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ロシア海軍太平洋艦隊向けの第5のプロジェクト06363潜水艦モジャイスクは2023年8月にバルト海で洋上試験を開始する

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『タス通信』より
2023年7月6日9時45分配信
【潜水艦「モジャイスク」は8月にバルト艦隊射爆場での試験へ向かう】
モスクワ、7月6日/タス通信

太平洋艦隊の為に『アドミラルティ造船所』で建造されているプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦「モジャイスク」は、2023年8月にバルト艦隊の海上射爆場での航行試験へ向かう。
『タス通信』は海軍分野の情報筋より伝えられた。

「8月初頭に係留岸壁での艤装作業が完了した後、モジャイスクはサイクル航行試験を実施する為にバルト艦隊の射爆場へ向かいます。
年末までに艦は海軍への引き渡しを計画しております」

対談者は話した。

彼によると、2024年初頭に「モジャイスク」バルト海射爆場で戦闘訓練任務への取り組みに着手し、夏に北極圏を横断して太平洋艦隊へ移動する。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

4月27日、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は、サンクトペテルブルクでの潜水艦「モジャイスク」の進水式で、プロジェクトは「大いなる近代化の余力」を持っている為、このタイプのディーゼルエレクトリック潜水艦の建造は続くと述べた。

[潜水艦について]
「モジャイスク」
は、プロジェクト636.3シリーズの第5の潜水艦であり、太平洋艦隊の為に『アドミラルティ造船所』で建造された。
更にシリーズには、潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」、「ヴォルホフ」、「マガダン」、「ウファ」が有る。
「モジャイスク」の起工は2021年8月に行われた。

近代化されたプロジェクト636.3は、海洋工学中央設計局『ルビーン』で主任設計者イーゴリ・モルチャノフ率いるチームにより開発された。
潜水艦の建造は、サンクトペテルブルク造船企業『アドミラルティ造船所』で行われている。
プロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦は、敵の水上艦船、潜水艦の破壊、哨戒、巡視、偵察、近海ゾーンでの交通線の保護の為に意図されている。

プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」潜水艦は、第3世代大型ディーゼルエレクトリック潜水艦に属しており、世界で最も低騒音の潜水艦の1つと見られている。
潜水艦の全長は74メートル、最大排水量は3900トンを超える。
強度船体は潜水艦へ240メートルの作業潜航深度と300メートルの最大潜航深度を保障する。
航行距離は7500海里である。
潜水艦の主要兵装はミサイル複合体「カリブル-PL」である。



ロシア輸出用潜水艦プロジェクト636シリーズのロシア海軍向け最新改良型であるプロジェクト06363潜水艦は、先ず黒海艦隊向けに6隻が建造され、2014年~2016年に就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]

その後、太平洋艦隊向けにも6隻のプロジェクト06363潜水艦を建造する事になり、2016年9月7日に契約が締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

1番艦B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2017年7月28日に起工され、2019年3月28日に進水し、同年11月25日にロシア海軍へ就役しました。
2021年11月末にウラジオストクへ到着し、以後は日本海で行動しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは距離1000km以上の地上目標へ日本海から巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

2番艦B-603「ヴォルホフ」は、『アドミラルティ造船所』で2017年7月28日に起工され、2019年12月26日に進水し、2020年10月24日に就役しました。
2021年11月末にウラジオストクへ到着し、以後は日本海で行動しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフは日本海から地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3番艦B-602「マガダン」は2019年11月1日に起工され、2021年3月26日に進水し、2021年10月12日に就役しました。
2021年10月初頭にウラジオストクへ到着し、以後は日本海で行動しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンはピョートル大帝湾で潜航訓練を実施した]

4番艦B-588「ウファ」は2019年11月1日に起工され、2022年3月31日に進水し、2022年11月16日に就役しました。
就役後はバルト海で訓練を続けており、2023年中にウラジオストクへ回航されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファは2023年秋に極東へ回航される]

5番艦「モジャイスク」は、6番艦「ヤクーツク」と共に2021年8月23日に起工されました。
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[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]

「モジャイスク」は2023年4月27日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊向けの第5のプロジェクト06363潜水艦モジャイスクはサンクトペテルブルクで進水した]

進水後は造船所の岸壁で最終艤装が行なわれています。

2023年5月1日の「モジャイスク」(奥)
手前はプロジェクト677潜水艦「ヴェリーキエ・ルーキ」
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「モジャイスク」は2023年8月からバルト海で洋上試験(工場航行試験と国家試験)を行ないます。

「モジャイスク」ロシア海軍への引き渡しは2023年末に予定されています。
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ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファは2023年秋に極東へ回航される

『イズベスチヤ』より
2023年6月5日0時1分配信
【太平洋の為の静音:太平洋艦隊へ新たな無騒音潜水艦「ウファ」が増強される】

潜水艦は北方海上航路(北極海航路)を利用してバルト海から太平洋へ移動できる
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太平洋艦隊「ブラックホール」が増強される~専門家は、今年秋に太平洋艦隊へ加わるプロジェクト636.3ディーゼル潜水艦「ウファ」をこう呼んでいる。
潜水艦は昨年に海軍へ引き渡されたが、未だバルト海に在る。
現在、潜水艦の恒久駐留場所への移動が計画されている。
特に、北方海上航路(北極海航路)を横断する選択肢が検討されている。
プロジェクト636.3潜水艦は、その超低騒音のお陰により、この綽名が付けられた。
専門家によると、この地域の状況に鑑み、このクラスの艦は太平洋で必要とされている。

