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ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型コルベット"グロームキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレからウラジオストクへの移動を開始した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年8月16日13時30分配信
【コルベット「グロームキー」は沿海地方の『アムール造船工場』艤装基盤へ向かった】

『アムール造船工場』は同社水域からプロジェクト20380コルベット「グロームキー」を退出させた。
3隻の河川曳船の助力でコルベットを載せた浮きドックは曳航され、無事に工場領域を去り、沿海地方の『アムール造船工場』艤装基盤へ進路を取った。


『アムール造船工場』広報サービスが伝えたように、タタール海峡へ出た後、河川曳船海洋曳船と交代し、日本海まで「グロームキー」の移動を続ける。

この受注品の為の造船台での建造期間及び艤装作業の大部分は終わっている。
ウラジオストク『アムール造船工場』艤装基盤において、艦には、係留試験、最も重要な段階~工場航行試験及び国家受領試験の開始が待ち受けている。

以前、コルベット「グロームキー」では、乗組員が正式に居住し、戦闘艦へ段階的に受け入れられた。

「グロームキー」は、太平洋艦隊の為に意図されたプロジェクト20380コルベット『アムール』シリーズの2隻目である。
1隻目の艦「ソヴェルシェーンヌイ」は、2017年7月に海軍へ引き渡された。

プロジェクト20380コルベットの全長は100メートル以上、排水量は2220トンである。
航続距離は4000海里。
兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、魚雷、主口径砲、擲弾発射機である。
艦尾には、ヘリコプターKa-27の対潜ヴァージョンの駐留の為のヘリコプター発着場格納庫が在る。



[プロジェクト20380/20385コルベット]
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ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの2隻目となる「グロームキー」は、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で2012年4月20日に起工されました。
[新世代コルベット「グロームキー」は起工された]

当初は2015年の引き渡しが予定されていましたが、建造工事は遅延しています。
[ロシア海軍の為のプロジェクト20380コルベット"グロームキー"の建造は対ロシア制裁の影響により遅延する]

起工から5年以上が経過した2017年7月28日に造船台を出渠しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト20380コルベット"グロームキー"は造船台を出渠した]



契約軍人のみで構成される「グロームキー」乗組員は、2017年10月末までに編成を完了しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月1日4時21分配信
【太平洋艦隊は新たなコルベット「グロームキー」の乗組員の形成を完了した】

「グロームキー」乗組員は、11月24日にサンクトペテルブルク海軍統合訓練センターへ到着しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年11月24日15時38分配信
【コルベット「グロームキー」の乗組員は研修の為にサンクトペテルブルクへ到着した】

2018年2月7日、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』を視察に訪れたロシア国防次官ユーリー・ボリソフ氏は、「グロームキー」は2018年末にロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡されると発言しました。
[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"は2018年末にロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]

2018年5月下旬、サンクトペテルブルクでの研修を終えた乗組員が『アムール造船工場』へ到着しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2018年5月27日17時5分配信
【アムール造船工場は最新のプロジェクト20380コルベットの加入の為の作業を続けている】

乗組員は6月下旬から「グロームキー」艦内への居住を開始しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年6月21日8時59分配信
【最新コルベット「グロームキー」乗組員は、造船工場から艦の受け入れを開始した】

そして8月中旬、「グロームキー」は浮きドックに載せられ、ウラジオストクへの移動を開始しました。

「グロームキー」ウラジオストクへ移動した後、同地をベースにして洋上試験を行ないます。

「グロームキー」は、2018年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
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ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年8月16日13時38分配信
【「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めて黒海で「カリブル」の射撃を実施した】
モスクワ、8月16日-ロシア通信社ノーボスチ

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、黒海水域で初めてミサイル複合体「カリブル」の射撃を実施した。
黒海艦隊情報供給部長アレクセイ・ルリョフは発表した。

彼によると、フリゲートの乗組員は、複合体「カリブル」により海上目標へミサイル打撃を与え、およそ80kmに在る仮想敵艦を撃破した。

ルリョフは、ミサイル射撃を実施する海上射爆場は、安全保障の為に船舶航行が禁止された事を指摘した。

「射爆場を閉鎖する任務は、11隻の戦闘艦及び補助船、更には黒海艦隊海上航空隊の航空機により遂行されました」
彼は付け加えた。



黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)は、2017年12月1日頃にセヴァストーポリを出港し、12月2日にはボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
『インタファクス』より
2017年12月2日2時33分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海の海軍連合部隊へ補充された】

2017年12月20日には地中海東部艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年12月20日11時51分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」艦上航空隊のヘリコプターは地中海で計画飛行を実施した】

「アドミラル・グリゴロヴィチ」地中海東部で2018年の元旦を迎えました。

2018年1月6日にはキプロス島リマソール港へ寄港しました。
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1月29日に艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部で艦上対潜ヘリコプターKa-27PLの飛行訓練を行なった]

3月2日に地中海東部で各種の演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部で戦闘演習を行なった]

その後も地中海東部に留まり、アメリカイギリスなどの艦船を監視していました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でアメリカ海軍などの軍艦を追尾している]
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でイギリスのアスチュート級原潜を追尾した]

2018年4月下旬、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」、警備艦「プイトリーヴイ」、「スメトリーヴイ」の4隻は地中海東部で演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を続けている]

5月末、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を実施した]

2018年5月31日、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」警備艦「プイトリーヴイ」ダーダネルス海峡ボスポラス海峡を通過して地中海を去り、母港セヴァストーポリへの帰路に就きました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

翌6月1日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」セヴァストーポリへ帰投しました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部(シリア沖)からセヴァストーポリへ帰投した]

7月29日の『ロシア海軍の日』にはセヴァストーポリの観艦式へ参加しました。

そして8月16日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、黒海有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)を発射しました。

これまでに「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、バレンツ海で「カリブル」の発射試験を行ない、シリア沖から『イラク・レバントのイスラム国』(ISIL)の施設を「カリブル」で攻撃した事はありますが、黒海で発射するのは今回が初めてです。

遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはペトロパヴロフスク・カムチャツキーを訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア海軍情報供給グループ発表
2018年8月17日0時2分配信
【ロシア海軍の練習艦「ペレコプ」は初めてペトロパヴロフスク・カムチャツキーへの寄港を行なった】

ユニークな遠距離航海の枠組みで、ロシア海軍練習艦「ペレコプ」は初めてペトロパヴロフスク・カムチャツキーへの寄港を行なった。
艦内には、150名以上のS.O.マカロフ記念太平洋艦隊海軍兵学校生徒、60名のナヒーモフ海軍学校ウラジオストク分校の生徒、更には沿海地方全連邦軍事スポーツ少年団員が居る。
航海指揮官は、S.O.マカロフ記念太平洋艦隊海軍兵学校の校長オレグ・ジュラヴリェフ少将である。

艦のペトロパヴロフスク・カムチャツキーへの寄港は、8月23日まで続き、その後、練習艦「ペレコプ」は遠距離航海を続け、艦内の生徒は、初めて北海航路へ行く。
艦は9月12日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市への到着が計画されており、海洋実習を行なう生徒は交代する。
セヴェロモルスクセヴァストーポリへのルートでは、練習艦「ペレコプ」の艦内で約300名の海軍総合技術大学校(プーシキン市)及びバルト海軍大学校(カリーニングラード市)の生徒が実習を行なう。

練習艦「ペレコプ」の航海は、ロシア海軍総司令部により組織されており、海軍教育機関の生徒の高い効率での海洋実習任務の遂行へ指向されている。
特別な航海の特徴は、生徒が様々な緯度の世界の大洋の航海上の特徴を考慮した特別な実地技量を得る機会にある。

練習艦「ペレコプ」は8月9日にウラジオストクを出航し、8月12日から14日までコルサコフ港への寄港を行なった。

海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は、練習艦「ペレコプ」の航海の全段階のルート:セヴァストーポリ~ウラジオストク~ペトロパヴロフスク・カムチャツキー~セヴェロモルスク~セヴァストーポリと、その後~の航海の結果の全面的な分析という課題を海軍の軍事訓練研究センター幹部へ与えた。
この分析結果は、海軍研修施設の中での組織的な生徒の海上実習作業の考慮の為に影響する。

海軍総司令官は更に、練習艦「ペレコプ」ペトロパヴロフスク・カムチャツキーへの停泊期間中の全ステップにおける北極圏航海の為の艦の電波工学兵装、居住保障システム、標準設備の綿密な準備を幹部へ命じた。

練習艦「ペレコプ」の遠距離航海段階は、黒海艦隊太平洋艦隊の海軍教育機関の生徒の海上実習を行なう目的で4月1日に始まり、その枠組みで、地理学上の観点から練習航海史上初めて練習艦「ペレコプ」セヴァストーポリ~ウラジオストク~北海航路~セヴェロモルスク~セヴァストーポリへの移動を行なう。



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プロジェクト877練習艦の2番艦「ペレコプ」は、ポーランドグダニスク造船所で1976年4月24日に起工され、1976年12月11日に進水し、1977年9月30日にソ連海軍へ就役しました。

現在はバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。

「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)

復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年8月にギリシャピレウス、9月にはポルトガルリスボンを訪れました。



今年の「ペレコプ」の遠洋実習航海は、これまでの地中海黒海(セヴァストーポリ)だけではなく、極東方面(ウラジオストク)、更には北極海まで行く事になります。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプは北極海及び極東への遠洋実習航海を準備する]
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2018年3月1日、「ペレコプ」サンクトペテルブルク海軍兵学校の生徒を乗せてクロンシュタット港を抜錨し、遠洋実習航海へと出発しました。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプは士官候補生の遠洋実習航海へ出発した]

3月5日には北海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは北海へ入った]

「ペレコプ」ヨーロッパ大陸沿いに南下し、3月9日にはラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは英仏海峡を通過した]

その後、更にヨーロッパ大陸に沿って南下し、3月12日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは地中海へ入った]
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「ペレコプ」地中海を東進して3月17日にはボスポラス海峡を北上し、黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ入港しました。

ここでクロンシュタット港から乗っていた生徒は艦を降り、新たにサンクトペテルブルク海軍兵学校から200名以上の生徒が3月26日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍兵学校の生徒はセヴァストーポリからウラジオストクまでの遠洋実習航海へ参加する]

4月1日、「ペレコプ」セヴァストーポリを抜錨し、ウラジオストクへ向かいました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはセヴァストーポリを抜錨し、ウラジオストクへ向かった]

翌4月2日にはボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過してエーゲ海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過してエーゲ海へ入る]

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4月7日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

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4月11日には海賊出没海域であるアデン湾へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはアデン湾へ入った]

4月12日にはアデン湾を抜けてアラビア海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはアラビア海へ入った]

「ペレコプ」は、2018年4月18日から22日までスリランカコロンボ港を訪問しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボを訪れる]
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボへ入港した]
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボを去り、インドネシアのジャカルタへ向かった]

4月29日から5月1日までインドネシアタンジュンプリオク港(ジャカルタ)を訪問しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはインドネシアのタンジュンプリオク港へ到着した]

その後、5月4日から9日までインドネシア近海で実施された多国籍海軍演習『KOMODO-2018』へ参加しました。
【多国籍海軍演習『KOMODO-2018』公式サイト】



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演習が終わった後、「ペレコプ」パプアニューギニアの首都ポートモレスビーへ向かいました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはパプアニューギニアの首都ポートモレスビーへ行く]

5月16日、「ペレコプ」ポートモレスビーへ入港しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはパプアニューギニアの首都ポートモレスビーを訪れた]


5月19日にポートモレスビーを出航した後の動向は公表されていませんが、おそらくは中部太平洋を北上してウラジオストクへ向かったようです。
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6月3日、「ペレコプ」ウラジオストクへ入港しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはウラジオストクへ入港した]
無論、「ペレコプ」にとっては、就役後初のウラジオストク寄港となります。

その後も「ペレコプ」ウラジオストクへ滞在し、7月29日の『ロシア海軍の日』ウラジオストクで行なわれた太平洋艦隊の観艦式へ参加しました。
[練習艦ペレコプは7月29日の『ロシア海軍の日』にウラジオストクの観艦式へ参加する]

8月9日、「ペレコプ」ウラジオストクを出航しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはウラジオストクを抜錨して北極海へ向かった]

8月12日から14日までサハリン南部コルサコフへ寄港した後、8月17日にカムチャツカ半島ペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ到着しました。
(つまり、8月11日頃に宗谷海峡を通過)

「ペレコプ」は8月23日までペトロパヴロフスク・カムチャツキーに滞在し、その後、北極海へ向かいます。

ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは地中海東部へ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
【地中海の海軍艦船グループへ黒海艦隊の最新小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」が補充された】

黒海艦隊の最新小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、セヴァストーポリから地中海への計画移動を行なっている。

現在、艦の乗組員は、黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスの通過を行なっている。

艦は遠海ゾーンの海軍常設連合部隊の一員として加わり、意図された任務の遂行へ着手する。

小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、6月1日に黒海艦隊へ受け入れられた。
以前、特別錬成任務の枠組みにおいて、艦の乗組員は複合訓練を成功裏に実施し、その後、砲兵器から海上、沿岸、空中目標への砲射撃を行なった。



[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水しました。

「ブヤン-M」の1~5番艦はドイツMTU社製ディーゼルエンジンを装備していましたが、ヨーロッパ連合対ロシア制裁により以後の供給が停止した為、6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」以降は、最も手っ取り早い代替案として、ドイツ製ディーゼルをライセンス生産した中国製ディーゼルエンジンを装備する事になりました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦ブヤン-Mの6番艦以降は中国製ディーゼルエンジンを装備する]

