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近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは最新高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートを装備する

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『タス通信』より
2018年4月30日9時1分配信
【情報筋:「アドミラル・クズネツォフ」は長距離対空防衛システム「ポリメント-リドゥート」を受け取る】
モスクワ、4月30日/タス通信

ロシア唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は、近代化の際に兵装として長距離海上高射ミサイルシステム「ポリメント-リドゥート」を受け取る。
『タス通信』造船業界の情報提供者より伝えられた。

「パーンツィリに加え、艦には、長距離対空防衛システム~最新の複合体ポリメント-リドゥートの設置が計画されています」
『タス通信』
は情報提供者より伝えられた。
現在、「クズネツォフ」は、近距離で動作する対空防衛複合体「キンジャール」及び「コールチク」のみを持っている。

コンツェルン『アルマーズ-アンテイ』(「ポリメント-リドゥート」の開発会社)は、情報提供者から提示された情報にコメントしなかった。

以前にロシア連邦海軍副総司令官ヴィクトール・ブルスクが述べたように、「クズネツォフ」の作業は5月に始まり、艦は新たな近距離動作ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」を受け取る。
ブルスクによると、艦には更に、新たなボイラー及び新たな飛行支援システム、具体的には着艦、観測、管理システムが設置される。
海軍は、航空母艦の戦闘編制への受け入れは2021年になると見込んでいる。

造船業界の他の情報提供者が『タス通信』へ説明したように、艦の発着艦支援設備は、航空機拘束装置、無線標識群、信号設備が交換され、更に「クズネツォフ」は、全ての通信システムを交換する。
これについて情報提供者は指摘した。
「航空母艦の打撃ミサイル複合体グラニートの交換は有りません」

[「ポリメント-リドゥート」と「アドミラル・クズネツォフ」]
「ポリメント-リドゥート」
は、垂直発射の艦載ミサイルシステムである。
公開情報によると、システムは、最大で150kmまでの距離の空中目標を撃破する高射ミサイル9M96MDの使用が可能である。
具体的には、複合体はプロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」へ設置されており、今夏には試験を完了しなければならない。

プロジェクト11435重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、ロシア海軍の唯一の航空母艦である。
1982年~1990年に『黒海造船工場』(ニコラエフ、ウクライナ)で建造された。
満載排水量は59000トン、全長306メートル、全速航行速力29ノット。
設計では、航空グループには26機の戦闘機と24機のヘリコプターが含まれている。



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ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて6度目となる地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

「アドミラル・クズネツォフ」は、これ以前にも5回の地中海遠征を行なっています。
[第1次地中海遠征(1995年12月8日出港、1996年3月22日帰港)]
[第2次地中海遠征(2007年12月5日出港、2008年2月3日帰港)]
[第3次地中海遠征(2008年12月5日出港、2009年3月2日帰港)]
[第4次地中海遠征(2011年12月6日出港、2012年2月16日帰港)]
[第5次地中海遠征(2013年12月17日出港、2014年5月18日帰港]


「アドミラル・クズネツォフ」機動部隊は2016年10月上旬にシリア沖へ到達し、2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。


以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。


シリア沖への遠距離航海から1年後、2018年2月23日の「祖国防衛者の日」クレムリン宮殿で開催された国家表彰授与式において、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、「アドミラル・クズネツォフ」ウシャコーフ勲章を授与しました。

『タス通信』より
2018年2月23日14時24分配信
【プーチンは祖国防衛者の日に国家表彰を授与した】

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[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

今後、「アドミラル・クズネツォフ」は寿命を延長する近代化改装が行なわれます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、ムルマンスク『第35艦船修理工場』になります。

『第35艦船修理工場』(ムルマンスク)
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システム、航空機管制複合体、火災探知システムなどは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな航空機管制複合体を装備する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな火災探知システムを装備する]
機関(蒸気タービン)自体は変更されませんが、蒸気発生用のボイラーは8基全てが交換されるようです。

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

以前には「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年から始まる予定でしたが、2018年に延期されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスク艦船修理工場で2018年から始まる]

プロジェクト11435重航空巡洋艦(アドミラル・クズネツォフ)を設計した『ネフスキー計画設計局』は、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装案を作成しています。
[ネフスキー計画設計局はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の為の準備を進めている]
「アドミラル・クズネツォフ」には、新たな淡水化装置が設置されます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の契約は2018年4月23日に締結されました。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約は締結された]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装工事は2020年末に完了し、2021年初頭以降に洋上試験を行ない、同年半ば頃に艦隊へ復帰する予定です。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2020年末に近代化改装を完了し、2021年に復帰する]
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2021年にロシア海軍へ復帰する]

「アドミラル・クズネツォフ」は、近代化改装により新型の高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」が装備されます。
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは新たな高射ミサイル砲複合体パーンツィリ-Mを装備する]


そして更に、「アドミラル・クズネツォフ」には、新型の高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の装備も計画されている事が明らかにされました。
ただし、非公式筋からの情報ですが・・・
[ロシア海軍の新世代艦対空ミサイル「リドゥート」/「ポリメント・リドゥート」]

高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」は、ロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト22350(「アドミラル・ゴルシコフ」型)で初めて採用される最新の高射ミサイル複合体であり、長射程から短射程まで様々な高射ミサイルを使用できます。
[プロジェクト22350フリゲート(アドミラル・ゴルシコフ型)]
これを「アドミラル・クズネツォフ」に装備するとなると、既存の高射ミサイル複合体「キンジャール」(8連装回転式垂直発射機24基)と交換する事になるでしょう。
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「ポリメント-リドゥート」を装備するのなら、その管制用レーダーである4面フェーズドアレイレーダー「ポリメント」も装備しなければなりません。
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これは、現在、「アドミラル・クズネツォフ」の艦橋に設置されている4面フェーズドアレイレーダー「マルス・パッサート」と交換される事になるでしょう。

プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」
艦首130mm砲塔の後ろにある垂直発射機が「ポリメント-リドゥート」発射機
艦橋に装備されているのが4面フェーズドアレイレーダー「ポリメント」
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近代化改装される「アドミラル・クズネツォフ」は、ロシア海軍新世代水上戦闘艦に匹敵する強力な対空防衛能力を有する事になるようです。
自分自身のみならず、付き従う護衛艦や支援船も護る事が可能な対空防衛能力を・・・
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ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は再びシリアへ行く

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『イズベスチヤ』より
2018年4月27日0時1分配信
【シリアの海上グループへバルト海の「水上工場」が増強される】

シリアの常備司令部は、補助船の乗組員が戦闘環境での作業の経験の取得を助ける。

タルトゥースの海軍基地へ、バルト艦隊の一員である水上修理所PM-82が到着する。
船はシリアへ半年間留まり、地中海で任務を遂行しているロシア海軍艦船の戦闘準備態勢に責任を負う。
以前、この場所での作業を行なっていたのは、黒海艦隊の水上基地のみであった。
軍事専門家は、シリアの常備司令部は、補助船の乗組員が戦闘環境という条件下で海上作業の経験を取得するのを助ける事を指摘した。

国防省『イズベスチヤ』へ、水上修理所PM-82地中海への移動を行ない、シリア沖ロシア海軍常設連合部隊の一員として加わったと伝えた。
PM-82の使用は、黒海艦隊支援艦の負担を著しく減らし、日常修理を行なう事を可能にする。

シリア水上修理所は、他の味方と交代し、タルトゥースロシア海軍物資-技術サービス供給所で半年間の当直に就く。
主に稼働しているのは、黒海艦隊水上修理所PM-138PM-56である。
今、そこには、バルト艦隊の一員であるPM-82が合流した。
これらの船は全てプロジェクト304に属する。

水上修理所は、主要駐留地から遠く離れた海域における艦船の兵器や機器装置の緊急修理の為に意図されている。
これらには工作機器及びクレーン装置が配置されている。

修理所は、攻撃を受けた場合に自身の保護が可能である。
この為、2基の25mm2連装自動艦載砲で武装している。

戦闘艦の適時の修理は、海軍の戦闘安定性に関連しており、それは、司令部から指示された任務を果たすことを可能にすると元海軍総参謀長ワレリー・セリヴァノフ提督は指摘した。
彼によると、様々な艦隊のより多くの補助船の乗組員に出来たように、戦闘環境下での実地行動の経験を得なければならない。

「ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍は1991年まで地中海へ第5戦隊を保持していました」
ワレリー・セリヴァノフ
は指摘した。
「これは地中海戦隊と呼ばれていました。
それは、3艦隊~黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊で形成されていました。
それに応じて、タルトゥースには、これら全ての艦隊の水上修理所が滞在していました。
特に、これらは全て艦及び潜水艦の航海間の修理に責任を負っていました。
大抵、作業の期間は約2週間でした。
この時、艦の乗組員は休養の為に沿岸へ向かいました」


ロシア水上修理所は更に、シリア軍へ大いなる援助を与えているとワレリー・セリヴァノフは話した。
それは、この国の戦闘艦及び潜水艦を修復している。
現在、補助船は、広範囲の任務を立派に果たしている。

プロジェクト304水上修理所PM-82ポーランドで1978年に建造された。
2015年には近代化された。
船の推進器群、船体、船底の船外機器は修理及び改善され、特殊設備は近代化された。
PM-82の乗組員は193名、船の全長は約120メートル、最大速力は13.5ノット(時速25キロメートル)。
航続距離は9000海里。
船は、自立航行を40日まで続ける事が見込まれている。



記事中で触れられていますが、この数年間、黒海艦隊水上修理所(工作船)PM-56PM-138は交代で地中海東部へ派遣され、半年程度のローテーションでシリアタルトゥースへ駐留し、同海域で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスを行なっていました。
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工作船PM-56
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工作船PM-138
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タルトゥースロシア海軍物資・技術サービス供給所
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プロジェクト304水上修理所(工作船)PM-82は、1977年12月22日にポーランド『アドルフ・ワルスキー記念シュチェチン造船所』で起工され、1978年5月13日に進水し、同年9月30日にソ連海軍へ引き渡されました。
就役後、赤旗2度受賞バルト艦隊へ編入されました。

2014年からバルチースク「第33艦船修理工場」で近代化改装が行なわれ、2016年秋に復帰しました。
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PM-82は、2017年6月中旬にシリアへ派遣され、地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリア沖に到着した]

その後、2017年10月下旬には黒海艦隊工作船PM-56と交代して地中海東部を去り、11月13日に母港バルチースクへ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月13日17時11分配信
【バルト艦隊の水上修理所(工作船)は地中海からバルチースクへ戻った】


2018年、PM-82は再びシリアへ派遣される事になります。

現在、シリアには黒海艦隊工作船PM-138が派遣されています。
[ロシア海軍黒海艦隊の工作船PM-138はシリアへ派遣される]

遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはインドネシアのタンジュンプリオク港へ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年4月29日19時23分配信
【バルト艦隊の練習艦「ペレコプ」は非公式訪問の為にインドネシアへ到着した】

練習艦「ペレコプ」は非公式訪問の為にタンジュンプリオク港(ジャカルタ、インドネシア)へ到着した。

外国港へ艦は5月1日まで滞在する。
停泊中に乗組員は、水、燃料、食料の在庫を補充し、艦の技術的検査を行なう。

滞在プログラムでは、航海先任者である海軍兵学校校長ウラジーミル・ソコロフ少将及び艦長ウラジーミル・チェロコフ2等海佐の市庁及びインドネシア海軍西方艦隊司令部への表敬訪問が提示される。
この他、非公式訪問中に艦の乗組員は徒歩及びバス旅行でジャカルタの観光名所及び歴史的名所を訪れ、ロシアインドネシアの軍事船員間のサッカー及びバレーボール競技会が開催される。

今年3月1日に艦は新たな練習航海へ出発した。
これは、ロシア連邦国防省の海軍教育学校の生徒の海上実習の枠組みにおいて実施される。
将来の海軍士官は「ペレコプ」において、特に操艦に関連した教育プログラムを実行する。
総計で海洋航海には500名以上の生徒が参加する。

航海士の航海中に練習艦「ペレコプ」は4つの大洋へ行き、同艦の歴史上初めて北海航路を通過する。
艦には半年以上に渡る航海と、約22000海里(41000km以上)の距離の走破が待ち受けている。
航海プログラムにより、外国及びロシアの港へ8回の業務寄港を行ない、多国籍演習へ参加する。



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プロジェクト877練習艦の2番艦「ペレコプ」は、ポーランドグダニスク造船所で1976年4月24日に起工され、1976年12月11日に進水し、1977年9月30日にソ連海軍へ就役しました。

現在はバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。

「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)

復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年8月にギリシャピレウス、9月にはポルトガルリスボンを訪れました。



今年の「ペレコプ」の遠洋実習航海は、これまでの地中海黒海(セヴァストーポリ)だけではなく、極東方面(ウラジオストク)、更には北極海まで行く事になります。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプは北極海及び極東への遠洋実習航海を準備する]
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2018年3月1日、「ペレコプ」サンクトペテルブルク海軍兵学校の生徒を乗せてクロンシュタット港を抜錨し、遠洋実習航海へと出発しました。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプは士官候補生の遠洋実習航海へ出発した]

3月5日には北海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは北海へ入った]

「ペレコプ」ヨーロッパ大陸沿いに南下し、3月9日にはラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは英仏海峡を通過した]

その後、更にヨーロッパ大陸に沿って南下し、3月12日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは地中海へ入った]
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「ペレコプ」地中海を東進して3月17日にはボスポラス海峡を北上し、黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ入港しました。

ここでクロンシュタット港から乗っていた生徒は艦を降り、新たにサンクトペテルブルク海軍兵学校から200名以上の生徒が3月26日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍兵学校の生徒はセヴァストーポリからウラジオストクまでの遠洋実習航海へ参加する]

4月1日、「ペレコプ」セヴァストーポリを抜錨し、ウラジオストクへ向かいました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはセヴァストーポリを抜錨し、ウラジオストクへ向かった]

翌4月2日にはボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過してエーゲ海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過してエーゲ海へ入る]

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4月7日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

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4月11日には海賊出没海域であるアデン湾へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはアデン湾へ入った]

4月12日にはアデン湾を抜けてアラビア海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはアラビア海へ入った]

「ペレコプ」は、2018年4月18日から22日までスリランカコロンボ港を訪問しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボを訪れる]
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボへ入港した]
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボを去り、インドネシアのジャカルタへ向かった]

そして4月29日、次の訪問地であるインドネシアタンジュンプリオク港(ジャカルタ)へ到着しました。
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シリアへの輸送任務に従事したロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦ミンスクは母港バルチースクへ帰投した

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『タス通信』より
2018年4月29日14時24分配信
【大型揚陸艦「ミンスク」は遠距離航海後にバルチースクへ戻ってきた】
カリーニングラード、4月29日/タス通信

バルト艦隊大型揚陸艦「ミンスク」は遠距離航海任務の遂行を完了し、ほぼ7か月間の航海の後、日曜日にバルチースク軍港カリーニングラード州の艦隊主要基地~へ入港した。
日曜日、艦隊の公式代理人ローマン・マルトフは報道陣へ伝えた。

