ロシアン・ヘリコプターズはロシア海軍航空隊へ近代化されたヘリコプターKa-27Mを供給する準備を整えている

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年8月22日12時0分配信
【『ロシアン・ヘリコプターズ』は我が国の海軍航空隊へ近代化されるKa-27Mの生産機を供給する用意がある-広報サービス】
モスクワ、8月22日、インタファクス-AVN

『ロシアン・ヘリコプターズ』は、海軍航空隊の為に近代化されるKa-27Mの生産機を供給する用意がある。
『インタファクス』ホールディングス広報サービスより伝えられた。

「ホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』(国営法人『ロシアン・テクノロジー』へ加入)は、ロシア海軍航空隊の為に近代化される多目的ヘリコプターKa-27Mの生産機を供給する準備を整えております。
最初の機体は、既に全ての複合体の工場試験を経ております」

広報サービス担当者は表明した。

彼は、国家防衛発注を保障するロシア連邦国防省の航空機器及び兵器管理部が、7月末にヘリコプターKa-27M量産の為の設計及び操作文書を承認した事を指摘した。

「近代化されたKa-27Mは、ロシア海軍航空隊の近海ゾーンにおける戦闘任務を効率的に遂行する事を可能にします。
2016年に私共は、ロシア国防省へ試験バッチを御引き渡しいたしました。
機体の運用の結果、飛行士から高い評価を受けました」

広報サービスは、『ロシアン・ヘリコプターズ』副総取締役ウラジスラフ・サヴェリエフの談話を引用した。

彼は、近代化されたヘリコプターKa-27Mは、前任者と比べて著しく高い戦闘能力(ポテンシャル)を有し、広範囲の任務を遂行できる事を強調した。

広報サービスは、ヘリコプターの近代化は『クメルタウ航空機製造事業』により実施されると付け加えた。

多目的ヘリコプターKa-27型の様々なモデルは、海上の空中偵察、艦船グループの対潜防護、潜水艦及び水上艦の捜索、検出、追尾と破壊の実施、海上で遭難した航空機および艦船の乗組員の捜索と救助、更には、艦船グループの活動を保障する為の輸送任務の遂行を保障する。

近代化されるヘリコプターは、新たな水中音響及び磁気システムを含めた新たな戦術指揮システム、電波偵察システム、情報処理システムと、アクティブフェーズドアレイアンテナの機上電波位置特定ステーション(レーダー)を装備する。
これらのお蔭により、Ka-27Mは、全周囲観察能力、全てのタイプの艦と潜水艦の検出が可能となる:目標の検出及び破壊距離の増加。
ヘリコプターは、地上及び艦船の指揮所へ情報を転送する現代的な方法と、他のヘリコプターとの近代的な通信を導入した。

以前、ロシア海軍航空隊司令官イーゴリ・コジンは、在籍する全てのKa-27の近代化を実施すると表明した。



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現在、ロシア海軍は、艦載対潜ヘリコプターKa-27PLを約50機程度保有しており、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊海軍航空隊で運用されています。
これらのKa-27PLは、電子機器を換装する近代化改装が行なわれ、Ka-27Mへアップグレードされます。
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

Ka-27PLの近代化型Ka-27Mは、2012年5月に第一次発注が行なわれると発表されました。
[ロシア海軍は艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する]

【Ka-27M試作機(0909号機)】
その後、Ka-27M試作機(0909号機)は、北方艦隊での試験が行なわれました。
[艦載ヘリコプターKa-27Mの試験は北方艦隊で行なわれている]

2014年12月には、北方艦隊所属の4機のKa-27PLが近代化改修を行なう事になりました。
[ロシア海軍の対潜ヘリコプターKa-27PLの近代化改修が始まる]

近代化改装されたKa-27Mの最初の8機は、2015年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でした。
[ロシア海軍の8機の対潜ヘリコプターKa-27が2015年に近代化される]

しかし、引き渡しは1年遅れて2016年12月になりました。
[ロシア海軍航空隊は8機の近代化改装された艦載対潜ヘリコプターKa-27Mを2016年12月に受領する]

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2016年12月19日、近代化されたKa-27Mの第1号機がロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mの第1号機を受領した]

その後、残りの7機も2016年12月末~2017年1月初頭までに引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は8機の近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領した]

この計8機のKa-27Mの内の6機は、北方艦隊へ配備されるようです。
[ロシア海軍北方艦隊は2017年に6機の近代化された艦上ヘリコプターKa-27Mを受け取る]

Ka-27Mへの近代化改修作業は『クメルタウ航空機製造事業』で実施されていますが、同社の製造ラインでは、1年間に8機程度のKa-27の近代化改修が可能との事です。
[ロシアン・ヘリコプターズはロシア海軍航空隊の為、1年に8機のヘリコプターKa-27を近代化改修できる]
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単純に計算して、6-7年でロシア海軍が保有するKa-27を全て近代化改修できます。



Ka-27の後継機となる将来艦上ヘリコプター「ミノーガ」の開発も始まっています。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は2025年頃から生産を開始する]
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は汎用タイプとなる]
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北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はエニセイ川で上陸演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年8月21日11時34分配信
【タイミルで海洋揚陸部隊を上陸させる兵種間演習が実施された】

本日、タイミル半島ドゥディンカ地域エニセイ川の無防備の海岸へ海洋揚陸部隊を上陸させる戦術演習が実施された。

演習には、艦の乗組員、北方艦隊海軍歩兵および北極圏自動車化射撃兵中央軍管区航空隊特殊用途部隊、更には、空挺軍部隊が参加した。

中央軍管区の航空隊と特殊部隊の支援を受けた北方艦隊の統合グループ戦力の演習の意図は、必要に応じてテロリストに乗っ取られた橋頭堡を奪還する為の海洋揚陸部隊の車輌の上陸を保障し、北極ゾーンの重要な産業施設を防衛する目的で半島領域へ進む更なる進撃にあった。

摸擬戦闘活動は、仮想テロリストの位置へ航空打撃を与える事により始まり、艦からの砲撃の調整の為に後方に居る特殊部隊グループが投入された。
目標のデータを受け取った大型対潜艦「セヴェロモルスク」AK-100砲塔の戦闘班は、仮想敵地点へ砲火を開いた。
同艦の乗組員は、初めてエニセイ川での同様の演習へ参加し、指示された任務へ成功裏に対処した。

仮想敵地点への火力支援の後、ヘリコプターKa-27PSは、海岸へ接近して地雷を除去し、車輌上陸場所の準備を行なう為の戦闘工兵グループを海岸へ運んだ。
工兵隊の活動は、大型対潜艦「セヴェロモルスク」の艦上から発進した高速艇で上陸した海軍歩兵によりカバーされた。

海洋揚陸部隊の車両の上陸の為の場所の準備後、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」が海岸線へ接近した。
艦の中甲板から、海軍歩兵、北極圏旅団、空挺軍連合部隊の30輌以上の車輪及びキャタピラー車輌が「踏み台」から上陸した:BTR-82A、BMD-3、MT-LBV、自走榴弾砲「グヴォズジカ」、TTM-4902PS-10。

北極圏自動車化射撃兵の上陸中、海軍歩兵および空挺部隊は、海岸の橋頭堡を占拠、確保する為の戦闘実施の合同戦術活動へ取り組んだ。

演習参加者は、戦闘技量及び合同作戦実施における連携で高水準を示した。



ロシア北方艦隊は、2012年から北極圏での行動を活発化させています。

2012年9月、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]


2013年9月にも、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
この時には、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島へ飛行場建設の為の各種機材や資材が陸揚げされ、同島の飛行場は再建されました。
[聖アンドレイの旗の下に]


2014年9月には、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極圏へ派遣されました。
(2014年9月6日出港、10月9日寄港)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年10月9日14時09分配信
【ロシア北方艦隊の艦は北極圏航海から戻ってきた】

2014年12月1日には、北方艦隊を中核とする北方統合戦略司令部が設立されました。
[ロシア連邦軍北極圏統合戦略司令部が設立された]


2015年にも北極圏への遠距離航海と演習が実施されました。
艦船支隊は8月16日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏遠征へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」
海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-164、「アレクサンドル・プーシキン」
救助曳船「パミール」


2隻の大型揚陸艦には、何時もの海軍歩兵部隊(キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団)では無く、2012年に北方艦隊の指揮下へ移管された「ペチェンガ2等クトゥゾフ勲章受章・第200独立自動車化歩兵旅団」所属部隊が乗っていました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏のジクソンへ到着した]

演習はタイミル半島の重要な工業施設周辺、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島でも実施され、遠征部隊は2015年10月10日に帰港しました。



2016年8月30日から10月7日には、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-164などが北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

この時には太平洋艦隊からも砕氷船「イワン・スサ―ニン」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が派遣され、ノヴォシビルスク諸島で合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは北極圏遠征から戻ってきた]


2017年8月10日、6度目となる北方艦隊北極圏遠征が始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊は6度目の北極圏遠征を開始した]

今回の北極圏遠征部隊の旗艦は大型対潜艦「セヴェロモルスク」が務めており、この他に大型揚陸艦3隻などが参加しています。

北極圏遠征部隊は、8月13日にカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はカラ海へ入った]

北極圏遠征部隊北極海を東へ進み、8月15日にはジクソンに到着しました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はジクソンに到着した]

その後、遠征部隊(大型対潜艦1隻、大型揚陸艦3隻、サルベージ船1隻)はエニセイ川を南下し、8月18日にドゥディンカへ到着しました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はエニセイ川へ入り、ドゥディンカへ到着した]
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そして8月21日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、ドゥディンカ近辺で上陸演習を行ないました。

3隻の大型揚陸艦からは、北方艦隊第61独立海軍歩兵旅団及び第80独立自動車化射撃兵旅団、更には空挺軍部隊が上陸しました。

上陸支援は大型対潜艦「セヴェロモルスク」の艦砲射撃の他、中央軍管区の空軍部隊による空爆も行われました。

ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴィシニィ・ヴォロチェクは黒海での航行試験の準備を行なっている

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年8月19日12時59分配信
【黒海艦隊の最新小型ロケット艦「ヴィシニィ・ヴォロチェク」は航行試験及び国家受領試験を準備する】

『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造された黒海艦隊の最新小型ロケット艦「ヴィシニィ・ヴォロチェク」は、最近、内陸水路によるノヴォロシースクへの移動を行ない、航行試験及び国家受領試験実施の準備を行なっている。

試験は、以前の同型の小型ロケット艦「セルプホフ」及び「ゼリョヌイ・ドル」と同様、全ての条件がこの為に作成されているノヴォロシースク海軍基地で実施される。
海上で同艦は全ての動作モードを点検し、砲射撃を行ない、その後、今年末までに黒海艦隊ロケット艇旅団へ加わる。

現在、小型ロケット艦は、「ヴィシニィ・ヴォロチェク」の河川曳航時に取り付けられたシステム及び構造物を取り外している。

プロジェクト21631小型ロケット艦は、公開株式会社『ゼレノドリスク計画設計局』により開発された多目的艦であり、現代的な風貌の砲、ミサイル、対水中工作、高射、電波工学兵装を装備する。

