FC2ブログ

プロジェクト971原子力巡洋潜水艦とプロジェクト949A原子力水中巡洋艦は今後もロシア海軍に留まる

21-0320a.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2021年3月19日0時28分配信
【海軍で最も多い原子力潜水艦は新たな兵器を搭載する】
モスクワ、3月19日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍で最も多い多目的原子力潜水艦プロジェクト949A及び971の勤務時期は2倍に増加し、新たな兵器を搭載する。
海軍総司令官ニコライ・エフメノフ『潜水艦船員の日』の前に言った。

新たな兵器として、有翼ミサイル「カリブル」、そして更には現在開発中の極超音速の「ツィルコン」を使用できる。
これらのプロジェクトの潜水艦の勤務期間は約30年になる。

「プロジェクト949A、971原子力潜水艦の修理と近代化は継続しております。
これらの潜水艦は、新たな兵器及び機器設備の特性を持つようになると確信をもって申し上げる事が出来ます。
これは、世界の大洋の現代の情勢という条件下で任務を遂行するこれら潜水艦の効率を高めます。
無論言うまでも無く、プロジェクト949A及び971潜水艦の勤務期間は2倍に増加します」
エフメノフ
新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』のインタビューに対し、こう話した。

彼は、このような作業は、計画-設計組織、艦船修理設備を持つ企業が参加して既に進められている事を強調した。

「その修理と近代化に使用される近代化の余裕と特別な技術的解決策は、これらの艦を、より尊重して扱う事を可能にします」
総司令官は話した。

プロジェクト949A「アンテイ」潜水艦は24000トンの排水量を有し、全長は154メートル、幅18メートル以上、32ノットの水中速力の発揮と、深度600メートルへの潜航が可能である。
敵の航空母艦の破壊の意図を帯びている潜水艦は有翼ミサイル「グラニート」で武装し、更には6門の魚雷発射管を持つ。
サンクトペテルブルク中央設計局『ルビーン』プロジェクト949A「アンテイ」原子力潜水艦の為に、より現代的なミサイル複合体「オーニクス」及び「カリブル」への再装備プログラムを開発した。

プロジェクト971大型原子力潜水艦は、潜水艦及び艦グループとの戦闘、敵地上施設へ打撃を与える為に意図されている。
セヴェロドヴィンスクでは1980~90年代に、いわゆる「野獣シリーズ」が建造された~軍艦「バルス」、「パンテーラ」、「レオパルド」、「ゲパルド」、「ヴェプリ」、「チグル」、「ヴォルク」
同じプロジェクトの潜水艦は、更にコムソモリスク・ナ・アムーレ『レーニン共産党青年団記念工場』(現『アムール造船工場』)でも建造された。



14-0214d.jpg
ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト971「シチューカ-B」】

プロジェクト971「シチューカ-B」原子力巡洋潜水艦(NATOコード名「アクラ」級)は、1985年から2001年に掛けて14隻がソ連/ロシア海軍へ就役し、更に1隻がインド海軍へリースする為に建造され、2012年に引き渡されています。
既に4隻が退役しており、現在、ロシア海軍に在籍しているのは10隻です。

[コムソモリスク・ナ・アムーレ(アムール造船工場)建造艦]太平洋艦隊へ配備
・K-284(工場番号501):1993年4月13日に「アクラ」と命名
1983年11月11日起工/1984年6月22日進水/1984年12月30日納入/1985年1月15日就役
1994年頃退役、2004~2008年に極東艦船修理工場『ズヴェズダー』で解体

・K-263(工場番号502):1993年4月13日に「デリフィン」と命名、2002年2月9日に「バルナウル」と改名
1985年5月9日起工/1986年5月28日進水/1987年12月30日納入/1988年1月11日就役
2008年頃退役、2018年以降に極東艦船修理工場『ズヴェズダー』で解体

・K-322(工場番号513):1993年4月13日に「カシャロート」と命名
1986年9月5日起工/1987年7月18日進水/1988年12月30日納入/1989年3月1日就役
2019年10月9日除籍、2020年以降に解体

・K-391(工場番号514):1993年4月13日に「キート」と命名、1997年9月1日に「ブラーツク」と改名
1988年2月23日起工/1989年4月14日進水/1989年12月29日納入/1990年1月13日就役

・K-331(工場番号515):1993年4月13日に「ナルヴァル」と命名、2001年1月24日に「マガダン」と改名
1989年12月28日起工/1990年6月23日進水/1990年12月30日納入/1991年1月23日就役

・K-419(工場番号516):1993年4月13日に「モルシュ」と命名、1998年1月29日に「クズバス」と改名
1991年7月28日起工/1992年5月18日進水/1992年12月31日納入/1993年1月30日就役

・K-295(工場番号517):1993年4月13日に「ドラコン」と命名、1999年8月30日に「サマーラ」と改名
1993年11月7日起工/1994年7月1日進水/1995年7月17日納入/1995年7月29日就役

・K-152(工場番号518):1993年4月13日に「ネルパ」と命名
1993年起工/2006年6月24日進水/2009年12月28日就役
2012年1月23日、インド海軍へリース、「チャクラ」と改名

・工場番号519号艦(「イルビス」?)
1994年起工
2007年、工事進捗度60パーセントで建造停止

・工場番号520号艦
1990年起工
1992年3月18日、工事進捗度25パーセントで建造中止、その後に解体

・工場番号521号艦
1991年起工
1992年3月18日、工事進捗度12パーセントで建造中止、その後に解体

[セヴェロドヴィンスク(セヴマシュ)建造艦]北方艦隊へ配備
・K-480(工場番号821):1991年7月24日に「バルス」と命名、1998年4月27日に「アク・バルス」と改名
1985年2月22日起工/1988年4月16日進水/1988年12月29日納入・就役
2002年10月1日除籍、2010年に艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で解体

・K-317(工場番号822):1990年10月10日に「パンテーラ」と命名
1986年11月6日起工/1990年5月21日進水/1990年12月27日納入/1990年12月30日就役

・K-461(工場番号831):1991年6月25日に「ヴォルク」と命名
1987年11月14日起工/1991年6月11日進水/1991年12月29日納入/1992年1月27日就役

・K-328(工場番号832):1991年1月24日に「レオパルド」と命名
1988年10月26日起工/1992年6月28日進水/1992年12月30日納入/1993年1月15日就役

・K-154(工場番号833):1991年7月24日に「チグル」と命名
1989年9月10日起工/1993年6月26日進水/1993年12月29日納入/1994年1月5日就役

