インド海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は洋上で2016年の元旦を迎える

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月31日7時27分配信
【太平洋艦隊船員は御祝いの食卓を待つ】
ウラジオストク、12月31日-ロシア通信社ノーボスチ

インドとの演習から戻ってくる太平洋艦隊船員とオマーン港から出た太平洋艦隊船員は公海上で新年を迎える。
彼等は、演劇の上演、クイズ、ペリメニの御祝いの食卓、衛星通信による家族との連絡を待っている。
太平洋艦隊は発表した。

「祖国の沿岸から遠く離れた太平洋上に居る駆逐艦ブイストルイ率いる艦船支隊は、ロシア-インド演習『インドラ・ネイヴィー-2015』を実施した後、故郷へ戻ってきます。
そして、親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは、サラーラ(オマーン)への業務寄港を完了し、紅海へ行く準備を行なっています」

声明では、こう述べられた。

今、太平洋艦隊将兵は祭日の行事の準備を終えている。
公開コンクールにより決定された最高の新年の飾り付けで船室は御祝いされ、料理は新年のメニューが用意される。

木曜日・12月31日、伝統的な夜のお茶の後に船員は新年のモミの木と、ロシアペリメニの御祝いの食卓を待つ。
乗組員は、我が国の最高司令官からの祝辞と海軍総司令部及び太平洋艦隊司令部からの電報を読み上げる。

(イベントの)公式部分の開始後、御伽噺の登場人物であるジェド・マロース(ロシア版サンタクロース)が出演する演劇が上演され、行く年と来る年を表現する。
プログラムの実行中には、沢山のクイズと賞品が有る。
全ての艦船では、衛星通信チャンネルが常時作動している。
太平洋艦隊の各将兵は、そのお蔭で自分の家族を呼び出す事が出来る。

以前に報じられたように、太平洋艦隊艦船支隊は11月2日にウラジオストクを出航し、12月6日から12日までインド海軍と共に海軍演習『インドラ・ネイヴィー-2015』へ参加する為、ヴィシャーカパトナム(インド)へ針路を取った。
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、インド洋での戦闘勤務の枠組みにおいて12月24日から26日までサラーラ港(オマーン国)で水と食料の在庫を補充した。


ロシア-インド海軍合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加する太平洋艦隊艦船支隊は、2015年11月2日にウラジオストクを抜錨し、インドへ向かいました。

[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:沿海地方多種戦力小艦隊副司令官アレクサンドル・ユーリエヴィチ・ユルダシェフ少将
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
駆逐艦「ブイストルイ」
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
救助曳船「アラタウ」


12月6日にインド東岸ヴィシャーカパトナム港へ到着し、12月7日から12日まで合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』に参加しました。
[インド-ロシア海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』は終了した]

合同演習が終わった後、太平洋艦隊艦船支隊は東西に分かれ、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は単独で西へ、その他の3隻(駆逐艦「ブイストルイ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」、救助曳船「アラタウ」)は東へ向かい、12月29日にはインドネシアジャカルタ近郊にあるタンジュンプリオク(Tanjung Priok)へ寄港しました。
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[インド海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドネシアのタンジュンプリオク港を訪問した]

一方、「ワリャーグ」は単艦で西へ向かい、12月24日から26日までオマーンサラーラ港へ寄港し、物資を補充しました。
「ワリャーグ」は、今後地中海東部-シリア沖へ向かいます。

そして、二手に分かれた太平洋艦隊艦船支隊は、2016年1月1日を洋上で迎える事になります。


親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2014年の元旦も洋上-地中海東部で迎えています。
[ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは地中海で新年を迎えた]
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ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦ニジニ・ノヴゴロドは長期航海を終えて基地へ戻った

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月31日1時30分配信
【原子力潜水艦「ニジニ・ノヴゴロド」は遠距離航海からヴィジャエヴォ基地へ到着した】
モスクワ、12月31日-ロシア通信社ノーボスチ

原子力潜水艦「ニジニ・ノヴゴロド」は遠距離航海の後に北方艦隊潜水艦部隊基地ヴィジャエヴォへ到着した。
木曜日、北方艦隊広報サービス部長代行アンドレイ・ルジクは発表した。

「新たなる年の前夜に、北方艦隊潜水艦部隊基地ヴィジャエヴォへ多目的原子力潜水艦ニジニ・ノヴゴロドが到着しました。
同艦の乗組員は遠距離航海において、与えられ全ての任務を成功裏に果たしました。
潜水艦の艦長の報告によると、構成材に異常は無く、乗員は健常で、物資補充及び短い休養の後に新たな航海の準備を行ないます」
ルジク
は伝えた。

彼は、桟橋潜水艦乗員北方艦隊潜水艦部隊司令官、同僚と家族に出迎えられた事を指摘した。

原子力潜水艦「ニジニ・ノヴゴロド」は、造船工場「クラースノエ・ソルモーヴォ」で建造され、北方艦隊へ加入した。
同艦には現代的なミサイル及び魚雷兵装が装備されており、非常に隠密性が高く、大深度での任務の遂行が可能である。
同プロジェクト原子力潜水艦は、主として水上艦グループ及び潜水艦との戦闘の為に意図されている。


プロジェクト945A「コンドル」巡洋潜水艦(NATOコード名「シエラII」)K-534は、1986年2月15日にゴーリキー(現ニジニ・ノヴゴロド)市造船工場「クラースノエ・ソルモーヴォ」で起工されました。
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1989年7月8日に進水し、同年8月10日から9月1日に掛けて内陸水路経由でセヴェロドヴィンスクへ回航されました。
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1989年9月から1990年6月までセヴェロドヴィンスクで艤装工事が行なわれました。

1990年6月から白海で航海試験が始まり、同年10月にはミサイル、魚雷の試射、機雷の敷設試験が行なわれました。

1990年10月までに工場航行試験国家受領試験は完了しました。

1990年12月26日に受領-引渡証書への署名が行なわれ、翌12月27日に海軍旗初掲揚式典が開催され、正式に海軍へ就役しました。

1991年1月11日にザーパドナヤ・リツァ基地(ザオゼルスク)へ到着しましたが、1991年1月から3月に掛けて艦船修理工場「ネルパ」で補修工事が行なわれました。

1991年3月14日、赤旗北方艦隊・第1潜水艦小艦隊・第6潜水艦師団へ編入され、ザーパドナヤ・リツァ基地へ配備されました。
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1991年は錬成任務に専念し、同年7月20日、ヴィジャエヴォ基地へ移転しました。
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1992年5月から9月に掛けて、大西洋北部で初めての戦闘勤務に就きました。

この間、1992年6月3日付で「原子力大型潜水艦」に類別変更され、これに伴いB-534と改称されました。

1993年4月6日、「ズバトカ」(オオカミ魚)と命名されました。

1994年10月1日、第7潜水艦師団へ転属しました。

1994年10月から12月に掛けて、プロジェクト949A原子力水中巡洋艦K-141「クルスク」白海での国家受領試験の支援(モニタリング)を行ないました。

1995年3月23日、「ニジニ・ノヴゴロド」と改名されました。

1997年にはノルウェー海及びグリーンランド沖で戦闘勤務に就きました。

2000年12月から2008年4月までスネシュノゴルスク艦船修理工場「ネルパ」でオーバーホールを行ない、2008年4月末に艦隊へ復帰しました。
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[シエラII型原潜「ニジニ・ノヴゴロド」復帰]

2012年10月、シエラII級原潜アメリカ東海岸沖で発見された事がありましたが、おそらくは「ニジニ・ノヴゴロド」でしょう。
[シエラII級原潜、アメリカ東海岸沖で行動?]

2013年12月初頭には遠距離航海を終えて基地へ戻っています。
[シエラII級原潜ニジニ・ノヴゴロドは任務を終えて帰港した]

2014年1月に再び出港し、モトフスキー湾付近で訓練を行なっていた矢先に遭難した漁船員を救助しました。
[シエラII級原潜ニジニ・ノヴゴロドは遭難した漁船員を救助した]

その後の動向は公表されていませんが、今回の記事の通り、2015年12月30日に「遠距離航海任務」を終えてヴィジャエヴォ基地へ帰港しました。


なお、「ニジニ・ノヴゴロド」の同型艦である「プスコフ」は、2015年12月28日にオーバーホールを完了し、ヴィジャエヴォ基地へ戻っています。
[原子力大型潜水艦プスコフはロシア海軍北方艦隊へ復帰した]


これでロシア海軍プロジェクト945A原子力大型潜水艦は、ほぼ5年ぶりに2隻揃って作戦可能状態となりました。


現在のロシア連邦海軍における原子力潜水艦の分類は以下の通りです。

重原子力戦略用途水中巡洋艦:プロジェクト941「アクラ」(タイフーン)
原子力戦略用途水中巡洋艦:プロジェクト667BDRM「デリフィン」(デルタIV)、プロジェクト667BDR「カリマール」(デルタIII)、プロジェクト955「ボレイ」
原子力水中巡洋艦:プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII)、プロジェクト885「ヤーセン」
原子力巡洋潜水艦:プロジェクト971「シチューカ-B」(アクラ)
原子力大型潜水艦:プロジェクト945「バラクーダ」(シエラI)、プロジェクト945A「コンドル」(シエラII)、プロジェクト671RTMK「シチューカ」(ヴィクターIII)


弾道ミサイル或いは有翼ミサイルの専用垂直発射機を装備する原潜西側で言う所のSSBNSSGNに該当する艦は「水中巡洋艦」に分類されています。
一方、いわゆる「魚雷攻撃型原潜」は、「原子力大型潜水艦」に分類されています。
今回の記事に登場する「ニジニ・ノヴゴロド」も含めて。

ただ、プロジェクト971のみは「原子力巡洋潜水艦」と、「原子力水中巡洋艦」「原子力大型潜水艦」の中間的な分類となっております。
上記の分類はソ連邦解体後の1992年に定められたものですが、この当時、971魚雷発射管から発射できる長射程有翼ミサイル「グラナート」(SS-N-21)を搭載し、原子力戦略用途水中巡洋艦を補完する戦力と見なされていた為、他の魚雷攻撃型原潜と区別して「巡洋潜水艦」となりました。

ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは巡航ミサイル"カリブル"を発射した

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年12月30日17時1分配信
【「アドミラル・グリゴロヴィチ」は国家受領試験を成功裏に完了した】

ロシア最新フリゲート・プロジェクト11356「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、12月30日・水曜日に有翼ミサイル「カリブル」を発射し、国家受領試験を成功裏に完了した。

『海軍産業』(フロートプロム)特派員へ沿バルト造船工場「ヤンターリ」広報秘書官セルゲイ・ミハイロフは話した。

「本日、グリゴロヴィチは北方での国家試験を完了しました。
同艦はミサイル複合体シチーリ及びカリブルの試験を行ないました。
全ては成功裏に実施され、今、艦は1月の第1週に予定されているカリーニングラードへの移動準備を行なっております」
ミハイロフ
は語った。

対談者は、カリーニングラードへ艦が到着して検査が実施され、その後、ロシア連邦海軍へのフリゲートの引き渡しの準備が始まる事を指摘した。
ミハイロフは、アンドレイ旗の掲揚と受領-引渡証書への署名は2月に予定されている事を強調した。

プロジェクト11356艦のトップ-「アドミラル・グリゴロヴィチ」の国家受領試験は2015年10月に開始され、12月には試験発射を実施する為に北方艦隊へ到着した。
当初、フリゲートロシア海軍への引き渡し時期は2015年8月に予定されていたが、不具合を起こしたメインエンジンの冷却器の交換に関連して延期された。
2015年12月末、国防省代理ユーリー・ボリソフは、プロジェクト11356艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」「アドミラル・エッセン」は2016年になってから納入されると表明した。

[『海軍産業』参考資料]
高射ミサイル複合体「シチーリ」
は、多重チャンネル艦上配置垂直発射高射ミサイル複合体である。
それは、地上及び水上目標へ打撃を与える為の大規模なミサイル及び航空機による攻撃の撃退の為を含め、全ての空中攻撃手段からの艦の全方位防衛を行なう為に意図されている。

ミサイル複合体「カリブル」は、対艦及び対潜ミサイル、そして地上目標に対しミサイルを発射できる。
セルは単独発射或いは一斉発射の双方を実行できる。
複合体は、シリアの過激派に対し、カスピ小艦隊の艦が使用した後、広く知られるようになった。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]

その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】

12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】

そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した]

消磁作業は3月下旬に完了し、4月8日に「ヤンターリ」造船所の在るカリーニングラードからバルチースク海軍基地へ移動しました。

4月下旬に1回目の洋上試験が実施され、4月29日に完了しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年5月初頭から2回目の洋上試験を開始する]

そして5月5日に2回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を開始した]

2回目の試験は5月7日には終わり、バルチースク基地へ戻りました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を終えた]

5月16日から3回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は5月16日から洋上試験を再開する]

この3回目の洋上試験中、初めて「アドミラル・グリゴロヴィチ」の砲兵装~A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲と、AK-630M 30mmガトリング砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは初めての砲撃試験を行なった]

5月28日、4回目の洋上試験へ出発しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは洋上試験を続ける]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]

8月27日、高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の発射試験が初めて実行されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で対空ミサイルを発射した]

10月初頭に工場航行試験は完了しました。

10月14日から国家受領試験が開始され、10月16日にバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチの国家受領試験が始まる]
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは国家受領試験の為にバルト海へ出航した]

10月27日、バルト海A-190「ウニヴェルサール」100mm砲、AK-630 30mm機関砲、RBU-6000対水中ロケット爆雷の実弾射撃を行ないました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で砲撃を行なった]

10月29日、バルト海高射ミサイル複合体「シチーリ-1」を発射しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で艦対空ミサイルを発射した]


しかし、「アドミラル・グリゴロヴィチ」の主要打撃兵装である有翼ミサイル「カリブル」(の対地攻撃型)の発射試験はバルト海では実施できない為、ロシア北方艦隊の担当海域(バレンツ海方面)へ回航して発射試験を行なう事になりました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバレンツ海方面で巡航ミサイル"カリブル"の発射試験を行なう]

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「アドミラル・グリゴロヴィチ」バルチースクを出てクロンシュタットへ寄った後、12月13日頃に出航し、12月21日に北方艦隊基地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは北方艦隊基地へ到着した]

そして12月30日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」バレンツ海有翼ミサイル「カリブル」の発射試験を実施しました。

