FC2ブログ

バルト艦隊の大型揚陸艦2隻は再び黒海へ向かう

13-0209r.jpg
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【バルト艦隊の揚陸艦はノヴォロシースクへ寄港する】
2013年2月7日

バルト艦隊大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」は、2月6日にダータネルス海峡を通過し、地中海からマルマラ海へ、更には、ノヴォロシースクへ向かうだろう。
『中央海軍ポータル』特派員は、黒海艦隊の情報提供者より伝えられた。

艦は、ノヴォロシースク黒海艦隊海軍歩兵部隊を降ろす。
大型揚陸艦は、地中海ロシア海軍実地戦術演習に参加する為、シリア沿岸へ行った。
大規模演習における主な課題は、軍指導部から指示された任務を遠海ゾーンで遂行する艦隊間グループの準備状態を確認する事にあった。

両方の大型揚陸艦は、バルト艦隊主要基地を2012年12月17日に出航した。
2013年1月中旬、艦はノヴォロシースク黒海艦隊海軍歩兵部隊と戦闘車両を載せ、地中海東部ロシア連邦海軍艦船グループに参加した。

バルト艦隊艦船支隊は、1月31日に地中海海軍艦隊間艦船グループの一員として演習への参加を終えた。
この10年間で最大の戦闘訓練活動には、黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊の戦闘艦:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、警備艦「スメトリーヴイ」、「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「サラトフ」、「アゾフ」、「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」、特務艦及び保障船、更には、遠距離航空隊第4航空・防空軍司令部が参加した。


『黒海ニュース』より
2013年2月6日配信
【バルト艦隊の2隻の揚陸艦は、再びダータネルス海峡を北上した-ノヴォロシースクへ海軍歩兵を戻す為?】

大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」は、現地時間2月6日14時30分頃にダータネルス海峡を北上しました。


警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」、救助曳船SB-921、給油船「レナ」で構成されるバルト艦隊戦闘艦船支隊は、2012年12月17日にバルチースクを出港しました。
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]

大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」は、1月17日にノヴォロシースクへ入港しました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海沿岸ノヴォロシースクへ入港した]

その後、ロシア海軍3艦隊合同演習へ参加し、黒海東岸ノヴォロシースク近郊で1月21日に上陸演習を実施しました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ノヴォロシースク近郊で上陸演習が行なわれた]

それからボスポラス、ダータネルス海峡を通過して地中海東部へ行き、ロシア海軍3艦隊連合グループと合流しました。

そして今回の記事によると、演習終了後、再びボスポラス、ダータネルス海峡を通過して黒海へ向かいました。

「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」は、黒海艦隊所属の海軍歩兵部隊を乗せているとの事なので、この部隊をノヴォロシースクで降ろしてからバルチースクへの帰路に就くようです。

なお、「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」と共に地中海へ来たバルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」救助曳船SB-921は、ギリシャピレウス港へ寄港して3日間滞在し、2月6日には出港しています。

ロシアはインドの空母建造を支援する用意がある

13-0209o.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
【統合造船業営団はインドに対し航空母艦建造の技術援助を行なう用意がある】
バンガロール(インド)、2月7日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシアは、最初のインド航空母艦作成に関し、彼ら(インド)の製造過程への参加を引き受ける計画が有る。
木曜日、統合造船業営団の高位の代理人は、ロシア通信社ノーボスチに表明した。

現在、「セヴマシュ」(セヴェロドヴィンスク)は、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア「アドミラル・ゴルシコフ」)の試験を終え、今年10月には同艦をインドへ引き渡す。
インドが独自に開発した航空母艦は、未だ無い。

「アドミラル・ゴルシコフを近代化し、ヴィクラマーディティヤに変身させる事により、セヴマシュは偉大な経験を得ました。
私共は、インドの航空艦作成を援助する用意があります」

対談者は表明した。

以前、「ヴィクラマーディティヤ」の公式の納入式典は2012年12月4日に予定されていた。
しかし、9月に、艦の次の段階の試験に関し、主要動力装置の蒸気ボイラーが最大出力を発揮できなかった事を含む幾つかの問題点が明らかにされた。
この為、引き渡し時期は2013年に延期された。

軍事技術協力分野における最大の輸出契約である近代化された重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」インド海軍への売却は、ロシアにより2004年に調印された。
ロシア連邦は、7億5000ドルで同艦の近代化を行ない、同じ額でインド海軍へ航空隊を引き渡す事になっていた。
当初は2008年に発注者へ艦を納入する計画だったが、作業量の増加に起因して何度も延期された。
2004年に締結された契約に付加された新規の契約額は23億ドルである。
(2013年2月7日18時18分配信)


記事中で触れられている「最初のインド航空母艦」は、2009年2月28日にインドコーチ造船所で起工された「ヴィクラントII」を指しています。
13-0209i.jpg

「ヴィクラントII」
満載排水量:40000トン
全長:262m
最大幅:60m
吃水:8.4m
主機:LM2500+ガスタービン4基
速力:28ノット
乗員:1400名(航空要員含む)
搭載機:MiG-29K艦上戦闘機×12機
テジャス海軍型×8機
ヘリコプター×10機


2012年にはドックを出渠し、現在は岸壁に係留されています。
13-0209j.jpg
13-0209k.jpg

「ヴィクラントII」の建造は遅延しており、就役は2017年になるだろうと見られています。

そこで、重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」インド海軍の為の航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」へ造り替えたロシアが、技術支援を行なう意思を表明したわけです。
13-0209l.jpg

「アドミラル・ゴルシコフ」「ヴィクラマーディティヤ」への改造は、実質的に航空母艦を新たに建造したも同然であり(特に、艦の寿命は30年間延長された)、その経験を生かしてインド航空母艦建造を支援しようという事です。
13-0209t.jpg
13-0209u.jpg
13-0209v.jpg
13-0209m.jpg

13-0209n.jpg

ロシア製のMiG-29K艦上戦闘機と並んで「ヴィクラントII」への搭載が予定されている軽戦闘機LCAテジャス海軍型は、2010年6月に試作1号機がロールアウトしています。
13-0209p.jpg
13-0209q.jpg

「ヴィクラントII」へ搭載されるMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機は、2010年3月12日に締結された第2バッチの計29機のMiG-29K/KUBの購入契約によるものです。
13-0209s.jpg
[ロシアとインドは、29機の艦上戦闘機MiG-29Kの購入契約を締結する]
第2バッチのMiG-29K/KUBは、2012年末までに4機がインドへ納入されており、今年(2013年)には7機が納入される予定です。

ロシア黒海艦隊の戦闘艦はセヴァストーポリへ戻った

2013年2月5日、黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、長期航海を終えてセヴァストーポリへ帰港しました。
13-0209a.jpg
13-0209b.jpg
13-0209b.jpg

続いて、黒海艦隊大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」も帰港しました。
13-0209d.jpg
13-0209e.jpg

テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2013年2月5日16時13分配信
【警備艦「スメトリーヴイ」は地中海の大規模演習からセヴァストーポリへ戻った】

警備艦「スメトリーヴイ」は、2012年10月18日にセヴァストーポリを出港し、イタリア海軍との合同演習に参加後、地中海東部黒海艦隊艦船グループに加わり、2013年1月19日~1月29日のロシア海軍3艦隊合同演習に参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
[黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう]
[ロシア海軍3艦隊演習は地中海東部で続けられる]
[ロシア海軍3艦隊合同演習は終了する]


翌2月6日、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」が長期航海を終えてセヴァストーポリへ帰港しました。
13-0209f.jpg
13-0209g.jpg
13-0209h.jpg


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2013年2月6日18時20分配信
【親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は演習からセヴァストーポリへ戻った】

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2012年11月初頭にセヴァストーポリを出港し、地中海東部に滞在、2013年1月19日~1月29日のロシア海軍3艦隊合同演習に参加しました。

「モスクワ」は、ロシア海軍3艦隊連合部隊総旗艦を務めました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]
[ロシア海軍3艦隊合同演習の結果が分析された]

ロシア太平洋艦隊航空隊は領空を侵犯していない

2013年2月7日、ロシア空軍Su-27戦闘機2機が北海道利尻島南西沖で領空侵犯しました。
13-0207f.jpg
『日本国防衛省公式サイト』より
2013年2月7日配信
【ロシア機による領空侵犯について】

