ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス-2016』へ参加する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月31日2時39分配信
【太平洋艦隊は南シナ海で反テロ演習へ参加する】
ウラジオストク、3月31日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア太平洋艦隊の艦船は5月に太平洋方面での多国籍反テロ演習へ初めて参加する。
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフは発表した。

「大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ、大洋救助船フォーチィ・クリロフ、給油船イルクトで構成され、太平洋で計画戦闘任務を遂行している太平洋艦隊艦船支隊の乗組員は、今年5月に南シナ海での実施が予定されている多国籍反テロ演習『ADMMプラス-2016』へ参加する事になります」
マルトフ
は伝えた。

彼によると、演習にはアジア太平洋地域の約30ヶ国からの代表が参加する。

「演習海域でパトロールを行なう艦艇グループの1つのロシア人乗組員は、テロリストグループに捕獲されたという想定下の船の発見および解放の為の合同作戦を実施します。
その後、解放した船を合同支隊が港まで護送します」
マルトフ
は指摘した。

また、演習の枠組みにおいて、ロシア人船員シンガポール港ブルネイ港への訪問が計画されている。


大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」を中核とする太平洋艦隊艦船支隊は、2016年3月末(3月26日頃?)にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは遠距離航海へ出発した]

3月28日に対馬海峡を通過し、この際のロシア海軍の慣例として、ロシア-日本戦争中の1905年5月27日のツシマ沖海戦(日本海海戦)ロシア海軍の戦死者の追悼式典を開催し、花輪を投下しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊は対馬海峡を南下した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊はツシマ沖海戦の戦死者を追悼した]

太平洋艦隊広報部の発表によると、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊は、太平洋及びインド洋への遠距離航海を行ない、5ヶ国を訪問し、2つの国際海軍演習へ参加するとの事です。
その1つは、2016年4月にインドネシアスマトラ島付近の海域で実施されるアジア太平洋地域国際海軍演習『KOMODO-2016』です。
[ロシア海軍太平洋艦隊は2016年4月に国際海軍演習『KOMODO-2016』へ参加する]

そしてもう1つが、5月に実施されるASEAN(東南アジア諸国連合)の国際海軍演習『ADMMプラス-2016』です。
【ADMM(東南アジア諸国連合国防相会議)公式サイト】
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ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦セルプホフは地中海東部へ向かった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2016年3月30日18時17分配信
【黒海艦隊の最新ロケット艦「セルプホフ」は地中海のロシア海軍常設連合部隊の一員として加わる】

本日(3月30日)、黒海艦隊の最新小型ロケット艦「セルプホフ」は、地中海ロシア海軍常設グループの一員として任務を遂行する為、セヴァストーポリから出航した。

これは「セルプホフ」乗組員にとって、計画戦力ローテーションに沿って行なわれる最初の遠海ゾーンへの航海となる。

「セルプホフ」は、現在、この海域で任務を遂行している小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」と交代する。

2015年11月、黒海艦隊の為にA.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場で建造された艦はセヴァストーポリへ到着し、12月12日には正式に聖アンドレイ旗が掲揚された。

黒海艦隊の一員として2隻の同型プロジェクトの小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」は任務を遂行する。
これらは、海軍造船プログラム実行の枠組みにおいて建造された近代化された「ブヤン-M」シリーズの4番艦及び5番艦である。

新たな艦の排水量は増大し、自己防衛手段に加え、最新の遠距離ミサイル複合体「カリブル-NK」を装備する。


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プロジェクト21631小型ロケット艦「セルプホフ」は、ロシア内陸部ゼレノドリスクA.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場で建造され、2015年12月12日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
就役から3ヶ月半位しか経っていない最新鋭艦です。
[巡航ミサイル"カリブル"を装備する最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2016年2月8日から12日まで行なわれたロシア南方軍管区(黒海艦隊を含む)の抜き打ち演習では、上陸部隊の支援砲撃を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊はクリミア半島で上陸演習を行なった]

2月13日には同型艦「ゼリョヌイ・ドル」地中海東部へ向けて出航しました。
[巡航ミサイル"カリブル"を装備するロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルは掃海艦と共に地中海へ向かった]

それから1ヶ月以上が経過し、今度は「セルプホフ」地中海東部へ行く事になりました。

無論、「セルプホフ」にとっては、就役後初の地中海任務となります。

「セルプホフ」は、現在シリア沖に居る同型艦「ゼリョヌイ・ドル」と交代します。
[ロシア海軍黒海艦隊の巡航ミサイル"カリブル"搭載艦は常に地中海へ展開する]


「セルプホフ」の主兵装は有翼ミサイル「カリブル」ですが、既にこのミサイルは、シリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ向けて何度か発射されています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]
[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

地中海東部(シリア沖)からも、昨年12月9日にISIL拠点へ「カリブル」が発射されています。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


現在、地中海東部には、太平洋艦隊親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と、黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」を中核とする作戦部隊が展開しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシリア沖で戦闘任務に就いている]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海へ向かった]

この他、いわゆる「シリア・エクスプレス」(黒海沿岸からシリアへの輸送任務)として、現在は大型揚陸艦「サラトフ」、ツェーザリ・クニコフ」、軍用輸送船「ヤウザ」の3隻が地中海東部に居ます。

ウラジオストクのウリス湾ではロシア海軍の大型水上艦(ヘリコプター空母)の為の埠頭の建設が続けられる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月30日6時57分配信
【極東連邦管区では「ミストラル」の同類艦の為の埠頭の建設が継続される】
モスクワ、3月30日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊が受領しなかったフランス「ミストラル」に代わる大きな排水量のロシア艦の為の埠頭の建設は、ウラジオストクウリス湾で継続される。
連邦特殊建設局(ロシア特殊建設)局長アレクサンドル・ヴォロソフは発表した。

「ミストラル型ヘリコプター空母の配備が計画されていたウリス湾(ウラジオストク)では、国内で生産される大きな排水量の軍用船の為の建設・設置工事が継続されています」
ヴォロソフ
『クラースナヤ・ズヴェズダー』のインタビューに対し表明した。

彼は、2016年のロシア特殊建設局の企業の主な努力が、ウラジオストクウリス湾太平洋艦隊艦船駐留所を含めた高層建築施設の納入の準備へ向けられる事を指摘した。

以前、ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージンは、ロシア「ミストラル」(のような艦)を自身で建造出来ると表明した。

駐留所のインフラストラクチュア施設はロシアの為にフランスが建設し、ウラジオストクウリス湾へ2015年9月末に建設される計画だったが、その後、2隻の「ミストラル」型ヘリコプター揚陸ドック艦(「ウラジオストク」、「セヴァストーポリ」)エジプトへ売却された。
駐留所の完全な建設は2017年12月末に完了する。
総全長約2.7キロメートルに及ぶ停泊地の再建と建設では、約1.6キロの固定桟橋、近代的な兵器積載所、更には、道路と鉄道線路が提供される。


ロシアフランスへ2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)を発注し、「ウラジオストク」、「セヴァストーポリ」と命名された艦は2014年と2015年に引き渡される筈でしたが、フランスウクライナ情勢に関連して引き渡しを凍結しました。

2015年8月5日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンフランス大統領フランソワ・オランドは電話で会談し、「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の建造・供給契約の終了(破棄)を決定しました。
[ロシアとフランスはロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約を終了させた]

フランスロシアへ補償金として約9億5000万ユーロを支払い、2隻の「ミストラル」級に設置されたロシア製機器は全て取り外してロシアへ返却されました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約終了によりフランスはロシアへ9億4975万4849ユーロを支払う]
[ロシア海軍向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器は全てロシアへ到着した]


一方、「ミストラル」級ヘリ空母の為の新たな埠頭の建設は、2014年2月からウラジオストク南部ウリス湾で始まりました。

[ウラジオストクでミストラル級ヘリ空母の為の埠頭の建設が始まった]
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の為のウラジオストク南部ウリス湾の新基地は2017年末までに完成する]

既に「ミストラル」級の契約は解除され、もはやロシア海軍へ引き渡される事は有りませんが、それでもウリス湾の埠頭の建設は続けられているとの事です。
将来、「ミストラル」級のような大型水上艦が駐留する為に。
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ロシアは、以前からロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦の設計を進めていました。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]
[ロシア海軍の為の新たなヘリコプター揚陸艦の設計は進められている]
[ロシア海軍の将来汎用ヘリコプター揚陸艦の建造にはミストラル級の経験が生かされる]

現在の所、「ロシア版ミストラル」の建造は2018年から始まる予定です。
[ロシア海軍の為の新たな汎用大型揚陸艦の建造は2018年に始まる]
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]

新たな全通甲板ヘリコプター揚陸艦の名前は、「ミストラル」級に付けられていた「ウラジオストク」、「セヴァストーポリ」が襲名される可能性が高いようです。
[ウラジオストクとセヴァストーポリの名はロシア海軍の将来ヘリコプター揚陸艦へ与えられる]

ウリス湾の新基地には、新たな「ウラジオストク」「セヴァストーポリ」が配備されることになるでしょうか。
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ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊はツシマ沖海戦の戦死者を追悼した

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『タス通信』より
2016年3月30日4時20分配信
【太平洋艦隊の艦船は朝鮮海峡でツシマ沖海戦の戦死者に敬意を払った】
ウラジオストク、3月3​​0日/タス通信特派員ナターリヤ・ニクーリナ

大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、大洋救助船「フォーチィ・クリロフ」、給油船「イルクト」で構成される太平洋艦隊艦船支隊の乗組員は朝鮮海峡(対馬海峡)を通過し、ツシマ沖海戦(日本海海戦)で戦死したロシア人船員を追悼する花輪を水面へ供えた。
タス通信は、太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフより伝えられた。

「支隊は、ロシアと日本の艦隊の歴史的な戦闘海域で短時間停止し、伝統的な表敬式典が開催されました。
支隊の全ての艦船で乗組員が整列して追悼集会が行なわれました。
その後、大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフの上から水面へ花輪が投下されました」
マルトフ
は話した。

彼は、艦船支隊太平洋の海域の1つで遠距離航海の計画任務を遂行している事を指摘した。
以前、艦船乗組員は、日本海を移動中に隊列を構成して機動演習任務へ取り組んだ。
加えて、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」艦上では、対テロ部隊の訓練が実施され、艦の戦闘班はダメージコントロール演習へ取り組んだ。


大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」を中核とする太平洋艦隊艦船支隊は、2016年3月末(3月26日頃?)にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは遠距離航海へ出発した]

3月28日に対馬海峡を通過しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊は対馬海峡を南下した]

朝鮮海峡(対馬海峡)を通過する際のロシア海軍の慣例として、ロシア-日本戦争中の1905年5月27日のツシマ沖海戦(日本海海戦)ロシア海軍の戦死者の追悼式典を開催し、花輪を投下しました。


以前の太平洋艦隊広報部の発表によると、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊太平洋及びインド洋への遠距離航海を行ない、5ヶ国を訪問し、2つの国際海軍演習へ参加するとの事です。
その1つは、2016年4月にインドネシアスマトラ島付近の海域で実施されるアジア太平洋地域国際海軍演習『KOMODO-2016』です。
[ロシア海軍太平洋艦隊は2016年4月に国際海軍演習『KOMODO-2016』へ参加する]

建造中のロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"は2016年11月に乗組員を受け入れる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月29日13時45分配信
【乗組員は(2016年)11月にフリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」へ定住する】
モスクワ、3月29日-ロシア通信社ノーボスチ

サンクトペテルブルク工場『北方造船所』(『統合造船業営団』に含まれる)で建造中の最新鋭フリゲート・プロジェクト22350「アドミラル・フロータ・カサトノフ」への乗組員の定住は2016年11月に予定されている。
火曜日、同社の代理人オーリガ・ダニレフスカヤは報道機関へ伝えた。

同艦の艤装工事は続けられており、主要打撃複合体、アンテナ、特殊機器が搭載されている。

「造船工場『北方造船所』は、プロジェクト22350フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"の居住区の板張り及び機器の備え付けを始めました。
乗組員の定住は2016年11月に予定されています」
ダニレフスカヤ
は表明した。

彼女によると、艦は「既に、発電装置のシステム試験及び据え付け、総合艦内システムの機構のメンテナンス、電気工事を完了し、艦首及び艦尾へ電力を供給する為の主配電盤の電力受信が確保され、艦には標準照明が供給されます」

造船所は更に、燃料タンクの密閉試験を実施した。
フリゲートは燃料を受け取った。
「艦に装備されたタンクの容量は、給油無しで4500海里の距離を航行可能です」
『北方造船所』
代理人は付け加えた。

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」では補機の検査始動が実施され、試運転が始まった。
艦は、浮揚状態でのメインエンジンの重心調整を準備する。

プロジェクト22350艦の排水量は4500トン、全長160メートル、幅16メートル、速力29ノット、航続距離4500海里、自立航行期間30日、乗組員180~210名。
フリゲートの兵装は、130mm艦載砲A-192「アルマート」、16基の対艦ミサイル「オーニクス」或いは「カリブル-NKE」の為の発射装置、高射ミサイル複合体「ポリメント・リドゥート」で構成されている。
合計で8隻のプロジェクト22350フリゲートの建造が計画されている。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍向けのプロジェクト22350フリゲート(大型警備艦)「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、2009年11月26日に起工されました。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦「カサトノフ海軍元帥」起工]

そして、起工から約5年後の2014年12月12日に進水しました。

[ロシア海軍の新型フリゲート(大型警備艦)アドミラル・フロータ・カサトノフは進水した]

『北方造船所』は、2016年1月13日の時点で「アドミラル・フロータ・カサトノフ」の完成度は81パーセントと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"は81パーセント完成している]

現在も艤装工事が進められている「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、今年11月には乗組員が艦内に居住できるようになるとの事です。


因みに、現在バレンツ海で洋上試験中のプロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」は、2013年7月末には乗組員が艦内へ居住できるようになっています。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」へ正規乗組員全てが乗艦した]

「アドミラル・フロータ・カサトノフ」ロシア海軍への引き渡しは2017年末に予定されています。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"は2017年末にロシア海軍へ引き渡される]


現在までに、プロジェクト22350フリゲートは4隻が起工されています。

[プロジェクト22350フリゲート]
サンクトペテルブルクの「北方造船所」(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造。

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」
Адмирал флота Советского Союза Горшков(工場番号921)
2006年2月1日起工/2010年10月28日進水/2016年末就役予定
北方艦隊へ配備予定