今後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」カリーニングラードへ戻り、艦の点検を行なった後、2015年2月にロシア海軍へ引き渡されます。

ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはナヒーモフ勲章を授与される

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『タス通信』より
2015年12月29日10時40分配信
【親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」はナヒーモフ勲章を授与される】
モスクワ、12月29日/タス通信

太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」ナヒーモフ勲章を授与される。
ロシア連邦国防省の最終電話会議中にセルゲイ・ショイグ上級大将は報告した。

「先ずは朗報で始めたいと思います-大統領令により、太平洋艦隊・沿海地方多種戦力小艦隊・第36水上艦師団の親衛ロケット巡洋艦へナヒーモフ勲章が授与されることになりました。
私は同僚に御祝い申し上げます。
その勲功への、とても重大な報償に」

彼は話した。

12月初頭、タス通信は情報筋より「ワリャーグ」が、ロケット巡洋艦「モスクワ」と交代する為にシリア沿岸へ向かっていると伝えられた。
12月7日から12日に「ワリャーグ」ベンガル湾演習『インドラ・ネイヴィー』インド海軍と共に参加した。


太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)は、ロシア-インド海軍合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加する為、2015年11月2日にウラジオストクを抜錨し、インドへ向かいました。
12月6日にインド東岸ヴィシャーカパトナム港へ到着し、12月7日から12日まで合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』に参加しました。
[インド-ロシア海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』は終了した]

その後、「ワリャーグ」は単艦で西へ向かい、12月24日から26日までオマーンサラーラ港へ寄港し、物資を補充しました。
[インド海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドネシアのタンジュンプリオク港を訪問した]


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現在、地中海東部-シリア沖へ向かっている「ワリャーグ」ですが、この度、ナヒーモフ勲章を授与されることになりました。

ナヒーモフ勲章ソ連邦時代の1944年に制定されたものですが、ソ連邦解体後にはロシア連邦へ受け継がれることになり、2010年にロシア連邦の国家勲章として改めて制定されました。

2012年7月28日、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」ナヒーモフ勲章の授与が発表され、翌2013年1月10日、ウラジーミル・プーチン大統領が同艦を訪れてナヒーモフ勲章授与式が開催されました。
[プーチン大統領は北方艦隊基地を訪問する]


親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に続く第2のナヒーモフ勲章授与艦となります。

ロシア海軍太平洋艦隊の原子力戦略用途水中巡洋艦スヴャトイ・ゲオルギー・ポベドノーセツ(聖大致命者凱旋者ゲオルギイ)は任務完了後に基地へ戻った

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月29日10時22分配信
【水中巡洋艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は駐留所へ戻った】
ウラジオストク、12月29日-ロシア通信社ノーボスチ

原子力水中巡洋艦「スヴャトイ・ゲオルギー・ポベドノーセツ」は戦闘任務遂行後、カムチャツカの常時駐留所へ戻った。
太平洋艦隊は発表した。

「常時駐留所-ヴィリュチンスクへ、イーゴリ・ジューク1等海佐が艦長を務める原子力戦略用途水中巡洋艦スヴャトイ・ゲオルギー・ポベドノーセツが戦闘任務遂行後に戻りました。
桟橋で潜水艦乗員は、太平洋艦隊潜水艦部隊、潜水艦連合部隊本部の士官、ヴィリュチンスク市の幹部、家族と友人に出迎えられました」

声明では、こう述べられた。

ジュークの報告によると、乗組員は戦闘任務を遂行し、水中巡洋艦の構成材に異常は無く、乗員は健常である。
太平洋艦隊潜水艦部隊司令官イーゴリ・ムハメツィン中将は、与えられた全ての任務を成功裏に遂行した潜水艦船員を祝福した。

現在、水中巡洋艦は、全ての種類の物資の補充に着手し、そして新たなる任務遂行の準備を始めている。


プロジェクト667BDR(NATOコード名「デルタIII」)ロケット水中巡洋艦K-433は1979年8月24日にセヴェロドヴィンスクで起工され、1980年6月20日に進水、1980年12月15日に海軍へ引き渡されました。
1980年12月31日に赤旗北方艦隊・第3潜水艦小艦隊・第13潜水艦師団へ編入され、原潜基地オレニヤへ配備されました。
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1981年から戦闘勤務(戦略パトロール任務)を開始しましたが、1983年11月3日、太平洋艦隊・第2潜水艦小艦隊・第25潜水艦師団へ転属し、北極海経由でカムチャツカ半島原潜基地ヴィリュチンスクへ回航されました。
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ソ連邦解体後の1992年6月3日、「原子力戦略用途水中巡洋艦」に類別変更されました。

1993年2月から2003年7月まで沿海地方ボリショイ・カーメニ「ズヴェズダー」工場でオーバーホールが実施されました。
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この間、1998年9月15日に「スヴャトイ・ゲオルギー・ポベドノーセツ」(聖大致命者凱旋者ゲオルギイ)と命名されました。
【光榮なる聖大致命者凱旋者ゲオルギイの祭日】

2003年6月から8月まで日本海で航行試験が行われ、8月29日に海軍へ引き渡されました。

2004年11月2日、オホーツク海から白海方面へ弾道ミサイルR-29Rを発射しました。

2005年9月30日にも弾道ミサイルを発射しました。

2006年9月10日にも弾道ミサイルを発射しました。
[太平洋艦隊の戦略原潜、クリル諸島でミサイル発射]

2008年9月25日にはロシア連邦大統領ドミトリー・メドベージェフの視察を受けました。
[ロシア大統領、カムチャツカ原潜基地視察]

2009年10月6日にも弾道ミサイル発射を実施しました。
[太平洋艦隊のデルタIII型戦略原潜、弾道ミサイル発射]

2010年10月28日にも弾道ミサイル発射を実施しました。

2011年9月21日には漁船「ドネツ」と衝突事故を起こしました。

2012年10月19日に弾道ミサイルを発射しました。
[ロシア太平洋艦隊の戦略原潜はオホーツク海から弾道ミサイルを発射した]

2013年10月30日には「抜き打ち」弾道ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍の戦略原潜は「抜き打ち」で弾道ミサイルを発射した]

2014年9月に実施された戦略演習「ヴォストーク-2014」へ参加しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2014年9月23日01時00分配信
【太平洋艦隊潜水艦部隊は演習「ヴォストーク-2104」の枠組において戦闘訓練任務を遂行する為に海へ出た】

2014年12月末、「戦闘訓練任務」を遂行した後、カムチャツカ原潜基地ヴィリュチンスクへ帰港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略原潜スヴャトイ・ゲオルギー・ポベドノーセツは任務遂行後に基地へ戻った]

2015年の動向は全く明らかにされませんでしたが、12月29日、「戦闘任務」を遂行した後、原潜基地ヴィリュチンスクへ帰港しました。

例によって同艦の「戦闘任務」の具体的な内容は一切明らかにされていませんが、戦略パトロール任務でしょう。


現在のロシア連邦海軍における原子力潜水艦の分類は以下の通りです。

重原子力戦略用途水中巡洋艦:プロジェクト941「アクラ」(タイフーン)
原子力戦略用途水中巡洋艦:プロジェクト667BDRM「デリフィン」(デルタIV)、プロジェクト667BDR「カリマール」(デルタIII)、プロジェクト955「ボレイ」
原子力水中巡洋艦:プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII)、プロジェクト885「ヤーセン」
原子力巡洋潜水艦:プロジェクト971「シチューカ-B」(アクラ)
原子力大型潜水艦:プロジェクト945「バラクーダ」(シエラI)、プロジェクト945A「コンドル」(シエラII)、プロジェクト671RTMK「シチューカ」(ヴィクターIII)


弾道ミサイル或いは有翼ミサイルの専用垂直発射機を装備する原潜西側で言う所のSSBNSSGNに該当する艦は「水中巡洋艦」に分類されています。
つまり、「水中のロケット巡洋艦」という事です。
一方、いわゆる「魚雷攻撃型原潜」は、「原子力大型潜水艦」に分類されています。

ただ、プロジェクト971のみは「原子力巡洋潜水艦」と、「原子力水中巡洋艦」「原子力大型潜水艦」の中間的な分類となっております。
上記の分類はソ連邦解体後の1992年に定められたものですが、この当時、971魚雷発射管から発射できる長射程有翼ミサイル「グラナート」(SS-N-21)を搭載し、原子力戦略用途水中巡洋艦を補完する戦力と見なされていた為、他の魚雷攻撃型原潜と区別して「巡洋潜水艦」となりました。

インド海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドネシアのタンジュンプリオク港を訪問した

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『タス通信』より
2015年12月29日10時18分配信
【太平洋艦隊の艦船は演習「インドラ・ネイヴィー」からの帰路上で対空防衛任務に取り組んだ】
ウラジオストク、12月29日/タス通信特派員ナターリヤ・ニクーリナ

海軍演習「インドラ・ネイヴィー」から戻り、ウラジオストクへ針路を取っている太平洋艦隊艦船支隊は、その航路上で対空防衛任務に取り組み、インドネシアタンジュンプリオク港を訪れた。
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太平洋艦隊の公式代理人ローマン・マルトフは伝えた。

「戦闘任務の遂行中に艦の乗組員は対空防衛任務へ取り組み、対テロ部隊の訓練、艦内戦闘演習を実施し、更には艦内のダメージコントロール及び海上での物資補充へ取り組みました」
彼は話した。

マルトフは、アレクサンドル・ユルダシェフ少将指揮下の支隊には、駆逐艦「ブイストルイ」、給油船「ボリス・ブートマ」、救助曳船「アラタウ」が含まれていると説明した。

更に、インド洋での戦闘勤務の枠組みにおいて親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、12月24日から26日までサラーラ港(オマーン国)で水と食料の在庫を補充した。

マルトフは、太平洋艦隊艦船支隊が2015年11月2日にウラジオストクから出航し、ヴィシャーカパトナム(インド共和国)へ針路を取った事を想い起した。
それは、12月6日から12日まで沿岸およびベンガル湾で実施された海軍演習「インドラ・ネイヴィー-2015」インド共和国海軍と共に参加する為であった。


[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』(2015年12月)]

ロシア-インド海軍合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加する太平洋艦隊艦船支隊は、2015年11月2日にウラジオストクを抜錨し、インドへ向かいました。
[ロシア海軍とインド海軍の合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』は2015年12月上旬にベンガル湾で実施される]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと駆逐艦ブイストルイはインドへ向かった]

[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:沿海地方多種戦力小艦隊副司令官アレクサンドル・ユーリエヴィチ・ユルダシェフ少将
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
駆逐艦「ブイストルイ」
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
救助曳船「アラタウ」


支隊は11月4日午前10時頃に対馬海峡を通過しました。
日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイトより
2015年11月5日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

この間(つまり11月3日頃)に日本海で一連の訓練が実施され、対馬海峡を通過する際に1905年5月のツシマ沖海戦の戦没者の追悼式典を開催しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は日本海で演習を行なった]

11月9日、「太平洋」上で一連の演習が実施されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は太平洋上で演習を実施した]

11月20日まで南西諸島周辺海域に滞在し、投錨して洋上補給、ヘリコプター発着訓練などを行なっていました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は2015年11月中旬に南西諸島周辺海域で行動していた]

その後、南下して南シナ海へ向かい、12月2日にはマラッカ海峡を通過してインド洋へ出ました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインド洋へ入った]

12月6日、インド東岸ヴィシャーカパトナム港へ到着しました。
[インド海軍との合同演習に参加するロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドのヴィシャーカパトナム港へ到着した]

合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』は12月7日から始まりました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』が始まった]

太平洋艦隊艦船支隊は、12月7日から9日までヴィシャーカパトナム港へ滞在し、両国海軍代表団による海上演習の打ち合わせ、インド海軍将兵の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」見学、両国海軍将兵のスポーツ大会、ロシア海軍将兵の地元観光などが行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2015年12月8日10時19分配信
【ロシアとインドの軍事船員は合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』で描かれるエピソードの進め方で合意した】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2015年12月8日11時46分配信
【インド海軍の軍事船員は太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」を見学に訪れた】

合同演習本部が設置され、ロシア側の演習統制官は太平洋艦隊副司令官アンドレイ・リャブヒン中将インド側の演習統制官は東海軍コマンド司令官スニル・ボカレ少将が務めました。
因みに、中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』では、ロシア海軍副総司令官アレクサンドル・フェドテンコフ中将ロシア側の演習統制官を務めています。

12月10日、ロシア海軍インド海軍の演習参加艦船はヴィシャーカパトナム港を抜錨し、海上での実地演習(アクティブ・フェーズ)を開始しました。
[合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』へ参加するロシア海軍とインド海軍の艦船はヴィシャーカパトナムを抜錨した]
[ロシア海軍とインド海軍はベンガル湾で合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』を行なっている]

海上での実地演習は12月11日も引き続き行なわれました。
[インド-ロシア海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』海上段階2日目(2015年12月11日)]

演習は12月12日に完了し、インド海軍フリゲート「サヒャディ」で最後の会合が行なわれ、送別式典が開催されました。
[インド-ロシア海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』は終了した]


合同演習が終わった後、太平洋艦隊艦船支隊は東西に分かれ、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は単独で西へ、その他の3隻(駆逐艦「ブイストルイ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」、救助曳船「アラタウ」)は東へ向かいました。
これに伴い、艦船支隊指揮官アレクサンドル・ユルダシェフ少将は、旗艦を「ワリャーグ」から「ブイストルイ」に変更したようです。
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そして12月29日、太平洋艦隊艦船支隊の3隻は、インドネシアジャカルタ近郊にあるタンジュンプリオク(Tanjung Priok)へ寄港しました。
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この3隻はウラジオストクへの帰路に就いています。


一方、単艦行動になった親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、12月24日から26日までオマーンサラーラ港へ寄港し、物資を補充しました。
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「ワリャーグ」地中海東部-シリア沖へ行く事になるようです。
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[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは再び地中海東部へ行く?]

