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ロシア海軍第4世代原潜用原子炉は2019年までに納入される

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『タス通信』より
2015年4月15日17時13分配信
【ニジニ・ノヴゴロドの企業は「ボレイ」と「ヤーセン」の為の10基の原子炉設備を供給する】
ニジニ・ノヴゴロド、4月14日/タス通信特派員ミハイル・セリヴァノフ

ニジニ・ノヴゴロド『I.I.アフリカントフ記念実験機械製造局』は、2019年までに建造される潜水艦プロジェクト「ボレイ」及び「ヤーセン」の為の10基の原子炉設備を製造、供給し、既に5基が供給されている。
本日(4月15日)、タス通信特派員は、『実験機械製造局』設計主任代理ヴィターリー・ペトルニンより伝えられた。

彼によると、新たなロシア原子力潜水艦の為の原子炉設備の製造と供給は、今後数年間の同社の作業の最大の焦点となっている。
このように、ニジニ・ノヴゴロドで生産される原子炉設備は、ロシアの国家防衛発注下で建造される計15隻の潜水艦シリーズ(8隻のプロジェクト955「ボレイ」と7隻のプロジェクト885「ヤーセン」)に装備される。
「この製品の契約は締結され、機械は急がれます」
主任代理は話した。

2014年7月にロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフが発表したように、2020年までにロシア海軍は15隻の第4世代原子力潜水艦~8隻の「ボレイ」と7隻の「ヤーセン」を受領する。
プロジェクト955「ボレイ」潜水艦の最初の3隻~「ユーリー・ドルゴルーキー」、「アレクサンドル・ネフスキー」、「ウラジーミル・モノマーフ」は、2013年と2014年に海軍の一員として加わった。
プロジェクト885のトップ艦「セヴェロドヴィンスク」は2014年に海軍へ引き渡された。

『I.I.アフリカントフ記念実験機械製造局』(ニジニ・ノヴゴロド)は、ロシア原子力工学の主導設計機関及び大規模科学製造センターの1つである。


【『I.I.アフリカントフ記念実験機械製造局』公式サイト】

現在、ロシア海軍向けの第4世代原子力潜水艦2タイプの建造が進められています。

[プロジェクト955「ボレイ」/955A「ボレイ-A」原子力ロケット水中巡洋艦]
K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」(955):工場番号201
1996年11月2日起工/2007年4月15日進水/2012年12月29日納入/2013年1月10日就役

K-550「アレクサンドル・ネフスキー」(955):工場番号202
2004年3月19日起工/2010年12月6日進水/2013年12月23日納入・就役

K-551「ウラジーミル・モノマーフ」(955):工場番号203
2006年3月19日起工/2012年12月30日進水/2014年12月10日納入/2014年12月19日就役

「クニャージ・ウラジーミル」(955A):工場番号204
2012年7月30日起工/2016-2017年就役予定

「クニャージ・オレグ」(955A):工場番号205
2014年7月27日起工/2017年就役予定

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(955A):工場番号206
2014年12月26日起工/2018年就役予定

7番艦(955A):工場番号207
2015年起工予定/2019-2020年就役予定

8番艦(955A):工場番号208
2015年起工予定/2019-2020年就役予定

[新世代戦略原潜ボレイ級]
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]

[プロジェクト885「ヤーセン」/885M「ヤーセン-M」原子力水中巡洋艦]
K-560「セヴェロドヴィンスク」(885):工場番号160
1993年12月21日起工/2010年6月15日進水/2013年12月30日納入/2014年6月17日就役

K-561「カザン」(885M):工場番号161
2009年7月24日起工/2017年就役予定

K-573「ノヴォシビルスク」(885M):工場番号162
2013年7月26日起工/2017年就役予定

「クラスノヤルスク」(885M):工場番号163
2014年7月27日起工/2018年就役予定

「アルハンゲリスク」(885M):工場番号164
2015年3月19日起工/2019年就役予定

6番艦(885M):工場番号165
2016年起工予定/2020年就役予定

7番艦(885M):工場番号166
2016年起工予定/2020年就役予定

[新世代多用途原潜ヤーセン級]
[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]

これらの原潜の為の原子炉は計15基になり、それは全てニジニ・ノヴゴロド『I.I.アフリカントフ記念実験機械製造局』で製造されます。

今回の記事によると、この内の5基は既に納入されており、あとの10基は2019年までに納入されるとの事です。
第4世代原潜は2020年までに全て完成する計画ですから、原子炉は、それよりも前(1年早く)に納入されていなければなりません。

第4世代原潜(ボレイヤーセン)の為の原子炉は、本来ならば第4世代単一ブロック型原子炉KTP-6(KPM)が搭載される筈でしたが、初期建造艦は新型原子炉が間に合わず、第3世代原子炉OKB-650V(おそらくは、未完成の第3世代原子力潜水艦用に製造されたものを流用)が搭載されているようです。

どの艦がOK-650Vを搭載し、どの艦からKTP-6が搭載されるのかは明確ではありませんが、おそらくは、現在までに就役している第4世代原潜4隻(ユーリー・ドルゴルーキー、アレクサンドル・ネフスキー、ウラジーミル・モノマーフ、セヴェロドヴィンスク)がOK-650V、今後就役する艦がKTP-6でしょう。

新型誘導魚雷フィジークはロシア海軍へ制式採用された

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年4月15日11時59分配信
【ロシア海軍の軍備として新たな誘導魚雷が採用された】

ロシア海軍は、最大射程距離50kmの新たな深海誘導魚雷「フィジーク」を軍備採用した。

「昨年末に国家受領試験が成功裏に完了した後、新たな深海熱式誘導魚雷フィジークは軍備採用されました。
この魚雷は、全ての潜水艦プロジェクト955ボレイ及び885ヤーセンと、その近代化型の兵装となり、海軍の他の潜水艦も再武装されることにより、その発射数は増大します」
タス通信
はロシア連邦国防省の情報提供者より伝えられた。

彼は、既に魚雷の大量生産が始まっていると付け加えた。
更に情報提供者は、「フィジーク」ソヴィエト時代の1980年代に軍備採用された射程18kmの古いUSET-80魚雷を代替すると説明した。
「USET-80魚雷は、最近に海軍へ引き渡された最新鋭原子力潜水艦、特に、最初のボレイ-ユーリー・ドルゴルーキーと、最初のヤーセン-セヴェロドヴィンスクが以前に受け取っています。
今、それは撤去されます」

対談者は強調した。

「フィジーク」の開発は、1986年からレニングラード科学研究所「海洋熱技術」で実行された。
その枠組みにおいて、熱式(蒸気ガス)の新たなモデルの遠距離魚雷UGST(汎用深海誘導魚雷)が作成された。
533mm魚雷UGSTは重量300kgの弾頭を装備し、50kmまでの距離での敵の(水上)艦及び潜水艦の破壊の為に意図されている。
魚雷には、音響誘導システム、更には遠隔操作(潜水艦の艦内から)の組み合わせが装備されていると『Lenta.ru』は伝えている。


最近にロシア海軍へ制式採用された深海誘導魚雷「フィジーク」は、2002年に採用されたUGST(汎用深海誘導魚雷)の改良型です。
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しかしロシア海軍では、それより20年以上前の1980年に制式採用されたUSET-80(汎用誘導電池魚雷)も未だ多く使われており、最新鋭原潜「ユーリー・ドルゴルーキー」「セヴェロドヴィンスク」にも搭載されています。
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「フィジーク」は、古いUSET-80魚雷と順次入れ換えられていく事になります。

ロシア海軍の原潜オリョールの近代化改装工事は再開される

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年4月15日16時41分配信
【火災で損傷した潜水艦「オリョール」は計画作業を再開する】

セヴェロドヴィンスクの艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」のドック内で火災により損傷した原子力潜水艦「オリョール」は、計画修理作業を再開する。

タス通信は、工場の公式代理人エフゲニー・グラジシェフより伝えられた。
彼は、全ての工場及びロシア連邦海軍に在籍する艦船に対して海軍が導入した火気作業禁止令が月曜日に解除された事を想い起した。

原子力潜水艦「オリョール」の艦尾部分の艦内空間の間のゴム被覆断熱材の火災は、「ズヴェズドーチカ」のドック内で4月7日に発生した。
火災が完全に鎮火したのは真夜中だった。
この為に、潜水艦の吃水線の水準までドック船台へ部分的に注水しなければならなかった。

火災の結果、誰1人として負傷しなかった。
核燃料原子炉から撤去されており、弾薬、可燃性潤滑剤は潜水艦の艦内に存在していなかった。

ロシア連邦調査委員会は、ロシア連邦刑法「重大な損失を被った過失の作業時における安全規則違反」に基づいて火災の事実の刑事捜査業務を開始した。

北方艦隊プロジェクト949A「アンテイ」原子力潜水艦K-266「オリョール」は、昨年4月に技術的準備状態回復の為、「ズヴェズドーチカ」のドックへ置かれた。
修理後、原子力艦の就役期間は3年半に延長される。
以前、工場は同様の修理を同プロジェクトのロケット艦「ヴォロネジ」「スモレンスク」に対して実施した。


北方艦隊所属のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦K-266「オリョール」の修理及び寿命延長近代化工事の契約は2014年4月9日に締結されました。
[オスカーII級原潜オリョールは寿命延長工事を行なう]

