ロシア太平洋艦隊艦船部隊は真珠湾に到着した
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2012-2015年)
本日(6月30日)、環太平洋合同演習「リムパック-2012」に参加するロシア太平洋艦隊の艦船部隊は、ハワイ諸島の真珠湾(パールハーバー)へ入港しました。



『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【太平洋艦隊艦船支隊は、真珠湾での演習の為、ウラジオストクから来着した】
ウラジオストク、6月30日-ロシア通信社ノーボスチ、アナトリー・イリューホフ
土曜日、ロシア太平洋艦隊艦船支隊は、大規模国際海軍演習「リムパック-2012」に参加する為、ウラジオストクからアメリカ合衆国の海軍基地パールハーバーへ来着した。
太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフ1等海佐は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、給油船「ボリス・ブートマ」、海洋救助船「フォーチィ・クリロフ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、6月13日にウラジオストクを去り、沿岸で大規模国際海軍演習「リムパック-2012」が実施されるハワイ諸島(アメリカ合衆国)へ進路を取った。
演習の活動段階は、7月11日から8月2日に行なわれる。
同演習には、世界の22カ国から100機の航空機、約2万名の海軍将兵、45隻の戦闘艦及び支援船が参加する。
ロシア海軍は、1971年から行なわれている国際演習に初めて参加する。
「ウラジオストクから真珠湾への長期航海期間中に、艦船乗員は公開上で何回かの演習を実施し、火災に備え、全ての標的を成功裏に破壊しました」
代理人は述べた。
彼によると、海軍歩兵支隊に所属する偵察上陸中隊は、テロリスト対処任務に従事していた。
「2週間の航海中に、艦船乗員と"黒ベレー "(海軍歩兵隊員)は、10数回の組織的な対潜、対空、対艦防衛訓練を仕上げました」
マルトフは述べた。
彼は、今後の演習が極めて現実に近い条件下において行なわれ、10回の作戦行動及び教練を仕上げる予定である事を想起した。
特に、人道支援及び捜索救助活動の為、異なる国の海軍将兵との連携行動が行なわれる。
演習期間中に、海洋接舷作戦における民間人の避難活動、更には、合同組織による対潜、対空、対艦防衛が行なわれる。
「演習プログラムにおいて、セルゲイ・ソボコル1等海佐指揮下のロシア海軍将兵は、魚雷及びミサイルの戦闘射撃、海洋ゾーンの封鎖確立、自由な航行の保障、海賊や、武器及び麻薬密輸との戦いといった課題を遂行しなければなりません」
代理人は述べた。
以前、ロシアは2年ごとに開催される世界最大の国際海軍演習「リムパック」に軍事オブザーバーとしてのみ参加していた。
演習主催者は、2012年に初めてロシアを演習へ招待した。
最初の「リムパック」演習は、アメリカ合衆国の主導下で1971年に実施された。
最初は、合衆国、カナダ、グレートブリテン、オーストラリア、ニュージーランドの艦船が参加した。
今回の演習の主な目的は、「環太平洋」諸国海軍との連携行動に習熟し、海賊、テロリストへの対処、更には自然或いは人工災害発生時の人道的支援の為の協同作戦準備を強化する事にある。
(2012年6月30日06時29分配信)
テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより。
2012年6月30日13時42分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は、アメリカ合衆国海軍基地パールハーバーに到着した】
[ロシア太平洋艦隊は環太平洋演習リムパック-2012に参加する]
[ロシア太平洋艦隊は環太平洋演習リムパック-2012参加準備を終えた]
[ロシア太平洋艦隊艦艇部隊は環太平洋演習リムパック-2012へ参加する為にハワイへ向かった]
今回、「リムパック-2012」に参加する3隻(大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、給油船「ボリス・ブートマ」、海洋救助船「フォーチィ・クリロフ」)は、2011年10月から2012年1月までアデン湾の海賊対処任務に就き、2月12日にウラジオストクへ帰港しています。
[ロシア太平洋艦隊第6次海賊対処部隊はウラジオストクへ戻ってきた]
「アドミラル・パンテレーエフ」は、2009年4月から6月にもアデン湾での海賊対処任務に参加しています。
[ロシア海軍第3次ソマリア遠征]
2009年4月28日には、ソマリア海賊29名を拘留しました。
[ロシア海軍第3次ソマリア派遣隊、海賊を拘留]
[ロシア海軍第3次ソマリア派遣隊、海賊を拘留(イタルタス通信)]
なお、「アドミラル・パンテレーエフ」は、17年前の1995年9月1日にも真珠湾を訪問しています。
この時には、対日戦勝50周年記念観艦式に参列する為の訪問でした。



あれから17年・・・・「アドミラル・パンテレーエフ」、そしてロシア海軍、ロシア太平洋艦隊を取り巻く環境は、大きく変わりました。
むろん、良い方向へ。
その「アドミラル・パンテレーエフ」が17年ぶりに入港した真珠湾には、アメリカ海軍の戦艦が「2隻」居ます。
アイオワ級戦艦「ミズーリ」

1945年9月2日、東京湾に居た「ミズーリ」艦上で日本帝国の降伏文書調印式が行なわれています。
この時、日本からは全権代表として外務大臣重光葵、帝国軍代表として陸軍参謀総長梅津美治郎大将(更には、海軍代表として軍令部第一部長富岡定俊少将)などが出席しました。
戦艦「アリゾナ」メモリアル

1941年12月8日の日本海軍空母部隊による真珠湾奇襲攻撃で爆沈した戦艦「アリゾナ」の上に建てられた記念碑です。
うっすらと船体の形が見えますが、これが沈没した「アリゾナ」です。
フォード島

