シリアへ派遣されたロシア海軍黒海艦隊の地対艦ミサイル"バスチオン"の代わりとなる同型のミサイルがクリミア半島へ到着した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月30日10時25分配信
【情報筋:クリミアの新たな「バスチオン」はシリアへ送られた複合体の代わりとなる】
セヴァストーポリ、11月30日-ロシア通信社ノーボスチ

クリミア沿岸ミサイル複合体「バスチオン」の新たな大隊は、10月にシリアへ派遣された同類の部隊の代わりとなる。
ロシア通信社ノーボスチは、火曜日に半島の軍組織の情報提供者より伝えられた。

「10月にシリアへ送られた同類の部隊の代わりとなるバスチオン大隊は、本日に半島へ到着しました。
バスチオンは、半島の2ヶ所の地域に配置されます」

対談者は話した。

彼は、到着した「バスチオン」は、駐屯地が常に変更される移動式複合体であり、クリミア半島西方沿岸を、セヴァストーポリ地域と、エフパトリア(イェウパトーリヤ)或いは半島の北東に沿って移動する事を説明した。
「このバスチオンのような複合体によるカバーは、半島の対艦防衛と安全保障を大幅に向上させます」
クリミア
の軍組織の情報提供者は強調した。

2016年10月、クリミア「バスチオン」部隊は、同国のロシア航空宇宙軍グループ地中海海軍航空艦グループの安全保障を強化する計画により、シリアへ送られた。

対艦有翼ミサイル「ヤーホント」/「オーニクス」を有する沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、600kmに及ぶ海岸の防護の為に意図されており、様々なタイプおよびクラスの水上艦を撃破できる。
11月中旬、(ロシア)国防省は、沿岸ミサイル複合体が初めてシリアのテロリストの地上施設へ使用されたと発表した。

「バスチオン」大隊の標準的な編制には、ミサイルの為の4基の発射機と2基の輸送発射コンテナを含む約10両の車両が含まれる。



沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」(ヤーホント)の地上発射ヴァージョンです。

[ロシア海軍の超音速対艦ミサイル"オーニクス"は近代化される]

黒海艦隊は、クラスノダール地方及びクリミア半島地対艦ミサイル「バスチオン」を配備しています。
『黒海艦隊サイト』より
【K300P「バスチオン-P」】

2016年11月15日、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」シリア領内のイドリブホムスISIL(イラク・レバントのイスラム国)及びアル=ヌスラ戦線の施設を攻撃しましたが、この時、「バスチオン」による攻撃も同時に行われました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]


この「バスチオン」は、2016年10月にクリミア半島からシリアへ移送されたものでした。


そして11月30日、シリアへ移送された「バスチオン」の代わりとなる新たな「バスチオン」クリミア半島へ到着しました。


将来的には、「バスチオン」のサイロ発射型もクリミア半島へ配備されます。
[クリミア半島へロシア海軍の地対艦ミサイル"バスチオン"のサイロ発射型が配備される]


「バスチオン」は、2016年から北方艦隊太平洋艦隊にも配備されています。

2016年3月下旬、北方艦隊「バスチオン」が配備されました。
[ロシア海軍北方艦隊へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"が配備された]

2016年3月初頭には、沿海地方「バスチオン」が配備されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"が配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊沿岸部隊は超音速地対艦ミサイル"バスチオン"を初めて発射した]

2016年11月下旬には、クリル諸島南部へ「バスチオン」が配備されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊は南クリル(千島)に新型地対艦ミサイルを配備した]
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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海を去り、大西洋へ行く

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月30日12時13分配信
【「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は地中海での任務遂行を完了した】
モスクワ、11月30日-ロシア通信社ノーボスチ

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海での任務遂行を完了し、大西洋へ出た。
北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。

「本日、北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海のロシア海軍作戦連合部隊の一員としての任務遂行を完了し、ジブラルタル海峡への移動を行ない、大西洋へ出ました」
彼は話した。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、10月26日に地中海へ入った。
北方艦隊航空艦グループ及びロシア海軍作戦連合部隊の一員として任務を遂行した。
11月24日にロシア艦の乗組員は地中海で遭難したウクライナ船を救助した。

北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市から出航した10月15日に始まった遠距離航海中に大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は10500海里以上を航行した。
近い内に北方艦隊対潜艦乗組員は、遠距離航海計画に沿って大西洋での任務を遂行する。



北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、2016年10月15日にロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向けて出航しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

地中海へ入った後、11月9日には、空母機動部隊へ接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見、追尾しています。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

その後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は本隊と別れ、11月24日には遭難して航行不能となったウクライナ漁船の救助へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海で遭難したウクライナ漁船の救助へ向かった]

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」ウクライナ漁船ギリシャガウドス島まで曳航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは遭難したウクライナ漁船をギリシャのガヴドス島まで曳航した]


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そして更に地中海を西へ進み、11月30日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の今後の予定や行き先には一切触れられていませんが、最近、ロシアカーボベルデロシア海軍艦船の寄港手続きの簡略化協定を締結しています。
[ロシア海軍艦船のカーボベルデへの寄港手続きは簡略化される]
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更に、現在、バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」大西洋(とカリブ海)で行動中です。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはトリニダード・トバゴを訪れた]

近代化されたロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは航海試験を終えて帰投した


『タス通信』より
2016年11月30日10時51分配信
【北方艦隊の巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は近代化の後の最初の出航を完了した】
アルハンゲリスク、11月30日/タス通信特派員ウラジーミル・アヌフリエフ

北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、水曜日未明、修理及び近代化の後の最初の航行試験からセヴェロドヴィンスクへ戻った。
タス通信は、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』広報サービス部長エフゲニー・グラジシェフより伝えられた。

「巡洋艦は、ちょうど1ヶ月ほど海上に滞在し、試験中に全ての艦載システムが点検され、航海中に艦は4000海里以上を航行し、艦上には、乗組員に加え、約200名のズヴェズドーチカ試験実施チーム及び下請組織の専門技術者が作業を行ないました」
彼は話した

造船所の代理人は、2~3週間に渡り、航海時に明らかになった個々の問題点全てが取り除かれ、12月の第3週に「マルシャル・ウスチーノフ」は常時駐留場所~(北方)艦隊主要基地セヴェロモルスクへ向かうと説明した。

巡洋艦の近代化及び技術的準備状態の回復作業は2011年に始まった。
特に、ガスタービン発電機とメインエンジン、総合艦載システム、主要ケーブルが修復された。
更に、基本的な電波電子兵装複合体が近代化された。

巡洋艦は1978年にニコラエフ造船工場で起工された。
1986年9月に北方艦隊の戦闘編制へ受け入れられ、1994年~1997年にはサンクトペテルブルク『北方造船所』で近代化が実施された。

「マルシャル・ウスチーノフ」は、プロジェクト1164「アトラント」ロケット巡洋艦である。
排水量-11380トン、全長-186メートル、幅-20.8メートル、速力-34ノット(時速約63km)、航続距離-約8000海里、乗員-510名。

ロシア海軍には、同型の3隻のロケット巡洋艦が在る。
「モスクワ」-黒海艦隊、「ワリャーグ」-太平洋艦隊、「マルシャル・ウスチーノフ」-北方艦隊



北方艦隊プロジェクト1164「アトラント」(「スラヴァ」級)ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)は、2011年6月、オーバーホールの為にセヴェロドヴィンスク市「ズヴェズドーチカ」工場へ到着しました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2011年6月30日14時25分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は修理と近代化の為にセヴェロドヴィンスクへ到着した】

2012年10月末、ドックへ入渠しました。
[スラヴァ型ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはドック入りした]


2013年6月20日、進水式典が行なわれました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは進水する]


その後、レーダーなどを換装する近代化改装工事が始まりました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装される]

「マルシャル・ウスチーノフ」は、2015年末までにロシア海軍へ復帰する予定でしたが、2016年末に延期されました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2015年末にロシア海軍へ復帰する]
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2015年末までにロシア海軍北方艦隊へ復帰する]
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは新型ミサイル兵装を受け取り、2016年に復帰する]

2015年12月初頭、「ズヴェズドーチカ」岸壁での係留試験が開始されました。
[近代化改装中のロシア海軍ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは係留試験を開始した]
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「マルシャル・ウスチーノフ」の航行試験は今年8月末~9月に開始される予定でしたが、10月末に延期されました。
[近代化されるロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2016年夏-初秋に航行試験を始める]
[近代化されるロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2016年9月に航行試験を開始する]
[近代化されるロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2016年10月末に航行試験を開始する]

2016年10月30日、「マルシャル・ウスチーノフ」は航海試験の為に出航しました。

[近代化されたロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは洋上試験を開始した]

近代化改装された「マルシャル・ウスチーノフ」は、これまでのMR-600「ヴォスホード」に代わり、大型3次元レーダーMR-650「ポドベレゾヴィク」が装備されました。
[大型3次元レーダー「ポドベレゾヴィク」]

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年3月18日16時51分配信
【「マルシャル・ウスチーノフ」は近代化されたレーダーを受け取った 】
「ポドベレゾヴィク」の他に、艦橋頭頂部のレーダー「フレガート-M2M」に換装されました。

「マルシャル・ウスチーノフ」は2016年11月5日に就役30周年を迎えました。
[近代化されたロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは白海で最終試験を行なう]

そして11月30日、「マルシャル・ウスチーノフ」は航海試験を終えて帰港しました。
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航海試験完了後、「マルシャル・ウスチーノフ」ロシア海軍へ引き渡され、今年12月末までに母港であるセヴェロモルスクへ戻ります。
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近代化改装を終えた「マルシャル・ウスチーノフ」は、復帰後の2017年初頭に地中海へ向かいます。
[近代化改装されるロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2017年初頭に地中海へ行く]


「マルシャル・ウスチーノフ」以外のプロジェクト1164ロケット巡洋艦も、今後の近代化改装が予定されています。
[ロシア海軍の現用ロケット巡洋艦(プロジェクト1164及びプロジェクト1144)は近代化される]

太平洋艦隊旗艦親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2020年までに近代化改装が実施されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは2020年までに近代化改装を行なう]

ロシア海軍航空隊は8機の近代化改装された艦載対潜ヘリコプターKa-27Mを2016年12月に受領する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月29日17時43分配信
【(ロシア)海軍は近代化されたヘリコプターKa-27Mの最初の8機を(2016年)12月に受領する】
モスクワ、11月29日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍航空隊は、近代化された艦上ヘリコプターKa-27Mの最初の8機を(2016年)12月に受領する。
ロシア連邦国防省下の海軍情報・マスコミュニケーション部代表イーゴリ・ディガロ1等海佐は表明した。

「2016年12月に海軍航空隊は近代化されたヘリコプターKa-27Mの最初の8機の受領を計画しております。
海軍総司令部の技術的要求に沿ってヘリコプターの機上電波電子兵装は更新され、新たな探知システムが設置され、潜水艦の探知と撃破の為の新たな手段の使用が可能となり、更には、このタイプのヘリコプターの意図された任務の遂行を著しく向上させる事を可能にする電波音響機器が装備されます」

彼は話した。

近代化の作業は、公開株式会社『クメルタウ航空機製造事業』で実行された事が伝えられた。

近代化されたヘリコプターKa-27Mの乗組員は、エイスク海軍航空隊戦闘動作・飛行再訓練センターで訓練を受けている。

Ka-27艦上対潜ヘリコプターは機動性が増加し、主な目的は、潜水艦の探索、探知、破壊である。
ヘリコプターは更に、捜索救助活動、負傷者の後送、緊急物資輸送に使用する事も出来る。



現在、ロシア海軍は、艦載対潜ヘリコプターKa-27PLを約50機程度保有しており、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊海洋航空隊で運用されています。
これらのKa-27PLは、電子機器を換装する近代化改装が行なわれ、Ka-27Mへアップグレードされます。
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

Ka-27PLの近代化型Ka-27Mは、2012年5月に第一次発注が行なわれると発表されました。
[ロシア海軍は艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する]

【Ka-27M試作機(0909号機)】

その後、Ka-27M試作機(0909号機)は、北方艦隊での試験が行なわれました。
[艦載ヘリコプターKa-27Mの試験は北方艦隊で行なわれている]

2014年12月には、北方艦隊所属の4機のKa-27PLが近代化改修を行なう事になりました。
[ロシア海軍の対潜ヘリコプターKa-27PLの近代化改修が始まる]

近代化改装されたKa-27Mの最初の8機は、2015年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でした。
[ロシア海軍の8機の対潜ヘリコプターKa-27が2015年に近代化される]

しかし、今回の記事の通り、1年遅れて2016年12月に引き渡される事になりました。

ロシア海軍航空隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが引き渡された


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月28日16時58分配信
【(ロシア)海軍航空隊は戦闘機Su-30SMの次のバッチを受領した】
モスクワ、11月28日-ロシア通信社ノーボスチ

イルクーツク航空機工場は、海軍航空隊多目的戦闘機Su-30SMの次のバッチを引き渡した。
月曜日、海軍の公式代理人イーゴリ・ディガロ1等海佐は発表した。

以前、海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は、海軍航空隊は2016年末までに6機の戦闘機Su-30SMを受領すると発言した。

「イルクーツク航空機工場の飛行場で、ロシア海軍の独立海洋襲撃機航空連隊の飛行士へ、航空機Su-30SMの次のバッチの引き渡し式典が開催されました。
ロシア海軍航空隊司令部の決定により、新たな戦闘機の内の1機はイルクーツクと命名されました」
ディガロ
は話した。

Su-30SMの生産はイルクーツク航空機工場で行なわれている。
(ロシア)国防省と締結した契約に沿って、2018年までに(ロシア)航空宇宙軍へ88機の戦闘機が、(ロシア)海軍航空隊には28機が引き渡されなければならない。

Su-30SMは、制空権獲得の為の第4++世代超機動多機能戦闘機である。
それは、戦闘機、襲撃機、爆撃機の機能が組み合わされており、フェーズドアレイアンテナ電波位置特定機(レーダー)、推力ベクトル制御エンジン、前部水平翼(カナード)を装備する。
戦闘用ペイロードは8トンである。



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ロシア海軍航空隊の為の多用途複座戦闘機Su-30SMの購入契約は2013年12月に締結されました。
[ロシア海軍航空隊の為に戦闘機Su-30SMと練習機Yak-130が購入される]