「大型揚陸艦ミンスクは、ほぼ7か月の航海を行ない、聖アンドレイ旗を持って地中海、黒海、北海、更には大西洋を通過しました」
彼は話した。

マルトフは、艦は20000海里以上を走破し、セヴァストーポリ、ノヴォロシースク、タルトゥース、リスボンを含む幾つかのロシア及び外国の港を訪問したと説明した。

バルト艦隊代理人によると、「ミンスク」の遠距離航海は、ロシア海軍の戦闘訓練計画に沿って実施された。
地中海エリアで艦は、海軍常設作戦艦船連合部隊の一員として、太平洋艦隊、北方艦隊、黒海艦隊の戦闘艦と一緒に行動した。
この他、大型揚陸艦の乗組員は独自に数十回の戦闘演習任務を遂行し、対空及び対潜防衛演習を実施し、海上および空中目標への砲射撃を行なった。

艦の歓迎式典において、バルト艦隊司令官アレクサンドル・ノサトフ中将は、与えられた遠距離大洋航海任務を滞りなく遂行した艦長と乗組員を祝福した。
特に功績のあった将兵には高価な贈り物が授与された。

大型揚陸艦「ミンスク」は、2017年10月に地中海へ向かった。



プロジェクト775大型揚陸艦(NATOコード名「ロプーチャ」)BDK-43は、ポーランドグダニスク造船所で建造され、1983年5月30日にソ連海軍へ引き渡され、バルト艦隊へ編入されました。

2000年9月16日、「ミンスク」と命名されました。
この名を付けたソ連/ロシア海軍の艦としては「3代目」になります。
(初代は嚮導駆逐艦、2代目は重航空巡洋艦)

就役以来、2004年にイギリスプリマス市を訪問した以外には殆どバルト海から出た事が無かった「ミンスク」でしたが、2013年8月には初めて地中海東部へ派遣されました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦ミンスク、地中海へ]

「ミンスク」は、黒海沿岸からシリアタルトゥース港へ各種貨物を輸送する「シリア・エクスプレス」と呼ばれる輸送任務に従事しました。
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シリアへの輸送任務を終えた「ミンスク」は、北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」など共に帰路へ就き、2014年5月15日に母港バルチースクへ帰投しました。
[ブリテン海軍駆逐艦はロシア空母アドミラル・クズネツォフを追尾した]


2015年11月11日に再び地中海へ向かい、12月中旬からシリアへの輸送任務に就きました。
[『シリア・エクスプレス』のロシア海軍大型揚陸艦2隻はシリアへ向かった]

その後、2016年9月9日に帰投しました。


そして2017年10月4日には3度目となる地中海航海へ出発し、10月24日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。

以後、シリアへの輸送任務に従事しました。

[2017年]
・11月8日ににボスポラス海峡を南下、11月18日に北上
・12月12日にボスポラス海峡を南下、12月22日に北上

[2018年]
・2月21日にボスポラス海峡を南下、3月5日に北上
・3月12日にボスポラス海峡を南下、3月30日に北上


そして4月5日にボスポラス海峡を南下してシリアへ行き、貨物を降ろした後、帰路に就きました。

4月14日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出た後、4月16日から18日までポルトガルリスボン港を訪れました。
[『シリア・エクスプレス』を終えたロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦ミンスクはポルトガルのリスボンを訪れた]

4月23日、大型揚陸艦「ミンスク」は、地中海東部へ向かう警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」北大西洋で会合し、合同演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大型揚陸艦ミンスクは北大西洋で演習を行なった]

そして4月29日、母港バルチースクへ帰投しました。

ロシア海軍北方艦隊の最新砕氷船イリヤー・ムーロメツは白海の結氷海域で戦略用途原子力水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーを先導した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年4月28日15時29分配信
【砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は北方艦隊の原子力潜水艦の氷原の通過を保障した】

砕氷試験の任務を遂行している北方艦隊最新砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は、初めて原子力潜水艦の先導を行なった。

カルスキエボロタ海域での作業を成功裏に終えた砕氷船は、戦略水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」へ同行して白海の湾口を通過した。

白海の船舶航行水路の氷の厚さは、約40センチメートルになる。
このような条件では、非砕氷クラスの船の独力での航行は不可能である。

巡洋艦の移動は、更に、白海海軍基地砕氷船「ルスラン」及び海洋曳船により保障された。

砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は、結氷下での航路敷設を初めて行なった。

本日、艦船支隊セヴェロドヴィンスクへ到着した。

[参照]
プロジェクト21180ディーゼルエレクトリック砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
~これは新世代の多機能船であり、厚さ0.9メートルまでの氷原における艦船の先導の為に意図されている。
砕氷船は船倉及び甲板上のコンテナで貨物を輸送し、水路調査を行ない、救助活動へ参加できる。
船は事故施設の火災の消火、流出した油の処理、更には乗客或いは揚陸部隊の移送の為に使用できる。

砕氷船の船体は、2015年4月23日に『アドミラルティ造船所』で起工され、2016年6月に進水した。
全長85メートル、幅約20メートルの船の排水量は約6000トンである。
それは、高い耐航性及び自立航行能力を有しており、艦上飛行装置の着艦の為のヘリコプター発着場を装備する。
貨物積載作業を行なう為、砕氷船には26トンの吊り上げ能力を有するクレーンが装備されている。

砕氷船は、2018年1月2日に北方艦隊へ到着した。
船への補助艦隊旗の掲揚式典は、2017年11月30日に開催された。



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現在のロシアは、原子力砕氷船「アルクチカ」型を筆頭に各種砕氷船を保有していますが、これらの砕氷船ロシア海軍の所属ではありません。

ソ連邦海軍時代には、プロジェクト97砕氷船が8隻建造され、1960年から1970年に掛けて就役しました。
プロジェクト97『アドミラルティ造船所』で建造されました。

先代の砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」(プロジェクト97K)は1965年12月にソ連海軍へ納入され、太平洋艦隊へ配備されました。
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ソ連邦解体後の1993年6月にロシア海軍から除籍されました。

初代「イリヤー・ムーロメツ」が姿を消してから20年以上経った2015年4月23日、プロジェクト21180砕氷船の1番船として新たな「イリヤー・ムーロメツ」が起工されました。
[ロシア海軍の為の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは2015年4月23日に起工される]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは起工された]


2代目「イリヤー・ムーロメツ」は2016年6月10日に進水しました。
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは進水した]


進水後、『アドミラルティ造船所』の岸壁で艤装工事が進められ、係留試験が行なわれました。
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「イリヤー・ムーロメツ」は、2017年7月22日から洋上試験~工場航行試験の第1段階を開始しました。
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第1段階試験は8月29日に終了しました。
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは洋上試験の第1段階を終えた]

続いて9月上旬まで工場航行試験の第2段階が実施されました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年9月14日1時7分配信
【最新砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は工場試験弾2段階を実行した】


これで工場航行試験は完了し、10月4日から最終洋上試験である国家受領試験が始まる予定でしたが、1日遅れて10月5日にサンクトペテルブルクを出航しました。
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは2017年10月4日に最終洋上試験を開始する]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツの最終洋上試験はバルト海で始まった]


「イリヤー・ムーロメツ」の国家受領試験は11月下旬に完了し、2017年11月30日にサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』ロシア海軍旗の初掲揚式典、即ちロシア海軍への就役式典が開催されました。
同時に造船所からロシア海軍への納入証書への署名も行われたようです。

[新型砕氷船イリヤー・ムーロメツ、ロシア海軍へ就役(2017年11月30日)]

「イリヤー・ムーロメツ」は2017年12月26日にバルチースク基地を出港し、2018年1月2日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは北方艦隊基地へ到着した]


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4月12日には砕氷試験の為にセヴェロモルスク基地から出航し、4月24日にはカルスキエボロタ海峡へ入りました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年4月24日14時26分配信
【北方艦隊の最新砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」はカルスキエボロタへ入った】

その後、未だ氷が張っている白海へ向かい、北方艦隊戦略用途原子力水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」を先導してセヴェロドヴィンスクへ入港しました。

ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは工場航行試験を終えてサンクトペテルブルクへ戻った

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年4月27日15時51分配信
【偵察艦「イワン・フルス」は5月中旬に国家試験へ入る】

5月中旬、プロジェクト18280通信船「イワン・フルス」は国家受領試験へ入る。
4月27日・金曜日、『北方造船所』広報サービスは発表した。


造船企業の代理人によると、「イワン・フルス」は、ドック検査の為にバルト海の射爆場から『北方造船所』へ戻り、その後、国家試験の開始が計画されている。

今週末の前日、主動力装置、投錨装置及び操舵装置、淡水化装置、電波電子手段の試験を実施し、振動計測を行なった通信船は、サンクトペテルブルクへ戻ってきた。

造船工場の造船ドックへ艦が設置された後、スクリュー操舵装置を点検、陽極を保護し、塗装作業が行なわれ、工場航行試験中に発覚した問題点が除去される。

「イワン・フルス」は、第2のプロジェクト18280偵察船であり、黒海艦隊への引き渡しが計画されている。
トップの偵察艦「ユーリー・イワノフ」は2015年11月から北方艦隊で勤務に就いている。

今年2月、『北方造船所』総取締役イーゴリ・ポノマリョフは、「イワン・フルス」は今春に海軍へ引き渡すと発言した。

プロジェクト18280船は、通信の保障、艦隊の統制、電波偵察を行う為に意図されている。
現代的な電子デジタル制御システム、更には、自動通信システム及び電波航法システムを装備する。
経済性は向上している。

船の全長は95メートル、幅16メートル、排水量4000トン。
速力16ノット、航続距離8000海里、乗組員131名。



ロシア海軍新世代偵察艦プロジェクト18280の2番艦「イワン・フルス」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

起工から3年半後の2017年5月16日に進水しました。
[ロシア海軍の為の新世代偵察艦イワン・フルスはサンクトペテルブルクで進水した]



「イワン・フルス」は2017年5月末から造船所の岸壁で係留試験を開始し、2018年2月7日に工場航行試験へと出発しました。

[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは洋上試験を開始した]

それから2ヶ月以上経った4月20日の時点で、工場航行試験は80パーセントが完了していました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスはバルト海で洋上試験を行なっている]

「イワン・フルス」は4月27日までにサンクトペテルブルク『北方造船所』へ戻り、今後は艦の点検が行なわれます。

その後、5月中旬から最終試験となる国家受領試験が始まります。

「イワン・フルス」ロシア海軍への引き渡しは、2018年春に予定されています。

「イワン・フルス」は、2017年4月27日にトルコ沖で民間船と衝突して沈没した偵察艦「リマン」の代わりとして、黒海艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した]


プロジェクト18280偵察艦の1番艦「ユーリー・イワノフ」は、2014年12月末にロシア海軍へ納入され、2015年7月26日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式に就役しました。
2015年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着し、現在は北方艦隊の一員として任務を遂行しています。
[ロシア海軍最新鋭偵察艦ユーリー・イワノフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31の新人パイロットの雲中飛行訓練が行なわれた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月28日5時53分配信
【カムチャツカの太平洋艦隊海軍航空隊の戦闘機MiG-31の新人乗員は初めての雲中飛行へ取り組んだ】

カムチャツカでは、太平洋艦隊海軍航空隊独立混成連隊の対空防衛の為の戦闘当直に就く新人戦闘機飛行士の計画訓練が続けられている。

半島へ到来した猛吹雪という条件下で、高空迎撃戦闘機MiG-31の乗員は雲中飛行を実施した。

複雑な気象条件で日中及び夜間に、飛行士は制限された視界で、計器による操縦、低い雲での離着陸、更にはグループ連携へ取り組んだ。

新人飛行士の訓練は、常に航空連隊の経験豊富な指導員の監督の下で行なわれている。

雲中飛行の実行は、対空防衛の為の戦闘当直に就く迎撃戦闘機MiG-31乗員の訓練の重要な要素である。



[高空迎撃戦闘機MiG-31(ロシア太平洋艦隊)]
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カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊迎撃戦闘機MiG-31(第865独立戦闘機航空連隊)が駐留しています。

エリゾヴォ基地
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エリゾヴォ基地MiG-31
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このMiG-31は、元々はロシア防空軍に所属していたのですが、防空軍空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。
(第865独立戦闘機航空連隊は1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)

現在は、約30機のMiG-31が配備されています。


最近、エリゾヴォ飛行場MiG-31部隊へ新人パイロットが着任したらしく、現在は、この新人達の訓練に力を入れているようです。


なお、MiG-31を開発したロシア航空機製造会社『ミグ』は、MiG-31の後継機MiG-41の開発に着手しています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年6月14日9時59分配信
【ロシアはMiG-31を代替する新たな迎撃戦闘機の開発を始めた】

ミグ社は、MiG-31を代替する「遠距離迎撃将来航空複合体」の概念設計を行なっています。

MiG-41は、単なるMiG-31の改良発展型ではなく、全く新しい設計の迎撃戦闘機となります。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年8月22日17時17分配信
【迎撃戦闘機MiG-41は宇宙で動作できる】

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を続けている

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年4月27日17時58分配信
【黒海艦隊の艦は地中海で計画演習を続ける】

遠海ゾーンの海軍常設連合部隊の戦力たる黒海艦隊の艦グループは、地中海で計画戦術演習を続けている。

現在、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」「アドミラル・エッセン」警備艦「プイトリーヴイ」「スメトリーヴイ」は、既に仮想敵の水上艦の艦船支隊との海上戦闘実施の手順への取り組みを終え、演習の次の段階へ着手している。

打撃艦グループを構成するフリゲート及び警備艦の乗組員は、仮想敵の空中攻撃手段からの攻撃を撃退する艦上戦闘訓練を実施した。

この演習の実施中、艦は囮目標による複合パッシブ妨害を発信し、その後、水上目標指示ステーション及び複合体を使用し、速射砲からの砲射撃及び高射ミサイル複合体により、仮想敵の空中攻撃手段からの攻撃を撃退した。

更に、ロシア軍事船員は対潜防衛活動へ取り組み、対潜兵器複合体RBU-6000の射撃を実施した。

戦闘訓練及び砲射撃に加え、打撃艦グループの艦は、銃装備の対水中工作支隊と合同で、無防護の泊地に停泊する艦の対水中工作防衛演習を実施した。

近い内に黒海艦隊の艦は、地中海海軍連合部隊司令部の計画下で任務の遂行を続ける。



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黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)は、2017年12月1日頃にセヴァストーポリを出航して以来、現在まで地中海東部に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部で戦闘演習を行なった]

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黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート「アドミラル・エッセン」(490、2016年6月7日就役)は、2018年3月中旬にセヴァストーポリを出航して以来、現在まで地中海東部に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの飛行訓練を行なった]

2隻のフリゲート地中海東部アメリカイギリスなどの艦船を監視しています。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でアメリカ海軍などの軍艦を追尾している]
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でイギリスのアスチュート級原潜を追尾した]


黒海艦隊プロジェクト1135M警備艦「プイトリーヴイ」(868、1982年2月9日就役)とプロジェクト61警備艦「スメトリーヴイ」(870、1969年10月21日就役)は、2018年4月21日にボスポラス、ダーダネルス海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイとスメトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ行く]
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黒海艦隊の2隻のフリゲートと2隻の警備艦は、4月25日から地中海東部で演習を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を行なう]

4月27日には対空防衛戦闘などの演習が行なわれましたが、まだ演習は続くようです。


現在、地中海東部には、以下の艦船を含め、約15隻のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]

