ロシア海軍の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は北方艦隊とバルト艦隊向けに建造される


『タス通信』より
2016年5月31日10時19分配信
【北方艦隊及びバルト艦隊の為の第5世代通常動力潜水艦の建造が始まる】
サンクトペテルブルク、5月31日/タス通信

ロシア海軍は、北方艦隊及びバルト艦隊の為の第5世代通常動力潜水艦の建造を検討している。
ロシア連邦海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将は発表した。

「シリーズの開発は行われており、私共は、第5世代通常動力潜水艦の建造について御話しております」
彼は話した。

「太平洋艦隊の為の(プロジェクト636.3潜水艦)シリーズが完了した後、私共は、北方艦隊及びバルト艦隊の為に、他のプロジェクトの通常動力潜水艦の建造について検討しております。
無論、これは第5世代についての話です」
フェドテンコフ
は説明した。

プロジェクト636.3潜水艦についての話で、フェドテンコフ「このシリーズの開発の必要」について発言した。
「それは成功したシリーズであり、打撃ミサイル複合体、大幅に強化された対潜艦の探知能力を有します。
このシリーズでは、数多くの革新が導入されました」

彼は強調した。

以前、ロシア第5世代通常動力潜水艦の開発を進めており、プロジェクトは「カリーナ」の名を受けたと伝えられた。

この潜水艦非大気依存発電装置(AIP)の取得が計画されており、プロジェクト636及びプロジェクト677の最良の特質を兼ね備える。


ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の設計作業は、海洋工学中央設計局「ルビーン」により進められています。
[ロシア海軍第5世代AIP潜水艦プロジェクトはカリーナと命名された]
[ロシア海軍の為の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の予備設計作業は完了した]
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は2017年から本格的な開発作業を始める]

「カリーナ」「ガマズミ属」を意味します。
「カリンカ」「カリーナ」の指小辞です。


「カリーナ」級の建造は2020年以降に開始されます。
[ロシア海軍の為の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の建造は2020年以降に始まる]

海洋工学中央設計局「ルビーン」は、通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)-改質型燃料電池の開発も進めています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]

第5世代の「カリーナ」級は、この非大気依存発電装置(AIP機関)を標準装備します。

「カリーナ」級の建造は、現行の『2011-2020年までの国家軍備プログラム』では無く、その次の『2025年までの国家軍備プログラム』下で実行されます。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は『2025年までの国家軍備プログラム』により建造される]

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そして今回、ロシア海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将は、第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級は、北方艦隊及びバルト艦隊向けの建造が検討されている事を初めて明らかにしました。

ロシア海軍は、黒海艦隊向けにプロジェクト06363を6隻建造し、今後は太平洋艦隊向けにもプロジェクト06363を6隻建造します。
[プロジェクト06363潜水艦]

しかし、北方艦隊バルト艦隊に関しては、少数建造(3隻程度?)で終わる可能性の高い第4世代通常動力潜水艦「ラーダ」級を除けば、具体的な通常動力潜水艦の新規建造計画は今のところは有りません。
(既に就役中の通常動力潜水艦の寿命延長近代化改装は実行されていますが)
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]

そこで、北方艦隊バルト艦隊向けの新造艦として、第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級を建造するつもりなのでしょう。


今回、フェドテンコフ提督は明言はしておりませんが、第4世代通常動力潜水艦「ラーダ」級の大量建造をロシア海軍は考えていないようです。
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ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦はサンクトペテルブルクで建造される


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年5月31日10時3分配信
【太平洋艦隊の為の潜水艦「ワルシャワンカ」はサンクトペテルブルクで建造される】
サンクトペテルブルク、5月31日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦太平洋艦隊の為のディーゼルエレクトリック潜水艦「ワルシャワンカ」シリーズは『アドミラルティ造船所』で建造されるが、発注の内の1つは『アムール造船工場』が受ける事も有り得るだろう。
火曜日、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは報道陣へ伝えた。

『アドミラルティ造船所』では、火曜日に黒海艦隊の為の6隻のプロジェクト636「ワルシャワンカ」潜水艦の最後となる「コルピノ」の進水式典が開催された。

「シリーズの建造はアドミラルティ造船所で行なわれるという決定が参謀本部により下されました」
同社の総取締役アレクサンドル・ブザコフは式典において話した。

同時に、アレクセイ・ラフマノフは、発注の内の1つは『アムール造船工場』が受ける事も有り得ると発言した。

「基本的に、シリーズはアドミラルティ造船所で建造されることになります。
私共は、アムール工場が発注を受ける事を除外するわけではありませんが、実際には、私共は、今、工場へ再び作業を指導しており、同社はようやく破産を免れ、長期に渡り経営は混乱している以上、私共は、そのような決定を下す前に熟慮しなければならないでしょう」
『統合造船業営団』
のトップは話した。

彼は、『アムール造船工場』での「ワルシャワンカ」建造の可能性に関しては、2015年の同社の業務結果により、更なる今後の作業が決定されると付け加えた。


[プロジェクト06363潜水艦]

現在、ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦は4番艦まで就役しており、今年(2016年)には更に2隻が就役します。
全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されています。

プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代非核動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

プロジェクト06363潜水艦には有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役
黒海艦隊へ配備

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役
黒海艦隊に配備

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-265「クラスノダール」(Б-265 Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工/2015年4月25日進水/2015年11月5日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(Б-268 Великий Новгород)
建造番号01674
2014年10月30日起工/2016年3月18日進水/2016年11月末就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-271「コルピノ」(Б-271 Колпино)
建造番号01675
2014年10月30日起工/2016年5月31日進水/2016年11月末就役予定
黒海艦隊に配備予定



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今年1月16日、ロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ氏は、太平洋艦隊向けにも6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造が計画されている事を明らかにしました。
[6隻のプロジェクト06363(改キロ級)潜水艦がロシア海軍太平洋艦隊の為に建造される]

太平洋艦隊向けの6隻の06363潜水艦は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』での建造が検討されており、2017年から建造を開始する予定です。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦はコムソモリスク・ナ・アムーレ或いはサンクトペテルブルクで建造される]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦は2017年から建造を開始する]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦はコムソモリスク・ナ・アムーレとサンクトペテルブルクで建造される]

アドミラルティ造船所
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アムール造船工場
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そして今回、ロシア造船業界の総元締・総本山である『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフ氏は、太平洋艦隊向けの06363潜水艦は、基本的には『アドミラルティ造船所』での建造が決定された事を明らかにしました。
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ラフマノフ氏は、6隻の内の一部を『アムール造船工場』で建造する可能性を完全に否定していませんが、建造されるとしても、1隻か2隻程度になりそうです。

ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のプロジェクト06363潜水艦コルピノは進水した


『タス通信』より
2016年5月31日10時2分配信
【黒海艦隊の為の第6の「ワルシャワンカ」はサンクトペテルブルクで進水した】
サンクトペテルブルク、5月31日/タス通信

黒海艦隊の為に意図されている第6のプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦「コルピノ」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で進水した。
特派員は伝えた。

「今日の祝典は、海軍の為、サンクトペテルブルクの為、我が国の為のものです。
艦の進水-この国家的式典は、国内造船所のフラッグシップ的であるアドミラルティ造船所で開催されました。
貴方達(アドミラルティ造船所)艦は、期日通りに良好な品質で納入される事でしょう」
ロシア連邦海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将
は話した。

次に、中央設計局『ルビーン』のトップ、イーゴリ・ヴィリニトは、潜水艦乗組員の勤務の成就を望み、設計者はプロジェクト636.3潜水艦の良好な品質を維持する為に全力を尽くす事を確約した。

潜水艦「コルピノ」は、現在、海軍の為に建造されている6隻の通常動力潜水艦シリーズの最後となる。


[海軍に在籍する潜水艦]
プロジェクト636.3
、更には「ワルシャワンカ」として知られている潜水艦は、中央設計局『ルビーン』により開発された。

ロシア海軍(黒海艦隊)の戦闘編制には、既に4隻のプロジェクト636.3潜水艦が在る。
トップ潜水艦「ノヴォロシースク」は2014年8月にロシア連邦海軍へ引き渡された。
潜水艦シリーズの2隻目-「ロストフ・ナ・ドヌー」は2014年12月30日に引き渡された。
2015年末、同艦は地中海滞在時にテロリスト組織「イスラム国」(ロシア連邦では非合法組織)の施設を破壊する為に有翼ミサイル「カリブル」を使用した。

3番艦-「スタールイ・オスコル」は2015年7月からロシア連邦海軍での勤務に就いた。
シリーズの4隻目-潜水艦「クラスノダール」は2015年11月5日に海軍へ引き渡された。

「ヴェリキー・・ノヴゴロド」と命名された黒海艦隊の為の第5の「ワルシャワンカ」は(今年)3月18日に進水した。
第5及び第6の潜水艦は、今年に黒海艦隊への引き渡しが計画されている。


[プロジェクト06363潜水艦]

現在、ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦は4番艦まで就役しており、今年(2016年)には更に2隻が就役します。
全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されています。
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プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代非核動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

プロジェクト06363潜水艦には有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役
黒海艦隊へ配備

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役
黒海艦隊に配備

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-265「クラスノダール」(Б-265 Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工/2015年4月25日進水/2015年11月5日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(Б-268 Великий Новгород)
建造番号01674
2014年10月30日起工/2016年3月18日進水/2016年11月末就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-271「コルピノ」(Б-271 Колпино)
建造番号01675
2014年10月30日起工/2016年5月31日進水/2016年11月末就役予定
黒海艦隊に配備予定



1番艦「ノヴォロシースク」は既に黒海沿岸へ到着しており、2016年2月中旬の黒海艦隊の抜き打ち演習へ参加しています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『抜き打ち演習』を実施する]

2番艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は2015年12月末にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはセヴァストーポリへ回航された]

黒海へ回航途中の2015年12月8日にはシリア沖からシリア国内のISIL(シリア・レバントのイスラム国)拠点へ有翼ミサイル「カリブル」対地攻撃型を発射しました。
これは、ロシア海軍史上初の潜水艦発射有翼ミサイルの実戦使用となりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


3番艦「スタールイ・オスコル」北方艦隊で各種試験を実施する為、2015年10月中旬にポリャールヌイへ到着し、2016年5月初頭には有翼ミサイル「カリブル」の発射試験を行なっています。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦スタールイ・オスコルはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

4番艦「クラスノダール」は2015年11月5日にロシア海軍へ就役しました。
[第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはロシア海軍へ就役した]


5番艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」と6番艦「コルピノ」は、2014年10月30日に起工されました。
[ロシア海軍黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは起工された]

2016年3月18日、5番艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」が進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドは進水した]


そして2016年5月31日、6番艦「コルピノ」が進水しました。
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5番艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」と6番艦「コルピノ」は、2016年11月25日までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト06363潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは2016年11月末までにロシア海軍へ引き渡される]


プロジェクト06363潜水艦は、今後、太平洋艦隊向けにも6隻が建造されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦はコムソモリスク・ナ・アムーレとサンクトペテルブルクで建造される]

ロシア海軍の為のプロジェクト23550砕氷哨戒艦建造の為のプレートカットは2016年秋に始まる


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年5月30日13時41分配信
【『アドミラルティ造船所』は今秋に2隻の哨戒艦の建造を始める】
サンクトペテルブルク、5月30日-ロシア通信社ノーボスチ

『アドミラルティ造船所』は、ロシア連邦海軍の新たな2隻のプロジェクト23550砕氷哨戒艦の建造開始を2016年秋に計画している。
ロシア通信社ノーボスチは、造船所の総取締役アレクサンドル・ブザコフより伝えられた。

「現在、計画は進められています。
建造(開始)となるプレートカットは、おおよそ4ヶ月ほど後になるでしょう」

彼はこう話し、発注者への引き渡し時期は2020年末までとなっている事を明確にした。

以前、ロシア連邦国防省『アドミラルティ造船所』は、海軍の為の2隻のプロジェクト23550砕氷哨戒艦の建造契約を締結した事が伝えられた。
契約条件に沿って、艦は2020年末までに海軍へ引き渡されなければならない。

プロジェクト23550砕氷哨戒艦は、曳船、砕氷船、哨戒艦の性質を兼ね備えた根本的に新たな船である。
この船は、熱帯および北極圏水域を航行し、厚さ1.5メートルまでの氷を砕く事が出来る。
プロジェクト23550哨戒艦に集約された技術特性は、類似するものが無い。


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2016年1月下旬、ロシア連邦海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将は、2016年中に新型のプロジェクト23550砕氷哨戒艦の起工が計画されていると発言しました。
[2016年にロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦2隻が起工される]

2016年5月初頭、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』は、ロシア国防省(ロシア海軍)と2隻のプロジェクト23550砕氷哨戒艦の建造契約を締結しました。
[ロシア海軍の為の砕氷哨戒艦プロジェクト23550の建造契約が締結された]


そして『アドミラルティ造船所』総取締役アレクサンドル・ブザコフ氏は、2隻のプロジェクト23350建造の為のプレートカットが2016年秋から始まる事を明らかにしました。
おそらくは、2016年末までに正式に起工される事になるでしょう。

砕氷能力も有するプロジェクト23350は、熱帯海域及び北極圏の双方で運用できるとの事ですが、無論、活動のメインステージは北極圏でしょう。
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プロジェクト06363潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは2016年11月末までにロシア海軍へ引き渡される


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年5月30日13時36分配信
【潜水艦「コルピノ」と「ヴェリキー・ノヴゴロド」は(2016年)11月末に(ロシア)海軍へ引き渡す事が出来る】
サンクトペテルブルク、5月30日-ロシア通信社ノーボスチ

