第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは2019年にロシア海軍へ引き渡される

17-0322a.jpg
『タス通信』より
2017年3月21日11時57分配信
【第2のプロジェクト「ラーダ」通常動力潜水艦は2019年に(ロシア)海軍へ引き渡される】
モスクワ、3月21日/タス通信

第2のプロジェクト677「ラーダ」通常動力潜水艦は、ロシア海軍へ2018年では無く2019年に引き渡される。
『アドミラルティ造船所』総取締役アレクサンドル・ブザコフ『タス通信』へ話した。

「2隻目を私共は2019年に引き渡すつもりであり、3隻目は-資金供給次第ですね」
彼は話した。

第4の同プロジェクト潜水艦の建造契約への署名に関しては、未だ不明であるとブザコフは指摘した。
「私共は、それを希望しておりますが、今のところは、未だ何も有りませんね」
同社の総取締役は付け加えた。

以前に報じられているように、このシリーズの第2と第3の潜水艦(それぞれ「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」)はロシア海軍へ2018年と2019年に引き渡される事になっており、第4(の潜水艦)の契約は2018年の署名が見込まれている。

「ラーダ」型潜水艦第4世代通常動力潜水艦に属している。
プロジェクト潜水艦の水上排水量は、およそ1750トンであり(対する「ワルシャワンカ」は2300トン)、水中速力は21ノットに達する。
新世代潜水艦は低水準の騒音と高度の自動化の点で(前世代とは)異なる。
その主要兵装は有翼ミサイル複合体「カリブル」である。

潜水艦シリーズのトップ「サンクトペテルブルク」は1997年に起工され、2010年に海軍へ引き渡されて以来、試験運用のままである。
「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」は、それぞれ2005年と2006年に起工された。
その建造は中断し、2013年から再開された。



[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。


2012年2月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

「ラーダ」級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー:
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置には、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になり、2013年10月17日に潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年も試験運用を継続する]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年に試験運用を完了する]

以前には2番艦「クロンシュタット」と3番艦「ヴェリーキエ・ルーキ」ロシア海軍への引き渡しは、2018~2019年に予定されていました。
[最後のラーダ級潜水艦(?)クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキは2018-2019年にロシア海軍へ引き渡される]


しかし今回、建造元の『アドミラルティ造船所』総取締役アレクサンドル・ブザコフ氏は、2番艦「クロンシュタット」ロシア海軍への引き渡しは2019年になると述べました。
(3番艦については明言していませんが)

引き渡しが遅れる理由は、おそらく、『アドミラルティ造船所』が新たに太平洋艦隊向けの6隻のプロジェクト06363潜水艦を建造する事になったからでしょう。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の最初の2隻~「モジャイスク」「ペトロパブロフスク・カムチャツキー」は2017年に起工され、2019年に就役する予定です。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦の最初の2隻は2017年に起工され、2019年に就役する]

2018年と2019年にも2隻ずつ起工され、2020年と2021年の就役が予定されています。

ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』は、『アドミラルティ造船所』プロジェクト06363潜水艦建造の為の資金を援助します。

『タス通信』より
2017年3月21日14時52分配信
【統合造船業営団は太平洋艦隊の為の6隻の「ワルシャワンカ」建造資金の一部を融資する】

つまり現時点では太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦6隻の建造の方が優先されており、「ラーダ」級は後回しにされるという事でしょう。


「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」は就役後、北方艦隊への配備が予定されています。
[ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級は北方艦隊へ配備される]


なお、今回の記事中では触れられていませんが、数日前の3月17日に『統合造船業営団』副総裁(軍事造船担当)イーゴリ・ポノマリョフ氏は、「クロンシュタット」「ヴェリキーキエ・ルーキ」ロシア海軍への引き渡しは2021年になると発言しています。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年3月17日11時11分配信
【「ラーダ」型潜水艦シリーズ2隻の引き渡し期限は2021年に移動する】

今回のアレクサンドル・ブザコフ氏の発言は、これを否定するものです。
スポンサーサイト

ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海で巡航ミサイルを発射した

16-1117a.jpg
『タス通信』より
2016年11月17日13時14分配信
【潜水艦「サンクトペテルブルク」はバレンツ海で有翼ミサイルを発射した】
モスクワ、11月17日/タス通信

ディーゼルエレクトリック潜水艦「サンクトペテルブルク」は、バレンツ海ミサイル発射を実行した。
北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。

「本日、ディーゼルエレクトリック潜水艦サンクトペテルブルクは、戦闘訓練計画に沿ってバレンツ海の水中位置から海上に位置する標的への有翼ミサイル発射を成功裏に実行しました」
彼は話した。

セルガによると、バレンツ海のミサイル射撃実行海域は、その前に民間船舶航行が禁止された。
「安全保障対策の為、北方艦隊の7隻の艦と支援船が、ミサイル射撃海域の境界線の移動巡視ライン上に居ました。
北方艦隊の航空・防空軍の航空機とヘリコプターが海域を監視していました」

