多目的原子力潜水艦「ブラーツク」と「サマーラ」の近代化は2020年に始まる】

2020年秋に艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』はプロジェクト971(コード名「シチューカ-B」)多目的原子力潜水艦「ブラーツク」と「サマーラ」の近代化を開始しなければならない。
4月1日・水曜日に『タス通信』は防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。


対談者によると、このような作業の遂行量は、資金供給に依るが、3年から5年は掛かるだろう。

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』と、その支所~工場『ネルパ』の造船台には、数年前から8隻のプロジェクト971多目的原子力潜水艦が在り、修理と近代化を待っている事が想い起こされる。
潜水艦は更新される際、高精度有翼ミサイル「カリブル」で武装する事になるだろう。

多目的原子力潜水艦「ブラーツク」「サマーラ」は、それぞれ1990年と1995年に就役した。
潜水艦は、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で2014年から近代化を待っている。

プロジェクト971潜水艦の兵装は、魚雷、機雷、対潜ミサイルから成る。
これらは、4門の533mm魚雷発射管及び4門の650mm魚雷発射管から発射できる。
プロジェクト971潜水艦は深度600メートルへ到達し、水中位置を30ノットで移動できる。



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プロジェクト971大型原子力潜水艦K-391は、1988年2月23日にコムソモリスク-ナ-アムーレ『レニンスキー・コムソモール記念工場』(現『アムール造船工場』)で起工され、1989年4月14日に進水、1989年12月29日にソ連海軍へ納入され、1990年1月13日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式に就役しました。

1992年4月28日付で艦種が「原子力巡洋潜水艦」に変更され、1993年4月13日に「キート」と命名されました。

1997年9月10日に「ブラーツク」と改名されました。

2005年1月には予備役となり、2008年からヴィリュチンスクの艦船修理工場へ入りましたが、修理作業は一向に進みませんでした。
[ショイグ国防相は「修理中」のアクラ級原潜ブラーツクを視察した]


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プロジェクト971原子力巡洋潜水艦K-295は、1993年11月7日にコムソモリスク-ナ-アムーレ『アムール造船工場』で起工され、1994年7月15日に進水し、1995年7月17日にロシア海軍へ納入され、同年7月29日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式に就役しました。
1995年12月29日に「ドラコン」と命名されました。

1998年9月18日にはプロジェクト627A原子力潜水艦K-133から親衛称号と親衛海軍旗を引き継ぎ、親衛原子力巡洋潜水艦となりました。

1999年8月30日に「サマーラ」と改名されました。

2010年7月にはロシア連邦軍戦略演習『ヴォストーク-2010』へ参加し、同年10月~11月には同型艦「ネルパ」(インド海軍へリース)の洋上試験をサポートしました。

2013年には修理待ちで非稼働状態となりました。


その後、「ブラーツク」「サマーラ」は、セヴェロドヴィンスク市艦船修理工場『ズヴェズドーチカ』で近代化改装を行なう事になりました。
[セヴェロドヴィンスクの艦船修理センターはアクラ級原潜を近代化する]
[ロシア太平洋艦隊のアクラ級原潜2隻はセヴェロドヴィンスクで修理される]
[ロシア太平洋艦隊のアクラ級原潜2隻はセヴェロドヴィンスクで近代化される]

2014年8月下旬、ネーデルラントドック型輸送船に載せられ、北極海経由でセヴェロドヴィンスクへ向かいました。
[ロシア太平洋艦隊のアクラ級原潜2隻は近代化改装の為に北極海経由でセヴェロドヴィンスクへ送られる]
[ロシア太平洋艦隊の3隻の原潜は近代化改装の為に移送された]



2隻は2014年9月25日に『ズヴェズドーチカ』へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原潜ブラーツクとサマ―ラはセヴェロドヴィンスクの艦船修理工場へ到着した]

しかし、他の作業が優先された為に「ブラーツク」「サマーラ」の近代化改装工事は後回しにされ、『ズヴェズドーチカ』の岸壁に係留されたままとなりました。
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先延ばしされていた近代化改装工事は、2020年秋から始められるようです。

近代化改装される「ブラーツク」「サマーラ」は、有翼ミサイル「カリブル」を装備します。
[ロシア海軍のプロジェクト971原子力巡洋潜水艦(アクラ級)は近代化改装により巡航ミサイル「カリブル」を装備する]

近代化改装された原子力巡洋潜水艦ヴェプリの航行試験は完了し、2020年4月にロシア海軍北方艦隊へ復帰する

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『タス通信』より
2020年3月26日19時50分配信
【原子力潜水艦「ヴェプリ」は修理後の試験を完了し、4月に北方艦隊へ復帰する】
タス通信、3月26日

プロジェクト971原子力潜水艦「ヴェプリ」の試験後の修理は完了した。
木曜日、ロシア海軍の公式代理人イーゴリ・ディガロは報道機関へ伝えた。

「ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフは、プロジェクト971原子力潜水艦の艦船修理工場ネルパで修理を行なった後の海上段階試験が完了したとの報告を受けました。
潜水艦が北方艦隊潜水艦部隊へ復帰するのは、4月になります」
ディガロ
は話した。

バレンツ海の射爆場での試験中、潜水艦の全てのシステム及び艦内機器が点検された。

「潜水艦では、艦内システム及び機構の技術的準備状態回復の為の大量の作業が行なわれました」
海軍
の代理人は付け加えた。

プロジェクト971原子力潜水艦は、サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』により開発された。
「ヴェプリ」『セヴマシュ』で建造され、ロシア海軍へ1995年に引き渡された。
近代化の後、同プロジェクト潜水艦は、打撃ミサイル複合体「カリブル-PL」を武装として得る。



