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ロシア海軍太平洋艦隊向けの最初のカラクルト級小型ロケット艦ルジェフは推進軸を設置する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年3月23日9時15分配信
【最初の極東の「カラクルト」は推進軸の設置を準備する】

『アムール造船工場』は、プロジェクト22800(コード名「カラクルト」)小型ロケット艦「ルジェフ」の推進軸の設置の準備を始めた。
3月23日・木曜日、同社広報サービスは発表した。


造船所の代理人は、組立-設置チームの専門家により行なわれた各作業操作が、技術管理部門と発注者の代表~ロシア連邦国防省へ提示されると述べた。

「チームの資格と階級は非常に高いです」
組立-試運転作業場の職長ウラジスラフ・コノヴァロフは広報サービスへ語った。
「コルベットでの作業の経験を持つ者も居ます。
工場の最高の専門家の1人である5級組立-設置工アレクサンダー・メンシコフがチームで働いている事を考えれば、彼らが良い仕事をしてくれる事は間違いありません」


『アムール造船工場』の代理人は、以前、スケジュールを完全に遵守して他の建造中のプロジェクト22800小型ロケット艦「ウドムリャ」ディーゼル発電機が設置された事を指摘した。

ロシア連邦国防省『アムール造船工場』と4隻のプロジェクト22800小型ロケット艦太平洋艦隊へ供給する契約を締結した事が想い起こされる。
最初の2隻の艦「ルジェフ」及び「ウドムリャ」は2019年7月に起工された。
双方の小型ロケット艦は2026年までに就役しなければならない。

「カラクルト」型小型ロケット艦は、中央海洋設計局『アルマーズ』により設計された。
小型ロケット艦の全長-60メートル、幅-10メートル、吃水-4 メートル、排水量-800 トン。
最大速力-30 ノット、航続距離-2500海里、自立航行期間-15日。

「カラクルト」の兵装は、近代化された76.2mm砲AK-176MA、2基の高射砲AK-630M打撃ミサイル複合体「カリブル-NK」である。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。
(サンクトペテルブルク『ペラ』造船所で7隻、ケルチ『ザリフ』造船所で3隻、ゼレノドリスク造船所で2隻、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で4隻)


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極東『アムール造船工場』で建造される22800小型ロケット艦の1番艦となる「ルジェフ」は、2番艦「ウドムリャ」と共に2019年7月1日に起工されました。
[コムソモリスク・ナ・アムーレ造船所でロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ルジェフとウドムリャが起工された]

現在は造船所の船台で工事を進めています。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの最初のカラクルト級小型ロケット艦ルジェフは艦内への各種設備の取り付け工事を進めている]

「ルジェフ」の進水は2023年前半に予定されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの最初のカラクルト級小型ロケット艦ルジェフは2023年に進水する]
[ロシア海軍太平洋艦隊向けのカラクルト級小型ロケット艦ルジェフとウドムリャは2023年前半に進水する]

進水後、2023年後半には最終艤装と各種試験の為にコムソモリスク・ナ・アムーレからウラジオストクへ回航されます。

『アムール造船工場』は計4隻の22800小型ロケット艦を建造し、全て太平洋艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊へカラクルト級小型ロケット艦が配備される]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備(567)

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備(577)

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備(584)

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定(578)

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備(633)

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2023年進水予定/2023年以降就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2023年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2023年進水予定/2024年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2023年前半進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2023年前半進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2025年以降就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2025年以降就役予定
太平洋艦隊へ配備予定
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ロシア海軍バルト艦隊向けのカラクルト級小型ロケット艦ブーリャはバルト海での洋上試験中に水上目標へ対空ミサイルを発射した

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『KORABEL.RU』より
2023年3月18日11時22分配信
【最新小型ロケット艦「ブーリャ」はバルト海での国家試験中にミサイル射撃を成功裏に実施した】

バルト艦隊の為に造船工場『ペラ』で建造された最新小型ロケット艦「ブーリャ」の乗組員は、バルト海での国家試験の枠組みにおいて高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」から海上目標への射撃を実施した。

目標として使用された小型盾船へ数基のミサイルが成功裏に命中したと西方軍管区広報サービスは伝えた。

国家試験の枠組みで、工場試運転チームの代表は、艦の乗組員及び国家受領委員会のメンバーと共に艦の機動性及び速力の試験を行ない、全ての集合体、システム、ユニットの動作を点検する。
試験の目的は、建造された艦の品質と、その戦術-技術特性が承認されたプロジェクトに沿っているのかどうかを全体的に点検する事に在る。

海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の決定により、小型ロケット艦「ブーリャ」バルト艦隊へ加入し、バルト艦隊バルチースク海軍基地ロケット艦・ロケット艇連合部隊で意図された任務を遂行する。

