ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンへ艦対空ミサイル発射機が設置された

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年11月28日15時33分配信

【フリゲート「アドミラル・エッセン」は新機軸の発射装置を受け取った】

ホールディングカンパニー『航空機器』は、高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の為の新機軸の垂直射撃式発射装置を供給した。
これは、ロシアの新たな警備艦「アドミラル・エッセン」の兵装となる。


ホールディングカンパニー『航空機器』が加入しているコーポレーション『ロステフ』のサイトの記述によると、新機軸の垂直発射装置3S90E.1は、艦の電波位置特定(レーダー)可視性を著しく減少させる。
以前の同型装置と比較すると、この装置は、高射ミサイル複合体の発射速度は6倍に増加し、小寸法及び小重量である点が異なる。

装置は、ミサイルの12基の輸送発射コンテナで構成されている。
それは艦首甲板下に垂直に配置され、艦の電波位置特定(レーダー)可視性を著しく減少させる。
この構成により、小さなスペースに対し、大量のミサイルを収納する事が出来る。

新たなモジュールシステムのお蔭で、艦の埋め込み式発射装置の容量は1.5倍大きくなった。
構成に応じ、複合体は、2~12の目標に対する同時発射を保障する。

ロシア連邦国防省の為の新機軸の発射装置の供給契約は2014-2016年に署名される。
2014年末までに、ホールディングカンパニー『航空機器』は、ロシア連邦海軍へ、もう1つの高射ミサイル複合体「シチーリ-1」発射装置を供給する意向である。
それは、次のロシア戦闘艦(註:アドミラル・マカロフ)へ設置される。

多チャンネル艦載中距離高射ミサイル複合体「シチーリ-1」は、全ての中距離での近代的な空中攻撃手段、かつ高度5メートルから15キロメートルまでの飛翔目標の撃破を意図している。
新たなヴァリアントの独自の特徴は、甲板下から垂直発射される高射誘導ミサイルの使用と、多機能電波位置特定ステーションの使用に有る。

フリゲート「アドミラル・エッセン」は、沿バルト造船工場「ヤンターリ」で2014年11月7日に進水した。
(2015年の)晩春には、もう1隻のプロジェクト11356警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」海軍へ加入する。


[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工されました。

それから3年以上経った2014年11月7日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンは進水した]

そして11月末、進水した「アドミラル・エッセン」高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の垂直発射機が設置されました。

既に1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」には「シチーリ-1」発射機が設置されています。
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートの為の対空ミサイルは2014年から受領される]

今年末までには、3番艦「アドミラル・マカロフ」用の「シチーリ-1」発射機も完成するとの事です。
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ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーからの弾道ミサイル"ブラヴァー"発射は成功した


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月28日19時44分配信
【巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」はバレンツ海から「ブラヴァー」を発射した】
モスクワ、11月28日-ロシア通信社ノーボスチ

弾道ミサイル「ブラヴァー」発射は、水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」艦内から成功裏に実施された。
ロシア連邦国防省広報サービスは発表した。

「本日・11月28日、ワシーリー・タンコヴィド1等海佐が艦長を務める北方艦隊の戦略用途ロケット水中巡洋艦アレクサンドル・ネフスキーは、バレンツ海の指定海域からカムチャツカのクラ射爆場までの大陸間弾道ミサイル"ブラヴァー"発射を成功裏に実施しました」
国防省は、公式代理人イーゴリ・コナシェンコフ少将の談話を引用して伝えた。

発射は水中位置の「アレクサンドル・ネフスキー」から実施された事が明確にされた。
国防省のデータによると、ミサイル戦闘ブロック(弾頭)は、カムチャツカクラ射爆場へ成功裏に到達した。
これは、プロジェクト955原子力潜水艦の最初の生産艦がロシア連邦海軍へ引き渡された後の初めての「ブラヴァー」発射である。

「ブラヴァー」潜水艦に配置されるロシア最新の3段式固体燃料ミサイルである。
昨年9月、原子力水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」の国家試験において、艦内ミサイル・システムの動作の失敗が生じた。
原因は、推進用ノズルの材料に関する製造上の技術的違反であった。
この事に関連し、国防相は、「ブラヴァー」の追加発射を5回実施するように命じた。

今、ロシア連邦海軍の戦闘編制には、2隻のプロジェクト955「ボレイ」潜水艦が在籍している-「ユーリー・ドルゴルーキー」「アレクサンドル・ネフスキー」
2020年までに、「ブラヴァー」ミサイルを搭載する同級の潜水艦8隻の建造が計画されている。
原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2014年末までに海軍の戦闘編制へ受け入れられなければならない。


[新世代戦略原潜ボレイ級]
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]

第4世代戦略原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」級2番艦のK-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工され、2010年12月6日に進水し、2011年10月22日から海洋試験を開始しました。

ロシア海軍へ引き渡される前の2013年9月6日、白海弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施しましたが、失敗に終わりました。
[2隻のボレイ級戦略原潜の国家試験はSLBMブラヴァー試射失敗により中断される]
[発射に失敗したSLBMブラヴァーには遠隔測定器が装備されていなかった]
[SLBMブラヴァー発射失敗の原因が発表された]

その後、2013年12月23日にロシア連邦海軍へ引き渡され、太平洋艦隊へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

2013年12月30日、北方艦隊原潜基地ガジエヴォに到着しました。
[2隻のボレイ級戦略原潜はガジエヴォ基地に到着した]

その後は、ガジエヴォに「仮住まい」しながら慣熟訓練を行なっています。

「アレクサンドル・ネフスキー」は、今年11月の弾道ミサイル「ブラヴァー」発射が予定されていました。
[ロシア海軍は2014年10月と11月にも潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」を発射する]

2014年11月7日にセヴェロドヴィンスクへ到着し、弾道ミサイル「ブラヴァー」を積載しました。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはセヴェロドヴィンスクで弾道ミサイルを積載する]

11月15日にセヴェロドヴィンスクを出航しました。
[ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは出航した]

「ブラヴァー」発射の実施日は、当初は11月20日~30日と言われ、その後、11月28日~30日となり、11月30日午後になりました。
[ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーからの弾道ミサイル"ブラヴァー"発射は11月30日に予定されている]

しかし、今回の記事の通り、「アレクサンドル・ネフスキー」からの「ブラヴァー」発射はモスクワ時間で11月28日夕方に実行され、今回は成功しました。

今回の国防省発表では、「アレクサンドル・ネフスキー」北方艦隊所属とされていますが、書類上では2013年12月23日の就役時に太平洋艦隊へ編入されています。


なお、「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は2014年9月10日に「ブラヴァー」を成功裏に発射しています。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射に成功した]

10月29日には、「ボレイ」級1番艦「ユーリー・ドルゴルーキー」「ブラヴァー」を成功裏に発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはバレンツ海からの弾道ミサイル発射に成功した]

来年(2015年)は、カムチャツカへ回航され、名実ともに太平洋艦隊へ配属される「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」が、太平洋方面から「ブラヴァー」を発射する予定です。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜2隻は2015年秋に太平洋方面から弾道ミサイル「ブラヴァー」を発射する]

ロシア海軍の新型偵察艦ユーリー・イワノフは航海試験を開始した

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年11月28日11時58分配信
【偵察艦「ユーリー・イワノフは航海試験へ向かった】

偵察艦「ユーリー・イワノフ」は11月27日に航海試験の為に海へ出た。

『中央海軍ポータル』は、同艦を建造した「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」広報サービスより伝えられた。
試験がどの程度続くのかについて広報サービスは説明するのを拒んだが、今年末までに同艦が発注者へ引き渡されるという事のみを指摘した。

「ユーリー・イワノフ」プロジェクト18280のトップ艦である。
サンクトペテルブルク中央設計局「アイスベルク」により設計された。
艦は2004年12月に起工された。
建造は資金供給の不規則さ故に遅延した。
その結果、進水が行なわれたのは2013年9月30日になった。

艦は、海軍部隊の通信の保障、部隊の統制、無線及び電波偵察、電子戦の為に意図されている。

2013年11月、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は同シリーズの2番艦「イワン・フルス」を起工した。

[プロジェクト18280艦の主な特性]
排水量-2500トン
全長-96メートル
幅-16メートル
吃水-4メートル。
動力装置-ディーゼル、2720馬力×2基
速力-20ノット
航続距離-速力16ノットで8000海里
兵装-14.5mm機関銃×2基
乗組員-120名



プロジェクト18280偵察艦「ユーリー・イワノフ」は2004年12月27日に起工され、2013年9月30日に進水しました。
[建造中のロシア海軍新型偵察艦ユーリー・イワノフ]
[新型偵察艦ユーリー・イワノフは2014年に就役する]
[新型偵察艦ユーリー・イワノフは進水した]

その後、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁で艤装工事が進められていましたが、これも完了し、2014年11月27日、最初の航海試験へ出発しました。
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ロシア海軍の軍艦は英仏海峡で演習を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月28日11時34分配信
【ロシア海軍の艦はラマンシュ海峡で演習を実施する】
モスクワ、11月28日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア北方艦隊艦船支隊ラマンシュ海峡へ入り、ここで演習を実施する。
金曜日、西方軍管区下の北方艦隊広報サービスは発表した。

「本日、大型対潜艦セヴェロモルスクに率いられる北方艦隊の北方艦隊艦・支援船支隊は、ラマンシュ海峡の最も狭い部分であるパ・ド・カレーを通過し、セーヌ湾へ入りました」
声明では、こう述べられた。

悪天候の故に、同隊はセーヌ湾の中立水域で嵐が通り過ぎるのを待つ事が決定された。

艦の移動時に、大型対潜艦「セヴェロモルスク」大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」の航海士及び電子戦闘班、更には給油船「ドゥブナ」救助曳船SB-406の航海士及び放射線測定班は、悪天候条件下で船舶航行が集中する狭い場所を通過する際に一連の訓練へ取り組んだ。

「停泊中に艦の乗組員は、水中破壊工作部隊及び手段への対処、停泊時の浸水及び火災に対する艦のダメージコントロール訓練の実施、更には物資の定期メンテナンスへの従事といった複合活動へ取り組みます」
声明では、こう指摘された。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」に率いられる北方艦隊艦・支援船支隊は、11月20日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市を去った。
これまでに船員は1700海里以上を航行し、この内の一部は嵐の条件下だった。
艦船支隊の航海は、北方艦隊コラ異種戦力小艦隊司令官代理アレクサンドル・ペシコフ1等海佐の将旗の下で実施される。


