改ヤーセン級多用途原潜カザンは2017年にロシア海軍へ引き渡される

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『イタル-タス通信サンクト-ペテルブルク支局』より
2013年7月30日15時50分54秒配信
【多用途原子力潜水艦「カザン」は2017年に海軍へ引き渡される-セヴマシュのトップ】
モスクワ、7月30日/イタルタス

プロジェクト885M多用途原子力潜水艦「カザン」は2017年に海軍へ引き渡される。
造船工場「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコは記者団に伝えた。

「2017年に納入するスケジュールが承認されました」
工場総取締役は説明し、同艦が2016年に納入されるという最近の一部メディアの報道を覆した。

プロジェクト885「ヤーセン」水中巡洋艦シリーズのトップ「セヴェロドヴィンスク」は、現在、海洋で国家受領試験を受けている。
2009年に起工された原子力潜水艦「カザン」は、「セヴマシュ」の主船台で作業が行なわれている。

「カザン」「ノヴォシビルスク」は近代化されたプロジェクト885M/整理名「ヤーセン-M」により建造されている。
変更点は専ら電子電波兵装複合体の基礎的要素であり、近代化された機器及び資材がロシアの製造者からのみ供給される。

2020年までの国家軍備プログラムによると、「セヴマシュ」「ヤーセン」及び「ヤーセン-M」クラスの7隻の原子力潜水艦を建造しなければならない。

ロシア連邦の海軍ドクトリンによると、このプロジェクトの将来潜水艦は多数建造され、我が国の多用途原子力潜水艦の主力となる。


[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

第4世代多用途原子力潜水艦「カザン」は、2009年7月24日に「セヴマシュ」で起工されました。
[改セヴェロドヴィンスク型原潜「カザン」起工]
[改セヴェロドヴィンスク型原潜カザンは新型機器のみを装備した初の第4世代原潜となる]
[改ヤーセン級多用途原潜カザンの操舵装置の製造が始まった]

以前には2015年にロシア海軍へ引き渡される予定となっておりました。
[多用途原潜ヤーセン級2番艦カザンは2015年に就役する]

7月29日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン主催による今後のロシア海軍の見通しと2011-2020年の国家軍備プログラムの実行状況に関する会議が開催されました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦海軍の発展問題に関する会議】

この会議においてプーチン大統領は、ロシア海軍の為の新造艦の建造工事が遅延している現状を批判しましたが、同時に、2020年までに調達予定となっている新造艦の引き渡し時期を2025年まで延期する事も有り得ると発言しました。

この会議には、「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコも出席しました。

その会議の後に、ブドニチェンコ氏が原子力潜水艦「カザン」ロシア海軍の納入が2017年になったと公言している事から、調達が先延ばしされた新造艦は、「ヤーセン」級多用途原子力潜水艦である可能性が高いでしょう。
(「ヤーセン」級の2番艦「カザン」が2017年にロシア海軍へ引き渡された後、残りの3-7番艦が全て2020年までに引き渡されるなどとは考えにくい)

プロジェクト885「ヤーセン」級は、もともと1980年代に東西冷戦時代の構想に基づいて計画、設計された原子力潜水艦です。

そしてロシアは、既に「ヤーセン」級の次の原子力潜水艦の設計作業を進めています。
[ロシア海軍次世代(第5世代)攻撃原潜「潜水戦闘機」計画]
この「原子力潜水戦闘機」は、早ければ2020年前後には1番艦の建造が開始される予定です。

そのような状況下で、30年前の構想に基づく多用途原子力潜水艦を最優先で建造する意味は無いとプーチン大統領が考えても不思議ではありません。

これまでのプーチン大統領の言動を見る限り、新世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」級には多大な思い入れが有るようですが、「ヤーセン」級に関しては殆ど関心を有していないようです。
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インド空母ヴィクラマーディティヤは29ノット以上を出した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月30日15時28分配信
【「ヴィクラマーディティヤ」は航海試験の第1段階を成功裏に完了した】
モスクワ、7月30日-ロシア通信社ノーボスチ

インド海軍航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)は白海における工場航海試験を成功裏に完了し、8月3日に予定されている飛行試験実施の為、バレンツ海への移動を開始した。
火曜日、ロシア通信社ノーボスチ「セヴマシュ」社の代理人より伝えられた。

「白海におけるヴィクラマーディティヤの試験プログラムは完了し、飛行試験及びインド人乗員の艦内練習実施の為、バレンツ海の射爆場へ移動しています。
白海で実施された試験の主要段階は航空母艦の主動力装置に関するもの、即ち、戦闘経済速力でした。
また、主動力装置は点検され、全力モードで速力24ノットを出しました。
日曜日、7月28日の夜、ヴィクラマーディティヤは最大速力29.2に達しました」

同社の代理人は伝えた。

彼は付け加えた。
「航空母艦のボイラーには問題は全くありませんでした。
ヴィクラマーディティヤは優れた能力を実証しました」

対談者によると、「ヴィクラマーディティヤ」飛行試験はロシア戦闘機MiG-29KUB及び艦上航空隊のヘリコプターが参加し、計画上の8月3日に実施されなければならない。

「ヴィクラマーディティヤ」は7月3日に海洋へ出航した。
国家試験は9月30日完了する予定であり、10月15日にはインド側へ提出される。

軍事技術協力分野における最大の輸出契約である近代化された重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」インド海軍への売却は、ロシアにより2004年に調印された。
ロシア連邦は、7億5000ドルで同艦の近代化を行ない、同じ額でインド海軍へ航空隊を引き渡す事になっていた。
当初は2008年に発注者へ艦を納入する計画だったが、作業量の増加に起因して何度も延期された。

「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)のインドへの納入の公式式典は2012年12月4日に予定されていた。
しかし、9月に、艦の次の段階の試験に関し、主要動力装置蒸気ボイラーが最大出力を発揮できなかった事を含む幾つかの問題点が明らかにされた。
それ故に、引き渡し時期は2013年に延期された。
2004年に締結された契約に付加された新規の契約額は23億ドルである。


[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]

2012年12月にインド海軍へ引き渡される筈だった航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、2012年夏の航海試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期される事になりました。
[空母ヴィクラマーディティヤはロシア造船業の空母建造経験の回復に役立った]

2013年7月3日に出港し、7月5日より航海試験が始まりました。
[インド空母ヴィクラマーディティヤは航海試験へ出発する]
[インド空母ヴィクラマーディティヤは白海で航海試験を始めた]
[インド空母ヴィクラマーディティヤは白海で各種機器を点検する]

以前のインド側の報道によると、「ヴィクラマーディティヤ」白海の航海試験で最大速力32ノットを出したとの事ですが、今回のセヴマシュ側の情報では29.2ノットとなっています。
[インド空母ヴィクラマーディティヤは最大速力32ノットを達成した]

おそらくは、瞬間的に32ノットを出した事も有ったが、持続して発揮できる最大速力は29ノット程度ということでしょう。

例えば、旧日本海軍戦艦「大和」は、就役前の航海試験で27.46ノットを出したと公式には記録されていますが、元乗組員の証言によると、瞬間的に29.3ノットを出した事も有ったようです。
今回の「ヴィクラマーディティヤ」も、これと同様でしょう。

『ロシースカヤ・ガゼータ』より
2013年7月30日3時59分配信
【インドの航空母艦は29ノット以上の速力を発揮した】
こちらの記事によると、「ヴィクラマーディティヤ」は風に向かって航行している状態で29.3ノットを出したとの事です。

いずれにせよ、ボイラー(蒸気タービン機関)は正常に動作している事は確かです。
(昨年の航海試験では最大速力を出そうとした矢先にボイラーの耐熱材が崩れ落ち、ボイラーが損傷した)

「ヴィクラマーディティヤ」は、9月末に航海試験を完了し、11月15日にインドへ引き渡される予定です。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年9月30日に航海試験を完了し11月15日にインドへ引き渡される]

プロジェクト22350フリゲート4番艦「ソ連邦海軍元帥イサコフ」は2013年11月14日に起工される

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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【ロシア海軍の為のフリゲート「アドミラル・イサコフ」は11月に起工される】
2013年7月30日

第4のプロジェクト22350フリゲートは、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」101周年記念日の2013年11月14日に起工される。
同日、造船企業は第2の物資保障砕氷船プロジェクト23120も起工する。
公開株式会社「造船工場セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」総取締役アレクサンドル・ウシャコーフは発表した。

フリゲートの第3の生産艦は既に名前-「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・イサコフ」を得ていると造船所の総取締役は表明した。
「今、工場の前には引き渡しの為の重要な課題が有ります。
2020年までに造船所は(ロシア)海軍の為に、6隻のプロジェクト22350フリゲート、6隻のプロジェクト20380コルベット、4隻のプロジェクト20385コルベットを建造、納入しなければなりません。
我が社の受注書類には、2隻のプロジェクト18280通信船及び3隻のプロジェクト23120海洋物資保障船が有ります。
エリブルスと命名された(プロジェクト23120の)トップ船は、セーヴェルナヤ・ヴェルフィ100周年記念日の2012年11月14日に起工式典を行ないました。
当社の当面の主な課題は、プロジェクト22350フリゲートのトップであるアドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフの試験の開始です」

同社の指導者は指摘した。


[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

現在までに、プロジェクト22350フリゲートは3隻が起工されています。

アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ
Адмирал флота Советского Союза Горшков
2006年2月1日起工/2010年10月28日進水/2014年就役予定

アドミラル・フロータ・カサトノフАдмирал флота Касатонов
2009年11月26日起工/2015年就役予定

アドミラル・ゴロフコАдмирал Головко
2012年2月1日起工


これに続く4番艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・イサコフ」Адмирал флота Советского Союза Исаковは2013年11月14日に起工されるとの事です。
[プロジェクト22350フリゲートの4番艦が起工される]

[第4のプロジェクト22350フリゲートは2013年末-2014年初頭に起工される]

プロジェクト22350フリゲートは、2020年までに6隻がロシア海軍へ引き渡される予定ですが、引き続き2021年以降も近代化されたタイプが建造されます。
[2021年以降のロシア海軍水上戦闘艦建造計画]

艦名の元となったイワン・ステパノヴィチ・イサコフ(1894年生まれ、1973年死去)はソヴィエト連邦海軍の提督です。
バルト艦隊司令官、ソ連邦海軍総参謀長兼総司令官代理などを歴任し、かのニコライ・クズネツォフ提督の補佐役を務めました。
ニコライ・クズネツォフ提督と同様にソ連邦海軍元帥へ昇進しました。
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「アドミラル・イサコフ」の名は、ソ連海軍プロジェクト1134A大型対潜艦にも付けられており、同艦が「初代」になります。
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初代「アドミラル・イサコフ」は、「2代目」と同じ「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で1968年1月15日に起工され、1968年11月22日に進水、1970年12月28日にソ連海軍へ納入され、1971年1月16日に赤旗北方艦隊へ編入されました。
1993年6月30日にロシア海軍から除籍されました。

新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」へ正規乗組員全てが乗艦した

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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」は全ての構成乗組員を完全に満たした】
2013年7月30日

公開株式会社「造船工場セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造されているプロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ」の艦内には、正規の乗組員186名全てが居住している。
『中央海軍ポータル』は、同社の情報提供者より伝えられた。

乗組員の定住に当たり、工員は船室、水兵室、食堂、士官室、炊事室、医務室、衛生室、シャワー室、作業給水システム、正確に動作する換気及び空調システム、全ての必要な電気設備及び通信装置を準備した。
この前の6月末、艦には冷蔵機が導入された。
食料貯蔵庫には、最初の冷凍食品群-魚、肉-が充当された。
今、フリゲートの乗組員全てに食事が提供されている。

次の段階は、工場の専門技術者、乗組員及び第91消防署の消防士のダメージコントロール及び浸水処理の合同演習を成功裏に通過する事である。

「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」総取締役アレクサンドル・ウシャコーフは、係留試験開始の指示書に署名した。
同艦の準備作業は進展している。
従って、7月末までには艦内に燃料と潤滑油が補充される。
まず最初に、機械設備-ディーゼル発電機、コンプレッサー、冷凍機、空調機、ポンプ、艦の主要動力装置-の試験が開始される。

同時に、製造された兵器及び組み立てられた特殊機器の大部分の作業が進行し、係留中に確認される。
特に注目を払うべきは、艦の海洋への出航の為の機器-航海複合体及び通信複合体-は、先んじて準備される事である。

造船所「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」(ロシア)海軍の代表は主な問題を解決し、艦の工場航海試験の第1段階の為の出航準備が行なわれている。
今の所、それ(工場航海試験)は9月中旬に開始される予定である。


[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月28日に進水しました。

現在、サンクトペテルブルク市「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の岸壁で艤装工事が進められています。