小型ロケット艦「ブーリャ」は、株式会社『計器設計局』が開発した新たな高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」を装備する2隻目のプロジェクト22800「カラクルト」艦である。
 
標準排水量は800トンであり、近海ゾーンで任務を遂行する為に意図されている。
同プロジェクト艦は、有翼ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の為の8セルの汎用艦載射撃複合体自動砲塔AK-176MAで武装する。
これに加え、艦の対空防衛構成には、携帯高射ミサイル複合体「イグラ」高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」が含まれる。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の代替となる新世代の小型ロケット艦です。

プロジェクト12341小型ロケット艦(「ミラーシュ」)
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プロジェクト12411ロケット艇(R-239)
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元々は「オヴォード」「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]

その後、『アルマーズ』設計局「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。

プロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(拡大発展型)
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦
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プロジェクト22800小型ロケット艦の4番艦「ブーリャ」は、2016年12月24日にサンクトペテルブルク『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]

2018年10月23日に進水しました。

[ロシア海軍の為のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは進水した]

「ブーリャ」は2021年末の就役が予定されていましたが、2021年中には洋上試験を開始するまでに至らず、翌年に延期されました。
[小型ロケット艦ブーリャとグラードは2021年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
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2022年10月17日、「ブーリャ」バルト海で洋上試験の第1段階(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャはバルト海で洋上試験を開始した]

11月中旬には艦砲(76mm砲)の射撃試験などが行なわれました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャはバルト海で砲撃試験を実施した]

工場航行試験は12月上旬までに完了し、12月17日からは最終洋上試験となる国家試験が始まりました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのカラクルト級小型ロケット艦ブーリャはバルト海で最終洋上試験(国家試験)を開始した]

12月24日には76mm砲による対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのカラクルト級小型ロケット艦ブーリャはバルト海で対空砲撃試験を実施した]

翌12月25日には高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」から水上目標への射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのカラクルト級小型ロケット艦ブーリャはバルト海で高射ミサイル-機関砲複合体パーンツィリ-Mによる対水上射撃試験を実施した]

2023年3月18日には高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」から水上目標へミサイルを発射しました。

国家試験が完了し、その後の最終検査が終われば、ロシア海軍への引き渡し準備が整います。

「ブーリャ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていましたが、洋上試験が12月末に完了しなかった為、翌2023年に延期されました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは2022年12月にロシア海軍へ就役する]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備(567)

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備(577)

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備(584)

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定(578)

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備(633)

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2023年前半進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2023年前半進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

ロシア海軍太平洋艦隊向けのカラクルト級小型ロケット艦ルジェフとウドムリャは2023年前半に進水する

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『MASHNEWS』より
2023年1月19日10時55分配信
【小型ロケット艦「ルジェフ」は2023年後半に最終艤装の為にウラジオストクへ移送される】

2023年後半にはプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦シリーズの1隻目「ルジェフ」が最終艤装と航行試験の為にウラジオストクへ移送される。
『アムール造船工場』広報サービスは発表した。


今年前半には、小型ロケット艦「ルジェフ」「ウドムリャ」が造船台の作業所から出渠し、艤装と係留試験の為に艤装埠頭へ送り届けられる。

「空いた乾ドックの建造現場は、2020年末に『アムール造船工場』が国防省と契約した2等艦プロジェクト20385コルベットの生産艦が占有します」
広報サービスは『アムール造船工場』製造担当取締役ピョートル・ゴロドの談話を引用した。

「ルジェフ」は、『アムール造船工場』太平洋艦隊の為に建造する最初のプロジェクト22800小型ロケット艦である。
艦は2019年7月に起工された。
造船所は、このような艦をロシア連邦海軍へ合計4隻引き渡さなければならない。

現在、『アムール造船工場』は14隻の艦船の建造を行なっている。
工場の生産プログラムは2033年まで予定されている。

[『MASHNEWS』参照]
「カラクルト」
中央海洋設計局『アルマーズ』により設計され、設計主任はドミトリー・ツィムリャコフである。
小型ロケット艦の排水量-800トン、全長-67メートル、幅-11メートル、速力-30ノット、航続距離-2500海里、自立航行期間-15日。
小型ロケット艦の動力装置は完全にロシア製であり、3基のディーゼルM-507D-1と3基のディーゼル発電機DGAS-315が含まれる。
艦は、支隊及び戦闘艦グループの一員として、そして更に単独で海域での任務を遂行する為に意図されている。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。
(サンクトペテルブルク『ペラ』造船所で7隻、ケルチ『ザリフ』造船所で3隻、ゼレノドリスク造船所で2隻、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で4隻)


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極東『アムール造船工場』で建造される22800小型ロケット艦の1番艦となる「ルジェフ」と2番艦「ウドムリャ」は2019年7月1日に起工されました。
[コムソモリスク・ナ・アムーレ造船所でロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ルジェフとウドムリャが起工された]

