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ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット(ジェルズキー型)の建造は終了する

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『タス通信』より
2023年7月7日9時6分配信
【情報筋はロシア海軍の為のプロジェクト20386ステルス-コルベットプログラムの終了について述べた】
モスクワ、7月7日/タス通信

現行ヴァージョンのプロジェクト20386ロケットステルスコルベットの建造プログラムは終了し、ロシア連邦海軍の為にこのような艦を更に起工する事は計画されていない。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報筋より伝えられた。

「現行の形状でのプロジェクト20386コルベットの更なる起工は計画されておりません。
その建造プログラムは終了します。
『北方造船所』と『アムール造船工場』は、プロジェクト20380及び20385艦シリーズの建造を続けます」

対談者は話した。

彼によると、コルベットのトップ「ジェルズキー」は、今後数年間はプロジェクト20386の唯一の代表であり続ける。
「今のバージョンでの就役は予定されておりません。
この艦は再設計プロジェクトに沿って完成し、根本的に新しく、よりバランスの取れた外観でロシア海軍の戦闘編成へ加わります」

対談者は付け加えた。

彼は、プロジェクトの新奇性係数があまりにも高く、プロジェクト20386の推定コストにより、他のプロジェクトのコルベットと同様のシリーズ建造は出来ないと説明した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

[クルイロフ国立研究センターの勧告]
以前、『クルイロフ国立研究センター』の科学部長ワレリー・ポロヴィンキンは、クロンシュタットで開催された国際海軍サロン(IMDS-2023)の会場で『タス通信』へ、『クルイロフ国立研究センター』コルベット20380、20385、20386へ提示した全ての勧告は実行されたと言った。
「最終的に、この艦を再設計する決定が下されました。
ですが、それを止める事は出来ません。
これは、独特なアイデアの素晴らしい艦です」
ポロビンキン
は強調した。

「ジェルズキー」と命名されたコルベットのトップの起工式典は、『北方造船所』(『統合造船業営団』へ加入)で2016年10月28日に開催された。
2019年4月23日、国家元首の臨席下で、既に「メルクーリイ」となっていたこのコルベットの船体ブロックの接合が工場で行なわれた。
2021年10月、艦は再び「ジェルズキー」と命名され、既に作業が進んでいたプロジェクト20380コルベットシリーズの「リェチーヴイ」「メルクーリイ」の名が与えられた。
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プロジェクト20380/20386近海ゾーン多目的コルベット(警備艦)の建造には、「ステルス」技術が使用されている。
コルベットの物理的フィールドを軽減する最新の成果が使用されている。
特に、電波吸収特性を持つ遅燃性ガラス繊維強化プラスチックを上部構造物の材料として使用し、そして更に船体及び上部構造物のレイアウトの建造方式により、電波位置測定(レーダー)の視認性の大幅な低減に成功した。



[プロジェクト20386コルベット]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"]

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プロジェクト20380/20385コルベットの更なる改良発展型であるプロジェクト20386の1番艦「ジェルズキー」Дерзкий(建造番号1009)は、2016年10月28日にサンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"ジェルズキ―"は起工された]


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プロジェクト20386の満載排水量は3400トンになり、以前のプロジェクト20380/20385よりも1000トン以上増加しています。

航続距離も20380/20385より延びて5000海里となり、速力も30ノットに増加、乗員は80名に減少しています。
基本的な兵装は20380と同じ(100mm単装砲高射ミサイル「リドゥート」、対艦ミサイル「ウラン」、30mm機関砲対潜/対魚雷複合体「パケート」)であり、20385のような有翼ミサイル「カリブル」/「オーニクス」発射機は装備していません(モジュール兵装方式なので「リドゥート」発射機を降ろせば、代わりに装備できる)。

機関はガスタービン電気推進システムが採用されます。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

「ジェルズキー」の名で起工されたプロジェクト20386コルベット1番艦ですが、ロシア海軍にとっては伝統的な名前である「メルクーリイ」(1928~1829年のロシア-トルコ戦争において、1829年2月9日に2隻のトルコ戦列艦と戦って勝利したブリッグ)へ改名される事になりました。
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[ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキーはメルクーリイに改名される]

2019年4月23日、「ジェルズキー」改め「メルクーリイ」の船体は接合されました。


2020年3月末、「メルクーリイ」の船体は造船台から進水しました。
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ただし、これは正規の進水では無く、他の艦を建造する為に造船台を空ける為のようです。
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"の船体は進水した]

「メルクーリイ」の為のガスタービンエンジンM90FRは完成し、試験も完了しています。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"のガスタービンエンジンは完成し、引き渡しを準備している]

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2021年7月20日、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で製造されたガラス繊維強化プラスチック製の「メルクーリイ」上部構造物が『北方造船所』へ到着しました。
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"の上部構造物は北方造船所へ到着した]

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その後は上部構造物内部へ各種機器が設置され、船体と接合される筈でしたが、後述のように20386が再設計される事になったので、接合される事は有りませんでした。

2021年10月中旬、同じく『北方造船所』で建造中のプロジェクト20380「リェチーヴイ」「メルクーリイ」と改名され、20386の方の「メルクーリイ」は旧名の「ジェルズキー」に戻されました。
[ロシア海軍の新型コルベット"リェチーヴイ"と"メルクーリイ"は改名された]

建造工事が中断している「ジェルズキー」ですが、プロジェクト20386自体が再設計される事になったので、就役も無期限に延期される事になりました。
[ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット(ジェルズキー型)は再設計される]