2014年7月に最初の3機がロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備されました。
[3機の多用途複座戦闘機Su-30SMがロシア海軍へ引き渡された]
[ロシア海軍航空隊は戦闘機Su-30SMの運用を開始した]

2015年2月には初めて黒海艦隊の演習へ参加しています。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊のSu-30SMは艦隊防空演習に参加した]

2015年9月には初めて地上攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊の戦闘機Su-30SMは初の地上攻撃演習を行なった]

2015年10月には抜き打ち演習へ参加しています。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊は抜き打ち演習を行なった]

黒海艦隊航空隊(第43独立海洋襲撃機航空連隊)は、2015年末までに合計8機のSu-30SMを受領しました。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊は戦闘機Su-30SMへの更新を続ける]

クリミア半島海軍航空隊(黒海艦隊所属)には、1個飛行隊(エスカドリーリャ)分となる12機程度の戦闘機Su-30SMが2016年までに配備されます。
[クリミアのロシア海軍航空隊は1個飛行隊(12機)の戦闘機Su-30SMを受領する]

黒海艦隊航空隊Su-30SMは、現用の前線爆撃機Su-24を代替します。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊の前線爆撃機Su-24は2020年までに多用途戦闘機Su-30SMで代替される]
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そして2016年11月28日までに数機のSu-30SMが引き渡されました。
この内の1機は「イルクーツク」と命名されました。

何処の部隊へ引き渡されたのかは具体的には触れられていませんが、「独立海洋襲撃機航空連隊」との事ですから、おそらくは黒海艦隊第43独立海洋襲撃機航空連隊でしょう。

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部からセヴァストーポリへ帰投した

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『タス通信』より
2016年11月28日12時4分配信
【警備艦「プイトリーヴイ」は地中海からセヴァストーポリへ戻った】
モスクワ、11月28日/タス通信

黒海艦隊警備艦「プイトリーヴイ」は、ロシア連邦海軍地中海戦隊の一員としての長期航海の後にセヴァストーポリへ戻った。
同艦隊の代理人ヴャチェスラフ・トルハチェフは発表した。

「ドミトリー・ドブルイニン2等海佐指揮下のプイトリーヴイは、5月25日にセヴァストーポリから出航し、その次の日には戦力の計画ローテーションに基づいて地中海のロシア連邦海軍常設連合部隊へ加わりました」
彼は説明した。

現在、地中海にはロシア連邦海軍空母グループが滞在している。
以前の11月15日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは、シリアイドリブ県及びホムス県のテロリストへ打撃を与えたと大統領ウラジーミル・プーチンへ報告した。
作戦には、ロシア唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」が関わり、初めて軍事行動へ参加した。



プロジェクト1135M(クリヴァクII級)警備艦「プイトリーヴイ」は、1979年6月27日にカリーニングラード「ヤンターリ」造船所で起工され、1981年4月16日に進水、1981年11月30日に海軍へ納入され、1982年2月9日に黒海艦隊へ編入されました。
「プイトリーヴイ」は、計32隻が建造されたプロジェクト1135/1135M(クリヴァクI/II級)の最終艦です。
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就役後は一貫して黒海艦隊で行動し、ソ連邦解体後も現役に留まって活動を続けていました。

2014年5月から2015年2月までセヴァストーポリの工場でオーバーホールが行なわれました。

2015年5月18日にセヴァストーポリを出航し、数年ぶりに地中海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海へ向かった]

2015年6月下旬には大西洋へ行き、アンゴラ赤道ギニアを訪問した後、8月に地中海へ戻りました。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-8月)]

その後も地中海東部に滞在し、2015年10月初頭にはシリア沖で演習を実施しました。
[ロシア海軍は地中海で演習を実施した]

2015年10月上旬にセヴァストーポリへ帰港しました。


2016年5月下旬にセヴァストーポリを出航して地中海へ行き、7月初頭には帰港しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部へ行く]

その後、8月初頭に再びセヴァストーポリを出航して地中海へ入り、11月下旬まで滞在し、11月27日午前に帰投しました。

記事中で触れられていますが、現在、地中海東部には、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア空母部隊が展開しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

11月15日には「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(艦上戦闘機Su-33)が初めてシリアへの空爆作戦へ参加しています。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]

11月17日にも再びシリア領内を爆撃しています。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]

「プイトリーヴイ」も、ロシア空母部隊に加わっていたのかもしれません。

「プイトリーヴイ」は、ソ連邦解体直前の1991年12月に「アドミラル・クズネツォフ」黒海艦隊基地から北方艦隊基地へ回航される際、地中海の出口であるジブラルタル海峡の直前まで同艦をエスコートしています。
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なお、「プイトリーヴイ」は今年になって舷側番号が「868」に変更されています。
(以前は「808」だった)

ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリアのフマイミーン基地へ着陸した

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『インタファクス』より
2016年11月26日16時50分配信
【メディアは「アドミラル・クズネツォフ」の戦闘機が「フマイミーン」基地へ着陸したとの情報を得た】
モスクワ、11月26日、インタファクス-ロシア

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機シリアロシア航空基地「フマイミーン」に着陸したと西側メディアは報じた。
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『IHSジェーンズ』サイトは、11月20日の衛星画像を参照し、「フマイミーン」基地に8機の艦上戦闘機Su-33と1機のMiG-29KRが、シリアロシア連邦航空宇宙軍の航空機群~Su-24M、Su-34、Su35と共に駐機していると報じた。

次に、モスクワの消息筋は、「アドミラル・クズネツォフ」航空団~Su-33MiG-29~は、「フマイミーン」への着陸を経験していると土曜日に『インタファクス』へ伝えた。
「飛行士は、(飛行)甲板から離艦し、フマイミーンへ着陸するという経験を得て、巡洋艦アドミラル・クズネツォフへ戻りました。
軍事活動舞台の調査中に、特に積極的に、このようなフライトが初めて行なわれました」

対談者は話した。

11月11日、軍事外交筋は、巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の艦上航空隊が、既に数日間に渡って軍事活動舞台の調査の為、シリア領空を飛行していると『インタファクス』へ伝えた。

11月14日には、戦闘機MiG-29が着艦の為に進入した際、「アドミラル・クズネツォフ」から数キロメートルの所で事故を起こし、飛行士は射出された事が知られるようになった。

11月15日、ロシア軍指導部は、「アドミラル・クズネツォフ」航空団が初めてシリア領内の軍事作戦へ関わったと発表した。

地中海には、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に率いられるロシア航空打撃艦グループが滞在している。
グループは、特に、巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」で構成されている。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

ロシア海軍北方艦隊重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊は、2016年10月15日にセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海遠征へ出発した]

今回の「ロシア海軍空母機動部隊」は、以下の艦で構成されています。

[北方艦隊航空艦グループ]
重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
中型海洋給油船「カーマ」
救助曳船「ニコライ・チケル」


10月17日にはノルウェートロンヘイム沖を航行していました。
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「ロシア海軍空母機動部隊」は、10月19日午前にノルウェー沖の公海上で艦載機の飛行訓練を開始しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機はノルウェー沖で飛行訓練を始めた]

「ロシア海軍空母機動部隊」ブリテン本土付近へ接近する為、ブリテン海軍は、同部隊を監視する為の艦を派遣しました。
[ブリテン海軍は英本土付近を通過するロシア海軍空母機動部隊を監視する為の軍艦を差し向ける]
[ロシア海軍のアドミラル・クズネツォフ機動部隊は英本土へ接近する]
[ブリテン海軍はロシア海軍空母機動部隊を監視する為に駆逐艦2隻とフリゲート1隻を派遣する]

10月21日、「ロシア海軍空母機動部隊」ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。

[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

10月24日にはポルトガル沖を航行していました。


10月25日にジブラルタル海峡を通過しました。


その後、ロシア航空艦グループ北アフリカスペイン領セウタへの寄港を予定していたようですが、スペイン側は、土壇場になって寄港許可を出し渋り、これに業を煮やしたロシアは、セウタへの寄港を諦めました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はスペイン領セウタへの寄港を取りやめた]

更には、地中海中部マルタも、自国港内でのロシア艦船への燃料補給を認めない事を表明しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは遠洋航海中に外国港を訪れる必要は無い]

ロシア海軍空母部隊は、10月27日から29日に掛けてアルジェリア沖で支援船(給油船「セルゲイ・オシポフ」、「ドゥブナ」、「カーマ」)から洋上補給を行ないました。
[ロシア国防相セルゲイ・ショイグはロシア海軍空母部隊の地中海遠征について語った]

11月3日にはアルジェリア東海岸沖で演習を行ないました。
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[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフはアルジェリア沖に居る]

その後、ロシア海軍空母部隊地中海を東へ進みました。


11月3日にセヴァストーポリを出航し、11月4日にボスポラス海峡を通過した黒海艦隊警備艦(フリゲート)「アドミラル・グリゴロヴィチ」も、現在はロシア海軍空母機動部隊へ加わっているようです。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア沖へ向かった]

ロシア海軍空母機動部隊は、11月9日にはロードス島の南東海域で訓練飛行を実施しました。
11月10日~15日、11月17日~22日の期間には、キプロス島シリアの間の海域で訓練飛行とミサイル発射を実施します。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊はシリアのアレッポ空爆を準備する]

11月9日、ロシア海軍空母機動部隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見しました。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

11月10日にはキプロス島南東海域へ進出し、シリア上空へ作戦の事前調査の為に艦上戦闘機Su-33、艦上戦闘機MiG-29KR/KUBRを飛ばしています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は作戦行動の事前調査の為にシリア上空を飛行する]

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ロシア海軍空母機動部隊は11月12日までにシリア沖へ到着し、艦載機の飛行訓練を始めました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

11月13日には艦上戦闘機MiG-29Kが墜落しました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(艦上戦闘機Su-33)は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


同じ11月15日には、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」シリア有翼ミサイルを発射しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]

「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」Su-33は、最近、地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24を装備しています。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]

Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機Tu-95MSシリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルを発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33シリア領内を爆撃しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]


そして、11月20日に「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(8機のSu-33と1機のMiG-29KR)がシリアフマイミーン航空基地(ラタキア郊外)に駐機している事が衛星画像により確認されました。
『IHSジェーンズ』より
【ロシアの艦上ジェット機は、クズネツォフからでは無く、シリアから飛行する】

しかし今回の記事に在る通り、これらの艦載機は、その後、母艦「アドミラル・クズネツォフ」へ戻ったとの事です。

今回の件で「アドミラル・クズネツォフの艦載機が陸上基地へ配備された」などという見方も有りますが、そういう話では無いようです。

ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・マカロフは北方での兵装試験を終えてバルチースクへ戻った

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年11月25日11時23分配信
【「アドミラル・マカロフ」は国家試験の後にバルチースクへ戻った】

沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造された最新のプロジェクト11356フリゲート「アドミラル・マカロフ」は、北方艦隊のバレンツ海での国家受領試験プログラムを完了し、バルチースクへ戻った。

『ロシア通信社ノーボスチ』沿バルト造船工場『ヤンターリ』広報秘書官セルゲイ・ミハイロフより伝えられたように、金曜日・11月25日の夕方に艦はバルチースク泊地へ入り、現在は基地へ寄港して出航の準備を行なっており、その後、「アドミラル・マカロフ」カリーニングラードの工場へ戻る。
そこでは、検査と最終仕上げ~塗装、清掃が待っている。

「その後でのみ、アンドレイ旗の掲揚と艦の海軍への引き渡しが行なわれます」
セルゲイ・ミハイロフ
は話した。
フリゲートは今年末までの就役が計画されている。

バルト海における艦の国家受領試験は10月7日に始まり、その後、フリゲートバレンツ海へ移動した。
北方艦隊の戦闘訓練射爆場で新たな艦のミサイル複合体、高射兵器及び砲兵器の試験が実施された。
フリゲート乗組員は、沿岸に位置する困難な目標への複合砲射撃を行ない、更には沿岸標的を有翼ミサイル「カリブル-NK」で撃破した。
この段階の艦の準備は11月20日に完了した。

フリゲート「アドミラル・マカロフ」は第3のプロジェクト11356警備艦である。
2012年2月29日に起工され、2015年9月2日に進水した。

今年春には、黒海艦隊はフリゲートシリーズのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」で強化され、初夏にはロシア海軍へ2番艦「アドミラル・エッセン」が引き渡された。

プロジェクト11356フリゲートは、遠洋航海、水上艦及び潜水艦との戦闘、更には航空攻撃の撃退の為に意図されている。
艦の兵装には、口径100mmのA-190砲、高射ミサイル複合体及び高射砲複合体、魚雷と対潜破壊手段、更には長距離ミサイル複合体「カリブル-NK」が含まれている。
更には艦上ヘリコプターKa-27或いはKa-31を搭載できる。

プロジェクト11356艦の満載排水量は4035トン、全長125メートル、幅-15メートル。
それは30ノットの速力を発揮する。
自立行動期間30日。速力14ノットの経済航行での航続距離は4850海里。
乗組員180名と海軍歩兵隊員20名。



[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラード『ヤンターリ』造船所で起工されました。
[改タルワー級フリゲート「アドミラル・マカロフ」起工]

それから3年半後の2015年9月2日に進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフは進水した]

2016年4月1日、造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフの係留試験が始まった]

2016年7月9日に『ヤンターリ』造船所からバルチースク海軍基地へ移動しました。
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7月29日、工場航行試験が開始されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフの航行試験が始まった]

工場航行試験は9月下旬までに終了し、10月7日からは最終試験となる国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフの国家受領試験が始まった]

10月16日、「アドミラル・マカロフ」は、有翼ミサイル「カリブル」などの兵装試験を実施する為、バレンツ海方面の移動を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフは兵装試験の為にバレンツ海へ向かった]

10月24日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦3番艦アドミラル・マカロフは兵装試験の為にセヴェロモルスクへ到着した]

11月初頭にはバレンツ海で沿岸目標への有翼ミサイル「カリブル」発射試験を実施しました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・マカロフはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後も各種兵装の射撃試験が実施されました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフのバレンツ海における兵装試験は完了した]


