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ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっている

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年3月23日12時42分配信
【「太平洋艦隊」の潜水艦「ウファ」の乗組員はバルト海で訓練を続けている】

バルト艦隊の戦闘艦と救助船の乗組員、そして更に海上航空隊は、太平洋艦隊の為に『アドミラルティ造船所』が建造したディーゼルエレクトリック潜水艦「ウファ」の海上での錬成任務L-2の遂行を保障する。
ロシア連邦国防省が発表したように、この任務は、潜水艦が意図された任務を遂行できるように準備する為のプログラムの必要不可欠の部分である。


軍当局によると、潜水艦は海上でダメージコントロール演習を行ない、戦闘要員は魚雷、機雷、ミサイル兵器の仮想使用へ取り組んだ。

計画錬成任務への取り組みの枠組みにおいて、潜水艦の乗組員はバルト艦隊の戦闘射爆場海域で単独航海の要素を実行し、深海潜航を行ない、この時に乗組員は全てのシステムとメカニズムの動作を点検し、ディーゼルエレクトリック潜水艦を非常に深い海で制御する行動手順へ取り組み、様々な方法で水面へ浮上する。

「ウファ」は、太平洋艦隊の為に『アドミラルティ造船所』が建造した第4のプロジェクト636.3(コード名「ワルシャワンカ」)ディーゼルエレクトリック潜水艦である。
2019年11月1日に起工され、2022年3月に進水した。
潜水艦の艦隊への引き渡しは、2022年11月に行われた。

潜水艦極東への艦隊間移行を行なう時期は未だ伝えられていない。

「ワルシャワンカ」の全長は73メートル、幅-10メートル、排水量-3950トン。
作業潜航深度-240 メートル、最大潜航深度-300 メートル。水中速力-20ノット、自立航行期間-45日。乗組員-52名。
潜水艦は、6門の533mm魚雷発射管、機雷有翼ミサイル「カリブル」で武装する。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の4番艦(黒海艦隊向けを含めた06363潜水艦全体では通算10番艦)B-588「ウファ」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2019年11月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2022年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはサンクトペテルブルクで進水した]

2022年6月25日に洋上試験の第1段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で洋上試験を行なっている]
[ロシア海軍バルト艦隊は最新潜水艦ウファとクロンシュタットの洋上試験をサポートする]
[ロシア海軍の最新潜水艦ウファとクロンシュタットはバルト海で潜航試験を行なう]

工場航行試験は9月下旬に終了し、一旦『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
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2022年10月初頭から最終洋上試験となる国家試験を開始し、10月5日には深度190メートルまでの潜航試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で潜航試験を行なった]

国家試験は10月11日までに完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファは洋上試験を完了した]

2022年11月16日、『アドミラルティ造船所』「ウファ」への聖アンドレイ旗初掲揚式典(正式なロシア海軍への就役式典)が開催され、太平洋艦隊へ編入されました。
[プロジェクト06363潜水艦ウファはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
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就役後もバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっています。


ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦は6隻が起工され、4隻が就役しています。

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」
Б-274 «Петропавловск-Камчатский»(工場番号01614)
2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役

B-603「ヴォルホフ」Б-603 «Волхов»(工場番号01615)
2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年10月24日就役

B-602「マガダン」Б-602 «Магадан»(工場番号01616)
2019年11月1日起工/2021年3月26日進水/2021年10月12日就役

B-588「ウファ」Б-588 «Уфа»(工場番号01617)
2019年11月1日起工/2022年3月31日進水/2022年11月16日就役

「モジャイスク」«Можайск»(工場番号01618)
2021年8月23日起工/2023年進水予定/2023年就役予定

「ヤクーツク」«Якутск»(工場番号01619)
2021年8月23日起工/2024年進水予定/2024年就役予定
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ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは距離1000km以上の地上目標へ日本海から巡航ミサイル「カリブル」を発射した


『インテルファクス極東ニュース』より
2023年3月3日5時6分配信
【ロシアの潜水艦は日本海から距離1000キロメートル以上の目標を有翼ミサイル「カリブル」で撃破した-太平洋艦隊】
モスクワ、3月3日、インテルファクス

水中位置からのミサイル「カリブル」発射は潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」により行なわれ、距離1000キロメートル以上の沿岸目標を撃破した。
太平洋艦隊は発表した。

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「ミサイル"カリブル"は、計算時間内にハバロフスク地方に位置するシュルクの戦術空間の指定目標へ命中しました。
射撃距離は1000キロメートルを超えました」
太平洋艦隊
広報サービスは伝えた。

「ミサイル射撃は仮想敵の火点を模した沿岸目標へ行なわれ、発射前に潜水艦は射撃海域へ隠密裏に進入しました」
声明では、こう述べられた。

有翼ミサイル複合体「カリブル」の発射は日本海で水中位置より行なわれたと艦隊は通知した。

任務は戦闘訓練計画の枠組みで遂行されたと広報サービスは話した。

「ミサイル射撃実施海域の閉鎖は、太平洋艦隊の艦及び支援船、そして更に海上航空隊の航空機及び無人飛行装置により行なわれました」
声明では、こう述べられた。

「カリブル」は、試作設計局『ノヴァトール』(株式会社・航空宇宙防衛コンツェルン『アルマーズ-アンテイ』)が開発した長距離有翼ミサイルのファミリーである。
このミサイルロシア潜水艦が装備している。

ディーゼルエレクトリック潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、太平洋艦隊の為のプロジェクト636.3シリーズの1番艦であり、2109年11月25日にロシア海軍へ引き渡された。
シリーズ2隻目の潜水艦「ヴォルホフ」は2020年10月24日に艦隊へ加入した。
シリーズ第3の潜水艦「マガダン」は、2021年10月に聖アンドレイ旗を掲揚した。