この件に関するロシア太平洋艦隊の発表。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【太平洋艦隊の航空機は日本の境界線を侵犯していないとロシア連邦国防省は表明した】
モスクワ、2月7日-ロシア通信社ノーボスチ

クリル南部エリアで計画飛行を実施している太平洋艦隊海洋航空隊ロシア航空機は、日本の領空を侵犯していない。
木曜日、東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス部長ローマン・マルトフ1等海佐は記者団に伝えた。

以前、共同通信は、日本防衛省の情報を引用し、ロシア軍用機の領空侵犯に関し、東京モスクワへ抗議したと報じた。

日本防衛省によると、木曜日、2機のロシア戦闘機Su-27は、現地時間14時59分(モスクワ時間9時59分)、北海道島の近くに位置する利尻島の南西で日本の領空を侵犯した。
ロシア戦闘機は、1分11秒の間、日本の領空に在った。
ロシア連邦航空機は、日本自衛軍の戦闘機の接触を受けたと日本軍当局は明らかにした。

「このエリアにおける太平洋艦隊海洋航空隊の定期飛行は、空域の使用に関する国際法規に厳格に従い、他国の境界線を侵犯する事無く実施されております」
マルトフは話した。

彼は、今年2月7日、艦隊の対潜航空機の乗員が、オホーツク海クリル列島南部で戦闘訓練任務を実施し、複雑な気象条件下における技量の向上に取り組んでいると指摘した。
彼によると、計画飛行実施中に、民間船航行に関連し、結氷状況の著しいゾーンの観測が行なわれた。

水曜日から、クリル列島では、ロシア軍東方軍管区の計画大規模異種間演習が実施されている。
(演習には)機関銃-砲兵部隊、戦闘機部隊、襲撃機部隊、陸軍航空隊、太平洋艦隊艦船、更には、同島に駐留する境界線警備隊要員が参加する。
演習は、特徴的な計画を有している。
(2013年2月7日14時59分配信)


2013年2月5日より、クリル諸島周辺(オホーツク海)でロシア東方軍管区の陸海空軍部隊が参加する大規模演習が行なわれており、太平洋艦隊も参加しています。
[クリル諸島で大規模演習が開始された]


一方、ロシア東方軍管区広報部長アレクサンドル・ゴルデーエフ中佐も声明を発表しています。

『イタル-タス』より
2013年2月7日15時20分
【ロシア連邦国防省:ロシアの戦闘機は日本の領空を侵犯していない】

ゴルデーエフ中佐は、こう言いました。
「全ての東方軍管区航空隊の航空機は、航空・防空軍司令部の指示に厳格に従い、航空管制機関の監督下で実施されています」
「軍航空隊のフライトは、公正な手段による常時の監督下で、空域使用の国際法規に厳格に従い、他国の境界線を侵犯する事無く実施されています」


なお、ゴルデーエフ中佐によると、この演習には、ロシア太平洋艦隊の計5隻の水上艦、潜水艦、支援船が参加しているとの事です。


今回、利尻島沖で日本の領空を侵犯したロシア空軍Su-27は、飛行経路から見て、チェムギ空軍基地所属のSu-27SMでしょう。
13-0207g.jpg
13-0207h.jpg


ところで、ツイッター上では、今回の件に関し、ロシアが、いわゆる「北方領土の日」(2月7日)に合わせて日本の領空を侵犯したなどという馬鹿げた主張も見受けられますが・・・
12-0613a.jpg


・・・ロシア連邦軍の軍人で、「北方領土の日」とやらを知っている人が、一体どれだけ存在しているのでしょうか?
12-0613b.jpg

空母ヴィクラマーディティヤは今年夏に航海試験を開始する

13-0207e.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
【「ヴィクラマーディティヤ」の航海試験は夏に始まる】
バンガロール(インド)、2月6日-ロシア通信社ノーボスチ

インド航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア「アドミラル・ゴルシコフ」)は、今年4月にドック入りし、夏には航海試験を開始する。
連邦政府軍事技術協力庁長官アレクサンドル・フォミンは記者団に伝えた。
13-0207d.jpg

「4月に航空母艦は、空母はドック入りし、その後、今年夏に航海試験が開始され、秋には終了し、インドへ引き渡されます」
水曜日、フォミンは、インドバンガロールにおいて、こう話した。

動力装置冷却システムの交換に関する全ての修理作業が完了した後に航海試験は開始される。
以前、統合造船業営団総裁は、航空母艦が2013年末までにインドへ引き渡されると述べた。

フォミンによると、艦は、2012年末の試験中に明らかになった問題点を洗い出す為の検査段階に在る。
「当時(昨年末)故障した交換すべき機器は、現在、解体が完了しています」
連邦政府軍事技術協力庁長官は話した。

彼は、昨年11月と12月の試験中に、同艦の主要動力装置冷却システムが故障した事を想起した。
特に、ボイラー周辺の耐火レンガは破壊された。

軍事技術協力分野における最大の輸出契約である近代化された重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」インド海軍への売却は、ロシアにより2004年に調印された。
ロシア連邦は、7億5000ドルで同艦の近代化を行ない、同じ額でインド海軍へ航空隊を引き渡す事になっていた。
当初は2008年に発注者へ艦を納入する計画だったが、作業量の増加に起因して何度も延期された。
2004年に締結された契約に付加された新規の契約額は23億ドルである。
同艦には、戦闘機MiG-29KヘリコプターKa-27及びKa-31が配備される。

現在までに航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は、ロシア造船企業「セヴマシュ」において大規模な改造が行なわれた。
13-0207a.jpg
艦は、飛行甲板並びにMiG-29K離艦の為のトランポリン台、最新の機器が装備されており、航空母艦の船体には、長さ約2キロメートルの新たなケーブル線路が敷設された。
艦は、新たな航海及び電波位置特定システム、通信複合体及び航空管制複合体を受け取った。
(2013年2月6日15時18分配信)


[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]

2012年12月に就役する筈だったインド空母「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、航海試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期される事になりました。
[空母ヴィクラマーディティヤ、引渡し延期?]

そして、「ヴィクラマーディティヤ」に使われた耐火レンガなどに問題が在る事が明らかにされました。
[空母ヴィクラマーディティヤに使われている外国製品に問題が生じた]
[中国はロシアへの耐火レンガ輸出を否定した]

「ヴィクラマーディティヤ」の引き渡しは2013年末になるようです。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年10-12月にインドへ引き渡される]
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年末にインドへ引き渡される]

問題の耐火レンガは、結局アスベストに変更される事になりました。
[インドは空母ヴィクラマーディティヤのボイラーへのアスベスト使用に同意した]

ボイラーKVG-3Dの修理(耐火レンガアスベストに交換)は、2013年1月末までに完了しました。
[空母ヴィクラマーディティヤの修理は完了した]


今回の記事に登場する連邦政府軍事技術協力庁長官アレクサンドル・フォミンによると、「ヴィクラマーディティヤ」は、昨年(2012年)11-12月に冷却システムの故障を起こしていたようです。
これを交換する為、今年4月にドック入りするとの事です。

おそらくは、「セヴマシュ」の屋外特設造船台に入渠するのでしょう。
13-0207b.jpg

「ヴィクラマーディティヤ」は、2005年11月30日から2008年12月4日まで、この屋外造船台で改造工事が行なわれていました。
13-0207c.jpg


因みに、ロシア連邦政府軍事技術協力庁長官が何故インドバンガロールに居たのかと言うと、現在、同市で開催されている「AeroIndia-2013」を視察する為です。
【アエロインディア公式サイト】
「アエロインディア-2013」にはロシアの航空機メーカーも出展しています。

クリル諸島で大規模演習が開始された

13-0206i.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区広報サービス発表
2013年2月5日16時44分配信
【異種間演習がクリル列島で始まった】

本日(2月5日)、東方軍管区の大規模な異種間演習がクリル列島で開始された。
(演習には)機関銃-砲兵部隊、戦闘機部隊、襲撃機部隊、陸軍航空隊、太平洋艦隊艦船、更には、同島に駐留する境界線警備隊要員が参加する。

