警備艦ネウストラシムイは3度目のアデン湾海賊対処任務に就く

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月30日15時51分配信
【バルト艦隊支隊は、アフリカの角で5月の祭日を迎える】
モスクワ、4月30日-ロシア通信社ノーボスチ

アフリカの角海域におけるバルト艦隊の船団の形成は5月の初日から開始される。
火曜日、西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は記者団に伝えた。

「5月の初日、警備艦ネウストラシムイ、給油船エリニヤ、海洋曳船E.ホロフで構成されるバルト艦隊艦船支隊はアデン湾東部に到着し、船団の形成を開始します」
マトヴェーエフは話した。

彼によると、アフリカの角海域においてバルト艦隊将兵は、民間船舶航行の安全を保障する任務を遂行する。
バルト艦隊警備艦の保護の下でロシア及び外国の商船は船団を構成し、アデン湾を通過してアラビア海紅海へ行く。

「艦上には、海賊との戦闘活動を経験した艦隊の海軍歩兵部隊が居ます。
輸送船の安全保障の為、船団護送中には海軍歩兵部隊が乗り込む計画です。
移動海域の偵察の為、警備艦ネウストラシムイ艦上からバルト艦隊海洋航空隊の捜索救助ヘリコプターKa-27が飛行活動を実施します」

士官は説明した。

マトヴェーエフは更に、バルト艦隊艦船支隊の機器と兵器は通常モードで機能している事を指摘した。
乗組員は健康であり、与えられた任務を遂行する準備が出来ている。


警備艦「ネウストラシムイ」は、2008年秋にロシア海軍で最初のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第1次ソマリア遠征]

そして2010年初頭、2度目のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第6次ソマリア遠征]

2010年2月5日にはソマリア海賊7名を拘留しました。
[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊拘留]
[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊を拘留(RIAノーボスチ)]

2012年7月から9月に掛けて北方艦隊大型揚陸艦と共に地中海へ派遣されました。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]

その後、オーバーホールが行なわれました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」は長期航海の為に修理を実施する]

その後、バルト海で戦闘訓練を行ない、三度アデン湾へ派遣されると発表されました。
[バルト艦隊のフリゲート「ネウストラシムイ」はアデン湾へ行く]

2013年3月17日、3度目のアデン湾遠征の為にバルチースクを出港しました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」はアデン湾へ向かった]
[バルト艦隊海軍歩兵はアデン湾海賊対処任務に参加する]

4月23日、アラブ首長国連邦ドバイへ到着しました。
[警備艦ネウストラシムイはドバイを訪れた]

4月26日、ドバイ港を出港してアデン湾へ向かいました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」はドバイを出港してアデン湾へ向かった]
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ロシア海軍の軍艦は歴史上初めてイスラエルを訪れる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月30日14時55分配信
【ロシア連邦海軍の戦闘艦は歴史上初めてイスラエルを訪れる】
モスクワ、4月30日-ロシア通信社ノーボスチ

黒海艦隊大型揚陸艦「アゾフ」イスラエルを訪れる。
ロシア海軍戦闘艦の訪問は、この国の歴史上初めてとなる。
火曜日、ロシア連邦国防省下の海軍広報サービス・情報管理部代表は記者団に伝えた。

「5月1日-3日、以前にイタリアのメッシーナ港でロシア提督フョードル・ウシャコーフ胸像開設式典に参加したアゾフは、ハイファ港へ寄港します。
ロシア海軍の代表はイスラエルの地で祝賀行事に参加し、これはイスラエル国家における初めての滞在となります」

海軍の代理人は話した。

彼は、同艦の訪問は、大祖国戦争勝利68周年に合わせたものであると説明した。
「この寄港は、イスラエル退役軍人組織の主導により行なわれます」
士官は指摘した。

訪問プログラムでは、ハイファの民間人と退役軍人を前に黒海艦隊楽団及び名誉衛兵中隊による展示行進が行なわれる。
艦は地元住民が訪れる為に開放される。
イスラエルに住んでいる大祖国戦争の退役軍人の為に、大型揚陸艦「アゾフ」艦内において歓迎会と艦内見学が手配される。


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大型揚陸艦「アゾフ」は4月上旬に出航し、地中海入りしました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦アゾフは地中海へ行く]

4月中旬、北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」と演習を行ないました。
[ロシア北方艦隊と黒海艦隊の艦船は合同演習を行なった]

4月23日、イタリアメッシーナへ寄港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2013年4月23日15時27分配信
【黒海艦隊の大型揚陸艦「アゾフ」はイタリアのメッシーナ港へ到着した】

そして5月1日からイスラエルハイファ港を訪問します。
記事中でも触れられていますが、ロシア海軍(ソ連邦時代を含む)の軍艦がイスラエルを訪問するのは歴史上初めてです。
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記事中に登場するイスラエル在住の大祖国戦争退役軍人というのは、要するに、ユダヤ系のソ連邦国民大祖国戦争に軍人として参加し、ソ連邦解体後にイスラエルへ移住した人々でしょう。

超音速対艦ミサイル「オーニクス」は2013年8月末に原潜セヴェロドヴィンスクから発射試験を行なう

『イズベスチヤ』より
2013年4月30日0時01分配信
【超音速ミサイル「オーニクス」は8月に試験を行なう】

「ヤーセン」プロジェクト潜水艦のシリーズ生産の結果は対艦兵器の動作に依存する。
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(ロシア)海軍総司令部生産合同「セヴマシュ」は、対艦ミサイル「オーニクス」の試験時期について合意した。
(ロシア)国防省『イズベスチヤ』へ伝えた所によれば、最新のプロジェクト885「ヤーセン」原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」の8月末の国家試験において、この超音速ミサイルが発射される。

「ミサイルの発射は水中位置から汎用艦載射撃複合体UKSK SM-343垂直発射管を用いて行なわれます」
『イズベスチヤ』国防省の高位の代理人より伝えられた。

ミサイル「オーニクス」は、モスクワ近郊レウトフ軍事産業団体「科学生産合同・機械製造」で1980年代に開発された。
1990年代には「オーニクス」をベースとして輸出用の「ヤーホント」が作成された。
それは、インド海軍及びインド陸軍の主要打撃兵器となったロシア-インド共同ミサイル「ブラーモス」のベースとして知られている。
「オーニクス」は、距離300kmの水上及び地上目標を破壊し、秒速750m以上、音速の約2.6倍の速度を発揮する。

海軍総司令部が『イズベスチヤ』へ表明した所によると、「オーニクス」試験は、搭載潜水艦自身の運命に依存しており、仕様書では、潜水艦の兵装は「カリブル」「オーニクス」となるべきであると明確に指示されている。

「オーニクスは、現在、海軍の為の必要条件を全て満たしている唯一の準備されたミサイルです。
その信頼性は、私たちにとっては、歩兵のカラシニコフ銃のようなものです」

海軍士官は話した。

彼は、ミサイルは地上及び海上目標を攻撃する為に使用され、それには頭部を交換するだけで十分であると付け加えた。
状況に精通している業界の情報提供者は、プロジェクト「ヤーセン」「オーニクス」ミサイルの下で作成されたと『イズベスチヤ』に説明した。

「ヤーセンの最初の試射は2011年12月に行なわれました。
その後、有翼ミサイル"カリブル"の発射試験が行われ、オーニクスは指定軌道から外れました。
翌年、艦隊は垂直発射管からカリブルの戦闘発射を成功裏に実施しましたが、オーニクスをこの複合体から再び発射する準備は出来ていませんでした」

彼は話した。

科学生産合同「機械製造」は、「オーニクス」の作業は「セヴェロドヴィンスク」の為に導かれており、ミサイルは試験の為に適切な時期に納入される事を『イズベスチヤ』に対し確認した。

独立軍事専門家でサイト「ミリタリーロシア」管理人ドミトリー・コルネフは、「オーニクス」が、あらゆる軍事的紛争の為の適切な潜水艦を作り出すと考えている。

「セヴェロドヴィンスクが初めからカリブルとオーニクスの試験を行なった事は問題を引き起こすかもしれませんが、それは無駄なものです。
発射複合体はミサイルシステムの広範囲に渡る使用を可能とします。
そう、この潜水艦のUKSK-打撃兵器の汎用搭載艦のように」

彼は『イズベスチヤ』に話した。

専門家は「オーニクス」を大打撃力のユニークなミサイルと呼び、生産されている同類の「ブラーモス」は様々な方法での試験を成功裏に行なっている。


【科学生産合同「機械製造」公式サイト】
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以前にはチェロメイ記念第52試作設計局と呼ばれていました。

汎用対艦有翼ミサイル「オーニクス」の開発は1981年6月5日に正式決定され、1982年3月10日には「機械製造」による予備設計案が採用されました。

潜水艦による水中発射試験を行なう為、プロジェクト670M原子力潜水艦K-452が1986年6月25日から1992年7月10日までプロジェクト06704改造を実施しました。

ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト06704「チャイカ-B」(NATOコード名チャーリーIII)】
【K-452/B-452】
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K-452(1992年6月3日からB-452)は、1992年から1998年まで「オーニクス」ミサイルの発射試験に従事しました。
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水上艦による水上発射試験の為にプロジェクト1234小型ロケット艦「ナカト」が改造され、1996年から発射試験が行なわれました。
[「オーニクス(ヤホント)」試験艦「ナカト」]
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「ナカト」による試験は、1990年代末に資金難で中断された後2000年代初頭に再開され、2002年には国家受領試験を実施、2002年9月23日付でロシア海軍へ軍備採用されました。
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一方、「オーニクス」搭載を前提に設計された多用途原子力潜水艦プロジェクト885「ヤーセン」1番艦「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工されたものの、資金不足で建造工事は進まず、進水に漕ぎ着けたのは2010年6月15日でした。
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2011年9月12日から海洋試験が開始されましたが、この間に、旧ソ連時代にノワトール設計局が開発した有翼ミサイル「グラナート」をベースにした「カリブル」(輸出用は「クラブ」)が開発されました。

対艦、対地、対潜型が存在し、射程も「オーニクス」より長く、更には「オーニクス」よりもコンパクトな「カリブル」は、ロシア海軍対艦ミサイル「本命」だった筈の「オーニクス」を隅に追いやってしまいました。

2012年の原潜「セヴェロドヴィンスク」海洋試験においては、有翼ミサイル「カリブル」の発射試験のみが複数回実施されました。

2012年11月7日:潜航状態で対艦攻撃型の発射に成功。
[多用途原潜セヴェロドヴィンスクはカリブル対艦ミサイルの発射試験に成功した]

2012年11月26日:浮上状態で地上攻撃型の発射に成功。
[多用途原潜セヴェロドヴィンスクはカリブル対地ミサイルの発射試験に成功した]

2012年11月28日:潜航状態で対地攻撃型の発射に成功。
[多用途原潜セヴェロドヴィンスクは3回連続でカリブル有翼ミサイルの発射試験に成功した]

2013年には、「カリブル」対地型の最大射程の2500kmでの発射試験が実施されるとの事です。
[新世代多用途原潜セヴェロドヴィンスクは2013年後半に海洋試験を実施し、同年末にロシア海軍へ引き渡される]
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

そのついでに、最近は影が薄い「本命」ミサイル「オーニクス」の発射試験も実施する事になったようです。

重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは15歳になった

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『アルムス-タス』より
2013年4月29日10時33分配信
【原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は15歳を祝う】
ムルマンスク、4月29日(アルムス-タス)

4月28日、北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員を祝った。
ロシア海軍の組織の1つの旗艦は15歳になった。

これまでに同艦は多くの遠距離航海を行なっただけに留まらず、卓越した水上艦将兵を育成する為の特別学校となっている。
同艦は1度のみならず、様々な戦闘訓練の種類ごとにロシア海軍総司令官から最優秀賞を授与されている。

ムルマンスク知事マリーナ・コヴトゥンは乗組員の記念日を祝った。
「ピョートル・ヴェリキーは、世界で最も手ごわい戦闘艦の1隻です」
彼女は指摘した。
「強力で信頼性が高く、驚くほど美しい巡洋艦は、北方艦隊旗艦の称号に相応しいでしょう」
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知事は、今年、同地域が2つの記念日を迎える事を想い起した。
「5月には、我が地域の創設75周年を迎えます。
6月、赤旗北方艦隊は80周年を迎えます」

コヴトゥンは強調した。
プロの義務及び祖国への無視無欲の奉仕の模範的な活動に対し、地域のトップは、栄誉勲章であるムルマンスク地域知事賞「北極圏での献身的な勤務」を士官及び准士官へ授与した。
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重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(プロジェクト11442、整理名「オリョール」)ロシア海軍の誇りである。

それは、重要な海上目標を撃破し、海洋配置有翼ミサイルを使用した沿岸目標への攻撃、部隊の艦船の対空防衛及び対ミサイル防衛の保障の為に設計されている。
同艦は、プロジェクト1144の最新改良版(新たな対空防衛システムと複数の電波電子兵装)である。

その構成は、艦尾から艦首まで延長された艦の甲板、2つに集中された上部構造物、2本のマストから成る。

艦は、レーダーからの可視性を低減する処置が採用されている。
構造上の防護が部分的に施されており、対艦及び高射誘導ミサイルの弾薬庫は防護されている。
大量破壊兵器からの防護が提供されている。

主動力装置として2軸の核動力が採用され、合計出力600キロワットの2基の加圧水型原子炉、各々の出力70000馬力の2基の主タービン装置で構成されている。
主タービン装置の蒸気発生バックアップ用として、化石燃料を使用する2基の自動蒸気ボイラーが有る。

