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ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは北極圏遠征から戻ってきた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年12月22日5時14分配信
【大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」はウラジオストクへ戻った】
ウラジオストク、12月22日-ロシア通信社ノーボスチ、スヴェトラーナ・ザデーラ

太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は遠洋航海の後にウラジオストクへ戻った。
東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフは発表した。

「大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは遠洋航海の後に太平洋艦隊主要基地ウラジオストクへ戻ってきました。
遠洋航海任務の遂行中に戦闘艦の乗組員は10000海里以上を進みました。
北方艦隊の艦船との合同演習へ参加しました。
北方緯度で指示された任務を遂行し、太平洋艦隊の砕氷船イワン・スサ―ニンへ随伴しました」

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声明では、こう述べられた。

遠洋航海中に大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」乗組員は広範囲の戦闘演習任務へ取り組んだ。
一連の対空および対潜防衛演習と訓練、通信訓練、対空防衛部隊との協同訓練が実施されたと声明では指摘された。

遠洋航海の最中に太平洋艦隊の戦闘艦「アドミラル・パンテレーエフ」は記念日を迎えた~25年前、戦闘艦へ初めてロシア海軍旗が掲揚された。



[ウダロイ級12番艦アドミラル・パンテレーエフ]

ロシア太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、6月21日午前1時頃、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「ペレスウェート」、「ニコライ・ヴィルコフ」、海洋曳船「アレクサンドル・ピスクノフ」と共に対馬海峡を南下しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は対馬海峡を通過した]
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従って、6月19日頃にウラジオストク(或いはフォーキノ)を出航している筈ですが、太平洋艦隊広報部からの発表は一切ありませんでした。

その後、7月半ば頃までに沿海地方へ戻り、7月31日の「ロシア海軍の日」にはウラジオストクの観艦式へ参加しました。
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8月中旬にウラジオストクを出航し、8月16日午後5時頃、宗谷海峡を東へ通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2016年8月17日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

その後も「アドミラル・パンテレーエフ」の動向が公表される事は無く、12月1日に太平洋艦隊広報部が「指示された任務を海上で遂行している」と述べただけでした。
[ロシア海軍太平洋艦隊の2017年度の予定]

12月17日午前0時頃、「アドミラル・パンテレーエフ」は、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「ペレスウェート」、「ニコライ・ヴィルコフ」、水路調査船「マルシャル・ゲロヴァニ」、中型海洋給油船「イジョーラ」と共に宗谷海峡を西へ向けて通過しました。
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『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2016年12月19日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

「アドミラル・パンテレーエフ」は12月22日までにウラジオストクへ帰港しました。


この間(特に8月から12月)、「アドミラル・パンテレーエフ」が何処で何をしていたのかについては一切公表されていませんでしたが、今回の太平洋艦隊広報部発表を見る限り、8月にカムチャツカ方面へ行き、更に北上し、9月には北極圏へ行っていたようです。

「アドミラル・パンテレーエフ」は、太平洋艦隊砕氷船「イワン・スサ―ニン」に同行し、北方艦隊との合同演習へ参加していたとの事です。
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北方艦隊北極圏遠征部隊は8月30日にセヴェロモルスクを出航し、9月11日にはノヴォシビルスク諸島へ到着しています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船部隊はノヴォシビルスク諸島へ到着した]
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9月21日、北極圏ノヴォシビルスク諸島まで来た太平洋艦隊砕氷船「イワン・スサ―ニン」は、北方艦隊艦船部隊と合同演習を行なっています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2016年9月21日15時14分配信
【北極圏で北方艦隊と太平洋艦隊の艦船支隊の合同戦術演習が実施された】

「アドミラル・パンテレーエフ」も、「イワン・スサ―ニン」と共に、この演習へ参加していたようです。

その後、「イワン・スサ―ニン」は、北方艦隊艦船部隊に同行していた最新の兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」に付き添い、9月30日にカムチャツカ原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭兵器輸送船アカデミック・コワリョーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]

この時、「アドミラル・パンテレーエフ」も随伴していたようです。
つまり、「アドミラル・パンテレーエフ」は、北極海経由でカムチャツカに回航された兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」をエスコートしていたのでしょう。


その数日前の9月26日には最新鋭戦略原潜「ウラジーミル・モノマーフ」ヴィリュチンスク基地へ到着しています。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]

11月26日には「ウラジーミル・モノマーフ」の同型艦「アレクサンドル・ネフスキー」が戦闘任務(戦略核パトロール)を終えてヴィリュチンスク基地へ帰港しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは任務を終えて帰投した]

