境界線上のIl-38


『イタルタス』より
2014年3月31日16時26分配信
【ヤポーニヤは境界線上付近のロシア軍航空機を迎撃する為に戦闘機を上げた】
トーキョー、3月31日/イタルタス特派員イーゴリ・ベリャーエフ

ヤポーニヤ自衛空軍戦闘機は、ヤポンスキー海の自国側の空域に接近した2機のロシア軍航空機を迎撃する為の出撃を行なった。
ヤポーニヤ防衛省は発表した。

当局によると、2機のロシア対潜航空機Il-38は、タケシマ(ドクト)オキ島の間で発見され、コレイスキー(朝鮮)半島東部へ向かい、その後、ヤポンスキー列島の西海岸に沿って北へ行った。
ヤポーニヤ領空の侵犯は記録されていない。

ヤポーニヤ防衛省が指摘したように、ロシア航空機は、既に先週から、このルート上で4度のフライトを行なっている。
第1回目(のフライト)が行なわれた3月26日水曜日、朝鮮民主主義人民共和国は、ヤポンスキー海エリアへ向けて2基の弾道ミサイル「ノドン」型の発射を実施した。

朝鮮民主主義人民共和国がミサイル発射を行った月曜日には、3月27日から4月7日まで朝鮮半島南部で実施されるアメリカ合衆国及び南朝鮮演習「サンヨン」(ダブルドラゴン)に関連する砲撃演習が開始されている。

これは、ソウルワシントンの軍事協力の歴史上で最大の海洋揚陸作戦演習である。


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今回のイタルタスの記事の元になったのは、これです。

『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2014年3月31日発表
【ロシア機の日本海における飛行について】

対潜航空機Il-38は、ロシア太平洋艦隊海軍航空隊に所属しています。
この2機は、沿海地方ニコラエフカ飛行場に駐留する機体です。
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今回の記事で述べられていますが、つい最近も、ロシア空軍所属の電子偵察機Il-20Mドクト島オキの間を飛行しています。
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『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2014年3月29日発表
【ロシア機の日本海における飛行について】

2014年3月27日発表
【ロシア機の日本海における飛行について】

2014年3月26日発表
【ロシア機の日本海における飛行について】
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潜水艦ザポリージャはウクライナ側へ返還される

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『イタルタス』より
2014年3月30日20時40分配信
【ウクライナ海軍唯一の潜水艦はセヴァストーポリからオデッサへ曳航される】
セヴァストーポリ、3月30日/イタルタス

ウクライナ海軍唯一の潜水艦「ザポリージャ」は、曳航されてオデッサへ移送される。
イタルタス黒海艦隊本部より伝えられたように、移送に従事するのはウクライナ軍人となるだろう。

「来週、ロシア軍及びウクライナ軍は、このプロセスを準備する為の最良の方法を話し合う協議を開催します」
対談相手の情報提供者は話した。
曳船は、ウクライナオデッサから来る予定である。
潜水艦「ザポリージャ」は作戦には不適当であり、新たな配置場所へ行く事は出来ない。

「ディーゼルエレクトリック潜水艦ザポリージャの騒音と戦闘能力という特性は、既に1980年代初頭から現代の海洋戦闘における必要条件を満たしておりません」
黒海艦隊
は伝えた。
「その理由は、居住保障システム、兵装、潜水艦のダメージコントロール手段が旧式化しており、乗組員にとっては安全ではない為です」

以前、ロシア黒海艦隊は、この潜水艦の使用を断念し、ウクライナ側も、移送に同意した。
乗組員は、黒海艦隊の一員としての勤務続行が提案されている。

潜水艦「ザポリージャ」は1970年に建造され、当初は北方艦隊の編制へ含まれていた。
1990年、潜水艦黒海へ移動した。
1997年にはウクライナ海軍の編制へ加入した。

2011年のロシア-ウクライナ演習「平和水路」において、欠陥を持つ潜水艦「ザポリージャ」は、仮想沈没船として使われた。
それは、遭難潜水艦の救助任務を果たす為、水底に横たわった。
「救助」潜水艦は、ロシア連邦黒海艦隊第13船舶修理工場の埠頭に接舷し、修理の為に滞在した。


クリミア共和国ロシア連邦へ編入された事に伴い、クリミア半島に居たウクライナ海軍艦艇ロシアへ接収されました。
[ウクライナ海軍には10隻の艦艇が残った]

ウクライナ海軍唯一の潜水艦「ザポリージャ」に関しては、ロシア黒海艦隊潜水艦部隊(第247独立潜水艦大隊)の司令と参謀長が出向いて説得工作を行ない、その結果、艦長と一部の乗員は艦を離れましたが、残りの乗員は潜水艦と共にロシア海軍へ加わる道を選びました。
[ウクライナ潜水艦ザポリージャ、ロシア黒海艦隊へ編入?]
[旧ウクライナ潜水艦ザポリージャはロシア海軍旗を揚げた]

ロシア黒海艦隊第247独立潜水艦大隊へ加わった旧「ザポリージャ」(B-435)ですが、早くもウクライナへ返還される可能性が出てきました。
[潜水艦B-435(旧ザポリージャ)はウクライナ海軍へ返還されるかもしれない]

ただ、今回の記事によると、「ザポリージャ」は自力航行できる状態には無く、オデッサまで曳航される事になるようです。
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「ザポリージャ」と共にロシア海軍へ加わった旧ウクライナ海軍サブマリナ―達は、引き続き黒海艦隊で勤務するようですが。

多国籍海軍演習KOMODOが始まった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2014年3月31日10時01分配信
【ロシア、オーストラリア、ベトナム、インドネシア、フィリピン、ヤポーニヤの艦は、演習「KOMODO-2014」の海上での最初のエピソードに取り掛かった】

ロシア艦は、多国籍部隊と共に捜索救助活動、通信訓練、ヘリコプター演習を実施する。
このエピソードへ参加するのは、ロシア、オーストラリア、ベトナム、インドネシア、フィリピン、ヤポーニヤの艦船である。

本日(3月31日)午前、海上での人員捜索救助に関わる部隊は、ナトゥナ(リアウ)諸島海域へと向かった。
演習における最初の課題は、捜索救助活動の実施である。
海上の仮想遭難区域においては、示された発煙筒の煙を速やかに発見しなければならない。

演習における次なるエピソードは、捜索救助ヘリコプターの交換となる。
3月31日夕方、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」インドネシアフリゲート「イオス・スダルス」ヤポーニヤ駆逐艦「アケボノ」ヘリコプターは、交互に艦の甲板に着艦し、救助グループを降ろす。
来たるべき夕方、多国籍部隊の艦船は通信演習を実施し、発光信号のやり取りを行なう。

次の日の4月1日も、ナトゥナ(リアウ)諸島海域で演習が継続される。
アジア太平洋地域の数ヶ国の船員は、津波の仮想被災者を避難させる作戦を実施する。
艦載航空隊のヘリコプターは、自然災害場所から避難させる。

前日(3月30日)の夕方、太平洋艦隊の公式代表団は、バタム島で開催された演習の開始式典へ参加した。
また、ロシア艦船の乗組員は、スポーツ競技会へ参加し、参加国海軍の乗組員とのボート競技、トライアスロン、バスケットボール、サッカーを行なった。

大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「イルクト」、救助曳船「アラタウ」で構成され、沿海地方異種戦力連合部隊司令官代理ウラジーミル・ドミトリエフ少将が指揮する太平洋艦隊艦船支隊は、3月中旬にウラジオストクを去った事が想い起される。

南シナ海演習「KOMODO-2014」は、4月3日に終了する。


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"KOMODO"は、インドネシアを初めとするASEAN諸国などが参加する国際海軍演習です。
【多国籍海軍演習"KOMODO"公式サイト】

"KOMODO"演習へ参加するロシア太平洋艦隊艦船支隊は、3月中旬にウラジオストクを出航しました。
[ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフはインド洋へ行く]

3月28日、インドネシアバタム島に到着しました。
[ロシア太平洋艦隊は多国籍海軍演習KOMODOに参加する]

そして3月31日、南シナ海ナトゥナ(リアウ)諸島海域で海上演習が開始されました。
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「マルシャル・シャーポシニコフ」支隊は、"KOMODO"演習が終わった後、インド洋へ入り、スリランカパキスタンを訪問する予定です。

ウクライナ海軍には10隻の艦艇が残った

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『Tsenzor.Net』より
2014年3月26日10時35分配信
【ウクライナ海軍の編制には10隻の艦艇が残された】

51隻(の各種艦艇)はロシア軍に捕獲された。

(それ以外の)戦闘艦、戦闘艇、保障船ウクライナ海軍の編制へ残った。

[ウクライナ海軍の戦闘艦](2隻)
1:フリゲート「ヘトマン・サハイダチヌイ」-U130
2:砲艇「スカドフスク」-U170

[ウクライナ海軍の補助船](3隻)
1:偵察艦「ペレヤスラフ」-U512
2:潜水作業船「ネチシン」-U700
3:乾燥貨物船「スヴァトヴェ」-U763

[ウクライナ海軍のカッター(艇)](5隻)
1:カッターAK-01 - U172
2:カッターAK-02 - U173
3:対攪乱工作艇「ゴーラ・プリスタニ」-U241
4:カッター「ウラジーミル・ヴォルィンスキー」-U721
5:カッター「ピヴェデンヌイ」-U855


[ロシア旗を掲げたウクライナ海軍の戦闘艦及び補助船](51隻)
1:潜水艦 「ザポリージャ」-U01
2:統制艦「スラヴィティチ」-U510
3:大型揚陸艦「コンスタンチン・オリシャンスキー」-U402
4:中型揚陸艦「キロボグラード」-U401
5:海洋掃海艦「チェルニゴフ」-U310
6:海洋掃海艦「チェルカースィ」-U311
7:コルベット「ヴィニツァ」-U206
8:コルベット「ルツィク」-U205
9:コルベット「フメリニツキー」-U208
10:コルベット「テルノーピリ」-U209
11:ロケットコルベット「ドニエプル」-U155
12:ロケット艇「プリルキ」-U153
13:泊地掃海艇「ヘニチェスク」-U360
14:統制艦「ドンバス」-U500
15:潜水作業船「ポチャエフ」-U701
16:救助曳船「クレメネツ」-U705
17:捜索救助船「イズヤスラフ」-U706
18:消防艇「ボルシチフ」-U722
19:輸送船「ジャンコイ」 -U754
20:輸送船「スダク」-U756
21:給油船「バフマチ」-U759
22:給油船「ファストフ」-U760
23:消磁船「バルタ」-U811
24:物理フィールド管理船「セヴェロドネツク」-U812
25:海洋曳船「コレーツ」-U830
26:サルベージ船「ショストカ」-U852
27:浮揚倉庫「ゾロトノシャ」-U855
28:潜水作業船「カメンカ」-U860
29:曳船「クラスノペレソプスク」-U947
30:曳船「ドブノ」-U953
31:清掃船-U954
32:輸送船「ゴルロフカ」-U753
33:訓練艇「チギリン」-U540
34:訓練艇「スミラ」-U541
35:訓練艇「ノヴァヤ・カホーフカ」-U542
36:水路艇「スクヴィラ」-U635
37:カッター「U659」
38:カッター「U662」
39:カッター「U001」
40:カッター「コロステニ」-U853
41:カッター「ドブロポリエ」-U854
42:カッター「U926」
43:潜水作業艇「ロムニー」-U732
44:潜水作業艇「トクマク」-U733
45:衛生艇「ソーカリ」-U782
46:迎賓艇「イリイチェフスク」-U783
47:対攪乱工作艇「フェオドシヤ」-U240
48:魚雷艇「ヘルソン」-U891
49:曳航艇「ノヴォオゼルノエ」-U942
50:消防艇「エフパトリヤ」-U728
51:浮揚クレーン「カランチャク」-U802



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クリミア共和国ロシア連邦へ編入された事により、セヴァストーポリに居たウクライナ海軍艦艇ロシアへ接収されました。
[ウクライナ潜水艦ザポリージャ、ロシア黒海艦隊へ編入?]
[旧ウクライナ潜水艦ザポリージャはロシア海軍旗を揚げた]
[旧ウクライナ海軍統制艦スラヴィティチはロシア旗を揚げた]

セヴァストーポリ在伯艦艇のみならず、ドヌズラフ湾ウクライナ海軍基地ノヴォオゼルノエに居た艦艇も、結局ロシア軍の手に落ちました。
[ウクライナ海軍艦艇の一部はドヌズラフ湾内に閉じ込められた]


