ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはピョートル大帝湾で実弾射撃演習を実施した
- カテゴリ:ロケット巡洋艦スラヴァ型

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年5月19日4時55分配信
【太平洋艦隊旗艦はピョートル大帝湾で「敵」艦を破壊した】
ウラジオストク、5月19日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア連邦太平洋艦隊旗艦・ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、ピョートル大帝湾での練習-戦闘訓練中に仮想敵艦を破壊した。
東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービスは発表した。
水曜日、広報サービスは、艦隊旗艦が砲射撃を含む練習-戦闘訓練を実施する為、ウラジオストクの駐留所から湾へ出航したと話した。

「太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは、仮想敵艦を破壊する海上戦闘演習を実施しました。
砲射撃の実施を伴う計画練習-戦闘訓練には、ピョートル大帝湾の艦隊海上射爆場の1つで取り組みました」
広報サービスは伝えた。
広報サービスは、練習戦闘が2段階で行なわれた事を明らかにした。
始めに巡洋艦の乗組員は「敵」の攻撃を撃退し、砲及び高射装置で敵を破壊し、その後、「仮想敵の空中攻撃手段を模した標的」へ砲火を開いた。
その後、「ワリャーグ」の乗員チームは、艦のダメージコントロール訓練を実施した。
プロジェクト1164ロケット巡洋艦の3番艦「チェルヴォナ・ウクライナ」は、1979年7月31日にウクライナ共和国のニコラエフ市の『61コムーナ記念造船工場』で起工され、1982年7月27日に進水し、1989年12月25日に海軍へ納入され、1990年1月7日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式に就役しました。

1990年9月27日にセヴァストーポリを出航し、同年11月5日にペトロパヴロフスク-カムチャツキーへ到着しました。

ロケット巡洋艦「チェルヴォナ・ウクライナ」は太平洋艦隊・カムチャツカ小艦隊・第173ロケット艦旅団へ編入され、カムチャツカ方面で行動していました。

しかし、ソ連邦解体後、財政難により太平洋艦隊の大型水上艦は次々と退役し、1990年代半ばには巡洋艦クラスで稼働状態に在るのはカムチャツカに居る「チェルヴォナ・ウクライナ」のみとなってしまいました。

[オホーツク海のミサイル巡洋艦チェルヴォナ・ウクライナ(1995年8月)]
1996年2月9日、「チェルヴォナ・ウクライナ」は、建造中止となったプロジェクト11436親衛重航空巡洋艦「ワリャーグ」(現在の中国海軍航空母艦「遼寧」)の親衛称号と艦名を受け継ぎ、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」となり、カムチャツカから沿海地方へ配置換えされました。
1996年7月28日にウラジオストクで開催されたロシア海軍記念日観艦式が、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」の初の御披露目となりました。
1997年には日露戦争で沈んだ巡洋艦「ワリャーグ」慰霊祭のため韓国の仁川沖へ行きました。
1998年にはウラジオストクで小修理が行なわれました。
1999年10月には駆逐艦「ブールヌイ」と共に中国の上海を訪問しました。

2002年10月10日から15日まで日本の横須賀を公式訪問し、日本海上自衛隊創設50周年国際観艦式に参加しました。


2004年2月~3月には韓国の仁川と中国の上海を訪問しました。

2005年秋にはインドのヴィシャカ―パトナムを訪れ、インド海軍との合同演習『インドラ-2005』へ参加しました。
2006年春から2008年1月初頭までウラジオストクの艦船修理工場でガスタービンエンジンの交換を含むオーバーホールが行なわれました。
[ミサイル巡洋艦「ワリャーグ」、長期修理後の洋上テスト開始]
[ミサイル巡洋艦「ワリャーグ」の洋上テストは続く]
[スラヴァ級ミサイル巡洋艦「ワリャーグ」復帰(2008年1月17日~2月11日)]
2009年1月上旬には大韓民国の釜山港を訪問しました。
[釜山港の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(2008年10月9日)]
2009年10月27日から12月2日まで東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[巡洋艦「ワリャーグ」支隊、ウラジオストク帰港]
[巡洋艦「ワリャーグ」支隊、ウラジオストク帰港(ロシア国防省発表)]
2010年5月~6月、ウラジーミル・カサトノフ中将の指揮下で太平洋への遠距離航海を行ない、アメリカのサンフランシスコを訪問しました。
2011年9月20日から12月2日まで太平洋への遠距離航海を行ない、日本の舞鶴、グアム島とカナダのバンクーバーを訪問しました。
[親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、ウラジオストク帰港(2011年12月2日)]
2012年4月下旬に中国海軍との合同演習『海洋協同-2012』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]
2013年2月中旬以降、ウラジオストクの艦船修理センター「ダーリザヴォード」で定期修理が行なわれました。


