fc2ブログ

誤解

2008年1月18日17時28分に撮影されたアメリカ海軍イージス巡洋艦CG-56サン・ジャシントと
ロシア海軍艦艇打撃グループの駆逐艦アドミラル・チャバネンコ
CG56-DD650.jpg


「ロシア空母部隊は補給を受けた(1月23日)」
にあるように、ロシア海軍は、
「地中海のトゥーロンから出港した後、大西洋の訓練海域に到達するまで、ロシア艦艇部隊は、20~50kmの間隔を維持しながら米国海軍巡洋艦「サン・ジャシント」に追尾された。」
と発表しました。


しかし、『世界の艦船』2008年4月号では、アメリカ海軍からの情報として、アドミラル・チャバネンコとサン・ジャシントが「共同訓練」をしたなどと書かれています。

確かに、上の写真は、一見すれば、アドミラル・チャバネンコとサン・ジャシントが「共同訓練」をしたようにも見えるでしょうし、この写真の出所は、アメリカ海軍です。

しかし、本当に「共同訓練」をしたのなら、ロシア側は、そう発表しますよ。
「追尾された」などとは言わないでしょう。
スポンサーサイト



地中海のロシア空母部隊(2008年1月)

ロシア連邦国防省公式サイトより。

地中海のロシア連邦北方艦隊艦艇打撃グループ(KUG)

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」
CV02.jpg


重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」と大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」
KUG01.jpg


大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」
KUG02.jpg


大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」と大型海上給油艦「セルゲイ・オシポフ」
KUG03.jpg


空母部隊と合流したロシア黒海艦隊旗艦のロケット巡洋艦「モスクワ」
KUG04.jpg


大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」
KUG05.jpg


大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」
KUG06.jpg


大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」
KUG07.jpg

地中海と大西洋の空母クズネツォフ

ロシア連邦国防省公式サイトより。


地中海の重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」
TAKR01.jpg
TAKR06.jpg
TAKR07.jpgTAKR09.jpg
TAKR10.jpgTAKR08.jpg


大西洋の「アドミラル・クズネツォフ」
TAKR02.jpg
TAKR03.jpg
TAKR04.jpg
TAKR05.jpg

セヴェロモルスクに帰港したロシア海軍空母部隊

ロシア連邦国防省公式サイトより。


2ヶ月に及ぶ北東大西洋・地中海遠征を終えてセヴェロモルスクに帰ってきたロシア海軍北方艦隊の空母部隊

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」
01.jpg


帰港した空母部隊将兵を出迎えるロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー
1219c
09.jpg


帰港した空母部隊将兵
1219b
04.jpg
05.jpg
06.jpg
08.jpg07.jpg



空母部隊将兵の家族
10.jpg
11.jpg



クズネツォフ艦上のSu-33
13.jpg
14.jpg
15.jpg
16.jpg
17.jpg
18.jpg


大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」「アドミラル・レフチェンコ」19.jpg

リスボンを訪問したロケット巡洋艦モスクワ(2008年1月25~28日)

当ブログでも取り上げましたが、ロシア空母部隊と行動を共にし、大西洋で演習を実施した黒海艦隊のロケット巡洋艦モスクワは、1月25日~1月28日に掛けてポルトガル共和国の首都・リスボンを訪問しました。

1月25日、リスボンへ入港したモスクワ
1-25a.jpg
1-25b.jpg


1月25~28日、リスボン停泊中のモスクワ
0125-28a.jpg
0125-28b.jpg
0125-28d.jpg
0125-28c.jpg
0125-28aa.jpg

大西洋のクズネツォフ(2008年1月下旬)

2008年1月下旬に大西洋で撮影されたロシア海軍空母「アドミラル・クズネツォフ」
(クリックすると、大きいサイズの写真が表示されます)
08-01a.jpg
08-01b.jpg
08-01c.jpg
08-01d.jpg
08-01e.jpg
08-01f.jpg
08-01g.jpg
08-01h.jpg

