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ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦ニジニ・ノヴゴロドとプスコフはバレンツ海で『対決』した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年11月7日14時42分配信
【北方艦隊の原子力潜水艦「ニジニ・ノヴゴロド」と「プスコフ」は水中対決を行なった】

北方艦隊の夏季演習期間の戦闘訓練計画活動実施の枠組みで、多目的原子力潜水艦「ニジニ・ノヴゴロド」「プスコフ」は、バレンツ海で計画任務を遂行した。

この数日間、潜水艦乗員は、仮想敵役を演じるパートナーを捜索し、秘密裏に追尾する事を学び、攻撃位置へ進入する戦闘機動の要素へ取り組んだ。

双方の乗組員は水中位置で行動した。
安全上の目的により、原子力潜水艦の深度回廊の差異は50メートルであった。

合同水中演習の最も困難かつ重要な段階は、水中目標への魚雷射撃を実際に行なう事であった。
この訓練を乗組員は対決方式で実施し、練習の最初の段階では仮想発射を、次の段階では弾頭を装備しない魚雷を発射した。



チタン製の船体を持つプロジェクト945A原子力潜水艦は、ロシア内陸部ニジニ・ノヴゴロド(旧ゴーリキー)に在る『クラースノエ・ソルモーヴォ』造船所で建造され、1990年代前半に2隻がソ連/ロシア海軍へ就役しました。
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当初は「巡洋潜水艦」КрПЛ(KrPL)に分類されていましたが、1992年7月3日付で「原子力大型潜水艦」АБПЛ(ABPL)に類別変更され、就役時のKナンバーからBナンバーに変更されました。

[プロジェクト945A「コンドル」(NATOコード名「シエラII」)]
・K-534:工場番号3003(1992年7月3日にB-534へ改名、1993年4月6日に「ズバトカ」と命名、1995年3月23日に「ニジニ・ノヴゴロド」と改名)
1986年2月15日起工/1989年8月7日進水/1990年12月26日納入/1990年12月27日就役

・K-336:工場番号3004(1992年7月3日にB-336へ改名、1993年4月6日に「オクーン」と命名、1996年4月3日に「プスコフ」と改名)
1989年7月29日起工/1992年7月28日進水/1993年12月14日納入/1993年12月17日就役


「プスコフ」は、数年間に渡るオーバーホールを終えて2015年12月28日に復帰しました。
[原子力大型潜水艦プスコフはロシア海軍北方艦隊へ復帰した]

「ニジニ・ノヴゴロド」も稼働状態に在ります。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦ニジニ・ノヴゴロドは長期航海を終えて基地へ戻った]


この数年間は、セヴェロモルスクで行なわれた『ロシア海軍の日』(毎年7月の最終日曜日)観艦式へ参加した以外には、具体的な動向が明らかにされていなかった2隻の945Aですが(「ニジニ・ノヴゴロド」は2016年、「プスコフ」は2018年と2019年の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加)、2019年10月26日に2隻揃ってノルウェー海へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦ニジニ・ノヴゴロドとプスコフはノルウェー海で深海潜航を行なう]

その後もノルウェー海バレンツ海で行動を続け、11月7日には同型艦同士での「対決」方式の戦闘訓練を行ないました。


945Aは、将来的に近代化改装が予定されています。
[ロシア海軍は新たなチタン製原潜の建造を計画していないが4隻のシエラI/II級原潜は近代化される]
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ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦ニジニ・ノヴゴロドとプスコフはノルウェー海で深海潜航を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年10月26日14時49分配信
【ロシアの原子力潜水艦はノルウェー海で戦術応用へ取り組む】
モスクワ、10月26日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊多目的原子力潜水艦「ニジニ・ノヴゴロド」「プスコフ」は、ノルウェー海での深深度潜航へ着手した。
その中には、兵器の見本の試験も含まれる。
北方艦隊広報サービスは発表した。

「この次の週まで続く潜航中に、乗組員は戦術応用及び限界深度での様々な種類の操艦へ取り組み、更には、各々の機器及び兵器の見本が、業界が提示した特性に沿っているかどうかの試験を行ないます」
『ロシア通信社ノーボスチ』
が受け取った声明では、こう述べられている。