巡洋艦の兵装は、対艦ミサイル複合体「グラニート」のミサイル20基から成る。
対空防衛用として、2基のマルチチャンネル広域防衛用高射ミサイル集合複合体「フォルト」及び「フォルト-M」、1基の自己防衛高射ミサイル複合体「キンジャール」、6基の高射砲ミサイル複合体「コーチク」戦闘モジュールが有る。
艦の火力は130mm砲装置AK-130により補完される。
艦は、電波位置特定ステーションMR-600及びMR-750で構成される電波位置特定複合体MR-800水中音響複合体MG-355一式(曳航アンテナ)を装備する。

航空兵装は3機のKa-27ヘリコプターで構成されている。

同艦はレニングラードバルト造船工場で1986年4月25日に起工された。
1989年4月25日に進水した。
1996年11月、同艦は最初の海洋航海を実施し、バルト海から北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市へ移動した。
1998年4月28日、艦はロシア海軍の編制へ加入し、アンドレイ旗が初掲揚された。

巡洋艦の総排水量は24500トンであり、全長は251.2メートル、幅28.5メートル、吃水10.3メートル、速力31ノット、自立行動期間60日、巡洋艦の乗組員は約700名である。

専門家は、この艦の建造の為のソヴィエト社会主義共和国連邦及びロシアの総費用は12億ドル以上と推定している。


プロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦(キーロフ型)4番艦「ユーリー・アンドロポフ」は、レニングラードバルト工場で1986年4月に起工され、1989年4月に進水しました。

ソヴィエト連邦解体後の1992年5月27日、「ピョートル・ヴェリキー」と改名されました。

ロシア海軍へ引き渡されたのは、起工から約12年後の1998年3月であり、同年4月28日に北方艦隊へ編入されました。
当初は太平洋艦隊へ配備される予定でしたが、この当時のロシア海軍には「ピョートル・ヴェリキー」を極東まで回航する財政的余裕が無い為、北方艦隊へ編入されました。
[キーロフ級4番艦ピョートル・ヴェリキー]
[就役前の原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1995~1997年)]
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」就役10周年]
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今回の記事中でも触れられていますが、「ピョートル・ヴェリキー」を始めとするキーロフ型ステルス艦であり、装甲防御が施されています。
[ステルス軍艦・キーロフ級]
[装甲巡洋艦・キーロフ級]

就役直後は資金不足で外洋への航海を実施する事が出来ず、2004年3月下旬には、本艦を巡る「核爆発騒動」が起こりました。
[ピョートル・ヴェリキー「核爆発」騒動]

2004年10月、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に北東大西洋へ進出しました。
[大西洋上のクズネツォフ・その2(機動部隊)]
[大西洋上のクズネツォフ・その3(機動部隊)]

2005年にも大西洋で行動しました。
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その1]
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その2]

「ピョートル・ヴェリキー」は、2008年9月から2009年3月までカリブ海、南アフリカ、インドへの長期遠距離航海を実施しました。
[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]

この時、インド沿岸での演習を終えてアデン湾へ航行している途中の「ピョートル・ヴェリキー」は、2009年2月12日、ソコトラ島沖でソマリア海賊を発見、拘留しました。
[ロシア海軍原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、3隻の海賊船を拘留]

2010年3月30日、極東の戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加する為に出航し、遥々極東の沿海地方までやって来ました。
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『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年5月17日発表)】
2010年5月16日午後11時頃、「ピョートル・ヴェリキー」は、ツシマ海峡を北上し、日本海へ入りました。

「ピョートル・ヴェリキー」は、2010年7月初頭から実地戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加しました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【実地戦略演習「ヴォストーク-2010」纏め】

『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年7月26日発表)】
2010年7月24日正午頃、「ピョートル・ヴェリキー」は、ツシマ海峡を南下、沿海地方を去りました。


2012年5月初頭から6月下旬まで浮きドックへ入渠しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー、浮きドックから出渠(2012年6月23日)]

2012年9月には北極圏への遠距離航海を実施しました。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

この時、北極圏弾道ミサイル迎撃訓練を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシアの対弾道ミサイル防衛の一翼を担う]

「ピョートル・ヴェリキー」は、現在のロシア海軍において弾道ミサイル迎撃能力を持つ唯一の水上戦闘艦です。

2013年1月10日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンより「ナヒーモフ勲章」を授与されました。
[プーチン大統領は北方艦隊基地を訪問する]


2013年4月、バレンツ海で各種の演習を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]
[北方艦隊の戦闘艦はバレンツ海で展示演習を実施した]
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した]


今回の記事前半に登場するムルマンスク地域知事マリーナ・ワシーリエヴナ・コヴトゥンは、1962年3月10日にムルマンスクで生まれました。
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大学卒業後はムルマンスク地域コムソモール(共産党青年団)に勤めました。

ソ連邦解体後はムルマンスク地域管理部に移り、2012年4月13日、ムルマンスク地域知事に就任しました。

ロシア黒海艦隊司令官は今後の見通しについて語った

2013年4月29日、ロシア黒海艦隊司令官アレクサンドル・フェドテンコフ中将の記者会見が行なわれました。
フェドテンコフ司令官は、今後の黒海艦隊の見通しについて色々と語りました。
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『イタル-タス』より
2013年4月29日10時00分配信
【ロシア黒海艦隊は、20隻の新たな艦艇を受領する】
モスクワ、4月29日/イタル-タス

ロシア黒海艦隊は国家の安全保障を確保する為に更新並びに改善され、近い将来、20隻の新たな水上艦、潜水艦、戦闘艇を受領するだろう。
今日(4月29日)、黒海艦隊司令官アレクサンドル・フェドテンコフ中将は、来たる5月13日の艦隊創設230周年に関し、記者団に語った。

「黒海諸国及び地中海諸国の海軍が大幅に数を減らすことなく戦闘武装手段の質的改善を図り、常時戦闘能力を構築しているという特徴を考慮すれば、これは客観的かつ極めて重要なプロセスです。
今後10年間は、黒海エリア諸国が自国海軍の為の戦闘艦及び補助船を多数建造する計画を有しています。
僕達は、信頼出来る国家安全保障の確保の為、出遅れたままでいるわけには行きません」

司令官は話した。

彼によると、2013年に進水し、そして2014年には最新警備艦プロジェクト11356「アドミラル・グリゴロヴィチ」黒海艦隊の戦闘編制へ加入しなければならない。
「これは、6隻から成る同プロジェクト警備艦シリーズの最初の艦であり、高精度有翼ミサイル艦載複合体カリブルを装備します。
これらの艦は、アドミラル・エッセン、アドミラル・マカロフ、アドミラル・ブタコフ、アドミラル・イストミン、アドミラル・コルニーロフと命名されます」

フェドテンコフは指摘した。

彼は、黒海艦隊は更に6隻の新たなプロジェクト636「ワルシャワンカ」級潜水艦を取得する予定であると伝達した。
「最初の3隻はノヴォロシースク、ロストフ-ナ-ドヌー、スタールイ・オスコルと命名されます」
中将は説明し、黒海艦隊の編制には、更に、様々な用途の戦闘艇7隻と、その他の艦が加入すると付け加えた。

2012年2月、フェドテンコフ黒海艦隊の戦闘編制には2017年までに6隻のプロジェクト636潜水艦が加入すると表明した。
「黒海艦隊潜水艦旅団を完全に形成する為、僕達は2014年に最初の3隻を、2015年に1隻、2016年に2隻を取得します」
司令官は話し、その後に全ての潜水艦はサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で起工される事を想い起した。
現時点で黒海艦隊には、2隻の潜水艦:プロジェクト877V「アルローサ」プロジェクト641B「聖ゲオルギー公」が有る。
新たな潜水艦セヴァストーポリノヴォロシースクに配備されるだろう。
ノヴォロシースク基地では係留フロントを割り当てられる。
司令官は、黒海艦隊の新たな潜水艦ウクライナへ到着した後、ロシア艦隊ウクライナ領配置の為の基本協定の追加合意へ署名されると指摘した。

更にフェドテンコフは、黒海艦隊司令部海軍総司令部へ、新たなプロジェクト21630小型砲艦黒海艦隊の戦闘編制への加入に関する問題を検討する為の人材と資材の配分の運用課題について提案していると伝えた。
「担当ゾーンにおいて作戦モードを維持する事により、任務遂行の効率性が向上します。
駐留所における機雷対策保障の為の新たな海洋及び泊地掃海艦が艦隊の戦闘編制に必要です。
黒海艦隊の編制をバランスのとれたものへ調整する事により、僕達は複雑な任務を遂行する為の汎用兵種間グループを形成する事が出来ます」

司令官は話した。

彼によると、黒海艦隊海洋航空隊「大幅な」更新を計画している。
具体的には、爆撃機Su-24Mの取得である。
「艦隊航空隊は、航続距離が増加したSu-24Mを受領し、攻撃航空隊の打撃手段使用範囲は増加します。
2020年の艦隊航空隊の能力は、2012年当時と比較して約2.5-3倍に増大するでしょう」

彼は指摘した。
対潜航空隊、捜索救助隊、軍用輸送機隊も発展する。

黒海艦隊沿岸軍の発展の見通しについてフェドテンコフは、近い将来、その軍用車両の更新プロセスを開始すると発表した。
「品質が向上した技術が用いられ、組織には新規並びに近代化されたモデルが提供されます。
部隊の発展は、2020年までに沿岸軍へのグループ作成を提供し、インフラストラクチュアの開発及び最新基地システムの作成は、黒海艦隊が直面する任務遂行の即応性及び質的向上を保障します」

司令官は話した。

彼は、230周年を迎える黒海艦隊の戦闘訓練及び活動に関する「具体的な」成果について言った。
2012-2013年度に、黒海艦隊の艦船は17回の戦闘勤務を実施した。
12ヶ月間の合計で艦隊の航海距離は52500海里となり、海洋での部隊活動日数は延べ650日を超えた。
「黒海艦隊は、地中海における常時の存在を実質的に回復いたしました」
フェドテンコフは強調した。

彼によると、黒海艦隊の艦艇及び沿岸部隊は1年間で約300回の戦闘演習を実施し、2回の有翼ミサイル発射及び約30回の高射ミサイル発射、170回の砲射撃を行ない、艦船は約60回の年度任務を果たし、6度の合同部隊演習を実施した。
年度末に黒海艦隊の艇乗員と高射砲手は、ロシア海軍総司令官から2つの最優秀賞を受賞した。


記事中で触れられていますが、ロシア黒海艦隊向けの新造フリゲート(警備艦)及び潜水艦の1番艦は、2014年に引き渡される予定です。
[ロシア黒海艦隊は2014年に新造艦を受領する]

プロジェクト11356警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2014年就役予定です。
[フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」の建造は計画通りに進んでいる]

プロジェクト11356有翼ミサイル「カリブル」を搭載します。
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートの為のカリブル発射機が製造される]

プロジェクト03636潜水艦「ノヴォロシースク」も2014年就役予定です。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクは2013年に進水する]

2012年2月、フェドテンコフ司令官は、2017年初頭までにプロジェクト03636潜水艦6隻が黒海艦隊に勢揃いすると述べています。
[ロシア黒海艦隊は2017年に7隻の潜水艦を有する]


今回の記者会見でフェドテンコフ司令官は黒海艦隊海軍航空隊の今後についても述べています。

記事中でフェドテンコフ中将は「Su-24M」と言っていますが、より正確には、2001年に初飛行した更なる近代化型Su-24M2を指しています。
(Su-24Mは1976年に初飛行したSu-24の後期生産型)
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現在、黒海艦隊航空隊には18機程度の前線爆撃機Su-24Mが配備されておりますが、これをSu-24M2仕様にアップグレードするという事でしょう。
[ロシア黒海艦隊航空隊の統合航空基地が開設された]
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更に今回の記者会見では、黒海艦隊向けにプロジェクト21630小型砲艦の配備を望んでいる事が明らかにされました。
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プロジェクト21630カスピ小艦隊向けに3隻が建造され、3番艦「マハチカラ」は2013年3月2日に就役しました。
[小型砲艦マハチカラ就役]

現在の所、4番艦以降は起工されていませんが、フェドテンコフ中将は黒海艦隊にも21630が欲しいようです。


2007年8月3日、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・マソリン提督は
「ロシアは地中海で再び海軍の存在を示さなければならない」と発言しました。
[ロシア海軍は、再び地中海に存在を示さなければならない]

あれから約6年の歳月が流れ、マソリン提督の望みは、ほぼ達成されました。

ロシア海軍の工作船PM-138はボスポラス海峡を通過した

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『黒海ニュース』より
2013年4月28日7時40分配信
【ロシア連邦黒海艦隊の浮揚工場PM-138はボスポラス海峡を通過してシリアのタルトゥースへ向かった】

4月26日、ロシア黒海艦隊所属浮揚工場(工作船)PM-138ボスポラス海峡を通過してマルマラ海へ出ました。
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浮揚工場PM-138は4月25日にセヴァストーポリを出港しました。
[工作船PM-138は地中海へ行く]
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PM-138は、シリアタルトゥースに駐留している工作船PM-56と交代します。
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2013年4月中旬には、バルト艦隊大型揚陸艦工作船の為の各種物資と部品をタルトゥースへ届けています。
[バルト艦隊の大型揚陸艦はタルトゥースへ物資のストックを運ぶ]

小型水路測量船ヴィクトル・ファレーエフに聖アンドレイ旗が揚がる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月27日2時50分配信
【太平洋艦隊の新たな船の海軍旗初掲揚式典はウラジオストクで開催される】
ウラジオストク、4月27日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊の新たな小型水路測量船「ヴィクトル・ファレーエフ」への国旗初掲揚式典は土曜日にウラジオストクの企業「東方造船所」で開催される。
太平洋艦隊司令部は発表した。

