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ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年10月22日15時43分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」はセヴェロモルスクへ到着した】

本日、北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市へ、プロジェクト11711のトップ艦である大型揚陸艦「イワン・グレン」が到着した。
今週に大型揚陸艦の乗組員はバルチースクからスカンジナビア半島を周回し、4つの海を通過する艦隊間移動を行なった。

艦の航行は、複雑な水文気象条件下で行なわれた。
設備及び乗組員は正常モードで働いている。
大型揚陸艦「イワン・グレン」艦長ヴィクトール・ワシリエフ2等海佐は、北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ大将へ報告した。

艦隊間移動任務を成功裏に遂行し、恒久駐留地点へ到着した艦で、歓迎会が開催された。
その中で北方艦隊司令官は、乗組員を祝福し、確信を表明した。
近い内に艦は北方艦隊大型揚陸艦連合部隊の旗艦となり、乗組員は最良の1つとなる。

ニコライ・エフメノフ大将は更に、大型揚陸艦は、大祖国戦争に従軍し、海洋砲兵器分野の傑出した専門家であるイワン・グレン中将に敬意を表して命名されており、乗組員は、その敬意を保ち続けなければならないことを強調した。

更に艦隊司令官は、優秀な専門家の乗組員へ記念品を手渡した。

大型揚陸艦「イワン・グレン」は、初めて北極圏へ姿を現した。
ロシア海軍へ受け入れられるまで、同艦はバルト海で試験を行なっていた。
艦はフィンランド湾サンクトペテルブルク市クロンシュタット泊地での主要海軍パレードへ2度参加した。

現在、艦には基地訓練のサイクルが控えており、その後、バレンツ海の艦隊射爆場で一連の任務を遂行する。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]

2018年4月3日、「イワン・グレン」国家受領試験を再開する為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは洋上試験再開の為にバルト海へ出航した]

5月4日までに試験は完了し、カリーニングラード造船所へ戻ってきました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

その後は造船所で検査が行なわれ、6月2日に完了しました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ引き渡す前の検査を完了した]

2018年6月20日、「イワン・グレン」ロシア海軍へ納入され、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典が開催されました。

[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

その後もバルト海に留まっており、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後もバルト艦隊基地バルチースクに滞在し、乗組員の慣熟訓練を行なっていましたが、10月10日に出航し、搭載砲(2連装30mmガトリング砲「ドゥエト」AK-630M30mmガトリング砲)による対空及び対水上射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海で実弾射撃訓練を行なった]

訓練の後、「イワン・グレン」ロシア海軍総司令部の監査を受けました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは2018年10月末に北方艦隊基地へ到着する]

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その結果、北方艦隊基地への移動(配備)が認可され、10月15日にバルト艦隊基地バルチースクを抜錨しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地への移動を開始した]

10月18日に北海へ入りました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海を出て北海へ入った]

10月19日にはノルウェー海へ入りました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはノルウェー海へ入った]

そして10月22日、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。

「イワン・グレン」は、北方艦隊第121揚陸艦旅団(プロジェクト775大型揚陸艦4隻)へ編入され、同旅団の旗艦となります。
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ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット"ソーブラジテルヌイ"と"ストイーキー"は北大西洋へ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年10月22日12時50分配信
【バルト艦隊艦船支隊は北大西洋への遠距離航海へ向かった】

コルベット「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」、中型海洋給油船「コラ」、海洋曳船「コネツキー」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、北大西洋で計画されている遠距離航海任務を遂行する為に出航した。

支隊の艦上には対潜ヘリコプターKa-27PLが在り、支隊の乗組員の構成には、以前に特別に用意された海軍歩兵部隊が含まれる。

航海期間に艦の乗組員は、数多くの様々な戦闘演習任務を遂行し、その中には、通信、対空及び対潜防衛、更には様々な方法による海上での物資補充の合同演習がある。

コルベットに駐留する艦隊海上航空隊艦上ヘリコプター乗員は大西洋で飛行勤務を行ない、仮想敵潜水艦の捜索、水上目標の探知、捜索救助活動の訓練を実施する。

航海の主な課題は、大西洋の様々な海域における海軍の存在の保障と、聖アンドレイ旗のデモンストレーションである。



バルト艦隊には、2008年~2014年に就役した4隻のプロジェクト20380コルベット(「ステレグーシチー」、「ソーブラジテルヌイ」、「ボイキー」、「ストイーキー」)が配備されており、2016年夏以降、2隻ペアで定期的に北大西洋へ進出しています。


2016年6月、「ボイキー」(532、2013年5月16日就役)と「ストイーキー」(545、2014年7月27日就役)が北海へ進出しました。
(2016年6月中旬にバルチースクを出航し、7月5日に帰港)
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット2隻は北海から戻ってきた]

2016年10月には「ボイキー」「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)が北大西洋へ進出しています。
(2016年10月初頭にバルチースクを出航し、10月22日に帰港)
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット2隻は北大西洋から戻ってきた]

「ボイキー」「ソーブラジテルヌイ」は、2017年4月にも北大西洋へ進出しました。
(2017年4月7日バルチースクを出航し、5月1日に帰港)
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット2隻はバルチースクへ帰投した]

2017年6月には「ボイキー」「ステレグーシチー」(550、2008年2月27日就役)が北海へ進出しています。
[ロシア海軍バルト艦隊の新鋭コルベット"ボイキー"と"ステレグーシチー"は北海での戦闘演習を終えてバルト海へ戻った]

「ボイキー」「ソーブラジテルヌイ」は、2017年10月14日から2018年1月14日まで地中海、アデン湾への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の新鋭コルベットは地中海・アデン湾遠征を終えて帰投した]

2018年6月中旬には、「ボイキー」「ストイーキー」北大西洋へ進出し、7月上旬に帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ボイキー"と"ストイーキー"は北大西洋遠征を終えた]


そして2018年10月22日、今度は「ソーブラジテルヌイ」「ストイーキー」北大西洋への航海へ出発しました。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはマダガスカルのアンツィラナナを訪れた

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年10月21日14時8分配信
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」はマダガスカルの港へ入った】
モスクワ、10月21日、インタファクス-AVN

インド洋で遠距離航海中の北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、マダガスカルを訪れた。
北方艦隊広報サービスは発表した。

「大型対潜艦セヴェロモルスクは、1つの島で占められる最大の国であるマダガスカル共和国北部のアンツィラナナ港への業務寄港を行ないました」
広報サービスは話した。

ロシア艦は港の南部埠頭へ係留された。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」艦上を、マダガスカルロシア大使館員と同国海軍の代表が訪れた。
「ロシア船員は、アンツィラナナ港の名所見物と休養の為、沿岸へ上陸しました」
広報サービスは指摘した。

ロシア艦の訪問は10月24日まで続く予定であり、その後、乗組員は計画遠距離航海任務の遂行を続ける。

現在までに北方艦隊将兵は19000海里以上を航行し、アルジェリア、セーシェル諸島、モザンビークの港を訪れた。

9月中旬まで大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、地中海ロシア海軍常設艦船グループの一員として行動していた。
同月初頭、乗組員はロシア海軍の大規模演習へ参加し、一連の対潜任務へ成功裏に取り組んだ。



北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(「055」、1986年11月5日就役、2016年12月末に近代化改装完了)及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」(「619」、1988年1月24日就役)は、『ロシア海軍の日』(7月29日)にクロンシュタットで行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、2018年7月4日にセヴェロモルスク基地を出航しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はセヴェロモルスク基地を出航した]

2018年7月15日、『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する他の北方艦隊所属艦と共にフィンランド湾へ到着しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後、他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットを去り、8月1日から他の艦隊の観艦式参加艦と共にバルト海で演習を開始しました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]

演習終了後、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」バルト海から北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは英仏海峡へ向かった]

8月8日にラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、8月9日から大西洋北部で演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは北大西洋で演習を開始した]

8月11日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

8月15日にアルジェリアの首都アルジェへ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはアルジェを訪れた]

8月19日にアルジェを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはアルジェリアを去った]

8月23日には地中海中部で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海中部で演習を行なった]

9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宇宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]


その後も2隻は地中海東部に滞在していましたが、大型対潜艦「セヴェロモルスク」ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と別れ、9月21日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
2隻に随伴してきた北方艦隊中型海洋給油船「ドゥブナ」も、一緒に紅海へ入ったようです。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾で海賊対処任務に就く]

10月1日にアデン湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは海賊対処任務の為にアデン湾へ入った]

10月5日にセーシェル諸島ヴィクトリア港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはセーシェル諸島のヴィクトリア港へ寄港した]

10月9日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはセーシェル諸島を去った]

10月15日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」モザンビークペンバ港(ポルト・アメリア)へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはモザンビークを訪れた]

10月17日にペンバ港(ポルト・アメリア)を出航し、次の訪問地マダガスカルへ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはモザンビークを去り、マダガスカルへ向かった]

そして10月21日、マダガスカル島アンツィラナナ港へ入港しました。
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アンツィラナナ(ディエゴ・スアレス)には、1905年初頭、極東へ向かう途中のロシア海軍太平洋艦隊第2戦隊(対馬沖日本海軍と交戦した部隊)が補給の為に寄港しています。
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ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は中国の青島港を訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2018年10月21日6時5分配信
【太平洋艦隊の艦船は中国へ訪問の為に到着した】

本日、遠距離航海計画に沿って、太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」で構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、青島港(中国)へ業務寄港の為に到着した。

艦が係留された後、港へ停泊する戦闘艦支隊の物資-技術サービスの問題に関する合同の打ち合わせが行なわれる。

本日には、支隊指揮官エドゥアルト・ミハイロフ少将及び艦長の中国人民解放軍北方艦隊司令部及び青島政庁への訪問が計画されている。
更に、ロシア及び中国の船員は、両国の戦闘艦の相互訪問を行なう。

ロシア艦船支隊中国への訪問は、10月25日まで続く予定である。

太平洋艦隊の艦船は、10月1日にウラジオストクから3ヶ月間の遠距離航海へ向かった。
これまでに彼らは、一連の海上での個々の演習及び訓練を行ない、更には日本及び朝鮮共和国(大韓民国)の港を訪問した。



2018年10月1日、ロシア太平洋艦隊ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)と大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)を伴い、3ヶ月以上に渡るアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発した]
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10月4日、太平洋艦隊艦船支隊日本函館へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフと大型海洋給油船ボリス・ブトマは日本の函館港を訪れた]

今年(2018年)は、函館ロシア領事館が開設されてから160周年に当たるので、これに関連する訪問でした。
(1858年に最初のロシア領事ゴシケーヴィチ一行が着任した)
『函館日ロ交流史研究会』公式サイトより
【函館・ロシア略年表】

10月5日にはロシア領事館開設160周年記念式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊将兵は函館のロシア領事館開設160周年記念式典へ参加した]

10月6日、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」函館港港町埠頭A岸壁で一般公開されました。
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太平洋艦隊艦船支隊は10月7日に函館を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は日本の函館港を去った]

10月10日、太平洋艦隊艦船支隊大韓民国済州島へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の済州島へ到着した]
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太平洋艦隊艦船支隊は、10月11日に済州島沖で行なわれた「2018大韓民国海軍国際観艦式」へ参加しました。
『中央日報』(日本語版)より
2018年10月11日8時57分配信
【済州国際観艦式、米空母など国内外艦艇41隻が参加…日中は代表団のみ派遣】

10月15日に済州島を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の済州島を去った]

その後、艦船支隊東シナ海へ入り、10月17日には潜水艦を捜索する演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は東シナ海で潜水艦の捜索演習を行なった]

そして10月21日、太平洋艦隊艦船支隊中国青島港へ到着しました。
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艦船支隊は、10月25日まで青島港に滞在します。

ロシア海軍の巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフの修復作業が始まる

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2018年10月20日18時37分配信
【ノヴォロシースク海軍基地の専門技術者は巡洋艦博物館「ミハイル・クトゥーゾフ」の修理作業を行なう】

黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地の専門技術者は、英雄都市ノヴォロシースクの名刺である巡洋艦博物館「ミハイル・クトゥーゾフ」(サンクトペテルブルク中央海軍博物館の支所)の計画修理回復作業の実行を開始した。

現在、軍事専門技術者は、艦の船体の保全回復作業を行なっている。
潜水夫巡洋艦の左舷約60平方メートルの水中部分を調査し、10時間以上に渡り水中で作業を行なう。

近い内に潜水夫は、艦の右舷の複合分析活動を実施する。

修理回復作業を実施する目的は、巡洋艦のドック入りの準備の為であり、ノヴォロシースク海軍基地の2隻の泊地潜水夫艇と10名の緊急救助支隊の専門家が参加する。

[参照]
巡洋艦「ミハイル・クトゥーゾフ」
は1951年2月22日にニコラエフで起工された。
1951年11月29日に進水し、1954年8月9日に巡洋艦は海軍旗を掲揚し、艦は赤旗黒海艦隊へ加入した。

黒海艦隊の一員としての勤務期間中に巡洋艦は211900海里を航行し、ルーマニア(1955年)、ユーゴスラビア(1956年と1964年)、アルバニア(1956年と1957年)、ブルガリア(1964年)、アルジェリア(1968年)を訪問した。
1967年6月にはエジプト軍を、1968年8月1日から10月31日まではシリア軍を援助する任務を遂行する為、軍事行動ゾーンに滞在した。

1987年、巡洋艦「ミハイル・クトゥーゾフ」海軍の予備役へ移された。
2001年8月にノヴォロシースクへ移転し、2002年7月から中央海軍博物館(サンクトペテルブルク市)の支所となった。



[スヴェルドロフ(ジェルジンスキー)型巡洋艦リスト]
[スヴェルドロフ型各タイプ]

プロジェクト68bis/68A(「スヴェルドロフ」型)巡洋艦「ミハイル・クトゥーゾフ」は、1955年1月31日に黒海艦隊へ編入され、以後、1987年に予備役となるまで同艦隊で行動しました。
[回想のソ連巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフ]

1968年9月24日にノヴォロシースクで一般公開された「ミハイル・クトゥーゾフ」
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地中海で行動中の「ミハイル・クトゥーゾフ」(1969年)
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ソ連邦解体後、他の同型艦が解体される中、本艦だけはセヴァストーポリで保管され、2002年7月からノヴォロシースクで記念艦として公開されています。
[巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフ(その1)]
[巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフ(その2)]
[巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフ近影(2008年6月)]
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ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイは2019年に近代化改装を終えて復帰する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月20日3時17分配信
【工場『ヤンターリ』はフリゲート「ネウストラシムイ」の修理について話した】
モスクワ、10月20日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト11540警備艦「ネウストラシムイ」の準備態勢は85パーセントであり、年末までに係留試験を行なわなければならない。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、2014年から同艦の修理を行なっている工場『ヤンターリ』の代理人より伝えられた。

「ネウストラシムイ」は1993年にロシア海軍の戦闘編制へ加わり、2014年から修理されている。
このプロジェクトの艦は合計2隻が建造され、2隻目の「ヤロスラフ・ムードルイ」は2009年に軍備へ加わった。

「今年にはドック修理を完了し、艦は係留試験を行ないます。
2019年にはネウストラシムイをバルト艦隊へ御引き渡しいたします」

対談者は話した。

彼によると、既に艦は船体の修理を行なっており、配管及び空調システムの取り付けを完了している。

艦の排水量は3590トン、速力30ノット、自立航行期間30日、乗組員210名。
兵装:AK-100砲、ミサイル「キンジャール」、「コールチク」、533mm魚雷、ヘリコプターKa-27。



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プロジェクト11540警備艦の1番艦「ネウストラシムイ」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で1987年3月25日に起工され、1988年5月25日に進水し、1990年12月28日にソ連海軍へ納入されました。
1991年3月14日にバルト艦隊へ編入されましたが、正式な就役式典となる海軍旗初掲揚式典が開催されたのは、ソ連邦解体後の1993年1月24日でした。

就役前の「ネウストラシムイ」(1991年11月)
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就役後、1994年、2002年、2004年、2006年、2007年にNATO海軍との合同演習『BALTOPS』へ参加しました。

2004年8月~9月には、初の地中海遠征を行ない、この間にフランス、スペイン、ポルトガルを訪問しました。

警備艦「ネウストラシムイ」は、2008年秋にロシア海軍で最初のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第1次ソマリア遠征]

2008年のアデン湾海賊対処任務の際に「ネウストラシムイ」が捕獲したソマリア海賊のボート
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そして2010年初頭、2度目のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第6次ソマリア遠征]

2010年2月5日にはソマリア海賊7名を拘留しました。
[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊拘留]
[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊を拘留(RIAノーボスチ)]

2012年7月から9月に掛けて北方艦隊大型揚陸艦と共に地中海へ派遣されました。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]

その後、オーバーホールが行なわれました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」は長期航海の為に修理を実施する]

「ネウストラシムイ」は、2013年3月下旬にバルチースクを出港、3度目の海賊対処任務の為にアデン湾へ向かい、10月17日に帰投しました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」は3度アデン湾から帰ってきた]


その後、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所へ回航され、修理および部分的な近代化改装(一部の電子機器の換装)が行なわれています。

ガスタービン機関は、サマーラ工場で修理されます。
[ロシア海軍のフリゲート"ネウストラシムイ"のガスタービン機関はサマーラで修理される]

当初、「ネウストラシムイ」は2015年末までに復帰する計画でしたが、2016年末、そして2017年11月と何度も延期される事になりました。
[ロシア海軍のフリゲート「ネウストラシムイ」は2015年に復帰する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ネウストラシムイは2016年末に復帰する]
[近代化改装されるロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ネウストラシムイは2017年11月に復帰する]

2017年11月の復帰も実現せず、未だに『ヤンターリ』で修理中です。
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2018年2月14日14時30分頃(モスクワ時間)、『ヤンターリ』で修理中の「ネウストラシムイ」で火災が発生しました。
火災は同日16時31分に鎮火しました。
消火には54名の消防隊員と15両の消防車が参加し、負傷者は居ませんでした。
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月14日20時54分配信
【緊急事態省:警備艦「ネウストラシムイ」の火災は2時間で消し止められた】

「ネウストラシムイ」の修理完了は、2019年に延期される事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイは2019年に近代化改装を完了する]

2018年10月下旬の時点で「ネウストラシムイ」の修理は85パーセント完了しており、2018年末には造船所の岸壁で係留試験を開始する予定です。
それに続く航行試験の開始は、早くても2019年初頭になるでしょう。


記事中でも触れられていますが、プロジェクト11540警備艦は2隻がロシア海軍へ就役しています。

2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は1991年に起工された後、資金難で工事が中断され、2000年代半ば以降に工事が再開され、2009年6月19日にロシア海軍へ納入、同年7月24日にバルト艦隊へ編入され、正式に就役しました。
[ネウストラシムイ級2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はロシア海軍へ納入された ]
[フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」、バルト艦隊に編入 ]

現在は地中海で行動しています。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ地中海・アデン湾遠征(2018年4月-)]

この他、3番艦「トゥマン」が1993年に起工されましたが、1998年に工事は中止され、その後も再開される事は無く、2015年には正式に工事中止が決まりました。
[ロシア海軍は警備艦トゥマンと練習艦ボロジノの建造を完全に断念した]
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ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはセヴァストーポリで修理を行なう

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年10月18日22時38分配信
【巡洋艦「モスクワ」は2019年と2020年の境目に復帰する】

第13艦船修理工場は、黒海艦隊旗艦の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(プロジェクト1164、コード名「アトラント」)の航行準備状態の回復作業を開始した。
同社の情報提供者は『Mil.Press FlotProm』へ話した。


彼によると、作業には6ヶ月から8ヶ月掛かる。
情報提供者は、工場へ与えられた課題は艦の航行の復活であり、近代化に関する話は未だ無い事を強調した。

以前、北方計画設計局「モスクワ」の近代化の技術設計案作成の資金は拠出されていないと述べた事が知られるようになった。

6月、『Mil.Press FlotProm』記者は巡洋艦の今後の運命の2つの選択肢について知った。
造船業界海軍は、クリミアあるいはセヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』での艦の近代化を考えている。

結局、艦の修理を行なうのは、第13艦船修理工場に決まった。
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この事から、セヴァストーポリ海洋工場での黒海艦隊旗艦の技術的準備状態の回復は、もはや断念された。

『ズヴェズドーチカ』広報サービスは、発注を受けた場合、同社は自社の造船台での巡洋艦の近代化の用意があると通知した。
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2019年、「モスクワ」近代化の技術設計が開始され、巡洋艦が自力でセヴェロドヴィンスクへ向かえるようにする為の然るべき契約が結ばれる。


『Mil.Press FlotProm』は、黒海艦隊からコメントをもらえなかった。

黒海艦隊旗艦は、2016年1月以降、海へ出ていない。
2018年2月に伝えられたように、この時点で艦の乗組員は、サラトフ電波機器工場の専門家により交換された高射ミサイル複合体「オサー-M」管理システムの試験を行なっていない。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
「モスクワ」
は、プロジェクト1164「アトラント」のトップ艦である。
1983年に「スラヴァ」の名で就役した。
1996年、後援者としてモスクワ市庁が現れ、それに改名された。

プロジェクト「アトラント」巡洋艦の排水量は11380トン、全長186メートル、最大幅20.8メートル。
艦は34ノットまでの速力を発揮できる。
乗組員は510名。
巡洋艦の主な打撃兵装は、ミサイルP-1000「ヴルカーン」の16基の発射装置である。
これに加え、砲、対空防衛ミサイル手段、高射ミサイル複合体「オサー-M」、魚雷発射管及び深海爆撃の為の反応装置を装備する。

2015年後半、巡洋艦は、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊を率い、その対空防衛手段でシリアロシア航空基地フマイミーンをカバーした。
最後の戦闘勤務は2016年1月に完了した。



黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(1983年1月30日就役)は、2015年には何度も長期航海を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の艦船は2015年に総計50万海里以上を航行した]

2015年1月1日の時点では、太平洋遠征(ニューギニア沖まで進出)から戻る途中であり、オマーンで新年を迎えました。
[ロケット巡洋艦モスクワ遠距離航海(2014年9月-2015年1月)]

2015年5月には中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』へ参加しています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

2015年6月には、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]

2015年6月下旬から8月初頭まで大西洋へ進出し、アンゴラ赤道ギニアを訪問しています。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-)]

2015年9月24日にセヴァストーポリを出航して地中海東部(シリア沖)へ向かい、2016年1月9日に帰港しました。

[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシリアからセヴァストーポリへ帰港した]

2016年5月21日から7月16日までセヴァストーポリ第13艦船修理工場浮きドックへ入渠しました。
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2016年7月22日、視察のためにセヴァストーポリを訪れたロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将によりナヒーモフ勲章が授与されました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはナヒーモフ勲章を授与された]


2016年7月31日、2017年7月30日、2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、セヴァストーポリの観艦式へ参加しました。


以前、「モスクワ」は、2018年から近代化改装の開始が予定されていましたが、実行には移されませんでした。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは2018年からセヴァストーポリで近代化改装を行なう]

ただし、「モスクワ」の近代化改装自体は断念されていません。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワの近代化改装は断念される?]
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワの近代化改装は断念されていない]

結局、まずセヴァストーポリ第13艦船修理工場「モスクワ」の修理を行ない、その後、セヴェロドヴィンスクへ移動して近代化改装を行なう事になるようです。


ロシア海軍は、新たな巡洋艦の建造は計画していませんが、現用の巡洋艦クラスの水上戦闘艦に関しては近代化改装を行ない、今後も維持していく方針です。
[ロシア海軍の現用ロケット巡洋艦(プロジェクト1164及びプロジェクト1144)は近代化される]
[ロシア海軍は今後も巡洋艦を維持する]

ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはノルウェー海へ入った

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『タス通信』より
2018年10月19日18時54分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」はノルウェー海へ入った】
ムルマンスク、10月19日/タス通信

バルト艦隊から北方艦隊への移動を行なっているプロジェクト11711のトップ艦・大型揚陸艦「イワン・グレン」は、ノルウェー海へ入った。
同艦隊の広報サービスは金曜日に発表した。

「北方艦隊の担当ゾーンへ入った艦は、当直勤務に在る地域の兵種間戦略連合部隊防衛指揮センターにより監視されています」
広報サービスは伝えた。

艦の航行は正常モードで行なわれている。
この他、移動任務を直に遂行している乗組員は、海軍技量の向上へ従事している。
北方艦隊主要基地セヴェロモルスクへ艦が到着し、出迎えを受けるのは、来週初めに予定されている。

プロジェクト11711大型揚陸艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造され、2018年6月20日にロシア海軍の戦闘編制へ受け入れられた。

「イワン・グレン」は、ロシア現代史上において設計、建造された最初の揚陸艦である。
これはプロジェクト11711のトップ艦であり、ネヴァ川計画設計局により開発された。
艦の工事は、海軍の度重なる要求変更が故に20年以上掛かった。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]

2018年4月3日、「イワン・グレン」国家受領試験を再開する為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは洋上試験再開の為にバルト海へ出航した]

5月4日までに試験は完了し、カリーニングラード造船所へ戻ってきました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

その後は造船所で検査が行なわれ、6月2日に完了しました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ引き渡す前の検査を完了した]

2018年6月20日、「イワン・グレン」ロシア海軍へ納入され、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典が開催されました。

[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
ロシア海軍へ就役した「イワン・グレン」は、北方艦隊第121揚陸艦旅団(プロジェクト775大型揚陸艦4隻)へ編入されました。

その後もバルト海に留まっており、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後もバルト艦隊基地バルチースクに滞在し、乗組員の慣熟訓練を行なっていましたが、10月10日に出航し、搭載砲(2連装30mmガトリング砲「ドゥエト」AK-630M30mmガトリング砲)による対空及び対水上射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海で実弾射撃訓練を行なった]

訓練の後、「イワン・グレン」ロシア海軍総司令部の監査を受けました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは2018年10月末に北方艦隊基地へ到着する]

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その結果、北方艦隊基地への移動(配備)が認可され、10月15日にバルト艦隊基地バルチースクを抜錨しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地への移動を開始した]

10月18日に北海へ入りました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海を出て北海へ入った]

そして10月19日にはノルウェー海へ入りました。

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海で地対艦ミサイル部隊と合同演習を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年10月19日9時30分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は複合体「バル」及び「バスチオン」班と合同演習を実施した】

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」乗組員と機動沿岸対艦ミサイル複合体「バスチオン」及び「バル」戦闘班の要員は、黒海艦隊の計画戦闘訓練活動へ取り組む為の合同演習へ参加した。

演習計画では、複合体「バスチオン」及び「バル」大隊は、「敵」艦を探知及び仮想撃破しなければならず、「アドミラル・グリゴロヴィチ」の対空防衛戦闘部署は、沿岸複合体ミサイルの撃退と、次に、ミサイル兵器発射への対応として「バスチオン」及び「バル」陣地を「壊滅」させなければならなかった。
戦闘演習では、実際にミサイルを使用する事無く電子発射が行なわれた。

対決戦闘演習の結果、フリゲートの対空防衛戦闘部署は沿岸ミサイル複合体を撃退し、「バル」及び「バスチオン」の陣地への対応として発射されたミサイルは、対艦ミサイル複合体の陣地をカバーする高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ」により破壊された。

実施された演習の分析により、艦隊の艦と沿岸複合体は、敵の最新の種類の兵器の使用という条件において効果的な防衛の実施が可能である事が示された。

合同演習は、地中海での任務遂行を完了したフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」乗組員が黒海へ入った事に関連して計画された艦隊沿岸ロケット-砲旅団の戦術演習計画の枠組みで実施され、その中で対艦ミサイル複合体は、戦闘準備の様々なステップの問題へ取り組んだ。



ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲートは、これまでにも何度か地中海東部へ派遣されています。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」(「494」、2016年3月11日就役)は、最近では、2017年12月初頭から2018年5月末まで地中海東部で行動していました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部(シリア沖)からセヴァストーポリへ帰投した]

2018年7月29日の『ロシア海軍の日』には、セヴァストーポリの観艦式へ参加しました。


「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、8月16日に黒海有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)を発射しています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

8月25日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、同型艦「アドミラル・エッセン」と共に地中海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ向かった]

9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

演習終了後も地中海東部に留まっていましたが、10月18日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海を去った]

黒海へ入った「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、黒海艦隊地対艦ミサイル部隊と合同演習を行ないました。



沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」(ヤーホント)の地上発射ヴァージョンです。
[ロシア海軍の超音速対艦ミサイル"オーニクス"は近代化される]


沿岸ミサイル複合体(地対艦ミサイル)「バル」は、艦対艦ミサイル「ウラン」/空対艦ミサイルKh-35の地上発射ヴァージョンです。

黒海艦隊では、セヴァストーポリに駐留する第15独立沿岸ロケット-砲旅団へ配備されています。
[シリアへ派遣されたロシア海軍黒海艦隊の地対艦ミサイル"バスチオン"の代わりとなる同型のミサイルがクリミア半島へ到着した]

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海を去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年10月18日11時44分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」はダーダネルス及びボスポラス海峡を通過してセヴァストーポリへの進路を保持する】

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」乗組員は、地中海ロシア海軍グループの一員としての任務遂行を完了した。

フリゲートは、黒海海峡・ダーダネルス及びボスポラスを通過してセヴァストーポリへ進路を取った。

地中海での任務遂行期間に「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、海軍総司令官の統制下の艦隊間演習へ参加し、その中で対潜任務へ取り組み、単艦及び戦術艦グループの一員としての戦闘実施の様々な複合演習を行ない、水上及び空中目標への砲射撃を実行した。



ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲートは、これまでにも何度か地中海東部へ派遣されています。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」(「494」、2016年3月11日就役)は、最近では、2017年12月初頭から2018年5月末まで地中海東部で行動していました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部(シリア沖)からセヴァストーポリへ帰投した]

2018年7月29日の『ロシア海軍の日』には、セヴァストーポリの観艦式へ参加しました。


「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、8月16日に黒海有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)を発射しています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

8月25日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、同型艦「アドミラル・エッセン」と共に地中海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ向かった]

9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

演習終了後も地中海東部に留まっていましたが、10月18日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。

[北方艦隊]
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」
中型海洋給油船「ドゥブナ」

[バルト艦隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
中型海洋給油船「レナ」
工作船PM-82

[黒海艦隊]
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」
潜水艦「コルピノ」
フリゲート「アドミラル・エッセン」
小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」
中型偵察艦「キルディン」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムールイ」
サルベージ船KIL-158
試験船「セリゲル」

ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海を出て北海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2018年10月18日6時9分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は北海へ入った】

バルト艦隊から北方艦隊の恒久駐屯所への艦隊間移動を行なっている大型揚陸艦「イワン・グレン」は、バルト海峡を通過して北海へ入った。

海峡を通過する前に、艦は狭い場所を通過する演習、当直士官、戦闘班の特殊航海士の訓練、更には当直信号士の取り組みを行なった。
艦の装備は正常モードで機能している。

以前、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将の指示の下、海軍副総司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将指揮下の作業グループは、カリーニングラードにおいて、大型揚陸艦「イワン・グレン」バルト艦隊から北方艦隊の恒久駐屯所への艦隊間移動の準備状態を監査した。
艦の組織的な勤務、監部及び乗組員の移動の準備状態、当直士官及び戦闘班の特殊航海士の即応体制、更には艦の機器装置と居住保障システムの準備状態が点検された。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]

2018年4月3日、「イワン・グレン」国家受領試験を再開する為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは洋上試験再開の為にバルト海へ出航した]

5月4日までに試験は完了し、カリーニングラード造船所へ戻ってきました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

その後は造船所で検査が行なわれ、6月2日に完了しました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ引き渡す前の検査を完了した]

2018年6月20日、「イワン・グレン」ロシア海軍へ納入され、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典が開催されました。

[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
ロシア海軍へ就役した「イワン・グレン」は、北方艦隊第121揚陸艦旅団(プロジェクト775大型揚陸艦4隻)へ編入されました。

その後もバルト海に留まっており、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後もバルト艦隊基地バルチースクに滞在し、乗組員の慣熟訓練を行なっていましたが、10月10日に出航し、搭載砲(2連装30mmガトリング砲「ドゥエト」AK-630M30mmガトリング砲)による対空及び対水上射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海で実弾射撃訓練を行なった]

訓練の後、「イワン・グレン」ロシア海軍総司令部の監査を受けました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは2018年10月末に北方艦隊基地へ到着する]

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その結果、北方艦隊基地への移動(配備)が認可され、10月15日にバルト艦隊基地バルチースクを抜錨しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地への移動を開始した]

10月18日に北海へ入りました。
無論、「イワン・グレン」バルト海を出て北海へ入るのは、今回が初めてです。

ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦はバレンツ海で演習を実施した

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年10月18日12時7分配信
【北方艦隊の潜水艦はNATOの大規模演習の目の前で演習を実施した】
モスクワ、10月18日、インタファクス-AVN

北方艦隊水中巡洋艦バレンツ海で演習を実施し、その中で潜水艦の追尾と魚雷攻撃の実行へ取り組んだ。
北方艦隊広報サービスは発表した。

「北方艦隊の原子力水中ロケット巡洋艦は、夏季研修期間の乗組員の訓練計画の下で対潜演習任務を遂行しました」
広報サービスは伝えた。

潜水艦乗員バレンツ海の艦隊射爆場へ入った。

「戦闘訓練計画に沿って、彼らは水中操艦、水中音響兵装を用いた潜水艦の捜索と追尾、更には敵の対抗活動の条件下での魚雷攻撃へ取り組みました」
艦隊は指摘した。

対潜訓練は、基本的にミサイル複合体の使用を意図している原子力水中ロケット巡洋艦を含め、全ての潜水艦乗組員の錬成訓練の義務的要素である事が指摘された。

演習へ参加した潜水艦の隻数とタイプについては伝えられていない。

この地域で、10月末から「冷戦」終結後最大のNATO演習『トライデント・ジャンクチュア』が始まり、合計29の同盟加盟国、更にはスウェーデンフィンランドの陸軍、空軍、海軍が参加する。
演習は10月25日から11月7日まで、ノルウェーと、その近辺の沿岸で行なわれる。

演習には、4万5千名以上の将兵、130機の戦闘航空機、70隻の艦艇、更には、約1万両の戦闘車両が参加する。



今回、北方艦隊広報部は、バレンツ海で演習を行なった「原子力水中巡洋艦」(ミサイル原子力潜水艦)の艦名を公表していませんが、現在、北方艦隊で行動可能状態に在るのは、この4隻です。
全てザオゼルスク基地に駐留しています。

プロジェクト885原子力水中巡洋艦:「セヴェロドヴィンスク」
プロジェクト949A原子力水中巡洋艦:「ヴォロネジ」、「スモレンスク」、「オリョール」


この内、最新鋭の「セヴェロドヴィンスク」は、10月7日に白海沿岸のセヴェロドヴィンスク市へ入っています。
以後の動向は不明ですが、今回の演習へ参加している可能性は低いでしょう。

おそらく、今回の演習へ参加したのは、3隻の949Aの何れかでしょう。

3隻の949Aの内、「オリョール」は、今年7月29日の『ロシア海軍の日』クロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加した後、8月1日にはバルト海北方艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊の合同演習へ参加しています。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]

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記事の最後の方で触れられていますが、NATO軍演習『トライデント・ジャンクチュア-2018』は、10月25日から11月7日までノルウェー周辺で実施されます。
【演習『トライデント・ジャンクチュア-2018』公式サイト】

ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは地中海東部で対艦ミサイル迎撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年10月17日11時18分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」乗組員は対ミサイル防衛訓練を実施した】

