「アドミラル・クズネツォフ」は、2020~2025年まで現役に留まる
- カテゴリ:重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ

【「アドミラル・クズネツォフ」は、2025年までロシア連邦艦隊の編成に留まる】
ゲレンジク、9月6日(RIAノーボスチ)
ロシア海軍唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2025年まで艦隊の戦闘序列に置かれる。
土曜日、ロシア海軍航空隊司令官代理ニコライ・ククレフ少将は、「ギドロアヴィアサロン-2008(Гидроавиасалоне-2008)」会場で、RIAノーボスチに対し、こう述べた。
航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、1985年に建造された。
同艦は、50機以上の固定翼機およびヘリコプターを搭載する。
「アドミラル・クズネツォフ」は、標準で、多用途艦上戦闘機Su-33の他、ヘリコプターKa-27、Ka-28、Ka-29、Ka-32の改造型を搭載できる。
航空母艦の排水量は55,000トン、航続距離は8,000海里、1500人の乗組員と650人の航空要員で構成される。
艦の速力は29ノット。 兵装は、対艦複合体「グラニート」、防空複合体「キンジャール」、「コールチク」、対潜複合体「ウダフ」が有る。
「今の課題は、航空母艦自体の耐用年数の延長についてです。
それは、確実に2020年まで、或いは2025年まで存在するでしょう」
ククレフは言った。
彼によると、航空母艦の耐用年数維持のプログラムには十分な資金が拠出される。
「造船所のドックでの艦の修理は計画されていません。
現在の整備は支援されます」
将軍は述べた。
「我々にとって、この艦は、艦上航空機パイロットの飛行技術の維持に必要です」
代理者は述べた。
彼は、新しい航空母艦の建造に関する決定は、既に下されていると言った。
しかし、それより以前には、ロシア海軍の戦闘序列に位置するのは「アドミラル・クズネツォフ」だけである。
(RIAノーボスチ・2008年9月6日15時51分)
ゲレンジクは、クラスノダール地方に在る都市です。
「ギドロアヴィアサロン-2008」は、9月4日から7日まで同市で開催される航空機展示会です。
記事本文中の
「造船所のドックでの艦の修理は計画されていません」
Доковый ремонт корабля на заводе не планируется.
というのは、おそらく、セヴマシュ造船所(セヴェロドヴィンスク)で修理する計画は無い、という意味でしょう。
北方艦隊配備後、アドミラル・クズネツォフは、ムルマンスク北方の第35船舶修理工廠(セヴモルプート)及びロスリャコヴォの第82船舶修理工廠の超大型浮きドック(8万トン級)で修理と整備を行ってきました。
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