ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海で演習を行なった

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『イタルタス』より
2014年4月30日15時04分配信
【ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は地中海で演習を実施した】
モスクワ、4月30日/イタルタス

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、地中海で一連の演習を実施した。
イタルタス北方艦隊の公式代理人エフゲニー・キリロフ2等海佐より伝えられた。

「巡洋艦の乗組員は、電波位置特定複合体による海洋目標の探知、それに付随する主要対艦ミサイル複合体"グラニート"による仮想敵の破壊といった活動に取り組みました」
彼は話した。
「演習では、艦の対空防衛手段による異なる高からの空中攻撃手段の襲撃への反撃、対潜防衛、化学物質への警戒が実施されました」
更に「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、艦を維持する為の対策訓練を実施した。

重原子力ロケット巡洋艦は2013年10月22日に北方艦隊基地セヴェロモルスク市を去った。
これまでに同艦の乗組員は25000海里以上を航行し、キプロスのリマソール港へ3度の業務寄港を行なった。
2013年11月1日、「ピョートル・ヴェリキー」は、地中海ロシア海軍艦船グループへ補充された。
この半年間に乗組員は、中国、デンマーク、ノルウェーの海軍将兵と協同で13度に渡りシリア化学兵器輸送の安全保障作戦に参加した。


[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2013年10月22日に遠距離航海へと出発しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは大西洋へ向かった]

10月31日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海へ入った]

11月10日、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」からロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の旗艦任務を引き継ぎました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる]

12月27日から30日までキプロス島南部のリマソールを訪問しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを訪れた]
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを去った]

2014年1月7日、処分の為、国外へ搬出されるシリア化学兵器を積んだデンマークの貨物船の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団の護衛を開始した]
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団を護衛した]
[ロシア海軍と中国海軍はシリア化学兵器輸送船護衛の協同作戦を実施した]

1月25日、中国海軍フリゲート「ヤンチェン」と合同演習を行ないました。
[地中海東部でロシア海軍と中国海軍の合同演習が実施される]
[地中海東部でロシア・中国海軍合同演習が始まった]

1月28日、シリアから搬出される化学兵器第2次輸送船団の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第2次輸送船団を護衛する]

2月6日、ロシア連邦ウラジーミル・プーチン大統領中華人民共和国シー・チンピン(習近平)国家主席は、地中海に居る「ピョートル・ヴェリキー」及び「ヤンチェン」と衛星通信で話しました。
[ロシアと中国の指導者は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー及びフリゲート塩城とテレビ電話で話した]

2月10日、第3次シリア化学兵器輸送船団の護衛を終えました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第3次輸送船団を護衛する]

2月12日、再びキプロスリマソール港を訪れました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再びキプロスを訪れた]
[キプロス国防相は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを訪れた]

ロシアの「祖国防衛者の日」である2月23日にも、「ピョートル・ヴェリキー」シリア化学兵器輸送船団の護衛任務を継続していました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船の護衛を続ける]

2月27日、第4次となるシリア化学兵器輸送船団シリアラタキアを出港しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第4次輸送船団の護衛を開始する]

3月1日、第5次シリア化学兵器輸送船団の護衛を開始しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは第5次シリア化学兵器輸送船団を護衛する]

3月4日、6度目となるシリア化学兵器輸送船団の護衛を開始しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは第6次シリア化学兵器輸送船団を護衛する]

その後の同艦の動向は公表されていませんでしたが、引き続きシリア沖化学兵器輸送船の護衛任務を遂行していました。
[ロシア北方艦隊の12隻の艦船が地中海に展開している]

4月11日、13回目の輸送船団護衛作戦を実施しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは13回に渡りシリア化学兵器輸送船団を護衛した]

4月17日から21日までキプロスリマソール港を訪問しました。
[ロシア海軍重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスで就役16周年を迎えた]
[ロシア海軍重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは3度目のキプロス訪問を終えた]

そして4月30日、地中海で演習を実施しました。
記事中では対艦有翼ミサイル「グラニート」にも言及されていますが、今回は実弾を発射したわけでは無く、目標の探知とミサイル発射のシミュレートのみでしょう。

同じく地中海入りしていた北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、地中海での任務を終えて帰路に就いていますが、「ピョートル・ヴェリキー」は、引き続き地中海に滞在するようです。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの航跡(2013年12月中旬~2014年4月中旬)]
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ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリにはフランス製戦闘管理システムSENIT-9は搭載されない

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『Lenta.Ru』より
2014年4月30日13時38分配信
【ヘリコプター母艦「セヴァストーポリ」はロシア製の管理システムを装備する】

汎用揚陸艦「セヴァストーポリ」(ロシア海軍の為の「ミストラル」型2番艦)には、ロシア製戦闘情報管理システム「シグマ-E」が装備される。
適切な機器の製造と設置の為の電波電子兵装の取得の入札提示は「ロソボロンポスタフカ」「国家調達」サイトに記載された。

2430万ルーブルの最高値が付けられた入札により、まず第1に戦闘情報管理システム「シグマ-E」の機器一式の設置が提供され、対応する補助機器の設置作業が「セヴァストーポリ」で実施される。
月曜日・4月28日に公表された他の入札情報では、8760万ルーブルの価格で艦載電波位置特定識別装置(「味方-敵」システム)が供給される。

以前、ロシア海軍の為に建造される汎用揚陸艦「ミストラル」型には、フランス製戦闘情報管理システム「SENIT-9」の装備が意図されており、その購入は契約の必要条件であると言われていた。
同時に『Lenta.Ru』が軍当局の情報提供者より説明されたように、既存の契約では、ロシア海軍の発注により建造される2隻の揚陸艦の何れか1隻の為の「SENIT-9」の供給に関する記述は一切含まれていない。

時にはヘリコプター揚陸ドック艦と呼ばれる事も有る汎用揚陸艦「セヴァストーポリ」は、ロシア海軍の発注によりフランスで建造されるフランス製プロジェクト「ミストラル」型汎用揚陸艦シリーズの2隻目である。
「セヴァストーポリ」は2013年6月に起工され、2014年末には進水し、来年(2015年)にはロシア海軍へ納入されなければならない。
ロシア海軍の為のこのタイプのトップ艦「ウラジオストク」は既に航海試験を受けており、2014年秋には発注者へ納入される予定となっている。
建造にはロシアの造船所も参加しており、双方の艦の後部はサンクトペテルブルクバルト工場へ発注された。

ウクライナ危機に関連して、フランスでは、ロシア海軍の為の艦の建造契約を破棄する可能性について論議されている。
モスクワは、この事に関し、契約条件が履行されなかった場合、フランス側へ厳しいペナルティを課す可能性を否定しない。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
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ロシア海軍向け「ミストラル」級2番艦「セヴァストーポリ」(の前半部分)は、2013年6月18日にフランスサンナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦が起工された]

同艦の後半部分は、2013年7月4日にロシアバルト工場(サンクトペテルブルク)で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦の後部はバルト工場で起工された]

そして今日(2014年4月30日)、バルト工場で建造された「セヴァストーポリ」後部は予定通りに進水しました。
[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦セヴァストーポリの船体後部は進水した]

今後はバルト工場の岸壁で残りの作業が進められ、6月16日にフランスサンナゼールへ出発します。
曳航には約3週間掛かり、サンナゼール到着は7月中旬頃になります。

その後、サンナゼールで前部と後部が結合されて進水し、2015年にロシアへ引き渡され、ロシア本国の造船所へ回航されて兵装を取り付ける最終艤装が行なわれます。

無論、1番艦「ウラジオストク」の建造も着々と進められています。
[ロシア海軍向けミストラル級の建造工事は当初の契約に沿って進められている]


ロシア海軍向け「ミストラル」級には、当初、フランス海軍の同型艦と同様に戦術情報処理システム「SENIT-9」が搭載されると言われておりました。
[ロシア海軍向けミストラル型の建造は予定通りに進んでいる]
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しかし、2番艦「セヴァストーポリ」には「SENIT-9」は搭載されず、代わりにロシア製「シグマ-E」が搭載されることになるようです。
【戦闘情報管理システム「シグマ-E」】

【「セヴァストーポリ」の為の戦闘管理・自衛システムに関する入札】


「シグマ-E」ロシア海軍新世代水上戦闘艦にも搭載されています。
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ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦セヴァストーポリの船体後部は進水した

本日(2014年4月30日)、ロシアのサンクトペテルブルクで建造されている「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦「セヴァストーポリ」の後部が進水しました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリの船体後部は2014年4月末の進水を予定している]
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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年4月30日11時43分配信
【バルト工場は「セヴァストーポリ」後部を進水させた】

2014年4月30日、汎用揚陸艦「ミストラル」級の後部はバルト工場で進水した。
6月16日、それはフランスサン・ナゼール造船所STX社へ曳航される。

第2の「ミストラル」級ヘリコプター母艦「セヴァストーポリ」後部の進水式典には、バルト工場、統合造船業営団、ロソボロネクスポルト(ロシア兵器輸出公社)、ロシア連邦政府、そして更にフランスDCNS社及びSTXフランスの代表が出席した。

後部のフランス造船所への移送は2014年6月16日に予定されており、そこで汎用揚陸艦の前部と結合される。
その時まではバルト工場の岸壁に係留されて艤装活動が行なわれ、船体後部が乾ドックに居る必要は無い。

ロシア海軍のニーズの為の「ミストラル」級2番艦は、フランスで2013年6月18日に起工され、同年7月4日、サンクトペテルブルクバルト工場「セヴァストーポリ」船体後部が起工された。

ロシアフランスは、2011年6月に2隻の「ミストラル」級ヘリコプター母艦の建造契約へ署名した。
ロシア側の費用は12億ユーロである。
合意には、ロシアの造船所で2隻以上の「ミストラル」を建造する為のオプションが含まれているが、2012年12月、3隻目と4隻目のヘリコプター母艦の作成ををロシアは延期した事が明らかにされた。

汎用ドック艦「ミストラル」の排水量は21000トン、船体の最大長は210メートルである。
艦は18ノット(時速約33km)の速力の発揮が可能である。
航続距離は20000海里(約37000km)である。
乗組員は160名であり、ヘリコプター母艦は、更に450名を艦内に収容する事が出来る。
航空グループには16機のヘリコプターが含まれ、同時に6機が離艦甲板へ展開できる。

ロシア連邦で3隻目と4隻目の「ミストラル」を建造する問題については、「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」の運用の結果により結論が下されなければならない。


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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年4月30日11時56分配信
【新たな「ミストラル」後部の曳航には3週間以上掛からない】

2014年4月30日に進水した「ミストラル」級汎用揚陸艦後部のフランスサン・ナゼール造船所STX社への曳航は、3週間以内に出来るだろう。

後部のフランス造船所への移送は2014年6月16日に予定されており、そこで汎用揚陸艦の前部と結合される。
その時まではバルト工場の岸壁に係留されて艤装活動が行なわれ、船体後部が乾ドックに居る必要は無い。

バルト工場で建造された部分の全長は94メートル、進水重量は6400トンになる。
それは大量の設備で満たされている:配管、断熱材、電気設備、換気・空調システム。

艦底には円筒型スクリュー舵機、後部及び側部傾斜路、ヘリコプターの為の昇降機、弾薬昇降機、格納庫ゲートが設置された。
工場で敷設された船内の配管系の総全長は11000メートルに達する。

第2の「ミストラル」級ヘリコプター母艦「セヴァストーポリ」後部の進水式典には、バルト工場、統合造船業営団、ロソボロネクスポルト(ロシア兵器輸出公社)、ロシア連邦政府、そして更にフランスDCNS社及びSTXフランスの代表が出席した。

ロシア海軍のニーズの為の「ミストラル」級2番艦は、フランスで2013年6月18日に起工され、同年7月4日、サンクトペテルブルクバルト工場「セヴァストーポリ」船体後部が起工された。

ロシアフランスは、2011年6月に2隻の「ミストラル」級ヘリコプター母艦の建造契約へ署名した。
ロシア側の費用は12億ユーロである。
合意には、ロシアの造船所で2隻以上の「ミストラル」を建造する為のオプションが含まれているが、2012年12月、3隻目と4隻目のヘリコプター母艦の作成ををロシアは延期した事が明らかにされた。

汎用ドック艦「ミストラル」の排水量は21000トン、船体の最大長は210メートルである。
艦は18ノット(時速約33km)の速力の発揮が可能である。
航続距離は20000海里(約37000km)である。
乗組員は160名であり、ヘリコプター母艦は、更に450名を艦内に収容する事が出来る。
航空グループには16機のヘリコプターが含まれ、同時に6機が離艦甲板へ展開できる。

ロシア連邦で3隻目と4隻目の「ミストラル」を建造する問題については、「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」の運用の結果により結論が下されなければならない。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
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ロシア海軍向け「ミストラル」級2番艦「セヴァストーポリ」(の前半部分)は、2013年6月18日にフランスサンナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦が起工された]

同艦の後半部分は、2013年7月4日にロシアバルト工場(サンクトペテルブルク)で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦の後部はバルト工場で起工された]
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そして今日(2014年4月30日)、バルト工場で建造された「セヴァストーポリ」後部は予定通りに進水しました。


今後はバルト工場の岸壁で残りの作業が進められ、6月16日にフランスサンナゼールへ出発します。
曳航には約3週間掛かり、サンナゼール到着は7月中旬頃になります。

その後、サンナゼールで前部と後部が結合されて進水し、2015年にロシアへ引き渡され、ロシア本国の造船所へ回航されて兵装を取り付ける最終艤装が行なわれます。

ロシア海軍向け「ミストラル」級2隻の乗組員は、ロシア太平洋艦隊から集められます。
[ロシア太平洋艦隊はミストラル級2隻の乗組員を編成する]

この2隻の為の埠頭の建設もウラジオストクで始まっています。
[ウラジオストクでミストラル級ヘリ空母の為の埠頭の建設が始まった]

「セヴァストーポリ」に関しては黒海艦隊へ配備されるという情報も流布されていますが、これはロシア海軍から否定されています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母2番艦を黒海艦隊へ配備する計画は無い]

北方艦隊の艦船はカリブ海で対麻薬国際演習に参加した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2014年4月29日15時17分配信
【北方艦隊の艦船は国際対麻薬演習「ストーム-2014」に参加した】

北方艦隊の艦船は、カリブ海エリアで実施された国際対麻薬演習「ストーム-2014」に初めて参加した。

演習には、ロシア、ニカラグア共和国、ホンジュラス共和国の麻薬対策機関、当局、軍、警察、国家安全保障の部隊が関与した。
ロシア連邦海軍からは、通信艦「ヴィクトール・レオーノフ」救助曳船「ニコライ・チケル」が派出された。

