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ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島およびバレンツ海上空で空中戦闘訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年2月29日13時11分配信
【北方艦隊の艦上戦闘機は空中戦闘訓練へ取り組んだ】

北方艦隊艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、コラ半島およびバレンツ海の上空で練習-訓練飛行を実施した。

フライトには、艦上戦闘機Su-33の乗員8名が参加した。
彼らは、様々な高度での操縦技術と、遠距離ミサイル戦術及び近接空中戦闘機動へ取り組み、複雑な飛行術による編隊飛行を行なった。

仮想敵航空機の役割を演じたのは、2名の艦上戦闘機乗員であった。
彼らは、飛行場エリアの目標へ模擬打撃を与えた。

空中戦闘訓練実施に加え、飛行士は、編隊グループ飛行術へ取り組んだ。
若いパイロットは、極北条件での航法特性と、標定困難地上空の飛行を学んだ。

フライトは、日中にセヴェロモルスク-3飛行場で実施された。
飛行士は空中で総計22時間を過ごした。




[ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた]
[空母アドミラル・クズネツォフの最高の艦上戦闘機パイロット達]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33(Su-27K)は空母の甲板への初着艦から25周年の記念日を迎えた]

ロシア海軍艦上戦闘機Su-33は、北方艦隊「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」にのみ配備されており、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を母艦としています。
(普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留)
現在の総保有機は20機程度です。
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Su-33は寿命延長近代化改修が行なわれており、少なくとも2025年までは運用されることになります。
[ロシア北方艦隊艦上戦闘機隊は近代化改修されたSu-33を受け取った]
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2025年まで現役に留まる]

第279連隊Su-33は、2016年4月26日から6月24日までクリミア半島サキ飛行場
艦上機訓練施設「ニートカ」で「発着艦」訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカでの発着訓練を完了した]


2016年7月1日からは母艦「アドミラル・クズネツォフ」での飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の飛行訓練が始まった]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の発着艦訓練が始まった]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2016年10月15日から2017年2月8日まで遠距離航海を行ない、地中海東部(シリア沖)まで遠征しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この時、「アドミラル・クズネツォフ」には10機程度のSu-33が搭載されました。

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機シリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルKh-101を発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」Su-33シリア領内を爆撃しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]

元々は空対空専門のSu-33でしたが、シリア遠征へ出発する前に、地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24-33が装備されました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]

12月5日、1機のSu-33(機体番号67)が「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦した際、着艦拘束装置のケーブルを切ってしまった為に停止できず、海中に落ちました。
パイロットは脱出に成功しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機事故(2016年11月13日/12月5日)・続報]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機事故(2016年12月)の原因は着艦拘束装置のケーブルとは関係が無い]

Su-33を含む「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。

[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]


地中海東部(シリア沖)から戻った後、艦上戦闘機Su-33MiG-29Kは、北方艦隊の演習へ何度か参加しています。

2017年6月16日にはコラ半島ルンボフスキーで地上爆撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島で地上爆撃訓練を行なった]

2017年8月には、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ移動して訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2017年8月からクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練飛行を行なう]

2018年4月には北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空戦闘訓練の「敵役」を務めました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年5月末、第279連隊Su-33練習機Su-25UTGは、飛行訓練の為、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ移動しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練飛行を行なう]
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2018年6月末、Su-33ロシア航空宇宙軍空中給油機Il-78からの空中給油訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島で空中給油訓練を行なった]

その後、2018年9月1日から8日まで地中海東部(シリア沖)で実施されたロシア海軍ロシア航空宇宙軍の合同演習にも何機かのSu-33が参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

2018年12月1日、2機のSu-33は、ロシア/ソヴィエト時代の艦上戦闘機隊長に因んで「チムール・アパキージェ」、「フェオクチスト・マトコフスキー」と命名されました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はチムール・アパキージェ、フェオクチスト・マトコフスキーと命名された]

2019年1月、第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33及び練習機Su-25UTGは、コラ半島及びバレンツ海上空で戦闘訓練飛行を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島およびバレンツ海上空で戦闘訓練飛行を行なった]

2019年2月、第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33及び練習機Su-25UTGは、新人パイロットの「発着艦」訓練を行なう為、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33の新人パイロットはクリミア半島の訓練複合体ニートカで『発着艦』訓練を行なう]

2019年11月下旬、第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33及び練習機Su-25UTGは、再びクリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカで『発着艦』訓練を行なう]

既に生産終了から20年以上経った艦上戦闘機Su-33ですが、今後エンジンの出力強化やレーダーのアップグレードといった近代化改修が行なわれます。
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は近代化改修される]


なお、第279艦上戦闘機航空連隊「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末から近代化改装工事が行なわれています。
2019年12月12日には火災事故が発生しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]
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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・ハルラモフは就役30周年を迎える

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年2月27日16時59分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「アドミラル・ハルラモフ」は30歳になる】

2月29日、北方艦隊主要基地で、大型対潜艦「アドミラル・ハルラモフ」30年に捧げられる行事が開催される。
30年前、艦は北方艦隊へ加わり、ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍旗が掲揚された。

記念日へ捧げられる式典には、北方艦隊及びコラ多種戦力小艦隊大型対潜艦「アドミラル・ハルラモフ」が含まれる連合部隊の司令部の代表、更には艦の退役将兵が参加する。

ニコライ・ミハイロヴィチ・ハルラモフ大将の家族、娘と孫娘が初めて艦上へ集まる。
将校大集会室の前の廊下で、ヒトラー主義者への勝利に大きな役割を果たした提督の私物、北極圏護送船団大西洋の戦いとヨーロッパ第2戦線の開設に関する第2次世界大戦時イギリスの記録からの写真文書が展示される。
この日、展示会はセヴェロモルスクに駐留する水上艦連合部隊の将兵の為に開放される。

[参照]
プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・ハルラモフ」
は、カリーニングラード工場『ヤンターリ』で建造され、1990年2月25日に北方艦隊へ軍備採用された。
勤務の初期には、カナダ、アメリカ合衆国、スウェーデン、ノルウェー、他の数か国を訪問した。
1997年と1998年の2年連続で同艦はロシア海軍最高の艦の称号を保持した。

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艦は、ニコライ・ミハイロヴィチ・ハルラモフ大将(1905-1983年)に敬意を表して命名された。
戦時中、ニコライ・ハルラモフ少将は、グレートブリテンソヴィエト社会主義共和国連邦軍事ミッションを率いてヨーロッパ第2戦線の開設を交渉し、ソヴィエト潜水艦及び最新兵器を有する艦の修理と再装備を保障し、グレートブリテンを通したレンドリースプログラム下で軍用製品と兵器の供給を監督した。

1944年春、彼は連合軍アメリカ海上戦術グループへ助言し、スコットランドでの訓練演習「海王星」作戦へ参加し、1944年6月の連合軍ノルマンディー上陸では、ソヴィエト社会主義共和国連邦の公式オブザーバーを務めた。

