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ロシア海軍北方艦隊艦船支隊が参加する国際海軍演習『AMAN-2017』はパキスタンで始まった

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年2月10日10時14分配信
【3隻のロシア戦闘艦船はパキスタンの海軍演習『AMAN-2017』へ参加する】
カラチ、2月10日、インタファクス-AVN

パキスタンカラチで始まった海軍演習『AMAN-2017』の初日にはロシアを含む37ヶ国の代表が出席した。
インタファクス特派員は報告した。

演習へ参加する為、ロシア側からパキスタンへ3隻の艦船~「セヴェロモルスク」、「アルタイ」、「ドゥブナ」アメリカ合衆国から4隻、中国から3隻が派遣された。

演習『AMAN-2017』へ参加する為にカラチ港へ到着した艦船は、グレートブリテントルコからの船を含め、総計16隻に達する。

カラチで実施される国際演習は5度目となり、2月10日から14日まで4日間に渡って続く。

演習『AMAN』は2007年に初めて実施され、その後、定期的となり、現在は2年ごとに実施されている。



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北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、2016年春から夏に掛けてムルマンスク第35艦船修理工場のドックへ入渠し、オーバーホールとソナーのアップグレードが行なわれました。
[ロシア海軍は対潜艦のソナーのオーバーホールを実施する]

2016年10月15日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊の一員としてセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海遠征へ出発した]
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

10月21日にラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

10月25日にジブラルタル海峡を通過しました。

11月9日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見しました。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

11月12日までにシリア沖へ到着しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(艦上戦闘機Su-33)は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]

ロシア機動部隊は、2017年の新年を地中海で迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の空母アドミラル・クズネツォフは地中海で新年(2017年)を迎える]

シリアでは、ロシアトルコ主導による停戦が成立し(2016年12月30日から発効)、国連安全保障理事会も、これを支持しています。

これを受け、ロシア海軍空母部隊は、2017年1月6日以降にシリア沖を離れる事になりました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはシリア沖を去る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]

しかし、「セヴェロモルスク」は帰路には就かず、その後も地中海東部へ留まっていました。

2017年1月27日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

その後、オマーンサラーラ港へ寄港し、2017年2月7日に出航しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアラビア海の国際海軍演習『AMAN-2017』へ参加する]

2月9日にパキスタンカラチ港へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはパキスタンを訪れた]

北方艦隊艦船支隊は、2月10日から14日にパキスタン沖で実施される国際海軍演習『AMAN-2017』へ参加します。

北方艦隊艦船支隊(指揮官:スタニスラフ・ヴァリク1等海佐)
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


【演習『AMAN-2017』公式サイト】

シリア沖から凱旋したロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはムルマンスクの母港へ戻る

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『タス通信』より
2017年2月9日16時39分配信
【「アドミラルクズネツォフ」は2月10日にムルマンスクの母港の埠頭へ戻る】
セヴェロモルスク、2月9日/タス通信

シリアからセヴェロモルスクへ戻ってきたロシア唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2月10日にムルマンスクの母港の埠頭へ戻る。
北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ中将は報道陣へ伝えた。

「アドミラル・クズネツォフの船員は、明日(2月10日)には彼等の家族と出会うでしょう。
このロシア最大の水上艦は、明日にはセヴェロモルスクでは無く、ムルマンスクの母港の埠頭に停泊します」

彼は話した。

「クズネツォフ」重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2月8日に遠距離航海からセヴェロモルスクへ戻り、コラ湾の同市の泊地へ入った。
2月10日に航空母艦は泊地から(停泊用)樽を揚げ、ムルマンスクへ向かう。

ロシア連邦国防省が伝えたように、セヴェロモルスクの桟橋へ巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が接岸した。
「巡洋艦は、ようやく北方艦隊の主要海軍基地~セヴェロモルスク市の桟橋に係留されました。
4ヶ月以上の戦闘航海に在った船員は、沿岸で家族や親類と出会いました」
ロシア軍当局
は話した。

「今回の航海は、地中海への航空母艦の最初の航海ではありませんが、このような構成のロシア連邦海軍の異種グループの行動としては初めてのものでした。
(艦の)各部署は好調であり、要員は任務遂行の準備が整っております」
北方艦隊司令官
は締め括った。

「アドミラル・クズネツォフ」、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、支援船を含む空母グループは、2016年10月15日に航海へと出発した。
11月1日、国防相は、それが地中海へ到着したと発表した。
118日の航海中に艦船グループは18000海里を航行した。

2ヶ月間で「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は420回の戦闘飛行(内117回は夜間)を実行し、1000以上のテロリストの施設を破壊した。
同時に、航空母艦の航海中、2機の艦上戦闘機MiG-29KSu-33が失われ、飛行士は負傷しなかった。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

ロシア海軍北方艦隊重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊は、2016年10月15日にセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海遠征へ出発した]

10月17日にはノルウェートロンヘイム沖を航行していました。
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「ロシア海軍空母機動部隊」は、10月19日午前にノルウェー沖の公海上で艦載機の飛行訓練を開始しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機はノルウェー沖で飛行訓練を始めた]

「ロシア海軍空母機動部隊」ブリテン本土付近へ接近する為、ブリテン海軍は、同部隊を監視する為の艦を派遣しました。
[ブリテン海軍は英本土付近を通過するロシア海軍空母機動部隊を監視する為の軍艦を差し向ける]
[ロシア海軍のアドミラル・クズネツォフ機動部隊は英本土へ接近する]
[ブリテン海軍はロシア海軍空母機動部隊を監視する為に駆逐艦2隻とフリゲート1隻を派遣する]

10月21日、「ロシア海軍空母機動部隊」ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。

[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

10月24日にはポルトガル沖を航行していました。


10月25日にジブラルタル海峡を通過しました。


その後、ロシア航空艦グループ北アフリカスペイン領セウタへの寄港を予定していたようですが、スペイン側は、土壇場になって寄港許可を出し渋り、これに業を煮やしたロシアは、セウタへの寄港を諦めました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はスペイン領セウタへの寄港を取りやめた]

更には、地中海中部マルタも、自国港内でのロシア艦船への燃料補給を認めない事を表明しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは遠洋航海中に外国港を訪れる必要は無い]

ロシア海軍空母部隊は、10月27日から29日に掛けてアルジェリア沖で支援船(給油船「セルゲイ・オシポフ」、「ドゥブナ」、「カーマ」)から洋上補給を行ないました。
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[ロシア国防相セルゲイ・ショイグはロシア海軍空母部隊の地中海遠征について語った]

11月3日にはアルジェリア東海岸沖で演習を行ないました。
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[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフはアルジェリア沖に居る]

その後、ロシア海軍空母部隊地中海を東へ進みました。


11月3日にセヴァストーポリを出航し、11月4日にボスポラス海峡を通過した黒海艦隊警備艦(フリゲート)「アドミラル・グリゴロヴィチ」ロシア海軍空母機動部隊へ加わりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア沖へ向かった]

ロシア海軍空母機動部隊は、11月9日にはロードス島の南東海域で訓練飛行を実施しました。
11月10日~15日、11月17日~22日の期間には、キプロス島シリアの間の海域で訓練飛行とミサイル発射を実施します。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊はシリアのアレッポ空爆を準備する]

11月9日、ロシア海軍空母機動部隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見しました。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

11月10日にはキプロス島南東海域へ進出し、シリア上空へ作戦の事前調査の為に艦上戦闘機Su-33、艦上戦闘機MiG-29KR/KUBRを飛ばしました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は作戦行動の事前調査の為にシリア上空を飛行する]

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ロシア海軍空母機動部隊は11月12日までにシリア沖へ到着し、艦載機の飛行訓練を始めました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

11月13日には艦上戦闘機MiG-29Kが墜落しました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(艦上戦闘機Su-33)は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


同じ11月15日には、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」シリア有翼ミサイルを発射しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]

「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」Su-33は、2016年に地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24を装備しています。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]

Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機Tu-95MSシリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルを発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33シリア領内を爆撃しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]

11月20日頃、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(8機のSu-33と1機のMiG-29KR)は、初めてシリアフマイミーン航空基地(ラタキア郊外)へ着陸しました。
その後、艦載機は「アドミラル・クズネツォフ」へ戻りました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリアのフマイミーン基地へ着陸した]

12月5日、1機のSu-33「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦した際、着艦拘束装置のケーブルを切ってしまった為に停止できず、海中に落ちました。
パイロットは脱出に成功しました。
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は地中海東部(シリア沖)で空母への着艦に失敗して海中へ落ちた]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の海中落下事故(2016年12月5日)・続報]

「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする空母機動部隊は、その後もシリアタルトゥース沖に留まりました。
[空母アドミラル・クズネツォフを中核とするロシア海軍空母群は完全に自立して行動している]

「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊は、2017年の新年を地中海で迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の空母アドミラル・クズネツォフは地中海で新年(2017年)を迎える]

シリアではロシアトルコ主導による停戦が成立し(2016年12月30日から発効)、国連安全保障理事会も、これを支持しています。

これを受け、ロシア海軍空母部隊は、2017年1月6日以降にシリア沖を離れる事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは2017年1月に地中海を去る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはシリア沖を去る]

ロシア海軍空母部隊は、1月10日にはクレタ島西方海域へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは地中海東部を去る]

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1月11日にはリビア沖(おそらくはリビア東部沖)へ到達した「アドミラル・クズネツォフ」を、リビア国民軍司令官ハリーファ・ベルカシム・ハフタル元帥が訪れました。
[リビア国民軍司令官はロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフを訪れた]

1月17日の時点では地中海西部に居ました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは地中海西部に居る]

1月20日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを中核とするロシア海軍航空打撃艦グループはジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出た]

ロシア海軍空母部隊ポルトガル沿岸を北上し、1月23日には同国沿岸海域を離脱しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループはポルトガル沖を去った]

1月24日の午後にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入った]
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1月25日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)から北海へ入りました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループは北海へ入った]

1月30日にはノルウェー沖を北上していました。
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[正規空母アドミラル・クズネツォフ率いるロシア海軍空母機動部隊はノルウェー沖を北上している]

ロシア海軍空母部隊は1月31日~2月1日にルイバチー半島の東方海域で実弾射撃演習を行なったようです。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを伴うロシア海軍航空打撃艦グループは帰投前にバレンツ海で演習を行なう]

