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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾を通過するインドのタンカーを護衛する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年9月23日13時29分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はインドのタンカーのアデン湾通過の安全を保障する】

遠洋ゾーンで戦闘演習任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、アデン湾及び紅海を通過するインド船籍のタンカーへ同行する。

ロシア艦は数日間に渡りアラビア半島南東のサラーラ港(オマーン)で水と燃料の在庫を補充した。
業務寄港完了後、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、アデン湾及び紅海南部の危険海域を通過するインドタンカーへの同行を開始した。

同行中に船員と海軍歩兵は、高速艇による不審小型船の組織的臨検の為の合同訓練を行なう。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、スエズ運河地中海から紅海へと抜けた後、8月末からアデン湾での船舶航行の安全を保障する任務を遂行している。
この間に彼らは、海賊活動海域を通過する外国船の先導を数回行なった。



北方艦隊「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役)は、2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


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観艦式が終わった後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は母港へは戻らず、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、8月8日にはビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

8月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

その後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部(シリア沖)へ向かい、8月21日から23日までキプロス共和国リマソール港へ寄港し、物資を補充しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはキプロスのリマソール港で補給を終えた]

リマソール出航後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部を南下し、8月25日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して紅海へ入った]
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8月27日に給油船「カーマ」と合流し、8月28日には紅海南部で対テロ演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは紅海で対テロ演習を実施した]

9月1日からアデン湾で海賊対処任務に就き、先ず初めにアデン湾を東へ向かう中国タンカーの護衛を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾で中国のタンカーを護衛する]

中国タンカーの護衛を終えた後、9月5日にオマーンサラーラへ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオマーンを訪れた]
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9月8日にはアデン湾を西へ向かうバルバドスバルカー(ばら積み貨物船)の護衛を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾でバルバドスの貨物船を護衛する]

バルバドスの貨物船を紅海南部までエスコートした後、再びアデン湾を東へ向かう民間船を護衛しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を続ける]

その後、再びオマーンサラーラへ寄港し、今度はアデン湾を西へ向かうインドタンカーを護衛します。


なお、ロシア海軍は2008年からアデン湾などで海賊対処任務に就いていますが、この間に計80名の海賊を拘留しています。

『タス通信』より
2017年8月26日14時42分配信
【ロシア連邦の軍事船員は2008年以降に80名の海賊を拘留した】

ロシア海軍は、2008年以降、10度に渡る海賊による民間船の乗っ取りを阻止し、152の船団を護送し、合計727隻の船(この内の56隻はロシア船籍)を護衛しました。

海賊対処任務はアデン湾だけでは無く、ギニア湾、シンガポール沖、マラッカ海峡、南シナ海、カリブ海でも実行されました。

2017年前半には、北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」太平洋艦隊親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」が海賊対処任務に就いていました。
[大型対潜艦「セヴェロモルスク」インド洋遠征(2016年10月-2017年6月)]
[親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ東南アジア遠征(2017年4月-6月)]
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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を続ける

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年9月11日10時23分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はアデン湾を通過する船団の先導を提供する】

遠洋ゾーンで戦闘演習任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、紅海からアデン湾を通過する次の船団の先導を提供する。

ロシア船員は、アラビア海北部からバルバドス船籍バルカー(ばら積み貨物船)へ同行した。
合同での航行は、紅海南部の危険な海域を通過するまで3日間に渡って続いた。
現在、民間船への海賊攻撃の脅威は最小限となっており、自身で移動を続けている。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の乗組員は、給油船「カーマ」と縦列での液体貨物の移送演習を開始した。
物資補充後、ロシア船員は、紅海からインド洋側への民間船へ同行する。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、クロンシュタット泊地で主要海軍パレードへ参加する為、6月末に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから出航した。
8月12日に同艦は地中海へ入り、8月25日にはスエズ運河を通過して紅海へ入った。
現段階での乗組員の主な任務は、アデン湾海域における民間船舶航行の安全保障である。

遠距離航海中、ロシア艦は既に12000海里以上を進んだ。



プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むにオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