このタイプの潜水艦の為に規定されている最大深度を含めた深深度潜航は、原子力潜水艦の乗組員が順々に行なう。

広報サービスは、深深度潜航が、北方艦隊潜水艦乗員が実地行動に何時も使用しているノルウェー海の中立水域で行なわれる事を明らかにした。

「バレンツ海の深度では、潜水艦の最大深度での潜航を、様々な意味を含め、安全に行なう事が出来ませんので」
広報サービスは強調した。



チタン製の船体を持つプロジェクト945A原子力潜水艦は、ロシア内陸部ニジニ・ノヴゴロド(旧ゴーリキー)に在る『クラースノエ・ソルモーヴォ』造船所で建造され、1990年代前半に2隻がソ連/ロシア海軍へ就役しました。
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当初は「巡洋潜水艦」КрПЛ(KrPL)に分類されていましたが、1992年7月3日付で「原子力大型潜水艦」АБПЛ(ABPL)に類別変更され、就役時のKナンバーからBナンバーに変更されました。

[プロジェクト945A「コンドル」(NATOコード名「シエラII」)]
・K-534:工場番号3003(1992年7月3日にB-534へ改名、1993年4月6日に「ズバトカ」と命名、1995年3月23日に「ニジニ・ノヴゴロド」と改名)
1986年2月15日起工/1989年8月7日進水/1990年12月26日納入/1990年12月27日就役

・K-336:工場番号3004(1992年7月3日にB-336へ改名、1993年4月6日に「オクーン」と命名、1996年4月3日に「プスコフ」と改名)
1989年7月29日起工/1992年7月28日進水/1993年12月14日納入/1993年12月17日就役


「プスコフ」は、数年間に渡るオーバーホールを終えて2015年12月28日に復帰しました。
[原子力大型潜水艦プスコフはロシア海軍北方艦隊へ復帰した]

「ニジニ・ノヴゴロド」も稼働状態に在ります。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦ニジニ・ノヴゴロドは長期航海を終えて基地へ戻った]


この数年間は、セヴェロモルスクで行なわれた『ロシア海軍の日』(毎年7月の最終日曜日)観艦式へ参加した以外には、具体的な動向が明らかにされていなかった2隻の945Aですが(「ニジニ・ノヴゴロド」は2016年、「プスコフ」は2018年と2019年の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加)、2019年10月26日に2隻揃ってノルウェー海へ進出しました。

「兵器の見本」の試験も行なうとの事ですから、開発中の新型魚雷の試射を行なうようです。


945Aは、将来的に近代化改装が予定されています。
[ロシア海軍は新たなチタン製原潜の建造を計画していないが4隻のシエラI/II級原潜は近代化される]

特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは2020年6月に洋上試験を開始し、同年9月にロシア海軍へ引き渡される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年9月9日20時38分配信
【特殊用途原子力潜水艦「ベルゴロド」の(ロシア)海軍への引き渡し時期が伝えられた】
セヴェロドヴィンスク、9月9日-ロシア通信社ノーボスチ

特殊用途原子力潜水艦「ベルゴロド」は2020年6月に試験の為に出航し、同年9月に海軍へ引き渡される。
『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコは報道陣へ伝えた。

「艦の試験は既に始まっており、現在、潜水艦の艤装及び係留試験が行なわれております。
国防省が承認した作業スケジュールにより更なる仕上げが行なわれ、その作業は、全ての段階がスケジュールに厳密に沿って進められます」

彼は話した。

『セヴマシュ』のトップは、「ベルゴロド」の出航は2020年6月15日に計画されている事を明らかにした。

「契約に沿って、同年9月には受領証書への署名が行なわれます」
彼は付け加えた。



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プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII)原子力水中巡洋艦K-329「ベルゴロド」は、1992年7月24日にセヴェロドヴィンスク市生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工されましたが、2006年に完成度80パーセント程度で建造工事は凍結されました。
[オスカーII型原潜最終艦、建造中止?]
[未完のオスカーII型原潜ベルゴロド]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」の建造は停止される]

その後、「ベルゴロド」特殊用途原潜へ改造されることになりました。
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は特殊作戦母艦として完成する]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は完成する]
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2012年12月20日、「ベルゴロド」は、原子力調査潜水艦プロジェクト09582として、『セヴマシュ』で改めて「起工」されました。
[調査原潜プロジェクト09852は起工された]
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当初、「ベルゴロド」は、2018年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、その後、引き渡しは延期され、2018年末までの進水予定も実現しませんでした。
[原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の為の原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年末までに進水する]

「ベルゴロド」の乗組員チームは2018年秋までに編成されたようです。
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドの乗組員は既に編成されている]

「ベルゴロド」は、無人潜水艇「クラヴェシン-2」などの有人或いは無人の各種潜水艇を搭載します。
[ロシア海軍の新型無人潜水艇クラヴェシン-2の試験はクリミア半島のフェオドシヤで行なわれている]

この他、現在開発中の大洋多目的システム「ポセイドン」の搭載母艦としての役割も果たします。
[大洋多目的システム「ポセイドン」]
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドはスーパーキャビテーション原子力水中無人機ポセイドンを搭載する]