北方艦隊将兵で構成される「アドミラル・ゴルシコフ」乗組員は、2012年3月16日にサンクト-ペテルブルク市へ到着しています。
[ロシア海軍新型フリゲート及びコルベットの乗員はサンクト・ペテルブルク市へ到着した]

以前の計画では、「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年3月末に乗組員が居住できる筈でしたが、1ヶ月以上遅れました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年3月に乗組員を受け入れる]
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は乗組員を受け入れる]

今回の記事によると、既にフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」には正規乗組員186名全てが乗艦し、艦内の居住環境は整えられ、乗組員は艦内で食事が出来るようになっています。

工場岸壁での係留試験は間もなく開始され、早ければ今年9月中旬には最初の航海試験を開始出来るでしょう。

フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは2014年になります。
[セーヴェルナヤ・ヴェルフィは2014年にロシア海軍へフリゲートとコルベットと偵察艦を納入する]

プロジェクト22350フリゲートは、2020年までに少なくとも6隻がロシア海軍へ引き渡される予定ですが、引き続き2021年以降も近代化されたタイプが建造されます。
[2021年以降のロシア海軍水上戦闘艦建造計画]

インド空母ヴィクラマーディティヤは最大速力32ノットを達成した

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『ザ・ヒンドゥー』より
【INS「ヴィクラマーディティヤ」の海上公試は成功した】
ニューデリー、2013年7月28日

インドの第2の航空母艦である45,000トンのINS「ヴィクラマーディティヤ」-以前は「アドミラル・ゴルシコフ」という名前だった1980年代のロシア航空母艦を改造-は、海上公試を成功裏に完了し、最大速力32ノットを達成した。
日曜日のロシアからのレポートでは、こう述べられた。

同艦は現在、航空機試験を実施する為に白海へ向かっていると消息筋は語った。
INS「ヴィクラマーディティヤ」は5年前に引き渡されることになっていた。しかし、(インド)海軍は今年末までに同艦を受領する事になるだろう。

広範囲に渡り近代化されたソヴィエト時代の航空母艦は、2012年夏に最初の総合海上公試を行なう為、セヴマシュ造船所から出航した。
ロシアMiG-29K戦闘機のパイロットは、飛行甲板での発着艦を成功裏に完了した。
乗組員は、航空母艦の最大速力の試験を行なったが、それは30ノットで止まった。
ボイラーの極度の高温による負荷の為、より良い断熱材を必要としている事が判明した。
故障を直し、再び海上公試の為に艦を送り出すのに数ヶ月が掛かったと情報筋は話した。

約30機のジェット戦闘機およびヘリコプターを難なく搭載できる航空母艦は、現在、航空機試験へと向かう。
「戦闘機のタッチアンドゴー演習と、様々な他の飛行形態も実施されます」
関係者は話した。

全長284メートル、全高60メートルの大きな「ヴィクラマーディティヤ」は、現代の通信システム、保護コーティング、電話交換機、ポンプ、衛生・調理機器、エレベータ、そして数々の設備が装備されている。
関係者は、延長された飛行甲板と完全な滑走路、スキージャンプと着艦ワイヤーを有する完全に改装された航空母艦には、如何なる時期においても2000名強のスタッフが居ると話した。
同艦は、新たなエンジン、ボイラー、発電機、電気機器、通信システムと蒸留プラントを有している。

インド側の条件は拡大し、造船所のスケジュールは改造価格の高騰により遅延した。
最終コストは約23億ドルに上昇しているものと推定されている。
インドは2005年に9億4700万ドルで「アドミラル・ゴルシコフ」を購入し、「ヴィクラマーディティヤ」と改名し、再装備により近代的な航空母艦へ変身させる為、ロシアの造船所へ提供していた。


[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]

2012年12月にインド海軍へ引き渡される筈だった航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、2012年夏の航海試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期される事になりました。
[空母ヴィクラマーディティヤはロシア造船業の空母建造経験の回復に役立った]

2013年7月3日に出港し、7月5日より航海試験が始まりました。
[インド空母ヴィクラマーディティヤは航海試験へ出発する]
[インド空母ヴィクラマーディティヤは白海で航海試験を始めた]
[インド空母ヴィクラマーディティヤは白海で各種機器を点検する]

昨年の航海試験では、最大速力試験を実施しようとした矢先にボイラーが破損しましたが、今回は最大速力32ノットを達成したとの事ですから、ボイラー(機関)は問題なく作動しているようです。

「ヴィクラマーディティヤ」は、9月末に航海試験を完了し、11月15日にインドへ引き渡される予定です。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年9月30日に航海試験を完了し11月15日にインドへ引き渡される]

搭載機の方は既にインド海軍へ納入されており、2013年5月11日に実戦配備へ就きました。
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[空母ヴィクラマーディティヤMiG-29K飛行隊は正式に実戦配備へ就いた]

2021年以降のロシア海軍水上戦闘艦建造計画

『ロシアの声』より
2013年7月5日配信
【ロシア海軍の為の艦:量から質への転換?】

今年7月初頭、ロシア造船業の総元締・統合造船業営団の高位の代理人(幹部)は、2021年以降のロシア海軍の建艦計画について話しました。

この中から、水上戦闘艦に関する部分を抜粋。


[将来プロジェクト]

水上艦隊は新型の戦闘ユニットを受領する。
業界は、将来外観の新たな戦闘艦の提供を準備しており、その建造は2016-2025年の国家軍備プログラムの枠組みで開始しなければならない。
具体的には、将来水域保護コルベットプロジェクト22350フリゲートの近代化版、そして最後には、将来駆逐艦を。

これらの艦は、艦載システムと建造方法の大部分は以前のプロジェクトのものが存続されるが、最新の電子電波兵装の導入という点では異なっており、戦闘能力は大幅に向上する。

しかしながら、建造方式の改善は更に続けられる-そう、将来コルベットプロジェクトの様々なヴァージョンが在る。
それは伝統的な建造法式からの脱却を示唆し、カタマラン(双胴船)或いはトリマラン(三胴船)を取り入れた設計図も有る。

(造船)業界の代理人によると、建造の第1段階を適切に提供する為、2つの最も有望な設計案から1-2隻の見本艦が建造される。
これらの能力と生産艦、或いは他の選択肢の建造決定を検討する為に。

比較的小型で安価な将来水域保護コルベットは、(ロシア)海軍の編制の重要な要素の1つとなる-このような艦は、4艦隊全てとカスピ小艦隊の為に建造されるだろう。

このような艦の(ロシア)海軍における必要数は、2030年までに少なくとも35-40隻と見積もられ、プログラムのコストは、2500~2800億ルーブルになるだろう。

このような様式のプログラムは、この艦が国内の様々な地域の造船所で同時に建造される事を示唆している-西方(サンクトペテルブルク、カリーニングラード)、中央(ゼレノドリスク、そしておそらくはクラースノエ・ソルモヴォ)、東方(アムール造船工場)で。


「統合造船業営団の高位の代理人」氏によると、2021年以降に調達されるロシア海軍向けの水上戦闘艦は、この3タイプになるとの事です。

・将来水域保護コルベット
・改アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート
・将来駆逐艦


プロジェクト22350「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートは、2020年までに少なくとも6隻の調達が計画されていますが、2021年以降も近代化タイプの調達が続行されます。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
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将来水域保護コルベットは、現在建造中のステレグーシチー型コルベット(プロジェクト20380/20385)ブヤン-M小型ロケット艦に代わって2021年以降に調達される沿岸戦闘艦です。
ロシア海軍の全ての艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊)とカスピ小艦隊に配備されるとの事ですから、サイズはステレグーシチー型よりは小型になるでしょう。

このコルベットは従来型船体の他にカタマラントリマランも検討されており、まず最初に異なるヴァージョンの試験艦を何隻か建造してから、どのヴァージョンを量産するのかを決定するようです。

2030年までに35-40隻を調達予定の将来水域保護コルベットは、ロシア国内の複数の造船所で並行建造されるとの事です。
・ヤンターリ造船所(カリーニングラード)
・サンクトペテルブルク市の造船所(おそらくはアルマーズ造船所)
・ゼレノドリスク造船所
・クラースノエ・ソルモヴォ造船所(ニジニノヴゴロド)
・アムール造船所(コムソモリスクナアムーレ)


なお、ステレグーシチー型コルベット(プロジェクト20380/20385)は2020年までに16隻調達する予定ですが、これで調達は終了のようです。
[セーヴェルナヤ・ヴェルフィは2014年にロシア海軍へフリゲートとコルベットと偵察艦を納入する]

将来水域保護コルベットについては、以前にロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ提督も述べています。
[ロシア海軍総司令官は語る]


将来駆逐艦は、現在の所、2018年までに設計を完了し、2019年から建造に着手される予定です。
[ロシア連邦国防省は軍備更新方策を発表した]

ロシア海軍次世代(第5世代)攻撃原潜「潜水戦闘機」計画

『ロシアの声』より
2013年7月5日配信
【ロシア海軍の為の艦:量から質への転換?】

今年7月初頭、ロシア造船業の総元締・統合造船業営団の高位の代理人(幹部)は、2021年以降のロシア海軍の建艦計画について話しました。

その中の将来原子力潜水艦に関する部分を抜粋。


[将来プロジェクト]

この10年間の後半(2010年代後半)に、(ロシア)海軍と(造船)業界は幾つかの将来プロジェクトの実行開始を計画しております。
特に、次の10年間(2021-2030年)で、水中艦隊の基礎となる新たな原子力潜水艦の建造が計画されています。
「ヤーセン」に比べてサイズとコストが小さいこの潜水艦の主要任務は、潜水艦の攻撃からの戦略ロケット艦の戦闘勤務の保護、更には、外国のロケット艦(戦略原潜)の追跡です。
この姿から、「潜水戦闘機」と特徴づける事が出来ます。

このような潜水艦は、次の10年間の末(2020年代末)までに海軍の組織へ20隻が加わらなければなりません。
この潜水艦を作成する上での試作設計作業は既に進行中であり、トップ艦の船体の製造は2010年代後半に開始されなければなりません。

将来の潜水艦(水中艦隊)の見通しについては、次のような結論になるでしょう。

2030年までに、海軍は合計で35-36隻の原子力潜水艦を受領しなければなりません。
これは、8隻の戦略用途艦、7-8隻の多用途潜水艦プロジェクト885、20隻までの「将来潜水艦戦闘機」を含みます。
原子力潜水艦隊の総コストは、ソヴィエト時代に建造された現用潜水艦の近代化を考慮しなければ、現在の価格で1.5兆ルーブルよりは少なくなるでしょう。
海軍の編制へ新たな潜水艦が加わるのを待つ間に、現用の潜水艦プロジェクト949A、945、945A、971を近代化するつもりです。


「ヤーセン」級多用途原潜を設計した「マラヒート」設計局は、2004年から第5世代原子力潜水艦の予備設計に取り掛かっています。

この第5世代原子力潜水艦の水中排水量は5000~6000トン程度が想定されており、「ヤーセン」級は無論の事、現用の971多用途原潜(アクラ級)よりも小型サイズになっております。
ほぼ671RTMK多用途原潜(ヴィクターIII級)と同程度になります。
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この「第5世代原子力潜水艦」設計案が、このままの形で建造されるわけではありませんが、上記の「統合造船業営団の高位の代理人」氏が言う所の「将来潜水戦闘機」は、これがベースになるでしょう。

第5世代原子力潜水艦は、「ヤーセン」級のような有翼ミサイル垂直発射機は搭載されず、基本的には「魚雷攻撃型」となるようです。
艦首には8門の魚雷発射管(533mm)が装備されており、ここから「カリブル」有翼ミサイル(対艦、対地、対潜ミサイル)も発射するのでしょう。

以前に「マラヒート」設計局のトップ、ウラジーミル・ドロフェーエフは、第5世代原潜は隠密性を重視すると述べています。
[第5世代多用途潜水艦はステルス性を重視する]


「統合造船業営団の高位の代理人」氏によると、7月26日に3番艦が起工された「ヤーセン」級多用途原潜の建造は7~8隻で終了し、その後は「原子力潜水戦闘機」の建造に移行するようです。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]
更に付け加えると、「ボレイ」級戦略原潜の建造も8隻で終わるようです。

「原子力潜水戦闘機」は20隻の建造が計画されているとの事であり、2030年までに揃える意向です。
つまり、2021年から2030年までに20隻の「原子力潜水戦闘機」を建造するという事になります。

「ヤーセン」級多用途原潜セヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所のみで建造されていますが、「ヤーセン」級よりも小型の「原子力潜水戦闘機」は、「セヴマシュ」以外の造船所、例えば、以前に原子力潜水艦を建造していたサンクトペテルブルクアドミラルティ造船所コムソモリスクナアムーレアムール造船所でも建造できます。

