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ロシア海軍太平洋艦隊向けの最初のカラクルト級小型ロケット艦ルジェフは2023年に進水する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年11月18日9時13分配信
【2023年に『アムール造船工場』は太平洋艦隊の為の最初の「カラクルト」を進水させる】

造船所『アムール造船工場』は、建造中のプロジェクト22800(コード名「カラクルト」)小型ロケット艦「ルジェフ」の船体ブロックセクションの準備が出来た構造物を管理組織へ提示し始めた。
11月18日・金曜日、同社サービスは発表した。


工場受注品の建造主任エフゲニー・イオニンが話したように、小型ロケット艦には主推進機器が積載されており、総合艦内システム及び主動力装置の為の配管システムの製造及び設置作業が進められている。
空調及び換気、電動コンプレッサー、主配電盤機器、スラスター装置は完全に設置されている。

これに加えて『アムール造船工場』の専門家は、建造中の受注品の集合配管、基礎の製造及び設置作業を進めている。

上部構造物、機関室ブロックセクションの製造及び設置作業は完了した~構造物の溶接と矯正が進められている。

作業は建造スケジュールに沿って進行している事を『アムール造船工場』広報サービスは強調した。
2023年に工場労働者は艦を船台から出渠させ、水上の艤装の為に進水させなければならない。

「ルジェフ」『アムール造船工場』太平洋艦隊の為に建造した最初のプロジェクト22800小型ロケット艦である。
それは2019年7月に起工された。
造船所は、このような艦を海軍へ計4隻引き渡さなければならない。

「カラクルト」型小型ロケット艦は、中央海洋設計局『アルマーズ』により設計された。
小型ロケット艦の全長-60メートル、幅-10メートル、吃水-4 メートル、排水量-800 トン。
最大速力-30 ノット、航続距離-2500海里、自立航行期間-15日。

「カラクルト」の兵装は、近代化された76.2mm砲AK-176MA、2基の高射砲AK-630M打撃ミサイル複合体「カリブル-NK」である。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。
(サンクトペテルブルク『ペラ』造船所で4隻、クリミア半島フェオドシヤ造船所で3隻、ケルチ『ザリフ』造船所で3隻、ゼレノドリスク造船所で2隻、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で4隻)


極東『アムール造船工場』で建造される22800小型ロケット艦の1番艦となる「ルジェフ」は、2番艦「ウドムリャ」と共に2019年7月1日に起工されました。
[コムソモリスク・ナ・アムーレ造船所でロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ルジェフとウドムリャが起工された]

「ルジェフ」の進水は2023年に予定されています。

『アムール造船工場』は計4隻の22800小型ロケット艦を建造し、全て太平洋艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊へカラクルト級小型ロケット艦が配備される]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備(567)

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備(577)

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備(584)

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2022年末就役予定
バルト艦隊へ配備予定(578)

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2022年就役予定
黒海艦隊へ配備(633)

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2023進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2023進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定
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ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャはバルト海で砲撃試験を実施した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年11月16日16時3分配信
【最新小型ロケット艦「ブーリャ」乗組員は砲複合体の点検を行なった】

バルト艦隊の為にレニングラード造船工場『ペラ』が建造した最新のプロジェクト22800(コード名「カラクルト」)小型ロケット艦「ブーリャ」の試験はバルト海で続けられている。
11月16日・水曜日にロシア連邦国防省広報サービスが伝えたたように、現段階で艦の乗組員は小型ロケット艦の砲システムを点検している。


「ブーリャ」乗組員は、海上、沿岸、空中の模擬標的へ最大回転角度及び仰角での射撃を実施する。
更にミサイル兵器複合体の投射試験も実施される。

軍当局は、同時に生命維持システム、動力システムと居住システム、換気及び空調、指定速力、艦の機動性と安定性の試験も行なわれる事を指摘した。

「ブーリャ」『ペラ』ロシア海軍の為に建造する4隻目のプロジェクト22800小型ロケット艦である。
これは、新たな高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」を標準装備する第2の「カラクルト」である。
艦は2016年12月に起工され、2018年10月に進水した。
航行試験は今年10月中旬に始まった。

「カラクルト」型小型ロケット艦は、中央海洋設計局『アルマーズ』により設計された。
小型ロケット艦の全長-60メートル、幅-10メートル、吃水-4 メートル、排水量-800 トン。
最大速力-30 ノット、航続距離-2500海里、自立航行期間-15日。

「カラクルト」の兵装は、近代化された76.2mm砲AK-176MA、2基の高射砲AK-630M打撃ミサイル複合体「カリブル-NK」である。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の代替となる新世代の小型ロケット艦です。