シリアの空軍基地を警備していたロシア海軍歩兵部隊はセヴァストーポリへ戻った


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月28日6時3分配信
【シリアの空港を防護する任務を遂行した黒海艦隊海軍歩兵はクリミアへ到着した】
モスクワ、12月28日-ロシア通信社ノーボスチ

黒海艦隊海軍歩兵シリアフマイミーン空港の防護任務を成功裏に遂行した後、常時駐屯地へ到着し、セヴァストーポリ「ベルベク」空港で出迎えられた。
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月曜日、黒海艦隊情報供給部は発表した。

更に、フマイミーン航空基地での防護活動を行なう人員の計画交代は2015年12月末までに完了すると伝えられた。
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伝えられたように、黒海艦隊司令部が参加する海軍歩兵部隊の歓迎式典が開催された。
黒海艦隊沿岸部隊司令官アレクサンドル・オストリコフ少将は、航空基地の保護と防衛を保障する戦闘任務を成功裏に果たした軍将兵を祝福した。
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ロシア黒海艦隊所属の海軍歩兵部隊(第810独立海軍歩兵旅団)は、2015年9月初頭辺りから密かに「シリア・エクスプレス」大型揚陸艦シリアへ派遣され、ラタキアフマイミーン航空基地に駐留していました。
[ロシア海軍は9月8日-17日と9月30日-10月7日にシリア沖で演習を実施する]
[ロシア海軍黒海艦隊の4隻の水上戦闘艦は地中海東部で演習を行なう]
無論、公式発表は一切ありませんでしたが、派遣された兵士が現地(シリア)で撮影した写真をネット上にアップした事により、世界中に知られるようになりました。

ロシア航空宇宙軍は2015年9月30日からシリアでの空爆作戦を開始し、10月7日には、ロシア海軍水上艦シリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ有翼ミサイルを初めて発射しました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

その後、ロシア海軍は11月21日と12月8日にもISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ有翼ミサイルを発射しています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後もロシア軍の空爆は続行されており、もはや隠す必要も無くなった為か、今回、黒海艦隊所属の海軍歩兵部隊シリアから帰還した事は公表されました。

原子力大型潜水艦プスコフはロシア海軍北方艦隊へ復帰した


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月28日12時24分配信
【原子力潜水艦「プスコフ」は復帰した】
モスクワ、12月28日-ロシア通信社ノーボスチ

原子力潜水艦「プスコフ」は復旧作業後に北方艦隊の戦闘艦の編制へ復帰した。
北方艦隊広報サービス部長代行アンドレイ・ルジク2等海佐は発表した。

「プロジェクト945A多目的潜水艦プスコフは、艦船修理工場ネルパにおける技術的準備状態の回復を完了し、北方艦隊潜水艦部隊の戦闘艦の編制へ補充されました。
本日、同艦は工場水域から出航し、常時駐留地へ向かいました」
ルジク
は話した。

彼によると、復旧作業中に原子力艦は複合作業を遂行し、艦の技術的リソースの更なる延長と、北極圏において更なる運用の継続が可能となった。

近い内に原子力潜水艦「プスコフ」乗組員は、海洋で一連の潜水艦戦闘訓練を遂行する。


プロジェクト945A「コンドル」(NATOコード名「シエラII」)巡洋潜水艦K-336は1989年7月28日にゴーリキー(現ニジニ・ノヴゴロド)市造船工場「クラースノエ・ソルモーヴォ」で起工されました。

建造中にソ連邦は解体され、1992年6月3日には「原子力大型潜水艦」に再分類され、B-336と改称されました。
1992年7月28日に進水し、8月には内陸水路を通ってセヴェロドヴィンスクへ回航され、最終艤装が行なわれました。

1993年4月6日、「オークン」(スズキ)と命名されました。

1993年8月から10月に掛けて工場航行試験国家受領試験が実施されました。

そして1993年12月14日に受領証書へ署名され、12月17日に海軍旗掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。

1994年1月21日、北方艦隊第9潜水艦戦隊・第6潜水艦師団へ編入され、同年10月1日、第7潜水艦師団へ転属しました。

1996年4月3日、「プスコフ」と改名されました。

1997年10月23日、ノルウェー海での戦闘勤務中に深度520メートルまで潜航しました。

2003年2月から3月までムルマンスク近郊ロスリャコヴォ村第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。

2011年から艦船修理工場「ネルパ」で修理(と寿命延長近代化)が行なわれ、2014年3月に進水しました。
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「プスコフ」は2014年10月末までに復帰する予定でしたが、結局、艦隊への復帰は2015年12月末になりました。
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現在のロシア連邦海軍における原子力潜水艦の分類は以下の通りです。

重原子力戦略用途水中巡洋艦:プロジェクト941「アクラ」(タイフーン)
原子力戦略用途水中巡洋艦:プロジェクト667BDRM「デリフィン」(デルタIV)、プロジェクト667BDR「カリマール」(デルタIII)、プロジェクト955「ボレイ」
原子力水中巡洋艦:プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII)、プロジェクト885「ヤーセン」
原子力巡洋潜水艦:プロジェクト971「シチューカ-B」(アクラ)
原子力大型潜水艦:プロジェクト945「バラクーダ」(シエラI)、プロジェクト945A「コンドル」(シエラII)、プロジェクト671RTMK「シチューカ」(ヴィクターIII)


弾道ミサイル或いは有翼ミサイルの専用垂直発射機を装備する原潜西側で言う所のSSBNSSGNに該当する艦は「水中巡洋艦」に分類されています。
一方、いわゆる「魚雷攻撃型原潜」は、「原子力大型潜水艦」に分類されています。
今回の記事に登場する「プスコフ」も含めて。

ただ、プロジェクト971のみは「原子力巡洋潜水艦」と、「原子力水中巡洋艦」「原子力大型潜水艦」の中間的な分類となっております。
上記の分類はソ連邦解体後の1992年に定められたものですが、この当時、971魚雷発射管から発射できる長射程有翼ミサイル「グラナート」(SS-N-21)を搭載し、原子力戦略用途水中巡洋艦を補完する戦力と見なされていた為、他の魚雷攻撃型原潜と区別して「巡洋潜水艦」となりました。

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海を去った

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月28日12時20分配信
【ロシア連邦黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」は地中海から戻ってくる】
モスクワ、12月28日-ロシア通信社ノーボスチ

黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」と交代して地中海からセヴァストーポリへ戻ってくる。
黒海艦隊情報供給部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は発表した。

「同艦は計画航海に沿って国際軍事協力計画下の行事へ参加し、ギリシャのコルフ(ケルキラ)港への業務寄港を行ない、伝統的な『イオニアのロシア週刊』の枠組みにおける行事へ参加し、更にはギリシャのパトラス港を訪れました。
その後、同艦は地中海の常設海軍連合部隊の一員として活動しました」

彼は話した。

ロシア海軍艦船作戦連合部隊は2013年から常時地中海へ滞在している。


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黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、2015年9月18日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはギリシャへ行く]
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはセヴァストーポリを抜錨し、ギリシャへ向かった]

9月22日、ギリシャパトラを訪問し、ロシア海軍旗である聖アンドレイ旗の由来となった聖人アンドレイ(アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ)イエスの4番目の弟子(使徒)~の遺骸の一部が譲渡されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのパトラを訪問した]

9月25日にはコルフ(ケルキラ)島を訪問しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのケルキラ(コルフ島)を訪問した]

その後、シリア沖へ向かい、10月初頭には他の黒海艦隊所属艦と共に演習を実施しました。
[ロシア海軍は地中海で演習を実施した]

12月13日、エーゲ海で投錨停泊中にトルコ漁船が衝突しそうになった為、警告発砲しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはエーゲ海でトルコ漁船と衝突しそうになった]

その後もエーゲ海地中海東部に滞在していたようですが、12月末、ようやく母港セヴァストーポリへ戻る事になりました。

「スメトリーヴイ」の代わりとして、既に北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」地中海東部へ到着しています。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して地中海へ入った]

ロシア造船業界は2019年にはロシア海軍の為の将来正規空母の建造が可能となる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月27日19時8分配信
【統合造船業営団:ロシア連邦は2019年に新たな正規空母を建造する可能性が現れてくる】
モスクワ、12月27日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア造船業界は、2019年の完了が計画されている造船所の近代化の後に、新たな正規空母の製造が可能となる。
日曜日、「統合造船業営団」総裁アレクセイ・ラフマノフテレビ局『ロシア-24』の生放送で表明した。

以前、「統合造船業営団」総裁は、営団が「北方造船所」(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)での将来正規空母の建造の可能性について検討していると述べた。

「技術的な可能性だけに限って話しますと、近代化作業の完了により、大方2019年初頭には、我々は、民間船と、正規空母を含む軍用艦といった大型船の製造の為の全てが可能になるでしょう」
彼は話した。

ラフマノフは更に、「統合造船業営団」は、ヘリコプター母艦の建造を開始する全ての必要な能力を持っている事を指摘した。
このクラスには、ロシア連邦へ引き渡されなかったフランス軍艦「ミストラル」も含まれる。

現在、ロシア連邦海軍の戦闘編制には、1隻の航空巡洋艦-「アドミラル・クズネツォフ」が在籍している。
以前、ロシア連邦国防省は、正規空母の建造に関する問題は、5年後よりも前に決定される事は無いと発表した。
2020年までの国家軍備プログラムにおいて、正規空母の建造は意図されていない。


[ロシア将来航空母艦]
[ロシア海軍将来空母概念設計案・プロジェクト23000E「シトルム」]
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ロシア将来正規空母Перспективный Авианосецは、現在の所、3種類のヴァリエーション~重航空母艦(80000-85000t級)、中航空母艦(55000-65000t級)、軽航空母艦(50000t未満)が検討されています。
[ロシアは3種類の将来航空母艦を設計している]
[ロシア国防省は3つの将来原子力空母設計案を検討している]

将来正規空母の建造開始時期は、今のところは未定です。
[ロシア海軍の為の将来原子力空母の起工は2018年までの予定表には無い]

将来正規空母の艦載機は、数年後に配備予定のロシア空軍第5世代重戦闘機PAK FA(T-50)の艦上機型となり、この他に無人機も搭載されます。
[ロシア第5世代戦闘機T-50(PAK FA)の艦上戦闘機型が開発される]

将来正規空母の為の電磁カタパルトの開発作業も進められています。
[ロシア海軍将来正規空母の為の電磁カタパルトの開発は進められている]

将来正規空母アイランドは非金属複合材料製になります。
[ロシア海軍将来正規空母のアイランドは複合材料で造られる]

将来正規空母建造の中核となるのはセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」であり、同社は、造船設備の近代化を進めています。
[セヴェロドヴィンスク造船所は生産設備を近代化した後にロシア海軍の為の将来正規空母を建造できるようになる]

将来正規空母の動力に関しては、通常動力(ガスタービンなど)と原子力推進の2つのヴァージョンが検討されていますが、ロシア海軍の要求により、ほぼ原子力推進に確定しております。
[ロシア海軍将来正規空母は原子力推進となる]


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今回の記事に登場する「ロシア統合造船業営団」総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、以前、ロシア国内の2ヶ所の造船所将来正規空母の建造が可能であると述べています。
これはおそらく、セヴェロドヴィンスク市「セヴマシュ」と、サンクトペテルブルク市バルト工場を指しています。
[ロシアの2つの造船所はロシア海軍の為の将来正規空母を建造できる]

更に、サンクトペテルブルク市「北方造船所」(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)も、全長350メートルまでの大型水上艦の建造を可能にする為の造船設備の近代化を行ないます。
[ロシア海軍の将来駆逐艦リデル級は2018年から建造を開始する]
近代化が完了すれば、「北方造船所」でも将来正規空母の建造が可能となります。
無論、「北方造船所」だけで正規空母を建造する可能性は有りませんが、その建造に参加する事は可能になります。


今回、「統合造船業営団」総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、ロシア国内の主要造船所の近代化は大体2019年初頭までの完了が計画されており、その後、将来正規空母の建造が可能になると言っています。
予算面の問題はさて置いて・・・

ロシア海軍の新型兵器輸送船アカデミック・コワリョーフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年12月26日14時25分配信
【最新の海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」はセヴェロモルスクへ到着した】

本日(12月26日)、北方艦隊主要基地-セヴェロモルスクへ最新の海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」が到着した。

同船の乗組員は、白海からコラ湾へ初めての移動を行なった。
航海は、困難な気象条件下で実施された。
同船の乗組員は初めての嵐を成功裏に乗り越えた。

セヴェロモルスクの桟橋で海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」乗組員を北方艦隊副司令官(物資-技術供給担当)アレクセイ・ベルキン中将が出迎えた。
彼は、移動を成功裏に完了して基地へ到着した船員を祝福した。

間もなく同船の乗組員は錬成任務へと移行し、本来の目的の為の作業の遂行に着手する。
以前、海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」は、白海における複合国家受領試験を完全に成功裏に実施した。

[参照]
プロジェクト20180TV海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」
は、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で建造された。
船体の起工は2011年12月20日に実施された。

全長107メートル以上、幅は約18メートル、約6000トンの排水量を有しており、凍結状態を含め、様々な種類の貨物を輸送できる。
輸送船は高い航海性能と自立航行能力を有しており、甲板ヘリコプターの着艦の為の設備を有している。

海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」の海軍旗掲揚式典は2015年12月18日に開催された。
この日は、公式に同船が北方艦隊の一員として加入したものと見られ、毎年の記念日となる。


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プロジェクト20180TV海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」は、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で2011年12月20日に起工されました。

2014年7月26日に造船台を出渠しました。


2015年10月から洋上試験を開始しました。

全ての試験は2015年12月1日までに完了しました。

2015年12月18日に受領-引渡証書へ署名され、合わせてロシア海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入されました。
[弾道ミサイル輸送船アカデミック・コワリョーフはロシア海軍へ就役した]


そして12月26日、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。

「アカデミック・コワリョーフ」は、ロシア海軍新世代戦略原潜プロジェクト955「ボレイ」弾道ミサイル「ブラヴァー」を8基輸送出来ます。


プロジェクト20180支援船(救助曳船/海洋兵器輸送船)シリーズは4隻が起工され、2隻がロシア海軍へ就役しています。

救助曳船「ズヴェズドーチカ」(プロジェクト20180):2004年9月3日起工/2007年12月20日進水/2010年7月24日就役
北方艦隊へ配備

海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」(プロジェクト20180TV):2011年12月20日起工/2014年7月28日進水/2015年12月18日就役
北方艦隊へ配備

救助曳船「アカデミック・アレクサンドロフ」(プロジェクト20183):2012年12月20日起工

海洋兵器輸送船「アカデミック・マケ―エフ」(プロジェクト20183TV):2015年7月23日起工

ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された

『タス通信』より
2015年12月25日9時13分配信
【情報筋:大量の試験は2015年度国家防衛発注のプロジェクト艦の期限を変更させた】
サンクトペテルブルク、12月25日/タス通信特派員ローマン・ポデルヴャンスキー

