ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の予算は500億ルーブルよりも減らされる

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年10月7日9時0分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理と近代化の予算はほぼ半分に減らされるかもしれない】
サンクトペテルブルク、10月7日、インタファクス-AVN

軍当局は、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」(ソ連邦海軍元帥クズネツォフ)の修理と近代化の為に支出を意図する資金量の削減を計画している。
土曜日に『インタファクス-AVN』は消息筋より伝えられた。

「以前に計画されていた約500億ルーブルに代わり、作業の実行には、以前に発表された金額のほぼ半分の支出が見込まれています」
彼は説明した。

彼によると、資金量の削減は、先ず第一に近代化の問題に影響を及ぼす。
「修理は完全なボリュームで行なわれます」
情報提供者は確認した。

以前、他の情報提供者により、次の事が知られるようになった。
「アドミラル・クズネツォフの修理及び近代化は、最小限の量(の作業)が行なわれる予定となっており、それには500億ルーブルの割り当てが計画されています」
「これは多いのか、或いは少ないのかと言えば、明らかに少ないでしょう。
500億ルーブルは、8億ドルよりも少し多い位です。
インド海軍の為の同タイプの航空母艦ヴィクラマーディティヤ(以前には「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」)の修理と近代化の費用は23億ドルと推定されていますから」

彼は想い起した。

伝えられているように、「アドミラル・クズネツォフ」の修理は、先ず初めに、主動力装置の4基のボイラーの交換に関連する。
近代化は、電波位置特定機器(レーダー)電波電子兵装、更には航空機航法複合体が意図されていた。

今年2月、北方艦隊航空打撃艦グループは、地中海からセヴェロモルスクへ戻ってきた。
グループの構成には、特に、航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が在った。
「アドミラル・クズネツォフ」艦上航空隊は、シリアでの軍事作戦へ関わった。
公式データによると、戦闘行動に関連しない2件の航空機事故が有り、航空群は2機の戦闘機を失った。



ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日まで遠距離航海を行ない、地中海東部(シリア沖)まで遠征しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加し、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。


以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

今後、「アドミラル・クズネツォフ」は近代化改装が行なわれます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』と、そのムルマンスク支所である『第35艦船修理工場』になるようです。
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍唯一の空母(重航空巡洋艦)アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスクで始まり、後にセヴェロドヴィンスクへ移される]
[セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装を行なう用意がある]

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』
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『第35艦船修理工場』
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システムなどは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]


「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装に関する情報は、2016年5月以降に何度も出ていますが、改装費用の見積もりは、新しい情報が出るたびに増えています。

2016年5月下旬初出:改装費用数十億ルーブル
主に航空関係艤装に焦点を当てた必要最低限の改装。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]

2017年3月初頭初出:改装費用200億ルーブル
対空兵装、電子機器などを新型に換装し、ボイラー4基を交換。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年7月までに始まる]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年5月末から始まるかもしれない]

2017年3月中旬初出:改装費用650億ルーブル(但し、新型機器の設計開発費用300億ルーブルも含む)
兵装(打撃有翼ミサイル複合体も含む)や電子機器の殆ど全てを交換し、寿命も20年延長。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により寿命を20年延長する]

「アドミラル・クズネツォフ」を設計した『ネフスキー計画設計局』は、既に同艦の近代化改装の設計案を完成させています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の設計案は完成した]

「アドミラル・クズネツォフ」の8基のボイラーの内、4基が新品に交換されるのは確実であり、ムルマンスク『第35艦船修理工場』には、2017年8月下旬に同艦の為の新造のボイラーが届けられています。
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この他、レーダーなどの各種電子機器も新型のものに換装される事になるようです。

2017年6月初頭の見積もりによると、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装費用は500億ルーブルになりました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装には500億ルーブルの費用が掛かる]

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

以前には「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年から始まる予定でしたが、2018年に延期されました。
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2018年に始まる]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2018年に始まり、3年間に渡る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスク艦船修理工場で2018年から始まる]


