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ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプはクロンシュタットへ行く

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年7月30日15時3分配信
【練習艦「ペレコプ」は出航前の点検を行なった】

黒海艦隊司令部の専門家は、出航前の練習艦「ペレコプ」を点検した。

艦の全ての機器システム、設備、書類は、艦隊間移動を行なう艦へ提示される必要条件に沿って点検された。
艦は、燃料、水、食料を完全な水準まで補充した。

7月26日、練習艦「ペレコプ」は、クロンシュタットからセヴァストーポリまでの移動を行なった後の実習生の交代の為、黒海艦隊へ到着した。

点検完了及び除隊する艦の乗組員の交代の後、黒海艦隊P.S.ナヒーモフ記念高等海軍学校及びセヴァストーポリ大統領府幼年学校(ナヒーモフ海軍学校の分校)生徒と共に練習航海を行なう為に出航する。

艦はクロンシュタットへ向かい、そのルート上でジブラルタル海峡を通過し、スペインセウタ港への業務寄港を行なう。

[参照]
練習艦「ペレコプ」
バルト艦隊に所属している。
現代的な電波工学機器及び航海機器を装備し、更には戦闘兵装を有する。
生徒の研修の為、海図記入クラス、練習講義室、天文学甲板、ダメージコントロール訓練の為の船室が提供される。



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プロジェクト887練習艦の2番艦「ペレコプ」は、ポーランドグダニスク造船所で1976年4月24日に起工され、1976年12月11日に進水し、1977年9月30日にソ連海軍へ就役しました。

現在はバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。

「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)

復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年8月にギリシャピレウス、9月にはポルトガルリスボンを訪れました。


2018年の「ペレコプ」の遠洋実習航海は、これまでの地中海黒海(セヴァストーポリ)だけではなく、極東方面(ウラジオストク)まで行き、更には北極海を横断しました。
(2018年3月1日出航、同年11月14日帰港)
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[練習艦ペレコプ遠洋実習航海(2018年3月-11月)]


2019年7月5日、「ペレコプ」クロンシュタット港を抜錨し、2019年度の遠洋実習航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプは遠洋実習航海へ出発した]

7月7日、「ペレコプ」バルチースク基地へ入港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプはバルチースク基地へ入港した]
ここで「クズネツォフ記念海軍アカデミー」カリーニングラード分校の生徒110名を乗せ、物資を補給した後、7月10日にバルチースク基地を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプはバルト海を去る]

7月10日には大ベルト海峡へ入り、カテガット海峡、スカゲラク海峡を通過して7月13日に北海へ出ました。
これらの海峡を通過する際には、海軍兵学校の生徒が練習艦の乗組員に代わって当直に立ちました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプは北海へ入った]

その後、「ペレコプ」北海、ラマンシュ海峡(英仏海峡)、ビスケー湾を通過し、7月17日までにジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

「ペレコプ」地中海を横断して7月25日に黒海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプは黒海へ入った]

7月26日に黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。

今後、「ペレコプ」は、セヴァストーポリの海軍兵学校生徒を乗せ、クロンシュタットへ向かいます。
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ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦コヴロヴェツはシリアのタルトゥース沖で対機雷演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年7月30日14時4分配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「コヴロヴェツ」は地中海で対機雷行動へ取り組んだ】

地中海海軍常設グループの一員として任務を遂行している黒海艦隊海洋掃海艦「コヴロヴェツ」は、戦闘訓練計画の枠組みで、艦船駐留地点水域における対機雷行動へ取り組んだ。

訓練中に乗組員は様々な種類の接触型及び非接触型掃海具を使用し、指定海域で機雷の捜索を行なった。

船員は、直接に意図された任務への取り組みと共に、海上移動中及び無防備の泊地へ停泊中の艦のダメージコントロール、対空及び対水中工作防衛の艦内演習を実施した。

海洋掃海艦「コヴロヴェツ」は、2019年7月から地中海海軍常設艦船グループの一員として任務を遂行している。



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プロジェクト266M海洋掃海艦「ナヴォードチク」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)中部ネヴァ川造船工場で建造され、1974年11月21日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

1982年には「クルスキー・コムソモーレツ」と改名されました。

就役後は大西洋(西アフリカ沖)の漁場でソ連漁船の警護任務に就き、1980年代のイラン・イラク戦争時にはペルシャ湾へ派遣されました。
1987年にはペルシャ湾で27隻のソ連商船を護衛し、1988年には32隻の商船(タンカー、貨物船)を護衛しました。

ソ連邦解体後の1992年2月15日には旧名へ戻され、1999年7月25日に「コヴロヴェツ」と改名されました。

その後は黒海から出る事は有りませんでしたが、2016年2月中旬、28年ぶりに黒海を出てシリア沖へ派遣されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルと海洋掃海艦コヴロヴェツは地中海へ入った]

2016年5月末にセヴァストーポリへ帰港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリはシリア沖に到着した]

2016年12月末にセヴァストーポリを出航し、12月27日にボスポラス海峡を南下しました。
「コヴロヴェツ」は、2017年1月9日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦コヴロヴェツは再びシリア沖へ派遣された]

2017年5月2日にボスポラス海峡を北上しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦コヴロヴェツは地中海東部を去った]

2017年5月4日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦コヴロヴェツはシリア沖からセヴァストーポリへ帰投した]

2018年には地中海東部へ行く事は有りませんでしたが(黒海内でのみ行動)、2019年7月初頭、ほぼ2年ぶりに同海域へ派遣される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦コヴロヴェツはシリア沖へ行く]

そして7月30日、「艦船駐留地点」付近の海域で機雷捜索などの訓練を行ないました。
具体的な地名は明らかにされていませんが、地中海ロシア海軍「艦船駐留地点」は、シリアタルトゥース港しか有りません。
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ロシア海軍は、2016年2月から交代で黒海艦隊掃海艦1隻をシリア沖へ展開させています。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦はシリア沖で活動する]


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「スタールイ・オスコル」2019年4月末から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」2019年4月下旬から地中海東部に滞在
警備艦「プイトリーヴイ」2019年7月中旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」2019年7月上旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「キルディン」:2019年6月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」2019年6月末から地中海東部に滞在
軍用輸送船「ドヴィンツィヤ-50」:2019年7月下旬から地中海東部に滞在
工作船PM-138:2019年6月末から地中海東部に滞在
対水中工作艇「スヴォーロヴェツ」2019年5月下旬から地中海東部に滞在
サルベージ船KIL-158:2019年7月中旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304:2019年7月上旬から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2019年7月下旬から地中海東部に滞在

[カスピ小艦隊]
小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」
2019年6月中旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「ウグリーチ」2019年7月中旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍太平洋艦隊の原子力水中巡洋艦イルクーツクと原子力巡洋潜水艦マガダンの近代化改装が始まる

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月30日12時29分配信
【原子力潜水艦「イルクーツク」と「マガダン」は『ズヴェズダー』で修理を待っている】

極東工場『ズヴェズダー』は、2隻の原子力潜水艦~「マガダン」と「イルクーツク」の修理を開始する。
7月30日・火曜日、同社広報サービスは発表した。


造船所の代理人は、「イルクーツク」の船体の近代化の為の技術的プロジェクトは、海洋工学中央設計局『ルビーン』の技師により遂行されると話した。
近い内に、同局の専門家は、作業の進行を監督する為、工場へ到着する。

広報サービスによると、「イルクーツク」の船外部品、全ての艦内機構、操舵装置の問題点検出及び修理作業の実行が計画されている。
原子力潜水艦の引き渡し時期は2022年に決まっている。

原子力潜水艦「マガダン」の近代化の作業は、未だ始まっておらず、現在、原子力艦の検査が行なわれている。

「マガダン」は、プロジェクト971「シチューカ-B」多目的原子力潜水艦であり、第3世代原子力潜水艦に属する。
当初はK-331の名で1989年12月28日にコムソモリスク・ナ・アムーレ『レーニン共産党青年団記念造船工場』で起工され、1990年6月23日に進水した。
1991年に海軍へ加入した。
潜水艦は1993年に「ナルヴァール」、2000年には「マガダン」と改名された。
原子力潜水艦工場『ズヴェズダー』で2014年から修理と近代化を待っていた。

「イルクーツク」は、プロジェクト949A「アンテイ」多目的原子力潜水艦である。
『セヴマシュ』で1985年5月8日に起工され、1987年12月29日(他のデータでは12月27日)に進水した。
潜水艦は1989年10月31日にK-132の名で北方艦隊へ加入し、1990年10月29日には太平洋艦隊へ転属した。
1993年春、「イルクーツク」と改名された。
潜水艦は、工場『ズヴェズダー』で2013年から修理と近代化を待っていた。
潜水艦の復帰は、2017年に予定されていた。



プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII級)巡洋潜水艦K-132は、1985年5月8日にセヴェロドヴィンスク北方機械製造事業(セヴマシュ)で起工され、1987年12月29日に進水、1988年12月30日にソ連海軍へ納入され、1989年1月4日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式に就役しました。

1989年10月31日に赤旗北方艦隊に編入され、同年11月16日にザーパドナヤ・リッツァ基地へ配備されました。

1990年8月30日から9月27日にザーパドナヤ・リッツァ基地からカムチャツカ半島ヴィリュチンスク基地へ移動し、1990年10月29日付で赤旗太平洋艦隊へ転属しました。

1992年4月28日付で「原子力水中巡洋艦」へ分類変更され、1993年4月13日には「イルクーツク」と命名されました。
(合わせて同名の都市との後援協定を締結)

1997年11月には予備役に編入され、2001年11月には沿海地方ボリショイ・カーメニ市艦船修理工場『ズヴェズダー』へ回航されました。

それから10年以上経った2013年、ミサイルを換装する大規模な近代化改装が行なわれる事になりました。
[オスカーII級原潜イルクーツクは高度な近代化を実施する]
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力水中巡洋艦イルクーツクは汎用ミサイル発射機を装備する]

「イルクーツク」は2022年に太平洋艦隊への復帰が予定されています。


プロジェクト971「シチューカ-B」(アクラ級)原子力大型潜水艦K-331は、1989年12月28日にコムソモリスク・ナ・アムーレ市『レーニン共産党青年団記念造船工場』で起工され、1990年6月23日に進水、同年12月31日に海軍へ納入され、1991年2月23日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式に就役しました。

1991年9月24日にカムチャツカ半島クラシェニーンニコフ湾(ヴィリュチンスク基地)へ到着しました。

1992年4月28日付で「原子力巡洋潜水艦」へ分類変更され、1993年4月13日には「ナルヴァール」と命名されました。

2001年1月24日には「マガダン」と改名されました。
(合わせて同名の都市との後援協定を締結)

2009年7月26日の『ロシア海軍の日』にはウラジオストクの観艦式へ参加しました。
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2012年9月に沿海地方ボリショイ・カーメニ市艦船修理工場『ズヴェズダー』へ回航されました。

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以後、同地で修理を待っていましたが、最近、ようやく作業が開始される事になりました。

ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはペルシャ湾へ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2019年7月27日16時50分配信
【黒海艦隊の救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」はノヴォロシースクからペルシャ湾への移動を成功裏に完了した】

ロシア曳船は、8月初頭にイラン・イスラム共和国領内で開催されるダイバー混成国際競技『グルビナ-2019』へ参加するロシア海軍選抜チームの支援の為、ペルシャ湾へ到着した。

現在、曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」は、イラン・イスラム共和国の島と同名のキーシュ港に係留され、ダイバー混成競技実行計画の下でロシアチームの訓練の支援へ着手している。

同プロジェクト支援船のこのような遠距離かつ長期の海上移動は、黒海艦隊の現代史上初めて行なわれた。

約30日間にわたった海上移動中、船の乗組員はスエズ運河、3つの海峡、6つの海を通過した。

船の全ての機構、設備、機器は正常で、乗組員は健常である。



プロジェクト22870救助曳船SB-565『アストラハン造船工場』で起工され、2014年5月20日に進水し、同年12月28日に就役しました。
2014年に「プロフェッソル・ニコライ・ムール」(ニコライ・ムール教授)と命名されました。

2015年5月に内陸水路経由で黒海東岸ノヴォロシースクへ回航され、2015年6月10日付でノヴォロシースク海軍基地所属となりました。
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以後、度々地中海東部へ派遣されています。
(2016年3月初頭~6月下旬、2016年11月初頭~11月下旬、2018年1月下旬、2018年8月下旬~11月初頭)

2019年7月3日、「プロフェッソル・ニコライ・ムール」ノヴォロシースク海軍基地を出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはペルシャ湾へ向かった]

7月5日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールは地中海へ入った]

7月10日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

7月15日にはジブチへ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはジブチを訪問した]

その後、「プロフェッソル・ニコライ・ムール」ペルシャ湾へ向かい、7月27日にイランキーシュ島へ到着しました。
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シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた



『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2019年7月28日12時30分配信
【『海軍の日』に敬意を表し、タルトゥース駐留所で艦船パレードが行なわれた】

『海軍の日』シリアタルトゥース港泊地で、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊に加わっている艦及び支援船のパレードが行なわれた。

パレードの隊列には、ディーゼルエレクトリック潜水艦「スタールイ・オスコル」、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、警備艦「プイトリーヴイ」、小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」、「ウグリーチ」、水上艦船修理支援船、海洋救助曳船、対水中工作哨戒艇が加わった。

パレードの航空部門には、航空グループ航空機及びヘリコプターが参加した:前線爆撃機Su-24M、多機能戦闘爆撃機Su-34、戦闘機Su-35、ヘリコプターMi-8AMTSh、Mi-35M。
ロシア航空宇宙軍航空機は、タルトゥース港水域のパレード隊列の上空を飛行した。

『海軍の日』に敬意を表し、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」では、地中海での戦闘訓練任務の遂行の結果、顕著な働きを見せた艦の乗組員の表彰が行なわれた。

パレードは完了し、ロシアの最新艦の能力が示され、艦船グループの構成要員の熟練度が証明された。



『ロシア海軍の日』は、毎年7月の最終日曜日と定められています。
この日には、各艦隊の基地で観艦式などのイベントが開催されます。

ロシア海軍の物資補給所が置かれているシリアタルトゥース港でも、2017年から『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれるようになりました。

2017年7月30日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「クラスノダール」、救助曳船SB-739、海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」、偵察艦「ワシーリー・タチシチェフ」、警備艦「プイトリーヴイ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」、サルベージ船KIL-158が参加しました。
この他、査閲艦艇として哨戒艇「ユナルメーツ・クルイマ」も参加しました。


2018年7月29日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「コルピノ」、偵察艦「キルディン」、海洋掃海艦「トゥルビニスト」、小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」、「グラード・スヴィヤージスク」、サルベージ船KIL-158が参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』の観艦式が行なわれた]


そして2019年7月28日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「スタールイ・オスコル」、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、警備艦「プイトリーヴイ」、小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」、「ウグリーチ」、工作船PM-138、救助曳船「シャフテル」、対水中工作艇「スヴォーロヴェツ」が参加しました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「スタールイ・オスコル」2019年4月末から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」2019年4月下旬から地中海東部に滞在
警備艦「プイトリーヴイ」2019年7月中旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」2019年7月上旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「キルディン」:2019年6月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」2019年6月末から地中海東部に滞在
軍用輸送船「ドヴィンツィヤ-50」:2019年7月下旬から地中海東部に滞在
工作船PM-138:2019年6月末から地中海東部に滞在
対水中工作艇「スヴォーロヴェツ」2019年5月下旬から地中海東部に滞在
サルベージ船KIL-158:2019年7月中旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304:2019年7月上旬から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2019年7月下旬から地中海東部に滞在

[カスピ小艦隊]
小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」
2019年6月中旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「ウグリーチ」2019年7月中旬から地中海東部に滞在

原子力水中無人機システム"ポセイドン"搭載原潜ハバロフスクは2019年末に進水する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年7月27日11時3分配信
【情報筋は「ポセイドン」標準搭載艦の進水時期について話した】
モスクワ、7月27日-ロシア通信社ノーボスチ

無人装置「ポセイドン」の標準搭載艦となる特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」(プロジェクト09851)は、工場『セヴマシュ』で今年末までに進水する。
『ロシア通信社ノーボスチ』防衛産業企業体の情報筋より伝えられた。

4月、『セヴマシュ』では、水中無人機の試験搭載艦である潜水艦「ベルゴロド」(プロジェクト09852)の進水式典が開催された。

「潜水艦ベルゴロドはポセイドンの試験搭載艦であり、標準搭載艦は、他の潜水艦~プロジェクト09851ハバロフスクです。
それは今年中に進水しなければならず、浮上状態で艤装が行なわれます」

対談者は話した。

多目的原子力潜水艦「ベルゴロド」は、プロジェクト949A「アンテイ」(「クルスク」の同類)に属し、「ポセイドン」システムの為に特別に改造された。
伝えられているように、今後2年で「ベルゴロド」及び無人機は合同試験を実施する。