艤装を完了した「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は、7月下旬から8月初頭に掛けて内陸水路経由でゼレノドリスクからノヴォロシースクへ回航されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはノヴォロシースクへ回航された]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海での航行試験の準備を行なっている]
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9月5日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は洋上試験の為に初めて出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で洋上試験を開始した]

9月19日からは、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)と洋上での合同訓練を開始しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"との合同訓練を行なう]

工場航行試験は2017年10月末に完了し、11月10日から国家受領試験が始まりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年11月10日17時2分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家試験が始まった】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海東部(ノヴォロシースク近辺)で洋上試験を行なっていますが、12月中旬頃から同海域の天候が悪化し、洋上試験は何度も中断を余儀なくされました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月13日11時59分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の試験は天候に妨げられている】

「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ロシア海軍への引き渡しは2017年末に予定されていましたが、12月末になっても試験が完了しなかった為、2018年に延期されることになりました。
[第6のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

2018年4月初頭、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の国家受領試験は再開されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは洋上試験を再開した]

建造元の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」を2018年4月30日にロシア海軍へ引き渡すつもりでしたが、4月末になっても国家受領試験は終わらず、またも2018年5月末に延期されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは2018年4月30日に就役する]
[ブヤン-M小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークのロシア海軍への引き渡しは2018年5月末に延期された]

2018年5月25日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークはセヴァストーポリへ到着した]

2018年6月1日、正式な就役式典である聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、黒海艦隊へ編入されました。

[プロジェクト21631小型ロケット艦の6番艦ヴイシニー・ヴォロチョークはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

就役後、慣熟訓練の為、黒海へ出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは出航準備を始めた]

その後、黒海で、海上・沿岸・空中目標への砲撃、機雷掃討、泊地での艦の防護、ダメージコントロールなどの演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年6月19日16時30分配信
【最新小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」乗組員は黒海での戦闘演習任務を成功裏に遂行した】

6月28日には前線爆撃機Su-24を敵機に見立てた対空防衛演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で対空防衛演習を行なった]

7月29日の『ロシア海軍の日』にはセヴァストーポリの観艦式へ参加しました。


8月7日にも黒海100mm砲の砲撃訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年8月7日17時12分配信
【黒海艦隊の小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は仮想敵の船の行動をブロックした】
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そして8月14日~15日頃にセヴァストーポリを出航し、8月16日にはボスポラス海峡へ入りました。

今後、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」ダーダネルス海峡も通過して地中海へ入り、地中海東部(シリア沖)へ向かいます。

既に地中海東部(シリア沖)には、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」の同型艦2隻(「グラード・スヴィヤージスク」、「ヴェリキー・ウスチュグ」)が6月下旬から滞在しています。


現在、地中海東部には、以下のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊):2018年8月6日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「トゥルビニスト」(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「キルディン」(黒海艦隊):2018年6月9日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇P-433(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-82(バルト艦隊):2018年8月上旬に地中海東部へ到着

ロシア海軍太平洋艦隊の揚陸艦部隊はオホーツク海南部へ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年8月16日0時19分配信
【太平洋艦隊の大型揚陸艦、小型対潜艦、ロケット艇は揚陸支隊を構成して合同演習を実施した】

沿海地方で、太平洋艦隊海軍歩兵部隊、大型揚陸艦及び水域防護艦連合部隊の計画試験戦術演習が実施され、その中で、艦への揚陸部隊の積載と、その無防備の海岸の上陸場所への移送への取り組みが行なわれた。

大型揚陸艦「ペレスヴェート」「ニコライ・ヴィルコフ」は、ウラジオストク近郊のデサントナヤ湾において、曳船の支援を受けて艦内へ歩兵戦闘車両BMP-2、自走砲装置「グヴォズディカ」、海軍歩兵大隊要員を受け入れ、その後、海上へ出た。
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指定海域で揚陸支隊が形成され、防護部隊小型対潜艦ロケット艇が加わった。
艦艇の海上移動の際、全ての種類の組織的防衛へ取り組み、合同戦術操艦及び通信訓練を実施した。

今後、支隊オホーツク海南部での行動が計画されている。
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演習には、6隻の戦闘艦、約30両の戦闘車両及び300名以上の海軍歩兵隊員が関わる。



大型揚陸艦「ペレスヴェート」(「077」、1991年4月10日就役)と「ニコライ・ヴィルコフ」(「081」、1974年7月30日就役)は、最近では、2018年6月中旬に日本海及びオホーツク海で実施された太平洋艦隊の演習へ参加しています。
[日本海及びオホーツク海で実施されるロシア太平洋艦隊の演習には約50隻の艦船が参加する]
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦4隻は日本海で対潜演習を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦2隻とロケット艇2隻は日本海で演習を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦3隻と揚陸艇3隻は沿海地方で上陸演習を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦船は日本海で砲撃訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦船は引き続き日本海で砲撃訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊のロケット艇R-14とR-18は日本海で超音速対艦ミサイル"モスキート"を発射した]

大型揚陸艦「ペレスヴェート」は、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』ウラジオストクで行なわれた観艦式へ参加し、水上から水陸両用車両発進のデモンストレーションを行ないました。
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大型揚陸艦「ニコライ・ヴィルコフ」は、8月5日にも沿海地方クレルカ岬で揚陸訓練を行ないました。
この時には、20両以上の車両(BTR-82AとBMP-2)、約100名の海軍歩兵隊員を上陸させています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年8月5日6時13分配信
【太平洋艦隊の大型揚陸艦は揚陸部隊を積載し、無防備の海岸へ上陸させる訓練を海軍歩兵と合同で実施した】


そして8月16日早朝、大型揚陸艦「ペレスヴェート」「ニコライ・ヴィルコフ」小型対潜艦、ロケット艇揚陸部隊を形成し、ウラジオストクを出航しました。

小型対潜艦ロケット艇の名前は公表されていませんが、ウラジオストク南部のウリス湾に駐留する第165水上艦旅団第11水域防護艦大隊所属の小型対潜艦(4隻)と、第2親衛ロケット艇大隊所属のロケット艇(11隻)の何れかでしょう。
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揚陸部隊「オホーツク海南部」での行動が計画されているとの事ですから、この海域の何れかの海岸で揚陸演習を行なうようです。
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ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはアルジェを訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年8月15日16時27分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と大型対潜艦「セヴェロモルスク」はアルジェへの業務寄港を行なった】

本日、遠距離航海任務を遂行している北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、アルジェへの業務寄港を行なった。

ロシア艦の業務寄港プログラムにおいて、前日夜にアルジェリア人民民主共和国の首都へ到着した北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ大将と、アルジェロシア連邦大使館代表団が参加する一連の表敬行事が提示される。

北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ大将アルジェリア海軍司令官モハメド・ハウリ少将北方艦隊戦闘艦支隊司令部とアルジェリア海軍中央海軍管区司令部の会合が計画されている。

アルジェリアへの滞在時、ロシア船員アルジェリア人民民主共和国の首都アルジェ市の名所を見物し、ティパザ市露天考古学博物館を訪れる。

北方艦隊将兵とアルジェリア軍事船員は、サッカーの合同スポーツ競技会を開催する。

北方艦隊艦船支隊アルジェへの業務寄港は日曜日まで続く。

7月5日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市から出て以来、北方艦隊戦闘艦は6300海里以上を走破した。
彼らはクロンシュタット市主要海軍パレード北方艦隊を代表し、バルト艦隊及び黒海艦隊の艦と共にバルト海の艦隊間演習へ参加した。



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北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(「055」、1986年11月5日就役、2016年12月末に近代化改装完了)及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」(「619」、1988年1月24日就役)は、『ロシア海軍の日』(7月29日)にクロンシュタットで行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、2018年7月4日にセヴェロモルスク基地を出航しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はセヴェロモルスク基地を出航した]

2018年7月15日、『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する他の北方艦隊所属艦と共にフィンランド湾へ到着しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後、他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットを去り、8月1日から他の艦隊の観艦式参加艦と共にバルト海で演習を開始しました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]

演習終了後、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」バルト海から北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは英仏海峡へ向かった]

8月8日にラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、8月9日から大西洋北部で演習を開始しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは北大西洋で演習を開始した]

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8月11日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

そして8月15日にアルジェリアの首都アルジェへ入港しました。
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ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはポート・スーダンを訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年8月15日15時34分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はポート・スーダンへ寄港した】

アデン湾海域で対海賊当直任務を遂行しているバルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、紅海へ入り、ポート・スーダン(スーダン共和国)を業務寄港の為に訪れた。

ロシア警備艦アフリカの港への業務寄港中、軍事船員は必要な艦内物資である水と食料を補充し、当直及び見張りから解放された一部の乗組員は沿岸で休養する。
この他、3日間の滞在中、ロシア軍事船員は、必要な定期作業及び艦の点検を行なう。

警備艦は4月15日に軍港バルチースク市を去った。
艦の遠距離航海の主な課題は、聖アンドレイ旗のデモンストレーション、戦闘訓練計画に沿った任務の遂行、更には、アデン湾及びアフリカの角海域における民間船舶航行の安全の保障に在る。



バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年7月24日就役)は、2018年4月15日に給油船「レナ」(1966年12月28日就役)と共にバルチースク基地を抜錨し、通算6回目となる地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ向かった]

その後、バルト海を出て北海へ入り、4月21日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]

4月23日、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部から戻ってくる大型揚陸艦「ミンスク」北大西洋で会合し、合同演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大型揚陸艦ミンスクは北大西洋で演習を行なった]

4月26日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

5月5日にキプロスリマソール(レメソス)港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを訪れた]
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5月7日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを去った]

その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部に滞在しているアメリカ海軍原子力空母「ハリー・S・トルーマン」を中核とする空母機動部隊を追跡しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアメリカ海軍空母部隊を追尾している]

6月下旬に再びキプロスリマソール港へ寄港し、6月25日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスのリマソール港を去った]

7月中旬に三度キプロスリマソール港へ寄港し、7月18日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロス訪問を終えた]

翌7月19日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部対潜ヘリコプターKa-27PLの飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海東部でヘリコプターの飛行訓練を行なった]

その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」スエズ運河を通過し、7月24日には紅海へ入りました。
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[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

7月29日、3度目となるアデン湾での海賊対処任務へ就き、同海域を東へ通過する民間船の船団形成を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務に就く]

その後、ジブチへ寄港し、8月7日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブチ訪問を終えた]
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8月11日にはアデン湾で各種演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で演習を行なった]

そして8月15日、スーダン共和国ポート・スーダンへ寄港しました。
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ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はディクソン港へ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年8月14日19時1分配信
【北方艦隊の艦船はディクソン港へ到着した】

本日(8月14日)、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」率いる北方艦隊艦・支援船支隊は、ロシア大陸部最北の港~ディクソンへ到着した。
艦船は港の泊地へ投錨した。

ディクソン港泊地への停泊中、北方艦隊の軍事船員は、北極の港へ停泊している船の乗組員へ緊急の医療援助を与える演習を行なう。
演習中に北方艦隊将兵は、捜索救助艦載ヘリコプターKa-27、更には高速艇という選択肢による大型対潜艦の艦上への仮想病人及び負傷者の緊急搬送へ取り組む。

ディクソン港へ寄港するまでに北方艦隊艦・支援船支隊は、バレンツ海水域でロシア連邦の経済活動施設に様々な危機的状況が発生した場合の安全を保障する為の演習を実施した。

バレンツ海の移動段階で大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」乗組員は更に、海上移動中の艦船支隊の組織的対潜及び対空防衛の為の一連の演習を実施した。

北方艦隊艦・支援船支隊による今度の北極圏航海は8月8日に始まった。
支隊は移動中に1400海里以上を走破した。



2018年8月8日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊は、7度目となる北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は7回目の北極圏航海へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊](指揮官オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
給油船「セルゲイ・オシポフ」
救助曳船「パミール」
サルベージ船KIL-143


バレンツ海を航行中、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、同海域で操業している漁船のモニタリング及び監視を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で漁業監視を行なった]

8月12日には、北極海で運用される石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する為の演習を実施しました。
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[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は石油採掘プラットフォーム防衛演習を行なった]

8月13日にはカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はカラ海へ入った]

そして8月14日、ロシア最北の港町ディクソンへ入港しました。
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ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦のガスタービンエンジンはロシア国内で製造されている

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年8月10日8時0分配信
【情報筋:「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートの為のタービンエンジンは全て用意される】

プロジェクト22350フリゲートの最後の2隻、「アドミラル・ゴロフコ」と「アドミラル・イサコフ」の為のガスタービンエンジンは用意される。
『Mil.Press FlotProm』は、業界の高位の情報提供者より伝えられた。
彼によると、これらのガスタービンエンジンは完全に国内製であり、ルイビンスクの『サトゥルン』で製造されている。


艦の動力装置減速装置一式は、サンクトペテルブルク『ズヴェズダー』で製造される。
同社の情報提供者は、集合体の更なる用意は無いが、現在の『ズヴェズダー』幹部はルイビンスク『サトゥルン』との製造交渉を行なっていると記者へ通知した。

7月28日のプロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」海軍への引き渡し式典の際、『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは、最後の2隻のフリゲートの為のガスタービンエンジンは国内で生産されると『Mil.Press FlotProm』記者へ語った。
彼は更に、これらの艦は期限内に建造される事を確信していると表明した。