プロジェクト971「シチューカ-B」原子力大型潜水艦K-157は、1990年6月16日にセヴェロドヴィンスク生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工されました。
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1992年6月3日には「原子力巡洋潜水艦」に類別変更されました。
1993年4月6日に「ヴェプリ」(猪)と命名されました。
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1994年12月10日に進水しました。

1995年6月29日から航行試験が始まり、同年11月3日に終了しました。

1995年11月25日に受領証書への署名が行なわれ、11月30日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1995年12月10日にはヤーゲリナヤ湾ガジエヴォ基地へ到着し、12月29日には北方艦隊第24潜水艦師団へ編入されました。
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1998年9月11日、ガジエヴォ基地に停泊中の「ヴェプリ」で殺人事件が発生し、8名の水兵が殺害されました。
犯人の水兵も射殺されました。

2003年7月5日~11日には、ノルウェー海フランス海軍との合同演習へ参加しました。

2004年9月には北東大西洋フランス海軍との合同演習へ参加しました。
同年9月21日から29日までフランスブレスト港を訪問しました。
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2012年には予備役となり、2013年11月20日には寿命延長近代化改装の為の契約が締結されました。

2014年に艦船修理工場『ネルパ』へ回航され、オーバーホールが始まりました。
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当初、「ヴェプリ」の近代化改装は2017年末までに完了する予定でしたが、実現しませんでした。
[近代化改装される原子力巡洋潜水艦ヴェプリは2017年末にロシア海軍へ復帰する]
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2020年3月19日(ロシア海軍潜水艦船員の日)、「ヴェプリ」は航行試験を開始しました。
[近代化改装されたロシア海軍北方艦隊の原子力巡洋潜水艦ヴェプリは航行試験を開始した]

航行試験は3月26日に完了しました。

「ヴェプリ」は、2020年4月に北方艦隊へ復帰します。
[近代化改装された原子力巡洋潜水艦ヴェプリは2020年4月にロシア海軍へ復帰する]

近代化改装されたロシア海軍北方艦隊の原子力巡洋潜水艦ヴェプリは航行試験を開始した

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『タス通信』より
2020年3月19日20時53分配信
【北方艦隊の原子力潜水艦「ヴェプリ」は修理後の試験を開始した】
タス通信、3月19日

北方艦隊プロジェクト971原子力潜水艦「ヴェプリ」は、修理及び近代化後の工場航行試験を行なう。
『タス通信』は木曜日に防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「原子力潜水艦ヴェプリの修理と近代化は完了しました。
潜水艦は、工場航行試験を開始しました」

対談者は話した。

彼によると、潜水艦の引き渡し時期は、試験の結果に依る。
何故ならば、近代化の過程で「御客様の御要望により、多くの新たなシステムが関わりましたので」

以前、海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は、潜水艦乗りの日を迎えるに当たっての『クラースナヤ・ズヴェズダー』のインタビューに対し、「ヴェプリ」は4月に艦隊へ復帰すると述べた。

原子力潜水艦「ヴェプリ」は、艦船修理工場『ネルパ』(『統合造船業営団』へ加入している艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』の支所)で行なわれた。
『ズヴェズドーチカ』は、情報提供者からの情報について『タス通信』へコメントしなかった。

プロジェクト971原子力潜水艦は、サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』により開発された。
「ヴェプリ」『セヴマシュ』で建造され、ロシア海軍へ1995年に引き渡された。
近代化の後、同プロジェクト潜水艦は、打撃ミサイル複合体「カリブル-PL」を武装として得る。



プロジェクト971「シチューカ-B」原子力大型潜水艦K-157は、1990年6月16日にセヴェロドヴィンスク生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工されました。
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1992年6月3日には「原子力巡洋潜水艦」に類別変更されました。
1993年4月6日に「ヴェプリ」(猪)と命名されました。
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1994年12月10日に進水しました。

1995年6月29日から航行試験が始まり、同年11月3日に終了しました。

1995年11月25日に受領証書への署名が行なわれ、11月30日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1995年12月10日にはヤーゲリナヤ湾ガジエヴォ基地へ到着し、12月29日には北方艦隊第24潜水艦師団へ編入されました。
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1998年9月11日、ガジエヴォ基地に停泊中の「ヴェプリ」で殺人事件が発生し、8名の水兵が殺害されました。
犯人の水兵も射殺されました。

2003年7月5日~11日には、ノルウェー海フランス海軍との合同演習へ参加しました。

2004年9月には北東大西洋フランス海軍との合同演習へ参加しました。
同年9月21日から29日までフランスブレスト港を訪問しました。
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2012年には予備役となり、2013年11月20日には寿命延長近代化改装の為の契約が締結されました。

2014年に艦船修理工場『ネルパ』へ回航され、オーバーホールが始まりました。
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当初、「ヴェプリ」の近代化改装は2017年末までに完了する予定でしたが、実現しませんでした。
[近代化改装される原子力巡洋潜水艦ヴェプリは2017年末にロシア海軍へ復帰する]
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そして2020年3月19日(ロシア海軍潜水艦船員の日)、「ヴェプリ」は航行試験を開始しました。


「ヴェプリ」ロシア海軍への明確な引き渡し時期は未だ決まっていないようですが、現在の所、2020年4月末頃が見込まれています。
[近代化改装された原子力巡洋潜水艦ヴェプリは2020年4月にロシア海軍へ復帰する]

近代化改装された原子力巡洋潜水艦ヴェプリは2020年4月にロシア海軍へ復帰する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年3月18日0時1分配信
【原子力潜水艦「ヴェプリ」は4月に海軍へ復帰する-総司令官】
モスクワ、3月18日、インタファクス

プロジェクト971多目的原子力潜水艦「ヴェプリ」は修理及び近代化の後、2020年4月に海軍へ復帰する。
海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は述べた。