この間、「アドミラル・パンテレーエフ」カムチャツカ方面に滞在し、周辺海域の警戒に当たっていたようです。

そして、おそらくはカムチャツカ方面へ何らかの重機材を運んだ大型揚陸艦沿海地方へ戻る際、エスコート役として同行したようです。


「アドミラル・パンテレーエフ」は、1991年12月15日に海軍旗初掲揚式典(正式な就役式典)を開催しており、今回の遠洋航海から戻る途中の2016年12月15日に就役25周年を迎えました。
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ロシア海軍太平洋艦隊は南クリル(千島)に新型地対艦ミサイルを配備した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月22日12時37分配信
【ロシアはクリル(千島)へ沿岸ミサイル複合体「バル」と「バスチオン」を配置した】
モスクワ、11月22日-ロシア通信社ノーボスチ

沿岸ミサイル複合体「バル」「バスチオン」クリル諸島(千島列島)へ配置された。
太平洋艦隊の公式新聞『戦闘当直』は報じた。

「2016年に連合部隊は新たな複合体を軍備採用し、バスチオンの沿岸ロケット大隊が形成され、現在、同様の第2の大隊が形成されています」
資料では、こう述べられている

報道によれば、「バル」沿岸ロケット大隊の要員は、2015年には日本海で射撃演習の準備を始めた。

「更に、増強された沿岸ミサイル複合体バスチオンの大隊がイトゥルプ島(択捉島)で、沿岸ミサイル複合体バルの大隊がクナシル島(国後島)で、故郷を遠く離れて戦闘当直の責務に就いています。
今日において、連合部隊は、次なる沿岸ミサイル複合体バスチオンの射撃を準備しています」

同紙は説明した。

「バスチオン」は600km以上に渡って延びた沿岸を防護する為に意図されており、強力な火力及び電波電子妨害という条件下で、様々なクラス及びタイプの水上艦を撃破できる。
1つの複合体の弾薬には、36基までのミサイル「ヤーホント」を含める事が出来る。

兵装複合体「バル」対艦ミサイルKh-35であり、120kmの距離(の目標を)撃破する。



クリル諸島(日本側呼称・千島列島)シムシル島イトゥルプ島には、ロシア太平洋艦隊沿岸ミサイル(地対艦ミサイル)部隊(第520独立沿岸ロケット砲旅団)が配備されていますが、その地対艦ミサイルは旧式化した「リドゥート」(1960年代に配備)です。
[ロシア太平洋艦隊の地対艦ミサイル部隊]

そこで、これらの旧式化した地対艦ミサイルを更新する為、クリル諸島にも新型の沿岸ミサイル「バスチオン」及び「バル」の配備が計画されました。
[クリル諸島への新型地対艦ミサイル配備は2014年までに完了する]


沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」(ヤーホント)の地上発射ヴァージョンです。
これまでに黒海艦隊北方艦隊へ配備されています。
[ロシア海軍の超音速対艦ミサイル"オーニクス"は近代化される]


沿岸ミサイル複合体(地対艦ミサイル)「バル」は、艦対艦ミサイル「ウラン」/空対艦ミサイルKh-35の地上発射ヴァージョンです。
これまでに黒海艦隊カスピ小艦隊へ配備されています。


しかしその後、クリル諸島への「バスチオン」「バル」の配備は棚上げされました。
[地対艦ミサイル「バスチオン」はクリル諸島へ配備されない]


2014年末には沿海地方スモリャニノヴォに駐留する太平洋艦隊第72沿岸ロケット旅団沿岸ミサイル複合体「バル」が配備されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は沿海地方で新型地対艦ミサイルの発射訓練を行なった]

2016年3月初頭には、第72沿岸ロケット旅団「バスチオン」が配備されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"が配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊沿岸部隊は超音速地対艦ミサイル"バスチオン"を初めて発射した]


2016年3月、ロシア連邦国防省セルゲイ・ショイグ上級大将は、2016年末までにクリル諸島「バスチオン」及び「バル」が配備される事を明らかにしました。
[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島に新たな地対艦ミサイルを配備する]

そして2016年11月、クリル諸島南部のイトゥルプ島(択捉島)「バスチオン」が、クナシル島(国後島)「バル」が配備されました。

クリル諸島沿岸ミサイル部隊は、当初予定よりも2年以上遅れて新型ミサイルを受領しました。
近い内にはミサイルの発射訓練も行うようです。

ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月21日11時29分配信
【ウラジオストクへ駆逐艦「ブイストルイ」が戻って来た】
モスクワ、11月21日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊駆逐艦「ブイストルイ」は、遠洋航海任務遂行後に艦隊主要基地ウラジオストクへ戻ってきた。
月曜日に東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は発表した。

