ロシア海軍はエクラノプラーンを復活させる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月30日13時39分配信
【海軍:ロシアはエクラノプラーンの開発と建造を再開する】
モスクワ、5月30日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシアエクラノプラーンの開発と建造を再開する。
それは、2050年までの造船プログラムに含まれている。
土曜日、ロシア連邦海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ1等海佐は表明した。

以前、ロシアエクラノプラーンの開発を実施していたが、現在、ロシア連邦海軍は、このような艦を1隻だけ有している。
それはカスピ海で保管されている。

「造船プログラムへ、我々は、エクラノプラーンの開発という部門を設けています」
トリャピチニコフ
ラジオ局『エコー・モスクワ』の生放送中に表明した。

彼は、エクラノプラーンは、水上及び空中で一連の任務を遂行できる多目的艦となることを付け加えた。





ソヴィエト連邦時代、「カスピ海の怪物」の異名を持つ様々な表面効果翼艇(エクラノプラーン)が開発されましたが、実戦配備には至りませんでした。
[カスピ海のモンスター]

その最後の1隻-プロジェクト903「ルン」の1番艦は、カスピ海沿岸カスピースク基地で保管されています。
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「ルン」の2番艦(スパーサチェリ)は捜索救助用として建造されましたが、ソ連邦解体後の財政難により完成度75パーセントで工事は中止されました。
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現在は、ロシア北方カレリア地方で新たなエクラノプラーンの開発と試験が進められています。
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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月18日18時33分配信
【エクラノプラーン「ステルフ」は北極圏に適応させる】



今後のエクラノプラーンの建造は、ペトロザヴォーツク市造船工場「アヴァンガールド」で行なわれる事になります。
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[境界線上のエクラノプラーン]


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そして今回、ロシア海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・アレクサンドロヴィチ・トリャピチニコフ氏は、ロシア海軍が将来的に新たなエクラノプラーンの開発を計画している事を初めて明らかにしました。

新たなエクラノプラーンの詳細は明らかにされていませんが(これから設計されるので)、トリャピチニコフ氏は「多目的艦」とだけ述べています。
おそらくは、北極圏での使用を想定してるのでしょう。
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新型哨戒艦ワシーリー・ブイコフは2016年末までにロシア海軍へ引き渡される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月30日13時13分配信
【海軍:哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」は2016年に海軍へ加入する】
モスクワ、5月30日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍が海賊との戦闘を意図している6隻の新たな哨戒艦-同プロジェクト艦のトップ「ワシーリー・ブイコフ」は2016年末までに海軍へ受領される。
土曜日、ラジオ局『エコー・モスクワ』の生放送中にロシア連邦海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ1等海佐は表明した。

「パトロール艦は、正に、今日の海軍にとって革新的であります。
我々は、現状を分析しており、このような艦はミサイル兵装を搭載する必要は無く、世界の大洋の様々な海域において聖アンドレイ旗を示すものである事を理解しております。
当然ながら、この艦は、アフリカの角海域で海賊と戦う為に設計されています。
私共は、このクラスの6隻の艦を設計しており、トップ艦ワシーリー・ブイコフは2016年末になるでしょう(受領されるでしょう)」

彼は話した。

トリャピチニコフは、哨戒艦の兵装は大口径及び小口径の砲複合体、更には高速艇ヘリコプターになると説明した。


プロジェクト22160哨戒艦の1番艦「ワシーリー・ブイコフ」は2014年2月26日に起工されました。
[ロシア海軍の新型哨戒艦(モジュール艦)ワシーリー・ブイコフが起工された]

設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国ゼレノドリスク造船所です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】

プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

現在建造中のプロジェクト20380/20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。

2014年7月25日には2番艦「ドミトリー・ロガチェフ」が起工されています。

現在の所、プロジェクト22160哨戒艦は6隻の建造が予定されています。
12隻建造するという情報も有りますが、今回のロシア海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・アレクサンドロヴィチ・トリャピチニコフ氏の発言を見る限り、6隻のままです。
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そして今回、「ワシーリー・ブイコフ」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される事が明らかにされました。

プロジェクト22160哨戒艦黒海艦隊への配備が予定されています。

ロシア海軍の将来ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)の設計は最終段階に在る

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月30日13時01分配信
【海軍:大型揚陸艦の外観の形成は完了する】
モスクワ、5月30日-ロシア通信社ノーボスチ

「ミストラル」に類似する能力を有するロシア連邦大型揚陸艦の設計は、艦の外観を定める最終段階に在る。
土曜日、ロシア連邦海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ1等海佐は表明した。

「今日において、我々の軍事産業企業体は、私共が見るに、このような課題(汎用揚陸艦の建造)を実行する能力を充分に有しています。
現時点で、新プロジェクトの大型揚陸艦の設計が進められており、我々は、その外観を作成する最終段階に在ります。
その後、このクラスの艦の建造を開始する事が可能となります」
トリャピチニコフ
は話した。

彼は、ロシア連邦が、例えば揚陸艇のような他の航行手段を収容できるドック室を有する「イワン・ロゴフ」「モスカレンコ」といった1等及び2等大型揚陸艦を建造した事を想い起した。

「艦の排水量と寸法は、さらに増加します。
私共は、このような艦を建造する事は充分に可能であります」
トリャピチニコフ
は話した。

以前、ロシア連邦軍事産業委員会第一副委員長オレグ・ボチカリョフは、ロシアフランス「ミストラル」の代わりに独自のヘリコプター空母の建造を計画していると表明した。
ロシア連邦国家院(下院)産業委員会副委員長ウラジーミル・グテネフは、核動力装置を追加装備した「ミストラル」の同類艦を、ロシアは難無く独自に建造する事が出来ると表明した。


[ロシア将来ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)]

ロシアは、以前から「ミストラル」級のような艦~将来ヘリコプター揚陸ドック艦~を自国で建造する事は可能であり、その計画が有ると何度も表明しています。
[ロシアの造船所はミストラル級のような艦を独自に建造できる]
[ロシアは独自のヘリコプター空母の建造を計画している]
[ロシア造船業界はミストラル級のようなヘリ空母を建造する用意がある]

未だ詳細は明らかにされていませんが、その設計原案(概念設計案)は既に出来上がっています。

この艦(ロシア将来ヘリコプター揚陸ドック艦)の全長は大体230mくらいであり、「ミストラル」級よりもやや大型になるようです。
兵装は、確認できるものだけで130mm単装砲が1基、高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」が6基です。
この他に、対潜兵装(パケート-NK?)も搭載されるようです。

搭載機は、Ka-52K、Ka-29、Ka-27辺りが想定されているようです。

ただし現在の所、将来ヘリコプター揚陸ドック艦の具体的な建造計画は未だ有りません。
[ロシア海軍の為の独自設計ヘリコプター空母を建造する具体的な計画は未だ無い]

しかし、「2050年までのロシア連邦造船プログラム」には含まれておりますので、何れは建造に着手されることになります。

5月末、ロシア連邦国家院(下院)産業委員会副委員長ウラジーミル・グテネフ氏は、ロシア将来ヘリコプター揚陸ドック艦原子力推進艦となる可能性について初めて言及しました。
[ロシア海軍の為の将来ヘリコプター空母(ヘリコプター揚陸ドック艦)は原子力推進になるかもしれない]

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そして今回、ロシア海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・アレクサンドロヴィチ・トリャピチニコフ氏は、将来ヘリコプター揚陸ドック艦の設計が最終段階に在る事を明らかにしました。
ただ、建造開始時期については何も言っていませんが・・・

重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年にロシア海軍への復帰を予定している

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月30日13時04分配信
【海軍:巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化は2018年に終了する】
モスクワ、5月30日-ロシア通信社ノーボスチ

重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化され、2017年から2018年の間にロシア海軍へ引き渡される。
土曜日、ラジオ局『エコー・モスクワ』の生放送中にロシア連邦海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ1等海佐は表明した。

以前には、巡洋艦の全面修復は2019年まで続くと伝えられた。
艦は生活保障システム、ミサイル複合体及び砲兵装を交換し、更に電波電子兵装システムは更新される。
これにより、修復後の巡洋艦の運用期間は、さらに35年間延長される。

「貴方達もお聞き及びの通り、我々の重航空巡洋艦アドミラル・ナヒーモフ(註:トリャピチニコフ氏はラジオの生放送中に「重航空巡洋艦」と「重原子力ロケット巡洋艦」を取り違え、こう言った)は、近代化の途上に在ります。
私共は、セヴェロドヴィンスク市の企業へ同艦を全面的に委託しております。
これは、古い船体を有する最も強力な艦となり、現在の条件に適合します。
2017-2018年には、同艦は海軍へ引き渡されます」

彼は話した。

更にトリャピチニコフは、将来的には、海軍の軍備として在籍する8隻の大型対潜艦の内の4隻の兵装の近代化が計画されている事を指摘した。

重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、プロジェクト1144「オルラーン」の3番艦である。
巡洋艦は1982年に「バルト工場」で起工され、海軍への納入は1989年だった。
「ナヒーモフ」は計画修理の為、1999年8月に移送され、それ以来、「セヴマシュ」に居た。

プロジェクト1144巡洋艦は、航空母艦を除き、核動力装置を有する世界最大の打撃戦闘艦である。
それは、大型の水上目標及び沿岸目標の撃破、更には戦闘艦連合部隊へ総合的な対空・対潜防衛を提供する為に意図されている。


現在、プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、セヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所で大規模な近代化改装が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年に復帰する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2019年に完了する]

2014年10月24日からは「セヴマシュ」の屋外ドックへ入渠しています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体していますが、この作業は2015年中に完了します。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]

そして今回、ロシア海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・アレクサンドロヴィチ・トリャピチニコフ氏は、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装が2017-2018年には終了すると述べました。
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更にトリャピチニコフ氏は、現在、ロシア海軍に在籍しているプロジェクト1155/11551大型対潜艦(ウダロイ級)8隻の内、4隻の近代化改装が計画されている事を明らかにしました。

プロジェクト1155/11551大型対潜艦は、太平洋艦隊北方艦隊に4隻ずつ在籍しています。

[太平洋艦隊]
アドミラル・トリブツ:1985年12月30日就役
マルシャル・シャーポシニコフ:1985年12月30日就役
アドミラル・ヴィノグラードフ:1988年12月30日就役
アドミラル・パンテレーエフ:1991年12月19日就役

[北方艦隊]
ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ:1981年12月29日就役
セヴェロモルスク:1987年12月30日就役
アドミラル・レフチェンコ:1988年9月30日就役
アドミラル・チャバネンコ(11551):1999年1月28日就役

1155/11551については、以前にも近代化改装されると報じられた事が有りました。
[ロシア海軍はウダロイ級を近代化する]

どの艦が近代化されるのかは現時点では明らかにされていませんが、北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」は、現在、長期修理中です。
[ロシア海軍の大型対潜艦アドミラル・チャバネンコはオーバーホールの第1段階を終えた]

太平洋艦隊所属艦では、「アドミラル・トリブツ」が長期修理中です。

ロシア海軍将来正規空母の1番艦は2026-2027年に就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月30日12時21分配信
【国防省:ロシアの将来正規空母は2026-2027年に建造される】
モスクワ、5月30日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍は、2026年-2027年に将来航空巡洋艦の受領を予定している。
土曜日、ロシア連邦海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ1等海佐は表明した。

「今日において、私共は2026-2027年には、現用の正規空母アドミラル・クズネツォフを代替する為、このクラスの艦の保有を計画しております」
トリャピチニコフは、ラジオ局『エコー・モスクワ』の生放送中に表明した。

彼は、この艦の設計作業は、現時点で既に進行中であると付け加えた。


[ロシア将来航空母艦]
[ロシア海軍将来空母概念設計案・プロジェクト23000E「シトルム」]

ロシア将来正規空母Перспективный Авианосецは、現在の所、3種類のヴァリエーションが検討されています。
[ロシアは3種類の将来航空母艦を設計している]
[ロシア国防省は3つの将来原子力空母設計案を検討している]
「3つの設計案」は、重航空母艦(80000-85000t級)、中航空母艦(55000-65000t級)、軽航空母艦(50000t未満)を指しています。

既に正規空母用の電磁カタパルトの開発も始まっています。
[ロシアは将来空母用の電磁カタパルトの開発を始めている]

2014年10月、ロシア海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク少将は、将来正規空母の1番艦は2030年以降に就役する予定である事を明らかにしました。
[ロシア海軍の将来空母は2030年以降に就役する]
就役が2030年以降ですから、建造が開始されるのは2020年代(初頭?)になるでしょう。

将来正規空母の艦載機は、数年後に配備予定のロシア空軍第5世代重戦闘機PAK FA(T-50)の艦上機型となり、この他に無人機も搭載されます。
[ロシア第5世代戦闘機T-50(PAK FA)の艦上戦闘機型が開発される]

2015年2月、ロシア海軍航空隊司令官イーゴリ・コジン少将は、将来正規空母の1番艦の建造には8-10年間掛かると述べました。
[ロシア海軍将来空母の1番艦の建造には8-10年掛かるだろう]

同様の事は、将来正規空母の設計を担当するネフスキー計画設計局のトップ、セルゲイ・ウラソフ氏も述べています。
[ロシア将来空母の作成には約10年掛かり、費用は1000-3000億ルーブルになる]
[ロシア将来空母の作成には10年掛かる]

2015年3月、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は、将来正規空母の開発作業は中止されること無く継続されていると述べました。
[ロシア海軍の為の将来正規空母の開発作業は継続されている]

将来正規空母の建造が予定されているセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」では、造船設備の近代化が進められています。
[セヴェロドヴィンスク造船所セヴマシュはロシア海軍の為の将来正規空母の建造を準備する]