1949年、彼は大将の階級を授与された。
1950年代にはバルト艦隊司令官を務めた。
1959年5月、彼は中国人民解放軍海軍の軍事顧問の職に従事した。
1961年、海軍の海洋科学技術委員会の代表に任命され、1971年8月に退役した。
第4回及び第5回召集のソヴィエト社会主義共和国連邦最高会議代議員であった。



プロジェクト1155大型対潜艦の11番艦「アドミラル・ハルラモフ」は、1986年8月7日にカリーニングラードヤンターリ造船所で起工され、1988年6月29日に進水し、1989年12月30日にソ連海軍へ納入されました。
1990年2月29日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式に就役し、北方艦隊へ編入されました。

1993年にカナダハリファクス港アメリカボストン港を訪問しました。


1994年にはネーデルラントロッテルダム港を訪問しました。

1997年と1998年には、対潜訓練においてロシア海軍最高の艦と認められました。

2001年7月を最後に海上へ出る事は無くなりました。
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2004年12月には乗組員30名が工業用アルコール中毒で病院へ運ばれました。

2006年には予備役に編入され、現在に至っています。
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「アドミラル・ハルラモフ」セヴェロモルスク基地に係留されていましたが、2019年2月にはスネシュノゴルスク艦船修理工場『ネルパ』で船体の修理が行なわれました。
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2020年2月29日、「アドミラル・ハルラモフ」は就役30周年を迎えます。


ロシア海軍に在籍するプロジェクト1155大型対潜艦は近代改装が予定されているので、予備役の「アドミラル・ハルラモフ」も今後近代化されるかもしれません。
[近代化改装されるプロジェクト1155大型対潜艦はフリゲートへ艦種変更される]

ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは南極を去り、ウルグアイへ向かった

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年2月28日0時10分配信
【ロシア海軍の船は南極西部の調査を完了し、ウルグアイのモンテビデオ港へ進路を取った】
モスクワ、2月28日、インタファクス

世界一周探検を行なっているロシア海軍大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」は、南極西部ベリングスハウゼン海での海洋学研究調査を完了し、モンテビデオ港(ウルグアイ)へ進路を取った。
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部は発表した。

「大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーはベリングスハウゼン海での海洋学研究調査を完了し、モンテビデオ港(ウルグアイ)へ進路を取りました。
3月5日に到着します。
船の乗組員は健常であり、機材設備と海洋調査機器は正常モードで動作しております」
ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将
は、大洋研究調査船に乗っている世界一周探検指揮官オレグ・オシポフ1等海佐より報告を受けた。

大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」は、(2019年)12月3日にクロンシュタット市を去り、ロシア船員による南極発見200周年及びイワン・フョードロヴィチ・クルゼンシュテールン提督生誕250周年記念日へ捧げられる大規模世界一周大洋探検を開始した。
探検は2020年6月まで続く。



プロジェクト852大洋研究調査船の3番船「アドミラル・ウラジーミルスキー」は、ポーランドで1973年12月1日に起工され、1974年4月4日に進水、1975年5月31日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

1990年から1994年までポーランドでオーバーホールを行ない、その後、バルト艦隊へ転属し、クロンシュタットへ回航されました。

2014年8月18日には北極海遠征に出発し、北極海を横断して10月下旬にはウラジオストクへ入港しました。

その後、太平洋を横断してパナマ運河を通過し、カリブ海へ行き、大西洋を横断して2015年1月17日にクロンシュタットへ帰投しました。

2015年11月6日には南極遠征へ出発し、2016年4月に帰投しました。
この間、アルジェ(アルジェリア)、スエズ(エジプト)、ジッダ(サウジアラビア)、ヴィクトリア(セーシェル諸島)、マダガスカル、マプト(モザンビーク)、ケープタウン(南アフリカ)、マラボ(赤道ギニア)、ルアンダ(アンゴラ)、リスボン(ポルトガル)を訪問しました。

南極遠征


帰港



なお、この「アドミラル・ウラジーミルスキー」の南極遠征に関し、全く根も葉もないデマを流布している者達が居ます。

2016年3月21日
【古代プラズマ兵器「ガブリエルの箱舟」ついに発見される!? 現在プーチンが南極に輸送中!】

2016年3月24日
【ガブリエルの箱舟】

2017年3月20日
【ロシア海軍が南極に運んだ究極のプラズマ兵器「ガブリエルのアーク」】

無論言うまでもなく、これらのページに書いてある事は全てデタラメです。
少し・・・頭冷やそうか・・・

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2017年12月にはインド洋の調査航海へ出発しました。


なお、「アドミラル・ウラジーミルスキー」には、2018年3月の時点で17名の女性乗組員が居ました。
(同船は乗組員170名+研究要員80名)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年3月8日3時1分配信
【(ロシア)海軍総司令官は国際女性デーに艦隊の女性(将兵)への祝辞を述べた】

2018年6月8日に帰投しました。


2018年7月初頭からクロンシュタットでオーバーホール及び近代化改装が始まりました。
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オーバーホール完了後、2019年11月に洋上試験を行ない、バルト艦隊へ復帰しました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーはオーバーホール後の航行試験を開始した]


2019年12月3日にクロンシュタットを出航し、南極調査航海へ向かいました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは2020年に南極へ行く]
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは南極調査航海へ出発した]


2019年12月12日にはポルトガルリスボンへ寄港し、大西洋中部で2020年の新年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは洋上で新年を迎える]
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2020年1月11日から15日までブラジルリオデジャネイロを訪問しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年1月15日1時2分配信
【ロシア海軍の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」はリオデジャネイロ港への業務寄港を完了した】

2020年1月19日から21日までウルグアイモンテビデオを訪問しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年1月19日22時15分配信
【ロシア海軍の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」はモンテビデオへ入った】

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その後、北方艦隊プロジェクト22010海洋学調査船「ヤンターリ」(2015年5月23日就役)と合流し、1月27日に南極べリングスハウゼン基地へ到着しました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは南極大陸へ到着した]
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記事中にロシア海軍の探検家提督アーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルン(イワン・フョードロヴィチ・クルゼンシュテールン)の名前が出てきますが、同氏は1770年11月19日生まれですから、生誕250周年は2020年11月19日になります。
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この航海は南極発見200周年を記念するものでもありますが、ロシアでは、海軍軍人ファビアン・ゴットリープ・フォン・べリングスハウゼン(ファッデイ・ファッデーイヴィチ・べリンスガウゼン)が1820年1月28日に南極大陸を最初に発見したとされています。
(この他にも2名の候補が居る)

「アドミラル・ウラジーミルスキー」べリングスハウゼン基地周辺で1ヶ月間に渡り海洋調査を行ない、2月28日に同基地を去り、ウルグアイモンテビデオへ向かいました。

モンテビデオ到着は3月5日に予定されています。

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・マカロフ"は地中海へ向かった

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『タス通信』より
2020年2月28日配信
【黒海艦隊のフリゲートは地中海への道程でボスポラス及びダーダネルス海峡を通行する】
セヴァストーポリ、2月28日/タス通信

