ロシア海軍第4世代多用途原潜ヤーセン級は2023年までに計7隻が就役する

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年7月29日14時15分配信
【プロジェクト「ヤーセン」シリーズ潜水艦は2023年までに用意される】
セヴェロドヴィンスク、7月29日-ロシア通信社ノーボスチ
プロジェクト885「ヤーセン」シリーズ多目的原子力潜水艦は2023年には用意が整う。
金曜日、このクラスの第6の潜水艦の起工式典で(ロシア)海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は報道陣へ表明した。
彼は、少なくとも7隻の「ヤーセン」が建造される事を想い起した。
「このシリーズは2023年までに用意が整い、その後、機器は常に更なる発展の方向へ進む事になります」
彼は話した。
ブルスクは、近代化される「ヤーセン」は太平洋艦隊及び北方艦隊への受け入れが続けられる事を指摘した。
「遥かに大きな強度で、同様の任務が遂行されます」
「ペルミ」と命名された原子力潜水艦はセヴェロドヴィンスクで起工された。
水中巡洋艦シリーズのトップ「セヴェロドヴィンスク」は2014年6月17日に海軍へ引き渡された。
「これはアルハンゲリスク州とペルミ地方を結ぶ記念すべきものです。
我々と、南ポモールとペルミ地方で崇拝されている大商人ストロガノフ家を結びつけるように」
アルハンゲリスク州知事イーゴリ・オルロフは強調した。
多目的原子力潜水艦「カザン」、「ノヴォシビルスク」、「クラスノヤルスク」、「アルハンゲリスク」は改善されたプロジェクト「ヤーセン-M」(885M)の下に建造されている。
その排水量は13800トン、潜航深度520メートル、乗員64名、自立行動期間100日、水中速力31ノット。
兵装として、機雷、533mm魚雷、有翼ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」が在る。
[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

ロシア海軍の第4世代原子力潜水艦であるプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦は、これまでに6隻がセヴェロドヴィンスク市の「セヴマシュ」で起工され、このうち1隻が就役済みです。
1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊の第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
就役後も各種試験と慣熟訓練に従事していましたが、2016年3月までに終了しました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクは戦闘演習の為に出航する]
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍最新鋭原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクはバレンツ海から巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885Mとなり、2009年7月24日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2018年に予定されています。
[新世代多用途原潜カザンと戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは2018年にロシア海軍へ引き渡される]
3番艦(改「ヤーセン」級としては2隻目)「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2019年に予定されています。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]
4番艦(改「ヤーセン」級としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年に予定されています。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
5番艦(改「ヤーセン」級としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2021年に予定されています。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]
6番艦(改「ヤーセン」級としては5隻目)「ペルミ」は、2016年7月29日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2022年に予定されています。
[ロシア海軍の為の第6のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミはセヴェロドヴィンスクで起工された]
7番艦(改「ヤーセン」級としては6隻目)の起工は2017年に、ロシア海軍への引き渡しは2023年に予定されています。
現在の所、「ヤーセン」級シリーズの建造は7隻で終了する予定であり、その後は第5世代原子力潜水艦「ハスキー」級の建造へ移行します。
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