小型水路測量船は、水路工学の科学者及び船乗りとして知られるヴィクトル・ファレーエフに因んで命名された。
それは、「東方造船所」で建造された最大の船である。
排水量は約1000トン、速力13ノット、乗組員17名、航続距離2000海里、自立行動期間15日である。

「同船への聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、ロシア海軍総司令官による小型水路測量船の太平洋艦隊の編制への加入の命令書が読み上げられます」
声明では、こう述べられた。

同船は太平洋艦隊水路測量サービス設立155周年記念日である2011年11月12日に進水した事が注目される。
2012年12月、小型水路測量船ピョートル大帝湾海域で工場航海試験を成功裏に経過した。

「同船の乗組員は、測定の実施、航路ブイの設置、沿岸航海ステーション及び遠距離灯台の円滑な管制作業の為のサービスを行ないます。
船上には太平洋艦隊の為の同タイプの最初の機器である光線測深器が設置されており、調査結果をオンライン3Dフォーマットモードに加工する事が出来ます」

司令部は発表した。

「ヴィクトル・ファレーエフ」の更なる特徴としては、海軍の船に最初に採用されたユニークな電気発電システムが有る。


「ヴィクトル・ファレーエフ」プロジェクト19910小型水路測量船の2番船であり、ウラジオストク東方造船所で2006年10月に起工され、2011年11月12日に進水しました。
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2012年12月25日より航海試験が開始されました。
[小型水路測量船ヴィクトル・ファレーエフは工場航海試験を開始した]

2013年1月26日、ロシア海軍へ引き渡されました。
『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
2013年1月28日配信
【水路測量船「ヴィクトル・ファレーエフ」は海軍へ受領された】

そして4月27日、ロシア太平洋艦隊へ編入されました。
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ロシア海軍航空隊は日本海で訓練飛行を行なった

『日本国防衛省公式サイト』より
2013年4月27日発表
【ロシア機の日本海における飛行について】
4月27日、ロシア海軍航空隊Tu-142対潜哨戒機2機が日本海上空を飛行し、日本航空自衛隊は戦闘機を緊急発進させました。
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この件に関するロシア側の報道。


『イタル-タス』より
2013年4月27日13時11分配信
【2機のロシア空軍航空機は日本の領空の周囲を飛び回った-日本防衛省】
東京、4月27日/イタル-タス特派員イーゴリ・ベリャーエフ

本日(4月27日)午前、ロシア空軍の2機の遠距離対潜航空機Tu-142は日本の南西エリアの九州島沿岸と北海道島北方の領空の周囲を飛び回った。
日本軍当局の声明では、こう述べられた。

(日本の)ローカルメディアの報道によれば、日本防衛省は領空侵犯は無かったと説明した。
それにも関わらず、同国空軍は迎撃の為、空中へ出た。
日本軍当局によると、先月末、2機のロシア空軍の同型機は東シナ海上空の空域を飛行した。

モスクワイタル-タス通信員が東方軍管区広報サービスより電話で伝えられた所によれば、Tu-142は計画飛行を実施した。

「東方軍管区航空隊の計画飛行は、戦闘訓練遂行の枠組みにおいて実施されました」
軍管区広報サービス部長アレクサンドル・ゴルデーエフ大佐は指摘した。
「全ての飛行活動は、空域使用に関する国際規則に厳密に則って実施されています」
彼は強調した。

ロシア空軍は、乗員の戦闘訓練の一環として日本海を含む国際海域で定期的に飛行活動を実施している。
そう、演習中に他国の領空を侵犯する事なく。



つまり、4月27日付の日本国防衛省(統合幕僚監部)の発表を見たイタル-タス通信東京特派員イーゴリ・ベリャーエフ氏は、すぐさまモスクワ本社へ報告を送り、イタル-タス通信モスクワ本社ロシア東方軍管区広報部(ハバロフスク)に電話で問い合わせて得られた回答を付け加えて記事を仕上げ、それを配信したという事です。

今回の記事に登場するTu-142は、ソヴィエツカヤ・ガヴァニ近郊のカーメニ・ルチェイ飛行場に駐留する太平洋艦隊航空隊第7061航空基地所属機です。
記事中では「ロシア空軍」と記されていますが、正しくは「ロシア海軍航空隊」です。
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[カーメニ・ルチェイ飛行場のTu-142(その1)]
[カーメニ・ルチェイ飛行場のTu-142(その2)]
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2009年11月6日には、同基地所属のTu-142タタール海峡へ墜落しています。
[Tu-142墜落事故]

記事中で触れられている先月末の同型機の東シナ海上空の飛行は、この件を指しています。
2013年3月22日発表
【ロシア機の日本海及び東シナ海における飛行について】
3月22日、2機のTu-142東シナ海付近を飛行しました。

これらのTu-142の写真を見ると、機首にマークが描かれています。

これは、ロシアトランステレコム社(トランステレコム極東)のロゴです。
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【「トランステレコム極東」公式サイト】

トランステレコム極東は、カーメニ・ルチェイ基地の海軍航空隊を後援しています。
[「トランステレコムDV」社は墜落したTu-142乗員の家族に30万ルーブルを寄贈した]

【20130427ロシア機の日本海における飛行について】


なお、日本では勘違いしている人が多いようですが、航空自衛隊スクランブルは、日本の領空では無く、日本側が設定した「防空識別圏」(ADZ)付近を飛び回る「事前に飛行プランを提出していない機体」に対し行なわれるものです。
「防空識別圏」自体は公海上空であり、領空と被らない空域を飛行する限りにおいては国際法上、何ら問題は有りません。
これはロシア軍機だけに限った事ではありません。
[正しいニュースの読み方]
[「公正」な報道とは?]

更に、スクランブル回数は、1つの飛行場から発進すれば「1回」とカウントされるので、スクランブル対象機フライト数(飛来回数)とは一致しません。

今回のケースならば、少なくとも、この4つの航空自衛隊飛行場から戦闘機が発進しますので、スクランブル回数は計「4回」とカウントされます。
・第2航空団(千歳飛行場)
・第3航空団(三沢飛行場)
・第6航空団(小松飛行場)
・第8航空団(築城飛行場)



日本では、こういうニュースが有る度に、ロシア側には何らかの政治的意図があると思いたがる人が多いけど、ロシア側にしてみれば、単なる洋上飛行訓練或いは洋上哨戒飛行であり、いちいち政治的意図と結び付けられるのは迷惑の極みでしょう。

そもそも、統合幕僚監部公式サイトで公表されないスクランブルの方が多いんだし。

黒海艦隊のロケット艦部隊は対艦ミサイル発射演習を行なった

2013年4月27日、ロシア黒海艦隊ロケット艦艇部隊対艦ミサイル発射演習を実施しました。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月27日17時51分配信
【黒海艦隊将兵は海軍総司令官立ち会いの下でミサイル発射を実施した】
モスクワ、4月27日-ロシア通信社ノーボスチ

土曜日、ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将の立会いの下でロシア黒海艦隊艦艇のミサイル発射が行なわれた。
ロシア連邦国防省下の海軍広報サービス・情報管理部は発表した。

彼は、小型ロケット艦「ミラーシュ」及び「シチーリ」、更にロケット艇「R-60」「イワノヴェッツ」を含む2つの艦艇打撃グループが海上遭遇戦のエピソードを仕上げた事を指摘した。
更に対談者によれば、海軍将兵は仮想敵を模した艦艇打撃グループへミサイルを発射した。
この演習には総計して12隻の戦闘艦及び船、2機の航空機Su-24、1機のAn-26と1機のBe-12が参加した。

「エアクッションロケット艦ボラに乗ったヴィクトル・チルコフ大将は、海軍総司令官賞の為の黒海艦隊ロケット艦の対抗評価戦術演習の進行状況を視察しました」
対談者はこう話し、チルコフは前夜にセヴァストーポリへ到着し、午前中に海洋へ出た事を付け加えた。

総司令官は、黒海艦隊が与えられた任務を管理し、プロフェッショナリズムを示したと見ている。
チルコフによると「ロシア連邦黒海艦隊艦艇の戦闘訓練における実地任務遂行の効率性は著しく増加しています」

広報サービス代表は、総司令官賞は今年末に授与されると説明した。


現在、ロシア黒海艦隊にはエアクッションロケット艦2隻、小型ロケット艦2隻、ロケット艇5隻が在籍しています。

第41ロケット艦旅団
[第166小型ロケット艦大隊]
エアクッションロケット艦「ボラ」
エアクッションロケット艦「サムム」
小型ロケット艦「ミラーシュ」
小型ロケット艦「シチーリ」

[第295ロケット艇大隊]
ロケット艇R-60
ロケット艇R-71
ロケット艇R-109
ロケット艇R-239
ロケット艇R-334「イワノヴェッツ」



今回の演習には、第41ロケット艦旅団所属の4隻を始めとする12隻の黒海艦隊艦艇が参加しました。

小型ロケット艦「ミラーシュ」
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小型ロケット艦「シチーリ」
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ロケット艇R-60
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ロケット艇「イワノヴェッツ」

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そしてロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将は、エアクッションロケット艦「ボラ」に乗り込み、この演習を視察したとの事です。
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小型ロケット艦亜音速対艦ミサイル「マラヒート」(SS-N-9)ロケット艇超音速対艦ミサイル「モスキート」(SS-N-22)を搭載しています。
(「ボラ」「モスキート」を搭載)

「マラヒート」
全長9.15m、発射重量3800kg、弾頭重量840kg、最大射程150km、最大速度マッハ0.9
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「モスキート」
全長9.385m、発射重量4500kg、弾頭重量840kg、最大射程120km、最大速度マッハ2.8/巡航速度マッハ2.35
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小型ロケット艦「ミラーシュ」は、2008年8月上旬の南オセチア紛争においてグルジアの戦闘艇を撃沈しています。
[アブハジア沖海戦(仮)続報・その3]
[アブハジア沖海戦「詳細」]

ロケット艇R-60は、新型の近接防空複合体「パラシ」のテストベッドとなっております。
[新型CIWS「パラシ」試験艇R-60]
[新型CIWS「パラシ」]

フリゲート「ネウストラシムイ」はドバイを出港してアデン湾へ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区広報サービス発表
2013年4月26日16時51分配信
【バルト艦隊の警備艦「ネウストラシムイ」はドバイへの業務寄港を終えた】

今日(4月26日)、バルト艦隊警備艦「ネウストラシムイ」ドバイ港(アラブ首長国連邦)を去り、アデン湾へ針路を取った。

同港へ停泊中、艦は燃料、真水、食料を補充し、乗組員は沿岸で休息する機会を得た。
ドバイ港を去った後、バルト艦隊の軍艦はアデン湾海域へ向かい、民間船舶航行の安全保障任務の遂行を開始する。

警備艦「ネウストラシムイ」は2013年3月にバルト艦隊主要基地バルチースク市を去った。
海洋への滞在中、同艦は大西洋及び地中海を通過して6000海里以上を航行した。

バルト艦隊警備艦アフリカの角への航海は3度目になる。
最後の航海は2010年だった。
この時、「ネウストラシムイ」は144日間に渡り海洋に滞在した。
この間に22000海里を航行し、外国の港へ3度の業務寄港を行ない、合計で約130万トンの28隻の民間船から成る7船団を護送した。

警備艦が先導した船の乗員は合計496名に及び、この内183名がロシア連邦市民だった。
船舶航行の安全保障任務を遂行中、ロシア海軍将兵は海賊容疑者の住民7名を拘束した。


警備艦「ネウストラシムイ」は、2008年秋にロシア海軍で最初のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第1次ソマリア遠征]

そして2010年初頭、2度目のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第6次ソマリア遠征]
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2010年2月5日にはソマリア海賊7名を拘留しました。
[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊拘留]
[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊を拘留(RIAノーボスチ)]
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2012年7月から9月に掛けて北方艦隊大型揚陸艦と共に地中海へ派遣されました。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]

その後、オーバーホールが行なわれました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」は長期航海の為に修理を実施する]

その後、バルト海で戦闘訓練を行ない、三度アデン湾へ派遣されると発表されました。
[バルト艦隊のフリゲート「ネウストラシムイ」はアデン湾へ行く]

2013年3月17日、3度目のアデン湾遠征の為にバルチースクを出港しました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」はアデン湾へ向かった]
[バルト艦隊海軍歩兵はアデン湾海賊対処任務に参加する]

4月23日、アラブ首長国連邦ドバイへ到着しました。
[警備艦ネウストラシムイはドバイを訪れた]

そして今回の記事の通り、4月26日にドバイを出港、アデン湾へ向かいました。
3度目となるアデン湾海賊対処任務遂行の為に。

2008年秋以降、ロシア海軍アデン湾へ15回に渡り海賊対処部隊を派遣しています。
1:警備艦「ネウストラシムイ」
2:大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラドフ」
3:大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
4:大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」
5:大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」
6:警備艦「ネウストラシムイ」
7:大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
8:大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」
9:大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラドフ」
10:大型対潜艦「セヴェロモルスク」
11:大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
12:大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」
13:大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」
14:大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
15:大型対潜艦「セヴェロモルスク」


今回の警備艦「ネウストラシムイ」で通算16回目になります。

アデン湾海賊対処任務に派遣されているのは、プロジェクト1155/11551大型対潜艦プロジェクト11540警備艦です。

ロシア海軍は、今後もアデン湾(ソマリア沖)での海賊対処任務を継続します。
[ソマリアでは5つの海賊団が活動している]
[ロシア海軍はソマリア沖海賊対処任務を続ける]

新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は乗組員を受け入れる

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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に乗組員が居住する】
2013年4月25日

サンクト-ペテルブルクセーヴェルナヤ・ヴェルフィで建造されているプロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ」には、近い内に北方艦隊の正規の乗組員が定住する。
中央海軍ポータル特派員は同社の情報提供者より伝えられた。