2015年度国家防衛発注の一連のプロジェクト艦の(引き渡し)期限は延期される。
その理由は、広範囲に渡る試験の為である。
金曜日、タス通信国内防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「高精度兵器の大量の試験に関連し、プロジェクト22350フリゲートのトップ、アドミラル・ゴルシコフの納入時期は移動しました」
情報提供者は指摘した。
彼の情報によると、同艦のロシア連邦海軍への引き渡しは2016年末までに実行される。
「あまりにも大量の射撃試験は、北方でのみ可能ですから」
彼は話した。

新たな対機雷兵装の大量の試験が故に、プロジェクト12700掃海艦のトップ「アレクサンドル・オブホフ」海軍は2016年5月に受領する。
「根本的に新しい対機雷兵装の拡大された量の試験が完了した後に」
対談者は話した。

「2016年第1クオーター(1月-3月)、海軍へプロジェクト11356のトップ艦アドミラル・グリゴロヴィチが引き渡されます」
情報提供者は通知した。

木曜日、サンクトペテルブルクにおいて、ロシア連邦国防相代理ユーリ・ボリソフの指導下で、2015年度国家防衛発注の履行の問題に関する会議が開催され、国防省、海軍、統合造船業営団の代表、そして主な造船企業の幹部が出席した。
会議においては、2015年度国家防衛発注の特定のポジションの履行時期の遅延が指摘され、これらのプロジェクトの遅れを解消するスケジュールで合意したとボリソフは伝えた。


ロシア海軍の艦船は、造船所で起工され、進水した後、以下の手順を経て引き渡されます。
1:係留試験(造船所の岸壁に係留された状態でエンジンや各種機器の動作試験を行なう)
2:工場航行試験(造船所の技術者が乗り込んで海上における艦の各種試験、兵装の発射試験を行なう)
3:国家受領試験(国家受領委員会のメンバーの立ち合いの下で海上における各種試験、兵装の発射試験を行ない、委員会のチェックを受ける)

国家受領試験が終わった後、国家受領委員会が艦の引き渡しに同意しなければ、艦を海軍へ引き渡す事は出来ません。
当然ながら、艦を引き渡す為には、国家受領試験が完了していなければなりません。

特に、新たなプロジェクトの1番艦の場合、新開発の兵装や機器などが多い為、洋上試験は長期に渡るケースが多くなります。


プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、2015年末にロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、2015年12月末になっても国家受領試験が完了せず、引き渡しは翌2016年末までに延期されることになりました。
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[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海での洋上試験第1段階を完了した]


プロジェクト12700掃海艦の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」も2015年末にロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、2015年12月末にようやく工場航行試験が開始された為、引き渡しは2016年5月に延期される事になりました。
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[ロシア海軍の最新掃海艦アレクサンドル・オブホフは洋上試験を開始した]


プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」も2015年末にロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、2015年12月末になっても国家受領試験が完了せず、引き渡しは翌2016年第1クオーター(1月-3月)に延期されることになりました。
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[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは北方艦隊基地へ到着した]


この他、プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」も2015年末にロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、2015年12月末の時点で未だ工場航行試験すら始まっておらず、引き渡しは2016年の第2クオーター(4月-6月)に延期されています。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月25日9時4分配信
【情報筋:一連の艦のロシア海軍への引き渡しは2016年に延期された】

ロシア海軍の最新掃海艦アレクサンドル・オブホフは洋上試験を開始した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月25日14時22分配信
【機雷掃海艦「アレクサンドル・オブホフ」は航行試験へ出発した】
モスクワは、12月25日-ロシア通信社ノーボスチ

新世代機雷掃海艦のトップ「アレクサンドル・オブホフ」工場航行試験を開始した。
金曜日、同艦を建造した企業である「中部ネヴァ川造船工場」広報サービスは発表した。

「新世代掃海艦(プロジェクト12700)のトップであるアレクサンドル・オブホフは工場航行試験を開始しました。
この段階における同艦の試験が完了した後、国家受領試験が実施されます。
試験においては、掃海艦の航行能力のみならず、その機器も検査されます」

声明では、こう述べられた。

「中部ネヴァ川造船工場」が説明したように、工場航行試験においては、同船のメインエンジンの仕様書上の特性-出力、燃料及び潤滑油の消費量、最大出力発揮時間の点検が実施される。

「同艦には、サンクトペテルブルク工場ズヴェズダーが製造した国産エンジンが設置されております。
この件は、同プロジェクトのトップ艦の開発時に承認され、生産艦にも同様に設置されます。
その他の機器も同様であり、エンジンには低磁性鋼が使用されています」

声明では、こう指摘された。

プロジェクト12700艦の排水量は890トン、全長61メートル、幅10メートル、満載排水量での速力16.5ノット、乗員44名。
機雷へ対処する為、同艦は様々なタイプの掃海具、更には遠隔操作自律無人水中装置を使用できる。

新たな掃海艦は、真空注入により形成された一体型ガラス繊維強化プラスチックから成る世界最大の船体を有している。
この技術は、ロシア軍事造船において初めて導入された。
このような船体の利点は、鋼鉄船体に比べ、より高い強度であり、機雷探索における同艦の大いなる生残性を保障する。
一体型ガラス繊維強化プラスチック船体の就役期間は、磁性鋼鉄船体よりも長くなり、船体重量は遥かに小さくなる。

2014年4月、「中部ネヴァ川造船工場」は、同プロジェクトの3隻の生産艦を建造するロシア連邦国防省との契約へ署名した。
契約によると、生産艦の納入は2016年から2018年の間に予定されている。


ロシア海軍新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日にサンクトペテルブルク中部ネヴァ川造船所で起工されました。

プロジェクト12700の船体はガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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起工から約3年後の2014年6月27日に進水しました。
[ロシア海軍の新世代掃海艦アレクサンドル・オブホフは進水した]


進水後に艤装工事が行なわれ、2015年2月から係留試験が始まりました。

2015年7月26日の「ロシア海軍の日」には、他の新型艦と共にバルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]

そして2015年12月25日、当初の予定よりも大幅に遅れて工場航行試験が始まりました。

「アレクサンドル・オブホフ」は2015年11月にロシア海軍へ納入される予定でしたが、当然ながら2016年に延期される事になりました。
[最新掃海艦アレクサンドル・オブホフは2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]

改訂されたスケジュールによると、「アレクサンドル・オブホフ」は、2016年5月にロシア海軍へ引き渡される予定となっております。
『タス通信』より
2015年12月25日9時13分配信
【情報筋:大量の試験は2015年度国家防衛発注のプロジェクト艦の期限を変更させた】

ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはセヴァストーポリへ回航された


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2015年12月25日12時12分配信
【黒海艦隊の潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」はノヴォロシースクからセヴァストーポリへ到着した】

本日、新たなディーゼルエレクトリック潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」ノヴォロシースクからの移動を完了し、セヴァストーポリへ到着した。
北方艦隊から黒海艦隊への艦隊間移動と地中海での任務遂行を完了した後の潜水艦の機構の検査及び定期保証整備を実施する為に。

定期作業の完了後、乗組員は計画戦闘訓練に着手する。


[プロジェクト06363潜水艦]

ロシア海軍黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の2番艦B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2011年11月21日にサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で起工されました。
[改キロ級潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」起工]

2013年7月下旬までに乗員団が編成され、艦長が任命されました。
「ロストフ・ナ・ドヌー」艦長に任命されたのは、同じ黒海艦隊潜水艦「アルローサ」艦長上級補佐官(副長)アンドレイ・アダムスキー2等海佐でした。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクとロストフ・ナ・ドヌーの艦長が任命された]

起工から約3年後の2014年6月26日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは進水した]

2014年8月下旬、係留試験が開始されました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは係留試験を開始した]

その後、2014年10月21日から工場航行試験が始まりました。
『ruspodplav』より
2014年11月2日23時44分配信
【「ロストフ・ナ・ドヌー」はサンクトペテルブルクへ戻ってきた】

ロシア海軍広報部は、「ロストフ・ナ・ドヌー」が2014年末までにロシア海軍へ引き渡されると発表しました。
[最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは2014年末までにロシア海軍へ引き渡される]

2014年12月23日には国家受領試験が終わりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月23日13時26分配信
【ディーゼルエレクトリック潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は国家試験から戻った】

その後、2014年12月27日に受領-引渡証書への署名が行なわれ、12月30日に海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊第4独立潜水艦旅団へ編入されました。
[潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはロシア海軍へ就役した]


就役した「ロストフ・ナ・ドヌー」は、まずバレンツ海へ移動して深海試験を行ない、その後に配備先の黒海艦隊基地-ノヴォロシースク海軍基地へ回航されます。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験を行なう為にバレンツ海へ移動する]

2015年4月17日、「ロストフ・ナ・ドヌー」クロンシュタットを抜錨しました。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはクロンシュタットを去り、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ向かった]

2015年5月22日、深海試験を行なう為、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した]

その後、バレンツ海で各種試験が行われました。

2015年10月2日には有翼ミサイル「カリブル」対地攻撃型の発射試験を実施しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはバレンツ海から地上目標へ巡航ミサイルを発射した]

2015年10月9日、「カリブル」対艦型を海上目標へ発射しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"(対艦型)を発射した]

2015年10月16日、ポリャールヌイ基地へ到着した同型艦「スタールイ・オスコル」と入れ違いに出航しました。
[ロシア海軍の最新潜水艦スタールイ・オスコルは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した]

2015年10月29日、クロンシュタットへ入港しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは『補給』の為にクロンシュタットへ寄港した]

2015年11月5日にクロンシュタットを出航し、黒海へ向かいました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはクロンシュタットから黒海へ向かった]

その後、「ロストフ・ナ・ドヌー」の動向が公表される事は一切ありませんでした。

「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2015年12月8日までに地中海東部(シリア沖)へ到達しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはシリア沖に居る]

2015年12月8日、「ロストフ・ナ・ドヌー」シリア沖からシリア国内のISIL(シリア・レバントのイスラム国)拠点へ有翼ミサイル「カリブル」対地攻撃型を発射しました。
「ロストフ・ナ・ドヌー」にとっては3度目となる有翼ミサイル発射は、ロシア海軍史上初の潜水艦発射有翼ミサイルの実戦使用となりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


12月13日にダータネルス海峡ボスポラス海峡を通過し、黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは黒海へ入った]

12月15日、ノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはノヴォロシースク基地へ到着した]

その後、艦の定期整備を行なう為、セヴァストーポリへ回航されました。


なお、先にセヴァストーポリへ回航されたプロジェクト06363潜水艦「ノヴォロシースク」は、12月初頭に定期整備を終えています。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年12月8日11時41分配信
【セヴァストーポリは潜水艦「ノヴォロシースク」の修理を完了した】
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最新鋭潜水艦救助船イーゴリ・ベロウソフはロシア海軍へ就役した

本日(2015年12月25日)、プロジェクト21300S救助船「イーゴリ・ベロウソフ」はロシア海軍へ就役しました。
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『タス通信』より
2015年12月25日10時14分配信
【ロシア連邦海軍の為の最初の救助船「イーゴリ・ベロウソフ」へアンドレイ旗は揚がった】
サンクトペテルブルク、12月25日/タス通信

このクラスの最初の救助船「イーゴリ・ベロウソフ」ロシア海軍の戦闘編制へ加入した。
タス通信特派員は「アドミラルティ造船所」での式典会場から報告した。

行事には、造船所総取締役アレクサンドル・ブザコフ、海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将、業界の代表が出席した。

「貴方達がロシア海軍へ贈って下さった新年の贈り物に、大いに感謝します。
海軍は、この船を長い間待ち望んでおりました。
その作成には、長年に渡り蓄積されてきた全ての進歩的なアイデアが取り入れられています」
ブルスク
は造船所に言及し、こう話した。

「イーゴリ・ベロウソフ」の費用は100億ルーブル以上になるとヴィクトール・ブルスクは伝えた。

ヴィクトール・ブルスクは更に、ロシア海軍救助船「イーゴリ・ベロウソフ」サンクトペテルブルクからウラジオストクへ向かわせるに当たり、北極海航路では無く「全ての大洋の通過」を計画していると言った。

「船の最終的な移動ルートは未だ承認されてはおりませんが、おそらくは、北極海航路では無く、全ての大洋を通過して行く事になるでしょう。
様々な緯度において、船の更なる確認を行なう為に。
移動の開始は2016年春の予定です」
ブルスク
は話した。

[船について]
「イーゴリ・ベロウソフ」
太平洋艦隊へ向かう。
救助船ウラジオストクに駐留するロシア海軍緊急救助支隊の一員として含まれる。
今、海軍は、このクラスの船のシリーズ建造の継続の可能性について検討している。

海洋捜索救助船「イーゴリ・ベロウソフ」は、ロシア連邦国防省の発注により2005年12月に起工された。
船は合資会社「中央海洋設計局アルマーズ」(プロジェクト21300)により設計され、海底に横たわった、或いは水上位置に在る遭難した潜水艦乗組員の救助、更には、救助した艦の乗組員の生命活動の保障の為に意図されている。


プロジェクト21300S救助船(潜水艦救難艦)「イーゴリ・ベロウソフ」は、2005年10月24日にサンクトペテルブルク市「アドミラルティ造船所」で起工され、2012年10月30日に進水しました。
[新型潜水艦救助船イーゴリ・ベロウソフ進水]

2014年12月25日から最初の洋上試験を開始し、2015年1月7日に終了しました。
[ロシア海軍最新鋭救助船イーゴリ・ベロウソフは最初の洋上試験を終えた]

その後、3月28日には次の洋上試験の為に出航しました。

8月10日、大西洋上で試験を行なう為、サンクトペテルブルクを抜錨しました。
[ロシア海軍最新鋭潜水艦救難艦イーゴリ・ベロウソフは深海試験の為に大西洋へ向かった]


「イーゴリ・ベロウソフ」大西洋上で深海潜水艇プロジェクト18271「ベステル-1」AS-40、深海潜水複合体GVK-450、遠隔操作水中捜索救助装置「パンテラ-プリュス」の深海試験などを実施しました。