現在は2隻とも造船所の船台で工事を進めています。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの最初のカラクルト級小型ロケット艦ルジェフは艦内への各種設備の取り付け工事を進めている]
[ロシア海軍太平洋艦隊向けに建造中のカラクルト級小型ロケット艦ウドムリャは推進軸を設置する]
[ロシア海軍太平洋艦隊向けに建造中のカラクルト級小型ロケット艦ウドムリャは2023年1月から上部構造物の設置を開始する]

「ルジェフ」「ウドムリャ」の進水は2023年前半に予定されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの最初のカラクルト級小型ロケット艦ルジェフは2023年に進水する]

進水後、2023年後半には最終艤装と各種試験の為にコムソモリスク・ナ・アムーレからウラジオストクへ回航されます。

『アムール造船工場』は計4隻の22800小型ロケット艦を建造し、全て太平洋艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊へカラクルト級小型ロケット艦が配備される]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備(567)

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備(577)

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備(584)

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定(578)

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備(633)

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2023年前半進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2023年前半進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

ロシア海軍太平洋艦隊向けの最初のカラクルト級小型ロケット艦ルジェフは艦内への各種設備の取り付け工事を進めている

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『MASHNEWS』より
2023年1月12日8時599分配信
【造船所『アムール造船工場』は小型ロケット艦「ルジェフ」の追加設備の艦内ケーブル線の敷設を始める】

1月末に造船所『アムール造船工場』(『統合造船業営団』へ加入)は、プロジェクト22800小型ロケット艦「ルジェフ」の追加設備の艦内ケーブル線の敷設への着手を計画している。
工場広報サービスは発表した。


更に1月には、3機の主ディーゼルの排気管の取り付けと空調設備の据え付けが予定されている。
現在、主操舵室の舷窓の設置が進められている。

以前、小型ロケット艦「ルジェフ」は今年の進水が計画されていると報じられた。

「ルジェフ」は、『アムール造船工場』太平洋艦隊の為に建造する最初のプロジェクト22800小型ロケット艦である。
艦は2019年7月に起工された。
造船所は、このような艦をロシア連邦海軍へ合計4隻引き渡さなければならない。

[『MASHNEWS』参照]
「カラクルト」
中央海洋設計局『アルマーズ』により設計され、設計主任はドミトリー・ツィムリャコフである。
小型ロケット艦の排水量-800トン、全長-67メートル、幅-11メートル、速力-30ノット、航続距離-2500海里、自立航行期間-15日。
小型ロケット艦の動力装置は完全にロシア製であり、3基のディーゼルM-507D-1と3基のディーゼル発電機DGAS-315が含まれる。
艦は、支隊及び戦闘艦グループの一員として、そして更に単独で海域での任務を遂行する為に意図されている。

プロジェクト22800艦は、高精度兵器 (複合体「カリブル」)、高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」76.2mm砲AK-176MA対破壊工作兵器、携帯高射ミサイル複合体、そして更に最新の制御複合体、電波技術兵装、無線通信、航法、電波電子戦闘及び対抗手段を装備する。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。
(サンクトペテルブルク『ペラ』造船所で4隻、クリミア半島フェオドシヤ造船所で3隻、ケルチ『ザリフ』造船所で3隻、ゼレノドリスク造船所で2隻、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で4隻)


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極東『アムール造船工場』で建造される22800小型ロケット艦の1番艦となる「ルジェフ」は、2番艦「ウドムリャ」と共に2019年7月1日に起工されました。
[コムソモリスク・ナ・アムーレ造船所でロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ルジェフとウドムリャが起工された]

現在は艦内の各種設備やケーブル線の取り付け工事が行なわれています。

「ルジェフ」の進水は2023年に予定されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの最初のカラクルト級小型ロケット艦ルジェフは2023年に進水する]

『アムール造船工場』は計4隻の22800小型ロケット艦を建造し、全て太平洋艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊へカラクルト級小型ロケット艦が配備される]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備(567)

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備(577)

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備(584)

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定(578)

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備(633)

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2023年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2023年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

ロシア海軍太平洋艦隊向けに建造中のカラクルト級小型ロケット艦ウドムリャは2023年1月から上部構造物の設置を開始する

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『MASHNEWS』より
2023年1月10日8時29分配信
【『アムール造船工場』は1月に小型ロケット艦「ウドムリャ」の上部構造物の最初のセクションを積載する】

1月に『アムール造船工場』の専門家は、建設中のプロジェクト22800(カラクルト)小型ロケット艦「ウドムリャ」の上部構造物の最初のセクションの積載を計画している。
同社広報サービスは発表した。