計画された演習の特徴は、その過程で様々な訓練戦闘任務を仕上げ、実地操作が導入される事にある。
特に、ステージ中の1つでは、ロシア領海内で遭難した船の捜索救助活動と援助活動が実施される。

演習は、機関銃-砲兵部隊指揮官により統括される。
管理グループ及び異種間組織の相互連携への実地支援を提供する為、東方軍管区司令官代理の指揮下で東方軍管区参謀部の士官による特殊グループが作業を行なう。


『イタル-タス』より
2013年2月6日12時42分配信
【クリル諸島で約1000名の軍人と300両の車輌が関係する大規模演習が始まった】
モスクワ、2月6日(アルムス-タス)

クリル諸島で約1000名の軍人と300両の車輌が関係する大規模演習が始まった。
本日(2月6日)、イタル-タスは、東方軍管区広報サービス部長アレクサンドル・ゴルデーエフ中佐より伝えられた。
13-0206h.jpg

彼によれば、東方軍管区部隊及び太平洋艦隊艦船の異種間演習は2月5日に始まった。
「今日、グループの要員は、クリル諸島の演習中の実地行動を開始しました」
ゴルデーエフは指摘した。
「我が部隊は戦闘訓練任務の実施エリアへ移動し、工科機器の設置を開始しました」
広報サービス部長は指摘した。
「計画された戦闘訓練の特徴は、機関銃-砲兵部隊、太平洋艦隊の部隊、航空・防空軍司令部が関係している事にあります」

彼によると、演習の様々な段階で、機関銃-砲兵部隊、戦闘機部隊、襲撃機部隊、陸軍航空隊、太平洋艦隊艦船、更には、同島に駐留する境界線警備隊要員が参加する。
「ステージ中の1つでは、ロシア領海内で遭難した船の捜索救助活動と援助活動が実施されます」
ゴルデーエフは話した。

管理グループ及び異種間組織の相互連携への実地支援を提供する為、東方軍管区司令官代理の指揮下で東方軍管区参謀部の士官による特殊グループが作業を行なう。


記事中に登場する「機関銃-砲兵部隊」は、クリル諸島南部のイトゥルプ島及びクナシル島に駐留する「第18機関銃-砲兵師団」を指しています。
13-0206k.jpg

第18機関銃-砲兵師団の現用装備は以下の通りです。

・BM-21「グラード」ロケット砲×18
13-0206o.jpg

・2A36「ギアツィント-B」152mm砲×36
・9K37M1「ブーク-M1」高射ミサイル×12
13-0206m.jpg

・9K35「ストレラ-10」高射ミサイル×12
13-0206n.jpg

・ZSU-23-4「シルカ」自走高射機関砲×12
・D-30 122mm榴弾砲×12
・2B14「ポドノス」82mm迫撃砲×18
・ZU-23-2 23mm高射機関砲×8

・T-80BV戦車×32
13-0206l.jpg


この師団が今回の演習の中核となるようです。
13-0206j.jpg


太平洋艦隊の参加艦船については明らかにされていませんが、沿海地方に駐留する艦がオホーツク海へ移動した事は確認されていないので、カムチャツカ方面に駐留する太平洋艦隊所属艦が参加しているようです。

ロシアのヘリ空母ミストラル級導入に関する諸問題は解決される

13-0206a.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロゴージンは「ミストラル」の為の燃料の状況について説明した】
モスクワ、2月5日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦ではヘリコプター空母「ミストラル」型の為に必要な燃料-潤滑油が生産されていないという話に関する専門家の結論は、全く持って正しくない。
火曜日、ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージンは表明した。

以前、「ミストラル」の為に必要な燃料はロシアでは一般に生産されていないと報じられた。

「軍事産業委員会(政府の)は、軍並びに業界の専門家に対し、ミストラルの様々なシステムが、我々(ロシア)の基準及び条件にどの程度適合しているのかを報告するように求めました。
その結論が出された後、フランスのパートナーとの協力を含め、必要な措置が採択されます」

ロゴージンは、彼のツイッターマイクロブログに書き込んだ。

彼は、ロシアが、最初の2隻のヘリコプター空母に関するフランスのパートナーとの契約に基づく全ての義務を履行する事を改めて表明し、フランスの造船所で建造された最初の2隻の艦の運用結果により、ロシアにおける3隻目及び4隻目の「ミストラル」建造に関する問題が解決される事を想起した。

「全ての問題、"突然に持ち上がった"問題は、2月14-15日に開催されるロシア-フランス間の軍事技術協力会議で対応策が話し合われます」
彼は付け加えた。

ロシア連邦海軍の為に2隻のヘリコプター空母「ミストラル」型を建造する為の12億ユーロの契約は2011年6月に署名された。
「ウラジオストク」と命名された最初の艦は2014年に、2隻目の「セヴァストーポリ」は2015年にロシア海軍へ軍備採用されるだろう。
(2013年2月5日17時02分配信)


[ヘリ空母ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
[ロシア海軍向けミストラル型の詳細が公表された]

記事中で触れられていますが、2月5日、ロシア副首相ドミトリー・ロゴージンは、ロシア国内では「ミストラル」級の為の燃料が生産されていないと発言しました。
[ロシアではヘリ空母ミストラル級の為の燃料が生産されていない]

この発言は様々な憶測を呼び、例えば『イタルータス』は、かなり悲観的な専門家の意見を掲載しました。
2013年2月5日13時26分配信
【ロゴージン-ロシアはヘリコプター空母「ミストラル」型の為の燃料を生産しておらず、化学者は特別な解決法を探さなければならない】

この記事の後半に登場する「匿名の軍事専門家」よると、「ミストラル」級には、ロシアでは生産されていないヨーロッパ諸国で生産された約50種類の各種燃料や潤滑油が使われているとの事です。
その「ミストラル」級に、それ以外の燃料やロシア製の燃料を使用した場合、正常な動作は保障出来ないだろうと。

しかし、「ミストラル」級ロシア海軍へ就役した後、外国から(ミストラル級の為の各種燃料を積んだ)タンカーをチャーターして同級に随伴させる事など想像できず、ロシア海軍将兵にとっては、平時の運用ですら苦痛になり、結局のところ、ロシア海軍へ就役した「ミストラル」級は、1、2回の航海を行なった後は太平洋艦隊の基地へ留まったままになり、錆びて朽ち果て、最後にはスクラップになるだろうという悲観的な見方を示しています。


これらの報道に対し、ロゴージン氏は、ツイッターでロシアのメディアは自分の発言を間違って解釈して報じていると述べました。

今回のロシア通信社ノーボスチの記事は、これを基にしたものです。
【ロゴージン・2013年2月5日Twitlonger】

「専門家の結論は全く持って正しくない」というのは、おそらく、上記の『イタル-タス通信』の記事に登場する「匿名の軍事専門家」の意見を指しているのでしょう。


フランスからの「ミストラル」級導入に関して様々な問題が存在する事は確かだが、それは、ロシア-フランス間の協力により必ずや解決されるというのがロゴージン氏の真意のようです。
13-0206b.jpg

ロシアではヘリ空母ミストラル級の為の燃料が生産されていない

13-0205b.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦ではミストラルの為に必要な燃料が生産されていない-ロゴージン】
モスクワ、2月5日-ロシア通信社ノーボスチ

ヘリコプター空母「ミストラル」型の為に必要な燃料は、ロシアでは生産されていない。
火曜日、ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージンは記者団に伝えた。

「おそらく、この問題を解決する為、我が国の化学者により準備された特別な対応策が有るでしょう」
彼は、質問に応え、こう話した。

ロゴージンは、2月14-15日に、ロシア-フランスの軍事技術協力に関する協議が行なわれると付け加えた。
ロシア専門家は、フランスの同僚に対し、燃料を含む問題を改善の為に提起する。

「僕は、ここに強調します。
確かにロシアは、既に署名された契約に基づく全ての義務を果たす所存であり、僕達が、フランスの造船所で建造されている艦に関し、フランスの同僚に対して抱いている不安は非常に小さなものであります」

ロゴージンは指摘した。

彼は、兵器及び軍事機器の購入の為の科学的支援に関して下された最近の決定が不十分であった事を付け加えた。
「感情には悪魔が潜んでおり、今、僕達は、徹底的に、この問題を研究しております。
僕達が、これらの艦を運用する時に遭遇する可能性について」

