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ロシア海軍第5世代多目的原子力潜水艦ハスキー級の1番艦は2027年12月末に就役する

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『タス通信』より
2018年5月31日13時51分配信
【情報筋:最初の第5世代潜水艦「ハスキー」は2027年に建造される】
モスクワ、5月31日/タス通信

極超音速ミサイル「ツィルコン」で武装する第5世代原子力潜水艦「ハスキー」のトップの建造は、2027年の完了が計画されている。
『タス通信』ロシア防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「ハスキーは、2018~2027年の国家軍備プログラムに含まれています。
このクラスの潜水艦の建造の為の試験設計作業は2023年の開始が計画されており、トップ艦の納入は2027年末までとなります」
対談者は話した。

彼は更に付け加えた。
「最新の多目的潜水艦の基礎となる兵装は、極超音速対艦ミサイル・ツィルコンになります」

情報提供者によると、既に実施されている潜水艦の設計の為の科学研究作業の結果は「不満足と認められる」
何故ならば、それは「発注者の必要条件を満たしていない」からである。

『統合造船業営団』の代理人は、この情報について『タス通信』へコメントしなかった。

[ハスキーとツィルコン]
2014年初頭、『マラヒート』設計局は、第5世代多目的原子力潜水艦の設計を公表した。
2016年、プロジェクトのコード名「ハスキー」が知られるようになった。
当初、科学研究作業は設計局の主導で行なわれ、2016年にはロシア連邦国防省との契約が締結された。
2018年4月末、『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは、プロジェクト「ハスキー」ロシア海軍の意見に沿って仕上げられると述べた。
建造には、予定されているように『北方機械製造事業』が従事する。

将来潜水艦の戦術-技術的特性は秘密にされている。
公開情報によると、「ハスキー」は、国内海軍の伝統に従い、2重船体(複殻式)と12000トン以下の排水量を有するだろう。
潜水艦には最新の戦闘情報管理システム、水中音響複合体、ロシア軍の単一情報スペースと統合されるシステムが装備される。

極超音速ミサイル汎用ミサイル複合体「ツィルコン」『科学生産合同・機械製造』により開発され、現在は試験が実施されている。
予定されているように、それは空中の搭載機及び海上の搭載艦へ配置される。

現在、ロシアは、第4世代のプロジェクト885「ヤーセン」多目的潜水艦シリーズを建造している。
この潜水艦は、2011~2020年の国家軍備プログラムの計画下で建造されており、現在はK-560「セヴェロドヴィンスク」1隻のみが引き渡されている。



【サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』公式サイト】

[ロシア第5世代多目的原子力潜水艦プロジェクト「ハスキー」]

ソ連/ロシア海軍攻撃原潜(多目的原潜)を手掛けてきた『マラヒート』機械製造局は、既に第5世代多目的原子力潜水艦「ハスキー」の設計作業に取り掛かっています。
[第5世代多用途潜水艦はステルス性を重視する]
[ロシア海軍第5世代多用途原潜は複殻式船体となり、排水量は12000トン以下になるだろう]
[ロシア海軍第5世代多用途原子力潜水艦の開発作業は進行中である]
[ロシア海軍の為の第5世代多用途原潜ハスキー級の開発は進められている]

「ハスキー」級には、現在開発中の極超音速有翼ミサイル「ツィルコン」が装備されます。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は新たな2018-2027年の国家軍備プログラムにおいて開発を完了し、生産を開始する]

「ハスキー」級には水中無人機が搭載されます。
[ロシア海軍第5世代多用途原潜は水中無人機を搭載する]

「ハスキー」級の建造開始は2020年代前半頃に予定されています。
[ロシア海軍の第5世代多用途原子力潜水艦ハスキー級の1番艦は2023~2024年に起工される]

「ハスキー」級の就役期間(寿命)は52年になります。
[ロシア海軍第5世代多目的原子力潜水艦ハスキー級の寿命は52年となる]

「ハスキー」級の概念設計は完了し、複数のヴァージョンが提示されています。
[ロシア海軍第5世代多目的原子力潜水艦ハスキー級の概念設計は完了し、複数のヴァージョンが提案されている]

どのようなヴァージョンが提示されているのかは明らかにされていませんが、以前、第5世代多目的原潜はモジュール方式(基本型は攻撃原潜であり、有翼ミサイル区画を挿入すれば有翼ミサイル原潜になる)になると報じられた事が有りますので、おそらくは、このモジュール方式も、複数のヴァージョンの内の1つでしょう。
[ロシア海軍の為の第5世代多用途原子力潜水艦はモジュール方式となる]

更には、旧ソ連海軍「アルファ」級のような大幅に自動化されたヴァージョンも有るかもしれません。
[ロシア海軍は自動化原潜の建造を検討する]
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ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と警備艦プイトリーヴイは地中海を去った


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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年5月31日9時49分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」と警備艦「プイトリーヴイ」は地中海での任務遂行を完了した】

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」警備艦「プイトリーヴイ」は、地中海海軍常設グループの一員としての任務遂行を完了し、セヴァストーポリへ進路を取った。

現在、艦はダーダネルス及びボスポラス海峡黒海方向へ通過している。

遠海ゾーンへの滞在時、艦の乗組員は、単独艦及び艦船グループの一員としての戦闘を行なう様々な複合演習を実施し、水上及び空中の訓練用目標への砲射撃を実施し、更には対潜任務へ取り組んだ。

現在、地中海海軍グループの一員として、およそ15隻の艦及び支援船が任務の遂行を続けている。



黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)は、2017年12月1日頃にセヴァストーポリを出港し、12月2日にはボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
『インタファクス』より
2017年12月2日2時33分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海の海軍連合部隊へ補充された】

2017年12月20日には地中海東部艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年12月20日11時51分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」艦上航空隊のヘリコプターは地中海で計画飛行を実施した】

「アドミラル・グリゴロヴィチ」地中海東部で2018年の元旦を迎えました。

2018年1月6日にはキプロス島リマソール港へ寄港しました。
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1月29日に艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部で艦上対潜ヘリコプターKa-27PLの飛行訓練を行なった]

3月2日に地中海東部で各種の演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部で戦闘演習を行なった]

その後も地中海東部に留まり、アメリカイギリスなどの艦船を監視していました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でアメリカ海軍などの軍艦を追尾している]
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でイギリスのアスチュート級原潜を追尾した]

2018年4月21日には、黒海艦隊プロジェクト1135M警備艦「プイトリーヴイ」(868、1982年2月9日就役)とプロジェクト61警備艦「スメトリーヴイ」(870、1969年10月21日就役)がボスポラス、ダーダネルス海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイとスメトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ行く]

2018年4月下旬、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」、警備艦「プイトリーヴイ」、「スメトリーヴイ」の4隻は地中海東部で演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を続けている]

5月末、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を実施した]

そして2018年5月31日、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」警備艦「プイトリーヴイ」地中海を去り、母港セヴァストーポリへの帰路に就きました。

なお、5月29日には大型揚陸艦「アゾフ」が、5月30日には救助曳船SB-729対水中工作艇「キネリ」地中海を去っています。


現在、地中海東部には、以下のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]

フリゲート「アドミラル・エッセン」(黒海艦隊):2018年3月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」(黒海艦隊):2018年5月22日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「トゥルビニスト」(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「エクヴァトル」(黒海艦隊):2018年2月6日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇P-433(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋曳船MB-304(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練飛行を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年5月30日18時30分配信
【北方艦隊艦上航空隊の飛行士はクリミアの訓練用地上トレーナーへ到着した】

本日、北方艦隊航空・防空連合部隊艦上戦闘機航空連隊の艦上航空機乗員は、クリミア共和国ノヴォフェドロフカ集落地上試験訓練航空複合体へ訓練の為に到着した。
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数日前、北方艦隊航空・防空連合部隊の飛行場からサキ飛行場(クリミア共和国)へ、訓練飛行に関わる6機の艦上戦闘機Su-33、2機の戦闘練習機Su-25UTGと、最近に軍備採用された第4+世代の多目的戦闘機Su-30が飛来した。

更にクリミアへ、北方艦隊艦上戦闘機連隊の45名の飛行及び整備要員が到着した。

パイロットの訓練は数ヶ月間に渡って続けられる。

訓練を終えた後、飛行士は恒常駐留場所へ戻り、北極緯度で計画フライトを継続する。

[参照]
航空隊地上試験訓練複合体(ニートカ)
は、航空母艦の甲板を模した特別な地上練習-訓練複合体であり、航空母艦からの航空機の発着艦技術への習熟の為に意図されている。
複合体は、艦の飛行甲板と同様のトランポリン台と航空機拘束装置を装備した特別な鋼鉄の飛行場である。
飛行場の大きさは、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」の飛行甲板の大きさに等しい。
複合体ニートカは、艦上航空機の飛行試験、水平離着陸、更には飛行士の研修の為に使用されている。
トランポリンから最初に戦闘機Su-27が離陸したのは1982年8月であった。



[ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた]
[伝説のロシア艦上戦闘機パイロット、故チムール・アパキージェは60回目の誕生日を迎えた]
[空母アドミラル・クズネツォフの最高の艦上戦闘機パイロット達]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33(Su-27K)は空母の甲板への初着艦から25周年の記念日を迎えた]

ロシア海軍艦上戦闘機Su-33は、北方艦隊「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」にのみ配備されており、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を母艦としています。
(普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留)
現在の総保有機は20機であり、少なくとも15機程度が稼働状態に在ります。
(機体番号60、62、66、68、71、76、77、78、79、80、84、85、86、87、88)
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稼動状態に在る15機のSu-33は寿命延長近代化改修が行なわれており、少なくとも2025年までは運用されることになります。
[ロシア北方艦隊艦上戦闘機隊は近代化改修されたSu-33を受け取った]
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2025年まで現役に留まる]

第279連隊Su-33は、2016年4月26日から6月24日までクリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」で「発着艦」訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカでの発着訓練を完了した]


2016年7月1日からは母艦「アドミラル・クズネツォフ」での飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の飛行訓練が始まった]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の発着艦訓練が始まった]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2016年10月15日から2017年2月8日まで遠距離航海を行ない、地中海東部(シリア沖)まで遠征しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この時、「アドミラル・クズネツォフ」には10機程度のSu-33が搭載されました。

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機シリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルKh-101を発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」Su-33シリア領内を爆撃しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]

元々は空対空専門のSu-33でしたが、シリア遠征へ出発する前に、地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24-33が装備されました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]

12月5日、1機のSu-33(機体番号67)が「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦した際、着艦拘束装置のケーブルを切ってしまった為に停止できず、海中に落ちました。
パイロットは脱出に成功しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機事故(2016年11月13日/12月5日)・続報]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機事故(2016年12月)の原因は着艦拘束装置のケーブルとは関係が無い]

Su-33を含む「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。

[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]


地中海東部(シリア沖)から戻った後、艦上戦闘機Su-33MiG-29Kは、北方艦隊の演習へ何度か参加しています。

2017年6月16日にはコラ半島ルンボフスキーで地上爆撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島で地上爆撃訓練を行なった]

2017年8月には、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ移動して訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2017年8月からクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練飛行を行なう]

2018年4月には北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空戦闘訓練の「敵役」を務めました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]


そして2018年5月末、第279連隊Su-33練習機Su-25UTGは、飛行訓練の為、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ移動しました。

今回は更に、2016年12月に配備された多用途複座戦闘機Su-30SMも参加します。
[ロシア海軍北方艦隊は2機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した]


なお、第279艦上戦闘機航空連隊「母艦」アドミラル・クズネツォフは2018年4月末に近代化改装の契約が締結され、艦隊へ復帰するのは2021年になるので、それまでは艦上機訓練施設「ニートカ」で訓練を行なう事になります。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイのサッタヒープ港を去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年5月31日5時50分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はタイ訪問を完了した】

大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、中型海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、5月27日に非公式訪問の為に到着したサッタヒープ港(タイ)への寄港を完了した。

停泊期間に艦船支隊指揮官オレグ・コロリョーフ1等海佐と随員は、「サッタヒープ」海軍基地司令官への公式な表敬訪問を行ない、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」艦上では、タイ王国ロシア連邦特命全権大使キリール・バルスキーの歓迎式典が開催された。

太平洋艦隊タイ海軍の将兵はサッカーの親善試合を開催した。
更にタイの船員は、ロシアの同僚の為に軽航空母艦「チャクリ・ナルエベト」の見学旅行を開催した。

太平洋艦隊艦船はタイを去り、遠距離航海任務の遂行を続ける。



大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)と「アドミラル・トリブツ」(564、1986年2月15日就役)、そして中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年10月1日就役)から成る太平洋艦隊艦船支隊は、2018年5月7日にウラジオストクを出航し、アジア-太平洋地域への遠距離航海へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはアジア太平洋地域への遠洋航海へ出発した]

太平洋艦隊艦船支隊は、ロシア連邦の祝日である5月9日の『勝利の日』(対独戦勝記念日)日本海で迎えました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは日本海で対独戦勝記念日を祝った]

同日(5月9日)に対馬海峡を通過し、東シナ海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは対馬海峡を通過して東シナ海へ入った]

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その後、太平洋艦隊艦船支隊フィリピン海へ入り、艦載ヘリコプターKa-27PLを使用した演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはフィリピン海で演習を行なった]

5月22日にカンボジアシアヌークビル(コンポン・ソム)を訪れました。
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太平洋艦隊艦船支隊は5月26日にシアヌークビル(コンポン・ソム)を出航し、カンボジア海軍と合同演習を行なった後、同国を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はコンポン・ソム港(シアヌークビル)を抜錨し、カンボジア海軍と合同演習を行なった]

翌5月27日、隣国タイサッタヒープ港へ入港しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイのサッタヒープを訪れた]

5月28日、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」サッタヒープで一般公開されました。
[タイを訪問中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは一般公開された]

そして5月31日に太平洋艦隊艦船支隊サッタヒープ港を去りました。

ロシア海軍黒海艦隊の為の新型掃海艦イワン・アントノフは2018年9月に黒海へ回航される

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2018年5月29日19時3分配信
【最新の対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」は9月に黒海艦隊の恒久駐留場所へ到着する】

今年の第3クオーター(7月-9月)、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で建造されている最新のプロジェクト12700対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」は、黒海艦隊の恒久駐留場所への移動を行なう。

