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ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島で空中給油訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年6月29日14時15分配信
【北方艦隊の艦上航空隊飛行士は空中給油へ取り組んだ】

クリミア航空トレーナー「ニートカ」(航空隊地上試験訓練複合体)での訓練プログラムを実行している北方艦隊艦載戦闘機Su-33乗員は、給油機Il-78からの空中給油を行なった。

この戦闘訓練の実行には、数回の飛行勤務が費やされた。

空中給油は、最も困難な操作の1つと見られており、パイロットの良好な実地技量が必要である。

給油の他に、飛行士は航空母艦の甲板への着艦に関連する訓練へ取り組んだ:指定軌道での「甲板」上の通過、発着地帯への機体の接触、更には空中戦闘練習を行なう際の操縦技量及び戦術技量の向上。

地上試験訓練複合体が配置されているクリミアサキ飛行場における北方艦隊海上飛行士の訓練は、1ヶ月間に渡り続けられている。
北方艦隊艦上戦闘機連隊艦上戦闘機Su-33、練習-戦闘航空機Su-25UTGの乗員、飛行要員、技術要員は、5月末にクリミアへ到着した。

[参照]
航空隊地上試験訓練複合体(ニートカ)
は、航空母艦の甲板を模した特別な地上練習-訓練複合体であり、航空母艦からの航空機の発着艦技術への習熟の為に意図されている。
複合体は、艦の飛行甲板と同様のトランポリン台と航空機拘束装置を装備した特別な鋼鉄の飛行場である。
飛行場の大きさは、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」の飛行甲板の大きさに等しい。
複合体ニートカは、艦上航空機の飛行試験、水平離着陸、更には飛行士の研修の為に使用されている。
トランポリンから最初に戦闘機Su-27が離陸したのは1982年8月であった。



[ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた]
[伝説のロシア艦上戦闘機パイロット、故チムール・アパキージェは60回目の誕生日を迎えた]
[空母アドミラル・クズネツォフの最高の艦上戦闘機パイロット達]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33(Su-27K)は空母の甲板への初着艦から25周年の記念日を迎えた]

ロシア海軍艦上戦闘機Su-33は、北方艦隊「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」にのみ配備されており、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を母艦としています。
(普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留)
現在の総保有機は20機であり、少なくとも15機程度が稼働状態に在ります。
(機体番号60、62、66、68、71、76、77、78、79、80、84、85、86、87、88)
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稼動状態に在る15機のSu-33は寿命延長近代化改修が行なわれており、少なくとも2025年までは運用されることになります。
[ロシア北方艦隊艦上戦闘機隊は近代化改修されたSu-33を受け取った]
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2025年まで現役に留まる]

第279連隊Su-33は、2016年4月26日から6月24日までクリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」で「発着艦」訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカでの発着訓練を完了した]


2016年7月1日からは母艦「アドミラル・クズネツォフ」での飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の飛行訓練が始まった]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の発着艦訓練が始まった]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2016年10月15日から2017年2月8日まで遠距離航海を行ない、地中海東部(シリア沖)まで遠征しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この時、「アドミラル・クズネツォフ」には10機程度のSu-33が搭載されました。

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機シリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルKh-101を発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」Su-33シリア領内を爆撃しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]

元々は空対空専門のSu-33でしたが、シリア遠征へ出発する前に、地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24-33が装備されました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]

12月5日、1機のSu-33(機体番号67)が「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦した際、着艦拘束装置のケーブルを切ってしまった為に停止できず、海中に落ちました。
パイロットは脱出に成功しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機事故(2016年11月13日/12月5日)・続報]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機事故(2016年12月)の原因は着艦拘束装置のケーブルとは関係が無い]

Su-33を含む「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。

[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]


地中海東部(シリア沖)から戻った後、艦上戦闘機Su-33MiG-29Kは、北方艦隊の演習へ何度か参加しています。

2017年6月16日にはコラ半島ルンボフスキーで地上爆撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島で地上爆撃訓練を行なった]

2017年8月には、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ移動して訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2017年8月からクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練飛行を行なう]

2018年4月には北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空戦闘訓練の「敵役」を務めました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年5月末、第279連隊Su-33練習機Su-25UTGは、飛行訓練の為、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ移動しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練飛行を行なう]
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第100艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBも、2018年6月上旬に「ニートカ」へ移動しています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはクリミア半島の発着艦訓練施設ニートカで訓練飛行を行なう]

今回、Su-33ロシア航空宇宙軍空中給油機Il-78からの空中給油訓練を行ないました。


なお、第279艦上戦闘機航空連隊及び第100艦上戦闘機航空連隊「母艦」アドミラル・クズネツォフは2018年4月末に近代化改装の契約が締結され、艦隊へ復帰するのは2021年になるので、それまでは艦上機訓練施設「ニートカ」で訓練を行なう事になります。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]
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ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の試験は延長される

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年6月29日12時1分配信
【情報筋はフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の試験の延長が計画されていると伝えた】
モスクワ、6月29日、インタファクス-AVN

フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」誘導ロケット兵器(ミサイル)の試験は延長される。
『インタファクス-AVN』は金曜日に情報筋より伝えられた。

「試験は延長されます。
実施された射撃は、部分的に成功したと認められます」
対談者は話した。

「アドミラル・ゴルシコフ」は、ソヴィエト社会主義共和国連邦崩壊後にロシアの造船所で起工された最初の大型水上戦闘艦であるとロシア軍は表明した。

フリゲート海軍への引き渡し時期は、何度も延期された。
具体的には、2015年にロシア連邦海軍への引き渡しが計画されていた。
伝えられているように、2015年12月、ロシア連邦海軍副総司令官ヴィクトール・ブルスクは、引き渡しは、大量の試験を実施する必要がある事に関連し、延期されると報道陣へ伝えた。

前日の『インタファクス』のプレス会議で『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは、「アドミラル・ゴルシコフ」は最も重要な段階の試験を実施しており、ロシア海軍の戦闘編制への加入の正確な時期は、それに依存すると述べた。
「全てが上手く行なわれた場合、全ては近い内に行なわれます」
アレクセイ・ラフマノフ
は、「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍の戦闘編制への加入について話した。

造船工場『北方造船所』(『統合造船業営団』へ加入)総取締役イーゴリ・ポノマリョフは、『インタファクス』のプレス会議で、「アドミラル・ゴルシコフ」は最後の段階の試験を完了していると話した。
「この試験の結果により、(フリゲートは)工場へ戻り、海軍への採用が決定されます」
イーゴリ・ポノマリョフ
は話した。

「私は、2日(7月2日)には、海軍の日のパレードへ参加する準備を行なう為、艦が北方艦隊から工場への移動を開始する事を知っております。
旗の掲揚は、パレードの際になります。
我々は、それが近い内である事を知っています」
イーゴリ・ポノマリョフ
は話した。

『統合造船業営団』の代表はプレス会議で、フリゲートは既に65000海里を航行しており、主な種類の兵装、動力装置の信頼性が確認されたと語った。

3月に『統合造船業営団』のトップは、最新フリゲート高射ミサイル兵器の試験を継続するが故に、今夏にロシア連邦海軍へ加入すると語った。

フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」プロジェクト22350のトップ艦であり、『北方計画設計局』により開発された。
フリゲートの起工は、サンクトペテルブルク公開株式会社『造船工場・北方造船所』で2006年2月1日に行なわれた。

プロジェクト22350艦「ステルス」技術を用いて作成されており、物理的フィールドの影響は最小限となっている。
独特な建造方式の上部構造物(ステルス)のおかげで、艦の放熱面は効果的に縮小され、電波位置特定(レーダー)及び光学的な可視性は減少した。
フリゲートは、自身で、そして艦船連合部隊の一員として、遠洋ゾーンで敵の水上艦及び潜水艦に対する戦闘活動の実施、空中攻撃手段からの攻撃の撃退の為に意図されている。

このシリーズのフリゲート(「アドミラル・カサトノフ」、「アドミラル・ゴロフコ」、「アドミラル・イサコフ」)は、このクラスにおけるロシア海軍で最も新しい艦である。

フリゲートの排水量は4500トン、全長135メートル、幅16メートル、速力29ノット、航続距離4500海里、自立航行期間30日、乗組員は180~210名。
艦の主動力装置の総出力は、少なくとも65000馬力である。

このフリゲートは、A-192 130mm砲高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」、有翼ミサイル「オーニクス」或いは「カリブル」の為の16基の発射装置で武装している。
対潜兵装として、複合体「パケート-NK」を使用する。
艦上に対潜ヘリコプターKa-27を搭載する。



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[プロジェクト22350フリゲート(「アドミラル・ゴルシコフ」型)]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、サンクトペテルブルク市『北方造船所』で2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。


進水後、『北方造船所』の岸壁で艤装工事が進められました。
[艤装中のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影]
[ロシア海軍最新フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影(2013年3月)]

2013年7月末までに艦長オレグ・グセフ1等海佐以下186名の正規乗組員が乗艦しました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」へ正規乗組員全てが乗艦した]

2013年7月31日からは『北方造船所』岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく『北方造船所』へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、『北方造船所』岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

2014年11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]


「アドミラル・ゴルシコフ」の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

2015年5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験(第2段階)へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]

その後はバルチースク基地へ移動し、洋上試験を続けていました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

2015年7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた]

9月3日にバルチースクを出航し、9月7日にクロンシュタットへ到着しました。


9月11日、建造元の『北方造船所』は、「アドミラル・ゴルシコフ」バルト海における洋上試験(第2段階)を完了したと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の第2段階を完了した]

その同じ日、「アドミラル・ゴルシコフ」は午前9時にクロンシュタットを出航し、フィンランド湾で洋上試験を行ない、同日の午後8時に帰港しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィンランド湾で昼夜の洋上試験を行なった]


その後、バルチースク基地へ移動した「アドミラル・ゴルシコフ」は、9月22日に白海へ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海へ向かった]

9月24日にはバルト海を出て北海へ入りました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海を出て北海へ入った]

9月30日、白海沿岸セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ到着した]

10月19日、「アドミラル・ゴルシコフ」国家受領試験を実施する為、白海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の最終段階を実施する為に白海へ出航した]

11月2日、A-192M「アルマート」130mm単装砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で130mm砲を発射した]

11月25日、白海有翼ミサイル(カリブル)の発射試験が行なわれました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2015年12月25日、白海での洋上試験の第1段階は完了しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海での洋上試験第1段階を完了した]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海方面へ移動し、2016年2月24日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲の対空射撃試験を実施しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で砲撃試験を実施した]

2016年2月末からはロスリャコヴォ村(ムルマンスク近郊)をベースにして海上試験を続けました。
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3月初頭には艦載ヘリコプターKa-27の発着試験が行われました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はヘリコプターの着艦試験を行なった]

3月23日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲による海上砲撃試験が行われました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で海上目標への砲撃試験を行なった]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動し、バレンツ海で各種試験が続けられました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"近影(2016年5月末-6月初頭)]

2016年7月末~8月初頭頃には、電子戦闘システム5P-28の試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の電子戦闘システムの試験が実施された]




しかし、高射ミサイル複合体「ポリメント・リドゥート」に問題が発生した為、引き渡しの期日は未定となりました。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のロシア海軍への引き渡し時期は未だ明確では無い]

「アドミラル・ゴルシコフ」は2016年11月中旬までにバルチースクへ戻り、11月22日にバルチースクを出航しました。
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11月24日にはサンクトペテルブルク『北方造船所』へ到着しました。
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「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは、2017年に延期されることになりました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフのロシア海軍への引き渡しは2017年前半に延期された]

2017年1月21日には『北方造船所』の浮きドックへ入渠しました。
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その後、『北方造船所』岸壁で艦内の全ての機器の点検と整備が行なわれました。
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2017年3月20日にサンクトペテルブルクから出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は兵装試験の為に再びバレンツ海へ向かった]

当初はバレンツ海で試験を行なう予定でしたが、結局バルト海で試験が行なわれ、5月8日にサンクトペテルブルクへ戻ってきました。


その後、5月21日午前にサンクトペテルブルクを出航し、バルト艦隊主要基地バルチースクへ向かいました。
『Dambievのブログ』より
2017年5月22日配信
【フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は次の段階の試験へと出発した】

6月初頭からバルト海で洋上試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海で洋上試験を行なう]
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海で高射ミサイル複合体の発射試験を行なう]

7月1日にはサンクトペテルブルクへ入港しました。


その後、クロンシュタットで7月30日に行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式のリハーサルへ何度も参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


そして7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


「アドミラル・ゴルシコフ」は、観艦式の前の7月21日~22日に、艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」の発着艦試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタット沖で艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランの発着艦試験を行なった]

観艦式の後の動向は明らかにされていませんでしたが、9月上旬頃にバルト海沿岸のバルチースク(バルト艦隊基地)からバレンツ海方面の北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動していたようです。
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2017年9月29日、洋上試験の最終段階がバレンツ海で始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の洋上試験の最終段階がバレンツ海で始まった]

2017年10月8日には早期警戒ヘリコプターKa-31の着艦試験が行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年10月8日19時5分配信
【ヘリコプターKa-31乗員はフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」への着艦へ取り組んだ】

しかし、洋上試験(おそらくは高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の発射試験)は不成功に終わったらしく、「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される事になりました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、サンクトペテルブルクへ戻る途中の2017年12月23日、2基の巡航用ディーゼルエンジン10D49の内の1基が破損しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月13日13時1分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の巡航用ディーゼルは破損した】

この為、破損したディーゼルエンジンサンクトペテルブルク『コロムナ工場』から派遣された技術者により修理される事になりました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月15日17時41分配信
【情報筋:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」のディーゼルは3月の修理が計画されている】

ディーゼルエンジンの修理は2018年3月中旬に完了しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年3月13日18時56分配信
【情報筋:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」のディーゼルは復旧した】

2018年4月22日、「アドミラル・ゴルシコフ」は洋上試験を再開する為、サンクトペテルブルクから出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

4月22日から25日まで修復されたディーゼルエンジンの試験を行なった後、一旦サンクトペテルブルクへ戻り、4月27日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向かいました。
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5月5日にセヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海で各種試験を行ないました。
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「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは、以前には8月末頃と言われていましたが、最近では、11月という話も出ています。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフは2018年8月末頃にロシア海軍へ引き渡される]
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフは2018年11月にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、建造元の『北方造船所』総取締役イーゴリ・ポノマリョフ氏(『統合造船業営団』副総裁と兼任)は、「アドミラル・ゴルシコフ」は、早ければ今年の「ロシア海軍の日」(7月の最終日曜日、今年は7月29日)には引き渡せると言っています。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフは2018年7月末~8月初頭にロシア海軍へ引き渡されるかもしれない]
「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルク『北方造船所』へ向かい、到着後、「ロシア海軍の日」の観艦式へ参加する為の準備を行ない、7月29日の観艦式の最中に就役式典を開催する意向のようです。

潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーはロシア海軍へ制式採用された


『タス通信』より
2018年6月29日3時2分配信
【情報筋:ミサイル「ブラヴァー」は軍備採用された】
モスクワ、6月29日/タス通信

大陸間弾道ミサイルR-30「ブラヴァー」ミサイル複合体D-30は、試験成功の結果、2018年にロシア海軍へ軍備採用された。
『タス通信』ロシア防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「軍当局から課せられたテスト射撃プログラムは、完全かつ成功裏に実行され、ブラヴァーの信頼性が確認され、ミサイルの軍備採用の為の全ての障壁は除去されました。
決定に沿って、必要な文書へ署名されました」
対談者は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

大陸間弾道ミサイルR-30「ブラヴァー」は、1990年代半ばに『モスクワ熱科学研究所』により開発された。
設計主任はユーリー・ソロモノフアレクサンドル・スホドリスキーである。
メディアによると、これは3段固定燃料ロケットであり、6個までの個別誘導戦闘ブロック(弾頭)を搭載できる。
プロジェクト955「ボレイ」原子力潜水艦の為の兵装として意図されており、各潜水艦は16基の発射装置を有する。