上部構造物のセクションの製造のテンポは加速している事が強調された。

2022年末、据付-納品製造の専門家は、発注された主動力装置の為の3基のディーゼル発電機の所定の場所への設置を滞りなく行なった。
更に、小型ロケット艦「ウドムリャ」の推進軸は入る際の検査を行なった。
艦自体は、機械の留め具の取り付け作業が進められており、小型ロケット艦には大勢の機械工が居続けている。

「ウドムリャ」プロジェクト22800シリーズの2番艦である。
小型ロケット艦は2019年7月1日に起工された。

現在、同社では4隻の「カラクルト」を建造している:「ルジェフ」、「ウドムリャ」、「パヴロフスク」、「ウスリースク」

[『MASHNEWS』参照]
「カラクルト」
中央海洋設計局『アルマーズ』により設計され、設計主任はドミトリー・ツィムリャコフである。
小型ロケット艦の排水量-800トン、全長-67メートル、幅-11メートル、速力-30ノット、航続距離-2500海里、自立航行期間-15日。
小型ロケット艦の動力装置は完全にロシア製であり、3基のディーゼルM-507D-1と3基のディーゼル発電機DGAS-315が含まれる。
艦は、支隊及び戦闘艦グループの一員として、そして更に単独で海域での任務を遂行する為に意図されている。

プロジェクト22800艦は、高精度兵器 (複合体「カリブル」)、高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」76.2mm砲AK-176MA対破壊工作兵器、携帯高射ミサイル複合体、そして更に最新の制御複合体、電波技術兵装、無線通信、航法、電波電子戦闘及び対抗手段を装備する。

海軍には、3隻のシリーズ艦~「ムィティシ」、「ソヴィェツク」、「オジンツォボ」が在籍している。
海軍は、このタイプの小型ロケット艦18隻の受け入れを計画している。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。
(サンクトペテルブルク『ペラ』造船所で4隻、クリミア半島フェオドシヤ造船所で3隻、ケルチ『ザリフ』造船所で3隻、ゼレノドリスク造船所で2隻、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で4隻)


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極東『アムール造船工場』で建造される22800小型ロケット艦の2番艦「ウドムリャ」は、1番艦「ルジェフ」と共に2019年7月1日に起工されました。
[コムソモリスク・ナ・アムーレ造船所でロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ルジェフとウドムリャが起工された]

1番艦「ルジェフ」の進水は2023年に予定されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの最初のカラクルト級小型ロケット艦ルジェフは2023年に進水する]

2番艦「ウドムリャ」は2022年末までに推進軸とディーゼル発電機が設置されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けに建造中のカラクルト級小型ロケット艦ウドムリャは推進軸を設置する]

続いて2023年1月から上部構造物の設置が始まります。

『アムール造船工場』は計4隻の22800小型ロケット艦を建造し、全て太平洋艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊へカラクルト級小型ロケット艦が配備される]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備(567)

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備(577)

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備(584)

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2023年就役予定
バルト艦隊へ配備予定(578)

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備(633)

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2023年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2023年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

ロシア海軍バルト艦隊向けのカラクルト級小型ロケット艦ブーリャはバルト海で高射ミサイル-機関砲複合体パーンツィリ-Mによる対水上射撃試験を実施した

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『タス通信』より
2022年12月26日1時7分配信
【小型ロケット艦「ブーリャ」はバルト海での国家試験中に複合体「パーンツィリ-M」の射撃を実行した】
カリーニングラード、12月25日/タス通信

最新のプロジェクト22800小型ロケット艦「ブーリャ」有翼ミサイル「カリブル」搭載艦~は、バルト海における国家試験の最終段階の枠組みで高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」から海上目標への射撃を成功裏に実行した。
日曜日にバルト艦隊広報サービスは発表した。

「国家試験プログラムを実施している小型ロケット艦ブーリャの乗組員は、仮想敵水上艦を模した海上盾船へ機関砲兵器複合体パーンツィリ-Mによる射撃を実施しました」
広報サービスは話した。
客観的観測データにより、それは成功と認められた事が指摘された。

以前の12月24日、艦は空中目標への砲複合体AK-176の射撃を成功裏に実行した。

海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の決定により、小型ロケット艦「ブーリャ」は国家試験プログラムの完了後にバルト艦隊へ加入し、バルト艦隊バルチースク海軍基地ロケット艦・ロケット艇連合部隊で意図された任務を遂行する。

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「パーンツィリ-M」は、ロシア高射ミサイル-機関砲複合体の艦載ヴァージョンであり、陸上ヴァージョンは「パーンツィリ-S」と呼ばれる。