演習では、犯罪グループの組織的活動の抑制、ラテンアメリカ諸国の領海への麻薬密輸ルートの遮断といった課題に取り組まれた。

ニカラグア共和国の国家警察の特殊部隊とホンジュラス共和国の安全保障省の特殊部隊、北方艦隊の艦の乗組員、ロシア麻薬密輸統制連邦機関の職員は、合同で、密輸活動の抑制、組織の拘留、容疑船の臨検といった一連のエピソードに取り組んだ。

以前、北方艦隊の部隊は、アデン湾インド洋で民間船舶の航行の安全保障へ定期的に関与していた。


今回の国際演習「ストーム-2014」に参加したのは、この2隻です。

中型偵察艦「ヴィクトール・レオーノフ」
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海洋救助曳船「ニコライ・チケル」
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「ヴィクトール・レオーノフ」は、以前からカリブ海で活動しています。

「ニコライ・チケル」は、2013年12月17日に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に地中海への遠距離航海へ出発したのですが、その後、「アドミラル・クズネツォフ」と別れてカリブ海へ行っていたようです。

ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母への兵装取付工事はクロンシュタット造船所では実施されず、その代わりにセーヴェルナヤ・ヴェルフィで実施されるかもしれない

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年4月28日16時26分配信
【クロンシュタット海洋工場はミストラルの兵装取付を行なわない】

クロンシュタット海洋工場は、「ミストラル」級ヘリコプター母艦の兵装取付を行なわない。
『中央海軍ポータル』は、同社の独自の情報提供者より伝えられた。

以前、ポータルサイト『Fontanka』は、「統合造船業営団」副総裁の談話を引用し、クロンシュタット海洋工場の生産能力を汎用揚陸艦「ミストラル」級の兵装の作業に活用するかもしれないと報じた。

2014年4月24日の木曜日、クロンシュタット工場の代理人は、同社の敷地のみが関与する事が可能であり、作業自体は外部の専門技術者により実行されると説明した。
4月28日、「ミストラル」に関する全ての作業はクロンシュタット海洋工場で実施されない事が明らかにされた。
「未確認情報によると、この発注はセーヴェルナヤ・ヴェルフィが受けました」
対談者は『中央海軍ポータル』へ説明した。

「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」広報サービスは、この情報に関するコメントを拒否し、それは、最初の「ミストラル」級汎用揚陸艦ロシアへ到着した時に公表される事になるだろうと説明した。
予備データによると、汎用揚陸艦「ウラジオストク」は2014年にロシア海軍へ加入しなければならず、現在はフランスで試験が実行されている。

イタルタスの情報によると、ロシア海軍の為に建造される汎用揚陸艦「ミストラル」級はロシアで生産された主要兵装を受け取る。
「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」は、対空防衛手段による艦の保護を強化する自己防衛の為のミサイル複合体の設置が計画されている。
増強されるヘリコプター部隊を使用した対潜任務の遂行が計画されている
「ミストラル」には、ロシアで開発された特殊弾頭を用いた兵器が配置されるかもしれない。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
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ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2012年2月1日にフランスサン-ナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けヘリ空母「ミストラル」型1番艦は起工される]

船体後部は、ロシア国内のサンクト-ペテルブルク市の「バルト工場」で2012年10月1日に起工されました。
[バルト工場はヘリ空母ウラジオストクの船体を起工した]

バルト工場で建造された「ウラジオストク」後部は2013年6月26日に進水し、7月8日にフランスサンナゼールへ向けて出発しました。
[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部は進水した]

「ウラジオストク」後部は7月23日にサンナゼールへ到着しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部はサンナゼールへ到着した]

結合された「ウラジオストク」は2013年10月15日に進水しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクは進水した]

2014年3月5日、最初の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍向けミストラル級1番艦ウラジオストクは最初の洋上試験を行なった]

「ウラジオストク」は現在までに3回の洋上試験が実施されており、2014年5月には4度目の洋上試験が予定されています。
[ロシア海軍向けミストラル級の建造工事は当初の契約に沿って進められている]


「ウラジオストク」は今年11月にロシアへ納入される予定となっており、その後、ロシア本国へ回航され、ロシア製兵装などを設置する最終艤装が行なわれます。
[ミストラル級へのロシア製兵装のインテグレートには約1年を要する]

その最終艤装は、以前にはクロンシュタット造船所で実施されると報じられていましたが、今回の記事によると、その話は消えました。
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ただし、クロンシュタット造船所で最終艤装を行なうと言っても、同社はドックや艤装岸壁といった作業場所を提供するだけであり、艤装作業自体は「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の専門技術者がクロンシュタットへ出張して実行する計画でした。

その話が消えた今、「ウラジオストク」の最終艤装(ロシア製兵装の取り付け工事)を行なう造船所となる可能性が高いのは、サンクトペテルブルク市「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」です。
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これまでは「ミストラル」級の建造には全く関与しておらず、そもそも、「ミストラル」級が入渠出来るドックも無い「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」が。

サンクトペテルブルクには、「ミストラル」級が入渠出来るドックを有する「バルト工場」「アドミラルティ造船所」が有りますが、これらの造船所を差し置いて「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」「ミストラル」級への兵装取り付けを行なわなければならないのは、何故でしょうか?
(バルト工場「ミストラル」級の後部を建造している)
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これまでに揚陸艦の建造経験を全く持っておらず、水上戦闘艦の経験は豊富な「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で実施されなければならない兵装の取り付けとは、一体何でしょうか?
しかも「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、ロシア海軍向けの新世代水上戦闘艦(コルベットフリゲート)の建造で多忙を極めており、この上、「ミストラル」級の最終艤装まで手掛ける余裕は無い筈です。

考えられるのは、現在、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造されている艦にしか搭載されていないロシア製兵装「ミストラル」級に装備されるという可能性です。

ここで想い起されるのは、2012年2月下旬、ロシア海軍「ミストラル」級には有翼ミサイル高射ミサイルが搭載されると報じられた事です。
[ロシア海軍向け「ミストラル」型には巡航ミサイル、対空・対潜ミサイルなどが装備される]
この記事では具体的な兵器名は出されていませんが、この記事の記述内容に適合するのは、高射ミサイル「ポリメント-リドゥート」と、3R-14UKSK汎用ミサイル発射機(オーニクス/カリブル有翼ミサイル兼用発射機)です。
[新世代の艦対空ミサイルシステム3K96「リドゥート」]
[汎用ミサイル垂直発射機3R-14UKSK]
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

現在の所、この両者は、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造されているプロジェクト22350フリゲートにしか搭載されていません。
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[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]

ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフはスペインのセウタ港を訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2014年4月28日16時25分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」はセウタ港(スペイン)への業務寄港を行なう】

本日(4月28日)、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」セウタ港(スペイン)への業務寄港を行なう。
これに先立ち、スタニスラフ・ヴァリク1等海佐が指揮する大型対潜艦ジブラルタル海峡を通過し、地中海エリアへ入った。

業務寄港中に同艦の乗組員は必要基準の物資を補充する。
船員は、沿岸で休養する機会を得る。

大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は4月15日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市を去ってから13日で3000海里を航行し、北東大西洋の暴風海域を通り抜けた。

移動中に北方艦隊船員は海洋での技量の改善を続けた。
乗組員は、10回に渡り艦内演習及び訓練を実施した。

海軍の戦闘訓練計画に沿って大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」ロシア海軍常設艦隊間艦船グループへ補充され、地中海で任務を遂行する。

2013年、大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」乗組員は、地中海ロシア海軍常設艦船グループの一員として、そして大西洋艦船支隊の一員として一連の任務を遂行した。

北方艦隊船員は140日以上を海上で過ごし、外国の港への一連の業務寄港を行なった:ベルゲン(ノルウェー)、リヴァプール(グレートブリテン)、リスボン(ポルトガル)、リマソール(キプロス)、ハバナ(キューバ)、ラグアイラ(ベネズエラ·ボリバル共和国)


大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は2014年4月15日にセヴェロモルスク基地を出港し、地中海へ向かいました。
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは地中海へ向かった]

地中海には北方艦隊所属艦船が長期に渡り滞在しており、交代の為に「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」が派遣されることになりました。

記事中でも触れられていますが、「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、2013年にも地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行なっています。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは長期航海を終えて基地へ戻った]

ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリの建造工事はスケジュール通りに進行している

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『アルムス-タス』より
2014年4月28日11時57分配信
【バルト工場からの汎用揚陸艦「セヴァストーポリ」後部のフランスへの移送時期は変更されていない-2014年7月】
モスクワ、4月28日(アルムス-タス)

バルト工場からの汎用揚陸艦「セヴァストーポリ」後部のフランスへの移送時期-2014年7月-は変更されていない。
アルムス-タスは、統合造船業営団の情報提供者より伝えられた。

有限会社「バルト工場―造船」は今年夏にロシア「ミストラル」型汎用揚陸艦の2隻目-「セヴァストーポリ」後部を進水させる。
それは、ロシア連邦太平洋艦隊へ受け入れられなければならない。
「後部の建造は、フランスのDCNS社の下請企業として参加しているバルト工場の船台Aで実施されております」
対談者は話した。
「作業は、フランス側と合意したスケジュールに沿って進められています」

「後部は7月にフランスへの曳航を開始します」
対談者は付け加え、「セヴァストーポリ」前部はフランスサンナゼールに在る造船企業STXで建造されている事を想起した。

「統合造船業営団」STX社との間の契約の枠組において、汎用揚陸艦-2「セヴァストーポリ」後部は2013年7月4日に起工された。

有限会社「バルト工場―造船」は、汎用揚陸艦-1「ウラジオストク」汎用揚陸艦-2「セヴァストーポリ」の後部の120セクションを形成する。
それは、各艦の全体積の40パーセントになる。

現在、汎用揚陸艦1号汎用揚陸艦2号へ設置される為に供給されるロシア製機器の主要部分はフランスへの出荷を完了している。

2013年夏、サンクトペテルブルクでは汎用揚陸艦1号「ウラジオストク」の後部が進水し、海路でサンナゼールへ移送され、フランスで製造された前部と結合された。
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2011年6月10日、ロシアフランスは、最初の2隻の「ミストラル」型汎用揚陸艦を建造する為の合意へ署名した。
2隻の艦の費用は約12億ユーロになる。

汎用揚陸艦1号「ウラジオストク」の進水式典は2013年10月15日にサンナゼールSTX造船所で開催された。

汎用揚陸艦2号「セヴァストーポリ」前部の起工は2013年6月18日に行なわれた。

現在、造船所はドックでの汎用揚陸艦2号の前部の全てのブロックの設置を完了しており、機器の装備の為の予備作業が行なわれている。
ヘリコプター母艦「ミストラル」型は排水量21,000トン、船体最大長210m、速力18ノット、航続距離は最大で20000海里。
乗組員は160名であり、汎用揚陸艦は更に450名を艦内で収容できる。
艦の航空グループには16機のヘリコプターが含まれており、離艦甲板へ同時に6機が展開できる。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
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ロシア海軍向け「ミストラル」級2番艦「セヴァストーポリ」(の前半部分)は、2013年6月18日にフランスサンナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦が起工された]

同艦の後半部分は、2013年7月4日にロシアバルト工場(サンクトペテルブルク)で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦の後部はバルト工場で起工された]
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バルト工場で建造されている「セヴァストーポリ」後部は、2014年4月30日に進水する予定です。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリの船体後部は2014年4月末の進水を予定している]
その後、6月にはフランスサンナゼール造船所へ回航されます。

「ウラジオストク」2番艦「セヴァストーポリ」の乗組員は、ロシア太平洋艦隊から集められます。
[ロシア太平洋艦隊はミストラル級2隻の乗組員を編成する]

この2隻の為の埠頭の建設もウラジオストクで始まっています。
[ウラジオストクでミストラル級ヘリ空母の為の埠頭の建設が始まった]

「セヴァストーポリ」に関しては黒海艦隊へ配備されるという情報も流布されていますが、これはロシア海軍から否定されています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母2番艦を黒海艦隊へ配備する計画は無い]


2014年3月からのウクライナ危機に関連し、フランスロシアとの軍事技術協力の「大部分」を停止しておりますが、既にロシアから金が支払われている「ミストラル」級の建造契約は「例外」として扱われています。
[フランスはロシアへのミストラル級輸出のキャンセルを考慮するかもしれないが、それを実行に移す事は多大なペナルティを伴う]
[フランスは今年10月にロシアへのミストラル級輸出の一時差し止めについて検討する]

3隻のステレグーシチー型コルベットは対艦ミサイルを同時に発射した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2014年4月25日19時24分配信
【バルト艦隊のコルベットは海洋でのミサイル射撃を実施した】

バルト艦隊参謀長セルゲイ・ポポフ少将の指揮下で戦術演習を実施しているコルベット「ソーブラジテルヌイ」、「ステレグーシチー」、「ボイキー」の乗組員は、バルト艦隊射爆場で対艦ミサイルの戦闘射撃を行なった。

3隻の艦は、コルベットの主要打撃兵器-対艦ミサイル複合体「ウラン」を使用し、仮想敵の戦闘艦支隊を模した複合海洋目標へ同時にミサイル発射を実施した。

ミサイルは成功裏に目標へ命中した。
射撃は、仮想敵による対電波妨害装置の使用という困難な状況下で実施された。

射撃任務を遂行した後、乗組員は、電子戦闘、ダメージコントロール、対水中攪乱防衛訓練を行ない、航行間隔の狭いコルベット同士の合同機動の要素に習熟した。


同じ日、コルベット「ステレグーシチー」、「ソーブラジテルヌイ」、「ボイキー」の3隻は、バルト艦隊旗艦駆逐艦「ナストーイチヴイ」と共に砲撃訓練を実施しています。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2014年4月25日16時56分配信
【バルト艦隊打撃艦グループは仮想敵戦闘艦支隊を撃破した】

駆逐艦「ナストーイチヴイ」と3隻のコルベットは、130mm砲、100mm砲、30mm砲を使用し、水上目標(敵の水上艦)及び沿岸目標(敵の沿岸砲台)への砲撃訓練を実施しました。

その後、同型の3隻のコルベットのみで対艦ミサイル「ウラン」の一斉発射訓練が行なわれました。

バルト艦隊へ配備されているプロジェクト20380コルベット「ステレグーシチー」(530)、「ソーブラジテルヌイ」(531)、「ボイキー」(532)の3隻は、2007年から2013年に就役したロシア海軍の最新鋭水上戦闘艦です。