艦の移動は、バルト海での試験を完了した後に実行され、機雷掃海艦の新たな基地への移転の長年の実地経験に沿って内陸水路(河川)経由で行なわれる。
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内陸水路の移動には曳船が使用され、ヨーロッパを周回してバルト海から黒海へ移動するのに比べ、最も経済的であり、更には、艦の動力装置の耐用期間の余力の保持し、短期間での基地移動を可能にする。

プロジェクト12700対機雷防衛艦は、新世代の機雷掃海艦である。
トップ艦「アレクサンドル・オブホフ」の運用経験により、同プロジェクト艦の多機能性と、その性質は基地掃海艦として、そして海洋掃海艦として適用できる事が示されている。



[プロジェクト12700アレクサンドリト掃海艦]
ロシア海軍新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日にサンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役しました。
[新世代掃海艦プロジェクト12700の1番艦アレクサンドル・オブホフはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]

プロジェクト12700の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工され、2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成は完了しました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される]

その後、艦内へ各種機器を設置する為、船体周辺に足場が組まれましたが、2016年6月7日夜に火災が発生しました。
[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]
この為、「ゲオルギー・クルバトフ」の進水は延期されました。


プロジェクト12700の3番艦の船体形成作業は2016年6月27日に始まりました。
[ロシア海軍の為の第3のプロジェクト12700掃海艦の建造が始まった]

2017年1月25日、3番艦は「イワン・アントノフ」と命名され、起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦イワン・アントノフはサンクトペテルブルクで起工された]

2018年4月25日、3番艦「イワン・アントノフ」は、2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」よりも先に進水しました。

[ロシア海軍のアレクサンドリト級掃海艦3番艦イワン・アントノフは進水した]

今後、「イワン・アントノフ」は、2018年9月末までにロシアの内陸水路経由でサンクトペテルブルクから黒海へ回航されます。

10年前の2008年7月末、同じ内陸水路経由で就役前のプロジェクト02668「アガート」海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」黒海へ回航されています。
(2009年1月17日に就役)
[新型掃海艦ヴィツェ-アドミラル・ザハリン、黒海艦隊へ]
[ノヴォロシースクの掃海艦「ヴィツェ-アドミラル・ザハリン」]

「イワン・アントノフ」は、今年(2018年)末にロシア海軍への引き渡しが予定され、就役後は黒海艦隊へ配備されます。


プロジェクト12700の4番艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は2017年4月20日に起工されています。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ウラジーミル・イェメリヤノフはサンクトペテルブルクで起工された]

プロジェクト12700の5番艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は2017年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ヤーコフ・バリャーエフはサンクトペテルブルクで起工された]

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現在までにプロジェクト12700対機雷防衛艦は、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』でのみ建造されていますが、今後は極東方面でも建造されます。
[ロシア海軍の為のプロジェクト12700対機雷防衛艦(掃海艦)は極東(コムソモリスク・ナ・アムーレ)でも建造される]

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年5月30日11時54分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」と「アドミラル・エッセン」の乗組員は艦上航空隊の演習を実施した】

地中海海軍常設グループの一員として任務を遂行しているフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」「アドミラル・エッセン」の乗組員は、戦闘訓練計画に沿って、艦に駐留しているヘリコプターの乗員と共に一連の計画訓練を実施した。

特に、黒海艦隊海軍航空隊の飛行士は、フリゲートの乗組員と連携して海上での艦の甲板からの発着艦へ取り組み、潜水艦の捜索及び追尾、更には人員の捜索と機上への救助の訓練を実施した。

その目的は、艦の全ての航空複合システムの整然とした動作の点検、ヘリコプターのフライトを支援する艦内班の訓練の実施に有った。



黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)は、2017年12月1日頃にセヴァストーポリを出航して以来、現在まで地中海東部に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部で戦闘演習を行なった]

黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート「アドミラル・エッセン」(490、2016年6月7日就役)は、2018年3月中旬にセヴァストーポリを出航して以来、現在まで地中海東部に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの飛行訓練を行なった]

2隻のフリゲートは、地中海東部アメリカイギリスなどの艦船を監視しています。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でアメリカ海軍などの軍艦を追尾している]
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でイギリスのアスチュート級原潜を追尾した]

2018年4月下旬、2隻のフリゲートは、4月21日に地中海へ入ったプロジェクト1135M警備艦「プイトリーヴイ」(868、1982年2月9日就役)及びプロジェクト61警備艦「スメトリーヴイ」(870、1969年10月21日就役)と共に地中海東部で演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を続けている]


その後も2隻のフリゲート地中海東部へ留まっており、5月末には艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。


現在、地中海東部には、以下のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]

フリゲート「アドミラル・エッセン」(黒海艦隊):2018年3月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(黒海艦隊):2017年12月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
警備艦「プイトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」(黒海艦隊):2018年5月22日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「トゥルビニスト」(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「エクヴァトル」(黒海艦隊):2018年2月6日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇P-433(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇「キネリ」(黒海艦隊):2018年3月30日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船SB-729(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋曳船MB-304(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ヴィツェ・アドミラル・ザハリンは地中海を去り、母港ノヴォロシースクへの帰路に就いた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年5月29日11時43分配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は地中海での任務遂行を完了した】

黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は、遠海ゾーンである地中海海軍常設艦船連合部隊の一員としての任務遂行を完了した。

現在、艦は黒海海峡・ダーダネルス及びボスポラスの通過を始めている。
その後、同艦は恒常駐留場所~ノヴォロシースク市へ進路を取る。

遠海ゾーンの戦力の計画ローテーションに基づき、海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」海洋掃海艦「トゥルビニスト」と交代した。



プロジェクト02668「アガート」海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は、元々はベトナム海軍向けのプロジェクト266MEとして1994年にサンクトペテルブルクで起工されましたが、ベトナムがキャンセルした為に工事は中断しました。

その後、新世代掃海艦の為の機器のテスト用として建造が再開される事になり、2006年5月26日に進水しました。
[新型掃海艦プロジェクト02668「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」]

2007年7月25日からフィンランド湾で洋上試験を開始しました。
[新型掃海艇「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」洋上テスト開始 ]

洋上試験は2008年も続けられました。
[新型掃海艇「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」近影(2008年2月23日) ]
[新型掃海艦ヴィツェ・アドミラル・ザハリン近影(2008年6月12日) ]

2008年7月29日に内陸水路経由で黒海沿岸ノヴォロシースクへ回航されました。
[ノヴォロシースクの掃海艦「ヴィツェ-アドミラル・ザハリン」]

2009年1月17日にノヴォロシースクで海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[ロシア海軍新掃海艦「ヴィツェ-アドミラル・ザハリン」就役 ]

以後、ノヴォロシースク海軍基地をベースに黒海で活動しています。

2017年4月5日には黒海東岸トルコ海軍との合同演習へ参加しました。
[ロシア海軍とトルコ海軍は黒海で合同演習を行なった]

就役以来、黒海から出た事の無かった「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」でしたが、2018年1月21日にボスポラス海峡を南下して初めて地中海へ入り、2月24日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ヴィツェ・アドミラル・ザハリンはシリア沖へ到着した]

その後、シリア沖でパトロールを行なっていましたが、交代時期に差し掛かった為、5月29日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。

「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」と交代する海洋掃海艦「トゥルビニスト」は、5月12日にボスポラス及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入っています。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦トゥルビニストは地中海東部(シリア沖)へ行く]

ロシア海軍は、2016年2月以降、シリア沖掃海艦を1隻ずつ交代で派遣しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦はシリア沖で活動する]


現在、地中海東部には、以下のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]

フリゲート「アドミラル・エッセン」(黒海艦隊):2018年3月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(黒海艦隊):2017年12月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
警備艦「プイトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊):2018年5月19日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」(黒海艦隊):2018年5月22日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「トゥルビニスト」(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「エクヴァトル」(黒海艦隊):2018年2月6日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇P-433(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇「キネリ」(黒海艦隊):2018年3月30日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船SB-729(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船SB-5(黒海艦隊):2018年5月9日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋曳船MB-304(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

ブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年6月1日にロシア海軍へ就役する

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『タス通信』より
2018年5月28日12時21分配信
【「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は6月1日に黒海艦隊へ引き渡される】
モスクワ、5月28日/タス通信

プロジェクト21631シリーズの6番艦・小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、6月1日に黒海艦隊への引き渡しが計画されている。
『タス通信』は、同艦隊の公式代理人ヴャチェスラフ・トルハチョフ1等海佐より伝えられた。
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「6月1日に艦への聖アンドレイ旗掲揚が計画されており、それは、この日に黒海艦隊の戦闘編制へ加わる事を意味します。
ヴイシニー・ヴォロチョーク及びこのクラスの他の艦は、ミサイル複合体カリブルで武装しています」
彼は話した。

トルハチョフは、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、未だ黒海艦隊で唯一のプロジェクト「ブヤン-M」艦であるが、初めてのものでは無いと説明した。
以前、黒海艦隊では、2隻の同プロジェクトの小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」が勤務に就いていたが、これらはバルチースクへの移動を行ない、バルト艦隊へ加わった。
「セルプホフ」「ゼリョヌイ・ドル」は、地中海ロシア海軍常設連合部隊の一員としてシリアのテロリストの目標へミサイル「カリブル」による打撃を与えた。

当初、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は5月末までに黒海艦隊への引き渡しが計画されていた。
艦は、同艦隊の主要基地セヴァストーポリ市へ5月25日に到着した。

現在、ロシア海軍では、同プロジェクトの5隻の艦が勤務に就いている~トップの「グラード・スヴィヤージスク」、生産艦「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」(以上カスピ小艦隊)、「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」(双方ともバルト艦隊)。
ゼレノドリスク造船工場の造船台では、「オレホヴォ・ズエヴォ」、「イングシェチア」、「グライヴォロン」、「グラード」、「ナロ・フォミンスク」と命名された更なる5隻の同プロジェクト艦の建造が進められている。

プロジェクト21631ミサイル複合体「カリブル」で武装しており、ミサイルは、8つの格子の垂直発射装置3S14に配置されている。
複合体「カリブル」は、海上および地上目標へ打撃を与える事が可能な有翼ミサイルである。
小型ロケット艦は更に、口径100mmのA-190砲、小口径高射砲複合体AK-630-2「ドゥエト」で武装している。



[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水しました。

「ブヤン-M」の1~5番艦はドイツMTU社製ディーゼルエンジンを装備していましたが、ヨーロッパ連合対ロシア制裁により以後の供給が停止した為、6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」以降は、最も手っ取り早い代替案として、ドイツ製ディーゼルをライセンス生産した中国製ディーゼルエンジンを装備する事になりました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦ブヤン-Mの6番艦以降は中国製ディーゼルエンジンを装備する]

艤装を完了した「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、7月下旬から8月初頭に掛けて内陸水路経由でゼレノドリスクからノヴォロシースクへ回航されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはノヴォロシースクへ回航された]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海での航行試験の準備を行なっている]
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9月5日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は洋上試験の為に初めて出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で洋上試験を開始した]

9月19日からは、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)と洋上での合同訓練を開始しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"との合同訓練を行なう]

工場航行試験は2017年10月末に完了し、11月10日から国家受領試験が始まりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年11月10日17時2分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家試験が始まった】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海東部(ノヴォロシースク近辺)で洋上試験を行なっていますが、12月中旬頃から同海域の天候が悪化し、洋上試験は何度も中断を余儀なくされました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月13日11時59分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の試験は天候に妨げられている】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ロシア海軍への引き渡しは2017年末に予定されていましたが、12月末になっても試験が完了しなかった為、2018年に延期されることになりました。
[第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

2018年4月初頭、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家受領試験は再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは洋上試験を再開した]

建造元の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」を2018年4月30日にロシア海軍へ引き渡すつもりでしたが、4月末になっても国家受領試験は終わらず、またも2018年5月末に延期されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年4月30日に就役する]
[ブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年5月末に延期された]

2018年5月25日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはセヴァストーポリへ到着した]

正式な就役式典である聖アンドレイ旗初掲揚式典の開催は2018年6月1日に予定されていますが、既に受領証書への署名は行われ、ロシア海軍への納入は済ませているようです。

ロシア海軍の艦の就役は
1:受領-引渡証書への署名(造船所から海軍への艦の納入)
2:海軍旗の初掲揚式典・各艦隊部隊への編入(艦の正式な海軍への就役)
の2段階で行なわれますが、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の場合、1は2018年5月25日に実施され、2は6月1日に実施されるようです。


プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、既に11隻が起工され、この内の5隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
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[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月初頭就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2019年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年就役予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2020年就役予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2021年就役予定


プロジェクト21631の主要兵装は、有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。
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[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

従来の小型ロケット艦は対艦攻撃のみに特化していましたが、「ブヤン-M」は対地攻撃用の有翼ミサイルを搭載する事により、地上への戦力投射にも使用できるようになりました。

プロジェクト21631は12番艦までの建造が計画されています。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦3隻(10-12番艦)の建造契約が締結された]

既に、新たな小型ロケット艦・プロジェクト22800「カラクルト」の建造も始まっており、こちらは18隻の建造が計画されています。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦]

ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフは地上目標へ130mm連装砲を発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年5月28日13時45分配信
【駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」は沿岸目標攻撃へ取り組んだ】

バレンツ海で戦闘演習任務を遂行している北方艦隊駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」の乗組員は、沿岸目標への砲射撃を実施した。

演習には、汎用口径砲~艦首及び艦尾のAK-130砲の砲術班が関わった。
砲手は、沿岸から10km以上離れた非視認目標への攻撃へ取り組んだ。

計画性を有する戦闘訓練は、水上艦の海上における自身の意図された基礎行動を準備する錬成任務への移行の枠組みで実行された。

以前、駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」は、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、小型対潜艦「ユンガ」、「スネシュノゴルスク」と共に北方艦隊艦船グループを構成して対空防衛の複合戦闘演習任務を遂行し、その中で高射ミサイル複合体班は、仮想敵の空中攻撃手段からの攻撃を撃退し、対艦有翼ミサイルを模した高速目標を追尾し、攻撃する訓練を実行した。



[ソブレメンヌイ級17番艦アドミラル・ウシャコーフ(旧ベッストラーシヌイ) ]

ロシア海軍向けのプロジェクト956駆逐艦の最終艦(17番艦)であり、今や北方艦隊で唯一のプロジェクト956となった「アドミラル・ウシャコーフ」(1994年4月17日就役、2004年6月29日までは「ベッストラーシヌイ」)は、2004年以来、遠距離航海には参加していませんが、時々バレンツ海へ出て演習を行なっています。