バレンツ海での試験を終えた「アドミラル・マカロフ」は、11月25日にバルチースクへ戻りました。
今後、ロシア海軍への引き渡しの準備が行なわれます。

「アドミラル・マカロフ」は、2016年12月にロシア海軍へ引き渡される予定です。
『タス通信』より
2016年10月30日15時41分配信
【第3のプロジェクト11356フリゲート「アドミラル・マカロフ」は12月に(ロシア)海軍へ引き渡される】

就役後は、他の同型艦と同様に黒海艦隊へ配備されます。


プロジェクト11356R警備艦は、現在までに5隻が起工され、2隻が就役しています。

[プロジェクト11356R警備艦]
沿バルト造船工場「ヤンターリ」(カリーニングラード)で建造
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「アドミラル・グリゴロヴィチ」Адмирал Григорович:工場番号01357
2010年12月18日起工/2014年3月14日進水/2016年3月10日納入/2016年3月11日就役
黒海艦隊へ編入

「アドミラル・エッセン」Адмирал Эссен:工場番号01358
2011年7月8日起工/2014年11月7日進水/2016年5月31日納入/2016年6月7日就役
黒海艦隊へ編入

「アドミラル・マカロフ」Адмирал Макаров:工場番号01359
2012年2月29日起工/2015年9月2日進水/2016年12月就役予定

「アドミラル・ブタコフ」Адмирал Бутаков:工場番号01360
2013年7月12日起工/

「アドミラル・イストミン」Адмирал Истомин:工場番号01361
2013年11月15日起工


ただし、4番艦と5番艦は、現在、工事が中断されています。


2016年10月15日、インドゴアロシアインドによる各種兵器輸出協定が締結されました。
この中には、プロジェクト11356フリゲートの売却も含まれています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年10月15日13時12分配信
【プロジェクト11356フリゲートは「ブラーモス」ミサイルを装備できる】

ロシアインドへ4隻のプロジェクト11356フリゲートを売却しますが、この内の2隻はロシアの造船所で建造し、あとの2隻はインドの造船所でライセンス建造するとの事です。

ロシアで「建造」される2隻が、工事が中断された「アドミラル・ブタコフ」「アドミラル・イストミン」である可能性は高いでしょう。

ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・エッセンは推進器を修理する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2016年11月25日配信
【最新警備艦「アドミラル・エッセン」は修理のためにドックへ置かれる】
カリーニングラード、11月25日、インタファクス-AVN

最新のプロジェクト11356警備艦「アドミラル・エッセン」は、株式会社『沿バルト造船工場ヤンターリ』のドックへ修理の為に置かれる。
『インタファクス』は同社の情報提供者より伝えられた。

「新たな艦のドックへの設置は、スクリュー群と推進軸の修理が控えている事に関連しています。
少し前にアドミラル・エッセンは、工場水域を後進移動した際、スクリューの1基を損傷しました」

対談者は話した。

彼によると、工場の専門技術者が損傷を検査した際、打撃はスクリューと推進軸に及んでいる事が明らかになり、軸線合わせが行なわれる。
更に、スクリューの1基は交換される。

工場の代理人は、更に、航海中の事故を引き起こした同艦の艦長は、そのポストを解任されているという情報を認めた。
他の要員も負傷した。
「乗組員の士気は、この上なく悪化しています。
彼等は、既に黒海艦隊へ行っていなければならなかったし、シリア沖へ行く事も出来たのですからね」

対談者は締め括った。

報じられているように、警備艦「アドミラル・エッセン」は6月7日に聖アンドレイ旗を掲げており、艦は黒海艦隊へ移動し、セヴァストーポリに駐屯する第30水上艦師団へ加わらなければならなかった。

ロシア連邦国防省の発注下で『沿バルト造船工場ヤンターリ』は、株式会社『北方計画設計局』により開発されたプロジェクト11356警備艦の6隻のシリーズを建造する。
シリーズのトップ艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2016年3月11日に発注者へ引き渡された。



[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工されました。

それから3年以上経った2014年11月7日に進水しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンは進水した]


2014年11月末、進水した「アドミラル・エッセン」高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の垂直発射機が設置されました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦アドミラル・エッセンへ艦対空ミサイル発射機が設置された]

2015年5月20日、造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年5月20日11時36分配信
【「アドミラル・エッセン」は係留試験を開始した】

出航前の消磁作業を終えた後、2015年10月18日にカリーニングラードからバルト艦隊基地バルチースクへ回航されました。
その後、バルチースク基地で出航準備が進められました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海への出航を準備している]

11月5日、工場航行試験の為に出航しました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは洋上試験の為に出航した]

工場航行試験を終えた後、2016年1月30日から国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンの国家受領試験が始まる]

2月初頭にバルト海へ出航し、主にメインエンジン(ガスタービンエンジン)の動作チェックが行なわれました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは国家受領試験の為に抜錨した]

その後もバルト海で各種試験が続けられ、3月下旬までに国家受領試験の第1段階は終了しました。

3月21日までにカリーニングラードからクロンシュタット(レニングラード海軍基地)へ移動しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"発射試験を行なう]

3月23日、クロンシュタットを抜錨し、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはクロンシュタットを抜錨し、バレンツ海へ向かった]

3月30日、遠距離航海から帰港途中の北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」北海で合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは北海で最新警備艦アドミラル・エッセンと合流した]

4月4日、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、バレンツ海国家受領試験の第2段階が実施され、4月19日までに完了しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバレンツ海での試験を完了した]

バレンツ海での試験を終えた「アドミラル・エッセン」カリーニングラードへ戻りました。
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[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海へ戻ってきた]

「アドミラル・エッセン」は、2016年5月26日にロシア海軍へ納入され、翌5月27日に正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催される予定でした。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは2016年5月26日にロシア海軍へ納入される]
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは2016年5月27日にロシア海軍へ就役する]

しかし、急遽もう一度点検出航を行なう事になった為、延期されました。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンのロシア海軍への引き渡しは延期された]

2016年5月31日、受領-引渡証書への署名が行なわれ、ロシア海軍へ納入されました。
[プロジェクト11356R警備艦アドミラル・エッセンはロシア海軍へ納入された]


2016年6月7日、カリーニングラード市沿バルト造船工場『ヤンターリ』の岸壁で、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗(海軍旗)初掲揚式典が開催され、ロシア海軍へ就役、黒海艦隊第30水上艦師団へ編入されました。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはロシア海軍へ就役した]

その後もバルト海に留まっていましたが、10月下旬には黒海へ回航される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはセヴァストーポリへ回航される]


しかし、今回の記事の通り、『ヤンターリ』工場で後進した際にスクリューと推進軸を損傷してしまった為、修理が必要となり、黒海への回航は延期されることになりました。

既に黒海へ回航されている同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、地中海東部へ進出し、11月15日にはシリア領内のテロ組織を有翼ミサイル「カリブル」で攻撃しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]

「アドミラル・エッセン」が当初の予定通りに黒海へ回航されていれば、同艦もシリア領内のテロ組織への攻撃に参加できていたかもしれません。


プロジェクト11356R警備艦は、現在までに5隻が起工され、2隻が就役しています。

[プロジェクト11356R警備艦]
沿バルト造船工場「ヤンターリ」(カリーニングラード)で建造
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「アドミラル・グリゴロヴィチ」Адмирал Григорович:工場番号01357
2010年12月18日起工/2014年3月14日進水/2016年3月10日納入/2016年3月11日就役
黒海艦隊へ編入

「アドミラル・エッセン」Адмирал Эссен:工場番号01358
2011年7月8日起工/2014年11月7日進水/2016年5月31日納入/2016年6月7日就役
黒海艦隊へ編入

「アドミラル・マカロフ」Адмирал Макаров:工場番号01359
2012年2月29日起工/2015年9月2日進水/2016年11月-12月就役予定

「アドミラル・ブタコフ」Адмирал Бутаков:工場番号01360
2013年7月12日起工/

「アドミラル・イストミン」Адмирал Истомин:工場番号01361
2013年11月15日起工


ただし、4番艦と5番艦は、現在、工事が中断されています。


2016年10月15日、インドゴアロシアインドによる各種兵器輸出協定が締結されました。
この中には、プロジェクト11356フリゲートの売却も含まれています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年10月15日13時12分配信
【プロジェクト11356フリゲートは「ブラーモス」ミサイルを装備できる】

ロシアインドへ4隻のプロジェクト11356フリゲートを売却しますが、この内の2隻はロシアの造船所で建造し、あとの2隻はインドの造船所でライセンス建造するとの事です。

ロシアで「建造」される2隻が、工事が中断された「アドミラル・ブタコフ」「アドミラル・イストミン」である可能性は高いでしょう。

ロシア海軍黒海艦隊の為の第5の新型哨戒艦ヴィクトール・ヴェリキーは起工された


『タス通信』より
2016年11月25日16時27分配信
【哨戒艦「ヴィクトール・ヴェリキー」はタタールスタンの工場で起工された】
ゼレノドリスク/タタールスタン/11月25日/タス通信

第5のプロジェクト22160哨戒艦「ヴィクトール・ヴェリキー」の名の下にタタールスタンゴーリキー記念ゼレノドリスク工場で起工され、式典にはロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフが出席した。

「私達は、高品質の艦を受け取る事を期待し、確信しております。
私は、ゼレノドリスク造船工場が近年に自身の責務を全て果たしている事を確認し、嬉しく思います」
ボリソフ
は話した。

彼は、軍当局が同工場の国家防衛発注の実行に関し、何ら不満を持っていない事を指摘した。
更に、国防相代理は、同社の最良の従業員を表彰した。

プロジェクト22160哨戒艦は、海洋経済圏の防護と保全の為に意図されている。
自立行動期間は60日、速力は30ノット、排水量は約1300トン、乗組員は約80名。
艦の航続距離は6000海里。

標準的な兵装として、57mm砲、高射ミサイル複合体、機関銃を有する。
艦はヘリコプターKa-27PSの駐留能力を提供する。
2020年までにロシア海軍は、このような艦を合計6隻受領しなければならない。

「ワシーリー・ブイコフ」と命名された同プロジェクトのトップ艦は、工場の船台で2014年2月26日に起工され、2017年に発注者への引き渡しが計画されている。
2隻目はドミトリー・ロガチョフ少将に因んで命名され、2014年7月25日に起工された。
第3のプロジェクト22160艦は2016年2月に起工され、ソ連邦英雄パーヴェル・デルジャービンに因んで命名された。
4番艦「セルゲイ・コトフ」は2016年5月8日に起工された。



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プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

現在建造中のプロジェクト20380/20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。

設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国ゼレノドリスク造船所です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】

1番艦「ワシーリー・ブイコフ」は2014年2月26日に起工されました。

[ロシア海軍の新型哨戒艦(モジュール艦)ワシーリー・ブイコフが起工された]

2014年7月25日には2番艦「ドミトリー・ロガチェフ」が起工されています。

2016年2月18日には3番艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」が起工されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは起工された]

2016年5月8日、4番艦「セルゲイ・コトフ」が起工されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第4の新型哨戒艦セルゲイ・コトフは起工された]


そして2016年11月25日、5番艦「ヴィクトール・ヴェリキー」が起工されました。


プロジェクト22160哨戒艦は、現在までに5隻が起工されており、少なくとも6隻の建造が予定されています。

「ワシーリー・ブイコフ」Василий Быков(工場番号161)
2014年2月26日起工/2016年進水予定/2017年就役予定

「ドミトリー・ロガチョフ」Дмитрий Рогачёв(工場番号162)
2014年7月25日起工/2018年就役予定

「パーヴェル・デルジャーヴィン」Павел Державин(工場番号163)
2016年2月18日起工

「セルゲイ・コトフ」Сергей Котов(工場番号164)
2016年5月8日起工

「ヴィクトール・ヴェリキー」(工場番号165)
2016年11月25日起工


プロジェクト22160哨戒艦は6隻全てが黒海艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍黒海艦隊は巡航ミサイル"カリブル"搭載艦24隻を受け取る]

プロジェクト22160哨戒艦には、有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22160哨戒艦は巡航ミサイル"カリブル"を装備する]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは遭難したウクライナ漁船をギリシャのガヴドス島まで曳航した


『タス通信』より
2016年11月24日14時13分配信
【「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は遭難したウクライナ船をクレタへ曳航した】
モスクワ、11月24日/タス通信

ロシア連邦北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、地中海で漂流していたウクライナ船を、船長の要請により曳航して連れて行った。

「遭難したウクライナ漁船の船長の要請により、北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは、漂流していた同船を曳航し、クレタ島近隣の投錨地へ運びました」
当局は話した。

ウクライナ船の乗組員の1人はロシア艦へ送られ、医療援助を受けた。

「北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフの艦上へ、遭難したウクライナ漁船の負傷した乗組員が送り届けられました。
ロシア戦闘艦の医療室でウクライナ船員は手厚い医療援助を受けました。
負傷者の健康状態は良好です」

声明では、こう述べられた。

ロシア軍当局が以前に発表したように、ウクライナ漁船「097号」は、11月21日に地中海で速度を失い、2日間漂流していた。
船上には、2名の被災者を含む7名が乗っており、全員ウクライナ市民である

本日午前、北方艦隊の艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は遭難信号を受信し、ウクライナ船へ援助を与えるために接近した。
ロシア人船員と医療班のグループは遭難した船へ乗り込んだ。
救助作業を行なう事は、海況4の海のうねり、スコール風と雷雨により、困難であった。

救助作業の完了とウクライナ船の救助サービスへの引き渡しの後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、地中海ロシア海軍常設グループの一員としての任務遂行を継続すると軍当局は付け加えた。


『タス通信』より
2016年11月25日9時28分配信
【「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はウクライナ船をギリシャの島まで曳航した】
モスクワ、11月25日/タス通信

ロシア海軍大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、地中海で遭難したウクライナ漁船をギリシャの島まで曳航して送り届けた。
ロシア人乗員は、ウクライナ船員へ必要なすべての援助を与えた。
ロシア連邦国防省広報サービスは発表した。

「北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは、遭難したウクライナ漁船097号をギリシャのガヴドス島(クレタ島の南方30マイル)の投錨地まで曳航する救助作戦を完了しました。
航路上でウクライナ船員は、医療援助を含む必要なすべての援助を受けました」