「ヴィシニィ・ヴォロチェク」は、より増加した排水量を有し、海上及び沿岸目標を撃破する為に意図されている最新の高精度長距離ミサイル汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」を装備する近代化された「ブヤン-M」シリーズの6隻目である。



[新世代小型ロケット艦「ブヤン-M」]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴィシニィ・ヴォロチェク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水しました。

「ブヤン-M」の1~5番艦はドイツMTU社製ディーゼルエンジンを装備していましたが、ヨーロッパ連合対ロシア制裁により以後の供給が停止した為、6番艦「ヴィシニィ・ヴォロチェク」以降は、ドイツ製ディーゼルをライセンス生産した中国製ディーゼルエンジンが装備されます。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦ブヤン-Mの6番艦以降は中国製ディーゼルエンジンを装備する]

艤装を完了した「ヴィシニィ・ヴォロチェク」は、7月下旬から8月初頭に掛けて内陸水路経由でゼレノドリスクからノヴォロシースクへ回航されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴィシニィ・ヴォロチェクはノヴォロシースクへ回航された]
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今後、「ヴィシニィ・ヴォロチェク」黒海で洋上試験を実施します。

「ヴィシニィ・ヴォロチェク」ロシア海軍への引き渡しは2017年10月に予定されており、就役後は黒海艦隊へ配備されます。
[6隻目のブヤン-M小型ロケット艦ヴィシニィ・ヴォロチェクは2017年にロシア海軍へ引き渡される]
[第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴィシニィ・ヴォロチェクは2017年10月にロシア海軍黒海艦隊へ引き渡される]


プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、既に10隻が起工され、この内の5隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴィシニィ・ヴォロチェク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2017年10月就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2019年10月就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2018年10月就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年就役予定

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2020年就役予定



現在の所、プロジェクト21631は12番艦までの建造が計画されています。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦3隻(10-12番艦)の建造契約が締結された]
[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

プロジェクト21631の主要兵装は有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

従来の小型ロケット艦は対艦攻撃のみに特化していましたが、「ブヤン-M」は対地攻撃用の有翼ミサイルを搭載する事により、地上への戦力投射にも使用できるようになりました。


2015年10月7日、カスピ小艦隊「ブヤン-M」3隻(「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」)は、カスピ海からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

カスピ小艦隊「ブヤン-M」3隻は、11月21日にも「カリブル」による攻撃を行なっています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2016年8月19日には、黒海艦隊「ブヤン-M」2隻が地中海東部(シリア沖)からシリア領内のテロ組織「アル=ヌスラ戦線」の施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはシリアのアル=ヌスラ戦線を巡航ミサイル"カリブル"で攻撃した]

北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はエニセイ川へ入り、ドゥディンカへ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年8月18日11時2分配信
【北方艦隊の艦船は北極圏航海の枠組みでドゥディンカ港へ到着した】

本日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」に率いられる北方艦隊艦・支援船支隊は、エニセイ川ドゥディンカ港へ到着した。

4隻の戦闘艦及びサルベージ船は、38時間以内にカラ海を抜け、エニセイ川上流へ入った。
北方艦隊の歴史上初めて、深い吃水を有するプロジェクト1155大型対潜艦エニセイ川の航行に参加した。

北方艦隊将兵の川の水路の航行は、2つの支隊に別れて行なわれた。
最初にドゥディンカ港へ埠頭へ到着したのは、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」だった。
沿岸で軍事船員は、区行政府および市行政府の代表とドゥディンカ住民に出迎えられた。

会合の開催中、タイミル・ドルガン-ネネツ自治区議会を代表してウラジーミル・シショフ議員は、到着した北方艦隊将兵を祝福し、今後の戦闘訓練活動の成功を望んだ。
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これに応じ、北極圏航海指揮官-北方艦隊コラ多種戦力小艦隊司令官オレグ・ゴルーベブ中将は、暖かい受け入れに感謝し、北方艦隊将兵がタイミル半島で与えられた任務を遂行するのは2度目になる事を指摘した。
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同様の航海は2015年に実施された。

近い内に軍事船員及び北極圏旅団の将兵は、エニセイ川の無防備の海岸への部隊揚陸訓練を開始する。

[参照]
北方艦隊
水上部隊の6度目の北極圏航海は、8月10日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから出航して始まった。
セヴェロモルスクからの艦船支隊の移動では、約1900海里を進んだ。
支隊は、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「コンドポガ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、給油供給船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-164で構成されている。

2012年、ロシア海軍の歴史上初めて北方艦隊海軍歩兵コテリヌイ島の無防備の海岸へ初めての海洋揚陸部隊の上陸を実施した。
2013年、北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」率いる艦船支隊は、航空司令部「テンプ」を復活させる為、ノヴォシビルスク諸島へ機材を送り届けた。
2014年の北方艦隊部隊の大規模な北極圏航海は、ノヴォシビルスク諸島ロシア連邦の海岸および北極圏の島嶼ゾーンの保護の為の演習となった。
2015年の同様の航海中には、タイミル半島の重要な施設の保護の為、北方艦隊北極圏自動車化射撃兵旅団の部隊との軍種間演習が初めて実施された。
昨年(2016年)には、北方艦隊の歴史上初めて北極旅団の将兵が、ロシア最北の列島ゼムリャフランツァヨシファゼムリャアレクサンドル島の無防備の海岸への海洋揚陸部隊の上陸を実施した。



ロシア北方艦隊は、2012年から北極圏での行動を活発化させています。

2012年9月、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]


2013年9月にも、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
この時には、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島へ飛行場建設の為の各種機材や資材が陸揚げされ、同島の飛行場は再建されました。
[聖アンドレイの旗の下に]


2014年9月には、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極圏へ派遣されました。
(2014年9月6日出港、10月9日寄港)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年10月9日14時09分配信
【ロシア北方艦隊の艦は北極圏航海から戻ってきた】

2014年12月1日には、北方艦隊を中核とする北方統合戦略司令部が設立されました。
[ロシア連邦軍北極圏統合戦略司令部が設立された]


2015年にも北極圏への遠距離航海と演習が実施されました。
艦船支隊は8月16日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏遠征へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-164
サルベージ船「アレクサンドル・プーシキン」
救助曳船「パミール」


2隻の大型揚陸艦には、何時もの海軍歩兵部隊(キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団)では無く、2012年に北方艦隊の指揮下へ移管された「ペチェンガ2等クトゥゾフ勲章受章・第200独立自動車化歩兵旅団」所属部隊が乗っていました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏のジクソンへ到着した]

演習はタイミル半島の重要な工業施設周辺、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島でも実施され、遠征部隊は2015年10月10日に帰港しました。



2016年8月30日から10月7日には、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-164などが北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

この時には太平洋艦隊からも砕氷船「イワン・スサ―ニン」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が派遣され、ノヴォシビルスク諸島で合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは北極圏遠征から戻ってきた]


2017年8月10日、6度目となる北方艦隊北極圏遠征が始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊は6度目の北極圏遠征を開始した]

今回の北極圏遠征部隊の旗艦は大型対潜艦「セヴェロモルスク」が務めており、この他に大型揚陸艦3隻などが参加しています。

北極圏遠征部隊は、8月13日にカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はカラ海へ入った]

北極圏遠征部隊北極海を東へ進み、8月15日にはジクソンに到着しました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はジクソンに到着した]

その後、遠征部隊(大型対潜艦1隻、大型揚陸艦3隻、サルベージ船1隻)はエニセイ川を南下し、8月18日にドゥディンカへ到着しました。


北方艦隊北極圏遠征部隊は2015年にもドゥディンカを訪れていますが、この時は大型揚陸艦のみであり、大型対潜艦は同行していませんでした。

ロシア海軍北方艦隊の最新原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクはバレンツ海から巡航ミサイル"カリブル"を発射した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2017年8月18日5時4分配信
【北方艦隊の原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」は有翼ミサイル「カリブル」のミサイル射撃を実施した】

本日、北方艦隊多目的潜水艦「セヴェロドヴィンスク」は、海洋配置有翼ミサイル「カリブル」の射撃を成功裏に実施した。

乗組員は、バレンツ海北方艦隊戦闘訓練射爆場の1つで、水中位置から戦闘演習を実施した。
ミサイルは、アルハンゲリスク州チジャ射爆場へ発射された。
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発射境界線から目標位置までの距離は、およそ600kmであった。
監視施設によると、射撃は所定の精度で実行され、全ての飛翔及び技術的数値が確認された。

ミサイル射撃の準備及び戦闘演習の直接の実施において、原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」乗組員は、高いプロ意識と海軍技量を示した。

[参照情報]
多目的原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」
は、プロジェクト885「ヤーセン」のトップ艦である。
それは1993年に起工され、2010年6月15日に進水した。
潜水艦への海軍旗掲揚式典は2014年6月17日に開催された。
2014年7月27日の「ロシア海軍の日」の祝賀に捧げられる海上パレードの際、潜水艦は、北方艦隊主要基地-セヴェロモルスク市泊地の戦闘艦の隊列に初めて加わった。

同プロジェクトの多目的原子力潜水艦は、音響フィールド水準が低減された第4世代艦である。
それは、地上、水上及び水中の物体の撃破の為に意図されている。
これらの潜水艦の兵装は、有翼ミサイル「カリブル」を含む現代的な魚雷及びミサイル兵器複合体で構成されている。




[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

ソ連邦解体から2年後の1993年12月21日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工され、2010年6月15日に進水したプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦の1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は、2013年12月30日、受領-引渡証書への署名(ロシア連邦海軍への納入)が行なわれました。
[新世代多用途原潜セヴェロドヴィンスクはロシア海軍へ納入された]

2014年6月17日、ロシア海軍旗初掲揚式典が開催され、北方艦隊潜水艦部隊・第11対空母原潜師団へ編入され、正式にロシア海軍へ就役しました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクは最新の原子炉セキュリティシステムを有する]

その後も白海で各種試験が実施され、2014年9月、常駐基地となるザオゼルスク(ザーパドナヤ・リツァ)へ向かいました。
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[ロシア海軍最新鋭原潜セヴェロドヴィンスクは駐留基地ザオゼルスク(ザーパドナヤ・リツァ)へ向かった]

11月10日、ザーパドナヤ・リツァ浮上救助室の動作試験が行なわれました。
[ロシア海軍最新鋭原潜セヴェロドヴィンスクは救助カプセルの動作試験を行なった]

2015年5月9日の大祖国戦争勝利70周年記念日には、北方艦隊主要基地セヴェロモルスク沖の観艦式へ参加しました。


2015年6月6日、新型機器を搭載する「技術的作業」の為にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」へ回航されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクはセヴェロドヴィンスク市へ到着した]

その後の動向は明らかにされていませんでしたが、「技術的作業」を終えてザオゼルスクへ戻り、慣熟訓練を続けていたようです。
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[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクは戦闘演習の為に出航する]

慣熟訓練を終えた「セヴェロドヴィンスク」は、2016年4月初頭に北方艦隊の演習へ参加し、最新鋭魚雷「フィジーク」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]
[新型誘導魚雷フィジークはロシア海軍へ制式採用された]