地中海で遠距離航海任務を遂行している北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」乗組員は、艦の対ミサイル防衛訓練を実施した。

巡洋艦の電波工学班とミサイル-砲戦闘班は、仮想敵の空中攻撃手段への目標指示と、その分類、海洋配置有翼ミサイルを撃破する為の艦の砲兵装及び電波電子戦闘手段の複合使用の実地経験へ取り組んだ。

投錨停泊時、巡洋艦の乗組員は、給油船「ドゥブナ」から燃料、水、食料の在庫を補充した。

以前、艦の対水中工作防衛の為の当直班は、小口径速射砲及び大口径自動小銃及び手動モード制御火器による無人飛行装置の攻撃の撃退訓練を実施した。

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の遠距離航海は、2018年7月5日に基礎駐留地点セヴェロモルスクを出航して以来、続いている。
これまでに巡洋艦は、クロンシュタット市主要海軍パレードへ旗艦として参加し、バルト海及び地中海ロシア海軍艦隊間演習へ参加し、更には、アルジェリア人民民主共和国の首都へ業務寄港を行なった。

これまでの航海において、艦は15000海里以上を航行した。



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北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(「055」、1986年11月5日就役、2016年12月末に近代化改装完了)及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」(「619」、1988年1月24日就役)は、『ロシア海軍の日』(7月29日)にクロンシュタットで行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、2018年7月4日にセヴェロモルスク基地を出航しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はセヴェロモルスク基地を出航した]

2018年7月15日、『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する他の北方艦隊所属艦と共にフィンランド湾へ到着しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後、他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットを去り、8月1日から他の艦隊の観艦式参加艦と共にバルト海で演習を開始しました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]

演習終了後、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」バルト海から北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは英仏海峡へ向かった]

8月8日にラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、8月9日から大西洋北部で演習を開始しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは北大西洋で演習を開始した]

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8月11日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

8月15日にアルジェリアの首都アルジェへ入港しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはアルジェを訪れた]

8月19日にアルジェを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはアルジェリアを去った]

8月23日には地中海中部で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海中部で演習を行なった]

9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宇宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

その後も2隻は地中海東部に滞在していましたが、大型対潜艦「セヴェロモルスク」ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と別れ、9月21日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾で海賊対処任務に就く]

大型対潜艦「セヴェロモルスク」と別れた後、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」地中海東部に滞在しており、10月17日には対艦ミサイルの迎撃訓練を行ないました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。

[北方艦隊]
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」
中型海洋給油船「ドゥブナ」

[バルト艦隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
中型海洋給油船「レナ」
工作船PM-82

[黒海艦隊]
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」
潜水艦「コルピノ」
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」
フリゲート「アドミラル・エッセン」
小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」
中型偵察艦「キルディン」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムールイ」
サルベージ船KIL-158
試験船「セリゲル」

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはモザンビークを去り、マダガスカルへ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年10月17日11時15分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」はモザンビーク訪問を完了した】

北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員は、アフリカモザンビーク共和国ペンバ港への業務寄港を完了し、インド洋で計画遠距離航海任務の遂行を続ける。

モザンビークの領海から出た後、艦の対潜班は、仮想敵潜水艦の捜索、位置の特定、攻撃の訓練を行なった。

ロシア船員の業務寄港は、継続的かつ内容豊かな伝統である。
寄港初日、大型対潜艦の艦上で、モザンビーク共和国ロシア連邦特命全権大使アレクサンドル・スリコフの歓迎式典が開催された。
更に、艦では、地元住民及び共和国軍代表の為の見学会が準備された。
合計で100名以上が艦を訪れた。

訪問時、北方艦隊将兵は、モザンビークの将兵と、サッカー、バレーボール、ミニサッカーの親善試合を開催した。
更に、大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員の代表は、ペンバの歴史的名所及び観光名所を見物した。

ロシア艦モザンビーク訪問は、ロシア国防省の国家間軍事協力計画に沿って実施された。
これに沿って大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員は、更に数回のアフリカおよびアジア諸国の港への業務寄港を行なう。
次に訪れるのはマダガスカル共和国である。

現時点で大型対潜艦「セヴェロモルスク」は3つの外国港を訪れ、18500海里以上を航行している。



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北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(「055」、1986年11月5日就役、2016年12月末に近代化改装完了)及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」(「619」、1988年1月24日就役)は、『ロシア海軍の日』(7月29日)にクロンシュタットで行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、2018年7月4日にセヴェロモルスク基地を出航しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はセヴェロモルスク基地を出航した]

2018年7月15日、『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する他の北方艦隊所属艦と共にフィンランド湾へ到着しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後、他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットを去り、8月1日から他の艦隊の観艦式参加艦と共にバルト海で演習を開始しました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]

演習終了後、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」バルト海から北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは英仏海峡へ向かった]

8月8日にラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、8月9日から大西洋北部で演習を開始しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは北大西洋で演習を開始した]

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8月11日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

8月15日にアルジェリアの首都アルジェへ入港しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはアルジェを訪れた]

8月19日にアルジェを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはアルジェリアを去った]

8月23日には地中海中部で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海中部で演習を行なった]

9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宇宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]


その後も2隻は地中海東部に滞在していましたが、大型対潜艦「セヴェロモルスク」ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と別れ、9月21日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
2隻に随伴してきた北方艦隊中型海洋給油船「ドゥブナ」も、一緒に紅海へ入ったようです。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾で海賊対処任務に就く]

10月1日にアデン湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは海賊対処任務の為にアデン湾へ入った]

10月5日にセーシェル諸島ヴィクトリア港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはセーシェル諸島のヴィクトリア港へ寄港した]

10月9日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはセーシェル諸島を去った]

10月15日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」モザンビークペンバ港(ポルト・アメリア)へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはモザンビークを訪れた]

そして10月17日にペンバ港(ポルト・アメリア)を出航し、次の訪問地マダガスカルへ向かいました。

ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は東シナ海で潜水艦の捜索演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年10月17日4時37分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は東シナ海で演習を実施した】

太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、アジア-太平洋地域で遠距離航海任務の遂行を続けている。

東シナ海では、支隊の対潜演習の枠組みにおいて、仮想敵潜水艦の捜索及び追跡の課題へ取り組んだ。
大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフ」乗組員は、艦載航空グループと連携して対潜ヘリコプターKa-27のフライトを支援した。
飛行士は偵察飛行を行ない、指定海域で仮想敵潜水艦の捜索を実施した。

更に、通信、合同戦術操艦、艦のダメージコントロールの訓練が行なわれた。

対テログループは、艦への高速小型艇の攻撃の危険性が発生する際の実地活動へ取り組んだ。
これらの部隊の将兵は、狭い海域での艦の保護及び防衛の実地技量を向上させる。

太平洋艦隊艦船支隊は、10月1日にウラジオストクから3ヶ月間の遠距離航海へ出発した。
航行期間中に艦船は、ロシア-インド両国海軍の演習『インドラ・ネイヴィー-2018』を含め、国防省の軍事協力計画により提供される一連の活動へ参加し、
以前の10月15日、太平洋艦隊の艦は朝鮮共和国(大韓民国)への業務寄港を完了した。



2018年10月1日、ロシア太平洋艦隊ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)と大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)を伴い、3ヶ月以上に渡るアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発した]
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10月4日、太平洋艦隊艦船支隊日本函館へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフと大型海洋給油船ボリス・ブトマは日本の函館港を訪れた]

今年(2018年)は、函館ロシア領事館が開設されてから160周年に当たるので、これに関連する訪問でした。
(1858年に最初のロシア領事ゴシケーヴィチ一行が着任した)
『函館日ロ交流史研究会』公式サイトより
【函館・ロシア略年表】

10月5日にはロシア領事館開設160周年記念式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊将兵は函館のロシア領事館開設160周年記念式典へ参加した]

10月6日、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」函館港港町埠頭A岸壁で一般公開されました。
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太平洋艦隊艦船支隊は10月7日に函館を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は日本の函館港を去った]

10月10日、太平洋艦隊艦船支隊大韓民国済州島へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の済州島へ到着した]
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太平洋艦隊艦船支隊は、10月11日に済州島沖で行なわれた「2018大韓民国海軍国際観艦式」へ参加しました。
『中央日報』(日本語版)より
2018年10月11日8時57分配信
【済州国際観艦式、米空母など国内外艦艇41隻が参加…日中は代表団のみ派遣】

10月15日に済州島を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の済州島を去った]

その後、艦船支隊東シナ海へ入り、10月17日には潜水艦を捜索する演習を行ないました。
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ロシア海軍カスピ小艦隊のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグは地中海からアストラハンへ帰投した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(カスピ小艦隊)広報サービス発表
2018年10月16日11時20分配信
【カスピ小艦隊の小型ロケット艦は地中海からアストラハンへ戻った】

地中海海軍常設艦船グループの一員として任務を遂行した後に駐留所へ到着したカスピ小艦隊小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」「ヴェリキー・ウスチュグ」の歓迎式典がアストラハン港で開催された。

乗組員は、カスピ小艦隊司令部の代表、将兵の家族、船員、水上艦連合部隊の退役将兵、聖職者に出迎えられた。

遠海ゾーンへの滞在時、ロケット艦の乗組員は、地中海で9月1日から8日まで実施されたロシア海軍航空宇宙軍部隊の合同演習へ参加した。

遠海ゾーンで艦の乗組員は、単艦及び艦船グループの一員としての戦闘実施の為の水上及び空中目標への砲射撃を行なう様々な複合演習を実施し、更には対小型艇任務へ取り組んだ。

カスピ小艦隊の艦は、今年の8月から2ヶ月以上の遠距離航海に在った。

休養及び技術的準備状態を維持する定期作業の実施後、艦の乗組員は計画戦闘訓練任務の遂行を続ける。

小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」「ヴェリキー・ウスチュグ」は、初めてカスピ海水域から地中海への移動を行なった。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の1番艦「グラード・スヴィヤージスク」は、ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2010年8月27日に起工され、2013年3月9日に進水し、2014年7月27日に就役、カスピ小艦隊へ編入されました。

「ブヤン-M」3番艦「ヴェリキー・ウスチュグ」は2011年8月27日に起工され、2014年5月21日に進水し、2014年12月19日に就役、カスピ小艦隊へ編入されました。

2015年10月7日、カスピ小艦隊ロケット艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」は、カスピ海南方からシリアテロ組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計26基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

この4隻は、2015年11月20日にもカスピ海南方からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計18基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後は、カスピ海で各種の演習を行なったり、カスピ海沿岸諸国(イランカザフスタン)を訪問しました。

「グラード・スヴィヤージスク」は、2017年10月12日にカスピ海有翼ミサイル「カリブル」の対艦型と対地型を発射しています。
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年10月12日17時33分配信
【「グラード・スヴィヤージスク」は演習で「カリブル」を発射した】

2018年2月には、2隻揃って演習を行なっています。
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年2月13日9時42分配信
【ロシア連邦海軍のロケット艦はカスピ海での演習中に「敵」艦と飛行装置を破壊した】


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2018年6月4日、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」「ヴェリキー・ウスチュグ」は、カスピ小艦隊基地マハチカラを出航し、内陸水路経由で黒海への移動を開始しました。

6月13日、クリミア半島黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはカスピ海から黒海へ移動した]

2隻の小型ロケット艦は、その数日後にセヴァストーポリを出航したらしく、6月17日にはボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはシリア沖へ行く]

6月22日、2隻の小型ロケット艦地中海東部(シリア沖)で対空戦闘演習を実施しました。
[ロシア海軍のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグはシリア沖で対空戦闘演習を実施した]

その後も地中海に留まり、9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

演習終了後も地中海東部に居ましたが、10月2日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグは地中海を去った]

黒海へ入った後、内陸水路経由でカスピ海の基地への移動を開始しました。
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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年10月11日15時32分配信
【カスピ小艦隊の2隻の小型ロケット艦は内陸水路で黒海からアストラハン基地への移動を行なう】