そして今回、「サンクトペテルブルクの消息筋」(ロシア海軍総司令部の関係者?)は、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装費用が、以前の500億ルーブルの「ほぼ半分」に減らされるだろうと述べました。
「ほぼ半分」との事ですから、正確に500億ルーブルの半分の250億ルーブルという事では無く、おそらくは約300億ルーブル程度でしょう。

「修理は完全なボリュームで行なわれる」との事ですから、艦の寿命延長工事(寿命を20年間延長)は予定通り実施されるようですが、以前に伝えられていた電子機器類や兵装の換装は限定的なものとなるようです。
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ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスク艦船修理工場で2018年から始まる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年9月9日10時8分配信
【情報提供者は航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理開始が何時になるのかについて話した】
サンクトペテルブルク、9月9日-ロシア通信社ノーボスチ

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の修理は、2018年にムルマンスク『第35艦船修理工場』(株式会社『艦船修理センター・ズヴェズドーチカ』支所)で始まる。
『ロシア通信社ノーボスチ』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフに関する問題は解決され、その修理はムルマンスクの『第35艦船修理工場』で行なわれます。
来年(2018年)の初めには、航空巡洋艦は、そのようになるでしょう」

対談者は話した。

彼は、修理作業には少なくとも2年は掛かる事を指摘した。
「修理を2年で行うよう、全力を尽くします」
彼は指摘した。

2016年10月、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に率いられ、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船で構成される艦船グループは、北東大西洋及び地中海エリアへと出発した。
11月8日からはシリアのテロリストとの戦闘任務を遂行した。

ロシアの航空母艦には、40機以上の航空機とヘリコプターが在った。
(2016年)11月15日、ロシアの歴史上初めて艦上航空機Su-33が実戦で使用された。
2ヶ月間に渡る「アドミラル・クズネツォフ」航空団の海軍航空隊飛行士の戦闘勤務において、420回の戦闘飛行が実施され、この間にシリア国際テロリストの1200以上の施設を撃破した。
シリアの目標には、有翼ミサイルでも打撃が与えられた。
(2017年)2月、艦船グループセヴェロモルスクへ帰投した。



ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日まで遠距離航海を行ない、地中海東部(シリア沖)まで遠征しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加し、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。


以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

今後、「アドミラル・クズネツォフ」は近代化改装が行なわれます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』と、そのムルマンスク支所である『第35艦船修理工場』になるようです。
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍唯一の空母(重航空巡洋艦)アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスクで始まり、後にセヴェロドヴィンスクへ移される]
[セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装を行なう用意がある]

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』
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『第35艦船修理工場』
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システムなどは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]


「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装に関する情報は、2016年5月以降に何度も出ていますが、改装費用の見積もりは、新しい情報が出るたびに増えています。

2016年5月下旬初出:改装費用数十億ルーブル
主に航空関係艤装に焦点を当てた必要最低限の改装。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]

2017年3月初頭初出:改装費用200億ルーブル
対空兵装、電子機器などを新型に換装し、ボイラー4基を交換。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年7月までに始まる]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年5月末から始まるかもしれない]

2017年3月中旬初出:改装費用650億ルーブル(但し、新型機器の設計開発費用300億ルーブルも含む)
兵装(打撃有翼ミサイル複合体も含む)や電子機器の殆ど全てを交換し、寿命も20年延長。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により寿命を20年延長する]

「アドミラル・クズネツォフ」を設計した『ネフスキー計画設計局』は、既に同艦の近代化改装の設計案を完成させています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の設計案は完成した]

2017年4月下旬、「ロシア防衛産業企業体の匿名の情報提供者」は、「アドミラル・クズネツォフ」が近代化改装で現用の有翼ミサイル複合体「グラニート」汎用垂直発射装置3S-14UKSKへ換装すると発言しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな打撃巡航ミサイル(カリブル、オーニクス、ツィルコン)を装備する]
「グラニート」の換装については、以前にもロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージン氏が言及しています。
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2017年5月、別の「情報提供者」は、「グラニート」の換装については「おそらくは実行されない」と言いました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装で有翼ミサイル複合体グラニートを換装しない?]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の概要が定められた]

