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ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した

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『インタファクス』より
2018年1月30日19時49分配信
【ロシア連邦はシリア作戦時に過激派へ「カリブル」で100の打撃を与えた】
モスクワ、1月30日、インタファクス・ロシア

ロシア連邦海軍及び潜水艦は、シリア過激派有翼ミサイル「カリブル」で100の打撃を与えた。
ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグの談話を国防省サイトは引用して発表した。

「艦と潜水艦は、有翼ミサイル"カリブル"により、100の高精度の打撃を与えました」
シリア軍事作戦
の結果の総括と経験の共用の為の軍事実習代表者会議においてショイグは話した。

この他に、ロシア戦略ロケット機Tu-160及びTu-95MS有翼ミサイルにより66の打撃を与え、各機は指示目標を破壊した。

合計でロシア連邦航空宇宙軍は、シリア作戦中に34000以上の戦闘飛行を行なった。
同省によると、遠距離爆撃機Tu-22M3、更には作戦-戦術航空隊の航空機Su-24M、Su-34、Su-35は高い効率性を示した。

ショイグは更に、ロシアシリアへ過激派の無人機の攻撃へ効果的に対処する為のエシュロンシステムを作成したと述べた。

「シリアでの作戦中に私達は、国内で製造され、手製及び標準外の容貌を含めた過激派が使用する戦闘装備手段の調査に注意を払っていました。
作成されたものは、彼らとの戦闘を効率良くする事を可能にしました」
ショイグ
は語った。

彼によると、これら無人機に対抗する為、偵察及び監視複合体、対空防衛及び電波電子戦闘複合体を加えたエシュロンシステムが作られた。

シリアでの経験は、ロシア軍の訓練へ使用されると国防相は締めくくった。



エカテリンブルク市『L.V.リュリエフ記念試験設計局ノヴァトール』により設計された有翼ミサイル「カリブル」(対地/対艦/対潜用)は、輸出用有翼ミサイル「クラブ」シリーズのロシア海軍向けヴァージョンです。
[対艦(対地)巡航ミサイル「クラブ」]
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

元々は、ソ連海軍時代に配備された対地有翼ミサイル「グラナート」(SS-N-21)をベースに開発されました。
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現在、ロシア海軍では、プロジェクト11356警備艦プロジェクト11661K警備艦「ダゲスタン」プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦プロジェクト06363潜水艦プロジェクト671RTMK原子力大型潜水艦「オブニンスク」に搭載されています。

今後も「カリブル」搭載艦は増加します。
[2020年末にはロシア海軍の約半数近くの軍艦が巡航ミサイル"カリブル"を装備しているだろう]


「カリブル」は、2015年10月初頭以降、シリア領内テロ組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)『アル=ヌスラ戦線』に対し、何度か実戦で使用されています。

・2015年10月7日カスピ小艦隊警備艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」カスピ海南方からシリアへ発射(計26基)。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

・2015年11月20日カスピ小艦隊警備艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」カスピ海南方からシリアへ発射(計18基)。
[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2015年12月8日黒海艦隊潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」地中海東部からシリアへ発射(計4基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2016年8月19日黒海艦隊小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」、「セルプホフ」地中海東部からシリアへ発射(計3基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはシリアのアル=ヌスラ戦線を巡航ミサイル"カリブル"で攻撃した]

・2016年11月15日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」地中海東部からシリアへ発射(計3基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]

・2017年5月31日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・エッセン」、潜水艦「クラスノダール」地中海東部からシリアパルミラへ発射(計4基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2017年6月23日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」、潜水艦「クラスノダール」地中海東部からシリアハマーへ発射(計6基)。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2017年9月5日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・エッセン」地中海東部からシリアデリゾールへ発射(計6基)。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイルを発射した]

・2017年9月14日黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」地中海東部からシリアへ発射(計7基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノはシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイルを発射した]

・2017年9月22日黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」地中海東部からシリアイドリブへ発射(計3基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドはシリアのイドリブの『アル=ヌスラ戦線』へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2017年10月5日黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」、「コルピノ」地中海東部からシリアへ発射(計10基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノはシリア政府軍の攻勢を支援する為、デリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2017年10月31日黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」地中海東部からシリアデリゾールへ発射(計3基)。

『タス通信』より
2017年10月31日17時53分配信
【潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」はデリゾールの『イスラム国』戦闘員へ「カリブル」で打撃を与えた】

・2017年11月3日黒海艦隊潜水艦「コルピノ」地中海東部からシリアアブ・カマルへ発射(計6基)。
(同時にロシア航空宇宙軍爆撃機Tu-22M3が空爆)

『タス通信』より
2017年11月3日17時17分配信
【ロシア軍のTu-22M3と潜水艦「コルピノ」はシリアの『イスラム国』戦闘員へ打撃を与えた】


「カリブル」は、2016年前半(1月~6月)には計47基がロシア海軍へ納入されています。
[ロシア海軍は2016年前半に47基の巡航ミサイル"カリブル"を受領した]

2016年7月~9月には、「カリブル」超音速対艦ミサイル「オーニクス」を合わせて100基以上がロシア海軍へ納入されました。
[ロシア海軍は2016年7月-9月に100基以上の巡航ミサイル"カリブル"及び超音速対艦ミサイル"オーニクス"を受領した]

2017年4月~6月の3ヶ月間には計60基の「カリブル」が引き渡されました。
単純に計算して「カリブル」は1ヶ月に20基のペースで生産されている事になります。
おそらく、主に生産されているのは地上攻撃タイプの3M14でしょう。
[ロシア海軍は2017年4月~6月に60基の巡航ミサイル"カリブル"を受領した]


なお、今回の記事ではシリアの過激派の無人機に触れられていますが、シリア駐留ロシア軍は、2018年1月5日夜から6日にかけてフマイミーン飛行場及びタルトゥース海軍補給所に対して実施された計13回の小型無人機による攻撃を全て撃退しています。
『タス通信』より
2018年1月8日17時49分配信
【ロシア軍はシリアの施設に対する13回の打撃無人機の攻撃を成功裏に撃退した】

テロリスト無人機は、高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-S1」により撃墜されました。
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ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはピョートル大帝湾で演習を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年1月30日5時30分配信
【太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」の乗組員は海軍航空隊と共に洋上訓練を実施した】

ピョートル大帝湾海域で太平洋艦隊将兵は「敵」空中攻撃手段の攻撃を撃退する演習を実施した。
仮想敵の役割は、太平洋艦隊海軍航空隊対潜航空機Il-38の乗員が演じた。

同時に、船員は、艦の生存の為の闘い(ダメージコントロール)訓練を実施した。

午後に「アドミラル・ヴィノグラードフ」は標準装備ヘリコプターKa-27を艦上へ受け入れ、対潜航空グループと連携して、艦上ヘリコプターのフライト実施の為の艦の制御の課題へ取り組んだ。
合計して大型対潜艦の甲板からKa-27の5回の離艦及び着艦が実施された。

「アドミラル・ヴィノグラードフ」の乗組員は更に、無防備の泊地に停泊中の艦の組織的防護及び防衛の為の演習を実行した。
演習中、水中工作部隊及び手段との戦闘に当たる定員の班は、艦の停泊場所で手榴弾の実習を行なった。

明日も大型対潜艦は海上での任務遂行の継続が計画されている。



ロシア太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)は、2016年3月末にウラジオストクを出航し、東南アジア及び太平洋海域への遠洋航海を実施しました。
[大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ遠距離航海(2016年3月-8月)]

この遠洋航海中の2016年4月中旬にはアジア太平洋地域国際海軍演習『コモド-2016』へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフが参加した国際演習『コモド-2016』は終了した]

2016年5月には国際海軍演習『ADMMプラス-2016』へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは国際海軍演習『ADMMプラス-2016』へ参加する]

2016年7月にはハワイ沖まで行きました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはハワイ沖へ現れた]

2016年8月8日にウラジオストクへ帰港しました。



その後はウラジオストクで整備が行なわれていたようです。


2017年4月4日、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」は久々に出航し、日本海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは日本海で対潜戦闘及び機雷掃討訓練を行なった]

4月5日には対水上、対空砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは日本海で砲撃訓練を行なった]

4月11日~12日には沿海地方ニコラエフカ基地艦載ヘリコプターKa-27が、出航した大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」で発着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは日本海でヘリコプターの発着艦訓練を行なった]


2017年10月2日、ロシア太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「アドミラル・パンテレーエフ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」の3隻は、アジア太平洋地域への遠距離航海の為、ウラジオストクを抜錨しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・パンテレーエフはアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発した]

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まず最初に、10月12日にブルネイムアラ港を訪問しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月12日4時20分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はブルネイへ業務寄港の為に到着した】

10月17日にムアラを出港し、ブルネイ海軍と合同演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月17日8時30分配信
【太平洋艦隊艦船はブルネイ海軍と合同演習『PASSEX』を実施した】

10月20日にフィリピンマニラを訪問しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月20日4時37分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はフィリピンへ業務寄港の為に到着した】


支隊は10月26日にマニラを出港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月26日10時58分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はフィリピンへの寄港を完了した】

その後、「アドミラル・ヴィノグラードフ」艦船支隊と別れて帰路に就き、11月9日にウラジオストクへ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月9日7時57分配信
【大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」は遠距離航海からウラジオストクへ戻った】

「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、2017年11月20日にウラジオストクを訪問した日本海上自衛隊護衛艦「はまぎり」のホストシップを務めました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月20日6時44分配信
【ウラジオストクへ日本自衛海軍の駆逐艦「ハマギリ」が到着した】

2017年11月25日には日本海上自衛隊護衛艦「はまぎり」との合同救助演習『SAREX(Search and Rescue Exercise) -2017』を実施しました。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月25日7時13分配信
【太平洋艦隊及び日本の艦船は海上で合同捜索救助演習「SAREX-2017」を実施した】
太平洋艦隊からは「アドミラル・ヴィノグラードフ」の他に救助曳船「アラタウ」水路調査艇「BGK-2151」が参加しました。


2018年1月17日にはピョートル大帝湾ヘリコプターKa-27の発着訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年1月17日5時8分配信
【太平洋艦隊海軍航空隊のヘリコプターKa-27乗員は大型対潜艦からの離艦及び着艦へ取り組んだ】

そして2018年1月30日、「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、沿海地方に駐留する太平洋艦隊航空隊対潜哨戒機Il-38を敵機に見立てた対空防衛演習や、艦載ヘリコプターの発着訓練などを行ないました。

ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年に始まる


『タス通信』より
2018年1月29日13時18分配信
【情報筋:重巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の近代化は2020年に始まる】
モスクワ、1月29日/タス通信

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の修理と近代化は、2020年の同型艦「アドミラル・ナヒーモフ」の最終作業までには始まる。
『タス通信』ロシア防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「ピョートル・ヴェリキーの修理は、遅くとも2020年には始まります。
その近代化は4年から5年は掛かるものと予測され、これはナヒーモフよりは2倍早いでしょう。
私達は、必要な資金供給を受けられる機会に恵まれる事を期待しております」

対談者は話した。

同時に、『統合造船業営団』(『セヴマシュ』が加入している)総裁アレクセイ・ラフマノフは、『タス通信』特派員の質問に答え、巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の修理期間の変更の可能性についてコメントした。
「私は、そのような情報を持っておりません」

『タス通信』への防衛産業企業体の情報提供者によると、当初、「ピョートル・ヴェリキー」の近代化の開始は、海軍が、このクラスの艦1隻を就航させておく事を望んでいた為、「アドミラル・ナヒーモフ」の最終作業の後に計画されていた。
「しかし、ナヒーモフの作業が遅れている事に関連し、そのような機会は2022年まで到来しないでしょう。
北方艦隊旗艦の稼働リソースは、この時期まで航行できるだけのものは有りません」

情報提供者は説明した。

[勤務と近代化の歴史]
重原子力ロケット巡洋艦プロジェクト1144
及び11442(コード名「オルラン」)は、ソヴィエト社会主義共和国連邦及びロシアで1974年から1998年まで建造され、海軍には、このような艦が4隻引き渡された。
最初の2隻は、1990年代には海軍の戦闘編制から除かれた。
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シリーズの3番艦「アドミラル・ナヒーモフ」(旧「カリーニン」)は、1997年に保管状態となった。
2013年春、『北方機械製造事業』(アルハンゲリスク州セヴェロドヴィンスク市)の協力により、その修理及び近代化の契約へ署名され、2014年秋には巡洋艦は乾ドックへ設置された。

2017年12月末にラフマノフが伝えたように、更新された「ナヒーモフ」海軍への引き渡しは2021年に計画されている。
彼によると、高度な近代化は「新たな艦の建造に匹敵します」

第4の巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(旧「ユーリー・アンドロポフ」)の修理開始時期は、以前には言及されていなかった。

『タス通信』への防衛産業企業体の情報提供者によると、近代化の際にプロジェクト11442巡洋艦は新たなミサイル「オーニクス」及び「カリブル」、そして極超音速の「ツィルコン」(古い「グラニート」の代替として)での再武装がが計画されている。
更に、艦には現代的な高射ミサイル複合体、通信システム、広報システム、居住保障システム、その他の設置が予定されている。

重巡洋艦プロジェクト11442は、ロシア海軍で最も大きな水上艦の1つであり、その全長は250メートル、満載排水量は26000トン以上である。
艦の基礎兵装は、超音速対艦ミサイル「グラニート」の20基の発射装置である。
艦の航続距離は、核動力装置を使用している事を考慮し、無制限である。
ロシアアメリカ合衆国は、このようなクラスの艦を海軍で保有する唯一の国である。



[ロシア海軍の現用ロケット巡洋艦(プロジェクト1164及びプロジェクト1144)は近代化される]
[ロシア海軍は今後も巡洋艦を維持する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは17歳になった]

現在、セヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所では、プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の大規模な近代化改装が行なわれています。
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[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2021年までの完了が予定されている]

「アドミラル・ナヒーモフ」に続いて同型艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)も近代化改装が行なわれます。
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「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は2021年の完了が予定されています。

以前には、「ピョートル・ヴェリキー」の近代化改装の開始は、「アドミラル・ナヒーモフ」の工事完了後に予定されていました。
この場合、2022年頃になりますが、今回の記事に登場する「ロシア防衛産業企業体の匿名希望の情報提供者」によると、「ピョートル・ヴェリキー」は、その時期まで稼働できないとの事です。
おそらくは、この頃には核燃料の寿命が尽きるのでしょう。

そこで、未だ「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装工事が完全に終わっていない2020年に「ピョートル・ヴェリキー」の近代化改装工事を開始するという話が出てきました。

「ピョートル・ヴェリキー」の近代化改装には4~5年掛かるとの事ですから、改装を終えて復帰するのは2025年頃になるようです。


「ピョートル・ヴェリキー」は、2016年10月から2017年2月まで重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共にシリア沖への遠征を行ないました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」にはクロンシュタットの観艦式に参加しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]


2017年9月には北方艦隊の演習へ参加し、対艦ミサイル「グラニート」を発射しています。

[ロシア海軍北方艦隊の水上艦と原子力潜水艦はバレンツ海で超音速対艦ミサイルを発射した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で対艦ミサイルを撃墜した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと原子力水中巡洋艦オリョールはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部で艦上対潜ヘリコプターKa-27PLの飛行訓練を行なった

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年1月29日7時7分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」の艦上ヘリコプターは地中海での訓練中に潜水艦の追跡へ取り組んだ】
モスクワ、1月29日、インタファクス

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」の艦上航空隊飛行士は地中海でフライトを実施した。
ロシア連邦黒海艦隊情報供給部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は発表した。

「遠方作戦ゾーンの海軍常設連合部隊の一員として任務を遂行している黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"に駐留する艦上ヘリコプターKa-27PL(対潜型)乗員は、地中海で一連の計画訓練を実施しました」
ヴャチェスラフ・トルハチェフ
は話した。

彼によると、特に、艦隊海軍航空隊独立混成航空連隊の飛行士は、フリゲート乗組員と連携し、海上で艦の甲板からの発艦及び着艦の課題へ取り組み、潜水艦の捜索及び追跡、更には水上で遭難した人員の捜索の訓練を実施した。

「同時に、その目的は、艦の全ての航空複合体の全てのシステムの動作の信頼性の点検、ヘリコプターの飛行を保障する艦内班の訓練の実施にありました」
黒海艦隊
の代理人は付け加えた。



ロシア海軍プロジェクト11356Rフリゲートの1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494)は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水し、2016年3月11日に就役し、同年6月9日にセヴァストーポリ基地へ到着しました。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着した]

その後、2度に渡り地中海への航海を行ないました。
(2016年9月24日~10月7日2016年11月3日~12月19日)
2度目の地中海航海時の2016年11月15日には、シリア領内のテロ組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]

2017年2月27日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」セヴァストーポリを出航し、三度地中海東部へ向かいました。

それから約1ヶ月後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は一旦黒海へ下がり、3月31日には黒海東岸ノヴォロシースクへ入港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア沖からノヴォロシースクへ戻ってきた]
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4月3日、トルコ海軍フリゲート「バルバロス」(F-244)コルベット「ブユックアダ」(F-512)ノヴォロシースク港を訪れ、「アドミラル・グリゴロヴィチ」はホストシップを務めました。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は4月5日にノヴォロシースクを出航し、トルコ海軍ロシア黒海艦隊の合同演習へ参加しました。
[ロシア海軍とトルコ海軍は黒海で合同演習を行なった]

演習終了後は黒海の出口へ向かい、4月7日にボスポラス海峡を南下し、地中海へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは再びシリアへ向かった]

