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東南アジア諸国を訪れたロシア海軍太平洋艦隊艦船は洋上で新年を迎える

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年12月31日6時44分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は太平洋上で新年を迎える】

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、新たな2018年を祖国の沿岸から遠く離れた太平洋上で迎える。

沿海地方多種戦力小艦隊副司令官エドゥアルト・ミハイロフ少将指揮下の太平洋艦隊艦船支隊は、2017年10月2日に遠距離航海へ出発した。
航海の主な目的は、アジア・太平洋地域における聖アンドレイ旗のデモンストレーションと、アジア太平洋諸国との海軍協力の更なる発展に在る。

航海中に太平洋艦隊の艦船は、フィリピン、ブルネイ、カンボジア、タイ、インドネシア、ミャンマー、バングラディシュ、シンガポールの8ヶ所の港へ寄港し、一連の演習を実施し、東南アジア諸国連合設立50周年に捧げられる海軍パレードへ参加した。

現在、太平洋艦隊将兵は、祝賀行事の準備を終えている。
より良い新年を表す最後の演劇コンクールが船室で催される。

12月31日の後の伝統的な夜会の祭日のテーブルでは、ロシアペリメニと新年のヨールカ祭のツリーが船員を待っている。
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乗組員へは、最高司令官からの祝辞と、海軍総司令部及び太平洋艦隊司令部からの電報が読み上げられる。

公式部門の後、行く年と来る年を表現する象徴的人物ジェド・マロースが出演する演劇が上映される。
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プログラム中には、多くのクイズ大会が開催され、賞品が渡される。

艦船は恒常的に衛星チャンネル通信を稼働させている。
それは、各々の太平洋艦隊将兵が家族と電話で会話し、新年の挨拶を交わす為の手助けとなる。



2017年10月2日、ロシア太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「アドミラル・パンテレーエフ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」の3隻は、アジア太平洋地域への遠距離航海の為、ウラジオストクを抜錨しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・パンテレーエフはアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発した]

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まず最初に、10月12日にブルネイムアラ港を訪問しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月12日4時20分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はブルネイへ業務寄港の為に到着した】

10月17日にムアラを出港し、ブルネイ海軍と合同演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月17日8時30分配信
【太平洋艦隊艦船はブルネイ海軍と合同演習『PASSEX』を実施した】

10月20日にフィリピンマニラを訪問しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月20日4時37分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はフィリピンへ業務寄港の為に到着した】


マニラ寄港中、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将とフィリピン大統領ロドリゴ・ロア・ドゥテルテ氏が「アドミラル・パンテレーエフ」を視察しました。

支隊は10月26日にマニラを出港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月26日10時58分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はフィリピンへの寄港を完了した】

その後、「アドミラル・ヴィノグラードフ」艦船支隊と別れて帰路に就き、11月9日にウラジオストクへ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月9日7時57分配信
【大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」は遠距離航海からウラジオストクへ戻った】
この後、「アドミラル・ヴィノグラードフ」ウラジオストクを訪問した日本海上自衛隊の艦船と合同演習を行ないました。

2隻になった艦船支隊は、11月8日にカンボジアコンポン・ソム港(シアヌークビル)を訪問しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月8日5時47分配信
【太平洋艦隊の船員はカンボジア海軍との合同演習及び訓練を実施する】

11月12日にカンボジア訪問を完了し、同国海軍と合同演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月12日8時30分配信
【大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」乗組員はカンボジア海軍の船員と合同演習を実施した】

11月17日にタイチュクサメット(サッタヒープ)軍港を訪問しました(11月21日に出港)
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月17日9時34分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はタイのチュクサメット港へ係留された】

タイ訪問中の11月19日にはASEAN(東南アジア諸国連合)創設50周年記念国際観艦式へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦船はASEAN創設50周年記念国際観艦式へ参加する]

11月27日にインドネシアタンジュンプリオク港へ寄港しました(11月30日に出港)
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月27日5時41分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はインドネシアへ到着した】

12月7日にミャンマーティラワ港へ入港し、12月10日に出港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年12月10日7時25分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はミャンマー訪問を完了した】

12月14日にインド洋で対テロ演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年12月14日6時54分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はインド洋で対テログループの訓練を実施した】

12月21日にシンガポールへ入港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年12月21日4時39分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は訪問の為にシンガポールへ到着した】

12月24日にシンガポールを出港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年12月24日6時20分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はシンガポール訪問を完了した】

12月28日には南シナ海でダメージコントロール訓練などの艦内演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年12月28日5時32分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は南シナ海でダメージコントロール訓練を実施した】

そして、「アドミラル・パンテレーエフ」「ボリス・ブートマ」は、2018年を洋上で迎える事になります。


なお、ロシア海軍の70隻以上の艦船は、母港から遠く離れた遠距離航海中に2018年を迎えます。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2017年12月31日9時0分配信
【ロシア海軍の70隻以上の戦闘艦と支援船は遠距離航海中に新年を迎える】
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タルトゥースのロシア海軍基地に関するロシアとシリアの協定は批准された

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『タス通信』より
2017年12月29日15時34分配信
【プーチンはタルトゥースのロシア連邦海軍基地に関する協定の批准を承認した】
モスクワ、12月29日/タス通信

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、タルトゥース港領域のロシア連邦海軍物資-技術サービス供給所(MTO)を実質的に海軍基地(VMB)相当へ変身させる為の拡大に関するロシア・シリア間の協定を批准する法令へ署名した。
文書は12月21日に国家院(下院)で採択され、12月26日には連邦院(上院)で可決された。
連邦情報ポータルは公表した。

合意文書では、原子力巡洋艦を含むロシアの軍用海上船がシリアの港及び内部水域へ立ち寄る事が可能となり、シリアロシアへ、合意された全適用期間(49年、自動的に25年までの期間で延長可能)における地上の特定区画、水域と一連の不動施設の返却不要の利用権を提供する。
物資-技術サービス供給所の駐屯場所、その要員と乗組員は、ロシア側の法の下で保護される特権を有する。
加えて、供給所の要員は、更に、自由にシリアの境界線へ移動できるようになり、シリア・アラブ共和国の境界線警備及び税関組織に従う義務は無い。

協定により、ロシアは、ロシア連邦海軍物資-技術サービス供給所へ、原子力推進装置を有する艦を含め同時に11隻までの軍用艦を収容する権利を獲得する。

シリア政府の代表は、その指揮官の同意無くしてロシア連邦海軍物資-技術サービス供給所の駐屯場所を訪れる事は出来ない。
協定では更に、タルトゥースへの海上および空中の輸送手段は、臨検、捜査、接収、拘束、及び他の強制的措置からの不可侵の特権を受ける。
更に、物資-技術サービス供給所の全ての資産も不可侵である。

物資-技術サービス供給所の駐屯場所の境界線の外部の警護は、シリア側の戦力及び手段により行なわれる。
供給所の海上境界線の内部の警護と対空防衛、内部の警護、秩序の維持はロシア側の戦力及び手段により行なわれる。

以前、連邦院防衛・安全保障委員会の代表ヴィクトール・ボンダレフが指摘したように、タルトゥースロシア軍基地は、ロシア及びシリアに有益である。
「私たちは、シリア及び他の中近東諸国の利益に責任を負い、地域の安全の保障、戦略的抑止を可能にします。
そして同時に、地中海におけるロシアの地位を強化します」

上院議員は話した。



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現在、シリアタルトゥースには、ロシア海軍第720物資-技術サービス供給所が置かれています。
元々は、ソ連邦海軍時代の1971年に設立されたものです。

これは、地中海東部で行動するロシア海軍の艦船へ各種物資を供給し、更には、技術サービスの供給~艦船の整備や簡単な修理を行なう為のものです。

「技術サービスの供給」の為、タルトゥースにはロシア海軍工作船1隻が交代で常駐しています。

工作船PM-56
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PM-138
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ロシア海軍は2013年初頭から地中海東部へ艦船を常時展開させており、同年6月1日には、地中海ロシア海軍艦船を統一指揮する為、「地中海作戦連合部隊」が創設されました。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]


2015年10月には、タルトゥース港内の浚渫作業が行なわれました。
[ロシア海軍はシリアのタルトゥース港の浚渫作業を行なった]

2016年10月、ロシア国防省は、タルトゥースへ恒常的な海軍基地を作成する意向を示しました。
[ロシア海軍はシリアのタルトゥースへ恒常的な基地を作る]

2016年12月23日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、タルトゥースの海軍基地の拡張に関するシリアロシアの協定に関する法令へ署名しました。
[シリアのタルトゥース港のロシア海軍基地は拡張される]

今後、拡張工事が行なわれるタルトゥースは、排水量1万トン以上の水上艦の入港が可能となります。
[近代化されるシリアのタルトゥースのロシア海軍基地は巡洋艦の寄港が可能になる]

2017年1月20日までに、ロシアシリアは、タルトゥースの海軍基地に関する新たな協定へ署名しました。
新たな協定により、ロシア海軍は今後49年間タルトゥースを自由に使用できるようになります。
[ロシアとシリアはタルトゥースのロシア海軍基地に関する新たな協定を締結した]

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」には、タルトゥースで初めて観艦式が行なわれました。


その後、2017年12月下旬にタルトゥース第720物資-技術サービス供給所の拡張に関する協定の批准がロシア連邦議会(上院下院)で承認され、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンが批准書へ署名し、正式に発効する事になりました。


現在、地中海東部には、少なくとも13隻のロシア海軍艦船が滞在しています。

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(黒海艦隊):12月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):9月初頭から地中海東部に滞在
中型偵察艦SSV-520「アドミラル・フョードル・ゴロヴィン」(バルト艦隊):2017年末から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「イワン・ゴルベッツ」(黒海艦隊):11月3日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」(黒海艦隊):12月27日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊):12月25日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「ヤーマル」(黒海艦隊):12月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
軍用輸送船「クジル-60」(黒海艦隊):12月21日南下にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船「シャフテル」(黒海艦隊):11月3日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
サルベージ船「アレクサンドル・プーシキン」(バルト艦隊):12月10日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
水路調査船「ドヌズラフ」(黒海艦隊):11月19日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-56(黒海艦隊):10月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

シリアタルトゥースにはロシア海軍工作船が交代で1隻ずつ派遣されており、2017年6月からはバルト艦隊PM-82が駐留していましたが、同船は11月13日にバルチースクへ帰港しており、現在は黒海艦隊PM-56が派遣されています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月13日17時11分配信
【バルト艦隊の水上修理所(工作船)は地中海からバルチースクへ戻った】


大型揚陸艦軍用輸送船は、「シリア・エクスプレス」と呼ばれる黒海沿岸ロシア領(ノヴォロシースク或いはセヴァストーポリ)からシリアのタルトゥースへの物資・人員・機材・車両などの輸送任務に就いています。

現在、「シリア・エクスプレス」の為、北方艦隊から大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(10月初頭に地中海到着)、バルト艦隊から大型揚陸艦「ミンスク」(10月中旬に地中海到着)が派遣されています。



潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」は2017年9月初頭から地中海東部に滞在し、シリア領内のISIL(イラク・レバントのイスラム国)アル=ヌスラ戦線などのテロ組織の施設へ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。

最近では、10月31日に「ヴェリキー・ノヴゴロド」、11月3日に「コルピノ」「カリブル」を発射しています。

2017年10月31日:潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」、デリゾールへ「カリブル」発射

『タス通信』より
2017年10月31日17時53分配信
【潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」はデリゾールの『イスラム国』戦闘員へ「カリブル」で打撃を与えた】

2017年11月3日:潜水艦「コルピノ」、アブ・カマルへ「カリブル」発射(同時にロシア航空宇宙軍の爆撃機Tu-22M3が空爆)

『タス通信』より
2017年11月3日17時17分配信
【ロシア軍のTu-22M3と潜水艦「コルピノ」はシリアの『イスラム国』戦闘員へ打撃を与えた】

ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦トゥーラの近代化改装は完了した

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『タス通信』より
2017年12月28日13時53分配信
【原子力水中ロケット艦「トゥーラ」の修理は完了した】
モスクワ、12月28日/タス通信

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』は、プロジェクト667BDRM戦略用途ロケット水中巡洋艦「トゥーラ」の修理を完了した。
ロシア連邦国防省は発表した。

「修理は、第3世代原子力潜水艦の技術的準備状態の必要なレベルの維持と第4世代原子力潜水艦の建造の実現を規定した海軍総司令部の計画の具現化の枠組みで実行されました」
彼は話した。

セヴェロドヴィンスク『ズヴェズドーチカ』社における潜水艦「トゥーラ」の工場修理は2015年に始まった。
潜水艦は一連の機構とシステムを修復した。

「工場航行試験を実施したロケット巡洋艦トゥーラは、近い内に北方艦隊の恒常駐留所へ到着します」
軍当局は付け加えた。

潜水艦「トゥーラ」プロジェクト667BDRM原子力潜水艦(「デリフィン」、NATO分類-デルタIV)に属しており、大陸間弾道ミサイルを搭載する。
潜水艦は1987年に北方艦隊へ加わった。
公開情報によると、このタイプの潜水艦の排水量は約12000トン、その兵装は16基のミサイル「シネーワ」あるいは「ライネル」である。



プロジェクト667BDRM(デルタIV)戦略用途ロケット水中巡洋艦K-114は、1984年2月22日にセヴェロドヴィンスク生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工され、1987年1月22日に進水し、同年10月30日にソ連海軍へ納入されました。
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1987年11月5日に海軍旗掲揚式典を開催し、正式に就役しました。

1987年12月にオレニヤ基地へ到着しました。
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1989年5月30日から8月25日まで、第1乗員団(ファーストチーム)による戦闘勤務(長期航海)を実施しました。
続いて1989年11月3日から1990年1月18日まで第2乗員団(セカンドチーム)による戦闘勤務を実施しました。

1992年6月3日に「戦略用途原子力水中巡洋艦」へ艦種変更されました。

1993年にはガジエヴォ基地へ移動しました。
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1995年4月18日にトゥーラ州と後援協定を締結しました。
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1997年8月21日、「トゥーラ」と命名されました。