「アドミラル・クズネツォフ」の8基のボイラーの内、4基が新品に交換されるのは確実のようですが、この工事は、ムルマンスク近郊のロスリャコヴォに在る第82艦船修理工場大型浮きドックで行なわれる可能性が高いようです。
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第82艦船修理工場は、その大型浮きドックで何度も「アドミラル・クズネツォフ」の修理を行なったことがあります。
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この他、レーダーなどの各種電子機器も近代化するとの事ですから、新型のものに換装される事になるようです。

2017年6月初頭の見積もりによると、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装費用は500億ルーブルです。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装には500億ルーブルの費用が掛かる]

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

以前には「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年から始まる予定でしたが、2017年6月末、ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、開始は2018年からになると述べました。
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2018年に始まる]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2018年に始まり、3年間に渡る]

今回の記事に登場する「防衛産業企業体の(匿名希望の)情報提供者」も同様の事を言っておりますから、これで確定のようです。

なお、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するムルマンスク『第35艦船修理工場』には、2017年8月下旬に同艦の為の新造のボイラーが届けられています。
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ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2018年に始まり、3年間に渡る

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年8月23日10時7分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理は約3年間に渡って続く】
クビンカ(モスクワ州)、8月23日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理は2018年に始まり、2年半~3年間続く。
『ロシア通信社ノーボスチ』は水曜日にフォーラム『アルミヤ(軍)-2017』ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将より伝えられた。

「アドミラル・クズネツォフは、2018年に修理が始まります。
修理は2年半~3年間続きます。
同艦のシリアへの航海は、これまでに計画されていません」
ブルスク
は話した。

2016年10月、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に率いられ、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船で構成される打撃艦グループは、北東大西洋及び地中海エリアへ向かった。
11月8日からシリアのテロリストとの戦闘任務を遂行した。

ロシア航空母艦には、40機以上の航空機ヘリコプターが在った。
ロシアの歴史上初めて(2016年)11月15日に艦上航空機Su-33が実戦で使用された。
海軍航空隊「アドミラル・クズネツォフ」航空団の飛行士の2ヶ月間に渡る戦闘勤務で420回の戦闘飛行が実施され、この間にシリア領内の国際テロリストの1200以上の施設が破壊された。
シリアの目標へ有翼ミサイルにより打撃を与えた。

(2017年)2月、艦船グループセヴェロモルスクへ戻った。



ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日まで遠距離航海を行ない、地中海東部(シリア沖)まで遠征しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加し、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。


以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

今後、「アドミラル・クズネツォフ」は近代化改装が行なわれます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』と、そのムルマンスク支所である『第35艦船修理工場』になるようです。
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍唯一の空母(重航空巡洋艦)アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスクで始まり、後にセヴェロドヴィンスクへ移される]
[セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装を行なう用意がある]

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』
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『第35艦船修理工場』
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システムなどは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]


「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装に関する情報は、2016年5月以降に何度も出ていますが、改装費用の見積もりは、新しい情報が出るたびに増えています。

2016年5月下旬初出:改装費用数十億ルーブル
主に航空関係艤装に焦点を当てた必要最低限の改装。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]

2017年3月初頭初出:改装費用200億ルーブル
対空兵装、電子機器などを新型に換装し、ボイラー4基を交換。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年7月までに始まる]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年5月末から始まるかもしれない]

2017年3月中旬初出:改装費用650億ルーブル(但し、新型機器の設計開発費用300億ルーブルも含む)
兵装(打撃有翼ミサイル複合体も含む)や電子機器の殆ど全てを交換し、寿命も20年延長。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により寿命を20年延長する]

「アドミラル・クズネツォフ」を設計した『ネフスキー計画設計局』は、既に同艦の近代化改装の設計案を完成させています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の設計案は完成した]