[『Mil.Press FlotProm』参考資料]
ウクライナ
との軍事技術協力が中断されるまでに、『北方造船所』は、プロジェクト22350のトップ艦と最初の生産艦の為の動力装置一式を完全に受け取る事ができた。
次のフリゲートシリーズ~「アドミラル・ゴロフコ」(工場番号923)の為の設備は、完全には受け取れなかった。

『統合エンジン製造営団サトゥルン』は、2014年から国産の艦載ガスタービンエンジンを開発している。
2017年4月、同社は出力20.2メガワットのM90FR装置のモデルを提示した。
タービンのエネルギー効率は、ウクライナで製造された同類の32パーセントに対し、36パーセントになると表明された。
最初の2組の集合体の受領を『北方造船所』は2018年末までに計画している。



ソ連/ロシア艦船用ガスタービンエンジンの製造には、ロシア「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」ウクライナ「ゾーリャ機械設計」が関わっており、エンジンの最終組立は「ゾーリャ機械設計」で行なわれていました。
(主要部品はロシアの企業で製造し、それをウクライナへ送って最終組み立て)

【科学生産合同「サトゥルン」公式サイト】
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【『科学製造合同アヴローラ』公式サイト】
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【国営企業ガスタービン製造科学工業複合体「ゾーリャ機械設計」公式サイト】
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なお、ロシアカルーガ市に在る非公開株式会社「科学製造国内企業トゥルボコン」は、公式サイトを持っていません。
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ソヴィエト連邦時代、ガスタービン搭載艦は、ニコラーエフ市61コムーナ造船所カリーニングラード州ヤンターリ造船所ゼレノドリスクゴーリキー造船所などで建造されていました。
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しかし、1991年末のソ連邦解体後、ガスタービン機関の部品を製造する会社と最終組立を行なう会社が別々の国に分かれてしまう事になり、何かと不都合が生じました。

そこで1993年、旧ソ連ガスタービン製造に関わっていた「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」、「ゾーリャ機械設計」が集まり、合同企業「トゥルボルス」が設立されました。
【非公開株式会社『トゥルボルス』公式サイト】

ロシア海軍新世代水上艦の為のガスタービン(M90FR)も、ロシアウクライナの企業の共同開発でした。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

しかし、2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナロシアの関係も悪化しました。

2014年3月末まで「ゾーリャ機械設計」社ロシアへのガスタービン機関供給を継続していましたが、その後、供給は途絶えました。
[ウクライナ防衛産業は依然としてロシアとの契約を忠実に履行している]

ウクライナロシアガスタービンエンジン生産に関する「分業体制」が瓦解した為、ロシア海軍ガスタービン装備艦の建造は停滞しました。
[ロシア海軍の新型フリゲートの建造は停滞する]

プロジェクト22350フリゲートは1番艦と2番艦、プロジェクト11356Rフリゲートは1番艦~3番艦のガスタービンは供給されましたが、ウクライナは、それ以降のエンジンの引き渡しを拒否しました。
(代金はウクライナへ支払っていた)
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]

この為、ガスタービンの生産を全面的にロシア国内へと切り替える事になり、ルイビンスク『サトゥルン』社ガスタービンエンジンの最終組立施設を作る事になりました。
[ロシア海軍の艦艇には完全国産のガスタービンエンジンが提供される]
[ロシアは艦艇用ガスタービンの製造を全面的に国内へと切り替える]

2018年1月初頭、『サトゥルン』社ガスタービンエンジンの生産が始まりました。
[ルイビンスクのサトゥルン社はロシア海軍の為のガスタービンエンジンの生産を開始する]

これにより、プロジェクト22350フリゲートの3番艦以降のガスタービンエンジンも、ようやく供給の目途が立つ事になり、2018年末までにエンジンが引き渡される予定です。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートの為のロシア製ガスタービンエンジンは2018年末までに納入される]

プロジェクト22350フリゲートの場合、巡航時はディーゼルエンジンのみを動かし、高速航行時にガスタービンエンジンも動かすCODAG(コンバインド・ディーゼル・アンド・ガスタービン)方式であり、ディーゼルガスタービンの回転を調整する減速装置(ギアボックス)が必要ですが、この減速装置ウクライナで製造されていたので、これもロシア国内での製造へ切り替える必要が生じ、サンクトペテルブルク『ズヴェズダー』工場が製造する事になりました。
【公開株式会社『ズヴェズダー』公式サイト】
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ロシア海軍の為の新世代フリゲート、プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルク『北方造船所』で4隻が起工され、1番艦は2018年7月28日に就役しました。

1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(417)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ引き渡されました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(431)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水しました。
2018年末に航行試験が始まります。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2018年末に航行試験を開始する]
ロシア海軍への引き渡しは2019年に予定されています。

3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年に予定されています。

4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]
ロシア海軍への引き渡しは2020年以降になります。

ロシア海軍のポンプジェット潜水艦アルローサはバルト艦隊へ転属する

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『イズベスチヤ』より
2018年8月14日0時1分配信
【金剛石はフィンランド湾へ】

静かな潜水艦はバルト艦隊を強化する。

バルト艦隊潜水艦「アルローサ」~世界で噴水エンジンを装備する潜水艦の1隻~が補充される。
これは、国内の「ワルシャワンカ」型潜水艦シリーズで最も静かであり、北大西洋条約機構からは「ブラックホール」と呼ばれている。
「アルローサ」黒海からバルト海へ移動する。
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専門家は、これは、現在、潜水艦が殆ど残っていないバルト艦隊を強化すると見ている。

ロシア連邦海軍総司令部は、プロジェクト877V潜水艦「アルローサ」は、黒海艦隊へ新たな潜水艦が登場した後にバルト艦隊へ移転すると『イズベスチヤ』へ話した。
近いうちに「アルローサ」は、バルト艦隊赤旗レニングラード海軍基地へ編入されなければならない。
その後、潜水艦は近代化を実施しなければならない。
ディーゼル潜水艦は、既にバルト海を訪れたことがある。
2011~2012年、同艦はセヴァストーポリからクロンシュタットへの移動を行ない、計画修理を実施し元の場所へ戻った。

「アルローサ」バルト艦隊を強化する。
2010年代、バルト艦隊は合計で2隻のプロジェクト877潜水艦「ヴィボルグ」「ドミトロフ」を有していた。
これらは、クロンシュタットを駐留所とする潜水艦大隊へ加わっている。
双方ともソヴィエト時代に建造された。
潜水艦「ヴィボルグ」は1983年にコムソモリスク・ナ・アムーレで建造された。
最近まで同艦は近代化されず、修理されていない。
潜水艦「ドミトロフ」は既に32歳であり、2014~2018年に『クロンシュタット海洋工場』で修理された。

これらの潜水艦の1隻は、間もなくバルト艦隊から除籍される。
潜水艦「ヴィボルグ」は、駆逐艦「ベスパコーイヌイ」ロケット艇R-47が送られたクロンシュタット『愛国者』公園への移転が計画されている。
従って「アルローサ」は、適切なタイミングでバルト海へ現れる。

2013年まで「アルローサ」は、黒海で唯一の戦闘可能なロシア潜水艦であった。
2014~2016年、黒海艦隊は6隻の最新潜水艦を受け取った。
その一部は、既にシリアの地上作戦の支援へ参加している~彼らは『イラク・レバントのイスラム国』(ロシアでは非合法組織)の戦闘員へ有翼ミサイル「カリブル」による打撃を与えた。

[『イズベスチヤ』参照]
多目的ディーゼル潜水艦「アルローサ」は、ニジニーノヴゴロドの『クラースノエ・ソルモヴォ』工場で1988年5月に起工された。
潜水艦は、プロジェクト877V「パルトゥース」により建造された。
しかし、構造特性の特色は、スクリュー推進器に代わる噴水エンジン装置にあった。
それ故に、この潜水艦は、国内の「ワルシャワンカ」型潜水艦の中で最も静音であり、北大西洋条約機構からは「ブラックホール」と呼ばれている。
潜水艦は、魚雷と対空防衛手段で武装する。

1990年11月、潜水艦は内陸水路により黒海への移動を行ない、B-871の番号で海軍へ加入した。
1991~1992年には戦闘当直に就いた。
1992~1996年にはバッテリーの故障により遊休状態に在った。

1997年のロシア-ウクライナ合意に沿って、潜水艦はロシア黒海艦隊へ加入し、聖アンドレイ旗が掲揚された。
潜水艦は『アルローサ』社の後援を受けるようになった。
1998~1999年、潜水艦はセヴァストーポリで大規模修理を行ない、復帰した。
2004年、B-871は新たな名前「アルローサ」で呼ばれるようになった。


1隻しか潜水艦が残らなくなるバルト艦隊には潜水艦が必要であると海軍専門家ドミトリー・ボルテンコフは指摘した。

「まず初めに、一連の特別な任務を果たすために」
彼は『イズベスチヤ』へ話した。
「例えば、アドミラルティ造船所で新たに建造される潜水艦の試験の支援の為。
そして更には、建造される国内や外国の潜水艦へ受け入れられる乗組員の訓練の為。
更に、潜水艦は、バルト艦隊の艦の戦闘訓練活動へ参加する為にも必要です。
特に、対潜行動への取り組みにおいて」


「ワルシャワンカ」の建造は1980年代に開始され、今まで続けられている。
それは、ロシア海軍のみならず、中国、ベトナム、アルジェリア海軍でも軍務に就いている。



[ポンプジェット潜水艦アルローサ(旧ブログ)]

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ロシア黒海艦隊潜水艦B-871「アルローサ」(1990年12月1日就役)は、2014年6月からセヴァストーポリ第13艦船修理工場(黒海艦隊直営)で修理及び近代化が行なわれています。
[ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサは近代化改装を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサは近代化改装を行なっている]

「アルローサ」は、2016年4月18日までに『第13艦船修理工場』の浮きドックへ入渠しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサは浮きドックへ入った]

その後、浮きドックを出渠し、『第13艦船修理工場』の岸壁に係留されています。

「アルローサ」の近代化改装作業の完了時期は何度も延期され、2017年末の完了予定も実現しませんでした。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサの近代化改装は2017年に完了する]

2014年から2016年に掛け、黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦6隻が就役した為、黒海艦隊にとっては、「アルローサ」の復帰を急ぐ必要性は無くなっています。
[プロジェクト06363潜水艦]


今や、黒海艦隊では持て余されている「アルローサ」ですが、今度はバルト艦隊へ転属させるという話が出てきました。

記事中で触れられているように、バルト艦隊には2隻のプロジェクト877潜水艦が在籍しています。
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この内の「ドミトロフ」(1986年9月25日就役)は、2014年から2017年前半に掛けて『クロンシュタット海洋工場』でオーバーホールが行なわれています。
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[ロシア海軍バルト艦隊の潜水艦ドミトロフは2017年にオーバーホールを終えて復帰する]

もう1隻の「ヴィボルグ」(1983年2月23日就役)は、艦齢の関係から近い内に除籍され、クロンシュタットで記念艦として展示される予定です。

「ヴィボルグ」が退役すれば、バルト艦隊潜水艦は1隻だけになってしまうので、黒海艦隊で持て余されている「アルローサ」を「ヴィボルグ」の代わりにバルト艦隊へ転属させることになったようです。


現在、ロシア海軍に在籍するプロジェクト877潜水艦は計14隻です。

[北方艦隊]
B-808「ヤロスラヴリ」(1988年就役)
B-800「カルーガ」(1989年就役)
B-459「ウラジカフカース」(1990年就役)
B-471「マグ二トゴルスク」(1990年就役)
B-177「リぺツク」(1991年就役)

[太平洋艦隊]
B-394「ヌルラト」(1988年就役)
B-464「ウスチ・カムチャツスク」(1990年就役)
B-494「ウスチ・ボリシェレツク」(1990年就役)
B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」(1991年就役)
B-190「クラスノカメンスク」(1992年就役)
B-345「モゴーチャ」(1994年就役)

[バルト艦隊]
B-227「ヴィボルグ」(1983年就役)
B-806「ドミトロフ」(1986年就役)

[黒海艦隊]
B-871「アルローサ」(1990年就役)


これらの潜水艦の大半は、順次寿命延長改修工事が行なわれ、暫くの間は現役に留まります。

この他、2014年からは改良型のプロジェクト06363潜水艦が6隻就役しています。
[黒海艦隊]
B-261「ノヴォロシースク」(2014年就役)
B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(2014年就役)
B-262「スタールイ・オスコル」(2015年就役)
B-265「クラスノダール」(2015年就役)
B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(2016年就役)
B-271「コルピノ」(2016年就役)


今後、プロジェクト06363潜水艦は、太平洋艦隊向けにも6隻が建造され、2019年~2021年に就役する予定です。
[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]

ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はカラ海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年8月13日10時54分配信
【北方艦隊の艦・支援船支隊は北極航海任務遂行の枠組みでカラ海へ入った】

本日、北方艦隊の艦・支援船支隊ノヴァヤゼムリャ群島バイガチ島の間のカルスキエボロタ海峡を通過し、カラ海北極航海任務の遂行を続けている。
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支隊は、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「コンドポガ」、海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」、砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」、給油船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-143で構成される。

バレンツ海で北方艦隊の戦闘艦支援船は、ロシア連邦の経済活動施設に様々な危機的状況が発生した場合の安全を保障する為の演習を実施し、更には北極海域西方ロシア連邦保安庁境界線上警備艦との連携へ取り組んだ。