プロジェクト「ハバロフスク」潜水艦に関しては知られていない。

[水中無人機]
ロシア
が、大深度及び高速での移動が可能な無人水中装置を開発している事は、昨年(2018年)の連邦教書演説において大統領ウラジーミル・プーチンが初めて話した。

彼によると、このような無人機は通常または核弾頭を装備でき、航空母艦グループ、沿岸防御施設及びインフラストラクチュアを含む広範囲の目標の撃破が可能である。

今年の演説でプーチン「ポセイドン」について更なる話をした。
彼は、作業は計画通りに進行しており、複合体は成功裏に試験を行なったと述べた。

システムの軍備採用は、2020年~2021年の境目に計画されている。



プロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で起工されました。
[原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された]
[秘密のプロジェクト09851特務原潜ハバロフスク]

「ハバロフスク」の詳細や具体的なスペック(艦の大きさなど)は、一切公表されていませんが、無人小型潜水艇を搭載するようです。
[ロシア海軍の為の特務原潜ハバロフスクの3Dモデルが作成された]

2018年5月下旬には船体の水圧試験(強度試験)が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクの船体の水圧試験が始まった]

「ハバロフスク」は、原子力水中無人機(大洋多目的システム)「ポセイドン」の搭載母艦としての機能も有しており、合計6基の「ポセイドン」を搭載します。
[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"は2021年にロシア海軍へ制式採用される]

以前には、「ハバロフスク」の進水は2020年春と伝えられていましたが、2019年末(おそらくは2019年12月)に前倒しされるようです。
[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"搭載原潜ハバロフスクは2020年春に進水し、2022年にロシア海軍へ就役する]

2019年4月23日には、「ポセイドン」搭載原潜「ベルゴロド」が進水しており、2020年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。

[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]

「ベルゴロド」北方艦隊へ配備されるので(乗組員は北方艦隊から集められている)、「ハバロフスク」太平洋艦隊へ配備される可能性が高いでしょう。

ロシア海軍の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"はサンクトペテルブルク観艦式の後に洋上試験を再開する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年7月27日8時30分配信
【『統合造船業営団』はコルベット「グレミャーシチー」の工場航行試験第2段階を予告した】
モスクワ、7月27日、インタファクス

コルベット「グレミャーシチー」は、サンクトペテルブルク主要海軍パレードへ参加した後に工場航行試験第2段階へ入る。
『インタファクス』『統合造船業営団』より伝えられた。

「2019年6月、艦は工場航行試験第1段階を成功裏に実施しました。
コルベットは更に主要海軍パレードへ参加し、その完了後に工場航行試験第2段階へ入ります」
『統合造船業営団』
広報サービスは伝えた。

『統合造船業営団』により建造されたコルベット「グレミャーシチー」フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は、7月28日にサンクトペテルブルクで行なわれる主要海軍パレードへ参加する。

「昨年の主要海軍パレードには、フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"、偵察艦イワン・フルス、フリゲート"アドミラル・マカロフ"、そして大型揚陸艦イワン・グレンが初めて参加しました」
『統合造船業営団』
総裁アレクセイ・ラフマノフは話した。

「今年も、広範囲の層~ロシアのみならず、世界中を失望させる事は無い事を確信しております。
献身的な労働の結果、完成した艦が評価されますので」
ラフマノフ
は話した。

伝えられているように、「グレミャーシチー」は、太平洋艦隊で初めての「カリブル」搭載艦となる。
同艦は2019年末までに海軍への加入が計画されている。
今秋に「グレミャーシチー」は、国家試験実施の為、北海航路太平洋艦隊への移動を行なうと6月に太平洋艦隊副司令官(軍備担当)イーゴリ・コロリョーフ少将は述べた。

「アドミラル・カサトノフ」は、第2のプロジェクト22350フリゲートである。
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同プロジェクトのトップ艦「アドミラル・ゴルシコフ」は、2018年7月にロシア連邦海軍へ受領された。
今年7月、同艦は世界一周航海から戻ってきた。
『北方造船所』は、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」海軍への引き渡しを2019年末までに計画していると伝えた。
このプロジェクトの艦はステルス技術を用いて作成されており、遠洋ゾーンにおける敵の水上艦及び潜水艦に対する戦闘活動の実施、自身と連合部隊の艦船への空中攻撃手段からの攻撃を撃退する為に意図されている。



プロジェクト20385コルベットの1番艦「グレミャーシチー」は、2012年2月1日にサンクトペテルブルク市『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
[サンクトペテルブルクでフリゲート「アドミラル・ゴロフコ」及びコルベット「グレミャーシチー」が起工された]

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プロジェクト20385プロジェクト20380の改良型であり、兵装が強化されています。
[プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット]

20380対艦ミサイル「ウラン」に代わり、20385は対地攻撃も可能な打撃巡航ミサイル「カリブル」を装備します。

当初、プロジェクト20385には、ドイツMTU社製のディーゼルエンジンが装備される予定でしたが、ヨーロッパ諸国対ロシア制裁により、その供給は途絶えました。
[ロシアは水上艦用のエンジン供給を拒否したドイツとウクライナの企業を訴える]

この為、設計を変更してロシア『コロムナ工場』ディーゼルエンジン「ディーゼルユニットDDA12000」~が搭載される事になりました。
これは以前のプロジェクト20380と同じエンジンです。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

2016年4月末、『コロムナ工場』ディーゼルエンジンの設置作業が始まりました。
[ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの取り付けが始まった]


2016年5月19日までにディーゼルエンジンの設置作業は完了しました。
[ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの設置は完了した]


2017年6月30日、「グレミャーシチー」の進水式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20385コルベット1番艦グレミャーシチーは進水した]



2018年1月から造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"乗組員は艦内への居住を準備する]

「グレミャーシチー」の洋上試験開始は、当初の予定(2019年3月)より遅れ、2019年4月21日になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は洋上試験を開始した]



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5月初頭に一旦クロンシュタットへ戻っていた「グレミャーシチー」は、5月6日に出航し、2回目の洋上試験をフィンランド湾で開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は2回目の洋上試験を開始した]

洋上試験中の5月8日、大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)の勝利74周年の祝賀行事へ参加する為、一時クロンシュタットへ戻りました。

5月9日の戦勝記念日をクロンシュタット軍港で祝いました。
[ロシア海軍の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は洋上試験中に大祖国戦争勝利74周年を祝った]

祝賀行事を終えた後、「グレミャーシチー」は、フィンランド湾で洋上試験を続けました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"とコルベット"グレミャーシチー"はバルト海で洋上試験を続ける]
[ロシア海軍の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"はフィンランド湾で航行試験を続ける]

「グレミャーシチー」の洋上試験の第1段階は2019年6月下旬までに完了しました。
[ロシア海軍の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は洋上試験の第1段階を終えた]

「グレミャーシチー」は、7月28日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルク(ネヴァ川)で行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加し、その後に洋上試験を再開するようです。
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「グレミャーシチー」は9月に北海航路(北極航路)経由で極東方面へ回航され、ここで洋上試験の最終段階を実施します。
[ロシア海軍の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は2019年9月に北極海経由で極東へ回航される]
極東での試験中、有翼ミサイル「カリブル」の試射も実施されるようです。

「グレミャーシチー」は、2019年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されており、引き渡し後は太平洋艦隊へ配備されます。
[プロジェクト20385コルベット1番艦グレミャーシチーは2019年末までにロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍太平洋艦隊は2019年に2隻の巡航ミサイル"カリブル"搭載艦を受け取る]

ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプは黒海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年7月25日19時20分配信
【練習艦「ペレコプ」は黒海へ入った】

本日(7月25日)、ロシア連邦国防省の海軍教育学校及び民間大学の生徒の海上実習実行を目的とする遠洋航海を行なっているバルト艦隊練習艦「ペレコプ」は、ボスポラス海峡ダーダネルス海峡の通過を完了した。

黒海海峡通過後、バルト艦隊練習艦黒海へ入り、黒海艦隊主要基地セヴァストーポリ市へ進路を取った。

大西洋及び地中海の通過移動中、艦の乗組員は海上技量を向上させ、ダメージコントロール、更には船舶集中及び漁業海域にける操艦の為の一連の艦内演習を実施した。

練習艦「ペレコプ」は7月5日にクロンシュタットから出航した。
その航海ルート上でバルト海、北海、ラマンシュ海峡、大西洋、地中海、黒海海峡、黒海を通過し、セヴァストーポリ港への業務寄港を行なう。

遠距離海上航海は、ロシア連邦国防省の海軍教育学校生徒の海上実習実行の枠組みで行なわれる。

「ペレコプ」には合計200名以上の生徒、更には海軍学校の士官及び教員が乗っている。
実習指導者は、海軍軍事科学研修センター「クズネツォフ記念海軍アカデミー」カリーニングラード市分校校長ヴャチェスラフ・スイトニク少将である。



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プロジェクト887練習艦の2番艦「ペレコプ」は、ポーランドグダニスク造船所で1976年4月24日に起工され、1976年12月11日に進水し、1977年9月30日にソ連海軍へ就役しました。

現在はバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。

「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)

復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年8月にギリシャピレウス、9月にはポルトガルリスボンを訪れました。


2018年の「ペレコプ」の遠洋実習航海は、これまでの地中海黒海(セヴァストーポリ)だけではなく、極東方面(ウラジオストク)まで行き、更には北極海を横断しました。
(2018年3月1日出航、同年11月14日帰港)
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[練習艦ペレコプ遠洋実習航海(2018年3月-11月)]


2019年7月5日、「ペレコプ」クロンシュタット港を抜錨し、2019年度の遠洋実習航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプは遠洋実習航海へ出発した]

7月7日、「ペレコプ」バルチースク基地へ入港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプはバルチースク基地へ入港した]
ここで「クズネツォフ記念海軍アカデミー」カリーニングラード分校の生徒110名を乗せ、物資を補給した後、7月10日にバルチースク基地を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプはバルト海を去る]

7月10日には大ベルト海峡へ入り、カテガット海峡、スカゲラク海峡を通過して7月13日に北海へ出ました。
これらの海峡を通過する際には、海軍兵学校の生徒が練習艦の乗組員に代わって当直に立ちました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプは北海へ入った]

その後、「ペレコプ」北海、ラマンシュ海峡(英仏海峡)、ビスケー湾を通過し、7月17日までにジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

「ペレコプ」地中海を横断して7月25日に黒海へ入りました。

今後、「ペレコプ」黒海艦隊基地セヴァストーポリへ向かいます。

「ペレコプ」は今回も北極海を横断するとの事ですから、2018年の遠洋実習航海と同じコースを行くようです。

ロシア海軍北方艦隊の給油船カーマは世界一周航海を終えてムルマンスクへ帰投した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年7月25日13時48分配信
【北方艦隊の給油船「カーマ」は世界一周航海任務を遂行後にムルマンスクへ戻った】

北方艦隊中型海洋給油船「カーマ」は、遠距離航海任務を遂行後にムルマンスクへ戻った。
この150日間、給油船「カーマ」は、フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」率いる北方艦隊戦闘艦支隊の一員として世界一周航海を行なった。

埠頭で船員は艦隊司令部の代表、家族及び親類に出迎えられた。

母国へ戻ってきた給油船の乗組員は、北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ中将に代わり、物資-技術サービス供給連合部隊副司令官ヴィクトール・ヴォロノフ中将に祝福された。

彼は指摘した。
「戦闘艦支隊の物資-技術サービス供給の為の全ての与えられた任務を乗組員は遂行し、船員は初めて3つの大洋の大規模な移動を行ないました」

5か月にわたる遠距離航海で船は31000海里以上を走破し、外国の港への2度の業務寄港とウラジオストク港への寄港を行なった。
「カーマ」は、支隊の艦船へ28回の複合物資補充を行ない、その最中に7500トン以上の物資や資材を補充した。

遠距離航海中に給油船「カーマ」の乗組員は、大西洋、地中海、紅海、インド洋、太平洋で行動し、更にパナマ運河の通行を行ない、大西洋横断移動へ参加した。

給油船の船長ミハイル・スハーノフは、乗組員は健常で、船の材料部分は正常であり、物資を補充した後に給油船は更なる任務遂行の準備が整うと報告した。



『Marine Traffic』より
【給油船「カーマ」】

プロジェクトREF-675中型海洋給油船の1番船「アルグン」は、フィンランドラウマ造船所で1981年11月に起工され、1982年3月19日に進水し、1982年9月29日に就役しました。

ソ連邦解体後、1996年4月から2002年まで民間へ移籍し、2003年に北方艦隊へ復帰して「カーマ」と改名されました。

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」地中海遠征にも何度か随伴しています。
(2011年12月~2012年2月、2016年10月~2017年2月)
[空母クズネツォフ第4次地中海遠征]
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

「カーマ」は、2018年8月以降に大西洋、地中海、紅海、アラビア海、アデン湾への遠距離航海を行なった大型対潜艦「セヴェロモルスク」に随伴した後、2019年2月8日にムルマンスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の給油船(補給艦)カーマは遠距離航海を終えてムルマンスクへ帰投した]

それから約1ヶ月後の2019年3月初頭、「カーマ」は、2019年2月26日に遠距離航海へ出発した北方艦隊1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)(2018年7月28日就役)、多機能後方支援船「エリブルス」(2018年4月9日就役)、救助曳船「ニコライ・チケル」(1989年4月12日就役)へ随伴する為に大西洋へ向かいました。

以後、「カーマ」「アドミラル・ゴルシコフ」と行動を共にし、3月5日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡へ入った]

「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月8日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を出てケルト海へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

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「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]
[スペイン空軍の対潜哨戒機P-3は地中海西部でロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を監視する]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は地中海を東へ進み、3月15日にはマルタ島周辺海域へ到達しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマルタ島周辺へ到達した]

「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は地中海東部を通過してスエズ運河へ入り、3月21日には紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスエズ運河を通過して紅海へ入った]
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3月25日にジブチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチへ寄港した]
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3月28日にジブチを出航し、アデン湾へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチを去り、アデン湾へ向かった]

4月1日にはインド洋(随伴船の位置から推察すると、正確にはアラビア海ソコトラ島東方海域)で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はアラビア海で対空戦闘訓練を行なった]
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4月3日、「アドミラル・ゴルシコフ」スリランカコロンボ港へ入港しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを訪れた]

4月6日、「アドミラル・ゴルシコフ」コロンボ港を出航し、中国青島へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを去り、中国へ向かった]

4月11日にマラッカ海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマラッカ海峡へ入った]
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4月13日には南シナ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南シナ海へ入った]

4月16日にはフィリピン海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィリピン海へ入った]
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4月20日に黄海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は黄海へ入った]

4月21日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は青島へ到着しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国の青島港へ到着した]

4月23日には中国人民海軍創設70周年記念国際観艦式へ参加しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国への公式訪問を続けている]

4月26日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は青島を出航し、ウラジオストクへ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国を去り、ウラジオストクへ向かった]

4月28日に対馬海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は対馬海峡へ入った]

5月1日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はウラジオストクへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はウラジオストクへ到着した]

5月9日の大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)勝利74周年記念行事へ参加した後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は5月10日にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中部太平洋へ向かった]

ただし、給油船「カーマ」はそれよりも前に出航し、5月8日に津軽海峡を通過して太平洋へ入りました。

「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は太平洋を東進し、5月15日にはハワイ諸島付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ沖へ到達した]
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その後も「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はハワイ諸島周辺海域に留まり、5月24日にはハワイ諸島南東海域で対潜演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ南東沖で対潜演習を行なった]

5月30日には、太平洋西部で捜索救助演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は太平洋西部で捜索救助演習を行なった]

6月8日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は赤道を通過し、古くからの船乗りの伝統に従い、赤道祭が行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"で赤道祭が行なわれた]
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6月11日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はエクアドルプエルト・ボリバル港へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルのプエルト・ボリバル港を訪問した]

6月12日、プエルト・ボリバル港ロシア連邦の祝日『ロシアの日』を祝いました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルで『ロシアの日』を祝った]

ソヴィエト連邦時代の1990年6月12日、ロシア・ソヴィエト連邦社会主義共和国の国家主権の宣言が採択された事を記念し、この日はロシア連邦の祝日となりました。
『ロシア・ビヨンド』(日本語版)より
【「ロシアの日」って何?】

6月13日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はプエルト・ボリバル港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルを去り、パナマ運河へ向かった]

6月15日、給油船「カーマ」「アドミラル・ゴルシコフ」と2隻の支援船へ燃料を補充しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南アメリカ沖で洋上給油を行なった]