[全てを北方海上航路で]
『イズベスチヤ』
軍当局の情報筋が話したように、潜水艦「ウファ」太平洋艦隊への艦隊間移動は既に計画されている。
それは秋に予定されている。
北方海上航路を含め、幾つかのルートの選択肢が検討されている。
航海中、乗組員は艦、そして更に海上航空隊航空機と共に何度かの演習を行なう。

プロジェクト636.3潜水艦は、北方海上航路を含む北極での行動に適合していると認識されている。
この判断は、ロシア北東部におけるこのシリーズの潜水艦の行動を分析した後、昨年の晩秋に下された。
点検は、複合北極探検『ウムカ-2022』の枠組みで行なわれた。
試験には潜水艦「マガダン」が参加した。
それは北方海上航路を通過して太平洋へ入った。
この航海において、艦は北極緯度で戦闘演習任務を遂行した。


「北方艦隊には、強力な分岐支援システムが構築されました」
潜水艦艦長でロシア英雄フセヴォロド・フムイロフ『イズベスチヤ』へ話した。
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「唯一、このような移動の為には、複殻式船体の構造的な強化が必要です。
艦は、艦隊間移動を行なう計画へ十分に対応できます。
これには船員の技量、人員の訓練が必要です。
ですが、これらは全て計画されたものです。
そして、今日の支援システムにおいては、そこに如何なる特殊性も見当たりません」


[艦隊に必要]
太平洋
ディーゼルエレクトリック潜水艦は、オホーツク海原子力水中ロケット艦の戦闘行動海域を護る為を含め使用されている。
軍事専門家ワシーリー・カシン『イズベスチヤ』へ話した。
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「このような潜水艦は、我々のロケット艦にとって脅威となる可能性が有る潜在敵の原子力潜水艦の侵入を阻止する為、クリル諸島の間の海峡を監視する為に使用されています」
彼は説明した。

「これに加え、現在の状況下では、このような潜水艦はミサイル"カリブル"を使用でき、それに応じて、地域の様々な目標へのミサイル攻撃の為に必要なロシアの非核戦略抑止システムとして使用される事も有り得ます。
アジア太平洋地域は、主として中国とアメリカ合衆国といった大国間の対立の場となっている事からも、これは重要です。
従いまして、太平洋艦隊は目に見える更新と言う点において特別な立場に有ります。
それは一定の水準に維持する必要があります」


当初、636シリーズ艦は、ワルシャワ条約機構加盟国への輸出の為に開発された。
1990年代後半以降、中華人民共和国、アルジェリア、ベトナムの為の潜水艦が、同プロジェクト及びその改正型の下で建造された。
その後、ロシア海軍の為、この潜水艦の購入が決定された。
それは、近代化ヴァージョン636.3の下で作成された。
これらの潜水艦は、より優れた航行特性、低減された騒音レベル、自動制御システム、最新の航法複合体の存在により基礎ヴァージョンとは異なる。

プロジェクト636.3潜水艦は、世界で最も静かな潜水艦の1つと考えられており、そのため海軍では「ブラック・ホール」と呼ばれている。
これらの潜水艦は、水上及び水中の目標の破壊、哨戒あるいは偵察の実施といった広範囲の任務を遂行できる。

プロジェクト636.3潜水艦6隻から成る最初のシリーズは2014年~2016年に建造され、これらの艦は全て黒海での勤務の為に向かった。
2016年9月、太平洋艦隊の為の更なる6隻の潜水艦の契約へ署名された。
現在、シリーズの4隻が建造されている。
「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は2019年に艦隊へ引き渡され、2020年には「ヴォルホフ」が引き渡され、2021年には潜水艦「マガダン」海軍へ加わった。
「ウファ」は昨年に海軍へ加入した。
プロジェクト636.3潜水艦の排水量は3900トン以上、全長74メートル、速力20ノット。
それは45日間に渡って海上へ滞在できる。
艦内へ533mm魚雷発射管6門を搭載し、魚雷及び機雷、そして更に有翼ミサイル「カリブル-PL」を使用できる。

[『イズベスチヤ』参照]
長期に渡り新たな艦を受け入れていなかった太平洋艦隊は、近年、大幅に更新されている。
2020年末、プロジェクト20385のトップ艦であり、ミサイル「カリブル」「オーニクス」を使用できるコルベット「グレミャーシチー」が就役した。
同時に、プロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」が加入した。
更に、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」の高度な近代化も完了した。
対艦ミサイル及び有翼ミサイルを搭載し、対空防衛の強化の後、旧対潜艦は専門を変更し、フリゲートへ再分類された。
これに加え、2020年には新たな基地掃海艦「ヤーコフ・バリャーエフ」太平洋艦隊へ加わった。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の4番艦(黒海艦隊向けを含めた06363潜水艦全体では通算10番艦)B-588「ウファ」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2019年11月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2022年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはサンクトペテルブルクで進水した]

2022年6月25日に洋上試験の第1段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で洋上試験を行なっている]
[ロシア海軍バルト艦隊は最新潜水艦ウファとクロンシュタットの洋上試験をサポートする]
[ロシア海軍の最新潜水艦ウファとクロンシュタットはバルト海で潜航試験を行なう]

工場航行試験は9月下旬に終了し、一旦『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
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2022年10月初頭から最終洋上試験となる国家試験を開始し、10月5日には深度190メートルまでの潜航試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で潜航試験を行なった]

国家試験は10月11日までに完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファは洋上試験を完了した]

2022年11月16日、『アドミラルティ造船所』「ウファ」への聖アンドレイ旗初掲揚式典(正式なロシア海軍への就役式典)が開催され、太平洋艦隊へ編入されました。
[プロジェクト06363潜水艦ウファはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
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就役後もバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で沈底訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で訓練を続けている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で潜航訓練を実施した]

