ロシア国防省は太平洋艦隊向けコルベットの建造価格増加に同意した

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『イタルタス』より
2014年2月28日12時21分配信
【ロシア連邦国防省は、海軍の為のコルベット建造契約価格の増加に同意した】
モスクワ、2月28日/イタルタス

ロシア連邦国防省は、係争中の国家防衛発注下の契約における価格の今後の再検討リストからアムール造船工場強調文プロジェクト20380コルベットの建造契約を除外し、造船所から提案された費用の増加に同意した。
本日、軍当局のトップの代理ユーリー・ボリソフテレビ局『ロシア24』の生放送で述べた。

「私共は、いわゆる価格戦争の要因となった個々の活動について確認しており、それについて、我々は既に実行に移していると申し上げます」
彼は話した。

国防相代理は、最近のセルゲイ・ショイグ国防相の極東への出張の際、彼がアムール造船工場を訪れた事を想い起した。
「私共は、以前に締結したコルベット供給契約を見直し、価格の増加へと進みました。
それが証明された時、私共は再検討し、そこへと進みました」

国防相代理は付け加えた。

軍当局の要求により、アムール造船工場は現在2隻のプロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」「グロームキー」を建造し、ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト877「ワルシャワンカ」級の修理と近代化を行なう。
これらの契約の総費用は300億ルーブルを超える。


ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、2006年6月30日にコムソモリスク-ナ-アムーレアムール造船工場で起工されましたが、建造工事は遅延しています。
[ロシア太平洋艦隊の為の新型コルベットの建造は遅延する]

太平洋艦隊向けの2隻目のコルベット「グロームキー」は2012年4月20日に起工されています。
[新世代コルベット「グロームキー」は起工された]

これらのコルベットの建造遅延の原因の1つは、建造価格を巡る造船所と国防省の対立にありました。
[ロシア太平洋艦隊の為の2隻の新型コルベットの建造は価格を巡る問題により遅延する]

極東で建造されているコルベットの各種コンポーネントは、ロシア西部(サンクトペテルブルク付近)から極東まで輸送されます。
[新型コルベット「ソヴェルシェンヌイ」の上部構造物はコムソモリスク-ナ-アムーレに到着した]
[太平洋艦隊の為の新世代コルベットの部品が製造される]

従って、サンクトペテルブルク造船所「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造される同型のプロジェクト20380コルベットに比べ、コンポーネント輸送費用が余分に掛かる事になります。
当然、コルベットの建造費も、その分増える事になり、アムール造船所側にしてみれば、その分の費用を考慮して貰わなければ割に合わないわけです。

今回、ユーリー・ボリソフ国防相代理は、具体的なことには言及していませんが、おそらくは、この辺りの事情を考慮し、建造費用の値上げに同意したのでしょう。

2014年2月中旬にセルゲイ・ショイグ国防相はアムール造船工場を視察し、作業が非効率的であると批判しましたが、その一方で造船所側の要求も聞き入れています。
[コムソモリスクナアムーレ造船所はロシア海軍の為の新世代艦艇を建造する]
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ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは訓練を終えてセヴァストーポリへ帰港した

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年2月28日10時56分配信
【黒海艦隊旗艦はセヴァストーポリへ戻った】

多日に渡る激しい戦闘訓練の後、セルゲイ・トロネフ親衛1等海佐が指揮するロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は母都市へ戻った。

乗組員は、全ての与えられた任務を成功裏に果たした。
船員は、自身の実地技量を向上する良い機会を得た。
特にこれは、若い戦士にとっては重要である。

但し、艦が長期に渡り埠頭に停泊する事は無い
親衛兵は、専門技量の水準を上げる為、再び海へ行く。


親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2013年7月3日にセヴァストーポリを出港し、大西洋・カリブ海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月~)]

キューバ、ニカラグア、ベネズエラを訪問した後、9月10日にはジブラルタル海峡を通過して再び地中海へ入りました。
[親衛ロケット巡洋艦モスクワはジブラルタル海峡を通過して地中海東部へ向かっている]

9月20日からロシア海軍地中海作戦連合部隊の旗艦任務に就きました。
[親衛ロケット巡洋艦モスクワはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる]

11月10日に旗艦任務を北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」へ引き継ぎました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる]

11月16日に母港セヴァストーポリへ戻り、その後、ドック入りしました。
[黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはセヴァストーポリへ戻った]
[ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはドック入りした]

2014年2月初頭、ソチ冬季オリンピック警護の為にセヴァストーポリを出港しました。
[親衛ロケット巡洋艦モスクワと警備艦プイトリーヴイはソチ冬季オリンピックを護る]

その後は戦闘訓練に従事していたようですが、2月28日にセヴァストーポリへ帰港しました。

ただし、近日中に再び出港するようです。

重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第4次輸送船団の護衛を開始する

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テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2014年2月27日13時02分配信
【重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、シリア沿岸での作業の新たな段階に着手した】

化学兵器廃棄作戦の歴史上で第4段階の初期が始まった。
北方艦隊旗艦は、安全保障を提供する。
「ピョートル・ヴェリキー」艦上には、この作戦に参加する全ての艦の統制本部が置かれている。

積み込みはシリアラタキア港で行なわれる。
ここは、内戦で苦しむ同国において、未だ軍事的対決の影響を被っていない数少ない都市の1つである。
港への全ての道路は封鎖され、住民は、積み込みが完了するまで、一時的に自宅から離れないように勧告される。

化学兵器は、デンマーク船アルク・フューチュラに載せて輸送される。
毒性物質のコンテナ自体は、3個存在する事が知られている。
当直に当たるロシア艦及び他国のフリゲートの乗組員の数百メートル先の沿岸での出来事である。
ラタキアでは、これはロシアが武力紛争の停止を企図する重要なステップである事が知られており、評価されている。
ロシア海軍は、ここでは常に歓迎されている。

次の段階の積み込みは、ほぼ4時間に渡って続けられ、日が暮れた時に完了する。
戦闘艦は、輸送船アルク・フューチュラに同行してラタキアを去り、公海へ出る。
同国は、更に1つの有毒物質群を有している。


[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2013年10月22日に遠距離航海へと出発しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは大西洋へ向かった]

10月31日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海へ入った]

11月10日、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」からロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の旗艦任務を引き継ぎました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる]

12月27日、キプロス島南部のリマソールを訪問しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを訪れた]

12月30日、リマソールを出港しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを去った]

2014年1月7日、処分の為、国外へ搬出されるシリア化学兵器を積んだデンマークの貨物船の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団の護衛を開始した]
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団を護衛した]

中国海軍からはフリゲート「ヤンチェン」(塩城)が参加し、「ピョートル・ヴェリキー」と協同で化学兵器輸送船の護衛任務を遂行しました。
[ロシア海軍と中国海軍はシリア化学兵器輸送船護衛の協同作戦を実施した]

1月25日、中国海軍フリゲート「ヤンチェン」と合同演習を行ないました。
[地中海東部でロシア海軍と中国海軍の合同演習が実施される]
[地中海東部でロシア・中国海軍合同演習が始まった]

1月28日、シリアから搬出される化学兵器第2次輸送船団の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第2次輸送船団を護衛する]

2月6日、ロシア連邦ウラジーミル・プーチン大統領中華人民共和国シー・チンピン(習近平)国家主席は、地中海に居る「ピョートル・ヴェリキー」及び「ヤンチェン」と衛星通信で話しました。
[ロシアと中国の指導者は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー及びフリゲート塩城とテレビ電話で話した]

2月10日、第3次シリア化学兵器輸送船団の護衛を終えました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第3次輸送船団を護衛する]

2月12日、再びキプロスリマソール港を訪れました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再びキプロスを訪れた]

2月14日、リマソール港に停泊中の「ピョートル・ヴェリキー」キプロス駐在ロシア大使キプロス国防相が訪れました。
[キプロス国防相は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを訪れた]

ロシアの「祖国防衛者の日」である2月23日にも、「ピョートル・ヴェリキー」シリア化学兵器輸送船団の護衛任務を継続していました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船の護衛を続ける]

そして2月27日、第4次となるシリア化学兵器輸送船団シリアラタキアを出港します。
むろん、「ピョートル・ヴェリキー」は引き続き護衛任務に就きます。
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なお、同じ2月27日、北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」キプロスリマソール港へ入港しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは初めてキプロスを訪問した]

空母アドミラル・クズネツォフは初めてキプロスを訪問した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月27日12時27分配信
【「アドミラル・クズネツォフは初めてキプロスのリマソールの港へ寄港した】
ムルマンスク、2月27日-ロシア通信社ノーボスチ

地中海ロシア海軍艦グループの一員として任務を遂行している重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、リマソール港への業務寄港を行なった。
西方軍管区下の北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。

「外国の港へのロシア艦の停泊中、キプロス共和国大統領ニコス・アナスタシアジス、キプロス共和国国防相フォティス・フォティウ、キプロス共和国海軍司令官キリヤコス・ポガニス大佐の艦上への訪問が計画されています」」
セルガ
は話した。

彼によると、巡洋艦リマソール港への訪問は、ロシアキプロス共和国の国家間協力の歴史上で初めてのロシア航空艦の業務訪問となる。

「リマソール港訪問は、2ヶ月以上に渡る遠距離航海任務を遂行している重航空巡洋艦乗組員にとって最初の外国の港への寄港になります」
艦隊の代理人は付け加えた。

寄港プランでは、必要な基準の物資補充が提供される。
更にロシア人船員は、地元の観光名所を見学し、沿岸で休養する機会を与えられる。

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の遠距離航海は2013年12月17日に始まった。
重航空巡洋艦の航海は、世界の大洋の戦略的に重要な海域におけるロシア海軍艦の常時の存在を再開するというロシア連邦国防省の要請の枠組において実施され、数ヶ月間に渡って続けられる。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]

[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

北方艦隊旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする部隊は、2013年12月17日に遠距離航海へ出発しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海遠征へ出発した]

[北方艦隊航空艦グループ]指揮官ヴィクトル・ソコロフ少将
重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」
大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」
救助曳船「ニコライ・チケル」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
中型海洋給油船「カーマ」


その後、ノルウェー海ヘリコプターの発着訓練を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはノルウェー海でヘリコプターの発着訓練を行なった]

「アドミラル・クズネツォフ」と随伴艦船はノルウェー海サイクロンに遭遇しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはサイクロンの中を通過する]

2014年の新年は北東大西洋(正確にはスコットランド沖)で迎えました。
[空母アドミラル・クズネツォフは大西洋で新年を迎える]
[2013年12月末にブリテン駆逐艦はスコットランド沖で空母アドミラル・クズネツォフを追跡した]

2014年1月初頭、北海において艦上戦闘機Su-33の飛行訓練が行なわれました。
[空母アドミラル・クズネツォフは北海で艦上戦闘機Su-33の飛行訓練を実施した]

1月10日、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは英仏海峡を通過し、ジブラルタル海峡へ向かった]

その後、フランス海軍と合同演習を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ入る前にフランス海軍と合同演習を行なった]

1月15日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ入った]

1月20日、地中海就役(海軍旗初掲揚)23周年の記念日を迎えました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海で就役23周年を迎えた]

同日、航空艦グループ給油船「セルゲイ・オシポフ」は物資補充(現地で購入)の為にアルジェリアアルジェ港へ入港しました。
[給油船セルゲイ・オシポフはアルジェリアへ寄港した]

1月23日、地中海西部の停泊地を抜錨し、東へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海西部を抜錨し、東へ向かった]