ロシア海軍総司令官は、空母部隊将兵を表彰した

063.jpg

ロシア連邦国防省公式サイトより
【北方艦隊の艦艇打撃グループは、大西洋および地中海への航海を成功裏に完了した】

2008年2月3日、北方艦隊の主要基地セヴェロモルスクで、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー海軍大将は、大西洋および地中海への遠征の任務を成功裏に達成した北方艦隊の艦艇打撃グループ(KUG)艦船を出迎えた。

海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー海軍大将の将旗を掲げた送迎艇は、艦艇打撃部隊の大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」「アドミラル・チャバネンコ」、支援艦「セルゲイ・オシポフ」「ニコライ・チケル」を査閲した後、係留されている重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」へ接舷した。
艦艇打撃グループの乗組員は、上甲板で整列した。

海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー海軍大将は、北方艦隊司令官ニコライ・マクシーモフ海軍中将が出迎える中、ムルマンスク州知事ユーリー・エフドキモフ、国家海上政治委員会議長ヴャチェスラフ・ポポフと共に、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の艦上を訪れ、ロシア連邦国防相アナトーリー・セルジュコフからのメッセージを読み上げた。

艦上での厳粛な表彰式において、北方艦隊艦艇打撃グループの12名の将校および准士官は、アパートを取得した。
モスクワ市およびモスクワ州から、30名の水兵に報奨金が与えられた。
10名の水兵は、ロシア連邦国防相に代わり、海軍総司令官から素晴らしい報奨を贈られた。

海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー海軍大将は、栄光ある艦艇打撃グループの重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」乗組員は、課せられた任務を遂行した事を指摘した。
ウラジーミル・ヴィソツキー海軍大将によると、艦(クズネツォフ)は定期整備と出撃準備が行われた後、先に完了した遠征よりも価値が小さくない新たな任務を遂行するだろう。

海軍総司令官によると、ロシア軍艦は、我が国の国益に関わる場所で、我が国の意志を示した。

北方艦隊の艦艇打撃グループの航海は2007年12月5日に始まった。
航海の目的は、世界の海洋の国益上重要な海域において、ロシア海軍存在を示す事である。
航海の指揮は、北方艦隊司令官ニコライ・マクシーモフ海軍中将が執った。

航海中、艦上航空機は飛行活動を遂行し、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の戦闘機は、離艦および着艦、計20回の飛行操作、約400回の出撃(100回以上に及ぶ)を遂行した。

航海時、艦艇打撃グループは、黒海艦隊の艦船との相互運用を含む全ての示された課題を成功裏に遂行し、15,000海里以上を走破した。
また、北方艦隊の艦艇打撃グループは、フランスおよびイタリア海軍艦艇と幾度かの合同演習を行なった。
北方艦隊の艦船は、チュニジア、フランスおよびイタリアの港へ寄港した。
ロシア連邦国防省公式サイト・2008年2月4日



ウラジーミル・ヴィソツキー総司令官の発言を見ると、ロシア海軍は、今年中にもう一度、空母クズネツォフの遠征を実行するつもりのようです。

ロシア連邦国防相セルジュコフのメッセージ(ロシア連邦国防省公式サイト)

RFDM.jpg
セルジュコフ国防相から遠征を終えたロシア空母部隊将兵へ宛てられたメッセージの全文

【ロシア連邦国防相A.E.セルジュコフから北方艦隊将兵への訓示】

北方艦隊の僚友諸君!

我が国の最新の歴史では、偉大な将来へのロシア市民の心からの信頼を、より一層生じさせる出来事が起こっている。

そのような出来事に、北東大西洋および地中海におけるロシア海軍の大規模な演習は、正当に加えられるべきである。

この遠征は、ロシアと国際社会にとって、主要海軍国の内の1つとして世界の海洋への回帰を決定的なものとするロシア連邦の真剣な要求として認知されるだろう。
それは、北方艦隊将兵の大きな功績である。

栄光ある北方艦隊の艦艇打撃グループは、1万5000海里以上を走破し、全ての難問を実行した。
艦艇と艦載機により実施された演習においては、フランス及びイタリア海軍との協力を含め、乗員の戦闘訓練の高い水準が実証された。
アンドレイ旗は、立派に外国の港で我が国の存在を示した。

今後、それ(アンドレイ旗)は、高らかに世界の海洋の広い範囲で翻るであろう事を確信する。

心から私は、艦隊司令官と、全ての将兵が、遠征を成功裏に成し遂げた事に対し、御祝いを申し上げる!