・K-157(工場番号834):1993年4月6日に「ヴェプリ」と命名
1990年7月13日起工/1994年12月10日進水/1995年11月25日納入/1995年12月30日就役

・K-335(工場番号835):1993年2月22日に「ゲパルド」と命名
1991年9月23日起工/1999年9月17日進水/2001年12月3日納入/2001年12月4日就役

・K-337(工場番号836):1994年1月25日に「クーグアル」と命名
1992年8月18日起工
1998年1月22日建造中止
2003年以降に解体(原子炉などはプロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」へ流用)

・K-333(工場番号837):1995年2月7日に「ルイシ」と命名
1993年8月31日起工
1997年10月6日建造中止
2004年以降、解体(原子炉などはプロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」へ流用)

この内、「レオパルド」、「ヴォルク」、「サマーラ」、「ブラーツク」セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で大規模な近代化改装(プロジェクト971M)を行ないます。
[ロシア海軍北方艦隊のプロジェクト971M原子力巡洋潜水艦レオパルドの近代化改装は2021年後半に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力巡洋潜水艦ヴォルクの近代化改装は2023年に完了する]
[ロシア海軍太平洋艦隊の親衛原子力巡洋潜水艦サマーラは2023年に近代化改装を完了する]
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦ブラーツクとサマーラの近代化改装は2020年秋に始まる]

その他の艦も、寿命延長などの部分的な近代化改装を行ない、今後も現役に留まります。
[ロシア海軍北方艦隊の親衛原子力巡洋潜水艦ゲパルトはオーバーホールを終えて復帰した]
[近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]
[近代化改装された原子力巡洋潜水艦ヴェプリはロシア海軍北方艦隊へ復帰した]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力巡洋潜水艦チグルのオーバーホールは2022年に完了する]
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦マガダンの近代化改装は2022年に完了する]


20-0925a.jpg
ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト949A「アンテイ」】

プロジェクト949A「アンテイ」原子力水中巡洋艦(NATOコード名「オスカーII」)は、1986年から1996年に掛けて11隻がソ連/ロシア海軍へ就役しました。
2隻が退役、1隻が事故で沈没し、現在、ロシア海軍に在籍しているのは8隻です。

K-148(工場番号617):1993年4月6日に「クラスノダール」と命名。北方艦隊へ配備
1982年7月22日起工/1985年3月3日進水/1986年9月30日納入/1986年10月12日就役
1998年7月28日退役、2012年11月以降に2010年に艦船修理工場『ネルパ』で解体

K-173(工場番号618):1993年4月13日に「クラスノヤルスク」と命名。太平洋艦隊へ配備
1983年8月4日起工/1986年3月27日進水/1986年12月31日就役
1999年4月13日退役、2014年秋以降に『北東修理センター』で解体

K-132(工場番号619):1993年4月13日に「イルクーツク」と命名。太平洋艦隊へ配備
1985年5月8日起工/1987年12月29日進水/1988年12月30日納入/1989年1月4日就役

K-119(工場番号636):1993年4月6日に「ヴォロネジ」と命名。北方艦隊へ配備
1986年2月25日起工/1988年12月16日進水/1989年12月29日就役

K-410(工場番号637):1993年4月6日に「スモレンスク」と命名。北方艦隊へ配備
1986年12月9日起工/1990年1月20日進水/1990年12月22日就役

K-442(工場番号638):1993年4月13日に「チェリャビンスク」と命名。太平洋艦隊へ配備
1987年5月21日起工/1990年6月18日進水/1990年12月28日納入/1990年12月29日就役

K-456(工場番号649):1992年2月15日に「カサトカ」と命名、1996年6月20日に「ヴィリュチンスク」と改名、2011年4月28日に「トヴェリ」と改名。太平洋艦隊へ配備
1988年2月9日起工/1991年6月28日進水/1992年8月18日納入/1992年8月29日就役

K-266(工場番号650):1993年4月6日に「オリョール」と命名。北方艦隊へ配備
1989年1月19日起工/1992年5月22日進水/1992年12月30日納入/1993年1月20日就役

K-186(工場番号651):1993年4月13日に「オムスク」と命名。太平洋艦隊へ配備
1989年7月13日起工/1993年5月8日進水/1993年12月15日就役

K-141(工場番号662):1993年4月6日に「クルスク」と命名。北方艦隊へ配備
1990年3月22日起工/1994年5月16日進水/1994年12月30日納入/1995年1月20日就役
2000年8月12日に事故で爆沈。2001年9月に引き揚げ、2002年4月以降に艦船修理工場『ネルパ』で解体

K-150(工場番号663):1993年4月13日に「トムスク」と命名。太平洋艦隊へ配備
1991年8月27日起工/1996年7月20日進水/1996年12月30日就役

K-329(工場番号664):1993年4月6日に「ベルゴロド」と命名。
1992年7月24日起工、1997年に工事進捗度75パーセントで建造中止
2012年12月20日に特殊用途原子力潜水艦プロジェクト09852として再起工/2019年4月23日進水

K-135(工場番号675):1995年2月7日に「ヴォルゴグラード」と命名。
1993年9月2日起工、1998年に工事進捗度49パーセントで建造中止、2012年以降に解体

K-160(工場番号676):1995年頃に「バルナウル」と命名。
1993年頃起工、1998年に工事進捗度40パーセントで建造中止、2012年以降に解体

北方艦隊太平洋艦隊949Aは、寿命を延長するなどの近代化改装が順次行なわれています。
[オスカーII級ミサイル原潜「ヴォロネジ」は近代化改装を終えた]
[オスカーII級原潜スモレンスクは修理を終えて基地へ戻った]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールは寿命延長近代化改装を終えて出航した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力水中巡洋艦トムスクは任務を終えてカムチャツカへ帰港した]
[近代化改装を終えた原子力水中巡洋艦オムスクはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]

太平洋艦隊「イルクーツク」は、ミサイル発射機を交換して「カリブル」、「オーニクス」、「ツィルコン」を搭載するプロジェクト949AM改装が行なわれています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力水中巡洋艦イルクーツクは近代化改装により合計48基の巡航ミサイル(カリブル/オーニクス/ツィルコン)を搭載する]
スポンサーサイト



ロシア海軍黒海艦隊の救助船コムーナは近代化改装を終えた救助深海装置(バチスカーフ)AS-28を受け入れる

20-1111g.jpg
20-1111h.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2020年11月10日14時36分配信
【黒海艦隊の救助船「コムーナ」は近代化後の深海装置AS-28を受け取る為にセヴァストーポリからノヴォロシースクへ出航した】