6隻のシリーズの4番艦として株式会社『アドミラルティ造船所』太平洋艦隊の為に建造したプロジェクト636.3潜水艦「ウファ」は、昨年春に進水した。
シリーズ第5の潜水艦「モジャイスク」と第6の「ヤクーツク」は、2021年8月に同社で起工された。
「モジャイスク」の進水は2023年春に計画されている造船所広報サービスは昨年11月に発表した。

公開情報源によると、プロジェクト636.3潜水艦の戦術-技術的特性は、このようになっている。
自立航行期間-45日
限界潜航深度-300メートル
経済速力での水中航行距離-400海里
燃料補給が増加した水中エンジン動作モードでの航続距離-速力7ノットで7500海里
魚雷発射管-6門
水中速力-18ノット
乗組員-52名

全てのプロジェクト636.3潜水艦第3世代ディーゼルエレクトリック潜水艦に属しており、有翼ミサイル「カリブル」を装備する。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の1隻目となるB-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2017年7月28日に起工され、2019年3月28日に進水し、同年11月25日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

就役後はバルト海で訓練を行なっていました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で潜航訓練を行なった]
[バルト艦隊の救助船SS-750は潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーの救助訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ヴォルホフはバルト海で潜航訓練を行なった]

2021年4月1日には、同型艦「ヴォルホフ」と敵味方に分かれて対戦する戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海で『対決』した]

2021年4月28日に魚雷発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で魚雷を発射した]

2021年7月25日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。

そして2021年8月下旬頃に恒久駐留所、即ち太平洋艦隊ディーゼル潜水艦が駐留するウラジオストク南部ウリス湾へ向かう事になりました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海からウラジオストクへ向かう]

2021年8月下旬、同型艦「ヴォルホフ」と共にデンマーク沖を通過しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはデンマーク沖を通過してウラジオストクへ向かった]

その後、同じくウラジオストクへ回航するコルベット「グレミャーシチー」と合流して地中海へ入りました。

9月23日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年9月23日9時59分配信
【太平洋艦隊支隊は地中海から紅海へ向かった】

その後、アデン湾を通過して10月7日にインド洋へ入りました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月7日10時1分配信
【情報筋:太平洋艦隊支隊はインド洋を横断した】

10月16日にスリランカコロンボへ寄港後、10月19日にはスリランカ南部へ到達し、太平洋艦隊の担当海域へ入りました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月19日8時35分配信
【太平洋艦隊の新たな潜水艦とコルベットはスリランカを迂回した】

10月30日にはミャンマーティラワ港へ寄港しました。

なお、太平洋艦隊の担当海域へ入った後、ウラジオストクから出迎えに来た給油船及び救助曳船と合流、11月16日にフィリピンマニラ港へ寄港しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはフィリピンのマニラへ寄港した]

その後、マニラを出航し、11月23日に沖縄本島宮古島の間を通過し、11月27日に対馬海峡を北上して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年11月30日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

11月29日夜にウラジオストクへ到着しました。
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翌11月30日にウラジオストク港内の金角湾埠頭で歓迎式典が開催されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはウラジオストクへ到着した]

12月21日、「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、回航後初めて有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは日本海から地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]
ミサイル日本海から発射され、距離1000km以上離れたタタール海峡西岸のシュルク岬(ソヴィエツカヤ・ガヴァニの北方)の標的へ命中しました。

2022年4月14日には同型艦「ヴォルホフ」と共に日本海で海上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。

『タス通信』より
2022年4月14日11時5分配信
【太平洋艦隊の2隻の潜水艦は日本で海上目標への有翼ミサイル「カリブル」発射を実行した】

2023年3月3日にも日本海から地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。


ウリス湾に駐留する第19潜水艦旅団には、8隻の潜水艦(プロジェクト877×5隻、プロジェクト06363×3隻)が配備されています。
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[第19潜水艦旅団]
・プロジェクト877潜水艦(後期建造艦)
B-394「ヌルラト」(1988年12月30日就役)
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B-464「ウスチ・カムチャツク」(1990年1月30日就役)
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B-494「ウスチ・ボリシェレツク」(1990年12月30日就役)
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B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」(1991年12月30日就役)
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B-190「クラスノカメンスク」(1992年12月30日就役)
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・プロジェクト06363潜水艦
B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」(2019年11月25日就役)
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B-603「ヴォルホフ」(2020年10月24日就役)
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B-602「マガダン」(2021年10月12日就役)

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2023年には、太平洋艦隊向け06363潜水艦の4番艦「ウファ」(2022年11月16日就役)がウリス湾へ到着します。
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[プロジェクト06363潜水艦ウファはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは2022年9月に北極海で運用試験を実施した

『イズベスチヤ』より
2022年12月27日0時0分配信
【氷の下は正常:ロシアの潜水艦は北極条件で試験を行なった】

プロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦は、この数十年間北方海上航路で実施されていなかった演習へ参加した
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海軍水中「ブラック・ホール」と呼んでいるプロジェクト636.3ディーゼル潜水艦北方海上航路での点検を実施した。
国防省は、北極の条件下でこの潜水艦の試験を行なった。
演習中に独特な潜水艦は、水中及び水上の目標との戦闘を訓練した。
特に、有翼ミサイル「カリブル」の発射が実行された。
今や、このシリーズの潜水艦は、北方海上航路を上手くカバーできるようになった。
専門家によると、このような演習は北方海域では何十年も行なわれていなかった。
試験の詳細は、『イズベスチヤ』の資料で見て行こう。

[北極での点検]
軍当局の情報筋が『イズベスチヤ』へ話したように、現在、プロジェクト636.3潜水艦は、北方海上航路を含む北極での行動に適合していると認識されている。
この判断は、ロシア北東部におけるこのシリーズの潜水艦の行動を分析した後、今年の晩秋に下された。
点検は、複合北極探検『ウムカ-2022』の枠組みで行なわれた。

9月、演習の結果を国防省は発表し、探検『ウムカ-2022』の最中に太平洋艦隊有翼ミサイル搭載水中巡洋艦「オムスク」「ノヴォシビルスク」は、チュクチ海エリアから水上位置で対艦有翼ミサイル「グラニート」及び「オーニクス」の発射を実施した。