同年4月23日、セヴェロドヴィンスク市艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」ドックへ入渠しました。
[オスカーII級原潜オリョールは寿命延長工事の為にドック入りした]

2015年4月7日、溶接作業中に艦尾の外部非耐圧殻と内部耐圧殻の間で火災が発生しました。
[セヴェロドヴィンスクの修理工場で火災が発生した]
[修理中のロシア海軍原子力潜水艦オリョールで火災が発生した]
[ロシア海軍原潜オリョール火災事故・続報]
[ロシア海軍原潜オリョール火災事故・続報その2]
火災は4月7日14時14分に発生し、翌4月8日0時57分に完全に鎮火しました。
この間、火災が完全に鎮火できない為、「オリョール」が入っていたドックへの注水が行なわれました。

その後、ドックから水が抜かれたものの、この事故によりロシア国内の全ての造船所と修理工場で火気作業が一時禁止されました。

4月13日に火気作業禁止令が解除され、「オリョール」も、以前より計画されていた改装工事の再開が可能となりました。
むろん、改装工事の他、今回の火災による損傷の修復作業も同時に行なわれる事になりますが。

ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは戦闘即応体制が整った

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『タス通信』より
2015年4月14日12時42分配信
【情報筋:原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」はロシア海軍の戦闘即応部隊の一員として受け入れられた】
モスクワ、4月14日/タス通信

「ボレイ」型潜水艦シリーズの2番目である原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」ロシア海軍戦闘即応部隊の一員として受け入れられた。
タス通信国防省の情報提供者より伝えられた。

「艦は好調に動作しており、全ての種類の兵器の発射を実施する全ての錬成課題に合格しました。
同艦は兵装として16基の大陸間弾道ミサイル・ブラヴァーを受け取り、海軍の戦闘即応部隊へ加わりました」

対談者は話した。

タス通信は、この情報に関する公式の確認を未だ取れていない。

「アレクサンドル・ネフスキー」は2013年末に海軍へ引き渡された。
プロジェクト955「ボレイ」潜水艦のトップ-「ユーリー・ドルゴルーキー」は、2013年1月に海軍へ受領されたが、海軍の戦闘即応部隊への潜水艦の加入は2014年であった。
「ドルゴルーキー」北方艦隊の一員として在る。

2014年12月、ロシア海軍は第3の「ボレイ」型潜水艦-「ウラジーミル・モノマーフ」を受領した。
改善されたプロジェクト955A(「ボレイ-A」)の下で、更に3隻の潜水艦が建造されており、2020年までに合計で8隻の新たな戦略原子力潜水艦の建造が計画されている。

「ボレイ」は2030年代まで、ロシア海洋戦略核戦力の基礎とならなければならない。
潜水艦は、射程距離10000km以上のミサイル「ブラヴァー」を16基搭載する。
「ブラヴァー」は、目標個別誘導ブロック6基の分離弾頭を装備し、対ミサイル防衛を突破する手段を有する。


[新世代戦略原潜ボレイ級]
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]

第4世代戦略原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」級2番艦のK-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工され、2010年12月6日に進水し、2011年10月22日から海洋試験を開始しました。

ロシア海軍へ引き渡される前の2013年9月6日、白海弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施しましたが、失敗に終わりました。
[2隻のボレイ級戦略原潜の国家試験はSLBMブラヴァー試射失敗により中断される]
[発射に失敗したSLBMブラヴァーには遠隔測定器が装備されていなかった]
[SLBMブラヴァー発射失敗の原因が発表された]

その後、2013年12月23日にロシア連邦海軍へ引き渡され、太平洋艦隊へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

2013年12月30日、北方艦隊原潜基地ガジエヴォに到着しました。
[2隻のボレイ級戦略原潜はガジエヴォ基地に到着した]

その後は、ガジエヴォに「仮住まい」しながら慣熟訓練を行なっていました。

2014年11月28日、バレンツ海から弾道ミサイル「ブラヴァー」発射に成功しました。
[ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーからの弾道ミサイル"ブラヴァー"発射は成功した]

「アレクサンドル・ネフスキー」は2015年夏以降に配備先となるカムチャツカへ回航されます。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフとアレクサンドル・ネフスキーは2015年夏以降にカムチャツカへ回航される]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフとアレクサンドル・ネフスキーは2015年に実戦配備へ就く]

その「アレクサンドル・ネフスキー」ですが、「ロシア国防省の匿名の情報提供者」によると、弾道ミサイル「ブラヴァー」を定数の16基搭載し、戦闘即応体制が整いました。

沿海地方でロシア海軍歩兵部隊と空挺軍部隊の演習が実施される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月14日12時52分配信
【海洋上陸部隊と空中降下部隊の演習が沿海地方で実施される】
モスクワ、4月14日-ロシア通信社ノーボスチ

沿海地方ロシア連邦軍海洋上陸部隊空中降下部隊は、来週に冬期演習の最後の点検を行なう。

「来週、ハサン地区のクレルカ岬において、海洋上陸部隊と空中降下部隊の戦闘射撃の大隊戦術演習が実施され、最後の点検は完了します」
太平洋艦隊
広報サービスの発表では、こう述べられた。

演習には、800名以上の将兵、約10隻の戦闘艦航空機およびヘリコプターが関わる。


2015年3月下旬には、ロシア空挺軍部隊太平洋艦隊大型揚陸艦に乗り込み、海岸への上陸作戦を行なうという、あまり例を見ない形態の演習が実施されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦は空挺軍部隊を乗せて沿海地方で上陸演習を行なう]

来週(4月20日以降)に実施される演習には、海軍歩兵部隊(第155独立海軍歩兵旅団)空挺軍部隊(第83親衛独立空挺強襲旅団)が共に参加する事になるようです。

ロシア海軍の軍艦はイギリス海峡で軍事訓練など行なっていない

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月14日12時7分配信
【北方艦隊:ラマンシュ海峡ではロシア艦の如何なる演習も実施されていない】
モスクワ、4月14日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊ラマンシュ海峡(イギリス海峡)において如何なる演習の実施も計画しておらず、艦船は海峡を通過して大西洋北方海域へ向かい、その後に演習を実施する。
ロシア通信社ノーボスチは、火曜日に北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐より伝えられた。

「ラマンシュ海峡において、我々は何も実行しておりません。
艦は現在、海峡の通過を始めており、演習は、その後に大西洋北方海域で実施されます」
セルガ
は伝えた。

彼は、今後に実施される演習がスコットランド北方でのNATOの大規模演習とは何の関係も無いと付け加えた。
「これは断じて関係など有りません。
いつも私達は艦船支隊が航行する際、その航路上で何らかの戦闘訓練活動に取り組んでいます。
これは正常な演習です」
北方艦隊
の代理人は表明した。


[大型対潜艦セヴェロモルスク遠距離航海(2014年11月-]

2014年11月に母港を出て以来、地中海紅海、アデン湾で行動していた大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊艦船支隊は、既に母港への帰路に就いており、現在はラマンシュ海峡(イギリス海峡)を通過しています。
[ロシア海軍の軍艦はビスケー湾で対空・対潜軍事訓練を実施した]

北方艦隊支隊は、イギリス海峡へ入る前にビスケー湾で各種戦闘訓練を実施したのですが、これが一部のメディアで「イギリス海峡で戦闘訓練を実施した」と誤って報じられました。

この為、北方艦隊広報部は「ビスケー湾で演習を実施した後にイギリス海峡を通過し、その後、北海で再び演習を実施する」と発表した後、改めて否定声明を出したという事です。

ロシア海軍の軍艦はビスケー湾で対空・対潜軍事訓練を実施した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月14日11時18分配信
【ロシア連邦国防省:大型対潜艦「セヴェロモルスク」はビスケー湾で演習を行なった】
モスクワ、4月14日-ロシア通信社ノーボスチ

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、ビスケー湾で対空及び対潜防衛を保障する為の演習を実施した。
北方艦隊広報サービスは火曜日に発表した。

「ビスケー湾を移動中、大型対潜艦の乗組員は一連の戦闘制御演習を遂行しました。
艦船支隊の対空及び対潜防衛を保障する為の演習、更には、甲板航空機-ヘリコプターKa-27を使用した一連の救助活動実施訓練が実施されました」

声明では、こう述べられた。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」率いる北方艦隊艦船支隊は、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入った。

「近い内に支隊の構成に含まれる大型対潜艦と支援船は、海峡を経由して北海ゾーンへの移動を行ない、その後、北東大西洋海域へ行きます。
北大西洋海域で北方艦隊艦船支隊は対空及び対潜防衛の為の複合戦闘制御演習を実施し、同艦と給油船ドゥブナは合同で液体及び乾燥貨物輸送の為の共同活動へ取り組み、救助曳船SB-406と共に仮想遭難艦への支援を提供します」

プレスリリースは指摘した。


[大型対潜艦セヴェロモルスク遠距離航海(2014年11月-]

大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊艦船支隊は2014年11月20日にセヴェロモルスクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船部隊は北東大西洋へ向かった]

その後、ノルウェー海から北海へと南下し、ここで演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は北海で演習を行なった]

そしてラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した際、セーヌ湾(つまりフランス沖)に停泊し、ここでも演習を実施しました。
[ロシア海軍の軍艦は英仏海峡で演習を行なう]