合計で2005年から約30回のミサイルR-30の発射試験が行なわれ、この内のおよそ3回は、様々な技術的問題が伴った。
最後の試験は2018年5月22日に原子力潜水艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」により実施され、4基の「ブラヴァー」が一斉に発射された。
ミサイルの試験運用は、ロシア海軍プロジェクト955ロケット艦のトップが採用された2013年に始まった。



R-30「ブラヴァー」は、陸上用大陸間弾道ミサイルRT-2PM2「トーポリ-M」をベースにして『モスクワ熱技術研究所』が開発した潜水艦発射弾道ミサイルです。

プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦は、元々は『マケーエフ記念国立ロケットセンター』が設計した弾道ミサイルR-39UTTkh「バルク」を搭載する予定でしたが、その「バルク」の発射試験が一度も成功しなかった為、「バルク」の開発は中止されました。
[幻と消えたSLBM「バルク」]

そして1998年、「バルク」に代わる新たな弾道ミサイルとしてR-30「ブラヴァー」の開発がスタートしました。

しかし、『モスクワ熱技術研究所』潜水艦発射弾道ミサイルの開発経験が無く、開発予算も十分ではなかった為に陸上からのミサイル発射試験は一度も行なわれず(エンジンの試験のみ)、いきなり原子力潜水艦からの発射試験を行なうという強引な手法を取った為、初期には失敗を重ねました。

2010年以降には問題点は改正されたらしく、完全に試射が失敗したのは一度だけになりました。

R-30「ブラヴァー」は、現在までに26回の試射が実施され、この内の7回が完全な失敗に終わっています。

1回目:2004年9月23日-成功
2回目:2005年9月27日-成功
3回目:2005年12月21日-成功
4回目:2006年9月7日-失敗
5回目:2006年10月25日-失敗
6回目:2006年12月24日-失敗
7回目:2007年6月28日-成功
8回目:2008年9月18日-成功
9回目:2008年11月28日-成功
10回目:2008年12月23日-失敗
11回目:2009年7月15日-失敗
12回目:2009年12月9日-失敗
13回目:2010年10月7日-成功
14回目:2010年10月29日-成功
15回目:2011年6月28日-成功
16回目:2011年8月27日-成功
17回目:2011年10月28日-成功

18回目:2011年12月23日-成功
19回目:2013年9月6日-失敗
20回目:2014年9月10日-成功
21回目:2014年10月29日-成功
22回目:2014年11月28日-成功
23回目:2015年11月14日-成功
24回目:2016年9月27日-部分的に成功
25回目:2017年6月26日-成功
26回目:2018年5月22日-成功


14回目(2010年10月29日)までの発射試験はプロジェクト941UM重原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」から実施されましたが、15回目以降は「ボレイ」級戦略原潜3隻(ユーリー・ドルゴルーキー、アレクサンドル・ネフスキー、ウラジーミル・モノマーフ)から実施されています。

今回の記事に登場する「ロシア防衛産業企業体の情報提供者」によると、R-30「ブラヴァー」は、最近(2018年)にロシア海軍へ軍備採用(制式採用)されたとの事です。

2018年5月22日には4基の「ブラヴァー」の一斉発射が行なわれ、成功しましたが、この後に軍備採用されたようです。


これに対し、ロシアの著名な軍事評論家で『地政学問題高等学院』校長のコンスタンチン・シフコフ氏(元ロシア海軍1等海佐)は、「ブラヴァー」は2011年に軍備採用されていると反論しています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年6月28日10時47分配信
【ミサイル「ブラヴァー」は7年前に軍備採用されていると専門家は言った】


これまでのソ連/ロシア潜水艦用弾道ミサイルが改良を繰り返して来たのと同様に、当然ながら「ブラヴァー」も、今後改良型が作られる事になります。
[ロシア海軍の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーは改良される]

「ブラヴァー」の改良については、コストダウンや効率性のアップ(おそらくは命中精度の向上)の他に、最大射程距離が12000kmに伸び、弾頭重量も1.5倍以上(約1800kg)に増大します。
[ロシア海軍の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーは改良され、射程距離と弾道重量が増加する]

ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦オルスクはシリアへ貨物を運ぶ

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年6月28日14時2分配信
【ロシア海軍の大型揚陸艦「オルスク」は地中海へ出た】
イスタンブール、6月28日、インタファクス-AVN

ロシア海軍大型揚陸艦「オルスク」は、黒海海峡を通過して地中海エリアへ出た。
木曜日、現地のインターネットサイトは、ボスポラス海峡を通過する写真を公表した。

イスタンブールのサイトは、黒海艦隊戦闘艦「オルスク」は、地中海ロシア海軍物資-技術サービス供給所が置かれているシリアタルトゥース港へ向かっていると確信している。

これは、同艦のシリアへの今年5度目の航海となる事は注目される。

6月15日、大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」黒海海峡を通過してシリアへ行き、6月25日に黒海へ戻った。

今年初めから、シリアへの貨物輸送航海は、大型揚陸艦「アゾフ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ミンスク」、「ニコライ・フィリチェンコフ」、輸送船「クジル-60」により行なわれている。

海外メディアによれば、ロシア海軍大型揚陸艦及び補助船隊、更にチャーター船は、ラタキアフマイミーン飛行場ロシア航空群タルトゥース海軍物資-技術サービス供給基地、そしてシリア政府軍の為に貨物を送り届ける「シリア・エクスプレス」と呼ばれる作戦へ参加している。



プロジェクト1171大型揚陸艦BDK-69は1968年12月5日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

ソ連海軍時代には、地中海、大西洋、インド洋へ進出し、活発に行動していました。
1972年6月~7月にはエジプトへ駐留しました。

ソ連邦解体後も2000年代初頭までは稼働状態に在りました。

上陸演習を行なうBDK-69(1997年撮影)
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複合補給艦「べレジナ」と共に(2000年撮影)
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2004年からオーバーホールが始まりましたが、資金の割り当てが不十分だった為に作業は殆ど進まず、事実上予備役となっていました。

2014年8月から本格的な修理工事が始まりました。
[ロシア黒海艦隊のアリゲーター級揚陸艦2隻はセヴァストーポリで修理される]

オーバーホールは2017年10月下旬に完了し、10月27日には艦の点検の為に出航しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年10月27日14時3分配信
【黒海艦隊の大型揚陸艦「オルスク」は計画修理後に出航した】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2017年11月12日8時0分配信
【大型揚陸艦「オルスク」乗組員は艦の修理後の工場点検を完了した】

オーバーホール後の点検を終え、2017年12月中旬に艦隊へ復帰しました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年12月12日13時6分配信
【黒海艦隊の大型揚陸艦「オルスク」は修理後に戦闘任務遂行へ着手する】

「オルスク」は2018年1月10日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、シリアタルトゥース港へ向かいました。
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1月27日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。
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これは黒海沿岸からシリアタルトゥース港へ各種貨物を輸送する「シリア・エクスプレス」と呼ばれる輸送任務です。
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2018年3月5日には再びボスポラス海峡を南下し、2度目の「シリア・エクスプレス」へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦オルスクはシリアへの輸送任務に就いた]
3月15日にボスポラス海峡を北上して黒海へ戻りました。

3月20日にはクリミア半島オプークで上陸訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフとオルスクはクリミア半島で上陸訓練を行なった]

「オルスク」は3月26日にもボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、4月9日には同海峡を北上して黒海へ戻っています。

4月15日、「オルスク」ボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦オルスクはシリアへの輸送任務(シリア・エクスプレス)に就いた]

4月25日にボスポラス海峡を北上し、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

そして6月27日、「オルスク」ボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、今年4度目の「シリア・エクスプレス」へ向かいました。


現在、地中海東部には、以下のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「トゥルビニスト」(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「キルディン」(黒海艦隊):2018年6月9日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「オルスク」(黒海艦隊):2018年6月27日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇P-433(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊):2018年6月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海を去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年6月28日9時59分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・エッセン」は地中海での任務遂行を完了した】

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・エッセン」は地中海ロシア連邦海軍常設グループの一員としての任務遂行を完了し、セヴァストーポリへ進路を取った。

現在、艦はダーダネルス及びボスポラス海峡を進み、黒海へ向かっている。

遠海ゾーンへの滞在時、艦の乗組員は、単独戦闘の実施、更には艦船グループの一員としての水上及び空中目標への砲射撃の実施、そして更に対潜任務の様々な複合訓練を行なった。

セヴァストーポリへの滞在中、艦は技術的準備状態を維持する為の定期作業を実施し、乗組員は休養の機会を得る。

フリゲート「アドミラル・エッセン」は、2018年3月から地中海海軍常設グループの一員として任務を遂行していた。

艦のセヴァストーポリへの到着は、今週末に計画されている。



プロジェクト11356Rフリゲート2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工され、2014年11月7日に進水し、2016年6月7日に就役しました。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはロシア海軍へ就役した]

2016年10月下旬に黒海へ回航される予定でしたが、バルチースク基地でスクリューと推進軸を損傷してしまった為、修理が必要となり、回航は延期されることになりました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・エッセンは推進器を修理する]

「アドミラル・エッセン」は建造元の『ヤンターリ』へ回航され、浮きドックで修理が行なわれました。
修理は2016年12月23日までに完了しました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・エッセンは推進器の修理を終えた]

その後はバルト海で修理後の航行試験が行われていたようですが、2017年3月7日には、バルト艦隊親衛コルベット「ソーブラジテルヌイ」と共に砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海で砲撃訓練を行なった]

2017年4月末、「アドミラル・エッセン」は、本来の配備場所である黒海艦隊基地へ向かいました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは黒海艦隊基地へ向かった]

2017年5月5日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

その後、「アドミラル・エッセン」地中海を東へ進み、5月15日には地中海東部に位置するキプロス島南部のリマソール港へ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはキプロスのリマソールへ寄港した]

2017年5月23日から27日までリビア東部沖で演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の地中海での演習は終わった]

2017年5月31日、潜水艦「クラスノダール」と共にシリア沿岸沖の公海上からシリアパルミラ(タドムル)ISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後も、同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、潜水艦「クラスノダール」と共に地中海東部へ留まりました。
[巡航ミサイル"カリブル"を搭載するロシア海軍黒海艦隊の2隻のフリゲートと1隻の潜水艦は地中海東部に留まる]

6月23日には同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、潜水艦「クラスノダール」と共に地中海東部からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

「アドミラル・エッセン」は、2017年7月5日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはセヴァストーポリへ到着した]

それから4日後の7月9日にセヴァストーポリを抜錨し、再び地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新フリゲート"アドミラル・エッセン"は再びシリア沖へ向かった]

7月30日の「ロシア海軍の日」には、シリアタルトゥース港で挙行された観艦式へ参加しました。


その後も地中海東部へ留まり、9月4日にシリアデリゾールISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイルを発射した]

「アドミラル・エッセン」は9月22日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はシリア沖からセヴァストーポリへ帰投した]

その後は黒海に留まり、2018年2月下旬には警備艦「プイトリーヴイ」(プロジェクト1135M)、「スメトリーヴイ」(プロジェクト61)と共に演習を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年2月19日14時41分配信
フリゲート「アドミラル・エッセン」、警備艦「プイトリーヴイ」と「スメトリーヴイ」は演習を実施する為に黒海へ出た】


2018年3月13日にボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ向かった]

3月21日に艦載ヘリコプターの飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの飛行訓練を行なった]

その後、地中海東部アメリカイギリスなどの艦船を監視していました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でアメリカ海軍などの軍艦を追尾している]
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でイギリスのアスチュート級原潜を追尾した]

2018年4月下旬には、地中海東部で演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を続けている]

その後も地中海東部へ留まり、5月末には艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を実施した]

そして6月28日、ダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。

数日後にはへ帰投するようです。


現在、地中海東部には、以下のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「トゥルビニスト」(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「キルディン」(黒海艦隊):2018年6月9日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇P-433(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊):2018年6月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフは2018年7月末~8月初頭にロシア海軍へ引き渡されるかもしれない

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年6月28日10時57分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は7月末~8月初頭に海軍へ引き渡す事ができる-『北方造船所』】
モスクワ、6月28日、インタファクス-AVN

プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、1ヶ月も経てばロシア海軍へ引き渡す事ができるだろう。
『インタファクス-AVN』は、造船工場『北方造船所』総取締役イーゴリ・ポノマリョフより伝えられた。
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「艦は、海軍の日(7月29日)か、あるいは8月には海軍へ引き渡す事ができるでしょう」
彼は話した。

フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」プロジェクト22350のトップ艦であり、『北方計画設計局』により開発された。
フリゲートの起工は、サンクトペテルブルク公開株式会社『造船工場・北方造船所』で2006年2月1日に行なわれた。

プロジェクト22350艦「ステルス」技術を用いて作成されており、物理的フィールドの影響は最小限となっている。
独特な建造方式の上部構造物(ステルス)のおかげで、艦の放熱面は効果的に縮小され、電波位置特定(レーダー)及び光学的な可視性は減少した。
フリゲートは、自身で、そして艦船連合部隊の一員として、遠洋ゾーンで敵の水上艦及び潜水艦に対する戦闘活動の実施、空中攻撃手段からの攻撃の撃退の為に意図されている。

このシリーズのフリゲート(「アドミラル・カサトノフ」、「アドミラル・ゴロフコ」、「アドミラル・イサコフ」)は、このクラスにおけるロシア海軍で最も新しい艦である。

フリゲートの排水量は4500トン、全長135メートル、幅16メートル、速力29ノット、航続距離4500海里、自立航行期間30日、乗組員は180~210名。
艦の主動力装置の総出力は、少なくとも65000馬力である。

このフリゲートは、A-192 130mm砲高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」、有翼ミサイル「オーニクス」或いは「カリブル」の為の16基の発射装置で武装している。
対潜兵装として、複合体「パケート-NK」を使用する。
艦上に対潜ヘリコプターKa-27を搭載する。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年6月28日12時42分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は近いうちに海軍へ引き渡す事ができる】
モスクワ、6月28日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」は、近い内~「海軍の日」に引き渡す事ができるだろう。
木曜日、この艦の建造企業である造船工場『北方造船所』総取締役イーゴリ・ポノマリョフは報道陣へ語った。

ロシアは、7月の最終日曜日に「海軍の日」を迎える。

「艦は、最後の段階の試験を完了し、工場へ戻り、海軍への加入の決定が採択されます。
私は、同艦が海軍の日のパレードへ参加する為の準備を行なうため、2日には到着する事を知っております」
ポノマリョフ
は、造船の日に合わせた記者会見中に話した。

「(聖アンドレイ)旗の掲揚は、パレードの際になります~時が伝えるでしょう」
『統合造船業営団』
総裁アレクセイ・ラフマノフは付け加えた。

『北方造船所』の年次報告に記載されていたフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の引き渡し時期(2018年11月)に関するコメントでラフマノフは、この期日は「予防措置の為」の記載の枠組みであることを指摘した。



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[プロジェクト22350フリゲート(「アドミラル・ゴルシコフ」型)]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、サンクトペテルブルク市『北方造船所』で2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。


進水後、『北方造船所』の岸壁で艤装工事が進められました。
[艤装中のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影]
[ロシア海軍最新フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影(2013年3月)]

2013年7月末までに艦長オレグ・グセフ1等海佐以下186名の正規乗組員が乗艦しました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」へ正規乗組員全てが乗艦した]

2013年7月31日からは『北方造船所』岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく『北方造船所』へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、『北方造船所』岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

2014年11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]


「アドミラル・ゴルシコフ」の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

2015年5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験(第2段階)へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]

その後はバルチースク基地へ移動し、洋上試験を続けていました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

2015年7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた]

9月3日にバルチースクを出航し、9月7日にクロンシュタットへ到着しました。


9月11日、建造元の『北方造船所』は、「アドミラル・ゴルシコフ」バルト海における洋上試験(第2段階)を完了したと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の第2段階を完了した]

その同じ日、「アドミラル・ゴルシコフ」は午前9時にクロンシュタットを出航し、フィンランド湾で洋上試験を行ない、同日の午後8時に帰港しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィンランド湾で昼夜の洋上試験を行なった]