この他に、バルト艦隊の艦の各種訓練の相手役も務めています。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ボイキー」と小型対潜艦ウレンゴイはバルト海で太平洋艦隊の潜水艦ウファを相手に対潜戦闘演習を実施した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の深海救難艇AS-30はバルト海で救助訓練を実施した]

「ウファ」は2023年秋に極東方面(常駐基地となるウラジオストクウリス湾)への移動を開始します。

ただ、その移動ルートが、1番艦・2番艦と同じインド洋経由か、3番艦のような北極海経由になるのかは未だ最終的には決まっていないようです。


ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦は6隻が起工され、4隻が就役しています。

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」
Б-274 «Петропавловск-Камчатский»(工場番号01614)
2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役

B-603「ヴォルホフ」Б-603 «Волхов»(工場番号01615)
2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年10月24日就役

B-602「マガダン」Б-602 «Магадан»(工場番号01616)
2019年11月1日起工/2021年3月26日進水/2021年10月12日就役

B-588「ウファ」Б-588 «Уфа»(工場番号01617)
2019年11月1日起工/2022年3月31日進水/2022年11月16日就役

「モジャイスク」«Можайск»(工場番号01618)
2021年8月23日起工/2023年4月27日進水/2023年末就役予定

「ヤクーツク」«Якутск»(工場番号01619)
2021年8月23日起工/2024年進水予定/2024年就役予定

ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンはピョートル大帝湾で潜航訓練を実施した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年5月15日9時41分配信
【太平洋艦隊の「ワルシャワンカ」は240メートルへ潜航した】

ピョートル大帝湾海域で、太平洋艦隊の最も新しいディーゼルエレクトリック潜水艦の1隻である「マガダン」が深海潜航を実施した。
ロシア連邦国防省広報サービスが発表したように、最大深度は240メートルに及んだ。


軍当局は、潜航時に潜水艦の乗組員は大深度での潜水艦の制御へ取り組み、全てのシステムとメカニズムの動作を点検した。

潜航に成功した後、ディーゼルエレクトリック潜水艦「マガダン」は浮上し、太平洋艦隊の戦闘訓練計画に沿った活動の実施を続ける。

国防省広報サービスは、深海潜航は救助船「ゲオルギー・コジミン」及びフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」の乗組員により保障された事を指摘した。

「マガダン」は、太平洋艦隊の為に発注された6隻のプロジェクト636.3潜水艦の3隻目である。
それは『アドミラルティ造船所』で建造され、2021年10月に就役した。
極東潜水艦は2022年10月に到着した。

プロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦は、敵の潜水艦水上艦との戦闘、そして更に海軍基地、海上及び沿岸交通線の防衛の為に海洋工学中央設計局『ルビーン』が開発した。

「ワルシャワンカ」の全長は73メートル、幅10メートル、排水量3950トン。
作業潜航深度-240メートル、限界深度-300メートル。
水中速力-20ノット、自立航行期間-45日。乗組員-52名。
潜水艦は6門の口径533mm魚雷発射管、機雷有翼ミサイル「カリブル」で武装する。



太平洋艦隊向けの6隻のプロジェクト06363潜水艦の3番艦B-602「マガダン」は2019年11月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2021年3月26日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはサンクトペテルブルクで進水した]

4月20日に造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは係留試験を開始した]
5月中旬にはオブニンスク研修センターで研修を終えた「マガダン」乗組員が造船所へ到着し、係留試験へ参加する事になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダン乗組員は係留試験へ参加する]

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「マガダン」の係留試験は6月中旬頃に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンの係留試験は最終段階に在る]

「マガダン」の洋上試験(工場航行試験)は、2021年6月27日に始まりました。。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは2021年6月に洋上試験を開始する]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で洋上試験を開始した]

工場航行試験は7月末に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で洋上試験の第1段階(工場航行試験)を完了した]

8月16日に最終洋上試験となる国家試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはバルト海で国家試験を開始した]

国家試験は8月27日に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは国家試験を完了した]

「マガダン」ロシア海軍への引き渡しは2021年11月10日に予定されていました。
[太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは2021年11月にロシア海軍へ就役する]

しかし、予定よりも1ヶ月ほど前の2021年10月12日に聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦マガダン、ロシア海軍へ就役(2021年10月12日)]

就役後もクロンシュタット港に留まり、バルト海で慣熟訓練を行ないました。
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2022年7月31日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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その後、バルト海を出てバレンツ海へ向かい、北極海(北方海上航路)を通過してベーリング海へ到達しました。
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ロシア海軍通常動力潜水艦北極海経由で極東へ回航されたのは1950年代以来半世紀ぶりとなり、この為、「マガダン」極東回航は北極海での運用試験も兼ねていたようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは2022年9月に北極海で運用試験を実施した]

出迎えの大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」及び救助船「イーゴリ・べロウソフ」と合流してオホーツク海へ入り、10月7日に宗谷海峡を西進して日本海へ入りました。
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『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年10月7日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
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10月9日にウラジオストク南部のウリス湾へ到着しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは北極海を経由してウラジオストクへ到着した]

2022年11月25日に日本海で海上目標及び地上目標(ハバロフスク地方シュルク射爆場)へ巡航ミサイル「カリブル」(対艦型の3M54と対地型の3M14)を発射しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは日本海から海上目標及び地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]



11月28日にウラジオストク南部のウリス湾へ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは日本海で巡航ミサイル「カリブル」を発射した後に母港ウリス湾(ウラジオストク)へ帰投した]

2023年5月15日にはピョートル大帝湾で深度240メートルへの潜航訓練を行ないました。

ロシア海軍太平洋艦隊向けの第5のプロジェクト06363潜水艦モジャイスクはサンクトペテルブルクで進水した


『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2023年4月27日10時36分配信
【サンクトペテルブルクの『アドミラルティ造船所』で「カリブル」ミサイル搭載潜水艦「モジャイスク」が進水した】
サンクトペテルブルク、4月27日、インテルファクス