「今年4月、我々は、潜水艦部隊へ修理を終えた後の原子力潜水艦ヴェプリが復帰するのを待っております」
エフメノフ
は、水曜日に公開されたロシア連邦軍新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』のインタビューに対し、こう話した。

彼は、国内造船所、科学者、設計社が「修理作業中に近代化の為、或いは更新の為の大いなるポテンシャルを有する」潜水艦を作成している事を指摘した。

「私共は、このような余裕を持つ艦に対し、早々にさようならを言う権利を持っておりません。
様々な量の原子力潜水艦の修理と近代化は継続します。
作業は、プロジェクト667BDRM、971、949に関して行なわれます」
エフメノフ
は話した。

彼によると「このような潜水艦修理の合理的かつ論理的なアプローチの結果、プロジェクト971及び949原子力潜水艦の勤務期間は、実質的に2倍に増加します」

「繰り返し申し上げますが、プロジェクト667BDRM原子力水中ロケット艦の修理は進行中です」
エフメノフ
は話した。

原子力潜水艦「ヴェプリ」(プロジェクト971、NATO分類「アクラ」)は1995年に海軍の戦闘編制へ加わった。
排水量は5700/7990トン、幅13.5メートル、全長108メートル、吃水9.6メートル、最大潜航深度500メートル、速力20~35ノット。
1995年前半、アメリカ合衆国の探知システムは、同国東海岸においてこの潜水艦の出現を記録できなかった。

潜水艦は、計画設計局『マラヒート』により設計され、プロジェクト971改としてセヴェロドヴィンスク企業『セヴマシュ』で建造された。
潜水艦、艦船グループと戦い、敵の地上施設へ打撃を与える為に意図されている。
兵装は、魚雷-ロケット複合体魚雷、有翼ミサイルの射撃の為に適応した8門の魚雷発射管から成る。
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プロジェクト971「シチューカ-B」原子力大型潜水艦K-157は、1990年6月16日にセヴェロドヴィンスク生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工されました。
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1992年6月3日には「原子力巡洋潜水艦」に類別変更されました。
1993年4月6日に「ヴェプリ」(猪)と命名されました。
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1994年12月10日に進水しました。

1995年6月29日から航行試験が始まり、同年11月3日に終了しました。

1995年11月25日に受領証書への署名が行なわれ、11月30日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1995年12月10日にはヤーゲリナヤ湾ガジエヴォ基地へ到着し、12月29日には北方艦隊第24潜水艦師団へ編入されました。
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1998年9月11日、ガジエヴォ基地に停泊中の「ヴェプリ」で殺人事件が発生し、8名の水兵が殺害されました。
犯人の水兵も射殺されました。

2003年7月5日~11日には、ノルウェー海フランス海軍との合同演習へ参加しました。

2004年9月には北東大西洋フランス海軍との合同演習へ参加しました。
同年9月21日から29日までフランスブレスト港を訪問しました。
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2012年には予備役となり、2013年11月20日には寿命延長近代化改装の為の契約が締結されました。

2014年に艦船修理工場『ネルパ』へ回航され、オーバーホールが始まりました。
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当初、「ヴェプリ」の近代化改装は2017年末までに完了する予定でしたが、実現しませんでした。
[近代化改装される原子力巡洋潜水艦ヴェプリは2017年末にロシア海軍へ復帰する]

そして今回、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ提督は、「ヴェプリ」は2020年4月に復帰すると発言しました。

ロシア海軍北方艦隊の原子力巡洋潜水艦チグルの近代化改装は2023年末に完了する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年2月3日9時35分配信
【多目的原子力潜水艦「チグル」は2024年の復帰が約束された】

現在、工場『ネルパ』に居るプロジェクト971(コード名「シチューカ-B」)多目的原子力潜水艦「チグル」は、2023年末までに戦闘当直へ復帰する。
2月3日・月曜日、『イズベスチヤ』はロシア連邦国防省の情報提供者の談話を引用して報じた。


修理及び近代化が完了した後、潜水艦は兵装として有翼ミサイル「カリブル」を受け取り、打撃力は大幅に増大する。
これにより、「チグル」は、その主な素質~静音性を保持すると対談者は指摘した。

「当時、このような多目的潜水艦は、間違いなく最高でした。
それは、アメリカの同類であるロスアンジェルス級を超えておりました。
それは、依然として、最も静粛なものの1つのままです。
これは、沿岸水域を保護する対潜作戦と、敵の交通線に対する活動の為に開発されました」
軍事専門家ドミトリー・ボルテンコフ
『イズベスチヤ』へ話した。

全ての作業が完了した後、「チグル」は少なくとも5年は海軍で勤務すると専門家は見ている。

プロジェクト971原子力潜水艦「チグル」『セヴマシュ』で建造され、1994年に就役した。
「シチューカ-B」の兵装は、魚雷、機雷、対艦ミサイルと対潜ミサイルで構成される。
これらは、4門の533mm魚雷発射管及び4門の650mm魚雷発射管から発射される。
プロジェクト971潜水艦は深度600メートルに到達し、水中位置を30ノットで移動できる。

この数年間、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』及び工場『ネルパ』の造船台には、8隻までのプロジェクト971多目的原子力潜水艦が在り、修理及び近代化を行なわなければならない。



プロジェクト971原子力大型潜水艦K-154は、1989年9月10日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で起工されました。

1991年4月1日に乗組員の編成が完了し、同年7月25日に「チグル」(タイガー)と命名されました。

1992年6月3日付で「原子力巡洋潜水艦」に分類変更されました。

1993年6月10日に『セヴマシュ』の造船台を出渠し、6月26日に進水しました。

1993年9月7日に原子炉が始動され、10月~11月に工場航行試験を実施し、11月18日~12月28日に国家試験を実施しました。
この間、11月19日に魚雷発射試験、11月24日にミサイル発射試験を行ないました。