黒海艦隊救助船「コムーナ」乗組員は、サンクトペテルブルク艦船修理工場での近代化完了後に鉄道輸送で到着した深海装置AS-28を受け取る為、セヴァストーポリからノヴォロシースク海軍基地への移動を行なう。

救助船AS-28を受け取る為にセヴァストーポリを出航した。
「コムーナ」は、深海装置の標準搭載船である。

AS-28が鉄道プラットフォームから降ろされた後、黒海艦隊捜索-事故救助作業部門の専門家は、装置を進水させ、救助船「コムーナ」へ上げる準備を行なう。
その後、乗組員はセヴァストーポリへの船の移動を行ない、装置は指示された任務の遂行を準備する。

深海装置AS-28は、サンクトペテルブルク艦船修理工場で近代化及び計画修理を行ない、最新の移動制御システム、音響水中通信システム、ビデオ監視装置が設置された。



20-1018f.jpg
プロジェクト1855「プリズ」救助深海装置AS-28は、1982年1月にゴーリキー(現ニジニ・ノヴゴロド)の造船工場『クラースノエ・ソルモヴォ』で起工され、1985年12月10日に進水しました。

1986年1月28日には洋上試験の為に黒海へ到着し、同年7月に国家試験を完了し、8月12日にソ連海軍へ引き渡されました。

1987年6月10日にウラジオストクへ到着し、太平洋艦隊へ編入されました。

1992年6月6日には、新機材の試験の為に再び黒海へ移送され、8月に太平洋艦隊へ復帰しました。

その後はカムチャツカ半島に配備されていましたが、2005年8月4日に潜航した際、漁網と海底ケーブルが引っ掛かって浮上出来なくなりました。

ロシア太平洋艦隊サルベージ船KIL-168などを遭難現場へ派遣し、AS-28に絡まった漁網やケーブルを取り除こうとしましたが失敗しました。

同時にロシアは外国にも支援を求め(日本海上自衛隊も救助船を派遣した)、イギリス無人潜水艇「スコーピオン」がマニピュレーターで絡まったケーブルを切断し、8月7日に浮上しました。
20-1018d.jpg

2006年7月から2007年12月に掛けて造船工場『クラースノエ・ソルモヴォ』で近代化改装が行なわれ、試験の後、2008年4月下旬に太平洋艦隊へ復帰しました。
[小型潜水艇AS-28、現役復帰]
この改装により、AS-28プロジェクト18551へアップグレードされました。


2009年11月6日にタタール海峡で墜落した太平洋艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142M3の捜索活動へ参加しました。
[Tu-142墜落事故]

2015年6月、救助船「サヤヌイ」に載せられてウラジオストクを出航し、地中海へ向かい、同海域で活動した後、9月にセヴァストーポリへ到着しました。
2015年10月下旬から12月下旬にも「サヤヌイ」と共に地中海東部で行動しました。
[セヴァストーポリ海洋工場はロシア海軍黒海艦隊の潜水艦救助船サヤヌイのオーバーホールを行なう]

その後、AS-28黒海艦隊へ転属し、母船はロシア海軍最古参の救助船「コムーナ」となりました。
18-1205b.jpg
18-1205a.jpg
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦救助船コムーナは黒海で救助演習を行なう]

2019年12月にサンクトペテルブルク『カノネルスキー艦船修理工場』へ移送されて第2次近代化改装工事が行なわれ、2020年10月中旬に完了しました。
20-0404a.jpg
20-0404b.jpg
[ロシア海軍黒海艦隊の救助深海装置(バチスカーフ)AS-28の近代化改装は完了した]

その後、サンクトペテルブルクから鉄道でノヴォロシースクへ運ばれました。

そしてAS-28を受け入れる為、母船である救助船「コムーナ」セヴァストーポリを出航し、ノヴォロシースクへ向かいました。

ロシア海軍の為の新世代深海救助装置(バチスカーフ)は北極での運用が考慮される

20-1109b.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年11月9日10時0分配信
【新世代救助深海装置の作成には、北極環境での使用が考慮される】

海軍は、近い将来の次世代救助深海装置の作成を進めており、その特性は、北方艦隊及び太平洋艦隊北極圏で使用する可能性を考慮している。
ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は、海軍の捜索救助保障コンセプトの更なる実現の一連の問題を討議するアドミラルティ地区での作業部会の結果、こう述べた。

「現在、海軍の捜索救助保障コンセプトの第1段階実行計画に沿って、救助深海装置「ブリズ」型(潜航深度1000メートル)及び救助深海装置「べステル」型(潜航深度700メートル)の近代化、計画修理、メンテナンスのシステムが効果的に機能しております」
ニコライ・エフメノフ
大将は話した。
「特に今、北方艦隊の為、『カノネルスキー艦船修理工場』は救助深海装置AS-36べステルの近代化を2021年に完了し、それは北極圏での使用を可能にする一連の新たな特性を持ちます。
20-0404a.jpg
20-0404b.jpg
これは、北極で積極的に活動する北方艦隊にとっては重要な事であります。
現在、『カノネルスキー艦船修理工場』の専門技術者は、救助深海装置AS-36べステルの一連のシステムを更新する為の作業を行なっており、その特性の効率は著しく増大し、遭難潜水艦へ援助を与える能力は拡大します。
これは、新たなポジショニングシステム、水中音響捜索システム、遠隔操作システム、更には更新される居住保障システムについての話です」


「海軍は現在、ロシア海軍の軍備として在る救助深海装置の修理、近代化、メンテナンスのプログラムを実行しております。
プログラムは、海軍総司令部が計画設計組織及び業界の企業と共同で開発しております。
プログラムは10年以上の期間が考慮され、近代化及び修理と共に、次世代の救助深海装置の作成が提供されます」
ニコライ・エフメノフ
大将は述べた。

彼は更に、近年、艦隊の捜索-事故救助作業サービスに加わっている6隻の救助深海装置が、企業での近代化及び修理の必要なサイクルを経た事を想い起こした。



現在、ロシア海軍には6隻の深海救助装置(バチスカーフ)が在籍しています。
ソ連海軍時代の1980年代後半に建造された4隻のプロジェクト1855「プリズ」は、2008年~2016年に近代化改装が行なわれ、プロジェクト18551にアップグレードされました。

[北方艦隊]
・AS-36(プロジェクト18270)
:1996年就役/2021年に近代化改装完了予定
母船:救助船「ミハイル・ルドニツキー」(プロジェクト05360、1978年12月就役)