海軍総司令部、レニングラード海軍基地、水上艦・潜水艦建造旅団が同意したスケジュールによると、発注番号のトップである921号の乗組員の点検は3段階に渡って実施される。

第1段階は2013年3月に実施された:乗組員は艦上における当直勤務の遂行に習熟した。
第2段階で、乗組員の代表者は、機械装置やユニットの設置、発電機の試運転開始作業に参加し、同艦の複合体及びシステムの習得の練習を行なった。
次の最終段階は、乗組員が発注物を直接点検し、通常スケジュールに習熟する事であり、近い内に実施される。
当初の計画によると、乗組員によるフリゲートの艦内点検は3月末に予定されていた。

建造発注主任キリール・ミャジョータ氏は、こう話した。
「同艦の乗組員と工場労働者、発注者の居住保障の為の船室、水兵室、全ての労働者・社員の船室、衛生-厚生施設、炊事室、食堂の準備が進められています。
発注のトップは、各種設備を合わせて設置する過程が複雑となり、多くの改善-備品、換気扇、ケーブル線の移動-が実施されます。
一部の作業は供給の遅延により、その時期は延期されています」


「発注品は、居住保障及び安全保障システムを、既にその用途の為に使用する準備が整っております:排水、換気、生活、真水及び海水を放水する消火システムの」
建造主任は付け加えた。
「施設の正規照明設備は一時的に少しずつ取り外されております。
通信設備の試運転の準備も進められています。スピーカーフォンとバッテリーレス通信電話、呼び出しベル及び緊急警報器の」


「数日以内に発注品の船体、上部構造、甲板上の機器及び設備の塗装作業が開始されます。
今後の係留試験の為の優先順位は定義されており、最初の段階では、機械部品、様々なポンプ、主要及び緊急用ディーゼル発電機の点検が行なわれます」

キリール・ミャジョータ氏は述べた。

工場航海試験の為のフリゲートの最初の出航は今年に予定されている。
フィンランド湾海域において、主動力装置、航海機器、通信複合体の試験が行われる。
その後、工場航海試験を続ける為にバルチースクへ移動し、試験が完了すれば北方艦隊へ行く。


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[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月28日に進水しました。

現在、サンクトペテルブルク市「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の岸壁で艤装工事が進められています。
[ロシア海軍最新フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影(2013年3月)]

北方艦隊将兵で構成される「アドミラル・ゴルシコフ」乗組員は、2012年3月16日にサンクト-ペテルブルク市へ到着しています。
[ロシア海軍新型フリゲート及びコルベットの乗員はサンクト・ペテルブルク市へ到着した]

以前の計画では、「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年3月末に乗組員が居住できる筈でしたが、今回の記事で触れられているように、1ヶ月以上遅れています。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年3月に乗組員を受け入れる]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、2013年10月以降に航海試験を開始する予定となっております。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年に航海試験を実施する]

ロシア海軍への引き渡しは2014年にずれ込む可能性も有ります。
[新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」、2014年春に就役?]

「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載される新型130mm砲は開発が難航しており、この為に建造工事も遅れているようです。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の建造は長期化する]
[空母とフリゲートに対するロシア海軍の不満には根拠が無い]

北方艦隊の艦船はマルタ島を訪れる

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『イタル-タス』より
2013年4月25日13時55分配信
【北方艦隊艦船はマルタへの業務寄港を行なう
モスクワ、4月25日/イタル-タス

北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」救助曳船「アルタイ」ヴァレッタ港への業務寄港を行なう。
イタル-タスは、北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐より伝えられた。

「大型対潜艦セヴェロモルスクと救助曳船アルタイの乗組員は、地中海の島国マルタの首都ヴァレッタ港への業務寄港の準備を進めています」
彼は話した。

セルガによると、アデン湾での民間船舶航行の安全保障に参加したロシア海軍将兵は、同港に停泊中、ヨーロッパ文化の主要中心地の1つである観光地を訪れる機会を得る。
更に、4月29日-30日、彼らはマルタ国際花火祭に参加する。

数日前、大型対潜艦「セヴェロモルスク」黒海艦隊大型揚陸艦「アゾフ」「ニコライ・フィリチェンコフ」との合同戦闘訓練に参加した。
艦は単一指揮下で合同演習を実行し、国際基準の電波周波数に沿った信号の送受信の組織的通信、一連の捜索救助支援活動を実施した。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」の遠距離航海は2012年12月18日に始まった。
対海賊当直中に同艦の乗組員は16隻の商船及び特殊船を先導し、地中海ロシア海軍大規模演習及びNATO海軍部隊のヘリコプター揚陸ドック艦「サンマルコ」との国際対海賊演習に参加した。


北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊アデン湾海賊対処部隊は、2012年12月18日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクを出港しました。
[大型対潜艦セヴェロモルスクはソマリア沖へ向かった]

2013年1月5日、スペインセウタ港を訪問し、1月7日まで滞在しました。
[ロシア北方艦隊海賊対処部隊はスペインのセウタ港で20万ユーロを支出した]

2013年1月14日から18日までギリシャスーダ港を訪問しました。
[北方艦隊海賊対処部隊はクレタ島を訪れた]

2013年1月19日から始まった地中海東部ロシア海軍3艦隊合同演習へ参加しました。
[ ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬) ]

2013年2月4日、ロシア砕氷船の護衛を開始しました。
[北方艦隊海賊対処部隊はアデン湾で任務に就く]

2013年2月末、NATO海軍と合同演習を行ないました。
[北方艦隊海賊対処部隊はアデン湾でNATO海軍と合同演習を行なう]
[アデン湾のロシア・NATO海軍合同演習は完了した]

3月初頭、紅海からアラビア海へ向かう9隻の民間船団を護送しました。
[ロシア海軍第15次海賊対処部隊はアデン湾で船団護衛を続ける]

3月中旬、アラビア海から紅海へ向かう2隻の民間船を護衛しました。
[ロシア海軍第15次海賊対処部隊はアデン湾を西へ向かう船団を護送する]

3月下旬、紅海からアラビア海へ向かう商船団を護衛しました。
[大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾を東へ進む船団を護衛する]

3月25日、アラビア海から紅海へ向かうリベリア商船を護衛しました。
[大型対潜艦セヴェロモルスクは商船を護衛してアデン湾を西へ進む]

4月初頭、海賊対処任務を完了し、地中海へ入りました。
[北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾海賊対処任務を完了する]
[北方艦隊海賊対処部隊はスエズ運河を北上した]
[北方艦隊海賊対処部隊は地中海へ入った]

その後、地中海ロシア海軍艦隊合同グループに加わりました。
[ロシア北方艦隊と黒海艦隊の艦船は合同演習を行なった]

『SeaWaves』より
【Port Visits】
このサイトによると、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、救助曳船「アルタイ」は4月28日にヴァレッタへ入港するとの事です。
ただ、このサイトでは給油船「ドゥブナ」ヴァレッタへ入港する事になっていますが、実際には、この2隻と別れて黒海沿岸ノヴォロシースクへ入港しています。
[工作船PM-138は地中海へ行く]

マルタ島のヴァレッタ港には、4月中旬にバルト艦隊給油船「レナ」が業務寄港しています。
[バルト艦隊の給油船はマルタ島へ寄港する]
[バルト艦隊の給油船レナは地中海のロシア海軍グループへ合流する]
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工作船PM-138は地中海へ行く

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月25日16時05分配信
【海軍は地中海艦船グループの浮揚工場を交代させる】
モスクワ、4月25日-ロシア通信社ノーボスチ

半年以上に渡り地中海で任務を遂行した浮揚工場PM-56と交代するPM-138は木曜日にセヴァストーポリを去った。
ロシア通信社ノーボスチは、黒海艦隊公式代理人ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐より伝えられた。

「本日、浮揚工場PM-138は、地中海で任務を遂行した浮揚工場PM-56と交代する為にセヴァストーポリを出航しました。
(PM-56)乗組員は半年以上に渡り、この海域(地中海)のロシア海軍グループの機器準備状態を保障する任務を遂行しました」

彼は話した。
トルハチェフ氏は、前日に地中海艦隊間艦船グループの計画ローテーションの枠組みにおいて黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地バルト艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」「カリーニングラード」、更には北方艦隊給油船「ドゥブナ」が入港した事を想起した。

彼によると、ノヴォロシースクで艦は航海の間の定時機器メンテナンスと物資補充を実施する。

現在、地中海では北方、バルト、黒海艦隊の艦船:大型対潜艦「セヴェロモルスク」、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「アゾフ」、「ニコライ・フィリチェンコフ」、救助曳船「アルタイ」SB-921、給油船「レナ」が任務を遂行している。


今回の記事に登場する浮揚工場(工作船)PM-56PM-138は同型船(プロジェクト304)です。
プロジェクト304ポーランドで建造されました。

【浮揚工場PM-56】1971年就役
【浮揚工場PM-138】1969年就役

記事中でも触れられていますが、黒海艦隊工作船は交代で地中海へ派遣され、シリアタルトゥースへ駐留しています。
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2013年4月中旬には、バルト艦隊大型揚陸艦工作船の為の各種物資と部品をタルトゥースへ届けています。
[バルト艦隊の大型揚陸艦はタルトゥースへ物資のストックを運ぶ]
この時、タルトゥースにはPM-56が駐留していました。

現在、地中海ではロシア海軍艦隊連合グループが行動しています。

[ロシア海軍地中海グループ]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」(北方艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」(黒海艦隊)
救助曳船「アルタイ」(北方艦隊)
救助曳船「SB-921」(バルト艦隊)
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊)


この内の大型揚陸艦「アゾフ」は4月23日からイタリアメッシーナへ寄港しています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2013年4月23日15時27分配信
【黒海艦隊の大型揚陸艦「アゾフ」はイタリアのメッシーナ港へ到着した】

この他、黒海沿岸ノヴォロシースクに3隻が居ます。
大型揚陸艦「カリーニングラード」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(バルト艦隊)
中型海洋給油船「ドゥブナ」(北方艦隊)


5月中旬には太平洋艦隊艦船部隊地中海に到着します。
[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:ワジム・クリト少将
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
中型海洋給油船「ペチェンガ」
救助曳船「フォーチィ・クリロフ」

潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊への移動準備を進める

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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【非核動力潜水艦「サンクト-ペテルブルク」は試験の為に北方艦隊への移動を準備する】
2013年4月24日

非核動力潜水艦677シリーズ「ラーダ」「サンクト-ペテルブルク」は、現在、潜水艦の試験を実施する為、北方艦隊への移動準備を進めている。

4月24日にサンクト-ペテルブルクで開かれた会議「ロシア造船業界:業界は上向きになるのか、それとも衰退するのか?」において、公開株式会社「海洋工学中央設計局ルビーン」総取締役第1代理ワレンチン・アレクサンドロヴィチ・フローロフは報告した。

北方艦隊の乗組員は既にディーゼルエレクトリック潜水艦「サンクト-ペテルブルク」へ受け入れられ、バルト艦隊将兵と交代している。

ワレンチン・フローロフによると、北方艦隊への潜水艦移動時期はロシア海軍総司令部によって決定され、今のところは、潜水艦が参加する第6回国際海軍サロン(IMDS-2013)で提示されると見られている。
更に、非核動力潜水艦「サンクト-ペテルブルク」は、ベトナム海軍の為の輸出用潜水艦及びセーヴェルナヤ・ヴェルフィで建造される艦の試験の支援に参加しなければならない。

2隻のプロジェクト677「ラーダ」潜水艦「セヴァストーポリ」「クロンシュタット」「アドミラルティ造船所」での建造は、シリーズのトップ艦「サンクト-ペテルブルク」がプロジェクト仕様書に記載されている能力値を示していないが故、前ロシア連邦海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー提督により凍結された事が想起される。

潜水艦が、敵の潜水艦及び水上艦船の破壊、海軍基地、沿岸、海洋連絡線の保護、偵察を実施する為に設計されている。
(水上)排水量1765トン、最大潜航深度350メートル、速力21ノット、乗員36名、自立行動期間45日。
魚雷及びロケット魚雷対空防衛複合体「イグラ-1M」で武装している。


[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]

プロジェクト677「ラーダ」級潜水艦B-585「サンクト-ペテルブルク」は、1997年12月26日に起工され、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。
潜水艦「サンクト-ペテルブルク」は、バレンツ海へ移動して試験を実施すると報じられましたが、2012年中には実行されませんでした。
[ラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海及び白海で試験を行なう]
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクはバレンツ海での試験を未だ実施していない]

今回の記事によれば、「サンクト-ペテルブルク」の乗組員は北方艦隊将兵に交代するとの事です。
新たな北方艦隊の乗員により、「サンクト-ペテルブルク」ムルマンスク方面へ回航されるようです。

なお、建造が凍結されていた「ラーダ」級2番艦と3番艦は2013年2月中旬に建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2016年に就役します。
[ラーダ級潜水艦2番艦クロンシュタットは2016年に就役する]

ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊はインド洋で合流した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月25日5時04分配信
【太平洋艦隊第9支隊の艦船はインド洋で合流した】
ウラジオストク、4月25日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍戦隊を形成する為にウラジオストクから地中海へ向かっている太平洋艦隊第9戦闘艦支隊は水曜日夕方にイランバンダレ・アッバース港を去り、インド洋へ出て海洋救助船「フォーチィ・クリロフ」及び給油船「ペチェンガ」と合流した。
ロシア通信社ノーボスチ太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、2隻の大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」と「ペレスウェート」、大洋救助船「フォーチィ・クリロフ」、海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は3月19日にウラジオストクから世界の大洋での戦闘勤務へと向かった。
ロシア国防省は、地中海戦隊の形成を開始する為、同エリアへ太平洋艦隊艦船支隊を派遣すると発表した。