翌1月24日、バレアレス諸島南方において艦上戦闘機Su-33の空戦訓練を行ないました。
[空母アドミラル・クズネツォフ艦載機は地中海で空戦訓練を実施する]

1月28日、補給の為にマルタ島南東海域へ投錨しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはマルタ島沖に投錨した]

その後、マルタ島沖を抜錨し、地中海東部へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33はスクランブル当直に就く]

2月6日、給油船「セルゲイ・オシポフ」は、物資補充の為、キプロス島へ入港しました。
[給油船セルゲイ・オシポフはキプロスへ寄港した]

2月10日、地中海東部に到着し、既に2013年11月上旬から地中海で行動中の北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と合流しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは地中海東部で原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと合流した]

その後、キプロス島南西海域で洋上補給を行ない、南東海域へ移動して艦載機の飛行訓練を開始しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはキプロス島南東で艦載機の訓練飛行を行なった]
[空母アドミラル・クズネツォフ航空隊の訓練は続く]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦載機は地中海東部で飛行訓練を継続する]

そして2月27日、キプロスリマソール港を訪れました。
重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、就役以来初のキプロス訪問となります。
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更に付け加えると、今回の遠距離航海において初めての寄港になります。

ロシア太平洋艦隊は2014年にインドネシア、中国、インドと合同演習を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月26日11時37分配信
【太平洋艦隊の艦はロシア連邦、中国、インドネシア沿岸の演習へ参加する】
ウラジオストク、2月26日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊の艦は、今年の春と夏にロシア、中華人民共和国、インドネシア沿岸で実施される3つの主要国際演習の準備を始めた。
ロシア通信社ノーボスチは、太平洋艦隊の代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。

「最近、インドのヴィシャカパトナム港においてロシア及びインドの軍事代表団が参加した会議が開催されました。
周知のように、今年7月にウラジオストク港をインド海軍艦支隊が訪れ、国際対テロ海軍演習インドラ-2014の活動段階がヤポンスキー海で実施されます」

対談者は話した。

彼によると、3回目のロシア-中国演習「海洋協同-2014」の準備は本格的に進められている。
先週、ペキンにおいて、この行動の為の最初の会議が完了した。
太平洋艦隊中華人民共和国海軍の軍事代表団は、演習を(今年)5月末~6月初頭に東シナ海の海域の1つと、(東シナ海)北部空域において実施する事で合意した。
演習中、海上及び空中目標への砲射撃の実施、合同での海上交通路の保護が仕上げられる。

「あと1つ、"KOMODO"と呼ばれる大規模多国籍演習が、インドネシア沿岸で2014年3月に実施されます。
演習は人道援助の方向で進められ、主な課題は、自然災害の結果を排除する為の国際部隊の協同動作への習熟になります。
ロシア側からは、"KOMODO"へ大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフ率いる艦船支隊が参加します」
マルトフ
は指摘した。


"KOMODO"は、インドネシアを初めとするASEAN諸国などが参加する国際海軍演習です。
【多国籍海軍演習"KOMODO"公式サイト】

ロシア海軍からは大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」が参加します。

「マルシャル・シャーポシニコフ」は、昨年12月30日からウラジオストク艦船修理工場のドックへ入渠しています。
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演習は3月に実施されるので、近い内にインドネシアへ向かう事になるでしょう。


ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」は今年5月末-6月初頭に東シナ海で実施されます。
当然ながら、ロシア太平洋艦隊の艦船が中国へ出向く事になります。
[ロシア-中国海軍合同演習は2014年5-6月に東シナ海で実施される]

2012年と2013年に実施された「海洋協同」には、ロシア海軍総司令部から演習統制官(総参謀長代理レオニード・スハーノフ提督)が派遣されています。
そして過去2回の「海洋協同」には、何れもロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」が参加しています。


ロシア・インド合同演習「インドラ」は毎年行なわれていますが、海軍の演習は数年に1度であり(陸上演習は毎年実施)、インド海軍の艦がウラジオストクを訪れ、ヤポンスキー海で行なわれるのは2007年以来です。
(最近はロシア海軍の艦船がインドへ出向いていた)
[ロシア太平洋艦隊はインド海軍と合同演習を行なう]
[ロシア・インド海軍合同演習開始]
[ロシア・インド海軍合同演習「インドラ-2007」]

2012年の「インドラ-2012」は、ロシア太平洋艦隊の艦船がインドへ出向いて実施されています。
[ロシア-インド海軍合同演習「インドラ-2012」は終了した]

ロシア北方艦隊艦上戦闘機隊は近代化改修されたSu-33を受け取った

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年2月26日11時05分配信
【北方艦隊は2機の改修されたSu-33を受領した】

北方艦隊海軍航空隊第279独立艦上戦闘機航空連隊は、ユーリー・A・ガガーリン記念コムソモリスクナアムーレ航空機工場(KnAAZ、公開株式会社「スホーイ商会」支所)で修理及び近代化を受けた2機の艦上戦闘機Su-33を受領した。

改装された航空機は、赤の機体番号85(生産番号08302)及び88(生産番号09301)である。
双方の航空機は、2014年2月21日にコムソモリスクナアムーレからセヴェロモルスクまでペア飛行を行ない、その中間でトルマチェヴォ(ノヴォシビルスク)及びボリショイ・サヴィノ(ペルミ)飛行場に着陸した。

1992年から1997年までに第279連隊は合計してKnAAZで製造された25機のSu-33戦闘機シリーズを受領し、その内の4機が運用中に失われた。

今回、修理後に納入された戦闘機85号及び88号は、最後にリリースされた機体である。
88号機は、最後に引き渡されたSu-33生産機(1997年)である。
航空機88KnAAZにおける修理は2度目になる-以前、この機体は2000年代初頭に修理を受けている。

2013年末までに、KnAAZ第279連隊の他の2機の戦闘機Su-33の修理及び近代化が完了した-赤い機体番号67及び84

2002年から、コムソモリスクナアムーレにおいて合計19機の戦闘機Su-33が修理及び近代化プロセスを経ている(2回実施した2機を含む)。
信頼できる情報によると、現在、第279連隊には14機の飛行可能な戦闘機Su-33が在り、この内の8機(機体番号62、66、68、76、77、78、79、80)が航海中の重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」の艦上に在り、6機(機体番号67、84、85、86、87、88)が同連隊のセヴェロモルスク沿岸飛行場に在る。
これ以外の7機の航空機セヴェロモルスクで保管されている。


「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ名称記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」は、北方艦隊主要基地セヴェロモルスク軍港の南方に位置するセヴェロモルスク-3基地に駐留しています。
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[ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた]

今回の記事によると、現在、第279航空連隊では合計14機のSu-33が飛行可能状態に在り、それ以外に7機が予備機として保管されているとの事です。

[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの地中海遠征に参加]
62号機、66号機、68号機、76号機、77号機、78号機、79号機、80号機

[セヴェロモルスク-3飛行場に残留]
67号機、84号機、85号機、86号機、87号機、88号機


今回の記事では機体番号は出ていませんが、以前の情報と照らし合わせると、予備機として保管されているのは、この7機になります。
60号機、61号機、64号機、71号機、72号機、81号機、83号機

71号機
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Su-33コムソモリスクナアムーレ航空機工場で順次修理及び近代化改修が行なわれており、今月、85号機88号機の近代化改修が完了しました。

85号機
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88号機
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ロシア海軍は新たな艦上戦闘機MiG-29Kを導入しますが、近代化改修されたSu-33は、MiG-29Kと共に今後も運用が継続されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

ロシア海軍の新型哨戒艦(モジュール艦)ワシーリー・ブイコフが起工された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月26日10時49分配信
【哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」はタタールスタンで起工された】
モスクワ、2月26日-ロシア通信社ノーボスチ

哨戒艦のトップ「ワシーリー・ブイコフ」の起工式典はタタールスタンゼレノドリスク造船工場で行なわれ、式典には海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将が出席した。
水曜日、ロシア通信社ノーボスチは、海軍の公式代理人イーゴリ・ディガロ1等海佐より伝えられた。

「この艦は新世代艦であり、モジュール方式を用いて設計、建造されます」
彼は話した。

ディガロは、その(モジュール方式の)おかげで、この艦は短時間で指定任務への再装備が可能であると説明した。
それは、対テロリスト及び海賊対処といった性質の任務を遂行する哨戒艦や、医療支援艦として使用できる。

「2019年までの国家軍備プログラムの枠組において、同プロジェクト艦はロシア海軍の為に6隻が建造される計画であり、その時までに各艦隊の編制へ加入できるでしょう」
海軍の公式代理人は伝えた。


本日(2014年2月26日)起工された「ワシーリー・ブイコフ」は、プロジェクト22160哨戒艦の1番艦です。
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設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国ゼレノドリスク造船所です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】

プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

[プロジェクト22160哨戒艦]
基準排水量:1300t
全長:94m
幅:14m
吃水:3.4m
主機:CODAG、約33500馬力(25000キロワット)
最大速力:30ノット
哨戒速力:16ノット
航続距離:哨戒速力で6000海里
乗員:80名
自立行動期間:60日
兵装:A-220 57mm単装砲×1
高射ミサイル「ギブカ」発射機×1
14.5mm機銃×2
Ka-27ヘリコプター×1


この他、オプションで高射ミサイル「シチーリ-1」有翼ミサイル「カリブル-NKE」の発射機を装備可能です。

「シチーリ-1」57mm砲塔の後ろに装備できます。
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「カリブル」ヘリコプター格納庫の両脇に装備可能です。
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今年2月上旬、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、以前から計画されていた将来水域保護コルベットを中止し、代わりに哨戒艦を建造すると述べています。
[ロシア海軍は新世代水域保護コルベット計画を中止し、新たな哨戒艦を建造する]

今回起工された「ワシーリー・ブイコフ」が、その哨戒艦になるようです。

プロジェクト22160哨戒艦の設計作業は数年前から「北方計画設計局」で進められており(元々は輸出を念頭に置いていた)、中止された将来水域保護コルベットの代わりとして、既に設計案が出来上がっていたプロジェクト22160ロシア海軍へ採用されたという事でしょう。

大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはウラジオストクへ戻った

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年2月25日11時05分配信
【ウラジオストクは戦闘勤務後の艦船支隊を歓迎した】

2月25日、ウラジオストク市第33沿岸艦船埠頭では、アンドレイ・クズネツォフ1等海佐が指揮する太平洋艦隊艦船支隊の為の歓迎式典が開催された。

水上艦接岸広場で大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴャキャンツ中将、艦隊の退役将兵、海軍聖職者の代表、船員の親類と友人の歓迎を受けた。
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海軍の伝統により、艦隊司令官は艦長へ子豚の丸焼きを渡した。
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5ヶ月間に渡った戦闘勤務中に支隊は15000海里以上を航行し、太平洋及びインド洋の様々な気候帯を訪れ、プサン港(大韓民国)、ヤンゴン港(ミャンマー)への寄港を行なった。
マイヅル(ヤポーニヤ)訪問中、太平洋艦隊将兵はヤポーニヤの同僚と合同演習「SAREX」を実施した。

南緯度から、その後、困難な結氷状態下の太平洋北西部において大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」は約30回の砲射撃及び対潜演習を実行した。

支隊は、太平洋艦隊主要基地ウラジオストク市を2013年10月19日に出航した。
アジア-太平洋地域で割り当てられた任務を遂行する為に。
遠距離航海中、艦長アレクセイ・ジョフトノジコ1等海佐が指揮する大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」乗組員は、同艦の(就役)25周年を迎えた。