12月1日、英仏海峡を抜け、ビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は英仏海峡を抜けてビスケー湾へ入った]

12月5日にジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

12月23日、スエズ運河へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはスエズ運河を通過し、アデン湾へ向かう]

2015年1月1日は紅海で迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは大西洋上で新年を迎えた]

1月12日、オマーンサラーラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはオマーンを訪れた]

1月15日にサラーラを出航し、民間船護衛任務へと向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアラビア海で民間船を護衛する]

その後、アラビア海で同じく海賊対処任務に就いている日本海上自衛隊護衛艦「はるさめ」と会合しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアラビア海で日本の護衛艦と出会った]

「はるさめ」との会合を終えた後、アラビア海から紅海へ向かうパナマの貨物船の護衛を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはパナマの貨物船を護衛する]

2015年1月25日に紅海で就役記念日(海軍旗初掲揚27周年)を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは紅海で就役記念日を迎える]

1月27日未明にスエズ運河を通過して地中海へ入り、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日設立)へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海へ入った]

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊の旗艦となりました。

1月30日に地中海東部で砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で砲撃訓練を行なった]

2月16日には黒海艦隊警備艦「ラードヌイ」と合同演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で演習を行なった]

その後も、ずっと地中海東部へ滞在していました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]

3月27日、「セヴェロモルスク」地中海西部へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海西部へ向かった]

3月末から4月初頭に掛けては、嵐の為に地中海中部シチリア島南東沖で待機しつつ艦内訓練を行なっていました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはシチリア島沖で艦内訓練を実施した]

4月3日、シチリア海峡(ロシア側名称:チュニジア海峡)を通過しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはシチリア海峡を通過した]

4月7日、地中海西端のスペイン領セウタへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはスペイン領セウタへ寄港した]

4月10日、セウタを出航し、ジブラルタル海峡へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海を去る]

その後、ジブラルタル海峡を通過して北上し、ビスケー湾で戦闘訓練を行ない、4月14日に英仏海峡へ入りました。

現在、「セヴェロモルスク」に随伴しているのは、中型給油船「ドゥブナ」救助曳船SB-406です。

ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母セヴァストーポリは2回目の洋上試験を行なう

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『タス通信』より
2015年4月14日0時55分配信
【ヘリコプター空母「セヴァストーポリ」は2度目の試験の為にサンナゼールから出航する】
モスクワ、4月14日/タス通信

ロシアの発注により建造されたヘリコプター空母「セヴァストーポリ」は、火曜日にフランスサンナゼール港から海洋試験の為に出航する。
この出航は、同艦にとっては2度目となる。

以前、造船会社DCNSの代理人エマニュエル・ガウデは、「セヴァストーポリ」の4月の航海は3月の時よりも長くは無く、同艦はフランス沿岸で約1週間ほど過ごす事になると伝えた。

「この時点で、試験は3日間に渡り続けられ、以前の時に比べて乗組員の数は少なくなります」
造船所の代理人は話した。
彼は、試験中に航海機器の動作、艦の安定性と操縦性がチェックされると説明した。

ロシアは2011年夏にフランス「ミストラル」型ヘリコプター空母を発注した。
1番艦「ウラジオストク」は2013年10月23日に進水した。
同艦は2014年秋にロシア海軍へ引き渡されなければならなかったが、パリウクライナ情勢が故にモスクワへの艦の引き渡しを無期限に延期した。
「セヴァストーポリ」と命名された2番艦に関しては、2015年後半にロシアへ引き渡されなければならない。

前日、「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)総裁アナトーリー・イサイキンは、『コメルサント』紙のインタビューに対し、モスクワパリ「ミストラル」引き渡しについて合意する為、更に約2ヶ月待つと表明した。
「おそらくは、この期間の間に、私共は交渉し、何らかの妥協点を見出す事が出来るでしょう」
彼は指摘した。

彼によると、ロシアの会社は、如何なる状況の展開にも対応する用意は有るが、条件で合意し、妥協点を模索する事は可能である。
「裁判に向かうことなく、あらゆる思い切った行動に頼ることなく」

以前、連邦軍事技術協力局のトップであるアレクサンドル・フォミンは、モスクワは、パリに対する法的制裁措置の為の手続きを未だ開始していないと述べた。
この件に関し、ロシア連邦国防省は繰り返し強調している。
あらゆる「このような状況に対する文明社会の結末」が待ち受けているだろう。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向け「ミストラル」級2番艦「セヴァストーポリ」(の前半部分)は、2013年6月18日にフランスサンナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦が起工された]

同艦の後半部分は、2013年7月4日にロシアバルト工場(サンクトペテルブルク)で起工されました。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦の後部はバルト工場で起工された]

2014年4月30日には後半部分が進水し、7月15日には、前部と接合する為にサンナゼールへ到着しました。
[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦セヴァストーポリの船体後部は進水した]
[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦セヴァストーポリ後部はサンナゼールへ到着した]
[ロシア海軍のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦セヴァストーポリの船体接合が始まった]

2014年11月下旬に進水しました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母2番艦セヴァストーポリはフランスのサンナゼールで進水した]

「ミストラル」級の1番艦「ウラジオストク」は2014年11月に引き渡される予定でしたが、2014年2月以降のウクライナ情勢の悪化により、アメリカを初めとする西側諸国フランスに対し、ロシアへの「ミストラル」級の引き渡しの中止を求め、当初はロシアへ艦を引き渡す意向を表明していたフランス大統領も、2014年11月末に「ウラジオストク」の引き渡しの延期を決定しました。
[フランスはロシアへのミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの引き渡しを一時停止する]
[ロシアはミストラル級ヘリ空母購入の為にフランスへ約10億ユーロを支払っている]

フランス側は、再三に渡り、「ミストラル」級引き渡しの為の条件として、ウクライナ情勢の鎮静化(停戦合意の履行)を挙げています。
[ロシアへのミストラル級ヘリ空母引き渡しの為の条件は未だ成立していないとフランス大統領は言った]

未だサンナゼールに留め置かれている「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」ですが、2015年2月12日、「セヴァストーポリ」自動船舶識別装置(AIS:Automatic Identification System)に登録されました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母2番艦セヴァストーポリは自動船舶識別装置(AIS)に登録された]

2015年3月16日、「セヴァストーポリ」サンナゼールから出航し、最初の洋上試験を実施しました。

[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母セヴァストーポリはフランス人の手により出航した]

そして4月14日、2度目の洋上試験の為に再びサンナゼールを出航しました。

ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦4番艦クラスノダールは2015年4月25日に進水する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月13日14時54分配信
【造船所:第4の「ワルシャワンカ」は4月25日に進水する】
モスクワ、4月13日-ロシア通信社ノーボスチ

「クラスノダール」と命名された第4のプロジェクト636「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦は、4月25日に「アドミラルティ造船所」で進水する。
月曜日、ロシア通信社ノーボスチは、同社の広報秘書官ナターリャ・ヴォロヴィクより伝えられた。

海軍総司令部の計画によると、2016年までに6隻のプロジェクト636「ワルシャワンカ」潜水艦が建造され、海軍へ引き渡される。
これらは、全て黒海艦隊潜水艦部隊の一員となる。
現時点において、2隻の潜水艦-「ノヴォロシースク」「ロストフ・ナ・ドヌー」が既に海軍へ引き渡されており、3隻目-「スタールイ・オスコル」は2015年6月に予定されている海軍への引き渡し前の航行試験を実施している。

「クラスノダールの公式進水式は4月25日に予定されております」
ヴォロヴィク
は伝えた。

近代化されたプロジェクト636「ワルシャワンカ」シリーズの第4の潜水艦は、11月に海軍への引き渡しが計画されている。

プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」潜水艦は第3世代に属しており、排水量3950トン、速力20ノット、潜航深度300メートル、乗組員52名である。
兵装として533mm口径の魚雷(6門の発射管)、機雷、打撃ミサイル複合体「カリブル」が有る。

それは、敵に探知されるよりも3-4倍の距離で目標を発見する事が出来る。
その隠密性により、同プロジェクト潜水艦はNATOから「ブラックホール」の呼び名を貰った。


[プロジェクト06363潜水艦]

プロジェクト06363潜水艦の4番艦B-265「クラスノダール」は2014年2月20日に起工されました。

[プロジェクト06363潜水艦クラスノダールは起工された]

以前には、「クラスノダール」は4月28日に進水すると報じられました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦4番艦クラスノダールは2015年4月28日に進水する]

しかし今回、建造元の「アドミラルティ造船所」は、進水式典は4月25日に予定されている事を明らかにしました。


ロシア海軍向けのプロジェクト06363非核動力潜水艦は、これまでに6隻が起工され、この内の2隻が就役しています。
全てサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で建造されています。
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現在の所、6隻が建造される計画です。

プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代非核動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年6月就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-265「クラスノダール」(Б-265 Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工/2015年4月25日進水予定/2015年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(Б-268 Великий Новгород)
建造番号01674
2014年10月30日起工/2016年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-271「コルピノ」(Б-271 Колпино)
建造番号01675
2014年10月30日起工/2016年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定


プロジェクト06363潜水艦には有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ソーブラジテルヌイ"は対艦ミサイル迎撃訓練を行なった