「イラン及びオマーン・スルタン国への戦闘艦及び支援船の業務訪問は終わり、インド洋の合流ポイントで会合します。
この海域でロシア海軍将兵は艦船の計画機器メンテナンスを実施します」

マルトフ氏は話した。

彼によると、太平洋艦隊艦船支隊は5月に紅海を経由し、スエズ運河を通過して地中海へ入る。
そこで彼らはロシア海軍艦隊間グループの一員として任務を遂行する。

以前、4月18日に「フォーチィ・クリロフ」「ペチェンガ」サラーラ港へ入り、4月20日に3隻の戦闘艦イランバンダレ・アッバース港を非公式訪問したと報じられた。
4月22日、支援船オマーンサラーラ港を去った。


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大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を中核とする太平洋艦隊第9艦船支隊は、2013年3月19日にウラジオストクを出港しました。
[ロシア太平洋艦隊の次のアデン湾派遣部隊は出発した]
[太平洋艦隊第9艦船支隊]
指揮官:ワジム・クリト少将
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
中型海洋給油船「ペチェンガ」
救助曳船「フォーチィ・クリロフ」


3月21日にツシマ海峡を通過しました。
[ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊、ツシマ海峡を南下(2013年3月21日)]

3月末に南シナ海で演習を実施しました。
[太平洋艦隊アデン湾派遣部隊は南シナ海で演習を行なった]

4月初頭、アデン湾から戻る途中の太平洋艦隊第8艦船支隊南シナ海で会合しました。
[2つの太平洋艦隊海賊対処部隊は南シナ海で会合した]

その後、マラッカ海峡へ入りました。
[太平洋艦隊第9艦船支隊はマラッカ海峡へ入った]

当初はインド洋北西部(アデン湾)へ向かうと発表されていましたが、4月5日、インド洋へ入った艦船支隊は、ロシア連邦国防省広報部より地中海へ向かうと発表されました。
[ロシア太平洋艦隊艦船部隊は地中海へ行く]

4月下旬、支隊は2手に分かれ、イランバンダレ・アッバースオマーンサラーラへ入港しました。
[ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊はイランを訪れた]
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4月22日、サラーラ寄港組は一足先に出航しました。
[ロシア太平洋艦隊の支援船はサラーラでの物資補充を終えた]
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4月24日、バンダレ-アッバース寄港組の3隻も出港しました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区広報サービス発表
2013年4月24日10時18分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はイランのバンダレ-アッバース港を去った】

そして今回の記事によると、4月24日の夕方にインド洋で合流したとの事です。


4月初頭、イタル-タスは、ロシア海軍総司令部の(匿名の)情報提供者の談話を引用し、地中海へ行く太平洋艦隊艦船シリアタルトゥースを訪れると報じました。
[ロシア太平洋艦隊の大型揚陸艦はシリアのタルトゥースへ行く]

4月23日、イタル-タスロシア太平洋艦隊公式代理人(広報サービス部長)ローマン・マルトフ氏に直接話を聞いた所、同氏は第9艦船支隊タルトゥースへ寄港する可能性を否定しませんでした。
[ロシア太平洋艦隊艦船はシリアのタルトゥースへ寄港するかもしれない]

空母ヴィクラマーディティヤは屋外ドックへ入渠した

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公開株式会社『生産合同セヴマシュ』公式サイトより
【「ヴィクラマーディティヤ」の精巧な操作は完了した】
2013年4月24日

「セヴマシュ」は、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」を当社の岸壁から注水された貯水池へ移動させるユニークな操作を実施した。
この複雑な作業の実施は、造船業界に類似するものが無い。
貯水池に在る同艦は、検査及び今年夏に白海バレンツ海で実施される航海試験の準備が計画されている。

「ヴィクラマーディティヤ」を移動させる操作は、精巧な作業である。
泊地曳船により同艦は狭いゲートを通過して注水された貯水池へ入った。

航空母艦とゲートの壁の距離は数センチメートルしかない。
風が吹けば作業は困難となるので、操作の時間は限られている。それは、注水が完了するまでの間に実行された。
通過する際、セヴマシュ総取締役ミハイル・ブドニチェンコ軍事技術協力庁長官セルゲイ・ノヴォセロフ白海海軍基地司令官ウラジーミル・ボロビョーフ「ヴィクラマーディティヤ」インド人乗員指揮官スラジート・ベリーインド視察団団長クダラヴァリー・スリニバスセヴマシュの労働者及び専門技術者、インド人乗員が見守っていた。

セルゲイ・ノヴォセロフによると、その複雑さにも関わらず、貯水池への設置作業は最高水準で行なわれた。
「このような課題は、セヴマシュで働いている高度の専門技術者によってのみ解決が可能です。
私は、ドックでの作業は承認されたスケジュールに従い、成功裏に行われる事を確信しております」

当社総取締役ミハイル・ブドニチェンコは強調した。

この複雑な操作の実行は、セヴマシュ造船台のトップで航空母艦の艦上に居た交通・物流管理部副部長アレクサンドル・シャトロフスキーに率いられる水路専門家の巧みな組織と協調活動の結果である。
最も大規模かつ重要な作業は、航空母艦乗組員と主造船台係留チームが合同で実施した。

インド視察団団長スリニバスは、このユニークな操作に立ち会うのは2度目となる。
最初は2008年に同艦が貯水池での修理を終えて出渠する時だった。
当時、スリニバスは視察団の一員の中佐だった。
「セヴマシュ専門技術者は優れた課題遂行能力を有しており、高いプロ意識が再び確認されました」
視察団団長は指摘した。

艦をドックに設置し、支持装置を連結する作業はスケジュール通りである事に留意すべきである。
ここで専門技術者は艦の水中部分:艦底の付属品、スクリュー複合体の点検、外部の再塗装、その他の作業を実施する。


[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]

2012年12月にインド海軍へ引き渡される筈だった航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、2012年夏の航海試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期される事になりました。
[空母ヴィクラマーディティヤ、引渡し延期?]
[空母ヴィクラマーディティヤに使われている外国製品に問題が生じた]
[中国はロシアへの耐火レンガ輸出を否定した]

「ヴィクラマーディティヤ」は、7月初頭から航海試験を再開し、9月末に完了、11月15日にインドへ引き渡されます。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年9月30日に航海試験を完了し11月15日にインドへ引き渡される]

それに先立ち、4月下旬にはセヴマシュの屋外ドックに入渠する予定でした。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年4月下旬にドック入りする]

そして4月24日、当初の予定通りに屋外ドックへの入渠が実施されたという事です。


かつて「ヴィクラマーディティヤ」は、2005年11月30日から2008年12月4日まで、この造船台に入渠していました。
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[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その1]
[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その2]
[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その3]

[インド空母「ヴィクラマーディティヤ」進水]
[インド空母「ヴィクラマーディティヤ」進水(2008年11月~12月4日)]

警備艦ネウストラシムイはドバイを訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区広報サービス発表
2013年4月23日14時46分配信
【バルト艦隊の警備艦「ネウストラシムイ」はドバイへ業務寄港を行なう】

今日(4月23日)、バルト艦隊警備艦「ネウストラシムイ」ドバイ港(アラブ首長国連邦)への計画業務寄港を行なった。

同港へ停泊中、艦は燃料、真水、食料を補充し、乗組員は沿岸で休息する機会を得る。

4月26日まで続く寄港を終えた後、「ネウストラシムイ」アデン湾海域へ向かい、乗組員は民間船舶航行の安全を保障する任務を遂行する。

警備艦「ネウストラシムイ」は2013年3月にバルト艦隊主要基地バルチースク市を去った。
海洋への滞在中、同艦は大西洋及び地中海を通過して6000海里以上を航行した。

バルト艦隊警備艦アフリカの角への航海は3度目になる。
警備艦「ネウストラシムイ」の最初のアデン湾海賊対処航海は2008年末から2009年初頭に掛けて行なわれ、同艦の乗組員は、同湾海域においてロシア海軍の現代史で初めてロシア及び外国船の航行の安全の保障に直接関わる戦闘任務を遂行した。


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記事中で触れられていますが、警備艦「ネウストラシムイ」は、2008年秋にロシア海軍で最初のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第1次ソマリア遠征]

そして2010年初頭、2度目のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第6次ソマリア遠征]

2010年2月5日にはソマリア海賊7名を拘留しました。
[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊拘留]
[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊を拘留(RIAノーボスチ)]

2012年7月から9月に掛けて北方艦隊大型揚陸艦と共に地中海へ派遣されました。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]

その後、オーバーホールが行なわれました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」は長期航海の為に修理を実施する]

その後、バルト海で戦闘訓練を行ない、三度アデン湾へ派遣されると発表されました。
[バルト艦隊のフリゲート「ネウストラシムイ」はアデン湾へ行く]

2013年3月17日、バルチースクを出港しました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」はアデン湾へ向かった]
[バルト艦隊海軍歩兵はアデン湾海賊対処任務に参加する]

それから1ヶ月以上を経た4月23日、アラブ首長国連邦ドバイへ到着しました。

ロシア太平洋艦隊艦船はシリアのタルトゥースへ寄港するかもしれない

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『イタル-タス』より
2013年4月23日15時00分配信
【太平洋艦隊艦船は5月中旬に地中海へ入り、指示を受ければシリアのタルトゥースへ寄港するだろう-太平洋艦隊司令部】
モスクワ、4月23日/イタル-タス

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「ペレスウェート」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は4月24日にバンダレ・アッバース港への業務寄港を完了し、5月にスエズ運河を通過して地中海へ入り、シリアタルトゥース港へ寄港するかもしれない。
本日(4月23日)、イタル-タス太平洋艦隊の公式代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。
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「4月24日にバンダレ・アッバース港への訪問を終えた後、これら3隻の艦はインド洋へと去り、指定海域で2隻の支援船-支隊の一員である給油船ペチェンガ及び大洋救助船フォーチィ・クリロフと合流します。
これらの艦船は、海賊との戦いに必要な機器のメンテナンス及び小規模修理、潜航作業の実施の為、この海域に数時間滞在します。
その後、計画によると、太平洋艦隊艦船支隊は5月中旬にスエズ運河を通過して地中海へ入り、少なくとも1-2ヶ月間、ロシア海軍艦隊間グループの一員として行動します」

マルトフ氏は話した。

彼は、太平洋艦隊の艦船がロシア海軍物資・技術供給所が位置するシリアタルトゥースへ寄港する可能性を認めた。
「必要な場合、もしも、そのような任務が指示されたのならば、もちろん私共の艦船はタルトゥースへの寄港を実施しますよ」
太平洋艦隊の公式代理人は指摘した。

太平洋艦隊艦船支隊の遠距離航海の合計期間は、夏の終わりまでの5-6ヶ月に及ぶかもしれないとマルトフ氏は付け加えた。

太平洋艦隊艦船は3月19日にウラジオストクからインド洋及び地中海での戦闘勤務へ向かった。

航海中、支隊は一時的に二手に分かれ、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「ペレスウェート」は4月22日からイランバンダレ・アッバース港を訪問しており、給油船「ペチェンガ」救助船「フォーチィ・クリロフ」は、真水、燃料、食料を補充する為、4月18日にオマーン・スルタン国サラーラ港へ入った。
艦船は4月24日に合流する予定である。

4月6日、イタル-タスは、ロシア海軍総司令部より、大洋航海を開始した後の太平洋艦隊艦船は太平洋艦隊司令部自身により管理されており、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスキー」、「ペレスウェート」は5月後半にシリアタルトゥースへ寄港すると伝えた。
「大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフに率いられる太平洋艦隊艦船支隊は、地中海において海軍艦隊間グループの一員として一連の戦闘訓練任務を遂行します。
遠距離航海計画の主な注目点の1つは、揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイ、ペレスウェートが5月後半にシリアのタルトゥースへ積み荷を届ける事です」

対談者は話した。

彼は、太平洋艦隊の部隊が1月に黒海及び地中海エリアで実施された海軍艦隊間演習に参加しておらず、地中海での常時作戦部隊作成の枠組みにおける他の艦隊の艦船グループとの協同戦闘活動については、今年夏への延期が決定されたと説明した。


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大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を中核とする太平洋艦隊第9艦船支隊は、2013年3月19日にウラジオストクを出港しました。
[ロシア太平洋艦隊の次のアデン湾派遣部隊は出発した]
[太平洋艦隊第9艦船支隊]
指揮官:ワジム・クリト少将
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
中型海洋給油船「ペチェンガ」
救助曳船「フォーチィ・クリロフ」


3月21日にツシマ海峡を通過しました。
[ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊、ツシマ海峡を南下(2013年3月21日)]

3月末に南シナ海で演習を実施しました。
[太平洋艦隊アデン湾派遣部隊は南シナ海で演習を行なった]

4月初頭、アデン湾から戻る途中の太平洋艦隊第8艦船支隊南シナ海で会合しました。
[2つの太平洋艦隊海賊対処部隊は南シナ海で会合した]

その後、マラッカ海峡へ入りました。
[太平洋艦隊第9艦船支隊はマラッカ海峡へ入った]

当初はインド洋北西部(アデン湾)へ向かうと発表されていましたが、4月5日、インド洋へ入った艦船支隊は、ロシア連邦国防省広報部より地中海へ向かうと発表されました。
[ロシア太平洋艦隊艦船部隊は地中海へ行く]

4月下旬、支隊は2手に分かれ、イランバンダレ・アッバースオマーンサラーラへ入港しました。
[ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊はイランを訪れた]
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4月22日、サラーラ寄港組は一足先に出航しました。
[ロシア太平洋艦隊の支援船はサラーラでの物資補充を終えた]
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4月24日、バンダレ-アッバース寄港組の3隻も出港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区広報サービス発表
2013年4月24日10時18分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はイランのバンダレ-アッバース港を去った】