この活動への取り組みの間、北極航海旗艦大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の艦上からは、艦載ヘリコプターKa-27のフライトが積極的に行われた。

カラ海では、結氷状況のモニタリングへ主な注意が払われる。
北方艦隊支隊は更に、北海航路上へ向かう一連の救助演習の実施を計画している。

北方艦隊艦・支援船支隊による今度の北極圏航海は8月8日に始まった。
航海は、北方艦隊コラ多種戦力小艦隊司令官オレグ・ゴルべフ中将の将旗の下で実行される。
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艦船支隊には、ノヴォシビルスク諸島までの北海航路ルートの通行、移動ルート上、更には北極圏の島へ配置された北方艦隊部隊駐留所での一連の演習が待ち受けている。
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2018年8月8日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊は、7度目となる北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は7回目の北極圏航海へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊](指揮官オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
給油船「セルゲイ・オシポフ」
救助曳船「パミール」
サルベージ船KIL-143


バレンツ海を航行中、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、同海域で操業している漁船のモニタリング及び監視を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で漁業監視を行なった]

8月12日には、北極海で運用される石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する為の演習を実施しました。
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[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は石油採掘プラットフォーム防衛演習を行なった]

そして8月13日にはカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。

ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31は北極圏で飛行訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年8月13日6時48分配信
【太平洋艦隊海上航空隊の戦闘機MiG-31は北極海域で遠距離無着陸飛行を行なった】

カムチャツカでは、太平洋艦隊海上航空隊混成連隊の飛行士の飛行戦術演習中に北極海域での遠距離無着陸飛行が行なわれた。

高空迎撃戦闘機MiG-31グループは、カムチャツカ地方エリゾヴォ飛行場から飛び立った。
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北方での飛行は1600km以上に及び、MiG-31北極海域空中給油航空機Il-78からの空中給油を行なった。
戦闘機の飛行は、シミッタ岬を迂回してチュクチ海沿岸まで続いた。

復路で戦闘機飛行士は2度目の空中給油を行ない、カムチャツカエリゾヴォ駐留飛行場へ無事に到着した。

戦闘機MiG-31の遠距離無着陸飛行は4000km以上に及び、飛行時間は5時間を超えた。

カムチャツカ戦闘機飛行士にとって、これは、今年2度目の北極海域への無着陸飛行である。

航空機MiG-31への空中給油は、ロシア航空宇宙軍遠距離航空隊給油機Il-78により保障された。



[高空迎撃戦闘機MiG-31(ロシア太平洋艦隊)]
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カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊迎撃戦闘機MiG-31(第865独立戦闘機航空連隊)が駐留しています。

エリゾヴォ基地
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エリゾヴォ基地MiG-31
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このMiG-31は、元々はロシア防空軍に所属していたのですが、防空軍空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。
(第865独立戦闘機航空連隊は1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)

現在は、約30機のMiG-31が配備されています。


今回は、北極圏のチュクチ海までの無着陸飛行訓練を行ないました。

記事中で触れられていますが、太平洋艦隊MiG-31は、今年3月末にもチュクチ海への飛行を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31は北極圏で迎撃戦闘訓練を行なった]


なお、MiG-31を開発したロシア航空機製造会社『ミグ』は、MiG-31の後継機MiG-41の開発に着手しています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年6月14日9時59分配信
【ロシアはMiG-31を代替する新たな迎撃戦闘機の開発を始めた】

ミグ社は、MiG-31を代替する「遠距離迎撃将来航空複合体」の概念設計を行なっています。

MiG-41は、単なるMiG-31の改良発展型ではなく、全く新しい設計の迎撃戦闘機となります。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年8月22日17時17分配信
【迎撃戦闘機MiG-41は宇宙で動作できる】

ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は石油採掘プラットフォーム防衛演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年8月12日17時48分配信
【北方艦隊の艦・支援船支隊はバレンツ海のロシアの経済活動の安全を保障する為の演習を実施した】

北方艦隊艦・支援船支隊は、バレンツ海水域で、ロシア連邦の経済活動施設に様々な危機的状況が発生した場合の安全を保障する為の演習を実施した。

北方艦隊艦船支隊は、海域で活動する海上耐氷固定プラットフォーム「プリラズロムナヤ」への様々な種類のテロリストの脅威を未然に予防する一連の課題へ取り組んだ。
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これに応じた訓練は、対テロ部隊、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」乗組員と、対潜艦の艦上に駐留する艦上ヘリコプターKa-27乗員により実施された。

仮想危機的状況海域での人員の救助及び援助を与える課題へ、救助曳船「パミール」乗組員が取り組んだ。
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バレンツ海の移動段階で大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」乗組員は更に、海上移動中の艦船支隊の組織的対潜及び対空防衛の為の一連の演習を実施した。

北方艦隊艦・支援船支隊による今度の北極圏航海は8月8日に始まった。

航海は、北方艦隊コラ多種戦力小艦隊司令官オレグ・ゴルべフ中将の将旗の下で実行される。
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艦船支隊には、ノヴォシビルスク諸島までの北海航路ルートの通行、移動ルート上、更には北極圏の島へ配置された北方艦隊部隊駐留所での一連の演習が待ち受けている。
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2018年8月8日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊は、7度目となる北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は7回目の北極圏航海へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊](指揮官オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
給油船「セルゲイ・オシポフ」
救助曳船「パミール」
サルベージ船KIL-143


バレンツ海を航行中、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、同海域で操業している漁船のモニタリング及び監視を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で漁業監視を行なった]

8月12日には、北極海で運用される石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する為の演習を実施しました。

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフとコルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は日本海で対潜演習を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年8月12日5時20分配信
【太平洋艦隊の捜索打撃艦グループは日本海で仮想敵潜水艦への攻撃を行なった】

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」で構成される太平洋艦隊捜索打撃艦グループは、日本海エリアで対潜演習を実施した。
艦は、仮想敵部隊を表す艦隊の沿海地方多種戦力小艦隊ディーゼル潜水艦の1隻に支援され、潜水艦の捜索へ取り組んだ。
この演習エピソードには、「アドミラル・パンテレーエフ」艦上の艦載ヘリコプターKa-27PLが関わった。

潜水艦の探知後、指定座標へ2発の演習用魚雷の射撃が実施された。

更に艦は、航行中の艦の持久闘争(ダメージコントロール)、遭難艦への援助と海上救助の一連の合同訓練を実施した。



プロジェクト1155大型対潜艦の最終艦(12番艦)「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、2017年10月2日にアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発し、2018年1月8日にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は東南アジア遠征を終えてウラジオストクへ帰投した]

その後、2018年3月20日から始まった太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船はピョートル大帝湾で演習を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]

6月22日には沿海地方ニコラエフカ飛行場に駐留している対潜ヘリコプターKa-27PLの発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で艦載ヘリコプターKa-27の発着訓練を行なった]


プロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」(2017年7月20日就役)は、2018年6月から新たな錬成訓練を始めました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は錬成訓練を行なう]

基地内に停泊した状態での各種訓練K-1(第1錬成任務)を終えた「ソヴェルシェーンヌイ」は、2018年7月11日にウラジオストクを出航し、海上で各種訓練を行なうK-2(第2錬成任務)に着手しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は海上で錬成訓練を行なう]

7月14日にはピョートル大帝湾の射爆場(おそらくはジェルトゥヒナ島)でA-190-01「ウニヴェルサール」100mm砲を地上目標へ発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は地上目標へ100mm砲を発射した]

7月17日には、駆逐艦「ブイストルイ」(1989年10月28日就役)と共に日本海で各種の演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は駆逐艦ブイストルイと日本海で演習を実施した]

7月21日には日本海で空中目標への砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は日本海で砲撃演習を実施した]

7月24日には再び駆逐艦「ブイストルイ」と共に日本海で対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は駆逐艦ブイストルイと日本海で対潜演習を実施した]


「アドミラル・パンテレーエフ」「ソヴェルシェーンヌイ」は、7月29日の『ロシア海軍の日』ウラジオストクで行なわれた観艦式へ参加しました。


8月6日、「アドミラル・パンテレーエフ」「ソヴェルシェーンヌイ」ピョートル大帝湾で砲撃戦闘訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年8月6日8時18分配信
【太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は日本海で単艦での砲撃戦闘実施へ取り組んだ】

そして8月12日には2隻揃って対潜戦闘訓練やダメージコントロール訓練、救助訓練を行ないました。

ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥースへ到着した

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『タス通信』より
2018年8月11日13時56分配信
【バルト艦隊の水上修理所はシリアのタルトゥースへ到着した】
カリーニングラード、8月11日/タス通信

水上修理所PM-82バルト海から地中海への移動を行ない、シリアタルトゥースロシア海軍物資-技術サービス供給所で意図された任務の遂行へ着手した。
土曜日、同船が所属するバルト艦隊の公式代理人ローマン・マルトフは報道陣へ伝えた。

「計画ローテーションに沿って、水上修理所PM-82はバルチースク港から地中海への移動を行ない、この海域で任務を遂行しているロシア海軍常設作戦連合部隊へ加わりました」
彼は話し、PM-82は、この海域のロシア艦船の技術的準備状態の保障に関連する任務の遂行へ着手した事を強調した。

この海域で水上修理所の乗組員には半年間の任務遂行が控えている。

2017年、PM-82乗組員は、地中海エリアへロシア連邦海軍作戦連合部隊の一員として滞在し、同様のミッションを約半年間実施した。

水上修理所PM-82は5隻のプロジェクト304水上修理所シリーズの3番船である。
水上修理所は、主要駐留所から離れた海域での艦船の兵器及び機器装備の修理の為に意図されている。
船の満載排水量は5660トン、全長は120メートル以上、幅17メートル。
最大速力13.5ノット、航続距離9000海里、自立行動期間40日。



この数年間、黒海艦隊水上修理所(工作船)PM-56PM-138は交代で地中海東部へ派遣され、半年程度のローテーションでシリアタルトゥースへ駐留し、同海域で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスを行なっていました。
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工作船PM-56
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工作船PM-138
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タルトゥースロシア海軍物資・技術サービス供給所
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プロジェクト304水上修理所(工作船)PM-82は、1977年12月22日にポーランド『アドルフ・ワルスキー記念シュチェチン造船所』で起工され、1978年5月13日に進水し、同年9月30日にソ連海軍へ引き渡されました。
就役後、赤旗2度受賞バルト艦隊へ編入されました。

2014年からバルチースク「第33艦船修理工場」で近代化改装が行なわれ、2016年秋に復帰しました。
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PM-82は、2017年6月中旬にシリアへ派遣され、地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリア沖に到着した]

その後、2017年10月下旬には黒海艦隊工作船PM-56と交代して地中海東部を去り、11月13日に母港バルチースクへ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月13日17時11分配信
【バルト艦隊の水上修理所(工作船)は地中海からバルチースクへ戻った】


2018年7月、PM-82は再びシリアへ派遣される事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部へ向かっている]

そして8月11日にシリアタルトゥースへ到着しました。

現在、シリアには黒海艦隊工作船PM-138が派遣されていますが、同船はPM-82と交代して帰投するようです。
[ロシア海軍黒海艦隊の工作船PM-138はシリアへ派遣される]


現在、地中海東部には、以下のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊):2018年8月6日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「トゥルビニスト」(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「キルディン」(黒海艦隊):2018年6月9日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇P-433(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-82(バルト艦隊):2018年8月上旬に地中海東部へ到着

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年8月11日13時39分配信
【警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はアデン湾海域で演習任務へ取り組んだ】

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」アデン湾海域で演習任務へ取り組んだ。

航海計画に沿って警備艦は組織的な持久闘争(ダメージコントロール)の艦内演習を実施し、対テロ部隊要員は甲板及び艦内室での臨検グループ行動へ取り組んだ。

この他にロシア船員は、対空、対潜、対水中工作防衛の演習及び訓練を実施した。

警備艦の器具及び兵装は通常モードで機能している。
船員は、必要な艦の全てのシステムの計画予防メンテナンス及び及び他の予備検査作業を行なっている。
乗員は健常であり、与えられた任務を遂行する準備を整えている。

警備艦は、4月15日にバルト艦隊主要基地から出航し、地中海へ進路を取った。
艦の遠距離航海は、ロシア海軍の戦闘訓練計画に沿って実施される。
航海の主な任務は、アンドレイ旗のデモンストレーション、地中海ロシア海軍常設艦船連合部隊の一員としての任務遂行、更には、アフリカの角海域における民間船舶航行の安全の保障に在る。



バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年7月24日就役)は、2018年4月15日に給油船「レナ」(1966年12月28日就役)と共にバルチースク基地を抜錨し、通算6回目となる地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ向かった]

その後、バルト海を出て北海へ入り、4月21日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]

4月23日、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部から戻ってくる大型揚陸艦「ミンスク」北大西洋で会合し、合同演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大型揚陸艦ミンスクは北大西洋で演習を行なった]

4月26日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

5月5日にキプロスリマソール(レメソス)港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを訪れた]
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5月7日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを去った]

その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部に滞在しているアメリカ海軍原子力空母「ハリー・S・トルーマン」を中核とする空母機動部隊を追跡しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアメリカ海軍空母部隊を追尾している]

6月下旬に再びキプロスリマソール港へ寄港し、6月25日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスのリマソール港を去った]

7月中旬に三度キプロスリマソール港へ寄港し、7月18日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロス訪問を終えた]

翌7月19日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部対潜ヘリコプターKa-27PLの飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海東部でヘリコプターの飛行訓練を行なった]