プロジェクト12341小型ロケット艦(「ミラーシュ」)
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プロジェクト12411ロケット艇(R-239)
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元々は「オヴォード」「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]

その後、「アルマーズ」設計局「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。

プロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(拡大発展型)
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦
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プロジェクト22800小型ロケット艦の4番艦「ブーリャ」は、2016年12月24日にサンクトペテルブルク『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]

2018年10月23日に進水しました。

[ロシア海軍の為のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは進水した]

「ブーリャ」は2021年末の就役が予定されていましたが、2021年中には洋上試験を開始するまでに至らず、翌年に延期されました。
[小型ロケット艦ブーリャとグラードは2021年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
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2022年10月17日、「ブーリャ」バルト海で洋上試験の第1段階(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャはバルト海で洋上試験を開始した]

11月中旬には艦砲(76mm砲)の射撃試験などが行なわれています。

なお、同じくバルト艦隊へ配備予定のプロジェクト21631小型ロケット艦「グラード」も、一足早い10月8日からバルト海で洋上試験を行なっています
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[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]

「ブーリャ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されています。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは2022年12月にロシア海軍へ就役する]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備(567)

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備(577)

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備(584)

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2022年末就役予定
バルト艦隊へ配備予定(578)

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2022年就役予定
黒海艦隊へ配備(633)

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2023進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2023進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦アスコリドは2023年前半に洋上試験を完了する

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『タス通信』より
2022年10月29日9時9分配信
【情報筋:最新のロケット艦「アスコリド」の試験は2023年に完了する】
モスクワ、10月29日/タス通信

ミサイル複合体「カリブル」及び海上版の高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」で武装するプロジェクト22800(コード名「カラクルト」)の最初の生産艦「アスコリド」の海上試験の完全なサイクルは来年前半に完了する。
『タス通信』防衛産業企業体の情報筋より伝えられた。

「ミサイル複合体"カリブル"及び高射ミサイル-機関砲複合体パーンツィリの海上版で武装する軍艦アスコリドは、12月に工場航行試験を完了し、2023年初頭に国家試験へ着手します。
試験プログラムの海上部門が完了すれば艦の検査が始まります」

彼は話した。

このシリーズの艦を建造している営団『アク・バルス』は、この情報について『タス通信』へコメントしなかった。

以前、『アルミヤ-2022』会場で営団『アク・バルス』総取締役レナート・ミスタホフは、、全てのプロジェクト22800艦はスケジュールに沿って建造されており、複合体「パーンツィリ-M」を搭載して引き渡すと『タス通信』へ伝えた。

公開データによると、5隻のプロジェクト22800小型ロケット艦の建造契約は2016年に『ゼレノドリスク造船工場』(造船営団『アク・バルス』へ加入)と署名された。
建造は、
22800シリーズのトップ艦「ツィクロン」は、現在、黒海艦隊で国家試験を完了している。
残りの艦「アムール」、「トゥーチャ」、「タイフーン」の建造は、『ゼレノドリスク工場』及びケルチ『B.E.ブトマ記念造船工場』の生産設備で進められている。
計5隻の艦は黒海艦隊の為に意図されている。
これらが完成すれば、艦隊の打撃力は一度に40基のミサイル「カリブル」を一斉発射できる程に増強される。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。
(サンクトペテルブルク『ペラ』造船所で7隻ケルチ『ザリフ』造船所で3隻、ゼレノドリスク造船所で2隻、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で4隻)


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ロシア内陸部タタールスタン共和国『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』(造船営団『アク・バルス』傘下)は、2016年8月に5隻の「カラクルト」を受注しました。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為に小型ロケット艦カラクルト級を5隻建造する]

ただし、最初の3隻の「カラクルト」は、同じく造船営団『アク・バルス』傘下であるクリミア半島ケルチ市に在る造船工場『ザリフ』で建造されています。
[クリミア半島ケルチの造船工場『ザリフ』は生産設備を近代化する]
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「ツィクロン」(工場番号801):2016年7月26日起工/2020年7月24日進水
「アスコリド」(工場番号802):2016年11月18日起工/2021年9月21日進水
「アムール」(工場番号803):2017年7月30日起工


2019年2月26日には『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で、同社が受注した4隻目の「カラクルト」となる「トゥーチャ」(工場番号804)が起工されました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦トゥーチャはタタールスタンのゼレノドリスク造船所で起工された]

5隻目の「タイフーン」(工場番号805)は2019年9月11日に起工されました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦タイフーンはタタールスタンのゼレノドリスク造船所で起工された]

これで『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』(造船営団『アク・バルス』)契約分5隻は全て起工されました。