2015年7月初頭にもバレンツ海で砲撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で砲撃演習を行なう]

2016年6月8日からバレンツ海で砲撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で砲撃訓練を実施した]

2016年8月15日にも砲撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦と大型対潜艦はバレンツ海で砲撃訓練を行なった]


2017年8月24日、「アドミラル・ウシャコーフ」バレンツ海130mm砲による対空射撃及び機雷掃討訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で130mm砲の射撃訓練を行なった]

2017年8月26日には沿岸目標への対地砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフは対地砲撃訓練を実施した]

2017年9月14日から始まった北方艦隊の演習にも参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

9月15日には、北方艦隊艦上戦闘機Su-33「敵役」となり、Su-33の航空攻撃を撃退する演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で艦上戦闘機Su-33の攻撃を撃退した]

9月18日、「ピョートル・ヴェリキー」と共にルイバチー半島近辺で海上標的と沿岸目標へ130mm砲による砲撃を行ないました。
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[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはルイバチー半島付近で130mm砲の砲撃訓練を行なった]

9月19日にはバレンツ海の海上標的へ対艦ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の水上艦と原子力潜水艦はバレンツ海で超音速対艦ミサイルを発射した]

9月20日には高射ミサイル及び艦砲によりミサイル標的を撃墜しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で対艦ミサイルを撃墜した]


北方艦隊の水上艦部隊は2018年4月にバレンツ海で演習を実施しましたが、この時には「アドミラル・ウシャコーフ」は参加しませんでした。

2018年5月26日、「アドミラル・ウシャコーフ」バレンツ海へ出航し、AK-130 130mm連装砲による対空砲撃及び機雷掃討訓練などを実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で130mm連装砲を発射した]

5月28日にはバレンツ海の沿岸目標へ2基のAK-130 130mm連装砲(合計4門)を発射しました。

プロジェクト956駆逐艦は、元々は130mm連装砲2基(計4門)を主兵装とする対地攻撃用駆逐艦として計画されたものですから、これが当初の計画通りの使い方と言えるでしょう。

ロシア海軍黒海艦隊の対水中工作艇P-433はシリアへ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年5月27日9時0分配信
【黒海艦隊の対水中工作艇は地中海の海軍常設連合部隊へ加わった】

黒海艦隊対水中工作艇は、地中海ロシア海軍常設連合部隊へ加わった。

以前、艇は黒海から黒海海峡ゾーンへの移動を行ない、遠海ゾーンの艦艇部隊の計画ローテーションに基づき、黒海艦隊の同型の対水中工作艇と交代する。

この作戦ゾーンで対水中工作艇は、無防備の泊地へ停泊する艦船の防護、更には、ロシア連邦海軍作戦連合部隊の戦力の駐留所における安全保障の為の任務を遂行する。

[参照]
プロジェクト21980対水中工作艇(コード名「グラチョノク」)
は、駐留所水域及びその近辺で工作部隊及び手段へ対処する為に意図されている。



プロジェクト21980対水中工作艇P-433は、ロシア内陸部のゼレノドリスク造船所で建造され、2017年9月16日に就役しました。

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5月23日にダーダネルス、ボスポラス海峡を通過し、シリアタルトゥース港へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフと対水中工作艇P-433はシリアのタルトゥースへ向かった]

5月27日にはタルトゥース港へ到着したようです。
P-433タルトゥース港周辺の警備任務に就きます。
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現在は同型艇P-424「キネリ」(2015年3月16日就役)がタルトゥース港へ派遣されていますが、同艇と交代するようです。



現在、地中海東部には、以下のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]

フリゲート「アドミラル・エッセン」(黒海艦隊):2018年3月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(黒海艦隊):2017年12月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
警備艦「プイトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊):2018年5月19日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」(黒海艦隊):2018年5月22日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「トゥルビニスト」(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「エクヴァトル」(黒海艦隊):2018年2月6日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇P-433(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇「キネリ」(黒海艦隊):2018年3月30日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船SB-729(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋曳船MB-304(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

タイを訪問中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは一般公開された

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2018年5月28日6時54分配信
【タイの大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」を約1000名が訪れた】

タイ王国への非公式訪問の枠組みで太平洋艦隊戦闘艦支隊司令部が開催する「扉の開放」日に、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」を約1000名の住民及びゲストが訪れた。

艦へは更に、王国に滞在する外国のロシア大使館員と、その家族が訪れた。

本日、ロシア艦船支隊指揮官オレグ・コロリョーフ1等海佐と随員は、「サッタヒープ」海軍基地司令官への公式な表敬訪問を行なった。
同日午後、太平洋艦隊将兵は、タイ王国ロシア連邦特命全権大使キリール・バルスキーの歓迎式典を開催する。
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訪問の枠組みで、太平洋艦隊タイ海軍の船員の間の親善試合の開催が計画されている。
ロシア将兵の為、更にタイ海軍軽航空母艦「チャクリ・ナルエベト」の見学が計画されている。
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大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、中型海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、5月27日にタイ王国へ非公式訪問の為に到着した。

訪問は5月31日まで続く予定である。



大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)と「アドミラル・トリブツ」(564、1986年2月15日就役)、そして中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年10月1日就役)から成る太平洋艦隊艦船支隊は、2018年5月7日にウラジオストクを出航し、アジア-太平洋地域への遠距離航海へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはアジア太平洋地域への遠洋航海へ出発した]

太平洋艦隊艦船支隊は、ロシア連邦の祝日である5月9日の『勝利の日』(対独戦勝記念日)日本海で迎えました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは日本海で対独戦勝記念日を祝った]

同日(5月9日)に対馬海峡を通過し、東シナ海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは対馬海峡を通過して東シナ海へ入った]

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その後、太平洋艦隊艦船支隊フィリピン海へ入り、艦載ヘリコプターKa-27PLを使用した演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはフィリピン海で演習を行なった]

5月22日にカンボジアシアヌークビル(コンポン・ソム)を訪れました。
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太平洋艦隊艦船支隊は5月26日にシアヌークビル(コンポン・ソム)を出航し、カンボジア海軍と合同演習を行なった後、同国を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はコンポン・ソム港(シアヌークビル)を抜錨し、カンボジア海軍と合同演習を行なった]

翌5月27日、隣国タイサッタヒープ港へ入港しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイのサッタヒープを訪れた]

5月28日、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」サッタヒープで一般公開されました。

「アドミラル・トリブツ」は、2014年からウラジオストクで近代化改装を行ない、2016年7月に艦隊へ復帰しています。
[近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する]

ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイのサッタヒープを訪れた

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『タス通信』より
2018年5月27日8時43分配信
【ロシア連邦海軍太平洋艦隊の艦船は親善訪問の為にタイへ入った】
バンコク、5月27日/タス通信

ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は、日曜日にタイへの親善寄港を行なった。
『タス通信』は同国のロシア連邦大使館より伝えられた。

対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「アドミラル・トリブツ」、更には海洋給油船「ペチェンガ」は、王立海軍主要基地であるサッタヒープ泊地で出迎えられた。
「このような訪問は、既に友好的な伝統となっており、我々の国の間の海軍の関係の更なる強化へと向かっております」
ロシア連邦大使館
は指摘した。

この5日間のロシア船員タイへの滞在で、外国の武官が艦を訪れる。
「アドミラル・ヴィノグラードフ」は更に、ロシア人の為に開放され、見学の為に対潜艦へ滞在できる。

ここ3年間で、これは4度目のロシア艦船タイへの寄港である。
2015年3月、王国大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を、2017年12月には大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」を出迎えた。
「アドミラル・パンテレーエフ」は更に、2017年11月にパッタヤーで開催されたASEAN(東南アジア諸国連合)創設50周年記念海軍パレードへ参加した。

オブザーバーが指摘したように、ロシアシャム(タイの旧名)の関係の形成にあたり、海軍は常に特別な役割を有していた。
クリッパー「ガイダマク」は、1863年に初めて王国を訪問し、モンクット(ラーマ4世)国王からの贈り物と訪問用名刺をサンクトペテルブルクへ送り届けた。
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この時が、歴史上初めてのシャムロシア帝国の公式な接触と見られている。

1891年、後の皇帝となるニコライ皇太子を乗せたロシア戦隊は再び当地へ寄港した。
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このバンコクへの訪問に先立ち、ロシアタイの外交関係が確立された。



大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)と「アドミラル・トリブツ」(564、1986年2月15日就役)、そして中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年10月1日就役)から成る太平洋艦隊艦船支隊は、2018年5月7日にウラジオストクを出航し、アジア-太平洋地域への遠距離航海へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはアジア太平洋地域への遠洋航海へ出発した]

太平洋艦隊艦船支隊は、ロシア連邦の祝日である5月9日の『勝利の日』(対独戦勝記念日)日本海で迎えました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは日本海で対独戦勝記念日を祝った]

同日(5月9日)に対馬海峡を通過し、東シナ海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは対馬海峡を通過して東シナ海へ入った]

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その後、太平洋艦隊艦船支隊フィリピン海へ入り、艦載ヘリコプターKa-27PLを使用した演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはフィリピン海で演習を行なった]

5月22日にカンボジアシアヌークビル(コンポン・ソム)を訪れました。
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太平洋艦隊艦船支隊は5月26日にシアヌークビル(コンポン・ソム)を出航し、カンボジア海軍と合同演習を行なった後、同国を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はコンポン・ソム港(シアヌークビル)を抜錨し、カンボジア海軍と合同演習を行なった]

そして翌5月27日、隣国タイサッタヒープ港へ入港しました。
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ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で130mm連装砲を発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年5月26日14時46分配信
【駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」はバレンツ海で計画射撃を実施した】

北方艦隊駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」の乗組員は、バレンツ海の射爆場で空中目標への砲射撃を実施した。
艦の対空防衛演習は、艦隊の春季演習期間の戦闘訓練計画活動の枠組みで実施された。

演習には、汎用口径砲~艦首及び艦尾のAK-130砲の砲術班が関わった。
彼らは、模擬空中目標への射撃を成功裏に実施した。
戦闘訓練実施中に、様々な方式の砲撃訓練~自動及び手動モードへ取り組んだ。
更に艦の乗組員は、浮遊機雷模型への複合射撃を実施した。
射撃を終えた後、駆逐艦は、バレンツ海で錬成戦闘訓練任務の遂行を続ける。

駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」の出航に先立ち、基地で艦の乗組員は、あらゆる準備を行なった。
北方艦隊船員は、艦の抜錨、戦闘及び航海の為の準備活動へ取り組み、停泊条件での対空防衛、ダメージコントロール活動を実施し、化学、生物、放射線汚染という想定下での行動、更には、無防備の泊地での対水中工作防衛を実施した。

今週、駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」は、ロシア連邦軍参謀本部軍事アカデミーの学生の年次実地取り組みの枠組みで実施される演習へ関与する。



[ソブレメンヌイ級17番艦アドミラル・ウシャコーフ(旧ベッストラーシヌイ) ]

今や北方艦隊で唯一のプロジェクト956駆逐艦となった「アドミラル・ウシャコーフ」(1994年4月17日就役)は、2004年以来、遠距離航海には参加していませんが、時々バレンツ海へ出て演習を行なっています。

2015年7月初頭にもバレンツ海で砲撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で砲撃演習を行なう]

2016年6月8日からバレンツ海で砲撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で砲撃訓練を実施した]

2016年8月15日にも砲撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦と大型対潜艦はバレンツ海で砲撃訓練を行なった]


2017年8月24日、「アドミラル・ウシャコーフ」バレンツ海130mm砲による対空射撃及び機雷掃討訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で130mm砲の射撃訓練を行なった]

2017年8月26日には沿岸目標への対地砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフは対地砲撃訓練を実施した]

2017年9月14日から始まった北方艦隊の演習にも参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

9月15日には、北方艦隊艦上戦闘機Su-33「敵役」となり、Su-33の航空攻撃を撃退する演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で艦上戦闘機Su-33の攻撃を撃退した]

9月18日、「ピョートル・ヴェリキー」と共にルイバチー半島近辺で海上標的と沿岸目標へ130mm砲による砲撃を行ないました。
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[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはルイバチー半島付近で130mm砲の砲撃訓練を行なった]

9月19日にはバレンツ海の海上標的へ対艦ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の水上艦と原子力潜水艦はバレンツ海で超音速対艦ミサイルを発射した]

9月20日には高射ミサイル及び艦砲によりミサイル標的を撃墜しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で対艦ミサイルを撃墜した]


北方艦隊の水上艦部隊は2018年4月にバレンツ海で演習を実施しましたが、この時には「アドミラル・ウシャコーフ」は参加しませんでした。

そして2018年5月26日、「アドミラル・ウシャコーフ」バレンツ海へ出航し、AK-130 130mm連装砲による対空砲撃及び機雷掃討訓練などを実施しました。
記事中では触れられていませんが、機雷への射撃は「複合射撃」と記されているので、AK-630 30mmガトリング砲も使われたようです。

ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はコンポン・ソム港(シアヌークビル)を抜錨し、カンボジア海軍と合同演習を行なった

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年5月26日11時0分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はカンボジアへの非公式訪問を完了した】
モスクワ、5月26日、インタファクス-AVN

大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、土曜日にコンポン・ソム港(カンボジア)への寄港を完了した。
『インタファクス』太平洋艦隊の代理人ニコライ・ヴォスクレセンスキー2等海佐より伝えられた。

「停泊期間中、支隊指揮官オレグ・コロリョーフ1等海佐と艦長は同港総取締役、プレアシアヌク県知事、シアヌークビル市市長、更にはペアム海軍基地司令官を訪問しました」
彼は説明した。

彼によると「ペアム海軍基地地域で、太平洋艦隊戦闘艦支隊及びカンボジア海軍の対テロ部隊の海賊対処へ指向された合同演習が実施されました」

コンポン・ソム港から太平洋艦隊戦闘艦支隊が出た後、太平洋艦隊及びカンボジア海軍の艦船は、組織的通信及び海上での合同戦術機動の合同演習を実施した。

太平洋艦隊の艦船は、5月22日にコンポン・ソムへ到着した。



大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)と「アドミラル・トリブツ」(564、1986年2月15日就役)、そして中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年10月1日就役)から成る太平洋艦隊艦船支隊は、2018年5月7日にウラジオストクを出航し、アジア-太平洋地域への遠距離航海へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはアジア太平洋地域への遠洋航海へ出発した]