「アドミラル・ゴルシコフ」は6月18日までにパナマ運河の通過を完了してカリブ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はパナマ運河を通過してカリブ海へ入った]
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翌6月19日、他の3隻の随伴船多機能後方支援船「エリブルス」、給油船「カーマ」、救助曳船「ニコライ・チケル」パナマ運河へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の支援船はパナマ運河を通過する]

6月20日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船3隻は、パナマ運河の出口で合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はカリブ海へ入った]

6月24日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻(多機能後方支援船「エリブルス」、救助曳船「ニコライ・チケル」)は、キューバハバナ港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバのハバナ港へ到着した]

「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻は、6月26日にハバナを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバを去った]
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同じ6月26日、別行動を取っていた給油船「カーマ」は、物資補充の為、トリニダード・トバゴ島へ入港しました。

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船カリブ海を出て大西洋へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカリブ海を去った]
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7月1日、給油船「カーマ」「アドミラル・ゴルシコフ」及び支援船2隻と合流し、洋上で燃料補給を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は大西洋で洋上給油を行なった]

7月5日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船大西洋の横断を終え、カーボベルデ付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデへ行く]
7月6日にはカーボベルデの首都プライア港へ入港しました。
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7月8日にプライア港を出航し、大西洋北東海域へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデを去った]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船は、ポルトガル・スペイン沖、そしてビスケー湾を通過し、7月17日に再びラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は英仏海峡へ入った]

「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船バルト海へ入り、7月23日にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

しかし、「カーマ」「アドミラル・ゴルシコフ」と別れ、7月25日にムルマンスクへ帰投しました。

ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭哨戒艦ドミトリー・ロガチョフは海上戦闘訓練を行なった

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年7月25日9時51分配信
【ロシアの哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」は黒海で砲射撃を実施した】
モスクワ、7月25日、インタファクス

黒海艦隊最新哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」は、黒海エリアで砲射撃を実施した。
黒海艦隊の公式代理人アレクセイ・ルリョフは発表した。

「黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地の最新哨戒艦ドミトリー・ロガチョフの乗組員は、海上戦闘訓練射爆場で砲射撃を実施し、その中で計画特殊錬成任務『単艦での航行及び戦闘実施』へ取り組みました」
ルリョフ
は話した。

彼は、艦上戦闘演習中、艦の乗組員が、空中目標への砲射撃及び防衛線付近でのパッシブ電波位置測定妨害の設置の対空防衛演習を実施したと伝えた。
「更に、無防備の泊地での艦の対水中工作防衛の為の艦上戦闘演習実施の枠組みにおいて、船員は仮想敵水中工作員を撃滅する戦闘訓練を行ない、手動で擲弾筒を使用する艦上から水中への予防擲弾射撃へ取り組みました」
黒海艦隊
の代理人は指摘した。

哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」は、『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で建造された第2のプロジェクト22160哨戒艦である。
このシリーズのロシア艦は、モジュール概念兵装を用いて設計、建造されている。
特に、艦の兵装は、常時の物と、更には艦上への追加兵装の配置の可能性を有する。
艦は、哨戒勤務へ就き、更には、遠海及び大洋ゾーンで指示された任務を遂行する為に意図されている。




プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

現在建造中のプロジェクト20380/20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。

設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国ゼレノドリスク造船所です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】

プロジェクト22160哨戒艦の2番艦「ドミトリー・ロガチョフ」は、2014年7月25日に起工され、2017年末頃にゼレノドリスクから内陸水路を通って黒海沿岸のケルチ市『ザリフ造船所』まで運ばれ、ここで艤装が行われました。
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「ドミトリー・ロガチョフ」の乗組員の編成は2018年3月下旬までに完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は新型哨戒艦ドミトリー・ロガチョフの乗組員の編成を完了した]

2018年9月後半にノヴォロシースク海軍基地で消磁作業を行ないました。
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2018年11月26日に出航し、黒海で砲撃試験を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型哨戒艦ドミトリー・ロガチョフは黒海で砲撃試験を行なった]

その後、ノヴォロシースクを出航し、12月4日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型哨戒艦ドミトリー・ロガチョフはセヴァストーポリへ到着した]
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2019年1月中旬に洋上試験の為に出航し、1月14日にセヴァストーポリへ帰投しました。
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その後、また洋上試験の為に出航し、1月18日にセヴァストーポリへ帰投しました。
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1月31日には洋上で捜索救助ヘリコプターKa-27PSの着艦試験などが行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型哨戒艦ドミトリー・ロガチョフはヘリコプターの着艦試験を行なった]
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2019年2月にも洋上試験を行ないました。
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その後も「ドミトリー・ロガチョフ」の洋上試験は続けられ、4月12日には、捜索救助ヘリコプターKa-27PSの着艦訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型哨戒艦ドミトリー・ロガチョフはヘリコプターの着艦訓練を行なった]

「ドミトリー・ロガチョフ」ロシア海軍への引き渡しは、これまでに何度も延期されてきましたが、2019年6月11日、ノヴォロシースク海軍基地聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、正式に就役しました。

[新型哨戒艦ドミトリー・ロガチョフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

7月11日にセヴァストーポリへ回航されました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年7月11日12時35分配信
【黒海艦隊の最新哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」はセヴァストーポリへ到着した】

7月25日に出航して海上戦闘訓練を行ないました。

ロシア海軍航空隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は爆撃照準システムSVP-24を装備する

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『タス通信』より
2019年7月25日11時27分配信
【『イズベスチヤ』は対潜航空機Tu-142の近代化について報じた】
モスクワ、7月25日/タス通信

ロシア海洋航空隊遠距離対潜航空機Tu-142の近代化を行なう。
木曜日、『イズベスチヤ』紙は国防省の談話を引用して報じた。

通知された情報によると、航空機には、高精度照準システム「ゲフェスト」(SVP-24)が取り付けられる。
このシステムは、対潜魚雷、更には深海爆弾及び通常航空爆弾の使用の効率性の向上を可能にすると新聞は書いた。

『イズベスチヤ』が参照した軍事専門家の意見によると、航空機は、基地から1000キロメートル離れた場所へ打撃を与える遠距離爆撃機として行動する。
この他、今後、航空機の弾薬は、自動誘導弾頭の助力により水中の敵の探知が可能となる。

Tu-142(NATO分類「ベア-F」)は、遠方哨戒海域において敵の潜水艦の捜索及び破壊の為に意図されている。
この他、この飛行装置は、目標指定、捜索救助作業実施の為の偵察航空機として使用される。
Tu-142偵察航空機Tu-95RTsを基にして作成された。
最大速度は時速855キロメートル、巡航速度は時速720キロメートル。
実用飛行距離は12550キロメートル。
航空機は、対潜魚雷、深海爆弾、対艦ミサイルKh-35(NATO分類AS-20カヤック)で武装できる。
アメリカ『ミリタリーバランス』のデータによると、ロシア海軍海上航空隊は22機のTu-142M/MRを装備している。



ソ連/ロシア海軍遠距離対潜哨戒機Tu-142は、戦略爆撃機Tu-95の海軍向けヴァージョンであり、1968年6月18日に初飛行し、1972年11月15日に軍備採用されました。
1968年から1994年までに合計で100機生産され、この内の8機はインドへ輸出されました。

インド海軍Tu-142は2017年末までに退役しました。


現在、ロシア海軍航空隊では、各型合わせて北方艦隊に12機、太平洋艦隊に12機が在籍しています。
北方艦隊所属機はキぺロヴォ太平洋艦隊所属機はカーメニ・ルチェイに配備されています。

キぺロヴォ
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カーメニ・ルチェイ
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北方艦隊Tu-142は、度々地中海東部へ進出しています。
[ロシア海軍航空隊の対潜哨戒機Tu-142M3はシリア上空で目撃された]
[シリア上空で目撃されたロシア海軍航空隊の長距離哨戒機Tu-142M3は、地中海で警備艦アドミラル・グリゴロヴィチと合同演習を行なっていた]
[ロシア海軍航空隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142M3は地中海南東部で潜水艦探知演習を行なった]


Tu-142の近代化改修の話は、2015年4月に初めて出てきました。
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142は近代化改修される]

以後、Tu-142の近代化改修に関する情報は出ていませんでしたが、水面下では計画が進められていたようです。
[ロシア海軍は2018年に最初の近代化改修された対潜哨戒機Tu-142を受け取る]

近代化改修されるTu-142は、特殊計算サブシステムSVP-24を装備します。
これにより、Tu-142は爆撃機として使う事も出来るようになります。

SVP-24は、ロシア海軍艦上戦闘機Su-33へ装備されています。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]


Tu-142以外のロシア海軍の現用対潜哨戒機も近代化改修が行なわれます。

対潜哨戒機Il-38は、Il-38Nへの近代化改修が行なわれています。
[ロシア海軍航空隊は2025年までに30機の近代化改修された対潜哨戒機Il-38Nを受け取る]

対潜水陸両用機Be-12も近代化改修されます。
[ロシア海軍航空隊の水陸両用機Be-12チャイカは近代化改修される]

現用機の近代化改修と並行して新たな対潜哨戒機の開発も進められています。
[ロシア海軍航空隊の為の新世代対潜哨戒機の開発は進められている]
[イリューシンはロシア海軍の対潜哨戒機Il-38の後継機を開発している]

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは就役10周年を迎えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年7月24日14時35分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は海軍旗掲揚10周年を迎えた】

本日、ミハイル・ナヴォロツキー2等海佐が艦長を務めるバルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、海軍旗初掲揚の日から10周年を迎えた。

2009年に艦へ聖アンドレイ旗が掲揚されてから「ヤロスラフ・ムードルイ」は、作戦-戦略演習『ザーパド-2009』へ参加し、国際海軍演習『FRUKUS-2012』へ参加し、ロシア-パキスタン双務演習『アラビアン・モンスーン-2014』国際兵器展示会『インド・ディフェンス-2014』へ参加し、サンクトペテルブルク国際海軍サロンへ2度参加し、何度も地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として戦闘任務を遂行し、アデン湾海域で対海賊当直へ就いた。

この10年間の勤務において、艦は総計937日間に渡る9回の海洋・大洋航海を行ない、170000海里以上を走破した。

艦の乗組員は、数十回のミサイル射撃と、数百回の砲、魚雷、反応爆弾の射撃を実施した。

現在、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、『ロシア海軍の日』へ捧げられる祝賀行事へ参加する為、バルト艦隊の他の艦と共にカリーニングラード海峡において樽に係留されている。

[参照]
「ヤロスラフ・ムードルイ」
は多目的艦であり、潜水艦の捜索及び破壊、海上での戦闘艦及び船の対艦及び対潜防衛の保障、海上および基地の艦船へ打撃を与え、陸上部隊の戦闘行動の支援、海洋揚陸部隊の上陸の保障を含む広範囲の課題の解決の為に意図されている。
それは、艦及び潜水艦から作戦連合部隊の防衛を保障できる。
艦は、対艦ミサイル複合体、中距離及び近距離で動作する高射ミサイル複合体、魚雷発射管、反応爆撃装置を含む現代的な風貌の兵器を装備する。
艦には、対潜魚雷、無誘導ロケット及び深海爆弾を使用可能な艦上ヘリコプターKa-27が駐留する。
艦の排水量は4500トン、速力約30ノット、航続距離5000海里以上。
様々な緯度の海洋及び大洋における自立航行期間は30日。
艦の全長は130メートル、幅15メートル以上。



プロジェクト11540警備艦の2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、カリーニングラード造船所で1988年5月27日に起工され、1990年に進水しましたが、1991年12月のソ連邦解体以降は財政難により建造工事は中断されました。
[ネウストラシムイ級2番艦ヤロスラフ・ムードルイ]

2000年代半ばから工事は再開され、2009年6月19日にロシア海軍へ引き渡されました。
[ネウストラシムイ級2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はロシア海軍へ納入された]
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2009年7月24日、バルト艦隊へ編入されました。
[フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」、バルト艦隊に編入]

2011年末から2012年初頭に掛けて重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の地中海遠征へ参加しました。
[アドミラル・クズネツォフ地中海遠征2011-2012]

2012年4月からロシア皇帝家(ロマノフ家)の後援を受ける事になりました。
[ロマノフ家は警備艦ヤロスラフ・ムードルイを後援する]

2012年6月末には国際海軍演習FRUKUS(France、Russia、United Kingdom、United States)へ参加しました。
[バルト艦隊フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」は、国際海軍演習「FRUKUS-2012」に参加する]

2012年7月初頭から9月末まで地中海への遠距離航海を実施しました。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]

2012年12月17日から2013年7月5日まで地中海への遠距離航海を実施しました。
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]
[バルト艦隊艦船部隊は地中海から戻ってきた]

この間の2013年1月下旬には、地中海東部及び黒海で実施されたロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習に参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬) ]

2014年8月9日から2015年2月21日まで、地中海、アデン湾、インド洋、東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2014年8月-2015年2月)]

帰港後はガスタービンエンジンの修理が行なわれました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ヤロスラフ・ムードルイはガスタービンエンジン修理後の係留試験を行なった]

2016年4月に復帰しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはコルベット"ボイキー"と共に砲撃訓練を行なった]

2016年6月1日から12月19日まで地中海、アデン湾、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2016年6月-12月)]

2017年5月初頭からクロンシュタット海洋工場でオーバーホールが行なわれました。
[バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは『ロシア海軍の日』の観艦式へ参加する為にクロンシュタットでメンテナンスを行なう]

2018年3月20日に戦闘訓練の為に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは海上訓練を行なった]

2018年4月15日にバルチースク基地を抜錨し、通算6回目となる地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ向かった]
その後、地中海からアデン湾へ進出して海賊対処任務へ就き、2018年10月28日にバルチースク基地へ帰投しました。

[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ地中海・アデン湾遠征(2018年4月-10月)]

2019年2月20日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、コルベット「ボイキー」(2013年5月16日就役)と共に対空戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイとコルベット"ボイキー"は対空戦闘訓練を行なった]

2月末には大型揚陸艦「ミンスク」(1984年就役)と共に砲撃訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年2月26日15時37分配信
【バルト艦隊の大型揚陸艦「ミンスク」は海上で戦術任務を遂行する】

3月1日には対艦ミサイル「ウラン」の仮想発射訓練などを行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは海上戦闘訓練を行なった]

そして2019年7月24日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は海軍旗初掲揚、即ち就役10周年を迎えました。

「ヤロスラフ・ムードルイ」は、7月28日の『ロシア海軍の日』バルチースク基地で行なわれる観艦式へ参加するようです。

ロシア海軍北方艦隊は最新鋭原潜クニャージ・ウラジーミルとカザンの航行試験を継続する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年7月24日9時36分配信
【北方艦隊は2隻の新たな原子力潜水艦の試験の継続を発表した】
モスクワ、7月24日、インタファクス

北方艦隊の船員は、プロジェクト「ボレイ-A」戦略ロケット艦「クニャージ・ウラジーミル」プロジェクト「ヤーセン-M」原子力水中ロケット巡洋艦「カザン」の試験を続ける。
北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ中将は表明した。
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「北方艦隊の要員は、プロジェクト"ボレイ-A"戦略ロケット艦クニャージ・ウラジーミルとプロジェクト"ヤーセン-M"原子力水中ロケット巡洋艦カザンを含む最新艦の試験プログラムの実行を保障します」
モイセーエフ
は報道陣へ話した。

3月、『セヴマシュ』のトップ、ミハイル・ブドニチェンコは、『インタファクス』のインタビューに対し、プロジェクト「ヤーセン」多目的ロケット水中巡洋艦が有する戦闘特性は、非核戦略抑止機能の遂行を可能にすると語った。

「プロジェクト"ヤーセン"原子力潜水艦は、汎用のミサイル及び魚雷兵器を搭載しております。
装備するミサイルは、対艦作戦だけでは無く、非核戦略抑止機能を遂行します」
ブドニチェンコ
は3月29日に公表されたインタビューで指摘した。
彼によると、ロシア連邦国防省は会議において何度も「我が国は、水中に長期間滞在できる高精度兵器を有する低騒音の艦を必要としている」と指摘した。

「プロジェクト"ヤーセン"及び"ボレイ"原子力艦は、より高技術かつハイテク潜水艦です」
ブドニチェンコ
は指摘した。

彼は更に、『セヴマシュ』が建造した原子力潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」(プロジェクト955A「ボレイ-A」)「カザン」(プロジェクト885M「ヤーセン-M」)は試験を行なっていると述べた。
「今日において、海軍に在籍している艦は、全ての世界の大洋エリアにおいて、我が国の安全保障を請け負っております」
ブドニチェンコ
は強調した。

現在、ロシア海軍第4世代潜水艦を軍備採用している:有翼ミサイル「カリブル-PL」或いは「オーニクス」を有する多目的原子力潜水艦プロジェクト885「ヤーセン」/885M「ヤーセン-M」と、大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を有する戦略水中巡洋艦プロジェクト955「ボレイ」/955A「ボレイ-A」

