ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはベトナムを訪れた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月31日10時25分配信
【「アドミラル・パンテレーエフ」を含む太平洋艦隊の艦船はベトナムへ到着した】
モスクワ、7月31日-ロシア通信社ノーボスチ

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、給油船「ペチェンガ」、曳船「SB-522」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、金曜日にベトナムダナン港へ到着した。
東方軍管区広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐は発表した。

「太平洋艦隊艦船支隊は2月初頭にウラジオストク港を出航しました。
3月1日、支隊はタイのサッタヒープ海軍基地へ非公式訪問の為に入港しました。
次の寄港地はマレーシアのランカウイ港であり、太平洋艦隊将兵は3月17日から22日まで船舶航行の安全を保障する国際演習へ参加しました」

彼は話した。

そしてコロンボを訪問した後、7月21日から25日まで太平洋艦隊将兵はシンガポールへ滞在した。
8月2日まで続くベトナム訪問の後、艦は「太平洋での戦闘任務遂行」を続ける。


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大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を中核とするロシア太平洋艦隊艦船支隊は、2015年2月初頭にウラジオストクを出港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはベトナムへ行く]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは遠距離航海へ出発した]

2月5日、対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年2月5日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2月上旬に南シナ海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は南シナ海で対潜戦闘訓練を行なった]

3月1日~5日までタイ王国サッタヒープ海軍基地を訪問しました。
『タイニュース』より
2015年3月12日17時30分配信
【タイを訪問したロシアの戦闘艦】

「アドミラル・パンテレーエフ」タイで一般公開されました。


3月16日、マレーシアランカウイ島へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはマレーシアへ到着した]

3月22日に訪問を終えて出港した後、国際海軍演習へ参加し、その後、インド洋へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはマレーシアを去り、インド洋へ向かった]

3月28日、スリランカコロンボ港へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはスリランカへ到着した]

4月1日にコロンボを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はスリランカを去った]

その後の「アドミラル・パンテレーエフ」支隊の動向は公式筋から公表される事無く、帰港予定の5月を過ぎても未だインド洋に居ました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはインド洋に居る]

7月21日、「行方不明」「アドミラル・パンテレーエフ」支隊シンガポールを訪問しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはシンガポールを訪れた]

そして7月31日、ベトナムダナン港を訪問しました。
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フランスはミストラル級ヘリ空母契約終了により約12億ユーロをロシアへ補償する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年7月31日9時19分配信
【新聞は「ミストラル」の補償額について述べた】

「ミストラル」契約終了の最終合意は、副首相ドミトリー・ロゴージンとフランス防衛・国家安全保障担当総補佐官ルイ・ゴーティエの交渉過程で達成された。
フランスはロシアへほぼ12億ユーロを返金する。


『コメルサント』紙は、軍事技術協力分野の複数の情報提供者の談話を引用して報じた。

交渉開始時点でフランスは、承認文書を受け取った場合、7億8460万ユーロの「費用と損失」を補償する用意があった。

しかしロシアは、その損失額をより多額に評価した。
前払い済みの8億9290万ユーロに加え、更に、400名の船員から成る乗員の訓練、ヘリコプター空母駐留の為のウラジオストクインフラストラクチュア建設、4機の甲板ヘリコプターKa-52K試作機の作成作業に費やされた資金が含まれた。
総額は11億6300万ユーロになる。

この金額は、確実に返金されると『コメルサント』への情報提供者は付け加えた:
「それには、艦の建造中に供給されたロシア製機器を取り外し、撤去する事に関連するリスクとコストが追加されます」
これを支援する為、ロシア専門家グループは近い内にフランスサンナゼールSTX造船所へ向かう。
これは管理システム通信システムについての話であり、バルト工場で建造された艦の後部は、ヘリコプター空母に残されたままとなる。
ロシア連邦国防省に在る使用終了証明書が発行され、すぐにフランスへ送られ、彼らは返金する。
決済された金額を受け取った後、モスクワパリへ正式に艦を輸出する権限を与える。

新聞によると、これら全ての問題は、8月上旬に正式に終了する。
その後、7月28日にウラジーミル・プーチン大統領フランス大統領フランソワ・オランドが表明したヘリコプター空母の運命は近い内に明らかになるという約束が実行される。

2隻のヘリコプター空母「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」の建造契約は、ロシア兵器輸出公社『ロソボロネクスポルト』DCNS社の間で2011年6月17日に署名された。
この条件下で、1番艦は2014年11月にロシア連邦海軍が取得しなければならなかった。
しかしフランス当局は、ウクライナでの出来事に関連し、引き渡しを凍結した。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】

「ミストラル」級の1番艦「ウラジオストク」は2014年11月に引き渡される予定でしたが、2014年2月以降のウクライナ情勢の悪化により、アメリカを初めとする西側諸国フランスに対し、ロシアへの「ミストラル」級の引き渡しの中止を求め、当初はロシアへ艦を引き渡す意向を表明していたフランス大統領も、2014年11月末に「ウラジオストク」の引き渡しの延期を決定しました。
[フランスはロシアへのミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの引き渡しを一時停止する]
[ロシアはミストラル級ヘリ空母購入の為にフランスへ約10億ユーロを支払っている]

2番艦「セヴァストーポリ」も2014年11月に進水し、今年3月から洋上試験を開始しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母セヴァストーポリは2回目の洋上試験を行なう]

オランド大統領はは、再三に渡り、「ミストラル」級引き渡しの為の条件として、ウクライナ情勢の鎮静化(停戦合意の履行)を挙げています。
[ロシアへのミストラル級ヘリ空母引き渡しの為の条件は未だ成立していないとフランス大統領は言った]

このようなフランス側の態度に対し、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、2015年4月16日、「ロシアはミストラル級の供給の『挫折』に関し、フランスへ違約金を請求するつもりは無いが、ロシアが負担した費用は返してもらわなくてはならない」と公言しました。
[ロシアはミストラル級ヘリ空母に関してフランスへ違約金を求めないが支払った代金の返却を望む]

4月19日、オランド氏は、4月24日にアルメニアプーチン氏と会い、「ミストラル」級に関する問題で話し合うと確約する事になりました。
[フランス大統領はミストラル級ヘリ空母の問題についてロシア大統領と話し合う]

4月22日、オランド氏は、ウクライナ大統領との共同記者会見において、改めてロシアへの「ミストラル」級引き渡しの為の条件は形成されておらず、引き渡しは不可能であると表明しました。
更には、ロシアフランスへ払った「ミストラル」級の代金の返還についても言及しました。
[フランスはロシアが支払ったミストラル級ヘリ空母の代金を返還する用意がある]

そして4月24日、アルメニアエレバンプーチン氏とオランド氏の会談が開かれました。
[フランス大統領とロシア大統領はアルメニアにおける首脳会談でミストラル級ヘリ空母の問題についても話し合った]

この会談では「ミストラル」級の問題についても話し合われたようですが、会談後、フランス大統領「ロシアへのミストラル級の引き渡しは決まっていない」と述べ、一方、ロシア大統領報道官「この件に関しては何の問題も無い」とだけ述べました。

4月27日、ロシア大統領報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、「ミストラル級ヘリ空母か、或いは前払い金(ロシアがフランスへ支払い済みの代金)をロシアへ戻す事で合意している」と述べました。
[フランスはロシアへミストラル級ヘリ空母を引き渡すか、或いは金を返す]

その後、両国の代表団は何度か交渉を行ないましたが、最終的には、「ミストラル」級ロシアへ引き渡すのではなく、ロシアが以前に支払った「ミストラル」級の代金を返還する方向で合意する事になりました。
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母の代金返還で合意する]
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母に関する合意原案を用意している]

7月下旬からは詳細の部分に関する協議へ入り、先ず初めに、「ミストラル」級ヘリ空母へ設置されたロシア製機器の返却の問題について議論されました。
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母に設置されたロシア製通信システムの返却について話し合った]

その後、「ミストラル」級に設置済みのロシア製通信システムを取り外す為、ロシアの技術者がフランスへ渡る事になりました。
[ロシアはミストラル級ヘリ空母に設置された自国製機器を取り外す]

そして7月28日、フランス大統領フランソワ・オランドは、今後数週間以内に「ミストラル」級に関する最終決定を下すと発表しました。
[フランス大統領はロシア海軍向けミストラル級の供給問題に関する最終決定を下す]

そして、フランスロシアへ最終的に11億6300万ユーロを補償する事になりました。
「違約金」という言葉は使われていませんが、この金額は、以前に言われていたミストラル級契約破棄の違約金とほぼ同額になります。


既にロシア海軍「ミストラル」級ヘリ空母には見切りを付けており、新たな汎用揚陸艦の建造を計画しています。

新型汎用揚陸艦「プリボイ」級の建造は2016年から開始され、計8隻の調達が計画されています。
[ロシア海軍の為の新型汎用揚陸艦プリボイ級が建造される]
[ロシア海軍の新世代大型揚陸艦は2020年に就役する]

「プリボイ」級の後に、ロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦の建造も検討されています。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]

ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2015』第2段階は2015年8月20-28日に日本海で実施される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月30日14時48分配信
【ロシアと中国は8月20-28日に極東で演習を実施する】
北京、7月30日-ロシア通信社ノーボスチ

中国ロシアは8月20日-28日にピョートル大帝湾及び日本海エリアで『海洋協同-2015(II)』と呼ばれる軍事演習を実施する。
木曜日、中華人民共和国国防部公式代理人ヤン・ユジン(楊宇軍)は記者団へ伝えた。

以前、この演習を8月下旬に実施する事は知られていたが、正確な日時に言及したのは今回が初めてとなる。

「この演習は、中国-ロシアの包括的な戦略的相互関係とパートナーシップの発展、実用的な両国軍の友好的協力を深化させ、更に、海洋の脅威へ協同で対処する為の戦闘能力の強化へ向けられたものであります」
中国国防部
の代理人は話した。

中国側からは、演習へ駆逐艦、警備艦(フリゲート)、揚陸艦を含む7隻の水上艦が関わる事をヤン・ユジンは指摘した。
加えて、空軍遠距離電波位置特定誘導検出航空機(AWACS)と5機の戦闘機が関わる事になる。

「ロシア側からは、水上艦グループと潜水艦が参加します。
加えて、双方から更にヘリコプターと海洋揚陸部隊が派遣されます。
演習では、合同での揚陸部隊の上陸が計画されています」
中国国防部
の代理人は指摘した。

以前、ロシア連邦国防省は、演習には約20隻の様々なクラスの支援船、更には海軍航空隊航空機ヘリコプターが関わると表明した。


ロシア海軍中国海軍は、2012年、2013年、2014年、2015年に合同演習『海洋協同』Морское Взаимодействиеを実施しています。

『海洋協同-2012』:2012年4月下旬に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

『海洋協同-2013』:2013年7月上旬にピョートル大帝湾で実施
[ロシア・中国海軍合同演習は7月初頭にウラジオストク沖で実施される]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」が始まった]
[ロシア・中国海軍は海賊対処訓練を行なった]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」最終日に砲撃訓練が実施される]

『海洋協同-2014』:2014年5月下旬に東シナ海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]

『海洋協同-2015』第1段階:2014年5月下旬に地中海東部で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

そして2015年8月、合同演習『海洋協同-2015』の第2段階が日本海(沿海地方沖)で実施されます。
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[2015年8月に日本海でロシア海軍と中国海軍の合同演習が実施される]
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2015』第2段階は2015年8月に日本海で実施される]
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2015』第2段階は2015年8月下旬に日本海で実施される]

今回、中華人民共和国国防部から、正確な日程が公表されました。
(2015年8月20日-28日)

『海洋協同-2015』第2段階では、初めてロシア海軍中国海軍の合同上陸演習が実施されます。

この為、中国海軍からも揚陸艦が派遣されることになります。
どのクラスが派遣されるのかは現時点では明らかにされていませんが・・・
【071型ドック型揚陸艦(ユージャオ型/玉昭型)】
【072-III型戦車揚陸艦(ユティンII型/玉亭II型)】
【072-II型戦車揚陸艦(ユティンI型/玉亭I型)】
【072型戦車揚陸艦(ユカン型/玉坎型)】

中国側からは駆逐艦、フリゲート、揚陸艦、そして早期警戒管制機戦闘機5機が参加します。

ロシア側からは、水上艦の他に、潜水艦が参加するとの事ですが、これも初めてになります。

この他、双方の艦載ヘリコプター、海軍歩兵部隊も参加します。


2015年7月26日、新たなロシア連邦海洋ドクトリンが発表されましたが、この中では中国との友好関係の発展に重点が置かれています。
[ロシア連邦海洋ドクトリンは改訂された]

ロシア海軍の為の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の建造は2020年以降に始まる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月30日12時13分配信
【最新非核動力潜水艦「カリーナ」の建造は2020年以降に始まる】
モスクワ、7月30日-ロシア通信社ノーボスチ