上:プロジェクト20380コルベット「ストローギー」(2015年2月20日起工)
下:プロジェクト20386コルベット「ジェルズキー」
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一方、プロジェクト20386のエンジン用の減速機サンクトペテルブルク『ズヴェズダー』で製造され、既に試験に成功しています。
[プロジェクト20386コルベット「ジェルズキー」の減速機はサンクトペテルブルクで製造された]

「ジェルズキー」は再設計後に建造が再開され、就役しますが、現時点では2番艦以降の具体的な建造予定は無いようです。
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プロジェクト20386コルベット「ジェルズキー」の減速機はサンクトペテルブルクで製造された

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年6月27日14時38分配信
【『ズヴェズダー』はプロジェクト20386コルベットの為の減速機複合体をテストした】

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サンクトペテルブルクの艦船用エンジンと重減速機の製造者である公開株式会社『ズヴェズダー』は、ガスタービン動力装置を備えるプロジェクト20386コルベットの為の集約減速機複合体6RPの開発、製造、試験を完了した。
『Sudostroenie.info』は国際海軍サロンIMDS-2023の最中に同社の代理人より伝えられた。


減速機複合体6RPは、2つの減速機と1つの減速機間伝達装置が含まれており、単一フレームに統合されている事が想い起こされる。
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複合体の総重量は約100トンである。

複合体6RP新世代減速機集合体に属する。
出版物が指摘しているように、その作成の際、設計者は伝統的なレイアウトを残し、主要機器を単一フレームへ配置した。
これにより、総重量の軽減、設置の簡素化、そして更に機器の寿命と信頼性の向上が可能となった。

プロジェクト20386コルベットは、モジュール兵装原理、そして更に無人機の駐留能力を実現する新世代艦である。
同プロジェクトのコルベットのトップは、2016年に『北方造船所』で起工された際に「ジェルズキー」と命名され、その後「メルクーリイ」と改名された。
しかし、後にこの名前はプロジェクト20380コルベットへ付けられ、2023年5月13日に海軍へ加入した。
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「プロジェクトは終わっておらず、プロジェクトは続いておりますが、再設計の為に必要な期間は先延ばしされます。
この艦へ実装される事になる一連の採用される革新的な(技術的)解決策の追加開発が必要となりますので」

5月末に『ロシア通信社ノーボスチ』の情報筋は話した。

彼は、革新的なプロジェクト20386コルベットシリーズの建造の決定の為には、トップ艦の作業の有効性を評価する必要がある事を指摘した。

以前に『ロシア通信社ノーボスチ』は、最新のプロジェクト20386コルベットは、完全な「ステルス」概念の下で建造される初のロシア艦になると報じた。
これまでは電波吸収コーティングを含む各個のステルス技術の要素のみが使用されていた。

プロジェクト20386多目的コルベット中央設計局『アルマーズ』により開発された。
それは、近海ゾーン及び遠海ゾーンで戦闘行動の実施、海上交通線と海上経済活動施設の防護の為に意図されている。

排水量3400トン(全長109メートル)の艦は、100mm砲複合体A-190-01、2基の30mm砲AK-630M高射ミサイル複合体「リドゥート」対水中複合体「パケート-NK」の2基の発射装置、高精度有翼ミサイル「カリブル」或いは対艦ミサイル「ウラン」で武装する。
更に、艦にはヘリコプターKa-27或いはKa-29が駐留できる。



[プロジェクト20386コルベット]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"]

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プロジェクト20380/20385コルベットの更なる改良発展型であるプロジェクト20386の1番艦「ジェルズキー」Дерзкий(建造番号1009)は、2016年10月28日にサンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"ジェルズキ―"は起工された]


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プロジェクト20386の満載排水量は3400トンになり、以前のプロジェクト20380/20385よりも1000トン以上増加しています。

航続距離も20380/20385より延びて5000海里となり、速力も30ノットに増加、乗員は80名に減少しています。
基本的な兵装は20380と同じ(100mm単装砲高射ミサイル「リドゥート」、対艦ミサイル「ウラン」、30mm機関砲対潜/対魚雷複合体「パケート」)であり、20385のような有翼ミサイル「カリブル」/「オーニクス」発射機は装備していません(モジュール兵装方式なので「リドゥート」発射機を降ろせば、代わりに装備できる)。

機関はガスタービン電気推進システムが採用されます。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

「ジェルズキー」の名で起工されたプロジェクト20386コルベット1番艦ですが、ロシア海軍にとっては伝統的な名前である「メルクーリイ」(1928~1829年のロシア-トルコ戦争において、1829年2月9日に2隻のトルコ戦列艦と戦って勝利したブリッグ)へ改名される事になりました。
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[ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキーはメルクーリイに改名される]

2019年4月23日、「ジェルズキー」改め「メルクーリイ」の船体は接合されました。


2020年3月末、「メルクーリイ」の船体は造船台から進水しました。
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ただし、これは正規の進水では無く、他の艦を建造する為に造船台を空ける為のようです。
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"の船体は進水した]

「メルクーリイ」の為のガスタービンエンジンM90FRは完成し、試験も完了しています。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"のガスタービンエンジンは完成し、引き渡しを準備している]

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2021年7月20日、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で製造されたガラス繊維強化プラスチック製の「メルクーリイ」上部構造物が『北方造船所』へ到着しました。
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"の上部構造物は北方造船所へ到着した]