大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊艦船支隊は2014年11月20日にセヴェロモルスクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船部隊は北東大西洋へ向かった]

[北方艦隊艦船支隊](指揮官:コラ異種兵力小艦隊司令官代理アレクサンドル・ペシコフ1等海佐)
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
救助曳船「SB-406」
給油船「ドゥブナ」


その後、ノルウェー海から北海へと南下し、ここで演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は北海で演習を行なった]

そしてラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した際、セーヌ湾(つまりフランス沖)に停泊し、ここでも演習を実施しました。
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なお、北方艦隊艦船支隊が居るセーヌ湾の南方にはサンナゼール市が在り、ここには、ロシアへの引き渡しが凍結されている「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」が停泊しています。
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ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はスリランカを去り、オマーンへ向かった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月28日12時02分配信
【警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はオマーン沿岸へ向かった】
モスクワ、11月28日-ロシア通信社ノーボスチ

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」スリランカコロンボ港を去り、オマーン沿岸へ針路を取った。
金曜日、西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス部は発表した。

バルト艦隊の艦の乗員は11月24日からスリランカの港に滞在していた。
コロンボへの滞在中、バルト艦隊船員は艦の技術的検査を実施し、スリランカの同僚と会った。

「遠距離大洋航海任務を遂行している警備艦ヤロスラフ・ムードルイは、スリランカのコロンボ港への業務寄港プログラムを完了しました。
現在、バルト艦隊の艦は海洋へ出航し、オマーン沿岸へ針路を取っています」

声明では、こう述べられた。

コロンボ港への滞在中、南アジア及び東南アジア諸国の防衛当局トップの最初の会議への参加の枠組において、スリランカへ集まった南アジア及び東南アジア諸国の防衛当局指導者がロシア艦を訪れた。

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、2014年8月9日にカリーニングラード州バルチースク市バルト艦隊主要海軍基地から出航した。
航海中に同艦は12000海里以上を航行し、地中海アフリカ沿岸スペインの飛び地のセウタ港マルタヴァレッタ港パキスタンカラチ港インドネシアジャカルタ港マレーシアペナン港を訪問した。


[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2014年8月-)]

2014年8月9日にバルチースクを出港した警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(賢公ヤロスラフ)は、地中海を経由してアデン湾へ行き、海賊対処任務遂行後、パキスタン、スリランカ、インドネシア、マレーシアを訪問しました。

11月24日には再びスリランカを訪れました。
[ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はスリランカのコロンボへ入港した]

11月26日から29日までコロンボで開催された南アジア及び東南アジア諸国の国防相会議に出席したアジア諸国の国防相は、ロシア連邦国防相代理アナトリー・アントノフの招待で「ヤロスラフ・ムードルイ」を訪れました。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月27日18時32分配信
【アジア諸国の軍当局者は、ロシア海軍の軍艦「ヤロスラフ・ムードルイ」を訪問した】

そして11月28日にコロンボを出航し、今度はオマーンへ向かいました。
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ロシア海軍太平洋艦隊の2つの艦船支隊は太平洋上で砲撃訓練を行なった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月28日10時21分配信
【(ロシア)海軍艦船支隊は太平洋で砲射撃を実施した】
モスクワ、11月28日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊艦船支隊は、太平洋の2ヶ所の海域で砲射撃を実施した。
金曜日、東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービスは発表した。

大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」に率いられる第1支隊の構成には、給油船「イリム」海洋曳船MB-37が含まれている。
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」に率いられる第2支隊には、更に大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「ボリス・ブートマ」、大洋曳船「フォーチィ・クリロフ」が含まれている。

「太平洋で戦闘勤務の課題を遂行している太平洋艦隊艦船支隊は、砲撃及び対潜戦闘訓練を実施し、水上及び小型空中目標に対し全ての種類の砲兵装を用いた射撃を行ないました」
声明では、こう述べられた。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」に率いられる艦船支隊は、巡洋艦「ワリャーグ」及び砲艦「コレーツ」の英雄的行為に捧げられる追憶行事の為、12月5日に仁川港(大韓民国)への非公式訪問を行なう予定である。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、1980年代中期に建造され、1989年に(海軍の)編制へ加入した。
現在の巡洋艦の名前は、行動不能が故に保管状態に在った重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ラーザレフ」に代わって太平洋艦隊旗艦になった1996年に与えられた。


ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「ボリス・ブートマ」、救助船「フォーチィ・クリロフ」の4隻で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、2014年10月23日にウラジオストクを出港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水上艦は太平洋南部へ向かった]

10月25日にはツシマ海峡を通過しました。
『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2014年10月27日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

以後、同部隊の動向に関する発表はロシア海軍側からも一切ありませんでしたが、11月中旬、ブーゲンビル島沖にいる事がオーストラリア軍当局により明らかにされました。
[ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはオーストラリア沖へ向かっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはオーストラリア海軍のフリゲートと合同演習を行なった]

「ワリャーグ」支隊珊瑚海から引き返し、今度は大韓民国仁川へ向かいます。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ乗員は装甲甲板巡洋艦ワリャーグを追憶する]


一方、太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」を中核とする部隊は、10月末にウラジオストクを出港し、太平洋海域へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは太平洋へ向かった]

10月29日にはツシマ海峡を南下しました。
『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2014年10月30日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

11月12日、フィリピン海で黒海艦隊旗艦の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」と合流しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはフィリピン海で太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフと合流した]

その後、フィリピン海で合同演習を実施しました。
[ロシア海軍の太平洋艦隊と黒海艦隊の水上戦闘艦はフィリピン海で合同演習を行なった]

11月25日、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」と別れました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは南シナ海へ入った]


そして11月28日、この2つの支隊は、太平洋上の別々の海域で砲撃訓練を実施しました。
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ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーからの弾道ミサイル"ブラヴァー"発射は11月30日に予定されている


『タス通信』より
2014年11月27日13時24分配信
【情報筋:「アレクサンドル・ネフスキー」は11月30日に「ブラヴァー」を発射する】
モスクワ、11月27日/タス通信

戦略原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」は、大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」の単独発射を日曜日・11月30日に実施する。
タス通信は、北方艦隊司令部の情報提供者より伝えられた。

「詳細なデータによると、アレクサンドル・ネフスキーは、ブラヴァーをモスクワ時間11月30日12時00分から15時00分の間に発射します。
発射はバレンツ海の水中位置からカムチャツカのクラ射爆場へ向けて実施されます」

対談者は話した。

彼は、「ボレイ」型潜水艦からの「ブラヴァー」発射は、今回が2014年の最後となる事を指摘した。
「次の2回のブラヴァー発射は、2015年にアレクサンドル・ネフスキーとウラジーミル・モノマーフが太平洋艦隊へ到着した後になります」
情報提供者は付け加えた。


[新世代戦略原潜ボレイ級]
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]

第4世代戦略原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」級2番艦のK-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工され、2010年12月6日に進水し、2013年12月23日にロシア連邦海軍へ引き渡され、太平洋艦隊へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

2013年12月30日、北方艦隊原潜基地ガジエヴォに到着しました。
[2隻のボレイ級戦略原潜はガジエヴォ基地に到着した]

その後は、ガジエヴォに「仮住まい」しながら慣熟訓練を行なっています。

11月7日にセヴェロドヴィンスクへ到着し、弾道ミサイル「ブラヴァー」を積載しました。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはセヴェロドヴィンスクで弾道ミサイルを積載する]

そして11月15日にセヴェロドヴィンスクを出航しました。
[ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは出航した]

「アレクサンドル・ネフスキー」は、今年11月に弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射を実施する予定です。
[ロシア海軍は2014年10月と11月にも潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」を発射する]

発射の実施日は、当初は11月20日~30日と言われ、その後、11月28日~30日となり、今回の記事に登場する「北方艦隊司令部の情報提供者」によると、11月30日になりました。

モスクワ時間で11月30日12時00分から15時00分というのは、日本時間では同日の18時00分から21時00分の間になります。


なお、「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は2014年9月10日に「ブラヴァー」を成功裏に発射しています。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射に成功した]

10月29日には、「ボレイ」級1番艦「ユーリー・ドルゴルーキー」「ブラヴァー」を成功裏に発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはバレンツ海からの弾道ミサイル発射に成功した]

ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは出航した

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年11月26日9時03分配信
【「ウラジーミル・モノマーフ」は海軍へ引き渡される前に海へ出た】

戦略用途原子力水中巡洋艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、11月25日に海へ出た。

『中央海軍ポータル』北方艦隊の情報提供者より伝えられた。
計画によると、出航は3-5日間に渡り継続されなければならない。

同艦は間もなく海軍へ受領される:12月10日には引渡証書への署名が、12月19日にはアンドレイ旗掲揚が予定されている。

「ウラジーミル・モノマーフ」は2006年3月19日にセヴマシュで起工され、2012年12月30日に進水し、2013年9月12日に初めて海へ出た。
何度かの試験と、1回のミサイル「ブラヴァー」の計画発射が実施された。

[潜水艦の主な特性]
水上速力-15ノット
水中速度-29ノット
通常潜航深度-400メートル
限界潜航深度-480メートル
自立航行期間-90日
乗組員-107名



[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工され、2012年12月30日に進水、2013年9月12日から海洋試験を開始しました。
乗組員は配備先となる太平洋艦隊から集められました。
工場航行試験は2014年7月初頭に完了し、その次の国家受領航行試験も7月26日に完了しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの海洋国家試験は7月26日に完了する]

設計元の「ルビーン」設計局総取締役イーゴリ・ヴィリニト氏によると、国家受領航行試験が終わった後、追加の出航と監査が行なわれるとの事であり、8月11日に再び出航しました。
[最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは再び出航した]

「ウラジーミル・モノマーフ」は8月22日にセヴェロドヴィンスクへ戻りました。

その後、8月末に静粛性のチェックの為、再び出航しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは水中音響試験を行なった]

9月8日、弾道ミサイル発射試験の為にセヴェロドヴィンスクを出港しました。
『イタルタス』より
2014年9月9日10時02分配信
【情報筋:原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」は「ブラヴァー」発射を実行する為に海へ出た】

9月10日、白海から弾道ミサイル「ブラヴァー」発射に成功しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射に成功した]

翌9月11日、セヴェロドヴィンスクへ戻ってきました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射成功後にセヴェロドヴィンスクへ帰港した]

