ロシア海軍の戦略原潜ブリャンスクとポドリスクは弾道ミサイルを発射した


2015年10月30日、北方艦隊原子力戦略用途水中巡洋艦K-117「ブリャンスク」(プロジェクト667BDRM、デルタIV級)バレンツ海から、太平洋艦隊原子力戦略用途水中巡洋艦K-223「ポドリスク」(プロジェクト667BDR、デルタIII級)オホーツク海から弾道ミサイルを発射しました。

『タス通信』より
2015年10月30日15時27分配信
【ロシア連邦軍は査察中に有翼ミサイル及び戦略ミサイルの発射を実行した】

記事中では、この2隻が弾道ミサイルを発射したとしか書かれていませんが、北方艦隊「ブリャンスク」バレンツ海からカムチャツカ半島クラ射爆場へ、「ポドリスク」オホーツク海からロシア北西部チジャ射爆場弾道ミサイルを発射したようです。

「ブリャンスク」は、2013年10月30日にもバレンツ海から弾道ミサイルを発射しています。
[ロシア海軍の戦略原潜は「抜き打ち」で弾道ミサイルを発射した]

「ポドリスク」は、2014年5月8日にもオホーツク海から弾道ミサイルを発射しています。
[ロシア海軍の2隻の戦略原潜はバレンツ海とオホーツク海から同時に弾道ミサイルを発射した]


今回の弾道ミサイル発射はロシア連邦軍の抜き打ち査察の一環として実施されており、ロシア海軍関連では、戦略原潜以外にカスピ小艦隊「ヴェリキー・ウスチュグ」有翼ミサイル「カリブル」(対地型)を発射しております。

この他、戦略用途ロケット軍弾道ミサイル「トーポリ」を発射し、航空宇宙軍戦略爆撃機Tu-160から戦略有翼ミサイルを発射し、陸上からは戦術弾道ミサイル「イスカンデル」が発射されています。
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ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは『補給』の為にクロンシュタットへ寄港した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2015年10月29日13時36分配信
【ディーゼルエレクトリック潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は物資を補充する為にクロンシュタットへの計画寄港を行なった】

艦隊間移動計画に従い、ディーゼルエレクトリック潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」(プロジェクト636.3)は、黒海艦隊の常時駐留場所へ移動する前に全種類の物資を必要な基準にまで補充する為、クロンシュタット海軍基地への寄港を行なった。

ディーゼルエレクトリック潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は今年11月に黒海艦隊への艦隊間移動を行なう。


[プロジェクト06363潜水艦]

ロシア海軍黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の2番艦B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2011年11月21日にサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で起工されました。
[改キロ級潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」起工]

それから約3年後の2014年6月26日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは進水した]

8月下旬、係留試験が開始されました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは係留試験を開始した]

その後、10月21日から工場航行試験が始まりました。
『ruspodplav』より
2014年11月2日23時44分配信
【「ロストフ・ナ・ドヌー」はサンクトペテルブルクへ戻ってきた】

ロシア海軍広報部は、「ロストフ・ナ・ドヌー」が2014年末までにロシア海軍へ引き渡されると発表しました。
[最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは2014年末までにロシア海軍へ引き渡される]

12月23日には国家受領試験が終わりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月23日13時26分配信
【ディーゼルエレクトリック潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は国家試験から戻った】

その後、12月27日に受領-引渡証書への署名が行なわれ、12月30日に海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊第4独立潜水艦旅団へ編入されました。
[潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはロシア海軍へ就役した]


就役した「ロストフ・ナ・ドヌー」は、まずバレンツ海へ移動して深海試験を行ない、その後に配備先の黒海艦隊基地-ノヴォロシースク海軍基地へ回航されます。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験を行なう為にバレンツ海へ移動する]

2015年4月17日、「ロストフ・ナ・ドヌー」クロンシュタットを抜錨しました。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはクロンシュタットを去り、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ向かった]

5月22日、深海試験を行なう為、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した]

その後、バレンツ海で各種試験が行われました。

10月2日には有翼ミサイル「カリブル」対地攻撃型の発射試験を実施しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはバレンツ海から地上目標へ巡航ミサイルを発射した]

10月9日、「カリブル」対艦型を海上目標へ発射しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"(対艦型)を発射した]

10月16日、ポリャールヌイ基地へ到着した同型艦「スタールイ・オスコル」と入れ違いに出航しました。
[ロシア海軍の最新潜水艦スタールイ・オスコルは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した]

「ロストフ・ナ・ドヌー」黒海沿岸ノヴォロシースクへ向かった筈でしたが、10月29日、クロンシュタットへ入港しました。
ロシア国防省(ロシア海軍)広報部の発表によると、「物資補充」の為との事です。


なお、「ロストフ・ナ・ドヌー」クロンシュタット寄港については、故障の為であるという報道もありました。

『Lenta.Ru』より
2015年10月29日5時35分配信
【ブロガーは、黒海艦隊の潜水艦にとっての運命が事故である事を突き止めた】
海軍専門のブロガーであるイリヤ・クルガノフ氏がロシア海軍の(匿名の)情報提供者から伝えられた所によると、「ロストフ・ナ・ドヌー」は発電機の故障によりクロンシュタットへ曳航されてきたとの事です。


今回のロシア国防省(ロシア海軍総司令部)発表は、この情報を間接的に否定するものです。

ただ、ポリャールヌイから出航し、補給の為に寄港するのであれば、バルト海の奥のクロンシュタットまで行かなくても、それより遥か手前にバルチースクが有りますが・・・
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ロシア海軍黒海艦隊航空隊は抜き打ち演習を行なった

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年10月29日11時50分配信
【抜き打ち査察は黒海艦隊で始まった】
モスクワ、10月29日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦国防省黒海艦隊の抜き打ち査察を開始し、その枠組みにおいて軍用機は沿岸目標へロケット爆撃による打撃を与えた。
黒海艦隊情報供給部長代行ニコライ・ヴォスクレセンスキー2等海佐は発表した。

「朝、航空機Su-24MRは、任務遂行ゾーンとなる海域及び沿岸の空中偵察を行ないました。
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次に、多機能戦闘機Su-30SMと前線爆撃機Su-24Mは、目標が設置された黒海艦隊の海洋揚陸射爆場オプークのエリア内の海岸へ、無誘導ロケット及び爆弾による打撃を与えました」

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彼は話した。

査察中に、対潜水陸両用機Be-12対潜ヘリコプターKa-27投下水中音響ステーションを使用した仮想敵潜水艦の探索任務へ取り組んだ事は注目される。
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更に、木曜日、2機の捜索救助ヘリコプターKa-27PSは、水上で災害に遭った人々の捜索と救助に取り組んだ。
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当局によると、戦闘訓練活動には合計15機の航空機ヘリコプターが関わり、日中に20以上のフライトが実行された。

ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で艦対空ミサイルを発射した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年10月29日11時55分配信
【軍艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」はバルト海でミサイル射撃を行なった】
モスクワ、10月29日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍最新警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、バルト海における試験の枠組みにおいてミサイル射撃を実施した。
西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は発表した。

「最新​​のプロジェクト11356警備艦アドミラル・グリゴロヴィチの乗組員は、バルト艦隊海洋射爆場での国家受領試験の実施中、ミサイル射撃を成功裏に終えました」
彼は話した。

この射撃が、艦の兵装である海洋配置垂直発射多チャンネル高射複合体「シチーリ」から行なわれた事は注目される。

当局のデータによると、海上でのミサイル射撃に加え、乗員は「クズネツク」艇から発射された有翼ミサイル標的への砲射撃を実行した。
艦のミサイル-砲戦闘班の専門家は、ゾーンへ入ってきたミサイル砲システムA-190を命中させ、指定目標を破壊した。

艦の国家受領試験と検査が完了した後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」黒海艦隊の一員として加わると伝えられた。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]

その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】

12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】

そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した]

消磁作業は3月下旬に完了し、4月8日に「ヤンターリ」造船所の在るカリーニングラードからバルチースク海軍基地へ移動しました。

4月下旬に1回目の洋上試験が実施され、4月29日に完了しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年5月初頭から2回目の洋上試験を開始する]

そして5月5日に2回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を開始した]

2回目の試験は5月7日には終わり、バルチースク基地へ戻りました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を終えた]

5月16日から3回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は5月16日から洋上試験を再開する]

この3回目の洋上試験中、初めて「アドミラル・グリゴロヴィチ」の砲兵装~A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲と、AK-630M 30mmガトリング砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは初めての砲撃試験を行なった]

5月28日、4回目の洋上試験へ出発しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは洋上試験を続ける]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]

8月27日、高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の発射試験が初めて実行されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で対空ミサイルを発射した]

10月初頭に工場航行試験は完了しました。

10月14日から国家受領試験が開始され、10月16日にバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチの国家受領試験が始まる]
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは国家受領試験の為にバルト海へ出航した]

10月27日、バルト海A-190「ウニヴェルサール」100mm砲、AK-630 30mm機関砲、RBU-6000対水中ロケット爆雷の実弾射撃を行ないました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で砲撃を行なった]

そして2日後の10月29日、バルト海高射ミサイル複合体「シチーリ-1」を発射しました。


国家受領試験は11月上旬に完了し、その後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」ロシア海軍へ引き渡される事になります。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、当初は今年(2015年)8月にロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、ガスタービンエンジン冷却器に不具合が発生した為、引き渡しは延期され、結局、今年11月になりました。
国家受領試験は11月上旬に完了するので、引き渡しは11月下旬になるでしょう。
[プロジェクト11356R警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは2015年9月以降にロシア海軍へ引き渡される]
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]

ロシア海軍の最新海洋調査船ヤンターリは大西洋での試験を終えて北方艦隊基地へ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年10月28日17時46分配信
【北方艦隊へユニークな調査船「ヤンターリ」が補充された】

本日(10月28日)、大西洋からコラ湾への移動を完了した最新の海洋学調査船「ヤンターリ」北方艦隊へ到着した。

歓迎式典には、北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将が出席した。

彼は、北方艦隊へ、世界に類を見ない複合機器装置を有する新世代のユニークな調査船が補充された事を強調した。

ウラジーミル・コロリョーフ大将は、「ヤンターリ」の技術的能力は、世界の大洋、特に北極圏における北方艦隊の水路及び調査活動を、新たなクオリティの水準へ高める事を可能にする事を指摘した。

プロジェクト22010海洋学調査船中央海洋設計局「アルマーズ」で開発され、ロシアの技術者の最高の成果が含まれている。

「ヤンターリ」船上への海軍旗掲揚式典は今年5月に開催された。
同時に、統合造船業営団ロシア海軍の間で引渡証書へ署名された。

調査船は、大西洋の深海エリアにおける技術的設備や機器の試験を完了し、北方艦隊へ到着した。


プロジェクト22010海洋学調査船「ヤンターリ」は、2010年7月8日にカリーニングラード造船所「ヤンターリ」で起工され、2012年12月4日に進水し、2015年5月23日にロシア海軍へ就役しました。

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[プロジェクト22010海洋学調査船]
満載排水量:5786トン
全長:107.8メートル
幅:17.2メートル
機関:950馬力のアジマス推進ポッド2基
速力:15ノット
航続距離:8000海里
搭載艇:プロジェクト16810/16811深海潜水艇2隻
乗員:60名


就役後、大西洋へ進出して深海試験を含む各種試験を行ない、10月28日に北方艦隊基地へ到着しました。

大西洋での試験中、「ヤンターリ」アメリカ東海岸沖まで進出していました。
『CNN(日本語版)』より
2015年10月29日配信
【ロシア海軍船、米東海岸沿いに出現 海底ケーブル切断能力も】

「ヤンターリ」には、6000メートルまでの潜航が可能なプロジェクト16810/16811深海潜水艇2隻を搭載できます。

プロジェクト16811深海潜水艇AS-39(2011年9月13日就役)
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カリーニングラードで調査船「ヤンターリ」との適合試験を行なう深海潜水艇AS-39
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黒海艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは2015年11月5日にロシア海軍へ引き渡される