2016年4月下旬、バレンツ海から有翼ミサイル「カリブル」(対地攻撃型)ロシア北西部チジャ射爆場へ発射しました。
[ロシア海軍最新鋭原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクはバレンツ海から巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

それから1年以上経った2017年8月18日、再びバレンツ海から有翼ミサイル「カリブル」(対地攻撃型)ロシア北西部チジャ射爆場へ発射しました。


今回のミサイル発射は、チジャ射爆場から約600km離れたバレンツ海の海域から行なわれたとの事です。


原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」は、汎用有翼ミサイル「カリブル」超音速対艦ミサイル「オーニクス」を搭載しています。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
[ロシア海軍の超音速対艦ミサイル"オーニクス"は近代化される]

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艦中央部のミサイル発射機(4連装8基)に最大で32基の「カリブル」「オーニクス」を搭載出来ます。
(この他、「カリブル」魚雷発射管からも発射できるので、更に搭載数を増やす事も可能)


「セヴェロドヴィンスク」は、現在までに有翼ミサイルを少なくとも8回発射しています。

2012年11月7日:潜航状態で「カリブル」対艦攻撃型を発射。
[多用途原潜セヴェロドヴィンスクはカリブル対艦ミサイルの発射試験に成功した]

2012年11月26日:浮上状態で「カリブル」地上攻撃型を発射。
[多用途原潜セヴェロドヴィンスクはカリブル対地ミサイルの発射試験に成功した]

2012年11月28日:潜航状態で「カリブル」対地攻撃型を発射。
[多用途原潜セヴェロドヴィンスクは3回連続でカリブル有翼ミサイルの発射試験に成功した]

2013年6月:潜航状態で「カリブル」対地攻撃型を発射。
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2013年11月6日:潜航状態で超音速対艦ミサイル「オーニクス」を発射。
[原子力潜水艦セヴェロドヴィンスクは超音速対艦ミサイル「オーニクス」を発射した]

2014年9月初頭:潜航状態で有翼ミサイル(オーニクス?)を発射。
[ロシア海軍最新鋭原潜セヴェロドヴィンスクはミサイルを発射した]

2016年4月末:潜航状態で「カリブル」対地攻撃型を発射。


2017年8月18日:潜航状態で「カリブル」対地攻撃型を発射。

ロシア海軍の最新潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは黒海艦隊基地へ向かった

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『インタファクス』より
2017年8月16日15時2分配信
【オランダのフリゲートは北海で「カリブル」を有する2隻のロシア潜水艦に同行した】
モスクワ、8月16日、インタファクス-ロシア

有翼ミサイル兵器「カリブル」を有する第5及び第6のプロジェクト636.3潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」及び「コルピノ」は、バルト海から黒海への艦隊間移動を開始した。
西側メディアの専門家は公表写真付きで伝えた。

データによると、水曜日に北海オランダ海軍ロケットフリゲート「デ・ロイテル」ロシア潜水艦に同行した。

8月9日にセヴァストーポリプロジェクト636.3潜水艦シリーズの4隻目「クラスノダール」が到着した際に黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将が発言したように
「もっと喜ばしい事に、私共は、今年末までにクラスノダールと同型の潜水艦を更に2隻出迎えます」

「間もなく潜水艦(サブマリン)ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは常時駐屯地へ到着し、潜水艦連合部隊を完全に補完します」
彼は話した。

黒海艦隊の為に、6隻のプロジェクト636.3潜水艦『アドミラルティ造船所』(『統合造船業営団』へ加入)で建造された。
この内の2隻~「ロストフ・ナ・ドヌー」「クラスノダール」は、長期に及ぶ艦隊間移動の実施中に、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として在り、同海域からシリア『イスラム国』(ロシア連邦では非合法のテロリスト組織)の目標へ有翼ミサイル「カリブル」による打撃を与えた。

プロジェクト636.3第3世代ディーゼル潜水艦に属しており、最も静粛なものの1つと見られており、最新のミサイル-魚雷兵装、電波電子兵装、水中音響兵装と、高い戦闘効率を有する。
同プロジェクト潜水艦の特徴は、打撃ミサイル複合体「カリブル-PL」、更には更新された電波電子機器を装備している事に有る。

現在、『アドミラルティ造船所』は、太平洋艦隊の為のプロジェクト636.3潜水艦の6隻のシリーズの建造に着手している。



[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]

プロジェクト06363通常動力潜水艦の5番艦B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」は、2014年10月30日に起工され、2016年3月18日に進水し、2016年10月26日に就役しました。

[黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦5番艦ヴェリキー・ノヴゴロドはロシア海軍へ就役した]

プロジェクト06363通常動力潜水艦の6番艦B-271「コルピノ」は、2014年10月30日に起工され、2016年5月31日に進水し、2016年11月24日に就役しました。

[黒海艦隊の為の第6のプロジェクト06363潜水艦コルピノはロシア海軍へ就役した]

2隻の潜水艦は就役後もバルト海で慣熟訓練を行ない、2017年7月30日の「ロシア海軍の日」にはクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


プロジェクト06363潜水艦は、既に4隻が黒海艦隊基地へ回航されており、4隻目の「クラスノダール」は今年8月9日に到着したばかりです。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦クラスノダールはセヴァストーポリへ到着した]


そして8月中旬、「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」黒海艦隊基地へ向けて出航し、8月16日には北海へ入りました。

北海で2隻の潜水艦は、ネーデルラント(オランダ)海軍フリゲートF804「デ・ロイテル」に追尾されました。
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北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はジクソンに到着した

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年8月15日12時55分配信
【北方艦隊の艦船は北極航路上のジクソン港泊地へ到着した】
モスクワ、8月15日、インタファクス-AVN

大型対潜艦「セヴェロモルスク」に率いられ、北極圏東部で遠距離航海任務を遂行している北方艦隊艦・支援船支隊は、火曜日にロシア大陸部で最北の港ジクソンへ到着した。
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『インタファクス-AVN』は、北方艦隊の代理人ワジム・セルガ1等海佐より伝えられた。

「艦船は同港泊地へ投錨しました。
近い内に、艦の乗組員は、エニセイ川からドゥディンカ港までの航行を開始します。
現在までに、支隊は1400海里以上を航行しました」

彼は説明した。

彼によると、以前、カラ海を航行中に艦の乗組員は、結氷海域を先導する艦船の操艦の為の合同訓練を実施した。
艦及び支援船は、全ての航海参加船の航海能力を考慮した縦列ラインを構築した。
更に、艦船の士官と航海士は当直に従事し、エニセイ川水路の航行条件下での放射線測定を行なった。

北方艦隊水上部隊の6度目の北極圏航海は、8月10日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから出航して始まった。
支隊は、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「コンドポガ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、給油供給船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-164で構成されている。

北方艦隊艦船のロシア北極圏東部への最初の大規模航海は、2012年に実施された。



ロシア北方艦隊は、2012年から北極圏での行動を活発化させています。

2012年9月、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]


2013年9月にも、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
この時には、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島へ飛行場建設の為の各種機材や資材が陸揚げされ、同島の飛行場は再建されました。
[聖アンドレイの旗の下に]


2014年9月には、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極圏へ派遣されました。
(2014年9月6日出港、10月9日寄港)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年10月9日14時09分配信
【ロシア北方艦隊の艦は北極圏航海から戻ってきた】

2014年12月1日には、北方艦隊を中核とする北方統合戦略司令部が設立されました。
[ロシア連邦軍北極圏統合戦略司令部が設立された]


2015年にも北極圏への遠距離航海と演習が実施されました。
艦船支隊は8月16日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏遠征へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-164
サルベージ船「アレクサンドル・プーシキン」
救助曳船「パミール」


2隻の大型揚陸艦には、何時もの海軍歩兵部隊(キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団)では無く、2012年に北方艦隊の指揮下へ移管された「ペチェンガ2等クトゥゾフ勲章受章・第200独立自動車化歩兵旅団」所属部隊が乗っていました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏のジクソンへ到着した]

演習はタイミル半島の重要な工業施設周辺、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島でも実施され、遠征部隊は2015年10月10日に帰港しました。



2016年8月30日から10月7日には、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-164などが北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

この時には太平洋艦隊からも砕氷船「イワン・スサ―ニン」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が派遣され、ノヴォシビルスク諸島で合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは北極圏遠征から戻ってきた]


2017年8月10日、6度目となる北方艦隊北極圏遠征が始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊は6度目の北極圏遠征を開始した]

今回の北極圏遠征部隊の旗艦は大型対潜艦「セヴェロモルスク」が務めており、この他に大型揚陸艦3隻などが参加しています。

北極圏遠征部隊は、8月13日にカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はカラ海へ入った]

北極圏遠征部隊北極海を東へ進み、8月15日にはジクソンに到着しました。

今後、遠征部隊はエニセイ川を南下し、ドゥディンカへ向かいます。

ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭救助船イーゴリ・ベロウソフはクリル諸島(千島列島)のマトゥア島(松輪島)沖で沈没した潜水艦を調査する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年8月15日8時24分配信
【太平洋艦隊の潜水士はマトゥア島において深度110メートルの海底で第2次世界大戦時の潜水艦を調査する】
モスクワ、8月15日、インタファクス-AVN

太平洋艦隊救助船「イーゴリ・ベロウソフ」乗組員は、クリル地域マトゥア島ドヴォイナヤ湾の調査を開始した。
火曜日に『インタファクス-AVN』太平洋艦隊の代理人ウラジーミル・マトヴェーエフ1等海佐より伝えられた。

「操作は、遠隔操作無人水中装置タイゲル(タイガー)と、遠隔水中捜索救助装置パンテラ-プリュス(パンサープラス)により行なわれます。
ユルロヴァ岬付近の水深110メートルで発見された第2次世界大戦時の潜水艦を調査します。
操作の際、潜水士は潜水服AS-55を使用します。
既に、水中の物体の詳細な調査の為、数回の深海潜水が行なわれています」

彼は説明した。

彼によると、ロシア連邦国防省学術探検センター及びロシア地理学教会の代表によるクリル地域マトゥア島第2次学術調査の作業中、太平洋艦隊及び東方軍管区の要員は科学研究作業を続けており、以前に発見された地下要塞を調査している。

大型水路調査艇BGK-2153により、水路特性分析の為、ビデオ及び写真撮影による潜水場所の解明が行なわれている。
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現在、クリル諸島(日本側呼称・千島列島)には、ロシア海軍沿岸ミサイル部隊は駐留していますが、ロシア海軍「軍港」は存在せず、艦船も駐留していません。

2016年3月下旬、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、クリル諸島ロシア海軍「軍港」が造られる可能性に初めて言及し、クリル諸島へ太平洋艦隊の調査部隊を派遣すると述べました。
[クリル諸島にロシア海軍太平洋艦隊の基地が建設されるかもしれない]


2016年5月7日、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」サルベージ船KIL-168など6隻で構成され、太平洋艦隊副司令官アレクサンドル・リャブヒン中将が指揮する調査部隊ウラジオストクを出航し、5月14日にクリル諸島中部のマトゥア島へ到着しました。

以後、マトゥア島太平洋艦隊の基地を建設する可能性についての調査が行なわれました。
[クリル諸島のマトゥア島にロシア海軍太平洋艦隊の基地が建設される?]