これらの旧ウクライナ海軍艦艇は、ロシア海軍の手により点検が行なわれた後、ロシア黒海艦隊で使用するか否かが決定されます。
[旧ウクライナ海軍艦艇は機器検査後にロシア黒海艦隊へ加わる]


そしてウクライナ海軍の手元には、フリゲート「ヘトマン・サハイダチヌイ」を始めとする10隻の艦艇が残されました。

この内、戦闘能力を有するのは2隻のみです。

フリゲート「ヘトマン・サハイダチヌイ」
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砲艇「スカドフスク」
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潜水艦B-435(旧ザポリージャ)はウクライナ海軍へ返還されるかもしれない

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『Tsenzor.Net』より
2014年3月29日9時49分配信
【ロシアはウクライナへ捕獲潜水艦「ザポリージャ」を返還するかもしれない】

プロジェクト641ディーゼルエレクトリック潜水艦「ザポリージャ」は、ウクライナ海軍へ復帰する。
ロシア海軍総参謀部は伝えた。

「それは、彼等の判断で使用或いは解体する為に、ウクライナ国防省へ移管される事も有り得ます」
対談者は説明した。

彼によると、潜水艦の年齢は44年である。
その戦闘能力は長期に渡り時代遅れとなっており、この数十年間は、殆ど任務遂行の為に海へ出ていない。

「ウクライナ側は定期的な努力を実行し、艦船修理企業は部隊へ復帰させるために努力していました。
ですが、この施策は、肯定的な結果として表れておりません」

彼は話した。

潜水艦「ザポリージャ」乗組員は、黒海艦隊の一員としての勤務続行が提案されている。
サンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で建造され、近い内に(黒海艦隊へ)補充される6隻の新たな潜水艦において。


クリミア共和国ロシア連邦へ編入された事に伴い、セヴァストーポリ在泊のウクライナ海軍艦艇ロシアへ接収されました。

ウクライナ海軍唯一の潜水艦「ザポリージャ」に関しては、ロシア黒海艦隊潜水艦部隊(第247独立潜水艦大隊)の司令と参謀長が出向いて説得工作を行ない、その結果、艦長と一部の乗員は艦を離れましたが、残りの乗員は潜水艦と共にロシア海軍へ加わる道を選びました。
[ウクライナ潜水艦ザポリージャ、ロシア黒海艦隊へ編入?]
[旧ウクライナ潜水艦ザポリージャはロシア海軍旗を揚げた]
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ロシア黒海艦隊第247独立潜水艦大隊へ加わった旧「ザポリージャ」(B-435)ですが、早くもウクライナへ返還される可能性が出てきました。
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ただし、ロシア海軍へ参加した「ザポリージャ」元乗組員は、今後新たに就役するプロジェクト06363潜水艦の乗組員となるようです。
[プロジェクト06363潜水艦]

旧ウクライナ海軍艦艇は機器検査後にロシア黒海艦隊へ加わる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年3月27日11時00分配信
【約30隻のウクライナ海軍艦艇は機器検査後に黒海艦隊へ加わる】
セヴァストーポリ/モスクワ、3月27日-ロシア通信社ノーボスチ

ウクライナ海軍の約30隻の戦闘艦及び保障船ロシア黒海艦隊の戦闘編制へ補充されるが、それは、機器検査を実施した後でのみとなる。
ロシア通信社ノーボスチは、木曜日に黒海艦隊司令部の情報提供者より伝えられた。

「以前にウクライナ旗の下に有った艦艇は、自動的に黒海艦隊の戦闘編制へ含まれますが、艦の必要な機器検査が実施され、艦が艦隊へ残るか、廃棄されるかが決定されます」
対談者は話した。

彼によると、艦船の機器準備状態を判断するのは、ロシア海軍及び黒海艦隊船舶修理企業の専門技術者になる。

ウクライナでは、2月22日に政権の交代が発生した。それはクーデターによるものであった。
最高議会は、大統領ヴィクトル・ヤヌコーヴィチを政府から追放し、憲法を変更し、5月25日の選挙を定めた。
ヤヌコーヴィチは、暴力の脅威故にウクライナを離れる事を強制されたが、(自分は)依然として合法的に選出された国家元首のままであると表明した。
モスクワは、最高議会の決定の正当性について疑問を持っている。

ウクライナ東部および西部の多くの地域、更にクリミアは、最高議会の正当性を認めておらず、(クリミアでは)地域の将来の運命に関する住民投票の実施を決定した。
クリミアで3月16日に実施された住民投票では有権者の96.77パーセントが投票に参加し、共和国のロシア連邦への編入が支持された。


2014年3月27日11時15分配信
【ウクライナ海軍艦艇の機器検査は今年中に完了できる】
セヴァストーポリ/モスクワ、3月27日-ロシア通信社ノーボスチ

黒海艦隊の戦闘編制への加入が計画されているウクライナ海軍艦艇の機器検査は、今年中に完了できる。
ロシア通信社ノーボスチは、木曜日に黒海艦隊司令部の情報提供者より伝えられた。

「この過程は時間が掛かるかもしれませんが、私共は、それが今年中に完了する事を見込んでおります」
情報提供者は話した。

彼は、現時点において、技術的観点から最も準備が出来ているのは、コルベット「テルノーピリ」、「リュツク」、「フメリニツキー」、統制艦「スラヴィティチ」、揚陸艦「コンスタンチン・オリシャンスキー」、「キロヴォグラード」である事を強調した。
「コルベット"テルノーピリ"の機器準備状態については、少なくとも、ウクライナ海軍は、今年4月に海賊と戦う為にアデン湾への航海を計画していたという事実を申し上げることが出来ます」
対談者は話した。
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彼によると、ウクライナ海軍保障船は稼働状態に在る。
「それらは海上に在り、黒海で使用する事が出来ます」
情報提供者は強調した。

同時に彼は、現在、セヴァストーポリストリエツカ湾に停泊している掃海艦、ロケット艦、ロケット艇の準備状態について疑問を表明した。
「これらの艦艇は殆ど海へ出ておらず、私共は、幾つかの問題点が有ると見ております」
情報提供者は話した。

元黒海艦隊司令官・ロシア連邦海軍総参謀長ヴィクトール・クラフチェンコ大将は、ソヴィエト社会主義共和国連邦黒海艦隊の艦艇は1997年にロシアウクライナとの間で80パーセントと20パーセントの割合で分割された事を想い起した。
「クリミア及びセヴァストーポリがロシアへ加盟する以前、ウクライナ海軍には、約40隻の戦闘艦及び支援船が在りました。
多くの艦艇は、資金不足が故に必要な修理が実施されず、スクラップとして切り刻まれました」

クラフチェンコロシア通信社ノーボスチへ話した。


クリミア自治共和国ロシア連邦へ編入された事により、セヴァストーポリに在伯していたウクライナ海軍艦艇ロシアへ接収されました。
[ウクライナ潜水艦ザポリージャ、ロシア黒海艦隊へ編入?]
[旧ウクライナ潜水艦ザポリージャはロシア海軍旗を揚げた]
[旧ウクライナ海軍統制艦スラヴィティチはロシア旗を揚げた]

これらの旧ウクライナ海軍艦艇は、ロシア海軍の手により点検が行なわれた後、ロシア黒海艦隊で使用するか否かが決定されます。

ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフはキプロス島沖で艦載機飛行訓練を再開する

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『イタルタス』より
2014年3月28日11時53分配信
【ロシアの飛行機とヘリコプターはキプロス海域の「アドミラル・クズネツォフ」甲板上から飛び立つ】
ムルマンスク、3月28日/イタルタス

重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」艦上に駐留する北方艦隊海洋航空隊の甲板飛行士は、数日中にキプロス島南西海域で戦闘機Su-33及びヘリコプターKa-27の周期飛行を実施する。
金曜日、イタルタス西方軍管区下の北方艦隊広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガより伝えられたように、航空母艦は、地中海東部に投錨した後、この海域へ移動してきた。

「数日間続いた投錨中、アドミラル・クズネツォフ乗組員は、艦のシステム及び機器の計画メンテナンスを実施し、給油船セルゲイ・オシポフから物資を補充しました」
セルガ
は伝えた。

2013年12月17日に始まった航空巡洋艦の遠距離航海の間に北方艦隊飛行士は公海上の甲板から約300回のフライトを行ない、約260時間に渡り空中に滞在している。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]

[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

北方艦隊旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする部隊は、2013年12月17日に遠距離航海へ出発しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海遠征へ出発した]

2014年1月15日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ入った]

1月23日、地中海西部の停泊地を抜錨し、東へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海西部を抜錨し、東へ向かった]

翌1月24日、バレアレス諸島南方において艦上戦闘機Su-33の空戦訓練を行ないました。
[空母アドミラル・クズネツォフ艦載機は地中海で空戦訓練を実施する]

1月28日、補給の為にマルタ島南東海域へ投錨しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはマルタ島沖に投錨した]

その後、マルタ島沖を抜錨し、地中海東部へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33はスクランブル当直に就く]

2月10日、地中海東部に到着し、既に2013年11月上旬から地中海で行動中の北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と合流しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは地中海東部で原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと合流した]

その後、キプロス島南西海域で洋上補給を行ない、南東海域へ移動し、2月13日から艦載機の飛行訓練を開始しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはキプロス島南東で艦載機の訓練飛行を行なった]
[空母アドミラル・クズネツォフ航空隊の訓練は続く]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦載機は地中海東部で飛行訓練を継続する]

2月27日~3月2日、キプロスリマソール港を訪れました。
[空母アドミラル・クズネツォフは初めてキプロスを訪問した]
[キプロス大統領は空母アドミラル・クズネツォフを訪れた]
[空母アドミラル・クズネツォフはキプロスを去り、地中海東部に滞在する]

その後も地中海東部艦上戦闘機Su-33の飛行訓練が続けられました。
[空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機は地中海で空戦訓練を続ける]
[2名のSu-33パイロットは空母アドミラル・クズネツォフへの200回目の着艦を達成した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフはキプロス島南西海域に居る]

その後、一旦キプロス島沖から離れ、地中海東部の何処か(シリア沖?)に投錨して艦のメンテナンスや物資補給が行なわれました。
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おそらくは、シリアタルトゥース港に居る工作船PM-56を呼び寄せて艦の整備が行なわれたのでしょう。
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その後、再びキプロス島南西海域へ戻り、艦載機の飛行訓練が再開されます。


なお、ヤポーニヤのメディアは、今回の「アドミラル・クズネツォフ」地中海遠征は、最近のウクライナ情勢の悪化の為に実施されたなどと報じていますが、全くの無関係です。

今回の地中海遠征は、遅くとも昨年(2013年)5月には計画されています。
[空母アドミラル・クズネツォフは2013-2014年に遠距離航海を行なう]
[空母アドミラル・クズネツォフは年末に地中海へ行く]

ヤポーニヤメディアは、「アドミラル・クズネツォフ」ウクライナ情勢悪化の為に地中海へ入り、キプロス島沖で演習を実施したなどと報じましたが、当ブログで逐一伝えている「アドミラル・クズネツォフ」の動向を追って行けば、それは馬鹿げた妄想に過ぎない事が分かるでしょう。
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ロシア太平洋艦隊は多国籍海軍演習KOMODOに参加する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年3月28日2時32分配信
【太平洋艦隊支隊は演習へ参加する為にシンガポール海峡へ入った】
ウラジオストク、3月28日-ロシア通信社ノーボスチ

金曜日、太平洋艦隊艦船支隊は、自然災害の結果を排除する多国籍演習「KOMODO」へ参加する為、シンガポール海峡へ入った。
ロシア通信社ノーボスチは、太平洋艦隊代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。

「運動の沿岸部門はインドネシアのバタム港で開催され、16ヶ国の船員は会議中に陸上及び海上での活動に関して意見を纏めます。
演習の活動段階は、4月1日と2日に南シナ海南部で実施されます。
海上で多国籍部隊は合同機動演習を行ない、海上での人員捜索・救助のエピソードを仕上げます。
同時に、通信演習も実施されます」
マルトフ
は話した。

彼によると、更に太平洋艦隊将兵は、アジア太平洋地域の同僚とのヘリコプター演習実施を計画する。
支隊補助船も、損傷艦曳航に関するエピソードへ関わる。

「演習の最終段階は、沿岸における津波の結果を排除し、人道援助を提供する訓練となります。
これには、ロシア艦の乗組員の一員として加わっている海軍歩兵部隊が参加します」