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『タス通信』より
2015年10月28日16時47分配信
【情報筋:黒海艦隊の為の第4の「ワルシャワンカ」は11月5日に(ロシア)海軍へ引き渡される】
サンクトペテルブルク、10月28日/タス通信

第4のプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦「クラスノダール」は11月5日にロシア海軍へ引き渡される。
10月28日、タス通信ロシア海軍総司令部の情報提供者より伝えられた。

黒海艦隊プロジェクト636.3潜水艦(コード名「ワルシャワンカ」)を計6隻受領しなければならない。
これらは中央設計局「ルビーン」により設計され、サンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で建造されている。

「クラスノダールの海軍への引き渡し及びアンドレイ旗掲揚の式典は11月5日に予定されています」
対談者は話し、潜水艦は、ほぼ1ヶ月前倒しで引き渡しが準備されている事を指摘した。
式典には、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将が出席するであろう。

「クラスノダール」は深海試験へ向かい、北方艦隊海洋射爆場兵装システムを点検し、その後でのみ黒海艦隊への移動を行なうと情報提供者は伝えた。

以前、潜水艦シリーズの最初の2隻-「ノヴォロシースク」「ロストフ・ナ・ドヌー」北方海域で点検された。
第3(「スタールイ・オスコル」)は、最近、北極圏での試験プログラムを開始した。

第5及び第6の潜水艦 -「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」は、2016年11月に海軍へ引き渡される。


[プロジェクト06363潜水艦]

プロジェクト06363潜水艦の4番艦B-265「クラスノダール」は2014年2月20日に起工されました。

[プロジェクト06363潜水艦クラスノダールは起工された]

起工から1年2ヶ月後の2015年4月25日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは進水した]


その後、アドミラルティ造船所の岸壁で艤装工事が行なわれました。
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艤装工事は2015年7月20日までに完了しました。
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2015年7月27日の「ロシア海軍の日」には、サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式に参加しました。
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8月10日から航行試験を開始しました。



その試験も完了し、「クラスノダール」は11月5日にロシア海軍へ納入され、合わせて聖アンドレイ旗の初掲揚式典も開催されるとの事です。

ロシア海軍の艦の就役は
1:受領-引渡証書への署名(艦の造船所から海軍への納入)
2:海軍旗(聖アンドレイ旗)の初掲揚式典・各艦隊部隊への編入

の2段階で行なわれますが、今回の「クラスノダール」の場合、両方とも2015年11月5日に行なわれる事になり、同日付で正式にロシア海軍へ就役します。
(プロジェクト06363潜水艦1~3番艦は、1と2が別々の日に行われた)


ロシア海軍向けのプロジェクト06363非核動力潜水艦は、これまでに6隻が起工され、この内の3隻が就役しています。
全てサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で建造されています。
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プロジェクト06363潜水艦は計6隻の建造が計画されています。
[ロシア海軍の為のプロジェクト06363(改キロ級)潜水艦の建造は6隻で終了する]
[ロシア海軍黒海艦隊は2017年末までに6隻のプロジェクト06363潜水艦を受け取る]
プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代非核動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

[プロジェクト06363大型潜水艦(2等)]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役
黒海艦隊へ配備

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役
黒海艦隊へ配備予定

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-265「クラスノダール」(Б-265 Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工/2015年4月25日進水/2015年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(Б-268 Великий Новгород)
建造番号01674
2014年10月30日起工/2017年末就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-271「コルピノ」(Б-271 Колпино)
建造番号01675
2014年10月30日起工./2017年末就役予定
黒海艦隊に配備予定


プロジェクト06363潜水艦には有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

ロシア海軍最新救助船(潜水艦救難艦)イーゴリ・ベロウソフは工場航行試験を完了した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2015年10月28日16時7分配信
【大洋救助船「イーゴリ・ベロウソフ」は工場航行試験を成功裏に完了した】

ロシア海軍の為に建造された大洋救助船「イーゴリ・ベロウソフ」は、大西洋及びバルト海エリアにおける工場航行試験を完了した。

同船は、今年11月後半に計画されている国家受領試験の準備の為、サンクトペテルブルクへ到着した。

工場航行試験中、大深度での潜水鐘、更には、深海潜水複合体GVK-450の全ての構成要素の動作数値の点検が、潜水艦乗員を救助する為の行動方式に沿って実施された。


船上捜索救助機器の当局間試験の枠組みにおいて、特殊深海捜索救助装置「ベステル-1」の点検が成功裏に行なわれ、完全に潜航した遠隔操作水中捜索救助装置「パンテラ-プリュス」は最大深度で動作した。
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船上では、潜水夫の深度100メートルへの深海潜航が水中長期滞在モードで行なわれ、同時に水中機器、水圧システム、作業工具、深海潜水用具の点検が行なわれた。

同船の乗組員と業界の代表は海上で、遭難した潜水艦の救助のために意図されている船上のハードウェアであるマルチビーム測深器とサイドスキャンソナー、無線航法機器の機能の詳細な点検という大量の作業を遂行した。
専門家は同船の特殊昇降装置を点検した。

救助船「イーゴリ・ベロウソフ」は、国家受領試験段階の完了後、2015年末までにロシア海軍の一員として加わる。

[参照]
「イーゴリ・ベロウソフ」
は、サンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」ロシア海軍の為に建造されたプロジェクト21300S救助船のトップである。
それは、海底に横たわっているか、或いは浮上位置に在る遭難した潜水艦乗組員の救助、潜水艦及び水上艦への空気、電力、救助手段の提供の為に意図されている。

加えて同船は、国際海上救助グループの一員となる事を含め、事故に遭った施設の捜索と調査を行なう事が出来る。

同船の排水量は5000トン、全長は100メートル以上である。


プロジェクト21300S救助船(潜水艦救難艦)「イーゴリ・ベロウソフ」は、2005年10月24日にサンクトペテルブルク市「アドミラルティ造船所」で起工され、2012年10月30日に進水しました。
[新型潜水艦救助船イーゴリ・ベロウソフ進水]

2014年12月25日から最初の洋上試験を開始し、2015年1月7日に終了しました。
[ロシア海軍最新鋭救助船イーゴリ・ベロウソフは最初の洋上試験を終えた]

その後、3月28日には次の洋上試験の為に出航しました。

そして8月10日、大西洋上で試験を行なう為、サンクトペテルブルクを抜錨しました。
[ロシア海軍最新鋭潜水艦救難艦イーゴリ・ベロウソフは深海試験の為に大西洋へ向かった]


「イーゴリ・ベロウソフ」大西洋上で深海潜水艇プロジェクト18271「ベステル-1」AS-40、深海潜水複合体GVK-450、遠隔操作水中捜索救助装置「パンテラ-プリュス」の深海試験などを実施しました。

大西洋及びバルト海での各種試験を終えた「イーゴリ・ベロウソフ」サンクトペテルブルクへ戻ってきました。

今後、「イーゴリ・ベロウソフ」国家受領試験を行ない、それが終わった後、ロシア海軍へ引き渡される事になります。

現在の所、「イーゴリ・ベロウソフ」は、2015年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。

ロシア海軍へ就役後、「イーゴリ・ベロウソフ」太平洋艦隊へ配備されます。

プロジェクト21300S救助船(潜水艦救難艦)は、計5隻の建造が計画されています。

ロシア海軍黒海艦隊のロケット艇旅団はクリミア半島沿岸で対艦ミサイル発射訓練を行なった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2015年10月28日12時39分配信
【黒海艦隊の艦は演習中に海上標的へのミサイル射撃を実施した】

クリミア半島沿岸の海洋射爆場における黒海艦隊ロケット艇旅団沿岸軍部隊の戦術演習の最終部では、水上標的への合同ミサイル射撃が実施された。

最初の設置標的は、艦隊から除籍されたがその役割を務め、エアクッションロケット艦「サムーム」及びロケット艇有翼ミサイル「モスキート」により撃破された。

陸上の船員は、最近に黒海艦隊沿岸軍の大隊へ軍備採用されたミサイル複合体「バル」により支援した。
この部隊は、クリミア半島で初めて射撃を実施した。

射撃結果の客観的観測と目標への誘導の為、定期的に無人飛行機が使用された。

航行するのが危険な閉鎖海域における演習のエピソードには、合計で10隻の戦闘艦艇と5隻の支援船、そして黒海艦隊海洋航空隊の5機の航空機及びヘリコプターが参加した。


クリミア半島沿岸での黒海艦隊ロケット艇部隊(第41ロケット艇旅団)の演習は10月26日から始まりました。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2015年10月26日12時34分配信
【黒海艦隊のロケット艇旅団は戦術演習を行なう】

演習統制官はクリミア海軍基地司令官ユーリー・ゼムスキー1等海佐(元ロシア海軍地中海作戦連合部隊司令官)が務めました。
参加艦艇は、第41ロケット艇旅団第166小型ロケット艦大隊からエアクッションロケット艦「サムーム」、小型ロケット艦「ミラーシュ」第295ロケット艇大隊からロケット艇R-71「シューヤ」、R-60、R-109などであり、この他、海軍航空隊前線爆撃機Su-24も参加しました。

ロシア国防省の公式動画では、エアクッションロケット艦「サムーム」沿岸ミサイル複合体「バル」ミサイル発射しか写っていませんが、記事本文を読む限り、他の艦艇対艦ミサイルを発射したようです。

ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海への出航を準備している

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『タス通信』より
2015年10月28日11時43分配信
【第2のプロジェクト11356フリゲート「アドミラル・エッセン」は航行試験を開始した】
カリーニングラード、10月28日/タス通信特派員ウラジーミル・ヌヤクシェフ

ロシア連邦海軍の為に沿バルト造船工場「ヤンターリ」(統合造船業営団に含まれる)で建造された第2のプロジェクト11356警備艦「アドミラル・エッセン」工場航行試験を開始した。
タス通信特派員は同社の広報秘書官セルゲイ・ミハイロフより伝えられた。

「バルチースク港へ受け入れられているアドミラル・エッセンは、本日、公式に工場航行試験プログラムを開始し、更には、最初の海洋への出航を準備します」
ミハイロフ
は話した。
彼は、然るべき指示が出され、発注主の代表が合意している事を指摘した。

フリゲートの艦上には、黒海艦隊船員のレギュラー乗員と、更には納入チームと下請企業の代表が居る。

工場の広報秘書官は、「アドミラル・エッセン」の海洋への最初の出航の日を明確にせず、「それは近日中に実行でき、その為の準備が積極的に進められております」とだけ発言した。

プロジェクト11356フリゲート「アドミラル・エッセン」は2011年に「ヤンターリ」で起工され、昨年11月に進水した。
黒海艦隊の為に意図されている艦は、今年末までに発注主への引き渡しが計画されている。
ロシア連邦国防省と署名した2つの契約の下で、カリーニングラード造船所「北方計画設計局」により開発された警備艦シリーズを6隻建造する。

プロジェクト11356艦は、大洋及び海洋エリアで敵の水上艦及び潜水艦を相手に戦闘活動を実施し、単独或いは艦船連合部隊の一員として空中攻撃手段による攻撃からの防衛の為に意図されている。
フリゲートは、ミサイル複合体「カリブル-NK」、口径100mmの砲装置A-190、更には対潜魚雷高射兵器で武装している。
艦上にはヘリコプターKa-31(註:正しくはKa-27)が配置される。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工されました。

それから3年以上経った2014年11月7日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンは進水した]


2014年11月末、進水した「アドミラル・エッセン」高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の垂直発射機が設置されました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンへ艦対空ミサイル発射機が設置された]

2015年5月20日、造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月20日11時36分配信
【「アドミラル・エッセン」は係留試験を開始した】

出航前の消磁作業を終えた後、2015年10月18日にカリーニングラードからバルト艦隊基地バルチースクへ回航されました。
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その後、バルチースク基地で出航準備が進められました。

「アドミラル・エッセン」は近日中に工場航行試験の為に出航します。

「アドミラル・エッセン」は、今の所、今年末(12月末)までにロシア海軍へ引き渡される予定となっております。


プロジェクト11356R警備艦は、現在までに5隻が起工され、この内の3隻が進水し、1番艦は洋上試験中です。
6隻の建造が計画されており、全て黒海艦隊へ配備されます。