2008年、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、太平洋艦隊の艦で初めてアデン湾の船舶航行の安全保障を提供する為にソマリア沿岸へ到着した事を想い起して欲しい。
その後、同海域を太平洋艦隊の10個艦船支隊が訪れた。


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2014年2月25日1時02分配信
【太平洋艦隊の艦は5ヶ月間の戦闘勤務の後にウラジオストクへ戻った】


大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」を中核とする太平洋艦隊艦船支隊は、2013年10月19日にウラジオストクを出港し、大韓民国ミャンマーを訪問しました。

[太平洋艦隊インド洋派遣支隊]指揮官アンドレイ・クズネツォフ1等海佐
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
中型海洋給油船「イルクト」
曳船「カラール」

[ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはミャンマーへ行く]
[ロシア太平洋艦隊艦船はエジプトとオマーンとミャンマーを訪れた]

任務を終えてウラジオストクへ戻る途中、ヤポーニヤマイヅルを訪問する事になりました。
[ロシア軍艦は12月16-20日に日本の舞鶴を訪問する]
[ロシア太平洋艦隊艦船支隊は日本の舞鶴を訪れた]
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訪問最終日の12月20日にヤポーニヤ自衛海軍と合同演習を実施する予定でしたが、悪天候の為、1日延期されました。
[ロシア・ヤポーニヤ海軍合同演習は12月21日に延期された]

翌12月21日、合同演習は悪天候下で実施されました。
[ロシア・ヤポーニヤ海軍合同演習は12月21日に実施された]

その後、ウラジオストクへは戻らず、12月25日にラ・ペルーズ海峡を東進し、オホーツク海へ入りました。
『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2013年12月25日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2014年2月22日、津軽海峡を通過し、ヤポンスキー海へ入りました。
[大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは津軽海峡を通過した]


2013年12月末から2014年2月上旬まで「アドミラル・ヴィノグラードフ」が何処で何をしていたのかは一切公表されていませんが、おそらくはカムチャツカ半島ペトロパヴロフスク・カムチャツキーに滞在していたのでしょう。

ロシア-中国海軍合同演習は2014年5-6月に東シナ海で実施される

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『イタルタス』より
2014年2月24日10時49分
【ロシアと中国は5-6月に合同海軍演習を実施する】
モスクワ、2月24日/イタルタス

ロシア-中国合同演習「海洋協同-2014」は、今年5月末~6月初頭に東シナ海で実施される。
本日、イタルタスは、東方軍管区広報サービス部長アレクサンドル・ゴルデーエフより伝えられた。

「ペキンにおいて、演習実施の為の最初の会議が完了しました。
太平洋艦隊及び中華人民共和国海軍の軍事代表団は、"海洋協同-2014"を5月末-6月初頭に東シナ海の海域の1つと、(東シナ海)北部空域において実施する事で合意しました」

彼は話した。

演習中、海上及び空中目標への砲射撃の実施、合同での海上交通路の保護が仕上げられるとゴルデーエフは付け加えた。

「"海洋協同"実施の為、太平洋艦隊及び中華人民共和国海軍の水上戦闘艦及び補助艦、保障船、艦載ヘリコプターの参加が計画されています」
広報サービス部長は付け加え、この活動の為の最終会議が4月に開催される事を明らかにした。


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ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同」は2012年と2013年に実施されています。

「海洋協同-2012」:2012年4月下旬に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

「海洋協同-2013」:2013年7月上旬にピョートル大帝湾で実施
[ロシア・中国海軍合同演習は7月初頭にウラジオストク沖で実施される]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」が始まった]
[ロシア・中国海軍は海賊対処訓練を行なった]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」最終日に砲撃訓練が実施される]

ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、「海洋協同-2012」「海洋協同-2013」の両方に参加しました。
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双方の演習とも陸上に合同演習司令部が設けられ、ロシア側統制官は海軍総参謀長代理レオニード・スハーノフ提督が務めました。
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今年の「海洋協同-2014」東シナ海で実施されるので、ロシア太平洋艦隊の艦船が中国へ出向く事になります。

2012年の「海洋協同-2012」ではチンタオ(青島)港へ寄港しましたが、今回も同様でしょうか。

ただ、2012年と異なるのは、現在、チンタオ港の南西に位置するシアンツィーメン(湘子門)には、航空母艦「リャオニン」(遼寧)が駐留している点です。
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言うまでも無く「リャオニン」は、元々は旧ソヴィエト連邦プロジェクト11436重航空巡洋艦「ワリャーグ」でした。

大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは津軽海峡を通過した

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『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2014年2月24日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2月22日午後4時、ロシア海軍ウダロイI級ミサイル駆逐艦1隻、アルタイ改級補給艦1隻、ネフテガズ級航洋曳船1隻が津軽海峡を通過し、日本海へ入りました。

この3隻は、2013年10月にウラジオストクを出港し、大韓民国ミャンマーを訪問しています。

ウダロイI級ミサイル駆逐艦:大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
アルタイ改級補給艦:中型海洋給油船「イルクト」
ネフテガズ級航洋曳船:救助曳船「カラール」


[ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはミャンマーへ行く]
[ロシア太平洋艦隊艦船はエジプトとオマーンとミャンマーを訪れた]

任務を終えてウラジオストクへ戻る途中、ヤポーニヤマイヅルを訪問する事になりました。
[ロシア軍艦は12月16-20日に日本の舞鶴を訪問する]
[ロシア太平洋艦隊艦船支隊は日本の舞鶴を訪れた]

訪問最終日の12月20日にヤポーニヤ自衛海軍と合同演習を実施する予定でしたが、悪天候の為、1日延期されました。
[ロシア・ヤポーニヤ海軍合同演習は12月21日に延期された]

そして翌12月21日、合同演習は悪天候下で実施されました。
[ロシア・ヤポーニヤ海軍合同演習は12月21日に実施された]

その後、ウラジオストクへは戻らず、12月25日にラ・ペルーズ海峡を東進し、オホーツク海へ入りました。
『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2013年12月25日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

おそらくはカムチャツカペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ寄港していたのでしょう。

そして、オホーツク海が結氷している為、津軽海峡経由でウラジオストクへ帰港する事になりました。
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ロシア海軍の新型給油船(補給艦)プロジェクト23130のプレートカットが始まる

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年2月24日9時03分配信
【ネフスキー船舶建造-船舶修理工場は中型海洋給油船の建造に着手する】

ネフスキー船舶建造-船舶修理工場は、プロジェクト23130中型海洋給油船・工場番号901号の建造に着手する。
本日は、製造に必要な金属の購入と、切断が始まる。
機器及び材料を購入する為の入札が発表される。

起工は2014年4月に予定されている。

2013年11月1日、ロシア連邦国防省の軍用装備、特殊機器、資材を供給する連邦機関とネフスキー船舶建造-船舶修理工場との間でプロジェクト23130給油船を建造する国家契約への署名が行なわれた。
この契約へ署名する権利は、入札に勝利した結果、有限会社「ネフスキー船舶建造-船舶修理工場」へ与えられた。

[給油船の主な特性]
全長-130m
最大幅-約21m
吃水-約7m
載貨重量-吃水7m時で約9000トン
最大速力-16ノット
自立行動期間-60日
乗員-24名


航行領域-ロシア海事登録船舶の規則による船のクラスに応じ、制限無し。

署名された国家契約によると、船は2016年末に発注者へ引き渡されなければならない。

有限会社「ネフスキー船舶建造-船舶修理工場」サンクトペテルブルクから40kmのシュリッセリブルク市ネヴァ川左岸に在り、ロシア北西における最古の水上輸送会社の1つである。
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1952年からは艦船建造に従事している。
海洋及び河川クラスの様々なタイプ及び用途の船の建造と、全ての種類の船の修理を行なっている。
ネフスキー工場の造船能力は、全長140メートルまでの船の進水及び修理、ドックは重量3000トンまで入渠することが出来る。


ロシア海軍の為の新たな中型海洋給油船・プロジェクト23130に関しては、昨年(2013年)5月、建造所を決める為の入札の公募が発表されました。
[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)が建造される]

その結果、今回の記事に有る通り、ネフスキー造船所で建造される事になりました。
正式な船の起工は今年4月ですが、その前の段階のプレートカットが始まりました。

以前の報道によるとプロジェクト23130中型海洋給油船は2隻が建造される計画ですが、今回の記事では1番船(工場番号901号)にしか触れられておらず、2番船についての情報は有りません。

【「ネフスキー船舶建造-船舶修理工場」公式サイト】
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現在、ロシア連邦海軍に在籍する給油船(補給艦)は以下の通りです。
ただし、これらの船が全て稼働状態に置かれているわけではありません。

[太平洋艦隊]
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」(プロジェクト1559V)1978年就役
大型海洋給油船「ウラジーミル・コレチツキー」(プロジェクト1559V)1972年就役
中型海洋給油船「ぺチェンガ」(ドゥブナ型)1979年就役
中型海洋給油船「イルクト」(ドゥブナ型)1975年就役
中型海洋給油船「イジョーラ」(プロジェクト160)1970年就役
中型海洋給油船「イリム」(プロジェクト160)1972年就役
中型海洋給油船「ヴィシェラ」(プロジェクト577)1967年就役

[北方艦隊]
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」(プロジェクト1559V)1973年就役
大型海洋給油船「へンリフ・ハサーノフ」(プロジェクト1559V)1976年就役
中型海洋給油船「ドゥブナ」(ドゥブナ型)1974年就役
中型海洋給油船「コラ」(プロジェクト160)1967年就役
中型海洋給油船「プルート」(プロジェクト160)1971年就役
中型海洋給油船「ヴャージマ」(プロジェクトREF-675)1982年就役
中型海洋給油船「カーマ」(プロジェクトREF-675)1982年就役

[黒海艦隊]
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(プロジェクト1559V)1975年就役
中型海洋給油船「イマン」(プロジェクト6404)1966年就役
中型海洋給油船「コイダ」(プロジェクト577)1966年就役

[バルト艦隊]
中型海洋給油船「エリニヤ」(プロジェクト160)1968年就役
中型海洋給油船「レナ」(プロジェクト577)1966年就役


一番新しい北方艦隊所属のプロジェクトREF-675でも既に艦齢30年を超えており、他の船は艦齢40年以上になります。

重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船の護衛を続ける

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テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2014年2月23日14時24分配信
【巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は洋上で祖国防衛者の日を迎えた】

巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、中国、デンマーク、ノルウェーの艦と共にシリア化学兵器廃棄の為の合同作戦に関与している。
ロシア北方艦隊旗艦は、他の艦船の行動を統制している。
祭日にもかかわらず、2月23日、「ピョートル・ヴェリキー」は今も軍事任務を遂行している。

「巡洋艦の乗組員が祖国の沿岸を遠く離れて祖国防衛者の日を迎えるのは、今回が初めてではありませんからね」
同艦の艦長ウラジスラフ・マラホフスキーは述べた。

名誉ある祭日には、各員へ必ず休息の時間が与えられる。
夕方には、伝統的な祭日のコンサートが船員を待っている。


[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2013年10月22日に遠距離航海へと出発しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは大西洋へ向かった]

10月31日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海へ入った]

11月10日、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」からロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の旗艦任務を引き継ぎました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる]

12月27日、キプロス島南部のリマソールを訪問しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを訪れた]

12月30日、リマソールを出港しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを去った]

2014年1月7日、処分の為、国外へ搬出されるシリア化学兵器を積んだデンマークの貨物船の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団の護衛を開始した]
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団を護衛した]

中国海軍からはフリゲート「ヤンチェン」(塩城)が参加し、「ピョートル・ヴェリキー」と協同で化学兵器輸送船の護衛任務を遂行しました。
[ロシア海軍と中国海軍はシリア化学兵器輸送船護衛の協同作戦を実施した]