その後、バルチースク基地へ移動した「アドミラル・ゴルシコフ」は、9月22日に白海へ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海へ向かった]

9月24日にはバルト海を出て北海へ入りました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海を出て北海へ入った]

9月30日、白海沿岸セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ到着した]

10月19日、「アドミラル・ゴルシコフ」国家受領試験を実施する為、白海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の最終段階を実施する為に白海へ出航した]

11月2日、A-192M「アルマート」130mm単装砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で130mm砲を発射した]

11月25日、白海有翼ミサイル(カリブル)の発射試験が行なわれました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2015年12月25日、白海での洋上試験の第1段階は完了しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海での洋上試験第1段階を完了した]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海方面へ移動し、2016年2月24日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲の対空射撃試験を実施しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で砲撃試験を実施した]

2016年2月末からはロスリャコヴォ村(ムルマンスク近郊)をベースにして海上試験を続けました。
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3月初頭には艦載ヘリコプターKa-27の発着試験が行われました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はヘリコプターの着艦試験を行なった]

3月23日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲による海上砲撃試験が行われました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で海上目標への砲撃試験を行なった]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動し、バレンツ海で各種試験が続けられました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"近影(2016年5月末-6月初頭)]

2016年7月末~8月初頭頃には、電子戦闘システム5P-28の試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の電子戦闘システムの試験が実施された]




しかし、高射ミサイル複合体「ポリメント・リドゥート」に問題が発生した為、引き渡しの期日は未定となりました。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のロシア海軍への引き渡し時期は未だ明確では無い]

「アドミラル・ゴルシコフ」は2016年11月中旬までにバルチースクへ戻り、11月22日にバルチースクを出航しました。
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11月24日にはサンクトペテルブルク『北方造船所』へ到着しました。
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「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは、2017年に延期されることになりました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフのロシア海軍への引き渡しは2017年前半に延期された]

2017年1月21日には『北方造船所』の浮きドックへ入渠しました。
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その後、『北方造船所』岸壁で艦内の全ての機器の点検と整備が行なわれました。
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2017年3月20日にサンクトペテルブルクから出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は兵装試験の為に再びバレンツ海へ向かった]

当初はバレンツ海で試験を行なう予定でしたが、結局バルト海で試験が行なわれ、5月8日にサンクトペテルブルクへ戻ってきました。


その後、5月21日午前にサンクトペテルブルクを出航し、バルト艦隊主要基地バルチースクへ向かいました。
『Dambievのブログ』より
2017年5月22日配信
【フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は次の段階の試験へと出発した】

6月初頭からバルト海で洋上試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海で洋上試験を行なう]
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海で高射ミサイル複合体の発射試験を行なう]

7月1日にはサンクトペテルブルクへ入港しました。


その後、クロンシュタットで7月30日に行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式のリハーサルへ何度も参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


そして7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


「アドミラル・ゴルシコフ」は、観艦式の前の7月21日~22日に、艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」の発着艦試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタット沖で艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランの発着艦試験を行なった]

観艦式の後の動向は明らかにされていませんでしたが、9月上旬頃にバルト海沿岸のバルチースク(バルト艦隊基地)からバレンツ海方面の北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動していたようです。
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2017年9月29日、洋上試験の最終段階がバレンツ海で始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の洋上試験の最終段階がバレンツ海で始まった]

2017年10月8日には早期警戒ヘリコプターKa-31の着艦試験が行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年10月8日19時5分配信
【ヘリコプターKa-31乗員はフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」への着艦へ取り組んだ】

しかし、洋上試験(おそらくは高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の発射試験)は不成功に終わったらしく、「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される事になりました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、サンクトペテルブルクへ戻る途中の2017年12月23日、2基の巡航用ディーゼルエンジン10D49の内の1基が破損しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月13日13時1分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の巡航用ディーゼルは破損した】

この為、破損したディーゼルエンジンサンクトペテルブルク『コロムナ工場』から派遣された技術者により修理される事になりました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月15日17時41分配信
【情報筋:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」のディーゼルは3月の修理が計画されている】

ディーゼルエンジンの修理は2018年3月中旬に完了しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年3月13日18時56分配信
【情報筋:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」のディーゼルは復旧した】

2018年4月22日、「アドミラル・ゴルシコフ」は洋上試験を再開する為、サンクトペテルブルクから出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

4月22日から25日まで修復されたディーゼルエンジンの試験を行なった後、一旦サンクトペテルブルクへ戻り、4月27日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向かいました。
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5月5日にセヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海で各種試験を行ないました。
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「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは、以前には8月末頃と言われていましたが、最近では、11月という話も出ています。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフは2018年8月末頃にロシア海軍へ引き渡される]
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフは2018年11月にロシア海軍へ引き渡される]

しかし今回、建造元の『北方造船所』総取締役イーゴリ・ポノマリョフ氏(『統合造船業営団』副総裁と兼任)は、「アドミラル・ゴルシコフ」は、早ければ今年の「ロシア海軍の日」(7月の最終日曜日、今年は7月29日)には引き渡せると言っています。

「アドミラル・ゴルシコフ」は、バレンツ海での試験を完了してサンクトペテルブルク『北方造船所』へ向かい、到着後、「ロシア海軍の日」の観艦式へ参加する為の準備を行ない、7月29日の観艦式の最中に就役式典を開催するようです。

サンクトペテルブルクの『バルト工場』はロシア海軍の大型水上艦の建造へ参加する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年6月25日16時7分配信
【海軍はバルト工場での軍用艦の建造を認可すると情報筋は伝えた】
サンクトペテルブルク、6月25日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍は、フリゲート級か、それ以上の艦の建造の為のフィールドの1つとして『バルト工場』を検討している。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「バルト工場は、如何なる艦も建造できます。
フリゲート級に始まり、排水量が今の大型対潜艦に匹敵する艦を。
ですが、これは、更なる可能性が評価できます」

彼は話した。

「バルト工場が大きな排水量の艦の建造へ着手する場合、それは、必ず他の企業との協業により行なわれます」
対談者は付け加えた。



【『バルト工場』公式サイト】

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サンクトペテルブルク『バルト工場』は、1856年5月26日に設立されたロシアの老舗の造船所です。

当初は、主にロシア帝国海軍の大型水上艦~戦列艦を建造しており、1910年代には、戦列艦「セヴァストーポリ」型4隻を建造しました。
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ソヴィエト連邦成立後、『オルジョニキーゼ記念造船工場』と改名され、1930年代末には戦列艦「ソヴィエツキー・ソユーズ」の建造に着手しましたが、大祖国戦争の為、完成には至りませんでした。
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大祖国戦争終了後は、ソ連海軍向けの水上艦や、民間船(タンカーなど)を建造し、1970年代には民間のタンカーをベースにしたプロジェクト1559V大型海洋給油船を6隻建造しました。
[ロシア海軍の給油船(補給艦)ボリス・チリキン級]

1970年代初頭からは原子力砕氷船の建造を開始しました。
[原子力砕氷船「アルクチカ」級]

1970年代末からはプロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦(「キーロフ」型)の建造を開始しました。
1144シリーズは4隻が建造され、最終艦「ピョートル・ヴェリキー」は1998年に就役しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーで就役20周年記念式典が開催された]

この他、1980年代後半には大型原子力偵察艦SSV-33「ウラル」を建造しています。
[原子力偵察艦SSV-33ウラルは解体される]

このように、1970年代からは大型原子力水上艦船の建造を専門にするようになりましたが、ソ連邦解体後、大型原子力水上艦船の新たな発注は途絶えました。

1990年代末から2000年代初頭に掛けて、インド海軍向けの「タルワー」級フリゲート3隻を建造しました。
[「タルワー」級フリゲート(プロジェクト1135.6)]

2000年代には2隻のプロジェクト21900ディーゼルエレクトリック砕氷船を建造しました。

砕氷船「モスクワ」(2008年12月11日就航)
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砕氷船「サンクトペテルブルク」(2009年12月2日就航)
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しかし、ソ連邦解体後の大幅な受注減で資金繰りに行き詰った『バルト工場』は2011年に破産し、ロシア造船業の総元締である『統合造船業営団』の直接の管理下で会社の再生が進められました。
翌2012年、海上原子力発電所「アカデミック・ロモノソフ」の建造を再開しました。
[バルト工場は水上原子力発電所の建造を再開する]
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2011年6月にロシアフランスが締結したヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター母艦)「ミストラル」級2隻の建造契約に基づき、『バルト工場』は、2012年10月から2014年4月に掛けて2隻の「ミストラル」級の船体後部を建造しました。
(2隻の船体後部はフランスサンナゼール造船所へ回航され、同地で前部と接合)
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[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部は進水した]
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[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦セヴァストーポリの船体後部は進水した]

2013年11月5日には、新世代の原子力砕氷船プロジェクト22220の1番船「アルクチカ」を起工しました。
[新型原子力砕氷船がサンクトペテルブルクのバルト工場で建造される]

2015年5月26日には2番船「シビーリ」、2016年7月25日には3番船「ウラル」が起工されました。

1番船「アルクチカ」は2016年6月16日、2番船「シビーリ」は2017年9月22日に進水しました。

「アルクチカ」進水


「シビーリ」進水


プロジェクト22220は、2022年までに3隻の就航が予定されています。


21世紀になってからは、一部の例外を除き、ロシア海軍向けの水上艦を建造していない『バルト工場』ですが、2021年以降、海軍向けの艦(遠海ゾーン艦)の建造を再開する事になりました。
[サンクトペテルブルクの『バルト工場』は2021年以降にロシア海軍向けの大型水上艦の建造を再開する]

今回の記事に登場する「防衛産業企業体の(匿名希望の)情報提供者」によると、ロシア海軍は、「フリゲート級」や、それよりも大型の水上艦(排水量が大型対潜艦に匹敵する艦)の建造を『バルト工場』にやらせる意向のようです。

現在の所、ロシア海軍向けとして計画され、建造開始が2020年以降となる「フリゲート級の艦」「排水量が大型対潜艦に匹敵する艦」と言えば、プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲートくらいしか有りません。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の排水量は約8000トンになる]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の建造開始は2020年以降になる]

また、『バルト工場』「大きな排水量の艦」を建造する場合は、必ず他の企業と協同で行なうとの事ですが、これは、おそらくは原子力駆逐艦「リデル」級汎用揚陸艦「セヴァストーポリ」型(「プリボイ」級)新世代航空母艦の事でしょう。
[プロジェクト「リデル」原子力駆逐艦]
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]
[ロシア新世代航空母艦]

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスのリマソール港を去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年6月25日20時27分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はキプロスの港を去り、地中海へ出た】

本日(6月25日)、バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」リマソール港(キプロス)を出航し、地中海の指定海域へ進路を取った。

ロシア警備艦リマソールへの業務寄港の際、軍事船員は艦の必要な物資を補充し、当直勤務から解放された一部の乗組員は沿岸で過ごした。
この他、艦の設備及び機構の計画検査を行なった。
リマソールへの寄港は、バルト艦隊の艦の遠距離航海が始まってから通算で2度目となった。
現在、ロシア戦闘艦キプロスの港を去り、地中海の指定海域へ進路を取っている。

警備艦は4月15日にバルチースク軍港を去り、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の戦力の計画ローテーションの枠組みで地中海へ進路を取った。



バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年7月24日就役)は、2018年4月15日に給油船「レナ」(1966年12月28日就役)と共にバルチースク基地を抜錨し、通算6回目となる地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ向かった]

その後、バルト海を出て北海へ入り、4月21日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]

4月23日、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部から戻ってくる大型揚陸艦「ミンスク」北大西洋で会合し、合同演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大型揚陸艦ミンスクは北大西洋で演習を行なった]

4月26日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

5月5日にキプロスリマソール(レメソス)港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを訪れた]
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5月7日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを去った]

その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部に滞在しているアメリカ海軍原子力空母「ハリー・S・トルーマン」を中核とする空母機動部隊を追跡しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアメリカ海軍空母部隊を追尾している]

6月下旬に再びキプロスリマソール(レメソス)港へ寄港し、6月25日に出航しました。

「ヤロスラフ・ムードルイ」は、当分の間は地中海東部に留まるようです。


現在、地中海東部には、以下のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]

フリゲート「アドミラル・エッセン」(黒海艦隊):2018年3月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「トゥルビニスト」(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「キルディン」(黒海艦隊):2018年6月9日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇P-433(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊):2018年6月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

アレクサンドル・モイセーエフ中将はロシア海軍黒海艦隊司令官に任命された

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年6月26日11時10分配信
【アレクサンドル・モイセーエフ中将は黒海艦隊司令官に任命された】

ロシア連邦大統領令により、アレクサンドル・アレクセーヴィチ・モイセーエフ中将は黒海艦隊司令官に任命された。

ロシア連邦英雄アレクサンドル・アレクセーヴィチ・モイセーエフ中将は、1962年4月16日にカリーニングラード州グヴァルジェイスキー地域ボルスコエ集落で生まれた。

A.S.ポポフ記念電波電子海軍高等学校(サンクトペテルブルク市)を1987年に卒業した。

29年以上に渡る北方艦隊原子力潜水艦での士官勤務を経ており、戦闘班の工兵グループから水中ロケット艦の艦長、潜水艦連合部隊司令官、潜水艦部隊司令官のポストに就いた。

北方艦隊での勤務は、北方艦隊参謀長兼第1副司令官のポストをもって終了した。

2017年11月、ロシア連邦軍参謀本部次長に任命された。

2003年、ソ連邦海軍元帥N.G.クズネツォフ記念海軍アカデミーを優等で卒業した。

2011年、ロシア連邦軍参謀本部軍事アカデミーを優等メダルで卒業した。

2011年2月14日、ロシア連邦大統領令により、軍務遂行における勇気と勇敢さの発揮に対し、アレクサンドル・アレクセーヴィチ・モイセーエフ1等海佐はロシア連邦英雄称号を受け、特別な優秀さを示す「金星」勲章を授与された。

2つの勇敢さに対する勲章、「軍における功績」勲章、2級「祖国に対する航跡」勲章、所轄官庁の勲章を授与されている。

前の艦隊司令官アレクサンドル・ヴィクトロヴィチ・ヴィトコ大将は、海軍総司令部の新たな部署での軍務へと向かう。
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記事中でも触れられていますが、アレクサンドル・モイセーエフ提督は原子力潜水艦乗り出身であり、具体的には、北方艦隊戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦(戦略原子力潜水艦)で勤務していました。

1997年から2001年まで戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦K-407「ノヴォモスコフスク」の艦長を務め、1998年7月7日には弾道ミサイルR-29RMをベースにしたロケット「シチーリ」で、ドイツの人工衛星2基の打ち上げに成功しています。

2007年から2009年まで北方艦隊第31潜水艦師団司令官を務め、2008年9月には、戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦K-44「リャザン」太平洋艦隊への回航の指揮官も務めました。
[デルタIII型戦略原潜「リャザン」、太平洋艦隊へ回航 ]

2011年6月から2012年4月まで北方艦隊潜水艦部隊副司令官を務め、その後、司令官に昇格しました。

2016年4月5日には北方艦隊参謀長、2017年11月22日にはロシア連邦軍参謀本部次長に任命されています。

そして2018年6月、黒海艦隊司令官に任命されました。
ただ、実際には2018年5月上旬から黒海艦隊司令官代行を務めていたようです。

黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将は、ロシア海軍総司令部で勤務するとしか発表されていませんが、おそらくは第1副総司令官になるでしょう。

太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフは2020年11月にロシア海軍へ引き渡される

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『タス通信』より
2018年6月25日14時47分配信
【6隻の「ワルシャワンカ」の内の最初の2隻は太平洋艦隊へ2020年11月に引き渡される】
タス通信、6月25日

太平洋艦隊の為に意図されている2隻のプロジェクト636.3「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦は、2020年11月にロシア海軍へ引き渡される。
『アドミラルティ造船所』の年次報告書には、こう記されている。

「中央設計局ルビーンにより開発されたプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦(2隻)は、2020年11月になります」
『アドミラルティ造船所』
の報告書の今年と来年の実現化プロジェクトのリストには、こう記されている。