4月8日にはロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)へ加わりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは地中海東部(シリア沖)に到着した]
つまり、地中海東部(シリア沖)へ到着しました。
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4月12日にはシリアタルトゥースへ入港し、同港のロシア海軍第720物資-技術サービス供給所で水と食料と燃料を補充しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはシリアのタルトゥースで物資を補充した]
4月13日にタルトゥースを出航しました。

4月20日には地中海東部艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは地中海東部で艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施した]

4月25日には地中海東部で砲撃訓練及び機雷掃討訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは地中海東部で対水上・対空砲撃訓練及び機雷掃討訓練を実施した]

4月26日にはキプロス島リマソール港へ入港し、4月28日に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはキプロス訪問を終えた]

5月23日から27日まで、同型艦の「アドミラル・エッセン」警備艦「スメトリーヴイ」及び大型揚陸艦3隻と共にリビア東部沖で演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の地中海での演習は終わった]

6月6日から8日まで、再びキプロス島リマソール港へ寄港し、各種物資を補充しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは再びキプロスのリマソールを訪問した]

6月23日には同型艦「アドミラル・エッセン」、潜水艦「クラスノダール」と共に地中海東部からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

7月3日、三度リマソール港へ入港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはキプロスのリマソールへ入港した]

その後、地中海東部を離れ、7月11日にボスポラス海峡を北上し、7月12日に黒海艦隊基地セヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部(シリア沖)からセヴァストーポリへ帰投した]

帰港後は7月30日の「ロシア海軍の日」の観艦式へ参加したり、黒海で実施された演習へ参加していましたが、9月24日頃にセヴァストーポリを出航、9月25日にはボスポラス海峡を南下しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はギリシャへ行く]

9月28日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、ギリシャコルフ島(ケルキラ島)へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はギリシャのケルキラを訪れた]

10月1日にケルキラを出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はギリシャのケルキラを去った]
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10月4日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ギリシャを訪問したロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はセヴァストーポリへ帰投した]

2017年12月1日頃にセヴァストーポリを出港し、12月2日にはボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
『インタファクス』より
2017年12月2日2時33分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海の海軍連合部隊へ補充された】

2017年12月20日には地中海東部艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年12月20日11時51分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」艦上航空隊のヘリコプターは地中海で計画飛行を実施した】

「アドミラル・グリゴロヴィチ」地中海東部で2018年の元旦を迎えました。

2018年1月6日にはキプロス島リマソール港へ寄港しました。
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その後の動向は全く公表されていませんが、1月29日に艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施しました。


現在、地中海東部には、少なくとも13隻のロシア海軍艦船が滞在しています。

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(黒海艦隊):2017年12月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「イワン・ゴルベッツ」(黒海艦隊):2017年11月3日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦SSV-520「アドミラル・フョードル・ゴロヴィン」(バルト艦隊):2017年末から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊):2018年1月22日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊):2018年1月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
軍用輸送船「クジル-60」(黒海艦隊):2018年1月26日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムールイ」(黒海艦隊):2018年1月28日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船「シャフテル」(黒海艦隊):2017年11月3日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
サルベージ船「アレクサンドル・プーシキン」(バルト艦隊):2017年12月10日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
水路調査船「ドヌズラフ」(黒海艦隊):2017年11月19日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-56(黒海艦隊):2017年10月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

大型揚陸艦軍用輸送船は、「シリア・エクスプレス」と呼ばれる黒海沿岸ロシア領(ノヴォロシースク或いはセヴァストーポリ)からシリアのタルトゥースへの物資・人員・機材・車両などの輸送任務に就いています。

現在、「シリア・エクスプレス」の為、北方艦隊から大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(10月初頭に地中海到着)、バルト艦隊から大型揚陸艦「ミンスク」(10月中旬に地中海到着)が派遣されています。

潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」は2017年9月初頭から地中海東部に滞在し、シリア領内のISIL(イラク・レバントのイスラム国)アル=ヌスラ戦線などのテロ組織の施設へ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。

最近では、2017年10月31日に「ヴェリキー・ノヴゴロド」、11月3日に「コルピノ」「カリブル」を発射しています。

2017年10月31日:潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」、デリゾールへ「カリブル」発射

『タス通信』より
2017年10月31日17時53分配信
【潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」はデリゾールの『イスラム国』戦闘員へ「カリブル」で打撃を与えた】

2017年11月3日:潜水艦「コルピノ」、アブ・カマルへ「カリブル」発射(同時にロシア航空宇宙軍の爆撃機Tu-22M3が空爆)

『タス通信』より
2017年11月3日17時17分配信
【ロシア軍のTu-22M3と潜水艦「コルピノ」はシリアの『イスラム国』戦闘員へ打撃を与えた】

ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27、前線爆撃機Su-24、多用途戦闘機Su-30SMは戦闘飛行訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年1月26日13時52分配信
【バルト艦隊の飛行士は空中目標の迎撃及び仮想敵の施設へ打撃を加える事に取り組んだ】

カリーニングラード州バルト艦隊海軍航空隊航空基地の戦闘機飛行隊の飛行士は、Su-27のグループ操縦技術及び空中戦闘の要素へ取り組んだ。

パイロットは困難な操縦の要素及び高速目標の迎撃演習任務を遂行した。

特に、戦闘機Su-27の乗員の訓練計画では、指定地域での目標の捜索、検出、そして仮想敵航空機の飛行場への強制着陸へ従事した。

同時に、海軍航空隊前線爆撃機Su-24及び多目的戦闘機Su-30SMの乗員は、艦隊の海上及び陸上射爆場における水上及び地上目標への航空攻撃手段での仮想打撃へ取り組んだ。
パイロットは、正方形の海上で水上情勢を明確にする為の飛行任務を遂行し、更には仮想敵艦を模した標的への攻撃演習を行なった。

空中で打撃を与える事に加え、飛行士は困難な操縦形態へ取り組んだ:垂直、水平線及び編隊「横転」、戦闘方向転換、更には対空防衛手段による仮想敵からの捕捉回避。

合計で訓練には10機以上のバルト艦隊海軍航空隊の航空機が関わった。



バルト艦隊海軍航空隊戦闘機爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。
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カリーニングラード州チェルニャホフスク飛行場に駐留する第4親衛独立海洋襲撃機航空連隊は、20機程度の前線爆撃機Su-24Mと6機程度の偵察機Su-24MRを保有しています。
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カリーニングラード州チカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。
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この他、チェルニャホフスク飛行場は、2016年12月初頭から多用途複座戦闘機Su-30SMの配備が始まっています。
[ロシア海軍バルト艦隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが配備される]

続いて2017年には、5機のSu-30SMチェルニャホフスク飛行場へ配備されました。
(つまり、現在までに計6機)
[ロシア海軍バルト艦隊は2機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊は3機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した]

将来的には、バルト艦隊航空隊Su-24Mは、Su-30SMと完全に入れ替わることになります。
[多用途複座戦闘機Su-30SMはロシア海軍基地航空隊の主力となる]

ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦救助船コムーナは黒海で救助演習を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年1月26日18時3分配信
【黒海艦隊の潜水艦救助船「コムーナ」は海上任務へ取り組んだ】

戦闘訓練計画に沿った錬成任務K-2(単独での艦の意図された海上行動)への移行の枠組みにおいて、黒海艦隊の古い潜水艦救助船「コムーナ」は、黒海の海上射爆場での任務遂行へ着手した。

数日間に渡り、同船は、搭載する有人救助装置の適応、あるいは無人深海作業複合体「パンテラ-プリュス」水中有人捜索-救助装置AS-28チームとの実地連携へ取り組む。

救助船が深度約40メートルで実地習熟を行なう為、潜水艦の昇降口ハッチの模型が海底に固定される。
「コムーナ」の専門家は、装置AS-28の水中への発進、昇降口ハッチへの航行及びドッキング-分離を支援する。
実施される演習活動には、更に黒海艦隊特殊潜水夫船及び支援船も加わる。

[参照]
「コムーナ」
は、カタマラン(双胴)構造の海上潜水艦救助船である。
それは帝国海軍時代に引き渡され、現在もロシア海軍で活動している唯一の船であり、稼働状態に在る世界最古の船である。

「ヴォルホフ」(「コムーナ」の当初の名前であり、1922年に改名された)は1912年11月12日に起工され、1913年11月17日に進水し、1915年7月14日にバルト艦隊へ加入した。

同船が、その用途において初めて使用されたのは、1917年のオーランド諸島での潜水艦AG-15の引き揚げであった。

第1次世界大戦時にはバルト艦隊の一員として勤務し、「マリョートカ」型潜水艦のドッキングを含めた潜水艦の修理の支援を行なった。

1967年にはクロンシュタットからセヴァストーポリへ移動した。

船は近代化を経ており、その結果、船上に水中ロボット「パンテラ-プリュス」を含む現代的な救助装備が配置され、現在も黒海艦隊捜索救助部隊の一員として、任務遂行を続けている。



潜水艦救助船「コムーナ」は、1912年11月12日に起工され、1913年11月17日に進水し、1915年7月1日にロシア帝国海軍へ引き渡されました。
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1915年7月14日に海軍旗初掲揚式典を開催し、バルト艦隊へ編入されました。

以後、ロシア帝国海軍、ソヴィエト連邦海軍、そしてロシア連邦海軍で100年以上に渡り活動しています。
(2015年7月14日に就役100周年を迎えた)
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[ロシア海軍最古参・救助船「コムーナ」が見つめた93年]
[ロシア海軍最古参・救助船「コムーナ」就役93周年]
[ロシア海軍最古参・救助船コムーナは起工から100周年を迎えた]

2014年3月にはセヴァストーポリ浮きドックでのオーバーホールを完了しました。
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[ロシア海軍最古参・救助船コムーナはオーバーホールを終えた]

「コムーナ」の退役は、まだまだ先になりそうです。


記事中でも触れられていますが、「コムーナ」は近代化改装により「パンテラ-プリュス」などの最新機器を備えています。

遠隔操作水中捜索救助装置「パンテラ-プリュス」
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2016年2月以降は、太平洋艦隊から黒海艦隊へ移管されたバチスカーフAS-28(2008年に近代化改装)を搭載しています。
[小型潜水艇AS-28、現役復帰]

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ロシア海軍の練習艦スモーリヌイとペレコプは2018年に1000名以上の生徒の遠洋実習航海を行なう

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『タス通信』より
2018年1月24日0時22分配信
【2018年にロシア連邦海軍の2隻の練習艦で1000人以上の生徒が実習を行なう】
モスクワ、1月24日/タス通信

今年のロシア海軍の海軍教育学校の生徒の海洋実習は同時に2隻の練習艦で行なわれる。
海軍総航海士エドゥアルト・ルイク少将は報道陣へ伝えた。
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「2018年、海軍教育学校生徒は、初めて2隻の練習艦~ペレコプとスモーリヌイで同時に海洋実習を行ないます」
彼は話した。

ルイクは、これらの練習艦は2010年から2016年まで連続して修理を行ない、その後、その正しい意図~高等海軍教育学校の生徒、ナヒーモフ大学校の学生、クロンシュタット海洋幼年学校の生徒の組織的海洋実習に使用された事を指摘した。

「2018年末までに、これらの艦で1000名以上の候補生、ナヒーモフ学校の生徒、海洋幼年学校生徒が海洋実習を行ないます。
予定される海洋実習では、海洋志向の民間学校の生徒の軍事講座も実施されるかもしれません」
海軍総航海士は話した。



プロジェクト877練習艦は、ポーランドグダニスク造船所で3隻が建造されましたが、既に1隻が除籍されています。

[プロジェクト877練習艦]
「スモーリヌイ」
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1974年4月23日起工/1976年1月8日進水/1976年6月30日就役

「ペレコプ」
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1976年4月24日起工/1976年12月11日進水/1977年9月30日就役

「ハサン」
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1977年5月30日起工/1978年1月31日進水/1978年12月28日就役
1998年5月31日除籍、解体


現在は「スモーリヌイ」「ペレコプ」の2隻がバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。


「スモーリヌイ」(300)は、2014年には「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の乗員を乗せてフランスサンナゼールへ行き、同地で宿泊艦として使われた後、同年末にクロンシュタットへ戻りました
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2015年にはアンゴラ共和国ルアンダを訪れました。
2016年には地中海及び黒海(セヴァストーポリ)への遠洋実習航海を行ないました。
遠洋実習航海から戻った後はクロンシュタットでオーバーホールが行なわれていたようです。
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「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)
復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年9月にはポルトガルリスボンを訪れました。


このように、最近では、プロジェクト877練習艦2隻が毎年交互に遠洋実習航海を行なっていましたが、今年(2018年)には、2隻とも実習航海を行なう事になるようです。


なお、これらの練習艦の代替としてプロジェクト12441U練習艦「ボロジノ」が計画されましたが、建造工事は中止されました。
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[未完の練習艦ボロジノ(旧警備艦ノーウィック)]
[ロシア海軍は警備艦トゥマンと練習艦ボロジノの建造を完全に断念した]

ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはアメリカ東海岸(ノースカロライナ沖)に現れた

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『インタファクス』より
2018年1月23日1時44分配信
【アメリカ合衆国軍は同国東海岸でロシア連邦の偵察艦を発見した】
モスクワ、1月23日、インタファクス-ロシア

アメリカ軍ロシア偵察艦「ヴィクトール・レオーノフ」ノースカロライナ沿岸から100海里(185キロメートル)の中立水域で発見した。
火曜日にテレビ局『CNN』は伝えた。

軍事分野の情報提供者は、ロシア連邦の軍艦の追跡は、アメリカ駆逐艦「コール」及び数隻の艦船により行なわれたとテレビ局へ話した。

数日前、カリブ海での偵察業務を終えた「ヴィクトール・レオーノフ」トリニダード・トバゴの首都港から出港した事は注目される。
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軍は『CNN』へ、ロシア偵察艦は以前からアメリカ合衆国東海岸、特に、キングス・ベイ、ノーフォーク、ニューロンドン海軍基地、そしてケープ・カナベラルの近辺で目撃されていると説明した。
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それが最後に見られたのは、昨年の2月と3月であった。

前年のデータを根拠に挙げ、軍の情報提供者は『CNN』へ、「ヴィクトール・レオーノフ」アメリカ合衆国沿岸で4~6ヶ月の期間に渡り偵察活動を行なうと予測した。



『ロシア黒海艦隊サイト』より
【中型偵察艦「オドグラフ」】

プロジェクト864中型偵察艦SSV-175ポーランドで建造され、1988年に就役し、当初は黒海艦隊へ編入されました。
ソ連邦解体後の1995年7月に北方艦隊へ転属し、2004年4月には「ヴィクトール・レオーノフ」と改名されました。


「ヴィクトール・レオーノフ」は、2014年前半にカリブ海で活動し、同年4月末にはニカラグア、ホンジュラスとの合同演習へ参加しています。
[北方艦隊の艦船はカリブ海で対麻薬国際演習に参加した]

2015年初頭にもカリブ海で行動しており、同年5月8日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはカリブ海から戻ってきた]


2017年2月中旬、「ヴィクトール・レオーノフ」アメリカ東海岸沖に現れました。
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[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはアメリカ東海岸沖に現れた]

2017年3月7日にはキューバハバナ港を訪問しました。
[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはキューバのハバナ港を訪れた]

その後、2017年5月に地中海へ入り、5月14日にはキプロスリマソール港へ寄港しました。
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そして2018年1月23日、「ヴィクトール・レオーノフ」アメリカ東海岸沖へ現れました。
その前にはカリブ海で行動しており、2018年1月中旬にはトリニダード・トバゴを訪れていたようです。

ロシア海軍太平洋艦隊航空隊の戦闘機MiG-31は成層圏戦闘訓練を行なった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年1月23日6時20分配信
【カムチャツカの戦闘機飛行士は成層圏で超音速飛行空中戦闘を行なった】

高空からの空中境界線侵入の役割を演じる迎撃戦闘機MiG-31は、高度約20キロメートルを飛行した。
「侵入機」乗員の前には、ロシア領空へ限界速度で侵入し、定められた境界を通過し、空中追跡から逃れる課題が置かれていた。

迎撃目標への警告の為、エリゾヴォ航空基地(カムチャツカ地方)から迎撃戦闘機MiG-31が発進した。
「侵入機」を捜索、破壊する困難な任務全体をMiG-31乗員は地上対空防衛手段を参加させる事無く自己で遂行した。

最適条件で迎撃目標へ到達する為、戦闘機の乗員は時速2200キロメートル以上の超音速で成層圏下層の高度14キロメートルに位置を占め、空中目標の捜索、捕捉を実施、そしてミサイルの電子発射により破壊した。
仮想「侵入機」が対ミサイル機動を用いたにも関わらず、目標は成功裏に撃破された。
仮想侵入機は、空中境界線から100キロメートル以上離れた距離で破壊された。



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カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊迎撃戦闘機MiG-31(第865独立戦闘機航空連隊)が駐留しています。

エリゾヴォ基地
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エリゾヴォ基地MiG-31
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このMiG-31は、元々はロシア防空軍に所属していたのですが、防空軍空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。
(第865独立戦闘機航空連隊は1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)

現在は、約30機のMiG-31B及びMiG-31D3が配備されています。


MiG-31は度々訓練を行なっており、2016年7月中旬には、原子力潜水艦から発射された超音速有翼ミサイルの迎撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦闘機MiG-31は原潜から発射された超音速巡航ミサイルを撃墜した]