建造元の「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコは、「ウラジーミル・モノマーフ」の試験プログラムは全て完了したと述べました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの試験プログラムは完了した]

その後、「ウラジーミル・モノマーフ」は再び出航し、「追加音響試験」(静粛性の最終チェック?)が行なわれました。
これで「ウラジーミル・モノマーフ」国家受領試験は全て終わりました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの国家受領試験は完全に終了した]

そして11月25日に再び出航しました。

おそらくは、海軍へ引き渡す前の最終チェックの為でしょう。


「ウラジーミル・モノマーフ」は、2014年12月10日にロシア海軍へ納入される予定です。
[最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは2014年12月10日にロシア海軍へ納入される]

そして、12月19日にアンドレイ旗の初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役します。
[最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは2014年12月19日にロシア海軍へ正式に就役する]

ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜エカテリンブルクは海洋試験を再開した

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年11月26日9時43分配信
【「エカテリンブルク」非常事態の詳細:彼は生活排水処理システムで負傷した】

艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」広報サービスは、潜水艦「エカテリンブルク」での事故の詳細を発表した。
その結果、同社の従業員は足を負傷した。


事故は白海射爆場における潜水艦の工場航行試験の第1段階実施中の11月21日に起こった。
「ズヴェズドーチカ」広報サービスは伝えた。

「圧力下に有った生活排水処理システムの動作チェック過程において、容器の蓋の内部で工場納入チームのメンバーの1人は左足を負傷しました。
犠牲者には速やかに必要な医療援助が提供されました。
現在、彼は専門医の管理下でセヴェロドヴィンスクの病院に入院しています」

声明では、こう述べられた。

また、同社は、この事故は試験プログラムに影響を及ぼさなかったと付け加えた。
「確認された問題点を除去した後、11月24日に原子力潜水艦エカテリンブルクは工場航行試験の第2段階を開始しました」
「ズヴェズドーチカ」
は伝えた。
同社広報サービス従業員と『中央海軍ポータル』の会話において、潜水艦は現在、水中音響探知機器(ソナー)の試験中であると説明した。

彼は更に、事故の理由について「機器操作及び技術的安全規制への違反がある」と指摘し、被害者の容体は安定していると付け加えた。

「エカテリンブルク」艦内での事件を『中央海軍ポータル』は、潜水艦セヴェロドヴィンスクへ戻った後の11月24日朝に知った事が想い起される。
海軍の情報提供者は、犠牲者は足に重傷を負い、医師が傷口を縫合したと伝えた。


プロジェクト667BDRM(デルタIV級)の2番艦K-84「エカテリンブルク」は、2011年12月29日16時20分(モスクワ時間)、ムルマンスク近郊ロスリャコヴォの大型浮きドックで修理中に火災が発生しました。
12月30日1時40分、火災は沈静化されました。
[ロシア海軍戦略原潜「エカテリンブルク」で火災]
[ロシア原潜「エカテリンブルク」火災事故・続報]
[戦略原潜「エカテリンブルク」は修理後に復帰する]

この火災により、「エカテリンブルク」は、艦首の水中音響探知ステーション(スカート-BDRM)が損傷しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理費用は減少する]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理は2012年末に開始される]

2012年6月22日、セヴェロドヴィンスクに到着しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは修理の為、セヴェロドヴィンスクへ到着した]

8月29日、修理の為にセヴェロドヴィンスク「ズヴェズドーチカ」工場のドックへ入りました。
[戦略原潜エカテリンブルクはドック入りした]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理作業は進んでいる]

修理と共に第2次近代化改装工事も行なわれ、これまでの「シネーワ」に代わる新たな弾道ミサイル「ライネル」を搭載しました。
[ロシア海軍の新たな潜水艦用弾道ミサイル「ライネル」は制式採用された]

2014年6月6日、「ズヴェズドーチカ」の造船台から出渠しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは造船台を出渠した]

7月27日には進水しました。

11月14日、修理後の点検の為、海洋試験へと出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜エカテリンブルクは修理後初の海洋試験を行なう]

しかし、海洋試験の最中、同艦に乗っていた「ズヴェズドーチカ」の従業員が足に重傷を負いました。
この為、「エカテリンブルク」は、急遽試験を中断してセヴェロドヴィンスクへ帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜エカテリンブルクの海洋試験中に工場従業員は重傷を負った]

その後、11月24日には再び出航し、海洋試験(工場航行試験)の第2段階が始まりました。


「エカテリンブルク」は、今年末までに北方艦隊へ復帰する予定です。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは2014年末までにロシア海軍北方艦隊へ復帰する]

ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2019年に完了する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月25日16時15分配信
【巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は2019年まで「セヴマシュ」で修復される】
モスクワ、11月25日-ロシア通信社ノーボスチ

重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、2019年まで続く更なる修理及び近代化の為にセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」社の乾ドックへ移動した。
火曜日、(ロシア)国防省下の(ロシア)海軍広報サービス代表イーゴリ・ディガロは発表した。

現在、同社は旧式化した艦のシステム及び機器の撤去を完了している。

「造船会社セヴマシュへ修理の為に2年間滞在している重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは、強固な地盤の乾ドックへ配置され、更なる修理と高度の近代化を行ないます」
ディガロ
は伝えた。

巡洋艦の全面修復は2019年まで続けられる予定である。
艦は居住保障システム、ミサイル及び砲兵装複合体を交換し、電波電子兵装システムを更新する。

プロジェクト1144「オルラン」重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、1992年までは「カリーニン」という名前だった。
1983年5月17日にバルト造船工場で起工された。
1986年4月25日に進水した。
1988年12月30日、ロシア海軍の戦闘編制へ補充された。
1992年4月末、「アドミラル・ナヒーモフ」と改名した。


プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為の契約は、2013年5月にロシア連邦国防省「セヴマシュ」造船所との間で締結されました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年に復帰する]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化は、船体と機関以外は殆ど入れ替えるという大規模なものであり、既存の各種機器の撤去作業が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年にロシア海軍へ復帰する]
[原子力巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの搭載機器が撤去される]

現用兵器の撤去後、新型のミサイル兵器(有翼ミサイル「カリブル」高射ミサイル「ポリメント-リドゥート」)が装備されます。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはカリブルとポリメント・リドゥートを装備する]
[近代化された重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは80発の有翼ミサイルを搭載する]

本格的な近代化改装作業を行なう為、セヴマシュ造船所の貯水池(屋外ドック)への入渠準備が進められました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはドック入りの準備を進めている]
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは航空母艦ヴィクラマーディティヤの経験を基に近代化される]
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2014年10月にドック入りする]

ドック入りは、当初は今年夏に予定されていたのが延期に延期を重ね、10月24日に実行されました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

当初、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は2018年に完了する予定だったのですが、屋外ドックへの入渠が当初予定よりも遅れた為か、2019年に延びました。

ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は北海で演習を行なった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月25日12時20分配信
【ロシア連邦海軍の艦は大西洋の演習で仮想目標を「破壊した」】
モスクワ、11月25日-ロシア通信社ノーボスチ

大型対潜艦「セヴェロモルスク」に率いられるロシア海軍艦船支隊は、北東大西洋への航海中に海洋目標の発見、破壊に取り組んだ。
北方艦隊広報サービスは記者団に伝えた。

火曜日、支隊北海ノルウェー海域から移動し、引き続きヨーロッパ大陸沿岸の公海上を移動し、ラマンシュ海峡を通過する。

「大型対潜艦セヴェロモルスクと大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーの電子計算班及びロケット砲戦闘班は、電波位置特定複合体による海洋目標の発見、その支援による仮想目標の破壊の協同活動に取り組みました」
声明では、こう述べられた。

更に戦闘班は演習において仮想敵の空中攻撃を撃退し、その後、計画活動の枠組においてNATO諸国の哨戒機は支隊の上空を飛び回った。

次の大西洋航海の主な目的は、「世界の大洋におけるロシアにとって作戦上重要な海域で海軍の存在を確保する事」にある。
大型対潜艦「セヴェロモルスク」に率いられる北方艦隊艦・支援船支隊は、11月20日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市を去った。
これまでに船員は1200海里以上を航行し、この内の一部は嵐の条件下だった。


大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊艦船支隊は2014年11月20日にセヴェロモルスクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船部隊は北東大西洋へ向かった]

[北方艦隊艦船支隊](指揮官:コラ異種兵力小艦隊司令官代理アレクサンドル・ペシコフ1等海佐)
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
救助曳船「SB-406」
給油船「ドゥブナ」


その後、ノルウェー海から北海へと南下し、英仏海峡を通過し、北東大西洋へ移行します。
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ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは南シナ海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2014年11月25日13時32分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は太平洋艦隊戦闘艦支隊から離れた】

本日(11月25日)、セルゲイ・トロネフ親衛1等海佐が艦長を務める黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、太平洋艦隊戦闘艦支隊から離れ、南シナ海での自律航行任務遂行を開始した。

地中海への移動中に巡洋艦の乗組員は一連の艦内演習を実施し、物資補充の為にシンガポールスリランカの港への寄港を行なう。


黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2014年9月6日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ向かった]

9月末にギリシャを公式訪問し、「イオニア諸島のロシア週間」に参加しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2014年10月1日20時02分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」はギリシャの「イオニア諸島のロシア週間」へ初めて参加する】

1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、ギリシャコルフ島フランスから解放しました。
「イオニア諸島のロシア週間」は、これを記念して、毎年ギリシャで開催されています。

その後、エジプトアレクサンドリアを訪問し、それからスエズ運河を通過、紅海へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはインド洋へ行く]

10月23日、スリランカコロンボ港へ入港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはスリランカを訪問した]

その後、シンガポールチャンギへ寄港し、10月30日に同港を出て南シナ海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシンガポールを去り、南シナ海へ向かった]

11月12日、フィリピン海太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」と合流しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはフィリピン海で太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフと合流した]

その後、フィリピン海で合同演習を実施しました。
[ロシア海軍の太平洋艦隊と黒海艦隊の水上戦闘艦はフィリピン海で合同演習を行なった]

太平洋艦隊艦艇との合同演習を終えた後、フィリピン海を南下してニューギニア北方海域へ到達し、そのまま赤道を通過して更に南下しました。
赤道を越える際、古くからの船乗りの伝統に従い、赤道祭「モスクワ」艦上で行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはニューギニア北方で赤道祭を行なった]