・AS-34(プロジェクト18551):1989年11月30日就役/2016年4月に近代化改装完了
母船:救助船「ゲオルギー・チトフ」(プロジェクト05361、1982年12月就役)

[太平洋艦隊]
・AS-40(プロジェクト18271)
2016年2月1日就役
母船:救助船「イーゴリ・べロウソフ」(プロジェクト21300S、2015年12月就役)

・AS-30(プロジェクト18551):1988年11月12日就役/2013年8月に近代化改装完了
母船:救助船「アラゲズ」(プロジェクト537、1989年1月就役)

[黒海艦隊]
・AS-28(プロジェクト18551)
:1986年8月12日就役/2008年3月に近代化改装完了
母船:救助船「コムーナ」(1915年7月就役)

[バルト艦隊]
・AS-26(プロジェクト18551)
:1987年11月25日就役/2010年9月に近代化改装完了
母船:救助船SS-750(プロジェクト141S、1990年6月就役)


現在は、北方艦隊プロジェクト18270深海捜索救助装置AS-36の近代化改装が進められており、2021年末までの完了が予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊の深海捜索救助装置(バチスカーフ)AS-36の近代化改装は2021年に完了する]

プロジェクト1855「プリズ」の中で一番最初に近代化改装されたAS-28は、2019年12月から2020年10月まで『カノネルスキー艦船修理工場』で第2次近代化改装を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助深海装置(バチスカーフ)AS-28の近代化改装は完了した]


しかし、プロジェクト18551は就役から既に30年以上が経過しており、今後は後継の新世代深海救助装置(バチスカーフ)の開発が計画されています。
[ロシア海軍の為の新世代深海救助装置(バチスカーフ)が開発される]

この新世代深海救助装置(バチスカーフ)は、北極圏での運用も考慮されます。

ロシア海軍の為の新世代深海救助装置(バチスカーフ)が開発される

20-1018h.jpg
『タス通信』より
2020年10月17日23時34分配信
【ロシアは新世代深海救助装置を作成する】
モスクワ、10月17日/タス通信

ロシア新世代深海救助装置を開発する。
土曜日に海軍広報サービスは、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の談話を引用して伝えた。

「2019年、ロシア海軍の艦隊の軍備として在る救助深海装置の新たな修理、近代化、保守整備プログラムが承認されました。
このプログラムは、海軍総司令部が業界と協同で開発しました。
これは10年以上の期間が考慮されており、修理及び近代化と、次世代救助深海装置の開発作業が提示されています」

彼は話した。

彼によると、ロシア海軍は。深度1000メートルまでの潜航が可能な救助深海装置「プリズ」型と深度700メートルまでの潜航が可能な救助深海装置「べステル」型の近代化システムを作成し、成功裏に機能させている。
これらの装置は、遭難した潜水艦へ援助を与え、必要な場合は潜水艦乗員を救助する為に意図されている。

近年、艦隊捜索-緊急救助作業サービスの一員である6隻の救助深海装置が、企業で近代化及び修理の必要なサイクルを経ている。

エフメノフは、2021年に『カノネルスキー工場』北方艦隊自律救助深海装置AS-36の修理と近代化を完了すると述べた。



現在、ロシア海軍には6隻の深海救助装置(バチスカーフ)が在籍しています。
ソ連海軍時代の1980年代後半に建造された4隻のプロジェクト1855「プリズ」は、2008年~2016年に近代化改装が行なわれ、プロジェクト18551にアップグレードされました。

[北方艦隊]
・AS-36(プロジェクト18270)
:1996年就役/2021年に近代化改装完了予定
母船:救助船「ミハイル・ルドニツキー」(プロジェクト05360、1978年12月就役)

・AS-34(プロジェクト18551):1989年11月30日就役/2016年4月に近代化改装完了
母船:救助船「ゲオルギー・チトフ」(プロジェクト05361、1982年12月就役)

[太平洋艦隊]
・AS-40(プロジェクト18271)
2016年2月1日就役
母船:救助船「イーゴリ・べロウソフ」(プロジェクト21300S、2015年12月就役)

・AS-30(プロジェクト18551):1988年11月12日就役/2013年8月に近代化改装完了
母船:救助船「アラゲズ」(プロジェクト537、1989年1月就役)

[黒海艦隊]
・AS-28(プロジェクト18551)
:1986年8月12日就役/2008年3月に近代化改装完了
母船:救助船「コムーナ」(1915年7月就役)

[バルト艦隊]
・AS-26(プロジェクト18551)
:1987年11月25日就役/2010年9月に近代化改装完了
母船:救助船SS-750(プロジェクト141S、1990年6月就役)


現在は、北方艦隊プロジェクト18270深海捜索救助装置AS-36の近代化改装が進められており、2021年末までの完了が予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊の深海捜索救助装置(バチスカーフ)AS-36の近代化改装は2021年に完了する]

プロジェクト1855「プリズ」の中で一番最初に近代化改装されたAS-28は、2019年12月から『カノネルスキー艦船修理工場』で第2次近代化改装を行ないました。。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助深海装置(バチスカーフ)AS-28の近代化改装は完了した]


しかし、プロジェクト18551は就役から既に30年以上が経過しており、今後は後継の新世代深海救助装置(バチスカーフ)の開発が計画されています。

ロシア海軍黒海艦隊の救助深海装置(バチスカーフ)AS-28の近代化改装は完了した

20-1018g.jpg
『タス通信』より
2020年10月17日20時38分配信
【深度1000メートルで動作する救助装置AS-28の近代化は完了した】
モスクワ、10月17日/タス通信

サンクトペテルブルク『カノネルスキー艦船修理工場』は、黒海艦隊の為の救助深海装置AS-28「プリズ」の修理及び近代化を完了した。
土曜日に(ロシア)国防省は発表した。

「サンクトペテルブルクの『カノネルスキー艦船修理工場』は、深度1000メートルまでの海底に横たわる事故潜水艦へ援助を与え、潜水艦乗員を救助する為に意図されている救助深海装置AS-28の修理及び近代化を完了しました」
声明では、こう述べられた。

軍当局によると、修理及び近代化中にAS-28の一連の艇内システムは更新された。
救助深海装置の乗組員及び『カノネルスキー艦船修理工場』の職員は、バルト海エリアで全ての試験段階を実行した。



20-1018f.jpg
プロジェクト1855「プリズ」救助深海装置AS-28は、1982年1月にゴーリキー(現ニジニ・ノヴゴロド)の造船工場『クラースノエ・ソルモヴォ』で起工され、1985年12月10日に進水しました。