声明では、こう述べられた。

ウクライナ船の乗組員は、近い内にギリシャの救助サービスへ引き渡され、乗員は健常である。
遭難した船を送り届けるため、ロシア戦闘艦は140海里以上の距離を航行した。
広報サービスは、その後に「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、地中海ロシア海軍常設グループの一員としての任務遂行を継続すると付け加えた。



北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、2016年10月15日にロシア海軍機動部隊の一員として地中海へ出航し、現在は地中海東部に居ます。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

11月9日には、空母機動部隊へ接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見、追尾しています。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

既に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機によるシリア空爆も11月15日から始まっていますが、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、11月21日に遭難したウクライナ漁船の救助へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海で遭難したウクライナ漁船の救助へ向かった]

そして今回の記事の通り、ウクライナ漁船ギリシャガウドス島まで曳航しました。
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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海で遭難したウクライナ漁船の救助へ向かった

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『タス通信』より
2016年11月24日11時24分配信
【ロシア艦は地中海でウクライナ船を援助した】
モスクワ、11月24日/タス通信

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、11月21日に地中海で速度を失ったウクライナ漁船を援助した。
木曜日にロシア国防省は発表した。

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは、2名の被災者を含む7名(全員ウクライナ市民)を乗せていたウクライナの漁船097号からの遭難信号を受信しました」
タス通信
が受け取った声明では、こう述べられていた。

当局が説明したように、モスクワ時間8時20分に信号を受信し、9時45分に艦はウクライナ船へ向かい、援助を与えるために接近した。

ロシア国防省によると、現在、ロシア軍事船員は、ウクライナ船の乗組員を避難させる必要が有るかどうかを判断している。
彼等は更に、船の速度を回復する事が出来るか、或いは近くの海港まで曳航する必要があるのかを判定する。

ウクライナ船は速度を失った後、2日間漂流していた。
救助作業を行なう事は、海況4の海のうねり、スコール風と雷雨により、困難であった。



北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、2016年10月15日にロシア海軍機動部隊の一員として地中海へ出航し、現在はシリア沖に居ます。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

11月9日には、空母機動部隊へ接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見、追尾しています。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

既に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機によるシリア空爆も11月15日から始まっていますが、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、11月21日に遭難したウクライナ漁船の救助へ向かいました。

黒海艦隊の為の第6のプロジェクト06363潜水艦コルピノはロシア海軍へ就役した

本日(2016年11月24日)、プロジェクト06363通常動力潜水艦の6番艦B-271「コルピノ」はロシア連邦海軍へ就役しました。

『タス通信』より
2016年11月24日11時56分配信
【第6の「ワルシャワンカ」はロシア海軍の戦闘編制へ加わった】
サンクトペテルブルク、11月24日/タス通信

黒海艦隊の為に意図されている第6のプロジェクト636.3(「ワルシャワンカ」)ディーゼルエレクトリック潜水艦「コルピノ」は、木曜日にロシア海軍の戦闘編制へ加入した。
タス通信特派員は報告した。

聖アンドレイ旗は、黒海艦隊の為の潜水艦シリーズ全てを建造したサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』潜水艦へ掲揚された。

「戦略ロケット艦、多目的潜水艦の建造と同時に、ロシア連邦海軍総司令部は、通常動力潜水艦隊の作成にも特別な注意を払っています。
私は、この出来事が、ロシア軍の歴史へ加えられる事を確信しております。
今日、私達は、黒海艦隊の為の潜水艦シリーズの建造を完了しました。
このシリーズは、水上艦や海軍航空隊と共に、より効果的に任務を遂行していく事でしょう」
ロシア連邦海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ
は式典の最中に話した。

彼によると、作成される潜水艦は、高い信頼性を有し、効果的な兵器である。
彼は、今年に7隻の新たな艦(水上艦及び潜水艦)が起工された事を想い起した。

「アドミラルティは、黒海シリーズの潜水艦の建造を完了しました。
この作業は、太平洋艦隊シリーズの潜水艦の建造を開始する為の良いプラットフォームとなりました」

次に、『アドミラルティ造船所』総取締役アレクサンドル・ブザコフは話した。

第6の「ワルシャワンカ」は、今年5月31日に進水した。
今、ロシア海軍には既に5隻のプロジェクト636.3潜水艦が在籍している。
最初の2隻~「ノヴォロシースク」「ロストフ・ナ・ドヌー」は2014年に軍へ受領され、更なる2隻~「スタールイ・オスコル」「クラスノダール」は2015年に、第5の「ヴェリキー・ノヴゴロド」は2016年10月に海軍へ受領された。

またの名を「ワルシャワンカ」として知られているプロジェクト636.3潜水艦は、中央設計局『ルビーン』により開発された。
その速力は20ノット、自立航行期間は45日、乗組員は50名以上、水上排水量は2000トン以上、水中排水量は約4000トンである。

黒海艦隊の為の6隻の潜水艦の建造は2010年に始まった。
作成される第2シリーズは太平洋艦隊の為に意図されており、2017年の開始、2021年の完了が計画されている。

2015年末、地中海に居た潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は、シリアテロリストグループ「イスラム国」(ロシア連邦では非合法)の施設へ有翼ミサイル「カリブル」による打撃を与えた。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月24日11時53分配信
【潜水艦「コルピノ」は海軍へ引き渡された後、すぐにノヴォロシースクへ向かう】
サンクトペテルブルク、11月24日-ロシア通信社ノーボスチ

潜水艦「コルピノ」ロシア海軍へ引き渡された後、すぐに常時駐屯地点ノヴォロシースクへ向かう。
木曜日、海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は報道陣へ伝えた。

サンクトペテルブルクでは、木曜日、黒海艦隊の為に『アドミラルティ造船所』で建造されたプロジェクト636.3「ワルシャワンカ」の6隻のシリーズの最終となる潜水艦「コルピノ」海軍への引き渡し式典が開催された。

「バルト艦隊において全ての試験プログラムへ取り組んでおりますので、北方艦隊へ移動する必要は有りません。
従いまして、潜水艦コルピノは、すぐに常時駐屯地~ノヴォロシースク港へ向かいます」
コロリョーフ
は式典中に話した。

「ワルシャワンカ」(プロジェクト636)多目的ディーゼル潜水艦であり、潜水艦及び水上艦との戦闘、海軍基地、沿岸、海上交通線の防護の為に意図されている。
プロジェクトは、ワルシャワ条約機構加盟国へ供給する事を考慮して開発され、命名された。
潜水艦の建造は1990年代半ばに始まった。

近代化されたプロジェクト636潜水艦の主要打撃兵装は、有翼ミサイル「カリブル」である。

NATOは、低騒音の「ワルシャワンカ」「ブラックホール」と呼んでいる。



[プロジェクト06363潜水艦]

プロジェクト06363潜水艦の6番艦B-271「コルピノ」は、5番艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」共に2014年10月30日に起工されました。
[ロシア海軍黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは起工された]

2016年5月31日に進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のプロジェクト06363潜水艦コルピノは進水した]


2016年8月19日、航行試験を開始する為にサンクトペテルブルクより出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のプロジェクト06363潜水艦コルピノは航行試験を開始した]

航行試験終了後、2016年11月24日にロシア海軍へ引き渡され、正式の就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催されました。
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以前に就役したプロジェクト06363潜水艦の1~3番艦は、黒海へ回航する前にバレンツ海へ行き、北方艦隊で深海試験や有翼ミサイル「カリブル」発射試験を行なっていましたが、「コルピノ」バレンツ海には行かず、直接黒海へ向かうようです。


ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦は、黒海艦隊向けの6隻が就役しています。
全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されています。

プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

プロジェクト06363潜水艦には有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役
黒海艦隊へ配備

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役
黒海艦隊に配備

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役
黒海艦隊に配備

・B-265「クラスノダール」(Б-265 Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工/2015年4月25日進水/2015年11月5日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(Б-268 Великий Новгород)
建造番号01674
2014年10月30日起工/2016年3月18日進水/2016年10月26日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-271「コルピノ」(Б-271 Колпино)
建造番号01675
2014年10月30日起工/2016年5月31日進水/2016年11月24日就役
黒海艦隊に配備予定



今後、プロジェクト06363潜水艦は、太平洋艦隊向けにも6隻が建造されます。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

1番艦は2017年の起工が計画されており、2019年に2隻、2020年に2隻、2021年に2隻が就役する予定です。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の1隻目のプロジェクト06363潜水艦は2017年秋に起工される]

ロシア海軍太平洋艦隊の戦略原潜リャザンは2016年末までにオーバーホールを終えて復帰する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月23日2時51分配信
【「リャザン」は今年末までに修理を終えて太平洋艦隊へ復帰する】
モスクワ、11月23日-ロシア通信社ノーボスチ

原子力潜水艦「リャザン」は2016年末までにボリショイ・カーメニ極東工場『ズヴェズダー』での修理を終えて太平洋艦隊へ復帰する。
水曜日にロシア連邦国防省下の海軍の代理人イーゴリ・ディガロは報道陣へ伝えた。

「原子力潜水艦リャザン(プロジェクト667BDR)は2016年末までに極東工場ズヴェズダーでの修理と技術的準備状態の回復を終え、太平洋艦隊潜水艦部隊へ復帰し、その常時駐屯所へ到着します」
ディガロ
は伝えた。

ディガロが話したように、「リャザン」は、就役中に北方艦隊太平洋艦隊で戦闘任務を遂行し、計画下で弾道ミサイル発射を行ない、海洋戦略核戦力の信頼性をチェックした。

彼は、原子力潜水艦「リャザン」の勤務記録のエピソードの1つとして、1995年6月にバレンツ海エリアから運搬ロケット「ヴォルナ」の発射を行なって世界の潜水艦隊の歴史に名を刻んだ事を指摘した。
郵便物と科学機器を搭載した降下モジュールは、20分後にカムチャッカ半島へ到達した。
このエピソードは、後に、世界の郵便物配達の最速記録としてギネスブックへ登録された事を海軍の代理人は付け加えた。

原子力潜水艦「リャザン」(プロジェクト667BDR「カリマール」)は、1980年1月31日にセヴェロドヴィンスク企業『セヴマシュ』で起工された。
潜水艦の主な兵装は、16基の海洋配置大陸間弾道ミサイルである。
「リャザン」第3世代潜水艦プロジェクト667に属しており、太平洋艦隊海洋戦略核戦力の基礎を成している。
2008年、「リャザン」は浮上せずに北極圏の氷の下を北方艦隊から太平洋艦隊へ異動し、今は太平洋艦隊の戦闘編制へ含まれている。



ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト667BDR、K-44「リャザン」】

プロジェクト667BDR(デルタIII級)ロケット水中巡洋艦K-44は1980年1月31日にセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」で起工され、1982年1月19日に進水、1982年9月17日に海軍へ納入、9月18日に海軍旗初掲揚式典が開催され、ソ連海軍へ就役しました。

1982年11月24日、赤旗北方艦隊に編入されました。
翌1983年から1987年まで毎年「自立戦闘任務」(戦略パトロール)を実施し、1987年からはセヴェロドヴィンスクで修理が行なわれました。

1990年7月28日から1993年12月31日までセヴェロドヴィンスク「ズヴェズドーチカ」工場で定期修理と近代化が実施されました。

1992年7月3日、「原子力戦略用途水中巡洋艦」に類別変更されました。

1995年6月7日には弾道ミサイルを使ってドイツブレーメン大学が開発した観測機器を打ち上げました。

1995年12月3日、結氷下の北極圏で浮上した際に損傷し、第10艦船修理工場で修理されました。

1998年1月にリャザン州と後援協定を締結し、同年1月10日に「リャザン」と命名されました。

2005年から2007年まで「ズヴェズドーチカ」で定期整備が行なわれました。
[戦略原潜「リャザン」(デルタIII型)は定期整備を終える]
[デルタIII型戦略原潜「リャザン」は、定期修理後のテストを終えた]

2008年8月1日、バレンツ海から弾道ミサイルを発射しました。
[デルタIII型戦略原潜「リャザン」、弾道ミサイル試射]

2008年8月末に北方艦隊原潜基地を出航し、9月30日にカムチャツカへ到着しました。
[デルタIII型戦略原潜「リャザン」、太平洋艦隊へ回航]

そして「リャザン」北方艦隊から太平洋艦隊へ転属しました。

2009年10月7日、オホーツク海から弾道ミサイルを発射しました。
[太平洋艦隊のデルタIII型戦略原潜、弾道ミサイル発射]

2011年、修理のために沿海地方ボリショイ・カーメニ「ズヴェズダー」工場へ回航されました。
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2015年4月末にドックでの修理作業が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のデルタIII級戦略原潜リャザンのドック修理が始まった]


当初、「リャザン」は2015年末までには修理を終えて復帰する予定だったのですが、2015年12月末になっても修理は終わらず、結局、復帰は1年延びる事になりました。


太平洋艦隊プロジェクト667BDRは、新世代戦略原潜「ボレイ」級と交代して退役する事になりますが、今年末までにオーバーホールを終える「リャザン」は、まだ暫くの間は現役に留まるでしょう。
[ロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級は太平洋艦隊のデルタIII級を代替する]

ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは任務を終えて帰投した


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月23日11時18分配信
【原子力水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」はカムチャツカへ戻った】
ウラジオストク、11月23日-ロシア通信社ノーボスチ

原子力戦略用途水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」は成功裏に戦闘任務を果たした後に太平洋艦隊潜水艦部隊の常時駐留地点ヴィリュチンスクへ戻った。
東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフは報道陣へ伝えた。

「桟橋で潜水艦乗組員は太平洋艦隊潜水艦部隊司令官、潜水艦連合部隊本部の士官、ヴィリュチンスク市区域行政府、家族と親類に出迎えられました。
原子力水中巡洋艦の艦長は、乗組員は全ての与えられた戦闘任務を果たし、艦の構成材に異常は無く、乗員は健常であり、物資を補充した後、新たな任務の遂行へ取り掛かる準備が出来ると報告しました」
マトヴェーエフ
は伝えた。