その後、南シナ海へ行き、太平洋艦隊艦艇と別れました。
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今後、「モスクワ」シンガポールスリランカの港を訪問するとの事です。

おそらくは、以前にも寄港したチャンギ(シンガポール)コロンボ(スリランカ)でしょう。

ロシア海軍の水上艦が遠距離航海を行なう際には給油船などが随伴するケースが多いのですが、ロシア側の報道を見る限り、「モスクワ」には給油船などは随伴しておらず、単艦で航行しているようです。

それ故に、各種物資(燃料、水、食料など)補充の為、外国の港へ頻繁に寄港する必要が有ります。

ミストラル級ヘリ空母ウラジオストクが引き渡されなければロシアはフランスに対し訴訟を起こす

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『タス通信』より
11月25日15時09分配信
【国防省:「ミストラル」が引き渡されない場合、ロシアはフランスに対し訴訟を起こす】
モスクワ、11月25日/タス通信

ロシアフランスが延期したヘリコプター空母「ミストラル」引き渡しの周辺状況に関し、艦が引き渡されない場合は契約に沿って厳密に行動し、訴訟を起こす。
ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフは、タス通信へこう述べた。

「ロシアは、契約文書に沿って行動します。引き渡されなかった場合には訴訟を起こし、制裁罰金を提示します。
ロシア側の行動は、署名された契約書により規制されます」
ボリソフ
は話した。

[エリゼ宮の声明]
この前の火曜日、エリゼ宮広報サービスは、フランソワ・オランドの声明を発表した。
そこでは、パリは、現時点においては、2011年にロシア側から発注された2隻の「ミストラル」型ヘリコプター空母の1隻目をモスクワへ引き渡すことは出来ないと示されている。
これは、ウクライナ東部の状況に関連するものである。

エリゼ宮が発表したように、、オランド「ウラジオストクと命名された艦の輸出を承認する為の新たな処置が行なわれるまでは延期する必要があると見ております」

[契約の条件]
ロシア海軍
の為の「ミストラル」の契約は2011年6月に署名され、その金額は11億2000万ユーロに達する。
1番艦は2013年10月に進水した。
同艦の引き渡しは2014年11月14日に行なわれる事になっていたが、パリは式典を無期限に延期した。
2番艦「セヴァストーポリ」は11月20日に進水した。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

2014年11月25日、フランス大統領フランソワ・オランドは、ロシアへの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」の引き渡しを一時停止すると発表しました。
[フランスはロシアへのミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの引き渡しを一時停止する]

これに対し、ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフ氏は、フランス側へ抗議するつもりは無いと言いました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月25日14時52分配信
【ロシアは未だ「ミストラル」の件でフランスへのクレームを提示しない】

ボリソフ氏は、こう言いました。
「私共は、全て落ち着いています。フランスは落ち着いていません。我々は、待っています」

そしてフランス側へ抗議するのかという質問には「いいえ、まだ何も動いていません」と答えています。

そして、今回の記事に有るように、もしも「ウラジオストク」が引き渡されなければ、フランスに対し訴訟を起こすつもりであると表明しました。

ただし、フランス側「ウラジオストク」の引き渡しを完全に拒否するとは言っていないので、今すぐに訴訟を起こすという話では無いようですが。

フランスはロシアへのミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの引き渡しを一時停止する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月25日14時42分配信
【フランス大統領はロシア連邦への1隻目の「ミストラル」の引き渡しを一時停止する事を決定した】
パリ、11月25日-ロシア通信社ノーボスチ

フランス大統領フランソワ・オランド、ウクライナ情勢の故にロシアへの1隻目の「ミストラル」型ヘリコプター空母の引き渡しを一時停止する決定を採択した。
ロシア通信社ノーボスチが受信した火曜日のエリゼ宮(フランス大統領府)の声明では、こう述べられた。

「共和国大統領は、現在のウクライナ東部の状況は、ロシアへの1隻目のミストラルの引き渡しを未だ可能にしていないと考えています。
この事に関連し、ロシアへの1隻目のミストラルの引き渡しの許可の要求を調査する新たな処置が行なわれるまでは延期する必要があると見ております」

コミュニケでは、こう言われた。

1隻目の「ミストラル」型揚陸ヘリコプター艦「ウラジオストク」は、ロシア側へ送付された招待状によれば、11月14日にフランスからロシア海軍へ引き渡されなければならなかった。

ロシアは、フランス側「ミストラル」引き渡し義務を11月末までに履行しなかった場合、公表されている金額の多大な金銭的請求~引き渡しが挫折した時に提示される日常モードで勘定される多大な違約金~を提示する意向である。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ムルマンスク市はロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフを後援する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年11月24日15時28分配信
【ムルマンスクは巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を後援する】

重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」艦長セルゲイ・アルタモノフ1等海佐とムルマンスク市の市庁教育部のトップ、アレクセイ・ヴェレルは、後援協力及び相互関係の協定を締結した。

後援協定への署名により、ムルマンスク行政当局と巡洋艦司令部は、合同で同艦の将兵の文化的余暇の確保、更には、若者の軍事愛国教育、特に北方艦隊での勤務の宣伝の課題を解決する。

航空巡洋艦コラ地域の首都の協力は長い歴史を有している。
『ムルマンスク公報』は、西方軍管区下の北方艦隊広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガ1等海佐の談話を引用して伝えた。

ムルマンスクは、ロシア海軍で最大の艦の船籍港である。
同市の行政当局は、乗組員の住居の問題に対処している。
巡洋艦の将兵の多くは、貯蓄-住宅ローンの住宅保障システムに関わっており、ムルマンスクでアパートを購入してる。

「我々は、本日、協定へ署名しましたが、1つの単純な理由の為、これは私には完全に契約活動であるように思えます。
既に70年以上に渡り、北方艦隊とムルマンスク市は友人でありますから。
将兵は積極的にムルマンスク市で行なわれる数多くの行事へ参加しており、故に我々は友人であります」

テレビ-ラジオ放送局『ムルマン』のインタビューに対し、北方艦隊司令官代理アナトーリー・ミナコフは指摘した。

今日、重航空巡洋艦の乗組員の内、約200名はムルマンスクの住民であり、33名が召集軍人である。

北方艦隊の後援の伝統は、豊かな歴史を有している。
1997年、ロシア連邦及び同市の地域間協会が作成され、北方艦隊の部隊及び艦の後援者となった。
現在、北方艦隊の艦及び部隊は、モスクワ市、モスクワ州、ムルマンスク州を含む70以上の共和国、地方、州、市及びロシアの地方自治体から後援を受けている。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

ソヴィエト連邦時代の1991年1月に就役した重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、1991年12月末にセヴァストーポリからムルマンスク方面へ回航されましたが、当初はウラグバ(ヴィジャエヴォ)に駐留していました。
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[1993年のウラグバ基地]

1990年代末、ムルマンスクへ回航され、以後、同市郊外港に常駐しています。
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[クズネツォフ復帰まで~1990年代末~2004年~]

既に15年以上に渡りムルマンスク「母港」としている「アドミラル・クズネツォフ」ですが、この度、そのムルマンスク市の後援を受ける事になりました。
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ロシア海軍には地方自治体からの後援を受けている艦が多く、特に、都市名(州名)が付けられている艦の場合、艦名の元となった市や州などから後援を受けています。

しかし、現在、ロシア海軍には「ムルマンスク」という名の艦は在籍していません。

そして重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、地方自治体名では無いので、何処の自治体からも後援を受けていませんでした。

そこで、長年に渡りムルマンスク市に駐留している縁も有り、同市からの後援を受ける事になったようです。


「アドミラル・クズネツォフ」は、2010年代後半に近代化改装が実施されます。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2010年代後半に近代化改装を行なう]

ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフはブルガリアでの修理を完了した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月24日12時21分配信
【ヴァルナでの黒海艦隊の大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」の修理は完了した】
モスクワ、11月24日-ロシア通信社ノーボスチ

ブルガリアヴァルナにおける大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」の修理は完了し、間もなくセヴァストーポリへ曳航される。
黒海艦隊広報サービス部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は発表した、

ヴァルナでの大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」の修理は2013年7月6日に開始され、ブルガリアの旧ソヴィエト社会主義共和国連邦に対する債務の勘定で実施された。

「ローマン・コトリャロフ2等海佐が艦長を務める黒海艦隊の大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフは、ブルガリアのヴァルナ港に在る艦船修理工場フロートスキー・アルセナルでの1年半に及ぶ修理を完了しました」
トルハチェフ
は話した。

彼は、近日中にロシアブリガリアが艦の作業終了文書へ署名する予定であると付け加えた。
11月末に大型揚陸艦は曳航されてセヴァストーポリへ送り届けられ、その後、乗組員には試験任務が委ねられ、常時準備部隊の一員として加わる。

プロジェクト775大型揚陸艦「BDK-64」グダニスク造船所(ポーランド)で建造され、1986年9月30日に(海軍の)編制へ加入した。
1989年5月、同艦は新たな名前-「ツェーザリ・クニコフ」を受け取った。
同プロジェクト艦は排水量4080トン、全長112.5メートル、幅15メートルである。
船は最大で18ノットの続力発揮が可能であり、500トンまでの車両及び貨物、更には225名の揚陸部隊員を輸送できる。


大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」ブルガリアでの修理は2012年から予定されており、当初は2013年3月にブルガリアへ行く事になっていました。
[大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフはブルガリアで修理を行なう]

しかし、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが外国の造船所でのロシア海軍艦船の修理を原則として認めない事を決定した為、ブルガリアへの回航は凍結されましたが、その後、例外として認められ、ヴァルナへ回航されました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフは修理の為ブルガリアに到着した]
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフはブルガリアでの修理を終える]

そして1年半に及ぶ修理は完了し、間もなくセヴァストーポリへ戻ってきます。

ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜エカテリンブルクの海洋試験中に工場従業員は重傷を負った

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年11月24日11時11分配信
【工場労働者は潜水艦「エカテリンブルク」の試験中に重傷を負った】

セヴェロドヴィンスクで修理が実施された潜水艦「エカテリンブルク」の試験中、艦内で緊急事態が起こった。
工場従業員の1人は、四肢を失うリスクが有る重傷を足に負った。


『中央海軍ポータル』が海軍の情報提供者から伝えられた所によると、原子力潜水艦「エカテリンブルク」は負傷者を乗せてセヴェロドヴィンスクへ戻った。

事件の詳細は未だ明らかにされていない。
「エカテリンブルク」の修理を実施し、潜水艦を試験へ向かわせた艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」の広報サービスは、この状況についてコメントしなかった。