今回の記事の後半で触れられていますが、以前にも地中海へ行く太平洋艦隊艦船シリアタルトゥースを訪れると報じられています。
[ロシア太平洋艦隊の大型揚陸艦はシリアのタルトゥースへ行く]

そして今回、ロシア太平洋艦隊公式代理人(広報サービス部長)ローマン・マルトフ氏は、第9艦船支隊タルトゥースへ寄港する可能性を否定しませんでした。
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更に今回のマルトフ氏の談話では、バンダレ・アッバースサラーラを出港して合流した後の太平洋艦隊艦船支隊が、地中海へ入る前にアデン湾海賊対処任務に就く可能性について示唆されています。

ロシア海軍は2013年に3隻の原子力潜水艦を受領する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月23日10時07分配信
【「ボレイ」生産艦2隻と「ヤーセン」トップは2013年に海軍へ納入される】
モスクワ、4月23日-ロシア通信社ノーボスチ

1番目と2番目の生産原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」(プロジェクト955、整理名「ボレイ」)多用途原子力潜水艦のトップ「セヴェロドヴィンスク」(プロジェクト885、整理名「ヤーセン」)はスケジュールよりも遅延する事無く2013年に軍備採用されるだろう。
火曜日、国防省国家防衛発注供給部長アンドレイ・ヴェルニゴラは記者団に伝えた。

この中でヴェルニゴラ氏は、「アレクサンドル・ネフスキー」納入時期が少なくとも1年延期され、2014年になるという複数のロシアメディアの報道を公式に否定した。
更に彼は、近代化された「ボレイ」の(弾道ミサイル)発射装置の数に変更は無いと発表した-それは20基ではなく16基である。

「承認されたスケジュールに従い、今年、セヴマシュプレドプリャーチェは海軍へ2隻では無く、3隻の原子力潜水艦を納入しなければなりません。
それは、セヴェロドヴィンスクと命名されたプロジェクト885ヤーセンのトップと、2隻の生産巡洋艦-アレクサンドル・ネフスキーとウラジーミル・モノマーフです。
その作業量は、これらの潜水艦の今年中の納入が実行されるという自信を起こさせました」

ヴェルニゴラ氏は話した。

最初の「ボレイ」シリーズは、全ての工場航海試験を経ており、2012年12月には国家受領試験が実行されたが、白海の結氷状況ゆえに1年延期されたとヴェルニゴラ氏は説明した。
彼によると、「アレクサンドル・ネフスキー」の納入時期は2013年9月になる。

「ウラジーミル・モノマーフ」は造船台を出渠し、5月には主要動力装置の複合係留試験を開始し、その後、工場航海試験段階、続いて国家受領試験が行なわれ、今年末には納入される。
「ヤーセンは、今年に打撃兵器を含む試射を実施する追加の国家試験を完了し、その後、海軍へ納入されます」
国防省の代理人は強調した。


『イタル-タス』より
2013年4月23日9時01分配信
【8隻全ての戦略艦プロジェクト955/955A「ボレイ」は16基の「ブラヴァー」ミサイルを有する】

こちらもアンドレイ・ヴェルニゴラ氏の発言を伝えていますが、「ボレイ」級戦略原潜は改良型となる4番艦以降(プロジェクト955A)も弾道ミサイル搭載数が変わらないという事に重点が置かれています。

ロシア通信社ノーボスチの記事では1行しか触れられていませんが、これは、今年2月下旬の時点で同社は955Aの弾道ミサイル搭載数が増加しないという情報を既に得ていたからです。
[新世代戦略原潜ボレイ級4番艦以降(ボレイ-A)の弾道ミサイル搭載数は増加しない]
この時の「ロシア軍事産業企業体の高位の代理人」氏は、ロシア通信社ノーボスチにだけ話していたので、他の報道各社(むろんイタル-タスも含む)は、このニュースを報じる事が出来ませんでした。

この件が他のロシアメディアで報じられたのは、ロシア通信社ノーボスチよりも約2ヶ月遅れでした。
『ロシアの声』より
2013年4月13日
【ロシアの最新型潜水艦、ミサイル「ブラヴァ」16基を搭載】



[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

記事中に出てくる戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」は、本来ならば2012年末までにロシア海軍へ納入される予定でした。
しかし、最終試験である国家受領試験を2012年末までに完了させる事が出来ず、同年末までのロシア海軍への納入は実現出来ませんでした。
[ロシア海軍は2012年に2隻の原潜と3隻の水上戦闘艦を受領できなかった]

戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」に関しては、ロシア海軍への納入が2014年に延期されると報じられましたが、即座に否定されています。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは2013年中にロシア海軍へ引き渡される]

今回、アンドレイ・ヴェルニゴラ氏により、改めて公式に否定されました。

戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」は今年夏に弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を行ない、その後にロシア海軍へ納入される予定です。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは2013年夏にSLBMブラヴァーを発射する]

戦略原潜「ウラジーミル・モノマーフ」は、早ければ今年6月から航海試験を開始します。
[ボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは2013年6月に航海試験を開始する]

多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」は今年夏から航海試験を行ない、今年末にロシア海軍へ納入される予定です。
[新世代多用途原潜セヴェロドヴィンスクは2013年後半に海洋試験を実施し、同年末にロシア海軍へ引き渡される]

戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」の乗組員は太平洋艦隊から集められており、就役後は同艦隊へ配備されます。
[ボレイ級戦略原潜2番艦と3番艦は太平洋艦隊へ配備される]

新世代戦略原潜「ボレイ」級太平洋艦隊配備は、2014年の予定です。
[2014年にロシア太平洋艦隊へ新世代戦略原潜ボレイ級が配備される]

この為、カムチャツカ半島の原潜基地ヴィリュチンスクでは新世代原潜の為のインフラ整備が進められています。
[ヴィリュチンスク原潜基地の近代化はスケジュール通りに進んでいる]
[新世代戦略原潜ボレイ級の為のインフラ整備はカムチャツカ半島で進められている]
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多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」の乗組員は北方艦隊から集められており、就役後は同艦隊へ配備されます。

原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月22日13時50分配信
【「ピョートル・ヴェリキー」は外国の潜水艦との接触を確立する】
モスクワ、4月22日-ロシア通信社ノーボスチ

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は演習において外国の潜水艦を発見し、それとの接触を確立した。
月曜日、北方艦隊公式代理人ワジム・セルガ1等海佐は記者団に伝えた。

「バレンツ海のキルディン島北方の中立海域での伝説的な演習において、重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー乗組員は外国の潜水艦との接触を確立しました。
指定海域で仮想敵の潜水艦を捜索、追尾、撃破する為、大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ、更には対潜航空機Il-38とTu-142が向かっていました」

セルガ氏は話した。

本日、バレンツ海の戦闘訓練射爆場において「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、北方艦隊原子力潜水艦と共に対潜任務への習熟を続けるとセルガ氏は指摘した。

「演習中、巡洋艦の乗組員は潜水艦の捜索、追尾を行ない、そして艦載対潜兵器の実地複合射撃実施訓練で仮想敵を撃破しました」
士官は話した。

演習の実施は、北方艦隊司令官ウラジーミル・コリョロフ大将による対潜部隊の即応性チェックの為のものである。


原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は4月12日からバレンツ海で演習を実施しています。

これまでに海洋救助訓練や砲撃訓練などが行なわれました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]
[北方艦隊の戦闘艦はバレンツ海で展示演習を実施した]

そして今回は、対潜戦闘訓練を実施しました。

原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の対潜兵装は、この2つです。
・対潜ヘリコプターKa-27PL×2機
・対潜ミサイル「ヴォドパード」発射機兼用の533mm魚雷発射管×10門(対潜ミサイル或いは対潜魚雷計20本)


潜水艦探知用として水中音響複合体「ポリノム」(艦首の球体アンテナと艦尾の曳航式可変アンテナ)が装備されています。

元々プロジェクト1144は、9000トン級の原子力大型対潜艦として計画がスタートしたのですが、設計途中で他のロケット巡洋艦プロジェクトと統合され、より大型の原子力巡洋艦となりました。
【プロジェクト1144の設計】

ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは遠距離航海へ行く

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月22日12時04分配信
【巡洋艦「ワリャーグ」は近い内に遠距離航海へ行く】
モスクワ、4月22日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は計画修理を終えて海洋へと去り、近い内に遠距離航海へ行く。
月曜日、太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフ1等海佐は記者団に伝えた。

「太平洋艦隊旗艦のロケット巡洋艦ワリャーグは計画修理を完了しました。
作業は艦船修理センター"ダーリザヴォード"で行なわれました。
現在、ロケット巡洋艦は戦闘任務を遂行する準備が整っています。
太平洋艦隊司令部に計画では、ここ1ヶ月中にロケット巡洋艦ワリャーグは太平洋への遠距離航海へと向かいます。
この間にアジア太平洋地域の数ヶ国の外国の港を訪れる予定です」

マルトフ氏は話した。

極東の造船所は、巡洋艦のドック修理を実施し、「ワリャーグ」の兵装と設備の修理サービスを行なった。
これら全ての作業は高品質かつ適切な時間内に行なわれたとマルトフ氏は付け加えた。

彼は、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「イルクト」、救助曳船「アラタウ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊が数ヶ月にわたる戦闘勤務を終えてウラジオストクへ戻った事を想起した。
この支隊の艦船も、遠距離航海の前に艦船修理センター「ダーリザヴォード」で計画修理を実施した。
戦闘勤務中に2隻の大洋艦及び1隻の船は約21000海里を航行した。


ロシア太平洋艦隊の旗艦を務める親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2012年4月下旬のロシア・中国海軍合同演習に参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

2012年7月上旬にはオホーツク海での大規模演習に参加しました。
[ロシア太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡を東進(2012年7月1日)]
[ロシア海軍艦船、宗谷海峡通過(2012年7月7日~8日)]

2012年末(12月頃)から2013年初頭(2月上旬頃まで)には金角湾の水上艦停泊所に居ました。
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2月中旬以降、ウラジオストク艦船修理センター「ダーリザヴォード」で定期修理が行なわれていたようです。
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親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2011年にも太平洋への遠距離航海を行なっています。
[親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、ウラジオストク帰港(2011年12月2日)]
この時は、2011年9月20日にウラジオストクを出港、9月25日に日本舞鶴を訪問し、10月1日にツシマ海峡を通過しました。
太平洋へ出た後、グアム島カナダバンクーバーを訪問し、11月29日に津軽海峡を通過、12月2日にウラジオストクへ帰港しています。

2010年5月~6月にも太平洋への遠距離航海を実施し、アメリカサンフランシスコを訪問しています。

今度実施される「太平洋への遠距離航海」も、過去2回の航海と同様のパターンとなる可能性は高いでしょう。

ロシア太平洋艦隊の支援船はサラーラでの物資補充を終えた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月22日11時08分配信
【太平洋艦隊の支援船はサラーラを去った】
ウラジオストク、4月22日-ロシア通信社ノーボスチ、アナトリー・イリューホフ

地中海へ向かう太平洋艦隊艦船支隊の一員である海洋救助船「フォーチィ・クリロフ」、給油船「ペチェンガ」は、月曜日にオマーン・スルタン国サラーラ港への業務寄港を完了した。
ロシア通信社ノーボスチは、太平洋艦隊の代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。

支隊の他の戦闘艦3隻はイランバンダレ・アッバース市を訪問している。

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「ペレスウェート」、大洋救助船「フォーチィ・クリロフ」、海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は3月19日にウラジオストクから世界の大洋での戦闘勤務へと向かった。
大型揚陸艦には海軍歩兵部隊が乗っている。
ロシア国防省は、地中海戦隊の形成を開始する為、同エリアへ太平洋艦隊艦船支隊を派遣すると発表した。

4月18日、「フォーチィ・クリロフ」「ペチェンガ」サラーラ港へ入り、4月20日、支隊戦闘艦3隻はバンダレ・アッバース港を非公式訪問した。

「サラーラ港で支隊の支援船は真水、燃料、食料を補充しました。
乗組員は束の間の休息を得ました。
月曜日、ペチェンガとフォーチィ・クリロフはサラーラを去り、インド洋の指定海域へ針路を取りました」

対談者は話した。

彼によると、バンダレ・アッバース港への大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「ペレスウェート」の計画業務訪問は続いている。
ロシア艦乗員の為、イラン海軍の同僚とのサッカーバレーボールスポーツ大会、市内へのバス旅行が予定されている。
これらの支隊の艦をイラン海軍軍人と同市住民が訪れる。

「バンダレ・アッバース港への太平洋艦隊戦闘艦支隊の業務訪問は4月24日まで続けられ、その後、彼等は給油船ペチェンガ及び救助船フォーチィ・クリロフと合流します。
合流後、支隊は新たな任務を与えられます」

マルトフ氏は話した。


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大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を中核とする太平洋艦隊第9艦船支隊は、2013年3月19日にウラジオストクを出港しました。
[ロシア太平洋艦隊の次のアデン湾派遣部隊は出発した]
[太平洋艦隊第9艦船支隊]
指揮官:ワジム・クリト少将
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
中型海洋給油船「ペチェンガ」
救助曳船「フォーチィ・クリロフ」


3月21日にツシマ海峡を通過しました。
[ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊、ツシマ海峡を南下(2013年3月21日)]

3月末に南シナ海で演習を実施しました。
[太平洋艦隊アデン湾派遣部隊は南シナ海で演習を行なった]

4月初頭、アデン湾から戻る途中の太平洋艦隊第8艦船支隊南シナ海で会合しました。
[2つの太平洋艦隊海賊対処部隊は南シナ海で会合した]

その後、マラッカ海峡へ入りました。
[太平洋艦隊第9艦船支隊はマラッカ海峡へ入った]