フリゲート「アドミラル・エッセン」(黒海艦隊):2018年3月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(黒海艦隊):2017年12月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「プイトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「エクヴァトル」(黒海艦隊):2018年2月6日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇「キネリ」(黒海艦隊):2018年3月30日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊):2018年1月29日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船SB-729(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

この他、バルト艦隊からは警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」地中海東部へ向かっています。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年4月26日15時0分配信
【バルト艦隊艦船支隊は地中海へ入った】

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」で構成され、遠距離航海任務を遂行しているバルト艦隊艦船支隊は、ジブラルタル海峡の通過を完了し、地中海へ入った。

大西洋を移動する際、艦の乗組員は海上技量を改善し、生存への対処(ダメージコントロール)、更には船舶航行集中海域及び漁場での操艦といった一連の艦内演習を実施した。

近い内に艦船は地中海西部の投錨停泊場所へ移動し、次の必要な基準の物資の補充を行なう。
更にバルト艦隊船員は、地中海での戦闘演習任務の遂行を継続する。

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、4月15日にバルチースクを去り、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の戦力の計画ローテーションの枠組みで地中海へ進路を取った。



プロジェクト11540警備艦の2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、カリーニングラード造船所で1988年5月27日に起工され、1990年に進水しましたが、1991年12月のソ連邦解体以降は財政難により建造工事は中断されました。
[ネウストラシムイ級2番艦ヤロスラフ・ムードルイ]

2000年代半ばから工事は再開され、2009年6月19日にロシア海軍へ引き渡されました。
[ネウストラシムイ級2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はロシア海軍へ納入された]

2009年7月24日、バルト艦隊へ編入されました。
[フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」、バルト艦隊に編入]

2011年末から2012年初頭に掛けて重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」地中海遠征へ参加しました。
[アドミラル・クズネツォフ地中海遠征2011-2012]

2012年3月下旬には、日本『朝日新聞』を含む外国メディアの取材を受けました。
[外国メディアはバルト艦隊を訪れた]

2012年4月からロシア皇帝家(ロマノフ家)の後援を受ける事になりました。
[ロマノフ家は警備艦ヤロスラフ・ムードルイを後援する]

2012年6月末には国際海軍演習FRUKUS(France、Russia、United Kingdom、United States)へ参加しました。
[バルト艦隊フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」は、国際海軍演習「FRUKUS-2012」に参加する]

2012年7月初頭から9月末まで地中海への遠距離航海を実施しました。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]

2012年12月17日から2013年7月5日まで地中海への遠距離航海を実施しました。
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]
[バルト艦隊艦船部隊は地中海から戻ってきた]

この間の2013年1月下旬には、地中海東部及び黒海で実施されたロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習に参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬) ]

2014年8月9日から2015年2月21日まで、地中海、アデン湾、インド洋、東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2014年8月-2015年2月)]

帰港後はガスタービンエンジンの修理が行なわれました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ヤロスラフ・ムードルイはガスタービンエンジン修理後の係留試験を行なった]

2016年4月に復帰しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはコルベット"ボイキー"と共に砲撃訓練を行なった]

2016年6月1日から12月19日まで地中海、アデン湾、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2016年6月-12月)]

2017年5月初頭からクロンシュタット海洋工場でオーバーホールが行なわれました。
[バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは『ロシア海軍の日』の観艦式へ参加する為にクロンシュタットでメンテナンスを行なう]

2018年3月20日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は戦闘訓練の為に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは海上訓練を行なった]

3月22日には対艦ミサイル「ウラン」の模擬発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは対艦ミサイルの模擬発射訓練を行なった]

4月3日から7日までバルト海で実施されたバルト艦隊の水上戦闘艦の演習へ参加しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の親衛コルベット"ソーブラジテルヌイ"はバルト海で対空戦闘演習を行なった]


2018年4月15日、「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」と共にバルチースク基地を抜錨し、通算6回目となる地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ向かった]

その後、バルト海を出て北海へ入り、4月21日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]

4月23日、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部から戻ってくる大型揚陸艦「ミンスク」北大西洋で会合し、合同演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大型揚陸艦ミンスクは北大西洋で演習を行なった]

4月26日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。

ボレイ-A級戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年にロシア海軍へ引き渡される

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『タス通信』より
2018年4月25日15時12分配信
【ロシア海軍は最初の「ボレイ-A」を2019年に受領する】
サンクトペテルブルク、4月25日/タス通信

ロシア海軍は、戦略原子力潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」~最初の「ボレイ-A」型潜水艦~を、計画時期よりも遅れて2019年に受領する。
水曜日、ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は報道陣へ伝えた。

以前、潜水艦は2017年に海軍へ引き渡される予定だったが、その後、引き渡し時期は2018年に移動した。

「そうですね(2019年)。
艦は、以前には導入されていない機器を含め、広範囲の複合試験を控えておりますので」
彼は話し、海軍は同艦を、意図された任務を遂行する準備が完全に整ってから受領しなければならないと付け加えた。

戦略水中ロケット艦「クニャージ・ウラジーミル」は2012年に起工され、2017年11月17日に進水した。
これは、8隻から成る「ボレイ」シリーズの第4の潜水艦であり、改善プロジェクト「ボレイ-A」を最初に代表するものでもある。

3隻のプロジェクト「ボレイ」潜水艦は既にロシア海軍の戦闘編制へ加わっており、「クニャージ・オレグ」「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(2014年)、「インペラートル・アレクサンドルIII」(2015年)、「クニャージ・ポジャールスキー」(2016年)が起工、建造されている。
潜水艦は、16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を搭載する。



[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[プロジェクト955ボレイ戦略用途原子力水中巡洋艦]

プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中巡洋艦4番艦(プロジェクト955A「ボレイ-A」としては1番艦)「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]


2013年10月、船体の水圧試験が実施されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは水圧試験を行なう]

2014年2月中旬、船体が完成しました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルの船体が形成された]

そして2017年11月17日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜クニャージ・ウラジーミル進水(2017年11月17日)]


「クニャージ・ウラジーミル」北方艦隊への配備が予定されており、既に乗組員も編成されています。
[ロシア海軍北方艦隊潜水部隊は新世代戦略原潜クニャージ・ウラジーミルと多用途原潜カザンの乗組員を編成した]

「クニャージ・ウラジーミル」は2018年に洋上試験を開始します。
[ロシア海軍北方艦隊は2018年に最新鋭戦略原潜クニャージ・ウラジーミルの洋上試験を行なう]

以前には、「クニャージ・ウラジーミル」ロシア海軍への引き渡しは2018年に予定されていましたが、2019年に延期されました。


プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中巡洋艦シリーズは、計8隻が起工され、このうち3隻が就役済みです。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2015年9月30日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しています。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]

3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役しました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]
2016年9月26日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]


5番艦(「ボレイ-A」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]
就役は2019年に予定されています。

6番艦(「ボレイ-A」級としては3隻目)「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜は起工された]
就役は2020年に予定されています。

7番艦(「ボレイ-A」級としては4隻目)「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は2015年12月18日に起工されました。
[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]
就役は2020年に予定されています。

8番艦(「ボレイ-A」級としては5隻目)「クニャージ・ポジャールスキー」は2016年12月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第4世代戦略原潜ボレイ級最終艦クニャージ・ポジャールスキーは起工された]
就役は2021年に予定されています。

「クニャージ・ポジャールスキー」を以ってプロジェクト955A「ボレイ-A」の建造は終了します。

その後は、更なる改良型であるプロジェクト955B「ボレイ-B」の建造へ移行します。
[新型戦略原潜ボレイ-Bの1番艦は2026年にロシア海軍へ引き渡される]

ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で艦対空ミサイル"フォルト"を発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月26日8時49分配信
【ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は高射ミサイル複合体「フォルト」から空中目標への射撃を実施した】

日本海エリアでは、太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊の連合部隊の双務戦術演習の枠組みでの戦闘訓練の実行が継続されている。

本日、演習計画下で部隊の行動を支援しているロケット艇R-79は、戦闘訓練射爆場において、仮想敵の空中攻撃手段から単独戦闘艦(親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」)への攻撃を模した有翼ミサイル発射を実施した。
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太平洋艦隊旗艦は、高速、高機動で小さな目標の無力化の為に意図されている高射ミサイル複合体「フォルト」を使用する攻撃の為、空中目標をタイミングよく探知し、その航跡を追尾した。
更に、近距離戦闘を行なう為、高射ミサイル複合体「オサー」が用意された。
しかし、それが使用される事は無かった:高射ミサイル複合体「フォルト」は成功裏に目標を撃破した。

訓練実施の閉鎖海域では、太平洋艦隊の15隻以上の艦船が支援を行なった。



沿海地方に駐留するロシア太平洋艦隊の各部隊は、4月20日から戦術演習を開始しました。
演習には、30隻の艦船と20機の航空機が参加します。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月20日3時45分配信
【30隻の戦闘艦及び補助船は太平洋艦隊部隊の双務戦術演習へ参加する】

まず最初に、5隻の基地掃海艇が、演習参加艦の基地(ウラジオストク)からの出航を先導しました。
その後、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、艦載ヘリコプターKa-27PLと共に潜水艦の捜索訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月20日6時0分配信
【太平洋艦隊の艦は演習中に掃海艇による部隊先導及び仮想敵潜水艦の捜索へ取り組んだ】

太平洋艦隊旗艦「ワリャーグ」も出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で対艦ミサイル発射訓練を行なう]

4月21日には大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」が水中工作員の撃退訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月21日7時22分配信
【太平洋艦隊の艦は演習中に常設及び手動の擲弾を用いて仮想戦闘泳者を撃破した】

4月23日には、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」及び「アドミラル・ヴィノグラードフ」と共に沿岸目標への砲撃訓練を行ないました。
更に「ワリャーグ」は対空防衛訓練を行ない、空中目標を砲撃し、高射ミサイル「オサー-MA」を発射しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月23日6時19分配信
【太平洋艦隊の艦は演習中に日本海で射撃を実施した】


同日(4月23日)、沿海地方に駐留する太平洋艦隊通常動力潜水艦2隻が対戦方式の「決闘」演習を行ない、演習用魚雷を発射しました。
更にもう1隻の潜水艦は、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「オスリャービャ」への魚雷攻撃訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月23日7時26分配信
【日本海での演習中に太平洋艦隊の潜水艦は魚雷決闘を行なった】

4月24日、太平洋艦隊旗艦「ワリャーグ」は、日本海対艦ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で対艦ミサイル"ヴルカーン"を発射した]

4月26日、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、有翼ミサイル標的高射ミサイル「キンジャール」で撃墜しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月26日5時30分配信
【太平洋艦隊の対潜艦は日本海の演習で仮想敵の有翼ミサイルを撃墜した】

同日(4月26日)、「ワリャーグ」は、ロケット艇R-79から発射された対艦ミサイル高射ミサイル「フォルト」で撃墜しました。
[高射ミサイル複合体S-300F「フォルト」/S-300FM「フォルト-M」]

ロシア海軍のアレクサンドリト級掃海艦3番艦イワン・アントノフは進水した



『タス通信』より
2018年4月25日15時4分配信
【サンクトペテルブルクで第3のガラス繊維強化プラスチック製掃海艦「イワン・アントノフ」が進水した】
サンクトペテルブルク、4月25日/タス通信

第3(第2の生産艦)のガラス繊維強化プラスチック製のプロジェクト12700掃海艦「イワン・アントノフ」の進水式典は、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で開催された。
『タス通信』特派員は現地より報告した。

「この艦を起工したのは、ごく最近の事でした。
このシリーズの艦を、海軍はとても必要としており、全ての艦隊で必要です。
僕は、少なくとも2隻のこのような艦が1年程度で速やかに姿を見せる(納入される)事を願っております」
ロシア海軍
副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は式典で話した。

次に、中央海洋設計局『アルマーズ』総取締役アレクサンドル・シリャフテンコは、『中部ネヴァ川造船工場』の能力は、更に大型かつ複雑で現代的な艦の建造を可能にすることを指摘した。
彼は、新たなプロジェクト12700「アレクサンドリト」のシリーズは風貌及び技術的に満足すべきものであり、徐々に交代し、完全化されると付け加えた。

以前、プロジェクト12700対機雷防衛艦は、全ての艦隊の機雷掃海艦の基礎となる事が指摘されている。

[プロジェクト12700について]
プロジェクト12700「アレクサンドリト」掃海艦
は、中央海洋設計局『アルマーズ』により設計された。

海洋基地掃海艦「イワン・アントノフ」は、このタイプの艦の3隻目であり、第2の生産艦である。
その建造契約は、ロシア連邦国防省との間で2014年4月に署名された。
『中部ネヴァ川造船工場』で起工されたのは2017年1月25日である。
艦は、今年に海軍への引き渡しが計画されている。

プロジェクト12700掃海艦は、艦自身へ配置される最新の水中音響ステーション(ソナー)、遠隔操作の自動水中無人機、自動化対機雷活動管理システムを使用出来る。
従来の掃海兵装も使用できる。
「アレクサンドリト」シリーズの艦は、真空注入により形成された単一のガラス繊維強化プラスチック製船体というユニーク性を有する。

プロジェクト12700のトップ艦「アレクサンドル・オブホフ」は、既に既にロシア連邦海軍の一員として任務を遂行しており、4隻の後続艦(「ゲオルギー・クルバトフ」、「イワン・アントノフ」、「ウラジーミル・イェメリヤノフ」、「ヤーコフ・バリャーエフ」)は様々な建造段階に在る。



[プロジェクト12700アレクサンドリト掃海艦]
ロシア海軍新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日にサンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役しました。
[新世代掃海艦プロジェクト12700の1番艦アレクサンドル・オブホフはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]

プロジェクト12700の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工され、2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成は完了しました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される]

その後、艦内へ各種機器を設置する為、船体周辺に足場が組まれましたが、2016年6月7日夜に火災が発生しました。
[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]
この為、「ゲオルギー・クルバトフ」の進水は延期されました。


プロジェクト12700の3番艦の船体形成作業は2016年6月27日に始まりました。
[ロシア海軍の為の第3のプロジェクト12700掃海艦の建造が始まった]

2017年1月25日、3番艦は「イワン・アントノフ」と命名され、起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦イワン・アントノフはサンクトペテルブルクで起工された]


そして2018年4月25日、3番艦「イワン・アントノフ」は、2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」よりも先に進水しました。
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「イワン・アントノフ」は、今年(2018年)末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。


プロジェクト12700の4番艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は2017年4月20日に起工されています。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ウラジーミル・イェメリヤノフはサンクトペテルブルクで起工された]

プロジェクト12700の5番艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は2017年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ヤーコフ・バリャーエフはサンクトペテルブルクで起工された]

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現在までにプロジェクト12700対機雷防衛艦は、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』でのみ建造されていますが、今後は極東方面でも建造されます。
[ロシア海軍の為のプロジェクト12700対機雷防衛艦(掃海艦)は極東(コムソモリスク・ナ・アムーレ)でも建造される]

ロシア海軍の将来航空母艦は7万トン級になる

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『タス通信』より
2018年4月25日15時32分配信
【海軍の将来航空母艦は少なくとも70000トンの排水量を得る】
サンクトペテルブルク、4月25日/タス通信

ロシア海軍将来航空母艦は、少なくとも70000トンの排水量を有し、技術設計は未だ用意されていない。
ロシア海軍福総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は報道陣へ伝えた。