嫌気性(非大気依存)発電装置を有する第5世代最新非核動力潜水艦「カリーナ」は、2020年以降に起工される。
木曜日、ロシア海軍本部の高位の代理人はロシア通信社ノーボスチへ伝えた。

「我々は、プロジェクト"カリーナ"に取り組んでおります。
と同時に、潜水艦のトップの起工は2020年以降になります」

対談者は話した。

彼によると、中央設計局「ルビーン」が開発した嫌気性装置の出力は、潜水艦エンジンの完全な動作の為には、今だ不充分である。

「ですが、この装置は、2018年には完成します。
従いまして、その後に潜水艦が起工されます。
それは2020年以降になるでしょう」

対談者は話した。

彼は、これが閉サイクル(機関)を有する根本的に新しい艦となる事を強調した。

「ドイツ人は既に現在、浮上する事無く3-4週間航行しております」
対談者は話し、この装置はディーゼル潜水艦を少なくとも10-15日以上は水中に滞在させる事が可能であると指摘した。

以前の7月、「統合造船業営団」国家防衛発注局取締役アナトーリー・シレモフは、中央設計局「ルビーン」ロシア連邦国防省から発注された嫌気性(非大気依存)発電装置を有する非核動力潜水艦「カリーナ」型の予備設計を開発したとロシア通信社ノーボスチへ伝えた。。

嫌気性発電装置リチウムイオン電池は、同社が近年に取り組んできた中央設計局「ルビーン」による最新の開発の1つである。
それは、浮上する事無く非核動力潜水艦の水中滞在期間を大幅に増加させる事を可能にする。


現在、ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の設計作業が海洋工学中央設計局「ルビーン」により進められています。
[ロシア海軍第5世代AIP潜水艦カリーナ級1番艦は2017年に起工される]
[ロシア海軍の為の新世代AIP搭載潜水艦は2018年から建造を開始する]
[ロシア海軍の為の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の予備設計作業は完了した]

海洋工学中央設計局「ルビーン」は、通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)及びリチウムイオンバッテリーの開発を進めています。
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]
[ロシアは潜水艦用のリチウムイオン電池の試験に成功した]

「カリーナ」級非大気依存発電装置(AIP機関)を標準装備します。

以前には、「カリーナ」級の建造は2018年から開始できると報じられましたが、肝心の非大気依存発電装置(AIP機関)の開発完了が2018年以降になるので、潜水艦の建造は、その後-2020年以降になるようです。

ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ戻る

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年7月29日13時49分配信
【親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」と警備艦「プイトリーヴイ」は大西洋から地中海へ戻る】

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」と警備艦「プイトリーヴイ」は大西洋での任務遂行を完了し、地中海へ戻る。
黒海艦隊情報供給部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は発表した。


数日後に艦はジブラルタル海峡へ進み、地中海エリアでの任務遂行を開始する。
8月上旬にはスペインセウタ港を訪問し、艦は水、燃料、食料の在庫を補充する。

「大洋ゾーンへの滞在中、黒海艦隊戦闘艦支隊は、対潜、対艦、対空、移動中の艦船グループの保護といった一連の演習を実施しました」
トルハチェフ
は指摘した。

演習の主な要素の1つは海上戦闘であり、その中で「モスクワ」乗組員は、水上艦を模した小型標的への主要複合体ミサイル発射、空中標的への高射ミサイル複合体「フォルト」ミサイル発射、そして艦砲射撃を実施した。
また、ロケット巡洋艦の艦上では、ヘリコプターKa-27PSの訓練飛行が行なわれた。

艦船支隊大西洋航海中にアンゴラ共和国ルアンダ港赤道ギニア共和国マラボ港への業務寄港を行なった。


[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-) ]

ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2015年6月1日にセヴァストーポリを抜錨し、エジプトを訪問、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは再び地中海東部へ行く]
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]

その後もセヴァストーポリへは戻らず、地中海に滞在していましたが、6月23日には大西洋へ行く事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ行く]

6月24日朝、黒海艦隊艦船支隊ジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]

[黒海艦隊艦船支隊]
指揮官:黒海艦隊副司令官ワレリー・クリコフ中将
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「プイトリーヴイ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
救助曳船「シャフテル」


その後の動向は公式筋からは全く公表されていませんが、非公式筋から、7月10-14日にはアンゴラルアンダ港、7月21-24日には赤道ギニアマラボ港を訪問する事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラと赤道ギニアを訪問する]

7月10日、黒海艦隊艦船支隊は予定通りにアンゴラルアンダ港へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラのルアンダを訪れた]

7月14日にルアンダを出航した後、大西洋上で打撃有翼ミサイル「ヴルカーン」高射ミサイル「フォルト」の発射訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋上で長距離巡航ミサイルを発射した]

その後は赤道ギニアマラボ港を訪問する予定となっておりましたが、それに先立つ7月20日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督が同国を訪れ、ロシア艦船の寄港手続きを簡略化する協定が締結されました。
[ロシアと赤道ギニアはロシア海軍艦船の寄港手続きを簡略化する協定を締結した]

7月21日、黒海艦隊艦船支隊マラボ港へ入港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは赤道ギニアのマラボを訪れた]

マラボ港訪問を終えた後、黒海艦隊艦船支隊ジブラルタル海峡へ向かい、地中海へ戻ります。

ロシア海軍の為の新たなヘリコプター揚陸艦の設計は進められている

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年7月26日18時21分配信
【ヴィクトール・チルコフ:ロシアは新たな大型揚陸艦を設計している】

ロシアは、艦上に10機以上のヘリコプターを搭載し、約450名の海軍歩兵を輸送できる新たな大型揚陸艦を開発している。
ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は発表した。


「新たな大型揚陸艦の開発は進められております。
それは艦上に10機以上のヘリコプターを搭載し、450-500名の海軍歩兵、大量の車輌を輸送する事が出来、航続距離は事実上無制限となります」

彼は『ロシア 24』の生放送で話した。
『タス通信』チルコフの言葉を引用した。

「その為の準備といたしまして、我々の業界は、文書を用意し、建造の開始を準備しております」
総司令官は付け加えた。
提督によると、新たな大型揚陸艦の開発と建造は、造船プログラムにより提供される。

以前、ロシア連邦国防省が伝えたように「このような大型揚陸艦の1隻目は、2020年までの建造が計画されています」
「これは、大型揚陸艦クラスの新たなプロジェクトについての話です」

軍当局は強調した。

以前、ロシア海軍は、2020年には排水量約16000トンの新世代大型揚陸艦の1隻目の受領を計画していると表明した。
海軍の代理人は、艦の外観は既に形成されていると伝えたが、統合造船業営団は、研究についてのみの話であると指摘した。
造船所は、新たなロシア揚陸艦「概念設計」は存在が、このような艦の設計と建造は5年未満で出来る事を強調した。


現在、ロシア海軍向けにプロジェクト11711大型揚陸艦の建造が進められていますが、このタイプの調達は2隻で打ち切られます。
[ロシア海軍はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の調達を2隻で打ち切る]

ロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦の建造も検討されています。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]

今回、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督が話している「新たな大型揚陸艦」は、大型(25000トン以上)の全通甲板ヘリコプター揚陸艦の事でしょう。

なお、チルコフ提督は、「新たな大型揚陸艦」航続距離「事実上無制限」になると言っています。

「航続距離が事実上無制限」というのは、通常は原子力推進の事を指しています。

ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイはワニノ-ホルムスク間の貨客輸送を終えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2015年7月28日8時2分配信
【太平洋艦隊の大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」は2度の便で350名の乗客をワニノ港からサハリンへ運んだ】

太平洋艦隊大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」は2度の便で350名の乗客をハバロフスク地方ワニノ港からサハリンへ運び、ウラジオストクへ戻る。

軍用艦は、サハリンへの民間人輸送を支援する為、7月23日にワニノへ到着し、2度の往復便でへ190名と160名を送り届けた。

今日、台風「チャン-ホム」の通過の結果生じたワニノ港でのフェリーの不安な状態は解消されている。
任務を遂行した大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」乗組員は、ウラジオストクへ移動する。


太平洋艦隊大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」(1982年就役)は、2014年後半から2015年初頭に掛けてウラジオストク艦船修理工場で修理が行なわれ、2月に復帰しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイは2015年2月に修理を終えて復帰する]

その後は日本海オホーツク海で上陸演習に参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦は日本海で演習を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の海軍歩兵部隊はクリル諸島で上陸演習を行なう]

2015年7月下旬、ロシア本土ワニノ港サハリン島ホルムスク港の間の貨客輸送任務に就く事になりました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイはワニノ-ホルムスク間の貨客輸送を行なう]

「アドミラル・ネヴェリスコイ」は2回に渡りワニノ港ホルムスク港を往復し、合計350名の民間人を運びました。

フランス大統領はロシア海軍向けミストラル級の供給問題に関する最終決定を下す

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月28日1時56分配信
【オランドは、今後数週間で「ミストラル」供給問題を解決する】
モスクワ、7月28日-ロシア通信社ノーボスチ

フランス大統領フランソワ・オランドは、今後数週間以内にロシアとの「ミストラル」供給契約に関する決定を下すと表明した。
『ブルームバーグ』は報じた。

この表明は、月曜日夕方のフランス大統領の記者団との会合において出された。
同紙(ブルームバーグ)が報じたように、更にオランドは、ヘリコプター空母の引き渡しを「推進させるのか」、或いはキャンセルするのかについての決定を下すつもりである事を指摘した。

2隻のヘリコプター空母の供給契約は2011年にフランスDCNS/STXロソボロネクスポルト(ロシア兵器輸出公社)との間で締結された。
フランスは、1番艦「ウラジオストク」を昨年11月に引き渡さなければならなかったが、実現には至らなかった。
ロシアフランスからの艦の引き渡し、或いは返金を待っている。


『ブルームバーグ・ビジネス』より
2015年7月28日7時45分配信
【オランド:数週間以内に「ミストラル」の納品に関する決定を下す】


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】

「ミストラル」級の1番艦「ウラジオストク」は2014年11月に引き渡される予定でしたが、2014年2月以降のウクライナ情勢の悪化により、アメリカを初めとする西側諸国フランスに対し、ロシアへの「ミストラル」級の引き渡しの中止を求め、当初はロシアへ艦を引き渡す意向を表明していたフランス大統領も、2014年11月末に「ウラジオストク」の引き渡しの延期を決定しました。
[フランスはロシアへのミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの引き渡しを一時停止する]
[ロシアはミストラル級ヘリ空母購入の為にフランスへ約10億ユーロを支払っている]

2番艦「セヴァストーポリ」も2014年11月に進水し、今年3月から洋上試験を開始しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母セヴァストーポリは2回目の洋上試験を行なう]

オランド大統領はは、再三に渡り、「ミストラル」級引き渡しの為の条件として、ウクライナ情勢の鎮静化(停戦合意の履行)を挙げています。
[ロシアへのミストラル級ヘリ空母引き渡しの為の条件は未だ成立していないとフランス大統領は言った]

このようなフランス側の態度に対し、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、2015年4月16日、「ロシアはミストラル級の供給の『挫折』に関し、フランスへ違約金を請求するつもりは無いが、ロシアが負担した費用は返してもらわなくてはならない」と公言しました。
[ロシアはミストラル級ヘリ空母に関してフランスへ違約金を求めないが支払った代金の返却を望む]

4月19日、オランド氏は、4月24日にアルメニアプーチン氏と会い、「ミストラル」級に関する問題で話し合うと確約する事になりました。
[フランス大統領はミストラル級ヘリ空母の問題についてロシア大統領と話し合う]

4月22日、オランド氏は、ウクライナ大統領との共同記者会見において、改めてロシアへの「ミストラル」級引き渡しの為の条件は形成されておらず、引き渡しは不可能であると表明しました。
更には、ロシアフランスへ払った「ミストラル」級の代金の返還についても言及しました。
[フランスはロシアが支払ったミストラル級ヘリ空母の代金を返還する用意がある]

そして4月24日、アルメニアエレバンプーチン氏とオランド氏の会談が開かれました。
[フランス大統領とロシア大統領はアルメニアにおける首脳会談でミストラル級ヘリ空母の問題についても話し合った]

この会談では「ミストラル」級の問題についても話し合われたようですが、会談後、フランス大統領「ロシアへのミストラル級の引き渡しは決まっていない」と述べ、一方、ロシア大統領報道官「この件に関しては何の問題も無い」とだけ述べました。

4月27日、ロシア大統領報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、「ミストラル級ヘリ空母か、或いは前払い金(ロシアがフランスへ支払い済みの代金)をロシアへ戻す事で合意している」と述べました。
[フランスはロシアへミストラル級ヘリ空母を引き渡すか、或いは金を返す]