「ステレグーシチー」2007年11月15日就役
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「ソーブラジテルヌイ」2011年10月14日就役
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「ボイキー」2013年5月16日就役

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対艦ミサイル「ウラン」発射筒は、艦橋の後ろに収納されています。
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今年6月末には4番艦「ストイーキー」が就役し、バルト艦隊へ加わります。
[ロシア海軍最新鋭コルベット「ストイーキー」の国家受領航海試験は完了した]

ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンは起工された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年4月26日15時43分配信
【ロシア海軍の為の完全自動化給油船の建造が開始された】
モスクワ、4月26日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍の為の最新の完全自動化海洋給油船「アカデミック・パシン」の建造は、公開株式会社「ネフスキー船舶建造-船舶修理工場」で開始された。
土曜日、ロシア連邦国防省下の海軍広報サービス・情報供給部代表は伝えた。

「アカデミック・パシン」は、このクラスの新世代船であり、海洋及び大洋ゾーンにおける海軍戦力の支援のために使用される。
それは完全に自動化されており、海上航行中の3隻の艦へ同時に物資を補充する能力を有する。
このようなタイプの船は、約35年間に渡ってロシア海軍の為に建造されなかった。

「本日・2014年4月26日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は、プロジェクト23130中型海洋給油船アカデミック・パシンの起工式典へ出席しました。
同船は、ロシア連邦国防省の為に公開株式会社ネフスキー船舶建造-船舶修理工場で建造されます」

声明では、こう述べられた。

総司令官によると、給油船(アカデミック・パシン)は、ロシア連邦海軍の為に同工場が建造する6隻のシリーズのトップ船となる。
船の全長は130メートル、幅21メートル、吃水7メートル。
満載排水量14000トン、載貨重量9000トン。
船の乗組員は24名である。


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【「ネフスキー船舶建造-船舶修理工場」公式サイト】

ロシア海軍の為の新たな中型海洋給油船・プロジェクト23130に関しては、昨年(2013年)5月、建造所を決める為の入札の公募が発表されました。
[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)が建造される]

その結果、サンクトペテルブルク近郊のシュリッセリブルク市に在るネフスキー造船所で建造される事になり、年2月末にはプレートカットが始まりました。
[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)プロジェクト23130のプレートカットが始まる]
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そして2014年4月26日、1番船「アカデミック・パシン」が起工されました。

「アカデミック・パシン」起工式典に出席したロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督によると、プロジェクト23130中型海洋給油船は6隻建造されるとの事です。


現在、ロシア連邦海軍に在籍する給油船(補給艦)は以下の通りです。
ただし、これらの船が全て稼働状態に置かれているわけではありません。

[太平洋艦隊]
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」(プロジェクト1559V)1978年就役
大型海洋給油船「ウラジーミル・コレチツキー」(プロジェクト1559V)1972年就役
中型海洋給油船「ぺチェンガ」(ドゥブナ型)1979年就役
中型海洋給油船「イルクト」(ドゥブナ型)1975年就役
中型海洋給油船「イジョーラ」(プロジェクト160)1970年就役
中型海洋給油船「イリム」(プロジェクト160)1972年就役

[北方艦隊]
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」(プロジェクト1559V)1973年就役
大型海洋給油船「へンリフ・ハサーノフ」(プロジェクト1559V)1976年就役
中型海洋給油船「ドゥブナ」(ドゥブナ型)1974年就役
中型海洋給油船「コラ」(プロジェクト160)1967年就役
中型海洋給油船「プルート」(プロジェクト160)1971年就役
中型海洋給油船「ヴャージマ」(プロジェクトREF-675)1982年就役
中型海洋給油船「カーマ」(プロジェクトREF-675)1982年就役

[黒海艦隊]
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(プロジェクト1559V)1975年就役
中型海洋給油船「イマン」(プロジェクト6404)1966年就役
中型海洋給油船「コイダ」(プロジェクト577)1966年就役

[バルト艦隊]
中型海洋給油船「エリニヤ」(プロジェクト160)1968年就役
中型海洋給油船「レナ」(プロジェクト577)1966年就役


殆どの船は1960年代~1970年代に建造されており、既に船齢40年を超えております。

その代替として、まず手始めにプロジェクト23130中型海洋給油船が6隻建造されることになりました。
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ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは5月19日の帰港が予定されている

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年4月24日18時13分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」は5月に北方艦隊へ戻る】

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は2014年5月19日にムルマンスク港へ到着する。
『SeverPost』西方軍管区広報サービスの話を伝えた。

重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、地中海ロシア海軍艦船グループの一員としての任務遂行を終え、北東大西洋海域への移動を開始した。
『SeverPost』西方軍管区下の北方艦隊広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガより伝えられた。
航路の終点はムルマンスク港となる。
『SeverPost』が情報提供者より伝えられた所によると、「アドミラル・クズネツォフ」は2014年5月19日に帰港する。

北方艦隊航空巡洋艦は2013年12月17日に遠距離航海へ出発した。
2014年1月15日には地中海エリアへ入った。
この3ヶ月の間に巡洋艦の甲板飛行士は飛行技量を積極的に向上させ、定期的に戦闘機艦載ヘリコプターのフライトを実施した。
航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の甲板からは約350回のフライトが行なわれ、空中滞在時間は合計して約280時間になる。


[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]
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北方艦隊旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2013年12月17日に地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの航跡(2013年12月中旬~2014年4月中旬)]

2014年1月15日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、1月20日以降は地中海東部に滞在していましたが、4月18日、北方艦隊広報部は「アドミラル・クズネツォフ」地中海での任務は完了したと発表しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは帰路に就く]

今回の記事によると、5月19日にムルマンスク港へ到着予定との事です。

今回の記事で「アドミラル・クズネツォフ」艦載機の空中滞在時間は280時間、フライト実施数は350回と書かれていますが、これは2013年12月17日の出航から2014年4月18日までの数字です。

なお、「アドミラル・クズネツォフ」は、2013年12月17日の出航から2014年1月初頭までは暴風海域を通過していたので、この間は航空機(Su-33艦上戦闘機)の飛行訓練を実施する事は出来ませんでした。
2013年12月19日以降は、悪天候の為に航海を中断し、ブリテンスコットランド沖に停泊していた事が(ロシア側では無く)ブリテン側から明らかにされています。

Su-33艦上戦闘機のフライトが実施されたのは2014年1月8日でした。

つまり、2014年1月8日から4月18日までの空中滞在時間が280時間、フライト実施数は350回という事です。

今後も5月19日の帰港までに艦載機のフライトが実施されるでしょうから、当然、この数字は増える事になります。

ロシア海軍向けミストラル級の建造工事は当初の契約に沿って進められている

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『インタファクス』より
2014年4月24日10時22分配信
【ウクライナ危機はロシアの為の「ミストラル」建造に影響を及ぼしていない】
モスクワ、4月24日、インタファクス.RU

2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦-「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」の建造は、ウクライナ周辺の状況に関係なく計画通りに進んでいる。
木曜日、『インタファクス』は、STXフランス社より伝えられた。

対談者によると、今年春、将来の「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」乗組員を乗せたロシア練習艦「スモーリヌイ」が造船所へ到着する予定である。
しかしながら、同艦がサンナゼールへ寄港する正確な日時は未だ分からない。
「スモーリヌイ」は、4月22日にクロンシュタットから地中海へと去った。

以前、海軍総参謀部の代理人は、軍艦「ミストラル」級の為のインフラストラクチュア整備のプロセスと、「ウラジオストク」の最初の乗組員の準備は、承認されたスケジュールに厳密に沿って実行されていると伝えた。
「艦の乗員チームが形成され、練習センターで訓練が行われています。
次の段階において、乗組員は、造船所で直接訓練を行なう見込みです」

海軍の代理人は通告した。

STXフランス代理人によると、軍艦「ウラジオストク」は、航海試験の枠組において、5月には4度目となる海洋への出航を行なう。
ロシアヘリコプター母艦は、合計で6度の航海を計画している。
海上で同艦は機器試験を実施し、将来の乗組員の為の準備を行なった。
最初と3度目の出航には、何名かのロシア人船員が参加した。

ヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」は、2013年10月15日に進水した。
同艦は今年秋にロシア海軍へ引き渡されなければならず、その後、ロシア造船工場の何れかでヘリコプター母艦は一連の兵器システムを装備する。

2011年6月、連邦国営単一企業「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)フランスDCNS社は、最初の2隻のヘリコプター母艦の建造契約に署名した。
(ロシア)統合造船業営団は、この契約にサンナゼールフランス造船所「STXフランス」の下請業者として関わっている。

今年3月、フランス外務省は、ウクライナ危機の悪化に関し、モスクワキエフに対する政策を変更しなければ、パリ「ミストラル」の供給を拒否するかもしれないと表明した。
3月下旬、フランス国防相ジャン-イヴ・ル・ドリアンは、ロシア側へのヘリコプター母艦引き渡しの妥当性についての問題は10月に決定が下されると表明した。

フランスメディアの見積もりによると、ロシアとの契約履行を完全に断念すれば、フランスの労働者600名が失業の危機に晒される。
加えて、DCNSの収入は大幅に減少する。

軍艦「ミストラル」型の船体全長は199メートル。幅32メートル、飛行甲板までの全高は27メートル、排水量22600トンでの吃水は6.42メートル
吃水6.42メートル、アジマスポッド出力100パーセント(3.5メガワット)での最大速力は18.5ノット。
乗組員177名、乗艦人員481名。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
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ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2012年2月1日にフランスサン-ナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けヘリ空母「ミストラル」型1番艦は起工される]

船体後部は、ロシア国内のサンクト-ペテルブルク市の「バルト工場」で2012年10月1日に起工されました。
[バルト工場はヘリ空母ウラジオストクの船体を起工した]

バルト工場で建造された「ウラジオストク」後部は2013年6月26日に進水し、7月8日にフランスサンナゼールへ向けて出発しました。
[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部は進水した]

「ウラジオストク」後部は7月23日にサンナゼールへ到着しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部はサンナゼールへ到着した]

結合された「ウラジオストク」は2013年10月15日に進水しました。
[ミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクは進水した]

2014年3月5日、最初の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍向けミストラル級1番艦ウラジオストクは最初の洋上試験を行なった]

「ウラジオストク」は現在までに3回の洋上試験が実施されており、5月には4度目の洋上試験が予定されています。

「ウラジオストク」は今年11月にロシアへ納入される予定となっており、その後、ロシア本国へ回航され、ロシア製兵装などを設置する最終艤装が行なわれます。
[ミストラル級へのロシア製兵装のインテグレートには約1年を要する]

最終艤装は、クロンシュタット造船所で実施される事になるようです。
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記事中で触れられていますが、ロシア海軍練習艦「スモーリヌイ」は、4月22日にクロンシュタットを出航し、地中海へ向かいました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2014年4月22日18時29分配信
【1等練習艦「スモーリヌイ」は地中海への遠距離航海の為、クロンシュタットを去った】
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「スモーリヌイ」には、太平洋艦隊の海軍士官候補生など300名以上の候補生が乗り込み、5月末まで洋上研修を行ないます。

ロシア海軍向け「ミストラル」級2番艦「セヴァストーポリ」(の前半部分)は、2013年6月18日にフランスサンナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦が起工された]

同艦の後半部分は、2013年7月4日にロシアバルト工場(サンクトペテルブルク)で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦の後部はバルト工場で起工された]
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バルト工場で建造されている「セヴァストーポリ」後部は、2014年4月30日に進水する予定です。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリの船体後部は2014年4月末の進水を予定している]
その後、6月にはフランスサンナゼール造船所へ回航されます。

「ウラジオストク」2番艦「セヴァストーポリ」の乗組員は、ロシア太平洋艦隊から集められます。
[ロシア太平洋艦隊はミストラル級2隻の乗組員を編成する]

この2隻の為の埠頭の建設もウラジオストクで始まっています。
[ウラジオストクでミストラル級ヘリ空母の為の埠頭の建設が始まった]


2014年3月からのウクライナ危機に関連し、フランスロシアとの軍事技術協力の「大部分」を停止しておりますが、既にロシアから金が支払われている「ミストラル」級の建造契約は、今回の記事の通り、「例外」として扱われています。
[フランスはロシアへのミストラル級輸出のキャンセルを考慮するかもしれないが、それを実行に移す事は多大なペナルティを伴う]
[フランスは今年10月にロシアへのミストラル級輸出の一時差し止めについて検討する]

ロシア海軍向け「ミストラル」級に関しては、NATO諸国が共同で購入して共同で運用するとか、中国へ転売されるなどという観測も飛び出していますが、これらは、全て「妄想」以外の何物でもありません。


『日本経済新聞』より
2014年4月25日0時34分配信
【ロシア、揚陸艦建造計画は予定通り 仏から購入契約 】

『インタファクス』の報道を紹介していますが、2番艦「セヴァストーポリ」黒海艦隊へ配備されると書かれています。

しかし、この情報はロシア海軍から否定されています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母2番艦を黒海艦隊へ配備する計画は無い]

ロシア海軍太平洋艦隊はパキスタン海軍と合同演習を実施した

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『イタルタス』より
2014年4月24日12時27分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はパキスタン海軍と海賊対処合同演習を実施した】
モスクワ、4月24日/イタルタス

太平洋艦隊艦船支隊パキスタンカラチ港への非公式訪問を完了し、その後、ロシア及びパキスタン海軍将兵は合同演習を実施した。
イタルタスは、東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。

「第1段階で大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフとパキスタンのフリゲート"アスラット"は合同機動演習を実施しました。
演習の第2部は海賊対処へ指向され、機動グループによる"容疑"船の臨検が行なわれました。
太平洋艦隊の海軍歩兵はフリゲート"アスラット"へ乗り込み、パキスタン将兵はロシア艦を訪れました」
マルトフ
は通知した。
総決算の後、互いの別離式典が開催され、両国の艦は会合コースから分かれた事を彼は指摘した。

ロシア艦カラチ港への訪問中、太平洋艦隊の公式代表団はパキスタン海軍本部を表敬訪問し、パキスタン特殊訓練センター造船所を訪れた。
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」カラチロシア総領事館の代表及びロシア外交団が訪れ、更にはパキスタン海軍将兵が訪れたと1等海佐は述べた。