2000年までに134856海里を航行し(この内の77245海里は潜航状態)、7回の戦闘勤務と17回の戦闘当直を実施し、水中から12回の弾道ミサイル発射を実施しました。

2000年6月に第1次近代化改装の為、セヴェロドヴィンスク『ズヴェズドーチカ』へ到着しました。
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2004年5月6日に再進水しました。

2004年9月8日から係留試験を開始し、2005年7月から航行試験を開始、2005年9月12日までに完了しました。

2005年12月7日にはガジエヴォ基地へ移動し、2006年1月12日にロシア海軍へ引き渡されました。

2007年12月17日に弾道ミサイル「シネーワ」バレンツ海からカムチャツカ半島へ向けて発射しました。
[デルタIV型戦略原潜「トゥーラ」、弾道ミサイルの発射テストを実施]

2007年12月25日、再び「シネーワ」を発射しました。
[デルタIV型戦略原潜K-114「トゥーラ」、再びミサイル発射]

2010年3月4日にバレンツ海から「シネーワ」を発射しました。

2010年8月6日にもバレンツ海から「シネーワ」を発射しました。

2011年9月29日には「シネーワ」の改良型である「ライネル」を発射しました。
[ロシア海軍の新たな潜水艦用弾道ミサイル「ライネル」は制式採用された]

2014年11月5日に「シネーワ」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜トゥーラはシネーワ弾道ミサイルを発射した]

2014年12月15日、第2次近代化改装(寿命延長工事)を行なう為、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ到着しました。


2017年2月27日には『ズヴェズドーチカ』の船台を出渠しました。
[近代化改装中の戦略用途原子力水中巡洋艦トゥーラは2017年末までにロシア海軍北方艦隊へ復帰する]

2017年11月5日に就役30周年を迎えました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年11月5日12時30分配信
【ロケット水中巡洋艦「トゥーラ」30周年】

その後、2017年12月には工場航行試験が始まりました。

「トゥーラ」は、2017年12月末までに修理を完了してロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、2018年3月に延期される事になりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月15日8時0分配信
【戦略潜水艦「トゥーラ」の修理完了は2018年に延期された】

そして12月28日、『ズヴェズドーチカ』「トゥーラ」の近代化改装を終了しました。
つまり、工場航行試験が終わったという事でしょう。


「トゥーラ」の近代化改装が終わった後、続いて同型艦「ブリャンスク」の近代化改装が始まります。


北方艦隊667BDRM戦略原潜6隻は、1990年代末以降よりセヴェロドヴィンスク市艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で近代化改装を行ない、寿命を延長しています。
1999年~2012年に第1次近代化改装を行ない、続いて第2次近代化改装が進行中です。

K-51「ヴェルホトゥリエ」:1999年12月第1次近代化改装完了/2012年12月第2次近代化改装完了
K-84「エカテリンブルク」:2003年1月第1次近代化改装完了/2014年12月第2次近代化改装完了
K-114「トゥーラ」:2006年1月第1次近代化改装完了/2017年12月第2次近代化改装完了予定
K-117「ブリャンスク」:2008年2月第1次近代化改装完了
K-18「カレリア」:2010年1月第1次近代化改装完了
K-407「ノヴォモスコフスク」:2012年8月第1次近代化改装完了

この他、667BDRMの3番艦K-64は1990年代末から特務原潜へ改造され、2016年12月末にBS-64として再就役しました。
[改造を終えた特務原潜ポドモスコヴィエ(モスクワ州)はロシア海軍へ引き渡された]

第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月26日18時24分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2018年も試験を継続する】

(ロシア)海軍はプロジェクト21631小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」を2017年に受領しない。
『海軍産業』(フロートプロム)特派員は防衛産業企業体の消息筋より伝えられた。


彼によると、システムの準備状態を証明する為の艦の必要な全ての試験の必要な実施が停滞した。
これについて情報提供者は、発注者への艦の引き渡しの遅延は、工場製造者或いは小型ロケット艦の兵装試験には関連していないと付け加えた。
彼は、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」海軍への引き渡しは2018年第1クオーター(1月~3月)末になるだろうと見ている。

『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』の情報提供者は、『海軍産業』(フロートプロム)特派員に対し、この情報を認めた。

黒海艦隊情報供給部は、試験が悪天候~特に嵐により妨げられたと伝えた。

複雑な天候条件は艦の試験を妨げていると『海軍産業』(フロートプロム)は12月13日に伝えられた。

2017年5月、『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』総取締役レナート・ミスタホフは、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」を10月に海軍へ引き渡すと表明した。

[『海軍産業』(フロートプロム)参考資料]
(2017年)8月、艦は内陸水路でノヴォロシースクへ移動した。
工場航行試験は9月5日に始まった。
それを成功裏に終えた後、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は国家試験へと向かった。

プロジェクト21631小型ロケット艦・コード名「ブヤン-M」『ゼレノドリスク計画設計局』で開発された。
これは、「河川-海洋」型多目的艦であり、8基のミサイル「カリブル」を含む現代的な風貌の砲、ミサイル、対水中工作、高射、電波工学兵装を装備する。
排水量949トン、全長75メートル、幅11メートル。
最大速力25ノット。
航続距離2500海里、自立行動期間10日、乗組員52名。



[新世代小型ロケット艦「ブヤン-M」]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水しました。

「ブヤン-M」の1~5番艦はドイツMTU社製ディーゼルエンジンを装備していましたが、ヨーロッパ連合対ロシア制裁により以後の供給が停止した為、6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」以降は、ドイツ製ディーゼルをライセンス生産した中国製ディーゼルエンジンが装備されます。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦ブヤン-Mの6番艦以降は中国製ディーゼルエンジンを装備する]

艤装を完了した「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、7月下旬から8月初頭に掛けて内陸水路経由でゼレノドリスクからノヴォロシースクへ回航されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはノヴォロシースクへ回航された]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海での航行試験の準備を行なっている]
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9月5日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は洋上試験の為に初めて出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で洋上試験を開始した]

9月19日からは、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)と洋上での合同訓練を開始しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"との合同訓練を行なう]

工場航行試験は2017年10月末に完了し、11月10日から国家受領試験が始まりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年11月10日17時2分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家試験が始まった】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は黒海東部(ノヴォロシースク近辺)で洋上試験を行なっていますが、12月中旬頃から同海域の天候が悪化し、洋上試験は何度も中断を余儀なくされました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月13日11時59分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の試験は天候に妨げられている】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ロシア海軍への引き渡しは2017年末に予定されていましたが、12月末になっても試験が完了しなかった為、2018年に延期されることになりました。
[6隻目のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2017年にロシア海軍へ引き渡される]

今回の記事によると、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ロシア海軍への引き渡しは2018年春頃になるようです。


プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、既に10隻が起工され、この内の5隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年春就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2019年10月就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2018年10月就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年就役予定

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2020年就役予定



現在の所、プロジェクト21631は12番艦までの建造が計画されています。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦3隻(10-12番艦)の建造契約が締結された]
[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]

プロジェクト21631の主要兵装は有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

従来の小型ロケット艦は対艦攻撃のみに特化していましたが、「ブヤン-M」は対地攻撃用の有翼ミサイルを搭載する事により、地上への戦力投射にも使用できるようになりました。


2015年10月7日、カスピ小艦隊「ブヤン-M」3隻(「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」)は、カスピ海からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

カスピ小艦隊「ブヤン-M」3隻は、11月21日にも「カリブル」による攻撃を行なっています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2016年8月19日には、黒海艦隊「ブヤン-M」2隻が地中海東部(シリア沖)からシリア領内のテロ組織「アル=ヌスラ戦線」の施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはシリアのアル=ヌスラ戦線を巡航ミサイル"カリブル"で攻撃した]

ロシア海軍の為の新型掃海艦ヤーコフ・バリャーエフはサンクトペテルブルクで起工された


『タス通信』より
2017年12月26日13時34分配信
【第5のガラス繊維強化プラスチック掃海艦「ヤーコフ・バリャーエフ」はサンクトペテルブルクで起工された】
サンクトペテルブルク、12月26日/タス通信

プロジェクト12700対機雷防衛艦の5隻目となる「ヤーコフ・バリャーエフ」は火曜日に『中部ネヴァ川造船工場』で起工された。
『タス通信』特派員は現地より報告した。

「本日は、我々にとって大変喜ばしい出来事があります。
私共は、12700シリーズの新たな艦を起工しました。
我々は、大祖国戦争の英雄の記憶に敬意を表します。
何故ならば、海軍は私たちの艦に尊敬すべき名前を付けたからです」

艦の起工式典において工場の総取締役ウラジーミル・セレドホは話した。

次に、『統合造船業営団』総裁顧問ヴィクトール・チルコフは述べた。
「この艦は、更なる近代化と現代化の為の可能性を有しています」
彼は、ロシア連邦海軍の為のガラス繊維強化プラスチック掃海艦シリーズは充分な隻数になると付け加えた。

「プロジェクトは、その場所で立ち止まりません。
より効果的に機雷の脅威へ対処する為、全ては新しくなり、新たな機器が現れます」
海洋工学中央設計局『アルマーズ』
総取締役アレクサンドル・シリャフテンコは付け加えた。

式典中、艦の名前と起工日を記したネームプレートが特別起工セクションへ固定された。
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艦は、太平洋艦隊第355独立海軍歩兵大隊の機関銃照準手ヤーコフ・イラリオノヴィチ・バリャーエフ水兵に敬意を表して命名された。

[プロジェクト12700]
海洋掃海艦「ヤーコフ・バリャーエフ」
は、同工場の造船台で起工された第4の生産艦(5隻目)である。
起工式典は、同社の全体的な近代化の枠組みで2017年4月に開設された新たな作業場において開催された。

プロジェクト12700のトップ艦「アレクサンドル・オブホフ」は既にロシア連邦海軍の一員として任務を遂行しており、3隻の後続艦(「ゲオルギー・クルバトフ」、「イワン・アントノフ」、「ウラジーミル・イェメリヤノフ」)は様々な建造段階に在る。

プロジェクト12700「アレクサンドリト」掃海艦海洋工学中央設計局『アルマーズ』により設計された。
それは、艦自身へ配置される最新の水中音響ステーション(ソナー)、遠隔操作の自動水中無人機、自動化対機雷活動管理システムを使用出来る。
更には、従来の掃海兵装も使用できる。
「アレクサンドリト」シリーズ艦は、世界最大の真空注入により形成された単一のガラス繊維強化プラスチック製船体というユニーク性を有する。



[プロジェクト12700掃海艦]
ロシア海軍新世代掃海艦(対機雷防衛艦)プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日にサンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役しました。
[新世代掃海艦プロジェクト12700の1番艦アレクサンドル・オブホフはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]

2017年5月15日にバルチースク基地へ到着しました。


プロジェクト12700の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工され、2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成は完了しました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される]

その後、艦内へ各種機器を設置する為、船体周辺に足場が組まれましたが、2016年6月7日夜に火災が発生しました。
[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]
この為、「ゲオルギー・クルバトフ」の進水は延期されました。

プロジェクト12700の3番艦の船体形成作業は2016年6月27日に始まりました。
[ロシア海軍の為の第3のプロジェクト12700掃海艦の建造が始まった]

2017年1月25日、3番艦は「イワン・アントノフ」と命名され、起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦イワン・アントノフはサンクトペテルブルクで起工された]

プロジェクト12700の4番艦の船体形成作業は2016年8月30日から始まりました。
[ロシア海軍の為の第4のプロジェクト12700掃海艦の建造が始まった]

2017年4月20日、「ウラジーミル・イェメリヤノフ」と命名された4番艦の起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ウラジーミル・イェメリヤノフはサンクトペテルブルクで起工された]

そして2017年12月26日、「ヤーコフ・バリャーエフ」と命名された5番艦の起工式典が開催されました。
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現在までにプロジェクト12700対機雷防衛艦は、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』でのみ建造されていますが、今後は極東方面でも建造されます。
[ロシア海軍の為のプロジェクト12700対機雷防衛艦(掃海艦)は極東(コムソモリスク・ナ・アムーレ)でも建造される]

プロジェクト11356Rフリゲート3番艦アドミラル・マカロフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された

本日(2017年12月27日)、プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」はロシア連邦海軍へ就役しました。
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『タス通信』より
2017年12月27日13時1分配信
【黒海艦隊の新たなフリゲート「アドミラル・マカロフ」はセヴァストーポリに駐留する】
カリーニングラード、12月27日/タス通信

第3のプロジェクト11356フリゲート「アドミラル・マカロフ」ロシア海軍の戦闘編制へ加わり、恒常駐屯港はセヴァストーポリとなる。
沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造された艦は、水曜日にアンドレイ旗を掲げた。
『タス通信』特派員は現地より報告した。

フリゲート「アドミラル・マカロフ」の海軍旗初掲揚式典には、ロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将、バルチースクで新たな艦の試験を支援したバルト艦隊の司令官アレクサンドル・ノサトフ中将、『北方計画設計局』総取締役アンドレイ・ジャチコフ沿バルト造船工場『ヤンターリ』が加入している『統合造船業営団』の代表、カリーニングラード州当局の代表、この艦と、更には最初の2隻の「アドミラル」シリーズ艦を建造した造船所の従業員が出席した。

「これは、重大なシリーズの艦であり、そのシリーズの3番目であり、高い航行性能を有しております。
フリゲートは既に地中海及び他の海上舞台において、その姿を見せております」

新たなフリゲートへのアンドレイ旗掲揚式典においてトリャピチニコフ少将は話した。

海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将の指示により、「アドミラル・マカロフ」黒海艦隊の水上艦連合部隊へ含まれ、セヴァストーポリ市に駐屯する。

以前の12月25日、『ヤンターリ』において、工場の総取締役エドゥアルト・エフィーモフロシア連邦国家受領委員会の代表アレクセイ・ポテシキン1等海佐は、「アドミラル・マカロフ」の発注者~ロシア国防省への引き渡し証書へ署名した。