『アドミラルティ造船所』は、プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦「コルピノ」「ヴェリキー・ノヴゴロド」の2016年11月25日までのロシア連邦海軍への引き渡しを計画している。
ロシア通信社ノーボスチは、造船所の総取締役アレクサンドル・ブザコフより伝えられた。

「ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは、(発注者への引き渡しは)今年11月25日までです」
彼は話した。

トップ潜水艦-「ノヴォロシースク」は2014年8月、「ロストフ・ナ・ドヌー」は2014年12月、「スタールイ・オスコル」は2015年7月、「クラスノダール」は2015年11月にロシア連邦海軍へ引き渡された。
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」~6隻の潜水艦の内の5隻目は、2016年3月18日に進水した。
このシリーズの最終となる潜水艦「コルピノ」は5月31日に進水する。

プロジェクト636「ワルシャワンカ」潜水艦は第3世代に属しており、排水量3950トン、速力20ノット、潜航深度300メートル、乗組員52名である。
兵装として533mm口径の魚雷、機雷、打撃ミサイル複合体「カリブル」が有る。
それは、敵に探知されるよりも3-4倍の距離で目標を発見する事が出来る。
その隠密性により、同プロジェクト潜水艦NATOから「ブラックホール」の呼び名を貰った。


[プロジェクト06363潜水艦]

現在、ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦は4番艦まで就役しており、今年(2016年)には更に2隻が就役します。
全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されています。
15-1107c.jpg

プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代非核動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

プロジェクト06363潜水艦には有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役
黒海艦隊へ配備

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-265「クラスノダール」(Б-265 Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工/2015年4月25日進水/2015年11月5日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(Б-268 Великий Новгород)
建造番号01674
2014年10月30日起工/2016年3月18日進水/2016年11月末就役予定
黒海艦隊に配備予定

・B-271「コルピノ」(Б-271 Колпино)
建造番号01675
2014年10月30日起工/2016年5月31日進水予定/2016年11月末就役予定
黒海艦隊に配備予定



1番艦「ノヴォロシースク」は既に黒海沿岸へ到着しており、2016年2月中旬の黒海艦隊の抜き打ち演習へ参加しています。
[ロシア海軍黒海艦隊は『抜き打ち演習』を実施する]

2番艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は2015年12月末にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはセヴァストーポリへ回航された]

黒海へ回航途中の2015年12月8日にはシリア沖からシリア国内のISIL(シリア・レバントのイスラム国)拠点へ有翼ミサイル「カリブル」対地攻撃型を発射しました。
これは、ロシア海軍史上初の潜水艦発射有翼ミサイルの実戦使用となりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


3番艦「スタールイ・オスコル」北方艦隊で各種試験を実施する為、2015年10月中旬にポリャールヌイへ到着し、2016年5月初頭には有翼ミサイル「カリブル」の発射試験を行なっています。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦スタールイ・オスコルはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

4番艦「クラスノダール」は2015年11月5日にロシア海軍へ就役しました。
[第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはロシア海軍へ就役した]


5番艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」と6番艦「コルピノ」は,、2014年10月30日に起工されました。
[ロシア海軍黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは起工された]

2016年3月18日、5番艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」が進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドは進水した]


6番艦「コルピノ」は2016年5月31日に進水します。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦コルピノは2016年5月末に進水する]


そして「コルピノ」進水予定日の前日、『アドミラルティ造船所』総取締役アレクサンドル・ブザコフ氏は、5番艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」と6番艦「コルピノ」は、2016年11月25日までにロシア海軍への引き渡しが計画されていると発言しました。

ブザコフ氏は、2015年11月5日の4番艦「クラスノダール」就役式典の際にも同様の事を述べているので、引き渡し予定日は変更されていないようです。


プロジェクト06363潜水艦は、今後、太平洋艦隊向けにも6隻が建造されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦はコムソモリスク・ナ・アムーレとサンクトペテルブルクで建造される]

クリル諸島のマトゥア島でロシア海軍太平洋艦隊の基地建設の為の調査が進められている


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年5月27日12時21分配信
【マトゥア島で日本軍が残した地下施設が調査される】
ハバロフスク、5月27日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦国防省ロシア地理学協会の学術探検においては海岸線上空の調査が実施され、第2次世界大戦以来残されているクリル列島マトゥア島に建設された地下要塞の調査を開始した。
東方軍管区は金曜日に発表した。

現在、マトゥア島では、ロシア連邦国防省ロシア地理学協会の合同学術探検が実施されている。
戦争時から、このクリルの島には3本の滑走路が残されており、学術探検の参加者は、飛行場と、それ(滑走路)の復活についての評価を行なう。

第2次世界大戦時、同島には日本軍が配置されていた。

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「病院船イルティシュ船上から艦上ヘリコプターKa-27PSが発艦し、サリチェフ火山、島の海岸及び沿岸線、地上に建設された要塞の調査とビデオ映像の撮影を実施しました。
以前に発見された地下に建設された要塞の調査が始まりました。
地下への進入が可能な通路及び建物間の回廊の探索が行なわれます」

報道では、こう述べられた。

実験施設での研究の為、学術探検の参加者が土壌、水、空気を採取した事は注目される。
潜水夫はマトゥア島の入り江と湾内の水路調査作業を実施した。

以前、東方軍管区司令官セルゲイ・スロヴィキン大将は、現在、マトゥア島への将来的な太平洋艦隊部隊の駐留の可能性が検討されていると発言している。


現在、クリル諸島(日本側呼称・千島列島)には、ロシア海軍沿岸ミサイル部隊は駐留していますがロシア海軍「軍港」は存在せず、艦船も駐留していません。

クリル諸島に駐留するロシア海軍沿岸ミサイル部隊は、2016年中には新たな地対艦ミサイルを受け取ります。
[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島に新たな地対艦ミサイルを配備する]

2016年3月下旬、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、クリル諸島ロシア海軍「軍港」が造られる可能性に初めて言及し、クリル諸島へ太平洋艦隊の調査部隊を派遣すると述べました。
[クリル諸島にロシア海軍太平洋艦隊の基地が建設されるかもしれない]



2016年5月7日、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」サルベージ船KIL-168で構成され、太平洋艦隊副司令官アレクサンドル・リャブヒン中将が指揮する調査部隊ウラジオストクを出航し、5月14日にクリル諸島中部のマトゥア島へ到着しました。
以後、現在までマトゥア島太平洋艦隊の基地を建設する可能性についての調査が行なわれています。
[クリル諸島のマトゥア島にロシア海軍太平洋艦隊の基地が建設される?]

調査部隊には、数年前からナホトカでオーバーホールが行なわれ、最近に復帰した病院船「イルティシュ」も同行しています。
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マトゥア島には太平洋戦争中に旧日本海軍が建設した飛行場跡(3本の滑走路)が残されており、その復旧の可能性についても調査が進められています。
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『平和祈念展示資料館』公式サイトより
【千島・松輪島戦記(PDF)】

ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンは進水した


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年5月27日19時15分配信
【シュリッセリブルクで(ロシア)海軍の給油船「アカデミック・パシン」が進水した】

『ネフスキー造船・修理工場』で中型海洋給油船「アカデミック・パシン」が進水した。
ロシア海軍へ引き渡された後、同船は北方艦隊へ向かう。


進水式典は、報道陣が招待される事無く5月26日・木曜日に同社で開催された。
詳細は明らかにされていないが、『中央海軍ポータル』(フロートコム)防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。
この情報は、同船プロジェクトの開発に参加した海洋機械設計局により確認された。

2016年3月、給油船『ネフスキー造船・修理工場』の(屋内)造船台から露天船台へ出渠した。
ロシア連邦国防相代理ドミトリー・ブルガコフが表明したように、同船の進水は4月に実施されなければならなかったが、その後、期日は数度に渡り延期された。

プロジェクト23130給油船のトップ「アカデミック・パシン」の3月における工事進捗度は65パーセントと推定されていた。
ネット上に公表された同船の進水の写真から判断すると、シュリッセリブルク造船所は未だ給油船の上部構造物の建設中である。
「アカデミック・パシン」海軍への引き渡し式典は2016年末~2017年初頭に予定されている。

給油船は2014年4月に海軍総司令官ヴィクトール・チルコフの出席の下で起工された。
「アカデミック・パシン」の建造費用は、ほぼ300万ルーブルに達した。
この発注の入札には『ネフスキー造船・修理工場』の他に『アドミラルティ造船所』も参加していたが、シュリッセリブルク造船所が提示した価格の方が低かった。

プロジェクト23130中型海洋給油船は、戦闘艦の為の燃料及び航空燃料、食料品の移送の為に意図されている。
航海距離は9000海里であり、その主な任務の1つは航空艦への随伴支援と言われている。


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『ネフスキー造船・修理工場』公式サイトより
【中型給油船プロジェクト23130】

プロジェクト23130中型給油船の1番船「アカデミック・パシン」は、2014年4月26日にサンクトペテルブルク近郊のシュリッセリブルク市に在るネフスキー造船・修理工場で起工されました。
[ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンは起工された]

「アカデミック・パシン」の進水は2016年4月に予定されていたのですが、延期されました。
[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンは2016年4月に進水する]

そして今回の記事の通り、2016年5月26日に進水しました。
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ロシア海軍への「アカデミック・パシン」の引き渡しは2016年末~2017年初頭に予定されており、就役後は北方艦隊へ配備されます。


準同型船のプロジェクト23131汎用海洋給油船は、クリミア半島ケルチ市ザリフ造船所で2014年12月26日に2隻が同時起工されています。
[クリミア半島のケルチ造船所でロシア海軍の為の新たな給油船2隻が起工された]

重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する


『タス通信』より
2016年5月27日12時55分配信
【重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は北方艦隊の演習の為にバレンツ海へ出航した】
ムルマンスク、5月27日/タス通信

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」を含む10隻の戦闘艦及び支援船、更には航空・防空軍航空機ヘリコプターが参加する北方艦隊の演習は金曜日にバレンツ海で始まった。
同艦隊広報サービスは発表した。

「北方艦隊部隊の行動は、重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー艦上の北方艦隊副司令官ヴィクトール・ソコロフ中将により統制されます」
声明では、こう述べられた。
演習は、ロシア連邦軍参謀本部軍事アカデミーの学生の年次実地研修の枠組みにおいて実施される。

演習には、基地掃海艦「ヤドリン」、「エリニヤ」、「ソロヴェツキー・ユンガ」で構成される掃海艦グループが参加し、巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の出航を保障した。
その後、小型対潜艦「ユンガ」、「スネシュノゴルスク」で構成される捜索打撃グループは、対潜航空機Il-38及びディーゼルエレクトリック潜水艦「ウラジカフカス」の乗組員と協同で仮想敵潜水艦を探知、破壊する。

エピソードの間には、艦隊の巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、小型対潜艦「スネシュノゴルスク」、「ユンガ」で対空防衛部隊が組織され、前線爆撃機Su-24により設置されるパラシュート降下標的へのミサイル並びに砲射撃へ取り組む。
その後、救助曳船「パミール」潜水夫船VM-596捜索救助艦載ヘリコプターKa-27と共に、海上で遭難したという想定下での人員救助を行なう。


[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは17歳になった]

北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリア化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

2014年11月、バレンツ海で戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で戦闘訓練を行なう]

2014年12月にはグリーンランド沖へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはグリーンランド沖で潜水艦と「決闘」する為に出航した]

2015年9月初頭から12月初頭まで、定期修理を行なう為、ロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックで修理を行なう]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックへ入った]

2016年5月16日、各種戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは訓練の為にバレンツ海へ出航した]


訓練を終えて帰港後、北方艦隊の演習へ参加する為、5月27日に再びバレンツ海へ出航しました。
今回も5月16日と同様に掃海艦部隊の支援下(つまり、基地周辺に機雷が敷設されているという想定下で)で出航しました。

今回、「ピョートル・ヴェリキー」は演習部隊の旗艦を務めていますが、同艦以外の演習参加艦の殆どは比較的小型の艦船(小型対潜艦基地掃海艦)のようです。
この他、2015年に寿命延長近代化改修を終えた潜水艦「ウラジカフカス」なども参加しています。

「ピョートル・ヴェリキー」へ直接随伴するのは、プロジェクト1124M小型対潜艦「ユンガ」(113)と「スネシュノゴルスク」(196)の2隻になるようです。
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「ピョートル・ヴェリキー」艦上から演習の指揮を執る北方艦隊副司令官ヴィクトール・ソコロフ中将は、2009年初頭にアデン湾へ派遣された太平洋艦隊海賊対処部隊の指揮官を務めています。
[ロシア海軍第2次ソマリア遠征]

2013年末から2014年春には、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」地中海遠征の指揮官を務めました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-2014年5月)]


「ピョートル・ヴェリキー」は2010年代末に大規模な近代化改装が実施されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年代初頭に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備するかもしれない]

「ピョートル・ヴェリキー」は近代化改装により極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」を装備します。
[極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"は2020年以降にロシア海軍へ制式採用される]
[ロシア海軍の為の極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"は2018年から生産を開始するかもしれない]

クリル諸島のマトゥア島にロシア海軍太平洋艦隊の基地が建設される?