「太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは、遠洋航海任務遂行後に艦隊主要基地であるウラジオストク市へ戻ってきました」
彼は話した。

マトヴェーエフは、10月15日に駆逐艦「ブイストルイ」太平洋艦隊艦船支隊の一員として、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」、救助曳船「アラタウ」と共にウラジオストクから出航した事を指摘した。
駆逐艦の遠距離航海はロシア海軍の戦闘訓練計画に沿って実施された。
「ブイストルイ」は海上に36日間滞在し、艦は5500海里以上を26日で航行した。

更に彼は、航海中に同艦の乗組員は海上及び空中目標への砲射撃を実行し、対空、対潜、対水中工作防衛、航海の安全保障、組織的通信及び統制の演習と訓練を実施したと付け加えた。
加えて、艦上に滞在する海軍歩兵隊員と乗組員は、様々な種類の銃器による実弾射撃を伴う10回の射撃訓練を行なった。

大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」支援船「ボリス・ブートマ」「アラタウ」は、太平洋で遠洋航海任務の遂行を継続する。



太平洋艦隊艦船支隊は2016年10月15日にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインド洋へ向かった]

[太平洋艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」
駆逐艦「ブイストルイ」
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
救助曳船「アラタウ」


支隊は10月20日午後5時頃に対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2016年10月21日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

11月1日にインドネシアタンジュンプリオク港を訪れました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインドネシアのタンジュンプリオク港を訪問した]
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11月6日にタンジュンプリオク港から出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインドネシアを去った]


その後、駆逐艦「ブイストルイ」救助曳船「アラタウ」の2隻は本隊と別れ、11月17日午後3時頃には対馬海峡を北上しました。

『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2016年11月18日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


そして11月21日までに駆逐艦「ブイストルイ」ウラジオストクへ帰港しました。

救助曳船「アラタウ」については触れられていませんが、太平洋艦隊広報部発表によると、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」給油船「ボリス・ブートマ」と共に遠洋航海を続けるとの事なので、反転してまた南へ向かったのかもしれません。

「ブイストルイ」だけが戻ってきた理由にも一切触れられていませんが、何らかの故障を起こしたのかもしれません。

ASEAN諸国の国際演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはウラジオストクへ帰港した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年9月26日21時44分配信
【太平洋艦隊の病院船は国際演習を終えてウラジオストクへ到着した】
ウラジオストク、9月26日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊病院船「イルティシュ」は、国際演習『ADMMプラス』の任務を成功裏に果たした後にウラジオストクへ到着した。
東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフは発表した。

彼は、病院船「イルティシュ」乗組員が、2016年9月1日から11日までタイ王国チョンブリ州及び南シナ海サイアム湾海域において実施された人道へ指向されるASEAN諸国の国際演習へ参加した事を想い起した。

「演習の活動段階において、ロシアの医療・看護チームは、仮想自然災害の後の被災者の援助へ関わりました。
海上病院イルティシュには重傷者を受け入れる為の病室が配置され、医療チームは援助を提供し、海上条件下での活動を実施しました」
マトヴェーエフ
は指摘した。

彼によると、仮想被災者は、艦載ヘリコプターK-27PS及び高速艇により送られた。

「イルティシュにとって、これは、近代化された後の初めての大規模な航海となりました。
海上病院には、新たに最新の医療機器が設置されました」
マトヴェーエフ
は伝えた。



プロジェクト320病院船「イルティシュ」は、ポーランドシュチェチン造船所で1988年11月25日に起工され、1989年7月6日に進水し、1990年7月31日に竣工し、1990年8月10日にソ連海軍へ就役しました。
就役後は太平洋艦隊へ配備されました。

2013年秋からナホトカ艦船修理工場で近代化改装が行なわれました。
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[ロシア海軍のオビ級病院船は復帰する]

近代化改装終了後、2016年5月にはクリル諸島マトゥア島(松輪島)の調査へ参加しました。
[クリル諸島のマトゥア島でロシア海軍太平洋艦隊の基地建設の為の調査が進められている]

2016年8月18日、ASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス』へ参加する為、ウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはタイへ向かった]

9月1日にタイバンコクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはASEANの国際演習へ参加する為にタイのバンコクへ到着した]

9月9日には、南シナ海タイ、日本、中国の艦と災害救助の為の合同演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュは南シナ海でタイ、日本、中国の艦と合同演習を行なった]

9月13日にバンコクを出航し、ウラジオストクへの帰路に就きました。

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その後、南シナ海で9月15日から19日まで実施されたロシア海軍中国海軍の合同演習『海洋協同-2016』へ参加した艦船部隊と合流しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュは中国海軍との合同演習『海洋協同-2016』参加部隊と合流した]