1993年12月29日に受領-納入証書へ署名され、ロシア海軍へ納入されました。

1994年1月5日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1994年1月14日にヤーゲリナヤ湾の駐留基地ガジエヴォへ到着し、1月21日に北方艦隊第3潜水艦小艦隊第24潜水艦師団へ編入されました。
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1995年4月24日から7月9日まで原子力巡洋潜水艦K-461「ヴォルク」と共に大西洋で戦闘勤務に就きました。

1996年4月から6月まで原子力巡洋潜水艦「ヴォルク」と共に大西洋で戦闘勤務に就きました。

1997年4月、戦闘訓練中にタービンエンジンが故障し、補助ディーゼルを使って基地へ戻りました。

1998年10月、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』へ回航され、2002年12月まで修理が行なわれました。

2002年12月、北方艦隊第12潜水戦隊第24潜水艦師団へ復帰しました。
(第24潜水艦師団所属は変わらないが、その上部組織が変更された)

2003年3月から2004年1月までポリャールヌイ第10艦船修理工場で修理が行なわれました。
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2004年には北極海で新型機器の試験を兼ねた航海を行ないました。

その後も毎年バレンツ海などで行動し、2010年9月には親衛原子力巡洋潜水艦K-335「ゲパルト」と共に有翼ミサイルを発射しました。

2011年には北方艦隊潜水艦部隊第24潜水艦師団所属となりました。
(第24潜水艦師団所属は変わらないが、その上部組織が変更された)

2011年4月~6月には親衛原子力巡洋潜水艦「ゲパルト」と共に戦闘勤務へ就きました。

2011年末までに水中音響複合体(ソナー)の修理の為、スネシュノゴルスク艦船修理工場『ネルパ』(艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』の傘下)へ回航されました。

2013年1月下旬までに復帰しました。
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2019年末までに再び艦船修理工場『ネルパ』へ回航されました。
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「チグル」『ネルパ』で近代化改装を行ない、有翼ミサイル「カリブル」の運用能力が付与されます。

「チグル」の他にも、少なくとも4隻の971原子力潜水艦(「レオパルド」、「ヴォルク」、「ブラーツク」、「サマーラ」)有翼ミサイル「カリブル」を装備するなどの近代化改装を行ないます。
[ロシア海軍のプロジェクト971原子力巡洋潜水艦(アクラ級)は近代化改装により巡航ミサイル「カリブル」を装備する]

ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスはカムチャツカ沖で原潜への魚雷発射訓練を行なった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年11月21日6時2分配信「
【太平洋艦隊の原子力潜水艦「クズバス」は仮想敵潜水艦への魚雷攻撃演習を実施した】

カムチャツカ沖の戦闘訓練射爆場海域で、太平洋艦隊原子力潜水艦「クズバス」は仮想敵潜水艦の捜索、追跡、更には魚雷攻撃への突入へ取り組んだ、

演習中の仮想敵の役割は、有翼ロケット原子力水中巡洋艦「オムスク」が務めた。

原子力潜水艦「クズバス」は、擬装、潜水艦の探知、「敵」部隊の識別、有利な位置の占有、魚雷兵器による攻撃、その後の反撃魚雷攻撃の回避、海域からの隠密裏の離脱といった複合活動を実行した。
このエピソードの最中に原子力潜水艦の乗組員は、実際の魚雷発射を除いた攻撃への進入の行動様式へ完全に取り組んだ。

次に有翼ロケット原子力水中巡洋艦「オムスク」は、魚雷からの回避機動を行なった。

原子力潜水艦「クズバス」は、第3世代多目的原子力潜水艦プロジェクト971「シチューカ-B」であり、高い隠密性を有する。



プロジェクト971「シチューカ-B」(NATOコード名「アクラ」)原子力大型潜水艦K-419は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市レーニン共産党青年団記念造船工場(現アムール造船工場)で1991年7月28日に起工されました。

建造中にソ連邦は解体されましたが、1992年5月18日に進水し、1992年12月31日にロシア海軍へ納入されました。
この間、1992年4月28日には「原子力巡洋潜水艦」へ類別変更されました。

翌1993年1月30日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1993年2月5日に太平洋艦隊第2潜水艦小艦隊・第45潜水艦師団へ編入され、7月10日にカムチャツカ半島ヴィリュチンスク基地へ到着しました。
1993年4月13日には「モルシュ」Моржと命名されました。

1995年10月14日から12月15日まで戦闘勤務を実施。
1996年5月5日から7月26日まで戦闘勤務を実施。
1997年7月6日から8月18日まで戦闘勤務を実施。

1998年1月29日にロシア海軍総司令官の指示で「クズバス」Кузбассと改名されました。
因みに、「クズバス」Кузбасс「クズネツク炭田」Кузнецкий угольный бассейн の略称です。

1998年5月1日、第10潜水艦師団へ転属しました。

2001年には小規模な修理を行ないました。

2007年8月には原子力巡洋潜水艦「ネルパ」(現在はインド海軍へリース)の試験の支援へ参加しました。

2007年9月から12月までボリショイ・カーメニドックで修理を実施。

2008年7月末にはウラジオストク沖でロシア海軍記念日の観艦式に参加しました。
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2009年にはボリショイ・カーメニ艦船修理工場「ズヴェズダー」へ回航され、核燃料交換などを含む大規模なオーバーホールと、部分的な近代化改装(プロジェクト971Uへのアップグレード)が始まりました。
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オーバーホール(近代化改装)は2015年秋にようやく完了しました。

2015年12月18日にはロシア連邦首相ドミトリー・メドベージェフ氏(前ロシア連邦大統領)が「クズバス」を視察しました。


当初の計画では、「クズバス」は2015年12月末までに太平洋艦隊へ復帰する筈だったのですが、数ヶ月間延びて2016年3月下旬になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスは2016年3月末までに復帰する]