「アドミラル・フロータ・カサトノフ」Адмирал флота Касатонов(工場番号922)
2009年11月26日起工/2014年12月12日進水/2017年末就役予定
北方艦隊へ配備予定

「アドミラル・ゴロフコ」Адмирал Головко(工場番号923)
2012年2月1日起工/2018年就役予定

「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・イサコフ」
Адмирал флота Советского Союза Исаков(工場番号924)
2013年11月14日起工/2019年就役予定


1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」は、現在、バレンツ海で洋上試験中であり、2016年末までにはロシア海軍へ引き渡されます。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で海上目標への砲撃試験を行なった]

3番艦と4番艦の建造工事は、ガスタービンエンジンの供給遅延により遅れています。
[ロシア海軍の新型フリゲートの建造は停滞する]

プロジェクト22350フリゲートは改良型(プロジェクト22350M)を含め、少なくとも15隻の建造が計画されています。
[ロシア海軍は15隻のプロジェクト22350/22350Mフリゲートを受領する]

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊は対馬海峡を南下した

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『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2016年3月28日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2016年3月28日午前4時30分頃、ロシア海軍の3隻の艦艇が上対馬北東約74kmの海域を南西へ進み、対馬海峡を南下しました。

通過したのは、この3隻です。
ウダロイI級ミサイル駆逐艦(572):大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
ドゥブナ級補給艦:中型海洋給油船「イルクト」
バクラザン級救難曳船:救助曳船「フォーチィ・クリロフ」


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この3隻は、2016年3月末(3月26日頃?)にウラジオストクを出航しています。
上記の日本側発表と照らし合わせると、ロシア太平洋艦隊広報部が発表した時点で既に対馬海峡を通過していたようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは遠距離航海へ出発した]

太平洋艦隊広報部の発表によると、この部隊は太平洋及びインド洋への遠距離航海を行ない、5ヶ国を訪問し、2つの国際海軍演習へ参加するとの事です。
その1つは、2016年4月にインドネシアスマトラ島付近の海域で実施されるアジア太平洋地域国際海軍演習『KOMODO-2016』です。
[ロシア海軍太平洋艦隊は2016年4月に国際海軍演習『KOMODO-2016』へ参加する]

ただし、遠距離航海がどの程度の期間になるのか、具体的に何処の国を訪問するのかなどといった事は未だ公表されていませんが・・・

ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年に試験運用を完了する

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『タス通信』より
2016年3月28日12時32分配信
【統合造船業営団:潜水艦「ラーダ」のトップの試験運用は2016年に完了する】
モスクワ、3月28日/タス通信

プロジェクト677「ラーダ」非核動力潜水艦のトップ「サンクトペテルブルク」の試験運用は2016年末に完了する。
タス通信は、国際陸軍・海軍兵器展示会『DEFEXPO インディア-2016』を前にして『統合造船業営団』広報サービスより伝えられた。

「ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト"ラーダ"のトップの試験運用は2016年末までの完了が計画されています」
対談者は話した。
彼は、ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト「ラーダ」シリーズの4隻目を建造する為の決定は、現在形成されている新たな国家軍備プログラムに沿って採択される事を付け加えた。

最初の潜水艦「サンクトペテルブルク」は、2010年から北方艦隊で試験運用に在る。
今、サンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」では、潜水艦シリーズの2隻目と3隻目が建造されている。

[潜水艦「カリーナ」]
『統合造船業営団』
は更に、第5世代非核動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」は最初に非大気依存発電装置(AIP)を受け取ると伝えた。

「最初の非大気依存発電装置は、将来非核動力潜水艦カリーナへの設置が計画されています」
『統合造船業営団』
は伝えた。

以前、ロシア連邦海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、最初の非大気依存発電装置第4世代非核動力潜水艦「ラーダ」が受け取ると述べた。


[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。


2012年2月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

「ラーダ」級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー:
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置には、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になり、2013年10月17日に潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年も試験運用を継続する]

2016年1月19日、「ロシア海軍総司令部の(匿名の)高位の代理人」は、「ラーダ」級の建造が3隻で打ち切られると発言しました。
[ロシア海軍は第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の調達を3隻で打ち切る]

その後、ロシア海軍と、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』は、「ラーダ」級の建造打ち切りを否定しました。
[ロシア海軍は第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の建造を中止するつもりは無い]
[ロシア国防省はロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の調達中止を指示していない]

3月18日、『統合造船業営団』は、2番艦「クロンシュタット」と3番艦「ヴェリーキエ・ルーキ」ロシア海軍への引き渡しは2018~2019年になる事を明らかにしました。
[最後のラーダ級潜水艦(?)クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキは2018-2019年にロシア海軍へ引き渡される]

そして今回、『統合造船業営団』は、1番艦「サンクトペテルブルク」の試験運用が今年末までに完了すると発表しました。

更に、「ラーダ」級4番艦は、「新たな国家軍備プログラム」、つまり「2016-2025年の国家軍備プログラム」の下で建造される事も初めて明らかにされました。

つまり、「ラーダ」級の建造が3隻で終わるというのは「2011-2020年の国家軍備プログラム」での話だったという事でしょう。


現在、ロシアでは、通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP機関)リチウムイオン電池の開発が進められています。
[ロシアは潜水艦用のリチウムイオン電池の試験に成功した]
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]

非大気依存発電装置は、第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級に標準装備されます。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は『2025年までの国家軍備プログラム』により建造される]

記事末尾で触れられているように、以前、ロシア海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、「ラーダ」級非大気依存発電装置が搭載されるかもしれないと述べましたが、結局、「カリーナ」級に搭載される事になるようです。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦は非大気依存発電装置(AIP)を装備するかもしれない]

ロシア海軍第5世代多用途原子力潜水艦ハスキー級の設計原案は2018年に出来上がる

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『タス通信』より
2016年3月28日12時9分配信
【第5世代潜水艦「ハスキー」の草案設計は2年後に出来上がる】
モスクワ、3月28日/タス通信

第5世代多目的原子力潜水艦プロジェクト「ハスキー」の外観の形成及び草案モデルの作成は2年後に完成する。
タス通信は、国際陸軍・海軍兵器展示会『DEFEXPO インディア-2016』を前にして『統合造船業営団』広報サービスより伝えられた。

「多目的原子力潜水艦の草案設計の開発には、約2年掛かります。
その枠組みにおいて、将来原子力潜水艦の外観が形成されるでしょう」
『統合造船業営団』
は伝えた。

この件に関し営団は、完全なチタン製船体で作成する選択肢は計画に無い事を指摘した。
「しかしながら、潜水艦の建造には、チタンで作られる要素が常に存在します。
この原子力潜水艦の原子炉のタイプは、艦の外観の開発が完了した後に知られるようになるでしょう」
『統合造船業営団』
は説明した。

第5世代多目的潜水艦の開発は、サンクトペテルブルク「マラヒート」設計局で行なわれている。

現在、ロシアでは第4世代多目的潜水艦プロジェクト「ヤーセン」シリーズが建造されている。

[第5世代原子力潜水艦の外観]
『統合造船業営団』
は更に、第5世代戦略原子力潜水艦の外観の作成作業は未だ行なわれていないと伝えた。

「第5世代戦略原子力潜水艦の外観を形成する作業は、未だ行なわれていません。
原子力潜水艦プロジェクト"ボレイ"の改良作業が続けられておりますので」
『統合造船業営団』
は伝えた。

「将来艦の大きさに関してですが、潜水艦を含めた造船業界の現代の傾向といたしましては、指定された戦術-技術的特性の保持の為、艦の排水量の減少への指向が提示されています。
これは実現します-承認された将来原子力潜水艦の外観が見えてくれば」
『統合造船業営団』
広報サービスは要約した。


ソ連/ロシア海軍攻撃原潜(多用途原潜)を手掛けてきた「マラヒート」機械製造局は、既に第5世代多用途原子力潜水艦「ハスキー」の設計作業に取り掛かっています。
[第5世代多用途潜水艦はステルス性を重視する]
[ロシア海軍第5世代多用途原潜は複殻式船体となり、排水量は12000トン以下になるだろう]
[ロシア海軍第5世代多用途原潜は水中無人機を搭載する]
[ロシア海軍第5世代多用途原子力潜水艦の開発作業は進行中である]
[ロシア海軍の為の第5世代多用途原潜ハスキー級の開発は進められている]

第5世代多用途原子力潜水艦「ハスキー」は、モジュール方式(基本型は攻撃原潜であり、有翼ミサイル区画を挿入すれば有翼ミサイル原潜になる)となるようです。
[ロシア海軍の為の第5世代多用途原子力潜水艦はモジュール方式となる]
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この他、旧ソ連海軍「アルファ」級のような大幅な自動化による省力化も検討されています。
[ロシア海軍は自動化原潜の建造を検討する]

「ハスキー」級には、現在開発中の極超音速有翼ミサイル「ツィルコン」が装備されます。
[ロシア海軍の為の極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"の試験が始まった]
[ロシア海軍第5世代多用途原子力潜水艦ハスキー級は極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"を装備する]


そして今回、ロシア造船業界の総元締・総本山である『統合造船業営団』は、「ハスキー」級の設計原案は2年後-2018年には出来上がると発表しました。

「ハスキー」級は、早ければ2020年代初頭には建造が始まるでしょう。
[セヴェロドヴィンスク造船所は2020年からロシア海軍第5世代原潜の建造を開始できる]


その一方、第5世代戦略原子力潜水艦の開発に関しては、未だ具体的な作業は行われていない事も明らかにされました。

現在の所、第5世代戦略原子力潜水艦は2030年以降の建造が予定されています。
[ロシアは第5世代潜水艦の設計作業を始めている]
[ロシア第5世代原子力潜水艦は2030年以降に建造される]

第5世代戦略原子力潜水艦の設計を担当するのは「ルビーン」海洋工学中央設計局ですが、同局は現在、第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の設計や、第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」級の改良などに追われており、現時点では第5世代戦略原潜にまで手が回らないようです。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は『2025年までの国家軍備プログラム』により建造される]
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜は2020年以降に更なる発展型が開発される]
[ロシア海軍第4世代戦略原潜ボレイ級の建造は2020年代にも継続される]

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは遠距離航海へ出発した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月28日11時1分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は太平洋での勤務へと出発した】
ウラジオストク、3月28日-ロシア通信社ノーボスチ

大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、大洋救助船「フォーチィ・クリロフ」、給油船「イルクト」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、太平洋における戦闘勤務の為にウラジオストクから出航した。
東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐は発表した。

「遠距離航海の目的には、太平洋及びインド洋における海軍の存在の確保と(ロシア海軍)旗のデモンストレーションも含まれます。
戦闘勤務中に太平洋艦隊将兵は5か国を非公式訪問の為に訪れる予定であり、太平洋及びインド洋のアジア太平洋地域諸国との2つの多国間演習へ参加します」
マルトフ
は伝えた。

彼によると、現在、地中海ロシア海軍グループの一員として太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」が任務を遂行している。


太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(1988年12月30日納入、1989年5月1日就役)は、2013年10月下旬~2014年2月下旬までインド洋への遠距離航海を実施し、ミャンマー大韓民国、そして日本を訪れました。
[大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはウラジオストクへ戻った]

2014年10月末~12月初頭には南太平洋への遠距離航海を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはウラジオストクへ帰港した]

2015年には遠距離航海には参加せず、日本海オホーツク海で演習に参加したのみでした。
[ロシア海軍太平洋艦隊は日本海で演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊は演習を実施した]
[ロシア海軍太平洋艦隊はオホーツク海で対潜演習を実施した]


そして2016年3月末、「アドミラル・ヴィノグラードフ」救助曳船給油船を伴い、1年3ヶ月ぶりの遠距離航海へ出発しました。

「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊は2つの国際海軍演習へ参加するとの事ですが、その1つは、2016年4月にインドネシアスマトラ島付近の海域で実施されるアジア太平洋地域国際海軍演習『KOMODO-2016』です。
[ロシア海軍太平洋艦隊は2016年4月に国際海軍演習『KOMODO-2016』へ参加する]


なお、記事末尾で触れられていますが、現在、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」地中海東部(シリア沖)に居ます。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシリア沖で戦闘任務に就いている]
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ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月25日12時16分配信
【科学生産合同「マルス」は「ミストラル」のロシアの同類艦の管理システムを作成する】
モスクワ、3月25日-ロシア通信社ノーボスチ

(ロシア)海軍戦闘活動管理システムの自動化プロセスの分野におけるロシアの主導的企業であるウリヤノフスク科学生産合同「マルス」は、将来の揚陸ヘリコプター母艦「ミストラル」型ロシアの同類艦の為の管理システムを開発する準備を整えている。
総取締役ウラジーミル・マクラエフは、ロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し、こう述べた。

「科学生産合同マルスは、このような将来艦の為の管理システムを作成する為に必要な経験と科学・技術的な蓄積を有しております。
それは、軍艦ミストラル型の為の管理システムの仕事、大型揚陸艦プロジェクト11711へ装備する為の当社の製品、輸出モデルである航空母艦の為の自動戦闘管理システム"レソルブ-E"、軍事技術協力ライン上における共同開発の枠組みを含む航空用途任務の複合体の強化といったものです」
マクラエフ
は話した。

昨年12月、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは、同社はヘリコプター搭載艦の製造を開始する為に必要な全ての能力を有していると述べた。
このクラスには、ロシア連邦へ引き渡されなかったフランスの艦「ミストラル」も関連する。

以前、ロシア連邦海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ1等海佐(註:現在は少将へ昇進)は、「ミストラル」と同様の機能を有するロシアの大型揚陸艦の設計は、最終段階に在ると表明した。


[ロシア将来大型揚陸艦]

ロシアフランスへ2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)を発注し、「ウラジオストク」、「セヴァストーポリ」と命名された艦は2014年と2015年に引き渡される筈でしたが、フランスウクライナ情勢に関連して引き渡しを凍結しました。

2015年8月5日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンフランス大統領フランソワ・オランドは電話で会談し、「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の建造・供給契約の終了(破棄)を決定しました。
[ロシアとフランスはロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約を終了させた]

フランスロシアへ補償金として約9億5000万ユーロを支払い、2隻の「ミストラル」級に設置されたロシア製機器は全て取り外してロシアへ返却されました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約終了によりフランスはロシアへ9億4975万4849ユーロを支払う]
[ロシア海軍向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器は全てロシアへ到着した]