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年5月27日3時4分配信
【クリル諸島のマトゥア島への太平洋艦隊部隊の駐留の可能性が検討される】
アニワ(サハリン州)、5月27日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア軍は、クリル列島マトゥア島への太平洋艦隊部隊の駐留の可能性について検討する。
東方軍管区司令官セルゲイ・スロヴィキン大将は表明した。

今、マトゥア島では、国防省及びロシア地理学協会の合同学術探検が行なわれている。
戦争時(第2次世界大戦)から、同島には3本の滑走路が残されている。

「同島への学術探検航海の主な目的は、(マトゥア島への)将来的な太平洋艦隊部隊の駐留の可能性の調査であります」
スロヴィキン
東方軍管区の定期軍事会議の席上で、こう話した。

将軍は、マトゥア島には既に野外キャンプが設置されている事を指摘した。

太平洋艦隊副司令官アレクサンドル・リャブヒン中将指揮下の学術研究隊は、5月7日にウラジオストクから出発した。
現在、(マトゥア)島には約200名が滞在している。


現在、クリル諸島(日本側呼称・千島列島)には、ロシア海軍沿岸ミサイル部隊は駐留していますがロシア海軍「軍港」は存在せず、艦船も駐留していません。

クリル諸島に駐留するロシア海軍沿岸ミサイル部隊は、2016年中には新たな地対艦ミサイルを受け取ります。
[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島に新たな地対艦ミサイルを配備する]

2016年3月下旬、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、クリル諸島ロシア海軍「軍港」が造られる可能性に初めて言及し、クリル諸島へ太平洋艦隊の調査部隊を派遣すると述べました。
[クリル諸島にロシア海軍太平洋艦隊の基地が建設されるかもしれない]



2016年5月7日、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」サルベージ船KIL-168で構成され、太平洋艦隊副司令官アレクサンドル・リャブヒン中将が指揮する調査部隊ウラジオストクを出航し、先ずサハリン南部コルサコフへ向かいました。

大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
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サルベージ船KIL-168
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コルサコフロシア地理学協会のメンバーを乗せた後、調査部隊は5月14日にクリル諸島中部のマトゥア島(2000年までロシア国境警備隊が駐留していた)へ到着しました。
5月15日、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」から調査隊136名と14両の車両の上陸が完了しました。
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以後、現在までマトゥア島太平洋艦隊の基地を建設する可能性についての調査が行なわれており、既に給水・電力供給設備も設置されています。

記事中では、太平洋戦争中に旧日本海軍マトゥア島(松輪島)へ建設した飛行場(3本の滑走路)にしか触れられていませんが、将来的には補給物資供給所などの建設も考慮されています。
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ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年5月25日16時36分配信
【新たな掃海艦「ゲオルギー・クルバトフ」の複合材料船体が準備される】

ネヴァ川中部造船工場(統合造船業営団)では、ロシア連邦海軍の為の対機雷防衛艦「ゲオルギー・クルバトフ」の船体の形成された型からの抜き取りが始まった。

型からの船体の抜き取りの後、恒温化作業が実施され、その後、塗装が始まる。
同時に、様々なシステムや機械の設置作業が継続される。

「ゲオルギー・クルバトフ」は、プロジェクト12700の最初の生産艦であり、2014年にロシア連邦国防省との建造契約へ署名された。
(トップ艦「アレクサンドル・オブホフ」は、現時点で試験を行なっている)
「ゲオルギー・クルバトフ」の起工式典は2015年4月24日に開催された。
同社広報サービスが伝えたように、進水は2016年夏に予定されている。

艦は中央海洋設計局『アルマーズ』により開発され、新世代掃海艦を代表するものとなる。
同プロジェクトでは、最新の高性能水中音響ステーション(ソナー)を用いた対機雷回路の形成が提供され、艦自体には遠隔操作・自動水中装置が配置される。
それと同時に、艦は伝統的な掃海兵装を使用できる。

プロジェクト12700艦の排水量は890トン、全長61メートル、幅10メートル、満載排水量における速力16.5ノット、乗組員44名。


ロシア海軍新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日にサンクトペテルブルク「ネヴァ川中部造船工場」で起工され、2014年6月27日に進水しました。
[ロシア海軍の新世代掃海艦アレクサンドル・オブホフは進水した]

2015年12月25日から航行試験が開始され、現在の所は2016年6月末までにロシア海軍へ引き渡される予定となっています。
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[新世代掃海艦アレクサンドル・オブホフは2016年6月にロシア海軍へ引き渡される]

プロジェクト12700の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]


起工から1年以上経った2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成はほぼ完了し、型からの抜き取りが始まりました。

「ゲオルギー・クルバトフ」は今年夏に進水する予定です。


既に計4隻のプロジェクト12700掃海艦の建造契約が締結されており、2016-2018年にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ロシア海軍は2015-2018年に4隻の新世代掃海艦プロジェクト12700を受領する]

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部へ行く


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2016年5月25日12時38分配信
【黒海艦隊の警備艦「プイトリーヴイ」は地中海へ向かった】

本日、ドミトリー・ドブルイニン2等海佐指揮下の黒海艦隊警備艦「プイトリーヴイ」セヴァストーポリから出航し、地中海へ針路を取った。

計画ローテーションの枠組みにおいて、警備艦の乗組員は、同海域のロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として任務を遂行する事になる。

現在、地中海グループの一員として、北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦艇と補助船が活動している。


プロジェクト1135M(クリヴァクII級)警備艦「プイトリーヴイ」は、1979年6月27日にカリーニングラード「ヤンターリ」造船所で起工され、1981年4月16日に進水、1981年11月30日に海軍へ納入され、1982年2月9日に黒海艦隊へ編入されました。
「プイトリーヴイ」は、計32隻が建造されたプロジェクト1135/1135M(クリヴァクI/II級)の最終艦です。

就役後は一貫して黒海艦隊で行動し、ソ連邦解体後も現役に留まって活動を続けていました。

2014年5月から2015年2月までセヴァストーポリの工場でオーバーホールが行なわれました。

2015年5月18日にセヴァストーポリを出航し、数年ぶりに地中海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海へ向かった]

2015年6月下旬には大西洋へ行き、アンゴラ赤道ギニアを訪問した後、8月に地中海へ戻りました。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-8月)]

その後も地中海東部に滞在し、2015年10月初頭にはシリア沖で演習を実施しました。
[ロシア海軍は地中海で演習を実施した]

2015年10月上旬にセヴァストーポリへ帰港しました。


そして2016年5月25日、セヴァストーポリを出航して地中海東部へ向かいました。

5月初頭には、準同型艦の「ラードヌイ」(プロジェクト1135)地中海東部へ向かっています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦ラードヌイは地中海東部へ向かった]

更に、プロジェクト1135の発展型となるプロジェクト11356R警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(今年3月11日就役)も、現在地中海中部に居ます。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチ、マルタ島訪問(2016年5月24日)]


なお、「プイトリーヴイ」は今年になって舷側番号が「868」に変更されています。
(以前は「808」だった)

第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンのロシア海軍への引き渡しは延期された

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『タス通信』より
2016年5月25日10時27分配信
【フリゲート「アドミラル・エッセン」のロシア海軍への引き渡しは延期される】
カリーニングラード、5月25日/タス通信特派員ウラジーミル・ヌヤクシェフ

ロシア海軍への第2のプロジェクト11356フリゲート「アドミラル・エッセン」の引き渡しは延期され、聖アンドレイ旗掲揚の新たな日時は後に決定されるだろう。

同艦を建造した沿バルト造船工場『ヤンターリ』広報秘書官セルゲイ・ミハイロフは発表した。

「発注者へのフリゲート"アドミラル・エッセン"の引き渡しは、追加の検査出航を行なう必要が有る故に延期されることになりました。
同艦の(海軍)旗掲揚式典の新たな日時は、後に決定されます」

彼は話した。

軍事産業企業体の情報提供者が伝えたように、第2のプロジェクト11356フリゲート「アドミラル・エッセン」の引き渡しは、同艦の複数の艦載居住保障システムの点検の必要が有る事に関連して延期された。

「延期は何ら心配する事ではありません。
検査出航は、通常は数回行われます。
この場合、艦載居住保障システムの追加点検を何度か行う必要が有るというだけの事です。
おそらく、検査出航は1日~2日以上続く事は有りませんし、艦は5月末には納入されるでしょう」

対談者は話した。

フリゲート「アドミラル・エッセン」ロシア海軍への引き渡しは5月26日に、聖アンドレイ旗掲揚式典は5月27日に予定されていた。

「アドミラル・エッセン」は2011年夏に起工され、2014年秋に進水した。
艦の試験はバルト海およびバレンツ海で実施された。
「エッセン」の国家試験が完了した事を『ヤンターリ』は2016年4月中旬に発表した。

プロジェクト11356フリゲートシリーズは、ロシア黒海艦隊の為に建造されている。
当初は、このような艦6隻が黒海へ向かうものと見られていたが、第2グループ3隻は、ウクライナで製造されたガスタービン動力装置の供給問題が故に、インドへ売却されるかもしれない。
シリーズのトップ艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、既にロシア海軍へ加わっている-聖アンドレイ旗は3月11日に掲揚された。

プロジェクト11356フリゲートの排水量は4000トン、速力30ノット、自立航行期間30日である。
艦には、ミサイル複合体「カリブル-NK」、高射ミサイル複合体「シチーリ-1」、口径100mmのA-190砲、魚雷及び対潜兵器が装備されている。
また、各艦にはヘリコプターが搭載される。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工されました。

それから3年以上経った2014年11月7日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンは進水した]


2014年11月末、進水した「アドミラル・エッセン」高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の垂直発射機が設置されました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンへ艦対空ミサイル発射機が設置された]

2015年5月20日、造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月20日11時36分配信
【「アドミラル・エッセン」は係留試験を開始した】

出航前の消磁作業を終えた後、2015年10月18日にカリーニングラードからバルト艦隊基地バルチースクへ回航されました。
その後、バルチースク基地で出航準備が進められました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海への出航を準備している]

11月5日、工場航行試験の為に出航しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは洋上試験の為に出航した]

工場航行試験を終えた後、2016年1月30日から国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンの国家受領試験が始まる]

2月初頭にバルト海へ出航し、主にメインエンジン(ガスタービンエンジン)の動作チェックが行なわれました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは国家受領試験の為に抜錨した]

その後もバルト海で各種試験が続けられ、3月下旬までに国家受領試験の第1段階は終了しました。

3月21日までにカリーニングラードからクロンシュタット(レニングラード海軍基地)へ移動しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"発射試験を行なう]

3月23日、クロンシュタットを抜錨し、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはクロンシュタットを抜錨し、バレンツ海へ向かった]

3月30日、遠距離航海から帰港途中の北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」北海で合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは北海で最新警備艦アドミラル・エッセンと合流した]

4月4日、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、バレンツ海国家受領試験の第2段階が実施され、4月19日までに完了しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海での試験を完了した]

バレンツ海での試験を終えた「アドミラル・エッセン」カリーニングラードへ戻りました。
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[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海へ戻ってきた]

「アドミラル・エッセン」は、2016年5月26日にロシア海軍へ納入され、翌5月27日に正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催される予定でした。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは2016年5月26日にロシア海軍へ納入される]
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは2016年5月27日にロシア海軍へ就役する]

しかし、今回の記事の通り、延期されることになりました。

延期の理由は「居住保障システムの点検のための追加の検査出航」との事ですが、要するに、居住区の各種設備をもう一度点検するという事です。


プロジェクト11356R警備艦は、現在までに5隻が起工され、この内の3隻が進水し、1番艦が就役しています。
[ロシア海軍の新鋭フリゲート・プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)近影]
6隻の建造が計画されており、全て黒海艦隊へ配備されます。

[プロジェクト11356R警備艦]
沿バルト造船工場「ヤンターリ」(カリーニングラード)で建造
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「アドミラル・グリゴロヴィチ」Адмирал Григорович:工場番号01357
2010年12月18日起工/2014年3月14日進水/2016年3月10日納入/2016年3月11日就役
黒海艦隊へ編入

「アドミラル・エッセン」Адмирал Эссен:工場番号01358
2011年7月8日起工/2014年11月7日進水/2016年5月下旬就役予定

「アドミラル・マカロフ」Адмирал Макаров:工場番号01359
2012年2月29日起工/2015年9月2日進水/2016年8月就役予定

「アドミラル・ブタコフ」Адмирал Бутаков:工場番号01360
2013年7月12日起工/2018年以降に就役予定

「アドミラル・イストミン」Адмирал Истомин:工場番号01361
2013年11月15日起工/2018年以降に就役予定


4番艦以降の建造工事は2015年春から凍結されていましたが、同年8月に再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356Rフリゲートの建造は再開された]

プロジェクト11356Rの4番艦以降には、ロシア国内で製造されるエンジンが載せられる事になります。
[ロシア海軍のアドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートはウクライナ製ガスタービンエンジンを代替する]
[ロシア海軍の為のプロジェクト11356Rフリゲートはウクライナ製の代わりにロシア製ガスタービンを装備する]
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]

ただし、4番艦と5番艦は、インドへ売却される可能性もあります。
(売却の為の交渉は実際に行われている)
[ロシア海軍向けプロジェクト11356Rフリゲート後期建造艦3隻はインドへ売却されるかもしれない]

ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる


『タス通信』より
2016年5月25日10時1分配信
【情報筋:「アドミラル・クズネツォフ」の近代化は2017年の開始が計画されている】
モスクワ、5月25日/タス通信

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の近代化は来年の第1クオーター(1月-3月)に開始され、その為の契約へは近い内に署名される。
タス通信防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「同艦での作業は、地中海への遠距離航海から戻った後、2017年の第1クオーター(1月-3月)に開始され、2-3年に渡って続きます」
対談者は話した。

「空母の修理及び近代化の為の国防省と統合造船業営団の国家契約は数十億ルーブルになり、ネフスキー計画設計局による技術的プロジェクトは用意されています。
それは(今年)6月に署名されます」

彼は説明した。
情報提供者は、北方艦隊司令部の代表が「クズネツォフのメンテナンス契約」を既に締結している事を指摘した。

近代化が何処で実施されるのかは未だ知られていない。
情報提供者によると、志望者には『セヴマシュ』艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』が含まれる。
「近代化の焦点は空母の飛行甲板となり、覆板、制動機、航空機拘束装置及び他の発艦複合体の要素の交換が含まれます」
彼は強調した。