株式会社『アドミラルティ造船所』(サンクトペテルブルク、『統合造船業営団』へ加入)で多目的ディーゼルエレクトリック潜水艦「モジャイスク」が進水した。
『インテルファクス』特派員は式典会場から報告した。

「モジャイスクが属するプロジェクト636.3潜水艦は、ロシア海軍の恐るべき兵器であり、大いなる近代化のポテンシャルを有しています」
ロシア連邦海軍総司令官ニコライ・エフメノフ
は木曜日の式典中に話した。

進水後、「モジャイスク」工場の岸壁の埠頭へ置かれ、その後、『アドミラルティ造船所』は艦の係留試験を始める。

「さらに造船所の岸壁で2ヶ月の試験を行なった後、モジャイスクは御客様へ全ての最高の特性を示す為、バルト海の射爆場へ行きます。
私はロシア海軍司令部へ、今年に潜水艦は聖アンドレイ旗を掲げる事を保証いたします」

式典中に株式会社『アドミラルティ造船所』総取締役アンドレイ・ヴェセロフは言った。

プロジェクト636.3潜水艦「モジャイスク」は、太平洋艦隊の為に『アドミラルティ造船所』が建造する6隻の艦シリーズの内の5隻目である。
既に潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」、「ヴォルホフ」、「マガダン」、「ウファ」が就役している。
「モジャイスク」潜水艦シリーズの6隻目「ヤクーツク」は、2021年8月に同社で起工された。

現在、潜水艦「ヤクーツク」は大規模な設置作業を続けており、ブロック-モジュールの接合の準備が進められていると造船所の資料には記載されている。

「モジャイスク」第3世代ディーゼルエレクトリック潜水艦に属している。
株式会社・海洋工学中央設計局『ルビーン』の専門家により設計された。

プロジェクト636.3潜水艦の戦術-技術的特性は、このようになっている。
自立航行期間-45日
限界潜航深度-300メートル
経済速力での水中航行距離-400海里
燃料補給が増加した水中エンジン動作モードでの航続距離-速力7ノットで7500海里
魚雷発射管-6門
水中速力-18ノット
乗組員-52名。

プロジェクト636.3潜水艦は、有翼ミサイル「カリブル」(航空宇宙防衛コンツェルン『アルマーズ-アンテイ』の試作設計局『ノヴァトール』が開発)を装備する。



ロシア輸出用潜水艦プロジェクト636シリーズのロシア海軍向け最新改良型であるプロジェクト06363潜水艦は、先ず黒海艦隊向けに6隻が建造され、2014年~2016年に就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]

その後、太平洋艦隊向けにも6隻のプロジェクト06363潜水艦を建造する事になり、2016年9月7日に契約が締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

1番艦B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2017年7月28日に起工され、2019年3月28日に進水し、同年11月25日にロシア海軍へ就役しました。
2021年11月末にウラジオストクへ到着し、以後は日本海で行動しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは距離1000km以上の地上目標へ日本海から巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

2番艦B-603「ヴォルホフ」は、『アドミラルティ造船所』で2017年7月28日に起工され、2019年12月26日に進水し、2020年10月24日に就役しました。
2021年11月末にウラジオストクへ到着し、以後は日本海で行動しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフは日本海から地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3番艦B-602「マガダン」は2019年11月1日に起工され、2021年3月26日に進水し、2021年10月12日に就役しました。
2021年10月初頭にウラジオストクへ到着し、以後は日本海で行動しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは日本海で巡航ミサイル「カリブル」を発射した後に母港ウリス湾(ウラジオストク)へ帰投した]

4番艦B-588「ウファ」は2019年11月1日に起工され、2022年3月31日に進水し、2022年11月16日に就役しました。
就役後はバルト海で訓練を続けており、2023年中にウラジオストクへ回航されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で潜航訓練を実施した]

5番艦「モジャイスク」は、6番艦「ヤクーツク」と共に2021年8月23日に起工されました。
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[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]

「モジャイスク」は2023年4月27日に進水しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊向けの第5のプロジェクト06363潜水艦モジャイスクは2023年4月27日に進水する]

今後は造船所の岸壁で最終艤装が行なわれ、その後に係留試験を行ない、それから洋上試験(工場航行試験と国家試験)を行ないます。

「モジャイスク」ロシア海軍への引き渡しは2023年末に予定されています。

ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で潜航訓練を実施した

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通信社『バシインフォルム』より
2023年4月26日21時0分配信
【潜水艦「ウファ」はバルト海で初潜航を行なった】

本日・4月26日、潜水艦「ウファ」バルト艦隊の海上射爆場で深海潜航を行なった。
『バシインフォルム』は、ロシア国防省からの声明によりこれを知った。

我が国の国防省は、ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウファ」が海上で錬成任務の要素を遂行していたと伝えた。
バルト艦隊戦闘艦救助船の乗組員は、潜水艦の任務遂行を支援した。

「計画錬成任務への取り組みの枠組みにおいて、バルト艦隊の戦闘訓練海域に居る潜水艦の乗組員は、バルト海エリアの1つで深海潜航を行ないました。
艦上演習の枠組みで、潜水艦の乗組員は最大潜水深度190メートルまでの様々な深度で任務へ取り組みました。
潜航中、乗組員は潜水艦の全てのシステムとメカニズムの動作を点検し、深海で艦を制御する行動手順と様々な方法での水面への浮上へ取り組みました。
演習の水中部分の完了後、潜水艦ウファの乗組員は浮上し、艦隊の戦闘訓練計画に沿って活動を続けました。
潜水艦の演習は、バルチースク海軍基地の小型対潜艦、救助船、曳船により支援されました」
西方軍管区
広報サービスは伝えた。