プロジェクト11356フリゲート(株式会社『北方計画設計局』が開発)「アドミラル・マカロフ」は2012年2月29日に沿バルト造船工場『ヤンターリ』で起工され、2015年9月2日に進水した。
最初の2隻の艦~「アドミラル・グリゴロヴィチ」「アドミラル・エッセン」は2016年に納入され、黒海艦隊の戦闘編制に在る。
これらは特に、シリア『イスラム国』(ロシア連邦では非合法のテロ組織)の目標へ有翼ミサイル「カリブル-NK」による打撃を与えた。

プロジェクト11356艦は、単独或いは連合部隊の一員として水上艦及び潜水艦へ対抗し、空中攻撃手段からの攻撃の撃退の為に意図されている。
フリゲートは、ミサイル複合体「カリブル-NK」、高射ミサイル複合体「シチーリ-1」、口径100mmのA-190砲、魚雷及び対潜兵装を装備する。
加えて、各々の艦はヘリコプターを搭載する。
フリゲートの排水量は約4000トン、全長125メートル、速力-30ノット。



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[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

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プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラード『ヤンターリ』造船所で起工されました。
[改タルワー級フリゲート「アドミラル・マカロフ」起工]

それから3年半後の2015年9月2日に進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフは進水した]

2016年4月1日、造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフの係留試験が始まった]

2016年7月9日に『ヤンターリ』造船所からバルチースク海軍基地へ移動しました。
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2016年7月29日、工場航行試験が開始されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフの航行試験が始まった]

工場航行試験は9月下旬までに終了し、10月7日からは最終試験となる国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフの国家受領試験が始まった]

10月16日、「アドミラル・マカロフ」は、有翼ミサイル「カリブル」などの兵装試験を実施する為、バレンツ海方面の移動を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフは兵装試験の為にバレンツ海へ向かった]

10月24日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦3番艦アドミラル・マカロフは兵装試験の為にセヴェロモルスクへ到着した]

11月初頭にはバレンツ海で沿岸目標への有翼ミサイル「カリブル」発射試験を実施しました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・マカロフはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後も各種兵装の射撃試験が実施されました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフのバレンツ海における兵装試験は完了した]

バレンツ海での試験を終えた「アドミラル・マカロフ」は、11月25日にバルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・マカロフは北方での兵装試験を終えてバルチースクへ戻った]

12月8日からバルト海で最終洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・マカロフはバルト海で最終洋上試験を行なう]

この試験が終わった後、2016年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、年末までに試験は終了せず、2017年1月以降も試験は続けられる事になりました。
[第3のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフのロシア海軍への引き渡しは延期された]

2017年1月16日までにバルト海高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦3番艦アドミラル・マカロフはバルト海で艦対空ミサイルの発射試験を行なった]

試験後、「アドミラル・マカロフ」は、一旦『ヤンターリ』造船所へ戻ってきました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦アドミラル・マカロフは艦対空ミサイル発射試験後にカリーニングラード造船所へ戻った]

2017年4月1日、「アドミラル・マカロフ」『ヤンターリ』造船所からバルチースク基地へ移動しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフの洋上試験の最終段階が始まる]

その後、バルト海へ出航して高射ミサイル複合体「シチーリ-1」などの試験を行ない、4月28日にはバルト艦隊の防空演習へ参加しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフはバルト艦隊の防空演習へ参加した]

2017年6月28日から7月2日までサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロン(IMDS-2017)で展示され、7月2日にサンクトペテルブルクを出ました。


7月30日にはサンクトペテルブルク「ロシア海軍の日」観艦式へ参加しました。


その後、洋上試験が再開され、9月4日にはバルト海高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新フリゲート"アドミラル・マカロフ"はバルト海で艦対空ミサイルの発射試験を行なった]

「アドミラル・マカロフ」ロシア海軍への引き渡しは何度も延期され、9月末になっても具体的な時期は決まらず、洋上試験は続行されました。
[第3のプロジェクト11356Rフリゲート"アドミラル・マカロフ"のロシア海軍への具体的な引き渡し時期は未だ決まっていない]

11月8日にはバルト艦隊小型ロケット艦「ゲイゼル」「リヴェン」から発射されたミサイル標的高射ミサイル「シチーリ-1」で撃墜しました。
『タス通信』より
2017年11月8日17時30分配信
【フリゲート「アドミラル・マカロフ」はバルト海でミサイル射撃を実施した】

これで「アドミラル・マカロフ」の国家受領試験は終了し、ロシア海軍への引き渡しの準備の為、『ヤンターリ』造船所へ戻ってきました。

2017年12月25日、受領-引渡証書への署名が行なわれ、ロシア国防省(ロシア海軍)へ納入されました。
[第3のプロジェクト11356Rフリゲート"アドミラル・マカロフ"はロシア海軍へ納入された]

その2日後の12月27日、ロシア海軍旗(聖アンドレイ旗)の初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。

ロシア海軍の艦の就役は
1:受領-引渡証書への署名(造船所から海軍への艦の納入)
2:海軍旗の初掲揚式典・各艦隊部隊への編入(艦の正式な海軍への就役)
の2段階で行なわれますが、「アドミラル・マカロフ」の場合、1は2017年12月25日に実施され、2は12月27日に実施されました。

今後(2018年初頭)、「アドミラル・マカロフ」黒海艦隊基地へ回航されることになります。


なお、「アドミラル・マカロフ」の後に建造されたプロジェクト11356Rフリゲート3隻は、2隻がインド海軍へ売却され、1隻はロシア海軍向けとして完成します。
[プロジェクト11356Rフリゲート後期建造艦3隻の内、2隻はインドへ売却され、1隻はロシア海軍の為に完成する]

その後、ロシア海軍向けとして2隻のプロジェクト11356Rフリゲートが2018年以降に追加建造されます。

新型戦略原潜ボレイ-Bの1番艦は2026年にロシア海軍へ引き渡される

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『タス通信』より
2017年12月25日11時7分配信
【情報筋:最初の「ボレイ-B」型潜水艦の(ロシア)海軍への引き渡しは2026年に計画されている】
モスクワ、12月25日/タス通信

「ボレイ-B」型戦略原子力水中巡洋艦の設計の為の試験設計作業は2018年に始まり、その試験の完了と(ロシア)海軍への引き渡しは2026年に計画されている。
『タス通信』ロシア防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「プロジェクト"ボレイ-B"は、2027年までの国家軍備プログラムに含まれております。
この試験設計作業プログラムに沿って、水中ロケット艦のトップの作成は2018年に開始されなければならず、試験実施後の海軍への引き渡しは2026年に計画されています」

対談者は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

情報提供者によると、「ボレイ-B」は先進的な船体を得るが、新たな水中駆動装置のおかげで騒音は著しく減少する。
「潜水艦には、他にも新たなものがもたらされます」
彼は付け加えた。

「ボレイ-B」シリーズの建造は2023年に始まると対談者は説明した。
彼によると、シリーズは少なくとも4隻が考慮されている。

[潜水艦「ボレイ-B」]
海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は11月17日にセヴェロドヴィンスクで、プロジェクト「ボレイ-B」原子力潜水艦の建造時期について、この艦の概略設計が完了した後になると述べた。
「今日において、私共は2018年に同プロジェクトの積極的な作業を開始します。
私が思いますに、それは近い内に具体的な日時が決定され、その結果、第1段階~外観の草案の形成が実現するでしょう」

同時に総司令官は話した。

現在、ロシア海軍には3隻の「ボレイ」型(プロジェクト955)戦略原子力潜水艦が加わっている~「ユーリー・ドルゴルーキー」、「アレクサンドル・ネフスキー」、「ウラジーミル・モノマーフ」
これらは、固体燃料大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を装備し、各々の潜水艦は、このミサイルを16基まで搭載できる。
更に、5隻の「ボレイ-A」型原子力潜水艦が建造段階に在る。
このシリーズの最後の艦「クニャージ・ポジャールスキー」は昨年(2016年)12月に起工された。

以前、「ボレイ」を開発した中央設計局『ルビーン』総取締役イーゴリ・ヴィリニトは、このプロジェクトは、改善された潜水艦「ボレイ-A」シリーズの後、更なる発展を得ると『タス通信』へ伝えた。

水中駆動が作り出すジェット気流の水中ポンプ推進のお陰により、古典的なスクリューとは違い、低騒音を作り出す。
それは、ブリテン「トラファルガー」型及びアメリカの「シーウルフ」潜水艦が装備している。
ソヴィエト社会主義共和国連邦では、1988年~1991年に建造されたディーゼルエレクトリック潜水艦B-871「アルローサ」へ初めて実験用の水中ノズルが設置された。



[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

プロジェクト955「ボレイ」原子力戦略用途水中ロケット巡洋艦シリーズは、計8隻が起工され、このうち3隻が就役済みです。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2015年9月30日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しています。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]

3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役しました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]
2016年9月26日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]

4番艦からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、その1番艦「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]
2017年11月17日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜クニャージ・ウラジーミル進水(2017年11月17日)]
就役は2018年に予定されています。

5番艦(「ボレイ-A」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]
就役は2019年に予定されています。

6番艦(「ボレイ-A」級としては3隻目)「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜は起工された]
就役は2020年に予定されています。

7番艦(「ボレイ-A」級としては4隻目)「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は2015年12月18日に起工されました。
[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]
就役は2020年に予定されています。

8番艦(「ボレイ-A」級としては5隻目)「クニャージ・ポジャールスキー」は2016年12月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第4世代戦略原潜ボレイ級最終艦クニャージ・ポジャールスキーは起工された]
就役は2021年に予定されています。

「クニャージ・ポジャールスキー」を以ってプロジェクト955A「ボレイ-A」の建造は終了します。


その後は、更なる改良型であるプロジェクト955B「ボレイ-B」の建造へ移行する事になりました。

今回の記事によると、「ボレイ-B」は最低でも4隻の建造が計画されており、その1番艦は2026年に就役するとの事です。

「ボレイ」シリーズに搭載される弾道ミサイル「ブラヴァー」も性能向上型が開発されますが、これが「ボレイ-B」に搭載されることになるでしょう。
[ロシア海軍の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーは改良され、射程距離と弾道重量が増加する]

「ボレイ-B」の後には、第5世代戦略原子力潜水艦が建造される事になるようです。
[ロシア海軍の為の第5世代多用途原潜ハスキー級と第5世代戦略原潜の開発は『2018年~2027年の国家軍備プログラム』において継続される]

ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した


『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年12月26日8時57分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は去る年(今年)の末までに(ロシア)海軍へ引き渡す事ができる~沿バルト造船工場『ヤンターリ』総取締役】
モスクワ、12月26日、インタファクス-AVN

大型揚陸艦「イワン・グレン」国家受領試験の完了段階を脱した。
火曜日に沿バルト造船工場『ヤンターリ』のトップ、エドゥアルト・エフィーモフ『インタファクス-AVN』のインタビューに対し、こう述べた。

「大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への御引き渡しは、今年末までに可能です」
彼は説明した。

沿バルト造船工場『ヤンターリ』(『統合造船業営団』へ加入)における同プロジェクトの第2の大型揚陸艦の竣工について、彼は話した。
「その時期は、大型揚陸艦ピョートル・モルグノフ建造の総合スケジュールで指定されています」

大型揚陸艦「イワン・グレン」プロジェクト11711のトップ艦であり、公開株式会社『ネフスキー計画設計局』で開発された。
艦の起工は2004年12月、進水は2012年5月、係留試験は2015年10月に始まった。

伝えられている所によると、プロジェクト11711大型揚陸艦の兵装は、汎用艦載砲AK-176MとAK-630Mから成る。
更に、沿岸目標の攻撃及び揚陸支援の為、大型揚陸艦は2基の射程距離約20kmの一斉射撃反応火力システムA-215「グラード-M」艦載装置を装備する。
大型揚陸艦の艦上には、1機の捜索救助ヘリコプターKa-27或いは輸送戦闘ヘリコプターKa-29の駐留が提供される。

プロジェクト11711艦は、艦上に13両までの戦車あるいは36両までの歩兵戦闘車もしくは装甲車両、更には揚陸強襲部隊員を収容できる。



[新型揚陸艦イワン・グレン]

プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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そして2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動しました。
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2017年6月上旬から洋上試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】

これで「イワン・グレン」の洋上試験は完了したようであり、2017年中(つまり12月31日まで)にはロシア海軍へ引き渡せるとの事です。
ただし、具体的な日時は明確にされていませんが・・・

なお、今回の記事で「イワン・グレン」にはAK-176M 76mm砲AK-630M 30mmガトリング砲、更にはA-215「グラード-M」ロケット砲が装備されていると記されていますが、これは計画段階での話であり、実際にはAK-630M 30mmガトリング砲と、2連30mmガトリング砲「ドゥエト」しか装備していません。


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2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」の建造工事も進められていますが、同型の建造は2隻で終了します。
[ロシア海軍はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の調達を2隻で打ち切る]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の1番艦はセヴァストーポリと命名される]

第3のプロジェクト11356Rフリゲート"アドミラル・マカロフ"はロシア海軍へ納入された

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『タス通信』より
2017年12月25日15時12分配信
【フリゲート「アドミラル・マカロフ」は発注者へ納入された】
カリーニングラード、12月25日/タス通信

沿バルト造船工場(『ヤンターリ』、『統合造船業営団』へ加入)で建造された第3のプロジェクト11356フリゲート「アドミラル・マカロフ」は、発注者であるロシア国防省へ納入された。
『タス通信』工場の広報秘書官セルゲイ・ミハイロフより伝えられた。

「12月25日、沿バルト造船工場『ヤンターリ』において、フリゲート"アドミラル・マカロフ"の受領引渡証書へ署名されました。
証書へ署名したのは、工場の総取締役エドゥアルト・エフィーモフとロシア連邦国家受領委員会の代表アレクセイ・ポテシキン1等海佐です。
これは、第3のプロジェクト11356艦の御客様への納入と認められます」

彼は話した。

ミハイロフは、フリゲート(警備艦)「アドミラル・マカロフ」の国家試験は2016年10月に始まり、バルト海及びバレンツ海で実施されたことを指摘した。
艦の出航及び艦隊間移動の際、良好な航海性能とシステムの整然とした動作が示された。
その結果、その戦術-技術的特性は、技術設計仕様に完全に沿っていることが確認された。