そして9月26日にウラジオストクへ帰港しました。

帰路の途中で合流した筈の合同演習『海洋協同-2016』参加部隊については全く触れられていないので、途中で別れたようです。

ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュは南シナ海でタイ、日本、中国の艦と合同演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2016年9月9日18時10分配信
【太平洋艦隊の病院船「イルティシュ」の乗組員は南シナ海でタイ、日本、中国の軍艦との合同連携活動へ取り組んだ】

太平洋艦隊病院船「イルティシュ」の乗組員は、南シナ海の湾でタイ、日本、中国の軍艦との合同連携活動へ取り組んだ。
軍用船の海上連携は、人道へ指向されるタイ合同演習『ADMMプラス-2016』の枠組みにおいて実施された。

南シナ海での合同演習の実施は、危機的状況を解決する為の活動へ取り組むASEAN諸国演習の最終部分となった。

南シナ海の湾で実施された海上演習には、太平洋艦隊病院船「イルティシュ」タイ王国海軍大型揚陸艦「アーントーン」日本輸送艦「くにさき」中国揚陸艦「長白山」が参加した。

海上病院「イルティシュ」には重傷者を受け入れる為の病室が配置され、医療チームは仮想被災者への援助を提供した。
仮想被災者は、艦載ヘリコプターK-27PS及び高速艇により送られた。


[参照]
軍事医学、人道的支援と緊急時の対応の為のASEAN演習『ADMMプラス-2016』は、2016年9月1日から11日までタイ王国で実施される。
演習には18ヶ国から軍医を含め2000名が参加する。

「イルティシュ」にとって、これは、近代化された後の初めての大規模な航海である。
海上病院には、新たに最新の医療機器が設置された。


プロジェクト320病院船「イルティシュ」は、ポーランドシュチェチン造船所で1988年11月25日に起工され、1989年7月6日に進水し、1990年7月31日に竣工し、1990年8月10日にソ連海軍へ就役しました。
就役後は太平洋艦隊へ配備されました。

2013年秋からナホトカ艦船修理工場で近代化改装が行なわれました。
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[ロシア海軍のオビ級病院船は復帰する]

近代化改装終了後、2016年5月にはクリル諸島マトゥア島(松輪島)の調査へ参加しました。
[クリル諸島のマトゥア島でロシア海軍太平洋艦隊の基地建設の為の調査が進められている]

2016年8月18日、ASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス』へ参加する為、ウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはタイへ向かった]

9月1日にタイバンコクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはASEANの国際演習へ参加する為にタイのバンコクへ到着した]
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そして今回の記事の通り、南シナ海タイ、日本、中国の艦と災害救助の為の合同演習を実施しました。

ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはASEANの国際演習へ参加する為にタイのバンコクへ到着した

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2016年9月1日2時33分配信
【太平洋艦隊の病院船「イルティシュ」は国際演習へ参加する為にタイへ到着した】
ウラジオストク、9月1日、インタファクス-極東

太平洋艦隊病院船「イルティシュ」は、人道へ指向されるASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国の国際演習へ参加する為にバンコク港(タイ王国)へ到着した。
太平洋艦隊広報サービスは発表した。

「合同演習『ADMMプラス』は南シナ海のチョンブリー及びサイアム湾海域で実施されます。
演習の筋書きによると、2つの架空のASEAN加盟国で自然災害が発生します。
1つの国は、地震により被害を受けます。
もう1つの国は、強力な暴風に襲われます」

声明では、こう述べられた。

「イルティシュ」には重傷者を受け入れる為の病室が配置され、艦隊の医療チームは援助を提供し、海上条件下での活動を実施する事は注目される。
仮想被災者は、艦載ヘリコプターK-27PS及び高速艇により送られる。

「人道演習の目的は、危機的状況の解決へ参加するASEAN諸国及び対話パートナーとの明確な調和活動にあります」
声明では、こう説明された。

演習は9月11日に終了し、海上病院は9月末までにウラジオストクへ戻る。

「イルティシュ」にとって、これは、近代化された後の初めての大規模な航海である。
海上病院には、新たに最新の医療機器が設置された。


プロジェクト320病院船「イルティシュ」は、ポーランドシュチェチン造船所で1988年11月25日に起工され、1989年7月6日に進水し、1990年7月31日に竣工し、1990年8月10日にソ連海軍へ就役しました。
就役後は太平洋艦隊へ配備されました。

2013年秋からナホトカ艦船修理工場で近代化改装が行なわれました。
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[ロシア海軍のオビ級病院船は復帰する]