修理後の「エカテリンブルク」の最初の出航は11月中旬に実施された。
その後、「ズヴェズドーチカ」の広報サービスは、それ(試験)が約3週間に渡って継続されると話した。
実際には、約1週間半であった。

この出航の他に、更に2度(の出航)が実施される事になっていた。
そして、12月20日に潜水艦海軍へ引き渡される予定だった。

2011年12月、潜水艦「エカテリンブルク」は、ムルマンスク州ロスリャコヴォ艦船修理工場で火災により損傷した。

2012年6月、潜水艦は更新修理を始める為に艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」へ回航された。
(2014年)7月26日、「エカテリンブルク」は進水した。

戦略用途原子力水中巡洋艦プロジェクト667BDRM「エカテリンブルク」は全長167メートル、幅12メートル、排水量約12000トンである。
最大潜航深度400メートル、水中巡航速力24ノット、乗員140名。
ロケット艦は16基の大陸間弾道ミサイル「シネーワ」で武装している。
同プロジェクト艦は海洋工学中央設計局「ルビーン」(サンクトペテルブルク)で開発された。


プロジェクト667BDRM(デルタIV級)の2番艦K-84「エカテリンブルク」は、2011年12月29日16時20分(モスクワ時間)、ムルマンスク近郊ロスリャコヴォの大型浮きドックで修理中に火災が発生しました。
12月30日1時40分、火災は沈静化されました。
[ロシア海軍戦略原潜「エカテリンブルク」で火災]
[ロシア原潜「エカテリンブルク」火災事故・続報]
[戦略原潜「エカテリンブルク」は修理後に復帰する]

この火災により、「エカテリンブルク」は、艦首の水中音響探知ステーション(スカート-BDRM)が損傷しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理費用は減少する]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理は2012年末に開始される]

2012年6月22日、セヴェロドヴィンスクに到着しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは修理の為、セヴェロドヴィンスクへ到着した]

8月29日、修理の為にセヴェロドヴィンスク「ズヴェズドーチカ」工場のドックへ入りました。
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[戦略原潜エカテリンブルクはドック入りした]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理作業は進んでいる]

修理と共に第2次近代化改装工事も行なわれ、これまでの「シネーワ」に代わる新たな弾道ミサイル「ライネル」を搭載しました。
[ロシア海軍の新たな潜水艦用弾道ミサイル「ライネル」は制式採用された]
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2014年6月6日、「ズヴェズドーチカ」の造船台から出渠しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは造船台を出渠した]
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7月27日には進水しました。
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11月14日、修理後の点検の為、海洋試験へと出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜エカテリンブルクは修理後初の海洋試験を行なう]

しかし、海洋試験の最中、同艦に乗っていた「ズヴェズドーチカ」の従業員が足に重傷を負いました。
この為、「エカテリンブルク」は、急遽試験を中断してセヴェロドヴィンスクへ帰港しました。


「エカテリンブルク」は、今年末までに北方艦隊へ復帰する予定でしたが、今回の事故により、先に延びるかもしれません。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは2014年末までにロシア海軍北方艦隊へ復帰する]

ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はスリランカのコロンボへ入港した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月24日11時20分
【ロシア連邦海軍の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はスリランカへ到着した】
モスクワ、11月24日-ロシア通信社ノーボスチ

バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、スリランカ共和国コロンボ港へ到着した。
西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス部は発表した。

同艦は11月28日まで外国の港へ滞在する。
停泊中に警備艦は水、燃料、食料を補充し、艦の技術的検査を行なう。

「本日・11月24日、警備艦ヤロスラフ・ムードルイは業務寄港の為にコロンボ港へ入港しました」
声明では、こう述べられた。

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、2014年8月9日にカリーニングラード州バルチースク市バルト艦隊主要海軍基地から出航した。
航海中に同艦は12000海里以上を航行し、地中海アフリカ沿岸スペインの飛び地のセウタ港マルタヴァレッタ港パキスタンカラチ港インドネシアジャカルタ港マレーシアペナン港を訪問した。


警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(賢公ヤロスラフ)は、2014年8月9日にバルチースクを出港しました。
[バルト艦隊のフリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」は地中海へ向かった]

8月24日にマルタヴァレッタ港へ寄港し、2日間滞在しました。
(ロシア国防省発表によると、その前にスペインセウタ港へ寄港)

マルタを出た後、海賊対処任務に就く為、アデン湾へ向かう事が明らかにされました。
[バルト艦隊のフリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」は海賊対処任務の為にアデン湾へ行く]

9月1日、バルト艦隊中型海洋給油船「コラ」と合流しました。
[アデン湾へ向かうロシア海軍フリゲート「賢公ヤロスラフ」は補給船と合流した]

9月5日、アデン湾へ到着しました。
[バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務に就く]

9月11日から9月13日までオマーンサラーラ港へ寄港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2014年9月11日11時00分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はオマーンのサラーラ港へ業務寄港を行なう】

9月24日にもサラーラ港へ寄港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2014年9月24日13時35分
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はオマーンのサラーラ港へ入った】

9月26日にサラーラを出航し、アデン湾へ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンのサラーラ港訪問を終えた]

10月8日、再びサラーラ港へ寄港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2014年10月8日11時16分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はサラーラ港(オマーン)への業務寄港を行なう】

10月11日にサラーラを出航し、アラビア海へ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンのサラーラ港訪問を終え、アラビア海へ向かった]

10月15日、パキスタンカラチ港へ入港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはパキスタンを訪れた]

その後、パキスタン海軍と合同演習を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2014年10月17日18時51分配信
【バルト艦隊の軍艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はロシア-パキスタン演習「アラビア・モンスーン-2014」へ参加する】

演習が終わった後、カラチを出航し、今度は太平洋方面へ向かうと発表されました。
[ロシア海軍のフリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」は太平洋へ向かった]

その後、スリランカコロンボ港を訪問し、10月27日、同港を出港し、インドネシアジャカルタへ向かいました。
[ロシア海軍のフリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」はスリランカを去り、インドネシアへ向かった]

11月5日、ジャカルタへ到着しました。
[ロシア海軍のフリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」はインドネシアのジャカルタへ入港した]

11月9日にジャカルタを出航し、今度はマレーシアへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はインドネシアのジャカルタを去り、マレーシアへ向かった]
[ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はマレーシアのペナン港を訪れる]

11月14日、マレーシアペナン島へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはマレーシアのペナン島を訪れた]

11月18日にペナンを出航し、再びスリランカへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はマレーシアからスリランカへ向かった]

そして11月24日、スリランカコロンボ港へ入港しました。
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警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、2012年4月以降、ロシア皇帝家(ロマノフ家)の後援を受けています。
[ロマノフ家は警備艦ヤロスラフ・ムードルイを後援する]

最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは2014年12月19日にロシア海軍へ正式に就役する

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『タス通信』より
2014年11月21日10時40分配信
【情報筋:原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」は12月19日にロシア連邦海軍へ加入する】
モスクワ、11月21日/タス通信

3隻目のプロジェクト955(コード名「ボレイ」)戦略原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、12月19日に正式にロシア連邦海軍へ受け入れられる。
タス通信は、ロシア防衛業界の高位の情報提供者より伝えられた。

「ウラジーミル・モノマーフへのアンドレイ旗の(初)掲揚は12月19日に予定されています」
対談者は話した。

第3の「ボレイ」受領-引渡証書への署名は12月10日に予定されていると彼は付け加えた。
しかし、水中ロケット艦が正式に海軍へ受理されるのは、(アンドレイ)旗を掲揚した時であると見なされる。

K-551「ウラジーミル・モノマーフ」第4世代戦略用途原子力潜水艦である。

2006年3月19日、セヴェロドヴィンスク北方機械製造会社で起工された。


[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工され、2012年12月30日に進水、2013年9月12日から海洋試験を開始しました。
乗組員は配備先となる太平洋艦隊から集められました。
工場航行試験は2014年7月初頭に完了し、その次の国家受領航行試験も7月26日に完了しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの海洋国家試験は7月26日に完了する]

設計元の「ルビーン」設計局総取締役イーゴリ・ヴィリニト氏によると、国家受領航行試験が終わった後、追加の出航と監査が行なわれるとの事であり、8月11日に再び出航しました。
[最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは再び出航した]

「ウラジーミル・モノマーフ」は8月22日にセヴェロドヴィンスクへ戻りました。

その後、8月末に静粛性のチェックの為、再び出航しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは水中音響試験を行なった]

9月8日、弾道ミサイル発射試験の為にセヴェロドヴィンスクを出港しました。
『イタルタス』より
2014年9月9日10時02分配信
【情報筋:原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」は「ブラヴァー」発射を実行する為に海へ出た】

9月10日、白海から弾道ミサイル「ブラヴァー」発射に成功しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射に成功した]

翌9月11日、セヴェロドヴィンスクへ戻ってきました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射成功後にセヴェロドヴィンスクへ帰港した]

建造元の「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコは、「ウラジーミル・モノマーフ」の試験プログラムは全て完了したと述べました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの試験プログラムは完了した]

その後、「ウラジーミル・モノマーフ」は再び出航し、「追加音響試験」(静粛性の最終チェック?)が行なわれました。
これで「ウラジーミル・モノマーフ」国家受領試験は全て終わりました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの国家受領試験は完全に終了した]

11月に海上での最終点検が行なわれました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは2014年11月に納入前の最終点検を海上で行なう]


「ウラジーミル・モノマーフ」は、2014年12月10日にロシア海軍へ納入される予定です。
[最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは2014年12月10日にロシア海軍へ納入される]

そして、12月19日にアンドレイ旗の初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役します。


ロシア海軍の艦の就役は
1:受領-引渡証書への署名(艦の造船所から海軍への納入)
2:海軍旗の初掲揚式典・各艦隊部隊への編入

の2段階で行なわれますが、原潜「ウラジーミル・モノマーフ」の場合、1は2014年12月10日に、2は2014年12月19日に実施される事になります。

ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストク、11月28日に出航?