1986年1月28日には洋上試験の為に黒海へ到着し、同年7月に国家試験を完了し、8月12日にソ連海軍へ引き渡されました。

1987年6月10日にウラジオストクへ到着し、太平洋艦隊へ編入されました。

1992年6月6日には、新機材の試験の為に再び黒海へ移送され、8月に太平洋艦隊へ復帰しました。

その後はカムチャツカ半島に配備されていましたが、2005年8月4日に潜航した際、漁網と海底ケーブルが引っ掛かって浮上出来なくなりました。

ロシア太平洋艦隊サルベージ船KIL-168などを遭難現場へ派遣し、AS-28に絡まった漁網やケーブルを取り除こうとしましたが失敗しました。

同時にロシアは外国にも支援を求め(日本海上自衛隊も救助船を派遣した)、イギリス無人潜水艇「スコーピオン」がマニピュレーターで絡まったケーブルを切断し、8月7日に浮上しました。
20-1018d.jpg

2006年7月から2007年12月に掛けて造船工場『クラースノエ・ソルモヴォ』で近代化改装が行なわれ、試験の後、2008年4月下旬に太平洋艦隊へ復帰しました。
[小型潜水艇AS-28、現役復帰]
この改装により、AS-28プロジェクト18551へアップグレードされました。


2009年11月6日にタタール海峡で墜落した太平洋艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142M3の捜索活動へ参加しました。
[Tu-142墜落事故]

2015年6月、救助船「サヤヌイ」に載せられてウラジオストクを出航し、地中海へ向かい、同海域で活動した後、9月にセヴァストーポリへ到着しました。
2015年10月下旬から12月下旬にも「サヤヌイ」と共に地中海東部で行動しました。
[セヴァストーポリ海洋工場はロシア海軍黒海艦隊の潜水艦救助船サヤヌイのオーバーホールを行なう]

その後、AS-28黒海艦隊へ転属し、母船はロシア海軍最古参の救助船「コムーナ」となりました。
18-1205b.jpg
18-1205a.jpg
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦救助船コムーナは黒海で救助演習を行なう]

2019年12月にサンクトペテルブルク『カノネルスキー艦船修理工場』へ移送されて第2次近代化改装工事が行なわれ、2020年10月中旬に完了しました。
20-0404a.jpg
20-0404b.jpg
[ロシア海軍は深海捜索救助装置(バチスカーフ)の近代化を進めている]

ロシア海軍北方艦隊の深海捜索救助装置(バチスカーフ)AS-36の近代化改装は2021年に完了する

20-0404g.jpg
20-0404h.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア海軍情報供給グループ発表
2020年4月2日18時45分配信
【海軍は深海捜索救助装置「プリズ」及び「べステル」の近代化・修理プログラムを完了する】

ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将主催下の作業部会のビデオ会議が行なわれ、ロシア海軍捜索-事故救助作業艦隊の軍備として在る深海自律水中捜索救助装置「プリズ」型及び「べステル」型の修理及び近代化の進行状況が討議された。

特に、ニコライ・エフメノフ大将は、海軍の捜索救助保障コンセプトの第1段階実行の枠組みで、ロシア海軍捜索-事故救助作業艦隊の軍備として在る自律水中捜索救助装置「プリズ」及び「べステル」の修理・近代化プログラムは完了するとの報告を受けた。

4隻の水中装置「プリズ」は、『クラースノエ・ソルモヴォ』社及び『カノネルスキー工場』で中間修理及び近代化を実施した後、海軍へ復帰している。
20-0404c.jpg
水中装置AS-28黒海艦隊へ、AS-26バルト艦隊へ、AS-30太平洋艦隊へ、AS-34北方艦隊へ復帰した。
2021年に『カノネルスキー工場』北方艦隊水中装置AS-36「べステル」の近代化と修理を完了しなければならない。

自律深海水中捜索救助装置は、高度な近代化と修理が行なわれた。
これは、新たな位置測定システム、水中音響捜索システム、テレビ監視システム、更には、捜索救助作業実施の効率を大幅に向上させる生命保障システムの更新についての話である。

ニコライ・エフメノフ大将は、海軍捜索救助作業サービス部長ダミール・シャイフトジノフ1等海佐へ、水中捜索救助装置の計画修理時期へ常に注意を払う課題を課した。
新たな短期修理スケジュールは、2019年12月に海軍総司令官により承認された。

更に、テレビ通信会議でニコライ・エフメノフ大将は、太平洋艦隊救助船「イーゴリ・べロウソフ」の標準捜索手段に含まれている最新の水中捜索救助装置AS-40「ベステル-1」は、技術的準備の必要な水準に維持されているとの報告を受けた。




20-0404f.jpg
プロジェクト18270「べステル」深海救助装置AS-36は、1989年4月にニジニ・ノヴゴロド市クラースノエ・ソルモヴォ造船所で起工され、1991年春に進水しました。
20-0404d.jpg
20-0404e.jpg
1994年8月25日には北方艦隊の基地へ到着し、同年9月20日から11月4日まで白海で工場航行試験と国家受領試験が実施されました。

1994年11月15日にロシア海軍へ納入され、1996年8月9日にセヴェロモスク基地へ到着し、プロジェクト05361救助船「ゲオルギー・チトフ」(1982年12月就役)へ搭載される事になりました。
18-0316d.jpg

しかし、ソ連邦解体後の極度の財政難により満足に稼働できず、2000年8月の原潜「クルスク」爆沈事故の際に出動したものの、何の成果も得られませんでした。

その後も北方艦隊に在籍していました。

2014年6月初頭のAS-36


2017年3月20日にはバレンツ海での捜索救助演習へ参加しました。


2017年4月にも捜索救助演習へ参加しました。
この時には、プロジェクト05360救助船「ミハイル・ルドニツキー」(1978年12月就役)を母船としました。
18-0316e.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年4月9日13時58分配信
【救助水中装置AS-36はコラ湾で特殊任務へ取り組んだ】

近代化改装の話は2013年から出ていましたが、2017年12月からサンクトペテルブルク『カノネルスキー工場』で実行に移される事になりました。
20-0404a.jpg
20-0404b.jpg
AS-36の近代化改装は2019年末に完了する予定でしたが、結局完了せず、2021年に延期される事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊のバチスカーフAS-36の近代化改装は2019年に完了する]

今回、ロシア海軍総司令官エフメノフ提督が「水中捜索救助装置の計画修理時期へ常に注意を払う課題を課した」というのは、要するに、(AS-36の)修理完了時期がこれ以上遅れないように注意しろという事でしょう。