彼によると、太平洋艦隊潜水艦部隊司令官セルゲイ・レキシ少将は、与えられた任務を成功裏に果たした潜水艦船員を祝福し、艦長へ伝統的な子豚の丸焼きを手渡した。

原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」は、ロシア第4世代原子力潜水艦である。
プロジェクト955「ボレイ」2番艦は、有名なロシアの司令官アレクサンドル・ヤロスラヴォヴィチ・ネフスキー大公に因んで命名された。



[新世代戦略原潜ボレイ級]
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]

第4世代戦略原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」級2番艦のK-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工され、2010年12月6日に進水し、2011年10月22日から海洋試験を開始しました。

ロシア海軍へ引き渡される前の2013年9月6日、白海弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施しましたが、失敗に終わりました。
[2隻のボレイ級戦略原潜の国家試験はSLBMブラヴァー試射失敗により中断される]
[発射に失敗したSLBMブラヴァーには遠隔測定器が装備されていなかった]
[SLBMブラヴァー発射失敗の原因が発表された]

その後、2013年12月23日にロシア連邦海軍へ引き渡され、太平洋艦隊へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

2013年12月30日、北方艦隊原潜基地ガジエヴォに到着しました。
[2隻のボレイ級戦略原潜はガジエヴォ基地に到着した]

その後は、ガジエヴォに「仮住まい」しながら慣熟訓練を行なっていました。

2014年11月28日、バレンツ海から弾道ミサイル「ブラヴァー」発射に成功しました。
[ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーからの弾道ミサイル"ブラヴァー"発射は成功した]

2015年4月頃、弾道ミサイル「ブラヴァー」を定数の16基搭載し、戦闘即応体制が整いました。
[ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは戦闘即応体制が整った]

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8月中旬(8月15日)に「アレクサンドル・ネフスキー」カムチャツカへ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカへ回航される]

2015年9月30日、カムチャツカヴィリュチンスク基地へ到着しました。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]


以後、「アレクサンドル・ネフスキー」の動向は全く公表されませんでしたが、2016年11月23日、「任務」を終えてヴィリュチンスク基地へ帰投しました。

「任務」の内容には一切触れられていませんが、オホーツク海での戦略核パトロールでしょう。
[ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは2015年10月以降に太平洋艦隊で戦略核パトロールを開始する]


なお、「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」(2014年12月就役)も2016年9月26日にヴィリュチンスク基地へ到着しています。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]

太平洋艦隊には、最終的に4隻の「ボレイ」級戦略原潜が配備され、現在配備されているプロジェクト667BDR(デルタIII級)と交代します。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ4隻の第4世代戦略原潜ボレイ級が配備される]

ロシア海軍太平洋艦隊は南クリル(千島)に新型地対艦ミサイルを配備した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月22日12時37分配信
【ロシアはクリル(千島)へ沿岸ミサイル複合体「バル」と「バスチオン」を配置した】
モスクワ、11月22日-ロシア通信社ノーボスチ

沿岸ミサイル複合体「バル」「バスチオン」クリル諸島(千島列島)へ配置された。
太平洋艦隊の公式新聞『戦闘当直』は報じた。

「2016年に連合部隊は新たな複合体を軍備採用し、バスチオンの沿岸ロケット大隊が形成され、現在、同様の第2の大隊が形成されています」
資料では、こう述べられている

報道によれば、「バル」沿岸ロケット大隊の要員は、2015年には日本海で射撃演習の準備を始めた。

「更に、増強された沿岸ミサイル複合体バスチオンの大隊がイトゥルプ島(択捉島)で、沿岸ミサイル複合体バルの大隊がクナシル島(国後島)で、故郷を遠く離れて戦闘当直の責務に就いています。
今日において、連合部隊は、次なる沿岸ミサイル複合体バスチオンの射撃を準備しています」

同紙は説明した。

「バスチオン」は600km以上に渡って延びた沿岸を防護する為に意図されており、強力な火力及び電波電子妨害という条件下で、様々なクラス及びタイプの水上艦を撃破できる。
1つの複合体の弾薬には、36基までのミサイル「ヤーホント」を含める事が出来る。

兵装複合体「バル」対艦ミサイルKh-35であり、120kmの距離(の目標を)撃破する。



クリル諸島(日本側呼称・千島列島)シムシル島イトゥルプ島には、ロシア太平洋艦隊沿岸ミサイル(地対艦ミサイル)部隊(第520独立沿岸ロケット砲旅団)が配備されていますが、その地対艦ミサイルは旧式化した「リドゥート」(1960年代に配備)です。
[ロシア太平洋艦隊の地対艦ミサイル部隊]

そこで、これらの旧式化した地対艦ミサイルを更新する為、クリル諸島にも新型の沿岸ミサイル「バスチオン」及び「バル」の配備が計画されました。
[クリル諸島への新型地対艦ミサイル配備は2014年までに完了する]


沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」(ヤーホント)の地上発射ヴァージョンです。
これまでに黒海艦隊北方艦隊へ配備されています。
[ロシア海軍の超音速対艦ミサイル"オーニクス"は近代化される]


沿岸ミサイル複合体(地対艦ミサイル)「バル」は、艦対艦ミサイル「ウラン」/空対艦ミサイルKh-35の地上発射ヴァージョンです。
これまでに黒海艦隊カスピ小艦隊へ配備されています。


しかしその後、クリル諸島への「バスチオン」「バル」の配備は棚上げされました。
[地対艦ミサイル「バスチオン」はクリル諸島へ配備されない]


2014年末には沿海地方スモリャニノヴォに駐留する太平洋艦隊第72沿岸ロケット旅団沿岸ミサイル複合体「バル」が配備されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は沿海地方で新型地対艦ミサイルの発射訓練を行なった]

2016年3月初頭には、第72沿岸ロケット旅団「バスチオン」が配備されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"が配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊沿岸部隊は超音速地対艦ミサイル"バスチオン"を初めて発射した]


2016年3月、ロシア連邦国防省セルゲイ・ショイグ上級大将は、2016年末までにクリル諸島「バスチオン」及び「バル」が配備される事を明らかにしました。
[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島に新たな地対艦ミサイルを配備する]

そして2016年11月、クリル諸島南部のイトゥルプ島(択捉島)「バスチオン」が、クナシル島(国後島)「バル」が配備されました。

クリル諸島沿岸ミサイル部隊は、当初予定よりも2年以上遅れて新型ミサイルを受領しました。
近い内にはミサイルの発射訓練も行うようです。

ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年11月21日19時15分配信
【メディアは「アドミラル・クズネツォフ」の戦闘機の墜落の理由について伝えた】

航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の戦闘機MiG-29KRは、両方のエンジンが突然に止まった後に海へ落ちた。
『ガゼータ・ロシア』は艦上飛行組織に精通している情報提供者より伝えられた。


航空機は着艦に失敗する前、飛行甲板上の航空機拘束装置のケーブルが切断されたが故に2度の周回飛行を行なっていた。
航空機が待機ゾーンに居る時、両方のエンジンが止まったと同紙は述べている。
予備情報によると、燃料の流入が停止したという。

その日、航空巡洋艦から3機のMiG-29KRが飛び立った。
1機目の戦闘機は何事も無く着艦を行なった。
2機目のMiG-29KRは、航空機拘束装置の2本目のケーブルへ引っ掛けたものの、それを切断してしまい、最終的には4本目の予備ケーブルのみを捕捉した。
2本目のケーブルが切れて3本目に絡みつき、航空機が着艦する際、これらを使用する事は不可能だった。

「アドミラル・クズネツォフ」航空機拘束装置には合計で4本のケーブルが有る。
航空機の着艦の際、それは12cm持ち上がる。
1本目のケーブルは、飛行甲板の端から46メートルの距離が有り、そこから互いに12メートル離れて2本のケーブルが有り、更に4本目のケーブル~予備~が有る。
パイロットは着艦を行なう際、航空機の特殊な制動鉤(フック)へ2本目のケーブルを引っ掛ける事が必要であり、そして3本目は尚の事良い。

11月13日夕方、ロシア「アドミラル・クズネツォフ」航空団の艦上戦闘機MiG-29KRシリア沿岸付近で墜落事故を起こした。
ロシア連邦国防省によると、航空機は訓練飛行中に艦の近くの水中へ落ちた。
機体を操縦していたのは経験豊富な飛行士であり、北方艦隊航空隊飛行安全サービス部長である。



[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の購入契約は、2012年2月29日に締結されました。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

そして2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
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2016年8月8日に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ初めて艦上戦闘機MiG-29KRが着艦した]

MiG-29K/KUBの母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」には、艦上戦闘機MiG-29KR/MiG-29KUBRを運用する為の新たな慣性航法システムが装備されています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する]


「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日に地中海へ向けて出航し、現在はシリア沖に居ます。
同艦には、少なくとも2機の単座型MiG-29K(47号機と49号機)と2機の複座型MiG-29KUB(52号機と53号機)が搭載されています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

11月13日には、MiG-29K/KUBと思しき航空機がイドリブ上空で目撃されています。


そしてモスクワ時間で11月13日17時30分頃、1機のMiG-29KR「アドミラル・クズネツォフ」への着艦時に墜落しました。
機体は海中に没したようですが、パイロットは無事に救助されました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]


そして今回、墜落事故の原因が明らかにされました。
(ただし、非公式筋からの情報ですが)

11月13日には3機のMiG-29KRがフライトを行なっており、帰還する際、1機目は無事に着艦したのですが、2機目が着艦用ワイヤーの1本を切断してしまいました。

この為、3機目は続いてすぐに着艦する事が出来ず、上空で待機している間にエンジンへの燃料流入が止まった事に伴い、エンジンが両方とも突然止まり、失速して墜落しました。
待機している間に燃料が切れたようです。


事故から2日後の11月15日には「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33シリアへの空爆作戦へ参加しており、同艦から発着艦しているので、この時までに着艦拘束装置は修復されたようです。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日にもSu-33シリアへの空爆作戦へ参加しています。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]

ロシアの造船所はロシア海軍の為の将来原子力駆逐艦リデル級を複数同時に建造できる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月16日11時14分配信
【ロシアの造船所は複数の駆逐艦の同時建造開始が可能である】
モスクワ、11月16日-ロシア通信社ノーボスチ

『統合造船業営団』の造船所の製造設備の能力は、複数の将来駆逐艦「リデル」級を同時に建造開始する事が出来る。
『ロシア通信社ノーボスチ』は水曜日(11月16日)に『統合造船業営団』軍事造船担当副総裁イーゴリ・ポノマリョフより伝えられた。

以前、(ロシア)海軍と『統合造船業営団』の代表は、将来駆逐艦「リデル」級のトップ(1番艦)は2017年~2018年に建造を開始する事が出来ると表明した。

「将来駆逐艦の建造開始時期は、艦の技術的設計の完了後に決められます。
統合造船業営団の造船所は、このクラスの艦を数隻同時に建造する為の適切な技術的可能性を有しています」
ポノマリョフ
は話した。

『アルミヤ(軍)-2015』で公表された草案設計によると、「リデル」の排水量は約17500トン、全長200メートル、幅20メートルである。
艦は、様々な用途-対艦、高射、対潜-の200基以上のミサイルを搭載する。



[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]
[ロシア海軍将来駆逐艦概念設計案・プロジェクト23560E「シクヴァル」]

ロシア海軍は、2000年代後半以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]
[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]

将来駆逐艦「リデル」は、原子力推進通常動力(ガスタービン)の2タイプの設計が進められていました。
[ロシア新世代駆逐艦は通常動力と核動力の2種類が設計される]

しかし2015年2月20日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の機関が原子力推進にほぼ確定したと述べました。
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる]

ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の排水量は、前のクラス(プロジェクト956駆逐艦、約8000トン)よりも遥かに大きくなり、その打撃力は巡洋艦に匹敵すると述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは巡洋艦に匹敵する攻撃力を有する]

将来駆逐艦「リデル」の動力は、ほぼ原子力推進に決まっています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は原子力推進となる]

「リデル」の上部構造物には複合材料の使用も検討されています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の上部構造物は非金属複合材料で造られるかもしれない]

2015年6月、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の建造は2019年から開始されると述べました。
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデル級の建造は2019年に開始される]

2015年7月、『統合造船業営団』国家防衛発注局取締役アナトーリー・シレモフ氏は、「リデル」の設計原案は2016年には纏まり、起工は早くて2018-2019年になると述べています。
[ロシア海軍の新型駆逐艦プロジェクト23560リデルの設計原案は2016年に出来上がる]

2015年12月、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、2018年に「リデル」建造の為のプレートカットが開始されると発言しました。
[ロシア海軍の将来駆逐艦リデル級は2018年から建造を開始する]

「リデル」は、ロシア連邦『2018-2025年の国家軍備プログラム』の枠組みにおいて起工されます。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は『2018-2025年の国家軍備プログラム』において建造される]
[ロシア海軍の新世代原子力駆逐艦リデル級の1番艦は2019年に起工される]

「リデル」の設計を担当する『北方計画設計局』は、実際にロシア海軍向けとして建造される艦の設計へ着手します。
(これまでに公開されている模型は、「リデル」の概念設計案「シクヴァル」のものであり、このままの形で建造されるわけではない)
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の本格的な設計作業が始まる]
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデル級の本格的な設計作業は2017年に始まる]

「リデル」級駆逐艦は8隻の調達が予定されています。
[ロシア海軍は太平洋艦隊と北方艦隊の為に合計8隻の新世代原子力駆逐艦リデル級を発注する]


そして今回、『統合造船業営団』副総裁イーゴリ・ポノマリョフ氏は、ロシアの造船所は、複数(2隻以上)の「リデル」級駆逐艦を同時に建造する事が可能であると発言しました。

「リデル」級駆逐艦は、サンクトペテルブルク市『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)での建造が有力視されておりますが、同社は設備や施設の拡張及び近代化を進めており、全長350メートルまでの艦を建造できるようになります。
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近代化が完了すれば、「リデル」級を2隻同時に建造する事も可能になるでしょう。

ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月21日11時29分配信
【ウラジオストクへ駆逐艦「ブイストルイ」が戻って来た】
モスクワ、11月21日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊駆逐艦「ブイストルイ」は、遠洋航海任務遂行後に艦隊主要基地ウラジオストクへ戻ってきた。
月曜日に東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は発表した。

「太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは、遠洋航海任務遂行後に艦隊主要基地であるウラジオストク市へ戻ってきました」
彼は話した。