太平洋艦隊の為に意図されている6隻の潜水艦の内の最初の2隻は、2017年7月に起工された。
これらは、「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」及び「ヴォルホフ」の名を受けた。

以前には、これらの内の1隻目は2019年11月に海軍へ引き渡されると報じられていた。

太平洋艦隊の為に、2022年までに6隻の潜水艦の建造が計画されている。
黒海艦隊の為の最初の6隻の潜水艦シリーズは、2010年から2016年に掛けて建造された。

プロジェクト636.3(ワルシャワンカ)は、第3世代ディーゼルエレクトリック潜水艦に属する。
これは、世界で最も低騒音の1つであると見られている。

これは、20ノットの水中速力の発揮と、およそ300メートルまでの潜航が可能であり、自立航行期間は45日間に達する。

潜水艦の乗組員は52名からなり、その水中排水量は約4000トンになる。



[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]
現在、ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦は、黒海艦隊向けの6隻が2014年~2016年に就役しています。
全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されています。
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プロジェクト06363は、輸出用のプロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果がフィードバックされています。

プロジェクト06363潜水艦には有翼ミサイル「カリブル」が装備されます。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

プロジェクト06363有翼ミサイル「カリブル」は、既にシリアで実戦使用されています。

黒海艦隊「ロストフ・ナ・ドヌー」(2014年12月30日就役)は、2015年12月8日に地中海東部からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

黒海艦隊「クラスノダール」(2015年11月5日就役)は、2017年5月31日と6月23日に地中海東部からシリアISIL施設有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

黒海艦隊「ヴェリキー・ノヴゴロド」(2016年10月26日就役)及び「コルピノ」(2016年11月24日就役)は、2017年9月初頭から地中海東部に滞在し、9月14日、9月22日、10月5日、10月31日、11月3日に有翼ミサイル「カリブル」を発射しています。
[地中海東部に滞在しているロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは地中海沿岸のロシア友好国で修理を行なうかもしれない]


[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]

今後は太平洋艦隊向けにも6隻の06363潜水艦『アドミラルティ造船所』で建造される事になり、建造契約は2016年9月7日に締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

2017年7月28日に最初の2隻~「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」「ヴォルホフ」が同時に起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]

「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」「ヴォルホフ」は2020年11月にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
6隻全てが就役するのは2022年になります。

この他、太平洋艦隊所属のプロジェクト877潜水艦の一部も近代化改装が行なわれています。
[ロシア海軍太平洋艦隊は通常動力潜水艦を増強する]

プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフは2018年11月にロシア海軍へ引き渡される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年6月25日13時20分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の(ロシア)海軍への引き渡しは(2018年)11月に延期された】
モスクワ、6月25日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア連邦海軍への引き渡しは、2018年11月に延期された。
『ロシア通信社ノーボスチ』へ送られてきた同艦を建造している造船工場『北方造船所』の企業年次公式報告には、こう記されている。

計画では、海軍は昨年に艦を受領していなければならなかった。
しかしながら、特に、コンツェルン『アルマーズ-アンテイ』が製造し、フリゲートへ装備されなければならない高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」を巡る状況が故に、引き渡しは遅延した。
2018年春に『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフが発言したように、「ゴルシコフ」の引き渡しは夏の終わりに予定されていた。

「受注921号(註:「アドミラル・ゴルシコフ」の工場番号)の固定記録価格の価格の変動が実現し、受注品の引き渡し時期を2018年11月に延期する追加合意へ署名されました」
文書の一節『次の時期の重要な出来事』には、こう記されている。

プロジェクト22350フリゲートは、自身で、そして艦船連合部隊の一員として、遠洋ゾーンで敵の水上艦及び潜水艦に対する戦闘活動の実施、空中攻撃手段からの攻撃の撃退の為に意図されている。
独特な建造方式の上部構造物(ステルス)のおかげで、艦の放熱面は効果的に縮小され、電波位置特定(レーダー)及び光学的な可視性は減少した。

プロジェクト22350フリゲートの排水量は4500トン、全長135メートル、幅15メートル。
フリゲートの兵装は、口径130mmの艦載砲A-192「アルマート」、16基の対艦ミサイル「オーニクス」あるいは「カリブル-NKE」の為の発射装置、高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」から成る。



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[プロジェクト22350フリゲート(「アドミラル・ゴルシコフ」型)]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、サンクトペテルブルク市『北方造船所』で2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。


進水後、『北方造船所』の岸壁で艤装工事が進められました。
[艤装中のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影]
[ロシア海軍最新フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影(2013年3月)]

2013年7月末までに艦長オレグ・グセフ1等海佐以下186名の正規乗組員が乗艦しました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」へ正規乗組員全てが乗艦した]

2013年7月31日からは『北方造船所』岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく『北方造船所』へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、『北方造船所』岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

2014年11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]


「アドミラル・ゴルシコフ」の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

2015年5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験(第2段階)へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]

その後はバルチースク基地へ移動し、洋上試験を続けていました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

2015年7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた]

9月3日にバルチースクを出航し、9月7日にクロンシュタットへ到着しました。


9月11日、建造元の『北方造船所』は、「アドミラル・ゴルシコフ」バルト海における洋上試験(第2段階)を完了したと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の第2段階を完了した]

その同じ日、「アドミラル・ゴルシコフ」は午前9時にクロンシュタットを出航し、フィンランド湾で洋上試験を行ない、同日の午後8時に帰港しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィンランド湾で昼夜の洋上試験を行なった]


その後、バルチースク基地へ移動した「アドミラル・ゴルシコフ」は、9月22日に白海へ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海へ向かった]

9月24日にはバルト海を出て北海へ入りました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海を出て北海へ入った]

9月30日、白海沿岸セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ到着した]

10月19日、「アドミラル・ゴルシコフ」国家受領試験を実施する為、白海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の最終段階を実施する為に白海へ出航した]

11月2日、A-192M「アルマート」130mm単装砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で130mm砲を発射した]

11月25日、白海有翼ミサイル(カリブル)の発射試験が行なわれました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2015年12月25日、白海での洋上試験の第1段階は完了しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海での洋上試験第1段階を完了した]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海方面へ移動し、2016年2月24日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲の対空射撃試験を実施しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で砲撃試験を実施した]

2016年2月末からはロスリャコヴォ村(ムルマンスク近郊)をベースにして海上試験を続けました。
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3月初頭には艦載ヘリコプターKa-27の発着試験が行われました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はヘリコプターの着艦試験を行なった]

3月23日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲による海上砲撃試験が行われました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で海上目標への砲撃試験を行なった]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動し、バレンツ海で各種試験が続けられました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"近影(2016年5月末-6月初頭)]

2016年7月末~8月初頭頃には、電子戦闘システム5P-28の試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の電子戦闘システムの試験が実施された]




しかし、高射ミサイル複合体「ポリメント・リドゥート」に問題が発生した為、引き渡しの期日は未定となりました。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のロシア海軍への引き渡し時期は未だ明確では無い]

「アドミラル・ゴルシコフ」は2016年11月中旬までにバルチースクへ戻り、11月22日にバルチースクを出航しました。
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11月24日にはサンクトペテルブルク『北方造船所』へ到着しました。
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「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは、2017年に延期されることになりました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフのロシア海軍への引き渡しは2017年前半に延期された]

2017年1月21日には『北方造船所』の浮きドックへ入渠しました。
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その後、『北方造船所』岸壁で艦内の全ての機器の点検と整備が行なわれました。
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2017年3月20日にサンクトペテルブルクから出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は兵装試験の為に再びバレンツ海へ向かった]

当初はバレンツ海で試験を行なう予定でしたが、結局バルト海で試験が行なわれ、5月8日にサンクトペテルブルクへ戻ってきました。


その後、5月21日午前にサンクトペテルブルクを出航し、バルト艦隊主要基地バルチースクへ向かいました。
『Dambievのブログ』より
2017年5月22日配信
【フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は次の段階の試験へと出発した】

6月初頭からバルト海で洋上試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海で洋上試験を行なう]
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海で高射ミサイル複合体の発射試験を行なう]

7月1日にはサンクトペテルブルクへ入港しました。


その後、クロンシュタットで7月30日に行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式のリハーサルへ何度も参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


そして7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


「アドミラル・ゴルシコフ」は、観艦式の前の7月21日~22日に、艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」の発着艦試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタット沖で艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランの発着艦試験を行なった]

観艦式の後の動向は明らかにされていませんでしたが、9月上旬頃にバルト海沿岸のバルチースク(バルト艦隊基地)からバレンツ海方面の北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動していたようです。
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2017年9月29日、洋上試験の最終段階がバレンツ海で始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の洋上試験の最終段階がバレンツ海で始まった]

2017年10月8日には早期警戒ヘリコプターKa-31の着艦試験が行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年10月8日19時5分配信
【ヘリコプターKa-31乗員はフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」への着艦へ取り組んだ】

しかし、洋上試験(おそらくは高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の発射試験)は不成功に終わったらしく、「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される事になりました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、サンクトペテルブルクへ戻る途中の2017年12月23日、2基の巡航用ディーゼルエンジン10D49の内の1基が破損しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月13日13時1分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の巡航用ディーゼルは破損した】

この為、破損したディーゼルエンジンサンクトペテルブルク『コロムナ工場』から派遣された技術者により修理される事になりました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月15日17時41分配信
【情報筋:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」のディーゼルは3月の修理が計画されている】

ディーゼルエンジンの修理は2018年3月中旬に完了しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年3月13日18時56分配信
【情報筋:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」のディーゼルは復旧した】

2018年4月22日、「アドミラル・ゴルシコフ」は洋上試験を再開する為、サンクトペテルブルクから出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

4月22日から25日まで修復されたディーゼルエンジンの試験を行なった後、一旦サンクトペテルブルクへ戻り、4月27日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向かいました。
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5月5日にセヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

現在、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海で各種試験を行なっています。

「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは、今年の夏の終わり、つまり8月末頃に予定されていましたが、今回の記事の通り、11月に延期されました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフは2018年8月末頃にロシア海軍へ引き渡される]

延期の具体的な理由は明らかにされていませんが、建造元の『北方造船所』は、年次報告書で「アドミラル・ゴルシコフ」の価格の変動に言及しています。
「アドミラル・ゴルシコフ」の建造価格は、約270億ルーブルと推定されていますが、これが増額されたのかもしれません。

プロジェクト18280偵察艦の2番艦イワン・フルスはロシア海軍へ就役した

本日(2018年6月25日)、プロジェクト18280中型偵察艦の2番艦「イワン・フルス」がロシア連邦海軍へ就役しました。
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年6月25日15時42分配信
【偵察船「イワン・フルス」はロシア海軍へ加入した】

月曜日・6月25日、プロジェクト18280通信船「イワン・フルス」は公式に就役した。
『北方造船所』広報サービスが伝えたように、聖アンドレイ旗掲揚式典には、海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将、更には、同船が勤務へ就く黒海艦隊の代表が出席した。


指摘されているように、『北方造船所』での式典は非公開モードで開催された~メディアの代表は、偵察船の性格の為、行事には出席しなかった。

「イワン・フルス」は、第2のプロジェクト18280偵察船である。
トップの偵察艦「ユーリー・イワノフ」は2015年11月から北方艦隊で勤務に就いている。

プロジェクト18280偵察船は、現代的な電子デジタル制御システム、更には、自動通信システム及び電波航法システムを装備する。
経済性は向上している。

船の全長は95メートル、幅16メートル、排水量4000トン。
速力16ノット、航続距離8000海里、乗組員131名。



ロシア海軍新世代偵察艦プロジェクト18280の2番艦「イワン・フルス」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

起工から3年半後の2017年5月16日に進水しました。
[ロシア海軍の為の新世代偵察艦イワン・フルスはサンクトペテルブルクで進水した]



「イワン・フルス」は2017年5月末から造船所の岸壁で係留試験を開始し、2018年2月7日に工場航行試験へと出発しました。

[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは洋上試験を開始した]

それから2ヶ月以上経った4月20日の時点で、工場航行試験は80パーセントが完了していました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスはバルト海で洋上試験を行なっている]

「イワン・フルス」は4月27日までにサンクトペテルブルク『北方造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは工場航行試験を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]

その後、5月中旬から最終試験となる国家受領試験が始まり、6月18日までに完了しました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは全ての試験を完了した]

そして6月25日、「イワン・フルス」は、『北方造船所』で正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、ロシア海軍へ就役しました。
ただし、何時もと違い、聖アンドレイ旗初掲揚式典にはロシアメディアの記者は招待されず、式典は非公開で開催されました。

「イワン・フルス」は、2017年4月27日にトルコ沖で民間船と衝突して沈没した偵察艦「リマン」の代わりとして、黒海艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した]


プロジェクト18280偵察艦の1番艦「ユーリー・イワノフ」は、2014年12月末にロシア海軍へ納入され、2015年7月26日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式に就役しました。
2015年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着し、現在は北方艦隊の一員として任務を遂行しています。
[ロシア海軍最新鋭偵察艦ユーリー・イワノフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

ロシア海軍北方艦隊の大演習は終わった

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『タス通信』より
2018年6月25日14時17分配信
【北方艦隊は、この10年で最も大規模な集合航海を終えた】
ムルマンスク、6月25日/タス通信

バレンツ海での艦船の集合航海へ参加した北方艦隊の各部隊は、基地及び常時駐留所へ到着した。
月曜日、艦隊の広報サービスは発表した。

「この10年で最も大規模な集合航海は終わりました」
艦隊は話した。

その最終段階は、艦船グループへの大規模攻撃の撃退への取り組みとなった。
対空防衛演習には、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」高射ミサイル及び小口径高射砲が使用された。

集合航海時、仮想敵潜水艦の捜索及び無力化の行動、対機雷防衛及び機雷敷設の任務、部隊の海上移送及び重要な防衛地域での作戦への従事へ成功裏に取り組んだ。
仮想敵の揚陸支隊及び艦船グループを撃破し、大規模な空中攻撃を撃退した。

潜水艦は、敵の潜水艦水上艦へ対抗する為、指定海域へ展開した。
大規模機動演習には、36隻の戦闘艦、潜水艦、支援船、20機の飛行装置、150基以上の兵器、沿岸ロケット砲及び陸上部隊、海軍歩兵、対空防衛部隊の軍用車両及び特殊車両が関わった。

全ての計画射撃及び他の戦闘訓練は成功裏に実施された。
戦闘艦、支援船、航空隊及び対空防衛部隊の兵器及び機器、海軍歩兵、陸上部隊及び沿岸部隊のの兵器及び車両は、自信をもって試験戦闘演習を実施した。

バレンツ海での集合航海時、全ての艦船は10000海里以上を航行した。



ロシア北方艦隊の大演習は2018年6月13日から始まり、第43ロケット艦師団(セヴェロモルスク基地)に所属するロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」を始めとして合計36隻の各種艦船が参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大演習がバレンツ海で始まった]

演習は、第14対潜艦旅団(セヴェロモルスク基地)に所属する大型対潜艦1隻と、第7水域防護艦旅団第270親衛小型対潜艦大隊(オレニヤ湾)に所属する小型対潜艦3隻の対潜戦闘訓練から始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊の対潜艦はバレンツ海で対潜演習を行なった]

その後も、各種の演習が続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の大演習はバレンツ海で続けられている]

6月21日には、第161潜水艦旅団(ポリャールヌイ基地)に所属する潜水艦「カルーガ」(1989年9月30日就役)による水上艦への魚雷攻撃訓練が行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年6月21日15時14分配信
【潜水艦「カルーガ」はバレンツ海で仮想敵へ魚雷を発射した】

6月22日、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」は、小型ロケット艦から発射されたミサイル標的高射ミサイル複合体「フォルト」及び「ウラガーン」により撃墜しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で高射ミサイルを発射した]

同日(6月22日)、「マルシャル・ウスチーノフ」長距離対艦ミサイル「ヴルカーン」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対艦ミサイル"ヴルカーン"を発射した]

6月23日、北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ提督はロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」に乗って演習を視察しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年6月23日9時0分配信
【北方艦隊司令官はバレンツ海での集合航海へ参加している部隊を視察した】