深海潜水複合体GVK-450


深海潜水艇プロジェクト18271「ベステル-1」AS-40
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遠隔操作水中捜索救助装置「パンテラ-プリュス」

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大西洋及びバルト海での各種試験を終えた「イーゴリ・ベロウソフ」は2015年10月末にサンクトペテルブルクへ戻ってきました。
[ロシア海軍最新救助船(潜水艦救難艦)イーゴリ・ベロウソフは工場航行試験を完了した]

その後、「イーゴリ・ベロウソフ」バルト海国家受領試験を行ない、2015年12月下旬に完了しました。

そして2015年12月25日、海軍旗(聖アンドレイ旗)初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。



「イーゴリ・ベロウソフ」は、2016年春にウラジオストクへ回航され、太平洋艦隊へ配備されます。

プロジェクト21300S救助船(潜水艦救難艦)は、計5隻の建造が計画されており、2番船は2017年末に起工される予定です。

ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海での洋上試験第1段階を完了した


『タス通信』より
2015年12月25日10時21分配信
【「アドミラル・ゴルシコフ」は白海でのミサイル及び砲射撃の後に基地へ戻った】
モスクワ、12月25日/タス通信

プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」は、白海における試験の第1段階を完了した。
金曜日、北方艦隊広報サービス部長代行アンドレイ・ルジク2等海佐は発表した。

「試験は白海の北方艦隊海洋射爆場及びアルハンゲリスク州で実施されました」
彼は説明した。

士官によると、試験射撃は数日間に渡って実施された。
様々なモードで汎用砲装置A-192を含めた及びミサイル複合体の動作が点検された。
加えて、様々なタイプの有翼ミサイル発射が白海及びチジャ射爆場の目標に対して実行されたとルジクは付け加えた。

試験実施及びミサイル飛翔海域の船舶航行は禁止され、白海の船の船長及び港湾管理部へ事前に通知された事を北方艦隊の代理人は強調した。

「プロジェクト22350の1番艦の試験プログラムは続行されます。
フリゲートの全てのシステム及び機構を対象に、様々な操作条件及び操作モードの下で入念な検査が行なわれます。
特に、高精度兵器の動作に注意が払われます」

海佐は締め括った。

以前、「アドミラル・ゴルシコフ」は2015年では無く、2016年にのみロシア海軍へ補充される事が知られるようになった。
艦は2006年初頭に起工され、2010年秋に進水し、2014年11月に最初の試験へ出発した。

海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将によると、フリゲートは大量の兵装試験を経過しなければならない。
「大量の兵器試験という観点から、我々は、ゴルシコフの今年の納入を予定してはおりません。
納入は2016年に実施されます」

彼は話した。
プロジェクト22350艦は4500トンの排水量を有しており、29ノットの速力を発揮できる。
それは、特にミサイル「オーニクス」「カリブル」、そして高射複合体「ポリメント-リドゥート」で武装している。

上部構造物は独創的な方式が特徴である。
艦の建造に複合材料が使用された事は、可視性の減少を可能にする。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。


2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]


「アドミラル・ゴルシコフ」の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験(第2段階)へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]

その後はバルチースク基地へ移動し、洋上試験を続けていました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた]

9月3日にバルチースクを出航し、9月7日にクロンシュタットへ到着しました。


9月11日、建造元の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、「アドミラル・ゴルシコフ」バルト海における洋上試験(第2段階)を完了したと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の第2段階を完了した]

その同じ日、「アドミラル・ゴルシコフ」は午前9時にクロンシュタットを出航し、フィンランド湾で洋上試験を行ない、同日の午後8時に帰港しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィンランド湾で昼夜の洋上試験を行なった]


その後、バルチースク基地へ移動した「アドミラル・ゴルシコフ」は、9月22日に白海へ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海へ向かった]

9月24日にはバルト海を出て北海へ入りました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海を出て北海へ入った]

9月30日、白海沿岸セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ到着した]

10月19日、「アドミラル・ゴルシコフ」国家受領試験を実施する為、白海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の最終段階を実施する為に白海へ出航した]

11月2日、A-192M「アルマート」130mm単装砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で130mm砲を発射した]

11月25日、白海有翼ミサイル(カリブル)の発射試験が行なわれました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、2015年12月末までにロシア海軍へ引き渡される予定となっておりましたが、12月後半になっても未だ国家受領試験は完了しておらず(国家試験が完了しなければ海軍への引き渡しは承認されない)、12月末の引き渡しは断念され、来年(2016年)に延期されることになりました。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2016年にロシア海軍へ引き渡される]

そして12月25日、白海での洋上試験の第1段階は完了し、「アドミラル・ゴルシコフ」は基地へ帰港しました。

第2段階が実施されるのは来年(2016年)になります。

「アドミラル・ゴルシコフ」海軍への引き渡し時期は、2016年末までになるようです。
『タス通信』より
2015年12月25日9時13分配信
【情報筋:大量の試験は2015年度国家防衛発注のプロジェクト艦の期限を変更させた】

ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された

本日(2015年12月24日)、サンクトペテルブルクの「ペラ」造船所において、ロシア連邦海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦「ウラガーン」及び「タイフーン」が起工されました。
[ロシア海軍の為の新たな小型ロケット艦プロジェクト22800の最初の2隻が2015年12月24日に起工される]

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月24日12時35分配信
【新たな小型ロケット艦の1隻目は2017年12月に海軍へ引き渡される】
サンクトペテルブルク、12月24日-ロシア通信社ノーボスチ

「ウラガーン」と命名されたプロジェクト22800小型ロケット艦のトップは、2017年12月に海軍へ引き渡される。
木曜日、工場「ペラ」総取締役代理セレイ・クフチクは報道陣へ伝えた。

造船工場「ペラ」では、木曜日にプロジェクト22800小型ロケット艦の最初の2隻の起工式典が開催された。

「近い将来、2017年12月、私共が建造するプロジェクト22800のトップ艦-ウラガーンは海軍へ引き渡さなければなりません。
私は、我々へ課せられた国家防衛発注の課題を高いクオリティで実行する事を確信しております」
クフチク
は式典において話した。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月24日13時1分配信
【ロシア連邦海軍の最新小型コルベットは有翼ミサイル「カリブル」を得る】
サンクトペテルブルク、12月24日-ロシア通信社ノーボスチ

最新小型ロケット艦プロジェクト22800ミサイル複合体「カリブル」で武装し、将来的には対空防衛複合体を得る。
ロシア国防相代理ユーリー・ボリソフは報道陣へ伝えた。

サンクトペテルブルク造船工場「ペラ」では、木曜日にプロジェクト22800小型ロケット艦の最初の2隻の起工式典が開催された。
「ウラガーン」及び「タイフーン」の名を受けた艦は、2017年及び2018年に海軍への引き渡しが計画されている。

「これらは、ミサイル複合体カリブル、強力な砲複合体で武装します。そして将来的には-対空防衛複合体も」
ボリソフ
は式典で話した。

彼は、このような艦は「ペラ」で7隻の建造が計画されており、2016年にはシリーズ(の建造の)継続の為の商業入札が公表されると付け加えた。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月24日13時40分配信
【サンクトペテルブルク工場「ペラ」で2隻の新たな小型コルベットが起工された】
サンクトペテルブルク、12月24日-ロシア通信社ノーボスチ

最新小型ロケット艦プロジェクト22800の最初の2隻は造船企業「ペラ」で木曜日に起工され、その式典には国防相代理ユーリー・ボリソフが出席した。
ロシア通信社ノーボスチ特派員は現地より伝えた。

海軍総司令官の指示により「ウラガーン」及び「タイフーン」の名を持つ事になる艦は、建造と試験が完了した後、順番に2017年及び2018年に海軍へ加入する。
近い将来には、様々なロシアの造船企業においてロシア海軍の為に10隻以上のプロジェクト22800小型ロケット艦の建造が計画でされている。

小型ロケット艦プロジェクト22800は約800トンの排水量を有しており、速力は30ノットを超える。
艦は高精度ミサイル兵装複合体及び最新の砲複合体、更には、ロシアで製造された推進装置を装備する。

これらの艦の利点の中には、高機動性、改善された航海性能、更には上部構造物及び船体の方式、ステルス技術の適用といったものがある。
艦は基地から3000海里離れた海洋ゾーンでの任務の遂行が可能となっている。


ロシア海軍の新たな小型ロケット艦プロジェクト22800「カラクルト」に関しては、以前にロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督から、その存在が明らかにされていました。
[ロシア海軍の為の大洋小型コルベットが建造される]
[ロシア海軍の為の新たな小型ロケット艦プロジェクト22800の1番艦は2016年に起工される]

そして2015年12月24日、プロジェクト22800の1番艦「ウラガーン」2番艦「タイフーン」サンクトペテルブルク奥地の「ペラ」造船所で起工されました。
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小型ロケット艦「ウラガーン」起工記念プレート
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小型ロケット艦「タイフーン」起工記念プレート
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現時点で公表されているプロジェクト22800小型ロケット艦の主要目は満載排水量約800トン、最大速力30ノット以上、航続距離3000海里、主要兵装は有翼ミサイル「カリブル」(垂直発射機8セル)です。
この他に、おそらくは76mm単装砲1基、AK-630M 30mmガトリング砲2基が装備されるようです。
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将来的には、対空防衛複合体(パーンツィリ-M?)の装備も考慮されているようです。


プロジェクト22800小型ロケット艦「ペラ」造船所で7隻の建造が予定されていますが、将来的には「ペラ」以外の造船所でも建造される事になります。
おそらくは、極東方面でも建造される事になるでしょう。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して地中海へ入った

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月23日16時11分配信
【対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はスエズ運河を通過した】
モスクワ、12月23日-ロシア通信社ノーボスチ

遠距離大洋ゾーン航海任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、水曜日にスエズ運河を通過し、紅海から地中海強調文への移動を行なった。
水曜日、北方艦隊の代理人アンドレイ・ルジクは発表した。

「頻繁な船舶航行という条件下で大型対潜艦の操艦の安全を確保するという主な課題の為、艦の海峡通過に乗組員は数時間を掛けました。
海峡の航行には、主指揮所、情報センター、航海士及び電子戦闘班が連携して取り組み、狭い通路での訓練が実施されました」
ルジク
は話した。

注目されるのは、同艦の乗組員は更に、対水中工作防衛及び対テロ活動の要素へ取り組んだ事である。


[大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-)]

プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役、2010年12月7日再就役)は、2015年10月23日に大西洋へ向けて出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは大西洋へ向かった]

それから4日後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは北海から英仏海峡へ行く]

11月2日には英仏海峡を抜けてビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

11月4日未明、ジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

11月5日~6日には艦載ヘリコプターKa-27の訓練が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフの艦載ヘリコプターKa-27は地中海で訓練を行なった]

11月9日、チュニス海峡(シチリア海峡)黒海艦隊大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」からディーゼル燃料(軽油)真水の洋上補給を受けました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはシチリア海峡付近で洋上補給を行なった]

その後、地中海東部へ向かい、11月13日にはキプロスリマソール港を訪れました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはキプロスのリマソールを訪れた]

リマソール港を出た後、11月20日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。 
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

11月23日、紅海対テロ演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは紅海で対テロ演習を実施した]

11月26日にはアデン湾対テロ演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾で対テロ演習を実施した]

11月末にオマーンサラーラ港へ寄港して物資を補充した後、アラビア海へと去りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオマーンのサラーラ港へ寄港した]

12月4日、パキスタンカラチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはパキスタンを訪れた]

12月6日にカラチを出航し、パキスタン海軍との麻薬密輸取締の為の合同演習『アラビアン・モンスーン-2015』アラビア海北部で始まりました。
[アラビア海でロシア海軍とパキスタン海軍の合同演習『アラビアン・モンスーン-2015』が始まった]

12月8日には演習を終えてカラチへ戻りました。
[ロシア海軍とパキスタン海軍の合同演習『アラビアン・モンスーン-2015』は完了した]

12月10日にカラチを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはパキスタンを去った]

12月16日、再びオマーンサラーラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは再びオマーンを訪れた]

サラーラ港を出た後、紅海へ向かい、その航路上で艦内演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは紅海で演習を実施した]

そして12月23日、スエズ運河を通過して地中海へ入りました。
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ロシア海軍の為の新たな小型ロケット艦プロジェクト22800の最初の2隻が2015年12月24日に起工される

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『タス通信』より
2015年12月23日11時7分配信
【プロジェクト22800艦の最初の2隻「ウラガーン」と「タイフーン」は2017年と2018年に就役する】
モスクワ、12月23日/タス通信

ロシア海軍の為の2隻の新たな小型ロケット艦プロジェクト22800は、サンクトペテルブルク「ペラ」社で12月24日に起工される。
本日、海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は報道陣へ伝えた。

「ウラガーン及びタイフーンの名を持つことになる艦は、建造と試験が完了した後、順番に2017年及び2018年に海軍へ加入します」
彼は説明した。

彼によると、近い将来には、様々な企業により、中央海洋設計局「アルマーズ」が開発した新たなプロジェクト艦が10隻以上建造される事になる。

提督が説明したように、これは排水量約800トンの艦についての話であり、30ノット以上の速力の発揮と、基地から3000海里離れた距離での任務の遂行が可能となっている。
これらは、高精度ミサイル兵装複合体及び最新の砲複合体を装備し、更には、国産の推進装置を受け取る。

「これらの艦の利点の中には、高機動性、改善された航海性能、更には上部構造物及び船体の方式、ステルス技術の適用といったものがあります」
ブルスク
は強調した。

大洋クラスの小型コルベットの発注計画は、今春にロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフにより公表された。
今夏、海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は、新たなプロジェクトの1番艦は今年末に起工され、海軍は合計してこのコルベットを18隻受領しなければならないと述べた。
チルコフによると、新たなプロジェクトを代表する兵装は、「カリブル」複合体を装備する「ブヤン-M」型ロケット艦の兵装と同様である。
この新たなコルベット「大洋および海洋における航行特性に関しては」異なると総司令官は説明した。


ロシア海軍の新たな小型ロケット艦プロジェクト22800に関しては、以前にロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督から、その存在が明らかにされていました。
[ロシア海軍の為の大洋小型コルベットが建造される]
[ロシア海軍の為の新たな小型ロケット艦プロジェクト22800の1番艦は2016年に起工される]

そして今回、プロジェクト22800の1番艦「ウラガーン」2番艦「タイフーン」が2015年12月24日にサンクトペテルブルク奥地の「ペラ」造船所で起工される事が明らかにされました。