セヴマシュ造船所(セヴェロドヴィンスク)
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アドミラルティ造船所(サンクトペテルブルク)
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アムール造船所(コムソモリスクナアムーレ)
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2021~2030年には戦略原子力潜水艦の新規建造計画は無く、この時期に建造されるロシア原子力潜水艦は、現在建造中の「ヤーセン」級よりも小型の「原子力潜水戦闘機」のみとなるので、現在のようにリソースを(戦略原潜多用途原潜に)分散する必要も無い事からも、全く非現実的な計画とは言えません。

「セヴマシュ」造船所で艤装中の多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」(左)と戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」(右)
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ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体接合は2013年8月に完了する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月16日19時48分配信
【ロシアの為の1隻目の「ミストラル」艦尾組み立ては8月に完了する】
パリ、7月26日-ロシア通信社ノーボスチ、ヴィクトーリア・イワノワ

1隻目の「ミストラル」型ヘリコプター搭載艦「ウラジオストク」の艦尾組み立てはフランスサンナゼール造船所で8月に完了する。
ロシア通信社ノーボスチは、フランス国営軍事造船所DCNS広報サービスより伝えられた。

「2つの部分の組み立ては8月に完了する予定です。
1つ(前半分)はSTXフランスにより、もう1つ(後ろ半分)はサンクトペテルブルクの統合造船業営団により建造されており、一緒に接合されます」
DCNS
の代理人は話した。
同艦は2014年にロシアへ戻る予定である。

対談者は、2隻目の「ミストラル」型ヘリコプター空母-「セヴァストーポリ」は、フランスでの完成後、ロシアへ移動するという情報を再び確認した。
現在の所、ロシアでの作業は2015年に計画されている。

「ウラジオストク」後部は6月末に進水した。
7月初頭、船体後部はサンクトペテルブルクからフランスへ送られた。

ロシア連邦海軍の為に2隻のヘリコプター空母を建造する為の契約は2011年6月に署名された。
最初の艦はフランスで2012年2月1日に起工され、2014年にはロシア海軍へ軍備採用されなければならない。
2番艦「セヴァストーポリ」ロシア連邦海軍が受領するのは2015年の予定である。
以前に報じられているように、ヘリコプター空母全体は2013年10月に進水する。
その後、同艦は再びロシアへ回航され、ロシア連邦海軍の要求に沿って設備を補充した後、海軍へ引き渡される。

汎用ドック艦「ミストラル」の排水量は21000トン、船体の最大長は210メートル、18ノットの速力発揮を可能とする。
航続距離は最大で20000海里。
乗組員160人の他、ヘリコプター空母は更に450人を収容可能である。
航空グループには16機のヘリコプターが含まれ、このうち同時に飛行甲板から6機が発着できる。


[ヘリ空母ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
[ロシア海軍向けミストラル型の詳細が公表された]

ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2012年2月1日にフランスサン-ナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けヘリ空母「ミストラル」型1番艦は起工される]

船体後部は、ロシア国内のサンクト-ペテルブルク市の「バルト工場」で2012年10月1日に起工されました。
[バルト工場はヘリ空母ウラジオストクの船体を起工した]

バルト工場で建造された「ウラジオストク」後部は2013年6月26日に進水し、7月8日にフランスサンナゼールへ向けて出発しました。
[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部は進水した]

「ウラジオストク」後部は7月23日にサンナゼールへ到着しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部はサンナゼールへ到着した]

今回の記事によると、サンナゼール造船所における「ウラジオストク」の前半分と後ろ半分の接合は8月中に完了するとの事です。
接合後、10月15日に進水する予定です。

その後、再びロシアの造船所へ回航され、最終艤装が行なわれます。


ロシア海軍向け「ミストラル」級2番艦「セヴァストーポリ」は、2013年6月18日にフランスサンナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦が起工された]

「セヴァストーポリ」の後部は、バルト工場で7月4日に起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦の後部はバルト工場で起工された]

「セヴァストーポリ」は、2014年10月に船体の前部と後部が結合されます。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリは2014年10月に結合され進水する]

ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された

本日(2013年7月26日)、セヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所ロシア海軍向けの新世代多用途原子力潜水艦「ヤーセン」級3番艦「ノヴォシビルスク」が起工されました。

『イタルタス通信サンクトペテルブルク支局』より
2013年7月26日13時55分05秒配信
【「セヴマシュ」は3隻目の「ヤーセン」級原子力潜水艦「ノヴォシビルスク」を起工した】
モスクワ、7月26日/イタルタス

セヴェロドヴィンスク防衛造船所「セヴマシュ」は、本日(7月26日)、第4世代原子力水中巡洋艦の起工式典を開催した。
これは、近代化されたプロジェクト885M原子力潜水艦の最初の生産艦である。

「工場の主要造船台において、新たな艦の建造開始の式典が開催されました。
この艦は、最大の学術研究センター~ノヴォシビルスク市~に因んで命名されました。
この潜水艦は、サンクトペテルブルクの海洋機械製造局マラヒートにより開発された原子力潜水艦プロジェクト・ヤーセンの系列の3番艦となります」
イタルタス
は、統合造船業営団の広報サービスより伝えられた。

このシリーズの原子力潜水艦は、軍事機器、兵器、技術、電波電子複合体、更には主動力装置の分野におけるロシア最新のユニークな開発を具現化したものである事を統合造船業営団は指摘した。

プロジェクト885「ヤーセン」級のトップにして唯一の艦-原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」「セヴマシュ」で1993年12月21日に起工された。
同艦は、一連の工場航海試験全てを実施している。
国家試験が成功裏に完了した後、同艦は今年に海軍へ納入される。
近代化されたプロジェクト885Mの6隻のシリーズのトップとなるロケット艦「カザン」は2009年7月24日に起工された。
現在、原子力潜水艦は造船台での期間を無事に通過しており、潜水艦の船体には機器が設置されている。

近代化されたプロジェクト885Mは幾つかの新機構と改正が導入されており、電波電子兵装複合体の基礎要素に関連する近代化された機器及び材料は、ロシアの製造者からのみ供給される。


[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

今回起工された「ノヴォシビルスク」を含め、第4世代多用途原子力潜水艦プロジェクト885/885Mシリーズは3隻が起工されています。

[プロジェクト885「ヤーセン」]
「セヴェロドヴィンスク」

1993年12月21日起工/2010年6月15日進水/2013年12月25日就役予定

[プロジェクト885M「ヤーセン-M」]
「カザン」

2009年7月24日起工/2015年就役予定

「ノヴォシビルスク」
2013年7月26日起工
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「ノヴォシビルスク」は、以前には7月28日の「ロシア海軍の日」に起工されると報じられていましたが、それより2日早く起工されました。
[新世代多用途原潜ヤーセン級3番艦は2013年7月28日に起工される]

「ヤーセン」級1番艦「セヴェロドヴィンスク」は、今年12月25日にロシア海軍へ納入される予定です。
[新世代多用途原潜セヴェロドヴィンスクは2013年12月25日にロシア海軍へ納入される]


「ヤーセン」級2番艦(「ヤーセン-M」としては1隻目)「カザン」は2009年7月24日に起工されました。
[改セヴェロドヴィンスク型原潜「カザン」起工]
[改セヴェロドヴィンスク型原潜カザンは新型機器のみを装備した初の第4世代原潜となる]
[多用途原潜ヤーセン級2番艦カザンは2015年に就役する]

現在の所、プロジェクト885/885Mは2020年までに7隻が調達される計画となっております。
[第4世代多用途原潜ヤーセン級は7隻建造される]


多用途原子力潜水艦プロジェクト885/885Mは、従来の魚雷攻撃原潜有翼(対艦)ミサイル原潜を統合した新世代原潜です。
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言い換えれば、魚雷攻撃原潜有翼(対艦)ミサイル原潜の機能を持たせた艦です。

当初、海洋機械製造局「マラヒート」は、第4世代原潜として魚雷攻撃原潜プロジェクト958「アフィリナ」を設計していました。
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同時期に第4世代有翼ミサイル原潜も設計されていたのですが、こちらが中止となった為、「アフィリナ」有翼(対艦)ミサイル発射機を追加した「ヤーセン」級が建造されることになりました。


現用の第3世代有翼ミサイル原潜プロジェクト949A(オスカーII級)も、有翼ミサイル発射機「ヤーセン」級と同じものに換装する近代化改装が実施され、2020年代にも現役に留まります。
[オスカーII級ミサイル原潜は「オーニクス」と「カリブル」を装備する]
[太平洋艦隊のオスカーII級原潜3隻は2020年までに近代化される]

重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再び北極海へ行く

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月26日10時57分配信
【北方艦隊将兵は間もなく2つの北極圏航海を実施する】
モスクワ、7月26日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊将兵は間もない時間に2つの北極海航海へ向かう。
支隊の1つはゼムリャフランツァヨシファ(フランツ・ヨーゼフ諸島)へ、もう1つはロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」を含んでおり、北氷洋東部エリアを訪れる。
金曜日、北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は発表した。

「近い内に北方艦隊将兵は北極圏の新たなエリアへの航海の積極的な習熟を続けます。
最も近い将来の北方艦隊戦闘艦支隊の計画航海は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーに率いられ、北氷洋東部エリアへ行きます」
コリョローフ
は、西方軍管区下の北方艦隊広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガ1等海佐の言葉を引用して話した。

コロリョーフが説明したように、ゼムリャフランツァヨシファへの航海は、優れたロシアの水路研究者ゲオルギー・セドフの北極探検100周年を記念して実施される。

セルガは、昨年半ば以降、北方艦隊の水上戦力が北極圏へ積極的に存在している事を想い起した。
「それ以降、バレンツ海及びカラ海エリアでは、同時に10隻以上の北方艦隊の戦闘艦が行動しており、ロシア海軍の現代史で初めて重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは、大型揚陸艦と共にノヴォシビルスク諸島への航海を実行しました」
艦隊の代理人は指摘した。


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2012年9月中旬、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」を始めとする北方艦隊艦船は北極圏で演習を実施しました。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

この時、北方艦隊艦船はノヴォシビルスク諸島まで行きました。
ノヴォシビルスク諸島では揚陸演習が実施されました。
[北極圏で揚陸演習を実施した北方艦隊海軍歩兵は表彰された]


今回(2013年)の北極圏航海は2手に分かれ、1隊はゼムリャフランツァヨシファ(フランツ・ヨーゼフ諸島)へ向かい、もう1隊(重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」を中核とする)は北極海東方海域へ向かうようです。

7月28日の「ロシア海軍の日」には北方艦隊主要基地セヴェロモルスク沖で観艦式が開催されます。
[空母アドミラル・クズネツォフはロシア海軍の日の観艦式に参加する]

この観艦式には、北方艦隊の稼働状態に在る主要水上艦の内、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、「アドミラル・レフチェンコ」、駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」が参加していません。
(大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は大西洋航海中)

これらの水上艦の全てでは無いにせよ、何隻かは北極圏航海に参加するかもしれません。

セーヴェルナヤ・ヴェルフィは2014年にロシア海軍へフリゲートとコルベットと偵察艦を納入する

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『イタルタス』より
2013年7月25日15時24分配信
【2014年にセーヴェルナヤ・ヴェルフィはロシア海軍へ2隻の戦闘艦と1隻の偵察船を納入する】
サンクトペテルブルク、7月25日/イタルタス特派員レフ・フロロフ

来年(2014年)にサンクトペテルブルク造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、ロシア海軍へ2隻の戦闘艦と1隻の偵察船を納入するつもりである。
本日(7月25日)、造船所の総取締役アレクサンドル・ウシャコーフは、プロジェクト20385コルベットの最初の生産艦「プロヴォールヌイ」の起工式典において発表した。

彼によると、来年(2014年)、造船所「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、「フリゲート」型遠海ゾーン艦プロジェクト22350「アドミラル・ゴルシコフ」、プロジェクト20380コルベット「ストイーキー」、プロジェクト18280通信船「ユーリー・イワノフ」を完成させる。

ウシャコーフは想い起した。
「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」ロシア連邦政府から「コルベット」及び「フリゲート」級軍艦の主要供給者に任命されている事を。
「ロシア防衛発注」の決定により、同社は、ロシア製兵器及び軍事機器を搭載するプロジェクト18280通信船の唯一の供給者の登録に含まれている。

「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年9月に工場航海試験を予定している事をウシャコーフは説明した。

「プロヴォールヌイ」起工式典に出席したロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフイタルタスへ伝えたように、2020年までにロシア海軍へ16隻の「コルベット」型近海ゾーン艦が補充される。
彼によると、このタイプの艦の受注は、主として造船所「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で実施される。

本日(7月25日)、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」プロジェクト20385コルベット「プロヴォールヌイ」を起工した。
式典には、ロシア連邦、ロシア海軍総司令部、(ロシア)北方の首府の代表が出席した。
このイベントは、伝統的に7月の最終日曜日に祝われるロシア連邦海軍の日に合わせられた。