造船営団『アク・バルス』建造艦の2隻目となる「アスコリド」は2016年11月18日に起工され、2021年9月21日に進水しました。

[カラクルト級小型ロケット艦アスコリド進水(2021年9月21日)]

その後、造船所の岸壁で艤装工事が行なわれ、2022年秋に洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦アスコリドは試験を開始する]
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「アスコリド」は、2022年12月に洋上試験の最初の段階である工場航行試験を完了し、2023年初頭から最終洋上試験となる国家試験を開始し、2023年前半に全ての試験を完了します。

「アスコリド」ロシア海軍への引き渡しは、2023年夏頃になるようです。


なお、『アク・バルス』建造艦の1隻目「ツィクロン」は既に洋上試験を全て完了しており、2022年12月末に正式に就役します。
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[カラクルト級小型ロケット艦ツィクロンは2022年末にロシア海軍へ正式に就役する]

ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャはバルト海で洋上試験を開始した

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『PortNews』より
2022年10月17日19時0分配信
【最新のプロジェクト22800小型ロケット艦「ブーリャ」はバルト海で試験を行なう】

バルト艦隊の為にレニングラード造船工場『ペラ』で建造された最新のプロジェクト22800小型ロケット艦「ブーリャ」 は、バルト艦隊の海上射爆場で工場航行試験プログラムを実行する。
「ブーリャ」バルト艦隊へ加入し、バルチースク海軍基地ロケット艦艇連合部隊の一員として意図された任務を遂行する計画であるとロシア連邦国防省は伝えた。

現在、艦は艦隊の海上射爆場で工場航行試験を行なっている。
艦の乗組員は造船所と一緒に海上で艦のシステムとメカニズムの動作性能を点検する。
特に、動力装置、操舵装置、補助機械、通信手段、航法手段、投錨装置の動作が点検される。
更に艦の速力、機動性、振動が試験され、最終段階の試験~海上および空中の標的への複合射撃が行なわれる。

工場航行試験は、あらゆる艦の建造プロセスを完了する必須段階の1つであり、システム及びメカニズムが承認された仕様、図面、技術的説明及び操作指示書に沿っているかどうかを点検する為に行なわれる。

小型ロケット艦「ブーリャ」『ペラ』で建造され、株式会社『機器製造設計局』が開発した新たな高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」を標準装備する第2のプロジェクト22800艦である。

プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦中央海洋設計局『アルマーズ』により開発され、2015年以降、3ヶ所の造船所海軍の為に建造されている:『ペラ』タタールスタン『ゼレノドリスク造船工場』ハバロフスク地方『アムール造船工場』

「カラクルト」の標準排水量800トン、近海ゾーンでの任務遂行の為に意図されている。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の代替となる新世代の小型ロケット艦です。

プロジェクト12341小型ロケット艦(「ミラーシュ」)
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プロジェクト12411ロケット艇(R-239)
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元々は「オヴォード」「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]

その後、「アルマーズ」設計局「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。

プロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(拡大発展型)
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦
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プロジェクト22800小型ロケット艦の4番艦「ブーリャ」は、2016年12月24日にサンクトペテルブルク『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]

2018年10月23日に進水しました。

[ロシア海軍の為のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは進水した]

「ブーリャ」は2021年末の就役が予定されていましたが、2021年中には洋上試験を開始するまでに至らず、翌年に延期されました。
[小型ロケット艦ブーリャとグラードは2021年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]
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2022年10月17日、「ブーリャ」バルト海で洋上試験の第1段階(工場航行試験)を開始しました。

なお、同じくバルト艦隊へ配備予定のプロジェクト21631小型ロケット艦「グラード」も、一足早い10月8日からバルト海で洋上試験を開始しています。
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[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を開始した]

「ブーリャ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されています。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは2022年12月にロシア海軍へ就役する]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備(567)

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備(577)

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備(584)

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2022年末就役予定
バルト艦隊へ配備予定(578)

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2022年就役予定
黒海艦隊へ配備(633)

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2023進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2023進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

カラクルト級小型ロケット艦ツィクロンは2022年末にロシア海軍へ正式に就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年9月15日3時36分配信
【海上版「パーンツィリ」を持つ最初の艦は2022年にロシア海軍へ引き渡される】
モスクワ、9月15日-ロシア通信社ノーボスチ

「ツィクロン」と命名された海上ヴァージョンの高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」で武装する最初のプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は2022年末までにロシア海軍へ引き渡される。
『ロシア通信社ノーボスチ』造船営団『アク・バルス』総取締役レナート・ミスタホフより伝えられた。
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以前、プロジェクト22800の標準艦は高射砲装置AK-630型で武装していた。