その後、両国の代表団は何度か交渉を行ないましたが、最終的には、「ミストラル」級ロシアへ引き渡すのではなく、ロシアが以前に支払った「ミストラル」級の代金を返還する方向で合意する事になりました。
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母の代金返還で合意する]
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母に関する合意原案を用意している]

7月下旬からは詳細の部分に関する協議へ入り、先ず初めに、「ミストラル」級ヘリ空母へ設置されたロシア製機器の返却の問題について議論されました。
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母に設置されたロシア製通信システムの返却について話し合った]

その後、「ミストラル」級に設置済みのロシア製通信システムを取り外す為、ロシアの技術者がフランスへ渡る事になりました。
[ロシアはミストラル級ヘリ空母に設置された自国製機器を取り外す]

そして7月28日、フランス大統領フランソワ・オランドは、今後数週間以内に「ミストラル」級に関する最終決定を下すと発表しました。

むろん、この期に及んでフランスロシア「ミストラル」級を引き渡すという決定を下す可能性はゼロでしょうが・・・


既にロシア海軍「ミストラル」級ヘリ空母には見切りを付けており、新たな汎用揚陸艦の建造を計画しています。

新型汎用揚陸艦「プリボイ」級の建造は2016年から開始され、計8隻の調達が計画されています。
[ロシア海軍の為の新型汎用揚陸艦プリボイ級が建造される]
[ロシア海軍の新世代大型揚陸艦は2020年に就役する]

「プリボイ」級の後に、ロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦の建造も検討されています。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]

ロシア連邦海洋ドクトリンは改訂された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月26日20時5分配信
【ロシアの海洋ドクトリン:クリミアと北極は最優先事項である】
モスクワ、7月26日-ロシア通信社ノーボスチ

更新されたロシア海洋ドクトリンの最重要部が定められた。

クリミアにおける黒海艦隊のインフラストラクチュア開発の重要性、海洋及び大洋におけるロシア連邦の安全保障の為の鍵となる役割の北方艦隊について指摘された。

ドクトリンに記載された変更は、クリミアロシアの一員として加わった後の現在の黒海地域における支配的な政治状況、更には、北方艦隊への主要打撃力の集束及び海軍戦略グループについて説明した。

ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、日曜日に(海洋)ドクトリンの新ヴァージョンを承認した。

[クリミアを強調]
更新されたテキスト文書によると、黒海におけるロシア連邦の政策の基本は、戦略的位置の速やかなる回復と強化、更には地域の平和と安定の維持にある。

この新たなドクトリンは、ロシアの戦略的位置を強化し、海軍へ特定の任務を与える為の明確な指針を提供する。
ロシア連邦黒海艦隊の戦力構成を改善し、クリミア及びクラスノダール地方沿岸のインフラストラクチュアを開発する。

新たなドクトリンの枠組みにおいて黒海艦隊へ割り当てられた多くの特別な役割は、ロシアへのクリミア復帰後に艦隊へ割り当てられた任務の範囲を拡大すると説明された。
特に、海洋ドクトリンでは、「地中海エリアへ常に基づくロシア連邦の充分な海軍の存在」の確保の必要性が定められている。
この業務の重要な部分は、黒海の肩と腰(註:おそらくセヴァストーポリノヴォロシースクの事)において、黒海艦隊が受領を始めた新たな戦闘艦潜水艦により支援される。

ロシア連邦の充分な海軍の存在は、更新されたドクトリンのテキストによると、大西洋においても確保されなければならない。

[北極の安全]
大西洋及び地中海における海軍の存在を確実にする為には、無論、北方艦隊が関与する事になるが、ドクトリンによると、彼等には、北極における極めて重要かつ特殊な一連の任務が与えられる。

まず第一に、ロシア連邦の国家安全保障への脅威を減らし、北極圏における戦略的安定性の確保について述べられている。
つまり、ロシア北極海域の開発と研究における主導的ポジションを強化していく。

この課題に関し北方艦隊へ与えられた役割については、更新されたドクトリンによると、北極圏に向けた国家海洋政策の基礎は「ロシア連邦の海軍の能力の強化、北方艦隊の戦力と部隊の発展」である。

[パートナーは中国とインド]
太平洋地域に向けては、ドクトリンによると、海軍の為の鍵となる任務は増加して継続し、その急速な発展が地域の経済・軍事情勢に大きな影響力を有する中国及び他の諸国との友好関係の発展が示されている。

インド洋へ向けたドクトリンは、大部分が、軍事技術協力におけるロシアの主要パートナーの1つであるインドに費やされた。
ドクトリンでは、この地域の開発の主な方向として、この国との友好関係の発展が指摘されている。

[技術的独立性]
新たな海洋ドクトリンの鍵となる点の1つは、国内造船所の技術的独立性である。

テキスト文書では、国家海洋政策の全ての目標を達成する為、「ロシア連邦の造船及び海軍技術の分野における技術的独立性の確保」は極めて必要であると明示されており、先ず初めに、国家軍備プログラムの枠組みにおける造船について述べられている。


2015年7月26日の「ロシア海軍の日」ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏は、バルチースク基地における祝賀式典に出席しました。
[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた]

ロシア連邦の新たな海洋ドクトリンは、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」艦内の会議室において、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン、ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージン、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将、ロシア連邦軍西方軍管区司令官アナトーリー・シドロフ大将が出席して開催された会合において承認されました。
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ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月26日14時11分配信
【プーチンはフリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」を訪れた】
バルチースク(カリーニングラード州)、7月26日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、「海軍の日」の祝賀行事の枠組みにおいて、日曜日にバルチースクフリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」を視察し、祭日の乗組員を祝った。

プーチンは、艦の兵装や戦闘能力について話した。
フリゲートは、汎用中射程運動対艦ミサイルP-800「オーニクス」で武装し、艦の対空防衛は複合体「ポリメント-リドゥート」により保障され、対潜兵装として魚雷複合体「パケート-NK」が提供される。
艦にはヘリコプターの駐留が想定されている。


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[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。

2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]

「アドミラル・ゴルシコフ」の今後の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]

その後はバルチースク基地へ移動し、国家受領試験を続けていました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、2015年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年末までにロシア海軍へ引き渡される]

今のところは未だ就役していない「アドミラル・ゴルシコフ」ですが、暫定的にロシア海軍旗(聖アンドレイ旗)が掲揚されました。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)を揚げた]


その「アドミラル・ゴルシコフ」は、2014年12月末、ガスタービンエンジンにトラブルが発生したと報じられました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のガスタービンエンジンに問題が発生した?]

その後、問題が有ったのは、ガスタービンエンジンM90FRそのものでは無く、エンジンの制御システムであり、その動作不良により、エンジンへ燃料が必要以上に送られ、タービンブレードが焼けてしまった事が判明しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のガスタービンエンジン制御システムに問題が発生した]

そして、損傷した「アドミラル・ゴルシコフ」ガスタービンは、同型艦「アドミラル・カサトノフ」ガスタービンと交換されたとの事です。

「アドミラル・ゴルシコフ」が2014年11月に洋上試験を開始した時点では、ガスタービンエンジンは同型艦のものと交換されていたようです。

「アドミラル・ゴルシコフ」から取り外され、「サトルゥン」社へ送られたガスタービンの修理には1億3500万ルーブルの費用が掛かり、作業が終わるのは来年(2016年)10月になるようです。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のガスタービンエンジンの修理には1億3500万ルーブルの費用が掛かる]

セヴェロドヴィンスク造船所は重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフを2018年にロシア海軍へ納入できる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月26日9時19分配信
【「セヴマシュ」は巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」を2018年に海軍へ引き渡す事が出来る】
モスクワ、7月26日-ロシア通信社ノーボスチ

「セヴマシュ」は、予定よりも1年前の2018年に重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」海軍へ引き渡す事が出来る。
同社の総取締役ミハイル・ブドニチェンコロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し、こう述べた。

セヴェロドヴィンスクへの海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将の出張業務中、「セヴマシュ」は、巡洋艦を予定よりも1年早く納入する課題を与えられた。
2019年ではなく、2018年に。

「今日において、造船会社の艦の修復の為の全ての作業は、設定されたスケジュール期日に沿って遂行されております」
ブドニチェンコ
は話した。

彼は、艦の修復プロセスの管理、問題点を明確化し、それを解決する為、軍事産業委員会が部局間作業グループを作成したと付け加えた。

「全ての作業は管理下に在り、確実にテンポを加速させる為、必要に応じ、その実行サイクルに追従する事が可能となります」
「セヴマシュ」
総取締役は指摘した。

彼によると、現在、巡洋艦は、問題点の洗い出しと船体構造の解体、そして来年の課題だった主要船体構造の形成、重要な大型機器の積載、電線敷設工事の遂行を完了している。


現在、プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、セヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所で大規模な近代化改装が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年に復帰する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2019年に完了する]

2014年10月24日からは「セヴマシュ」の屋外ドックへ入渠しています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体していますが、この作業は2015年中に完了します。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]

既にタービンエンジンの修理も始まっています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

2015年5月末、ロシア海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・アレクサンドロヴィチ・トリャピチニコフ氏は、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装が2018年には終了すると述べました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年にロシア海軍への復帰を予定している]

ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督も、「アドミラル・ナヒーモフ」は2018年に復帰すると述べました。
[ロシア海軍は近代化された重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフを2018年に受領する]

そして今回、造船業界サイドである「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコ氏も、「アドミラル・ナヒーモフ」は2018年にロシア海軍へ引き渡せると述べました。


「アドミラル・ナヒーモフ」復帰後、同型艦「ピョートル・ヴェリキー」も近代化改装されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は計画通り行なわれる]

セヴェロドヴィンスク造船所は生産設備を近代化した後にロシア海軍の為の将来正規空母を建造できるようになる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月26日9時32分配信
【「セヴマシュ」は生産設備を近代化した後に正規空母を建造できるようになる】
モスクワ、7月26日-ロシア通信社ノーボスチ

「セヴマシュ」は、生産設備を近代化した後、然るべき決定が下された場合、正規空母を建造できるようになる。
同社の総取締役ミハイル・ブドニチェンコロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し、こう述べた。

以前、「統合造船業営団」は、現在までに将来正規空母の外観と、その航空団、費用と建造期間、更には企業協力は定まっているとロシア通信社ノーボスチへ伝えた。
2007年にロシア連邦国防省から発注された開発には、ネフスキー計画設計局が従事している。

「国家軍備プログラムが成功裏に完了した後、正規空母建造の為の高度なレベルの決定に応じ、更には、当社発展の概念の実現という条件下において、工場は、この作業に着手することが出来ます」
ブドニチェンコ
は話した。

彼は、今後数年間、同社の全ての能力を指向する主な課題は、国家防衛発注プログラムの遂行であると付け加えた。

「セヴマシュ」総取締役は、同社は、製造のアイデア及び他の水上艦に関し、この分野での豊富な経験を有している事は明らかであると指摘した。

「私が思いますに、私共が航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフの正規空母ヴィクラマーディティヤへの近代化で得た経験を考慮いたしますと、セヴマシュは、この課題をやってのける事は充分に可能であります。
ロシア連邦国防省がセヴマシュに対し、このような課題を与えた場合、水上艦隊建造の為の企業協力の作成の準備作業が行なわれます」
ブドニチェンコ
は強調した。


[ロシア将来航空母艦]
[ロシア海軍将来空母概念設計案・プロジェクト23000E「シトルム」]

ロシア将来正規空母Перспективный Авианосецは、現在の所、3種類のヴァリエーション~重航空母艦(80000-85000t級)、中航空母艦(55000-65000t級)、軽航空母艦(50000t未満)が検討されています。
[ロシアは3種類の将来航空母艦を設計している]
[ロシア国防省は3つの将来原子力空母設計案を検討している]

将来正規空母の建造開始時期は、今のところは未定です。
[ロシア海軍の為の将来原子力空母の起工は2018年までの予定表には無い]

将来正規空母建造の中核となるのはセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」であり、同社は、造船設備の近代化を進めています。
[セヴェロドヴィンスク造船所の屋外ドックは近代化される]
[セヴェロドヴィンスク造船所セヴマシュはロシア海軍の為の将来正規空母の建造を準備する]

以前、「セヴマシュ」は、元ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」インド海軍正規空母「ヴィクラマーディティヤ」へ変身させる大規模な(新造に匹敵する)改造工事を行なっており、この経験は将来正規空母の建造に役立つでしょう。
[重航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフ改め航空母艦ヴィクラマーディティヤはインド海軍へ引き渡された]
[空母ヴィクラマーディティヤはロシア造船業の空母建造経験の回復に役立った]
[空母ヴィクラマーディティヤの経験はロシアに空母建造能力を与えた]

セヴェロドヴィンスク造船所は2020年からロシア海軍第5世代原潜の建造を開始できる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月26日9時32分配信
【「セヴマシュ」は2020年から第5世代原子力潜水艦の建造を開始できる】
モスクワ、7月26日-ロシア通信社ノーボスチ