これまでに、海軍の戦闘編制には、プロジェクト「ボレイ」戦略ロケット巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」、「アレクサンドル・ネフスキー」、「ウラジーミル・モノマーフ」と、プロジェクト「ヤーセン」多目的原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」が受け入れられている。



プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中巡洋艦4番艦(プロジェクト955A「ボレイ-A」としては1番艦)K-549「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]


2013年10月、船体の水圧試験が実施されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは水圧試験を行なう]

2014年2月中旬、船体が完成しました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルの船体が形成された]

そして2017年11月17日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜クニャージ・ウラジーミル進水(2017年11月17日)]


「クニャージ・ウラジーミル」北方艦隊への配備が予定されており、既に乗組員も編成されています。
[ロシア海軍北方艦隊潜水部隊は新世代戦略原潜クニャージ・ウラジーミルと多用途原潜カザンの乗組員を編成した]

「クニャージ・ウラジーミル」は、2018年11月28日から12月24日まで洋上試験(工場航行試験)の第1段階を実施しました。
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「クニャージ・ウラジーミル」は、初の試みとして、艦の洋上試験と並行して乗組員の慣熟訓練も行なっています。
[2019年末までにロシア海軍へ就役するボレイ-A級戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは洋上試験と乗組員の慣熟訓練を同時並行で行なう]
これまでは、海軍へ引き渡された後に乗組員の慣熟訓練を開始し、それが終わった後でパトロールなどの洋上任務に就いていたのですが、引き渡される前に乗組員の慣熟訓練も済ませ、就役後、すぐに洋上任務へ就けるようにするのが狙いです。
これが上手く行けば、今後就役する他の新造艦でも実施される事になるでしょう。

「クニャージ・ウラジーミル」は、2019年6月10日にセヴェロドヴィンスクを出航しています。


「クニャージ・ウラジーミル」は、2019年6月末から工場航行試験の第2段階を開始します。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年6月末に航行試験を再開する]

その後、最終試験である国家受領試験を行ない、これが終わった後、ロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

「クニャージ・ウラジーミル」ロシア海軍への引き渡しは、2019年12月に予定されています。
[第4のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]


プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦の2番艦(改型のプロジェクト885M「ヤーセン-M」としては1番艦)「カザン」は、2009年7月24日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
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[改セヴェロドヴィンスク型原潜「カザン」起工]
[改セヴェロドヴィンスク型原潜カザンは新型機器のみを装備した初の第4世代原潜となる]
[改ヤーセン級多用途原潜カザンの操舵装置の製造が始まった]

「カザン」北方艦隊への配備が予定されており、既に乗組員も編成されています。
[ロシア海軍北方艦隊潜水部隊は新世代戦略原潜クニャージ・ウラジーミルと多用途原潜カザンの乗組員を編成した]

「カザン」は2017年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンはセヴェロドヴィンスク造船所で進水した]

2017年7月末からは、造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンの係留試験が始まった]

2018年9月24日、「カザン」は最初の航行試験(工場航行試験)へ出発しました。

[ロシア海軍の為のヤーセン級原子力水中巡洋艦2番艦カザンの航行試験が始まった]
試験は2019年1月初頭頃まで続きました。


「カザン」ロシア海軍への引き渡しは2019年12月末に予定されていました。
[第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンは2019年にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、航行試験の結果、幾つかの不具合が発覚した為、2019年中の引き渡しは実現できない可能性が出てきました。
[ヤーセン級原子力水中巡洋艦2番艦カザンのロシア海軍への引き渡しは延期されるかもしれない]

「カザン」の不具合は修正され、2019年7月中には航行試験を再開できる見込みです。
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンは2019年7月に航行試験を再開する]

ただ、「カザン」の2019年12月末のロシア海軍への引き渡しが実現するかどうかは未だ確定していません。

ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した


『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月24日9時21分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は世界一周航海を完了した】

フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」率いる北方艦隊支隊はクロンシュタットへ到着し、5ヶ月間に渡った世界一周航海を完了した。
ロシア連邦国防省広報サービスは発表した。


「アドミラル・ゴルシコフ」は、サンクトペテルブルク及びクロンシュタットで7月28日・日曜日に行なわれる『ロシア海軍の日』へ敬意を表した主要海軍パレードへの参加が予定されている。

フリゲートは2月26日にセヴェロモルスクから出航した。
「アドミラル・ゴルシコフ」率いる支隊には、救助曳船「ニコライ・チケル」、多機能後方支援船「エリブルス」、給油船「カーマ」が加わっている。

以前に太平洋及びパナマ運河を横断した「アドミラル・ゴルシコフ」は、7月上旬にカーボベルデを訪問し、その後、北東大西洋へ進路を取った。
艦は総計で35000海里以上を走破した。

「アドミラル・ゴルシコフ」プロジェクト22350フリゲートのトップであり、2018年7月にロシア海軍へ就役した。

プロジェクト22350フリゲートの満載排水量は5400トン、全長135メートル、幅16メートル。
艦は29ノットまでの速力を発揮する。
自立航行期間30日。航続距離4500海里。
乗組員170名及び海軍歩兵20名。
主要打撃兵装は有翼ミサイル「カリブル-NK」である。




2019年2月26日、ロシア北方艦隊1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)(2018年7月28日就役)は、多機能後方支援船「エリブルス」及び救助曳船「ニコライ・チケル」と共に遠距離航海へ出発し、大西洋へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は遠距離航海へ出発した]

プロジェクト23120多機能後方支援船の1番船「エリブルス」は、2018年4月9日に就役した最新鋭の多用途支援船です。
[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
『Marine Traffic』より
【「エリブルス」】

プロジェクトR-5757救助海洋曳船の1番船「ニコライ・チケル」(SB-131)は、1989年4月12日に就役した世界最大級のタグボートです。
『Marine Traffic』より
【曳船「ニコライ・チケル」】

3月3日にはノルウェー海艦載ヘリコプターを使用する潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はノルウェー海で潜水艦捜索訓練を行なった]

その後、北方艦隊艦船支隊には、プロジェクトREF-675中型海洋給油船の1番船「カーマ」(1982年9月29日就役)が合流しました。
『Marine Traffic』より
【給油船「カーマ」】

「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、グレートブリテン島北部のマレー湾で訓練を行なった後、3月5日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡へ入った]

ロシア海軍の艦船がラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する際には、必ずグレートブリテン海軍の水上艦が監視任務へ就きますが、今回は、45型駆逐艦「ディフェンダー」(2013年3月21日就役)でした。
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「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月8日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を出てケルト海へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

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「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]
[スペイン空軍の対潜哨戒機P-3は地中海西部でロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を監視する]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は地中海を東へ進み、3月15日にはマルタ島周辺海域へ到達しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマルタ島周辺へ到達した]

3月19日には、地中海に居る北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」と共に、艦載ヘリコプターによる潜水艦の捜索や遭難者の捜索救助訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年3月19日16時54分配信
【北方艦隊のヘリコプター乗員は地中海の大型対潜艦「セヴェロモルスク」艦上からのフライトを行なった】

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は地中海東部を通過してスエズ運河へ入り、3月21日には紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスエズ運河を通過して紅海へ入った]
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3月25日にジブチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチへ寄港した]
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3月28日にジブチを出航し、アデン湾へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチを去り、アデン湾へ向かった]

4月1日にはインド洋(随伴船の位置から推察すると、正確にはアラビア海ソコトラ島東方海域)で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はアラビア海で対空戦闘訓練を行なった]
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4月3日、「アドミラル・ゴルシコフ」スリランカコロンボ港へ入港しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを訪れた]

4月6日、「アドミラル・ゴルシコフ」コロンボ港を出航し、中国青島へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを去り、中国へ向かった]

4月11日にマラッカ海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマラッカ海峡へ入った]
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4月13日には南シナ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南シナ海へ入った]

4月16日にはフィリピン海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィリピン海へ入った]
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4月20日に黄海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は黄海へ入った]

4月21日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は青島へ到着しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国の青島港へ到着した]

4月23日には中国人民海軍創設70周年記念国際観艦式へ参加しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国への公式訪問を続けている]

4月26日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は青島を出航し、ウラジオストクへ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国を去り、ウラジオストクへ向かった]

4月28日に対馬海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は対馬海峡へ入った]

5月1日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はウラジオストクへ到着しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はウラジオストクへ到着した]

5月7日、「アドミラル・ゴルシコフ」ウラジオストク金角湾第33埠頭を離れ、ウラジオストク西岸のアムール湾へ移動しました。
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5月9日の大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)勝利74周年記念行事へ参加した後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は5月10日にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中部太平洋へ向かった]
(ただし、給油船「カーマ」はそれよりも前に出航し、5月8日に津軽海峡を通過して太平洋へ入っている)

5月11日に津軽海峡を通過して太平洋へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年5月13日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は太平洋を東進し、5月15日にはハワイ諸島付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ沖へ到達した]
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その後も「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はハワイ諸島周辺海域に留まり、5月24日にはハワイ諸島南東海域で対潜演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ南東沖で対潜演習を行なった]

5月30日には、太平洋西部で捜索救助演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は太平洋西部で捜索救助演習を行なった]

6月8日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は赤道を通過し、古くからの船乗りの伝統に従い、赤道祭が行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"で赤道祭が行なわれた]
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6月11日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はエクアドルプエルト・ボリバル港へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルのプエルト・ボリバル港を訪問した]

6月12日、プエルト・ボリバル港ロシア連邦の祝日『ロシアの日』を祝いました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルで『ロシアの日』を祝った]

ソヴィエト連邦時代の1990年6月12日、ロシア・ソヴィエト連邦社会主義共和国の国家主権の宣言が採択された事を記念し、この日はロシア連邦の祝日となりました。
『ロシア・ビヨンド』(日本語版)より
【「ロシアの日」って何?】

6月13日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はプエルト・ボリバル港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルを去り、パナマ運河へ向かった]

6月15日には給油船「カーマ」から燃料を補充しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南アメリカ沖で洋上給油を行なった]

「アドミラル・ゴルシコフ」は6月18日までにパナマ運河の通過を完了してカリブ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はパナマ運河を通過してカリブ海へ入った]
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翌6月19日、他の3隻の随伴船多機能後方支援船「エリブルス」、給油船「カーマ」、救助曳船「ニコライ・チケル」パナマ運河へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の支援船はパナマ運河を通過する]

6月20日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船3隻は、パナマ運河の出口で合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はカリブ海へ入った]

6月24日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻(多機能後方支援船「エリブルス」、救助曳船「ニコライ・チケル」)は、キューバハバナ港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバのハバナ港へ到着した]

「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻は、6月26日にハバナを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバを去った]
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同じ6月26日、別行動を取っていた給油船「カーマ」は、物資補充の為、トリニダード・トバゴ島へ到着しました。

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船カリブ海を出て大西洋へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカリブ海を去った]
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7月1日に「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻は給油船「カーマ」と合流し、洋上で燃料補給を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は大西洋で洋上給油を行なった]

7月2日、「アドミラル・ゴルシコフ」は大西洋上でA-192 130mm単装砲の実弾射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は大西洋上で130mm砲を発射した]

7月5日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船大西洋の横断を終え、カーボベルデ付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデへ行く]
7月6日にはカーボベルデの首都プライア港へ入港しました。
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7月8日にプライア港を出航し、大西洋北東海域へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデを去った]

7月12日にはカナリア諸島北方沖へ到達し、ここで潜水艦の捜索や強制浮上、潜水艦への武器使用の演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカナリア諸島沖で対潜演習を実施した]
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その後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船は、ポルトガル・スペイン沖、そしてビスケー湾を通過し、7月17日に再びラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は英仏海峡へ入った]

グレートブリテン海軍、フランス海軍、ネーデルラント海軍の軍艦、ドイツ沿岸警備隊の艦に追跡された「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船は、7月19日にスカゲラク海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスカゲラク海峡へ入った]
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ行く]

「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船バルト海へ入り、7月23日にクロンシュタットへ到着しました。

「アドミラル・ゴルシコフ」は、7月28日の『ロシア海軍の日』クロンシュタットで行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加します。
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なお、同型艦(プロジェクト22350フリゲート2番艦)「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(2019年12月就役予定)は、同日にサンクトペテルブルク(ネヴァ川)で行なわれる観艦式へ参加します。
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ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ヴィツェ・アドミラル・ザハリンは地中海を去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年7月22日9時27分配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は地中海での任務遂行を完了した】

黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地の艦船部隊に所属する海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は、地中海海軍常設艦船連合部隊の一員としての任務遂行を完了した。

現在、同艦の乗組員は、黒海海峡・ダーダネルス及びボスポラスを通航し、黒海の恒久駐留場所であるノヴォロシースクへの移動を行なっている。

海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は、2019年4月から地中海で任務を遂行していた。
遠海ゾーンの海軍常設艦船連合部隊の計画ローテーションに基づき、同艦は海洋掃海艦「コヴロヴェツ」と交代した。



プロジェクト02668「アガート」海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は、元々はベトナム海軍向けのプロジェクト266MEとして1994年にサンクトペテルブルクで起工されましたが、ベトナムがキャンセルした為に工事は中断しました。

その後、新世代掃海艦の為の機器のテスト用として建造が再開される事になり、2006年5月26日に進水しました。
[新型掃海艦プロジェクト02668「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」]

2007年7月25日からフィンランド湾で洋上試験を開始しました。
[新型掃海艇「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」洋上テスト開始 ]

洋上試験は2008年も続けられました。
[新型掃海艇「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」近影(2008年2月23日) ]
[新型掃海艦ヴィツェ・アドミラル・ザハリン近影(2008年6月12日) ]

2008年7月29日に内陸水路経由で黒海沿岸ノヴォロシースクへ回航されました。
[ノヴォロシースクの掃海艦「ヴィツェ-アドミラル・ザハリン」]

2009年1月17日にノヴォロシースクで海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[ロシア海軍新掃海艦「ヴィツェ-アドミラル・ザハリン」就役 ]

以後、ノヴォロシースク海軍基地をベースに黒海で活動しています。

2017年4月5日には黒海東岸トルコ海軍との合同演習へ参加しました。
[ロシア海軍とトルコ海軍は黒海で合同演習を行なった]

就役以来、黒海から出た事の無かった「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」でしたが、2018年1月21日にボスポラス海峡を南下して初めて地中海へ入り、2月24日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ヴィツェ・アドミラル・ザハリンはシリア沖へ到着した]

シリア沖でパトロールを行なっていた「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は、5月29日に地中海を去り、その後、ノヴォロシースク基地へ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ヴィツェ・アドミラル・ザハリンは地中海を去り、母港ノヴォロシースクへの帰路に就いた]

その後、ケルチ海峡クリミア大橋の警備任務に就いていました。
[クリミア大橋を警護していたロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ヴィツェ・アドミラル・ザハリンはケルチ港へ入った]


2019年4月6日、「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は、黒海地中海を結ぶボスポラス海峡へ入り、その後、シリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ヴィツェ・アドミラル・ザハリンはシリア沖へ行く]

シリア沖で行動していた「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は、7月22日にダーダネルス海峡へ入り、母港ノヴォロシースクへ向かいました。

既にシリア沖には、「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」と交代する海洋掃海艦「コヴロヴェツ」が到着しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦コヴロヴェツはシリア沖へ行く]


ロシア海軍は、2016年2月以降、交代で掃海艦1隻を常にシリア沖へ展開させています。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦はシリア沖で活動する]


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「スタールイ・オスコル」2019年4月末から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」2019年4月下旬から地中海東部に滞在
警備艦「プイトリーヴイ」2019年7月中旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」2019年7月上旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「キルディン」:2019年6月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」2019年6月末から地中海東部に滞在
工作船PM-138:2019年6月末から地中海東部に滞在
対水中工作艇「スヴォーロヴェツ」2019年5月下旬から地中海東部に滞在
サルベージ船KIL-158:2019年7月中旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304:2019年7月上旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-739:2019年5月下旬から地中海東部に滞在

[カスピ小艦隊]
小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」
2019年6月中旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「ウグリーチ」2019年7月中旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で対潜演習を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年7月21日15時11分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は原子力潜水艦と連携してバレンツ海で対潜演習を実施した】

本日(7月21日)、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」乗組員は、原子力潜水艦乗組員と連携し、バレンツ海仮想敵潜水艦を捜索、追尾する演習を実施した。