「私共は、ブトマ記念工場とゴーリキー記念工場(『アク・バルス』へ加入)でのプロジェクト22800艦の建造の継続を望んでおります。
パーンツィリを持つ更なるシリーズを望んでおります。
今年、私共は最初の艦ツィクロンを御引き渡しいたします」
ミスタホフ
は話した。

彼は、ゼレノドリスク工場ミサイル「ウラン」で武装する最初の艦~プロジェクト11661コルベット「タタールスタン」を建造した事を想い起こした。
同プロジェクトの2番艦「ダゲスタン」には、初めてミサイル複合体「カリブル」が供給された。

「今、ロシア連邦海軍には、高射ミサイル-機関砲複合体パーンツィリ-Mを持つ最初の艦が登場します」
『アク・バルス』
総取締役は話した。

営団は合計で5隻のプロジェクト22800艦を建造する発注を履行しなければならない。
「ツィクロン」は(通算で)22800シリーズの4隻目となる。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。
(サンクトペテルブルク『ペラ』造船所で4隻、クリミア半島フェオドシヤ造船所で3隻、ケルチ『ザリフ』造船所で3隻、ゼレノドリスク造船所で2隻、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で4隻)


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造船営団『アク・バルス』系列の造船所(『ザリフ』造船所ゼレノドリスク造船所)で建造される最初のプロジェクト22800小型ロケット艦となる「ツィクロン」(22800全体では通算4隻目)は、クリミア半島ケルチ市に在る造船工場『ザリフ』で2016年7月26日に起工されました。

2020年3月末までに黒海艦隊で乗組員が編成されました。
[ロシア海軍黒海艦隊はブヤン-M級小型ロケット艦グライヴォロンとカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンの乗組員を編成した]

「ツィクロン」は2020年7月24日に進水しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為のカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンはケルチで進水した]

進水後は造船所の岸壁で艤装が進められました。
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その後、ノヴォロシースク海軍基地へ回航され、各種試験が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦ツィクロンは洋上試験の準備を完了した]

12月上旬には本格的な洋上試験の為、セヴァストーポリへ回航されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ツィクロンは最終洋上試験の為にセヴァストーポリへ移動した]

その後、本格的な洋上試験が始まり、12月20日には砲撃試験を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ツィクロンは黒海で砲撃試験を行なった]

2022年1月14日までに洋上試験の第1段階(工場航行試験)が完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ツィクロンは2022年1月後半から最終洋上試験を開始する]

1月27日から最終洋上試験となる国家試験が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ツィクロンは最終洋上試験を開始した]

国家試験は2月末までに完了したようです。

3月17日、「ツィクロン」セヴァストーポリから出航しました。
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翌3月19日にはケルチ海峡を通過してアゾフ海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ツィクロンはアゾフ海へ入った]

その後も「ツィクロン」ロシア海軍への正式な就役式典(聖アンドレイ旗初掲揚式典)が開催されないまま、事実上黒海艦隊の一員として行動しているようです。
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「ツィクロン」の正式な就役式典は、2022年末までに開催されるようです。


なお、今回、造船営団『アク・バルス』総取締役レナート・ミスタホフ氏は、「ツィクロン」高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」を装備する最初の艦になると言っていますが、正確には、『アク・バルス』が建造する艦で「パーンツィリ-M」を装備する最初の艦です。

他の造船所で建造された艦を含めれば、2020年11月21日に就役した22800小型ロケット艦「オジンツォボ」が最初の「パーンツィリ-M」装備艦になります。
[カラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]

白海で巡航ミサイル「カリブル」を発射したロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシは母港バルチースクへ戻る

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『Korabel.Ru』より
2022年9月5日7時44分配信
【小型ロケット艦「ムィティシ」は艦隊間移動を行なう】

現在、バルト艦隊小型ロケット艦は、白海-バルト運河、ラドガ湖を通過する内陸水路を進んでおり、数日後にはネヴァ川へ入る。
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その後、艦は物資を補充する為にクロンシュタット港へ寄港すると西方軍管区広報サービスは発表した。

8月末、「ムィティシ」乗組員は北方艦隊の海上射爆場へ出航し、そこでチジャ射爆場に配置された沿岸目標への海上発射有翼ミサイル「カリブル」の射撃を実施した。

客観的監視手段によると、高精度有翼ミサイルは成功裏に沿岸標的へ命中した。

小型ロケット艦「ムィティシ」バルチースク市の恒久駐留所バルチースク海軍基地へ到着した後、総計3000海里を走破する。
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦です。

元々は「オヴォード」「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]