1月25日、中国海軍フリゲート「ヤンチェン」と合同演習を行ないました。
[地中海東部でロシア海軍と中国海軍の合同演習が実施される]
[地中海東部でロシア・中国海軍合同演習が始まった]

1月28日、シリアから搬出される化学兵器第2次輸送船団の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第2次輸送船団を護衛する]

2月6日、ロシア連邦ウラジーミル・プーチン大統領中華人民共和国シー・チンピン(習近平)国家主席は、地中海に居る「ピョートル・ヴェリキー」及び「ヤンチェン」と衛星通信で話しました。
[ロシアと中国の指導者は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー及びフリゲート塩城とテレビ電話で話した]

2月10日、第3次シリア化学兵器輸送船団の護衛を終えました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第3次輸送船団を護衛する]

2月12日、再びキプロスリマソール港を訪れました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再びキプロスを訪れた]

2月14日、リマソール港に停泊中の「ピョートル・ヴェリキー」キプロス駐在ロシア大使キプロス国防相が訪れました。
[キプロス国防相は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを訪れた]

そしてロシアの「祖国防衛者の日」である2月23日、「ピョートル・ヴェリキー」シリア化学兵器輸送船団の護衛任務を続けています。


現在、地中海には「ピョートル・ヴェリキー」を始めとしてロシア北方艦隊の水上艦及び支援船9隻が展開しています。
[ロシア北方艦隊の12隻の水上艦船及び潜水艦が洋上で行動している]

ロシアはアルジェリアの為に2隻の改キロ級潜水艦を建造する

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『イタルタス』より
2014年2月21日16時09分配信
【ロシアはアルジェリアへ2隻の「ワルシャワンカ」型潜水艦を供給する】
モスクワ、2月21日/イタルタス

ロシアアルジェリアは、今年前半に2隻のディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト636「ワルシャワンカ」建造の為の契約への署名を予定している。
イタルタスは、ロシア防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「御客様への潜水艦の納入は、2018年に予定されております。
これは、アルジェリアについて御話しています」

対談者は明らかにした。
彼は、潜水艦の建造はサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で実施される事を付け加えた。

「ロソボロネクスポルト」アルジェリア国防省は、2006年に2隻の潜水艦プロジェクト636「ワルシャワンカ」の建造の為の契約に署名し、2010年に発注者へ供給された。
この他に、アルジェリア海軍の軍備として在る2隻の潜水艦プロジェクト877EKM(NATO分類「キロ」)が、数年前にロシア造船所で近代化された。

多目的ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト636.1は、第3世代に属する。
それは、海洋工学中央設計局「ルビーン」(サンクトペテルブルク)で開発された。
潜水艦は、最も静粛なものの1つと見られている。
プロジェクト636潜水艦の水中速力は20ノット、通常潜航深度は約240メートルである。


アルジェリア海軍は、ソヴィエト連邦時代に2隻のプロジェクト877EKM潜水艦を購入し、2010年には2隻のプロジェクト636M潜水艦が就役しています。

[プロジェクト877EKM]
012「ライス・ハジ・ムバレク」:1985年2月14日起工/1986年7月26日進水/1986年11月29日納入/1986年12月就役
013「ライス・ハジ・スリマネ」:1986年7月26日起工/1987年7月10日進水/1987年11月25日納入/1987年12月就役

[プロジェクト636M]
022号:2006年起工/2008年11月20日進水/2009年8月28日納入/2010年3月31日就役
023号:2007年起工/2009年4月9日進水/2009年10月29日納入/2010年7月27日就役


これに続き、今度はプロジェクト636.1潜水艦2隻を購入するつもりのようです。

プロジェクト636.1ベトナム海軍向けに5隻が起工され(6隻建造予定)、既に2隻は引き渡されていますが、これに続き、アルジェリア向けにも2隻を追加建造する事になるようです。

現在までにプロジェクト877/636(ワルシャワンカ/キロ級)シリーズは合計で65隻が建造される予定ですが(建造中の艦を含む)、更に2隻が建造されることになります。

最初の「キロ」級潜水艦(B-248)が起工された1980年から38年後になる2018年にアルジェリアへ引き渡されるプロジェクト636.1が、おそらくは最後の「キロ」級(ワルシャワンカ)になるでしょう。

ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクは2014年2月末から航海試験を行なうかもしれない

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『インタファクス』より
2014年2月19日11時02分配信
【「ミストラル」型ヘリコプター空母「ウラジオストク」は海へ出て試験を行なう】
モスクワ、2月19日、インタファクス.RU

ヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」-ロシア海軍の為にフランスへ発注された2隻の「ミストラル」型ヘリコプター揚陸ドック艦の1隻目-は、フランスサン・ナゼール造船企業STXフランスでの建造を完了し、海上に居る。
水曜日、『インタファクス』「STXフランス」社より伝えられた。

「ヘリコプター揚陸ドック艦の最初の試験の為の海洋への出航は2月末に予定されております。
正確な日時は、艦の機器準備状態及び気象条件に依ります」

対談者は指摘した。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2012年2月1日にフランスサン-ナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けヘリ空母「ミストラル」型1番艦は起工される]

船体後部は、ロシア国内のサンクト-ペテルブルク市の「バルト工場」で2012年10月1日に起工されました。
[バルト工場はヘリ空母ウラジオストクの船体を起工した]

バルト工場で建造された「ウラジオストク」後部は2013年6月26日に進水し、7月8日にフランスサンナゼールへ向けて出発しました。
[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部は進水した]

「ウラジオストク」後部は7月23日にサンナゼールへ到着しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部はサンナゼールへ到着した]

結合された「ウラジオストク」は2013年10月15日に進水しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクは進水した]

「ウラジオストク」は、2014年11月1日にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ヘリ空母ウラジオストクは2014年11月1日にロシア海軍へ納入される]

その後、約1年間かけてロシア製兵装インテグレートが行なわれます。
[ミストラル級へのロシア製兵装のインテグレートには約1年を要する]

「ウラジオストク」は、フランス製揚陸艇CTMを4隻搭載します。
[ロシア海軍のミストラル級の搭載艇が最終決定された]

その「ウラジオストク」ですが、今回の記事によると、2014年2月末から洋上航海試験を開始するとの事です。
情報源は、フランス側です。

以前の報道では、2014年3月から試験を開始する予定でしたが、それよりも早く出航できる目途が就いたのかもしれません。
[ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの最初の航海試験は2014年3月に実施される]


なお、「ウラジオストク」2番艦「セヴァストーポリ」の乗組員は、ロシア太平洋艦隊から集められます。
[ロシア太平洋艦隊はミストラル級2隻の乗組員を編成する]

この2隻の為の埠頭の建設もウラジオストクで始まっています。
[ウラジオストクでミストラル級ヘリ空母の為の埠頭の建設が始まった]

ロシア黒海艦隊はクリミアの艦隊施設の警護を強化する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年2月21日17時20分配信
【黒海艦隊は、その区域における安全保障を装甲車で強化する】

ロシア黒海艦隊は、クリミアの軍事区域での警護モードの強化へと移行した。
2月20日、セヴァストーポリからフェオドシヤ及び一連の黒海艦隊海洋航空隊飛行場へ向け、そこに存在する艦隊の施設の警護強化の為に装甲車が移動した。
『中央海軍ポータル』は、黒海艦隊に近い情報提供者より伝えられた。

『中央海軍ポータル』特派員へ話した所によれば、セヴァストーポリ基地及びクリミアに駐留するウクライナ軍施設は、以前よりも警護モードを強化した。
それは黒海艦隊により行なわれた。

昨日(2月19日)まで、黒海艦隊クリミアにおける勤務は通常モードだった。

「現時点では、黒海艦隊から離れた区域-ウクライナ領に滞在する我々の守備隊-への対策が採られています」
対談者は『中央海軍ポータル』へ話した。

「全体的には、私達の戦闘準備状態は転換されておりません。
ただ、もしも必要ならば、警護と防衛を強化する為の追加措置が取られます」


フェオドシヤには黒海艦隊の試験研究センターが置かれており、カーチャ及びグヴァルジェイスキーには航空駐屯地が展開している事が想い起される。
これまで、装甲車セヴァストーポリ黒海艦隊司令部区域に配備されていた。

「黒海艦隊はウクライナで続いている出来事に無関心では居られませんし、これらの部隊や区域に対し、信頼性の高い警護を提供しなければなりません」
情報提供者は『中央海軍ポータル』特派員へ述べた。

「私達は、海軍の兵器の押収を目的とした扇動や攻撃の可能性を防ごうとしております」


フェオドシヤ
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カーチャ飛行場
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グヴァルジェイスキー飛行場
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プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはバルト海での海洋試験を準備する

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『イタルタス』より
2014年2月20日13時11分配信
【潜水艦「ノヴォロシースク」はバルト海での試験を準備する】
モスクワ、2月20日/イタルタス

プロジェクト636.3潜水艦のトップ「ノヴォロシースク」の乗組員は訓練センターでの研修を完了し、今月に潜水艦へ到着した。

現在、船員は、バルト海での潜水艦の試験の準備を行なっている。
木曜日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は、サンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」における黒海艦隊の為のプロジェクト636.3潜水艦「クラスノダール」起工に関するコメントを記者団へ伝えた。

「この潜水艦の為の乗組員は、バルト海及び北海での訓練を行ないます。
潜水艦の専門的特性に対する要求が大幅に増加したが故に」
チルコフ
は指摘した。

提督によると、海軍総司令部は「水上艦のコース訓練」及び「潜水艦のコース訓練」の基本文書で「劇的な変化を遂げました」
それは、(水上)艦及び潜水艦の人員が契約勤務へ移行する事に関連する改正である。

徴兵勤務軍人の訓練は、これまでは、必要な初期サイクルの組織立った訓練が想定されていた-原則として半年ごとの新たな「コース訓練」に沿った訓練約定で「勤務期間を達成するレベルの訓練」が行なわれていた。

「これ(コース訓練の改正)は、(水上)艦及び潜水艦の乗組員の非常に重要な専門技量のクオリティを大幅に向上させ、海洋における大量の指定任務の遂行を可能にするでしょう」
チルコフ
は強調した。


[プロジェクト06363潜水艦]

プロジェクト06363潜水艦の1番艦B-261「ノヴォロシースク」は2010年8月20日に起工され、2013年11月28日に進水しました。
[プロジェクト06363(改キロ級)潜水艦ノヴォロシースクは進水した]

既に「ノヴォロシースク」乗組員は全て揃い、艦長も任命されています。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクとロストフ・ナ・ドヌーの艦長が任命された]

「ノヴォロシースク」は2014年中にロシア海軍へ引き渡され、2015年に黒海艦隊基地へ回航されます。
[プロジェクト06363潜水艦は2015年に黒海艦隊基地へ到着する]


『イタルタス』情報グラフィックより
【ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト636.3】

[プロジェクト636.3主要目]
水上排水量:2350トン
水中排水量:3950トン
全長:73.8メートル
幅:9.9メートル
吃水:6.2メートル
水上速力:17ノット
水中速力:20ノット
自立行動期間:45日
魚雷発射管:6門(口径533mm)
魚雷:18本
乗組員:52名

ロシア北方艦隊の12隻の水上艦船及び潜水艦が洋上で行動している

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『イタルタス』より
2014年2月21日12時26分配信
【北方艦隊の12隻の艦船及び潜水艦の乗組員は遠距離航海中に2月23日を迎える】
アルハンゲリスク、2月21日/イタルタス特派員ウラジーミル・アヌフリエフ