近代化改装されたAS-36は、太平洋艦隊へ配備されている改良型のプロジェクト18271「べステル-1」と同様の能力を有する事になります。
[ロシア海軍最新鋭バチスカーフAS-40は太平洋艦隊基地へ到着した]


現在、ロシア海軍には6隻の深海救助装置(バチスカーフ)が在籍しています。
ソ連海軍時代の1980年代後半に建造された4隻のプロジェクト1855「プリズ」は、2008年~2016年に近代化改装が行なわれ、プロジェクト18551にアップグレードされました。

[北方艦隊]
・AS-36(プロジェクト18270)
:1996年就役/2021年に近代化改装完了予定
母船:救助船「ミハイル・ルドニツキー」(プロジェクト05360、1978年12月就役)

・AS-34(プロジェクト18551):1989年11月30日就役/2016年4月に近代化改装完了
母船:救助船「ゲオルギー・チトフ」(プロジェクト05361、1982年12月就役)

[太平洋艦隊]
・AS-40(プロジェクト18271)
2016年2月1日就役
母船:救助船「イーゴリ・べロウソフ」(プロジェクト21300S、2015年12月就役)

・AS-30(プロジェクト18551):1988年11月12日就役/2013年8月に近代化改装完了
母船:救助船「アラゲズ」(プロジェクト537、1989年1月就役)

[黒海艦隊]
・AS-28(プロジェクト18551)
:1986年8月12日就役/2008年3月に近代化改装完了
母船:救助船「コムーナ」(1915年7月就役)

[バルト艦隊]
・AS-26(プロジェクト18551)
:1987年11月25日就役/2010年9月に近代化改装完了
母船:救助船SS-750(プロジェクト141S、1990年6月就役)

ロシア海軍黒海艦隊の退役潜水艦B-380はセヴァストーポリ港内で沈没した

19-1215a.jpg
19-1215c.jpg
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年12月15日11時48分配信
【退役潜水艦を載せた浮きドックがセヴァストーポリで沈没した-情報筋】
セヴァストーポリ、12月15日、インタファクス-南

セヴァストーポリの湾の1つで、退役潜水艦を載せた浮きドックが日曜日未明に沈没した。
日曜日に消息筋は伝えた。

「本日未明、南湾で浮きドックPD-16が沈没しました。
そこには、退役潜水艦B-380が居ました」

対談者は話した。

彼によると、潜水艦は既に引き揚げられ、水上に在る。
対談者は、沈没した原因を、ドックの技術的な状態によるものであると見ている。
この情報は、未だ公式には確認されていない。

対談者が『インタファクス-南』へ話したように、沿岸から見て、浮きドックは完全に沈んだわけでは無く、その頂上部数メートルは水面上に在る。
潜水艦は傾斜して水面に出ている。
この場所には既に、囲いを据え付ける為に曳船が送り込まれている。
水上に油が流出している様子は無い。

大型浮きドックPD-16は、1938年に『61コムーナ記念ニコラエフ造船工場』で起工された。
その用途は、排水量5000トンまでの潜水艦、駆逐艦、掃海艦、支援船のドック修理である。
浮きドックは1945年からセヴァストーポリに在った。

ドックには、長年に渡り、1982年に進水したプロジェクト641B「ソム」大型ディーゼルエレクトリック潜水艦B-380~旧名「ゴーリキー共産党青年団」が在った。

これは、潜水艦沈没事故としては2番目である。
12月12日、太平洋艦隊から除籍されたディーゼル潜水艦が、沿海地方での解体へ向かう途中で部分的に沈没した。
事故は、ウラジオストクからナホトカへ行く途中の深度47メートルの場所で発生した。
潜水艦自体の全長は72メートルである。


『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年12月15日12時24分配信
【セヴァストーポリで沈んだ潜水艦は解体の為の曳航を準備する】
セヴァストーポリ、12月15日、インタファクス-南

セヴァストーポリの湾の1つで沈んだ浮きドック及び潜水艦は、解体の対象となる。
日曜日、『インタファクス-南』は、南方軍管区黒海艦隊情報供給部より伝えられた。

「そこに在る浮きドックPD-16及び潜水艦の船体は、10年以上に渡り艦隊での運用から除外されており、解体の対象となっておりました。
現在、潜水艦を解体場所へ曳航する為の技術的作業が行なわれています」

当社が受け取った声明では、こう述べられている。

以前、情報筋の談話を引用し、退役潜水艦B-380を載せた浮きドックPD-16セヴァストーポリ南湾で日曜日未明に沈没したと報じられた。
対談者によると、潜水艦は既に引き揚げられ、水上に在る。
沈没した原因を、彼はドックの技術的な状態によるものと言った。

対談者が『インタファクス-南』へ話したように、沿岸から見て、浮きドックは完全に沈んだわけでは無く、その頂上部数メートルは水面上に在る。
潜水艦は傾斜して水面に出ている。
この場所には既に、浮遊囲いを据え付ける為に曳船が送り込まれている。
水上に油が流出している様子は無い。

大型浮きドックPD-16は、1938年に『61コムーナ記念ニコラエフ造船工場』で起工された。
その用途は、排水量5000トンまでの潜水艦、駆逐艦、掃海艦、支援船のドック修理である。
浮きドックは1945年からセヴァストーポリに在った。

ドックには、長年に渡り、1982年に進水したプロジェクト641B「ソム」大型ディーゼルエレクトリック潜水艦B-380~旧名「ゴーリキー共産党青年団」が在った。

これは、潜水艦沈没事故としては2番目である。
12月12日、太平洋艦隊から除籍されたディーゼル潜水艦が、沿海地方での解体へ向かう途中で部分的に沈没した。
事故は、ウラジオストクからナホトカへ行く途中の深度47メートルの場所で発生した。
潜水艦自体の全長は72メートルである。



プロジェクト641B大型潜水艦B-380は、ロシア内陸部ニジニ・ノヴゴロドクラースノエ・ソルモヴォ造船所で1981年10月15日に起工され、1982年8月に進水し、同年12月30日に就役しました。
就役時には「ゴーリキー共産党青年団」という名前でした。

就役後、赤旗黒海艦隊へ編入され、セヴァストーポリに駐留する第14潜水艦師団第153潜水艦旅団へ配属され、黒海で行動しました。
19-1215d.jpg
19-1215e.jpg