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『タス通信』より
2015年4月13日12時09分配信
【コルベット「ソーブラジテルヌイ」はバルト海の演習で3隻のロケット艇の攻撃を撃退した】
カリーニングラード、4月13日/タス通信特派員ウラジーミル・ヌヤクシェフ、アレクサンドル・アルヒポフ

バルト艦隊コルベット「ソーブラジテルヌイ」は、高射複合体「リドゥート」により、3隻のロケット艇の練習攻撃を撃退した。
月曜日、艦隊の公式代理人ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は発表した

「海洋への出航中にロケット艇R-257、ディミトロフグラード、ザレチヌイの乗組員は、コルベット"ソーブラジテルヌイ"が関わる仮想敵艦へミサイル打撃を与える演習を実施しました。
コルベットの乗組員は、次に、海洋配置高射ミサイル複合体リドゥートを用いてミサイル攻撃を撃退する課題を完遂しました」

士官は話した。

彼は、「ディミトロフグラード」「ザレチヌイ」ミサイルの模擬発射を、R-257は実際の(ミサイル)発射を行なったと説明した。

発射は、双方の電波電子妨害手段の使用条件下で実施された事を艦隊の代理人は付け加えた。


プロジェクト20380「ステレグーシチー」型コルベット2番艦「ソーブラジテルヌイ」は、2003年5月20日に起工され、2010年3月31日に進水、2011年10月14日に就役しました。
[ロシア海軍の新型コルベット「ソーブラジテルヌイ」]
[ロシア海軍最新鋭コルベット「ソーブラジテルヌイ」]

就役後はバルト艦隊に配備されていましたが、2012年9月2日、火災事故により損傷し、2013年5月中旬に修理を終えて復帰しました。
[コルベット「ソーブラジテルヌイ」は修理を終えて復帰した]

「ソーブラジテルヌイ」は、昨年(2014年)にも高射ミサイル「リドゥート」による対艦ミサイル迎撃訓練を何度か実施しています。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」はリドゥ―ト艦対空ミサイルを発射した]
[バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」のリドゥ―ト艦対空ミサイルは対艦ミサイルを撃墜した]
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[新世代の艦対空ミサイルシステム3K96「リドゥート」]

今回の演習では、バルト艦隊の3隻のロケット艇の内、R-257だけが実際に対艦ミサイル(テルミート)を発射し、これを「リドゥート」で撃墜しました。

ロシア海軍太平洋艦隊はカムチャツカ沖で演習を実施する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月13日12時53分配信
【太平洋艦隊:対潜艦は太平洋で戦闘射撃を実施する】
モスクワ、4月13日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシアの対潜艦は、太平洋での魚雷及び砲射撃の為、アヴァチャ湾から出航した。
月曜日、太平洋艦隊広報サービスは発表した。

「海洋射爆場で対潜艦は艦艇グループの一員としての戦闘の為の合同活動へ取り組みます。
水中及び水上の仮想敵の目標に対する複合体AK-176及びAK-630による砲射撃、更には魚雷発射が実施されます」

声明では、こう述べられた。

太平洋艦隊によると、総計で20回以上の戦闘演習が実施される。


記事中では名前は出ていませんが、この「小型対潜艦」は、太平洋艦隊北東軍集団(カムチャツカ方面)第114水域防備艦旅団・第117水域防備艦大隊所属のMPK-82MPK-107(プロジェクト1124M)でしょう。
西側では「グリシャV級」(Grisha class)のコード名で知られています。

小型対潜艦MPK-82
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太平洋艦隊は、沿海地方(日本海)でも度々演習を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦は日本海で演習を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦は空挺軍部隊を乗せて沿海地方で上陸演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊は日本海で演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊は演習を実施した]

近代化改装されたロシア海軍北方艦隊の潜水艦ウラジカフカスの係留試験が始まった

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『タス通信』より
2015年4月13日9時57分配信
【近代化された潜水艦「ウラジカフカス」の試験はセヴェロドヴィンスクで始まった】
アルハンゲリスク、4月13日/タス通信特派員ウラジーミル・アヌフリエフ

艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で近代化が実施されたディーゼルエレクトリック潜水艦「ウラジカフカス」の係留試験が始まった。
月曜日、タス通信は同社広報サービスより伝えられた。

以前、「ズヴェズドーチカ」は近代化された潜水艦の係留試験を1月から始める予定だった。

「6月には、同艦は7年ぶりに海へ出ることになるでしょう。
国家契約における潜水艦の納入時期は2015年第4クオーター(10-12月)に設定されておりますが、造船所ズヴェズドーチカといたしましては、海軍の日に潜水艦を海軍の戦闘編制へ戻す為、全力全開で努力しております」

工場側は話した。

広報サービスは、毎日、潜水艦の艦内では300名以上の労働者と「ズヴェズドーチカ」専門技術者、下請け企業が作業を行なっていると話した。

「係留試験の実施に当たっては、ディーゼルエンジン、推進軸、艦内システム及び操艦管理システム、水中音響ステーション、航海システムに焦点が当てられます」
同社は話した。

また、納入チームと一緒に「ウラジカフカス」へ乗り込んで海洋試験を行なう為の定常乗組員は、既に潜水艦へ到着している。

「ウラジカフカス」プロジェクト877EKM(「パルトゥース」、NATO分類「キロ」)として1989年に建造された。
潜水艦の排水量は2300トン、水中速力17ノット。
潜水艦は深度300メートルまで潜航可能であり、自立航行期間は45日である。

原子力潜水艦の修理と近代化を専門としてきた「ズヴェズドーチカ」にとって、「ウラジカフカス」ロシア海軍の為に近代化が実施される2隻目のディーゼルエレクトリック潜水艦となる。
最初の同型艦「カルーガ」は2013年に船員へ引き渡された。


北方艦隊所属のプロジェクト877潜水艦5隻は、2020年までに近代化改装を行なって寿命を10年延長します。
[北方艦隊のキロ級潜水艦5隻は2020年までに修理される]

その1隻目となるB-800「カルーガ」は、2013年7月初頭に近代化改装を終えて艦隊へ復帰しました。
[北方艦隊のキロ級潜水艦カルーガは最終航海試験を終えて艦隊へ復帰する]

近代化改装2隻目となるB-459「ウラジカフカス」(1990年9月24日就役)は、2008年11月に「ズヴェズドーチカ」へ到着しましたが、実際に工事が始まったのは2011年でした。
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2014年9月20日にはドックを出て再進水しました。
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そして2015年4月13日、「ズヴェズドーチカ」岸壁で係留試験が開始されました。

「ウラジカフカス」は、今年12月末までにロシア海軍へ復帰する予定ですが、今回の記事によると、「ズヴェズドーチカ」は、今年の「海軍の日」(7月26日)にロシア海軍へ引き渡したい意向のようです。


4月7日、「ズヴェズドーチカ」は、修理中の原子力水中巡洋艦K-266「オリョール」で火災を起こしています。
[セヴェロドヴィンスクの修理工場で火災が発生した]
[修理中のロシア海軍原子力潜水艦オリョールで火災が発生した]
[ロシア海軍原潜オリョール火災事故・続報]
[ロシア海軍原潜オリョール火災事故・続報その2]

この「失点」を挽回する為、「ウラジカフカス」を予定よりも早く、海軍記念日に合わせてロシア海軍へ引き渡そうというのでしょうか。

イエメンからの避難者308名を乗せたロシア海軍の偵察艦はジブチへ到着した

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『タス通信』より
2015年4月12日11時34分配信
【イエメンからの308名の避難者を乗せたロシア海軍の軍艦はジブチに到着した】
モスクワ、4月12日/タス通信

45名のロシア人を含む308名の避難者を乗せたロシア海軍の軍艦はジブチに到着した。
ロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフ少将は発表した。

「昨日、アデン周辺(イエメン)の交戦区域から避難する19ヶ国の308名の民間人を乗せたロシア海軍の軍艦プリアゾヴィエは、ジブチ港へ到着しました」
彼は話した。

コナシェンコフは、土曜日に「プリアゾヴィエ」がイエメン沿岸から以下の民間人を乗せた事を想い起した。
ロシア連邦-45名
アメリカ合衆国-18名
グレートブリテン-5名
ブルガリア-1名
エストニア-6名
ウクライナ-14名
ベラルーシ共和国-9名
トルクメニスタン-3名
ウズベキスタン-8名
アゼルバイジャン-5名
バーレーン-1名
ジブチ-5名
イエメン-159名
ソマリア-1名
パレスチナ-3名
ヨルダン-13名
キューバ-9名
エジプト-2名
サウジアラビア-1名。


ロシア戦闘艦は、対海賊活動の枠組おいて、アデン湾で計画任務を遂行していた。

3月26日夜、サウジアラビア空軍は、バーレーン、カタール、クウェート、アラブ首長国連邦の航空支援の下に、イエメン領の大部分の支配を確立しているシーア派の反政府勢力「アンサール・アッラー」(フーシ派)に対する作戦「決意の嵐」を開始した。
アラブ連合は、エジプト、ヨルダン、モロッコ、パキスタン、スーダンに支援されている。

世界保健機関(WHO)によると、イエメンでの戦闘行動により、4月6日までに643名が死亡、2226名が負傷した。
紛争は、1590万人に影響を与えている。
25万4000名以上のイエメン人が国を離れ、難民となった。
イエメンには、33万4000名以上の国内避難民が居る。