「ウファ」プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦であり、敵の潜水艦及び艦との戦闘、海軍基地、沿岸及び海上交通線の防衛、敵の交通線の偵察及び哨戒行動の為に意図されている。
同艦は2022年11月16日にロシア海軍へ加入したと『バシインフォルム』は伝えた。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の4番艦(黒海艦隊向けを含めた06363潜水艦全体では通算10番艦)B-588「ウファ」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2019年11月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2022年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはサンクトペテルブルクで進水した]

2022年6月25日に洋上試験の第1段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で洋上試験を行なっている]
[ロシア海軍バルト艦隊は最新潜水艦ウファとクロンシュタットの洋上試験をサポートする]
[ロシア海軍の最新潜水艦ウファとクロンシュタットはバルト海で潜航試験を行なう]

工場航行試験は9月下旬に終了し、一旦『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
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2022年10月初頭から最終洋上試験となる国家試験を開始し、10月5日には深度190メートルまでの潜航試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で潜航試験を行なった]

国家試験は10月11日までに完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファは洋上試験を完了した]

2022年11月16日、『アドミラルティ造船所』「ウファ」への聖アンドレイ旗初掲揚式典(正式なロシア海軍への就役式典)が開催され、太平洋艦隊へ編入されました。
[プロジェクト06363潜水艦ウファはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
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就役後もバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で沈底訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で訓練を続けている]


ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦は6隻が起工され、4隻が就役しています。

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」
Б-274 «Петропавловск-Камчатский»(工場番号01614)
2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役

B-603「ヴォルホフ」Б-603 «Волхов»(工場番号01615)
2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年10月24日就役

B-602「マガダン」Б-602 «Магадан»(工場番号01616)
2019年11月1日起工/2021年3月26日進水/2021年10月12日就役

B-588「ウファ」Б-588 «Уфа»(工場番号01617)
2019年11月1日起工/2022年3月31日進水/2022年11月16日就役

「モジャイスク」«Можайск»(工場番号01618)
2021年8月23日起工/2023年4月27日進水予定/2023年末就役予定

「ヤクーツク」«Якутск»(工場番号01619)
2021年8月23日起工/2024年進水予定/2024年就役予定

ロシア海軍太平洋艦隊向けの第5のプロジェクト06363潜水艦モジャイスクは2023年4月27日に進水する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年4月25日14時45分配信
【太平洋艦隊向けの第5の「ワルシャワンカ」の進水日は予告された】

『アドミラルティ造船所』は4月27日にプロジェクト636.3(コード名「ワルシャワンカ」)ディーゼルエレクトリック潜水艦「モジャイスク」の進水式典を計画している。
これは、太平洋艦隊の為に意図されている6隻の「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦シリーズの5隻目である。


同社広報サービスが伝えたように、行事にはロシア連邦海軍総司令部、ロシア産業貿易省、『統合造船業営団』、海洋工学中央設計局『ルビーン』の代表が参加する。

「モジャイスク」は2021年8月に起工され、今年末までに海軍へ引き渡されなければならない。
現時点で(太平洋)艦隊には4隻のプロジェクト636.3潜水艦が引き渡されている。
その内の3隻は既に太平洋艦隊で勤務に就いており、そして4隻目の「ウファ」は、バルト海からの艦隊間移動を準備している。

「ワルシャワンカ」の全長は73メートル、幅10メートル、排水量3950トン。
作業潜航深度-240メートル、限界深度-300メートル。
水中速力-20ノット、自立航行期間-45日。乗組員-52名。
潜水艦は6門の口径533mm魚雷発射管、機雷有翼ミサイル「カリブル」で武装する。



ロシア輸出用潜水艦プロジェクト636シリーズのロシア海軍向け最新改良型であるプロジェクト06363潜水艦は、先ず黒海艦隊向けに6隻が建造され、2014年~2016年に就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]

その後、太平洋艦隊向けにも6隻のプロジェクト06363潜水艦を建造する事になり、2016年9月7日に契約が締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

1番艦B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2017年7月28日に起工され、2019年3月28日に進水し、同年11月25日にロシア海軍へ就役しました。
2021年11月末にウラジオストクへ到着し、以後は日本海で行動しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは距離1000km以上の地上目標へ日本海から巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

2番艦B-603「ヴォルホフ」は、『アドミラルティ造船所』で2017年7月28日に起工され、2019年12月26日に進水し、2020年10月24日に就役しました。
2021年11月末にウラジオストクへ到着し、以後は日本海で行動しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフは日本海から地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

3番艦B-602「マガダン」は2019年11月1日に起工され、2021年3月26日に進水し、2021年10月12日に就役しました。
2021年10月初頭にウラジオストクへ到着し、以後は日本海で行動しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは日本海で巡航ミサイル「カリブル」を発射した後に母港ウリス湾(ウラジオストク)へ帰投した]

4番艦B-588「ウファ」は2019年11月1日に起工され、2022年3月31日に進水し、2022年11月16日に就役しました。
就役後はバルト海で訓練を続けており、2023年中にウラジオストクへ回航されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で訓練を続けている]

5番艦「モジャイスク」は、6番艦「ヤクーツク」と共に2021年8月23日に起工されました。
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[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]

「モジャイスク」は2023年4月27日の進水が予定されており、ロシア海軍への引き渡しは2023年末に予定されています。

ロシア海軍太平洋艦隊のワルシャワンカ級潜水艦2隻は日本海で対潜演習を実施した

『インテルファクス極東ニュース』より
2023年4月25日2時57分配信
【太平洋艦隊の潜水艦は日本海で仮想敵潜水艦を破壊する演習を実施した】
ウラジオストク、4月25日、インテルファクス-極東