「クズネツォフ」の混成航空団の構成には、Su-33MiG-29K/KUBヘリコプターKa-27、Ka-31、そしてKa-52K(「ミストラル」型ヘリコプター空母の為に意図されていた)が含まれる。
航空機Su-25UTGは、もはや航空巡洋艦には搭載されていない事を対談者は指摘した。

これらの情報をタス通信は公式に確認していない。

今、「クズネツォフ」ムルマンスク第35艦船修理工場に在る。

夏には、更新された航空グループの試験が実施されなけばならない-国防省のトップ、セルゲイ・ショイグは発表した。

今秋に「クズネツォフ」は新たな航空機と共に地中海東部へ向かうだろうと軍事外交筋タス通信へ話した。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

ニコラエフ(ウクライナ)黒海造船工場で1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

「アドミラル・クズネツォフ」は、これまでに7回の遠距離航海を実施しており、最近では、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡る大西洋・地中海遠征を実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2015年5月-8月には、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
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[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2015年10月-11月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは抜錨した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で防空演習を始めた]

現在はムルマンスク市北方の第35艦船修理工場でメンテナンス(技術的準備状態の回復)中です。
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[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機部隊である第279独立艦上戦闘機航空連隊(艦上戦闘機Su-33)は、2016年4月末からクリミア半島サキ飛行場に在る艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機部隊はクリミア半島のニートカで発着艦訓練を行なう]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機の近代化は進められており、以前からの艦上戦闘機Su-33(寿命延長改修済み)に加え、新たに発注された艦上戦闘機MiG-29K/KUBは2015年末までに契約分全機(24機)が納入されています。
(2013年末に4機、2014年末に10機、2015年末に10機納入)
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは新型艦上機により近代化される]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

艦上戦闘機MiG-29K/KUBを装備する第100独立艦上戦闘機航空連隊は2015年末に創設され、現在はクラスノダール地方エイスクに在る艦上戦闘機発着訓練施設(新ニートカ)で錬成訓練を行なっています。
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[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

「アドミラル・クズネツォフ」の修理は6月下旬には完了し、その後、艦の点検のためにバレンツ海へ出航し、それが終わった後に新たな艦載機の発着試験も行われます。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年6月下旬にバレンツ海へ出航する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの新たな航空群の試験は2016年7月に始まる]

「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)秋(9月-10月)に地中海東部への遠征が計画されています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]


地中海遠征から戻った後、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装が始まります。


「アドミラル・クズネツォフ」に関しては、これまでにも何度か近代化改装の話が出ていました。

2010年4月には、2012年から5年間掛けて大規模な近代化改装を実施すると報じられました。
[空母アドミラル・クズネツォフ近代化計画]

2013年9月には、2014年から5年間掛けて大規模な近代化改装を実施すると報じられました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2014年から近代化改装を開始する]

しかし、いずれも立ち消えになりました。
[空母アドミラル・クズネツォフの近代化は妨げられている]
[空母アドミラル・クズネツォフの近代化は先延ばしされている]

その後、2010年代後半(2017-2018年)から近代化改装を実施するという話が出てきました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2010年代後半に近代化改装を行なう]

今年1月には、ロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ氏が、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2016年末から始まると発言しました。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2016年末から始まる]


そして今回、「防衛産業企業体の(匿名の)情報提供者」(おそらくはロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』の関係者)は、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年初頭から始まる事を明らかにしました。
以前の予定から数ヶ月間延期されたことになります。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装には数十億ルーブル(おそらくは50億ルーブル程度)が拠出され、契約への署名は今年6月に行なわれます。

近代化改装が何処で実施されるのかは未だ明確にされていませんが、候補に挙がっているのは、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』です。

『セヴマシュ』造船所
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艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』
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(ただ、『ズヴェズドーチカ』は、第35艦船修理工場を含めたムルマンスク周辺の艦船修理工場の殆どを傘下に収めているので、セヴェロドヴィンスクの本社以外で実施される可能性もありますが)

近代化改装は2~3年掛かるとの事ですから、「アドミラル・クズネツォフ」が復帰するのは2020年前後になるでしょう。

近代化改装の内容については、飛行甲板周辺に関する作業がメインになるとの事であり、着艦拘束装置着艦誘導装置などは全て交換されるようです。
無論、艦の寿命延長工事も実施されるでしょう。
レーダー等の電子機器兵装については全く触れられていませんが、換装するとしても、限定的なものに留まる可能性が高いでしょう。
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新たな「アドミラル・クズネツォフ」航空団は、この5機種で構成される事になるようです。
艦上戦闘機Su-33(既に近代化改修済み)
艦上戦闘機MiG-29K/KUB(2015年末までに24機を納入済み)
対潜ヘリコプターKa-27(2020年までに近代化改修)
警戒ヘリコプターKa-31
攻撃ヘリコプターKa-52K

ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチ、マルタ島訪問(2016年5月24日)

ロシア海軍当局からの公式発表は有りませんが、今年3月11日に就役し、5月6日にセヴァストーポリへ向けて出航した警備艦(フリゲート)「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、5月24日にマルタ島ヴァレッタ港へ寄港しました。
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[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]

その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】

12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】

そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した]

消磁作業は3月下旬に完了し、4月8日に「ヤンターリ」造船所の在るカリーニングラードからバルチースク海軍基地へ移動しました。

4月下旬に1回目の洋上試験が実施され、4月29日に完了しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年5月初頭から2回目の洋上試験を開始する]

そして5月5日に2回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を開始した]

2回目の試験は5月7日には終わり、バルチースク基地へ戻りました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を終えた]

5月16日から3回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は5月16日から洋上試験を再開する]

この3回目の洋上試験中、初めて「アドミラル・グリゴロヴィチ」の砲兵装~A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲と、AK-630M 30mmガトリング砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは初めての砲撃試験を行なった]

5月28日、4回目の洋上試験へ出発しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは洋上試験を続ける]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]

8月27日、高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の発射試験が初めて実行されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で対空ミサイルを発射した]

10月初頭に工場航行試験は完了しました。

10月14日から国家受領試験が開始され、10月16日にバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチの国家受領試験が始まる]
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは国家受領試験の為にバルト海へ出航した]

10月27日、バルト海A-190「ウニヴェルサール」100mm砲、AK-630 30mm機関砲、RBU-6000対水中ロケット爆雷の実弾射撃を行ないました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で砲撃を行なった]

10月29日、バルト海高射ミサイル複合体「シチーリ-1」を発射しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で艦対空ミサイルを発射した]


しかし、「アドミラル・グリゴロヴィチ」の主要打撃兵装である有翼ミサイル「カリブル」(の対地攻撃型)の発射試験はバルト海では実施できない為、ロシア北方艦隊の担当海域(バレンツ海方面)へ回航して発射試験を行なう事になりました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバレンツ海方面で巡航ミサイル"カリブル"の発射試験を行なう]

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「アドミラル・グリゴロヴィチ」バルチースクを出てクロンシュタットへ寄った後、12月13日頃に出航し、12月21日に北方艦隊基地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは北方艦隊基地へ到着した]

12月30日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」バレンツ海有翼ミサイル「カリブル」の発射試験を実施しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後、バルチースクへ戻り、2016年2月11日には「ヤンターリ」造船所へ移動しました。
[プロジェクト11356R警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは2016年3月上旬にロシア海軍へ就役する]

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、就役前の最後の点検航海を行ない、3月3日夜にはカリーニングラードへ戻りました。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ引き渡す前の最後の点検航海を終えた]

2016年3月10日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」ロシア海軍へ納入されました。
[プロジェクト11356Rフリゲート1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ納入された]

翌3月11日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊第30水上艦師団へ編入されました。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
[オムスク州はロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチを後援する]



就役後も暫くの間はバルチースク海軍基地に留まっていましたが、5月6日、黒海艦隊基地セヴァストーポリへ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは黒海艦隊基地セヴァストーポリへ向かった]
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その後の動向は明らかにされていませんが、5月24日には地中海中央に位置するマルタ島ヴァレッタへ入港しました。
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以前のロシア海軍当局の発表によると、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、5月末にセヴァストーポリへ到着する予定です。


ただ、昨年12月に黒海艦隊基地へ回航された潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」のように、回航途中でシリア沖「寄り道」する可能性も無いとは言えませんが・・・
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはシリア沖に居る]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは2016年5月27日にロシア海軍へ就役する


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年5月23日13時56分配信
【フリゲート「アドミラル・エッセン」は5月27日に(海軍)旗を掲揚する】
カリーニングラード、5月23日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦国防省の為に沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造されたプロジェクト11356警備艦「アドミラル・エッセン」への(ロシア海軍)旗掲揚はカリーニングラードで5月27日に行なわれる。
工場の代理人セルゲイ・ミハイロフは報道陣へ伝えた。

「警備艦アドミラル・エッセンの受領-引渡証書への署名は2016年5月26日に行なわれます。
5月27日には、当工場水域において、艦上への聖アンドレイ旗掲揚式典の開催が計画されております」
ミハイロフ
は話した。

彼は、海軍旗掲揚式典には、国防省及びロシア連邦海軍統合造船業営団の代表、フリゲートの名の由来となったニコライ・フォン・エッセン提督の子孫が出席すると指摘した。
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国家受領試験を完了した警備艦「アドミラル・エッセン」は、5月に点検を実施し、5月22日には、その技術的特性を確認する為の検査出航を行なった。

警備艦「アドミラル・エッセン」は2011年7月8日に起工され、2014年11月7日に進水し、工場航行試験は2015年10月に始まった。
国家受領試験は2016年1月30日に始まり、第1段階試験はバルト艦隊射爆場で実施された。
4月初頭、同艦は艦載兵装複合体の試験を実施する為、北方艦隊への艦隊間移動を完了した。

ロシア連邦国防省の発注下で沿バルト造船工場『ヤンターリ』は、合資会社「北方計画設計局」が開発した6隻のプロジェクト11356警備艦シリーズを建造する。
トップ艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2016年3月11日に発注者へ引き渡された。

プロジェクト11356警備艦は、単独或いは連合部隊の一員としての水上艦及び潜水艦に対する戦闘行動、空中攻撃手段からの攻撃の撃退の為に意図されている。
艦は、汎用ミサイル砲兵装と、対潜及び対空防衛の為の現代的な電波技術装置を有している。

このシリーズの艦の排水量は約4000トン、全長125メートル、速力30ノット、乗員180名である。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工されました。

それから3年以上経った2014年11月7日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンは進水した]


2014年11月末、進水した「アドミラル・エッセン」高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の垂直発射機が設置されました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンへ艦対空ミサイル発射機が設置された]

2015年5月20日、造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月20日11時36分配信
【「アドミラル・エッセン」は係留試験を開始した】

出航前の消磁作業を終えた後、2015年10月18日にカリーニングラードからバルト艦隊基地バルチースクへ回航されました。
その後、バルチースク基地で出航準備が進められました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海への出航を準備している]

11月5日、工場航行試験の為に出航しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは洋上試験の為に出航した]

工場航行試験を終えた後、2016年1月30日から国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンの国家受領試験が始まる]

2月初頭にバルト海へ出航し、主にメインエンジン(ガスタービンエンジン)の動作チェックが行なわれました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは国家受領試験の為に抜錨した]

その後もバルト海で各種試験が続けられ、3月下旬までに国家受領試験の第1段階は終了しました。

3月21日までにカリーニングラードからクロンシュタット(レニングラード海軍基地)へ移動しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"発射試験を行なう]

3月23日、クロンシュタットを抜錨し、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはクロンシュタットを抜錨し、バレンツ海へ向かった]

3月30日、遠距離航海から帰港途中の北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」北海で合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは北海で最新警備艦アドミラル・エッセンと合流した]

4月4日、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、バレンツ海国家受領試験の第2段階が実施され、4月19日までに完了しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海での試験を完了した]

バレンツ海での試験を終えた「アドミラル・エッセン」カリーニングラードへ戻りました。
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[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海へ戻ってきた]

「アドミラル・エッセン」は、2016年5月26日にロシア海軍へ納入されます。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは2016年5月26日にロシア海軍へ納入される]

そして、翌5月27日には、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催されます。

ロシア海軍の艦の就役は
1:受領-引渡証書への署名(造船所から海軍への艦の納入)
2:海軍旗の初掲揚式典・各艦隊部隊への編入(艦の正式な海軍への就役)
の2段階で行なわれますが、「アドミラル・エッセン」の場合、1は2016年5月26日に、2は5月27日に実施されることになります。


プロジェクト11356R警備艦は、現在までに5隻が起工され、この内の3隻が進水し、1番艦が就役しています。
[ロシア海軍の新鋭フリゲート・プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)近影]
6隻の建造が計画されており、全て黒海艦隊へ配備されます。

[プロジェクト11356R警備艦]
沿バルト造船工場「ヤンターリ」(カリーニングラード)で建造
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「アドミラル・グリゴロヴィチ」Адмирал Григорович:工場番号01357
2010年12月18日起工/2014年3月14日進水/2016年3月10日納入/2016年3月11日就役
黒海艦隊へ編入

「アドミラル・エッセン」Адмирал Эссен:工場番号01358
2011年7月8日起工/2014年11月7日進水/2016年5月下旬就役予定

「アドミラル・マカロフ」Адмирал Макаров:工場番号01359
2012年2月29日起工/2015年9月2日進水/2016年8月就役予定

「アドミラル・ブタコフ」Адмирал Бутаков:工場番号01360
2013年7月12日起工/2018年以降に就役予定

「アドミラル・イストミン」Адмирал Истомин:工場番号01361
2013年11月15日起工/2018年以降に就役予定


4番艦以降の建造工事は2015年春から凍結されていましたが、同年8月に再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356Rフリゲートの建造は再開された]