「セヴマシュ」における第5世代原子力潜水艦の建造は2020年から開始できる。
同社の総取締役ミハイル・ブドニチェンコロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し、こう述べた。

以前、海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は、ロシア連邦第5世代原子力潜水艦の開発は既に進行中であり、統一プラットフォーム及び統合ロボット化兵器複合体を用いる事により、より高い戦闘能力を有すると述べた。

「今、最新原子力潜水艦の建造の為、工場の生産設備の近代化のテンポは活性化しており、無論それは全て、更なる新世代の水中巡洋艦建造の為の土台となります。
現在の連邦政府特定目的プログラムに沿って、我が社の近代化は2020年までに完了しなければなりません」
ブドニチェンコ
は話した。

彼によると、同社は、新たな機器と工作機械を購入し、造船台を更新し、輸送-移動複合体を再構築する。


現在、ロシアでは第5世代原子力潜水艦の開発が進められています。

マラヒート設計局は、第5世代多用途原潜の設計作業を進めています。
[ロシア海軍の為の第5世代多用途原子力潜水艦はモジュール方式となる]

ルビーン設計局は、第5世代戦略原潜の設計作業を進めています。
[ロシアは第5世代潜水艦の設計作業を始めている]

これらの第5世代原潜は、現在は第4世代原潜を建造しているセヴェロドヴィンスク市「セヴマシュ」で建造される事になります。

現在の所、第5世代多用途原潜は2020年代から、第5世代戦略原潜は2030年代から建造が開始される予定となっており、「セヴマシュ」は、その為の設備の近代化を進めています。

「セヴマシュ」のトップであるミハイル・ブドニチェンコ氏によると、同社の設備の近代化は2020年には大方完了する予定となっており、その後、第5世代多用途原潜の建造が可能となります。

ロシア海軍航空隊への艦上戦闘機MiG-29K/KUBの納入は2015年に完了する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月26日0時2分配信
【海軍航空隊の為のMiG-29Kの引き渡しは2015年に完了する】
モスクワ、7月26日-ロシア通信社ノーボスチ

(ロシア)海軍航空隊への艦上戦闘機MiG-29Kの引き渡しは2015年に完了し、海軍は(合計して)20機以上の航空機を受け取る。
日曜日、ロシア国防省広報サービスは発表した。

「海軍の航空部門の発展の枠組みにおいて、航空機MiG-29Kの海軍航空隊への装備作業が進められています。
この作業は2013年に始まり、2015年に完了します。
海軍航空隊は、最終的に20機以上の航空機MiG-29Kを受領します」

声明では、こう述べられた。

広報サービスは、これらの航空機は、北方艦隊に新たな軍事航空部門を形成する基礎となると付け加えた。


[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

艦上戦闘機Su-27KUB(Su-33UB)
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その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の供給契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍への納入は2013年からの開始が計画されていました。
[ロシア海軍は2013年から艦上戦闘機MiG-29Kを受領する]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

そして2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

ロシア海軍の幹部(首脳)は、2015年には10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了すると繰り返し表明しています。
[空母アドミラル・クズネツォフは2013年に4機の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受け取る]
[ロシア海軍航空隊への艦上戦闘機MiG-29Kの補充は2015年に完了する]
[ロシア海軍航空隊の2015年の更新計画]

今回もロシア国防省(ロシア海軍)広報部は同様の事を改めて表明しておりますが、これは要するに、2015年末までに10機のMiG-29Kを引き渡すという当初の計画に変更は無い(延期は考えていない)という事です。

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

今回、ロシア国防省(ロシア海軍)広報部は、24機のMiG-29K/KUB北方艦隊の新たな航空部隊の基礎になると述べていますが、現在の「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」(艦上戦闘機Su-33、艦上練習機Su-25UTGを装備)とは別に、新たな航空連隊が編成されるのでしょうか。
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MiG-29Kのパイロットの養成は、クラスノダール地方エイスク市に建設された戦闘応用・飛行再訓練センター(新「ニートカ」)で実施されています。
[ロシア北方艦隊のパイロットは新たな艦上戦闘機MiG-29Kをマスターする]
[エイスクの新ニートカは本格的に稼働を始める]
[ロシア海軍航空隊はエイスクで艦上戦闘機MiG-29K/KUBのパイロットを養成する]

ロシアはミストラル級ヘリ空母に設置された自国製機器を取り外す

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『タス通信』より
2015年7月25日10時17分配信
【情報筋:ロシア連邦は「ミストラル」の通信機器を取り外す為の専門家グループを準備する】
モスクワ、7月25日/タス通信

ロシアは、「ミストラル」通信機器を取り外す為にフランスへ出張する専門家グループの準備を始めた。

タス通信は、ロシア連邦防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「この課題は受理され、現在、ミストラル艦上に存在するロシアが供給した通信機器及び管理機器を取り外す為、フランスへ向かうグループが準備されています」
対談者は話した。

更に情報提供者は、これらの機器は汎用性が有り、ロシア海軍の他の艦で使用できると説明した。
「ミストラル」の為の通信システム及び管理システムの開発に従事したのは、『統合計器製造営団』に所属するコンツェルン『管理システム』である。

[「ミストラル」建造の為の契約]
ロシア
は、2011年夏に「ミストラル」型ヘリコプター空母建造の為の契約をフランスと締結した。
1番艦「ウラジオストク」は、2014年秋にロシア海軍へ引き渡される予定であったが、引き渡しはウクライナの出来事に関連して延期された。
「セヴァストーポリ」と命名された2番艦は、2014年11月に進水した。
以前、軍事技術協力担当ロシア連邦大統領補佐官ウラジーミル・コジンは、フランスとは補償額についてのみ議論しており、最終文書への署名は近い内に行なわれるとタス通信へ表明した。

[フランス国防省:パリはロシア連邦との契約破棄により支払いを余儀なくされる事は承知している]
以前、フランス国防相ジャン・イヴ・ル・ドリアンは、ワシントンにおいて専門家やジャーナリストを前にマーシャル基金について話している時、フランス政府は、契約不履行により、モスクワへ多大な金額を返金しなければならない事を承知の上でロシア「ミストラル」を引き渡さない決定を下したと表明した。

彼は、昨年秋、フランス大統領フランソワ・オランドが、ウクライナ向けの政策に関連し、ロシアへの軍用艦の引き渡しを停止した事を想い起した。
「これは、正しい戦略的決定でした」
ル・ドリアン
は話した。
彼によると、それ以降の状況は変わっておらず、ロシアとの契約を履行することは出来ない。
「その為の条件は存在しません」
フランス国防省
のトップは指摘した。

彼は、契約の挫折により、自国政府に12億ドルの費用が掛かる事を認めたが、他に手段は無い。
フランスは、これらの艦の新たな購入者を見つけなければならないが、それは簡単な事ではない。
「もしも合衆国が購入してくれたのならば、僕としては嬉しいですね」
ル・ドリアン
は話した。
しかし、ペンタゴンでの会談でアメリカ合衆国国防長官アシュトン・カーターは、この件には言及せず、そこに居合わせて笑っただけだった。

[モスクワの立ち位置]
7月初頭、軍事技術協力担当ロシア連邦大統領補佐官ウラジーミル・コジンは、ロシア「ミストラル」の代金の返還問題の解決に従事しており、「月内に」フランスとの最終文書へ署名すると述べた。

次に、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は、サンクトペテルブルク国際海軍サロンにおいて、ロシアフランス「ミストラル」に代わる独自建造の揚陸艦を発注すると述べた。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】

「ミストラル」級の1番艦「ウラジオストク」は2014年11月に引き渡される予定でしたが、2014年2月以降のウクライナ情勢の悪化により、アメリカを初めとする西側諸国フランスに対し、ロシアへの「ミストラル」級の引き渡しの中止を求め、当初はロシアへ艦を引き渡す意向を表明していたフランス大統領も、2014年11月末に「ウラジオストク」の引き渡しの延期を決定しました。
[フランスはロシアへのミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの引き渡しを一時停止する]
[ロシアはミストラル級ヘリ空母購入の為にフランスへ約10億ユーロを支払っている]

2番艦「セヴァストーポリ」も2014年11月に進水し、今年3月から洋上試験を開始しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母セヴァストーポリは2回目の洋上試験を行なう]

オランド大統領はは、再三に渡り、「ミストラル」級引き渡しの為の条件として、ウクライナ情勢の鎮静化(停戦合意の履行)を挙げています。
[ロシアへのミストラル級ヘリ空母引き渡しの為の条件は未だ成立していないとフランス大統領は言った]

このようなフランス側の態度に対し、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、2015年4月16日、「ロシアはミストラル級の供給の『挫折』に関し、フランスへ違約金を請求するつもりは無いが、ロシアが負担した費用は返してもらわなくてはならない」と公言しました。
[ロシアはミストラル級ヘリ空母に関してフランスへ違約金を求めないが支払った代金の返却を望む]

4月19日、オランド氏は、4月24日にアルメニアプーチン氏と会い、「ミストラル」級に関する問題で話し合うと確約する事になりました。
[フランス大統領はミストラル級ヘリ空母の問題についてロシア大統領と話し合う]

4月22日、オランド氏は、ウクライナ大統領との共同記者会見において、改めてロシアへの「ミストラル」級引き渡しの為の条件は形成されておらず、引き渡しは不可能であると表明しました。
更には、ロシアフランスへ払った「ミストラル」級の代金の返還についても言及しました。
[フランスはロシアが支払ったミストラル級ヘリ空母の代金を返還する用意がある]

そして4月24日、アルメニアエレバンプーチン氏とオランド氏の会談が開かれました。
[フランス大統領とロシア大統領はアルメニアにおける首脳会談でミストラル級ヘリ空母の問題についても話し合った]

この会談では「ミストラル」級の問題についても話し合われたようですが、会談後、フランス大統領「ロシアへのミストラル級の引き渡しは決まっていない」と述べ、一方、ロシア大統領報道官「この件に関しては何の問題も無い」とだけ述べました。

4月27日、ロシア大統領報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、「ミストラル級ヘリ空母か、或いは前払い金(ロシアがフランスへ支払い済みの代金)をロシアへ戻す事で合意している」と述べました。
[フランスはロシアへミストラル級ヘリ空母を引き渡すか、或いは金を返す]

その後、両国の代表団は何度か交渉を行ないましたが、最終的には、「ミストラル」級ロシアへ引き渡すのではなく、ロシアが以前に支払った「ミストラル」級の代金を返還する方向で合意する事になりました。
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母の代金返還で合意する]
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母に関する合意原案を用意している]

7月下旬からは詳細の部分に関する協議へ入り、先ず初めに、「ミストラル」級ヘリ空母へ設置されたロシア製機器の返却の問題について議論されました。
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母に設置されたロシア製通信システムの返却について話し合った]

そして、「ミストラル」級に設置済みのロシア製通信システムを取り外す為、近い内にロシアの技術者がフランスへ渡る事になりました。

これは、ロシア衛星通信システム「チェンタヴル」の事でしょう。
[ロシア海軍向けミストラル級にはフランス製衛星通信システムは搭載されない]

2隻の「ミストラル」級から取り外された「チェンタヴル」は、他のロシア海軍の新造艦へ流用される事になります。

この他にも、「ミストラル」級に設置する為の各種機器が既に発注されていますが、これらも、他の艦へ流用される事になるでしょう。
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリにはフランス製戦闘管理システムSENIT-9は搭載されない]
[ロシア海軍向けミストラル級2番艦セヴァストーポリはロシア製光学電子システムを装備する]


既にロシア海軍「ミストラル」級ヘリ空母には見切りを付けており、新たな汎用揚陸艦の建造を計画しています。

新型汎用揚陸艦「プリボイ」級の建造は2016年から開始され、計8隻の調達が計画されています。
[ロシア海軍の為の新型汎用揚陸艦プリボイ級が建造される]
[ロシア海軍の新世代大型揚陸艦は2020年に就役する]

「プリボイ」級の後に、ロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦の建造も検討されています。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはシンガポールを訪れた

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ブログ『外洋の艦隊』より
2015年7月25日1時1分配信
【見つけ物:「アドミラル・パンテレーエフ」はシンガポールに】

ウラジオストクから2月4日に出航し、3月28日から4月1日までコロンボ(スリランカ)を訪問した後、ほぼ4ヶ月の間「行方不明」だった大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、中型海洋給油船「ペチェンガ」、海洋曳船SB-522で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、7月21日、5日間の訪問の為、シンガポールへ到着した。