その後、『アルマーズ』設計局「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。

プロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(拡大発展型)
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の1番艦「ムィティシ」(567)は、サンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で2015年12月24日に起工され、2017年7月29日に進水し、2018年12月17日にロシア海軍へ引き渡され、、バルト艦隊へ編入されました。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦1番艦ウラガーン改めムィティシはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]
起工時の艦名は「ウラガーン」でしたが、就役前に「ムィティシ」へ改名されました。

2019年2月9日、同名の都市と後援協定を締結しました。

[ムィティシ市はロシア海軍最新鋭小型ロケット艦ムィティシを後援する]

2019年5月中旬に他の小型ロケット艦と共に訓練を行なう「ムィティシ」


2019年6月25日~30日に開催された国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2019』ではクロンシュタットで展示されました。

2019年7月10日~14日にサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロン『IMDS-2019』で展示されました。
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2019年8月上旬にバルト海で実施された演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。


2020年2月末に砲撃訓練を行なう「ムィティシ」


2020年7月26日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルクで行なわれた観艦式へ参加しました。
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2020年8月上旬にロシア海軍演習『大洋の盾-2020』へ参加し、北海へ進出してミサイル模擬発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の最新鋭水上戦闘艦6隻は北海でミサイル発射訓練を行なった]

2021年3月15日には同型艦「ソヴィェツク」(2019年10月12日就役)と共にバルト海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシとソヴィェツクはバルト海で砲撃訓練を行なった]

2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環としてバルト海で実施されたバルト艦隊の演習へ参加しました。

[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦3隻はカリーニングラード州沖で対空射撃訓練を実施した]

2022年7月23日にバルト海巡航ミサイル「カリブル」の模擬発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシはバルト海でミサイルの模擬発射訓練を実施した]

8月上旬にロシア内陸水路経由で白海へ回航されました。
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8月23日に巡航ミサイル「カリブル」チジャ射爆場の地上目標へ発射しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシは白海で巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

9月初頭、「ムィティシ」は再び内陸水路へ入り、母港バルチースクへの帰路に就きました。

「ムィティシ」は就役前の2018年10月にも白海巡航ミサイル「カリブル」の発射試験を行なっています。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンは白海で洋上試験を実施した]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2022年末就役予定
バルト艦隊へ配備予定

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2022年就役予定
黒海艦隊へ配備

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2023進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2023進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシは白海で巡航ミサイル「カリブル」を発射した

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『タス通信』より
2022年8月24日0時30分配信
【バルト艦隊の小型ロケット艦「ムィティシ」は白海で「カリブル」の戦闘訓練発射を実施した】
モスクワ、8月23日/タス通信

バルト艦隊小型ロケット艦「ムィティシ」は、白海「カリブル」の戦闘訓練発射を実施した。
火曜日にバルト艦隊広報サービスは発表した。

「バルト艦隊部隊の計画戦闘訓練の枠組みにおいて、小型ロケット艦ムィティシは白海でチジャ射爆場(射爆場はアルハンゲリスク州に在る)への海上発射有翼ミサイル複合体カリブルの射撃を成功裏に実施しました」
声明では、こう指摘された。
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広報サービスによると、ミサイル射撃に先立ち、バルト海からフィンランド湾、その後にネヴァ川、ラドガ湖、白海-バルト海運河の内陸水路ルートを通過する複雑な艦隊間移動が有った。
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北方艦隊への滞在中、小型ロケット艦「ムィティシ」セヴェロドヴィンスクへ寄港していた。
合計で艦の乗組員は2000海里(約3700キロメートル)以上を走破した。

任務遂行の為に艦の乗組員は北方艦隊の海上射爆場へ入り、そこでチジャ射爆場に配置された沿岸目標への海上発射有翼ミサイル複合体「カリブル」の射撃を実施した。
客観的監視手段によると、高精度有翼ミサイルは成功裏に沿岸標的へ命中した。

近い内に小型ロケット艦は同じルートでカリーニングラード州バルチースク市バルチースク海軍基地の恒久駐留場所への移動を行なう。
22-0824e.jpg



プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦です。

元々は「オヴォード」「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]

その後、『アルマーズ』設計局「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。

プロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(拡大発展型)
P12300a.jpg
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の1番艦「ムィティシ」(567)は、サンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で2015年12月24日に起工され、2017年7月29日に進水し、2018年12月17日にロシア海軍へ引き渡され、、バルト艦隊へ編入されました。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦1番艦ウラガーン改めムィティシはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]
起工時の艦名は「ウラガーン」でしたが、就役前に「ムィティシ」へ改名されました。