プロジェクト11356Rの4番艦以降には、ロシア国内で製造されるエンジンが載せられる事になります。
[ロシア海軍のアドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートはウクライナ製ガスタービンエンジンを代替する]
[ロシア海軍の為のプロジェクト11356Rフリゲートはウクライナ製の代わりにロシア製ガスタービンを装備する]
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]

ただし、4番艦と5番艦は、インドへ売却される可能性もあります。
(売却の為の交渉は実際に行われている)
[ロシア海軍向けプロジェクト11356Rフリゲート後期建造艦3隻はインドへ売却されるかもしれない]

ロシア海軍太平洋艦隊の為に6隻の新型コルベットが建造される


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年5月21日20時3分配信
【太平洋艦隊将兵は6隻のコルベットの建造を約束された】

ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフは「太平洋艦隊の日」に船員を祝福し、この地域の艦船グループを強化する為、6隻のコルベットの建造計画を発表した。

これは、おそらくプロジェクト20380艦シリーズを想定した話である。
太平洋艦隊の為に建造される最初のコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は既に進水しており、第2の「グロームキー」『アムール造船工場』で建造中である。
第3の「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は2015年に起工された。
更なる3隻の艦の起工時期は伝えられていない。

「ロシア連邦国防省、海軍総司令部は、太平洋艦隊の発展に特別な注意を払っております。
2016年には、次のプロジェクト"ボレイ"原子力潜水艦ウラジーミル・モノマーフが常時駐屯地へ到着します。
既に、太平洋艦隊の為に6隻から成るディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト636.3のシリーズの建造が決定されております
コロリョーフ
は祝辞の中で強調したと『ロシア通信社ノーボスチ』は報じた。

毎年、「太平洋艦隊の日」は5月21日に祝われる。
この祭日は「年次の専門の祝日及びプロ意識の導入」の為、1996年7月15日に海軍総司令官の指示で設立された。

「太平洋艦隊は、今後も海洋及び大洋分野における安全保障において大いなる役目を担います。
太平洋艦隊船員は特別な性質と大きな責任を有しており、それは戦闘訓練任務遂行において発揮されています」
ウラジーミル・コロリョーフ
は述べた。


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[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

現在、ロシア極東コムソモリスク・ナ・アムーレ市アムール造船工場では、太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベット3隻の建造が進められています。

1隻目の「ソヴェルシェーンヌイ」(2006年6月30日起工、2015年5月22日進水)は、現在、沿海地方ボリショイ・カーメニで最終艤装工事が進められています。

2隻目の「グロームキー」(2012年4月20日起工)は2016年にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新鋭コルベット"グロームキー"は2016年11月までにロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]

3隻目の「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は2015年7月22日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20380コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はコムソモリスク・ナ・アムーレで起工された]

4隻目の「リェーズキー」は2016年7月1日の起工が予定されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"は2016年7月1日に起工される]


そしてロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は、5月21日の「太平洋艦隊の日」(太平洋艦隊創設記念日)に、太平洋艦隊向けとして6隻のコルベット(おそらくはプロジェクト20380)の建造が計画されている事を明らかにしました。

以前には太平洋艦隊向けとして4隻のコルベットの建造が計画されていましたが、2隻増やされる事になりました。


ロシア海軍新世代コルベット「ステレグーシチー」シリーズ(プロジェクト20380/20385)は、計11隻が起工され(20380が9隻、20385が2隻)、このうち4隻が海軍へ引き渡されています。

20380/20385は、サンクトペテルブルク北方造船所(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)コムソモリスク・ナ・アムーレアムール造船工場で建造されています。

[「北方造船所」建造艦]
「ステレグーシチー」Стерегущий(プロジェクト20380、建造番号1001)
2001年12月21日起工/2006年5月16日進水/2007年11月14日納入/2008年2月27日就役(艦番号530)
バルト艦隊に配備

「ソーブラジテルヌイ」Сообразительный(プロジェクト20380、建造番号1002)
2003年5月20日起工/2010年3月31日進水/2011年10月14日納入・就役(艦番号531)
バルト艦隊に配備

「ボイキー」Бойкий(プロジェクト20380、建造番号1003)
2005年5月27日起工/2011年4月15日進水/2013年5月16日納入・就役(艦番号532)
バルト艦隊に配備

「ストイーキー」Стойкий(プロジェクト20380、建造番号1004)
2006年11月10日起工/2012年5月30日進水/2014年7月18日納入/2014年7月27日就役(艦番号545)
バルト艦隊に配備

「グレミャーシチー」Гремящий(プロジェクト20385、建造番号1005)
2012年2月1日起工/2017年就役予定

「プロヴォールヌイ」Проворный(プロジェクト20385、建造番号1006)
2013年7月25日起工/2018年就役予定

「リェチーヴイ」Ретивый(プロジェクト20380、建造番号1007)
2015年2月20日起工/2018年就役予定

「ストローギー」Строгий(プロジェクト20380、建造番号1008)
2015年2月20日起工/2018年就役予定

[「アムール造船工場」建造艦]
「ソヴェルシェーンヌイ」Совершенный(プロジェクト20380、建造番号2101)
2006年6月30日起工/2015年5月22日進水/2016年就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「グロームキー」Громкий(プロジェクト20380、建造番号2102)
2012年4月20日起工/2016年就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」Герой Российской Федерации Алдар Цыденжапов(プロジェクト20380、建造番号2103)
2015年7月22日起工
太平洋艦隊に配備予定

「リェーズキー」Резкий(プロジェクト20380、建造番号2104)
2016年7月1日起工予定
太平洋艦隊に配備予定



将来的には、改良発展型であるプロジェクト20386の建造へ移行する事になりますが、現在の所、具体的な起工予定は明らかにされていません。
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]

ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は全く新しい設計となる

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年5月20日15時15分配信
【(ロシア)海軍の為の新たな艦上ヘリコプターは「ゼロ」から開発される】

現在、ロシア海軍の為に開発されている将来艦上ヘリコプターは、根本的に新しい機体となる:それは新たな材料と技術を使用し、「ゼロ」から設計される。
5月20日・金曜日、『カモフ』社の設計主任セルゲイ・ミヘーエフは表明した。


以前、ホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』総取締役代理アンドレイ・シビトフは、Ka-27に代わるロシア海軍の為の新たな艦上ヘリコプターの開発が進められていると述べた。

「将来海洋ヘリコプターの開発は基本ラインで始まっております。
これは単なる近代化では無く、根本的に新しいヘリコプターとなります。
同軸方式(二重反転ローター)は保持され、それが無くなる事など有り得ません~それは、以前の機体Ka-15、Ka-25、Ka-27にも提供されており、艦へ配置する為の条件の保障を可能にするものですからね」
『ロシア通信社ノーボスチ』
セルゲイ・ミヘーエフの談話を引用した。

彼は、ロシア連邦海軍の為の将来艦載ヘリコプターの開発に関し、『カモフ』の前には、機器の標準化及び統一化、更には、最新の材料および技術の使用といった新たな課題が置かれていると付け加えた。

「既にKa-27は、ほぼ30年間の長期に渡り運用されています。
それは自身の任務を遂行していますが、遅かれ早かれ、その機器は老朽化します」

設計主任は強調した。

彼は、現在、ヘリコプターKa-27の近代化プログラムが実行されており、これらの機体の運用期間は少なくとも10年は延長されると指摘した。

海軍海洋航空隊司令官イーゴリ・コジンは、『カモフ』商会海軍航空隊の為の根本的に新しいヘリコプターを2020年に作成すると発言している。


ロシア(ソ連)ヘリコプターメーカーである「カモフ」は、ソ連/ロシア海軍の一連の艦載ヘリコプターを開発しましたが、艦の格納庫などの制限により、寸法を大幅に変える事は有りませんでした。
これらのヘリコプターには、一貫して二重反転ローターが採用されました。

Ka-25(1961年7月20日初飛行、1971年12月軍備採用)
メインローター直径:15.74m
全長:9.75m
全幅:3.76m
全高:5.37m
通常離陸重量:6970kg
最大離陸重量:7140kg

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Ka-27(1973年12月24日初飛行、1981年軍備採用)
メインローター直径:15.90m
全長:12.25m
全幅:3.80m
全高:5.40m
通常離陸重量:10700kg
最大離陸重量:12000kg

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そして1990年代には、Ka-27シリーズの後継として新型艦載ヘリコプターKa-40(通常離陸重量12000-13000kg、最大離陸重量14000-15000kg)が計画されましたが、資金不足により開発は中止されました。
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現在は、ロシア海軍主力艦載ヘリコプターKa-27の近代化改修が進められており、機体寿命は10年間延長されます。
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

しかし、Ka-27を未来永劫に渡り使用し続ける事は出来ないので、「カモフ」による新たな艦上ヘリコプターが開発されることになりました。
[ロシア海軍の為の将来多目的艦上ヘリコプターが開発される]
[ロシア海軍航空隊の為の新世代艦上ヘリコプターは2020年までに作成される]
[Ka-27の後継となるロシア海軍の新世代艦載ヘリコプターが開発される]

将来艦上ヘリコプター「ミノーガ」(ヤツメウナギ)と命名されており、機体のサイズはKa-27よりも幾分小さくなるようです。
機体設計は全く新しいものとなりますが(つまりKa-27ベースにはならない)、二重反転ローターは受け継がれます。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプターはミノーガと命名された]
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"の為の新たな通信システムが開発される]

ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年5月20日18時34分配信
【最新大型揚陸艦「イワン・グレン」は5月末までに海へ出る】

造船工場『ヤンターリ』総取締役エドゥアルト・エフィーモフは、最新大型揚陸艦「イワン・グレン」の航行試験開始時期を明らかにした。
大型揚陸艦の最初の出航は2016年5月に予定されている。


「プロジェクト11711大型揚陸艦のトップであるイワン・グレンは、5月に工場航行試験段階を開始します。
今年に私共は国家受領試験を実施し、第3クオーター(7月~9月)には御客様への御引渡しを計画しております。
シリーズの2番艦ピョートル・モルグノフは、現在、船台に在り、その船体は完全に形成され、主な設置作業は今年中に展開します。
納入は2018年を予定しております」
エドゥアルト・エフィーモフ
は、5月23日・月曜日にサイト上で公開される『海軍産業』(フロートプロム)のインタビューに対し、こう話した。

艦係留工場試験は2015年10月9日に始まった。
「イワン・グレン」は2016年1月に出航する筈だったが、その後、航行試験開始日時は延期されている。

軍艦「イワン・グレン」型は、ロシア海軍の為の新たなプロジェクトである。
当初、『ヤンターリ』では同様の大型揚陸艦の6隻から成るシリーズの建造が計画されていたが、後にシリーズは2隻に削減される事が決定された。
プロジェクト11711の次(2隻目)であり最後に建造される艦は「ピョートル・モルグノフ」である。

プロジェクト11711大型揚陸艦は、艦上に戦車13両或いは歩兵戦闘車両36両、更には300名までの揚陸部隊を輸送できる。
艦の兵装は、3基の6銃身30mm機関砲と2機の輸送戦闘ヘリコプターKa-29である。


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[新型揚陸艦イワン・グレン]

プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)は、今年1月末に始まる予定でしたが、今回の記事の通り、5月末に延期されています。
(おそらくは、同じく『ヤンターリ』で建造されているプロジェクト11356Rフリゲートの作業を優先した為)
その後に国家受領試験が実施され、これが終わればロシア海軍への引き渡し準備が完了します。

「イワン・グレン」は、2016年9月までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは2016年秋にロシア海軍へ引き渡される]


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2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」の建造工事も進められていますが、同型の建造は2隻で終了します。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは起工された]
[ロシア海軍はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の調達を2隻で打ち切る]

その後は、より大型の汎用揚陸艦の建造へ移行します。
[ロシア海軍の為の新たな汎用大型揚陸艦は『2018-2025年の国家軍備プログラム』において建造される]
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]

第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは2016年5月26日にロシア海軍へ納入される


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年5月20日14時10分配信
【最初の生産フリゲート「アドミラル・エッセン」は5月に海軍へ納入される】

プロジェクト11356の最初の生産フリゲート「アドミラル・エッセン」は5月26日に海軍へ引き渡される。
工場『ヤンターリ』総取締役エドゥアルト・エフィーモフは『海軍産業』(フロートプロム)のインタビューに対し、こう述べた。


「5月26日、最初の生産フリゲート"アドミラル・エッセン"の受領-引渡証書へ署名されます。
3番艦-アドミラル・マカロフは、現在係留試験を行なっており、7月初頭には工場航行試験の為に海上へ向かい、第3クオーター(7月~9月)に海軍へ引き渡します」
カリーニングラード造船所
のトップは、5月23日・月曜日に公開される『海軍産業』(フロートプロム)のインタビューに対し、こう話した。

同艦は一連の試験を完了し、4月27日にバルト海へ戻ってきた。
現在、同艦は検査を受け、発注者への引き渡しを準備している。

[『海軍産業』参考資料]
「アドミラル・エッセン」
は、ロシア黒海艦隊の為に建造されるプロジェクト11356フリゲートの2隻目であり、最初の生産艦である。
それは沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2011年7月8日に起工され、2014年11月7日に進水した。
同艦の国家受領試験は2016年1月末に始まった。
それ(国家受領試験)は、先ず初めにバルト海で、その後に北方艦隊射爆場で実施された。
船員は、兵装を含めたフリゲートの全てのシステムを点検した。

プロジェクト11356艦は遠距離航海、水上艦及び潜水艦との戦闘、更には航空攻撃を撃退する為に意図されている。
艦の兵装には、ミサイル複合体「カリブル-NK」、高射ミサイル砲複合体、口径100mmのA-190砲、魚雷及び対潜攻撃手段が含まれる。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工されました。