2015年10月23日から2016年4月4日まで地中海、インド洋への遠距離航海を実施しました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2016年10月15日には、ロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]


2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


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観艦式が終わった後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は母港へは戻らず、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、8月8日にはビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

8月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

その後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部(シリア沖)へ向かい、8月21日から23日までキプロス共和国リマソール港へ寄港し、物資を補充しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはキプロスのリマソール港で補給を終えた]

リマソール出航後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部を南下し、8月25日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して紅海へ入った]
17-0828a.jpg

8月27日に給油船「カーマ」と合流し、8月28日には紅海南部で対テロ演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは紅海で対テロ演習を実施した]

9月1日からアデン湾で海賊対処任務に就き、先ず初めにアデン湾を東へ向かう中国タンカーの護衛を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾で中国のタンカーを護衛する]

中国タンカーの護衛を終えた後、9月5日にオマーンサラーラへ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオマーンを訪れた]
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9月8日にはアデン湾を西へ向かうバルバドスバルカー(ばら積み貨物船)の護衛を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾でバルバドスの貨物船を護衛する]

バルバドスの貨物船を紅海南部までエスコートした後、今度は再びアデン湾を東へ向かう民間船を護衛します。


なお、ロシア海軍は2008年からアデン湾などで海賊対処任務に就いていますが、この間に計80名の海賊を拘留しています。

『タス通信』より
2017年8月26日14時42分配信
【ロシア連邦の軍事船員は2008年以降に80名の海賊を拘留した】

ロシア海軍は、2008年以降、10度に渡る海賊による民間船の乗っ取りを阻止し、152の船団を護送し、合計727隻の船(この内の56隻はロシア船籍)を護衛しました。

海賊対処任務はアデン湾だけでは無く、ギニア湾、シンガポール沖、マラッカ海峡、南シナ海、カリブ海でも実行されました。

2017年前半には、北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」太平洋艦隊親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」が海賊対処任務に就いていました。
[大型対潜艦「セヴェロモルスク」インド洋遠征(2016年10月-2017年6月)]
[親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ東南アジア遠征(2017年4月-6月)]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾でバルバドスの貨物船を護衛する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年9月8日12時53分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はアデン湾を通過するバルカー(ばら積み貨物船)への同行を開始した】

対海賊活動任務遂行の枠組みにおいて、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、アデン湾紅海へと抜けるバルバドス船籍バルカー(ばら積み貨物船)への同行を開始した。
艦は、アラビア海北部で合流し、西へ進路を取った。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の乗組員は数日間に渡り外国船へ同行し、海賊による攻撃から安全を保障する。
艦はアデン湾を通過し、紅海の指定地点まで一緒に進む。
その後、海賊活動の脅威を最小限にする為、ロシア艦は反対方向へ進む。

遠距離航海の間にロシア艦は既に11000海里以上を航行した。
7月31日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」クロンシュタット泊地で主要海軍パレードへ参加した海軍艦船支隊の一員としてフィンランド湾を出た。
8月12日に艦は地中海へ入り、キプロスで燃料、水、食料の在庫を補充し、8月25日には、アデン湾海域で民間船舶航行の安全を保障する為、スエズ運河を通過して紅海へ入った。
今週初めに大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はstrong>アラビア半島南東のサラーラ港(オマーン)へ業務寄港を行なった。



プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むにオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

2015年10月23日から2016年4月4日まで地中海、インド洋への遠距離航海を実施しました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2016年10月15日には、ロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]


2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


17-0809b.jpg
観艦式が終わった後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は母港へは戻らず、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、8月8日にはビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

8月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

その後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部(シリア沖)へ向かい、8月21日から23日までキプロス共和国リマソール港へ寄港し、物資を補充しました。
17-0824a.jpg
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはキプロスのリマソール港で補給を終えた]

リマソール出航後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部を南下し、8月25日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して紅海へ入った]
17-0828a.jpg

8月27日に給油船「カーマ」と合流し、8月28日には紅海南部で対テロ演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは紅海で対テロ演習を実施した]