北方艦隊の12隻の戦闘水上艦、保障船、潜水艦は、世界の大洋での遠距離航海中に「祖国防衛者の日」を迎える。
イタルタス特派員は、北方艦隊公式代理人ワジム・セルガ1等海佐より伝えられた。

彼によると、北方艦隊の5隻の戦闘艦が地中海に滞在している-重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「オレネゴルスキー・ゴルニャク」

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、地中海に常駐して活動するロシア海軍作戦連合部隊を2013年11月から率いている。
「現在、同艦の乗組員は、責任ある国際任務-中国、デンマーク、ノルウェーの海軍将兵と協同でシリア化学兵器輸送の安全保障を提供する-を遂行しています」
北方艦隊
の代理人は説明した。

彼はまた、「アドミラル・クズネツォフ」の遠距離航海中に北方艦隊航空隊飛行士は、公海上の航空巡洋艦の甲板からの飛行を実施し、かなりの実務経験を得ている事を強調した。

北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は、遠距離航海中の乗組員へ祝電を送った。
「祖国の沿岸を遠く離れて責任ある任務を遂行する北方艦隊将兵は、世界の大洋においてロシアの国益を保護する為の準備を整えている事が確認されました」
祝辞では、こう述べられた。

2012年及び2013年、約6000名の北方艦隊将兵が遠距離航海へ参加し、艦は約30万海里を航行した。
北方艦隊の艦は、バレンツ海、白海、ノルウェー海、北海、カラ海、地中海、そしてラプテフ海大西洋で行動した。


2月23日はロシア「祖国防衛者の日」です。

今回の北方艦隊広報部発表によると、現在、北方艦隊の12隻の水上艦、支援船(曳船、給油船)、潜水艦が遠距離海域で行動中であり、これらの艦船は洋上で2月23日(祖国防衛者の日)を迎える事になります。

北方艦隊水上艦及び支援船は、9隻が地中海に滞在しています。
注目すべきは、ロシア北方艦隊というかロシア連邦海軍の最有力水上艦2隻(重原子力ロケット巡洋艦重航空巡洋艦)が共に派遣されているという事です。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」
重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」
救助曳船「アルタイ」
救助曳船「ニコライ・チケル」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
中型海洋給油船「カーマ」


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[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]

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[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

この他に、北方艦隊の3隻の潜水艦(原子力潜水艦?)が遠距離航海を行なっているという事になります。
水上艦とは異なり、潜水艦の動向は一切公表されておらず、この3隻の潜水艦が何処に居るのかは全く分かりません。

北方艦隊原子力潜水艦の場合、北極海で活動している可能性が高いのですが、それと共に、地中海へ派遣されている可能性も否定できません。
[ロシア原潜は地中海に居る?]

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2014年3月に進水する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年2月20日12時13分配信
【「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2014年3月に進水する】

現在、カリーニングラード公開株式会社「沿バルト造船工場ヤンターリ」で建造中のプロジェクト11356Mフリゲートのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2014年3月に進水する。
『中央海軍ポータル』は、軍事産業企業体の情報提供者より伝えられた。

以前、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2014年2月の進水が計画されていた。
しかしながら、この地域の結氷状態が故に、進水は3月へと延期せざるを得なくなったと情報提供者は付け加えた。

プロジェクト11356M遠海ゾーンフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、カリーニングラード造船工場「ヤンターリ」で2010年12月に起工された。
ロシア黒海艦隊の為に意図されている。
同プロジェクト艦は、インド海軍の為に製造された「タリヴァル」型フリゲートを改正したものである。
排水量-4035トン、全長-124.8メートル、幅-15.2メートル、吃水-4.2メートル、速力-30ノット、乗員-180名。
兵装-複合体「オーニクス」或いは「カリブル-NK」の発射装置8基、砲装置A-190高射ミサイル複合体「シチーリ-1」ミサイル36基、高射ミサイル砲複合体装置「コールチク」或いは「パラシ」2基、魚雷装置2基、RBU-6000

これまでに知られている所では、6隻のプロジェクト11356Mフリゲートの内、3隻が黒海艦隊の為に建造され、他の3隻はバルト艦隊の為である。
既に5隻の艦がカリーニングラード公開株式会社「沿バルト造船工場ヤンターリ」で起工されており、様々な建造段階に在る。


[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356M警備艦(フリゲート)は、インド海軍向けに設計・建造されたプロジェクト11356「タルワー」級フリゲートロシア海軍向けヴァージョンです。
(プロジェクト11356Rと呼ばれる事も有る)
インド海軍向けの6隻は、2003年6月~2013年6月までに全て引き渡されています。
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現在までにプロジェクト11356Mは5隻が起工されています。
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[プロジェクト11356M警備艦]
沿バルト造船工場「ヤンターリ」で建造

「アドミラル・グリゴロヴィチ」Адмирал Григорович:工場番号01357
2010年12月18日起工/2014年3月進水予定/2014年就役予定

「アドミラル・エッセン」Адмирал Эссен:工場番号01358
2011年7月8日起工/2014年就役予定

「アドミラル・マカロフ」Адмирал Макаров:工場番号01359
2012年2月29日起工/2015年就役予定

「アドミラル・ブタコフ」Адмирал Бутаков:工場番号01360
2013年7月12日起工/2016年就役予定

「アドミラル・イストミン」Адмирал Истомин:工場番号01361
2013年11月15日起工/2016年就役予定


プロジェクト11356Mは、高射ミサイル「シチーリ-1」有翼ミサイル「カリブル」を装備します。
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートの為の対空ミサイルは2014年から受領される]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートの為のカリブル発射機が製造される]

1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2014年2月に進水する予定でしたが、今回の記事によると、3月に延期されました。
[フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2014年2月に進水する]

2015年以降、ロシア海軍地中海作戦連合部隊へ黒海艦隊の潜水艦が加わる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月20日11時34分配信
【2015年以降にロシア連邦海軍の地中海戦隊は黒海艦隊の潜水艦で強化される】
モスクワ、2月20日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍地中海戦隊は、2015年以降に黒海艦隊ディーゼル潜水艦プロジェクト636.3により強化される。
木曜日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は述べた。

2013年6月1日に形成され、管理機構が機能した連合部隊(戦隊)は、遠海ゾーンでの作戦を指揮する。
最初のプロジェクト636.3潜水艦は、2015年に黒海艦隊へ到着する。

「将来に関し、海軍地中海常設作戦連合部隊が黒海艦隊のプロジェクト636.3潜水艦により増強されれば、この連合部隊のポテンシャルは大幅に増加し、連合部隊は任務遂行の性質において、完全に自立する事が可能となります」
チルコフ
は記者団に話した。

彼は現在、地中海東部には重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」及び重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を含む海軍の12隻の戦闘艦及び保障船が任務を遂行している事を指摘した。
現在までに、艦は、中国海軍及び他国海軍の艦と協力し、何度かのシリア化学兵器輸送の安全保障任務を成功裏に遂行した。
この計画による作業は継続される。

現在、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」艦上では、シリア化学兵器の海洋輸送の安全保障提供作戦に参加している国々の海軍の代表者が含まれる調整司令センターが機能している。

「一般的に、地中海常設作戦連合部隊の全般的な課題は非常に明確であり、境界線上及び国家の安全保障への僅かな脅威を回避する事に有ります。
このような実地応用は、世界の全ての海軍が、現在、国家の利益が存在する場所で行なっている事です」
ロシア連邦海軍総司令官
は話した。


現在、地中海東部には、ロシア連邦海軍の最有力水上艦である重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」を筆頭に10数隻の艦船が展開しています。
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[ロシア原潜は地中海に居る?]

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[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]

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[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2015年以降、黒海沿岸ノヴォロシースクには新造潜水艦プロジェクト06363が配備されます。
[プロジェクト06363潜水艦は2015年に黒海艦隊基地へ到着する]

そうなれば、プロジェクト06363潜水艦地中海作戦連合部隊へ参加する事になるでしょう。

プロジェクト06363潜水艦は2015年に黒海艦隊基地へ到着する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月20日11時35分配信
【最初のプロジェクト636.3潜水艦は2015年に黒海艦隊へ加わる】
モスクワ/サンクトペテルブルク、2月20日-ロシア通信社ノーボスチ

最初のプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦は2015年に黒海艦隊へ到着する。
木曜日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は記者団に伝えた。

プロジェクト636.3潜水艦は合計6隻建造される予定である。
これらの潜水艦の駐留場所はノヴォロシースク海軍基地となる。

「最初のプロジェクト636.3潜水艦は2015年に黒海艦隊へ到着します」
潜水艦「クラスノダール」
起工に関するコメントでチルコフは話した。

提督は、建造プログラムのスケジュールに遅れは無い事を指摘した。
「これらの潜水艦の試験は、バルト艦隊と北方艦隊で実施されます」
総司令官は説明した。

次に、「アドミラルティ造船所」総取締役アレクサンドル・ブザコフは、トップ潜水艦「ノヴォロシースク」が、現在、試験を受けている事を指摘した。

「潜水艦シリーズの2隻目と3隻目-ロストフ・ナ・ドヌーとスタールイ・オスコルは、それぞれ今年5月及び6月に進水し、今年中に発注者へ納入いたします」
ブザコフ
は話した。

ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト636.3は、隠密性能、静粛性、高い能力の艦載兵装システム、音響探知手段及び居住保障システムが改善されている。


[プロジェクト06363潜水艦]

ロシア海軍向けのプロジェクト06363非核動力潜水艦は、これまでに4隻が起工されています。
現在の所、6隻が建造される計画です。

プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代非核動力潜水艦の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年5月進水予定/2014年就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年就役予定
黒海艦隊に配備予定

・「クラスノダール」(Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工
黒海艦隊に配備予定


1番艦「ノヴォロシースク」は2013年11月28日に進水しました。
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[プロジェクト06363(改キロ級)潜水艦ノヴォロシースクは進水した]

2番艦「ロストフ・ナ・ドヌー」も今年5月に進水します。
[ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは2014年2月下旬に起工される]

4番艦「クラスノダール」は2014年2月20日に起工しました。
[プロジェクト06363潜水艦クラスノダールは起工された]

1番艦「ノヴォロシースク」は2014年中にロシア海軍へ引き渡される予定ですが、実際に黒海艦隊基地へ到着するのは2015年になるとの事です。

ロシア海軍のラーダ級潜水艦は非大気依存(AIP)機関を装備する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月20日11時30分配信
【(ロシア)海軍のプロジェクト「ラーダ」潜水艦には非大気依存機関が装備される】
モスクワ、2月20日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍新世代潜水艦(プロジェクト677「ラーダ」)には、嫌気性非大気依存動力装置が装備され、大いなる隠密性と自立性が提供される。
木曜日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は記者団に伝えた。

現在、嫌気性非大気依存装置「セヴマシュ」で開発されている。
最初のプロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦は、2016年にこの動力装置を装備する計画である。

「海軍の潜水艦戦力の段階的再装備において、非核動力潜水艦は、将来的には、嫌気性(非大気依存)動力装置の装備に基ずく新たな原理の動作(非核動力潜水艦の為の)が導入が示唆され、隠密行動及び自立性の大幅な向上を可能とします」
提督は話した。

計画によると、多目的原子力潜水艦及び非核動力潜水艦の戦闘能力の増加は、将来ロボット複合体兵装のインテグレートにより達成される。

「長期的見通しでは、新世代水中艦のトップ艦及び生産艦の作成は、統一水中プラットフォームの建造により提供され、統一戦闘プラットフォームに基づく多目的艦シリーズの建造、様々な排水量のモジュール設計、新世代多機能ロボット複合体の作成が行なわれます」
チルコフ
は話した。