それから3年以上経った2014年11月7日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンは進水した]


2014年11月末、進水した「アドミラル・エッセン」高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の垂直発射機が設置されました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンへ艦対空ミサイル発射機が設置された]

2015年5月20日、造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月20日11時36分配信
【「アドミラル・エッセン」は係留試験を開始した】

出航前の消磁作業を終えた後、2015年10月18日にカリーニングラードからバルト艦隊基地バルチースクへ回航されました。
その後、バルチースク基地で出航準備が進められました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海への出航を準備している]

11月5日、工場航行試験の為に出航しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは洋上試験の為に出航した]

工場航行試験を終えた後、2016年1月30日から国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンの国家受領試験が始まる]

2月初頭にバルト海へ出航し、主にメインエンジン(ガスタービンエンジン)の動作チェックが行なわれました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは国家受領試験の為に抜錨した]

その後もバルト海で各種試験が続けられ、3月下旬までに国家受領試験の第1段階は終了しました。

3月21日までにカリーニングラードからクロンシュタット(レニングラード海軍基地)へ移動しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"発射試験を行なう]

3月23日、クロンシュタットを抜錨し、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはクロンシュタットを抜錨し、バレンツ海へ向かった]

3月30日、遠距離航海から帰港途中の北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」北海で合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは北海で最新警備艦アドミラル・エッセンと合流した]

4月4日、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、バレンツ海国家受領試験の第2段階が実施され、4月19日までに完了しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海での試験を完了した]

バレンツ海での試験を終えた「アドミラル・エッセン」カリーニングラードへ向かいました。
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[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海へ戻ってきた]

そして今回、「アドミラル・エッセン」は、2016年5月26日にロシア海軍へ納入される事が明らかにされました。

ロシア海軍の艦の就役は
1:受領-引渡証書への署名(造船所から海軍への艦の納入)
2:海軍旗の初掲揚式典・各艦隊部隊への編入(艦の正式な海軍への就役)
の2段階で行なわれますが、「アドミラル・エッセン」の場合、1は2016年5月26日に実施されますが、2が何時になるのかは未だ明らかにされていません。


プロジェクト11356R警備艦は、現在までに5隻が起工され、この内の3隻が進水し、1番艦が就役しています。
[ロシア海軍の新鋭フリゲート・プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)近影]
6隻の建造が計画されており、全て黒海艦隊へ配備されます。

[プロジェクト11356R警備艦]
沿バルト造船工場「ヤンターリ」(カリーニングラード)で建造
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「アドミラル・グリゴロヴィチ」Адмирал Григорович:工場番号01357
2010年12月18日起工/2014年3月14日進水/2016年3月10日納入/2016年3月11日就役
黒海艦隊へ編入

「アドミラル・エッセン」Адмирал Эссен:工場番号01358
2011年7月8日起工/2014年11月7日進水/2016年5月下旬就役予定

「アドミラル・マカロフ」Адмирал Макаров:工場番号01359
2012年2月29日起工/2015年9月2日進水/2016年8月就役予定

「アドミラル・ブタコフ」Адмирал Бутаков:工場番号01360
2013年7月12日起工/2018年以降に就役予定

「アドミラル・イストミン」Адмирал Истомин:工場番号01361
2013年11月15日起工/2018年以降に就役予定


4番艦以降の建造工事は2015年春から凍結されていましたが、同年8月に再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356Rフリゲートの建造は再開された]

プロジェクト11356Rの4番艦以降には、ロシア国内で製造されるエンジンが載せられる事になります。
[ロシア海軍のアドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートはウクライナ製ガスタービンエンジンを代替する]
[ロシア海軍の為のプロジェクト11356Rフリゲートはウクライナ製の代わりにロシア製ガスタービンを装備する]
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]

ただし、4番艦と5番艦は、インドへ売却される可能性もあります。
(売却の為の交渉は実際に行われている)
[ロシア海軍向けプロジェクト11356Rフリゲート後期建造艦3隻はインドへ売却されるかもしれない]

ロシア海軍へ水陸両用ヘリコプターMi-14が復活する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年5月19日13時59分配信
【(ロシア)国防省はヘリコプターMi-14の生産再開を計画する】
モスクワ、5月19日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦国防省水陸両用対潜ヘリコプターMi-14の生産再開を計画している。
木曜日、国防相代理ユーリー・ボリソフは記者団へ語った。

「そうですね、この課題に沿った作業は既に進められておりますよ」
国防相代理は展示会『ヘリロシア-2016』の最中にロシア通信社ノーボスチ特派員の質問に答え、こう話した。

核爆弾を搭載し、殆ど半径1キロメートル以内の潜水艦を破壊できる水陸両用ヘリコプターMi-14型は1960年代に開発された。

近年においては、冷戦時代にソヴィエト領海内で西側(恐らくはアメリカ)の潜水艦を成功裏に探り出した後にMi-14「有名になった」

1980年代にヘリコプターの生産は停止され、1996年にロシアは全ての対潜ヘリMi-14を退役させた~おそらくは、アメリカ合衆国からの圧力によって。

ヘリコプターの生産が再開された場合、新たなMi-14カザンヘリコプター工場で生産される。
近代化されたヴァージョンは、新たなエンジン、最新の電子機器、改善された誘導システムが装備される。
ヘリコプターは空中に長時間滞在し、水上に滞在する事も出来るとメディアは報じている。


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『ミル試作設計局』(現『M.l.ミル記念モスクワ・ヘリコプター工場』)が開発した水陸両用ヘリコプター(海面への着水が可能)Mi-14(NATOコード名「ヘイズ」)は1967年8月1日に試作機が初飛行し、1973年から1986年までに計273機が『カザン第387工場』で生産されました。
ベースになった機体はヘリコプターMi-8です。

Mi-14には対潜型、捜索救助型、掃海型などの派生型が存在し、ソヴィエト/ロシア海軍航空隊で使用され、ブルガリア、ベトナム、ドイツ民主共和国(東ドイツ)、ポーランド、キューバ、ユーゴスラビア、リビア、シリア、朝鮮民主主義人民共和国などへ輸出されました。

ロシア海軍航空隊からは既に退役していますが、現在でもウクライナポーランドなどで少数機が現役に在ります。


ロシアでは既に過去の機体となっているMi-14ですが、2015年から生産再開の話が何度も出てきました。


そして今回、ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフ氏は、水陸両用ヘリコプターMi-14の生産再開計画が在る事を公式に認めました。

どのタイプが生産されるのかまでは明らかにされていませんが、可能性が高いのは捜索救助型でしょうか。

ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの設置は完了した


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年5月20日10時4分配信
【最新コルベット「グレミャーシチー」は国内で製造されたエンジンを搭載した】
モスクワ、5月20日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍の発注により建造されているプロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」は国内で製造されたエンジンを搭載した。
(ロシア)国防省広報サービス管理部は発表した。

「ロシア海軍の発注により建造されているプロジェクト20385コルベット"グレミャーシチー"は、国内で製造されたエンジンを完全に搭載しました。
艦尾及び艦首への別々の機械の設置は完全に終了しました。
輸入代替プログラムの枠組みにおいて、サンクトペテルブルクの造船工場『北方造船所』で建造されているプロジェクト20385コルベット"グレミャーシチーへの海軍の技術的要件に沿った国内生産のメインエンジンの積載は完了しました」

声明では、こう述べられた。

エンジンは、独自の科学技術の発展に基づいたディーゼルの製造を専門とするコロムナ工場で製造された。

このエンジンは、コロムナ工場にとっては標準的な系列であるが、信頼性の向上を含め、操作特性の面で多くの改善がもたらされた。

メインエンジンは、軍事水上造船の輸入代替プログラム実行の枠組みにおいて、海軍総司令部の技術的要件に沿ってコロムナ工場が製造した。

中央海洋設計局『アルマーズ』と協力企業『北方造船所』は適切な計算を行ない、コルベットの設計特性を損なう事無く国産エンジンの効果的なインテグレートの実行が可能となった。

コルベットの進水は2017年の実施が計画されている。


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

プロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」は、2012年2月1日にサンクトペテルブルク市『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
[サンクトペテルブルクでフリゲート「アドミラル・ゴロフコ」及びコルベット「グレミャーシチー」が起工された]
[プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット]

当初、プロジェクト20385には、ドイツMTU社製のディーゼルエンジンが装備される予定でしたが、ヨーロッパ諸国対ロシア制裁により、その供給は途絶えました。
[ロシアは水上艦用のエンジン供給を拒否したドイツとウクライナの企業を訴える]

この為、設計を変更してロシア『コロムナ工場』ディーゼルエンジン「ディーゼルユニットDDA12000」~が搭載される事になりました。
これは以前のプロジェクト20380と同じエンジンです。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

2016年4月末、『コロムナ工場』ディーゼルエンジンの設置作業が始まりました。
[ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの取り付けが始まった]


そして5月19日までにディーゼルエンジンの設置作業は完了しました。


この影響により「グレミャーシチー」の建造は当初予定よりも遅れてしまい、進水と航行試験は2017年になりました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト20385コルベット"グレミャーシチー"は2017年に進水し、航行試験を開始する]

ロシア海軍への引き渡しは早くても2017年末になるでしょう。


ロシア海軍新世代コルベット「ステレグーシチー」シリーズ(プロジェクト20380/20385)は、計11隻が起工され(20380が9隻、20385が2隻)、このうち4隻が海軍へ引き渡されています。

20380/20385は、サンクトペテルブルク「北方造船所」コムソモリスク・ナ・アムーレアムール造船工場で建造されています。

[「北方造船所」建造艦]
「ステレグーシチー」Стерегущий(プロジェクト20380、建造番号1001)
2001年12月21日起工/2006年5月16日進水/2007年11月14日納入/2008年2月27日就役(艦番号530)
バルト艦隊に配備

「ソーブラジテルヌイ」Сообразительный(プロジェクト20380、建造番号1002)
2003年5月20日起工/2010年3月31日進水/2011年10月14日納入・就役(艦番号531)
バルト艦隊に配備

「ボイキー」Бойкий(プロジェクト20380、建造番号1003)
2005年5月27日起工/2011年4月15日進水/2013年5月16日納入・就役(艦番号532)
バルト艦隊に配備

「ストイーキー」Стойкий(プロジェクト20380、建造番号1004)
2006年11月10日起工/2012年5月30日進水/2014年7月18日納入/2014年7月27日就役(艦番号545)
バルト艦隊に配備

「グレミャーシチー」Гремящий(プロジェクト20385、建造番号1005)
2012年2月1日起工/2017-2018年就役予定

「プロヴォールヌイ」Проворный(プロジェクト20385、建造番号1006)
2013年7月25日起工/2018年就役予定

「リェチーヴイ」Ретивый(プロジェクト20380、建造番号1007)
2015年2月20日起工/2018年就役予定

「ストローギー」Строгий(プロジェクト20380、建造番号1008)
2015年2月20日起工/2018年就役予定

[「アムール造船工場」建造艦]
「ソヴェルシェーンヌイ」Совершенный(プロジェクト20380、建造番号2101)
2006年6月30日起工/2015年5月22日進水/2016年就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「グロームキー」Громкий(プロジェクト20380、建造番号2102)
2012年4月20日起工/2016年就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」Герой Российской Федерации Алдар Цыденжапов(プロジェクト20380、建造番号2103)
2015年7月22日起工
太平洋艦隊に配備予定

「リェーズキー」Резкий(プロジェクト20380、建造番号2104)
2016年7月1日起工予定
太平洋艦隊に配備予定



将来的には、改良発展型であるプロジェクト20386の建造へ移行する事になりますが、現在の所、具体的な起工予定は明らかにされていません。
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]

ロシア海軍の為の新たな汎用大型揚陸艦は『2018-2025年の国家軍備プログラム』において建造される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年5月19日14時15分配信
【ロシアは「ミストラル」に代わる揚陸艦を2018-2025年に建造する】
モスクワ、5月19日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシアは、「ミストラル」の為に設計されたヘリコプターKa-52Kを搭載する揚陸艦『2018-2025年の国家軍備プログラム』の枠組みで建造する。
木曜日、国防相代理ユーリー・ボリソフは記者団へ語った。

「新たなプロジェクトが建造される事になり、我々は『統合造船業営団』から提示された様々なオプションを検討しております。
これは、『2018-2025年の国家軍備プログラム』の対象となります」

彼は、展示会『ヘリロシア-2016』の最中に記者の質問に答え、こう話した。

「ミストラル」の為にロシアヘリコプターKa-52「アリガートル」打撃ヘリKa-50「ブラックシャーク」の近代化型~を開発した。
Ka-52の艦上バージョンの主な特徴は、軍艦「ミストラル」型の格納庫に適合する為の搭載システムであり、ヘリコプターのローターは折り畳みが可能となっている。

「カモフ」のヘリコプターマーケティング担当設計主任セルゲイ・ミヘーエフは、「ミストラル」の引き渡しが挫折してもKa-52Kロシアで使用できるとロシア通信社ノーボスチへ伝えた。
現在、ネフスキー計画設計局は、「ミストラル」の同類となる汎用揚陸艦プロジェクト「プリボイ」を開発している。

このような艦は、500名までの揚陸隊員と50両の装甲車両を輸送可能であり、その航空グループは16機までの揚陸ヘリコプターKa-29、対潜ヘリKa-27、或いは打撃ヘリKa-52Kで構成される。


ロシアフランスへ2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)を発注し、「ウラジオストク」、「セヴァストーポリ」と命名された艦は2014年と2015年に引き渡される筈でしたが、フランスウクライナ情勢に関連して引き渡しを凍結しました。