太平洋艦隊艦船支隊は、ロシア連邦の祝日である5月9日の『勝利の日』(対独戦勝記念日)日本海で迎えました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは日本海で対独戦勝記念日を祝った]

同日(5月9日)に対馬海峡を通過し、東シナ海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは対馬海峡を通過して東シナ海へ入った]

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その後、太平洋艦隊艦船支隊フィリピン海へ入り、艦載ヘリコプターKa-27PLを使用した演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはフィリピン海で演習を行なった]

5月22日にカンボジアシアヌークビル(コンポン・ソム)を訪れました。
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太平洋艦隊艦船支隊は5月26日にシアヌークビル(コンポン・ソム)を出航し、カンボジア海軍と合同演習を行なった後、同国を去りました。

2018年末までに水陸両用ヘリコプターMi-14の近代化に関するロシア国防省(ロシア海軍)の決定が下される

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『タス通信』より
2018年5月25日9時0分配信
【『ロシアン・ヘリコプターズ』は(ロシア)国防省と水陸両用ヘリコプターMi-14の近代化の問題について詳細に検討する】
アスタナ、5月25日/タス通信

ホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』(『ロステフ』へ加入)はロシア連邦国防省水陸両用ヘリコプターMi-14の近代化の問題について詳細に検討しており、然るべき試験設計作業の開始の決定は、年末までに採択されるだろう。
『タス通信』は、ホールディングス副総取締役(軍用機器販売担当)ウラジスラフ・サヴェリエフより伝えられた。

「今日において、この問題は、国防省との更なる詳細な検討(の過程)に在ります。
我々は、軍当局から試験設計作業実施の技術的課題を受け取ります。
その提案は渡されていますが、どのような構成になるか、実行される作業量に関する指示がどうなるかの決定は、国防省に残されています。
ホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』は、如何なる発注にも応じる用意があります」
サヴェリエフ
は、アスタナで開催される防衛展示会『KADEX-2018』において話した。

「2018年には、この決定は採択されなければならないでしょう」
対談者は付け加えた。

対潜ヘリコプターMi-14PLは、1960年代にMi-8を基にして作成された。
水陸両用ヘリコプターは、ボート型機底と2つの胴体ブロックフロートを受け取り、それは同時に機体シャーシを支える為の流線形として役に立つ。
ヘリコプターは、等級3~4の波がある水上へ滞在できる。
Mi-14は様々な対潜兵装を装備し、機体は、核を含め対潜魚雷及び深海爆弾を受け入れる事ができる。
現在、ヘリコプターロシア海軍の軍備からは除外されている。

公開情報によると、合計で273機のMi-14が製造された。
ヘリコプターは積極的に輸出された。
現在、幾つかのMi-14ポーランド海軍で勤務についており、それは公式メーカーが関わる事無く近代化されている。

ホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』は、2015年7月の国際海軍サロン(IMDS-2015)において、Mi-14の製造再開プロジェクトを公表した。



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『ミル試作設計局』(現『M.l.ミル記念モスクワ・ヘリコプター工場』)が開発した水陸両用ヘリコプター(海面への着水が可能)Mi-14(NATOコード名「ヘイズ」)は1967年8月1日に試作機が初飛行し、1973年から1986年までに計273機が『カザン第387工場』で生産されました。
ベースになった機体はヘリコプターMi-8です。

Mi-14には対潜型、捜索救助型、掃海型などの派生型が存在し、ソヴィエト/ロシア海軍航空隊で使用され、ブルガリア、ベトナム、ドイツ民主共和国(東ドイツ)、ポーランド、キューバ、ユーゴスラビア、エチオピア、リビア、シリア、朝鮮民主主義人民共和国などへ輸出されました。

ロシア海軍航空隊からは既に退役していますが(対潜型Mi-14PLは1996年、捜索救助型Mi-14PSは2004年に退役)、現在でもポーランドウクライナなどで少数機が現役に在ります。
ロシア海軍でも、20機以上が予備役として保管されています。


ロシアでは既に過去の機体となっているMi-14ですが、2015年から生産再開の話が何度も出てきました。

2016年5月には、当時のロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフ氏(現在はロシア連邦副首相)が、水陸両用ヘリコプターMi-14の生産再開計画について発言しています。
[ロシア海軍へ水陸両用ヘリコプターMi-14が復活する]

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現用の対潜ヘリコプターKa-27などで使用されている対潜爆弾「ザゴン-2」(2017年2月から生産開始)は、Mi-14でも使用できるようになります。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年6月23日12時33分配信
【「潜水艦キラー」Mi-14は対潜爆弾「ザゴン-2」を受け取る】


今回は、水陸両用ヘリコプターMi-14の近代化に関する話ですが、これはおそらく、ロシア海軍に保管されている機体を近代化改修して復活させるという事でしょう。

新型戦略原潜ボレイ-Bを建造するか否かはロシア海軍の意向次第である

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年5月24日14時21分配信
【原子力潜水艦プロジェクト「ボレイ-B」の将来は軍次第である-『統合造船業営団』トップ】
サンクトペテルブルク、5月24日、インタファクス-AVN

原子力潜水艦プロジェクト「ボレイ-B」の将来は、軍の決断に依る。
『インタファクス』『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフより伝えられた。
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「私共は、提示された決定の一部の変化を待っております。
私共は、軍のみが、これを解決すると申し上げております。
新たな目的と課題について、私共は軍の同意を得なければなりません」
アレクセイ・ラフマノフ
は、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムのロビーで話した。

昨年11月7日、ロシア連邦参謀本部総長ワレリー・ゲラシモフは、ロシアが改善された特性の原子力水中巡洋艦「ボレイ-B」の作成作業を開始すると述べた。

ロシアの潜水艦乗員は、近年中に10隻以上の原子力潜水艦及び通常動力潜水艦を受け取るとロシア連邦海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフは語った。
彼によると、更なる6隻の原子力潜水艦プロジェクト「ヤーセン-M」と5隻の原子力ロケット艦「ボレイ-A」が様々な建造段階に在る。



[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[プロジェクト955ボレイ戦略用途原子力水中巡洋艦 ]

プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦シリーズは、計8隻が起工され、このうち3隻が就役済みです。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2015年9月30日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しています。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]

3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役しました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]
2016年9月26日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]

4番艦からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、その1番艦「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]
2017年11月17日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜クニャージ・ウラジーミル進水(2017年11月17日)]
就役は2019年に予定されています。
[ボレイ-A級戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年にロシア海軍へ引き渡される]

5番艦(「ボレイ-A」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]
就役は2019年に予定されています。

6番艦(「ボレイ-A」級としては3隻目)「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜は起工された]
就役は2020年に予定されています。

7番艦(「ボレイ-A」級としては4隻目)「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は2015年12月18日に起工されました。
[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]
就役は2020年に予定されています。

8番艦(「ボレイ-A」級としては5隻目)「クニャージ・ポジャールスキー」は2016年12月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第4世代戦略原潜ボレイ級最終艦クニャージ・ポジャールスキーは起工された]
就役は2021年に予定されています。


当初は「クニャージ・ポジャールスキー」を以ってプロジェクト955A「ボレイ-A」の建造は終了し、その後は、更なる改良型であるプロジェクト955B「ボレイ-B」が少なくとも4隻建造される計画でした。
[新型戦略原潜ボレイ-Bの1番艦は2026年にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、「ボレイ-B」は、経済的には満足の行くものとはなりませんでした。
[ロシア海軍の新型戦略原子力水中巡洋艦ボレイ-Bの設計作業は進められている]

2018年5月下旬、「ボレイ-B」の建造は取り止めとし、その代わりに「ボレイ-A」を6隻追加建造するという話が非公式筋から出てきました。
[ロシア海軍の為の新型戦略原潜ボレイ-Bの建造は中止され、代わりにボレイ-Aが6隻追加建造される]


ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏の今回の発言を見ても、「ボレイ-B」を建造するか否かはロシア海軍の意向次第との事であり、建造される可能性は低いようです。

ネヴァ川計画設計局はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の拡大発展型の2つのヴァージョンを設計している

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『タス通信』より
2018年5月25日18時19分配信
【『ネヴァ川計画設計局』は(ロシア)海軍の為の2つの新たな揚陸艦プロジェクトを開発している】
カリーニングラード、5月25日/タス通信

『ネヴァ川計画設計局』ロシア海軍の依頼により、プロジェクト11711建造後に意図される大型揚陸艦の2つのヴァージョンを開発している。
金曜日、設計局の代表アレクセイ・ユフニンは報道陣へ伝えた。

「我々には、更なる開発の2つのラインが有ります。
この艦はプロジェクト11711をベースとしており、(建造で)得られた経験を考慮し、全く新しい揚陸艦となります。
我々は、この作業を行なっております」
ユフニン
大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」の進水式典で話した。

ユフニンは、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で、プロジェクト11711の2隻のシリーズの艦が建造されている事を想い起こした。
「イワン・グレン」は間もなく海軍へ引き渡され、「ピョートル・モルグノフ」は金曜日に進水した。
設計局の代表は、新たなプロジェクトでは、前よりも大きな艦の建造が提示される事を指摘した。

ロシア連邦海軍造船管理部長ミハイル・クラスノぺーエフ1等海佐は、海軍は新たなプロジェクト艦に関心があると述べた。

プロジェクト11711大型揚陸艦は、13両の戦車、36両の装甲兵員輸送車あるいは歩兵戦闘車、300名の揚陸隊員を収容する。
それは、指定場所へ強化された標準装備の海軍歩兵中隊を送り届け、ポンツーンにより上陸させる事ができる。
艦の兵装は、口径30mmの6銃身自動砲から成り、甲板の格納庫には2機の輸送戦闘ヘリコプターKa-29が駐留する。

シリーズのトップ艦(イワン・グレン)はカリーニングラードで2012年5月に進水し、現在は海上試験プログラムを完了し、海軍への引き渡しの準備が行なわれている。
シリーズの最後となる大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は、2018年に発注主へ引き渡されなければならない。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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現在、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』では、2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦の建造が進められています。

1番艦「イワン・グレン」は2004年12月24日に起工され、2012年5月18日に進水、2016年6月17日から洋上試験を開始し、2018年5月初頭に完了しました。
現在はロシア海軍への引き渡しの準備が行なわれています。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

2番艦「ピョートル・モルグノフ」は2015年6月11日に起工され、2018年5月25日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した]

プロジェクト11711大型揚陸艦の建造は2隻で終了します。


プロジェクト11711を設計した『ネヴァ川計画設計局』は、2番艦「ピョートル・モルグノフ」進水式典において、11711の拡大発展型となる大型揚陸艦の設計案を2パターン作成している事を明らかにしました。

『ネヴァ川計画設計局』は、2つのヴァージョンの具体的な内容には触れておらず、11711よりも大型となり、全く新たな揚陸艦となるとしか言っておりません。

以前、『ネヴァ川計画設計局』は、輸出用のプロジェクト11711Eを提示していますが、これは、今回の「2つのヴァージョン」とは別でしょう。
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2020年以降に建造される汎用ヘリコプター揚陸艦「セヴァストーポリ」型も、11711の発展型とは言い難いので、これも「2つのヴァージョン」には含まれていないでしょう。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

「イワン・グレン」型は、ソヴィエト時代のプロジェクト1171大型揚陸艦(アリゲーター級)の発展型という位置付けになりますが、ソヴィエト時代には、その1171の拡大発展型として、プロジェクト1174大型揚陸艦「イワン・ロゴフ」型が建造されました。
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因みに、アリゲーター級「イワン・ゴロフ」型も、『ネヴァ川計画設計局』が設計しました。

この過去の例から見て、11711の拡大発展型となる大型揚陸艦の内の1つは、おそらくは「イワン・ゴロフ」型をリファインしたような艦でしょう。

もう1つのヴァージョンですが、「全く新たな揚陸艦」と言うからには、11711をそのまま拡大したような艦にはならないでしょう。
或いは、11711をベースにして全通甲板にした艦、つまり上記の汎用ヘリコプター揚陸艦「セヴァストーポリ」型の小型版かもしれません。

ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した


『インタファクス』より
2018年5月25日15時21分配信
【カリーニングラードで大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」が進水した】
モスクワ、5月25日、インタファクス-ロシア

株式会社『沿バルト造船工場ヤンターリ』(『統合造船業営団』へ加入)で建造されている大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は進水した。
『インタファクス』特派員は伝えた、

大型揚陸艦の進水式典は『ヤンターリ』造船台で開催された。
それには、工場の従業員と、発注主であるロシア連邦国防省、『統合造船業営団』、カリーニングラード州当局の代表を含む招待されたゲストが出席した。

式典のフィナーレとなる会合では、古い海洋の伝統により、艦でシャンパンの瓶が割られた。
艦は、軍楽隊の演奏の下でドックから出て、その後、大型揚陸艦は進水した。

大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」を建造した工場『ヤンターリ』には、プロジェクト11711のトップ艦「イワン・グレン」の設計初期でのミスを考慮に入れるという差し迫った事情があり、その後の作業で「不要なもの」は除去された。

沿バルト造船工場『ヤンターリ』は2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦の建造を進めている。
トップ艦「イワン・グレン」は国家受領試験を完了し、ロシア海軍への引き渡しの準備を行なっている。

2016年2月に建造が始まった「ピョートル・モルグノフ」は、2018年に海軍へ引き渡されなければならない。

それは、同プロジェクトの2番目にして最後の艦である。
ロシア海軍は、それを断念し、より大きな排水量の艦の使用を決定した。

プロジェクト11711大型揚陸艦は、ソヴィエト及びロシア海軍で10数隻が活発な姿を見せていたプロジェクト1171大型揚陸艦の発展型である。
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その上部構造物の大部分は著しく変化している。

プロジェクト11711大型揚陸艦の兵装は、艦載砲AK-630Mである。
(註:記事原文では、汎用艦載砲AK-176Mと一斉射撃火力反応システムA-215「グラード」と書かれているが、これは計画時の兵装であり、実際には装備されていない)
大型揚陸艦の甲板には、1機の捜索救助ヘリコプターKa-27或いは輸送戦闘ヘリコプターKa-29の駐留が意図されている。