私は、諸氏の力強い健康、最善、忍耐力、そして新たなる海での水平線を望む!
ロシア連邦国防省公式サイト・2008年2月3日

ロシア海軍総司令官は、空母乗員の労をねぎらう

8-0203a.jpg
セヴェロモルスク特派員からの報告

【北方艦隊の艦艇グループは大西洋への航海を終えた】
セヴェロモルスク、2月3日(RIAノーボスチ)

北方艦隊の艦艇打撃グループは、去年の12月に始まった大西洋および地中海への航海を首尾よく完了した。
ムルマンスク州にある都市セヴェロモルスクの北方艦隊基地から、RIAノーボスチ特派員は、こう報告した。

北方艦隊艦艇グループの旗艦である重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」艦上で、乗組員はロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキーと対面した。

ヴィソツキーは、ロシア国防相アナトーリー・セルジュコフからの祝辞文を乗組員に読み上げた。

「この遠征は、ロシアと国際社会にとって、主要海軍国の内の1つとして世界の海洋への回帰を決定的なものとするロシア連邦の真剣な要求と受け取られるだろう」
国防相は、祝辞文の中でこう述べた。

更にこの行動では、艦艇グループが航海期間内に1万5000海里以上を走破した事が注目される。
フランス及びイタリア海軍との相互運用を含む全ての課題は、成功裡に解決された。

「アンドレイ旗は、立派に外国の港でロシアの存在を示した。それは今後、高らかに世界の海洋の広い範囲で翻るであろう事を確信する」
それは国防相の祝辞文で言及された。

海軍総司令官は、この航海で顕著だった個々の乗組員に対する国防相からのすばらしい贈り物を託されていた。
個人的に、彼は乗組員の奉仕に感謝し、また、彼ら自身の中から最も顕著な者に国家報奨が贈られる事を約束した。

ヴィソツキー海軍大将は更に、旗艦「アドミラル・クズネツォフ」が、この後、定期整備及び出港準備を行う事を約束した。
また、基地に在る航空部隊は、早くも今年に「他の行動が予想される」

「全ては健在、健康であり、任務は全て達成されました」海軍総司令官は、こう締めくくった。

北方艦隊の艦艇打撃グループの航海は、2007年12月5日に始まった。
艦艇グループは、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」「アドミラル・チャバネンコ」、艦載航空機、支援艦「セルゲイ・オシポフ」「ニコライ・チケル」で構成される。

航海の目的は、世界の海洋の国益上重要な海域地域においてロシア海軍の存在を示す事である。
航海の指揮は、北方艦隊司令官ニコライ・マクシーモフ海軍中将が執った。

航海の間、艦載航空機は複数の計画された飛行活動を行い、艦艇は現場での実弾射撃を含む必要な演習を行なった。
また、彼らは地中海の複数の港を訪問した。
RIAノーボスチ・2008年2月3日12時59分

ロシア空母部隊は帰港する(RIAノーボスチ)

北方艦隊の空母部隊が、2ヶ月間の遠征を終え、セヴェロモルスクへ帰港します。


【ロシア連邦北方艦隊の艦艇は、航海を終えてセヴェロモルスクへ戻る】
モスクワ、2月3日(RIAノーボスチ)

日曜日、ロシア連邦北方艦隊艦艇打撃グループ(KUG)は、大西洋への遠征を完了し、セヴェロモルスク基地へ戻る。
ロシア連邦海軍総司令部副官イーゴリィ・ディガロ1等海佐は、RIAノーボスチへ、こう伝えた。

「航海の全航程で、艦艇は12,000海里以上を航行しました。北大西洋への北方艦隊艦艇打撃グループの遠征は、2004年に実施されたのが最後であり、地中海への遠征は、2000年以降、(計画されたが)実行できませんでした」
ディガロは言った。