2月3日、「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機はセヴェロモルスク-3飛行場への移動を開始した]

2月8日、ロシア海軍空母部隊セヴェロモルスク泊地へ帰港しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア沖から北方艦隊基地セヴェロモルスクへ帰投した]

帰港から一夜明けた2月9日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦内(航空機格納庫)でロシア空母部隊将兵の歓迎式典が開催されました。
[シリア沖から帰投したロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフで歓迎式典が開催された]

「アドミラル・クズネツォフ」は、翌2月10日に本来の「母港」であるムルマンスク北方の第35艦船修理工場の埠頭へ戻りました。
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今回のシリア遠征において、「アドミラル・クズネツォフ」は、艦上戦闘機Su-33、艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB、救難ヘリコプターKa-27PS、対潜ヘリコプターKa-27PL、輸送戦闘ヘリコプターKa-29、早期警戒ヘリコプターKa-31、艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kを合計で約40機程度搭載しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]

確認されているのは以下の機体ですが、これ以外にも10機以上が搭載されていたようです。
艦上戦闘機Su-33:機体番号62、66、67、71、76、77、78、84、85、88
艦上戦闘機MiG-29K:機体番号41、46、47、49
艦上戦闘機MiG-29KUB:機体番号50、52、53
救難ヘリコプターKa-27PS:機体番号52、55、57、60
対潜ヘリコプターKa-27PL:機体番号32
輸送戦闘ヘリコプターKa-29:機体番号23、75
早期警戒ヘリコプターKa-31:機体番号90
艦上攻撃ヘリコプターKa-52K:試作機2機


「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月中旬から12月末頃までにシリアテロ組織(イスラム国アル=ヌスラ戦線)の施設1252を破壊しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]

北方艦隊広報部発表によると、「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行なったとの事です。
「420回の戦闘飛行」は、艦上戦闘機シリア上空を飛行した回数であり、これ以外にも艦載ヘリコプターが750回のフライトを行なっていたという事でしょう。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはパキスタンを訪れた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年2月9日0時21分配信
【軍艦「セヴェロモルスク」は軍事演習の為にパキスタンへ到着した】
モスクワ、2月9日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、オマーンサラーラ港からの移動を行ない、2月10日に始まる国際海軍演習『AMAN-2017』へ参加する為にパキスタンへ到着した。
『ロシア通信社ノーボスチ』は木曜日に軍事外交筋より伝えられた。

『共に平和へ』のスローガンのもとに実施される演習『AMAN-2017』の目的は、海賊との戦いと国際貿易航路の保護である。
以前、北方艦隊広報サービスは、演習には8ヶ国の艦が参加すると伝えた。

「セヴェロモルスクは、オマーンのサラーラ港からの移動を行ない、2月10日からアラビア海エリアとパキスタン海軍基地カラチで実施される国際海軍演習『AMAN-2017』へ参加する為に到着しました」
対談者は話した。

彼によると、演習中にロシア人船員は、アメリカ合衆国、グレートブリテン、中国、パキスタン、トルコ、その他の国からの同僚との協同活動を行なう。

「演習の完了後、セヴェロモルスク乗組員は戦闘任務の遂行を続けます」
『ロシア通信社ノーボスチ』
の対談者は付け加えた。

「セヴェロモルスク」の戦闘勤務は2016年10月15日から始まり、シリア国際テロリストとの戦闘任務を遂行する為、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」率いる北方艦隊航空打撃艦グループの一員として北東大西洋及び地中海エリアへ出航した。

最初の段階で、艦はグループの戦闘安定性を確保し、地中海で常時活動するロシア海軍作戦連合部隊の一員として任務を遂行した。

「セヴェロモルスク」は、様々な方向性の数十回の艦内演習へ取り組み、生存のための闘い(ダメージコントロール)、航行中及び停泊中の対空防衛と、艦上航空機を用いた対潜防衛演習を実施し、地中海潜水艦の探知を成功裏に行った。
この間に艦は17000海里以上を航行した。

「セヴェロモルスク」の遠距離航海は、北方艦隊コラ多種戦力小艦隊対潜艦連合部隊参謀長スタニスラフ・ヴァリクの指揮下で実施される。



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北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、2016年春から夏に掛けてムルマンスク第35艦船修理工場のドックへ入渠し、オーバーホールとソナーのアップグレードが行なわれました。
[ロシア海軍は対潜艦のソナーのオーバーホールを実施する]

2016年10月15日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊の一員としてセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海遠征へ出発した]
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

10月21日にラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

10月25日にジブラルタル海峡を通過しました。

11月9日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見しました。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

11月12日までにシリア沖へ到着しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(艦上戦闘機Su-33)は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]

ロシア機動部隊は、2017年の新年を地中海で迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の空母アドミラル・クズネツォフは地中海で新年(2017年)を迎える]

シリアでは、ロシアトルコ主導による停戦が成立し(2016年12月30日から発効)、国連安全保障理事会も、これを支持しています。

これを受け、ロシア海軍空母部隊は、2017年1月6日以降にシリア沖を離れる事になりました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはシリア沖を去る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]

しかし、「セヴェロモルスク」は帰路には就かず、その後も地中海東部へ留まっていました。

2017年1月27日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

その後、オマーンサラーラ港へ寄港し、2017年2月7日に出航しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアラビア海の国際海軍演習『AMAN-2017』へ参加する]

そして2月9日にパキスタンカラチ港へ到着しました。

「セヴェロモルスク」は、2月10日から14日にパキスタン沖で実施される国際海軍演習『AMAN-2017』へ参加します。
【演習『AMAN-2017』公式サイト】

ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは戦闘機Su-35と対空戦闘訓練を行なった

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『タス通信』より
2017年2月9日4時42分配信
【太平洋艦隊旗艦「ワリャーグ」は成層圏の高速目標を模擬破壊した】
ウラジオストク、2月9日/タス通信特派員ナターリヤ・ニクーリナ

太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は第2錬成任務へ取り組み、成層圏の高速目標を探知し、模擬破壊した。
『タス通信』東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐より伝えられた。

「ウラジオストク付近のツェントラリナヤ・ウグロヴァヤ飛行場から飛来した戦闘機Su-35の2機編隊は、高射ミサイル複合体フォルト戦闘班に捕捉、追尾されました。
航空機は巡洋艦に対し、様々な方向から高度15km以上で同艦の火力攻撃ゾーンへの進入を試みる仮想敵の航空攻撃を模し、、高射ミサイル複合体フォルトの電子発射により模擬破壊されました」
マトヴェーエフ
は述べた。

また、「ワリャーグ」乗組員は、高射ミサイル複合体「オサー-MA」の空中目標への発射を行なった。

今後数日間、太平洋艦隊船員は、仮想敵の砲撃地点と水上艦を模した沿岸目標及び曳航海上盾への砲射撃を行なう。
射撃は、困難な妨害環境という条件下において、様々な距離で実施される。

射撃任務を実行した後、艦の乗組員は、艦隊の海軍航空隊ヘリコプターKa-27と協同で対潜防衛の課題へ取り組み、一連の艦上演習~電波電子戦闘、放射線、化学、生物への防護、生存の為の闘い(ダメージコントロール)、その他を実施する。

錬成任務K-2は、その意図する目的へ使用する為の艦の訓練、つまり艦の組織的な戦闘使用、兵装の使用である。
その枠組みにおいて、意図された任務を海上で遂行する為の乗組員と各艦艇の部品の準備の度合い、更には、様々な作戦-戦術情勢での単独での戦闘遂行が評価される。



ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2015年11月2日にウラジオストクを出航してインドへ向かい、インド海軍との合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加しました。
2016年1月初頭には地中海東部へ入り、シリア沖へ展開しました。

2016年6月には極東へ戻り、オホーツク海の演習へ参加した後、7月18日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは長期航海を終えてウラジオストクへ帰港した]

その後はウラジオストクで整備が行なわれていたようであり、2017年2月7日に戦闘訓練の為、出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは海上戦闘訓練の為に出航した]

そして2月9日に対空戦闘訓練を行ないました。
この時、東方軍管区(おそらくは沿海地方第22戦闘機航空連隊)所属の戦闘機Su-35Sが仮想敵役を務めました。
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なお、前日(2月8日)には大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」も対空戦闘訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは戦闘機Su-35Sと対空戦闘訓練を行なった]

シリア沖から帰投したロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフで歓迎式典が開催された


『タス通信』より
2017年2月9日10時5分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」でシリアから戻ってきた船員と飛行士の歓迎式典が開催される】
航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」(セヴェロモルスク)、2月9日/タス通信

航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」及び重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員の歓迎式典はセヴェロモルスク泊地で始まった。
ロシア連邦国防省が報道機関へ伝えたように、式典は「アドミラル・クズネツォフ」艦上で開催される。

航空母艦の格納庫における式典で、シリア国際テロリストとの戦いに参加した船員と飛行士が整列する。
ロシア連邦海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は、北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ中将と共にカッターで到着した。
彼等は、北方艦隊副司令官ヴィクトール・ソコロフ中将から式典の為の乗組員の準備について報告を受けた。

「アドミラル・クズネツォフ」格納庫には、式典参加者及び賓客の為に、シリアで使用されたヘリコプターKa-52K、Ka-27、Ka-29、更にはミサイル航空爆弾の見本が展示される。
以前、航空母艦から駐留飛行場へ、艦上航空隊航空機Su-33、MiG-29K、ヘリコプターKa-52、Ka-29、Ka-27が移動飛行を行なった。

航空母艦グループ地中海への航海で、ロシア海軍の戦闘準備体制と戦闘能力が実証された。
歓迎式典において海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフは発言した。

「敵への深刻な損害と、海洋飛行士が得た貴重な経験についての話であれば、これは、(ロシア)海軍の戦闘準備態勢と戦闘能力へ疑問を呈する懐疑論者への回答の為の重要な論拠となっております」
彼は話した。

2016年10月15日に始まった遠距離航海中に、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を含む航空艦グループは、およそ180000海里を航行し、北東大西洋及び地中海エリアで行動した。

現在、「アドミラル・クズネツォフ」「ピョートル・ヴェリキー」は、コラ湾セヴェロモルスク泊地に居る。
彼等は2月8日にコラ湾へ入った。

「ピョートル・ヴェリキー」の他に、グループには、異なる時期に大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、「セヴェロモルスク」、給油船「セルゲイ・オシポフ」、「カーマ」、救助曳船「ニコライ・チケル」、艦上航空隊航空機ヘリコプターが加わっていた。
大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、現在、アラビア海インド洋で戦闘当直を続けている。