「クズバス」は、「ロシア潜水艦乗員の日」である2016年3月19日に太平洋艦隊へ引き渡されました。
[近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスは2016年3月19日にロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]
[近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]


復帰した「クズバス」は、2016年7月31日の『ロシア海軍の日』ウラジオストクで行なわれた観艦式へ参加しました。

その後、カムチャツカ半島原潜基地ヴィリュチンスクへ向かいました。
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以後の「クズバス」の動向は一切公表されていませんでしたが、2017年9月8日にはカムチャツカ沖で魚雷発射訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスはカムチャツカ沖で魚雷発射訓練を行なった]

2017年9月15日には戦略用途原子力水中巡洋艦「リャザン」と対決(決闘)方式の戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦リャザンと原子力巡洋潜水艦クズバスは『決闘』を行なった]

その後の「クズバス」の動向も全く公表されていませんが、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはペトロパブロフスク-カムチャツキーで行なわれた観艦式へ参加しました。

『ロシア海軍の日』観艦式終了から数日後、「クズバス」オホーツク海で魚雷攻撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスはオホーツク海で魚雷発射訓練を行なった]


2019年11月21日にカムチャツカ沖魚雷発射訓練を行ないました。
「敵役」を務めたのは、プロジェクト949A原子力水中巡洋艦「オムスク」です。

ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスはオホーツク海で魚雷発射訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年8月1日1時39分配信
【太平洋艦隊の原子力潜水艦「クズバス」は仮想敵艦船支隊への攻撃へ取り組んだ】

戦闘訓練計画活動の枠組みにおいて、太平洋艦隊原子力潜水艦「クズバス」は、潜水艦単独で仮想敵戦闘艦支隊を攻撃する演習をオホーツク海で実施した。

海上射爆場の1つで、艦隊の海上航空隊対潜航空機Il-38に支援された対潜打撃艦グループは、潜水艦の捜索を行なった。
「クズバス」は最適距離での攻撃及び魚雷射撃の実施の為に探知を回避して仮想敵艦へ接近した。
その後、潜水艦は攻撃を成功裏に実施して隠密裏に海域を去り、意図された任務の遂行を続ける。

7月29日、原子力潜水艦「クズバス」は、ペトロパブロフスク-カムチャツキー泊地で名誉あるロシア海軍の日の艦船パレードへ参加した。



プロジェクト971「シチューカ-B」(NATOコード名「アクラ」)原子力大型潜水艦K-419は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市レーニン共産党青年団記念造船工場(現アムール造船工場)で1991年7月28日に起工されました。

建造中にソ連邦は解体されましたが、1992年5月18日に進水し、1992年12月31日にロシア海軍へ納入されました。
この間、1992年4月28日には「原子力巡洋潜水艦」へ類別変更されました。

翌1993年1月30日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1993年2月5日に太平洋艦隊第2潜水艦小艦隊・第45潜水艦師団へ編入され、7月10日にカムチャツカ半島ヴィリュチンスク基地へ到着しました。
1993年4月13日には「モルシュ」Моржと命名されました。

1995年10月14日から12月15日まで戦闘勤務を実施。
1996年5月5日から7月26日まで戦闘勤務を実施。
1997年7月6日から8月18日まで戦闘勤務を実施。

1998年1月29日にロシア海軍総司令官の指示で「クズバス」Кузбассと改名されました。
因みに、「クズバス」Кузбасс「クズネツク炭田」Кузнецкий угольный бассейн の略称です。

1998年5月1日、第10潜水艦師団へ転属しました。

2001年には小規模な修理を行ないました。

2007年8月には原子力巡洋潜水艦「ネルパ」(現在はインド海軍へリース)の試験の支援へ参加しました。

2007年9月から12月までボリショイ・カーメニドックで修理を実施。

2008年7月末にはウラジオストク沖でロシア海軍記念日の観艦式に参加しました。
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2009年にはボリショイ・カーメニ艦船修理工場「ズヴェズダー」へ回航され、核燃料交換などを含む大規模なオーバーホールと、部分的な近代化改装(プロジェクト971Uへのアップグレード)が始まりました。
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オーバーホール(近代化改装)は2015年秋にようやく完了しました。

2015年12月18日にはロシア連邦首相ドミトリー・メドベージェフ氏(前ロシア連邦大統領)が「クズバス」を視察しました。


当初の計画では、「クズバス」は2015年12月末までに太平洋艦隊へ復帰する筈だったのですが、数ヶ月間延びて2016年3月下旬になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスは2016年3月末までに復帰する]

「クズバス」は、「ロシア潜水艦乗員の日」である2016年3月19日に太平洋艦隊へ引き渡されました。
[近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスは2016年3月19日にロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]
[近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]


復帰した「クズバス」は、2016年7月31日の『ロシア海軍の日』ウラジオストクで行なわれた観艦式へ参加しました。

その後、カムチャツカ半島原潜基地ヴィリュチンスクへ向かいました。
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以後の「クズバス」の動向は一切公表されていませんでしたが、2017年9月8日にはカムチャツカ沖で魚雷発射訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスはカムチャツカ沖で魚雷発射訓練を行なった]

その後の「クズバス」の動向も全く公表されていませんが、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはペトロパブロフスク-カムチャツキーで行なわれた観艦式へ参加しました。