彼は話した。

プロジェクト677通常動力(潜水)艦シリーズのトップである潜水艦「サンクトペテルブルク」は、1997年に株式会社『アドミラルティ造船所』で建造(起工)された。

潜水艦の排水量は1700トン以上、全長67メートル、幅7メートル、水中速力20ノッチ以上。
潜水艦は、魚雷とロケット魚雷兵装を装備する。



[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。


2012年2月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

「ラーダ」級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー:
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置には、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になり、2013年10月17日に潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年も試験運用を継続する]

「サンクトペテルブルク」の試験運用は、2016年末までに完了する予定です。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年に試験運用を完了する]

そして2016年11月17日、「サンクトペテルブルク」バレンツ海有翼ミサイルを発射しました。
ミサイルの種類は明らかにされていませんが、「カリブル」の対艦攻撃型でしょう。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]


建造中の同型艦「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」も、就役後は北方艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級は北方艦隊へ配備される]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級は北方艦隊へ配備される

16-1007a.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年10月4日19時15分配信
【北方艦隊の戦闘編制へ2隻の「ラーダ」級潜水艦が加わる】
モスクワ、10月4日-ロシア通信社ノーボスチ

現在、建造中の2隻の最新通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」北方艦隊の戦闘編制へ加わる。
火曜日にロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフは発言した。

このクラスの潜水艦のトップ「サンクトペテルブルク」は、ロシア連邦海軍において試験運用に在る。

「通常動力潜水艦プロジェクト677についてですが、現在、建造中の同プロジェクト潜水艦2隻:クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキは、北方艦隊の担当ゾーンへ駐留します」
彼は『モスコースキー・コムソモーレッツ』紙のインタビューにおいて、こう話した。



[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。


2012年2月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

「ラーダ」級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー:
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置には、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になり、2013年10月17日に潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年も試験運用を継続する]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年に試験運用を完了する]

2番艦「クロンシュタット」と3番艦「ヴェリーキエ・ルーキ」ロシア海軍への引き渡しは、2018~2019年に予定されています。
[最後のラーダ級潜水艦(?)クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキは2018-2019年にロシア海軍へ引き渡される]


そして今回、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフ氏は、「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」は就役後に北方艦隊への配備が予定されている事を初めて明らかにしました。

「ラーダ」級は3隻とも北方艦隊へ配備されることになるようです。


「ラーダ」級以外の通常動力潜水艦の建造も進められています。

黒海艦隊向けにはプロジェクト06363潜水艦6隻が建造されており、現在は4番艦まで就役済み、今年末には残り2隻も就役します。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のプロジェクト06363潜水艦コルピノは航行試験を開始した]

プロジェクト06363潜水艦は、今後、太平洋艦隊向けにも6隻が建造されます。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

その後は、第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級北方艦隊バルト艦隊向けに建造されます。
[ロシア海軍の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は北方艦隊とバルト艦隊向けに建造される]

ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年に試験運用を完了する

16-0328d.jpg
『タス通信』より
2016年3月28日12時32分配信
【統合造船業営団:潜水艦「ラーダ」のトップの試験運用は2016年に完了する】
モスクワ、3月28日/タス通信

プロジェクト677「ラーダ」非核動力潜水艦のトップ「サンクトペテルブルク」の試験運用は2016年末に完了する。
タス通信は、国際陸軍・海軍兵器展示会『DEFEXPO インディア-2016』を前にして『統合造船業営団』広報サービスより伝えられた。

「ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト"ラーダ"のトップの試験運用は2016年末までの完了が計画されています」
対談者は話した。
彼は、ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト「ラーダ」シリーズの4隻目を建造する為の決定は、現在形成されている新たな国家軍備プログラムに沿って採択される事を付け加えた。

最初の潜水艦「サンクトペテルブルク」は、2010年から北方艦隊で試験運用に在る。
今、サンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」では、潜水艦シリーズの2隻目と3隻目が建造されている。

[潜水艦「カリーナ」]
『統合造船業営団』
は更に、第5世代非核動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」は最初に非大気依存発電装置(AIP)を受け取ると伝えた。

「最初の非大気依存発電装置は、将来非核動力潜水艦カリーナへの設置が計画されています」
『統合造船業営団』
は伝えた。

以前、ロシア連邦海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、最初の非大気依存発電装置第4世代非核動力潜水艦「ラーダ」が受け取ると述べた。


[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。


2012年2月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

「ラーダ」級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー:
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置には、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になり、2013年10月17日に潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年も試験運用を継続する]

2016年1月19日、「ロシア海軍総司令部の(匿名の)高位の代理人」は、「ラーダ」級の建造が3隻で打ち切られると発言しました。
[ロシア海軍は第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の調達を3隻で打ち切る]