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その後は上部構造物内部へ各種機器が設置され、船体と接合される筈でしたが、未だに接合されていません。

2021年10月中旬、同じく『北方造船所』で建造中のプロジェクト20380「リェチーヴイ」「メルクーリイ」と改名され、20386の方の「メルクーリイ」は旧名の「ジェルズキー」に戻されました。
[ロシア海軍の新型コルベット"リェチーヴイ"と"メルクーリイ"は改名された]

建造工事が中断している「ジェルズキー」ですが、プロジェクト20386自体が再設計される事になったので、就役も無期限に延期される事になりました。
[ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット(ジェルズキー型)は再設計される]

上:プロジェクト20380コルベット「ストローギー」(2015年2月20日起工)
下:プロジェクト20386コルベット「ジェルズキー」
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その一方、プロジェクト20386のエンジン用の減速機サンクトペテルブルク『ズヴェズダー』で製造され、既に試験に成功しています。

ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット(ジェルズキー型)は再設計される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年5月31日3時6分配信
【情報筋:ロシア初の本格的な「ステルス」艦は再設計される】
モスクワ、5月31日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア最新の「ステルス」コルベット・プロジェクト20386は、この艦へ実装される革新的な(技術的)解決策の追加開発の為に再設計されている。
『ロシア通信社ノーボスチ』は情報筋より伝えられた。

プロジェクト20386コルベットは、モジュール兵装原理、そして更に無人機の駐留能力を実現する新世代艦である。
同プロジェクトのコルベットのトップは、2016年に『北方造船所』で起工された際に「ジェルズキー」と命名され、その後「メルクーリイ」と改名された。
その後、この名前はプロジェクト20380コルベットへ付けられ、2023年5月13日に海軍へ加入した。
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「プロジェクトは終わっておらず、プロジェクトは続いておりますが、再設計の為に必要な期間は先延ばしされます。
この艦へ実装される事になる一連の採用される革新的な(技術的)解決策の追加開発が必要となりますので」

対談者は説明した。

彼は、革新的なプロジェクト20386コルベットシリーズの建造の決定の為には、トップ艦の作業の有効性を評価する必要がある事を指摘した。

以前に『ロシア通信社ノーボスチ』は、最新のプロジェクト20386コルベットは、完全な「ステルス」概念の下で建造される初のロシア艦になると報じた。
以前には電波吸収コーティングを含む各個のステルス技術の要素が使用されていたのに対し、新たなコルベットでは本格的な「ステルス」艦の概念が実現する。

その当時に情報筋は、コルベット船体は完全に完成し、艦の上部構造物の形成が行われたと伝えた。



[プロジェクト20386コルベット]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"]

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プロジェクト20380/20385コルベットの更なる改良発展型であるプロジェクト20386の1番艦「ジェルズキー」Дерзкий(建造番号1009)は、2016年10月28日にサンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"ジェルズキ―"は起工された]


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プロジェクト20386の満載排水量は3400トンになり、以前のプロジェクト20380/20385よりも1000トン以上増加しています。

航続距離も20380/20385より延びて5000海里となり、速力も30ノットに増加、乗員は80名に減少しています。
基本的な兵装は20380と同じ(100mm単装砲高射ミサイル「リドゥート」、対艦ミサイル「ウラン」、30mm機関砲対潜/対魚雷複合体「パケート」)であり、20385のような有翼ミサイル「カリブル」/「オーニクス」発射機は装備していません(モジュール兵装方式なので「リドゥート」発射機を降ろせば、代わりに装備できる)。

機関はガスタービン電気推進システムが採用されます。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

「ジェルズキー」の名で起工されたプロジェクト20386コルベット1番艦ですが、ロシア海軍にとっては伝統的な名前である「メルクーリイ」(1928~1829年のロシア-トルコ戦争において、1829年2月9日に2隻のトルコ戦列艦と戦って勝利したブリッグ)へ改名される事になりました。
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[ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキーはメルクーリイに改名される]

2019年4月23日、「ジェルズキー」改め「メルクーリイ」の船体は接合されました。


2020年3月末、「メルクーリイ」の船体は造船台から進水しました。
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ただし、これは正規の進水では無く、他の艦を建造する為に造船台を空ける為のようです。
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"の船体は進水した]

「メルクーリイ」の為のガスタービンエンジンM90FRは完成し、試験も完了しています。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"のガスタービンエンジンは完成し、引き渡しを準備している]

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2021年7月20日、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で製造されたガラス繊維強化プラスチック製の「メルクーリイ」上部構造物が『北方造船所』へ到着しました。
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"の上部構造物は北方造船所へ到着した]

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その後は上部構造物内部へ各種機器が設置され、船体と接合される筈でしたが、未だに接合されていません。

2021年10月中旬、同じく『北方造船所』で建造中のプロジェクト20380「リェチーヴイ」「メルクーリイ」と改名され、20386の方の「メルクーリイ」は旧名の「ジェルズキー」に戻されました。
[ロシア海軍の新型コルベット"リェチーヴイ"と"メルクーリイ"は改名された]

建造工事が中断している「ジェルズキー」ですが、プロジェクト20386自体が再設計される事になったので、就役も無期限に延期される事になりました。

上:プロジェクト20380コルベット「ストローギー」(2015年2月20日起工)
下:プロジェクト20386コルベット「ジェルズキー」
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ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"の上部構造物は北方造船所へ到着した


『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年7月20日14時1分配信
【コルベット「メルクーリイ」の為の上部構造物は『北方造船所』へ送り届けられた】