太平洋艦隊の2隻の潜水艦は、仮想敵潜水艦魚雷攻撃する演習を実施した。
火曜日に艦隊広報サービスは発表した。

「太平洋艦隊の沿海地方多種戦力小艦隊のプロジェクト636.3ワルシャワンカディーゼルエレクトリック潜水艦2隻は、日本海で仮想敵潜水艦を捜索、破壊する戦術対潜演習を実施しました」
声明では、こう述べられた。

演習は艦隊の戦闘訓練計画に沿って実施された。

演習中、潜水艦の内の1隻は指定海域へ隠密裏に入り、潜水艦を探知し、潜水艦を「敵」と特定した。
絶え間ない接触の後、潜水艦乗員は水中目標を実際に訓練用魚雷で攻撃した。
その後、太平洋艦隊潜水艦は、一斉射撃後の海域から隠密裏に離脱する操艦へ取り組んだ。

仮想敵役を務めた潜水艦は、演習中に魚雷から逃れる機動を行なった。

太平洋艦隊潜水艦ペアの行動は、太平洋艦隊コルベット「グロームキー」により支援された。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の1隻目となるB-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2017年7月28日に起工され、2019年3月28日に進水し、同年11月25日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

就役後はバルト海で訓練を行なっていました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で潜航訓練を行なった]
[バルト艦隊の救助船SS-750は潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーの救助訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっている]

2021年4月1日には、同型艦「ヴォルホフ」と敵味方に分かれて対戦する戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海で『対決』した]

2021年4月28日に魚雷発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で魚雷を発射した]

2021年7月25日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。

そして2021年8月下旬頃に恒久駐留所、即ち太平洋艦隊ディーゼル潜水艦が駐留するウラジオストク南部ウリス湾へ向かう事になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海からウラジオストクへ向かう]

2021年8月下旬、同型艦「ヴォルホフ」と共にデンマーク沖を通過しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはデンマーク沖を通過してウラジオストクへ向かった]

その後、同じくウラジオストクへ回航するコルベット「グレミャーシチー」と合流して地中海へ入り、紅海、アデン湾、アラビア海、インド洋を通過し、マラッカ海峡から東シナ海へ入りました。

ウラジオストクから出迎えに来た給油船及び救助曳船と合流し、11月16日にフィリピンマニラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはフィリピンのマニラへ寄港した]

その後、マニラを出航し、11月23日に沖縄本島宮古島の間を通過し、11月27日に対馬海峡を北上して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年11月30日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

11月29日夜にウラジオストクへ到着しました。
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翌11月30日にウラジオストク港内の金角湾埠頭で歓迎式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはウラジオストクへ到着した]

12月21日、「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、回航後初めて有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは日本海から地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]
ミサイル日本海から発射され、距離1000km以上離れたタタール海峡西岸のシュルク岬(ソヴィエツカヤ・ガヴァニの北方)の標的へ命中しました。

2022年4月14日には同型艦「ヴォルホフ」と共に日本海で海上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。

『タス通信』より
2022年4月14日11時5分配信
【太平洋艦隊の2隻の潜水艦は日本で海上目標への有翼ミサイル「カリブル」発射を実行した】

2023年3月3日にも日本海から地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは距離1000km以上の地上目標へ日本海から巡航ミサイル「カリブル」を発射した]


ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の2隻目となるB-603「ヴォルホフ」は、『アドミラルティ造船所』で2017年7月28日に起工され、2019年12月26日に進水し、2020年10月24日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

就役後は先に就役した同型艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と共にバルト海で各種訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ヴォルホフはバルト海で潜航訓練を行なった]

2021年7月25日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。

2021年8月下旬頃、同型艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と共にウラジオストクウリス湾へ向かいました。

11月29日夜にウラジオストクへ到着し、1月30日にウラジオストク港内の金角湾埠頭で歓迎式典が開催されました。

2022年1月20日、「ヴォルホフ」は回航後初めて有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフは日本海から地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

2022年4月14日には同型艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と共に日本海で海上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。


太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の3番艦B-602「マガダン」は2019年11月1日に起工され、2021年3月26日に進水し、2021年10月12日に聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦マガダン、ロシア海軍へ就役(2021年10月12日)]

就役後もクロンシュタット港に留まり、バルト海で慣熟訓練を行ないました。

2022年7月31日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

その後、バルト海を出てバレンツ海へ向かい、北極海(北方海上航路)を通過してベーリング海へ到達しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは2022年9月に北極海で運用試験を実施した]

出迎えの大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」及び救助船「イーゴリ・べロウソフ」と合流してオホーツク海へ入り、10月7日に宗谷海峡を西進して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年10月7日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
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10月9日にウラジオストク南部のウリス湾へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは北極海を経由してウラジオストクへ到着した]

2022年11月25日に日本海で海上目標及び地上目標(ハバロフスク地方シュルク射爆場)へ巡航ミサイル「カリブル」(対艦型の3M54と対地型の3M14)を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは日本海から海上目標及び地上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

11月28日にウラジオストク南部のウリス湾へ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦マガダンは日本海で巡航ミサイル「カリブル」を発射した後に母港ウリス湾(ウラジオストク)へ帰投した]