彼は、4月19日、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」に率いられ、沿海地方異種戦力連合部隊司令官代理ウラジーミル・ドミトリエフ少将が指揮する太平洋艦隊艦船支隊は、パキスタン海軍並びにロシア海軍の関係に関する現代史において初めて非公式訪問の為にカラチへ寄港した事を想い起した。


大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」を中核とするロシア太平洋艦隊艦船支隊は、3月中旬にウラジオストクを出航しました。
[ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフはインド洋へ行く]

3月28日、多国籍海軍演習KOMODOに参加する為、インドネシアバタム島に到着しました。
[ロシア太平洋艦隊は多国籍海軍演習KOMODOに参加する]

3月31日、南シナ海ナトゥナ(リアウ)諸島海域で海上演習が開始されました。
[多国籍海軍演習KOMODOが始まった]

海上での演習は4月2日まで続けられ、4月3日には演習の終了セレモニーが開催されました。
[多国籍海軍演習KOMODO-2014は続く]

4月8日、マラッカ海峡を通過してインド洋へ入りました。
[大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフはインド洋へ入った]

4月19日、パキスタンカラチ港を訪問しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船はパキスタンのカラチを訪問する]
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船のパキスタン訪問は続く]

訪問は4月23日まで続けられ、翌4月24日にパキスタン海軍との合同演習が実施され、両国の艦は別れを告げました。


今回、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」と合同演習を行なったパキスタン海軍フリゲート「アスラット」は、2013年11月に黒海沿岸のノヴォロシースクを訪問しています。
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ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリの船体後部は2014年4月末の進水を予定している

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年4月24日9時44分配信
【第2の「ミストラル」の船体後部は2014年4月に進水する】

2014年4月30日、「ミストラル」級汎用揚陸艦の後部はバルト工場で進水する。
『中央海軍ポータル』は、同社の広報サービスより伝えられた。

第2のヘリコプター母艦「セヴァストーポリ」船体後部の進水式典には、バルト工場、統合造船業営団、ロソボロネクスポルト(ロシア兵器輸出公社)、ロシア連邦政府の代表と、更には、フランスDCNS社及びSTXフランスの代表が出席する。
船体後部のフランス造船所への移送は2014年6月に予定されており、そこで汎用揚陸艦の船体前部と結合される。
その時まではバルト工場の岸壁に係留されて艤装活動が行なわれ、船体後部が乾ドックに居る必要は無い。

ロシア海軍のニーズの為の「ミストラル」級2番艦は、フランスで2013年6月18日に起工され、同年7月4日、サンクトペテルブルクバルト工場「セヴァストーポリ」船体後部が起工された。

1隻目の汎用揚陸艦「ウラジオストク」の建造はフランスで2012年2月に始まり、艦は2013年10月15日に進水した。
同艦はロシア海軍へ2014年秋に引き渡され、その後、ロシア造船工場の何れかでヘリコプター母艦には一連の兵器システムが装備される。

「統合造船業営団」の情報提供者の談話を引用したポータルサイト『Fontanka』の情報によると、「ミストラル」への兵装の設置は、「クロンシュタット海洋工場」で行なわれるかもしれない。
「バルト工場」広報サービスは、この情報に関するコメントを差し控えた。

クロンシュタット工場の代理人は、同社の能力を活用する最終決定は、未だ採択されていないと『中央海軍ポータル』へ伝えた。
「もしもそうなったのであれば(決定されたのであれば)、ヘリコプター母艦は工場の敷地に置かれ、作業自体は、他の企業からの専門技術者により実施されます」
クロンシュタット海洋工場
の広報サービスは説明した。
現在、ロシア海軍の為に建造された最初の汎用揚陸艦「ウラジオストク」は、フランスで海洋試験が行なわれている。

ロシアフランスは、2011年6月に2隻の「ミストラル」級ヘリコプター母艦の建造契約へ署名した。
ロシア側の費用は12億ユーロである。
合意には、ロシア造船所で2隻以上の「ミストラル」を建造する為のオプションが含まれているが、2012年12月、3隻目と4隻目のヘリコプター母艦の作成ををロシアは延期した事が明らかにされた。

汎用ドック艦「ミストラル」の排水量は21000トン、船体の最大長は210メートルである。
艦は18ノット(時速約33km)の速力の発揮が可能である。
航続距離は20000海里(約37000km)である。
乗組員は160名であり、ヘリコプター母艦は、更に450名を艦内に収容する事が出来る。
航空グループには16機のヘリコプターが含まれ、同時に6機が離艦甲板へ展開できる。


[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向け「ミストラル」級2番艦「セヴァストーポリ」(の前半部分)は、2013年6月18日にフランスサンナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦が起工された]

同艦の後半部分は、2013年7月4日にロシアバルト工場(サンクトペテルブルク)で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦の後部はバルト工場で起工された]
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今回の記事によると、バルト工場で建造されている「セヴァストーポリ」後部は、2014年4月30日に進水するとの事です。
その後、バルト工場の岸壁で艤装工事が行なわれ、2014年6月にはフランスサンナゼールへ回航されます。
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2014年3月からのウクライナ危機に関連し、フランスロシアとの軍事技術協力の「大部分」を停止しておりますが、既にロシアから金が支払われている「ミストラル」級の建造契約は「例外」となるようです。
[フランスはロシアへのミストラル級輸出のキャンセルを考慮するかもしれないが、それを実行に移す事は多大なペナルティを伴う]
[フランスは今年10月にロシアへのミストラル級輸出の一時差し止めについて検討する]

ロシア海軍向け「ミストラル」級2番艦「セヴァストーポリ」に関しては、黒海艦隊へ配備するという情報も流布されましたが、ロシア海軍自身が否定しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母2番艦を黒海艦隊へ配備する計画は無い]

オスカーII級原潜オリョールは寿命延長工事の為にドック入りした

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『イタルタス』より
2014年4月23日11時05分配信
【原子力潜水艦「オリョール」は修理及び就役期間延長の為にセヴェロドヴィンスクのドックへ置かれた】
アルハンゲリスク、4月23日/イタルタス

北方艦隊プロジェクト949A「アンテイ」打撃原子力潜水艦K-266「オリョール」は、機器準備状態回復作業の為、セヴェロドヴィンスク防衛造船所「艦船修理センター・ズヴェズドーチカ」のドックへ置かれた。
イタルタスは、工場の広報サービス担当者エフゲニー・グラジシェフより伝えられた。

「修理後、原子力艦の就役期間は3年半延長されます」
同社の代理人は説明した。
更に彼は、ロシア連邦国防省との契約による潜水艦の修理は2年と見積もられている事を指摘した。

「ですが軍当局は、造船所に対し、修理期間を半年間減らす事を求めております。
原子力潜水艦グループの戦闘準備態勢を確保する為に」

グラジシェフは話した。
「ズヴェズドーチカの専門技術者は、作業スケジュールに適切な変更を加えます」

原子力水中巡洋艦「オリョール」「ズヴェズドーチカ」において機器準備状態回復のプロセスを実施する3隻目のプロジェクト949A原子力艦となる。
同艦は「ズヴェズドーチカ」において、昨年末に北方艦隊の常時駐留場所へと去った同タイプの原子力艦「スモレンスク」と置き換えられた。
2011年11月、工場は、同型のロケット艦「ヴォロネジ」の緊急修理を完了し、寿命を3年半延長した。

「オリョール」セヴェロ​​ドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で建造され、1993年2月5日に海軍へ加わった。
公開情報によると、「アンテイ」海洋工学中央設計局「ルビーン」(サンクトペテルブルク)で開発された。

この第3世代多用途潜水艦(大陸間弾道ミサイルを有していない)は、NATO分類によると「オスカーII」である。
原子力艦は全長155メートル、排水量24000トン、潜航深度600メートル、水中最大速力32ノット(時速約59キロメートル)、乗組員は107名である。

「アンテイ」の兵装は、500キロメートル以上の行動範囲を有する有翼ミサイル「グラニート」発射装置24基、魚雷発射管6門である。

今日、超音速有翼ミサイルで武装する「アンテイ」ロシア海軍の主要打撃戦力であり、航空母艦グループを含めたあらゆる水上目標に対して効果的に対応できる。


プロジェクト949A原子力水中巡洋艦「オリョール」の修理及び寿命延長近代化工事の契約は2014年4月9日に締結されました。
[オスカーII級原潜オリョールは寿命延長工事を行なう]

そして4月23日、セヴェロドヴィンスク市艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」のドックへ入渠しました。
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工事期間は2年を予定していましたが、ロシア国防省は、それを半年間短縮して1年半にする事を「ズヴェズドーチカ」へ要求しています。

ロシア将来空母の作成には約10年掛かり、費用は1000-3000億ルーブルになる

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『アルムス-タス』より
2014年4月22日12時05分
【ロシア航空母艦の作成には10年が必要となり、費用は1000-3000億ルーブ​​ルになるだろう-「ネフスキー計画設計局」トップ】
モスクワ、4月22日(アルムス-タス)

ロシア将来航空母艦の費用は1000-3000億ルーブ​​ルとなり、作成には約10年掛かるだろう。
イタルタス特派員のインタビューに対し、公開株式会社「ネフスキー計画設計局」総取締役セルゲイ・ウラソフは、こう述べた。

「今日、ロシア将来航空母艦の技術的仕様は、まだ有りません。
このような艦の費用は、1000億から3000億ルーブルまでの選択肢が有る事を想い起してください。
プロジェクトの作成から(海軍)旗の(初)掲揚までは、約10年掛かります。
航空母艦は2050年までの造船プログラムに含まれておりますが、その(建造実行)期間は更に縮まる事になりそうです。
我々の設計部門は準備作業を行なっており、もしも明日に、この作業を開始するという課題が与えられたのならば、我々は、すぐさまそれを始めるでしょう」
ウラソフ
は話した。

彼によると、新たな艦の設計には、理論的に「必要な全て」が含まれるだろう。
航空母艦が遂行しなければならない任務の具体化、設計において重みを置く箇所や搭載量など。

「例えば、深海装置は航空母艦には全く必要ありませんし、その機能は随伴艦が果たします。
ですが、我々の海軍は、常に全般的な設計を行なう事を望んできました。
その例として、アドミラル・クズネツォフには、明らかに全ての種類の兵器が設置されていました。
ネフスキー計画設計局の意見としては、それは1つであるべきです。
航空母艦には対空防衛手段が無ければなりません。
それ(航空母艦)は、単独で海上を航行する事など決してありません。
それは随伴艦の任務により護られるのですから」
ウラソフ
は考える。

彼は、新たな航空母艦には、あらゆる動力装置の搭載が可能であると付け加えた:原子力、ディーゼル、ガスタービン、50000~80000トンのあらゆる排水量に。

「今日、航空母艦のみに必要な全ての特殊機器の供給者は、ロシアに在ります。
航空機拘束装置、電気製品や照明器具、電波電子機器、航海システム-これらは全て製造できます。
一部の機器は海外から購入する事になるでしょう。
ですがそれは、作業開始を更に遅延させ、複雑化するでしょう。
必要なロシアの協同作業が失われるかもしれないので」
『ネフスキー計画設計局』
総取締役は強調した。


[ロシア将来航空母艦]

【公開株式会社『ネフスキー計画設計局』公式サイト】

「ネフスキー計画設計局」総取締役セルゲイ・ウラソフ氏は、今年(2014年)2月、ロシア将来航空母艦Перспективный Авианосецについて色々と語っています。
[ロシア将来空母の費用は1000-2500億ルーブルになる]
[ロシア将来空母の作成には10年掛かる]
[ロシアは3種類の将来航空母艦を設計している]

4月下旬には、ロシアでも航空母艦用の電磁カタパルトの開発が始まった事を明らかにしました。
[ロシアは将来空母用の電磁カタパルトの開発を始めている]

今回のウラソフ氏の発言は、以前の発言と大体同じですが、将来航空母艦の費用が「1000-3000億ルーブル」と、以前よりも増加しています。
(今年2月には「1000-2500億ルーブル」と述べていた)

ロシア将来空母には、重空母、中空母、軽空母の3タイプの設計案が存在するので、軽空母なら1000億ルーブル、重空母ならば最大3000億ルーブルになるという事でしょう。

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今回、ウラソフ氏は、ロシア海軍に在籍する重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を例に出し、ロシア将来空母には「アドミラル・クズネツォフ」などの重航空巡洋艦のような重武装は必要無いと述べています。
ロシア将来空母は、対空防衛兵器のみを装備すれば良いと。

2012年12月、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督も、ロシア将来空母は、以前の「重航空巡洋艦」とは違う艦になると述べています。
[ロシア海軍総司令官は語る]

ロシア将来航空母艦打撃有翼ミサイル~例えばカリブルオーニクス~が搭載される可能性はゼロに近いどころかマイナスでしょう。

オーニクス/カリブル両用発射機
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なお、セルゲイ・ウラソフ氏は、以前に「ロシア通信社ノーボスチ」のインタビューにおいて、「航空母艦」「重航空巡洋艦」の違いについての質問に答えています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年2月3日12時00分配信
【「ネフスキー計画設計局」総取締役セルゲイ・ウラソフ氏へのインタビュー】

アンナ・ユージナ(インタビュアー)「ところで、航空巡洋艦と航空母艦の条件の違いは何ですか?」

セルゲイ・ウラソフ「ソヴィエト時代、黒海から航空母艦がボスポラス、ダータネルス海峡を通る事は許されず、巡洋艦のみでした。
従いまして、キエフから始まる私達の全ての艦は重航空巡洋艦と呼ばれる事になりました。
それは排水量が大きく、基本的に、その兵装は巡洋艦に近いものでした。
全てのソヴィエトの航空艦は、打撃、対潜、高射兵器を有しておりました。
今日においては、間違いなく"航空母艦"という呼称へと移行する必要が有ります。
ヴィクラマーディティヤの仕様は、航空母艦です。
それ(ヴィクラマーディティヤ)は、排水量がアメリカの航空母艦ニミッツ型に比べて半分以下の45000トンであるが故に軽(空母)と見られております。
1988年11月25日に起工されたウリヤノフスクもまた、巡洋艦とは呼ばれておりましたが、これは典型的な重航空母艦でしょう。
その戦術-技術特性には、殆どニミッツと同等でした。
私達は、機器、兵装、技術においてアメリカと同水準に達しました。
ウリヤノフスクには、新たな航空機が配備される筈でした。
ですが、この艦は幸運ではありませんでした。
その船体は、造船台において殆ど形成されていたのですが、1992年、ウクライナ政府の決定による資金供給停止の故に切断され、スクラップになりました」