総司令官によると、モジュール方式多目的戦闘プラットフォームは、水上艦、そして潜水艦の為に建造する事が出来る。


[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]

プロジェクト677「ラーダ」級潜水艦は3隻が起工され、1隻が就役しています。

[プロジェクト667「ラーダ」級]
B-585「サンクトペテルブルク」:1997年12月26日起工/2004年10月28日進水/2010年4月22日就役
B-586「クロンシュタット」:2005年7月28日起工/2017年就役予定
B-587「セヴァストーポリ」:2006年11月10日起工/2017年就役予定


2番艦以降の建造工事は凍結されていましたが、2013年2月に建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2013年7月15日、建造再開の為の契約が締結されました。
[ラーダ級潜水艦2番艦クロンシュタットの建造再開の為の契約が締結された]

既に就役している1番艦「サンクトペテルブルク」は、2013年10月に北方艦隊基地へ回航されました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以前(2013年5月)、ロシア海軍総司令官チルコフ提督は、「ラーダ」級の為の非大気依存(AIP)機関が2016年までに完成すると述べています。
[ラーダ級潜水艦の為の非大気依存発電装置は2015-2016年に完成する]

この非大気依存機関は、2011年12月初頭に陸上試験の最初の段階を終えています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]

そして今回、チルコフ提督は、2016年に最初の「ラーダ」級潜水艦非大気依存機関を装備すると述べました。

非大気依存機関セヴェロドヴィンスク市「セヴマシュ」造船所で開発されるとの事であり、そして現在、「ラーダ」級の1番艦「サンクトペテルブルク」ムルマンスク近郊に居ます。
「ラーダ」級の2番艦以降は、2017年に就役する予定です。

最初に非大気依存機関を装備する「ラーダ」級は、「サンクトペテルブルク」になるかもしれません。

プロジェクト06363潜水艦クラスノダールは起工された


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月20日11時42分配信
【ロシア連邦海軍の為の潜水艦「クラスノダール」は「アドミラルティ造船所」で起工された】
サンクトペテルブルク、2月20日-ロシア通信社ノーボスチ、ヴィクトーリア・ウズジナ

ロシア海軍の為の次なるプロジェクト636ディーゼルエレクトリック潜水艦「クラスノダール」「アドミラルティ造船所」で木曜日に起工された。

ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフは、起工式典において、サンクトペテルブルク造船工場との更なる協力への希望を表明した。
「短期的な、そして長期的な」

「非核動力潜水艦は、今後も長期に渡りロシア軍の需要を占め、必要とされる事でしょう」
彼は話した。

次に、「アドミラルティ造船所」総取締役アレクサンドル・ブザコフは、2014年に工場は、発注者に対し、ロシア海軍の為に意図されている5隻の潜水艦の内の3隻を納入する意向である事を指摘した。

「潜水艦クラスノダールの起工は、今年、310周年を迎えるアドミラルティ造船所にとっての最初の重要なイベントであります。
5隻目の潜水艦も今年に起工され、他の艦も進水、起工します」

彼は話した。

ロシア連邦海軍の為の潜水艦シリーズのトップは2010年8月に起工され、「ノヴォロシースク」と命名された。
2隻目の潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は2011年11月に起工された。
2012年8月中旬、造船所黒海艦隊の為の6隻のプロジェクト636潜水艦の内の4隻目を起工し、「スタールイ・オスコル」と命名された。

ディーゼルエレクトリック潜水艦の行動は、原子力潜水艦の使用が不可能あるいは非現実的な海域において提供される。
ディーゼルエレクトリック潜水艦の任務の1つは、海洋交通路の保護である。


[プロジェクト06363潜水艦]

ロシア海軍向けのプロジェクト06363非核動力潜水艦は、これまでに4隻が起工されています。
現在の所、6隻が建造される計画です。

プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代非核動力潜水艦の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年5月進水予定/2014年就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年就役予定
黒海艦隊に配備予定

・「クラスノダール」(Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工
黒海艦隊に配備予定


1番艦「ノヴォロシースク」は2013年11月28日に進水しました。
14-0104b.jpg
[プロジェクト06363(改キロ級)潜水艦ノヴォロシースクは進水した]

2番艦「ロストフ・ナ・ドヌー」も今年5月に進水します。
[ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは2014年2月下旬に起工される]

今後に起工されるプロジェクト06363潜水艦は、「ヴェリキー・ノヴゴロド」という艦名も既に決定されています。
[新たなプロジェクト06363潜水艦はヴェリキー・ノヴゴロドと命名された]

ロシア海軍のミストラル級の搭載艇が最終決定された

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『イタルタス』より
2014年2月19日13時34分配信
【(ロシア)国防省はヘリコプター空母「ウラジオストク」に4隻の艇を装備する】
モスクワ、2月19日/イタルタス

ロシア連邦国防省は、「ミストラル」型ヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」/「セヴァストーポリ」の搭載艇としてフランスで建造されるCTM及びL-CATを最終決定した。
本日(2月19日)、イタルタスロシア防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「フランス側より提出された海軍の最終技術的要件によると、ロシアのヘリコプター空母にはフランスの揚陸艇CTM及びL-CATが装備されなければなりません。
ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクは4隻の高速艇STMを受領し、セヴァストーポリは2隻のカタマランL-CATを」

対談者は話した。

彼は、1隻の「ミストラル」型ヘリコプター揚陸ドック艦が、2タイプの艇を同時に収容できる事を想い起した:1隻のL-CAT及び2隻のCTMを。
しかし、情報提供者は強調した。
「(ロシア)海軍総司令部は、艇を混合搭載しない事を決定しました」

「ウラジオストクの4隻のCTMは、それぞれ1両の主力戦闘戦車T-90或いはT-72M、もしくは2両の装甲車BMP或いはBTRを輸送できます。
セヴァストーポリの2隻のL-CATは、それぞれ2両の戦車もしくは4両の装甲車を装備します」

防衛産業企業体の代理人は説明した。

「全ての艇には、装甲車両の他に、ロシア製の電波機器及び電子兵装が装備されます。
更に、これらは全て戦闘管理システム及びヘリコプター空母の兵装と完全にインテグレートされます。
艇の費用は、契約に含まれています」

対談者は説明した。

ロシア海軍の為に2隻の「ミストラル」型ヘリコプター揚陸ドック艦を建造する為の12億ユーロの契約は、2011年6月にサンクトペテルブルクへ署名された。
文書により、フランスサンナゼールSTX造船所での最初の2隻の艦の建造が提供される。
建造には36ヶ月間が割り当てられる。
最初の艦「ウラジオストク」2014年12月にロシア海軍へ納入される予定であり、2隻目の艦「セヴァストーポリ」は2015年11月である。

ロシアヘリコプター揚陸ドック艦は排水量21,000トン、船体最大長210m、速力18ノット、航続距離は最大で20000海里。
乗組員は177名であり、更にヘリコプター空母は450名の海軍歩兵を収容可能である。
航空隊は16機の多用途打撃ヘリコプターKa-52K-Ka-52「アリガートル」の海軍ヴァージョン-から成り、同時に6機の飛行甲板からの発着が可能である。
艦の貨物デッキには、40両の戦車或いは70台のトラックを収容できる。
「ミストラル」は、4つの任務を一度に行なえる。
それはヘリコプター搭載運用、兵員の地上への揚陸、指揮センター、浮揚病院である。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

現在、ロシア海軍向け「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦2隻が建造中です。

1番艦「ウラジオストク」は2013年10月15日に進水しており、2014年11月1日にロシアへ引き渡され、その後、約1年間かけてロシア製兵装インテグレートが行なわれます。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクは進水した]
[ヘリ空母ウラジオストクは2014年11月1日にロシア海軍へ納入される]
[ミストラル級へのロシア製兵装のインテグレートには約1年を要する]

2番艦「セヴァストーポリ」(の前半部分)は、2013年6月18日にフランスサンナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦が起工された]

同艦の後半部分は、2013年7月4日にロシアバルト工場(サンクトペテルブルク)で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦の後部はバルト工場で起工された]

この2隻の乗組員はロシア太平洋艦隊から集められます。
[ロシア太平洋艦隊はミストラル級2隻の乗組員を編成する]

この2隻の為の埠頭の建設もウラジオストクで始まっています。
[ウラジオストクでミストラル級ヘリ空母の為の埠頭の建設が始まった]



そのロシア海軍向け「ミストラル」級の搭載艇ですが、以前にはフランスからカタマラン揚陸艇L-CATを購入すると報じられていました。
[ロシアはフランスから揚陸艇L-CATを購入する]
[ロシア海軍のミストラル級の為に4隻のフランス製揚陸艇が建造される]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクは4隻のフランス製揚陸艇を搭載する]

しかし今回の記事によると、1番艦「ウラジオストク」は4隻の揚陸艇CTM(Chalands de Transport de Matériel)、2番艦「セヴァストーポリ」は2隻のカタマラン揚陸艇L-CAT(Landing-Catamaran)を搭載する事に決まったようです。

CTM(「ウラジオストク」に4隻搭載)
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L-CAT(「セヴァストーポリ」に2隻搭載)
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フランス海軍「ミストラル」級の場合、この2タイプを混載する事も有りますが、ロシア海軍では、全く別々に搭載する事になります。

重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキューバへ行く?

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年2月18日13時10分配信
【重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」はキューバ行きを準備する】

北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、キプロスリマソール港への業務寄港を終えた後、キューバ行きを準備する。
『中央海軍ポータル』北方艦隊の独自の情報提供者より伝えられた。

最近、ロシア連邦キプロス大使スタニスラフ・オサジチーキプロス国防相フォティス・フォティウリマソール重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」を表敬訪問したと『SeverPost.ru』は報じた。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は2013年10月22日にセヴェロモルスクから遠距離航海へ出発した。
11月、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」と交代し、地中海海軍艦船グループを率いた。

地中海「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、太平洋艦隊親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」乗組員との艦隊間協同動作の要素に習熟した。

(2014年)1月、巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、シリアラタキア港から目的地までの化学兵器輸送に参加した。
これまでの遠距離航海中に巡洋艦は約19,000海里を航行した。

「ピョートル・ヴェリキー」は、北方艦隊プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦であり、1986年にバルト工場で起工され、1998年に海軍の組織へ加入した。
満載排水量-25860トン、全長-251.1メートル、幅-28.5メートル、吃水-10.3メートル、速力-31ノット、乗組員-655名、
兵装-砲システムAK-130、20基のSM-233発射装置、12基の高射ミサイル複合体「リーフ」、2基の高射ミサイル複合体「クリノーク」(キンジャール)、6基のロケット砲システム「カシターン」(コールチク)、2基のRPK-6M「ヴォドパード」RKPTE-1「ウダフ-1M」、RBU-12000、RBU-1000「スメルチ-3」、2基のPK-14発射装置(干渉発射複合体)、2機のヘリコプターKa-27「ヘリックス-B」である。
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[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは15歳になった]

[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2013年10月22日に遠距離航海へと出発しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは大西洋へ向かった]

10月31日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海へ入った]

11月10日、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」からロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の旗艦任務を引き継ぎました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる]

12月27日、キプロス島南部のリマソールを訪問しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを訪れた]

12月30日、リマソールを出港しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを去った]

2014年1月7日、処分の為、国外へ搬出されるシリア化学兵器を積んだデンマークの貨物船の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団の護衛を開始した]
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団を護衛した]