対談者は指摘した。

大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「イルクト」、救助曳船「アラタウ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、3月中旬にウラジオストクを去り、インド洋での戦闘勤務へと出発した。


"KOMODO"は、インドネシアを初めとするASEAN諸国などが参加する国際海軍演習です。
【多国籍海軍演習"KOMODO"公式サイト】

"KOMODO"演習へ参加するロシア太平洋艦隊艦船支隊は、3月中旬にウラジオストクを出航しました。
[ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフはインド洋へ行く]

そして3月28日、インドネシアバタム島に到着しました。
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バタム島"KOMODO"演習参加国の海軍士官による打ち合わせが行なわれた後、4月1日から南シナ海南部で海上演習が実施されます。

「マルシャル・シャーポシニコフ」支隊は、"KOMODO"演習が終わった後、インド洋へ入り、スリランカパキスタンを訪問する予定です。

ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは戦闘訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2014年3月27日17時06分配信
【太平洋艦隊はロケット巡洋艦「ワリャーグ」と海洋航空隊の合同演習を実施した】

太平洋艦隊は計画戦闘訓練を続けている。
今日、海洋航空隊の飛行士と親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は合同演習を実施した。

戦闘演習の実施には、捜索救助・対潜ヘリコプターKa-27が関わっていた。
回転翼機の乗員は、何度か空中偵察に飛び立ち、仮想敵潜水艦の捜索・探知の課題を果たし、ロケット巡洋艦への数多くの着艦の間に、彼らの飛行技量を磨き上げた。

「ワリャーグ」乗組員は、艦の生存への対処及び無防護の停泊地における防衛の課題を果たした。
擲弾筒で武装した対後方攪乱グループは、一連の戦闘演習を遂行し、仮想敵の水中工作員を撃滅した。

今日、太平洋艦隊旗艦の乗組員は、仮想敵の空中攻撃手段~対潜航空機IL-38から同艦へ数キロメートルへ投下された模擬小型空中移動目標~に対し、砲撃により成功裏に反撃した。

明日、親衛船員は、海上及び地上目標に対し、約20回の戦闘射撃を実施する。


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ロシア太平洋艦隊旗艦となっている親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2013年8月末から2014年1月末まで、太平洋、インド洋、そして地中海への遠距離航海を行ないました。
[ロケット巡洋艦ワリャーグ地中海遠征(2013年8月-)]

帰港後はウラジオストク金角湾で艦の整備と乗員の休養に専念していたようですが、3月末に洋上活動を再開しました。

幻のウクライナ「軍用イルカ」

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年3月27日9時50分配信
【セヴァストーポリ海洋水族館はロシア連邦側へ軍用イルカが移管されたというニュースを否定した】

3月26日、数多くのロシア及びウクライナのメディアから「セヴァストーポリ国立海洋水族館で飼育されている軍用イルカ及び軍用アザラシが、ロシア海軍での勤務に移行した」という情報が出てきた。
(メディアの)申し立てによると、海洋水族館ロシア海軍で役立てる為に新たな訓練プログラムを準備しており、この為に同館の従業員は「クリミアの軍用イルカ及び軍用アザラシの為の新たな用具を開発する」

しかし、『ヴェスチ』は、海洋水族館自身が、この件について何も知らない事を突き止めた。
「我々は、軍用イルカや軍用アザラシに関するプログラムについての事など、誰にもお話しておりませんし、全く存じ上げておりません」

収容施設は『ヴェスチ』へ伝えた。
「特に、軍事目的の為の海洋動物に関しまして、私共は、既に長年に渡り用意はしておりません。
私達は、何名かの個人に対してのみ、子供や大人のリハビリテーションプログラムを支援する為のイルカを用意しました。
この情報は、黒海艦隊管理部から出ているかもしれませんが、我々は、今、そこへ所属しているのですか?」


しかし、ロシア連邦黒海艦隊広報サービスは、有名な軍用イルカに関する情報を「切り捨てた」
「私共は、この件については初耳です」
ロシア連邦黒海艦隊広報センター部長ヴャチェスラフ・トルハチェフは『ヴェスチ』へ話した。

「その公共施設(水族館)が殆ど瓦解した数ヶ月前、ウクライナは、それを解散する事を決定しました。
軍用イルカが現存するという情報は滑稽であると気づく必要が有ります」


実際、今年2月初頭、当時海洋水族館の職員が属していたウクライナ国防省は、公共施設(水族館)が閉鎖され、職員は解雇されると発表した。
このような決定の理由は、公共施設(コザチャ湾の24ヘクタールとフロレント岬の39へクタール)が「地上美食地区」となる可能性が有った為である。

同時に、ウクライナ国防省は、公共施設の解散(理由)について「非効率的な活動、汚職の発覚」と説明した。
施設のトップ、アレクサンドル・ゴルバチョフは、そのポストから解任された。

ウクライナ国防省の情報提供者が『ヴェスチ』へ伝えた所によると、この前の冬に海洋水族館が監査された結果、管理部の行動が原因となる被害が発覚し、その総額は、約500万グリブナとなる。
それは、使用されていない機器の修理の為の法外な金額、存在しない職員の為の未払い給与が含まれ、科学研究は、店舗レストランへ販売するエビカキの養殖の為に利用された。
更に、この4年間で動物数は減少した:22頭から15頭へ(例えば、5頭のイルカは死亡して帳簿から償却され、トルコへ売られた)

実際には、セヴァストーポリの軍用イルカは、思い出の中にのみ残されている。
「前世紀の1980年代、黒海艦隊では、我々の海洋水族館のイルカがセヴァストーポリ湾の主な入口を防護しており、彼等は、無線統制機雷を設置することが出来ました」
以前に同艦隊で勤務していたセヴァストーポリの退役兵は『ヴェスチ』へ説明した。
「あらゆる疑わしい物体をイルカは特定し、同時に、中央局へ信号を送信しました。
士官オペレータは、イルカへ、その"何か"(註:水中工作員)を水上へ追い出すように指令し、艇を迎え撃つか、あるいはイルカ部隊により物体を破壊するように送信するかを決定しました」


軍用動物の一部は、我々と同じ日を生き残る事は無く老衰で死亡し、その一部は、非公式情報によると、1990年代末にイランへ輸出された。
以前、そこにあった海洋水族館主要特殊実験室は、もう無い。


元記事
『ヴェスチ・ウクライナ』より
2014年3月26日17時04分配信
【セヴァストーポリ海洋水族館はロシア連邦側へ軍用イルカが移管されたというニュースを否定した】


2014年3月26日、クリミア半島ウクライナ海軍が保有していた軍用イルカ軍用アザラシロシア軍に接収されたと報じられました。
ロシアウクライナでも報じられ、日本でも報じられました。
(ロシアでは『ロシア通信社ノーボスチ』などが報道)

『産経ニュース』より
2014年3月26日23時配信
【ウクライナの「軍用イルカ」「軍用オットセイ」、ロシア軍が接収】

しかし、今回の記事に有るように、それは「幻」でした。

『ヴェスチ・ウクライナ』が現地で関係者へ取材した結果、「軍用イルカ」を飼育していたとされる水族館は、実際には汚職塗れだった事が明らかにされました。

そこで「飼育」されていたのは、「軍用イルカ」でも「軍用アザラシ」でもなく、レストランへ卸す為のエビカキだったのです。


ソヴィエト連邦時代の1980年代には、黒海艦隊基地セヴァストーポリ「軍用イルカ」は実在していましたが、ソ連邦解体後、それは途絶えてしまい、今日に至るまで復活する事は無く、今は関係者の思い出の中にのみ存在しています・・・

ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母2番艦を黒海艦隊へ配備する計画は無い

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『インタファクス』より
2014年3月26日11時40分配信
【ヘリコプター母艦「セヴァストーポリ」は黒海艦隊旗艦となる】
モスクワ、3月26日、インタファクス.RU

第2の「ミストラル」級ヘリコプター母艦「セヴァストーポリ」は2017年にロシア黒海艦隊へ加入し、その主要基地に駐留する。
水曜日、『インタファクス-AVN』は軍当局(国防省)より伝えられた。

「この3年間で、同艦の為の港には駐留インフラストラクチャが建設されます」
対談者は話した。

「ヘリコプター母艦"セヴァストーポリ"は2017年末までに黒海艦隊へ受け入れられます。
この時期までに、同艦の為の適切なインフラストラクチャがセヴァストーポリ(港)に建設されます。
2015年には、ヘリコプター母艦は太平洋艦隊に居ます。
そしてウラジオストクから地中海へ向かい、海軍グループの一員として任務を遂行します。
戦闘勤務完了後、同艦は黒海艦隊の主要基地へ行き、(同艦隊の)旗艦となります」

対談者は話した。


しかし、この情報は、同日夜に否定されました。
他ならぬこの情報を流布した『インタファクス』自身によって・・・



『インタファクス』より
2014年3月26日20時39分配信
【ロシア海軍は「ミストラル」を黒海へ駐留させる決定など下していない】
モスクワ、3月26日、インタファクス.RU

ヘリコプター母艦「ミストラル」黒海エリアへ配置する計画など無い。
水曜日、ロシア海軍総参謀部の代理人は『インタファクス』へ表明した。

「当初の計画では、ミストラル型ヘリコプター母艦の行き先は太平洋艦隊で調整されており、変更は有りません。
そうです、このタイプの艦を黒海へ配置する決定など下されておりません」

対談者は話した。

彼は、「ミストラル」型ヘリコプター母艦が2017年に黒海艦隊へ加入するという最近のメディア情報(註:他ならぬ上記『インタファクス』記事)についてコメントした。

総参謀部の代理人は、これまでに「ミストラル」の行き先は太平洋艦隊になる予定であると発表されている事を想い起した。
「この計画は、元のままです」
彼は話した。

「既に現在、これらの艦を常時駐留させるた為のインフラストラクチャ施設の建設がウラジオストクで行なわれています」
対談者は指摘した。

彼によると「これらの艦をロシア海軍が軍備採用する具体的な時期について申し上げる事は、まだ難しいですね。
ミストラルは兵器を装備し、国家受領試験の為の航海を実施し、人員を育成する必要が有ります。
これら全ての事には、かなりの時間が必要となります」

海軍総参謀部の代理人は指摘した。

「その後でのみ、この艦をロシア海軍へ軍備採用し、駐留場所を特定する決定を下す事が出来るでしょう」
海軍総参謀部の代理人は話した。

軍艦「ミストラル」級が寄港できるロシア連邦海軍の駐留所に関する問題について、対談者は指摘した。
「この艦が海軍の戦闘編制へ受け入れられた後、艦隊間協同動作の枠組において、北方艦隊の主要基地-セヴェロモルスク市や黒海艦隊の主要基地-セヴァストーポリへ定期的に寄港する事も有り得ます
これらの基地のインフラストラクチュアは、あらゆる排水量の戦闘艦を受け入れ、確実に様々な任務を遂行する為のリソースを作り出すことが出来ます」

海軍総参謀部の代理人は話した。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

『インタファクス』は、昨年(2013年)5月にも、「ミストラル」級2番艦「セヴァストーポリ」黒海艦隊へ配備されると報じ、同日『ロシア通信社ノーボスチ』により否定されています。
[ロシア海軍のミストラル級が黒海艦隊へ配備される事は無い]

それは何時ものパターンなのですが、今回のように『インタファクス』の報道を『インタファクス』自身が否定するというケースは極めて異例です。

北方艦隊とバルト艦隊の艦はキプロス島沖で合同演習を実施する

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『イタルタス』より
2014年3月26日13時47分配信
【北方艦隊とバルト艦隊の艦は連携行動に習熟する】
ムルマンスク、3月26日/イタルタス特派員イリヤ・ヴィノグラードフ

北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」及び大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」は、バルト艦隊大型揚陸艦「カリーニングラード」及び「ミンスク」との連携行動への習熟を始めた。

イタルタス西方軍管区下の北方艦隊広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガより伝えられた所によると、ロシア海軍艦隊間グループの構成に加わっている4隻の艦の演習は、地中海東部キプロス島南西で実施される。

「アドミラル・レフチェンコ艦上から実施される単一指揮の下、北方艦隊とバルト艦隊の艦は、視覚及び観測機器装置を使用した航海中の再編成、更には、国際基準に沿った電波信号を発信する組織的通信練習といった一連の合同訓練を実施します」
広報サービスは伝えた。