『タス通信』より
2017年2月9日12時13分配信
【海軍総司令官:「アドミラル・クズネツォフ」の動作準備状態はシリア航海で好調を示した】
航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」(セヴェロモルスク)、2月9日/タス通信

ロシア唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は、シリアへの遠距離航海で、その技術的好調と任務遂行の準備体制が完全である事を示した。
本日、ロシア連邦海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は報道陣へ語った。

「この航海は、技術的準備状態の視点から見て独特のものでした。
艦の8基のボイラー、主動力装置の全ては稼働しています。
艦長が私へ報告したように、同艦は指示された任務を遂行する準備を整えています」

彼は話した。

コロリョーフは、航空母艦の要員は、あらゆる指定任務も遂行できる事を強調した。

「乗組員達は、貴方達も御存知のように、航海の過程において、如何なる微妙な差異も存在しておりませんでした。
グループの要員達の軍事愛国精神は最高の尊敬に値します」

総司令官は話した。

コロリョーフは更に、ロシア連邦海軍シリアの戦闘活動へのロシア空母グループの参加の経験を分析し、今回の航海の結果を基に、教育施設での訓練を変更すると述べた。

「我々は、この航海の結果から引き出された教訓を注意深く分析します。
無条件に疑い無く、私共は、我々の今後の部隊及び艦隊の行動計画へ反映させ、この経験を基にして準備を修正します。
航海の結果は、我々の海洋機関の研修プログラムへ加えられます」

彼は、航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」で開催された歓迎式典で話した。

コロリョーフは、近い内に空母グループの航海の検討が行なわれる事を指摘した。
更に総司令官は、シリア沿岸への航海から戻ってきた乗組員を祝福した。
「もう一度、国家任務を遂行した貴方達に御祝いを述べ、その勤務へ感謝します」
彼は語った。

「アドミラル・クズネツォフ」、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、支援船を含む空母グループは、2016年10月15日に航海へと出発した。
11月1日、国防相は、それが地中海へ到着したと発表した。
2ヶ月間で「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は420回の戦闘飛行(内117回は夜間)を実行し、1000以上のテロリストの施設を破壊した。
同時に、航空母艦の航海中、2機の艦上戦闘機MiG-29KSu-33が失われ、飛行士は負傷しなかった。

2月8日にセヴェロモルスクへ戻ってきた「アドミラル・クズネツォフ」「ピョートル・ヴェリキー」は、現在、コラ湾泊地に居る。
以前、航空母艦から駐留飛行場へ、艦上航空隊航空機Su-33、MiG-29K、ヘリコプターKa-52、Ka-29、Ka-27が移動飛行を行なった。

海洋航空隊を戦闘へ使用する地中海への大規模な航海は、ロシア海軍の歴史上初めて行なわれた。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

ロシア海軍北方艦隊重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊は、2016年10月15日にセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海遠征へ出発した]

10月17日にはノルウェートロンヘイム沖を航行していました。
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「ロシア海軍空母機動部隊」は、10月19日午前にノルウェー沖の公海上で艦載機の飛行訓練を開始しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機はノルウェー沖で飛行訓練を始めた]

「ロシア海軍空母機動部隊」ブリテン本土付近へ接近する為、ブリテン海軍は、同部隊を監視する為の艦を派遣しました。
[ブリテン海軍は英本土付近を通過するロシア海軍空母機動部隊を監視する為の軍艦を差し向ける]
[ロシア海軍のアドミラル・クズネツォフ機動部隊は英本土へ接近する]
[ブリテン海軍はロシア海軍空母機動部隊を監視する為に駆逐艦2隻とフリゲート1隻を派遣する]

10月21日、「ロシア海軍空母機動部隊」ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。

[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

10月24日にはポルトガル沖を航行していました。


10月25日にジブラルタル海峡を通過しました。


その後、ロシア航空艦グループ北アフリカスペイン領セウタへの寄港を予定していたようですが、スペイン側は、土壇場になって寄港許可を出し渋り、これに業を煮やしたロシアは、セウタへの寄港を諦めました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はスペイン領セウタへの寄港を取りやめた]

更には、地中海中部マルタも、自国港内でのロシア艦船への燃料補給を認めない事を表明しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは遠洋航海中に外国港を訪れる必要は無い]

ロシア海軍空母部隊は、10月27日から29日に掛けてアルジェリア沖で支援船(給油船「セルゲイ・オシポフ」、「ドゥブナ」、「カーマ」)から洋上補給を行ないました。
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[ロシア国防相セルゲイ・ショイグはロシア海軍空母部隊の地中海遠征について語った]

11月3日にはアルジェリア東海岸沖で演習を行ないました。
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[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフはアルジェリア沖に居る]

その後、ロシア海軍空母部隊地中海を東へ進みました。


11月3日にセヴァストーポリを出航し、11月4日にボスポラス海峡を通過した黒海艦隊警備艦(フリゲート)「アドミラル・グリゴロヴィチ」ロシア海軍空母機動部隊へ加わりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア沖へ向かった]

ロシア海軍空母機動部隊は、11月9日にはロードス島の南東海域で訓練飛行を実施しました。
11月10日~15日、11月17日~22日の期間には、キプロス島シリアの間の海域で訓練飛行とミサイル発射を実施します。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊はシリアのアレッポ空爆を準備する]

11月9日、ロシア海軍空母機動部隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見しました。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

11月10日にはキプロス島南東海域へ進出し、シリア上空へ作戦の事前調査の為に艦上戦闘機Su-33、艦上戦闘機MiG-29KR/KUBRを飛ばしています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は作戦行動の事前調査の為にシリア上空を飛行する]

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ロシア海軍空母機動部隊は11月12日までにシリア沖へ到着し、艦載機の飛行訓練を始めました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

11月13日には艦上戦闘機MiG-29Kが墜落しました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(艦上戦闘機Su-33)は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


同じ11月15日には、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」シリア有翼ミサイルを発射しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]

「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」Su-33は、2016年に地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24を装備しています。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]

Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機Tu-95MSシリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルを発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33シリア領内を爆撃しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]

11月20日頃、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(8機のSu-33と1機のMiG-29KR)は、初めてシリアフマイミーン航空基地(ラタキア郊外)へ着陸しました。
その後、艦載機は「アドミラル・クズネツォフ」へ戻りました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリアのフマイミーン基地へ着陸した]

12月5日、1機のSu-33「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦した際、着艦拘束装置のケーブルを切ってしまった為に停止できず、海中に落ちました。
パイロットは脱出に成功しました。
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は地中海東部(シリア沖)で空母への着艦に失敗して海中へ落ちた]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の海中落下事故(2016年12月5日)・続報]

「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする空母機動部隊は、その後もシリアタルトゥース沖に留まりました。
[空母アドミラル・クズネツォフを中核とするロシア海軍空母群は完全に自立して行動している]

「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊は、2017年の新年を地中海で迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の空母アドミラル・クズネツォフは地中海で新年(2017年)を迎える]

シリアではロシアトルコ主導による停戦が成立し(2016年12月30日から発効)、国連安全保障理事会も、これを支持しています。

これを受け、ロシア海軍空母部隊は、2017年1月6日以降にシリア沖を離れる事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは2017年1月に地中海を去る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはシリア沖を去る]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は2016年11月中旬から12月末頃までにシリアテロ組織(イスラム国アル=ヌスラ戦線)の施設1252を破壊しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]

ロシア海軍空母部隊は、1月10日にはクレタ島西方海域へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは地中海東部を去る]

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1月11日にはリビア沖(おそらくはリビア東部沖)へ到達した「アドミラル・クズネツォフ」を、リビア国民軍司令官ハリーファ・ベルカシム・ハフタル元帥が訪れました。
[リビア国民軍司令官はロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフを訪れた]

1月17日の時点では地中海西部に居ました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは地中海西部に居る]

1月20日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを中核とするロシア海軍航空打撃艦グループはジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出た]

ロシア海軍空母部隊ポルトガル沿岸を北上し、1月23日には同国沿岸海域を離脱しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループはポルトガル沖を去った]

1月24日の午後にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入った]
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1月25日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)から北海へ入りました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループは北海へ入った]

1月30日にはノルウェー沖を北上していました。
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[正規空母アドミラル・クズネツォフ率いるロシア海軍空母機動部隊はノルウェー沖を北上している]

ロシア海軍空母部隊は1月31日~2月1日にルイバチー半島の東方海域で実弾射撃演習を行なったようです。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを伴うロシア海軍航空打撃艦グループは帰投前にバレンツ海で演習を行なう]

2月3日、「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機はセヴェロモルスク-3飛行場への移動を開始した]

2月8日、ロシア海軍空母部隊セヴェロモルスク泊地へ帰港しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア沖から北方艦隊基地セヴェロモルスクへ帰投した]

帰港から一夜明けた2月9日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦内(航空機格納庫)でロシア空母部隊将兵の歓迎式典が開催されました。


今回のシリア遠征において、「アドミラル・クズネツォフ」は、艦上戦闘機Su-33、艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB、救難ヘリコプターKa-27PS、対潜ヘリコプターKa-27PL、輸送戦闘ヘリコプターKa-29、早期警戒ヘリコプターKa-31、艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kを合計で約40機程度搭載しています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]

北方艦隊広報部発表によると、「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行なったとの事です。
「420回の戦闘飛行」は、艦上戦闘機シリア上空を飛行した回数であり、これ以外にも艦載ヘリコプターが750回のフライトを行なっていたという事でしょう。

ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはシリア沖から北方艦隊基地セヴェロモルスクへ帰投した



『タス通信』より
2017年2月8日15時21分配信
【ロシア海軍航空艦グループはシリアからセヴェロモルスクへ戻ってきた】
セヴェロモルスク、2月8日/タス通信

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」地中海からロシアへ戻ってきた。
ロシア連邦国防省が報道陣へ伝えたように、艦はコラ湾セヴェロモルスク泊地へ入った。

その後に航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」が合流した。
同艦は北方艦隊航空艦グループへ加わり、シリアテロリストとの戦闘任務を遂行した。

「遠距離航海の最終段階において、艦はバレンツ海の海上射爆場で一連の任務へ取り組みました。
2月3日、艦の航空群の航空機とヘリコプターは、駐留飛行場セヴェロモルスク-3へ戻りました」
国防省
は話した。