2019年2月9日、同名の都市と後援協定を締結しました。

[ムィティシ市はロシア海軍最新鋭小型ロケット艦ムィティシを後援する]

2019年5月中旬に他の小型ロケット艦と共に訓練を行なう「ムィティシ」


2019年6月25日~30日に開催された国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2019』ではクロンシュタットで展示されました。

2019年7月10日~14日にサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロン『IMDS-2019』で展示されました。
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2019年8月上旬にバルト海で実施された演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。


2020年2月末に砲撃訓練を行なう「ムィティシ」


2020年7月26日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルクで行なわれた観艦式へ参加しました。
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2020年8月上旬にロシア海軍演習『大洋の盾-2020』へ参加し、北海へ進出してミサイル模擬発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の最新鋭水上戦闘艦6隻は北海でミサイル発射訓練を行なった]

2021年3月15日には同型艦「ソヴィェツク」(2019年10月12日就役)と共にバルト海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシとソヴィェツクはバルト海で砲撃訓練を行なった]

2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環としてバルト海で実施されたバルト艦隊の演習へ参加しました。

[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦3隻はカリーニングラード州沖で対空射撃訓練を実施した]

2022年7月23日にバルト海巡航ミサイル「カリブル」の模擬発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシはバルト海でミサイルの模擬発射訓練を実施した]

8月上旬にロシア内陸水路経由で白海へ回航されました。
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8月23日に巡航ミサイル「カリブル」チジャ射爆場の地上目標へ発射しました。

今後、「ムィティシ」は再び内陸水路を通って母港バルチースクへ戻ります。

「ムィティシ」は就役前の2018年10月にも白海巡航ミサイル「カリブル」の発射試験を行なっています。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンは白海で洋上試験を実施した]


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2022年末就役予定
バルト艦隊へ配備予定

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2022年就役予定
黒海艦隊へ配備

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2023進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2023進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦アスコリドは試験を開始する

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『タス通信』より
2022年8月18日19時7分配信
【『アク・バルス』はプロジェクト22800小型ロケット艦「アスコリド」の試験を発表した】
愛国者公園/モスクワ州、8月18日/タス通信

造船営団『アク・バルス』で建造されたプロジェクト22800小型ロケット艦の最初の生産艦「アスコリド」は完成し、試験を行なう。
『タス通信』は木曜日にフォーラム『アルミヤ-2022』のロビーで営団総取締役レナート・ミスタホフより伝えられた。
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「今日において同プロジェクト艦の建造は全て御客様が決めたスケジュールに沿っており、全てを時間通りに高品質で完成させる為、全てに努力を払っております。
アスコリドについては、現在、全種類の試験が積極的に進んでおります」

彼は話した。

「時期的には、最初にツィクロン、次にアスコリドとなります」
ミスタホフ
は指摘した。

彼は、全てのシリーズ艦は高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」を搭載して引き渡すと付け加えた。
ミスタホフの評価では「これら(艦)は艦隊で非常に必要とされています」

ミスタホフは、『アク・バルス』がその企業の生産設備で3つの小型ロケット艦及び哨戒艦シリーズをスケジュールよりも前に建造していると付け加えた。
「私達は現在、プロジェクト221602280021631艦、民間船の生産を進めています。
今日において、私達は決められた期日の前に艦の準備を整えており、先を行っています」

彼は話した。

「ですが、追加の時間を必要とする特定の改善を行なう必要が生じた時には問題が出てくる事も有ります」
造船企業のトップは認めた。

公開データによると、5隻のプロジェクト22800小型ロケット艦の建造契約は2016年に『ゼレノドリスク造船工場』(造船営団『アク・バルス』へ加入)と署名された。
建造は、『ゼレノドリスク工場』『B.E.ブトマ記念造船工場』の生産設備で行なわれている。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。
(サンクトペテルブルク『ペラ』造船所で7隻ケルチ『ザリフ』造船所で3隻、ゼレノドリスク造船所で2隻、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で4隻)


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ロシア内陸部タタールスタン共和国『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』(造船営団『アク・バルス』傘下)は、2016年8月に5隻の「カラクルト」を受注しました。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為に小型ロケット艦カラクルト級を5隻建造する]

ただし、最初の3隻の「カラクルト」は、同じく造船営団『アク・バルス』傘下であるクリミア半島ケルチ市に在る造船工場『ザリフ』で建造されています。
[クリミア半島ケルチの造船工場『ザリフ』は生産設備を近代化する]
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「ツィクロン」(工場番号801):2016年7月26日起工/2020年7月24日進水
「アスコリド」(工場番号802):2016年11月18日起工/2021年9月21日進水
「アムール」(工場番号803):2017年7月30日起工