黒海艦隊フリゲートは、既に黒海艦隊の同シリーズの艦が居る地中海への道程でボスポラス及びダーダネルス海峡を通行する。
金曜日に公表された黒海艦隊情報供給部の声明では、こう述べられた。

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「黒海艦隊のフリゲート2隻は同時に、地中海へ向けてトルコ海峡・ボスポラス及びダーダネルスの通行を開始しました。
高精度ミサイル複合体カリブル-NKを装備するフリゲート"アドミラル・マカロフ"と"アドミラル・グリゴロヴィチ"は、セヴァストーポリから遠海ゾーンへの計画移動を行ない、地中海の海軍常設グループの構成戦力として加わります」

声明では、こう述べられた。

海上移動を行なう艦の乗組員は、黒海の艦隊射爆場で複合艦上戦闘演習を実施した事が明らかにされた。

黒海艦隊の同シリーズの第3のフリゲート「アドミラル・エッセン」は、2019年12月から地中海で任務を遂行している事を広報サービスは想い起こした。

黒海艦隊の艦は、新たなシリーズ・プロジェクト11356R/Mフリゲート
(更に11357という呼称も使用されている)により代表される。
これらのプロジェクト艦は、高射ミサイル複合体「シチーリ-1」砲複合体AK-630M、口径100mmの汎用砲A-190、魚雷発射管、反応爆撃装置RBU-6000で武装する。
フリゲートは、対潜ヘリコプターKa-27(或いはKa-31)の為の発着場と格納庫を有する。



ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート~1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)と3番艦「アドミラル・マカロフ」(499、2017年12月27日就役)は、これまでに何度も地中海へ派遣されています。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2019年4月下旬から8月末まで地中海大西洋で行動しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はセヴァストーポリへ帰投した]

「アドミラル・マカロフ」は2019年9月下旬から12月末まで地中海で行動しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部から母港セヴァストーポリへ帰投した]

2隻とも地中海から戻ってきた後は、黒海での演習へ参加していました。


2020年2月27日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」「アドミラル・マカロフ」セヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
2月28日にはボスポラス海峡へ入りました。

記事中で触れられていますが、同型艦(11356Rの2番艦)「アドミラル・エッセン」(490、2016年6月7日就役)は、2019年12月下旬から地中海東部に滞在しています。
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[ロシア海軍黒海艦隊は地中海東部で機雷源突破演習を行なった]


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」2019年12月初頭から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・エッセン」2019年12月下旬から地中海東部に滞在
対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」2020年1月中旬から地中海東部に滞在
哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2020年1月末から地中海東部に滞在
軍用輸送船「ドヴィニツァ-50」:2020年2月下旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2020年2月下旬から地中海東部に滞在
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」:2020年1月中旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
2019年11月上旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年1月に極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なった

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『タス通信』より
2020年2月27日10時23分配信
【情報筋:極超音速ミサイル「ツィルコン」は初めて艦でテストされた】
モスクワ、2月27日/タス通信

最新のロシア極超音速ミサイル「ツィルコン」は、初めて艦~プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」でテストされ、1月に「ツィルコン」バレンツ海エリアから戦闘射爆場の地上目標へ発射された。
『タス通信』は、北西連邦管区の法執行機関の2名の情報提供者より伝えられた。

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「ツィルコンの国家試験プログラムに沿って、今年1月初頭にアドミラル・ゴルシコフは、バレンツ海エリアから北ウラルの戦闘射爆場の1つの地上目標に対し、このミサイルの発射試験を行ないました」
対談者の1人は話した。

他の情報提供者は、この情報を確認し、「ツィルコンの飛翔距離は500キロメートルを超えた」事を指摘した。

対談者は更に、2020年に海上搭載艦での「ツィルコン」の試験を続けると述べた。
「アドミラル・ゴルシコフでの発射試験プログラム完了後、このミサイルの発射は、原子力潜水艦により行なわれます」
情報提供者は話した。

科学生産合同『機械製造』は、『タス通信』へ、情報提供者より提示された情報へのコメントを拒否した。

昨年11月、北方艦隊広報サービスは、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」が新たな種類の兵器の試験の準備の為、白海海軍基地(セヴェロドヴィンスク市)へ到着したと伝えた。

[ミサイル「ツィルコン」]
ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン
は、連邦教書演説において、ミサイル「ツィルコン」の作業はスケジュール通りに進んでいると述べた。
国家元首によると、ミサイルは、およそマッハ9の速度を発揮し、距離1000km以上の水上目標や地上目標を撃破できる。
この時プーチンは、ミサイル「ツィルコン」の使用は、有翼ミサイル「カリブル」の為に製造及び建造されたものを含め、一連の水上艦及び潜水艦へ提供されると説明した。

2019年11月、ロシア国防次官アレクセイ・クリヴォルチコは、近代化が行なわれているフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」及びプロジェクト949A多目的原子力潜水艦「イルクーツク」への「ツィルコン」配置を計画していると述べた。
2019年12月、『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは、極超音速ミサイル「ツィルコン」は、ロシアの全ての新たなプロジェクト艦へ配置できると発言した。

プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」は4500トンの排水量を有し、全長は135メートルである。
艦の主要兵装は、有翼ミサイル「カリブル」である。



極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」(ジルコン、風信子石)は、以前に長距離超音速有翼ミサイル「バザーリト」/「ヴルカーン」「グラニート」、そして超音速ミサイル「オーニクス」を開発した科学生産合同『機械製造』が新たに開発しているミサイルです。
[長距離打撃ミサイル複合体バザーリト/ヴルカーン]
[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]
[ロシア海軍は2019年に55基の超音速対艦ミサイル"オーニクス"を受領する]

科学生産合同『機械製造』は、長距離超音速有翼ミサイル「グラニート」の直接の後継となる筈だった「ボリード」(最大射程800km、飛翔速度マッハ4)の開発を1980年代末から開始し、1991年にはエンジンの最初の試験が行われたのですが、1990年代末には開発は中止されました。

「ツィルコン」の開発には、「ボリード」の開発作業の経験もフィードバックされているようです。


「ツィルコン」に関しては、ミサイルの名前以外の確たる情報は出ていませんが、射程距離は400~500km程度、飛翔速度はマッハ6以上になるようです。

「ツィルコン」の発射試験は2015年秋頃から始まっています。
[ロシア海軍の為の極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"の試験が始まった]

「ツィルコン」の試験は、アルハンゲリスク州ネノクサ村に在るロシア海軍ミサイル発射試験場で行なわれており、初期には失敗した事も有るようです。
[ロシア海軍の為の巡航ミサイルは試射中にアルハンゲリスク州ネノクサ村の住宅へ落下した]
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「ツィルコン」の発射試験は秘密裡に行なわれていますが、2016年4月に行なわれた試験では最大速度マッハ8を記録しました。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は発射試験で最大速度マッハ8に達した]