近年、国防省は、このような活動を何度も実施している。
昨年の遠征には、北方艦隊の部隊と手段が参加した。
今年、太平洋艦隊の将兵は北極地域の北東で行動した。
試験には潜水艦「マガダン」も参加した。

「マガダン」は昨年10月に海軍へ引き渡された。
過去に乗組員は任務をマスターし、潜水艦北方海上航路で試験を行なった後に太平洋へ出た。
この航海で艦は、北極緯度での戦闘演習任務を遂行した。

当初、636シリーズ艦は、ワルシャワ条約機構加盟国への輸出の為に開発された。
1990年代後半以降、中華人民共和国、アルジェリア、ベトナムの為の潜水艦が、同プロジェクト及びその改正型の下で建造された。
その後、ロシア海軍の為、この潜水艦の購入が決定された。
それは、近代化ヴァージョン636.3の下で作成された。
これらの潜水艦は、より優れた航行特性、低減された騒音レベル、自動制御システム、最新の航法複合体の存在により基礎ヴァージョンとは異なる。

[人生の道]
「最後にディーゼルエレクトリック潜水艦が北方海上航路を通行したのは1950年代でした」

軍事歴史家ドミトリー・ボルテンコフ『イズベスチヤ』へ話した。
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「それは困難な航行でした。
大規模な艦支隊が移動し、一部の潜水艦は動けなくなりました。
そして今、何十年か振りで初めてディーゼルエレクトリック潜水艦が北方海上航路で太平洋艦隊への移動を行ないました」

「これは重要な出来事です。
1980年代も1990年代も、ここ数十年間は、このような艦は北方海上航路を航行しませんでした~これを行なったのは原子力潜水艦のみでした。
そして移動中に潜水艦は、北極圏で行なわれた演習『ウムカ-2022』に関連する特定の任務を果たしました。
同時に、艦は北方海域を走破しました。
今や、必要ならば同プロジェクト潜水艦は北極圏で行動できます。
例えば、北方海上航路の哨戒、偵察の実施など」

専門家は付け加えた。

最近、ロシア北極で積極的にインフラを建設し、北方海上航路をカバーする為に軍を展開している。
軍管区に相当する地位の統合戦略司令部「北方艦隊」が作成された。
沿岸ミサイル複合体「バル」及び「バスチオン」対空防衛手段北極諸島に展開している。
極地飛行場が再建され、そこで戦闘機が勤務に就いている。
これに加え、陸上及び海上の他の地域から北極への部隊の移動へ定期的に取り組んでいる。
昨年、北方艦隊艦支隊は、演習中に北方海上航路沿いで海上揚陸部隊の上陸を訓練した。
様々な地域で、極地の海岸が海軍歩兵及び北極自動車化射撃兵の部隊により襲撃された。

「北方海上航路は、歴史的にロシアへ属しています」
国際連合副事務総長セルゲイ・オルジョニキーゼ『イズベスチヤ』に思い出させた。
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「以前から、これは論争されていましたが、攻撃的な形ではなく、政治的および法的なものでした.
そして今は、攻撃的な形で争われています。
そして、攻撃的な主張が実現しないように、我々は北極での存在を主張しなければなりません。
これらに加え、北方海上航路はヨーロッパから極東及び東南アジアへ通じているため、その重要性の過大評価は難しい。
私が思いますに、世界は温暖化し、北方海上航路を利用する機会は、より増大していく事でしょう」


[見えない&静粛な]
プロジェクト636.3潜水艦
は、世界で最も静かな潜水艦の1つと考えられており、そのため海軍では「ブラック・ホール」と呼ばれている。
これらの潜水艦は、水上及び水中の目標の破壊、哨戒あるいは偵察の実施といった広範囲の任務を遂行できる。

プロジェクト636.3潜水艦6隻から成る最初のシリーズは2014年~2016年に建造され、これらの艦は全て黒海での勤務の為に向かった。
2016年9月、太平洋艦隊の為の更なる6隻の潜水艦の契約へ署名された。
現在、シリーズの3隻が建造されている。
「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は2019年に艦隊へ引き渡され、2020年には「ヴォルホフ」が引き渡され、昨年には潜水艦「マガダン」海軍へ加わった。
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プロジェクト636.3潜水艦の排水量は3900トン以上、全長74メートル、速力20ノット。
それは45日間に渡って海上へ滞在できる。
艦内へ533mm魚雷発射管6門を搭載し、魚雷及び機雷、そして更に有翼ミサイル「カリブル-PL」を使用できる。

太平洋艦隊は、ポストソヴィエト時代に長期に渡って無視されたままだった。
新たな艦は主に北極、バルト海、黒海へ行った。
しかし近年、ロシア国防省太平洋艦隊の艦船構成の更新を真剣に受け止めている。
2020年末、プロジェクト20385のトップ艦であり、ミサイル「カリブル」「オーニクス」を使用できるコルベット「グレミャーシチー」が就役した。
同時に、プロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」が加入した。
更に、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」の高度な近代化も完了した。
対艦ミサイル及び有翼ミサイルを搭載し、対空防衛の強化の後、旧対潜艦は専門を変更し、フリゲートへ再分類された。
これに加え、2020年には新たな基地掃海艦「ヤーコフ・バリャーエフ」太平洋艦隊へ加わった。



太平洋艦隊向けの6隻のプロジェクト06363潜水艦の3番艦B-602「マガダン」は2019年11月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2021年3月26日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはサンクトペテルブルクで進水した]

4月20日に造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは係留試験を開始した]
5月中旬にはオブニンスク研修センターで研修を終えた「マガダン」乗組員が造船所へ到着し、係留試験へ参加する事になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダン乗組員は係留試験へ参加する]

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「マガダン」の係留試験は6月中旬頃に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンの係留試験は最終段階に在る]