副首相は指摘した。

ロシア連邦海軍の為に2隻のヘリコプター空母「ミストラル」型を建造する為の12億ユーロの契約は2011年6月に署名された。
「ウラジオストク」と命名された最初の艦は2014年に、2隻目の「セヴァストーポリ」は2015年にロシア海軍へ軍備採用されるだろう。
(2013年2月5日13時40分配信)


[ヘリ空母ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
[ロシア海軍向けミストラル型の詳細が公表された]

ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージンは、1月末にも「ミストラル」級購入への批判を表明しています。
[ミストラル級は低温地帯では使用できない]

その数日前には、ロシア連邦政府軍事産業委員会第1副委員長イワン・ハルチェンコが、フランスからの「ミストラル」級購入を「馬鹿げた決定」と断言しています。
[ロシア軍事産業委員会はフランスからのミストラル級購入という「馬鹿げた決定」を再検討する]

そして今回、ロゴージン副首相は、「ミストラル」級に使用されている燃料はロシアで生産されていないと発言しました。


「ミストラル」級はディーゼルエレクトリック推進方式であり、発電用としてフィンランドバルチラ社製ディーゼルエンジンが搭載されています。

バルチラ16V32ディーゼルエンジン


【バルチラ18V200ディーゼルエンジン】


『イタルータス』より
2013年2月5日13時26分配信
【ロゴージン-ロシアはヘリコプター空母「ミストラル」型の為の燃料を生産しておらず、化学者は特別な解決法を探さなければならない】

こちらの記事に登場する「匿名の軍事専門家」よると、「ミストラル」級には、ロシアでは生産されていないヨーロッパ諸国で生産された約50種類の各種燃料や潤滑油が使われているとの事です。
その「ミストラル」級に、それ以外の燃料やロシア製の燃料を使用した場合、正常な動作は保障出来ないだろうと。

しかし、「ミストラル」級ロシア海軍へ就役した後、外国から(ミストラル級の為の各種燃料を積んだ)タンカーをチャーターして同級に随伴させる事など想像できず、ロシア海軍将兵にとっては、平時の運用ですら苦痛になり、結局のところ、ロシア海軍へ就役した「ミストラル」級は、1、2回の航海を行なった後は太平洋艦隊の基地へ留まったままになり、錆びて朽ち果て、最後にはスクラップになるだろうという悲観的な見方を示しています。


なお、当のロゴージン氏は、ツイッターで、ロシアのメディアは自分の発言を間違って解釈して報じていると述べています。
【ロゴージン・2013年2月5日Twitlonger】

ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは2013年夏にSLBMブラヴァーを発射する

13-0204e.jpg
『イタル-タス通信サンクトペテルブルク支局』より
【戦略原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」は7月に「ブラヴァー」単独試射を実施し、海軍の編制への加入の為に提示される】
モスクワ、2月4日/イタル-タス

プロジェクト955・整理名「ボレイ」戦略用途水中巡洋艦の最初の生産艦「アレクサンドル・ネフスキー」は、7月に国家受領試験の最終段階を実施し、その間に大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」の単独発射を行なう。
ミサイル発射と国家試験を完了した後、(水中)巡洋艦はロシア海軍の編制への加入の為に提示される。

「6月末-7月初頭、アレクサンドル・ネフスキー は、国家試験を続ける為に海洋へと出航します。
それは特に、操縦性の試験、電磁フィールド測定、魚雷兵器の試験、その他の幾つかの試験が行なわれます。
国家試験の仕上げとして、7月に大陸間弾道ミサイル"ブラヴァー"の単独発射が行なわれます。
チームは、モスクワから送られてくるミサイル発射新型自動戦闘管理システムにより(ブラヴァーの発射を)実施しなければなりません」

本日、イタル-タスは、軍事造船を管理するロシア統合造船業営団の消息筋より伝えられた。

「このチームが巡洋艦の発射装置で自動再発射操作及び後続ミサイル発射をスタートさせたのならば、ミサイル複合体ブラヴァーの軍備採用の為の重要な基礎となるでしょう」
彼は指摘した。

「アレクサンドル・ネフスキーは単独でブラヴァーを発射します。
既に海軍の編制へ加入しているユーリー・ドルゴルーキーとの合同発射は計画されていません」

情報提供者は付け加えた。

彼は​​、大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」発射が成功した場合、「アレクサンドル・ネフスキー」「セヴマシュ」へ戻り、監査に合格しなければならず、その後、「ユーリー・ドルゴルーキー」のケースのように、発注者-海軍総司令部の代表-が巡洋艦の受領証書へ署名しなければならないと伝達した。
「私共は、それが今年の秋以降にならない事を願っております」
対談者は、イタル-タスへ話した。
(2013年2月4日12時10分51秒配信)


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦海軍はブラヴァー試射後に原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」を受領する】
モスクワ、2月4日-ロシア通信社ノーボスチ

戦略原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」国家受領試験の完了及び「ブラヴァー」ミサイル発射後、今年8月-9月にロシア海軍へ引き渡される計画である。
月曜日、ロシア通信社ノーボスチは、統合造船業営団の高位の代理人より伝えられた。

「ボレイ」シリーズのトップ潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は、2013年1月にロシア連邦海軍へ軍備採用された。
以前、「アレクサンドル・ネフスキー」は2013年中に海軍へ納入されると報じられた。

「現在、潜水艦の国家試験は30パーセントを終えています。
今年夏、原子力潜水艦からミサイル"ブラヴァー"発射が実施され、これが成功した場合、アレクサンドル・ネフスキーは8-9月に海軍へ軍備採用されます」

対談者は話した。

彼は、「アレクサンドル・ネフスキー」の国家試験は昨年12月に開始されたが、気象条件-白海の結氷-に関連し、実施の中断と、2013年第2クオーター(4-6月)の試験再開が決定された事を想起した。
(2013年2月4日12時43分配信)


[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」級2番艦「アレクサンドル・ネフスキー」は2004年3月19日に起工され、2010年12月6日に進水しました。
この間、2007年には太平洋艦隊から乗組員が集められました。

2011年10月22日、工場航海試験が開始されました。
13-0204j.jpg

2012年9月末に工場航海試験が完了し、その後、国家受領試験が開始されました。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーの工場試験は完了した]

「アレクサンドル・ネフスキー」太平洋艦隊へ配備される予定です。
[ボレイ級戦略原潜2番艦と3番艦は太平洋艦隊へ配備される]


「ボレイ」級1番艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は、2013年1月10日に就役しています。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]

北方艦隊海賊対処部隊はアデン湾で任務に就く

13-0204i.jpg
13-0201d.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」はアデン湾で船舶保護を開始する】
モスクワ、2月4日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、アデン湾エリアで民間船を保護する任務の遂行を開始する。
月曜日、北方艦隊の公式代理人ワジム・セルガ1等海佐は記者団に伝えた。

「現在、大型対潜艦セヴェロモルスクは、ロシアの多機能砕氷船ヴィトゥス·ベーリングをバブ・エル・マンデブ海峡へ先導しております」
セルガは述べた。

彼によると、「セヴェロモルスク」は、2012年12月18日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクを出港した。

彼は、この航海の間に、同艦は既に6500海里以上を航行している事を指摘した。

「大型対潜艦セヴェロモルスク乗員は、セウタ港(スペイン)及びスーダ港(ギリシャ)を親善訪問しました。
ギリシャの港で、同艦の士官及び海軍歩兵グループは、多国籍海洋特殊操作訓練センターを訪問するというユニークな機会を与えられ、
北方艦隊将兵は外国の僚友と海賊対処活動の情報を交換し、一連の実地訓練を行ないました。
1月末、大型対潜艦セヴェロモルスク乗員は、地中海エリアで実施されたロシア海軍演習に参加しました」

セルガは締め括った。
(2013年2月4日12時20分配信)


北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊アデン湾海賊対処部隊は、2012年12月18日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクを出港しました。
[大型対潜艦セヴェロモルスクはソマリア沖へ向かった]

2012年12月25日、英仏海峡を通過しました。
[北方艦隊アデン湾海賊対処部隊は英仏海峡を通過する]

2013年1月1日はビスケー湾で迎えました。
[北方艦隊アデン湾海賊対処部隊はビスケー湾で新年を祝う]