「海軍は、『価値-品質』の経済的相関性の観点から、ロシア連邦の為に軽航空母艦を建造するのは無駄であると考えております。
望ましいのは、その艦上に数多くの飛行装置を乗せる事が可能な排水量70000トンの航空母艦の建造でしょう」

彼は話した。

ブルスクは付け加えた。
「技術的特性及び設計は、未だ用意されておらず、技術的設計の作成中に、必要なものが定められます。
ですが、既に今、明確なのは、その排水量は70000トンになるという事です」


これまでにロシア連邦海軍は、ロシア海軍が核動力装置を有する将来航空母艦の受領を2030年末に見込んでいると表明していた。
以前、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフは、航空母艦の建造契約は2025年末に署名されるかもしれないと述べた。
ロシア連邦産業貿易相デニス・マントゥロフは、航空艦の概略設計は既に作成され、ロシア国防省へ提示されていると述べた。

同時に、『統合造船業営団』へ加入している『クリロフ国立研究センター』は、新たな航空母艦の概略設計を開発し、更には、我が国の海軍の為に提示している。
プロジェクト23000「シトルム」の名を受け取った。
提示された草案では、艦は80000~90000トンの排水量を有し、複合動力装置(原子炉及びガスタービンエンジン)を装備する。
艦の航空グループは60機の機体を有していなければならない。



[ロシア新世代航空母艦]
[ロシア海軍将来空母概念設計案・プロジェクト23000E「シトルム」]
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ロシア海軍の為の将来航空母艦Перспективный Авианосецの設計開発作業は2007年に始まりました。

現在の所、将来航空母艦は、5万トンから8万5千トンまでの3種類のヴァリエーション(軽空母、中空母、重空母)が提示されています。

重航空母艦(排水量80000-85000t、搭載機70機)
中航空母艦(排水量55000-65000t、搭載機50-55機)
軽航空母艦(排水量50000t)

建造費は重空母で3000億ルーブル、軽空母で1000億ルーブルと見積もられています。
[ロシアは3種類の将来航空母艦を設計している]
[ロシア国防省は3つの将来原子力空母設計案を検討している]
[ロシア将来空母の作成には約10年掛かり、費用は1000-3000億ルーブルになる]


将来航空母艦艦載機は、2019年以降に配備予定のロシア第5世代重戦闘機Su-57の艦上機型が想定されており、この他に無人機も搭載されます。
[ロシア海軍将来正規空母は第5世代重戦闘機Su-57の艦上機型を搭載し、カタパルトとスキージャンプを並行装備する]
[ロシア航空機製造業界は第5世代重戦闘機Su-57の艦上戦闘機型を開発する用意がある]
[ロシア海軍航空隊の為の有人/無人航空機が開発される]

将来航空母艦には、艦載機発進の為のカタパルトが装備されます。
[ロシア海軍の為の将来正規空母はカタパルトを装備する]

将来航空母艦の為の電磁カタパルトの開発作業も進められています。
[ロシアは将来空母用の電磁カタパルトの開発を始めている]
[ロシア海軍将来正規空母の為の電磁カタパルトの開発は進められている]

将来航空母艦アイランドは非金属複合材料製になります。
[ロシア海軍将来正規空母のアイランドは複合材料で造られる]

将来航空母艦の動力に関しては、通常動力(ガスタービンなど)と原子力推進の2つのヴァージョンが検討されていますが、ロシア海軍の要求により、ほぼ原子力推進に確定しております。
[ロシア海軍将来正規空母は原子力推進となる]
[ロシア海軍将来正規空母と将来駆逐艦リデル級は同型の原子力機関を搭載する]

将来航空母艦は、2016年6月16日にサンクトペテルブルク『バルト工場』で進水した新型原子力砕氷船「アルクチカ」(2019年就航予定)と同型の原子炉RITM-200を搭載するようです。
[ロシア海軍将来原子力空母は原子炉RITM-200を搭載するかもしれない]
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将来航空母艦の最終設計案は2020年以降に固められます。
[ロシア海軍将来原子力空母の最終設計案は2020年以降に作成される]
[新型原子力空母の建造はロシア海軍の将来計画に含まれている]

将来航空母艦の建造は2023年~2028年の開始が計画されています。
[ロシア海軍の新世代空母の建造は2023年~2028年に開始される]
[ロシア海軍の為の新世代空母の建造は『2018-2027年の国家軍備プログラム』において開始される]

なお、艦上戦闘機に関しては、2017年7月以降、ヤコブレフ新世代VSTOL艦上戦闘機を開発するという話が出てきているので、搭載機はSu-57艦上戦闘機型では無く、VSTOL戦闘機になる可能性も有ります。
[ロシア海軍の将来空母の為のVSTOL艦上戦闘機が開発される]
[ロシア海軍の為の新たなVSTOL艦上戦闘機が開発される]
[ロシア航空業界はロシア海軍の為の新たなVSTOL艦上戦闘機の為のエンジンを開発する用意がある]


新世代航空母艦の建造は、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』と、サンクトペテルブルク『北方造船所』の協業になるようです。
[ロシア海軍の新世代航空母艦はセヴェロドヴィンスク造船所(セヴマシュ)とサンクトペテルブルク北方造船所が協同で建造する]


そして今回、ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、将来航空母艦の排水量は70000トンになると発言しました。

更にブルスク中将は、軽航空母艦の建造は無駄であるとまで断言しております。

上記のように、将来航空母艦重空母、中空母、軽空母の3タイプが検討されていましたが、この中の中空母をベースにした案が選ばれたようです。


「7万トン級の航空母艦」は、ソ連時代の1970年代に計画された事が有ります。
[幻と消えた原子力空母・プロジェクト1153]
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プロジェクト1153は建造には至りませんでしたが、40年以上の時を経て、同クラスの艦が現実化するかもしれません。

近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは新たな高射ミサイル砲複合体パーンツィリ-Mを装備する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年4月25日15時12分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」は、複合体「パーンツィリ」、新たな動力設備及び飛行支援システムを装備する】
サンクトペテルブルク、4月25日、インタファクス-AVN

航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、新たな対空防衛複合体及び新たな要素の動力設備を近代化の際に受け取る。
水曜日、ロシア連邦海軍副総司令官ヴィクトール・ブルスクサンクトペテルブルクで報道陣へ伝えた。

「アドミラル・クズネツォフは、既に工場へ配置されています。
5月には当地で作業が開始されます。
その対空防衛兵装は改善されます。
新たな海上運用複合体パーンツィリが設置されます。
この他に、動力設備も交換されます:新たなボイラー、一連の新たなポンプ。
そして新たな飛行支援システム。
新たな着艦、観測、管理などのシステム」
ヴィクトール・ブルスク
は話した。

彼は、全ての近代化の作業は2020年末までの実行が計画されている事を指摘した。

以前に『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフが伝えたように、「アドミラル・クズネツォフ」は2020年末に修復され、2021年にロシア連邦海軍へ復帰する。
「私共は、作業(「アドミラル・クズネツォフ」の修理)を既に始めています。
私共は、全ての作業の完了を2020年末に計画しています。
2021年前半には試験を実施し、艦は海軍の戦闘即応部隊へ引き渡されます」
アレクセイ・ラフマノフ
ラジオ局『エコー・モスクワ』の生放送で語った。

彼は、『統合造船業営団』は、契約義務の枠組みにおける計画された航空母艦の修理作業の量について知らせる事は出来ないと指摘した。
『統合造船業営団』のトップは、このような艦(航空母艦)の新規建造は「長期、高価になる」事を強調した。



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ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて6度目となる地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

「アドミラル・クズネツォフ」は、これ以前にも5回の地中海遠征を行なっています。
[第1次地中海遠征(1995年12月8日出港、1996年3月22日帰港)]
[第2次地中海遠征(2007年12月5日出港、2008年2月3日帰港)]
[第3次地中海遠征(2008年12月5日出港、2009年3月2日帰港)]
[第4次地中海遠征(2011年12月6日出港、2012年2月16日帰港)]
[第5次地中海遠征(2013年12月17日出港、2014年5月18日帰港]


「アドミラル・クズネツォフ」機動部隊は2016年10月上旬にシリア沖へ到達し、2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。


以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。


シリア沖への遠距離航海から1年後、2018年2月23日の「祖国防衛者の日」クレムリン宮殿で開催された国家表彰授与式において、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、「アドミラル・クズネツォフ」ウシャコーフ勲章を授与しました。

『タス通信』より
2018年2月23日14時24分配信
【プーチンは祖国防衛者の日に国家表彰を授与した】

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[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

今後、「アドミラル・クズネツォフ」は寿命を延長する近代化改装が行なわれます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、ムルマンスク『第35艦船修理工場』になります。

『第35艦船修理工場』(ムルマンスク)
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システム、航空機管制複合体、火災探知システムなどは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな航空機管制複合体を装備する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな火災探知システムを装備する]
機関(蒸気タービン)自体は変更されませんが、蒸気発生用のボイラーは8基全てが交換されるようです。

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

以前には「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年から始まる予定でしたが、2018年に延期されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスク艦船修理工場で2018年から始まる]

プロジェクト11435重航空巡洋艦(アドミラル・クズネツォフ)を設計した『ネフスキー計画設計局』は、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装案を作成しています。
[ネフスキー計画設計局はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の為の準備を進めている]
「アドミラル・クズネツォフ」には、新たな淡水化装置が設置されます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の契約は2018年4月23日に締結されました。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約は締結された]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装工事は2020年末に完了し、2021年初頭以降に洋上試験を行ない、同年半ば頃に艦隊へ復帰する予定です。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2020年末に近代化改装を完了し、2021年に復帰する]
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2021年にロシア海軍へ復帰する]


そして今回、ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、「アドミラル・クズネツォフ」は近代化改装により新型の高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」を装備する事を明らかにしました。
[ロシア海軍黒海艦隊のロケット艇シューヤは新型の高射複合体パーンツィリ-Mの試験艇となる]

当然ながら、これまでに装備されていた高射ミサイル砲複合体「コールチク」は撤去される事になるでしょう。
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この他、新たな要素の動力設備ボイラーも装備するとの事ですから、ボイラーも新型になるようです。
或いは、インドへ売却された航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」と同様の軽油炊きボイラーになるかもしれません。
(現在の「アドミラル・クズネツォフ」ボイラーは重油炊き)

ブルスク中将の発言を見る限り、着艦拘束装置、航空機運用管理システム、戦闘情報管理システム、メインレーダーなども新型になるようです。

ロシア海軍太平洋艦隊のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフは対潜部隊への魚雷攻撃演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月24日3時40分配信
【カムチャツカで太平洋艦隊の原子力水中巡洋艦「ウラジーミル・モノマーフ」は捜索-打撃艦グループへの攻撃演習を実施した】

カムチャツカ太平洋艦隊潜水艦部隊及びロシア北東軍グループの冬季演習期間を総括する双務演習の枠組みで、戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、演習用魚雷兵器を用いて捜索-打撃艦グループを攻撃した。

戦闘訓練射爆場における計画演習で、戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦は指示された任務へ取り組んだ。

潜水艦の捜索及び探知を行なう為、太平洋艦隊海軍航空隊対潜航空機Il-38の支援下で行動する小型対潜艦MPK-82及びMPK-107で構成される捜索打撃艦グループが指定海域へ向かった。

潜水艦の前には、捜索打撃艦グループの艦艇への攻撃実施及び仮想敵の対潜部隊の捜索海域からの離脱という課題が在った。

演習実施中、戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、魚雷兵器使用の有効距離まで密かに接近し、捜索打撃艦グループへの魚雷攻撃を実施した。
演習用魚雷は、双方の対潜艦へ成功裏に命中した。
その後、水中巡洋艦は一斉射撃後の操艦を行ない、対潜艦及び航空隊の行動海域から離脱した。

演習統制官の太平洋艦隊潜水艦部隊副司令官ユーリー・ベルドニコフ少将は、戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦の乗組員の行動は巧みで理にかなっていると指摘し、高く評価した。



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ロシア海軍第4世代原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中巡洋艦の3番艦K-551「ウラジーミル・モノマーフ」は、セヴェロドヴィンスク市造船所『セヴマシュ』で2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水2014年12月10日に竣工、12月19日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]

就役前の2014年9月10日には、初めて弾道ミサイル「ブラヴァー」を発射しています。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射に成功した]

就役後、2016年夏まで北方艦隊原潜基地ガジエヴォに「仮住まい」しながらバレンツ海で慣熟訓練を行ないました。

[ロシア海軍最新鋭原子力戦略用途水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフはバレンツ海での訓練を終えて基地へ戻った]

この間、2015年11月14日夜には弾道ミサイル「ブラヴァー」2発を一斉発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略原潜ボレイ級3番艦ウラジーミル・モノマーフは弾道ミサイル"ブラヴァー"を2発同時にカムチャツカ半島へ発射した]

2016年8月15日に北方艦隊基地を去り、9月26日にカムチャツカ太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島へ向かった]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]

到着後の動向は明らかにされていませんでしたが、2018年4月16日には同型艦「アレクサンドル・ネフスキー」と対潜方式の「決闘」演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフとアレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ沖で『決闘』を行なった]


そして4月24日、「ウラジーミル・モノマーフ」は、カムチャツカに駐留するプロジェクト1124M小型対潜艦2隻(MPK-82、MPK-107)への魚雷攻撃演習を行ないました。

【MPK-82(1992年2月11日就役)】
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【MPK-107(1991年3月14日就役)】
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ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年4月24日10時36分配信
【黒海艦隊の艦は地中海での演習へ参加する】

戦闘訓練計画に沿って、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」及び「アドミラル・エッセン」、警備艦「プイトリーヴイ」及び「スメトリーヴイ」で構成される黒海艦隊の艦グループは、遠方作戦ゾーンでの双務演習を実施する。

演習中、艦の乗組員は、艦船支隊の海上戦闘実施の手順へ取り組む。

特に、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」及び「アドミラル・エッセン」は打撃艦グループを構成し、警備艦「プイトリーヴイ」及び「スメトリーヴイ」への仮想攻撃を行なう。
その次に、仮想敵の攻撃への合同反撃の行動へ取り組む。

その後、戦闘部署の要員は、沿岸目標へのミサイル打撃に関する行動へ取り組む。

更に乗組員は、戦闘行動実施中に損傷を受けた艦への援助と、生存への対処(ダメージコントロール)の訓練を実施する。

計画演習の完了後、黒海艦隊の艦は、遠方作戦ゾーンの海軍連合部隊司令部の計画の下で任務遂行を続ける。



黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)は、2017年12月1日頃にセヴァストーポリを出航して以来、現在まで地中海東部に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部で戦闘演習を行なった]

黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート「アドミラル・エッセン」(2016年6月7日就役)は、2018年3月中旬にセヴァストーポリを出航して以来、現在まで地中海東部に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの飛行訓練を行なった]

2隻のフリゲート地中海東部アメリカイギリスなどの艦船を監視しています。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でアメリカ海軍などの軍艦を追尾している]
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でイギリスのアスチュート級原潜を追尾した]


黒海艦隊プロジェクト1135M警備艦「プイトリーヴイ」(1982年2月9日就役)とプロジェクト61警備艦「スメトリーヴイ」(1969年10月21日就役)は、2018年4月21日にボスポラス、ダーダネルス海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイとスメトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ行く]