その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」スエズ運河を通過し、7月24日には紅海へ入りました。
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[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

7月29日、3度目となるアデン湾での海賊対処任務へ就き、同海域を東へ通過する民間船の船団形成を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務に就く]

その後、ジブチへ寄港し、8月7日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブチ訪問を終えた]

8月11日にはアデン湾で各種演習を実施しました。
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ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った

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『タス通信』より
2018年8月11日11時56分配信
【北方艦隊の艦は地中海へ入った】
ムルマンスク、8月11日/タス通信

北方艦隊戦闘艦支隊地中海へ入った。
土曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。

通知によると、遠距離航海を実施しているロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」大型対潜艦「セヴェロモルスク」から成る支隊は、ジブラルタル海峡の最も狭い箇所を通過し、土曜日に地中海へ到達した。

広報サービスは、海峡の最も狭い箇所は14kmであり、北方艦隊の艦は暗い時間に船舶航行が激しい条件で通過した事を指摘した。

移動時に艦の乗組員は計画戦闘訓練を続けている。
大西洋大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員は、ヘリコプターKa-27を使用する対潜任務へ取り組み、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、兵装及び機器装置の使用準備態勢を点検する対潜防衛に関する訓練を実施した。

戦闘艦は2018年7月5日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから出航し、これまでに6000海里以上を走破した。



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北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(「055」、1986年11月5日就役、2016年12月末に近代化改装完了)及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」(「619」、1988年1月24日就役)は、『ロシア海軍の日』(7月29日)にクロンシュタットで行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、2018年7月4日にセヴェロモルスク基地を出航しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はセヴェロモルスク基地を出航した]

2018年7月15日、『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する他の北方艦隊所属艦と共にフィンランド湾へ到着しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後、他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットを去り、8月1日から他の艦隊の観艦式参加艦と共にバルト海で演習を開始しました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]

演習終了後、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」バルト海から北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは英仏海峡へ向かった]

8月8日にラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、8月9日から大西洋北部で演習を開始しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは北大西洋で演習を開始した]

そして8月11日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
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大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、この数年間に何度も地中海へ行っていますが、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」にとっては、1989年以来、ほぼ30年ぶりの地中海への航海となります。

2隻の艦は、今後、地中海東部(シリア沖)へ行く事になるでしょう。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で漁業監視を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年8月10日14時36分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はバレンツ海で生物資源利用のモニタリング及び監視の任務を遂行した】

本日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」乗組員は、境界線上警備艦「ザポリャリエ」乗組員と合同で、バレンツ海の指定海域における生物資源利用のモニタリング及び監視の任務の遂行を完了した。
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この任務を果たす為、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」艦上から艦載ヘリコプターKa-27が空中へ上がり、バレンツ海の幾つかの海域で漁業を営む漁船の上空飛行を行なった。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、8月8日にセヴェロモルスクから次の北極圏航海へ出発した北方艦隊の艦及び支援船を率いる。

遠距離航海の主な目的は、北極ゾーンにおけるロシア連邦の海上船舶航行及び他の種類の海洋経済活動の安全の保障にある。

航海の課題の1つとして、更に北方艦隊の船員は、捜索救助を保障し、高緯度で遭難し被害を受けたと仮定される船舶への援助の技量を高める。



2018年8月8日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊は、7度目となる北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は7回目の北極圏航海へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
給油船「セルゲイ・オシポフ」
救助曳船「パミール」
サルベージ船KIL-143


バレンツ海を航行中、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、同海域で操業している漁船のモニタリング及び監視を行ないました。

ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは北大西洋で演習を開始した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年8月9日14時59分配信
【北方艦隊の艦は北大西洋で対空防衛及び対潜防衛の訓練を実施した】

本日、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」で構成される北方艦隊戦闘艦支隊は、大西洋北部で戦闘演習任務を遂行した。

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」乗組員は、兵器及び機器装置の戦闘動作の準備状態を点検する対空防衛に関する訓練を実施し、大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員は、対潜ヘリコプターKa-27を使用する対潜任務へ取り組んだ。

前日、北方艦隊戦闘艦支隊ラマンシュ海峡通過を完了した。

海上を移動する乗組員は、計画戦闘訓練を継続する。
主な重点は、要員の兵器及び機器装置を使用する活動への取り組みとなり、海上で遭難したという想定下の船を援助し、ダメージコントロールの演習を実施する。

現在、艦は大西洋海域で遠距離航海任務の遂行を続けている。

北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市を2018年7月5日に出航してから、北方艦隊戦闘艦は5000海里以上を走破した。
彼らは、クロンシュタット市の主要海軍パレードで北方艦隊を代表し、バルト艦隊及び黒海艦隊の艦と共にバルト海の艦隊間演習へ参加した。



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北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(2016年12月末に近代化改装完了)及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」(1988年1月24日就役)は、『ロシア海軍の日』(7月29日)にクロンシュタットで行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、2018年7月4日にセヴェロモルスク基地を出航しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はセヴェロモルスク基地を出航した]

2018年7月15日、『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する他の北方艦隊所属艦と共にフィンランド湾へ到着しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後、他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットを去り、8月1日から他の艦隊の観艦式参加艦と共にバルト海で演習を開始しました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]

演習終了後、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」バルト海から北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは英仏海峡へ向かった]

8月8日にラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、8月9日から大西洋北部で演習を開始しました。
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遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはウラジオストクを抜錨して北極海へ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年8月9日8時1分配信
【練習艦「ペレコプ」で初めての北極航海へ行く兵学校生徒及びナヒーモフ学校生徒の送別式典がウラジオストクで開催された】

ウラジオストクで、初めての北極航海士航海へ行くバルト艦隊練習艦「ペレコプ」の送別式典が開催された。

会合は太平洋艦隊の主要埠頭で開催され、海軍副総司令官アレクサンドル・フェドテンコフ中将は、この航海の始まりが、ロシア軍事栄光の日~ロシア史上初のスウェーデンガングート岬におけるピョートル大帝指揮下のロシア艦隊の勝利~であるのは偶然では無い事を指摘した。
彼は、ロシア海軍の船員の栄光の伝統は今も続いている事を確信していると述べた。

練習艦の乗組員全般、兵学校生徒、ナヒーモフ学校生徒、全連邦軍事スポーツ少年団員の編成は完了している。

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「ペレコプ」は最初にサハリン島コルサコフ港を訪れ、その後、カムチャツカへの寄港を行ない、更には、練習航海史上初めて北海航路セヴェロモルスクまで通過する。
航海期間中に結氷海域で艦を先導する必要が生じた場合、砕氷船が派遣される。
航海指揮官は、S.O.マカロフ記念太平洋艦隊海軍兵学校の校長オレグ・ジュラヴリェフ少将である。

練習艦の艦内には、160名以上のS.O.マカロフ記念太平洋艦隊海軍兵学校生徒、64名のナヒーモフ海軍学校ウラジオストク分校の11級生徒及び全連邦軍事スポーツ少年団員が居る。

ナヒーモフ学校生徒及び全連邦軍事スポーツ少年団員の最初の海上実習はカムチャツカでの完了が計画されており、兵学校生徒は艦隊間移動を続ける。

実習プログラムに沿って、兵学校生徒及びナヒーモフ学校生徒は艦内演習へ参加し、更には様々な航海上の特徴を持つ海域での艦の任務遂行の為の航海士当直へ就く実地技量を得る。

以前、練習艦「ペレコプ」は、初めてのユーラシア周回航海の枠組みでセヴァストーポリからウラジオストクへの移動を行なった。
艦は2つの大洋と15の海を通過し、53日の航海で14300海里を走破した。
移動中に艦はインドネシア、スリランカ、そして初めてパプアニューギニアを訪れた。
6月3日に艦は沿海地方首都へ到着した。



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プロジェクト877練習艦の2番艦「ペレコプ」は、ポーランドグダニスク造船所で1976年4月24日に起工され、1976年12月11日に進水し、1977年9月30日にソ連海軍へ就役しました。

現在はバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。

「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)

復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年8月にギリシャピレウス、9月にはポルトガルリスボンを訪れました。



今年の「ペレコプ」の遠洋実習航海は、これまでの地中海黒海(セヴァストーポリ)だけではなく、極東方面(ウラジオストク)、更には北極海まで行く事になります。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプは北極海及び極東への遠洋実習航海を準備する]
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2018年3月1日、「ペレコプ」サンクトペテルブルク海軍兵学校の生徒を乗せてクロンシュタット港を抜錨し、遠洋実習航海へと出発しました。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプは士官候補生の遠洋実習航海へ出発した]

3月5日には北海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは北海へ入った]

「ペレコプ」ヨーロッパ大陸沿いに南下し、3月9日にはラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは英仏海峡を通過した]

その後、更にヨーロッパ大陸に沿って南下し、3月12日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは地中海へ入った]
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「ペレコプ」地中海を東進して3月17日にはボスポラス海峡を北上し、黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ入港しました。

ここでクロンシュタット港から乗っていた生徒は艦を降り、新たにサンクトペテルブルク海軍兵学校から200名以上の生徒が3月26日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍兵学校の生徒はセヴァストーポリからウラジオストクまでの遠洋実習航海へ参加する]

4月1日、「ペレコプ」セヴァストーポリを抜錨し、ウラジオストクへ向かいました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはセヴァストーポリを抜錨し、ウラジオストクへ向かった]

翌4月2日にはボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過してエーゲ海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過してエーゲ海へ入る]

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4月7日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

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4月11日には海賊出没海域であるアデン湾へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはアデン湾へ入った]

4月12日にはアデン湾を抜けてアラビア海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはアラビア海へ入った]

「ペレコプ」は、2018年4月18日から22日までスリランカコロンボ港を訪問しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボを訪れる]
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボへ入港した]
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボを去り、インドネシアのジャカルタへ向かった]

4月29日から5月1日までインドネシアタンジュンプリオク港(ジャカルタ)を訪問しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはインドネシアのタンジュンプリオク港へ到着した]

その後、5月4日から9日までインドネシア近海で実施された多国籍海軍演習『KOMODO-2018』へ参加しました。
【多国籍海軍演習『KOMODO-2018』公式サイト】



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演習が終わった後、「ペレコプ」パプアニューギニアの首都ポートモレスビーへ向かいました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはパプアニューギニアの首都ポートモレスビーへ行く]

5月16日、「ペレコプ」ポートモレスビーへ入港しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはパプアニューギニアの首都ポートモレスビーを訪れた]


5月19日にポートモレスビーを出航した後の動向は公表されていませんが、おそらくは中部太平洋を北上してウラジオストクへ向かったようです。
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6月3日、「ペレコプ」ウラジオストクへ入港しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはウラジオストクへ入港した]
無論、「ペレコプ」にとっては、就役後初のウラジオストク寄港となります。

その後も「ペレコプ」ウラジオストクへ滞在し、7月29日の『ロシア海軍の日』ウラジオストクで行なわれた太平洋艦隊の観艦式へ参加しました。
[練習艦ペレコプは7月29日の『ロシア海軍の日』にウラジオストクの観艦式へ参加する]

そして8月9日、「ペレコプ」ウラジオストクを抜錨し、北極海へ向かいました。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプは2018年8月上旬にウラジオストクを抜錨して北極海へ向かう]

ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は7回目の北極圏航海へ出発した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年8月8日12時3分配信
【北方艦隊艦船支隊はセヴェロモルスクを去り、北極圏東方海域へ進路を取った】

本日、北方艦隊艦船支隊は、北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市からバレンツ海へ出航し、北極圏東方海域へ進路を取った。

支隊は、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「コンドポガ」、海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」、砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」、給油船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-143で構成される。

北方艦隊艦船の北極圏航海ルートは北海航路を通り、その大部分は、現在、氷が浮いている。

遠距離航海の主な目的は、北極ゾーンにおけるロシア連邦の海上船舶航行及び他の種類の海洋経済活動の安全の保障にある。

航海の課題の1つとして、船員は、捜索救助を保障し、高緯度で遭難し被害を受けたと仮定される船舶への援助の技量を高めなければならない。
救助活動実施、空中偵察及び広範囲の複合戦闘演習任務の遂行の為、旗艦・大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の艦上には、2機のヘリコプターKa-27と、フライトの支援に従事する航空グループが配置されている。

これは、過去数年間の北極圏における北方艦隊の7回目の大規模航海である。
2012年、ロシア海軍の歴史上初めて北方艦隊海軍歩兵コテリヌイ島の無防備の海岸へ初めての海洋揚陸部隊の上陸を実施した。
2013年、北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」率いる艦船支隊は、航空司令部「テンプ」を復活させる為、ノヴォシビルスク諸島へ機材を送り届けた。
2014年の北方艦隊部隊の大規模な北極圏航海は、ノヴォシビルスク諸島ロシア連邦の海岸および北極圏の島嶼ゾーンの保護の為の演習となった。
2015年の同様の航海中には、タイミル半島の重要な施設の保護の為、北方艦隊北極圏自動車化射撃兵旅団の部隊との軍種間演習が初めて実施された。
2016年には、北方艦隊の歴史上初めて北極旅団の将兵が、ロシア最北の列島ゼムリャフランツァヨシファゼムリャアレクサンドル島の無防備の海岸への海洋揚陸部隊の上陸を実施した。

昨年(2017年)、北方艦隊将兵は、無防備の海岸へ4度の海洋揚陸作戦を行なった。
エニセイ川沿岸のドゥディンカ地域への上陸には、一度に3隻の大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「コンドポガ」が関与していた。
更に北方艦隊将兵は、ユーラシア大陸最北端のチェリュスキン岬へ初めて重装備の揚陸を行なった。