2013年1月5日、スペインセウタ港を訪問し、1月7日まで滞在しました。
[ロシア北方艦隊海賊対処部隊はスペインのセウタ港で20万ユーロを支出した]

2013年1月14日から18日までギリシャスーダ港を訪問しました。
[北方艦隊海賊対処部隊はクレタ島を訪れた]

2013年1月19日から始まった地中海東部ロシア海軍3艦隊合同演習へ参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
[北方艦隊海賊対処部隊は任務遂行の準備を終えた]
[大型対潜艦セヴェロモルスクは機雷破壊訓練を行なった]

2013年1月31日には紅海へ入りました。
[北方艦隊海賊対処部隊は紅海へ入った]

最新コルベット「ボイキー」はバルチースクへ到着した

13-0204f.jpg
13-0204h.jpg
『イタル-タス通信サンクトペテルブルク支局』より
【新たなコルベット「ボイキー」は、バルト海で工場航海試験を継続する為にバルチースクへ到着した】
カリーニングラード、2月4日/イタル-タス

新たなコルベット「ボイキー」は、工場航海試験の継続の為、クロンシュタットからバルト艦隊主要基地バルチースクへの基地間移動を完了した。
13-0204g.jpg
本日、イタル-タスは、西方軍管区・バルト艦隊の広報サービス・情報供給課長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐より伝えられた。

彼によると、カリーニングラード地域ロシア最西端の港であるが故に、工場航海試験の継続並びに国家受領試験の為、同艦は海洋へ出航する。

「セルゲイ・リプスキー2等海佐が指揮する見えないコルベット"ボイキー"乗組員は、業界の代表者と合同で、リアルな海上条件下で艦のシステムや機器の動作性を点検します」
マトヴェーエフはこう話し、動力装置、通信機器、航海機器、更には、全ての艦載兵器システムに主な関心が払われると付け加えた。

バルト艦隊の代理人は、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造されたプロジェクト20380の最新コルベット「ボイキー」が3月に国家受領試験を開始すると指摘した。
同艦は、今年中に海軍の編制へ加入するだろう。

コルベット生産艦の2隻目である「ボイキー」の進水は2011年4月15日に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で行なわれた。

シリーズのトップ艦・コルベット「ステレグーシチー」は2007年にバルト艦隊へ引き渡された。
2隻目のコルベット「ソーブラジテルヌイ」は、2011年10月14日にバルト艦隊へ受領された。

コルベットは、株式会社「中央海洋設計局アルマーズ」で開発され、近海ゾーンにおける行動-水上艦及び潜水艦との戦闘、海洋上陸作戦における揚陸砲撃支援を意図している。
艦の建造には、「ステルス」技術が用いられている。
同プロジェクトには、21の特許が導入され、14のコンピュータ登録プログラム証明が交付された。
艦の物理的フィールドを削減する為、最新の成果が使用されている。
(2013年2月4日12時07分23秒)


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区広報サービス発表
2013年2月4日11時55分配信
【コルベット「ボイキー」は工場航海試験を続ける為にバルチースクへ到着した】


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

2005年5月27日に起工され、2011年4月15日に進水したプロジェクト20380コルベット3番艦「ボイキー」は、2012年10月、100mm砲を搭載しないままで航海試験を始めました。
[ロシア海軍最新コルベット「ボイキー」海上試験開始]
[新世代コルベット「ボイキー」は工場航海試験を開始した]
[最新コルベット「ボイキー」、2012年末に就役?]

納入が遅延していた100mm砲は、2013年1月中旬にようやく設置されました。
[新世代コルベット「ボイキー」に100mm砲が設置された]

「ボイキー」バルト海で航海試験を実施し、3月には最終試験である国家受領試験を行ないます。
国家受領試験に合格すれば、ロシア海軍への引き渡しが可能となります。


プロジェクト20380コルベット1番艦「ステレグーシチー」(2007年就役)
12-1117b.jpg

プロジェクト20380コルベット2番艦「ソーブラジテルヌイ」(2011年就役)
12-1117c.jpg

太平洋艦隊海賊対処部隊はセーシェル諸島を訪問する

13-0204b.jpg
13-0204c.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区広報サービス発表
2013年2月4日9時53分配信
【大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」乗組員はセーシェル諸島を訪れる】

大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」に率いられる太平洋艦隊艦船支隊アフリカの角エリアで船舶航行の安全保障を続けている。

太平洋艦隊の国際活動の一環として、2月7日に戦闘艦はセーシェル諸島共和国の首都ヴィクトリアへの業務寄港が予定されている。
13-0204d.jpg
5日間の訪問中に、支隊司令部は、セーシェル諸島の内務相、交通相、国軍司令部、市庁を訪問する。

艦の乗員の為に、セーシェル諸島共和国軍の僚友とのスポーツ大会、国際カーニバルへの参加、市内へのバス旅行が計画されている。
加えて、大型対潜艦には、ロシア外交団の代表、セーシェル在住ロシア人、同市の住民が訪れる。

太平洋艦隊艦船支隊のヴィクトリア滞在は2月11日まで続けられる。

ロシア現代史において、太平洋艦隊将兵のセーシェル訪問は3度目となる事が想い起される。
我が海軍将兵は、2009年及び2011年にも同国の首都に居た。

艦の出航式典が開催された後、太平洋艦隊アフリカ沿岸へ向かい、ダルエスサラームへ寄港する。
13-0204a.jpg


ロシア太平洋艦隊大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」を中核とするアデン湾海賊対処部隊は、11月2日にウラジオストクを出港しました。
[ロシア海軍第14次アデン湾海賊対処部隊はウラジオストクを出港した]

11月28日にはインドムンバイへ入港し、インド海軍との合同演習「インドラ-2012」に参加しました。
[ロシア-インド海軍合同演習「インドラ-2012」は終了した]

その後、イランを訪れました。
[太平洋艦隊の軍艦はイランを訪れた]

2013年の元旦はアラビア海で迎えました。
[太平洋艦隊海賊対処部隊はアラビア海で新年を迎える]
[ロシア太平洋艦隊海賊対処部隊は新年を祝う]

2013年1月15日からアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア太平洋艦隊艦船部隊はアデン湾で海賊対処任務に就いた]

今回の太平洋艦隊海賊対処部隊は、ロシア海軍全体で通算14回目、太平洋艦隊としては通算8回目になります。
[ロシア海軍はソマリア沖海賊対処任務を続ける]

太平洋艦隊の海賊対処部隊は、これまでにもセーシェルを訪問しています。

2009年10月には大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」セーシェルを訪問しました。
[ロシア海軍ソマリア派遣隊はセーシェルを訪問する]
[ロシア海軍ソマリア派遣隊はセーシェル訪問を終える]


2012年3月にも大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」セーシェルを訪問しています。
[ロシア海軍海賊対処部隊、セーシェル訪問]

ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクはバレンツ海での試験を未だ実施していない

13-0203c.jpg
『イズベスチヤ』より
2013年2月1日11時27分配信
【「サンクト-ペテルブルク」はバレンツ海での試験を逸した】

最新プロジェクト潜水艦は、エンジンの出力不足が故に断念されるかもしれない。


ディーゼル-エレクトリック潜水艦B-585「サンクト-ペテルブルク」(新プロジェクト677「ラーダ」のトップにして唯一の艦)は、2012年12月~2013年1月に予定されていた北氷洋での複合試験へ行かなかった。

公式には、潜水艦は、ベトナム海軍の為に特別に設計されたプロジェクト636潜水艦「ワルシャワンカ」との合同受領試験の為にクロンシュタットへ留まったとされている。

しかし、海軍総司令部が『イズベスチヤ』へ伝達した所によれば、「サンクト-ペテルブルク」は、多くの技術的問題が解決されていない。

「動力装置(2基のディーゼル発電機と主推進電動機)は、設計出力の70パーセント以上を発揮する事は稀です。
そのような事が起こった後には、幾つかのシステムが負荷により瞬く間に吹っ飛んでしまい、ブロックの修理または交換を必要とします。
このような状態では、大嵐が吹き荒れるバレンツ海において潜水艦は何も出来ません。
エンジンのフル出力発揮を必要とする場合、それは破壊されて沈黙し、その結果、潜水艦は沈むか、永遠に停止したままになるでしょう」