マトゥア島には太平洋戦争中に旧日本海軍が建設した飛行場跡(3本の滑走路)が残されており、その復旧の可能性についても調査が進められました。
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[クリル諸島のマトゥア島でロシア海軍太平洋艦隊の基地建設の為の調査が進められている]


2016年5月末からはヘリコプター発着の為のマトゥア島飛行場の復旧作業が始まりました。
この他、大型揚陸艦が海岸へ貨物を荷揚する為の海岸の整備も行われました。
[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島(千島列島)マトゥア島(松輪島)の旧日本軍飛行場を再建する]

これと並行して旧日本軍の地下施設(掩体壕など)の本格的な調査(重機による掘削)も行なわれました。
[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島(千島列島)マトゥア島(松輪島)の旧日本軍地下施設を調査する]
[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島(千島列島)マトゥア島(松輪島)の旧日本軍地下施設の調査を続ける]

2016年6月下旬には、ドヴォイナヤ湾旧日本海軍零式艦上戦闘機(ゼロ戦)が発見されました。
[クリル諸島(千島列島)のマトゥア島(松輪島)で旧日本海軍の零式艦上戦闘機(ゼロ戦)が発見された]

2016年6月末までにマトゥア島の調査は全て完了し、調査隊は一旦撤収しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島(千島列島)マトゥア島(松輪島)の調査を全て完了した]


2017年にはマトゥア島の第2次調査が実施される事になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は2017年6月~9月にクリル諸島(千島列島)マトゥア島(松輪島)の調査を行なう]

2017年5月30日、第2次マトゥア島調査隊を乗せた太平洋艦隊艦船支隊ウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のクリル諸島(千島列島)マトゥア島(松輪島)調査部隊はウラジオストクから出航した]

6月7日、太平洋艦隊艦船支隊マトゥア島へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のクリル諸島(千島列島)マトゥア島(松輪島)調査部隊は現地に到着した]

以後、現在までマトゥア島の調査が行なわれています。


太平洋艦隊は、最新鋭の潜水艦救助船「イーゴリ・ベロウソフ」(2015年12月25日就役)を派遣し、マトゥア島沖の海底で発見された潜水艦の調査を開始しましたが、これは、松輪島日本軍陸上砲台が1944年6月1日に撃沈したアメリカ海軍潜水艦「へリング」(SS-233)でしょう。
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北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はカラ海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年8月13日11時15分配信
【北方艦隊艦船支隊はカラ海へ入った】

本日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」に率いられる北方艦隊艦・支援船支隊は、カルスキエボロタ海峡を通過してバレンツ海からカラ海へ入った。
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北方艦隊水上部隊の次なる北極圏航海は、8月10日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから出航して始まった。

支隊は、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「コンドポガ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、給油供給船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-164で構成されている。

支隊は経済航行の平均速力で移動しており、1日に約250海里を進んでいる。

移動中に艦の乗組員は、通信及び合同操艦の演習へ取り組んだ。
艦上航空機ヘリコプターKa-27PSの助力を得て、大型対潜艦「セヴェロモルスク」バレンツ海東部の漁業状況を監視した。
ヘリコプター乗員は更に、遭難したという想定下の民間船への援助の為の訓練を実施した。

艦船支隊の移動は、航行ルートの水文気象条件の特徴を考慮して組織的に行われている。
結氷状態の監視及び偵察を行なう為、北方艦隊第45航空・防空軍対潜航空隊航空機の投入が計画されている。
困難な結氷条件下にある北海航路北方艦隊の艦と支援船の航海ルートは、国営法人『ロスアトム』原子力砕氷船により保障され、その乗組員は北方艦隊将兵と組織的に連携する。

[参照]
これは、過去数年間の北極圏における北方艦隊の6回目の大規模航海である。
2012年、ロシア海軍の歴史上初めて北方艦隊海軍歩兵コテリヌイ島の無防備の海岸へ初めての海洋揚陸部隊の上陸を実施した。
2013年、北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」率いる艦船支隊は、航空司令部「テンプ」を復活させる為、ノヴォシビルスク諸島へ機材を送り届けた。
2014年の北方艦隊部隊の大規模な北極圏航海は、ノヴォシビルスク諸島ロシア連邦の海岸および北極圏の島嶼ゾーンの保護の為の演習となった。
2015年の同様の航海中には、タイミル半島の重要な施設の保護の為、北方艦隊北極圏自動車化射撃兵旅団の部隊との軍種間演習が初めて実施された。
昨年(2016年)には、北方艦隊の歴史上初めて北極旅団の将兵が、ロシア最北の列島ゼムリャフランツァヨシファゼムリャアレクサンドル島の無防備の海岸への海洋揚陸部隊の上陸を実施した。



ロシア北方艦隊は、2012年から北極圏での行動を活発化させています。

2012年9月、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]


2013年9月にも、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
この時には、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島へ飛行場建設の為の各種機材や資材が陸揚げされ、同島の飛行場は再建されました。
[聖アンドレイの旗の下に]


2014年9月には、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極圏へ派遣されました。
(2014年9月6日出港、10月9日寄港)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年10月9日14時09分配信
【ロシア北方艦隊の艦は北極圏航海から戻ってきた】

2014年12月1日には、北方艦隊を中核とする北方統合戦略司令部が設立されました。
[ロシア連邦軍北極圏統合戦略司令部が設立された]


2015年にも北極圏への遠距離航海と演習が実施されました。
艦船支隊は8月16日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏遠征へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-164
サルベージ船「アレクサンドル・プーシキン」
救助曳船「パミール」


2隻の大型揚陸艦には、何時もの海軍歩兵部隊(キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団)では無く、2012年に北方艦隊の指揮下へ移管された「ペチェンガ2等クトゥゾフ勲章受章・第200独立自動車化歩兵旅団」所属部隊が乗っていました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏のジクソンへ到着した]

演習はタイミル半島の重要な工業施設周辺、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島でも実施され、遠征部隊は2015年10月10日に帰港しました。



2016年8月30日から10月7日には、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-164などが北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

この時には太平洋艦隊からも砕氷船「イワン・スサ―ニン」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が派遣され、ノヴォシビルスク諸島で合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは北極圏遠征から戻ってきた]


2017年8月10日、6度目となる北方艦隊北極圏遠征が始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊は6度目の北極圏遠征を開始した]

今回の北極圏遠征部隊の旗艦は大型対潜艦「セヴェロモルスク」が務めており、この他に大型揚陸艦3隻などが参加しています。

北極圏遠征部隊は、8月13日にカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。

おそらく、今回もノヴォシビルスク諸島まで行く事になるでしょう。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年8月12日12時9分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は地中海へ入った】

遠距離航海任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、本日(8月12日)、ジブラルタル海峡の最も狭い部分の通過を完了し、地中海へ入った。

14キロメートルに渡る海峡の最も狭い部分の通過は、船舶航行が集中する条件下で日中に行なわれた。

海上移動中に乗組員は計画戦闘訓練を続けている。
ビスケー湾において、ロシア対潜艦の乗組員は、潜水艦を探知する為の演習を実施した。
訓練中、対潜艦の甲板からフライトを行なう艦載対潜ヘリコプターKa-27乗員との連携行動へ取り組んだ。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、6月末に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから出航した。
艦の乗組員は、主要海軍パレード北方艦隊を代表した。
『ロシア海軍の日』祝賀へ捧げられた行事の完了後、大型対潜艦の乗組員は、北方艦隊艦・支援船支隊の一員としてバルト海から北海への移動を行ない、その後、南方への移動を続けている。

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、ロシア海軍の乗組員の航海において最高記録を有するものの1隻である。
2016年だけでも、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は3度の遠距離航海を行ない、その中で、北極圏、大西洋、インド洋、更には地中海で任務を遂行した。
総計して北方艦隊対潜艦の船員は、昨年に265日間の遠距離航海を行なった。



プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むにオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

2015年10月23日から2016年4月4日まで地中海、インド洋への遠距離航海を実施しました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2016年10月15日には、ロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]


2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

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7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


その後、他の北方艦隊からの観艦式参加艦は帰路に就き、母港へ戻りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

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しかし、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は他の艦と別れ、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、8月8日にはビスケー湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

そして8月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。

今後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海東部(シリア沖)へ向かうようです。

ロシア海軍の為の第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の4番艦と5番艦の建造契約は2018年に締結される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年8月11日11時0分配信
【ロシア連邦は2018年に2隻の通常動力潜水艦の契約への署名を計画する】
サンクトペテルブルク、8月11日-ロシア通信社ノーボスチ

株式会社『アドミラルティ造船所』(『統合造船業営団』へ加入)は、更なる2隻のプロジェクト677(「ラーダ」)通常動力潜水艦の建造契約は2018年に締結されると見込んでいる。
同社の総取締役アレクサンドル・ブザコフ『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、こう述べた。

プロジェクト677潜水艦のトップ~「サンクトペテルブルク」は、北方艦隊で試験運用が行なわれている。
同プロジェクト潜水艦2隻~「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」は様々な建造段階に在る。

「我々は、第3及び第4(の艦)が『(2018-2025年の)国家軍備プログラム』において登場する事を期待しており、来年には、我々は、この2隻の潜水艦の契約を締結できるでしょう」
ブザコフ
は述べた。

彼によると、太平洋艦隊の為のプロジェクト636.3潜水艦シリーズの建造を完了した後、『アドミラルティ造船所』ロシア通常動力潜水艦隊への補充の為の主なプロジェクトは、プロジェクト677となる。

「私が思いますに、どのようなエンジンにすべきであるかという論争は、終了する事になるでしょう。
それは、ディーゼルエレクトリック装置か、或いは非大気依存発電装置の何れかになり、この装置は既に試験が行われています。
海軍及び国防省の決定が下された後でのみ、次の潜水艦が建造されます。
全てのプロセスは、我々の設計者である海洋工学中央設計局『ルビーン』により、この方向へ動いております」

同社のトップは話した。

ブザコフは更に、非大気依存発電装置の試験は、潜水艦「クロンシュタット」及び「ヴェリーキエ・ルーキ」では実施されず、その次の2隻の艦になる事を指摘した。
「これらには、間違いなく非大気依存発電装置は有りません。
おそらく、その試験は、このプロジェクトの次の艦の何れかで実施されるでしょう」

彼は付け加えた。

今日において、プロジェクト677潜水艦は、最も現代的な通常動力潜水艦である。
潜水艦の全長は66.8メートル、幅7.1メートル、自立航行期間45日、乗組員35名、最大潜航深度300メートル、水中速力21ノット、魚雷発射管6門。
プロジェクト「ラーダ」潜水艦中央設計局『ルビーン』が設計した。

非大気依存発電装置の主な利点は、潜水艦の隠密性の増加に有る。
潜水艦は、バッテリーを充電する為に浮上する事無く水中に滞在できる。

ロシアが開発した非大気依存発電装置は、水素の生成方法において外国の同類とは根本的に異なっている。
それは潜水艦の中に高純度水素を貯蔵するのではなく、この装置により、改質装置を用いたディーゼル燃料の消費量に応じた水素の生成が提供される。




[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。

その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

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2005年7月28日に起工された2番艦「クロンシュタット」は、2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、2013年10月に北方艦隊の基地へ回航されました。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海で巡航ミサイルを発射した]