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ロシア海軍は、4月11日以降、地中海東部で射撃演習を実施しています。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年4月11日13時6分配信
【ロシア海軍は地中海で艦船グループの演習を始めた】
具体的な演習の実施期間は、4月11日~12日、4月17日~19日、4月25日~26日です。
演習実施時間は、それぞれモスクワ時間で10時から18時までとなっております。
(日本時間だと16時から24時まで)

4月25日~26日に実施される演習に、上記の4隻の水上艦が参加するようです。


現在、地中海東部には、以下の艦船を含め、約15隻のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]

フリゲート「アドミラル・エッセン」(黒海艦隊):2018年3月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(黒海艦隊):2017年12月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「プイトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「エクヴァトル」(黒海艦隊):2018年2月6日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「オルスク」(黒海艦隊):2018年4月15日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇「キネリ」(黒海艦隊):2018年3月30日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊):2018年1月29日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船SB-729(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

この他、バルト艦隊からは警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」地中海東部へ向かっています。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大型揚陸艦ミンスクは北大西洋で演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年4月23日14時25分配信
【バルト艦隊の艦は北大西洋で計画合同演習を実施した】

バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」及び大型揚陸艦「ミンスク」の乗組員は、計画合同演習を実施した。
遠距離航海任務を遂行している双方の艦は、北大西洋の指定地点で会合した。

ロシア船員は一連の対空、対艦、対潜防衛演習及び訓練を行ない、組織的通信の課題へ取り組んだ。

この他、「ヤロスラフ・ムードルイ」乗組員は、艦上目標指示システムの助力を得て海上目標への電子ミサイル発射を行なった。
ミサイル射撃は、艦の主要打撃兵器~対艦ミサイル複合体「ウラン」を用いて実施された。

海上での戦闘演習活動に加え、乗組員は、艦載システムの運用に関連する問題、組織的な日常活動、更には給油船「レナ」からの艦への在庫の補充へ取り組んだ。
大西洋での任務を遂行した後、大型揚陸艦「ミンスク」北海へ進路を取り、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」及び給油船「レナ」の乗組員は、遠距離航海計画に沿ってルート上の移動を続ける。

艦の物資及び兵装は標準モードで機能している。
船員は、必要な艦の全てのシステムの計画予防メンテナンス及び他の専門作業を行なっている。

[参照]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
給油船「レナ」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、4月15日にバルチースク軍港を去り、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の戦力の計画ローテーションの枠組みで地中海へ進路を取った。

大型揚陸艦「ミンスク」は2017年10月4日にバルチースクから遠距離航海へ出発した。
艦の乗組員は、ロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として、地中海で指示された任務を遂行した。
現在、艦は恒常駐留場所~バルチースクへの移動を行なっている。



バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」は2018年4月15日にバルチースク基地を抜錨し、地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ向かった]

その後、バルト海を出て北海へ入り、4月21日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]


バルト艦隊大型揚陸艦「ミンスク」は2017年10月4日にバルチースク基地を出航し、同年11月上旬から2018年4月上旬まで「シリア・エクスプレス」と呼ばれる黒海沿岸からシリアタルトゥース港への輸送任務に従事しました。

その後、4月14日にジブラルタル海峡を通過し、4月16日から18日までポルトガルリスボン港を訪れました。
[『シリア・エクスプレス』を終えたロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦ミンスクはポルトガルのリスボンを訪れた]


そして4月23日、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」大型揚陸艦「ミンスク」北大西洋で会合し、合同演習を実施しました。

具体的に北大西洋の何処の海域で演習を行なったのかは明らかにされませんでしたが、双方の移動ルートから見て、おそらくはケルト海ビスケー湾でしょう。
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近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2021年にロシア海軍へ復帰する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年4月24日8時56分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」は2021年に海軍へ復帰する】
モスクワ、4月24日-ロシア通信社ノーボスチ

航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2021年に海軍へ復帰する。
『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは話した。

「私共は、既に作業を開始しています。
契約は双方が署名しております。
私共は、全ての作業の完了を2020年末に計画しています。
2021年前半には試験を実施し、艦は海軍の戦闘即応部隊へ引き渡されます」

彼は話した。

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、ロシア海軍に在籍する唯一の航空母艦、より正確には重航空巡洋艦である。
それは、未だソヴィエト社会主義共和国連邦だった頃の1991年に稼働を開始した。

前日、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』は艦の修理及び近代化に着手した。
更新後、それは更に20年間の勤務が可能になると専門家は指摘した。



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ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて6度目となる地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

「アドミラル・クズネツォフ」は、これ以前にも5回の地中海遠征を行なっています。
[第1次地中海遠征(1995年12月8日出港、1996年3月22日帰港)]
[第2次地中海遠征(2007年12月5日出港、2008年2月3日帰港)]
[第3次地中海遠征(2008年12月5日出港、2009年3月2日帰港)]
[第4次地中海遠征(2011年12月6日出港、2012年2月16日帰港)]
[第5次地中海遠征(2013年12月17日出港、2014年5月18日帰港]


「アドミラル・クズネツォフ」機動部隊は2016年10月上旬にシリア沖へ到達し、2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。


以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。


シリア沖への遠距離航海から1年後、2018年2月23日の「祖国防衛者の日」クレムリン宮殿で開催された国家表彰授与式において、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、「アドミラル・クズネツォフ」ウシャコーフ勲章を授与しました。

『タス通信』より
2018年2月23日14時24分配信
【プーチンは祖国防衛者の日に国家表彰を授与した】

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[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

今後、「アドミラル・クズネツォフ」は寿命を延長する近代化改装が行なわれます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、ムルマンスク『第35艦船修理工場』になります。

『第35艦船修理工場』(ムルマンスク)
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システム、航空機管制複合体などは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな航空機管制複合体を装備する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな火災探知システムを装備する]
機関(蒸気タービン)自体は変更されませんが、蒸気発生用のボイラーは8基全てが交換されるようです。

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

以前には「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年から始まる予定でしたが、2018年に延期されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスク艦船修理工場で2018年から始まる]

以前には500億ルーブルと伝えられた「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装費用は、「ほぼ半分」(250億ルーブル程度)に減らされる事になるようです。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の予算は500億ルーブルよりも減らされる]

プロジェクト11435重航空巡洋艦(アドミラル・クズネツォフ)を設計した『ネフスキー計画設計局』は、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装案を作成しています。
[ネフスキー計画設計局はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の為の準備を進めている]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の契約は2018年4月23日に締結されました。

「アドミラル・クズネツォフ」の修理及び近代化改装を担当するムルマンスク『第35艦船修理工場』は、既に作業を開始しています。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約は締結され、作業は開始された]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装工事は2020年末に完了し、2021年初頭以降に洋上試験を行ない、同年半ば頃に艦隊へ復帰する予定です。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2020年末に近代化改装を完了し、2021年に復帰する]

ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で対艦ミサイル"ヴルカーン"を発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月24日10時0分配信
【親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は演習中に海上目標へ有翼ミサイルで打撃を与えた】

本日、日本海エリアで実施されている沿海地方多種戦力小艦隊の双務戦術演習の枠組みで、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、仮想敵の水上艦を模した海上盾へ有翼ミサイル「バザーリト」の練習戦闘射撃を行なった。
有翼ミサイルは成功裏に目標へ命中し、それは客観的観測及び標的の目視検査で確認された。

戦闘訓練海域の安全の保障は、15隻の艦隊の艦及び補助船、更には太平洋艦隊海軍航空隊対潜航空機により行なわれた。



沿海地方に駐留するロシア太平洋艦隊の各部隊は、4月20日から戦術演習を開始しました。
演習には、30隻の艦船と20機の航空機が参加します。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月20日3時45分配信
【30隻の戦闘艦及び補助船は太平洋艦隊部隊の双務戦術演習へ参加する】

まず最初に、5隻の基地掃海艇が、演習参加艦の基地(ウラジオストク)からの出航を先導しました。
その後、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、艦載ヘリコプターKa-27PLと共に潜水艦の捜索訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月20日6時0分配信
【太平洋艦隊の艦は演習中に掃海艇による部隊先導及び仮想敵潜水艦の捜索へ取り組んだ】

太平洋艦隊旗艦「ワリャーグ」も出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で対艦ミサイル発射訓練を行なう]

4月21日には大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」が水中工作員の撃退訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月21日7時22分配信
【太平洋艦隊の艦は演習中に常設及び手動の擲弾を用いて仮想戦闘泳者を撃破した】

4月23日には、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」及び「アドミラル・ヴィノグラードフ」と共に沿岸目標への砲撃訓練を行ないました。
更に「ワリャーグ」は対空防衛訓練を行ない、空中目標を砲撃し、高射ミサイル「オサー-MA」を発射しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月23日6時19分配信
【太平洋艦隊の艦は演習中に日本海で射撃を実施した】


同日(4月23日)、沿海地方に駐留する太平洋艦隊通常動力潜水艦2隻が対潜方式の「決闘」演習を行ない、演習用魚雷を発射しました。
更にもう1隻の潜水艦は、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「オスリャービャ」への魚雷攻撃訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月23日7時26分配信
【日本海での演習中に太平洋艦隊の潜水艦は魚雷決闘を行なった】


そして4月24日、太平洋艦隊旗艦「ワリャーグ」は、日本海対艦ミサイルを発射しました。
記事中では「バザーリト」と書かれていますが、正確には、その改良型の「ヴルカーン」です。
[長距離打撃ミサイル複合体バザーリト/ヴルカーン ]

ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年4月22日23時37分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は試験を継続する為に出航した】

最新のプロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」は、4月22日(日曜日)午前にフィンランド湾へ出航した。
同艦は航行試験を継続する。
『Mil.Press FlotProm』は、企業(北方造船所)の情報提供者より伝えられた。


以前、「ゴルシコフ」の試験は、『コロムナ工場』で製造された航行用ディーゼルエンジン10D49が損傷した故に中断された。
機械は2017年12月23日に艦から出された。
エンジンは3ヶ月を経て修理された。

2018年3月12日、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは、フリゲート高射ミサイル複合体は1ヶ月半に渡り射爆場で試験を行なっており、その後、艦で試験を継続すると語った。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
「アドミラル・ゴルシコフ」
は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で建造されているプロジェクト22350フリゲートのトップである。
2月1日で、12年に渡り受注を遂行している。
当初、艦は2011年に海軍への引き渡しが計画されていた。
しかし、フリゲートが初めて試験の為に出航したのは、2014年11月になってからだった。

2014年12月、艦のガスタービンエンジンは大規模な修理が必要である事が知られるようになった。
それにも関わらず、『北方造船所』は、艦の機器には如何なる問題も無いと否定した。
2015年4月末、『Mil.Press FlotProm』は、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の焼けたエンジンの修理には1億3500万ルーブルの費用が掛かる事を明らかにした。
2016年5月、艦は北方艦隊で試験を続けた。
それは2016年11月の竣工が望まれたが、2017年前半に延期された。

2017年3月、国防次官ユーリー・ボリソフは、「アドミラル・ゴルシコフ」は、コンツェルン『アルマーズ-アンテイ』「ポリメント-リドゥート」の試験設計作業の不手際故に引き渡しが遅延していると話した。
プロジェクト22350フリゲートは、艦上の全ての対空防衛手段の統合を意図したこのシステムを装備する最初の艦である。
共同の管理回路には、高射複合体「リドゥート」(ミサイル9M96、9M96D、将来的には9M100)に加え、短距離での対空防衛の為に意図されている高射砲複合体「パラシ」、更には130mm砲A-192Mも含まれる。



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[プロジェクト22350フリゲート(「アドミラル・ゴルシコフ」型)]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、サンクトペテルブルク市『北方造船所』で2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。


進水後、『北方造船所』の岸壁で艤装工事が進められました。
[艤装中のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影]
[ロシア海軍最新フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影(2013年3月)]

2013年7月末までに艦長オレグ・グセフ1等海佐以下186名の正規乗組員が乗艦しました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」へ正規乗組員全てが乗艦した]

2013年7月31日からは『北方造船所』岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく『北方造船所』へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、『北方造船所』岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

2014年11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]


「アドミラル・ゴルシコフ」の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

2015年5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験(第2段階)へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]

その後はバルチースク基地へ移動し、洋上試験を続けていました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

2015年7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた]

9月3日にバルチースクを出航し、9月7日にクロンシュタットへ到着しました。


9月11日、建造元の『北方造船所』は、「アドミラル・ゴルシコフ」バルト海における洋上試験(第2段階)を完了したと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の第2段階を完了した]

その同じ日、「アドミラル・ゴルシコフ」は午前9時にクロンシュタットを出航し、フィンランド湾で洋上試験を行ない、同日の午後8時に帰港しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィンランド湾で昼夜の洋上試験を行なった]


その後、バルチースク基地へ移動した「アドミラル・ゴルシコフ」は、9月22日に白海へ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海へ向かった]

9月24日にはバルト海を出て北海へ入りました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海を出て北海へ入った]

9月30日、白海沿岸セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ到着した]

10月19日、「アドミラル・ゴルシコフ」国家受領試験を実施する為、白海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の最終段階を実施する為に白海へ出航した]

11月2日、A-192M「アルマート」130mm単装砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で130mm砲を発射した]

11月25日、白海有翼ミサイル(カリブル)の発射試験が行なわれました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2015年12月25日、白海での洋上試験の第1段階は完了しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海での洋上試験第1段階を完了した]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海方面へ移動し、2016年2月24日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲の対空射撃試験を実施しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で砲撃試験を実施した]

2016年2月末からはロスリャコヴォ村(ムルマンスク近郊)をベースにして海上試験を続けました。
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3月初頭には艦載ヘリコプターKa-27の発着試験が行われました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はヘリコプターの着艦試験を行なった]

3月23日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲による海上砲撃試験が行われました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で海上目標への砲撃試験を行なった]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動し、バレンツ海で各種試験が続けられました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"近影(2016年5月末-6月初頭)]

2016年7月末~8月初頭頃には、電子戦闘システム5P-28の試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の電子戦闘システムの試験が実施された]




しかし、高射ミサイル複合体「ポリメント・リドゥート」に問題が発生した為、引き渡しの期日は未定となりました。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のロシア海軍への引き渡し時期は未だ明確では無い]

「アドミラル・ゴルシコフ」は2016年11月中旬までにバルチースクへ戻り、11月22日にバルチースクを出航しました。
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11月24日にはサンクトペテルブルク『北方造船所』へ到着しました。
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「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは、2017年に延期されることになりました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフのロシア海軍への引き渡しは2017年前半に延期された]

2017年1月21日には『北方造船所』の浮きドックへ入渠しました。
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その後、『北方造船所』岸壁で艦内の全ての機器の点検と整備が行なわれました。
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2017年3月20日にサンクトペテルブルクから出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は兵装試験の為に再びバレンツ海へ向かった]

当初はバレンツ海で試験を行なう予定でしたが、結局バルト海で試験が行なわれ、5月8日にサンクトペテルブルクへ戻ってきました。


その後、5月21日午前にサンクトペテルブルクを出航し、バルト艦隊主要基地バルチースクへ向かいました。
『Dambievのブログ』より
2017年5月22日配信
【フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は次の段階の試験へと出発した】

6月初頭からバルト海で洋上試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海で洋上試験を行なう]
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海で高射ミサイル複合体の発射試験を行なう]

7月1日にはサンクトペテルブルクへ入港しました。


その後、クロンシュタットで7月30日に行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式のリハーサルへ何度も参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