「ツィルコン」の試験完了と生産開始は、2018年からスタートする新たな国家軍備プログラム(2018-2027年の国家軍備プログラム)において実現する事になります。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は新たな2018-2027年の国家軍備プログラムにおいて開発を完了し、生産を開始する]

これまでに「ツィルコン」は、ネノクサ村ミサイル発射試験場から10回以上の発射試験が行なわれています。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は10回以上の発射試験を行なった]

2019年2月20日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏は、教書演説において極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の開発は順調に進んでいると発言しています。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の開発は滞りなく進んでいる]

これまでに地上からの発射試験のみが行なわれていた「ツィルコン」ですが、海上での発射試験は、北方艦隊プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」(2018年7月28日就役)により行なわれる事になりました。
[ロシア海軍の新たな極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2019年末にフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"で洋上発射試験を行なう]

「アドミラル・ゴルシコフ」は2019年11月末に「ミサイル兵器」の試験の為、セヴェロドヴィンスクへ移動しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は新型ミサイルの試験を行なう為にセヴェロドヴィンスクへ到着した]

ただ、この時には発射試験は行わず、2019年12月末にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は母港セヴェロモルスクへ帰投した]


そして2020年1月初頭、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海「ツィルコン」の発射試験を行ないました。
ミサイルは500キロメートル以上を飛翔し、北ウラルの地上目標へ命中しました。

潜水艦(水中)からの発射試験は、2020年に最新鋭の原子力水中巡洋艦K-561「カザン」(2020年就役予定)で行なわれる事になるようです。
[ロシア海軍の新たな極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2020年に原子力水中巡洋艦カザンで水中からの発射試験を行なう]

「ツィルコン」の海上での発射試験は2022年末までには完了し、2023年にはロシア海軍の軍備として採用されます。
[極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2023年にロシア海軍へ制式採用される]



「ツィルコン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」対地/対艦巡航ミサイル「カリブル」の両方を発射できる汎用垂直発射機3S-14UKSKから発射できます。
(つまり、「カリブル」「オーニクス」と発射機を共有できる)

「ツィルコン」は、ロシア海軍の新世代艦であるプロジェクト22350フリゲート及びプロジェクト22350Mフリゲートプロジェクト885/885M「ヤーセン」原子力水中巡洋艦に装備されます。

この他、現在、大規模な近代化改装が行なわれている重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」にも装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年末に完了する]

同様に大規模な近代化改装が行なわれる4隻のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級巡航ミサイル原潜)にも装備されます。
[ロシア海軍のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級)は近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備する]

「ツィルコン」は、実質的には「グラニート」の後継という位置付けになるようです。

この他、現在、設計作業が進められており、2020年代から建造が始まるロシア海軍第5世代原子力潜水艦「ハスキー」/「ライカ」級にも装備されます。
[ロシア第5世代多目的原子力潜水艦プロジェクト「ハスキー/ライカ」]

基本的には大型水上艦及び原子力潜水艦に搭載される「ツィルコン」ですが、より小型の艦へ搭載する為の小型ヴァージョンも開発されます。
[ロシア海軍の小型艦の為に極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"軽量化型が開発される]

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務を続ける

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2020年2月26日16時30分配信
【遠距離航海中のバルト艦隊艦船支隊は海上で水と燃料の在庫を補充した】

遠距離航海中の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、給油船「エリニヤ」、救助曳船「ヴィクトール・コネツキー」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、インド洋での任務遂行を継続している。

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」乗組員は、航海の枠組みで錬成任務の要素へ取り組み、戦闘班の計画艦内訓練とダメージコントロール演習を行なった。

計画戦闘演習任務の遂行中、艦の乗組員は、移動航路上で海洋給油船「エリニヤ」から縦列方式で水と燃料の在庫の補充を行なった。

次に、対テロ即応部隊は、仮想テロリストグループによる艦船支隊への攻撃を撃退する訓練を実施した。
現在、警備艦及び給油船には、バルト艦隊海軍歩兵連合部隊海軍歩兵特殊即応グループが乗っている。

[参照]
計画遠距離航海任務を遂行しているバルト艦隊艦船支隊は、2019年10月1日に軍港バルチースク市を去り、インド洋へ進路を取った。
支隊は、2019年12月に初めてロシア-インド演習『インドラ-2019』海上部門中華人民共和国及びイランとの3ヶ国演習『海上安全の帯-2019』、対海賊へ指向されるロシア-日本演習へ参加した。
現在、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」インド洋で対海賊当直任務の遂行を継続している。



バルト艦隊プロジェクト11540警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年7月24日就役)は、2019年7月24日に就役10周年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは就役10周年を迎えた]

これまでに何度もインド洋へ行った事のある「ヤロスラフ・ムードルイ」ですが、今度はインド海軍との合同演習『インドラ-2019』へ参加する事になり、10月1日にバルチースクを出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインドへ向かった]

「ヤロスラフ・ムードルイ」に随伴する支援船は、この2隻です。

プロジェクト745MBS海洋曳船「ヴィクトール・コネツキー」(2014年1月14日就役)
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プロジェクト160中型海洋給油船「エリニヤ」(1968年6月就役)
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「ヤロスラフ・ムードルイ」随伴船は、10月5日に北海へ入りました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは北海へ入った]

10月7日までにラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、ビスケー湾へ出ました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは英仏海峡を通過した]

10月11日までにジブラルタル海峡の通過を完了し、地中海へ入りました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ入った]

10月13日に地中海西部海域で給油船からの洋上補給を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年10月13日13時54分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は地中海で物資を補充した】

10月21日にキプロスリマソール港へ入港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスのリマソール港へ入港した]

10月25日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを去った]

10月28日にシリアタルトゥース港へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはシリアを訪れた]

11月初頭には地中海東部の演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を実施した]

11月5日にギリシャピレウス港を訪れました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはギリシャのピレウス港を訪れた]

11月8日にピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはギリシャを去った]

その後、地中海東部で演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海で演習を行なった]

11月16日に再びシリアタルトゥース港へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはシリアのタルトゥース港へ入港した]

その後、再びキプロスリマソール港を訪れ、11月25日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは再びキプロスのリマソール港を訪れた]

「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、11月27日までにスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

12月2日には紅海からアデン湾を通過してアラビア海へ向かう3隻の民間船の護衛を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で民間船団を護衛する]

12月5日に民間船の護衛を完了し(つまりアラビア海へ到達した)、インドへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾を通過する民間船団の護衛を完了した]

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12月10日にインド東岸マルマガオ(パナジ)へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインドへ到着した]

12月10日から15日までマルマガオへ滞在した後、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、12月16日からインド海軍との合同演習『インドラ-2019』を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド海軍との合同演習『インドラ-2019』を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド海軍との合同演習『インドラ-2019』で砲撃訓練を行なった]

合同演習は12月19日に完了し、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、イランチャーバハール港へ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド海軍との合同演習を終えてイランへ向かった]

12月27日にチャーバハール港へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド洋北部でイラン海軍及び中国海軍と合同演習を行なう]