「警備艦アドミラル・マカロフへの海軍旗の初掲揚は、ロシア連邦国防省、統合造船業営団、地域組織の代表が出席し、12月27日に行なわれます」
ミハイロフ
は説明した。

「アドミラル・マカロフ」は2012年2月29日に沿バルト造船工場『ヤンターリ』で起工され、2015年9月2日に進水した。
これは、ロシア連邦国防省の発注により沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造されたプロジェクト11356警備艦(株式会社『北方計画設計局』が開発)シリーズの3番艦である。
シリーズの1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」と2番艦「アドミラル・エッセン」は、2016年に納入された。
プロジェクト11356艦は、単独或いは連合部隊の一員として水上艦及び潜水艦へ対抗し、空中攻撃手段からの攻撃の撃退の為に意図されている。
それは、汎用ミサイル-砲兵装と、対潜及び対空防衛の為の現代的な電波技術装置を有しており、排水量は約4000トン、全長-125メートル、速力-30ノット。

沿バルト造船工場『ヤンターリ』は1945年7月8日に設立された。
小型~中型の軍および民家用途の船の建造、更には艦船修理作業を専門としている。
70年に渡り、工場は160隻の戦闘艦と500隻以上の民間船を建造した。
現在、沿バルト造船工場『ヤンターリ』の株券の統制は、国営法人の株式会社『統合造船業営団』が掌握している。



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[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

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プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラード『ヤンターリ』造船所で起工されました。
[改タルワー級フリゲート「アドミラル・マカロフ」起工]

それから3年半後の2015年9月2日に進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフは進水した]

2016年4月1日、造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフの係留試験が始まった]

2016年7月9日に『ヤンターリ』造船所からバルチースク海軍基地へ移動しました。
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2016年7月29日、工場航行試験が開始されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフの航行試験が始まった]

工場航行試験は9月下旬までに終了し、10月7日からは最終試験となる国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフの国家受領試験が始まった]

10月16日、「アドミラル・マカロフ」は、有翼ミサイル「カリブル」などの兵装試験を実施する為、バレンツ海方面の移動を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフは兵装試験の為にバレンツ海へ向かった]

10月24日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦3番艦アドミラル・マカロフは兵装試験の為にセヴェロモルスクへ到着した]

11月初頭にはバレンツ海で沿岸目標への有翼ミサイル「カリブル」発射試験を実施しました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・マカロフはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後も各種兵装の射撃試験が実施されました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフのバレンツ海における兵装試験は完了した]

バレンツ海での試験を終えた「アドミラル・マカロフ」は、11月25日にバルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・マカロフは北方での兵装試験を終えてバルチースクへ戻った]

12月8日からバルト海で最終洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・マカロフはバルト海で最終洋上試験を行なう]

この試験が終わった後、2016年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、年末までに試験は終了せず、2017年1月以降も試験は続けられる事になりました。
[第3のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフのロシア海軍への引き渡しは延期された]

2017年1月16日までにバルト海高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦3番艦アドミラル・マカロフはバルト海で艦対空ミサイルの発射試験を行なった]

試験後、「アドミラル・マカロフ」は、一旦『ヤンターリ』造船所へ戻ってきました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦アドミラル・マカロフは艦対空ミサイル発射試験後にカリーニングラード造船所へ戻った]

2017年4月1日、「アドミラル・マカロフ」『ヤンターリ』造船所からバルチースク基地へ移動しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフの洋上試験の最終段階が始まる]

その後、バルト海へ出航して高射ミサイル複合体「シチーリ-1」などの試験を行ない、4月28日にはバルト艦隊の防空演習へ参加しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフはバルト艦隊の防空演習へ参加した]

2017年6月28日から7月2日までサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロン(IMDS-2017)で展示され、7月2日にサンクトペテルブルクを出ました。


7月30日にはサンクトペテルブルク「ロシア海軍の日」観艦式へ参加しました。


その後、洋上試験が再開され、9月4日にはバルト海高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新フリゲート"アドミラル・マカロフ"はバルト海で艦対空ミサイルの発射試験を行なった]

「アドミラル・マカロフ」ロシア海軍への引き渡しは何度も延期され、9月末になっても具体的な時期は決まらず、洋上試験は続行されました。
[第3のプロジェクト11356Rフリゲート"アドミラル・マカロフ"のロシア海軍への具体的な引き渡し時期は未だ決まっていない]

11月8日にはバルト艦隊小型ロケット艦「ゲイゼル」「リヴェン」から発射されたミサイル標的高射ミサイル「シチーリ-1」で撃墜しました。
『タス通信』より
2017年11月8日17時30分配信
【フリゲート「アドミラル・マカロフ」はバルト海でミサイル射撃を実施した】

これで「アドミラル・マカロフ」の国家受領試験は終了し、ロシア海軍への引き渡しの準備の為、『ヤンターリ』造船所へ戻ってきました。

そして2017年12月25日、受領-引渡証書への署名が行なわれ、ロシア国防省(ロシア海軍)へ納入されました。

ロシア海軍の艦の就役は
1:受領-引渡証書への署名(造船所から海軍への艦の納入)
2:海軍旗の初掲揚式典・各艦隊部隊への編入(艦の正式な海軍への就役)
の2段階で行なわれますが、「アドミラル・マカロフ」の場合、1は2017年12月25日に実施され、2は12月27日に実施されるようです。


なお、「アドミラル・マカロフ」の後に建造されたプロジェクト11356Rフリゲート3隻は、2隻がインド海軍へ売却され、1隻はロシア海軍向けとして完成します。
[プロジェクト11356Rフリゲート後期建造艦3隻の内、2隻はインドへ売却され、1隻はロシア海軍の為に完成する]

その後、ロシア海軍向けとして2隻のプロジェクト11356Rフリゲートが2018年以降に追加建造されます。

プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される

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『タス通信』より
2017年12月25日13時5分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の(ロシア)海軍への引き渡しは2018年になる】
モスクワ、12月25日/タス通信

プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」海軍への引き渡しは2018年になる。
『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは報道陣へ話した。

「大変残念なことに、ゴルシコフへ今年(2017年)に(海軍)旗が揚がる見込みは残されていません」
彼は話した。

ラフマノフは、引き渡し時期の延期が、艦の全てのシステムへの更なる習熟と、全ての公開試験設計作業の完全なる終了を軍が必要としている事に関連していると説明した。
「アドミラル・ゴルシコフ」の試験運用は受け入れられておらず、同時に、ロシア海軍の戦闘編制への加入は、全ての複合試験を完了させた後になることをラフマノフは強調した。

「多くの艦隊間移動を現実と化した艦は、浮かぶ実験室です」
彼は付け加えた。

このような作業は、フリゲートのトップが引き渡された後のシリーズの2番艦「アドミラル・カサトノフ」では著しく早まる。

「カサトノフは、ゴルシコフの後、すぐに加わるでしょう。
我々は、それが2018年の引き渡しプログラムへ残されていることを願っております」
ラフマノフ
は纏めた。

[プロジェクト22350]
「アドミラル・ゴルシコフ」
は、プロジェクト22350のトップ艦である。
それは2006年初頭に起工され、2010年秋に進水した。
2014年11月に同艦は最初の試験へと出発した。
国家試験の最終段階は2017年3月20日に始まった。

プロジェクト22350艦は4500トンの排水量を有し、29ノットの速力を発揮できる。
それは、ミサイル「オーニクス」及び「カリブル」、更には高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」を装備する。
このようなフリゲートは、2025年までにロシア海軍へ6隻の引き渡しが計画されている。
セルゲイ・ショイグ国防相が表明したように、「アドミラル・ゴルシコフ」の同型フリゲートは、近い将来にロシア連邦海軍の戦闘艦の基礎となる。



[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、サンクトペテルブルク市『北方造船所』で2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。


進水後、『北方造船所』の岸壁で艤装工事が進められました。
[艤装中のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影]
[ロシア海軍最新フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影(2013年3月)]

2013年7月末までに艦長オレグ・グセフ1等海佐以下186名の正規乗組員が乗艦しました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」へ正規乗組員全てが乗艦した]

2013年7月31日からは『北方造船所』岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく『北方造船所』へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、『北方造船所』岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

2014年11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]


「アドミラル・ゴルシコフ」の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

2015年5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験(第2段階)へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]

その後はバルチースク基地へ移動し、洋上試験を続けていました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

2015年7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた]

9月3日にバルチースクを出航し、9月7日にクロンシュタットへ到着しました。


9月11日、建造元の『北方造船所』は、「アドミラル・ゴルシコフ」バルト海における洋上試験(第2段階)を完了したと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の第2段階を完了した]

その同じ日、「アドミラル・ゴルシコフ」は午前9時にクロンシュタットを出航し、フィンランド湾で洋上試験を行ない、同日の午後8時に帰港しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィンランド湾で昼夜の洋上試験を行なった]


その後、バルチースク基地へ移動した「アドミラル・ゴルシコフ」は、9月22日に白海へ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海へ向かった]

9月24日にはバルト海を出て北海へ入りました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海を出て北海へ入った]

9月30日、白海沿岸セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ到着した]

10月19日、「アドミラル・ゴルシコフ」国家受領試験を実施する為、白海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の最終段階を実施する為に白海へ出航した]

11月2日、A-192M「アルマート」130mm単装砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で130mm砲を発射した]

11月25日、白海有翼ミサイル(カリブル)の発射試験が行なわれました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2015年12月25日、白海での洋上試験の第1段階は完了しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海での洋上試験第1段階を完了した]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海方面へ移動し、2016年2月24日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲の対空射撃試験を実施しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で砲撃試験を実施した]

2016年2月末からはロスリャコヴォ村(ムルマンスク近郊)をベースにして海上試験を続けました。
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3月初頭には艦載ヘリコプターKa-27の発着試験が行われました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はヘリコプターの着艦試験を行なった]

3月23日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲による海上砲撃試験が行われました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で海上目標への砲撃試験を行なった]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動し、バレンツ海で各種試験が続けられました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"近影(2016年5月末-6月初頭)]

2016年7月末~8月初頭頃には、電子戦闘システム5P-28の試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の電子戦闘システムの試験が実施された]




しかし、高射ミサイル複合体「ポリメント・リドゥート」に問題が発生、引き渡しの期日は未定となりました。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のロシア海軍への引き渡し時期は未だ明確では無い]

「アドミラル・ゴルシコフ」は2016年11月中旬までにバルチースクへ戻り、11月22日にバルチースクを出航しました。
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11月24日にはサンクトペテルブルク『北方造船所』へ到着しました。
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「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは、2017年に延期されることになりました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフのロシア海軍への引き渡しは2017年前半に延期された]

2017年1月21日には『北方造船所』の浮きドックへ入渠しました。
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その後、『北方造船所』岸壁で艦内の全ての機器の点検と整備が行なわれました。
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2017年3月20日にサンクトペテルブルクから出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は兵装試験の為に再びバレンツ海へ向かった]

当初はバレンツ海で試験を行なう予定でしたが、結局バルト海で試験が行なわれ、5月8日にサンクトペテルブルクへ戻ってきました。



その後、5月21日午前にサンクトペテルブルクを出航し、バルト艦隊主要基地バルチースクへ向かいました。
『Dambievのブログ』より
2017年5月22日配信
【フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は次の段階の試験へと出発した】

6月初頭からバルト海で洋上試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海で洋上試験を行なう]
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海で高射ミサイル複合体の発射試験を行なう]

7月1日にはサンクトペテルブルクへ入港しました。


その後、クロンシュタットで7月30日に行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式のリハーサルへ何度も参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]



そして7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


「アドミラル・ゴルシコフ」は、観艦式の前の7月21日~22日に、艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」の発着艦試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタット沖で艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランの発着艦試験を行なった]


観艦式の後の動向は明らかにされていませんでしたが、9月上旬頃にバルト海沿岸のバルチースク(バルト艦隊基地)からバレンツ海方面の北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動していたようです。
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2017年9月29日、洋上試験の最終段階がバレンツ海で始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の洋上試験の最終段階がバレンツ海で始まった]

2017年10月8日には早期警戒ヘリコプターKa-31の着艦試験が行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年10月8日19時5分配信
【ヘリコプターKa-31乗員はフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」への着艦へ取り組んだ】

しかし、2017年12月下旬になっても試験は完了せず、「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される事になりました。

今回、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、「アドミラル・ゴルシコフ」「浮かぶ実験室」と呼んでいますが、これは、ロシア海軍において、同艦へ初めて搭載された新開発の兵器や各種機器(レーダーなど)が多く、「アドミラル・ゴルシコフ」は、これらの兵器・機器の洋上実験艦となっている事を指しています。

ロシア海軍の為の第5世代多用途原潜ハスキー級と第5世代戦略原潜の開発は『2018年~2027年の国家軍備プログラム』において継続される

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年12月25日9時30分配信
【第5世代原子力潜水艦の開発は『2018~2027年の国家軍備プログラム』承認後に継続される】
モスクワ、12月25日、インタファクス-AVN

第5世代原子力潜水艦の外観の形成作業は、『統合造船業営団』設計局『ルビーン』『マラヒート』の主導により進められている。
月曜日、『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフ『インタファクス-AVN』のインタビューに対し、こう述べた。
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この作業は「2018年から2027年までの期間の国家軍備プログラムの承認後に継続されます~あとの詳細は、軍事機密です」
アレクセイ・ラフマノフ
は話した。

周知の通り、海洋工学中央設計局『ルビーン』の専門分野の1つである大陸間弾道ミサイル搭載戦略用途原子力ロケット潜水艦が開発されている。
サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』原子力多目的潜水艦を開発している。

公開情報によると、『マラヒート』は、特に、兵装として極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」を受け取る予定の「ハスキー」型原子力潜水艦を立案している。
ミサイルの開発は、レウトフ科学生産合同『機械製造』で進められている。



ソ連/ロシア海軍攻撃原潜(多用途原潜)を手掛けてきた機械製造局『マラヒート』は、現在、第5世代多用途原子力潜水艦「ハスキー」の設計作業を進めています。
[ロシア海軍第5世代多目的原子力潜水艦ハスキー級の寿命は52年となる]