[プロジェクト11356R警備艦]
沿バルト造船工場「ヤンターリ」(カリーニングラード)で建造

「アドミラル・グリゴロヴィチ」Адмирал Григорович:工場番号01357
2010年12月18日起工/2014年3月14日進水/2015年11月就役予定

「アドミラル・エッセン」Адмирал Эссен:工場番号01358
2011年7月8日起工/2014年11月7日進水/2015年12月就役予定

「アドミラル・マカロフ」Адмирал Макаров:工場番号01359
2012年2月29日起工/2015年9月2日進水/2016年就役予定

「アドミラル・ブタコフ」Адмирал Бутаков:工場番号01360
2013年7月12日起工/2018年以降に就役予定

「アドミラル・イストミン」Адмирал Истомин:工場番号01361
2013年11月15日起工/2018年以降に就役予定


4番艦以降の建造工事は今年春から凍結されていましたが、8月に再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356Rフリゲートの建造は再開された]

プロジェクト11356Rの4番艦以降には、ロシア国内で製造されるエンジンが載せられる事になります。
[ロシア海軍のアドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートはウクライナ製ガスタービンエンジンを代替する]
[ロシア海軍の為のプロジェクト11356Rフリゲートはウクライナ製の代わりにロシア製ガスタービンを装備する]
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]

ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で砲撃を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2015年10月27日12時30分配信
【最新警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」乗組員はバルト海で砲射撃を実行した】

国家受領試験の枠組みにおいて、最新警備艦プロジェクト11356「「アドミラル・グリゴロヴィチ」乗組員は、バルト艦隊海洋射爆場において砲及び対水中射撃を成功裏に実行した。

火力射撃は、警備艦の兵装である汎用艦載砲装置A-190速射機関砲AK-630により行なわれた。

更に、乗組員による砲射撃は、艦隊の海洋航空隊対潜ヘリコプターKa-27PLと協同で実施され、仮想敵の潜水艦を探知する課題へ取り組んだ。

発見後、潜水艦反応爆雷により仮想破壊された。

実地射撃は、艦の兵装である反応爆雷装置RBU-6000により実行された。

バルト艦隊海洋射爆場での試験完了後、同艦は海軍旗を掲揚し、警備艦黒海艦隊の一員として加わる。

[参照]
警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」
プロジェクト11356のトップ艦であり、2010年に沿バルト造船工場「ヤンターリ」の造船台で起工され、2014年3月に進水した。
現時点において、この艦のシリーズ6隻の内5隻が起工されている。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、高精度有翼ミサイルを持つ艦載ミサイル複合体「カリブル-NK」、多チャンネル高射ミサイル複合体「シチーリ-1」、高射ミサイル砲複合体「パラシ」を装備する。
同艦には戦闘情報管理視システム「トレボヴァニエ-M」
が設置されている。



[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]

その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】

12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】

そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した]

消磁作業は3月下旬に完了し、4月8日に「ヤンターリ」造船所の在るカリーニングラードからバルチースク海軍基地へ移動しました。

4月下旬に1回目の洋上試験が実施され、4月29日に完了しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年5月初頭から2回目の洋上試験を開始する]

そして5月5日に2回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を開始した]

2回目の試験は5月7日には終わり、バルチースク基地へ戻りました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を終えた]

5月16日から3回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は5月16日から洋上試験を再開する]

この3回目の洋上試験中、初めて「アドミラル・グリゴロヴィチ」の砲兵装~A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲と、AK-630M 30mmガトリング砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは初めての砲撃試験を行なった]

5月28日、4回目の洋上試験へ出発しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは洋上試験を続ける]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]

8月27日、高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の発射試験が初めて実行されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で対空ミサイルを発射した]

10月初頭に工場航行試験は完了しました。

10月14日から国家受領試験が開始され、10月16日にバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチの国家受領試験が始まる]
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは国家受領試験の為にバルト海へ出航した]

そして10月27日、バルト海A-190「ウニヴェルサール」100mm砲、AK-630 30mm機関砲、RBU-6000対水中ロケット爆雷の実弾射撃を行ないました。

国家受領試験は11月上旬に完了し、その後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」ロシア海軍へ引き渡される事になります。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、当初は今年(2015年)8月にロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、ガスタービンエンジン冷却器に不具合が発生した為、引き渡しは延期され、結局、今年11月になりました。
国家受領試験は11月上旬に完了するので、引き渡しは11月下旬になるでしょう。
[プロジェクト11356R警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは2015年9月以降にロシア海軍へ引き渡される]
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]

なお、2番艦「アドミラル・エッセン」(751)の出航準備も進められており、既に出航前の消磁作業は完了しています。
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プロジェクト11356R警備艦は、現在までに5隻が起工され、この内の3隻が進水し、1番艦は洋上試験中です。
6隻の建造が計画されており、全て黒海艦隊へ配備されます。

[プロジェクト11356R警備艦]
沿バルト造船工場「ヤンターリ」(カリーニングラード)で建造

「アドミラル・グリゴロヴィチ」Адмирал Григорович:工場番号01357
2010年12月18日起工/2014年3月14日進水/2015年11月就役予定

「アドミラル・エッセン」Адмирал Эссен:工場番号01358
2011年7月8日起工/2014年11月7日進水/2015年12月就役予定

「アドミラル・マカロフ」Адмирал Макаров:工場番号01359
2012年2月29日起工/2015年9月2日進水/2016年就役予定

「アドミラル・ブタコフ」Адмирал Бутаков:工場番号01360
2013年7月12日起工/2018年以降に就役予定

「アドミラル・イストミン」Адмирал Истомин:工場番号01361
2013年11月15日起工/2018年以降に就役予定


4番艦以降の建造工事は今年春から凍結されていましたが、8月に再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356Rフリゲートの建造は再開された]

プロジェクト11356Rの4番艦以降には、ロシア国内で製造されるエンジンが載せられる事になります。
[ロシア海軍のアドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートはウクライナ製ガスタービンエンジンを代替する]
[ロシア海軍の為のプロジェクト11356Rフリゲートはウクライナ製の代わりにロシア製ガスタービンを装備する]
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは北海から英仏海峡へ行く

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年10月27日11時58分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は北海へ入った】

本日(10月27日)、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」ノルウェー海域から北海へ移動し、ヨーロッパ大陸海岸沿いの中立水域をラマンシュ海峡へ進んでいる。

大型対潜艦の艦上では、ラマンシュ海峡エリアの船舶航行の多いゾーンに対処する為、当直士官及び航海士、電波機器戦闘班の訓練が行なわれた。

更に艦の戦闘班は、様々な高度からの仮想敵の空中攻撃を撃退する為の演習を実施した。

船員は、海上での艦のダメージコントロールの一連の訓練を実施した。
艦の緊急事態対処隊の要員は、浸水及び火災に対処する為の緊急救助手段の実地使用へ取り組んだ。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の遠距離航海は10月23日に始まった。
4日間の航海で同艦は嵐の海域を含め、1000海里以上を航行した。

大型対潜艦の航海は、北方艦隊コラ多種戦力小艦隊対潜艦連合部隊司令官アレクサンドル・マシネツキー1等海佐の指揮下で実施される。


プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むにオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

その後は何度かバレンツ海で演習を行ない、10月23日に大西洋へ向けて出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは大西洋へ向かった]

それから4日後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。

今後の予定は公表されていませんが、英仏海峡を抜けた後、おそらくはジブラルタル海峡へ向かい、地中海へ入る事になるでしょう。

今回、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」に乗る航海指揮官は、対潜艦連合部隊司令官アレクサンドル・マシネツキー1等海佐との事ですが、この「対潜艦連合部隊」は、具体的には北方艦隊第2対潜艦師団を指しています。
第2対潜艦師団は、北方艦隊に配備されているプロジェクト1155/11551大型対潜艦5隻で構成されています。
(大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」、「セヴェロモルスク」、「アドミラル・レフチェンコ」、「アドミラル・ハルラモフ」、「アドミラル・チャバネンコ)

ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した

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『タス通信』より
2015年10月26日11時36分配信
【ロシア唯一の正規空母はバレンツ海において高射ミサイル複合体で海上目標を撃破した】
モスクワ、10月26日/タス通信

バレンツ海で戦闘演習を遂行している重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、海上目標を高射ミサイル複合体「キンジャール」で撃破した。
10月26日、北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガは発表した。

「巡洋艦の射撃はバレンツ海エリアで行なわれました。
水上標的は成功裏に撃破されました」

彼は話した。

セルガは、同艦が戦闘訓練プログラム課程の計画任務の遂行を続けていると指摘した。
前の日には、艦上の無線システム及び機器の点検が行なわれた。
その枠組みにおいて、セヴェロモルスク-3飛行場からの北方艦隊海洋航空隊艦上戦闘機航空連隊航空機Su-33Su-25が艦の上空を飛行したとセルガは付け加えた。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡り、大西洋・地中海遠征を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

遠距離航海から戻った後は、ムルマンスク市郊外の第35艦船修理工場でメンテナンスが行なわれました。

2014年7月18日にはムルマンスクからセヴェロモルスクへ移動しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近影(2014年7月18日)]

7月27日の「ロシア海軍の日」には、北方艦隊基地セヴェロモルスクで祝賀行事に参加しました。

その後、第35艦船修理工場へ戻ってメンテナンスを完全に終え、9月29日に点検の為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは整備後の点検の為に出航した]

9月30日、艦上航空隊の訓練が始まりました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフで艦上航空隊の訓練が始まった]

10月1日からは北方艦隊捜索救助部隊の演習へ参加し、「遭難艦」の役を演じました。
[ロシア海軍北方艦隊は空母アドミラル・クズネツォフの救助訓練を行なう]

2014年11月末、ムルマンスク市と後援協定を締結し、同市の後援を受ける事になりました。
[ムルマンスク市はロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフを後援する]

2015年5月13日、常時係留地であるムルマンスク郊外の第35艦船修理工場岸壁からロスリャコヴォ第82艦船修理工場へ移動しました。
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[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックへ入る]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックへ入渠した]

「アドミラル・クズネツォフ」は、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50に入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
[ロシア海軍重航空巡洋艦アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ近影(2015年5月31日)]

3ヶ月後の8月20日、大型浮きドックPD-50から出渠しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

浮きドックを出た後、「アドミラル・クズネツォフ」第35艦船修理工場岸壁へ戻り、修理作業の残りの部分が実施されました。
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その修理作業も完了し、「アドミラル・クズネツォフ」バレンツ海への出航を準備していました。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは2015年10月中旬に出航する]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは出航を準備する]

「アドミラル・クズネツォフ」が出航を準備している間に、一部のメディアは、近日中に同艦がシリアへ向かうと報じ、北方艦隊広報部に否定されました。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフが近日中にシリアへ向かう予定は無い]

10月17日にはムルマンスクからセヴェロモルスク沖へ移動し、10月19日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは抜錨した]

その後もバレンツ海で各種艦載機器の点検と洋上訓練を続けていました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]

そして10月26日、「アドミラル・クズネツォフ」は、高射ミサイル複合体「キンジャール」の発射訓練を行ないました。
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但し、その目標は空中では無く、海上に在りました。

「アドミラル・クズネツォフ」空中目標へ向けて「キンジャール」を発射した事は何度も有りますが、海上目標への発射は極めて異例の事です。

ただ、ロシア海軍は実戦において高射ミサイルを海上目標に対して使用した事が有ります。
2008年8月の南オセチア紛争の際、黒海艦隊小型ロケット艦「ミラーシュ」は、接近してくるグルジア海軍の戦闘艇を高射ミサイル「オサー-M」で撃破しました。

しかしながら、今回の「アドミラル・クズネツォフ」の場合、想定目標は敵海軍の水上戦闘艦では無く、おそらくはテロリストによる自爆ボート攻撃でしょう。
例えば、2000年10月12日のアメリカ海軍駆逐艦「コール」襲撃事件のような。