プロジェクト11711艦は、艦上に13両の重車両(戦車)或いは36両の歩兵車両或いは装甲輸送車、更には、揚陸強襲部隊の要員を受け入れる事が可能である。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11711大型揚陸艦の2番艦は、当初2010年に起工される予定でしたがキャンセルされ、2014年9月に改めて建造が決定されました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦イワン・グレン型の2番艦が建造される]

「ピョートル・モルグノフ」と命名された2番艦の為の工事は2014年12月から始まりました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフの建造が始まった]

2015年6月11日、「ピョートル・モルグノフ」の起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは起工された]

その後、屋外造船台で船体の組み立てや上部構造物の取り付けなどが進められました。


そして起工から約3年を経た2018年5月25日に進水しました。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2018年5月下旬に進水する]
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現在の所、「ピョートル・モルグノフ」は2018年末にロシア海軍へ引き渡される予定です。


プロジェクト11711大型揚陸艦の建造は2隻(イワン・グレン、ピョートル・モルグノフ)で終了する予定です。
[ロシア海軍はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の調達を2隻で打ち切る]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

ロシア海軍黒海艦隊の為の小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはセヴァストーポリへ到着した


『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年5月25日14時59分配信
【「カリブル」を有する「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は黒海艦隊への引き渡しを準備する】

『ゼレノドリスク造船工場』で建造されたプロジェクト21631小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、海軍への引き渡しの為にセヴァストーポリへ到着した。
『Mil.Press FlotProm』が黒海艦隊の情報提供者より伝えられたように、艦の受領証書は既に署名されており、聖アンドレイ旗掲揚式典は6月1日或いは2日に計画されている。


「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」を有する近代化されたプロジェクト21631「ブヤン-M」シリーズの6番艦である。
それは『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水した。

2017年8月に艦は内部水路経由でノヴォロシースクへ移動し、9月5日には工場航行試験が始まり、10月末に完了した。
11月には国家試験が始まったが、年末までに終わらせる事は出来なかった。

2018年2月、防衛産業企業体の情報提供者は、小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」海軍への引き渡しは、中国製エンジンの問題が故に遅延したと『Mil.Press FlotProm』特派員へ語った。

プロジェクト21631小型ロケット艦『ゼレノドリスク計画設計局』により開発された。
これは「河川-海」クラスの多目的艦であり、8基のミサイル「カリブル」を含む現代的な風貌の砲、ミサイル、対水中工作、高射及び電波工学兵装を装備する。
排水量は949トン、全長75メートル、幅11メートル。
最大速力25ノット。
航続距離2500海里、自立航行期間10日、乗組員52名。



[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水しました。

「ブヤン-M」の1~5番艦はドイツMTU社製ディーゼルエンジンを装備していましたが、ヨーロッパ連合対ロシア制裁により以後の供給が停止した為、6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」以降は、最も手っ取り早い代替案として、ドイツ製ディーゼルをライセンス生産した中国製ディーゼルエンジンを装備する事になりました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦ブヤン-Mの6番艦以降は中国製ディーゼルエンジンを装備する]

艤装を完了した「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、7月下旬から8月初頭に掛けて内陸水路経由でゼレノドリスクからノヴォロシースクへ回航されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはノヴォロシースクへ回航された]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海での航行試験の準備を行なっている]
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9月5日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は洋上試験の為に初めて出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で洋上試験を開始した]

9月19日からは、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)と洋上での合同訓練を開始しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"との合同訓練を行なう]

工場航行試験は2017年10月末に完了し、11月10日から国家受領試験が始まりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年11月10日17時2分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家試験が始まった】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海東部(ノヴォロシースク近辺)で洋上試験を行なっていますが、12月中旬頃から同海域の天候が悪化し、洋上試験は何度も中断を余儀なくされました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月13日11時59分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の試験は天候に妨げられている】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ロシア海軍への引き渡しは2017年末に予定されていましたが、12月末になっても試験が完了しなかった為、2018年に延期されることになりました。
[第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

2018年4月初頭、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家受領試験は再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは洋上試験を再開した]

建造元の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」を2018年4月30日にロシア海軍へ引き渡すつもりでしたが、4月末になっても国家受領試験は終わらず、またも2018年5月末に延期されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年4月30日に就役する]
[ブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年5月末に延期された]

2018年5月25日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。

正式な就役式典である聖アンドレイ旗初掲揚式典の開催は2018年6月1日か6月2日に予定されていますが、既に受領証書への署名は行われ、ロシア海軍への納入は済ませているようです。

ロシア海軍の艦の就役は
1:受領-引渡証書への署名(造船所から海軍への艦の納入)
2:海軍旗の初掲揚式典・各艦隊部隊への編入(艦の正式な海軍への就役)
の2段階で行なわれますが、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の場合、1は2018年5月25日に実施され、2は6月1日か2日に実施されるようです。


プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、既に11隻が起工され、この内の5隻がロシア海軍へ引き渡されています。
全てロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造されています。
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[小型ロケット艦プロジェクト21631「ブヤン-M」]

建造番号631「グラード・スヴィヤージスク」Град Свияжск
2010年8月27日起工/2013年3月9日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号632「ウグリーチ」Углич
2011年7月22日起工/2013年4月10日進水/2014年7月27日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号633「ヴェリキー・ウスチュグ」Великий Устюг
2011年8月27日起工/2014年5月21日進水/2014年11月19日就役
カスピ小艦隊へ配備

建造番号634「ゼリョヌイ・ドル」Зелёный Дол
2012年8月29日起工/2015年4月2日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号635「セルプホフ」Серпухов
2013年1月25日起工/2015年4月3日進水/2015年12月12日就役
黒海艦隊へ配備/2016年10月にバルト艦隊へ転属

建造番号636「ヴイシニー・ヴォロチョーク」Вышний Волочек
2013年8月29日起工/2016年8月22日進水/2018年5月25日納入/2018年6月初頭就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号637「オレホヴォ・ズエヴォ」Орехово-Зуево
2014年5月29日起工/2019年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号638「イングシェチア」Ингушетия
2014年8月29日起工/2019年就役予定

建造番号639「グライヴォロン」Грайворон
2015年4月10日起工/2020年就役予定
黒海艦隊へ配備予定

建造番号640「グラード」Град
2017年4月24日起工/2020年就役予定

建造番号641「ナロ・フォミンスク」Наро-Фоминск
2018年2月23日起工/2021年就役予定


プロジェクト21631の主要兵装は、有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。
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[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

従来の小型ロケット艦は対艦攻撃のみに特化していましたが、「ブヤン-M」は対地攻撃用の有翼ミサイルを搭載する事により、地上への戦力投射にも使用できるようになりました。

プロジェクト21631は12番艦までの建造が計画されています。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦3隻(10-12番艦)の建造契約が締結された]

既に、新たな小型ロケット艦・プロジェクト22800「カラクルト」の建造も始まっており、こちらは18隻の建造が計画されています。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦]

ロシア海軍のプロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクの船体の水圧試験が始まった

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『タス通信』より
2018年5月24日18時40分配信
【特殊用途潜水艦「ハバロフスク」は水圧試験を実施する】
モスクワ、5月24日/タス通信

プロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は水圧試験の実施を開始した。
『セヴマシュ』広報サービスは報道機関へ伝えた。

「プロジェクト09851原子力潜水艦は、建造の重要な段階の1つ~基礎船体の艦首ブロックの水圧試験~を完了します」
同社は話した。

官庁間委員会の専門家は、艦の船体、システム及び設備、公式文書の準備状態をチェックし、静粛性の方式を実行する為の技術的操作開始の許可を与えた。
「全ての艦構造は、指定負荷に合格しており、実行された作業のクオリティは確認されました。
現在、艦の強度船体(耐圧殻)の試験作業が進められています。
スケジュール下における破壊試験プログラムの段階全ては、数ヶ月間に及びます」

工場広報サービスは説明した。

2014年7月、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』社では、一度の3隻の潜水艦が起工された~「クニャージ・オレグ」(プロジェクト「ボレイ」)クラスノヤルスク(プロジェクト「ヤーセン」)、そして「ハバロフスク」

公開情報によると、「ハバロフスク」は、深海ステーション及び最新のロボット工学システムを搭載するプロジェクト09851艦である。

『セヴマシュ』では、少なくとも2隻の特殊用途原子力潜水艦が建造されている。
特に、公開情報によれば、未完成のプロジェクト949A原子力潜水艦「ベルゴロド」は、2012年12月に特殊プロジェクト09582として再起工され、無人及び有人の深海調査装置の搭載艦となる。



プロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で起工されました。
[原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された]
[秘密のプロジェクト09851特務原潜ハバロフスク]

「ハバロフスク」の詳細や具体的なスペック(艦の大きさなど)は、一切公表されていませんが、無人小型潜水艇を搭載するようです。
[ロシア海軍の為の特務原潜ハバロフスクの3Dモデルが作成された]

今回の『セヴマシュ』の発表によると、2018年5月下旬には船体の水圧試験(強度試験)を開始しているとの事ですから、船体の形成はかなり進んでいるようです。

「ハバロフスク」が搭載する無人小型潜水艇には、現在開発中の大洋多目的システム(原子力推進水中無人機)「ポセイドン」も含まれるかもしれません。
[大洋多目的システム(原子力推進水中無人機)ポセイドンは『2018-2027年の国家軍備プログラム』において開発され、ロシア海軍へ採用される]

ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフと対水中工作艇P-433はシリアのタルトゥースへ向かった

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『インタファクス』より
2018年5月23日13時0分配信
【ロシア海軍の大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」は地中海へ入った】
モスクワ、5月23日、インタファクス-ロシア

ロシア海軍大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」黒海海峡を通過し、地中海水域へ入った。
現地のサイトはボスポラス海峡を通過する写真を公表した。

イスタンブールのサイトは、黒海艦隊戦闘艦「ニコライ・フィリチェンコフ」は、地中海ロシア海軍物資-技術サービス供給所が置かれているシリアタルトゥース港へ向かっていると確信している。

これは、ロシア軍艦にとって、今年3度目のシリアへの航海であり、5月には2度目となる。
5月19日、ロシア連邦黒海艦隊大型揚陸艦「アゾフ」地中海へ進出した。

海外メディアによれば、ロシア海軍大型揚陸艦及び補助船隊、更にチャーター船は、ラタキアフマイミーン飛行場ロシア航空群タルトゥース海軍物資-技術サービス供給基地、そしてシリア政府軍の為に貨物を送り届ける「シリア・エクスプレス」と呼ばれる作戦へ参加している。


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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年5月24日10時47分配信
【シリアのタルトゥースへ対水中工作艇「グラチョノク」が向かった】

ロシアの対水中工作艇P-433(プロジェクト21980「グラチョノク」)は黒海海峡を地中海水域へ進み、地中海のロシア海軍の物資-技術サービス供給所が置かれているシリアのタルトゥースへ向かった。
トルコのインターネットリソースは、ボスポラス海峡を通過する「グラチョノク」の写真を掲載して報じた。


トルコのメディアによると、P-433艇は5月23日に地中海へ入った。
同じ日に、黒海艦隊大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」、更には救助海洋曳船「シャフテル」が同じコースを進んだ。

プロジェクト21980「グラチョノク」艇は、水中破壊工作部隊及び手段へ対処し、駐留所及びその近辺の水域における水上での戦闘活動の支援の為に意図されている。
それは、5日間海上に自立滞在し、200海里までの距離の航行が可能である。
「グラチョノク」には8名の船員が居る。

「グラチョノク」の排水量は139トン、全長31メートル、幅7.4メートル、吃水1.85メートル。
速力23ノット。
艇の弾薬は、口径14.5mmの海洋機銃座、対水中工作擲弾DP-65ADP-64、更には携帯式高射ミサイル複合体「イグラ-1」である。



ロシア海軍大型揚陸艦は、2013年1月以降、黒海沿岸(ノヴォロシースク或いはセヴァストーポリ)からシリアタルトゥースへ貨物や人員などを輸送する任務、いわゆる「シリア・エクスプレス」に就いています。
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当初は大型揚陸艦のみが「シリア・エクスプレス」へ参加していましたが、2015年夏以降は海軍が調達した貨物船も参加するようになりました。

「シリア・エクスプレス」へ参加しているのは、主に黒海艦隊所属艦ですが、この他に北方艦隊及びバルト艦隊からも大型揚陸艦が交代で派遣されています。

黒海艦隊大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」(1975年12月30日就役)は「シリア・エクスプレス」の常連であり、2017年には、計7回の「シリア・エクスプレス」に従事していた事が確認されています。
(ロシア海軍当局からの公式発表は無いが、ボスポラス海峡を南下すればシリアへ向かい、北上すれば黒海沿岸ロシア海軍基地へ戻っている)

・1月18日にボスポラス海峡を南下、1月27日に北上
・2月19日にボスポラス海峡を南下、3月5日に北上
・3月15日にボスポラス海峡を南下、3月24日に北上
・4月6日にボスポラス海峡を南下、4月17日に北上
・5月1日にボスポラス海峡を南下、5月11日に北上
・5月20日にボスポラス海峡を南下、6月2日に北上
・7月20日にボスポラス海峡を南下、8月初頭に北上


2017年8月初頭にセヴァストーポリへ戻った後はオーバーホールが行なわれ、2018年2月に修理を終えて復帰した後は黒海の演習へ参加していました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフとオルスクはクリミア半島で上陸訓練を行なった]

2018年4月13日、大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」は、ほぼ9ヶ月ぶりにボスポラス海峡を南下、シリアタルトゥース港へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフはシリアへ向かった]

タルトゥース港で貨物を降ろした後、4月21日にはダーダネルス、ボスポラス海峡を通過し、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフはシリアから戻ってくる]

5月1日にボスポラス海峡を南下してシリアへ行き、5月11日に同海峡を北上しました。

そして5月23日にダーダネルス、ボスポラス海峡を通過し、今年3度目となる「シリア・エクスプレス」へと向かいました。


プロジェクト21980対水中工作艇P-433は、ロシア内陸部のゼレノドリスク造船所で建造され、2017年9月16日に就役しました。

5月23日にダーダネルス、ボスポラス海峡を通過し、シリアタルトゥース港へ向かいました。
P-433タルトゥース港周辺の警備任務に就きます。

現在は同型艇P-424「キネリ」(2015年3月16日就役)がタルトゥース港へ派遣されていますが、同艇と交代するのでしょうか。

この他、5月23日には救助曳船「シャフテル」(1985年12月20日就役)もダーダネルス、ボスポラス海峡を通過して地中海へ入っています。


同日には、地中海東部に滞在していた黒海艦隊の大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」中型海洋給油船「イマン」ダーダネルス、ボスポラス海峡を北上して黒海へ戻っています。