当初はインド洋北西部(アデン湾)へ向かうと発表されていましたが、4月5日、インド洋へ入った艦船支隊は、ロシア連邦国防省広報部より地中海へ向かうと発表されました。
[ロシア太平洋艦隊艦船部隊は地中海へ行く]
[ロシア太平洋艦隊の大型揚陸艦はシリアのタルトゥースへ行く]

4月下旬、支隊は2手に分かれ、イランバンダレ・アッバースオマーンサラーラへ入港しました。
[ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊はイランを訪れた]

そして今日(4月22日)、サラーラ寄港組は一足先に出航しました。

重航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフの艦首プレートはセヴェロドヴィンスクで記念碑となる

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『イタル-タス通信サンクトペテルブルク支局』より
2013年4月19日16時53分28秒配信
【巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」の艦首から外されたエンブレムはセヴェロドヴィンスクで同艦の記念碑となる】
アルハンゲリスク、4月19日/イタル-タス特派員ウラジーミル・アニフリエフ

巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」/現インド航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の艦首から外されたエンブレムはセヴェロドヴィンスクロシア艦の記念碑となる。
本日(4月19日)、イタル-タス特派員は造船都市の政庁広報サービスより伝えられた。

赤い星を中心として2つの金翼を持つ錨の形のマークは、防衛造船所セヴマシュでの航空母艦の近代化実施中に取り外され、造船所で丁寧に保管された。

「同社管理部はセヴェロドヴィンスク市庁へ、それ(エンブレム)を艦の記憶を不朽にする為の記念碑とする事を提案しました」
広報サービスは述べた。
レリックは重量4.5トンの金属と長さ6.6メートルの翼から成る。

将来の記念碑の設置場所として、パーヴェル・コトフ提督記念海軍幼年学校の敷地が選ばれた。
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「これはセヴェロドヴィンスクの若者の愛国教育の為の素晴らしい細工物として大いに貢献するでしょう」
社会問題担当副市長アレクサンドル・ウコフは指摘した。
記念碑を設置する資金を調達する為、確実な市庁の予算のみが財源として使用される。

セヴマシュによると、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は7月3日に航海試験の為、白海へ出航する予定である。
1ヶ月以内に、艦の主動力装置のボイラーは異なる動作モードで点検作業が行なわれる。
8月3日、バレンツ海において納入された「艦上航空機」システムの艦上航空隊の航空機及びヘリコプターが参加する飛行試験が開始される。
10月前半に艦はセヴマシュへ戻り、インドへの引き渡し準備を開始する。
11月15日、航空母艦は発注者へ引き渡される。

昨年、航空母艦は海洋において明らかになった問題点を除去する為、航海試験後にセヴマシュへ戻った。
現時点で、それらの殆どは解消された事を造船所の代表者は保証した。
その上で艦の主動力装置のボイラーの修理を完了する必要が有る。
周知のように、これらの障害の為、昨年12月に「ヴィクラマーディティヤ」を納入する事は出来なかった。
作業は、ボイラーを設計した特殊設計局と、それらを生産するバルト工場の代表者の参加を得て実施されている。
セヴマシュに対し、8基全てのボイラーを復旧して納入する課題は5月に果たされる。

2004年1月にニューデリーで署名された政府間の一括合意により、ロシア航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」の船体は、「セヴマシュ」での近代化と、ロシア製の艤装品と航空機を付けるという条件で、インドへ無償譲渡された。
更にロシアは、航空母艦インド人乗員約1,500名の教育と、インド洋水域への艦の基地施設建設を実施する。
当初の契約総額は15億ドルとされ、同艦を航空母艦へ変身させる為の全ての改造作業は2008年に完了する計画だったが、契約履行時期は遅れた。

ロシア側は、作業量の過小評価と、艦の近代化の為の追加費用の必要を表明した。
2010年3月12日、ウラジーミル・プーチンインド訪問中に、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の修理及び近代化の為の修正された価格の追加契約が締結された。
インド側によると、ロシア製航空母艦の購入費用は23億3000万ドルである。
艦の就役期間は30年と見られている。


[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]

航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」へ改装される前の重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ」(旧バクー)の艦首には、赤い星と金の翼のエンブレムが付けられていました。
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これは、他の同型艦の艦首にも付いています。

重航空巡洋艦「キエフ」
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重航空巡洋艦「ミンスク」
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重航空巡洋艦「ノヴォロシースク」

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更には、ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」、未完成のまま中国へ売却された「ワリャーグ」の艦首にも有ります。

重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」
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重航空巡洋艦「ワリャーグ」

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重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」は、「ヴィクラマーディティヤ」へ改装する際、このエンブレムを取り外しました。
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今回の記事によれば、それは保管されており、この度、記念碑として日の目を見る事になりました。

ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊はウラジオストクへ戻った


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月21日3時39分
【太平洋艦隊艦船支隊は海賊対処当直を終えてウラジオストクへ戻った】
ウラジオストク、4月21日-ロシア通信社ノーボスチ、アナトリー・イリューホフ

日曜日、アフリカ沿岸での国際対海賊作戦に参加後、祖国へ帰って来た太平洋艦隊艦船支隊の歓迎式典はウラジオストクで開催され、古き海軍の伝統により、乗組員には遠距離航海を成功裏に終えた証である子豚の丸焼きが贈られた。
ロシア通信社ノーボスチは、太平洋艦隊の代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。

大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「イルクト」、救助曳船「アラタウ」で構成される第8艦船支隊は2012年11月にウラジオストクを去り、ウラジーミル・ウドヴェンコ少将の指揮下で海賊と戦う為にアデン湾へ向かった。
(2012年)12月末から(2013年)3月4日まで支隊は民間商船団を海賊攻撃の危険性から保護した。
ロシアへの航路の途中、太平洋艦隊将兵は、3月25日-30日に、第12回国際兵器・軍事機器展示会「LIMA-2013」が開催されているマレーシアランカウイ島を訪れた。
4月14日-18日には南朝鮮釜山港を訪れた。

「遠距離大洋航海を終えた海軍将兵を出迎える為、金角湾沿岸には太平洋艦隊司令部、市当局、親戚、友人、同僚、軍楽隊がやって来ました。
3隻の艦船の艦長(船長)は、子豚の丸焼きと贈り物を受け取りました」

対談者は話した。

彼は、太平洋艦隊艦船支隊は2007年からアデン湾において商船を海賊攻撃から保護する為の国際作戦に関与している事を想い起した。

「世界の大洋で最も危険な海域の1つであるアデン湾では、ソマリア海賊が絶えず商船狩りを行なっており、船員を捕えて人質とし、高額の身代金と引き換えに解放しています。
これまでに太平洋艦隊艦船はアデン湾の安全航路で様々な国の約120隻の商船の保護を実施しました」

マルトフ氏は指摘した。


『太平洋の境界線』より
【太平洋艦隊艦船は対海賊当直を終えてウラジオストクへ戻った】
ウラジオストクへ帰って来た第8支隊大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」と乗組員の写真です。


ロシア太平洋艦隊第8艦船支隊は、2012年11月2日にウラジオストクを出港しました。
[ロシア海軍第14次アデン湾海賊対処部隊はウラジオストクを出港した]

[ロシア太平洋艦隊第8艦船支隊]
指揮官:ウラジーミル・ウドヴェンコ少将
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
中型海洋給油船「イルクト」
救助曳船「アラタウ」

2012年11月28日にはインドムンバイへ入港し、インド海軍との合同演習「インドラ-2012」に参加しました。
[ロシア-インド海軍合同演習「インドラ-2012」は終了した]

12月半ばにイランを訪れました。
[太平洋艦隊の軍艦はイランを訪れた]

2013年の元旦はアラビア海で迎えました。
[太平洋艦隊海賊対処部隊はアラビア海で新年を迎える]
[ロシア太平洋艦隊海賊対処部隊は新年を祝う]

2013年1月15日からアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア太平洋艦隊艦船部隊はアデン湾で海賊対処任務に就いた]

2013年2月7日にはセーシェル諸島を訪問しました。
[太平洋艦隊海賊対処部隊はセーシェル諸島を訪問する]

2月17日、タンザニア連合共和国ダルエスサラームに到着しました。
[ロシア太平洋艦隊海賊対処部隊はタンザニアを訪問する]

タンザニアで対海賊演習を行なった後、2月20日にダルエスサラームを出港しました。
[ロシア海軍はタンザニアで対海賊演習を行なった]

3月初頭にインド洋での任務を完了し、帰路に就きました。
[ロシア海軍第14次海賊対処部隊は帰路に就いた]

3月25日、マレーシアランカウイ島を訪問しました。
[大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフ部隊はマレーシアを訪れた]

3月30日にランカウイ島を出港しました。
[大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフ部隊はマレーシアを去った]

4月初頭、南シナ海太平洋艦隊第9艦船支隊と会合しました。
[2つの太平洋艦隊海賊対処部隊は南シナ海で会合した]

そして4月14日、大韓民国釜山へ入港しました。
[太平洋艦隊アデン湾海賊対処部隊は釜山を訪れた]

4月18日、釜山港を出港し、ウラジオストクへ向かいました。
[太平洋艦隊アデン湾海賊対処部隊は釜山を去り、ウラジオストクへ向かった]

そして4月21日、ウラジオストクへ帰港しました。


「マルシャル・シャーポシニコフ」は、2010年2月下旬にもアデン湾へ派遣されています。
[ロシア海軍第7次ソマリア遠征]

2010年5月からアデン湾海賊対処任務に就き、ソマリア海賊に乗っ取られたロシアタンカー「モスクワ大学」の解放作戦を実施しました。
『ロシアの声』より
【ソマリア海賊:露タンカー乗っ取り 翌日に解放】

『ロシア通信社ノーボスチ』情報グラフィックより
2012年5月7日配信
【乗っ取られたタンカー「モスクワ大学」の突入解放作戦】

タンカー「モスクワ大学」を乗っ取ろうとしたソマリア海賊は1名が射殺され、10名が拘束されました。
しかし、拘束された10名も、ゴムボートに乗せられて海上へ放逐され、その後、死亡しました。
結果的に、「モスクワ大学」を襲撃したソマリア海賊は、11名全てが死亡しました。

この作戦の指揮官は、当時、太平洋艦隊第44対潜艦旅団司令だったイリダル・アフメロフです。
[ソマリア海賊対処部隊指揮官イリダル・アフメロフの華麗な戦歴]

この事件はロシアで映画化されます。
[アデン湾における大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフの活躍を描いた映画が撮影される]

ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊はイランを訪れた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月20日8時19分配信
【太平洋艦隊の艦はイランのバンダレ・アッバース港に到着した】
ウラジオストク、4月20日-ロシア通信社ノーボスチ、アナトリー・イリューホフ

ロシア海軍戦隊を編成する為にウラジオストクから地中海へ向かう途中の太平洋艦隊戦闘艦支隊は、土曜日に非公式訪問の為イランバンダレ・アッバース港へ入った。
ロシア通信社ノーボスチは、太平洋艦隊司令部の代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「ペレスウェート」、大洋救助船「フォーチィ・クリロフ」、海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は3月19日にウラジオストクから世界の大洋での戦闘勤務へと向かった。
2隻の大型揚陸艦には海軍歩兵部隊が乗っている。
ロシア国防省は、地中海戦隊の形成を開始する為、同エリアへ太平洋艦隊艦船支隊を派遣すると発表した。

「土曜日、正確にはモスクワ時間で8時、大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフ、大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイ、ペレスウェートは非公式訪問の為、イランのバンダレ・アッバース港へ入港しました。
この間、支隊の乗組員は、太平洋からインド洋への長期移動後に休養します」

対談者は話した。
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彼によると、2隻の支援船:給油船「ペチェンガ」大洋救助船「フォーチィ・クリロフ」は、真水、燃料、食料の在庫を補充する為、オマーンサラーラ港へ入った。
これらの船のオマーンへの訪問は4月22日まで続く。
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「イラン及びオマーンへの業務寄港を終えた戦闘艦及び支援船は指定海上区画で合流し、新たな任務が与えられます」
マルトフ氏は話した。


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大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を中核とする太平洋艦隊第9艦船支隊は、2013年3月19日にウラジオストクを出港しました。
[ロシア太平洋艦隊の次のアデン湾派遣部隊は出発した]
[太平洋艦隊第9艦船支隊]
指揮官:ワジム・クリト少将
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
中型海洋給油船「ペチェンガ」
救助曳船「フォーチィ・クリロフ」


3月21日にツシマ海峡を通過しました。
[ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊、ツシマ海峡を南下(2013年3月21日)]

3月末に南シナ海で演習を実施しました。
[太平洋艦隊アデン湾派遣部隊は南シナ海で演習を行なった]

4月初頭、アデン湾から戻る途中の太平洋艦隊第8艦船支隊南シナ海で会合しました。
[2つの太平洋艦隊海賊対処部隊は南シナ海で会合した]

その後、マラッカ海峡へ入りました。
[太平洋艦隊第9艦船支隊はマラッカ海峡へ入った]

当初はインド洋北西部(アデン湾)へ向かうと発表されていましたが、4月5日、インド洋へ入った艦船支隊は、ロシア連邦国防省広報部より地中海へ向かうと発表されました。
[ロシア太平洋艦隊艦船部隊は地中海へ行く]
[ロシア太平洋艦隊の大型揚陸艦はシリアのタルトゥースへ行く]


そして今回、支隊は2手に分かれ、イランバンダレ・アッバースオマーンサラーラへ入港しました。

昨年(2012年)12月下旬にもアデン湾へ向かう途中のロシア太平洋艦隊の艦船がバンダレ・アッバースを訪れています。
[太平洋艦隊の軍艦はイランを訪れた]

