ロシア海軍乗員は11月20日までミストラル級ヘリ空母ウラジオストクへ乗艦する事が出来ない
- カテゴリ:フランスのミストラル級引き渡し保留問題

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年11月18日11時33分配信
【ロシア人船員は11月20日まで「ミストラル」へ入る事は出来ない】
ロシア人船員は、少なくとも11月20日までは揚陸ヘリコプター母艦「ウラジオストク」へ乗艦する事は出来ない。
『中央海軍ポータル』は、同艦が配備されなければならない太平洋艦隊の独自の情報提供者より、(乗艦)禁止の理由は明らかにされていないと伝えられた。
彼は、11月20日にはロシアへのヘリコプター空母の供給に関する状況は明確にされなければならないと説明した。
フランスの『ウエスト・フランス』紙によると、「ウラジオストク」への乗艦禁止令はフランス当局により制定された。
同時に、同国の国防省は、未だ状況についてコメントしていない。
「ミストラル」供給契約の運命の問題は、ウクライナ南東部の出来事に関連し、2014年9月に表面化した。
フランスを含む西側は、離脱したドネツク及びルガンスク人民共和国を支援するロシアを非難している。
艦の引き渡しは11月14日に予定されていたが、それは実行されなかった事が想い起される。
フランスの公人は、この(引き渡しの)為の必要条件が形成されていないと繰り返し表明している。
以前、契約により、フランス側はヘリコプター空母の引き渡しを3ヶ月間遅らせる事が出来ると報じられた。
2隻の「ミストラル」ヘリコプター空母建造の為のフランス-ロシア間の契約は2011年6月にサンクトペテルブルクで署名された。
契約価格は12億ユーロである。
1番艦はサンナゼール造船所で2012年2月1日に起工された。
「ウラジオストク」と命名された艦は2014年にロシアへ引き渡される予定だった。
第2の「ミストラル」-「セヴァストーポリ」は、2015年にサンクトペテルブルクへの移動を行なわなければならない。
艦は太平洋艦隊に駐留する。
揚陸ヘリコプタードック艦「ミストラル」は21000トンの排水量を有しており、18ノット以上の速力を発揮できる。
160名の乗組員が常時配置されているのに加え、「ミストラル」艦上には450名(の兵員)、13両の戦車或いは70両の車両を収容できる。
ロシアの「ミストラル」の航空グループは30機のヘリコプターKa-52K及びKa-29で構成される。
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