アデン湾に派遣されていた黒海艦隊偵察艦SSV-201「プリアゾヴィエ」は、4月11日夜(モスクワ時間)にイエメンアデンから308名の民間人を乗せて出航しました。
[ロシア海軍の偵察艦はイエメンから民間人を避難させた]

そして4月12日午前11時頃(モスクワ時間)、目的地であるジブチへ入港しました。

ロシア海軍の艦は、3月31日にもアデンからロシア総領事館のスタッフ20名を避難させていますが、おそらくは、これも「プリアゾヴィエ」によるものでしょう。
[ロシア海軍の艦船はイエメンのアデンから外交官を避難させた]

ロシア海軍の偵察艦はイエメンから民間人を避難させた

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『タス通信』より
2015年4月12日0時42分配信
【ロシア海軍の軍艦はイエメン沿岸から308名を避難させた】
モスクワ、4月12日/タス通信

ロシア海軍軍艦「プリアゾヴィエ」は、イエメン沿岸から45名のロシア人を含む308名を避難させた。
ロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフ少将は発表した。

「ロシア海軍の軍艦プリアゾヴィエは、イエメン沿岸から308名を避難させました。
アデン周辺の交戦区域からの避難者は19ヶ国の民間人が含まれます。
ロシア連邦-45名
アメリカ合衆国-18名
グレートブリテン-5名
ブルガリア-1名
エストニア-6名
ウクライナ-14名
ベラルーシ共和国-9名
トルクメニスタン-3名
ウズベキスタン-8名
アゼルバイジャン-5名
バーレーン-1名
ジブチ-5名
イエメン-159名
ソマリア-1名
パレスチナ-3名
ヨルダン-13名
キューバ-9名
エジプト-2名
サウジアラビア-1名」

彼は話した。

将軍によると「全ての避難した民間人は、安全なロシア艦上に滞在しており、午前中にジブチへ送り届けられます」

「プリアゾヴィエ」は、対海賊活動の枠組おいて、アデン湾で計画任務を遂行していた事をロシア軍当局の公式代理人は明らかにした。


今回、内戦状態に在るイエメンから民間人308名を避難させたロシア海軍軍艦「プリアゾヴィエ」は、黒海艦隊所属の偵察艦です。
『ロシア黒海艦隊公式サイト』より
【中型偵察艦「プリアゾヴィエ」】

中型偵察艦SSV-201ポーランドの造船所で建造され、1987年6月12日に就役しました。

2006年から2007年には電波設備を更新する近代化改装が行なわれました。

黒海艦隊所属の偵察艦は交代で地中海へ常時1隻ずつ派遣されていますが、今回、「プリアゾヴィエ」アデン湾まで派遣されている事が明らかにされました。
(原則として偵察艦の行動は公表されない)

ロシア海軍の艦は、3月31日にもアデンからロシア総領事館のスタッフ20名を避難させていますが、おそらくは、これも「プリアゾヴィエ」によるものでしょう。
[ロシア海軍の艦船はイエメンのアデンから外交官を避難させた]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海を去る

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月10日15時26分配信
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」は地中海を去る】
モスクワ、4月10日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、地中海から大西洋へ向かった。
金曜日、同艦隊広報サービスは発表した。

「地中海で任務を遂行していた北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは、本日、スペインのセウタ港への業務寄港を完了し、大西洋へ針路を取りました。
ジブラルタル海峡を通過した後、同艦は、ヨーロッパ沿岸の中立水域に沿って大西洋北東部へ向かいます」

声明では、こう述べられた。

以前、「セヴェロモルスク」は、聖アンドレイ旗のデモンストレーションと、ロシア海軍の存在を示す為に地中海西部へ針路を取ったと発表された。


[大型対潜艦セヴェロモルスク遠距離航海(2014年11月-]

大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊艦船支隊は2014年11月20日にセヴェロモルスクを出航し、12月5日に地中海へ入り、12月23日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。

その後、オマーンサラーラ港へ寄港し、サラーラ港を出航後、日本海上自衛隊護衛艦「はるさめ」と会合しました。

「はるさめ」との会合を終えた後、アラビア海から紅海へ向かうパナマの貨物船を護衛し、紅海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは紅海で就役記念日を迎える]

2015年1月27日未明にスエズ運河を通過して地中海へ入り、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日設立)へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海へ入った]

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊の旗艦となりました。

1月30日に地中海東部で砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で砲撃訓練を行なった]

2月16日には黒海艦隊警備艦「ラードヌイ」と合同演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で演習を行なった]

その後も、ずっと地中海東部へ滞在していました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]

3月27日、「セヴェロモルスク」地中海西部へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海西部へ向かった]

3月末から4月初頭に掛けては、嵐の為に地中海中部シチリア島南東沖で待機しつつ艦内訓練を行なっていました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはシチリア島沖で艦内訓練を実施した]

4月3日、シチリア海峡(ロシア側名称:チュニジア海峡)を通過しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはシチリア海峡を通過した]

4月7日、地中海西端のスペイン領セウタへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはスペイン領セウタへ寄港した]

そして4月10日、セウタを出航し、ジブラルタル海峡へ向かいました。
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ロシア海軍の為の大洋小型コルベットが建造される

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『タス通信』より
2015年4月10日13時15分配信
【ロシア連邦国防省は近い内に大洋コルベットのシリーズを発注する】
モスクワ、4月10日/タス通信

ロシア連邦国防省は、近い内に大洋クラスの小型コルベットの建造発注割り当てを計画している。
軍当局の次官ユーリー・ボリソフは発表した。

「私共は、現在、小型コルベットの発注割り当てについて検討しています」
ボリソフ
は話した。

ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は、新たなコルベットの兵装は、小型ロケット艦と同様になるだろうと述べた。
このようなプロジェクト21631艦(ブヤン-M)の9隻目は、金曜日にタタルスタンゼレノドリスク工場で起工された。

「ですが、大洋および海洋における航行特性に関しては、少し違います」
提督は説明した。

将来のロケット艦の建造に関する話で、彼は「国家の防衛力の為、必要なだけの艦を」建造する事を強調した。

「開発の方向として、私共は、長射程の汎用ミサイルを設定しております。
沿岸および地上施設を攻撃する為の」
チルコフ
は締め括った。


現在、ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦「ブヤン-M」が9隻建造されており、この内の3隻は2014年に就役しています。
1~3番艦はカスピ小艦隊へ配備され、4~9番艦は黒海艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍の小型ロケット艦グライヴォロンは2015年4月10日に起工される]
[プロジェクト21631小型ロケット艦は2020年までに9隻がロシア海軍へ就役する]

今回、ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフ氏と、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「大洋クラスの小型コルベット」の建造が計画されている事を明らかにしました。
つまり、自国から遠く離れた海域でも行動できる小型コルベット、という事です。

チルコフ提督によると、この「大洋クラスの小型コルベット」は、プロジェクト21631小型ロケット艦と同じ兵装を有するとの事です。
つまり、打撃有翼ミサイル「カリブル」を装備するという事でしょう。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
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新たに建造される「大洋クラスの小型コルベット」は、プロジェクト21631小型ロケット艦の拡大型となるのでしょうか。
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新型警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは2015年8月にロシア海軍へ引き渡される

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『タス通信』より
2015年4月8日17時43分
【統合造船業営団:警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2015年8月に海軍へ引き渡される】
モスクワ、4月8日/タス通信

沿バルト造船工場「ヤンターリ」で建造されたプロジェクト11356警備艦のトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、今年8月に海軍へ引き渡される。
水曜日、「統合造船業営団」広報サービスは発表した。

「アドミラル・グリゴロヴィチのロシア連邦海軍への引き渡しは2015年8月に予定されています」
声明では、こう述べられた。

水曜日、同艦は受入基地バルチースクへの移動を行なったと営団は話した。
前日夕方、同艦は2014年11月から始まった係留試験プログラムを成功裏に完了した。
艦の全てのメカニズム、システム、そして複合体は、標準モードでの通常動作が示されている。

「受入基地では、4月半ばに予定されている受注品(アドミラル・グリゴロヴィチ)の最初の海洋への出航準備が始まっています。
バルト艦隊海洋射爆場での作業は、同艦の主動力装置の試験から始まります。
工場航行試験プログラムは、約70日掛かるでしょう」
統合造船業営団
は説明した。

試験は、「ヤンターリ」納入チームと艦の乗組員、下請企業の代表が合同で実施する。

プロジェクト11356のトップ艦は2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水した。
国防省と署名した2つの契約の下で、「ヤンターリ」「北方計画設計局」により開発されたプロジェクト11356警備艦シリーズを6隻建造する。
現時点では、このシリーズの6隻の内の5隻が起工されており、2番艦「アドミラル・エッセン」は2014年11月7日に進水し、それ以外の船体は船台上で形成されている。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]

その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】

12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】

そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した]

消磁作業は3月下旬に完了し、4月8日に「ヤンターリ」造船所の在るカリーニングラードからバルチースク海軍基地へ移動しました。
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今回の「統合造船業営団」(ロシア造船業界の総元締)発表によると、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は4月中旬から航海試験を開始するとの事です。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、今年(2015年)にロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備される予定ですが、今回、「統合造船業営団」は、引き渡し予定は今年8月と発表しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年夏以降に黒海艦隊へ配備される]