12月24日には、敵の攻撃を受けて損傷したという想定下での滑走路への着陸訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2016年12月24日8時2分配信
【カムチャツカの太平洋艦隊海軍航空隊の戦闘機MiG-31乗員は、損傷したという想定下の滑走路への着陸へ取り組んだ】

12月30日には、潜水艦捜索訓練を行なう対潜哨戒機Il-38の援護訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦闘機MiG-31は対潜哨戒機Il-38を援護した]

2017年3月10日、一部のMiG-31エリゾヴォから沿海地方ツェントラーリナヤ・ウグロヴァーヤ基地(ロシア航空宇宙軍戦闘機Su-35が駐留)へ移動しました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年3月10日10時31分配信
【太平洋艦隊海軍航空隊の戦闘機MiG-31編隊はカムチャツカから沿海地方への長距離飛行を行なった】

ツェントラーリナヤ・ウグロヴァーヤ基地
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2017年3月28日には、太平洋艦隊親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」戦隊水雷艇(駆逐艦)「ブイストルイ」の防空戦闘訓練へ「空中目標」として参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で防空戦闘訓練を行なった]

4月3日にはMiG-31B/BSMiG-31BM沿海地方ピョートル大帝湾上空で空中戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦闘機MiG-31は沿海地方で空中戦闘訓練を行なった]
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4月9日にツェントラーリナヤ・ウグロヴァーヤ飛行場を離陸し、ホームベースであるカムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦闘機MiG-31は沿海地方からカムチャツカへ戻った]

4月13日にはカムチャツカ半島有翼ミサイル(巡航ミサイル)の迎撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦闘機MiG-31は成層圏での巡航ミサイル迎撃訓練を行なった]

5月19日には成層圏での迎撃戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦闘機MiG-31は成層圏での迎撃訓練を行なった]

6月16日にはカムチャツカ半島及び太平洋の上空で空中戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦闘機MiG-31はカムチャツカ半島で空中戦闘訓練を行なった]

7月17日には超音速有翼ミサイルの迎撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦闘機MiG-31は超音速巡航ミサイルの迎撃訓練を行なった]


その後も、エリゾヴォ基地MiG-31は、度々各種の飛行訓練を行なっています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月31日8時0分配信
【太平洋艦隊のMiG-31飛行士は空中での燃料補給へ取り組んだ】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月15日6時36分配信
【カムチャツカの戦闘機飛行士は困難な気象条件でのフライトへ取り組んだ】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月17日10時40分配信
【カムチャツカの太平洋艦隊の高速迎撃機MiG-31乗員は困難な気象条件でフライトを行なった】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月23日6時2分配信
【カムチャツカの戦闘機飛行士は仮想敵の航空機を成層圏で破壊した】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年12月11日3時20分配信
【高速迎撃戦闘機MiG-31乗員はカムチャツカ及び太平洋上空での夜間空中戦闘実施の習熟へ取り組んだ】


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年12月20日3時55分配信
【カムチャツカの太平洋艦隊海軍航空隊の乗員はグループ飛行への取り組みへ着手した】



そして2018年1月23日には成層圏での迎撃戦闘訓練を行ないました。


なお、MiG-31を開発したロシア航空機製造会社『ミグ』は、MiG-31の後継機MiG-41の開発に着手します。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年6月14日9時59分配信
【ロシアはMiG-31を代替する新たな迎撃戦闘機の開発を始めた】

ミグ社は、MiG-31を代替する「遠距離迎撃将来航空複合体」の概念設計を行なっています。

ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27M及びKa-29を受領した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年1月22日4時46分配信
【太平洋艦隊海軍航空隊へ近代化されたヘリコプターKa-29及びKa-27Mが補充された】

本日、沿海地方及びカムチャツカに駐屯する太平洋艦隊海軍航空隊の2ヶ所の航空基地は、更新されたヘリコプターKa-29及びKa-27Mを受け入れた。

2機のヘリコプターKa-29及び1機のヘリコプターKa-27Mは、公開株式会社『クメルタウ航空機製造事業』で計画中間修理及び近代化を実施した。
その後、軍事輸送航空隊航空機Il-76により駐留地域へ送り届けられ、そこで最終組み立てが行なわれた。
近い内に更新された航空機材の乗員は、直ちに意図された任務への取り組みへ着手する。
今年に太平洋艦隊海軍航空隊は、更に数機の近代化されたヘリコプターを受領する。

[参照]
艦載輸送戦闘ヘリコプターKa-29
は、ヘリコプターKa-27の更なる発展型である。
1980年代初頭にN.I.カモフ記念試作設計局が開発し、海軍歩兵支隊の艦からの上陸及び火力支援、様々な貨物の輸送の為に意図されている。



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現在、ロシア海軍は、艦載対潜ヘリコプターKa-27PLを約50機程度保有しており、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊海軍航空隊で運用されています。
これらのKa-27PLは、電子機器を換装する近代化改装が行なわれ、Ka-27Mへアップグレードされます。
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

Ka-27PLの近代化型Ka-27Mは、2012年5月に第一次発注が行なわれると発表されました。
[ロシア海軍は艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する]

【Ka-27M試作機(0909号機)】
その後、Ka-27M試作機(0909号機)は、北方艦隊での試験が行なわれました。
[艦載ヘリコプターKa-27Mの試験は北方艦隊で行なわれている]

2014年12月には、北方艦隊所属の4機のKa-27PLが近代化改修を行なう事になりました。
[ロシア海軍の対潜ヘリコプターKa-27PLの近代化改修が始まる]

近代化改装されたKa-27Mの最初の8機は、2015年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でした。
[ロシア海軍の8機の対潜ヘリコプターKa-27が2015年に近代化される]

しかし、引き渡しは1年遅れて2016年12月になりました。
[ロシア海軍航空隊は8機の近代化改装された艦載対潜ヘリコプターKa-27Mを2016年12月に受領する]

2016年12月19日、近代化されたKa-27Mの第1号機がロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mの第1号機を受領した]

その後、残りの7機も2016年12月末~2017年1月初頭までに引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は8機の近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領した]

この内の6機は、北方艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍北方艦隊は2017年に6機の近代化された艦上ヘリコプターKa-27Mを受け取る]

この他、2017年末までに、もう2機が引き渡されたようです。
(合計10機)

何機かのKa-27Mは、クラスノダール地方エイスク基地で各種試験や乗員の訓練などに使われているようです。
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Ka-27Mへの近代化改修作業は『クメルタウ航空機製造事業』で実施されています。
[ロシアン・ヘリコプターズはロシア海軍航空隊へ近代化されたヘリコプターKa-27Mを供給する準備を整えている]
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2018年1月9日、次のKa-27Mグループがロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領した]

今回引き渡されたKa-27Mは、バルト艦隊、北方艦隊、太平洋艦隊へ配備されます。

1月11日、バルト艦隊航空隊の基地へ1機目のKa-27Mが到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領した]

そして1月22日、太平洋艦隊航空隊の基地へ1機目のKa-27Mが到着しました。

ロシア海軍は、毎年10機のKa-27Mの受領を計画しており、単純に計算して、5年ほどで保有するKa-27を全て近代化改修できます。
[ロシア海軍航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを毎年10機受領する]


この他、、以前には保管状態に在ったKa-27の派生型である艦載輸送ヘリコプターKa-29も修復と復帰が進められています。
[ロシア海軍太平洋艦隊は修復された戦闘輸送ヘリコプターKa-29を受領する]

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月9日8時20分配信
【太平洋艦隊海軍航空隊へ6機の更新されたヘリコプターKa-29が補充された】

そして今回、2機のKa-29太平洋艦隊航空隊の基地へ到着しました。


更に、Ka-27の後継機となる将来艦上ヘリコプター「ミノーガ」の開発も始まっています。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は2025年頃から生産を開始する]
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は汎用タイプとなる]

ロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機Tu-142M3は対艦爆撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年1月22日6時42分配信
【太平洋艦隊の遠距離対潜航空隊の飛行士は海上目標への実習爆撃を行なった】

本日、太平洋艦隊海軍航空隊の戦闘訓練計画に沿って、遠距離対潜航空機Tu-142M3の乗員は海上目標への実習爆撃を行なった。

フライト実施中に対潜航空機の乗員は意図された任務~仮想敵艦船の捜索、分類及び検出へ取り組んだ。

飛行中に太平洋艦隊海軍航空隊の飛行士は仮想敵の艦船を模した水上目標を発見し、それに対して実習爆撃を行なった。

仮想目標への攻撃は、演習用航空爆弾P-50Tにより行なわれた。
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加えて「対潜」訓練において、電波位置特定検出手段及び水中音響検出手段が複合使用され、ブイが設置され、転送される分析情報を受け取った。

任務遂行には太平洋艦隊対潜航空隊の6組の乗員が参加した。



ロシア太平洋艦隊航空隊対潜哨戒機Tu-142M3は、ハバロフスク地方カーメニ・ルチェイ飛行場に駐留しています。
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本来は対潜任務が主体のTu-142M3ですが、今回の演習では、水上目標への爆撃を行ないました。

ロシア海軍航空隊Tu-142M3は近代化改修の計画も有りますが、現在の所は、Il-38Ka-27の近代化改修が優先されており、未だ着手されていません。
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142は近代化改修される]

ロシア海軍航空隊の水陸両用機Be-12チャイカは近代化改修される

『イズベスチヤ』より
2018年1月18日0時1分配信
【「チャイカ」は復活を待つ】

ユニークな水陸両用機Be-12は「第2の生命」を得る。
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(ロシア)海軍総司令部は、ユニークな航空機Be-12「チャイカ」の寿命を延長する決定を採択した。
この機体は水陸両用クラス(航空界の俗語では、またの名を「飛行艇」という)に属する。
それは、陸上の飛行場、そして水上から発進し、降りる事ができる。
近代化の際に「チャイカ」は、根本的に新しい捜索-照準システムと現代的な兵器を受け取る。
Be-12ロシア連邦軍の軍備として存在する最古参の航空機と見られている。
最初の「飛行艇」ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍が受領したのは1960年代半ばであった。

海軍総司令部『イズベスチヤ』へ話したように、Be-12を近代化する決定は原則的に採択されている。
現在、水陸両用機の機上兵装更新の科学-研究及び試験-設計作業の開始の為に必要な戦術-技術的課題及び文書一式は形成されている。

Be-12は、敵潜水艦の情報偵察の為に最も重要な3つの複合体の更新を計画している:水中音響(潜水艦の騒音検出)、電波位置特定及び磁気探知(潜水艦には船体から放出される磁気が存在する)。
更に、近代化される「飛行艇」の弾薬として現代的な対潜魚雷及び深海爆弾が補充される。

Be-12の初飛行は1960年に実施された。
航空機が水上から発進する際の利便性の為、曲がったV字翼が採用された。
胴体下部の設計には艦船の輪郭が取り入れられた。
そのお陰で「チャイカ」は、3バールの嵐でも滑らかな水面と同様に着水及び離水できる。

「飛行艇」は時速500キロメートルの速度を発揮する。
Be-12は機内搭載燃料により4000キロメートル以上の飛行と、数時間に渡る哨戒が可能である。
水陸両用機の弾薬には、機雷、魚雷、爆雷が含まれる。

雑誌『アヴィアポルト』編集長代行オレグ・パンテレーエフによると、現用のBe-12集団の点検により、この空中船は充分な飛行のリソースを残している事が示され、動力装置も同様であり、それは稼働の為の保守修理作業の実行を助ける。

「これにより、チャイカの戦闘効率性は著しく増大し、潜水艦検出の為の独特の兵装はより完全なものとなり、他のシステムも同様です」
専門家は指摘した。
「まず第一に、この通信システムは航空機の対潜作戦統制の総合回路とのインテグレートが可能です」

海軍専門家アレクサンドル・モズゴヴォイは、Be-12の近代化は海軍の能力、特に沿岸海域での対潜防衛を強化する事を指摘した。

「当時、これは極めて成功した航空機であり、そして今、兵装の更新により、沿岸海域での監視任務を完全に効率よく果たす事ができるようになります」
専門家は指摘した。
「Be-12は大きくない海域、例えば黒海やバルト海において独特の必要性が有ります。
それは、大洋における長時間の哨戒或いは強く波打つ海上での作業の為に意図されておりませんので」


1960年から1973年にかけて143機のBe-12が生産された。
この機体は、ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍の全ての艦隊が装備していた。
太平洋艦隊において「チャイカ」第289独立対潜航空連隊及び第317混成航空連隊が装備していた。
同様の「飛行艇」航空連隊は、黒海艦隊北方艦隊にも在った。
カリーニングラードには、バルト艦隊第49独立飛行隊Be-12が駐留していた。

1993年から1998年に、殆ど全ての「チャイカ」が退役した。
最後の6機の機体は黒海艦隊第318航空連隊に含まれている。
更に約10機がタガンロク航空工場及びオストロフ飛行場で保管状態に在る。



【株式会社「G.M.ベリエフ記念タガンロク航空科学技術複合体」公式サイト】

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水陸両用機ベリエフBe-12「チャイカ」は、1959年から1973年に掛けて対潜型と捜索救助型が合計143機製造され、太平洋艦隊、北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊海軍航空隊に配備されました。
【ベリエフBe-12全機リスト】

[太平洋艦隊]
・第289独立対潜航空連隊(沿海地方、ニコラエフカ飛行場)
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・第317混成航空連隊(カムチャツカ半島、エリゾヴォ飛行場)
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[北方艦隊]
・第403独立対潜航空連隊(セヴェロモルスク飛行場)
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[黒海艦隊]
・第318独立対潜航空連隊(クリミア半島、ドヌズラフ飛行場)
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[バルト艦隊]
・第49独立対潜飛行隊(カリーニングラード、ノイチフ飛行場)

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1980年代にはBe-12の後継機としてA-40「アリバトロース」が開発されたのですが(1986年12月8日に初飛行)、1991年12月末のソ連邦解体後の極度の財政難により量産には至らず、試作のみで終わりました。
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1990年代末までには財政難により黒海艦隊以外のBe-12は全て退役しました。

ただ、黒海艦隊Be-12のみは、ウクライナとの黒海艦隊分割協定の絡みで退役せずに残されました。
1997年5月に締結された黒海艦隊分割協定では、セヴァストーポリ軍港の一部とクリミア半島の2ヶ所の飛行場を2017年5月まで使用できる事になりましたが、そこへ駐留する各種兵力は、この協定が成立した時点でクリミア半島に居た部隊に限られており、それ以外に新たな兵力~この場合は航空機をクリミアに配備しようとすれば、ウクライナとの事前協議を行ない、同国の同意を得る必要が有りました。

1997年5月の時点でクリミア半島に駐留していた固定翼対潜哨戒機Be-12のみであり、例えばロシア本土から他の対潜哨戒機Tu-142M3Il-38クリミアへ持ってこようとすればウクライナの同意を得なければならず、しかもウクライナは、これ以上ロシア海軍の兵力がクリミア半島へ増える事を望んでいませんでした。

このような政治的理由により、ロシア海軍としてはクリミア半島に駐留できる唯一の固定翼対潜哨戒機としてBe-12を細々と維持せざるを得ず、これが既定路線となりました。

なお、黒海艦隊協定は2014年春に破棄されました。
[ロシア-ウクライナ間の黒海艦隊協定は廃止された]


現在、ロシア黒海艦隊Be-12は、セヴァストーポリの北にあるカーチャ飛行場に駐留しています。
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2013年10月12日には捜索救助型のBe-12PS(RF-12008)が墜落しました。
[ロシア黒海艦隊の水陸両用機Be-12墜落]

稼働機が残り少なくなってきた為、2014年にはBe-12のオーバーホールが行なわれました。
[ロシア海軍航空隊のチャイカは復活する]

2014年4月には北方艦隊基地で行なわれたロシア海軍全艦隊の対潜航空隊による初の対潜戦闘競技会へ参加しました。
[ロシア海軍航空隊の「対潜道」競技会が開催された]

黒海艦隊クリミア半島周辺で演習を行なう際も、たびたびBe-12は参加しています。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海の「抜き打ち演習」に参加した]
[黒海艦隊のロケット艦部隊は対艦ミサイル発射演習を行なった]
[ロシア黒海艦隊のロケット艦は砲撃訓練を実施した]
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは黒海で戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊は抜き打ち演習を行なった]
[ロシア海軍黒海艦隊は『抜き打ち演習』を実施する]
[ロシア海軍黒海艦隊はクリミアで上陸演習を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは黒海で対空戦闘訓練を行なった]

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」には、クロンシュタット「主要海軍パレード」に参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

最近では、2018年1月20日にクリミア半島沖でヘリコプターKa-27PLと共に対潜戦闘飛行訓練を行なっています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年1月20日12時16分配信
【黒海艦隊のSu-24及びSu-30乗員は戦闘順応飛行演習へ着手した】


現在、ロシア海軍航空隊の現用対潜機~対潜哨戒機Il-38対潜ヘリコプターKa-27PLの近代化改修が進められています。
[ロシア海軍航空隊は2025年までに30機の近代化改修された対潜哨戒機Il-38Nを受け取る]
[ロシア海軍航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを毎年10機受領する]

2017年12月末、ロシア海軍航空隊司令官イーゴリ・コジン少将は、今後の海軍航空隊の装備更新の話の中で対潜水陸両用機Be-12の近代化に言及しました。
ロシア連邦軍機関紙『クラースナヤ・ズヴェズダー』より
2017年12月29日1時0分配信
【更新の道】
コジン少将「水陸両用機Be-12は新たな対潜複合体による近代化が計画されている」と述べています。