プロジェクト20385は、サンクトペテルブルク中央海洋設計局「アルマーズ」により、既にバルト艦隊の編制へ在籍している3隻の「ステレグーシチー」型軍艦の最新の要件と運用経験に基づいて開発された。
前任者と異なり、新たな艦は2200トンの排水量と増加した寸法を有する。
全長は約105メートル、幅13メートル、吃水8メートル。

近代化された艦の戦闘威力は著しく増大し、兵装の構成には、対艦複合体「ウラン」に代わり、複数のタイプのミサイル~対艦及び沿岸目標へ発射される~の為の統一された8セル発射装置を有する新たな汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」が導入された。

プロジェクト20385のトップ艦「グレミャーシチー」は造船所の船台で2012年2月1日に起工されており、2015年には海軍の編制へ加入しなければならない。
その1年後(2016年)には「プロヴォールヌイ」が。
同プロジェクト艦にはヘリコプターKa-27PLが搭載される。


プロジェクト20385コルベット2番艦「プロヴォールヌイ」は7月25日に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工されました。
[プロジェクト20385コルベット「プロヴォールヌイ」は起工された]

現在、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で艤装中のプロジェクト20380コルベット「ストイーキー」(2006年11月10日起工/2012年5月30日進水)は、2014年にロシア海軍へ納入されるとの事です。
[新型コルベット「ストイーキー」は2014年に就役する]

同様に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で艤装中のプロジェクト22350フリゲート1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」(2006年2月1日起工/2010年10月28日進水)は、今年9月から航海試験を開始し、来年(2014年)にロシア海軍へ納入されるとの事です。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
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「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造中の偵察艦「ユーリー・イワノフ」(2004年12月27日起工)も2014年にロシア海軍へ納入されるとの事です。
[新型偵察艦ユーリー・イワノフは2014年に就役する]

そして更に、ロシア連邦国防相ユーリー・ボリソフは、ロシア海軍へ2020年までに16隻のコルベットが補充されると表明しました。
「ステレグーシチー」型コルベットシリーズ(プロジェクト20380/20385)は、少なくとも16隻の建造が計画されているようです。
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プロジェクト20385コルベット「プロヴォールヌイ」は起工された

2013年7月25日、サンクトペテルブルク造船所「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」ロシア海軍の為のプロジェクト20385コルベット2番艦「プロヴォールヌイ」が起工されました。
[プロジェクト20385コルベット「プロヴォールヌイ」は2013年7月25日に起工される]
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月25日15時44分配信
【「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」はプロジェクト20385コルベットの最初の生産艦を起工した】
サンクトペテルブルク、7月25日、ロシア通信社ノーボスチ

木曜日、「統合造船業営団」に加入している造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、プロジェクト20385コルベットの最初の生産艦「プロヴォールヌイ」を起工した。
ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフは発表した。

「私共は、セーヴェルナヤ・ヴェルフィで建造される艦が、更なる高品質となる事を、期日が予定表通りになる事を願っております。
国防省の発注は、実質的にセーヴェルナヤ・ヴェルフィの大量の仕事を保障しております。
おそらくは、そう、これからも」
ボリソフ
コルベット起工式典において話した。

「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」総取締役アレクサンドル・ウシャコーフは、造船工場が2014年に3隻の艦を海軍の為に納入する予定である事を指摘した。
「1年に3隻の艦-それは、私共の伝統~ソヴィエト時代の造船所の伝統からの復活であります」
彼は指摘した。

プロジェクト20385コルベットのトップである「グレミャーシチー」は2012年2月1日に起工された。
プロジェクト艦設計局「アルマーズ」により開発されたプロジェクト20380の近代化の結果である。
コルベットの主な特徴は、多用途性、低視認性、自動システム、高速と改善された防空能力である。
コルベットは排水量2200トン、全長104メートル、幅13メートル、速力27ノット、航続距離4000海里、乗員100名である。


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]
【動画「将来のコルベット」】

プロジェクト20380コルベット(ステレグーシチー型)の改良型であるプロジェクト20385の1番艦「グレミャーシチー」は、2012年2月1日に起工されました。
[サンクトペテルブルクでフリゲート「アドミラル・ゴロフコ」及びコルベット「グレミャーシチー」が起工された]
[プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット]

「プロヴォールヌイ」のプレートカットは2013年4月1日に開始されました。
[2隻目のプロジェクト20385コルベットのプレートカットが開始された]

そして今日、正式に起工されました。

空母アドミラル・クズネツォフはロシア海軍の日の観艦式に参加する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月25日14時19分配信
【北方艦隊の「海軍の日」観艦式はロシア連邦唯一の航空母艦が先頭に立つ】
モスクワ、7月25日-ロシア通信社ノーボスチ

重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」~このクラスの艦(重航空巡洋艦)として唯一ロシア海軍の編制に在る~は、「ロシア海軍の日」の為にムルマンスク地域セヴェロモルスク泊地で形成される観艦式の艦船の隊列の先頭に立つ。
木曜日、西方軍管区下の北方艦隊の広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガ1等海佐は記者団に伝えた。

「コラ湾の北方艦隊主要基地~セヴェロモルスク~の停泊地で、海軍の日及び北方艦隊80周年を祝うパレードに参加する水上艦及び潜水艦の隊列が形成されました」
セルガ
は話した。

パレードの隊列には、艦隊旗艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に、原子力水中ロケット巡洋艦「ボロネジ」、戦略用途ロケット水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、小型対潜艦「スネズノゴルスク」、小型ロケット艦「ラッスヴェート」、基地掃海艇「コロムナ」、「コテリニチ」境界線軍哨戒警備艇「ネプツン」が並ぶ。

海軍の日、北方艦隊の首府では初めに軍用車両のパレードが行なわれ、北方艦隊沿岸軍の主なタイプの戦闘車両が披露される。

「この日の最も壮大な行事は、軍事スポーツ祭です。
ロシア国旗、アンドレイ旗、空軍旗を掲げた高速艇が単縦陣で航行します。
大型対潜艦セヴェロモルスクへの仮想敵の攻撃が行なわれます。
基地掃海艇コロムナ、コテリニチの乗組員は、海洋機雷の掃海及び破壊の為の戦闘教練が実施されます。
小型対潜艦スネズノゴルスクと小型ロケット艦ラッスヴェートは、熟練の技量を示します」
セルガ
は指摘した。

祭日の最後のエピソードは、揚陸部隊の海洋上陸と沿岸戦闘となる。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]

「ロシア海軍の日」は、毎年7月の最後の日曜日と定められています。
今年(2013年)は、7月28日になります。

この日は、ロシア海軍の各艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊)の基地で観艦式などの記念イベントが開催されます。

北方艦隊の観艦式は、セヴェロモルスク沖で開催されます。
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重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、昨年(2012年)の「ロシア海軍の日」観艦式(7月29日)にも参加しています。
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重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、今年末に地中海へ行く予定です。
[空母アドミラル・クズネツォフは年末に地中海へ行く]

現在、「アドミラル・クズネツォフ」乗組員の一部(300名以上)は、インド海軍航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」航海試験に参加しています。
[インド空母ヴィクラマーディティヤは白海で各種機器を点検する]


「ヴィクラマーディティヤ」航海試験は今年秋に完了するので、その後に「アドミラル・クズネツォフ」へ復帰する事になるでしょう。

セヴマシュ造船所はプロジェクト11356フリゲートの為の軸受(ベアリング)を製造した

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公開株式会社「生産合同・北方機械製造組合(セヴマシュ)」公式サイトより
2013年7月24日配信
【フリゲートの為の軸受(ベアリング)】

インド海軍の為のプロジェクト11356フリゲートの建造への実り多い協力への感謝状は、沿バルト造船工場「ヤンターリ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコの名前で届けられた。

セヴマシュ造船所は、軍艦「テグ」「タルカシュ」「トリカンド」の作成において、作業における信頼性、効率性、技術的有能さ、そして高いプロ意識を示した事に感謝された。

当社は、工場「ヤンターリ」の為、推進軸の為の6本の支柱と2基の推進用軸受を含む3組の艦上軸受一式を製造した。
更にセヴマシュの専門技術者は、フリゲートの航海試験に参加し、推進軸の調整を手助けした。

セヴマシュは、軸受を製造するロシアで唯一の企業として残っており、適切な技術力と設備を有し、艦の技術特性に応じた開発設計を行なっている。

現在、当社はロシア海軍の為の6隻以上のフリゲートの建造に関し、「ヤンターリ」と協力している。
既に1隻のフリゲートの為の軸受が製造されており、沿バルト造船工場へ送られている。

株式会社「生産合同セヴマシュ」広報サービス:スヴェトラーナ・スワトフスキー


沿バルト造船工場「ヤンターリ」(カリーニングラード)
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生産合同「セヴマシュ」(セヴェロドヴィンスク)
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現在までにプロジェクト11356フリゲートは、インド海軍向けに6隻、ロシア海軍向けに4隻が起工され、インド海軍向けの6隻は全て引き渡されています。

[インド海軍向け]
「バルチースキー・ザヴォード」で建造
タルワー(F40):1999年3月10日起工/2000年5月12日進水/2003年6月18日就役
トリシュル(F43):1999年9月24日起工/2000年11月24日進水/2003年6月25日就役
ターバル(F44):2000年5月24日起工/2001年5月25日進水/2004年4月19日就役

「ヤンターリ」造船所で建造
テグ(F45):2007年7月28日起工/2009年11月27日進水/2012年4月27日就役
タルカシュ(F46):2007年11月27日起工/2010年6月23日進水/2012年9月11日就役
トリカンド(F51):2008年6月12日起工/2011年5月25日進水/2013年6月29日就役
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[ロシア海軍向け]
・全て「ヤンターリ」造船所で建造
アドミラル・グリゴロヴィチ:2010年12月28日起工/2013年進水予定/2014年就役予定
アドミラル・エッセン:2011年7月8日起工/2014年就役予定
アドミラル・マカロフ:2012年2月29日起工/2015年就役予定
アドミラル・ブタコフ:2013年7月12日起工/2016年就役予定
アドミラル・イストミン:2013年起工予定/2016年就役予定
アドミラル・コルニロフ:2013年起工予定/2016年就役予定
7番艦
8番艦
9番艦
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これらの為の推進器用軸受「セヴマシュ」で製造されたという事です。

今回の記事によると、現在、ロシア国内で(艦船用)軸受を製造しているのは「セヴマシュ」だけのようです。
つまり、ロシア国内で建造されている他の艦の軸受「セヴマシュ」が製造しているという事でしょう。

プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクとロストフ・ナ・ドヌーの艦長が任命された

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『インタファクス』より
2013年7月24日12時48分配信
【黒海艦隊は潜水艦「ノヴォロシースク」と「ロストフ・ナ・ドヌー」の艦長を任命した】
セヴァストーポリ、7月24日、インタファクス.RU

ロシア連邦黒海艦隊の為にアドミラルティ造船所(サンクトペテルブルク)で建造されているディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト636.3「ノヴォロシースク」「ロストフ・ナ・ドヌー」の乗組員は完全に形成され、潜水艦の艦長が任命された。
『インタファクス』黒海艦隊司令部より伝えられた。

潜水艦の艦長には、潜水艦「ゴリコフスキー・コムソモーレッツ」艦長コンスタンチン・タバチヌイ2等海佐と、潜水艦「アルローサ」艦長上級補佐官アンドレイ・アダムスキー2等海佐が就任した。

対談者は『インタファクス』へ指摘した。
既に乗組員の一部はセヴァストーポリからサンクトペテルブルクへ到着し、新たな艦の開発の為の任務遂行を開始している。

まず初めに黒海艦隊は、2010年8月に起工された潜水艦「ノヴォロシースク」を2014年に受領しなければならない。
続いて、「ロストフ・ナ・ドヌー」が艦隊へ来る。
公開株式会社「アドミラルティ造船所」は、6隻の潜水艦プロジェクト636.3を建造する。

潜水艦プロジェクト636.3第3世代潜水艦「ワルシャワンカ」級(NATO分類-キロ)に属し、対潜・対艦潜水艦として、更には、海軍基地、沿岸及び海上交通路の防衛、敵の交通路に対する偵察及びパトロール活動の為に開発された。
潜水艦の長さは73メートル、幅10メートル、最大潜航深度350メートル、水中速力20ノット、自立行動期間45日である。


ロシア海軍向けのプロジェクト06363潜水艦は、現在までに3隻が起工されています。
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[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年進水予定/2014年就役予定
黒海艦隊に配備予定
[ロシア海軍潜水艦ノヴォロシースクは2013年末に進水する]
[ロシア黒海艦隊は2014年に新造艦を受領する]

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年就役予定
黒海艦隊に配備予定
[改キロ級潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」起工]
[改キロ級潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは2014年に就役する]