翌12月28日、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船インド洋北部へ出航し、イラン海軍及び中国海軍の艦との合同演習『海上安全の帯-2019』を開始しました。
[ロシア・イラン・中国海軍合同演習はインド洋北部で始まった]

合同演習は12月30日に完了し、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船イランを去りました。

1月4日~7日にオマーンサラーラ港へ寄港し、物資を補充しました。

1月9日、「ヤロスラフ・ムードルイ」アデン湾を西方向(紅海)へ通過するロシア民間船団の護送を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾を通過する民間船団を護送する]

アデン湾民間船団を護送した後、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、日本海上自衛隊護衛艦「はるさめ」(1997年3月24日就役)と合同演習を行なう為に合流しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは2020年1月下旬にアデン湾で日本海上自衛隊との合同演習へ参加する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアラビア海で日本海上自衛隊の護衛艦はるさめと合同演習を行なう]
無論、「ヤロスラフ・ムードルイ」日本との合同演習へ参加するのは、今回が初めてとなります。

1月21日、「ヤロスラフ・ムードルイ」「はるさめ」は、海賊に乗っ取られたという想定下の船(給油船「エリニヤ」)を解放する演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で日本海上自衛隊の護衛艦はるさめと対海賊合同演習を行なった]
同日夕方までにバルト艦隊日本海上自衛隊の合同演習は完了しました。
[ロシア海軍バルト艦隊と日本海上自衛隊の合同演習は完了した]

日本との合同演習を行なっていた1月21日、「ヤロスラフ・ムードルイ」に随伴する海洋曳船「ヴィクトール・コネツキー」は、アデン湾で故障したニュージーランドヨットを助けました。
[ロシア海軍バルト艦隊艦船支隊はアデン湾でニュージーランドのヨットを助けた]

1月26日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は再びオマーンサラーラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンのサラーラ港を訪れた]
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1月29日にサラーラ港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンのサラーラ港を去った]

2月10日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は三度オマーンサラーラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは再びオマーンのサラーラ港を訪れた]

2月18日にサラーラ港を出航し、アデン湾へ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンを去り、アデン湾へ向かった]

2月26日には給油船「エリニヤ」から水と燃料を補給しました。

「ヤロスラフ・ムードルイ」は、当面の間はアデン湾で海賊対処任務へ従事します。

ロシア海軍黒海艦隊の早期警戒ヘリコプターKa-31Rはフリゲート"アドミラル・マカロフ"で発着艦訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2020年2月26日11時30分配信
【黒海艦隊海上航空隊の偵察ヘリコプターKa-31Rは艦の甲板での発艦及び着艦へ取り組んだ】

黒海艦隊対空防衛・海上航空隊偵察ヘリコプターKa-31R乗員は、黒海エリアにおいてフリゲート「アドミラル・マカロフ」の甲板での実地飛行を行なった。

飛行任務に沿ってヘリコプター乗員はフリゲートの乗組員と協同で、航行中及び投錨停泊中の艦の甲板での発艦及び着艦を実行する行動へ取り組んだ。

意図された任務遂行の枠組みでKa-31R乗員は、フリゲートの偵察監視所の要員と協同で情報の交換へ取り組んだ。

更に、艦の全ての航空複合システムの整然とした動作を点検する目的で、ヘリコプターの飛行を保障する艦内班の訓練を行なった。

訓練中にヘリコプターKa-31R乗員は、艦の甲板での発艦及び着艦を合計20回行なった。



電波位置測定巡視ヘリコプターKa-31は、対潜ヘリコプターKa-27の派生型である戦闘輸送ヘリコプターKa-29をベースにした早期警戒ヘリコプターです。

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元々は、ソ連海軍重航空巡洋艦「キエフ」型に搭載する為に開発されたのですが、試作機の初飛行は1987年になり、開発作業が進められている内にソ連邦は解体され、その後の財政難によりロシア海軍「キエフ」型は全て退役してしまいました。

除籍後の重航空巡洋艦「キエフ」(1993年9月)
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一方、ソ連/ロシア海軍「本格的な正規空母」である「アドミラル・クズネツォフ」型への搭載を目指して開発が進められていた固定翼早期警戒機Yak-44ソ連邦解体後に開発中止となりました。
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そこで、既に試作機が飛行し、ある程度開発が進んでいたものの、搭載艦が無くなってしまったKa-31「アドミラル・クズネツォフ」へ搭載される事になりました。
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Ka-31は、試作機が2機製造された後、外国向けに合計23機が製造されました(インド向けに14機、中国向けに9機)。

Ka-31試作1号機
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Ka-31試作2号機
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インド海軍Ka-31
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中国海軍Ka-31
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ロシア海軍には、長らく2機の試作機しか無かったのですが、2013年以降に量産機Ka-31Rが2機引き渡されました。
[ロシア海軍の為の早期警戒ヘリKa-31が発注される]

Ka-31R量産1号機
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Ka-31R量産2号機
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その後、地上用のKa-31SV試作機が2機製造され、シリアで運用試験が行なわれました。

Ka-31SV試作1号機
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Ka-31SV試作2号機
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シリアラタキアで飛行試験を行なうKa-31SV



そして今回、Ka-31R黒海艦隊フリゲート「アドミラル・マカロフ」(2017年12月27日就役)で発着艦訓練を行ないました。
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このKa-31Rは2019年12月に黒海艦隊へ引き渡された機体のようです。
『赤旗黒海艦隊情報リソース』より
【電波位置測定巡視ヘリコプターKa-31】

ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは空中戦闘訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年2月26日8時35分配信
【北方艦隊の艦上飛行士は空中戦闘戦術を仕上げた】

北方艦隊独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、飛行技術を維持し、空中戦闘戦術を仕上げる為、北極圏上空で練習-訓練飛行を行なった。

経験豊富な飛行士と若い飛行士が艦上戦闘機MiG-29K及びMiG-29KUBで空へ上がった。
彼らは、戦闘機の攻撃を回避し、更には、仮想敵の有人機及び無人機を迎撃し、撃破する空中戦闘戦術動作へ実地で取り組んだ。

空中戦闘実施動作の仕上げに加え、艦上戦闘機飛行士は、航法訓練及び戦闘機操縦技術を改善し、高度、速度、過負荷の全ての範囲における高等かつ複雑な旋回飛行を行なった。

飛行は日中に行なわれ、10名の飛行士が参加した。
4機の航空機が関わった。

飛行実施に先立ち、地上勤務員及び飛行訓練任務を保障する専門家により、航空機材の入念な準備、更には発着場の準備が行なわれた。




[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

艦上戦闘機Su-27KUB(Su-33UB)
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その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の購入契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板を模した艦上戦闘機発着艦訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
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2016年8月8日に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ初めて艦上戦闘機MiG-29KRが着艦した]