ロシア海軍艦船のミャンマーへの寄港手続きは簡略化される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年1月20日11時3分配信
【ロシアとミャンマーは戦闘艦の港への寄港手続きを簡略化する】
ネーピードー、1月20日-ロシア通信社ノーボスチ

港への戦闘艦の寄港手続きを簡略化するロシアミャンマーの政府間合意は、土曜日にロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将ミャンマー軍総司令官ミン・アウン・フライン上級大将の会談後に署名された。
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文書への署名は、ロシア連邦国防次官アレクサンドル・フォミン中将ミャンマー国防次官ミン・ンヴェ海軍少将により行なわれた。

署名された合意では、文書は両国の軍事協力の拡大に貢献する事が記載されている。



ロシア海軍艦船の寄港の簡略化というのは、要するに、ロシア海軍の艦船は、その国の港へ殆ど自由に入港できるようになるという事です。

2015年には、キプロス、エジプト、赤道ギニアの3ヶ国がロシアと艦船寄港簡略化協定を締結しました。
[ロシアとキプロスは軍事協力協定を結んだ]
[ロシア海軍の艦船はエジプトの港を簡単に利用できるようになる]
[ロシアと赤道ギニアはロシア海軍艦船の寄港手続きを簡略化する協定を締結した]

2016年11月には、大西洋中部に位置する島国カーボベルデロシアが艦船寄港簡略化協定を締結しています。
[ロシア海軍艦船のカーボベルデへの寄港手続きは簡略化される]

この他、2017年12月には、タルトゥースロシア海軍基地に関するシリアとの協定が批准されており、こちらも艦船寄港は簡略化されています。
[タルトゥースのロシア海軍基地に関するロシアとシリアの協定は批准された]


そして2018年1月20日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将ミャンマーを訪問し、同国への艦船寄港簡略化を含むロシアミャンマーの軍事協力協定が締結されました。

ロシア海軍の艦船は、時々ミャンマーを訪れており、最近では、2017年12月7日から12月10日までロシア太平洋艦隊の艦船がティラワ港へ寄港しています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年12月10日7時25分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はミャンマー訪問を完了した】

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツはピョートル大帝湾で捜索救助訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年1月20日7時47分配信
【太平洋艦隊のヘリコプターKa-27及び大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」乗組員は水上での人員捜索及び救助の合同訓練を実施した】

太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」の錬成任務K-2(その用途における海上での単独艦行動)への取り組みの枠組みにおいて、艦上ヘリコプターKa-27及び同艦の乗組員は、ピョートル大帝湾海域で水上に浮かぶ人員の捜索及び救助訓練を行なった。

合同訓練中にヘリコプターKa-27乗組員は、大型対潜艦の甲板上から10回以上の離艦及び着艦を実行した。
このエピソードにおいて船員は、回転翼機の離艦及び着艦の支援の為の艦の制御の活動へ取り組んだ。
次に、Ka-27乗組員は、艦からの離艦及び着艦の実習を行ない、日本海の指定海域において、遭難した「人員」の捜索と発見、救助を行なった。
その後、指定ポイントへ救助要員を乗せた艦の高速艇が向かった。
彼らは水上から「遭難者」の役割を演じるマネキンを引き揚げ、緊急医療援助の為、大型対潜艦へ送り届けた。

同時に本日、「アドミラル・トリブツ」乗組員は、太平洋艦隊海軍航空隊航空機Il-38と連携して単艦での組織的対潜防衛、更には仮想敵潜水艦の捜索演習を実施した。



プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は、1980年4月19日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)のA.A.ジダーノフ記念造船工場(現「北方造船所」)で起工され、1983年3月26日に進水し、1986年2月15日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。
[ウダロイ型6番艦「アドミラル・トリブツ」]

2009年6月29日から11月16日まで初のソマリア海賊対処任務の為、アデン湾へ派遣されました。
[ロシア海軍第4次ソマリア遠征]

2011年12月10日から2012年5月3日まで2度目のソマリア海賊対処任務の為、アデン湾へ派遣されました。
アデン湾から帰港途中に中国海軍との合同演習『海洋協同-2012』へ参加しました。
[ロシア太平洋艦隊第7次海賊対処部隊はウラジオストクへ戻った]

2014年からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装が始まりました。

ガスタービンエンジンクロンシュタット海洋工場で修理されました。
[ロシア海軍艦艇のガスタービンエンジンの修理はクロンシュタットで行なわれる]

「アドミラル・トリブツ」の近代化改装は電子機器の交換がメインであり、新たに汎用射撃管制システム「バギラ-M」、戦闘情報管理システム「シグマ」、航海レーダーMR-231、MR-231-3が搭載されました。

汎用射撃管制システム「バギラ-M」
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【戦闘情報管理システム「シグマ-E」】

【航海レーダーMR-231】

【航海レーダーMR-231-3】

これに伴い、ディーゼル発電機も、従来の200kw×1基から300kw×2基に換装されました。


近代化改装を終えた「アドミラル・トリブツ」は、改装後の試験を兼ねて出航し、2016年6月20日に他の艦艇と共に宗谷海峡を東へ通過しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡通過(2016年6月20日)]

2016年7月に艦隊へ復帰しました。
[近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する]

2016年9月4日にウラジオストクを出航して中国へ向かい、中国海軍との合同演習『海洋協同-2016』へ参加し、10月5日に帰港しました。
[ロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2016』(2016年9月)]

2016年10月15日にウラジオストクを出航し、インド洋へ向かいました。
12月14日から21日までインドを訪れ、インド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加しました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』(2016年12月)]
インドからの帰路にフィリピン、韓国、日本を訪問し、2017年1月25日にウラジオストクへ帰港しました。

2017年2月6日、海上での戦闘訓練を行なう為、ウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは戦闘訓練の為に出航した]

2017年2月8日には対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは戦闘機Su-35Sと対空戦闘訓練を行なった]
,
2017年6月15日には沿海地方ニコラエフカ基地に駐留する艦上対潜ヘリコプターKa-27PL及び艦上捜索救助ヘリコプターKa-27PSの発着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行なった]

2017年9月下旬には、日本海オホーツク海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2017』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』(2017年7月、9月)]

2017年9月24日には他の合同演習参加艦船と共にラペルーズ海峡を東へ通過し、オホーツク海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2017年10月30日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

合同演習終了後もオホーツク海・カムチャツカ方面に留まり、10月28日にラペルーズ海峡を西へ通過して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2017年10月30日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

そして2018年1月19日、「アドミラル・トリブツ」ピョートル大帝湾で地上及び海上目標への砲撃を含む各種演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

翌1月20日にはピョートル大帝湾捜索救助ヘリコプターKa-27PSを使った海上での捜索救助訓練を実施しました。

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年1月19日6時13分配信
【太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は沿岸及び海上目標への砲射撃を実施した】

ピョートル大帝湾海域において太平洋艦隊将兵は艦上から落ちた人員の組織的救助へ取り組み、艦のダメージコントロール訓練を実施し、大型対潜艦の放射線、化学兵器、生物兵器の保護措置を完璧に実行し、電波妨害を行なった。
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海上移動中に船員は敵の空中攻撃手段からの攻撃を撃退する演習を実施した。

ジェルトゥヒナ島海域で艦は戦闘訓練射爆場への砲射撃を実行し、仮想敵の半永久的火点(トーチカ)を模した標的を成功裏に撃破した。
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午後に「アドミラル・トリブツ」曳船MB-92の支援の下で水上目標を模した曳航海上盾船への一連の砲射撃を実施した。

大型対潜艦は明日も海上での任務遂行の継続を計画している。



プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は、1980年4月19日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)のA.A.ジダーノフ記念造船工場(現「北方造船所」)で起工され、1983年3月26日に進水し、1986年2月15日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。
[ウダロイ型6番艦「アドミラル・トリブツ」]

2009年6月29日から11月16日まで初のソマリア海賊対処任務の為、アデン湾へ派遣されました。
[ロシア海軍第4次ソマリア遠征]

2011年12月10日から2012年5月3日まで2度目のソマリア海賊対処任務の為、アデン湾へ派遣されました。
アデン湾から帰港途中に中国海軍との合同演習『海洋協同-2012』へ参加しました。
[ロシア太平洋艦隊第7次海賊対処部隊はウラジオストクへ戻った]

2014年からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装が始まりました。

ガスタービンエンジンクロンシュタット海洋工場で修理されました。
[ロシア海軍艦艇のガスタービンエンジンの修理はクロンシュタットで行なわれる]

「アドミラル・トリブツ」の近代化改装は電子機器の交換がメインであり、新たに汎用射撃管制システム「バギラ-M」、戦闘情報管理システム「シグマ」、航海レーダーMR-231、MR-231-3が搭載されました。

汎用射撃管制システム「バギラ-M」
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【戦闘情報管理システム「シグマ-E」】

【航海レーダーMR-231】

【航海レーダーMR-231-3】

これに伴い、ディーゼル発電機も、従来の200kw×1基から300kw×2基に換装されました。


近代化改装を終えた「アドミラル・トリブツ」は、改装後の試験を兼ねて出航し、2016年6月20日に他の艦艇と共に宗谷海峡を東へ通過しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡通過(2016年6月20日)]

2016年7月に艦隊へ復帰しました。
[近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する]

2016年9月4日にウラジオストクを出航して中国へ向かい、中国海軍との合同演習『海洋協同-2016』へ参加し、10月5日に帰港しました。
[ロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2016』(2016年9月)]

2016年10月15日にウラジオストクを出航し、インド洋へ向かいました。
12月14日から21日までインドを訪れ、インド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加しました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』(2016年12月)]
インドからの帰路にフィリピン、韓国、日本を訪問し、2017年1月25日にウラジオストクへ帰港しました。

2017年2月6日、海上での戦闘訓練を行なう為、ウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは戦闘訓練の為に出航した]

2017年2月8日には対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは戦闘機Su-35Sと対空戦闘訓練を行なった]
,
2017年6月15日には沿海地方ニコラエフカ基地に駐留する艦上対潜ヘリコプターKa-27PL及び艦上捜索救助ヘリコプターKa-27PSの発着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行なった]

2017年9月下旬には、日本海オホーツク海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2017』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』(2017年7月、9月)]

2017年9月24日には他の合同演習参加艦船と共にラペルーズ海峡を東へ通過し、オホーツク海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2017年10月30日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

合同演習終了後もオホーツク海・カムチャツカ方面に留まり、10月28日にラペルーズ海峡を西へ通過して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2017年10月30日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

そして2018年1月19日、ピョートル大帝湾で地上及び海上目標への砲撃を含む各種演習を実施しました。

ロシア海軍の重戦略用途原子力水中巡洋艦アルハンゲリスクとセヴェルスターリは2020年以降に解体される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年1月19日3時3分配信
【ロシアは2隻の世界最大の潜水艦を解体すると情報筋は伝えた】

2隻の世界最大の原子力潜水艦プロジェクト941(コード名「アクラ」)「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は解体される。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、造船分野の情報提供者より伝えられた。

「今後、これらを稼働させても、採算が取れません。
これらは既に海軍の戦闘編制から除かれています。
『ロスアトム』は、これらを2020年以降に解体します」

対談者は話した。

現在、(ロシア海軍の)編制には、弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験を行なっていた原子力潜水艦プロジェクト941U「ドミトリー・ドンスコイ」ただ1隻のみが残されている。

原子力潜水艦プロジェクト941は、世界最大の原子力潜水艦であり、満載排水量は49800トン、全長-172メートル、幅-23.3メートル。
このような巡洋艦は合計6隻建造された。
シリーズのトップ艦「ドミトリー・ドンスコイ」は1976年に起工され、1981年に北方艦隊の戦闘編制へ受け入れられた。

1996年~1997年、資金不足が故に3隻のロケット艦(TK-12、TK-202、TK-13)が就役期間12~13年で戦闘編制から除かれた。
同プロジェクトのトップ艦TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」は10年以上に渡り『セヴマシュ』で修理が行なわれ、「ブラヴァー」試験の為に近代化及び装備更新された。
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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
プロジェクト941「アクラ」重戦略用途原子力水中巡洋艦(タイフーン級)は、1981年~1989年に6隻が就役しましたが、現役に留まっているのは1隻のみであり、既に3隻が解体されています。

・TK-208
1976年6月30日起工/1980年9月27日進水/1981年12月29日納入/1982年12月14日就役
1989年1月20日に近代化の為予備役編入、1991年よりプロジェクト941U近代化改装を始めるが資金不足の為に工事中断
1996年にプロジェクト941UMとして近代化改装工事を再開、2000年12月7日に「ドミトリー・ドンスコイ」と命名、2002年6月26日再進水、2004年12月再就役

・TK-202
1978年4月22日起工/1982年9月23日進水/1983年12月28日納入/1983年12月31日就役
1999年除籍、2005~2007年にセヴェロドヴィンスクで解体

・TK-12
1980年4月19日起工/1983年12月17日進水/1984年12月26日納入/1984年12月27日就役
1996年予備役編入、2000年除籍、2006~2007年にセヴェロドヴィンスクで解体

・TK-13
1982年2月23日起工/1985年4月30日進水/1985年12月26日納入/1985年12月30日就役
1997年除籍、2007~2009年にセヴェロドヴィンスクで解体

・TK-17
1983年8月9日起工/1986年12月12日進水/1987年12月15日納入/1987年12月25日就役
2002年11月18日に「アルハンゲリスク」と命名、2005年1月26日予備役編入、2009年7月にセヴェロドヴィンスクへ回航、以後同地で係留保管

・TK-20
1985年8月27日起工/1989年4月11日進水/1989年12月19日納入/1989年12月22日就役
2000年6月20日に「セヴェルスターリ」と命名、2001年10月にセヴェロドヴィンスクへ回航、2004年4月29日予備役編入、以後係留保管


ただ1隻のプロジェクト941の現役艦「ドミートリー·ドンスコイ」は既に艦齢35年ですが、当面は現役に留まります。
[重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍で現役に留まり続ける]

あとの2隻~「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は既に退役しており、現在はセヴェロドヴィンスクで係留保管されています。

2013年5月、この2隻を解体するという話が出てきましたが、未だ実行には移されていません。
[タイフーン級戦略原潜セヴェルスターリとアルハンゲリスクは除籍、解体される]


「アルハンゲリスク」は、2016年に弾道ミサイル発射筒の封印作業が行なわれました。
これはアメリカとの戦略兵器削減条約に基づく措置であり、条約上では「弾道ミサイル20基の搭載能力を持つ原潜が1隻削減された」という事になります。
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクは2016年に弾道ミサイル発射筒が使用不能にされる]

2016年6月27日
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2016年8月21日
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2016年10月2日
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2016年10月3日
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2017年5月15日
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しかし、「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」の処分(解体)そのものに関しては、未だ正式には決定されていません。
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクとセヴェルスターリの解体は未だ決定されていない]
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクとセヴェルスターリの解体に関する決定は保留されている]

今回の記事に登場する「ロシア造船業界の匿名希望の情報提供者」によると、『ロスアトム』は、2020年以降に「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」を解体する意向のようです。

最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年1月17日10時50分配信
【情報筋:大型揚陸艦「イワン・グレン」の納入は後進の問題が故に2018年3月よりも前にはならない】

沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造されているプロジェクト11711大型揚陸艦「イワン・グレン」は、後進の問題が故に海軍へ引き渡す事ができない。
試験は1月末まで一時停止されている。
『Mil.Press FlotProm』は業界の消息筋より伝えられた。
彼は、艦は今月末に海へ出ると付け加えた。


彼によると、問題は、2017年12月に実行が計画されていた艦のロシア海軍への引き渡しを前にして、逆転装置(リバーサー)に唯一の深刻な障害が残っていた事に在った。

海軍の消息筋は『Mil.Press FlotProm』特派員へ、「イワン・グレン」海軍への引き渡し延期の決定は、12月26日の海軍軍事研修-研究センター「海軍大学校」研究協議会の専門会議で採択されたと話した。

彼は、我々の艦には「7つの問題が存在し、紙の上でと、その他~その後の作業で解決する必要があった」と付け加えた。
情報提供者は、「イワン・グレン」の試験は、国家受領委員会の代表者の通告により中断されたと話した。
次の会議は2月1日に計画されており、その後、分析と署名が決定される。

「艦は、12月には署名する事ができましたが、海軍は、将来の問題の可能性から、それを取りやめました」
彼は話した。
「イワン・グレンは、以前には航海性能と安定性の問題が発覚したのですが、それは解決されています。
残された問題は、エンジンの後進の制御です」

『ヤンターリ』広報サービスは、『Mil.Press FlotProm』特派員へ、この件に関する質問に回答しなかった。
海軍の公式代理人イーゴリ・ディガロ1等海佐は電話での問い合わせに答えなかった。

「イワン・グレン」のエンジンは、『コロムナ工場』で製造されたD1049ディーゼルである。
連結減速推進軸は、公開株式会社『ズヴェズダー』で製造された。
『コロムナ工場』の高位の情報提供者によると、エンジンに問題があるなどとは知られていない。
「つまるところ、減速装置は動作しており、欠陥など有しておらず、宿命的な特性は除去されています」

情報提供者の1人は『Mil.Press FlotProm』特派員へ話した。

『ズヴェズダー』広報サービスは、同社のトップ、パヴロ・プラフニクが不在だった為、この状況に対し、適切にコメントできなかった。

「イワン・グレン」を設計した『ネフスキー計画設計局』総取締役セルゲイ・ウラソフは、『Mil.Press FlotProm』へ語った。
「判明している問題点は、後進速度のみです」