2番艦「クロンシュタット」ロシア海軍への引き渡しは、2020年に予定されています。
3番艦「ヴェリーキエ・ルーキ」は、2021年に引き渡されます。
[第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは2020年にロシア海軍へ引き渡される]

「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」は就役後、北方艦隊への配備が予定されています。
[ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級は北方艦隊へ配備される]

今後、「ラーダ」級潜水艦は、少なくとも2隻が追加建造されます。
[ロシア海軍の為の第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の4番艦と5番艦が建造される]

今回、建造元の『アドミラルティ造船所』総取締役アレクサンドル・ブザコフ氏は、2隻の「ラーダ」級の建造契約は、2018年に締結されると述べています。

更には、今後建造される「ラーダ」級潜水艦の何れかに、第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級用に開発された非大気依存発電装置(AIP)が搭載され、その試験が行われるとの事です。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の為の非大気依存発電装置(AIP)の開発は完了した]

第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは2020年にロシア海軍へ引き渡される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年8月11日12時2分配信
【(ロシア)海軍は2020年に最新潜水艦「クロンシュタット」を受領できる】
サンクトペテルブルク、8月11日-ロシア通信社ノーボスチ

『アドミラルティ造船所』は2018年にプロジェクト677(「ラーダ」)通常動力潜水艦「クロンシュタット」を進水させ、2020年にロシア連邦海軍への引き渡しを計画している。
同社の総取締役アレクサンドル・ブザコフ『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、こう述べた。

現在において、プロジェクト677潜水艦は、ロシア通常動力潜水艦の中で最も現代的である。
将来的には、同プロジェクト潜水艦は、艦がバッテリーを充電する為に浮上せずに水中に滞在する事を可能にする非大気依存発電装置の装備が計画されている。

プロジェクト677潜水艦のトップ~「サンクトペテルブルク」は、北方艦隊で試験運用が行なわれている。
「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」は、同プロジェクトの発展型である。

ブザコフが話したように、現在、「クロンシュタット」は積極的に建造されている。
「今年7月、私共は、船体を単一に接合しました。
来年には艦の進水が計画されており、契約によると、海軍への御引き渡しは2020年です」

造船所の総取締役は話した。

潜水艦「ヴェリーキエ・ルーキ」の引き渡しは2021年に計画されていると対談者は指摘した。

潜水艦の全長は66.8メートル、幅7.1メートル、自立航行期間45日、乗組員35名、最大潜航深度300メートル、水中速力21ノット、魚雷発射管6門。
プロジェクト「ラーダ」潜水艦中央設計局『ルビーン』が設計した。



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[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。


2012年2月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

「ラーダ」級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー:
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置には、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

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2005年7月28日に起工された2番艦「クロンシュタット」は、2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、2013年10月に北方艦隊の基地へ回航されました。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海で巡航ミサイルを発射した]

2番艦「クロンシュタット」の進水は2018年に予定されています。
[ロシア海軍の為の第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは2018年に進水する]

「クロンシュタット」ロシア海軍への引き渡しは2020年になります。
3番艦「ヴェリーキエ・ルーキ」は2021年に引き渡されます。

「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」は就役後、北方艦隊への配備が予定されています。
[ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級は北方艦隊へ配備される]

今後、「ラーダ」級潜水艦は、少なくとも2隻が追加建造されます。
[ロシア海軍の為の第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の4番艦と5番艦が建造される]

クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年8月11日12時27分配信
【北方艦隊の巡洋艦は主要海軍パレードへ参加した後にセヴェロモルスクへ戻った】

艦隊間移動を成功裏に完了した後にクロンシュタット泊地主要海軍パレードへ参加した重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、重戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」は、北方艦隊主要基地セヴェロモルスクへ到着した。

パレードへ参加した北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊の艦は、7月31日に支隊を構成して常時駐留地点への合同移動を開始した。
支隊の統制は、巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の旗艦指揮所で行なわれた。

様々なクラス及び排水量の12隻の戦闘艦から成る支隊の移動中、バルト海での合同機動演習の課題へ成功裏に取り組んだ。

再構成された大規模グループは、単一司令部の下で活動するロシア海軍の艦の乗組員の整然とした行動、組織の管理、海軍の訓練の高い水準を示した。

艦上に最も強力な兵器システムを有する巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」及び「マルシャル・ウスチーノフ」乗組員は、グループの対空、対潜、対艦防護の課題へ取り組んだ。

北方艦隊将兵は、摸擬空中目標を艦砲、短距離及び中距離高射ミサイル複合体で撃破する実地戦闘演習を遂行した。

移動の最終段階では、バレンツ海の戦闘訓練射爆場で数日間に渡り、多種戦力グループの戦術演習が実施され、艦の対潜班と対潜航空隊の連携行動へ取り組んだ。

また、演習中に、仮想水上目標への主要ミサイル複合体の戦術使用へ取り組んだ。

演習には、第45航空・防空軍の航空基地の航空機Tu-142及びIl-38の乗員が関わった。



『ロシア海軍の日』は、毎年7月の最終日曜日と定められており、今年(2017年)は7月30日でした。

『ロシア海軍の日』には、各艦隊の主要港で観艦式が行なわれました。

バルト海では、サンクトペテルブルクバルチースクで毎年観艦式が行なわれていましたが、今年(2017年)からクロンシュタットでも観艦式が行なわれることになりました。
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例年はセヴェロモルスクの観艦式にのみ参加している北方艦隊の艦も、今年はクロンシュタットサンクトペテルブルクの観艦式へ参加する事になりました。
[北方艦隊の艦船は7月30日に行われる『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する為にクロンシュタットへ向かう]

先ず初めにロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」が7月初頭にセヴェロモルスクを抜錨してバルト海へ向かい、フィンランド湾東部海域で他の参加艦と共に観艦式の為の合同訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]
[2017年7月30日の『ロシア海軍の日』観艦式の合同訓練がフィンランド湾東部で実施された]

続いて、7月17日までに(7月16日?)重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」も、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはバルト海へ向かった]

「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、7月25日にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットへ到着する]

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そして7月30日、サンクトペテルブルククロンシュタットで観艦式(主要海軍パレード)が行なわれました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

北方艦隊からは、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の他に、潜水艦「ウラジカフカス」クロンシュタットの観艦式へ参加しました。

7月30日の「ロシア海軍の日」主要海軍パレード(サンクトペテルブルククロンシュタット)


「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、主要海軍パレード終了後の翌7月31日にクロンシュタットを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットを去った]
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」なども同時期に出航したようです。

北方艦隊艦船部隊は、8月7日までに北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船は北海へ入った]
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その後、北方艦隊艦船部隊バレンツ海で演習を行なった後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。

ただし、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は本体と別れ、ヨーロッパ大陸に沿って南下しています。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った]

シリア沖へ派遣されていたロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリはノヴォロシースクへ帰投した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年8月10日15時19分配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は地中海での任務遂行を完了し、ノヴォロシースクへ戻った】

黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は、海軍常設艦船連合部隊の一員としての任務遂行を完了し、常時駐屯場所ノヴォロシースクへ戻った。

乗組員は、今年4月末に地中海での任務遂行に着手した。
7月30日、「ワレンチン・ピクリ」は、シリアタルトゥース港泊地で初めて挙行された「ロシア海軍の日」に捧げられる艦船パレードへ参加した。

[参照]
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」
は、対機雷艦プロジェクト266MEである。
排水量:873トン、寸法:全長-61メートル、幅-10.2メートル、吃水-3.6メートル。
最大速力:16ノット。
兵装:6連装30mm機関砲AK-306×2基、反応爆雷RBU-1200、掃海具
乗組員:68名。



【海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」】

プロジェクト266ME海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は、元々はインド海軍向けとして1990年にレニングラード『中部ネヴァ川造船工場』で起工されましたが、その後、インドが発注をキャンセルした為にロシア海軍へ引き取られる事になり、2000年5月30日に進水し、2002年1月20日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

2002年6月~7月、「ワレンチン・ピクリ」ノヴォロシースクへ回航され、黒海艦隊へ編入されました。


就役以来、一度も黒海から出た事のない「ワレンチン・ピクリ」でしたが、2016年5月11日頃にノヴォロシースクを出航し、5月14日にボスポラス海峡を南下しました。
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2016年5月17日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリはシリア沖に到着した]

「ワレンチン・ピクリ」は、2016年8月17日にボスポラス海峡を北上してセヴァストーポリへ帰港しました。


2017年3月24日、「ワレンチン・ピクリ」ボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
(おそらくノヴォロシースクを出航したのは3月21日頃)

3月27日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは再び地中海東部(シリア沖)へ派遣された]

「ワレンチン・ピクリ」は、その後、4ヶ月以上に渡り、シリア沖に滞在していました。

7月30日の「ロシア海軍の日」には、シリアタルトゥース港で挙行された観艦式へ参加しました。


タルトゥースの観艦式には、潜水艦「クラスノダール」、救助曳船SB-739、掃海艦「ワレンチン・ピクリ」、偵察艦「ワシーリー・タチシチェフ」、警備艦「プイトリーヴイ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」、サルベージ船KIL-158が参加しました。
この他、査閲艦艇として哨戒艇「ユナルメーツ・クルイマ」も参加しました。

8月7日には地中海を離れ、ボスポラス海峡を北上しました。
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そして8月10日、母港ノヴォロシースクへ帰投しました。
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ロシア海軍は、2016年3月以降、交代で掃海艦1隻を常にシリア沖へ展開させていましたが、現在の所、「ワレンチン・ピクリ」に代わる掃海艦が派遣されたという情報は有りません。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦はシリア沖で活動する]

ロシア海軍北方艦隊は6度目の北極圏遠征を開始した

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年8月10日10時1分配信
【北方艦隊の艦・支援船支隊は北極圏東部海域への航海に出発した】
モスクワ、8月10日、インタファクス-AVN

北方艦隊艦・支援船支隊は、戦闘訓練計画に沿って木曜日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市からバレンツ海へ出航し、北極圏東部海域へ進路を取った。
『インタファクス-AVN』北方艦隊の代理人ワジム・セルガ1等海佐より伝えられた。

「支隊は、大型対潜艦セヴェロモルスク、大型揚陸艦コンドポガ、アレクサンドル・オトラコフスキー、ゲオルギー・ポベドノーセッツ、給油供給船セルゲイ・オシポフ、救助曳船パミール、サルベージ船KIL-164で構成されています」
彼は説明した。

彼によると、8月7日に北方艦隊で始まった海軍の支援部隊の特殊演習中に、艦・支援船支隊は、コラ多種戦力小艦隊掃海艦艇グループの支援の下に常時駐留地点からバレンツ海へ出航した。
掃海艦「コロムナ」、「エリニヤ」、「ヤドリン」は更に、バレンツ海艦・支援船支隊の展開ルートの近接対機雷防衛の提供の任務を遂行した。

北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ中将が指摘したように
「北極圏を移動する艦船支隊の航海環境の視点から困難な条件下での航海の安全を最大限に確保する為、特殊な水文気象条件を考慮し、結氷状況の常時監視には北方艦隊の第45航空・防空軍の航空機とヘリコプターが関与します」