「パーンツィリ-M」は、航空機、ヘリコプター、高精度兵器(対艦ミサイル無人飛行装置を含む)、そして更に水上及び沿岸の目標の撃破の為に意図されている。
艦載複合体「パーンツィリ-M」は、距離75キロメートルの目標を探知し、艦から半径40キロメートル、高度15キロメートルで破壊できる。
その特徴は、1グループを構成して様々な方向から攻撃してくる4個までの目標の同時攻撃能力に在る。
複合体は、約500トンの排水量を持つロケット艇から航空母艦まで、全ての種類の戦闘艦へ設置できる。

「ブーリャ」は、中央海洋設計局『アルマーズ』が開発したプロジェクト22800多目的小型ロケット艦であり、近海ゾーンで任務を遂行する為に意図されている。
同プロジェクト艦は、有翼ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の為の8セルの汎用艦載射撃複合体自動砲塔AK-176MAで武装する。
これに加え、艦の対空防衛構成には、携帯高射ミサイル複合体「イグラ」高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」が含まれる。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の代替となる新世代の小型ロケット艦です。

プロジェクト12341小型ロケット艦(「ミラーシュ」)
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プロジェクト12411ロケット艇(R-239)
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元々は「オヴォード」「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]

その後、『アルマーズ』設計局「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。

プロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(拡大発展型)
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦
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プロジェクト22800小型ロケット艦の4番艦「ブーリャ」は、2016年12月24日にサンクトペテルブルク『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]

2018年10月23日に進水しました。

[ロシア海軍の為のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは進水した]

「ブーリャ」は2021年末の就役が予定されていましたが、2021年中には洋上試験を開始するまでに至らず、翌年に延期されました。
[小型ロケット艦ブーリャとグラードは2021年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
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2022年10月17日、「ブーリャ」バルト海で洋上試験の第1段階(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャはバルト海で洋上試験を開始した]

11月中旬には艦砲(76mm砲)の射撃試験などが行なわれました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャはバルト海で砲撃試験を実施した]

工場航行試験は12月上旬までに完了し、12月17日からは最終洋上試験となる国家試験が始まりました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのカラクルト級小型ロケット艦ブーリャはバルト海で最終洋上試験(国家試験)を開始した]

12月24日には76mm砲による対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのカラクルト級小型ロケット艦ブーリャはバルト海で対空砲撃試験を実施した]

翌12月25日には高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」から水上目標への射撃試験を行ないました。

国家試験が完了し、その後の最終検査が終われば、ロシア海軍への引き渡し準備が整います。

「ブーリャ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていましたが、12月17日から始まった国家試験が12月中に終わる事は、今までの例からも考えられないので(最低でも1ヶ月程度は掛かる)、おそらくは2023年に延期される事になるでしょう。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは2022年12月にロシア海軍へ就役する]


なお、同じくバルト艦隊へ配備予定のプロジェクト21631小型ロケット艦「グラード」は、「ブーリャ」よりも早くバルト海で洋上試験を開始しており、こちらは12月末にはロシア海軍へ就役できそうです。
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[ブヤン-M小型ロケット艦グラードはタルーサと改名され、2022年12月末にロシア海軍へ就役する]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備(567)

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備(577)

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備(584)

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2022年末就役予定
バルト艦隊へ配備予定(578)

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2022年就役予定
黒海艦隊へ配備(633)

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2023年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2023年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

ロシア海軍バルト艦隊向けのカラクルト級小型ロケット艦ブーリャはバルト海で対空砲撃試験を実施した

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『タス通信』より
2022年12月25日3時17分配信
【バルト艦隊の軍艦「ブーリャ」は試験中に砲射撃を実行した】
モスクワ、12月24日/タス通信

最新のプロジェクト22800小型ロケット艦「ブーリャ」バルト艦隊の為に株式会社・レニングラード造船工場『ペラ』が建造した有翼ミサイル「カリブル」搭載艦~は、国家試験中に航空爆弾SAB-250の形の空中目標への砲射撃を実行した。
土曜日にバルト艦隊広報サービスは発表した。

「小型ロケット艦ブーリャは、バルト海における国家試験中、艦載砲AK-176から空中目標への砲射撃を実行しました」
声明では、こう述べられた。

空中標的として、(バルト)艦隊海上航空隊前線爆撃機Su-24により投下され、発光要素を持つ花輪の形で提示された発光航空爆弾SAB-250が使用された事が指摘された。


「客観的観測データによると、射撃は成功裏に実行されました。
近い内に乗組員には、海上及び空中の目標への高射ミサイル-機関砲複合体パーンツィリ-Mからの複合射撃への取り組みが待ち受けています」

艦隊広報サービスは付け加えた。

小型ロケット艦「ブーリャ」は、株式会社『機器製造設計局』が開発した新型高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」を標準装備する第2のプロジェクト22800「カラクルト」艦である。
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海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の決定により、小型ロケット艦「ブーリャ」バルト艦隊へ加入し、バルチースク海軍基地ロケット艦・ロケット艇連合部隊で意図された任務を遂行する。