2015年8月5日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンフランス大統領フランソワ・オランドは電話で会談し、「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の建造・供給契約の終了(破棄)を決定しました。
[ロシアとフランスはロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約を終了させた]

フランスロシアへ補償金として約9億5000万ユーロを支払い、2隻の「ミストラル」級に設置されたロシア製機器は全て取り外してロシアへ返却されました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約終了によりフランスはロシアへ9億4975万4849ユーロを支払う]
[ロシア海軍向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器は全てロシアへ到着した]

その後、2隻の「ミストラル」級エジプトへ売却されることになりました。
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一方、ロシアは、以前からロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦の設計を進めていました。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]
[ロシア海軍の為の新たなヘリコプター揚陸艦の設計は進められている]
[ロシア海軍の将来汎用ヘリコプター揚陸艦の建造にはミストラル級の経験が生かされる]

現在の所、「ロシア版ミストラル」の建造は2018年から始まる予定です。
[ロシア海軍の為の新たな汎用大型揚陸艦の建造は2018年に始まる]

将来汎用揚陸艦の為に新たな戦闘情報管理システムも開発されます。
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]

搭載機は、元々は「ミストラル」用に開発されたKa-52Kなどになります。
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランは最新鋭の目標探知システムを装備する]

「ミストラル」級が配備される予定のウラジオストク南部ウリス湾では、埠頭の建設が続けられています。
[ウラジオストクのウリス湾ではロシア海軍の大型水上艦(ヘリコプター空母)の為の埠頭の建設が続けられる]


そして今回、ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフ氏は、将来汎用揚陸艦『2018-2025年の国家軍備プログラム』の枠組みでの建造が計画されている事を明らかにしました。

ロシア海軍将来正規空母の建造契約は2025年末までに締結される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年5月19日14時18分配信
【(ロシア)国防省は2025年には航空母艦建造の為の契約を締結できるだろう】
モスクワ、5月19日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍将来正規空母の建造契約は2025年末までには締結できるだろう。
木曜日、国防相代理ユーリー・ボリソフは記者団へ語った。

「大方、それ(註:将来空母の建造契約の締結)は2025年末までには実行されるでしょう。
我々には、クリロフセンターから提示された3つの設計案が有ります。
大体において、それ(註:将来空母の設計案)は、なかなか良いですね」

彼は、展示会『ヘリロシア-2016』の最中に記者の質問に答え、こう話した。

現在、ロシア連邦海軍の戦闘編制には、1隻の航空巡洋艦-「アドミラル・クズネツォフ」が在籍している。
以前、ロシア連邦国防省は、正規空母の建造に関する問題は、5年後よりも前に決定される事は無いと発表した。
2020年までの国家軍備プログラムにおいて、正規空母の建造は意図されていない。

以前、「統合造船業営団」国家防衛発注局取締役アナトーリー・シレモフは、2007年にロシア連邦国防省から発注された核動力装置を有する正規空母の開発は、ネフスキー計画設計局により進められているとロシア通信社ノーボスチへ伝えた。
彼によると、営団は企業協力、費用、建造時期を既に定めているが、2015年から2017年の国家防衛発注の課題に、正規空母の作成は提示されていない。


[ロシア将来航空母艦]
[ロシア海軍将来空母概念設計案・プロジェクト23000E「シトルム」]

ロシア将来正規空母Перспективный Авианосецは、現在の所、3種類のヴァリエーションが検討されています。
重航空母艦(排水量80000-85000t、搭載機70機)
中航空母艦(排水量55000-65000t、搭載機50-55機)
軽航空母艦(排水量50000t未満)

建造費は重空母で3000億ルーブル、軽空母で1000億ルーブルと見積もられています。
[ロシアは3種類の将来航空母艦を設計している]
[ロシア国防省は3つの将来原子力空母設計案を検討している]
[ロシア将来空母の作成には約10年掛かり、費用は1000-3000億ルーブルになる]

将来正規空母の建造開始時期は、今のところは未定です。
[ロシア海軍の為の将来原子力空母の起工は2018年までの予定表には無い]

将来正規空母の艦載機は、数年後に配備予定のロシア空軍第5世代重戦闘機PAK FA(T-50)の艦上機型となり、この他に無人機も搭載されます。
[ロシア第5世代戦闘機T-50(PAK FA)の艦上戦闘機型が開発される]

将来正規空母の為の電磁カタパルトの開発作業も進められています。
[ロシア海軍将来正規空母の為の電磁カタパルトの開発は進められている]

将来正規空母アイランドは非金属複合材料製になります。
[ロシア海軍将来正規空母のアイランドは複合材料で造られる]

将来正規空母の動力に関しては、通常動力(ガスタービンなど)と原子力推進の2つのヴァージョンが検討されていますが、ロシア海軍の要求により、ほぼ原子力推進に確定しております。
[ロシア海軍将来正規空母は原子力推進となる]

2016年1月下旬、ロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ氏は、将来正規空母の1番艦は2030年末に就役する見込みであると述べました。
更には、将来正規空母の機関が「特別な動力装置」、つまり原子力になるとも言いました。
[ロシア海軍の将来原子力空母は2030年に就役する]

将来正規空母建造の中核となるのはセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」であり、同社は、造船設備の近代化を進めています。
[セヴェロドヴィンスク造船所は生産設備を近代化した後にロシア海軍の為の将来正規空母を建造できるようになる]
[ロシア造船業界は2019年にはロシア海軍の為の将来正規空母の建造が可能となる]

「セヴマシュ」以外の造船所(サンクトペテルブルク市の)の建造への参加も考慮されています。
[ロシアの2つの造船所はロシア海軍の為の将来正規空母を建造できる]
[サンクトペテルブルクの造船所はロシア海軍の将来原子力空母の建造に参加できる]


そして今回、ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフ氏は、将来正規空母の建造契約は2025年末までに締結されると発言しました。
つまり、次の「2018-2025年の国家軍備プログラム」の枠組みにおいて建造されるという事のようです。

ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"の為の新たな通信システムが開発される

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『タス通信』より
2016年5月19日12時26分配信
【『統合機器製造営団』は海軍航空隊将来ヘリコプター「ミノーガ」の為の通信複合体を作成する】
モスクワ、5月19日/タス通信

ニジニ・ノヴゴロド科学製造事業『ポリョート』(『統合機器製造営団』へ加入)の専門技術者は海軍航空隊将来ヘリコプター「ミノーガ」の為の通信複合体を作成する。

木曜日にタス通信営団の代理人より伝えられた。

「海軍航空隊のヘリコプター"ミノーガ"の為に将来通信複合体が作成されます。
それは、全ての飛行段階及び全種類の戦闘活動における情報伝達の新たなレベルの効果的実効性を保障します」

対談者は話した。

彼によると、これは全く新しいデジタル機器であり、自動化された部隊及び戦闘制御システムとヘリコプターの完全なる統合を提供する。

「この"賢い金属製品"はリプログラミング・プラットフォームであり、人間が機能確認テストへ参加する事無く最適な通信モードを設定し、音声のみならず映像、電波位置特定ステーション(レーダー)及び航法データの伝達を保障します」
防衛産業企業体
の代理人は説明した。

彼は更に、情報保護手段の妨害へ対処する新たな方法として、広域無線チャンネルが複合使用されると話した。

以前にタス通信防衛産業企業体の情報提供者より伝えられたように、海軍航空隊将来ヘリコプター「ミノーガ」は、多目的の(ヘリコプター)Ka-27を代替する為に開発されている。
彼によると、現在、プロジェクトは技術的設計段階に在り、ヘリコプターの全体的なレイアウト、様々なユニットや機構へ取り組んでいる
次に、タス通信防衛産業企業体の他の対談者は、ヘリコプター「ミノーガ」のサイズと離陸重量は、Ka-27よりも小さくなる事を指摘した。

ロシア海軍海洋航空隊司令官イーゴリ・コジン少将は、「カモフ」社が2020年までにロシア海軍航空隊の為の「根本的に新しいヘリコプター」を作成するとタス通信へ伝えた。
ホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』総取締役代理は、最近の記者会見で、ロシア連邦海軍の為の新世代の機体に関する積極的な作業が進められている事を確認した。


ロシア(ソ連)ヘリコプターメーカーである「カモフ」は、ソ連/ロシア海軍の一連の艦載ヘリコプターを開発しましたが、艦の格納庫などの制限により、寸法を大幅に変える事は有りませんでした。

Ka-25(1961年7月20日初飛行、1971年12月軍備採用)
メインローター直径:15.74m
全長:9.75m
全幅:3.76m
全高:5.37m
通常離陸重量:6970kg
最大離陸重量:7140kg

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Ka-27(1973年12月24日初飛行、1981年軍備採用)
メインローター直径:15.90m
全長:12.25m
全幅:3.80m
全高:5.40m
通常離陸重量:10700kg
最大離陸重量:12000kg

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そして1990年代には、Ka-27シリーズの後継として新型艦載ヘリコプターKa-40(通常離陸重量12000-13000kg、最大離陸重量14000-15000kg)が計画されましたが、資金不足により開発は中止されました。
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現在は、ロシア海軍主力艦載ヘリコプターKa-27の近代化改修が進められています。
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

しかし、Ka-27を未来永劫に渡り使用し続ける事は出来ないので、「カモフ」による新たな艦上ヘリコプターが開発されることになりました。
[ロシア海軍の為の将来多目的艦上ヘリコプターが開発される]
[ロシア海軍航空隊の為の新世代艦上ヘリコプターは2020年までに作成される]
[Ka-27の後継となるロシア海軍の新世代艦載ヘリコプターが開発される]

将来艦上ヘリコプター「ミノーガ」(ヤツメウナギ)と命名されており、Ka-27よりも幾分小さくなるようです。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプターはミノーガと命名された]

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはミャンマーのティラワ港(MITT)を訪れた

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『タス通信』より
2016年5月18日17時2分配信
【太平洋艦隊艦船はミャンマー訪問の為に到着した】
バンコク、5月18日/タス通信特派員アレクセイ・スコヴォロンスキー

太平洋艦隊艦船支隊は親善訪問の為にティラワ港(ヤンゴン市)へ到着した。
タス通信ミャンマーロシア連邦大使館より伝えられた。

アレクサンドル・ポタポフ1等海佐指揮下の支隊は、大型対潜艦「アドミラル・ヴノグラードフ」、大洋救助船「フォーチィ・クリロフ」、給油船「イルクト」で構成される。
「ロシア船員の歓迎式典には、ロシア大使及び大使館付武官、更にはミャンマー海軍司令部の代表が出席しました」
ロシア連邦外交団
は指摘した。
ヤンゴン港へのロシア船員の親善訪問は5月22日まで続く。

ミャンマー海軍が伝えたように、ミャンマーへのロシア艦船の寄港は2013年11月以来の事であり「2ヶ国間の友好関係が証明されました」
ティラワ港への滞在中にロシア船員ミャンマーの同僚との会合を行なう。

遠距離航海中の太平洋艦隊艦船支隊は、以前にインドネシアブルネイの海軍演習へ参加し、カンボジアシンガポールの港へ寄港した。


[大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ遠距離航海(2016年3月-)]

大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」を中核とする太平洋艦隊艦船支隊は、2016年3月末(3月26日頃?)にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは遠距離航海へ出発した]

[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:アレクサンドル・ポタポフ1等海佐
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
救助曳船「フォーチィ・クリロフ」
中型海洋給油船「イルクト」


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3月28日に対馬海峡を通過し、この際のロシア海軍の慣例として、ロシア-日本戦争中の1905年5月27日のツシマ沖海戦(日本海海戦)ロシア海軍の戦死者の追悼式典を開催し、花輪を投下しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊は対馬海峡を南下した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊はツシマ沖海戦の戦死者を追悼した]


「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊は、各種演習を実施しながらインドネシアへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは太平洋上で演習を実施した]

4月11日にインドネシアパダンへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは国際演習『コモド-2016』へ参加する為にインドネシアを訪れた]

4月12日、アジア太平洋地域国際海軍演習『コモド-2016』が始まりました。
【国際海軍演習『コモド』公式サイト】
[ロシア海軍太平洋艦隊が参加する国際海軍演習『コモド-2016』が始まった]

4月14日、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊を含めた演習参加艦はパダンを出航し、演習実施海域へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは国際演習『コモド-2016』実施海域へ向かった]

アジア太平洋地域国際海軍演習『コモド-2016』は4月16日に終了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフが参加した国際演習『コモド-2016』は終了した]

その後、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊カンボジアへ向かい、4月24日から27日までシアヌークビル港を訪問しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはカンボジアのシアヌークビルを訪れた]

5月1日、ASEAN(東南アジア諸国連合)の国際海軍演習『ADMMプラス-2016』へ参加する為、ブルネイムアラ港を訪れました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス-2016』へ参加する]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは国際海軍演習『ADMMプラス-2016』へ参加する為にブルネイを訪れた]

国際海軍演習『ADMMプラス-2016』は、5月2日から10日までブルネイ及びシンガポール沖海域で実施されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは国際海軍演習『ADMMプラス-2016』へ参加する]

5月8日、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊シンガポールを訪問しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはシンガポールを訪れた]

5月10日以降にシンガポールを去り、5月18日にミャンマーティラワ港(ヤンゴン)を訪れました。
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「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊は5月22日までティラワ港(Myanmar International Terminals Thilawa:MITT)に滞在します。


「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊出航時の太平洋艦隊広報部発表によると、同隊は5ヶ国を訪問する予定であり、今回のミャンマーが5番目となります。
(既にインドネシア、カンボジア、ブルネイ、シンガポールを訪問)