今後数日間、北方艦隊バルト艦隊の将兵は、対空防衛訓練-様々な高度からの攻撃への反撃-に参加する。
更には、海上における艦の生存の為の対処、一連の捜索-救助支援活動といった演習が提供される。


本日(3月26日)、ロシア海軍大型揚陸艦3隻が黒海から地中海へ入りました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦3隻は黒海から地中海へ入った]

この3隻は、地中海東部に居た北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」と合流し、キプロス島南西沖で合同訓練を開始しました。

大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」は、2014年3月19日から3月24日までキプロス島リマソール港へ寄港していました。
[大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはキプロスを訪れた]

大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」は、今年2月中旬には地中海東部黒海艦隊大型揚陸艦と合同訓練を実施しています。
[大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは2隻の揚陸艦と演習を行なった]

現在、地中海に展開するロシア海軍の水上艦及び各種支援船は、この13隻です。

[ロシア連邦海軍地中海作戦連合部隊]司令官オレグ・ペシクロフ1等海佐
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(北方艦隊、作戦連合部隊旗艦)
重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」(北方艦隊)
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」(北方艦隊)
大型揚陸艦「カリーニングラード」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「ミンスク」(バルト艦隊)
偵察艦「アドミラル・フョードル・ゴロヴィン」(バルト艦隊)
救助曳船「アルタイ」(北方艦隊)
救助曳船「ニコライ・チケル」(北方艦隊)
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」(北方艦隊)
中型海洋給油船「カーマ」(北方艦隊)
浮揚工場PM-56(黒海艦隊、タルトゥースに駐留)

ロシア海軍の大型揚陸艦3隻は黒海から地中海へ入った

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年3月26日10時39分配信
【2艦隊の揚陸艦は黒海を離れ、地中海の海軍グループへ補充された】

北方艦隊大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」バルト艦隊大型揚陸艦「カリーニングラード」「ミンスク」黒海海峡を通過し、地中海エリアへ出て、海軍常設作戦連合部隊の一員に加わった。
『インタファクス-AVN』は、3月26日に海軍総参謀部から伝えられた。

「艦は作戦区域へ入り、本日(3月26日)、北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコと合流し、その後に海軍作戦連合部隊の一員としての任務を遂行します」
対談者は話した。

彼によると、昨年(2013年)には10隻のロシア揚陸艦が(黒海から)地中海へ向けて約30回の航海を行なった。
この内の最高記録は、バルト艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」地中海への6度の航海である。

対談者は、BDK-58「カリーニングラード」BDK-43「ミンスク」ノヴォロシースクで航海間修理と物資補充を実施した事を指摘した。
艦上には、バルト艦隊海軍歩兵部隊の対テログループが乗っている。

情報提供者は、同海域で任務を遂行するロシア海軍常設艦隊間艦船グループの艦の出航は、ローテーションの枠組において実施されている事を想い起した。

地中海に滞在する海軍作戦連合部隊は、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、更には、偵察艦「アドミラル・フョードル・ゴロヴィン」で構成されている。

彼らの活動は、中型曳船「アルタイ」、「ニコライ・チケル」、給油船「セルゲイ・オシポフ」及び「カーマ」により支援される。
シリアタルトゥース港では、浮揚工場(工作船)PM-56が任務を遂行している。
海軍連合部隊オレグ・ペシクロフ1等海佐が指揮する。


現在、地中海東部には、ロシア連邦海軍の最有力水上艦である重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」を筆頭に10数隻の艦船が展開しています。

[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]

[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

本日(3月26日)に地中海入りした3隻の大型揚陸艦を含めると、現在、地中海に展開するロシア海軍水上艦及び各種支援船は、この13隻です。

[ロシア連邦海軍地中海作戦連合部隊]司令官オレグ・ペシクロフ1等海佐
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(北方艦隊、作戦連合部隊旗艦)
重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」(北方艦隊)
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」(北方艦隊)
大型揚陸艦「カリーニングラード」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「ミンスク」(バルト艦隊)
偵察艦「アドミラル・フョードル・ゴロヴィン」(バルト艦隊)
救助曳船「アルタイ」(北方艦隊)
救助曳船「ニコライ・チケル」(北方艦隊)
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」(北方艦隊)
中型海洋給油船「カーマ」(北方艦隊)
浮揚工場PM-56(黒海艦隊、タルトゥースに駐留)


大型揚陸艦は、交代で黒海沿岸のノヴォロシースク地中海東部(シリアタルトゥース)を往復しています。

バルト艦隊大型揚陸艦「ミンスク」は、2013年8月初頭から地中海へ派遣されています。
バルト艦隊大型揚陸艦「カリーニングラード」は、2013年12月末に地中海へ派遣されました。

ノヴォロシースク港の大型揚陸艦「カリーニングラード」と「ミンスク」(2014年3月3日)
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北方艦隊大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は、2013年11月上旬から地中海へ派遣されています。
北方艦隊大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」は、2013年12月中旬に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に地中海へ向かいました。

この他、「地元」黒海艦隊大型揚陸艦も交代で地中海東部へ派遣されています。
(現時点では、地中海には居ないようですが)

ロシア海軍向けプロジェクト11356フリゲート6番艦はキャンセルされていない

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『イタルタス』より
2014年3月26日13時20分配信
【造船工場「ヤンターリ」はロシア連邦黒海艦隊の為の第6の警備艦を建造する】
カリーニングラード、3月26日/イタルタス

カリーニングラード沿バルト造船工場「ヤンターリ」は、2016年末までにロシア黒海艦隊の為の警備艦プロジェクト11356を建造し、ロシア連邦国防省との契約における建造数の変更は無い。
イタルタスは、水曜日に同社の広報秘書官セルゲイ・ミハイロフより伝えられた。
彼は、軍当局が、既に契約されている黒海艦隊の為の同プロジェクトフリゲートの6隻目の建造を中止したというメディアの報道にコメントした。

「国防省が署名した2つの契約により、ヤンターリは、北方計画設計局により開発された警備艦プロジェクト11356を6隻建造します。
今日において、その計画が変更されている事は有りません」
ミハイロフ
は話した。

沿バルト造船工場「ヤンターリ」代理人は、現在、6隻の艦の内の5隻が、様々な建造段階に在る事を指摘した。
3月14日に進水式典が開催されたトップ艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」に加え、カリーニングラード造船所は、警備艦「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」、「アドミラル・ブタコフ」、「アドミラル・イストミン」を建造している。

「同シリーズの6隻目の警備艦は、今年に起工される計画となっております」
ミハイロフ
は指摘した。
彼によると、2014年末までに、この「6隻の」艦の1隻目-「アドミラル・グリゴロヴィチ」が発注者へ引き渡される。
黒海艦隊の為の6隻のシリーズ全ての建造を、「ヤンターリ」造船所は2016年末までに完了させる。

プロジェクト11356警備艦は、大洋及び海洋エリアで敵の水上艦及び潜水艦を相手に戦闘活動を実施し、空中攻撃手段による攻撃からの防衛、単独或いは艦船部隊の一員として船舶を護衛する為に設計されている。
これらの艦は、対潜・対空防衛任務を解決する為の汎用ミサイル・砲兵装、最新の電波設備を有している。


[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

本日(2014年3月26日)、ロシア海軍黒海艦隊向けのプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)の6番艦の建造がキャンセルされると一部で報じられました。
[ロシア海軍向けプロジェクト11356フリゲート6番艦はキャンセルされた]

元々の情報の出所は、ブログ『bmpd』です。
【ロシア海軍の為の6隻目のプロジェクト11356フリゲートはキャンセルされた】

これを見た『イタルタス』が、建造元の「ヤンターリ」造船所に問い合わせた所、同社広報部長セルゲイ・ミハイロフ氏が否定したという事です。

ミハイロフ氏によると、プロジェクト11356Rの6番艦「アドミラル・コルニロフ」は、今年中に起工されるとの事です。

ロシア海軍向けプロジェクト11356フリゲート6番艦はキャンセルされた

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年3月26日11時00分配信
【ロシア海軍の為の6隻目のプロジェクト11356フリゲートはキャンセルされた】

この事を、当ブログはロシア国防省の情報提供者より知らされた。
軍当局は、以前に計画され、既に契約されていた近代化プロジェクト11356(プロジェクト11356R)警備艦(フリゲート)の6隻目の建造を中止する事を決定した。
6隻目のフリゲートの発注キャンセルに関する法令は、2014年2月22日に発布された。

近代化されたプロジェクト11356(11356R)フリゲートの建造計画数を削減する問題について、国防省は遅くとも2013年夏以降には考慮していた。
それは、主としてコストの要因により持ち上がった-おそらくは、「穏やかな」2011-2020年の国家軍備プログラム修正の枠組内で。
特に、このプロジェクト艦のポテンシャルに関しては疑問が有る-「コスト-パフォーマンス」という観点から見て。

ロシア国防省は、公開株式会社「沿バルト造船工場ヤンターリ」と、近代化プロジェクト11356を3隻ずつ建造する為の2つの契約を、2010年と2011年に、それぞれ締結した。
各契約の費用は、それぞれ400億ルーブルである。
6隻の艦は、当初は全て黒海艦隊への補充のために計画されていた。
現在までに、「沿バルト造船工場ヤンターリ」は、契約により5隻の艦-「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2010年12月18日起工、工場番号01357)、「アドミラル・エッセン」(2011年7月8日起工、工場番号01358)、「アドミラル・マカロフ」(2012年2月29日起工、工場番号01359)、「アドミラル・ブタコフ」(2013年7月12日起工、工場番号01360)、「アドミラル・イストミン」(2013年11月15日起工、工場番号01361)を起工した。
艦の建造はスケジュールよりも遅れており、フリゲートのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」が2014年3月14日に進水しただけである。

以前には、「アドミラル・コルニロフ」と命名され、工場番号01362の第6のフリゲートは、2014年に起工される予定であると報じられていた。
我々のブログへの情報提供者によれば、「沿バルト造船工場ヤンターリ」は、この艦の建造キャンセルという決定に対する抵抗を試みており、早急に6番艦の船体製造を準備する為、外部からの融資により資金を作成しようとしている。
名目上、工場経営陣は、国防省の当該決定への抵抗を続けるが、このようなケースが成功する機会は、有りそうに無い。


ブログ『bmpd』の元記事
2014年3月26日8時18分配信
【ロシア海軍の為の6隻目のプロジェクト11356フリゲートはキャンセルされた】
こちらが元々の情報源です。



[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)は、インド海軍向けに設計・建造されたプロジェクト11356「タルワー」級フリゲートロシア海軍向けヴァージョンです。
(プロジェクト11356Mと呼ばれる事も有る)
インド海軍向けの6隻は、2003年6月~2013年6月までに全て引き渡されています。

プロジェクト11356Rは、インド海軍向けの11356とは兵装(高射ミサイルと打撃有翼ミサイル)が異なっております。
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートの為の対空ミサイルは2014年から受領される]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートの為のカリブル発射機が製造される]


現在までにプロジェクト11356Rは5隻が起工されています。
[プロジェクト11356R警備艦]
沿バルト造船工場「ヤンターリ」で建造

「アドミラル・グリゴロヴィチ」Адмирал Григорович:工場番号01357
2010年12月18日起工/2014年3月14日進水/2014年就役予定
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「アドミラル・エッセン」Адмирал Эссен:工場番号01358
2011年7月8日起工/2014年就役予定
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「アドミラル・マカロフ」Адмирал Макаров:工場番号01359
2012年2月29日起工/2015年就役予定
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「アドミラル・ブタコフ」Адмирал Бутаков:工場番号01360
2013年7月12日起工/2016年就役予定

「アドミラル・イストミン」Адмирал Истомин:工場番号01361
2013年11月15日起工/2016年就役予定



1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]

今年(2014年)には、6番艦「アドミラル・コルニロフ」が起工される予定でしたが、今回の記事によると、それはキャンセルされたとの事です。
プロジェクト11356Rフリゲートの建造は、5隻で打ち切られるとの事です。

その主な理由は「コスト-パフォーマンス」によるものとの事です。

プロジェクト11356Rフリゲートは、同じくロシア海軍向けに建造されているプロジェクト22350フリゲートに比べると安価ですが、その分、能力も低く、将来の事を考えれば、11356Rよりも22350の方が良いという事でしょう。
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2014年にロシア海軍は約40隻の新造艦艇を受領する