そして7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


「アドミラル・ゴルシコフ」は、観艦式の前の7月21日~22日に、艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」の発着艦試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタット沖で艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランの発着艦試験を行なった]

観艦式の後の動向は明らかにされていませんでしたが、9月上旬頃にバルト海沿岸のバルチースク(バルト艦隊基地)からバレンツ海方面の北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動していたようです。
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2017年9月29日、洋上試験の最終段階がバレンツ海で始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の洋上試験の最終段階がバレンツ海で始まった]

2017年10月8日には早期警戒ヘリコプターKa-31の着艦試験が行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年10月8日19時5分配信
【ヘリコプターKa-31乗員はフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」への着艦へ取り組んだ】

しかし、洋上試験(おそらくは高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の発射試験)は不成功に終わったらしく、「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される事になりました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、サンクトペテルブルクへ戻る途中の2017年12月23日、2基の巡航用ディーゼルエンジン10D49の内の1基が破損しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月13日13時1分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の巡航用ディーゼルは破損した】

この為、破損したディーゼルエンジンサンクトペテルブルク『コロムナ工場』から派遣された技術者により修理される事になりました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月15日17時41分配信
【情報筋:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」のディーゼルは3月の修理が計画されている】

ディーゼルエンジンの修理は2018年3月中旬に完了しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年3月13日18時56分配信
【情報筋:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」のディーゼルは復旧した】


そして2018年4月22日、「アドミラル・ゴルシコフ」は洋上試験を再開する為、サンクトペテルブルクから出航しました。

今後、試験が順調に進めば、今年の夏の末、つまり8月末には「アドミラル・ゴルシコフ」へ海軍旗が掲揚される、つまり、ロシア海軍へ就役する事ができるでしょう。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフは2018年8月末頃にロシア海軍へ引き渡される]

ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約は締結された

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年4月23日11時29分配信
【『統合造船業営団』は航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の近代化を開始すると発表した】
モスクワ、4月23日、インタファクス-AVN

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の修理及び近代化の契約は署名された。
月曜日、『統合造船業営団』広報サービスは発表した。

「『統合造船業営団』の子会社である株式会社『艦船修理センター・ズヴェズドーチカ』は、その履行に着手しました」
声明では、こう述べられた。
契約の金額及び履行期限は明らかにされなかった。

以前、『第35艦船修理工場』(『統合造船業営団』の一員である『艦船修理センター・ズヴェズドーチカ』へ含まれる)での作業開始の準備に関連し、社会ネットワークでの通知が登場した。
「当社は、艦船建造部署の候補地の選定を行なっております。
艦船建造の責務は、ムルマンスク市の為の作業です」


「アドミラル・クズネツォフ」の修理及び近代化は、2年半~3年に渡って続くと見られている。

4月12日、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフは、航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理は2020年に完了しなければならず、艦は2021年に海軍の戦闘編制へ復帰すると述べた。
「航空母艦は修理を行ない、全てのボイラー、設備を交換します。
造船所との合意は存在しており、修理は2020年に完了し、2021年には同艦は海軍へ復帰しなければなりません」
彼は話した。

2016年10月、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に率いられ、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船で構成される打撃艦グループは、地中海エリアへ向かった。
2016年11月から2017年2月までグループシリアのテロリストとの戦闘任務を遂行した。

航空母艦には、40機以上の飛行装置(航空機、ヘリコプター)が在った。
ロシア海軍の歴史上初めて艦上航空機Su-33及びMiG-29Kが実戦で使用された。
「アドミラル・クズネツォフ」航空団の飛行士の2ヶ月間に渡る戦闘勤務で420回の戦闘飛行が実施され、この間にシリア領内の国際テロリストの1200以上の施設が破壊された。

以前、『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理は2018年に開始され、修理及び近代化の作業の量は、資金拠出に依存すると語った。



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ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて6度目となる地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

「アドミラル・クズネツォフ」は、これ以前にも5回の地中海遠征を行なっています。
[第1次地中海遠征(1995年12月8日出港、1996年3月22日帰港)]
[第2次地中海遠征(2007年12月5日出港、2008年2月3日帰港)]
[第3次地中海遠征(2008年12月5日出港、2009年3月2日帰港)]
[第4次地中海遠征(2011年12月6日出港、2012年2月16日帰港)]
[第5次地中海遠征(2013年12月17日出港、2014年5月18日帰港]


「アドミラル・クズネツォフ」機動部隊は2016年10月上旬にシリア沖へ到達し、2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。


以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。


シリア沖への遠距離航海から1年後、2018年2月23日の「祖国防衛者の日」クレムリン宮殿で開催された国家表彰授与式において、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、「アドミラル・クズネツォフ」ウシャコーフ勲章を授与しました。

『タス通信』より
2018年2月23日14時24分配信
【プーチンは祖国防衛者の日に国家表彰を授与した】

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[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

今後、「アドミラル・クズネツォフ」は寿命を延長する近代化改装が行なわれます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、ムルマンスク『第35艦船修理工場』になります。

『第35艦船修理工場』(ムルマンスク)
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システム、航空機管制複合体などは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな航空機管制複合体を装備する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな火災探知システムを装備する]

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

以前には「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年から始まる予定でしたが、2018年に延期されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスク艦船修理工場で2018年から始まる]

以前には500億ルーブルと伝えられた「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装費用は、「ほぼ半分」(250億ルーブル程度)に減らされる事になるようです。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の予算は500億ルーブルよりも減らされる]

プロジェクト11435重航空巡洋艦(アドミラル・クズネツォフ)を設計した『ネフスキー計画設計局』は、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装案を作成しています。
[ネフスキー計画設計局はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の為の準備を進めている]
「アドミラル・クズネツォフ」には、新たな淡水化装置が設置されます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2020年中に完了し、2021年には艦隊への復帰が予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2020年末に近代化改装を完了し、2021年に復帰する]


そして2018年4月23日、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の契約が締結されました。

まず最初に、「ロシア防衛産業企業体の匿名の情報提供者」の談話として、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の契約が締結され、同艦の復帰は2021年に予定されているという情報が出てきました。
『タス通信』より
2018年4月23日10時10分配信
【情報筋:ロシア唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理契約は締結された】

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年4月23日10時23分配信
【情報筋は巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理の詳細について話した】

それから間もなく、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』広報部は、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の契約が締結された事を認めました。

遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボを去り、インドネシアのジャカルタへ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年4月22日11時29分配信
【練習艦「ペレコプ」はスリランカ共和国への非公式訪問プログラムを完了した】

遠距離研修大洋航海任務を遂行している練習艦「ペレコプ」は、スリランカコロンボ港への非公式訪問を完了した。
停泊時に乗組員は、水、燃料、食料の在庫を補充し、艦の機器の整備を行なった。
現在、練習艦は、ジャカルタ港(インドネシア共和国)への移動を行なう為に出航している。

艦の外国港への滞在中、練習艦「ペレコプ」スリランカロシア特命全権大使が訪れ、艦長はスリランカ海軍西部海軍管区司令官、更にはスリランカ防衛海軍参謀長への表敬訪問を行なった。

非公式訪問中、艦の乗組員はコロンボの観光及び歴史的名所を徒歩及びバス旅行で訪れ、ロシア及びスリランカの軍事船員間のサッカー競技が開催された。

[参照]
今年3月1日に艦は新たな練習航海へ出発した。
これは、ロシア連邦国防省の海軍教育学校の生徒の海上実習の枠組みにおいて実施される。
将来の海軍士官は「ペレコプ」において、特に操艦に関連した教育プログラムを実行する。
総計で海洋航海には500名以上の生徒が参加する。

航海士の航海中に練習艦「ペレコプ」は4つの大洋へ行き、同艦の歴史上初めて北海航路を通過する。
艦には半年以上に渡る航海と、約22000海里(41000km以上)の距離の走破が待ち受けている。

航海プログラムにより、外国及びロシアの港へ8回の業務寄港を行ない、多国籍演習へ参加する。



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プロジェクト877練習艦の2番艦「ペレコプ」は、ポーランドグダニスク造船所で1976年4月24日に起工され、1976年12月11日に進水し、1977年9月30日にソ連海軍へ就役しました。

現在はバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。

「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)

復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年8月にギリシャピレウス、9月にはポルトガルリスボンを訪れました。



今年の「ペレコプ」の遠洋実習航海は、これまでの地中海黒海(セヴァストーポリ)だけではなく、極東方面(ウラジオストク)、更には北極海まで行く事になります。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプは北極海及び極東への遠洋実習航海を準備する]
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2018年3月1日、「ペレコプ」サンクトペテルブルク海軍兵学校の生徒を乗せてクロンシュタット港を抜錨し、遠洋実習航海へと出発しました。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプは士官候補生の遠洋実習航海へ出発した]

3月5日には北海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは北海へ入った]

「ペレコプ」ヨーロッパ大陸沿いに南下し、3月9日にはラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは英仏海峡を通過した]

その後、更にヨーロッパ大陸に沿って南下し、3月12日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは地中海へ入った]
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「ペレコプ」地中海を東進して3月17日にはボスポラス海峡を北上し、黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ入港しました。

ここでクロンシュタット港から乗っていた生徒は艦を降り、新たにサンクトペテルブルク海軍兵学校から200名以上の生徒が3月26日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍兵学校の生徒はセヴァストーポリからウラジオストクまでの遠洋実習航海へ参加する]

4月1日、「ペレコプ」セヴァストーポリを抜錨し、ウラジオストクへ向かいました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはセヴァストーポリを抜錨し、ウラジオストクへ向かった]

翌4月2日にはボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過してエーゲ海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過してエーゲ海へ入る]

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4月7日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

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4月11日には海賊出没海域であるアデン湾へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはアデン湾へ入った]

4月12日にはアデン湾を抜けてアラビア海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはアラビア海へ入った]

「ペレコプ」は、2018年4月18日から22日までスリランカコロンボ港を訪問しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボを訪れる]
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボへ入港した]

「ペレコプ」は4月22日にコロンボ港を出航し、次の訪問地であるインドネシアジャカルタへ向かいました。
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ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな火災探知システムを装備する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年4月20日8時0分配信
【「クズネツォフ」の近代化:巡洋艦には新たな火災探知システムが設置される】

工場『クリゾ』は重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の火災探知システムを交換する。
機器一式「クラブ-M」の供給金額は、およそ5億ルーブルと見積もられている。
『Mil.Press FlotProm』は、業界の情報筋より伝えられた。
これは、第35艦船修理工場で開始される同艦の修理及び近代化の最初の明細である。


情報筋によると、『クリゾ』の提案に加え、発注者は更に、『科学生産合同・火災自動技術』が開発し、製造する「ガンマ」システムのヴァージョンの1つの設置の可能性について検討している。
『火災自動技術』が提示した金額は、より少ない約2億ルーブルである。
双方の会社の設備の金額は、『ネフスキー計画設計局』へ送られている。
『Mil.Press FlotProm』は消息筋より伝えられた。

工場『クリゾ』の代理人は、システムの供給についての話の依頼に対し、公式の照会に書かれているとコメントした。
『科学生産合同・火災自動技術』は、記者の質問に対し、システム「クラブ-M」よりも「ガンマ」の方が優れているのは周知の事であると回答した。
『クリゾ』の製品よりも後に開発されているので総合的に優れており、システムの様々なヴァージョンは海軍の数十隻の艦で使用されている。

他の消息筋は、どちらのシステムを艦へ供給するのかという決定は、よくある話であり、ロシア海軍は自身の意見を指針とする稀な注文主であると『Mil.Press FlotProm』へ話した。

2017年8月、『Mil.Press FlotProm』「どのようにして、艦の火災探知は誤動作する事無く15分から5分に短縮されたのか」という論文を公表した。
資料では、発火元の探索時間を短縮する新たな解決法について語られている。

「ガンマ」は、中央集中ガス消火設備のモジュール制御を保障する。
開発者である『科学生産合同・火災自動技術』によると、国内会社からこのタイプのシステムを提示されたのは初めてである。
複合体「ガンマ-01」は、全てのタイプの通知を兼用する。
『科学生産合同・火災自動技術』は更に、発火の通知や消火の複合システムの使用を提示するガス消火モジュールMPG型を生産している。

「クラブ-M」は、艦の火災の危険がある設備の動態変化の監視、消火手段を始動させる信号の発信、火災発生及び発煙からの部屋の保護、更には湿度の監視の為に意図されている。
製品は、中央の機器或いは高レベルの通報システムの発信、日常の業務よりも高い温度数値、火災発生場所、製品の機器構成の監視を保障する。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
「アドミラル・クズネツォフ」
は、プロジェクト11435重航空巡洋艦であり、ロシアでは唯一の同型艦である。
進水は1985年12月であり、1990年12月に稼働した。
巡洋艦の全長は306メートル、最大幅72メートル、満載排水量59000トン。

航空団(戦闘機Su-33及びMiG-29K、更にはヘリコプターKa-52、Ka-29、Ka-27)に加え、巡洋艦の武装は、対艦有翼ミサイルP-700「グラニート」高射ミサイル複合体「クリノーク」及び「カシターン」である。



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ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて6度目となる地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

「アドミラル・クズネツォフ」は、これ以前にも5回の地中海遠征を行なっています。
[第1次地中海遠征(1995年12月8日出港、1996年3月22日帰港)]
[第2次地中海遠征(2007年12月5日出港、2008年2月3日帰港)]
[第3次地中海遠征(2008年12月5日出港、2009年3月2日帰港)]
[第4次地中海遠征(2011年12月6日出港、2012年2月16日帰港)]
[第5次地中海遠征(2013年12月17日出港、2014年5月18日帰港]


「アドミラル・クズネツォフ」機動部隊は2016年10月上旬にシリア沖へ到達し、2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。


以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。


シリア沖への遠距離航海から1年後、2018年2月23日の「祖国防衛者の日」クレムリン宮殿で開催された国家表彰授与式において、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、「アドミラル・クズネツォフ」ウシャコーフ勲章を授与しました。

『タス通信』より
2018年2月23日14時24分配信
【プーチンは祖国防衛者の日に国家表彰を授与した】

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[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

今後、「アドミラル・クズネツォフ」は寿命を延長する近代化改装が行なわれます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、ムルマンスク『第35艦船修理工場』になります。

『第35艦船修理工場』(ムルマンスク)
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システム、航空機管制複合体などは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな航空機管制複合体を装備する]

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

以前には「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年から始まる予定でしたが、2018年に延期されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスク艦船修理工場で2018年から始まる]

以前には500億ルーブルと伝えられた「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装費用は、「ほぼ半分」(250億ルーブル程度)に減らされる事になるようです。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の予算は500億ルーブルよりも減らされる]

プロジェクト11435重航空巡洋艦(アドミラル・クズネツォフ)を設計した『ネフスキー計画設計局』は、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装案を作成しています。
[ネフスキー計画設計局はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の為の準備を進めている]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の契約は、2018年4月の署名が予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装契約は2018年4月に署名される]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2020年中(12月末まで)に完了し、2021年(初頭)には艦隊への復帰が予定されています。
つまり、近代化改装(修理)工事の予定期間は、大体2年半くらいという事になります。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2020年末に近代化改装を完了し、2021年に復帰する]