ロシアは将来空母用の電磁カタパルトの開発を始めている

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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
2014年4月22日11時44分配信
【ロシアは航空母艦の為の電磁カタパルトの開発を始めた】

ロシアの専門技術者は、航空母艦の為の電磁航空射出装置(電磁カタパルト)の開発を始めている。
公開株式会社「ネフスキー計画設計局」総取締役セルゲイ・ウラソフは述べた。

「今日、ロシアに存在する組織-電磁カタパルトの作成に従事する-について、その名前を挙げる事は時期尚早であります。
既に、然るべき開発作業は始まっております」

ウラソフの談話をイタルタスは転載した。

同時に、「ネフスキー計画設計局」総取締役は、我が国において、然るべき開発の実施に費やす時間は不明であると指摘した。
「この課題に、アメリカ人は10年以上に渡って取り組んでおります。
彼等の最初の電磁カタパルトは、2016年に新たな航空母艦ジェラルド・フォード(CVN-78)に設置されます」
ウラソフ
は付け加えた。

公開情報によると、蒸気カタパルトの信頼性は、電磁カタパルトに比べ、ほぼ2倍である。
新たなメカニズムによる射出回数に占める故障回数は、依然として非常に多いと断定できる事を彼は強調した。

蒸気カタパルトは、現在、ロシアでは稼働していない。
「それを稼働させる為には、自前の原子力発電装置が必要です。
アメリカの同業者は、電磁カタパルトは軽く、コンパクトで、スムーズに航空機を加速させ、様々な重量の飛行装置を調整する事が出来ると言っております」
ウラソフ
は話した。

彼によると、カタパルトの試験は、現在ロシアにあるエイスクか、或いは、クリミアにあるニートカといった艦上航空隊地上訓練場の何れかで実施される可能性が高い。
「そうなった場合には、(カタパルト)が受け入れられ、そこへ展開します」
ウラソフ
は説明した。

彼は、今、クリミアニートカが、そのような状態に有るとは言えないと指摘した。
「検査を行なう必要が有る事は明白ですが、解決策は有りそうに無いですね。
ニートカは、ネフスキー計画設計局の設計の下で作成され、プロジェクトの採掘、舗装作業は、海軍特別機関により行なわれました」
ウラソフ
は付け加え、エイスク訓練場への入札が実施され、モスクワ設計局「コンパス」が勝利し、「プロレタリア工場」、「ネフスキー計画設計局」、「ヴィボルグ造船工場」は既に採用されていた事を想起した。

「各企業は、その担当作業を行なっております。
我々は、離陸部分、全ての照明器具、画像システムの設計を担当しました。
エイスク訓練場の作業は、私が知る限り、未だ終わってはいません。
トランポリン台からの離陸テストは実行されましたが、航空機着陸箇所の作業は未だ進行中です。
納入時期は国防省により設定されます」
ウラソフ
は付け加えた。

航空母艦航空機射出装置(カタパルト)は、電波位置特定巡視航空機の加速の為に必要であり、その推力重量比は、トランポリン台(航空母艦の艦首)からの離艦には不充分である。
蒸気カタパルトは、高圧蒸気の供給により射出が行なわれるメカニズムである。
甲板下には特殊な溝が作られ、それは往復移動し、脚部の前面に引っ掛けられ、航空機を牽引する。
カタパルトは、航空機離艦の為に必要な速度を提供します。
電磁カタパルトは、蒸気往復に代わり、リニア誘導モータ航空機を加速させる機構である。
その原理は、モノレール道路で使用されている。

蒸気カタパルトを作成する作業は、ソヴィエト連邦で実施された。
新たな機構は、ニコラエフ工場(ウクライナ)で建造されるソヴィエトの第7の重航空母艦「ウリヤノフスク」へ設置される筈だった。
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この艦の作成は1992年に停止され、その後、切断されてスクラップになった。
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[ロシア将来航空母艦]

【公開株式会社『ネフスキー計画設計局』公式サイト】

「ネフスキー計画設計局」総取締役セルゲイ・ウラソフ氏は、今年(2014年)2月、ロシア将来航空母艦Перспективный Авианосецについて色々と語っています。
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[ロシア将来空母の費用は1000-2500億ルーブルになる]
[ロシア将来空母の作成には10年掛かる]
[ロシアは3種類の将来航空母艦を設計している]

ロシア将来航空母艦には、3タイプの設計案が存在します。

[重航空母艦]
満載排水量80000-85000t、搭載機70機、原子力推進

[中航空母艦]
満載排水量55000-65000t、搭載機50-55機、通常動力

[軽航空母艦]
満載排水量40000t(?)、搭載機30機(?)、通常動力


ウラソフ氏は、今年2月にはカタパルトに関しては曖昧な事しか述べておりませんでしたが、今回は、ロシアでも電磁カタパルトの開発が始まっている事を初めて明言しました。

電磁カタパルトの試作品は、クラスノダール地方エイスク市に建設された「第859艦上航空隊地上訓練複合体」(新ニートカ)に設置される事になるようです。
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「第859艦上航空隊地上訓練複合体」では、既にロシア海軍艦上戦闘機部隊の訓練が始まっています。
[エイスクの新ニートカへ艦上戦闘機Su-33が到着した]

この他、クリミア半島サキに在る艦上航空隊地上訓練複合体「ニートカ」は、ソ連邦解体後、ウクライナに接収されましたが、2014年3月にクリミア共和国ウクライナから分離し、ロシア連邦へ編入された事により、ロシアへ所有権が移りました。
[ウクライナの訓練複合体ニートカ要員はクリミアへ忠誠を誓う]

ウラソフ氏は、クリミア「ニートカ」電磁カタパルトが設置される可能性にも言及していますが、実現する可能性は殆ど無いでしょう。


記事中でも触れられていますが、ソヴィエト連邦時代には蒸気カタパルトが製造されており、プロジェクト11437重原子力航空巡洋艦「ウリヤノフスク」に搭載される予定でしたが、ソヴィエト連邦解体により同艦は未完成に終わり、蒸気カタパルトも幻と消えました。

蒸気カタパルト「マヤーク」
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「マヤーク」の試作品はクリミア半島に在る艦上航空隊地上訓練複合体「ニートカ」に設置されました。
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ロシア海軍重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは3度目のキプロス訪問を終えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2014年4月21日18時34分配信
【重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」はリマソール港(キプロス共和国)への業務寄港を完了した】

本日(4月21日)、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」リマソール港(キプロス共和国)への業務寄港活動を完了し、地中海での長期航海任務の遂行を継続する。

ロシア巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」リマソール港への業務寄港は、地中海での遠距離航海任務遂行中、3度目のキプロス共和国への訪問となった。

北方艦隊の船員が同港へ滞在中に巡洋艦は海軍旗初掲揚16周年を迎え、沿岸で休養する機会を与えられ、必要量の物資を補充した。

以前、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、中国、デンマーク、ノルウェー海軍将兵と協同で、13回に渡りシリア化学兵器輸送の安全保障作戦に関わった。

ロシア艦へ配置された国際司令部は、長期に渡り、化学兵器を載せた輸送船を先導する艦船支隊の行動を調整した。

ウラジスラフ・マラホフスキー1等海佐が指揮する重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の遠距離航海は2013年10月22日に始まり、北方艦隊主要基地-セヴェロモルスク市を出航した。
海上に滞在した半年間に、同艦の乗組員は約25000海里を航行した。


[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2013年10月22日に遠距離航海へと出発しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは大西洋へ向かった]

10月31日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海へ入った]

11月10日、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」からロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の旗艦任務を引き継ぎました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる]

12月27日、キプロス島南部のリマソールを訪問しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを訪れた]

12月30日、リマソールを出港しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを去った]

2014年1月7日、処分の為、国外へ搬出されるシリア化学兵器を積んだデンマークの貨物船の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団の護衛を開始した]
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団を護衛した]

中国海軍からはフリゲート「ヤンチェン」(塩城)が参加し、「ピョートル・ヴェリキー」と協同で化学兵器輸送船の護衛任務を遂行しました。
[ロシア海軍と中国海軍はシリア化学兵器輸送船護衛の協同作戦を実施した]

1月25日、中国海軍フリゲート「ヤンチェン」と合同演習を行ないました。
[地中海東部でロシア海軍と中国海軍の合同演習が実施される]
[地中海東部でロシア・中国海軍合同演習が始まった]

1月28日、シリアから搬出される化学兵器第2次輸送船団の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第2次輸送船団を護衛する]

2月6日、ロシア連邦ウラジーミル・プーチン大統領中華人民共和国シー・チンピン(習近平)国家主席は、地中海に居る「ピョートル・ヴェリキー」及び「ヤンチェン」と衛星通信で話しました。
[ロシアと中国の指導者は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー及びフリゲート塩城とテレビ電話で話した]

2月10日、第3次シリア化学兵器輸送船団の護衛を終えました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第3次輸送船団を護衛する]

2月12日、再びキプロスリマソール港を訪れました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再びキプロスを訪れた]

2月14日、リマソール港に停泊中の「ピョートル・ヴェリキー」キプロス駐在ロシア大使キプロス国防相が訪れました。
[キプロス国防相は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを訪れた]

ロシアの「祖国防衛者の日」である2月23日にも、「ピョートル・ヴェリキー」シリア化学兵器輸送船団の護衛任務を継続していました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船の護衛を続ける]

2月27日、第4次となるシリア化学兵器輸送船団シリアラタキアを出港しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第4次輸送船団の護衛を開始する]

3月1日、第5次シリア化学兵器輸送船団の護衛を開始しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは第5次シリア化学兵器輸送船団を護衛する]

3月4日、6度目となるシリア化学兵器輸送船団の護衛を開始しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは第6次シリア化学兵器輸送船団を護衛する]

その後の同艦の動向は公表されていませんでしたが、引き続きシリア沖化学兵器輸送船の護衛任務を遂行していました。
[ロシア北方艦隊の12隻の艦船が地中海に展開している]

4月11日、13回目の輸送船団護衛作戦を実施しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは13回に渡りシリア化学兵器輸送船団を護衛した]

4月17日、三度キプロスリマソール港を訪問しました。
[ロシア海軍重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスで就役16周年を迎えた]

そして4月21日にリマソールを出港しました。

同じく地中海入りしていた北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、地中海での任務を終えて帰路に就いていますが、「ピョートル・ヴェリキー」は、引き続き地中海に滞在するようです。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの航跡(2013年12月中旬~2014年4月中旬)]

ロシア海軍太平洋艦隊艦船のパキスタン訪問は続く

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2014年4月21日15時26分配信
【ロシアとパキスタンの海軍将兵は合同演習の実施の機会について話しあう】

4月19日、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」に率いられ、インド洋で任務を遂行している太平洋艦隊艦船支隊は、非公式訪問の為にパキスタン・イスラム共和国カラチ港へ入った。

ロシア海軍の艦には埠頭までパキスタン海軍フリゲート「アスラット」が同行した。
同艦は、ロシア船員の5日間の訪問の為のホスト艦である。

係留及び埠頭での支隊司令官の歓迎ブリーフィングの後、太平洋艦隊の公式代表団はパキスタン海軍司令部を訪問した。
同日、太平洋艦隊の代表はパキスタン海軍特殊訓練センターを訪れ、「PASSEKS」タイプの合同演習実施の可能性についての会合に参加した。

ロシアパキスタンの船員は、この海域での海賊問題に関する円卓会議を開催し、この中でロシア海軍将兵は、アフリカの角海域における長期の海賊対処に関する経験をパキスタンの僚友と共有した。

昨日4月20日、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」カラチロシア総領事館の代表とカラチ市ロシア外交団が訪れた。
また、両国の船員は、バレーボールの親善試合へ出場した。

本日(4月21日)は、ロシア戦闘艦パキスタン海軍の軍事船員が訪れる。
彼らのロシアの同僚は、フリゲート「アスワット」を訪れ、兵装や訪問ホスト艦の乗組員の生活についての知識を得る。

沿海地方異種戦力連合部隊司令官代理ウラジーミル・ドミトリエフ少将が指揮する太平洋艦隊艦船支隊は、パキスタン海軍並びにロシア海軍の関係に関する現代史において初めてカラチ港へ5日間の訪問の為に入った。


大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」を中核とするロシア太平洋艦隊艦船支隊は、3月中旬にウラジオストクを出航しました。
[ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフはインド洋へ行く]

3月28日、多国籍海軍演習KOMODOに参加する為、インドネシアバタム島に到着しました。
[ロシア太平洋艦隊は多国籍海軍演習KOMODOに参加する]

3月31日、南シナ海ナトゥナ(リアウ)諸島海域で海上演習が開始されました。
[多国籍海軍演習KOMODOが始まった]

海上での演習は4月2日まで続けられ、4月3日には演習の終了セレモニーが開催されました。
[多国籍海軍演習KOMODO-2014は続く]

4月8日、マラッカ海峡を通過してインド洋へ入りました。
[大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフはインド洋へ入った]

4月19日、パキスタンカラチ港を訪問しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船はパキスタンのカラチを訪問する]

訪問は4月23日まで続けられます。

ロシア海軍は2014年に10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBを取得する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年4月21日10時17分配信
【ロシア航空機製造組合「ミグ」は、ロシア連邦国防省の為に10機の新たな甲板戦闘機の供給を計画する】

ロシア航空機製造組合「ミグ」は、今年、ロシア国防省の為に10機の甲板戦闘機MiG-29K/KUBを、インド海軍の為には6機のMiG-29K/KUBを供給する。

「我々は、ロシア国防省との国家契約に沿った10機の航空機と、インド海軍の為の6機の航空機を供給しなければなりません」
イタルタス
は、同社総取締役セルゲイ・コロトロフの談話を引用した。

昨年、ロシア連邦国防省へ4機、インド側へは7機の同型航空機がそれぞれ引き渡されたとコロトコフは通知した。

彼によると、ロシア航空機製造組合「ミグ」は、2013年には、「ヴィクラマーディティヤ」の艦載航空機器装置の納入に関連する大量の仕事を行なった。

「私共は、2ヶ月間で必要なフライトを行ない、艦載航空機器装置の納入でセヴマシュを援助し、外国の御客様は、全ての機器とサービスを受け取りました」
彼は話した。

16機の戦闘機の供給契約は、2004年、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の近代化に関するロシア-インド政府間のパッケージ契約の枠組において、ロシア・インド間で署名された。