現在、地中海東部には、以下のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]

フリゲート「アドミラル・エッセン」(黒海艦隊):2018年3月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(黒海艦隊):2017年12月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
警備艦「プイトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊):2018年5月19日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「トゥルビニスト」(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「エクヴァトル」(黒海艦隊):2018年2月6日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇「キネリ」(黒海艦隊):2018年3月30日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船SB-729(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船SB-5(黒海艦隊):2018年5月9日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋曳船MB-304(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーは弾道ミサイル"ブラヴァー"4基を一斉に発射した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年5月23日10時9分配信
【北方艦隊の水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は白海から4基の弾道ミサイル「ブラヴァー」の一斉射撃を成功裏に実施した】

5月22日、プロジェクト955「ボレイ」のトップ艦~ウラジーミル・シリン1等海佐指揮下の北方艦隊戦略用途ロケット水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は、戦闘訓練活動計画の枠組みにおいて、白海の指定海域からカムチャツカクラ射爆場へ4基の弾道ミサイル「ブラヴァー」の一斉射撃を成功裏に実施した。
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射撃は、水中位置から実施された。
発射の課題は果たされた。

戦略用途ロケット水中巡洋艦プロジェクト955「ボレイ」及び艦載ミサイル複合体「ブラヴァー」の戦術-技術的特性および信頼性が確認された。

このような数のミサイルの一斉射撃が同プロジェクト水中巡洋艦で実行されたのは初めてになる。

ミサイル射撃訓練中と、その実施過程において、水中巡洋艦の乗組員は高い専門性と海軍技量を示した。

[参照]
第4世代の戦略用途ロケット水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は、プロジェクト955「ボレイ」のトップ艦である、
2012年に海軍へ加入した。
巡洋艦は兵装として16基の海洋配置弾道ミサイル「ブラヴァー」から成る複合体と魚雷兵器を有している。



[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[プロジェクト955ボレイ戦略用途原子力水中巡洋艦]

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プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中巡洋艦の1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]


「ユーリー・ドルゴルーキー」は、就役前の2011年に計4回の弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施しました。
(2011年6月28日、8月27日、10月28日、12月23日に実施)
この内、2011年12月23日に実施された試験では、2基の「ブラヴァー」を一斉に発射しました。
[「全力全開」ブラヴァー発射試験(2010~2011年) ]
[潜水艦発射弾道ミサイル「ブラヴァー」は一斉発射試験に成功した]

「ユーリー・ドルゴルーキー」は就役後もセヴェロドヴィンスクに居ましたが、2013年9月3日夜にセヴェロドヴィンスクを出港し、ガジエヴォへ向かいました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは9月6日に駐留基地ガジエヴォへ到着する]

2013年9月6日、ガジエヴォ基地へ到着しました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはガジエヴォ基地へ到着した]

2013年12月5日、定期修理の為、セヴェロドヴィンスクへ戻ってきました。
[戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはセヴェロドヴィンスクで定期修理を行なう]

2013年12月24日に修理を完了しました。
[戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはセヴェロドヴィンスクでの修理を終えた]

2013年12月30日、ガジエヴォに到着しました。
[2隻のボレイ級戦略原潜はガジエヴォ基地に到着した]

その後の動向は公表されていませんが、2014年7月27日の「ロシア海軍の日」にはセヴェロモルスクで観艦式に参加しています。

2014年8月20日には2週間ぶりにガジエヴォ基地へ戻りました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは2週間ぶりに基地へ戻った]

2014年10月下旬、セヴェロドヴィンスクへ入港し、「ブラヴァー」ミサイルを満載(16発)しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは弾道ミサイル「ブラヴァー」を満載する]

2014年10月29日にはバレンツ海からカムチャツカへ向けて弾道ミサイル「ブラヴァー」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはバレンツ海からの弾道ミサイル発射に成功した]

2015年10月15日には、2ヶ月以上に渡る北極圏航海~具体的には戦略核パトロールを終え、ガジエヴォ基地へ戻っています。

[ロシア海軍北方艦隊の新鋭戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは2ヶ月以上に渡る北極圏航海を終えて帰港した]

2016年9月27日には、白海からカムチャツカ半島へ向けて2発の「ブラヴァー」を発射しました。
この時には、1基のミサイルは正常に飛翔し、弾頭はカムチャツカ半島の目標へ命中したのですが、もう1基のミサイルは、発射された当初は正常に飛翔していたものの、第1段ロケットを切り離した後に何らかの不具合が起こったらしく(第2段ロケットのエンジン点火に失敗?)、自爆処分されました。
[ロシア海軍北方艦隊の新鋭戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは弾道ミサイル"ブラヴァー"を2発同時に発射した]

2017年6月26日、「ユーリー・ドルゴルーキー」は、バレンツ海からカムチャツカ半島クラ射爆場「ブラヴァー」を発射しました。
同艦にとっては、通算で7度目の「ブラヴァー」発射となりました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力戦略用途水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーはバレンツ海からカムチャツカ半島へ弾道ミサイル"ブラヴァー"の発射訓練を行なった]

2018年4月16日には、北方艦隊へ配備された新型哨戒艇「グラチョニク」級の訓練の為、ガジエヴォ基地から出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーは哨戒艇の訓練の為に出航した]

4月28日には、北方艦隊最新鋭砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」(2017年11月30日就役)に先導されてセヴェロドヴィンスクへ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新砕氷船イリヤー・ムーロメツは白海の結氷海域で戦略用途原子力水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーを先導した]

そして2018年5月22日、「ユーリー・ドルゴルーキー」は、白海からカムチャツカ半島クラ射爆場「ブラヴァー」を発射しました。
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同艦にとっては、通算8度目の「ブラヴァー」発射となりました。

更に今回、「ユーリー・ドルゴルーキー」は、4基の「ブラヴァー」を同時に発射しました。
これまでに「ユーリー・ドルゴルーキー」は、2基の「ブラヴァー」同時に発射した事は2度ありますが(2011年12月23日と2016年9月27日)、4基の一斉発射は初めてです。

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフはカンボジアのシアヌークビル(コンポン・ソム)を訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋「艦隊)広報サービス発表
2018年5月22日8時1分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はカンボジアへ到着した】

本日、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、中型海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、コンポン・ソム港(カンボジア)へ非公式訪問の為に到着した。

訪問初日の枠組みで、ロシア艦船支隊指揮官の同港総取締役、プレアシアヌク県知事、シアヌークビル市市長、更にはペアム海軍基地司令官への訪問が規定されており、カンボジア王国ロシア連邦特命全権大使ドミトリー・ツヴェトコフは艦を訪れる。

支隊の艦は地元住民及びカンボジア海軍将兵の訪問の為に開放される。
寄港期間中にロシア及びカンボジアの船員の合同スポーツ競技会が開催され、更には、太平洋艦隊戦闘艦支隊の要員の為のシアヌークビル市の歴史的名所へのバス旅行が行なわれる。

ロシア艦カンボジア訪問は5月26日まで続く。



大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)と「アドミラル・トリブツ」(564、1986年2月15日就役)、そして中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年10月1日就役)から成る太平洋艦隊艦船支隊は、2018年5月7日にウラジオストクを出航し、アジア-太平洋地域への遠距離航海へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはアジア太平洋地域への遠洋航海へ出発した]

太平洋艦隊艦船支隊は、ロシア連邦の祝日である5月9日の『勝利の日』(対独戦勝記念日)日本海で迎えました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは日本海で対独戦勝記念日を祝った]

同日(5月9日)に対馬海峡を通過し、東シナ海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは対馬海峡を通過して東シナ海へ入った]

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その後、太平洋艦隊艦船支隊フィリピン海へ入り、艦載ヘリコプターKa-27PLを使用した演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはフィリピン海で演習を行なった]

そして5月22日にカンボジアシアヌークビル(コンポン・ソム)を訪れました。
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ロシア海軍第5世代多目的原子力潜水艦ハスキー級の概念設計は完了し、複数のヴァージョンが提案されている

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年5月22日1時48分配信
【ロシア第5世代潜水艦「ハスキー」の外観は確定している】
モスクワ、5月22日-ロシア通信社ノーボスチ

第5世代潜水艦「ハスキー」の概念設計と外観の確定は完了し、戦術-技術的特性の立案が行なわれる。
『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは語った。

「将来の第5世代潜水艦ハスキーの概念設計と、外観の確定を、我々は既に完了しております。
複数のヴァージョンが提案されており、今後は、その中からの最適な選択が控えております」

彼は『イズベスチヤ』紙のインタビューに対し、こう話した。

「現在は、新たな潜水艦の戦術-技術的特性の立案が行なわれています。
プロジェクト"ハスキー"は、未だ軍事機密のままです」
ラフマノフ
は付け加えた。

第5世代多目的原子力潜水艦プロジェクト「ハスキー」の公表されている情報は少ない。
知られているのは、この潜水艦が、2011年2月に初めてメディアが言及した極超音速有翼ミサイル「ツィルコン」を有する将来ミサイル複合体を搭載するという事である。
予想されているミサイル複合体の符号は3K-22ミサイル自身は3M22である。

以前、ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスクが語ったように、プロジェクト「ハスキー」原子力潜水艦の建造は、『2018~2025年の国家軍備プログラム』に組み込まれている。



【サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』公式サイト】

[ロシア第5世代多目的原子力潜水艦プロジェクト「ハスキー」]

ソ連/ロシア海軍攻撃原潜(多目的原潜)を手掛けてきた『マラヒート』機械製造局は、既に第5世代多目的原子力潜水艦「ハスキー」の設計作業に取り掛かっています。
[第5世代多用途潜水艦はステルス性を重視する]
[ロシア海軍第5世代多用途原潜は複殻式船体となり、排水量は12000トン以下になるだろう]
[ロシア海軍第5世代多用途原子力潜水艦の開発作業は進行中である]
[ロシア海軍の為の第5世代多用途原潜ハスキー級の開発は進められている]

「ハスキー」級には、現在開発中の極超音速有翼ミサイル「ツィルコン」が装備されます。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は新たな2018-2027年の国家軍備プログラムにおいて開発を完了し、生産を開始する]

「ハスキー」級には水中無人機が搭載されます。
[ロシア海軍第5世代多用途原潜は水中無人機を搭載する]

「ハスキー」級の建造開始は2020年代前半頃に予定されています。
[ロシア海軍の第5世代多用途原子力潜水艦ハスキー級の1番艦は2023~2024年に起工される]

「ハスキー」級の就役期間(寿命)は52年になります。
[ロシア海軍第5世代多目的原子力潜水艦ハスキー級の寿命は52年となる]


そして今回、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、「ハスキー」級の概念設計は完了し、複数のヴァージョンが提示されていると述べました。

どのようなヴァージョンが提示されているのかは明らかにされていませんが、以前、第5世代多目的原潜はモジュール方式(基本型は攻撃原潜であり、有翼ミサイル区画を挿入すれば有翼ミサイル原潜になる)になると報じられた事が有りますので、おそらくは、このモジュール方式も、複数のヴァージョンの内の1つでしょう。
[ロシア海軍の為の第5世代多用途原子力潜水艦はモジュール方式となる]

更には、旧ソ連海軍「アルファ」級のような大幅に自動化されたヴァージョンも有るかもしれません。
[ロシア海軍は自動化原潜の建造を検討する]

ロシア海軍の為の新型戦略原潜ボレイ-Bの建造は中止され、代わりにボレイ-Aが6隻追加建造される

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『タス通信』より
2018年5月21日14時13分配信
【情報筋:ロシアは原子力戦略潜水艦「ボレイ-A」級を更に6隻建造する】
モスクワ、5月21日/タス通信

戦略原子力潜水艦プロジェクト955B「ボレイ-B」『2018-2027年の国家軍備プログラム』には含まれず、2023年以降に『セヴマシュ』は更に6隻のプロジェクト955A「ボレイ-A」潜水艦を建造する。
海軍の戦闘編制へ引き渡される新たな戦略潜水艦の数は14隻に達する。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

以前に伝えられたように、2018年には、新たな水中駆動設備と艦内設備を有する改善されたプロジェクト955B潜水艦の概略設計が開始されなければならなかった。
同プロジェクトの開発は国家軍備プログラムに含まれており、4隻の潜水艦シリーズの建造が計画されていた。

「原子力潜水艦ボレイ-Bの作成に関する分析結果が提示された後、これを断念する事が決定されました。
何故ならば、このプロジェクトの潜水艦の建造は、費用対効果の規準を満たしていないからです。
同時に、最終的な選択肢といたしまして、2027年までの国家軍備プログラムには、ボレイ-Aが含まれることになりました」
情報提供者は『タス通信』へ伝えた。

彼は説明した。
「プロジェクト955A潜水艦の新たなシリーズの建造は、『セヴマシュ』で2023年以降に開始されます。
合計で6隻のボレイ-Aの建造が計画されており、北方艦隊と太平洋艦隊で勤務に就きます。
このシリーズの完了後、海軍の戦闘編制には14隻の新たな戦略原子力潜水艦が在籍する事になります。
11隻はボレイ-A級、そして3隻はボレイ級です」
情報提供者は伝えた。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

[「ボレイ」ファミリー]
プロジェクト955/955A潜水艦
は、海洋工学中央設計局『ルビーン』により開発された。
セヴェロドヴィンスク(アルハンゲリスク州)『セヴマシュ』では、8隻から成る最初のシリーズの潜水艦の建造が続けられている。
海軍の戦闘編制には、既に最初の3隻のプロジェクト955「ボレイ」が加わっている~トップ(「ユーリー・ドルゴルーキー」)及び生産艦(「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」)。
改善されたプロジェクト955A「ボレイ-A」として5隻の潜水艦が起工され、建造中である(「クニャージ・ウラジーミル」、「クニャージ・オレグ」、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」、「インペラートル・アレクサンドルIII」、「クニャージ・ポジャールスキー」)。