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『イタルタス』より
2014年3月25日10時58分配信
【2014年に(ロシア)海軍の戦闘編制へ40隻の艦艇が受け入れられる】
モスクワ、3月25日/イタルタス

今年(2014年)、様々なクラスの約40隻の戦闘艦、潜水艦、保障船ロシア海軍の戦闘編制へ加わる。
国防相代理ユーリー・ボリソフは記者団に伝えた。

「2014年には、警備艦プロジェクト11356小型ロケット艦プロジェクト21631、対後方攪乱艇プロジェクト21980、最新の救助船イーゴリ・ベロウソフが納入され、更には、砕氷船プロジェクト21180、浮揚自走クレーン・プロジェクト02690、その他の補助船のシリーズが起工される予定となっております」
ボリソフ
は話した。

国防相代理は、過去2年間で、多目的コルベット・プロジェクト20380小型砲艦プロジェクト21630、対後方攪乱艇プロジェクト21980が海軍へ軍備採用された事を想い起した。
海軍の戦闘編制には、更に、ミサイル複合体「カリブル」を有する第4世代の新型潜水艦プロジェクト677「ラーダ」が加わった。

また、彼によると、近い将来、新たな駆逐艦プロジェクト「リデル」型のトップ艦が海軍の軍備として受領される。

「海軍開発計画によると、近い将来には、高精度打撃兵器及び対潜兵器、航空装備、自衛手段を備えた将来艦及び潜水艦が軍備として採用されます。
それは、新世代原子力潜水艦ヤーセン型コルベット型フリゲート型、小型ロケット艦、そして新たな駆逐艦プロジェクト・リデル型のトップといった最新の多目的水上戦闘艦です」
ボリソフ
は話した。

「建造される将来艦の為に作成される兵装及び機器は、既存の、そして新たに生ずる脅威への対処を保証し、あらゆる世界の大洋海域で割り当てられる海軍の任務において、全方位へ対処する為の戦闘効率を増加させる事を可能とします」
彼は、こう考えている。


今年1月初頭にもロシア海軍総司令官代理(兵器担当)ヴィクトール・ブルスク少将「ロシア海軍は2014年に約40隻の艦艇を受け取る」と述べています。
[ロシア海軍は2014年に約40隻の各種艦船を受け取る]

しかし、今回の国防省代理ユーリー・ボリソフ氏とは話の中身が異なっています。


特に今回、ボリソフ氏は、ロシア海軍将来駆逐艦プロジェクト「リデル」に言及しています。
[ロシア将来駆逐艦]

ロシア将来駆逐艦は、通常動力原子力の2種類のヴァージョンの設計が進められています。

ロシア将来駆逐艦・通常動力ヴァージョン(排水量10000トン)
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ロシア将来駆逐艦・原子力推進ヴァージョン(排水量10000トン以上)
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通常動力ヴァージョンに関しては、これ以前に、排水量7000トン案も有ります。
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今回のボリソフ氏の発言を見る限りでは、近い将来に新駆逐艦の1番艦の建造が開始されるようです。

前ウクライナ海軍総司令官ベレゾフスキー提督はロシア黒海艦隊副司令官に任命された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年3月24日14時45分配信
【元ウクライナ海軍総司令官はロシア連邦黒海艦隊司令官代理に任命された】
シンフェローポリ、3月24日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは、クリミアへの出張中にデニス・ベレゾフスキー少将ロシア黒海艦隊司令官代理(副司令官)に任命した。

ロシア軍当局のトップは、ベレゾフスキーロシア軍の個人認識番号を授与した。

以前、少将は、ウクライナ海軍司令官だったが、3月2日、クリミアへ忠誠を誓った。
キエフ当局は、彼の司令官職からの解任を発表し、ウクラ​​イナ検察当局は、彼の行動に関する調査を始めていた。


デニス・ワレンチノヴィチ・ベレゾフスキーは、1974年7月15日にハリコフ市に生まれました。

1996年にウクライナ海軍士官学校卒業後、2002年には28歳でフリゲート「ヘトマン・サハイダチヌイ」艦長に任命されました。
(2005年まで在任)
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2012年12月6日には海軍少将に昇進しました。

ウクライナ・クリミア危機の最中の2014年3月1日、ウクライナ暫定政府により、ウクライナ海軍総司令官に任命されました。

しかし、その翌日の3月2日、新任の海軍総司令官は、クリミアへ忠誠を誓う事を表明し、ウクライナ海軍を離反しました。


その後の動向が明らかにされていませんでしたが、今回の記事に有る通り、本日(2014年3月24日)、ロシア黒海艦隊司令官代理(副司令官)に任命されました。
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既に、在セヴァストーポリウクライナ海軍艦艇は、全てロシア海軍に接収されています。
[旧ウクライナ潜水艦ザポリージャはロシア海軍旗を揚げた]
[旧ウクライナ海軍統制艦スラヴ―トゥチはロシア旗を揚げた]


ロシア黒海艦隊公式サイトより
【艦隊司令部の構成】

黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ中将の下には、第1副司令官兼参謀長アレクサンドル・ノサトフ少将副司令官ワレリー・クリコフ少将が居るので、新任の副司令官デニス・ベレゾフスキー少将は、その下という事になります。
(黒海艦隊ナンバー2第1副司令官ノサトフ少将)

ロシア海軍は2020年までに28機の対潜哨戒機Il-38を近代化改修する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年3月20日11時57分配信
【ロシア連邦国防省は28機の近代化された対潜航空機Il-38を2020年までに受領する】

イリューシン記念航空複合体は、ロシア連邦国防省の為に約30機の対潜航空機Il-38を2020年までに近代化する。
イタルタスは、公開株式会社『イリューシン』総取締役兼設計主任ヴィクトール・リヴァノフより伝えられた。

「ロシア国防省の為、私共は、2020年までに、28機の航空機に対する近代化を行なわなければなりません」
リヴァノフ
は話した。

彼は、これらの航空機の近代化プログラムは、既に進行中であると付け加えたが、その性能については説明する事を拒否した。

「機体は、絶対に秘密です」
『イリューシン』
のトップは注意し、それはIl-38の近代化ヴァージョンであると述べた。


『イリューシン記念航空機試作設計局』公式サイトより
【Il-38対潜航空機】

旅客機Il-18をベースに開発された対潜哨戒機Il-38は、1961年9月27日に初飛行し、1967年から1972年までに65機が生産されました。
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現在は北方艦隊に8機、太平洋艦隊に7機が配備されています。
この他、予備役として保管されている機体を含め、約40機を保有しています。

現用のIl-38は、順次Il-38N仕様への近代化改修を受けており、北方艦隊は、2012年3月からIl-38Nの受領を開始しています。
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]
2014年初頭からは乗員の本格的な再訓練が始まりました。
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nの飛行訓練を開始した]


今回、製造元の『イリューシン』は、2020年までに28機のIl-38の近代化を実施する事を表明しました。
しかし、近代化の内容については一切明らかにしませんでした。

『イリューシン』のトップであるヴィクトール・リヴァノフ氏の発言を見る限り、2020年までに実施されるIl-38の近代化は、上述のIl-38Nとは別のものである事が伺えます。

ロシア海軍は、既に製造が終わってから40年以上が経つIl-38の後継機を検討した事も有りました。
[ロシア海軍、ベリエフA-42対潜水陸両用機を採用?]
[ロシア海軍はベリエフA-42対潜水陸両用機を採用しない]

しかし結局、Il-38を近代化して2020年以降も運用を続ける事にしたようです。

旧ウクライナ海軍統制艦スラヴィティチはロシア旗を揚げた

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『Kryminform』より
2014年3月23日10時40分配信
【ウクライナ海軍司令艦「スラヴィティチ」はロシア旗を揚げた】
セヴァストーポリ、3月23日

セヴァストーポリに居るウクライナ海軍司令艦「スラヴィティチ」ロシア旗を揚げた。

同市自衛団本部の代理人が伝えた所によると、「スラヴィティチ」は、交渉の後、土曜日夕方にロシア旗を揚げた。

「いいえ、暴行などやっておりません。
スラヴィティチはロシア旗を揚げ、(乗員)チームは沿岸へと去りました」

対談者は話した。

セヴァストーポリの登録所でウクライナ軍人は、登録すれば2000グリブナの補償金を受け取り、その後に選択できる:ロシア軍で勤務を継続するか、軍を辞めてウクライナへ行くかを。
最新情報によると、セヴァストーポリの一時登録所には、5000名以上のウクライナ軍人が来た。

セヴァストーポリには、ウクライナ旗の下での戦闘艦は残っていない。
小型対潜艦「テルノーピリ」「フメリニツキー」、ロケット艇、補助船は、以前にロシア旗を揚げている。


クリミア共和国ロシア連邦へ編入された事に伴い、セヴァストーポリ在泊のウクライナ海軍艦艇は次々にロシアへ接収されました。

ウクライナ海軍唯一の潜水艦「ザポリージャ」に関しては、ロシア黒海艦隊潜水艦部隊(第247独立潜水艦大隊)の司令と参謀長が出向いて説得工作を行ない、その結果、艦長と一部の乗員は艦を離れましたが、残りの乗員は潜水艦と共にロシア海軍へ加わる道を選びました。
[ウクライナ潜水艦ザポリージャ、ロシア黒海艦隊へ編入?]
[旧ウクライナ潜水艦ザポリージャはロシア海軍旗を揚げた]

そのような中で、統制艦U510「スラヴィティチ」は最後まで乗員が残ってロシア海軍への編入を拒んでいたのですが、3月22日夕方、遂に艦を明け渡しました。


統制艦「スラヴィティチ」は、元々はソヴィエト連邦海軍偵察艦としてウクライナ共和国ニコラエフ黒海造船工場で1988年7月に起工されました。
当初の艦名はSSV-189「プリドニエプロヴィ」でした。

1990年10月12日に進水したものの、翌1991年12月末にソ連邦が解体され、独立したウクライナに接収されました。

その後もウクライナは独自に工事を続行し、1992年8月24日に納入され、同年11月にウクライナ海軍旗を掲げ、同海軍へ正式に就役しました。

以後はウクライナ海軍旗艦として活動していました。

ウクライナ防衛産業は依然としてロシアとの契約を忠実に履行している

『アルムス-タス』より
【ウクライナ防衛業界は、依然としてロシアへの輸出契約を定められたスケジュールに厳密に沿って実行している】
モスクワ、3月21日(アルムス-タス)

ウクライナ防衛業界は、依然として海軍の機器に関するロシアへの輸出契約を定められたスケジュールに厳密に沿って実行している
本日(3月21日)、イタルタス特派員は、「統合造船業営団」国家発注・軍事技術協力担当副総裁イーゴリ・ポノマリョフより伝えられた。

「現在の状況を考慮し、統合造船業営団は産業省と共に、ウクライナを含む海外からの製品の入手に関し、輸入の代替の可能性の問題について詳細な分析を行なっております。
これは、あらゆる遅延、混乱、経済制裁の場合による軍事造船プログラムの実行に対する保険という目的で行なわれております」

副総裁は指摘した。

「現時点において、ウクライナ側のパートナーによる供給時期の遅延は有りません。
具体的に申し上げますと、3月に私共は、沿バルト造船工場ヤンターリで建造されているプロジェクト11356の為のガスタービンを、ウクライナの企業ゾーリャ-マシプロイェクトから受け取りました」


「その他の海軍機器プログラムでも、供給時期に関する混乱は有りません。
配送は通常通りの早いペースです。
従いまして、私共には、ウクライナの友人たちに対する不満は一切御座いません」

彼は話した。

「同時に、私共は、情況が不利な方向へ発展する可能性を除外しておらず、その為に準備しています」
統合造船業営団の副総裁は付け加えた。

ロシア海軍の最新の戦闘艦には、ニコラエフに位置するウクライナ国営企業「ガスタービン科学研究複合体ゾーリャ-マシプロイェクト」により製造された動力装置が装備される。

以前、アルムス-タス特派員が「ゾーリャ-マシプロイェクト」マーケティング部長アナトーリー・スタショクより伝えられたように、同社は、最新のロシアフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型(プロジェクト22350)フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」型(プロジェクト11356)の為の主動力装置の供給契約を履行している。

ウクライナ企業は、黒海艦隊の為に建造されている最新のロシアフリゲートの為の主動力装置を6組の製造・供給契約を結んでいる。
それは「アドミラル・グリゴロヴィチ」「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・ブタコフ」「アドミラル・イストミン」、そして「アドミラル・コルニーロフ」である。