母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」には、MiG-29K/MiG-29KUBを運用する為の新たな慣性航法システムが装備されています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この遠征において「アドミラル・クズネツォフ」には、少なくとも4機のMiG-29K(機体番号41、46、47、49)と3機のMiG-29KUB(機体番号50、52、53)が搭載されていました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]

2016年11月13日には1機のMiG-29K「アドミラル・クズネツォフ」への着艦時に墜落しました。
機体は海中に没しましたが、パイロットは無事に救助されました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月15日からシリア領内のテロ組織への空爆を開始し、MiG-29K/MiG-29KUBも参加しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]

「アドミラル・クズネツォフ」の帰投後、空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けました。
[シリア軍事作戦へ参加したロシア海軍北方艦隊の空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けた]


この動画で6:04から登場する士官(キリール・エフゲニエヴィチ・レヴャキン大尉)は、MiG-29Kパイロット(第100独立艦上戦闘機航空連隊の飛行中隊長)です。
レヴャキン大尉は2016年8月に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦し、この前のシリア遠征では17回のフライト(発着艦)を行ないました。


現在、第100独立艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、艦上戦闘機Su-33と共にセヴェロモルスク-3飛行場へ駐留しています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは空中戦闘訓練を行なった]
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2018年4月10日には、Su-33と共にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空防衛訓練で「敵機役」を務めています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年6月8日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、発着艦訓練を行なう為、クリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはクリミア半島の発着艦訓練施設ニートカで訓練飛行を行なう]
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2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、クロンシュタット及びサンクトペテルブルクで行なわれた主要海軍パレードへ参加しました。
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第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、ムルマンスク州セヴェロモルスク-3飛行場に駐留し、訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは悪天候下で飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはコラ半島及びバレンツ海で戦闘飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは戦闘飛行訓練を行なった]

2019年9月25日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、再びクリミア半島艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで訓練を行なう]

10月11日からニートカでの着艦訓練を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで着艦訓練を行なった]

10月29日までに訓練は完了し、その後、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカでの訓練を完了した]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは夜間飛行訓練を行なった]


MiG-29K/KUB「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末から近代化改装工事が行なわれています。
2019年12月12日には火災事故が発生しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

ロシア海軍黒海艦隊の為の第4の新型哨戒艦セルゲイ・コトフは2020年9月に進水する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年2月24日3時13分配信
【警備艦「セルゲイ・コトフ」は(2020年)9月に進水する】
モスクワ、2月24日-ロシア通信社ノーボスチ

第4のプロジェクト22160警備艦「セルゲイ・コトフ」は9月に進水する。
『ロシア通信社ノーボスチ』『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』の代理人より伝えられた。

「セルゲイ・コトフは、2020年9月です」
対談者は、対応する質問に答え、こう話した。

彼は、このような艦の3隻目である「パーヴェル・デルジャーヴィン」が2019年に進水した事を想い起こした。
これに加え、2021年4月と2022年4月には、同プロジェクトの5番艦及び6番艦である「ヴィクトール・ヴェリキー」「ニコライ・シピャーギン」の進水が計画されている。

プロジェクト22160のトップ艦「ワシーリー・ブイコフ」は、2018年12月にロシア海軍へ受け入れられた。
最初の生産艦「ドミトリー・ロガチョフ」が2019年末に海軍へ加入した。

以前に国防省が伝えたように、プロジェクト22160艦『北方計画設計局』により設計された。
それは、海上経済圏の防護及び保護の為、更には護送及び対海賊活動の任務を果たし、捜索救助機能を遂行する為に意図されている。

この艦の排水量は約1700トン、自立航行期間は60日である。
それは30ノットの速力を発揮できる。
乗組員数は約80名である。
艦の航続距離は6000海里。
標準兵装として76mm砲、高射ミサイル複合体、機関銃が有る。
艦には、ヘリコプターKa-27PSの駐留能力が提供される。

遂行する任務に応じ、プロジェクト22160艦は、汎用・対艦ミサイル複合体、高射ミサイル複合体、電波電子戦闘手段、機雷兵器、遠隔操作水中機雷捜索複合体のモジュールを配置できる。



プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

現在建造中のプロジェクト20380/20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。

設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国『ゼレノドリスク造船所』です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】


プロジェクト22160哨戒艦の4番艦「セルゲイ・コトフ」は、2016年5月8日に起工されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の第4の新型哨戒艦セルゲイ・コトフは起工された]

その後、クリミア半島ケルチ市に在る『ゼレノドリスク造船所』の子会社造船工場『ザリフ』へ回航され、ここで建造が進められています。
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この動画で3:50辺りから写っている赤茶色の船体が「セルゲイ・コトフ」です。


「セルゲイ・コトフ」は2020年9月に進水し、2021年末までの就役が予定されています。


プロジェクト22160哨戒艦は、現在までに6隻が起工され、2隻が就役しています。

「ワシーリー・ブイコフ」Василий Быков(工場番号161)
2014年2月26日起工/2017年進水/2018年12月20日就役

「ドミトリー・ロガチョフ」Дмитрий Рогачёв(工場番号162)
2014年7月25日起工/2017年進水/2019年6月11日就役

「パーヴェル・デルジャーヴィン」Павел Державин(工場番号163)
2016年2月18日起工/2019年2月21日進水/2020年就役予定

「セルゲイ・コトフ」Сергей Котов(工場番号164)
2016年5月8日起工/2020年9月進水予定/2021年就役予定

「ヴィクトール・ヴェリキー」Виктор Великий(工場番号165)
2016年11月25日起工/2021年4月進水予定/2022年就役予定

「ニコライ・シピャーギン」Николай Сипягин(工場番号166)
2018年1月13日起工/2022年4月進水予定2023年就役予定


プロジェクト22160哨戒艦は6隻全てが黒海艦隊へ配備され、ノヴォロシースクに駐留します。
[ロシア海軍黒海艦隊の新ノヴォロシースク基地は60隻以上の艦船を収容できる]

ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻の建造契約は2020年4月末までに締結される

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『タス通信』より
2020年2月24日14時5分配信
【情報筋:ロシア連邦初の2隻のヘリコプター母艦の契約は(2020年)4月末までに署名される】
モスクワ、2月24日/タス通信

ロシア連邦国防省は、最初の2隻のロシア製汎用揚陸艦の建造契約への署名を4月末までに計画している。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「軍当局は4月末までに、クリミアの工場ザリフで起工される2隻の汎用揚陸艦の建造契約への署名を予定しております」
対談者は話した。
彼は付け加えた。
「海軍総司令部が形成した技術的課題の下で、この艦の技術的設計が準備されています」

情報提供者は、ヘリコプター母艦の起工は、大祖国戦争戦勝75周年に合わせ、5月初頭に計画されている事を指摘した。
彼は、予想される取り引きの金額は明らかにしなかった。

『タス通信』は、情報提供者から提示された情報を公式に確認していない。

『タス通信』造船分野の情報提供者より伝えられたように、自国海軍の為のこのクラスの新たな艦の排水量は25000トン、最大長は約220メートルになる。
1隻のロシア製汎用揚陸艦は20機以上の重ヘリコプターを搭載し、900名の海軍歩兵を移送でき、揚陸艇の為のドック室を得る。