ロシア軍当局は、このように海洋航空隊を戦闘へ使用する大規模な航海は、ロシア海軍の歴史上初めて行なわれた事を指摘した。
艦は(2016年)10月15日に航海へ出発した。

コラ湾で艦は、指示された船舶航行モードに従い、順番に進む。
セヴェロモルスク泊地「ピョートル・ヴェリキー」「アドミラル・クズネツォフ」が到着すると、祝砲が撃たれる~15発の答砲が発射される。
答砲は、北方艦隊の主要海軍基地の桟橋に停泊している北方艦隊駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」が発射する。

戦闘艦と共に、北方艦隊主要基地へ支援船給油船「セルゲイ・オシポフ」、「カーマ」、救助曳船「ニコライ・チケル」も戻ってくる。

航海中にロシア戦闘艦支援船北東大西洋地中海エリアを訪れ、およそ180000海里を航行した。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

ロシア海軍北方艦隊重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊は、2016年10月15日にセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海遠征へ出発した]

10月17日にはノルウェートロンヘイム沖を航行していました。
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「ロシア海軍空母機動部隊」は、10月19日午前にノルウェー沖の公海上で艦載機の飛行訓練を開始しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機はノルウェー沖で飛行訓練を始めた]

「ロシア海軍空母機動部隊」ブリテン本土付近へ接近する為、ブリテン海軍は、同部隊を監視する為の艦を派遣しました。
[ブリテン海軍は英本土付近を通過するロシア海軍空母機動部隊を監視する為の軍艦を差し向ける]
[ロシア海軍のアドミラル・クズネツォフ機動部隊は英本土へ接近する]
[ブリテン海軍はロシア海軍空母機動部隊を監視する為に駆逐艦2隻とフリゲート1隻を派遣する]

10月21日、「ロシア海軍空母機動部隊」ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。

[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

10月24日にはポルトガル沖を航行していました。


10月25日にジブラルタル海峡を通過しました。


その後、ロシア航空艦グループ北アフリカスペイン領セウタへの寄港を予定していたようですが、スペイン側は、土壇場になって寄港許可を出し渋り、これに業を煮やしたロシアは、セウタへの寄港を諦めました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はスペイン領セウタへの寄港を取りやめた]

更には、地中海中部マルタも、自国港内でのロシア艦船への燃料補給を認めない事を表明しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは遠洋航海中に外国港を訪れる必要は無い]

ロシア海軍空母部隊は、10月27日から29日に掛けてアルジェリア沖で支援船(給油船「セルゲイ・オシポフ」、「ドゥブナ」、「カーマ」)から洋上補給を行ないました。
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[ロシア国防相セルゲイ・ショイグはロシア海軍空母部隊の地中海遠征について語った]

11月3日にはアルジェリア東海岸沖で演習を行ないました。
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[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフはアルジェリア沖に居る]

その後、ロシア海軍空母部隊地中海を東へ進みました。


11月3日にセヴァストーポリを出航し、11月4日にボスポラス海峡を通過した黒海艦隊警備艦(フリゲート)「アドミラル・グリゴロヴィチ」ロシア海軍空母機動部隊へ加わりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア沖へ向かった]

ロシア海軍空母機動部隊は、11月9日にはロードス島の南東海域で訓練飛行を実施しました。
11月10日~15日、11月17日~22日の期間には、キプロス島シリアの間の海域で訓練飛行とミサイル発射を実施します。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊はシリアのアレッポ空爆を準備する]

11月9日、ロシア海軍空母機動部隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見しました。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

11月10日にはキプロス島南東海域へ進出し、シリア上空へ作戦の事前調査の為に艦上戦闘機Su-33、艦上戦闘機MiG-29KR/KUBRを飛ばしています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は作戦行動の事前調査の為にシリア上空を飛行する]

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ロシア海軍空母機動部隊は11月12日までにシリア沖へ到着し、艦載機の飛行訓練を始めました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

11月13日には艦上戦闘機MiG-29Kが墜落しました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(艦上戦闘機Su-33)は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


同じ11月15日には、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」シリア有翼ミサイルを発射しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]

「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」Su-33は、2016年に地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24を装備しています。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]

Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機Tu-95MSシリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルを発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33シリア領内を爆撃しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]

11月20日頃、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(8機のSu-33と1機のMiG-29KR)は、初めてシリアフマイミーン航空基地(ラタキア郊外)へ着陸しました。
その後、艦載機は「アドミラル・クズネツォフ」へ戻りました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリアのフマイミーン基地へ着陸した]

12月5日、1機のSu-33「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦した際、着艦拘束装置のケーブルを切ってしまった為に停止できず、海中に落ちました。
パイロットは脱出に成功しました。
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は地中海東部(シリア沖)で空母への着艦に失敗して海中へ落ちた]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の海中落下事故(2016年12月5日)・続報]

「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする空母機動部隊は、その後もシリアタルトゥース沖に留まりました。
[空母アドミラル・クズネツォフを中核とするロシア海軍空母群は完全に自立して行動している]

「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊は、2017年の新年を地中海で迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の空母アドミラル・クズネツォフは地中海で新年(2017年)を迎える]

シリアではロシアトルコ主導による停戦が成立し(2016年12月30日から発効)、国連安全保障理事会も、これを支持しています。

これを受け、ロシア海軍空母部隊は、2017年1月6日以降にシリア沖を離れる事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは2017年1月に地中海を去る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはシリア沖を去る]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は2016年11月中旬から12月末頃までにシリアテロ組織(イスラム国アル=ヌスラ戦線)の施設1252を破壊しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]

ロシア海軍空母部隊は、1月10日にはクレタ島西方海域へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは地中海東部を去る]

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1月11日にはリビア沖(おそらくはリビア東部沖)へ到達した「アドミラル・クズネツォフ」を、リビア国民軍司令官ハリーファ・ベルカシム・ハフタル元帥が訪れました。
[リビア国民軍司令官はロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフを訪れた]

1月17日の時点では地中海西部に居ました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは地中海西部に居る]

1月20日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを中核とするロシア海軍航空打撃艦グループはジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出た]

ロシア海軍空母部隊ポルトガル沿岸を北上し、1月23日には同国沿岸海域を離脱しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループはポルトガル沖を去った]

1月24日の午後にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入った]
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1月25日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)から北海へ入りました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループは北海へ入った]

1月30日にはノルウェー沖を北上していました。
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[正規空母アドミラル・クズネツォフ率いるロシア海軍空母機動部隊はノルウェー沖を北上している]

ロシア海軍空母部隊は1月31日~2月1日にルイバチー半島の東方海域で実弾射撃演習を行なったようです。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを伴うロシア海軍航空打撃艦グループは帰投前にバレンツ海で演習を行なう]

2月3日、「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機はセヴェロモルスク-3飛行場への移動を開始した]

そして2月8日、ロシア海軍空母部隊セヴェロモルスク泊地へ帰港しました。
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まず最初に重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」泊地へ入り、続いて重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」が入ったようです。
その後、大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」、中型海洋給油船「カーマ」、救助曳船「ニコライ・チケル」泊地へ入りました。


今回のシリア遠征において、「アドミラル・クズネツォフ」は、艦上戦闘機Su-33、艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB、救難ヘリコプターKa-27PS、対潜ヘリコプターKa-27PL、輸送戦闘ヘリコプターKa-29、早期警戒ヘリコプターKa-31、艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kを合計で約40機程度搭載しています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]

北方艦隊広報部発表によると、「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行なったとの事です。
「420回の戦闘飛行」は、艦上戦闘機シリア上空を飛行した回数であり、これ以外にも艦載ヘリコプターが750回のフライトを行なっていたという事でしょう。

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは戦闘機Su-35Sと対空戦闘訓練を行なった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年2月8日8時29分配信
【大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は仮想敵の空中攻撃を成功裏に撃退した】
ウラジオストク、2月8日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は、仮想敵の空中からの攻撃を成功裏に撃退した。
東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフは発表した。

「太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは、第2錬成任務の要素へ取り組んでいる間に、仮想敵の空中攻撃手段からの攻撃を成功裏に撃退しました。
艦隊の海上戦闘訓練射爆場で同艦の乗組員は、東方軍管区航空群の3機の戦闘機Su-35Sが演じる仮想敵の空中からの攻撃を撃退しました」

声明では、こう述べられた。

乗組員は対空防衛へ取り組み、艦の高射ミサイル複合体「敵の」空中攻撃手段へ模擬発射した。
艦の対空防衛の最中、妨害及び欺瞞の為の囮目標が配置された。

「その後、アドミラル・トリブツのミサイル-砲戦闘班の専門家は、1機の戦闘機から投下された空中標的~発光航空爆弾SAB-50への実地砲射撃を行ないました。
指定標的は成功裏に破壊されました」
マトヴェーエフ
は伝えた。

この後、艦の乗組員とヘリコプターKa-27及びKa-27PSは、対潜兵器を使用した仮想敵潜水艦の探知と破壊へ取り組み、捜索救助任務を果たした。



プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は、1980年4月19日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)のA.A.ジダーノフ記念造船工場(現「北方造船所」)で起工され、1983年3月26日に進水し、1986年2月15日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。
[ウダロイ型6番艦「アドミラル・トリブツ」]

2009年6月29日から11月16日まで初のソマリア海賊対処任務の為、アデン湾へ派遣されました。
[ロシア海軍第4次ソマリア遠征]

2011年12月10日から2012年5月3日まで2度目のソマリア海賊対処任務の為、アデン湾へ派遣されました。
アデン湾から帰港途中に中国海軍との合同演習『海洋協同-2012』へ参加しました。
[ロシア太平洋艦隊第7次海賊対処部隊はウラジオストクへ戻った]

2014年からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装が始まりました。

ガスタービンエンジンクロンシュタット海洋工場で修理されました。
[ロシア海軍艦艇のガスタービンエンジンの修理はクロンシュタットで行なわれる]

「アドミラル・トリブツ」の近代化改装は電子機器の交換がメインであり、新たに汎用射撃管制システム「バギラ-M」、戦闘情報管理システム「シグマ」、航海レーダーMR-231、MR-231-3が搭載されました。

汎用射撃管制システム「バギラ-M」
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【戦闘情報管理システム「シグマ-E」】