以前、ニコラエフは、ロシア企業体「トゥルボルス」を通じ、造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ、新たなロシアプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」及び「アドミラル・カサトノフ」の為の出力6万馬力のM56機関2組を製造し、供給した。
同プロジェクト3隻目のフリゲート「アドミラル・ゴロフコ」の為の機関の製造は完了している。


[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

プロジェクト22350フリゲートには、ロシア・ウクライナ共同開発のガスタービンエンジンが搭載されます。
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フリゲート「アドミラル-フロータ・カサトノフ」に搭載されるガスタービンエンジン
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プロジェクト11356フリゲートにも、ウクライナ製ガスタービンエンジンが搭載されています。
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最近のウクライナ情勢の悪化を受け、西側諸国はロシアへの制裁を行ない、軍事協力に関しても、「ミストラル」級を除く大部分は停止されています。

しかし、肝心のウクライナは、今回の記事に有るように、今月に入っても、依然としてロシアへのガスタービンエンジン納入を続けています。


なお、ウクライナ製艦艇用ガスタービンのユーザーとしては、ロシアの他に中国が居ます。

中国は、つい最近までガスタービンを国内で製造する事が出来ず、ウクライナからの完成品輸入に頼っていました。
この為、ガスタービンを搭載する駆逐艦クラスの水上戦闘艦に関しては、大量に建造する事が出来ずにいました。
2000年代前半、中国が新型駆逐艦を少数しか建造しなかったのは、この為です。
(ディーゼルエンジンは国産出来た為、ディーゼル機関搭載の054A型フリゲートは大量に建造した)

しかし、この数年でウクライナガスタービンを国産化する目途が立った事を受け、中国海軍駆逐艦の「量産」に踏み切りました。
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クリミア検事総長ナタリヤ・ポクロンスカヤはヤポーニヤで有名になった

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『イタルタス』より
2014年3月19日15時03分配信
【クリミア検事ナタリヤ・ポクロンスカヤはヤポーニヤのインターネットでスターになった】
トーキョー、3月19日/イタルタス

クリミア検事ナタリヤ・ポクロンスカヤは、ヤポーニヤのインターネット使用者の間で有名になった。
就任した33歳の女性クリミア検事総長シンフェローポリにおける記者会見の動画は、ヤポーニヤYouTubeにおいて既に25万人が視聴している。

今、ヤポーニヤでは、ポクロンスカヤへのラブコールが発信されている。

「私はクリミアでの出来事は、あまり良く分かりません。
ですが私はナタリヤを支持します」

彼女のファンの1人はブログに記した。
「私は、この為にクリミアへ行く準備が出来ています!」
他のソーシャルネットワークで確認された。

クリミア検事の人気の秘密は、彼女がアニメのキャラクターのように見える事である:大きな瞳、特徴的な顔、更に彼女の髪型は、ヤポーニヤアニメにおける美しい女性の基準を満たしている。

一部のヤポーニェツは、特に現在の状況下における彼女の作業は非常に緊迫し、危険であると信じており、ポクロンスカヤを心配している。
しかし、クリミア検事は、組織的犯罪グループが関与した事件の捜査への参加を含め、既に12年以上に渡る法務機関での作業経験を有している。

クリミア最高議会は、3月11日に共和国検事としてナタリヤ・ポクロンスカヤを承認した。
彼女は、クリミア首相セルゲイ・アクショーノフにより候補として議会へ提案された。
それ以前、ポクロンスカヤシンフェローポリの司法総管理部の上級検事の地位に在った。




【ナタリヤ・ポクロンスカヤのツイッターアカウント】

旧ウクライナ潜水艦ザポリージャはロシア海軍旗を揚げた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年3月22日12時26分配信
【アンドレイ旗はウクライナ海軍唯一の潜水艦へ掲げられた】
セヴァストーポリ、3月22日-ロシア通信社ノーボスチ

ウクライナ海軍唯一の潜水艦「ザポリージャ」は、黒海艦隊の編制へ加入した。
土曜日、潜水艦には聖アンドレイ旗が掲げられ、ストリエツカ湾から黒海艦隊潜水艦大隊が居る南湾への移動を始めた。
ロシア通信社ノーボスチ特派員は現地から伝えた。

3月16日、クリミアでは、自治体制に関する住民投票が行なわれ、有権者の96パーセント以上がクリミアロシアへの参加を支持し、3月18日、当事者は協定に署名した。
(ロシア)連邦院は金曜日(3月21日)にクリミアロシアへの加盟条約を批准し、連邦憲法上において、ロシア連邦を構成する2つの新たな主体-クリミア共和国及び連邦市セヴァストーポリ-が加わった。
その後、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、クリミア及びセヴァストーポリロシア加盟条約の批准、連邦憲法上におけるロシアへの加入手順及び新たな連邦構成主体としての編入への移行に関する法令に署名した。
更にプーチンは、クリミア連邦区と、その首府としてのシンフェロポリ市を形成する為の法令に署名した。

クリミア当局は、半島に在る全ての国有財産の国有化を発表した。
このカテゴリには、ウクライナ海軍の艦艇及び沿岸部隊が含まれている。
現在までに、70以上の部隊及び艦艇へロシア旗が揚がった。

現地時間で本日(3月22日)9時30分、潜水艦「ザポリージャ」聖アンドレイ旗は揚がり、潜水艦は海へ出る準備を始めた。
ロシア通信社ノーボスチ黒海艦隊潜水艦大隊司令アナトーリー・ヴァロチキン1等海佐から説明された所によると、ウクライナ乗組員は、ロシア海軍での勤務への賛成派と反対派に分かれた。

「潜水艦乗組員の半分は、彼等が良く知る潜水艦に残って勤務を継続し、与えられた任務を遂行する用意があります。
艦長を含めた一部の反対派の乗組員は、艦を去りました。
ザポリージャは、ストリエツカ湾から、我が潜水艦部隊が駐留する南湾へ移動します。
覚えておいて頂きたいのは、潜水艦の機器状態は、ベストではないという事であります」

士官は指摘した。
今日、潜水艦「ザポリージャ」が加わった事により黒海艦隊潜水艦大隊は4隻となる。

ウクライナ政治危機が表面化したのは、同国の内閣がヨーロッパ統合への参加の一時取り止めを発表した2013年11月末であった。
「ユーロマイダン」と呼ばれる大規模な抗議はウクライナ全土で発生し、その結果、(2014年)1月には、武装過激派と治安機関との衝突が起こった。
街頭では小競り合いが起こり、この中で反対派は火炎武器及び「モロトフ・カクテル」を再三に渡り使用し、数十名の命が犠牲となった。

2月22日、同国で暴動が起こり、当局は占拠された。
最高議会は、大統領ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ及び野党指導者と結ばれた合意に反し、議会と内務省の指導部を交代させ、国家元首は失脚し、その後、生命の危機からウクライナから去る事を余儀なくされた。
2月27日、ウクライナ議会は、いわゆる「人民信任政府」を承認し、アルセニー・ヤツェニュクが首相となった。
その次の日、ロストフナドヌーにおける記者会見において、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチは、依然として自分は合法的に選出された国家元首であると表明した。





[ウクライナ潜水艦ザポリージャ、ロシア黒海艦隊へ編入?]
クリミア自治共和国ロシア連邦へ編入された事を受け、ウクライナ海軍唯一の潜水艦「ザポリージャ」(B-435)に関しては、ロシア黒海艦隊潜水艦部隊(第247独立潜水艦大隊)司令により、自軍へ引き入れる為の説得工作が密かに行なわれていました。

その結果、乗員の一部は潜水艦を去り、残りはロシア海軍へ加わる道を選びました。
第247独立潜水艦大隊司令部との交渉に当たった「ザポリージャ」艦長ロベルト・シャギエフは、自身はロシア海軍への参加を辞退したものの、部下には自由な道を選ばせたようです。
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旧ウクライナ海軍潜水艦「ザポリージャ」は約20年ぶりにロシア海軍へ復帰し、元のB-435へ戻りました。
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なお、記事中で述べられているロシア黒海艦隊第247独立潜水艦大隊に在籍する4隻は、以下の艦を指しています。

潜水艦B-871「アルローサ」
潜水艦B-435(旧U-01「ザポリージャ」)
潜水艦B-380(修理中)
浮揚充電ステーションPZS-50(旧潜水艦S-49)

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ウクライナの訓練複合体ニートカ要員はクリミアへ忠誠を誓う

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『Kryminform』より
2014年3月20日11時50分配信
【サキ地域の地上試験訓練航空複合体の要員はクリミアへの忠誠を誓う用意がある】
シンフェローポリ、3月20日

クリミアサキ地域に位置する地上試験訓練航空複合体ニートカの要員の90パーセント以上は、(クリミア)半島の人民へ忠誠を誓う事を表明した。
同部隊の教育活動担当副司令官アレクサンドル・ジリンは述べた。

「我が部隊の90パーセント以上の人々がクリミアへの忠誠を誓う用意がある事が確認されました。
我々はここに住んでおり、私達の家族もここに住んでいます。
私は、不明瞭な指示と説明を与えるキエフ当局の不合理な行動は挑発であると考えております」
ジリン
は話した。

彼によると、試験訓練場は良好な状態に維持されている。
それは、必要なスタッフによる研究と作業が行なわれている。


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ソヴィエト連邦時代、ウクライナには航空母艦の飛行甲板を模した発着艦訓練施設「ニートカ」が建設されました。
[地上試験・訓練複合体「ニートカ」]
[サキ飛行実験センター(ニートカ)]
[Нитка(ニートカ)~知られざる旧ソ連の蒸気カタパルト開発の経緯~]


ソ連邦解体後はウクライナに接収され、ロシアウクライナと協定を結んで「ニートカ」を使用していました。
2012年8月、改訂された「ニートカ」使用協定にロシア・ウクライナ国防相が署名しました。
[ロシアとウクライナは艦上機訓練施設ニートカ使用協定を改訂した]

しかし、2013年にはロシア「ニートカ」を使用しませんでした。
[ロシアは2013年にウクライナのニートカを使用しない]

ロシアは自国内に新たな「ニートカ」を建設し、既に艦上戦闘機の訓練が開始されています。
[エイスクの新ニートカへ艦上戦闘機Su-33が到着した]


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もはやロシアとの関係は断ち切られた筈でしたが、2014年3月18日にロシアウラジーミル・プーチン大統領クリミア自治共和国ロシア連邦へ編入する条約に署名した事により、クリミア半島サキに在る「ニートカ」で勤務する人々も、クリミアへ残るか、退去してウクライナへ行くかの選択を迫られる事になりました。
その結果、90パーセント以上はクリミアへ残る事を決めました。

今後の「ニートカ」の運命は未だ決まっていませんが、ロシア連邦海軍に接収される可能性も有るでしょう。

ウクライナ潜水艦ザポリージャ、ロシア黒海艦隊へ編入?