2019年4月23日、「ベルゴロド」『セヴマシュ』で進水しました。

[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]

「ベルゴロド」『セヴマシュ』の岸壁で艤装と係留試験が行なわれ、2020年6月15日から洋上試験が始まります。
この時、「ポセイドン」の洋上試験も行なうようです。
[ロシア海軍のスーパーキャビテーション原子力水中無人機ポセイドン及び搭載潜水艦の洋上試験は2020年末頃までに完了する]

「ベルゴロド」ロシア海軍への引き渡しは、2020年9月末に予定されています。

原子力水中無人機システム"ポセイドン"搭載原潜ハバロフスクは2019年末に進水する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年7月27日11時3分配信
【情報筋は「ポセイドン」標準搭載艦の進水時期について話した】
モスクワ、7月27日-ロシア通信社ノーボスチ

無人装置「ポセイドン」の標準搭載艦となる特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」(プロジェクト09851)は、工場『セヴマシュ』で今年末までに進水する。
『ロシア通信社ノーボスチ』防衛産業企業体の情報筋より伝えられた。

4月、『セヴマシュ』では、水中無人機の試験搭載艦である潜水艦「ベルゴロド」(プロジェクト09852)の進水式典が開催された。

「潜水艦ベルゴロドはポセイドンの試験搭載艦であり、標準搭載艦は、他の潜水艦~プロジェクト09851ハバロフスクです。
それは今年中に進水しなければならず、浮上状態で艤装が行なわれます」

対談者は話した。

多目的原子力潜水艦「ベルゴロド」は、プロジェクト949A「アンテイ」(「クルスク」の同類)に属し、「ポセイドン」システムの為に特別に改造された。
伝えられているように、今後2年で「ベルゴロド」及び無人機は合同試験を実施する。

プロジェクト「ハバロフスク」潜水艦に関しては知られていない。

[水中無人機]
ロシア
が、大深度及び高速での移動が可能な無人水中装置を開発している事は、昨年(2018年)の連邦教書演説において大統領ウラジーミル・プーチンが初めて話した。

彼によると、このような無人機は通常または核弾頭を装備でき、航空母艦グループ、沿岸防御施設及びインフラストラクチュアを含む広範囲の目標の撃破が可能である。

今年の演説でプーチン「ポセイドン」について更なる話をした。
彼は、作業は計画通りに進行しており、複合体は成功裏に試験を行なったと述べた。

システムの軍備採用は、2020年~2021年の境目に計画されている。



プロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で起工されました。
[原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された]
[秘密のプロジェクト09851特務原潜ハバロフスク]

「ハバロフスク」の詳細や具体的なスペック(艦の大きさなど)は、一切公表されていませんが、無人小型潜水艇を搭載するようです。
[ロシア海軍の為の特務原潜ハバロフスクの3Dモデルが作成された]

2018年5月下旬には船体の水圧試験(強度試験)が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクの船体の水圧試験が始まった]

「ハバロフスク」は、原子力水中無人機(大洋多目的システム)「ポセイドン」の搭載母艦としての機能も有しており、合計6基の「ポセイドン」を搭載します。
[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"は2021年にロシア海軍へ制式採用される]

以前には、「ハバロフスク」の進水は2020年春と伝えられていましたが、2019年末(おそらくは2019年12月)に前倒しされるようです。
[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"搭載原潜ハバロフスクは2020年春に進水し、2022年にロシア海軍へ就役する]

2019年4月23日には、「ポセイドン」搭載原潜「ベルゴロド」が進水しており、2020年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。

[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]

「ベルゴロド」北方艦隊へ配備されるので(乗組員は北方艦隊から集められている)、「ハバロフスク」太平洋艦隊へ配備される可能性が高いでしょう。

ロシア海軍の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは2020年4月以降に洋上試験を開始する

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『タス通信』より
2019年6月26日20時24分配信
【情報筋:「ポセイドン」搭載原子力潜水艦「ベルゴロド」の航行試験は2020年4月に始まる】
クビンカ/モスクワ州、6月26日/タス通信

深海無人装置「ポセイドン」の最初の搭載艦~特殊用途原子力潜水艦「ベルゴロド」は、2020年4月から工場航行試験へ入る事が大体決まっている。
水曜日、『タス通信』は、国際軍用機器展示会『アルミヤ-2019』の最中に防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「潜水艦は、白海の結氷事情が可能にする2020年4月から、直ちに工場航行試験へ入る事が大体決まっております」
彼は話した。