2017年4月下旬、「ロシア防衛産業企業体の匿名の情報提供者」は、「アドミラル・クズネツォフ」が近代化改装で現用の有翼ミサイル複合体「グラニート」汎用垂直発射装置3S-14UKSKへ換装すると発言しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな打撃巡航ミサイル(カリブル、オーニクス、ツィルコン)を装備する]
「グラニート」の換装については、以前にもロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージン氏が言及しています。
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2017年5月、別の「情報提供者」は、「グラニート」の換装については「おそらくは実行されない」と言いました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装で有翼ミサイル複合体グラニートを換装しない?]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の概要が定められた]

「アドミラル・クズネツォフ」の8基のボイラーの内、4基が新品に交換されるのは確実のようですが、この工事は、ムルマンスク近郊のロスリャコヴォに在る第82艦船修理工場大型浮きドックで行なわれる可能性が高いようです。
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第82艦船修理工場は、その大型浮きドックで何度も「アドミラル・クズネツォフ」の修理を行なったことがあります。
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この他、レーダーなどの各種電子機器も近代化するとの事ですから、新型のものに換装される事になるようです。

2017年6月初頭の見積もりによると、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装費用は500億ルーブルです。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装には500億ルーブルの費用が掛かる]

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

以前には「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年から始まる予定でしたが、2017年6月末、ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、開始は2018年からになると述べました。
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2018年に始まる]

そして今回、ヴィクトール・ブルスク中将は、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2年半~3年間に渡って行なわれると発言しました。
従いまして、「アドミラル・クズネツォフ」が改装を終えて艦隊へ復帰するのは、2021年頃になるでしょう。

ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2018年に始まる

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『タス通信』より
2017年6月28日13時31分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理は2018年に開始される】
サンクトペテルブルク、6月28日/タス通信

航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理は2018年に開始されるが、その費用は未だ決まっていない。
水曜日、国際海軍サロン「IMDS-2017」ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は述べた。

「それ(タス通信註:近代化の事)は来年に開始され、北方艦隊の担当ゾーンに位置する企業で実施されます。
価格は未だ決まっておらず、それは計算され、その後に決められます。
それは統合造船業営団の企業の1つになるでしょう」

彼は話した。

「アドミラル・クズネツォフ」は、ロシア唯一の航空母艦である。
同艦は1985年に進水し、1990年に竣工した。
その全長は305メートル、飛行甲板幅は72メートル、満載排水量は59000トン。

「クズネツォフ」は、艦首の甲板下に12基の傾斜発射装置が配置されている有翼ミサイル「グラニート」で武装している。
艦は30機までの戦闘機MiG-29K/KUB及びSu-33に加え、打撃ヘリコプターKa-52K対潜ヘリコプターKa-27、そしてKa-29を搭載する。

昨年、航空母艦地中海への航海中にロシア航空宇宙軍シリア作戦へ参加した。
2016年11月から12月に「クズネツォフ」艦上飛行士は420回の戦闘飛行(この内の117回は夜間)を行ない、1000以上のテロリストの施設を破壊した。


『タス通信』より
2017年6月29日9時10分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は近代化せずに修復される】
サンクトペテルブルク、6月29日/タス通信

ロシア海軍唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は近代化せずに修復される。
サンクトペテルブルク第8回国際海軍サロン(IMDS-2017)において、『ネフスキー計画設計局』総取締役セルゲイ・ウラソフ『タス通信』のインタビューに対し、こう話した。

「実施される艦の修理は、複数の種類の機器の交換です」
彼は話した。
ウラソフは、実際には、近い内に控えている作業は近代化とは呼べないと説明した。
「実際には、そうではありません。これは修理です」
彼は、対応する質問に答え、付け加えた。

彼は、修理の具体的な時期は未だ定まっていないが、推定で作業には約2~3年は掛かる事を指摘した。
それは作業量に依るだろう。
航空母艦の(修理)完了は、技術的な摩耗状態により変わってくる。
「今日までに私共は、艦で実施されなければならない作業の技術的設計を行なっており、工場での作業の確固とした時期はまだ定まっておりません。
契約は未だ締結されていませんので」
ウラソフ
は話した。

サンクトペテルブルク国際海軍サロン(IMDS-2017)ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将が伝えたように、「クズネツォフ」の修理は2018年に始まり、その費用は未だ定まっていない。