プロジェクト11356Rの2番艦以降も建造が進んでいます。
[建造進むロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト11356R(2015年4月4日)]

原潜オリョールは2017年にロシア海軍へ復帰する


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月8日9時14分配信
【「ズヴェズドーチカ」:潜水艦「オリョール」の火災は納入時期に影響を及ぼす事は無い】
モスクワ、4月8日-ロシア通信社ノーボスチ

火曜日に発生した原子力潜水艦「オリョール」の火災は、同艦の海軍への納入時期と修理契約上の資金供給の枠組に影響を及ぼす事は無い。
水曜日、ロシア通信社ノーボスチは艦船修理企業「ズヴェズドーチカ」広報サービスのチーフスペシャリスト、ナジェージダ・シェルビニナより伝えられた。

「既にドックの乾燥は始められています。
それが終了すれば、目視検査が行なわれます。
ですが今、私達は、艦の納入時期は変更されておらず、契約の枠組での資金供給は元のままであると申し上げる事が出来ます」
シェルビニナ
は話した。

彼女は、契約上の計画に沿ったロシア連邦海軍への潜水艦の納入は2017年に起こると指摘した。

「現時点で、そこには作業委員会が居ます」
対談者は話した。

彼女によると、通常、ドックを乾燥させるのには5時間掛かる。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【原子力潜水艦「オリョール」の火災】
原潜「オリョール」火災事故に関する記事の纏めです。


2015年4月7日、セヴェロドヴィンスクの艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で修理中の原子力水中巡洋艦K-266「オリョール」で火災が発生しました。
[セヴェロドヴィンスクの修理工場で火災が発生した]
[修理中のロシア海軍原子力潜水艦オリョールで火災が発生した]
[ロシア海軍原潜オリョール火災事故・続報]
[ロシア海軍原潜オリョール火災事故・続報その2]

火災は4月7日14時14分に発生し、翌4月8日0時57分に完全に鎮火しました。
この間、火災が完全に鎮火できない為、「オリョール」が入っていたドックへの注水が行なわれました。

「ズヴェズドーチカ」によると、原子力水中巡洋艦「オリョール」は、2017年にロシア海軍へ復帰する予定との事です。

ロシア海軍原潜オリョール火災事故・続報その2

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月8日10時14分配信
【約20の果敢な部隊がセヴェロドヴィンスクで原子力潜水艦「オリョール」の火災を鎮火した】
モスクワ、4月8日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア緊急事態省の連邦消防サービス特殊管理部を含む約20の消防隊が、セヴェロドヴィンスク艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」敷地内での原子力潜水艦の火災時に火と闘った。

ロシア連邦緊急事態省によると、原子力潜水艦「オリョール」の火災はモスクワ時間(4月7日)14時14分に発生した。
火災の原因は、予備情報によると、火気作業の実施である。
核燃料と兵器は修理開始前に潜水艦から撤去された。
この事件の結果、誰1人として負傷していない。
火曜日(4月7日)22時10分に火災は局限化され、(4月8日)0時57分に鎮火した。

「火災の影響を排除する為、100名以上の人員と約20両の車輌が関わりました。
ロシア緊急事態省からの70名以上の人員と15両の車両を含めて」

声明では、こう述べられた。

当局は、同省及び他の緊急サービスの消防救助部隊は、速やかに火災場所へ派遣された事を指摘した。

非常事態省総局の敷地内の作戦本部及び作戦部隊の業務は、ロシア連邦国防省、国営法人「ロスアトム」、造船産業貿易省との綿密な協力の下で実施されている。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【原子力潜水艦「オリョール」の火災】
原潜「オリョール」火災事故に関する記事の纏めです。


2015年4月7日、セヴェロドヴィンスクの艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で修理中の原子力水中巡洋艦K-266「オリョール」で火災が発生しました。
[セヴェロドヴィンスクの修理工場で火災が発生した]
[修理中のロシア海軍原子力潜水艦オリョールで火災が発生した]
[ロシア海軍原潜オリョール火災事故・続報]
火災は4月7日14時14分に発生し、翌4月8日0時57分に完全に鎮火しました。
この間、火災が完全に鎮火できない為、「オリョール」が入っていたドックへの注水が行なわれました。

なお、今回の火災でロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将が事故現場へ行くと報じられましたが(「インタファクス」など)、これは誤報でした。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年4月7日17時36分配信
【海軍総司令官のセヴェロドヴィンスク訪問は計画されていない】

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年4月7日18時32分配信
【セヴェロドヴィンスクの火災の原因を突き止めるため、海軍総司令部の代表が飛んだ】
ロシア海軍総司令部からは、技術管理部長イーゴリ・ズワリチ少将がセヴェロドヴィンスクへ派遣されています。

ロシア海軍原潜オリョール火災事故・続報

2015年4月7日、セヴェロドヴィンスクの艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で修理中の原子力水中巡洋艦K-266「オリョール」で火災が発生しました。
[セヴェロドヴィンスクの修理工場で火災が発生した]
[修理中のロシア海軍原子力潜水艦オリョールで火災が発生した]
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その続報。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月7日15時54分配信
【焼けた原子力潜水艦「オリョール」の燃料は撤去され、原子炉は停止している】
モスクワ、4月7日-ロシア通信社ノーボスチ

艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」で燃えた原子力潜水艦「オリョール」の核燃料は撤去され、原子炉は停止している。
火曜日、ロシア通信社ノーボスチは、「統合造船業営団」広報サービス部長イリヤ・ジトミルスキーより伝えられた。

原子力潜水艦「オリョール」の火災は、第9区画の近くでの溶接作業実施中に発生した。

「オリョール艦内の核燃料は、潜水艦が修理のために乾ドックへ入渠した際に撤去されました。
原子炉は停止しています。
火災中、作業員と乗組員は誰1人として負傷しておりません」

ジトミルスキーは話した。

彼によると、現在、消防隊は火を消している。


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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月7日16時7分配信
【原子力潜水艦「オリョール」の火災は艦尾エリアの第9区画で発生した】
モスクワ、4月7日-ロシア通信社ノーボスチ

セヴェロドヴィンスク工場「ズヴェズドーチカ」で修理中の原子力潜水艦「オリョール」の火災は艦尾エリアの第9区画で発生した。
火曜日、ロシア通信社ノーボスチは、同社の公式代理人エフゲニー・グラジシェフより伝えられた。

原子力潜水艦の火災は火曜日午後に発生した。
火災の予備的原因は、溶接作業である。

「火災は艦尾付近に位置する第9区画で発生しました。
全ての乗組員は速やかに原子力潜水艦を去り、現在、消防隊は鎮火に従事しております」
グラジシェフ
は伝えた。


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年4月7日21時17分配信
【原子力潜水艦「オリョール」の火災発生源は、4月7日22時00分までに水中へ沈められる】

艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」」広報サービスは、焼けた原子力潜水艦「オリョール」が居るドックへ40パーセント注水したと発表した。
水は、モスクワ時間22時00分に火災発生源へ到達する。


「ドックへの注水は続けられています。
それは、私共が述べたよりも多くの時間が必要です(註:これより前には、21時にドック内への注水が完了すると言っていた)。
現在、ドックは約40パーセント注水されています。
全てのポンプが動作しています。
私が思いますに、注水は1時間半で完了するでしょう。
煙は既に無く、水蒸気のみです。
潜水艦への注水制御は進行中です」

同社の公式代理人エフゲニー・グラジシェフは伝えた。

「オリョール」の火災は、モスクワ時間4月7日の午後、およそ14時頃に発生した。
18時00分、消防隊は火災を局限化することが出来ず、潜水艦が居るドックを水で満たす事が決定された。

専門家は、火災の原因が、原子力艦の船体での火気作業規則違反かもしれないという見方に同意する。

目撃者は、造船所「ズヴェズドーチカ」が位置するヤルギンスキー半島周囲に、焦げたゴムの強烈な臭いが拡散していると言う。


プロジェクト949A原子力水中巡洋艦K-266「オリョール」の修理及び寿命延長近代化工事の契約は2014年4月9日に締結されました。
[オスカーII級原潜オリョールは寿命延長工事を行なう]

同年4月23日、セヴェロドヴィンスク市艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」ドックへ入渠しました。
[オスカーII級原潜オリョールは寿命延長工事の為にドック入りした]

近代化改装と同時に核燃料棒の交換も行なわれた為、2015年4月7日の火災発生時には「オリョール」艦内に核燃料は存在しておらず、当然ながら原子炉も停止していました。

今回、「オリョール」ミサイルなどの弾薬を全て降ろしていました。

2011年12月末に火災事故を起こした戦略原潜「エカテリンブルク」(今は修理を完了して復帰)の場合、浮きドックでの短期間(1ヶ月程度)の修理だった為、ミサイルなどの弾薬は載せられたままで、原子炉も停止していませんでした。
こういうケースでは、弾薬を降ろす義務は定められていません。

今回の「オリョール」のように修理期間が数年に及ぶ場合には、全ての弾薬の撤去が義務付けられています。

修理中のロシア海軍原子力潜水艦オリョールで火災が発生した

本日(2015年4月7日)、セヴェロドヴィンスクの艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で修理中の原子力水中巡洋艦「オリョール」で火災が発生しました。
[セヴェロドヴィンスクの修理工場で火災が発生した]
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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年4月7日15時30分配信
【セヴェロドヴィンスクの「ズヴェズドーチカ」で原子力潜水艦「オリョール」が燃えた】