「ハスキー」級の建造開始は2020年代前半頃に予定されています。
[ロシア海軍の第5世代多用途原子力潜水艦ハスキー級の1番艦は2023~2024年に起工される]

「ハスキー」級には、現在開発中の極超音速有翼ミサイル「ツィルコン」が装備されます。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は新たな2018-2027年の国家軍備プログラムにおいて開発を完了し、生産を開始する]


一方、ソ連/ロシア海軍戦略原潜(弾道ミサイル原潜)を手掛けてきた海洋工学中央設計局『ルビーン』も、既に第5世代戦略原子力潜水艦の設計作業に取り掛かっています。

ただ、第5世代戦略原潜の前に、第4世代戦略原潜「ボレイ-A」の改良型である「ボレイ-B」が建造される事になったので、第5世代戦略原潜の建造が開始されるのは、早くても2020年代末でしょう。

第5世代戦略原潜の為の新型弾道ミサイルも開発されます。
[モスクワ熱技術研究所はロシア海軍の為の新型SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を開発する]

ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は契約署名と同時に始まる

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年12月25日9時15分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」の修理は国家契約の合意と同時に始まる~『統合造船業営団』トップ】
モスクワ、12月25日、インタファクス-AVN

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」(ソ連邦海軍元帥クズネツォフ)の修理と近代化の契約は、2018~2020年の国家防衛発注における規模を定める政府の決議が出た後に署名される。
月曜日、『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフ『インタファクス-AVN』のインタビューに対し、こう述べた。
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「その時期と同時に作業は始まります~我々は、国家契約の合意と同時に開始する準備を整えております」
彼は説明した。

彼によると、修理は、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』の支所である『第35艦船修理工場』で実施するつもりである。
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「巡洋艦の基礎駐屯場所がムルマンスクである事に応じて」
『統合造船業営団』
のトップは指摘した。

以前、2016年末~2017年初頭のシリア沿岸への遠距離航海の実施後、航空母艦は修理が予定される『第35艦船修理工場』に居ると伝えられた。
以前、ロシア海軍の代理人は、航空母艦の修理と近代化は2018年の開始が予定されていることを認めた。
現在、ロシア連邦国防省は、実行には2年~2年半が予想される作業予定の「ロードマップ」へ取り組んでいる。
予想されるように、現実的な作業の範囲は、資金拠出量が判明した後に定められる。



ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日まで遠距離航海を行ない、地中海東部(シリア沖)まで遠征しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加し、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。


以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

今後、「アドミラル・クズネツォフ」は寿命を延長する近代化改装が行なわれます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』ムルマンスク支所である『第35艦船修理工場』になるようです。
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍唯一の空母(重航空巡洋艦)アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスクで始まり、後にセヴェロドヴィンスクへ移される]
[セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装を行なう用意がある]

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』(セヴェロドヴィンスク)
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『第35艦船修理工場』(ムルマンスク)
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システムなどは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]

「アドミラル・クズネツォフ」の8基のボイラーの内、4基が新品に交換されるのは確実であり、ムルマンスク『第35艦船修理工場』には、2017年8月下旬に同艦の為の新造のボイラーが届けられています。
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近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

以前には「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年から始まる予定でしたが、2018年に延期されました。
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2018年に始まる]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2018年に始まり、3年間に渡る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスク艦船修理工場で2018年から始まる]

以前には500億ルーブルと伝えられた「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装費用は、「ほぼ半分」(250億ルーブル程度)に減らされる事になるようです。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の予算は500億ルーブルよりも減らされる]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の契約への署名は、2018年1月~3月の間に行なわれ、署名後に工事が開始されるとの事です。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約への署名は2018年1月~3月に行なわれる]

当初の計画内容よりも限定されたものとなる「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は、「2018年~2027年の国家軍備プログラム」の枠組みにおいて実行される事になります。


なお、「2018年~2027年の国家軍備プログラム」においては、ヤコブレフ社の新世代VSTOL艦上戦闘機の開発と、新世代航空母艦の建造開始も計画されています。
[ロシア海軍の為の新たなVSTOL艦上戦闘機が開発される]
[ロシア海軍の新世代空母の建造は2023年~2028年に開始される]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装が限定的なものとなったのは、新世代VSTOL戦闘機新世代航空母艦との兼ね合いという事も有るようです。

それに、これから開発されるヤコブレフ社新世代VSTOL艦上戦闘機は、「アドミラル・クズネツォフ」でも無理なく運用が可能でしょう。

現在の「アドミラル・クズネツォフ」の主力艦載機であるSu-332025年まで運用されますが、その後継として新世代VSTOL艦上戦闘機が導入されることも有り得るでしょう。

将来(2020年代末以降)の「アドミラル・クズネツォフ」「VSTOL空母」となるかもしれません。


ロシア海軍のプロジェクト12341小型ロケット艦(ナヌチュカ級)は近代化改装される

『イズベスチヤ』より
2017年12月21日0時1分配信
【「オヴォード」は「ウラン」で武装する】

国産コルベットの火力は強化される。
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2018年にロシア海軍は一度に3隻の近代化された伝説のプロジェクト1234「オヴォード」小型ロケット艦を受け取る。
これは、現代的な動力装置と高精度兵器複合体を有する新たな艦は、海上のみならず、地上目標の攻撃が可能という事実によるものである。
専門家の評価では、近代化された後、海軍の沿岸部隊の能力は著しく増大する。
刷新された小型ロケット艦は、汎用戦闘ユニットへ変身する。

『イズベスチヤ』(ロシア)海軍総司令部より伝えられたように、軍当局は、最も多い国産小型ロケット艦(西側の分類ではコルベットと見なされている)プロジェクト1234「オヴォード」の高度な近代化プログラムを大規模に実行する。
来年に船員は最初の3隻の刷新された艦を受け取る:2隻は太平洋艦隊、そして1隻は黒海艦隊
更に、在籍する全ての「オヴォード」の近代化が実施される。

更新は、小型ロケット艦の最も重要なシステムの殆ど全てに及ぶ。
これらが新たに得る物は、より経済的で強力なエンジン、現代的な射撃管制手段と、より効果的な兵器である。
「オヴォード」の主砲は交換される~対艦ミサイルKh-35を有する複合体「ウラン」が、古くて重いP-120「マラヒート」に代わり設置される。
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Kh-35は、中程度の排水量の艦の破壊の為に意図されている。
その優れた特徴は、小さな寸法と低い価格と高い戦闘能力の組み合わせにある。
近代化の結果、コルベットの火力は著しく増大する。
更新された「オヴォード」は、以前の6基に代わり、16基の対艦ミサイルを搭載する~各々の艦上には2基の4連装発射装置が有る。
その一斉射撃力は、新たなプロジェクト20380コルベットさえ超える。

更に、標準装備の高射ミサイル複合体「オサー-M」も近代化される。
それは、高度5000メートルまでの飛行装置及びミサイルとの戦闘の為のみならず、小型水上目標へも使用される。

以前、『イズベスチヤ』は、「オヴォード」にユニークな砲撃管制システム「バギラ」が設置されると報じた。

強力な計算複合体と現代的な探知手段は、瞬時の目標への攻撃と殲滅の保障を自動的に解決し、消費する弾薬を最小限にする。

海軍の専門家ドミトリー・ボルテンコフの意見では、近代化は「オヴォード」の就役期間を延長し、正当かつ理にかなった解決と認められる。

「これは良い艦であり、船員に気に入られていますが、現代的な兵装が必要です」
専門家は指摘した。
「"マラヒート"ミサイルは、だいぶ以前から旧式化しており、ウランは現代的な遠距離戦闘システムです。
我々の業界は、既にアルジェリア海軍の為の小型ロケット艦の近代化の経験を有しています。
全体的に良い仕事でした。
近代化の結果、オヴォードの戦闘力は2.5倍に増加します」


ドミトリー・ボルテンコフの見立てでは、更新された「オヴォード」は、ロシア沿岸を保護し、そして地中海で活動する。

「これは、本質的に良好な兵装のロケット艇です。
近代化の後、それは重大な目的の作業が可能となります」

専門家は指摘した。
「当初、プロジェクト1234は、近海ゾーンでの作戦の為に意図されておりました。
ソヴィエト時代には、『航空母艦の為の捕獲者』といったように地中海で活発に使用されていました」


現在、ロシア海軍には10隻以上の小型ロケット艦「オヴォード」が数えられる。
黒海艦隊において、それは第41ロケット艦旅団に加わっている。
北方艦隊では、第7水域保護旅団に所属している。
より多くの「オヴォード」バルト艦隊太平洋艦隊に在る。



プロジェクト1234「オヴォード」小型ロケット艦シリーズ(西側コード名「ナヌチュカ」)は、1970年から1991年までの長期間に渡り、計49隻が建造されました。

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・プロジェクト1234「オヴォード」:基本型
レニングラードアルマーズ造船工場で17隻建造
ウラジオストク造船工場で3隻建造

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・プロジェクト1234E「オヴォード-E」:輸出型(アルジェリアに3隻、インドに3隻、リビアに4隻)、対艦ミサイルを1世代前の「テルミート」にしたダウングレード版。
レニングラードアルマーズ造船工場で3隻建造
ルイビンスクヴィンペル造船工場で7隻建造

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・プロジェクト12341「オヴォード-1」57mm砲76mm砲に換装、30mm機関砲1基を追加
レニングラードアルマーズ造船工場で15隻建造、他に1隻未完成
ウラジオストク造船工場で4隻建造

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・プロジェクト12347超音速対艦ミサイル「オーニクス」試験艦へ改造
レニングラードアルマーズ造船工場で1隻建造


現在もロシア海軍で12隻(12341)、アルジェリア海軍で3隻が現役に留まっています。

ロシア海軍では、北方艦隊に2隻、太平洋艦隊に4隻、バルト艦隊に4隻、黒海艦隊に2隻が在籍しています。

アルジェリア海軍の3隻の1234Eは、2012年までにロシアの造船所で順次近代化改装を行ない、対艦ミサイル「ウラン」4連装発射筒4基に換装し、これに伴い電子機器も換装されました。
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今回の『イズベスチヤ』の記事によると、ロシア海軍12341対艦ミサイル「ウラン」に換装するなどの近代化改装が実施されるとの事です。
ただ、公式筋の情報では無いので、真偽は定かではありませんが・・・
『イズベスチヤ』
の記事では「ロシア海軍総司令部」から伝えられたと記されていますが、より正確には「ロシア海軍総司令部の匿名の情報提供者」から伝えられた話でしょう。

まず初めに、2018年に太平洋艦隊の2隻、黒海艦隊の1隻の近代化改装が実施され、その後、最終的にはロシア海軍に在籍する全ての12341が近代化されるとの事です。

全ての12341を近代化改装するというのは現実的な話とは言えませんが、ロシア海軍の現用艦の一部は近代化改装が実施されているので、12341も一部を近代化改装する可能性は完全に否定されないでしょう。

2018年に近代化改装される3隻が、どの艦になるのかは明らかにされていませんが、黒海艦隊の1隻は、2008年8月の南オセチア紛争で活躍した「ミラーシュ」になる可能性が高いでしょう。
[小型ロケット艦「ミラーシュ」]
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ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約への署名は2018年1月~3月に行なわれる

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『タス通信』より
2017年12月21日9時40分配信
【情報筋:「アドミラル・クズネツォフ」の修理の為の契約は2018年第1クオーター(1~3月)に署名される】
モスクワ、12月21日/タス通信

航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の近代化を伴う修理は3年間と見積もられており、ロシア連邦国防省統合造船業営団の間の契約への署名は2018年第1クオーター(1~3月)となる。
『タス通信』ロシア防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「来年(2018年)の第1クオーターに契約へ署名され、それ(修理)は3年間と見積もられています。
同時に、ムルマンスク近郊のロスリャコヴォの第35艦船修理工場で航空母艦の作業へ着手されます」

対談者は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

情報提供者によると、現在「艦の近代化を伴う修理の削減された技術的設計の立案は完了し、差し迫った作業の価格を定める為の資材の原価計算の準備が行われています」

対談者は、計画されている「クズネツォフ」の近代化は高度なものにはならないと説明した。
「艦は必然的な航海の間の修理の結果、数回の遠距離航海を行なう機会を得ました。
その後、初めての大規模修理を行なう事を余儀なくされました」

彼は話した。
以前、『ネフスキー計画設計局』総取締役セルゲイ・ウラソフは、「クズネツォフ」は近代化せずに修復されると述べた。
この時、彼は、幾つかの種類の機器を交換するのみであると説明した。

『タス通信』への情報提供者は、「クズネツォフ」の修理は第35艦船修理工場で9月から開始される計画だったが、資金供給の不足という障害が有ったと付け加えた。
艦の作業は、新たな2018年~2027年の国家軍備プログラムに含まれており、この問題は解決する。

[計画について]
修理の技術的課題の削減については、以前に他の防衛産業企業体の情報提供者が『タス通信』へ伝えたようなミサイル複合体「グラニート」「カリブル-NK」への交換、主動力装置を含む全ての電気機械部分の修復、幾つかの使い古されたボイラーの交換、まず第一に艦上航空隊のフライトの支援を増大する為の離着艦複合体の近代化である。

更に、艦は電波電子システム及び艦上航空機拘束装置を交換する。

以前に情報提供者が『タス通信』へ伝えた所によると、「クズネツォフ」の近代化を伴う修理において、このような作業量には400億ルーブルが必要となる。

彼(註:今回の情報提供者)は、修理プロジェクトの削減においては、何れかの部分が、ある程度は残される可能性がある事を『タス通信』への説明で否定しなかった。

[「アドミラル・クズネツォフ」]
重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」
は、ロシア唯一の航空母艦である。
艦は1985年12月に進水し、1990年12月に竣工した。
その全長は306メートル、飛行甲板の幅は72メートル、満載排水量は59000トンである。