『中部ネヴァ川造船工場』から『北方造船所』へ、プロジェクト20386コルベット「メルクーリイ」の為の上部構造物が送り届けられた。
『北方造船所』広報サービスが話したように、技術的に困難な荷降ろし操作は数時間続いた:荷船から上部構造物が工場の浮きドックへ移され、特殊支台~「ベッド」へ設置された。
ドックから水を汲み出し、それは造船台で1つの高さまで上げられ、荷船の下に船舶運搬台車を取り付け、造船台へ転がし、2基のクレーンの助力により、内部を満たす更なる作業の為に上部構造物を作業場へ移動させた。


プロジェクト20386の為に中央海洋設計局『アルマーズ』が開発した複合材料から成る上部構造物は、特殊な船体構造である。
『北方造船所』広報サービスは、それが高い強度と減少した比重を有しており、最新のシステム及び機器、乗組員の為の勤務及び生活室を収容する為の艦の有用な量の増加を可能にする事を指摘した。

プロジェクト20386コルベットのトップは、『北方造船所』で2016年10月28日に「ジェルズキー」という名で起工された。
2019年4月、将来の艦のブロックの結合操作の前に、それは、1829年に合計180門以上の砲で武装する2隻のトルコ戦列艦との不利な戦闘で勝利を収めた砲20門のブリッグ「メルクーリイ」に敬意を表して「メルクーリイ」と命名される事が決定された事が知られるようになった。

2019年7月、当時『北方造船所』を率いていたイーゴリ・ポノマリョフは、コルベット「ジェルズキー」は2022年末に発注者へ引き渡すと言った。

2021年4月、コルベット「メルクーリイ」が技術的に進水したとの情報が出てきた。

『北方造船所』広報サービスによると、現在、船体の作業が進められている。
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[Mil.Press FlotProm参照]
多目的コルベット・プロジェクト20386
中央海洋設計局『アルマーズ』により開発された。
それは、近海及び遠海ゾーンでの戦闘行動実施、海上交通線及び海上経済活動施設の保護の為に意図されている。

排水量3400トン(全長109メートル)の艦は、100mm砲装置A-190-01、2基の30mm砲装置AK-630M高射ミサイル複合体「リドゥート」、2基の対潜複合体「パケート-NK」発射装置、高精度ミサイル「カリブル」或いは対艦ミサイル「ウラン」で武装する。
更にコルベットにはヘリコプターKa-27或いはKa-29が駐留できる。



[プロジェクト20386コルベット]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"]

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プロジェクト20380/20385コルベットの更なる改良発展型であるプロジェクト20386の1番艦「ジェルズキー」Дерзкий(建造番号1009)は、2016年10月28日にサンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"ジェルズキ―"は起工された]

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プロジェクト20386の満載排水量は3400トンになり、以前のプロジェクト20380/20385よりも1000トン以上増加しています。

航続距離も20380/20385より延びて5000海里となり、速力も30ノットに増加、乗員は80名に減少しています。

機関はガスタービン電気推進システムが採用されます。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

プロジェクト20386は、10隻以上の建造が計画されています。
[ロシア海軍は新世代コルベット・プロジェクト20386を10隻以上建造する]

この内、1番艦「ジェルズキー」を含む3隻は2025年までの就役が予定されています。
[2025年までに3隻のプロジェクト20386(ジェルズキー型)コルベットがロシア海軍へ就役する]

「ジェルズキー」の名で起工されたプロジェクト20386コルベット1番艦ですが、ロシア海軍にとっては伝統的な名前である「メルクーリイ」(1928~1829年のロシア-トルコ戦争において、1829年2月9日に2隻のトルコ戦列艦と戦って勝利したブリッグ)へ改名される事になりました。
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[ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキーはメルクーリイに改名される]

2019年4月23日、「ジェルズキー」改め「メルクーリイ」の船体は接合されました。


2020年3月末、「メルクーリイ」の船体は造船台から進水しました。
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ただし、これは正規の進水では無く、他の艦を建造する為に造船台を空ける為のようです。
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"の船体は進水した]

今後、「メルクーリイ」造船所の岸壁で艤装工事が行なわれます。

「メルクーリイ」の為のガスタービンエンジンM90FRは完成し、試験も完了しています。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"のガスタービンエンジンは完成し、引き渡しを準備している]

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2021年7月20日、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で製造されたガラス繊維強化プラスチック製の「メルクーリイ」上部構造物が『北方造船所』へ到着しました。

今後は上部構造物内部へ各種機器が設置され、その後に船体と接合されます。

「メルクーリイ」は、2022年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキー改めメルクーリイは2022年末にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"は完全なステルス艦となる]

ただ、「メルクーリイ」は、新技術、つまり新たに開発される各種機器や兵器などの実験船となる可能性も有ります。
[プロジェクト20386コルベット"メルクーリイ"は実験船になるかもしれない]

ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"のガスタービンエンジンは完成し、引き渡しを準備している

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『タス通信』より
2021年6月23日9時50分配信
【『ロステック』は最新コルベット・プロジェクト20386の為のエンジンを開発した】
サンクトペテルブルク、6月23日/タス通信

『統合エンジン製造営団』(国営法人『ロステック』へ加入)は、最新のプロジェクト20386の為のエンジンを開発した。
国際海軍サロン(IMDS-2021)開始前日の『タス通信』のインタビューに対し、営団の副総取締役ヴィクトール・ポリャコフは述べた。