1941年12月8日の日本海軍空母部隊による真珠湾奇襲攻撃時、ここにはアメリカ海軍太平洋艦隊所属の戦艦8隻などが停泊していました。



『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【太平洋艦隊艦船支隊は、真珠湾での演習の為、ウラジオストクから来着した】
ウラジオストク、6月30日-ロシア通信社ノーボスチ、アナトリー・イリューホフ
土曜日、ロシア太平洋艦隊艦船支隊は、大規模国際海軍演習「リムパック-2012」に参加する為、ウラジオストクからアメリカ合衆国の海軍基地パールハーバーへ来着した。
太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフ1等海佐は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、給油船「ボリス・ブートマ」、海洋救助船「フォーチィ・クリロフ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、6月13日にウラジオストクを去り、沿岸で大規模国際海軍演習「リムパック-2012」が実施されるハワイ諸島(アメリカ合衆国)へ進路を取った。
演習の活動段階は、7月11日から8月2日に行なわれる。
同演習には、世界の22カ国から100機の航空機、約2万名の海軍将兵、45隻の戦闘艦及び支援船が参加する。
ロシア海軍は、1971年から行なわれている国際演習に初めて参加する。
「ウラジオストクから真珠湾への長期航海期間中に、艦船乗員は公開上で何回かの演習を実施し、火災に備え、全ての標的を成功裏に破壊しました」
代理人は述べた。
彼によると、海軍歩兵支隊に所属する偵察上陸中隊は、テロリスト対処任務に従事していた。
「2週間の航海中に、艦船乗員と"黒ベレー "(海軍歩兵隊員)は、10数回の組織的な対潜、対空、対艦防衛訓練を仕上げました」
マルトフは述べた。
彼は、今後の演習が極めて現実に近い条件下において行なわれ、10回の作戦行動及び教練を仕上げる予定である事を想起した。
特に、人道支援及び捜索救助活動の為、異なる国の海軍将兵との連携行動が行なわれる。
演習期間中に、海洋接舷作戦における民間人の避難活動、更には、合同組織による対潜、対空、対艦防衛が行なわれる。
「演習プログラムにおいて、セルゲイ・ソボコル1等海佐指揮下のロシア海軍将兵は、魚雷及びミサイルの戦闘射撃、海洋ゾーンの封鎖確立、自由な航行の保障、海賊や、武器及び麻薬密輸との戦いといった課題を遂行しなければなりません」
代理人は述べた。
以前、ロシアは2年ごとに開催される世界最大の国際海軍演習「リムパック」に軍事オブザーバーとしてのみ参加していた。
演習主催者は、2012年に初めてロシアを演習へ招待した。
最初の「リムパック」演習は、アメリカ合衆国の主導下で1971年に実施された。
最初は、合衆国、カナダ、グレートブリテン、オーストラリア、ニュージーランドの艦船が参加した。
今回の演習の主な目的は、「環太平洋」諸国海軍との連携行動に習熟し、海賊、テロリストへの対処、更には自然或いは人工災害発生時の人道的支援の為の協同作戦準備を強化する事にある。
(2012年6月30日06時29分配信)
テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより。
2012年6月30日13時42分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は、アメリカ合衆国海軍基地パールハーバーに到着した】
[ロシア太平洋艦隊は環太平洋演習リムパック-2012に参加する]
[ロシア太平洋艦隊は環太平洋演習リムパック-2012参加準備を終えた]
[ロシア太平洋艦隊艦艇部隊は環太平洋演習リムパック-2012へ参加する為にハワイへ向かった]
今回、「リムパック-2012」に参加する3隻(大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、給油船「ボリス・ブートマ」、海洋救助船「フォーチィ・クリロフ」)は、2011年10月から2012年1月までアデン湾の海賊対処任務に就き、2月12日にウラジオストクへ帰港しています。
[ロシア太平洋艦隊第6次海賊対処部隊はウラジオストクへ戻ってきた]
「アドミラル・パンテレーエフ」は、2009年4月から6月にもアデン湾での海賊対処任務に参加しています。
[ロシア海軍第3次ソマリア遠征]
2009年4月28日には、ソマリア海賊29名を拘留しました。
[ロシア海軍第3次ソマリア派遣隊、海賊を拘留]
[ロシア海軍第3次ソマリア派遣隊、海賊を拘留(イタルタス通信)]
なお、「アドミラル・パンテレーエフ」は、17年前の1995年9月1日にも真珠湾を訪問しています。
この時には、対日戦勝50周年記念観艦式に参列する為の訪問でした。



あれから17年・・・・「アドミラル・パンテレーエフ」、そしてロシア海軍、ロシア太平洋艦隊を取り巻く環境は、大きく変わりました。
むろん、良い方向へ。
その「アドミラル・パンテレーエフ」が17年ぶりに入港した真珠湾には、アメリカ海軍の戦艦が「2隻」居ます。
アイオワ級戦艦「ミズーリ」

1945年9月2日、東京湾に居た「ミズーリ」艦上で日本帝国の降伏文書調印式が行なわれています。
この時、日本からは全権代表として外務大臣重光葵、帝国軍代表として陸軍参謀総長梅津美治郎大将(更には、海軍代表として軍令部第一部長富岡定俊少将)などが出席しました。
戦艦「アリゾナ」メモリアル

1941年12月8日の日本海軍空母部隊による真珠湾奇襲攻撃で爆沈した戦艦「アリゾナ」の上に建てられた記念碑です。
うっすらと船体の形が見えますが、これが沈没した「アリゾナ」です。
フォード島

1941年12月8日の日本海軍空母部隊による真珠湾奇襲攻撃時、ここにはアメリカ海軍太平洋艦隊所属の戦艦8隻などが停泊していました。
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