【航海レーダーMR-231】

【航海レーダーMR-231-3】

これに伴い、ディーゼル発電機も、従来の200kw×1基から300kw×2基に換装されました。


近代化改装を終えた「アドミラル・トリブツ」は、改装後の試験を兼ねて出航し、2016年6月20日に他の艦艇と共に宗谷海峡を東へ通過しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡通過(2016年6月20日)]

2016年7月に艦隊へ復帰しました。
[近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する]

2016年9月4日にウラジオストクを出航して中国へ向かい、中国海軍との合同演習『海洋協同-2016』へ参加し、10月5日に帰港しました。
[ロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2016』(2016年9月)]

2016年10月15日にウラジオストクを出航し、インド洋へ向かいました。
12月14日から21日までインドを訪れ、インド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加しました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』(2016年12月)]
インドからの帰路にフィリピン、韓国、日本を訪問し、2017年1月25日にウラジオストクへ帰港しました。


2017年2月6日、海上での戦闘訓練を行なう為、ウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは戦闘訓練の為に出航した]

2月8日には対空戦闘訓練を行ないました。
この時、東方軍管区(おそらくは沿海地方第22戦闘機航空連隊)所属の戦闘機Su-35Sが仮想敵役を務めました。
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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアラビア海の国際海軍演習『AMAN-2017』へ参加する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年2月7日10時31分配信
【ロシア海軍の艦の乗組員は、8ヶ国からの同僚とアラビア海で合同対海賊活動へ取り組む】
モスクワ、2月7日、インタファクス-AVN

北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、オマーンサラーラ港への業務寄港を完了し、インド洋での任務遂行を継続する。
ロシア連邦国防省は発表した。

「北方艦隊将兵の遠距離航海の次なる段階は、国際海軍演習『AMAN-2017』への参加となります。
それは、2月中旬にアラビア海エリアとパキスタン海軍の基地カラチ港で実施されます」
インタファクス-AVN
が火曜日に受け取った北方艦隊広報サービス発表では、こう述べられている。

演習には、8ヶ国の艦が参加する。

「ロシア人船員は、パキスタン、中国、アメリカ合衆国、グレートブリテン、トルコ、その他の国からの同僚との協同活動を行ないます。
演習は、『共に平和へ』 のスローガンのもとに実施されます。
演習の目的は、海賊との戦いの為、海上での戦闘艦乗組員の連携、国際貿易航路の保護へ取り組む事にあります」

プレスリリースでは、こう述べられた。

オマーンへの寄港中、艦は物資を設定基準まで補充し、乗組員は沿岸で休養した。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」の遠距離航海は、2016年10月15日に始まった。
「同艦の航海の最初の段階は、北方艦隊航空艦グループの戦闘安定性の確保と、地中海で常時活動するロシア海軍の作戦連合部隊の一員としての任務遂行でした」
声明では、こう述べられた。

航行中に大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員は、様々な方向性の数十回の艦内演習へ取り組んだ。
特に、対空防衛と、艦上航空機を用いた対潜防衛演習を実施し、地中海潜水艦の探知を成功裏に行ったと北方艦隊本部は伝えた。



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北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、2016年春から夏に掛けてムルマンスク第35艦船修理工場のドックへ入渠し、オーバーホールとソナーのアップグレードが行なわれました。
[ロシア海軍は対潜艦のソナーのオーバーホールを実施する]

2016年10月15日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊の一員としてセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海遠征へ出発した]
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

10月21日にラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

10月25日にジブラルタル海峡を通過しました。

11月9日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見しました。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

11月12日までにシリア沖へ到着しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(艦上戦闘機Su-33)は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]

ロシア機動部隊は、2017年の新年を地中海で迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の空母アドミラル・クズネツォフは地中海で新年(2017年)を迎える]

シリアでは、ロシアトルコ主導による停戦が成立し(2016年12月30日から発効)、国連安全保障理事会も、これを支持しています。

これを受け、ロシア海軍空母部隊は、2017年1月6日以降にシリア沖を離れる事になりました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはシリア沖を去る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]

しかし、「セヴェロモルスク」は帰路には就かず、その後も地中海東部へ留まっていました。

2017年1月27日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

その後、オマーンサラーラ港へ寄港し、2017年2月7日に出航しました。
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「セヴェロモルスク」は、2月10日から14日にパキスタン沖で実施される国際海軍演習『AMAN-2017』へ参加します。
【演習『AMAN-2017』公式サイト】

ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは2018年からセヴェロドヴィンスクで近代化改装を始めるかもしれない

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『イズベスチヤ』より
2017年2月7日0時1分配信
【「モスクワ」はセヴァストーポリから去る】

最も戦闘的な艦は修理のためにセヴェロドヴィンスクへ向かう。
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黒海艦隊旗艦親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、修理及び近代化の為、2018年にセヴァストーポリから去る。
作業は、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で行なわれる。
超音速対艦ミサイル「ヴルカーン」高射ミサイルシステムS-300Fを装備する巡洋艦は、「空母キラー」の異名を持つ。
専門家の意見では、更新される黒海艦隊旗艦は、最新の対艦ミサイル「オーニクス」超精密(ミサイル)「カリブル」を得るだろう。

軍当局造船業界の複数の情報筋が『イズベスチヤ』へ話したように、巡洋艦の近代化に関する基本的決定は2018年に採択される。
しかし、契約を締結すべき『統合造船業営団』(ロシア)国防省は、技術的特性及び規模に関する合意へ未だ至っていない。
双方は、今年末までに、それが実現する事を見込んでいる。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、プロジェクト1164「アトラント」のトップ艦である。
それは、「スラヴァ」という名前で1983年に運用へ入った。
1996年、親衛ロケット巡洋艦モスクワ政庁の後援を受け、巡洋艦「モスクワ」と改名された。
排水量11000トン、全長180メートル以上の艦は30ノット以上の速力を発揮する。

「モスクワ」の主砲は、16基の超音速ミサイルP-1000「ヴルカーン」である。
「ヴルカーン」は時速約3000kmの速度を発揮し、距離500km以上の水上目標を破壊する。
そして、高射システムS-300F「フォルト」「オサー-M」は、半径150kmの巡洋艦自身、更には他の艦と地上部隊を護る。

「モスクワ」は、ロシア海軍で最も戦闘的な艦である。
2008年の「8月戦争」中に親衛ロケット巡洋艦グルジア沿岸を封鎖した。
2015年11月25日にシリア爆撃機Su-24が撃墜された後、巡洋艦S-300Fシリア-トルコ境界線エリアをカバーした。
シリア作戦への参加により、巡洋艦ナヒーモフ勲章を授与された。

以前、(ロシア)国防省『統合造船業営団』は、同型の巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」を修復している。
実際には、作業は深刻な遅れを見せた。
艦は2011年に『ズヴェズドーチカ』へ向かった。
しかし、2015年第1クオーター(1-3月)に計画されていた「ウスチーノフ」の試験は、2016年末に延期された。
これにより作業費用は増加した。

艦船修理センターは、遅延について、当初の見積もりには明記されていなかった大量の作業が明らかになった為と説明した。
それ故に、修理(作業)量は3倍に増大した。
しかしながら、工場プロジェクト1164巡洋艦の修理の為のユニークな経験を得た。

「国防省が巡洋艦モスクワの修理をズヴェズドーチカへ割り当てる事を決定した場合、工場は、この艦を受け入れる用意が有ります」
株式会社・艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』
公式代理人エフゲニー・グラジシェフ『イズベスチヤ』へ表明した。
「プロジェクト1164巡洋艦の修理の側面に関する多くの問題には、マルシャル・ウスチーノフで取り組んでおります。
文書の復元、協同企業との協力の再建、機器設備の製造。
特に、この巡洋艦の修理の経験は、ズヴェズドーチカにとっては最大のみならず、最も切実なものでした」


軍事史家ドミトリー・ボルテンコフが指摘したように、プロジェクト1164巡洋艦は、その特徴的なシルエットにより「野獣の歯を剥き出しにした社会主義」の異名を得たが、その兵装は徐々に旧式化している。

「複合体P-1000ヴルカーンは強力な兵装ですが、それは1987年に軍備採用されたものであり、既に新しいものでは無い事は明白です」
専門家は語った。
「主要ミサイル複合体は、より現代的なオーニクスと入れ換える事が予測できます。
更に、艦の構造を、ある程度作り直す事により、有翼ミサイル"カリブル"発射装置の配置が可能となります。
高射(ミサイル)S-300Fとオサー-Mが、より強力なシステムと入れ換えられる可能性は除外されないでしょう」

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黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(1983年1月30日就役)は、2015年には何度も長期航海を行なってます。
[ロシア海軍黒海艦隊の艦船は2015年に総計50万海里以上を航行した]

2015年1月1日の時点では、太平洋遠征(ニューギニア沖まで進出)から戻る途中であり、オマーンで新年を迎えました。
[ロケット巡洋艦モスクワ遠距離航海(2014年9月-2015年1月)]

2015年5月には中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』へ参加しています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

2015年6月には、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]

2015年6月下旬から8月初頭まで大西洋へ進出し、アンゴラ赤道ギニアを訪問しています。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-)]

2015年9月24日にセヴァストーポリを出航して地中海東部(シリア沖)へ向かい、2016年1月9日に帰港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシリアからセヴァストーポリへ帰港した]

2016年5月21日から7月16日までセヴァストーポリ第13艦船修理工場浮きドックへ入渠しました。
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2016年7月22日、視察のためにセヴァストーポリを訪れたロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将によりナヒーモフ勲章が授与されました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはナヒーモフ勲章を授与された]



「モスクワ」は、以前から近代化改装の話が何度も出ており、当初は2015年末から近代化改装を開始する予定でしたが、延期されています。
[スラヴァ級ロケット巡洋艦はセヴェロドヴィンスクで近代化される]
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはセヴァストーポリで修理されるかもしれない]

一方、セヴェロドヴィンスクでは同型艦の「マルシャル・ウスチーノフ」の近代化改装が行なわれ、2016年12月末に完了しました。
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装を終えて北方艦隊へ復帰した]


続いて「モスクワ」も近代化改装される事になりますが、現時点においては、2018年にセヴェロドヴィンスクへ回航して近代化改装を開始する可能性が高いようです。

ただ、近代化の具体的な内容は未だ決まっていないようであり、今回の記事では、ロシアの軍事専門家ドミトリー・ボルテンコフ氏が、現行の有翼ミサイル「ヴルカーン」を新型の「オーニクス」へ換装するだろうと予測しています。

ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは海上戦闘訓練の為に出航した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年2月7日7時40分配信
【親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」はミサイルと砲の射撃を行なう】

巡洋艦「ワリャーグ」乗組員は、艦隊の海上戦闘訓練射爆場第2錬成任務の要素へ取り組む間に、高射ミサイル複合体及び砲の射撃を実行する。
戦闘練習の実施中、乗組員は、艦の高射ミサイル複合体及び砲複合体を使用し、仮想敵の空中攻撃手段の攻撃を撃退する任務へ取り組む。
また、仮想敵の砲撃地点と水上艦を模した沿岸目標及び曳航海上盾への砲射撃が行なわれる。
射撃は、困難な妨害環境という条件下において、様々な距離で実施される。

射撃任務を実行した後、「ワリャーグ」乗組員は、艦隊の海軍航空隊ヘリコプターKa-27と協同で対潜防衛の課題へ取り組み、一連の艦上演習~電波電子戦闘、放射線、化学、生物への防護、生存の為の闘い(ダメージコントロール)、その他を実施する。

錬成任務K-2は、その意図する目的へ使用する為の艦の訓練、つまり艦の組織的な戦闘使用、兵装の使用である。
その枠組みにおいて、意図された任務を海上で遂行する為の乗組員と各艦艇の部品の準備の度合い、更には、様々な作戦-戦術情勢での単独での戦闘遂行が評価される。



ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2015年11月2日にウラジオストクを出航してインドへ向かい、インド海軍との合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加しました。
2016年1月初頭には地中海東部へ入り、シリア沖へ展開しました。

2016年6月には極東へ戻り、オホーツク海の演習へ参加した後、7月18日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは長期航海を終えてウラジオストクへ帰港した]

その後はウラジオストクで整備が行なわれていたようであり、2017年2月7日に戦闘訓練の為、出航しました。

なお、前日には大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」が戦闘訓練の為に出航しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは戦闘訓練の為に出航した]

ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦キルディンはシリア沖へ行く

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年2月6日8時40分配信
【黒海艦隊の偵察艦「キルディン」はシリア沿岸で戦闘勤務へ取り掛かる】
モスクワ、2月6日、インタファクス-AVN

黒海艦隊中型偵察艦「キルディン」は、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊へ加わった。
月曜日、インタファクス-AVNは消息筋より伝えられた。

「月曜日に中型偵察艦キルディンは黒海海峡を通過し、シリア沿岸へ向かいました」
対談者は説明した。

以前には、約100日間に渡り黒海艦隊中型偵察艦「リマン」シリア沿岸で当直に就いた。

伝えられる所によると、現在、中型偵察艦「リマン」「プリアゾヴィエ」は、2月10日まで黒海で続けられるNATO(北大西洋条約機構)海軍演習『海の盾』(シー・シールド)を監視している。



ロシア海軍は、地中海偵察艦1隻を交代で派遣しています。

今回の記事に登場する「キルディン」は、2016年8月21日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、11月8日にボスポラス海峡を北上して黒海へ戻っています。

記事末尾で登場する「リマン」は、2016年10月20日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、2017年1月26日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。
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SSV-201「プリアゾヴィエ」は、2016年2月21日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、7月25日にボスポラス海峡を北上して黒海へ戻っています。
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今年1月に地中海東部を離れた「リマン」の代わりに、再び「キルディン」地中海東部へ派遣されることになり、2月5日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。


「キルディン」ボスポラス海峡を南下した翌日の2月6日には、北方艦隊大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」ボスポラス海峡を南下し、地中海へ入っています。

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは戦闘訓練の為に出航した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年2月6日9時30分配信
【太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は第2の錬成任務へ取り組む為に出航した】

太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は、第2の錬成任務の要素へ取り組む為に出航した。

艦隊の海上戦闘訓練射爆場で艦の乗組員は、沿岸、空中、海上標的への複合砲射撃、電波電子妨害実行下での練習、艦の移動中の生存の為の闘い(ダメージコントロール)、視認性が制限された条件下での狭い場所の通過航行を行ない、更には、一連の対水中破壊工作活動へ取り組む。

海軍航空隊艦載ヘリコプターKa-27及びKa-27PSと連携し、艦の乗組員は、合同対潜活動~対潜兵装の摸擬使用下での仮想敵潜水艦の捜索、探知、撃破を行ない、捜索救助任務への取り組む。
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錬成任務K-2は、その意図する目的へ使用する為の艦の訓練、つまり艦の組織的な戦闘使用、兵装の使用である。
その枠組みにおいて、意図された任務を海上で遂行する為の乗組員と各艦艇の部品の準備の度合い、更には、様々な作戦-戦術情勢での単独での戦闘遂行が評価される。



プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は、1980年4月19日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)のA.A.ジダーノフ記念造船工場(現「北方造船所」)で起工され、1983年3月26日に進水し、1986年2月15日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。
[ウダロイ型6番艦「アドミラル・トリブツ」]

2009年6月29日から11月16日まで初のソマリア海賊対処任務の為、アデン湾へ派遣されました。
[ロシア海軍第4次ソマリア遠征]

2011年12月10日から2012年5月3日まで2度目のソマリア海賊対処任務の為、アデン湾へ派遣されました。
アデン湾から帰港途中に中国海軍との合同演習『海洋協同-2012』へ参加しました。
[ロシア太平洋艦隊第7次海賊対処部隊はウラジオストクへ戻った]

2014年からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装が始まりました。

ガスタービンエンジンクロンシュタット海洋工場で修理されました。
[ロシア海軍艦艇のガスタービンエンジンの修理はクロンシュタットで行なわれる]

「アドミラル・トリブツ」の近代化改装は電子機器の交換がメインであり、新たに汎用射撃管制システム「バギラ-M」、戦闘情報管理システム「シグマ」、航海レーダーMR-231、MR-231-3が搭載されました。

汎用射撃管制システム「バギラ-M」
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【戦闘情報管理システム「シグマ-E」】

【航海レーダーMR-231】

【航海レーダーMR-231-3】

これに伴い、ディーゼル発電機も、従来の200kw×1基から300kw×2基に換装されました。


近代化改装を終えた「アドミラル・トリブツ」は、改装後の試験を兼ねて出航し、2016年6月20日に他の艦艇と共に宗谷海峡を東へ通過しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡通過(2016年6月20日)]

2016年7月に艦隊へ復帰しました。
[近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する]

2016年9月4日にウラジオストクを出航して中国へ向かい、中国海軍との合同演習『海洋協同-2016』へ参加し、10月5日に帰港しました。
[ロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2016』(2016年9月)]

2016年10月15日にウラジオストクを出航し、インド洋へ向かいました。
12月14日から21日までインドを訪れ、インド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加しました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』(2016年12月)]
インドからの帰路にフィリピン、韓国、日本を訪問し、2017年1月25日にウラジオストクへ帰港しました。


そして2017年2月6日、海上での戦闘訓練を行なう為、ウラジオストクを出航しました。

2017年5月からロシア海軍の為の艦船用ガスタービンエンジンの国内完全生産が始まる

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『タス通信』より
2017年2月3日16時1分配信
【(2017年)5月からロシアは海軍の艦船の為のエンジン生産を展開する】
モスクワ、2月3日/タス通信

新たな艦船用エンジンの生産をロシアは今年5月に開始する。
ロシア政府副首相ドミトリー・ロゴージンは述べた。

「3年間で、事実上『ゼロ』からロシアは艦船用エンジン製造分野全体を作成しました。
5月の祝日までには、2014年に承認された輸入代替計画により、我が国の新たな海軍の為の最新のエンジンの生産が展開します」

彼は、フェイスブックの自身のページに記した。

また、ロゴージンは、彼のマイクロブログ『ツイッター』で、科学生産合同『サトゥルン』は再構築を完了している事を指摘した。

以前、科学生産合同『サトゥルン』は、軍用艦の為のガスタービンエンジンの供給を2017年末~2018年初頭に開始すると報じられた。
産業省は、2017年から艦船は国内装置の取得を開始し、納入が破綻する脅威を受ける事は無くなり、プロジェクトの資金融資は完全に保障されていると発表した。
『統合造船業営団』は、軍用艦へのロシア製動力装置の供給は2020年の開始を計画していると発表した。

ウクライナ製エンジンを装備しているのは、具体的には、ロシア海軍の為のフリゲート、プロジェクト11356プロジェクト22350である。
以前、副首相ドミトリー・ロゴージンが発言したように、ウクライナからの(ガスタービン)集合体の供給が停止したが故に、一連の艦の建造は中断を余儀なくされた。
彼は、この分野における輸入代替の作業は、2018年までの完了を予定している事を指摘した。



ソ連/ロシア艦船用ガスタービンエンジンの製造には、ロシア「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」ウクライナ「ゾーリャ機械設計」が関わっており、エンジンの最終組立は「ゾーリャ機械設計」で行なわれていました。

【科学生産合同「サトゥルン」公式サイト】
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【『科学製造合同アヴローラ』公式サイト】
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【国営企業ガスタービン製造科学工業複合体「ゾーリャ機械設計」公式サイト】
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なお、ロシアカルーガ市に在る非公開株式会社「科学製造国内企業トゥルボコン」は、公式サイトを持っていません。
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ソヴィエト連邦時代、ガスタービン搭載艦は、ニコラーエフ市61コムーナ造船所カリーニングラード州ヤンターリ造船所ゼレノドリスクゴーリキー造船所などで建造されていました。
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特に、ウクライナ61コムーナ造船所では大型のガスタービン推進艦が建造されていました。
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プロジェクト61大型対潜艦/警備艦(1962-1973年に15隻建造、他にレニングラードで5隻建造)
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プロジェクト1134B大型対潜艦(1971-1979年に7隻建造)
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プロジェクト1164ロケット巡洋艦(1982-1989年に3隻建造、1隻未完成)
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ですから、ニコラーエフ市ガスタービンエンジンの最終組立工場が在った方が輸送などの面で都合が良かったわけです。
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しかし、1991年末のソ連邦解体後、ガスタービン機関の部品を製造する会社と最終組立を行なう会社が別々の国に分かれてしまう事になり、何かと不都合が生じました。