2隻の「ボレイ-A」「クニャージ・ウラジーミル」「クニャージ・オレグ」は、ロシア海軍の戦闘編制へ2019年の引き渡しが計画されている。
その後、「クニャージ・ポジャールスキー」までの潜水艦は、様々なデータによると、2021年~2023年に海軍へ加入しなければならない。
プロジェクト955955Aの差異は知られてはいないが、以前に『ルビーン』のトップ、イーゴリ・ヴィリニトが指摘したように「艦のシリーズ建造全体で、段階的に改善されています」
公開情報によると、「ボレイ-A」は前任者に比べて船体構造が近代化され、新たなエレクトロニクスが使用され、更にプロジェクト955A潜水艦は、隠密性が非常に良くなっている。

戦略用途水中巡洋艦955及び955A第4世代原子力潜水艦に属しており、ロシア核戦力の3本柱に含まれている。
「ボレイ」は、固体燃料大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」で武装しており、各潜水艦は16基のミサイルを搭載できる。
潜水艦は、ロシア海軍第3世代戦略水中ロケット艦太平洋艦隊667BDR北方艦隊667BDRMを代替する。



[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[プロジェクト955ボレイ戦略用途原子力水中巡洋艦 ]

プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦シリーズは、計8隻が起工され、このうち3隻が就役済みです。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2015年9月30日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しています。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]

3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役しました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]
2016年9月26日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]

4番艦からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、その1番艦「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]
2017年11月17日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜クニャージ・ウラジーミル進水(2017年11月17日)]
就役は2019年に予定されています。
[ボレイ-A級戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年にロシア海軍へ引き渡される]

5番艦(「ボレイ-A」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]
就役は2019年に予定されています。

6番艦(「ボレイ-A」級としては3隻目)「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜は起工された]
就役は2020年に予定されています。

7番艦(「ボレイ-A」級としては4隻目)「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は2015年12月18日に起工されました。
[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]
就役は2020年に予定されています。

8番艦(「ボレイ-A」級としては5隻目)「クニャージ・ポジャールスキー」は2016年12月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第4世代戦略原潜ボレイ級最終艦クニャージ・ポジャールスキーは起工された]
就役は2021年に予定されています。


当初は「クニャージ・ポジャールスキー」を以ってプロジェクト955A「ボレイ-A」の建造は終了し、その後は、更なる改良型であるプロジェクト955B「ボレイ-B」が少なくとも4隻建造される計画でした。
[新型戦略原潜ボレイ-Bの1番艦は2026年にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、「ボレイ-B」は、経済的には満足の行くものとはなりませんでした。
[ロシア海軍の新型戦略原子力水中巡洋艦ボレイ-Bの設計作業は進められている]

そして結局、「ボレイ-B」の建造は取り止めとし、その代わりに「ボレイ-A」を6隻追加建造する事になったようです。

ロシア海軍の新型無人潜水艇クラヴェシン-2の試験はクリミア半島のフェオドシヤで行なわれている

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『イズベスチヤ』より
2018年5月15日0時1分配信
【水中無人機はクリミアで開発される】

フェオドシヤは最新海洋ロボットの試験の為の主要試験場となる。

最新の無人ロボット化複合体「クラヴェシン-2」の試験は、クリミアの海上試験場で始まっている。
複合体は既に公式の軍用インデックス2R52を受け取っており、これは、軍備採用の準備の高いステップを意味する。
更にフェオドシヤの試験場は、海洋ロボット複合体の試験の為に使用されている。
専門家の意見では、これ(フェオドシヤの試験場)の復活は、海軍の為の新たな機器の稼働の為の迅速な試験研究及び導入を可能にする。

海軍総司令部『イズベスチヤ』へ話したように、水中ロボット複合体2R52(更には「クラヴェシン-2」として知られている)は、フェオドシヤの海軍試験場で試験が行なわれている。
試験には、最近に黒海艦隊へ引き渡されたプロジェクト20360OS特殊試験船「ヴィクトール・チェロコフ」が参加している。

「クラヴェシン-2」は、国内の自動無人水中装置の第2世代ファミリーである。
それは、見た目及び寸法が魚雷を彷彿とさせる前任者「クラヴェシン-1」よりも大きくて重い。
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外見はミニチュア潜水艦に見える自動無人水中装置2R52の全長は約7メートル、幅はおよそ1メートルである。
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その上には、さほど大きくない上部構造物が突き出ている。
装置の重量は約4トン。
潜航深度は6000メートルまで。
増加した寸法により、その自動化を高める事ができたと考えられている。
更に「クラヴェシン-2」は、より現代的かつ完全な機器を搭載する最初のモデルである。

自動無人水中装置2R52を作業実施場所へ運ぶ為、特殊原子力潜水艦が使用される。
新たなドローンは、近代化されたプロジェクト949AM原子力潜水艦及びプロジェクト09787特殊用途原子力潜水艦に改造されたBS-64「モスクワ州」の構成機器として加わらなければならない。

指定海域で無人機は搭載艦から分離し、事前に構成されたプログラムの下で作業へ取り掛かる。
その行動距離は、50kmまでと推定されている。
それは、新たな水中作業任務を促すオペレーターを必要とする。
「クラヴェシン-2」は、多様な機器~ソナー、電波電磁センサー、ビデオカメラ~を搭載できる。

「クラヴェシン-2」は多目的装置であり、海軍の為の広範囲の課題の解決を可能にすると独立海軍専門家アレクサンドル・モズゴヴォイは話した。

「この複合体は、大深度での海底調査が出来、例えば砕けた弾薬のような別々の物体の探索及び集積が可能です」
専門家は説明した。
「更にクラヴェシンは、水中情勢の偵察を行ない、艦船グループ或いは他のロボット機器複合体の為に海底の起伏のデータを収集する事が可能です」

新たな「クラヴェシン」のテストの為、フェオドシヤから遠くないクリミア沿岸の特殊水中調査固定区画が使用されている。
海域は水中火山が生成され、複雑な海底地形と大深度を有する。
この場所では更に、黒海艦隊の艦及び潜水艦の戦闘射撃及び海上演習が行なわれている。

アレクサンドル・モズゴヴォイが説明したように、クリミアはおそらく、海軍の為の新たなロシア製ロボット機器複合体及び他の機器の試験の為の主要な場所となる。

「この地域の気候及び天候条件は、事実上、ほぼ1年中作業を行なう事が可能であり、試験は著しく短縮されます」
専門家は指摘した。
「既に、必要な機器を有する特殊船が駐留しています」

ソヴィエト連邦フェオドシヤ試験場は、海軍の兵器テストの為の主要区域だった。
ここでは、新たな魚雷、深海爆弾などの試験が行なわれた。
この他、将来潜水艦の航行試験も実施された。
現在、フェオドシヤは、海洋兵器及び他のシステムの仕上げの為の作業を積極的に行なう主要区域へと変わっている。

以前、『イズベスチヤ』が書いたように、そこには既に、「セイゲル」及び「ヴィクトール・チェロコフ」といった特殊船が移転している。
それは、最新の遠隔制御水中装置、更には魚雷の断片及び折れて損傷した目標を引き揚げる為の機構を装備している。
船上には、最新の自動気象観測器「ペリスコープ」が設置されており、船の次の航路の天候を監視し、短期間でプログラムを形成する。



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自動無人水中装置2R52「クラヴェシン-2」は、ソ連/ロシア海軍潜水艦(主に戦略原潜通常動力潜)の設計を手掛けてきた海洋工学中央設計局『ルビーン』が開発している無人小型潜水艇であり、前作「クラヴェシン-1」の改良発展型です。

自動無人水中装置「クラヴェシン-1」
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「クラヴェシン-2」の母艦となるのは、2016年12月末に再就役した特務原子力潜水艦「ポドモスコヴィエ」(モスクワ州)か、2018年12月末に再就役予定の原子力科学調査潜水艦「ベルゴロド」になるようです。
[改造を終えた特務原潜ポドモスコヴィエ(モスクワ州)はロシア海軍へ引き渡された]
[原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年にロシア海軍へ引き渡される]

記事中で触れられているように、現在、「クラヴェシン-2」の試験は、クリミア半島フェオドシヤ海上試験場特殊試験船「ヴィクトール・チェロコフ」を使って実施されています。
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ニジニ・ノヴゴロド造船工場『ヴォルガ』で建造されたプロジェクト20360OS特殊試験船「ヴィクトール・チェロコフ」は2016年7月19日に就役し、当初はバルト艦隊に所属していましたが、2017年9月に黒海艦隊へ転属しました。

フェオドシヤ海上試験場は、ソ連邦時代には海軍の新兵器の試験場として使用されていましたが、ソ連邦解体後は運用が停止されました。
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2014年春にクリミア半島ロシア連邦へ復帰した後、フェオドシヤ海上試験場は再びロシア海軍の新兵器試験場として使われる事になりました。

ロスアトムはロシア軍(海軍)の為の新たな液体金属冷却原子炉を開発する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年5月18日3時3分配信
【ロスアトムは軍の為の重金属原子炉の開発を行なう】
モスクワ、5月18日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア原子力部門の専門家は、防衛目的の重液体金属冷却原子炉の分野での開発作業を行なう。
国営企業『ロスアトム』傘下の株式会社『試作設計局ギドロプレス』(ポドリスク、モスクワ州)の年次公式報告書の資料には、こう記載されている。

「重液体金属冷却原子炉の作業は、国家防衛発注の枠組みで遂行されます」
公開されている同社の中央情報サイトで閲覧可能な2017年の報告書では、こう述べられた。
これは、構造設計、更には科学研究及び試験設計作業についての話である。

重液体金属冷却は、あるいは鉛ビスマス合金に関連する。
国内の原子力部門は、原子力潜水艦の為の鉛ビスマス冷却高速中性子原子炉の作成作業のユニークな経験を蓄積している。
最終的に、これらの核動力装置の開発は、最も高速かつ高機動のソヴィエトプロジェクト705及び705K原子力潜水艦の為に行なわれ、外国からは「アルファ」の名前で呼ばれ、その高速性によりギネスブックに記載された。

これらの潜水艦原子炉は、コンパクトで高密度の立体エネルギーを排出した(別の言い方をすれば、小さなサイズの原子炉で高出力を得られる能力を有していた)。
プロジェクト705及び705Kのもう1つの利点は、自動制御複合体、潜水艦、動力装置が完全に自動化されていた事にあった。

1977年から1981年に、ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍へ6隻のプロジェクト705原子力潜水艦が引き渡された。
1990年代には、これらは海軍から除籍され、その実際の就役期間は、見積もりよりも非常に短期間であった。

原子力潜水艦に使用されていた鉛-ビスマス重液体金属冷却原子炉の転用の枠組みにおいて、『ギドロプレス』は、民間用途の原子力発電の作成の為、小出力の高速中性子原子炉プロジェクトSVBR(鉛-ビスマス高速炉)型を開発した。
現在は、原子炉プロジェクトSVBR-100が実現している~これは、多目的使用の為の小出力原子炉モジュールのイノベーションである。

この他、『ギドロプレス』の2016年の年次報告書に記載されているように、同社はプロジェクトSVIR(鉛ービスマス統一炉)の開発を完了した。
この小出力原子炉は、水中発電モジュールの為のものであり、北極大陸棚の石油・天然ガス産地に整備される氷面下の機器装置複合体の運転及び電力保障の為に意図されている。

一連の情報リソースで提示されているように、鉛-ビスマス重金属冷却原子炉は、ロシアの無人戦闘水中装置に使用できる。

『試作設計局ギドロプレス』は、水圧-水蒸気発電炉及び鉛-ビスマス冷却高速中性子炉の主要設計者の地位に在る。



ソ連海軍で初めて液体金属(鉛ビスマス合金)冷却原子炉を搭載したプロジェクト645(NATOコード名「ノヴェンバー」)巡洋潜水艦K-27は、1963年10月30日に竣工し、北方艦隊へ配備後、何度か北極海大西洋への遠征を行ないましたが、1968年5月24日に原子炉事故を起こして乗組員9名が死亡した後は運用が停止され、1979年2月1日に除籍されました。
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その後、液体金属(鉛ビスマス合金)冷却原子炉を搭載するプロジェクト705/705K「リラ」(NATOコード名「アルファ」)巡洋潜水艦(1992年6月3日から原子力大型潜水艦)レニングラード及びセヴェロドヴィンスクで7隻建造され、1971年から1981年に掛けて就役し、全艦が北方艦隊へ配備されました。
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[アドミラルティ造船所(レニングラード)建造艦]
K-64
1968年6月2日起工/1969年4月22日進水/1971年12月31日竣工
1972年2月予備役編入/1974年4月19日に戦闘編制から除外/1978年2月9日に海軍から除籍
1978年以降に船体を切断、解体

K-316(1992年6月3日からB-316)
1969年4月26日起工/1974年7月25日進水/1978年9月30日納入/1978年12月30日就役
1990年4月19日に海軍から除籍/1995-1996年に解体

K-373(1992年6月3日からB-373)
1972年6月26日起工/1978年4月19日進水/1979年12月29日納入/1980年1月18日就役
1990年4月19日に海軍から除籍/2008-2009年に解体

K-463(1992年6月3日からB-463)
1975年6月26日起工/1981年3月31日進水/1981年12月30日就役
1990年4月19日に海軍から除籍/1994-2002年に解体

[セヴマシュ(セヴェロドヴィンスク)建造艦]
K-123(1992年6月3日からB-123):プロジェクト705K
1967年12月29日起工/1976年4月4日進水/1977年12月12日納入/1978年2月17日就役
1983年12月21日からセヴェロドヴィンスクで修理/1992年7月21日再就役
1996年7月31日に戦闘編制から除外
2007-2008年に解体

K-432(1992年6月3日からB-432):プロジェクト705K
1968年11月12日起工/1977年11月3日進水/1978年12月31日納入/1979年1月10日就役
1990年4月19日に戦闘編制から除外/1996年4月19日に海軍から除籍
1996-2002年に解体

K-493(1992年6月3日からB-493):プロジェクト705K
1972年2月21日起工/1980年9月21日進水/1981年9月30日納入/1981年10月1日就役
1990年4月19日に戦闘編制から除外/1996年4月19日に海軍から除籍
1996-2002年に解体


しかし、こちらも液体金属冷却原子炉の取り扱いの難しさの為に稼働率は低く、K-64は1972年に(書類上は1978年)、K-123以外の5隻は1990年に退役し、残るK-123(1992年からB-123)も1996年に退役しました。