「遠距離航海の主な目的は、北極ゾーンにおけるロシア連邦の海上船舶航行及び他の海上経済活動の安全保障です」
ワジム・セルガ
は話した。

これは、過去数年間の北極圏における北方艦隊の6回目の大規模航海である。
2012年、ロシア海軍の歴史上初めて北方艦隊海軍歩兵コテリヌイ島の無防備の海岸へ初めての海洋揚陸部隊の上陸を実施した。
2013年、北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」率いる艦船支隊は、航空司令部「テンプ」を復活させる為、ノヴォシビルスク諸島へ機材を送り届けた。
2014年の北方艦隊部隊の大規模な北極圏航海は、ノヴォシビルスク諸島ロシア連邦の海岸および北極圏の島嶼ゾーンの保護の為の演習となった。
2015年の同様の航海中には、タイミル半島の重要な施設の保護の為、北方艦隊北極圏自動車化射撃兵旅団の部隊との軍種間演習が初めて実施された。
昨年(2016年)には、北方艦隊の歴史上初めて北極旅団の将兵が、ロシア最北の列島ゼムリャフランツァヨシファゼムリャアレクサンドル島の無防備の海岸への海洋揚陸部隊の上陸を実施した。



ロシア北方艦隊は、2012年から北極圏での行動を活発化させています。

2012年9月、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]


2013年9月にも、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
この時には、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島へ飛行場建設の為の各種機材や資材が陸揚げされ、同島の飛行場は再建されました。
[聖アンドレイの旗の下に]


2014年9月には、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極圏へ派遣されました。
(2014年9月6日出港、10月9日寄港)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年10月9日14時09分配信
【ロシア北方艦隊の艦は北極圏航海から戻ってきた】

2014年12月1日には、北方艦隊を中核とする北方統合戦略司令部が設立されました。
[ロシア連邦軍北極圏統合戦略司令部が設立された]


2015年にも北極圏への遠距離航海と演習が実施されました。
艦船支隊は8月16日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏遠征へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-164
サルベージ船「アレクサンドル・プーシキン」
救助曳船「パミール」


2隻の大型揚陸艦には、何時もの海軍歩兵部隊(キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団)では無く、2012年に北方艦隊の指揮下へ移管された「ペチェンガ2等クトゥゾフ勲章受章・第200独立自動車化歩兵旅団」所属部隊が乗っていました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏のジクソンへ到着した]

演習はタイミル半島の重要な工業施設周辺、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島でも実施され、遠征部隊は2015年10月10日に帰港しました。



2016年8月30日から10月7日には、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-164などが北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

この時には太平洋艦隊からも砕氷船「イワン・スサ―ニン」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が派遣され、ノヴォシビルスク諸島で合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは北極圏遠征から戻ってきた]


そして2017年8月10日、6度目となる北方艦隊の北極圏遠征が始まりました。

今回は、大型対潜艦「セヴェロモルスク」の他に3隻の大型揚陸艦が参加しておりますが、上陸演習以外に、北極圏の島へ機材や資材などを輸送するのかもしれません。

ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦クラスノダールはセヴァストーポリへ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年8月9日18時41分配信
【黒海艦隊の最新ディーゼル潜水艦「クラスノダール」はセヴァストーポリへ到着した】

本日(8月9日)、バルト艦隊から黒海艦隊への艦隊間移動を終えた最新大型ディーゼル潜水艦「クラスノダール」の歓迎式典がセヴァストーポリで開催された。

スタニスラフ・ルジツコ2等海佐指揮下の乗組員は、航海中に地中海海軍常設連合部隊の一員として在り、2度に渡りシリアテロリストの施設へ海洋配置有翼ミサイル複合体「カリブル-PL」の戦闘射撃を実行した。

新たな潜水艦は、黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将に出迎えられた。
黒海艦隊司令官は、出席者を前にして、新たな第4の潜水艦の到着は、黒海艦隊にとっては歴史的な出来事であると言った。

「艦隊は成長、発展しており、現代的な挑戦を必要とする新たな機能を得ます。
もっと喜ばしい事に、私共は、今年末までにクラスノダールと同型の潜水艦を更に2隻出迎えます。
間もなく潜水艦(サブマリン)ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは常時駐屯地へ到着し、潜水艦連合部隊を完全に補完し、より充実し、集中した戦闘訓練を行なう事を可能にします」
アレクサンドル・ヴィトコ大将
は指摘した。



[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]

黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の4番艦B-265「クラスノダール」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2014年2月20日に起工されました。

[プロジェクト06363潜水艦クラスノダールは起工された]

起工から1年2ヶ月後の2015年4月25日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは進水した]


その後、アドミラルティ造船所の岸壁で艤装工事が行なわれました。
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艤装工事は2015年7月20日までに完了しました。
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2015年7月27日の「ロシア海軍の日」には、サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式に参加しました。
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2015年8月10日から航行試験を開始しました。



試験は2015年10月末までに完了し、「クラスノダール」は、2015年11月5日にロシア海軍へ納入され、合わせて聖アンドレイ旗の初掲揚式典も開催されました。
[黒海艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは2015年11月5日にロシア海軍へ引き渡される]
[第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはロシア海軍へ就役した]

就役後もバルト海で慣熟訓練を行なっていましたが、2016年4月中旬に「航海中の事故」を起こし、4月20日にバルチースク基地へ戻りました。
ポーランド海軍潜水艦と衝突したという話も有りますが、ポーランド国防省は否定しました。

「クラスノダール」は事故による損傷を修理する為、またアドミラルティ造船所へ戻り、2016年5月上旬から7月9日まで修理が行なわれました。
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修理後、2016年7月31日の「ロシア海軍の日」には、サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式に参加しました。
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その後もバルト海で慣熟訓練を行なっていたようです。

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2017年4月8日、「クラスノダール」バルト海有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)を水上標的へ発射しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはバルト海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


「クラスノダール」は、5月初頭に黒海艦隊基地へ向けて出航しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは黒海艦隊基地への移動を開始した]

「クラスノダール」は浮上状態で航行し、5月5日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。

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5月13日にはジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

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5月31日、フリゲート「アドミラル・エッセン」と共にシリア沿岸沖の公海上からシリアパルミラ(タドムル)ISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

6月23日には、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」と共にシリア沿岸沖の公海上からシリアハマー県ISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後も地中海東部に留まっていました。

7月30日の「ロシア海軍の日」には、シリアタルトゥース港で挙行された観艦式へ参加しました。


タルトゥースの観艦式には、潜水艦「クラスノダール」、救助曳船SB-739、掃海艦「ワレンチン・ピクリ」、偵察艦「ワシーリー・タチシチェフ」、警備艦「プイトリーヴイ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」、サルベージ船KIL-158が参加しました。
この他、査閲艦艇として哨戒艇「ユナルメーツ・クルイマ」も参加しました。

8月7日には地中海を離れ、ボスポラス海峡を北上しました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦クラスノダールは地中海を去った]

そして8月9日、「クラスノダール」セヴァストーポリへ到着しました。


「クラスノダール」の到着により、黒海艦隊基地に駐留するプロジェクト06363潜水艦は4隻となりました。
今年末までには、あとの2隻も黒海へ到着し、黒海艦隊には6隻の06363潜水艦が勢揃いします。

この他、1990年代初頭に就役したプロジェクト877V潜水艦B-871「アルローサ」が近代化改装を行なっており、2017年末までには復帰する見込みです。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサの近代化改装は2017年に完了する]

この7隻が、今後の黒海艦隊潜水艦部隊第4独立潜水艦旅団の中核となります。
[ロシア黒海艦隊は2017年に7隻の潜水艦を有する]


ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦は、黒海艦隊向けの6隻が就役しています。
プロジェクト06363潜水艦は全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されました。

プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

プロジェクト06363潜水艦には有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

[プロジェクト06363]
・B-261「ノヴォロシースク」(Б-261 Новороссийск)
建造番号01670
2010年8月20日起工/2013年11月28日進水/2014年8月22日就役
黒海艦隊へ配備

・B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(Б-237 Ростов-на-Дону)
建造番号01671
2011年11月21日起工/2014年6月26日進水/2014年12月30日就役
黒海艦隊に配備

・B-262「スタールイ・オスコル」(Б-262 Старый Оскол)
建造番号01672
2012年8月17日起工/2014年8月28日進水/2015年7月3日就役
黒海艦隊に配備

・B-265「クラスノダール」(Б-265 Краснодар)
建造番号01673
2014年2月20日起工/2015年4月25日進水/2015年11月5日就役
黒海艦隊に配備

・B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(Б-268 Великий Новгород)
建造番号01674
2014年10月30日起工/2016年3月18日進水/2016年10月26日就役
黒海艦隊に配備予定

・B-271「コルピノ」(Б-271 Колпино)
建造番号01675
2014年10月30日起工/2016年5月31日進水/2016年11月24日就役
黒海艦隊に配備予定



今後、プロジェクト06363潜水艦は、太平洋艦隊向けにも6隻が建造されます。
[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]

1番艦「ペトロパブロフスク・カムチャツキー」と2番艦「ヴォルホフ」は2017年7月28日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]

ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2017』第2段階は2017年9月18日から26日まで日本海及びオホーツク海で実施される

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『タス通信』より
2017年8月9日4時39分配信
【ロシア-中国演習『海洋協同-2017』第2段階は9月に実施される】
ウラジオストク、8月9日/タス通信

ウラジオストクにおいてロシア海軍及び中華人民共和国海軍の代表は、9月に実施されるロシア-中国海軍演習『海洋協同-2017』第2段階に関する議定書へ署名した。
東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフは発表した。

「ウラジオストクにおいて、ロシア-中国海軍演習『海洋協同-2017』第2段階の組織的な計画及び準備に関する議定書の調印式典が開催されました。
ロシア海軍及び中華人民共和国海軍の代表は、企画、実施海域、関係する戦力及び手段の構成、更には、艦船支隊の支援物資について議論しました」
マトヴェーエフ
は伝えた。

また、議定書への調印式典の前日、中国側の代表は、9月18日から26日まで実施される演習のエピソードの1つとなる太平洋艦隊沿岸部隊の射爆場と、艦船の停泊所を視察した。

「演習には、沿岸フェーズと海上部門が含まれます。
沿岸フェーズは9月18日から21日までウラジオストクで実施されます。
その中で、双方の戦術飛行士の打ち合わせ、公式レセプション、スポーツ及び文化行事が行なわれます。
演習の海上部門は、9月22日から26日まで日本海及びオホーツク海エリアで実施されます」
東方軍管区
の代理人は述べた。

海上部門の枠組みにおいて、参加艦の乗組員は通信訓練を行ない、被災した施設を援助する為の合同活動、戦術グループを構成しての艦船機動へ取り組む。
更に彼等は、海上及び空中目標への砲射撃を実施し、対潜防衛の要素へ取り組む。
また、ヘリコプター演習が行なわれる。

ロシア-中国海軍演習『海洋協同-2017』第1段階は、7月21日から28日までカリーニングラード州バルチースク市で実施された。
ロシア海軍から演習へ関わったのは、新世代コルベット・プロジェクト20380「ステレグーシチー」「ボイキー」、救助曳船、更には多目的艦載ヘリコプターKa-27、戦術前線爆撃機Su-24、軍事輸送機An-26であった。