中国海軍からはフリゲート「ヤンチェン」(塩城)が参加し、「ピョートル・ヴェリキー」と協同で化学兵器輸送船の護衛任務を遂行しました。
[ロシア海軍と中国海軍はシリア化学兵器輸送船護衛の協同作戦を実施した]

1月25日、中国海軍フリゲート「ヤンチェン」と合同演習を行ないました。
[地中海東部でロシア海軍と中国海軍の合同演習が実施される]
[地中海東部でロシア・中国海軍合同演習が始まった]

1月28日、シリアから搬出される化学兵器第2次輸送船団の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第2次輸送船団を護衛する]

2月6日、ロシア連邦ウラジーミル・プーチン大統領中華人民共和国シー・チンピン(習近平)国家主席は、地中海に居る「ピョートル・ヴェリキー」及び「ヤンチェン」と衛星通信で話しました。
[ロシアと中国の指導者は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー及びフリゲート塩城とテレビ電話で話した]

2月10日、第3次シリア化学兵器輸送船団の護衛を終えました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第3次輸送船団を護衛する]

2月12日、再びキプロスリマソール港を訪れました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再びキプロスを訪れた]

2月14日、リマソール港に停泊中の「ピョートル・ヴェリキー」キプロス駐在ロシア大使キプロス国防相が訪れました。
[キプロス国防相は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを訪れた]

そして今回の記事によると、「ピョートル・ヴェリキー」は、リマソール訪問を終えた後、キューバへ行くとの事です。


「ピョートル・ヴェリキー」は、2008年9月22日から2009年3月10日まで大西洋・地中海・カリブ海・インド洋への遠距離航海を行ないましたが、直接キューバには行きませんでした。
[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]

この時には、「ピョートル・ヴェリキー」と共にカリブ海へ来た北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、救助曳船SB-406黒海艦隊給油船「イワン・ブブノフ」キューバを訪問しました。
[ロシア北方艦隊艦艇支隊、キューバ訪問]
[ロシア北方艦隊艦艇支隊、ハバナ到着]
[ロシア海軍将兵は、ハバナのロシア正教会寺院を訪れた]
[キューバ軍参謀総長、「アドミラル・チャバネンコ」を視察]
[キューバ人は「アドミラル・チャバネンコ」を訪れた]
[北方艦隊艦艇支隊はキューバを去った]

2013年8月上旬には、黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」、黒海艦隊給油船「イワン・ブブノフ」キューバを訪問しました。
[ロシア海軍艦船はキューバのハバナを訪れた]
[ロシア海軍艦船はキューバを去った]

空母アドミラル・クズネツォフ艦載機は地中海東部で飛行訓練を継続する

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『イタルタス』より
2014年2月18日12時22分配信
【イーゴリ・ツクルは「アドミラル・クズネツォフ」甲板へ100回の着艦を達成した5人目の飛行士となった】
アルハンゲリスク、2月18日/イタルタス

地中海エリアでの訓練飛行実施中、北方艦隊の戦闘機飛行士イーゴリ・ツクル中佐は、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」甲板へ100回目の着艦を達成した。
火曜日、イタルタス特派員は、北方艦隊公式代理人ワジム・セルガ1等海佐より伝えられた。

彼によると、巡洋艦の甲板へ100回以上の着艦を行なった他の4名の北方艦隊飛行士は、ロシア英雄イーゴリ・マトコフスキー大佐、パーヴェル・ポドグゾフ中佐、パーヴェル・プリャドコ中佐、ユーリー・スースロフ中佐である。

「北方艦隊海洋航空隊・独立艦上戦闘機航空連隊の戦闘機飛行士は、世界で唯一、北極緯度、そして南洋という条件下において甲板への着艦を行なっております」
艦隊の代理人は指摘した。

セルガは、更に付け加えた。
「飛行勤務実施中、空中において艦上飛行士は、艦上戦闘機Su-33の操縦技量の向上を目的とした、あらゆる高度、速度、そして過負荷での高等かつ複雑な飛行術形態を実行する演習に取り組みました」

北方艦隊航空艦グループの遠距離航海は2013年12月17日に始まった。
彼等は、次なる段階において、駐留場所を遠く離れた世界の大洋で行動するロシア海軍戦力の一員となった。
現在、地中海では、黒海艦隊、北方艦隊、バルト艦隊の10隻以上の艦が任務を遂行している。


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2014年2月18日13時25分配信
【艦上航空隊飛行士は自身の高等操縦技量を磨く】

北方艦隊の戦闘機飛行士イーゴリ・ツクルは、個人記録を達成した。
Su-33による航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」甲板への100度目の着艦を。
古い伝統により、士官はフックへぶつけられ、中佐のログブックには、新たな着艦が記録された。

飛行士の超精密作業は、クルーの編隊飛行技術により達成される。
もしも何かが上手く行かなくとも、彼らは常に鋼の神経と確かな腕を持っている。

「空において飛行士は言葉を聞くことは出来ません-ペアは、お互いに信号を理解しています。
翼を振れば注目を、機首を下げれば我に続け、急激なバンクは戦闘隊列の変更を。
電波封止モードで、特に低高度では、我々の戦闘機は殆ど見つける事は不可能です」
北方艦隊航空艦グループ
航海本部長セルゲイ・アランチェフは話した。

空における艦上航空隊の特別任務は、海軍の艦を空中から保護する事である。
北方艦隊将兵は、特に、航空巡洋艦を監視するアメリカフリゲートに注意を払う。
「アドミラル・クズネツォフ」は航路上でフライトを実施しなければならない。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]

[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

北方艦隊旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする部隊は、2013年12月17日に遠距離航海へ出発しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海遠征へ出発した]

[北方艦隊航空艦グループ]指揮官ヴィクトル・ソコロフ少将
重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」
大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」
救助曳船「ニコライ・チケル」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
中型海洋給油船「カーマ」


その後、ノルウェー海ヘリコプターの発着訓練を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはノルウェー海でヘリコプターの発着訓練を行なった]

「アドミラル・クズネツォフ」と随伴艦船はノルウェー海サイクロンに遭遇しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはサイクロンの中を通過する]

2014年の新年は北東大西洋(正確にはスコットランド沖)で迎えました。
[空母アドミラル・クズネツォフは大西洋で新年を迎える]
[2013年12月末にブリテン駆逐艦はスコットランド沖で空母アドミラル・クズネツォフを追跡した]

2014年1月初頭、北海において艦上戦闘機Su-33の飛行訓練が行なわれました。
[空母アドミラル・クズネツォフは北海で艦上戦闘機Su-33の飛行訓練を実施した]

1月10日、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは英仏海峡を通過し、ジブラルタル海峡へ向かった]

その後、フランス海軍と合同演習を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ入る前にフランス海軍と合同演習を行なった]

1月15日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ入った]

1月20日、地中海就役(海軍旗初掲揚)23周年の記念日を迎えました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海で就役23周年を迎えた]

同日、航空艦グループ給油船「セルゲイ・オシポフ」は物資補充(現地で購入)の為にアルジェリアアルジェ港へ入港しました。
[給油船セルゲイ・オシポフはアルジェリアへ寄港した]

1月23日、地中海西部の停泊地を抜錨し、東へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海西部を抜錨し、東へ向かった]

翌1月24日、バレアレス諸島南方において艦上戦闘機Su-33の空戦訓練を行ないました。
[空母アドミラル・クズネツォフ艦載機は地中海で空戦訓練を実施する]

1月28日、補給の為にマルタ島南東海域へ投錨しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはマルタ島沖に投錨した]

その後、マルタ島沖を抜錨し、地中海東部へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33はスクランブル当直に就く]

2月6日、給油船「セルゲイ・オシポフ」は、物資補充の為、キプロス島へ入港しました。
[給油船セルゲイ・オシポフはキプロスへ寄港した]

2月10日、地中海東部に到着し、既に2013年11月上旬から地中海で行動中の北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と合流しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは地中海東部で原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと合流した]

その後、キプロス島南西海域で洋上補給を行ない、南東海域へ移動して艦載機の飛行訓練を開始しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはキプロス島南東で艦載機の訓練飛行を行なった]
[空母アドミラル・クズネツォフ航空隊の訓練は続く]

そして地中海東部での艦載機の飛行訓練中、Su-33艦上戦闘機の搭乗員イーゴリ・ツクル中佐は、「アドミラル・クズネツォフ」への100回目の着艦を達成しました。

「アドミラル・クズネツォフ」甲板へ100回着艦した他の4名の搭乗員の内、ユーリー・スースロフ中佐は、今回の遠距離航海中(2014年1月8日)に100回目の着艦を達成しています。


パーヴェル・プリャドコ中佐は、前回の「アドミラル・クズネツォフ」遠距離航海(2011年12月-2012年2月)中に100回目の着艦を達成しました。
[空母「アドミラル・クズネツォフ」はマルタ島沖で飛行訓練を行なう ]

なお、今回の記事の「100回の着艦を達成した5名」というのは、あくまでも今回の遠距離航海において「アドミラル・クズネツォフ」に乗っているSu-33パイロットのみを指しています。
この5名以外に、少なくとも4名のパイロットが100回の着艦を達成しています。
[空母「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は陸上基地へ戻った]

大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは2隻の揚陸艦と演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2014年2月17日15時23分配信
【大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」は地中海で揚陸艦との連係行動に習熟した】

今日(2月17日)、北方艦隊の2隻の艦-大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」-の乗組員は、黒海艦隊大型揚陸艦「アゾフ」と、合同での任務遂行における主な種類の連係行動への習熟を終えた。

数日間に渡り、地中海の指定海域において大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」乗組員は、2隻の揚陸艦と合同で演習任務を仕上げ、国際基準に沿った電波信号を発信する組織的通信訓練、戦闘艦支隊の保護及び防衛といった様々な種類の航海指示書を再編した。

大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」乗組員は、更に一連の訓練を実施し、艦支隊の組織的対空・対潜防衛、艦を持続させる為の対策訓練、一連の捜索救助支援活動が行なわれた。

実施された演習の予備評価によれば、北方艦隊及び黒海艦隊の艦の乗組員は、単一管理下で様々な課題を成功裏に解決する準備が整っている事が実証された。

艦隊間連携行動の要素への習熟は、海軍の艦の乗組員が遠距離航海中に解決する主な課題の1つである。

共同活動中にロシア艦の乗組員は、管理システム及び通信システムの機能を点検し、更には、様々な遠距離航海中において蓄積された実体験(の情報)を交換する。


北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」は、2013年11月26日から12月5日までセヴェロドヴィンスクでドック修理を行ないました。
[大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは10日間で修理を終えた]

そして12月17日、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に地中海遠征へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

北方艦隊大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は、2013年8月5日にセヴェロモルスク基地を出港、バルト海ロシア・ベラルーシ合同戦略演習「ザーパド-2013」に参加しました。
その後、2013年11月上旬に地中海へ入りました。
[ロシア北方艦隊の大型揚陸艦は地中海へ行く]

北方艦隊大型対潜艦地中海で行動する際、黒海艦隊大型揚陸艦と合同演習を行なうのは昨年以来の「慣習」となっております。

2013年4月15日、北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、黒海艦隊大型揚陸艦「アゾフ」との合同演習を行ないました。
[ロシア北方艦隊と黒海艦隊の艦船は合同演習を行なった]

2013年6月17日、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、黒海艦隊大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」との合同演習を行ないました。
[北方艦隊と黒海艦隊の戦闘艦は地中海で合同演習を実施した]

そして2014年2月17日、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」は、黒海艦隊大型揚陸艦「アゾフ」、そして同じ北方艦隊大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」との演習を実施しました。