そして10月16日、アストラハン基地へ到着しました。

ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地への移動を開始した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区バルト艦隊)広報サービス発表
2018年10月15日13時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト艦隊から北方艦隊への艦隊間移動を開始した】

大型揚陸艦「イワン・グレン」バルチースク港を去り、バルト艦隊から北方艦隊への艦隊間移動任務遂行へ着手した。

出航前に大型揚陸艦の乗組員は、バルト艦隊の艦と合同で錬成任務K-2(海上における単艦での組織的行動)の全ての活動へ取り組み、海上射爆場での複合砲射撃、更には一連の他の活動を行なった。

艦隊間移動を行なう艦の準備~組織的な勤務、監部及び乗組員の移動の準備状態、当直士官及び戦闘班の特殊航海士の即応体制、更には艦の機器装置と居住保障システムの準備状態が、海軍総司令部の特別委員会により点検された。

バルト艦隊への滞在中、大型揚陸艦「イワン・グレン」は、戦術演習の枠組みにおける再三に渡る出航、特殊医療演習、更には基地間移動を行なう事により、良好な航海性能と全てのシステムの整然とした動作を示した。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]

2018年4月3日、「イワン・グレン」国家受領試験を再開する為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは洋上試験再開の為にバルト海へ出航した]

5月4日までに試験は完了し、カリーニングラード造船所へ戻ってきました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

その後は造船所で検査が行なわれ、6月2日に完了しました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ引き渡す前の検査を完了した]

2018年6月20日、「イワン・グレン」ロシア海軍へ納入され、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典が開催されました。

[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
ロシア海軍へ就役した「イワン・グレン」は、北方艦隊第121揚陸艦旅団(プロジェクト775大型揚陸艦4隻)へ編入されました。

その後もバルト海に留まっており、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後もバルト艦隊基地バルチースクに滞在し、乗組員の慣熟訓練を行なっていましたが、10月10日に出航し、搭載砲(2連装30mmガトリング砲「ドゥエト」AK-630M30mmガトリング砲)による対空及び対水上射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海で実弾射撃訓練を行なった]

訓練の後、「イワン・グレン」ロシア海軍総司令部の監査を受けました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは2018年10月末に北方艦隊基地へ到着する]

その結果、北方艦隊基地への移動(配備)が認可され、10月15日にバルト艦隊基地バルチースクを抜錨しました。


2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」は2018年5月25日に進水しており、就役は2019年の予定ですが、同型の建造は2隻で終了します。
[プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される]

その後には、新設計の大型揚陸艦が建造されます。
[ロシア海軍の新世代大型揚陸艦は2021年に起工される]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはモザンビークを訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年10月15日12時40分配信
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」はモザンビーク共和国のペンバ港へ寄港した】

インド洋で遠距離航海任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、アフリカモザンビーク共和国ペンバ港への業務寄港を行なった。
艦は港の泊地に投錨した。

寄港初日、大型対潜艦の艦上で、モザンビーク共和国ロシア連邦特命全権大使アレクサンドル・スリコフの歓迎式典が開催される。
更に、艦では、地元住民及び共和国軍代表の為の見学会が準備される。
ロシア船員は、モザンビークの同僚と、サッカー、バレーボール、ミニサッカーの親善試合を開催する。

本日には、大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員の為のペンバの歴史的名所及び観光名所の見物が計画されている。

ロシア艦モザンビーク訪問は、ロシア国防省の国家間軍事協力計画に沿って実施される。
近い内に、大型対潜艦の乗組員は、一連のアフリカおよびアジア諸国の港への寄港を行なう。



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北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(「055」、1986年11月5日就役、2016年12月末に近代化改装完了)及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」(「619」、1988年1月24日就役)は、『ロシア海軍の日』(7月29日)にクロンシュタットで行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、2018年7月4日にセヴェロモルスク基地を出航しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はセヴェロモルスク基地を出航した]

2018年7月15日、『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する他の北方艦隊所属艦と共にフィンランド湾へ到着しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後、他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットを去り、8月1日から他の艦隊の観艦式参加艦と共にバルト海で演習を開始しました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]

演習終了後、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」バルト海から北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは英仏海峡へ向かった]

8月8日にラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、8月9日から大西洋北部で演習を開始しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは北大西洋で演習を開始した]

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8月11日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

8月15日にアルジェリアの首都アルジェへ入港しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはアルジェを訪れた]

8月19日にアルジェを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはアルジェリアを去った]

8月23日には地中海中部で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海中部で演習を行なった]

9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宇宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]


その後も2隻は地中海東部に滞在していましたが、大型対潜艦「セヴェロモルスク」ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と別れ、9月21日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
2隻に随伴してきた北方艦隊中型海洋給油船「ドゥブナ」も、一緒に紅海へ入ったようです。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾で海賊対処任務に就く]

10月1日にアデン湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは海賊対処任務の為にアデン湾へ入った]

10月5日にセーシェル諸島ヴィクトリア港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはセーシェル諸島のヴィクトリア港へ寄港した]

10月9日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはセーシェル諸島を去った]

そして10月15日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」モザンビークペンバ港(ポルト・アメリア)へ入港しました。

ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の済州島を去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年10月15日4時22分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は朝鮮共和国(大韓民国)訪問を完了した】

本日、太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」で構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、10月10日に到着した朝鮮共和国(大韓民国)への業務寄港プログラムを完了した。

寄港期間中に太平洋艦隊将兵は済州海軍基地司令部及び済州道庁を表敬訪問した。
太平洋艦隊の艦は、朝鮮共和国海軍創設70周年に捧げられる海軍パレードへ参加した。
ロシア船員の為に、広範囲の見学プログラムが用意された。

太平洋艦隊戦闘艦支隊は、遠距離航海任務の遂行を続ける。



2018年10月1日、ロシア太平洋艦隊ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)と大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)を伴い、3ヶ月以上に渡るアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発した]
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10月4日、太平洋艦隊艦船支隊日本函館へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフと大型海洋給油船ボリス・ブトマは日本の函館港を訪れた]

今年(2018年)は、函館ロシア領事館が開設されてから160周年に当たるので、これに関連する訪問でした。
(1858年に最初のロシア領事ゴシケーヴィチ一行が着任した)
『函館日ロ交流史研究会』公式サイトより
【函館・ロシア略年表】

10月5日にはロシア領事館開設160周年記念式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊将兵は函館のロシア領事館開設160周年記念式典へ参加した]

10月6日、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」函館港港町埠頭A岸壁で一般公開されました。
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太平洋艦隊艦船支隊は10月7日に函館を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は日本の函館港を去った]

10月10日、太平洋艦隊艦船支隊大韓民国済州島へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の済州島へ到着した]
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太平洋艦隊艦船支隊は、10月11日に済州島沖で行なわれた「2018大韓民国海軍国際観艦式」へ参加しました。
『中央日報』(日本語版)より
2018年10月11日8時57分配信
【済州国際観艦式、米空母など国内外艦艇41隻が参加…日中は代表団のみ派遣】

そして10月15日に済州島を去りました。


今後、太平洋艦隊艦船支隊は、中国海軍との合同演習『海洋協同-2018』及びインド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2018』へ参加します。

2015年7月26日に採択されたロシア連邦の新たな海洋ドクトリンにおいて、中国インドは主要パートナーに位置づけられています。
[ロシア連邦海洋ドクトリンは改訂された]

ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で戦闘演習を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年10月13日17時41分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はバレンツ海でミサイル兵器を使用する複合戦闘訓練を実施する】

北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」バレンツ海へ出航した。
この数日中に艦は、海上射爆場ミサイル兵器の実地使用を含む一連の戦闘演習任務を遂行する。

コラ湾から出航した艦の乗組員は、コラ多種戦力小艦隊基地掃海艇「エリニヤ」及び「コテリニチ」と連携し、対機雷防衛任務及び掃海ルートの通過へ取り組んだ。
近い内に船員は、航行中のタンカー「マヌィチ」からの物資補充の演習、更には、補助艦隊海洋曳船と連携して航行不能となった遭難艦を救助する演習を行なう。

先週、「アドミラル・ゴルシコフ」乗組員は、空中目標と、更には海上目標へ高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」を実地使用する対空防衛演習を成功裏に実施した。

[参照]
プロジェクト22350フリゲート
のトップ「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、2018年7月28日に海軍の戦闘編制へ受け入れられ、9月8日にサンクトペテルブルクから北方艦隊へ到着した。
同艦は、北方艦隊ロケット艦師団ロシア海軍最大であり、更に重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」も所属している水上艦連合部隊へ加入した。

フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、有翼ミサイル「カリブル」を搭載する北方艦隊で最初の水上艦となる。
同艦は、北方艦隊の海上射爆場での高射、ミサイル-砲、水雷兵器の複合試験の為、再三に渡りバルト海からバレンツ海及び白海への艦隊間移動を行なった。
国家受領試験の期間中にプロジェクト22350のトップ艦は合計で8000海里以上を航行し、16回の主要ミサイル複合体の射撃を含む62回の戦闘訓練を実施した。

2017年と2018年、フリゲートは、フィンランド湾クロンシュタット泊地で主要海軍パレードへ参加した。



[プロジェクト22350フリゲート(「アドミラル・ゴルシコフ」型)]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、サンクトペテルブルク市『北方造船所』で2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。


進水後、『北方造船所』の岸壁で艤装工事が進められました。
[艤装中のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影]
[ロシア海軍最新フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」近影(2013年3月)]

2013年7月末までに艦長オレグ・グセフ1等海佐以下186名の正規乗組員が乗艦しました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」へ正規乗組員全てが乗艦した]

2013年7月31日からは『北方造船所』岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく『北方造船所』へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、『北方造船所』岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

2014年11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]


「アドミラル・ゴルシコフ」の試験は、就役後の配備先となる北方艦隊海上射爆場、つまりバレンツ海へ移動して実施されるとも言われていましたが、結局はフィンランド湾で実施されることになりました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊で今後の洋上試験を実施する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年5月中旬にフィンランド湾で洋上試験を行なう]

2015年5月15日、「アドミラル・ゴルシコフ」サンクトペテルブルクを抜錨し、洋上試験(第2段階)へ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の為に抜錨した]

その後はバルチースク基地へ移動し、洋上試験を続けていました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

2015年7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を訪れた]

9月3日にバルチースクを出航し、9月7日にクロンシュタットへ到着しました。


9月11日、建造元の『北方造船所』は、「アドミラル・ゴルシコフ」バルト海における洋上試験(第2段階)を完了したと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の第2段階を完了した]

その同じ日、「アドミラル・ゴルシコフ」は午前9時にクロンシュタットを出航し、フィンランド湾で洋上試験を行ない、同日の午後8時に帰港しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィンランド湾で昼夜の洋上試験を行なった]


その後、バルチースク基地へ移動した「アドミラル・ゴルシコフ」は、9月22日に白海へ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海へ向かった]

9月24日にはバルト海を出て北海へ入りました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海を出て北海へ入った]

9月30日、白海沿岸セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ到着した]

10月19日、「アドミラル・ゴルシコフ」国家受領試験を実施する為、白海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験の最終段階を実施する為に白海へ出航した]

11月2日、A-192M「アルマート」130mm単装砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で130mm砲を発射した]

11月25日、白海有翼ミサイル(カリブル)の発射試験が行なわれました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2015年12月25日、白海での洋上試験の第1段階は完了しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海での洋上試験第1段階を完了した]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海方面へ移動し、2016年2月24日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲の対空射撃試験を実施しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で砲撃試験を実施した]

2016年2月末からはロスリャコヴォ村(ムルマンスク近郊)をベースにして海上試験を続けました。
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3月初頭には艦載ヘリコプターKa-27の発着試験が行われました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はヘリコプターの着艦試験を行なった]

3月23日にはA-192M「アルマート」130mm単装砲による海上砲撃試験が行われました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で海上目標への砲撃試験を行なった]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動し、バレンツ海で各種試験が続けられました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"近影(2016年5月末-6月初頭)]