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2015年就役予定
黒海艦隊に配備予定

[プロジェクト06363潜水艦スタールイ・オスコルは起工された]

記事中に登場する潜水艦「ゴリコフスキー・コムソモーレッツ」というのは、黒海艦隊に一応在籍しているプロジェクト641B(タンゴ級)潜水艦B-380「聖ゲオルギー公」を指しています。
[最後のタンゴ級潜水艦B-380近影(2012年1月)]
コンスタンチン・タバチヌイ氏は、2005年頃からB-380艦長を務めていますが、今回、新造潜水艦の艦長に転出しました。

潜水艦B-871「アルローサ」は、ロシア黒海艦隊唯一の稼働潜水艦です。
[ポンプジェット潜水艦アルローサはセヴァストーポリへ戻った]

プロジェクト06363潜水艦の乗組員は、この2隻の潜水艦、特に、稼働状態に無いB-380から集められているようです。

ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部はサンナゼールへ到着した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月23日23時33分配信
【1隻目の「ミストラル」の後部はフランスの竣工場所へ到着した】
パリ、7月23日-ロシア通信社ノーボスチ、ヴィクトーリア・イワノワ

契約に沿ってロシア海軍の為にフランスで建造される1隻目の「ミストラル」型ヘリコプター搭載艦「ウラジオストク」の艦後部は、火曜日にサンナゼール市へ到着した。
ロシア通信社ノーボスチは、フランス国営軍事造船所DCNS広報サービスより伝えられた。

「ウラジオストク」後部は6月末に進水した。
7月初頭、船体後部はサンクトペテルブルクからフランスへ送られた。
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ロシア連邦海軍の為に2隻のヘリコプター空母を建造する為の契約は2011年6月に署名された。
最初の艦はフランスで2012年2月1日に起工され、2014年にはロシア海軍へ軍備採用されなければならない。
2番艦「セヴァストーポリ」ロシア連邦海軍が受領するのは2015年の予定である。
以前に報じられているように、ヘリコプター空母全体は2013年10月に進水する。
その後、同艦は再びロシアへ回航され、ロシア連邦海軍の要求に沿って設備を補充した後、海軍へ引き渡される。

汎用ドック艦「ミストラル」の排水量は21000トン、船体の最大長は210メートル、18ノットの速力発揮を可能とする。
航続距離は最大で20000海里。
乗組員160人の他、ヘリコプター空母は更に450人を収容可能である。
航空グループには16機のヘリコプターが含まれ、このうち同時に飛行甲板から6機が発着できる。



[ヘリ空母ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
[ロシア海軍向けミストラル型の詳細が公表された]

ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2012年2月1日にフランスサン-ナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けヘリ空母「ミストラル」型1番艦は起工される]

船体後部は、ロシア国内のサンクト-ペテルブルク市の「バルト工場」で2012年10月1日に起工されました。
[バルト工場はヘリ空母ウラジオストクの船体を起工した]

バルト工場で建造された「ウラジオストク」後部は2013年6月26日に進水し、7月8日にフランスサンナゼールへ向けて出発しました。
[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部は進水した]

以前の予定では7月25日到着となっておりましたが、予定よりも2日早くサンナゼールへ到着しました。

今後は、サンナゼール造船所で建造された「ウラジオストク」の前半分と結合され、10月15日に進水します。
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その後、再びロシアの造船所へ回航され、最終艤装が行なわれます。

プロジェクト20385コルベット「プロヴォールヌイ」は2013年7月25日に起工される

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『イタルタス』より
2013年7月22日16時21分配信
【ロシア海軍の日の前日にサンクトペテルブルクでコルベット「プロヴォールヌイ」が起工される】
カリーニングラード、7月22日/イタルタス特派員ウラジーミル・ヌヤクシェフ

バルト艦隊の為のプロジェクト20385コルベット「プロヴォールヌイ」サンクトペテルブルク造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」ロシア海軍の日の前日に起工される。
イタルタス特派員は、同社総取締役代理ワシーリー・アパノヴィチより伝えられた。

「これは、造船所セーヴェルナヤ・ヴェルフィにおいて、最近の6年間に完成もしくは建造中のバルト艦隊の為のコルベットとしては6隻目となります」
彼は話した。

現在、バルト艦隊の戦闘編制には、プロジェクト20380水上艦シリーズのトップであるコルベット「ステレグーシチー」、更には、「ソーブラジテルヌイ」、「ボイキー」が在る。
今年末~2014年初頭、造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」ロシア海軍コルベット「ストイーキー」を引き渡す予定である。
それ(ストイーキー)は、更なるバルト艦隊向けとして計画されている。

2012年初頭、サンクトペテルブルク造船工場は、近代化されたプロジェクト20385の最初のコルベット「グレミャーシチー」を起工した。
そして今、海軍の日の前日に同プロジェクトの「プロヴォールヌイ」が起工される。

プロジェクト20385コルベットは、中央海洋設計局「アルマーズ」により開発された。
近海ゾーン多用途艦は、水上艦、潜水艦との戦い、対空防衛の保障、更には、海洋揚陸部隊の上陸行動の砲撃支援の為に設計されている。
それはプロジェクト20380とは異なり、打撃能力、更には対空防衛システムが強化されている。


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]
【動画「将来のコルベット」】

プロジェクト20380コルベット(ステレグーシチー型)の改良型であるプロジェクト20385の1番艦「グレミャーシチー」は、2012年2月1日に起工されました。
[サンクトペテルブルクでフリゲート「アドミラル・ゴロフコ」及びコルベット「グレミャーシチー」が起工された]
[プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット]

2012年2月21日、更に2隻の20385コルベットの建造契約が締結されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はコルベット6隻とフリゲート6隻の建造契約を締結した]

プロジェクト20385は、合計で10隻程度の建造が見込まれています。
[「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、改「ステレグーシチー」型コルベットを10隻建造する]

2013年2月末には、プロジェクト20385コルベットの建造が1隻で打ち切られると報じられました。
[プロジェクト20385コルベット、建造中止?]

しかし、2013年4月1日、プロジェクト20385コルベット2番艦のプレートカットが開始されました。
[2隻目のプロジェクト20385コルベットのプレートカットが開始された]

プロジェクト20385コルベット2番艦が7月末(ロシア海軍の日の前日)に起工されるという情報は、以前にも出ています。
この時は、造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の(匿名の)情報提供者からの情報でした。
[改ステレグーシチー型コルベット2番艦は2013年7月末に起工される]

そして今回、造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の総取締役代理(同社のナンバー2)は、以前の情報を肯定しました。

「ロシア海軍の日」は、毎年7月の最後の日曜日と定められています。
今年(2013年)は、7月28日になります。


造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」公式サイトより
2013年7月22日配信
【メディアへの招待】

コルベット「プロヴォールヌイ」起工式典は7月25日14時00分に開催されるとの事です。


記事中の「6隻目のコルベット」と言うのは、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工されたプロジェクト20380/20385シリーズの6隻目という意味です。

[プロジェクト20380]
・ステレグーシチーСтерегущий(建造番号1001)

2001年12月21日起工/2006年5月16日進水/2007年11月15日就役(艦番号530)
バルト艦隊に配備
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・ソーブラジテルヌイСообразительный(建造番号1002)
2003年5月20日起工/2010年3月31日進水/2011年10月14日就役(艦番号531)
バルト艦隊に配備
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・ボイキーБойкий(建造番号1003)
2005年5月27日起工/2011年4月15日進水/2013年5月16日就役(艦番号532)
バルト艦隊に配備
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・ストイーキーСтойкий(建造番号1004)
2006年11月10日起工/2012年5月30日進水/2013年末-2014年初頭に就役予定
バルト艦隊に配備予定
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[プロジェクト20385]
・グレミャーシチーГремящий(建造番号1005)

2012年2月1日起工/2015年就役予定

・プロヴォールヌイПроворный(建造番号1006)
2013年7月25日起工予定/2016年就役予定

ロシア太平洋艦隊艦船は「抜き打ち演習」を終えて基地へ戻った

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
11時28分 2013年7月22日
【太平洋艦隊艦船は演習後に基地へ戻った】
ウラジオストク、7月22日-ロシア通信社ノーボスチ、アナトリー・イリューホフ

太平洋艦隊艦船は東方軍管区の各軍及び各部隊の戦闘準備態勢の抜き打ち点検を完了し、月曜日に彼らの駐留場所へ戻った。
ロシア通信社ノーボスチ太平洋艦隊の代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。

「演習に参加したグループは、親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフ、アドミラル・ヴィノグラードフ、大型揚陸艦オスリャブヤ、ニコライ・ヴィルコフ、駆逐艦ブイストルイ、小型ロケット艦、小型対潜艦、ロケット艇、保障船で構成されていました」
対談者は話した。

彼によると、太平洋艦隊異種戦力グループの艦船は演習中に約50以上の戦闘演習を完了し、オホーツク海で約30回の空中目標及び水上目標へのミサイル及び砲射撃を実施した。
この内11回の発射は、事前準備無しで行なわれた。

「異種戦力艦船グループは、仮想敵の潜水艦を捜索しました。
偵察活動は捜索-打撃艦船グループにより、艦底下降式及び曳航式水中音響ステーションを使用して実行されました。
演習には、海洋航空隊、沿岸ロケット砲部隊、海軍歩兵、救助部隊、太平洋艦隊の補給物資供給センターが関わりました」
マルトフ
は話した。

彼は、演習中、カムチャツカ及び沿海地方海軍歩兵部隊サハリン島の無防備の海岸への海洋上陸作戦を成功裏に実施したと付け加えた。
艦隊は、様々な難易度の約50回の戦闘演習を実行した。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【東方軍管区の各軍の点検】

今回のロシア東方軍管区抜き打ち演習に関する記事の纏めです。


『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2013年7月22日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

7月19日午後10時頃から7月20日午前1時頃、以下のロシア海軍艦艇宗谷海峡を西進しました。

スラヴァ級ミサイル巡洋艦011:親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦715:駆逐艦「ブイストルイ」
ウダロイI級ミサイル駆逐艦543:大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
ウダロイI級ミサイル駆逐艦572:大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
グリシャV級小型フリゲート323:小型対潜艦MPK-221
グリシャV級小型フリゲート354:小型対潜艦MPK-64「メチェーリ」
グリシャV級小型フリゲート362:小型対潜艦MPK-17「ウスチ・イリムスク」
タランタルII級ミサイル護衛哨戒艇995:ロケット艇R-79
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇921:ロケット艇R-20
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇924:ロケット艇R-18
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇937:ロケット艇R-19
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇940:ロケット艇R-14
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇978:ロケット艇R-11
ロプチャーI級戦車揚陸艦066:大型揚陸艦「オスリャブヤ」
アリゲーターIV級戦車揚陸艦081:大型揚陸艦「ニコライ・ヴィルコフ」
ドゥブナ級補給艦:中型海洋給油船「イルクト」
ソニア級沿岸掃海艇553:基地掃海艇BT-245
ソニア級沿岸掃海艇593:基地掃海艇BT-215
フィニク級測量艦1
ゴーリン級航洋曳船:救助曳船SB-522
ソルム級航洋曳船:海洋曳船MB-99


言うまでも無く、今回の「抜き打ち演習」に参加したロシア太平洋艦隊所属艦艇です。
これらの艦艇が、本日(7月22日)までに各駐留基地(ウラジオストク及びその周辺)へ戻ったという事です。


7月12日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、ロシア連邦軍東方軍管区(Восточный Военный Округ)の抜き打ち演習を命じました。

「抜き打ち演習」を命じられたロシア太平洋艦隊の艦船グループは急遽出港し、7月14日までに演習指定海域のオホーツク海へ入りました。
[ロシア太平洋艦隊は「抜き打ち演習」を行なう]

7月15日には対潜訓練及び対機雷訓練が行われました。
[ロシア太平洋艦隊艦船グループはオホーツク海で潜水艦探知訓練を行なう]

『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
2013年7月16日配信
【太平洋艦隊のロケット艇は、機雷の捜索-破壊の為の戦闘訓練演習を実施した】
ロケット艇P-11、P-14、P-79は搭載砲を用いて機雷を破壊しました。

7月16日には、対空射撃訓練が実施されました。
[ロシア太平洋艦隊水上艦はオホーツク海で砲撃訓練を行なった]

同じ7月16日には抜き打ち演習に参加していた小型給油船日本海北朝鮮の船を救助しました。
[ロシア太平洋艦隊の小型給油船は北朝鮮の船を救助した]

演習はカムチャツカ半島太平洋艦隊基地でも行なわれました。
[ロシア太平洋艦隊のフロッグマンは対水中工作訓練を行なった]

ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフ、ノヴォロシースク入港(2013年6月末-7月初頭)