状況に精通している総司令部の代理人は話した。

彼によると、この問題は、正常モードで動作しない艦載航海複合体の為に悪化した。
「ラーダ」が輸出用「 ワルシャワンカ」との共同試験に参加したという海軍の公式な説明は、他の理由からも疑わしい。

ベトナムの為の最初の潜水艦・工場番号01339は、サンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」のドックを出た後、 2012年12月5日から航海試験を行なった。
13-0203d.jpg
その試験には、北方艦隊第165ディーゼル潜水艦旅団所属のプロジェクト877「ワルシャワンカ」「マグニトゴルスク」が参加した。
13-0203f.jpg
ベトナムの艦は2013年8月まで航行し、その後、発注者へ納入される。
「サンクト-ペテルブルク」は、これらの計画全てに、当初から姿を見せる事は無かった。

北氷洋へのB-585到着時には、戦闘射撃の実施、他のディーゼル潜水艦との連携機動、限界深度への潜航が計画されていた。
全ての艦上システム、特に、戦闘情報管理システムと水中音響システムの試験が行われる筈だった。

今、潜水艦の見込みは失われ、霧の中に在る。
プロジェクト「ラーダ」は、海軍で最も不幸なものの一つと見られている。
「サンクト-ペテルブルク」は2004年に進水したものの、プロジェクトは長い間採用されなかった。
2006年の国家試験では、動力装置と推進軸に重大な欠陥がある事が明らかにされた。
それからの4年間、電動機の製造者-サンクトペテルブルク工場「エレクトロシーラ」は、欠陥の除去に努めたが、出力は設計値の50パーセントを超える事は無かった。
2010年5月、海軍は、出力60パーセントで試験運用中のB-585を受領した。
去年夏、海軍総司令官ヴィクトル・チルコフは、「ラーダ」シリーズを建造すると発表した。

海軍総司令部の対談者は『イズベスチヤ』へ、全てのプロジェクト「ラーダ」の運命は、2013年6-7月に決定されると伝えた。
「サンクト-ペテルブルク」の他に、「クロンシュタット」「セヴァストーポリ」が起工されている。

「承認された計画によると、 今年夏にはラーダの為の新たな接続装置とユニットの試験が完了します。
私には、それがどうなるのか分かりません。
成功に達しなかった場合、プロジェクト677は断念され、潜水艦サンクト-ペテルブルクは試験運用のままになるでしょう」

彼は明確に話した。

ウラジーミル・ザハロフ退役少将は、677シリーズは必ず仕上げる必要がある事を確認した。
「それは多くの資源と労力を投入しております。古い潜水艦を代替する必要が有る為に。
また、世界市場ではディーゼル潜水艦は大きな需要が有ります。
彼らは沈黙し、素早く動けます」

彼は『イズベスチヤ』へ指摘した。

下院防衛委員会委員長で元黒海艦隊司令官ウラジーミル・コモエドフは、「ラーダ」は低騒音である事を指摘した。
「それは、彼らに高い隠密性を与えます。
潜水艦は、特に内海で優位を発揮します。
沿岸海域では、兵器として魚雷のみが使用でき、戦術ミサイルは使えません。
それでも彼らは、戦略潜水艦を保護する為に使用できます」

コモエドフ『イズベスチヤ』へ表明した。

彼は、プロジェクト677の唯一の欠点として、ディーゼル起動時の騒音が有る事を付け加えた。
しかし、有能な艦長ならば、それを最低限に抑える事が出来る。


[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]

前ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクト-ペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

ラーダ級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクト-ペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置は、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



そして潜水艦「サンクト-ペテルブルク」は、バレンツ海へ移動して試験を実施する事になりました。
[ラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海及び白海で試験を行なう]


今回の記事によると、その試験は未だ実施されていません。
それどころか、潜水艦「サンクト-ペテルブルク」の主要動力装置の欠陥も是正されていないとの事です。

潜水艦「サンクト-ペテルブルク」は、2012年5-6月頃にアドミラルティ造船所で修理が行なわれています。

2012年6月1日の「サンクト-ペテルブルク」
13-0203i.jpg
13-0203h.jpg


建造が凍結されていた「ラーダ」級2隻に関しては、昨年(2012年)に複数の関係者から建造再開が表明されました。
[ロシア海軍はラーダ級潜水艦の建造を再開する]
[ラーダ級潜水艦は近い将来にロシア海軍へ就役する]
[ラーダ級潜水艦の建造は2013年に再開される]
[潜水艦ラーダ級2番艦にはリチウムイオン電池、3番艦にはAIPが搭載される]


記事中で名前が出てくる北方艦隊所属の「マグ二トゴルスク」は、2012年にバルト海に居た事は確かです。
2012年7月29日のロシア海軍記念日には、バルチースク基地の観艦式に参加しています。
13-0203g.jpg

「マグ二トゴルスク」は、6ヶ月間に渡りバルト海へ「出張」した後、2012年11月末に北方艦隊の基地へ戻っています。

テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2012年11月28日09時36分配信
【ディーゼル潜水艦「マグ二トゴルスク」は常駐場所ポリャールヌイに到着した】
同艦はバルト海で新型機器の試験を行なっていたようです。


記事中で触れられているベトナム海軍向けのプロジェクト6361潜水艦の1番艦「ハノイ」は、2012年12月5日に消磁作業を行ない、12月8日から25日までバルト海で航海試験が実施されました。
13-0203e.jpg

ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より。
【プロジェクト6361「ハノイ」工場番号01339】

このサイトでは、「サンクト-ペテルブルク」「ハノイ」の航海試験に同行したと書かれています。

空母ヴィクラマーディティヤの修理は完了した

13-0202d.jpg
13-0202f.jpg
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【「ヴィクラマーディティヤ」の修理は完了した】
2013年2月1日

セヴェロドヴィンスク造船企業「セヴマシュ」は、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)の修理を完了した。
『インタファクス』は、ロシア海軍総参謀部の情報提供者の話を報じた。
近い内に、インド海軍の為に近代化された艦には、受領-引渡チームが戻ってくる。
その後、航空母艦の試験が再開される。

(修理)作業完了という『インタファクス』の情報は、統合造船業営団により確認された。
「ヴィクラマーディティヤ」は、全てのボイラーの修理作業中、2012年秋の試験中に損傷した断熱材を交換した。
統合造船業営団によれば、航空母艦の航海試験は今年夏に再開される。

以前、連邦政府軍事技術協力局副局長ヴャチェスラフ・ドジルカリンは、同艦が2013年11月にインドへ引き渡されるだろうと述べた。

「ヴィクラマーディティヤ」の2012年晩夏-初秋の白海バレンツ海での試験中、蒸気ボイラー8基の内7基に問題が発覚した。
(註:正確には、8基のボイラーの内3基)
それは耐火レンガの部分的な崩壊の為であった。
ロシアにおいて、このタイプの艦載ボイラーの標準的な断熱材はアスベスト含有材料であるが、インド側の要求に沿って、それらはレンガに交換された。

昨年11月、インド国防省は、「ヴィクラマーディティヤ」の同国への引き渡し期限として2013年末を指定した。
しかし、艦の引き渡しが遅延した場合、ロシアへ違約金を課すか否かについては明確にしなかった。
これまでに、発注者への航空母艦の引き渡しは、5年間に渡り延期されている。

ロシアインドは、2004年に「ヴィクラマーディティヤ」の供給契約へ署名した。
当初、この取引は15億ドルで艦の修理と近代化(インド航空母艦を無償で受領する)、更には艦上戦闘機MiG-29K/KUB及びヘリコプターKa-27及びKa-31の供給を行なうとされていた。
2009年、契約条件は増額修正された-新たな取引額は23億ドルとなった。
当初、インド「ヴィクラマーディティヤ」を2008年に受領する事になっていた。


13-0202c.jpg
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]

2012年12月に就役する筈だったインド空母「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、航海試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期される事になりました。
[空母ヴィクラマーディティヤ、引渡し延期?]