「『統合エンジン製造営団』は、将来コルベット・プロジェクト20386へ設置する為に意図されたエンジンM90FRの改良型を開発しました。
2基のエンジンが製造され、テストは成功し、御客様への御引き渡しを準備しております」

彼は話した。

M90FRは、将来海洋エンジンの為のベースとなる予定である。
特に、現在『統合エンジン製造営団』は、M90FRをベースにした出力25メガワット(34000馬力)のヴァージョンのエンジンの作成へ取り組んでいる。

プロジェクト20386のトップ艦は2016年に『北方造船所』で起工された。
当初、それは「ジェルズキー」という名前だったが、2019年に軍はコルベットを、ロシアブリッグへ敬意を表し「メルクーリイ」への改名を決定した。
プロジェクト20386艦は最も現代的なロシアコルベットである。



[プロジェクト20386コルベット]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"]

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プロジェクト20380/20385コルベットの更なる改良発展型であるプロジェクト20386の1番艦「ジェルズキー」Дерзкий(建造番号1009)は、2016年10月28日にサンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"ジェルズキ―"は起工された]


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プロジェクト20386の満載排水量は3400トンになり、以前のプロジェクト20380/20385よりも1000トン以上増加しています。

航続距離も20380/20385より延びて5000海里となり、速力も30ノットに増加、乗員は80名に減少しています。

機関はガスタービン電気推進システムが採用されます。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

プロジェクト20386は、10隻以上の建造が計画されています。
[ロシア海軍は新世代コルベット・プロジェクト20386を10隻以上建造する]

この内、1番艦「ジェルズキー」を含む3隻は2025年までの就役が予定されています。
[2025年までに3隻のプロジェクト20386(ジェルズキー型)コルベットがロシア海軍へ就役する]

「ジェルズキー」の名で起工されたプロジェクト20386コルベット1番艦ですが、ロシア海軍にとっては伝統的な名前である「メルクーリイ」(1928~1829年のロシア-トルコ戦争において、1829年2月9日に2隻のトルコ戦列艦と戦って勝利したブリッグ)へ改名される事になりました。
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[ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキーはメルクーリイに改名される]

2019年4月23日、「ジェルズキー」改め「メルクーリイ」の船体は接合されました。


2020年3月末、「メルクーリイ」の船体は造船台から進水しました。
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ただし、これは正規の進水では無く、他の艦を建造する為に造船台を空ける為のようです。
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"の船体は進水した]

今後、「メルクーリイ」造船所の岸壁で艤装工事が行なわれます。

ガラス繊維強化プラスチック製の「メルクーリイ」上部構造物は、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で製造が進められています。
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「メルクーリイ」の為のガスタービンエンジンM90FRは完成し、試験も完了しています。
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「メルクーリイ」は、2022年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキー改めメルクーリイは2022年末にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"は完全なステルス艦となる]

ただ、「メルクーリイ」は、新技術、つまり新たに開発される各種機器や兵器などの実験船となる可能性も有ります。
[プロジェクト20386コルベット"メルクーリイ"は実験船になるかもしれない]

プロジェクト20386コルベット"メルクーリイ"は実験船になるかもしれない

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年6月10日13時56分配信
【ステルス・コルベット「メルクーリイ」は海軍へ加入せず、新たな技術の開発の為に使用されるかもしれない-『統合造船業営団』トップ】
モスクワ、6月10日、インタファクス

プロジェクト20386ステルス・コルベット「メルクーリイ」は実験船となり、ロシア海軍の戦闘編制には加入しないかもしれない。
『インタファクス』『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフより伝えられた。

「我々の理解の範疇において、現代の技術がコルベットに用いられた場合、実のところは、この技術が開発されるまでの間、その建造は遅れる事になるでしょう」
ラフマノフ
は話した。

「そして、艦自体が実験船となるかもしれない事に注意を払った場合、決して海軍へ加入する事は無いでしょう。
それは海原を進み、新たな技術を開発するでしょう」
『統合造船業営団』
のトップは付け加えた。

彼によると、コルベットは、それに使用される新たな技術を仕上げる必要性が故に引き渡しが何度も延期されたフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」のような運命に直面する事は無い。
「もしも、それが本当に実験船となるのならば、それは実験船として運用へ入るでしょう」
『統合造船業営団』
のトップは指摘した。

ラフマノフは更に、艦の運命は「発注者がこのコルベットにどれだけ多くの革新を望むのか」に依存すると述べた。

「メルクーリイ」プロジェクト20386のトップ艦である。
このプロジェクトは、中央海洋設計局『アルマーズ』により開発された。
複合材料を使用したお陰で、それは前任者よりも「ステルス」技術を完全に使用する事が出来る。

同プロジェクトコルベットは、艦載ミサイル複合体有翼ミサイルで水上艦船を撃破し、敵潜水艦を捜索し、小口径対潜魚雷複合体で破壊し、高射ミサイル複合体により敵の空中攻撃手段の打撃から艦船の戦闘安定性を保障し、海洋揚陸部隊の上陸へ砲撃支援を与える事が出来る。

新たなコルベットの特徴は、バランスの取れた兵装構成、オープンアーキテクチャによる統合情報管理システム、新たな電波電子兵装、ロボット化複合体、乗組員数の縮小、航続距離の増大、穏やかな水上及び強い波の水上における高い完全航行速度にある。
プロジェクト20386モジュール原則に基づいており、一時的に設置される兵器を艦へ装備する事により、広範囲の任務を果たす事を可能にする。