「アドミラル・クズネツォフ」は1985年に進水し、1990年に竣工した。
その全長は305メートル、飛行甲板幅は72メートル、満載排水量は59000トン。

昨年、航空母艦地中海への航海中にロシア航空宇宙軍シリア作戦へ参加した。
2016年11月から12月に「クズネツォフ」艦上飛行士は420回の戦闘飛行(この内の117回は夜間)を行ない、1000以上のテロリストの施設を破壊した。



ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日まで遠距離航海を行ない、地中海東部(シリア沖)まで遠征しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加し、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。


以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

今後、「アドミラル・クズネツォフ」は近代化改装が行なわれます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』と、そのムルマンスク支所である『第35艦船修理工場』になるようです。
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍唯一の空母(重航空巡洋艦)アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスクで始まり、後にセヴェロドヴィンスクへ移される]
[セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装を行なう用意がある]

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』
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『第35艦船修理工場』
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システムなどは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]


「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装に関する情報は、2016年5月以降に何度も出ていますが、改装費用の見積もりは、新しい情報が出るたびに増えています。

2016年5月下旬初出:改装費用数十億ルーブル
主に航空関係艤装に焦点を当てた必要最低限の改装。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]

2017年3月初頭初出:改装費用200億ルーブル
対空兵装、電子機器などを新型に換装し、ボイラー4基を交換。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年7月までに始まる]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年5月末から始まるかもしれない]

2017年3月中旬初出:改装費用650億ルーブル(但し、新型機器の設計開発費用300億ルーブルも含む)
兵装(打撃有翼ミサイル複合体も含む)や電子機器の殆ど全てを交換し、寿命も20年延長。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により寿命を20年延長する]

「アドミラル・クズネツォフ」を設計した『ネフスキー計画設計局』は、既に同艦の近代化改装の設計案を完成させています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の設計案は完成した]

2017年4月下旬、「ロシア防衛産業企業体の匿名の情報提供者」は、「アドミラル・クズネツォフ」が近代化改装で現用の有翼ミサイル複合体「グラニート」汎用垂直発射装置3S-14UKSKへ換装すると発言しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな打撃巡航ミサイル(カリブル、オーニクス、ツィルコン)を装備する]
「グラニート」の換装については、以前にもロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージン氏が言及しています。
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2017年5月、別の「情報提供者」は、「グラニート」の換装については「おそらくは実行されない」と言いました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装で有翼ミサイル複合体グラニートを換装しない?]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の概要が定められた]

「アドミラル・クズネツォフ」の8基のボイラーの内、4基が新品に交換されるのは確実のようですが、この工事は、ムルマンスク近郊のロスリャコヴォに在る第82艦船修理工場大型浮きドックで行なわれる可能性が高いようです。
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第82艦船修理工場は、その大型浮きドックで何度も「アドミラル・クズネツォフ」の修理を行なったことがあります。
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この他、レーダーなどの各種電子機器も近代化するとの事ですから、新型のものに換装される事になるようです。

2017年6月初頭の見積もりによると、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装費用は500億ルーブルです。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装には500億ルーブルの費用が掛かる]

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

以前には「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年から始まる予定でしたが、今回、ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、開始は2018年からになると述べました。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは2017年から近代化改装を開始する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年に始まる]


「アドミラル・クズネツォフ」は、シリア遠征へ出発する前の2016年前半にオーバーホールと部分的な近代化(例えば、新たな艦載機を運用する為の新型システムの装備)を行なっており、現時点において、同艦の状態は、西側が想像する程に悪いものではありません。
[セヴェロドヴィンスク(とムルマンスク)の艦船修理工場は、ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフをシリア軍事作戦へ参加させる為の準備を行なった]

しかしながら、既に就役から26年が経過しているので、そろそろ艦の寿命も限界に達しつつあり(基本的にソ連/ロシアの艦船の寿命は25~30年程度)、今後も使い続けるつもりならば、いずれは大規模な寿命延長工事を行なう必要が有ります。

ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年6月28日12時0分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は修理及び近代化の後、少なくとも20年間は就航する-統合造船業営団】
サンクトペテルブルク、6月28日、インタファクス-AVN

『統合造船業営団』は、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の修理と近代化を引き受ける為の準備を進めている。
『統合造船業営団』軍事造船担当副総裁イーゴリ・ポノマリョフは述べた。

「重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの修理の為の契約を我々は未だ結んではおりませんが、我々は作業量の概算を提示し、準備を進めております」
彼は水曜日の国際海軍サロン(IMDS)中にインタファクス-AVNへ話した。

「艦の最も重要なパラメータは改善されます。
更新後、巡洋艦は、更に少なくとも20年は就航できます」

彼は指摘した。

以前、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の今後の近代化の輪郭と範囲は軍により定められたと報じられた。

(2017年)2月、北方艦隊航空打撃艦グループは、地中海からセヴェロモルスクへ戻ってきた。
グループの構成には、特に、航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が在った。
航空母艦の艦上航空隊は、シリアでの軍事作戦へ関わった。



ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日まで遠距離航海を行ない、地中海東部(シリア沖)まで遠征しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加し、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。


以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

シリア沖から戻ってきた「アドミラル・クズネツォフ」は、2017年に近代化改装を開始する予定です。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは2017年から近代化改装を開始する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年に始まる]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』と、そのムルマンスク支所である『第35艦船修理工場』になるようです。
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍唯一の空母(重航空巡洋艦)アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスクで始まり、後にセヴェロドヴィンスクへ移される]
[セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装を行なう用意がある]

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』
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『第35艦船修理工場』
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システムなどは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]


「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装に関する情報は、2016年5月以降に何度も出ていますが、改装費用の見積もりは、新しい情報が出るたびに増えています。

2016年5月下旬初出:改装費用数十億ルーブル
主に航空関係艤装に焦点を当てた必要最低限の改装。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]

2017年3月初頭初出:改装費用200億ルーブル
対空兵装、電子機器などを新型に換装し、ボイラー4基を交換。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年7月までに始まる]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年5月末から始まるかもしれない]

2017年3月中旬初出:改装費用650億ルーブル(但し、新型機器の設計開発費用300億ルーブルも含む)
兵装(打撃有翼ミサイル複合体も含む)や電子機器の殆ど全てを交換し、寿命も20年延長。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により寿命を20年延長する]

「アドミラル・クズネツォフ」を設計した『ネフスキー計画設計局』は、既に同艦の近代化改装の設計案を完成させています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の設計案は完成した]

2017年4月下旬、「ロシア防衛産業企業体の匿名の情報提供者」は、「アドミラル・クズネツォフ」が近代化改装で現用の有翼ミサイル複合体「グラニート」汎用垂直発射装置3S-14UKSKへ換装すると発言しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな打撃巡航ミサイル(カリブル、オーニクス、ツィルコン)を装備する]
「グラニート」の換装については、以前にもロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージン氏が言及しています。
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2017年5月、別の「情報提供者」は、「グラニート」の換装については「おそらくは実行されない」と言いました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装で有翼ミサイル複合体グラニートを換装しない?]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の概要が定められた]

「アドミラル・クズネツォフ」の8基のボイラーの内、4基が新品に交換されるのは確実のようですが、この工事は、ムルマンスク近郊のロスリャコヴォに在る第82艦船修理工場大型浮きドックで行なわれる可能性が高いようです。
17-0315a.jpg
第82艦船修理工場は、その大型浮きドックで何度も「アドミラル・クズネツォフ」の修理を行なったことがあります。
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この他、レーダーなどの各種電子機器も近代化するとの事ですから、新型のものに換装される事になるようです。

2017年6月初頭の見積もりによると、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装費用は500億ルーブルです。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装には500億ルーブルの費用が掛かる]


そして今回、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』の副総裁イーゴリ・ポノマリョフ氏は、近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間は就航できると発言しました。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。

「アドミラル・クズネツォフ」が近代化改装により寿命を20年延長するという話は、以前にも非公式筋から出ていましたが、今回は公式筋からの情報です。
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