9月1日からアデン湾で海賊対処任務に就き、先ず初めにアデン湾を東へ向かう中国タンカーの護衛を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾で中国のタンカーを護衛する]

中国タンカーの護衛を終えた後、9月5日にオマーンサラーラへ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオマーンを訪れた]
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なお、ロシア海軍は2008年からアデン湾などで海賊対処任務に就いていますが、この間に計80名の海賊を拘留しています。

『タス通信』より
2017年8月26日14時42分配信
【ロシア連邦の軍事船員は2008年以降に80名の海賊を拘留した】

ロシア海軍は、2008年以降、10度に渡る海賊による民間船の乗っ取りを阻止し、152の船団を護送し、合計727隻の船(この内の56隻はロシア船籍)を護衛しました。

海賊対処任務はアデン湾だけでは無く、ギニア湾、シンガポール沖、マラッカ海峡、南シナ海、カリブ海でも実行されました。

2017年前半には、北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」太平洋艦隊親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」が海賊対処任務に就いていました。
[大型対潜艦「セヴェロモルスク」インド洋遠征(2016年10月-2017年6月)]
[親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ東南アジア遠征(2017年4月-6月)]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオマーンを訪れた

17-0905d.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年9月5日12時51分配信
【アデン湾で対海賊ミッション遂行中の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はサラーラ港へ寄港した】

乗組員が遠洋ゾーンで遠距離航海任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、アデン湾を通過してインド洋へ出る中国タンカーの護衛を果たし、アラビア半島南東のサラーラ港(オマーン)へ寄港した。

ロシア艦の業務寄港は数日間に渡って続き、この間に乗組員は水と食料の在庫を指定基準まで補充する。
更に軍事船員は、沿岸での短い休息の機会を持つ。
サラーラへの停泊完了後、乗組員は、アデン湾及び紅海エリアで対海賊ミッションの遂行を継続する。

7月31日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」クロンシュタット泊地で主要海軍パレードへ参加した海軍艦船支隊の一員としてフィンランド湾を出た。
8月12日に艦は地中海へ入り、キプロスで燃料、水、食料の在庫を補充し、8月25日には、アデン湾海域で民間船舶航行の安全を保障する為、スエズ運河を通過して紅海へ入った。

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、ロシア海軍の乗組員の航海において最高記録を有するものの1隻である。
2016年だけでも、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は3度の遠距離航海を行ない、その中で、北極圏、大西洋、インド洋、更には地中海で任務を遂行した。
総計して北方艦隊対潜艦の船員は、昨年に265日間の遠距離航海を行なった。



プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むにオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

2015年10月23日から2016年4月4日まで地中海、インド洋への遠距離航海を実施しました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2016年10月15日には、ロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]


2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


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観艦式が終わった後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は母港へは戻らず、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、8月8日にはビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

8月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

その後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部(シリア沖)へ向かい、8月21日から23日までキプロス共和国リマソール港へ寄港し、物資を補充しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはキプロスのリマソール港で補給を終えた]

リマソール出航後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部を南下し、8月25日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して紅海へ入った]
17-0828a.jpg

8月27日に給油船「カーマ」と合流し、8月28日には紅海南部で対テロ演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは紅海で対テロ演習を実施した]

9月1日からアデン湾で海賊対処任務に就き、先ず初めにアデン湾を東へ向かう中国タンカーの護衛を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾で中国のタンカーを護衛する]

中国タンカーの護衛を終えた後、9月5日にオマーンサラーラへ入港しました。
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なお、ロシア海軍は2008年からアデン湾などで海賊対処任務に就いていますが、この間に計80名の海賊を拘留しています。

『タス通信』より
2017年8月26日14時42分配信
【ロシア連邦の軍事船員は2008年以降に80名の海賊を拘留した】

ロシア海軍は、2008年以降、10度に渡る海賊による民間船の乗っ取りを阻止し、152の船団を護送し、合計727隻の船(この内の56隻はロシア船籍)を護衛しました。