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年11月21日16時25分配信
【船員は11月28日にミストラルがロシアへ行く為の準備を行なっている】

フランスのサンナゼールに滞在しているロシア人船員は、11月28日にヘリコプター空母「ウラジオストク」をロシアへ向かわせる為の準備を行なっている。
艦への訪問の禁止は、もはや有効では無い。


フランスで建造中の「ミストラル」型ヘリコプター空母のロシア人乗組員が話した所によると、軍艦「ウラジオストク」は11月28日の出航が予定されている。
『中央海軍ポータル』は海軍の情報提供者より伝えられた。
彼によると、船員は既に物品を積み込んでいる。
従って、数日前に導入されたと言われるロシア人船員「ウラジオストク」への乗艦禁止令は、現実には実行されていない。

「ウラジオストク」練習艦「スモーリヌイ」と共にロシアへ行く予定であると情報提供者は指摘した。
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これは、「ウラジオストク」が全く識別符号を持っていない事に関連するものであると彼は付け加えた。
「スモーリヌイ」サンナゼールにおいて軍艦「ミストラル」型の操作研修を行なうロシア人船員の為の海上宿舎として使用されている。

更に本日(11月21日)、『ロシア通信社ノーボスチ』は、「ウラジオストク」ロシアへの回航主任が任命されたと報じた。
それは、ロシア連邦海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将になる。

以前、フランス大統領フランソワ・オランドは、「ミストラル」ロシアへの引き渡しはウクライナ情勢の進展に依ると表明した。
「ウラジオストク」の引き渡しは11月14日に予定されていたが、その日には実行されなかった。
報道機関によると、契約条件下でフランス側は、3ヶ月間それ(引き渡し)を遅らせる事が出来る。

2隻のヘリコプター空母の供給契約は、2011年にDCNS社「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)との間で締結された。
費用は12億ユーロになる。

引き渡しが挫折した場合、「ロソボロネクスポルト」は、この金額を取り戻し、更には罰金を請求する準備が出来ている。
それは、10億ユーロ以上を超えるだろう。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】

1番艦「ウラジオストク」は、前半部分が2012年2月1日にフランスサンナゼール造船所で起工され、後半部分はロシアバルト工場(サンクトペテルブルク)で2012年10月1日に起工、その後、サンナゼールで前部と後部が結合されて2013年10月15日に進水、2014年3月からは洋上試験を何度か実施しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクはロシア人乗員の手により三度出航した]

しかし、ウクライナ情勢との絡みで、フランス政府首脳は、繰り返し「現時点では引き渡しの為の条件が整っていない」と表明しており、ロシアへの引き渡し日時は未だ決まっていません。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクはロシアへ引き渡されるが、正確な日時は未だ決まっていない]

このような状況下で、ロシア海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将は、「ウラジオストク」の回航(フランスサンナゼールからロシアサンクトペテルブルクまで)の責任者に任命されました。
[ロシア海軍総司令官代理フェドテンコフ提督はミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの回航責任者に任命された]

以前には、フランス政府ロシア海軍将兵の「ウラジオストク」乗艦を禁止したと報じられましたが、実際には、禁止されていません。
[フランス政府はミストラル級ヘリ空母ウラジオストクへのロシア海軍将兵の乗艦を禁止していない]


今回の記事に登場する「海軍の情報提供者」によると、サンナゼールに居る「ミストラル」級ヘリ空母の乗員のロシア海軍将兵は「ウラジオストク」への各種物資の積み込みを行なっており、11月28日にロシアへ向けて出航する予定との事です。
ロシア海軍総司令官代理フェドテンコフ中将が回航責任者に任命されたのも、これに関連しての事でしょう。

ただし、「ウラジオストク」フランスからロシアへの引き渡しに関しては、全く言及されていません。

ロシア海軍総司令官代理フェドテンコフ提督はミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの回航責任者に任命された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月21日12時15分配信
【情報筋:フェドテンコフは「ミストラル」のロシア回航主任に任命された】
モスクワ、11月21日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将は、ヘリコプター空母「ウラジオストク」フランスからロシアへの回航主任に任命された。
金曜日、ロシア通信社ノーボスチ軍事外交筋より伝えられた。

1隻目の「ミストラル」型揚陸ヘリコプター母艦「ウラジオストク」は、11月14日にフランスからロシア海軍へ引き渡されなければならなかった。
しかし、引き渡しは未だ行なわれておらず、パリが肯定的な決定を下す場合、それが可能となる事は明らかであるが、それは未だ無い。

「ロシア国防省指導部は、海軍総司令官代理フェドテンコフを、軍艦ウラジオストクのサンナゼールからサンクトペテルブルクへの回航主任に任命しました」
対談者は話した。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】

1番艦「ウラジオストク」は、前半部分が2012年2月1日にフランスサンナゼール造船所で起工され、後半部分はロシアバルト工場(サンクトペテルブルク)で2012年10月1日に起工、その後、サンナゼールで前部と後部が結合されて2013年10月15日に進水、2014年3月からは洋上試験を何度か実施しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクはロシア人乗員の手により三度出航した]

しかし、ウクライナ情勢との絡みで、フランス政府首脳は、繰り返し「現時点では引き渡しの為の条件が整っていない」と表明しており、ロシアへの引き渡し日時は未だ決まっていません。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクはロシアへ引き渡されるが、正確な日時は未だ決まっていない]

このような状況下で、ロシア海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将は、「ウラジオストク」の回航(フランスサンナゼールからロシアサンクトペテルブルクまで)の責任者に任命されました。
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この場合、当然ながらフェドテンコフ提督は予めサンナゼールへ到着していなければなりません。
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ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはニューギニア北方で赤道祭を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2014年11月20日16時31分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」乗組員は太平洋で赤道を通過する為の伝統的な儀式を行なった】

太平洋上のニューギニア島北方200海里で任務遂行中の黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、赤道ラインを通過し、北方から南半球へ移動した。
艦は海での伝統に従い、このイベントへ捧げる儀式を執り行った。

「海洋大臣」「ネプチューン」と彼の「側近」といった英雄が出演するページェントには、全ての乗組員が参加した。
執り行われた伝統的な儀式では、船員が海の泡と塩水で洗礼を受け、奉呈された「深海の勲章」が、証明書に従って授与された。
儀式では、以前に赤道を渡った5名が解放された。

2ヶ月以上に渡る遠距離航海の後に添えられた行事は、乗組員を良い気分にさせ、海軍船員の伝統への忠実さを確認した。

現在、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、アジア・太平洋地域での艦隊間グループの一員としての任務遂行を終え、地中海へ針路を取っている。


黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2014年9月6日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ向かった]

9月末にギリシャを公式訪問し、「イオニア諸島のロシア週間」に参加しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2014年10月1日20時02分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」はギリシャの「イオニア諸島のロシア週間」へ初めて参加する】

1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、ギリシャコルフ島フランスから解放しました。
「イオニア諸島のロシア週間」は、これを記念して、毎年ギリシャで開催されています。

その後、エジプトアレクサンドリアを訪問し、それからスエズ運河を通過、紅海へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはインド洋へ行く]

10月23日、スリランカコロンボ港へ入港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはスリランカを訪問した]

その後、シンガポールチャンギへ寄港し、10月30日に同港を出て南シナ海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシンガポールを去り、南シナ海へ向かった]

11月12日、フィリピン海で太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」と合流しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはフィリピン海で太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフと合流した]

その後、フィリピン海で合同演習を実施しました。
[ロシア海軍の太平洋艦隊と黒海艦隊の水上戦闘艦はフィリピン海で合同演習を行なった]

今回の黒海艦隊広報サービス発表を見ると、「モスクワ」太平洋艦隊艦艇との合同演習を終えた後、フィリピン海を南下してニューギニア北方海域へ到達し、そのまま赤道を通過して更に南下したようです。
赤道を越える際、古くからの船乗りの伝統に従い、赤道祭「モスクワ」艦上で行なわれました。

現在は地中海へ向かっているとの事ですから、近い内に太平洋海域から去る事になります。

ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母2番艦セヴァストーポリはフランスのサンナゼールで進水した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月20日20時21分配信
【2隻目の「ミストラル」型ヘリコプター空母はフランスで進水した】
サンナゼール(フランス)、11月20日-ロシア通信社ノーボスチ、ヴィクトール・イワノフ

2隻目の「ミストラル」型ヘリコプター空母-「セヴァストーポリ」は、木曜日にフランスサンナゼールで進水した。
ロシア通信社ノーボスチ特派員は伝えた。

「セヴァストーポリ」の進水は、大勢の群衆が居ない状態で行なわれた。
艦の居る乾ドックは、その後、水で満たされた。

2隻のヘリコプター空母「ミストラル」の供給契約は、フランスの企業DCNS「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)との間で2011年に締結された。
契約価格は12億ユーロになる。
1番艦は2014年末までに、2隻目は2015年にはロシア海軍へ軍備採用されなければならなかった。

契約の実行に対し、アメリカ合衆国は激しく反対しており、その圧力の下でフランスは繰り返しヘリコプター空母の引き渡しを停止すると威嚇している。

しかしながら専門家によると、契約が破棄された場合、ロシア連邦にとっての重大なマイナスの影響は予想できない。
フランスは莫大な違約金を支払わなければならなくなり、ロシアは自力で「ミストラル」のような艦を独自に建造できるが故に。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】

1番艦「ウラジオストク」は、前半部分が2012年2月1日にフランスサンナゼール造船所で起工され、後半部分はロシアバルト工場(サンクトペテルブルク)で2012年10月1日に起工、その後、サンナゼールで前部と後部が結合されて2013年10月15日に進水、2014年3月からは洋上試験を何度か実施しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクはロシア人乗員の手により三度出航した]

しかし、ウクライナ情勢との絡みで、ロシアへの引き渡し日時は未だ決まっていません。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母ウラジオストクはロシアへ引き渡されるが、正確な日時は未だ決まっていない]

2番艦「セヴァストーポリ」は、前半部分が2013年6月18日にフランスで起工され、後半部分は2013年7月4日にロシアで起工されています。
2014年4月30日には後半部分が進水し、7月15日には、前部と接合する為にサンナゼールへ到着し、接合作業が始まりました。
[ロシア海軍のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦セヴァストーポリの船体接合が始まった]

9月17日、ロシア国防相代理ユーリー・ボリソフ氏は、「セヴァストーポリ」が2014年中には進水すると述べました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母2番艦セヴァストーポリは2014年に進水する]