ロシア大使館が伝えた所によると、支隊は常時駐留地へ向かっているが、乗組員の家族が家で出迎えるのは、8月17-18日よりも前にはならない。
これは、シンガポールへの「借り」を返す為である可能性は除外されない(我々の艦は、5月19-21日の展示会『IMDEX Asia 2015』に出る筈だった)。
支隊は、ベトナムカムランでも同じ事を行なっていた。
彼等は、2月14日にそこへ行く事になっていた。


大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を中核とするロシア太平洋艦隊艦船支隊は、2015年2月初頭にウラジオストクを出港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはベトナムへ行く]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは遠距離航海へ出発した]

2月5日、対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年2月5日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2月上旬に南シナ海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は南シナ海で対潜戦闘訓練を行なった]

3月1日~5日までタイ王国サッタヒープ海軍基地を訪問しました。
『タイニュース』より
2015年3月12日17時30分配信
【タイを訪問したロシアの戦闘艦】

「アドミラル・パンテレーエフ」タイで一般公開されました。


3月16日、マレーシアランカウイ島へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはマレーシアへ到着した]

3月22日に訪問を終えて出港した後、国際海軍演習へ参加し、その後、インド洋へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはマレーシアを去り、インド洋へ向かった]
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3月28日、スリランカコロンボ港へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはスリランカへ到着した]

4月1日にコロンボを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はスリランカを去った]

その後の「アドミラル・パンテレーエフ」支隊の動向は公式筋から公表される事無く、帰港予定の5月を過ぎても未だインド洋に居ました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはインド洋に居る]

その動向が全く公表されなかった為、一部観測筋では、「アドミラル・パンテレーエフ」の機関が故障し、インド洋で動けなくなっているのではないかなどという見方まで飛び出していました。

そして7月21日、「行方不明」「アドミラル・パンテレーエフ」支隊シンガポールを訪問しました。

シンガポールへ入港した「アドミラル・パンテレーエフ」を、ロシア大使アンドレイ・アレクセイヴィチ・タタリノフ氏が訪れました。
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「アドミラル・パンテレーエフ」支隊は、8月下旬にウラジオストクへ戻るようです。

2隻のプロジェクト06363潜水艦は2015年8月と12月にロシア海軍黒海艦隊基地へ到着する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【黒海艦隊は8月と12月に「ワルシャワンカ」を補充する】
モスクワ、7月24日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト636「ワルシャワンカ」潜水艦-「ノヴォロシースク」「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2015年8月と12月に黒海艦隊での勤務を開始する。
金曜日、南方軍管区広報サービスは発表した。

「ノヴォロシースク」「ロストフ・ナ・ドヌー」は、黒海艦隊の為に「アドミラルティ造船所」で建造された1隻目と2隻目の近代化されたプロジェクト636「ワルシャワンカ」潜水艦である。
7月初頭には、シリーズの3隻目の潜水艦-「スタールイ・オスコル」海軍の戦闘編制へ受け入れられた。

「(2015年)8月、潜水艦ノヴォロシースクは黒海艦隊への艦隊間移動を行ないます。
潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーが常時駐屯地へ到着するのは2015年12月になるでしょう」

声明では、こう述べられた。

広報サービスは、現在、潜水艦北方艦隊での試験を完了していると付け加えた。


[プロジェクト06363潜水艦]

ロシア海軍向けのプロジェクト06363通常動力潜水艦は、これまでに6隻が起工され、この内の3隻が就役しています。
全てサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で建造されています。
現在の所、6隻が建造される計画です。

プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-265「クラスノダール」(Б-265 Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工/2015年4月25日進水/2015年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(Б-268 Великий Новгород)
建造番号01674
2014年10月30日起工/2016年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-271「コルピノ」(Б-271 Колпино)
建造番号01675
2014年10月30日起工./2016年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定


プロジェクト06363潜水艦には有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

2014年に就役した「ノヴォロシースク」「ロストフ・ナ・ドヌー」は、書類上では黒海艦隊第4潜水艦旅団に所属していますが、現在の所は各種試験を実施する為、北方艦隊潜水艦基地に滞在しています。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクは深海試験の為に北方艦隊の基地へ到着した]
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した]

ロシア南方軍管区(黒海艦隊)によると、「ノヴォロシースク」が今年8月に、「ロストフ・ナ・ドヌー」は今年12月に黒海へ回航されるとの事です。

記事中の「常時駐屯地」は、ノヴォロシースク海軍基地を指しています。
[2015年末までにロシア海軍黒海艦隊基地へ2隻のプロジェクト06363潜水艦が到着する]

ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイはワニノ-ホルムスク間の貨客輸送を行なう

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『タス通信』より
2015年7月23日14時44分配信
【大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」は190名を乗せてサハリンへの最初の往復便へと出発する】
モスクワ、7月23日/タス通信

太平洋艦隊大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」ハバロフスク地方ワニノ港からサハリン島ホルムスク港までの最初の往復便へと出発する。
移動には約15時間掛かり、艦上には190名が乗っている。
本日、東方軍管区広報サービス部長アレクサンドル・ゴルデーエフ大佐は発表した。
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「合計で軍用艦の3回のワニノ-ホルムスク間の往復便の実施が計画されています。
数時間前に大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイはウラジオストクからハバロフスク地方への移動を完了し、ザヴェチェイ・イリイチャ村のポストヴァヤ湾の軍用埠頭へ係留されています。
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艦の乗組員は、ワニノ-ホルムスク間のフェリー便を待っている190名の民間人の乗艦と貨物の積載を行ないました」

彼は話した。
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ゴルデーエフは、ワニノからサハリン島への貨客運送は困難な状況に在る事を想い起した。
強力なサイクロンの為、本土と/strong>島の間の輸送便は数日間に渡り中断され、フェリー便は、後の積み荷に対応できない。

「この事に関し、東方軍管区司令部は、サハリンへの民間人の移送を支援する為、太平洋艦隊の大型揚陸艦を割り当てる事を決定しました」
ゴルデーエフ
は指摘した。
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太平洋艦隊大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」(1982年就役)は、2014年後半から2015年初頭に掛けてウラジオストク艦船修理工場で修理が行なわれ、2月に復帰しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイは2015年2月に修理を終えて復帰する]

その後は日本海オホーツク海で上陸演習に参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦は日本海で演習を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の海軍歩兵部隊はクリル諸島で上陸演習を行なう]

そして今回は、ロシア本土ワニノ港サハリン島ホルムスク港の間の貨客輸送任務に就く事になりました。
つまり、フェリー代わりに使われるという事です。

最近、悪天候により、ワニノからのフェリー便が中断してしまった為、太平洋艦隊大型揚陸艦が派遣され、フェリーの代役を務めます。

ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母に設置されたロシア製通信システムの返却について話し合った

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月23日11時10分配信
【情報筋:ロシア連邦は「ミストラル」の通信システムの返却について議論した】
モスクワ、7月23日-ロシア通信社ノーボスチ

モスクワで今週初めに開催された「ミストラル」に関する協議の新ラウンドでは、来たる合意の詳細について議論された。
特に、ヘリコプター空母に設置された通信システムロシアへの返却に関して。
木曜日、金曜日、軍事技術協力分野の情報提供者はロシア通信社ノーボスチへ伝えた。

先だって同じ情報提供者は、ロシア及びフランスの政府は文書への署名を実際を準備しており、違約金の額は12億ユーロ程度と定められたと話した。
従って、ロシアは、前もって支払った契約金を全て受け取る。

「今週のモスクワでの次のラウンドの協議で、双方は不可抗力の状況について議論しました。
既に艦へ取り付けられたロシア製機器の返却に関して」

対談者は話した。

彼によると、無論それは、バルト工場(サンクトペテルブルク)で建造され、既に「ミストラル」へと組み立てられた2隻の艦後部の返却についてでは無い。
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「それは、具体的には、一度フランスへ送り届けられ、実質的に同じ形でロシアへ返却されなければならない通信システムについての話です」
情報提供者は話した。

以前、軍事技術協力担当ロシア連邦大統領補佐官ウラジーミル・コジンは、「ミストラル」に関する交渉は完了に近づいており、近い内にロシアへの代金返還に関する合意へ署名されるとロシア通信社ノーボスチへ伝えた。

7月初頭、フランス国防相ジャン・イヴ・ル・ドリアンは、ロシアとの契約不履行により、パリは12億ユーロの費用が掛かる事を公式に確認した。

契約は2011年6月に署名されたが、ウクライナでの出来事が故に履行されなかった。
最初の艦は2014年10月に、2隻目は2015年にロシア連邦へ引き渡される事になっていた。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]

ロシア海軍向けの「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の売買契約は、2011年6月に締結されました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2011年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】

「ミストラル」級の1番艦「ウラジオストク」は2014年11月に引き渡される予定でしたが、2014年2月以降のウクライナ情勢の悪化により、アメリカを初めとする西側諸国フランスに対し、ロシアへの「ミストラル」級の引き渡しの中止を求め、当初はロシアへ艦を引き渡す意向を表明していたフランス大統領も、2014年11月末に「ウラジオストク」の引き渡しの延期を決定しました。
[フランスはロシアへのミストラル級ヘリ空母ウラジオストクの引き渡しを一時停止する]
[ロシアはミストラル級ヘリ空母購入の為にフランスへ約10億ユーロを支払っている]

2番艦「セヴァストーポリ」も2014年11月に進水し、今年3月から洋上試験を開始しています。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母セヴァストーポリは2回目の洋上試験を行なう]

オランド大統領はは、再三に渡り、「ミストラル」級引き渡しの為の条件として、ウクライナ情勢の鎮静化(停戦合意の履行)を挙げています。
[ロシアへのミストラル級ヘリ空母引き渡しの為の条件は未だ成立していないとフランス大統領は言った]

このようなフランス側の態度に対し、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、2015年4月16日、「ロシアはミストラル級の供給の『挫折』に関し、フランスへ違約金を請求するつもりは無いが、ロシアが負担した費用は返してもらわなくてはならない」と公言しました。
[ロシアはミストラル級ヘリ空母に関してフランスへ違約金を求めないが支払った代金の返却を望む]

4月19日、オランド氏は、4月24日にアルメニアプーチン氏と会い、「ミストラル」級に関する問題で話し合うと確約する事になりました。
[フランス大統領はミストラル級ヘリ空母の問題についてロシア大統領と話し合う]

4月22日、オランド氏は、ウクライナ大統領との共同記者会見において、改めてロシアへの「ミストラル」級引き渡しの為の条件は形成されておらず、引き渡しは不可能であると表明しました。
更には、ロシアフランスへ払った「ミストラル」級の代金の返還についても言及しました。
[フランスはロシアが支払ったミストラル級ヘリ空母の代金を返還する用意がある]

そして4月24日、アルメニアエレバンプーチン氏とオランド氏の会談が開かれました。
[フランス大統領とロシア大統領はアルメニアにおける首脳会談でミストラル級ヘリ空母の問題についても話し合った]

この会談では「ミストラル」級の問題についても話し合われたようですが、会談後、フランス大統領「ロシアへのミストラル級の引き渡しは決まっていない」と述べ、一方、ロシア大統領報道官「この件に関しては何の問題も無い」とだけ述べました。

4月27日、ロシア大統領報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、「ミストラル級ヘリ空母か、或いは前払い金(ロシアがフランスへ支払い済みの代金)をロシアへ戻す事で合意している」と述べました。
[フランスはロシアへミストラル級ヘリ空母を引き渡すか、或いは金を返す]

その後、両国の代表団は何度か交渉を行ないましたが、最終的には、「ミストラル」級ロシアへ引き渡すのではなく、ロシアが以前に支払った「ミストラル」級の代金を返還する方向で合意する事になりました。
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母の代金返還で合意する]
[ロシアとフランスはミストラル級ヘリ空母に関する合意原案を用意している]

そして7月下旬からは詳細の部分に関する協議へ入り、先ず初めに、「ミストラル」級ヘリ空母へ設置されたロシア製機器の返却の問題について議論されました。

今回の議題に上がったのは、「ミストラル」級に設置済みのロシア製通信システムの返却についてです。

これは、ロシア衛星通信システム「チェンタヴル」の事でしょう。
[ロシア海軍向けミストラル級にはフランス製衛星通信システムは搭載されない]


既にロシア海軍「ミストラル」級ヘリ空母には見切りを付けており、新たな汎用揚陸艦の建造を計画しています。
[ロシア海軍の為の新型汎用揚陸艦プリボイ級が建造される]
[ロシア海軍の新世代大型揚陸艦は2020年に就役する]
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]

バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月22日17時58分配信
【5隻の最新鋭艦はバルチースクの海軍パレードへ参加する】
カリーニングラード、7月22日-ロシア通信社ノーボスチ

「ロシア連邦海軍の日」を祝うカリーニングラード州バルチースク市海軍パレードには、ロシア海軍の最新鋭艦5隻が初めて参加する。
西方軍管区下のバルト艦隊広報サービスは発表した。