2016年7月末~8月初頭頃には、電子戦闘システム5P-28の試験が実施されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の電子戦闘システムの試験が実施された]




しかし、高射ミサイル複合体「ポリメント・リドゥート」に問題が発生した為、引き渡しの期日は未定となりました。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のロシア海軍への引き渡し時期は未だ明確では無い]

「アドミラル・ゴルシコフ」は2016年11月中旬までにバルチースクへ戻り、11月22日にバルチースクを出航しました。
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11月24日にはサンクトペテルブルク『北方造船所』へ到着しました。
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「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは、2017年に延期されることになりました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフのロシア海軍への引き渡しは2017年前半に延期された]

2017年1月21日には『北方造船所』の浮きドックへ入渠しました。
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その後、『北方造船所』岸壁で艦内の全ての機器の点検と整備が行なわれました。
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2017年3月20日にサンクトペテルブルクから出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は兵装試験の為に再びバレンツ海へ向かった]

当初はバレンツ海で試験を行なう予定でしたが、結局バルト海で試験が行なわれ、5月8日にサンクトペテルブルクへ戻ってきました。


その後、5月21日午前にサンクトペテルブルクを出航し、バルト艦隊主要基地バルチースクへ向かいました。
『Dambievのブログ』より
2017年5月22日配信
【フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は次の段階の試験へと出発した】

6月初頭からバルト海で洋上試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海で洋上試験を行なう]
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海で高射ミサイル複合体の発射試験を行なう]

7月1日にはサンクトペテルブルクへ入港しました。


その後、クロンシュタットで7月30日に行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式のリハーサルへ何度も参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


そして7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


「アドミラル・ゴルシコフ」は、観艦式の前の7月21日~22日に、艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」の発着艦試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタット沖で艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランの発着艦試験を行なった]

観艦式の後の動向は明らかにされていませんでしたが、9月上旬頃にバルト海沿岸のバルチースク(バルト艦隊基地)からバレンツ海方面の北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動していたようです。
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2017年9月29日、洋上試験の最終段階がバレンツ海で始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"の洋上試験の最終段階がバレンツ海で始まった]

2017年10月8日には早期警戒ヘリコプターKa-31の着艦試験が行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年10月8日19時5分配信
【ヘリコプターKa-31乗員はフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」への着艦へ取り組んだ】

しかし、洋上試験(おそらくは高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の発射試験)は不成功に終わったらしく、「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される事になりました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフのロシア海軍への引き渡しは2018年に延期される]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、サンクトペテルブルクへ戻る途中の2017年12月23日、2基の巡航用ディーゼルエンジン10D49の内の1基が破損しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月13日13時1分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の巡航用ディーゼルは破損した】

この為、破損したディーゼルエンジンサンクトペテルブルク『コロムナ工場』から派遣された技術者により修理される事になりました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月15日17時41分配信
【情報筋:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」のディーゼルは3月の修理が計画されている】

ディーゼルエンジンの修理は2018年3月中旬に完了しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年3月13日18時56分配信
【情報筋:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」のディーゼルは復旧した】

2018年4月22日、「アドミラル・ゴルシコフ」は洋上試験を再開する為、サンクトペテルブルクから出航しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は洋上試験を再開した]

4月22日から25日まで修復されたディーゼルエンジンの試験を行なった後、一旦サンクトペテルブルクへ戻り、4月27日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向かいました。
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5月5日にセヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海で各種試験を行ないました。
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「アドミラル・ゴルシコフ」は、7月29日にクロンシュタット港で行なわれる『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する為、7月5日にセヴェロモルスク基地を出航し、7月15日にフィンランド湾へ到着しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

2014年11月から始まった「アドミラル・ゴルシコフ」の洋上試験は3年半以上に及び、この間に総計70000海里を航行しました。

7月26日には建造元の『北方造船所』で、「アドミラル・ゴルシコフ」の国家受領試験の受入証書への署名が行なわれました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍への引き渡し前の検査を終えた]

2018年7月28日、「アドミラル・ゴルシコフ」聖アンドレイ旗掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
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就役の翌日の7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後、8月中はサンクトペテルブルクに滞在していましたが、9月1日に出航し、セヴェロモルスクへ向かいました。

9月8日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

9月18日、乗組員の慣熟訓練の為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は慣熟訓練の為にバレンツ海へ出航した]

10月2日、バレンツ海「高射ミサイル複合体」(ポリメント-リドゥート)を使用する対空防衛演習を行ない、ミサイル標的「サマン」を撃墜しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"を発射した]

10月4日、「アドミラル・ゴルシコフ」は、バレンツ海で再び高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」を空中標的及び海上標的へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"で海上目標と空中目標を撃破した]

その後、一旦基地へ戻っていたようですが、10月13日に再びバレンツ海へ出航しました。

今回、北方艦隊広報部「ミサイル兵器の実地使用」としか言っていませんが、以前に高射ミサイルを発射する訓練は行なっているので、今度は、打撃有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」を発射するのかもしれません。

ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは2018年10月末に北方艦隊基地へ到着する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2018年10月12日23時35分配信
【ロシア海軍総司令部グループは、大型揚陸艦「イワン・グレン」のバルト艦隊から北方艦隊への艦隊間移動の準備状態を監査した】

ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将の指示の下、海軍副総司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将指揮下の作業グループは、カリーニングラードにおいて、大型揚陸艦「イワン・グレン」バルト艦隊から北方艦隊の恒久駐屯所への艦隊間移動の準備状態を監査した。

艦の組織的な勤務、監部及び乗組員の移動の準備状態、当直士官及び戦闘班の特殊航海士の即応体制、更には艦の機器装置と居住保障システムの準備状態が点検された。

監査の結果は、海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将へ報告された。

10月末までに大型揚陸艦「イワン・グレン」北方艦隊へ到着し、その水上構成への補充が計画されている。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]

2018年4月3日、「イワン・グレン」国家受領試験を再開する為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは洋上試験再開の為にバルト海へ出航した]

5月4日までに試験は完了し、カリーニングラード造船所へ戻ってきました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

その後は造船所で検査が行なわれ、6月2日に完了しました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ引き渡す前の検査を完了した]

2018年6月20日、「イワン・グレン」ロシア海軍へ納入され、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典が開催されました。

[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
ロシア海軍へ就役した「イワン・グレン」は、北方艦隊第121揚陸艦旅団(プロジェクト775大型揚陸艦4隻)へ編入されました。

その後もバルト海に留まっており、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後もバルト艦隊基地バルチースクに滞在し、乗組員の慣熟訓練を行なっていましたが、10月10日に出航し、搭載砲(2連装30mmガトリング砲「ドゥエト」AK-630M30mmガトリング砲)による対空及び対水上射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海で実弾射撃訓練を行なった]

訓練の後、「イワン・グレン」ロシア海軍総司令部の監査を受けました。

その結果、北方艦隊基地への移動(配備)が認可されたらしく、今年10月末までに北方艦隊基地へ移動する事になりました。


2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」は2018年5月25日に進水しており、就役は2019年の予定ですが、同型の建造は2隻で終了します。
[プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される]

その後には、新設計の大型揚陸艦が建造されます。
[ロシア海軍の新世代大型揚陸艦は2021年に起工される]

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海に留まる

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年10月12日18時30分配信
【遠距離航海に在るバルト艦隊艦船支隊は地中海で水と燃料の在庫を補充する】

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は遠距離航海に在り、地中海で任務遂行を続けている。

「ヤロスラフ・ムードルイ」乗組員は航海中に海上での錬成任務の要素へ取り組み、戦闘班の計画艦内訓練及びダメージコントロール演習を行なう。

計画戦闘演習任務を遂行中の警備艦の乗組員は、近日中に移動ルート上で海洋給油船「レナ」から水と燃料の在庫の補充を行なう。

対テロ部隊は、無防備の泊地に停泊する艦船の安全を保障する訓練を実施する。
現在、「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」には、バルト艦隊海軍歩兵連合部隊から特別に用意された海軍歩兵グループが乗っている。

艦船支隊は、地中海ロシア海軍常設作戦艦船連合部隊の戦力の計画ローテーションの枠組みにおいて、4月15日にバルチースクを去った。



バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年7月24日就役)は、2018年4月15日に給油船「レナ」(1966年12月28日就役)と共にバルチースク基地を抜錨し、通算6回目となる地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ向かった]

その後、バルト海を出て北海へ入り、4月21日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]

4月23日、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部から戻ってくる大型揚陸艦「ミンスク」北大西洋で会合し、合同演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大型揚陸艦ミンスクは北大西洋で演習を行なった]

4月26日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

5月5日にキプロスリマソール(レメソス)港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを訪れた]
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5月7日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを去った]

その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部に滞在しているアメリカ海軍原子力空母「ハリー・S・トルーマン」を中核とする空母機動部隊を追跡しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアメリカ海軍空母部隊を追尾している]

6月下旬に再びキプロスリマソール港へ寄港し、6月25日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスのリマソール港を去った]

7月中旬に三度キプロスリマソール港へ寄港し、7月18日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロス訪問を終えた]

翌7月19日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部対潜ヘリコプターKa-27PLの飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海東部でヘリコプターの飛行訓練を行なった]

その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」スエズ運河を通過し、7月24日には紅海へ入りました。
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[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

7月29日、3度目となるアデン湾での海賊対処任務へ就き、同海域を東へ通過する民間船の船団形成を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務に就く]

その後、ジブチへ寄港し、8月7日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブチ訪問を終えた]
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8月11日にはアデン湾で各種演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で演習を行なった]

8月15日、スーダン共和国ポート・スーダンへ寄港しました。
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[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはポート・スーダンを訪れた]

8月18日にポート・スーダンを出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはポート・スーダンを去った]

8月21日にスエズ運河を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスエズ運河を通過して地中海へ入った]

2018年9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

演習終了後の動向は公表されていませんが、未だ地中海に留まっているようです。

ロシア海軍太平洋艦隊及び北方艦隊の戦略原潜は弾道ミサイル発射演習を行なった


『タス通信』より
2018年10月12日0時46分配信
【ロシアは戦略核部隊の演習を実施した】
モスクワ、10月11日/タス通信

ロシア戦略核部隊の演習は、木曜日に大統領・最高司令官ウラジーミル・プーチンの指示の下で実施された。
ロシア連邦国防省は発表した。

「2018年10月11日、ロシア連邦軍最高司令官・大統領ウラジーミル・プーチンの指示の下で戦略核部隊の演習が実施されました」
軍当局は話した。

演習中、軍の管理システム、更には、ロシア連邦軍国立指揮センターから及び連合部隊の指揮所への全ての縦方向の管理下での戦闘演習信号及び命令の伝達の信頼性の監査が行なわれた。
演習には、海上、航空及び地上の戦略核部隊ミサイル攻撃警告システムが関わった。

実施された戦闘演習では、バレンツ海及び太平洋潜水艦から弾道ミサイルが発射され、更には航空誘導ミサイル及び有翼ミサイルが、ウクラインカ、エンゲリス、シャイコフカ飛行場遠距離航空隊航空機から発射された。

「ロケット連隊の戦闘班、当直勤務の指揮所、北方艦隊及び太平洋艦隊の原子力潜水艦、航空宇宙軍の遠距離航空隊の爆撃機及び戦略ロケット機の飛行士は、実地活動へ取り組みました」
国防省
は伝えた。

当局は、地上電波位置測定ステーション及び個々の宇宙システムは、潜水艦からの全てのミサイル発射をリアルタイムで探知した事を強調した。
「これらから与えられる情報は、国及び軍の指揮所へ転送されました。
演習任務は完璧に遂行されました。
全ての演習の目標は、チジャ、ぺムボイ、クラ、テレクタ射爆場でした」
国防省
は纏めた。



北方艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦(プロジェクト667BDRM)



