ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは国際演習『コモド-2016』へ参加する為にインドネシアを訪れた

『タス通信』より
2016年4月11日11時54分配信
【太平洋艦隊の艦船は演習『コモド-2016』の為にインドネシアへ到着した】
モスクワ、4月11日/タス通信
太平洋艦隊艦船支隊は国際演習『コモド-2016』へ参加する為にインドネシアへ到着した。
東方軍管区広報サービス代表ローマン・マルトフは発表した。
「太平洋で戦闘任務を遂行し、大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ、大洋救助船フォーチー・クルイロフ、給油船イルクトで構成され、アレクサンドル・ポタポフ1等海佐指揮下の太平洋艦隊艦船支隊は、4月8日にインド洋へ入り、本日、非公式訪問の為、インドネシアのパダン港へ寄港しました」
士官は話した。
マルトフが想起したように、演習は4月12日から18日まで実施され、メインエピソードは4月14日に実行される。
この演習へロシア人船員が参加するのは2回目となる。
太平洋艦隊艦船支隊は3月28日にウラジオストクを去り(註:実際には3月26日頃に出航)、戦闘勤務中に5ヶ国を非公式訪問の為に訪れ、太平洋とインド洋でアジア太平洋地域諸国の2つの多国間演習へ参加する。
[大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ遠距離航海(2016年3月-)]
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」を中核とする太平洋艦隊艦船支隊は、2016年3月末(3月26日頃?)にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは遠距離航海へ出発した]
[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:アレクサンドル・ポタポフ1等海佐
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
救助曳船「フォーチー・クルイロフ」
中型海洋給油船「イルクト」
3月28日に対馬海峡を通過し、この際のロシア海軍の慣例として、ロシア-日本戦争中の1905年5月27日のツシマ沖海戦(日本海海戦)のロシア海軍の戦死者の追悼式典を開催し、花輪を投下しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊は対馬海峡を南下した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊はツシマ沖海戦の戦死者を追悼した]
太平洋艦隊広報部の発表によると、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊は、太平洋及びインド洋への遠距離航海を行ない、5ヶ国を訪問し、2つの国際海軍演習へ参加するとの事です。
その1つは、2016年4月にインドネシアのスマトラ島付近の海域で実施されるアジア太平洋地域国際海軍演習『コモド-2016』です。
[ロシア海軍太平洋艦隊は2016年4月に国際海軍演習『KOMODO-2016』へ参加する]
もう1つが、5月に実施されるASEAN(東南アジア諸国連合)の国際海軍演習『ADMMプラス-2016』です。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス-2016』へ参加する]
「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊は、各種演習を実施しながらインドネシアへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは太平洋上で演習を実施した]
そして4月11日、インドネシアのパダンへ到着しました。


「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊は、4月12日から始まるアジア太平洋地域国際海軍演習『コモド-2016』へ参加します。
【国際海軍演習『コモド』公式サイト】
今回、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊を率いるアレクサンドル・ポタポフ1等海佐は、以前には太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」艦長を務め、昨年(2015年)2月~8月の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」支隊の遠距離航海の指揮を執りました。
[大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフ遠距離航海(2015年2月-8月)]