彼によると「同年末にベルゴロドは海軍への引き渡しが計画されています」

[潜水艦「ベルゴロド」]
プロジェクト09852原子力潜水艦「ベルゴロド」
『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)の船台からの進水式典は、4月23日に開催された。

以前に『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられたように、潜水艦の原子炉試験及び係留試験は2019年に計画されている。
2020年に潜水艦は工場航行試験及び国家試験を行ない、同年末には「ベルゴロド」海軍へ引き渡されなければならない事を対談者は指摘した。



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プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII)原子力水中巡洋艦K-329「ベルゴロド」は、1992年7月24日にセヴェロドヴィンスク市生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工されましたが、2006年に完成度80パーセント程度で建造工事は凍結されました。
[オスカーII型原潜最終艦、建造中止?]
[未完のオスカーII型原潜ベルゴロド]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」の建造は停止される]

その後、「ベルゴロド」特殊用途原潜へ改造されることになりました。
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は特殊作戦母艦として完成する]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は完成する]
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2012年12月20日、「ベルゴロド」は、原子力調査潜水艦プロジェクト09582として、『セヴマシュ』で改めて「起工」されました。
[調査原潜プロジェクト09852は起工された]
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当初、「ベルゴロド」は、2018年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、その後、引き渡しは延期され、2018年末までの進水予定も実現しませんでした。
[原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の為の原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年末までに進水する]

「ベルゴロド」の乗組員チームは2018年秋までに編成されたようです。
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドの乗組員は既に編成されている]

「ベルゴロド」は、無人潜水艇「クラヴェシン-2」などの有人或いは無人の各種潜水艇を搭載します。
[ロシア海軍の新型無人潜水艇クラヴェシン-2の試験はクリミア半島のフェオドシヤで行なわれている]

この他、現在開発中の大洋多目的システム「ポセイドン」の搭載母艦としての役割も果たします。
[大洋多目的システム「ポセイドン」]
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドはスーパーキャビテーション原子力水中無人機ポセイドンを搭載する]

2019年4月23日、「ベルゴロド」『セヴマシュ』で進水しました。

[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]

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「ベルゴロド」『セヴマシュ』の岸壁で艤装と係留試験が行なわれ、早ければ2020年4月から洋上試験を行ないます。
この時、「ポセイドン」の洋上試験も行なうようです。
[ロシア海軍のスーパーキャビテーション原子力水中無人機ポセイドン及び搭載潜水艦の洋上試験は2020年末頃までに完了する]

「ベルゴロド」は、2020年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
[プロジェクト09582特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは2019年4月23日に進水し、2020年末にロシア海軍へ就役する]

ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦オブニンスクはバレンツ海で4本の魚雷を発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年6月3日18時30分配信
【北方艦隊の原子力潜水艦「オブニンスク」は仮想敵艦支隊の撃破へ取り組んだ】

北方艦隊多目的原子力潜水艦「オブニンスク」乗組員は、魚雷兵器仮想敵艦支隊を撃破する演習を実施した。

活動は、バレンツ海の艦隊の戦闘訓練射爆場で行なわれた。
潜水艦は、小型対潜艦「ナリヤンマル」、「オネガ」、「ユンガ」、「ブレスト」、小型ロケット艦「アイスベルク」で構成される水域防護艦支隊へ4回の魚雷射撃を実施した。

魚雷攻撃は水中位置から、実弾兵器により長距離で実施された。
戦闘訓練が成功裏に実施された後、魚雷は、魚雷回収艇により水中から引き揚げられ、基地へ届けられた。

予備評価によると、演習中に潜水艦「オブニンスク」乗組員は、海上での兵器使用の確固たる能力、高い技量と専門技量を示した。



プロジェクト671RTMK「シチューカ」(NATOコード名「ヴィクターIII」)巡洋潜水艦K-138は、1988年12月7日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)『アドミラルティ造船所』で起工され、1989年8月5日に進水しました。
その後、内陸水路経由でセヴェロドヴィンスクへ運ばれ、1989年11月から12月に掛けて工場航行試験及び国家受領試験が実施されました。
1990年5月10日に海軍へ納入され、赤旗北方艦隊・第1潜水艦小艦隊・第33潜水艦師団へ編入されました。

1992年7月3日、原子力大型潜水艦に類別変更され、B-138と改称されました。

2000年5月5日、オブニンスク市と後援協定が締結され、「オブニンスク」と命名されました。

2001年7月、第11潜水艦師団(対空母師団)へ転属しました。

2011年から艦船修理工場『ネルパ』で修理(と寿命延長近代化)が行なわれ、2014年5月16日に進水しました。
[修理中のヴィクターIII級原潜オブニンスクは進水した]
修理は2015年秋に完了しました。