そして、「ヴィクラマーディティヤ」に使われた耐火レンガなどに問題が在る事が明らかにされました。
[空母ヴィクラマーディティヤに使われている外国製品に問題が生じた]
[中国はロシアへの耐火レンガ輸出を否定した]

「ヴィクラマーディティヤ」の引き渡しは2013年末になるようです。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年10-12月にインドへ引き渡される]
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年末にインドへ引き渡される]

問題の耐火レンガは、結局アスベストに変更される事になりました。
[インドは空母ヴィクラマーディティヤのボイラーへのアスベスト使用に同意した]

今回の記事によると、ボイラーの修理作業(断熱材の交換)は終了したとの事ですが、現在、セヴマシュ造船所の在るセヴェロドヴィンスク市が面している白海は結氷しており、「ヴィクラマーディティヤ」は氷が溶けるまでは出港できません。
13-0127a.jpg

白海の結氷が溶けるのは、だいたい5月末以降です。
13-0202e.jpg

「ヴィクラマーディティヤ」のロシア人乗組員(ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」乗員)は、2月1日から航海試験の準備を始めます。
[空母ヴィクラマーディティヤの航海試験準備は2月1日より始まる]
これに伴い、一旦は本国へ帰国したインド人乗員も戻ってきます。

ロシア海軍3艦隊合同演習の結果が分析された

13-0202a.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス情報管理部発表
2013年2月1日14時40分配信
【黒海及び地中海エリアで実施されたロシア海軍演習の結果が総括された】

1月31日、前日にキプロスレメソス港へ到着していた親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」艦上において、黒海及び地中海で1月19日から29日まで実施されたロシア海軍演習の結果が総括された。

演習を統括するロシア連邦軍参謀本部総長代理アレクサンドル・ポストニコフ(ストレリツォフ)大将は、演習の活動段階中、参謀本部中央指揮所で進行を管理し、その後、最終段階~演習結果の分析と総括~の為に、演習エリアへ到着した。

近年で最大の海軍演習にはバルト艦隊、北方艦隊、黒海艦隊の艦船、潜水艦戦略航空隊及び戦術作戦航空隊海軍歩兵特殊部隊が参加した。

戦闘演習中に特務艦及び保障船は21000海里以上を航行した。
33回の戦闘演習、29回の砲及びミサイル及び対潜兵器の戦闘射撃が完了した。

新たな艦隊間グループ管理システムの試験は成功裏に実施された。
主要管理組織であるロシア連邦軍参謀本部は、最新のセキュリティ自動管理システムを使用し、リアルタイムで艦船への行動を指示した。
管理装置は、アクティブな電波妨害条件下でも安定かつ確実に機能し、情報交換を保障した。

ロシア連邦軍参謀本部によると、全体的に見て、演習の目的-遠海ゾーンにおける海軍の存在の実証、断固たる軍事力の使用~は達成された。

演習の主要課題~海軍部隊が遠海ゾーンにおいて軍指導部から指示された任務を遂行する~は解決された。

同様の演習は、世界の様々なエリアにおけるロシアの利益を確保する事も含め、定期的に実施される予定である。


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2013年1月31日22時30分配信
【ロシア海軍3艦隊の艦船が参加した演習は地中海で完了した】


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年2月1日13時34分配信
【(ロシア)海軍は遠海ゾーンで戦闘任務を遂行する準備を整えている-(ロシア)国防省】


ロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習は、2013年1月19日に始まりました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
13-0102a.jpg

今回の演習には、ロシア海軍の23隻の水上艦船と3隻の潜水艦(内1隻は原子力潜水艦)が参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]

地中海東部には、少なくとも14隻の水上艦船と2隻の潜水艦(内1隻は原子力潜水艦)が展開しました。

[ロシア連邦海軍3艦隊連合グループ]
指揮官:ロシア連邦海軍総参謀長代理レオニード・スハーノフ少将
旗艦:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」

[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304

[バルト艦隊艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「カリーニングラード」(黒海から地中海へ移動)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(黒海から地中海へ移動)
中型海洋給油船「レナ」
救助曳船SB-921

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


黒海沿岸(ノヴォロシースク近郊のマーリ・ウトリシュ)では、バルト艦隊大型揚陸艦2隻による上陸演習が実施されました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ノヴォロシースク近郊で上陸演習が行なわれた]
13-0123l.jpg
13-0123m.jpg
13-0123n.jpg

地中海東部では、黒海艦隊の戦闘艦が実弾発射訓練を行ないました。
[黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう]
[ロシア海軍3艦隊演習は地中海東部で続けられる]
13-0129a.jpg

北方艦隊艦船部隊は、対海賊戦闘訓練などを実施しました。
[北方艦隊海賊対処部隊は任務遂行の準備を終えた]
[大型対潜艦セヴェロモルスクは機雷破壊訓練を行なった]

今回のロシア国防省発表によると、この演習は、新型の指揮管理システムの試験を兼ねていたようです。

今回の演習は、モスクワ市に在るロシア連邦軍参謀本部から地中海東部演習部隊総旗艦「モスクワ」などの演習参加艦船へ指示が出されました。
更に、演習部隊総旗艦「モスクワ」は、地中海東部及び黒海にまたがる演習部隊を指揮しました。
13-0202b.jpg


演習終了後、黒海艦隊及びバルト艦隊の艦船は母港へ戻ります。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は終了する]

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区広報サービス発表
2013年1月31日15時47分配信
【バルト艦隊艦船は地中海のロシア海軍艦隊間グループ演習への参加を終えた】

ただ、今回の発表によると、黒海艦隊ロケット巡洋艦「モスクワ」は、演習終了後にキプロス島リマソールへ寄港したとの事です。
今回の演習の総指揮を執ったアレクサンドル・ポストニコフ(ストレリツォフ)大将も、「モスクワ」を訪れているようです。
「モスクワ」は、演習開始前にもリマソールを訪れています。
[ロシア黒海艦隊戦闘艦はキプロスへ寄港した]
13-0121f.jpg
13-0121g.jpg

北方艦隊艦船部隊は、当初の目的であるアデン湾海賊対処任務に就く為、スエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[北方艦隊海賊対処部隊は紅海へ入った]


今回の演習には、ロシア空軍遠距離航空隊(戦略爆撃機部隊)も参加しました。
[プーチン大統領はロシア海軍3艦隊合同演習についての報告を受けた]

なお、最近、ロシアが中国へTu-22M3(バックファイア)爆撃機36機を売却するという情報が流布されましたが、これは全くのデマです。

『イタル-タス』より
2013年1月24日12時18分配信
【爆撃機Tu-22M3の中国への供給交渉など全く実施された事も無ければ存在もしていない】

ロシア兵器輸出公社(ロソボロネクスポルト)の公式代理人ヴャチェスラフ・ダビデンコ氏は、中国へ36機のTu-22M3爆撃機を売却するという情報を公式に否定しました。

この記事の後半に登場するロシア兵器輸出公社の匿名の情報提供者は、この情報を流布した中国メディアを「純然たるデマ新聞」「手段を選ばず、希望的観測を本物であると必死で望む連中」と叩きまくっています。
そして最後に「Tu-22M3は戦略兵器なので外国への売却は原則として不可能」と言っています。

北方艦隊海賊対処部隊は紅海へ入った

13-0201d.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区広報サービス発表
2013年1月31日18時51分配信
【北方艦隊艦船支隊は紅海へ入り、アデン湾へ針路を取る】

大型対潜艦「セヴェロモルスク」、救助曳船「アルタイ」、中型海洋給油船「ドゥブナ」で構成される北方艦隊艦船支隊は、無事にスエズ運河の通過を終え、紅海エリアへ入った。

現在、ロシア海軍将兵は、バブ・エル・マンデブ海峡への針路上の停泊場所で錨を降ろしている。
大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、ここで給油船「ドゥブナ」から真水と食料、潤滑油を補充する予定である。
大型対潜艦の乗組員は、紅海インド洋で最初の民間船キャラバンを形成し、先導する前の短い休息を得る。

艦は、続けて乗組員の活動訓練を行なう。
アデン湾及びアフリカの角沿岸エリアにおける民間船航行の安全保障任務遂行の為の。

北方艦隊海軍歩兵分隊は、甲板上及び艦内施設へ乗り込む為の戦術行動を改善する。
投錨場所への移動中、大型機関銃「ウテス」、カラシニコフ機関銃PKM、RPK、狙撃銃SVD、自動小銃AK-74を使用し、浮上風船目標及び仮想海賊艇への射撃訓練が実施された。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、今月後半より民間船航行の安全を提供する。
2011年、彼らは6ヶ月間に渡り、この任務を成功裏に処理した。