2013年8月末から2014年1月25日まで地中海への遠距離航海を行ないました。
[ロケット巡洋艦ワリャーグ地中海遠征(2013年8月-2014年1月)]
2014年5月下旬に中国海軍との合同演習『海洋協同-2014』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]
2014年7月中旬にインド海軍との合同演習『インドラ-2014』へ参加しました。
[ロシア-インド海軍合同演習「インドラ-2014」2日目]
2014年9月19日~25日にロシア極東部で実施された戦略演習『ヴォストーク-2014』へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは戦略演習ヴォストーク-2014で有翼ミサイルを発射した]
2014年10月23日から12月15日まで南太平洋への遠距離航海を行ないました。
[オーストラリア沖へ行ったロシア海軍太平洋艦隊の軍艦はウラジオストクへ帰ってきた]
2015年前半はウラジオストクの艦船修理工場『ダーリザヴォード』の乾ドックへ入渠していました。

2015年8月下旬に中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』第2段階へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]
2015年11月2日にウラジオストクを出航してインドへ向かい、インド海軍との合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加しました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』(2015年12月)]
2015年12月29日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、「ワリャーグ」へナヒーモフ勲章が授与されると発表しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはナヒーモフ勲章を授与される]
2016年1月初頭には地中海東部へ入り、シリア沖へ展開しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシリア沖で戦闘任務に就いている]
2016年6月には極東へ戻り、オホーツク海の演習へ参加した後、7月18日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは長期航海を終えてウラジオストクへ帰港した]
その後はウラジオストクで整備が行なわれ、2017年2月7日に戦闘訓練の為、出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは海上戦闘訓練の為に出航した]
2017年4月1日から6月14日まで東南アジアへの遠洋航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは東南アジア遠洋航海から帰投した]
帰港後、6月末から7月初頭に掛けてオホーツク海で演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊主力水上部隊は対空戦闘演習を行なった]
2017年9月下旬、日本海及びオホーツク海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2017』(第2段階)へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』(2017年7月、9月)]
合同演習が終わった後もオホーツク海に滞在し、10月9日には原子力水中巡洋艦「トムスク」と共に海上目標への有翼ミサイル発射訓練を行ないました。
(「ワリャーグ」は対艦ミサイル「ヴルカーン」、「トムスク」は対艦ミサイル「グラニート」を発射)
2018年2月27日、ウラジオストクでナヒーモフ勲章の授与式が行なわれました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはナヒーモフ勲章を授与された]
2018年4月下旬には日本海で対艦ミサイルと対空ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で対艦ミサイル"ヴルカーン"を発射した]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で艦対空ミサイル"フォルト"を発射した]
2018年8月下旬の太平洋艦隊のオホーツク海演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の40隻以上の艦船は日本海及びオホーツク海で演習を行なう]
2018年9月11日~17日までロシア極東部で実施された戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加しました。
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の大型水上艦はオホーツク海で揚陸艦部隊を護衛した]
2018年10月1日から2019年1月24日まで東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
この間、10月上旬には日本の函館へ寄港し、12月中旬にはインド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2018』へ参加しました。