プロジェクト22800「カラクルト」多目的小型ロケット艦は、中央海洋設計局『アルマーズ』が開発し、2015年から海軍の為に3ヶ所の造船所『ペラ』タタールスタン『ゼレノドリスク造船工場』ハバロフスク地方『アムール造船工場』で建造されている。

基準排水量800トンの「カラクルト」は、近海ゾーンで任務を遂行する為に意図されている。
同プロジェクト艦は、有翼ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の為の8セルの汎用艦載射撃複合体自動砲塔AK-176MAで武装する。
これに加え、艦の対空防衛構成には、携帯高射ミサイル複合体「イグラ」高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」が含まれる。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の代替となる新世代の小型ロケット艦です。

プロジェクト12341小型ロケット艦(「ミラーシュ」)
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プロジェクト12411ロケット艇(R-239)
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元々は「オヴォード」「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]

その後、『アルマーズ』設計局「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。

プロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(拡大発展型)
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦
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プロジェクト22800小型ロケット艦の4番艦「ブーリャ」は、2016年12月24日にサンクトペテルブルク『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]

2018年10月23日に進水しました。

[ロシア海軍の為のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは進水した]

「ブーリャ」は2021年末の就役が予定されていましたが、2021年中には洋上試験を開始するまでに至らず、翌年に延期されました。
[小型ロケット艦ブーリャとグラードは2021年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
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2022年10月17日、「ブーリャ」バルト海で洋上試験の第1段階(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャはバルト海で洋上試験を開始した]

11月中旬には艦砲(76mm砲)の射撃試験などが行なわれました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャはバルト海で砲撃試験を実施した]

工場航行試験は12月上旬までに完了し、12月17日からは最終洋上試験となる国家試験が始まりました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのカラクルト級小型ロケット艦ブーリャはバルト海で最終洋上試験(国家試験)を開始した]

国家試験が完了し、その後の最終検査が終われば、ロシア海軍への引き渡し準備が整います。

「ブーリャ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていましたが、12月17日から始まった国家試験が12月中に終わる事は、今までの例からも考えられないので(最低でも1ヶ月程度は掛かる)、おそらくは2023年に延期される事になるでしょう。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは2022年12月にロシア海軍へ就役する]


なお、同じくバルト艦隊へ配備予定のプロジェクト21631小型ロケット艦「グラード」は、「ブーリャ」よりも早くバルト海で洋上試験を開始しており、こちらは12月末にはロシア海軍へ就役できそうです。
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[ブヤン-M小型ロケット艦グラードはタルーサと改名され、2022年12月末にロシア海軍へ就役する]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備(567)

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備(577)

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備(584)

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2022年末就役予定
バルト艦隊へ配備予定(578)

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2022年就役予定
黒海艦隊へ配備(633)

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2023年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2023年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

ロシア海軍バルト艦隊向けのカラクルト級小型ロケット艦ブーリャはバルト海で最終洋上試験(国家試験)を開始した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年12月17日19時18分配信
【バルト海で新たなロケット艦「ブーリャ」の国家試験が始まった】
モスクワ、12月17日-ロシア通信社ノーボスチ

有翼ミサイル「カリブル」で武装する最新のプロジェクト22800小型ロケット艦「ブーリャ」は、国家試験へ着手した。
バルト艦隊広報サービスは発表した。

その場所(ブーリャ)には工場試運転チームの代表と国家受領委員会のメンバーも居る事が説明された。
彼らは艦の乗組員と共に艦の機動性及び速力の試験を行ない、全ての集合体、システム、ユニットの動作を点検する。
これに加え、彼らは「ブーリャ」の兵装、そして更に航法手段及び電波技術手段を検査する。

「近い内に国家試験の枠組みで、乗組員には艦の砲複合体からの海上目標への砲射撃の実行が控えています」
艦隊は伝えた。

艦は造船工場『ペラ』で建造された。
海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の決定により、小型ロケット艦「ブーリャ」はへ加入し、バルチースク海軍基地ロケット艦・ロケット艇連合部隊で任務を遂行する。

8月に『ペラ』は、艦は2022年末に海軍への引き渡しを計画していると『ロシア通信社ノーボスチ』へ伝えた。

小型ロケット艦「ブーリャ」は、『ペラ』が建造した新型高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」を標準装備する第2のプロジェクト22800「カラクルト」艦である。
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プロジェクト22800「カラクルト」多目的小型ロケット艦は、中央海洋設計局『アルマーズ』が開発し、2015年からロシア海軍の為に3ヶ所の造船所『ペラ』タタールスタン『ゼレノドリスク造船工場』ハバロフスク地方『アムール造船工場』で建造されている。