2019年2月26日には『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で、同社が受注した4隻目の「カラクルト」となる「トゥーチャ」(工場番号804)が起工されました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦トゥーチャはタタールスタンのゼレノドリスク造船所で起工された]

5隻目の「タイフーン」(工場番号805)は2019年9月11日に起工されました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦タイフーンはタタールスタンのゼレノドリスク造船所で起工された]

これで『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』(造船営団『アク・バルス』)契約分5隻は全て起工されました。


造船営団『アク・バルス』建造艦の2隻目となる「アスコリド」は2021年9月21日に進水しました。

[カラクルト級小型ロケット艦アスコリド進水(2021年9月21日)]

その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められ、近い内に試験が始まります。


なお、『アク・バルス』建造艦の1隻目「ツィクロン」は既に洋上試験を全て完了していますが、未だ正式に就役していないまま黒海艦隊の一員として行動しています。
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[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ツィクロンはアゾフ海へ入った]

ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは2022年12月にロシア海軍へ就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年8月15日3時27分配信
【小型ロケット艦シリーズの4隻目「ブーリャ」は今年に海軍へ引き渡される】
モスクワ、8月15日-ロシア通信社ノーボスチ

造船工場『ペラ』は2022年末までにロシア海軍プロジェクト22800「カラクルト」シリーズの4隻目である小型ロケット艦「ブーリャ」を引き渡す。
『ロシア通信社ノーボスチ』造船所広報サービスより伝えられた。

「国家防衛発注の枠組みにおいて、当造船所はプロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦シリーズの建造を行なっております。
現時点で工場番号257(『ペラ』が建造している同プロジェクト艦7隻から成るシリーズの4隻目)は係留試験を行なっており、工場航行試験を準備しております。
今年中には御客様へ御引き渡し致します」
『ペラ』
は伝えた。

他の3隻のプロジェクト22800艦の建造は、スケジュールに沿って進められている。

プロジェクト22800「カラクルト」多目的小型ロケット艦は、中央海洋設計局『アルマーズ』により開発され、2015年から海軍の為に3ヶ所の造船所『ペラ』タタールスタン『ゼレノドリスク造船工場』ハバロフスク地方『アムール造船工場』で建造されている。

800トンの排水量を有する「カラクルト」は、近海ゾーンで任務を遂行する為に意図されている。
同プロジェクト艦は、有翼ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の為の8つのセルを持つ汎用艦載射撃複合体自動砲塔AK-176MAで武装する。
これらに加え、艦の対空防衛手段には携帯高射ミサイル複合体「イグラ」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」が含まれる。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の代替となる新世代の小型ロケット艦です。

プロジェクト12341小型ロケット艦(「ミラーシュ」)
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プロジェクト12411ロケット艇(R-239)
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元々は「オヴォード」「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]

その後、「アルマーズ」設計局「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。

プロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(拡大発展型)
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦
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プロジェクト22800小型ロケット艦の4番艦「ブーリャ」は、2016年12月24日にサンクトペテルブルク『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]

2018年10月23日に進水しました。

[ロシア海軍の為のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは進水した]

「ブーリャ」は2021年末の就役が予定されていましたが、2021年中には洋上試験を開始するまでに至らず、翌年に延期されました。
[小型ロケット艦ブーリャとグラードは2021年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される]

「ブーリャ」は2022年晩夏~初秋に洋上試験を開始し、2022年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。


プロジェクト22800小型ロケット艦は、リードヤードであるサンクトペテルブルク『ペラ』造船工場で7隻(うち3隻は船体を下請けのフェオドシヤ造船所で建造)、ロシア内陸部ゼレノドリスク『ゴーリキー記念造船工場』で5隻(最初の3隻は下請けのケルチ造船工場ザリフで建造)、極東『アムール造船工場』で4隻の計16隻が起工されており、この内の3隻が就役しています。

[『ペラ』造船工場建造艦]
(工場番号254、255、256は下請けのフェオドシヤ造船工場『モーリェ』で船体を建造)
「ムィティシ」«Мытищи»(工場番号251)
2015年12月24日起工/2017年7月29日進水/2018年12月17日就役
バルト艦隊へ配備