「アドミラル・クズネツォフ」には、本来の対艦(対水上)攻撃用として長距離対艦ミサイル「グラニート」も搭載されていますが、対艦ミサイルの発射は1994年9月に実施したのみであり、以後は全く行われていません。



「アドミラル・クズネツォフ」は、2010年代末に近代化改装が予定されています。
[空母アドミラル・クズネツォフの近代化は先延ばしされている]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2010年代後半に近代化改装を行なう]

ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同』は2016年にも引き続き実施される

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『タス通信』より
2015年10月24日13時19分配信
【ロシア連邦と中華人民共和国の合同演習『海洋協同』は2016年には極東で実施される】
モスクワ、10月24日/タス通信

ロシア連邦中華人民共和国合同演習『海洋協同』は2016年には極東で実施される。
11月24日、ロシア海軍戦闘訓練部長ヴィクトール・コチェマゾフ少将は、ラジオ局『エコー・モスクワ』の生放送で述べた。
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「ロシア国防省の決定は下され、来年も、この演習『海洋協同』への参加は継続します。
中国側がホストとなり、その招待により太平洋艦隊の艦は中国へ赴きます」
コチェマゾフ
は話した。

今年には、この演習は8月に沿海地方で実施された。

その活動段階には、500名の海軍将兵、20隻以上の戦闘艦、潜水艦、20機の航空機と40両の装甲車両が参加した。


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ロシア海軍中国海軍は、2012年、2013年、2014年、2015年に合同演習『海洋協同』Морское Взаимодействиеを実施しています。

『海洋協同-2012』:2012年4月下旬に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

『海洋協同-2013』:2013年7月上旬にピョートル大帝湾で実施
[ロシア・中国海軍合同演習は7月初頭にウラジオストク沖で実施される]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」が始まった]
[ロシア・中国海軍は海賊対処訓練を行なった]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」最終日に砲撃訓練が実施される]

『海洋協同-2014』:2014年5月下旬に東シナ海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]

『海洋協同-2015』第1段階:2014年5月下旬に地中海東部で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

『海洋協同-2015』第2段階:2015年8月下旬にピョートル大帝湾で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]

特に、今年(2015年)8月の『海洋協同-2015』第2段階においては、ロシア海軍が他国海軍とは滅多に行なわない合同上陸演習が、初めて中国海軍と実施されました。
[ロシア海軍と中国海軍の合同上陸演習が沿海地方で始まった]

そして来年(2016年)も、引き続きロシア海軍中国海軍合同演習『海洋協同』は実施される事がロシア海軍側から明らかにされました。

来年の『海洋協同-2016』は、中国沿岸~おそらくは東シナ海黄海付近~で実施されるとの事です。
この場合は、ロシア太平洋艦隊の艦が中国へ出向く事になります。


2015年7月26日に発表されたロシア連邦海洋ドクトリンでは、中国との友好関係の発展に重点が置かれています。
[ロシア連邦海洋ドクトリンは改訂された]

ロシア海軍の為のプロジェクト22160哨戒艦は巡航ミサイル"カリブル"を装備する

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『タス通信』より
2015年10月23日16時37分配信
【ロシア連邦海軍の為のプロジェクト22160哨戒艦は、イスラム国への攻撃後、複合体「カリブル」を装備する】
カザン、10月23日/タス通信

2020年までにロシア海軍へ補充されるべき6隻のプロジェクト22160哨戒艦ミサイル複合体「カリブル」を装備する。
タス通信ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場の総取締役第1代理アレクサンドル・カルポフより伝えられた。

彼によると、この決定は、特に、この複合体によるシリア「イスラム国」(ロシア連邦では禁止されている組織)施設への打撃の成功後に採択された。

「"イスラム国"施設へ成功裏に発射された事により、このミサイルの火力が証明され、これが占める場所は小さなものです。
複合体は、他の艦へ拡張されます。
今回は特に、プロジェクト22160についての話です」
カルポフ
は話した。

対談者によると、ミサイル複合体が組み込まれた最初のプロジェクト22160哨戒艦は2017年に発注者へ引き渡され、更に5隻の艦が2019年までに納入され、2020年までに工場は合計6隻の艦を納入する事になる。

更に対談者は、2020年までにゼレノドリスク造船工場は、有翼ミサイル「カリブル」で武装する9隻のプロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦に関するロシア連邦国防省からの受注を履行する事を指摘した。

10月7日未明、カスピ小艦隊の艦は、カスピ海エリアからシリアイスラム国施設へ海洋配置有翼ミサイル複合体「カリブル-NK」による大規模な打撃を与えた。
ロシア連邦国防省が表明したように、ミサイルは3メートルまでの精度で目標へ命中した。
この攻撃は、シリア大統領バッシャール・アサドの要請によりロシア連邦が9月30に開始したシリアの武装勢力イスラム国に対するロシアの作戦の枠組みで実行された。

プロジェクト22160哨戒艦は1800トンの排水量を有しており、30ノットまでの速度を発揮できる。
この艦は60日に渡り距離6000海里の自立航行の継続が可能である。
艦は外海及び内海における領海警護、密輸や海賊活動の取り締まり、更には海難事故の捜索と救助の為に意図されている。
艦は4つの各艦隊に含まれるであろう。


プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

現在建造中のプロジェクト20380/20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。

設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国ゼレノドリスク造船所です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】


プロジェクト22160哨戒艦の1番艦「ワシーリー・ブイコフ」は2014年2月26日に起工されました。
[ロシア海軍の新型哨戒艦(モジュール艦)ワシーリー・ブイコフが起工された]

2014年7月25日には2番艦「ドミトリー・ロガチェフ」が起工されています。

現在の所、プロジェクト22160哨戒艦は、少なくとも6隻の建造が予定されています。

1番艦「ワシーリー・ブイコフ」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でした。
[新型哨戒艦ワシーリー・ブイコフは2016年末までにロシア海軍へ引き渡される]

しかし、2015年10月7日にカスピ小艦隊小型ロケット艦シリア「イスラム国」拠点を有翼ミサイル「カリブル」で攻撃した事により、22160の計画にも変更が加えられる事になりました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

元々の兵装は砲と機銃、ヘリコプター位しか無かったプロジェクト22160哨戒艦へ、有翼ミサイル「カリブル」の装備が決定されました。

元々モジュール構造の22160は、オプションで有翼ミサイル「カリブル」の搭載も考慮されていますが、後日装備では無く、最初から装備される事になりました。

ロシア海軍黒海艦隊は2017年末までに6隻のプロジェクト06363潜水艦を受け取る

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年10月23日12時30分配信
【黒海艦隊は2017年末までに6隻の低騒音潜水艦「ワルシャワンカ」を受領する】
モスクワ、10月23日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア黒海艦隊へ2017年末までに6隻の新たなディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」が補充される。
金曜日、ロシア海軍総司令官代理(兵装担当)ヴィクトール・ブルスク中将は発表した。

以前、ロシア海軍司令部は、黒海艦隊は2016年までに6隻のプロジェクト636.3潜水艦を受領すると表明している。

「合計で6隻のプロジェクト636潜水艦が2017年末までに黒海艦隊潜水艦部隊へ補充されます。
これらは西側からはブラックホールと呼ばれており、低騒音です。
この潜水艦は、魚雷とミサイル兵装を装備しています」
ブルスク
テレビ局『ロシア-24』の番組プログラム「戦略」において、こう話した。

彼は更に、このプロジェクトの最初の潜水艦が既に黒海艦隊へ加入しており、2隻目は黒海の常時駐留場所への移動を行なっていると説明した。

プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」潜水艦は第3世代に属しており、排水量3950トン、速力20ノット、潜航深度300メートル、乗組員52名である。
兵装として533mm口径の魚雷(6門の発射管)、機雷、打撃ミサイル複合体「カリブル」が有る。
それは、敵に探知されるよりも3-4倍の距離で目標を発見する事が出来る。


[プロジェクト06363潜水艦]

ロシア海軍向けのプロジェクト06363非核動力潜水艦は、これまでに6隻が起工され、この内の3隻が就役しています。
全てサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で建造されています。
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現在の所、6隻が建造される計画です。
[ロシア海軍の為のプロジェクト06363(改キロ級)潜水艦の建造は6隻で終了する]

プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代非核動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役
黒海艦隊へ配備

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-265「クラスノダール」(Б-265 Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工/2015年4月25日進水/2015年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(Б-268 Великий Новгород)
建造番号01674
2014年10月30日起工/2016年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-271「コルピノ」(Б-271 Колпино)
建造番号01675
2014年10月30日起工./2016年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定


1番艦「ノヴォロシースク」は既に黒海沿岸へ到着しており、現在はセヴァストーポリ工場でメンテナンス中です。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクはセヴァストーポリ工場でメンテナンスを行なう]

2番艦「ロストフ・ナ・ドヌー」北方艦隊での試験を終え、現在は黒海沿岸へ回航中です。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"(対艦型)を発射した]

3番艦「スタールイ・オスコル」北方艦隊で各種試験を実施する為、ポリャールヌイへ到着しました。
[ロシア海軍の最新潜水艦スタールイ・オスコルは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した]

4番艦「クラスノダール」フィンランド湾で海上試験を実施しており、今年11月にはロシア海軍へ引き渡される予定となっております。

そして、06363の最終グループとなる5番艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」と6番艦「コルピノ」は、以前には2016年11月に引き渡し予定となっておりましたが、今回のロシア海軍総司令官代理(兵装担当)ヴィクトール・ブルスク中将の発言によると、1年延期されて2017年末になりました。


プロジェクト06363潜水艦には有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

ロシア海軍は2020年末までに最初のAIP(非大気依存機関)潜水艦を受領する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年10月23日11時17分配信
【(ロシア)海軍は2020年末までに嫌気性装置を有する最初の潜水艦を受領する】
モスクワ、10月23日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍は2020年末までに非大気依存(嫌気性)発電装置を有する最初のディーゼル潜水艦を受領する。
金曜日、ロシア連邦海軍総司令官代理ヴィクトール・ブルスク中将テレビ局『ロシア-24』の生放送で発表した。

「私が思いますに、2020年末までには、ロシア潜水艦部隊は、このような長期に渡る秘密裡の水中滞在を保障する装置を備えたディーゼル潜水艦を受領するでしょう」
ブルスク
は話した。

彼によると、「ルビーン」設計局は既に「この装置の試験台プロトタイプを作成し、それは今年の試験を成功させています」

「このような装置は、以前にはロシア海軍では使用されておりません」
中将は指摘した。


今回、ロシア海軍総司令官代理ヴィクトール・ブルスク中将は、「非大気依存発電装置(AIP機関)を装備するディーゼル潜水艦」としか述べておらず、具体的にどのタイプを指すのかについては全く言及しておりません。

ロシア海軍は、非大気依存発電装置(AIP機関)を標準装備する新世代(第5世代)通常動力潜水艦「カリーナ」級の建造を計画しておりますが、同級の1番艦の起工は、2020年以降になります。
[ロシア海軍の為の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の建造は2020年以降に始まる]

2020年以降に起工されるので、2020年末までにロシア海軍へ引き渡す事は不可能です。


「カリーナ」級で無ければ、他に該当する艦は、今後起工される第4世代通常動力潜水艦「ラーダ」級4番艦しか有りません。
[ロシア海軍は4隻目のラーダ級潜水艦を発注する]
[ロシア海軍の為の4隻目のラーダ級潜水艦建造契約の準備が進められている]

記事中でも触れられていますが、通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP機関)の開発は「ルビーン」設計局により進められています。
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]

重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2019年末-2020年初頭にロシア海軍へ復帰する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年10月23日12時14分
【原子力巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は2020年代への変わり目に北方艦隊へ補充される】
モスクワ、10月23日-ロシア通信社ノーボスチ

原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、2020年代への変わり目に、次の修理へと送られる北方艦隊旗艦「ピョートル・ヴェリキー」と交代する。
金曜日、ロシア連邦海軍総司令官代理ヴィクトール・ブルスク中将テレビ局『ロシア-24』の生放送で表明した。

以前、「セヴマシュ」原子力巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」を2018年に海軍へ引き渡す準備が整っていると表明した。