(2020年)1月、ケルチ造船工場『ザリフ』広報サービスは、ロシア海軍の為のヘリコプター母艦を建造する技術的準備が整っている事を『タス通信』へ確認した。

[汎用揚陸艦について]
ヘリコプター母艦
とも呼ばれる汎用揚陸艦は、様々な用途の重ヘリコプターグループの搭載、数百名から1000名の海軍歩兵の移送が可能であり、装甲車両を運ぶの為のドックを装備する。
ロシア連邦及びソヴィエト社会主義共和国連邦は、このクラスの艦を建造していない。



2011年6月にロシアフランスへ2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)を発注し、「ウラジオストク」、「セヴァストーポリ」と命名された艦は2014年と2015年に引き渡される筈でしたが、フランスウクライナ情勢に関連して引き渡しを凍結しました。

2015年8月5日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンフランス大統領フランソワ・オランドは電話で会談し、「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の建造・供給契約の終了(破棄)を決定しました。
[ロシアとフランスはロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約を終了させた]

フランスロシアへ補償金として約9億5000万ユーロを支払い、2隻の「ミストラル」級に設置されたロシア製機器は全て取り外してロシアへ返却されました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約終了によりフランスはロシアへ9億4975万4849ユーロを支払う]
[ロシア海軍向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器は全てロシアへ到着した]
[ロシア向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器はロシア海軍へ引き渡される]

その後、2隻の「ミストラル」級エジプトへ売却されました。
(1番艦は「ガマール・アブドゥル=ナーセル」、2番艦は「アンワル・アッ=サーダート」と改名)

「ガマール・アブドゥル=ナーセル」(旧「ウラジオストク」):2016年6月2日にエジプト海軍へ引き渡し。
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「アンワル・アッ=サーダート」(旧「セヴァストーポリ」):2016年9月16日にエジプト海軍へ引き渡し。
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一方、ロシアは、以前からロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦(汎用ヘリコプター揚陸艦)の設計を進めており、2015年6月には、汎用ヘリコプター揚陸艦の概念設計案「ラヴィーナ」の詳細が公表されました。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]
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この概念設計案「ラヴィーナ」をベースにして、ロシア海軍向けとなる汎用ヘリコプター揚陸艦が設計され、実際に建造されることになります。
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]
[ロシア海軍の為の新たなヘリコプター揚陸艦の設計は進められている]
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の設計作業は進められている]

汎用ヘリコプター揚陸艦の為に新たな戦闘情報管理システムも開発されます。
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]


搭載機は、元々は「ミストラル」用に開発された艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」などになります。
[ロシア海軍の為の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランは4機のプロトタイプが製造された]


この他、ソ連時代に生産された戦闘輸送ヘリコプターKa-29も搭載されるようです。
Ka-29は1990年代以降は予備役として保管されていましたが、2016年から修復が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦上輸送戦闘ヘリコプターKa-29は飛行訓練を行なった]

「ロシア版ミストラル」の建造は『2018-2027年の国家軍備プログラム』の枠組みで開始される予定です。
[ロシア造船業界はロシア海軍の為の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造を開始する準備を整えている]

汎用ヘリコプター揚陸艦の機関は、ディーゼル/ガスタービン複合推進CODAG(COmbined Diesel And Gas turbine)になるようです。
これはディーゼルが巡航用、ガスタービンが増速用であり、ロシア海軍の新型艦では、プロジェクト22350フリゲートに採用されています。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]


新世代汎用揚陸艦の建造場所としては、以前にはサンクトペテルブルク『北方造船所』などが有力視されていましたが、2019年になって、クリミア半島ケルチ市造船工場『ザリフ』で建造する案が浮上してきました。
【造船工場『ザリフ』公式サイト】
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[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年5月にクリミア半島ケルチ市のザリフ造船所で起工される]
[ロシア海軍の為の2万5千トン級汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年5月にクリミア半島で起工される?]
[ロシア海軍の為の新たな汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年にケルチ(ザリフ造船所)で起工され、2025年と2026年に就役する]
[ロシア海軍の為の2万5千トン級汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年5月上旬(5月9日まで)にクリミア半島で起工される]

造船工場『ザリフ』も、ロシア海軍新世代汎用揚陸艦を建造する用意がある事を認めました。
[クリミア半島ケルチのザリフ造船所はロシア海軍の為の2万5千トン級汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)を建造する準備を整えている]

2隻の汎用揚陸艦の起工は、2020年5月9日の大祖国戦争勝利75周年記念日になるようです。
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は大祖国戦争勝利75周年記念日の2020年5月9日に起工される]

起工に先立つ建造契約の締結は、2020年4月末までに行なわれる予定です。


2隻の汎用揚陸艦の艦名は、以前にはロシア向け「ミストラル」型に命名されていた「セヴァストーポリ」「ウラジオストク」になるようです。
[ロシア海軍の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)はセヴァストーポリ、ウラジオストクと命名される]

以前、セヴァストーポリ市の要望に応え、汎用ヘリコプター揚陸艦の1番艦は「セヴァストーポリ」と命名されると報じられているので、2番艦が「ウラジオストク」になるようです。
[ウラジオストクとセヴァストーポリの名はロシア海軍の将来ヘリコプター揚陸艦へ与えられる]
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の1番艦はセヴァストーポリと命名される]

ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ヴェルホトゥリエは2020年3月にオーバーホールを開始する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年2月20日15時59分配信
【水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」は3月にドックへ入る】

2020年3月、プロジェクト667BDRM(コード名「デリフィン」)戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」は修理の為にドックへの設置が計画されている。
この情報は、『第82艦船修理工場』の買付文書に記載されている。


この買付データによると、『第82艦船修理工場』浮きドックPD-0002への「ヴェルホトゥリエ」の設置は3月に予定されている。
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特に、潜水艦機雷-魚雷発射管の修復が計画されている。
技術課題で述べられているように、作業中に魚雷発射管の管内部表面の保護材が交換され、防波シートの開閉機構の検査、魚雷装填装置の修復などが行なわれる。

作業は、2020年~2020年の北方艦隊艦船のドック修理作業実施に関し、ロシア連邦国防省『第82艦船修理工場』が2019年12月28日に締結した国家契約第2022187301131432209025360号の枠組みで行なわれる。

分野の情報筋が『Mil.Press FlotProm』へ話したように、「ヴェルホトゥリエ」は、プロジェクト667BDRM「デリフィン」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦の最も古い代表である。
「2019年には、潜水艦を艦隊から除籍するかもしれないという情報が出てきました。
ですが、プロジェクト955Aボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルの引き渡し時期が延期され、これに代わるものは未だ無い為、巡洋艦は更に勤務する事になりました」