引き渡しは2009年から開始され、2011年末に完了した。
この戦闘機を29機供給する次のバッチの追加契約は、2010年3月に締結された。

2015年までにロシア海軍航空隊の為の24機の艦載戦闘機MiG-29K/KUBを供給する契約は、2012年2月に署名された。
戦闘機MiG-29KUBの量産機の初飛行は2013年10月に行なわれた。

ロシア航空機製造組合「ミグ」は、更に指摘した。
今年末までに、ロシア国防省との更なる契約の獲得が見込まれる-戦闘機MiG-35Sの供給の為の。
コロトコフによると、4月14日、当方は、ロシア連邦空軍へ16機の多機能戦闘機MiG-29SMTの供給契約を締結した。

「私は、近い将来、更なる契約-ロシア連邦空軍へのMiG-35の供給への署名が行なわれると考えております。
私は、その事を確信しています」
コロトコフ
は話した。
彼は、同社が昨年に、この契約を得る予定だったことを想い起した。
「文書は既に用意され、国防省へ提出されました。
ですが、契約締結は、更に後日へ延期される事が決定されました」

彼は付け加えた。

ロシア航空機製造組合「ミグ」は、MiG-35プログラムに関し、それを更に発展させる。

数日前、ロシア国防省が将来的に約100機のMiG-35Sの購入を計画していると報じられた。

MiG-35は、MiG-29Mをベースにした「第4++世代」ロシア多目的戦闘機である。

兵装の構成には、「空対空」誘導ロケット、「空対地」誘導ロケット、更には、電波位置特定ステーション「ジューク-A」が含まれる。
このシステムは、戦闘機が複数目標を同時に攻撃する事を可能とし、更には、敵の電波電子妨害に対する保護を提供する。
戦闘機MiG-35の戦闘能力は、第5世代航空機に近い。



[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」搭載用の艦上戦闘機MiG-29K/KUBの供給契約は、2012年2月29日に締結されました。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍への納入は2013年から開始される計画でした。
[ロシア海軍は2013年から艦上戦闘機MiG-29Kを受領する]
[空母アドミラル・クズネツォフは2013年に4機の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受け取る]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍航空隊へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

今年(2014年)は8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUB、2015年には10機のMiG-29Kが引き渡される予定です。


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今回の記事でも触れられていますが、「ミグ」社は4月14日にロシア空軍へ16機の戦闘機MiG-29SMTを納入する契約へ署名しました。
『イタルタス』より
2014年4月15日15時54分配信
【(ロシア)国防省とミグ・コーポレーションは16機の戦闘機MiG-29SMTの供給契約を締結した】
2016年末までに16機の戦闘機MiG-29SMTロシア空軍へ納入されます。



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そして更に、2016年以降、約100機のMiG-35ロシア空軍へ納入される予定です。
(現時点では契約は締結されていませんが)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年4月15日16時49分配信
【数年後に約100機のMiG-35Sが製造される】



MiG-29K/KUBMiG-35に関する仕事が終わった後、ロシア第5世代軽戦闘機の開発に取り掛かる事になります。
『イタルタス』より
2014年4月12日8時55分配信
【ポゴシャン:第5世代軽戦闘機作成の課題は、統合航空機製造営団にとって最優先事項では無い】
ロシア統合航空機製造営団総裁ミハイル・ポゴシャンは、現時点においてはロシア第5世代軽戦闘機開発の為の具体的なプランは存在せず、そのような作業は、MiG-29KMiG-35に関する作業が全て終わった後に実行へ移すことが可能となると述べました。

プーチン大統領は前ウクライナ海軍総司令官ベレゾフスキー少将をロシア黒海艦隊副司令官に任命した

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年4月21日10時26分配信
【プーチンは元ウクライナ海軍総司令官をロシア連邦黒海艦隊司令官代理に任命した】

ウラジーミル・プーチンは、元ウクライナ海軍司令官デニス・ベレゾフスキーロシア黒海艦隊司令官代理に任命した。
該当する法令は、大統領のサイトに掲載された。

2014年4月20日にロシア大統領ウラジーミル・プーチンが署名した法令第258号によると、デニス・ワレンチノヴィチ・ベレゾフスキー少将はロシア黒海艦隊司令官代理に任命された。

デニス・ベレゾフスキーは、以前にウクライナ海軍司令官を務めていたが、2014年3月2日、イーゴリ・テニュフ国防相の指示により、その職位から解任された。
これは、少将がクリミア人民への忠誠を誓った後に決定された。
解任の公式な理由は「極端な状況下で軍の指揮統制が出来なかった」という事になっていた。
同日、ウクライナ検事総局は、デニス・ベレゾフスキー「国家反逆罪」で起訴した。
3月2日、少将はクリミア自治共和国海軍司令官の職位に任命され、3月24日、ロシア国防相セルゲイ・ショイグは、彼をロシア連邦黒海艦隊司令官代理に任命した。

法令第258号による担当者の配置換えでは、更に、ロシア連邦海軍少将イーゴリ・ウラジーミロヴィチ・スモリャクについても触れられた。
彼は、太平洋艦隊第36水上艦師団司令官の任を解かれ、P.S.ナヒーモフ記念黒海海軍高等学校の校長に任命された。


2014年3月初頭にウクライナ海軍総司令官に任命され、在任1日で「寝返った」デニス・ベレゾフスキー提督は、3月24日にロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将より黒海艦隊司令官代理(副司令官)に任命されると発表されました。
[前ウクライナ海軍総司令官ベレゾフスキー提督はロシア黒海艦隊副司令官に任命された]

しかし、ロシア連邦において、将官の人事はロシア連邦大統領による承認を受けなければ正式に発令しません。

今回、ウラジーミル・プーチン大統領は、デニス・ベレゾフスキー氏を黒海艦隊司令官代理に任命する法令へ署名し、晴れて正式に就任したという事です。

ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの航跡(2013年12月中旬~2014年4月中旬)

現在、ロシア海軍北方艦隊旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」地中海への遠距離航海を行なっており、既に帰路に就いています。
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「アドミラル・クズネツォフ」の2013年末からの遠距離航海計画については、2013年5月末に北方艦隊司令官ウラジーミル・コリョローフ大将から明らかにされました。
[空母アドミラル・クズネツォフは2013-2014年に遠距離航海を行なう]

続いて2013年6月初頭、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将より「アドミラル・クズネツォフ」が年末に地中海へ行く事が明らかにされました。
[空母アドミラル・クズネツォフは年末に地中海へ行く]

2013年9月以降、度々バレンツ海へ出航して訓練が行われました。
[空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機Su-33の飛行訓練が行われた]

「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空艦グループは、2013年12月17日に遠距離航海へ出発しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海遠征へ出発した]


[北方艦隊航空艦グループ]指揮官ヴィクトール・ソコロフ少将
重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」
大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」
大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」
救助曳船「ニコライ・チケル」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
中型海洋給油船「カーマ」


その後、ノルウェー海でヘリコプターの発着訓練を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはノルウェー海でヘリコプターの発着訓練を行なった]


「アドミラル・クズネツォフ」と随伴艦船はノルウェー海サイクロンに遭遇しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはサイクロンの中を通過する]


2014年の新年は北東大西洋(正確にはスコットランド沖)で迎えました。
[空母アドミラル・クズネツォフは大西洋で新年を迎える]
[2013年12月末にブリテン駆逐艦はスコットランド沖で空母アドミラル・クズネツォフを追跡した]

2014年1月8日、北海において艦上戦闘機Su-33の飛行訓練が行なわれました。

[空母アドミラル・クズネツォフは北海で艦上戦闘機Su-33の飛行訓練を実施した]

1月10日、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは英仏海峡を通過し、ジブラルタル海峡へ向かった]

その後、フランス海軍と合同演習を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ入る前にフランス海軍と合同演習を行なった]

1月15日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。

[空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ入った]

1月20日、地中海就役(海軍旗初掲揚)23周年の記念日を迎えました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海で就役23周年を迎えた]

同日、航空艦グループ給油船「セルゲイ・オシポフ」は物資補充(現地で購入)の為にアルジェリアアルジェ港へ入港しました。
[給油船セルゲイ・オシポフはアルジェリアへ寄港した]

1月23日、地中海西部の停泊地を抜錨し、東へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海西部を抜錨し、東へ向かった]

1月24日、バレアレス諸島南方において艦上戦闘機Su-33の空戦訓練を行ないました。
[空母アドミラル・クズネツォフ艦載機は地中海で空戦訓練を実施する]

1月28日、補給の為にマルタ島南東海域へ投錨しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはマルタ島沖に投錨した]

その後、マルタ島沖を抜錨し、地中海東部へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33はスクランブル当直に就く]

2月6日、給油船「セルゲイ・オシポフ」は、物資補充の為、キプロス島へ入港しました。
[給油船セルゲイ・オシポフはキプロスへ寄港した]

2月10日、地中海東部に到着し、既に2013年11月上旬から地中海で行動中の北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と合流しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは地中海東部で原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと合流した]
「アドミラル・クズネツォフ」は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下に入りました。

その後、キプロス島南西海域で洋上補給を行ない、南東海域へ移動して2月13日から艦載機の飛行訓練を開始しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはキプロス島南東で艦載機の訓練飛行を行なった]
[空母アドミラル・クズネツォフ航空隊の訓練は続く]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦載機は地中海東部で飛行訓練を継続する]

2月27日、キプロスリマソール港を訪れました。
「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、就役以来初の訪問でした。
[空母アドミラル・クズネツォフは初めてキプロスを訪問した]


2月28日、リマソール港「アドミラル・クズネツォフ」キプロス大統領、キプロス国防相、キプロス海軍司令官が訪れました。
[キプロス大統領は空母アドミラル・クズネツォフを訪れた]


3月2日、リマソール港を出港しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはキプロスを去り、地中海東部に滞在する]

その後も地中海東部艦上戦闘機Su-33の飛行訓練が続けられました。
[空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機は地中海で空戦訓練を続ける]
[2名のSu-33パイロットは空母アドミラル・クズネツォフへの200回目の着艦を達成した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフはキプロス島南西海域に居る]

その後は一旦キプロス島沖から離れ、地中海東部の何処か(シリア沖?)に投錨して艦のメンテナンスや物資補給が行なわれました。

3月末、キプロス島南西海域へ戻り、艦載機の飛行訓練が再開されました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフはキプロス島沖で艦載機飛行訓練を再開する]

4月1日、随伴の大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」と共に、艦載対空兵器を使用した防空演習を実施しました。
[ロシア空母部隊は地中海東部で防空演習を行なった]

4月7日、再びキプロス島リマソール港を訪れ、4月12日まで滞在しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは再びキプロスを訪れた]

4月18日、ロシア北方艦隊広報部は、「アドミラル・クズネツォフ」地中海での任務を終えて帰路に就くと発表しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは帰路に就く]
セヴェロモルスク到着は2014年5月末の予定です。

これまでにも「アドミラル・クズネツォフ」地中海への遠距離航海を何度も実施していますが、今回の航海は最長記録になります。
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ロシア海軍黒海艦隊の艦船の大部分はセヴァストーポリに駐留する

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『イタルタス』より
2014年4月17日12時20分配信
【黒海艦隊の艦はノヴォロシースクからセヴァストーポリへ移転する】
モスクワ、4月17日/イタルタス

黒海艦隊の艦の大部分はノヴォロシースクからセヴァストーポリへ移転する。
ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは直通ラインにおいて表明した。

「我々には、艦隊の更新に関するウクライナとの明確な協定が有りましたが、残念な事に、これらの協定は、実行が不十分であるか、もしくは、殆ど実行されませんでした。
そして我々は、更新に関する大きな問題を抱えておりました」

彼は話した。
「ですが、今日において、そのような問題は存在しません。
最新の艦や支援船はノヴォロシースクからセヴァストーポリへ移転します」


国家元首は、艦船建造及び艦船修理の点において、クリミアには高いポテンシャルが有る事を強調した。
「従いまして、この事からも、かなりの量(の資金)がクリミアの造船所へ集束されます」
大統領は約束した。

彼によると、国防省は既に50億ルーブ​​ルの発注を造船所の1つに割り当てている。
「我々は、クリミアのこのポテンシャルを増加させていきます」
プーチンは指摘した。

[社会的プログラム]
ロシア連邦当局は、セヴァストーポリ黒海艦隊基地開発プログラム及び軍人の為の社会的プログラムの展開を採択する。
プーチンは直通ラインにおいて表明した。
「プログラムは、セヴァストーポリの黒海艦隊基地全体の開発の為に採択されます」
彼は話した。

「無論それは、個人及び勤務用の住宅の供給を含め、ロシア連邦軍で実行されている全ての社会的プログラムが展開します」
プーチン
は表明した。

ロシアでは、軍人の為の住宅を供給する為の3つの主要方針が在る:国家住宅証明書、貯蓄-貸付システム、恒久住宅の直接供給。
2013-2015年には、軍人の為の恒久住宅を保障する為に320億ルーブルが、勤務用住宅には(2013-2014年に)150億ルーブ​​ルが供給される。

2013年には、20500名の軍人が恒久住宅を、21000名が勤務用宿舎を受け取った。
国家住宅証明書には2400名が選ばれた。
住居の為の貸付資金は30300名の軍人が取得した。

連邦国家財政機関「ロスヴォエニポテカ」のトップ、ウラジーミル・シュミリンによると、2014年4月1日には、288000名の軍人が貯蓄-貸付システムに関わった。

[ロシア連邦黒海艦隊に関するウクライナとの協定は廃止された]
4月2日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、ロシア連邦黒海艦隊に関する4つのロシア-ウクライナ協定を廃止する法令に署名した。

3月28日、大統領国家院(下院)に対し、これらの合意を廃止する為の法案を提議した。
3月31日、それは満場一致で採択された。
4月1日には連邦院(上院)で承認された。

以前、ロシア連邦外務次官グリゴリー・カラシンが説明したように、現在、黒海艦隊に関するロシア-ウクライナ協定を遵守した行動を続ける理由など存在しない。

「クリミア共和国及びセヴァストーポリ連邦特別市の領域は、今後はロシア連邦の不可欠な部分となり、憲法第4条に沿ってロシア連邦の主権が及びます。
従いまして、今日、ウクライナとのロシア連邦黒海艦隊の施設や要員配置の権利関係を継続する為の如何なる土台も存在しておりません。
ロシア側への債務と、ウクライナ側が支払うべき代償あるいは補償を含めて」