「今日において海軍の戦闘編制には2隻の原子力ロケット巡洋艦:アドミラル・ナヒーモフと、北方艦隊旗艦であるピョートル・ヴェリキーが留まっております。
当然の事ながら、艦は近代化が必要です-現在、北方機械製造事業では、ナヒーモフの高度な近代化が終わります。
それは、(20)20年代の変わり目に完了し、その後、ピョートル・ヴェリキーと入れ代わります」

彼は話した。

ロシアは合計で4隻の原子力ロケット巡洋艦を建造した-「アドミラル・ナヒーモフ」、「ピョートル・ヴェリキー」、「アドミラル・ラーザレフ」(太平洋艦隊で保管されている)、「アドミラル・ウシャコーフ」(解体が準備されている)


現在、プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、セヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所で大規模な近代化改装が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年に復帰する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2019年に完了する]

2014年10月24日からは「セヴマシュ」の屋外ドックへ入渠しています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体していますが、この作業は2015年中に完了します。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]

既にタービンエンジンの修理も始まっています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

ロシア海軍首脳と造船所のトップは、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装が2018年には終了すると繰り返し表明しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年にロシア海軍への復帰を予定している]
[ロシア海軍は近代化された重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフを2018年に受領する]
[セヴェロドヴィンスク造船所は重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフを2018年にロシア海軍へ納入できる]

8月末までに「アドミラル・ナヒーモフ」の古い各種機器の撤去、解体作業は完了しました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器は既に発注されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

そして今回、ロシア海軍総司令官代理ヴィクトール・ブルスク中将は、「アドミラル・ナヒーモフ」の復帰は2020年代への変わり目、つまり、2019年末から2020年初頭になると発表しました。
(つまり1年延期)

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装を担当している「セヴマシュ」は、ロシア海軍の為の新世代原子力潜水艦も建造しておりますが、そちらを優先させる為、後回しにされたのでしょうか。


「アドミラル・ナヒーモフ」復帰後、同型艦「ピョートル・ヴェリキー」の近代化改装が行なわれるという計画には変更は無いようです。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は計画通り行なわれる]

ロシア海軍は2019年までに巡航ミサイル"カリブル"を装備する9隻の小型ロケット艦ブヤン-Mを受領する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年10月23日12時18分配信
【ロシア連邦海軍は2019年までにミサイル「カリブル」を有する軍艦「ブヤン-M」10隻を受領する】
モスクワ、10月23日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍は2019年までに有翼ミサイル「カリブル」で武装する約10隻の小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」を受領する。
金曜日、ロシア連邦海軍総司令官代理ヴィクトール・ブルスク中将は発表した。

以前、2020年までに同プロジェクト艦6隻が海軍へ加わると報じられた。

「ロケット艦プロジェクト21631はゼレノドリスク計画設計局が開発し、更にゼレノドリスクのゴーリキー記念工場で建造されています。
2019年末までには、これらの艦のシリーズが約10隻建造されます」
ブルスク
テレビ局『ロシア-24』の生放送において話した。

彼は、プロジェクト21631を継ぐ軽量級コルベット中央海洋設計局「アルマーズ」により開発され、ロシア海軍の4艦隊全ての編制へ加入すると付け加えた。
この艦の主兵装は、提督によると、またミサイル「カリブル」となる。

プロジェクト21631「ブヤン-M」艦はプロジェクト21630「ブヤン」の近代化であり、カスピ小艦隊の為に特別に設計、建造されており、ヴォルガ川カスピ海の水深の浅さが考慮されている。

「ブヤン」は、艦の吃水を確保する為の2つのウォータージェットから成るユニークな推進装置を装備しており、そのお蔭でこのタイプの小型ロケット艦は、カスピ海沿岸ゾーンや河川、河口、更には他の「狭い」水域で広範囲の任務を遂行できる。
艦は、海上及び陸上目標を攻撃する為に意図されている最新の高精度長距離有翼ミサイル-汎用ミサイル複合体「カリブル」を装備する。


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プロジェクト21631小型ロケット艦「ブヤン-M」は、既に9隻が起工され、この内3隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場で建造されています。
[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役

建造番号633「ヴェリキー・ウスチョグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月19日就役

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年末就役予定

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年末就役予定

建造番号636「ヴィシニィ・ヴォロチェク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2017年就役予定

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2018年就役予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2018年就役予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2019年就役予定


「ブヤン-M」の主要兵装は有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

2015年10月7日にはカスピ小艦隊「ブヤン-M」3隻がシリア「イラクとレバントのイスラム国」拠点へ「カリブル」を発射しています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

今年(2015年)には2隻の「ブヤン-M」が就役します。
[巡航ミサイル"カリブル"を装備する最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフの国家受領試験は完了し、2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]


2014年11月、ロシア海軍広報部は、2020年までに(既に就役済みの3隻に加え)6隻の「ブヤン-M」が就役すると発表しました。
[プロジェクト21631小型ロケット艦は2020年までに9隻がロシア海軍へ就役する]

そして今回、ロシア海軍総司令官代理ヴィクトール・ブルスク中将は、2019年までに約10隻の「ブヤン-M」が就役すると発表しました。

以前、「ブヤン-M」を建造しているA.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場は、同級は12隻の建造が予定されており、最後の3隻は北方艦隊向けに建造されると発表していますが、この3隻は取り止めになったようです。
[プロジェクト21631小型ロケット艦の最後の3隻はロシア海軍北方艦隊へ配備される]

「ブヤン-M」の建造は、2015年4月10日に起工された9番艦「グライヴォロン」で終了する事になるようです。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは大西洋へ向かった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年10月23日11時59分配信
【ロシア連邦海軍の戦闘艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は大西洋へ向かった】
モスクワ、10月23日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は主要基地セヴェロモルスクを去り、バレンツ海を通過して大西洋へ向かった。
金曜日、北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。

「近い内に同艦の乗組員はバレンツ海を通過して大西洋への移動を行ないます。
移動航路上で同艦の乗組員は彼らの海洋技量を向上させ、更には、海上移動中の艦を防衛する一連の様々な種類の艦内演習を実施します。
大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ艦上からは艦載ヘリコプターKa-27の定期飛行が実施されます」

彼は話した。

セルガ「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は北方艦隊の艦の中で遠距離航海継続の記録樹立者の1つである事を想い起した。
2014年、その乗組員は8ヶ月半に渡り地中海及び大西洋で遠距離航海任務を遂行した。


プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むにオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

その後は何度かバレンツ海で演習を行ない、そして10月23日に大西洋へ向けて出航しました。

今回の北方艦隊広報部の発表では、大西洋へ行くとしか述べられておりませんが、その後、地中海(東部)へ行く可能性は高いでしょう。

ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年10月23日7時22分配信
【重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は艦上の無線機器の点検を行なう】

本日、バレンツ海で水上艦の戦闘訓練プログラム課程の計画任務を遂行しているロシア海軍旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、艦上の無線システム及び機器の点検を行なった。

セヴェロモルスク-3飛行場からの北方艦隊海洋航空隊艦上戦闘機航空連隊航空機Su-33Su-25が艦の上空を飛行した。
この時、飛行士は、艦へ着艦する事無く様々な高度と距離を飛行した。

以前、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、停泊地での支援船からの貨物の受け入れ活動、更には、無防備の泊地において対水中破壊工作から艦を防衛する一連の課題へと取り組んだ。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡り、大西洋・地中海遠征を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

遠距離航海から戻った後は、ムルマンスク市郊外の第35艦船修理工場でメンテナンスが行なわれました。

2014年7月18日にはムルマンスクからセヴェロモルスクへ移動しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近影(2014年7月18日)]

7月27日の「ロシア海軍の日」には、北方艦隊基地セヴェロモルスクで祝賀行事に参加しました。

その後、第35艦船修理工場へ戻ってメンテナンスを完全に終え、9月29日に点検の為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは整備後の点検の為に出航した]

9月30日、艦上航空隊の訓練が始まりました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフで艦上航空隊の訓練が始まった]

10月1日からは北方艦隊捜索救助部隊の演習へ参加し、「遭難艦」の役を演じました。
[ロシア海軍北方艦隊は空母アドミラル・クズネツォフの救助訓練を行なう]

2014年11月末、ムルマンスク市と後援協定を締結し、同市の後援を受ける事になりました。
[ムルマンスク市はロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフを後援する]

2015年5月13日、常時係留地であるムルマンスク郊外の第35艦船修理工場岸壁からロスリャコヴォ第82艦船修理工場へ移動しました。
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[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックへ入る]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックへ入渠した]

「アドミラル・クズネツォフ」は、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50に入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
[ロシア海軍重航空巡洋艦アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ近影(2015年5月31日)]

3ヶ月後の8月20日、大型浮きドックPD-50から出渠しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

浮きドックを出た後、「アドミラル・クズネツォフ」第35艦船修理工場岸壁へ戻り、修理作業の残りの部分が実施されました。
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その修理作業も完了し、「アドミラル・クズネツォフ」バレンツ海への出航を準備していました。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは2015年10月中旬に出航する]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは出航を準備する]

「アドミラル・クズネツォフ」が出航を準備している間に、一部のメディアは、近日中に同艦がシリアへ向かうと報じ、北方艦隊広報部に否定されました。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフが近日中にシリアへ向かう予定は無い]

10月17日にはムルマンスクからセヴェロモルスク沖へ移動し、10月19日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは抜錨した]

「アドミラル・クズネツォフ」搭載機部隊は、今年7月中旬から9月初頭までクリミア半島サキ飛行場訓練複合体「ニートカ」で発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機航空連隊はクリミアのニートカでの訓練を終えた]

バレンツ海において艦上戦闘機部隊の新人パイロット達は、「アドミラル・クズネツォフ」で実地発着訓練を行なう事になります。


「アドミラル・クズネツォフ」は、2010年代末に近代化改装が予定されています。
[空母アドミラル・クズネツォフの近代化は先延ばしされている]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2010年代後半に近代化改装を行なう]

ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサは2015年12月末までに復帰する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年10月20日15時29分配信
【修復された「アルローサ」は年末までに黒海艦隊へ復帰する】

第13艦船修理工場の専門技術者により実施されたディーゼルエレクトリック潜水艦「アルローサ」の修理は、2015年末までの完了が計画されている。
同艦は5年に渡り黒海艦隊の一員として戻ってくる。


黒海艦隊船員への潜水艦の復帰時期に関する情報は、国家発注サイトの技術的仕様割り当て「発注番号607:株式会社サンクトペテルブルク海洋機械製造局マラヒートにより開発された次の修理間期間における艦載機器の寿命延長を提供する作業の遂行」で公表されている。

文書は、セヴァストーポリ「第13艦船修理工場」での「アルローサ」の修理完了後、同艦は更に5年間ロシア海軍で任務を遂行できるようになり、その後、再び工場へ戻る必要があると報告されている。

以前、「アルローサ」艦長スタニスラフ・リジツキー3等海佐は、クリミア造船所で実施される作業は、単なる修理では無く、近代化も含まれると『海軍産業』(フロートプロム)へ話した。
「私共の潜水艦のこれまでの経歴において、このような事は何も有りませんでした。
アルローサの修理作業は第13艦船修理工場で実行され、重要な取引相手が参加します。
更に、艦船修理センター・ズヴェズドーチカからの専門技術者の到着が予定されています。
作業実施中に2度のドック入りが計画されています」

士官は、彼の艦が工場へ到着した2014年6月に説明した。

プロジェクト877V大型潜水艦B-871「アルローサ」は、ニジニ・ノヴゴロド「クラースノエ・ソルモヴォ」工場で建造され、1990年12月1日に戦闘編制へ加入した。
ほぼ4半世紀に渡り、同艦は大規模修理を実施した事は無かったが、定期的に国際演習へ参加し、深海への潜航を含む戦闘任務を遂行した。
長い間、B-871黒海艦隊で唯一の戦闘可能な潜水艦だった。

他のプロジェクト877と異なる「アルローサ」の特徴は駆動複合体に有り、古典的なスクリュー推進器に代わりウォータージェットノズルが提供されている。


[ポンプジェット潜水艦アルローサ(旧ブログ)]