そして2014年11月20日、「セヴァストーポリ」サンナゼールSTXフランス造船所で進水しました。
招待客も見物客も無く、式典も開催される事無く・・・

プロジェクト21631小型ロケット艦は2020年までに9隻がロシア海軍へ就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月19日17時50分配信
【2020年までに(ロシア)海軍へ6隻の小型ロケット艦「ブヤン-M」が補充される】
モスクワ、11月19日-ロシア通信社ノーボスチ

6隻のプロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦が2020年までに海軍へ受領される。
水曜日、ロシア海軍の公式代理人イーゴリ・ディガロ1等海佐は発表した。

前日の11月18日、M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場は、「ヴェリキー・ウスチュグ」と命名された同シリーズの3隻目の小型ロケット艦ロシア海軍へ引き渡した。
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「2020年までにロシア海軍の戦闘艦の編制へ6隻のプロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦が補充される計画です」
ディガロ
は伝えた。

現在、カスピ小艦隊では、2014年7月27日に海軍の戦闘編制へ加入した2隻の同プロジェクト艦-小型ロケット艦のトップ「グラード・スヴィヤージスク」「ウグリーチ」が滞りなく勤務へ就いている。
更に、2012年8月から2014年8月までに起工された5隻のプロジェクト21631艦-「ゼリョヌイ・ドル」、「セルプホフ」、「ヴィシニィ・ヴォロチェク」、「オレホヴォ・ズエヴォ」、「イングシェチア」が建造途上に在る。

小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」は、「河川-海洋」級多用途艦であり、カスピ海及び黒エリアにおける効率的な使用を可能にするというロシア海軍のニーズの為に特別に設計されている。
同プロジェクト小型ロケット艦の主な用途は、国家の経済圏の保護と防御にある。

艦の主要ミサイル複合体は垂直発射装置に収納された8基の超音速対艦ミサイルであり、距離200-500kmの既知座標に居る様々なクラス及びタイプの水上艦及び潜水艦、地上の固定及び限定移動目標の撃破の為に意図されている。


プロジェクト21631小型ロケット艦「ブヤン-M」は、既に8隻が起工され、この内3隻がロシア海軍へ引き渡されています。
[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月18日納入

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工

建造番号636「ヴィシニィ・ヴォロチェク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工

プロジェクト21631の主要兵装は有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
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プロジェクト21631小型ロケット艦は、少なくとも9隻建造される予定であり、この内の3隻がカスピ小艦隊、6隻が黒海艦隊へ配備されます。

今回のロシア海軍公式代理人イーゴリ・ディガロ氏の発言は、既に引き渡し済みの3隻の他に、あと6隻が2020年までにロシア海軍へ就役するという意味のようです。
(つまり合計9隻)

ロシア海軍北方艦隊の艦船部隊は北東大西洋へ向かった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月20日11時05分配信
【ロシア連邦海軍の艦船はNATOとの境界線である北東大西洋へ針路を取った】
モスクワ、11月20日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア北方艦隊艦船支隊は、海洋経済活動の安全を保障する為、北東大西洋へ針路を取った。
木曜日、艦隊の代理人は記者団へ伝えた。

北東大西洋海域には、バレンツ海、ノルウェー海、北海、バルト海グリーンランド及びアイスランドの東方、アゾレス諸島、ラマンシュ海峡などが含まれる。

「本日、大型対潜艦セヴェロモルスクに率いられる支隊の艦と支援船は、北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市からバレンツ海へと出航し、北洋大西洋海域へ針路を取りました」
艦隊の代理人は話した。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」の他に、支隊には揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、救助曳船「SB-406」給油船「ドゥブナ」が含まれる。

次の航海の主な目的は、「世界の大洋におけるロシアにとって作戦上重要な海域で海軍の存在を確保する事」にある。
加えて、艦は海洋船舶航行と、その他の種類のロシア連邦の海洋経済活動の安全を見守る。

前回の大型対潜艦「セヴェロモルスク」の遠距離航海は、2012年12月から2013年6月まで継続した。
艦は30000海里以上を航行し、アデン湾及びアフリカの角海域での海賊対処任務を成功裏に果たした。


記事中で触れられていますが、北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、2012年12月から2013年6月まで遠距離航海を行ない、地中海及びアデン湾へ行きました。
[北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは長期任務を終えて母港へ戻った]

そして今回、1年5か月ぶりに遠距離航海へ出発しました。
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クリミア共和国ケルチ市のザリフ造船所はロシア海軍将来空母の建造へ参加できる

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テレビ局『ズヴェズダー』より
2014年11月17日12時02分配信
【ケルチ造船所はロシア空母の建造に着手する】

ケルチ造船工場「ザリフ」は、将来的にロシア航空母艦建造プログラムへの参加を期待する。
タス通信クリミアのトップ、セルゲイ・アクショーノフの談話を引用して伝えた。

「我々には、ソヴィエト連邦で最大のドックが有ります。
航空母艦建造プログラムが実行に移されるのならば、その建造はケルチで行なう事も可能でしょう。
それ(航空母艦の建造)に適応する唯一のドックが有りますからね。
プログラムとコンセプトは、ロシア連邦国防省が立案します」
アクショーノフ
は指摘した。

クリミアのトップによると、タタルスタン「ゼレノドリスク工場」と合同で、間もなく2隻の新たな艦がケルチ造船工場で起工される。
加えて、タタルスタン企業(ゼレノドリスク工場)の幹部は、ケルチでの大規模な社会プログラムの実行を表明した。

これは、ケルチ造船所を復活させる構想として初めてでは無い事は注目される。
9月上旬、クリミアケルチ「ザリフ」工場では、各々150席を有する2隻の客船プロジェクトSPM-150の建造が開始された。
これらの船は、クリミアの海上輸送の為に使用される事が想定されている。

アクショーノフは、現在、ケルチの工場では、タタルスタン(ゼレノドリスク工場)から来た約130名の専門技術者が作業を行なっていると述べた。
彼等は、システムを調整し、労働者を教育し、工場の技術を近年のものへと取り戻す。
ケルチの企業の労働者数は、クリミアのトップによれば、既に1700名に増加され、3年後には3000名になる。

8月25日、「ザリフ」工場の労働集団を主導する企業の幹部は交代し、ウクライナオリガルヒ(新興財閥)コンスタンチン・ジェヴァゴの管理下に置かれる事になった。
企業の経営陣は、マーケティングディレクターのワレリー・ベロゼロフを含め、郷土防衛隊のメンバーが工場へ留まる事は認められなかった。
今後数日以内に、「ザリフ」は新たな指導者が任命される。

ケルチ造船工場「ザリフ」は、クリミアで最大の造船所である。
ソヴィエト時代には、大型商船(排水量15万トンのタンカー原子力艀輸送船「セヴモルプート」を含む)、更には、プロジェクト1135艦を建造した。
しかし、航空母艦のようなサイズの戦闘艦の建造を工場は行なった事は無い。


【造船工場「ザリフ」公式サイト】

ボリス・ブートマ記念ケルチ造船工場「ザリフ」は、ソヴィエト連邦成立後の1938年に創立されました。

記事中で触れられているように、ソ連の造船所でも最大規模の乾ドック(全長360メートル、幅60メートル)を有しております。
『造船工場「ザリフ」公式サイト』より
【乾ドックと造船台】

ザリフ造船所では、主に大型の民間船(タンカーなど)が建造され、海軍戦闘艦の建造経験はフリゲートクラス(排水量3000トン級)に留まっています。

1971年から1981年に掛けては、ソ連海軍向けにプロジェクト1135警備艦(クリヴァクI級)を7隻建造しました。

現在、ロシア黒海艦隊に在籍している警備艦「ラードヌイ」ザリフ造船所で建造されました。
(1980年12月29日竣工)
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旧ソ連/ロシア境界線警備隊向けに建造されたプロジェクト11351境界線上警備艦(クリヴァクIII級)は、全てザリフ造船所で建造されました。
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1988年には、原子力コンテナ艀輸送船「セヴモルプート」(排水量61880トン、全長260メートル)を竣工させています。
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ソヴィエト連邦解体後はウクライナの造船所となりましたが、2014年3月にクリミア共和国ロシア連邦へ編入された為、ロシアの造船所になりました。

ロシア連邦政府クリミアの造船所の有効活用を考えており、当然ながら、原子力水上船の建造経験も有するザリフ造船所を放置する筈が有りません。

将来的には、ここでロシア黒海艦隊向けの各種艦艇の建造が行なわれる事になり、既に2隻の新型艦の起工が決定しています。

更に、クリミア共和国首相セルゲイ・アクショーノフ氏は、ロシア海軍将来航空母艦の建造への参画も視野に入れている事を表明しました。
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[ロシア将来航空母艦]

ロシア将来航空母艦は、早ければ2020年代には1番艦の建造が開始されますが(就役は2030年以降)、具体的に何処の造船所で建造するのかは未だ決まっておりません。
今の所は、ロシア海軍向け「ミストラル」級ヘリコプター空母のように、サンクトペテルブルクバルト工場セヴェロドヴィンスクセヴマシュ造船所で分割建造し、セヴマシュで最終組立を行なうという案が最有力ですが。

ザリフ造船所ロシア将来航空母艦を丸ごと全て建造する可能性は低いでしょうが、船体ブロックの一部を製造するなどの方法で建造に参画するという事は有り得るでしょう。

ロシア海軍と中国海軍は2015年に地中海と太平洋で合同演習を実施する

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『タス通信』より
2014年11月18日16時26分配信
【ショイグ:ロシア連邦と中国は2015年に合同海軍演習を実施する】
北京、11月18日/タス通信

ロシア中国は2015年に太平洋及び地中海で合同海軍演習を実施する。
ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、中国の同僚であるチャン・ワンチュエン(常万全)上将との会談後に発表した。

「次の合同海軍演習の実施は、来年春に地中海エリアで予定されています。
合同海軍演習は、更に、太平洋エリアでの実施も計画されています」
ロシア軍当局
の責任者は話した。

彼によると、交渉実施の過程で、双方は、軍事分野での合同活動の範囲が著しく拡大し、体系的な性質を得た事への満足の意を認めた。

ショイグは、2014年5月に3回目のロシア-中国海軍演習「海洋協同」が成功裏に実施され、この間に両国の軍事船員は、初めて戦闘訓練任務への取り組み中に混成艦船支隊を編成した事を想い起した。

2014年、中国のクルーは、ロシアで開催された世界選手権「戦車バイアスロン」国際競技会「アヴィアダーツ」へ成功裏に出場した。
「彼らは、士気と中国軍人の訓練において最高の基準を満たしている事を実証しました」
ショイグ
は、このような活動についての見解を表現し、こう述べた。
「これは、経験を交換する為の良い型式です」