[東南アジア遠征を終えたロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はウラジオストクへ帰投した]
2019年5月初頭に黄海で行なわれたロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2019』へ参加しました。
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2019』へ参加した太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはウラジオストクへ帰投した]
2019年8月中旬から9月中旬までオホーツク海で行なわれた太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグとロケット艇2隻は太平洋で対艦ミサイルを発射した]
2019年10月1日から12月23日まで東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは東南アジア遠征を終えてウラジオストクへ帰投した]
2020年3月下旬から5月初頭まで日本海及びオホーツク海で行なわれた戦術演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊の主力水上艦はウラジオストクへ帰投した]
2020年7月26日の『ロシア海軍の日』のウラジオストク(金角湾)の観艦式へ参加しました。
2020年8月中旬にウラジオストクを出航し、9月中旬までオホーツク海とベーリング海で演習を行ないました。
[ロシア海軍演習『大洋の盾-2020』(2020年8月)]
9月16日にウラジオストクへ帰投しました。
[ベーリング海演習(『大洋の盾-2020』)へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はウラジオストクへ帰投した]
「ワリャーグ」は10月16日にピョートル大帝湾で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはピョートル大帝湾で対空射撃及び機雷掃討訓練を行なった]
10月28日~29日には大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」と共に日本海で各種演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で演習を行なった]
2020年11月1日から12月30日まで大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」と共に東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[ロシア太平洋艦隊東南アジア遠征(2020年11月-12月)]
2021年3月4日、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」及び大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と共にピョートル大帝湾へ出航して対潜戦闘訓練を行ない、RBU-6000対潜ロケットを発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、フリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"、大型対潜艦アドミラル・トリブツはピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行なった]
3月30日にピョートル大帝湾へ出航し、130mm砲による地上目標への艦砲射撃訓練と、30mm機関砲による機雷掃討訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはピョートル大帝湾で艦砲射撃訓練を行なった]
翌3月31日、ピョートル大帝湾で対空防衛演習を実施し、「オサー-MA」、130mm砲AK-130、30mm機関砲AK-630によりミサイル標的を撃墜しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはピョートル大帝湾で対空防衛演習を実施した]
4月22日にはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、フリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"、コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"、"グロームキー"はピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]
2021年5月1日に遠距離航海へ出発し、その後、太平洋中央部の太平洋艦隊の大規模演習へ参加し、7月8日に帰投しました。
[ロシア太平洋艦隊のアジア-太平洋遠征と太平洋中央部演習(2021年5月-7月)]
9月1日に大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」及び「アドミラル・トリブツ」と共に出航し、翌2日にピョートル大帝湾で対空防衛演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年9月2日10時56分配信
【ピョートル大帝湾で太平洋艦隊旗艦~ロケット巡洋艦「ワリャーグ」が参加する対空防衛演習が実施された】
9月19日に宗谷海峡を東進してオホーツク海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年9月22日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
9月29日にはカムチャツカ沖で対艦ミサイル「ヴルカーン」を水上標的へ発射しました。
この時、原子力水中巡洋艦「オムスク」も同時に対艦ミサイル「グラニート」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の長距離対艦ミサイル(グラニート/ヴルカーン)発射訓練(2021年9月)]より
9月29日に宗谷海峡を西進して日本海へ入り、その後、ウラジオストクへ帰投しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年10月1日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
10月7日から日本海で戦闘演習を開始しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年10月7日6時30分配信
【太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」はミサイル射撃を実施する為に日本海へ出航した】
10月11日には大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と共に日本海で対空ミサイル発射訓練を行ない、小型ロケット艦「ラズリーフ」が発射したミサイル標的「マラヒート」を撃墜しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年10月11日15時30分配信
【太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は日本海でミサイル射撃を実施した】
10月24日には基地でダメージコントロール訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年10月24日8時45分配信
【太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」乗組員は艦のダメージコントロール任務へ取り組んだ】
そして2021年11月下旬からウラジオストクの艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールが始まりました。

[ウラジオストクでロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグのオーバーホールが始まった]

オーバーホール完了後、2021年12月末(26日前後)に大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」と共に遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはセーシェル諸島へ向かった]
当初は、セーシェル諸島へ行くと発表されていました。
艦船支隊は12月29日に対馬海峡を通過して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年1月4日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
2022年1月11日にマラッカ海峡を通過してインド洋へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはマラッカ海峡を通過してインド洋へ入った]
1月13日にインド南西部のコーチ港へ寄港しました。


[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはインドのコーチ港を訪れた]
1月14日にインド海軍とのPASSEX(Passing Exercise、編隊航行訓練)を行ないました。



その後にコーチ港を去り、1月18日にイランのチャーバハール港へ寄港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはイランのチャーバハール港を訪れた]