「バルチースクの海軍パレード隊列には計9隻の戦闘艦が配置され、この内の5隻はロシア海軍の最新鋭艦になります。
それは、フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"、"アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ"、基地掃海艦アレクサンドル・オブホフと通信船ユーリー・イワノフ、更にはディーゼルエレクトリック潜水艦スタールイ・オスコルです」

声明では、こう述べられた。

沿バルト造船工場「ヤンターリ」で建造された警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は工場航行試験を完了する。
発注者-ロシア連邦国防省への引き渡しは、晩夏に実行されるだろう。
新世代フリゲート・プロジェクト22350のトップ「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、8月にバルト海から北方海域へ回航され、試験を継続する。

中央海洋設計局「アルマーズ」によるプロジェクトのトップ艦である基地掃海艦「アレクサンドル・オブホフ」は2014年6月に進水し、現在も試験が行なわれている。
2015年11月、「アレクサンドル・オブホフ」は、ロシア連邦海軍掃海部隊へ補充される。

日曜日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」海軍のニーズの為に建造された最新通信船「ユーリー・イワノフ」は、聖アンドレイ旗掲揚式典を行なう。
この時から、「ユーリー・イワノフ」ロシア海軍の戦闘編制へ含まれ、北方艦隊で勤務を継続する。

黒海艦隊の為にアドミラルティ造船所で建造された最新ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」B-262「スタールイ・オスコル」ロシア海軍への引き渡し式典は、サンクトペテルブルク国際海軍サロン(IMDS)の枠組みにおいて、7月3日に開催された。
潜水艦は、木曜日に開催される海軍パレードのリハーサルへ参加する。

提示される全ての戦闘艦は、近代的で比類の無い砲、ミサイル、対水中工作、高射、電波技術兵装、更には、多機能兵装管理システムを装備する。
その設計と建造には、レーダーからの可視性を小さくする原理-「ステルス技術」が使用されている。

日曜日・7月26日の「海軍の日」の祭日には、バルト艦隊の30隻の戦闘艦、潜水艦、艇、高速艇、支援船、沿岸部隊の15両以上の戦闘車両、更には、2000名以上の将兵が参加する。
祭日のプログラムは、戦闘射撃の実施、近代的な艦載兵器及び戦闘車両のデモンストレーションといった15以上の戦術的エピソードとなる。


ロシアでは、毎年7月の最終日曜日は「海軍の日」と定められています。

制定されたのはソ連邦時代の1988年ですが、ソ連邦解体後も、そのまま受け継がれ、現在に至っています。
(2006年5月31日、ウラジーミル・プーチンロシア連邦大統領令により、改めて7月最終日曜日を「ロシア連邦海軍の日」に制定)

今年(2015年)の「海軍の日」は、7月26日です。

「海軍の日」には、ロシア海軍各艦隊の主要基地で観艦式などのイベントが行なわれます。
特に今年は、各艦隊基地で、観艦式のみならず戦闘演習も実施されます。

バルト艦隊主要基地バルチースクでも「海軍の日」観艦式が執り行われますが、今年(2015年)は、ロシア海軍へ就役したばかり、或いは就役を間近に控えた最新鋭艦5隻が参加します。
5隻の最新鋭艦は既にバルチースク基地に滞在しており、観艦式の為の準備を進めています。
(以下の5隻の写真は、7月20日~22日にバルチースク基地で撮影されたものです)

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、4月下旬からバルチースク基地を根城として洋上試験を行なっています。
同艦は今年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
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[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは洋上試験を続ける]

プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、6月初頭からバルチースク基地を根城として洋上試験を行なっています。
同艦も今年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
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[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

プロジェクト18280通信船(偵察艦)「ユーリー・イワノフ」は、「海軍の日」当日にロシア海軍への就役式典(海軍旗掲揚式典)を開催します。
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[新型偵察艦ユーリー・イワノフは2015年7月26日にロシア海軍へ正式に就役する]

プロジェクト12700基地掃海艦「アレクサンドル・オブホフ」は、今年11月にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新掃海艦アレクサンドル・オブホフは2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]
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プロジェクト06363大型潜水艦(ディーゼルエレクトリック潜水艦)B-262「スタールイ・オスコル」は、今年7月3日にロシア海軍へ正式に就役しました。
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[プロジェクト06363潜水艦スタールイ・オスコルはロシア海軍へ就役した]

なお、今年のバルチースク基地での「海軍の日」記念行事には、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏の出席が予定されています。
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ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20380コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はコムソモリスク・ナ・アムーレで起工された

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2015年7月22日10時37分配信
【アムール造船工場でロシア海軍の為の次なる新コルベットが起工された】

本日・7月22日、アムール造船工場において、ロシア海軍の為の3隻目の新たなコルベットが起工された。
同艦は太平洋艦隊の水上艦部隊へ補充される。

起工式典へ出席する海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ1等海佐が述べたように
「コルベットは、2010年、駆逐艦ブイストルイの火災の拡大を防ぐ為、その命を捧げ、乗組員の命を救ったロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフの名を受け取ります」

プロジェクト20380コルベット「アルダル・ツィジェンジャポフ」は、太平洋艦隊の水上艦部隊のポテンシャルを増加させる為にアムール造船工場で起工・建造される同シリーズの3番艦である。

2015年末までに、次の同プロジェクトの4番艦の起工が計画されている。

「コルベットの航続距離は4000海里であり、太平洋艦隊の戦力の一員として、あらゆる作戦担当ゾーンにおいて使用できます。
艦の兵装と電波機器は、時代の要求と現代海上戦闘の特性を満たしています。
我々は、訓練センターにおけるコルベット乗組員の訓練に多大な注意を払っており、新たな機器及び兵器を適切かつ効果的に動作させる事に自信を持っております」
ウラジーミル・トリャピチニコフ
1等海佐は強調した。


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[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

現在、ロシア極東コムソモリスク・ナ・アムーレ市アムール造船工場では、太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベット2隻の建造が進められています。

1隻目の「ソヴェルシェーンヌイ」(2006年6月30日起工、2015年5月22日進水)は2015年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は2015年7月下旬に沿海地方へ回航される]

2隻目の「グロームキー」(2012年4月20日起工)は2016年にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新鋭コルベット"グロームキー"は2016年11月までにロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]

これに続き、更に2隻のプロジェクト20380コルベット太平洋艦隊向けに建造されます。
[極東でロシア海軍太平洋艦隊の為のコルベット4隻が建造される]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の2隻のプロジェクト20380コルベットが建造される]

そして2015年7月22日、アムール造船工場の3隻目のプロジェクト20380コルベットとなる「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」が起工されました。
アルダル・ツィジェンジャポフ水兵は、2010年9月に殉職した駆逐艦「ブイストルイ」乗組員です。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は2015年5月22日に起工される]
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これまでにプロジェクト20380コルベットの艦名には形容詞が付けられていましたが、今回、初めて人名が付けられることになりました。

アルダル・ツィジェンジャポフ水兵アガ・ブリヤート自治管区出身ですが、同管区ではツィジェンジャポフ水兵は英雄として称えられています。
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おそらくは、同管区からロシア海軍へ、アルダル・ツィジェンジャポフの名前を新造艦へ付けるように強い働きかけが有り、海軍側も、これを受け入れたのでしょう。


ロシア海軍新世代コルベット「ステレグーシチー」シリーズ(プロジェクト20380/20385)は、計11隻が起工され(20380が9隻、20385が2隻)、このうち4隻が海軍へ引き渡されています。

20380/20385は、サンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」コムソモリスク・ナ・アムーレアムール造船工場で建造されています。

[「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」建造艦]
「ステレグーシチー」Стерегущий(プロジェクト20380、建造番号1001)
2001年12月21日起工/2006年5月16日進水/2007年11月14日納入/2008年2月27日就役(艦番号530)
バルト艦隊に配備

「ソーブラジテルヌイ」Сообразительный(プロジェクト20380、建造番号1002)
2003年5月20日起工/2010年3月31日進水/2011年10月14日納入・就役(艦番号531)
バルト艦隊に配備

「ボイキー」Бойкий(プロジェクト20380、建造番号1003)
2005年5月27日起工/2011年4月15日進水/2013年5月16日納入・就役(艦番号532)
バルト艦隊に配備

「ストイーキー」Стойкий(プロジェクト20380、建造番号1004)
2006年11月10日起工/2012年5月30日進水/2014年7月18日納入/2014年7月27日就役(艦番号545)
バルト艦隊に配備

「グレミャーシチー」Гремящий(プロジェクト20385、建造番号1005)
2012年2月1日起工/2016年就役予定

「プロヴォールヌイ」Проворный(プロジェクト20385、建造番号1006)
2013年7月25日起工/2016年就役予定

「リェチーヴイ」Ретивый(プロジェクト20380、建造番号1007)
2015年2月20日起工/2018年就役予定

「ストローギー」Строгий(プロジェクト20380、建造番号1008)
2015年2月20日起工/2018年就役予定

[「アムール造船工場」建造艦]
「ソヴェルシェーンヌイ」Совершенный(プロジェクト20380、建造番号2101)
2006年6月30日起工/2015年5月22日進水/2015年就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「グロームキー」Громкий(プロジェクト20380、建造番号2102)
2012年4月20日起工/2016年就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」Герой Российской Федерации Алдар Цыденжапов(プロジェクト20380、建造番号2103)
2015年7月22日起工
太平洋艦隊に配備予定

プロジェクト20380、建造番号2104
2015年末起工予定
太平洋艦隊に配備予定



今後は、更なる改良発展型であるプロジェクト20386の建造が始まります。
[ロシア海軍の新型コルベット・プロジェクト20386の1番艦は2015年末-2016年初頭に起工される]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]

ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは赤道ギニアのマラボを訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2015年7月21日18時32分配信
【ロシア海軍艦船は赤道ギニアのマラボ港へ入った】

本日、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、警備艦「プイトリーヴイ」、給油船「イワン・ブブノフ」、救助曳船「シャフテル」で構成されるロシア海軍艦船支隊は、赤道ギニア共和国の首都マラボ港へ入港した。

前日の7月20日、赤道ギニアの港へのロシア連邦戦闘艦の寄港手続きを簡略化する政府当局間合意へ署名された。

ロシア海軍艦船の業務寄港は7月24日まで続く。
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」の艦上を、赤道ギニア共和国を公式訪問中のロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将が訪れる。

赤道ギニア首都へのロシア人船員訪問プログラムでは、ロシア海軍艦船支隊指揮官及び艦長と(赤道ギニア)共和国軍首脳の儀礼会合が提供される。

また、政府公人、赤道ギニア軍の代表とロシア領事館の職員がロシア艦を訪れ、乗組員の為にマラボへの見学旅行と、同僚の船員とのミニサッカーのスポーツ大会が用意される。

[参照]
振り返ると、7月20日、赤道ギニアを公式訪問中のロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将が率いるロシア連邦国防省代表団は、ロシア連邦戦闘艦赤道ギニア共和国の港への寄港手続きを簡略化するロシア-赤道ギニア政府当局間合意へ署名した。

赤道ギニアの首都マラボ市での公式会合中、海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将赤道ギニア共和国国防相ヴィセンテ・エヤ・オロモは合意へ署名した。

この合意は、ロシア赤道ギニアの防衛分野での関係を強化し、海軍の分野での2国間協力の活発化の為の次なるステップとなる。

ロシア軍事代表団の訪問は7月22日まで続けられる。


[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-) ]

ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2015年6月1日にセヴァストーポリを抜錨し、エジプトを訪問、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは再び地中海東部へ行く]
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]

その後もセヴァストーポリへは戻らず、地中海に滞在していましたが、6月23日には大西洋へ行く事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ行く]

6月24日朝、黒海艦隊艦船支隊ジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]

[黒海艦隊艦船支隊]
指揮官:黒海艦隊副司令官ワレリー・クリコフ中将
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「プイトリーヴイ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
救助曳船「シャフテル」


その後の動向は公式筋からは全く公表されていませんが、非公式筋から、7月10-14日にはアンゴラルアンダ港、7月21-24日には赤道ギニアマラボ港を訪問する事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラと赤道ギニアを訪問する]

7月10日、黒海艦隊艦船支隊は予定通りにアンゴラルアンダ港へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラのルアンダを訪れた]

7月14日にルアンダを出航した後、大西洋上で打撃有翼ミサイル「ヴルカーン」高射ミサイル「フォルト」の発射訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋上で長距離巡航ミサイルを発射した]

その後は赤道ギニアマラボ港を訪問する予定となっておりましたが、それに先立つ7月20日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督が同国を訪れ、ロシア艦船の寄港手続きを簡略化する協定が締結されました。
[ロシアと赤道ギニアはロシア海軍艦船の寄港手続きを簡略化する協定を締結した]

そして7月21日、黒海艦隊艦船支隊マラボ港へ入港しました。
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ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は2015年5月22日に起工される