「マガダン」の洋上試験(工場航行試験)は、2021年6月27日に始まりました。。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは2021年6月に洋上試験を開始する]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で洋上試験を開始した]

工場航行試験は7月末に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で洋上試験の第1段階(工場航行試験)を完了した]

8月16日に最終洋上試験となる国家試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で国家試験を開始した]

国家試験は8月27日に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは国家試験を完了した]

「マガダン」ロシア海軍への引き渡しは2021年11月10日に予定されていました。
[太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは2021年11月にロシア海軍へ就役する]

しかし、予定よりも1ヶ月ほど前の2021年10月12日に聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦マガダン、ロシア海軍へ就役(2021年10月12日)]

就役後もクロンシュタット港に留まり、バルト海で慣熟訓練を行ないました。
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2022年7月31日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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その後、バルト海を出てバレンツ海へ向かい、北極海(北方海上航路)を通過してベーリング海へ到達しました。
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出迎えの大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」及び救助船「イーゴリ・べロウソフ」と合流してオホーツク海へ入り、10月7日に宗谷海峡を西進して日本海へ入りました。
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『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年10月7日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
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10月9日にウラジオストク南部のウリス湾へ到着しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは北極海を経由してウラジオストクへ到着した]

2022年11月25日に日本海で海上目標及び地上目標(ハバロフスク地方シュルク射爆場)へ巡航ミサイル「カリブル」(対艦型の3M54と対地型の3M14)を発射しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは日本海から海上目標及び地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]



11月28日にウラジオストク南部のウリス湾へ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは日本海で巡航ミサイル「カリブル」を発射した後に母港ウリス湾(ウラジオストク)へ帰投した]

上記のように、「マガダン」は2022年9月に北極海経由で極東方面へ回航されましたが、原子力潜水艦はともかく、通常動力潜水艦北極海経由で極東へ回航されたのは1950年代以来半世紀ぶりとなり、この為、「マガダン」極東回航は北極海での運用試験も兼ねていたようです。
この他、「マガダン」北極海の移動中に巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。

ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは日本海で巡航ミサイル「カリブル」を発射した後に母港ウリス湾(ウラジオストク)へ帰投した

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『インテルファクス極東ニュース』より
2022年11月28日3時46分配信
【「カリブル」を搭載する潜水艦「マガダン」はミサイル射撃の後にウラジオストクへ戻ってきた】
ウラジオストク、11月28日、インテルファクス-極東

有翼ミサイル「カリブル」を装備する太平洋艦隊ディーゼルエレクトリック潜水艦「マガダン」は、日本海エリアでのミサイル射撃を成功させた後にウラジオストクの駐留所へ戻ってきた。
月曜日に太平洋艦隊広報サービスは発表した。

「演習任務の遂行の際、複合訓練及び高精度ミサイル兵器の射撃実施の為の行動手順への取り組みを伴う意図された訓練が行なわれました」
声明では、こう述べられた。

乗組員は全ての割り当てられた任務を遂行し、海上及び地上の目標を高水準で正確に撃破した。

ディーゼルエレクトリック潜水艦「マガダン」プロジェクト636.3潜水艦の3隻目であり、高精度有翼ミサイル「カリブル」を武装として搭載できる。
昨年10月に「マガダン」ロシア海軍の戦闘編制へ含まれ、聖アンドレイ旗を掲揚した。

2022年10月に潜水艦バルト艦隊から太平洋艦隊への北方海上航路での艦隊間移動を完了し、数千海里を走破した。



太平洋艦隊向けの6隻のプロジェクト06363潜水艦の3番艦B-602「マガダン」は2019年11月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2021年3月26日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはサンクトペテルブルクで進水した]

4月20日に造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは係留試験を開始した]
5月中旬にはオブニンスク研修センターで研修を終えた「マガダン」乗組員が造船所へ到着し、係留試験へ参加する事になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダン乗組員は係留試験へ参加する]

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「マガダン」の係留試験は6月中旬頃に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンの係留試験は最終段階に在る]

「マガダン」の洋上試験(工場航行試験)は、2021年6月27日に始まりました。。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは2021年6月に洋上試験を開始する]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で洋上試験を開始した]

工場航行試験は7月末に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で洋上試験の第1段階(工場航行試験)を完了した]

8月16日に最終洋上試験となる国家試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で国家試験を開始した]

国家試験は8月27日に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは国家試験を完了した]

「マガダン」ロシア海軍への引き渡しは2021年11月10日に予定されていました。
[太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは2021年11月にロシア海軍へ就役する]

しかし、予定よりも1ヶ月ほど前の2021年10月12日に聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦マガダン、ロシア海軍へ就役(2021年10月12日)]

就役後もクロンシュタット港に留まり、バルト海で慣熟訓練を行ないました。
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2022年7月31日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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その後、バルト海を出てバレンツ海へ向かい、北極海(北方海上航路)を通過してベーリング海へ到達しました。
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出迎えの大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」及び救助船「イーゴリ・べロウソフ」と合流してオホーツク海へ入り、10月7日に宗谷海峡を西進して日本海へ入りました。
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『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年10月7日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
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10月9日にウラジオストク南部のウリス湾へ到着しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは北極海を経由してウラジオストクへ到着した]

2022年11月25日に日本海で海上目標及び地上目標(ハバロフスク地方シュルク射爆場)へ巡航ミサイル「カリブル」(対艦型の3M54と対地型の3M14)を発射しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは日本海から海上目標及び地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]



11月28日にウラジオストク南部のウリス湾へ帰投しました。


ウリス湾に駐留する第19潜水艦旅団には、8隻の潜水艦(プロジェクト877×5隻、プロジェクト06363×3隻)が配備されています。
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[第19潜水艦旅団]
・プロジェクト877潜水艦(後期建造艦)
B-394「ヌルラト」(1988年12月30日就役)
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B-464「ウスチ・カムチャツク」(1990年1月30日就役)
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B-494「ウスチ・ボリシェレツク」(1990年12月30日就役)
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B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」(1991年12月30日就役)
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B-190「クラスノカメンスク」(1992年12月30日就役)
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・プロジェクト06363潜水艦
B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」(2019年11月25日就役)
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B-603「ヴォルホフ」(2020年10月24日就役)
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B-602「マガダン」(2021年10月12日就役)