「私共の軍事分野における協力は大いなるポテンシャルを有しており、ロシア側は、幅広い分野の開発の為の準備が出来ております」
ロシア連邦国防相
は結論付けた。


ロシア海軍(太平洋艦隊)中国海軍は、2012年、2013年、2014年に合同演習「海洋協同」を実施しています。

「海洋協同-2012」:2012年4月下旬に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

「海洋協同-2013」:2013年7月上旬にピョートル大帝湾で実施
[ロシア・中国海軍合同演習は7月初頭にウラジオストク沖で実施される]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」が始まった]
[ロシア・中国海軍は海賊対処訓練を行なった]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」最終日に砲撃訓練が実施される]

「海洋協同-2014」:2014年5月下旬に東シナ海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]

2014年1月には地中海でもロシア海軍中国海軍の合同演習が実施されました。
[地中海東部でロシア海軍と中国海軍の合同演習が実施される]
[地中海東部でロシア・中国海軍合同演習が始まった]



そして、中国を訪問中のロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、来年(2015年)にもロシア海軍中国海軍の合同演習が計画されている事を明らかにしました。

まず、2015年春に地中海ロシア海軍(地中海作戦連合部隊)中国海軍の合同演習が実施され、その後、太平洋方面(沿海地方沖?)で「海洋協同-2015」が実施される事になるようです。

ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ乗員は装甲甲板巡洋艦ワリャーグを追憶する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月18日12時37分配信
【ロシア人船員は仁川で巡洋艦「ワリャーグ」乗組員を追憶する】
モスクワ、11月18日-ロシア通信社ノーボスチ

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」乗組員は、大韓民国仁川港へ、伝説の巡洋艦「ワリャーグ」の優れた船員へ捧げる非公式訪問の為に到着する。
火曜日、東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービスは発表した。

現在、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」率いる太平洋艦隊艦船支隊は、太平洋南部で戦闘勤務の課題を遂行している。

「太平洋艦隊主要基地への航路上で艦船支隊は非公式訪問の為に韓国の仁川港へ立ち寄ります。
この間にロシア人船員は、1904-1905年のロシア-日本戦争初頭における巡洋艦ワリャーグ及び砲艦コレーツの英雄的行為と戦死した優秀なロシア人船員へ捧げられる追憶行事を行ないます」

声明では、こう述べられた。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、当初は「チェルヴォナ・ウクライナ」の名前で1980年代中期に建造され、1989年に(海軍の)編制へ加入した。
現在の巡洋艦の名前は、行動不能が故に保管状態に在った重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ラーザレフ」に代わって太平洋艦隊旗艦になった1996年に与えられた。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は排水量11490トン、最大長186メートル、幅20メートル。
巡洋艦は、距離7500海里までの30日間の自律航行が可能である。
「ワリャーグ」の乗組員は480名であり、同艦は計16基の対艦ミサイル複合体「ヴルカーン」発射装置を有している。


2014年10月23日、ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「ボリス・ブートマ」、救助船「フォーチィ・クリロフ」の4隻で構成される太平洋艦隊艦船支隊ウラジオストクを出港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水上艦は太平洋南部へ向かった]

10月25日にはツシマ海峡を通過しました。
『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2014年10月27日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

以後、同部隊の動向に関する発表はロシア海軍側からも一切ありませんでしたが、11月中旬、ブーゲンビル島沖にいる事がオーストラリア軍当局により明らかにされました。
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[ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはオーストラリア沖へ向かっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはオーストラリア海軍のフリゲートと合同演習を行なった]

今回のロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報部発表によると、「ワリャーグ」支隊珊瑚海から引き返し、今度は大韓民国仁川へ向かうとの事です。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」乗員は、仁川沖で1904年1月に沈んだ(その後、浮揚して日本海軍が接収し、練習巡洋艦「宗谷」として使用)同名の装甲甲板巡洋艦「ワリャーグ」を追憶します。
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日本海軍へ接収された「ワリャーグ」(練習巡洋艦「宗谷」)
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日本海軍においては海軍兵学校の卒業生(少尉候補生)の実習航海に使用され、鈴木貫太郎(敗戦時の内閣総理大臣、元海軍大将)が艦長を務め、高野五十六(後の山本五十六、太平洋戦争前半の聯合艦隊司令長官)や古賀峯一(山本五十六の後任の聯合艦隊司令長官)が教官として乗り組み、井上成美(日本海軍最後の大将)や小澤冶三郎(最後の聯合艦隊司令長官)、草加任一(太平洋戦争後半のラバウル方面の海軍部隊指揮官)などが少尉候補生として本艦で遠洋航海実習を行なった事も有ります。

ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で戦闘訓練を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月19日12時06分配信
【「ピョートル・ヴェリキー」はバレンツ海で砲射撃を実施する】
モスクワ、11月19日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、バレンツ海で複合砲射撃及び対空射撃を実施する。
水曜日、西方軍管区下の北方艦隊広報サービス部は発表した。

原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、艦の技術的準備状態の計画復元後、11月16日に初めて海へ出た。
現在、巡洋艦の乗組員は、艦の全ての集合体とメカニズムの動作点検を完了している。

「本日(11月19日)、北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは、戦闘訓練計画に従い、バレンツ海での複合砲射撃実施へ着手しました」
声明では、こう述べられた。

原子力巡洋艦は、艦載砲兵器複合体による水上及び沿岸目標への射撃の実施、更には、高射ミサイル兵器を使用した艦の防空演習への取り組みが予定されている。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、航空母艦を除いて世界最大の核動力装置を有する打撃戦闘艦であり、大型の水上目標及び沿岸目標の撃破、戦闘艦連合部隊へ総合的な対空・対潜防衛を提供する為に意図されている。
2012年及び2013年、巡洋艦の乗組員は超高緯度の北氷洋への航海を行ない、2014年5月には、シリア化学兵器の輸送の安全を保障した。


記事中で触れられていますが、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2012年9月12日から28日まで北極海への遠距離航海を行なっています。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

2013年9月3日から9月30日にも北極海への遠距離航海を行ないました。
[聖アンドレイの旗の下に]

2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリア化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

帰港後は修理とメンテナンスが行なわれ、11月17日に点検の為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは整備後の点検の為にバレンツ海へ出航した]

そして11月19日からバレンツ海で戦闘訓練を開始しました。


「ピョートル・ヴェリキー」は、2010年代末に近代化改装が予定されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化を行なっている企業協同は、そのまま同型艦ピョートル・ヴェリキーの近代化も担当する]

フランス政府はミストラル級ヘリ空母ウラジオストクへのロシア海軍将兵の乗艦を禁止していない

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『タス通信』より
2014年11月18日16時14分配信
【パリはロシア人船員が「ミストラル」への乗艦を禁止されているという情報は確認していない】
パリ、11月18日/タス通信特派員ミハイル・チモフェーエフ

フランス外務省及びフランス国防省は、ロシア連邦海軍の為に建造され、フランスサンナゼール港に居る「ミストラル」型ヘリコプター空母「ウラジオストク」への乗艦をロシア人船員が禁止されているという情報は確認していない。

「ロシア人船員は、私の知る限りでは、未だサンナゼールでミストラル級軍艦の操作訓練を行なっております」
(フランス)外務省の公式代理人ロマン・ナダルは述べた。
「私共は、ロシア人船員の為の如何なる禁止令も存じてはおりません」
フランス外交当局の広報サービスはタス通信特派員へ話した。
「私共は、サンナゼールにおけるロシア人船員の為のそのような禁止措置など何も存じ上げてはおりません」
同国(フランス)国防省は伝えた。

以前、ローカル紙『ウェスト・フランス』は、ロシア人船員は月曜日(11月17日)からヘリコプター空母「ウラジオストク」への乗艦を禁止されていると報じた。
同紙の紙面ヴァージョンでは、このような報道の情報源は示されていない。
しかし、電子報道では、同紙のウェブサイトに掲載された文章から判断するに、紙面ヴァージョンの基礎を成したのは、STX造船所(サンナゼール)の労働組合『Force Ouvriere』代表ナタリー・デュラン・プレンボーンの談話を引用したものである。

具体的には、ロシアの発注により建造された1隻目の「ミストラル」-「ウラジオストク」と、2隻目として建造された汎用揚陸艦「セヴァストーポリ」が有る。

「長期に渡り、私共は、ロシア人船員が、彼らの練習艦スモーリヌイから、その横に居るミストラルへ歩いていくのを見ております。
今、私共は、それを見ておりません。
彼ら(ロシア人船員)は、更に、隣に位置する訓練施設にも行っていません」

労働組合の代表は話した。
同紙は、このような報道は不見識であると見なし、印刷版からは声明を撤回した。
にも関わらず、この材料は「大声で」ニュースとして報じられ、かなりの資金難を体験し、購読数は低下し、最初のページが残った。

[「ミストラル」を巡る紛争]
フランス大統領フランソワ・オランド
は、ロシア連邦への艦の引き渡しのキーとなるのは、ウクライナ東部における停戦状態の「完全なる遵守」であると繰り返し表明している。

フランス政府のトップ(首相)マニュエル・ヴァルスは、先週、ロシアへの艦の引き渡しの停止について説明した。
「ミストラルを引き渡す為の条件は成立しておりません」

次に、ロシア連邦大統領府長官セルゲイ・イワノフは、10月23日に表明した。
「契約が履行されなかった場合には、契約に基づき、裁判所へ提訴し、違約金を請求します。
全ての文明世界と同様に。
契約が履行されているか否かを決めるのは、モスクワでは無くパリです」



[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

11月17日、フランスメディアは、ロシア海軍将兵が、サンナゼールに居るロシア海軍向け「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦「ウラジオストク」への乗艦を11月17日から禁止されていると報じました。
この情報は、すぐさまロシアの各メディアでも伝えられました。

『ロシアNOW』より
2014年11月18日配信
【ロシア人のミストラル乗船を禁止】

この情報に関し、タス通信特派員がフランス外務省及びフランス国防省へ問い合わせた所、両者とも「そのような話は聞いていない」と回答しました。

更に、元となった報道記事に関しても、サンナゼール造船所の労働組合の代表が「最近、ロシア海軍将兵がウラジオストクへ行くのを見ていない」と語ったのがベースであり、これをフランスメディアが拡大解釈したという事のようです。