ロシア黒海艦隊潜水艦B-871「アルローサ」(1990年就役)は、2014年6月からセヴァストーポリ第13艦船修理工場(黒海艦隊直営)で修理及び近代化が行なわれています。
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[ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサは近代化改装を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサは近代化改装を行なっている]

「アルローサ」の近代化改装作業は2015年末までに完了し、黒海艦隊潜水艦部隊(第4潜水艦旅団)へ復帰します。

今回の近代化改装により「アルローサ」の寿命は5年間延長され、2020年頃まで現役に留まる事が可能となります。
それ以降も同艦を就役させるのならば、また艦船修理工場で寿命延長工事を行なう必要があります。

既に黒海艦隊第4潜水艦旅団には、書類上は新造のプロジェクト06363潜水艦3隻~「ノヴォロシースク」、「ロストフ・ナ・ドヌー」、「スタールイ・オスコル」が編入されており、「ノヴォロシースク」は現在セヴァストーポリに居ます。
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[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクはセヴァストーポリ工場でメンテナンスを行なう]


艦齢25年のベテラン潜水艦「アルローサ」は、新造潜水艦6隻と共に黒海艦隊潜水艦部隊で勤務する事になります。
[ロシア黒海艦隊は2017年に7隻の潜水艦を有する]

ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の最終段階を実施する為に白海へ出航した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年10月19日20時11分配信
【フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は国家受領試験の為に白海へ出航した】

本日(10月19日)、プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、機器及び兵装の国家受領試験の最終段階を実施する為、セヴェロドヴィンスクから白海へ出航した。
その結果により、同艦をロシア海軍の一員として含める決定が下される。

フリゲートの艦上には、乗組員の他に、試験の進行状況を観察する業界の代表が居る。

9月30日、同艦はバルチースクからセヴェロドヴィンスクへの艦隊間移動を完了し、一時的に北方艦隊白海海軍基地の部隊へ加わった。
艦隊間移動中にフリゲートは航海システム、通信装置、電波位置特定機(レーダー)の点検を実施した。

以前、バルト海で同艦は工場航行試験を行ない、その際に主動力装置、補助機、通信装置、検出機器、航海機器、投錨装置の動作及び運転のパラメータが点検された。
更には、艦の速力、機動性、振動試験も行なわれた。

バルト艦隊の海洋射爆場で、同艦は砲及びミサイル射撃を成功裏に実施し、更には、バルト艦隊海洋航空隊と共に対潜任務へ取り組んだ。

プロジェクト22350フリゲートは、ガラス繊維強化プラスチック及びカーボン繊維に基づく複合材料を用いた密集上部構造物による典型的な長甲板構造艦である。
複合材料は、電波の吸収と分散による艦の2次元レーダー反射面積の削減を提供する。

フリゲートの物理的フィールドは最小限に抑えられている。
上部構造物の独創的な建造方式と複合材料(ステルス)の使用のお蔭で、艦の表面積は効果的に分散、削減され、レーダー及び光学可視性は減少した。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。

2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]

「アドミラル・ゴルシコフ」の今後の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験(第2段階)へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]

その後はバルチースク基地へ移動し、洋上試験を続けていました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた]

9月3日にバルチースクを出航し、9月7日にクロンシュタットへ到着しました。


9月11日、建造元の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、「アドミラル・ゴルシコフ」バルト海における洋上試験(第2段階)を完了したと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の第2段階を完了した]

その同じ日、「アドミラル・ゴルシコフ」は午前9時にクロンシュタットを出航し、フィンランド湾で洋上試験を行ない、同日の午後8時に帰港しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィンランド湾で昼夜の洋上試験を行なった]

その後、バルチースク基地へ移動した「アドミラル・ゴルシコフ」は、9月22日に白海へ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海へ向かった]

9月24日にはバルト海を出て北海へ入りました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海を出て北海へ入った]

9月30日、白海沿岸セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ到着した]

そして10月19日、「アドミラル・ゴルシコフ」国家受領試験を実施する為、白海へ出航しました。
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セヴェロドヴィンスク在住のオレグ・クレショフ氏のブログより
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はセヴェロドヴィンスクから白海へ出航した】
セヴェロドヴィンスクから出港する「アドミラル・ゴルシコフ」の写真です。

国家受領試験の完了後、「アドミラル・ゴルシコフ」は、今年末までにロシア海軍へ引き渡され、北方艦隊へ配備されます。
早ければ11月末までには引き渡されるでしょう。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のロシア海軍への引き渡し時期は2015年11月から変更されていない]
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]

巡航ミサイル"カリブル"を装備する最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフの国家受領試験は完了し、2015年11月にロシア海軍へ引き渡される

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2015年10月19日9時26分配信
【ノヴォロシースクで小型ロケット艦「セルプホフ」と「ゼリョヌイ・ドル」の国家試験が完了する】

ゼレノドリスク計画設計局により設計され、公開株式会社『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』(タタルスタン共和国)で建造されたプロジェクト21631小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」の国家受領試験は完了する。
11月、彼らは海軍の一員として加わる。

現在、2隻の艦はノヴォロシースク海軍基地に在り、専門技術者は海洋戦闘訓練射爆場での試験の全段階を支援した。
今は、建造された艦の品質と承認されたプロジェクトの戦術-技術的能力への適合に関する包括的な点検が進められている。

艦の乗組員は、海軍合同訓練センターで訓練を受けた。

プロジェクト21631小型ロケット艦は、海上及び陸上目標へ打撃を与える事を可能とする有翼ミサイルと垂直発射装置の高精度ミサイル兵装複合体で武装している。

小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」のもう1つの特徴は、艦が海上で検出される可能性を大幅に減少させる特殊コーティング船体と特殊構造平面シルエットに在る。


プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の4番艦「ゼリョヌイ・ドル」は2012年8月29日に起工されました。
[小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルは2012年8月29日に起工される]

2015年4月2日に進水後、艤装工事が進められ、7月10日から内陸水路経由で黒海への移動を開始し、7月30日に黒海東岸ノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルは黒海へ到着した]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の5番艦「セルプホフ」は2013年1月25日に起工されました。
[小型ロケット艦セルプホフは起工された]

2015年4月3日に進水後、艤装工事が進められ、7月24日から内陸水路経由で黒海への移動を開始し、8月11日に黒海東岸ノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭小型ロケット艦セルプホフは黒海へ到着した]

その後、この2隻は黒海東部で洋上試験~工場航行試験と国家受領試験~を実施しました。

その国家受領試験も完了し、「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」は2015年11月中にロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ編入されます。

プロジェクト21631小型ロケット艦は、6隻が黒海艦隊へ配備されます。


プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、既に9隻が起工され、この内3隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場で建造されています。
[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年11月就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年11月就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号636「ヴィシニィ・ヴォロチェク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2017年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2017年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2018年就役予定
黒海艦隊へ配備予定


プロジェクト21631の主要兵装は有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

「カリブル」は、2015年10月7日にカスピ小艦隊小型ロケット艦からシリア「イスラム国」拠点へ発射されています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは抜錨した

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『タス通信』より
2015年10月19日12時50分配信
【唯一のロシア正規空母「アドミラル・クズネツォフ」はバレンツ海へ出航した】
ムルマンスク、10月19日/タス通信特派員イリヤ・ヴィノグラードフ

ロシア海軍旗艦・重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、バレンツ海で計画戦闘訓練任務を開始した。
北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガは発表した。

「重航空巡洋艦アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフのバレンツ海における計画戦闘訓練任務の遂行で主に注目すべきは、数ヶ月間に渡り海洋への出航が無かった乗組員が整然として(任務へ)取り組んだ事に有ります。
特に、同艦のドック修理実施時に修復された機構及び機器の動作の点検が慎重に進められます」

彼は指摘した。

艦隊広報サービスが説明したように、巡洋艦は週末にムルマンスクの常時停泊地を去り、セヴェロモルスク泊地に居た。
同艦の乗組員は、戦闘訓練射爆場への出航準備へ取り組み、海上で活動する艦の兵器及び機器の制御の点検を実施した。

セルガは、バレンツ海への出航中に巡洋艦の要員は、更に水上艦の戦闘訓練課程の個々の要素へ取り組む事を指摘した。

以前、北方艦隊広報サービスは、正規空母シリア沿岸での作戦へ向かうなどという情報を否定した。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡り、大西洋・地中海遠征を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

遠距離航海から戻った後は、ムルマンスク市郊外の第35艦船修理工場でメンテナンスが行なわれました。

7月18日にはムルマンスクからセヴェロモルスクへ移動しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近影(2014年7月18日)]

7月27日の「ロシア海軍の日」には、北方艦隊基地セヴェロモルスクで祝賀行事に参加しました。

その後、第35艦船修理工場へ戻ってメンテナンスを完全に終え、9月29日に点検の為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは整備後の点検の為に出航した]

9月30日、艦上航空隊の訓練が始まりました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフで艦上航空隊の訓練が始まった]

10月1日からは北方艦隊捜索救助部隊の演習へ参加し、「遭難艦」の役を演じました。
[ロシア海軍北方艦隊は空母アドミラル・クズネツォフの救助訓練を行なう]

2014年11月末、ムルマンスク市と後援協定を締結し、同市の後援を受ける事になりました。
[ムルマンスク市はロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフを後援する]

2015年5月13日、常時係留地であるムルマンスク郊外の第35艦船修理工場岸壁からロスリャコヴォ第82艦船修理工場へ移動しました。
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[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックへ入る]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックへ入渠した]

「アドミラル・クズネツォフ」は、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50に入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
[ロシア海軍重航空巡洋艦アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ近影(2015年5月31日)]

3ヶ月後の8月20日、大型浮きドックPD-50から出渠しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

浮きドックを出た後、「アドミラル・クズネツォフ」第35艦船修理工場岸壁へ戻り、修理作業の残りの部分が実施されました。
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その修理作業も完了し、「アドミラル・クズネツォフ」バレンツ海への出航を準備していました。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは2015年10月中旬に出航する]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは出航を準備する]

「アドミラル・クズネツォフ」が出航を準備している間に、一部のメディアは、近日中に同艦がシリアへ向かうと報じ、北方艦隊広報部に否定されました。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフが近日中にシリアへ向かう予定は無い]

「アドミラル・クズネツォフ」は、10月17日にはムルマンスクからセヴェロモルスク沖へ移動し、10月19日にバレンツ海へ出航しました。
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「アドミラル・クズネツォフ」搭載機部隊は、今年7月中旬から9月初頭までクリミア半島サキ飛行場訓練複合体「ニートカ」で発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機航空連隊はクリミアのニートカでの訓練を終えた]

バレンツ海において艦上戦闘機部隊の新人パイロット達は、「アドミラル・クズネツォフ」で実地発着訓練を行なう事になります。


「アドミラル・クズネツォフ」は、2010年代末に近代化改装が予定されています。
[空母アドミラル・クズネツォフの近代化は先延ばしされている]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2010年代後半に近代化改装を行なう]

ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は国家受領試験完了後にムルマンスクのドックへ入る

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『軍事産業メッセンジャー』より
2015年10月16日配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はムルマンスクでドック修理を実施する】

プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、北方艦隊射爆場での国家受領試験を完了した後、第35艦船修理工場(ムルマンスク)でドック修理を実施する。
『インタファクス-AVN』は造船業界の情報提供者の話を引用して報じた。

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「フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の国家受領試験サイクルが完了した後、点検と修理の為、第35艦船修理工場のドックへ入渠します」
対談者は話した。
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彼によると、ドック修理の完了後、同艦は今年末までに北方艦隊へ納入される。

次に、「統合造船業営団」広報サービスは、現時点においてフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は艦隊間移動を終えてセヴェロドヴィンスクに在り、白海及びバレンツ海エリアで実施される試験の準備を行なっていると『インタファクス-AVN』へ伝えた。

以前、サンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造されたフリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、9月22日にバルト艦隊主要海軍基地バルチースクを去り、国家受領試験を実施する為に北方艦隊へ針路を取ったと伝えられた。
今年末までに同艦はロシア海軍の戦闘編制へ加わる。