「クズネツォフ」は、艦首の甲板下に12基の有翼ミサイル「グラニート」傾斜式発射装置を装備している。
巡洋艦は、30機までの戦闘機MiG-29K/KUBSu-33、打撃ヘリコプターKa-52K、対潜ヘリコプターKa-27、そして輸送戦闘ヘリコプターKa-29を搭載する。

27年間に渡る航空母艦の勤務中に7回の遠距離航海が行われ、この内の6回は地中海へのものであり(1995~1996年2007~2008年2008~2009年2011~2012年2013~2014年2016年10月15日~2017年2月8日)、更なる1回は北東大西洋(2004年)であった。

昨年、航空母艦地中海への航海時にシリアでのロシア航空宇宙軍の作戦へ参加した。
2016年11月と12月に「クズネツォフ」の艦上飛行士は420回の戦闘飛行(この内の117回は夜間)を実行し、1000以上のテロリストの施設を破壊した。



ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日まで遠距離航海を行ない、地中海東部(シリア沖)まで遠征しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加し、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。


以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

今後、「アドミラル・クズネツォフ」は寿命を延長する近代化改装が行なわれます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』と、そのムルマンスク支所である『第35艦船修理工場』になるようです。
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍唯一の空母(重航空巡洋艦)アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスクで始まり、後にセヴェロドヴィンスクへ移される]
[セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装を行なう用意がある]

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』
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『第35艦船修理工場』
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システムなどは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]

「アドミラル・クズネツォフ」の8基のボイラーの内、4基が新品に交換されるのは確実であり、ムルマンスク『第35艦船修理工場』には、2017年8月下旬に同艦の為の新造のボイラーが届けられています。
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近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

以前には「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年から始まる予定でしたが、2018年に延期されました。
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2018年に始まる]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2018年に始まり、3年間に渡る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスク艦船修理工場で2018年から始まる]

以前には500億ルーブルと伝えられた「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装費用は、「ほぼ半分」(250億ルーブル程度)に減らされる事になるようです。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の予算は500億ルーブルよりも減らされる]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の契約への署名は、2018年1月~3月の間に行なわれ、署名後に工事が開始されるとの事です。

当初の計画内容よりも限定されたものとなる「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は、「2018年~2027年の国家軍備プログラム」の枠組みにおいて実行される事になります。

なお、「2018年~2027年の国家軍備プログラム」においては、ヤコブレフ社の新世代VSTOL艦上戦闘機の開発と、新世代航空母艦の建造開始も計画されています。
[ロシア海軍の為の新たなVSTOL艦上戦闘機が開発される]
[ロシア海軍の新世代空母の建造は2023年~2028年に開始される]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装が限定的なものとなったのは、新世代VSTOL戦闘機新世代航空母艦との兼ね合いという事も有るようです。

それに、これから開発されるヤコブレフ社新世代VSTOL艦上戦闘機は、「アドミラル・クズネツォフ」でも無理なく運用が可能でしょう。

現在の「アドミラル・クズネツォフ」の主力艦載機であるSu-332025年まで運用されますが、その後継として新世代VSTOL艦上戦闘機が導入されることも有り得るでしょう。

将来(2020年代末以降)の「アドミラル・クズネツォフ」「VSTOL空母」となるかもしれません。

ロシア海軍第5世代多目的原子力潜水艦ハスキー級の寿命は52年となる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年12月20日3時46分配信
【原子力潜水艦「ハスキー」の就役期間は半世紀以上となる】
モスクワ、12月20日-ロシア通信社ノーボスチ

第5世代多目的原子力潜水艦「ハスキー」の就役期間は52年になる。
サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』ロボット工学部長オレグ・ウラソフ『ロシア通信社ノーボスチ』へ語った。

アカデミー会員N.N.イサーニン記念サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』は、第4世代原子力潜水艦「ヤーセン」を含む原子力潜水艦の開発に従事している。

「正確に申し上げますと、このハスキーは、それ(註:ロボット複合体)と共に存在します。
私共は、その為に、艦の作成における将来の作成を実現する上での設置複合体の為の技術的可能性が如何なるものとなるのかを定めます。
この艦は52年間に渡り就役します。
艦は、明日には形成されるでしょう」
ウラソフ
は話した。

『マラヒート』の代理人は、海軍をサポートする国産の海洋ロボット機器及び全てロシア国内で用意されるエンジンの開発に関する全ロシア協議会での報告において公表した。
ウラソフロボット機器の開発の枠組みにおける国の強化というテーマで話し、更には第5世代多目的潜水艦「ハスキー」の為のロボット工学複合体の作成へ詳細に言及した。

以前、ウラソフは、今日において「ハスキー」の概略設計は定められており、外観は形成されていると『ロシア通信社ノーボスチ』へ伝えた。
潜水艦には、水中及び空中で動作するロボット工学複合体の装備が計画されている。
潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」の進水式典において海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフは、プロジェクト「ハスキー」の科学研究作業は2018年に完了すると発言した。

潜水艦の建造は、2018年~2027年の国家軍備プログラムにおいて計画されている。
更に、潜水艦は新たな極超音速有翼ミサイル「ツィルコン」を搭載できる事が知られている。



ソ連/ロシア海軍攻撃原潜(多用途原潜)を手掛けてきた『マラヒート』機械製造局は、既に第5世代多用途原子力潜水艦「ハスキー」の設計作業に取り掛かっています。
[第5世代多用途潜水艦はステルス性を重視する]
[ロシア海軍第5世代多用途原潜は複殻式船体となり、排水量は12000トン以下になるだろう]
[ロシア海軍第5世代多用途原子力潜水艦の開発作業は進行中である]
[ロシア海軍の為の第5世代多用途原潜ハスキー級の開発は進められている]

第5世代多用途原子力潜水艦「ハスキー」は、モジュール方式(基本型は攻撃原潜であり、有翼ミサイル区画を挿入すれば有翼ミサイル原潜になる)となるようです。
[ロシア海軍の為の第5世代多用途原子力潜水艦はモジュール方式となる]

この他、旧ソ連海軍「アルファ」級のような大幅な自動化による省力化も検討されています。
[ロシア海軍は自動化原潜の建造を検討する]

「ハスキー」級には、現在開発中の極超音速有翼ミサイル「ツィルコン」が装備されます。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は新たな2018-2027年の国家軍備プログラムにおいて開発を完了し、生産を開始する]

「ハスキー」級の建造開始は2020年代前半頃に予定されています。
[ロシア海軍の第5世代多用途原子力潜水艦ハスキー級の1番艦は2023~2024年に起工される]


「ハスキー」級には「水中、空中で動作するロボット複合体」が装備されます。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年12月19日3時10分配信
【第5世代原子力潜水艦はロボットを装備する】

「ロボット複合体」というのは、要するに無人機の事です。
[ロシア海軍第5世代多用途原潜は水中無人機を搭載する]


「ハスキー」級の就役期間(寿命)は52年になるとの事です。
例えば、2030年頃に就役すれば、2080年代まで現役に留まることが出来るでしょう。

クリミアのフェオドシヤ造船所でロシア海軍の新世代小型ロケット艦ヴィフリ(旋風)が起工された


『タス通信』より
2017年12月19日17時36分配信
【ロシア海軍の為の小型ロケット艦「ヴィフリ」(旋風)はフェオドシヤで起工された】
モスクワ、12月19日/タス通信

ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦「ヴィフリ」は火曜日にフェオドシヤで起工された。
ロシア連邦国防省は発表した。

「フェオドシヤの造船工場『モーリェ』(海洋)で、ロシア海軍の為の次の新世代小型ロケット艦プロジェクト22800シリーズが起工されました。
これは、フェオドシヤの企業でロシア海軍の為に建造される第3のプロジェクト22800小型ロケット艦です。
同工場の造船台では、小型ロケット艦シトルム及びオホーツクが様々な建造段階に在ります」
ロシア軍当局
は伝えた。

ロシア海軍副造船管理部長ミハイル・クラスノペーエフによると、このクラスの艦は、海軍グループの一員として、または単独で任務を遂行できる。
プロジェクト22800小型ロケット艦の乗組員は、海軍総合訓練センターで新たな研修プログラムによる訓練を行なっている。

「プロジェクト22800小型ロケット艦ヴィフリのシリーズの発注は、国家軍事造船プログラム遂行の枠組みに入っており、海軍の戦闘艦の水上構成の更なる装備、高精度兵器の装備が規定されています」
クラスノペーエフ
は話した。



[新世代小型ロケット艦カラクルト級]


プロジェクト22800「カラクルト」は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の代替となる新世代の小型ロケット艦であり、ソ連邦時代から高速戦闘艦艇を手掛けてきた「アルマーズ」設計局により設計されました。

プロジェクト12341小型ロケット艦(「ミラーシュ」)
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プロジェクト12411ロケット艇(R-239)
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元々は「オヴォード」「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]

その後、「アルマーズ」設計局「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。
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プロジェクト22800の主要兵装は打撃有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

この他、AK-176MA 76mm砲高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」を装備します。
[ロシア海軍の為の新たな76mm砲AK-176MAの試験は完了した]
[ロシア海軍の新型高射複合体パーンツィリ-Mは2017年末までに制式採用される]

ただ、1番艦「ウラガーン」は、艦後部の「パーンツィリ-M」設置スペースにAK-630M 30mmガトリング砲2基が設置されているので、「パーンツィリ-M」の装備は見送られているようです。
(2番艦「タイフーン」も同様)
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「カラクルト」の最初の2隻:「タイフーン」「ウラガーン」は、2015年12月24日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。
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[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された]

「ウラガーン」は2017年7月29日、「タイフーン」は2017年11月24日に進水しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の1番艦ウラガーンは進水した]

2016年5月10日、クリミア半島フェオドシヤ造船工場『モーリェ』(海洋)「シトルム」が起工されました。
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[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シトルムはクリミアで起工された]

2016年7月29日、『ペラ』造船所「シクヴァル」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シクヴァルは起工された]

2016年12月24日、『ペラ』造船所「ブーリャ」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]

2017年3月17日、フェオドシヤ造船工場「オホーツク」が起工されました。
[クリミアのフェオドシヤ造船所でロシア海軍の新世代小型ロケット艦オホーツクが起工された]

そして2017年12月19日、フェオドシヤ造船工場「ヴィフリ」が起工されました。
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これで、『ペラ』造船所並びにフェオドシヤ造船工場の契約分(計7隻)は全て起工されました。
(『ペラ』造船所が7隻を受注し、この内の3隻はフェオドシヤ造船工場が「下請け」となって建造する)


プロジェクト22800は、『ペラ』造船所並びにフェオドシヤ造船工場の他に、今後はタタールスタンゼレノドリスク造船所でも建造されます。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為に小型ロケット艦カラクルト級を5隻建造する]

プロジェクト22800は2022年までに18隻の建造が計画されています。
[ロシア海軍の新世代小型ロケット艦プロジェクト22800は2022年までに18隻建造される]

この内の6隻は極東方面の造船所で建造されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けに6隻の新世代小型ロケット艦カラクルト級が建造される]

2025年までに3隻のプロジェクト20386(ジェルズキー型)コルベットがロシア海軍へ就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年11月24日14時19分配信
【(ロシア)海軍は2025年までに3隻のプロジェクト20386コルベットの受領を計画している】
サンクトペテルブルク、11月24日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍は2025年までに3隻のプロジェクト20386コルベットの受領を見込んでいる。
副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスクは報道陣へ伝えた。

「私共は、2025年までに少なくとも3隻のプロジェクト20386艦の受領を計画しております」
彼は話した。

プロジェクト20386コルベットプロジェクト20380を発展させたものである。
この艦のファミリーは近海ゾーンでの活動及び敵の水上艦潜水艦との戦闘の実施、更には海洋揚陸作戦中における海洋揚陸部隊の砲撃支援の為に意図されている。
艦の建造には「ステルス」技術が使用されている。

近代化プロジェクトの最初のコルベット「ジェルズキー」海軍への加入は2022年に計画されている。



[プロジェクト20386コルベット(ジェルズキ―型)]
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]

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プロジェクト20380/20385コルベットの更なる改良発展型であるプロジェクト20386の1番艦「ジェルズキー」Дерзкий(建造番号1009)は、2016年10月28日にサンクトペテルブルク北方造船所(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
[ロシア海軍の新世代コルベット"ジェルズキ―"は起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2022年に予定されています。

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プロジェクト20386の満載排水量は3400トンになり、以前のプロジェクト20380/20385よりも1000トン以上増加しています。

航続距離も20380/20385より延びて5000海里となり、速力も30ノットに増加、乗員は80名に減少しています。

機関はガスタービン電気推進システムが採用されます。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

プロジェクト20386は、10隻以上の建造が計画されています。
[ロシア海軍は新世代コルベット・プロジェクト20386を10隻以上建造する]

この内、1番艦「ジェルズキー」(2022年就役予定)を含む3隻は2025年までの就役が予定されているとの事です。

ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は新たな2018-2027年の国家軍備プログラムにおいて開発を完了し、生産を開始する

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『タス通信』より
2017年12月19日11時29分配信
【情報筋:(ロシア)海軍の艦の為の極超音速ミサイル「ツィルコン」の開発は新たな国家軍備プログラムに含まれている】
モスクワ、12月19日/タス通信

ロシア海軍コルベット及びフリゲートの為の新たな極超音速対艦有翼ミサイル「ツィルコン」の開発は、2018年~2027年の新たな国家軍備プログラムの枠組みにおいて計画されている。
『タス通信』ロシア防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「新たな国家軍備プログラムの海洋部門の優先事項の1つは、有翼ミサイル"カリブル"及び極超音速ミサイル"ツィルコン"を含む高精度兵器を有するプロジェクト20385及び20386コルベットと、プロジェクト22350及び22350Mフリゲートの建造です」
対談者は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

ロシア海軍には5隻のプロジェクト20380コルベットが在り、更に5隻が建造中である。
近代化された2隻のプロジェクト20385コルベットと1隻のプロジェクト20386コルベットが起工された。

情報提供者は、これらの艦の発注は増加し、その建造には、カリーニングラード工場『ヤンターリ』が従事する事も有り得ると指摘した。
(現在、コルベットサンクトペテルブルク『北方造船所』アムール造船工場で建造されている)
『北方造船所』で建造されている4隻のプロジェクト22350フリゲートは、様々な準備段階に在る。