取り外された機器は、ロシア海軍訓練センターで研修に使われる事になりました。
[ロシア向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器はロシア海軍へ引き渡される]

その後、2隻の「ミストラル」級エジプトへ売却されることになりました。
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一方、ロシアは、以前からロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦の設計を進めていました。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]
[ロシア海軍の為の新たなヘリコプター揚陸艦の設計は進められている]
[ロシア海軍の将来汎用ヘリコプター揚陸艦の建造にはミストラル級の経験が生かされる]

現在の所、「ロシア版ミストラル」の建造は2018年から始まる予定です。
[ロシア海軍の為の新たな汎用大型揚陸艦の建造は2018年に始まる]

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そして今回、ロシア海軍(及び海外輸出用)の艦船の為の戦闘情報管理システムを製造するウリヤノフスク科学生産合同「マルス」のトップであるウラジーミル・マクラエフ氏は、ロシア海軍汎用ヘリコプター揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムを開発する事を明らかにしました。
【科学生産合同「マルス」公式サイト】

現在建造中のロシア海軍の新型艦には、主に「シグマ」系列の戦闘情報管理システムが搭載されていますが、更なる発展型が開発されるようです。
【戦闘情報管理システム「シグマ-E」(輸出モデル)】

記事中の「輸出モデルの航空母艦の為の自動戦闘管理システム"レソルブ-E"」というのは、インドへ輸出された空母「ヴィクラマーディティヤ」の事を指しています。
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【自動戦闘管理システム「レソルブ-E」(科学生産合同「マルス」公式サイト)】
【自動戦闘管理システム「レソルブ-E」(コンツェルン「海軍情報システム-アガート」公式サイト)】


科学生産合同「マルス」総取締役ウラジーミル・マクラエフ氏へのインタビュー記事。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月25日11時0分配信
【科学生産合同「マルス」:新たな管理システムによりロシア連邦海軍の艦は賢くなる】

科学生産合同「マルス」は、ロシア海軍プロジェクト22160哨戒艦プロジェクト22800小型ロケット艦プロジェクト20385/20380M/20386コルベット、プロジェクト23550砕氷警備艦、プロジェクト11711大型揚陸艦、プロジェクト11442M重原子力ロケット巡洋艦(近代化改装されるアドミラル・ナヒーモフ)の為の戦闘情報管理システムも作っています。

クリミア半島のセヴァストーポリにロシア海軍黒海艦隊の潜水艦修理部局が創設された

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年3月25日14時59分配信
【セヴァストーポリに潜水艦修理の設計局が登場する】

艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」のセヴァストーポリ支所である「セヴァストーポリ海洋工場」には、潜水艦修理の為の計画工学局が作成された。
造船所の総取締役イーゴリ・ドレイは表明した。


「潜水艦のメンテナンス及び、緊急時を含む全ての種類の修理を行なう目的で、工場にはアドミラルティ造船所の黒海艦隊特殊計画工学局が組織されました」
同社のトップは『クリミア情報』紙のインタビューに対し述べた。

ドレイは、「ズヴェズドーチカ」支所である「セヴァストーポリ海洋工場」の生産設備で作業が開始された時、同社は黒海艦隊最新潜水艦「ノヴォロシースク」のメンテナンスの発注を受けたと説明した。
既知のように、潜水艦は、北方艦隊での試験を経てセヴァストーポリへ到着した後、造船所で仕上げ及び塗装作業を実施した。

今日において、同社は400名以上を雇用し、契約業者の500名以上の労働者がメンテナンスに従事している。
「セヴァストーポリ海洋工場」のトップは、将来的に造船所はメンテナンスのみならず、艦船の建造にも関わると述べた。

同社の復活は、2014年3月の国民投票の結果により発生したクリミア領域の所有国の変更後に始まった。
黒海艦隊最新ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト636.3は、(クリミア)半島の外のノヴォロシースクに駐留する。


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【『セヴァストーポリ海洋工場』公式サイト】

[セヴァストーポリ船舶修理工廠「セヴモルザヴォード」]

セヴァストーポリ市内に位置する艦船修理工場「セヴァストーポリ海洋工場」は、ロシア北西部セヴェロドヴィンスク艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」の傘下に入っています。
[セヴァストーポリ海洋工場はセヴェロドヴィンスク艦船修理工場ズヴェズドーチカの傘下に入る]

その「セヴァストーポリ海洋工場」に、サンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」(ロシア海軍及び外国向けの通常動力潜水艦を建造)から技術者が出向し、潜水艦修理専門部局が設立されました。
黒海艦隊へ配備される潜水艦の修理や整備を円滑に進める為に。

現在、黒海艦隊の為の通常動力潜水艦プロジェクト06363の建造が進められており、1番艦と2番艦は黒海へ回航されています。
プロジェクト06363は最終的に6隻が黒海艦隊へ配備されます。
[プロジェクト06363潜水艦]

既に「セヴァストーポリ海洋工場」は、黒海艦隊へ配備されたプロジェクト06363潜水艦「ノヴォロシースク」のメンテナンスを2015年12月初頭に終えています。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年12月8日11時41分配信
【セヴァストーポリは潜水艦「ノヴォロシースク」の修理を完了した】

クロンシュタット海洋工場はロシア海軍の全ての艦艇用ガスタービンエンジンを修理する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年3月24日15時17分配信
【ロシアのガスタービンエンジンはクロンシュタットでメンテナンスされる】

クロンシュタット海洋工場は、ロシア海軍の艦に設置されているガスタービンエンジンと、更には次世代ガスタービンエンジンの修理の発注を受けると表明した。

「2024年までの期間における海軍の為のガスタービンエンジン修理プログラムは承認されました。
海洋工場は、エンジンDE59、DT59、DK59、DO63、更には次世代のガスタービンエンジンの修理を保証いたします」
『海軍産業』(フロートプロム)
編集者が受け取った同社の声明においては、こう述べられている。

工場は更に、2015年6月からクロンシュタット(サンクトペテルブルク)で修理されたエンジンDT-59太平洋造船所『ダーリザヴォード』へ引き渡す準備が整った事を報告した。
2016年1月~2月に、それは試験台における試験が実施された。
同社には、国家防衛発注の枠組みにおいて合計9基のガスタービンエンジンが在る。

以前、「クロンシュタット海洋工場」総取締役アナトーリー・ベロエフは、同社が第2世代及び第3世代のガスタービンエンジンを修理していると述べた。
ウクライナ「ゾーリャ-マシプロイェクト」が製造し、プロジェクト11356フリゲートに設置されたガスタービンエンジンの修理は、クロンシュタットにおいては、これらの書類が不足しているが故に実行されなかった。

ガスタービン専門作業所は1967年にクロンシュタット艦船修理工場に作成された。
これまでに、ソヴィエト社会主義共和国連邦及びロシア海軍の為に、350以上の様々な派生型のエンジン及び装置が修理された。
工場の別の作業の方向性は、ガス汲み上げステーションのニーズの為の変換された船舶用エンジンの修理である。

ロシア艦ガスタービンエンジンは、伝統的にウクライナニコラエフからの専門家の支援により修理されていた。
しかし、2014年のクリミア半島の所有国の変更という出来事の後、ウクライナは新たなガスタービンエンジンの供給と古いエンジンの修理を停止した。
クロンシュタット工場に加え、ロシアの複数の営利会社がタービンの修理に従事している。


【『クロンシュタット海洋工場』公式サイト】

[ガスタービンエンジン代替問題]

ソ連/ロシア艦船用ガスタービンエンジンの製造には、ロシア「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」ウクライナ「ゾーリャ-マシプロイェクト」が関わっており、エンジンの最終組立は「ゾーリャ-マシプロイェクト」で行なわれていました。
しかし、2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナロシアの関係も悪化し、ガスタービンエンジンに関する「分業体制」も瓦解しました。

この為、ガスタービンエンジンの生産は全てロシア国内で行なう事になり、現在、その為の体制を再構築中であり、今後は「ゾーリャ-マシプロイェクト」に代わって科学生産合同「サトゥルン」ガスタービンエンジンの最終組立を行なう事になります。
[ロシアは2018年から艦艇用ガスタービンを量産する]

一方、ロシア海軍現用艦ガスタービンエンジンの修理も、これまではウクライナ(「ゾーリャ・マシプロイェクト」社)に依存していましたが、当然ながら、こちらの方も御破算となりました。
この為、ガスタービンの修理もロシア国内で行なう事になりました。

当初は、ロシア国内の複数の航空機工場ガスタービンを送っていたのですが、これで何かと不便なので、1960年代末から民間用ガスタービンエンジンの修理を行なっていたクロンシュタット海洋工場が、ロシア海軍現用艦艇ガスタービンエンジンの修理やメンテナンスなども一手に引き受ける事になりました。
[ロシア海軍艦艇のガスタービンエンジンの修理はクロンシュタットで行なわれる]

ただし、昨年(2015年)の時点では、ロシア海軍新型フリゲートプロジェクト22350プロジェクト11356Rガスタービンエンジンに関しては未だ取扱いできなかったのですが、その後、これらの新世代ガスタービンの修理も行なえる目途が付いたようです。

プロジェクト11356Rフリゲートの1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2016年3月11日にロシア海軍へ就役しています。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは英仏海峡を通過して北海へ入った

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月25日10時32分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はラマンシュ海峡(英仏海峡)への接近時に演習を実施した】
モスクワ、3月25日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」ラマンシュ海峡(英仏海峡)への接近時に演習を実施し、北東大西洋艦船支隊は対空及び対潜防衛演習を実施する。
北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。

金曜日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」率いる北方艦隊艦・支援船支隊ラマンシュ海峡の通過を完了し、北海へ出た。

「海峡ゾーンへ接近する前にロシア船員は、悪天候条件下及び船舶航行が集中する狭い海域での航行訓練を実施しました。
更に乗組員は、航行中の艦のダメージコントロール活動へ取り組みました」
セルガ
は話した。

以前、ロシア大型対潜艦の乗組員は、海上移動中の艦船の防衛の為の一連の艦内演習、更には、甲板航空機-ヘリコプターKa-27を使用した救助活動実施の為の訓練を実施した。

「北大西洋海域で北方艦隊艦船支隊は、対空及び対潜防衛の複合戦闘演習を実施し、給油船ドゥブナと共に航行中の艦への液体及び乾燥貨物の移送の合同活動へ、救助曳船SB-406と共に仮想遭難艦への援助へ取り組みます」
セルガ
は指摘した。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の遠距離航海は、北方艦隊対潜艦旅団司令官アレクサンドル・マシネツキー1等海佐の将旗の下で(2015年)10月23日から続けられている。
この間にロシア船員は23000海里以上を航行した。


[大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-)]

プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役、2010年12月7日再就役)は、2015年10月23日に大西洋へ向けて出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは大西洋へ向かった]

それから4日後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは北海から英仏海峡へ行く]

11月2日には英仏海峡を抜けてビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

11月4日未明、ジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

11月5日~6日には艦載ヘリコプターKa-27の訓練が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフの艦載ヘリコプターKa-27は地中海で訓練を行なった]

11月9日、チュニス海峡(シチリア海峡)黒海艦隊大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」からディーゼル燃料(軽油)真水の洋上補給を受けました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはシチリア海峡付近で洋上補給を行なった]

その後、地中海東部へ向かい、11月13日にはキプロスリマソール港を訪れました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはキプロスのリマソールを訪れた]

リマソール港を出た後、11月20日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。 
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

11月23日、紅海対テロ演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは紅海で対テロ演習を実施した]

11月26日にはアデン湾対テロ演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾で対テロ演習を実施した]

11月末にオマーンサラーラ港へ寄港して物資を補充した後、アラビア海へと去りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオマーンのサラーラ港へ寄港した]

12月4日、パキスタンカラチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはパキスタンを訪れた]

12月6日にカラチを出航し、パキスタン海軍との麻薬密輸取締の為の合同演習『アラビアン・モンスーン-2015』アラビア海北部で始まりました。
[アラビア海でロシア海軍とパキスタン海軍の合同演習『アラビアン・モンスーン-2015』が始まった]

12月8日には演習を終えてカラチへ戻りました。
[ロシア海軍とパキスタン海軍の合同演習『アラビアン・モンスーン-2015』は完了した]

12月10日にカラチを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはパキスタンを去った]

12月16日、再びオマーンサラーラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは再びオマーンを訪れた]

サラーラ港を出た後、紅海へ向かい、その航路上で艦内演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは紅海で演習を実施した]

12月23日、スエズ運河を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して地中海へ入った]

その後も地中海東部に留まり、ここで2016年の新年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは地中海東部で2016年の元旦を迎える]
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは地中海東部で新年を祝った]

地中海東部で就役34周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは就役34周年を迎えた]

現在は太平洋艦隊親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と共にシリア沖へ展開しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシリア沖で戦闘任務に就いている]

1月22日には外国の報道陣の取材を受けました。
[シリア沖のロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフを外国メディアが取材した]

1月26日には艦の対空兵装(高射ミサイル複合体「キンジャール」、AK-100 100mm砲、AK-630 30mm機関砲)全てを使用する防空戦闘演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海で防空戦闘演習を行なった]

2月6日には実際に武器を使用しない防空演習や艦のダメージコントロール訓練などを実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海東部で演習を実施した]

2月12日には水中破壊工作員撃退の為の演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海で水中破壊工作員を撃退する演習を行なった]

2月19日には対潜戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海東部で対潜戦闘訓練を行なった]

遠距離航海へ出発してから丁度4ヶ月目になる2016年2月23日、地中海東部『祖国防衛者の日』を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海東部で『祖国防衛者の日』を祝った]

3月11日には潜水艦の魚雷攻撃からの艦を防衛する為の演習を実施しました。
[北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海で対魚雷防衛演習を行なった]

3月21日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」ジブラルタル海峡を通過して地中海を去りました。
同じく地中海東部に滞在していた救助曳船SB-406給油船「ドゥブナ」も同行しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海を去り、大西洋へ入った]

そして3月25日に英仏海峡を通過して北海へ入りました。
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クリル諸島にロシア海軍太平洋艦隊の基地が建設されるかもしれない

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月25日12時26分配信
【ショイグ:ロシア海軍はクリルに艦船駐留所を作成するかもしれない】
モスクワ、3月25日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍クリル諸島への艦船駐留の可能性について検討する。
ロシア国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は表明した。