マトヴェーエフは、10月15日に駆逐艦「ブイストルイ」太平洋艦隊艦船支隊の一員として、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」、救助曳船「アラタウ」と共にウラジオストクから出航した事を指摘した。
駆逐艦の遠距離航海はロシア海軍の戦闘訓練計画に沿って実施された。
「ブイストルイ」は海上に36日間滞在し、艦は5500海里以上を26日で航行した。

更に彼は、航海中に同艦の乗組員は海上及び空中目標への砲射撃を実行し、対空、対潜、対水中工作防衛、航海の安全保障、組織的通信及び統制の演習と訓練を実施したと付け加えた。
加えて、艦上に滞在する海軍歩兵隊員と乗組員は、様々な種類の銃器による実弾射撃を伴う10回の射撃訓練を行なった。

大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」支援船「ボリス・ブートマ」「アラタウ」は、太平洋で遠洋航海任務の遂行を継続する。



太平洋艦隊艦船支隊は2016年10月15日にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインド洋へ向かった]

[太平洋艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」
駆逐艦「ブイストルイ」
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
救助曳船「アラタウ」


支隊は10月20日午後5時頃に対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2016年10月21日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

11月1日にインドネシアタンジュンプリオク港を訪れました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインドネシアのタンジュンプリオク港を訪問した]
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11月6日にタンジュンプリオク港から出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインドネシアを去った]


その後、駆逐艦「ブイストルイ」救助曳船「アラタウ」の2隻は本隊と別れ、11月17日午後3時頃には対馬海峡を北上しました。

『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2016年11月18日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


そして11月21日までに駆逐艦「ブイストルイ」ウラジオストクへ帰港しました。

救助曳船「アラタウ」については触れられていませんが、太平洋艦隊広報部発表によると、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」給油船「ボリス・ブートマ」と共に遠洋航海を続けるとの事なので、反転してまた南へ向かったのかもしれません。

「ブイストルイ」だけが戻ってきた理由にも一切触れられていませんが、何らかの故障を起こしたのかもしれません。

クリミア半島へロシア海軍の地対艦ミサイル"バスチオン"のサイロ発射型が配備される

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『インタファクス』より
2016年11月18日17時0分配信
【クリミアでサイロ式沿岸ミサイル複合体「ウチョス」の戦闘準備が復活した】
モスクワ、11月18日、インタファクス-ロシア

サイロ式沿岸ミサイル複合体「ウチョス」大隊はクリミアで復活した。
金曜日に『インタファクス』は消息筋より伝えられた。

「復活した複合体は、その生存性を証明する為、数回のミサイル発射の実施が意図されています。
将来的には、この基地にはミサイル複合体バスチオンのサイロ配置型の展開が意図されております」

対談者は話した。

[複合体「バスチオン」]
以前、情報筋は、2020年までにクリミアへ最初の沿岸ミサイル複合体「バスチオン」サイロ配置型を展開できると伝えた。

「現用の対艦ミサイル"ヤーホント"と現在開発中の将来のヴァージョンは、黒海エリアに存在するあらゆる目標の破壊が可能です」
対談者は話した。

彼の見立てによると、サイロ展開方式の「バスチオン」は、複合体の戦闘安定性を大幅に向上させる。

「固定配置型は、黒海のロシア領海内へ侵入する如何なる艦に対しても反撃されずに攻撃する事が出来ます」
対談者は強調した。

彼は、固定式「バスチオン」は、無人機水中音響複合体(ソナー)を使用できるようになる事を指摘した。
サイロは、20kg/平方メートルまでの衝撃波の圧力に十分耐えられる。

統一超音速誘導対艦ミサイル3M55「ヤーホント」移動型沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、科学生産合同『機械製造』(コンツェルン『戦術ロケット兵器』へ含まれる)で開発、製造されている。

複合体「バスチオン」は600km以上に渡って延びた沿岸を防護し、強力な火力及び電波電子妨害という条件下で、様々なクラス及びタイプの水上艦、揚陸連合部隊、護送船団、航空艦打撃グループ、更には単独艦や地上電波照射目標を攻撃する為に意図されている。

1つの複合体の弾薬には、36基までのミサイル「ヤーホント」を含める事が出来る。
ミサイルは超水平線射程距離を有する。
それは「ファイア・アンド・フォゲット」の原則を実現している。

「ヤーホント」は距離300kmの目標を破壊し、200kg以上の弾頭を搭載できる。
ミサイルは、完全な自律戦闘使用、全ての飛行条件下での高空超音速、様々な軌道を選択(低高度及び組み合わせ)出来、更には、一連の広範囲の海上、航空、地上運搬手段の為に完全に統一されている。



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沿岸(地下)固定式ミサイル複合体「ウチョス」(秘匿名「オブィエクト-100」)は、東西冷戦時代にクリミア半島(セヴァストーポリ軍港周辺)防衛用として特別に建設された地下サイロ方式の地対艦ミサイルです。
ミサイル艦対艦ミサイルP-35「プログレス」(SS-N-3シャドック)が使用されました。
『黒海艦隊サイト』より
【沿岸固定ミサイル複合体「ウチョス」】

ソ連邦解体後、「ウチョス」ウクライナ海軍へ移管されましたが、運用される事無く放棄されました。
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2014年3月にクリミア半島ロシア連邦へ編入された後、放棄された「ウチョス」の修復が始まり、2016年11月までに復活しました。

「ウチョス」には、将来的には超音速地対艦ミサイル「バスチオン」が配備される事になります。
『黒海艦隊サイト』より
【K300P「バスチオン-P」】

既に「バスチオン」の地下発射型の開発も始まっています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年1月29日15時25分配信
【ロシアはミサイル複合体「バスチオン」のサイロ(発射)ヴァージョンを開発する】
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ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している


『インタファクス』より
2016年11月18日14時10分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」のSu-33は爆撃精度を向上させる為の装備を有している】
モスクワ、11月18日、インタファクス-ロシア

航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33は、シリア沖への航海の前に、無誘導爆弾を使用した際の弾薬制御の為の特性の正確さを可能にする特殊計算サブシステムSVP-24-33を装備している。
『インタファクス』は金曜日に防衛産業企業体より伝えられた。

「今日までに、重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフに駐留しているかなりの数の艦上戦闘機が、この装置を装備しています」
対談者は話した

11月15日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは、(ロシア)海軍の歴史上初めて航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」が戦闘行動へ関与し、航空機Su-33はテロリストへ取り組んだと発表した。

「それまでに私共は、全ての目標を非常に慎重に調査しました。
その主なものは、弾薬庫、違法武装集団の基礎訓練センター、これは正にテロリストです」

国防相は話した。

ロシア国防省の公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは、火曜日の大規模攻撃中に「アドミラル・クズネツォフ」航空団のSu-33は、イドリブ県の大きな悪党グループ『アル=ヌスラ戦線』(ロシアでは非合法)を撃破したと後で付け加えた。

(コナシェンコフ)将軍は更に、複数の偵察チャンネルにより、夜戦指揮官として知られるムハンマド・ヘラル、アブ・ジャベル・ハルムジ、アブル・バフ・アル・アスファリを含め、少なくとも30名のテロリストの死亡が確認されたと述べた。



[ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた]
[伝説のロシア艦上戦闘機パイロット、故チムール・アパキージェは60回目の誕生日を迎えた]
[空母アドミラル・クズネツォフの最高の艦上戦闘機パイロット達]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33(Su-27K)は空母の甲板への初着艦から25周年の記念日を迎えた]

ロシア海軍艦上戦闘機Su-33は、北方艦隊「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」にのみ配備されており、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を母艦としています。
(普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留)
現在の総保有機は21機であり、少なくとも16機程度が稼働状態に在ります。
(機体番号60、62、66、67、68、71、76、77、78、79、80、84、85、86、87、88)
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稼動状態に在る16機のSu-33は寿命延長近代化改修が行なわれており、少なくとも2025年までは運用されることになります。
[ロシア北方艦隊艦上戦闘機隊は近代化改修されたSu-33を受け取った]
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2025年まで現役に留まる]

第279連隊Su-33は、2016年4月26日から6月24日までクリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」で「発着艦」訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカでの発着訓練を完了した]


その後、7月1日からは母艦「アドミラル・クズネツォフ」での飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の飛行訓練が始まった]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の発着艦訓練が始まった]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日に地中海へ向けて出航し、現在はシリア沖に展開しています。
Su-33は、10機程度が搭載されています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


そして11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機シリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルKh-101を発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」Su-33シリア領内を爆撃しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]


もともとSu-33は対空戦闘専門の戦闘機であり、空対空兵装以外には無誘導爆弾ロケット弾くらいしか搭載できず、地上攻撃能力は殆ど有りませんでした。
『スホーイ商会』公式サイトより
【艦上戦闘機Su-33の武装】
砲兵装:内蔵式30mm機関砲
空対空ミサイル:R-27R1(パッシブレーダー誘導)、R-27T1(赤外線誘導)、R-73E(赤外線誘導)
無誘導(ロケット)弾:S-8KOM、S-80M、S-8BM、S-13T、S-130F、S-25-OFM-PU
航空爆弾:50kg、100kg、250kg、500㎏
集束カートリッジ爆弾:RBK-500
増加燃料漕:設置できない
懸架箇所:12


空対空ミサイル10発(R-73×4、R-27×6)を搭載して発艦するSu-27K(Su-33)



空対空専門のSu-33でしたが、今回の地中海遠征へ出発する前に、地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24-33が装備されました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]

今回の記事では「かなりの数」としか述べられてませんが、10月上旬の時点で、機体番号60、67、71、77、78、84、85、88の8機にSVP-24-33が装備されました。
【高町紫亜のツイート:2016年10月9日18時36分】
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この他、今回の地中海遠征においては、上記の8機の他に、機体番号62、76Su-33「アドミラル・クズネツォフ」へ搭載されている事が確認されています。
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或いは、この2機にもSVP-24-33が装備されているかもしれません。

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはトリニダード・トバゴを訪れた

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『タス通信』より
2016年11月18日11時21分配信
【警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はトリニダード・トバゴの港へ寄港した】
カリーニングラード、11月18日、/タス通信特派員ウラジーミル・ヌヤクシェフ

遠洋航海中のバルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」は、トリニダード・トバゴ共和国ポイント・フォーティン港への業務寄港を行なった。
タス通信は、同艦隊の公式代理人ローマン・マルトフより伝えられた。

「警備艦ヤロスラフ・ムードルイと給油船レナで構成されるバルト艦隊艦船支隊は、大西洋での遠距離航海任務遂行の枠組みにおいて、11月17日にトリニダード・トバゴ共和国のポイント・フォーティン港へ入港しました」
マルトフ
は話した。

彼は、「ヤロスラフ・ムードルイ」「レナ」は11月19日まで水と食料の在庫を補充し、艦の計画検査を実施し、乗員は海洋移動後に休養すると説明した。

10月中旬、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、ロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として滞在していた地中海を去った。
その後、艦はインド洋へ入り、対海賊ミッションを遂行した。
その後、同艦は地中海を越えて大西洋へ入り、10月25日と11月3日の2回に渡り艦船支隊キューバの首都ハバナ港への計画寄港を行なった。

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、6月1日にバルト艦隊主要海軍基地バルチースク港から航海へ出発した。
艦の遠距離航海は、ロシア海軍の戦闘訓練計画に沿って実行される。



バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年7月24日就役)は、2016年6月1日にバルチースクを出航し、6月11日には地中海中部マルタ島を訪問、6月14日にマルタを出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイ、マルタ島訪問(2016年6月11日)]
[バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはロシア海軍地中海作戦連合部隊へ参加する]

その後、地中海東部へ到着し、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の一員として行動していました。

6月17日にはアメリカ海軍駆逐艦「ニアミス」を起こしました。
[地中海東部でアメリカ海軍駆逐艦はロシア海軍の警備艦ヤロスラフ・ムードルイへ接近した]

その後の動向は一切明らかにされていませんでしたが、地中海を出て紅海へ移動し、ジブチ港へ寄港していました。
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8月18日にジブチを出航し、アフリカの角(アデン湾)海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務に就いた]

9月初頭にオマーンサラーラ港へ寄港し、9月6日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務を続ける]

「ヤロスラフ・ムードルイ」は、以前にも2014年9月~10月にアデン湾海賊対処任務に就いており、今回で2度目になります。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2014年8月-2015年2月)]

その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」海賊対処任務を終えて地中海東部へ戻り、9月20日にキプロスリマソール港へ寄港しました。
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[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを訪れた]

10月7日に北アフリカスペイン領セウタへ寄港しました。


その後、大西洋を横断してカリブ海へ行き、10月26日にはキューバハバナ港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキューバを訪れた]
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そして11月17日にはトリニダード・トバゴポイント・フォーティン港を訪れました。
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ロシア海軍の艦船がトリニダード・トバゴを訪問するのは、今回が初めてです。


なお、「ヤロスラフ・ムードルイ」の舷側番号は、就役以降一貫して「727」でしたが、最近、「777」に変更されました。

「ヤロスラフ・ムードルイ」は、2012年4月からロシア皇帝家(ロマノフ家)の後援を受けています。
[ロマノフ家は警備艦ヤロスラフ・ムードルイを後援する]

ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した


『タス通信』より
2016年11月17日19時13分配信
【ロシア連邦航空宇宙軍の戦略ロケット機はシリアの過激派の施設へ打撃を与えた】
モスクワ、11月17日/タス通信

ロシア航空宇宙軍戦略ロケット機は、有翼ミサイルにより、シリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ打撃を与えた。
ロシア連邦国防省は発表した。

「航空有翼ミサイルの発射は、地中海エリア上空から行なわれました。
航空機は、ロシア領内の飛行場の1つから離陸し、2度の空中給油を行ない、11000キロメートル以上を飛行しました」

声明では、こう述べられた。

国防省が指摘したように、ロケット機の飛行ルートは、北海及び東大西洋の上空を通過し、打撃を与えた後、航空機は駐留飛行場へ戻った。

「ロケット-爆弾による攻撃には、更に、重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦載戦闘機Su-33と、フマイミーン飛行場の打撃航空隊が使用されました。
戦闘機による空中援護は、航空機Su-30により行なわれました」