演習中、大型対潜艦の乗組員は、対潜ヘリコプターKa-27の使用を含めた組織的な潜水艦の捜索及び追尾を含む対潜戦闘訓練錬成任務の様々な要素へ取り組んだ。

対潜艦の船員は、今回の出航中、仮想敵潜水艦の捜索が可能な様々な手段を組み合わせて使用する複合訓練へ成功裏に取り組んだ。

更に大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」乗組員は、深海爆弾の実地射撃を実施した。

数日前に対潜艦の船員は、バレンツ海の計画戦闘訓練活動の枠組みで、仮想敵航空機の攻撃からの艦の対空防衛演習を実施した。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、プロジェクト1155大型対潜艦である。
それは兵装として対潜ミサイル複合体、反応爆撃装置、魚雷発射管及び他の種類の砲及びミサイル兵器、更には2機の対潜ヘリコプターKa-27を有する。
近年、北方艦隊大型対潜艦は、大西洋、地中海への遠距離航海任務の遂行、更には北極開発の課題の解決へ積極的に使用されている。



プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

2015年10月23日から2016年4月4日まで地中海、インド洋への遠距離航海を実施しました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2016年10月15日には、ロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]

2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる「ロシア海軍の日」観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


観艦式が終わった後も母港へは戻らず、大西洋を南下して地中海へ入り、更には紅海、アデン湾へ進出し、2017年9月1日から海賊対処任務に就きました。
[大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」アデン湾遠征(2017年8月-)]

海賊対処任務を終えた「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、10月17日にスエズ運河へ入りました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年10月17日11時0分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はスエズ運河へ入った】

10月21日にエジプトアレクサンドリア港訪問を終えて出航し、地中海へ入りました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年10月21日17時42分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はエジプトのアレクサンドリア港への業務寄港を完了し、地中海へ出た】

11月3日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年11月3日10時16分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出た】

翌11月4日、ポルトガルリスボン港を訪問しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年11月4日17時15分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はリスボン港へ寄港した】

11月27日、バレンツ海で砲撃演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年11月27日15時0分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はバレンツ海で砲射撃を実施した】

遠距離航海を終えた「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、11月28日にセヴェロモルスク基地へ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年11月28日14時53分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は遠距離航海を完了した】

帰投から約1ヶ月後の12月26日にはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年12月26日17時18分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はバレンツ海で対潜演習を実施した】


2018年1月23日にはヘリコプターの発着訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年1月23日17時25分配信
【北方艦隊の艦上航空隊は大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の発着場でヘリコプターの着艦へ取り組んだ】

3月21日にはヘリコプターの夜間の発着訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年3月21日18時6分配信
【北方艦隊の艦上ヘリコプター乗員はコラ湾で夜間着艦へ取り組んだ】


2018年3月23日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、大型対潜艦「セヴェロモルスク」と一緒にバレンツ海へ出航し、対空防衛戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクとヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で対空戦闘訓練を行なった]

2018年3月末から4月初頭まで2隻とも北方艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海での演習を終えた]

2018年4月17日にも2隻揃ってバレンツ海へ出航し、対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクとヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なう]

7月19日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」バレンツ海へ出航し、ヘリコプターの発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海でヘリコプターの発着訓練を行なった]

その後、バレンツ海で対空戦闘訓練を行ない、7月23日には対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で対潜演習を実施した]

2018年8月8日から10月11日まで北極海への遠距離航海を行ないました。
この間、北極海を横断してベーリング海、更にはオホーツク海まで進出しました。
[ロシア北方艦隊北極圏遠征(2018年8月-10月) ]

2019年7月13日、対潜戦闘訓練を行なう為、北方艦隊基地セヴェロモルスクを抜錨し、バレンツ海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは対潜演習を行なう為にバレンツ海へ出航した]

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、バレンツ海で対潜戦闘訓練、Su-24前線爆撃機を「敵役」とした対空戦闘訓練、そして機雷掃討訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年7月16日15時58分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はバレンツ海の対潜演習へ参加した】

7月21日には、北方艦隊原子力潜水艦が「敵役」を務める対潜戦闘訓練を行ないました。

ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ行く

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年7月20日配信
【北方艦隊艦船支隊はバルト海峡をクロンシュタットへ向けて通行する】
モスクワ、7月20日、インタファクス-AVN

フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」率いる北方艦隊艦船支隊は、北海とバルト海を隔てる海上ゾーンの通行を開始した。
土曜日に艦隊広報サービスは発表した。


支隊は遠距離航海から戻り、7月28日に主要海軍パレードが行なわれるクロンシュタットへの進路を保持している。
支隊は、多機能物資-技術サービス支援船「エリブルス」救助曳船「ニコライ・チケル」で構成されている。
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「北方艦隊の艦船は既に北海を越え、スカゲラク海峡へ向かっています。
今後、艦船はカテガット、大ベルト海峡を通航してバルト海へ入ります」

艦隊広報サービスは伝えた。

前日にブリテン海軍は、「アドミラル・ゴルシコフ」ラマンシュ海峡を通過した際、フリゲート「アーガイル」が追跡したと発表した。

「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍で最も現代的な艦の1つであり、有翼ミサイル「カリブル」を装備する。

「クロンシュタットへ到着した北方艦隊艦船支隊は主要海軍パレードへ参加し、北方艦隊船員の為の世界一周航海は完了します」
ロシア北方艦隊
広報サービスは声明で述べた。

これは、「アドミラル・ゴルシコフ」の初めての遠距離航海である。
北方艦隊主要基地セヴェロモルスクからフリゲート随伴船は2月26日に出航した。
これまでに北方艦隊将兵は3万5千海里以上を走破した。




2019年2月26日、ロシア北方艦隊1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)(2018年7月28日就役)は、多機能後方支援船「エリブルス」及び救助曳船「ニコライ・チケル」と共に遠距離航海へ出発し、大西洋へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は遠距離航海へ出発した]

プロジェクト23120多機能後方支援船の1番船「エリブルス」は、2018年4月9日に就役した最新鋭の多用途支援船です。
[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
『Marine Traffic』より
【「エリブルス」】

プロジェクトR-5757救助海洋曳船の1番船「ニコライ・チケル」(SB-131)は、1989年4月12日に就役した世界最大級のタグボートです。
『Marine Traffic』より
【曳船「ニコライ・チケル」】

3月3日にはノルウェー海艦載ヘリコプターを使用する潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はノルウェー海で潜水艦捜索訓練を行なった]

その後、北方艦隊艦船支隊には、プロジェクトREF-675中型海洋給油船の1番船「カーマ」(1982年9月29日就役)が合流しました。
『Marine Traffic』より
【給油船「カーマ」】

「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、グレートブリテン島北部のマレー湾で訓練を行なった後、3月5日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡へ入った]

ロシア海軍の艦船がラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する際には、必ずグレートブリテン海軍の水上艦が監視任務へ就きますが、今回は、45型駆逐艦「ディフェンダー」(2013年3月21日就役)でした。
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「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月8日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を出てケルト海へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

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「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]
[スペイン空軍の対潜哨戒機P-3は地中海西部でロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を監視する]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は地中海を東へ進み、3月15日にはマルタ島周辺海域へ到達しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマルタ島周辺へ到達した]

3月19日には、地中海に居る北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」と共に、艦載ヘリコプターによる潜水艦の捜索や遭難者の捜索救助訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年3月19日16時54分配信
【北方艦隊のヘリコプター乗員は地中海の大型対潜艦「セヴェロモルスク」艦上からのフライトを行なった】

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は地中海東部を通過してスエズ運河へ入り、3月21日には紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスエズ運河を通過して紅海へ入った]
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3月25日にジブチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチへ寄港した]
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3月28日にジブチを出航し、アデン湾へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチを去り、アデン湾へ向かった]

4月1日にはインド洋(随伴船の位置から推察すると、正確にはアラビア海ソコトラ島東方海域)で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はアラビア海で対空戦闘訓練を行なった]
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4月3日、「アドミラル・ゴルシコフ」スリランカコロンボ港へ入港しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを訪れた]

4月6日、「アドミラル・ゴルシコフ」コロンボ港を出航し、中国青島へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを去り、中国へ向かった]

4月11日にマラッカ海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマラッカ海峡へ入った]
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4月13日には南シナ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南シナ海へ入った]

4月16日にはフィリピン海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィリピン海へ入った]
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4月20日に黄海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は黄海へ入った]

4月21日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は青島へ到着しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国の青島港へ到着した]

4月23日には中国人民海軍創設70周年記念国際観艦式へ参加しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国への公式訪問を続けている]

4月26日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は青島を出航し、ウラジオストクへ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国を去り、ウラジオストクへ向かった]

4月28日に対馬海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は対馬海峡へ入った]

5月1日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はウラジオストクへ到着しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はウラジオストクへ到着した]

5月7日、「アドミラル・ゴルシコフ」ウラジオストク金角湾第33埠頭を離れ、ウラジオストク西岸のアムール湾へ移動しました。
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5月9日の大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)勝利74周年記念行事へ参加した後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は5月10日にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中部太平洋へ向かった]
(ただし、給油船「カーマ」はそれよりも前に出航し、5月8日に津軽海峡を通過して太平洋へ入っている)

5月11日に津軽海峡を通過して太平洋へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年5月13日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は太平洋を東進し、5月15日にはハワイ諸島付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ沖へ到達した]
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その後も「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はハワイ諸島周辺海域に留まり、5月24日にはハワイ諸島南東海域で対潜演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ南東沖で対潜演習を行なった]

5月30日には、太平洋西部で捜索救助演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は太平洋西部で捜索救助演習を行なった]

6月8日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は赤道を通過し、古くからの船乗りの伝統に従い、赤道祭が行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"で赤道祭が行なわれた]
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6月11日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はエクアドルプエルト・ボリバル港へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルのプエルト・ボリバル港を訪問した]

6月12日、プエルト・ボリバル港ロシア連邦の祝日『ロシアの日』を祝いました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルで『ロシアの日』を祝った]

ソヴィエト連邦時代の1990年6月12日、ロシア・ソヴィエト連邦社会主義共和国の国家主権の宣言が採択された事を記念し、この日はロシア連邦の祝日となりました。
『ロシア・ビヨンド』(日本語版)より
【「ロシアの日」って何?】

6月13日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はプエルト・ボリバル港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルを去り、パナマ運河へ向かった]

6月15日には給油船「カーマ」から燃料を補充しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南アメリカ沖で洋上給油を行なった]

「アドミラル・ゴルシコフ」は6月18日までにパナマ運河の通過を完了してカリブ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はパナマ運河を通過してカリブ海へ入った]
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翌6月19日、他の3隻の随伴船多機能後方支援船「エリブルス」、給油船「カーマ」、救助曳船「ニコライ・チケル」パナマ運河へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の支援船はパナマ運河を通過する]

6月20日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船3隻は、パナマ運河の出口で合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はカリブ海へ入った]

6月24日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻(多機能後方支援船「エリブルス」、救助曳船「ニコライ・チケル」)は、キューバハバナ港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバのハバナ港へ到着した]

「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻は、6月26日にハバナを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバを去った]
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同じ6月26日、別行動を取っていた給油船「カーマ」は、物資補充の為、トリニダード・トバゴ島へ到着しました。

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船カリブ海を出て大西洋へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカリブ海を去った]
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7月1日に「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻は給油船「カーマ」と合流し、洋上で燃料補給を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は大西洋で洋上給油を行なった]

7月2日、「アドミラル・ゴルシコフ」は大西洋上でA-192 130mm単装砲の実弾射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は大西洋上で130mm砲を発射した]

7月5日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船大西洋の横断を終え、カーボベルデ付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデへ行く]
7月6日にはカーボベルデの首都プライア港へ入港しました。
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7月8日にプライア港を出航し、大西洋北東海域へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデを去った]

7月12日にはカナリア諸島北方沖へ到達し、ここで潜水艦の捜索や強制浮上、潜水艦への武器使用の演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカナリア諸島沖で対潜演習を実施した]
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その後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船は、ポルトガル・スペイン沖、そしてビスケー湾を通過し、7月17日に再びラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は英仏海峡へ入った]

グレートブリテン海軍、フランス海軍、ネーデルラント海軍の軍艦、ドイツ沿岸警備隊の艦に追跡された「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船は、7月19日にはスカゲラク海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスカゲラク海峡へ入った]

今後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船バルト海へ入ってクロンシュタットへ向かい、7月28日の『ロシア海軍の日』に同地で行なわれる観艦式へ参加します。

ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスカゲラク海峡へ入った

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年7月19日13時15分配信
【ロケットフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はドイツ艦の監視下でデンマーク海峡へ入った】
ロンドン、7月19日、インタファクス

海上船舶の移動をモニタリングする国際システムAISのデータによると、ドイツ沿岸警備隊の艦「ポツダム」は、金曜日、北海東部からデンマーク海峡まで移動している際の最新のロシアフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」を近くで追尾した。

これは、北方艦隊艦・支援船支隊を率いて遠距離航海任務を遂行しているロシアロケットフリゲートが、スカゲラク海峡バルト海へ向けて通行する事を意味する。
同艦は、7月28日のクロンシュタット主要海軍パレードへ参加しなければならない。

伝えられているように、木曜日、北海南部において、ネーデルラント王立海軍大型揚陸艦「ロッテルダム」ロシアフリゲートの監視を行なった。
水曜日に北方艦隊艦・支援船支隊を率いるロシアロケットフリゲートラマンシュ海峡を通過した時には、ブリテン王立海軍フリゲートHMS「アーガイル」フランス海軍警備艦「ソルモラン」が同行した。

北方艦隊艦・支援船支隊は、2月26日にセヴェロモルスクから遠距離航海へ出発した。
フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」にとって、これは、その歴史上初の(遠距離)航海である。
これまでに北方艦隊将兵は33500海里以上を航行し、ジブチ、スリランカ、中国、エクアドル、キューバ、トリニダード・トバゴ、プライアの港への業務寄港を行ない、スエズ運河パナマ運河を通過し、太平洋東部赤道を横断し、大西洋中央部を横断した。

有翼ミサイル「カリブル」を装備する「アドミラル・ゴルシコフ」は、数年にわたる試験の後、2018年7月28日に海軍へ受け入れられた。
伝えられているように、フリゲートは、敵の「幻惑」が可能な視覚妨害ステーション「フィリン」を装備する。

「アドミラル・ゴルシコフ」プロジェクト22350のフラッグシップであり、『北方計画設計局』により開発された。
フリゲートは、サンクトペテルブルク公開株式会社『北方造船所』で2006年2月1日に起工された。




2019年2月26日、ロシア北方艦隊1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)(2018年7月28日就役)は、多機能後方支援船「エリブルス」及び救助曳船「ニコライ・チケル」と共に遠距離航海へ出発し、大西洋へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は遠距離航海へ出発した]

プロジェクト23120多機能後方支援船の1番船「エリブルス」は、2018年4月9日に就役した最新鋭の多用途支援船です。
[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
『Marine Traffic』より
【「エリブルス」】

プロジェクトR-5757救助海洋曳船の1番船「ニコライ・チケル」(SB-131)は、1989年4月12日に就役した世界最大級のタグボートです。
『Marine Traffic』より
【曳船「ニコライ・チケル」】

3月3日にはノルウェー海艦載ヘリコプターを使用する潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はノルウェー海で潜水艦捜索訓練を行なった]

その後、北方艦隊艦船支隊には、プロジェクトREF-675中型海洋給油船の1番船「カーマ」(1982年9月29日就役)が合流しました。
『Marine Traffic』より
【給油船「カーマ」】

「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、グレートブリテン島北部のマレー湾で訓練を行なった後、3月5日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡へ入った]

ロシア海軍の艦船がラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する際には、必ずグレートブリテン海軍の水上艦が監視任務へ就きますが、今回は、45型駆逐艦「ディフェンダー」(2013年3月21日就役)でした。
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「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月8日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を出てケルト海へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

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「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]
[スペイン空軍の対潜哨戒機P-3は地中海西部でロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を監視する]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は地中海を東へ進み、3月15日にはマルタ島周辺海域へ到達しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマルタ島周辺へ到達した]

3月19日には、地中海に居る北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」と共に、艦載ヘリコプターによる潜水艦の捜索や遭難者の捜索救助訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年3月19日16時54分配信
【北方艦隊のヘリコプター乗員は地中海の大型対潜艦「セヴェロモルスク」艦上からのフライトを行なった】

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は地中海東部を通過してスエズ運河へ入り、3月21日には紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスエズ運河を通過して紅海へ入った]
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3月25日にジブチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチへ寄港した]
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3月28日にジブチを出航し、アデン湾へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチを去り、アデン湾へ向かった]

4月1日にはインド洋(随伴船の位置から推察すると、正確にはアラビア海ソコトラ島東方海域)で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はアラビア海で対空戦闘訓練を行なった]
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4月3日、「アドミラル・ゴルシコフ」スリランカコロンボ港へ入港しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを訪れた]

4月6日、「アドミラル・ゴルシコフ」コロンボ港を出航し、中国青島へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを去り、中国へ向かった]