彼は強調した。

ウクライナ大統領ヴィクトール・ヤヌコーヴィチが署名した「ハリコフ合意」を廃止する必要性について、ドミトリー・メドベージェフ首相は、3月21日のロシア連邦安全保障協議会の会合で初めて表明した。
2010年4月に署名されたこれらの文書によると、ロシア黒海艦隊クリミアへの滞在は25年間で合意され、それと引き換えにロシアはガスの価格を30パーセント削減し、1000立方メートルにつき100ドルを超えない。


1997年5月28日、ロシアウクライナ旧ソ連黒海艦隊の分割協定を結びました。

『ロシア黒海艦隊公式サイト』より
【ロシア連邦及びウクライナによる黒海艦隊の分割パラメータに関する合意(キエフ、1997年5月28日)】

この時には、ロシア黒海艦隊は2017年までセヴァストーポリ(クリミア)に駐留できる事になっていました。

その後、ウクライナには親ロシア派政権が誕生し、2010年4月21日に締結されたハリコフ合意により、黒海艦隊の駐留期間は25年延長されました(2042年までの駐留が可能となった)。

しかし、2014年2月、その親ロシア派政権が瓦解し、ウクライナは、極右勢力を含む反ロシア派に乗っ取られました。

この為、ロシア連邦は2014年3月にクリミア共和国セヴァストーポリ市を自国に編入し、黒海艦隊に関するウクライナとの協定は存在意義を失いました。

2014年4月2日、ロシア-ウクライナ間の黒海艦隊協定は廃止されました。
[ロシア-ウクライナ間の黒海艦隊協定は廃止された]

黒海艦隊協定が廃止された事により、クリミア共和国及びセヴァストーポリ連邦市へのロシア連邦軍駐留に関する制限は全て無くなります。

今後、黒海艦隊へ補充される6隻の新造フリゲート及び6隻の新造潜水艦は、以前にはノヴォロシースクへ配備される予定でした。
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]
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[プロジェクト06363潜水艦]
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しかし、今回のプーチン大統領の発言を見る限り、これらの新造艦もセヴァストーポリ配備になりそうです。
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ノヴォロシースクでは海軍基地の拡張工事が進められてきましたが、こちらの方も大幅に縮小される事になるでしょう。
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更にプーチン大統領は、クリミアの造船所(艦船修理工場)にも言及しています。

現在、セヴァストーポリには、ロシア黒海艦隊直営の第13艦船修理工場と、ウクライナ艦船修理工場「セヴァストーポリ海洋工場」が在ります。

第13艦船修理工場
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[セヴァストーポリ船舶修理工廠「セヴモルザヴォート」]
【公開株式会社「セヴァストーポリ海洋工場」公式サイト】
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今回、プーチン大統領が述べている「高いポテンシャルを有する造船所」というのは、おそらく「セヴァストーポリ海洋工場」の事でしょう。
将来的には、ここで艦船の新規建造を行なう事まで考えているのかもしれません。

デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは2014年末までにロシア海軍北方艦隊へ復帰する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年4月18日18時41分配信
【原子力潜水艦「エカテリンブルク」は今年末までに艦隊の編制へ復帰する】

ロケット水中巡洋艦K-84「エカテリンブルク」は2014年末までに北方艦隊の編制へ復帰する。
『Lente.ru』(ロシア)軍当局の情報提供者より伝えられた。
2011年12月29日の火災で被害を受けた潜水艦の修理は、セヴェロドヴィンスクの「ズヴェズドーチカ」で完了する。
潜水艦は修理と合わせて近代化され、特に、新たな水中音響探知兵装を受け取った。

ロケット艦は、火災の前に新たなミサイル複合体「シネーワ」を装備していた。
修理後、「エカテリンブルク」の弾薬庫には、更に高精度の弾道ミサイル「ライネル」が入る。
それは単一プラットフォームに配置された様々なタイプの戦闘ブロックを使用する事が可能である。

火災は、修理作業実施における技術的安全性に違反したが故に発生し、水中音響探知複合体魚雷装置、そして他のシステムを含む潜水艦の艦首は重大な損傷を被った。
水中巡洋艦の修理と同時に近代化が実施され、火災で破壊されたシステムの大部分は入れ換えられた。

今日、ロシア海軍の編制には、1980年代から1990年代初頭に建造された6隻の原子力水中ロケット艦プロジェクト667BDRM「デリフィン」が在る。
近代化プログラムを考慮に入れると、これらの潜水艦は、新たな戦略用途ロケット水中巡洋艦プロジェクト955「ボレイ」と並び、2020年代半ばまでは海洋戦略核戦力の基礎を形成するだろう。


プロジェクト667BDRM(デルタIV級)2番艦K-84は1982年2月17日にセヴェロドヴィンスクで起工され、1984年9月に進水しました。
1985年12月30日にソ連邦海軍へ引き渡されました。
当初は「戦略用途ロケット水中巡洋艦」(РПКСН)に分類されていました。

1986年2月15日、赤旗北方艦隊へ編入されました。

1992年6月3日、戦略用途原子力水中巡洋艦(АПКСН)に分類変更されました。

1996年12月3日、修理と近代化の為にセヴェロドヴィンスク「ズヴェズドーチカ」工場へ到着しました。

1999年2月9日、「エカテリンブルク」と命名されました。

2003年7月8日に修理と近代化を終え、艦隊へ復帰しました。

2003年12月、潜水艦弾道ミサイルR-29RMU2「シネーワ」発射試験を実施しました。

2011年5月、潜水艦弾道ミサイルR-29RMU2.1「ライネル」発射試験を実施しました。

2011年12月29日16時20分(モスクワ時間)、ムルマンスク近郊ロスリャコヴォの大型浮きドックで修理中に火災が発生しました。
12月30日1時40分、火災は沈静化されました。
[ロシア海軍戦略原潜「エカテリンブルク」で火災]
[ロシア原潜「エカテリンブルク」火災事故・続報]
[戦略原潜「エカテリンブルク」は修理後に復帰する]

この火災により、「エカテリンブルク」は、艦首の水中音響探知ステーション(スカート-BDRM)が損傷しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理費用は減少する]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理は2012年末に開始される]

2012年6月22日、セヴェロドヴィンスクに到着しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは修理の為、セヴェロドヴィンスクへ到着した]

8月29日、修理の為にセヴェロドヴィンスク「ズヴェズドーチカ」工場のドックへ入りました。
[戦略原潜エカテリンブルクはドック入りした]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理作業は進んでいる]
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修理と共に第2次近代化改装工事も行なわれ、これまでの「シネーワ」に代わる新たな弾道ミサイル「ライネル」を搭載しました。
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[ロシア海軍の新たな潜水艦用弾道ミサイル「ライネル」は制式採用された]

「エカテリンブルク」が2014年末までに艦隊へ復帰する件については、4月16日に北方艦隊潜水艦部隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ少将も述べています。
[ロシア海軍最新戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは2014年から戦略パトロール任務に就く]

ロシア海軍太平洋艦隊艦船はパキスタンのカラチを訪問する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年4月18日18時05分配信
【太平洋艦隊の艦船はパキスタンのカラチ港を訪れる】

4月19日、インド洋で戦闘勤務の課題を遂行している太平洋艦隊大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」は、パキスタン・イスラム共和国カラチ港を非公式訪問の為に訪れる。

訪問中、パキスタン・イスラム共和国海軍司令部への訪問、更には、ロシア艦の船員のパキスタン観光旅行といった一連の行事が計画されている。
ロシア連邦海軍の船員は、次に、パキスタンの同僚を訪れる。
寄港プログラムでは、カラチの観光名所、パキスタン軍事博物館の見学、スポーツ競技会が提供される。

更に、ロシア及びパキスタンの船員は、この海域での海賊行為に対処する為の円卓会議を開催する。

4月8日、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「イルクト」、救助曳船「アラタウ」で構成され、沿海地方異種戦力連合部隊司令官代理ウラジーミル・ドミトリエフ少将が指揮する太平洋艦隊艦船支隊インド洋へ入った。
カラチ港へのロシア艦の訪問は4月23日に完了する。


大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」を中核とするロシア太平洋艦隊艦船支隊は、3月中旬にウラジオストクを出航しました。
[ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフはインド洋へ行く]

3月28日、多国籍海軍演習KOMODOに参加する為、インドネシアバタム島に到着しました。
[ロシア太平洋艦隊は多国籍海軍演習KOMODOに参加する]

3月31日、南シナ海ナトゥナ(リアウ)諸島海域で海上演習が開始されました。
[多国籍海軍演習KOMODOが始まった]
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海上での演習は4月2日まで続けられ、4月3日には演習の終了セレモニーが開催されました。
[多国籍海軍演習KOMODO-2014は続く]

4月8日、マラッカ海峡を通過してインド洋へ入りました。
[大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフはインド洋へ入った]

そして4月19日、パキスタンカラチ港を訪問します。
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ロシア海軍重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスで就役16周年を迎えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2014年4月18日14時07分配信
【重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は海軍旗掲揚16周年を迎えた】

本日(4月18日)、地中海で常時活動するロシア海軍艦隊間グループの一員としての遠距離航海任務を遂行している重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、海軍旗掲揚16周年の記念日を迎えた。
巡洋艦では式典が開催され、アンドレイ旗が掲揚された。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員を北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将が祝福した。
彼からの祝電は、艦の祭日の集会において乗員達の前で読み上げられた。

前日の4月17日、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」リマソール港(キプロス共和国)への業務寄港を行なった。
寄港の目的は、必要量の食料の在庫の補充と沿岸での乗組員の休養である。
業務寄港は4月21日まで続けられる。

ウラジスラフ・マラホフスキー1等海佐が指揮する重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の遠距離航海は2013年10月22日に始まり、北方艦隊主要基地-セヴェロモルスク市を出航した。
この間に同艦の乗組員は13回に渡りシリア化学兵器輸送の安全保障作戦へ参加した。

巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、核動力装置を有する世界最大の非航空活動打撃戦闘艦である。
敵の大型水上目標の撃破、戦闘艦連合部隊の複合対空・対潜防衛の保障の為に意図されている巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、艦上に最新兵装を搭載している。
その兵装の種類数は、その量と等しくは無い。

計16年に渡る「ピョートル・ヴェリキー」の勤務において、140000海里以上を航行し、乗組員は全種類の兵器を使用して約300回の戦闘演習を実施した。

2013年1月、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、乗組員へ高位の勲章-ナヒーモフ勲章-を授与する為に巡洋艦を訪れた。
国家首脳は、北大西洋及び北極圏海域での戦闘訓練任務、インド洋における海賊対処活動の成功で示された乗組員の勇気、献身、専門意識を高く評価した。

巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、我が国の海軍史上において、このような高位の勲章を授与された最初の艦となった。


[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-)]

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2013年10月22日に遠距離航海へと出発しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは大西洋へ向かった]

10月31日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海へ入った]

11月10日、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」からロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の旗艦任務を引き継ぎました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる]

12月27日、キプロス島南部のリマソールを訪問しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを訪れた]

12月30日、リマソールを出港しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはキプロスを去った]

2014年1月7日、処分の為、国外へ搬出されるシリア化学兵器を積んだデンマークの貨物船の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団の護衛を開始した]
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船団を護衛した]

中国海軍からはフリゲート「ヤンチェン」(塩城)が参加し、「ピョートル・ヴェリキー」と協同で化学兵器輸送船の護衛任務を遂行しました。
[ロシア海軍と中国海軍はシリア化学兵器輸送船護衛の協同作戦を実施した]

1月25日、中国海軍フリゲート「ヤンチェン」と合同演習を行ないました。
[地中海東部でロシア海軍と中国海軍の合同演習が実施される]
[地中海東部でロシア・中国海軍合同演習が始まった]

1月28日、シリアから搬出される化学兵器第2次輸送船団の護衛に参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第2次輸送船団を護衛する]

2月6日、ロシア連邦ウラジーミル・プーチン大統領中華人民共和国シー・チンピン(習近平)国家主席は、地中海に居る「ピョートル・ヴェリキー」及び「ヤンチェン」と衛星通信で話しました。
[ロシアと中国の指導者は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー及びフリゲート塩城とテレビ電話で話した]

2月10日、第3次シリア化学兵器輸送船団の護衛を終えました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第3次輸送船団を護衛する]

2月12日、再びキプロスリマソール港を訪れました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは再びキプロスを訪れた]

2月14日、リマソール港に停泊中の「ピョートル・ヴェリキー」キプロス駐在ロシア大使キプロス国防相が訪れました。
[キプロス国防相は重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを訪れた]

ロシアの「祖国防衛者の日」である2月23日にも、「ピョートル・ヴェリキー」シリア化学兵器輸送船団の護衛任務を継続していました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器輸送船の護衛を続ける]

2月27日、第4次となるシリア化学兵器輸送船団シリアラタキアを出港しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア化学兵器第4次輸送船団の護衛を開始する]

3月1日、第5次シリア化学兵器輸送船団の護衛を開始しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは第5次シリア化学兵器輸送船団を護衛する]

3月4日、6度目となるシリア化学兵器輸送船団の護衛を開始しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは第6次シリア化学兵器輸送船団を護衛する]

その後の同艦の動向は公表されていませんでしたが、引き続きシリア沖化学兵器輸送船の護衛任務を遂行していました。
[ロシア北方艦隊の12隻の艦船が地中海に展開している]

4月11日、13回目の輸送船団護衛作戦を実施しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは13回に渡りシリア化学兵器輸送船団を護衛した]

4月17日、三度キプロスリマソール港を訪問しました。

そして4月18日、海軍旗初掲揚(就役)16周年を迎えました。

ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは帰路に就く

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『イタルタス』より
2014年4月18日13時16分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は地中海での演習を完了した】
ムルマンスク、4月18日/イタルタス特派員イリヤ・ヴィノグラードフ

北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、地中海ロシア海軍艦船グループの一員としての任務遂行を終えた。
金曜日にイタルタス西方軍管区下の北方艦隊広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガより伝えられたように、同艦は北東大西洋海域への移動を開始した。

「北方艦隊の航空巡洋艦は1月15日に地中海へ入り、海軍グループへ加わりました」
セルガ
は振り返った。

地中海エリアへの滞在中、航空母艦の甲板飛行士は飛行技量を向上させ、戦闘機艦載ヘリコプターは定期飛行を実施した。
巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の甲板からは約350回のフライトが行なわれ、空中への滞在時間は約280時間に及んだ。
航空母艦の乗組員は、高射ミサイル複合体「キンジャール」及び砲複合体AK-630を使用した大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」乗組員とのミサイル-砲射撃を含め、ロシア海軍グループの艦と共に一連の演習を実施した。