2014年12月8日、バレンツ海から沿岸の射爆場へ有翼ミサイル(カリブル?)を発射しました。
[ロシア海軍のヴィクターIII級原潜オブニンスクはバレンツ海から巡航ミサイルを発射した]

2015年7月26日の「ロシア海軍の日」セヴェロモルスク北方艦隊の観艦式へ参加した事以外、「オブニンスク」の動向が当局から公表される事は有りませんでしたが、2015年12月22日に「遠距離航海任務」を終えてザオゼルスク基地へ帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦オブニンスクは長期航海を終えて基地へ戻ってきた]


2016年8月15日にはバレンツ海で魚雷発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦オブニンスクはバレンツ海で魚雷を発射した]

2017年3月10日には、最新のプロジェクト955「ボレイ」原子力戦略用途水中巡洋艦の1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」(2013年1月10日就役)とバレンツ海で『決闘』(対戦戦闘訓練)を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力戦略用途水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーと原子力大型潜水艦オブニンスクはバレンツ海で『決闘』を行なった]

2017年6月22日、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」及び「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」バレンツ海で対潜戦闘演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは大型対潜艦2隻と共にバレンツ海で対潜戦闘訓練を実施した]
この時、1隻の多目的原子力潜水艦が「敵役」として演習へ参加しましたが、これは「オブニンスク」だったようです。

2017年6月23日、「オブニンスク」は、「ピョートル・ヴェリキー」、「セヴェロモルスク」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を目標にして魚雷攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦オブニンスクはバレンツ海の演習中に重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーへ魚雷攻撃を行なった]


その後の「オブニンスク」の動向は明らかにされていませんでしたが、2019年6月3日、小型対潜艦「ナリヤンマル」、「オネガ」、「ユンガ」、「ブレスト」、小型ロケット艦「アイスベルク」を目標にして魚雷攻撃訓練を行ないました。

小型対潜艦「ナリヤンマル」(1990年12月29日就役)
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小型対潜艦「オネガ」(1990年12月28日就役)
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小型対潜艦「ユンガ」(1990年2月28日就役)
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小型対潜艦「ブレスト」(1988年11月9日就役)
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小型ロケット艦「アイスベルク」(1979年9月30日就役)
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プロジェクト671RTM/RTMK(ヴィクターIII)原子力潜水艦は、1977年から1992年に掛けて合計26隻がソ連/ロシア海軍へ就役しましたが、現役に留まっているのは「オブニンスク」のみです。
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[ロシア海軍はヴィクターIII級原潜を近代化しない]

スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"搭載原潜ハバロフスクは2020年春に進水し、2022年にロシア海軍へ就役する

『タス通信』より
2019年5月14日9時32分配信
【情報筋:第2の「ポセイドン」搭載潜水艦は2020年春に進水する】

情報提供者によると、潜水艦「ハバロフスク」の「ポセイドン」装弾数は、6基の装置で構成される。
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モスクワ、5月14日/タス通信

水中無人装置「ポセイドン」の第2の標準搭載艦-原子力潜水艦「ハバロフスク」は2020年春に進水し、海軍への引き渡しは2022年に計画されている。
火曜日に『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「ポセイドンの第2の標準搭載艦-潜水艦ハバロフスク(プロジェクト09851)は、2020年春の進水が計画されています」
対談者は話した。

彼は、「ハバロフスク」海軍への引き渡しは、全ての試験が完了した後の2022年に計画されている事を明らかにした。

『タス通信』は、情報提供者より提示された情報を公式に確認していない。

潜水艦「ハバロフスク」は、2014年7月に起工された。
潜水艦は、水中無人装置「ポセイドン」の最初の搭載艦-原子力潜水艦「ベルゴロド(プロジェクト09852)と同様に海洋工学中央設計局『ルビーン』(サンクトペテルブルク)により開発された。
潜水艦の技術的データは、今日において何も知られていない。
潜水艦「ベルゴロド」は、4月23日に『セヴマシュ』(セヴェロドヴィンスク)で進水した。
その海軍への引き渡しは来年末に計画されている。

ロシア連邦が作成する装置「ポセイドン」は核動力装置を有しており、深度1キロメートル以上を無制限の距離で航行する事が可能である。
水中無人機は、核弾頭で武装できる。



プロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で起工されました。
[原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された]
[秘密のプロジェクト09851特務原潜ハバロフスク]

「ハバロフスク」の詳細や具体的なスペック(艦の大きさなど)は、一切公表されていませんが、無人小型潜水艇を搭載するようです。
[ロシア海軍の為の特務原潜ハバロフスクの3Dモデルが作成された]

2018年5月下旬には船体の水圧試験(強度試験)が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクの船体の水圧試験が始まった]