ソ連邦解体後は、軍事用途(原子力潜水艦用)の液体金属冷却原子炉を民間用途に転用した原子炉が幾つか開発されています。

試験設計局『ギドロプレス』公式サイトより
【原子炉CVBR-100】

【原子炉CVBR-10】


そして今、ロシアで再び軍用の液体金属冷却原子炉が開発される事になりました。

開発元の試験設計局『ギドロプレス』国家防衛発注により開発するとしか言っておらず、具体的に液体金属冷却原子炉を何処へ使うのかという事は明らかにしておりません。

しかし、液体金属(鉛ビスマス合金)冷却原子炉無人戦闘水中装置に使用できるとの事ですから、現在開発中の大洋多目的システム(原子力推進水中無人機)「ポセイドン」の動力として使われる可能性が高いようです。
[ロシア海軍の大洋多目的システム(原子力推進水中無人機)ポセイドンは2メガトンの核弾頭を搭載する]

ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦カラクルト級1番艦ウラガーンの航行試験が始まった



『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2018年5月19日6時0分配信
【プロジェクト22800小型ロケット艦のトップ「ウラガーン」の第1段階試験が始まった】

新世代艦に属するプロジェクト22800小型ロケット艦「ウラガーン」は、造船工場『ペラ』(サンクトペテルブルク)の艤装岸壁を出て、ラドガ湖水域で工場航行試験の第1段階へ着手した。

試験中に動力装置、通信システム、航法システム、電波工学兵装の特性および機能がチェックされる。
更に試験計画では、標準係留装置を含む艦上設備のチェックが提供される。
ラドガ湖水域への滞在時には、一連の艦内居住保障システム全体の複合点検も実施される。
小型ロケット艦「ウラガーン」には、サンクトペテルブルク海軍総合訓練センターでの訓練を経た乗組員と『ペラ』社の試験実施チームが乗っている。

試験の全ての段階を完了した後、小型ロケット艦「ウラガーン」は今夏にバルト艦隊への受け入れが計画されている。

プロジェクト22800小型ロケット艦海洋工学中央設計局『アルマーズ』により開発され、約800トンの排水量を有し、速力は30ノット以上である。
それは、高精度ミサイル兵器と現代的な砲複合体を装備する。
同プロジェクト艦の動力装置はロシア製である。
小型ロケット艦の長所の中には、高機動性、高い航海性能、更には(レーダー)反射の低減を可能にする技術を用いた水上構造物及び船体がある。
艦は、基地から約3000海里離れた海上ゾーンで任務を遂行できる。

『ペラ』社で建造される6隻の小型ロケット艦シリーズは、2021年までの間にバルト艦隊の水上部隊への軍備採用が計画されている。



[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦]


プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の1番艦「ウラガーン」は、2016年7月29日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された]

2017年7月29日に進水しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の1番艦ウラガーンは進水した]

その後、造船所の岸壁で艤装工事が進められ、2018年5月19日にラドガ湖で航行試験を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の1番艦ウラガーンは2018年5月中旬に航行試験を開始する]
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まず最初にラドガ湖で試験を行なった後、バルト海へ移動して海上試験を継続します。

「ウラガーン」ロシア海軍への引き渡しは2018年夏に予定されており、就役後はバルト艦隊へ配備されます。
[プロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の1番艦ウラガーンは2018年にロシア海軍へ引き渡される]

バルト艦隊には、計6隻の「カラクルト」小型ロケット艦が2021年までに配備されます。


プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、現在までに7隻が起工されています。

最初の2隻:「ウラガーン」「タイフーン」は、2015年12月24日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された]
「ウラガーン」は2017年7月29日、「タイフーン」は2017年11月24日に進水しました。

2016年5月10日、クリミア半島フェオドシヤ造船工場『モーリェ』(海洋)「シトルム」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シトルムはクリミアで起工された]

2016年7月29日、『ペラ』造船所「シクヴァル」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シクヴァルは起工された]
「シクヴァル」は2018年5月5日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の3番艦シクヴァルは進水した]

2016年12月24日、『ペラ』造船所「ブーリャ」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]

2017年3月17日、フェオドシヤ造船工場「オホーツク」が起工されました。
[クリミアのフェオドシヤ造船所でロシア海軍の新世代小型ロケット艦オホーツクが起工された]

2017年12月19日、フェオドシヤ造船工場「ヴィフリ」が起工されました。
[クリミアのフェオドシヤ造船所でロシア海軍の新世代小型ロケット艦ヴィフリ(旋風)が起工された]


プロジェクト22800の主要兵装は打撃有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

この他、AK-176MA 76mm砲高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」を装備します。
(ただし、「ウラガーン」「タイフーン」AK-630M 30mmガトリング砲を装備)
[ロシア海軍の為の新たな76mm砲AK-176MAの試験は完了した]
[ロシア海軍黒海艦隊のロケット艇シューヤは新型の高射複合体パーンツィリ-Mの試験艇となる]


プロジェクト22800は、『ペラ』造船所並びにフェオドシヤ造船工場の他に、今後はタタールスタンゼレノドリスク造船所でも建造されます。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為に小型ロケット艦カラクルト級を5隻建造する]

プロジェクト22800は計18隻の建造が計画されています。
[ロシア海軍の新世代小型ロケット艦プロジェクト22800は2022年までに18隻建造される]

この内の6隻は太平洋艦隊向けとして極東の造船所での建造が計画されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のカラクルト級小型ロケット艦6隻の建造契約は2019年に締結される]

ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンの航行試験が始まった

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『タス通信』より
2018年5月18日15時45分配信
【造船所はロシア連邦国防省の為の給油船「アカデミック・パシン」の航行試験に着手した】
サンクトペテルブルク、5月18日/タス通信

『ネフスキー造船・修理工場』の専門技術者は、ロシア連邦国防省の為に意図されている給油船「アカデミック・パシン」の航行試験に着手した。
金曜日、同社広報サービスは発表した。

「プロジェクト23130中型海洋給油船の建造番号901アカデミック・パシンは、ラドガ湖での工場航行試験へ着手しました。
中型海洋給油船アカデミック・パシンの建造は、ロシア連邦国防省の為の国家契約に沿って行なわれています」

声明では、こう述べられた。

給油船は、積載タンク区域の二重船体を有する単甲板船であり、北方海域を含めて航海できる。
船は、液体貨物(ディーゼル燃料、重油、ケロシン、エンジンオイル、水)及び乾燥貨物の受け入れ、保管、輸送及び移送の為に意図されている。

『ネフスキー造船・修理工場』は、サンクトペテルブルクから40kmのシュリッセリブルク市ネヴァ川左岸に在り、ロシア北西における最古の水上輸送会社の1つである。
1952年から造船に従事している。
海洋及び河川クラスの様々なタイプ及び用途の船の建造と、全ての種類の船の修理を行なっている。



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『ネフスキー造船・修理工場』公式サイトより
【中型給油船プロジェクト23130】

ロシア海軍の為の新たな中型海洋給油船・プロジェクト23130は、2013年5月に建造所を決める為の入札の公募が発表されました。
[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)が建造される]

その結果、サンクトペテルブルク近郊のシュリッセリブルク市に在る『ネフスキー造船・修理工場』で建造される事になり、2013年11月に建造契約が締結され、2014年2月末にはプレートカットが始まりました。
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[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)プロジェクト23130のプレートカットが始まる]

プロジェクト23130中型給油船の1番船「アカデミック・パシン」は、2014年4月26日に『ネフスキー造船・修理工場』で起工されました。
[ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンは起工された]

2年後の2016年5月26日に進水しました。
[ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンは進水した]

進水後は、造船所の岸壁で艤装工事が進められていました。

2018年3月初頭の「アカデミック・パシン」
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そして2018年5月18日、シュリッセリブルク市のすぐ近くのラドガ湖で航行試験を開始しました。
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ロシア海軍への「アカデミック・パシン」の具体的な引き渡し時期は未だ明らかにされていませんが(おそらくは2018年末)、就役後は北方艦隊へ配備されます。


現在、ロシア海軍給油船(補給艦)で最も新しい船は、1982年9月末に2隻揃って就役したプロジェクトREF-675中型海洋給油船「ヴャージマ」「カーマ」(2隻とも北方艦隊所属)ですから、実に36年ぶりの新造船となります。

プロジェクトREF-675中型海洋給油船「ヴャージマ」
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プロジェクトREF-675中型海洋給油船「カーマ」
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準同型船のプロジェクト23131汎用海洋給油船は、クリミア半島ケルチ市ザリフ造船所で2014年12月26日に2隻が同時起工されています。
[クリミア半島のケルチ造船所でロシア海軍の為の新たな給油船2隻が起工された]

地中海東部に滞在しているロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは地中海沿岸のロシア友好国で修理を行なうかもしれない

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『インタファクス』より
2018年5月17日9時19分配信
【情報筋は地中海の友好国での黒海艦隊潜水艦の修理の可能性について述べた】
モスクワ、5月17日、インタファクス-ロシア

黒海艦隊の2隻のプロジェクト636.3潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」地中海への常時滞在に関連し、近い内に、当面のドック修理の問題が出てくるだろう。
木曜日、『インタファクス』軍事-外交筋より伝えられた。

「問題の解決には、3つの選択肢が存在しています。
潜水艦の製造工場(『アドミラルティ造船所』、サンクトペテルブルク)への帰還か、シリアのタルトゥースのロシア海軍物資-技術サービス供給所の浮きドックへ向かうか、地中海の友好国の内の1つでドック入りか」

彼は説明した。

彼によると「第3の選択肢は、資金の経済性及び潜水艦のリソースの観点から検討し、より好ましいと考えられています。
この地域の一部の国の海軍には、このような、或いは似たようなプロジェクトの潜水艦が軍備として在籍しているだけに尚の事です」


以前、有翼ミサイル「カリブル-PL」を有する潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」は、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の基礎として恒久的に残留すると伝えられた。
タルトゥース物資-技術サービス供給所の能力のお陰で弾薬の装填が行なわれ、3月~4月には、初めて乗組員のローテーションが実施された。

ロシア連邦国防省によると、潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」は、地中海で戦闘勤務へ就いている時に、シリアのイスラム国(ロシア連邦では非合法のテロ組織)の目標へ4回のミサイル打撃を与えた~2017年9月14日、9月22日、10月4日、11月3日。
この間に、少なくとも29基の有翼ミサイル「カリブル-PL」が発射された。

潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」は、黒海艦隊の為に『アドミラルティ造船所』(『統合造船業営団』へ加入)で建造された6隻の潜水艦シリーズの5隻目と6隻目である。
同プロジェクトの前の4隻の潜水艦は、黒海艦隊への艦隊間移動を行ない、地中海戦隊には長期間留まらなかった。
しかしながら、この内の2隻~「ロストフ・ナ・ドヌー」「クラスノダール」は、シリアイスラム国の目標へミサイル「カリブル」により打撃を与えた。



[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]

プロジェクト06363通常動力潜水艦の5番艦B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」は、2014年10月30日に起工され、2016年3月18日に進水し、2016年10月26日に就役しました。

[黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦5番艦ヴェリキー・ノヴゴロドはロシア海軍へ就役した]

プロジェクト06363通常動力潜水艦の6番艦B-271「コルピノ」は、2014年10月30日に起工され、2016年5月31日に進水し、2016年11月24日に就役しました。

[黒海艦隊の為の第6のプロジェクト06363潜水艦コルピノはロシア海軍へ就役した]

2隻の潜水艦は就役後もバルト海で慣熟訓練を行ない、2017年7月30日の「ロシア海軍の日」にはクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

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プロジェクト06363潜水艦は、既に4隻が黒海艦隊基地(セヴァストーポリ)へ回航されており、4隻目の「クラスノダール」は2017年8月9日に到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦クラスノダールはセヴァストーポリへ到着した]

2017年8月中旬、「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」黒海艦隊基地へ向けて出航し、8月16日には北海へ入りました。
[ロシア海軍の最新潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは黒海艦隊基地へ向かった]

8月28日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは地中海へ入った]

9月1日には地中海東部に展開する他のロシア海軍艦船と共に各種の演習を行ないました
[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは地中海で演習を行なう]

9月14日、「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」は、シリアデリゾールISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ初めて計7基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノはシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイルを発射した]

9月22日、「ヴェリキー・ノヴゴロド」シリアイドリブ『アル=ヌスラ戦線』の施設へ計3基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドはシリアのイドリブの『アル=ヌスラ戦線』へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

10月5日、「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」は、シリア政府軍の攻勢を支援する為、再びデリゾールのISIL施設へ計10基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノはシリア政府軍の攻勢を支援する為、デリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

10月31日、「ヴェリキー・ノヴゴロド」は、シリアデリゾールへ計3基の「カリブル」を発射しました。

『タス通信』より
2017年10月31日17時53分配信
【潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」はデリゾールの『イスラム国』戦闘員へ「カリブル」で打撃を与えた】

11月3日、「コルピノ」は、シリアアブ・カマルへ計6基の「カリブル」を発射しました。
(同時にロシア航空宇宙軍爆撃機Tu-22M3が空爆)

『タス通信』より
2017年11月3日17時17分配信
【ロシア軍のTu-22M3と潜水艦「コルピノ」はシリアの『イスラム国』戦闘員へ打撃を与えた】

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「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」は、合計29基の「カリブル」を発射していますが、無論、2隻合わせても、これだけの「カリブル」を一度に搭載する事は出来ないので、1回発射する度にシリアタルトゥースへ寄港してミサイルを補充していたようです。


結局、「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」は、その後も地中海東部に滞在し続ける事になり、2018年3月~4月には、予備の乗組員チームと交代しました。


「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」は、2017年8月にバルト海沿岸の港(おそらくはクロンシュタット)から出航して以来、補給や乗組員の休養の為にシリアタルトゥースへ寄港した以外は、ずっと海上に居続けているので、そろそろドック入りして修理する必要が出てきます。

この為、何処でドック修理を行なうのかの選択肢の1つとして、地中海沿岸の友好国のドックを使うという案が浮上してきました。

地中海沿岸には、ロシアの友好国は幾つか存在していますが、この内、「ヴェリキー・ノヴゴロド」及び「コルピノ」と同系列の潜水艦を保有している国は、アルジェリアしか有りません。
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現在、アルジェリア海軍は、2隻のプロジェクト877EKM潜水艦(1986~1987年に就役)と、2隻のプロジェクト636潜水艦(2010年に就役)を保有しており、1隻の877EKMは、2005年~2009年にオランの造船所で近代化改装を行なっています。

「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」の修理を行なう事は充分に可能でしょう。