艦船修理企業「ズヴェズドーチカ」で修理中の原子力潜水艦「オリョール」が燃えた。

『海軍産業』は造船業界の情報提供者より伝えられた。
彼によると、潜水艦の艦尾区画が燃えた。
彼は、火災が原子炉区画には影響を及ぼさなかった事を指摘した。

次に、タス通信が法務機関の情報提供者から伝えられたように、予備情報によれば、潜水艦の強度船体(内部耐圧殻)と軽量船体(外部非耐圧殻)の間のゴム製の断熱材が燃えた。
潜水艦に弾薬は無かった。

火災発生の「通報」があったという情報は、セヴェロドヴィンスク市管理部より確認された。

4月7日火曜日午後、セヴェロドヴィンスク住民は、「ズヴェズドーチカ」の敷地内から立ち上る煙を目撃した事が想い起される。
火災の情報は非常事態省及び同市保健サービスが確認した。
「緊急援助」のコールは14時25分に受信された。

[『海軍産業』参考資料]
K-266「オリョール」は、ロシア原子力水中ロケット巡洋艦プロジェクト949A「アンテイ」であり、ロシア海軍北方艦隊第11潜水艦師団に所属している。
潜水艦セヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で建造され、1993年2月5日に海軍へ加入した。
「アンテイ」は、海洋工学中央設計局「ルビーン」(サンクトペテルブルク)で開発された。
この第3世代多目的潜水艦は、NATOでは「オスカーII」に分類されている。
この原子力艦は全長155メートル、排水量24000トン、潜航深度600メートル、水中速力32ノット(時速59キロメートル)、乗組員107名である。
「アンテイ」の兵装は、約500キロメートルの行動範囲を有する有翼ミサイル「グラニート」発射装置24基と、魚雷発射管6門である。
超音速有翼ミサイルで武装する「アンテイ」は、今日において、空母群を含むあらゆる水上目標への効果的な対処が可能なロシア海軍の打撃力である。


原子力水中巡洋艦「オリョール」(プロジェクト949A)は、寿命延長近代化改装の為、昨年4月からドック入りしていました。
[オスカーII級原潜オリョールは寿命延長工事の為にドック入りした]

セヴェロドヴィンスクの修理工場で火災が発生した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月7日15時14分配信
【情報筋:艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」で原子力潜水艦から火が出た】
モスクワ、4月7日-ロシア通信社ノーボスチ

火曜日、艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」(アルハンゲリスク州)原子力潜水艦から火が出て、20平方メートルの面積の断熱材が燃えた。
ロシア通信社ノーボスチは法務機関の情報提供者より伝えられた。

「火災エリアは20平方メートルに及び、潜水艦の強度船体(内部耐圧殻)と軽量船体(外部非耐圧殻)の間の断熱材が燃えました」
対談者は話した。
潜水艦の名前は明らかにされなかった。

予備情報によると、火災は溶接作業開始後に発生した。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月7日15時20分配信
【情報筋:原子力潜水艦の火災は溶接作業開始後に発生したかもしれない】
モスクワ、4月7日-ロシア通信社ノーボスチ

艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」(アルハンゲリスク州)での原子力潜水艦の火災の予備的な原因は、溶接作業である。
ロシア通信社ノーボスチは法務機関の情報提供者より伝えられた。

「予備情報によると、火災は溶接作業開始後に発生しました」
対談者は話した。

彼によると、潜水艦の強度船体(内部耐圧殻)と軽量船体(外部非耐圧殻)の間の断熱材が燃えた。
潜水艦の名前は明らかにされなかった。


艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で修理中に火災を起こした原子力潜水艦の名前は明らかにされていませんが、最も可能性が高いのは、昨年4月以降ドック入りしている原子力水中巡洋艦「オリョール」(プロジェクト949A)でしょう。
[オスカーII級原潜オリョールは寿命延長工事の為にドック入りした]
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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはスペイン領セウタへ寄港した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月7日11時13分配信
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」は地中海で「生残性」をチェックした】
モスクワ、4月7日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」地中海で訓練を実施した。
火曜日、同艦隊広報サービスは発表した。

「地中海で遠距離航海任務を遂行している北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは、アフリカ沿岸北方に位置するスペインの飛び地セウタ港への寄港を行ないました。
同港への寄港中、同艦の戦闘班は、狭い海域の航行及び艦の浸水と外部火災のダメージコントロール訓練を実施しました」

声明では、こう述べられた。

以前、「セヴェロモルスク」は、聖アンドレイ旗のデモンストレーションと、ロシア海軍の存在を示す為に地中海西部へ針路を取ったと発表された。


[大型対潜艦セヴェロモルスク遠距離航海(2014年11月-]

大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊艦船支隊は2014年11月20日にセヴェロモルスクを出航し、12月5日に地中海へ入り、12月23日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。

その後、オマーンサラーラ港へ寄港し、サラーラ港を出航後、日本海上自衛隊護衛艦「はるさめ」と会合しました。

「はるさめ」との会合を終えた後、アラビア海から紅海へ向かうパナマの貨物船を護衛し、紅海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは紅海で就役記念日を迎える]

2015年1月27日未明にスエズ運河を通過して地中海へ入り、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日設立)へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海へ入った]

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊の旗艦となりました。

1月30日に地中海東部で砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で砲撃訓練を行なった]

2月16日には黒海艦隊警備艦「ラードヌイ」と合同演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で演習を行なった]

その後も、ずっと地中海東部へ滞在していました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]

3月27日、「セヴェロモルスク」地中海西部へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海西部へ向かった]

3月末から4月初頭に掛けては、嵐の為に地中海中部シチリア島南東沖で待機しつつ艦内訓練を行なっていました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはシチリア島沖で艦内訓練を実施した]

4月3日、シチリア海峡(ロシア側名称:チュニジア海峡)を通過しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはシチリア海峡を通過した]

そして4月7日、地中海西端のスペイン領セウタへ寄港しました。
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ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は空中戦訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年4月7日10時01分配信
【北方艦隊海洋航空隊の飛行士は集団編隊飛行技術を向上させる】

北方艦隊海洋航空隊艦上戦闘機航空連隊の飛行士は沿岸飛行場セヴェロモルスク-3からフライトを実施した。
それは、夜間及び中間という条件下で戦闘機Su-33及び練習訓練機Su-25UTGの乗員により行なわれた。

合計で18回の夜間及び昼間の航空機の離陸が実施された。

飛行勤務においては、集団編隊飛行技術、更には、共同で任務を遂行する北方艦隊対空防衛連合部隊の指揮所との組織的連携行動の点検への取り組みが行なわれた。

加えて、全範囲の高度、速度、過負荷状態におけるシンプル及び複雑な高等飛行術の要素の実行に大いなる注意が支払われた。

この他、飛行士は、高高度の高速空中目標を迎撃する戦闘訓練演習を実施し、中・低高度における攻撃および防御の戦闘機動を用いた空中戦闘の実施方法へ取り組んだ。

フライトは、艦上戦闘機航空連隊司令パーヴェル・ポドグゾフ大佐の指揮下で実施された。

北方艦隊海洋航空隊飛行士の戦闘訓練の次のサイクルの最後の施策は、射撃戦闘演習になる。


[ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた]
[伝説のロシア艦上戦闘機パイロット、故チムール・アパキージェは60回目の誕生日を迎えた]
[空母アドミラル・クズネツォフの最高の艦上戦闘機パイロット達]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33(Su-27K)は空母の甲板への初着艦から25周年の記念日を迎えた]

ロシア海軍艦上戦闘機Su-33は、北方艦隊「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」にのみ配備されており、空母「アドミラル・クズネツォフ」を母艦としています。
(普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留)
現在の総保有機は21機であり、この内の14機程度が稼働状態に在ります。
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記事中で名前が出てくるパーヴェル・ポドグゾフ大佐は、今年2月初頭に艦上戦闘機航空連隊司令に就任しました。
[ロシア海軍艦上戦闘機部隊の指揮官が交代した]

Su-33は、順次寿命延長近代化改修が行なわれています。
[ロシア北方艦隊艦上戦闘機隊は近代化改修されたSu-33を受け取った]

近代化されたSu-33は、少なくとも2025年までは運用されることになります。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2025年まで現役に留まる]

ロシア海軍太平洋艦隊は演習を実施した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月6日13時33分配信
【太平洋艦隊の艦は演習で魚雷発射を実施した】
モスクワ、4月6日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊の艦は演習で魚雷及び砲射撃を実施した。
月曜日、東方軍管区広報サービスは発表した。

演習には20隻の様々なクラスの艦艇が関わっている。

「演習で特に注意が支払われたのは、艦載対空防衛手段の実地ミサイル発射です。
機動演習中、海洋航空隊の航空機Il-38は遥か遠方から小サイズの標的を投下し、大型対潜艦の乗組員は、高射ミサイル複合体キンジャールで、それを確実に撃破しました。
出航中に合計で艦艇グループは約30の様々な演習のエピソードを体験しました」

声明では、こう述べられた。


記事中では名前は出ていませんが、今回の演習には大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」(543)「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572)が参加しているようです。

この2隻は、先週の太平洋艦隊演習にも参加しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊は日本海で演習を行なう]