「ハバロフスク」は2020年春に進水し、2022年にロシア海軍への引き渡しが予定されています。

「ハバロフスク」は、原子力水中無人機(大洋多目的システム)「ポセイドン」の搭載母艦としての機能も有しており、合計6基の「ポセイドン」を搭載します。
[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"は2021年にロシア海軍へ制式採用される]

2019年4月23日には、「ポセイドン」搭載原潜「ベルゴロド」が進水しており、2020年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。

[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]

「ベルゴロド」北方艦隊へ配備されるので(乗組員は北方艦隊から集められている)、「ハバロフスク」太平洋艦隊へ配備される可能性が高いでしょう。

ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年4月23日14時53分配信
【最初の「ポセイドン」システム搭載潜水艦は進水した】
セヴェロドヴィンスク、4月23日-ロシア通信社ノーボスチ

無人システム「ポセイドン」を搭載・運用する最初の原子力潜水艦「ベルゴロド」『セヴマシュ』で進水した。
『ロシア通信社ノーボスチ』特派員は式典会場から報告した。

特別な機密プロジェクトであるが故に、報道陣は潜水艦の写真及び動画の撮影を禁止された。

予備役海軍少将でロシア英雄フセヴォロド・フムイロフが指摘したように、進水した潜水艦「ポセイドン」試験台になるだろう。

ロシアが非常に深い深度を高速で移動する無人水中装置を開発している事は、昨年にウラジーミル・プーチンが初めて話した。

大統領によると、この無人機は、通常または核弾頭を装備でき、航空母艦グループ、沿岸防御施設及びインフラストラクチュアを含む広範囲の目標の撃破が可能である。

システムの搭載運用潜水艦として登場した「ベルゴロド」は、プロジェクト949A「アンテイ」多目的原子力潜水艦(原子力潜水艦「クルスク」の同類)をコード09852の下で改造したものである。

軍事専門家イーゴリ・コロトチェンコは、「ポセイドン」は重要な報復戦略兵器であり、ロシアに対する核攻撃のケースでのみ用いられると述べた。



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プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII)原子力水中巡洋艦K-329「ベルゴロド」は、1992年7月24日にセヴェロドヴィンスク市生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工されましたが、2006年に完成度80パーセント程度で建造工事は凍結されました。
[オスカーII型原潜最終艦、建造中止?]
[未完のオスカーII型原潜ベルゴロド]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」の建造は停止される]

その後、「ベルゴロド」特殊用途原潜へ改造されることになりました。
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は特殊作戦母艦として完成する]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は完成する]
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2012年12月20日、「ベルゴロド」は、原子力調査潜水艦プロジェクト09582として、『セヴマシュ』で改めて「起工」されました。
[調査原潜プロジェクト09852は起工された]
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当初、「ベルゴロド」は、2018年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、その後、引き渡しは延期され、2018年末までの進水予定も実現しませんでした。
[原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の為の原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年末までに進水する]

「ベルゴロド」の乗組員チームは2018年秋までに編成されたようです。
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドの乗組員は既に編成されている]

「ベルゴロド」は、無人潜水艇「クラヴェシン-2」などの有人或いは無人の各種潜水艇を搭載します。
[ロシア海軍の新型無人潜水艇クラヴェシン-2の試験はクリミア半島のフェオドシヤで行なわれている]

この他、現在開発中の大洋多目的システム「ポセイドン」の搭載母艦としての役割も果たします。
[大洋多目的システム「ポセイドン」]

2019年2月下旬、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏は、「ポセイドン」を搭載可能な原子力潜水艦が今年春に進水すると述べました。
[ロシア海軍の為のスーパーキャビテーション原子力水中無人機ポセイドン搭載原潜は2019年春に進水する]

これは「ベルゴロド」を指しています。
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドはスーパーキャビテーション原子力水中無人機ポセイドンを搭載する]

そして2019年4月23日、「ベルゴロド」『セヴマシュ』で進水しました。
ただし、重要機密の為、進水式典は非公開でした。
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「ベルゴロド」『セヴマシュ』の岸壁で艤装と係留試験が行なわれ、2020年に洋上試験を行ないます。
この時、「ポセイドン」の洋上試験も行なうようです。
[ロシア海軍のスーパーキャビテーション原子力水中無人機ポセイドン及び搭載潜水艦の洋上試験は2020年末頃までに完了する]

「ベルゴロド」は、2020年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
[プロジェクト09582特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは2019年4月23日に進水し、2020年末にロシア海軍へ就役する]

プロジェクト09582特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは2019年4月23日に進水し、2020年末にロシア海軍へ就役する