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ロシア北方艦隊は、2012年から北極圏での行動を活発化させています。

2012年9月、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]


2013年9月にも、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
この時には、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島へ飛行場建設の為の各種機材や資材が陸揚げされ、同島の飛行場は再建されました。
[聖アンドレイの旗の下に]


2014年9月には、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極圏へ派遣されました。
(2014年9月6日出港、10月9日寄港)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年10月9日14時09分配信
【ロシア北方艦隊の艦は北極圏航海から戻ってきた】

2014年12月1日には、北方艦隊を中核とする北方統合戦略司令部が設立されました。
[ロシア連邦軍北極圏統合戦略司令部が設立された]


2015年にも北極圏への遠距離航海と演習が実施されました。
艦船支隊は8月16日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏遠征へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-164
サルベージ船「アレクサンドル・プーシキン」
救助曳船「パミール」


2隻の大型揚陸艦には、何時もの海軍歩兵部隊(キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団)では無く、2012年に北方艦隊の指揮下へ移管された「ペチェンガ2等クトゥゾフ勲章受章・第200独立自動車化歩兵旅団」所属部隊が乗っていました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏のジクソンへ到着した]

演習はタイミル半島の重要な工業施設周辺、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島でも実施され、遠征部隊は2015年10月10日に帰港しました。



2016年8月30日から10月7日には、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-164などが北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

この時には太平洋艦隊からも砕氷船「イワン・スサ―ニン」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が派遣され、ノヴォシビルスク諸島で合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは北極圏遠征から戻ってきた]


2017年8月10日から10月4日には、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「コンドポガ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」などが北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア北方艦隊の北極海遠征(2017年8月-10月)]


そして2018年8月8日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊は、7度目となる北極圏への遠距離航海へ出発しました。

今回の北極圏遠征には、昨年(2017年)11月30日に就役し、今年1月2日に北方艦隊基地へ到着した最新鋭砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」も同行しています。
[新型砕氷船イリヤー・ムーロメツ、ロシア海軍へ就役(2017年11月30日)]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは北方艦隊基地へ到着した]

これまでの北極圏遠征では、北極圏の結氷海域を航行する際、アトムフロート(ロスアトム傘下)の原子力砕氷船の助けを借りていましたが、今回は「自前」の砕氷船が初めて同行する事になりました。

ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは英仏海峡へ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年8月7日11時30分配信
【北方艦隊の艦はラマンシュ海峡へ近付いた】

本日、主要海軍パレードへ参加した北方艦隊戦闘艦支隊は、北海からラマンシュ海峡へ近付いた。

戦闘艦支隊は、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」で構成されている。

主要海軍パレードへ参加した残りの艦船は、恒久駐留所への艦隊間移動を続けている。

前日、北方艦隊戦闘艦支隊バルト海峡を通過し、北海へ出た。

7月5日にセヴェロモルスクを出航して以来、北方艦隊戦闘艦は4000海里以上を走破した。
彼らは、クロンシュタット市の主要海軍パレードで北方艦隊を代表し、バルト艦隊及び黒海艦隊の艦と共にバルト海の艦隊間演習へ参加した。

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、大西洋で遠距離航海任務の遂行の継続が計画されている。
北方艦隊戦闘艦の乗組員は、艦内訓練及びダメージコントロール、海上での遭難者救助、更には艦船支隊の海上移動中の全ての種類の防護及び防衛の保障演習を続ける。



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北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(2016年12月末に近代化改装完了)及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」(1988年1月24日就役)は、『ロシア海軍の日』(7月29日)にクロンシュタットで行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、2018年7月4日にセヴェロモルスク基地を出航しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はセヴェロモルスク基地を出航した]

2018年7月15日、『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する他の北方艦隊所属艦と共にフィンランド湾へ到着しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後、他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットを去り、8月1日から他の艦隊の観艦式参加艦と共にバルト海で演習を開始しました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]

演習終了後、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」バルト海から北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブチ訪問を終えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年8月7日14時43分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はジブチ港を去り、アデン湾へ出航した】

バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」ジブチ港(ジブチ共和国)から出航し、アデン湾海域での対海賊当直を開始した。

ロシア警備艦ジブチへの業務寄港中、船員は必要な艦内物資を補充し、当直及び見張り勤務から解放された一部の乗組員は沿岸で休養した。
この他、停泊中にロシア軍事船員は、必要な定期作業及び艦の点検整備を実施した。

現在、ロシア戦闘艦は港を去り、アデン湾海域で対海賊当直を開始している。

警備艦は、4月15日にバルト艦隊主要基地から出航し、地中海へ進路を取った。
艦の遠距離航海は、ロシア海軍の戦闘訓練計画に沿って実施される。
航海の主な任務は、アンドレイ旗のデモンストレーション、地中海ロシア海軍常設艦船連合部隊の一員としての任務遂行、更には、アフリカの角海域における民間船舶航行の安全の保障に在る。



バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年7月24日就役)は、2018年4月15日に給油船「レナ」(1966年12月28日就役)と共にバルチースク基地を抜錨し、通算6回目となる地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ向かった]

その後、バルト海を出て北海へ入り、4月21日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]

4月23日、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部から戻ってくる大型揚陸艦「ミンスク」北大西洋で会合し、合同演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大型揚陸艦ミンスクは北大西洋で演習を行なった]

4月26日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

5月5日にキプロスリマソール(レメソス)港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを訪れた]
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5月7日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを去った]

その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部に滞在しているアメリカ海軍原子力空母「ハリー・S・トルーマン」を中核とする空母機動部隊を追跡しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアメリカ海軍空母部隊を追尾している]

6月下旬に再びキプロスリマソール港へ寄港し、6月25日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスのリマソール港を去った]

7月中旬に三度キプロスリマソール港へ寄港し、7月18日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロス訪問を終えた]

翌7月19日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部対潜ヘリコプターKa-27PLの飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海東部でヘリコプターの飛行訓練を行なった]

その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」スエズ運河を通過し、7月24日には紅海へ入りました。
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[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

7月29日、3度目となるアデン湾での海賊対処任務へ就き、同海域を東へ通過する民間船の船団形成を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務に就く]

その後、ジブチへ寄港し、8月7日に出航しました。

ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)の排水量は約30000トンになる

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『タス通信』より
2018年8月6日9時15分配信
【『ネヴァ川計画設計局』は海軍へ排水量約30000トンのヘリコプター母艦プロジェクトを提示する】
モスクワ、8月6日/タス通信

『ネヴァ川計画設計局』は、海軍へ排水量約30000トンの汎用揚陸艦(UDK、ヘリコプター母艦)プロジェクトを提示する。
同局のトップ、セルゲイ・オルロフ『タス通信』のインタビューで話した。

「提示しているヴァージョンは、汎用揚陸艦が排水量約30000トン、大型揚陸艦は6000~7000トンです」
彼は話した。

オルロフによると、ロシア連邦国防省は『ネヴァ川計画設計局』に対し、この作業と設計作業の主導を未だ委託していない。

彼は、新たな汎用揚陸艦エアクッション艦を搭載できると付け加えた。

「この範囲で、更なる科学研究作業レベルの洗練が進められています。
今、揚陸部隊の使用概念自体が変化しており、どのような艦が必要なのか、ヘリコプター、揚陸隊員、兵器の量はどの程度か、民間分野で必要な場合に使用できるのかを再定義しなければなりません」

対談者は指摘した。

[新たな「イワン・グレン」]
この他に設計局は、「イワン・グレン」型大型揚陸艦の近代化ヴァージョンを国家発注主へ提示する。
「長さと幅は少し増え、排水量は大きくなり、全ての問題点は考慮されます」
「2隻の艦が作成され、海軍は新たな揚陸概念を見ています。
とは言え我々は、今、イワン・グレンの次を提示しなければなりません」
オルロフ
は強調した。

「イワン・グレン」は、ロシア現代史上で初めて設計、建造された最初の揚陸艦であり、プロジェクト11711のトップ艦であり、『ネヴァ川計画設計局』により開発された。
海軍の要望による数多くの作り替えが故に、工事は20年以上に渡って行なわれた。

以前、ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将が述べたように、ロシアは2020年以降に汎用揚陸艦の設計及び建造を開始し、この時までに新たな大型揚陸艦の設計は完了する。


『タス通信』より
2018年8月6日9時0分配信
【『ネヴァ川計画設計局』:「アドミラル・クズネツォフ」は修理後に新たな「知能」を得る】

『ネヴァ川計画設計局』総取締役セルゲイ・オルロフ氏へのインタビュー。



2011年6月にロシアフランスへ2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)を発注し、「ウラジオストク」、「セヴァストーポリ」と命名された艦は2014年と2015年に引き渡される筈でしたが、フランスウクライナ情勢に関連して引き渡しを凍結しました。

2015年8月5日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンフランス大統領フランソワ・オランドは電話で会談し、「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の建造・供給契約の終了(破棄)を決定しました。
[ロシアとフランスはロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約を終了させた]

フランスロシアへ補償金として約9億5000万ユーロを支払い、2隻の「ミストラル」級に設置されたロシア製機器は全て取り外してロシアへ返却されました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約終了によりフランスはロシアへ9億4975万4849ユーロを支払う]
[ロシア海軍向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器は全てロシアへ到着した]
[ロシア向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器はロシア海軍へ引き渡される]

その後、2隻の「ミストラル」級エジプトへ売却されました。
(1番艦は「ガマール・アブドゥル=ナーセル」、2番艦は「アンワル・アッ=サーダート」と改名)

「ガマール・アブドゥル=ナーセル」(旧「ウラジオストク」):2016年6月2日にエジプト海軍へ引き渡し。
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「アンワル・アッ=サーダート」(旧「セヴァストーポリ」):2016年9月16日にエジプト海軍へ引き渡し。
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一方、ロシアは、以前からロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦(汎用ヘリコプター揚陸艦)の設計を進めており、2015年6月には、汎用ヘリコプター揚陸艦の概念設計案「ラヴィーナ」の詳細が公表されました。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]
[ロシア海軍の為の新たなヘリコプター揚陸艦の設計は進められている]

[汎用揚陸ヘリコプター母艦「ラヴィーナ」]
満載排水量:24000トン
全長:200メートル
幅:33メートル
吃水:5メートル
速力:22ノット
航続距離:5000海里
自立行動期間:60日
乗員:320名
積載能力:海軍歩兵隊員500名、各種戦闘車両50両
搭載機:ヘリコプター×16機(Ka-29、Ka-52K、Ka-27)
搭載艇:揚陸艇×6隻
兵装:AK-176MA 76mm単装砲×1基
高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」×2基
高射砲複合体「パラシ」×3基
AK-630M2「ドゥエト」30mm機関砲×2基


この概念設計案「ラヴィーナ」をベースにして、ロシア海軍向けとなる汎用ヘリコプター揚陸艦が設計され、実際に建造されることになります。
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の設計作業は進められている]

汎用ヘリコプター揚陸艦の為に新たな戦闘情報管理システムも開発されます。
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]

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搭載機は、元々は「ミストラル」用に開発された艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」などになります。
[ロシア海軍向けの艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランの供給契約は2019年に締結される]

Ka-52K「カトラン」の量産は2020年から開始される予定です。
[ロシア海軍向けの艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランの量産は2020年に始まる]

この他、ソ連時代に生産された戦闘輸送ヘリコプターKa-29も搭載されるようです。
Ka-29は1990年代以降は予備役として保管されていましたが、最近、修復が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は修復された戦闘輸送ヘリコプターKa-29を受領する]

「ミストラル」級が配備される予定だったウラジオストク南部ウリス湾では、埠頭の建設が続けられています。
[ウラジオストクのウリス湾ではロシア海軍の大型水上艦(ヘリコプター空母)の為の埠頭の建設が続けられる]
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「ロシア版ミストラル」の建造は『2018-2027年の国家軍備プログラム』の枠組みで開始される予定です。
[ロシア造船業界はロシア海軍の為の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造を開始する準備を整えている]

汎用ヘリコプター揚陸艦の機関は、ディーゼル/ガスタービン複合推進CODAG(COmbined Diesel And Gas turbine)となります。
これはディーゼルが巡航用、ガスタービンが増速用であり、ロシア海軍の新型艦では、プロジェクト22350フリゲートに採用されています。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

汎用ヘリコプター揚陸艦の1番艦の建造費は約400億ルーブルになると見積もられています。
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の1番艦の建造費は約400億ルーブルになる]

ロシア国防省(ロシア海軍)は、セヴァストーポリ市の要望に応え、汎用ヘリコプター揚陸艦の1番艦に「セヴァストーポリ」の名前を付ける事を決定しました。
[ウラジオストクとセヴァストーポリの名はロシア海軍の将来ヘリコプター揚陸艦へ与えられる]
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の1番艦はセヴァストーポリと命名される]

汎用ヘリコプター揚陸艦の建造を担当する造船所は、これまでに複数の候補が挙げられていましたが、サンクトペテルブルク『北方造船所』に決まりました。
[ロシア海軍の新世代汎用ヘリコプター母艦プリボイ級1番艦セヴァストーポリはサンクトペテルブルクの『北方造船所』で2020年に起工される]
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汎用ヘリコプター揚陸艦は2020年以降に起工されます。
[ロシア海軍の新世代汎用ヘリコプター母艦プリボイ級1番艦セヴァストーポリは2020年以降に起工される]