海賊対処任務はアデン湾だけでは無く、ギニア湾、シンガポール沖、マラッカ海峡、南シナ海、カリブ海でも実行されました。

2017年前半には、北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」太平洋艦隊親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」が海賊対処任務に就いていました。
[大型対潜艦「セヴェロモルスク」インド洋遠征(2016年10月-2017年6月)]
[親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ東南アジア遠征(2017年4月-6月)]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾で中国のタンカーを護衛する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年9月1日8時54分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はアデン湾を通過する中国のタンカーへの同行を開始した】

乗組員が紅海で遠距離航海任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、アデン湾を通過する中国タンカー「カスコ-J」への同行を開始した。
艦は紅海南部で会合し、東へ進路を取った。

数日間に渡り大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」乗組員は中国船へ同行し、海賊による攻撃からの安全を保障する。
艦は、海賊活動の脅威が未だ最小限となっていないインド洋の出口まで一緒に進む。

遠距離航海中、ロシア艦は既に10000海里以上を進んだ。
8月12日に艦は地中海へ入り、キプロスで燃料、水、食料の在庫を補充し、8月25日には、アデン湾海域で民間船舶航行の安全を保障する為、スエズ運河を通過して紅海へ入った。



プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むにオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

2015年10月23日から2016年4月4日まで地中海、インド洋への遠距離航海を実施しました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2016年10月15日には、ロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]


2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


17-0809b.jpg
観艦式が終わった後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は母港へは戻らず、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、8月8日にはビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

8月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

その後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部(シリア沖)へ向かい、8月21日から23日までキプロス共和国リマソール港へ寄港し、物資を補充しました。
17-0824a.jpg
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはキプロスのリマソール港で補給を終えた]

リマソール出航後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部を南下し、8月25日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して紅海へ入った]
17-0828a.jpg

8月27日に給油船「カーマ」と合流し、8月28日には紅海南部で対テロ演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは紅海で対テロ演習を実施した]

そして9月1日からアデン湾で海賊対処任務に就き、先ず初めにアデン湾を東へ向かう中国タンカーを護衛します。
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なお、ロシア海軍は2008年からアデン湾などで海賊対処任務に就いていますが、この間に計80名の海賊を拘留しています。

『タス通信』より
2017年8月26日14時42分配信
【ロシア連邦の軍事船員は2008年以降に80名の海賊を拘留した】

ロシア海軍は、2008年以降、10度に渡る海賊による民間船の乗っ取りを阻止し、152の船団を護送し、合計727隻の船(この内の56隻はロシア船籍)を護衛しました。

海賊対処任務はアデン湾だけでは無く、ギニア湾、シンガポール沖、マラッカ海峡、南シナ海、カリブ海でも実行されました。

2017年前半には、北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」太平洋艦隊親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」が海賊対処任務に就いていました。
[大型対潜艦「セヴェロモルスク」インド洋遠征(2016年10月-2017年6月)]
[親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ東南アジア遠征(2017年4月-6月)]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは紅海で対テロ演習を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年8月28日19時29分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は紅海で演習を実施した】

本日(8月28日)、乗組員が紅海で遠距離航海任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の艦上では、対テロリスト活動グループの不審船の臨検行動の為の演習を実施した。

海軍歩兵は、ボートでの上陸と、完全な戦闘装備で荒天用タラップから艦上へ上がる事へ取り組んだ。
艦の施設の検査が行なわれた。
乗っ取られたという想定下の船を解放する為の演習が実施され、更にはボートの臨検グループの戦闘援護活動へ取り組んだ。

現在、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、紅海南部に居る。
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前日に同艦は給油船「カーマ」と合流した。
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乗組員は、航行中の液体貨物移送の演習を実施した。

遠距離航海中、ロシア艦は既に9500海里以上を進んだ。
クロンシュタット泊地主要海軍パレードへ参加した後、7月31日に船員はフィンランド湾を出た。
8月12日に艦は地中海へ入り、キプロスで燃料、水、食料の在庫を補充し、8月25日には、アデン湾海域で民間船舶航行の安全を保障する為、スエズ運河を通過して紅海へ入った。



プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]
17-0824c.jpg

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むにオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

2015年10月23日から2016年4月4日まで地中海、インド洋への遠距離航海を実施しました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2016年10月15日には、ロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]


2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

17-0801c.jpg
7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


その後、他の北方艦隊からの観艦式参加艦は帰路に就き、母港へ戻りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

17-0809b.jpg
しかし、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は他の艦と別れ、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、8月8日にはビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

8月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

その後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部(シリア沖)へ向かい、8月21日から23日までキプロス共和国リマソール港へ寄港し、物資を補充しました。
17-0824a.jpg
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはキプロスのリマソール港で補給を終えた]

リマソール出航後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部を南下し、8月25日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して紅海へ入った]
17-0828a.jpg

8月27日に給油船「カーマ」と合流し、8月28日には紅海南部で対テロ演習を実施しました。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して紅海へ入った

17-0828c.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年8月25日16時18分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は紅海へ入った】

本日(8月25日)、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、スエズ運河を通過して紅海へ入った。
遠距離航海中に同艦は8000海里以上を進んだ。

北方艦隊将兵の航海の任務の1つは、世界の大洋の危険な海域での民間船舶航行の安全の保障であり、今回はアデン湾及び紅海南部である。
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大型対潜艦の乗組員は、以前に何度も対海賊ミッションを遂行しており、それ故に、今回の準備も良好である。
艦上には、水上での臨検及び対テロ作戦を実施する訓練を受けた海軍歩兵グループが乗っている。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の航路の水上の状態のモニタリングの実施は、ヘリコプターKa-27PS乗員が担っており、更には、小銃、機関銃、擲弾筒で武装する迅速対応グループの行動を可能にする。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、6月29日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市を去った。
同艦はロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と共に主要海軍パレードへ参加する為にバルト海への移動を行なった。

パレードの後、大型対潜艦は、ロシア海軍艦・支援船支隊の一員としてバルト海を航行し、その後、地中海へ進路を取った。

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、ロシア海軍の乗組員の航海において最高記録を有するものの1隻である。
2016年だけでも、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は3度の遠距離航海を行ない、その中で、北極圏、大西洋、インド洋、更には地中海で任務を遂行した。
総計して北方艦隊対潜艦の船員は、昨年に265日間の遠距離航海を行なった。



プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]
17-0824c.jpg

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むにオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

2015年10月23日から2016年4月4日まで地中海、インド洋への遠距離航海を実施しました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2016年10月15日には、ロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]


2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

17-0801c.jpg
7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


その後、他の北方艦隊からの観艦式参加艦は帰路に就き、母港へ戻りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

17-0809b.jpg
しかし、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は他の艦と別れ、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、8月8日にはビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

8月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

その後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部(シリア沖)へ向かい、8月21日から23日までキプロス共和国リマソール港へ寄港し、物資を補充しました。
17-0824a.jpg
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはキプロスのリマソール港で補給を終えた]

リマソール出航後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部を南下し、8月25日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
17-0828a.jpg

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」アデン湾へ向かうようです。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはキプロスのリマソール港で補給を終えた

17-0824d.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年8月23日13時48分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はリマソール港を去り、地中海で遠距離航海任務遂行を続ける】

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、キプロス共和国リマソール港で水、燃料、食料の在庫補充を完了し、地中海で遠距離航海任務遂行を続ける。

リマソールへの業務寄港は、同艦の遠距離航海開始以来、初めてとなった。それは3日間に渡って続いた。
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の遠距離航海期間中、燃料の在庫補充と人員の短期間の休息の為、更に数回の外国港への寄港が行なわれる。
更に同艦の乗組員は、移動中或いは投錨中における給油船からの燃料補給という選択肢へ取り組む。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、6月29日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市を去った。
同艦はロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と共に主要海軍パレードへ参加する為にバルト海への移動を行なった。