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『タス通信』より
2019年4月12日9時5分配信
【情報筋:最初の「ポセイドン」搭載潜水艦は4月23日に進水する】
モスクワ、4月12日/タス通信

最初の無人水中装置「ポセイドン」搭載艦プロジェクト09852特殊用途原子力潜水艦「ベルゴロド」は、セヴェロドヴィンスクで4月23日に進水する。
『タス通信』は金曜日に防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「ベルゴロドは、4月23日にセヴマシュの船台から出渠し、進水します」
対談者は話した。
彼は、潜水艦は浮上状態で艤装し、原子炉試験及び係留試験は2019年中に実施される事を明らかにした。

彼によると
「2020年には潜水艦の工場航行試験及び国家受領試験が行なわれます。
同年末にベルゴロドは海軍へ引き渡されなければなりません」


『統合造船業営団』は、「ベルゴロド」の進水日に関し、『タス通信』へコメントしなかった。

2月20日の連邦教書演説において、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、水中装置「ポセイドン」を搭載する最初の潜水艦は、今年春に進水すると述べた。
同日に(ロシア)国防省は、装置の海域での射出の動画を初めて公表した。

それまでに国家元首は、「ポセイドン」の試験の最も重要な段階が完了したと述べた。
『タス通信』「防衛」関係の情報提供者によると、装置の核動力設備の試験が完了した。

ロシアが作成する無人水中装置核動力装置を有するという事は、2018年3月にプーチン連邦教書演説で初めて話した。
国のトップが指摘したように、この無人機は通常弾頭あるいは核弾頭を装備し、装置は敵の沿岸インフラストラクチュア、航空母艦グループ、その他を破壊できる。
以前に明らかにされた情報によると、「ポセイドン」は大陸間の航続距離及び深度1キロメートル以上の動作深度を得る。



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プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII)原子力水中巡洋艦K-329「ベルゴロド」は、1992年7月24日にセヴェロドヴィンスク市生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工されましたが、2006年に完成度80パーセント程度で建造工事は凍結されました。
[オスカーII型原潜最終艦、建造中止?]
[未完のオスカーII型原潜ベルゴロド]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」の建造は停止される]

その後、「ベルゴロド」特殊用途原潜へ改造されることになりました。
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は特殊作戦母艦として完成する]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は完成する]
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2012年12月20日、「ベルゴロド」は、原子力調査潜水艦プロジェクト09582として、『セヴマシュ』で改めて「起工」されました。
[調査原潜プロジェクト09852は起工された]
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当初、「ベルゴロド」は、2018年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、その後、引き渡しは延期され、2018年末までの進水予定も実現しませんでした。
[原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の為の原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年末までに進水する]

「ベルゴロド」の乗組員チームは2018年秋までに編成されたようです。
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドの乗組員は既に編成されている]


「ベルゴロド」は、無人潜水艇「クラヴェシン-2」などの有人或いは無人の各種潜水艇を搭載します。
[ロシア海軍の新型無人潜水艇クラヴェシン-2の試験はクリミア半島のフェオドシヤで行なわれている]

この他、現在開発中の大洋多目的システム「ポセイドン」の搭載母艦としての役割も果たします。
[大洋多目的システム「ポセイドン」]


2019年2月下旬、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏は、「ポセイドン」を搭載可能な原子力潜水艦が今年春に進水すると述べました。
[ロシア海軍の為のスーパーキャビテーション原子力水中無人機ポセイドン搭載原潜は2019年春に進水する]

これは、今回、4月23日に進水する事が明らかにされた「ベルゴロド」を指していたようです。
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドはスーパーキャビテーション原子力水中無人機ポセイドンを搭載する]

「ベルゴロド」は2019年4月23日に進水した後、『セヴマシュ』の岸壁で艤装と係留試験が行なわれ、2020年に洋上試験を行ないます。
この時、「ポセイドン」の洋上試験も行なうようです。
[ロシア海軍のスーパーキャビテーション原子力水中無人機ポセイドン及び搭載潜水艦の洋上試験は2020年末頃までに完了する]

「ベルゴロド」は、2020年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。

原子力潜水艦コムソモーレツ沈没(1989年4月7日)から30年・・・

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『タス通信』より
2019年4月7日6時24分配信
【北方艦隊船員は30年前に死亡した原子力潜水艦「コムソモーレツ」乗組員の冥福を祈る】
ムルマンスク、4月7日/タス通信