「ソヴィェツク」«Советск»(工場番号252)
2015年12月24日起工/201711月24日進水/2019年10月12日就役
バルト艦隊へ配備

「オジンツォボ」«Одинцово»(工場番号253)
2016年7月29日起工/2018年5月5日進水/2020年11月21日就役
バルト艦隊へ配備

「コゼリスク」«Козельск»(工場番号254)
2016年5月10日起工/2019年10月9日進水

「オホーツク」«Охотск»(工場番号255)
2017年3月17日起工/2019年10月29日進水

「ヴィフリ」«Вихрь»(工場番号256)
2017年12月19日起工/2019年11月13日進水

「ブーリャ」«Буря»(工場番号257)
2016年12月24日起工/2018年10月23日進水/2022年末就役予定
バルト艦隊へ配備予定

[『ゴーリキー記念造船工場』建造艦]
(工場番号801、802、803は下請けのケルチ造船工場『ザリフ』で建造)
「ツィクロン」«Циклон»(工場番号801)
2016年7月26日起工/2020年7月24日進水/2022年就役予定
黒海艦隊へ配備

「アスコリド」«Аскольд»(工場番号802)
2016年11月18日起工/2021年9月21日進水/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「アムール」«Амур»(工場番号803)
2017年7月30日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

「トゥーチャ」«Туча»(工場番号804)
2019年2月26日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

「タイフーン」«Тайфун»(工場番号805)
2019年9月11日起工/2022年進水予定/2023年以降就役予定

[『アムール造船工場』建造艦]
「ルジェフ」«Ржев»(工場番号201)
2019年7月1日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウドムリャ」«Удомля»(工場番号202)
2019年7月1日起工/2022年進水予定/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「パヴロフスク」«Павловск»(工場番号203)
2020年7月29日起工/2023進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウスリースク」«Уссурийск»(工場番号204)
2019年12月26日起工/2023進水予定/2024年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシはバルト海でミサイルの模擬発射訓練を実施した

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『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2022年7月23日17時39分配信
【バルト艦隊のロケット艦はバルト海でミサイル発射演習を実行した】
モスクワ、7月23日、インテルファクス

バルト艦隊小型ロケット艦「ムィティシ」は、バルト海での演習中にミサイル「カリブル」の電子発射を実行した。
同艦隊広報サービスは土曜に発表した。

「計画出航の枠組みにおいて、バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシは、仮想敵の戦闘艦支隊及び沿岸施設への有翼ミサイル"カリブル"の電子ミサイル発射を実行しました」
広報サービスは伝えた。

電子発射の結果、全ての目標は撃破された。

艦の乗組員は更に、敵の航空攻撃の撃退と電波電子妨害の設定へ取り組んだ。

これらに加え、艦及び水上輸送の乗組員の一員として乗っている対テログループは、無防備の泊地へ停泊中の全ての対テロシナリオへ取り組み、対破壊工作防衛訓練を実施した事が声明で指摘された。

小型ロケット艦「ムィティシ」プロジェクト22800「カラクルト」に属している。
艦の兵装には8基のミサイル「オーニクス」或いは「カリブル」が在る。



プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦です。

プロジェクト12341小型ロケット艦(「イネイ」)
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プロジェクト12411ロケット艇(R-239)
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元々は「オヴォード」「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]

その後、『アルマーズ』設計局「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。

プロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(拡大発展型)
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦
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プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の1番艦「ムィティシ」(567)は、サンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で2015年12月24日に起工され、2017年7月29日に進水し、2018年12月17日にロシア海軍へ引き渡され、、バルト艦隊へ編入されました。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦1番艦ウラガーン改めムィティシはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]
起工時の艦名は「ウラガーン」でしたが、就役前に「ムィティシ」へ改名されました。

2019年2月9日、同名の都市と後援協定を締結しました。

[ムィティシ市はロシア海軍最新鋭小型ロケット艦ムィティシを後援する]

2019年5月中旬に他の小型ロケット艦と共に訓練を行なう「ムィティシ」


2019年6月25日~30日に開催された国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2019』ではクロンシュタットで展示されました。

2019年7月10日~14日にサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロン『IMDS-2019』で展示されました。
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2019年8月上旬にバルト海で実施された演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。


2020年2月末に砲撃訓練を行なう「ムィティシ」


2020年7月26日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルクで行なわれた観艦式へ参加しました。
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2020年8月上旬にロシア海軍演習『大洋の盾-2020』へ参加し、北海へ進出してミサイル模擬発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の最新鋭水上戦闘艦6隻は北海でミサイル発射訓練を行なった]

2021年3月15日には同型艦「ソヴィェツク」(2019年10月12日就役)と共にバルト海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシとソヴィェツクはバルト海で砲撃訓練を行なった]

2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環としてバルト海で実施されたバルト艦隊の演習へ参加しました。

[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦3隻はカリーニングラード州沖で対空射撃訓練を実施した]

2022年7月23日にバルト海巡航ミサイル「カリブル」の模擬発射訓練を行ないました。