『ロシア海軍の日』観艦式終了から数日後、「クズバス」はオホーツク海で魚雷攻撃訓練を実施しました。


ロシア海軍に就役中のプロジェクト971原子力巡洋潜水艦の内、4隻(北方艦隊の2隻と太平洋艦隊の2隻)はセヴェロドヴィンスク艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」で高度な近代化改装が実施され、プロジェクト971Mへアップグレードされますが、「クズバス」は、この6隻には入っていません。
(「クズバス」の場合、ソナーや通信機器、居住区などの限定的な近代化に留まっている)
[近代化改装されるプロジェクト971M原子力巡洋潜水艦レオパルドは2018年にロシア海軍へ復帰する]

既に太平洋艦隊からはK-391「ブラーツク」K-295「サマーラ」が2014年9月末にセヴェロドヴィンスクへ回航されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原潜ブラーツクとサマ―ラはセヴェロドヴィンスクの艦船修理工場へ到着した]

ロシア海軍のプロジェクト971原子力巡洋潜水艦(アクラ級)へ650mm魚雷が復活する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年3月25日10時31分配信
【プロジェクト971原子力潜水艦は、それぞれ航空母艦を撃沈可能な魚雷兵器を有する-製造者】
モスクワ、3月25日、インタファクス-AVN

コンツェルン『ギードロプリボール』(水中機器)が製造する口径650mmの6576A型魚雷は、世界で最も強力である。
日曜日、同社の将来計画部長グレブ・チーホノフは述べた。

「これに比類するものなど、何処にも有りません。
この製品1つで、航空母艦を撃沈できます」

彼はテレビ局『ズヴェズダー』の生放送で話した。

「西側には、口径533mmより大きいものは有りません。
我々が作成するこの6576A魚雷の特性はユニークです~高速、長射程、爆薬を積んでいます」
グレブ・チーホノフ
は話した。

「3本の魚雷を含むワンセットは、1つの水中音響機器に対抗します」
彼は説明した。

「従いまして、この潜水艦(プロジェクト971)は、機雷複合体~機雷-魚雷、機雷-ロケットの課題を解決します。
これらの複合体の開発は、我がコンツェルンで展開しております」

彼は付け加えた。

プロジェクト971潜水艦魚雷弾数は40本から成り、しかも、その半分は口径650㎜で増強される。


グレブ・チーホノフ氏が出演したテレビ局『ズヴェズダー』の番組(北方艦隊プロジェクト971原子力巡洋潜水艦の特集)

この動画で9:18辺りから登場する人物がグレブ・チーホノフ氏です。



口径650mmの6576型魚雷「キート」の開発は1969年から始まり、1975年から発射試験が行なわれ、1976年11月19日に軍備採用されました。
6576型魚雷は、650mm魚雷発射管を装備するソ連海軍プロジェクト671RT/RTM(ヴィクターII/III級)原子力潜水艦に搭載されました。
この他、1980年代から就役した第3世代原子力潜水艦(プロジェクト949/949A、プロジェクト945、プロジェクト971)にも当初は搭載されました。

1982年には第3世代原子力潜水艦用として改良型の6576Aの開発が始まり、1990年から北方艦隊原子力潜水艦で発射試験が行なわれ、1991年4月25日に軍備採用され、魚雷の生産が始まりました。

6576A型魚雷は、650mm魚雷発射管を装備するロシア海軍原子力潜水艦プロジェクト949A(オスカーII級)、プロジェクト971(アクラ級)、プロジェクト671RTMK(改ヴィクターIII級)に搭載されました。
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[6576A型魚雷]
全長:11.3m
幅(直径):650mm
発射重量:4759kg
弾頭重量:557kg
最大速力:50ノット
射程距離:50km(50ノット)/100km(35ノット)
発射深度:最大480m

しかし、2000年8月12日に6576A型魚雷を搭載するプロジェクト949A原子力水中巡洋艦「クルスク」が艦首で爆発事故を起こして沈没しました。
乗組員は全員死亡しました。
[巡航ミサイル原潜「クルスク」]
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この「クルスク」の爆発の原因については西側でも色々な説が唱えられましたが、ロシア側は、6576A型魚雷が爆発した可能性が高いと判断しました。

爆沈事故時に「クルスク」が搭載していた6576A型魚雷
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この為、「クルスク」爆沈事故の後、6576A型魚雷ロシア海軍原子力潜水艦から撤去されました。
650mm魚雷が撤去された後、650mm魚雷発射管機雷射出のみに使用されるようになりました。


そして、650mm魚雷ロシア海軍原子力潜水艦から姿を消して10数年の歳月を経て、6576A型魚雷プロジェクト971原子力巡洋潜水艦で復活する事になりました。


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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト971「シチューカ-B」】

プロジェクト971「シチューカ-B」原子力巡洋潜水艦(NATOコード名「アクラ」級)は、1985年から2001年に掛けて14隻がソ連/ロシア海軍へ就役し、更に1隻がインド海軍へリースする為に建造され、2012年に引き渡されています。
既に2隻が除籍・解体されており、現在、ロシア海軍に在籍しているのは12隻です。

[コムソモリスク・ナ・アムーレ(アムール造船工場)建造艦]太平洋艦隊へ配備
・K-284(工場番号501):1993年4月13日に「アクラ」と命名
1983年11月11日起工/1984年6月22日進水/1984年12月30日納入/1985年1月15日就役
1994年頃退役、2004~2008年に極東艦船修理工場『ズヴェズダー』で解体

・K-263(工場番号502):1993年4月13日に「デリフィン」と命名、2002年2月9日に「バルナウル」と改名
1985年5月9日起工/1986年5月28日進水/1987年12月30日納入/1988年1月11日就役

・K-322(工場番号513):1993年4月13日に「カシャロート」と命名
1986年9月5日起工/1987年7月18日進水/1988年12月30日納入/1989年3月1日就役

・K-391(工場番号514):1993年4月13日に「キート」と命名、1997年9月1日に「ブラーツク」と改名
1988年2月23日起工/1989年4月14日進水/1989年12月29日納入/1990年1月13日就役