ロシア連邦国防相アナトーリー・セルジュコフが、クレムリンで行われた会議においてウラジーミル・プーチン大統領に報告したように、ロシアは、世界の海洋において再び存在を示す。

艦艇打撃グループ(KUG)は、2007年12月5日、北東大西洋および地中海への遠征に出港した。

艦艇打撃グループは、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」「アドミラル・チャバネンコ」、支援艦「セルゲイ・オシポフ」(北方艦隊)「ニコライ・チケル」(北方艦隊)そして「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)で構成される。

航海中、ロシア黒海艦隊旗艦のロケット巡洋艦「モスクワ」が合流し、この15年間で初めてのロシア連邦黒海・北方艦隊の合同演習が実施された。
ロシア連邦空軍の長距離戦略航空部隊と海軍の合同演習も行なわれた。
演習の総指揮は、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」から執られた。

演習では、ロシア海軍と空軍の40機以上の航空機が共同での活動を始めた。
空軍航空機は、Tu-160、Tu-95MS、Tu-22M3、A -50、Il-78、MiG31、Su-27およびヘリコプターMi-24およびMi-8が参加した。
演習の最終段階において、空軍機は、約40回の出撃を実施したとロシア連邦空軍総司令部副官アレクサンドル・ドロブイシェフスキー大佐は報告した。

彼によると、1月28日から2月2日の演習中、ロシア空軍の操縦士たちは、演習において、偵察行動を実施し、模擬敵部隊艦艇へのロケット攻撃を行ない、そしてまた、空中戦訓練および空中パトロールを実施した。
艦艇打撃グループの航海は、NATO加盟国の警戒を引き起こし、海軍および空軍に偵察された。

次に、海軍総司令部副官イーゴリィ・ディガロ1等海佐は、1月22日にロシア海軍艦艇打撃グループ[KUG]が大西洋で合同演習を首尾よく実施した事を思い起こさせた。
北東大西洋演習において、北方艦隊航空隊と空軍戦略ロケット航空部隊は、合同で訓練を行なった。

訓練には、艦艇打撃グループ[KUG]艦船と共に、空軍戦略航空部隊のTu-160、北方艦隊航空隊のTu-142対潜哨戒機、そして艦載の固定翼機Su-33およびヘリコプターKa-27が参加した。
艦載機操縦士は、航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」および他の艦艇打撃グループ所属艦艇からの飛行活動を遂行した。

1月21日、ロケット巡洋艦「モスクワ」は、初めて、水上に浮かんだ標的を首尾よく撃つ為、世界中にない独特な大質量対艦ミサイル複合体を使用した。
巡洋艦は、装備する主力対艦複合体を含む全てのロケットおよびミサイル発射機の兵装を使用し、8回の戦闘訓練を首尾よく遂行した。
同様の艦艇の射撃は、2003年に行われて以来である。

北方艦隊の大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」は戦闘訓練を達成し、艦載捜索・救助ヘリコプターKa -27は、大型対潜艦を支援した。
後にロシア部隊は、アメリカおよびドイツの戦闘艦による追跡を受けた。

遠征の途中で、ロシア戦闘艦は、ポルトガル艦乗員と大西洋で合同演習を行なった。
1月28日、リスボン港から出港した黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、ポルトガル海軍フリゲート「アルバレス・カブラル」との連係機動演習を行なった。
演習は、事件を避ける為、領海の外の海域で行なうという両政府間の合意に従って実施された。

1月25日から28日までの期間、大西洋航海途中の巡洋艦「モスクワ」は、リスボンを非公式訪問した。

なお、1月後半、大西洋と地中海にまたがってロシアとフランスの演習が実施された。

フランスの港トゥーロンを非公式訪問した後、ロシア海軍の戦闘艦部隊(ロシア海軍艦艇打撃グループを構成する大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」及び支援艦「セルゲイ・オシポフ)は、フランス海軍との連係機動による合同演習を行なった。
演習の第二段階は、フランスのブレスト海軍基地で行なわれた。