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来年(2023年)には、太平洋艦隊向け06363潜水艦の4番艦「ウファ」(2022年11月16日就役)がウリス湾へ到着します。
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[プロジェクト06363潜水艦ウファはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは日本海から海上目標及び地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した


『タス通信』より
2022年11月25日11時18分配信
【潜水艦「マガダン」は海上および沿岸の目標への「カリブル」発射を実行した】
モスクワ、11月25日/タス通信

ディーゼル及び電動集合体を装備する太平洋艦隊潜水艦「マガダン」は、海上及び沿岸の目標へ水中位置からの有翼ミサイル複合体「カリブル」の発射を実行した。
ロシア連邦国防省は発表した。

「戦闘訓練の実施前、潜水艦は指定海域へ隠密裏に進入し、そこから標的の位置へミサイル打撃を与えました。
最初のミサイルは海上目標~仮想敵水上艦を模した盾標的を成功裏に撃破しました。
2発目のミサイルは、ハバロフスク地方のシュルク戦術場の沿岸目標へ計算時間内に命中しました」

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軍当局広報サービスは指摘した。

射撃距離は1000キロメートル以上に及んだ。
ミサイル射撃の実行は太平洋艦隊の艦船、太平洋艦隊海上航空隊航空機及び無人飛行装置により支援された。

潜水艦「マガダン」は、兵装として有翼ミサイル「カリブル」を有する第3のプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦である。
潜水艦「マガダン」は2021年10月にサンクトペテルブルク艦隊へ受け入れられた。
潜水艦北方海上航路を通過して2022年10月に太平洋艦隊へ到着した。




太平洋艦隊向けの6隻のプロジェクト06363潜水艦の3番艦B-602「マガダン」は2019年11月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2021年3月26日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはサンクトペテルブルクで進水した]

4月20日に造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは係留試験を開始した]
5月中旬にはオブニンスク研修センターで研修を終えた「マガダン」乗組員が造船所へ到着し、係留試験へ参加する事になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダン乗組員は係留試験へ参加する]

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「マガダン」の係留試験は6月中旬頃に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンの係留試験は最終段階に在る]

「マガダン」の洋上試験(工場航行試験)は、2021年6月27日に始まりました。。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは2021年6月に洋上試験を開始する]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で洋上試験を開始した]

工場航行試験は7月末に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で洋上試験の第1段階(工場航行試験)を完了した]

8月16日に最終洋上試験となる国家試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で国家試験を開始した]

国家試験は8月27日に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは国家試験を完了した]

「マガダン」ロシア海軍への引き渡しは2021年11月10日に予定されていました。
[太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは2021年11月にロシア海軍へ就役する]

しかし、予定よりも1ヶ月ほど前の2021年10月12日に聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦マガダン、ロシア海軍へ就役(2021年10月12日)]

就役後もクロンシュタット港に留まり、バルト海で慣熟訓練を行ないました。
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2022年7月31日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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その後、バルト海を出てバレンツ海へ向かい、北極海(北方海上航路)を通過してベーリング海へ到達しました。
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出迎えの大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」及び救助船「イーゴリ・べロウソフ」と合流してオホーツク海へ入り、10月7日に宗谷海峡を西進して日本海へ入りました。
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『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年10月7日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
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10月9日にウラジオストク南部のウリス湾へ到着しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは北極海を経由してウラジオストクへ到着した]

「マガダン」ウリス湾に駐留する第19潜水艦旅団へ配備されました。
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[第19潜水艦旅団]
・プロジェクト877潜水艦
B-394「ヌルラト」
B-464「ウスチ・カムチャツク」
B-494「ウスチ・ボリシェレツク」
B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」
B-190「クラスノカメンスク」
・プロジェクト06363潜水艦
B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」
B-603「ヴォルホフ」
B-602「マガダン」


2022年11月25日に日本海で海上目標及び地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」(対艦型の3M54と対地型の3M14)を発射しました。




ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦は6隻が起工され、4隻が就役しています。

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」
Б-274 «Петропавловск-Камчатский»(工場番号01614)
2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役

B-603「ヴォルホフ」Б-603 «Волхов»(工場番号01615)
2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年10月24日就役

B-602「マガダン」Б-602 «Магадан»(工場番号01616)
2019年11月1日起工/2021年3月26日進水/2021年10月12日就役

B-588「ウファ」Б-588 «Уфа»(工場番号01617)
2019年11月1日起工/2022年3月31日進水/2022年11月16日就役

「モジャイスク」«Можайск»(工場番号01618)
2021年8月23日起工/2023年春進水予定/2023年就役予定

「ヤクーツク」«Якутск»(工場番号01619)
2021年8月23日起工/2024年進水予定/2024年就役予定

ロシア海軍太平洋艦隊の為の第5のプロジェクト06363潜水艦モジャイスクは2023年春に進水する

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『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年11月16日21時4分配信
【『アドミラルティ造船所』は潜水艦「モジャイスク」の進水を2023年春に計画している-広報サービス】
サンクトペテルブルク、11月16日、インテルファクス

株式会社『アドミラルティ造船所』(『統合造船業営団』へ加入)は、太平洋艦隊の為に建造しているプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦「モジャイスク」の進水を2023年春に計画している。
造船所広報サービスは水曜日に発表した。

「現在、造船所の労働者は潜水艦モジャイスクの艤装作業を行なっています。
艦の進水は2023年春に計画しております」

声明では、こう述べられた。

これに先立ち、太平洋艦隊の為に建造されたプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウファ」は水曜日にロシア海軍へ加入したと報じられた。
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プロジェクト636.3潜水艦「ウファ」は、株式会社『アドミラルティ造船所』太平洋艦隊の為に建造する6隻から成る艦シリーズの4隻目である。
潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」、「ヴォルホフ」、「マガダン」は既に就役している。
潜水艦シリーズの5隻目「モジャイスク」と6隻目「ヤクーツク」は、2021年8月に同社で起工された。