【造船工場「ペラ」公式サイト】
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先代の小型ロケット艦「ウラガーン」プロジェクト12341「タイフーン」プロジェクト1234であり、「ウラガーン」(1983年9月30日竣工)は北方艦隊「タイフーン」(1979年12月30日竣工)は太平洋艦隊へ配備されましたが、「タイフーン」は1995年、「ウラガーン」は2002年に除籍されました。


プロジェクト22800小型ロケット艦は排水量約800トンであり、現在建造中のプロジェクト21631「ブヤン-M」(949トン)よりは幾分小さくなるようです。

ただ、兵装に関しては「ブヤン-M」と同様に有翼ミサイル「カリブル」を搭載するようですが。

有翼ミサイル「カリブル」
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ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦オブニンスクは長期航海を終えて基地へ戻ってきた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年12月22日11時3分配信
【北方艦隊の原子力潜水艦「オブニンスク」は遠距離航海から基地へ戻った】

遠距離航海任務を成功裏に遂行した北方艦隊多目的原子力潜水艦「オブニンスク」は、ムルマンスク州潜水艦部隊基地ザオゼルスクへ戻った。
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船員は、北方艦隊潜水艦部隊司令官・ロシア英雄アレクサンドル・モイセーエフ中将潜水艦連合部隊の将兵、自治体の幹部、聖職者の代表、そして乗組員の家族に出迎えられた。
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式典の最中に、アレクサンドル・モイセーエフ中将は、原子力潜水艦の艦長ミハイル・ドムニン1等海佐へロシア海軍総司令官賞を授与した。
これは、2015年の演習年度の戦闘訓練の結果、乗組員へ授与されるものである。

乗組員は更に、伝統的な子豚の丸焼きを受け取り、船員の妻達は、歓迎式典の際に乗組員へ渡される原子力潜水艦の形の巨大なケーキを用意した。

原子力潜水艦「オブニンスク」は、造船造船工場「アドミラルティ所」で建造され、国家受領試験を経た後、北方艦隊へ加わった。
同艦は、様々な種類の戦闘訓練及び兵器使用において、再三に渡り海軍で最高の艦となった。

2014年には、運用期間延長の為の修理と近代化が艦船修理工場「ネルパ」で実施された。
それは、現代のミサイル及び魚雷兵装を装備し、高い隠密性が特徴である。

同プロジェクトの原子力潜水艦の意図は、水上艦及び潜水艦との戦闘、更には、沿岸施設へ打撃を与える事にある。


プロジェクト671RTMK「シチューカ」(NATOコード名「ヴィクターIII」)巡洋潜水艦K-138は、1988年12月7日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)アドミラルティ造船所で起工され、1989年8月5日に進水しました。
その後、内陸水路経由でセヴェロドヴィンスクへ運ばれ、1989年11月から12月に掛けて工場航行試験及び国家受領試験が実施されました。
1990年5月10日に海軍へ納入され、赤旗北方艦隊・第1潜水艦小艦隊・第33潜水艦師団へ編入されました。

1992年7月3日、原子力大型潜水艦に類別変更され、B-138と改称されました。

2000年5月5日、オブニンスク市と後援協定が締結され、「オブニンスク」と命名されました。

2001年7月、第11潜水艦師団(対空母師団)へ転属しました。

2011年から艦船修理工場「ネルパ」で修理(と寿命延長近代化)が行なわれ、2014年5月16日に進水しました。
[修理中のヴィクターIII級原潜オブニンスクは進水した]
修理は2015年秋に完了しました。

2014年12月8日、バレンツ海から沿岸の射爆場へ有翼ミサイル(カリブル?)を発射しました。
[ロシア海軍のヴィクターIII級原潜オブニンスクはバレンツ海から巡航ミサイルを発射した]

2015年7月26日の「ロシア海軍の日」セヴェロモルスク北方艦隊の観艦式へ参加した事以外、「オブニンスク」の動向が当局から公表される事は有りませんでしたが、今回の記事の通り、「遠距離航海任務」を終え、2015年12月22日にザオゼルスク基地へ帰港しました。


「オブニンスク」「遠距離航海任務」の中身には全く触れられていませんが、おそらくは北極圏のパトロールでしょう。
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現在のロシア連邦海軍における原子力潜水艦の分類は以下の通りです。

重原子力戦略用途水中巡洋艦:プロジェクト941「アクラ」(タイフーン)
原子力戦略用途水中巡洋艦:プロジェクト667BDRM「デリフィン」(デルタIV)、プロジェクト667BDR「カリマール」(デルタIII)、プロジェクト955「ボレイ」
原子力水中巡洋艦:プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII)、プロジェクト885「ヤーセン」
原子力巡洋潜水艦:プロジェクト971「シチューカ-B」(アクラ)
原子力大型潜水艦:プロジェクト945「バラクーダ」(シエラI)、プロジェクト945A「コンドル」(シエラII)、プロジェクト671RTMK「シチューカ」(ヴィクターIII)


弾道ミサイル或いは有翼ミサイルの専用垂直発射機を装備する原潜西側で言う所のSSBNSSGNに該当する艦は「水中巡洋艦」に分類されています。
一方、いわゆる「魚雷攻撃型原潜」は、「原子力大型潜水艦」に分類されています。
今回の記事に登場する「オブニンスク」も含めて。

ただ、プロジェクト971のみは「原子力巡洋潜水艦」と、「原子力水中巡洋艦」「原子力大型潜水艦」の中間的な分類となっております。
上記の分類はソ連邦解体後の1992年に定められたものですが、この当時、971魚雷発射管から発射できる長射程有翼ミサイル「グラナート」(SS-N-21)を搭載し、原子力戦略用途水中巡洋艦を補完する戦力と見なされていた為、他の魚雷攻撃型原潜と区別して「巡洋潜水艦」となりました。

ロシア海軍の将来駆逐艦リデル級は2018年から建造を開始する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月22日13時36分配信
【駆逐艦「リデル」は「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で2018年に起工できる】
サンクトペテルブルク、12月22日-ロシア通信社ノーボスチ

将来駆逐艦「リデル」は、工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」(北方造船所)において、同社の近代化の後に建造できるだろう。
その作業は2018年の開始が計画されている。
火曜日、「統合造船業営団」総裁アレクセイ・ラフマノフは報道陣に伝えた。

サンクトペテルブルク工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」において、火曜日、新たな造船複合体の建造開始を記念する起工石版の設置式典が開催された。
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「無論、セーヴェルナヤ・ヴェルフィは、近代化の後、このプロジェクトの受け入れ準備が整い、私共は、2018年には新たな駆逐艦の為、同社でのプレートカット開始を計画しております」
ラフマノフ
は式典において話した。

彼は、将来的に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、同社の生産能力の近代化により、全長350メートルまでの艦の建造が可能となると付け加えた。

出現した将来駆逐艦プロジェクト23560「リデル」は、2015年のロシアの海軍業界で最も有名なものの1つとなった。
艦の雛型モデルは、国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2015』で公表された。

ロシア連邦海軍によると、新世代駆逐艦は、その前任者よりも遥かに大きな排水量を有し、打撃力は巡洋艦に匹敵する。
戦術-技術的特性は、これらの発言により確認されている:「リデル」の排水量は約17500トン、全長200メートル、幅20メートル。

艦は、様々な用途-対艦、高射、対潜-の200基以上のミサイルを搭載する。
最も重要なのは、このプロジェクトが作成されるのは、遠い将来では無く、近い将来の建造の為である。
統合造船業営団は、駆逐艦の概要の最終的な形成は2016年に完了し、起工は2018-2019年に実行できると指摘している。

使用される動力のタイプは、まだ最終的には承認されていない。


[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]
[ロシア海軍将来駆逐艦概念設計案・プロジェクト23560E「シクヴァル」]

ロシア海軍は、2000年代後半以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]
[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]

2014年10月下旬、「ロシア防衛業界の高位の情報提供者」は、「リデル」型の1番艦は2023-2025年よりも前にロシア海軍へ受領される事は無いと述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルの1番艦の就役は2023-2025年よりも前にはならないだろう]

ロシア海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク少将は、「リデル」の1番艦は2020年以降にロシア海軍へ受領されると述べました。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは2020年以降に就役する]
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルの設計作業は続けられている]

将来駆逐艦「リデル」は、原子力推進通常動力(ガスタービン)の2タイプの設計が進められていました。
[ロシア新世代駆逐艦は通常動力と核動力の2種類が設計される]

しかし2015年2月20日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の機関が原子力推進にほぼ確定したと述べました。
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる]

ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の排水量は、前のクラス(プロジェクト956駆逐艦、約8000トン)よりも遥かに大きくなり、その打撃力は巡洋艦に匹敵すると述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは巡洋艦に匹敵する攻撃力を有する]

将来駆逐艦「リデル」の動力は、ほぼ原子力推進に決まっています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は原子力推進となる]

「リデル」の上部構造物には複合材料の使用も検討されています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の上部構造物は非金属複合材料で造られるかもしれない]

2015年6月、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の建造は2019年から開始されると述べました。
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデル級の建造は2019年に開始される]

2015年7月、「ロシア統合造船業営団」国家防衛発注局取締役アナトーリー・シレモフ氏は、「リデル」の設計原案は2016年には纏まり、起工は早くて2018-2019年になると述べています。
[ロシア海軍の新型駆逐艦プロジェクト23560リデルの設計原案は2016年に出来上がる]

そして今回、「統合造船業営団」総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、2018年に「リデル」建造の為のプレートカットが開始されると発言しました。
正式な起工は、その後になります。

「リデル」建造の為にサンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の造船施設は近代化されます。
近代化が完了した後、「リデル」建造の為の作業開始が可能になるという事です。
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ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは北方艦隊基地へ到着した

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『タス通信』より
2015年12月21日15時39分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は試験の為に北方艦隊へ到着した】
ムルマンスク、12月21日/タス通信特派員イリヤ・ヴィノグラードフ

プロジェクト11356フリゲートのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、沿岸目標へのミサイル射撃実施を含む試験を行なう為、北方艦隊へ到着した。
タス通信は、艦隊の広報サービスより伝えられた。

「北方艦隊において同艦は、沿岸射爆場の地上目標への艦上ミサイル複合体の試験射撃の実施を含む一連の兵装及び装備の試験を行なう事になります」
広報サービスは話した。

射撃の支援には、北方艦隊の艦船及び航空機が参加する。

広報サービスによると、バルト海からバレンツ海への移動は、困難な気象条件下で実行されたが、乗組員は最初の艦隊間移動を成功裏に行なった。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、黒海艦隊の為の6隻のフリゲートシリーズの1隻目である。
2015年には、既にバルト海において、対空防衛システム、砲、対潜兵器を含めた一連の試験が実施されている。
以前には、フリゲートは2015年にロシア海軍へ補充されなければならないと報じられている。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]

その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】

12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】

そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した]

消磁作業は3月下旬に完了し、4月8日に「ヤンターリ」造船所の在るカリーニングラードからバルチースク海軍基地へ移動しました。

4月下旬に1回目の洋上試験が実施され、4月29日に完了しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年5月初頭から2回目の洋上試験を開始する]

そして5月5日に2回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を開始した]

2回目の試験は5月7日には終わり、バルチースク基地へ戻りました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を終えた]

5月16日から3回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は5月16日から洋上試験を再開する]

この3回目の洋上試験中、初めて「アドミラル・グリゴロヴィチ」の砲兵装~A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲と、AK-630M 30mmガトリング砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは初めての砲撃試験を行なった]

5月28日、4回目の洋上試験へ出発しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは洋上試験を続ける]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]

8月27日、高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の発射試験が初めて実行されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で対空ミサイルを発射した]

10月初頭に工場航行試験は完了しました。

10月14日から国家受領試験が開始され、10月16日にバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチの国家受領試験が始まる]
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは国家受領試験の為にバルト海へ出航した]

10月27日、バルト海A-190「ウニヴェルサール」100mm砲、AK-630 30mm機関砲、RBU-6000対水中ロケット爆雷の実弾射撃を行ないました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で砲撃を行なった]

10月29日、バルト海高射ミサイル複合体「シチーリ-1」を発射しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で艦対空ミサイルを発射した]


しかし、「アドミラル・グリゴロヴィチ」の主要打撃兵装である有翼ミサイル「カリブル」(の対地攻撃型)の発射試験はバルト海では実施できない為、ロシア北方艦隊の担当海域(バレンツ海方面)へ回航して発射試験を行なう事になりました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバレンツ海方面で巡航ミサイル"カリブル"の発射試験を行なう]

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「アドミラル・グリゴロヴィチ」バルチースクを出てクロンシュタットへ寄った後、12月13日頃に出航し、12月21日に北方艦隊基地(おそらくセヴェロモルスク)へ到着しました。

今後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」バレンツ海有翼ミサイル「カリブル」の発射試験などを実施します。

原子力巡洋潜水艦クズバスは2015年12月末までにロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年12月21日8時44分配信
【潜水艦「クズバス」は年末までに艦隊へ復帰する見込みである】

太平洋艦隊のプロジェクト971U「シチューカ-B」原子力潜水艦K-419「クズバス」は、ボリショイ・カーメニの極東工場「ズヴェズダー」での長きに渡った修理を完了し、2015年末までに艦隊の戦闘編制へ復帰する。

『Lente.ru』 防衛産業界の情報提供者より伝えられた。
現在、原子力艦は、来たるカムチャツカ太平洋艦隊原子力潜水艦基地への移動の為、海へ出る準備を進めている。

「クズバスの2009年からの充分に長い修理は、正式には技術的準備状態の回復だったのですが、実際には、潜水艦は大部分の機器を現代へ対応するものへ交換する完全な定期修理を行ないました」
対談者は話した。

原子力潜水艦K-419コムソモリスク・ナ・アムーレで1991年7月28日に起工され、1992年5月18日に進水し、1992年12月31日に海軍へ引き渡された。
1993年4月から1998年1月まで「モルシュ」と名付けられており、その後、「クズバス」と改名した。
それは、1990年代から2000年代に太平洋艦隊で最も航海を行なった潜水艦の1隻であり、様々な大洋エリアで繰り返し戦闘任務を遂行した。