現在、太平洋艦隊の主要基地はウラジオストクカムチャツカ(ヴィリュチンスク)の駐屯地である。

「4月に太平洋艦隊船員は、大クリル列島への3ヶ月間の派遣航海へと向かいます。
その主な目的は、将来的な太平洋艦隊戦力の駐留の可能性についての研究です」
ショイグ
は国防省会議において話した。

近年、国防省クリル諸島において軍の建設を積極的に進めている。
1月にショイグが表明したように、ロシア連邦軍は今年にクリル諸島、更には北極圏の島々における軍事インフラストラクチュアの形成を完了する。

クリル諸島は、ロシア日本の間の長年の領土紛争の対象となっている。
東京は、1855年の2ヶ国間の貿易及び境界線に関する国際条約を引用し、クリル列島イトゥルプ、クナシル、シコタン、そしてハボマイ群島を要求している。

東京は、島の返還が、未だ署名されていない第2次世界大戦終了に伴うロシア連邦との平和条約締結の条件であると主張している。
モスクワの見解は、南クリルは戦争終結までにソヴィエト社会主義共和国連邦の一部として加わったものであり、ロシアの主権は国際法的根拠を有しており、その所管には疑念の余地は無い。


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現在、ロシア太平洋艦隊の軍港が在るのは、沿海地方ウラジオストクフォーキノカムチャツカ半島ペトロパヴロフスク・カムチャツキーヴィリュチンスク、そしてサハリン対岸のソヴィエツカヤ・ガヴァニです。

ウラジオストクフォーキノには、主力水上艦艇通常動力潜水艦ヴィリュチンスクには原子力潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーには比較的小型の水上艦艇が駐留しています。
ソヴィエツカヤ・ガヴァニには小型対潜艦2隻と掃海艇2隻のみが駐留しています。
つまり、太平洋艦隊の艦艇の殆ど全てが沿海地方カムチャツカに分かれて配置されているわけです。

クリル諸島(日本側呼称・千島列島)には、現在、ロシア海軍沿岸ミサイル部隊は駐留していますがロシア海軍「軍港」は存在せず、艦船も駐留していません。

ソ連邦時代にはシムシル島北部のブロートン湾潜水艦基地が在りましたが、ソ連邦解体後に放棄されています。
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ただ、ロシア国境警備隊の艦艇基地はシコタン島に置かれています。
[シコタン島のロシア国境警備隊]

そのクリル諸島には、ロシア海軍の新たな沿岸ミサイルが配備される事になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島に新たな地対艦ミサイルを配備する]

これに続き、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、クリル諸島ロシア海軍「軍港」が造られる可能性に初めて言及しました。
ただし、上記の新型地対艦ミサイル配備とは異なり、海軍基地建設は未だ具体的な計画すら有りません。
そもそも、クリル諸島のどの島に海軍基地を建設するのか、どの程度の規模の基地になるのかも決まっていません。

現時点で決まっているのは、今年(2016年)4月から、太平洋艦隊の艦艇が3ヶ月間に渡りクリル諸島へ派遣されるという事だけです。

ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島に新たな地対艦ミサイルを配備する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月25日11時31分配信
【(ロシア)軍はクリル諸島に最新ミサイル複合体と無人機を配置する】
モスクワ、3月25日-ロシア通信社ノーボスチ

再軍備計画により、沿岸ミサイル複合体「バル」「バスチオン」、更には新世代無人機が2016年にクリル諸島へ配置される。
金曜日、ロシア国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は表明した。

「クリル諸島の連合部隊及び軍部の再軍備計画は実行されています。
今年には、沿岸ミサイル複合体"バル"と"バスチオン"、新世代無人機エレロン-3が配置されます」
ショイグ
は国防省会議において話した。

近年、国防省クリル諸島において軍の建設を積極的に進めている。
1月にショイグが表明したように、ロシア連邦軍は今年にクリル諸島、更には北極圏の島々における軍事インフラストラクチュアの形成を完了する。

クリル諸島は、ロシア日本の間の長年の領土紛争の対象となっている。
東京は、1855年の2ヶ国間の貿易及び境界線に関する国際条約を引用し、クリル列島イトゥルプ、クナシル、シコタン、そしてハボマイ群島を要求している。

東京は、島の返還が、未だ署名されていない第2次世界大戦終了に伴うロシア連邦との平和条約締結の条件であると主張している。
モスクワの見解は、南クリルは戦争終結までにソヴィエト社会主義共和国連邦の一部として加わったものであり、ロシアの主権は国際法的根拠を有しており、その所管には疑念の余地は無い。


現在、クリル諸島(日本側呼称・千島列島)シムシル島イトゥルプ島には、ロシア太平洋艦隊沿岸ミサイル(地対艦ミサイル)部隊(第520独立沿岸ロケット砲旅団)が配備されていますが、その地対艦ミサイルは旧式化した「リドゥート」(1960年代に配備)です。
[ロシア太平洋艦隊の地対艦ミサイル部隊]

そこで、これらの旧式化した地対艦ミサイルを更新する為、クリル諸島にも新型の沿岸ミサイル「バスチオン」及び「バル」の配備が計画されました。
[クリル諸島への新型地対艦ミサイル配備は2014年までに完了する]


沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」(ヤーホント)の地上発射ヴァージョンです。
これまでに黒海艦隊北方艦隊へ配備されています。
[ロシア海軍の超音速対艦ミサイル"オーニクス"は近代化される]


沿岸ミサイル複合体(地対艦ミサイル)「バル」は、艦対艦ミサイル「ウラン」/空対艦ミサイルKh-35の地上発射ヴァージョンです。
これまでに黒海艦隊カスピ小艦隊へ配備されています。


しかしその後、クリル諸島への「バスチオン」「バル」の配備は棚上げされました。
[地対艦ミサイル「バスチオン」はクリル諸島へ配備されない]


2014年末には沿海地方スモリャニノヴォに駐留する太平洋艦隊第72沿岸ロケット旅団沿岸ミサイル複合体「バル」が配備されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は沿海地方で新型地対艦ミサイルの発射訓練を行なった]

2016年3月初頭には、第72沿岸ロケット旅団「バスチオン」が配備されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"が配備された]


そして今回、ロシア連邦国防省セルゲイ・ショイグ上級大将は、2016年末までにクリル諸島「バスチオン」及び「バル」が配備される事を明らかにしました。

クリル諸島沿岸ミサイル部隊は、当初予定よりも2年以上遅れて新型ミサイルを受領できる事になるようです。

ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で海上目標への砲撃試験を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2016年3月24日11時6分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」乗組員はバレンツ海で艦載兵装の試験を続けている】

フリゲート「ソヴィエト連邦海軍元帥ゴルシコフ」乗組員は、バレンツ海北方艦隊戦闘訓練射爆場で艦載システム及び兵装の試験を続けている。

昨日、船員は、曳航された盾船による模擬海上目標へ、汎用砲A-192からの一連の射撃を成功裏に実行した。

現在、艦は模擬水中目標への実地射撃を含む対潜兵装複合体の試験の準備を進めている。

プロジェクト22350フリゲートのトップ「ソヴィエト連邦海軍元帥ゴルシコフ」は、昨年秋、機器装置及び兵装の国家受領試験の最終段階を実施する為、北方艦隊へ到着した。

今日までに白海で、既にミサイル兵器複合体に関する一連の試験は完了している。

バレンツ海では、フリゲートの航空機器装置、砲、対潜兵装を含む様々な艦載システム及び機構の試験が続けられている。

プロジェクト22350フリゲートは、密集上部構造物による典型的な長甲板構造艦である。
複合材料は、電波の吸収と分散による艦の2次元レーダー反射面積の削減を提供する。
艦の物理的フィールドは最小限に抑えられている。
上部構造物の独創的な建造方式と複合材料(ステルス)の使用のお蔭で、艦の表面積は効果的に分散、削減され、レーダー及び光学可視性は減少した。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。


2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]


「アドミラル・ゴルシコフ」の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験(第2段階)へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]

その後はバルチースク基地へ移動し、洋上試験を続けていました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた]

9月3日にバルチースクを出航し、9月7日にクロンシュタットへ到着しました。


9月11日、建造元の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、「アドミラル・ゴルシコフ」バルト海における洋上試験(第2段階)を完了したと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の第2段階を完了した]

その同じ日、「アドミラル・ゴルシコフ」は午前9時にクロンシュタットを出航し、フィンランド湾で洋上試験を行ない、同日の午後8時に帰港しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィンランド湾で昼夜の洋上試験を行なった]


その後、バルチースク基地へ移動した「アドミラル・ゴルシコフ」は、9月22日に白海へ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海へ向かった]

9月24日にはバルト海を出て北海へ入りました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海を出て北海へ入った]

9月30日、白海沿岸セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ到着した]

10月19日、「アドミラル・ゴルシコフ」国家受領試験を実施する為、白海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の最終段階を実施する為に白海へ出航した]

11月2日、A-192M「アルマート」130mm単装砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で130mm砲を発射した]

11月25日、白海有翼ミサイル(カリブル)の発射試験が行なわれました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

12月25日、白海での洋上試験の第1段階は完了しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海での洋上試験第1段階を完了した]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海方面へ移動し、2016年2月24日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲の対空射撃試験を実施しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で砲撃試験を実施した]

2016年2月末からはロスリャコヴォ村(ムルマンスク近郊)をベースにして海上試験を続けています。

3月初頭には艦載ヘリコプターKa-27の発着試験が行われました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はヘリコプターの着艦試験を行なった]

3月23日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲による海上砲撃試験が行われました。

「アドミラル・ゴルシコフ」は、今後もバレンツ海で各種試験が続けられる事になります。


「アドミラル・ゴルシコフ」は、2016年12月末までにロシア海軍へ引き渡される予定となっております。
[最新鋭のプロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフは2016年12月にロシア海軍へ引き渡される]

MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年3月23日11時49分配信
【新たな甲板戦闘機連隊は戦闘訓練を開始した】

エイスクでは、再び編成された第100艦上航空機連隊の甲板戦闘機MiG-29KRの最初のフライトが始まった。

第100航空連隊の飛行士は、業界から受領した甲板戦闘機MiG-29KR及びMiG-29KUBRのマスターを始めており、フライトは3月20日・日曜日に開始された。
『Lenta.ru』は現地メディアを引用して報じた。

第100独立艦上戦闘機航空連隊は、2016年1月にロシアで再編成された。
同隊は多目的戦闘機MiG-29の甲板ヴァージョンで武装している。
連隊のサイクル戦闘訓練完了後、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で使用する為、エイスクから北方艦隊へ移動する。

最初の第100艦上機連隊は、ソヴィエト社会主義共和国連邦クリミアサキ飛行場で1986年に創設された。
軍備として航空機MiG-29、Su-27、Su-25を有していた。
1992年春に連隊ウクライナへ宣誓を誓い、1996年には解散した。
ウクライナ軍での勤務を望んでいない隊員(最初の連隊司令チムール・アパキージェを含む)は、北方艦隊で1993年に創設された新たな第279艦上航空連隊の基礎となった。

MiG-29KR/KUBRは、多目的戦闘機MiG-29K/KUB(製品9-41、9-47)のヴァージョンであり、ロシア海軍航空隊の為に2012年に発注された。
航空機は、元々はインド航空母艦へ装備する為、インド海軍の発注により2000年代初頭に作成された。


[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の供給契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

そして2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]


MiG-29Kのパイロットの養成は、クラスノダール地方エイスク市に建設された戦闘応用・飛行再訓練センター(新「ニートカ」)で進められています。
[ロシア北方艦隊のパイロットは新たな艦上戦闘機MiG-29Kをマスターする]
[エイスクの新ニートカは本格的に稼働を始める]
[ロシア海軍航空隊はエイスクで艦上戦闘機MiG-29K/KUBのパイロットを養成する]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]


記事中で触れられていますが、第100独立艦上戦闘機航空連隊は、元々はソ連邦時代にウクライナサキ飛行場で編成されており、当時開発された新たな艦上機(Su-27K、MiG-29K、Su-25UTG)の試験が主な任務でした。
航空連隊の初代司令はチムール・アパキージェでした。
[伝説のロシア艦上戦闘機パイロット、故チムール・アパキージェは60回目の誕生日を迎えた]

ソ連邦解体後、チムール・アパキージェ司令ウクライナへの宣誓を拒否し、部下を纏めてロシアへ行き、第279独立艦上戦闘機航空連隊の中核となりました。
[ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた]
[空母アドミラル・クズネツォフの最高の艦上戦闘機パイロット達]

その第279独立艦上戦闘機航空連隊から「枝分かれ」して第100独立艦上戦闘機航空連隊が20年ぶりに復活する事になりました。

そして2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。

一通りの訓練を終えた後、北方艦隊の航空基地へ戻り、母艦である重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」での勤務の準備を行ないます。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは2016年夏に地中海へ行く]

ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはクロンシュタットを抜錨し、バレンツ海へ向かった

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『タス通信』より
2016年3月23日11時21分配信
【フリゲート「アドミラル・エッセン」は試験の為にバレンツ海へ向かった】
モスクワ、3月23日/タス通信

プロジェクト11356警備艦「アドミラル・エッセン」は、バルト艦隊レニングラード海軍基地を去り、国家受領試験の枠組においてバレンツ海へ出発した。
西方軍管区広報サービスは発表した。

「約2000海里に渡る移動の後、警備艦の乗組員は北方艦隊海洋射爆場で機器及び兵装システムの国家受領試験を継続します」
広報サービスは話した。

軍管区が指摘したように、クロンシュタットで艦は北方緯度への航行を準備し、燃料、水、食料を補充した。
乗組員は、困難な水文気象状況及び嵐という条件下での行動を含む一連の訓練を実施した。

移動中に工場納入チームの代表は艦の乗組員及び国家受領委員会のメンバーと共に、機動性及び速力試験を継続し、警備艦の全ての集合体、システム、ユニット、航海及び無線電波装置を点検する。
加えて、乗組員は、、ダメージコントロール、通信、対空防衛、その他の様々な種類の訓練を行なう十数回の艦内演習へ取り組む。

北方艦隊で指示された任務を遂行した「アドミラル・エッセン」は、カリーニングラード「ヤンターリ」工場へ戻り、ロシア海軍の戦闘編制への移行の準備を始める。
国家受領試験完了後、「アドミラル・エッセン」に海軍旗が掲揚され、この艦は、黒海艦隊へ編入される同シリーズの2隻目となる。