近代化改装終了後、2016年5月にはクリル諸島マトゥア島(松輪島)の調査へ参加しました。
[クリル諸島のマトゥア島でロシア海軍太平洋艦隊の基地建設の為の調査が進められている]

2016年8月18日、ASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス』へ参加する為、ウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはタイへ向かった]

そして9月1日にタイバンコクへ到着しました。
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ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはタイへ向かった

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『タス通信』より
2016年8月18日4時45分配信
【太平洋艦隊の病院船「イルティシュ」はASEANの演習へ参加する為にバンコクへ向かった】
ウラジオストク、8月18日/タス通信特派員マリーナ・シャチロワ

太平洋艦隊病院船「イルティシュ」は、ASEAN(東南アジア諸国連合)が参加する国際演習へ参加する為、木曜日にウラジオストクからバンコク(タイ)へ向かった。
タス通信は、東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐より伝えられた。

「太平洋艦隊病院船イルティシュはASEAN諸国の人道へ指向される国際演習へ参加する為に出航し、バンコク港(タイ王国)への移動を開始しました。
合同演習『ADMMプラス』は、2016年9月1日から11日まで、南シナ海のチョンブリ-及びサイアム湾海域で実施されます」

艦隊の代理人は伝えた。

彼によると、演習中に自然災害時の援助活動への取り組みが行なわれる。
「イルティシュ」は重傷者を受け入れる為の病室が配置され、艦隊の医療チームは援助を提供し、海上条件下での活動を実施する。
仮想被災者は、艦載ヘリコプターK-27PS及び高速艇により送られる。

プロジェクト320病院船「イルティシュ」は、沿岸および海上での負傷者及び病人を受け入れる事が出来る。
船内には、患者100名分のベッドが在り、緊急時には450名を受け入れる。
更に200名分のリハビリテーション用のベッドが在る。
航海へ行く前に同船は近代化が実施され、医療機器は最新のものとなった。


プロジェクト320病院船「イルティシュ」は、ポーランドシュチェチン造船所で1988年11月25日に起工され、1989年7月6日に進水し、1990年7月31日に竣工し、1990年8月10日にソ連海軍へ就役しました。
就役後は太平洋艦隊へ配備されました。

2013年秋からナホトカ艦船修理工場で近代化改装が行なわれました。
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[ロシア海軍のオビ級病院船は復帰する]

近代化改装終了後、2016年5月にはクリル諸島マトゥア島(松輪島)の調査へ参加しました。
[クリル諸島のマトゥア島でロシア海軍太平洋艦隊の基地建設の為の調査が進められている]

その後、2016年8月18日、ASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス』へ参加する為、ウラジオストクを出航してタイバンコクへ向かいました。

ロシア海軍太平洋艦隊沿岸部隊は超音速地対艦ミサイル"バスチオン"を初めて発射した

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『タス通信』より
2016年7月22日14時6分配信
【ミサイル複合体「バスチオン」は8月に極東で戦闘当直に就く】
モスクワ、7月22日/タス通信

太平洋艦隊沿岸部隊は、8月に戦闘当直へ就く新たなミサイル複合体「バスチオン」からの初めての射撃を実行した。
同艦隊の代理人ウラジーミル・マトヴェーエフは報道機関へ伝えた。

「太平洋艦隊沿岸部隊のロケット連合部隊の将兵は、2016年に軍備採用された新たなミサイル複合体バスチオンの初めての発射を行ないました」
彼は話した。

マトヴェーエフは、ミサイル大隊が200kmを走破して未設置場所へ機材を展開し、海上目標を成功裏に破壊した事を強調した。
彼によると、射撃は沿海地方の射爆場の1つで実行された。
総計で200名以上の将兵と約20両の車両が集められた。
同時に、太平洋艦隊の10隻以上の艦船が、民間船舶の為にミサイル発射実施海域の閉鎖へ参加した。

「バスチオンは、今年8月に戦闘当直へ就く予定です」
士官は説明した。

3月にロシア連邦国防省のトップ、セルゲイ・ショイグは、今年末までに沿岸ミサイル複合体「バスチオン」「バル」クリル諸島への展開が計画されており、昨年には、高射ミサイル複合体「トール-M2U」が戦闘当直へ就いたと発表した。
加えて、クリル諸島には無人機が移送される事になるだろう。
更に、軍は大クリル列島の島へ太平洋艦隊基地を作成する可能性を研究すると伝えられた。

沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、ミサイル「オーニクス」を装備する。
それは、様々なクラス及びタイプの水上艦の破壊の為に意図されている。
1つの複合体には弾薬として36基のミサイルを含める事が出来、600km以上の沿岸の防護を可能にする。



沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」(ヤーホント)の地上発射ヴァージョンです。
[ロシア海軍の超音速対艦ミサイル"オーニクス"は近代化される]

ロシア海軍では、これまでに黒海艦隊北方艦隊へ配備されています。
(この他、シリアベトナムへ輸出)
『黒海艦隊サイト』より
【K300P「バスチオン-P」】

[ロシア海軍北方艦隊へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"が配備された]


2016年3月、沿海地方スモリャニノヴォに駐留する太平洋艦隊第72沿岸ロケット旅団「バスチオン」が配備されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"が配備された]

それから4ヶ月以上経った7月22日、第72沿岸ロケット旅団は、初めて「バスチオン」を発射しました。
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第72沿岸ロケット旅団「バスチオン」は、今年8月から本格的な実戦配備に就きます。


記事中で触れられていますが、今後、クリル諸島(千島列島)にも「バスチオン」が配備されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島に新たな地対艦ミサイルを配備する]

今年5月~6月には、太平洋艦隊の基地を建設する為、クリル諸島マトゥア島(松輪島)の調査が行なわれています。
[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島(千島列島)マトゥア島(松輪島)の調査を全て完了した]

ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは長期航海を終えてウラジオストクへ帰港した

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『タス通信』より
2016年7月18日5時30分配信
【親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は9ヶ月間の航海からウラジオストクへ戻ってきた】
ウラジオストク、7月18日/タス通信特派員ナターリヤ・ニクーリナ

9ヶ月間に及ぶ航海を終えた太平洋艦隊親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、月曜日にウラジオストクへ戻ってきた。
この間にベンガル湾海軍演習『インドラ・ネイヴィー』へ参加し、シリアロシア航空基地フマイミーンの対空防衛手段をカバーした。
タス通信沿海地方行政府広報サービスより伝えられた。

「太平洋艦隊の軍事評議会は、東方軍管区司令官セルゲイ・スロヴィキン大将に代わり、最も離れた世界の大洋ゾーンで重要な任務を成功裏に遂行した事に感謝します。
乗組員は戦闘局面において、彼等へ与えられた全ての任務を遂行しました。
それから戻ってきただけでは無く、オホーツク海での太平洋艦隊の大規模演習へ参加し、戦闘即応体制の高い水準を示し、困難な戦闘演習を成功裏に実行しました。
貴方達は、旗竿へ翻る親衛海軍旗へ何ら恥じる事は無いと確信します」

行政府は太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴャキャンツの談話を引用した。

太平洋艦隊旗艦は、沿海地方多種戦力小艦隊司令部、太平洋艦隊の退役将兵、沿海地方行政府の代表、(ウラジオストク)市の代表、更には将兵の家族に出迎えられた。
海軍の伝統として、巡洋艦「ワリャーグ」艦長アレクセイ・ウリャネンコ親衛2等海佐へ子豚の丸焼きが贈られた。
更に、表彰式典が開催され、アレクセイ・ウリャネンコロシア連邦大統領からの尊敬と感謝状を授与され、一連の士官、准士官、契約軍人は「シリア軍事作戦参加」勲章を受け取った。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、9ヶ月間に渡る航海から戻った。
乗組員は、ベンガル湾海軍演習『インドラ・ネイヴィー』においてインド海軍と共に、与えられた任務を成功裏に果たした。
更には、ロシア黒海艦隊旗艦・ロケット巡洋艦「モスクワ」ラタキア沖で交代し、シリアロシア航空基地フマイミーンの対空防衛手段をカバーした。


2015年11月2日、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、ロシア-インド海軍合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加する為、3隻の艦船(駆逐艦「ブイストルイ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」、救助曳船「アラタウ」)を伴ってウラジオストクを抜錨し、インドへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと駆逐艦ブイストルイはインドへ向かった]

太平洋艦隊艦船支隊は、2015年11月4日午前10時頃に対馬海峡を通過しました。
日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイトより
2015年11月5日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

この間(つまり11月3日頃)に日本海で一連の訓練が実施され、対馬海峡を通過する際に1905年5月のツシマ沖海戦の戦没者の追悼式典を開催しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は日本海で演習を行なった]

11月9日、「太平洋」上で一連の演習が実施されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は太平洋上で演習を実施した]

11月20日まで南西諸島周辺海域に滞在し、投錨して洋上補給、ヘリコプター発着訓練などを行なっていました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は2015年11月中旬に南西諸島周辺海域で行動していた]

その後、南下して南シナ海へ向かい、12月2日にはマラッカ海峡を通過してインド洋へ出ました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインド洋へ入った]