国内設計企業の1つの情報提供者は、大型揚陸艦「イワン・グレン」の航海性能と、必要性が疑わしい同プロジェクトの生産艦の建造及び納入について批判した。
彼は、艦は、「河川-海」ゾーンでの行動と、様々な軍事行動舞台への揚陸部隊の輸送の為に作成され、当初のサイズは、ヴォルガ・ドン運河の幅及び橋の高さに合わせられていた事を強調した。

「プロジェクト11711は、それほど古くはないプロジェクト775大型揚陸艦の代替として考案されましたが、それは文字通りの『でっち上げ』です」
造船関係者は話した。
「"河川-海"クラスの為の制限は何時の間にか消滅し、大型揚陸艦に拡大して建造される事になりました。
その結果、他の構造は変更され、艦の復元性は著しく低下したのです」


[『Mil.Press FlotProm』参考資料]
「イワン・グレン」
は、プロジェクト11711のトップ艦であり、『ネフスキー計画設計局』により開発された。
沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月に起工されたが、進水したのは2021年5月になってからであった。

プロジェクト11711大型揚陸艦の船体の全長は120メートル、幅16.5メートル、排水量は5000トン。
速力-18ノット。乗組員-100名。
艦は13両の戦車或いは36両の歩兵戦闘車、更には300名の揚陸隊員を運搬できる。

大型揚陸艦は3門の30mm6銃身機関砲AK-630で武装している。
艦上には、1機の捜索救助ヘリコプターKa-27或いは輸送戦闘ヘリコプターKa-29が駐留する。

艦は2016年夏に海へ出て、その後、洗い出された問題点を除去するため、工場へ向かった。
バルト海での「イワン・グレン」の航行試験は2017年6月に再開された。
11月30日には艦のサイクル国家試験が始まった。
昨年12月25日、『統合造船業営団』広報サービスは、『Mil.Press FlotProm』特派員へ、「イワン・グレン」は2017年末までにロシア連邦海軍へ引き渡されると確約した。
(2018年)1月11日、『統合造船業営団』広報サービスは、「イワン・グレン」の試験は2018年も継続すると表明した。



[新型揚陸艦イワン・グレン]

プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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そして2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動しました。
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2017年6月上旬から洋上試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年末にロシア海軍への引き渡しが予定されていました。
[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

しかし結局、2017年中の引き渡しは実現せず、2018年に延期される事になりました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期された]

今回の記事によると、「イワン・グレン」は確かに2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されたとの事です。


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2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」の建造工事も進められていますが、同型の建造は2隻で終了します。
[ロシア海軍はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の調達を2隻で打ち切る]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[ロシア海軍の新世代汎用ヘリコプター母艦プリボイ級1番艦セヴァストーポリはサンクトペテルブルクの『北方造船所』で2020年に起工される]

エーゲ海でシエラレオネの貨物船と衝突したロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ヤーマルの修理が始まる

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年1月16日8時13分配信
【大型揚陸艦「ヤーマル」はセヴァストーポリ及びケルチで修復される】
モスクワ、1月16日、インタファクス-AVN

セヴァストーポリ『セヴモルザヴォート』は、(2017年)12月30日にエーゲ海外国貿易船と衝突して損傷を受けた黒海艦隊大型揚陸艦「ヤーマル」の下部の鋼鉄部分の修理を開始した。
火曜日に『インタファクス-AVN』は艦船修理部分野(の情報提供者)より伝えられた。

「現在、合意作業は完了しております。
文書への署名までには、更に作業の実行性の算出が控えており、企業の専門家は船体の作業の実行へ着手しております」
対談者は話した。

「『セヴモルザヴォート』(『統合造船業営団』へ加入している艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』の支所)での修理を終えた後、艦はケルチの造船工場『ザリフ』へ向かい、アルミニウム-マグネシウム合金で出来ている上部構造物を復旧する特殊な作業が行なわれる事が決定されています」
彼は述べた。

「双方の企業における作業実行期間は、未だ決まってはおりませんが、それは最大限迅速に行われる事は明白でしょう」
対談者は付け加えた。

大型揚陸艦「ヤーマル」の航海事故の原因の調査の為、海軍総司令部及び黒海艦隊司令部の代表から成る委員会が作られた。

以前、黒海艦隊の代理人ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は発表した。
「事故の責任は、海上での船舶衝突予防及び並行航路の追跡に関する国際法規に違反したシエラレオネ船籍の貨物船オルカ-2に在ります。
完全にロシア艦の左舷を追い越し、回避する事もなく、追い越しが確認された後、突然右側に進路を変え、衝突が起こったのですから」



ロシア黒海艦隊プロジェクト775大型揚陸艦「ヤーマル」(1988年12月30日就役)は、この数年間は黒海沿岸(ノヴォロシースク或いはセヴァストーポリ)からシリアタルトゥースへ貨物や人員などを輸送する任務、いわゆる「シリア・エクスプレス」に就いています。
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2017年には、計11回の「シリア・エクスプレス」に従事しました。

・1月29日にボスポラス海峡を南下、2月18日に北上
・3月2日にボスポラス海峡を南下、3月12日に北上
・3月25日にボスポラス海峡を南下、4月6日に北上
・4月11日にボスポラス海峡を南下、4月21日に北上
・4月28日にボスポラス海峡を南下、5月7日に北上
・5月12日にボスポラス海峡を南下、5月21日に北上
・8月25日にボスポラス海峡を南下、9月3日に北上
・9月15日にボスポラス海峡を南下、9月28日に北上
・10月11日にボスポラス海峡を南下、10月22日に北上
・11月5日にボスポラス海峡を南下、11月17日に北上

「ヤーマル」は2017年12月23日にボスポラス海峡を南下し、シリアへ向かいました。

そしてシリアから戻る途中、2017年12月30日にエーゲ海シエラレオネ貨物船「オルカ2」と衝突しました。

「ヤーマル」は2018年1月1日にボスポラス海峡を北上し、その後、セヴァストーポリへ帰港しました。

貨物船との衝突により、「ヤーマル」は上部構造物を破損し、船体にも損傷を受けた為、まずセヴァストーポリ艦船修理工場『セヴァストーポリ海洋工場』で船体の修理を行なう事になりました。
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船体の修理を終えた後、「ヤーマル」ケルチへ回航され、同地の『ザリフ』造船所で上部構造物の復旧が行なわれます。
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ロシア海軍バルト艦隊の新鋭コルベットは地中海・アデン湾遠征を終えて帰投した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年1月14日17時59分配信
【バルト艦隊の艦船は遠距離航海から戻ってきた】

コルベット「ボイキー」、「ソーブラジテルヌイ」、給油船「コラ」で構成されるバルト艦隊戦闘艦支隊は、北大西洋、地中海、インド洋海域での任務遂行後、バルチースク市の軍港へ入港した。

コルベット給油船の航海は90日以上に及び、この間に35000海里を航行した。
航海中にリマソール港(キプロス)、ジブチ港(ジブチ共和国)、タルトゥース港(シリア・アラブ共和国)への業務寄港を行なった。
戦闘艦支隊を構成する艦船の乗組員は海上で複合戦闘演習任務を遂行し、その中で対空・対潜防衛演習、艦内演習及び訓練、更には砲射撃を行なった。

艦船を歓迎する為の会合には、バルト艦隊司令部、バルチースク市庁の代表、更にはバルト艦隊船員の家族と親類が出席した。

バルト艦隊司令官アレクサンドル・ノサトフ中将バルト艦隊軍事評議会に代わって、与えられた遠洋航海任務を成功裏に果たした乗組員を祝福し、軍事船員の戦闘演習での新たな成功を祈った。

遠距離航海で特に優れた働きを見せた将兵は艦隊司令部より表彰され、高価な贈り物を受け取った。
何人かの将兵は、国家及び当局からの表彰を受けた。

遠距離航海から戻った艦船は、機器の修理と必要な物資の補充後、与えられた任務を遂行する準備が整う。



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コルベット「ボイキー」、「ソーブラジテルヌイ」、給油船「コラ」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、2017年10月14日にバルチースクを出港しました。

[バルト艦隊艦船支隊](指揮官アンドレイ・クズネツォフ1等海佐)
コルベット「ボイキー」
コルベット「ソーブラジテルヌイ」
中型海洋給油船「コラ」

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年10月14日17時0分配信
【バルト艦隊艦船支隊は遠距離航海へ向かった】

10月18日に北海へ入りました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年10月18日17時2分配信
【バルト艦隊艦船支隊は北海へ入った】

10月23日に英仏海峡を通過しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年10月23日18時7分配信
【バルト艦隊艦船支隊はパ・ド・カレー及びラマンシュ海峡の通過を完了した】

10月25日にはビスケー湾で対空防衛、電子戦闘、潜水艦探知、艦内のダメージコントロールなどの演習を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年10月25日13時50分配信
【バルト艦隊艦船支隊は世界の大洋への海軍の存在の枠組みにおいてビスケー湾で演習任務へ取り組んだ】

10月27日にはヘリコプターでの捜索救助訓練、海軍歩兵隊員のヘリ或いは高速艇による船舶への乗り込み訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年10月27日13時56分配信
【艦載ヘリコプターKa-27PS乗員は大西洋でフライトを行なった】

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10月29日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年10月29日16時21分配信
【バルト艦隊艦船支隊は地中海へ入った】

10月31日には地中海で対空、対艦、対潜防衛、組織的通信、隊列を組んでの航行、停泊時の対テロ訓練、艦内のダメージコントロールなどの訓練を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年10月31日14時25分配信
【バルト艦隊艦船支隊は地中海で戦闘演習任務へ取り組んだ】

11月2日には、地中海で対潜戦闘、対空防衛訓練を実施し、武器の模擬発射を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月2日19時6分配信
【バルト艦隊のコルベットは潜水艦探知及び対空防衛演習へ取り組んだ】

11月7日には物資補充と乗員の休養の為、キプロスリマソール港へ寄港しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年11月7日14時29分配信
【コルベット「ボイキー」と「ソーブラジテルヌイ」はキプロスで物資を補充する】

11月9日にリマソールを出港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月9日11時27分配信
【バルト艦隊艦船支隊はキプロスへの業務寄港を終えた】

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そして11月14日、コルベット「ソーブラジテルヌイ」スエズ運河を通過して紅海へ入りました。
この間、艦内演習(ダメージコントロール)、対テロ部隊の臨検訓練を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月14日12時15分配信
【バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」はスエズ運河を通過して紅海へ入り、アデン湾へ進路を取った】

11月17日、コルベット「ソーブラジテルヌイ」ジブチへ寄港し、物資補充と艦の点検を実施しました。
また、この間に対空、対潜防衛、対テロ演習、潜水艦捜索訓練を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月17日17時20分配信
【バルト艦隊の艦はジブチへ寄港した】

11月22日、コルベット「ソーブラジテルヌイ」アデン湾で各種演習を実施しました(対潜防衛、臨検、対水中複合体「パケート」による潜水艦の魚雷防御、ヘリコプターKa-27及び高速艇による船舶臨検、機雷の探知及び破壊)。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月22日16時52分配信
【バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」乗組員はアデン湾の海賊出没海域で一連の戦闘演習任務を遂行した】

一方、地中海東部に残留したコルベット「ボイキー」は、11月23日にシリアタルトゥースで物資を補充しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月23日16時51分配信
【バルト艦隊のコルベット「ボイキー」は地中海で予定された任務を遂行する】

コルベット「ソーブラジテルヌイ」給油船「コラ」は再びジブチへ寄港し、物資補充と艦の点検を実施した後、11月30日に出港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月30日17時17分配信
【バルト艦隊の艦船はジブチを去った】

12月7日、コルベット「ソーブラジテルヌイ」、給油船「コラ」、救助曳船SB-921スエズ運河を通過して地中海へ入りました。
この間、紅海でダメージコントロール、対テロ臨検訓練を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年12月7日16時45分配信
【バルト艦隊の艦船はスエズ運河を通過した】

救助曳船SB-921は、元々はバルト海から地中海東部へ回航される黒海艦隊新造潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」に随伴していたのですが、この2隻が地中海東部に留まっている為、今度はアデン湾へ行く「ソーブラジテルヌイ」へ随伴していたようです。

その後、コルベット「ソーブラジテルヌイ」、「ボイキー」、給油船「コラ」、救助曳船SB-921地中海で演習を行なった後、母港バルチースクへの帰路に就きました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年12月14日13時45分配信
【バルト艦隊艦船支隊は恒常駐留所へ戻る】


12月27日、コルベット「ソーブラジテルヌイ」、「ボイキー」は、海上目標への対艦ミサイル「ウラン」仮想発射訓練、電波電子戦闘、ダメージコントロール訓練を実施しました。
また、給油船「コラ」は、インド洋への調査航海へ向かう途中のバルト艦隊科学調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」への物資補充を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年12月27日16時7分配信
【バルト艦隊の艦は地中海で海上目標へのミサイルの電子発射を行なった】

その後、バルト艦隊艦船支隊は2018年1月2日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入り、1月8日には英仏海峡を通過しました。
『デイリーメイル』より
【レッドアラート:王立海軍のフリゲートは緊急発進し、イギリス海峡を通航中の4隻のロシア海軍の艦船を迎撃した】


そして2018年1月14日、バルト艦隊艦船支隊は母港バルチースクへ帰投しました。


これまでにバルト艦隊プロジェクト20380コルベット(「ステレグーシチー」、「ソーブラジテルヌイ」、「ボイキー」、「ストイーキー」)は、2隻ペアで北海北大西洋へ何度も進出しています。
[バルト艦隊のステレグーシチー型コルベットの北海遠征]

しかし、地中海、更には紅海、アデン湾まで行ったのは、今回が初めてです。

元々は「近海ゾーン警備艦」と呼ばれていたプロジェクト20380コルベットは、ロシア海軍で言う所の「大洋ゾーン艦」「遠海ゾーン艦」では無く、これ程の遠洋海域へ進出し、行動することは想定されていません。

ただ、今後就役する20380の改良型・プロジェクト20385コルベットは、バルト海沿岸のサンクトペテルブルクで建造されていますが、就役後は太平洋艦隊へ配備される事になります。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20385コルベット1番艦グレミャーシチーは2018年6月に洋上試験を開始する]
当然ながら、サンクトペテルブルクから太平洋艦隊基地~例えばウラジオストクへ回航する為には、地中海アデン湾、インド洋を通過しなければなりません。

今回の20380コルベットアデン湾遠征は、20385極東へ回航する為のテストを兼ねていたのかもしれません。

ロシア海軍航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを毎年10機受領する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2018年1月11日18時48分配信
【ロシア海軍対潜部隊の能力は近代化される艦載ヘリコプターKa-27により増大する】

海軍対潜部隊を構成する艦載航空隊は、より広範囲の能力を有するようになり、既に近代化された艦載ヘリコプターKa-27が姿を見せている。

2017年に海軍航空隊は10機の近代化されたヘリコプターKa-27Mを受領した。
近代化の作業は、公開株式会社『クメルタウ航空機製造事業』で行われている。
ヘリコプターKa-27Mは、ロシア海軍の全ての艦隊で軍備採用される。

国家軍備プログラムによると、この飛行装置の全ての集団が完全に近代化を終えるまで、海軍航空隊は毎年10機の近代化されたヘリコプターKa-27Mの受領を計画している。
海軍総司令部の技術的必要条件に沿って、ヘリコプターは機上電波電子兵装を更新し、新たな捜索システムが設置され、潜水艦の探知及び攻撃の為の新たな手段、更には電波音響兵装の受け入れを可能とし、このタイプのヘリコプターの意図された任務の遂行を著しく高める事を可能にする。

近代化の結果、ヘリコプターは現代的な地上及び艦の指揮所への情報伝達手段を導入し、他のヘリコプターとの通信は近代化される。
近代化されるヘリコプターKa-27Mの乗員は、エイスク市海軍航空隊戦闘動作・飛行再訓練センターで準備されている。

ヘリコプターKa-27、Ka-27Mは、陸上の飛行場及び海況5の波打つ海上の艦の甲板から飛行任務を遂行できる。
今日において、このクラスのヘリコプター海軍航空隊ヘリコプターの基礎を成している。
それは、遠海及び近海ゾーンにおいて、高い効率性で海軍グループの対潜防衛を保障する。
Ka-27M潜水艦及び水上艦の捜索、探知、追跡、攻撃の高い能力を有し、海上で遭難した飛行装置(航空機)、艦船の乗員の捜索と救助の実施、更には、艦船グループの活動を保障する為の輸送任務を遂行できる。



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現在、ロシア海軍は、艦載対潜ヘリコプターKa-27PLを約50機程度保有しており、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊海軍航空隊で運用されています。
これらのKa-27PLは、電子機器を換装する近代化改装が行なわれ、Ka-27Mへアップグレードされます。
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

Ka-27PLの近代化型Ka-27Mは、2012年5月に第一次発注が行なわれると発表されました。
[ロシア海軍は艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する]

【Ka-27M試作機(0909号機)】
その後、Ka-27M試作機(0909号機)は、北方艦隊での試験が行なわれました。
[艦載ヘリコプターKa-27Mの試験は北方艦隊で行なわれている]

2014年12月には、北方艦隊所属の4機のKa-27PLが近代化改修を行なう事になりました。
[ロシア海軍の対潜ヘリコプターKa-27PLの近代化改修が始まる]