[プロジェクト20386コルベット]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"]

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プロジェクト20380/20385コルベットの更なる改良発展型であるプロジェクト20386の1番艦「ジェルズキー」Дерзкий(建造番号1009)は、2016年10月28日にサンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"ジェルズキ―"は起工された]


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プロジェクト20386の満載排水量は3400トンになり、以前のプロジェクト20380/20385よりも1000トン以上増加しています。

航続距離も20380/20385より延びて5000海里となり、速力も30ノットに増加、乗員は80名に減少しています。

機関はガスタービン電気推進システムが採用されます。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

プロジェクト20386は、10隻以上の建造が計画されています。
[ロシア海軍は新世代コルベット・プロジェクト20386を10隻以上建造する]

この内、1番艦「ジェルズキー」を含む3隻は2025年までの就役が予定されています。
[2025年までに3隻のプロジェクト20386(ジェルズキー型)コルベットがロシア海軍へ就役する]

「ジェルズキー」の名で起工されたプロジェクト20386コルベット1番艦ですが、ロシア海軍にとっては伝統的な名前である「メルクーリイ」(1928~1829年のロシア-トルコ戦争において、1829年2月9日に2隻のトルコ戦列艦と戦って勝利したブリッグ)へ改名される事になりました。
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[ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキーはメルクーリイに改名される]

2019年4月23日、「ジェルズキー」改め「メルクーリイ」の船体は接合されました。


2020年3月末、「メルクーリイ」の船体は造船台から進水しました。
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ただし、これは正規の進水では無く、他の艦を建造する為に造船台を空ける為のようです。
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"の船体は進水した]

今後、「メルクーリイ」造船所の岸壁で艤装工事が行なわれます。

ガラス繊維強化プラスチック製の「メルクーリイ」上部構造物は、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で製造が進められています。
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「メルクーリイ」は、2022年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキー改めメルクーリイは2022年末にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"は完全なステルス艦となる]


しかし今回、『統合造船業営団』総取締役アレクセイ・ラフマノフ氏は、「メルクーリイ」が新技術、つまり新たに開発される各種機器や兵器などの実験船となる可能性に初めて言及しました。

ラフマノフ氏はプロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」を引き合いに出していますが、同艦は、プロジェクト22350で初めて装備される新開発の電子機器や各種兵装の「実験艦」としての役割も担った為、戦力化が大幅に遅れました。
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そこで、新開発の艦載機器を海上で試験する為の専用艦として、「メルクーリイ」が候補に挙がっているという事でしょう。

過去に海軍水上戦闘艦から実験船へ変身した例としては、黒海艦隊プロジェクト26巡洋艦「ヴォロシーロフ」(1940年6月20日就役)が有ります。
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[試験船OS-24]

ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"は完全なステルス艦となる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2021年6月8日3時38分配信
【情報筋:ロシアは最初の真っ当な「ステルス」艦を建造する】
モスクワ、6月8日-ロシア通信社ノーボスチ

最新のプロジェクト20386コルベット「メルクーリイ」は、完全な「ステルス」概念により建造される初めてのロシア艦となる。
『ロシア通信社ノーボスチ』は2名の造船分野の情報提供者より伝えられた。

以前のロシア艦は、各個の「ステルス」要素~電波吸収覆材を含む技術は使用されていたが、完全なる目立たない艦の概念は未だ実現していなかった。

「コルベット"メルクーリイ"は、水上構造物の外面全てに電波吸収覆材を得る海軍で最初の艦となります。
事前の見積もりによれば、100メートルの艦の電波信号反射は、小型ボートのようになります」

対談者の1人は話した。

覆材に加え、「ステルス」概念の枠組みでコルベット上部構造物は特殊な形状を有する:それは突き出した要素や割れ目を最小限に抑え、更には様々な複合材料や特殊塗料を用いる。
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2人目の情報提供者はこの情報を確認し、「メルクーリイ」「ステルス」技術の有効性の特別な試験の実施が計画されている事を指摘した。

対談者によると、コルベットの船体は完全に完成しており、現在、艦の上部構造物が形成されている。

プロジェクト20386コルベット「メルクーリイ」は、プロジェクト20385をベースにした新世代艦であり、兵装のモジュール原理無人機の駐留能力が現実化されている。
「メルクーリイ」は2016年10月28日に「ジェルズキー」の名で起工された。
その海軍への引き渡しは2022年に計画されている。

このコルベットは、有翼ミサイルで敵の水上艦を撃破し、潜水艦の捜索と破壊を行ない、高射ミサイル複合体の助力により対空防衛を提供し、揚陸部隊の上陸へ砲撃支援を与える事が出来る。



[プロジェクト20386コルベット]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"]

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プロジェクト20380/20385コルベットの更なる改良発展型であるプロジェクト20386の1番艦「ジェルズキー」Дерзкий(建造番号1009)は、2016年10月28日にサンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"ジェルズキ―"は起工された]


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プロジェクト20386の満載排水量は3400トンになり、以前のプロジェクト20380/20385よりも1000トン以上増加しています。

航続距離も20380/20385より延びて5000海里となり、速力も30ノットに増加、乗員は80名に減少しています。

機関はガスタービン電気推進システムが採用されます。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

プロジェクト20386は、10隻以上の建造が計画されています。
[ロシア海軍は新世代コルベット・プロジェクト20386を10隻以上建造する]