潜水艦「ヤクーツク」は、現在、艦の全てのブロック-モジュールの水圧試験を完了し、専門技術者が電気配線及び船体の絶縁作業を行なっていると造船企業の広報サービスは伝えた。

この潜水艦シリーズの建造契約は2016年9月に署名された。
ロシア海軍は2024年までに、太平洋艦隊潜水部隊へ装備する意図により『アドミラルティ造船所』が建造する6隻のプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦から成るシリーズ全ての受け入れを計画している。

プロジェクト636.3潜水艦有翼ミサイル「カリブル」(試作設計局『ノヴァトール』、株式会社『航空宇宙防衛コンツェルン・アルマーズ-アンテイ』が開発)を装備する。

公開データによるプロジェクト636.3潜水艦の戦術-技術的特性:自立航行期間-45日、限界潜航深度-300メートル、経済速力での水中航行距離-400海里、水中でのエンジン動作モードと速力7ノットで燃料在庫増加の際の航行距離-7500海里、魚雷発射管-6門。
水中航行速力-18ノット。乗組員-52名。

株式会社『アドミラルティ造船所』は、軍用艦船、潜水艦、水上石油船隊の建造を専門とする。



ロシア輸出用潜水艦プロジェクト636シリーズのロシア海軍向け最新改良型であるプロジェクト06363潜水艦は、先ず黒海艦隊向けに6隻が建造され、2014年~2016年に就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]

その後、太平洋艦隊向けにも6隻のプロジェクト06363潜水艦を建造する事になり、2016年9月7日に契約が締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

2017年7月28日に最初の2隻~1番艦B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と2番艦B-603「ヴォルホフ」が同時に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]

「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年3月28日に進水し、11月25日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

「ヴォルホフ」は、2019年12月26日に進水し、2020年10月24日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

この2隻は地中海・インド洋を経由して2021年11月30日にウラジオストクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはウラジオストクへ到着した]


3番艦B-602「マガダン」と4番艦B-588「ウファ」は、2019年11月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

B-602「マガダン」は2021年3月26日に進水し、同年10月12日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦マガダン、ロシア海軍へ就役(2021年10月12日)]

2022年10月9日に北極海経由でウラジオストクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは北極海を経由してウラジオストクへ到着した]

B-588「ウファ」は2022年3月31日に進水し、同年11月16日にロシア海軍へ就役しました。
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[プロジェクト06363潜水艦ウファはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]


太平洋艦隊向け06363潜水艦の5番艦「モジャイスク」と6番艦「ヤクーツク」は、2021年8月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]
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「モジャイスク」は2023年春に進水し、同年末までの就役が予定されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦モジャイスクとヤクーツクは2023年と2024年に進水する]

「ヤクーツク」は2024年に進水し、同年末までの就役が予定されています。

プロジェクト06363潜水艦ウファはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された

本日(2022年11月16日)、プロジェクト06363大型潜水艦の10番艦B-588「ウファ」はロシア連邦海軍へ就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦ウファは2022年11月16日にロシア海軍へ就役する]

『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年11月16日配信
【潜水艦「ウファ」はロシア連邦海軍へ加わった】
モスクワ、11月16日、インテルファクス-AVN

太平洋艦隊の為に建造されたプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウファ」は、11月16日・水曜日にロシア海軍へ加入した。
ロシア連邦国防省は発表した。
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「本日、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の主催下で、プロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦ウファへ聖アンドレイ海軍旗を掲揚する式典が開催されました」
声明では、こう述べられた。

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発表されたロシア海軍総司令官の指示書に沿って、「ウファ」太平洋艦隊へ含まれた。
これは、太平洋艦隊の為に建造されている6隻から成るプロジェクト636.3潜水艦シリーズの4隻目となる。

エフメノフは式典で指摘した。
「同プロジェクト潜水艦は最新兵器を装備し、その高い戦闘品質は、黒海、地中海、そして更に北極海において割り当てられた任務を滞りなく遂行した事により確認されています」
プレスリリースは伝えた。

式典は、サンクトペテルブルク『統合造船業営団』『アドミラルティ造船所』の領域で開催された。

以前にエフメノフは述べた。
「2024年までにロシア海軍は、太平洋艦隊の潜水部隊へ装備する為の目的で『アドミラルティ造船所』において建造されているプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦6隻の全てのシリーズの受領を計画しております」
「これらの潜水艦は優れた隠密特性を持ち、高精度兵器を装備しており、意図された任務の効率的な遂行が可能です」

海軍総司令官は指摘した。

プロジェクト636.3潜水艦有翼ミサイル「カリブル」(試作設計局『ノヴァトール』、株式会社『航空宇宙防衛コンツェルン・アルマーズ-アンテイ』が開発)を装備する。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の4番艦(黒海艦隊向けを含めた06363潜水艦全体では通算10番艦)B-588「ウファ」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2019年11月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2022年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはサンクトペテルブルクで進水した]

2022年6月25日に洋上試験の第1段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で洋上試験を行なっている]
[ロシア海軍バルト艦隊は最新潜水艦ウファとクロンシュタットの洋上試験をサポートする]
[ロシア海軍の最新潜水艦ウファとクロンシュタットはバルト海で潜航試験を行なう]

工場航行試験は9月下旬に終了し、一旦『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
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2022年10月初頭から最終洋上試験となる国家試験を開始し、10月5日には深度190メートルまでの潜航試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で潜航試験を行なった]

国家試験は10月11日までに完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファは洋上試験を完了した]

2022年11月16日、『アドミラルティ造船所』「ウファ」への聖アンドレイ旗初掲揚式典(正式なロシア海軍への就役式典)が開催され、太平洋艦隊へ編入されました。
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ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦は6隻が起工され、4隻が就役しています。