そして今回、『ネヴァ川計画設計局』総取締役セルゲイ・オルロフ氏は、ロシア海軍に設計している汎用ヘリコプター揚陸艦の排水量は約30000トンになる事を明らかにしました。

「約30000トン」ですから、おそらくは、少なくとも26000トン以上となり、汎用ヘリコプター揚陸艦の概念設計案「ラヴィーナ」(24000トン)よりも大きな艦になるようです。
26000トンと言えば、日本海上自衛隊ヘリコプター護衛艦「いずも」型と大体同じです。
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この他、『ネヴァ川計画設計局』は、「イワン・グレン」型の拡大発展型となる新たな大型揚陸艦(排水量6000~7000トン)も設計しています。
[ネヴァ川計画設計局はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の拡大発展型の2つのヴァージョンを設計している]

近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの主力艦戦はMiG-29K/KUBになる

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『タス通信』より
2018年8月6日9時14分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」の近代化はMiG-29K/KUBの為の仕上げが予定されている】
モスクワ、8月6日/タス通信

航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の近代化には、艦上航空機MiG-29K/KUBの為の仕上げが含まれる。
艦の近代化設計を開発する『ネヴァ川計画設計局』のトップ、セルゲイ・オルロフ『タス通信』のインタビューで述べた。

「艦には、航空機MiG-29K/KUB、Su-33と複数のタイプのヘリコプターが駐留します。
正に航空機MiG-29K/KUBの為、いくらかの仕上げが必要となります。
飛行士が望むものは、何かこう新しく、より現代的で信頼性の有るものです。
殆ど全ての航空機器複合艦載システムは近代化されます」

彼は話した。

プロジェクト11435重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は1991年に就役した。
その満載排水量は約59000トン、全長は306メートルに達し、艦は約30ノットの速力を発揮できる。
24~26機の航空機と12機のヘリコプターで構成される航空グループに加え、対艦及び高射ミサイル、砲装置で武装し、対潜兵器を搭載する。
艦の乗組員は1300名から成り、航空団の要員は660名を有する。

「アドミラル・クズネツォフ」における新たな戦闘機MiG-29K/KUBの試験は2016年夏に始まった。
この航空機は、2016~2017年のシリア沖への航海時、艦の航空グループの一員として在った。

2018年4月、艦の修理及び近代化の契約が署名された。

『ネヴァ川計画設計局』は、様々なクラスの航空艦及び揚陸艦を設計する国内唯一の設計局である。


『タス通信』より
2018年8月6日9時0分配信
【『ネヴァ川計画設計局』:「アドミラル・クズネツォフ」は修理後に新たな「知能」を得る】

『ネヴァ川計画設計局』総取締役セルゲイ・オルロフ氏へのインタビュー。



ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて6度目となる地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

「アドミラル・クズネツォフ」機動部隊は2016年10月上旬にシリア沖へ到達し、2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。
以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。



シリア沖への遠距離航海から1年後、2018年2月23日の「祖国防衛者の日」クレムリン宮殿で開催された国家表彰授与式において、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、「アドミラル・クズネツォフ」ウシャコーフ勲章を授与しました。
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『タス通信』より
2018年2月23日14時24分配信
【プーチンは祖国防衛者の日に国家表彰を授与した】



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[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]
今後、「アドミラル・クズネツォフ」は寿命を延長する近代化改装が行なわれます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、ムルマンスク『第35艦船修理工場』になります。
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システム、航空機管制複合体、火災探知システムなどは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな航空機管制複合体を装備する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな火災探知システムを装備する]
機関(蒸気タービン)自体は変更されませんが、蒸気発生用のボイラーは8基全てが交換されるようです。

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

以前には「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年から始まる予定でしたが、2018年に延期されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスク艦船修理工場で2018年から始まる]

プロジェクト11435重航空巡洋艦(アドミラル・クズネツォフ)を設計した『ネフスキー計画設計局』は、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装案を作成しています。
[ネフスキー計画設計局はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の為の準備を進めている]
「アドミラル・クズネツォフ」には、新たな淡水化装置が設置されます。


「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の契約は、2018年4月23日に締結されました。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約は締結された]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装工事は2020年末に完了し、2021年初頭以降に洋上試験を行ない、同年半ば頃に艦隊へ復帰する予定です。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2020年末に近代化改装を完了し、2021年に復帰する]
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2021年にロシア海軍へ復帰する]

「アドミラル・クズネツォフ」は、近代化改装により新型の高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」が装備されます。
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは新たな高射ミサイル砲複合体パーンツィリ-Mを装備する]

更には、ロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト22350(「アドミラル・ゴルシコフ」型)で初めて採用される最新の高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の装備も計画されています。
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは最新高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートを装備する]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の費用については、これまでに様々な数字が出ていましたが、結局、約600億ルーブルに落ち着いたようです。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の費用は約600億ルーブルになる]

2018年7月下旬から「アドミラル・クズネツォフ」ボイラーの撤去作業が始まりました。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフのボイラーの撤去作業が始まった]

「アドミラル・クズネツォフ」は、まず始めに蒸気タービン機関の修復を行ないます。
(8基のボイラーは全て交換し、タービンエンジンはリビルド)
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは蒸気タービンエンジンを修復する]


今回の『ネヴァ川計画設計局』総取締役セルゲイ・オルロフ氏の発言を見ると、近代化改装後の「アドミラル・クズネツォフ」は、艦上戦闘機MiG-29K/KUB(2013年~2015年に納入)が「主力」となり、同機を完全に運用する為、同艦の航空機運用システムが更新されるようです。

MiG-29K/KUBは、今後近代化改修が計画されています。
『軍事産業企業体ニュース』より
2018年7月18日配信
【『統合航空機製造営団』は海軍航空隊へ近代化されるMiG-29Kの間もなくの供給を予告した】

「アドミラル・クズネツォフ」には、艦上戦闘機Su-33も搭載されており、寿命延長近代化改修が行なわれていますが、寿命は2025年頃までであり、2021年に復帰する同艦では、数年しか運用出来ない事になります。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2025年まで現役に留まる]

ロシア海軍の新世代原子力駆逐艦リデルは4~6隻が建造される

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年8月3日6時0分配信
【ロシアは6隻までの原子力駆逐艦「リデル」を建造するだろう-情報筋】
モスクワ、8月3日、インタファクス-AVN

ロシアは、誘導ロケット兵器を装備する原子力駆逐艦「リデル」を複数建造するだろう。
『インタファクス』は金曜日に防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「おそらくは、この艦は1隻ではありません。
この遠海ゾーン艦を海軍は必要としております。
シリーズは、4隻~6隻から成るでしょう」

彼は話した。

対談者によると、新たな駆逐艦の隻数に関する最終決定は、未だ下されていない。
「プロジェクトの実現は、トップ艦の作成に多くを依存します」
彼は話した。

この前の土曜日、ロシア海軍副総司令官ヴィクトール・ブルスクは、将来駆逐艦「リデル」の技術設計の作成は2019~2020年に開始され、艦の発注と製造は2022年よりも前にはならないと述べた。

駆逐艦には長射程有翼ミサイル「カリブル」、最新の対潜兵器システム及び電波電子戦闘システムの装備が意図されている。

ロシアは、海軍の能力を強化する為、8隻までの原子力駆逐艦「リデル」を建造する必要があると元ロシア連邦海軍総参謀長ヴィクトール・クラフチェンコ提督は火曜日に『インタファクス』へ話した。
「僕が思いますに、このような駆逐艦は、北方艦隊及び太平洋艦隊に必要です。
これは、各艦隊に少なくとも3~4隻の艦が必要でしょう」
ヴィクトール・クラフチェンコ
は話した。

「我々は既に大洋ゾーン大型艦の建造を忘れております。
この駆逐艦は設計へ向かっておりますが、清書されたリストは有りません。
事前の作業は存在します」
ヴィクトール・クラフチェンコ
は話した。

彼によると、駆逐艦は水上艦、潜水艦、ミサイルを含む最新の飛行装置へ対処できる。
「我々に必要な艦は、あらゆる風力の海と大洋で任務を遂行できる艦です。
アメリカ合衆国には大洋ゾーン大型艦が在り、自由に世界の大洋へ存在しています。
そしてロシアの利益は、あらゆる観点から保護されなければなりません」
ヴィクトール・クラフチェンコ
は話した。

日曜日、情報筋は、ロシアは既に駆逐艦の建造の準備を行なっていると『インタファクス』へ伝えた。
「ロシア海軍の利益の為、この艦を建造する事は原則として決定しており、実際に採択されています。
既に建造の為のスペースは用意されています。
駆逐艦へ装備される兵装のリストは、予め承認されています」

情報提供者は話した。

将来原子力駆逐艦「リデル」の概略設計は完了していると株式会社『北方計画設計局』(『統合造船業営団』へ加入)は年次報告で発表した。
文書では、概略設計作業は2015年4月に始まり、2016年末まで行なわれ、技術的準備ステップは1000パーセントであることが指摘された。

駆逐艦「リデル」の排水量は14000トンになると予想されている。
核動力装置のお陰により、それは無制限の航続距離を得る。
自立航行期間は90日。

駆逐艦の主な打撃力は、各々に8基の有翼ミサイル「カリブル」「オーニクス」、そして将来的には「ツィルコン」が収納される8基の汎用発射装置である。
ミサイルの合計は64基(最新フリゲートは、最初のタイプと第2のタイプのミサイルが16基)。

専門家の評価では、「ステルス」技術により建造される見えない駆逐艦は、遠海ゾーンにおける海軍の任務遂行能力を強化し、最新の電波工学兵装と新たな高精度兵器を装備する。



[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]
[ロシア海軍将来駆逐艦概念設計案・プロジェクト23560E「シクヴァル」]

ロシア海軍は、2000年代後半以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]
[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]

将来駆逐艦「リデル」は、原子力推進通常動力(ガスタービン)の2タイプの設計が進められていました。
[ロシア新世代駆逐艦は通常動力と核動力の2種類が設計される]

しかし現在では将来駆逐艦「リデル」の動力は原子力推進に決まっています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は原子力推進となる]
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる]

原子炉将来原子力空母と同型になるようです。
[ロシア海軍将来原子力空母は原子炉RITM-200を搭載するかもしれない]
ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の排水量は、前のクラス(プロジェクト956駆逐艦、約8000トン)よりも遥かに大きくなり、その打撃力は巡洋艦に匹敵すると述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは巡洋艦に匹敵する攻撃力を有する]

「リデル」の上部構造物には複合材料の使用も検討されています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の上部構造物は非金属複合材料で造られるかもしれない]

「リデル」の設計を担当する『北方計画設計局』は、実際にロシア海軍向けとして建造される艦の設計へ着手しています。
(これまでに公開されている模型は、「リデル」の概念設計案「シクヴァル」のものであり、このままの形で建造されるわけではない)
[ロシア海軍の為の将来原子力駆逐艦リデル級の設計が始まる]

「リデル」級駆逐艦ロシア連邦『2018-2027年の国家軍備プログラム』に含まれています。
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルの建造計画は中止されていない]

「リデル」級駆逐艦の設計概略はロシア国防省に承認されています。
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルの設計概略は承認された]
[ロシア海軍の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる事がロシア国防省に承認された]

「リデル」級の艦名は、まだ正式には決まっていませんが、艦名候補として「オルロフ-チェスメンスキー」(1770年のチェスマ海戦トルコ艦隊に勝利したロシア海軍の貴族提督アレクセイ・オルロフ伯爵)が挙げられています。
『イズベスチヤ』より
2017年3月31日0時1分配信
【原子力の「リデル」は「オルロフ-チェスメンスキー」となる】
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「リデル」級駆逐艦の技術設計、つまり、実際に艦を建造する為の細部の設計は、2019~2020年に開始されます。
この作業の完了は2022年に予定されており、当然ながら、艦の建造開始は、それよりも後になります。
(つまり、早くても2023年)
[ロシア海軍の新世代原子力駆逐艦リデルの設計は2022年に完了する]

「リデル」級駆逐艦の建造の為のインフラ整備も進められています。
[ロシア海軍の新世代原子力駆逐艦リデルの建造の為のインフラ整備は進められている]

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「リデル」級を建造する予定のサンクトペテルブルク『北方造船所』は、以前から設備の近代化を進めており、その一環として、2017年12月末に新たな船台を建造する契約へ署名しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年12月29日12時51分配信
【北方造船所は新たな船台を建設する契約を締結した】

2019年春頃に完成予定の『北方造船所』の新たな船台のサイズは、全長250メートル、幅140メートル、高さ75メートルになります。

今までの『北方造船所』の船台では、全長170メートル、幅20メートル、満載排水量12000トンまでの艦船しか建造できませんでした。

新たな船台の完成後、『北方造船所』「リデル」級駆逐艦の建造が可能となります。

「リデル」級駆逐艦が何隻建造されるのかは未だ決まっていませんが、現在の所、4~6隻程度の建造が想定されているようです。

北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する

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『タス通信』より
2018年8月1日13時10分配信
【「航空母艦キラー」はバルト海の海軍演習へ参加する】
モスクワ、8月1日/タス通信

プロジェクト949A原子力水中巡洋艦「オリョール」は、バルト海ロシア海軍艦船グループの演習へ参加する。
ロシア連邦国防省は報道機関へ伝えた。

「ロシア海軍総司令部の計画に沿って、艦隊戦力の艦隊間協同の枠組みで北方艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊の10隻以上の戦闘艦は、バルト海エリアで一連の戦術演習への取り組みへ着手しました」
声明では、こう述べられた。