原子力潜水艦プロジェクト971の水中排水量は10000トン以上、最大速力は33ノット、潜航深度は600メートル、乗組員73名。
これらは8門の533mm及び650mm魚雷発射管で武装しており、潜水艦の弾薬は40発までの魚雷、有翼ミサイル、ロケット魚雷であり、12基の650mm魚雷/ロケット魚雷と28基の533mm魚雷/ロケット魚雷を含む。
潜水艦魚雷の代わりに、海洋機雷及び様々なタイプの特殊水中装置を使用できる。

このタイプの潜水艦6隻は、2030年代初頭まで海軍の編制へ留まる事を可能にする近代化を実施しなければならない。


プロジェクト971原子力大型潜水艦K-419は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市レーニン共産党青年団記念造船工場(現アムール造船工場)で1991年7月28日に起工されました。
建造中にソ連邦は解体されましたが、1992年5月18日に進水し、1992年12月31日にロシア海軍へ納入されました。
この間、1992年4月28日には「原子力巡洋潜水艦」へ類別変更されました。

翌1993年1月30日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1993年2月5日に太平洋艦隊第2潜水艦小艦隊・第45潜水艦師団へ編入され、7月10日にカムチャツカ半島ヴィリュチンスク基地へ到着しました。
1993年4月13日には「モルシュ」と命名されました。

1995年10月14日から12月15日まで戦闘勤務を実施。
1996年5月5日から7月26日まで戦闘勤務を実施。
1997年7月6日から8月18日まで戦闘勤務を実施。

1998年1月29日にロシア海軍総司令官の指示で「クズバス」と改名されました。

1998年5月1日、第10潜水艦師団へ転属しました。

2001年には小規模な修理を行ないました。

2007年8月には原子力巡洋潜水艦「ネルパ」の試験の支援へ参加しました。

2007年9月から12月までボリショイ・カーメニドックで修理を実施。

2008年7月末にはウラジオストク沖でロシア海軍記念日の観艦式に参加しました。
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2009年にはボリショイ・カーメニ艦船修理工場「ズヴェズダー」へ回航され、核燃料交換などを含む大規模なオーバーホールが始まりました。
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オーバーホールは2015年秋にようやく完了しました。

2015年12月18日にはロシア連邦首相ドミトリー・メドベージェフ氏(前ロシア連邦大統領)が「クズバス」を視察しました。


「クズバス」は12月末までに太平洋艦隊へ復帰し、その後、カムチャツカ原潜基地ヴィリュチンスクへ戻ります。

ロシア海軍に就役中のプロジェクト971原子力巡洋潜水艦の内6隻(北方艦隊の3隻と太平洋艦隊の3隻)はセヴェロドヴィンスク艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」で高度な近代化改装が実施されますが、「クズバス」は、この6隻には入っていません。
[セヴェロドヴィンスクの艦船修理センターはアクラ級原潜を近代化する]
[ロシア海軍の約10隻のアクラ級原潜とオスカーII級原潜が近代化改装される]

既に太平洋艦隊からはK-391「ブラーツク」K-295「サマーラ」が2014年9月末にセヴェロドヴィンスクへ回航されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原潜ブラーツクとサマ―ラはセヴェロドヴィンスクの艦船修理工場へ到着した]


現在のロシア連邦海軍における原子力潜水艦の分類は以下の通りです。

重原子力戦略用途水中巡洋艦:プロジェクト941「アクラ」(タイフーン)
原子力戦略用途水中巡洋艦:プロジェクト667BDRM「デリフィン」(デルタIV)、プロジェクト667BDR「カリマール」(デルタIII)、プロジェクト955「ボレイ」
原子力水中巡洋艦:プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII)、プロジェクト885「ヤーセン」
原子力巡洋潜水艦:プロジェクト971「シチューカ-B」(アクラ)
原子力大型潜水艦:プロジェクト945「バラクーダ」(シエラI)、プロジェクト945A「コンドル」(シエラII)、プロジェクト671RTMK「シチューカ」(ヴィクターIII)


弾道ミサイル或いは有翼ミサイルの専用垂直発射機を装備する原潜西側で言う所のSSBNSSGNに該当する艦は「水中巡洋艦」に分類されています。
一方、いわゆる「魚雷攻撃型原潜」は、「原子力大型潜水艦」に分類されています。

ただ、今回の記事に登場する「クズバス」を含むプロジェクト971のみは「原子力巡洋潜水艦」と、「原子力水中巡洋艦」「原子力大型潜水艦」の中間的な分類となっております。
上記の分類はソ連邦解体後の1992年に定められたものですが、この当時、971魚雷発射管から発射できる長射程有翼ミサイル「グラナート」(SS-N-21)を搭載し、原子力戦略用途水中巡洋艦を補完する戦力と見なされていた為、他の魚雷攻撃型原潜と区別して「巡洋潜水艦」となりました。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは紅海で演習を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年12月19日15時5分配信
【遠距離航海任務を遂行している大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」乗組員は一連の艦内演習を実施した】

インド洋、アデン湾、そして紅海エリアで遠距離航海任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」乗組員は、海上移動中に一連の計画艦内演習を行なった。

軍事船員は移動航路上で近接ゾーンにおける組織的な対空及び対潜防衛活動へ取り組んだ。
演習中に艦載多目的ヘリコプターKa-27乗員は、大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」からの離着艦を実行した。

加えて、対テロリストグループの演習、更には大量破壊兵器の使用による脅威、放射線、化学物質、生物からの保護の為の複合艦上演習が実施された。

現在、大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」の遠距離航海任務は、北方艦隊コラ多種戦力小艦隊対潜艦連合部隊司令官アレクサンドル・マシネツキー1等海佐の指揮下で実施が続けられている。

10月23日からの航海中に大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」は10800海里以上を航行し、リマソール港(キプロス)、カラチ港(パキスタン)、サラーラ港(オマーン)を訪問した。


[大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-)]

プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役、2010年12月7日再就役)は、2015年10月23日に大西洋へ向けて出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは大西洋へ向かった]

それから4日後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは北海から英仏海峡へ行く]

11月2日には英仏海峡を抜けてビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

11月4日未明、ジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

11月5日~6日には艦載ヘリコプターKa-27の訓練が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフの艦載ヘリコプターKa-27は地中海で訓練を行なった]

11月9日、チュニス海峡(シチリア海峡)黒海艦隊大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」からディーゼル燃料(軽油)真水の洋上補給を受けました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはシチリア海峡付近で洋上補給を行なった]

その後、地中海東部へ向かい、11月13日にはキプロスリマソール港を訪れました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはキプロスのリマソールを訪れた]

リマソール港を出た後、11月20日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。 
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

11月23日、紅海対テロ演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは紅海で対テロ演習を実施した]

11月26日にはアデン湾対テロ演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾で対テロ演習を実施した]

11月末にオマーンサラーラ港へ寄港して物資を補充した後、アラビア海へと去りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオマーンのサラーラ港へ寄港した]

12月4日、パキスタンカラチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはパキスタンを訪れた]

12月6日にカラチを出航し、パキスタン海軍との麻薬密輸取締の為の合同演習『アラビアン・モンスーン-2015』アラビア海北部で始まりました。
[アラビア海でロシア海軍とパキスタン海軍の合同演習『アラビアン・モンスーン-2015』が始まった]

12月8日には演習を終えてカラチへ戻りました。
[ロシア海軍とパキスタン海軍の合同演習『アラビアン・モンスーン-2015』は完了した]

12月10日にカラチを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはパキスタンを去った]

12月16日、再びオマーンサラーラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは再びオマーンを訪れた]

サラーラ港を出た後、紅海へ向かい、その航路上で艦内演習を実施しました。
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ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年も試験運用を継続する

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『タス通信』より
2015年12月18日8時33分配信
【潜水艦「ラーダ」のトップの試験運用は2016年も継続される】
セヴェロドヴィンスク、12月18日/タス通信

「ラーダ」型潜水艦のトップ-非核動力潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用は来年も継続される。
潜水艦を開発した海洋工学中央設計局「ルビーン」のトップ、イーゴリ・ヴィリニトは報道陣へ伝えた。

「同艦は一連の任務を完全に遂行しており、その特性は確認されています。
その特性によれば、同艦は、私達の非核動力(潜水)艦隊で最高です」

彼は強調した。

「我々の艦隊に、それ(ラーダ)が1隻であるという事実が故に、乗組員の経験を得る為、試験運用を2016年にも継続する事が決定されました」
ヴィリニト
は説明した。

「サンクトペテルブルク」は、プロジェクト677「ラーダ」潜水艦のトップであり、1997年に起工され、2010年に海軍へ引き渡された。
それは2014年にロシア海軍の戦闘編制へ加入する事が見込まれていたが、その後、「サンクトペテルブルク」の試験運用は2015年に完了すると言われた。

同局のトップは、サンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」における「ラーダ」型潜水艦の2隻目と3隻目の建造は、承認されたスケジュールに沿って進められていると指摘した。
4隻目は「契約段階に在ります」

プロジェクト677潜水艦は、第4世代非核動力潜水艦に属している。
「ワルシャワンカ」級と比較すると、それは著しく小さな排水量と実質的に高い速力を有する。
2017年-2018年には、海軍へ「ラーダ」型潜水艦が更に2隻補充される計画である。


[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。

その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
「クロンシュタット」は2017年にロシア海軍へ引き渡されます。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。
「ヴェリーキエ・ルーキ」は2018年にロシア海軍へ引き渡されます。
[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

4番艦の建造も計画されています。
[ロシア海軍の為の4隻目のラーダ級潜水艦建造契約の準備が進められている]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]


一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になりました。

2013年10月17日、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]

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今回の「ルビーン」設計局のトップ、イーゴリ・ヴィリニト氏の発言ですが、要するに、現在の所、ロシア海軍に就役している「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」1隻しか無く、今後就役する2番艦以降の乗組員を育成する為にも、同艦を実戦配備に就かせず、2016年も試験運用を続けるという事です。

2016年にロシア海軍の新世代戦略原潜ボレイ級8番艦と新世代多用途原潜ヤーセン級6番艦が起工される

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『タス通信』より
2015年12月18日8時35分配信
【「セヴマシュ」は第8の「ボレイ」と第6の「ヤーセン」の起工日について述べた】
セヴェロドヴィンスク、12月18日/タス通信

第6のプロジェクト「ヤーセン」艦と第8のプロジェクト「ボレイ」は、「セヴマシュ」で2016年の海軍の日及び同社の誕生日に起工される。
金曜日、「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコは発表した。

「我々は、来年(2016年)には2隻の艦-1隻のヤーセンと1隻のボレイを起工します。
起工の日について御知らせいたしますと、それは海軍の日及び当社の誕生日です。
このスケジュールは国防省から指示されたものです」

彼は話した。

ロシアでは7月の最終日曜日に「海軍の日」を祝っている。
「セヴマシュ」の誕生日は12月21日と見なされている。

多目的潜水艦「ヤーセン」型は、8600トンの水上排水量、13800トンの水中排水量を有している。
それは深度600メートルまで潜航でき、30ノットの速力を発揮できる。
「ヤーセン」有翼ミサイル「オーニクス」「カリブル」、誘導魚雷で武装している。
ロシア海軍には1隻の「ヤーセン」型潜水艦-1993年に起工された潜水艦「セヴェロドヴィンスク」-が配備されており、2013年に軍へ試験運用の為に引き渡され、北方艦隊に在籍している。
次の潜水艦「カザン」は、更新されたプロジェクト885Mとして建造されている。
それは2009年に起工され、海軍は、これを2017年に受領する計画である。

ミサイル「ブラヴァー」で武装する「ボレイ」型潜水艦は、今後数十年間のロシア海洋核戦力の基礎となる使命を持つ。
合計で2020年までに8隻の「ボレイ」の建造が計画されている。
同プロジェクトのトップ艦「ユーリー・ドルゴルーキー」北方艦隊に在籍しており、第2の「アレクサンドル・ネフスキー」は今年9月末に太平洋艦隊へ移動し、第3の「ウラジーミル・モノマーフ」は2016年に太平洋艦隊へ到着しなければならない。

[第5世代潜水艦の研究はロシアで既に進められている]
海洋工学中央設計局「ルビーン」
ロシア海軍の機関と協力し、次世代潜水艦の為の設計研究に従事してる。
金曜日、同局の設計主任イーゴリ・ヴィリニトは伝えた。

「私共の局は、次のシリーズ(潜水艦)の設計研究を進めております。
我々の作業は海軍の機関と協力しています。
艦の建造、運用、そして除籍のサイクルに応じて作業は計画され、今日、進められております」

彼は話した。

ヴィリニトによると、各プロジェクトは、緩やかなる改善により、生産艦全体が建造される。
「多くのプロジェクトは、統一される兵装シリーズの設置により、このように最小化されるでしょう」
同局のトップは説明した。
「最初はボレイ-A、その後はボレイ-B、そして更なるものが。
非核動力艦隊も同様です」
彼は付け加えた。

中央設計局総取締役は、第4世代原子力潜水艦及び非核動力潜水艦は、海軍の念入りの点検を経て、その特性が完全に確認された事を指摘した。
今、彼によると、「ルビーン」636.3シリーズの計画を完了し、更に北方及びバルト海で試験を行なっている。

「そして、大いなる注目が、ボレイ-Aシリーズのトップ艦の建造に注がれています。
同艦は建造の適切な段階に在ります。
それは幾つかの新たな特質が付与されています」
ヴィリニト
は伝えた。

「ボレイ」の生産艦は、太平洋艦隊への移動を含め、今年に一連の高度な試験を実施した事をヴィリニトは指摘した。
「機器は、それに課せられた全ての要求を満たしております」
彼は強調した。

今年、「アドミラルティ造船所」黒海艦隊の為の2隻のプロジェクト636.3艦を納入した事を中央設計局「ルビーン」総取締役は想い起した。


[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

プロジェクト955「ボレイ」原子力戦略用途水中ロケット巡洋艦は、これまでに7隻が起工され、このうち3隻が就役済みです。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役しました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]

4番艦「クニャージ・ウラジーミル」からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、2012年7月30日に起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは2017年にロシア海軍へ納入される]

5番艦(改「ボレイ」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

6番艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜は起工された]

7番艦「インペラートル・アレクサンドルIII」は2015年12月18日に起工されました。
[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]


[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦は、これまでに5隻が起工され、このうち1隻が就役済みです。

1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に「セヴマシュ」で起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]