4月11日にマラッカ海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマラッカ海峡へ入った]
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4月13日には南シナ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南シナ海へ入った]

4月16日にはフィリピン海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィリピン海へ入った]
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4月20日に黄海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は黄海へ入った]

4月21日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は青島へ到着しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国の青島港へ到着した]

4月23日には中国人民海軍創設70周年記念国際観艦式へ参加しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国への公式訪問を続けている]

4月26日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は青島を出航し、ウラジオストクへ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国を去り、ウラジオストクへ向かった]

4月28日に対馬海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は対馬海峡へ入った]

5月1日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はウラジオストクへ到着しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はウラジオストクへ到着した]

5月7日、「アドミラル・ゴルシコフ」ウラジオストク金角湾第33埠頭を離れ、ウラジオストク西岸のアムール湾へ移動しました。
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5月9日の大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)勝利74周年記念行事へ参加した後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は5月10日にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中部太平洋へ向かった]
(ただし、給油船「カーマ」はそれよりも前に出航し、5月8日に津軽海峡を通過して太平洋へ入っている)

5月11日に津軽海峡を通過して太平洋へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年5月13日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は太平洋を東進し、5月15日にはハワイ諸島付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ沖へ到達した]
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その後も「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はハワイ諸島周辺海域に留まり、5月24日にはハワイ諸島南東海域で対潜演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ南東沖で対潜演習を行なった]

5月30日には、太平洋西部で捜索救助演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は太平洋西部で捜索救助演習を行なった]

6月8日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は赤道を通過し、古くからの船乗りの伝統に従い、赤道祭が行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"で赤道祭が行なわれた]
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6月11日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はエクアドルプエルト・ボリバル港へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルのプエルト・ボリバル港を訪問した]

6月12日、プエルト・ボリバル港ロシア連邦の祝日『ロシアの日』を祝いました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルで『ロシアの日』を祝った]

ソヴィエト連邦時代の1990年6月12日、ロシア・ソヴィエト連邦社会主義共和国の国家主権の宣言が採択された事を記念し、この日はロシア連邦の祝日となりました。
『ロシア・ビヨンド』(日本語版)より
【「ロシアの日」って何?】

6月13日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はプエルト・ボリバル港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルを去り、パナマ運河へ向かった]

6月15日には給油船「カーマ」から燃料を補充しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南アメリカ沖で洋上給油を行なった]

「アドミラル・ゴルシコフ」は6月18日までにパナマ運河の通過を完了してカリブ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はパナマ運河を通過してカリブ海へ入った]
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翌6月19日、他の3隻の随伴船多機能後方支援船「エリブルス」、給油船「カーマ」、救助曳船「ニコライ・チケル」パナマ運河へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の支援船はパナマ運河を通過する]

6月20日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船3隻は、パナマ運河の出口で合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はカリブ海へ入った]

6月24日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻(多機能後方支援船「エリブルス」、救助曳船「ニコライ・チケル」)は、キューバハバナ港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバのハバナ港へ到着した]

「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻は、6月26日にハバナを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバを去った]
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同じ6月26日、別行動を取っていた給油船「カーマ」は、物資補充の為、トリニダード・トバゴ島へ到着しました。

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船カリブ海を出て大西洋へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカリブ海を去った]
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7月1日に「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻は給油船「カーマ」と合流し、洋上で燃料補給を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は大西洋で洋上給油を行なった]

7月2日、「アドミラル・ゴルシコフ」は大西洋上でA-192 130mm単装砲の実弾射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は大西洋上で130mm砲を発射した]

7月5日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船大西洋の横断を終え、カーボベルデ付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデへ行く]
7月6日にはカーボベルデの首都プライア港へ入港しました。
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7月8日にプライア港を出航し、大西洋北東海域へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデを去った]

7月12日にはカナリア諸島北方沖へ到達し、ここで潜水艦の捜索や強制浮上、潜水艦への武器使用の演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカナリア諸島沖で対潜演習を実施した]
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その後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船は、ポルトガル・スペイン沖、そしてビスケー湾を通過し、7月17日に再びラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は英仏海峡へ入った]

グレートブリテン海軍、フランス海軍、ネーデルラント海軍の軍艦、ドイツ沿岸警備隊の艦に追跡された「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船は、7月19日にはスカゲラク海峡へ入りました。

今後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船クロンシュタットへ向かい、7月28日の『ロシア海軍の日』に同地で行なわれる観艦式へ参加します。

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"と地対艦ミサイル"ウチョス"は演習を行なった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年7月19日8時0分配信
【フリゲート「アドミラル・マカロフ」とミサイル複合体「ウチョス」の戦闘班はミサイル射撃を実施した】

黒海エリアで、艦船部隊とサイロ配置対艦ミサイル複合体「ウチョス」の計画合同演習が実施された。

演習のプロットにより、複合体「ウチョス」の要員には、海上の仮想敵艦船支隊を探知し、それに対してミサイル兵器を使用する任務が与えられた。

次に、フリゲート「アドミラル・マカロフ」乗組員は、探知手段によりミサイルの方位を測定し、高射ミサイル複合体「シチーリ」からの射撃を実施し、それをコース上で撃破する必要があった。

演習中に複合体「ウチョス」の戦闘班は、ミサイル標的「プログレス」ミサイル射撃を実施し、艦の戦闘班は、目標~発射された2基のミサイルを、指摘座標及び高度で目標を成功裏に撃破した。

ミサイル標的を追尾し、それを成功裏に撃破したミサイル射撃の実施は、視覚観測手段(無人飛行装置)により記録された。

ミサイル射撃実施の際の海上射爆場の安全を保障する目的で、そこは船舶航行の為に閉鎖された。
閉鎖射爆場での任務は、17隻の戦闘艦及び補助船、更には黒海艦隊海上航空隊航空機により遂行された。



プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラード『ヤンターリ』造船所で起工され、2015年9月2日に進水し、2017年12月27日にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[プロジェクト11356Rフリゲート3番艦アドミラル・マカロフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

就役後もバルト海に留まって慣熟訓練を行ない、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にはサンクトペテルブルク(ネヴァ川)観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式が終わった後、北方艦隊及びバルト艦隊の参加艦と共にバルト海で合同演習を行ないました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]

2018年8月18日、「アドミラル・マカロフ」黒海艦隊基地セヴァストーポリへの移動を開始しました。
[ロシア海軍の最新フリゲート"アドミラル・マカロフ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ向かった]

2018年8月末までに地中海東部へ到着し、同海域で9月1日から8日まで実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

その後も地中海東部に留まっていましたが、10月4日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍の最新フリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海を去り、黒海へ向かった]

翌10月5日、黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。

[ロシア海軍の最新フリゲート"アドミラル・マカロフ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着した]
セヴァストーポリ到着後、「アドミラル・マカロフ」の舷側番号は「499」に変更されました。
(就役時は「799」)


11月5日にセヴァストーポリを出航し、11月6日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海へ入る]

11月16日、同型艦「アドミラル・エッセン」と共に艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]

11月20日には「アドミラル・エッセン」と共に対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛演習を行なった]

その後も「アドミラル・マカロフ」地中海東部に留まっており、12月28日にキプロスリマソール港へ入港しました。
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[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はキプロスのリマソールを訪れた]

12月29日にリマソール港を去りました。

「アドミラル・マカロフ」は、2019年の新年を洋上(地中海東部)で迎えました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で2019年の新年を迎える]

2019年1月中旬、「アドミラル・マカロフ」は、シリアタルトゥース港で乗組員の錬成訓練を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で乗組員の慣熟訓練を始めた]

2月1日には、対空防衛訓練を実施しました。
(おそらくはタルトゥース港に停泊した状態で)
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛訓練を行なった]

その後、「アドミラル・マカロフ」タルトゥースを出航し、2月11日に再びキプロスリマソール港へ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は再びキプロスのリマソール港へ寄港した]

2月13日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はキプロスのリマソール港を去った]

「アドミラル・マカロフ」は、その後も地中海東部に滞在していましたが、3月4日にダーダネルス海峡へ入り、母港セヴァストーポリへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海を去った]

翌3月5日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はセヴァストーポリへ帰投した]

その後は黒海で行動していました。


沿岸(地下)固定式ミサイル複合体「ウチョス」(秘匿名「オブィエクト-100」)は、東西冷戦時代にクリミア半島(セヴァストーポリ軍港周辺)防衛用として特別に建設された地下サイロ方式の地対艦ミサイルです。
ミサイル艦対艦ミサイルP-35「プログレス」(SS-N-3シャドック)が使用されました。
『赤旗黒海艦隊情報リソース』より
【沿岸固定ミサイル複合体「ウチョス」】

ソ連邦解体後は放棄されていましたが、2014年3月にクリミア半島ロシア連邦へ編入された後に修復が始まり、2016年11月までに復活しました。

将来的には、超音速対艦ミサイル「バスチオン」(オーニクス)へ換装されます。
[クリミア半島へロシア海軍の地対艦ミサイル"バスチオン"のサイロ発射型が配備される]

近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチはウラジオストクへ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年7月18日3時0分配信
【近代化された小型ロケット艦「スメルチ」は『海軍の日』の祝賀行事へ参加する為にウラジオストクへ到着した】

『ロシア海軍の日』へ捧げられる祝賀行事へ参加する為、太平洋艦隊小型ロケット艦「スメルチ」ウラジオストクへ到着した。
艦は、カムチャツカの駐留地点から艦隊主要基地への基地間移動を成功裏に行なった。

艦は、小型ロケット艦ミサイル複合体「マラヒート」から対艦ミサイル複合体「ウラン」への再武装の為の修理及び近代化の技術的作業を最近に完了した。
今、小型ロケット艦は16基のミサイルを搭載する。
艦は修復され、各システム及び機構は、より新しいものと交換された。

軍事スポーツ行事への参加は、艦にとっては近代化の後、初めてとなる。

工場での塗装を終えた後、小型ロケット艦は祭日の前の全ての訓練へ関わる。

今年末までに小型ロケット艦「スメルチ」は、ロシア北東軍集団の常時即応部隊への復帰が計画されている。



プロジェクト12341小型ロケット艦「スメルチ」は、1981年11月16日に『ウラジオストク造船工場』で起工され、1984年11月16日に進水し、1984年12月30日に海軍へ納入され、翌1985年3月4日に就役しました。

当初はソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配備されていましたが、その後、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置替えとなり、現在に至っています。
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2017年からペトロパブロフスク・カムチャツキー『北東修理センター』で近代化改装工事が始まりました。
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「スメルチ」は、近代化改装により対艦ミサイルを、「マラヒート」3連装発射筒2基(ミサイル計6基)から「ウラン」4連装発射筒4基(ミサイル計16基)へ換装しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフと小型ロケット艦スメルチは近代化改装される]
[ロシア海軍のプロジェクト12341小型ロケット艦(ナヌチュカ級)の近代化改装は始まっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊は2019年に2隻の巡航ミサイル"カリブル"搭載艦を受け取る]

2019年6月7日、「スメルチ」は洋上試験を開始しました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチは洋上試験を開始した]

7月8日にはアヴァンチンスキー湾AK-176 76mm砲AK-630M 30mmガトリング砲の試射を行ないました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチは砲撃試験を行なった]

その後、カムチャツカ半島を離れてオホーツク海を南西へ進み、7月15日には宗谷海峡を通過して日本海へ入りました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチは日本海へ入った]
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そして7月18日午前、「スメルチ」ウラジオストクへ到着しました。

「スメルチ」は、7月28日の『ロシア海軍の日』ウラジオストクで行なわれる記念行事(観艦式)へ参加するようです。


「スメルチ」は、2019年12月末までに太平洋艦隊へ復帰します。

ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年7月17日13時16分配信
【練習艦「ペレコプ」は地中海へ入った】

遠距離航海任務を遂行しているバルト艦隊練習艦「ペレコプ」は、ジブラルタル海峡の通航を完了して地中海へ入った。

大西洋の通過移動中、艦の乗組員は海上技量を向上させ、ダメージコントロール、更には船舶集中及び漁業海域にける操艦の為の一連の艦内演習を実施した。

遠距海上航海は、ロシア連邦国防省の海軍教育学校生徒の海上実習実行の枠組みで行なわれる。

「ペレコプ」には合計200名以上の生徒、更には海軍学校の士官及び教員が乗っている。
実習指導者は、海軍軍事科学研修センター「クズネツォフ記念海軍アカデミー」カリーニングラード市分校校長ヴャチェスラフ・スイトニク少将である。



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プロジェクト887練習艦の2番艦「ペレコプ」は、ポーランドグダニスク造船所で1976年4月24日に起工され、1976年12月11日に進水し、1977年9月30日にソ連海軍へ就役しました。

現在はバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。

「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)

復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年8月にギリシャピレウス、9月にはポルトガルリスボンを訪れました。


2018年の「ペレコプ」の遠洋実習航海は、これまでの地中海黒海(セヴァストーポリ)だけではなく、極東方面(ウラジオストク)まで行き、更には北極海を横断しました。
(2018年3月1日出航、同年11月14日帰港)
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[練習艦ペレコプ遠洋実習航海(2018年3月-11月)]


2019年7月5日、「ペレコプ」クロンシュタット港を抜錨し、2019年度の遠洋実習航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプは遠洋実習航海へ出発した]

7月7日、「ペレコプ」バルチースク基地へ入港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプはバルチースク基地へ入港した]
ここで「クズネツォフ記念海軍アカデミー」カリーニングラード分校の生徒110名を乗せ、物資を補給した後、7月10日にバルチースク基地を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプはバルト海を去る]

7月10日には大ベルト海峡へ入り、カテガット海峡、スカゲラク海峡を通過して7月13日に北海へ出ました。
これらの海峡を通過する際には、海軍兵学校の生徒が練習艦の乗組員に代わって当直に立ちました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプは北海へ入った]

その後、「ペレコプ」北海、ラマンシュ海峡(英仏海峡)、ビスケー湾を通過し、7月17日までにジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。

今後、「ペレコプ」黒海へ入り、黒海艦隊基地セヴァストーポリへ向かいます。

「ペレコプ」は今回も北極海を横断するとの事ですから、2018年の遠洋実習航海と同じコースを行くようです。

ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は英仏海峡へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年7月17日12時25分配信
【北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はラマンシュ海峡へ入った】

遠距離航海任務を遂行しているフリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、本日(7月17日)、北へ向けてラマンシュ海峡の通行を開始した。
近い内に、北方艦隊支隊を構成するフリゲートと支援船は、海峡ゾーンを通過して北海へ出る。

ビスケー湾を移動中にロシアフリゲートの乗組員は、艦船支隊の対空及び対潜防衛を保障する演習、更にはヘリコプターKa-27を使用する一連の組織的救助活動の訓練を実施した。

この他、フリゲートの主指揮所の戦闘班は、船舶航行が集中する困難な条件下の海峡ゾーンで危険な目標を識別する訓練に参加した。

北方艦隊艦・支援船支隊は、2月26日にセヴェロモルスクから遠距離航海へ出発した。
フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」にとって、これは、その歴史上初の(遠距離)航海である。
これまでに北方艦隊将兵は33500海里以上を航行し、ジブチ、スリランカ、中国、エクアドル、キューバ、トリニダード・トバゴ、プライアの港への業務寄港を行ない、スエズ運河パナマ運河を通過し、太平洋東部赤道を横断し、大西洋中央部を横断した。




2019年2月26日、ロシア北方艦隊1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)(2018年7月28日就役)は、多機能後方支援船「エリブルス」及び救助曳船「ニコライ・チケル」と共に遠距離航海へ出発し、大西洋へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は遠距離航海へ出発した]

プロジェクト23120多機能後方支援船の1番船「エリブルス」は、2018年4月9日に就役した最新鋭の多用途支援船です。
[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
『Marine Traffic』より
【「エリブルス」】

プロジェクトR-5757救助海洋曳船の1番船「ニコライ・チケル」(SB-131)は、1989年4月12日に就役した世界最大級のタグボートです。
『Marine Traffic』より
【曳船「ニコライ・チケル」】

3月3日にはノルウェー海艦載ヘリコプターを使用する潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はノルウェー海で潜水艦捜索訓練を行なった]

その後、北方艦隊艦船支隊には、プロジェクトREF-675中型海洋給油船の1番船「カーマ」(1982年9月29日就役)が合流しました。
『Marine Traffic』より
【給油船「カーマ」】

「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、グレートブリテン島北部のマレー湾で訓練を行なった後、3月5日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡へ入った]

ロシア海軍の艦船がラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する際には、必ずグレートブリテン海軍の水上艦が監視任務へ就きますが、今回は、45型駆逐艦「ディフェンダー」(2013年3月21日就役)でした。
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「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月8日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を出てケルト海へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