太平洋艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦


ロシア航空宇宙軍の戦略爆撃機Tu-160


ロシア航空宇宙軍の戦略爆撃機Tu-95MS


ロシア航空宇宙軍の爆撃機Tu-22M3

北極遠征を終えたロシア海軍北方艦隊艦船部隊はセヴェロモルスク基地へ帰投した

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『タス通信』より
2018年10月11日20時4分配信
【北方艦隊艦船支隊は北極航海から基地へ到着した】
ムルマンスク、10月11日/タス通信

北氷洋での遠距離航海任務を遂行した北方艦隊戦闘艦・支援船支隊は、木曜日に基地-セヴェロモルスク市へ到着した。
木曜日に艦隊の広報サービスは発表した。

「本日、セヴェロモルスクで艦船支隊の歓迎式典が開催されました」
広報サービスは話した。

北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ大将は、与えられた任務は成功裏に果たされたという報告を受けた。
艦隊司令官は指摘した。
「大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフの基地への帰投は、北方艦隊の北極部隊の発展の次なる段階の完了であります」

支隊の単独航海の枠組みで、北方艦隊の艦と支援船は、初めてバレンツ海から北海航路経由で太平洋水域へ、そして逆方向への横断移動を行なった。
更に、初めてチクシ集落地域で北極ロシア領の防護の為の兵種間演習を実施し、チュクチ及びベーリング海チュクチ半島で艦隊戦力が行動した。

北方艦隊艦船の北極航海は8月8日に始まり、2ヶ月以上に渡って続いた。
航海中に9000海里以上を航行し、バレンツ海から北海航路経由で太平洋水域へ、そして逆方向への横断移動を行なった。
北方艦隊将兵は、戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加し、チクシ集落地域での北極ロシア領の防護の為の兵種間演習、ロシア島嶼領域防衛の為のノヴォシビルスク群島での演習、北極の安全保障の為のチュクチでの双務演習、ベーリング海峡及びベーリング海での救助演習、ロシア連邦の海上経済ゾーンの航行の安全を保障する一連の演習を含む10回以上の大規模演習を海上および地上で実施した。

ヴィリキツキー海峡、ラプテフ海及び東シベリア海の航行は、困難な航海環境の下で実施された。
結氷海域では、支隊の艦へ国営法人『ロスアトム』原子力砕氷船「50リェート・ポベードゥィ」「バイガチ」が同行した。



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2018年8月8日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊は、7度目となる北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は7回目の北極圏航海へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊](指揮官オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
後方支援船「エリブルス」
給油船「セルゲイ・オシポフ」
救助曳船「パミール」
サルベージ船KIL-143

(「ウラジーミル・グマネンコ」「エリブルス」は途中からオビ湾で別行動)

バレンツ海を航行中、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、同海域で操業している漁船のモニタリング及び監視を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で漁業監視を行なった]

8月12日には、北極海で運用される石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する為の演習を実施しました。
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[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は石油採掘プラットフォーム防衛演習を行なった]

8月13日にはカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はカラ海へ入った]

8月14日、ロシア最北の港町ディクソンへ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はディクソン港へ到着した]

8月18日にディクソンを去りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はディクソン港を去った]

8月21日、ヴィリキツキー海峡を通過してラプテフ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はラプテフ海へ入った]

8月25日、北方艦隊艦船支隊は、近日中に行なわれる演習の準備の為、チクシ湾に投錨停泊しました。
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[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はチクシ湾に投錨停泊した]

8月28日、北方艦隊艦船支隊チクシ湾で上陸演習を行ないました。
演習には、北方艦隊キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団及び第80独立自動車化射撃兵旅団(北極圏旅団)の他、ロシア空挺軍の部隊も参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の海軍歩兵旅団と北極自動車化射撃兵旅団は、空挺軍部隊と共に北極圏のチクシ湾で上陸演習を行なった]


北方艦隊艦船支隊は8月31日までにノヴォシビルスク諸島へ到着し、コテリヌイ島付近で演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はノヴォシビルスク諸島付近で演習を実施した]


過去5回(2012~2017年)の北極遠征では、北方艦隊艦船支隊ノヴォシビルスク諸島までしか進出していなかったのですが、今回は更に東へ進み、9月5日にはサンニコフ海峡を通過して東シベリア海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は東シベリア海へ入った]

その後も北方艦隊艦船支隊は更に東進し、9月11日にはチュクチ海沿岸のヴァンカレム岬付近へ到達しました。
それは、9月11日から17日までロシア極東部で実施される大規模演習『ヴォストーク-2018』へ参加する為でした。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は演習『ヴォストーク-2018』へ参加する]
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北方艦隊艦船支隊は、戦略演習『ヴォストーク-2018』の一環として、9月11日にヴァンカレム岬付近で上陸演習を行ないました。
[演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍北方艦隊艦船支隊はチュクチ海で上陸演習を行なった]

9月12日、北方艦隊艦船支隊揚陸艦に乗っている第80独立自動車化射撃兵旅団(北極圏旅団)所属部隊は、ヴァンカレム岬付近で破壊工作員を撃破する演習を行ないました。
[演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍北方艦隊艦船支隊はヴァンカレム岬で破壊工作への対処演習を行なった]

9月14日にはベーリング海で捜索救助及び消火演習を行ないました。
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍北方艦隊艦船支隊はベーリング海で捜索救助演習を行なった]

9月15日、北方艦隊艦船支隊オホーツク海へ入り、ここで対潜演習を実施しました。
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍北方艦隊艦船支隊はオホーツク海で対潜演習を行なった]

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その後、北方艦隊艦船支隊は再びベーリング海へ入り、9月17日にはチュクチ自治管区エグヴェキノトで上陸演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はチュクチ自治管区のエグヴェキノトで上陸演習を行なった]

9月19日にはベーリング海峡を通過してチュクチ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はベーリング海峡を通過してチュクチ海へ入った]

9月20日、チュクチ海ヴァンカレム岬付近で給油船「セルゲイ・オシポフ」から物資を補充する為に停泊している最中、水中破壊工作員への対処演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はチュクチ海で水中破壊工作員へ対処する演習を行なった]

9月21日には東シベリア海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は東シベリア海へ入った]

9月24日にはノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島沖へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はノヴォシビルスク諸島へ到着した]

コテリヌイ島には、最新の超音速地対艦ミサイル「バスチオン」が配置されており、9月26日に発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊はノヴォシビルスク諸島のコテリヌイ島から超音速地対艦ミサイル"バスチオン"を発射した]

10月1日、北方艦隊艦船支隊ディクソン沖へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊はディクソン沖へ到着した]

10月6日にはバレンツ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊はバレンツ海へ入った]

その後、ロシア境界線警備隊警備艦と合同で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊はバレンツ海で演習を行なった]

そして10月11日、北方艦隊艦船支隊セヴェロモルスクへ帰投しました。

遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは再び黒海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア軍管区(艦隊)広報サービス発表
2018年10月10日18時25分配信
【バルト艦隊の練習艦「ペレコプ」は黒海へ入った】

生徒を乗せてセヴェロモルスクからセヴァストーポリへの艦隊間移動を行なうバルト艦隊練習艦「ペレコプ」は、ダーダネルス及びボスポラス海峡を通過して黒海へ入った。

生徒は、海峡ゾーンを通過する当直士官及び当直航海士の乗組員の責務を代行する貴重な経験を得る。

ロシア海軍練習艦「ペレコプ」は、海軍軍事研修研究センターの高等練習学校の生徒の海上実習を目的として遠距離航海を7ヶ月間行っており、10月12日にセヴァストーポリへ到着する。

海上航海は海軍軍事研修研究センター「カリーニングラード市海軍アカデミー」校長ヴャチェスラフ・スイチキン少将の指揮下で行なわれ、カリーニングラード及びサンクトペテルブルク2300名以上の生徒が参加する。

特別な航海の特徴は、生徒が様々な緯度の世界の大洋の航海上の特徴を考慮した特別な実地技量を得る機会にある。

練習艦「ペレコプ」は、3月1日にクロンシュタットから遠距離航海へ出発し、その後、バルト艦隊の艦はセヴァストーポリへの移動を行なった。
1ヶ月後の4月1日にウラジオストクへ進路を取り、サハリンコルサコフ港への寄港を行ない、北海航路を通過してセヴェロモルスクへ到着した。



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プロジェクト877練習艦の2番艦「ペレコプ」は、ポーランドグダニスク造船所で1976年4月24日に起工され、1976年12月11日に進水し、1977年9月30日にソ連海軍へ就役しました。

現在はバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。

「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)

復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年8月にギリシャピレウス、9月にはポルトガルリスボンを訪れました。



今年の「ペレコプ」の遠洋実習航海は、これまでの地中海黒海(セヴァストーポリ)だけではなく、極東方面(ウラジオストク)、更には北極海まで行く事になりました。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプは北極海及び極東への遠洋実習航海を準備する]
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2018年3月1日、「ペレコプ」サンクトペテルブルク海軍兵学校の生徒を乗せてクロンシュタット港を抜錨し、遠洋実習航海へと出発しました。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプは士官候補生の遠洋実習航海へ出発した]

3月5日には北海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは北海へ入った]

「ペレコプ」ヨーロッパ大陸沿いに南下し、3月9日にはラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは英仏海峡を通過した]

その後、更にヨーロッパ大陸に沿って南下し、3月12日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは地中海へ入った]
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「ペレコプ」地中海を東進して3月17日にはボスポラス海峡を北上し、黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ入港しました。

ここでクロンシュタット港から乗っていた生徒は艦を降り、新たにサンクトペテルブルク海軍兵学校から200名以上の生徒が3月26日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍兵学校の生徒はセヴァストーポリからウラジオストクまでの遠洋実習航海へ参加する]

4月1日、「ペレコプ」セヴァストーポリを抜錨し、ウラジオストクへ向かいました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはセヴァストーポリを抜錨し、ウラジオストクへ向かった]

翌4月2日にはボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過してエーゲ海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過してエーゲ海へ入る]

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4月7日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

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4月11日には海賊出没海域であるアデン湾へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはアデン湾へ入った]

4月12日にはアデン湾を抜けてアラビア海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはアラビア海へ入った]

「ペレコプ」は、2018年4月18日から22日までスリランカコロンボ港を訪問しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボを訪れる]
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボへ入港した]
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはスリランカのコロンボを去り、インドネシアのジャカルタへ向かった]

4月29日から5月1日までインドネシアタンジュンプリオク港(ジャカルタ)を訪問しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはインドネシアのタンジュンプリオク港へ到着した]

その後、5月4日から9日までインドネシア近海で実施された多国籍海軍演習『KOMODO-2018』へ参加しました。
【多国籍海軍演習『KOMODO-2018』公式サイト】



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演習が終わった後、「ペレコプ」パプアニューギニアの首都ポートモレスビーへ向かいました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはパプアニューギニアの首都ポートモレスビーへ行く]

5月16日、「ペレコプ」ポートモレスビーへ入港しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはパプアニューギニアの首都ポートモレスビーを訪れた]


5月19日にポートモレスビーを出航した後の動向は公表されていませんが、おそらくは中部太平洋を北上してウラジオストクへ向かったようです。
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6月3日、「ペレコプ」ウラジオストクへ入港しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはウラジオストクへ入港した]
無論、「ペレコプ」にとっては、就役後初のウラジオストク寄港となります。

その後も「ペレコプ」ウラジオストクへ滞在し、7月29日の『ロシア海軍の日』ウラジオストクで行なわれた太平洋艦隊の観艦式へ参加しました。
[練習艦ペレコプは7月29日の『ロシア海軍の日』にウラジオストクの観艦式へ参加する]

8月9日、「ペレコプ」ウラジオストクを出航しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはウラジオストクを抜錨して北極海へ向かった]

8月12日から14日までサハリン南部コルサコフへ寄港した後、8月17日にカムチャツカ半島ペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ到着しました。
(つまり、8月11日頃に宗谷海峡を通過)
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはペトロパヴロフスク・カムチャツキーを訪れた]

8月23日、「ペレコプ」ペトロパヴロフスク・カムチャツキーを出航し、北極海へ向かいました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは北極海へ向かった]