同日(6月23日)、「アドミラル・ウシャコーフ」バレンツ海超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で超音速対艦ミサイル"モスキート"を発射した]

6月24日、「マルシャル・ウスチーノフ」「アドミラル・ウシャコーフ」は、ルイバチー半島近辺で海上標的と沿岸目標へ130mm砲による砲撃を行ないました。
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[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で130mm連装砲を発射した]

その後、「マルシャル・ウスチーノフ」「アドミラル・ウシャコーフ」は、大演習の締めくくりとして、高射ミサイル小口径高射砲を使用する対空防衛訓練を行ないました。
具体的な兵器の名前は挙げられていませんが、おそらくは「マルシャル・ウスチーノフ」高射ミサイル複合体「オサー-MA」及びAK-630 30mmガトリング砲、そして「アドミラル・ウシャコーフ」AK-630 30mmガトリング砲が使用されたようです。

高射ミサイル複合体「オサー-MA」
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AK-630 30mmガトリング砲
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これで北方艦隊の大規模演習は終了し、演習へ参加した艦船は基地へ戻りました。

ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ボイキー"と"ストイーキー"は北大西洋で演習を実施した

『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年6月25日12時27分配信
【バルト艦隊艦船支隊は大西洋で海軍歩兵隊員の参加を含む複数の演習を実施した】
モスクワ、6月25日、インタファクス-AVN

バルト艦隊艦船支隊は、北大西洋で対空、対艦、対潜防衛の演習及び訓練を実施した。
バルト艦隊の公式代理人ローマン・マルトフは発表した。

「コルベット"ボイキー"、"ストイーキー"、中型海洋給油船コラ、海洋曳船コネツキーで構成され、北海で遠距離航海任務を遂行しているバルト艦隊艦船支隊は、北大西洋で一連の戦闘演習任務へ取り組みました」
ローマン・マルトフ
は伝えた。

「特に、ロシア船員は、一連の支隊の対空、対艦、対潜防衛の演習及び訓練を実施し、組織的通信及び隊列を組んでの航行の問題へ取り組みました。
泊地へ停泊する艦の安全を保障する訓練には、艦上に滞在する対テロ部隊の海軍歩兵隊員が参加しました」
バルト艦隊
の代理人は指摘した。

彼は、艦の乗組員は遠海航海の枠組みで、海上での錬成任務へ常に取り組んでおり、計画された戦闘班の艦内訓練及びダメージコントロール演習が実施されていると述べた。

航海の主な目的は、大西洋の様々な海域における海軍の存在の保障及び聖アンドレイ旗のデモンストレーションに在る。



バルト艦隊には、2008年~2014年に就役した4隻のプロジェクト20380コルベット(「ステレグーシチー」、「ソーブラジテルヌイ」、「ボイキー」、「ストイーキー」)が配備されていますが、2016年夏以降、2隻ペアで定期的に北大西洋へ進出しています。

2016年6月、「ボイキー」(532、2013年5月16日就役)と「ストイーキー」(545、2014年7月27日就役)が北海へ進出しました。
(2016年6月中旬にバルチースクを出航し、7月5日に帰港)
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット2隻は北海から戻ってきた]

2016年10月には「ボイキー」「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)が北大西洋へ進出しています。
(2016年10月初頭にバルチースクを出航し、10月22日に帰港)
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット2隻は北大西洋から戻ってきた]

「ボイキー」「ソーブラジテルヌイ」は、2017年4月にも北大西洋へ進出しました。
(2017年4月7日バルチースクを出航し、5月1日に帰港)
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット2隻はバルチースクへ帰投した]

2017年6月には「ボイキー」「ステレグーシチー」(550、2008年2月27日就役)が北海へ進出しています。
[ロシア海軍バルト艦隊の新鋭コルベット"ボイキー"と"ステレグーシチー"は北海での戦闘演習を終えてバルト海へ戻った]

「ボイキー」「ソーブラジテルヌイ」は、2017年10月14日から2018年1月14日まで地中海、アデン湾への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の新鋭コルベットは地中海・アデン湾遠征を終えて帰投した]


2018年6月14日、今度は「ボイキー」「ストイーキー」が遠距離航海に出発し、6月18日までに北海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ボイキー"と"ストイーキー"は北大西洋へ行く]

6月20日には給油船「コラ」から海上で補給を受け、海軍歩兵隊員の訓練などを行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年6月20日14時45分配信
【バルト艦隊艦船支隊は海上で物資を補充した】

6月21日頃にラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
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そして6月25日、バルト艦隊艦船支隊「北大西洋」で演習を実施しました。

今回のバルト艦隊広報部発表では「北大西洋」としか言ってませんが、おそらくはビスケー湾ポルトガル沖あたりでしょう。
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ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で130mm連装砲を発射した

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年6月24日14時19分配信
【北方艦隊の打撃艦はバレンツ海で砲射撃を実施した】
モスクワ、6月24日、インタファクス-AVN

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」は、北方艦隊の集合航海の枠組みにおいて、バレンツ海で海上および地上目標への砲射撃を実施した。
北方艦隊広報サービスは発表した。

「仮想敵水上艦との砲撃戦と、隠蔽された沿岸施設へ打撃を与える目的での戦闘訓練において、艦の乗組員は汎用砲~2連装砲AK-130による砲撃を実施しました。
現用艦で最も威力の大きい砲を有する駆逐艦アドミラル・ウシャコーフは、目標へ双方の砲塔~艦首及び艦尾から砲撃を行ないました」

日曜日、北方艦隊の代理人アンドレイ・ルジク2等海佐は『インタファクス-AVN』へ話した。

「海上目標への射撃は、補助艦隊の曳船に曳かれた曳航盾船に対し実施されました。
沿岸標的は、ルイバチー半島に位置する射爆場へ設置されました。
双方の艦は砲撃訓練を成功裏に実施し、海上および沿岸目標を指定された正確さで撃破しました」

彼は指摘した。

アンドレイ・ルジクによると、北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ大将は、演習中「マルシャル・ウスチーノフ」に乗っており、集合航海中に遂行された任務の結果に満足の意を表し、乗組員の準備態勢を高く評価した。

集合航海の最後の段階で「マルシャル・ウスチーノフ」「アドミラル・ウシャコーフ」は、対艦ミサイル兵器からの自己防衛へ取り組む。
演習へ参加した残りの艦、潜水艦、船は基地へ戻ると北方艦隊広報サービスは付け加えた。



ロシア北方艦隊の大演習は2018年6月13日から始まり、第43ロケット艦師団(セヴェロモルスク基地)に所属するロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」を始めとして合計36隻の各種艦船が参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大演習がバレンツ海で始まった]

演習は、第14対潜艦旅団(セヴェロモルスク基地)に所属する大型対潜艦1隻と、第7水域防護艦旅団第270親衛小型対潜艦大隊(オレニヤ湾)に所属する小型対潜艦3隻の対潜戦闘訓練から始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊の対潜艦はバレンツ海で対潜演習を行なった]

その後も、各種の演習が続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の大演習はバレンツ海で続けられている]

6月21日には、第161潜水艦旅団(ポリャールヌイ基地)に所属する潜水艦「カルーガ」(1989年9月30日就役)による水上艦への魚雷攻撃訓練が行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年6月21日15時14分配信
【潜水艦「カルーガ」はバレンツ海で仮想敵へ魚雷を発射した】

6月22日、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」は、小型ロケット艦から発射されたミサイル標的高射ミサイル複合体「フォルト」及び「ウラガーン」により撃墜しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で高射ミサイルを発射した]

同日(6月22日)、「マルシャル・ウスチーノフ」長距離対艦ミサイル「ヴルカーン」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対艦ミサイル"ヴルカーン"を発射した]

6月23日、北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ提督はロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」に乗って演習を視察しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年6月23日9時0分配信
【北方艦隊司令官はバレンツ海での集合航海へ参加している部隊を視察した】

同日(6月23日)、「アドミラル・ウシャコーフ」バレンツ海超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で超音速対艦ミサイル"モスキート"を発射した]

そして6月24日、「マルシャル・ウスチーノフ」「アドミラル・ウシャコーフ」は、ルイバチー半島近辺で海上標的と沿岸目標へ130mm砲による砲撃を行ないました。
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AK-130 130mm2連装砲
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サンクトペテルブルクの『バルト工場』は2021年以降にロシア海軍向けの大型水上艦の建造を再開する

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『タス通信』より
2018年6月19日17時27分配信
【『バルト工場』は2021年以降に軍用艦の建造へ復帰できる】
サンクトペテルブルク、6月19日/タス通信

サンクトペテルブルク『バルト工場』は、実現化するプロジェクトの遠海ゾーン軍用艦の建造へ2021年以降に復帰できる。
同社が加入している『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは、バルト工場の敷地内での『統合造船業営団』及び海軍の政府機関代表者会議の後、報道陣へ語った。

「私たちは、『バルト工場』の、ここ15年間の1等軍用艦(註:戦列艦、ロケット巡洋艦、航空母艦など)の建造経験を考慮して、このテーマについて討議いたしました。
我々は、まさしく、このセグメントについて御話ししており、これに関する討議を続けています。
我々は国防省と共に、遠海ゾーン艦を製造する方向への動きを形成していきます。
全てが進水し、『バルト工場』が民間から発注された作業を成功裏に完了した場合、軍の発注の復活を始める事ができるでしょう。
僕が思いますに、それは、2021年~2022年よりも前にはならないでしょうね」
ラフマノフ
は報道陣へ話した。

彼は、そのような決定が採択された場合、多角化製造の要素になる事を指摘した。

「我々は、それ(註:『バルト工場』の現在の民間船建造)を終わらせても、『統合造船業営団』の造船所を軍用と民間に分ける事は致しません。
各造船所は、国家防衛発注へ参加する事も、民間船を建造する事も出来ます。
我々は、1等艦の建造へ向かう意向を堅持しており、これは『バルト工場』についても同様です」
ラフマノフ
は指摘した。

『バルト工場』サンクトペテルブルクの造船企業であり、『統合造船業営団』へ加入している。
同社は、原子力砕氷船及び海上原子力発電所の建造を専門としている。



【『バルト工場』公式サイト】

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サンクトペテルブルク『バルト工場』は、1856年5月26日に設立されたロシアの老舗の造船所です。

当初は、主にロシア帝国海軍の大型水上艦~戦列艦を建造しており、1910年代には、戦列艦「セヴァストーポリ」型4隻を建造しました。
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ソヴィエト連邦成立後、『オルジョニキーゼ記念造船工場』と改名され、1930年代末には戦列艦「ソヴィエツキー・ソユーズ」の建造に着手しましたが、大祖国戦争の為、完成には至りませんでした。
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大祖国戦争終了後は、ソ連海軍向けの水上艦や、民間船(タンカーなど)を建造し、1970年代には民間のタンカーをベースにしたプロジェクト1559V大型海洋給油船を6隻建造しました。
[ロシア海軍の給油船(補給艦)ボリス・チリキン級]

1970年代初頭からは原子力砕氷船の建造を開始しました。
[原子力砕氷船「アルクチカ」級]

1970年代末からはプロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦(「キーロフ」型)の建造を開始しました。
1144シリーズは4隻が建造され、最終艦「ピョートル・ヴェリキー」は1998年に就役しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーで就役20周年記念式典が開催された]

この他、1980年代後半には大型原子力偵察艦SSV-33「ウラル」を建造しています。
[原子力偵察艦SSV-33ウラルは解体される]

このように、1970年代からは大型原子力水上艦船の建造を専門にするようになりましたが、ソ連邦解体後、大型原子力水上艦船の新たな発注は途絶えました。

1990年代末から2000年代初頭に掛けて、インド海軍向けの「タルワー」級フリゲート3隻を建造しました。
[「タルワー」級フリゲート(プロジェクト1135.6)]

2000年代には2隻のプロジェクト21900ディーゼルエレクトリック砕氷船を建造しました。

砕氷船「モスクワ」(2008年12月11日就航)
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砕氷船「サンクトペテルブルク」(2009年12月2日就航)
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しかし、ソ連邦解体後の大幅な受注減で資金繰りに行き詰った『バルト工場』は2011年に破産し、ロシア造船業の総元締である『統合造船業営団』の直接の管理下で会社の再生が進められました。
翌2012年、海上原子力発電所「アカデミック・ロモノソフ」の建造を再開しました。
[バルト工場は水上原子力発電所の建造を再開する]
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2011年6月にロシアフランスが締結したヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター母艦)「ミストラル」級2隻の建造契約に基づき、『バルト工場』は、2012年10月から2014年4月に掛けて2隻の「ミストラル」級の船体後部を建造しました。
(2隻の船体後部はフランスサンナゼール造船所へ回航され、同地で前部と接合)
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[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦ウラジオストクの船体後部は進水した]
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[ロシアで建造されたミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦セヴァストーポリの船体後部は進水した]

2013年11月5日には、新世代の原子力砕氷船プロジェクト22220の1番船「アルクチカ」を起工しました。
[新型原子力砕氷船がサンクトペテルブルクのバルト工場で建造される]

2015年5月26日には2番船「シビーリ」、2016年7月25日には3番船「ウラル」が起工されました。

1番船「アルクチカ」は2016年6月16日、2番船「シビーリ」は2017年9月22日に進水しました。

「アルクチカ」進水


「シビーリ」進水


プロジェクト22220は、2022年までに3隻の就航が予定されています。


21世紀になってからは、一部の例外を除き、ロシア海軍向けの水上艦を建造していない『バルト工場』ですが、2021年以降、海軍向けの艦(遠海ゾーン艦)の建造を再開する事になりました。

具体的に、どのような艦を建造するのかは明らかにされていませんが、可能性が高いのは、原子力駆逐艦「リデル」級汎用揚陸艦「セヴァストーポリ」型(「プリボイ」級)でしょう。
[プロジェクト「リデル」原子力駆逐艦]
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

『バルト工場』は、以前には、「リデル」級「セヴァストーポリ」型の建造候補として挙げられた事も有ります。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級はサンクトペテルブルクのセーヴェルナヤ・ヴェルフィとバルト工場が協同で建造する]
[ロシア造船業界はミストラル級のようなヘリ空母を建造する用意がある]

現時点では、双方ともサンクトペテルブルク『北方造船所』での建造が有力視されていますが、大型水上艦の建造を1か所の造船所だけに集中させるのでは、『北方造船所』の負担ばかりが大幅に増える事になり、建造の遅延を招く恐れがあります。
[サンクトペテルブルク市の北方造船所は2019年末以降にロシア海軍の為の汎用揚陸艦プリボイ級と新世代駆逐艦リデル級を建造できる]

そこで、原子力砕氷船「アルクチカ」型の建造が一段落した後の『バルト工場』にも海軍の大型水上艦を建造させる事になったようです。

将来的には、新世代航空母艦の建造にも参加するかもしれません。
[ロシア新世代航空母艦]

『バルト工場』は、以前には新世代航空母艦の建造候補として挙げられています。
[ロシアの2つの造船所はロシア海軍の為の将来正規空母を建造できる]

ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で超音速対艦ミサイル"モスキート"を発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年6月23日10時10分配信
【駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」は対艦ミサイル「モスキート」で仮想敵艦を破壊した】

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と共にバレンツ海北方艦隊打撃グループの戦術演習任務を遂行している駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」は、対艦ミサイル「モスキート」を発射し、仮想敵艦を破壊した。

駆逐艦主要複合体の試験射撃は、民間船舶航行及び漁業海域から離れた戦闘訓練射爆場で実施された。

北方艦隊の航空・防空連合部隊の対潜航空機Il-38の乗員は標的位置を検査し、ミサイル射撃後、目標は正確に撃破されたことを確認した。

ミサイル射撃完了後、駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」乗組員は、北方艦隊の集合航海の戦闘訓練の結末~海上砲撃戦闘及び仮想敵の隠蔽沿岸位置の制圧~の実施の準備を始めた。



[ソブレメンヌイ級17番艦アドミラル・ウシャコーフ(旧ベッストラーシヌイ) ]