今回の記事によると、バンダレ・アッバース並びにサラーラ訪問を終えた後、第9艦船支隊に新たな任務が与えられるとの事ですが、地中海へ入る前に何かやるのでしょうか。
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バルト艦隊のロケット艦艇部隊は射撃演習を実施した


『イタル-タス』より
2013年4月18日13時48分配信
【バルト艦隊のロケット艦は演習において仮想敵の戦闘艦支隊を撃破した】
カリーニングラード、4月18日/イタル-タス

バルト艦隊艦艇打撃グループは海洋演習中にミサイル及び砲射撃を成功裏に実施し、仮想敵の戦闘艦支隊を撃破した。
イタル-タスは、西方軍管区下のバルト艦隊の広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐より伝えられた。

「艦隊の戦闘訓練計画に従い、バルト海エリアに位置する射爆場において、小型ロケット艦リヴェン、ロケット艇クズネツク、ディミトロフグラード、R-2で構成される艦艇打撃グループは、複合目標である仮想敵の戦闘艦支隊へ合同でミサイル及び砲射撃を成功裏に実施しました」
マトヴェーエフ氏は話した。

バルト艦隊公式代理人は、水上及び空中目標へのミサイル及び砲射撃は、バルチースク海軍基地のロケット艇部隊の司令官アレクセイ・アパノヴィチ1等海佐指揮下の冬期訓練において実施された事を指摘した。

海洋機動演習の過程においては、浮揚機雷の掃討、電波妨害演習、艦のダメージコントロール演習といった実地課題が仕上げられた。


記事中に出てくる「バルチースク海軍基地のロケット艇部隊」は、第36ロケット艦旅団を指しています。
現在、プロジェクト12411ロケット艇7隻、プロジェクト12341小型ロケット艦4隻が在籍しています。

第36ロケット艦旅団
[第1親衛ロケット艇大隊]
ロケット艇R-2
ロケット艇R-47
ロケット艇R-129「クズネツク」
ロケット艇R-187
ロケット艇R-257
ロケット艇R-291「ディミトロフグラード」
ロケット艇R-293「モルシャンスク」

[第106小型ロケット艦大隊]
小型ロケット艦「ゲイゼル」
小型ロケット艦「ズィビ」
小型ロケット艦「リヴェン」
小型ロケット艦「パッサート」

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今回の演習には、この4隻が参加しました。

小型ロケット艦「リヴェン」
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ロケット艇R-2
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ロケット艇R-129「クズネツク」
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ロケット艇R-291「ディミトロフグラード」
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ロケット艇(プロジェクト12411、タランタルIII級)超音速対艦ミサイル「モスキート」(SS-N-22)小型ロケット艦(プロジェクト12341、ナヌチュカIII級)亜音速対艦ミサイル「マラヒート」(SS-N-9)を装備しています。

「マラヒート」は、2008年8月上旬の南オセチア紛争において実戦使用され、グルジアの戦闘艇を撃沈しています。
[アブハジア沖海戦(仮)続報・その3]


加えて今回の演習では、これらの小型ロケット艦及びロケット艇による機雷掃討訓練も行われたとの事です。

小型ロケット艦76mm単装砲1基、30㎜ガトリング砲1基、ロケット艇76mm単装砲1基、30㎜ガトリング砲2基を装備していますが、これで機雷を掃射したのでしょう。

AK-176 76mm単装砲
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AK-630 30㎜ガトリング砲
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バルト艦隊の給油船レナは地中海のロシア海軍グループへ合流する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月19日12時35分配信
【給油船「レナ」は地中海の海軍艦船を保障する】
モスクワ、4月19日-ロシア通信社ノーボスチ

バルト艦隊給油船「レナ」は、地中海での戦闘当直に就いているロシア連邦海軍艦船支隊へ参加する。
金曜日、西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は記者団に伝えた。

以前、ロシア国防省は、地中海戦隊を形成をする為、同エリアへ太平洋艦隊艦船支隊を派遣すると発表した。
それよりも前にセルゲイ・ショイグ国防相は、地中海におけるロシアの利益を保護する為、常設海軍作戦部隊の独立管理部の創設が必要であると表明した。
その後、支隊には北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」黒海艦隊大型揚陸艦「アゾフ」が加わり、地中海北部で演習を実施した。

「バルト艦隊の給油船レナは、業務寄港の為に滞在していたヴァレッタ港(マルタ)を出港しました。
停泊中にマルタの港で同船は地中海の海軍グループ艦船へ提供する為の燃料、真水、食料を補充し、乗組員は沿岸で休養する機会を得ました。
現在、給油船は地中海(東部)へ針路を取っており、任務の遂行を続けます」

マトヴェーエフ氏は発表した。

給油船バルト艦隊の主要基地バルチースク市を2012年12月に出港した事をバルト艦隊の代理人は想起した。
海洋への滞在中に同船は約6000海里を航行し、約20回に渡り海軍の戦闘艦への補給を滞りなく実施し、
4000トン以上の真水と10000トンの燃料を補した。


バルト艦隊給油船「レナ」は、2012年12月17日にバルチースクを出港し、2013年1月から地中海で活動しています。

2013年4月14日、物資補充の為、マルタ島ヴァレッタに入港しました。
[バルト艦隊の給油船はマルタ島へ寄港する]


現在、地中海では北方、バルト、黒海艦隊合同部隊が行動しています。

[ロシア海軍地中海グループ]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」(北方艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「カリーニングラード」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(バルト艦隊)
救助曳船「アルタイ」(北方艦隊)
救助曳船「SB-921」(バルト艦隊)
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊)


この内、給油船「レナ」は今回の記事で触れられている通り、マルタ島で物資を補充し、合同グループへ合流する為に地中海を西進しています。

大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」は、シリアタルトゥースへ物資を輸送した後に合同グループへ加わります。
[バルト艦隊の大型揚陸艦はロシア海軍補給物資供給所タルトゥースへ物資のストックを運ぶ]

大型揚陸艦「アゾフ」は、イタリアシチリア島(メッシナ)を訪問します。
[黒海艦隊の大型揚陸艦アゾフは地中海へ行く]

今後は、太平洋艦隊艦船部隊地中海ロシア海軍グループに加わります。
[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:ワジム・クリト少将
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
中型海洋給油船「ペチェンガ」
救助曳船「フォーチィ・クリロフ」

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[ロシア太平洋艦隊艦船部隊は地中海へ行く]
[ロシア太平洋艦隊の大型揚陸艦はシリアのタルトゥースへ行く]

北方艦隊の戦闘艦はバレンツ海で展示演習を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区広報サービス発表
2013年4月18日16時45分配信
【大型揚陸艦「コンドポガ」乗組員はバレンツ海で北方艦隊司令官指導下の展示業務に関与する】

本日(4月18日)、北方艦隊司令官ウラジーミル・コリョロフ大将の指導の下、大型揚陸艦「コンドポガ」バレンツ海において艦の単一行動下の講習任務の動作方法の展示業務の遂行を開始した。

講習には、水上艦部隊司令官及び副司令官、更には、艦隊の管理指導部と参謀部のチーフが参加する。
この活動中に参加者は、戦闘任務遂行時における訓練及び軍事教練手法の実演、更には海洋における部隊の組織的管理の課題を仕上げた。

講習任務の初期段階で大型揚陸艦「コンドポガ」乗組員は艦載システムの操作に関する課題を仕上げ、海洋における組織的日常活動及びダメージコントロール訓練を実施した。
海軍将兵は一連の戦闘訓練演習を実施してから基地へ戻る。
それには、沿岸および空中目標に対する複合実弾砲射撃が含まれる。

本日(4月18日)、大型揚陸艦「コンドポガ」の他に、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」バレンツ海での砲射撃実施に加わった。

海洋訓練の次の段階では、北方艦隊水上艦乗組員が北方艦隊潜水艦及び海洋航空隊と協同で艦船打撃・捜索打撃グループを構成して行動を開始する。


重原子力ロケット巡洋艦 「ピョートル・ヴェリキー」は、4月12日からバレンツ海で演習を行なっています。
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[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]

大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は4月17日に出港し、バレンツ海で戦闘訓練を実施しました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区広報サービス発表
2013年4月17日17時04分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は国際演習「ポモール-2013」の準備を行なう】

そして今回、大型揚陸艦「コンドポガ」も演習に参加し、更には、北方艦隊司令官ウラジーミル・コリョロフ大将が自ら演習の指揮を執りました。
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今後は、北方艦隊の他の水上艦、潜水艦、海軍航空隊も演習に参加するとの事です。

コルベット「ボイキー」は2013年5月末-6月初頭にロシア海軍へ引き渡される

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【海軍は1ヶ月半後にコルベット「ボイキー」を受領する】
2013年4月18日

コルベット「ボイキー」は2013年5月末~6月初頭にロシア海軍へ引き渡される予定である。
『インタファクス』は、株式会社「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」広報サービスより伝えられた。

これまでに、国家受領航海試験の海洋部分を成功裏に終えた同艦は、バルチースクからサンクトペテルブルクへの移動を完了している。

コルベットの機動性及び速力試験が実施され、全ての集合体、システム、ユニット、航海及び電子電波装置、更にはコルベットの艦載兵器が点検された。
特に、水上及び空中目標に対するミサイル及び砲射撃が実施され、魚雷及び深海爆雷複合体の発射が実施され、対潜ヘリコプターKa-27のコルベットへの着艦の課題及び艦の対空防衛任務課題が果たされた。

この時点で艦の機器装置の検査が準備され、その後、最終仕上げと塗装が実施される。

プロジェクト20380コルベットの2隻目の生産艦「ボイキー」造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で2005年7月に起工され、2011年4月15日に進水した。
シリーズのトップ艦・コルベット「ステレグーシチー」は2007年にバルト艦隊へ引き渡された。
2隻目のコルベット「ソーブラジテルヌイ」は、2011年10月14日にバルト艦隊へ引き渡された。
艦は、近海ゾーンにおいて水上艦及び潜水艦を相手に戦い、更には、海洋上陸作戦において揚陸部隊への砲撃支援を行なう事を意図している。

造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」はロシアの大手造船企業の1つであり、株式会社「統合造船業営団」の管理下に在る。


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

2005年5月27日に起工され、2011年4月15日に進水したプロジェクト20380コルベット3番艦「ボイキー」は、2012年10月、100mm砲を搭載しないままで航海試験を始めました。
[ロシア海軍最新コルベット「ボイキー」海上試験開始]
[新世代コルベット「ボイキー」は工場航海試験を開始した]
[最新コルベット「ボイキー」、2012年末に就役?]
当初は2012年末にロシア海軍へ引き渡される計画となっておりましたが、100mm砲の納入が遅延した為も有り、引き渡しは翌年(2013年)に延期されました。

納入が遅延していた100mm砲は、2013年1月中旬にようやく設置されました。
[新世代コルベット「ボイキー」に100mm砲が設置された]

2013年2月初頭、バルト艦隊主要基地バルチースクへ到着しました。
[最新コルベット「ボイキー」はバルチースクへ到着した]

2月中旬、工場航海試験を継続する為、バルチースク基地を出港しました。
[最新コルベット「ボイキー」は航海試験を再開した]

更には、A-190-01「ウニヴェルサール」100mm砲の射撃試験も実施されました。
[最新コルベット「ボイキー」は初めて100mm砲を撃った]

3月1日、Ka-27PL対潜ヘリコプターが初めて着艦に成功しました。
[最新鋭コルベット「ボイキー」にKa-27対潜ヘリが初着艦した]

3月15日、最終試験となる国家受領試験が開始されました。
[最新コルベット「ボイキー」の国家試験が始まった]

3月末に対艦ミサイルの発射試験を実施しました。
[最新コルベット「ボイキー」は対艦ミサイルを発射した]

4月上旬に国家受領航海試験は完了しました。
[最新コルベット「ボイキー」の航海試験は全て完了した]

4月15日、最終検査の為に建造元の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ戻ってきました。
[最新コルベット「ボイキー」は最終検査の為にサンクトペテルブルクへ戻った]
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この後は艦の総点検が行なわれ、船体を再塗装した後、受領証書への署名が行なわれます。

今回の記事によれば、受領証書への署名が行なわれるのは今年5月末~6月初頭になるとの事です。

受領証書への署名が行なわれた後、ロシア海軍旗(聖アンドレイ旗)の初掲揚式典が開催され、名実共にロシア海軍へ就役します。

ロシア海軍航空隊は新型輸送機An-140を受け取った

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月17日17時56分配信
【海軍航空隊は最初の輸送機An-140を受領した】
モスクワ、4月17日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍航空隊は、最初の新たな輸送機An-140を受け取った。
水曜日、ロシア連邦国防省・海軍広報サービス・情報管理部の代表は記者団に伝えた。

「本日(4月17日)、輸送航空隊更新計画の枠組みにおいて、海軍航空隊は、サマーラ航空機工場アヴィアコルで製造された輸送機An-140を受領しました。
航空機は、海軍航空隊の飛行場オスタフィエヴォに到着しました」

海軍の公式代理人は発表した。

彼は、全ての海軍航空隊は、既存のAn-24及びAn-26を代替する為の航空機An-140を8機受領する事を指摘した。
「輸送航空機An-140は、4艦隊全てに配備されます」
士官は説明した。

An-140は、乗客52名、最大貨物搭載量6トンを意図している。
それは、航空機の主翼に2基のタービンエンジンが装備されており、不整地での安全な離着陸の為、十分に高い能力を有している。
航続距離は2320km、貨物最大積載時には1300km、最大速度は時速537kmである。


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
【新たな航空機An-140-100はモスクワ近郊のオスタフィエヴォ飛行場に到着した】


現在、ロシア海軍航空隊には約20機のAn-24/26輸送機が在籍しています。


その代替として新型輸送機An-140が8機調達され、北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊海軍航空隊へ配備されます。
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