近代化改装されたKa-27Mの最初の8機は、2015年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でした。
[ロシア海軍の8機の対潜ヘリコプターKa-27が2015年に近代化される]

しかし、引き渡しは1年遅れて2016年12月になりました。
[ロシア海軍航空隊は8機の近代化改装された艦載対潜ヘリコプターKa-27Mを2016年12月に受領する]

2016年12月19日、近代化されたKa-27Mの第1号機がロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mの第1号機を受領した]

その後、残りの7機も2016年12月末~2017年1月初頭までに引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は8機の近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領した]

この内の6機は、北方艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍北方艦隊は2017年に6機の近代化された艦上ヘリコプターKa-27Mを受け取る]

この他、2017年末までに、もう2機が引き渡されたようです。
(合計10機)

何機かのKa-27Mは、クラスノダール地方エイスク基地で各種試験や乗員の訓練などに使われているようです。
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Ka-27Mへの近代化改修作業は『クメルタウ航空機製造事業』で実施されています。
[ロシアン・ヘリコプターズはロシア海軍航空隊へ近代化されたヘリコプターKa-27Mを供給する準備を整えている]
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2018年1月9日、次のKa-27Mグループがロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領した]

今回引き渡されたKa-27Mは、バルト艦隊、北方艦隊、太平洋艦隊へ配備されます。

1月11日、バルト艦隊航空隊の基地へ1機目のKa-27Mが到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領した]

ロシア海軍は、毎年10機のKa-27Mの受領を計画しており、単純に計算して、5年ほどで保有するKa-27を全て近代化改修できます。


この他、今回の記事では触れられていませんが、以前には保管状態に在ったKa-27の派生型である艦載輸送ヘリコプターKa-29も修復と復帰が進められています。
[ロシア海軍太平洋艦隊は修復された戦闘輸送ヘリコプターKa-29を受領する]

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月9日8時20分配信
【太平洋艦隊海軍航空隊へ6機の更新されたヘリコプターKa-29が補充された】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月21日13時20分配信
【バルト艦隊海軍航空隊は更新されたヘリコプターKa-29を受領した】


更に、Ka-27の後継機となる将来艦上ヘリコプター「ミノーガ」の開発も始まっています。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は2025年頃から生産を開始する]
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は汎用タイプとなる]

ルイビンスクのサトゥルン社はロシア海軍の為のガスタービンエンジンの生産を開始する


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年1月11日13時49分配信
【ルイビンスクは(ロシア)国防省への海洋ガスタービンエンジン提供を準備している】
ルイビンスク、1月11日-ロシア通信社ノーボスチ

ルイビンスク企業『ODK-サトゥルン』は、ウクライナ製動力装置に代わる海洋ガスタービンエンジンの量産開始の準備を整えている。
今、工場にはロシア連邦国防省からの発注合意文書が存在している。
木曜日、『サトゥルン』総務取締役ヴィクトール・ポリャコフは報道陣へ語った。

「準備は出来ております。
試験-設計作業の完了と並行して、既に海軍の艦船の為の最初の生産ユニットの製造が始まっております。
私たちは、新たな専門分野を有し、国防省の為に必要な数の動力装置を提供いたします」
彼は話した。

ポリャコフは、『サトゥルン』で製造される事になるエンジンは、エアクッション艦「ズーブル」型及びエアクッション艇「ムレナ」を始めとして、果ては近海及び遠海ゾーン艦といった広範囲の艦艇の為に意図されていると説明した。

「私共は最初の発注文書を既に持っており、我々の今日の課題は、このリストにおける弊社の長期に渡る充分な仕事量の確保です」
『サトゥルン』
総務取締役は話した。

公開株式会社『ODK-サトゥルン』(『統合発動機製造営団』へ加入)は、軍用並びに民間用の航空隊及び艦船隊の為のガスタービンエンジン、発電、天然ガス装置、海上用途の動力装置の開発、製造と、販売後の整備を専門としている。
『ODK-サトゥルン』は、スホーイ・スーパージェット100旅客機の為のSaM146エンジン(『サフラン・エアクラフトエンジンズ(スネクマ)』社と共同)、輸送機の為のD-30KPエンジンを生産している。

ロシアウクライナからの輸入より自立する事を保障する為、2014年から2017年までの期間に『サトゥルン』の生産施設において3つの海洋動力装置「M90FR」(出力27500馬力)、「ユニット-DKVP」(出力10000馬力)、「M70FRU-R」の試験-設計作業が行なわれた。
以前にはプロジェクト11356フリゲートの為のものを含め、それはウクライナから供給されていた。



ソ連/ロシア艦船用ガスタービンエンジンの製造には、ロシア「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」ウクライナ「ゾーリャ機械設計」が関わっており、エンジンの最終組立は「ゾーリャ機械設計」で行なわれていました。
(主要部品はロシアの企業で製造し、それをウクライナへ送って最終組み立て)

【科学生産合同「サトゥルン」公式サイト】
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【『科学製造合同アヴローラ』公式サイト】
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【国営企業ガスタービン製造科学工業複合体「ゾーリャ機械設計」公式サイト】
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なお、ロシアカルーガ市に在る非公開株式会社「科学製造国内企業トゥルボコン」は、公式サイトを持っていません。
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ソヴィエト連邦時代、ガスタービン搭載艦は、ニコラーエフ市61コムーナ造船所カリーニングラード州ヤンターリ造船所ゼレノドリスクゴーリキー造船所などで建造されていました。
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特に、ウクライナ61コムーナ造船所では大型のガスタービン推進艦が建造されていました。
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プロジェクト61大型対潜艦/警備艦(1962-1973年に15隻建造、他にレニングラードで5隻建造)
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プロジェクト1134B大型対潜艦(1971-1979年に7隻建造)
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プロジェクト1164ロケット巡洋艦(1982-1989年に3隻建造、1隻未完成)
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ですから、ニコラーエフ市ガスタービンエンジンの最終組立工場が在った方が輸送などの面で都合が良かったわけです。
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しかし、1991年末のソ連邦解体後、ガスタービン機関の部品を製造する会社と最終組立を行なう会社が別々の国に分かれてしまう事になり、何かと不都合が生じました。

そこで1993年、旧ソ連ガスタービン製造に関わっていた「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」、「ゾーリャ機械設計」が集まり、合同企業「トゥルボルス」が設立されました。
【非公開株式会社『トゥルボルス』公式サイト】

ロシア海軍新世代水上艦の為のガスタービン(M90FR)も、ロシアウクライナの企業の共同開発でした。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

しかし、2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナロシアの関係も悪化しました。

2014年3月末まで「ゾーリャ機械設計」社ロシアへのガスタービン機関供給を継続していましたが、その後、供給は途絶えました。
[ウクライナ防衛産業は依然としてロシアとの契約を忠実に履行している]

ウクライナロシアガスタービンエンジン生産に関する「分業体制」が瓦解した為、ロシア海軍ガスタービン装備艦の建造は停滞しました。
[ロシア海軍の新型フリゲートの建造は停滞する]

プロジェクト22350フリゲートは1番艦と2番艦、プロジェクト11356Rフリゲートは1番艦~3番艦のガスタービンは供給されましたが、ウクライナは、それ以降のエンジンの引き渡しを拒否しました。
(代金はウクライナへ支払っていた)
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]

この為、ガスタービンの生産を全面的にロシア国内へと切り替える事になり、ルイビンスク『サトゥルン』社ガスタービンエンジンの最終組立施設を作る事になりました。
[ロシア海軍の艦艇には完全国産のガスタービンエンジンが提供される]
[ロシアは艦艇用ガスタービンの製造を全面的に国内へと切り替える]
[ロシアのサトゥルン社は2017年までにウクライナ製ガスタービンを完全に代替する]

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ルイビンスク『サトゥルン』社におけるガスタービンエンジン生産の為の各種試験は2017年12月末までに完了しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年12月31日17時40分配信
【科学生産合同サトゥルンは3つのガスタービンエンジンの試験設計作業を完了した】

ガスタービンエンジン「M90FR」
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ガスタービンエンジン「M70FRU-R」
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そして2018年1月初頭から『サトゥルン』社ガスタービンエンジンの生産が始まりました。


新たに生産されるガスタービンエンジン「M90FR」は、先ず初めにプロジェクト22350フリゲートへ装備されます。
[ロシア製ガスタービンはロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートへ最初に装備される]

2016年10月末に1番艦が起工されたプロジェクト20386コルベットにはガスタービン電気推進システムが採用されており、こちらにも「M90FR」が供給されることになります。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

ガスタービンエンジン「M70FRU-R」は、プロジェクト11356フリゲートの4番艦以降に装備されます。
[プロジェクト11356Rフリゲート後期建造艦3隻の内、2隻はインドへ売却され、1隻はロシア海軍の為に完成する]

「ユニット-DKVP」は、建造再開が計画されている「ズーブル」級エアクッション揚陸艦へ装備されます。
[ロシア海軍の為のエアクッション揚陸艦ズーブル級の建造が再開される]

この他、2020年の建造開始が予定されている新世代汎用ヘリコプター母艦「プリボイ」級ディーゼル/ガスタービン複合推進CODAG(COmbined Diesel And Gas turbine)を採用しており、おそらくは「M90FR」を装備する事になるでしょう。
[ロシア海軍の新世代汎用ヘリコプター母艦プリボイ級1番艦セヴァストーポリはサンクトペテルブルクの『北方造船所』で2020年に起工される]

ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のプロジェクト22160哨戒艦ニコライ・シピャーギンは起工された


『タス通信』より
2018年1月13日13時43分配信
【タタールスタンの造船工場でコルベット「ニコライ・シピャーギン」が起工された】
ゼレノドリスク/タタールスタン、1月13日/タス通信

ロシア海軍の為のプロジェクト22160コルベットの6隻目にして第5の生産艦は、土曜日にタタールスタン『マクシム・ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で起工された。

「これは独特な高機動性を持つ非常に『鋭い』艦です」
副首相ドミトリー・ロゴージンは起工式典において話した。

ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフは、海軍の為に考案、提示されたプロジェクト22160は、対テロ作戦と、特に中近東諸国で非常に拡大されている海賊との闘いの為のものであると説明した。

「これは、民間船舶へ同行する為のものではなく、海上艦のリソースは、それには費やされません。
このプロジェクトは、完全に海洋保護の保障の為に考案されております。
我々の軍は、このような艦を6隻発注しております」

彼は話した。

ボリソフは更に、ゼレノドリスク工場の為に補助艦隊の艦船の建造の為の新たな積極的な獲得が見られることを指摘した。
「工場の責任者のプレゼンテーションにおいては、同社がゼレノドリスク設計局と共に北極圏クラスの艦の建造の重大な問題へ関心を寄せている事が報告されました」
ボリソフ
は付け加えた。

プロジェクト22160コルベットは、大祖国戦争における黒海艦隊警備艇大隊指揮官でソヴィエト連邦英雄ニコライ・シピャーギン3等海佐に敬意を表して命名された。

[プロジェクト22160コルベット]
このコルベット公開株式会社『北方計画設計局』により開発され。まず初めに、海洋経済ゾーンの保護の為に意図されている。
哨戒艦は更に、護衛及び対海賊活動の任務を果たし、捜索救助機能の実行が可能である。

同プロジェクト艦の自立航行期間は60日間に及ぶ。
それは30ノットの速力を発揮できる。
艦の航続距離は6000海里である。

同プロジェクトのトップ艦「ワシーリー・ブイコフ」は2014年2月26日に起工された。
コルベット「ドミトリー・ロガチョフ」、「パーヴェル・デルジャーヴィン」、「セルゲイ・コトフ」、「ヴィクトール・ヴェリキー」は様々な建造段階に在る。



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プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

現在建造中のプロジェクト20380/20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。

設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国ゼレノドリスク造船所です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】

1番艦「ワシーリー・ブイコフ」は2014年2月26日に起工されました。

[ロシア海軍の新型哨戒艦(モジュール艦)ワシーリー・ブイコフが起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2018年に予定されています。
[プロジェクト22160哨戒艦の1番艦ワシーリー・ブイコフは2018年前半にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍黒海艦隊はプロジェクト22160哨戒艦の1番艦ワシーリー・ブイコフの乗組員の編成を完了した]

2014年7月25日には2番艦「ドミトリー・ロガチョフ」が起工されています。

2016年2月18日には3番艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」が起工されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは起工された]

2016年5月8日、4番艦「セルゲイ・コトフ」が起工されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第4の新型哨戒艦セルゲイ・コトフは起工された]

2016年11月25日、5番艦「ヴィクトール・ヴェリキー」が起工されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第5の新型哨戒艦ヴィクトール・ヴェリキーは起工された]

そして2018年1月13日、6番艦「ニコライ・シピャーギン」が起工されました。
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艦名の元になったニコライ・イワノヴィチ・シピャーギン氏(1911年7月6日~1943年11月1日)は、大祖国戦争(第2次世界大戦)時のソ連海軍将校(3等海佐)です。
黒海艦隊第4警備艇大隊指揮官を務め、ノヴォロシースクケルチ付近でドイツ軍と戦いましたが、1943年11月1日にケルチで戦死しました。
1943年9月18日にはソ連邦英雄勲章を授与されています。
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プロジェクト22160哨戒艦は、少なくとも6隻の建造が予定されています。

「ワシーリー・ブイコフ」Василий Быков(工場番号161)
2014年2月26日起工/2017年進水/2018年就役予定

「ドミトリー・ロガチョフ」Дмитрий Рогачёв(工場番号162)
2014年7月25日起工/2018年就役予定

「パーヴェル・デルジャーヴィン」Павел Державин(工場番号163)
2016年2月18日起工

「セルゲイ・コトフ」Сергей Котов(工場番号164)
2016年5月8日起工

「ヴィクトール・ヴェリキー」Виктор Великий(工場番号165)
2016年11月25日起工

「ニコライ・シピャーギン」Николай Сипягин(工場番号166)
2018年1月13日起工


プロジェクト22160哨戒艦は6隻全てが黒海艦隊へ配備されます。

ロシア海軍黒海艦隊はプロジェクト22160哨戒艦の1番艦ワシーリー・ブイコフの乗組員の編成を完了した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年1月11日16時39分配信
【黒海艦隊で新型艦「ワシーリー・ブイコフ」の乗組員が形成された】
モスクワ、1月11日-ロシア通信社ノーボスチ

建造中のプロジェクト22160哨戒艦のトップ「ワシーリー・ブイコフ」の乗組員は黒海艦隊で完全に形成された。
木曜日に黒海艦隊情報供給部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は報道機関へ伝えた。

「ノヴォロシースク海軍基地において、新たな哨戒艦ワシーリー・ブイコフの乗組員の形成は完全に終了しました」
彼は話した。

トルハチェフは、タタールスタンゼレノドリスクで建造されている艦の乗員チームには「サンクトペテルブルクの海軍合同訓練センターでの訓練を成功裏に行なった特に優秀な契約軍人が補充された」事を指摘した。

「現在、乗組員は、ノヴォロシースク海軍基地の艦で実習を行なっており、新たな艦への習熟の準備を整えています」
黒海艦隊
の代理人は付け加えた。

プロジェクト22160のトップ艦「ワシーリー・ブイコフ」は、2014年に起工され、2017年に進水した。
現在、同艦は艤装サイクルを完了しており、工場航行試験及び国家受領試験の準備を行なっている。

以前、6隻目となるロシア海軍の為の同プロジェクト哨戒艦は、土曜日にゼレノドリスク造船工場で起工されると伝えられた。

プロジェクト22160哨戒艦は、海上経済ゾーンの保護、そして戦時活動へ招集された場合には、駐留海域の防衛の際の「海軍の部隊及び施設の安定の保障」の為に意図されている。
護送、捜索救助活動、更には海賊対処へ従事できる。

同プロジェクト艦の自立航行期間は60日間となる。
航続距離は6000海里。30ノットまでの速力を発揮できる。
排水量は約1700トン、乗組員は約80名。
標準兵装には、57mm砲、高射ミサイル複合体、機関銃が有る。
艦にはヘリコプターKa-27PSが駐留できる。



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プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

現在建造中のプロジェクト20380/20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。

設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国ゼレノドリスク造船所です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】

1番艦「ワシーリー・ブイコフ」は2014年2月26日に起工されました。

[ロシア海軍の新型哨戒艦(モジュール艦)ワシーリー・ブイコフが起工された]

2014年7月25日には2番艦「ドミトリー・ロガチョフ」が起工されています。

2016年2月18日には3番艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」が起工されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは起工された]

2016年5月8日、4番艦「セルゲイ・コトフ」が起工されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第4の新型哨戒艦セルゲイ・コトフは起工された]

2016年11月25日、5番艦「ヴィクトール・ヴェリキー」が起工されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第5の新型哨戒艦ヴィクトール・ヴェリキーは起工された]


1番艦「ワシーリー・ブイコフ」は2017年7月23日にゼレノドリスク造船所の造船台から出渠し、同年10月には内陸水路を通って黒海沿岸のケルチ市『ザリフ造船所』まで運ばれ、ここで艤装が行われました。
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乗組員の編成を完了した「ワシーリー・ブイコフ」は、今後、ノヴォロシースク海軍基地を根城に洋上試験を実施する事になります。

「ワシーリー・ブイコフ」は、2018年前半にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[プロジェクト22160哨戒艦の1番艦ワシーリー・ブイコフは2018年前半にロシア海軍へ引き渡される]