記事中で触れられていますが、ロシア海軍の艦船は2013年11月にもミャンマーを訪問しています。
[ロシア太平洋艦隊艦船はエジプトとオマーンとミャンマーを訪れた]
この時にミャンマーを訪れたのも大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」でした。
(2013年11月13日~18日まで)

ロシア海軍は対潜艦のソナーのオーバーホールを実施する

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年5月16日15時0分配信
【対潜艦は捜索手段を更新する】

(ロシア)国防省は、対潜艦の水中音響システムの修理及び近代化の為、2016年に7500万ルーブル以上を支出する。
更新の対象となるのは、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「アドミラル・パンテレーエフ」、更には太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊の小型対潜艦の捜索手段(ソナー)である。


北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」遠距離水中音響複合体MGK-355「ポリノム」に関する近代化では、技術的課題に沿った作業が実施される。
この複合体には水面下及び曳航式アンテナが含まれ、艦が速力25ノットで航行中に距離40-50kmで潜水艦を探知できる。

「セヴェロモルスク」に関する作業の目的は「製品MGK-355の操作特性の改善、信頼性の向上、製品の水中状況解明の技術的な能力の拡大」である。
同時に太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「アドミラル・パンテレーエフ」は、暫く使用する為の技術的準備状態のみを目的とした複合体のメンテナンスを行なう。

太平洋艦隊小型対潜艦「MPK-221」、「コレーツ」、「ソヴィエツカヤ・ガバニ」、「MPK-82」、 「MPK-107」黒海艦隊小型対潜艦「ムーロメツ」、「スーズダレツ」、「アレクサンドロヴェツ」、「カシモフ」 、「ポヴォリノ」、「エイスク」バルト艦隊小型対潜艦「カルムイク」、「アレクシン」は、水中音響複合体MGK-355MS、更には吊下げ式ステーションMG-339T「シェロン-T」の修理を行なう。
契約では更に、掃海艇RT-57、RT-248機雷探知水中音響ステーションMG-991の更新が提供される。

国防省は、対潜艦の捜索手段の修理に毎年支出している。
2016年には7500万ルーブルが支出され、2015年には8900万ルーブルの契約が締結され、2014年には9500万ルーブルだった。
過去数年、入札の商社は有限会社「ラジアン」となり、2016年には、コンツェルン「オケアンプリボル」へ加入している「ヴォドトランスプリボル-プスク」社が最高の価格を提示した。


記事中に登場する大型対潜艦3隻はプロジェクト1155(ウダロイ級)太平洋艦隊及び黒海艦隊小型対潜艦プロジェクト1124(グリシャ級)シリーズ、バルト艦隊小型対潜艦2隻はプロジェクト1331M(パルヒムII級)です。

プロジェクト1155大型対潜艦(「セヴェロモルスク」)
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プロジェクト1124M小型対潜艦(「ポヴォリノ」)
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プロジェクト1331M小型対潜艦(「アレクシン」)

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ロシア海軍の為のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミは2016年7月29日に起工される


『タス通信』より
2016年5月17日13時31分配信
【原子力潜水艦「ペルミ」は7月29日にセヴェロドヴィンスクで起工される】
モスクワ、5月17日/タス通信

第6の「ヤーセン」型多目的原子力潜水艦は、7月29日にセヴェロドヴィンスクで起工され、「ペルミ」と命名される。
火曜日に『統合造船業営団』は報道陣へ伝えた。

「ペルミの起工は、海軍の日(註:今年は7月31日)の前の2016年7月29日に予定されております」
『統合造船業営団』
の代理人は話した。

彼は、全ての原子力潜水艦の納入と起工は「国防省及び海軍と合意した時期を遵守して」実行される事を強調した。

以前、『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコは、第6の「ヤーセン」海軍の日に起工されると述べている。

現在、ロシア海軍に在籍する「ヤーセン」は、1993年に起工された「セヴェロドヴィンスク」1隻のみである。
2016年春に潜水艦は試験運用を完了した。
既に改良されたプロジェクト885Mシリーズが建造されている。


[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦は、これまでに5隻がセヴェロドヴィンスク市「セヴマシュ」で起工され、このうち1隻が就役済みです。

1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
就役後も各種試験と慣熟訓練に従事していましたが、2016年3月までに終了しました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクは戦闘演習の為に出航する]
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍最新鋭原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクはバレンツ海から巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885Mとなり、2009年7月24日に起工されました。
[改ヤーセン級多用途原潜カザンのロシア海軍への引き渡しは2017年に予定されている]

3番艦(改「ヤーセン」級としては2隻目)「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工されました。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]

4番艦(改「ヤーセン」級としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]

5番艦(改「ヤーセン」級としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]


2016年4月初頭、「ロシア防衛産業企業体の(匿名の)情報提供者」は、「ペルミ」と命名される「ヤーセン」級6番艦は2016年7月末に起工されると『インタファクス』へ伝えました。
[ロシア海軍の為のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミは2016年7月末に起工される?]


そして今回、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』は、「ヤーセン」原子力水中巡洋艦6番艦(改「ヤーセン」級としては5隻目)「ペルミ」は2016年7月29日の起工が予定されていると発表しました。


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先代の「ペルミ」プロジェクト671RTMK(NATOコード名「ヴィクターIII」)巡洋潜水艦K-292として1987年12月5日に就役し、1992年7月3日からは原子力大型潜水艦B-292と改称され、2002年に「ペルミ」と命名されました。
しかし、2005年頃には除籍され、2007年~2008年に解体されました。

ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリはシリア沖に到着した


『タス通信』より
2016年5月17日10時48分配信
【海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は地中海のロシア連邦海軍グループの一員として加わった】
モスクワ、5月17日/タス通信

黒海艦隊海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は、戦力ローテーションの枠組みにおいて、地中海ロシア海軍グループの一員としての任務遂行を開始した。
火曜日、同艦隊の代理人ヴャチェスラフ・トルハチェフは発表した。

「数日前にノヴォロシースクから出航した黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは、地中海の海軍常設グループの一員として任務を遂行する為に到着しました」
彼は話した。

トルハチェフは、「ワレンチン・ピクリ」が、2016年2月中旬から地中海に滞在していたグループの海洋掃海艦「コヴロヴェツ」と交代すると説明した。

「現在、地中海では、北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦艇及び補助船が任務を遂行しています」
艦隊の代理人は付け加えた。


プロジェクト266ME海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は、元々はインド海軍向けとして1990年に起工されましたが、その後、インドが発注をキャンセルした為にロシア海軍へ引き取られる事になり、2000年5月30日に進水し、2002年1月20日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

2002年6月~7月、「ワレンチン・ピクリ」ノヴォロシースクへ回航され、黒海艦隊へ編入されました。


就役以来、一度も黒海から出た事のない「ワレンチン・ピクリ」ですが、2016年5月12日-13日頃にノヴォロシースクを出航し、5月14日にはボスポラス海峡を南下しました。
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そして5月17日までにシリア沖へ到着しました。


「ワレンチン・ピクリ」は、2016年2月中旬から地中海東部へ派遣されている海洋掃海艦「コヴロヴェツ」と交代します。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルと海洋掃海艦コヴロヴェツは地中海へ入った]

ロシア海軍は、交代で掃海艦1隻を常にシリア沖へ展開させています。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦はシリア沖で活動する]


現在、地中海東部には、少なくとも14隻のロシア海軍艦船が滞在しています。
今回の黒海艦隊広報部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ氏の発表によると、15隻以上ですが。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(太平洋艦隊、地中海作戦連合部隊旗艦)
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊)
警備艦「ラードヌイ」(黒海艦隊)
小型ロケット艦「セルプホフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「サラトフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「ミンスク」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
軍用輸送船「ドヴィンツィヤ-50」(黒海艦隊)
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」(黒海艦隊)
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」(黒海艦隊)
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムールイ」(黒海艦隊)
サルベージ船KIL-158(黒海艦隊)
中型偵察艦SSV-201「プリアゾヴィエ」(黒海艦隊)
工作船PM-138(黒海艦隊)

ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは訓練の為にバレンツ海へ出航した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2016年5月16日18時55分配信
【重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は計画戦闘訓練任務へ取り組む為に出航した】

本日(5月16日)、北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は計画戦闘訓練任務へ取り組む為にバレンツ海へ出航した。

これは、技術的準備状態回復後の巡洋艦の初の出航となる。
以前、「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、全ての基礎訓練複合任務へ取り組み、海上で行動する艦の兵装及び機器設備の準備状態を確認した。

北方艦隊主要基地セヴェロモルスク泊地では、既に最初の演習が行われており、「ピョートル・ヴェリキー」及び給油船「セルゲイ・オシポフ」の乗組員が参加した。
北方艦隊船員は、投錨停泊地での物資補充の合同訓練を実施し、実際に液体貨物を給油船から巡洋艦へ移送した。

「ピョートル・ヴェリキー」乗組員が取り組む次の課題は、コラ多種戦力小艦隊水域警護艦部隊の要員と共に、機雷掃海部隊の支援下での駐留所からの巡洋艦の出航であった。

このエピソードには、巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の他に、5隻の基地掃海艇及び海洋掃海艦から成る2個掃海艦グループが関わる。

重原子力ロケット巡洋艦の乗組員は数日間に渡る組織的勤務航海へ取り組み、バレンツ海で兵器及び機器設備を点検する。
艦上では、航行中及び投錨中のダメージコントロール、ヘリコプターの受け入れ、更には対潜及び対空防衛演習が実施される。

今回の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の出航は、巡洋艦の乗組員の中で2015年及び2016年に軍務へ就いた徴集兵及び契約兵にとっては初めての海上での演習となる。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、航空母艦を除き、核動力装置を有する世界最大の打撃戦闘艦であり、大型の水上目標及び沿岸目標の撃破、更には戦闘艦連合部隊へ総合的な対空・対潜防衛を提供する為に意図されている。
その艦上には最も近代的な兵器が搭載されている。

2013年~2014年、「ピョートル・ヴェリキー」は7ヶ月以上に渡り続く地中海への遠距離航海を実施した。
この航海中、同艦には地中海ロシア海軍艦船作戦連合部隊の司令部が置かれた。


[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは17歳になった]

北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリア化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

2014年11月、バレンツ海で戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で戦闘訓練を行なう]

2014年12月にはグリーンランド沖へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはグリーンランド沖で潜水艦と「決闘」する為に出航した]

2015年9月初頭から12月初頭まで、定期修理を行なう為、ロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックで修理を行なう]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックへ入った]


そして2016年5月16日、各種戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。

今回、「ピョートル・ヴェリキー」は、先ず初めにセヴェロモルスク泊地大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」から補給を受け、その後、北方艦隊掃海艦部隊の支援下(つまり、基地周辺に機雷が敷設されているという想定下で)で出航しました。

今後数日間に渡り、「ピョートル・ヴェリキー」バレンツ海で各種戦闘訓練を実施します。


「ピョートル・ヴェリキー」は2010年代末に大規模な近代化改装が実施されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年代初頭に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備するかもしれない]

「ピョートル・ヴェリキー」は近代化改装により極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」を装備します。
[極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"は2020年以降にロシア海軍へ制式採用される]
[ロシア海軍の為の極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"は2018年から生産を開始するかもしれない]

モスクワ熱技術研究所はロシア海軍の為の新型SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を開発する


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年5月13日16時32分配信
【モスクワ熱技術研究所は原子力潜水艦の為の弾道ミサイルを作成する】
モスクワ、5月13日-ロシア通信社ノーボスチ

『モスクワ熱技術研究所』は、次世代戦略原子力潜水艦の為の海洋配置弾道ミサイルの作成を始める。
『モスクワ熱技術研究所』設計主任ユーリー・ソロモノフは述べた。
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「1週間~2週間後、我々の主導下で、研究所の業務の為の非常に重要な会議が開催されます-新世代のロケット水中巡洋艦に関する更なる近代化、そして、この分野での開発作業の」
ソロモノフ
は金曜日にモスクワでの報告演説で話した。

国防相セルゲイ・ショイグが研究所創設70周年に寄せたメッセージで指摘したように、『モスクワ熱技術研究所』は、根本的に新たな用途の開発を提供してきた-移動式地上ミサイル複合体「トーポリ」、「ヤルス」型など。
「これらは、同様のシステムの中でも並ぶものが無い戦術・技術的特性を有しております」

『モスクワ熱技術研究所』は、「ボレイ」型潜水艦が装備する弾道ミサイル「ブラヴァー」の主開発者である。
それは、地上及び海洋配置の固体燃料大陸間弾道ミサイルを用いる戦略用途ミサイル複合体を開発しているロシアで唯一の企業である。


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『モスクワ熱技術研究所』は、ロシア戦略用途ロケット軍の為の大陸間弾道ミサイル「トーポリ-M」、「ヤルス」、更には新型の「ルベーシュ」(以前には「アヴァンガールド」と呼ばれていた)を開発しています。

ロシア海軍向けには、新世代戦略用途水中巡洋艦「ボレイ」級の為の潜水艦発射弾道ミサイル「ブラヴァー」を開発しています。
[ロシア海軍の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーは改良される]

『モスクワ熱技術研究所』は、現在、「ブラヴァー」の改良(更なる近代化)に取り組んでいますが、この他に、新たな潜水艦発射弾道ミサイルの開発にも着手するようです。


現在、ロシア海軍第5世代多用途原子力潜水艦「ハスキー」級の開発が進められていますが、最近では、戦略原潜の役目も兼ね備える(おそらくはモジュール方式により弾道ミサイル原潜へ変身する)方向へと進んでいます。
[ロシア海軍第5世代原潜ハスキー級は多用途原潜と戦略原潜を統合する?]

この第5世代原潜の為の弾道ミサイル『モスクワ熱技術研究所』が開発する事になるようです。
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