声明では、こう指摘された。

空爆された施設は「テロリストの指揮所、兵器及び弾薬倉庫、戦闘車両駐車場と武器製造作業所」であった。
「全ての目標の座標は、複数の偵察チャンネルによりチェックされ、確認されています。
攻撃の結果は、無人機により観測されました」
国防省
は強調した。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

ロシア海軍北方艦隊重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊は、2016年10月15日にセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海遠征へ出発した]

今回の「ロシア海軍空母機動部隊」は、以下の艦で構成されています。

[北方艦隊航空艦グループ]
重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
中型海洋給油船「カーマ」
救助曳船「ニコライ・チケル」


10月17日にはノルウェートロンヘイム沖を航行していました。
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「ロシア海軍空母機動部隊」は、10月19日午前にノルウェー沖の公海上で艦載機の飛行訓練を開始しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機はノルウェー沖で飛行訓練を始めた]

「ロシア海軍空母機動部隊」ブリテン本土付近へ接近する為、ブリテン海軍は、同部隊を監視する為の艦を派遣しました。
[ブリテン海軍は英本土付近を通過するロシア海軍空母機動部隊を監視する為の軍艦を差し向ける]
[ロシア海軍のアドミラル・クズネツォフ機動部隊は英本土へ接近する]
[ブリテン海軍はロシア海軍空母機動部隊を監視する為に駆逐艦2隻とフリゲート1隻を派遣する]

10月21日、「ロシア海軍空母機動部隊」ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。

[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

10月24日にはポルトガル沖を航行していました。


10月25日にジブラルタル海峡を通過しました。


その後、ロシア航空艦グループ北アフリカスペイン領セウタへの寄港を予定していたようですが、スペイン側は、土壇場になって寄港許可を出し渋り、これに業を煮やしたロシアは、セウタへの寄港を諦めました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はスペイン領セウタへの寄港を取りやめた]

更には、地中海中部マルタも、自国港内でのロシア艦船への燃料補給を認めない事を表明しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは遠洋航海中に外国港を訪れる必要は無い]

ロシア海軍空母部隊は、10月27日から29日に掛けてアルジェリア沖で支援船(給油船「セルゲイ・オシポフ」、「ドゥブナ」、「カーマ」)から洋上補給を行ないました。
[ロシア国防相セルゲイ・ショイグはロシア海軍空母部隊の地中海遠征について語った]

11月3日にはアルジェリア東海岸沖で演習を行ないました。
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[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフはアルジェリア沖に居る]

その後、ロシア海軍空母部隊地中海を東へ進みました。


11月3日にセヴァストーポリを出航し、11月4日にボスポラス海峡を通過した黒海艦隊警備艦(フリゲート)「アドミラル・グリゴロヴィチ」も、現在はロシア海軍空母機動部隊へ加わっているようです。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア沖へ向かった]

ロシア海軍空母機動部隊は、11月9日にはロードス島の南東海域で訓練飛行を実施しました。
11月10日~15日、11月17日~22日の期間には、キプロス島シリアの間の海域で訓練飛行とミサイル発射を実施します。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊はシリアのアレッポ空爆を準備する]

11月9日、ロシア海軍空母機動部隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見しました。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

11月10日にはキプロス島南東海域へ進出し、シリア上空へ作戦の事前調査の為に艦上戦闘機Su-33、艦上戦闘機MiG-29KR/KUBRを飛ばしています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は作戦行動の事前調査の為にシリア上空を飛行する]

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ロシア海軍空母機動部隊は11月12日までにシリア沖へ到着し、艦載機の飛行訓練を始めました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

11月13日には艦上戦闘機MiG-29Kが墜落しました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]


11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(艦上戦闘機Su-33)は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」Su-33は、最近、地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24を装備しています。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]

Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]



そして11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機Tu-95MSが、おそらくはロシア本土のエンゲリス航空基地から発進し、大西洋地中海を迂回してシリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルKh-101を発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33シリア領内を爆撃しました。
Su-33が何処を攻撃したのかは明らかにされていませんが、前回と同様にイドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設かもしれません。

ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは2018年以降に近代化改装を開始する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月16日12時6分配信
【巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は2018年以降に改修される】
モスクワ、11月16日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の修理及び近代化は、同型艦「アドミラル・ナヒーモフ」の改修完了後に開始できる。
『ロシア通信社ノーボスチ』『統合造船業営団』軍事造船担当副総裁イーゴリ・ポノマリョフより伝えられた。

公開情報によると、巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の計画修理は2018年に完了しなければならない。

現在、巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、北方艦隊艦船グループの一員として地中海シリア沖で任務を遂行している。

「巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの修理と近代化は、総合スケジュールに沿ってセヴマシュで進められています。
この艦の作業完了後、巡洋艦ピョートル・ヴェリキーが同様の近代化作業を開始する事が出来るでしょう」
『統合造船業営団』
の代理人は話した。

彼は、全ては軍当局の更なる計画に依存している事を強調した。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(プロジェクト1144「オルラーン」)は1998年から海軍の戦闘編制に在籍し、航空母艦を除き、原子力推進装置を有する打撃戦闘艦としては世界最大のままである。
巡洋艦の船体の長さは250メートル以上、幅28メートル、排水量は約25000トン、航続距離に制限は無く、自立行動期間は60日、乗組員は1000名以上である。
巡洋艦の主な兵装は、対艦有翼ミサイル「グラニート」である。



[ロシア海軍の現用ロケット巡洋艦(プロジェクト1164及びプロジェクト1144)は近代化される]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは17歳になった]

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現在、セヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所では、プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の大規模な近代化改装が行なわれています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]
[ロシア海軍の新型高射複合体パーンツィリ-Mは近代化される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフに搭載される]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装終了後、続いて同型艦「ピョートル・ヴェリキー」の近代化改装が始まります。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは2010年代末に近代化改装を実施する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年代初頭に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備するかもしれない]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装完了時期については、2018年とも2019年とも言われておりますが、公式には2018年とされています。

改装工事が順調に進み、2018年に完了できれば、続いて「ピョートル・ヴェリキー」の近代化改装を始める事が出来ます。
今回、『統合造船業営団』軍事造船担当副総裁イーゴリ・ポノマリョフ氏は、具体的に何時から「ピョートル・ヴェリキー」の近代化改装を始めるのかについては明言を避けていますが。


なお、「ピョートル・ヴェリキー」は、2016年10月15日から重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に地中海遠征を行なっており、現在はシリア沖に居ます。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月16日20時50分配信
【『統合造船業営団』は「アドミラル・クズネツォフ」の近代化の詳細について打ち明けた】
モスクワ、11月16日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍唯一の重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の航空団は強化され、新たな能力を得る。
『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフテレビ局『ロシア24』の生放送において表明した。

以前、『ロシア通信社ノーボスチ』『統合造船業営団』軍事造船担当副総裁イーゴリ・ポノマリョフより伝えられたように、営団は2018年に艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理と近代化を開始するつもりである。

「我々は今、この作業を準備しております。
これは、おそらく、この艦の管理システムの点における新たなレベルを作りだすでしょう」
ラフマノフ
は話した。

「私共は、残念なことに、概念的かつ根本的に、それ(機関)を変える事は出来ません。
貴方達は、間違いなく、それの煙に関する文句は聞いているでしょう。
主燃料である重油を使用するボイラーの動作に関するシステムの構築は難しくありません。
重油は、燃焼の際、非常に大量の煤を排出する傾向があります」
『統合造船業営団』
総裁は付け加えた。

ラフマノフは、この点は艦の戦闘能力には影響を及ぼさない事を強調し、新世代航空母艦は完全に新たな推進装置を有する事を指摘した。

彼によると、国防省巡洋艦の近代化の権利の為の公開入札を開催する。

プロジェクト11435重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、このクラスとしてはロシア海軍唯一である。
ニコラエフ黒海造船工場で建造され、異なる時期に「ソヴィエツキー・ソユーズ」、「リガ」、「レオニード・ブレジネフ」、「トビリシ」と呼ばれていた。
1985年12月4日に進水し、北方艦隊へ加わった。
巡洋艦の航海時には航空機Su-25UTGSu-33が駐留する。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

ニコラエフ(ウクライナ)黒海造船工場で1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

2016年10月15日から6度目の地中海遠征を行なっており、現在はシリア沖に居ます。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

2016年11月15日には、初めて艦載機によりシリア領内テロ組織を空爆しています。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]




「アドミラル・クズネツォフ」は、今回の遠征から戻った後、2017年春頃から近代化改装を開始する予定でした。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは2017年から近代化改装を開始する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍唯一の空母(重航空巡洋艦)アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスクで始まり、後にセヴェロドヴィンスクへ移される]

しかし、『統合造船業営団』副総裁イーゴリ・ポノマリョフ氏は、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装が2018年から始まると述べました。
[ロシア海軍唯一の正規空母アドミラル・クズネツォフは2018年から近代化改装を開始する]

これに対し『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装が2018年から始まるという『統合造船業営団』副総裁イーゴリ・ポノマリョフ氏の発言を否定しています。

『タス通信』より
2016年11月16日12時48分配信
【『統合造船業営団』のトップは「アドミラル・クズネツォフ」の2018年の修復についての情報を否定した】
アレクセイ・ラフマノフ氏は、タス通信の問い合わせに対し「無論、違います」と答えています。


そのアレクセイ・ラフマノフ氏ですが、改めて「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装について述べました。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化は、主として艦載機(と艦載機を運用する設備)の近代化であり、この他に管理システムも近代化されるようです。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ新たな艦載機・艦上戦闘機MiG-29Kと艦上ヘリコプターKa-52Kが加わる]

「管理システム」とは、おそらくは戦闘情報管理システムの事でしょう。
ロシア海軍の新世代艦に搭載されている「シグマ」か、或いは将来汎用揚陸艦の為に開発される新たな戦闘情報管理システム「アドミラル・クズネツォフ」にも搭載されるのでしょうか。
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]

この他、ラフマノフ氏は、「アドミラル・クズネツォフ」重油焚きボイラーにも言及していますが、同氏の発言を見る限り、蒸気タービン機関の換装は考えていないようです。

ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海で巡航ミサイルを発射した

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『タス通信』より
2016年11月17日13時14分配信
【潜水艦「サンクトペテルブルク」はバレンツ海で有翼ミサイルを発射した】
モスクワ、11月17日/タス通信

ディーゼルエレクトリック潜水艦「サンクトペテルブルク」は、バレンツ海ミサイル発射を実行した。
北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。

「本日、ディーゼルエレクトリック潜水艦サンクトペテルブルクは、戦闘訓練計画に沿ってバレンツ海の水中位置から海上に位置する標的への有翼ミサイル発射を成功裏に実行しました」
彼は話した。

セルガによると、バレンツ海のミサイル射撃実行海域は、その前に民間船舶航行が禁止された。
「安全保障対策の為、北方艦隊の7隻の艦と支援船が、ミサイル射撃海域の境界線の移動巡視ライン上に居ました。
北方艦隊の航空・防空軍の航空機とヘリコプターが海域を監視していました」

彼は話した。

プロジェクト677通常動力(潜水)艦シリーズのトップである潜水艦「サンクトペテルブルク」は、1997年に株式会社『アドミラルティ造船所』で建造(起工)された。

潜水艦の排水量は1700トン以上、全長67メートル、幅7メートル、水中速力20ノッチ以上。
潜水艦は、魚雷とロケット魚雷兵装を装備する。



[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。


2012年2月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

「ラーダ」級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー:
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置には、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になり、2013年10月17日に潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年も試験運用を継続する]

「サンクトペテルブルク」の試験運用は、2016年末までに完了する予定です。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年に試験運用を完了する]

そして2016年11月17日、「サンクトペテルブルク」バレンツ海有翼ミサイルを発射しました。
ミサイルの種類は明らかにされていませんが、「カリブル」の対艦攻撃型でしょう。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]


建造中の同型艦「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」も、就役後は北方艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級は北方艦隊へ配備される]

ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した



『タス通信』より
2016年11月17日5時2分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」の戦闘機は少なくとも『アル=ヌスラ戦線』の戦闘員30名を殺害した】
モスクワ、11月17日/タス通信

ロシアでは非合法のテロリストグループ『アル=ヌスラ戦線』の戦闘員は、この前の火曜日(11月15日)の大規模な火力打撃により、深刻な被害を被った。
ロシア連邦国防省の公式代理人イーゴリ・コナシェンコフ少将は発表した。

コナシェンコフが話したように、巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」航空団艦上戦闘機Su-33により打撃が与えられた。
作戦の結果、イドリブ県の大きな悪党『アル=ヌスラ戦線』は撃破された。

その後、幾つかの偵察チャンネルは、少なくとも30名のテロリストの死亡を確認した。
その中には、野戦司令官として知られるムハンマド・ヘラル、アブ・ジャベル・ハルムジ、アブル・バフ・アル・アスファリが居た。

殺された野戦司令官アブル・バフ・アル・アスファリは、アレッポ及びホムス県の悪党『アル=ヌスラ戦線』の予備部隊を担当しており、更にアレッポで次の戦闘員による攻撃を計画していたとロシア連邦国防省公式代理人は伝えた。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

ロシア海軍北方艦隊重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊は、2016年10月15日にセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海遠征へ出発した]

今回の「ロシア海軍空母機動部隊」は、以下の艦で構成されています。

[北方艦隊航空艦グループ]
重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
中型海洋給油船「カーマ」
救助曳船「ニコライ・チケル」


10月17日にはノルウェートロンヘイム沖を航行していました。
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「ロシア海軍空母機動部隊」は、10月19日午前にノルウェー沖の公海上で艦載機の飛行訓練を開始しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機はノルウェー沖で飛行訓練を始めた]

「ロシア海軍空母機動部隊」ブリテン本土付近へ接近する為、ブリテン海軍は、同部隊を監視する為の艦を派遣しました。
[ブリテン海軍は英本土付近を通過するロシア海軍空母機動部隊を監視する為の軍艦を差し向ける]
[ロシア海軍のアドミラル・クズネツォフ機動部隊は英本土へ接近する]
[ブリテン海軍はロシア海軍空母機動部隊を監視する為に駆逐艦2隻とフリゲート1隻を派遣する]