大型揚陸艦「アゾフ」
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大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
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しかし、「アドミラル・レフチェンコ」と同様に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」に随伴して来た大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」は、今回の演習には参加していないようです。
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シリアタルトゥース、或いは、黒海沿岸のノヴォロシースクへ向かったのかもしれません。

更に、今回の演習では「アドミラル・クズネツォフ」の名前も出てこないので、同艦とも別行動を取っているようです。
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大型揚陸艦サラトフは修理を終えて現役に復帰した

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『イタルタス』より
2014年2月17日14時56分配信
【ロシア連邦黒海艦隊で最古の艦の1隻は修理後に復帰した】
モスクワ、2月17日/イタルタス

黒海艦隊で最古の艦の1隻である大型揚陸艦「サラトフ」は修理を完了し、常時準備部隊へ復帰した。
イタルタス黒海艦隊広報サービス部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐より伝えられた。

「セヴァストーポリで大型揚陸艦サラトフは10ヶ月間の修理を完了しました。
14隻のプロジェクト1171シリーズの1隻目であり、連合部隊で最も古い艦の1隻は、常時準備部隊へ加わりました。
同艦は既に海洋への検査出航を実施し、航海前試験を成功裏に経過しました」

彼は話した。

近い内に大型揚陸艦「サラトフ」はローテーションの枠組において地中海ロシア海軍常設艦船連合部隊へ加入する予定であると黒海艦隊の代理人は指摘した。

プロジェクト1171大型揚陸艦「ヴォロネジスキー・コムソモーレツ」は1966年にソヴィエト社会主義共和国連邦海軍へ受領された。
2003年、同艦は新たな名前-「サラトフ」-を受け取った。


大型揚陸艦「サラトフ」は、プロジェクト1171大型揚陸艦の1番艦であり、1964年2月5日に起工、1964年7月1日に進水、1966年8月18日にソ連海軍へ引き渡されました。
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2013年1月下旬に実施されたロシア海軍3艦隊(北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊)合同演習に参加した後は、セヴァストーポリでオーバーホールを行なっていました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬)]

今回、オーバーホールが終わり、現役に復帰しました。

既に艦齢47年以上の大ベテランですが、当分の間は現役に留まるようです。

ロシア連邦軍北極圏統合コマンドが2014年末までに設立される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月17日13時28分配信
【北方艦隊と北極圏旅団は新たな軍事組織を組成する】
モスクワ、2月17日-ロシア通信社ノーボスチ

新たな組織~北方艦隊-統合戦略司令部は2014年末までに創設される。
それは、北方艦隊、北極旅団、航空・防空軍の一部、管理機関が含まれる。
月曜日、ロシア通信社ノーボスチは、ロシア連邦軍参謀本部の高位の代理人より伝えられた。

新たな司令部組織は、北方艦隊司令官により指揮される。
現在、このポストはウラジーミル・コロリョーフ大将が務めている。
彼は、ロシア連邦国防相に直属する。

「ロシア軍が作成する新たな組織は、北方艦隊及び陸上軍の北極圏旅団、航空・防空軍の一部、更には管理機関の追加により強化されます」」
参謀本部の代理人は話した。

彼は、新たな連合部隊の主な目的は、北極地域におけるロシアの利益の保護に有る事を強調した。
「それと北極海航路、漁業資源、埋蔵化石燃料の保護、そして最も重要なのは、我が国の北方の安全保障の提供です」
対談者は話した。

参謀本部の代理人によると、今年末までに新たな組織が機能し始めるように、今、積極的な資料の研究が行なわれている。

[ロシアの北極圏での計画は何か]
ロシアは、開発ペースの高まりという条件下において、5-7年後には北極圏の開発・研究の規模を、20世紀の1930-40年代に到来した「黄金時代」のレベルにまで持って行く事が出来るだろう。
今年2月、北極・南極博物館館長ヴィクトル・ボヤルスキーは述べた。

同月、「ロスネフチ」ムルマンスク州北極圏造船センターを作成すると発表した。

2013年4月、極東の大陸棚における資源探査のライセンスを有する「ロスネフチ」「ガスプロム」は、次年(2014年)に同地域での石油探査を積極化すると発表した。
特に「ロスネフチ」は、マガダンの大陸棚、カラ海及びバレンツ海で試験採掘を継続して行く。


ロシア北方艦隊は、2012年以降、北極圏での活動を活発化させています。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]
[聖アンドレイの旗の下に]


2013年9月には、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島への飛行場建設に協力しています。

この一連の動きを受け、北方艦隊をベースとして、北極圏ロシア連邦軍の陸海空軍各部隊を統一指揮する為の統合司令部が創設される事になったようです。

改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルの船体が形成された

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公開株式会社「生産合同・北方機械製造組合(セヴマシュ)」公式サイトより
2014年2月17日配信
【「クニャージ・ウラジーミル」の主要船体が形成された】

新世代戦略水中ロケット艦「クニャージ・ウラジーミル」は、最も重要な段階の1つに合格した-同艦の主要船体は形成された。

水圧試験は成功裏に実施され、構造の強度が示された。
今や、配管の調整、据え付けに関する次なる作業へと進む事が可能となった。
今年、工場供給者は、艦へ積載、設置される機器の供給を開始する。
作業は、総合建造スケジュール下で進んでいる。
艦は、毎週、総取締役ミハイル・ブドニチェンコによる点検を受けている。

「潜水艦の建造は、長く複雑な過程です」
「クニャージ・ウラジーミル」
納入責任者セルゲイ・コツォフは説明した。
「主として『難関な』箇所を決定することが出来るよう、正確に管理されます。
建造チームは有能な者が揃っています。
その大勢は私と共に原子力潜水艦ユーリー・ドルゴルーキーの建造に取り組み、彼等は時を経て重大な責任ある業務を行なっています。
艦は、信頼できる働き手に有ります」


原子力水中巡洋艦は、2012年7月30日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンの臨席下で起工された事が想い起される。
「クニャージ・ウラジーミル」公開株式会社「海洋工学中央設計局ルビーン」(サンクトペテルブルク)により設計され、弾道ミサイル「ブラヴァー」で武装した新世代の原子力戦略ロケット艦である。


[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

「ボレイ」級4番艦(プロジェクト955A「ボレイ-A」としては1番艦)「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日に起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]

2013年10月、船体の水圧試験が実施されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは水圧試験を行なう]

そして2014年2月中旬、船体が完成しました。


以前にはプロジェクト955A「ボレイ-A」は弾道ミサイル搭載数が20基に増加すると言われていましたが、ロシア海軍当局からは否定されています。
[新世代戦略原潜ボレイ級4番艦以降(ボレイ-A)の弾道ミサイル搭載数は増加しない]

ロシア原潜は地中海に居る?

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『独立軍事評論』より
2014年2月14日0時01分00秒配信
【アンドレイ旗の示威】
『独立軍事評論』解説員ウラジーミル・グンダロフ

バルト艦隊大型揚陸艦「ミンスク」黒海艦隊大型揚陸艦「ヤマル」ノヴォロシースクで物資を補充した後、2月11日夕方にボスポラス海峡を通過し、ロシア海軍地中海常設作戦連合部隊の作戦指揮下に入った。
『インタファクス-AVN』は海軍総参謀部から得られた情報を引用して伝えた。

従って、オレグ・ペシクロフ1等海佐が指揮する連合部隊は、現在、16隻の艦船を擁している。

それは、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「アゾフ」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「カリーニングラード」、そして(新たに)加わった「ミンスク」「ヤマル」、更には偵察艦「アドミラル・フョードル・ゴロヴィン」である。
彼等の活動を支援するのは、曳船「アルタイ」、「ニコライ・チケル」、給油船「セルゲイ・オシポフ」、「イマン」、「カーマ」である。

シリアタルトゥース港には浮揚工場PM-56が滞在している。
今日、地中海作戦連合部隊には、核兵器搭載艦を含め、(ロシア)海軍の最強の打撃戦力が集束されている。

特に注目されるのは、1月15日にジブラルタル海峡海軍の3隻の戦闘艦及び2隻の支援船から成る2つの戦術グループが通過した事である。
巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」率いる最初の戦術グループが通過する際、そのカバーの下で北方艦隊原子力ロケット潜水艦地中海へ入った可能性は除外されない。


記事冒頭で触れられているように、今年2月中旬、2隻の大型揚陸艦ロシア海軍地中海作戦連合部隊へ加わりました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊へ2隻の大型揚陸艦が加わる]

これでロシア海軍地中海作戦連合部隊に参加している艦船は合計16隻となり、同部隊が創設(2013年6月1日)されて以来、最大規模となっております。

[ロシア連邦海軍地中海作戦連合部隊]司令官オレグ・ペシクロフ1等海佐
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(北方艦隊、作戦連合部隊旗艦)
重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」(北方艦隊)
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」(北方艦隊)
大型揚陸艦「カリーニングラード」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「ミンスク」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「ヤマル」(黒海艦隊)
偵察艦「アドミラル・フョードル・ゴロヴィン」(バルト艦隊)
救助曳船「アルタイ」(北方艦隊)
救助曳船「ニコライ・チケル」(北方艦隊)
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」(北方艦隊)
中型海洋給油船「イマン」(黒海艦隊)
中型海洋給油船「カーマ」(北方艦隊)
浮揚工場PM-56(黒海艦隊、タルトゥースに駐留)


今回の記事では「(ロシア)海軍の最強の打撃戦力の集束」と書かれていますが、これは、ロシア連邦海軍の最有力水上艦である重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が共に作戦連合部隊へ参加している事を指しています。


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[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]

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[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

更に、この記事の執筆者であるウラジーミル・グンダロフ氏は、これ以外にも北方艦隊「原子力ロケット潜水艦」が参加しているのではないかと見ています。

2014年1月15日、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空艦グループは、二手に分かれてジブラルタル海峡を通過しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ入った]

「アドミラル・クズネツォフ」は先に海峡を通過したのですが、グンダロフ氏は、この時、原子力ロケット潜水艦も一緒に地中海へ入ったかもしれないと推察しています。

「原子力ロケット潜水艦」は、おそらくは有翼ミサイル搭載のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級)を指しています。
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949Aは、「ピョートル・ヴェリキー」「アドミラル・クズネツォフ」と同様に長距離打撃有翼ミサイル「グラニート」を装備しています。
[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]


ロシア海軍潜水艦の行動は原則非公開であり、例えば「ピョートル・ヴェリキー」「アドミラル・クズネツォフ」のように、遠距離航海へ出発しても広報部から発表される事は有りません。

2013年5月、ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ提督は、地中海作戦連合部隊原子力潜水艦が加わる事も有り得ると発言しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊には潜水艦も加わる]

従いまして、それ(ロシア原潜地中海展開)が嘘であるとは断定できません。
(本当であるとも断定できませんが)


ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト949A「アンテイ」(NATOコード名「オスカーII」)】

北方艦隊所属艦は、K-119「ヴォロネジ」、K-410「スモレンスク」の2隻が稼働状態に在ります。

「ヴォロネジ」は2011年11月末、「スモレンスク」は2013年12月末に寿命延長近代化改修を終えています。
[オスカーII級ミサイル原潜「ヴォロネジ」は近代化改装を終えた]
[オスカーII級原潜スモレンスクは修理を終えて基地へ戻った]

なお、「ヴォロネジ」は1996年2月-3月に地中海で戦闘勤務に就いています。
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同じ時期、「アドミラル・クズネツォフ」は最初の地中海遠征(1995年12月-1996年3月)を行ないました。