2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885Mとなり、2009年7月24日に起工されました。
[改ヤーセン級多用途原潜カザンのロシア海軍への引き渡しは2017年に予定されている]

3番艦(改「ヤーセン」級としては2隻目)「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工されました。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]

4番艦(改「ヤーセン」級としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]

5番艦(改「ヤーセン」級としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]


そして2016年には、「ボレイ」級8番艦「ヤーセン」級6番艦が起工されます。

起工日は、2016年の「ロシア海軍の日」(7月の最終日曜日)と「セヴマシュ創立記念日」になるとの事です。
具体的には、2016年7月31日と12月21日になります。

「セヴマシュ」のトップであるミハイル・ブドニチェンコ氏は、どちらの艦が、どの日に起工されるのかについて具体的な事は述べておりませんが・・・

弾道ミサイル輸送船アカデミック・コワリョーフはロシア海軍へ就役した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月18日16時42分配信
【海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」は海軍へ加入した】
セヴェロドヴィンスク、12月18日-ロシア通信社ノーボスチ

8基までの大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を運搬可能なプロジェクト20180TV海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」ロシア海軍へ引き渡された。
艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』公式代理人エフゲニー・グラジシェフは報道陣へ伝えた。

海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」は、第2のプロジェクト20180特殊用途船であり、『ズヴェズドーチカ』で建造された。
現在、同社では、更に2隻の類似船-救助曳船「アカデミック・アレクサンドロフ」海洋兵器輸送船「アカデミック・マケ―エフ」が建造されている。

「艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で、受領証書への署名及び新たな海洋兵器輸送船"アカデミック・コワリョーフ"への海軍旗掲揚式典が開催されました」
グラジシェフ
は話した。

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』建造主任レオニード・ベレゾフスキーは、同船が8基までの大陸間弾道ミサイルR-30「ブラヴァー」を積載できると説明した。

「船の4つの船艙には、それぞれ2基ずつの製造品が有り、合計で8基のミサイル"ブラヴァー"を運搬できます」
ベレゾフスキー
は指摘した。

「アカデミック・コワリョーフ」先任補佐官の地位に在るローマン・レヴィン3等海佐によると、特徴的な設計のお蔭で、同船は世界の大洋のあらゆる所に兵器を送り届ける事が可能となる。

「同プロジェクト船は耐氷クラスが増加しており、これは、船が世界の大洋のあらゆる所でロシア海軍の潜水艦及び艦船の支援という課題を解決出来る事を意味しております」
レヴィン
は表明した。

北方艦隊広報サービス部長代行アンドレイ・ルジク2等海佐によると、間もなく輸送船北方艦隊主要基地セヴェロモルスクへの移動を行ない、意図された任務の遂行へ着手する。


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プロジェクト20180TV海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」は、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で2011年12月20日に起工されました。

2014年7月26日に造船台を出渠しました。


2015年10月から洋上試験を開始しました。

全ての試験は2015年12月1日までに完了しました。

そして2015年12月18日に受領-引渡証書へ署名され、合わせてロシア海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入されました。

記事中で触れられているように、「アカデミック・コワリョーフ」は、ロシア海軍新世代戦略原潜プロジェクト955「ボレイ」弾道ミサイル「ブラヴァー」を8基輸送出来ます。


プロジェクト20180支援船(救助曳船/海洋兵器輸送船)シリーズは4隻が起工され、2隻がロシア海軍へ就役しています。

救助曳船「ズヴェズドーチカ」(プロジェクト20180):2004年9月3日起工/2007年12月20日進水/2010年7月24日就役
北方艦隊へ配備

海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」(プロジェクト20180TV):2011年12月20日起工/2014年7月28日進水/2015年12月18日就役
北方艦隊へ配備

救助曳船「アカデミック・アレクサンドロフ」(プロジェクト20183):2012年12月20日起工

海洋兵器輸送船「アカデミック・マケ―エフ」(プロジェクト20183TV):2015年7月23日起工

最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2016年にロシア海軍へ引き渡される

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『タス通信』より
2015年12月18日13時6分配信
【総司令官代理:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2016年にロシア海軍へ補充される】
モスクワ、12月18日/タス通信

プロジェクト22350シリーズ艦のトップであるフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、2016年にのみロシア海軍へ補充される。
海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスクは金曜日に発表した。

「試験は計画通りに進んでおり、海軍はゴルシコフを2016年に受領します」
彼は話したが、日時については明確にしなかった。

以前の計画では、「アドミラル・ゴルシコフ」は2015年末にロシア海軍へ加入する事になっていた。
特に10月末、この計画は総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフにより確認された。

フリゲートは2006年初頭に起工され、2010年秋に進水した。
2014年11月、「アドミラル・ゴルシコフ」は最初の試験へ出発した。

プロジェクト22350艦は4500トンの排水量を有しており、29ノットの速力を発揮できる。
それは、特にミサイル「オーニクス」「カリブル」、そして高射複合体「ポリメント-リドゥート」で武装している。

上部構造物は独創的な方式が特徴である。
艦の建造に複合材料が使用された事は、可視性の減少を可能にする。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。

2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]

「アドミラル・ゴルシコフ」の今後の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験(第2段階)へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]

その後はバルチースク基地へ移動し、洋上試験を続けていました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた]

9月3日にバルチースクを出航し、9月7日にクロンシュタットへ到着しました。


9月11日、建造元の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、「アドミラル・ゴルシコフ」バルト海における洋上試験(第2段階)を完了したと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の第2段階を完了した]

その同じ日、「アドミラル・ゴルシコフ」は午前9時にクロンシュタットを出航し、フィンランド湾で洋上試験を行ない、同日の午後8時に帰港しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィンランド湾で昼夜の洋上試験を行なった]

その後、バルチースク基地へ移動した「アドミラル・ゴルシコフ」は、9月22日に白海へ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海へ向かった]

9月24日にはバルト海を出て北海へ入りました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海を出て北海へ入った]

9月30日、白海沿岸セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ到着した]

10月19日、「アドミラル・ゴルシコフ」国家受領試験を実施する為、白海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の最終段階を実施する為に白海へ出航した]

11月2日、A-192M「アルマート」130mm単装砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で130mm砲を発射した]

11月25日、白海有翼ミサイルの発射試験が行なわれました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、2015年12月末までにロシア海軍へ引き渡される予定となっておりましたが、12月後半になっても未だ国家受領試験は完了しておらず(国家試験が完了しなければ海軍への引き渡しは承認されない)、12月末の引き渡しは断念され、来年(2016年)に延期されることになりました。

太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された

本日(2015年12月18日)、ロシア連邦海軍の為のプロジェクト955A「ボレイ-A」原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦「インペラ―トル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)が起工されました。
[ロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2015年12月18日に起工される]
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『タス通信』より
2015年12月18日12時31分配信
【戦略ロケット艦「インペラ―トル・アレクサンドルIII」は「セヴマシュ」で起工された】
セヴェロドヴィンスク、12月18日/タス通信

第7のプロジェクト「ボレイ」原子力水中ロケット艦「インペラ―トル・アレクサンドルIII」は、国内最大の防衛造船所で起工された。
タス通信特派員は式典会場の「セヴマシュ」より伝えた。

原子力潜水艦「インペラ―トル・アレクサンドルIII」は、太平洋艦隊の一員として加わる。
ロシア海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスクは発表した。

「この艦は、太平洋艦隊の為に意図されています」
ブルスク
は話した。

新たな潜水艦の起工式典には、北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ、「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコ、海洋工学中央設計局「ルビーン」のトップ、イーゴリ・ヴィリニトが出席した。

潜水艦シリーズの3隻は既に海軍へ引き渡されている。
潜水艦は16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を搭載する。

現時点で、海軍潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」、「アレクサンドル・ネフスキー」、「ウラジーミル・モノマーフ」を受領している。
「アレクサンドル・ネフスキー」は2015年秋にカムチャツカへ移動し、2016年には「ウラジーミル・モノマーフ」が続くだろう。

現在は、改善プロジェクト-「ボレイ-A」のシリーズ建造が続けられている。
その最初の代表は、2012年に起工された潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」だった。
2014年には、2隻の潜水艦-「クニャージ・オレグ」「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」が起工された。
シリーズの最終となる第8の水中ロケット艦は2016年の起工が計画されている。


[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

プロジェクト955「ボレイ」原子力戦略用途水中ロケット巡洋艦は、これまでに6隻が起工され、このうち3隻が就役済みです。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役しました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]

4番艦「クニャージ・ウラジーミル」からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、2012年7月30日に起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは2017年にロシア海軍へ納入される]

5番艦(改「ボレイ」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

6番艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜は起工された]

7番艦は「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)と命名されました。
[ロシア海軍最新戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名される]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦インペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は発注された]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名された]

そして2015年12月18日、「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)セヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所で起工されました。
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起工式典中、ロシア海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、「インペラートル・アレクサンドルIII」太平洋艦隊へ配備される事を初めて明らかにしました。

シリアのラタキア沖のロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワを外国の報道陣が訪れた


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月18日9時54分配信
【外国のジャーナリストは「フマイミーン」基地の巡洋艦「モスクワ」を見学した】
ラタキア(シリア)、12月18日-ロシア通信社ノーボスチ

外国メディアの代表へ、黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」「フマイミーン」航空基地シリアのこの地域で活動するロシア軍用機を直接カバーしている事が示された。

「フマイミーン」基地での業務について知る為、シリアへ、(ロシア)国防省の公式代理人イーゴリ・コナシェンコフと共に、スカイニュース、CNN、AFP通信、新華社通信と他の世界の主要メディアの特派員が到着した。
公海へ向かった彼等はロシアの巡洋艦へ乗り、その業務について知る事ができた。
ジャーナリスト達は艦の食堂で食事をとり、艦隊の伝統である熱いマカロニグラタンが提供された。
「僕は、これ程までに全ての出来事が公表されている事に驚き、感動しました」
『スカイニュース』特派員ジョン・スパークス
ロシア人ジャーナリストへ話した。

ロシア軍当局と他のジャーナリストの開放性は高く評価された。
「僕達は、大いなる幸運により、ここへ来ました。
我々は、以前から、それについて要望しておりました。
ロシア軍での仕事は、西側よりもずっと簡単です。
ロシア軍は、全てについて心から御話する事が出来ますから」
ブルガリア
ホールディングス『メディアモスト』ボリス・アンゾフは話した。

「兵装、例えばS-300は、僕が思いますに、この地域の安全を充分に提供しております」
新華社通信特派員チャン・ジーイー
は述べた。

ロケット巡洋艦「モスクワ」は1983年に建造され、大型水上目標の破壊の為に意図されていると同艦の艦長アレクサンドル・シワルツは外国メディアの代表へ話した。
巡洋艦の乗組員は500名で構成され、艦は30ノットの速力を発揮できる。
「モスクワ」は既に数年間に渡り地中海に駐在し、この海域の船舶航行の安全を保障している。
約1ヶ月間に渡り、巡洋艦「フマイミーン」航空基地と、この地域で活動するロシア航空隊へのカバーを提供している。
この任務を地中海で遂行しているロシア艦船グループには、更に様々な用途の11隻の船が含まれている。
新たな年を迎えて間もなく、「モスクワ」巡洋艦「ワリャーグ」と交代する。

「モスクワ」は、対空防衛グループの支援の為に意図されており、この為、巡洋艦の弾薬庫には、特に、S-300クラスの垂直射出ミサイル64発が在る。
システムは距離400キロメートルで目標を探知し、距離25キロメートルで撃破する事が出来る。
高射複合体は距離70キロメートルまでの目標を撃破し、高度25キロメートルまでの有翼ミサイル或いは航空機を撃墜できる。
16基のミサイル「バザーリト」を有する打撃ミサイル複合体は、通常弾頭及び核弾頭の双方を装備でき、300キロメートル離れた水上目標の破壊が可能である。

186メートルの巡洋艦の兵装には魚雷発射管深海爆雷が有り、必要ならば敵潜水艦を破壊する。
艦尾に配置されているヘリコプターKa-27は捜索救助業務の為に意図されている。
それは設置された機器により潜水艦を検出できる。


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ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(1983年1月30日就役)は、2015年9月24日にセヴァストーポリを抜錨、翌25日に地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ入った]

10月初頭にはシリアラタキア沖に展開し、防空演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシリアのラタキア沖に居る]

10月4日と10月5日にも演習を実施しました。
[ロシア海軍は地中海で演習を実施した]

その後も地中海東部へ留まっていました。

11月17日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、地中海東部に居るロシア海軍艦船部隊(地中海作戦連合部隊)に対し、フランス海軍と協力するように指示を出しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはフランス海軍空母機動部隊と協力する]
[シリア沖のロシア海軍艦船部隊がフランス海軍空母機動部隊を『軍事援護』する事は無い]


2015年11月24日、シリアISIL(シリア・レバントのイスラム国)拠点への空爆作戦へ参加していたロシア航空宇宙軍(空軍)前線爆撃機Su-24トルコ空軍戦闘機F-16により撃墜されました。
Su-24のパイロット1名はシリア反政府勢力により殺害され、救助に向かったヘリコプターも攻撃されて不時着し、乗っていた海軍歩兵隊員1名が死亡しました。
(Su-24の航法士は後に救助された)

『インタファクス』より
2015年11月24日配信
【シリアにおけるSu-24墜落】

『朝日新聞デジタル』より
2015年11月24日23時59分配信
【トルコ軍がロシア軍機撃墜 シリア国境、乗員2人死亡か】

『ニューズウィーク日本版』より
2015年11月25日15時35分配信
【トルコがロシア軍機撃墜、プーチン氏「決して許さない」】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2015年11月25日7時19分配信
【トルコ空軍の挑発的な行動に関するロシア連邦軍参謀本部作戦総局長セルゲイ・ルドスコイ中将の声明】


『ロシアNOW』より
2015年11月27日配信
【Su-24のパイロット救出の詳細】

この事件を受け、以前から地中海東部(シリア沖)に居た親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」ラタキア沖に展開し、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト」(射程90km)でラタキアバーシィル・アル=アサド国際空港/フマイミーン航空基地の防空を担当する事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシリアのロシア空軍基地の防空を担う]
[広域防空システムS-300F「フォルト」/S-300FM「フォルト-M」]

「モスクワ」は11月26日にラタキア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはラタキア沖へ到着した]

以後、「モスクワ」は、補給や休養などの為にタルトゥースへ寄港する以外はラタキア沖に常駐していました。