ロシア海軍向けのプロジェクト956駆逐艦の最終艦(17番艦)であり、今や北方艦隊で唯一のプロジェクト956となった「アドミラル・ウシャコーフ」(1994年4月17日就役、2004年6月29日までは「ベッストラーシヌイ」)は、2004年以来、遠距離航海には参加していませんが、時々バレンツ海へ出て演習を行なっています。

2015年7月初頭にもバレンツ海で砲撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で砲撃演習を行なう]

2016年6月8日からバレンツ海で砲撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で砲撃訓練を実施した]

2016年8月15日にも砲撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦と大型対潜艦はバレンツ海で砲撃訓練を行なった]


2017年8月24日、「アドミラル・ウシャコーフ」バレンツ海130mm砲による対空射撃及び機雷掃討訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で130mm砲の射撃訓練を行なった]

2017年8月26日には沿岸目標への対地砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフは対地砲撃訓練を実施した]

2017年9月14日から始まった北方艦隊の演習にも参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

9月15日には、北方艦隊艦上戦闘機Su-33「敵役」となり、Su-33の航空攻撃を撃退する演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で艦上戦闘機Su-33の攻撃を撃退した]

9月18日、「ピョートル・ヴェリキー」と共にルイバチー半島近辺で海上標的と沿岸目標へ130mm砲による砲撃を行ないました。
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[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはルイバチー半島付近で130mm砲の砲撃訓練を行なった]

9月19日にはバレンツ海の海上標的へ対艦ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の水上艦と原子力潜水艦はバレンツ海で超音速対艦ミサイルを発射した]

9月20日には高射ミサイル及び艦砲によりミサイル標的を撃墜しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で対艦ミサイルを撃墜した]


北方艦隊の水上艦部隊は2018年4月にバレンツ海で演習を実施しましたが、この時には「アドミラル・ウシャコーフ」は参加しませんでした。

2018年5月26日、「アドミラル・ウシャコーフ」バレンツ海へ出航し、AK-130 130mm連装砲による対空砲撃及び機雷掃討訓練などを実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で130mm連装砲を発射した]

5月28日にはバレンツ海の沿岸目標へ2基のAK-130 130mm連装砲(合計4門)を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフは地上目標へ130mm連装砲を発射した]

その後、6月13日から始まった北方艦隊の大演習へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大演習がバレンツ海で始まった]
[ロシア海軍北方艦隊の大演習はバレンツ海で続けられている]

6月22日、小型ロケット艦から発射されたミサイル標的高射ミサイル複合体「ウラガーン」により撃墜しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で高射ミサイルを発射した]

6月23日、北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ提督はロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」に乗って演習を視察しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年6月23日9時0分配信
【北方艦隊司令官はバレンツ海での集合航海へ参加している部隊を視察した】

同日、「アドミラル・ウシャコーフ」バレンツ海超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。
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[超音速対艦ミサイル「モスキート」]

ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対艦ミサイル"ヴルカーン"を発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年6月22日17時20分配信
【ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は主要ミサイル複合体の射撃を実施した】

本日(6月22日)、バレンツ海北方艦隊戦闘訓練射爆場で続けられている艦隊の多種戦力の集合航海の枠組みで、駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」と共に単一合同戦術打撃グループとして行動しているロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、仮想敵艦船支隊を模した標的へ主要ミサイル複合体「ヴルカーン」の射撃を実施した。

射撃海域の閉鎖は、コラ多種戦力小艦隊の水上艦艇により保障された。

複合体の事前準備を行なった後、巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」乗組員は、指定時間にミサイル攻撃ラインへ入った。
艦から発射された有翼ミサイル「ヴルカーン」は500海里以上を飛翔し、海上目標へ正確に命中した。

戦闘訓練実施のクオリティを評価する為、北方艦隊の航空・防空連合部隊の対潜航空機Il-38乗員が標的の位置を検査した。



北方艦隊プロジェクト1164「アトラント」(「スラヴァ」級)ロケット巡洋艦の2番艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)は、2011年6月にセヴェロドヴィンスク市艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航されて近代化改装が始まり、2016年12月末に工事と洋上試験を終えて艦隊へ復帰しました。
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装を終えて北方艦隊へ復帰した]


復帰後、「マルシャル・ウスチーノフ」セヴェロモルスク基地で停泊訓練を行ない、2017年5月12日、洋上での慣熟訓練の為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは演習の為にバレンツ海へ出航した]

5月16日にはバレンツ海で砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で砲撃訓練を行なった]

単艦での海上訓練を一通り行なった「マルシャル・ウスチーノフ」は、その次の段階~他の艦船海軍航空隊との連携活動の訓練~へ進むため、5月20日から実施された北方艦隊の戦闘演習へ参加する事になりました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

北方艦隊の戦闘演習は5月22日まで続けられ、この中で「マルシャル・ウスチーノフ」AK-130 130mm連装砲AK-630 30mmガトリング砲の実弾射撃を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で砲撃訓練を行なった]

5月25日、「マルシャル・ウスチーノフ」を含む北方艦隊の10隻の艦船は、再び演習を行なう為にバレンツ海へ出航しました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海でのロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

6月16日、「マルシャル・ウスチーノフ」バレンツ海で演習を行ない、高射ミサイル複合体「オサー-MA」を対空目標へ発射し、更に沿岸目標へ130mm砲を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対空戦闘及び沿岸砲撃訓練を行なった]

「マルシャル・ウスチーノフ」クロンシュタットで開催される『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する為、7月初頭にセヴェロモルスクを抜錨してバルト海へ向かい、フィンランド湾東部海域で他の参加艦と共に観艦式の為の合同訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]
[2017年7月30日の『ロシア海軍の日』観艦式の合同訓練がフィンランド湾東部で実施された]

7月30日、サンクトペテルブルククロンシュタットで観艦式(主要海軍パレード)が行なわれました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]
北方艦隊からは、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、潜水艦「ウラジカフカス」クロンシュタットの観艦式へ参加しました。


クロンシュタットの観艦式へ参加した北方艦隊艦船部隊は7月31日に出航し、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]


12月1日、「マルシャル・ウスチーノフ」は戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年12月1日16時14分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、乗組員の海軍技量向上の為にバレンツ海へ出航した】

12月4日には、北方艦隊艦上戦闘機Su-33が敵役を務める対空・対艦戦闘訓練を行ない、高射ミサイル複合体「フォルト」、「オサー-MA」を空中標的へ発射し、130mm連装砲を空中標的と海上標的へ発射しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年12月4日23時55分配信
【ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」はバレンツ海でミサイル及び砲射撃を実施した】

12月26日には、北方艦隊対潜哨戒機Il-38が敵役を務め、バレンツ海で戦闘訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年12月26日15時59分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」はバレンツ海で航空隊との連携へ取り組んだ】


2018年3月29日、「マルシャル・ウスチーノフ」は戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは演習の為にバレンツ海へ出航した]

北方艦隊の他の水上艦も出航し、4月2日までバレンツ海で各種演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海での演習を終えた]

4月5日、「マルシャル・ウスチーノフ」は再びバレンツ海へ出航し、対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]

翌4月6日には掃海艇2隻の支援の下に機雷源を通過する訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で機雷源通過訓練を行なった]

4月10日には、北方艦隊艦上戦闘機Su-33及びMiG-29K「敵機」に見立てて対空防衛訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]


その後、セヴェロモルスク基地へ戻っていましたが、5月16日、演習の為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で演習を行なう]

翌5月17日、バレンツ海で海上標的へ長距離対艦ミサイル「ヴルカーン」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対艦ミサイルを発射した]

6月10日、バレンツ海へ出航し、再び対艦ミサイル「ヴルカーン」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で長距離対艦ミサイル"ヴルカーン"を発射した]

その後、6月13日から始まった北方艦隊の大演習へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大演習がバレンツ海で始まった]
[ロシア海軍北方艦隊の大演習はバレンツ海で続けられている]

6月22日、小型ロケット艦から発射されたミサイル標的高射ミサイル複合体「フォルト」により撃墜しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で高射ミサイルを発射した]

同日(6月22日)、長距離対艦ミサイル「ヴルカーン」を発射しました。
「マルシャル・ウスチーノフ」「ヴルカーン」を発射するのは、2018年5月下旬以降3度目になります。

対艦ミサイル「ヴルカーン」は、「バザーリト」の改良型であり、最大射程が700kmに延長されています。
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[長距離打撃ミサイル複合体バザーリト/ヴルカーン ]

「マルシャル・ウスチーノフ」は、就役時には「バザーリト」を装備していましたが、1994年から1997年12月17日までサンクトペテルブルク『北方造船所』でオーバーホールを行なった際、「ヴルカーン」へ換装されています。

サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれたロシア海軍創設300周年記念観艦式に参加する「マルシャル・ウスチーノフ」(1996年7月末)
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ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で高射ミサイルを発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年6月22日13時28分配信
【北方艦隊の打撃艦はバレンツ海の演習で仮想敵の空中攻撃を撃退した】

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」は、北方艦隊多種戦力の集合航海の枠組みにおいて、バレンツ海高射ミサイル複合体により空中目標を撃破する戦闘訓練を実施した。

演習の筋書きの下で、艦隊の打撃グループは、様々な高度及び方向からの仮想敵の空中攻撃手段の攻撃を受けた。
艦の戦闘班は、艦上対空防衛兵器~高射ミサイル複合体「ウラガーン」及び「フォルト」により攻撃を成功裏に撃退した。
小型ロケット艦「ラッスヴェート」及び「アイスベルク」から射出されたミサイル標的は全て破壊された。

北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ大将は戦闘射撃が成功裏に実施されたという報告を受け、演習に関わった艦の乗組員の行動に高い評価を与えた。

北方艦隊の艦の集合航海は6月13日からバレンツ海で続けられている。
その様々な段階へ、36隻の戦闘艦、潜水艦、支援船、20機の飛行装置、150基以上の兵器、沿岸ロケット砲及び陸上部隊、海軍歩兵、対空防衛部隊の軍用車両及び特殊車両が関わる。
集合航海の過程で、何度かの試験戦術演習の課題へ取り組み、連合部隊を構成する艦の乗組員の行動を向上させる。

戦闘訓練計画の大部分は既に実行されている。
最終段階では、バレンツ海において、空中、水上及び沿岸目標への砲及びミサイル射撃が実施される。

北方艦隊の艦の戦闘演習実施海域は、民間船舶航行及び航空機の飛行が禁止されている。



ロシア北方艦隊の大演習は2018年6月13日から始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊の大演習がバレンツ海で始まった]

演習は、第14対潜艦旅団(セヴェロモルスク基地)に所属する大型対潜艦1隻と、第7水域防護艦旅団第270親衛小型対潜艦大隊(オレニヤ湾)に所属する小型対潜艦3隻の対潜戦闘訓練から始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊の対潜艦はバレンツ海で対潜演習を行なった]

その後も、各種の演習が続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の大演習はバレンツ海で続けられている]

6月21日には、第161潜水艦旅団(ポリャールヌイ基地)に所属する潜水艦「カルーガ」(1989年9月30日就役)による水上艦への魚雷攻撃訓練が行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年6月21日15時14分配信
【潜水艦「カルーガ」はバレンツ海で仮想敵へ魚雷を発射した】

そして6月22日、第43ロケット艦師団(セヴェロモルスク基地)に所属するロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」は、小型ロケット艦から発射されたミサイル標的高射ミサイル複合体「フォルト」及び「ウラガーン」により撃墜しました。

高射ミサイル複合体「フォルト」
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[高射ミサイル複合体S-300F「フォルト」/S-300FM「フォルト-M」]

高射ミサイル複合体「ウラガーン」
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ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはシリア沖で対空戦闘演習を実施した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年6月22日9時36分配信
【ロシア艦は地中海で仮想敵の攻撃を撃退した】
モスクワ、6月22日-ロシア通信社ノーボスチ

小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」「ヴェリキー・ウスチュグ」は、仮想敵の正体不明の空中目標を発見し、その攻撃を撃退する演習を地中海で実施した。
金曜日、黒海艦隊広報サービスは報道機関へ伝えた。

「カスピ小艦隊のグラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグは、正体不明の空中目標を発見し、仮想敵の空中攻撃を撃退する合同演習を地中海で実施しました」
広報サービスは通知した。

指摘されているように、戦闘任務への取り組み中、艦の戦闘班は目標を発見、識別し、対空防衛班は接近する空中目標を有効射程に捉え、仮想敵航空機を対空防衛手段により破壊した。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の1番艦「グラード・スヴィヤージスク」は、ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2010年8月27日に起工され、2013年3月9日に進水し、2014年7月27日に就役、カスピ小艦隊へ編入されました。

「ブヤン-M」3番艦「ヴェリキー・ウスチュグ」は2011年8月27日に起工され、2014年5月21日に進水し、2014年12月19日に就役、カスピ小艦隊へ編入されました。

2015年10月7日、カスピ小艦隊警備艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」は、カスピ海南方からシリアテロ組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計26基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

この4隻は、2015年11月20日にもカスピ海南方からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計18基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後は、カスピ海で各種の演習を行なったり、カスピ海沿岸諸国(イランカザフスタン)を訪問しました。

「グラード・スヴィヤージスク」は、2017年10月12日にカスピ海有翼ミサイル「カリブル」の対艦型と対地型を発射しています。
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年10月12日17時33分配信
【「グラード・スヴィヤージスク」は演習で「カリブル」を発射した】

2018年2月には、2隻揃って演習を行なっています。
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年2月13日9時42分配信
【ロシア連邦海軍のロケット艦はカスピ海での演習中に「敵」艦と飛行装置を破壊した】


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2018年6月4日、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」「ヴェリキー・ウスチュグ」は、カスピ小艦隊基地マハチカラを出航し、内陸水路経由で黒海への移動を開始しました。

6月13日、クリミア半島黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはカスピ海から黒海へ移動した]

2隻の小型ロケット艦は、その数日後にセヴァストーポリを出航したらしく、6月17日にはボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはシリア沖へ行く]

そして6月22日、2隻の小型ロケット艦地中海東部(シリア沖)で対空戦闘演習を実施しました。

「ブヤン-M」小型ロケット艦の対空兵装は、近接高射ミサイル「ギブカ」30mm2連装ガトリング砲「ドゥエト」です。
[ロシア海軍の高射ミサイル複合体ギブカはアップグレードされる]

近接高射ミサイル「ギブカ」
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30mm2連装ガトリング砲「ドゥエト」

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現在、地中海東部には、以下のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]

フリゲート「アドミラル・エッセン」(黒海艦隊):2018年3月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」(黒海艦隊):2018年6月15日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「トゥルビニスト」(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「キルディン」(黒海艦隊):2018年6月9日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇P-433(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊):2018年6月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で艦載ヘリコプターKa-27の発着訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年6月22日4時45分配信
【大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は日本海で艦載航空グループの訓練を行なった】

本日、戦闘訓練計画に沿って太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、日本海艦載航空グループとの合同訓練を行なった。

訓練中、2機の艦載対潜ヘリコプターKa-27PLは、ニコラエフカ太平洋艦隊海上航空隊の航空基地から大型対潜艦へ移動した。
戦闘訓練射爆場対潜艦は航空グループと協同で、艦上ヘリコプターのフライト実施時の艦の制御の課題へ取り組んだ。
その最中に、ヘリコプター大型対潜艦の甲板から合計10回以上の発艦及び着艦を実施した。

更に対潜ヘリコプターKa-27乗員は、仮想敵潜水艦を捜索・追跡する艦との合同訓練へ参加した。



プロジェクト1155大型対潜艦の最終艦(12番艦)「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、2017年10月2日にアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発し、2018年1月8日にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は東南アジア遠征を終えてウラジオストクへ帰投した]

その後、2018年3月20日から始まった太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船はピョートル大帝湾で演習を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]


そして6月22日、沿海地方ニコラエフカ飛行場に駐留している対潜ヘリコプターKa-27PLの発着訓練を行なう為に出航しました。
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ロシア海軍の新世代大型揚陸艦は2021年に起工される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年6月20日16時5分配信
【ロシア連邦海軍は2021年に新たな揚陸艦の建造開始を予定している】
カリーニングラード、6月20日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍は2021年に新プロジェクトの大型揚陸艦の建造開始を予定している。
ロシア連邦海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は報道陣へ伝えた。