ロシア海軍中国海軍は、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年に合同演習『海洋協同』Морское Взаимодействиеを実施しています。

『海洋協同-2012』:2012年4月下旬に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

『海洋協同-2013』:2013年7月上旬にピョートル大帝湾で実施
[ロシア・中国海軍合同演習は7月初頭にウラジオストク沖で実施される]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」が始まった]
[ロシア・中国海軍は海賊対処訓練を行なった]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」最終日に砲撃訓練が実施される]

『海洋協同-2014』:2014年5月下旬に東シナ海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]

『海洋協同-2015』第1段階:2015年5月下旬に地中海東部で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

『海洋協同-2015』第2段階:2015年8月に日本海(沿海地方沖)で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]

『海洋協同-2016』:2016年9月中旬に南シナ海で実施
[ロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2016』(2016年9月)]


2017年の『海洋協同-2017』は、先ず初めに第1段階が7月21日から28日までバルト海で実施されました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』第1段階(2017年7月)]

中国海軍からは駆逐艦「合肥」(174)、フリゲート「運城」(571)、補給艦「駱馬湖」(964)が参加しました。
ロシア海軍からはコルベット「ステレグーシチー」(550)、「ボイキー」(532)、救助曳船SB-123が参加しました。

演習が終わった後、中国海軍の軍艦はサンクトペテルブルクへ向かい、7月30日にクロンシュタットで行なわれた「ロシア海軍の日」観艦式へ参加しました。



そして『海洋協同-2017』第2段階は、9月18日から26日まで日本海及びオホーツク海で実施される事になりました。

これまでに中国海軍との合同演習が日本海で実施された事は何度も有りましたが、オホーツク海で実施されるのは、今回が初めてです。

ロシア海軍(太平洋艦隊)の参加艦は未だ明らかにされていませんが、7月20日に就役したばかりの最新鋭コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」が参加する可能性は高いでしょう。
[コムソモリスク・ナ・アムーレで建造された最初の新世代コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾へ入った

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『タス通信』より
2017年8月8日15時47分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はビスケー湾に入った】
モスクワ、8月8日/タス通信

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」ビスケー湾に入った。
火曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。

「本日(8月8日)、北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、ビスケー湾へ入りました。
現在、同艦は遠距離航海計画に沿って南方への移動を続けています」

広報サービスは話した。

艦は、サンクトペテルブルク主要海軍パレードへ参加する為、6月末に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから出航し、北方艦隊艦・支援船支隊の一員として北方からバルト海への移動を行ない、その後、南方への移動を続けている。

広報サービスの情報によると、2016年に艦は3度の遠距離航海を行ない、その中で、北極圏、大西洋、インド洋、更には地中海で任務を遂行した。
総計で船員は、昨年に265日間の遠距離航海を行なった。



プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むにオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

2015年10月23日から2016年4月4日まで地中海、インド洋への遠距離航海を実施しました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2016年10月15日には、ロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]

2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

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7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


その後、他の北方艦隊からの観艦式参加艦は帰路に就きました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船は北海へ入った]

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しかし、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は他の艦と別れ、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、ビスケー湾へ入りました。

今回の北方艦隊広報部発表では、「遠距離航海計画に沿って南方への移動を続けている」としか述べられておらず、具体的な行き先には触れられていませんが、おそらくは地中海東部へ向かっているのでしょう。

クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船は北海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年8月7日18時39分配信
【主要海軍パレードへ参加した北方艦隊艦船支隊は、常時駐留地点への艦隊間移動を続ける】

主要海軍パレードへ参加した北方艦隊艦船支隊は、バルト海北海を隔てる海峡ゾーンの移動を完了し、北海エリアで移動を続ける。

艦隊間移動を行なっている艦船支隊は、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、重戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、更に他の艦、支援船で構成されている。

ロシア海軍最大の艦の移動航路は、船舶航行の安全の為の全ての必要条件を考慮して設定されている。
海上移動の為の準備として艦の司令部、当直士官及び当直班は、航行安全保障の為、狭く過密なゾーンを通過する訓練を実施した。

主要海軍パレードには、北方艦隊から約10隻の艦船が参加した。
そこには、遠洋ゾーンでの任務遂行の為に意図されている1等艦が含まれる:重戦略用途ロケット水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と他の艦及び支援船。

主要海軍パレードへ参加した北方艦隊の小型艇は、内陸船舶航行水路により常時駐留地点への移動を行なっている。



『ロシア海軍の日』は、毎年7月の最終日曜日と定められており、今年(2017年)は7月30日でした。

『ロシア海軍の日』には、各艦隊の主要港で観艦式が行なわれました。

バルト海では、サンクトペテルブルクバルチースクで毎年観艦式が行なわれていましたが、今年(2017年)からクロンシュタットでも観艦式が行なわれることになりました。
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例年はセヴェロモルスクの観艦式にのみ参加している北方艦隊の艦も、今年はクロンシュタットサンクトペテルブルクの観艦式へ参加する事になりました。
[北方艦隊の艦船は7月30日に行われる『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する為にクロンシュタットへ向かう]

先ず初めにロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」が7月初頭にセヴェロモルスクを抜錨してバルト海へ向かい、フィンランド湾東部海域で他の参加艦と共に観艦式の為の合同訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]
[2017年7月30日の『ロシア海軍の日』観艦式の合同訓練がフィンランド湾東部で実施された]

続いて、7月17日までに(7月16日?)重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」も、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはバルト海へ向かった]

「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、7月25日にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットへ到着する]

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そして7月30日、サンクトペテルブルククロンシュタットで観艦式(主要海軍パレード)が行なわれました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

北方艦隊からは、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の他に、潜水艦「ウラジカフカス」クロンシュタットの観艦式へ参加しました。

7月30日の「ロシア海軍の日」主要海軍パレード(サンクトペテルブルククロンシュタット)


「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、主要海軍パレード終了後の翌7月31日にクロンシュタットを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットを去った]
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」なども同時期に出航したようです。

北方艦隊艦船部隊は、8月7日までに北海へ入りました。
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今後、北方艦隊艦船部隊は、ノルウェイ沖を北上し、母港セヴェロモルスクへ向かいます。
(ただし、「ドミトリー・ドンスコイ」セヴェロドヴィンスクを母港とする)

ただ、今回の北方艦隊広報部発表では、クロンシュタットの観艦式に参加した大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」には全く触れられていません。
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ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦クラスノダールは地中海を去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年8月7日18時44分配信
【潜水艦「クラスノダール」は地中海の海軍常設連合部隊の構成から離脱し、セヴァストーポリへ向かっている】

黒海艦隊の最新ディーゼル潜水艦「クラスノダール」は、地中海海軍常設連合部隊の戦力の一翼としての活動を完了し、バルト海から黒海への艦隊間移動を再開した。

本日(8月7日)、潜水艦「クラスノダール」黒海海峡を無事に通過し、セヴァストーポリへ進路を取った。
到着は8月9日に予定されている。

以前、潜水艦「クラスノダール」は、地中海で2度に渡りシリアのテロリストの施設へ水中位置から有翼ミサイル「カリブル」による射撃を実行した。

潜水艦「クラスノダール」は、6隻のプロジェクト636.3潜水艦シリーズの4隻目であり、黒海艦隊の為に『アドミラルティ造船所』で建造された。



[プロジェクト06363潜水艦]

プロジェクト06363潜水艦の4番艦B-265「クラスノダール」は、サンクトペテルブルクアドミラルティ造船所で2014年2月20日に起工されました。

[プロジェクト06363潜水艦クラスノダールは起工された]

起工から1年2ヶ月後の2015年4月25日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは進水した]


その後、アドミラルティ造船所の岸壁で艤装工事が行なわれました。
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艤装工事は2015年7月20日までに完了しました。
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2015年7月27日の「ロシア海軍の日」には、サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式に参加しました。
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2015年8月10日から航行試験を開始しました。



試験は2015年10月末までに完了し、「クラスノダール」は、2015年11月5日にロシア海軍へ納入され、合わせて聖アンドレイ旗の初掲揚式典も開催されました。
[黒海艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは2015年11月5日にロシア海軍へ引き渡される]
[第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはロシア海軍へ就役した]

就役後もバルト海で慣熟訓練を行なっていましたが、2016年4月中旬に「航海中の事故」を起こし、4月20日にバルチースク基地へ戻りました。
ポーランド海軍潜水艦と衝突したという話も有りますが、ポーランド国防省は否定しました。

「クラスノダール」は事故による損傷を修理する為、またアドミラルティ造船所へ戻り、2016年5月上旬から7月9日まで修理が行なわれました。
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修理後、2016年7月31日の「ロシア海軍の日」には、サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式に参加しました。
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その後もバルト海で慣熟訓練を行なっていたようです。

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2017年4月8日、「クラスノダール」バルト海有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)を水上標的へ発射しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはバルト海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


「クラスノダール」は、5月初頭に黒海艦隊基地へ向けて出航しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールは黒海艦隊基地への移動を開始した]

「クラスノダール」は浮上状態で航行し、5月5日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。

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5月13日にはジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

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5月31日、フリゲート「アドミラル・エッセン」と共にシリア沿岸沖の公海上からシリアパルミラ(タドムル)ISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

6月23日には、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」と共にシリア沿岸沖の公海上からシリアハマー県ISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後も地中海東部に留まっていました。

7月30日の「ロシア海軍の日」には、シリアタルトゥース港で挙行された観艦式へ参加しました。


タルトゥースの観艦式には、潜水艦「クラスノダール」、救助曳船SB-739、掃海艦「ワレンチン・ピクリ」、偵察艦「ワシーリー・タチシチェフ」、警備艦「プイトリーヴイ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」、サルベージ船KIL-158が参加しました。
この他、査閲艦艇として哨戒艇「ユナルメーツ・クルイマ」も参加しました。

そして8月7日には地中海を離れ、ボスポラス海峡を北上しました。
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なお、今回の黒海艦隊広報部発表では触れられていませんが、今年3月末から地中海東部に滞在していた掃海艦「ワレンチン・ピクリ」も、同日にボスポラス海峡を北上しています。
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「クラスノダール」は、8月9日にセヴァストーポリへ帰投します。

ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴィシニィ・ヴォロチェクはノヴォロシースクへ回航された

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年8月5日10時59分配信
【黒海艦隊の最新小型ロケット艦「ヴィシニィ・ヴォロチェク」は試験完了の為にノヴォロシースクへ到着した】

本日(8月5日)、黒海艦隊の為に『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造された最新の小型ロケット艦「ヴィシニィ・ヴォロチェク」は、曳航による黒海への内陸水路の移動を完了し、航行試験及び国家受領試験実施の為、ノヴォロシースク海軍基地へ到着した。
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プロジェクト21631小型ロケット艦は、公開株式会社『ゼレノドリスク計画設計局』により開発された多目的艦であり、現代的な風貌の砲、ミサイル、対水中工作、高射、電波工学兵装を装備する。