9月2日にベーリング海峡を通過してチュクチ海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはベーリング海峡を通過して北極海へ入った]
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9月5日、原子力砕氷船「バイガチ」と共に東シベリア海へ入りました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年9月5日17時21分配信
【バルト艦隊の練習艦「ペレコプ」は東シベリア海からセヴェロモルスクへ進路を取った】

この時、北極遠征を行ない、戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加する為に東進していた北方艦隊戦闘艦支隊と会合したようです。

9月7日にはラプテフ海へ入りました。
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[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはラプテフ海へ入った]

その後も「ペレコプ」北極を西へ進んでバレンツ海へ入り、9月15日には北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
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[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは北極海を通過して北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

「ペレコプ」は9月21日にセヴェロモルスクを出航し、再びセヴァストーポリへ向かいました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプはセヴェロモルスクを出航した]

10月1日に再びラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは再び英仏海峡を通過した]

その後、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、東進して10月10日にダーダネルス海峡ボスポラス海峡を通過して黒海へ入りました。

「ペレコプ」は10月12日にセヴァストーポリへ到着の予定です。

ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海で実弾射撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年10月10日17時17分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の乗組員は海上での取り組み中に艦砲で海上および空中目標を撃破した】

錬成任務K-2への移行計画の枠組みで大型揚陸艦「イワン・グレン」の乗組員は、バルト艦隊の海上射爆場で砲射撃を実施した。

大型揚陸艦の乗組員は小口径砲複合体を使用した。
特に、艦載2連30mm自動砲AK-630M-2「ドゥエト」及びAK-630は、バルト艦隊海上航空隊前線爆撃機Su-24が設置した標的を撃破した。

空中標的として、照明航空爆弾SAB-250が使用された。

これに加え、船員は、仮想工作グループの小型船による攻撃の撃退、更には海上浮遊機雷の破壊へ取り組んだ。

海上での錬成任務への移行の後、大型揚陸艦「イワン・グレン」は、北方艦隊の恒久駐留所への艦隊間移動を行なう。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]

2018年4月3日、「イワン・グレン」国家受領試験を再開する為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは洋上試験再開の為にバルト海へ出航した]

5月4日までに試験は完了し、カリーニングラード造船所へ戻ってきました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

その後は造船所で検査が行なわれ、6月2日に完了しました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ引き渡す前の検査を完了した]

2018年6月20日、「イワン・グレン」ロシア海軍へ納入され、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典が開催されました。

[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
ロシア海軍へ就役した「イワン・グレン」は、北方艦隊第121揚陸艦旅団(プロジェクト775大型揚陸艦4隻)へ編入されました。

その後もバルト海に留まっており、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後もバルト艦隊基地バルチースクに滞在し、乗組員の慣熟訓練を行なっていましたが、10月10日に出航し、搭載砲(2連装30mmガトリング砲「ドゥエト」AK-630M30mmガトリング砲)による対空及び対水上射撃訓練を行ないました。


2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」は2018年5月25日に進水しており、就役は2019年の予定ですが、同型の建造は2隻で終了します。
[プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される]

その後には、新設計の大型揚陸艦が建造されます。
[ロシア海軍の新世代大型揚陸艦は2021年に起工される]

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイはセヴァストーポリへ帰投した

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『タス通信』より
2018年10月10日18時48分配信
【警備艦「プイトリーヴイ」は地中海からセヴァストーポリへ戻ってきた】
モスクワ、10月10日/タス通信

黒海艦隊警備艦「プイトリーヴイ」は、地中海での任務遂行の後にセヴァストーポリへ到着した。
水曜日に同艦隊の広報サービスは発表した。

「黒海艦隊の主要基地・セヴァストーポリ英雄市では、地中海のロシア連邦海軍常設グループの一員としての任務を遂行した後に戻ってきた警備艦プイトリーヴイの歓迎式典が開催されました」
声明では、こう述べられた。

艦は、黒海艦隊司令官、将兵の家族、船員、水上艦連合部隊の退役将兵、聖職者の代表に出迎えられた。
休養の後、乗組員は戦闘訓練任務の遂行を続ける。

遠海ゾーンで勤務に就いている間、「プイトリーヴイ」クルーは、地中海ロシア連邦海軍総司令官統制下の艦隊間演習へ参加した。

特に、艦は、単独もしくは艦船グループの一員としての戦闘実施へ取り組み、水上及び空中目標への砲射撃を行なった。
更に「プイトリーヴイ」は対潜任務を果たした。



黒海艦隊プロジェクト1135M(クリヴァクII級)警備艦「プイトリーヴイ」(1982年2月9日就役)は、最近ではオーバーホール完了後の2015年5月以降、度々地中海で行動しています。
2018年には、3月14日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、4月2日にダーダネルス、ボスポラス海峡を北上して黒海へ戻っています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部へ行く]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部を去った]

2018年4月21日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイとスメトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ行く]

2018年6月初頭にセヴァストーポリへ戻りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

2018年8月下旬にセヴァストーポリを出航し、8月24日にボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。

2018年9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

その後も地中海東部に留まっていましたが、10月9日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

そして10月10日に母港セヴァストーポリへ戻りました。

ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の済州島へ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地方情報供給部(ウラジオストク市)発表
2018年10月10日7時57分配信
【太平洋艦隊戦闘艦支隊は朝鮮共和国(大韓民国)へ到着した】

本日、太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフ」で構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、朝鮮共和国(大韓民国)へ業務寄港の為に到着した。
ロシア艦済州島済州海軍基地に係留された。

寄港期間中、太平洋艦隊将兵による受け入れ側の軍及び市庁への表敬訪問が計画されている。
更に、太平洋艦隊の艦は、朝鮮共和国海軍創設70周年に捧げられる海軍パレードへ参加する。

ロシア艦の訪問は10月15日まで続く。



2018年10月1日、ロシア太平洋艦隊ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)と大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)を伴い、3ヶ月以上に渡るアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発した]
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10月4日、太平洋艦隊艦船支隊日本函館へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフと大型海洋給油船ボリス・ブトマは日本の函館港を訪れた]

今年(2018年)は、函館ロシア領事館が開設されてから160周年に当たるので、これに関連する訪問でした。
(1858年に最初のロシア領事ゴシケーヴィチ一行が着任した)
『函館日ロ交流史研究会』公式サイトより
【函館・ロシア略年表】

10月5日にはロシア領事館開設160周年記念式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊将兵は函館のロシア領事館開設160周年記念式典へ参加した]

10月6日、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」函館港港町埠頭A岸壁で一般公開されました。
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太平洋艦隊艦船支隊は10月7日に函館を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は日本の函館港を去った]

そして10月10日、太平洋艦隊艦船支隊大韓民国済州島へ到着しました。
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太平洋艦隊艦船支隊は10月15日まで韓国に滞在し、済州島沖で行なわれる「2018大韓民国海軍国際観艦式」へ参加します。


その後、太平洋艦隊艦船支隊は、中国海軍との合同演習『海洋協同-2018』及びインド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2018』へ参加します。

2015年7月26日に採択されたロシア連邦の新たな海洋ドクトリンにおいて、中国インドは主要パートナーに位置づけられています。
[ロシア連邦海洋ドクトリンは改訂された]

プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される

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『タス通信』より
2018年10月9日17時40分配信
【海軍は大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」を2019年に受け取る】
モスクワ、10月9日/タス通信

プロジェクト11711大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は、2019年にロシア海軍への引き渡しが計画されている。
『タス通信』は、この艦を建造しているカリーニングラードの沿バルト造船工場『ヤンターリ』広報サービスより伝えられた。

以前、「ピョートル・モルグノフ」は、、2018年末にロシア海軍への引き渡しが計画されていると報じられた。

「ロシア連邦国防省との合意の下のスケジュールにおいて、大型揚陸艦ピョートル・モルグノフの引き渡しは2019年に計画されております」
同社は伝えた。

工場は、結果的に、このプロジェクトのトップ艦「イワン・グレン」は引き渡され、最初の生産艦「ピョートル・モルグノフ」「各々の要素を改善する為の活動が実施されている」事を指摘した。
「今、この作業は遂行され、受注品への艦内への電力受入及び試験実施の準備が行なわれています。
係留試験は、今年末までの開始が計画されており、2019年1月には、艦の乗組員の居住が保障されます」
『ヤンターリ』
広報サービスは説明した。

以前、『クラースナヤ・ズヴェズダー』紙は、大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は2019年前半に試験の為に出航し、それが完了した後に海軍へ引き渡されると報じた。

大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は、2015年7月11日に起工され、今年に進水した。
海軍は、このシリーズは合計2隻とする事を決定した。度重なる設計変更が故に建造に20年以上掛かったトップ艦「イワン・グレン」と、最初の生産艦(2番艦)、大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」である。
プロジェクト11711艦の満載排水量は約6000トンであり、最近に建造された最も大きな水上艦である。
その前のプロジェクト11711(コード名「タピル」)大型揚陸艦は4300トンである。
ロシア連邦海軍において、このクラスの艦で最も数の多いプロジェクト775は4400トンである。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11711大型揚陸艦の2番艦は、当初2010年に起工される予定でしたがキャンセルされ、2014年9月に改めて建造が決定されました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦イワン・グレン型の2番艦が建造される]

「ピョートル・モルグノフ」と命名された2番艦の為の工事は2014年12月から始まりました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフの建造が始まった]

2015年6月11日、「ピョートル・モルグノフ」の起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは起工された]

その後、屋外造船台で船体の組み立てや上部構造物の取り付けなどが進められました。


起工から約3年を経た2018年5月25日に進水しました。

[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した]

現在は造船所の岸壁で艤装工事が進められています。
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「ピョートル・モルグノフ」ロシア海軍への引き渡しは、2019年に予定されています。


プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、2018年6月20日に就役しています。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

プロジェクト11711の建造は2隻(イワン・グレン、ピョートル・モルグノフ)で終了し、今後、新設計の大型揚陸艦が建造されます。
[ロシア海軍の新世代大型揚陸艦は2021年に起工される]

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海を去った

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『タス通信』より
2018年10月9日15時42分配信
【警備艦「プイトリーヴイ」は地中海からセヴァストーポリへ戻る】
モスクワ、10月9日/タス通信

黒海艦隊警備艦「プイトリーヴイ」乗組員は、週末に地中海からセヴァストーポリへ戻ってくる。
火曜日に黒海艦隊の公式代理人アレクセイ・ルリョフ2等海佐は発表した。

「黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは、地中海のロシア連邦海軍常設グループの一員としての任務遂行を完了し、セヴァストーポリへ進路を取りました。
現在、同艦はダーダネルス海峡及びボスポラス海峡の通過を行なっており、黒海へ向かっています」
ルリョフ
は話した。

彼によると、艦のセヴァストーポリ到着は今週末に予定されている。

ルリョフは、遠海ゾーンで艦の乗組員は、ロシア連邦海軍総司令官統制下の艦隊間演習へ参加し、その中で、単独艦、或いは艦船グループの一員としての戦闘実施の為の様々な複合任務を遂行し、水上及び空中目標への砲射撃を行なったと話した。



黒海艦隊プロジェクト1135M(クリヴァクII級)警備艦「プイトリーヴイ」(1982年2月9日就役)は、最近ではオーバーホール完了後の2015年5月以降、度々地中海で行動しています。
2018年には、3月14日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、4月2日にダーダネルス、ボスポラス海峡を北上して黒海へ戻っています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部へ行く]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは地中海東部を去った]

2018年4月21日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイとスメトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ行く]

2018年6月初頭にセヴァストーポリへ戻りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と警備艦プイトリーヴイは地中海を去った]

2018年8月下旬にセヴァストーポリを出航し、8月24日にボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。

2018年9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

その後も地中海東部に留まっていましたが、10月9日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。

[北方艦隊]
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」

[バルト艦隊]
工作船PM-82

[黒海艦隊]
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」
潜水艦「コルピノ」
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」
フリゲート「アドミラル・エッセン」
小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」
中型偵察艦「キルディン」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムールイ」
サルベージ船KIL-158
試験船「セリゲル」