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『タス通信』より
2015年7月21日13時6分配信
【太平洋艦隊の為の新たなコルベットが起工される】
モスクワ、7月21日/タス通信

新たなプロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は7月22日にコムソモリスク・ナ・アムーレで起工される。
(太平洋)艦隊の代理人ローマン・マルトフ1等海佐は報道機関へ伝えた。

「これは、太平洋艦隊の為にアムール造船工場で建造されるこのシリーズの第3のコルベットになります。
5月、最初のコルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は造船台を出渠しました。
現在、新たな艦は艤装作業と機器の設置が行なわれています。
試験完了後、同艦は太平洋艦隊の一員として加わります」

彼は話した。

アムール工場で造られた将来艦の最初のセクション起工記念板が取り付けられる。

艦隊の為の記念すべき行事には、太平洋艦隊司令部の代表と、ロシア英雄の母と妹が出席する。

水兵アルダル・ツィジェンジャポフは、駆逐艦「ブイストルイ」で勤務を行なっていた。
2010年9月、彼の熟練の技量と無私無欲の行為により、彼は艦のボイラー機械室前方での火災を防ぎ、数日後、火傷を負って死亡した。
アルダル・ツィジェンジャポフは、平和時に水上艦で偉業を成し遂げた最初のロシア水兵となった。

プロジェクト20380コルベットの排水量は1800トン、全長100メートル以上、速力は27ノットに達し、自立航行距離は4000海里である。
それは、敵の水上艦及び潜水艦との戦闘の実施、更には、作戦中の海洋揚陸部隊の支援のために意図されている。

主要兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、砲複合体である。
艦は現代的な電波位置特定器、電波電子兵装、対潜兵装を有する。
航空群にはヘリコプターKa-27PLが含まれる。


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[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

現在、ロシア極東コムソモリスク・ナ・アムーレ市アムール造船工場では、太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベット2隻の建造が進められています。

1隻目の「ソヴェルシェーンヌイ」(2006年6月30日起工、2015年5月22日進水)は2015年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は2015年7月下旬に沿海地方へ回航される]

2隻目の「グロームキー」(2012年4月20日起工)は2016年にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新鋭コルベット"グロームキー"は2016年11月までにロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]

これに続き、更に2隻のプロジェクト20380コルベット太平洋艦隊向けに建造されます。
[極東でロシア海軍太平洋艦隊の為のコルベット4隻が建造される]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の2隻のプロジェクト20380コルベットが建造される]

そして今回、アムール造船工場で7月22日に起工される3隻目のプロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」と命名される事が明らかにされました。

これまでにプロジェクト20380コルベットの艦名には形容詞が付けられていましたが、今回、初めて人名が付けられることになりました。


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艦名の元となったアルダル・バトロヴィチ・ツィジェンジャポフ氏は、1991年8月4日にアガ・ブリヤート自治管区で生まれました。
中等学校をトップで卒業した後、当初は大学へ進学するつもりでしたが、気が変わり、海軍軍人だった祖父の後をついでロシア海軍への入隊を決意しました。
しかし、身長と体重で不適格と判断され、結局、2009年11月に徴兵として海軍へ入り、太平洋艦隊駆逐艦「ブイストルイ」へ配属されました。
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彼は、今度は1年間の徴兵期間満了後に契約軍人として海軍へ留まる事を考えました。

そして、1年間の徴兵期間満了を迎える前の2010年9月24日、沿海地方フォーキノからカムチャツカへの移動を準備していた「ブイストルイ」の機関室では燃料パイプに引火して小規模な火災が発生しました。
アルダル・ツィジェンジャポフ水兵は火の中に飛び込み、火災を消し止めましたが、重度の火傷を負いました。
ウラジオストクの海軍病院へ搬送されましたが、4日後の9月28日に19歳の生涯を閉じました。

彼の献身的な行動により、駆逐艦「ブイストルイ」は大事故を未然に防ぐことが出来ました。

2010年11月16日、アルダル・ツィジェンジャポフ水兵ロシア連邦英雄に列せられました。
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新型偵察艦ユーリー・イワノフは2015年7月26日にロシア海軍へ正式に就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月21日10時27分配信
【ロシア連邦海軍はアメリカ合衆国の対ミサイル防衛システムを監視する為の艦を補充する】
モスクワ、7月21日-ロシア通信社ノーボスチ

アメリカ対ミサイル防衛システムの要素を監視する為に意図されているプロジェクト18280偵察艦のトップは、「海軍の日」海軍の戦闘編制へ加入する。
火曜日、バルト艦隊広報サービス部長ウラジーミル・マトヴェーエフは発表した。

今年の「海軍の日」は7月26日である。

これに先立ち、「統合造船業営団」国家防衛発注局長アナトーリー・シレモフは、プロジェクト18280の2番艦は2016年に工場航行試験を開始するとロシア通信社ノーボスチへ伝えた。

「バルチースクでの海軍パレード中、海軍のニーズの為に建造された最新通信船で聖アンドレイ旗掲揚式典が行われます。
この時から、ユーリー・イワノフはロシア海軍の戦闘編制へ含まれ、北方艦隊で勤務を継続します」
マトヴェーエフ
は話した。

彼は、近い内に「ユーリー・イワノフ」は、カリーニングラード海峡の出口であるバルチースクで形成されるパレードの艦列へ加わると付け加えた。
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ロシア通信社ノーボスチ「統合造船業営団」から伝えられたように、艦は、海軍部隊の通信と統制を保障し、電子戦闘、電波電子偵察を行ない、更には、アメリカ対ミサイル防衛システム及び高射ミサイル複合体の監視の為に意図されている。

「ユーリー・イワノフ」プロジェクト18280のトップ艦である。
「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で2004年12月27日に起工され、2013年9月30日に進水した。
艦は中央設計局「アイスベルク」で設計された。
艦の排水量は4000トン以上、航続距離は少なくとも8000海里、乗員は120名である。


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プロジェクト18280偵察艦「ユーリー・イワノフ」は2004年12月27日に起工され、2013年9月30日に進水しました。
[建造中のロシア海軍新型偵察艦ユーリー・イワノフ]
[新型偵察艦ユーリー・イワノフは2014年に就役する]
[新型偵察艦ユーリー・イワノフは進水した]

その後、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁で艤装工事が進められていましたが、これも完了し、2014年11月27日から航海試験を開始しました。
[ロシア海軍の新型偵察艦ユーリー・イワノフは航海試験を開始した]


2014年末(12月末)、ロシア海軍へ納入されました。
[新型偵察艦ユーリー・イワノフはロシア海軍へ納入された]

2015年6月23日には洋上試験の為に出航しています。


そして、「ロシア海軍の日」(7月の最終日曜日)の2015年7月26日、「ユーリー・イワノフ」バルト艦隊基地バルチースクでの海軍記念日観艦式へ参加し、その最中に聖アンドレイ旗の初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役します。
就役後は北方艦隊へ配属されます。

サンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」では、2013年11月14日に起工されたプロジェクト18280の2番艦「イワン・フルス」の建造も進められています。
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ロシア海軍の艦の就役は
1:受領-引渡証書への署名(造船所から海軍への艦の納入)
2:海軍旗(聖アンドレイ旗)の初掲揚式典・各艦隊部隊への編入

の2段階で行なわれますが、「ユーリー・イワノフ」の場合、1は2014年12月末に実施されており、2は2015年7月26日に実施されます。

ロシアと赤道ギニアはロシア海軍艦船の寄港手続きを簡略化する協定を締結した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2015年7月21日6時1分配信
【ロシアと赤道ギニアは戦闘艦の寄港手続きを簡略化する政府当局間合意へ署名した】

7月20日、赤道ギニアを公式訪問中のロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将が率いるロシア連邦国防省代表団は、ロシア連邦戦闘艦赤道ギニア共和国の港への寄港手続きを簡略化するロシア-赤道ギニア政府当局間合意へ署名した。

赤道ギニアの首都マラボ市での公式会合中、海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将赤道ギニア共和国国防相ヴィセンテ・エヤ・オロモは合意へ署名した。

この合意は、ロシア赤道ギニアの防衛分野での関係を強化し、海軍の分野での2国間協力の活発化の為の次なるステップとなる。

海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将が率いるロシア軍事代表団赤道ギニア共和国への訪問は7月19日から22日まで行なわれる。

7月21日、マラボ港親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」率いるロシア戦闘艦支隊の寄港が行なわれ、艦上で海軍総司令官赤道ギニア共和国の幹部と会う予定である。


[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-) ]

ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2015年6月1日にセヴァストーポリを抜錨し、エジプトを訪問、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは再び地中海東部へ行く]
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]

その後もセヴァストーポリへは戻らず、地中海に滞在していましたが、6月23日には大西洋へ行く事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ行く]

6月24日朝、黒海艦隊艦船支隊ジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]

その後の動向は公式筋からは全く公表されていませんが、非公式筋から、7月10-14日にはアンゴラルアンダ港、7月21-24日には赤道ギニアマラボ港を訪問する事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラと赤道ギニアを訪問する]

7月10日、黒海艦隊艦船支隊は予定通りにアンゴラルアンダ港へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラのルアンダを訪れた]

7月14日にルアンダを出航した後、大西洋上で打撃有翼ミサイル「ヴルカーン」高射ミサイル「フォルト」の発射訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋上で長距離巡航ミサイルを発射した]

その後は赤道ギニアマラボ港を訪問する予定となっておりましたが、それに先立つ7月20日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督が同国を訪れ、ロシア艦船の寄港手続きを簡略化する協定が締結されました。

要するに、ロシア海軍の艦船は、ほぼフリーパスで赤道ギニアの港へ入港できるようになるという事です。
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ロシア海軍黒海艦隊の工作船PM-138はシリアから戻ってきた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月20日14時1分配信
【黒海艦隊の浮揚工場はシリアのタルトゥースからセヴァストーポリへ戻った】
モスクワ、7月20日-ロシア通信社ノーボスチ

黒海艦隊浮揚工場PM-138は、ほぼ7ヶ月間に渡るシリアの港での業務~地中海戦隊ロシア艦船のメンテナンス実施~を終え、セヴァストーポリへ戻ってきた。
黒海艦隊広報サービス部長ヴャチェスラフ・トルハチェフは発表した。

PM-138の遠距離航海の完了を祝い、セヴァストーポリでは歓迎式典が開催された。

「本日、黒海艦隊の浮揚工場PM-138は、ほぼ7ヶ月間に渡る地中海エリアでの任務遂行を終え、セヴァストーポリへ戻りました」
トルハチェフ
は話した。

彼は、シリアタルトゥース港物資・技術供給所において、PM-138乗組員は、この地域で任務を遂行するロシア海軍常設連合部隊の艦船の技術的準備状態を確保した事を想い起した。

ロシアは、地中海戦隊を形成する為、2013年3月、同海域へ太平洋艦隊艦船支隊を派遣した。
現在、地中海グループの構成に含まれる艦船は、太平洋艦隊、北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊がローテーションの基礎となっている。
地中海戦隊への物資-技術供給は、タルトゥース(シリア)の常置所をベースとして行なわれている。


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黒海艦隊浮揚工場(工作船)PM-138は、2015年1月上旬にセヴァストーポリを出航し、地中海東部タルトゥースへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の工作船PM-138はシリアへ行く]

その後、タルトゥースを基点として、地中海に展開するロシア海軍艦船のメンテナンスや修理を行ないました。

そして7月19日にボスポラス海峡を通過し、7月20日にセヴァストーポリへ帰港しました。

タルトゥースへは黒海艦隊工作船が交代で派遣され、半年ほど駐留しているのですが、交代の工作船については一切明らかにされていません。
これまでのパターンと同様ならば、工作船PM-56が派遣される筈ですが。

ロシア海軍太平洋艦隊のキロ級潜水艦B-187はコムソモリスク・ナ・アムーレと命名された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月20日11時20分配信
【太平洋艦隊の「ワルシャワンカ」の内の1隻は「コムソモリスク・ナ・アムーレ」の名を受けた】
ウラジオストク、7月20日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊プロジェクト877(註:原文では636.3と書かれているが、877の間違い)「ワルシャワンカ」潜水艦B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」の名を受けた。
ロシア通信社ノーボスチは、東方軍管区広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフより伝えられた。

「海軍総司令官令第703号に沿って、7月15日に署名が行なわれました。
命名のイニシアチブは、退役潜水艦乗員とコムソモリスク・ナ・アムーレ市のトップが発起しました」
マルトフ
は話した。

彼によると、現在、潜水艦コムソモリスク造船工場において、戦闘及び技術的可能性を大幅に向上させる定期修理と近代化が実施されている。

プロジェクト877「パルトゥス」大型潜水艦B-187は、1991年5月7日にアムール造船工場で起工され、1993年から1995年には、完全に自立した3回の戦闘勤務を行ない、「優秀」と評価された。
1995年に艦の乗組員は「戦闘訓練の結果における太平洋艦隊で最高の艦」の称号を獲得した。
2011年6月から現在まで、同艦の艦長はセルゲイ・コレスニコフ2等海佐が務めている。