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「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は、3月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]
[スペイン空軍の対潜哨戒機P-3は地中海西部でロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"を監視する]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は地中海を東へ進み、3月15日にはマルタ島周辺海域へ到達しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマルタ島周辺へ到達した]

3月19日には、地中海に居る北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」と共に、艦載ヘリコプターによる潜水艦の捜索や遭難者の捜索救助訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年3月19日16時54分配信
【北方艦隊のヘリコプター乗員は地中海の大型対潜艦「セヴェロモルスク」艦上からのフライトを行なった】

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は地中海東部を通過してスエズ運河へ入り、3月21日には紅海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスエズ運河を通過して紅海へ入った]
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3月25日にジブチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチへ寄港した]
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3月28日にジブチを出航し、アデン湾へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はジブチを去り、アデン湾へ向かった]

4月1日にはインド洋(随伴船の位置から推察すると、正確にはアラビア海ソコトラ島東方海域)で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はアラビア海で対空戦闘訓練を行なった]
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4月3日、「アドミラル・ゴルシコフ」スリランカコロンボ港へ入港しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを訪れた]

4月6日、「アドミラル・ゴルシコフ」コロンボ港を出航し、中国青島へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はスリランカのコロンボを去り、中国へ向かった]

4月11日にマラッカ海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はマラッカ海峡へ入った]
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4月13日には南シナ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南シナ海へ入った]

4月16日にはフィリピン海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はフィリピン海へ入った]
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4月20日に黄海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は黄海へ入った]

4月21日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は青島へ到着しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国の青島港へ到着した]

4月23日には中国人民海軍創設70周年記念国際観艦式へ参加しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国への公式訪問を続けている]

4月26日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は青島を出航し、ウラジオストクへ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中国を去り、ウラジオストクへ向かった]

4月28日に対馬海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は対馬海峡へ入った]

5月1日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はウラジオストクへ到着しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はウラジオストクへ到着した]

5月7日、「アドミラル・ゴルシコフ」ウラジオストク金角湾第33埠頭を離れ、ウラジオストク西岸のアムール湾へ移動しました。
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5月9日の大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)勝利74周年記念行事へ参加した後、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は5月10日にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は中部太平洋へ向かった]
(ただし、給油船「カーマ」はそれよりも前に出航し、5月8日に津軽海峡を通過して太平洋へ入っている)

5月11日に津軽海峡を通過して太平洋へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年5月13日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は太平洋を東進し、5月15日にはハワイ諸島付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ沖へ到達した]
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その後も「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はハワイ諸島周辺海域に留まり、5月24日にはハワイ諸島南東海域で対潜演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はハワイ南東沖で対潜演習を行なった]

5月30日には、太平洋西部で捜索救助演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は太平洋西部で捜索救助演習を行なった]

6月8日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船は赤道を通過し、古くからの船乗りの伝統に従い、赤道祭が行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"で赤道祭が行なわれた]
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6月11日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はエクアドルプエルト・ボリバル港へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルのプエルト・ボリバル港を訪問した]

6月12日、プエルト・ボリバル港ロシア連邦の祝日『ロシアの日』を祝いました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルで『ロシアの日』を祝った]

ソヴィエト連邦時代の1990年6月12日、ロシア・ソヴィエト連邦社会主義共和国の国家主権の宣言が採択された事を記念し、この日はロシア連邦の祝日となりました。
『ロシア・ビヨンド』(日本語版)より
【「ロシアの日」って何?】

6月13日、「アドミラル・ゴルシコフ」と随伴船はプエルト・ボリバル港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はエクアドルを去り、パナマ運河へ向かった]

6月15日には給油船「カーマ」から燃料を補充しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は南アメリカ沖で洋上給油を行なった]

「アドミラル・ゴルシコフ」は6月18日までにパナマ運河の通過を完了してカリブ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はパナマ運河を通過してカリブ海へ入った]
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翌6月19日、他の3隻の随伴船多機能後方支援船「エリブルス」、給油船「カーマ」、救助曳船「ニコライ・チケル」パナマ運河へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の支援船はパナマ運河を通過する]

6月20日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船3隻は、パナマ運河の出口で合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はカリブ海へ入った]

6月24日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻(多機能後方支援船「エリブルス」、救助曳船「ニコライ・チケル」)は、キューバハバナ港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバのハバナ港へ到着した]

「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻は、6月26日にハバナを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はキューバを去った]
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同じ6月26日、別行動を取っていた給油船「カーマ」は、物資補充の為、トリニダード・トバゴ島へ到着しました。

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船カリブ海を出て大西洋へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカリブ海を去った]
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7月1日に「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船2隻は給油船「カーマ」と合流し、洋上で燃料補給を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は大西洋で洋上給油を行なった]

7月2日、「アドミラル・ゴルシコフ」は大西洋上でA-192 130mm単装砲の実弾射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は大西洋上で130mm砲を発射した]

7月5日、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船大西洋の横断を終え、カーボベルデ付近へ到達しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデへ行く]
7月6日にはカーボベルデの首都プライア港へ入港しました。
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7月8日にプライア港を出航し、大西洋北東海域へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカーボベルデを去った]

7月12日にはカナリア諸島北方沖へ到達し、ここで潜水艦の捜索や強制浮上、潜水艦への武器使用の演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はカナリア諸島沖で対潜演習を実施した]
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その後、「アドミラル・ゴルシコフ」随伴船は、ポルトガル・スペイン沖、そしてビスケー湾を通過し、7月17日に再びラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。

近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチは日本海へ入った


『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年7月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2019年7月15日午後1時頃、ロシア海軍「ナヌチカIII級ミサイル護衛哨戒艇」1隻と「ソルム級航洋曳船」1隻が宗谷海峡を西進し、日本海へ入りました。

この「ナヌチカIII級ミサイル護衛哨戒艇」は、プロジェクト12341小型ロケット艦「スメルチ」です。
(「ソルム級航洋曳船」は、1989年11月25日就役のプロジェクト745海洋曳船MB-61)


プロジェクト12341小型ロケット艦「スメルチ」は、1981年11月16日に『ウラジオストク造船工場』で起工され、1984年11月16日に進水し、1984年12月30日に海軍へ納入され、翌1985年3月4日に就役しました。

当初はソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配備されていましたが、その後、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置替えとなり、現在に至っています。
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2017年からペトロパブロフスク・カムチャツキー『北東修理センター』で近代化改装工事が始まりました。
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「スメルチ」は、近代化改装により対艦ミサイルを、「マラヒート」3連装発射筒2基(ミサイル計6基)から「ウラン」4連装発射筒4基(ミサイル計16基)へ換装しました。
(ただし、現時点においては「ウラン」発射筒は2基しか搭載されていない)
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフと小型ロケット艦スメルチは近代化改装される]
[ロシア海軍のプロジェクト12341小型ロケット艦(ナヌチュカ級)の近代化改装は始まっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊は2019年に2隻の巡航ミサイル"カリブル"搭載艦を受け取る]

2019年6月7日、「スメルチ」は洋上試験を開始しました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチは洋上試験を開始した]

7月8日にはアヴァンチンスキー湾AK-176 76mm砲AK-630M 30mmガトリング砲の試射を行ないました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチは砲撃試験を行なった]

その後、カムチャツカ半島を離れてオホーツク海を南西へ進み、7月15日には宗谷海峡を通過して日本海へ入りました。
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この件に関してロシア海軍当局(太平洋艦隊広報部)からの公式発表は有りませんが、「スメルチ」の行き先は、おそらくウラジオストクでしょう。


「スメルチ」は、2019年12月末までに太平洋艦隊へ復帰します。

ロシア海軍の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンはムルマンスクへ行く

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月15日20時0分配信
【給油船「アカデミック・パシン」は最大速力を発揮して北方艦隊へ移動している】

プロジェクト23130中型海洋給油船のトップ「アカデミック・パシン」は、バルチースクからムルマンスクへの艦隊間移動時に最大速力~16ノット以上を発揮した。
これは、サイト『MarineTraffic.com』のデータにより証明された。
船は7月上旬にバルチースクを去り、現在はノルウェーのバルデ町沖に居る。


給油船が勤務する北方艦隊では、船の国家試験の最終部分が行なわれると海軍の情報提供者は『Mil.Press FlotProm』へ話した。

彼は、海軍補助船隊の旗が「アカデミック・パシン」へ掲揚される時期は未だ不明であると付け加えた。

給油船を建造した造船所である『ネヴァ川造船・修理工場』広報サービスは、試験実施チームは乗組員と共に船の全ての集合体、システム、ユニットの動作を点検していると伝えた。

給油船は、国家試験の飛行段階をバルト海で7月初頭に完了し、その後、北方艦隊へ向かった。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
プロジェクト23130中型海洋給油船「アカデミック・パシン」
『ネヴァ川造船・修理工場』で2014年4月に起工され、2016年5月に進水した。
当初、船の海軍への引き渡しは、2016年末~2017年初頭に予定されていたが、船の航行試験が始まったのは、2018年5月になってからであった。
秋に船は試験を継続する為、バルト艦隊へ向かった。

その海軍への引き渡しは、昨年末までに計画されていた。
2019年2月、この分野の情報提供者は、給油船が今年の第2四半期或いは第3四半期に就航すると『Mil.Press FlotProm』へ話した。

給油船は貨物タンク区画の二重船体を持つ単一甲板船であり、北方緯度での航行が可能である。
船は、戦闘艦の為の燃料、航空燃料、食料品の移送の為に意図されている。
航続距離は9000海里であり、主な任務の1つは、航空艦への随伴であると言われている。

「アカデミック・パシン」は、係留される事無く、海上で並行貨物移送システムにより他の船或いは艦へ数種類の液体貨物:ディーゼル燃料(軽油)、重油、ケロシン(航空燃料)、潤滑油、水の移送あるいは受け入れ、更には乾燥貨物(食料、用具、技術資産)の受入、保管、輸送及び移送の為に意図されている。

プロジェクト23130給油船の全長は130メートル、幅約21メートル、最大速力16ノット、自立航行期間60日、乗組員24名。



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『ネヴァ川造船・修理工場』公式サイトより
【中型給油船プロジェクト23130】

ロシア海軍の為の新たな中型海洋給油船・プロジェクト23130は、2013年5月に建造所を決める為の入札の公募が発表されました。
[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)が建造される]

その結果、サンクトペテルブルク近郊のシュリッセリブルク市に在る『ネヴァ川造船・修理工場』で建造される事になり、2013年11月に建造契約が締結され、2014年2月末にはプレートカットが始まりました。
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[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)プロジェクト23130のプレートカットが始まる]

プロジェクト23130中型給油船の1番船「アカデミック・パシン」は、2014年4月26日に『ネヴァ川造船・修理工場』で起工されました。
[ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンは起工された]

2年後の2016年5月26日に進水しました。
[ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンは進水した]

進水後は、造船所の岸壁で艤装工事が進められていました。

2018年3月初頭の「アカデミック・パシン」
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そして2018年5月18日、シュリッセリブルク市のすぐ近くのラドガ湖で航行試験を開始しました。
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[ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンの航行試験が始まった]

2018年8月には洋上補給システムの試験が行なわれました。
[ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンは洋上補給システムの試験を続けている]

「アカデミック・パシン」ラドガ湖での試験は完了し、2018年9月11日にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンはクロンシュタットへ行く]

2018年9月29日にクロンシュタットを出航し、フィンランド湾での試験を開始しました。



当局からの発表は有りませんが、2018年6月20日に就役し、10月22日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した最新の大型揚陸艦「イワン・グレン」(135)がバルト海に居た頃、「アカデミック・パシン」から洋上補給を受けた事も有りました。
双方の行動履歴から見て、おそらくは2018年10月初頭あたりでしょう。
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[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

フィンランド湾での試験を終えた「アカデミック・パシン」は、2018年11月初頭にバルチースクへ移動しました。
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その後、バルチースクをベースにバルト海で洋上試験を行なっていました。
[ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンの洋上試験は最終段階へ入る]

2019年1月中旬には、バルト海に居た北方艦隊偵察艦「ユーリー・イワノフ」への洋上給油を行なったようです。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新偵察艦ユーリー・イワノフは長期任務を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2019年1月下旬、バルト艦隊航空隊艦載ヘリコプターKa-27PSが協力し、ヘリコプターによる船上への貨物移送試験が実施されました。
[ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンはヘリコプターによる船上への貨物移送試験を行なった]

その後もバルト海で洋上試験は続けられ、6月4日には、同じくバルト海で洋上試験中のプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・カサトノフ」への洋上給油を行ないました。
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[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンはバルト海で最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

7月初頭までに「アカデミック・パシン」ヘリコプターによる船上への貨物移送試験を完了しました。
[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンはヘリコプターによる物資補給試験を完了した]

その後、「アカデミック・パシン」バルチースクを出航し、ムルマンスクへ向かいました。

なお、『MarineTraffic.com』の最新データによると、「アカデミック・パシン」は、7月16日にムルマンスクへ到着したようです。
【アカデミック・パシン】

「アカデミック・パシン」ロシア海軍への引き渡しは、2019年秋に予定されています。


現在、ロシア海軍給油船(補給艦)で最も新しい船は、1982年9月末に2隻揃って就役したプロジェクトREF-675中型海洋給油船「ヴャージマ」「カーマ」(2隻とも北方艦隊所属)ですから、実に37年ぶりの新造船となります。

プロジェクトREF-675中型海洋給油船「ヴャージマ」
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プロジェクトREF-675中型海洋給油船「カーマ」
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準同型船のプロジェクト23131汎用海洋給油船は、クリミア半島ケルチ市ザリフ造船所で2014年12月26日に2隻が同時起工され、建造中です。
[クリミア半島のケルチ造船所でロシア海軍の為の新たな給油船2隻が起工された]
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ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは空中戦闘訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年7月16日4時5分配信
【近代化された太平洋艦隊のMiG-31BMは戦闘機動の要素を伴う空中戦へ取り組んだ】

カムチャツカ太平洋艦隊海上航空隊の近代化された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの乗員は、太平洋の北方緯度水域上空で空中戦闘実施及びミサイル兵器の戦術使用の要素へ取り組んだ。

実地行動中、飛行士は、自身の兵器使用及び敵兵器の有効性を減らす為の有利なポジションを占める目的の操縦術へ取り組んだ。
訓練では、ミサイル兵器による攻撃時のポジションの選択と、単一空中目標への攻撃を他機へ移す為の迅速な交代が行なわれた。

この他、MiG-31BM乗員は、航空機の能力の限界の機動の為の長時間の過負荷に耐え抜く技量を向上させた。

近代化された高空迎撃戦闘機MiG-31BMは、今年2月に太平洋艦隊海上航空隊エリゾヴォ飛行場へ到着した。

工場での近代化を伴う修理中、航空機の航空電子機器及び電波電子システムは更新され、迎撃機の戦術特性は向上し、戦闘能力は向上した。



[高空迎撃戦闘機MiG-31(ロシア太平洋艦隊)]
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カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊迎撃戦闘機MiG-31(第865独立戦闘機航空連隊)が駐留しています。

エリゾヴォ基地
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エリゾヴォ基地MiG-31
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このMiG-31は、元々はロシア防空軍に所属していたのですが、防空軍空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。
(第865独立戦闘機航空連隊は1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)

現在は、約30機のMiG-31が配備されています。


現在、ロシア航空宇宙軍MiG-31は、電子機器を換装し、対地/対艦ミサイルの運用能力を付与するMiG-31BMへの近代化改修を行なっています。



太平洋艦隊海軍航空隊所属のMiG-31MiG-31BMへ改修される事になり、2019年2月20日に最初の2機がカムチャツカエリゾヴォ飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの慣熟訓練を進めている]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの飛行訓練を行なっている]

今年中には更に数機のMiG-31MiG-31BMへの改修を終えてエリゾヴォへ到着します。

ロシア海軍カスピ小艦隊の小型ロケット艦ウグリーチは地中海東部(シリア沖)へ行く

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年7月16日11時0分配信
【「カリブル」で武装するロシアの軍艦「ウグリーチ」は地中海へ入った】
イスタンブール、7月16日、インタファクス

カスピ小艦隊小型ロケット艦「ウグリーチ」地中海水域へ入った。
イスタンブール海上ポータルサイトは伝えた。

「河川-海」クラスの小型ロケット艦「ウグリーチ」プロジェクト21631の最初の生産艦であり、2010年にロシア連邦海軍の為に建造された。
それは、ミサイル複合体「カリブル-NK」を含む最も現代的な風貌の砲、ミサイル、電波工学兵装を装備する。

2015年秋、小型ロケット艦「ウグリーチ」は、カスピ小艦隊の4隻の艦から成るグループの一員として、カスピ海の指定海域から「イスラム国」(ロシア連邦では非合法のテロ組織)のインフラ施設へ有翼ミサイル「カリブル」で打撃を与えた。