2023年4月25日、この内の2隻の潜水艦日本海で対潜演習を行ないました。

演習にはコルベット「グロームキー」も参加しました。


ウリス湾に駐留する第19潜水艦旅団には、8隻の潜水艦(プロジェクト877×5隻、プロジェクト06363×3隻)が配備されています。
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[第19潜水艦旅団]
・プロジェクト877潜水艦(後期建造艦)
B-394「ヌルラト」(1988年12月30日就役)
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B-464「ウスチ・カムチャツク」(1990年1月30日就役)
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B-494「ウスチ・ボリシェレツク」(1990年12月30日就役)
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B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」(1991年12月30日就役)
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B-190「クラスノカメンスク」(1992年12月30日就役)
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・プロジェクト06363潜水艦
B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」(2019年11月25日就役)
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B-603「ヴォルホフ」(2020年10月24日就役)
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B-602「マガダン」(2021年10月12日就役)

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2023年には、太平洋艦隊向け06363潜水艦の4番艦「ウファ」(2022年11月16日就役)がウリス湾へ到着します。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で訓練を続けている]

ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で訓練を続けている

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年4月24日8時33分配信
【太平洋艦隊の最新の「ワルシャワンカ」はバルト海で訓練を行なっている】

戦闘訓練計画に従って、サンクトペテルブルクの『アドミラルティ造船所』で建造されたディーゼルエレクトリック潜水艦「ウファ」は、複合訓練を行ない、意図された任務を遂行する為の潜水艦の訓練プログラムの不可欠な部分である第2錬成任務L-2へ取り組む為にバルト艦隊の海上射爆場へ入った。

ロシア連邦国防省広報サービスが伝えたように、潜水艦は事前に海上へ出航する準備活動を行ない、弾薬を積み込み、埠頭へ停泊する潜水艦の保護と防衛を組織した。

軍当局によると、潜水艦の乗組員は、既に通常及び緊急時の浮上及び潜航、そして更にミサイル及び魚雷兵器を使用する為の行動手順へ取り組んでいる。

今後も潜水艦は任務の遂行を続ける。
乗組員はバルト艦隊の艦及び海上航空隊との連携へ取り組むと国防省は付け加えた。
軍当局は、潜水艦太平洋艦隊の勤務場所へ向かうのは何時になるのかを明らかにしなかった。

「ウファ」太平洋艦隊の為に『アドミラルティ造船所』で建造された第4のプロジェクト636.3(コード名「ワルシャワンカ」)ディーゼルエレクトリック潜水艦である。
2019年11月1日に起工され、2022年3月に進水した。
潜水艦の艦隊への引き渡しは2022年11月に行なわれた。

「ワルシャワンカ」の全長は73メートル、幅10メートル、排水量3950トン。
作業潜航深度-240メートル、限界深度-300メートル。
水中速力-20ノット、自立航行期間-45日。乗組員-52名。
潜水艦は6門の口径533mm魚雷発射管、機雷有翼ミサイル「カリブル」で武装する。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の4番艦(黒海艦隊向けを含めた06363潜水艦全体では通算10番艦)B-588「ウファ」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2019年11月1日に起工されました。
B588Ufa.jpg
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2022年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはサンクトペテルブルクで進水した]

2022年6月25日に洋上試験の第1段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で洋上試験を行なっている]
[ロシア海軍バルト艦隊は最新潜水艦ウファとクロンシュタットの洋上試験をサポートする]
[ロシア海軍の最新潜水艦ウファとクロンシュタットはバルト海で潜航試験を行なう]

工場航行試験は9月下旬に終了し、一旦『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
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2022年10月初頭から最終洋上試験となる国家試験を開始し、10月5日には深度190メートルまでの潜航試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で潜航試験を行なった]

国家試験は10月11日までに完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファは洋上試験を完了した]

2022年11月16日、『アドミラルティ造船所』「ウファ」への聖アンドレイ旗初掲揚式典(正式なロシア海軍への就役式典)が開催され、太平洋艦隊へ編入されました。
[プロジェクト06363潜水艦ウファはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
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就役後もバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で沈底訓練を行なった]


ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦は6隻が起工され、4隻が就役しています。

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」
Б-274 «Петропавловск-Камчатский»(工場番号01614)
2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役

B-603「ヴォルホフ」Б-603 «Волхов»(工場番号01615)
2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年10月24日就役

B-602「マガダン」Б-602 «Магадан»(工場番号01616)
2019年11月1日起工/2021年3月26日進水/2021年10月12日就役

B-588「ウファ」Б-588 «Уфа»(工場番号01617)
2019年11月1日起工/2022年3月31日進水/2022年11月16日就役

「モジャイスク」«Можайск»(工場番号01618)
2021年8月23日起工/2023年進水予定/2023年就役予定

「ヤクーツク」«Якутск»(工場番号01619)
2021年8月23日起工/2024年進水予定/2024年就役予定

ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で沈底訓練を行なった

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『KORABEL.RU』より
2023年4月1日10時1分配信
【バルト海の底に横たわる。ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウファ」乗組員は「海底への沈底」に取り組んだ】

錬成任務L-2への取り組みの枠組みにおいて潜水艦「ウファ」は、バルト艦隊の海上戦闘訓練場で「海底への沈底」の要素へ取り組んだ。
訓練中、潜水艦は海底へ沈み、深度50メートルの海底に沈底した。
課題に沿って潜水艦は2時間は完全に電力が切られ、乗組員の行動は停止し、当直勤務は最小限の潜水夫に支援された。

訓練の完了後、潜水艦「ウファ」は成功裏に水面へ浮上し、バルト海エリアで戦闘訓練計画に沿った活動を続けた。
訓練は、バルト艦隊戦闘艦救助船の乗組員により保障されたと西方軍管区広報サービスは伝えた。

 「海底への沈底」の要素は、潜水艦乗員の年間訓練サイクルの義務的要素であり、このクラスの潜水艦の典型的な任務を遂行する際の乗組員の心理的準備と整然さを向上させる目的で行なわれる。