12月6日、インド東岸ヴィシャーカパトナム港へ到着しました。
[インド海軍との合同演習に参加するロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドのヴィシャーカパトナム港へ到着した]

合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』は12月7日から始まりました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』が始まった]

太平洋艦隊艦船支隊は、12月7日から9日までヴィシャーカパトナム港へ滞在し、両国海軍代表団による海上演習の打ち合わせ、インド海軍将兵の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」見学、両国海軍将兵のスポーツ大会、ロシア海軍将兵の地元観光などが行なわれました。

12月10日、ロシア海軍インド海軍の演習参加艦船はヴィシャーカパトナム港を抜錨し、海上での実地演習(アクティブ・フェーズ)を開始しました。
[合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』へ参加するロシア海軍とインド海軍の艦船はヴィシャーカパトナムを抜錨した]
[ロシア海軍とインド海軍はベンガル湾で合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』を行なっている]

海上での実地演習は12月11日も引き続き行なわれました。
[インド-ロシア海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』海上段階2日目(2015年12月11日)]

演習は12月12日に完了し、インド海軍フリゲート「サヒャディ」で最後の会合が行なわれ、送別式典が開催されました。
[インド-ロシア海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』は終了した]


合同演習が終わった後、太平洋艦隊艦船支隊は東西に分かれ、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は単独で西へ、その他の3隻(駆逐艦「ブイストルイ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」、救助曳船「アラタウ」)は東へ向かいました。

単艦行動になった親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、12月24日から26日までオマーンサラーラ港へ寄港した後、アデン湾付近で新年を迎えました。
[インド海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は洋上で2016年の元旦を迎える]

2016年1月3日、スエズ運河を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはスエズ運河を通過して地中海へ入った]

その後、ロシア海軍地中海作戦連合部隊の旗艦任務に就き、シリア沖で行動していました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシリア沖で戦闘任務に就いている]
[ロシア海軍の12隻の艦船が地中海東部に滞在している]

その後の「ワリャーグ」の動向は公表される事は有りませんでしたが、6月3日から5日までシンガポールを訪れました。
(つまり5月半ば頃には地中海を出てインド洋方面へ向かっていた)
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシンガポールを訪れた]

「ワリャーグ」シンガポールを出航後、東シナ海を北上し、6月12日に対馬海峡を通過して日本海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは対馬海峡を通過した]
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しかし、「ワリャーグ」ウラジオストクへ戻る事は無く、沿海地方を素通りして日本海を北上し、6月15日に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入った]

オホーツク海へ入った後の「ワリャーグ」の動向は一切公表されませんでしたが、カムチャツカ方面(ペトロパヴロフスク・カムチャツキー)に滞在し、オホーツク海で実施されたロシア太平洋艦隊の演習へ参加していました。

7月16日、「ワリャーグ」オホーツク海からカムチャツカ半島クラ射爆場の地上目標へ有翼ミサイル「ヴルカーン」を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはカムチャツカ半島の地上目標へ巡航ミサイルを発射した]

その後、宗谷海峡を通過して日本海へ入り、7月18日にウラジオストクへ帰港しました。


オホーツク海演習へ参加した他の艦艇も既にウラジオストクへ帰港しているようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇は宗谷海峡を西進した]

なお、「ワリャーグ」は2013年にも地中海東部へ派遣されています。
[ロケット巡洋艦ワリャーグ地中海遠征(2013年8月-2014年1月)]



「ワリャーグ」、は2015年12月29日に「ナヒーモフ勲章」を授与されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはナヒーモフ勲章を授与される]

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2020年までに近代化改装が実施されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは2020年までに近代化改装を行なう]

ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはカムチャツカ半島の地上目標へ巡航ミサイルを発射した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年7月16日3時16分配信
【カムチャツカで巡洋艦「ワリャーグ」は沿岸目標へのミサイル射撃を実行した】
モスクワ、7月16日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、カムチャツカクラ射爆場地上目標へ主要複合体のミサイル射撃を実行した。
東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は発表した。

「艦隊の戦闘訓練計画に沿って、親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ乗組員は、オホーツク海エリアからクラ射爆場(カムチャツカ半島)に位置する沿岸目標への有翼ミサイル射撃を実行しました」
マトヴェーエフ
は話した。

彼によると、出航中に巡洋艦「ワリャーグ」は、最大距離で主要打撃ミサイル複合体により地上目標を撃破する任務を遂行した。
巡洋艦からミサイルは成功裏に発射され、指定地上目標へ命中した。