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そして今回、ロシア海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・アレクサンドロヴィチ・トリャピチニコフ氏は、現用の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を代替する将来正規空母の1番艦は2026-2027年に受領される予定であると述べました。
言い換えれば、「アドミラル・クズネツォフ」は、この頃までに退役し、入れ替わりに将来正規空母が就役するという事になります。

以前のロシア海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク氏の発言(2030年以降)よりも、約5年ほど早くなっています。
2026-2027年に受領するのならば、遅くとも2020年前後には起工しなければならないでしょう。

ロシア海軍は、将来正規空母の3つの設計案(重空母、中空母、軽空母)の内、軽空母あるいは中空母を先ず初めに「プロトタイプ」として建造するつもりなのかもしれません。

ロシアは2018年から艦艇用ガスタービンを量産する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月29日13時58分配信
【ロゴージン:ロシアは海軍の為のウクライナ製ガスタービンを2018年に代替する】
モスクワ、5月29日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシアは、海軍の艦の為のガスタービンエンジンの大量生産を2018年にはものにする。
金曜日、副首相ドミトリー・ロゴージンは、ウラジーミルスキー経済フォーラムで、こう話した。

以前、ロシア連邦海軍の為のガスタービンエンジンは、ウクライナニコラエフ工場「ゾーリャ-マシプロイェクト」で生産されていた。

「僕達は、2017年末には生産をものにしており、2018年には既に我が海軍の為の大量生産へと入っているでしょう」
ロゴージン
は表明した。

彼によると、昨年(2014年)7月、ウクライナの防衛産業企業体からの186項目の輸入代替製品プログラムが承認された。
その中で最も困難と認められるのは、海軍の為のガスタービンエンジンと、航空機およびヘリコプターの為の航空機用エンジンの作成である。


ソ連/ロシア艦船用ガスタービンエンジンの製造には、ロシア「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」ウクライナ「ゾーリャ-マシプロイェクト」が関わっており、エンジンの最終組立は「ゾーリャ-マシプロイェクト」で行なわれていました。

ロシア海軍新世代水上艦の為のガスタービン(M90FR)も、ロシアウクライナの共同開発でした。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

しかし、2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナロシアの関係も悪化しました。
2014年3月末には、「ゾーリャ・マシプロイェクト」社ロシアへのガスタービン機関供給を継続していましたが、その後、供給は途絶えました。
[ウクライナ防衛産業は依然としてロシアとの契約を忠実に履行している]

そこで、ガスタービンエンジンの最終組立までを全てロシア国内で行なう事になり、その為の生産体制の構築が進められています。
[ロシア海軍の艦艇には完全国産のガスタービンエンジンが提供される]
[ロシアのサトゥルン社は2017年までにウクライナ製ガスタービンを完全に代替する]
[ロシアは艦艇用ガスタービンの製造を全面的に国内へと切り替える]

今回のロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージン氏の発言によると、ロシア国内でのガスタービン生産体制が完全に整うのは2017年末になるとの事です。

ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは洋上試験を続ける

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月28日18時14分配信
【フリゲートのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」は海へ出た後、初めての射撃を実施した】

プロジェクト11356フリゲートのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、工場航行試験を継続する為にバルト海へ出た後、初めての射撃を実施した。
8月には、同艦は黒海艦隊へ引き渡されなければならない。


沿バルト造船工場「ヤンターリ」の代理人セルゲイ・ミハイロフ『海軍産業』(フロートプロム)へ話したように、同艦は木曜日・5月28日に海へと去り、3日後にバルチースクへ戻ってくる。

ミハイロフは、最新ロシア艦の航行試験は計画通りに進められている事を指摘した。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」の最近の海洋への出航中、初の主砲及び高角砲AK-630Mの射撃が成功裏に実施された。
更に、艦の乗組員は納入チームと合同で内部システムの点検を完了した。
現在、主要動力装置及び航法システムの試験が続けられている。
[『海軍産業』参考資料]
プロジェクト11356遠海ゾーン多目的フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、沿バルト造船工場「ヤンターリ」の造船台で2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水した。
同プロジェクトは、公開株式会社「北方計画設計局」で設計された。

現時点においては、このシリーズの6隻の艦の内の5隻が起工されており、同プロジェクトの2番艦-「アドミラル・エッセン」は2014年11月7日に進水している。
艦は海軍への引き渡し後、黒海艦隊へ向かわなければならない。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」の工場航行試験は4月8日に始まった。
これまでの艦の海洋への出航では如何なる機器の動作にも誤作動は記録されていない。
2014年8月、フリゲートは海軍へ引き渡されなければならない。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]

その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】

12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】

そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した]

消磁作業は3月下旬に完了し、4月8日に「ヤンターリ」造船所の在るカリーニングラードからバルチースク海軍基地へ移動しました。

4月下旬に1回目の洋上試験が実施され、4月29日に完了しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年5月初頭から2回目の洋上試験を開始する]

そして5月5日に2回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を開始した]

2回目の試験は5月7日には終わり、バルチースク基地へ戻りました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を終えた]

5月16日から3回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は5月16日から洋上試験を再開する]

この3回目の洋上試験中、初めて「アドミラル・グリゴロヴィチ」の砲兵装~A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲と、AK-630M 30mmガトリング砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは初めての砲撃試験を行なった]

そして5月28日、4回目の洋上試験へ出発しました。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、今年(2015年)8月にロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備される予定です。
[新型警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは2015年8月にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年夏以降に黒海艦隊へ配備される]


プロジェクト11356Rの2番艦以降も建造が進んでいます。
これらの同型艦も、全て黒海艦隊へ配備され、クリミア半島セヴァストーポリへ駐留します。
[建造進むロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト11356R(2015年4月4日)]

大型揚陸艦イワン・ロゴフ級はロシア海軍へ復帰する?

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『インタファクス』より
2015年5月27日11時15分配信
【ロシア連邦海軍は「ミストラル」に代わるものを見出した】
モスクワ、5月27日、インタファクス-ロシア

フランスで建造された2隻のヘリコプター空母「ミストラル」型パリからモスクワへの引き渡しが挫折した場合、ロシアには、このクラスの艦が国内で建造できるようになるまで、これらの艦を一時的に代替するものが存在する。
水曜日、『インタファクス』は造船業界の情報提供者より伝えられた。

「サンナゼールに在るヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクとセヴァストーポリをフランスがロシアへ引き渡さなかった場合、修理及び技術的準備状態の回復後に使用可能となると見られる予備役の大型揚陸艦アレクサンドル・ニコラエフとミトロファン・モスカレンコは、一時的な代替になり得るでしょう」
対談者は話した。

彼は、プロジェクト1174「ノソローク」大型揚陸艦「ヘリコプター搭載艦であり、更には揚陸艇の為のドック室を有しており、事実上はヘリコプター揚陸ドック艦である」事を指摘した。

「それ(プロジェクト1174)はミストラルにヘリコプター搭載数(4機に対し16機)、航続距離(7500海里に対し10700海里)で劣りますが、兵員輸送能力に関して、フランス製との差異は些細なものです(揚陸隊員500名に対し480名)。
加えて、フランスのミストラルとの違いは、砲兵装を有している事です」

対談者は話した。

彼は、「アレクサンドル・ニコラエフ」は1997年から、「ミトロファン・モスカレンコ」は2002年から予備役に編入されている事を想起した。

「これらの艦の船体は良好な状態に在りますが、技術的準備状態を回復する為、必要に応じ、かなりの量の修理作業が必要となります。
主要動力装置の交換も含めて」

対談者は話した。

この件に関し、彼は強調した。
「この件に関するあらゆる決定は未だ下されておりません」

プロジェクト1174大型揚陸艦ネフスキー計画設計局により開発され、沿バルト造船工場「ヤンターリ」で建造された。
合計で3隻の艦が建造された。
この内の2隻は、現在、予備役となっている。

プロジェクト1174大型揚陸艦の満載排水量は約14000トン、全長160メートル、速力20ノット、乗組員240名。
戦車倉及び艇が不在のドック室には50両までのPT-76戦車や80両までの装甲車両及び歩兵戦闘車を搭載することが出来る。
ドック室には、プロジェクト1176、1206、11770揚陸艇を配置できる。

「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)フランスDCNS社は、2011年6月に2隻のヘリコプター揚陸ドック艦「ミストラル」型の建造契約へ署名した。
ヘリコプター空母の後部はサンクトペテルブルクバルト工場(統合造船業営団の一部)で建造された。
艦首部分との接合及び最終艤装はサンナゼールの企業STXフランス造船所で実施された。
2隻のヘリコプター空母の建造契約額は12億ユーロだった。

1隻目のヘリコプター空母「ウラジオストク」ロシアは昨年11月中旬に受領する事になっていたが、フランス指導者は、ウクライナ東部の状況悪化を口実に、契約上の義務の履行を拒否した。
DVDK(ヘリコプター揚陸ドック艦)-2「セヴァストーポリ」は2015年秋に引き渡される事になっていた。


記事中でも触れられているように、ロシアフランスへ2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)を発注し、2014年と2015年に引き渡される筈でしたが、フランスウクライナ情勢に関連して引き渡しを凍結しました。
現在は、「ミストラル」級の引き渡しを取り止め、ロシアへの代金返却及び補償の方向で話が進められています。
[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]

一方、ロシアは、以前から「ミストラル」級のような艦~将来ヘリコプター揚陸ドック艦~を自国で建造する事は可能であり、その計画が有ると何度も表明しています。
[ロシア将来ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)]

そして今回、「ロシア造船業界の(匿名の)情報提供者」は、退役して保管中のプロジェクト1174大型揚陸艦(イワン・ロゴフ級)2隻-「アレクサンドル・ニコラエフ」「ミトロファン・モスカレンコ」を修復して現役復帰させる可能性に言及しました。

1982年12月30日に竣工した後、太平洋艦隊へ配備された「アレクサンドル・ニコラエフ」は、1997年には予備役に編入、2006年12月18日には正式に海軍から除籍され、沿海地方フォーキノで係留保管されています。
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1990年9月23日の竣工後、北方艦隊へ配備された「ミトロファン・モスカレンコ」は、2002年に予備役となり、2006年には海軍から正式に除籍され、ムルマンスク州セヴェロモルスク近郊で係留保管されています。
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「アレクサンドル・ニコラエフ」は2008年と2012年に、「ミトロファン・モスカレンコ」は2008年と2014年にスクラップとして売りに出されましたが、これまでに購入を名乗り出た業者は無く、スクラップにする事すら出来ない状況です。

ロシア海軍ロシア国防省も、プロジェクト1174大型揚陸艦の復帰など決定していませんが、少なくともロシア造船業界には、2隻のプロジェクト1174を修復して復帰させるべきだと主張する人が居る事は確かなようです。

ロシア海軍太平洋艦隊の戦略原潜カザンと攻撃原潜クズバスは2015年末までに復帰する

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『インタファクス』より
2015年5月27日6時06分配信
【国防省は原子力潜水艦「クズバス」と「リャザン」の復帰時期について話した】
モスクワ、5月27日、インタファクス-ロシア

太平洋艦隊潜水艦部隊は、今年末に2隻の修復された原子力潜水艦を受け取る。
ロシア国防省下の海軍広報サービス・情報管理部代表イーゴリ・ディガロ1等海佐は発表した。

「2015年末までに、公開株式会社・極東工場ズヴェズダーで技術的準備状態の回復及び修理を終えたプロジェクト971U原子力多目的潜水艦クズバスと、プロジェクト667BDR原子力ロケット潜水艦リャザンが太平洋艦隊潜水艦部隊へ復帰します」
ディガロ
は話した。

彼によると、これらの潜水艦の修理は、スケジュールに沿って、なおかつ海軍総司令部の制御下で続けられている。
「潜水艦の修理作業完了後、必要な全ての複合試験が実施され、2015年末には常時駐留場所への移動を行ないます」
国防省
の代理人は伝えた。

彼は、必要な水準の技術的準備状態の維持、更には、現用プロジェクトの戦略潜水艦及び多目的潜水艦の近代化、それと並行する新世代潜水艦の設計と建造は、艦隊の水中部門の発展の方向に関する海軍総司令部の指針の1つである事を指摘した。

「この方針は、潜水艦部隊の打撃力の定価及びポテンシャルの低下を完全に排除します。
国家防衛発注下における水中及び水上分野の造船所及び艦船修理の契約の履行問題は、日々海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将の制御下に在ります」
ディガロ
は付け加えた。

以前に造船業界の情報提供者が述べた事から引用すると、原子力水中ロケット艦K-150「トムスク」、K-419「クズバス」、K-331「マガダン」、そしてK-44「リャザン」は、極東工場「ズヴェズダー」での修理と近代化を経た後、11月末に太平洋艦隊潜水艦部隊へ復帰する。


太平洋艦隊所属のプロジェクト667BDR戦略用途原子力水中巡洋艦K-44「カザン」は、2011年に沿海地方ボリショイ・カーメニ「ズヴェズダー」工場へ回航され、現在修理中です。
[ロシア海軍太平洋艦隊のデルタIII級戦略原潜リャザンのドック修理が始まった]
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同じく太平洋艦隊所属のプロジェクト971原子力巡洋潜水艦K-419「クズバス」は、2007年に「ズヴェズダー」工場へ回航され、2009年から修理が開始されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇の動向]
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今回、ロシア海軍広報部長イーゴリ・ディガロ氏は、この2隻が今年末までに修理を終えて艦隊へ復帰すると発表しました。

ロシア海軍太平洋艦隊の為の2隻のプロジェクト20380コルベットが建造される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月27日15時45分配信

【統合造船業営団:ロシア国防省は太平洋艦隊の為に更なる2隻のコルベットを発注する】
モスクワ、5月27日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦国防省は、太平洋艦隊の為に更なる2隻のプロジェクト20380コルベットの建造を計画しており、現在、契約の調整が行なわれている。
ロシア通信社ノーボスチは、統合造船業営団広報サービスより伝えられた。