プロジェクト22160哨戒艦は、現在までに5隻が起工されており、少なくとも6隻の建造が予定されています。

「ワシーリー・ブイコフ」Василий Быков(工場番号161)
2014年2月26日起工/2017年進水/2018年就役予定

「ドミトリー・ロガチョフ」Дмитрий Рогачёв(工場番号162)
2014年7月25日起工/2018年就役予定

「パーヴェル・デルジャーヴィン」Павел Державин(工場番号163)
2016年2月18日起工

「セルゲイ・コトフ」Сергей Котов(工場番号164)
2016年5月8日起工

「ヴィクトール・ヴェリキー」Виктор Великий(工場番号165)
2016年11月25日起工


6番艦「ニコライ・シピャーギン」Николай Сипягинは2018年1月13日に起工されます。

プロジェクト22160哨戒艦は6隻全てが黒海艦隊へ配備されます。

最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年1月11日3時3分配信
【『統合造船業営団』は揚陸艦プロジェクトの1隻目「イワン・グレン」の引き渡しを延期した】
モスクワ、1月11日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト11711揚陸艦のトップ「イワン・グレン」の国家受領試験は2018年も続けられ、その結果が出た後でのみ海軍へ加わる。
水曜日に『統合造船業営団』広報サービスは『ロシア通信社ノーボスチ』へ表明した。

以前、『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは、「イワン・グレン」が2017年末までにロシア連邦海軍へ引き渡されると述べた。

「プロジェクト11711揚陸艦のトップ、イワン・グレンは、国家受領試験が完了した結果、海軍へ加入します」
対談者は話したが、同艦の海軍への引き渡し時期については明らかにしなかった。

彼は更に、艦の発注者への引き渡しは、国家受領試験完了後の2018年になる事を強調した。

大型揚陸艦「イワン・グレン」プロジェクト11711のトップ艦であり、『ネフスキー計画設計局』により開発された。
それは2004年12月に起工され、2021年5月に進水し、係留試験は2015年10月に始まった。
艦の工場航行試験は2016年6月に始まった。

国家受領試験プログラムは、(2017年)11月30日にバルト海で始まった。
ロシア連邦国防省の発注下で工場『ヤンターリ』は、もう1隻の同プロジェクト艦~大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」を建造しており、2018年に海軍へ引き渡されなければならない。

プロジェクト11711大型揚陸艦は、ソヴィエト及びロシア海軍で10数隻が姿を見せていたプロジェクト1171大型揚陸艦の発展型である。
その上部構造物の大部分は著しく変化している。

プロジェクト11711大型揚陸艦は、揚陸部隊の上陸、軍用車両及び機器の輸送の為に意図されており、300名までの海軍歩兵、36両の装甲兵員輸送車或いは13両の戦車を移送できる。
輸送揚陸ヘリコプターを装備する。



[新型揚陸艦イワン・グレン]

プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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そして2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動しました。
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2017年6月上旬から洋上試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年末にロシア海軍への引き渡しが予定されていました。
[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

しかし結局、2017年中の引き渡しは実現せず、2018年に延期される事になりました。


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2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」の建造工事も進められていますが、同型の建造は2隻で終了します。
[ロシア海軍はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の調達を2隻で打ち切る]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[ロシア海軍の新世代汎用ヘリコプター母艦プリボイ級1番艦セヴァストーポリはサンクトペテルブルクの『北方造船所』で2020年に起工される]

ロシア海軍バルト艦隊航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領した

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『タス通信』より
2018年1月11日12時56分配信
【バルト艦隊は最初の近代化されたヘリコプターKa-27Mを受領した】
カリーニングラード、1月11日/タス通信

最初の近代化されたヘリコプターKa-27Mは、カリーニングラード州バルト艦隊海軍航空隊の航空基地へ到着した。
近い内に、これと同型の第2の機体の受け入れが予定されている。
『タス通信』は、同艦隊の公式代理人ローマン・マルトフより伝えられた。

「必要な準備活動の実施後、当艦隊の海洋飛行士は、近代化されたヘリコプターKa-27Mの飛行試験と戦闘艦の甲板への着艦へ着手します」
彼は話し、飛行隊の飛行士及び整備員は既にエイスク海軍航空隊飛行士訓練センターでの研修を行なっている事を指摘した。

ヘリコプターの近代化は、ホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』へ加入している『クメルタウ航空機製造事業』で専門的に行われている。
近代化の目的は、地上或いは艦の指揮所と、他のヘリコプターとのリアルタイムでの情報伝達ラインを含めた機体の戦闘能力の改善に在る。

多目的ヘリコプターKa-27型の様々な派生型は、ロシア海軍航空隊ヘリコプター部隊の基礎を構成している。
それは、海上における空中偵察、艦船グループの対潜防護、潜水艦及び水上艦の捜索、発見、追跡、攻撃の実施を保障し、海上で遭難した飛行装置(航空機)、艦船の乗員の捜索と救助の実施、更には、艦船グループの活動を保障する為の輸送任務の遂行の為に意図されている。



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現在、ロシア海軍は、艦載対潜ヘリコプターKa-27PLを約50機程度保有しており、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊海軍航空隊で運用されています。
これらのKa-27PLは、電子機器を換装する近代化改装が行なわれ、Ka-27Mへアップグレードされます。
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

Ka-27PLの近代化型Ka-27Mは、2012年5月に第一次発注が行なわれると発表されました。
[ロシア海軍は艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する]

【Ka-27M試作機(0909号機)】
その後、Ka-27M試作機(0909号機)は、北方艦隊での試験が行なわれました。
[艦載ヘリコプターKa-27Mの試験は北方艦隊で行なわれている]

2014年12月には、北方艦隊所属の4機のKa-27PLが近代化改修を行なう事になりました。
[ロシア海軍の対潜ヘリコプターKa-27PLの近代化改修が始まる]

近代化改装されたKa-27Mの最初の8機は、2015年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でした。
[ロシア海軍の8機の対潜ヘリコプターKa-27が2015年に近代化される]

しかし、引き渡しは1年遅れて2016年12月になりました。
[ロシア海軍航空隊は8機の近代化改装された艦載対潜ヘリコプターKa-27Mを2016年12月に受領する]

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2016年12月19日、近代化されたKa-27Mの第1号機がロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mの第1号機を受領した]

その後、残りの7機も2016年12月末~2017年1月初頭までに引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は8機の近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領した]

この計8機のKa-27Mの内の6機は、北方艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍北方艦隊は2017年に6機の近代化された艦上ヘリコプターKa-27Mを受け取る]
あとの2機は、おそらくはクラスノダール地方エイスク基地で各種試験や乗員の訓練などに使われているのでしょう。
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Ka-27Mへの近代化改修作業は『クメルタウ航空機製造事業』で実施されていますが、同社の製造ラインでは、1年間に8機程度のKa-27の近代化改修が可能との事です。
[ロシアン・ヘリコプターズはロシア海軍航空隊の為、1年に8機のヘリコプターKa-27を近代化改修できる]
[ロシアン・ヘリコプターズはロシア海軍航空隊へ近代化されたヘリコプターKa-27Mを供給する準備を整えている]
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単純に計算して、6-7年でロシア海軍が保有するKa-27を全て近代化改修できます。

2018年1月9日、次のKa-27Mグループがロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領した]
今回引き渡されたKa-27Mは、バルト艦隊、北方艦隊、太平洋艦隊へ配備されます。

そして1月11日、バルト艦隊航空隊の基地へ1機目のKa-27Mが到着しました。
近い内に2機目が到着するとの事ですから、おそらく、今回バルト艦隊へ配備されるKa-27Mは2機でしょう。

バルト艦隊太平洋艦隊へのKa-27Mの配備は、今回が初めてになります。


この他、今回の記事では触れられていませんが、以前には保管状態に在ったKa-27の派生型である艦載輸送ヘリコプターKa-29も修復と復帰が進められています。
[ロシア海軍太平洋艦隊は修復された戦闘輸送ヘリコプターKa-29を受領する]

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月9日8時20分配信
【太平洋艦隊海軍航空隊へ6機の更新されたヘリコプターKa-29が補充された】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月21日13時20分配信
【バルト艦隊海軍航空隊は更新されたヘリコプターKa-29を受領した】


更に、Ka-27の後継機となる将来艦上ヘリコプター「ミノーガ」の開発も始まっています。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は2025年頃から生産を開始する]
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は汎用タイプとなる]

ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20385コルベット1番艦グレミャーシチーは2018年6月に洋上試験を開始する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年1月11日13時40分配信
【コルベット「グレミャーシチー」の航行試験は(2018年)6月に始まる】
サンクトペテルブルク、1月11日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍の為に建造されているプロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」は、2018年6月に航行試験へ向かわなければならない。
公開株式会社・造船工場『北方造船所』(『統合造船業営団へ加入』)は発表した。

現在、コルベット「グレミャーシチー」には規定電力が供給されている。
コルベットは、兵器システム、艦全体の水圧ポンプ、生活排水管理設備、空調設備の取り付けを完了している。
更に、調理室の建設も終わっている。
造船所は、主動力装置及び艦内システムの自動管理を担当する機器装置管理システムの取り付けを開始している。

「グレミャーシチーの電力受け入れは、係留試験の開始及び発注者の代表への艦内システムの引き渡しにより可能となります。
今後5ヶ月間で、同艦には約200の係留証明の終了が控えています。
グレミャーシチーは2018年6月に航行試験へ出発しなければなりません」
声明では、こう述べられた。

コルベット「グレミャーシチー」は2017年6月30日に進水した。
昨年秋、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフ造船工場『北方造船所』を訪れ、コルベット「グレミャーシチー」は2018年にロシア連邦海軍への引き渡しが見込まれていると述べた。

プロジェクト20385は、海洋工学中央設計局『アルマーズ』により開発された。
同プロジェクトの多目的コルベットは、敵の潜水艦及び水上艦の探知と破壊、揚陸部隊の上陸支援、沿岸ゾーンの防護、他の艦の護衛の為に意図されている。
艦には、砲、ミサイル、対潜、水中音響、電波位置特定複合体が配置されている。
独自の建造方式と特殊被覆を組み合わせた複合材料の使用、更には、ミサイル兵装及びアンテナの台座を船体内部へ収納する事により、コルベットのレーダー反射面積、音響及び光学視認性は著しく低減した。

プロジェクト20385コルベットの排水量は2000トン以上、全長104メートル、幅13メートル、27ノットの速力を発揮する。
航続距離は約4000海里、乗組員99名。
同プロジェクトの兵装は、汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、100mm砲A-190-01、2基の30mm高射自動砲AK-630M、対潜複合体「パケート」である。
コルベットには対潜ヘリコプターKa-27PL(Ka-27PS)が駐留できる。



[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]
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プロジェクト20385コルベットの1番艦「グレミャーシチー」は、2012年2月1日にサンクトペテルブルク市『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
[サンクトペテルブルクでフリゲート「アドミラル・ゴロフコ」及びコルベット「グレミャーシチー」が起工された]

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プロジェクト20385プロジェクト20380の改良型であり、兵装が強化されています。
[プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット]

特に、20380対艦ミサイル「ウラン」に代わり、対地攻撃も可能な打撃ミサイル複合体「カリブル」を装備します。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

当初、プロジェクト20385には、ドイツMTU社製のディーゼルエンジンが装備される予定でしたが、ヨーロッパ諸国対ロシア制裁により、その供給は途絶えました。
[ロシアは水上艦用のエンジン供給を拒否したドイツとウクライナの企業を訴える]

この為、設計を変更してロシア『コロムナ工場』ディーゼルエンジン「ディーゼルユニットDDA12000」~が搭載される事になりました。
これは以前のプロジェクト20380と同じエンジンです。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

2016年4月末、『コロムナ工場』ディーゼルエンジンの設置作業が始まりました。
[ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの取り付けが始まった]


2016年5月19日までにディーゼルエンジンの設置作業は完了しました。
[ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの設置は完了した]


2017年6月30日、「グレミャーシチー」の進水式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20385コルベット1番艦グレミャーシチーは進水した]



「グレミャーシチー」は2018年6月に洋上試験を開始し、ロシア海軍への引き渡しは2018年末に予定されています。
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就役後、「グレミャーシチー」太平洋艦隊へ配備されます。


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これまでに「グレミャーシチー」の名前は北方艦隊の艦へ代々受け継がれており、先代の親衛駆逐艦「グレミャーシチー」(プロジェクト956)は、2013年5月1日に海軍旗を降納しています。
[ソブレメンヌイ級駆逐艦「ベズジェルージュヌイ」、「グレミャーシチー」と改名]
[新「グレミャーシチー」<4代目>(旧ベズジェルージュヌイ)]
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親衛旗と親衛称号はプロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」へ受け継がれますが、今度は太平洋艦隊に所属する事になります。


プロジェクト20385の2番艦「プロヴォールヌイ」は2013年7月25日に起工されました。
[プロジェクト20385コルベット「プロヴォールヌイ」は起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2019年に予定されています。

プロジェクト20385は、当初は『北方造船所』で10隻程度の建造が予定されていましたが、結局2隻(「グレミャーシチー」「プロヴォールヌイ」)で打ち切られ、更なる改良発展型のプロジェクト20386の建造へ移行する事になりました。
[プロジェクト20386コルベット(ジェルズキ―型)]
プロジェクト20386の1番艦「ジェルズキ―」は2016年10月28日に『北方造船所』で起工されています。

重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍で現役に留まり続ける

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年1月10日13時9分配信
【世界最大の水中ロケット艦「ドミトリー・ドンスコイ」はロシア海軍に留まる-総司令官】
モスクワ、1月10日、インタファクス-AVN

北方艦隊プロジェクト941UM「アクラ」重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験の為に使用され、海軍の戦闘編制に留まる。
海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は発表した。

「ドミトリー・ドンスコイは海軍に留まります」
総司令官は『セヴマシュ』社で『工場』記者のインタビューに対し、こう話した。

2017年に「ドミトリー・ドンスコイ」バルト海へのユニークな艦隊間移動を行ない、クロンシュタットの主要海軍パレードへ参加した後に恒常駐留場所へ戻ってきた。

公開情報によると、世界最大の原子力潜水艦の排水量は、およそ50000トンである。
当初、ロケット艦は20基の大陸間弾道ミサイル複合体D-19を兵装として有しており、その後、大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験の為に再装備された。

『セヴマシュ』では6隻のプロジェクト941潜水艦が建造された。
現在、海軍の戦闘編制に留まっているのは「ドミトリー・ドンスコイ」のみである。
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3隻の船体は解体され(アメリカ合衆国の援助により)、2隻の潜水艦は予備役となっている
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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
プロジェクト941重戦略用途原子力水中巡洋艦(タイフーン級)は、1981年~1989年に6隻が就役しましたが、現役に留まっているのは1隻のみであり、既に3隻が解体されています。

プロジェクト941(タイフーン級)の1番艦TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」(1981年12月29日納入、1982年12月14日海軍旗掲揚)は、1990年代末に新開発の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験艦プロジェクト941UMへ改造され、2005年から2010年まで発射試験に従事しました。

その後、「ブラヴァー」発射試験艦としての任務を解かれ、今度は、海洋で試験を行なう新型潜水艦のサポート(試験のモニタリング)を行なう事になりました。
[タイフーン級原潜「ドミトリー・ドンスコイ」は試験艦として現役に留まる]

2013年には、戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」、多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」の海洋試験をサポートしました。
[タイフーン級原潜はロシア新世代原潜の海洋試験をサポートする]

2014年にも、新型原潜の海洋試験のモニタリングの為に何度か出航しています。
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは出航した]
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは帰港した]
[ロシア海軍最新鋭原潜セヴェロドヴィンスクはタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイと共に出航した]

2015年6月26日から7月16日まで白海へ出航しました。
[ロシア海軍のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出航した]
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは3週間の航海を終えて帰港した]

2015年9月3日から10日まで、再び白海へ出航しました。
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出た]
[ロシア海軍の重原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはセヴェロドヴィンスクへ帰港した]


暫く動きの無かった「ドミトリー·ドンスコイ」ですが、2017年5月27日にセヴェロモルスクへ到着しました。
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[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動した]

2017年7月中旬、「ドミトリー・ドンスコイ」は、クロンシュタット『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する為、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と共にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはバルト海へ向かった]

「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、2017年7月25日にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットへ到着する]

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2017年7月30日、サンクトペテルブルククロンシュタットで観艦式(主要海軍パレード)が行なわれました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

北方艦隊からは、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の他に、潜水艦「ウラジカフカス」クロンシュタットの観艦式へ参加しました。


「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、主要海軍パレード終了後の翌7月31日にクロンシュタットを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットを去った]

北方艦隊艦船部隊は、8月7日までに北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船は北海へ入った]

その後、北方艦隊艦船部隊バレンツ海で演習を行なった後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

「ドミトリー·ドンスコイ」は、暫くの間セヴェロモルスクに留まっていましたが、9月初頭に出航し、9月4日に母港セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ帰港しました。
[重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはセヴェロドヴィンスクへ帰港した]

2017年9月には北方艦隊の演習へ参加しました。
[タイフーン級戦略原潜ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2017年12月15日には就役35周年記念式典が開催されました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年12月15日10時4分配信
【世界最大の潜水艦は35周年を迎えた】

既に艦齢35年のベテランの「ドミトリー·ドンスコイ」ですが、今後は弾道ミサイル「ブラヴァー」改良型の試験艦として使用される事になり、退役は、まだまだ先になりそうです。
[ロシア海軍の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーは改良され、射程距離と弾道重量が増加する]