「アドミラル・エッセン」は2011年7月8日に「ヤンターリ」工場で起工され、2014年11月7日に進水した。
それは、今年5月に海軍への補充が計画されている。
以前、2016年に黒海艦隊は計3隻のプロジェクト11356フリゲートを受領しなければならないと報じられた。
3番艦「アドミラル・マカロフ」は夏に海軍への引き渡しが計画されている。
同プロジェクトフリゲートのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」は3月11日に海軍へ就役した。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工されました。

それから3年以上経った2014年11月7日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンは進水した]


2014年11月末、進水した「アドミラル・エッセン」高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の垂直発射機が設置されました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンへ艦対空ミサイル発射機が設置された]

2015年5月20日、造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月20日11時36分配信
【「アドミラル・エッセン」は係留試験を開始した】

出航前の消磁作業を終えた後、2015年10月18日にカリーニングラードからバルト艦隊基地バルチースクへ回航されました。
その後、バルチースク基地で出航準備が進められました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海への出航を準備している]

11月5日、工場航行試験の為に出航しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは洋上試験の為に出航した]

工場航行試験を終えた後、2016年1月30日から国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンの国家受領試験が始まる]

2月初頭にバルト海へ出航し、主にメインエンジン(ガスタービンエンジン)の動作チェックが行なわれました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは国家受領試験の為に抜錨した]

その後もバルト海で各種試験が続けられ、3月下旬までに国家受領試験の第1段階は終了しました。

3月21日までにカリーニングラードからクロンシュタット(レニングラード海軍基地)へ移動しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"発射試験を行なう]

そして3月23日、クロンシュタットを抜錨し、バレンツ海方面(おそらくは北方艦隊基地セヴェロモルスク)へ向けて出航しました。
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バレンツ海へ向かう前にクロンシュタットへ寄港したのは、おそらくは有翼ミサイル「カリブル」を補充する為でしょう。
今回の当局公式発表においては、燃料、水、食料を補充したと述べられていますが、そのようなものは、わざわざクロンシュタットまで行かなくても、バルチースクで補充できます。


「アドミラル・エッセン」バレンツ海国家受領試験の第2段階を実施し、今回の記事では触れられていませんが、先に就役した1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」と同様に有翼ミサイル「カリブル」の発射試験などが行なわれます。

バレンツ海での試験を終えた後、カリーニングラードへ戻り、ロシア海軍への引き渡しの準備が行なわれます。


プロジェクト11356R警備艦は、現在までに5隻が起工され、この内の3隻が進水し、1番艦が就役しています。
[ロシア海軍の新鋭フリゲート・プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)近影]
6隻の建造が計画されており、全て黒海艦隊へ配備されます。

[プロジェクト11356R警備艦]
沿バルト造船工場「ヤンターリ」(カリーニングラード)で建造
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「アドミラル・グリゴロヴィチ」Адмирал Григорович:工場番号01357
2010年12月18日起工/2014年3月14日進水/2016年3月10日納入/2016年3月11日就役
黒海艦隊へ編入

「アドミラル・エッセン」Адмирал Эссен:工場番号01358
2011年7月8日起工/2014年11月7日進水/2016年5月就役予定

「アドミラル・マカロフ」Адмирал Макаров:工場番号01359
2012年2月29日起工/2015年9月2日進水/2016年8月就役予定

「アドミラル・ブタコフ」Адмирал Бутаков:工場番号01360
2013年7月12日起工/2018年以降に就役予定

「アドミラル・イストミン」Адмирал Истомин:工場番号01361
2013年11月15日起工/2018年以降に就役予定


4番艦以降の建造工事は2015年春から凍結されていましたが、同年8月に再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356Rフリゲートの建造は再開された]

プロジェクト11356Rの4番艦以降には、ロシア国内で製造されるエンジンが載せられる事になります。
[ロシア海軍のアドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートはウクライナ製ガスタービンエンジンを代替する]
[ロシア海軍の為のプロジェクト11356Rフリゲートはウクライナ製の代わりにロシア製ガスタービンを装備する]
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]

6番艦「アドミラル・コルニロフ」は、公式にはキャンセルはされていませんが(以前、一部でキャンセルされたと報じられ、造船所から否定された)、具体的な起工時期は明らかにされていません。
[ロシア海軍向けプロジェクト11356フリゲート6番艦はキャンセルされていない]

ロシア海軍プロジェクト11356Rの調達を黒海艦隊向けの6隻で終了する意向を示しており、それ以上の追加建造は計画されていません。
[ロシア海軍向けのプロジェクト11356R警備艦(アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート)の建造は6隻で終了する]

ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2016年3月22日16時47分配信
【ロシア国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクに到着した】

ロシア国防相セルゲイ・ショイグ上級大将南方軍管区の各軍への業務出張中にクリミアからエイスク(クラスノダール地方)へ飛び、海軍海洋航空隊の飛行士の戦闘応用・飛行再訓練センターの施設の建設状況を視察する。

特に、軍当局のトップは、艦上航空隊地上試験訓練複合体(ニートカ)の司令所、航空機拘束ブロック、トランポリン部分の建設進行状況を点検し、航空機MiG-29Kの飛行訓練時に、その能力を評価する。
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セルゲイ・ショイグ上級大将は更に、海軍総司令部から、2020年までのセンターの行動計画の実行、新たな形の兵装や軍事機器への習熟、エイスク空港施設の建設及び再構築、駐機場、格納ゾーン、飛行要員収容の為の建物に関する行政サービスの報告を受ける。

ニートカは、艦の飛行甲板の形状の鋼鉄の飛行場であり、トランポリン台(スキージャンプ台)航空機拘束装置を装備している。
飛行場の寸法は、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板に相当する。

ニートカには、更に、ヘリコプター発着艦訓練複合体も導入され、センターは、海軍航空隊航空機Su-33、Su-25UTG、MiG-29K/KUB、ヘリコプターKa-27、Ka-52K、そして艦プログラム下のKa-29の訓練の保障を可能にする。

更に、戦闘機航空隊を率いる艦上飛行指揮所の専門家グループ、単一艦及び艦グループへ駐留する飛行組織の為の航空艦の司令部要員、航空巡洋艦の航空機の運用を保障する専門家の訓練を行なう事が可能となる。

建設中の施設が操作へ入る事により、新型及び近代化された艦上配置航空機航空機(着艦)拘束装置の試験台、緊急用バリア、制止・加速設備、光学着艦システム、無線電波-テレビ制御装置の計画試験の実施、航空複合体の飛行士のフライトの保障が可能になる。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2016年3月22日17時25分配信
【ロシア国防相はエイスクの艦上航空隊試験訓練複合体の建設状況を視察した】

本日(3月22日)、ロシア国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、南方軍管区の各軍への業務出張中にエイスク(クラスノダール地方)の海軍海洋航空隊の飛行士の戦闘応用・飛行再訓練センターの施設の建設状況を視察した。

軍当局のトップがロシア海軍海洋航空隊司令官イーゴリ・コジン少将から報告を受けたように、艦上航空隊試験訓練複合体(ニートカ)トランポリン台発艦加速複合体の部分は運用へ移行する準備が整っている。

「トランポリン台と加速部分は完成しています。それは、運用へ移行する準備が整っております」
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イーゴリ・コジン少将は話した。
「今日において、航空機(着艦)拘束装置の完成度は90パーセントです、その建設は5月に完了します」
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「全ての複合体は、今年末までに完全に納入されます」
海軍海洋航空隊司令官は締め括った。



[ロシア海軍航空隊の2つの「ニートカ」]

ロシアは、2010年からクラスノダール地方エイスク市に新たな「ニートカ」の建設を始めました。
[ロシアは、2010年に空母パイロット訓練センターの建設を開始する]

2013年7月には艦載機による飛行試験が実施されました。
[艦上戦闘機MiG-29KUBは新ニートカで試験を行なう]

エイスク市第819戦闘応用・飛行再訓練センター(新「ニートカ」)では、主に、ロシア海軍航空隊へ導入される新型機(近代化改修された既存機を含む)への習熟訓練が行なわれます。
[エイスクの新ニートカは本格的に稼働を始める]

既にロシア海軍航空隊艦上戦闘機隊は、エイスク新ニートカで訓練を始めています。
[ロシア北方艦隊の艦上戦闘機パイロットはエイスクの新ニートカで訓練を行なう]
[エイスクの新ニートカへ艦上戦闘機Su-33が到着した]

現在は特に、北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBのパイロットの錬成に重点が置かれています。
[ロシア北方艦隊のパイロットは新たな艦上戦闘機MiG-29Kをマスターする]
[ロシア海軍航空隊はエイスクで艦上戦闘機MiG-29K/KUBのパイロットを養成する]

MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊は編成されており、既に24機(契約分全機)が納入されています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

モスクワ郊外の愛国者公園にロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクのセイルが展示される

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『タス通信』より
2016年3月22日12時9分配信
【『愛国者』公園には世界最大の潜水艦の1隻の模型や司令塔(セイル)が展示される】
アルハンゲリスク、3月22日/タス通信特派員ウラジーミル・アヌフリエフ

世界最大の潜水艦シリーズ「アクラ」級プロジェクト941原子力潜水艦「アルハンゲリスク」の模型や司令塔がモスクワ郊外の『愛国者』公園に展示される。
火曜日、タス通信特派員は、原子力艦の処分を準備しているセヴェロドヴィンスク防衛造船所・艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」公式代理人より伝えられた。

「アクラ級原子力潜水艦の博物館のアイデアは、2014年に事前に研究され、海洋工学中央設計局ルビーン(サンクトペテルブルク)は、草案設計の開発を指示されました。
それは準備されていたのですが、2015年にはコンセプトが変更されました。
国防省、海軍アカデミー、ルビーンの合同会議の結果、愛国者公園には、2分の1或いは4分の1スケールの艦の模型の作成と、軽船体(外部船体)の隣接部分の司令塔の設置が提議されました」

彼は話し、モスクワ郊外の公園へ「アクラ」級原子力潜水艦を全て設置する為の協議は行なわれていないと説明した。

「ズヴェズドーチカ」によれば、現在、同社は、艦のミサイル兵装の使用を不可能にする為、潜水艦「アルハンゲリスク」ミサイル発射管のカバーを取り外し、これらの上にキャップを取り付ける為の契約を「ロスアトム」と締結している。
「作業は、戦略攻撃兵器の削減および制限に関するロシア連邦とアメリカ合衆国の間の合意(戦略兵器削減条約)に沿って今年中に実施されます」
工場の代理人は説明した。
更に彼は、原子力潜水艦の船体を解体する為の契約には未だ署名されていない事を指摘した。

重戦略用途ロケット水中巡洋艦TK-17「アルハンゲリスク」(工場番号725)は、海洋工学中央設計局「ルビーン」(サンクトペテルブルク)により開発されたプロジェクト941「アクラ」(NATO分類「タイフーン」)の下で1987年にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で竣工した事が知られている。
2006年には、弾薬(弾道ミサイル)の不在が故に潜水艦は予備役へ編入された。

1977年から1989年に「セヴマシュ」は、2つの強度船体を持つ「カタマラン」型で全長175m、幅22.8m、水中排水量49000トン、水中速力27ノット(時速50km)、乗員179名、兵装は弾道ミサイル20基のこのような潜水艦を6隻建造した。
これまでに世界で建造された如何なる潜水艦よりも巨大な原子力潜水艦シリーズの内の3隻は、セヴェロドヴィンスクの造船所-「セヴマシュ」及び「ズヴェズドーチカ」で解体された。
その解体は、ロシア、アメリカ合衆国、カナダが共同で出資し、2つの国家間プログラム:2002年に「G8」国サミットで採択された「グローバル・パートナーシップ」と、ロシア-アメリカのプログラム「共同での脅威削減」の枠組みで行なわれた。

3隻の「タイフーン」が海上に留まっている:「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は解体が決定され、もう1隻の「ドミトリー・ドンスコイ」は、「セヴマシュ」で高度な近代化が実施され、最新海洋配置ミサイル複合体「ブラヴァー」を試験の為に装備した。


プロジェクト941重戦略用途ロケット水中巡洋艦TK-17は1983年8月9日にセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所で起工され、1986年12月12日に進水し、1987年12月15日に納入、1988年2月19日に北方艦隊第18潜水艦師団へ編入されました。

1992年7月3日には重原子力戦略用途水中巡洋艦に類別変更されました。

2002年1月から11月までセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」で修理が行なわれ、同年11月18日に「アルハンゲリスク」と命名されました。

941戦略原潜が搭載する弾道ミサイルR-39ソ連邦解体後には生産が途絶え、残るミサイルも2004年までに全て耐用年数が切れ、後継ミサイルの開発も打ち切られた為、2004年4月29日付で予備役となりました。
[幻と消えたSLBM「バルク」]

941戦略原潜は2000年までに3隻が除籍、解体されましたが、残る3隻はロシア海軍に留まっていました。
[ロシア会計検査院議長は、タイフーン型原潜を現役に留める為、率先して支援を行なった]

2009年7月19日にセヴェロドヴィンスクへ到着し、以後、同地に係留されています。
[タイフーン型原潜「アルハンゲリスク」はセヴェロドヴィンスクに回航された]
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2013年5月、予備役の「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は解体が決定されました。
[タイフーン級戦略原潜セヴェルスターリとアルハンゲリスクは除籍、解体される]

2016年には「アルハンゲリスク」解体の第1段階として20基の弾道ミサイル発射筒を使用不能にする為の工事が行なわれる事になりました。
ただし、艦そのものの解体は今年には実施されません。
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクは2016年に弾道ミサイル発射筒が使用不能にされる]
[ロシア海軍の戦略原潜タイフーン級は2隻が解体され、1隻は現役に留まる]


今後解体される「アルハンゲリスク」ですが、その船体を、昨年に開園したモスクワ郊外の「愛国者公園」へ展示するという話が出てきました。
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクの船体はモスクワ郊外の愛国者公園で展示される]

『CNN』(日本語版)より
2015年6月18日17時19分配信
【ロシアに「ディズニーランド」軍事版登場 兵器を多数展示】

【『愛国者』公園公式サイト】


この件に関し、「アルハンゲリスク」の解体を実行するセヴェロドヴィンスク市艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」は、「愛国者公園」に展示されるのは、「アルハンゲリスク」の司令塔(セイル)と、「2分の1」或いは「4分の1」スケールの模型となる事を明らかにしました。
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近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2016年3月22日3時4分配信
【原子力潜水艦「クズバス」は修理後に太平洋艦隊へ引き渡された】