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」
Б-274 «Петропавловск-Камчатский»(工場番号01614)
2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役

B-603「ヴォルホフ」Б-603 «Волхов»(工場番号01615)
2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年10月24日就役

B-602「マガダン」Б-602 «Магадан»(工場番号01616)
2019年11月1日起工/2021年3月26日進水/2021年10月12日就役

B-588「ウファ」Б-588 «Уфа»(工場番号01617)
2019年11月1日起工/2022年3月31日進水/2022年11月16日就役

「モジャイスク」«Можайск»(工場番号01618)
2021年8月23日起工/2023年進水予定/2023年就役予定

「ヤクーツク」«Якутск»(工場番号01619)
2021年8月23日起工/2024年進水予定/2024年就役予定

プロジェクト06363潜水艦ウファは2022年11月16日にロシア海軍へ就役する

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『タス通信』より
2022年11月14日20時56分配信
【潜水艦「ウファ」は11月16日に海軍へ加わる】
モスクワ、11月14日/タス通信

ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウファ」は11月16日にロシア海軍へ加わる。
対応する日付は海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将により承認されたとロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部は発表した。

「ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は、サンクトペテルブルクの『統合造船業営団』企業『アドミラルティ造船所』で建造されたプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦ウファの海軍への受け入れ日を承認しました。
聖アンドレイ旗の掲揚及び潜水艦の海軍への受け入れ式典は11月16日に開催されます」

声明では、こう述べられた。

式典は『アドミラルティ造船所』で開催され、ロシア連邦海軍潜水艦を受け入れるエフメノフの指示書が読み上げられる。
「指示が発表され、聖アンドレイ旗が旗竿へ掲げられた瞬間からディーゼルエレクトリック潜水艦ウファはロシア海軍へ受け入れられたと見なされます」
当局は付け加えた。
海軍総司令官に加え、ロシア連邦産業貿易省次官ヴィクトール・エフトゥホフ『アドミラルティ造船所』総取締役アレクサンドル・ブザコフがこの行事への参加を予定している。

10月、バルト艦隊の射爆場での潜水艦の国家試験の海上部門の完了が発表された。
「ウファ」は潜航を成功裏に行ない、様々な航行深度で潜水艦の機動性と制御性が点検された。

「ウファ」は、太平洋艦隊の為のディーゼルエレクトリック潜水艦シリーズの4隻目である。
2019年11月に起工された。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の4番艦(黒海艦隊向けを含めた06363潜水艦全体では通算10番艦)B-588「ウファ」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2019年11月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2022年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはサンクトペテルブルクで進水した]

2022年6月25日に洋上試験の第1段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で洋上試験を行なっている]
[ロシア海軍バルト艦隊は最新潜水艦ウファとクロンシュタットの洋上試験をサポートする]
[ロシア海軍の最新潜水艦ウファとクロンシュタットはバルト海で潜航試験を行なう]

工場航行試験は9月下旬に終了し、一旦『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
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2022年10月初頭から最終洋上試験となる国家試験を開始し、10月5日には深度190メートルまでの潜航試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で潜航試験を行なった]

国家試験は10月11日までに完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファは洋上試験を完了した]

「ウファ」ロシア海軍への引き渡しは2022年11月16日に予定されています。


ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦は6隻が起工され、3隻が就役しています。

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」
Б-274 «Петропавловск-Камчатский»(工場番号01614)
2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役

B-603「ヴォルホフ」Б-603 «Волхов»(工場番号01615)
2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年10月24日就役

B-602「マガダン」Б-602 «Магадан»(工場番号01616)
2019年11月1日起工/2021年3月26日進水/2021年10月12日就役

B-588「ウファ」Б-588 «Уфа»(工場番号01617)
2019年11月1日起工/2022年3月31日進水/2022年末就役予定

「モジャイスク」«Можайск»(工場番号01618)
2021年8月23日起工/2023年進水予定/2023年就役予定

「ヤクーツク」«Якутск»(工場番号01619)
2021年8月23日起工/2024年進水予定/2024年就役予定


「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」「ヴォルホフ」は2021年11月末にウラジオストクへ回航され、2022年4月14日には日本海で海上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。

『タス通信』より
2022年4月14日11時5分配信
【太平洋艦隊の2隻の潜水艦は日本で海上目標への有翼ミサイル「カリブル」発射を実行した】

ロシア海軍太平洋艦隊の為の潜水艦モジャイスクの乗組員はオブニンスクの海軍訓練センターで訓練を開始した

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『MASHNEWS』より
2022年10月28日9時30分配信
【ディーゼルエレクトリック潜水艦「モジャイスク」は海軍訓練センターで訓練を開始した】

太平洋艦隊の為に『アドミラルティ造船所』が建造しているプロジェクト06363ディーゼルエレクトリック潜水艦「モジャイスク」の乗組員は、オブニンスクの海軍訓練センターで訓練を開始した。
ロシア連邦国防省広報サービスは発表した。

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研修期間中に軍事船員は調整段階を経て専門技量を向上させる事が指摘された。
研修の完了後、乗組員は、係留試験、工場航行試験、国家試験を行なう為、ディーゼルエレクトリック潜水艦の受け入れへ着手する。

「モジャイスク」は、最新の水中ミサイル及び魚雷兵器、そして更に水中音響兵装(ソナー)及び電波技術兵装を装備する事が強調された。

以前、「モジャイスク」は2023年の進水が計画されていると報じられた。
艦は2021年8月23日に起工された。

海軍の為のプロジェクト06363潜水艦シリーズの1番艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は2019年11月に艦隊へ引き渡された。
シリーズ第2の潜水艦「ヴォルホフ」は2020年10月24日に太平洋艦隊へ加入した。
2021年10月、太平洋艦隊ディーゼルエレクトリック潜水艦「マガダン」を受け入れた。