「このようなロシア北方・黒海艦隊の合同演習は、遥か以前に行なわれて以来、ありませんでした。艦艇打撃グループの航海は容易であり、戦闘活動任務を成就できました」
RIAノーボスチのインタビューに対し、ロシア連邦北方艦隊司令官ニコライ・マクシーモフ海軍中将は、こう語った。
彼によると、艦艇打撃グループは、大西洋および地中海の遠征を行なうのに十分な弾薬量を有しており、ヘリコプターおよび全ての常用兵器を充足できる。

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」には、固定翼機Su-33およびSu-25、ヘリコプターKa-27PSが搭載されている。

さらに北方艦隊司令官は、艦艇打撃グループの地中海での貢献について詳細を述べた。
彼によれば、艦艇乗員は、不利な天候と闘う必要が有った。
「私達は、12月5日にセヴェロモルスクを出港し、16日間で地中海へ急行しました。あいにくと、この時点で北東大西洋は晴天であり、艦艇乗員を鍛える機会を台なしにしました。この16日間のうち、14日は海上は嵐(風力5~8)でしたが、南ノルウェーでの2日間は正常な天候でした。艦載機の操縦士は、しばらく飛行する時間さえ持てませんでした」
マクシーモフは述懐した。

彼は次の事に注意を促した「各機器は正常に動作していました。おかげで私達は、故障する事無く地中海へ到着しました」

艦内での生活に関しては秩序あるものである事をマクシーモフは確かめる。
自由時間に北方艦隊の将兵の多くは、映画館や体育館、サウナへ行ったり、読書をしたりして過ごす。
艦艇打撃グループの艦艇には、3500名の人員が居る。
「浴室、サウナ、体育館-これらは、全ての艦船に備えられています」と彼は言った。
RIAノーボスチ・2008年2月3日00時14分

ロシア大使、ミサイル巡洋艦「モスクワ」を訪問

ロシア連邦国防省公式サイトより。

【フランスのトゥーロン港の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、フランス駐在ロシア連邦特命全権大使の訪問を受ける】

ロシア・フランス海軍間の艦隊の共同作業についての合意に従い、トゥーロンへの接岸を完了した親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、フランス駐在ロシア連邦特命全権大使アレクサンドル・アヴデーエフの訪問を受けた。

艦隊儀杖兵が参加した厳粛な歓迎式典の後で、艦の乗組員への訓話を行ったロシア連邦大使は、地中海におけるロシア艦隊の存在の歴史的な重要性を強調した後、乗組員のトゥーロン到着を祝い、訪問の使命達成を祈った。

アレクサンドル・アヴデーエフは、艦上において、黒海艦隊司令官代理ワシーリー・コンダコフ中将および艦長イーゴリ・スモリャク1等海佐と会見した。

黒海艦隊司令官代理は、黒海艦隊艦艇の大西洋航海の目的であるポルトガルへの非公式訪問および戦闘任務の達成をアレクサンドル・アヴデーエフに報告した。

ロシア連邦大使は、次の事を指摘した。
「フランスの港へのロシア海軍艦船の寄港と、両国海軍の協調の発展は、二国間の関係の発展に貢献します」

トゥーロンへの訪問中、ロシア艦のフットボールチームはフランス海軍将兵との親善試合を行なった。 試合は「4:4」の引き分けで終了した。

フランス共和国へのロシア黒海艦隊旗艦の訪問は続く。
ロシア連邦国防省公式サイト


フランス駐在ロシア連邦大使アレクサンドル・アヴデーエフ
Александр Авдеев
avdeeev.jpg

ロシア海軍と空軍の合同演習は終了した

ロシア連邦国防省公式サイトより。
【大西洋および北氷洋での空軍と海軍の演習は成功裏に完了する】

空軍は課せられた全ての任務を全うし、大西洋および北氷洋での空軍と海軍の演習は、本日2月2日、成功裏に完了する。
ロシア空軍総参謀長イーゴリィ・フヴォーロフ中将は、こう報告した。

空軍および海軍は、相互運用、指揮、支援等の課題を解決した事は注目すべきである。
ロシア空軍の操縦士たちは、演習において、偵察行動を実施し、模擬敵部隊艦艇へのロケット攻撃を行ない、空中戦訓練を遂行し、空中給油を行ない、そしてまた、空中パトロールを実施した。