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『黒海ニュース』より
【ロシア地中海戦隊旗艦-太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が黒海に現れた】
2013年7月18日

地中海へ派遣されているロシア太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、6月30日に黒海沿岸のノヴォロシースク海軍基地へ入港していたとの事です。

イーゴリ・トルガチキン氏のサイトより
【ロシア海軍大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」】

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は6月30日から7月4日までノヴォロシースクに居たとの事です。


[ ロシア太平洋艦隊地中海遠征(2013年3月~)]

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を中核とする太平洋艦隊艦船支隊は、2013年3月19日にウラジオストクを出港し、5月15日に地中海へ入りました。

6月1日よりロシア海軍地中海連合作戦部隊が正式に発足し、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が旗艦になりました。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]
[ロシア海軍地中海作戦部隊は約10隻の艦で構成される]
[ロシア海軍の地中海における存在は「武力による脅し」では無い]

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、6月19日にキプロスリマソールへ寄港しています。
[ロシア太平洋艦隊艦船は再びキプロス島を訪れた]

その後の動向が公式発表される事は有りませんでしたが、リマソールを出港した後、おそらくは乗員の休養のために黒海沿岸のノヴォロシースクへ向かったようです。
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以前にはロシア海軍北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊から派遣された艦船が地中海で行動していましたが、現在、地中海に展開する黒海艦隊以外のロシア海軍艦船は、この6隻程度のようです。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海連合部隊の指揮下で行動しています。

[太平洋艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
救助曳船「フォーチィ・クリロフ」
中型海洋給油船「ペチェンガ」

[バルト艦隊艦船支隊]
大型揚陸艦「カリーニングラード」
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」


バルト艦隊からは警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船、救助曳船も派遣されていましたが、こちらはバルチースクへ戻っており、大型揚陸艦2隻が地中海に残留しています。
[バルト艦隊艦船部隊は地中海から戻ってきた]

北方艦隊からは大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」が派遣されていましたが、同艦は大西洋へ向かいました。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは大西洋で救助訓練を行なう]

この他、黒海艦隊大型揚陸艦が交代で地中海へ派遣されています。

ロシア太平洋艦隊は2014年から新造艦を受け取る

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月18日19時25分配信
【太平洋艦隊への新たな艦の大規模な引き渡しは2014年から始まる】
モスクワ、7月18日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア太平洋艦隊への新たな艦の大規模な引き渡しは、ほぼ4分の1世紀の休止後、2014年から始まる。
木曜日、太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴャキャンツ中将は発表した。

「太平洋艦隊は、2014年から充分な規模の新たな機器、新たな艦の納入を始めます」
アヴャキャンツテレビ局『ロシア24』の生放送でこう話し、艦隊が最後に艦を受領したのは1991年だった事を想い起した。

以前から(ロシア)国防省幹部は繰り返し表明している。
太平洋艦隊には2隻のヘリコプター空母「ミストラル」型が駐留し、その1隻目は2014年に軍備採用されなければならないと。
しかし6月末、ラジオ局「エコー・モスクワ」の生放送でロシア国防相代理ユーリー・ボリソフは、ヘリコプター空母の駐留に関する質問に対する直接の回答を避けた。

更に、新たな原子力潜水艦「ボレイ」型は、北方艦隊並びに太平洋艦隊へ引き渡されると報じられている。
7月初頭、「セヴマシュ」のトップであるミハイル・ブドニチェンコは、3隻の原子力潜水艦(2隻の「ボレイ」と1隻の多用途原子力潜水艦「ヤーセン」型)を納入する為の計画は今年中に実施されると表明した。


太平洋艦隊司令官アヴァキャンツ中将は、1991年以降、太平洋艦隊が新造艦を受け取っていないと述べていますが、これは大型水上戦闘艦を指しています。
アヴァキャンツ提督がいう所の「1991年に受領した最後の艦」というのは、おそらく大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」の事でしょう。
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原子力潜水艦も含めれば、1996年末にロシア海軍へ引き渡され、1998年に太平洋艦隊へ編入された原子力水中巡洋艦K-150「トムスク」が有ります。
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ロシア海軍向けのヘリコプター揚陸ドック艦「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、フランスサンナゼール造船所ロシアバルト工場で分割建造されていましたが、バルト工場で建造された艦後部は2013年6月末に進水し、7月初頭にフランスへの曳航が開始されました。
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[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部は進水した]
「ウラジオストク」は2014年にロシア海軍へ引き渡され、太平洋艦隊へ配備されます。

2番艦「セヴァストーポリ」も起工されています。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦が起工された]
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦の後部はバルト工場で起工された]
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリは2014年10月に結合され進水する]

2014年には新世代のプロジェクト955原子力ロケット水中巡洋艦「ボレイ」級太平洋艦隊へ配備される予定であり、現在、インフラ整備が進められています。
[2014年にロシア太平洋艦隊へ新世代戦略原潜ボレイ級が配備される]
[ボレイ級戦略原潜2番艦と3番艦は太平洋艦隊へ配備される]
[新世代戦略原潜ボレイ級の為のインフラ整備はカムチャツカ半島で進められている]

この他、今回の記事では触れられていませんが、太平洋艦隊向けに新世代コルベット2隻が建造されています。
その1隻目となる「ソヴェルシェンヌイ」は建造工事が遅延しており、就役は早くても2014年になるようです。
[ロシア太平洋艦隊の為の新型コルベットの建造は遅延する]

むろん、ロシア太平洋艦隊向けの新造艦は、これだけで終わりではありません。
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その先には、新世代フリゲート・プロジェクト22350新世代多用途原潜プロジェクト885「ヤーセン」などが控えています。
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そして更に先には、将来原子力嚮導駆逐艦将来(原子力)航空母艦が・・・

有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた

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公開株式会社「軍事産業企業体・科学生産合同『機械製造』」公式サイトより
2013年7月19日
【無敵の武器】

7月19日-公開株式会社「軍事産業企業体・科学生産合同『機械製造』」が開発した対艦ミサイル複合体「グラニート」は軍備採用30周年を迎える。

戦後(註:大祖国戦争後)に始まった対立において、我が国への主な脅威は、世界の大洋国家よりもたらされた。
陸上ならば、我々の国は軍事的にアメリカ合衆国NATOの同盟国、その他の軍事的ブロックに劣る事は無かったが、彼等の海洋における優位は絶対的なものだった。

例えば、1968年には、アメリカの新世代原子力攻撃航空母艦の1番艦CVN-68「ニミッツ」が起工された。
これは、同クラス艦の大規模なシリーズの創始者であった。
前任者と比較すると、 「ニミッツ」は、より高い生存性と強化された打撃力を有していた。

新たな迎撃機(註:艦上戦闘機F-14トムキャット)は艦上遠距離電波位置特定探知航空機(註:艦上早期警戒機E-2Cホークアイ)と連携し、同時に数十機の航空機及び有翼ミサイルを追跡する能力を有しており、
様々な高度(超低空を含む)で飛行し、300kmの距離で戦闘迎撃機を誘導する事が出来た。
アメリカ合衆国海軍空母連合部隊の対空並びに対ミサイル防衛境界線はかなり増大し、450-500kmに達した。
その結果、ソヴィエトの「空母キラー」原子力有翼ミサイル潜水艦プロジェクト675の能力では、グループの撃破を保障するには不十分となった。

かなりの大威力かつ「遠距離」で水中から発射され、水面下からの艦への照準打撃を保障し、選択した目標を長距離で破壊できるミサイル複合体を新たに作成する必要が生じた。
共産党中央委員会及びソヴィエト社会主義共和国連邦閣僚会議の決議第539-186号に従い、1969年7月10日、遠距離で行動し、新たなロケット原子力潜水艦及びロケット巡洋艦の兵装となる対艦ミサイル複合体「グラニート」の開発が始まった。

開発の本質は、超音速長距離対艦有翼ミサイルによる強力な打撃原子力潜水艦グループの作成にあった。
そのような「マシン」は、科学生産合同『機械製造』「グラニート」ミサイルのチームにより作成された。
設計チームの計画では、ミサイル水上艦潜水艦で使用できるようにした。

高い飛行性能のみならず、電子電波対策からの保護、トップによる誘導は、「グラニート」ミサイルの安定したユニークな戦闘能力の保持を可能とする。
ミサイルの主な利点は、独創的な目標への指向方法を実現した事にある。
それは、科学生産合同『機械製造』の豊富な経験を具現化して開発された人工知能電子システムにより、単一の艦に対して1基のミサイル、或いは指定された艦に対する一斉射撃行動を可能とする。
これは、全てに卓越したロシア兵器の戦術能力により明らかにされている。

ミサイル自身が分配し、目標の重要度に応じて分類を行ない、攻撃戦術を選択し、計画を実施する。
エラーを避ける為、ミサイルの機内コンピュータには、最新クラスの艦の電子データがインプットされており、マニューバーを選択し、指定目標へ打撃を与える。
また、機体には純粋な戦術情報、例えば、指示された艦のタイプが有り、ミサイルは、それ-船団、航空母艦、揚陸グループ-を前にして、何を攻撃するのかを決定することが出来、その構成中の主要目標を攻撃する。

また、機内コンピュータのデータは、敵の電子戦手段に対抗する為、目標からのミサイルへの干渉を逸らせ、対空防衛手段の射撃を回避する戦術的方法を取ることが出来る。

ミサイルは発射後、どの目標を攻撃するのか、どのような機動を行なう必要が有るのかを、定められた数学的算法プログラムに従い、自身で決定する。
ミサイルは、攻撃対象と、その対ミサイル兵器に対抗する手段を有している。
艦船グループの主要目標を破壊した後、残りのミサイルの攻撃は、他の艦へ向けられ、撃退される可能性が有る場合は同一目標に対し2基のミサイルが向けられる。

長期間かつ広範囲の試験後、1983年7月19日付の共産党中央委員会及びソヴィエト社会主義共和国連邦閣僚会議の決議第686-214号により、複合体「グラニート」は、新世代の原子力潜水艦プロジェクト949/949A重原子力ロケット巡洋艦プロジェクト1144/11442、重航空巡洋艦プロジェクト11435の為に軍備採用された。

今日、公開株式会社「軍事産業企業体・科学生産合同『機械製造』」は、高性能ミサイル「グラニート」の就役期間全体を通じて支援プログラムを実行している。
「グラニート」ミサイルの設計で実行された戦術的解決策は、既に新型の対艦ミサイルの開発作成の基礎を形成している。




記事中でも触れられていますが、有翼ミサイル「グラニート」は、ロシア海軍の以下のタイプの艦に装備されています。

プロジェクト949A原子力水中巡洋艦
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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦
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プロジェクト11435重航空巡洋艦
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2012年には、北方艦隊太平洋艦隊プロジェクト949A原潜「グラニート」を発射しています。
[バレンツ海で対艦ミサイル発射訓練が行なわれた]
[オホーツク海で対艦ミサイル発射訓練が行なわれた]

2012年9月27日にバレンツ海で実施された「グラニート」発射訓練においては、2発のミサイルが400km離れた水上目標へ命中しています。

以前、有翼ミサイル「グラニート」は、ソ連邦時代に実用化されたグローバル海洋偵察誘導衛星システム「レゲンダ」(МКРЦ "Легенда")により目標に関する情報を得、目標へ誘導されると言われていました。
「レゲンダ」は、2種類の偵察衛星US-P(太陽電池)及びUS-A(原子炉)で構成されていました。

しかし、現在、「レゲンダ」は稼働していません。
最後のUS-A衛星が打ち上げられたのは1988年3月14日、最後のUS-P衛星打ち上げは2006年6月25日に実施されるも失敗、打ち上げに成功した最後のUS-P衛星は2006年4月に稼働停止しています。

にも拘らず400km先の目標へミサイルを命中させているわけですから、少なくとも現在、「グラニート」「レゲンダ」を使用せずに目標に関する情報を取得し、目標へと誘導されている事になります。

因みに、今回の記事では、「レゲンダ」には一言も触れられていません。
(「レゲンダ」システムを構成する偵察衛星も『機械製造』(旧第52設計局)により開発されているのですが・・・)


将来的には、「グラニート」を装備する艦は、新型有翼ミサイルへ換装される予定です。
[ロシア海軍の戦略非核戦力は多用途原潜と原子力巡洋艦から成る]
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年にロシア海軍へ復帰する]
[太平洋艦隊のオスカーII級原潜3隻は2020年までに近代化される]

それまで「グラニート」は現役に留まります。
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ロケット巡洋艦モスクワは大西洋で有翼ミサイル「ヴルカーン」を発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2013年7月18日14時04分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は大西洋で有翼ミサイルの水上目標への発射を実施した】

ロシア海軍艦隊間艦船支隊の旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は主要複合体の模擬水上目標へのミサイル発射を大西洋において実施した。