新たな国家軍備プログラムの枠組みにおいて
「全く新しい風貌の極超音速兵器の開発の完了と軍への引き渡しを保証する課題が存在します」
4月に(ロシア)国防省は公式に伝えた。
11月末、極超音速ミサイル「ツィルコン」ロシア連邦軍の装備として実現すると上院議員ヴィクトール・ボンダレフは発言した。

新たな国家軍備プログラムでは、兵器の供給に19兆ルーブル、同時に他へ1兆ルーブルの支出が提示されている。
新たなプログラムの優先事項は、核抑止力の発展と高精度兵器の軍への供給である。
12月18日の情報によると、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンのプログラムの最終版への署名は未だ受け入れられていない。

[ミサイル「ツィルコン」]
以前に他の防衛産業企業体の情報提供者が『タス通信』へ伝えたように、ミサイル「ツィルコン」は、ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の為にも使用される発射装置3S14を有する汎用艦載射撃複合体により発射できる。
この複合体は、プロジェクト20385コルベット及びプロジェクト22350フリゲートに設置されている。

「ツィルコン」の射程距離は、公開情報によると、約400キロメートルに達する:ミサイルの最大速度はマッハ4~6を指し示している。
『防衛産業』の情報提供者が『タス通信』へ指摘したように、4月にミサイル「ツィルコン」は飛翔試験で音速の8倍に到達した。



極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」(ジルコン、風信子石)は、以前に長距離超音速有翼ミサイル「バザーリト」/「ヴルカーン」「グラニート」、そして超音速ミサイル「オーニクス」を開発した科学生産合同『機械製造』が新たに開発しているミサイルです。
[長距離打撃ミサイル複合体バザーリト/ヴルカーン]
[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]
[ロシア海軍の超音速対艦ミサイル"オーニクス"は近代化される]

科学生産合同『機械製造』は、長距離超音速有翼ミサイル「グラニート」の直接の後継となる筈だった「ボリード」(最大射程800km、飛翔速度マッハ4)の開発を1980年代末から開始し、1991年にはエンジンの最初の試験が行われたのですが、1990年代末には開発は中止されました。

「ツィルコン」の開発には、「ボリード」の開発作業の経験もフィードバックされているようです。


「ツィルコン」に関しては、ミサイルの名前以外の確たる情報は出ていませんが、射程距離は400~500km程度、飛翔速度はマッハ5~マッハ6になるようです。

一説によると、ロシア・インド共同開発極超音速ミサイル「ブラーモス-II」ロシア向けヴァージョンとの事です。
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「ツィルコン」の発射試験は既に開始されています。
[ロシア海軍の為の極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"の試験が始まった]

「ツィルコン」の試験は2015年秋から始まっており、アルハンゲリスク州ネノクサ村に在るロシア海軍ミサイル発射試験場で発射試験が行なわれているようです。
[ロシア海軍の為の巡航ミサイルは試射中にアルハンゲリスク州ネノクサ村の住宅へ落下した]
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「ツィルコン」の発射試験は秘密裡に行なわれていますが、2016年4月に行なわれた試験では最大速度マッハ8を記録しました。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は発射試験で最大速度マッハ8に達した]

「ツィルコン」の試験完了と生産開始は、2018年からスタートする新たな国家軍備プログラム(2018-2027年の国家軍備プログラム)において実現する事になります。


「ツィルコン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」対地/対艦巡航ミサイル「カリブル」の両方を発射できる汎用垂直発射機3S-14UKSKから発射できます。
(つまり、「カリブル」「オーニクス」と発射機を共有できる)

「ツィルコン」は、今後に大規模な近代化改装が行なわれる重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備するかもしれない]

現在、大規模な近代化改装が行なわれている重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」も装備する事になります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2021年までの完了が予定されている]

大規模な近代化改装が行なわれる4隻のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級巡航ミサイル原潜)にも装備されます。
[ロシア海軍のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級)は近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備する]

「ツィルコン」は、実質的には「グラニート」の後継という位置付けになるようです。

この他、現在、設計作業が進められており、2020年代から建造が始まるロシア海軍第5世代原子力潜水艦「ハスキー」級にも装備されます。
[ロシア海軍の第5世代多用途原子力潜水艦ハスキー級の1番艦は2023~2024年に起工される]

更には、航空機発射型地上発射型も構想されているようです。

ロシア海軍の新世代空母の建造は2023年~2028年に開始される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年11月23日20時56分配信
【(ロシア)国防省は航空巡洋艦の開発について話した】
ボチャロフ・ルチェイ(ソチ)、11月23日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦の新たな国家軍備プログラムのプロジェクトにおいて航空巡洋艦の開発と発注が意図されている。
ロシア連邦国防相代理(国防次官)ユーリー・ボリソフは報道陣へ伝えた。

「航空巡洋艦について具体的に御話しいたしますと、それ(開発及び発注の予定)はプログラムの最後です」
ボリソフ
は話した。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年11月24日14時43分配信
【ロシア連邦海軍は新世代航空母艦の作成へ何時着手するのかを話した】
サンクトペテルブルク、11月24日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦航空母艦の作成は2023年から2028年までの期間の着手が計画されている。
ロシア連邦海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスクは報道陣へ伝えた。

「新世代航空母艦の作成へ我々は国家軍備プログラムの第2(後半)のプログラム期間に着手します」
彼は話し、第2プログラム期間は2023年から2028年までであると説明した。



[ロシア将来航空母艦]

ロシア海軍の為の将来航空母艦Перспективный Авианосецの設計開発作業は2007年に始まりました。

ロシア海軍向けなどの艦船の形状を研究する『クリロフ国立研究センター』は、将来空母の概念設計案「シトルム」を作成しています。
[ロシア海軍将来空母概念設計案・プロジェクト23000E「シトルム」]

この概念設計案をベースにして、5万トンから8万5千トンまでの3種類の設計案(軽空母、中空母、重空母)がロシア海軍へ提示されています。

重航空母艦(排水量80000-85000t、搭載機70機)
中航空母艦(排水量55000-65000t、搭載機50-55機)
軽航空母艦(排水量50000t)

建造費は重空母で3000億ルーブル、軽空母で1000億ルーブルと見積もられています。
[ロシアは3種類の将来航空母艦を設計している]
[ロシア国防省は3つの将来原子力空母設計案を検討している]
[ロシア将来空母の作成には約10年掛かり、費用は1000-3000億ルーブルになる]

将来航空母艦の最終設計案は2020年以降に固められます。
[ロシア海軍将来原子力空母の最終設計案は2020年以降に作成される]
[新型原子力空母の建造はロシア海軍の将来計画に含まれている]

2016年11月~2017年1月には重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」シリア軍事作戦へ参加していますが、この時の経験も将来航空母艦の設計に取り入れられます。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフのシリア遠征の経験は同艦の近代化改装と新たな空母の建造へ生かされる]
[正規空母アドミラル・クズネツォフを中核とする空母機動部隊のシリア遠征の経験はロシア海軍の新型艦の設計と建造へフィードバックされる]


2017年7月、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフ氏は、ロシア海軍の将来の「航空巡洋艦」は、2018年からスタートする新たな国家軍備プログラムの終わりに建造が開始され、更に、その搭載機として、『ヤコブレフ』社による新世代VSTOL艦上戦闘機の開発が検討されていると発言しました。
[ロシア海軍の将来空母はVSTOL空母になるかもしれない]

2017年7月下旬、ロシア海軍航空隊司令官イーゴリ・コジン少将は、新たな国家軍備プログラムにおいてロシア海軍将来空母の為のVSTOL戦闘機の開発が始まると述べました。
[ロシア海軍の将来空母の為のVSTOL艦上戦闘機が開発される]

2017年11月下旬、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフ氏も、新たなVSTOL戦闘機の開発計画が有ると述べました。
(つまり、「検討」の段階は終わり、開発が決定した)
[ロシア海軍の為の新たなVSTOL艦上戦闘機が開発される]

ヤコブレフ新世代VSTOL艦上戦闘機を搭載する事になる将来空母が、8万トン級重空母6万トン級中空母になるとは考えられないので、実際に建造される新空母は、軽空母になる可能性が高いでしょう。

以前に将来空母概念設計(シトルム)を作成した『クリロフ国立研究センター』は、今度は軽空母の概念設計案を作成します。
[クリロフ国立研究センターは軽空母の概念設計案を作成する]

そして2017年11月下旬、ロシア連邦海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、将来空母の建造は2023年~2028年の開始が計画されていると述べました。

2018年からスタートする新たな国家軍備プログラムは、以前には「2018年~2025年の国家軍備プログラム」と呼ばれていたのですが、最近になって「2018年~2027年の国家軍備プログラム」に変更されて10ヶ年計画となったので、その後半~末期に建造を開始するという事でしょう。

ロシア海軍最新鋭小型ロケット艦カラクルト級2番艦タイフーン進水(2017年11月24日)


『タス通信』より
2017年11月24日13時38分配信
【プロジェクト22800の2番艦「タイフーン」はサンクトペテルブルクで進水した】
サンクトペテルブルク、11月24日/タス通信

プロジェクト22800小型ロケット艦(「カラクルト」)の2隻目となる「タイフーン」は、金曜日(11月24日)にサンクトペテルブルク造船工場『ペラ』で進水した。
『タス通信』特派員は現地より報告した。

「我が国の海軍は、この艦(タイフーン)を待ち望んでおり、2018年に私共は高品質の試験と共に、我々の美しい艦を御客様へ御引き渡しいたします」
式典において工場『ペラ』副総取締役セルゲイ・クフチクは述べた。

同時にロシア連邦海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスクは、海軍「タイフーン」を非常に待ち望んでいる事を指摘した。
「それが設定された契約時期において進水した事に満足しております」
彼は付け加えた。

2隻のプロジェクト22800小型ロケット艦(「ウラガーン」及び「タイフーン」)は、2015年12月24日に『ペラ』社で同時に起工された。
シリーズの1番艦は今年夏に進水し、工場岸壁で艤装の為、水上に居る。

中央海洋計画設計局『アルマーズ』が設計した「カラクルト」は約800トンの排水量を有し、速力は30ノットに達する事ができる。
それは、ロシアで製造された高精度ミサイル兵器複合体(「カリブル」システム)、現代的な砲複合体と動力装置を装備する。

以前にロシア国防次官ユーリー・ボリソフが伝えたように、サンクトペテルブルクで建造されたトップ艦「ウラガーン」は2017年末までに海軍への引き渡しが計画されている。
彼によると、工場『ペラ』は、このような艦を7隻建造しなければならず、5隻はゼレノドリスク造船工場と契約している。
更なる6隻の艦は極東の造船所へ委託される。
2017年8月、ロシア連邦国防省は『ペラ』及びゼレノドリスク造船工場プロジェクト「カラクルト」小型ロケット艦の建造に関する追加合意へ署名した。



[新世代小型ロケット艦カラクルト級]


プロジェクト22800「カラクルト」は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の代替となる新世代の小型ロケット艦であり、ソ連邦時代から高速戦闘艦艇を手掛けてきた「アルマーズ」設計局により設計されました。

プロジェクト12341小型ロケット艦(「ミラーシュ」)
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プロジェクト12411ロケット艇(R-239)
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元々は「オヴォード」「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]

その後、「アルマーズ」設計局「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。
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プロジェクト22800の主要兵装は打撃有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

この他、AK-176MA 76mm砲高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」を装備します。
[ロシア海軍の為の新たな76mm砲AK-176MAの試験は完了した]
[ロシア海軍の新型高射複合体パーンツィリ-Mは2017年末までに制式採用される]

ただ、1番艦「ウラガーン」は、艦後部の「パーンツィリ-M」設置スペースにAK-630M 30mmガトリング砲2基が設置されているので、「パーンツィリ-M」の装備は見送られているようです。
(2番艦「タイフーン」も同様)
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「カラクルト」の最初の2隻:「タイフーン」「ウラガーン」は、2015年12月24日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。
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[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された]

2016年5月10日、クリミア半島フェオドシヤ造船工場「シトルム」が起工されました。
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[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シトルムはクリミアで起工された]

2016年7月29日、『ペラ』造船所「シクヴァル」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シクヴァルは起工された]

2016年12月24日、『ペラ』造船所「ブーリャ」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]

2017年3月17日、フェオドシヤ造船工場「オホーツク」が起工されました。
[クリミアのフェオドシヤ造船所でロシア海軍の新世代小型ロケット艦オホーツクが起工された]


プロジェクト22800は、『ペラ』造船所並びにフェオドシヤ造船工場の他に、今後はタタールスタンゼレノドリスク造船所でも建造されます。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為に小型ロケット艦カラクルト級を5隻建造する]

プロジェクト22800は2022年までに18隻の建造が計画されています。
[ロシア海軍の新世代小型ロケット艦プロジェクト22800は2022年までに18隻建造される]

この内の6隻は極東方面の造船所で建造されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けに6隻の新世代小型ロケット艦カラクルト級が建造される]


2017年7月29日、「カラクルト」級の1番艦「ウラガーン」は進水しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の1番艦ウラガーンは進水した]

そして2017年11月24日、2番艦「タイフーン」が進水しました。
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「ウラガーン」は2018年にロシア海軍へ引き渡される予定となっておりますが、おそらくは「タイフーン」も同様でしょう。
[プロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の1番艦ウラガーンは2018年にロシア海軍へ引き渡される]

ロシア海軍最新鋭戦略原潜クニャージ・ウラジーミル進水(2017年11月17日)



『タス通信』より
2017年11月17日12時34分配信
【第4の戦略ロケット艦「ボレイ」はセヴェロドヴィンスクで進水した】
セヴェロドヴィンスク、11月17日/タス通信

最初の近代化された水中巡洋艦(「ボレイ」シリーズの4隻目)プロジェクト955A-「クニャージ・ウラジーミル」防衛造船所『セヴマシュ』の造船台を出渠、進水した。
『タス通信』特派員は現地より伝えた。