「我が国の大統領により承認された造船プログラムに沿って、海軍は大型揚陸艦の建造を予定しています。
今年に設計局は、この艦の設計作業へ着手します。
その後、設計の完了は、ちょうど2年後になると私共は見込んでおります。
我々は、新たなシリーズのトップ艦を起工できるでしょう」
ブルスク
は話した。

彼は、新プロジェクトの揚陸艦は、公開株式会社『ネヴァ川計画設計局』により開発され、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』が建造したプロジェクト11711大型揚陸艦「イワン・グレン」と同様の寸法になる事を指摘した。
水曜日に同艦(イワン・グレン)は聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催した。

同時にブルスクは、新たなプロジェクト艦は、新たな風貌の兵器及び機器を受け取り、その航海性能は向上する事を指摘した。



現在、ロシア海軍には、2タイプの大型揚陸艦が合計19隻在籍しています。
その内訳は、1960年代後半から1970年代半ばに建造されたプロジェクト1171(アリゲーター級)が4隻、1970年代後半から1990年代初頭に就役したプロジェクト775/775M(ロプーチャ級)が15隻です。
[ロシア海軍は19隻の大型揚陸艦を有する]

そして現在、プロジェクト1171の拡大発展型に位置づけられるプロジェクト11711大型揚陸艦「イワン・グレン」型が建造されており、1番艦「イワン・グレン」は2018年6月20日に就役しました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

将来的には、より大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦「セヴァストーポリ」型の建造が計画されています。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]


そして今回、新設計の大型揚陸艦の建造が2021年に開始される事がロシア海軍当局より明らかにされました。

この艦は、おそらくは以前に報じられた8000トン級揚陸艦の事でしょう。
[ロシア海軍の為に新たな8000トン級大型揚陸艦が開発される]

ロシア海軍の各艦隊へ配備されている合計19隻の大型揚陸艦の大半は、既に就役から30年以上が経過しており、今後は、その代替が必要になります。

しかし、全通甲板ヘリコプター揚陸艦「セヴァストーポリ」型(2隻建造予定)とプロジェクト11711大型揚陸艦(2隻建造予定)だけでは、現用の大型揚陸艦全てを代替するには不足しています。

そこで、全通甲板ヘリコプター揚陸艦よりは小さな揚陸艦を新たに設計・建造する事になったようです。

ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは日本海で砲撃演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年6月21日9時18分配信
【太平洋艦隊の駆逐艦「ブイストルイ」は日本海で砲射撃を実施した】

太平洋艦隊駆逐艦「ブイストルイ」は、錬成任務K-2(海上での単艦での意図された行動)の海上要素の向上の枠組みで実地課題への取り組みを続けている。

本日、艦は日本海で対空防衛演習を実施し、模擬空中目標への砲射撃を行なった。
更に砲は、曳航盾船への射撃に、その後、起伏のある場所で擬装あるいは隠蔽された非視認沿岸目標を制圧する為にも使用され、仮想敵の防御火点及び戦闘車両を模した標的を破壊した。

以前、駆逐艦は、仮想敵水上艦支隊への主要ミサイル複合体による組織的な打撃へ取り組み、乗組員は対空防衛、艦のダメージコントロールの演習を行ない、更に船員は、人員の救助と艦上での治療活動を向上させた。



今や太平洋艦隊で唯一稼働状態に在るプロジェクト956駆逐艦となった「ブイストルイ」(1989年10月28日就役)は、2015年8月下旬に日本海で実施されたロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]

2015年11月2日にウラジオストクを出航してインドへ向かい、インド海軍との合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加しました。
2016年1月26日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』(2015年12月)]

その後、2016年6月20日に宗谷海峡を東進し、7月10日に同海峡を西進しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡通過(2016年6月20日)]
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇は宗谷海峡を西進した]

2016年10月15日にウラジオストクを出航してインドネシアへ行き、その後、11月21日までにウラジオストクへ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した]

2017年2月末から3月1日まで日本海で各種戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは海上戦闘訓練を実施した]

2017年3月9日に再び出航して日本海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で砲撃訓練を行なった]

2017年3月18日には親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と一緒に出航し、日本海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]

2017年3月28日にも「ワリャーグ」と一緒に出航し、各種防空戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で防空戦闘訓練を行なった]

2017年6月25日には他の太平洋艦隊の水上艦と共に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入り、、7月3日に対空防衛演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊主力水上部隊は対空戦闘演習を行なった]

2017年7月4日には超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイとロケット艇2隻は超音速対艦ミサイル"モスキート"を発射した]

2017年7月5日に再び宗谷海峡を通過して日本海へ入り、その後、ウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水上艦16隻はラ・ペルーズ海峡を通過して日本海へ入った]

その後の動向は明らかにされていませんが、ウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォート』でオーバーホールが行なわれていたようです。
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2018年6月4日、「ブイストルイ」は出航し、ウラジオストク南方のジェルトゥヒナ島で地上砲撃訓練を実施しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは地上目標へ130mm連装砲を発射した]

それから2週間後の6月19日、「ブイストルイ」は、基地掃海艇の支援下でウラジオストクを出航し、対空防衛などの演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは日本海で演習を行なった]

そして6月21日には、対空、対水上、対地砲撃訓練を行ないました。

ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルは2020年以降に建造を開始できる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年6月20日16時18分配信
【駆逐艦「リデル」の建造は2020年以降に開始できる】
カリーニングラード、6月20日-ロシア通信社ノーボスチ

「リデル」型駆逐艦の建造は、2020年以降に開始できる。
ロシア連邦海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は報道陣へ伝えた。

「設計素案の実行に関し、我々は最終的な決定を採択します。
近い内には技術的解決策が仕上げられ、2020年以降に建造します」

彼は話した。

以前に伝えられたように、駆逐艦「リデル」の草案設計23560(輸出ヴァージョン「シクヴァル」)『北方計画設計局』により開発された、
提示されている艦の全長は200メートル、幅20メートル、排水量は約17500トン。

「リデル」は30ノットの速力を発揮し、最大で90日間に渡る自立航行を行なう事が出来る。
駆逐艦の兵装は、およそ60基の対艦有翼ミサイル、128基の高射誘導ミサイル、16基の対潜誘導ミサイルとなる。



[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]
[ロシア海軍将来駆逐艦概念設計案・プロジェクト23560E「シクヴァル」]

ロシア海軍は、2000年代後半以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]
[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]

将来駆逐艦「リデル」は、原子力推進通常動力(ガスタービン)の2タイプの設計が進められていました。
[ロシア新世代駆逐艦は通常動力と核動力の2種類が設計される]

しかし現在では将来駆逐艦「リデル」の動力は原子力推進に決まっています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は原子力推進となる]
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる]

原子炉将来原子力空母と同型になるようです。
[ロシア海軍将来原子力空母は原子炉RITM-200を搭載するかもしれない]
ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の排水量は、前のクラス(プロジェクト956駆逐艦、約8000トン)よりも遥かに大きくなり、その打撃力は巡洋艦に匹敵すると述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは巡洋艦に匹敵する攻撃力を有する]

「リデル」の上部構造物には複合材料の使用も検討されています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の上部構造物は非金属複合材料で造られるかもしれない]

「リデル」の設計を担当する『北方計画設計局』は、実際にロシア海軍向けとして建造される艦の設計へ着手しています。
(これまでに公開されている模型は、「リデル」の概念設計案「シクヴァル」のものであり、このままの形で建造されるわけではない)
[ロシア海軍の為の将来原子力駆逐艦リデル級の設計が始まる]

「リデル」級駆逐艦は8隻の調達が予定されています。
[ロシア海軍は太平洋艦隊と北方艦隊の為に合計8隻の新世代原子力駆逐艦リデル級を発注する]

『統合造船業営団』副総裁イーゴリ・ポノマリョフ氏は、ロシアの造船所は、複数(2隻以上)の「リデル」級駆逐艦を同時に建造する事が可能であると発言しています。
[ロシアの造船所はロシア海軍の為の将来原子力駆逐艦リデル級を複数同時に建造できる]

「リデル」級駆逐艦ロシア連邦『2018-2027年の国家軍備プログラム』に含まれています。
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルの建造計画は中止されていない]

「リデル」級駆逐艦の設計概略はロシア国防省に承認されています。
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルの設計概略は承認された]
[ロシア海軍の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる事がロシア国防省に承認された]


「リデル」級の艦名は、まだ正式には決まっていませんが、艦名候補として「オルロフ-チェスメンスキー」(1770年のチェスマ海戦トルコ艦隊に勝利したロシア海軍の貴族提督アレクセイ・オルロフ伯爵)が挙げられています。
『イズベスチヤ』より
2017年3月31日0時1分配信
【原子力の「リデル」は「オルロフ-チェスメンスキー」となる】
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「リデル」級駆逐艦の建造を担当する造船所はサンクトペテルブルク『北方造船所』に決まったようです。
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サンクトペテルブルク『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)は設備の近代化を進めており、その一環として、2017年12月末に新たな船台を建造する契約へ署名しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年12月29日12時51分配信
【北方造船所は新たな船台を建設する契約を締結した】

2019年春頃に完成予定の『北方造船所』の新たな船台のサイズは、全長250メートル、幅140メートル、高さ75メートルとの事です。

今までの『北方造船所』の船台では、全長170メートル、幅20メートル、満載排水量12000トンまでの艦船しか建造できませんでした。

新たな船台の完成後、『北方造船所』「リデル」級駆逐艦の建造が可能となります。


以前には「リデル」級駆逐艦の建造開始は2025年になると言われていましたが、今回、ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、2020年以降には建造を開始できると言っています。
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルは2025年に建造を開始する]

ロシア海軍の新世代汎用ヘリコプター母艦プリボイ級1番艦セヴァストーポリは2020年以降に起工される

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『タス通信』より
2018年6月20日15時27分配信
【ロシアはヘリコプター母艦の建造を2020年以降に開始する】
カリーニングラード、6月20日/タス通信

ロシア汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)の設計及び建造は2020年以降に開始され、この時、新たな大型揚陸艦の設計が完了する。
水曜日、ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は報道陣へ伝えた。

「この艦は、造船プログラムに含まれており、その建造は、このプログラムの第2段階において実現し、それは2020年以降です。
汎用揚陸艦の設計後、我々は大型揚陸艦の設計を開始します」

彼は話したが、汎用揚陸艦の作業がどの計画設計局へ委託されたのかについては明らかにしなかった。

次に、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは、営団の枠組みで設計局間の「無条件の競争となる」事を指摘した。
「全く同じように、我々は艦の建造で他の北西の造船所と協業し、設計への従事に関しても、全く同様に設計局が参加しており、今日において、リソースに束縛されなければ、あらゆる技術、あらゆる設計文書の作業が完了します。
我々は海軍へ提案し、それに同意する事を望んでおります」

彼は話した。

以前、ロシア防衛産業企業体の情報提供者は、ロシア国防省『統合造船業営団』が国産のヘリコプター母艦の建造を造船工場『北方造船所』において2020年に開始する事で合意したと『タス通信』へ伝えた。
彼によると、このような艦は、合計2隻の作成が計画されている:1番艦は2024年に海軍へ引き渡されなければならず、2番艦は2022年の起工と2026年の海軍への引き渡しが予定されている。

以前に他の情報提供者が『タス通信』へ伝えた所によると、ヘリコプター母艦ディーゼル-ガスタービン装置を有する。
ディーゼルはメインエンジン、ガスタービンは出力を高める為に必要である。
彼によると、艦の航空群の基礎はヘリコプターKa-52Kで構成され、その引き渡しは、ヘリコプター母艦の引き渡しと同時期となる。
更に、艦にはヘリコプターKa-27、Ka-29、Ka-31が駐留する。

以前、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフは、最初のロシア製ヘリコプター母艦は2022年に姿を現すと報道陣へ伝えた。

[新たな揚陸艦]
ブルスク
は更に、海軍揚陸艦の新たな設計案を2020年に受け取り、2021年に工場『ヤンターリ』で建造を開始する予定であると述べた。

「今年に設計局は、この艦の設計作業へ着手します。
その後、設計の完了は、ちょうど2年後になると私共は見込んでおります。
この艦は『ヤンターリ』で起工される事になるでしょう。
建造開始は2021年になります」
彼は話した。

ブルスクは、この艦は大型揚陸艦「イワン・グレン」と同様の寸法になるが、新たな風貌の兵器及び機器を装備すると説明した。
航海性能は向上する。

ブルスクは、新プロジェクト大型揚陸艦海軍はどれだけ発注するのかについては明らかにしなかった。
「我々は、まずトップ艦を作成しなければならず、その後、生産数が決められます」
彼は話した。

以前に報じられたように、コルベット、フリゲート、駆逐艦を専門にしている『北方計画設計局』は、排水量約8000トンの根本的に新しい大型揚陸艦のプロジェクト作成を委託された。



2011年6月にロシアフランスへ2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)を発注し、「ウラジオストク」、「セヴァストーポリ」と命名された艦は2014年と2015年に引き渡される筈でしたが、フランスウクライナ情勢に関連して引き渡しを凍結しました。

2015年8月5日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンフランス大統領フランソワ・オランドは電話で会談し、「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の建造・供給契約の終了(破棄)を決定しました。
[ロシアとフランスはロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約を終了させた]

フランスロシアへ補償金として約9億5000万ユーロを支払い、2隻の「ミストラル」級に設置されたロシア製機器は全て取り外してロシアへ返却されました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約終了によりフランスはロシアへ9億4975万4849ユーロを支払う]
[ロシア海軍向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器は全てロシアへ到着した]
[ロシア向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器はロシア海軍へ引き渡される]

その後、2隻の「ミストラル」級エジプトへ売却されました。
(1番艦は「ガマール・アブドゥル=ナーセル」、2番艦は「アンワル・アッ=サーダート」と改名)

「ガマール・アブドゥル=ナーセル」(旧「ウラジオストク」):2016年6月2日にエジプト海軍へ引き渡し。
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「アンワル・アッ=サーダート」(旧「セヴァストーポリ」):2016年9月16日にエジプト海軍へ引き渡し。
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一方、ロシアは、以前からロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦(汎用ヘリコプター揚陸艦)の設計を進めており、2015年6月には、汎用ヘリコプター揚陸艦の概念設計案「ラヴィーナ」の詳細が公表されました。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]
[ロシア海軍の為の新たなヘリコプター揚陸艦の設計は進められている]

[汎用揚陸ヘリコプター母艦「ラヴィーナ」]
満載排水量:24000トン
全長:200メートル
幅:33メートル
吃水:5メートル
速力:22ノット
航続距離:5000海里
自立行動期間:60日
乗員:320名
積載能力:海軍歩兵隊員500名、各種戦闘車両50両
搭載機:ヘリコプター×16機(Ka-29、Ka-52K、Ka-27)
搭載艇:揚陸艇×6隻
兵装:AK-176MA 76mm単装砲×1基
高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」×2基
高射砲複合体「パラシ」×3基
AK-630M2「ドゥエト」30mm機関砲×2基


この概念設計案「ラヴィーナ」をベースにして、ロシア海軍向けとなる汎用ヘリコプター揚陸艦が設計され、実際に建造されることになります。
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の設計作業は進められている]

汎用ヘリコプター揚陸艦の為に新たな戦闘情報管理システムも開発されます。
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]

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搭載機は、元々は「ミストラル」用に開発された艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」などになります。
[ロシア海軍向けの艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランの供給契約は2019年に締結される]

Ka-52K「カトラン」の量産は2020年から開始される予定です。
[ロシア海軍向けの艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランの量産は2020年に始まる]

この他、ソ連時代に生産された戦闘輸送ヘリコプターKa-29も搭載されるようです。
Ka-29は1990年代以降は予備役として保管されていましたが、最近、修復が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は修復された戦闘輸送ヘリコプターKa-29を受領する]