そこで1993年、旧ソ連ガスタービン製造に関わっていた「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」、「ゾーリャ機械設計」が集まり、合同企業「トゥルボルス」が設立されました。
【非公開株式会社『トゥルボルス』公式サイト】

ロシア海軍新世代水上艦の為のガスタービン(M90FR)も、ロシアウクライナの企業の共同開発でした。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

しかし、2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナロシアの関係も悪化しました。

2014年3月末まで「ゾーリャ機械設計」社ロシアへのガスタービン機関供給を継続していましたが、その後、供給は途絶えました。
[ウクライナ防衛産業は依然としてロシアとの契約を忠実に履行している]

ウクライナロシアガスタービンエンジン生産に関する「分業体制」が瓦解した為、ロシア海軍ガスタービン装備艦の建造は停滞しました。
[ロシア海軍の新型フリゲートの建造は停滞する]

プロジェクト22350フリゲートは1番艦と2番艦、プロジェクト11356Rフリゲートは1番艦~3番艦のガスタービンは供給されましたが、ウクライナは、それ以降のエンジンの引き渡しを拒否しました。
(代金はウクライナへ支払っていた)
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]


この為、ガスタービンの生産を全面的にロシア国内へと切り替える事になり、ルイビンスク『サトゥルン』社ガスタービンエンジンの最終組立施設を作る事になりました。
[ロシア海軍の艦艇には完全国産のガスタービンエンジンが提供される]
[ロシアは艦艇用ガスタービンの製造を全面的に国内へと切り替える]
[ロシアのサトゥルン社は2017年までにウクライナ製ガスタービンを完全に代替する]


そして2017年2月3日、ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージン氏は、ルイビンスク『サトゥルン』社を視察しました。

『サトゥルン』社は、艦船用ガスタービンエンジンの生産体制、より具体的には、ウクライナ『ゾーリャ機械設計』社に代わるガスタービンエンジン最終組立体制の構築を完了し、今年5月からガスタービンエンジンの生産を開始できるとの事です。
ロゴージン氏は「5月の祝日」までにと言っていますので、おそらくは5月9日の大祖国戦勝記念日の事でしょう。


新たに生産されるガスタービンエンジンは、先ず初めにプロジェクト22350フリゲートへ装備されます。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート・プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)3番艦以降の為のロシア製ガスタービンは2017年末から供給を開始する]
[ロシア製ガスタービンはロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートへ最初に装備される]

この他、今回の記事では触れられていませんが、2016年10月末に1番艦が起工されたプロジェクト20386コルベットにはガスタービン電気推進システムが採用されており、こちらにも新たなガスタービンエンジンが供給されることになります。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦の最初の2隻は2017年に起工され、2019年に就役する

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『インタファクス』より
2017年2月3日16時5分配信
【2017年に太平洋艦隊の為の2隻の「カリブル」装備潜水艦が起工される】
モスクワ、2月3日、インタファクス-ロシア

太平洋艦隊の為に意図されているプロジェクト636.3潜水艦6隻のシリーズの最初の2隻の起工は、2017年に『アドミラルティ造船所』で行なわれる。
『インタファクス』防衛産業企業体より伝えられた。

「契約に沿って、太平洋艦隊の為のプロジェクト636.3潜水艦の最初のペアの起工は今年に計画されており、海軍への引き渡しは2019年になります」
対談者は説明した。

「このテンポは」彼は話した。
「次年以降も維持され、契約は2021年に完遂します」

以前、昨年9月7日にロシア連邦国防省『統合造船業営団』太平洋艦隊の為のディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト636.3のシリーズ6隻の建造契約へ署名したと報じられた。

契約は、国際軍事技術フォーラム『アルミヤ(軍)-2016』の間に、公開株式会社『アドミラルティ造船所』(『統合造船業営団』へ加入)総取締役アレクサンドル・ブザコフと国防次官ユーリー・ボリソフにより署名された。

「6隻の潜水艦の引き渡し時期は、2019年に2隻、2020年に2隻、そして2021年に2隻です」
その後にブザコフは述べた。



[プロジェクト06363潜水艦]

現在、ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦は、黒海艦隊向けの6隻が就役しています。
全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されています。

プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代非核動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

プロジェクト06363潜水艦には有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役
黒海艦隊へ配備

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役
黒海艦隊へ配備

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役
黒海艦隊へ配備

・B-265「クラスノダール」(Б-265 Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工/2015年4月25日進水/2015年11月5日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(Б-268 Великий Новгород)
建造番号01674
2014年10月30日起工/2016年3月18日進水/2016年10月26日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-271「コルピノ」(Б-271 Колпино)
建造番号01675
2014年10月30日起工/2016年5月31日進水/2016年11月24日就役
黒海艦隊に配備予定



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2016年1月16日、ロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ氏は、太平洋艦隊向けにも6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造が計画されている事を明らかにしました。
[6隻のプロジェクト06363(改キロ級)潜水艦がロシア海軍太平洋艦隊の為に建造される]

太平洋艦隊向けの6隻の06363潜水艦は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』での建造が検討されていましたが、結局、『アドミラルティ造船所』で建造される事になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦はサンクトペテルブルクで建造される]

建造契約は2016年9月7日に締結されました。
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[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

今回の記事によると、太平洋艦隊向けの063631番艦2番艦は2017年中に起工されるとの事です。
2018年には3番艦4番艦、2019年には5番艦6番艦が起工されるようです。

ロシア海軍への引き渡しは2019年から始まり、2021年までに6隻全てが引き渡される事になります。

ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機はセヴェロモルスク-3飛行場への移動を開始した



『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年2月3日13時29分配信
【北方艦隊艦上航空隊の航空機とヘリコプターは重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」からセヴェロモルスク飛行場への移動飛行を開始した】

シリアにおいて与えられた任務を成功裏に果たした後、北方艦隊重航空巡洋艦「ソ連邦海軍元帥N.G.クズネツォフ」艦上航空隊の飛行士の第1群は、バレンツ海の指定海域からムルマンスク州の駐留飛行場への移動飛行を行なった。

それは、3機の戦闘機MiG-29K、1機のSu-33、3機のヘリコプターKa-52、Ka-29、Ka-27の乗員である。

飛行士たちは、家族と親類、海軍総司令部の代表、北方艦隊の航空・防空連合部隊の要員、地方機関当局、退役将兵団体、全連邦運動の代表、学童と学生に出迎えられた。

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、更には黒海艦隊艦、支援船、40機以上の艦上航空隊飛行装置(航空機)で構成される北方艦隊航空艦グループは、2016年11月8日からシリア領内のテロリストとの戦闘任務を遂行した。

ロシア海軍の歴史上初めて、艦上航空隊航空機は、戦闘員の指揮所、戦闘員の宿舎と戦闘車両、テロリストの火器陣地と拠点へ、艦から直接に打撃を与える戦闘任務を果たした。

2ヶ月間に海軍航空隊飛行士は、420回の戦闘飛行~この内117回は夜間、更には、捜索救助と航空輸送支援任務遂行の為の750回の飛行を行なった。
事実上全ての飛行は、困難な気象条件下で実施された。
テロリストの施設1000以上を破壊した。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

ロシア海軍北方艦隊重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊は、2016年10月15日にセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海遠征へ出発した]

10月17日にはノルウェートロンヘイム沖を航行していました。
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「ロシア海軍空母機動部隊」は、10月19日午前にノルウェー沖の公海上で艦載機の飛行訓練を開始しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機はノルウェー沖で飛行訓練を始めた]

「ロシア海軍空母機動部隊」ブリテン本土付近へ接近する為、ブリテン海軍は、同部隊を監視する為の艦を派遣しました。
[ブリテン海軍は英本土付近を通過するロシア海軍空母機動部隊を監視する為の軍艦を差し向ける]
[ロシア海軍のアドミラル・クズネツォフ機動部隊は英本土へ接近する]
[ブリテン海軍はロシア海軍空母機動部隊を監視する為に駆逐艦2隻とフリゲート1隻を派遣する]

10月21日、「ロシア海軍空母機動部隊」ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。

[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

10月24日にはポルトガル沖を航行していました。


10月25日にジブラルタル海峡を通過しました。


その後、ロシア航空艦グループ北アフリカスペイン領セウタへの寄港を予定していたようですが、スペイン側は、土壇場になって寄港許可を出し渋り、これに業を煮やしたロシアは、セウタへの寄港を諦めました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はスペイン領セウタへの寄港を取りやめた]

更には、地中海中部マルタも、自国港内でのロシア艦船への燃料補給を認めない事を表明しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは遠洋航海中に外国港を訪れる必要は無い]

ロシア海軍空母部隊は、10月27日から29日に掛けてアルジェリア沖で支援船(給油船「セルゲイ・オシポフ」、「ドゥブナ」、「カーマ」)から洋上補給を行ないました。
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[ロシア国防相セルゲイ・ショイグはロシア海軍空母部隊の地中海遠征について語った]

11月3日にはアルジェリア東海岸沖で演習を行ないました。
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[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフはアルジェリア沖に居る]

その後、ロシア海軍空母部隊地中海を東へ進みました。


11月3日にセヴァストーポリを出航し、11月4日にボスポラス海峡を通過した黒海艦隊警備艦(フリゲート)「アドミラル・グリゴロヴィチ」ロシア海軍空母機動部隊へ加わりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア沖へ向かった]

ロシア海軍空母機動部隊は、11月9日にはロードス島の南東海域で訓練飛行を実施しました。
11月10日~15日、11月17日~22日の期間には、キプロス島シリアの間の海域で訓練飛行とミサイル発射を実施します。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊はシリアのアレッポ空爆を準備する]

11月9日、ロシア海軍空母機動部隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見しました。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

11月10日にはキプロス島南東海域へ進出し、シリア上空へ作戦の事前調査の為に艦上戦闘機Su-33、艦上戦闘機MiG-29KR/KUBRを飛ばしています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は作戦行動の事前調査の為にシリア上空を飛行する]

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ロシア海軍空母機動部隊は11月12日までにシリア沖へ到着し、艦載機の飛行訓練を始めました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

11月13日には艦上戦闘機MiG-29Kが墜落しました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(艦上戦闘機Su-33)は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


同じ11月15日には、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」シリア有翼ミサイルを発射しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]

「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」Su-33は、2016年に地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24を装備しています。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]

Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機Tu-95MSシリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルを発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33シリア領内を爆撃しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]