「ソヴェルシェーンヌイ」と命名された極東で建造される1隻目のコルベットシリーズは、5月25日にコムソモリスク・ナ・アムーレで進水した。

「国防省は太平洋艦隊の為にアムール造船工場で更なる2隻のコルベットの建造を計画しております。
プロジェクトの契約は、当事者による調整段階に在ります」

広報サービスは述べた。

コルベット「最も信頼性が高く、実績のある」プロジェクト20380の下で建造されると対談者は指摘した。

プロジェクト20380艦の排水量は2000トン、全長100メートル以上、最大速力27ノット、自立航行距離4000海里。
同プロジェクトコルベットの兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、更には潜水艦への魚雷発射の為の対潜複合体「パケート-NK」である。


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

ロシア太平洋艦隊向けの1隻目のプロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市アムール造船工場で2006年6月30日に起工され、2015年5月22日に進水しています。
2015年末までに引き渡される予定です。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は進水した]

2隻目のプロジェクト20380コルベット「グロームキー」は、2012年4月20日に起工されており、2016年11月までに引き渡されます。
[最新鋭コルベット"グロームキー"は2016年11月までにロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]

プロジェクト20380コルベットは、太平洋艦隊向けに4隻が建造される予定です。
[極東でロシア海軍太平洋艦隊の為のコルベット4隻が建造される]

残り2隻も、建造契約の締結へ向け、現在は調整中との事です。


ロシア海軍新世代コルベット「ステレグーシチー」シリーズ(プロジェクト20380/20385)は、計10隻が起工され(20380が8隻、20385が2隻)、このうち4隻が海軍へ引き渡されています。

20380/20385は、サンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」コムソモリスク・ナ・アムーレアムール造船工場で建造されています。

[「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」建造艦]
「ステレグーシチー」Стерегущий(プロジェクト20380、建造番号1001)
2001年12月21日起工/2006年5月16日進水/2007年11月14日納入/2008年2月27日就役(艦番号530)
バルト艦隊に配備

「ソーブラジテルヌイ」Сообразительный(プロジェクト20380、建造番号1002)
2003年5月20日起工/2010年3月31日進水/2011年10月14日納入・就役(艦番号531)
バルト艦隊に配備

「ボイキー」Бойкий(プロジェクト20380、建造番号1003)
2005年5月27日起工/2011年4月15日進水/2013年5月16日納入・就役(艦番号532)
バルト艦隊に配備

「ストイーキー」Стойкий(プロジェクト20380、建造番号1004)
2006年11月10日起工/2012年5月30日進水/2014年7月18日納入/2014年7月27日就役(艦番号545)
バルト艦隊に配備

「グレミャーシチー」Гремящий(プロジェクト20385、建造番号1005)
2012年2月1日起工/2015年就役予定

「プロヴォールヌイ」Проворный(プロジェクト20385、建造番号1006)
2013年7月25日起工/2016年就役予定

「リェチーヴイ」Ретивый(プロジェクト20380、建造番号1007)
2015年2月20日起工/2018年就役予定

「ストローギー」Строгий(プロジェクト20380、建造番号1008)
2015年2月20日起工/2018年就役予定

[「アムール造船工場」建造艦]
「ソヴェルシェーンヌイ」Совершенный(プロジェクト20380、建造番号2101)
2006年6月30日起工/2015年5月22日進水/2015年末就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「グロームキー」Громкий(プロジェクト20380、建造番号2102)
2012年4月20日起工/2016年就役予定
太平洋艦隊に配備予定



今後は、更なる改良型であるプロジェクト20386の建造が始まります。
[ロシア海軍の新型コルベット・プロジェクト20386の1番艦は2015年末-2016年初頭に起工される]

最新鋭コルベット"グロームキー"は2016年11月までにロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月27日15時40分配信
【ロシア太平洋艦隊は2016年11月までにコルベット「グロームキー」を受領する】
モスクワ、5月27日-ロシア通信社ノーボスチ

「アムール造船工場」で建造されている最新コルベット「グロームキー」は、遅くとも2016年11月にはロシア太平洋艦隊へ引き渡される。
ロシア通信社ノーボスチは、統合造船業営団広報サービスより伝えられた。

「ソヴェルシェーンヌイ」と命名された極東で建造される1隻目のプロジェクト20380コルベットは、5月25日にコムソモリスク・ナ・アムーレで進水した。

「建造は、技術的スケジュールに沿って進められています。
太平洋艦隊は、遅くとも2016年11月には同艦を受領します」
統合造船業営団
の公式代理人は伝えた。

プロジェクト20380艦の排水量は2000トン、全長100メートル以上、最大速力27ノット、自立航行距離4000海里。
同プロジェクトコルベットの兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、更には潜水艦への魚雷発射の為の対潜複合体「パケート-NK」である。


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

ロシア太平洋艦隊向けの第2のプロジェクト20380コルベット「グロームキー」は、2012年4月20日にコムソモリスク・ナ・アムーレ市アムール造船工場で起工されました。
[新世代コルベット「グロームキー」は起工された]

当初は2015年の引き渡しが予定されていましたが、建造工事は遅延しています。
[ロシア海軍の為のプロジェクト20380コルベット"グロームキー"の建造は対ロシア制裁の影響により遅延する]

そして今回、ロシア造船業の総元締である「統合造船業営団」は、「グロームキー」は2016年11月までにロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡されると発表しました。

記事中で触れられていますが、太平洋艦隊向けの1隻目のコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、2015年5月22日に進水しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は進水した]


プロジェクト20380コルベットは、太平洋艦隊向けに4隻が建造される予定です。
[極東でロシア海軍太平洋艦隊の為のコルベット4隻が建造される]

ロシア連邦軍事産業委員会協議会副会長オレグ・ボチカリョフはミストラル級ヘリ空母に関する発言で副首相ドミトリー・ロゴージンから譴責を受けた

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月27日9時52分配信
【軍事産業委員会副会長は「ミストラル」に関する彼の声明について厳しい譴責を受けた】

軍事産業委員会協議会副会長オレグ・ボチカリョフは、軍艦「ミストラル」型の問題の最終決定についての公式声明の為、副首相ドミトリー・ロゴージンより厳しい譴責を受けた。

火曜日・5月26日、軍事産業員会副会長は、ロシア「ミストラル」艦を断念した事は、既に「既成の事実」であると表明し、ただ1つのみの問題が残されている事を強調した-「ロシア連邦へ返されるべき金額」

彼によると「今日か明日、モスクワでの議論の為、フランス国家安全保障・防衛担当総秘書官ルイ・ゴーチェを待っております」
「今後の困難な交渉を行ないます」

軍事産業員会副会長のこれらの発言は、大手報道機関により引用された。

フランスは、『コメルサント』の記述に関する回答を控えた。
DCNS社(艦の建造を担当)公式代理人エマニュエル・ゴーデは、契約終了時に返される資金の量を定める為の公式交渉開始前に、このテーマに関してコメントする事は禁じられていると表明した。
フランス国防省は、ヘリコプター空母の運命は、共和国大統領フランソワ・オランドに依ると伝えた。
エリゼ宮(大統領府)は、この件にコメントする事は無く、ルイ・ゴーチェ「防衛に関連する様々な問題を話し合う為」夜中にモスクワへ飛ぶとだけ話した。

「コメルサント」によると、既に昨夜、オレグ・ボチカリョフの声明に関し、サンクトペテルブルクバルト工場を訪問中に彼の部下の発言を知った軍事産業委員会協議会の会長である副首相ドミトリー・ロゴージンから直接に厳しい譴責を受けた。
譴責の理由は、公に表明した事のみならず、事実に基づいていない事による。

政府の高位の情報提供者によると、今週にゴーデが参加する「ミストラル」の交渉は計画されておらず、ボチカリョフは、軍事産業委員会協議会空挺軍及び陸軍の車輌供給問題に関する責任者であり、(ミストラル級の)交渉プロセスには全く関与していない。
ドミトリー・ロゴージンは、この件に関し、彼の部下は、協議会会長の個人的な許可を得てからのみコメントできるという報道との接触規制の作成を依頼した。

ゴーチェロゴージンとの間の交渉は、暫定的に6月中旬に計画されている。

フランス当局ロシアへの「ミストラル」引き渡しを凍結している。
双方は、契約破棄の条件についての議論を始めたと報じられた。
メディアは、艦を購入する可能性のある候補者について議論しており、最も可能性が高いのは中国であると述べている。
フランス海軍は、これらの艦を必要としていない事を表明している。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】

「ミストラル」級の1番艦「ウラジオストク」は2014年11月に引き渡される予定でしたが、2014年2月以降のウクライナ情勢の悪化により、アメリカを初めとする西側諸国フランスに対し、ロシアへの「ミストラル」級の引き渡しの中止を求め、当初はロシアへ艦を引き渡す意向を表明していたフランス大統領も、2014年11月末に「ウラジオストク」の引き渡しの延期を決定しました。
[フランスはロシアへのミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの引き渡しを一時停止する]
[ロシアはミストラル級ヘリ空母購入の為にフランスへ約10億ユーロを支払っている]

2番艦「セヴァストーポリ」も2014年11月に進水し、今年3月から洋上試験を開始しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母セヴァストーポリは2回目の洋上試験を行なう]

オランド大統領はは、再三に渡り、「ミストラル」級引き渡しの為の条件として、ウクライナ情勢の鎮静化(停戦合意の履行)を挙げています。
[ロシアへのミストラル級ヘリ空母引き渡しの為の条件は未だ成立していないとフランス大統領は言った]

このようなフランス側の態度に対し、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、2015年4月16日、「ロシアはミストラル級の供給の『挫折』に関し、フランスへ違約金を請求するつもりは無いが、ロシアが負担した費用は返してもらわなくてはならない」と公言しました。
[ロシアはミストラル級ヘリ空母に関してフランスへ違約金を求めないが支払った代金の返却を望む]

4月19日、オランド氏は、4月24日にアルメニアプーチン氏と会い、「ミストラル」級に関する問題で話し合うと確約する事になりました。
[フランス大統領はミストラル級ヘリ空母の問題についてロシア大統領と話し合う]

4月22日、オランド氏は、ウクライナ大統領との共同記者会見において、改めてロシアへの「ミストラル」級引き渡しの為の条件は形成されておらず、引き渡しは不可能であると表明しました。
更には、ロシアフランスへ払った「ミストラル」級の代金の返還についても言及しました。
[フランスはロシアが支払ったミストラル級ヘリ空母の代金を返還する用意がある]

そして4月24日、アルメニアエレバンプーチン氏とオランド氏の会談が開かれました。
[フランス大統領とロシア大統領はアルメニアにおける首脳会談でミストラル級ヘリ空母の問題についても話し合った]

この会談では「ミストラル」級の問題についても話し合われたようですが、会談後、フランス大統領「ロシアへのミストラル級の引き渡しは決まっていない」と述べ、一方、ロシア大統領報道官「この件に関しては何の問題も無い」とだけ述べました。

4月27日、ロシア大統領報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、「ミストラル級ヘリ空母か、或いは前払い金(ロシアがフランスへ支払い済みの代金)をロシアへ戻す事で合意している」と述べました。
[フランスはロシアへミストラル級ヘリ空母を引き渡すか、或いは金を返す]

それから約1ヶ月後の5月26日、ロシア軍事産業委員会協議会議長代理オレグ・ボチカリョフ氏は、ロシアフランス「ミストラル」級の代金返還と補償額について交渉していると述べました。
[ロシアはフランスとミストラル級ヘリ空母に関する補償額について交渉している]

しかし、ボチカリョフ氏の発言には事実誤認も多く、そもそも、ボチカリョフ氏は「ミストラル」級には一切関与していない「部外者」だった事も有り、直属上司に当たるロシア副首相ドミトリー・ロゴージン氏より厳しい譴責を受ける事になりました。

ロシア海軍の為の将来ヘリコプター空母(ヘリコプター揚陸ドック艦)は原子力推進になるかもしれない

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月26日22時46分配信
【代議員:ロシア連邦は原子力機関を有する「ミストラル」の同類艦を建造するかもしれない】
モスクワ、5月26日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦の手中に在るフランス製ヘリコプター空母の図面に核動力装置を追加装備した「ミストラル」の同類艦を、ロシアは難無く独自に建造する事が出来る。
火曜日、ロシア通信社ノーボスチは、ロシア連邦国家院(下院)産業委員会副委員長ウラジーミル・グテネフより伝えられた。

「ミストラルのような艦を建造する為の技術は、特に難しいものではありませんし、私共は、ヘリコプター空母の図面の使用許可を得ております。
であるが故に、全体として、このような艦の技術-戦術的特性に適合する我々の一連の兵装システムとなるでしょう」
グテネフ
は表明した。

彼は、我が軍の為に「ミストラル」と同様の艦を作成する必要が生じた場合、それは「同様のサイズの艦となりますが、核動力装置となり、ロシアの産業界による対空防衛手段及び対潜防御手段を装備します」
と付け加えた。

以前、ロシア連邦軍事産業委員会第一副委員長オレグ・ボチカリョフは、ロシアフランス「ミストラル」の代わりに独自のヘリコプター空母の建造を計画していると記者団へ伝えた。

2隻のヘリコプター空母の供給契約は2011年にフランスDCNS/STXロソボロネクスポルト(ロシア兵器輸出公社)との間で締結された。
契約額は12億ユーロである。
1番艦「ウラジオストク」は2014年に、2隻目の「セヴァストーポリ」は2015年にロシアへ向かわなければならなかったが、これは実現しなかった。
ロシアフランスに対し、艦の引き渡し、或いは返金を求めていた。


[ロシア将来ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)]