「ミストラル」級が配備される予定だったウラジオストク南部ウリス湾では、埠頭の建設が続けられています。
[ウラジオストクのウリス湾ではロシア海軍の大型水上艦(ヘリコプター空母)の為の埠頭の建設が続けられる]
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「ロシア版ミストラル」の建造は『2018-2027年の国家軍備プログラム』の枠組みで開始される予定です。
[ロシア造船業界はロシア海軍の為の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造を開始する準備を整えている]

2017年5月、「ロシア防衛産業の匿名希望の情報提供者」は、2隻の調達が計画されている揚陸ヘリコプター揚陸艦の建造スケジュールの詳細を明らかにしました。
[ミストラル級の代わりとなる新たな揚陸ヘリコプター母艦2隻は2024年と2026年にロシア海軍へ引き渡される]

[汎用ヘリコプター揚陸艦]
・1番艦「セヴァストーポリ」:2020年起工/2024年就役予定
・2番艦:2022年起工/2026年就役予定


汎用ヘリコプター揚陸艦の機関は、ディーゼル/ガスタービン複合推進CODAG(COmbined Diesel And Gas turbine)となるとの事です。

これはディーゼルが巡航用、ガスタービンが増速用であり、ロシア海軍の新型艦では、プロジェクト22350フリゲートに採用されています。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

汎用ヘリコプター揚陸艦の1番艦の建造費は約400億ルーブルになると見積もられています。
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の1番艦の建造費は約400億ルーブルになる]

ロシア国防省(ロシア海軍)は、セヴァストーポリ市の要望に応え、汎用ヘリコプター揚陸艦の1番艦に「セヴァストーポリ」の名前を付ける事を決定しました。
[ウラジオストクとセヴァストーポリの名はロシア海軍の将来ヘリコプター揚陸艦へ与えられる]
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の1番艦はセヴァストーポリと命名される]

汎用ヘリコプター揚陸艦の建造を担当する造船所は、これまでに複数の候補が挙げられていましたが、サンクトペテルブルク『北方造船所』に決まりました。
[ロシア海軍の新世代汎用ヘリコプター母艦プリボイ級1番艦セヴァストーポリはサンクトペテルブルクの『北方造船所』で2020年に起工される]
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更に今回、汎用ヘリコプター揚陸艦の他に、新設計の大型揚陸艦の建造が2021年に開始される事がロシア海軍当局より明らかにされました。

この艦は、おそらくは以前に報じられた8000トン級揚陸艦の事でしょう。
[ロシア海軍の為に新たな8000トン級大型揚陸艦が開発される]

プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された

本日(2018年6月20日)、プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」がロシア連邦海軍へ就役しました。
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『タス通信』より
2018年6月20日14時31分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」はロシア海軍へ受領された】
カリーニングラード、6月20日/タス通信

大型揚陸艦「イワン・グレン」ロシア海軍の戦闘編制への受け入れ式典が開催された。
『タス通信』特派員が現地から伝えたように、艦は聖アンドレイ旗を掲揚した。

「イワン・グレン」は、ロシア現代史上において設計及び建造された初の揚陸艦であり、プロジェクト11711のトップ艦であり、『ネヴァ川計画設計局』により開発された。
艦の作業は、海軍の度重なる要求の為、20年以上が費やされた。

ロシア連邦海軍総司令官の指示の発表後、「イワン・グレン」北方艦隊コラ多種戦力小艦隊第121揚陸艦旅団へ編入され、海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は艦長ヴィクトール・ヴァシリエフ聖アンドレイ旗を手渡した。
乗組員は、敵を前にしても決して旗を下げない事を聖書に誓い、その後、旗竿へ掲揚した。

「イワン・グレン」造船工場『ヤンターリ』で2004年12月に起工され、2012年5月に進水した。
工場航行試験は2016年に始まった。
「イワン・グレン」の国家試験の受領書は6月2日に署名された。

更に工場では、2015年6月に起工され、2018年5月25日に進水した2番艦「ピョートル・モルグノフ」の建造が続けられている。

プロジェクト11711艦は約6000トンの排水量を有しており、これは、最近に建造された最大の水上艦である。
その前のプロジェクト11711(コード名「タピル」)大型揚陸艦は4300トンである。
ロシア連邦海軍において、このクラスの艦で最も数の多いプロジェクト775は4400トンである。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]

2018年4月3日、「イワン・グレン」国家受領試験を再開する為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは洋上試験再開の為にバルト海へ出航した]

5月4日までに試験は完了し、カリーニングラード造船所へ戻ってきました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

その後は造船所で検査が行なわれ、6月2日に完了しました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ引き渡す前の検査を完了した]

そして2018年6月20日、「イワン・グレン」ロシア海軍へ納入され、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典が開催されました。

ロシア海軍へ就役した「イワン・グレン」は、北方艦隊第121揚陸艦旅団(プロジェクト775大型揚陸艦4隻)へ編入されました。


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2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」は2018年5月25日に進水していますが、同型の建造は2隻で終了します。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは全ての試験を完了した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年6月19日8時39分配信
【最新通信船「イワン・フルス」はロシア海軍への加入の準備を完全に整えている】

月曜日・6月18日、『北方造船所』は、プロジェクト18280通信船「イワン・フルス」の国家試験の受領証書へ署名した。
納入文書への署名は、艦の国家受領委員会の代表ヴャチェスラフ・マホーリン1等海佐により行なわれた。
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造船企業の広報サービスは発表した。
近い内に「イワン・フルス」はロシア海軍へ加わる。


通信の保障、艦隊の統制、特殊任務の解決のために意図されている通信船は、ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍の常時の偵察活動の創設と発展に傑出した貢献を為したイワン・クジミチ・フルス中将(1922年9月29日-2002年12月28日)にちなんで命名された。
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「イワン・フルス」は、第2のプロジェクト18280偵察船であり、黒海艦隊への引き渡しが計画されている。
トップの偵察艦「ユーリー・イワノフ」は2015年11月から北方艦隊で勤務に就いている。

プロジェクト18280船は、現代的な電子デジタル制御システム、更には、自動通信システム及び電波航法システムを装備する。
経済性は向上している。

船の全長は95メートル、幅16メートル、排水量4000トン。
速力16ノット、航続距離8000海里、乗組員131名。



ロシア海軍新世代偵察艦プロジェクト18280の2番艦「イワン・フルス」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

起工から3年半後の2017年5月16日に進水しました。
[ロシア海軍の為の新世代偵察艦イワン・フルスはサンクトペテルブルクで進水した]



「イワン・フルス」は2017年5月末から造船所の岸壁で係留試験を開始し、2018年2月7日に工場航行試験へと出発しました。

[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは洋上試験を開始した]

それから2ヶ月以上経った4月20日の時点で、工場航行試験は80パーセントが完了していました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスはバルト海で洋上試験を行なっている]

「イワン・フルス」は4月27日までにサンクトペテルブルク『北方造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは工場航行試験を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]

その後、5月中旬から最終試験となる国家受領試験が始まり、6月18日までに完了しました。

「イワン・フルス」ロシア海軍への引き渡し時期は明確にされていませんが、おそらくは2018年7月中でしょう。

「イワン・フルス」は、2017年4月27日にトルコ沖で民間船と衝突して沈没した偵察艦「リマン」の代わりとして、黒海艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した]


プロジェクト18280偵察艦の1番艦「ユーリー・イワノフ」は、2014年12月末にロシア海軍へ納入され、2015年7月26日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式に就役しました。
2015年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着し、現在は北方艦隊の一員として任務を遂行しています。
[ロシア海軍最新鋭偵察艦ユーリー・イワノフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ボイキー"と"ストイーキー"は北大西洋へ行く

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年6月18日17時49分配信
【バルト艦隊艦船支隊は遠距離航海へ向かった】

コルベット「ボイキー」、「ストイーキー」、中型海洋給油船「コラ」、海洋曳船「コネツキー」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、計画遠距離航海任務を遂行する為、北大西洋へ入った。

支隊の艦には対潜ヘリコプターKa-27PLが在り、支隊の乗組員には、以前に特殊訓練を受けた海軍歩兵部隊が含まれる。

航海期間に艦の乗組員は、数多くの様々な戦闘演習任務を遂行し、その中には、合同通信練習、対空及び対潜防衛、更には、様々な手段による海上での物資補充がある。

コルベットに駐留する艦隊の海上航空隊艦上ヘリコプター乗員は、大西洋で飛行勤務を行ない、仮想敵潜水艦の捜索、水上目標の探知、捜索救助活動の訓練を実施する。

航海の主な目的は、大西洋の様々な海域における海軍の存在の保障及び聖アンドレイ旗のデモンストレーションに在る。



バルト艦隊には、2008年~2014年に就役した4隻のプロジェクト20380コルベット(「ステレグーシチー」、「ソーブラジテルヌイ」、「ボイキー」、「ストイーキー」)が配備されていますが、2016年夏以降、2隻ペアで定期的に北大西洋へ進出しています。

2016年6月、「ボイキー」(532、2013年5月16日就役)と「ストイーキー」(545、2014年7月27日就役)が北海へ進出しました。
(2016年6月中旬にバルチースクを出航し、7月5日に帰港)
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット2隻は北海から戻ってきた]

2016年10月には「ボイキー」「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)が北大西洋へ進出しています。
(2016年10月初頭にバルチースクを出航し、10月22日に帰港)
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット2隻は北大西洋から戻ってきた]

「ボイキー」「ソーブラジテルヌイ」は、2017年4月にも北大西洋へ進出しました。
(2017年4月7日バルチースクを出航し、5月1日に帰港)
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット2隻はバルチースクへ帰投した]

2017年6月には「ボイキー」「ステレグーシチー」(550、2008年2月27日就役)が北海へ進出しています。
[ロシア海軍バルト艦隊の新鋭コルベット"ボイキー"と"ステレグーシチー"は北海での戦闘演習を終えてバルト海へ戻った]

「ボイキー」「ソーブラジテルヌイ」は、、2017年10月14日から2018年1月14日まで地中海、アデン湾への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の新鋭コルベットは地中海・アデン湾遠征を終えて帰投した]


そして2018年6月18日、今度は「ボイキー」「ストイーキー」北海へ進出しました。

ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は東シナ海で対テロ演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2018年6月19日7時43分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は東シナ海で対テロ演習を実施した】

本日、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、中型海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、沿海地方海軍歩兵連合部隊対テログループの演習を東シナ海で実施した。

海軍歩兵隊員は、艦の乗組員と協同で小型高速目標の攻撃を撃退する訓練を行ない、狭い海域及び海峡ゾーンを通過する艦の防護及び防衛を、より完全なものにした。
更に、標準的な手順による疑わしい船の検査の訓練を行ない、臨検チームの舟艇による船への乗船及び下船の活動へ取り組んだ。

演習の最後に、大型対潜艦は、航行中に中型海洋給油船「ペチェンガ」から燃料と水の補充を行ない、遠距離航海任務の遂行を継続する。



大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)と「アドミラル・トリブツ」(564、1986年2月15日就役)、そして中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年10月1日就役)から成る太平洋艦隊艦船支隊は、2018年5月7日にウラジオストクを出航し、アジア-太平洋地域への遠距離航海へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはアジア太平洋地域への遠洋航海へ出発した]

太平洋艦隊艦船支隊は、ロシア連邦の祝日である5月9日の『勝利の日』(対独戦勝記念日)日本海で迎えました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは日本海で対独戦勝記念日を祝った]

同日(5月9日)に対馬海峡を通過し、東シナ海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは対馬海峡を通過して東シナ海へ入った]

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その後、太平洋艦隊艦船支隊フィリピン海へ入り、艦載ヘリコプターKa-27PLを使用した演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはフィリピン海で演習を行なった]

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太平洋艦隊艦船支隊は5月22日にカンボジアシアヌークビル(コンポン・ソム)を訪れました。
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5月26日にシアヌークビル(コンポン・ソム)を出航し、カンボジア海軍と合同演習を行なった後、同国を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はコンポン・ソム港(シアヌークビル)を抜錨し、カンボジア海軍と合同演習を行なった]

翌5月27日、隣国タイサッタヒープ港へ入港しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイのサッタヒープを訪れた]

5月28日、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」サッタヒープで一般公開されました。
[タイを訪問中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは一般公開された]

5月31日に太平洋艦隊艦船支隊サッタヒープ港を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイのサッタヒープ港を去った]

6月3日、隣国ベトナムカムラン港へ入港しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はベトナムのカムラン港を訪れた]

6月6日にカムラン港を出航し、ベトナム海軍と合同演習を行なった後、同国を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はベトナムのカムラン港を去り、ベトナム海軍と合同演習を行なった]

ベトナムを去った艦船支隊は東へ向かい、6月9日にフィリピンマニラ港へ入港しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はフィリピンのマニラを訪れた]

艦船支隊は6月14日にマニラを出航し、フィリピン海軍と合同演習を行なった後、同国から去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はフィリピンのマニラを去り、フィリピン海軍と合同演習を行なった]

その後、艦船支隊は北上して東シナ海へ移動し、支隊の各艦に乗っている海軍歩兵隊員~沿海地方第155独立海軍歩兵旅団から派遣された対テログループの演習を行ないました。
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ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは日本海で演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2018年6月19日4時37分配信
【太平洋艦隊の駆逐艦「ブイストルイ」は演習中に仮想敵艦支隊への攻撃へ取り組んだ】

第1段階において、基地掃海艇BT-245及びBT-256を含む掃海艦艇グループは、駆逐艦が主要基地から出航する際の掃海を行ない、先導を保障した。

戦闘訓練射爆場の1つで太平洋艦隊将兵は、航空隊遠距離対潜航空機Tu-142が仮想敵側を演じ、対空防衛演習を実施した。
海上移動の際に乗組員は艦のダメージコントロール演習を行ない、更に船員は、人員の救助と艦上での治療活動を、より完全なものとした。

本日、「ブイストルイ」は、2隻のロケット艇R-29R-261で構成される戦術艦艇グループと協同で、水上艦支隊への主要ミサイル複合体による組織的な打撃へ取り組んだ。
演習中に駆逐艦は電波電子妨害の設置を行なった。

駆逐艦は海上での任務遂行を続ける。



今や太平洋艦隊で唯一稼働状態に在るプロジェクト956駆逐艦となった「ブイストルイ」(1989年10月28日就役)は、2015年8月下旬に日本海で実施されたロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]

2015年11月2日にウラジオストクを出航してインドへ向かい、インド海軍との合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加しました。
2016年1月26日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』(2015年12月)]

その後、2016年6月20日に宗谷海峡を東進し、7月10日に同海峡を西進しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡通過(2016年6月20日)]
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇は宗谷海峡を西進した]

2016年10月15日にウラジオストクを出航してインドネシアへ行き、その後、11月21日までにウラジオストクへ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した]

2017年2月末から3月1日まで日本海で各種戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは海上戦闘訓練を実施した]

2017年3月9日に再び出航して日本海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で砲撃訓練を行なった]

2017年3月18日には親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と一緒に出航し、日本海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]

2017年3月28日にも「ワリャーグ」と一緒に出航し、各種防空戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で防空戦闘訓練を行なった]

2017年6月25日には他の太平洋艦隊の水上艦と共に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入り、、7月3日に対空防衛演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊主力水上部隊は対空戦闘演習を行なった]

2017年7月4日には超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイとロケット艇2隻は超音速対艦ミサイル"モスキート"を発射した]

2017年7月5日に再び宗谷海峡を通過して日本海へ入り、その後、ウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水上艦16隻はラ・ペルーズ海峡を通過して日本海へ入った]

その後の動向は明らかにされていませんが、ウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォート』でオーバーホールが行なわれていたようです。
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2018年6月4日、「ブイストルイ」は出航し、ウラジオストク南方のジェルトゥヒナ島で地上砲撃訓練を実施しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは地上目標へ130mm連装砲を発射した]

それから2週間後の6月19日、「ブイストルイ」は、基地掃海艇の支援下でウラジオストクを出航し、対空防衛などの演習を実施しました。

ウラジオストク南部のウリス湾に駐留する第165水上艦旅団第2親衛ロケット艇大隊に所属するロケット艇R-29(2003年9月24日就役)とR-261(1988年12月31日就役)も、「ブイストルイ」と行動を共にしました。