「アドミラル・クズネツォフ」は近代化改装により新たな火災探知システムを装備しますが、現在、2つの機器が候補に挙がっており、どちらにするのか検討されています。

工場『クリゾ』公式サイトより
【複合体「クラブ-M」】

『科学生産合同・火災自動技術』公式サイトより
【火災警備管理-動作監視機器「ガンマ-01」】

「アドミラル・クズネツォフ」は、3度目の地中海遠征トルコマルマリス港(アクザス・カラガチ)へ停泊中の2009年1月6日に艦首機械調整室で火災が発生し、乗組員1名が死亡しています。
[空母クズネツォフで火災発生]

ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスはバルト海で洋上試験を行なっている

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年4月20日11時48分配信
【通信船「イワン・フルス」の工場航行試験は最終直面へ入った】

新たなプロジェクト18280通信船「イワン・フルス」の工場航行試験は80パーセント完了している。
4月20日・金曜日に『北方造船所』広報サービスが発表したように、間もなく乗組員と試験実施チームは、国家受領試験プログラムの開始を計画している。


現在、船では200名以上の乗組員及び試験実施チームが作業していると広報サービスは付け加えた。
同船は、様々なモードでの動力装置制御システムの試験を行ない、投錨装置及び操舵装置、水中音響複合体、通信装置、航法システム及び他の設備をテストしている。
「イワン・フルス」乗組員は、船の航海性能~その操作性、機動性をチェックしている。

「イワン・フルス」は、第2のプロジェクト18280偵察船であり、黒海艦隊への引き渡しが計画されている。
トップの偵察艦「ユーリー・イワノフ」は2015年11月から北方艦隊で勤務に就いている。

今年2月、『北方造船所』総取締役イーゴリ・ポノマリョフは、「イワン・フルス」は今春に海軍へ引き渡すと発言した。

プロジェクト18280船は、通信の保障、艦隊の統制、電波偵察を行う為に意図されている。
現代的な電子デジタル制御システム、更には、自動通信システム及び電波航法システムを装備する。
経済性は向上している。

船の全長は95メートル、幅16メートル、排水量4000トン。
速力16ノット、航続距離8000海里、乗組員131名。



ロシア海軍新世代偵察艦プロジェクト18280の2番艦「イワン・フルス」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

起工から3年半後の2017年5月16日に進水しました。
[ロシア海軍の為の新世代偵察艦イワン・フルスはサンクトペテルブルクで進水した]



「イワン・フルス」は2017年5月末から造船所の岸壁で係留試験を開始し、2018年2月7日に工場航行試験へと出発しました。

[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは洋上試験を開始した]

それから2ヶ月以上経った4月20日の時点で、工場航行試験は80パーセント完了しており、近いうちに試験の次の段階である国家受領試験を開始できるでしょう。

国家受領試験が終われば造船所へ戻り、海軍への引き渡し準備(最終点検など)が行なわれます。

「イワン・フルス」ロシア海軍への引き渡しは、2018年春に予定されています。

「イワン・フルス」は、2017年4月27日にトルコ沖で民間船と衝突して沈没した偵察艦「リマン」の代わりとして、黒海艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した]


プロジェクト18280偵察艦の1番艦「ユーリー・イワノフ」は、2014年12月末にロシア海軍へ納入され、2015年7月26日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式に就役しました。
2015年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着し、現在は北方艦隊の一員として任務を遂行しています。
[ロシア海軍最新鋭偵察艦ユーリー・イワノフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフはシリアから戻ってくる

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年4月21日16時31分配信
【黒海艦隊の大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」は地中海での任務遂行を完了した】

黒海艦隊大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」は、地中海ロシア海軍常設グループの一員としての任務遂行を完了し、恒常駐留所~英雄都市セヴァストーポリへ進路を取った。

現在、同艦はダーダネルス及びボスポラス海峡の通過を行なっており、黒海へ向かっている。



ロシア海軍大型揚陸艦は、2013年1月以降、黒海沿岸(ノヴォロシースク或いはセヴァストーポリ)からシリアタルトゥースへ貨物や人員などを輸送する任務、いわゆる「シリア・エクスプレス」に就いています。
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当初は大型揚陸艦のみが「シリア・エクスプレス」へ参加していましたが、2015年夏以降は海軍が調達した貨物船も参加するようになりました。

「シリア・エクスプレス」へ参加しているのは、主に黒海艦隊所属艦ですが、この他に北方艦隊及びバルト艦隊からも大型揚陸艦が交代で派遣されています。

黒海艦隊大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」(1975年12月30日就役)は「シリア・エクスプレス」の常連であり、2017年には、計7回の「シリア・エクスプレス」に従事していた事が確認されています。
(ロシア海軍当局からの公式発表は無いが、ボスポラス海峡を南下すればシリアへ向かい、北上すれば黒海沿岸ロシア海軍基地へ戻っている)

・1月18日にボスポラス海峡を南下、1月27日に北上
・2月19日にボスポラス海峡を南下、3月5日に北上
・3月15日にボスポラス海峡を南下、3月24日に北上
・4月6日にボスポラス海峡を南下、4月17日に北上
・5月1日にボスポラス海峡を南下、5月11日に北上
・5月20日にボスポラス海峡を南下、6月2日に北上
・7月20日にボスポラス海峡を南下、8月初頭に北上


2017年8月初頭にセヴァストーポリへ戻った後はオーバーホールが行なわれ、2018年2月に修理を終えて復帰した後は黒海の演習へ参加していました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフとオルスクはクリミア半島で上陸訓練を行なった]

2018年4月13日、大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」は、ほぼ9ヶ月ぶりにボスポラス海峡を南下、シリアタルトゥース港へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフはシリアへ向かった]

タルトゥース港で貨物を降ろした後、4月21日にはダーダネルス、ボスポラス海峡を通過し、地中海を去りました。


現在、地中海東部には、以下の艦船を含め、約15隻のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]

フリゲート「アドミラル・エッセン」(黒海艦隊):2018年3月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(黒海艦隊):2017年12月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「プイトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「エクヴァトル」(黒海艦隊):2018年2月6日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「オルスク」(黒海艦隊):2018年4月15日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
貨物船「アレクサンドル・トカチェンコ」(黒海艦隊):2018年4月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇「キネリ」(黒海艦隊):2018年3月30日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊):2018年1月29日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船SB-729(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

この他、バルト艦隊からは警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」地中海東部へ向かっています。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]


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ロシア海軍は、4月11日以降、地中海東部で射撃演習を実施しています。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年4月11日13時6分配信
【ロシア海軍は地中海で艦船グループの演習を始めた】
具体的な演習の実施期間は、4月11日~12日、4月17日~19日、4月25日~26日です。
演習実施時間は、それぞれモスクワ時間で10時から18時までとなっております。
(日本時間だと16時から24時まで)

ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーで就役20周年記念式典が開催された

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年4月21日14時28分配信
【巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」で艦の20周年に捧げられる式典が開催された】

本日、北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」において、艦の20周年記念式典が開催され、聖アンドレイ旗及び満艦飾が掲げられた。

祝賀会合中、北方艦隊参謀長ウラジーミル・グリシェチキー少将とロケット艦師団参謀長アンドレイ・サロシキン1等海佐、セヴェロモルスク市のトップ、ウラジーミル・エフメニコフナヒーモフ海軍兵学校ムルマンスク分校校長で最後の北方艦隊第7作戦戦隊司令官アレクセイ・マクシミチュク退役中将及び艦の退役将兵は乗組員へ祝辞を述べた。
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優れた将兵には表彰状と高価な贈り物が授与された。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、航空母艦を除き、核動力装置を有する世界最大の打撃戦闘艦である。

艦は、多種多様な兵器システム及び電波工学兵装を装備する。
その格納庫には、3機のヘリコプターを収容できる。
巡洋艦は、水上、空中、水中の敵との戦闘、更には沿岸施設への打撃を首尾よく実施する事が可能である。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、カリブ海でのベネズエラ海軍の艦とのものを含め、ロシア海軍の多くの国際演習へ参加した。

巡洋艦の乗組員は、北極海、インド洋、太平洋、大西洋で任務を遂行した。
総計で艦は20万海里以上を航行した。

2013年~2014年、「ピョートル・ヴェリキー」地中海シリア・アラブ共和国からの化学兵器の搬出及び破壊の安全を保障した。
2016年10月から2017年2月には、北方艦隊航空艦グループの一員として国際テロリストとの武力闘争の任務を遂行した。

8年間に渡り巡洋艦の艦長はウラジスラフ・マラホフスキー1等海佐が務めている。
2013年1月、彼は、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンから、ロシア海軍で最初に重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」へ授与されたナヒーモフ勲章を受け取った。



プロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦(キーロフ型)4番艦「ユーリー・アンドロポフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『オルジョニキーゼ記念造船工場』(現『バルト工場』)で1986年4月に起工され、1989年4月に進水しました。

ソヴィエト連邦解体後の1992年5月27日、「ピョートル・ヴェリキー」と改名されました。

就役前の1996年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航されました。

就役前の「ピョートル・ヴェリキー」(183)
手前の「090」は同型艦「アドミラル・ウシャコーフ」
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[就役前の原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1995~1997年)]

ロシア海軍へ納入されたのは、起工から約12年後の1998年3月であり、同年4月18日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役、北方艦隊へ編入されました。
当初は太平洋艦隊へ配備される予定でしたが、この当時のロシア海軍には「ピョートル・ヴェリキー」を極東まで回航する財政的余裕が無い為、北方艦隊へ編入されました。
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」就役10周年]

就役直後の「ピョートル・ヴェリキー」(099)
「090」は同型艦「アドミラル・ウシャコーフ」、「080」は「アドミラル・ナヒーモフ」
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「ピョートル・ヴェリキー」を始めとするキーロフ型ステルス艦であり、装甲防御が施されています。
[ステルス軍艦・キーロフ級]
[装甲巡洋艦・キーロフ級]

就役直後は資金不足で外洋への航海を実施する事が出来ず、2004年3月下旬には、本艦を巡る「核爆発騒動」が起こりました。
[ピョートル・ヴェリキー「核爆発」騒動]

2004年10月、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に北東大西洋へ進出しました。
[大西洋上のクズネツォフ・その2(機動部隊)]
[大西洋上のクズネツォフ・その3(機動部隊)]

2005年にも大西洋で行動しました。
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その1]
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その2]

「ピョートル・ヴェリキー」は、2008年9月から2009年3月までカリブ海、南アフリカ、インドへの長期遠距離航海を実施しました。
[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]

この時、インド沿岸での演習を終えてアデン湾へ航行している途中の「ピョートル・ヴェリキー」は、2009年2月12日、ソコトラ島沖でソマリア海賊を発見、拘留しました。
[ロシア海軍原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、3隻の海賊船を拘留]

2010年3月30日、極東の戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加する為に出航し、遥々極東の沿海地方までやって来ました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【セヴェロモルスクから沿海地方まで】2010年3月30日-5月20日
【沿海地方からセヴェロモルスクまで】2010年6月26日-9月12日

2010年5月16日午後11時頃、「ピョートル・ヴェリキー」対馬海峡を北上し、日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年5月17日発表)】

沿海地方フォーキノ基地へ入港する「ピョートル・ヴェリキー」
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フォーキノ基地に停泊する「ピョートル・ヴェリキー」(奥)
手前の艦は同型艦「アドミラル・ラーザレフ」
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「ピョートル・ヴェリキー」は、2010年7月初頭から実地戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【実地戦略演習「ヴォストーク-2010」纏め】

2010年7月24日正午頃、「ピョートル・ヴェリキー」は、ツシマ海峡を南下、沿海地方を去りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年7月26日発表)】

2012年5月初頭から6月下旬まで浮きドックへ入渠しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー、浮きドックから出渠(2012年6月23日)]

2012年9月には北極圏への遠距離航海を実施しました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

この時、北極圏弾道ミサイル迎撃訓練を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシアの対弾道ミサイル防衛の一翼を担う]
「ピョートル・ヴェリキー」は、現在のロシア海軍において弾道ミサイル迎撃能力を持つ唯一の水上戦闘艦です。

2012年7月28日に「ピョートル・ヴェリキー」へのナヒーモフ勲章の授与が発表され、翌2013年1月10日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンよりナヒーモフ勲章を授与されました。
[プーチン大統領は北方艦隊基地を訪問する]


2013年4月、バレンツ海で各種の演習を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]
[北方艦隊の戦闘艦はバレンツ海で展示演習を実施した]
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した]

2013年9月にも北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
[聖アンドレイの旗の下に]

2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリアから搬出された化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

2014年12月にはグリーンランド沖へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはグリーンランド沖で潜水艦と「決闘」する為に出航した]

2015年9月初頭から12月初頭まで、定期修理を行なう為、ロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックで修理を行なう]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックへ入った]

2016年5月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2016年10月から2017年2月まで重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空艦グループシリア沖への遠征に参加しました。
「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機は初めてシリア国内のテロ組織への空爆を行ないましたが、「ピョートル・ヴェリキー」「アドミラル・クズネツォフ」のエスコート役に徹しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」にはクロンシュタットの観艦式に参加しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]


2017年9月には北方艦隊の演習へ参加し、対艦ミサイル「グラニート」を発射しています。

[ロシア海軍北方艦隊の水上艦と原子力潜水艦はバレンツ海で超音速対艦ミサイルを発射した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で対艦ミサイルを撃墜した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと原子力水中巡洋艦オリョールはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]

2018年4月18日、「ピョートル・ヴェリキー」は海軍旗初掲揚(正式な海軍への就役)20周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは20歳になった]

そして3日後の4月21日、セヴェロモルスク基地に停泊している「ピョートル・ヴェリキー」で就役20周年記念式典が開催されました。
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記事中で触れられている第7(大西洋)作戦戦隊は、大西洋で活動するソ連海軍の艦船を統一指揮する為、1968年2月1日に設立され、2005年11月30日に解隊しました。
アレクセイ・マクシミチュク中将(右端の士官)は、同戦隊の最後の司令官でした。
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「ピョートル・ヴェリキー」は、2020年頃から近代化改装を開始する予定です。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年に始まる]


プロジェクト1144/11442重原子力ロケット巡洋艦(「キーロフ」型)は、1981年から1998年に掛けて合計4隻がソ連/ロシア海軍へ就役しましたが、現在、稼働状態に在るのは4番艦「ピョートル・ヴェリキー」のみです。

1番艦「アドミラル・ウシャコーフ」(旧名「キーロフ」、1981年4月12日就役)は、ソ連邦解体後に予備役となり、セヴェロモルスク基地に係留されていましたが、1999年にセヴェロドヴィンスクへ回航され、2004年3月30日に除籍されました。
現在もセヴェロドヴィンスク艦船修理工場『ズヴェズドーチカ』の岸壁に係留されていますが、今後は解体が予定されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦キーロフは就役34周年を迎えた]
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2番艦「アドミラル・ラーザレフ」(旧名「フルンゼ」、1984年12月7日就役)は、「キーロフ」型で唯一太平洋艦隊へ配備されましたが、こちらもソ連邦解体後に予備役となり、現在は沿海地方フォーキノ基地で係留保管されています。
2014年には浮きドックで船体の補修が行なわれています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ラーザレフは浮きドックで修理された]
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3番艦「アドミラル・ナヒーモフ」(旧名「カリーニン」、1989年4月21日就役)は、ソ連邦解体後も稼働状態に置かれていましたが、1999年にはオーバーホールの為にセヴェロドヴィンスクへ回航され、2013年から大規模な近代化改装工事が始まりました。
改装工事は2021年末までの完了が予定されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2021年までの完了が予定されている]
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ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイとスメトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ行く