空軍の操縦士は高い技量水準を示した。 航空機は故障せずに稼働した。

演習期間中に100回以上の出撃が実施され、Tu-160、Tu-95MS、Tu-22M3、A -50、Il-78、MiG31およびSu-27の飛行活動の為に10ヶ所以上の飛行場は稼働した。

演習期間中、ロシア空軍航空機は、全て中立地域及び海域の上空を飛行し、他国の領空を侵犯する事なく、国際的規則には違反せずに任務を遂行した。

イーゴリィ・フヴォーロフ中将は、大西洋および北氷洋、黒海および他の海域での空中パトロールは続けられる事を指摘した。
ロシア連邦国防省公式サイト・2008年2月2日



ロシア空軍総参謀長イーゴリィ・イワノヴィッチ・フヴォーロフ中将
Начальник Главного штаба Военно-воздушных сил
Генерал-лейтенант Игорь Иванович Хворов
khvorov.jpg


RIAノーボスチの報道
【ロシア連邦空軍機は、海軍との演習で100回以上の出撃を達成した】
(2008年2月2日12時28分)

北方艦隊司令官は、ロシア艦艇乗員の技量向上を確認する

『GZT.ru』(ガゼータ・ロシア)より

【北方艦隊司令官は、艦船乗員の技量水準の向上を確認する】

北方艦隊艦艇打撃グループを指揮する北方艦隊司令官ニコライ・マクシーモフ海軍中将は、現在、バレンツ海で行われている演習で、艦艇乗組員の技量水準の向上に着目する。

「現在、バレンツ海で行われている演習において、艦艇打撃グループの艦船乗員および操縦士は、技量水準が向上している事を示しました」
ニコライ・マクシーモフ海軍中将は、RIAノーボスチに対し、こう語った。

彼によると、これは航海中に戦略航空部隊を参加させた最初の演習では無い。
「彼らは、全て最高の技量水準に到達しました。複合部隊の艦船乗組員は、航空部隊と共に異なる海域において任務を遂行しました」
北方艦隊司令官は注意を促した。

艦艇打撃グループは、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」「アドミラル・チャバネンコ」、支援艦「セルゲイ・オシポフ」「ニコライ・チケル」で構成される。
艦艇打撃グループは、12月5日に北東大西洋および地中海への遠征に出発して以来、既に2ヶ月間海上に居る。
艦艇打撃グループの総指揮は、航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」艦上から執られている。
演習には、ロシア黒海艦隊旗艦のロケット巡洋艦「モスクワ」およびロシア連邦空軍の戦略任務長距離航空部隊も加わった。
航海の全航程で、艦船は12,000海里以上を航行する。

北大西洋への北方艦隊の艦艇打撃グループの遠征は、2004年が最後であり、地中海への遠征は、2000年以降、(計画されたが)実行できなかった。
ロシア北方および黒海艦隊の2つの艦隊が参加する統合演習は、ここ15年間は行われておらず、ソヴィエト社会主義共和国連邦が有った時以来である事に注目する必要がある。

艦艇打撃グループは、2月3日に基地へ戻る事が見込まれている。
『GZT.ru』2008年2月1日20時26分

ミサイル巡洋艦「モスクワ」、トゥーロン訪問

大西洋でロシア空母部隊と演習を行い、ポルトガルを訪問した巡洋艦「モスクワ」ですが、
その後、空母部隊と別れて地中海へ戻りました。


ロシア連邦国防省公式サイトより

【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、フランスの港トゥーロンを訪問した】

黒海艦隊司令官代理ワシーリー・コンダコフ中将の将旗を掲げる黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、ジブラルタル海峡を通過した後、中型海上給油艦「イマン」から燃料と水の補充を終え、フランス海軍の主要海軍基地トゥーロン港へ到着した。

停泊地への係留を終えた後、マルセイユのロシア連邦総領事ユーリー・グリブコフは艦上に立った。
ロケット巡洋艦は、双方の合意により近い内に実施される合同海軍演習「PASSEKS」へ加わる。