ロシアフランスへ2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)を発注し、2014年と2015年に引き渡される筈でしたが、フランスウクライナ情勢に関連して引き渡しを凍結しました。
現在は、「ミストラル」級の引き渡しを取り止め、ロシアへの代金返却及び補償の方向で話が進められています。
[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]

2015年5月26日、ロシア軍事産業委員会協議会議長代理オレグ・ボチカリョフ氏は、ロシアフランス「ミストラル」級の代金返還と補償額について交渉していると述べました。
[ロシアはフランスとミストラル級ヘリ空母に関する補償額について交渉している]

この時、ボチカリョフ氏は、ロシアが独自のヘリコプター空母の建造を計画しているとも述べています。


一方、ロシアは、以前から「ミストラル」級のような艦~将来ヘリコプター揚陸ドック艦~を自国で建造する事は可能であり、その計画が有ると何度も表明しています。
[ロシアの造船所はミストラル級のような艦を独自に建造できる]
[ロシアは独自のヘリコプター空母の建造を計画している]
[ロシア造船業界はミストラル級のようなヘリ空母を建造する用意がある]

未だ詳細は明らかにされていませんが、その設計原案は既に出来上がっています。

この艦(ロシア将来ヘリコプター揚陸ドック艦)の全長は大体230mくらいであり、「ミストラル」級よりもやや大型になるようです。
兵装は、確認できるものだけで130mm単装砲が1基、高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」が6基です。
この他に、対潜兵装(パケート-NK?)も搭載されるようです。

搭載機は、Ka-52K、Ka-29、Ka-27辺りが想定されているようです。

ただし現在の所、将来ヘリコプター揚陸ドック艦の具体的な建造計画は未だ有りません。
[ロシア海軍の為の独自設計ヘリコプター空母を建造する具体的な計画は未だ無い]

しかし、「2050年までのロシア連邦造船プログラム」には含まれておりますので、何れは建造に着手されることになります。

そして今回、ロシア連邦国家院(下院)産業委員会副委員長ウラジーミル・グテネフ氏は、ロシア将来ヘリコプター揚陸ドック艦原子力推進艦となる可能性について初めて言及しました。

今の所、将来ヘリコプター揚陸ドック艦は通常動力が想定されていますが、ロシア海軍の為の将来駆逐艦「リデル」級将来正規空母原子力推進となる事がほぼ確定しています。

[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]
[ロシア将来航空母艦]

将来駆逐艦「リデル」級よりも大型となり(おそらくは2万トン以上)、原子力推進艦の建造経験が豊富なサンクトペテルブルクバルト工場での建造が想定されている将来ヘリコプター揚陸ドック艦原子力推進になる可能性は充分に有るでしょう。

ロシアはフランスとミストラル級ヘリ空母に関する補償額について交渉している

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月26日15時30分配信
【軍事産業委員会:「ミストラル」の議論は補償額についてのみである】
カザン、5月26日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシアフランス揚陸ヘリコプター母艦「ミストラル」型に関する交渉は、今日においては、ただ1つの問題のみが話し合われている-ロシアが受け取るべき補償額について。
火曜日、ロシア軍事産業委員会協議会議長代理オレグ・ボチカリョフは記者団へ伝えた。

「我々は、今、(議論の)商業面に関しては、返金へ移行しております。
今、議論されている事は、ただ1つのみ-ロシアへ返されるべき金額についてです。
この作業は、今、とても大きなものです」
ボチカリョフ
は話した。

2隻のヘリコプター空母の供給契約は2011年にフランスDCNS/STXロソボロネクスポルト(ロシア兵器輸出公社)との間で締結された。
契約額は12億ユーロである。
1番艦「ウラジオストク」は2014年に、2隻目の「セヴァストーポリ」は2015年にロシアへ向かわなければならなかったが、これは実現しなかった。
ロシアフランスに対し、艦の引き渡し、或いは返金を求めていた。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月26日15時30分配信
【フランスの「ミストラル」特使は交渉の為にロシア連邦へ到着する】
カザン、5月26日-ロシア通信社ノーボスチ

揚陸ヘリコプター母艦「ミストラル」型の問題を解決する為のフランス特使ルイ・ゴーチェは、この問題に関する交渉の為火曜日か水曜日にロシアへ飛ぶことになっている。
火曜日、ロシア軍事産業委員会協議会議長代理オレグ・ボチカリョフは記者団へ伝えた。

「今日か明日にゴーチェ氏はロシアへ到着し、ミストラルについての今後の困難な交渉を行ないます」
ボチカリョフ
は話した。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】

「ミストラル」級の1番艦「ウラジオストク」は2014年11月に引き渡される予定でしたが、2014年2月以降のウクライナ情勢の悪化により、アメリカを初めとする西側諸国フランスに対し、ロシアへの「ミストラル」級の引き渡しの中止を求め、当初はロシアへ艦を引き渡す意向を表明していたフランス大統領も、2014年11月末に「ウラジオストク」の引き渡しの延期を決定しました。
[フランスはロシアへのミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの引き渡しを一時停止する]
[ロシアはミストラル級ヘリ空母購入の為にフランスへ約10億ユーロを支払っている]

2番艦「セヴァストーポリ」も2014年11月に進水し、今年3月から洋上試験を開始しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母セヴァストーポリは2回目の洋上試験を行なう]

オランド大統領はは、再三に渡り、「ミストラル」級引き渡しの為の条件として、ウクライナ情勢の鎮静化(停戦合意の履行)を挙げています。
[ロシアへのミストラル級ヘリ空母引き渡しの為の条件は未だ成立していないとフランス大統領は言った]

このようなフランス側の態度に対し、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、2015年4月16日、「ロシアはミストラル級の供給の『挫折』に関し、フランスへ違約金を請求するつもりは無いが、ロシアが負担した費用は返してもらわなくてはならない」と公言しました。
[ロシアはミストラル級ヘリ空母に関してフランスへ違約金を求めないが支払った代金の返却を望む]

4月19日、オランド氏は、4月24日にアルメニアプーチン氏と会い、「ミストラル」級に関する問題で話し合うと確約する事になりました。
[フランス大統領はミストラル級ヘリ空母の問題についてロシア大統領と話し合う]

4月22日、オランド氏は、ウクライナ大統領との共同記者会見において、改めてロシアへの「ミストラル」級引き渡しの為の条件は形成されておらず、引き渡しは不可能であると表明しました。
更には、ロシアフランスへ払った「ミストラル」級の代金の返還についても言及しました。
[フランスはロシアが支払ったミストラル級ヘリ空母の代金を返還する用意がある]

そして4月24日、アルメニアエレバンプーチン氏とオランド氏の会談が開かれました。
[フランス大統領とロシア大統領はアルメニアにおける首脳会談でミストラル級ヘリ空母の問題についても話し合った]

この会談では「ミストラル」級の問題についても話し合われたようですが、会談後、フランス大統領「ロシアへのミストラル級の引き渡しは決まっていない」と述べ、一方、ロシア大統領報道官「この件に関しては何の問題も無い」とだけ述べました。

4月27日、ロシア大統領報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、「ミストラル級ヘリ空母か、或いは前払い金(ロシアがフランスへ支払い済みの代金)をロシアへ戻す事で合意している」と述べました。
[フランスはロシアへミストラル級ヘリ空母を引き渡すか、或いは金を返す]

それから約1ヶ月後、ロシア軍事産業委員会協議会議長代理オレグ・ボチカリョフ氏は、ロシアフランス「ミストラル」級の代金返還と補償額について交渉していると述べました。

ロシア海軍航空隊の為の対潜哨戒機Il-38近代化改修の第2バッチの契約が締結された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月26日15時20分配信
【海軍は近代化されたIl-38Nの新たな集群を受け取る】
モスクワ、5月26日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦国防省公開株式会社「イル」(イリューシン)は、対潜航空機Il-38の次のシリーズの近代化の契約を締結した。
火曜日、同社の広報サービスは発表した。

以前の契約の枠組において5機の航空機の修理及び近代化作業が完了し、4機は発注者へ引き渡され、常時駐留飛行場への飛行を行なった。

「公開株式会社イルとロシア国防省との間で、ロシア海軍海洋航空隊の対潜航空機Il-38の次の集群をIl-38Nのレベルへ引き上げる近代化生産契約が締結されました」
声明では、こう述べられ

更に広報サービスは、以前のシリーズの第5の近代化された航空機は、現時点で、飛行試験専門家により飛行準備を整えており、ジュコーフスキー「イル」最終仕上げ拠点で地上試験へ取り組んでいる事を指摘した。


『イリューシン記念航空機試作設計局』公式サイトより
【Il-38対潜航空機】

旅客機Il-18をベースに開発された対潜哨戒機Il-38は、1961年9月27日に初飛行し、1967年から1972年までに65機が生産されました。

現用のIl-38は、Il-38N仕様への近代化改修を受けます。
『イリューシン記念航空機試作設計局』公式サイトより
【Il-38N低翼機】

Nは「ノヴェッラ」Новелла(短編小説、新規追加条項)の略です。
Il-38の上部に追加されたのが「ノヴェッラ-P-38」複合体です。
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北方艦隊は、2012年3月にIl-38N(15号機)を受領していますが、これはプロトタイプのようです。
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nの飛行訓練を開始した]

2014年7月15日、Il-38N「量産機」(機体番号19)ロシア海軍へ引き渡されました。
[近代化された対潜哨戒機Il-38Nは7月15日にロシア海軍へ引き渡される]
[近代化された対潜哨戒機Il-38N量産1号機はロシア海軍へ引き渡された]

その後、27号機、24号機、23号機が改修を終えてロシア海軍航空隊へ引き渡されています。

2015年3月30日には太平洋艦隊航空隊が初めてIl-38Nを受領しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊は近代化改修された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]

IL-38Nの第1バッチ近代化改修は5機で終了しますが、これに続く第2バッチの近代化改修の為の契約が締結されました。


なお、ロシア海軍航空隊の他の対潜航空機(Tu-142M3海洋哨戒機、Be-12対潜水陸両用機、Ka-27PL対潜ヘリコプター)も、全て現用機が近代化改修されます。
[ロシア海軍航空隊の2015年の更新計画]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142は近代化改修される]
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦ラードヌイはクリミアへ帰ってきた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月26日13時11分配信
【黒海艦隊の警備艦「ラードヌイ」は地中海からクリミアへ戻ってきた】
モスクワ、5月26日-ロシア通信社ノーボスチ

地中海での任務遂行を完了した黒海艦隊警備艦「ラードヌイ」は、火曜日にセヴァストーポリへ戻ってきた。
黒海艦隊の情報供給部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は発表した。

「2月6日に艦隊主要基地を去った警備艦ラードヌイは、地中海の海軍常設連合部隊の一員として行動し、数日前、ローテーションに基づき黒海艦隊の他の警備艦プイトリーヴイと交代しました」
彼は想起した。

この航海は「ラードヌイ」にとって、修理及び近代化の後の最初のものであった。


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黒海艦隊所属の警備艦「ラードヌイ」(プロジェクト1135、クリヴァクI級)は、2015年2月初頭にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊のクリヴァクI級フリゲート"ラードヌイ"は地中海へ向かった]

2月16日には北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」などと共に砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍3艦隊の軍艦は地中海東部で砲撃訓練を行なった]

その後も地中海東部に展開していました。

4月21日、キプロスリマソール港へ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦ラードヌイはキプロスのリマソールへ寄港した]

5月17日から5月21日まで地中海東部で実施されたロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」]

演習終了後、地中海東部を離れ、今回の記事の通り、5月26日にセヴァストーポリへ帰港しました。

現在、「ラードヌイ」に代わり、同じ黒海艦隊警備艦「プイトリーヴイ」(プロジェクト1135M、クリヴァクII級)地中海東部へ派遣されています。
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[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海へ向かった]

艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kはミストラル級ヘリ空母が無くてもロシア海軍で運用される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月25日10時53分配信
【設計主任:Ka-52Kは「ミストラル」が無くても海軍で運用される】
モスクワ、5月25日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦「ミストラル」型ヘリコプター空母の為に開発したヘリコプターKa-52K(艦載機)は、海軍での運用法を見出している。
月曜日、「カモフ」のヘリコプターマーケティング担当設計主任でロシア英雄セルゲイ・ミヘーエフロシア通信社ノーボスチへ表明した。

以前、ロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し、セルゲイ・ミヘーエフは、ヘリコプターKa-52Kは16機程度は製造されなければならないと述べた。

「この状況(「ミストラル」の供給契約)は、故意あるいは無意識に導かれており、海軍へ、自身の素敵な居場所を見出したもう1つの特殊用途ヘリコプターが登場する事になります。
私共は当惑などしておりません-ミストラルが来るか、或いは来ないのかは、我々にとっては問題ではありません」
ミヘーエフ
は話した。

「カモフ」設計主任は、艦載ヴァージョンKa-52の搭載システムの主な特徴について説明した。
ヘリコプターのローターの折り畳みは、軍艦「ミストラル」型の格納庫への適合を可能とする。
「もしもミストラルが無くとも、このヘリコプターは、他のあらゆるロシア海軍の艦での運用法を見出しております」
ミヘーエフ
は指摘した。

2隻のヘリコプター空母の供給契約は2011年にフランスDCNS社ロソボロネクスポルト(ロシア兵器輸出公社)との間で締結された。
契約額は12億ユーロである。
1番艦「ウラジオストク」は2014年に、2隻目の「セヴァストーポリ」は2015年にロシアへ向かわなければならなかった。
次に、DCNS(「統合造船業営団」のフランス版)は、アメリカ合衆国の制裁は、「ミストラル」の建造と引き渡しを妨げる事は出来ないと主張した。