この内、1番艦「ジェルズキー」を含む3隻は2025年までの就役が予定されています。
[2025年までに3隻のプロジェクト20386(ジェルズキー型)コルベットがロシア海軍へ就役する]

「ジェルズキー」の名で起工されたプロジェクト20386コルベット1番艦ですが、ロシア海軍にとっては伝統的な名前である「メルクーリイ」(1928~1829年のロシア-トルコ戦争において、1829年2月9日に2隻のトルコ戦列艦と戦って勝利したブリッグ)へ改名される事になりました。
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[ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキーはメルクーリイに改名される]

2019年4月23日、「ジェルズキー」改め「メルクーリイ」の船体は接合されました。


2020年3月末、「メルクーリイ」の船体は造船台から進水しました。
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ただし、これは正規の進水では無く、他の艦を建造する為に造船台を空ける為のようです。
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"の船体は進水した]

今後、「メルクーリイ」造船所の岸壁で艤装工事が行なわれます。

ガラス繊維強化プラスチック製の「メルクーリイ」上部構造物は、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で製造が進められています。
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「メルクーリイ」は、2022年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキー改めメルクーリイは2022年末にロシア海軍へ引き渡される]
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今回の記事では、プロジェクト20386コルベット「ロシア初の完全な(真っ当な)ステルス艦」と称していますが、これは、その特異な上部構造物を指しているようです。

ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"の船体は進水した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年4月6日10時55分配信
【メディアはコルベット「メルクーリイ」が技術的に進水したとの情報を得た】

『北方造船所』はプロジェクト20386コルベットのトップ「メルクーリイ」の技術的進水を行なった。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。


「メルクーリイの技術的進水は3月に行なわれました」
対談者は話した。
彼は、このような進水は、規定によれば、より急を要する発注の為に造船台の場所を空ける為に行なわれると説明した。

彼によると、現在、艦は水上で艤装が行なわれている。
彼は、それが今後に船台へ戻る事を排除しなかった。

プロジェクト20386コルベットのトップは、『北方造船所』で2016年10月28日に「ジェルズキー」という名で起工された事が想い起こされる。
2019年4月、将来の艦のブロックの結合操作の前に、それは、1829年に合計180門以上の砲で武装する2隻のトルコ戦列艦との不利な戦闘で勝利を収めた砲20門のブリッグ「メルクーリイ」に敬意を表して「メルクーリイ」と命名される事が決定された事が知られるようになった。

2019年7月、当時『北方造船所』を率いていたイーゴリ・ポノマリョフは、コルベット「ジェルズキー」は2022年末に発注者へ引き渡すと言った。



[プロジェクト20386コルベット]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]
[ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"]

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プロジェクト20380/20385コルベットの更なる改良発展型であるプロジェクト20386の1番艦「ジェルズキー」Дерзкий(建造番号1009)は、2016年10月28日にサンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"ジェルズキ―"は起工された]


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プロジェクト20386の満載排水量は3400トンになり、以前のプロジェクト20380/20385よりも1000トン以上増加しています。

航続距離も20380/20385より延びて5000海里となり、速力も30ノットに増加、乗員は80名に減少しています。

機関はガスタービン電気推進システムが採用されます。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

プロジェクト20386は、10隻以上の建造が計画されています。
[ロシア海軍は新世代コルベット・プロジェクト20386を10隻以上建造する]

この内、1番艦「ジェルズキー」を含む3隻は2025年までの就役が予定されています。
[2025年までに3隻のプロジェクト20386(ジェルズキー型)コルベットがロシア海軍へ就役する]

「ジェルズキー」の名で起工されたプロジェクト20386コルベット1番艦ですが、ロシア海軍にとっては伝統的な名前である「メルクーリイ」(1928~1829年のロシア-トルコ戦争において、1829年2月9日に2隻のトルコ戦列艦と戦って勝利したブリッグ)へ改名される事になりました。
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[ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキーはメルクーリイに改名される]

2019年4月23日、「ジェルズキー」改め「メルクーリイ」の船体は接合されました。


2020年3月末、「メルクーリイ」の船体は造船台から進水しました。
ただし、これは正規の進水では無く、他の艦を建造する為に造船台を空ける為のようです。

とは言え、今後、「メルクーリイ」造船所の岸壁で艤装工事が行なわれます。
(場合によっては、また造船台へ戻る可能性も有りますが・・・)

「メルクーリイ」は、2022年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキー改めメルクーリイは2022年末にロシア海軍へ引き渡される]

ロシア海軍の新世代コルベット"メルクーリイ"

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年9月15日18時25分配信
【開発者はユニークなロシアの新型コルベット「メルクーリイ」について話した】
モスクワ、9月15日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト20386艦の副設計主任アレクサンドル・ダドゥイキンは、テレビ局『ズヴェズダー』の放送で、最新のロシアコルベット「メルクーリイ」の鍵となる特徴を明らかにした。

彼によると、コルベットは、その前任者と比べて造船要素の特性が改善されている点で異なっており、遠海や大洋ゾーンにおける課題の解決が可能となった。

「我々は、電流による電動機で経済航行速度を保障できます。
他の速度、20~30ノットは、タービンエンジンの漸進運転により達成されます」

彼は指摘した。

これに加え、変更は、コルベットの幾つかの特徴的な構造にも及んでいる。

「このような排水量は、我々の海軍の艦では初めてです。
ちなみに、世界には、これと同じようなものは確実に無いでしょう。
ヘリコプターは、上部甲板の下の格納庫へ収納、保管されます」
ダドゥイキン
は言った。