その後、ロシア海軍と、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』は、「ラーダ」級の建造打ち切りを否定しました。
[ロシア海軍は第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の建造を中止するつもりは無い]
[ロシア国防省はロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の調達中止を指示していない]

3月18日、『統合造船業営団』は、2番艦「クロンシュタット」と3番艦「ヴェリーキエ・ルーキ」ロシア海軍への引き渡しは2018~2019年になる事を明らかにしました。
[最後のラーダ級潜水艦(?)クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキは2018-2019年にロシア海軍へ引き渡される]

そして今回、『統合造船業営団』は、1番艦「サンクトペテルブルク」の試験運用が今年末までに完了すると発表しました。

更に、「ラーダ」級4番艦は、「新たな国家軍備プログラム」、つまり「2016-2025年の国家軍備プログラム」の下で建造される事も初めて明らかにされました。

つまり、「ラーダ」級の建造が3隻で終わるというのは「2011-2020年の国家軍備プログラム」での話だったという事でしょう。


現在、ロシアでは、通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP機関)リチウムイオン電池の開発が進められています。
[ロシアは潜水艦用のリチウムイオン電池の試験に成功した]
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]

非大気依存発電装置は、第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級に標準装備されます。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は『2025年までの国家軍備プログラム』により建造される]

記事末尾で触れられているように、以前、ロシア海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、「ラーダ」級非大気依存発電装置が搭載されるかもしれないと述べましたが、結局、「カリーナ」級に搭載される事になるようです。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦は非大気依存発電装置(AIP)を装備するかもしれない]

ロシア海軍のラーダ級潜水艦は非大気依存発電装置(AIP)を装備するかもしれない

16-0320f.jpg
『タス通信』より
2016年3月19日12時55分配信
【海軍:潜水艦「ラーダ」は非大気依存発電装置を最初に受け取るかもしれない】
モスクワ、3月19日/タス通信

ディーゼル潜水艦プロジェクト「ラーダ」は、非大気依存発電装置を最初に受け取るかもしれない。
土曜日、ラジオ局『エコー・モスクワ』の生放送で海軍総司令官代理(軍事担当)ヴィクトール・ブルスク中将は表明した。

「この潜水艦シリーズ(プロジェクト「ラーダ」)の今後予想される方向性としては、このプロジェクトを含め、私が思いますに、非大気依存発電装置の技術的装備が最初に導入される事になるでしょう」
彼は話した。

「この装置は、動作の為に空中の大気を必要としません。
潜水艦の動作の為に水面へ浮上する必要はありません。
これは、潜水艦の基本的な特性-隠密性を向上させます」

提督は説明した。

以前、海軍は、このシステム第5世代潜水艦「カリーナ」へ設置する可能性を考慮していると報じられた。

[新たな基地の建設は計画されていない]
ヴィクトール・ブルスク
は更に、ロシア海軍ロシア領内潜水艦の為の新たな基地の作成を計画していないと表明した。

潜水艦基地は、ロシア連邦の4艦隊全てが有している:北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊


[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。


2012年2月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

「ラーダ」級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー:
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置には、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になり、2013年10月17日に潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年も試験運用を継続する]

「ラーダ」級2番艦「クロンシュタット」と3番艦「ヴェリーキエ・ルーキ」ロシア海軍への引き渡しは、2019年に延期される事になるようです。
(以前には「クロンシュタット」は2017年、「ヴェリーキエ・ルーキ」は2018年に引き渡される予定だった)
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキのロシア海軍への引き渡しは2019年に延期される]

2016年1月19日、「ロシア海軍総司令部の(匿名の)高位の代理人」は、「ラーダ」級の建造が3隻で打ち切られると発言しました。
[ロシア海軍は第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の調達を3隻で打ち切る]

その後、ロシア海軍と、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』は、「ラーダ」級の建造打ち切りを否定しました。
[ロシア海軍は第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の建造を中止するつもりは無い]
[ロシア国防省はロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の調達中止を指示していない]

3月18日、『統合造船業営団』は、2番艦「クロンシュタット」と3番艦「ヴェリーキエ・ルーキ」ロシア海軍への引き渡しは2018~2019年になる事を明らかにしました。
[最後のラーダ級潜水艦(?)クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキは2018-2019年にロシア海軍へ引き渡される]

そして今回、ロシア海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、「ラーダ」級非大気依存発電装置(AIP機関)が搭載されるかもしれないと述べました。


現在、ロシアでは、通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP機関)リチウムイオン電池の開発が進められています。
[ロシアは潜水艦用のリチウムイオン電池の試験に成功した]
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]

非大気依存発電装置は、第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級に標準装備されます。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は『2025年までの国家軍備プログラム』により建造される]

「カリーナ」級の建造が始まるのは2020年以降になるようですが、その前に、「ラーダ」級非大気依存発電装置を搭載して海洋での試験を行なうつもりかもしれません。