射撃任務の遂行後、同艦の乗組員は、一連の艦上演習~電波電子戦闘、対空防衛、通信~を実施した。


2015年11月2日、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、ロシア-インド海軍合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加する為、3隻の艦船(駆逐艦「ブイストルイ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」、救助曳船「アラタウ」)を伴ってウラジオストクを抜錨し、インドへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと駆逐艦ブイストルイはインドへ向かった]

太平洋艦隊艦船支隊は、2015年11月4日午前10時頃に対馬海峡を通過しました。
日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイトより
2015年11月5日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

この間(つまり11月3日頃)に日本海で一連の訓練が実施され、対馬海峡を通過する際に1905年5月のツシマ沖海戦の戦没者の追悼式典を開催しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は日本海で演習を行なった]

11月9日、「太平洋」上で一連の演習が実施されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は太平洋上で演習を実施した]

11月20日まで南西諸島周辺海域に滞在し、投錨して洋上補給、ヘリコプター発着訓練などを行なっていました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は2015年11月中旬に南西諸島周辺海域で行動していた]

その後、南下して南シナ海へ向かい、12月2日にはマラッカ海峡を通過してインド洋へ出ました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインド洋へ入った]

12月6日、インド東岸ヴィシャーカパトナム港へ到着しました。
[インド海軍との合同演習に参加するロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドのヴィシャーカパトナム港へ到着した]

合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』は12月7日から始まりました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』が始まった]

太平洋艦隊艦船支隊は、12月7日から9日までヴィシャーカパトナム港へ滞在し、両国海軍代表団による海上演習の打ち合わせ、インド海軍将兵の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」見学、両国海軍将兵のスポーツ大会、ロシア海軍将兵の地元観光などが行なわれました。

12月10日、ロシア海軍インド海軍の演習参加艦船はヴィシャーカパトナム港を抜錨し、海上での実地演習(アクティブ・フェーズ)を開始しました。
[合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』へ参加するロシア海軍とインド海軍の艦船はヴィシャーカパトナムを抜錨した]
[ロシア海軍とインド海軍はベンガル湾で合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』を行なっている]

海上での実地演習は12月11日も引き続き行なわれました。
[インド-ロシア海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』海上段階2日目(2015年12月11日)]

演習は12月12日に完了し、インド海軍フリゲート「サヒャディ」で最後の会合が行なわれ、送別式典が開催されました。
[インド-ロシア海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』は終了した]


合同演習が終わった後、太平洋艦隊艦船支隊は東西に分かれ、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は単独で西へ、その他の3隻(駆逐艦「ブイストルイ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」、救助曳船「アラタウ」)は東へ向かいました。

単艦行動になった親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、12月24日から26日までオマーンサラーラ港へ寄港した後、アデン湾付近で新年を迎えました。
[インド海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は洋上で2016年の元旦を迎える]

2016年1月3日、スエズ運河を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはスエズ運河を通過して地中海へ入った]

その後、ロシア海軍地中海作戦連合部隊の旗艦任務に就き、シリア沖で行動していました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシリア沖で戦闘任務に就いている]
[ロシア海軍の12隻の艦船が地中海東部に滞在している]

その後の「ワリャーグ」の動向は公表される事は有りませんでしたが、6月3日から5日までシンガポールを訪れました。
(つまり5月半ば頃には地中海を出てインド洋方面へ向かっていた)
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシンガポールを訪れた]

「ワリャーグ」シンガポールを出航後、東シナ海を北上し、6月12日に対馬海峡を通過して日本海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは対馬海峡を通過した]
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しかし、「ワリャーグ」ウラジオストクへ戻る事は無く、沿海地方を素通りして日本海を北上し、6月15日に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入った]


オホーツク海へ入った後の「ワリャーグ」の動向は一切公表されませんでしたが、カムチャツカ方面(ペトロパヴロフスク・カムチャツキー)に滞在していたようです。

そして7月16日、「ワリャーグ」オホーツク海からカムチャツカ半島クラ射爆場の地上目標へ有翼ミサイル「ヴルカーン」を発射しました。
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「ヴルカーン」(SS-N-12 mod.2)は基本的には対艦ミサイルですが、地上攻撃も可能であり、今回、それは実証されました。
[長距離打撃ミサイル複合体バザーリト/ヴルカーン]

「ワリャーグ」は2014年9月下旬にもオホーツク海「ヴルカーン」を発射していますが、この時は海上目標へ発射されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは戦略演習ヴォストーク-2014で有翼ミサイルを発射した]

今回は「最大距離」「ヴルカーン」を発射したとの事ですから、クラ射爆場から約700km離れたオホーツク海の何れかの海域(おそらくはカムチャツカ半島の西岸海域)から発射されたようです。
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クラ射爆場