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年3月21日13時52分配信
【ウクライナ潜水艦「ザポリージャ」は黒海艦隊の編制へ加入する】

3月21日、ウクライナ海軍潜水艦「ザポリージャ」艦長ロベルト・シャギエフ1等海佐との交渉が完了し、潜水艦ロシア黒海艦隊へ移管される事が決定された。
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『中央海軍ポータル』特派員は伝えた。

ロシア側からは黒海艦隊潜水艦大隊司令アナトーリー・ヴァロチキン1等海佐と参謀長ボリス・レズニク2等海佐が交渉に出席した。

3月22日、78名の乗組員を擁する「ザポリージャ」へのアンドレイ旗掲揚式典が予定されている。
潜水艦は、ストリエツカ湾から、黒海艦隊潜水艦「アルローサ」及び大隊のインフラストラクチュアが在る南湾へ曳航される。
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以前、『中央海軍ポータル』は、大勢のウクライナ船員セヴァストーポリの艦や施設から立ち去ったと報告した。


ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【B-435、U-01「ザポリージャ」(ウクライナ海軍)】

ウクライナ海軍唯一の潜水艦「ザポリージャ」は、元々はソ連海軍プロジェクト641潜水艦(フォックストロット級)B-435として1970年3月24日にレニングラードアドミラルティ造船所で起工され、同年5月29日に進水、同年11月6日にソ連海軍へ納入されました。

1970年11月24日、赤旗北方艦隊へ編入され、1971年1月、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイに到着しました。

1970年代~1980年代には北東大西洋地中海で戦闘勤務に就いていました。
この間、1972年にはムルマンスクで、1979年~1981年にはクロンシュタットでオーバーホールが行なわれました。

1990年夏には黒海へ回航され、同年8月27日、黒海艦隊へ転属しました。

翌1991年12月末のソヴィエト連邦解体後は海洋へ出る事も無くなり、セヴァストーポリに係留されたままになりました。

1997年7月11日、ウクライナ海軍へ譲渡され、同月21日にU-01「ザポリージャ」と改名されました。
1997年9月8日、ロシア連邦海軍から除籍されました。

しかしウクライナだけでは同艦を修復、復帰させる事は出来ず、ロシアの助力を得る事になりました。
ウクライナの造船所は、ソヴィエト連邦時代にはソ連海軍向けの大型水上艦を多数建造した経験は有りますが、潜水艦に関しては全く経験が無く、当然ながらノウハウも有りませんでした。
[ロシアは、ウクライナ潜水艦の修理に協力する]
「ザポリージャ」は、ロシア黒海艦隊第13艦船修理工場浮きドックで修復される事になりました。
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2012年から航海試験が開始され、潜航試験も実施されました。



2013年1月、ウクライナ海軍の戦闘編制へ加入しました。

そして2013年6月末、修理を完全に終えてロシア黒海艦隊浮きドックを出渠し、名実ともにウクライナ海軍へ再就役しました。
[ウクライナ潜水艦ザポリージャは完全に修復された]

というわけで、再就役に至るまで、ロシア海軍(黒海艦隊)には大いに世話になっているという点において他のウクライナ海軍艦艇とは異なります。


クリミア自治共和国ロシア連邦へ編入された事により、セヴァストーポリに停泊していたウクライナ海軍艦艇からはウクライナ人乗員が追い出され、残された艦艇はロシアに接収されています。

ウクライナ海軍フリゲート「テルノーピリ」
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艦尾にロシア海軍旗(聖アンドレイ旗)が掲げられています。

ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、在クリミアウクライナ軍将兵は、希望すればロシア連邦軍へ参加できる為の法案に署名しています。

このような動きの中、潜水艦「ザポリージャ」の乗員達は、ロシア黒海艦隊潜水艦部隊(第247独立潜水艦大隊)の幹部(司令と参謀長)の説得も有り、艦から追い出されるよりも、自らロシア海軍へ加わる道を選択したようです。

「ザポリージャ」の乗員達は、例え艦を残してクリミアから退去しても、新たに乗る潜水艦は有りませんし・・・
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もしもフランスがミストラル級の売却を取り止めたのならば、ロシアは独自にミストラル級と同型の艦を建造するかもしれない

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『イズベスチヤ』より
2014年3月19日1時01分配信
【ロシアは「ミストラル」そのものを建造するかもしれない】

国内(ロシア)造船企業はフランスの揚陸艦の同型艦の作成へと進む。
それには、フランスの図面が役立てられる。

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ロシア造船企業は、もしもフランスが2隻の「ミストラル」艦を我が国へ供給する為の契約を解消した場合、独自にヘリコプター母艦を建造するかもしれない。
『イズベスチヤ』は、「統合造船業営団」の情報提供者より伝えられた。
彼は、ロシア側における同プロジェクトの調整役として動いていた。

フランス外相ローラン・ファビウスは、ロシアウクライナに対する政策を変更しない場合、2隻のヘリコプター母艦「ミストラル」の建造の為の2011年の契約を解消するかもしれないと表明した。
ロシア海軍の計画によると、艦は2015年に海軍の編制へ加入しなければならない。

バルト工場(サンクトペテルブルク)で作成された1隻目の艦の後部は、その他のコンポーネントを完成させる為、フランスDCNS社へ移送された。
2013年10月、艦は試験の為に進水し、2014年秋にはロシア海軍へ引き渡される予定となっている。
2隻目の艦の後部は、6月にフランスの造船所へ移送されなければならない。

「フランスのパートナーが断念した場合、我々は、自身で同類の艦を作成するでしょう-私達は、既にミストラルの文書の主要部分を彼らから受け取っていますから。
フランスが契約履行と資金の返却を拒んだ場合、彼等は、この文書に関する権利を失う事になります」

統合造船業営団の代理人は話した。
「もしもフランスのパートナーが艦の引き渡しを拒んだ場合、海軍の関心の保持の下で私共は独自に建造します」

代理人によると、国内造船業界の深刻な問題として、完成した図面が無ければ、同類の揚陸艦を作成することは出来ない。

「設計には、約2年は掛かるでしょう。ミストラルには、何も複雑なところは有りません-それはヘリコプター及び戦車の為の動力付き艀及びドックです。
軍事造船所にとって、これは簡単な仕事です。
ネフスキー計画設計局は、新たな艦を短期間で作る事が出来ます-同社は、ヘリコプター搭載航空艦を含む水上艦の豊富な経験を有しておりますから。
承認されたプロジェクトの存在下における建造は、約18ヶ月です」

統合造船業営団は話した。

2隻の「ミストラル」作成の契約額は12億ユーロである。
ロシアは既に半額以上を支払っている。

対談者は、軍用艦の作成費用の古典的な計算式は、排水量1000トンごとに約10億ルーブルであると説明した。
従って、排水量21000トンのヘリコプター母艦「ミストラル」の同類艦を、ロシアは約200億ルーブル(約4億ユーロ)で建造できる。
この費用の内の20-25パーセントは設計費である。

もしもフランスから未完成状態の艦1隻の入手に成功したのならば、ロシアは、それを完成させることが出来ると統合造船業営団は指摘した。

「ミストラルが如何なる状態であっても、私達は、それを完成させないなどという事はしません」
対談者は強調した。

しかしながら、(契約)履行者の交代という選択肢は、ウラジーミル・ザハロフ退役少将によると、何も良い事は無い。

「艦の契約者は、必ずそれを納入しなければなりません。
建造過程において、建造者を変更する事など出来ません。
"箱"には同意できません、その後、中身を満たさなければなりませんから。
船体の建造は容易ですが、1つの組織的な艦の作成は、最も難しい。
もしも彼らが完了を望まないのならば、契約は解除する必要が有り、彼等は違約金を支払わなければなりません-自身がやった事への」
ウラジーミル・ザハロフ
は話した。

「マラヒート」設計主任ラジー・シマコフは、国内造船業は、「ミストラル」のようなプロジェクトの為のポテンシャルを充分に有している事に同意する。

「このような艦の建造を、私達のエンジニアはやってのけられます。
サンクトペテルブルクの造船所-バルト造船工場、セーヴェルナヤ・ヴェルフィ、アドミラルティ造船所は、それが可能であり、ネフスキー計画設計局は設計が可能です」
ラジー・シマコフ
は、こう考える。

以前、バルト工場(彼等は「ミストラル」後部を組み立てた事を想い起して欲しい)は、国家間プロジェクトの主な目的は、外国の軍事技術の収集であると『イズベスチヤ』へ伝えた。
今、彼らは異なる意見を有する。

「ミストラルは、民間方式で建造された船であり、これは、ごくありふれた自動車輸送用フェリーです。
このような船の建造の為の新たな技術など、我が国にとっては、原子力航空母艦建造(の為の技術)に比べれば、大したものではありません。
我が国では、例えば、ネフスキー計画設計局は、戦後、同様の船の設計に従事しておりました」

工場の代理人は話した。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2014年3月5日に最初の航海試験を実施しています。
[ロシア海軍向けミストラル級1番艦ウラジオストクは最初の洋上試験を行なった]

2番艦「セヴァストーポリ」の建造も進められています。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリの後部の建造はスケジュール通りに進行している]

1、2番艦共に、船体後部はロシアの造船所(サンクトペテルブルク「バルト工場」)で建造されています。


最近のウクライナ情勢に関連し、フランスロシアへの「ミストラル」級売却契約をキャンセルする可能性について報じられていますが、実際には、そう簡単な事ではありません。
[フランスはロシアへのミストラル級輸出のキャンセルを考慮するかもしれないが、それを実行に移す事は多大なペナルティを伴う]
[フランスは今年10月にロシアへのミストラル級輸出の一時差し止めについて検討する]

現在の所、ロシア海軍向け「ミストラル」級は、決して「宙に浮いている」わけではありませんが、今回の記事によると、ロシア造船業界の一部には「もしもフランスが売るのを拒むのならば、我々は独自に同型艦を建造すべきだ」と考えている人が存在する事は確かなようです。

実行に移されるかどうかはさて置き・・・

フランスは今年10月にロシアへのミストラル級輸出の一時差し止めについて検討する

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『イタルタス』より
2014年3月20日12時22分配信
【フランスは「ミストラル」契約の一時停止を10月に検討する】
パリ、3月20日/イタルタス特派員ミハイル・チモフェーエフ

ロシアとの「ミストラル」契約の一時停止の可能性の問題については、10月に検討される。
フランス国防相ジャック-イヴ・ル・ドリアンは、ラジオ局RMCの生放送で話した​​。

「これらの艦の船体の一部がロシアで作成されている事を忘れるべきではありません。
全体的な手順は困難であります。
最初の艦は、(今年)10月に引き渡さなければならず、従いまして、ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型の契約の一時差し止めの可能性に関する問題については、10月に結論が出されます」

国防相は話した。

「契約の一時差し止めについては、現時点で話す事では有りません。
ですが、フランス外相ローラン・ファビウス君が、そのような可能性に言及したのは正しい事です」

ル・ドリアンは指摘した。

「現時点では、艦の建造は継続されております」
国防相は付け加えた。

彼は、「ミストラル」型が、締結された契約により「兵装無しでロシアへ引き渡される」事を想い起した。

[取引のキャンセル或いは一時停止]
2隻の軍艦「ミストラル」型建造の取引をキャンセルする可能性については、ロシアに対する制裁の第3レベルの枠組における施策のリストに含まれている。
フランス外相ローラン・ファビウスは、月曜日にテレビ局TF-1の生放送に出演し、こう話した。
彼によると、パリは、ウクライナ状況が更に悪化した場合、そのような行動を取るだろう。

翌日、ファビウスは、この件に関し、キャンセルでは無く、ヘリコプター母艦の取引の一時停止の可能性について話したのだと説明した。

[契約破棄に対するペナルティ]
「ミストラル」の契約破棄が発生した場合、フランスはロシアへ12億ユーロ以上を支払わなければならない。
ロシア-フランスによるロシア海軍の為の2隻の汎用揚陸艦の建造プログラムの実施に参加している情報提供者は述べた。
この金額には、2隻の艦の契約費用及び履行失敗の原因に対するペナルティが含まれる。

先だってイタルタス「統合造船業営団」の情報提供者より伝えられたように、ロシアは、契約の枠組において既に7億ユーロ以上の金額を支払っている。
1隻の「ミストラル」建造のカタログ費用は2億5000万ユーロであるが、フランスと締結した2隻の艦の契約額は11億2000万ユーロである。

[契約の条件]
ロシア海軍の為に2隻の「ミストラル」型ヘリコプター母艦を建造する為の11億2000万ユーロの契約は、2011年6月にサンクトペテルブルクで署名された。
これにより、フランスサンナゼールSTX造船所での最初の2隻の艦の建造が提供される。
1番艦「ウラジオストク」は進水しており、2014年にロシア海軍へ納入される予定であり、2番艦「セヴァストーポリ」は2015年である。

ロシア連邦において3隻目と4隻目の「ミストラル」を建造する事に関する問題は、「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」の運用結果に基づいて決定されなければならない。

ヘリコプター母艦「ミストラル」は排水量21,000トン、船体最大長210メートル、速力18ノット、航続距離は最大で20000海里。
乗組員は170名であり、更に艦は450名を収容可能である。
航空隊は16機のヘリコプターから成り、同時に6機の飛行甲板からの発着が可能である。
艦の貨物デッキには、40両の戦車或いは70台のトラックを収容できる。

「ミストラル」は、4つの任務を一度に行なえる。
それはヘリコプター搭載運用、兵員の地上への揚陸、指揮センター、浮揚病院である。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2014年3月5日に最初の航海試験を実施しました。
[ロシア海軍向けミストラル級1番艦ウラジオストクは最初の洋上試験を行なった]

2番艦「セヴァストーポリ」の建造も進められています。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリの後部の建造はスケジュール通りに進行している]

1、2番艦共に、船体後部はロシアの造船所で建造されています。


最近のウクライナ情勢に関連し、フランスロシアへの「ミストラル」級売却契約をキャンセルする可能性について報じられていますが、実際には、そう簡単な事ではありません。
今回の記事でも触れられていますが、契約をキャンセルしてしまえば、フランスロシアへ莫大な違約金を支払わなければならなくなるからです。
[フランスはロシアへのミストラル級輸出のキャンセルを考慮するかもしれないが、それを実行に移す事は多大なペナルティを伴う]