1991年からは大規模修理に入る予定でしたが、ソ連邦末期の混乱の中で資金の割り当ては無く、セヴァストーポリで放置されました。

1992年2月15日付で「ゴーリキー共産党青年団」という名前は抹消され、ただのB-380になりました。

ロシアウクライナ黒海艦隊分割・帰属問題の最中の1996年4月、ロシアウクライナB-380の譲渡を持ち掛けましたが、状態が悪いという理由でウクライナから断られました。

その後も、B-380は書類上では黒海艦隊に在籍し続けました

2000年6月、ロシア海軍B-380を修理及び近代化した上で復帰させる事を決定し、修理作業が始まりました。

修理及び近代化改装は2008年末までに完了する予定でしたが、結局、作業はまた中断しました。
[潜水艦B-380(タンゴ型)、就役25周年]
[タンゴ型潜水艦B-380は修理を終える]

B-380は、浮きドックPD-16(1941年7月竣工)に載せられたまま放置される事になりました。
b-380a
[最後のタンゴ級潜水艦B-380近影(2012年1月)]

2010年から黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦6隻の建造が始まり、2016年までに6隻全てが就役した為、もはや1982年就役の古い潜水艦を、多額の費用を掛けてまで修復して復帰させる必要性は失われていたのです。
[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]

そして2019年12月15日未明、放置されていた潜水艦B-380浮きドックPD-16セヴァストーポリ港内で沈没しました。

原因は、おそらく浮きドックの老朽化(竣工から既に78年が経過)によるものでしょう。

これを機に、潜水艦B-380は解体される事になるようです。

ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦ニジニ・ノヴゴロドとプスコフはバレンツ海で『対決』した

19-1108b.jpg
19-1108c.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年11月7日14時42分配信
【北方艦隊の原子力潜水艦「ニジニ・ノヴゴロド」と「プスコフ」は水中対決を行なった】

北方艦隊の夏季演習期間の戦闘訓練計画活動実施の枠組みで、多目的原子力潜水艦「ニジニ・ノヴゴロド」「プスコフ」は、バレンツ海で計画任務を遂行した。

この数日間、潜水艦乗員は、仮想敵役を演じるパートナーを捜索し、秘密裏に追尾する事を学び、攻撃位置へ進入する戦闘機動の要素へ取り組んだ。

双方の乗組員は水中位置で行動した。
安全上の目的により、原子力潜水艦の深度回廊の差異は50メートルであった。

合同水中演習の最も困難かつ重要な段階は、水中目標への魚雷射撃を実際に行なう事であった。
この訓練を乗組員は対決方式で実施し、練習の最初の段階では仮想発射を、次の段階では弾頭を装備しない魚雷を発射した。



チタン製の船体を持つプロジェクト945A原子力潜水艦は、ロシア内陸部ニジニ・ノヴゴロド(旧ゴーリキー)に在る『クラースノエ・ソルモーヴォ』造船所で建造され、1990年代前半に2隻がソ連/ロシア海軍へ就役しました。
945A.jpg

当初は「巡洋潜水艦」КрПЛ(KrPL)に分類されていましたが、1992年7月3日付で「原子力大型潜水艦」АБПЛ(ABPL)に類別変更され、就役時のKナンバーからBナンバーに変更されました。

[プロジェクト945A「コンドル」(NATOコード名「シエラII」)]
・K-534:工場番号3003(1992年7月3日にB-534へ改名、1993年4月6日に「ズバトカ」と命名、1995年3月23日に「ニジニ・ノヴゴロド」と改名)
1986年2月15日起工/1989年8月7日進水/1990年12月26日納入/1990年12月27日就役

・K-336:工場番号3004(1992年7月3日にB-336へ改名、1993年4月6日に「オクーン」と命名、1996年4月3日に「プスコフ」と改名)
1989年7月29日起工/1992年7月28日進水/1993年12月14日納入/1993年12月17日就役


「プスコフ」は、数年間に渡るオーバーホールを終えて2015年12月28日に復帰しました。
[原子力大型潜水艦プスコフはロシア海軍北方艦隊へ復帰した]

「ニジニ・ノヴゴロド」も稼働状態に在ります。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦ニジニ・ノヴゴロドは長期航海を終えて基地へ戻った]


この数年間は、セヴェロモルスクで行なわれた『ロシア海軍の日』(毎年7月の最終日曜日)観艦式へ参加した以外には、具体的な動向が明らかにされていなかった2隻の945Aですが(「ニジニ・ノヴゴロド」は2016年、「プスコフ」は2018年と2019年の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加)、2019年10月26日に2隻揃ってノルウェー海へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦ニジニ・ノヴゴロドとプスコフはノルウェー海で深海潜航を行なう]

その後もノルウェー海バレンツ海で行動を続け、11月7日には同型艦同士での「対決」方式の戦闘訓練を行ないました。


945Aは、将来的に近代化改装が予定されています。
[ロシア海軍は新たなチタン製原潜の建造を計画していないが4隻のシエラI/II級原潜は近代化される]

ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦ニジニ・ノヴゴロドとプスコフはノルウェー海で深海潜航を行なう

19-1026b.jpg
19-1026c.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年10月26日14時49分配信
【ロシアの原子力潜水艦はノルウェー海で戦術応用へ取り組む】
モスクワ、10月26日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊多目的原子力潜水艦「ニジニ・ノヴゴロド」「プスコフ」は、ノルウェー海での深深度潜航へ着手した。
その中には、兵器の見本の試験も含まれる。
北方艦隊広報サービスは発表した。

「この次の週まで続く潜航中に、乗組員は戦術応用及び限界深度での様々な種類の操艦へ取り組み、更には、各々の機器及び兵器の見本が、業界が提示した特性に沿っているかどうかの試験を行ないます」
『ロシア通信社ノーボスチ』
が受け取った声明では、こう述べられている。

このタイプの潜水艦の為に規定されている最大深度を含めた深深度潜航は、原子力潜水艦の乗組員が順々に行なう。

広報サービスは、深深度潜航が、北方艦隊潜水艦乗員が実地行動に何時も使用しているノルウェー海の中立水域で行なわれる事を明らかにした。

「バレンツ海の深度では、潜水艦の最大深度での潜航を、様々な意味を含め、安全に行なう事が出来ませんので」
広報サービスは強調した。



チタン製の船体を持つプロジェクト945A原子力潜水艦は、ロシア内陸部ニジニ・ノヴゴロド(旧ゴーリキー)に在る『クラースノエ・ソルモーヴォ』造船所で建造され、1990年代前半に2隻がソ連/ロシア海軍へ就役しました。
945A.jpg