北方艦隊将兵は、日曜日、1989年春に艦内の火災で死亡した原子力潜水艦「コムソモーレツ」乗組員の冥福を祈る。
同艦隊広報サービスは発表した。

「この日、艦隊駐屯地では、原子力潜水艦K-278コムソモーレツ沈没30年目に捧げられる追悼行事が開催されます」
声明では、こう述べられた。

午前に艦隊駐屯地教会で、死亡した船員の為の祈祷が行なわれる。
モスクワ時間17時8分~潜水艦の沈没時刻~には、北方艦隊の全ての艦船は、聖アンドレイ旗の半旗を掲げる。
軍事船員は、死亡した同僚の冥福を祈り、艦載サイレン及び霧笛(音響信号装置)を合図にして潜水艦へ黙祷を捧げる。

駐屯地では、死亡した潜水艦乗員の追悼碑への伝統的な献花が行なわれる。
潜水艦「コムソモーレツ」が駐留していたザオゼルスクでは、追悼行事が行なわれ、悲劇を追悼した碑が設置される。
黙祷には、北方艦隊潜水艦部隊司令部、更にはムルマンスク州議会及び市庁の代表が参加する。

原子力潜水艦K-278「コムソモーレツ」は、セヴェロドヴィンスク造船企業『セヴマシュ』で建造され、1983年にソヴィエト社会主義共和国連邦海軍へ加入した。
これは第3世代原子力潜水艦に属し、プロジェクト685を唯一代表するものである。
同艦が持っている潜航深度(1027m)及び魚雷使用(800m以上)の記録は、今日まで破られていない。

潜水艦は、3回目の戦闘勤務から戻ってくる途中だった1989年4月7日に発生した火災の結果、ノルウェー海の水深1600メートルに沈んだ。
艦内には69名が居り、42名が死亡した。
潜水艦の全ての乗組員には、赤旗勲章が授与された。
1995年4月7日、死亡した潜水艦乗員の追悼日が制定された。



プロジェクト685「プラフニク」巡洋潜水艦K-278は、セヴェロドヴィンスク『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で1978年4月22日に起工され、1983年6月3日に進水し、1983年7月~8月に係留試験が行なわれました。
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1983年8月に航行試験が始まり、同年12月28日にソ連海軍へ納入されました。
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ただし、実戦配備では無く「試験運用」でした。

1984年1月18日、北方艦隊第1潜水艦小艦隊・第6潜水艦師団へ編入されました。

1984年12月14日、駐留基地ザーパドナヤ・リツァ(ザオゼルスク)へ到着しました。
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1985年7月には駐留基地で脱出カプセルの射出試験が行なわれました。

1985年7月31日から8月7日に掛けてノルウェー海で大深度潜航試験が行なわれ、最大潜航深度1027mの記録を達成しました。
K-278は深度1000mに51分間留まり、更には深度800mでの魚雷発射にも成功しました。

1985年8月から11月までセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で、大深度潜航試験後の船体各部の検査が行なわれました。

1985年12月にはポリャールヌイ第10艦船修理工場で修理が行なわれました。

1986年にはノルウェー海で深度800mで緊急用ガス発生装置の動作試験を行ないました。

1986年2月のK-278
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1986年11月30日から1987年2月28日まで、初の戦闘勤務(洋上哨戒任務)に就きました。

1987年6月に試験運用が完了しました。

1987年8月から10月に掛けて、2回目の戦闘勤務に就きました。

1989年1月31日、K-278「コムソモーレツ」と命名されました。

1989年2月28日、3回目の戦闘勤務へ出発しました。

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そして1989年4月7日、戦闘勤務を終えて帰路に就き、ノルウェー海を航行していた「コムソモーレツ」の第7(VII)区画で突然火災が発生しました。
「コムソモーレツ」乗組員は消火を試みましたが、火災は他の区画へ拡大して手が付けられなくなり、酸素タンクが爆発して浸水し、沈んでいきました。
乗組員は沈み行く艦から冷たい海へ飛び込みましたが、大半は救助される前に死亡しました。

最後まで艦内に居た艦長以下5名は、沈没する艦から脱出用カプセルへ乗り込み脱出しましたが、操作を誤り(この5名は脱出用カプセルの操作方法を知らず、脱出直前に説明書を見ながら操作した)、艦長を含め4名が死亡しました。
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「コムソモーレツ」乗組員は計42名が死亡しました。


沈没後、1989年5月17~26日、1991年8月~9月、1992年、1993年8月、1994年、1995年夏、1998年7月の計7回に渡り、深海調査艇「ミール-1」及び「ミール-2」による潜水調査が行なわれ、放射線漏れが懸念される魚雷発射口6ヶ所(「コムソモーレツ」は沈没時に核弾頭魚雷を搭載していた)と、沈没時に生じた亀裂3ヶ所は、ゴムとチタンのシールで覆われました。
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