そして今回の記事では、フランス側(外相及び国防相)の表現が「ミストラル」級の契約の「キャンセル」では無く、「一時停止」と後退しています。

「ミストラル」級の建造工事は中止される事は無く、1番艦「ウラジオストク」の船体が仕上がり、ロシアへ引き渡す予定時期である今年10月に、引き渡すのか、それとも一時差し止めるのか、その結論を出すという事です。


以前、フランスは、ロシアへの「ミストラル」級の輸出に関し「兵装なしで売却するから実質的には民間フェリーの売却と同じ」と述べました。
[フランスは、「ミストラル」型を非武装でロシアに売却する]

そして今回、フランス国防相は、「兵装なしでの引き渡し」に改めて言及しています。

大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはキプロスを訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2014年3月19日16時04分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」はキプロスのリマソール港へ寄港した】

本日(3月19日)、地中海ロシア海軍作戦連合部隊の一員として任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」は、リマソール港(キプロス)への業務寄港を行なった。

3ヶ月以上に渡る遠距離航海に在る同艦の乗組員にとって、キプロス訪問は、外国の港への初めての寄港となる。
ここで同艦の乗組員は必要水準の物資を補充する。
更に船員は地元の観光名所を見学し、沿岸で休養する機会を与えられる。

「アドミラル・レフチェンコ」の遠距離航海は2013年12月17日に開始され、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」率いる艦隊の航空艦グループの一員として北方艦隊主要基地セヴェロモルスクを出航した。
大型対潜艦は3月24日までリマソールに滞在する計画であり、その後、航空艦グループの一員としての任務遂行を継続する。


大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」は、2013年12月17日、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に地中海遠征へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2014年2月中旬、「アドミラル・クズネツォフ」と別れ、地中海東部黒海艦隊大型揚陸艦との合同演習を実施しました。
[大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは2隻の揚陸艦と演習を行なった]

その後の同艦の動向については明らかにされませんでしたが(おそらくは「アドミラル・クズネツォフ」に随伴)、3月19日にキプロスリマソール港へ入港しました。

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2月27日から3月2日までリマソール港を訪問しています。
[空母アドミラル・クズネツォフは初めてキプロスを訪問した]
[空母アドミラル・クズネツォフはキプロスを去り、地中海東部に滞在する]

ウクライナは未完成のスラヴァ級ロケット巡洋艦を売却する

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『アルムス-タス』より
2014年3月18日16時43分配信
【キエフは未完成のロケット巡洋艦「ウクライナ」を売却するつもりである】
キエフ、3月18日(アルムス-タス)

長年に渡りニコラエフ「61コムーナ記念造船工場」に在る未完成のロケット巡洋艦「ウクライナ」は、ロシアの承諾を求める事無しに、すぐに売却する必要が有る。
ニコラエフ州政府のトップ、ニコライ・ロマンチュクインターネット新聞『ノーボスチ-N』へ伝えた。

「今日、巡洋艦ウクライナの売却は、必ずしも当面の問題ではありません。
それが発生した後、我々はロシアを必要としておらず、彼等と相談する事も有りません。
我々は買い手を見つけなければならず、可能な限り早期に巡洋艦を売却する必要が有ります」

州のトップは話した。

彼によると、現在、国家(ウクライナ)は、巡洋艦を完成させる為の資金を持っておらず、それが近い内に出てくる事は有りそうに無い。
ロマンチュクによると、同艦の維持には、1ヶ月に600万グリブナ以上の予算が掛かる。

『アルムス-タス』巡洋艦「ウクライナ」(以前は「アドミラル-フロータ・ロボフ」)を設計した「北方計画設計局」から伝えられた所によると、如何なる巡洋艦の近代化も、「コスト-パフォーマンス」の観点から見て、今日においては完全に意味を成さない。

「仮に、この艦の準備状態が、ウクライナ側が断言したように95パーセントだったと考えても、20年以上前に設置された"保管中の"機器は、完全に撤去、廃棄しなければならないでしょうね。
それが使用に適している事など、殆ど有り得ませんから」

「北方計画設計局」総取締役代理ヴャチェスラフ・センチュロフは、こう考えている。

「ウクライナを売却する場合、巡洋艦の全て(の機器)は撤去され、リビルドされる事になるでしょう。
"コスト-パフォーマンス"の基準に基づけば、これは、大いなる"徒労"でしかありません」

彼は強調した。

巡洋艦プロジェクト「北方計画設計局」で開発された。
艦はニコラエフの「61コムーナ記念造船工場」ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍の発注により1984年夏に起工され、1990年8月11日に進水した。
1993年10月1日、同艦はロシア海軍から除籍され、ウクライナへ所有権が移管された。
1年後、資金不足が故に巡洋艦の建造は中止された。
しかし1998年2月17日、ウクライナ大統領巡洋艦の建造(再開)を決定し、その後、ウクライナ側の主張によれば、巡洋艦は95パーセント完成した。

ロシア海軍の編制には、現在、このタイプのロケット巡洋艦3隻が軍備として存在する:「モスクワ」、「マルシャル・ウスチーノフ」、「ワリャーグ」


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プロジェクト1164ロケット巡洋艦の4番艦「ウクライナ」は、1984年8月29日にウクライナニコラエフ(現ムィコラーイウ)61コムーナ造船工場で起工されました。

起工時の名前は「コムソモーレッツ」でしたが、1985年に「アドミラル-フロータ・ロボフ」と改名されました。

「アドミラル-フロータ・ロボフ」は1990年8月11日に進水しましたが、その翌年にソ連邦は解体されました。
1993年3月18日、完成度75パーセントで工事は中止されました。
ロシア連邦海軍は1993年10月1日に「アドミラル-フロータ・ロボフ」を除籍しました。

その後、巡洋艦ウクライナに移管され、1998年2月17日にはウクライナ大統領巡洋艦を完成させる決定を下しました。
工事は再開され、90~95パーセント完成した所でまたストップしました。

2000年代以降、何度も外国への売却、或いはロシアへの売却が報じられましたが、結局実現には至らず、現在も61コムーナ造船工場の艤装岸壁に係留されたままになっております。
[未完のスラヴァ級巡洋艦4番艦をロシアが買い戻すかもしれない]
[ロシアは2013年末までに未完成巡洋艦ウクライナを購入するか否かを決定する]

しかし最近のウクライナ情勢の悪化により、ロシアへ売却する可能性も完全に消えました。

ウクライナは、独自に購入先を見つけ、同艦を売却するつもりですが、それが上手くいく保証は有りません。
スクラップとして売るのならば話は別ですが・・・


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更に、ロケット巡洋艦「ウクライナ」を兵器として外国に売却する場合、その搭載兵器が問題となります。

ヤポーニヤ外務省公式サイトより
【ミサイル技術管理レジーム】

この協定による制限の1つに、射程300kmを超えるミサイルの輸出禁止というものがあります。

そして、ウクライナも、この協定に参加しています。

この場合、「ウクライナ」に搭載されている有翼ミサイル複合体「ヴルカーン」(射程700km)は、完全にミサイル技術管理レジーム違反となります。

同艦を兵器として輸出するのなら、「ヴルカーン」複合体一式は取り外す必要が有ります。

AIP機関を装備する改ラーダ級潜水艦は2018年までに完成する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年3月19日11時00分配信
【嫌気性装置を有する最初の非核動力潜水艦は2018年までに完成する】
モスクワ、3月19日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍の為の嫌気性装置を有する最初の非核動力潜水艦は2018年までに完成する。
水曜日、海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は記者団に伝えた。

この実験用嫌気性装置は、プロジェクト677潜水艦「ラーダ」への装備が計画されている。
古典的な発電装置を有する同プロジェクトのトップ艦「サンクトペテルブルク」は、現在、バレンツ海で試験が行われている。

「業界は、この(嫌気性)装置の作成を2015-2016年に完了させる事を約束しており、ロシア海軍の為の嫌気性装置を有する最初の非核動力潜水艦は、2016-2017年に完成します」
チルコフ
は話した。

この提督の表明は、3月19日のロシア連邦の祭日「潜水艦乗組員の日」に合わせて行なわれた。

非大気依存発電装置の主な利点は、潜水艦の隠密性の増加に有る。
潜水艦は、バッテリーを充電する為に浮上する事無く水中に滞在できる。

ロシアが開発した非大気依存発電装置は、水素の生成方法において外国の同類とは根本的に異なっている。
それは潜水艦の中に高純度水素を貯蔵するのではなく、この装置により、改質装置を用いたディーゼル燃料の消費量に応じた水素の生成が提供される。


[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]

プロジェクト677「ラーダ」級潜水艦は3隻が起工され、1隻が就役しています。

[プロジェクト667「ラーダ」級]
B-585「サンクトペテルブルク」:1997年12月26日起工/2004年10月28日進水/2010年4月22日就役
B-586「クロンシュタット」:2005年7月28日起工/2017年就役予定
B-587「セヴァストーポリ」:2006年11月10日起工/2017年就役予定


2番艦以降の建造工事は凍結されていましたが、2013年2月に建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2013年7月15日、建造再開の為の契約が締結されました。
[ラーダ級潜水艦2番艦クロンシュタットの建造再開の為の契約が締結された]

既に就役している1番艦「サンクトペテルブルク」は、2013年10月に北方艦隊基地へ回航されました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以前(2013年5月)、ロシア海軍総司令官チルコフ提督は、「ラーダ」級の為の非大気依存(AIP)機関が2016年までに完成すると述べています。
[ラーダ級潜水艦の為の非大気依存発電装置は2015-2016年に完成する]

この非大気依存機関は、2011年12月初頭に陸上試験の最初の段階を終えています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]

チルコフ提督は、以前にも「ラーダ」級潜水艦非大気依存機関を装備すると述べています。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦は非大気依存(AIP)機関を装備する]

ロシアは第4世代の「ラーダ」級に続く第5世代非核動力潜水艦として「カリーナ」級の設計を進めています。
[ロシア海軍第5世代AIP潜水艦プロジェクトはカリーナと命名された]

「カリーナ」級非大気依存発電装置(AIP)が標準装備となりますが、この「カリーナ」級の為の非大気依存発電装置プロトタイプ「ラーダ」級に搭載されるという事です。

ロシア海軍第5世代AIP潜水艦プロジェクトはカリーナと命名された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年3月19日11時00分配信
【嫌気性装置を有する新たな非核動力潜水艦は整理名「カリーナ」を得た】
モスクワ、3月19日-ロシア通信社ノーボスチ

嫌気性装置を有する第5世代非核動力潜水艦プロジェクトはコード名「カリーナ」を得た。
水曜日、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は記者団に伝えた。

総司令官は、ロシア連邦国防省及びロシア連邦海軍の指示により、非核動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(嫌気性装置)の作成作業が進行中である事を想い起した。

「現在、非大気依存発電装置を装備する第5世代非核動力潜水艦プロジェクト"カリーナ"の設計が行なわれております」
チルコフ
は話した。

非大気依存発電装置の主な利点は、潜水艦の隠密性の増加に有る。
潜水艦は、バッテリーを充電する為に浮上する事無く水中に滞在できる。

ロシアが開発した非大気依存発電装置は、水素の生成方法において外国の同類とは根本的に異なっている。
それは潜水艦の中に高純度水素を貯蔵するのではなく、この装置により、改質装置を用いたディーゼル燃料の消費量に応じた水素の生成が提供される。


ロシア海洋工学中央設計局「ルビーン」は、以前から第5世代非核動力(通常動力)潜水艦の開発作業を進めています。
[ロシアは第5世代潜水艦の設計作業を始めている]
[2018年にはロシア第5世代非核動力潜水艦の1番艦が完成するかもしれない]

第5世代非核動力潜水艦は、非大気依存発電装置(AIP)を搭載します。

非大気依存発電装置も、「ルビーン」により開発されています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]

以前、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、2020年末までに新プロジェクト非核動力潜水艦(第5世代)が4隻建造されると述べています。
[ロシア海軍は2020年までに12隻の原子力潜水艦を近代化する]

この第5世代非核動力潜水艦の名前は、これまで明らかにされていませんでしたが、今回、ロシア海軍総司令官から「カリーナ」である事が明らかにされました。

と言うわけで、今後、ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級と呼ばれる事になります。