3月19日・土曜日、ボリショイ・カーメニ艦船修理工場「ズヴェズダー」の埠頭で、原子力巡洋潜水艦「クズバス」が修理後に納入された。
潜水艦引き渡し式典には、太平洋艦隊司令部の代表、艦船修理工場の代表、潜水艦隊の退役将兵、(沿海)地方幹部、議員が出席した。

太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将はスピーチで指摘した。
「今日は重要な出来事です。
潜水艦は海軍へ引き渡されました。
それは、我々の部隊の作戦において最も重要な任務を遂行します。
私達は、艦船修理及び造船ベースが立ち上がるのを見ました。
数年で工場は復活、発展し、太平洋艦隊の原子力潜水艦隊の即応性を確保する為の全ての能力を有しています」


潜水艦の居住保障システム、無線電波兵装及び水中音響兵装(ソナー)は更新され、大部分の機器は、最新の同類のものと交換された。
その後、検査航行試験が行われ、3月上旬に成功裏に完了した。

式典の最後に、セルゲイ・アヴァキャンツ大将は、工場労働者と潜水艦乗組員へ『ソ連邦元帥S.G.ゴルシコフ』勲章を授与した。

原子力潜水艦「クズバス」は第3世代に属している。
それはコムソモリスク・ナ・アムーレで1991年7月28日に起工され、1992年12月31日に海軍へ引き渡された。
1998年までは「モルシュ」の名を有していた。
プロジェクト971U潜水艦は約13000トンの水中排水量を有しており、(水中)速力は33ノット、潜航深度は600メートルである。
兵装は、4門の533mm魚雷発射管及び4門の650mm魚雷発射管である。
弾薬総数は、40基までの魚雷、有翼ミサイル、ロケット魚雷である。


『SMISMITTY』のブログより
2016年3月19日20時25分配信
【修復された原子力潜水艦「クズバス」の太平洋艦隊への引き渡し式典】

「クズバス」引き渡し式典の写真が数多く掲載されています。


プロジェクト971「シチューカ-B」(NATOコード名「アクラ」)原子力大型潜水艦K-419は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市レーニン共産党青年団記念造船工場(現アムール造船工場)で1991年7月28日に起工されました。

建造中にソ連邦は解体されましたが、1992年5月18日に進水し、1992年12月31日にロシア海軍へ納入されました。
この間、1992年4月28日には「原子力巡洋潜水艦」へ類別変更されました。

翌1993年1月30日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1993年2月5日に太平洋艦隊第2潜水艦小艦隊・第45潜水艦師団へ編入され、7月10日にカムチャツカ半島ヴィリュチンスク基地へ到着しました。
1993年4月13日には「モルシュ」Моржと命名されました。

1995年10月14日から12月15日まで戦闘勤務を実施。
1996年5月5日から7月26日まで戦闘勤務を実施。
1997年7月6日から8月18日まで戦闘勤務を実施。

1998年1月29日にロシア海軍総司令官の指示で「クズバス」Кузбассと改名されました。
因みに、「クズバス」Кузбасс「クズネツク炭田」Кузнецкий угольный бассейн の略称です。

1998年5月1日、第10潜水艦師団へ転属しました。

2001年には小規模な修理を行ないました。

2007年8月には原子力巡洋潜水艦「ネルパ」(現在はインド海軍へリース)の試験の支援へ参加しました。

2007年9月から12月までボリショイ・カーメニドックで修理を実施。

2008年7月末にはウラジオストク沖でロシア海軍記念日の観艦式に参加しました。
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2009年にはボリショイ・カーメニ艦船修理工場「ズヴェズダー」へ回航され、核燃料交換などを含む大規模なオーバーホールと、部分的な近代化改装(プロジェクト971Uへのアップグレード)が始まりました。
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オーバーホール(近代化改装)は2015年秋にようやく完了しました。

2015年12月18日にはロシア連邦首相ドミトリー・メドベージェフ氏(前ロシア連邦大統領)が「クズバス」を視察しました。


当初の計画では、「クズバス」は2015年12月末までに太平洋艦隊へ復帰する筈だったのですが、数ヶ月間延びて2016年3月下旬になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスは2016年3月末までに復帰する]

そして「クズバス」は、「ロシア潜水艦乗員の日」である2016年3月19日に太平洋艦隊へ引き渡されました。
[近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスは2016年3月19日にロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]


復帰した「クズバス」は、今後、近い内にカムチャツカ半島原潜基地ヴィリュチンスクへ向かいます。
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ロシア海軍に就役中のプロジェクト971原子力巡洋潜水艦の内、6隻(北方艦隊の3隻と太平洋艦隊の3隻)はセヴェロドヴィンスク艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」で高度な近代化改装が実施され、プロジェクト971Mへアップグレードされますが、「クズバス」は、この6隻には入っていません。
(「クズバス」の場合、ソナーや通信機器、居住区などの限定的な近代化に留まっています)
[セヴェロドヴィンスクの艦船修理センターはアクラ級原潜を近代化する]
[ロシア海軍の約10隻のアクラ級原潜とオスカーII級原潜が近代化改装される]

既に太平洋艦隊からはK-391「ブラーツク」K-295「サマーラ」が2014年9月末にセヴェロドヴィンスクへ回航されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原潜ブラーツクとサマ―ラはセヴェロドヴィンスクの艦船修理工場へ到着した]


現在のロシア連邦海軍における原子力潜水艦の分類は以下の通りです。

重原子力戦略用途水中巡洋艦:プロジェクト941「アクラ」(タイフーン)
原子力戦略用途水中巡洋艦:プロジェクト667BDRM「デリフィン」(デルタIV)、プロジェクト667BDR「カリマール」(デルタIII)、プロジェクト955「ボレイ」
原子力水中巡洋艦:プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII)、プロジェクト885「ヤーセン」
原子力巡洋潜水艦:プロジェクト971「シチューカ-B」(アクラ)
原子力大型潜水艦:プロジェクト945「バラクーダ」(シエラI)、プロジェクト945A「コンドル」(シエラII)、プロジェクト671RTMK「シチューカ」(ヴィクターIII)


弾道ミサイル或いは有翼ミサイルの専用垂直発射機を装備する原潜西側で言う所のSSBNSSGNに該当する艦は「水中巡洋艦」に分類されています。
一方、いわゆる「魚雷攻撃型原潜」は、「原子力大型潜水艦」に分類されています。

ただ、今回の記事に登場する「クズバス」を含むプロジェクト971のみは「原子力巡洋潜水艦」と、「原子力水中巡洋艦」「原子力大型潜水艦」の中間的な分類となっております。

上記の分類はソ連邦解体後の1992年に定められたものですが、この当時、971魚雷発射管から発射できる長射程有翼ミサイル「グラナート」(SS-N-21)を搭載し、原子力戦略用途水中巡洋艦を補完する戦力と見なされていた為、他の魚雷攻撃型原潜と区別して「巡洋潜水艦」となりました。
(ただし、その後に「グラナート」971原潜から降ろされましたが)

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海を去り、大西洋へ入った

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『タス通信』より
2016年3月21日15時7分配信
【対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は地中海を去った】
ムルマンスク、3月21日/タス通信特派員イリヤ・ヴィノグラードフ

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海ロシア海軍連合部隊の一員としての任務遂行を完了し、大西洋へ出た。
同艦隊の広報サービスは発表した。

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と共にジブラルタル海峡救助曳船「SB-406」給油船「ドゥブナ」が通過した。

「この後、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ率いる艦・支援船支隊は、大西洋北東部へ向かいます」
広報サービスは説明した。

航路上で船員は、艦船の防衛、海上でのと救助及び遭難した船舶の援助といった一連の演習を実施する。

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は2015年10月23日に遠距離航海へ出発し、11月4日に地中海へ入った。
艦は22000海里以上を航行し、キプロスリマソール港パキスタンカラチ港オマーンサラーラ港を訪問した。
「クラコーフ」は、インド洋北部国際演習「アラビアン・モンスーン-2015」へ参加し、更には、アデン湾紅海で海上航行の安全を保障した。


[大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-)]

プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役、2010年12月7日再就役)は、2015年10月23日に大西洋へ向けて出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは大西洋へ向かった]

それから4日後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは北海から英仏海峡へ行く]

11月2日には英仏海峡を抜けてビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

11月4日未明、ジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

11月5日~6日には艦載ヘリコプターKa-27の訓練が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフの艦載ヘリコプターKa-27は地中海で訓練を行なった]

11月9日、チュニス海峡(シチリア海峡)黒海艦隊大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」からディーゼル燃料(軽油)真水の洋上補給を受けました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはシチリア海峡付近で洋上補給を行なった]

その後、地中海東部へ向かい、11月13日にはキプロスリマソール港を訪れました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはキプロスのリマソールを訪れた]

リマソール港を出た後、11月20日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。 
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

11月23日、紅海対テロ演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは紅海で対テロ演習を実施した]

11月26日にはアデン湾対テロ演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアデン湾で対テロ演習を実施した]

11月末にオマーンサラーラ港へ寄港して物資を補充した後、アラビア海へと去りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオマーンのサラーラ港へ寄港した]

12月4日、パキスタンカラチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはパキスタンを訪れた]

12月6日にカラチを出航し、パキスタン海軍との麻薬密輸取締の為の合同演習『アラビアン・モンスーン-2015』アラビア海北部で始まりました。
[アラビア海でロシア海軍とパキスタン海軍の合同演習『アラビアン・モンスーン-2015』が始まった]

12月8日には演習を終えてカラチへ戻りました。
[ロシア海軍とパキスタン海軍の合同演習『アラビアン・モンスーン-2015』は完了した]

12月10日にカラチを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはパキスタンを去った]

12月16日、再びオマーンサラーラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは再びオマーンを訪れた]

サラーラ港を出た後、紅海へ向かい、その航路上で艦内演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは紅海で演習を実施した]

12月23日、スエズ運河を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して地中海へ入った]

その後も地中海東部に留まり、ここで2016年の新年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは地中海東部で2016年の元旦を迎える]
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは地中海東部で新年を祝った]

地中海東部で就役34周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは就役34周年を迎えた]

現在は太平洋艦隊親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と共にシリア沖へ展開しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシリア沖で戦闘任務に就いている]

1月22日には外国の報道陣の取材を受けました。
[シリア沖のロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフを外国メディアが取材した]

1月26日には艦の対空兵装(高射ミサイル複合体「キンジャール」、AK-100 100mm砲、AK-630 30mm機関砲)全てを使用する防空戦闘演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海で防空戦闘演習を行なった]

2月6日には実際に武器を使用しない防空演習や艦のダメージコントロール訓練などを実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海東部で演習を実施した]

2月12日には水中破壊工作員撃退の為の演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海で水中破壊工作員を撃退する演習を行なった]

2月19日には対潜戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海東部で対潜戦闘訓練を行なった]

遠距離航海へ出発してから丁度4ヶ月目になる2016年2月23日、地中海東部『祖国防衛者の日』を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海東部で『祖国防衛者の日』を祝った]

3月11日には潜水艦の魚雷攻撃からの艦を防衛する為の演習を実施しました。
[北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海で対魚雷防衛演習を行なった]

そして3月21日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」ジブラルタル海峡を通過して地中海を去りました。
同じく地中海東部に滞在していた救助曳船SB-406給油船「ドゥブナ」も同行しました。

既に出航から約5ヶ月が経過した「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」も、ようやく母港への帰路に就きます。
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ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクの船体はモスクワ郊外の愛国者公園で展示される

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『タス通信』より
2016年3月21日7時2分配信
【情報筋:世界最大の潜水艦の1隻の軽船体(外部船体)は『愛国者』公園で展示される】
モスクワ、3月21日/タス通信

世界最大の潜水艦「アクラ」型に属する戦略原子力潜水艦「アルハンゲリスク」の軽船体(外部船体)は、処分後にモスクワ郊外の『愛国者』公園へ配置される。
タス通信防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「ズヴェズドーチカで開始されるアルハンゲリスクの処分は、原子力艦の軽船体に大きな損傷を与えないように実行されます。
居住に適した5つの強度船体(耐圧殻)が内蔵された全長170メートル以上の鋼鉄製の船体は『愛国者』公園へ運ばれ、展示広場で展覧博物館として展示されるでしょう」

対談者は話した。

以前、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』は、今年末までに「アルハンゲリスク」ミサイル複合体を除去すると報じられた。
同社が説明したように、潜水艦ミサイル発射管のカバーの解体を実施し、これらの上にキャップを取り付ける。
潜水艦自体の解体に関する入札は未だ公示されていない。

公開情報によると、「アルハンゲリスク」は1987年に就役した。
潜水艦の水中排水量は約5万トンに達し、重量90トンの大陸間弾道ミサイルR-39(RSM-52)を20基装備していた。
弾薬(弾道ミサイル)の不在が故に「アルハンゲリスク」は2000年代半ばに予備役へ編入された。


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プロジェクト941重戦略用途ロケット水中巡洋艦TK-17は1983年8月9日にセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所で起工され、1986年12月12日に進水し、1987年12月15日に納入、1988年2月19日に北方艦隊第18潜水艦師団へ編入されました。

1992年7月3日には重原子力戦略用途水中巡洋艦に類別変更されました。

2002年1月から11月までセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」で修理が行なわれ、同年11月18日に「アルハンゲリスク」と命名されました。

941戦略原潜が搭載する弾道ミサイルR-39ソ連邦解体後には生産が途絶え、残るミサイルも2004年までに全て耐用年数が切れ、後継ミサイルの開発も打ち切られた為、2004年4月29日付で予備役となりました。
[幻と消えたSLBM「バルク」]

941戦略原潜は2000年までに3隻が除籍、解体されましたが、残る3隻はロシア海軍に留まっていました。
[ロシア会計検査院議長は、タイフーン型原潜を現役に留める為、率先して支援を行なった]

2009年7月19日にセヴェロドヴィンスクへ到着し、以後、同地に係留されています。
[タイフーン型原潜「アルハンゲリスク」はセヴェロドヴィンスクに回航された]
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2013年5月、予備役の「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は解体が決定されました。
[タイフーン級戦略原潜セヴェルスターリとアルハンゲリスクは除籍、解体される]

2016年には「アルハンゲリスク」解体の第1段階として20基の弾道ミサイル発射筒を使用不能にする為の工事が行なわれる事になりました。
ただし、艦そのものの解体は今年には実施されません。
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクは2016年に弾道ミサイル発射筒が使用不能にされる]
[ロシア海軍の戦略原潜タイフーン級は2隻が解体され、1隻は現役に留まる]