彼によると、これにより、「メルクーリイ」は変換区画へのモジュール兵装の積載が可能となる。

プロジェクト20386コルベットの主要打撃兵器は、ミサイル複合体「ウラン」になる。
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更に「メルクーリイ」には、ダドゥイキンによれば、艦首水中アンテナ及び曳航アンテナステーションで構成される水中監視システムが提供される。

艦は更に、魚雷・対魚雷複合体を装備する。

更に、プロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」のように、「メルクーリイ」は、可変ピッチ静音スクリューを受け取る。
ダドゥイキンによれば、これは、艦の低騒音性の向上を可能にする。

プロジェクト20386コルベット「メルクーリイ」は、モジュール原理兵装を実現し、無人機の駐留が可能な新世代艦である。
トップ艦は2016年に起工された。

ロシア軍は、「メルクーリイ」を2022年に受け取る。



[プロジェクト20386コルベット]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]

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プロジェクト20380/20385コルベットの更なる改良発展型であるプロジェクト20386の1番艦「ジェルズキー」Дерзкий(建造番号1009)は、2016年10月28日にサンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"ジェルズキ―"は起工された]


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プロジェクト20386の満載排水量は3400トンになり、以前のプロジェクト20380/20385よりも1000トン以上増加しています。

航続距離も20380/20385より延びて5000海里となり、速力も30ノットに増加、乗員は80名に減少しています。

機関はガスタービン電気推進システムが採用されます。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

プロジェクト20386は、10隻以上の建造が計画されています。
[ロシア海軍は新世代コルベット・プロジェクト20386を10隻以上建造する]

この内、1番艦「ジェルズキー」を含む3隻は2025年までの就役が予定されています。
[2025年までに3隻のプロジェクト20386(ジェルズキー型)コルベットがロシア海軍へ就役する]

「ジェルズキー」の名で起工されたプロジェクト20386コルベット1番艦ですが、ロシア海軍にとっては伝統的な名前である「メルクーリイ」(1928~1829年のロシア-トルコ戦争において、1829年2月9日に2隻のトルコ戦列艦と戦って勝利したブリッグ)へ改名される事になりました。
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[ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキーはメルクーリイに改名される]

2019年4月23日、「ジェルズキー」改め「メルクーリイ」の船体は接合されました。


「メルクーリイ」は、2022年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキー改めメルクーリイは2022年末にロシア海軍へ引き渡される]

プロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキー改めメルクーリイは2022年末にロシア海軍へ引き渡される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年7月9日12時23分配信
【コルベット「メルクーリイ」は2022年に(ロシア)海軍へ引き渡される】
モスクワ、7月9日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト20386コルベット「メルクーリイ」は2022年末にロシア海軍へ引き渡される。
造船工場『北方造船所』総取締役イーゴリ・ポノマリョフは、『ロシア通信社ノーボスチ』はのインタビューに対し、こう述べた。

「コルベットの御引き渡し時期は、2022年末です。
現在、メルクーリイの船体の形成、基礎の据え付けは完全に成就しております」
ポノマリョフ
は説明した。

プロジェクト20386コルベット「メルクーリイ」は、プロジェクト20385をベースにした新世代艦であり、モジュール原理兵装及び無人飛行装置(「ゴリゾント」と推定される)の駐留能力を実現している。
トップ艦は2016年10月28日に起工された。

情報筋から公表されているデータによると、このコルベットの用途は、遠距離及び近距離戦闘の実施、海上交通線及び海上経済活動施設の防護である。
プロジェクト20386艦は、戦闘水上艦及び船舶を有翼ミサイルで撃破し、敵潜水艦の捜索を行ない、小型対潜複合体の魚雷で破壊し、敵の空中攻撃手段の攻撃に対する艦船の戦闘安定性を高射ミサイル複合体で保障し、艦砲により海上揚陸部隊の上陸及び行動への砲撃支援を与える。



[プロジェクト20386コルベット]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]

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プロジェクト20380/20385コルベットの更なる改良発展型であるプロジェクト20386の1番艦「ジェルズキー」Дерзкий(建造番号1009)は、2016年10月28日にサンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
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[ロシア海軍の新世代コルベット"ジェルズキ―"は起工された]


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プロジェクト20386の満載排水量は3400トンになり、以前のプロジェクト20380/20385よりも1000トン以上増加しています。

航続距離も20380/20385より延びて5000海里となり、速力も30ノットに増加、乗員は80名に減少しています。

機関はガスタービン電気推進システムが採用されます。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

プロジェクト20386は、10隻以上の建造が計画されています。
[ロシア海軍は新世代コルベット・プロジェクト20386を10隻以上建造する]

この内、1番艦「ジェルズキー」を含む3隻は2025年までの就役が予定されています。
[2025年までに3隻のプロジェクト20386(ジェルズキー型)コルベットがロシア海軍へ就役する]

「ジェルズキー」の名で起工されたプロジェクト20386コルベット1番艦ですが、ロシア海軍にとっては伝統的な名前である「メルクーリイ」(1928~1829年のロシア-トルコ戦争において、1829年2月9日に2隻のトルコ戦列艦と戦って勝利したブリッグ)へ改名される事になりました。
19-0212b.jpg
[ロシア海軍のプロジェクト20386コルベット1番艦ジェルズキーはメルクーリイに改名される]

2019年4月23日、「ジェルズキー」改め「メルクーリイ」の船体は接合されました。

「メルクーリイ」は、2022年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。