基準排水量800トンの「カラクルト」は、近海ゾーンで任務を遂行する為に意図されている。
同プロジェクト艦は、有翼ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の為の8セルの汎用艦載射撃複合体自動砲塔AK-176MAで武装する。
艦の対空防衛構成には、携帯高射ミサイル複合体「イグラ」高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」が含まれる。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の代替となる新世代の小型ロケット艦です。

プロジェクト12341小型ロケット艦(「ミラーシュ」)
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プロジェクト12411ロケット艇(R-239)
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元々は「オヴォード」「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]

その後、『アルマーズ』設計局「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。

プロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(拡大発展型)
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦
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プロジェクト22800小型ロケット艦の4番艦「ブーリャ」は、2016年12月24日にサンクトペテルブルク『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]

2018年10月23日に進水しました。

[ロシア海軍の為のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは進水した]

「ブーリャ」は2021年末の就役が予定されていましたが、2021年中には洋上試験を開始するまでに至らず、翌年に延期されました。
[小型ロケット艦ブーリャとグラードは2021年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
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2022年10月17日、「ブーリャ」バルト海で洋上試験の第1段階(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャはバルト海で洋上試験を開始した]

11月中旬には艦砲(76mm砲)の射撃試験などが行なわれました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャはバルト海で砲撃試験を実施した]

工場航行試験は12月上旬までに完了し、12月17日からは最終洋上試験となる国家試験が始まりました。

国家試験が完了し、その後の最終検査が終われば、ロシア海軍への引き渡し準備が整います。

「ブーリャ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていましたが、12月17日から始まった国家試験が12月中に終わる事は、今までの例からも考えられないので(最低でも1ヶ月程度は掛かる)、おそらくは2023年に延期される事になるでしょう。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは2022年12月にロシア海軍へ就役する]


なお、同じくバルト艦隊へ配備予定のプロジェクト21631小型ロケット艦「グラード」は、「ブーリャ」よりも早くバルト海で洋上試験を開始しており、こちらは12月末にはロシア海軍へ就役できそうです。
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[ブヤン-M小型ロケット艦グラードはタルーサと改名され、2022年12月末にロシア海軍へ就役する]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備(567)

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備(577)

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備(584)

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2022年末就役予定
バルト艦隊へ配備予定(578)

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2022年就役予定
黒海艦隊へ配備(633)

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2023年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2023年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦オジンツォボはバルト海で対空射撃訓練を実施した


『ズヴェズダーテレビ』より
2022年12月13日7時30分配信
【小型ロケット艦「オジンツォボ」乗組員はバルト海で仮想敵航空機を破壊した】

バルト艦隊小型ロケット艦「オジンツォボ」乗組員は、仮想敵空中攻撃手段を砲撃で撃破した。
海上での訓練中、軍人は様々な高度及び方向からの攻撃の撃退へ取り組んだ。

空中標的として、特殊照明弾が使用された。
艦は電波電子戦闘手段を活性化し、アクティブ及びパッシブ妨害を設定した。

艦の乗組員は艦載複合体AK-176MAからの砲射撃を実行し、仮想敵航空機を破壊した。

以前、ロシア国防省は、ベラルーシにおける訓練での西方軍管区による牽引砲「ギアツィント-B」の砲射撃を示した。




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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の3番艦「シクヴァル」は、2016年7月29日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工され、2018年5月5日に進水した後に「オジンツォボ」と改名され、2020年11月21日に就役しました。

[カラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]
バルト艦隊へ編入され、バルチースクに駐留する第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊へ配属されました。

就役前の2020年8月にはロシア内陸水路経由でバルト海から白海へ回航され、兵器の試験を行なっています。
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[ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとオジンツォボは北方艦隊基地へ到着した]
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボは白海での試験を終えた]

「オジンツォボ」は、ロシア海軍で初めて高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」を装備しています。
(22800の1番艦と2番艦はAK-630M 6連装30mm機関砲2基を装備)
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2021年6月23日~27日にサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロンIMDS-2021で展示されました。
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[2021年6月23日~27日にサンクトペテルブルクで開催される国際海軍サロンIMDS-2021でロシア海軍の最新艦が展示される]

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2021年7月25日の『ロシア海軍の日』にはサンクトペテルブルク(ネヴァ川)の観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2021年7月25日のクロンシュタット及びサンクトペテルブルク(ネヴァ川)の『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へインド、パキスタン、イランのフリゲートが参加する]

2021年7月末にバルト海インド海軍と合同演習を行ないました。
[インド海軍とロシア海軍バルト艦隊の艦はバルト海で合同演習を行なった]

2021年9月上旬に実施された戦略演習『ザーパド-2021』へ参加しました。
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2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環としてバルト海で実施された演習へ参加しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦3隻はカリーニングラード州沖で対空射撃訓練を実施した]