ヘリコプターKa-52「アリガートル」は、打撃ヘリコプターKa-50「チョールナヤ・アクラ」の改良型である。
それは、様々な施設、移動あるいは固定地上目標の検出と認識、敵の装甲車両、ヘリコプター及び低空飛行する低速航空機の破壊の為に意図されている。


[艦上攻撃ヘリコプターKa-52K]

艦載ヘリコプターKa-52K(空軍のKa-52の艦載機型)の試作1号機は、2015年3月7日に沿海地方で初飛行しました。
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kの試作1号機が初飛行した]

Ka-52Kは、元々はロシアフランスへ発注した2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の搭載機として開発されたのですが、フランスウクライナ情勢に関連して艦の引き渡しを凍結しました。
現在は、「ミストラル」級の引き渡しを取り止め、ロシアへの代金返却及び補償の方向で話が進められています。
[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]

しかし、「ミストラル」級の動向とは関係なしにKa-52Kの開発は続行されています。
[ロシア海軍の為の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kの開発と生産は続行される]

Ka-52Kは、他の艦か、或いは陸上基地へ配備されることになります。
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリKa-52Kはミストラル級ヘリ空母以外の艦に搭載されるかもしれない]

ロシア海軍Ka-52Kは、対艦ミサイルKh-35(ウラン)及び対レーダー/対艦ミサイルKh-31の運用能力が付与される事になるようです。
[ロシア海軍の為の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kは対艦ミサイルの運用能力を付与される]

ロシア海軍の為のプロジェクト11356Rフリゲートはウクライナ製の代わりにロシア製ガスタービンを装備する

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『タス通信』より
2015年5月23日16時59分配信
【統合造船業営団:建造中のプロジェクト11356フリゲートはウクライナ製の代わりにロシア製エンジンを装備する】
カリーニングラード、5月23日/タス通信特派員ウラジーミル・ヌヤクシェフ

ロシア海軍の為にカリーニングラード沿バルト造船工場「ヤンターリ」で建造されているプロジェクト11356フリゲートは、ウクライナ製の代わりにロシア製エンジンを装備する。
統合造船業営団第1副総裁イーゴリ・ポノマリョフは、カリーニングラードにおいてタス通信の質問に答え、こう述べた。

「良く知られている状況ですが、輸入供給品に関連する問題が発生しております。
特に、6隻のプロジェクト11356フリゲートシリーズの内の第2バッチ3隻の為のウクライナの製造者からの主要動力装置に関して」
ポノマリョフ
は話した。

これは、カリーニングラード工場で建造されている「アドミラル」シリーズと呼ばれる黒海艦隊の為の艦についての話である。
フリゲートのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」工場航行試験を実施中であり、2隻目の「アドミラル・エッセン」はアクティブな建造段階に在り、工場は今年中に納入しなければならない。
次の3隻(このシリーズの6隻目は未だ起工されていない)の建造時期は、ロシア艦の為のウクライナ企業からのエンジン供給が挫折したが故に調整されるかもしれない。

現在の状況から抜け出す為の結論は、統合造船業営団第1副総裁によると、科学生産合同「サトルゥン」エンジンを製造する事である。
「全ては、同様なタイプの主要動力装置のサトゥルンでの製造の進捗により決まります」
ポノマリョフ
は指摘した。
彼によると、統合造船業営団は、こう考える。
「これらの艦は、ロシアの製造者から受け取られるエンジンを待って完成させる必要が有ります」
ポノマリョフは、この問題は「十分な量の」議論が進められており、このシリーズの艦の「ヤンターリ」での建造を中止あるいは一時停止するという決定を国防省は採択しない事を強調した。

ポノマリョフは付け加えた。
「ヤンターリ工場の将来は明るいものであり、昨年には400名以上が採用されたのみであり、建造の縮小あるいは人々の解雇は、営団や工場の計画には含まれておりません」
「インド海軍向けを含め、プロジェクト11356艦の建造により蓄積された全ての建造潜在力は保持されております。
更には、海洋状況調査船ヤンターリの建造により得られた経験も」

彼は話した。

統合造船業営団第1副総裁は、営団が国防省と共にカリーニングラード工場での揚陸艦シリーズの建造を拡大する問題について検討中であることを指摘した。
統合造船業営団は、現在、ロソボロネクスポルトが交渉を進めているインド海軍の為の新たなシリーズのフリゲートの建造へ「ヤンターリ」工場が参加する可能性を排除しない。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦は、現在までに5隻が起工され、この内の2隻が進水し、1番艦は洋上試験中です。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは初めての砲撃試験を行なった]
[建造進むロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト11356R(2015年4月4日)]

プロジェクト11356Rフリゲートの主機であるガスタービン集合体M7N1(ブースト用ガスタービンDT-59と巡航用ガスタービンDS-71から成るユニット)は、ウクライナ「ゾーリャ・マシプロイェクト」社で組み立てられ、ロシアへ供給されていましたが、ウクライナ危機により、供給は途絶えてしまいました。
M7N1は、プロジェクト11356Rの1番艦~3番艦(「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」)までの分は供給されましたが、4番艦以降のエンジンは供給されていません。

この為、4番艦以降には、ロシア国内で製造されるエンジンが載せられる事になります。
[ロシア海軍のアドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートはウクライナ製ガスタービンエンジンを代替する]

なお、記事の末尾で「ヤンターリ工場での揚陸艦の建造の拡大を検討中」と書かれていますが、これは、プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)を指しています。
[新型揚陸艦イワン・グレン]

ロシア海軍の為の独自設計ヘリコプター空母を建造する具体的な計画は未だ無い

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『タス通信』より
2015年5月23日9時49分配信
【情報筋:ヘリコプター空母の作成はロシア「防衛産業」の今日の議題に上っていない】
モスクワ、5月23日/タス通信

ロシア独自のヘリコプター空母の作成の問題は、今日の議題に上がっていない。
それが海軍にとって必要が有るのかどうかについて未だ理解されていないが故に。
5月23日、造船業界の高位の情報提供者はタス通信へ表明した。

「このような艦を実際に具現化する問題につきましては、今日、議題には上がっておりません。
このような課題は、業界の前には何も置かれておりませんので」

対談者は話した。

彼は、少なくとも、このテーマは「選択肢として」検討されてはいる事を指摘した。
「それは、以前には検討されていました。現在では、尚の事。
まず初めに、このような艦が必要であるのかという問題、更には、我が業界のヘリコプター空母を作成する能力について考えなければなりません。
それは未だ、総合的には理解されていません、
ロシアにとって、このような艦が必要であるのかという点に関して」

情報提供者は付け加えた。

[「ミストラル」型ヘリコプター空母についての論争]
2011年、ロシアフランス「ミストラル」型ヘリコプター空母を発注した。
ロシア海軍は2014年秋には、1隻目の艦を受領する事になっていたが、パリウクライナ情勢が故に、ヘリコプター空母の引き渡しを一時停止した。
2隻目の艦の引き渡しは2015年に予定されていたが、その引き渡しも凍結された。

フランス側は、「ミストラル」ロシアへ引き渡さない場合、補償金を支払う用意が有ると伝えられた。
モスクワは、何れかの選択肢が在る事を繰り返し強調している-艦か、或いは金銭か。

ロシアの公人は、同国の防衛は軍艦「ミストラル」型の契約の挫折により支障をきたす事は無いと一度ならず表明している。
統合造船業営団は、適切な発注を受けた場合、同様のヘリコプター空母を独自に建造する用意があると表明している。

以前、ウラジーミル・プーチン大統領は、「ミストラル」の発注は「主として私達のパートナーを支援し、造船所の仕事を保障する為のものです」と表明した。


ロシアフランスへ2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦を発注し、2014年と2015年に引き渡される筈でしたが、フランスウクライナ情勢に関連して引き渡しを凍結しました。
現在は、「ミストラル」級の引き渡しを取り止め、ロシアへの代金返却及び補償の方向で話が進められています。
[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]


一方、ロシアは、以前から「ミストラル」級のような艦~将来ヘリコプター揚陸ドック艦~を自国で建造する事は可能であり、その計画が有ると何度も表明しています。
[ロシアの造船所はミストラル級のような艦を独自に建造できる]
[ロシアは独自のヘリコプター空母の建造を計画している]
[ロシア造船業界はミストラル級のようなヘリ空母を建造する用意がある]

未だ詳細は明らかにされていませんが、その設計原案は既に出来上がっています。

この艦(ロシア将来ヘリコプター揚陸ドック艦)の全長は大体230mくらいであり、「ミストラル」級よりもやや大型になるようです。
兵装は、確認できるものだけで130mm単装砲が1基、高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」が6基です。

搭載機は、Ka-52K、Ka-29、Ka-27辺りが想定されているようです。


しかし今回、ロシア造船業界の高位の関係者は、今の所は、ロシア独自のヘリコプター空母(ヘリコプター揚陸ドック艦)の建造は具体的な議題には上がっていないと述べました。
つまり、現行の国家軍備プログラム(2020年までの)においては、具体的な建造計画は無いという事です。
(「2050年までのロシア連邦造船プログラム」には含まれていますが)

独自に建造する事は技術的には充分に可能であっても、それでは、今、ロシア海軍にとって、更にはロシア連邦自身にとって、このようなヘリコプター揚陸ドック艦は、すぐに必要なものであるのかと言えば、その答えは「否」でしょう。
(「ミストラル」級の導入には、軍事的な必要性では無く、建造技術導入という目的が有り、この為に艦の半分はロシアの造船所で建造された)

それよりも、現行の海軍整備計画を着実に推し進め、新世代のフリゲートコルベット原子力潜水艦などを揃える事の方が優先されるべきでしょう。

ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した

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『タス通信』より
2015年5月22日13時48分配信
【潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は深海試験の為に北方艦隊へ到着した】
モスクワ、5月22日/タス通信

ディーゼルエレクトリック潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は深海試験の為に北方艦隊へ到着した。
金曜日、タス通信北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐より伝えられた。

「本日(5月22日)、プロジェクト636.3の2番艦-ディーゼルエレクトリック潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは、更なる試験プログラム遂行の為、北方艦隊のコラ異種戦力小艦隊の主要基地へ到着しました。
近い内に潜水艦の乗組員は、深海を含むバレンツ海エリアにおいて一連の複合試験への取り組みへ着手します」
セルガ
は話した。

彼によると、バルト艦隊から北方艦隊への「ロストフ・ナ・ドヌー」の移動は約2週間に渡った。

潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は、6隻のプロジェクト636(ワルシャワンカ)潜水艦シリーズの2隻目であり、黒海艦隊の為に意図されている。
同艦は2014年12月30日に海軍へ引き渡された。
同プロジェクト潜水艦のトップ「ノヴォロシースク」は、以前に北方艦隊への移動を行なっている。

このシリーズの潜水艦中央設計局「ルビーン」で設計され、「アドミラルティ造船所」で建造された。
その特徴は、小さなサイズと低水準の騒音、強力な魚雷及び魚雷ロケット兵装との組み合わせにある。
これらの潜水艦は、水中艦及び水上艦へ対抗でき、海軍基地、沿岸沖、海上交通線の保護のために意図されている。


[プロジェクト06363潜水艦]

ロシア海軍黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の2番艦B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2011年11月21日にサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で起工されました。
[改キロ級潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」起工]

それから約3年後の2014年6月26日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは進水した]

8月下旬、係留試験が開始されました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは係留試験を開始した]

その後、10月21日から工場航行試験が始まりました。
『ruspodplav』より
2014年11月2日23時44分配信
【「ロストフ・ナ・ドヌー」はサンクトペテルブルクへ戻ってきた】

ロシア海軍広報部は、「ロストフ・ナ・ドヌー」が2014年末までにロシア海軍へ引き渡されると発表しました。
[最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは2014年末までにロシア海軍へ引き渡される]

12月23日には国家受領試験が終わりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月23日13時26分配信
【ディーゼルエレクトリック潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は国家試験から戻った】

その後、12月27日に受領-引渡証書への署名が行なわれ、12月30日に海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊第4独立潜水艦旅団へ編入されました。
[潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはロシア海軍へ就役した]


就役した「ロストフ・ナ・ドヌー」は、まずバレンツ海へ移動して深海試験を行ない、その後に配備先の黒海艦隊基地-ノヴォロシースク海軍基地へ回航されます。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験を行なう為にバレンツ海へ移動する]

2015年4月17日、「ロストフ・ナ・ドヌー」クロンシュタットを抜錨しました。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはクロンシュタットを去り、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ向かった]

そして5月22日、深海試験を行なう為、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。

この間、約1ヶ月になりますが、クロンシュタットを抜錨して真っ直ぐにポリャールヌイへ向かったわけでは無く、5月初頭までバルト海に滞在し、バルチースク基地へ立ち寄ってからポリャールヌイへ向けて出航したようです。
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ロシア海軍プロジェクト06363潜水艦は、魚雷発射管から発射できる有翼ミサイル「カリブル」を装備します。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)を揚げた

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月22日19時40分配信
【ロシア海軍の最新鋭フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は聖アンドレイ旗を揚げた】

現在、バルト海の射爆場で航行試験を実施しているロシアの最新鋭フリゲートフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」において、聖アンドレイ旗の掲揚が行なわれた。
同艦は、未だロシア海軍へ引き渡されていない。


インターネット上における専門ブログや掲示板においては、現在は航行試験を実施しているフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」へ船員がアンドレイ旗を掲揚した写真が、広く議論の的になっている。

海軍の伝統によると、聖アンドレイ旗は、ロシア海軍の一員として登録された(就役した)後にのみ艦へ揚げられる。
加えて、軍艦規定第627条には、こう記されている。
「海軍旗の艦への授与は、艦隊司令官の命令に基づく」

[『海軍産業』参考資料]
「アドミラル・ゴルシコフ」 は2014年11月に工場航行試験を開始した。
(2015年)5月15日、「ゴルシコフ」は、同艦を建造した造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の水域を去り、航行試験の継続の為、バルチースクへ向かった。
工場首脳からの情報によると、艦は同社へ戻る事は無い。

プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」は2006年に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工され、2014年11月8日からは工場航行試験を開始した。
当初、その開始は2013年に予定されていたが、設計局「アルセナル」からの130mm砲装置A-192の供給問題が故に遅延した。
航行試験及び国家試験が成功裏に完了した後、「アドミラル・ゴルシコフ」北方艦隊へ加入しなけばならない。

多目的フリゲート・プロジェクト22350「北方計画設計局」により開発された遠海ゾーン大型戦闘艦であり、幅広い課題の解決を意図している。
同プロジェクトフリゲートの排水量は4500トン、全長135メートル、幅15メートル、吃水4.5メートル。
艦は最大30ノットの速力発揮が可能である。
兵装は、「オーニクス」或いは「カリブル」を装弾する海上及び沿岸目標への攻撃が可能な汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」、高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」、対潜兵器複合体「パケート」、130mm砲A-192が1基、自己防衛ミサイル-砲複合体「パラシ」2基である。
航空兵装としてヘリコプターKa-27PLが有る。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。

2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]

「アドミラル・ゴルシコフ」の今後の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]
現在はバルチースク基地に居ます。

今後、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクへは戻らず、北方海域(つまりバレンツ海)へ向かうようです。

「アドミラル・ゴルシコフ」は、2015年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年末までにロシア海軍へ引き渡される]


その「アドミラル・ゴルシコフ」ですが、バルチースク基地に停泊中の5月21日頃、艦尾に乗員が集まり、ロシア海軍旗(聖アンドレイ旗)が掲揚されました。
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通常、ロシア海軍の艦が海軍旗を初めて掲揚するのは、艦が海軍へ引き渡され、正式に就役した後です。
(造船所から海軍への艦の引渡証書への署名が行なわれて艦が納入された後、海軍旗初掲揚式典が開催されて正式にロシア海軍へ就役する)

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」は、未だロシア海軍へ引き渡されていません。

今後、就役前の「アドミラル・ゴルシコフ」は、北方艦隊の担当海域であるバレンツ海へ移動して最終試験を実施する事になりますが、その為にはデンマーク海峡を通過してバルト海から出て北海、ノルウェー海を通らなければなりません。
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この過程で外国の沿岸付近を通過し、場合によっては領海の近い所まで接近する事も有り得るので、国籍や所属を示すものが何も無い状態では都合が悪いという事で、仮に海軍旗が授与されたのでしょうか。

ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは初めての砲撃試験を行なった

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月22日17時52分配信
【フリゲートのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めての射撃を実施した】

プロジェクト11356フリゲートのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、航行試験の枠組において、バルト海で初めての射撃を成功裏に実施した。

『海軍産業』(フロートプロム)沿バルト造船工場「ヤンターリ」の代理人セルゲイ・ミハイロフより伝えられたように、最近の海洋への出航中に船員は初めてA-190砲及び高角砲AK-630Mを点検した。

彼は指摘した。
「これは始まりに過ぎません」
船員は、5月下旬に予定されている更なる海洋への出航中に艦載砲の試験を継続する。

更にミハイロフは、この海洋への出航中に、艦の乗組員は納入チームと合同で内部システムの点検を成功裏に完了したと話した。
加えて、「グリゴロヴィチ」航法システムの試験を続ける。

[『海軍産業』参考資料]
プロジェクト11356遠海ゾーン多目的フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、沿バルト造船工場「ヤンターリ」の造船台で2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水した。
同プロジェクトは、公開株式会社「北方計画設計局」で設計された。

現時点においては、このシリーズの6隻の艦の内の5隻が起工されており、同プロジェクトの2番艦-「アドミラル・エッセン」は2014年11月7日に進水している。
艦は海軍への引き渡し後、黒海艦隊へ向かわなければならない。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」の工場航行試験は4月8日に始まった。
これまでの艦の海洋への出航では如何なる機器の動作にも誤作動は記録されていない。
2014年8月、フリゲートは海軍へ引き渡されなければならない。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]

その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】

12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】

そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した]

消磁作業は3月下旬に完了し、4月8日に「ヤンターリ」造船所の在るカリーニングラードからバルチースク海軍基地へ移動しました。

4月下旬に1回目の洋上試験が実施され、4月29日に完了しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年5月初頭から2回目の洋上試験を開始する]

そして5月5日に2回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を開始した]

2回目の試験は5月7日には終わり、バルチースク基地へ戻りました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を終えた]

5月16日から3回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は5月16日から洋上試験を再開する]

この3回目の洋上試験中、初めて「アドミラル・グリゴロヴィチ」の砲兵装~A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲と、AK-630M 30mmガトリング砲の発射試験が実施されました。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、今年(2015年)8月にロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備される予定です。
[新型警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは2015年8月にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年夏以降に黒海艦隊へ配備される]


プロジェクト11356Rの2番艦以降も建造が進んでいます。
これらの同型艦も、全て黒海艦隊へ配備され、クリミア半島のセヴァストーポリへ駐留します。
[建造進むロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト11356R(2015年4月4日)]

ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は進水した

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『タス通信』より
2015年5月22日12時44分配信
【太平洋艦隊は23年ぶりに新たな艦-コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」を受け取る】
コムソモリスク・ナ・アムーレ、5月22日/タス通信特派員セルゲイ・ミンガゾフ

アムール造船工場で建造されているコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、コムソモリスク造船所から21世紀に太平洋艦隊が23年ぶりに受領する初めての新造艦となる。
金曜日、太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツは、コルベットの造船台からの進水に先行する会合において発表した。

コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、近海ゾーンで行動する多目的警備艦プロジェクト20380であり、敵水上艦及び潜水艦との戦闘を行ない、更には海洋揚陸部隊の砲撃支援のために意図されている。
アムール造船工場では、もう1隻の同プロジェクトのコルベット-「グロームキー」が建造されている。
艦の工事費用は約130億ルーブルである。
1隻目のコルベットが無事に納入された後、国防省は、少なくとも更なる2隻の発注を割り当てる予定である。

ロシア海軍の編制には、現在、4隻のプロジェクト20380コルベットが存在する:「ステレグーシチー」(2008年に就役)、「ソーブラジテルヌイ」(2011年)、「ボイキー」(2013年)、「ストイーキー」(2014年)
これら全てがセーヴェルナヤ・ヴェルフィで建造されており、バルト艦隊の一員として加わった。

コムソモリスク・ナ・アムーレ公開株式会社「アムール造船工場」は、極東で最大の造船企業である。
同社は1936年から操業している。
工場の歴史において、合計で原子力潜水艦を含む270隻の艦船が建造された。

「私は、この工場を見てきました。
それはが生き残った時も、閉鎖の危機に瀕していた時も。
今、私達の前には、素晴らしい企業が在ります:生存し、発展した。
この記念すべき日は太平洋艦隊の為にものであり、21世紀に入ってから、私達は初めて全く新しい艦を受領します。
この記念すべき日に、23年ぶりにコムソモリスク・ナ・アムーレで最初から新たな艦が建造され、進水しました」
アヴャキャンツ大将
は話した。
「この記念すべき日に、私達は、この特別なイベントが、我々の人民の偉大なる国の復活の実例である事を見るでしょう。
十分な貿易と、十分な防衛の仕事を。
男たちは、造船所で従業員として働かなければなりません。
建造と防衛のために」


コルベットのドック作業台からの出渠式典の始まりに、乗組員は艦上に乗り込み、式典の司会者からは「艦の花嫁」が差し出された。
これは、古き海洋の伝統である:花嫁は艦へ幸運を与え、その後は守護天使のような存在となる。
この時、艦の花嫁となる権利は、アムール造船工場の技術エンジニアであるナターリヤ・カルナコワへ与えられた。
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タス通信特派員のインタビューで彼女は、今日の式典は、工場の為にとても歓迎すべきものであると話した。
何しろ、プロジェクト20380コルベットの建造は7年前に始まっているのだ。
花嫁のエンジニアは、会合が終わると、伝統によりコルベットの艦上でシャンパンの瓶を割り、艦は水上へのレールへ向かった。
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「工場のドック作業は2015年8月に完了します」
タス通信
は工場の代理人マリーナ・ラドゥエワより伝えられた。
その後、コルベットは同社の浮きドック「ゼーヤ」へ載せられて完成の為に沿海地方造船所「ズヴェズダー」へ向かい、試験を受ける。
年末までには太平洋艦隊へ軍備採用され、カムチャツカグループの一員として戦闘当直へ就く。


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、2006年6月30日にコムソモリスク・ナ・アムーレアムール造船工場で起工されましたが、建造工事は大幅に遅延しました。
[ロシア太平洋艦隊の為の新型コルベットの建造は遅延する]

その主な原因は、コルベットの建造価格に関するロシア国防省造船所の対立に有ったのですが、2014年4月、国防省造船所側の要求を受け入れ、建造費用の増額に同意しました。
[ロシア太平洋艦隊向けの新型コルベットの建造費用は130億ルーブルに増額された]

その後、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」の建造工事は進み、今年8月には艤装工事の為、コムソモリスク・ナ・アムーレから沿海地方ボリショイ・カーメニまで移送されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は艤装工事の為、2015年8月に沿海地方へ回航される]

2015年1月~3月、「ソヴェルシェーンヌイ」乗組員はバルト海へ行き、バルト艦隊プロジェクト20380コルベットで実地訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"乗組員はバルト海での訓練を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」乗組員はバルト海での研修を終えた]

5月15日、ロシア太平洋艦隊広報部は、「ソヴェルシェーンヌイ」の進水が5月26日に予定されていると発表しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は2015年5月26日にコムソモリスク・ナ・アムーレで進水する]

その4日後の5月19日、今度は造船業界サイドから、「ソヴェルシェーンヌイ」は5月22日に進水するという話が出てきました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は2015年5月22日にコムソモリスク・ナ・アムーレで進水する]

そして2015年5月22日に進水式典が開催されました。

「ソヴェルシェーンヌイ」は、今年末に海軍へ引き渡される予定です。
[最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グレミャーシチー"は2015年末にロシア海軍へ納入される]


プロジェクト20380コルベットは、太平洋艦隊向けに4隻が建造される予定です。
[極東でロシア海軍太平洋艦隊の為のコルベット4隻が建造される]

地中海におけるロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2015』は終了した




『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月21日17時29分配信
【地中海でのロシアと中国の軍事演習は成功裏に完了した】
モスクワ、5月21日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア・中国海軍演習『海洋協同-2015』は木曜日に地中海で終了し、全ての任務は成功裏に遂行された。
ロシア連邦海軍の代理人イーゴリ・ディガロ1等海佐は記者団へ伝えた。

「私は、今後のロシアと中国の海洋での協力は、平和と安定へ貢献する事を確信しております」
ディガロ
は、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフが演習本部へ宛てた電信を引用した。

提督は更に指摘した。
「艦の乗組員の整然たる協調作業は、ロシア側と中国側の演習統制活動を効果的なものとし、合同本部の作業は模範的なものでした」

彼によると、『海洋協同-2015』は遠海ゾーンで実施され、実用的な活動で満たされた。
「その目的は、世界の大洋における新たな脅威や挑戦へ対応する為の合同活動へ取り組む事でした」

伝えられているように、『海洋協同-2015』地中海で実施されたロシア連邦中国の初の海軍演習だった。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月21日19時55分配信
【ロシアと中国の演習統制官は、その結果を優秀と評定した】
モスクワ、5月21日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア・中国海軍演習『海洋協同-2015』ロシア側統制官アレクサンドル・フェドテンコフ中将は、その成果を「優秀」と評定した。

「ロシアと中国の艦は与えられた任務を遂行しました。それは優秀でした」
フェドテンコフ
は演習終了式典で表明した。

ロシア-中国海軍演習『海洋協同-2015』は、地中海で木曜日に終了した。

フェドテンコフ中将は遂行された任務の細部の特性について、地中海東部演習の海洋段階には4つのエピソードへの取り組みが含まれると話した。
特に、4つの戦術グループを構成しての昼間及び夜間の連携機動を含み、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」艦上の連合グループ司令部は部隊統制へ取り組み、航行中の物資補充及び貨物移送の任務を遂行した。

鍵となる要素は、彼によると、艦船護送における艦の行動への取り組み、組織的な対潜、対空、対艦、対水中工作防衛、海賊に乗っ取られた船を解放する課題への取り組み、同行する容疑船の臨検、逮捕、災害で遭難した艦の援助へ取り組んだ。

「更に艦は、災害で遭難した艦を援助する任務を成功裏に果たしました」
フェドテンコフ
は付け加えた。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月21日19時59分配信
【ロシアと中国の艦は仮想目標へ成功裏に「発射した」】
モスクワ、5月21日-ロシア通信社ノーボスチ

演習『海洋協同-2015』の枠組において、ロシア中国の艦は地中海で5月21日に模擬水中及び水上目標への射撃を成功裏に実施した。
ロシア連邦国防省は発表した。

「特に強調したいのは、成功裏に実行された海洋目標への砲射撃と、反応深海爆弾の投射のエピソードであります」
アレクサンドル・フェドテンコフ
中将は表明した。

フェドテンコフは5月21日、ロシア中国の艦が合計で8回の仮想海上目標への砲射撃及び4回の仮想水中目標への反応深海爆弾の投射を実施した事を指摘した。

フェドテンコフによると、ロシア・中国海軍演習の価値は、2ヶ国の海軍の為の実用的な成果の達成という観点から見れば、議論の余地が無い。
「2ヶ国海軍の間の高水準の相互理解は、演習の準備段階の間に行なわれた全ての成果を実際に具現化する事を可能としました」
中将は表明した。