「ウファ」プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦である。
敵の潜水艦及び艦と戦う為、海軍基地、沿岸及び海上交通線の防衛、敵の通信行動の偵察及び哨戒の為に意図されている。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の4番艦(黒海艦隊向けを含めた06363潜水艦全体では通算10番艦)B-588「ウファ」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2019年11月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2022年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはサンクトペテルブルクで進水した]

2022年6月25日に洋上試験の第1段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で洋上試験を行なっている]
[ロシア海軍バルト艦隊は最新潜水艦ウファとクロンシュタットの洋上試験をサポートする]
[ロシア海軍の最新潜水艦ウファとクロンシュタットはバルト海で潜航試験を行なう]

工場航行試験は9月下旬に終了し、一旦『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
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2022年10月初頭から最終洋上試験となる国家試験を開始し、10月5日には深度190メートルまでの潜航試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で潜航試験を行なった]

国家試験は10月11日までに完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファは洋上試験を完了した]

2022年11月16日、『アドミラルティ造船所』「ウファ」への聖アンドレイ旗初掲揚式典(正式なロシア海軍への就役式典)が開催され、太平洋艦隊へ編入されました。
[プロジェクト06363潜水艦ウファはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
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就役後もバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっている]


ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦は6隻が起工され、4隻が就役しています。

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」
Б-274 «Петропавловск-Камчатский»(工場番号01614)
2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役

B-603「ヴォルホフ」Б-603 «Волхов»(工場番号01615)
2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年10月24日就役

B-602「マガダン」Б-602 «Магадан»(工場番号01616)
2019年11月1日起工/2021年3月26日進水/2021年10月12日就役

B-588「ウファ」Б-588 «Уфа»(工場番号01617)
2019年11月1日起工/2022年3月31日進水/2022年11月16日就役

「モジャイスク」«Можайск»(工場番号01618)
2021年8月23日起工/2023年進水予定/2023年就役予定

「ヤクーツク」«Якутск»(工場番号01619)
2021年8月23日起工/2024年進水予定/2024年就役予定

ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭潜水艦ウファはバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっている

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年3月23日12時42分配信
【「太平洋艦隊」の潜水艦「ウファ」の乗組員はバルト海で訓練を続けている】

バルト艦隊の戦闘艦と救助船の乗組員、そして更に海上航空隊は、太平洋艦隊の為に『アドミラルティ造船所』が建造したディーゼルエレクトリック潜水艦「ウファ」の海上での錬成任務L-2の遂行を保障する。
ロシア連邦国防省が発表したように、この任務は、潜水艦が意図された任務を遂行できるように準備する為のプログラムの必要不可欠の部分である。


軍当局によると、潜水艦は海上でダメージコントロール演習を行ない、戦闘要員は魚雷、機雷、ミサイル兵器の仮想使用へ取り組んだ。

計画錬成任務への取り組みの枠組みにおいて、潜水艦の乗組員はバルト艦隊の戦闘射爆場海域で単独航海の要素を実行し、深海潜航を行ない、この時に乗組員は全てのシステムとメカニズムの動作を点検し、ディーゼルエレクトリック潜水艦を非常に深い海で制御する行動手順へ取り組み、様々な方法で水面へ浮上する。

「ウファ」は、太平洋艦隊の為に『アドミラルティ造船所』が建造した第4のプロジェクト636.3(コード名「ワルシャワンカ」)ディーゼルエレクトリック潜水艦である。
2019年11月1日に起工され、2022年3月に進水した。
潜水艦の艦隊への引き渡しは、2022年11月に行われた。

潜水艦極東への艦隊間移行を行なう時期は未だ伝えられていない。

「ワルシャワンカ」の全長は73メートル、幅-10メートル、排水量-3950トン。
作業潜航深度-240 メートル、最大潜航深度-300 メートル。水中速力-20ノット、自立航行期間-45日。乗組員-52名。
潜水艦は、6門の533mm魚雷発射管、機雷有翼ミサイル「カリブル」で武装する。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の4番艦(黒海艦隊向けを含めた06363潜水艦全体では通算10番艦)B-588「ウファ」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2019年11月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2022年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはサンクトペテルブルクで進水した]

2022年6月25日に洋上試験の第1段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で洋上試験を行なっている]
[ロシア海軍バルト艦隊は最新潜水艦ウファとクロンシュタットの洋上試験をサポートする]
[ロシア海軍の最新潜水艦ウファとクロンシュタットはバルト海で潜航試験を行なう]

工場航行試験は9月下旬に終了し、一旦『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
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2022年10月初頭から最終洋上試験となる国家試験を開始し、10月5日には深度190メートルまでの潜航試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で潜航試験を行なった]

国家試験は10月11日までに完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファは洋上試験を完了した]

2022年11月16日、『アドミラルティ造船所』「ウファ」への聖アンドレイ旗初掲揚式典(正式なロシア海軍への就役式典)が開催され、太平洋艦隊へ編入されました。
[プロジェクト06363潜水艦ウファはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
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就役後もバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっています。


ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦は6隻が起工され、4隻が就役しています。

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」
Б-274 «Петропавловск-Камчатский»(工場番号01614)
2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役

B-603「ヴォルホフ」Б-603 «Волхов»(工場番号01615)
2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年10月24日就役

B-602「マガダン」Б-602 «Магадан»(工場番号01616)
2019年11月1日起工/2021年3月26日進水/2021年10月12日就役

B-588「ウファ」Б-588 «Уфа»(工場番号01617)
2019年11月1日起工/2022年3月31日進水/2022年11月16日就役

「モジャイスク」«Можайск»(工場番号01618)
2021年8月23日起工/2023年進水予定/2023年就役予定

「ヤクーツク」«Якутск»(工場番号01619)
2021年8月23日起工/2024年進水予定/2024年就役予定