10月21日、「ロシア海軍空母機動部隊」ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。

[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

10月24日にはポルトガル沖を航行していました。


10月25日にジブラルタル海峡を通過しました。


その後、ロシア航空艦グループ北アフリカスペイン領セウタへの寄港を予定していたようですが、スペイン側は、土壇場になって寄港許可を出し渋り、これに業を煮やしたロシアは、セウタへの寄港を諦めました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はスペイン領セウタへの寄港を取りやめた]

更には、地中海中部マルタも、自国港内でのロシア艦船への燃料補給を認めない事を表明しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは遠洋航海中に外国港を訪れる必要は無い]

ロシア海軍空母部隊は、10月27日から29日に掛けてアルジェリア沖で支援船(給油船「セルゲイ・オシポフ」、「ドゥブナ」、「カーマ」)から洋上補給を行ないました。
[ロシア国防相セルゲイ・ショイグはロシア海軍空母部隊の地中海遠征について語った]

11月3日にはアルジェリア東海岸沖で演習を行ないました。
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[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフはアルジェリア沖に居る]

その後、ロシア海軍空母部隊地中海を東へ進みました。


11月3日にセヴァストーポリを出航し、11月4日にボスポラス海峡を通過した黒海艦隊警備艦(フリゲート)「アドミラル・グリゴロヴィチ」も、現在はロシア海軍空母機動部隊へ加わっているようです。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア沖へ向かった]

ロシア海軍空母機動部隊は、11月9日にはロードス島の南東海域で訓練飛行を実施しました。
11月10日~15日、11月17日~22日の期間には、キプロス島シリアの間の海域で訓練飛行とミサイル発射を実施します。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊はシリアのアレッポ空爆を準備する]

11月9日、ロシア海軍空母機動部隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見しました。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

11月10日にはキプロス島南東海域へ進出し、シリア上空へ作戦の事前調査の為に艦上戦闘機Su-33、艦上戦闘機MiG-29KR/KUBRを飛ばしています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は作戦行動の事前調査の為にシリア上空を飛行する]

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ロシア海軍空母機動部隊は11月12日までにシリア沖へ到着し、艦載機の飛行訓練を始めました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

11月13日には艦上戦闘機MiG-29Kが墜落しました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(艦上戦闘機Su-33)は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]
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「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」Su-33は、最近、地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24を装備しています。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]

今回の攻撃はSu-33によるSVP-24の初の実戦使用となりましたが、ロシア国防省広報部発表によると、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡したとの事です。

ロシア海軍唯一の正規空母アドミラル・クズネツォフは2018年から近代化改装を開始する


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月16日10時33分配信
【(ロシア)海軍唯一の航空母艦は2018年に近代化される】
モスクワ、11月16日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍唯一の航空母艦(航空巡洋艦)「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、戦闘勤務から戻った後の2018年に修理と近代化を実施する。
『ロシア通信社ノーボスチ』『統合造船業営団』軍事造船担当副総裁イーゴリ・ポノマリョフより伝えられた。

今、「アドミラル・クズネツォフ」北方艦隊艦船グループを率い、地中海シリア沖で任務を遂行している。

「私共は、2018年に同艦が戦闘勤務から戻ってきた後、艦船修理センター"ズヴェズドーチカ"で航空母艦アドミラル・クズネツォフの修理と近代化を開始するつもりです」
ポノマリョフ
は話した。

彼は、「アドミラル・クズネツォフ」の更なる稼動の問題は、ロシア国防省とロシア海軍総司令部の管轄である事を強調した。

『統合造船業営団』副総裁は、『ズヴェズドーチカ』が今年10月に、この艦の技術的準備状態の回復作業を成功裏に完了させ、現在は他の艦船との戦闘艦支隊の一員として、地中海エリアでの戦闘勤務を遂行している事を想い起した。

重航空ロケット巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」(プロジェクト1143.5)は、1991年以来、海軍の戦闘編制に在る。
これは、重艦上戦闘機Su-33を搭載できるロシアで唯一の艦であり、北極緯度で戦闘機飛行士が離艦する世界で唯一の艦である。

仕様では戦闘機(計画時は26機)と共に対艦有翼ミサイル「グラニート」を有し、固有の対空防衛システムを展開する。

甲板の長さ-306メートル、幅-75メートル、排水量-6万トン、乗組員-518名の士官を含む1960名。

「アドミラル・クズネツォフ」の能力は、ロシア海軍地中海戦隊の統制艦としての使用が可能である。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

ニコラエフ(ウクライナ)黒海造船工場で1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

2016年10月15日から6度目の地中海遠征を行なっており、現在はシリア沖に居ます。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

2016年11月15日には、初めて艦載機によりシリア領内テロ組織を空爆しています。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]




「アドミラル・クズネツォフ」は、今回の遠征から戻った後、2017年春頃から近代化改装を開始する予定でした。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは2017年から近代化改装を開始する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍唯一の空母(重航空巡洋艦)アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスクで始まり、後にセヴェロドヴィンスクへ移される]

しかし、今回の『統合造船業営団』副総裁イーゴリ・ポノマリョフ氏の発言によると、近代化改装は2018年から始まるとの事です。

ポノマリョフ氏は「アドミラル・クズネツォフの更なる稼働の問題は、ロシア国防省とロシア海軍総司令部の管轄」と言っておりますので、ロシア国防省ロシア海軍は、2017年末頃まで「アドミラル・クズネツォフ」を使うつもりのようです。
「戦闘勤務」から戻った後、2018年から近代化改装を行なうとも言っていますが、「アドミラル・クズネツォフ」の場合、「戦闘勤務」とは地中海遠征を指しています。
つまり、2017年末頃まで「戦闘勤務」を行なうという事になります。

「アドミラル・クズネツォフ」は、2015年末頃から2016年6月15日までムルマンスク市北方の第35艦船修理工場でメンテナンスと修理(技術的準備状態の回復)が行なわれています。

その後、8月12日から9月26日まで再び第35艦船修理工場でメンテナンス作業と部分的な近代化改装が行なわれました。

従って艦の状態は良好であると見られ、この為か「2017年末頃までは使えるだろう」とロシア国防省ロシア海軍が判断したようです。

ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した



『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月15日14時23分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」はシリアの目標へミサイルを発射した】
ソチ、11月15日-ロシア通信社ノーボスチ

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」シリアの目標へ有翼ミサイルを発射した。
国防相セルゲイ・ショイグは発表した。

「我々は、テロリストと戦うシリア軍への援助を続けます」
彼は、大統領ウラジーミル・プーチンが開催した国防省幹部と防衛企業の伝統的な会合において表明した。

国防相は、ロシアイドリブ県ホムス県に位置する「イスラム国」「アル=ヌスラ戦線」(双方ともロシアでは非合法グループ)へ大きな打撃を与える為の大規模作戦を開始したと説明した。
「アドミラル・グリゴロヴィチ」も、この作戦へ参加した。

「同艦は今日、所定の偵察目標へ有翼ミサイル"カリブル"を発射しました」
ショイグ
は話した。

「そして、ロシア海軍の歴史上初めて航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフが戦闘行動への参加を始めました」
ショイグ
は付け加えた。
彼によると、巡洋艦から航空機Su-33が発進した。

国防相は更に、シリアの目標へ、沿岸ミサイル複合体「バスチオン」が更なる打撃を与えたと述べた。
彼によると、タルトゥース基地のロシア海軍グループ及びフマイミーン「バスチオン」によってカバーされており、それを低空飛行目標から防護する為、高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ」が展開している。
また、長射程の高射ミサイルシステムS-400が在る事をショイグは想い起した。

「加えて、私達は、この為に7基のS-300(VM)を追加しており、既に、ほぼキプロスまでを含めた海上部分をカバーしています」
彼は締め括った。



ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)プロジェクト11356Rの1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2016年3月11日に就役しました。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

6月9日にセヴァストーポリ基地へ到着しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着した]

7月13日には黒海で戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海で砲撃訓練を行なう]

8月下旬には「抜き打ち演習」へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊とカスピ小艦隊は抜き打ち演習へ参加する]


9月24日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めての地中海航海へと出発しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはギリシャへ向かった]

地中海へ出た「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、9月28日にギリシャケルキラ(コルフ)島を訪問しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはギリシャのケルキラ(コルフ島)を訪問した]
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10月3日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」ギリシャから去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはギリシャを去った]

10月7日にセヴァストーポリへ帰港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはセヴァストーポリへ帰投した]


それから約1ヶ月後の11月3日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は再び地中海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア沖へ向かった]

11月4日にボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。
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現在は北方艦隊重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊へ加わっているようです。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は作戦行動の事前調査の為にシリア上空を飛行する]
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は11月11日頃までシリアタルトゥース港へ寄港して各種物資を補充しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは巡航ミサイルによるシリア領内のテロ組織への攻撃を準備する]


そして11月15日、シリア領内イドリブホムスISIL(イラク・レバントのイスラム国)及びアル=ヌスラ戦線の施設への攻撃が開始されました。
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[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]

攻撃へ参加したのは重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機、沿岸ミサイル「バスチオン」(本来は地対艦ミサイル)であり、この他、「アドミラル・グリゴロヴィチ」有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月15日14時56分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」はシリアでの戦闘行動への参加を始めた】
ソチ、11月15日-ロシア通信社ノーボスチ

航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」シリアでの戦闘行動への参加を始めた。
火曜日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは表明した。

「加えて、沿岸ミサイル複合体バスチオンがシリア奥地の目標へ更なる発射を行ないました。
ロシア海軍の歴史上初めて航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフが戦闘行動への参加を始めました。
そして今日、この巡洋艦から我々の航空機Su-33の作業が始まりました。
ここに至るまで、私共は、非常に慎重に全ての目標を徹底的に調査しました。
その主なものは、弾薬庫、対兵器の組織的な基礎訓練センター、これは正にテロリストと言えます。
これは疑い無く工場であり、作業所ではありません、非常に深刻な大量破壊の為の様々な種類の手段を製造する工場を意味します」

国防相は話した。

彼は、以前、テロリストが使用した有害物質を特定する為、ロシア軍の大規模な化学・細菌防護の航空隊グループが送られた事を想い起した。

「彼等は先週に、それを2度使用しました。
1つのケースでは27名が入院し、3名が死亡し、もう1つのケースでは、30名が入院しました。
私は、シリア軍の将兵について話しております」
ショイグ
は説明した。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

ロシア海軍北方艦隊重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊は、2016年10月15日にセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海遠征へ出発した]

今回の「ロシア海軍空母機動部隊」は、以下の艦で構成されています。

[北方艦隊航空艦グループ]
重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
中型海洋給油船「カーマ」
救助曳船「ニコライ・チケル」


10月17日にはノルウェートロンヘイム沖を航行していました。
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「ロシア海軍空母機動部隊」は、10月19日午前にノルウェー沖の公海上で艦載機の飛行訓練を開始しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機はノルウェー沖で飛行訓練を始めた]

「ロシア海軍空母機動部隊」ブリテン本土付近へ接近する為、ブリテン海軍は、同部隊を監視する為の艦を派遣しました。
[ブリテン海軍は英本土付近を通過するロシア海軍空母機動部隊を監視する為の軍艦を差し向ける]
[ロシア海軍のアドミラル・クズネツォフ機動部隊は英本土へ接近する]
[ブリテン海軍はロシア海軍空母機動部隊を監視する為に駆逐艦2隻とフリゲート1隻を派遣する]

10月21日、「ロシア海軍空母機動部隊」ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。

[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

10月24日にはポルトガル沖を航行していました。


10月25日にジブラルタル海峡を通過しました。


その後、ロシア航空艦グループ北アフリカスペイン領セウタへの寄港を予定していたようですが、スペイン側は、土壇場になって寄港許可を出し渋り、これに業を煮やしたロシアは、セウタへの寄港を諦めました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はスペイン領セウタへの寄港を取りやめた]

更には、地中海中部マルタも、自国港内でのロシア艦船への燃料補給を認めない事を表明しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは遠洋航海中に外国港を訪れる必要は無い]

ロシア海軍空母部隊は、10月27日から29日に掛けてアルジェリア沖で支援船(給油船「セルゲイ・オシポフ」、「ドゥブナ」、「カーマ」)から洋上補給を行ないました。
[ロシア国防相セルゲイ・ショイグはロシア海軍空母部隊の地中海遠征について語った]

11月3日にはアルジェリア東海岸沖で演習を行ないました。
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[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフはアルジェリア沖に居る]

その後、ロシア海軍空母部隊地中海を東へ進みました。


11月3日にセヴァストーポリを出航し、11月4日にボスポラス海峡を通過した黒海艦隊警備艦(フリゲート)「アドミラル・グリゴロヴィチ」も、現在はロシア海軍空母機動部隊へ加わっているようです。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア沖へ向かった]

ロシア海軍空母機動部隊は、11月9日にはロードス島の南東海域で訓練飛行を実施しました。
11月10日~15日、11月17日~22日の期間には、キプロス島シリアの間の海域で訓練飛行とミサイル発射を実施します。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊はシリアのアレッポ空爆を準備する]

11月9日、ロシア海軍空母機動部隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見しました。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

11月10日にはキプロス島南東海域へ進出し、シリア上空へ作戦の事前調査の為に艦上戦闘機Su-33、艦上戦闘機MiG-29KR/KUBRを飛ばしています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は作戦行動の事前調査の為にシリア上空を飛行する]

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ロシア海軍空母機動部隊は11月12日までにシリア沖へ到着し、艦載機の飛行訓練を始めました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

11月13日には艦上戦闘機MiG-29Kが墜落しました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]

そして11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機は初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
記事中で触れられていますが、この他に、沿岸ミサイル「バスチオン」(本来は地対艦ミサイル)も発射されたとの事です。
おそらくは、以前にクリミア半島辺りから「シリア・エクスプレス」大型揚陸艦軍用輸送船タルトゥース辺りへ運び込まれていたのでしょう。

攻撃は、モスクワ時間で11月15日の10時30分から11時の間に、イドリブホムスISIL(イラク・レバントのイスラム国)及びアル=ヌスラ戦線の施設に対して行なわれました。
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セルゲイ・ショイグ国防相の発言を見る限り、シリアへの空爆作戦へ参加したのは艦上戦闘機Su-33のようです。
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「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」Su-33は、最近になって地上攻撃能力が付与されています。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
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