有翼ミサイルは目標に命中した。
この結果を客観的に検査する為、艦載ヘリコプターKa-27PSが関わり、乗員は射撃任務が成功裏に解決された事を確認した。

任務遂行中の支隊艦船の組織的対空防衛の為、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は更に空中目標へ高射ミサイル複合体「オサ」及び艦載砲の発射を実施した。

海軍艦隊間艦船支隊には親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」、保障船が含まれており、大洋ゾーンでの任務遂行を継続する。




[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月~)]

ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊は7月17日に大西洋上で形成されました。
[ロシア海軍艦隊合同グループが大西洋で形成された]

[ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」(バルト艦隊)


ただし、現時点で海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」は未だ支隊に加わっていないようです。

記事中では名前は出ていませんが、「モスクワ」が発射した有翼ミサイル「ヴルカーン」です。
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[長距離対艦ミサイル複合体バザリト/ヴルカン]

大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは大西洋で救助訓練を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月18日12時26分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は大西洋で救助活動を仕上げる】
モスクワ、7月18日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」乗組員は、黒海艦隊及びバルト艦隊支援船と合同で大西洋における救助活動を仕上げる。
木曜日、西方軍管区下の北方艦隊の広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガ1等海佐は記者団に伝えた。

ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊は同海域で任務を遂行する為に大西洋で形成された。
それは、黒海艦隊旗艦の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」黒海艦隊大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」が含まれている。
今後、支隊にはバルト艦隊海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」が参加する。

「大西洋横断移動段階において大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ乗組員は、航海中に実施する一連の演習において、黒海艦隊及びバルト艦隊の支援船と連携し、更には艦載航空隊の能力も活用する海洋救助活動を行なう予定です」
セルガ
は話した。

「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは黒海艦隊の巡洋艦モスクワと共同で既に支隊艦船の組織的対潜及び対空防衛の為の一連の任務、更には、支隊を構成する艦船の連携機動の要素を果たしております」
セルガ
は指摘した。
「大型対潜艦の乗組員は、更に、艦のダメージコントロール及び航行中の暴風条件下での乗員の行動の為の複合訓練を実施します」
北方艦隊
の代理人は指摘した。

北方艦隊将兵は大西洋横断移動の豊富な経験を有している事をセルガは想い起した。
北方艦隊の艦船は再三にわたりアメリカ合衆国の港への寄港を行ない、ベネズエラ、パナマ、キューバの港を訪問した。
最新の大西洋横断移動は、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」及び大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」で構成される北方艦隊艦船支隊により2009年に実施された。


[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月~)]

記事中で触れられていますが、ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊は7月17日に大西洋上で形成されました。
[ロシア海軍艦隊合同グループが大西洋で形成された]

[ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」(バルト艦隊)


ただし、現時点で海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」は未だ支隊に加わっていないようです。

今回の記事は、海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」が支隊へ合流した後に大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」が海洋救助訓練を行なうという事です。

記事末尾で触れられていますが、北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」及び大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」は2008年末にカリブ海へ行っています。
[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]

大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、ソヴィエト海軍時代の1988年11月3日-7日にもキューバハバナ港を訪問しています。
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ロシア太平洋艦隊のフロッグマンは対水中工作訓練を行なった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月18日10時07分配信
【太平洋艦隊の戦闘泳者(フロッグマン)は水中工作員を無力化した】
モスクワ、7月18日-ロシア通信社ノーボスチ

東方軍管区の大規模点検の枠組みにおいて、太平洋艦隊戦闘泳者(フロッグマン)は、水中工作員原子力潜水艦を破壊する事を許さなかった。
木曜日、同管区(太平洋艦隊)の広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐は発表した。

「マキシム・シンケヴィチ2等海佐が指揮する戦闘泳者支隊は水中破壊部隊及び手段と戦う為の訓練中に水中工作員の捜索を実施し、更には、潜水艦の水中部分及びスクリュー推進器グループの検査を行ない、爆発物及び損傷を取り除きました」
マルトフ
は話した。

彼によると、原子力水中巡洋艦の駐留エリアであるクラシェニーンニコフ湾水域において待ち伏せていた支隊は、水中工作員部隊への予防擲弾攻撃を実施した。

ヴィリュチンスクは、ロシア太平洋艦隊の駐留地点である。
2008年以降は、太平洋艦隊原子力魚雷潜水艦及び原子力弾道ミサイル潜水艦の唯一の駐留場所となっている。
冷戦時代には、基地に存在するソヴィエト潜水艦の隻数が多かったが故に、アメリカ沿岸まで航行しており、アメリカ人ヴィリュチンスク「スズメバチの巣」と呼んだ。

ソヴィエト連邦解体後初めてのロシア軍の一連の抜き打ち査察は、今年の冬から始まった。
この間、中央軍管区及び南方軍管区、空挺軍、軍事輸送航空隊、海軍の各部隊の戦闘即応状態が統帥部により評価され、参謀本部総長ワレーリー・ゲラシモフ上級大将によると、システムの一連の問題点が明らかにされた。
もう1つの大規模点検は、東方軍管区及び中央軍管区で行なわれた。
それは、7月13日に最高司令官の命令で開始され、7月20日に終了する。
それは16万人以上の軍人と、70隻の艦船が関わっている。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【東方軍管区の各軍の点検】

今回のロシア東方軍管区抜き打ち演習に関する記事の纏めです。


7月12日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、ロシア連邦軍東方軍管区(Восточный Военный Округ)の抜き打ち演習を命じました。

「抜き打ち演習」を命じられたロシア太平洋艦隊の艦船グループは急遽出港し、7月14日までに演習指定海域のオホーツク海へ入りました。
[ロシア太平洋艦隊は「抜き打ち演習」を行なう]

7月15日には対潜訓練及び対機雷訓練が行われました。
[ロシア太平洋艦隊艦船グループはオホーツク海で潜水艦探知訓練を行なう]

『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
2013年7月16日配信
【太平洋艦隊のロケット艇は、機雷の捜索-破壊の為の戦闘訓練演習を実施した】
ロケット艇P-11、P-14、P-79は搭載砲を用いて機雷を破壊しました。

7月16日には、対空射撃訓練が実施されました。
[ロシア太平洋艦隊水上艦はオホーツク海で砲撃訓練を行なった]

同じ7月16日には抜き打ち演習に参加していた小型給油船日本海北朝鮮の船を救助しました。
[ロシア太平洋艦隊の小型給油船は北朝鮮の船を救助した]

そして本日(7月18日)には、カムチャツカ半島ロシア太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクで対水中工作訓練が行なわれました。

現在、ヴィリュチンスク基地には、この3タイプの原子力潜水艦が配備されています。
プロジェクト667BDR原子力戦略用途水中巡洋艦(デルタIII級)
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プロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級)
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プロジェクト971原子力巡洋潜水艦(アクラ級)

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2014年には新世代のプロジェクト955原子力ロケット水中巡洋艦「ボレイ」級が配備される予定であり、現在、インフラ整備が進められています。
[2014年にロシア太平洋艦隊へ新世代戦略原潜ボレイ級が配備される]
[ボレイ級戦略原潜2番艦と3番艦は太平洋艦隊へ配備される]
[新世代戦略原潜ボレイ級の為のインフラ整備はカムチャツカ半島で進められている]

ロシア海軍艦隊合同グループが大西洋で形成された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月17日14時08分配信
【ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊は大西洋で形成された】
モスクワ、7月17日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊は、同エリアでの任務遂行の為に大西洋で形成された。
水曜日、黒海艦隊情報供給部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は記者団に伝えた。

「本日、大西洋において、同エリアで任務を遂行する為の艦隊間戦闘艦船支隊が形成されました。
それには、黒海艦隊旗艦の親衛ロケット巡洋艦モスクワ、北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ、黒海艦隊の大型海洋給油船イワン・ブブノフが含まれています。
今後、同支隊にはバルト艦隊の海洋曳船エフゲニー・ホロフが参加します」
トルハチェフ
は話した。

艦船の合同航海の初日には連携機動の要素を仕上げ、支隊艦船の通信、組織的対空防衛、非対称的脅威への反撃を含む一連の演習と訓練が行なわれると彼は付け加えた。


[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月~)]

「イワン・ブブノフ」は、7月2日にセヴァストーポリを出港しました。
[黒海艦隊の給油船イワン・ブブノフは遠距離航海へ出発した]

7月3日には「モスクワ」セヴァストーポリを出港しました。
[ロシア海軍合同グループは大西洋・カリブ海遠征へ向かう]

「モスクワ」は7月12日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ入る]

5月11日にセヴェロモルスクを出航して地中海へ行っていた大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は7月15日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフはジブラルタル海峡を通過した]


そして7月17日、これらの艦は大西洋上で合流しました。

今回の記事によると、「モスクワ」を筆頭とするロシア海軍合同グループは、この4隻で構成されます。

[ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」(バルト艦隊)


バルト艦隊海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」は、3月17日に警備艦「ネウストラシムイ」と共にアデン湾へ向かっています。
[フリゲート「ネウストラシムイ」はアデン湾へ向かった]

しかし今回の記事によれば、現在、「エフゲニー・ホロフ」アデン湾から戻り、大西洋に居るようです。

デルタIV級戦略原潜ブリャンスクは3ヶ月間の海洋任務を終えて基地へ戻った

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月17日12時45分配信
【原子力潜水艦「ブリャンスク」は3ヶ月間の航海からムルマンスクの基地へ戻った】
モスクワ、7月17日-ロシア通信社ノーボスチ

原子力潜水艦「ブリャンスク」は3ヶ月間に渡る戦闘任務を成功裏に終えてガジエヴォ基地へ戻ってきた。
水曜日、北方艦隊広報サービス・情報管理部長ワジム・セルガ1等海佐は記者団に伝えた。

「北方艦隊の戦略用途ロケット水中巡洋艦ブリャンスクは遠距離航海任務を成功裏に遂行し、基地へ戻りました。
戦略用途ロケット水中巡洋艦ブリャンスクの遠距離航海は、2013年の北方艦隊潜水艦乗員の最も長期に渡る航海の1つです。
約3ヶ月間に渡りロケット水中巡洋艦はアレクサンドル・マルコフ1等海佐の指揮の下、浮上する事無く潜航状態のまま、様々な世界の大洋エリアにおいて与えられた任務を遂行しました」
セルガ
は話した。

ロケット水中巡洋艦の艦長は一連の水中遠距離航海の結果について報告し、国家からの褒賞及びロシア国防省からの勲章が与えられたと北方艦隊の代理人は指摘した。

「ガジエヴォ駐屯地で北方艦隊の潜水艦乗員は、赤旗北方艦隊潜水艦部隊司令官、親類及び友人に出迎えられました。
北方艦隊潜水艦部隊司令官でロシア連邦英雄のアレクサンドル・モイセーエフ少将は、大祖国戦争時以来、北方艦隊潜水艦乗員が確立した伝統に則り、与えられた任務を成功裏に果たした乗組員を祝福し、潜水艦の艦長は子豚の丸焼きを贈られました」
セルガ
は話した。

戦略用途ロケット水中巡洋艦「ブリャンスク」(プロジェクト667BDRM)と他の同型のロケット艦は、ロシア海洋戦略核戦力の基礎である。
同プロジェクト艦の兵装は16基の弾道ミサイル「シネーワ」である。
2008年、戦略用途ロケット水中巡洋艦「ブリャンスク」は修理及び近代化の後に北方艦隊へ復帰した。


プロジェクト667BDRM戦略用途ロケット水中巡洋艦K-117は1985年4月20日にセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所で起工されました。
1988年2月8日に進水し、同年10月6日に就役しました。

1998年1月27日、「ブリャンスク」と命名されました。

2002年8月10日、修理及び近代化の為、セヴェロドヴィンスク艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」へ到着しました。

2007年末までに近代化は終了し、2008年初頭に艦隊へ復帰しました。
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[デルタVI型戦略原潜「ブリャンスク」は、近代化改装後のテスト航海を終えた]
[デルタVI型戦略原潜「ブリャンスク」、復帰(イタルタス)]

2009年には2度に渡り弾道ミサイル発射試験を行ないました。
[デルタIV型原潜、再び弾道ミサイル「シネーワ」発射]
[デルタIV級原潜「ブリャンスク」、弾道ミサイル発射]

2010年10月28日にも弾道ミサイルを発射しています。

今回の「3ヶ月間に渡る戦闘任務(浮上せずに潜航状態のまま)」の詳細は明らかにされていませんが、戦略パトロール任務以外には考えられません。
おそらくは、潜航状態のまま北極海戦略パトロールを行なっていたのでしょう。
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艦上戦闘機MiG-29KUBは新ニートカで試験を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月16日17時23分配信
【MiG-29KUBは2週間に渡りクバンのシミュレーター「ニートカ」で試験を行なう】
モスクワ、7月16日-ロシア通信社ノーボスチ