演習は「以前に主要海軍パレードへ参加した戦力の収束段階」で実施される。
「艦隊間グループには、ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、原子力潜水艦オリョール、大型対潜艦セヴェロモルスク、フリゲート"アドミラル・マカロフ"、大型揚陸艦イワン・グレン、コロリョーフ、ミンスク、コルベット"ボイキー"、"ソーブラジテルヌイ"、ディーゼルエレクトリック潜水艦ウラジカフカス、ドミトロフが加わっており、バルト海の指定海域及び射爆場で対水中工作、対機雷、対空、対潜、対艦防衛の要素へ取り組みます」
当局は説明した。

更に演習計画では、バルト海の射爆場における海岸への海洋揚陸部隊の上陸のエピソードが提示される。

「3艦隊の艦は、パレードへ参加した後、恒久駐屯所へ戻る段階で、艦隊間グループの一員としての連携へ取り組む特別な機会を得ます」
当局は、ロシア連邦海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将の談話を引用した。

[艦について]
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、原子力水中巡洋艦「オリョール」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」
で構成される北方艦隊戦闘艦支隊は、主要海軍パレードへ参加する為、7月15日にフィンランド湾へ到着した。

多目的原子力潜水艦「オリョール」は、パレードへ参加した最大の艦であり、その水上排水量は約15000トン、水中排水量は24000トンに達する。
主要兵装は、24基の有翼ミサイル「グラニート」である。
「オリョール」は1993年に北方艦隊の戦闘編制へ加わった。
このタイプの潜水艦は、ソヴィエト時代、非公式に「航空母艦キラー」と呼ばれていた。



プロジェクト949A巡洋潜水艦K-266は、1989年1月19日にセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所で起工されました。
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1991年、「セヴェロドヴィンスク」と命名されました。

1992年5月22日に進水し、同年7月3日、「原子力水中巡洋艦」に類別変更されました。
1992年10月6日から20日まで工場航海試験が実施され、同年10月30日から国家受領試験が実施されました。
1992年12月30日、ロシア海軍への納入証書へ署名され、海軍へ引き渡されました。

1993年1月20日、ロシア海軍旗を掲揚し、正式にロシア海軍へ就役しました。
1993年1月27日に北方艦隊原潜基地ザーパドナヤ・リッツァへ到着し、2月5日に北方艦隊第1潜水艦小艦隊・第11潜水艦師団へ編入されました。
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1993年4月6日、「オリョール」と改名されました。

「オリョール」Орелロシア語「鷲」という意味ですが、この場合は、ロシア連邦オリョール州から取られています。
K-266は、オリョール州政府の後援を受けています。

2000年8月に同型艦「クルスク」が爆沈した後、「オリョール」「クルスク」引き揚げの為の各種リハーサルに使われました。

2003年から2004年に掛けてロスリャコヴォ村第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50で修理が実施され、推進軸が交換されました。
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2013年10月4日、バレンツ海有翼ミサイル「グラニート」を発射しました。
[ロシア北方艦隊はバレンツ海で巡航ミサイル発射訓練を実施した]

2013年11月、修理の為にセヴェロドヴィンスク市艦船修理工場『ズヴェズドーチカ』へ到着しました。
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[オスカーII級原潜オリョールはオーバーホールを行なう]

2014年4月、「オリョール」の寿命延長近代化改装の為の契約が締結されました。
[オスカーII級原潜オリョールは寿命延長工事を行なう]

同年4月23日、セヴェロドヴィンスク市艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」ドックへ入渠しました。
[オスカーII級原潜オリョールは寿命延長工事の為にドック入りした]
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2015年4月7日、溶接作業中に艦尾の外部非耐圧殻と内部耐圧殻の間で火災が発生しました。

[セヴェロドヴィンスクの修理工場で火災が発生した]
[修理中のロシア海軍原子力潜水艦オリョールで火災が発生した]
[ロシア海軍原潜オリョール火災事故・続報]
[ロシア海軍原潜オリョール火災事故・続報その2]
火災は4月7日14時14分に発生し、翌4月8日0時57分に完全に鎮火しました。
この間、火災が完全に鎮火できない為、「オリョール」が入っていたドックへの注水が行なわれました。

「オリョール」の改装工事は2015年4月中旬に再開されました。
[ロシア海軍の原潜オリョールの近代化改装工事は再開される]
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2016年10月3日、「オリョール」は再び進水しました。
[火災事故に遭ったロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールは再進水した]

「オリョール」は2017年4月末までに北方艦隊へ復帰する予定です。
[近代化改装される原子力水中巡洋艦オリョールは2017年4月末までにロシア海軍へ復帰する]

2017年4月6日、「オリョール」艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」を去り、駐留基地へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールは寿命延長近代化改装を終えて出航した]


4月11日に駐留基地ザーパドナヤ・リッツァ基地(ザオゼルスク)へ到着しました。
[寿命延長近代化改装を終えたロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールは駐留基地へ戻った]
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2017年9月には北方艦隊の演習へ参加し、9月19日には有翼ミサイル「グラニート」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の水上艦と原子力潜水艦はバレンツ海で超音速対艦ミサイルを発射した]

9月21日には重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の対潜戦闘訓練の相手役を務めました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと原子力水中巡洋艦オリョールはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]


2018年、「オリョール」は、『ロシア海軍の日』(7月29日)にサンクトペテルブルク及びクロンシュタットで行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する事になりました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールは7月29日にクロンシュタットで行なわれる『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する]

2018年7月15日、『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する他の北方艦隊所属艦と共にフィンランド湾へ到着しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後、「オリョール」は他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットを去りました。

そして8月1日、「オリョール」は他の艦隊から観艦式へ参加した艦と共にバルト海で演習を開始しました。

今回の演習へ参加する艦は、この11隻です。

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(北方艦隊)
原子力水中巡洋艦「オリョール」(北方艦隊)
大型対潜艦「セヴェロモルスク」(北方艦隊)
フリゲート「アドミラル・マカロフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「イワン・グレン」(北方艦隊)
大型揚陸艦「コロリョーフ」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「ミンスク」(バルト艦隊)
コルベット「ボイキー」(バルト艦隊)
コルベット「ソーブラジテルヌイ」
ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウラジカフカス」(北方艦隊)
ディーゼルエレクトリック潜水艦「ドミトロフ」(バルト艦隊)


特に北方艦隊以外の艦にとっては、原子力潜水艦を相手にする演習を行なう機会など無いに等しいので、今回の演習は貴重な体験となるでしょう。

ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスはオホーツク海で魚雷発射訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年8月1日1時39分配信
【太平洋艦隊の原子力潜水艦「クズバス」は仮想敵艦船支隊への攻撃へ取り組んだ】

戦闘訓練計画活動の枠組みにおいて、太平洋艦隊原子力潜水艦「クズバス」は、潜水艦単独で仮想敵戦闘艦支隊を攻撃する演習をオホーツク海で実施した。

海上射爆場の1つで、艦隊の海上航空隊対潜航空機Il-38に支援された対潜打撃艦グループは、潜水艦の捜索を行なった。
「クズバス」は最適距離での攻撃及び魚雷射撃の実施の為に探知を回避して仮想敵艦へ接近した。
その後、潜水艦は攻撃を成功裏に実施して隠密裏に海域を去り、意図された任務の遂行を続ける。

7月29日、原子力潜水艦「クズバス」は、ペトロパブロフスク-カムチャツキー泊地で名誉あるロシア海軍の日の艦船パレードへ参加した。



プロジェクト971「シチューカ-B」(NATOコード名「アクラ」)原子力大型潜水艦K-419は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市レーニン共産党青年団記念造船工場(現アムール造船工場)で1991年7月28日に起工されました。

建造中にソ連邦は解体されましたが、1992年5月18日に進水し、1992年12月31日にロシア海軍へ納入されました。
この間、1992年4月28日には「原子力巡洋潜水艦」へ類別変更されました。

翌1993年1月30日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1993年2月5日に太平洋艦隊第2潜水艦小艦隊・第45潜水艦師団へ編入され、7月10日にカムチャツカ半島ヴィリュチンスク基地へ到着しました。
1993年4月13日には「モルシュ」Моржと命名されました。

1995年10月14日から12月15日まで戦闘勤務を実施。
1996年5月5日から7月26日まで戦闘勤務を実施。
1997年7月6日から8月18日まで戦闘勤務を実施。

1998年1月29日にロシア海軍総司令官の指示で「クズバス」Кузбассと改名されました。
因みに、「クズバス」Кузбасс「クズネツク炭田」Кузнецкий угольный бассейн の略称です。

1998年5月1日、第10潜水艦師団へ転属しました。

2001年には小規模な修理を行ないました。

2007年8月には原子力巡洋潜水艦「ネルパ」(現在はインド海軍へリース)の試験の支援へ参加しました。

2007年9月から12月までボリショイ・カーメニドックで修理を実施。

2008年7月末にはウラジオストク沖でロシア海軍記念日の観艦式に参加しました。
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2009年にはボリショイ・カーメニ艦船修理工場「ズヴェズダー」へ回航され、核燃料交換などを含む大規模なオーバーホールと、部分的な近代化改装(プロジェクト971Uへのアップグレード)が始まりました。
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オーバーホール(近代化改装)は2015年秋にようやく完了しました。

2015年12月18日にはロシア連邦首相ドミトリー・メドベージェフ氏(前ロシア連邦大統領)が「クズバス」を視察しました。


当初の計画では、「クズバス」は2015年12月末までに太平洋艦隊へ復帰する筈だったのですが、数ヶ月間延びて2016年3月下旬になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスは2016年3月末までに復帰する]

「クズバス」は、「ロシア潜水艦乗員の日」である2016年3月19日に太平洋艦隊へ引き渡されました。
[近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスは2016年3月19日にロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]
[近代化された原子力巡洋潜水艦クズバスはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]


復帰した「クズバス」は、2016年7月31日の『ロシア海軍の日』ウラジオストクで行なわれた観艦式へ参加しました。

その後、カムチャツカ半島原潜基地ヴィリュチンスクへ向かいました。
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以後の「クズバス」の動向は一切公表されていませんでしたが、2017年9月8日にはカムチャツカ沖で魚雷発射訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力巡洋潜水艦クズバスはカムチャツカ沖で魚雷発射訓練を行なった]

その後の「クズバス」の動向も全く公表されていませんが、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはペトロパブロフスク-カムチャツキーで行なわれた観艦式へ参加しました。

『ロシア海軍の日』観艦式終了から数日後、「クズバス」はオホーツク海で魚雷攻撃訓練を実施しました。


ロシア海軍に就役中のプロジェクト971原子力巡洋潜水艦の内、4隻(北方艦隊の2隻と太平洋艦隊の2隻)はセヴェロドヴィンスク艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」で高度な近代化改装が実施され、プロジェクト971Mへアップグレードされますが、「クズバス」は、この6隻には入っていません。
(「クズバス」の場合、ソナーや通信機器、居住区などの限定的な近代化に留まっている)
[近代化改装されるプロジェクト971M原子力巡洋潜水艦レオパルドは2018年にロシア海軍へ復帰する]

既に太平洋艦隊からはK-391「ブラーツク」K-295「サマーラ」が2014年9月末にセヴェロドヴィンスクへ回航されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の原潜ブラーツクとサマ―ラはセヴェロドヴィンスクの艦船修理工場へ到着した]

ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦トゥルビニストは地中海東部(シリア沖)で演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年7月31日15時14分配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「トゥルビニスト」は地中海で対機雷活動へ取り組んでいる】

地中海海軍作戦連合部隊の一員として任務を遂行している黒海艦隊海洋掃海艦「トゥルビニスト」の乗組員は、戦闘訓練計画の枠組みにおいて艦船の駐留所における対機雷活動へ取り組んだ。

訓練中に乗組員は、様々な種類の接触型及び非接触型掃海具を使用し、指定海域で機雷の捜索を行なった。

指示された任務を直ちに遂行した船員は、同時にダメージコントロール、海上移動および無防備の泊地へ停泊の際の艦の対空及び対水中工作防衛の艦内演習を実施した。



プロジェクト266M「アクヴァマリーン-M」海洋掃海艦「トゥルビニスト」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)『中部ネヴァ川造船工場』で建造され、1975年12月30日にソ連海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。

1980年代末には、当時、イラン・イラク戦争の最中に在ったペルシャ湾へ進出し、ソ連の商船を護衛しました。

2008年8月の南オセチア紛争にも出動しています。

1980年代末以来、黒海から出た事の無かった「トゥルビニスト」ですが、2018年5月12日にボスポラス海峡を南下して地中海東部へ派遣される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦トゥルビニストは地中海東部(シリア沖)へ行く]

2018年7月29日の『ロシア海軍の日』には、シリアタルトゥース港泊地の観艦式へ参加しました。
[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』の観艦式が行なわれた]

観艦式から数日後、「トゥルビニスト」タルトゥース港周辺で掃海などの演習を実施しました。

ロシア海軍は、2016年2月以降、シリア沖掃海艦を1隻ずつ交代で派遣しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦はシリア沖で活動する]


現在、地中海東部には、以下のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」(カスピ小艦隊):2018年6月17日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「オルスク」(黒海艦隊):2018年7月30日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「トゥルビニスト」(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「キルディン」(黒海艦隊):2018年6月9日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対水中工作艇P-433(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
サルベージ船KIL-158(黒海艦隊):2018年7月14日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り