式典にはロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将中央設計局『ルビーン』(プロジェクト「ボレイ」作成局)のトップ、イーゴリ・ヴィリニトが出席した。
ロケット艦の造船台からの出渠の指揮は、伝統により『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコが執った。

「プロジェクト"ボレイ-A"ロケット水中巡洋艦のトップであるクニャージ・ウラジーミルの造船台からの出渠は、造船所セヴマシュの高いプロ意識の賜物であります」
コロリョーフ
は指摘した。

「プロジェクト"ボレイ-A"戦略用途ロケット水中巡洋艦シリーズの作成及び建造の後、潜水艦ボレイ-Bが作成され、その次には第5世代原子力水中巡洋艦が建造されます。
これらはロシア海洋ドクトリンを立ち位置の拠り所としており、太平洋艦隊及び北方艦隊の戦略潜水艦グループへ装備され、その任務遂行を高いレベルでサポートします」
コロリョーフ
は話した。

総司令官は、海軍「クニャージ・ウラジーミル」を2018年に受領しなければならないと指摘した。
コロリョーフは、ロシア海軍海洋戦略核部隊が装備する現代的な潜水艦の割合は80パーセントであることを想い起こした。
彼によると、戦略潜水艦の乗組員の為、2018年の研修は「新たな専門訓練プログラム」が用意されている。
2017年には海軍訓練センターで30名以上の乗組員が訓練を受けた。

[世界最良]
同時にヴィリニトは、艦の作成には様々な企業の共同体が参加していると指摘した。
「この艦は最良のものであり、世界中で最も進歩しています。
これは、我々の祖国へ良く貢献できることを確信しています」

彼は話した。

130名から成る潜水艦の乗組員は、全て他の艦で勤務に就いたことがある。
「乗組員はレニングラード州ソスノヴイ・ボル市の研修センターで良質な訓練を行ない、その後、白海海軍基地へ到着し、艦での作業を続け、「全ての兵装システム及び海洋機器の調整と動作の点検へ参加しています」
ロケット艦
の艦長ウラジスラフ・ドルイジン2等海佐は話し、艦を前にして、潜水艦は非常に優れていると指摘した。

今、ロケット艦浮きドックへ移され、更なる検査を受ける。
その後、艦は浮きドック内部から工場水域へ出て、その後には工場試験及び国家試験が実施される。

水中戦略ロケット艦「クニャージ・ウラジーミル」は2012年に起工された。
これは、8隻から成る「ボレイ」シリーズの第4の潜水艦であり、改善プロジェクト「ボレイ-A」を初めて代表するものである。
3隻のプロジェクト「ボレイ」潜水艦は既に海軍へ引き渡されており、2014年には2隻の潜水艦「クニャージ・オレグ」「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」が起工された。
2015年には「インペラ―トル・アレクサンドルIII」、2016年には「クニャージ・ポジャールスキー」が起工された。
各々の潜水艦は16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を搭載する。



[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

プロジェクト955「ボレイ」級原子力戦略用途水中巡洋艦4番艦(プロジェクト955A「ボレイ-A」としては1番艦)「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]


2013年10月、船体の水圧試験が実施されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは水圧試験を行なう]

2014年2月中旬、船体が完成しました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルの船体が形成された]

そして2017年11月17日に進水しました。
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「クニャージ・ウラジーミル」北方艦隊への配備が予定されており、既に乗組員も編成されています。
[ロシア海軍北方艦隊潜水部隊は新世代戦略原潜クニャージ・ウラジーミルと多用途原潜カザンの乗組員を編成した]

「クニャージ・ウラジーミル」の就役は2018年に予定されています。
[新世代多用途原潜カザンと戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは2018年にロシア海軍へ引き渡される]


プロジェクト955「ボレイ」原子力戦略用途水中ロケット巡洋艦シリーズは、計8隻が起工され、このうち3隻が就役済みです。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2015年9月30日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しています。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]

3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役しました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]
2016年9月26日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]


5番艦(「ボレイ-A」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]
就役は2019年に予定されています。

6番艦(「ボレイ-A」級としては3隻目)「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜は起工された]
就役は2020年に予定されています。

7番艦(「ボレイ-A」級としては4隻目)「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は2015年12月18日に起工されました。
[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]
就役は2020年に予定されています。

8番艦(「ボレイ-A」級としては5隻目)「クニャージ・ポジャールスキー」は2016年12月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第4世代戦略原潜ボレイ級最終艦クニャージ・ポジャールスキーは起工された]
就役は2021年に予定されています。

「クニャージ・ポジャールスキー」を以ってプロジェクト955A「ボレイ-A」の建造は終了します。

その後は、更なる改良型であるプロジェクト955B「ボレイ-B」の建造へ移行し、その後に第5世代戦略原潜が建造される事になるようです。

ロシア海軍の為の新たなVSTOL艦上戦闘機が開発される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年11月23日20時37分配信
【(ロシア)国防省は航空母艦の為の垂直離陸航空機を作る】
ボチャロフ・ルチェイ(ソチ)、11月23日-ロシア通信社ノーボスチ

航空母艦の為の垂直離陸航空機の作成作業が実行される。
ロシア連邦国防相代理(国防次官)ユーリー・ボリソフは述べた。

「もちろん、これは理にかなっております。
現在のモデル、MiG-29Su-33といった種類は、10年も経てば旧式化するであろうと予測できます。
言うまでもなく新たな飛行装置(航空機)の作成が必要となり、そのプランは存在します:それは短距離離着陸及び垂直離陸します」
ボリソフ
は報道陣へ話した。

彼はプランについての話で、国家軍備プログラムにおいてプロジェクト全般が進められ、実現の為の施策が計画されている事を指摘した。



[ロシア将来航空母艦]

ロシア海軍の為の将来航空母艦Перспективный Авианосецの設計開発作業は2007年に始まりました。

現在の所、将来航空母艦は、5万トンから8万5千トンまでの3種類のヴァリエーション(軽空母、中空母、重空母)が検討されています。

重航空母艦(排水量80000-85000t、搭載機70機)
中航空母艦(排水量55000-65000t、搭載機50-55機)
軽航空母艦(排水量50000t)

建造費は重空母で3000億ルーブル、軽空母で1000億ルーブルと見積もられています。
[ロシアは3種類の将来航空母艦を設計している]
[ロシア国防省は3つの将来原子力空母設計案を検討している]
[ロシア将来空母の作成には約10年掛かり、費用は1000-3000億ルーブルになる]

将来航空母艦の最終設計案は2020年以降に固められます。
[ロシア海軍将来原子力空母の最終設計案は2020年以降に作成される]
[新型原子力空母の建造はロシア海軍の将来計画に含まれている]

2016年11月~2017年1月には重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」シリア軍事作戦へ参加していますが、この時の経験も将来航空母艦の設計に取り入れられます。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフのシリア遠征の経験は同艦の近代化改装と新たな空母の建造へ生かされる]
[正規空母アドミラル・クズネツォフを中核とする空母機動部隊のシリア遠征の経験はロシア海軍の新型艦の設計と建造へフィードバックされる]

現時点では将来航空母艦の建造開始の具体的な時期は未だ定められていませんが、2017年11月下旬にロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、2023年~2028年の間に開始される予定であると述べています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年11月24日14時43分配信
【ロシア連邦海軍は新世代航空母艦の作成へ何時着手するのかを話した】

以前に将来空母概念設計(シトルム)を作成した『クリロフ国立研究センター』は、今度は軽空母(30000~40000トン)の概念設計案を作成します。
[クリロフ国立研究センターは軽空母の概念設計案を作成する]

後述のようにロシア新型VSTOL艦上戦闘機を開発するので、将来空母VSTOL空母(軽空母)になる可能性が高いでしょう。


2017年7月、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフ氏は、ロシア海軍の将来の「航空巡洋艦」は、「2018-2025年の国家軍備プログラム」の終わりに建造が開始され、更に、その搭載機として、『ヤコブレフ』社による新世代VSTOL艦上戦闘機の開発が検討されていると発言しました。
[ロシア海軍の将来空母はVSTOL空母になるかもしれない]

ボリソフ氏は「ヤコブレフの中止されたライン」と言いましたが、これは、旧ソ連時代に開発されたものの試作機どまりだったYak-141の発展型という事のようです。

[モニノ空軍博物館のYak-141]
[Yak-141墜落事故(1991年10月5日)]
[ファーンボローのYak-141]

『ヤコブレフ』社は、Yak-141の発展型としてYak-43を、更には第5世代VSTOL軽戦闘機Yak-201を計画していましたが、何れもペーパープランで終わりました。

第5世代VSTOL軽戦闘機Yak-201
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これらの「ライン」の開発が再開されるという事でしょう。

2017年7月下旬、ロシア海軍航空隊司令官イーゴリ・コジン少将は、2018年からスタートする新たなロシア国家軍備プログラムにおいて、将来空母の為のVSTOL戦闘機の開発が始まると述べました。
[ロシア海軍の将来空母の為のVSTOL艦上戦闘機が開発される]

そして2017年11月下旬、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフ氏も、新たなVSTOL戦闘機の開発計画が有ると述べました。

ボリソフ氏は、ロシア海軍現用艦上戦闘機Su-33MiG-29Kも10年後には旧式化するので、新たな機体の開発が必要であると述べていますが、或いは、この2機種を搭載する現用の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(2018年から近代化改装開始予定)も、将来的には新型VSTOL艦上戦闘機を搭載する事になるかもしれません。
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新型砕氷船イリヤー・ムーロメツ、ロシア海軍へ就役(2017年11月30日)

2017年11月30日、プロジェクト21180砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」はロシア連邦海軍へ就役しました。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年11月30日11時17分配信
【最新のディーゼルエレクトリック砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は(ロシア)海軍へ引き渡された】
サンクトペテルブルク、11月30日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍の為に建造された新世代ディーゼルエレクトリック砕氷船プロジェクト21180「イリヤー・ムーロメツ」の(海軍)旗掲揚式典がサンクトペテルブルクで開催された。
『ロシア通信社ノーボスチ』特派員は現地より報告した。

「総司令部は、定例通りに契約に厳密に沿って我々が船を受領した事に満足しております。
30年以上に渡り、海軍はこのようなクラスの船を受領していませんでした」
海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスクは式典においてこう話した。

砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」『アドミラルティ造船所』で2015年4月23日に起工され、2016年6月に進水した。
同船は海軍の北極圏グループへ加わる。
その全長は85メートル、幅20メートル、吃水7メートル、速力15ノット、砕氷能力は1メートル。
砕氷船の乗組員は32名で構成される。

プロジェクト21180は、新たな原理の電気動力と現代的な発電装置を有する新世代砕氷船である。
360度の回転が可能な砕氷船の円筒スクリュー装置は船体表面の外部に有り、「イリヤー・ムーロメツ」が如何なる方向へ移動し、素早く航路を転換する事を可能にする。

この多機能船は、艦船を曳航できる事を含め、結氷条件下での海軍戦力の展開を助ける。
これに加え、「イリヤー・ムーロメツ」は、船倉及び最上甲板のコンテナで貨物を輸送し、水路調査を行ない、更には救助活動へ参加できる。

船は、事故施設の火災の消火、流出した油の処理あるいは揚陸部隊の移送に使用できる。
砕氷船は26トンの貨物積載クレーンとヘリコプター発着場を船首に装備する。



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現在のロシアは、原子力砕氷船「アルクチカ」型を筆頭に各種砕氷船を保有していますが、これらの砕氷船ロシア海軍の所属ではありません。

ソ連邦海軍時代には、プロジェクト97砕氷船が8隻建造され、1960年から1970年に掛けて就役しました。
プロジェクト97『アドミラルティ造船所』で建造されました。

先代の砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」(プロジェクト97K)は1965年12月にソ連海軍へ納入され、太平洋艦隊へ配備されました。
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ソ連邦解体後の1993年6月にロシア海軍から除籍されました。

初代「イリヤー・ムーロメツ」が姿を消してから20年以上経った2015年4月23日、プロジェクト21180砕氷船の1番船として新たな「イリヤー・ムーロメツ」が起工されました。
[ロシア海軍の為の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは2015年4月23日に起工される]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは起工された]


2代目「イリヤー・ムーロメツ」は2016年6月10日に進水しました。
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは進水した]


進水後、『アドミラルティ造船所』の岸壁で艤装工事が進められ、係留試験が行なわれました。
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「イリヤー・ムーロメツ」は、2017年7月22日から洋上試験~工場航行試験の第1段階を開始しました。
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第1段階試験は8月29日に終了しました。
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは洋上試験の第1段階を終えた]

続いて9月上旬まで工場航行試験の第2段階が実施されました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年9月14日1時7分配信
【最新砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は工場試験弾2段階を実行した】


これで工場航行試験は完了し、10月4日から最終洋上試験である国家受領試験が始まる予定でしたが、1日遅れて10月5日にサンクトペテルブルクを出航しました。
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは2017年10月4日に最終洋上試験を開始する]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツの最終洋上試験はバルト海で始まった]


「イリヤー・ムーロメツ」の国家受領試験は11月下旬に完了し、2017年11月30日にサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』ロシア海軍旗の初掲揚式典、即ちロシア海軍への就役式典が開催されました。
同時に造船所からロシア海軍への納入証書への署名も行われたようです。
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今後、「イリヤー・ムーロメツ」北方艦隊基地へ回航されます。

2012年頃からロシア海軍北極圏での活動を活発化させておりますが、この海域での活動には砕氷船は必要不可欠です。

これまではロシア海軍(北方艦隊)の艦船が北極圏の結氷海域を航行する際は、アトムフロート(ロスアトム傘下)の原子力砕氷船の助けを借りていましたが、アトムフロート原子力砕氷船は他にも仕事があり(民間船舶の先導など)、海軍が何時でも自由に利用できるわけではありません。

そこで、何時でも自由に使える自前の砕氷船が建造される事になりました。

ただ、現在の所、「イリヤー・ムーロメツ」の同型船の建造予定は無く、その代わりに砕氷能力を有する哨戒艦の建造が進められています。
[プロジェクト23550砕氷哨戒艦イワン・パパ―ニンは2020年にロシア海軍へ引き渡される]