3月上旬に対空戦闘演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦オジンツォボ、ゲイゼル、ロケット艇モルシャンスクはバルト海で対空戦闘訓練を実施した]

3月下旬に小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」と共に戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦オジンツォボとゼリョヌイ・ドルはバルト海で対空戦闘訓練と対艦攻撃訓練を実施した]

4月上旬にバルト海で実施された大規模演習へ参加しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の水上艦はバルト海で砲撃戦訓練を実施した]

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2022年7月31日の『ロシア海軍の日』にはサンクトペテルブルク(ネヴァ川)の観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


9月下旬にバルト海で実施された大規模演習へ参加しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の15隻以上の艦船はバルト海で演習を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で演習を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で砲撃訓練を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で対空射撃訓練を実施した]

11月中旬にもバルト海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で対空実弾射撃訓練を実施した]

ロシア連邦軍の新年度は12月1日から始まりますが、その新年度のバルト艦隊の最初の活動として、12月5日に他の小型ロケット艦及びロケット艇と共にバルト海へ出航し、戦闘演習を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の巡航ミサイル「カリブル」搭載小型ロケット艦5隻はバルト海で戦闘演習を実施する]

12月6日には他の小型ロケット艦及びロケット艇と共に対空射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の10隻の小型ロケット艦及びロケット艇はバルト海で実弾射撃訓練を実施した]

12月13日には単独で対空射撃訓練を行ないました。

ロシア海軍太平洋艦隊向けに建造中のカラクルト級小型ロケット艦ウドムリャは推進軸を設置する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年11月30日10時40分配信
【『アムール造船工場』は太平洋艦隊の為の「カラクルト」の建造を進めている】

『アムール造船工場』の船台作業所では、近い内にプロジェクト22800(コード名「カラクルト」)小型ロケット艦「ウドムリャ」への推進軸の設置へ着手する。
『アムール造船工場』広報サービスが伝えたように、現在、機器は入る際の検査と発注者への提示が行なわれている。
設置者には、現有の軸を繋ぎ合わせた推進軸の組み立てが待ち受けている。


『アムール造船工場』広報サービスは、発注した主動力装置の内、既に3基のディーゼル発電機が供給されていると付け加えた。
据付-納品製造の専門家は、現在、標準場所への積み込みと設置に先立つ取り付け前の準備を完了している。

造船所の代理人は、毎日倉庫から受け入れられる推進複合体の機器、そして更に電気機器の積み込みは、2隻のプロジェクト22800艦「ルジェフ」及び「ウドムリャ」で一度に実行される事を指摘した。
従って、建造者は時間と人的リソースを節約し、作業進行及び費用に影響を与える。

広報サービスによると、「ルジェフ」には3基のディーゼルエンジンと3基のディーゼル発電機が積載されている。
スクリューを取り付けた推進軸が発注者へ提示されている。
「ウドムリャ」では、最初に発注した機器の取り付けの完了と同時に同様の事を行なわなければならない。

ロシア連邦国防省『アムール造船工場』と4隻のプロジェクト22800小型ロケット艦太平洋艦隊へ供給する契約を締結した事が想い起こされる。
最初の2隻の艦「ルジェフ」及び「ウドムリャ」は2019年7月に起工された。
双方の小型ロケット艦は2026年までに就役しなければならない。

「カラクルト」型小型ロケット艦は、中央海洋設計局『アルマーズ』により設計された。
小型ロケット艦の全長-60メートル、幅-10メートル、吃水-4 メートル、排水量-800 トン。
最大速力-30 ノット、航続距離-2500海里、自立航行期間-15日。

「カラクルト」の兵装は、近代化された76.2mm砲AK-176MA、2基の高射砲AK-630M打撃ミサイル複合体「カリブル-NK」である。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。
(サンクトペテルブルク『ペラ』造船所で4隻、クリミア半島フェオドシヤ造船所で3隻、ケルチ『ザリフ』造船所で3隻、ゼレノドリスク造船所で2隻、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で4隻)


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極東『アムール造船工場』で建造される22800小型ロケット艦の2番艦「ウドムリャ」は、1番艦「ルジェフ」と共に2019年7月1日に起工されました。
[コムソモリスク・ナ・アムーレ造船所でロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ルジェフとウドムリャが起工された]

1番艦「ルジェフ」の進水は2023年に予定されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの最初のカラクルト級小型ロケット艦ルジェフは2023年に進水する]

2番艦「ウドムリャ」は、推進軸を設置する準備が進められています。

『アムール造船工場』は計4隻の22800小型ロケット艦を建造し、全て太平洋艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊へカラクルト級小型ロケット艦が配備される]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備(567)

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備(577)

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備(584)

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2022年末就役予定
バルト艦隊へ配備予定(578)

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2022年就役予定
黒海艦隊へ配備(633)

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2023年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2023年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定