北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊アデン湾海賊対処部隊は、2012年12月18日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクを出港しました。
[大型対潜艦セヴェロモルスクはソマリア沖へ向かった]

2013年1月19日から始まった地中海東部ロシア海軍3艦隊合同演習へ参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
[北方艦隊海賊対処部隊は任務遂行の準備を終えた]
[大型対潜艦セヴェロモルスクは機雷破壊訓練を行なった]

現在、アデン湾には太平洋艦隊海賊対処部隊が居ます。
[ロシア太平洋艦隊艦船部隊はアデン湾で海賊対処任務に就いた]


大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、2011年にもアデン湾へ派遣され、海賊対処任務を遂行しています。

2011年9月10日、「セヴェロモルスク」は、紅海で海賊に乗り込まれたギリシャのタンカー「ユナイテッド・エンブレム」を解放しました。
『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
2011年9月13日
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」の海軍歩兵はギリシャのタンカーを海賊から解放した】


現在、ソマリアには5つの海賊団が存在しており、アデン湾などで活動しています。
[ソマリアでは5つの海賊団が活動している]

そしてロシアには、極東方面とヨーロッパ方面を行き来する民間船が多数存在しており、彼らはアデン湾を通過しています。

ロシア海軍の公式発表などで良く使われる「民間船航行の安全保障」というのは、基本的には「ロシアの船舶、ロシアの船員の安全保障」という事です。
(ただし、ロシア側の報道を見る限りでは、ロシア船以外の「外国船」の護衛も請け負っているようですが)

ロシアはヘリ空母ミストラル級の為の新たな歩兵戦闘車を開発する

13-0201b.jpg
『イズベスチヤ』より
2013年1月31日0時01分配信
【国防省は「ミストラル」の為の装甲車を発注する】

新たな戦闘車両は大型でなければならず、全体的に良好な浮上航行能力を有するだろう。


フランス製ヘリコプター空母「ミストラル」に対するドミトリー・ロゴージン副首相からの批判にもかかわらず、国防省は、これらの艦~フランスで建造される2隻~の揚陸部隊の為の新たな歩兵戦闘車輌(BMP)の仕様を作成する。

海軍総司令部『イズベスチヤ』へ伝えた所によると、少なくとも15名の標準武装戦闘員が収容可能であり、更には、迫撃砲、自動擲弾砲、携帯高射ミサイル複合体、重機関銃を備えた車輌が必要である。

「この車輌は、現用のBMP-2、BMP-3、BTR-80よりも全体的により大型でなければなりません。
従いまして、その重量は約30トンになります」

海軍総司令部の対談者は『イズベスチヤ』に話した。

海軍将兵の他の条件は、必須の受動防護複合体(敵弾が命中した際に反応爆発し、有害な効果を軽減するように装甲外部に取り付けられた火薬筒)である。
更に、車輌にはアクティブ防護複合体「アリーナ」(距離25メートルで飛翔弾を迎撃し、金属球を雨あられのごとく撃ち出す車上装置)の装備が望ましい。

最後に、新たな海軍歩兵車輌は、過不足の無い揚陸火力を提供し、戦車及びヘリコプターを含む全ての脅威と戦わなければならない。
それ故に、30mm機関砲7.62mm機関銃対戦車誘導ロケット装置を装備していたBMP-2の武装は、譲る事は出来ない。
13-0201a.jpg

「このような大型車輌は、無論、現代の対戦車兵器の前では脆弱です。
ですが、アメリカ海兵隊の揚陸水陸両用車AAV7という例は、小さなサイズの車両は現代の戦闘条件ではチャンスが無い事を示しております。
13-0201f.jpg
従いまして、エンジン出力は少なくとも400馬力となり、私共は、電気伝導ガスタービンと、クルガンツェフの為の750馬力の将来ディーゼルエンジンに期待しております」

海軍士官は説明した。

国防省『イズベスチヤ』へ伝達した所によれば、「ミストラル」の為の標準海軍歩兵大隊の装備として既に決まっていた将来浮揚装甲車クルガンツェフ-25及びBMP-3Fは、断念される事が決定された。

「海軍歩兵は最も強力な軍の一つであり、戦闘車両は、全ての兵器の条件を得る必要が有ります。
最初に、何を積むのかの決定が行なわれ、その後に車輌が発注されました。
通常は、逆の事が起こっています。国防省は車輌を与え、私共は、その下で定員を形成します。
それ故に、人員数と個々の兵器の不一致が発生しております」

対談者は話した。

2013年、新たな装甲車両の全体の開発者が公開入札により決定される。
翌年春、入札の勝者は国防省委員会からプロジェクトの後援を受けなければならず、その後、生産が開始される。

2011年6月、ロシアは2隻のヘリコプター空母「ミストラル」型を12億ユーロで購入する契約に署名した。
ロシア海軍の為の最初のヘリ空母は2014年にフランスで完成し、2隻目は2015年となる。
更に2隻の「ミストラル」ロシアで建造する契約については議論されており、決定は後日に下される。
1月下旬、ドミトリー・ロゴージンは、フランスからの技術購入に批判的な発言を行なった-彼の意見によれば、フランスのヘリコプター空母は、低温では使用できない。

地政学問題高等学院副校長コンスタンチン・シフコフは、「ミストラル」を揃える海軍の計画を批判した。
12-1229e.jpg
「特定のヘリコプター空母の為に戦闘車両のシリーズ生産を組織する事は全く持って馬鹿げていますよ。
一般的には、戦闘車両の生産の場合、生産数は100-150輌を越えるのならば理にかなっています。
ですが、2隻のミストラルの為に必要な車輌など、最大でも20両程度でしょう」

専門家は『イズベスチヤ』へ指摘した。

ウラジーミル・ザハロフ退役海軍少将は懐疑的に考えている。
彼は「ミストラル」が沿岸から遠く離れた場所での行動を意図している事を『イズベスチヤ』に対して想起させた。

「上陸場所に重装甲車両を送り込む?
それは、既存の水陸両用装甲兵員輸送車や戦車を遥かに超える全く新しい浮上航行能力を有していなければならないでしょうね。
ですが、我々の防衛産業が、特定分野で技術革新を成し遂げられるなどとは、僕には思えませんがね」

提督は言った。

しかし、海軍総司令部は検討する-重量級かつ大型の揚陸車輌の作成を-それは、世界的な傾向に倣うものである。
現代の海軍歩兵は、海岸から30-40km離れた所からヘリコプター及び揚陸艇で上陸する超水平線と呼ばれる方式を取っている。
戦車は、自力で水域を克服する。

ソヴィエト連邦の軍科学者は、実際には沿岸の艦から這い出る方式の優位を主張してきた。
13-0201g.jpg
13-0201e.jpg
それ故に、海軍歩兵の軍備は、自力で1km以上のなぎ海を浮上航行出来ない通常の装甲車であった。
大容量の重水陸両用車は、海軍に必要である。
それは「ミストラル」に関係する事のみならず、将来の為にも。
海軍総司令部は話した。


[ヘリ空母ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
[ロシア海軍向けミストラル型の詳細が公表された]

以前、ロシア海軍「ミストラル」級の為の専用の海軍歩兵大隊が設立されると報じられました。
[ロシア海軍はヘリ空母ウラジオストク型の為のスぺツナズ大隊を設立する]

この「ミストラル」大隊は、異なる構成の3個中隊から成ります。
第1中隊:ヘリコプター降下中隊
第2中隊:水陸両用車中隊
第3中隊:ゾディアックボート機動中隊


今回の記事で取り上げられている「新たな重水陸両用歩兵戦闘車」は、この第2中隊用の車輌です。

以前は、BMP-3F或いは「クルガンツェフ-25」の装備が想定されていましたが、今回の記事に有るように、両方とも海軍の要求を満たさないので、「新たな重水陸両用歩兵戦闘車」を開発する事になったようです。


今回の記事でも触れられていますが、ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージンは、1月26日に「ミストラル」級購入への批判を表明しました。
[ミストラル級は低温地帯では使用できない]