伝えられているように、2018年夏、カスピ小艦隊の同型の小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」「グラード・スヴィヤージスク」は、遠海ゾーンの海軍常設作戦連合部隊へ加わって指示された任務を遂行する為、地中海への移動を行なった。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の2番艦「ウグリーチ」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク市『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2011年7月22日に起工され、2013年4月10日に進水し、2014年7月27日に就役し、カスピ小艦隊へ編入されました。

2015年10月7日、カスピ小艦隊ロケット艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」は、カスピ海南方からシリアテロ組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計26基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

この4隻は、2015年11月20日にもカスピ海南方からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)の拠点へ合計18基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後はカスピ海で行動し、2016年9月9日には海上標的へ「カリブル」を発射しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年9月9日6時9分配信
【カスピ小艦隊の艦はミサイル「カリブル」の射撃演習を実施した】

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就役以来カスピ海から出た事が無かった「ウグリーチ」でしたが、7月中旬に黒海へ回航され、7月15日にはボスポラス海峡へ入りました。

今後、「ウグリーチ」地中海東部(シリア沖)へ向かいます。

記事中で触れられていますが、2018年6月~10月にはカスピ小艦隊の同型艦「グラード・スヴィヤージスク」「ヴェリキー・ウスチュグ」地中海東部へ派遣されました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグは地中海からアストラハンへ帰投した]

現在は、「ヴェリキー・ウスチュグ」地中海東部へ派遣されています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の小型ロケット艦ヴェリキー・ウスチュグは地中海へ入った]

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部で艦載ヘリコプターの発着訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年7月16日10時3分配信
【黒海艦隊のヘリコプターは地中海で計画飛行を実施した】

戦闘訓練計画に沿って、ヘリコプターKa-27PL乗員は、地中海海軍常設グループの一員として任務を遂行しているフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」の甲板からの実地飛行を行なった。

特に、黒海艦隊海上航空隊の飛行士は、フリゲート乗組員と協同で、航行中、そして投錨停泊中の艦の甲板からの発艦及び着艦の海上任務へ取り組み、更には潜水艦の捜索及び追尾の訓練を行なった。

並行して、艦の航空複合体の全ての機構の整然な動作を点検する目的で、ヘリコプターの飛行を支援する艦内班の訓練が実施された。



プロジェクト11356Rフリゲートの1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494)は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水し、2016年3月11日に就役しました。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2016年6月9日に黒海艦隊セヴァストーポリ基地へ到着しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着した]

以後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、6回に渡り地中海への航海を行ないました。
2016年9月下旬~10月上旬、2016年11月初頭~12月下旬、2017年2月末~3月末、2017年4月初頭~7月中旬、2017年12月初頭~2018年5月末、2018年8月下旬~10月末)

2019年2月初頭~3月下旬までセヴァストーポリ『セヴァストーポリ海洋工場』のドックへ入り、オーバーホールを行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はセヴァストーポリでオーバーホールを開始する]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はセヴァストーポリでのオーバーホールを完了する]

2019年4月初頭からオーバーホール後の点検も兼ねて洋上訓練を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はオーバーホール後に戦闘訓練を開始した]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海で射撃演習を行なった]


2019年4月21日にボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部へ到着した]

4月23日未明、同型艦「アドミラル・エッセン」及び小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」(2018年12月10日就役)と共に夜間の通信訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の軍艦は地中海東部で夜間の通信訓練を行なった]

5月6日には、地中海沿岸の艦船駐留所(シリアタルトゥース港)を敵のミサイル攻撃から護るという想定の対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はシリアのタルトゥース港で対空防衛演習を行なった]

5月8日~9日にキプロスリマソール港へ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はキプロスへ行く]

5月13日、小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」と共にシリアタルトゥース港へ寄港しました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォはシリアのタルトゥースへ入港した]

5月末に再びキプロスリマソール港へ寄港し、5月31日に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はキプロス訪問を終えた]

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、その後も地中海東部に滞在し続けており、7月16日にはヘリコプターの発着訓練を行ないました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「スタールイ・オスコル」2019年4月末から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」2019年4月下旬から地中海東部に滞在
警備艦「プイトリーヴイ」2019年7月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「オルスク」:2019年7月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」2019年7月上旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」2019年4月上旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「キルディン」:2019年6月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」2019年6月末から地中海東部に滞在
工作船PM-138:2019年6月末から地中海東部に滞在
対水中工作艇「スヴォーロヴェツ」2019年5月下旬から地中海東部に滞在
サルベージ船KIL-158:2019年7月中旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304:2019年7月上旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-739:2019年5月下旬から地中海東部に滞在

[カスピ小艦隊]
小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」
2019年6月中旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはジブチを訪問した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年7月15日10時11分配信
【黒海艦隊の救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」はジブチ港へ寄港した】

黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地の救助船支隊の一員である救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」は、ジブチ港への業務寄港を行なった。

寄港は、ペルシャ湾への船の移動の枠組みで実行された。

黒海艦隊救助船は、必要な物資手段の在庫を補充し、指定地点へ移動する与えられた課題の遂行を継続する。

黒海艦隊曳船ロシア海軍選抜チームの支援の為にペルシャ湾へ向かい、8月初頭にイラン・イスラム共和国領内で開催されるダイバー混成国際競技『グルビナ-2019』へ参加する。

20日以上に渡る海上移動中、船の乗組員には、スエズ運河、3つの海峡、4つの湾、6つの海の通行が待ち受けている。



プロジェクト22870救助曳船SB-565『アストラハン造船工場』で起工され、2014年5月20日に進水し、同年12月28日に就役しました。
2014年に「プロフェッソル・ニコライ・ムール」(ニコライ・ムール教授)と命名されました。

2015年5月に内陸水路経由で黒海東岸ノヴォロシースクへ回航され、2015年6月10日付でノヴォロシースク海軍基地所属となりました。
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以後、度々地中海東部へ派遣されています。
(2016年3月初頭~6月下旬、2016年11月初頭~11月下旬、2018年1月下旬、2018年8月下旬~11月初頭)

2019年7月3日、「プロフェッソル・ニコライ・ムール」ノヴォロシースク海軍基地を出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはペルシャ湾へ向かった]

7月5日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールは地中海へ入った]

7月10日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

7月15日にはジブチへ寄港しました。

今後、「プロフェッソル・ニコライ・ムール」ペルシャ湾へ向かい、イランを訪問します。

ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはロケット艇R-24と共に日本海で超音速対艦ミサイル"モスキート"を発射した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年7月15日6時54分配信
【太平洋艦隊の艦艇は日本海の演習中に有翼ミサイル「モスキート」で打撃を与えた】

日本海エリアにおける太平洋艦隊のグループ戦術演習中、沿海地方多種戦力小艦隊の艦艇は有翼ミサイル「モスキート」で仮想敵艦を模した水上目標を攻撃した。

数秒の間隔をおいた2基の有翼ミサイルの発射は、戦隊水雷艦(駆逐艦)「ブイストルイ」及びロケット艇R-24により行なわれた。
双方のミサイルは、計算時間内に60キロメートル以上離れた標的~大型盾船へ命中した。

艦艇と共に、2機の高空迎撃戦闘機MiG-31遠距離航空隊遠距離電波位置測定探知・管制航空機A-50が実地演習任務を遂行した。
遠距離電波位置測定探知・管制航空機からミサイル発射及び飛行経路のデータを受け取り、海上航空隊戦闘機は、成功裏に「モスキート」を捕捉、追跡し、「空対空」クラスのミサイルの使用準備の指示を受けた。

戦闘訓練の支援を行なったのは太平洋艦隊の20隻の戦闘艦と船、更には艦隊海上航空隊戦闘機、対潜航空機、無人飛行装置であり、航行海域における危険からの保護を行なった。



プロジェクト956「サルイチ」戦隊水雷艦(駆逐艦)の11番艦「ブイストルイ」Быстрыйは、レニングラード(現サンクトペテルブルク)『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1985年10月29日に起工され、1987年11月28日に進水し、1989年9月30日に受領-引渡証書へ署名され、1989年10月28日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式にソ連海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入され、1990年11月3日にウラジオストクへ到着しました。

以後、1990年代末~2000年代初頭に予備役へ編入された以外は稼働状態に維持されており、現在では、太平洋艦隊で唯一稼働状態に在るプロジェクト956駆逐艦となっています。

「ブイストルイ」は、2015年8月下旬に日本海で実施されたロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]

2015年11月2日にウラジオストクを出航してインドへ向かい、インド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』へ参加しました。
2016年1月26日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』(2015年12月)]

その後、2016年6月20日に宗谷海峡を東進し、7月10日に同海峡を西進しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡通過(2016年6月20日)]
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇は宗谷海峡を西進した]

2016年8月にウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォート』でオーバーホールを行ないました。
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2016年10月15日にウラジオストクを出航してインドネシアへ行き、その後、11月21日までにウラジオストクへ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した]

2017年2月末から3月1日まで日本海で各種戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは海上戦闘訓練を実施した]

2017年3月9日にも日本海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で砲撃訓練を行なった]

2017年3月18日には親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と一緒に出航し、日本海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]

2017年3月28日にも「ワリャーグ」と一緒に出航し、各種防空戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で防空戦闘訓練を行なった]

2017年6月25日には他の太平洋艦隊の水上艦と共に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入り、、7月3日に対空防衛演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊主力水上部隊は対空戦闘演習を行なった]

2017年7月4日には超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイとロケット艇2隻は超音速対艦ミサイル"モスキート"を発射した]

2017年7月5日に再び宗谷海峡を通過して日本海へ入り、その後、ウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水上艦16隻はラ・ペルーズ海峡を通過して日本海へ入った]

その後の動向は明らかにされていませんが、ウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォート』でオーバーホールが行なわれていたようです。
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2018年6月4日、「ブイストルイ」は出航し、ウラジオストク南方のジェルトゥヒナ島で地上砲撃訓練を実施しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは地上目標へ130mm連装砲を発射した]

2018年6月19日、「ブイストルイ」は、基地掃海艦の支援下でウラジオストクを出航し、対空防衛などの演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは日本海で演習を行なった]

2018年6月21日には、対空、対水上、対地砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは日本海で砲撃演習を行なった]

2018年7月後半にはコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」(2018年7月20日就役)と共に演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は駆逐艦ブイストルイと日本海で演習を実施した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は駆逐艦ブイストルイと日本海で対潜演習を実施した]

2018年8月下旬にはオホーツク海の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の40隻以上の艦船は日本海及びオホーツク海で演習を行なう]

2018年9月1日にはオホーツク海対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦艇とクナシル島(国後島)の地対艦ミサイル部隊はオホーツク海で対艦ミサイルを発射した]

2018年9月11日から17日までロシア極東部で実施された戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加しました。
[演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイと2隻のロケット艇はオホーツク海で超音速対艦ミサイル"モスキート"を発射した]
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の大型水上艦はオホーツク海で揚陸艦部隊を護衛した]

2018年10月1日から6日までフィリピン海軍ドック型揚陸艦「タルラック」ウラジオストクを訪問した際、ホストシップを務めました。
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2019年4月18日、「ブイストルイ」ピョートル大帝湾で演習を行ない、130mm連装砲AK-130による地上砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは130mm連装砲による艦砲射撃訓練を行なった]

5月23日にはピョートル大帝湾で対空防衛訓練を行ない、130mm連装砲AK-13030mm6連装機関砲AK-630による実弾射撃を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは130mm連装砲と30mm機関砲による対空射撃訓練を行なった]

そして7月15日にはプロジェクト12411ロケット艇R-24(1994年12月27日就役)と共に日本海超音速ミサイル「モスキート」を水上標的へ発射しました。

この他、太平洋艦隊航空隊迎撃戦闘機MiG-31による「モスキート」迎撃訓練も同時に行なわれました。

太平洋艦隊MiG-31は、普段はカムチャツカ半島に駐留していますが、7月11日には2機のMiG-31BMが戦闘訓練の為に沿海地方へ移動しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは沿海地方の演習で爆撃機Tu-22M3(バックファイア)を迎撃した]
おそらく、今回の演習へ参加したのも、この2機でしょう。


ソ連/ロシア海軍へ就役した計17隻のプロジェクト956駆逐艦の内、実質的に現役に在るのは3隻のみです。
(太平洋艦隊「ブイストルイ」北方艦隊「アドミラル・ウシャコーフ」バルト艦隊「ナストーイチヴイ」)

北方艦隊「アドミラル・ウシャコーフ」(1994年4月17日就役)は、今年春にムルマンスク『第35艦船修理工場』の岸壁へ回航されており、今後オーバーホールを行なうようです。
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バルト艦隊「ナストーイチヴイ」(1993年3月27日就役)は、今年からバルチースク『第33艦船修理工場』で、エンジンの交換を含む大規模なオーバーホールが始まります。
[ロシア海軍バルト艦隊旗艦・駆逐艦ナストーイチヴイはオーバーホールを行なう]
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ロシア海軍の最新掃海艦アレクサンドリト級は遠隔操作無人対機雷ロボットを装備する

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『タス通信』より
2019年7月10日20時41分配信
【サンクトペテルブルク国際海軍サロンで新たな対機雷ロボットが示された】
サンクトペテルブルク、7月10日/タス通信

プロジェクト12700対機雷防衛艦への装備の為に意図されている最新のロシア製無人水中装置「アレクサンドリト-ISPUM(機雷捜索・破壊統合システム)-E」は、サンクトペテルブルクで開催される第9回国際海軍サロン(IMDS-2019)で初めて提示された。

開発者である国立科学製造事業『レギオン』(コーポレーション『戦術ミサイル兵器』へ加入)によると、新たな機雷捜索・破壊統合システムは、深度300メートルまでの海洋機雷への対処の為に意図されている。
その構成には、様々なタイプの海洋機雷を含む水中物体の探知、曳航、破壊が可能な遠隔操作無人水中装置が含まれる。
「アレクサンドリト-ISPUM-E」は、海況3までの波がある海上で使用できる。
無人水中装置の速力は、作業モードにより秒速3~6メートルである。
「装置は、500メートルまでの距離で制御できます」
コーポレーション『戦術ミサイル兵器』
の代理人はサロンの最中に通知した。

以前、国立科学製造事業『レギオン』総取締役イーゴリ・クルイロフは、発注された計6隻のプロジェクト12700対機雷防衛艦「アレクサンドリト-ISPUM」複合体を装備し、同時に、掃海艦の兵装構成への無人水中装置の統合の問題を検討し、近代化を行なうと『タス通信』へ伝えた。



ロシア海軍新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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従来のソ連/ロシア海軍掃海艦は、外洋で活動する海洋掃海艦と、自軍基地周辺海域で活動する基地掃海艦が建造されていましたが、プロジェクト12700は、基地掃海艦海洋掃海艦を統合するものとなります。
(当初は基地掃海艦に分類されていたが、2016年に海洋掃海艦となった)


プロジェクト12700掃海艦は、現在までに7隻が起工され、2隻がロシア海軍へ引き渡されています。
建造を担当しているのは、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』です。
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1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日に起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役し、バルト艦隊へ編入されました。
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[新世代掃海艦プロジェクト12700の1番艦アレクサンドル・オブホフはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]

2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工され、2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成は完了しました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される]

その後、艦内へ各種機器を設置する為、船体周辺に足場が組まれましたが、2016年6月7日夜に火災が発生しました。
[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]
この為、「ゲオルギー・クルバトフ」の進水と就役は延期される事になり、後続の3番艦が先に就役しました。

3番艦「イワン・アントノフ」は2017年1月25日に起工され、2018年4月25日に進水し、2019年1月26日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
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[新世代掃海艦イワン・アントノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

4番艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は、2017年4月20日に起工され、2019年5月30日に進水しました。
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[ロシア海軍の新世代掃海艦ウラジーミル・イェメリヤノフは進水した]
ロシア海軍への引き渡しは2019年末~2020年前半に予定されており、就役後は黒海艦隊へ編入されます。

5番艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は2017年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ヤーコフ・バリャーエフはサンクトペテルブルクで起工された]

6番艦「ピョートル・イリイチョーフ」は2018年7月25日に起工されました。
[ロシア海軍の為のアレクサンドリト級掃海艦6番艦ピョートル・イリイチョーフは起工された]

7番艦「アナトーリー・シレモフ」は2019年7月12日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第7のプロジェクト12700掃海艦アナトーリー・シレモフが起工された]

現在の所、プロジェクト12700掃海艦は、計12隻の建造が承認されています。
[ロシア海軍の為の新世代掃海艦アレクサンドリト級は12隻が建造される]
最終的には、30隻以上の建造が計画されています。


プロジェクト12700掃海艦には、遠隔操作無人水中装置「アレクサンドリト-ISPUM」が搭載されます。
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ISPUM「機雷捜索・破壊統合システム」の略です。