国際的慣例に従い、黒海艦隊司令官代理ワシーリー・コンダコフ中将および親衛ロケット巡洋艦の艦長イーゴリ・スモリャク1等海佐は、地中海のフランス海軍司令部にフランス海軍水上艦部隊司令官ジャン・タンドネ中将を表敬訪問し、トゥーロン市庁舎を訪れた。

航海司令官と艦長は、地中海海軍部隊司令官の邸宅での公式夕晩餐会へ招待された。

フランス駐在ロシア連邦特命全権大使アレクサンドル・アヴデーエフの親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」訪問が予定されている。

ロシア艦のフットボールチームは、近いうちにフランス水兵との試合を行い、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」上でフランス側代表の為のカクテルパーティーを催す。
ロシア連邦国防省公式サイト・2008年2月1日

ロシア海軍・空軍合同演習(2月1日)

MiG31.jpg
ロシア連邦国防省公式サイトより

【40機以上のロシア空軍機は、空軍および海軍の合同演習の活発な段階に参加する】
2008年2月1日

ロシア空軍および海軍の合同演習の最終段階において、ロシア海軍艦艇打撃グループの演習は活発な段階に入り、空軍の40機以上の航空機、固定翼機Tu-160、Tu-95MS、Tu-22M3、A -50、Il-78、MiG31およびSu-27が参加する。
演習を指揮するのは、ロシア空軍総司令官アレクサンドル・ゼーリン大将である。

(2月1日)9:00現在、北極および北大西洋海域上空には、2機のTu-160、2機のTu-95MS、8機の Tu-22M3、2機の A -50、4機のMiG-31、12機のSu-27、2機のIl-78が在る。
飛行活動の為に、10ヶ所以上の飛行場が稼働している。

ロシア空軍の操縦士たちは、演習において、偵察行動を実施し、模擬敵部隊艦艇へのロケット攻撃を行ない、空中戦訓練を遂行し、空中給油を行ない、そしてまた、空中パトロールを実施する。

演習の間、ロシア空軍航空機は、全て中立地域及び海域の上空を飛行し、他国の領空を侵犯する事なく、国際的規則には違反せずに任務を遂行した。
ロシア連邦国防省公式サイト・2008年2月1日


RIAノーボスチの報道

【ロシア空軍機は、2ヶ所の海洋上での演習に参加する】
モスクワ、2月1日(RIAノーボスチ)

金曜日、ロシア空軍の戦略任務部隊および前線航空部隊の30機以上の航空機は、ロシア海軍北方艦隊艦艇打撃グループ(KUG)との統合演習に参加する。
ロシア連邦空軍総司令部報道官・副官アレクサンドル・ドロブイシェフスキー大佐は、金曜日、RIAノーボスチへ、こう伝えた。

1月28日からの2月2日に掛けて、航空機は、ロシア海軍艦艇打撃グループの演習の最終段階に加わる。

「モスクワ時刻9:00現在、北極および北大西洋海域上空を、2機のTu-160、2機のTu-95MS、8機の Tu-22M3、2機の A -50、4機のMiG-31、12機のSu-27、2機のIl-78が飛行中です。 これらの飛行活動の為に、10ヶ所以上の飛行場が稼働しております」
ドロブイシェフスキーは、こう語った。

ロシア空軍および海軍の合同演習の最終段階において、ロシア海軍艦艇打撃グループの演習に、空軍の40機以上の固定翼機およびヘリコプターが加わる。
演習を指揮するのは、ロシア空軍総司令官アレクサンドル・ゼーリン大将である。

「ロシア空軍の操縦士たちは、演習において、偵察行動を実施し、模擬敵部隊艦艇へのロケット攻撃を行ない、空中戦訓練を遂行し、空中給油を行ない、そしてまた、空中パトロールを実施します」
ドロブイシェフスキーは話した。

彼によると、演習の間、ロシア空軍航空機は、全て中立地域及び海域の上空を飛行し、他国の領空を侵犯する事なく、国際的規則には違反せずに任務を遂行する。
RIAノーボスチ・2008年2月1日10時57分