演習の重要な成果の中で、彼は行動指揮システムの完璧さを指摘した。
それには、これらの要素が含まれる:ジヴノモルスコエ合同指揮本部親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」艦上の連合グループ司令部、戦術グループ司令部。
「戦術的グループ司令部及び艦長への命令を伝える過程は、厳格な時間パラメータと非常に論理的な任務指示により一貫性を保ちました」
フェドテンコフ
は表明した。

ロシア·中国海軍演習『海洋協同-2015』は、地中海で木曜日に終了した。
先にロシア連邦海軍は、全ての任務は成功裏に遂行されたと発表した。


[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」]

2015年5月11日~21日、地中海ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」が実施されます。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」は2015年5月中旬に地中海で実施される]
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』は2015年5月11日-21日に地中海で実施される]

この演習には双方合わせて9隻の艦船が参加し、中国海軍からは、第19次海賊対処部隊としてアデン湾へ派遣されていた054A型フリゲート「臨沂」(547)、「濰坊」(550)、903型総合補給艦「微山湖」(887)の3隻が参加します。
(つまり、ロシア海軍からは6隻が参加)

フリゲート「臨沂」「濰坊」は、5月4日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、5月8日にはノヴォロシースクへ入港しました。
(補給艦「微山湖」地中海東部で待機)
[中国海軍のフリゲートはロシア海軍基地ノヴォロシースクを公式訪問した]

ノヴォロシースクには、「海洋協同-2015」の合同司令部が設置されています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」合同司令部はロシア海軍基地ノヴォロシースクへ設置された]

大祖国戦争勝利70周年記念日である5月9日、ノヴォロシースク海軍基地でも記念式典が開催され、中国海軍の将兵も参加しました。
[中国海軍フリゲート乗員はロシア海軍基地ノヴォロシースクで大祖国戦争勝利70周年記念式典に参加した]

5月11日、「海洋協同-2015」の開始式典がノヴォロシースク海軍基地の合同演習本部で開催されました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」開始式典が開催された]

5月12日夕方、ノヴォロシースクからロシア海軍中国海軍の演習参加艦が出航しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」に参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はノヴォロシースクを抜錨する]

ノヴォロシースクを出航した3隻は、5月14日に黒海地中海を結ぶボスポラス・ダータネルス海峡を通過します。
[ロシア・中国海軍連合部隊は5月14日にボスポラス-ダータネルス海峡を通過する]

5月14日、ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」も、「海洋協同-2015」へ参加する為に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加する為に抜錨した]

「モスクワ」は、合同演習へ参加するロシア・中国連合艦隊の総旗艦を務めます。

5月14日午後から翌15日に掛け、演習参加艦はボスポラス・ダータネルス海峡へ入りました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はボスポラス-ダータネルス海峡を通過する]

5月17日、演習参加艦は地中海東部に集結し、ロシア・中国連合艦隊が形成されました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦は地中海東部へ集結した]

5月18日、地中海東部で演習の実地段階が始まりました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』の実地段階は地中海東部で始まった]

5月18日夜、ロシア・中国連合艦隊「4つの戦術艦グループ」に分かれ、夜間訓練を行ないました。
[ロシア海軍と中国海軍の艦船は地中海東部で夜間訓練を行なった]

5月19日の日中には、大型揚陸艦2隻と支援船2隻(海洋曳船補給艦)を護衛する船に見立てて船団護衛訓練が行われました。
19日夜から20日未明に掛けては、発光信号のみを使った(つまり無線類は一切使わない)夜間航行訓練が行われました。
[ロシア海軍と中国海軍は地中海東部で船団護衛訓練を行なった]

5月20日には、海賊に乗っ取られた船を解放する訓練が行われました。
[ロシア海軍と中国海軍は地中海東部で海賊対処訓練を行なった]

演習最終日の5月21日、実弾射撃訓練が実施されました。
[ロシア海軍と中国海軍は地中海東部で砲撃訓練を行なった]

5月21日の夕方にノヴォロシースク海軍基地合同演習指揮本部『海洋協同-2015』終了式典が開催され、地中海での合同演習は完了しました。


合同演習『海洋協同-2015』に参加するロシア・中国連合艦隊は、以下の4群に分かれて行動しました。

第1群:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、フリゲート「濰坊」、エアクッションロケット艦「サムーム」
第2群:フリゲート「臨沂」、警備艦「ラードヌイ」
第3群:大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「アレクサンドル・シャバリン」
第4群:海洋曳船MB-31、総合補給艦「微山湖」

セヴェロドヴィンスク造船所セヴマシュはロシア海軍の為の将来正規空母の建造を準備する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月20日16時46分配信
【セヴマシュ:航空母艦の建造を可能にする工場の近代化】
モスクワ、5月20日-ロシア通信社ノーボスチ

工場「セヴマシュ」の製造技術の近代化は、第5世代・第6世代潜水艦、更には、将来正規空母の建造を可能にする。
公開株式会社「生産合同セヴマシュ」総取締役首席顧問エドゥアルド・ボリソフは述べた。

「セヴマシュ社の技術的再装備は非常に能動的に進行中であり、2020年の国家軍備プログラムの課題の遂行を可能とするだけでは無く、2050年までの造船プログラムの実行が準備されます。
その枠組みにおいて我々は第5・第6世代潜水艦をブロック方式により建造し、航空母艦の建造の準備を行ないます」

ロシア造船産業及び機械製造海洋技術組合の委員会の会合においてボリソフは表明した。

ロシア機械製造組合副会長ウラジーミル・グテネフロシア通信社ノーボスチへ表明したように、造船界のこの方向は「非常に有望である」と考えられる。

「大規模ブロック建造は、既にソヴィエトの造船所において、良くマスターされていました。
重量1300トンまでのブロックが造船台で並行して作成され、その後、接合されます」
グテネフ
は説明した。

この数年間でロシアフランスへ2隻のヘリコプター空母の建造を発注した。
フランスは、1番艦「ウラジオストク」を昨年11月に引き渡す事になっており、その日時は11月14日と発表されていたが、これは実現しなかった。
現在、ロシアフランスからの艦の引き渡し、或いは返金を待っている。

以前にフランス大統領フランソワ・オランドが表明したように、パリ「ミストラル」を巡る状況から抜け出す方法を探している。
彼によると、その引き渡しは、ウクライナ危機の進展に依る。
更に彼は、艦の引き渡しが実施されなかった場合、ヘリコプター空母の為に支払われた資金は順当に返金すると考えていると述べた。


[ロシア将来航空母艦]

ロシア海軍の為の将来正規空母は、2020年代から建造を開始し、1番艦は2030年以降の就役が予定されています。

将来正規空母は2ヶ所以上の造船所で分割して建造される可能性が高いですが、最終組立は「セヴマシュ」造船所で行なわれる事になります。

この為、「セヴマシュ」は造船設備の近代化を進めています。
[セヴェロドヴィンスク造船所の屋外ドックは近代化される]

記事の末尾では、「ミストラル」級ヘリ空母について触れられていますが、ロシア国防省「ミストラル」級フランスから購入する事を公式に認めた際(2009年9月)、その理由として「将来の空母建造の為の基礎の学習」が挙げられています。
[ロシア国防省は、「ミストラル」型揚陸艦購入交渉が行なわれている事を認める]

ロシア海軍と中国海軍は地中海東部で砲撃訓練を行なった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月21日12時39分配信
【ロシア連邦と中華人民共和国の艦は地中海の演習で射撃に取り掛かった】
モスクワ、5月21日-ロシア通信社ノーボスチ

木曜日、ロシア中国の戦闘艦は地中海演習において砲射撃を開始し、更には、水中目標へ爆弾を投射し、演習はクライマックスに達した。
ロシア連邦国防省下の海軍広報サービス・情報管理部代表イーゴリ・ディガロ1等海佐は発表した。

「地中海東部でのロシア・中国海軍演習『海洋協同-2015』活動段階実施の枠組において、連合グループは模擬海上目標(海上盾、模擬浮遊機雷)への実地砲射撃、電波電子戦複合体の実地投射、更には、模擬水中目標への深海爆弾投射が行なわれました」
ディガロ
は伝えた。

彼によると、「これらの任務の遂行は、演習活動段階のクライマックスとなりました」

木曜日夕方、ジヴノモルスコエ演習合同指揮本部で演習の終了式典が開催される。
これに先立ち、戦闘演習の分析が行なわれる。


[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」]

2015年5月11日~21日、地中海ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」が実施されます。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」は2015年5月中旬に地中海で実施される]
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』は2015年5月11日-21日に地中海で実施される]

この演習には双方合わせて9隻の艦船が参加し、中国海軍からは、第19次海賊対処部隊としてアデン湾へ派遣されていた054A型フリゲート「臨沂」(547)、「濰坊」(550)、903型総合補給艦「微山湖」(887)の3隻が参加します。
(つまり、ロシア海軍からは6隻が参加)

フリゲート「臨沂」「濰坊」は、5月4日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、5月8日にはノヴォロシースクへ入港しました。
(補給艦「微山湖」地中海東部で待機)
[中国海軍のフリゲートはロシア海軍基地ノヴォロシースクを公式訪問した]

ノヴォロシースクには、「海洋協同-2015」の合同司令部が設置されています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」合同司令部はロシア海軍基地ノヴォロシースクへ設置された]

大祖国戦争勝利70周年記念日である5月9日、ノヴォロシースク海軍基地でも記念式典が開催され、中国海軍の将兵も参加しました。
[中国海軍フリゲート乗員はロシア海軍基地ノヴォロシースクで大祖国戦争勝利70周年記念式典に参加した]

5月11日、「海洋協同-2015」の開始式典がノヴォロシースク海軍基地の合同演習本部で開催されました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」開始式典が開催された]

5月12日夕方、ノヴォロシースクからロシア海軍中国海軍の演習参加艦が出航しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」に参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はノヴォロシースクを抜錨する]

ノヴォロシースクを出航した3隻は、5月14日に黒海地中海を結ぶボスポラス・ダータネルス海峡を通過します。
[ロシア・中国海軍連合部隊は5月14日にボスポラス-ダータネルス海峡を通過する]

5月14日、ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」も、「海洋協同-2015」へ参加する為に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加する為に抜錨した]

「モスクワ」は、合同演習へ参加するロシア・中国連合艦隊の総旗艦を務めます。

5月14日午後から翌15日に掛け、演習参加艦はボスポラス・ダータネルス海峡へ入りました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はボスポラス-ダータネルス海峡を通過する]

5月17日、演習参加艦は地中海東部に集結し、ロシア・中国連合艦隊が形成されました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦は地中海東部へ集結した]

5月18日、地中海東部で演習の実地段階が始まりました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』の実地段階は地中海東部で始まった]

5月18日夜、ロシア・中国連合艦隊「4つの戦術艦グループ」に分かれ、夜間訓練を行ないました。
[ロシア海軍と中国海軍の艦船は地中海東部で夜間訓練を行なった]

5月19日の日中には、大型揚陸艦2隻と支援船2隻(海洋曳船補給艦)を護衛する船に見立てて船団護衛訓練が行われました。
19日夜から20日未明に掛けては、発光信号のみを使った(つまり無線類は一切使わない)夜間航行訓練が行われました。
[ロシア海軍と中国海軍は地中海東部で船団護衛訓練を行なった]

5月20日には、海賊に乗っ取られた船を解放する訓練が行われました。
[ロシア海軍と中国海軍は地中海東部で海賊対処訓練を行なった]

そして演習最終日の5月21日、実弾射撃訓練が実施されました。


合同演習『海洋協同-2015』に参加するロシア・中国連合艦隊は、以下の4群に分かれて行動しています。

第1群:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、フリゲート「濰坊」、エアクッションロケット艦「サムーム」
第2群:フリゲート「臨沂」、警備艦「ラードヌイ」
第3群:大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「アレクサンドル・シャバリン」
第4群:海洋曳船MB-31、総合補給艦「微山湖」

ロシア海軍将来駆逐艦リデル級はサンクトペテルブルク造船所セーヴェルナヤ・ヴェルフィで建造される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月20日15時38分配信
【駆逐艦プロジェクト「リデル」は、多分「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造されるだろう】
モスクワ、5月20日-ロシア通信社ノーボスチ

駆逐艦プロジェクト「リデル」は、大方は「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造される事が確実となっており、同社は既に、この発注を受ける事が出来るように生産設備の近代化を始めている。
水曜日、ロシア通信社ノーボスチは、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」マーケティングディレクターのレオニード・クズミンより伝えられた。

5月19日から21日に掛けて、モスクワでは、ロシア連邦の大手造船工場及び設計局事務所の代表が出席する国際フォーラム「ロシアの海洋工業」が開催された。

「私共の国において、全ては競争(入札)により決められますが、リデルに関しては、その特性から、大方は私共のみで建造される事になるでしょう」
クズミン
は表明した。

彼は、既に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」が造船所の近代化及び大型乾ドックの建設を始めており、これにより、駆逐艦プロジェクト「リデル」を含めた大規模排水量の艦の建造の実行が可能になると付け加えた。

新世代駆逐艦(「リデル」型)の起工は2017年末に計画されており、その排水量は14000トンになる。

ロシア連邦海軍第1総司令官代理イーゴリ・カサトノフ大将はロシア通信社ノーボスチへ説明した。
「まず初めに、駆逐艦リデルのような汎用艦を建造する必要が有ります。
我々が、この艦を何隻か建造できたのならば、それは正規空母建造の為の理論的基盤となるでしょう」


現在、ロシア連邦海軍の戦闘編制には、1隻の航空巡洋艦-「アドミラル・クズネツォフ」が在籍している。
以前、ロシア連邦国防省は、正規空母の建造に関する問題は、5年後よりも前に決定される事は無いと発表した。
2020年までの国家軍備プログラムにおいて、正規空母の建造は意図されていない。