「ヴィシニィ・ヴォロチェク」は、より増加した排水量を有し、海上及び沿岸目標を撃破する為に意図されている最新の高精度長距離ミサイル汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」を装備する近代化された「ブヤン-M」シリーズの6隻目である。

複合試験完了後、小型ロケット艦「ヴィシニィ・ヴォロチェク」黒海艦隊の戦闘編制へ加わる。



[新世代小型ロケット艦「ブヤン-M」]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴィシニィ・ヴォロチェク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水しました。

「ブヤン-M」の1~5番艦はドイツMTU社製ディーゼルエンジンを装備していましたが、ヨーロッパ連合対ロシア制裁により以後の供給が停止した為、6番艦「ヴィシニィ・ヴォロチェク」以降は、ドイツ製ディーゼルをライセンス生産した中国製ディーゼルエンジンが装備されます。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦ブヤン-Mの6番艦以降は中国製ディーゼルエンジンを装備する]

艤装を完了した「ヴィシニィ・ヴォロチェク」は、7月下旬から8月初頭に掛けて内陸水路経由でゼレノドリスクからノヴォロシースクへ回航されました。

『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』
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ノヴォロシースク海軍基地
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今後、「ヴィシニィ・ヴォロチェク」黒海で洋上試験を実施します。

「ヴィシニィ・ヴォロチェク」ロシア海軍への引き渡しは2017年10月に予定されており、就役後は黒海艦隊へ配備されます。
[6隻目のブヤン-M小型ロケット艦ヴィシニィ・ヴォロチェクは2017年にロシア海軍へ引き渡される]
[第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴィシニィ・ヴォロチェクは2017年10月にロシア海軍黒海艦隊へ引き渡される]


プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、既に10隻が起工され、この内の5隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴィシニィ・ヴォロチェク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2017年10月就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2019年10月就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2018年10月就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年就役予定

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2020年就役予定



現在の所、プロジェクト21631は12番艦までの建造が計画されています。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦3隻(10-12番艦)の建造契約が締結された]
[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

プロジェクト21631の主要兵装は有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

従来の小型ロケット艦は対艦攻撃のみに特化していましたが、「ブヤン-M」は対地攻撃用の有翼ミサイルを搭載する事により、地上への戦力投射にも使用できるようになりました。


2015年10月7日、カスピ小艦隊「ブヤン-M」3隻(「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」)は、カスピ海からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

カスピ小艦隊「ブヤン-M」3隻は、11月21日にも「カリブル」による攻撃を行なっています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2016年8月19日には、黒海艦隊「ブヤン-M」2隻が地中海東部(シリア沖)からシリア領内のテロ組織「アル=ヌスラ戦線」の施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはシリアのアル=ヌスラ戦線を巡航ミサイル"カリブル"で攻撃した]

サンクトペテルブルクとクロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式は毎年行なわれる


『タス通信』より
2017年8月4日12時18分配信
【ロシアの主要海軍パレードは毎年となる】
モスクワ、8月4日/タス通信

『海軍の日』に捧げられるロシア主要海軍パレードは、我が国で毎年行われる。
金曜日、国防省のトップ、セルゲイ・ショイグ上級大将はテレビ電話会議中に述べた。

「今後、パレードは、海軍の日の祝賀の枠組みにおいて毎年行われます」
彼は話した。

主要(海軍)パレード「我が国が偉大な海洋国家である事を全世界に知らしめ、現代のロシア海軍の強さと戦闘力を示しました」
ショイグ
は指摘した。

国防相は、その準備及び行動へ参加した全ての人へ感謝の意を表した。
「共に要員への褒賞の提案を提示し、軍の管理機関の関心を引き起こした海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将に感謝します」
ロシア連邦国防省
のトップは付け加えた。

彼は更に、海軍パレードが初めてロシアの外~地中海シリアタルトゥース港で行なわれた事を想い起した。

ロシアの現代史における最初の主要海軍パレードは、7月30日にサンクトペテルブルクで行なわれた。



『ロシア海軍の日』は、毎年7月の最終日曜日と定められており、今年(2017年)は7月30日でした。

『ロシア海軍の日』には、各艦隊の主要港で観艦式が行なわれました。

バルト海では、サンクトペテルブルク(ネヴァ川)バルチースクで毎年観艦式が行なわれていましたが、今年(2017年)からクロンシュタットでも観艦式が行なわれることになりました。
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例年はセヴェロモルスクの観艦式にのみ参加している北方艦隊の艦も、今年はクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[北方艦隊の艦船は7月30日に行われる『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する為にクロンシュタットへ向かう]
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

北方艦隊からは、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、潜水艦「ウラジカフカス」クロンシュタットの観艦式へ参加しました。
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この他、中国海軍の軍艦2隻(駆逐艦「合肥」、フリゲート「運城」)も参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』第1段階(2017年7月)]

7月30日の「ロシア海軍の日」主要海軍パレード(クロンシュタット)


今回、ロシア国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、主要海軍パレードは毎年行われると言いましたが、要するに、来年以降もクロンシュタットの観艦式が行なわれるという事です。


記事中で触れられていますが、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式は、シリアタルトゥース港でも行なわれました。

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海を去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年8月3日12時45分配信
【警備艦「プイトリーヴイ」は地中海での任務遂行を完了した】

黒海艦隊警備艦「プイトリーヴイ」は、地中海ロシア海軍常設連合部隊の一員としての任務遂行を成功裏に完了し、常置駐屯場所への移動を開始した。

艦は、黒海艦隊水上艦連合部隊司令官オレグ・クリヴォログ少将の将旗の下で、地中海において一連の訓練を実施し、シリアタルトゥース港泊地で挙行された初めての「ロシア海軍の日」の名誉ある海軍パレードへ参加した。

計画では、警備艦は8月4日にセヴァストーポリへ戻る。



プロジェクト1135M(クリヴァクII級)警備艦「プイトリーヴイ」は、1979年6月27日にカリーニングラード「ヤンターリ」造船所で起工され、1981年4月16日に進水、1981年11月30日に海軍へ納入され、1982年2月9日に黒海艦隊へ編入されました。
「プイトリーヴイ」は、計32隻が建造されたプロジェクト1135/1135M(クリヴァクI/II級)の最終艦です。
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就役後は一貫して黒海艦隊で行動し、ソ連邦解体後も現役に留まって活動を続けていました。

2014年5月から2015年2月までセヴァストーポリの工場でオーバーホールが行なわれました。

2015年5月18日にセヴァストーポリを出航し、数年ぶりに地中海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海へ向かった]

2015年6月下旬には大西洋へ行き、アンゴラ赤道ギニアを訪問した後、8月に地中海へ戻りました。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-8月)]

その後も地中海東部に滞在し、2015年10月初頭にはシリア沖で演習を実施しました。
[ロシア海軍は地中海で演習を実施した]

2015年10月上旬にセヴァストーポリへ帰港しました。

2016年5月下旬にセヴァストーポリを出航して地中海へ行き、7月初頭には帰港しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部へ行く]

2016年8月初頭に再びセヴァストーポリを出航して地中海へ入り、11月下旬まで滞在し、11月27日午前に帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部からセヴァストーポリへ帰投した]

帰投後はセヴァストーポリで艦のメンテナンスを行なっていたようです。
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2017年7月21日にセヴァストーポリを出航し、7月22日にはボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ向かった]

7月30日の「ロシア海軍の日」には、シリアタルトゥース港で挙行された観艦式へ参加しました。


タルトゥースの観艦式には、潜水艦「クラスノダール」、救助曳船SB-739、掃海艦「ワレンチン・ピクリ」、偵察艦「ワシーリー・タチシチェフ」、警備艦「プイトリーヴイ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」、サルベージ船KIL-158が参加しました。
この他、査閲艦艇として哨戒艇「ユナルメーツ・クルイマ」も参加しました。


その後、8月3日には地中海を離れ、ボスポラス海峡を北上しました。

「プイトリーヴイ」は、8月4日にセヴァストーポリへ帰投します。

ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットを去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年7月31日16時41分配信
【北方艦隊の重原子力巡洋艦はクロンシュタット泊地を去った】

本日(7月31日)、北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」重戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」クロンシュタット泊地を去り、フィンランド湾の(船舶航行)集中海域へ入った。

北方艦隊重原子力巡洋艦の泊地からの出航は、操艦の制限及び困難な条件により、レニングラード海軍基地曳船の助力を得て行なわれた。
この課題を解決するに当たり、艦の乗組員と曳航チームは高い海洋技量を示した。

主要海軍パレードへ参加した北方艦隊の艦は、近い内に常時駐留地への組織的な移動を開始する。

北方艦隊の艦隊間移動は、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が率いる支隊を構成して行なわれる。
移動中にバルト艦隊の艦との合同演習の実施が計画されている。

ロシア海軍最大の艦の移動航路は、船舶航行の安全の為の全ての必要条件を考慮して設定されている。
海上移動の為の準備として艦の司令部、当直士官及び当直班は、航行安全保障の為、狭く過密なゾーンを通過する訓練を実施した。

主要海軍パレードには、北方艦隊から約10隻の艦船が参加した。
そこには、遠洋ゾーンでの任務遂行の為に意図されている1等艦が含まれる:重戦略用途ロケット水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」



『ロシア海軍の日』は、毎年7月の最終日曜日と定められており、今年(2017年)は7月30日でした。

『ロシア海軍の日』には、各艦隊の主要港で観艦式が行なわれました。

バルト海では、サンクトペテルブルクバルチースクで毎年観艦式が行なわれていましたが、今年(2017年)からクロンシュタットでも観艦式が行なわれることになりました。
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例年はセヴェロモルスクの観艦式にのみ参加している北方艦隊の艦も、今年はクロンシュタットサンクトペテルブルクの観艦式へ参加する事になりました。
[北方艦隊の艦船は7月30日に行われる『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する為にクロンシュタットへ向かう]

先ず初めにロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」が7月初頭にセヴェロモルスクを抜錨してバルト海へ向かい、フィンランド湾東部海域で他の参加艦と共に観艦式の為の合同訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]
[2017年7月30日の『ロシア海軍の日』観艦式の合同訓練がフィンランド湾東部で実施された]

続いて、7月17日までに(7月16日?)重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」も、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはバルト海へ向かった]

「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、7月25日にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットへ到着する]

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そして7月30日、サンクトペテルブルククロンシュタットで観艦式(主要海軍パレード)が行なわれました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

北方艦隊からは、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の他に、潜水艦「ウラジカフカス」クロンシュタットの観艦式へ参加しました。
更に、未だロシア海軍へ引き渡されてしていないフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」大型揚陸艦「イワン・グレン」も、就役後は北方艦隊へ配備されます。


7月30日の「ロシア海軍の日」主要海軍パレード(サンクトペテルブルククロンシュタット)


7月30日の「ロシア海軍の日」主要海軍パレード(クロンシュタット)に参加した「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」


「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、主要海軍パレード終了後の翌7月31日にクロンシュタットを出航しました。

クロンシュタットから出航する「ドミトリー・ドンスコイ」



クロンシュタットから出航する「ピョートル・ヴェリキー」


この2隻は、北方艦隊基地へ戻るようです。

ただ、今回の北方艦隊広報部発表では、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の動向には触れられていません。