プロジェクト22350のトップ艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」の起工は2006年2月1日に実施された。

プロジェクト22350フリゲートは、ガラス繊維強化プラスチック及びカーボン繊維に基づく複合材料を用いた密集上部構造物による典型的な長甲板構造艦である。
上部構造物の独創的な建造方式と複合材料(ステルス)の使用のお蔭で、艦の表面積は効果的に分散、削減され、レーダー及び光学可視性は減少した。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。

2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]

「アドミラル・ゴルシコフ」の今後の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験(第2段階)へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]

その後はバルチースク基地へ移動し、国家受領試験を続けていました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた]

9月3日にバルチースクを出航し、9月7日にクロンシュタットへ到着しました。


9月11日、建造元の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、「アドミラル・ゴルシコフ」バルト海における洋上試験(第2段階)を完了したと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の第2段階を完了した]

その同じ日、「アドミラル・ゴルシコフ」は午前9時にクロンシュタットを出航し、フィンランド湾で洋上試験を行ない、同日の午後8時に帰港しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィンランド湾で昼夜の洋上試験を行なった]

その後、バルチースク基地へ移動した「アドミラル・ゴルシコフ」は、9月22日に白海へ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海へ向かった]

9月24日にはバルト海を出て北海へ入りました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海を出て北海へ入った]

9月30日、白海沿岸セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ到着した]

今後、「アドミラル・ゴルシコフ」白海バレンツ海国家受領試験を実施します。
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そして今回、非公式筋~造船業界の(匿名の)情報提供者が明らかにした所によると、国家受領試験を終えた後、「アドミラル・ゴルシコフ」は、ムルマンスク第35艦船修理工場のドックへ入るとの事です。
ドック入りするのは、おそらく11月半ば頃でしょう。
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何故、ムルマンスクドックへ入るのかと言うと、例えば、これまでに「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造された一連のプロジェクト20380コルベットは、国家受領試験を終えた後、一旦造船所へ戻り、艦の各部の最終点検やメンテナンスを行なった後、ロシア海軍へ引き渡されています。

しかし、既にバルト海(バルチースク)を離れて白海沿岸(セヴェロドヴィンスク)に居る「アドミラル・ゴルシコフ」が、国家受領試験を終えた後、またサンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」まで戻って点検とメンテナンスを行なうのは手間と時間が掛かります。
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そこで、サンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ戻る代わりに、ムルマンスク第35艦船修理工場で点検とメンテナンスを行なうという事でしょう。

「アドミラル・ゴルシコフ」は、今年末までにロシア海軍へ引き渡され、北方艦隊へ配備されます。
早ければ11月末までには引き渡されるでしょう。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のロシア海軍への引き渡し時期は2015年11月から変更されていない]
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]

ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは国家受領試験の為にバルト海へ出航した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年10月16日14時3分配信
【軍艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は国家試験の枠組みにおいて海へ出た】
カリーニングラード、10月16日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍の為に沿バルト造船工場「ヤンターリ」(「統合造船業営団」に含まれる)で建造された警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、国家受領試験の実施の為、金曜日にバルト海へ出航した。
ロシア通信社ノーボスチは、工場の代理人セルゲイ・ミハイロフより伝えられた。

「公式には、プロジェクト11356のトップ艦アドミラル・グリゴロヴィチの国家受領試験は10月14日に始まっており、海へ出る為の準備作業が行なわれました。
国家試験プログラムの枠組みで合計4度の出航が計画されており、それは天候に応じて18~20日間に渡って続けられ、完了するのは11月上旬になります」
ミハイロフ
は話した。

彼は、艦の建造の品質及び承認されたプロジェクトの戦術-技術的要素への適応に関する包括的な点検が国家受領委員会に参加する納入チームと乗組員により実施される事を指摘した。
発注主-ロシア海軍-への艦の引き渡しは、2015年11月に予定されている。

警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、沿バルト造船工場「ヤンターリ」で2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水した。
ロシア連邦国防省と署名した2つの契約により、工場「ヤンターリ」は、公開株式会社「北方計画設計局」が開発したプロジェクト11356警備艦シリーズ6隻を建造する。
2015年末までに、発注主へは更に艦のシリーズの2隻目となる「アドミラル・エッセン」が引き渡される。

プロジェクト11356警備艦は、単独或いは連合部隊の一員としての水上艦及び潜水艦に対する戦闘行動、空中攻撃手段からの攻撃の撃退の為に意図されている。
これらは、汎用ミサイル砲兵装と、対潜及び対空防衛の為の現代的な電波技術装置を有している。
このシリーズの艦の排水量は約4000トン、全長125メートル、速力30ノット、乗員180名である。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]

その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】

12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】

そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した]

消磁作業は3月下旬に完了し、4月8日に「ヤンターリ」造船所の在るカリーニングラードからバルチースク海軍基地へ移動しました。

4月下旬に1回目の洋上試験が実施され、4月29日に完了しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年5月初頭から2回目の洋上試験を開始する]

そして5月5日に2回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を開始した]

2回目の試験は5月7日には終わり、バルチースク基地へ戻りました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を終えた]

5月16日から3回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は5月16日から洋上試験を再開する]

この3回目の洋上試験中、初めて「アドミラル・グリゴロヴィチ」の砲兵装~A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲と、AK-630M 30mmガトリング砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは初めての砲撃試験を行なった]

5月28日、4回目の洋上試験へ出発しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは洋上試験を続ける]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]

8月27日、高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の発射試験が初めて実行されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で対空ミサイルを発射した]

10月初頭に工場航行試験は完了しました。

10月14日から国家受領試験が開始され、10月16日にバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチの国家受領試験が始まる]

国家受領試験は11月上旬に完了し、その後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」ロシア海軍へ引き渡される事になります。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、当初は今年(2015年)8月にロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、ガスタービンエンジン冷却器に不具合が発生した為、引き渡しは延期され、結局、今年11月になりました。
国家受領試験は11月上旬に完了するので、引き渡しは11月下旬になるでしょう。
[プロジェクト11356R警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは2015年9月以降にロシア海軍へ引き渡される]
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]


プロジェクト11356R警備艦は、現在までに5隻が起工され、この内の2隻が進水し、1番艦は洋上試験中です。
6隻の建造が計画されており、全て黒海艦隊へ配備されます。

[プロジェクト11356R警備艦]
沿バルト造船工場「ヤンターリ」(カリーニングラード)で建造

「アドミラル・グリゴロヴィチ」Адмирал Григорович:工場番号01357
2010年12月18日起工/2014年3月14日進水/2015年11月就役予定

「アドミラル・エッセン」Адмирал Эссен:工場番号01358
2011年7月8日起工/2014年11月7日進水/2015年12月就役予定

「アドミラル・マカロフ」Адмирал Макаров:工場番号01359
2012年2月29日起工/2015年9月2日進水/2016年就役予定

「アドミラル・ブタコフ」Адмирал Бутаков:工場番号01360
2013年7月12日起工/2018年以降に就役予定

「アドミラル・イストミン」Адмирал Истомин:工場番号01361
2013年11月15日起工/2018年以降に就役予定


4番艦以降の建造工事は今年春から凍結されていましたが、8月に再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356Rフリゲートの建造は再開された]

プロジェクト11356Rの4番艦以降には、ロシア国内で製造されるエンジンが載せられる事になります。
[ロシア海軍のアドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートはウクライナ製ガスタービンエンジンを代替する]
[ロシア海軍の為のプロジェクト11356Rフリゲートはウクライナ製の代わりにロシア製ガスタービンを装備する]
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]

ロシア海軍の最新潜水艦スタールイ・オスコルは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した

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『タス通信』より
2015年10月16日15時29分配信
【潜水艦「スタールイ・オスコル」は試験の為に北方艦隊へ到着した】
モスクワ、10月16日/タス通信

黒海艦隊の為に建造されたディーゼルエレクトリック潜水艦「スタールイ・オスコル」は、本日、試験の為に北方艦隊ポリャールヌイ港(ムルマンスク州)へ到着し、同プロジェクトの潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」と交代する。
10月16日、黒海艦隊の代理人ヴャチェスラフ・トルハチェフは発表した。

彼は、「ロストフ・ナ・ドヌー」北方艦隊におけるサイクル試験の後、黒海艦隊の常時駐留場所への艦隊間移動を開始すると説明した。

「本日、潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは、試験を実施する為にバルチースクからポリャールヌイ(ムルマンスク州)へ到着した潜水艦スタールイ・オスコルと交代します。
それは黒海艦隊の為に建造されています」
トルハチェフ
は話した。

彼は、9月16日に黒海艦隊へ到着した同プロジェクト潜水艦の1隻目-「ノヴォロシースク」の事を想い起した。
「潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーの艦隊間移動の完了は12月上旬に予定されています」
トルハチェフ
は明らかにした。

北方艦隊広報サービスが説明したように、潜水艦「スタールイ・オスコル」バルト艦隊から北方艦隊への移動は、約2週間に渡った。

「近い内に潜水艦スタールイ・オスコル乗組員は、深海を含むバレンツ海エリアで一連の複合試験への取り組みに着手します。
数ヶ月以内に潜水艦の乗組員は、コラ小艦隊の訓練シミュレータ基地でサイクル訓練を実施し、錬成任務及び艦の兵装及び機器の複合支援を実施します」

広報サービスは伝えた。

[潜水艦について]
「スタールイ・オスコル」
は、 黒海艦隊の為にサンクトペテルブルク造船企業「アドミラルティ造船所」で建造された第3のプロジェクト636.3潜水艦(ワルシャワンカ)である。
北方艦隊において、同艦は試験期間中、一時的に赤旗コラ多種戦力小艦隊の一員として在籍する。
以前、北方艦隊では、同じプロジェクトの潜水艦「ノヴォロシースク」「ロストフ・ナ・ドヌー」の試験が実施された。
それは黒海艦隊の強化の為に意図されている。
これら(の艦)はバレンツ海の戦闘訓練射爆場で最大深度への潜航を行ない、魚雷発射と、海上目標及び地上目標への有翼ミサイル「カリブル」発射を実施した。


[プロジェクト06363潜水艦]

プロジェクト06363潜水艦の3番艦B-262「スタールイ・オスコル」は2012年8月17日に起工されました。
[プロジェクト06363潜水艦スタールイ・オスコルは起工された]

2014年3月に乗員団が編成されました。
[プロジェクト06363潜水艦スタールイ・オスコルの乗員団が編成される]

2014年8月28日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の3番艦スタールイ・オスコルは進水した]

2015年3月6日、航行試験へ出発しました。

[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の3番艦スタールイ・オスコルは航行試験を開始する]

2015年6月25日、受領-引渡証書へ署名され、ロシア海軍へ納入されました。
[プロジェクト06363潜水艦スタールイ・オスコルはロシア海軍へ納入された]

2015年7月3日、聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典、即ち、ロシア連邦海軍への正式な就役式典が開催されました。
[プロジェクト06363潜水艦スタールイ・オスコルはロシア海軍へ就役した]

その後、7月27日の「ロシア海軍の日」にはバルチースクの観艦式へ参加しました。
[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]


そして10月16日、深海試験や兵装試験-有翼ミサイル「カリブル」を含む-の為、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。


ロシア海軍向けのプロジェクト06363非核動力潜水艦は、これまでに6隻が起工され、この内の3隻が就役しています。
全てサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で建造されています。
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現在の所、6隻が建造される計画です。

プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代非核動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-265「クラスノダール」(Б-265 Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工/2015年4月25日予定/2015年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(Б-268 Великий Новгород)
建造番号01674
2014年10月30日起工/2016年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-271「コルピノ」(Б-271 Колпино)
建造番号01675
2014年10月30日起工/2016年11月就役予定
黒海艦隊に配備予定


プロジェクト06363潜水艦には有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

ロシア海軍北方艦隊の新鋭戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは2ヶ月以上に渡る北極圏航海を終えて帰港した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年10月15日17時00分配信
【戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は、初めての北極圏の氷の下の遠距離航海任務を遂行した】