ロシア輸出用潜水艦プロジェクト636シリーズのロシア海軍向け最新改良型であるプロジェクト06363潜水艦は、先ず黒海艦隊向けに6隻が建造され、2014年~2016年に就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]

その後、太平洋艦隊向けにも6隻のプロジェクト06363潜水艦を建造する事になり、2016年9月7日に契約が締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

2017年7月28日に最初の2隻~1番艦B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と2番艦B-603「ヴォルホフ」が同時に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]

「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年3月28日に進水し、11月25日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

「ヴォルホフ」は、2019年12月26日に進水し、2020年10月24日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

この2隻は、2021年11月30日にウラジオストクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはウラジオストクへ到着した]


3番艦B-602「マガダン」と4番艦B-588「ウファ」は、2019年11月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

B-602「マガダン」は、2021年3月26日に進水し、2021年10月12日に聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦マガダン、ロシア海軍へ就役(2021年10月12日)]
2022年10月9日にウラジオストクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは北極海を経由してウラジオストクへ到着した]

4番艦B-588「ウファ」は2022年3月31日に進水し、6月25日から洋上試験を開始し、10月上旬に終了しました。
ロシア海軍への引き渡しは2022年11月に予定されています。
[プロジェクト06363潜水艦ウファは2022年11月にロシア海軍へ就役する]


太平洋艦隊向け06363潜水艦の5番艦「モジャイスク」と6番艦「ヤクーツク」は、2021年8月23日に起工されました。
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[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]

「モジャイスク」の乗組員は、2022年10月末からオブニンスク海軍訓練センターで訓練を開始しました。

「モジャイスク」は2023年、「ヤクーツク」は2024年の進水が予定されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦モジャイスクとヤクーツクは2023年と2024年に進水する]
「モジャイスク」は2023年末、「ヤクーツク」は2024年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。

プロジェクト06363潜水艦ウファは2022年11月にロシア海軍へ就役する

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『タス通信』より
2022年10月20日2時32分配信
【潜水艦「ウファ」は11月に海軍へ加わる】
モスクワ、10月19日/タス通信

ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウファ」は今秋にロシア海軍へ加わる。
水曜日にロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は述べた。

「プロジェクト636大型ディーゼルエレクトリック潜水艦ウファは、今年11月に海軍へ加わります」
エフメノフ
は、通常動力水中造船に関する問題を討議する計画作業部会の結果について、こう言った。
総司令官によると、現在、『アドミラルティ造船所』は、バルト海の射爆場での潜水艦の国家試験の海上部門を完了している。

提督が明らかにしたように、「ウファ」は様々な深度への潜航を成功裏に行ない、乗組員、そして更に『アドミラルティ造船所』従業員は、様々な航行深度での潜水艦の機動性と制御性を点検し、評価した。

「海軍総司令部の管理機関の指導部が関わる会議で海軍総司令官へ報告されたように、現在、国家試験の海上部門を完了した後にディーゼルエレクトリック潜水艦ウファは『アドミラルティ造船所』へ到着し、受領証書への署名準備の枠組みで検査と部屋の仕上げを行ないます」
ロシア国防省
は付け加えた。

潜水艦「ウファ」は、太平洋艦隊の為のディーゼルエレクトリック潜水艦シリーズの4隻目である。
2019年11月に起工された。

「2024年までにロシア海軍は、太平洋艦隊の潜水部隊へ装備する為の目的で『アドミラルティ造船所』において建造されているプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦6隻の全てのシリーズの受領を計画しております」
エフメノフ
は付け加えた。
総司令官によると、これらの潜水艦は優れた隠密特性を持ち、高精度兵器を装備している。
これにより、効果的な任務遂行が可能となる。

[プロジェクト636.3について]
プロジェクト636.3潜水艦
の全長は74メートル、最大排水量は3900トンを超える。
強度船体は潜水艦へ240メートルの作業潜航深度と300メートルの最大潜航深度を保障する。
航行距離は7500海里である。
潜水艦の主要兵装は、水中位置から魚雷発射管を通して発射される同名の有翼ミサイルをもつミサイル複合体「カリブル-PL」である。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の4番艦(黒海艦隊向けを含めた06363潜水艦全体では通算10番艦)B-588「ウファ」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2019年11月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2022年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはサンクトペテルブルクで進水した]

2022年6月25日に洋上試験の第1段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で洋上試験を行なっている]
[ロシア海軍バルト艦隊は最新潜水艦ウファとクロンシュタットの洋上試験をサポートする]
[ロシア海軍の最新潜水艦ウファとクロンシュタットはバルト海で潜航試験を行なう]

工場航行試験は9月下旬に終了し、一旦『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
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2022年10月初頭から最終洋上試験となる国家試験を開始し、10月5日には深度190メートルまでの潜航試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で潜航試験を行なった]

国家試験は10月11日までに完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファは洋上試験を完了した]

「ウファ」ロシア海軍への引き渡しは2022年11月に予定されています。


ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦は6隻が起工され、3隻が就役しています。

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」
Б-274 «Петропавловск-Камчатский»(工場番号01614)
2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役

B-603「ヴォルホフ」Б-603 «Волхов»(工場番号01615)
2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年10月24日就役

B-602「マガダン」Б-602 «Магадан»(工場番号01616)
2019年11月1日起工/2021年3月26日進水/2021年10月12日就役

B-588「ウファ」Б-588 «Уфа»(工場番号01617)
2019年11月1日起工/2022年3月31日進水/2022年末就役予定

「モジャイスク」«Можайск»(工場番号01618)
2021年8月23日起工/2023年進水予定/2023年就役予定

「ヤクーツク」«Якутск»(工場番号01619)
2021年8月23日起工/2024年進水予定/2024年就役予定


「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」「ヴォルホフ」は2021年11月末にウラジオストクへ回航され、2022年4月14日には日本海で海上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。

『タス通信』より
2022年4月14日11時5分配信
【太平洋艦隊の2隻の潜水艦は日本で海上目標への有翼ミサイル「カリブル」発射を実行した】