太平洋艦隊艦船支隊は、オマーン湾で1月18日から22日まで実施されたロシア・中国・イランの3ヶ国合同海軍演習『CHIRU-2022』へ参加しました。
[オマーン湾でロシア・中国・イランの3ヶ国合同海軍演習が始まった]
[オマーン湾でロシア・中国・イランの3ヶ国合同海軍演習『CHIRU-2022』が実施された]
その後にイランを去り、1月25日にアラビア海西部で中国海軍との合同演習『平和の海-2022』へ参加しました。
中国海軍からは、052D型駆逐艦「烏魯木齊」(ウルムチ)と903A型補給艦「太湖」(タイフー)の2隻が参加しました。
[ロシア海軍と中国海軍はアラビア海西部で合同演習『平和の海-2022』を実施した]
その後、太平洋艦隊艦船支隊は地中海へ向かい、2022年2月2日にスエズ運河を通過して地中海東部へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]
2月15日、地中海東部に滞在する北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、ロシア航空宇宙軍の30機以上の航空機が参加する海軍演習が始まり、当然ながら太平洋艦隊艦船支隊も参加しました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]
地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]
演習終了後、太平洋艦隊艦船部隊は3月末までに地中海を離れる予定でしたが、結局、それ以降も同海域へ留まる事になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは2022年3月に地中海東部を去る]
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとワリャーグは地中海東部に滞在している]
4月2日には北方艦隊艦船部隊と合同で潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の艦は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]
6月14日には北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と合同で対艦攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、地中海東部で対艦攻撃訓練(2022年6月14日)]
その後、「ワリャーグ」はアドリア海の入り口のオトラント海峡まで進出しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはイタリア沖のオトラント海峡へ進出した]
「ワリャーグ」と共に大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、バルト艦隊の中型偵察艦「ワシーリー・タチシシェフ」もアドリア海へ進出し、NATO艦隊と対峙しました。
[ロシア海軍の軍艦はアドリア海に居る]
その後、「ワリャーグ」は一旦オトラント海峡を離れ、地中海中央部へ移動していましたが、9月22日頃にまたオトラント海峡へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは再びイタリア沖へ進出した]
10月中旬頃に地中海を離れ、11月1日にはスリランカ南方海域へ到達しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは地中海を去り、ウラジオストクへの帰路に就いている]
その後、マラッカ海峡を通過し、11月7日には南シナ海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはマラッカ海峡を通過して南シナ海へ入った]

11月11日に南シナ海で対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは南シナ海で対空防衛演習を実施した]
11月13日に東シナ海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは東シナ海へ入った]

11月15日に対馬海峡を通過して日本海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・トリブツは対馬海峡を通過して日本海へ入った]
11月18日に母港ウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・トリブツは地中海からウラジオストクへ帰投した]
2022年12月21日~27日に東シナ海で実施された合同演習『海洋協同-2022』へ参加する為、12月19日にウラジオストクを出航しました。
[2022年12月21日-27日に東シナ海でロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』が実施される]

12月21日には東シナ海の演習実施海域(済州島の南方)で中国海軍の演習参加部隊と合流しました。
[東シナ海でロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』が始まる]
[合同演習『海洋協同-2022』へ参加するロシア海軍と中国海軍の艦船部隊は東シナ海で合流し、合同訓練を開始した]
その後も両国艦隊は海上演習を続け、12月27日に合同演習は終了しました。
[東シナ海でのロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』は終了した]
12月30日にウラジオストクへ帰投しました。
[東シナ海で中国海軍との合同演習『海洋協同-2022』へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はウラジオストクへ帰投した]
2023年1月中旬にウラジオストク港内でダメージコントロール訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはウラジオストクでダメージコントロール訓練を実施した]
2022年4月下旬に実施された太平洋艦隊の抜き打ち査察(演習)へ参加しました。
[抜き打ち査察(演習)へ参加するロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはウラジオストクから出航した]
5月17日、実弾射撃演習を行なう為にウラジオストク(金角湾)から出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはピョートル大帝湾で実弾射撃演習を実施する]
5月19日にピョートル大帝湾で実弾射撃演習を行ないました。
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