11月20日頃、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(8機のSu-33と1機のMiG-29KR)は、初めてシリアフマイミーン航空基地(ラタキア郊外)へ着陸しました。
その後、艦載機は「アドミラル・クズネツォフ」へ戻りました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリアのフマイミーン基地へ着陸した]

12月5日、1機のSu-33「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦した際、着艦拘束装置のケーブルを切ってしまった為に停止できず、海中に落ちました。
パイロットは脱出に成功しました。
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は地中海東部(シリア沖)で空母への着艦に失敗して海中へ落ちた]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の海中落下事故(2016年12月5日)・続報]

「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする空母機動部隊は、その後もシリアタルトゥース沖に留まりました。
[空母アドミラル・クズネツォフを中核とするロシア海軍空母群は完全に自立して行動している]

「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊は、2017年の新年を地中海で迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の空母アドミラル・クズネツォフは地中海で新年(2017年)を迎える]

シリアではロシアトルコ主導による停戦が成立し(2016年12月30日から発効)、国連安全保障理事会も、これを支持しています。

これを受け、ロシア海軍空母部隊は、2017年1月6日以降にシリア沖を離れる事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは2017年1月に地中海を去る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはシリア沖を去る]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は2016年11月中旬から12月末頃までにシリアテロ組織(イスラム国アル=ヌスラ戦線)の施設1252を破壊しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]

ロシア海軍空母部隊は、1月10日にはクレタ島西方海域へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは地中海東部を去る]

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1月11日にはリビア沖(おそらくはリビア東部沖)へ到達した「アドミラル・クズネツォフ」を、リビア国民軍司令官ハリーファ・ベルカシム・ハフタル元帥が訪れました。
[リビア国民軍司令官はロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフを訪れた]

1月17日の時点では地中海西部に居ました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは地中海西部に居る]

1月20日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを中核とするロシア海軍航空打撃艦グループはジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出た]

ロシア海軍空母部隊ポルトガル沿岸を北上し、1月23日には同国沿岸海域を離脱しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループはポルトガル沖を去った]

1月24日の午後にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入った]
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1月25日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)から北海へ入りました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループは北海へ入った]

1月30日にはノルウェー沖を北上していました。
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[正規空母アドミラル・クズネツォフ率いるロシア海軍空母機動部隊はノルウェー沖を北上している]

ロシア海軍空母部隊は1月31日~2月1日にルイバチー半島の東方海域で実弾射撃演習を行なったようです。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを伴うロシア海軍航空打撃艦グループは帰投前にバレンツ海で演習を行なう]


そして2月3日、「アドミラル・クズネツォフ」航空隊の内の7機(MiG-29K×3機、Su-33×1機、Ka-52K×1機、Ka-29×1機、Ka-27×1機)がセヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
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今回のシリア遠征において、「アドミラル・クズネツォフ」は、艦上戦闘機Su-33、艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB、救難ヘリコプターKa-27PS、対潜ヘリコプターKa-27PL、輸送戦闘ヘリコプターKa-29、早期警戒ヘリコプターKa-31、艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kを合計で約40機程度搭載しています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]


なお、北方艦隊広報部発表によると、「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行なったとの事です。
「420回の戦闘飛行」は、艦上戦闘機シリア上空を飛行した回数であり、これ以外にも艦載ヘリコプターが750回のフライトを行なっていたという事でしょう。

ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフはシリアへ貨物を運ぶ

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年2月2日2時11分配信
【シリアへの貨物を載せて行くロシア連邦海軍の大型揚陸艦「コロリョーフ」は地中海へ入った】
イスタンブール、2月2日、インタファクス

シリアへの貨物輸送へ向かうバルト艦隊大型揚陸艦「コロリョーフ」は、水曜日に黒海海峡を通過して地中海エリアへ進んだ。
ボスポラス海峡を通過する写真を公表している当地の情報ポータルは伝えた。

イスタンブールのサイトによると、同艦は、地中海ロシア海軍物資-技術サービス供給所が配置されているシリアタルトゥース港へ向かっている。

吃水線から判断して、同艦は重い荷物を積んでいる事が指摘された。
これは、同艦にとって、今年2回目のシリアへの航海となる。

報告された所によれば、1月29日、シリアへは更に黒海艦隊大型揚陸艦「ヤーマル」が今年初めての航海へと向かった。

今年初めから、シリアへ貨物を運ぶため、バルト艦隊「コロリョーフ」、「アレクサンドル・シャバリン」、黒海艦隊「ニコライ・フィリチェンコフ」、「ツェーザリ・クニコフ」、「ヤーマル」を含むロシア海軍の大型揚陸艦、更には海軍補助船(註:「ドヴィンツィヤ-50」「クズル-60」)が、少なくとも6回の航海を行なっている。

外国メディアの報道によると、ロシア海軍大型揚陸艦補助艦隊は、いわゆる「イスラム国」(ロシア連邦では非合法のテロリスト組織)を含めたイスラム主義者との戦闘を主導するラタキア「フマイミーン」航空基地ロシア航空群及びシリア政府軍へ弾薬を送り届ける為の「シリア・エクスプレス」と呼ばれる作戦へ参加している。



バルト艦隊大型揚陸艦「コロリョーフ」は、2016年11月頃に地中海東部へ派遣され、11月26日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。

以後、ボスポラス海峡を通って黒海沿岸シリアを往航する貨物輸送任務(シリア・エクスプレス)に就いています。
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・2016年12月10日ボスポラス海峡南下、12月21日北上
・2017年1月11日ボスポラス海峡南下、1月21日北上


そして2月1日にボスポラス海峡を南下し、地中海へ向かいました。

「コロリョーフ」以外では、今年(2017年)に入ってから以下の5隻がシリアへの輸送任務を行なっています。
(つまり、今年になってから計7回)

軍用輸送船「ドヴィンツィヤ-50」:1月5日ボスポラス海峡南下、1月22日北上
軍用輸送船「クズル-60」:1月10日ボスポラス海峡南下、1月25日北上
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」:1月18日ボスポラス海峡南下、1月27日北上
大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」:1月26日ボスポラス海峡南下
大型揚陸艦「ヤーマル」:1月29日ボスポラス海峡南下

輸送任務以外では、1月18日に工作船PM-138、1月22日に救助曳船SB-5ボスポラス海峡を南下して地中海へ入っています。

工作船PM-138は、2016年9月初頭から派遣されていた工作船PM-56と交代してシリアタルトゥースへ駐留し、地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンス(技術サービス)に従事します。


バルト艦隊地中海東部大型揚陸艦を交代で派遣しており、「コロリョーフ」の前の「アレクサンドル・シャバリン」は、2016年8月末から12月末まで計6回の「シリア・エクスプレス」任務へ就き、2017年1月29日にバルチースク基地へ帰港しました。
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[ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・シャバリンは地中海東部から帰投した]

この他、北方艦隊からも大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」「シリア・エクスプレス」任務の為に派遣されています。
(2016年5月28日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、以後、同年12月までに計10回の輸送任務を遂行)
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ロシアン・ヘリコプターズはロシア海軍航空隊の為、1年に8機のヘリコプターKa-27を近代化改修できる

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『タス通信』より
2017年1月31日15時58分配信
【『ロシアン・ヘリコプターズ』は(ロシア)海軍航空隊の為に1年に8機程度のKa-27を近代化する用意がある】
モスクワ、1月31日/タス通信

ホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』(『ロシアン・テクノロジー』へ加入)は、1年に8機程度の多目的ヘリコプターKa-27を近代化する用意がある。
『タス通信』ホールディングスの広報サービスより伝えられた。

以前、ロシア海軍航空隊司令官イーゴリ・コジンは、部隊に在る全てのヘリコプターKa-27を近代化すると述べた。

「『ロシアン・ヘリコプターズは、国防省により署名された国家契約に沿って、発注者の要望する方向へのヘリコプターの近代化を実行します。
今日において、クメルタウ航空機製造事業の生産現場は、1年に8機程度のヘリコプターKa-27の近代化が可能です」

広報サービスは話した。

多目的機Ka-27の様々な派生型は、今日における海軍航空隊ヘリコプター部隊の基礎となっている。
これらは、海上の空中偵察、艦船グループの対潜防護、潜水艦及び水上艦の捜索と探知を提供する。
また、彼等は、海上で遭難した航空機、艦船の乗組員の捜索と救助に従事している。



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現在、ロシア海軍は、艦載対潜ヘリコプターKa-27PLを約50機程度保有しており、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊海軍航空隊で運用されています。
これらのKa-27PLは、電子機器を換装する近代化改装が行なわれ、Ka-27Mへアップグレードされます。
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

Ka-27PLの近代化型Ka-27Mは、2012年5月に第一次発注が行なわれると発表されました。
[ロシア海軍は艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する]

【Ka-27M試作機(0909号機)】
その後、Ka-27M試作機(0909号機)は、北方艦隊での試験が行なわれました。
[艦載ヘリコプターKa-27Mの試験は北方艦隊で行なわれている]

2014年12月には、北方艦隊所属の4機のKa-27PLが近代化改修を行なう事になりました。
[ロシア海軍の対潜ヘリコプターKa-27PLの近代化改修が始まる]

近代化改装されたKa-27Mの最初の8機は、2015年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でした。
[ロシア海軍の8機の対潜ヘリコプターKa-27が2015年に近代化される]

しかし、引き渡しは1年遅れて2016年12月になりました。
[ロシア海軍航空隊は8機の近代化改装された艦載対潜ヘリコプターKa-27Mを2016年12月に受領する]

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2016年12月19日、近代化されたKa-27Mの第1号機がロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mの第1号機を受領した]

その後、残りの7機も2016年12月末~2017年1月初頭までに引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は8機の近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領した]

この計8機のKa-27Mの内の6機は、北方艦隊へ配備されるようです。
[ロシア海軍北方艦隊は2017年に6機の近代化された艦上ヘリコプターKa-27Mを受け取る]


Ka-27Mへの近代化改修作業は『クメルタウ航空機製造事業』で実施されていますが、同社の製造ラインでは、1年間に8機程度のKa-27の近代化改修が可能との事です。
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単純に計算して、6-7年でロシア海軍が保有するKa-27を全て近代化改修できます。


Ka-27の後継機となる将来艦上ヘリコプター「ミノーガ」の開発も始まっています。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は2025年頃から生産を開始する]