ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはパキスタン海軍との合同演習『アラビアン・モンスーン-2018』へ参加する


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年11月30日12時30分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」は国際演習『アラビアン・モンスーン-2018』へ参加する】
本日、北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員は、対海賊活動のロシア-パキスタン国際演習『アラビアン・モンスーン-2018』活動段階(アクティブ・フェーズ)への参加を始めた。
アラビア海北部で実施される演習では、海上での海賊グループ及び他の犯罪グループの阻止行動に関する北方艦隊及びパキスタン海軍の合同活動への取り組みが行なわれる。
ロシア側からは演習へ大型対潜艦「セヴェロモルスク」と海洋給油船「カーマ」が参加する。
パキスタン海軍を代表するのはフリゲート「サイーフ」、ロケット艇「クワット」、哨戒艇「カラル」と、ヘリコプター「シーキング」である。
演習中、艦船支隊への高速艇の攻撃の撃退、縦列船隊、戦術機動、ロシア海軍及びパキスタン海軍の戦闘艦の乗組員の不審船の存在状況に関する互いの情報の交換への取り組みが行なわれる。
国際演習中に取り組まれる主な実地エピソードの1つは、北方艦隊海軍歩兵強襲グループとパキスタン海軍特殊グループの要員の連携による海賊に囚われた想定下の船の解放となる。
海賊に囚われた船の役割は、フリゲート「サイーフ」と大型対潜艦「セヴェロモルスク」が交互に演じる。
大型対潜艦「セヴェロモルスク」は9月中旬からインド洋海域で行動している。
本日朝、ロシア船員はカラチ港から出航し、パキスタンへの非公式訪問プログラムを完了した。
艦の遠距離航海は、主要駐留地点セヴェロモルスクから出航した2018年7月5日以来、続いている。
これまでに彼らは約26000海里を航行し、一連の軍事外交任務を遂行し、アルジェ港、ヴィクトリア港、ペンバ港、アンツィラナナ港、そしてジブチ港へ到着し、更にアデン湾及び紅海水域で対海賊活動の任務を果たした。
北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」(「619」、1988年1月24日就役)とロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(「055」、1986年11月5日就役、2016年12月末に近代化改装完了)は、『ロシア海軍の日』(7月29日)にクロンシュタットで行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、2018年7月4日にセヴェロモルスク基地を出航しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はセヴェロモルスク基地を出航した]
2018年7月15日、『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する他の北方艦隊所属艦と共にフィンランド湾へ到着しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]
7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
観艦式が終わった後、他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットを去り、8月1日から他の艦隊の観艦式参加艦と共にバルト海で演習を開始しました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]
演習終了後、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」はバルト海から北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは英仏海峡へ向かった]
8月8日にラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、8月9日から大西洋北部で演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは北大西洋で演習を開始した]
8月11日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]
8月15日にアルジェリアの首都アルジェへ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはアルジェを訪れた]
8月19日にアルジェを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはアルジェリアを去った]
8月23日には地中海中部で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海中部で演習を行なった]
9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍とロシア航空宇宙軍の大規模演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]
その後も2隻は地中海東部に滞在していましたが、大型対潜艦「セヴェロモルスク」はロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と別れ、9月21日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾で海賊対処任務に就く]

10月1日にアデン湾へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは海賊対処任務の為にアデン湾へ入った]
10月5日にセーシェル諸島のヴィクトリア港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはセーシェル諸島のヴィクトリア港へ寄港した]
10月9日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはセーシェル諸島を去った]
10月15日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」はモザンビークのペンバ港(ポルト・アメリア)へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはモザンビークを訪れた]
10月17日にペンバ港(ポルト・アメリア)を出航し、次の訪問地マダガスカルへ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはモザンビークを去り、マダガスカルへ向かった]
10月21日、マダガスカル島のアンツィラナナ港(ディエゴ・スアレス)へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはマダガスカルのアンツィラナナを訪れた]
10月24日にアンツィラナナ港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはマダガスカルを去った]
10月29日、「セヴェロモルスク」は再びセーシェル諸島のヴィクトリア港へ寄港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年10月29日13時52分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」はセーシェルへの業務寄港を行なった】
11月3日にヴィクトリア港を去り、アデン湾へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは2度目のセーシェル訪問を終え、アデン湾へ向かった]
11月10日にはアデン湾で日本海上自衛隊の護衛艦「いかづち」(2001年3月14日就役)と合同演習を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾で日本海上自衛隊の護衛艦と合同演習を行なった]

11月12日にジブチへ寄港し、11月14日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはジブチを訪れた]
11月19日、海賊対処任務として、紅海からアデン湾を通過してアラビア海へ行くインドの貨物船の護衛を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾でインドの貨物船を護衛する]
11月27日にパキスタンのカラチ港へ入港しました。

[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはパキスタンのカラチを訪れた]
11月30日にカラチ港を出航し、パキスタン海軍との合同演習『アラビアン・モンスーン-2018』が始まりました。
なお、一緒に遠距離航海へ出発したロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、11月23日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは地中海遠征を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]
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