火曜日、航空機MiG-29K(KUB)は、ロシアで建設中の航空母艦の甲板への着艦をシミュレートするシミュレーター「ニートカ」(エイスク、クラスノダール地方)からの最初の練習訓練飛行を行なった。
ロシア通信社ノーボスチは、南方軍管区の代理人より伝えられた。

彼は、航空機Su-25UTG艦上航空シミュレーターからの最初の飛行試験を実施したという複数のメディアの報道にコメントした。

「本日(7月16日)、MiG-29KUBは2回の飛行試験を実施し、この間に航空機は航空母艦の甲板への着艦シミュレートを行ないました。
フライトは2週間に渡り継続されます。
約10回の発着が行なわれます」

対談者は話した。

彼は、フライトの主な目的が甲板シミュレーター光学機器装置の点検である事を強調した。
特に、複合体「サトゥルン」、「ルナ-37」、MTK-201の評価が行なわれる。
試験飛行は、ロシア航空機製造組合「ミグ」の飛行士により実施され、南方軍管区は、試験の為の空中スペースのみを提供すると軍管区の代理人は指摘した。

以前、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将は、エイスクロシア製シミュレーターは2013年から2014年の境目に稼働を開始するとロシア通信社ノーボスチへ伝えた。
特殊建設庁長官グリゴリー・ナギンスキーは、2013年9月~10月にロシア製シミュレーターからの航空機の飛行が開始されると表明した。

航空複合体「ニートカ」(НИТКА-航空隊地上試験訓練複合体)は、艦上航空隊飛行士の訓練の為に使用されている。
このシミュレーター(ニートカ)は、艦の飛行甲板と同様のトランポリン台と航空機拘束装置を装備した鋼鉄の飛行場である。
飛行場の大きさは、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」の飛行甲板の大きさに等しい。
ソヴィエト社会主義共和国連邦時代に唯一作成された複合体「ニートカ」は、ノヴォフェドリフカ空港(クリミア半島サキ町近郊)に在る。
ソヴィエト社会主義共和国連邦解体後、複合体ウクライナへ移管された。


記事後半で述べられていますが、ウクライナには航空母艦の飛行甲板を模した発着艦訓練施設「ニートカ」が在ります。
[地上試験・訓練複合体「ニートカ」]
[サキ飛行実験センター(ニートカ)]
[Нитка(ニートカ)~知られざる旧ソ連の蒸気カタパルト開発の経緯~]

ソ連邦解体後はウクライナに接収され、ロシアウクライナと協定を結んで「ニートカ」を使用しています。
2012年8月、改訂された「ニートカ」使用協定にロシア・ウクライナ国防相が署名しました。
[ロシアとウクライナは艦上機訓練施設ニートカ使用協定を改訂した]
この改訂された協定により、第3国の「ニートカ」使用が可能となりました。

その一方、ロシアは、クラスノダール地方エイスク市に新たな「ニートカ」を建設しています。
[ロシアは、2010年に空母パイロット訓練センターの建設を開始する]

今回の記事でも触れられていますが、以前、新「ニートカ」は2013年秋に航空機の受け入れ準備が整うと報じられました。
[ロシア海軍の新ニートカ(空母発着訓練施設)は2013年秋から使用可能となる]

ロシア海軍総司令官チルコフ提督は、新「ニートカ」は2013年末か2014年初頭に稼働開始すると述べています。
[ロシア海軍の新ニートカは2014年初頭に稼働開始する]

ウクライナ国防省によると、ロシア海軍航空隊は2013年にサキ飛行場「ニートカ」を使用する予定は無いとの事です。
[ロシアは2013年にウクライナのニートカを使用しない]

記事中で触れられていますが、『インタファクス』を筆頭に複数のロシアメディア艦上練習機Su-25UTGエイスク新「ニートカ」で試験を行なったと報じました。
『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
2013年7月17日配信
【ロシア製の艦上シミュレーターから初めて航空機が飛行した】

今年7月、Su-25UTGエイスクに居た事は確かです。
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しかし今回の記事に登場する「南方軍管区の代理人」は、Su-25UTG新「ニートカ」で試験を実施したとは一言も言っていません。

記事中では「光学機器装置」の点検と書かれているので、光学式着艦誘導装置の試験が行なわれるようです。

新「ニートカ」で試験飛行を行なう艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは、今年からロシア海軍への量産機の引き渡しが始まります。
[空母アドミラル・クズネツォフは2013年に4機の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受け取る]
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コルベット「ステレグーシチー」は遠距離航海から戻った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦軍西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2013年7月15日18時22分配信
【コルベット「ステレグーシチー」はバルチースクへ戻った】

本日(7月15日)、遠距離航海任務を遂行したコルベット「ステレグーシチー」バルチースク軍港へ入港した。

コルベットは、ネーデルラントロッテルダム港からの移動完了後、バルチースク海軍基地へ到着した。
バルト艦隊の軍艦は、水と食料の在庫を補充する為に(ロッテルダムへ)寄港した。

ロッテルダム-ネーデルラント第2の都市でありヨーロッパ最大の港-訪問は、コルベット「ステレグーシチー」乗組員の為の航海プログラムの最後となった。

「ステレグーシチー」は6月14日にバルチースクを去り、この間にコルベットは7500海里以上を航行した。

バルト艦隊軍艦は6月18日から23日までデン・ヘルダー港(ネーデルラント王国)を非公式訪問し、ロシア海軍将兵はネーデルラント海軍の記念日の祝賀会へ参加した。

同艦の乗組員は更に6月25日から7月2日までフランス海軍大西洋における主要海軍基地であるブレスト市と同海域、フランス北西海岸沖で実施された4ヶ国国際海軍演習「FRUKS-2013」へ参加した。

7月6日から10日までコルベット「ステレグーシチー」ベルギー王国海軍記念日祝賀会へ参加し、非公式訪問の為にゼーブルッヘ港に寄港した。


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コルベット「ステレグーシチー」は6月14日にバルチースクを出港しました。
[コルベット「ステレグーシチー」は露米仏英海軍合同演習FRUKUS-2013に参加する]
[コルベット「ステレグーシチー」はネーデルラントへ向かった]

6月24日、デン・ヘルダーを出港し、フランスブレスト港へ向かいました。
[コルベット「ステレグーシチー」はフランスへ向かった]

6月25日、フランスへ到着し、4ヶ国海軍合同演習「FRUKS-2013」へ参加しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2013年6月25日16時34分配信
【バルト艦隊のコルベット「ステレグーシチー」はフランスのブレスト港へ到着した】

2013年7月2日18時25分配信
【コルベット「ステレグーシチー」は国際演習「FRUKS-2013」への参加を完了した】

2013年7月3日13時09分配信
【バルト艦隊のコルベット「ステレグーシチー」はベルギーへ向かった】

7月6日から10日までベルギーゼーブルッヘ港へ寄港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2013年7月6日10時59分配信
【バルト艦隊のコルベット「ステレグーシチー」はベルギーに到着した】

2013年7月10日14時03分配信
【バルト艦隊のコルベット「ステレグーシチー」はゼーブルッヘ訪問を完了した】

7月11日、ネーデルラントロッテルダムへ寄港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2013年7月11日14時51分配信
【バルト艦隊のコルベット「ステレグーシチー」はロッテルダム港への業務寄港を行なう】

そして7月15日、バルチースクへ帰港しました。


「ステレグーシチー」プロジェクト20380コルベットの1番艦として2007年11月14日にロシア海軍へ引き渡されました。
[新型コルベット「ステレグーシチー」はロシア海軍へ納入された]

2008年2月27日、バルト艦隊へ編入されました。
[ロシア最新鋭ステルス・コルベット「ステレグーシチー」、バルト艦隊編入]

就役以来、「ステレグーシチー」バルト海の中だけで行動していましたが、今回、初めてバルト海の外へ出ました。

ロシア太平洋艦隊の小型給油船は北朝鮮の船を救助した

7月12日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、ロシア連邦軍東方軍管区(Восточный Военный Округ)の抜き打ち演習を命じました。
これを受け、太平洋艦隊の水上艦も急遽出港しました。

そして本日(7月16日)、太平洋艦隊小型給油船は、ナホトカ沖で遭難した北朝鮮船を救助しました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2013年7月16日09時46分配信
【太平洋艦隊将兵は演習中に遭遇した北朝鮮のスクーナー乗組員を救助した】

本日8時15分(ハバロフスク時間)、東方軍管区の戦闘即応体制の抜き打ち点検の枠組みにおいて演習中の太平洋艦隊部隊のグループ艦への物資-機器保障任務を遂行していた保障船は、ナホトカ湾南部(日本海)で航行不能となった北朝鮮スクーナーからの遭難信号を受信した。

スクーナーの漂流海域へ到着した太平洋艦隊保障船VTN-82(船長ゲオルギー・サフォーノフ)は曳航に取り掛かり、現在、ナホトカ港への曳航を実施している。

報告によれば、北朝鮮スクーナーに負傷者は居ない。

スクーナーの船員は医療支援と食事を提供されている。


記事中に登場するVTN-82プロジェクト1844D小型海洋給油船の1隻であり、1984年7月16日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。

[プロジェクト1844D小型海洋給油船]
満載排水量:1127トン
全長:53.77m
幅:9.72m
吃水:3.37m
速力:10ノット
航続距離:10ノットで1500海里
自立行動期間:10日
機関:ディーゼルエンジン1基、600馬力
物資搭載量:ディーゼル燃料500トン
乗員:20名

ロシア太平洋艦隊水上艦はオホーツク海で砲撃訓練を行なった

7月12日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、ロシア連邦軍東方軍管区(Восточный Военный Округ)の抜き打ち演習を命じました。
これを受け、太平洋艦隊の水上艦も急遽出港し、演習指定海域であるオホーツク海へ向かいました。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2013年7月16日04時14分配信
【太平洋艦隊の異種戦力グループの構成艦は空中目標への砲射撃を成功裏に実施した】

7月16日、東方軍管区の戦闘即応体制の抜き打ち点検の枠組みにおいて、太平洋艦隊の異種戦力グループを構成する艦船打撃グループ及び艦船捜索-打撃グループの艦は、オホーツク海の指定海域で空中目標への艦上複合体の砲射撃を成功裏に実施した。

初めに砲射撃を実施したのは親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、駆逐艦「ブイストルイ」、小型対潜艦である。
艦の乗組員は、指示された任務に対処した。

砲射撃の支援には、太平洋艦隊海洋航空隊の航空機Il-38が関わった。

砲射撃の統制と管理は、グループの旗艦である親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」の艦上から実施された。

それと同時に、艦は指定セクトにおける対空防衛並びに対潜防衛の当直実行を継続する。

6つのグループが構成され、行動中であり、現在、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、駆逐艦「ブイストルイ」、大型揚陸艦「オスリャブヤ」、「ニコライ・ヴィルコフ」、小型対潜艦、ロケット艇、保障船が関わっている。


「抜き打ち演習」を命じられたロシア太平洋艦隊の艦船グループは急遽出港し、7月14日までに演習指定海域のオホーツク海へ入りました。
[ロシア太平洋艦隊は「抜き打ち演習」を行なう]

7月15日には対潜訓練が行われました。
[ロシア太平洋艦隊艦船グループはオホーツク海で潜水艦探知訓練を行なう]

そして本日(7月16日)は、対空射撃訓練が実施されました。

記事を読む限り、砲撃訓練を行なったのは以下の艦です。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
駆逐艦「ブイストルイ」
小型対潜艦(「メチェーリ」、「ウスチ・イリムスク」)


これらの艦が、旗艦「ワリャーグ」の統一指揮の元で一斉射撃を実施したようです。


なお、東方軍管区の抜き打ち演習を命じた張本人であるロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、7月16日に演習視察の為、サハリンへ到着しました。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月16日07時30分配信
【プーチンは東方軍管区の軍事演習を視察する】



この抜き打ち演習は日本でも報じられています、が・・・
『時事ドットコム』より
【ソ連崩壊後最大の極東軍事演習=サハリン上陸作戦も-ロシア軍】

記事中で「サハリンへの上陸作戦」と書かれているのは、これを指しています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月14日06時36分配信
【空挺兵はサハリンの不慣れな土地への移動を果たした】

ロシア東方軍管区所属の第83独立空挺強襲旅団は、サハリン「空挺降下作戦」を実施しました。

これを時事通信は、「デサント」Десантという単語を見て「上陸作戦」と勘違いしたわけです。

ロシア語では、空挺部隊の降下も地上部隊の海洋からの上陸「デサント」と呼ばれます。

要するに、何らかの乗り物(飛行機や船など)に乗っている兵士が、その乗り物から別の場所(地上)へ降りるという行為全般を指したものです。

因みに、デサントには「お上りさん」という意味も有ります。
この場合は、地方(田舎)から都会へ降り立った人という事です。