・K-331(工場番号515):1993年4月13日に「ナルヴァル」と命名、2001年1月24日に「マガダン」と改名
1989年12月28日起工/1990年6月23日進水/1990年12月30日納入/1991年1月23日就役

・K-419(工場番号516):1993年4月13日に「モルシュ」と命名、1998年1月29日に「クズバス」と改名
1991年7月28日起工/1992年5月18日進水/1992年12月31日納入/1993年1月30日就役
[近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]

・K-295(工場番号517):1993年4月13日に「ドラコン」と命名、1999年8月30日に「サマーラ」と改名
1993年11月7日起工/1994年7月1日進水/1995年7月17日納入/1995年7月29日就役

・K-152(工場番号518):1993年4月13日に「ネルパ」と命名
1993年起工/2006年6月24日進水/2009年12月28日就役
2012年1月23日、インド海軍へリース、「チャクラ」と改名

・工場番号519号艦(「イルビス」?)
1994年起工
2007年、工事進捗度60パーセントで建造停止

・工場番号520号艦
1990年起工
1992年3月18日、工事進捗度25パーセントで建造中止、その後に解体

・工場番号521号艦
1991年起工
1992年3月18日、工事進捗度12パーセントで建造中止、その後に解体

[セヴェロドヴィンスク(セヴマシュ)建造艦]北方艦隊へ配備
・K-480(工場番号821):1991年7月24日に「バルス」と命名、1998年4月27日に「アク・バルス」と改名
1985年2月22日起工/1988年4月16日進水/1988年12月29日納入・就役
2002年10月1日除籍、2010年に艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で解体

・K-317(工場番号822):1990年10月10日に「パンテーラ」と命名
1986年11月6日起工/1990年5月21日進水/1990年12月27日納入/1990年12月30日就役

・K-461(工場番号831):1991年6月25日に「ヴォルク」と命名
1987年11月14日起工/1991年6月11日進水/1991年12月29日納入/1992年1月27日就役

・K-328(工場番号832):1991年1月24日に「レオパルド」と命名
1988年10月26日起工/1992年6月28日進水/1992年12月30日納入/1993年1月15日就役

・K-154(工場番号833):1991年7月24日に「チグル」と命名
1989年9月10日起工/1993年6月26日進水/1993年12月29日納入/1994年1月5日就役

・K-157(工場番号834):1993年4月6日に「ヴェプリ」と命名
1990年7月13日起工/1994年12月10日進水/1995年11月25日納入/1995年12月30日就役

・K-335(工場番号835):1993年2月22日に「ゲパルド」と命名
1991年9月23日起工/1999年9月17日進水/2001年12月3日納入/2001年12月4日就役
[ロシア海軍北方艦隊の親衛原子力巡洋潜水艦ゲパルトはオーバーホールを終えて復帰した]

・K-337(工場番号836):1994年1月25日に「クーグアル」と命名
1992年8月18日起工
1998年1月22日建造中止
2003年以降に解体(原子炉などは「ボレイ」級戦略原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」へ流用)

・K-333(工場番号837):1995年2月7日に「ルイシ」と命名
1993年8月31日起工
1997年10月6日建造中止
2004年以降、解体(原子炉などは「ボレイ」級戦略原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」へ流用)


この内、「レオパルド」、「ヴォルク」、「ブラーツク」、「サマーラ」の4隻がセヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で大規模な近代化改装(プロジェクト971M)を行ないます。
[近代化改装されるプロジェクト971M原子力巡洋潜水艦レオパルドは2018年にロシア海軍へ復帰する]

北方艦隊「ヴォルク」は、2014年8月にセヴェロドヴィンスクへ回航されています。
[ロシア海軍北方艦隊のアクラ級原潜ヴォルクはセヴェロドヴィンスクで近代化改装を行なう]

太平洋艦隊「ブラーツク」「サマーラ」も、2014年9月末にセヴェロドヴィンスクへ回航されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原潜ブラーツクとサマ―ラはセヴェロドヴィンスクの艦船修理工場へ到着した]

近代化改装されるプロジェクト971Mは、533mm魚雷発射管から射出できる巡航ミサイル「カリブル」を搭載します。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスはカムチャツカ沖で魚雷発射訓練を行なった

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年9月8日8時40分配信
【原子力潜水艦「クズバス」は演習で仮想敵水上艦支隊を撃破した】
モスクワ、9月8日、インタファクス-AVN

太平洋艦隊原子力潜水艦「クズバス」は、演習において水中位置から水上目標への魚雷の実地複合射撃を成功裏に実施した。
インタファクス-AVN太平洋艦隊の代理人ウラジーミル・マトヴェーエフ1等海佐より伝えられた。

「戦闘訓練計画に沿って、多目的原子力潜水艦クズバスの乗組員は、太平洋艦隊の海洋射爆場で水上目標への魚雷射撃を実行しました。
合計で2本の魚雷が発射され、正確に目標へ命中しました。
射撃は実弾により実行され、必要な安全要件は最大限遵守いたしました」

彼は指摘した。

彼によると、仮想敵艦の役割として、太平洋艦隊カムチャツカグループ小型対潜艦が関わっていた。

原子力潜水艦「クズバス」は、1983年から2001年に建造されたプロジェクト971「シチューカ-B」である。
「シチューカ-B」は、ロシア海軍多目的原子力潜水艦の主要タイプである。

潜水艦「クズバス」は、2009年から2016年まで極東工場『ズヴェズダー』で修理されていた。
潜水艦は、居住保障システム、無線電波兵装及び水中音響兵装(ソナー)を更新した。

プロジェクト971潜水艦は約13000トンの水中排水量を有しており、(水中)速力は33ノット、潜航深度は600メートルである。
兵装は、4門の533mm魚雷発射管及び4門の650mm魚雷発射管である。
弾薬総数は、40基までの魚雷、有翼ミサイル、ロケット魚雷である。



