ロシア航空機製造業界は第5世代重戦闘機Su-57の艦上戦闘機型を開発する用意がある
- カテゴリ:ロシア海軍新世代艦上戦闘機

『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年2月28日8時55分配信
【『統合航空機製造営団』は将来航空母艦の為の新たな艦上戦闘機を開発する用意がある-設計主任】
モスクワ、2月28日、インタファクス-AVN
『統合航空機製造営団』は将来航空母艦へ装備する為の新たな艦上戦闘機を開発する用意があり、軍からの発注が有れば、未だ採用されていないSu-57の艦載ヴァージョンを作成する。
『統合航空機製造営団』設計主任セルゲイ・コロトコフは『インタファクス』へ伝えた。
「かなり大量の作業になります。
必要な場合、それは無条件に実行されます。
我々は、それを熟知しております」
セルゲイ・コロトコフは、新たな航空母艦の為の将来の艦上戦闘機の作成について『インタファクス』へ話した。
彼は、『統合航空機製造営団』は、軍からSu-57(PAK FA)を航空母艦での使用の為に適応させる発注は受けていない事を指摘した。
「国防省が、その要求を提起した場合、それは実行されます。
それは未だ要求されていませんが、どの程度のものであるのかを私は理解しております」
設計主任は話した。
彼によると、航空母艦と、その航空団を作成する作業は並行して行なわれる。
「我々が作るのは航空構成のみであり、艦には従事しておらず、何も接合点は有りません。
複合体は全ての活動、発艦、着艦、運用、電磁適合と、その先に関連します。
これは共同で行なわれるべきです」
彼は話した。
「私は、これは新たな技術的解決により行なわれるべきであると信じています。
新たな航空母艦を建造する場合、それは最新の方法を有していなければなりません~例えば電磁カタパルトとか」
セルゲイ・コロトコフは強調した。
「今、非常に重要な作業は、最新レベルの課題を遂行する事が可能な新たな技術的アプローチです。
従いまして、古い技術的アプローチを行なう場合、我々は、それと同様のものを受け取るでしょう。それは我々が今、既に有しているものです。
それは、何の為にやるのでしょうか?」
セルゲイ・コロトコフは語った。
数日前、ロシア連邦国防省の海軍造船兵器軍事研究センター所長ニコライ・マクシモフは、テレビ局『ズヴェズダー』の生放送で、ロシア連邦海軍の為の新たな航空複合体の作成が計画されていると述べた。
「予見される航空複合体の建造には、航空母艦自身、航空団、駐留システムが含まれます」
ニコライ・マクシモフは話した。
クルイロフ国立科学センターの水上艦設計部長ワレンチン・ベロネンコによると、航空母艦の艦上には、その海洋ヴァージョンの作成が決定された場合、ロシア第5世代戦闘機Su-57が駐留できる。
以前、『統合造船業営団』のトップは、新たな国家軍備プログラムにおいて、新たな航空母艦の為の「作業の定義」が規定されると述べた。
Su-57(T-50、前線航空隊将来航空複合体、PAK FA)は、ロシアの第5世代多目的戦闘機であり、スホーイ試作設計局により開発された。
それは、遠距離及び近距離戦闘における全ての種類の空中目標の破壊、敵の地上、水上目標の撃破、敵の対空防衛システムの突破、駐留場所から大きく離れた空中空間のモニタリングを行ない、敵の航空機の行動管制システムの破壊の為に意図されている。
PAK FAの初飛行は、2010年1月29日にコムソモリスク・ナ・アムーレで行なわれた。
一週間前、ロシアはシリアへ4機のSu-57を試験の為に派遣した事が知られるようになった。
現在、ロシア海軍には、唯一の航空母艦~重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」が存在する。
その航空団は、シリアの軍事作戦へ参加した。
「アドミラル・クズネツォフ」は、間もなく近代化を始める予定である。
ロシアの第5世代重戦闘機スホーイSu-57(T-50)は、2010年1月29日に試作機の初飛行が行なわれました。
現在までに10機の飛行試験用試作機と3機の地上試験用試作機が製造され、各種試験が行なわれています。
2017年12月5日には、新たなエンジン(製品30)を搭載したSu-57試作機の初飛行が行なわれました。
Su-57の第1次量産機12機(1個飛行隊分)の製造契約は2018年の署名が予定されており、最初の2機は2019年にロシア航空宇宙軍へ引き渡されます。
『タス通信』より
2018年2月8日6時0分配信
【(ロシア)国防省は2018年に12機の戦闘機Su-57の供給契約へ署名する】
Su-57は国家受領試験の第1段階を完了し、ロシア航空宇宙軍での「試験-戦闘運用」が始まっています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年2月8日7時17分配信
【最新戦闘機Su-57は試験-戦闘運用へ採用された】
将来的には、ロシア海軍の将来航空母艦の艦上戦闘機としてSu-57の艦上戦闘機型が作られる事になります。
ただ、具体的な開発時期は未だ決まっていないようですが・・・
[ロシア第5世代戦闘機T-50(PAK FA)の艦上戦闘機型が開発される]
[ロシア海軍将来正規空母は第5世代重戦闘機Su-57の艦上機型を搭載し、カタパルトとスキージャンプを並行装備する]
[ロシア第5世代重戦闘機Su-57の艦上戦闘機型が開発される]
これまでにSu-57の艦上戦闘機型の開発に関する話は、ロシア造船業界側或いはロシア海軍側からのみ出ていましたが、今回、初めてロシア航空機製造業界、つまり、実際にSu-57の艦上戦闘機型の開発を担当する事になる当事者の側から話が出てきました。
記事中で触れられていますが、2018年2月下旬、シリアのフマイミーン航空基地へ2機のSu-57が到着しました。
『インタファクス』より
2018年2月22日10時38分配信
【メディアはロシア第5世代戦闘機がシリアへ現れたと報じた】
Su-57はシリアで兵装などの試験を行なうようです。
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年2月23日8時58分配信
【シリアでSu-57の戦闘能力の試験が行なわれるかもしれない-情報筋】
その数日後、更に2機のSu-57がフマイミーン航空基地へ到着しました。
(つまり、合計で4機)
『インタファクス』より
2018年2月24日10時57分配信
【シリアの活動家は更なる2機のロシアのSu-57がシリアに居ると伝えた】
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