当初は「巡洋潜水艦」КрПЛ(KrPL)に分類されていましたが、1992年7月3日付で「原子力大型潜水艦」АБПЛ(ABPL)に類別変更され、就役時のKナンバーからBナンバーに変更されました。

[プロジェクト945A「コンドル」(NATOコード名「シエラII」)]
・K-534:工場番号3003(1992年7月3日にB-534へ改名、1993年4月6日に「ズバトカ」と命名、1995年3月23日に「ニジニ・ノヴゴロド」と改名)
1986年2月15日起工/1989年8月7日進水/1990年12月26日納入/1990年12月27日就役

・K-336:工場番号3004(1992年7月3日にB-336へ改名、1993年4月6日に「オクーン」と命名、1996年4月3日に「プスコフ」と改名)
1989年7月29日起工/1992年7月28日進水/1993年12月14日納入/1993年12月17日就役


「プスコフ」は、数年間に渡るオーバーホールを終えて2015年12月28日に復帰しました。
[原子力大型潜水艦プスコフはロシア海軍北方艦隊へ復帰した]

「ニジニ・ノヴゴロド」も稼働状態に在ります。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦ニジニ・ノヴゴロドは長期航海を終えて基地へ戻った]


この数年間は、セヴェロモルスクで行なわれた『ロシア海軍の日』(毎年7月の最終日曜日)観艦式へ参加した以外には、具体的な動向が明らかにされていなかった2隻の945Aですが(「ニジニ・ノヴゴロド」は2016年、「プスコフ」は2018年と2019年の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加)、2019年10月26日に2隻揃ってノルウェー海へ進出しました。

「兵器の見本」の試験も行なうとの事ですから、開発中の新型魚雷の試射を行なうようです。


945Aは、将来的に近代化改装が予定されています。
[ロシア海軍は新たなチタン製原潜の建造を計画していないが4隻のシエラI/II級原潜は近代化される]

ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦オブニンスクはバレンツ海で4本の魚雷を発射した

19-0604e.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年6月3日18時30分配信
【北方艦隊の原子力潜水艦「オブニンスク」は仮想敵艦支隊の撃破へ取り組んだ】

北方艦隊多目的原子力潜水艦「オブニンスク」乗組員は、魚雷兵器仮想敵艦支隊を撃破する演習を実施した。

活動は、バレンツ海の艦隊の戦闘訓練射爆場で行なわれた。
潜水艦は、小型対潜艦「ナリヤンマル」、「オネガ」、「ユンガ」、「ブレスト」、小型ロケット艦「アイスベルク」で構成される水域防護艦支隊へ4回の魚雷射撃を実施した。

魚雷攻撃は水中位置から、実弾兵器により長距離で実施された。
戦闘訓練が成功裏に実施された後、魚雷は、魚雷回収艇により水中から引き揚げられ、基地へ届けられた。

予備評価によると、演習中に潜水艦「オブニンスク」乗組員は、海上での兵器使用の確固たる能力、高い技量と専門技量を示した。



プロジェクト671RTMK「シチューカ」(NATOコード名「ヴィクターIII」)巡洋潜水艦K-138は、1988年12月7日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)『アドミラルティ造船所』で起工され、1989年8月5日に進水しました。
その後、内陸水路経由でセヴェロドヴィンスクへ運ばれ、1989年11月から12月に掛けて工場航行試験及び国家受領試験が実施されました。
1990年5月10日に海軍へ納入され、赤旗北方艦隊・第1潜水艦小艦隊・第33潜水艦師団へ編入されました。

1992年7月3日、原子力大型潜水艦に類別変更され、B-138と改称されました。

2000年5月5日、オブニンスク市と後援協定が締結され、「オブニンスク」と命名されました。

2001年7月、第11潜水艦師団(対空母師団)へ転属しました。

2011年から艦船修理工場『ネルパ』で修理(と寿命延長近代化)が行なわれ、2014年5月16日に進水しました。
[修理中のヴィクターIII級原潜オブニンスクは進水した]
修理は2015年秋に完了しました。

2014年12月8日、バレンツ海から沿岸の射爆場へ有翼ミサイル(カリブル?)を発射しました。
[ロシア海軍のヴィクターIII級原潜オブニンスクはバレンツ海から巡航ミサイルを発射した]

2015年7月26日の「ロシア海軍の日」セヴェロモルスク北方艦隊の観艦式へ参加した事以外、「オブニンスク」の動向が当局から公表される事は有りませんでしたが、2015年12月22日に「遠距離航海任務」を終えてザオゼルスク基地へ帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦オブニンスクは長期航海を終えて基地へ戻ってきた]

2016年8月15日にはバレンツ海で魚雷発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦オブニンスクはバレンツ海で魚雷を発射した]

2017年3月10日には、最新のプロジェクト955「ボレイ」原子力戦略用途水中巡洋艦の1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」(2013年1月10日就役)とバレンツ海で『決闘』(対戦戦闘訓練)を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力戦略用途水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーと原子力大型潜水艦オブニンスクはバレンツ海で『決闘』を行なった]

2017年6月22日、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」及び「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」バレンツ海で対潜戦闘演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは大型対潜艦2隻と共にバレンツ海で対潜戦闘訓練を実施した]
この時、1隻の多目的原子力潜水艦が「敵役」として演習へ参加しましたが、これは「オブニンスク」だったようです。

2017年6月23日、「オブニンスク」は、「ピョートル・ヴェリキー」、「セヴェロモルスク」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を目標にして魚雷攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦オブニンスクはバレンツ海の演習中に重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーへ魚雷攻撃を行なった]


その後の「オブニンスク」の動向は明らかにされていませんでしたが、2019年6月3日、小型対潜艦「ナリヤンマル」、「オネガ」、「ユンガ」、「ブレスト」、小型ロケット艦「アイスベルク」を目標にして魚雷攻撃訓練を行ないました。

小型対潜艦「ナリヤンマル」(1990年12月29日就役)
19-0604a.jpg

小型対潜艦「オネガ」(1990年12月28日就役)
19-0604b.jpg

小型対潜艦「ユンガ」(1990年2月28日就役)
19-0526b.jpg

小型対潜艦「ブレスト」(1988年11月9日就役)
19-0526d.jpg

小型ロケット艦「アイスベルク」(1979年9月30日就役)
19-0604c.jpg


プロジェクト671RTM/RTMK(ヴィクターIII)原子力潜水艦は、1977年から1992年に掛けて合計26隻がソ連/ロシア海軍へ就役しましたが、現役に留まっているのは「オブニンスク」のみです。
19-0604d.jpg
[ロシア海軍はヴィクターIII級原潜を近代化しない]