今後解体される「アルハンゲリスク」ですが、今回の記事に登場する「ロシア防衛産業企業体の匿名の情報提供者」によると、その外部船体は、昨年に開園したモスクワ郊外の「愛国者公園」へ運ばれ、展示されるとの事です。

『CNN』(日本語版)より
2015年6月18日17時19分配信
【ロシアに「ディズニーランド」軍事版登場 兵器を多数展示】

【『愛国者』公園公式サイト】

ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"発射試験を行なう

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『タス通信』より
2016年3月21日12時8分配信
【フリゲート「アドミラル・エッセン」は兵装システムの試験の為にバルト海から北方へ移動する】
カリーニングラード、3月21日/タス通信特派員ウラジーミル・ヌヤクシェフ

3月23日、フリゲート「アドミラル・エッセン」は、国家受領試験の第2段階をバレンツ海で実施する為、北方艦隊へと向かう。
タス通信は、ロシア連邦国防省の発注の下で同艦を建造した沿バルト造船工場「ヤンターリ」の広報秘書官セルゲイ・ミハイロフより伝えられた。

「3月23日、フリゲート"アドミラル・エッセン"は、バルト海から北方への初めての艦隊間移動を開始します。
これは、北方艦隊海洋射爆場において一連の艦の兵装及び機器装置の試験を実施する為です」
ミハイロフ
は話した。
彼は、フリゲートバルチースクからクロンシュタットへ到着したと付け加えた。

「アドミラル・エッセン」艦上には、この艦の為に意図された黒海艦隊船員から成る乗組員、工場の納入チーム及び国家受領委員会のメンバーが居る。

「アドミラル・エッセンがカリーニングラード工場ヤンターリへ戻るのは4月後半に予定されています。
工場の港湾で艦の検査が行なわれ、その後、御客様へ御引き渡しいたします」
ミハイロフ
は指摘した。

2016年1月30日から始まった試験プログラムの枠組みにおいて、フリゲートは、全ての集合体、システム、ユニット、航海及び無線電波装置の点検を実施し、砲射撃を行ない、バルト艦隊海軍航空隊との連携に取り組んだ。

フリゲート「アドミラル・エッセン」は、黒海艦隊の為のプロジェクト11356フリゲート「アドミラル」シリーズの2隻目であり、沿バルト造船工場「ヤンターリ」で2011年7月8日に起工され、2014年11月7日に進水した。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工されました。

それから3年以上経った2014年11月7日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンは進水した]


2014年11月末、進水した「アドミラル・エッセン」高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の垂直発射機が設置されました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンへ艦対空ミサイル発射機が設置された]

2015年5月20日、造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月20日11時36分配信
【「アドミラル・エッセン」は係留試験を開始した】

出航前の消磁作業を終えた後、2015年10月18日にカリーニングラードからバルト艦隊基地バルチースクへ回航されました。
その後、バルチースク基地で出航準備が進められました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海への出航を準備している]

11月5日、工場航行試験の為に出航しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは洋上試験の為に出航した]

工場航行試験を終えた後、2016年1月30日から国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンの国家受領試験が始まる]

2月初頭にバルト海へ出航し、主にメインエンジン(ガスタービンエンジン)の動作チェックが行なわれました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは国家受領試験の為に抜錨した]

その後もバルト海で各種試験が続けられ、3月下旬までに国家受領試験の第1段階は終了しました。

3月21日までにカリーニングラードからクロンシュタットへ移動しました。
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3月23日にはバレンツ海方面(おそらくは北方艦隊基地セヴェロモルスク)へ向けて出航します。
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バレンツ海へ向かう前にクロンシュタットへ寄港したのは、おそらくは有翼ミサイル「カリブル」を補充する為でしょう。


「アドミラル・エッセン」バレンツ海国家受領試験の第2段階を実施し、今回の記事では触れられていませんが、先に就役した1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」と同様に有翼ミサイル「カリブル」の発射試験などが行なわれます。

バレンツ海での試験を終えた後、カリーニングラードへ戻り、ロシア海軍への引き渡しの準備が行なわれます。


プロジェクト11356R警備艦は、現在までに5隻が起工され、この内の3隻が進水し、1番艦が就役しています。
[ロシア海軍の新鋭フリゲート・プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)近影]
6隻の建造が計画されており、全て黒海艦隊へ配備されます。

[プロジェクト11356R警備艦]
沿バルト造船工場「ヤンターリ」(カリーニングラード)で建造
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「アドミラル・グリゴロヴィチ」Адмирал Григорович:工場番号01357
2010年12月18日起工/2014年3月14日進水/2016年3月10日納入/2016年3月11日就役
黒海艦隊へ編入

「アドミラル・エッセン」Адмирал Эссен:工場番号01358
2011年7月8日起工/2014年11月7日進水/2016年4月就役予定

「アドミラル・マカロフ」Адмирал Макаров:工場番号01359
2012年2月29日起工/2015年9月2日進水/2016年8月就役予定

「アドミラル・ブタコフ」Адмирал Бутаков:工場番号01360
2013年7月12日起工/2018年以降に就役予定

「アドミラル・イストミン」Адмирал Истомин:工場番号01361
2013年11月15日起工/2018年以降に就役予定


4番艦以降の建造工事は2015年春から凍結されていましたが、同年8月に再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356Rフリゲートの建造は再開された]

プロジェクト11356Rの4番艦以降には、ロシア国内で製造されるエンジンが載せられる事になります。
[ロシア海軍のアドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートはウクライナ製ガスタービンエンジンを代替する]
[ロシア海軍の為のプロジェクト11356Rフリゲートはウクライナ製の代わりにロシア製ガスタービンを装備する]
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]

6番艦「アドミラル・コルニロフ」は、公式にはキャンセルはされていませんが(以前、一部でキャンセルされたと報じられ、造船所から否定された)、具体的な起工時期は明らかにされていません。
[ロシア海軍向けプロジェクト11356フリゲート6番艦はキャンセルされていない]

ロシア海軍プロジェクト11356Rの調達を黒海艦隊向けの6隻で終了する意向を示しており、それ以上の追加建造は計画されていません。
[ロシア海軍向けのプロジェクト11356R警備艦(アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート)の建造は6隻で終了する]

ロシア海軍北方艦隊原潜基地ガジエヴォに最新原潜駐留インフラが建設された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月19日1時45分配信
【ガジエヴォに最新水中巡洋艦の駐留システムが作成された】
モスクワ、3月19日-ロシア通信社ノーボスチ

最新戦略用途ロケット水中巡洋艦の駐留システムは北方艦隊駐屯地ガジエヴォに形成された。
土曜日、北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は報道機関へ伝えた。

「多目的原子力潜水艦及び戦略原子力潜水艦の連合部隊が集中する北方艦隊潜水部隊の主要基地ガジエヴォでは、戦略用途水中巡洋艦プロジェクト955ボレイの駐留を保障する為の新たな桟橋の装備が完了しています」
彼は話した。

建設された桟橋には、艦へ熱と電力を送り、放射線の安全性を保護、監視する最新システムが装備されている事は注目される。
最新インフラストラクチュアの全ての機能の使用は、基地に居る潜水艦のシステム及び機構の稼働を完全に停止し、機材の最も有利かつ長期的な運用モードを保障する。

北方艦隊代理人が通知した所によると、桟橋のインフラストラクチュア形成と同時に、潜水艦乗員の家族の為の住宅の建設も実行されている。
「ガジエヴォ郊外のガジエヴォ駐屯地の団地は殆ど完成しており、総計492の部屋から成る8つの住宅で構成されます。
進歩的な技術を用いて建設された現代的な住居は快適です。
現在、3つの住宅が使用され、居住しています。
今年末までには、全ての居住複合体の建設が完了し、駐屯地における軍人の居住を保障する問題は完全に解決するでしょう」
セルガ
は説明した。

2016年には、今後建設が始まる屋内スケートリンク、トレーニング・フィットネスジム、映画館、プール、その他の社会施設が展開する新たな文化-娯楽センターの為の設計-測量作業の完了が計画されている。

ロシアでは、3月19日に潜水艦乗員の日を迎える。
110年前のこの日、全ロシア皇帝ニコライ2世の勅令により、艦分類に潜水艦が含まれ、ロシア帝国海軍の戦闘編制へ、20隻の「フォレリ」、「カサトカ」、「ソム」、「オセトル」型潜水艦が加わった。


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ロシア北方艦隊原潜基地ガジエヴォには、戦略原潜多用途原潜が駐留しています。

[第24潜水艦師団]
プロジェクト971原子力巡洋潜水艦:K-317「パンテーラ」、K-461「ヴォルク」、K-328「レオパルド」、K-154「チグル」、K-157「ヴェプリ」、K-335「ゲパルド」

[第31潜水艦師団]
プロジェクト955原子力戦略用途水中巡洋艦:K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」
プロジェクト667BDRM原子力戦略用途水中巡洋艦:K-51「ヴェルホトゥリエ」、K-84「エカテリンブルク」、K-114「トゥーラ」、K-117「ブリャンスク」、K-18「カレリア」、K-407「ノヴォモスコフスク」


2013年以降に就役した最新鋭戦略原潜プロジェクト955「ボレイ」級ガジエヴォに駐留しています。
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現在は、ガジエヴォを母港とする「ユーリー・ドルゴルーキー」(北方艦隊所属)の他に、今年秋にカムチャツカへ回航される「ウラジーミル・モノマーフ」(太平洋艦隊所属)も駐留しています。

この為、ガジエヴォでは数年前から駐留インフラの更新が進められており、最新原潜を駐留させる為のシステムは完成しました。
このシステムにより、停泊中の原潜は動力を完全に停止し、電力などは沿岸から供給される事になります。

今年中には原潜乗員と家族の為の住宅の建設も完了し、更には、各種娯楽施設も建設されます。

なお、太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクでも「ボレイ」級配備の為に駐留インフラが更新されていますが、ガジエヴォとは逆のパターンになっています。
(住宅や娯楽施設の建設が先行し、原潜駐留システムの完成が後になった)
[新世代戦略原潜ボレイ級の為のインフラ整備はカムチャツカ半島で進められている]
[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグはカムチャツカ半島に建設されているロシア海軍新世代原潜ボレイ級の為の基地設備を視察した]

将来のロシア海軍の潜水艦は宇宙目標も攻撃する?

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月19日13時51分配信
【ロシアは宇宙目標を破壊する為の新たな技術を開発する】
モスクワ、3月19日-ロシア通信社ノーボスチ

潜水艦から宇宙目標の撃破を可能にする技術はロシアで開発される。
土曜日、海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は表明した。

「このような技術は実際に使用されており、その作業を行なっているのは我々の科学者のみならず、外国においても同様です。
無論、これは潜水艦の兵装の将来の方向性の1つとなります」

彼はラジオ局『エコー・モスクワ』の生放送で話した。

2008年、ロシアは大規模な軍改革を始めた。
そのキーポイントは、ロシア連邦軍の再軍備プログラムとなった。
2010年には、2020年までに更新へ20兆ルーブルを割り当て、新たな軍事装備の割合を70パーセントに拡大する決定が採択された。


現在、ロシアでは、第5世代潜水艦の開発が進められています。

第5世代通常動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」:海洋工学中央設計局「ルビーン」により設計
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は『2025年までの国家軍備プログラム』により建造される]

第5世代多用途原子力潜水艦プロジェクト「ハスキー」:サンクトペテルブルク機械製造局「マラヒート」により設計
[ロシア海軍の為の第5世代多用途原潜ハスキー級の開発は進められている]

第5世代戦略用途原子力潜水艦:海洋工学中央設計局「ルビーン」により設計
[ロシアは第5世代潜水艦の設計作業を始めている]
[ロシア第5世代原子力潜水艦は2030年以降に建造される]


第5世代潜水艦の為の新たな兵器の開発も進められています。
[ロシア海軍第5世代多用途原潜は水中無人機を搭載する]
[ロシア海軍の為の極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"の試験が始まった]


そして今回、ロシア海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将「潜水艦から宇宙の目標を攻撃する為の技術の開発」に初めて言及しました。

ブルスク中将は、それ以上具体的な事は話しておりませんが、おそらくは、大気圏外で弾道ミサイルを迎撃する為のミサイル潜水艦から発射する事を想定しているのでしょう。

ただ、そうなると、この迎撃ミサイルを搭載できるのは弾道ミサイル原潜(戦略原潜)だけになるかもしれませんが・・・
(迎撃ミサイル有翼ミサイル「オーニクス」と同程度のサイズにならなければ多用途原潜には搭載できない)

ロシア海軍北方艦隊潜水部隊は新世代戦略原潜クニャージ・ウラジーミルと多用途原潜カザンの乗組員を編成した

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『タス通信』より
2016年3月19日0時32分配信
【建造中の原子力潜水艦「カザン」と「クニャージ・ウラジーミル」の乗組員は既に形成されている】
モスクワ、3月19日/タス通信

建造中の潜水艦「カザン」「クニャージ・ウラジーミル」の為の乗組員は、既に北方艦隊で形成されている。
同艦隊の潜水部隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ中将は報道機関へ伝えた。

「連合部隊では、建造中の原子力潜水艦プロジェクト"ボレイ"及び"ヤーセン"の為の乗組員が形成されています。
現在、彼等は海軍訓練センターへ向かう準備を進めています。
研修サイクルの完了後、乗組員は、彼らの艦-現在、造船所で建造中の多目的原子力潜水艦カザン及び戦略用途ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルへの習熟へ取り掛かります」
モイセーエフ
は話した。

これらの潜水艦は、双方とも北方艦隊へ補充されると中将は説明した。
「カザン」「クニャージ・ウラジーミル」は2017年に(海軍の)編制へ加わる事になるだろう。

「カザン」は、第2の「ヤーセン」型原子力潜水艦であり、改善されたプロジェクト885Mとして建造された最初の艦である。
潜水艦シリーズのトップ「セヴェロドヴィンスク」は2013年末に海軍へ引き渡された。
それは長期に渡り試験運用に在ったが、金曜日、それは既に完了した事が知られるようになった。

「クニャージ・ウラジーミル」は、「ボレイ」型戦略潜水艦の4隻目であり、近代化されたプロジェクト955Aとして建造された最初の潜水艦である。
ロシア海軍には、既に3隻の「ボレイ」が在る-「ユーリー・ドルゴルーキー」、「アレクサンドル・ネフスキー」、「ウラジーミル・モノマーフ」


プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦2番艦(プロジェクト885M「ヤーセン-M」としては1番艦)「カザン」は、2009年7月24日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
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[改セヴェロドヴィンスク型原潜「カザン」起工]
[改セヴェロドヴィンスク型原潜カザンは新型機器のみを装備した初の第4世代原潜となる]
[改ヤーセン級多用途原潜カザンの操舵装置の製造が始まった]

「カザン」ロシア海軍への引き渡しは2017年に予定されています。
[改ヤーセン級多用途原潜カザンのロシア海軍への引き渡しは2017年に予定されている]


プロジェクト955「ボレイ」級原子力戦略用途水中巡洋艦4番艦(プロジェクト955A「ボレイ-A」としては1番艦)「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]


2013年10月、船体の水圧試験が実施されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは水圧試験を行なう]

2014年2月中旬、船体が完成しました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルの船体が形成された]

「クニャージ・ウラジーミル」ロシア海軍への引き渡しは2017年に予定されています。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは2017年にロシア海軍へ納入される]


「ロシア潜水艦乗員の日」であり、ロシア海軍潜水艦隊創設110周年記念となる2016年3月19日、北方艦隊潜水部隊司令官アレクサンドル・アレクセイヴィチ・モイセーエフ中将は、この新世代原潜2隻の乗員団は既に北方艦隊で編成されている事を明らかにしました。

これまで「カザン」「クニャージ・ウラジーミル」の配備先は明らかにされていませんでしたが、北方艦隊へ配備される事になります。

ロシア海軍のラーダ級潜水艦は非大気依存発電装置(AIP)を装備するかもしれない

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『タス通信』より
2016年3月19日12時55分配信
【海軍:潜水艦「ラーダ」は非大気依存発電装置を最初に受け取るかもしれない】
モスクワ、3月19日/タス通信

ディーゼル潜水艦プロジェクト「ラーダ」は、非大気依存発電装置を最初に受け取るかもしれない。
土曜日、ラジオ局『エコー・モスクワ』の生放送で海軍総司令官代理(軍事担当)ヴィクトール・ブルスク中将は表明した。

「この潜水艦シリーズ(プロジェクト「ラーダ」)の今後予想される方向性としては、このプロジェクトを含め、私が思いますに、非大気依存発電装置の技術的装備が最初に導入される事になるでしょう」
彼は話した。

「この装置は、動作の為に空中の大気を必要としません。
潜水艦の動作の為に水面へ浮上する必要はありません。
これは、潜水艦の基本的な特性-隠密性を向上させます」

提督は説明した。

以前、海軍は、このシステム第5世代潜水艦「カリーナ」へ設置する可能性を考慮していると報じられた。

[新たな基地の建設は計画されていない]
ヴィクトール・ブルスク
は更に、ロシア海軍ロシア領内潜水艦の為の新たな基地の作成を計画していないと表明した。

潜水艦基地は、ロシア連邦の4艦隊全てが有している:北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊


[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。


2012年2月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

「ラーダ」級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー:
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置には、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になり、2013年10月17日に潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年も試験運用を継続する]

「ラーダ」級2番艦「クロンシュタット」と3番艦「ヴェリーキエ・ルーキ」ロシア海軍への引き渡しは、2019年に延期される事になるようです。
(以前には「クロンシュタット」は2017年、「ヴェリーキエ・ルーキ」は2018年に引き渡される予定だった)
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキのロシア海軍への引き渡しは2019年に延期される]

2016年1月19日、「ロシア海軍総司令部の(匿名の)高位の代理人」は、「ラーダ」級の建造が3隻で打ち切られると発言しました。
[ロシア海軍は第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の調達を3隻で打ち切る]

その後、ロシア海軍と、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』は、「ラーダ」級の建造打ち切りを否定しました。
[ロシア海軍は第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の建造を中止するつもりは無い]
[ロシア国防省はロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の調達中止を指示していない]

3月18日、『統合造船業営団』は、2番艦「クロンシュタット」と3番艦「ヴェリーキエ・ルーキ」ロシア海軍への引き渡しは2018~2019年になる事を明らかにしました。
[最後のラーダ級潜水艦(?)クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキは2018-2019年にロシア海軍へ引き渡される]

そして今回、ロシア海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、「ラーダ」級非大気依存発電装置(AIP機関)が搭載されるかもしれないと述べました。


現在、ロシアでは、通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP機関)リチウムイオン電池の開発が進められています。
[ロシアは潜水艦用のリチウムイオン電池の試験に成功した]
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]

非大気依存発電装置は、第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級に標準装備されます。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は『2025年までの国家軍備プログラム』により建造される]

「カリーナ」級の建造が始まるのは2020年以降になるようですが、その前に、「ラーダ」級非大気依存発電装置を搭載して海洋での試験を行なうつもりかもしれません。

ロシア海軍のプロジェクト971原子力巡洋潜水艦(アクラ級)は近代化改装により巡航ミサイル「カリブル」を装備する

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『タス通信』より
2016年3月19日19時56分配信
【原子力潜水艦プロジェクト971はミサイル複合体「カリブル」で武装する】
モスクワ、3月19日/タス通信

原子力潜水艦プロジェクト971は近代化された後に兵装としてミサイル複合体「カリブル」を受け取る。
ラジオ局『ロシアニュースサービス』の生放送でロシア海軍戦闘訓練管理部長ヴィクトール・コチェマゾフ少将は述べた。

「現在の潜水艦プロジェクト971の近代化では、このミサイル複合体の設置が予定されています」
彼は話した。

コチェマゾフによると、複合体の試験中に「その長所が積極的に示されました」
「そして潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーでの実戦使用は、この複合体が更なる発展の為の輝かしい将来性を有していることを示しました」

彼は強調した。

多目的原子力潜水艦プロジェクト971「シチューカ-B」(NATO分類-アクラ)は、以前には有翼ミサイル「グラナート」を搭載していた。
公表された情報によると、このミサイルは既に兵装から除かれている。


プロジェクト971「シチューカ-B」(NATOコード名「アクラ」級)は、1985年から2001年に掛けて14隻がソ連/ロシア海軍へ就役し、更に1隻がインド海軍へリースする為に建造され、2012年に引き渡されています。
既に2隻が除籍・解体されており、現在、ロシア海軍に在籍しているのは12隻です。

[コムソモリスク・ナ・アムーレ(アムール造船工場)建造艦]:太平洋艦隊へ配備
K-263(工場番号502):1993年4月13日に「デリフィン」と命名、2002年2月9日に「バルナウル」と改名
1985年5月9日起工/1986年5月28日進水/1987年12月30日納入/1988年1月11日就役

K-322(工場番号513):1993年4月13日に「カシャロート」と命名
1986年9月5日起工/1987年7月18日進水/1988年12月30日納入/1989年3月1日就役

K-391(工場番号514):1993年4月13日に「キート」と命名、1997年9月1日に「ブラーツク」と改名
1988年2月23日起工/1989年4月14日進水/1989年12月29日納入/1990年1月13日就役

K-331(工場番号515):1993年4月13日に「ナルヴァル」と命名、2001年1月24日に「マガダン」と改名
1989年12月28日起工/1990年6月23日進水/1990年12月30日納入/1991年1月23日就役

K-419(工場番号516);1993年4月13日に「モルシュ」と命名、1998年1月29日に「クズバス」と改名
1991年7月28日起工/1992年5月18日進水/1992年12月31日納入/1993年1月30日就役

K-295(工場番号517):1993年4月13日に「ドラコン」と命名、1999年8月30日に「サマーラ」と改名
1993年11月7日起工/1994年7月1日進水/1995年7月17日納入/1995年7月29日就役


[セヴェロドヴィンスク(セヴマシュ)建造艦]:北方艦隊へ配備
K-317(工場番号822):1990年10月10日に「パンテーラ」と命名
1986年11月6日起工/1990年5月21日進水/1990年12月27日納入/1990年12月30日就役

K-461(工場番号831):1991年6月25日に「ヴォルク」と命名
1987年11月14日起工/1991年6月11日進水/1991年12月29日納入/1992年1月27日就役

K-328(工場番号832):1991年1月24日に「レオパルド」と命名
1988年10月26日起工/1992年6月28日進水/1992年12月30日納入/1993年1月15日就役

K-154(工場番号833):1991年7月24日に「チグル」と命名
1989年9月10日起工/1993年6月26日進水/1993年12月29日納入/1994年1月5日就役

K-157(工場番号834):1993年4月6日に「ヴェプリ」と命名
1990年7月13日起工/1994年12月10日進水/1995年11月25日納入/1995年12月30日就役

K-335(工場番号835):1993年2月22日に「ゲパルド」と命名
1991年9月23日起工/1999年9月17日進水/2001年12月3日納入/2001年12月4日就役



12隻のプロジェクト971原子力巡洋潜水艦の内、6隻(北方艦隊の3隻と太平洋艦隊の3隻)はセヴェロドヴィンスク艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」で高度な近代化改装が実施されます。
近代化されるのは「レオパルド」、「ヴォルク」、「ブラーツク」、「サマーラ」、この他に2隻程度です。
[セヴェロドヴィンスクの艦船修理センターはアクラ級原潜を近代化する]
[ロシア海軍の約10隻のアクラ級原潜とオスカーII級原潜が近代化改装される]

北方艦隊「レオパルド」「ヴォルク」「ズヴェズドーチカ」で近代化改装工事が行なわれています。
[アクラ級原潜レオパルドは2015年に近代化改装を終えて復帰する]
[ロシア海軍北方艦隊のアクラ級原潜ヴォルクはセヴェロドヴィンスクで近代化改装を行なう]

太平洋艦隊「ブラーツク」「サマーラ」は、2014年9月末にセヴェロドヴィンスクへ回航されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原潜ブラーツクとサマ―ラはセヴェロドヴィンスクの艦船修理工場へ到着した]

この近代化改装により、これらの艦は対地/対艦有翼ミサイル「カリブル」を搭載します。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

「カリブル」は2015年12月8日に地中海東部潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ発射されています。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


プロジェクト971原潜は、元々は核弾頭装備の対地攻撃用有翼ミサイル「グラナート」(最大射程3000km)を標準装備していたのですが、1990年代にアメリカとの協定により、戦略原潜(弾道ミサイル原潜)以外の全ての水上艦潜水艦に搭載されている核兵器を撤去する事になった為、971「グラナート」も退役しました。
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それから約20年を経て、近代化される971原潜には「グラナート」をベースにして開発された有翼ミサイル「カリブル」が搭載される事になります。

ロシア海軍の為のボレイ級戦略原潜8番艦は2016年7月、ヤーセン級多用途原潜6番艦は12月に起工される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月18日14時8分配信
【第8の原子力潜水艦「ボレイ」はロシアで2016年に起工される】
モスクワ、3月18日-ロシア通信社ノーボスチ

2隻の原子力潜水艦戦略艦プロジェクト955「ボレイ」多目的艦プロジェクト885「ヤーセン」は、ロシアで2016年末までに起工される。
金曜日、ロシア通信社ノーボスチ『統合造船業営団』公式代理人より伝えられた。

「6番目のプロジェクト885ヤーセン原子力潜水艦は、生産合同セヴマシュで2016年12月に起工されます。
次のプロジェクト"ボレイ"原子力潜水艦の起工は7月に計画されています。
艦名は未だ承認されていません」
『統合造船業営団』
代理人は話した。

以前、第8のプロジェクト955「ボレイ」原子力潜水艦「クニャージ・ポジャールスキー」の名を持つとされていた。
その起工は「海軍の日」(7月31日)の前に予定されている。

2020年までの国家軍備プログラムにより、合計で8隻の「ボレイ」と7隻の「ヤーセン」が建造され、海軍へ引き渡されなければならない。


[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

プロジェクト955「ボレイ」原子力戦略用途水中ロケット巡洋艦は、これまでに7隻が起工され、このうち3隻が就役済みです。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]
2015年10月には北極圏航海を終えて帰港しています。
[ロシア海軍北方艦隊の新鋭戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは2ヶ月以上に渡る北極圏航海を終えて帰港した]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2015年9月末に太平洋艦隊カムチャツカ原潜基地へ到着しました。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]

3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役しました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]
2016年8-9月にはカムチャツカ原潜基地へ回航されます。
[ロシア海軍最新鋭原子力戦略用途水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフはバレンツ海での訓練を終えて基地へ戻った]

4番艦「クニャージ・ウラジーミル」からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、2012年7月30日に起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは2017年にロシア海軍へ納入される]

5番艦(改「ボレイ」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

6番艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜は起工された]

7番艦「インペラートル・アレクサンドルIII」は2015年12月18日に起工されました。
[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]


[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦は、これまでに5隻が起工され、このうち1隻が就役済みです。

1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に「セヴマシュ」で起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
就役後も各種試験と慣熟訓練に従事していましたが、2016年3月までに終了しました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクは戦闘演習の為に出航する]

2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885Mとなり、2009年7月24日に起工されました。
[改ヤーセン級多用途原潜カザンのロシア海軍への引き渡しは2017年に予定されている]

3番艦(改「ヤーセン」級としては2隻目)「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工されました。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]

4番艦(改「ヤーセン」級としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]

5番艦(改「ヤーセン」級としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]


2016年には、「ボレイ」級8番艦「ヤーセン」級6番艦が起工されます。
[2016年にロシア海軍の新世代戦略原潜ボレイ級8番艦と新世代多用途原潜ヤーセン級6番艦が起工される]

2016年の「ボレイ」級8番艦「ヤーセン」級6番艦の起工については以前から何度も報じられており、起工時期は7月と12月になるという情報も出ていましたが、具体的に、どちらの艦が何時起工されるのかという情報は有りませんでした。

今回、ロシア造船業界の総元締・総本山たる『統合造船業営団』の公式代理人(広報官)は、「ボレイ」級8番艦が2016年7月に、「ヤーセン」級6番艦は2016年12月に起工される事を明らかにしました。

艦名については、「ボレイ」級8番艦「クニャージ・ポジャールスキー」(中世ロシアの国民的英雄であるドミトリー・ミハイロヴィチ・ポジャールスキー公)になるという情報も有りますが、未だ決まっていないとの事です。

ポジャールスキー公の名前は、ソ連邦時代にはプロジェクト68bis巡洋艦「ドミトリー・ポジャールスキー」として命名されていました。
(1955年2月24日就役、太平洋艦隊へ配備、1987年3月5日除籍、1990年以降に解体)
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