ロシア海軍の新世代原子力駆逐艦リデル級の細部の設計は2020年以降に始まる

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『タス通信』より
2018年1月10日9時13分配信
【情報筋:駆逐艦「リデル」の技術設計は2020年以降に始まる】
モスクワ、1月10日/タス通信

将来駆逐艦「リデル」の技術設計は2020年以降の開始が計画されており、艦は造船工場『北方造船所』で建造される。
『タス通信』ロシア防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「原子力推進装置を有する駆逐艦リデル"の技術設計は2020年以降に始まり、トップ艦の建造開始の大まかな時期は、2025年です」
対談者は話した。

情報提供者は更に、駆逐艦は造船工場『北方造船所』で建造されると説明した。
彼によると、最初に工場は2隻のヘリコプター母艦を建造し、その後、駆逐艦の建造への着手を計画している。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

コード名「リデル」駆逐艦プロジェクトは、サンクトペテルブルク『北方計画設計局』が開発している。
『統合造船業営団』副総裁(軍事造船担当)イーゴリ・ポノマリョフが明らかにしたように、ロシア連邦国防省は既に艦の設計略図に同意している。

『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは2017年12月29日に『北方造船所』を訪れ、工場は2020年にはロシア海軍の為の駆逐艦「リデル」ヘリコプター母艦を建造できるようになると述べた。
彼は、同社へ建設される新たな船台の高さは75メートルになる事を指摘した。
最も大きな建造場所の敷地では、全長250メートル、幅70メートルの様々な海上建造物及び艦船の組織的な製造が可能となる。

以前に伝えられた所によると、将来駆逐艦の排水量は、10000~15000トンになるだろう。
ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将によると、「リデル」は核動力装置を受け取る。



[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]
[ロシア海軍将来駆逐艦概念設計案・プロジェクト23560E「シクヴァル」]

ロシア海軍は、2000年代後半以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]
[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]

将来駆逐艦「リデル」は、原子力推進通常動力(ガスタービン)の2タイプの設計が進められていました。
[ロシア新世代駆逐艦は通常動力と核動力の2種類が設計される]

しかし現在では将来駆逐艦「リデル」の動力は原子力推進に決まっています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は原子力推進となる]
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる]

原子炉将来原子力空母と同型になるようです。
[ロシア海軍将来原子力空母は原子炉RITM-200を搭載するかもしれない]
ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の排水量は、前のクラス(プロジェクト956駆逐艦、約8000トン)よりも遥かに大きくなり、その打撃力は巡洋艦に匹敵すると述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは巡洋艦に匹敵する攻撃力を有する]

「リデル」の上部構造物には複合材料の使用も検討されています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の上部構造物は非金属複合材料で造られるかもしれない]

「リデル」の設計を担当する『北方計画設計局』は、実際にロシア海軍向けとして建造される艦の設計へ着手しています。
(これまでに公開されている模型は、「リデル」の概念設計案「シクヴァル」のものであり、このままの形で建造されるわけではない)
[ロシア海軍の為の将来原子力駆逐艦リデル級の設計が始まる]

「リデル」級駆逐艦は8隻の調達が予定されています。
[ロシア海軍は太平洋艦隊と北方艦隊の為に合計8隻の新世代原子力駆逐艦リデル級を発注する]

『統合造船業営団』副総裁イーゴリ・ポノマリョフ氏は、ロシアの造船所は、複数(2隻以上)の「リデル」級駆逐艦を同時に建造する事が可能であると発言しています。
[ロシアの造船所はロシア海軍の為の将来原子力駆逐艦リデル級を複数同時に建造できる]

「リデル」級駆逐艦ロシア連邦『2018-2027年の国家軍備プログラム』に含まれています。
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルの建造計画は中止されていない]

ただ、以前には2018~2019年には1番艦の建造を開始する予定となっておりましたが、建造開始時期は延期され、早くても2025年になるようです。
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルは2025年に建造を開始する]

「リデル」級駆逐艦の設計概略はロシア国防省に承認されています。
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルの設計概略は承認された]
[ロシア海軍の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる事がロシア国防省に承認された]

「リデル」級原子力駆逐艦の技術設計、つまり細部の設計は2020年以降に始まります。


「リデル」級の艦名は、まだ正式には決まっていませんが、艦名候補として「オルロフ-チェスメンスキー」(1770年のチェスマ海戦トルコ艦隊に勝利したロシア海軍の貴族提督アレクセイ・オルロフ伯爵)が挙げられています。
『イズベスチヤ』より
2017年3月31日0時1分配信
【原子力の「リデル」は「オルロフ-チェスメンスキー」となる】
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「リデル」級駆逐艦の建造を担当する造船所はサンクトペテルブルク『北方造船所』に決まったようです。
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サンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)は設備の近代化を進めており、その一環として、2017年12月末に新たな船台を建造する契約へ署名しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年12月29日12時51分配信
【北方造船所は新たな船台を建設する契約を締結した】

2019年春頃に完成予定の『北方造船所』の新たな船台のサイズは、全長250メートル、幅140メートル、高さ75メートルとの事です。

今までの『北方造船所』の船台では、全長170メートル、幅20メートル、満載排水量12000トンまでの艦船しか建造できませんでした。

新たな船台の完成後、まず初めに「セヴァストーポリ」型ヘリコプター母艦が建造され、その後に「リデル」級駆逐艦の建造が始まります。
[ロシア海軍の新世代汎用ヘリコプター母艦プリボイ級1番艦セヴァストーポリはサンクトペテルブルクの『北方造船所』で2020年に起工される]

ロシア海軍の新世代汎用ヘリコプター母艦プリボイ級1番艦セヴァストーポリはサンクトペテルブルクの『北方造船所』で2020年に起工される

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『タス通信』より
2018年1月10日9時3分配信
【情報筋:ヘリコプター母艦の建造は『北方造船所』で2020年に始まる】
モスクワ、1月10日/タス通信

ロシア国防省『統合造船業営団』は、国産のヘリコプター母艦の建造を造船工場『北方造船所』において2020年に開始する事で合意した。
『タス通信』ロシア防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「ロシア連邦国防省と『統合造船業営団』は、ヘリコプター母艦及び駆逐艦"リデル"の作業の実行を『北方造船所』社とすることで合意しました
同社は既に、この為、このクラスの艦の建造を可能にする船台の建設を含め、生産設備の大規模な再建を進めています」

対談者は話した。

「工場では、初めに2隻のヘリコプター母艦の建造が計画されており、その後に駆逐艦の建造へ着手します。
ヘリコプター母艦の試験設計作業は2018年に始まり、2020年にトップ艦の建造開始、2024年に海軍への引き渡しが計画されています。
ヘリコプター母艦の最初にして唯一の生産艦の製造は2022年、引き渡しは2026年に予定されています」

情報提供者は説明した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

以前に他の情報提供者が『タス通信』へ伝えた所によると、ヘリコプター母艦ディーゼル-ガスタービン装置を有する。
ディーゼルはメインエンジン、ガスタービンは出力を高める為に必要である。
彼によると、艦の航空群の基礎はヘリコプターKa-52Kで構成され、その引き渡しは、ヘリコプター母艦の引き渡しと同時期となる。
更に、艦にはヘリコプターKa-27、Ka-29、Ka-31が駐留する。

以前、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフは、最初のロシア製ヘリコプター母艦は2022年に姿を現すと報道陣へ伝えた。



2011年6月にロシアフランスへ2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)を発注し、「ウラジオストク」、「セヴァストーポリ」と命名された艦は2014年と2015年に引き渡される筈でしたが、フランスウクライナ情勢に関連して引き渡しを凍結しました。

2015年8月5日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンフランス大統領フランソワ・オランドは電話で会談し、「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の建造・供給契約の終了(破棄)を決定しました。
[ロシアとフランスはロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約を終了させた]

フランスロシアへ補償金として約9億5000万ユーロを支払い、2隻の「ミストラル」級に設置されたロシア製機器は全て取り外してロシアへ返却されました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約終了によりフランスはロシアへ9億4975万4849ユーロを支払う]
[ロシア海軍向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器は全てロシアへ到着した]
[ロシア向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器はロシア海軍へ引き渡される]

その後、2隻の「ミストラル」級エジプトへ売却されました。
(1番艦は「ガマール・アブドゥル=ナーセル」、2番艦は「アンワル・アッ=サーダート」と改名)

「ガマール・アブドゥル=ナーセル」(旧「ウラジオストク」):2016年6月2日にエジプト海軍へ引き渡し。
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「アンワル・アッ=サーダート」(旧「セヴァストーポリ」):2016年9月16日にエジプト海軍へ引き渡し。
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一方、ロシアは、以前からロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦(汎用ヘリコプター母艦)の設計を進めており、2015年6月には、汎用ヘリコプター母艦の概念設計案「ラヴィーナ」の詳細が公表されました。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]
[ロシア海軍の為の新たなヘリコプター揚陸艦の設計は進められている]

[汎用揚陸ヘリコプター母艦「ラヴィーナ」]
満載排水量:24000トン
全長:180メートル
幅:30メートル
吃水:5メートル
速力:22ノット
航続距離:5000海里
自立行動期間:60日
乗員:320名
積載能力:海軍歩兵隊員500名、各種戦闘車両50両
搭載機:ヘリコプター×16機(Ka-29、Ka-52K、Ka-27)
搭載艇:揚陸艇×6隻
兵装:AK-176MA 76mm単装砲×1基
高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」×2基
高射砲複合体「パラシ」×3基
AK-630M2「ドゥエト」30mm機関砲×2基


この概念設計案「ラヴィーナ」をベースにして、ロシア海軍向けとなる汎用ヘリコプター揚陸艦プロジェクト「プリボイ」が設計され、実際に建造されることになります。
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の設計作業は進められている]

汎用揚陸艦の為に新たな戦闘情報管理システムも開発されます。
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]

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搭載機は、元々は「ミストラル」用に開発された艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」などになります。
[ロシア海軍向けの艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランの供給契約は2019年に締結される]

Ka-52K「カトラン」の量産は2020年から開始される予定です。
[ロシア海軍向けの艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランの量産は2020年に始まる]

この他、ソ連時代に生産された戦闘輸送ヘリコプターKa-29も搭載されるようです。
Ka-29は1990年代以降は予備役として保管されていましたが、最近、修復が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は修復された戦闘輸送ヘリコプターKa-29を受領する]

「ミストラル」級が配備される予定だったウラジオストク南部ウリス湾では、埠頭の建設が続けられています。
[ウラジオストクのウリス湾ではロシア海軍の大型水上艦(ヘリコプター空母)の為の埠頭の建設が続けられる]
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「ロシア版ミストラル」の建造は『2018-2027年の国家軍備プログラム』の枠組みで開始される予定です。
[ロシア造船業界はロシア海軍の為の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造を開始する準備を整えている]

2017年5月、「ロシア防衛産業の匿名希望の情報提供者」は、2隻の調達が計画されている揚陸ヘリコプター母艦の建造スケジュールの詳細を明らかにしました。
[ミストラル級の代わりとなる新たな揚陸ヘリコプター母艦2隻は2024年と2026年にロシア海軍へ引き渡される]

[揚陸ヘリコプター母艦]
・1番艦「セヴァストーポリ」:2020年起工/2024年就役予定
・2番艦:2022年起工/2026年就役予定


揚陸ヘリコプター母艦の機関は、ディーゼル/ガスタービン複合推進CODAG(COmbined Diesel And Gas turbine)となるとの事です。

これはディーゼルが巡航用、ガスタービンが増速用であり、ロシア海軍の新型艦では、プロジェクト22350フリゲートに採用されています。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

汎用ヘリコプター揚陸艦プロジェクト「プリボイ」の1番艦の建造費は約400億ルーブルになると見積もられています。
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の1番艦の建造費は約400億ルーブルになる]

ロシア国防省(ロシア海軍)は、セヴァストーポリ市の要望に応え、汎用ヘリコプター揚陸艦の1番艦に「セヴァストーポリ」の名前を付ける事を決定しました。
[ウラジオストクとセヴァストーポリの名はロシア海軍の将来ヘリコプター揚陸艦へ与えられる]
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の1番艦はセヴァストーポリと命名される]


揚陸ヘリコプター母艦の建造を担当する造船所は、これまでに複数の候補が挙げられていましたが、サンクトペテルブルク『北方造船所』に決まったようです。
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サンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)は設備の近代化を進めており、その一環として、2017年12月末に新たな船台を建造する契約へ署名しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年12月29日12時51分配信
【北方造船所は新たな船台を建設する契約を締結した】

2019年春頃に完成予定の『北方造船所』の新たな船台のサイズは、全長250メートル、幅140メートル、高さ75メートルとの事です。

これまでの『北方造船所』の船台では全長200メートル以上の艦船を建造する事は出来ず、ロシア海軍大型対潜艦プロジェクト1155(ウダロイ型)が、同社で建造できる最大の艦でした。
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新たな船台が完成すれば、「セヴァストーポリ」型ヘリコプター母艦の建造も可能になるので、この船台が完成した後の2020年に建造を開始するという事でしょう。

ロシア海軍航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領した

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『タス通信』より
2018年1月9日15時4分配信
【『ロシアン・ヘリコプターズ』は(ロシア)国防省へ近代化されたKa-27Mを引き渡した】
モスクワ、1月9日/タス通信

『ロシアン・ヘリコプターズ』(『ロステフノロギヤ』へ加入)はロシア連邦海軍ヘリコプターKa-27Mの一団を引き渡した。
火曜日にホールディングスの広報サービスは発表した。

「引き渡されたヘリコプターの1機目は、既にバルト艦隊の恒常駐屯場所へ向かっております。
加えて、Ka-27Mは太平洋艦隊及び北方艦隊へ向かいます。
Ka-27Mへの近代化の作業は、国家防衛発注の枠組みにおいて実施されています」
『ロシアン・ヘリコプターズ』
の声明では、こう述べられた。

多目的ヘリコプターKa-27型の様々な派生型は、ロシア海軍航空隊ヘリコプター部隊の基礎を構成している。
それは、海上における空中偵察、艦船グループの対潜防護、潜水艦及び水上艦の捜索、発見、追跡、攻撃の実施を保障し、海上で遭難した飛行装置(航空機)、艦船の乗員の捜索と救助の実施、更には、艦船グループの活動を保障する為の輸送任務の遂行の為に意図されている。



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現在、ロシア海軍は、艦載対潜ヘリコプターKa-27PLを約50機程度保有しており、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊海軍航空隊で運用されています。
これらのKa-27PLは、電子機器を換装する近代化改装が行なわれ、Ka-27Mへアップグレードされます。
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

Ka-27PLの近代化型Ka-27Mは、2012年5月に第一次発注が行なわれると発表されました。
[ロシア海軍は艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する]

【Ka-27M試作機(0909号機)】
その後、Ka-27M試作機(0909号機)は、北方艦隊での試験が行なわれました。
[艦載ヘリコプターKa-27Mの試験は北方艦隊で行なわれている]

2014年12月には、北方艦隊所属の4機のKa-27PLが近代化改修を行なう事になりました。
[ロシア海軍の対潜ヘリコプターKa-27PLの近代化改修が始まる]

近代化改装されたKa-27Mの最初の8機は、2015年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でした。
[ロシア海軍の8機の対潜ヘリコプターKa-27が2015年に近代化される]

しかし、引き渡しは1年遅れて2016年12月になりました。
[ロシア海軍航空隊は8機の近代化改装された艦載対潜ヘリコプターKa-27Mを2016年12月に受領する]

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2016年12月19日、近代化されたKa-27Mの第1号機がロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mの第1号機を受領した]

その後、残りの7機も2016年12月末~2017年1月初頭までに引き渡されました。
[ロシア海軍航空隊は8機の近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領した]

この計8機のKa-27Mの内の6機は、北方艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍北方艦隊は2017年に6機の近代化された艦上ヘリコプターKa-27Mを受け取る]
あとの2機は、おそらくはクラスノダール地方エイスク基地で各種試験や乗員の訓練などに使われているのでしょう。
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Ka-27Mへの近代化改修作業は『クメルタウ航空機製造事業』で実施されていますが、同社の製造ラインでは、1年間に8機程度のKa-27の近代化改修が可能との事です。
[ロシアン・ヘリコプターズはロシア海軍航空隊の為、1年に8機のヘリコプターKa-27を近代化改修できる]
[ロシアン・ヘリコプターズはロシア海軍航空隊へ近代化されたヘリコプターKa-27Mを供給する準備を整えている]
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単純に計算して、6-7年でロシア海軍が保有するKa-27を全て近代化改修できます。


そして2018年1月9日、次のKa-27Mグループがロシア海軍へ引き渡されました。
機数は明らかにされていませんが、おそらくは前回と同じ8機程度でしょう。

今回引き渡されたKa-27Mは、バルト艦隊、北方艦隊、太平洋艦隊へ配備されるとの事です。

バルト艦隊太平洋艦隊へのKa-27Mの配備は、今回が初めてになります。


この他、今回の記事では触れられていませんが、以前には保管状態に在ったKa-27の派生型である艦載輸送ヘリコプターKa-29も修復と復帰が進められています。
[ロシア海軍太平洋艦隊は修復された戦闘輸送ヘリコプターKa-29を受領する]

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月9日8時20分配信
【太平洋艦隊海軍航空隊へ6機の更新されたヘリコプターKa-29が補充された】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月21日13時20分配信
【バルト艦隊海軍航空隊は更新されたヘリコプターKa-29を受領した】


更に、Ka-27の後継機となる将来艦上ヘリコプター「ミノーガ」の開発も始まっています。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は2025年頃から生産を開始する]
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は汎用タイプとなる]