プロジェクト971「シチューカ-B」(NATOコード名「アクラ」)原子力大型潜水艦K-419は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市レーニン共産党青年団記念造船工場(現アムール造船工場)で1991年7月28日に起工されました。

建造中にソ連邦は解体されましたが、1992年5月18日に進水し、1992年12月31日にロシア海軍へ納入されました。
この間、1992年4月28日には「原子力巡洋潜水艦」へ類別変更されました。

翌1993年1月30日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1993年2月5日に太平洋艦隊第2潜水艦小艦隊・第45潜水艦師団へ編入され、7月10日にカムチャツカ半島ヴィリュチンスク基地へ到着しました。
1993年4月13日には「モルシュ」Моржと命名されました。

1995年10月14日から12月15日まで戦闘勤務を実施。
1996年5月5日から7月26日まで戦闘勤務を実施。
1997年7月6日から8月18日まで戦闘勤務を実施。

1998年1月29日にロシア海軍総司令官の指示で「クズバス」Кузбассと改名されました。
因みに、「クズバス」Кузбасс「クズネツク炭田」Кузнецкий угольный бассейн の略称です。

1998年5月1日、第10潜水艦師団へ転属しました。

2001年には小規模な修理を行ないました。

2007年8月には原子力巡洋潜水艦「ネルパ」(現在はインド海軍へリース)の試験の支援へ参加しました。

2007年9月から12月までボリショイ・カーメニドックで修理を実施。

2008年7月末にはウラジオストク沖でロシア海軍記念日の観艦式に参加しました。
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2009年にはボリショイ・カーメニ艦船修理工場「ズヴェズダー」へ回航され、核燃料交換などを含む大規模なオーバーホールと、部分的な近代化改装(プロジェクト971Uへのアップグレード)が始まりました。
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オーバーホール(近代化改装)は2015年秋にようやく完了しました。

2015年12月18日にはロシア連邦首相ドミトリー・メドベージェフ氏(前ロシア連邦大統領)が「クズバス」を視察しました。


当初の計画では、「クズバス」は2015年12月末までに太平洋艦隊へ復帰する筈だったのですが、数ヶ月間延びて2016年3月下旬になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスは2016年3月末までに復帰する]

「クズバス」は、「ロシア潜水艦乗員の日」である2016年3月19日に太平洋艦隊へ引き渡されました。
[近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスは2016年3月19日にロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]
[近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]


復帰した「クズバス」は、2016年7月31日の「ロシア海軍の日」ウラジオストクで行なわれた観艦式へ参加しました。

その後、カムチャツカ半島原潜基地ヴィリュチンスクへ向かいました。
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以後の「クズバス」の動向は一切公表されていませんでしたが、2017年9月8日にはカムチャツカ沖で魚雷発射訓練を実施しました。

その数日前にはカムチャツカ沖で対潜哨戒機Il-38の対潜戦闘訓練が行なわれており、太平洋艦隊原子力潜水艦の1隻が仮想敵役を務めましたが、これも「クズバス」かもしれません。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年9月5日6時18分配信
【カムチャツカで対潜航空機の乗員は潜水艦の探知へ取り組んだ】



ロシア海軍に就役中のプロジェクト971原子力巡洋潜水艦の内、4隻(北方艦隊の2隻と太平洋艦隊の2隻)はセヴェロドヴィンスク艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」で高度な近代化改装が実施され、プロジェクト971Mへアップグレードされますが、「クズバス」は、この6隻には入っていません。
(「クズバス」の場合、ソナーや通信機器、居住区などの限定的な近代化に留まっている)
[近代化改装されるプロジェクト971M原子力巡洋潜水艦レオパルドは2018年にロシア海軍へ復帰する]

既に太平洋艦隊からはK-391「ブラーツク」K-295「サマーラ」が2014年9月末にセヴェロドヴィンスクへ回航されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原潜ブラーツクとサマ―ラはセヴェロドヴィンスクの艦船修理工場へ到着した]


現在のロシア連邦海軍における原子力潜水艦の分類は以下の通りです。

重戦略用途原子力水中巡洋艦:プロジェクト941「アクラ」(タイフーン)
戦略用途原子力水中巡洋艦:プロジェクト667BDRM「デリフィン」(デルタIV)、プロジェクト667BDR「カリマール」(デルタIII)、プロジェクト955「ボレイ」
原子力水中巡洋艦:プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII)、プロジェクト885「ヤーセン」
原子力巡洋潜水艦:プロジェクト971「シチューカ-B」(アクラ)
原子力大型潜水艦:プロジェクト945「バラクーダ」(シエラI)、プロジェクト945A「コンドル」(シエラII)、プロジェクト671RTMK「シチューカ」(ヴィクターIII)


弾道ミサイル或いは有翼ミサイルの専用垂直発射機を装備する原潜西側で言う所のSSBNSSGNに該当する艦は「水中巡洋艦」に分類されています。
一方、いわゆる「魚雷攻撃型原潜」は、「原子力大型潜水艦」に分類されています。

ただ、今回の記事に登場する「クズバス」を含むプロジェクト971のみは「原子力巡洋潜水艦」と、「原子力水中巡洋艦」「原子力大型潜水艦」の中間的な分類となっております。

上記の分類はソ連邦解体後の1992年に定められたものですが、この当時、971魚雷発射管から発射できる長射程有翼ミサイル「グラナート」(SS-N-21)を搭載し、戦略用途原子力水中巡洋艦を補完する戦力と見なされていた為、他の魚雷攻撃型原潜と区別して「巡洋潜水艦」となりました。
(ただし、その後に「グラナート」971原潜から降ろされましたが)