(以下、黒海艦隊向けに新規建造されているプロジェクト6363潜水艦の能書きが長々と述べられていますが、B-1876363では無いので省略します)


[潜水艦B-187]

プロジェクト877大型潜水艦B-187は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市アムール造船工場で1991年5月7日に起工され、同年10月5日に進水、そして同年12月30日には受領-引渡証書への署名が行なわれ、ソ連海軍へ納入されました。
翌1992年に太平洋艦隊へ正式編入、第182独立潜水艦旅団の所属となり、カムチャツカ半島へ配備されました。

1993年1月~3月、1994年8月~9月、1995年3月15日~4月28日に戦闘勤務を実施。

1997年8月、東南アジアでの兵器展示会への参加準備の為、ウラジオストクへ回航されました。
1997年10月にはタイの展示会「タイ-97」(10月20日~27日)へ参加し、11月にはベトナムカムラン湾へ停泊、翌12月にはマレーシアの展示会「リマ-97」(12月2日~8日)へ参加しました。
この双方の展示会において、B-187は、輸出用潜水艦プロジェクト636「見本」として出展されました。
この時、西側は、本艦の艦名をBN-529「ロシア」と勘違いしています。

東南アジアから帰港後、B-187ウラジオストク(ウリス湾)第19潜水艦旅団へ転属しました。

2003年、B-187は修理の為、ボリショイ・カーメニへ回航、その後、近代化改装を行なう為、コムソモリスク・ナ・アムーレ市アムール造船工場へ回航され、現在に至っています。

これまでは「名無し」だったB-187ですが、就役から24年後に「コムソモリスク・ナ・アムーレ」と命名されました。

ロシア海軍航空隊の近代化改修された対潜哨戒機Il-38N『フョードル・ゾロトゥヒン』号はカムチャツカのエリゾヴォ基地へ到着した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月20日10時45分配信
【太平洋艦隊海洋航空隊へ、もう1機の近代化されたIl-38Nが補充された】
モスクワ、7月20日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊海洋航空隊へ、敵潜水艦を捜索、探知、撃破する為の次なる近代化された航空機Il-38Nが補充された。
月曜日、太平洋艦隊広報サービス部長ローマン・マルトフは発表した。

2015年、太平洋艦隊の海洋飛行士は、既に4機の航空機Il-38Nを修理と近代化の後に受領した。

「太平洋艦隊海洋航空隊の航空基地エリゾヴォへ、近代化された対潜航空機Il-38Nが到着しました」
マルトフ
は話した。

彼は、近代化された後の対潜航空機の捜索能力は、専門家によると、ベースモデルよりも4倍に増加したと付け加えた。

航空機Il-38Nは、90kmまでの距離の空中目標を発見し、半径320kmの水上物体を追尾できる。
更にIl-38Nは、魚雷から、照準の為に意図された測定用海洋爆弾まで9トンまでの兵装を搭載し、自身で敵を攻撃できる。


『イリューシン記念航空機試作設計局』公式サイトより
【Il-38対潜航空機】

旅客機Il-18をベースに開発された対潜哨戒機Il-38は、1961年9月27日に初飛行し、1967年から1972年までに65機が生産されました。

現用のIl-38は、Il-38N仕様への近代化改修を受けます。
『イリューシン記念航空機試作設計局』公式サイトより
【Il-38N低翼機】

Nは「ノヴェッラ」Новелла(短編小説、新規追加条項)の略です。
Il-38の上部に追加されたのが「ノヴェッラ-P-38」複合体です。
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北方艦隊は、2012年3月にIl-38N(15号機)を受領していますが、これはプロトタイプのようです。
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nの飛行訓練を開始した]

2014年7月15日、Il-38N「量産機」(機体番号19)ロシア海軍へ引き渡されました。
[近代化された対潜哨戒機Il-38Nは7月15日にロシア海軍へ引き渡される]
[近代化された対潜哨戒機Il-38N量産1号機はロシア海軍へ引き渡された]

その後、27号機、24号機、23号機が改修を終えてロシア海軍航空隊へ引き渡されています。

2015年3月30日には太平洋艦隊航空隊が初めてIl-38Nを受領しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊は近代化改修された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]

6月30日、5機目となる「フョードル・ゾロトゥヒン」号(機体番号78、RF-75338)モスクワ近郊のジュコーフスキー飛行場ロシア海軍航空隊へ引き渡されました。
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[ロシア海軍航空隊は5機目の近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]
[ロシア海軍航空隊の近代化改修された対潜哨戒機Il-38N『フョードル・ゾロトゥヒン』号はカムチャツカへ配備される]

今回、太平洋艦隊海軍航空隊カムチャツカ半島航空基地(エリゾヴォ)へ到着したのは、「フョードル・ゾロトゥヒン」号です。


Il-38Nの第1バッチ近代化改修機の5機は、以下の航空基地へ配備されます。

・19号機「ラジー・パンコフスキー」(RF-75355):エイスク(クラスノダール地方)
・27号機「ヤコフ・クテポフ」(RF-75320):エイスク(クラスノダール地方)
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・23号機(RF-75322):ニコラエフカ(沿海地方)
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・24号機(RF-75341):エリゾヴォ(カムチャツカ半島)
・78号機「フョードル・ゾロトゥヒン」(RF-75338):エリゾヴォ(カムチャツカ半島)

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Il-38Nの第1バッチ近代化改修(2012年契約締結)は5機で終了しますが、これに続く第2バッチの近代化改修の為の契約は既に締結されています。
[ロシア海軍航空隊の為の対潜哨戒機Il-38近代化改修の第2バッチの契約が締結された]

ロシア海軍が保有する対潜航空機Il-38は、全機が近代化改修されます。
[ロシア海軍航空隊の対潜哨戒機Il-38は全機が近代化される]


なお、ロシア海軍航空隊の他の対潜航空機(Tu-142M3海洋哨戒機、Be-12対潜水陸両用機、Ka-27PL対潜ヘリコプター)も、全て現用機が近代化改修されます。
[ロシア海軍航空隊の2015年の更新計画]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

そしてIl-38の後継機の選定も進められています。
[ロシア海軍航空隊の対潜哨戒機Il-38と電子偵察機Il-20の後継となる統一プラットフォームは2020年に初飛行する]

ロシア海軍の水上艦の乗員の70-80パーセントは契約軍人で構成されている

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月18日13時29分配信
【(ロシア)海軍の水上艦の乗組員には契約軍人が70-80パーセント充当されている】
モスクワ、7月18日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍水上艦の乗組員には、今日、契約軍人が70-80パーセント充当されている。
土曜日、ロシア連邦軍参謀本部・組織動員管理総局長エフゲニー・ブルジンスキー中将は発表した。

以前、海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は、海軍に所属する全ての最新鋭艦の乗組員は、専ら契約軍人のみで形成されると表明した。

「我々の潜水艦乗員は、100パーセント契約軍人です。
水上艦の乗組員は、70-80パーセントが契約軍人で形成されています」
ブルジンスキー
ラジオ局『エコー・モスクワ』の生放送に出演し、こう話した。

彼は付け加えた。
契約軍人海軍の専門家として訓練すれば、彼等が軍組織に留まり、その知識を実地で生かす事が出来るので、国家にとっては遥かに有益である。

ウラジーミル・プーチンロシア連邦大統領令に従い、現在、同じキャンペーンの枠組みにおいて、軍人は15万名が召集兵である。
2008年には、この数値は、ほぼ29万名に達していた。


現在、ロシア連邦軍は、徴兵制から志願制(契約軍人)への移行を進めています。

無論、ロシア海軍も同様です。

現在のロシア連邦軍の徴兵制は、18歳-27歳の男性が1年間兵役に就く義務が有るというものですが、海軍潜水艦水上艦の場合、着任してから1年後には艦を降りてしまう徴兵では、艦での仕事を一通り覚える頃に退任してしまう事になり、実際の戦力としては期待できないという事情が有ります。
更には、水上艦が長期の遠距離航海へ出た場合、航海の途中で徴兵期間満了を迎える水兵が出てくるという問題も有ります。

この為、現在では、潜水艦乗員は全て契約軍人、水上艦乗員は70-80パーセントが契約軍人となっています。
将来的には、水上艦も100パーセント契約軍人へ移行する事になるでしょう。

なお、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、海軍最新鋭艦は全て契約軍人で構成されていると言っていますが、これは、21世紀に入ってから建造、就役した新世代水上艦を指しています。
例えば、プロジェクト20380コルベットプロジェクト22350フリゲートプロジェクト21631小型ロケット艦プロジェクト11356Rフリゲートなど。
無論、新世代潜水艦(プロジェクト955戦略原潜プロジェクト885多用途原潜プロジェクト677潜水艦)も同様です。

ソ連邦時代に就役した艦でも、例えば、北方艦隊所属の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラーコフ」の乗員は、2012年初頭から契約軍人のみとなっています。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

ロシア海軍唯一の「空母」-重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の場合は、1900名以上の大所帯の為か、全員を契約軍人で構成する所までは進んでいません。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフへ新兵が着任した]

ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは3週間の航海を終えて帰港した

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年7月16日17時51分配信
【戦闘力を有する唯一の「アクラ」は戻ってきた】

プロジェクト941「アクラ」戦略用途ロケット水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」は、海洋への出航後、セヴェロドヴィンスクの基地へ戻ってきた。
同艦は、このタイプの潜水艦で唯一ロシア海軍の編制へ留まっている。


7月16日・木曜日の現地時間5時、潜水艦は、3週間に渡る白海への出航からセヴェロドヴィンスクへ戻った。
『中央海軍ポータル』北方艦隊の情報提供者より伝えられた。

水中ロケット艦は6月26日にセヴェロドヴィンスクを去った事が想い起される。

[『海軍産業』参考資料]
TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」
重戦略用途ロケット水中巡洋艦プロジェクト941「アクラ」シリーズのトップ艦である。
潜水艦「セヴマシュプレドプリャーチェ」で1976年6月30日に起工され、1981年に海軍の一員として加わった。
1982年には北方艦隊の編制へ含まれた。
2002年10月7日に「ドミトリー・ドンスコイ」と命名された。

他の2隻のプロジェクト941潜水艦「セヴェルスターリ」「アルハンゲリスク」は、現在、予備役としてセヴェロドヴィンスクに駐留しており、入手可能な情報によると、処分を待っている。

戦略用途ロケット水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」の戦術-技術的特性
NATO分類:弾道ミサイル原子力潜水艦(SSBN)タイフーン
水上速力:12ノット
水中速力:27ノット
通常潜航深度:400メートル
自立航行期間:180日
乗組員:160人
水上排水量:23200トン
水中排水量:48000トン
全長(設計吃水線):172メートル
平均吃水(設計吃水線):11メートル

潜水艦の兵装は、6門の533mm魚雷発射管(魚雷53-65K、SET-65、SAET-60M、USET-80、ロケット魚雷「ヴォドパード」を計22本)20基の弾道ミサイル「ブラヴァー」と、8基の高射ミサイル複合体「イグラ」である。



ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
1981年~1989年に6隻が就役しましたが、既に3隻が除籍、解体されています。

プロジェクト941重原子力戦略用途水中巡洋艦(タイフーン級)の1番艦TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」(1981年12月29日納入、1982年12月14日海軍旗掲揚)は、1990年代末に新開発の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験艦へ改造され、2005年から2010年まで発射試験に従事しました。

その後、「ブラヴァー」発射試験艦としての任務を解かれ、今度は、海洋で試験を行なう新型潜水艦のサポート(試験のモニタリング)を行なう事になりました。
[タイフーン級原潜「ドミトリー・ドンスコイ」は試験艦として現役に留まる]

2013年には、戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」、多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」の海洋試験をサポートしました。
[タイフーン級原潜はロシア新世代原潜の海洋試験をサポートする]

2014年にも、新型原潜の海洋試験のモニタリングの為に何度か出航しています。
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは出航した]
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは帰港した]
[ロシア海軍最新鋭原潜セヴェロドヴィンスクはタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイと共に出航した]

「ドミトリー·ドンスコイ」は、当分の間はロシア海軍に留まる事になります。
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍に留まる]

2015年6月26日、セヴェロドヴィンスクを抜錨し、白海へ向かいました。
[ロシア海軍のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出航した]

それから3週間経った7月16日にセヴェロドヴィンスク白海海軍基地へ帰港しました。
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なお、他の2隻の「タイフーン」級-「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は既に退役しており、今後解体されます。
[タイフーン級戦略原潜セヴェルスターリとアルハンゲリスクは除籍、解体される]