[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]
[ロシア海軍将来駆逐艦概念設計案・プロジェクト23560E「シクヴァル」]

ロシア海軍は、2000年代後半以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]
[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]

2014年10月下旬、「ロシア防衛業界の高位の情報提供者」は、「リデル」型の1番艦は2023-2025年よりも前にロシア海軍へ受領される事は無いと述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルの1番艦の就役は2023-2025年よりも前にはならないだろう]

ロシア海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク少将は、「リデル」の1番艦は2020年以降にロシア海軍へ受領されると述べました。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは2020年以降に就役する]
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルの設計作業は続けられている]

将来駆逐艦「リデル」は、原子力推進通常動力(ガスタービン)の2タイプの設計が進められていました。
[ロシア新世代駆逐艦は通常動力と核動力の2種類が設計される]

しかし2015年2月20日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の機関が原子力推進にほぼ確定したと述べました。
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる]

同じ日、「ロシア防衛産業企業体の高位の代理人」は、「リデル」の1番艦は2017年末の起工が予定されており、その排水量が14000トンになる事を明らかにしました。
[ロシア海軍の為の新世代駆逐艦リデルの1番艦は2017年末に起工される]

ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の排水量は、前のクラス(プロジェクト956駆逐艦、約8000トン)よりも遥かに大きくなり、その打撃力は巡洋艦に匹敵すると述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは巡洋艦に匹敵する攻撃力を有する]

そして結局、将来駆逐艦「リデル」の動力は原子力推進に決まりました。
言い換えれば、ガスタービンエンジン装備の設計案は否決されました。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は原子力推進となる]

「リデル」の上部構造物には複合材料の使用も検討されています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の上部構造物は非金属複合材料で造られるかもしれない]


将来駆逐艦「リデル」を建造する事がほぼ確定しているサンクトペテルブルク市「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、「リデル」を建造する為の準備、具体的には、工場設備の近代化や大型乾ドックの建設を開始しています。
[サンクトペテルブルク造船所セーヴェルナヤ・ヴェルフィはロシア海軍将来駆逐艦の建造準備を進めている]

これまでの「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」のドックのサイズでは、プロジェクト1155大型対潜艦(ウダロイ型)くらいの水上艦(8000トン級)までしか建造できなかったのですが、近代化により、「リデル」のような大型水上艦(14000トン級)も建造出来るようになります。

「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、2012年初頭から原子力水上艦を建造する為の準備も進めています。
[サンクトペテルブルク北方造船所は、原子力艦の建造を準備する]

これも、将来駆逐艦「リデル」が原子力推進となった場合を想定したものです。

ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフは地中海へ向かった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月20日11時37分配信
【大型揚陸艦「コロリョーフ」は地中海へ針路を取った】
モスクワ、5月20日-ロシア通信社ノーボスチ

大型揚陸艦「コロリョーフ」バルチースクから出航し、地中海へ針路を取った。
ロシア連邦中国の演習への参加艦と交代する為に。
水曜日、バルト艦隊の代理人ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は記者団へ伝えた。

「本日(5月20日)、バルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフはバルチースクから出航し、地中海へ針路を取りました。
同艦は、ロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2015』への参加を含め。乗組員が現在地中海で任務を遂行している大型揚陸艦アレクサンドル・シャバリンと交代します」
マトヴェーエフ
は話した。

「コロリョーフ」は、北海、ラマンシュ海峡、ジブラルタル海峡を通過して移動を行なう。
艦上には、バルト艦隊海軍歩兵連合部隊の編制からの対テログループが乗っている。


[ロシア海軍は19隻の大型揚陸艦を有する]

現在、地中海東部には、バルト艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」が派遣されています。

「アレクサンドル・シャバリン」は、2014年10月22日にバルチースクを出港し、同年11月中旬以降、地中海東部に展開しています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2014年11月13日16時03分配信
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
【バルト艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」は地中海のロシア海軍作戦連合艦船部隊へ加わった】

「アレクサンドル・シャバリン」を始めとするロシア海軍大型揚陸艦は、黒海東岸ノヴォロシースクからシリアタルトゥースへの機材(兵器?)輸送任務に就いています。
[『シリア・エクスプレス』のロシア海軍大型揚陸艦2隻は地中海から黒海へ戻った]

「アレクサンドル・シャバリン」は出航してから既に7ヶ月間が経過しており、交代の為、バルト艦隊から同型艦の「コロリョーフ」が派遣される事になりました。

バルト艦隊には4隻の大型揚陸艦(「アレクサンドル・シャバリン」、「カリーニングラード」、「ミンスク」、「コロリョーフ」)が在籍しており、この内の「アレクサンドル・シャバリン」、「カリーニングラード」、「ミンスク」地中海へ長期に渡り派遣された事が有りますが、「コロリョーフ」は、今回が初の地中海遠征となります。
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ロシア海軍と中国海軍は地中海東部で海賊対処訓練を行なった

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『タス通信』より
2015年5月20日16時44分配信
【ロシアと中国の艦は地中海演習で模擬海賊から船を解放した】
モスクワ、5月20日/タス通信

地中海演習『海洋協同-2015』へ参加しているロシア中国の艦は、合同で模擬海賊に乗っ取られた船を解放した。

ロシア側の演習統制官代行ヴィクトール・コチェマゾフ少将は記者団へ伝えた。

「ロシア海軍と中国海軍の連合艦船グループは、5月20日、地中海東部で継続されているロシア・中国海軍演習『海洋協同-2015』活動段階の枠組において、船舶航行及び漁業活動海域における防衛のための実地行動へ取り組みました」
コチェマゾフ
は話した。

彼によると、「乗っ取られた」船の合同での解放に加え、ロシア中国の船員は、同行する容疑船の臨検、逮捕、災害で遭難した艦の援助へ取り組んだ。

『海洋協同-2015』活動段階は5月17日に始まり、5月21日まで続く。
連合グループには、ロケット巡洋艦「モスクワ」、警備艦「ラードヌイ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」、エアクッションロケット艦「サムーム」、海洋曳船MB-31が含まれている。
中国からは、警備艦「臨沂」、「濰坊」、そして補給艦「微山湖」が派遣されている。

以前、「ラードヌイ」は、セヴァストーポリから来る警備艦「プイトリーヴイ」と交代すると伝えられた。


[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」]

2015年5月11日~21日、地中海ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」が実施されます。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」は2015年5月中旬に地中海で実施される]
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』は2015年5月11日-21日に地中海で実施される]

この演習には双方合わせて9隻の艦船が参加し、中国海軍からは、第19次海賊対処部隊としてアデン湾へ派遣されていた054A型フリゲート「臨沂」(547)、「濰坊」(550)、903型総合補給艦「微山湖」(887)の3隻が参加します。
(つまり、ロシア海軍からは6隻が参加)

フリゲート「臨沂」「濰坊」は、5月4日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、5月8日にはノヴォロシースクへ入港しました。
(補給艦「微山湖」地中海東部で待機)
[中国海軍のフリゲートはロシア海軍基地ノヴォロシースクを公式訪問した]

ノヴォロシースクには、「海洋協同-2015」の合同司令部が設置されています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」合同司令部はロシア海軍基地ノヴォロシースクへ設置された]

大祖国戦争勝利70周年記念日である5月9日、ノヴォロシースク海軍基地でも記念式典が開催され、中国海軍の将兵も参加しました。
[中国海軍フリゲート乗員はロシア海軍基地ノヴォロシースクで大祖国戦争勝利70周年記念式典に参加した]

5月11日、「海洋協同-2015」の開始式典がノヴォロシースク海軍基地の合同演習本部で開催されました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」開始式典が開催された]

5月12日夕方、ノヴォロシースクからロシア海軍中国海軍の演習参加艦が出航しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」に参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はノヴォロシースクを抜錨する]

ノヴォロシースクを出航した3隻は、5月14日に黒海地中海を結ぶボスポラス・ダータネルス海峡を通過します。
[ロシア・中国海軍連合部隊は5月14日にボスポラス-ダータネルス海峡を通過する]

5月14日、ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」も、「海洋協同-2015」へ参加する為に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加する為に抜錨した]

「モスクワ」は、合同演習へ参加するロシア・中国連合艦隊の総旗艦を務めます。

5月14日午後から翌15日に掛け、演習参加艦はボスポラス・ダータネルス海峡へ入りました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦はボスポラス-ダータネルス海峡を通過する]

5月17日、演習参加艦は地中海東部に集結し、ロシア・中国連合艦隊が形成されました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』へ参加するロシア海軍と中国海軍の水上艦は地中海東部へ集結した]

5月18日、地中海東部で演習の実地段階が始まりました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』の実地段階は地中海東部で始まった]

5月18日夜、ロシア・中国連合艦隊「4つの戦術艦グループ」に分かれ、夜間訓練を行ないました。
[ロシア海軍と中国海軍の艦船は地中海東部で夜間訓練を行なった]

5月19日の日中には、大型揚陸艦2隻と支援船2隻(海洋曳船補給艦)を護衛する船に見立てて船団護衛訓練が行われました。
19日夜から20日未明に掛けては、発光信号のみを使った(つまり無線類は一切使わない)夜間航行訓練が行われました。
[ロシア海軍と中国海軍は地中海東部で船団護衛訓練を行なった]

そして5月20日には、海賊に乗っ取られた船を解放する訓練が行われました。


合同演習『海洋協同-2015』に参加するロシア・中国連合艦隊は、以下の4群に分かれて行動しています。

第1群:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、フリゲート「濰坊」、エアクッションロケット艦「サムーム」
第2群:フリゲート「臨沂」、警備艦「ラードヌイ」
第3群:大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「アレクサンドル・シャバリン」
第4群:海洋曳船MB-31、総合補給艦「微山湖」

ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の上部構造物は非金属複合材料で造られるかもしれない

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年5月20日14時28分配信
【ロシア連邦海軍の新たな駆逐艦プロジェクトは複合材料の上部構造物を得るかもしれない】
モスクワ、5月20日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦将来正規空母の為の基礎となるであろう駆逐艦「リデル」は、複合材料の上部構造物を得るかもしれない。

ロシア通信社ノーボスチは、水曜日、中部ネヴァ川造船工場総取締役ウラジーミル・セレドホより伝えられた。

「現在の同プロジェクトの作業においては、アルミニウムや複合材料の上部構造物が検討されています。
もしも複合材料ヴァージョンが選択されたのならば、それは我々が構築します」
セレドホ
は表明した。

軍用艦の船体への複合材料の使用は、艦の重量を大幅に減少させ、大幅に少ないレーダー反射性を提供することが出来る。

新世代駆逐艦(「リデル」型)の起工は2017年末に計画されており、その排水量は14000トンになる。

ロシア連邦海軍第1総司令官代理イーゴリ・カサトノフ大将はロシア通信社ノーボスチへ説明した。
「まず初めに、駆逐艦リデルのような汎用艦を建造する必要が有ります。
我々が、この艦を何隻か建造できたのならば、それは正規空母建造の為の理論的基盤となるでしょう」


現在、ロシア連邦海軍の戦闘編制には、1隻の航空巡洋艦-「アドミラル・クズネツォフ」が在籍している。
以前、ロシア連邦国防省は、正規空母の建造に関する問題は、5年後よりも前に決定される事は無いと発表した。
2020年までの国家軍備プログラムにおいて、正規空母の建造は意図されていない。


[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]
[ロシア海軍将来駆逐艦概念設計案・プロジェクト23560E「シクヴァル」]

ロシア海軍は、2006年以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]
[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]

サンクトペテルブルク市「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」では、「リデル」の建造準備が進められています。
[サンクトペテルブルク造船所セーヴェルナヤ・ヴェルフィはロシア海軍将来駆逐艦の建造準備を進めている]

2014年10月下旬、「ロシア防衛業界の高位の情報提供者」は、「リデル」型の1番艦は2023-2025年よりも前にロシア海軍へ受領される事は無いと述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルの1番艦の就役は2023-2025年よりも前にはならないだろう]

ロシア海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク少将は、「リデル」の1番艦は2020年以降にロシア海軍へ受領されると述べました。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは2020年以降に就役する]
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルの設計作業は続けられている]

将来駆逐艦「リデル」は、原子力推進通常動力(ガスタービン)の2タイプの設計が進められていました。
[ロシア新世代駆逐艦は通常動力と核動力の2種類が設計される]

しかし2015年2月20日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の機関が原子力推進にほぼ確定したと述べました。
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる]

同じ日、「ロシア防衛産業企業体の高位の代理人」は、「リデル」の1番艦は2017年末の起工が予定されており、その排水量が14000トンになる事を明らかにしました。
[ロシア海軍の為の新世代駆逐艦リデルの1番艦は2017年末に起工される]

ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の排水量は、前のクラス(プロジェクト956駆逐艦、約8000トン)よりも遥かに大きくなり、その打撃力は巡洋艦に匹敵すると述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは巡洋艦に匹敵する攻撃力を有する]

そして結局、将来駆逐艦「リデル」の動力は原子力推進に決まりました。
言い換えれば、ガスタービンエンジン装備の設計案は否決されました。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は原子力推進となる]


今回の記事に登場する「中部ネヴァ川造船工場」は、ロシア海軍の為の新世代掃海艦プロジェクト12700などを建造していますが、12700の船体はガラス繊維強化プラスチック製です。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]

この他、「中部ネヴァ川造船工場」では、ロシア海軍新世代コルベット・プロジェクト20380シリーズの複合材料製上部構造物も建造しています。
[新型コルベット「ソヴェルシェンヌイ」の上部構造物はコムソモリスク-ナ-アムーレに到着した]

将来駆逐艦「リデル」の上部構造物には複合材料の使用も検討されていますが、もしも複合材料に決まったのであれば、プロジェクト20380と同様に「中部ネヴァ川造船工場」が造る事になります。