パレードの後、大型対潜艦は、ロシア海軍艦・支援船支隊の一員としてバルト海を航行し、その後、地中海へ進路を取った。

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、ロシア海軍の乗組員の航海において最高記録を有するものの1隻である。
2016年だけでも、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は3度の遠距離航海を行ない、その中で、北極圏、大西洋、インド洋、更には地中海で任務を遂行した。
総計して北方艦隊対潜艦の船員は、昨年に265日間の遠距離航海を行なった。



プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]
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2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むにオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

2015年10月23日から2016年4月4日まで地中海、インド洋への遠距離航海を実施しました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2016年10月15日には、ロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]


2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

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7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


その後、他の北方艦隊からの観艦式参加艦は帰路に就き、母港へ戻りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

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しかし、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は他の艦と別れ、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、8月8日にはビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

8月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

その後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部(シリア沖)へ向かい、8月21日から23日までキプロス共和国リマソール港へ寄港し、物資を補充しました。
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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年8月12日12時9分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は地中海へ入った】

遠距離航海任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、本日(8月12日)、ジブラルタル海峡の最も狭い部分の通過を完了し、地中海へ入った。

14キロメートルに渡る海峡の最も狭い部分の通過は、船舶航行が集中する条件下で日中に行なわれた。

海上移動中に乗組員は計画戦闘訓練を続けている。
ビスケー湾において、ロシア対潜艦の乗組員は、潜水艦を探知する為の演習を実施した。
訓練中、対潜艦の甲板からフライトを行なう艦載対潜ヘリコプターKa-27乗員との連携行動へ取り組んだ。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、6月末に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから出航した。
艦の乗組員は、主要海軍パレード北方艦隊を代表した。
『ロシア海軍の日』祝賀へ捧げられた行事の完了後、大型対潜艦の乗組員は、北方艦隊艦・支援船支隊の一員としてバルト海から北海への移動を行ない、その後、南方への移動を続けている。

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、ロシア海軍の乗組員の航海において最高記録を有するものの1隻である。
2016年だけでも、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は3度の遠距離航海を行ない、その中で、北極圏、大西洋、インド洋、更には地中海で任務を遂行した。
総計して北方艦隊対潜艦の船員は、昨年に265日間の遠距離航海を行なった。



プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むにオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

2015年10月23日から2016年4月4日まで地中海、インド洋への遠距離航海を実施しました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2016年10月15日には、ロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]


2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

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7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


その後、他の北方艦隊からの観艦式参加艦は帰路に就き、母港へ戻りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

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しかし、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は他の艦と別れ、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、8月8日にはビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

そして8月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。

今後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部(シリア沖)へ向かうようです。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った

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『タス通信』より
2017年8月8日15時47分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はビスケー湾に入った】
モスクワ、8月8日/タス通信

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」ビスケー湾に入った。
火曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。

「本日(8月8日)、北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、ビスケー湾へ入りました。
現在、同艦は遠距離航海計画に沿って南方への移動を続けています」

広報サービスは話した。

艦は、サンクトペテルブルク主要海軍パレードへ参加する為、6月末に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから出航し、北方艦隊艦・支援船支隊の一員として北方からバルト海への移動を行ない、その後、南方への移動を続けている。

広報サービスの情報によると、2016年に艦は3度の遠距離航海を行ない、その中で、北極圏、大西洋、インド洋、更には地中海で任務を遂行した。
総計で船員は、昨年に265日間の遠距離航海を行なった。



プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むにオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

2015年10月23日から2016年4月4日まで地中海、インド洋への遠距離航海を実施しました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2016年10月15日には、ロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]

2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

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7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


その後、他の北方艦隊からの観艦式参加艦は帰路に就きました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船は北海へ入った]

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しかし、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は他の艦と別れ、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、ビスケー湾へ入りました。

今回の北方艦隊広報部発表では、「遠距離航海計画に沿って南方への移動を続けている」としか述べられておらず、具体的な行き先には触れられていませんが、おそらくは地中海東部へ向かっているのでしょう。