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年4月21日14時19分配信
【ロシア海軍の2隻の戦闘艦は地中海へ入った】
イスタンブール、4月21日、インタファクス

ロシア海軍警備艦「プイトリーヴイ」「スメトリーヴイ」は土曜日に地中海エリアへ入った。
イスタンブールの情報ポータルサイトは、ボスポラス海峡及びマルマラ海を通過する写真を公表して報じた。

金曜日にロシア連邦黒海艦隊広報サービスが発表したように、以前、これらの戦闘艦黒海で射撃演習を実施していた。

同時期、大西洋へ向かっており、今後は地中海へ行くバルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」ラマンシュ海峡を通過するとバルト艦隊の代理人ローマン・マルトフは発表した。
ブリテンメディアの情報によると、これらがイングランド付近を移動する際、王立海軍フリゲート「セント・オルバンス」が追尾した。



黒海艦隊プロジェクト1135M(クリヴァクII級)警備艦「プイトリーヴイ」(1982年2月9日就役)は、最近ではオーバーホール完了後の2015年5月以降、度々地中海で行動しています。
2018年には、3月14日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、4月2日にダーダネルス、ボスポラス海峡を北上して黒海へ戻っています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部へ行く]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部を去った]


プロジェクト61(カシン級)警備艦「スメトリーヴイ」(1969年10月21日就役)は、最近では、2016年10月末から2017年6月初頭まで地中海東部で行動しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海からセヴァストーポリへ帰港した]


2018年4月20日、警備艦「プイトリーヴイ」「スメトリーヴイ」黒海で演習を行ない、沿岸、海上、空中目標への砲撃、泊地で襲撃を受けた際の対処、艦内のダメージコントロールの訓練を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年4月20日16時38分配信
【黒海艦隊の警備艦「プイトリーヴイ」と「スメトリーヴイ」は海上で一連の戦闘訓練を実施した】

演習が終わった後も2隻はセヴァストーポリには戻らず、そのまま黒海を南下して4月21日にボスポラス、ダーダネルス海峡を通過し、地中海へ入りました。


現在、地中海東部には、以下の艦船を含め、約15隻のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]

フリゲート「アドミラル・エッセン」(黒海艦隊):2018年3月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(黒海艦隊):2017年12月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「エクヴァトル」(黒海艦隊):2018年2月6日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」(黒海艦隊):2018年4月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「オルスク」(黒海艦隊):2018年4月15日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
貨物船「アレクサンドル・トカチェンコ」(黒海艦隊):2018年4月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇「キネリ」(黒海艦隊):2018年3月30日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊):2018年1月29日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船SB-729(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

4月21日に地中海へ入ったばかりの警備艦「プイトリーヴイ」「スメトリーヴイ」の他に、バルト艦隊からは警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」地中海東部へ向かっています。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]


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ロシア海軍は、4月11日以降、地中海東部で射撃演習を実施しています。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年4月11日13時6分配信
【ロシア海軍は地中海で艦船グループの演習を始めた】
具体的な演習の実施期間は、4月11日~12日、4月17日~19日、4月25日~26日です。
演習実施時間は、それぞれモスクワ時間で10時から18時までとなっております。
(日本時間だと16時から24時まで)

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年4月21日13時40分配信
【バルト艦隊の艦船は大西洋での演習実施の観点からラマンシュ海峡を進む】
モスクワ、4月21日、インタファクス-AVN

バルト艦隊艦船支隊は、大西洋での演習実施の為にラマンシュ海峡を通過する。
同艦隊の代理人ローマン・マルトフは発表した。

「遠距離航海中の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと給油船レナで構成されるバルト艦隊艦船支隊は、大西洋と北海を結ぶラマンシュ海峡を通過します」
ローマン・マルトフ
は話した。

彼によると、計画戦闘演習任務を遂行する警備艦の乗組員は、航路を移動中に海洋給油船「レナ」からの水及び燃料の在庫補充へ取り組んだ。

「大西洋で艦船支隊は合同機動及び通信の演習を実施します。
ヤロスラフ・ムードルイの戦闘班は、水上及び水中目標の捜索、探知を行ない、模擬目標への海上兵器の電子発射を実施します」
ローマン・マルトフ
は指摘した。

この他、艦に搭載されている海軍航空隊ヘリコプターKa-27PL乗員は、支隊の移動ルート上の計画飛行を行なう。

艦船支隊は4月15日にバルチースク軍港を去り、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の戦力の計画ローテーションの枠組みで地中海へ進路を取った。



プロジェクト11540警備艦の2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、カリーニングラード造船所で1988年5月27日に起工され、1990年に進水しましたが、1991年12月のソ連邦解体以降は財政難により建造工事は中断されました。
[ネウストラシムイ級2番艦ヤロスラフ・ムードルイ]

2000年代半ばから工事は再開され、2009年6月19日にロシア海軍へ引き渡されました。
[ネウストラシムイ級2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はロシア海軍へ納入された]

2009年7月24日、バルト艦隊へ編入されました。
[フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」、バルト艦隊に編入]

2011年末から2012年初頭に掛けて重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」地中海遠征へ参加しました。
[アドミラル・クズネツォフ地中海遠征2011-2012]

2012年4月からロシア皇帝家(ロマノフ家)の後援を受ける事になりました。
[ロマノフ家は警備艦ヤロスラフ・ムードルイを後援する]

2012年6月末には国際海軍演習FRUKUS(France、Russia、United Kingdom、United States)へ参加しました。
[バルト艦隊フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」は、国際海軍演習「FRUKUS-2012」に参加する]

2012年7月初頭から9月末まで地中海への遠距離航海を実施しました。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]

2012年12月17日から2013年7月5日まで地中海への遠距離航海を実施しました。
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]
[バルト艦隊艦船部隊は地中海から戻ってきた]

この間の2013年1月下旬には、地中海東部及び黒海で実施されたロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習に参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬) ]

2014年8月9日から2015年2月21日まで、地中海、アデン湾、インド洋、東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2014年8月-2015年2月)]

帰港後はガスタービンエンジンの修理が行なわれました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ヤロスラフ・ムードルイはガスタービンエンジン修理後の係留試験を行なった]

2016年4月に復帰しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはコルベット"ボイキー"と共に砲撃訓練を行なった]

2016年6月1日から12月19日まで地中海、アデン湾、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2016年6月-12月)]

2017年5月初頭からクロンシュタット海洋工場でオーバーホールが行なわれました。
[バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは『ロシア海軍の日』の観艦式へ参加する為にクロンシュタットでメンテナンスを行なう]

2018年3月20日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は戦闘訓練の為に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは海上訓練を行なった]

3月22日には対艦ミサイル「ウラン」の模擬発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは対艦ミサイルの模擬発射訓練を行なった]

4月3日から7日までバルト海で実施されたバルト艦隊の水上戦闘艦の演習へ参加しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の親衛コルベット"ソーブラジテルヌイ"はバルト海で対空戦闘演習を行なった]


2018年4月15日、「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」と共にバルチースク基地を抜錨し、通算6回目となる地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ向かった]

その後、バルト海を出て北海へ入り、4月21日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。

当然、これをブリテン海軍が見逃す筈は無く、今回はフリゲート「セント・オルバンス」が追跡しました。
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ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で対艦ミサイル発射訓練を行なう

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年4月20日13時58分配信
【太平洋艦隊の艦船は演習の枠組みで射撃、電波電子戦闘と対水中工作防衛を実施する】
モスクワ、4月20日、インタファクス-AVN

太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、演習の枠組みにおいて日本海でミサイル及び砲射撃を実施する。
金曜日にロシア連邦国防省は発表した。

「冬季演習期間の監査試験への移行の枠組みで、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ乗組員は、仮想敵の水上艦を模した海上目標への有翼ミサイル複合体バザーリト(ヴルカーン)のミサイル射撃を実施します」
国防省
のサイトには、こう記載されている。

更に旗艦の乗組員は、海上および空中目標へ、砲及び高射ミサイル複合体「オサー」を使用した複合射撃を実施する。

次に、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は、模擬空中目標へ高射ミサイル複合体「キンジャール」の射撃を実施する。

「砲撃任務を遂行した後、艦の乗組員は、浮遊機雷を破壊する実地課題へ取り組み、電波電子戦闘、対水中工作防衛、艦の生存への対処(ダメージコントロール)の訓練を行ないます」
国防省
は付け加えた。

以前、艦隊の代理人ニコライ・ヴォスクレセンスキー2等海佐は、演習の様々な段階に30隻の艦隊の戦闘艦及び補助船、海軍航空隊の20機の航空機及びヘリコプターが関わると伝えた。

彼によると、海上で艦は戦術グループを構成し、対潜任務を果たし、支隊の組織的対空防衛へ取り組み、海上遭遇戦闘を行なう。

演習は、今月末まで続く太平洋艦隊の冬季演習期間の結果の監査の枠組みで実施される。



ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(011、1990年1月7日就役)は、2017年4月1日から6月14日まで東南アジアへの遠洋航海を行ないました。
[親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ東南アジア遠征(2017年4月-6月)]

帰港後、6月末から7月初頭に掛けてオホーツク海で演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊主力水上部隊は対空戦闘演習を行なった]

2017年9月下旬、日本海及びオホーツク海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2017』(第2段階)へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』(2017年7月、9月)]

合同演習が終わった後もオホーツク海に滞在し、10月9日には、原子力水中巡洋艦「トムスク」と共に海上目標への有翼ミサイル発射訓練を行ないました。
(「ワリャーグ」対艦ミサイル「ヴルカーン」「トムスク」対艦ミサイル「グラニート」を発射)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月9日3時47分配信
【巡洋艦「ワリャーグ」及び潜水艦「トムスク」は水上標的への有翼ミサイル射撃を実施した】

10月12日には大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と共に対水上及び対空砲撃訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月12日6時7分配信
【太平洋艦隊の艦は水上及び空中標的への砲射撃を実施した】


10月14日にラペルーズ海峡を西へ通過し、その後、ウラジオストクへ帰港しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2017年10月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2018年2月2日には太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」の演習の「相手役」を務めています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと共に演習を実施した]

2月23日にナヒーモフ勲章を授与されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはナヒーモフ勲章を授与された]

「ワリャーグ」は、3月20日から始まった太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船はピョートル大帝湾で演習を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]


沿海地方に駐留するロシア太平洋艦隊の各部隊は、4月20日から戦術演習を開始しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月20日3時45分配信
【30隻の戦闘艦及び補助船は太平洋艦隊部隊の双務戦術演習へ参加する】

まず最初に、5隻の基地掃海艇が、演習参加艦の基地(ウラジオストク)からの出航を先導しました。
その後、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、艦載ヘリコプターKa-27PLと共に潜水艦の捜索訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月20日6時0分配信
【太平洋艦隊の艦は演習中に掃海艇による部隊先導及び仮想敵潜水艦の捜索へ取り組んだ】

今後、「ワリャーグ」は、戦術演習で対艦ミサイル「ヴルカーン」及び高射ミサイル「オサー-MA」を発射します。

ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年4月30日に就役する

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『タス通信』より
2018年4月20日9時55分配信
【黒海艦隊は小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」を4月30日に受け取る】
タス通信、4月20日

プロジェクト21631小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は4月30日に黒海艦隊へ引き渡される。
この情報は、公開情報サーバーの『ゼレノドリスク造船工場』年次財務報告書に記載されている。

「合意は、2017年12月20日に決定しました。
小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークの納入に関し、国防次官ユーリー・ボリソフは、主動力装置の作業の仕上げの完了及び発注者への引き渡しを2018年4月30日にする事を承認しました」
声明では、こう述べられた。

「現在、軍艦ヴイシニー・ヴォロチョークは、ノヴォロシースクの同社の外部試験実施基地に居ます。
以前、艦の海軍への引き渡しは2017年に計画されてると報じられたが、その引き渡しは、外国製の動力装置CHD622V20の仕上げの為に遅延しました。
『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は有限会社『海洋推進力システム』、株式会社『ゼレノドリスク計画設計局』と合同で小型ロケット艦のディーゼルCHD622V20及びディーゼルCHD622V20の冷却システムの仕上げを行ないました」
工場の文書では、こう説明された。

国家防衛発注の枠組みにおいて、工場は22隻の艦船及び艇を建造している。

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、6隻目となるプロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦であり、2013年8月29日に起工され、2016年に進水した。
艦の開発者は、『ゼレノドリスク計画設計局』である。
プロジェクト21631小型ロケット艦は、2010年からロシア連邦海軍の為に建造されている河川-海クラスの多目的艦であり、現代的な風貌の砲、ミサイル、対水中工作、高射及び電波工学兵装を装備する。
同プロジェクト艦の用途は、国家経済圏の保護及び防護である。

現在、同プロジェクト艦5隻~トップの「グラード・スヴィヤージスク」、生産艦「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」、「ゼリョヌイ・ドル」、「セルプホフ」ロシア海軍の一員として勤務に就いている。
今日において、『ゼレノドリスク造船工場』の造船台では、「オレホヴォ・ズエヴォ」、「イングシェチア」、「グライヴォロン」、「グラード」、「ナロ・フォミンスク」と命名された更なる5隻の同プロジェクト艦が建造されている。



[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水しました。

「ブヤン-M」の1~5番艦はドイツMTU社製ディーゼルエンジンを装備していましたが、ヨーロッパ連合対ロシア制裁により以後の供給が停止した為、6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」以降は、最も手っ取り早い代替案として、ドイツ製ディーゼルをライセンス生産した中国製ディーゼルエンジンを装備する事になりました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦ブヤン-Mの6番艦以降は中国製ディーゼルエンジンを装備する]

艤装を完了した「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、7月下旬から8月初頭に掛けて内陸水路経由でゼレノドリスクからノヴォロシースクへ回航されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはノヴォロシースクへ回航された]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海での航行試験の準備を行なっている]
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9月5日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は洋上試験の為に初めて出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で洋上試験を開始した]

9月19日からは、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)と洋上での合同訓練を開始しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"との合同訓練を行なう]

工場航行試験は2017年10月末に完了し、11月10日から国家受領試験が始まりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年11月10日17時2分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家試験が始まった】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海東部(ノヴォロシースク近辺)で洋上試験を行なっていますが、12月中旬頃から同海域の天候が悪化し、洋上試験は何度も中断を余儀なくされました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月13日11時59分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の試験は天候に妨げられている】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ロシア海軍への引き渡しは2017年末に予定されていましたが、12月末になっても試験が完了しなかった為、2018年に延期されることになりました。
[第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

2018年4月初頭、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家受領試験は再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは洋上試験を再開した]

建造元の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』によると、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ロシア海軍への引き渡しは、2018年4月30日に予定されています。


プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、既に11隻が起工され、この内の5隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
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[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年春就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2019年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2018年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年就役予定

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2020年就役予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2021年就役予定


現在の所、プロジェクト21631は12番艦までの建造が計画されています。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦3隻(10-12番艦)の建造契約が締結された]

プロジェクト21631の主要兵装は、有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。
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[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

従来の小型ロケット艦は対艦攻撃のみに特化していましたが、「ブヤン-M」は対地攻撃用の有翼ミサイルを搭載する事により、地上への戦力投射にも使用できるようになりました。