遠距離航海中に「アドミラル・クズネツォフ」キプロス共和国リマソール港へ2度の寄港を行なった。

2013年12月17日、航空母艦北方艦隊主要基地から遠距離航海へ出発した。
巡洋艦は5月末に母基地へ戻る予定である。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]

[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

北方艦隊旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする部隊は、2013年12月17日に地中海への遠距離航海へ出発しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海遠征へ出発した]

2014年1月15日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海へ入った]

1月23日、地中海西部の停泊地を抜錨し、東へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフは地中海西部を抜錨し、東へ向かった]

翌1月24日、バレアレス諸島南方において艦上戦闘機Su-33の空戦訓練を行ないました。
[空母アドミラル・クズネツォフ艦載機は地中海で空戦訓練を実施する]

1月28日、補給の為にマルタ島南東海域へ投錨しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはマルタ島沖に投錨した]

その後、マルタ島沖を抜錨し、地中海東部へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33はスクランブル当直に就く]

2月10日、地中海東部に到着し、既に2013年11月上旬から地中海で行動中の北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と合流しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは地中海東部で原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと合流した]

その後、キプロス島南西海域で洋上補給を行ない、南東海域へ移動し、2月13日から艦載機の飛行訓練を開始しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはキプロス島南東で艦載機の訓練飛行を行なった]
[空母アドミラル・クズネツォフ航空隊の訓練は続く]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦載機は地中海東部で飛行訓練を継続する]

2月27日~3月2日、キプロスリマソール港を訪れました。
[空母アドミラル・クズネツォフは初めてキプロスを訪問した]
[キプロス大統領は空母アドミラル・クズネツォフを訪れた]
[空母アドミラル・クズネツォフはキプロスを去り、地中海東部に滞在する]

その後も地中海艦上戦闘機Su-33の飛行訓練が続けられました。
[空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機は地中海で空戦訓練を続ける]
[2名のSu-33パイロットは空母アドミラル・クズネツォフへの200回目の着艦を達成した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフはキプロス島南西海域に居る]

その後、一旦キプロス島沖から離れ、地中海東部の何処か(シリア沖?)に投錨して艦のメンテナンスや物資補給が行なわれました。

3月末、キプロス島南西海域へ戻り、艦載機の飛行訓練が再開されました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフはキプロス島沖で艦載機飛行訓練を再開する]

4月1日、随伴の大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」と共に、艦載対空兵器を使用した防空演習を実施しました。
[ロシア空母部隊は地中海東部で防空演習を行なった]

4月7日、再びキプロス島リマソール港を訪れ、4月12日まで滞在しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは再びキプロスを訪れた]
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そして4月18日、北方艦隊広報部は、「アドミラル・クズネツォフ」地中海での任務は完了したと発表しました。

「アドミラル・クズネツォフ」は2014年5月末頃にセヴェロモルスク基地へ戻る予定です。

ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフは就役20周年を迎えた

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『イタルタス』より
2014年4月17日12時16分配信
【駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」は海軍旗掲揚20周年を迎えた】
ムルマンスク、4月17日/イタルタス特派員イリヤ・ヴィノグラードフ

北方艦隊戦隊水雷艇(駆逐艦)「アドミラル・ウシャコーフ」乗組員は、木曜日に海軍旗初掲揚20周年を迎えた。
イタルタスは、西方軍管区下の北方艦隊広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガより伝えられた。

艦の記念日に式典が開催され、アンドレイ旗が掲げられる。
艦の乗組員を北方艦隊司令部及びコラ異種戦力小艦隊司令部の代表が祝福した。

セルガによると、同艦はバレンツ海の射爆場へ向かう為の積極的な準備を続けている。
近い内に駆逐艦は単独艦での活動への習熟を始める。

「今後数日中に軍事船員は、仮想敵の水上艦との海上戦闘、高射ミサイル複合体や砲兵装を用いた様々な高度・方向からの空中攻撃手段の襲撃の撃退、砲を用いた実地砲射撃による高速小型目標及び浮揚海洋機雷を含めた海上及び沿岸施設の破壊を行ないます」
セルガ
は伝えた。

戦隊水雷艇「アドミラル・ウシャコーフ」は、ジダーノフ記念造船工場で1988年5月に起工された。
1991年12月に進水した。
1994年4月17日、ロシア海軍の編制へ加入した。

北方艦隊の水上艦連合部隊での勤務中、「アドミラル・ウシャコーフ」乗組員は、北東大西洋及び地中海への遠距離航海へ2度参加した。


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プロジェクト956(ソブレメンヌイ型)戦隊水雷艇(駆逐艦)の17番艦「アドミラル・ウシャコーフ」は1988年5月6日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)A.A.ジダーノフ記念造船工場(現セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工され、1991年12月28日に進水しました。
当初の艦名は「ベッストラーシヌイ」(恐れを知らない)でした。

1993年11月27日から12月25日までバルト海工場航海試験が実施され、1994年4月17日にロシア海軍へ納入され、海軍旗を初掲揚しました。
本艦はロシア海軍向けの最後のプロジェクト956となりました。

就役後、北方艦隊第7大西洋作戦戦隊・第56駆逐艦旅団へ編入されました。

1995年12月8日-1996年3月22日には重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に地中海への遠距離航海へ参加しました。
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1998年5月1日、第56駆逐艦旅団の解散に伴い、第7大西洋作戦戦隊・第43ロケット艦師団へ編入されました。

2000年7月から2003年7月までセヴェロドヴィンスク艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」でオーバーホールが行なわれました。
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2004年6月29日、「アドミラル・ウシャコーフ」と改名されました。

2004年9月20日-11月1日にも重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に北東大西洋への遠距離航海へ参加しました。
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2005年11月30日、第7大西洋作戦戦隊は解隊されました。

その後は大西洋などへの遠距離航海には出ておらず、バレンツ海で活動しています。


最近の活動を見ると、2013年10月1日には重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の防空演習に参加しました。
[空母アドミラル・クズネツォフは艦隊防空演習を行なった]

10月4日にはバレンツ海対艦ミサイル発射訓練を実施しています。
[ロシア北方艦隊はバレンツ海で巡航ミサイル発射訓練を実施した]

今年(2014年)に入ってからは、2014年3月初頭に実施されたロシア連邦軍西方軍管区(北方艦隊)抜き打ち演習に参加しています。
『イタルタス』より
2014年3月6日13時35分配信
【北方艦隊の戦隊水雷艇「アドミラル・ウシャコーフ」は演習において空中攻撃に反撃した】

現在、「アドミラル・ウシャコーフ」は、北方艦隊に唯一在籍するプロジェクト956駆逐艦です。
[北方艦隊のソブレメンヌイ級駆逐艦近影(2013年5月9日)]

ロシア海軍はプロジェクト22160哨戒艦の建造隻数を12隻に増やす

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年4月16日18時18分配信
【ロシア海軍はモジュールコルベットの発注を倍に増やす】

ロシア海軍プロジェクト22160コルベットの発注を少なくとも12隻に増加させる。
『Lenta.ru』軍事産業企業体の情報提供者より伝えられた。
新世代艦は、北方艦隊黒海艦隊で勤務する。
シリーズの建造はタタルスタンゼレノドリスク造船工場で行なわれ、2014年2月には同プロジェクトのトップ艦が起工された。

新たなコルベットの発注増加の理由は、ロシア海軍の近代的な遠海ゾーン艦の深刻な不足にある。

現在建造されているプロジェクト20380「ステレグーシチー」型コルベットや近代化ヴァージョンのプロジェクト20385では、航続距離と自立行動期間が不十分である。
このクラスの艦には過剰な兵装や新たな機器の量は、このプロジェクトのコストを増大させ、開発を遅延させている。

ゼレノドリスクで建造される新たなコルベットは、遠海及び大洋ゾーンにおける作戦の為に意図されており、約6000海里の航続距離を有している。
その自立行動期間は60日であるが、その一方、プロジェクト20380コルベットは(航続距離)3500海里、(自立行動期間)15日である。
このプロジェクトの技術的情報が公開されていない為、艦の正確な兵装は、未だ知られていない。

このコルベットの設計は、標準化された様々な機器のモジュールを使用する事により、様々な用途の為の基本戦闘ユニットを作成する事が可能である。


プロジェクト22160哨戒艦の1番艦「ワシーリー・ブイコフ」は2014年2月26日に起工されました。
[ロシア海軍の新型哨戒艦(モジュール艦)ワシーリー・ブイコフが起工された]

設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国ゼレノドリスク造船所です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】

プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

現在建造中のプロジェクト20380/20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。

「ワシーリー・ブイコフ」起工当日のロシア海軍広報部の発表によると、プロジェクト22160は6隻が建造される計画になっていましたが、今回の記事によると、建造隻数は2倍(12隻)に増加されるようです。

プロジェクト22160は、北方艦隊黒海艦隊へ配備されるとの事です。

小型艦とはいえ航続距離の長い22160は、20380/20385とは違って遠距離航海任務にも使えるし、フリゲートよりも安価なので、今のロシア海軍にとっては早急に必要な艦という事のようです。

ロシア海軍最新戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは2014年から戦略パトロール任務に就く

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年4月16日17時59分配信
【「ユーリー・ドルゴルーキー」は今年から戦闘当直に就けるようになる】
ガジエヴォ(ムルマンスク州)、4月16日-ロシア通信社ノーボスチ

「ボレイ」級戦略水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は、今年、新たな装備を受け取った後に戦闘当直へ就けるようになる。
北方艦隊潜水艦部隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ少将は述べた。
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「今年、ユーリー・ドルゴルーキーは新たな装備を受け取り、意図された任務を果たす事が可能となります」
彼は話した。

モイセーエフは、セヴェロドヴィンスクで修理中の第3世代戦略ロケット水中巡洋艦「エカテリンブルク」が2014年に北方艦隊へ復帰する事を確認した。
「今年、我々は、(ユーリー・ドルゴルーキーの新装備と)同様にそれ(エカテリンブルク)を受領します、おそらくは年末に近い頃に」
司令官は指摘した。

「(水中)巡洋艦(エカテリンブルク)の就役期間は修理及び近代化後に5年間延長され、機能は改善され、能力が増加されて私共へ返されます。
艦の機器設備は改善され、新たな基礎要素を受け取ります」

彼は付け加えた。


[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

ロシア第4世代戦略原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」級の1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工され、2012年12月29日にロシア海軍へ納入、2013年1月10日にロシア海軍旗の初掲揚式典が開催され、正式にへ就役しました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]


同日付で北方艦隊第31潜水艦師団へ編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]

「ユーリー・ドルゴルーキー」は就役後もセヴェロドヴィンスクに居たのですが、9月3日夜にセヴェロドヴィンスクを出港し、ガジエヴォへ向かいました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは9月6日に駐留基地ガジエヴォへ到着する]

9月6日、ガジエヴォへ到着しました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはガジエヴォ基地へ到着した]

そして12月5日、定期修理の為、セヴェロドヴィンスクへ戻ってきました。
[戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはセヴェロドヴィンスクで定期修理を行なう]

12月24日に修理を完了しました。
[戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはセヴェロドヴィンスクでの修理を終えた]

12月30日、ガジエヴォに到着しました。
[2隻のボレイ級戦略原潜はガジエヴォ基地に到着した]

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その「ユーリー・ドルゴルーキー」ですが、北方艦隊潜水艦部隊司令官モイセーエフ少将によると、今年に「新たな装備」を受け取り、「意図された任務」つまり「戦略パトロール任務」に就けるようになるとの事です。

モイセーエフ少将「新たな装備」の具体的な内容については一切触れていませんが、おそらくは、弾道ミサイル発射を管制する新型の「ミサイル発射自動戦闘管理システム」の事でしょう。

ロシア海軍退役中将セルゲイ・メニャイロはセヴァストーポリ知事代行に任命された

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『イタルタス』より
2014年4月15日10時29分配信
【プーチンはセルゲイ・メニャイロをセヴァストーポリ知事代行に任命する法令に署名した】
モスクワ、4月15日/イタルタス

ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、セルゲイ・メニャイロセヴァストーポリ知事代行に任命する法令に署名した。
法令は、クレムリンのサイトで公表された。
文書は、署名された日から発効する。

4月14日、ロシア大統領は、セルゲイ・メニャイロ及びアレクセイ・チャリイと会談し、元黒海艦隊副司令官をセヴァストーポリ知事代行に任命する法令に署名すると述べた。

プーチンは会談中にメニャイロへ彼が軍での勤務を終えた後の事について尋ねた。
メニャイロは、2011年に退役した後の彼の全ての仕事はセヴァストーポリと海軍に関連するものであり、現在は国有企業のトップを務めていると報告した。

「貴方は、経済問題については良く御存知でしょうか?」
大統領は質問し、肯定的な答えを受けた。
新たな市のトップは、セヴァストーポリが明確な問題に直面している事を確認した。
彼は、その中でも、まず最初に汚職との闘い、全ての当局組織の速やかな形成と「基礎体制の指導」を挙げた。

「連邦主体、市、これらは全て独立した活動形態であり、日々の時間に関連し、それは、一見した限りでは、うんざりする仕事です。
都市経済の維持・発展に関連する公共住宅、電気、水の供給、市民の生活水準の向上、これらは全ての管理部、知事の活動の主題です」
プーチン
は警告した。

「私は、最も重要な点を理解しております。
私は、社会的緊張を減らす為、全力で業務を行なう所存です」
メニャイロ
は答えた。


セヴァストーポリ知事代行に任命されたセルゲイ・イワノヴィチ・メニャイロ氏は、ロシア海軍退役中将です。
[セルゲイ・メニャイロ]

メニャイロ提督は、2008年8月のグルジア戦争においては、大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」に座乗してアブハジア方面ロシア海軍部隊を統括指揮しました。
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8月9日、10日には、グルジア海軍部隊と交戦しています。
[アブハジア沖海戦「詳細」]
[アブハジア沖の海上戦闘(2008年8月9~10日)とセルゲイ・メニャイロ中将]

その後、2009年5月30日から2011年12月22日に退役するまでロシア黒海艦隊副司令官を務めました。
[メニャイロ中将は黒海艦隊副司令官に就任する]

退役後は、ロシアの国営企業に「天下り」していたようです。

2014年3月18日、セヴァストーポリ市ウクライナから分離したクリミア共和国と共にロシア連邦へ編入され、ロシア連邦市となりました。
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そしてプーチン大統領は、新たにロシア連邦へ加わったセヴァストーポリ連邦市の知事代行として、グルジア戦争の英雄であるセルゲイ・メニャイロ提督を送り込みます。
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