今回の演習では、高射ミサイル複合体「キンジャール」、30mmガトリング砲、そして533mm魚雷を発射したようです。
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建造進むロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト11356R(2015年4月4日)

現在、カリーニングラード「ヤンターリ」造船所では、ロシア海軍黒海艦隊向けの新型フリゲート・プロジェクト11356Rの建造が進められています。
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[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

以下の写真は2015年4月4日に撮影されたものです。

警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2010年12月18日起工/2014年3月14日進水)
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警備艦「アドミラル・エッセン」(2011年7月8日起工/2014年11月8日進水)
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警備艦「アドミラル・マカロフ」(2012年2月29日起工)
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警備艦「アドミラル・ブタコフ」(2013年7月12日起工)
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警備艦「アドミラル・イストミン」(2013年11月15日起工)

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1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は3月末から洋上試験を開始する予定でしたが、少し遅れて4月初頭になるようです。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年3月末から洋上試験を開始する]

「アドミラル・グリゴロヴィチ」「アドミラル・エッセン」は2015年、「アドミラル・マカロフ」は2016年、「アドミラル・ブタコフ」「アドミラル・イストミン」は2016-2017年にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]

プロジェクト11356Rの後期建造艦3隻(建造中の「アドミラル・ブタコフ」、「アドミラル・イストミン」、今後起工される「アドミラル・コルニロフ」)は、ガスタービンエンジン代替問題の為、引き渡しが当初予定(2016年まで)よりも遅れることになりそうです。
[ロシア海軍のアドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートはウクライナ製ガスタービンエンジンを代替する]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはシチリア海峡を通過した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年4月3日21時56分配信
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」はチュニジア海峡を通過した】

地中海で遠距離航海任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、チュニジア海峡を通過し、西方への移動を継続する。
前日夜、同艦はシチリア島南東海域を漂浮し、嵐という困難な環境下で待機していた。

今、大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、多忙な日常活動へ取り組んでいる。
その枠組において、乗組員は戦闘訓練過程へ従事している。

水中破壊工作部隊及び手段への対処部隊の潜水夫は、理論的・実地テーマに従事した:
「危険な海洋動物が生息するという条件下での組織的な潜水夫降下」
その中で船員は海洋捕食者の種類その特徴と行動、可能な対抗手段について研究した。
更には、浅い深度及び中程度の深度への降下後の減圧体制の研究が実施された。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、2014年11月20日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクを出航した。
これまでに15000海里以上を航行した。
遠距離航海の主な目的は、世界の大洋の重要な海域におけるロシアの海軍力の存在の確保に在る。


[大型対潜艦セヴェロモルスク遠距離航海(2014年11月-]

大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊艦船支隊は2014年11月20日にセヴェロモルスクを出航し、12月5日に地中海へ入り、12月23日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。

その後、オマーンサラーラ港へ寄港し、サラーラ港を出航後、日本海上自衛隊護衛艦「はるさめ」と会合しました。

「はるさめ」との会合を終えた後、アラビア海から紅海へ向かうパナマの貨物船を護衛し、紅海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは紅海で就役記念日を迎える]

2015年1月27日未明にスエズ運河を通過して地中海へ入り、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日設立)へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海へ入った]

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊の旗艦となりました。

1月30日に地中海東部で砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で砲撃訓練を行なった]

2月16日には黒海艦隊警備艦「ラードヌイ」と合同演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で演習を行なった]

その後も、ずっと地中海東部へ滞在していました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]

3月27日、「セヴェロモルスク」地中海西部へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海西部へ向かった]

3月末から4月初頭に掛けては、嵐の為に地中海中部シチリア島南東沖で待機しつつ艦内訓練を行なっていました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはシチリア島沖で艦内訓練を実施した]
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そして4月3日、シチリア海峡(ロシア側名称:チュニジア海峡)を通過しました。

ロシア海軍北方艦隊は無人機タキオンの試験を行なった

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『タス通信』より
2015年4月3日9時54分配信
【北方艦隊の無人機は水中破壊工作員と戦う】
ムルマンスク、4月3​​日/タス通信特派員イリヤ・ヴィノグラードフ

水中破壊工作部隊と戦う為の北方艦隊の部隊は、空中偵察と、沿岸、水上、水中で小さな目標及び殆ど目立たない物体の探知の為に意図されている無人飛行装置「タヒオン」(タキオン)の実地試験を行なった。

「試験は、コラ半島沿岸の湾内で実施されました」
金曜日、北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は伝えた。
「まず第一に、様々な深度から侵入する戦闘潜水員及び機器、更には、暗視システムを使用して夜間に擬装して待ち伏せするケースを含めた破壊工作グループの機動拠点の検出に関する無人機の能力が測定されました」

セルガによれば、(無人飛行)装置は、極北環境下で使用する為に特別に開発されており、赤外線カメラ及びビデオカメラが装備されている。

「タヒオンは小さな寸法という特性を有しており、広範囲の高度と気温、更には大きな風速下でも使用する事が出来ます」
彼は指摘した。

無人機『イズマシュ-無人飛行システム』社で作成され、翼幅は2m、最大離陸重量は約7kg、最大飛行高度は4000mである。
継続飛行時間は、時速60~100kmで2時間、行動半径は約40km。
装置を使用できる気温の範囲は、マイナス30度からプラス40度までとなっている。

ロシア海軍の艦船はイエメンのアデンから外交官を避難させた

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年4月3日12時14分配信
【ラブロフ:(ロシア)海軍の船はアデンからロシア市民を避難させた】

イエメンのロシア領事館の職員は既に避難しており、ロシア外交官の安全を保障する為の全ての必要な措置が、この国では取られている。
ロシア連邦外務省のトップ、セルゲイ・ラブロフは表明した。


「全ての措置が取られています。
私共のアデンの総領事館には、既に2日前から誰1人して私共の職員は居ません。
彼等は、ロシア海軍の船で避難しましたので」

4月3日、セルゲイ・ラブロフは、こう話した。
『インタファクス-AVN』は、彼の談話を引用した。

以前、フーシ派の活動に関連してイエメン情勢が悪化した結果、ロシア外交官の避難が決定された。

他国におけるアデンからの民間人の避難の実施については、中国の民間人が同国海軍の艦で避難した事が想い起される。


『タス通信』より
2015年4月2日12時01分配信
【ロシア海軍の艦はアデンからロシア総領事館の職員を救い出した】

ロシア海軍の艦は3月31日にイエメンアデンからロシア総領事館のスタッフ20名を避難させたとの事です。


ロシア総領事館のスタッフを避難させたロシア海軍の艦については明らかにされていません。

現在、インド洋に居る太平洋艦隊艦船支隊(アドミラル・パンテレーエフ支隊)は、4月1日にスリランカコロンボを出航しているので、その前日の3月31日にアデンに居る事は不可能です。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はスリランカを去った]
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従いまして、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(地中海東部に展開)指揮下の艦が派遣された可能性が高いでしょう。
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ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する

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『タス通信』より
2015年4月2日14時00分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は北方で試験を実施する】
モスクワ、4月2日/タス通信

プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、次の段階の試験を北方艦隊海洋射爆場で実施する。
木曜日、タス通信ロシア「防衛産業」の情報提供者より伝えられた。

「未だ同艦はサンクトペテルブルクのセーヴェルナヤ・ヴェルフィ社に居ます。
彼らは、北方の射爆場での実施が計画されている第2段階試験の為の準備を行なっています」

対談者は、こう話したが、フリゲートの出航日時については明らかにしなかった。

彼は、艦が今年に海軍へ引き渡されるという計画は保持されている事を指摘した。

以前、フリゲートの動力装置に問題が発生したという情報がメディアに登場した。
次に、造船会社「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」「如何なる問題」も存在していないと発表した。
「艦は試験で素晴らしい結果を示し、乗組員の将兵はとても満足しています。
同艦は完全に新しい設計であり、その試験は特に慎重に実施されています」
造船所
の代理人は指摘した。

「アドミラル・ゴルシコフ」は、2014年11月から試験の為に初めて出航した。
北方艦隊の為に意図されているプロジェクト22350のトップ艦は2006年初頭に起工され、2010年秋に進水した。

フリゲートは、4500トンの排水量を有し、29ノットの速力を発揮できる。
その主な兵装は、16基のミサイル「オーニクス」或いは「カリブル」、更には高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」である。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。

2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]


その後、試験は一旦中断し、2015年1月上旬から再開されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は新年休暇の後に洋上試験を再開する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年1月下旬から洋上試験の次の段階へ進む]

今回の記事に登場する「ロシア防衛産業界の匿名の情報提供者」氏によると、今後、「アドミラル・ゴルシコフ」は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して各種の試験を実施するとの事です。
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北方艦隊は、ロシア海軍の新型艦の洋上試験に従事しております。
[ロシア海軍北方艦隊は新造艦の試験に従事する]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、2015年11月頃にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年秋にロシア海軍へ引き渡される]


「アドミラル・ゴルシコフ」は、2014年12月末、ガスタービンエンジンにトラブルが発生したと報じられました。
より正確には、ガスタービンエンジンそのものでは無く、エンジン制御システムの不具合でした。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のガスタービンエンジンに問題が発生した?]
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のガスタービンエンジン制御システムに問題が発生した]