本日(10月15日)、戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は、遠距離航海任務を成功裏に遂行した後、北方艦隊潜水艦部隊の主要基地-ガジエヴォ-へ到着した。
プロジェクト955「ボレイ」のトップ艦の最初の自立航海は2ヶ月以上に渡り、北氷洋で任務を遂行した。

巡洋艦の艦長ウラジーミル・シリン1等海佐の報告によると、遠距離航海任務を乗組員は完璧に遂行し、艦の状態は良好であり、各員は健常、指定任務の更なる遂行の準備は整っている。

桟橋で潜水艦乗員は、北方艦隊司令部、赤旗北方艦隊潜水艦部隊の代表、閉鎖行政区域アレクサンドロフスクの行政当局、乗組員の親族に出迎えられた。

「ユーリー・ドルゴルーキーの乗組員により、ロシア海軍は、現在、最新の原子力ロケット艦を有しており、北極圏の氷の下を含む世界の大洋において戦略抑止任務を遂行できる事が改めて確認されました」
北方艦隊
司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は指摘した。

彼は更に、今日において北方艦隊は北極圏航海と氷の下の航海に関する豊富な経験を有しており、それは「ボレイ」乗組員の錬成に役立てられた事を強調した。
ウラジーミル・コロリョーフは、今年、もう1隻のプロジェクト「ボレイ」巡洋艦-戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」北極圏の氷の下の横断移動を成功裏に行ったと述べた。
その乗組員は、北方艦隊で全てのサイクル訓練を行なった。

大祖国戦争の間に北方艦隊へ確立された伝統により、巡洋艦艦長と潜水艦船員の歓迎式典では子豚の丸焼きが授与された。
遠距離航海の功績により、軍人達は表彰を受けた。

[参照]
戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」
は、2013年に艦隊へ加入した。
1月10日、同艦へ海軍旗が掲げられた。
巡洋艦海洋配置大陸間弾道ミサイル複合体「ブラヴァー」魚雷兵器で武装している。
また、同艦は有翼ミサイルを装備できる。
巡洋艦の総排水量は24000トン、全長は約160メートル、幅13メートル。

2014年の終わりに、原子力水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」乗組員は、北方艦隊潜水艦部隊で最高と認定された。


[新世代戦略原潜ボレイ級]
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]

ロシア第4世代戦略原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」級の1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工され、2012年12月29日にロシア海軍へ納入、2013年1月10日にロシア海軍旗の初掲揚式典が開催され、正式にへ就役しました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]


同日付で北方艦隊第31潜水艦師団へ編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]

「ユーリー・ドルゴルーキー」は就役後もセヴェロドヴィンスクに居たのですが、9月3日夜にセヴェロドヴィンスクを出港し、ガジエヴォへ向かいました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは9月6日に駐留基地ガジエヴォへ到着する]

9月6日、ガジエヴォ基地へ到着しました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはガジエヴォ基地へ到着した]

そして12月5日、定期修理の為、セヴェロドヴィンスクへ戻ってきました。
[戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはセヴェロドヴィンスクで定期修理を行なう]

12月24日に修理を完了しました。
[戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはセヴェロドヴィンスクでの修理を終えた]

12月30日、ガジエヴォに到着しました。
[2隻のボレイ級戦略原潜はガジエヴォ基地に到着した]

その後の動向は公表されていませんが、2014年7月27日の「ロシア海軍の日」にはセヴェロモルスクで観艦式に参加しています。

8月20日には2週間ぶりにガジエヴォ基地へ戻りました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは2週間ぶりに基地へ戻った]

10月下旬、セヴェロドヴィンスクへ入港し、「ブラヴァー」ミサイルを満載(16発)しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは弾道ミサイル「ブラヴァー」を満載する]

ミサイルを満載した後、10月24日にセヴェロドヴィンスクを出港し、10月26日にはセヴェロモルスクへ入港しました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年10月27日12時55分配信
【「ユーリー・ドルゴルーキー」はセヴェロモルスクに停泊した】

10月29日、バレンツ海からカムチャツカへ向けて弾道ミサイル「ブラヴァー」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはバレンツ海からの弾道ミサイル発射に成功した]

以後、「ユーリー・ドルゴルーキー」の動向は全く公表される事は有りませんでした。

そして2015年10月15日、「ユーリー・ドルゴルーキー」は2ヶ月以上に渡る北極圏航海~具体的には戦略核パトロールを終え、ガジエヴォ基地へ戻りました。
つまり、2015年8月初頭辺りに北極圏航海へ出発したという事になります。

ロシア海軍潜水艦(戦略原潜を含む)の基地への帰港は公表される事も有りますが、潜水艦の出航に関しては、全く公表されていません。

ロシア海軍はシリアのタルトゥース港の浚渫作業を行なった

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年10月14日11時26分配信
【ロシア船はタルトゥースで浚渫作業を実施した】

ロシア海軍の物資・技術供給所が稼働しているシリアのタルトゥース港は、水路の浚渫作業の完了後、桟橋は強化され、大型艦の受け入れが可能となる。

「タルトゥースでは、港内水路の清掃及び浚渫作業が完全に進行しております。
以前、この目的の為、特に、黒海艦隊のサルベージ船KIL-158が関与しました。
然るべき測定は水路調査船ドヌズラフにより実施されました」
『インタファクス』
は、状況に精通している情報提供者より伝えられた。

彼によると、現在、港のインフラストラクチュアの部分的な更新として、浮き桟橋の強化作業が積極的に進められている。

「この作業が完了した後、物資・技術供給所は、1等艦及び大型船の受け入れが可能となり、港の流通能力は大幅に改善されます」
対談者は指摘した。

更に彼は、物資・技術供給所黒海艦隊工作船のローテーションが実施され、イーゴリ・バクラジェ予備役2等海佐の指揮下のPM-56乗組員が半年間の当直に就くと伝えた。
週末までに水路調査船「ドヌズラフ」セヴァストーポリへ向かう。


シリアタルトゥースには、ロシア海軍物資・技術供給所が置かれており、現在の所、ロシア海軍の国外の唯一の補給拠点となっております。

しかし、タルトゥース港内へ入港できる艦船のサイズは限られており、これまでは、最大でも約5000トン程度の艦しか入港できませんでした。

タルトゥース港に停泊するプロジェクト775大型揚陸艦(ロプーチャ級)2隻と警備艦「ネウストラシムイ」
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ロシア海軍唯一の「空母」である重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、これまでに何度かタルトゥース「寄港」していますが、実際には港内へ入港できず、沖合に停泊していました。

そこで、より大型の艦も入港できるようにする為、タルトゥース港内の浚渫作業が行なわれました。

記事中に登場する黒海艦隊水路調査船「ドヌズラフ」は、今年9月20日にボスポラス海峡を南下して地中海へ向かっています。
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一方、サルベージ船KIL-158は、今年9月27日にボスポラス海峡を南下して地中海へ向かい、10月9日にボスポラス海峡を北上して黒海へ戻っています。
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この間(9月末~10月初頭)に、「ドヌズラフ」シリアタルトゥース港内を測定し、KIL-158が浚渫作業を行なったようです。

ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフが近日中にシリアへ向かう予定は無い

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『タス通信』より
2015年10月14日16時00分配信
【ロシア北方艦隊は、シリアへの航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」派遣を否定した】
ムルマンスク、10月14日/タス通信特派員イリヤ・ヴィノグラードフ

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」(ソ連邦海軍元帥クズネツォフ)は、近い内にバレンツ海で計画任務を遂行する。
タス通信は、北方艦隊広報サービスより伝えられた。

同艦がシリア沿岸へ派遣されるなどという情報は、以前に幾つかのメディアへ登場した。

「重航空巡洋艦の為の遠距離航海、或いは、その他のあらゆる戦闘活動、作戦準備は、近い内には計画されておりません」
広報サービスは伝えた。

広報サービスが説明したように、ロシア連邦の唯一の航空母艦は、現在、基礎訓練段階を完了し、海洋への出航を準備している。
現時点で同艦はムルマンスクの常時停泊地に在り、乗組員は計画戦闘訓練活動を行なっている。
巡洋艦の技術的作業は事実上完了している。

「近い内に同艦は、計画戦闘訓練錬成任務へ取り組む為、更には、北方艦隊海洋航空隊の艦上戦闘機航空連隊飛行士のフライトを支援する為、バレンツ海へ出航します」
広報サービスは明らかにした。

ロシアシリア大統領バッシャール・アサドの要望により、9月30日から過激派「イスラム国」(ロシア連邦では禁止されている組織)に対する作戦を開始した。
航空群には50機以上の航空機が含まれており、更には、ロシア海軍も関与している:10月7日未明、カスピ小艦隊の艦は、カスピ海エリアからシリアイスラム国の施設へ、海洋配置有翼ミサイル複合体「カリブル-NK」により大規模な打撃を与えた。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡り、大西洋・地中海遠征を実施しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

遠距離航海から戻った後は、ムルマンスク市郊外の第35艦船修理工場でメンテナンスが行なわれました。

7月18日にはムルマンスクからセヴェロモルスクへ移動しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近影(2014年7月18日)]

7月27日の「ロシア海軍の日」には、北方艦隊基地セヴェロモルスクで祝賀行事に参加しました。

その後、第35艦船修理工場へ戻ってメンテナンスを完全に終え、9月29日に点検の為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは整備後の点検の為に出航した]

9月30日、艦上航空隊の訓練が始まりました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフで艦上航空隊の訓練が始まった]

10月1日からは北方艦隊捜索救助部隊の演習へ参加し、「遭難艦」の役を演じました。
[ロシア海軍北方艦隊は空母アドミラル・クズネツォフの救助訓練を行なう]

2014年11月末、ムルマンスク市と後援協定を締結し、同市の後援を受ける事になりました。
[ムルマンスク市はロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフを後援する]

2015年5月13日、常時係留地であるムルマンスク郊外の第35艦船修理工場岸壁からロスリャコヴォ第82艦船修理工場へ移動しました。
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[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックへ入る]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックへ入渠した]

「アドミラル・クズネツォフ」は、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50に入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
[ロシア海軍重航空巡洋艦アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ近影(2015年5月31日)]

3ヶ月後の8月20日、大型浮きドックPD-50から出渠しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

浮きドックを出た後、「アドミラル・クズネツォフ」第35艦船修理工場岸壁へ戻り、修理作業の残りの部分が実施されました。
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その修理作業も完了し、「アドミラル・クズネツォフ」は、近日中(今週末)に海へ出るとの事です。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは2015年10月中旬に出航する]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは出航を準備する]

「アドミラル・クズネツォフ」搭載機部隊は、今年7月中旬から9月初頭までクリミア半島サキ飛行場訓練複合体「ニートカ」で発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機航空連隊はクリミアのニートカでの訓練を終えた]

「アドミラル・クズネツォフ」が出航した際、艦上戦闘機部隊の新人パイロットは同艦で発着訓練を行なう事になるようです。


そして10月14日、一部のメディアは、「アドミラル・クズネツォフ」が近日中にシリアへ向かうと報じました。

『FlashNord』より
2015年10月14日13時57分配信
【ロシアは唯一の航空母艦を「イスラム国」との戦いへと派遣する】
ロシア北方艦隊司令部の(匿名の)情報提供者は、「アドミラル・クズネツォフ」は、「イスラム国」への作戦に参加する為、今週末にムルマンスクからシリア沿岸へ派遣されると述べました。

今回、北方艦隊広報サービスが否定したのは、この報道です。

「アドミラル・クズネツォフ」が近日中に出航するのは確かですが、それは、バレンツ海で艦の訓練と、艦上戦闘機パイロットの発着艦訓練を実施する為であり、シリアへ行く為ではありません。

ただ、今回、北方艦隊が否定したのは、「アドミラル・クズネツォフ」近日中(今週末)にシリアへ向かうという情報のみですが。


「アドミラル・クズネツォフ」は、2010年代末に近代化改装が予定されています。
[空母アドミラル・クズネツォフの近代化は先延ばしされている]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2010年代後半に近代化改装を行なう]