彼は話した。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
K-51「ヴェルホトゥリエ」
プロジェクト667BDRM「デリフィン」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦は、第2世代原子力潜水艦に属する。
1981年2月23日に「ソヴィエト連邦共産党第26回大会記念」の名でセヴェロドヴィンスク『セヴマシュプレドプリャーチェ』で起工された。
1984年3月7日に進水し、同年に潜水艦海軍へ受け入れられた。
1999年2月9日、「ヴェルホトゥリエ」に改名された。



プロジェクト667BDRM「デリフィン」戦略用途ロケット水中巡洋艦(デルタIV級)の1番艦K-51「ソヴィエト連邦共産党第26回大会記念」は、セヴェロドヴィンスク造船所『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で1981年2月23日に起工されました。

1984年3月7日に進水し、翌1984年6月12日に原子炉が起動されました。

1984年8月から12月に掛けて、岸壁係留試験、工場航行試験、国家試験が行なわれ、この間に弾道ミサイルR-29RMの発射試験が計8回行なわれました。
最初の6回は1発のみの発射でしたが、12月19日の7回目の試射では2発、12月26日の8回目の試射では4発を同時に発射しました。

1984年12月30日に海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にソ連海軍へ就役しました。

1985年1月1日に母港となるオレニヤ湾へ到着し、3月4日に赤旗北方艦隊第3潜水艦小艦隊第13潜水艦師団へ編入されました。
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1985年7月26日に弾道ミサイル2発を水中から発射しました。

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1985年8月から9月に掛けて遠距離航海を行ない、北緯82度線に到達しました。

1986年8月末から9月末に掛けて遠距離航海を行ない、東経87度線に到達しました。

更に1986年には弾道ミサイルR-29RMの最終試験に従事し、R-29RMは同年に軍備採用されました。

1987年8月7日に弾道ミサイル1発を水中から発射しました。

1987年9月2日から29日まで北極海遠征を行ない、この間の9月15日には結氷海域に浮上して弾道ミサイル2発を発射しました。

1989年2月15日から4月26日まで戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ないました。

1990年秋から冬に戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ないました。

1991年夏に戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ないました。

1992年6月3日付で戦略用途原子力水中巡洋艦に変更されました。

1992年6月11付で「ソヴィエト連邦共産党第26回大会記念」の名前は抹消されました。

1992年夏に戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ないました。

1993年3月1日、オーバーホールと近代化改装の為、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航されました。
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1999年3月28日付で「ヴェルホトゥリエ」と命名されました。

1999年11月18日から航行試験を開始し、12月17日に一旦完了しました。

1999年12月25日、近代化改装を終えた「ヴェルホトゥリエ」ロシア海軍へ引き渡されました。

2000年6月14日から22日まで航行試験を行ない、7月8日にヤーゲリナヤ湾ガジエヴォ基地へ到着しました。
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2000年9月1日付で赤旗北方艦隊第3潜水艦小艦隊第31潜水艦師団へ転属しました。

2001年6月5日にバレンツ海弾道ミサイルを発射しました。

2003年春に戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ないました。

2005年春に戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ないました。

2006年夏~秋に戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ない、この間に北方艦隊太平洋艦隊の戦略演習へ参加しました。

2010年8月23日、第2次近代化改装の為、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航されました。
[デルタIV級戦略原潜「ヴェルホトゥリエ」は2010年に定期修理を行なう]

2012年3月に再進水しました。
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエは造船台を出た]

2012年11月から航海試験を開始しました。
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエは修理後の試験の為に出航した]

2012年12月30日にロシア海軍へ引き渡されました。
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエはロシア海軍へ復帰した]


既に艦齢は35年になる「ヴェルホトゥリエ」ですが、後継となる「ボレイ-A」型の就役が遅れている為、2020年3月からロスリャコヴォ『第82艦船修理工場』の浮きドックへ入り、オーバーホールが行なわれます。
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新型海洋曳船セルゲイ・バルクはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された

2020年2月21日、プロジェクト23470海洋曳船の1番船「セルゲイ・バルク」はロシア連邦海軍へ就役しました。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2020年2月21日14時23分配信
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
【新たな海洋曳船「セルゲイ・バルク」は黒海艦隊の一員として受け入れられた】

本日(1月21日)、黒海艦隊主要基地セヴァストーポリ市で、海洋曳船「セルゲイ・バルク」補助艦隊支援船支隊の一員として受け入れられた。

聖アンドレイ旗の掲揚が始まる前、艦隊司令部、曳船の乗組員、製造工場の代表、黒海艦隊の退役将兵及び聖職者が参加する清めの儀式が行なわれた。
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艦隊へ加わった後、船の乗組員には海上への出航準備の点検が控えており、その後、曳船は計画戦闘訓練任務を遂行する。

[参照]
海洋曳船「セルゲイ・バルク」
黒海艦隊の為に建造されたプロジェクト23470のトップ船である。
それは、氷上及び澄んだ水上での船、浮揚物体及び建造物の海上曳航、港湾海域での艦船の先導、海上での護衛作戦実施の為に意図されている。

船上に在る特殊機器のお陰により、「セルゲイ・バルク」は、水上物体の様々な種類の火災を消火する為の操作を実行できる。



プロジェクト23470海洋曳船の1番船「セルゲイ・バルク」は、2014年10月30日にロシア内陸部ヤロスラヴリ造船工場で起工され、2016年12月27日に進水しました。
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2018年7月末にヤロスラヴリから内陸水路経由でセヴァストーポリへ回航され、最終艤装が行なわれました。
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2019年8月初頭から航行試験が始まりました。
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そして2020年2月21日にセヴァストーポリ聖アンドレイ旗初掲揚式典(就役式典)が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
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プロジェクト23470海洋曳船は、現在までに3隻が起工されています。

2番船「アンドレイ・ステパノフ」は2015年7月23日に起工され、2017年6月29日に進水しました。
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3番船「カピタン・ナイデン」は2016年に起工され、2019年11月28日に進水しました。
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今後、4番船「カピタン・セルゲーエフ」も起工されます。

ロシア海軍の為のヘリコプター発着練習船の建造は再開された

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年1月20日18時3分配信
【海上航空隊の為の練習「ヘリコプター母艦」の建造は再開された】

ゴロジェッツ『造船-造修営団』は、海軍の為のプロジェクト14400海上特殊船の建造を再開した。
『Mil.Press FlotProm』は2名の事情に通じた(造船)分野の情報提供者より伝えられた。


海上航空隊の為の練習「ヘリコプター母艦」の建造の一時停止は、昨年3月に伝えられた。
対談者によると、作業は2019年10月に再開された。

遅延は、設計局、中央設計局『バルト船舶設計』、造船所『造船-造修営団』の特異な連携、更には設計文書の完全な一式の欠如により説明される。

2018年9月、設計局の主任設計者マクシム・ヴォロスニコフは、『造船-造修営団』が2019年半ばに船の文書を受け取ると表明した。
2019年、設計局と工場は修正を続けた。
同社は公式なコメントを出さなかった。

プロジェクトには一連の変化を被った。
例えば、推進複合体噴水推進装置スクリューに替えられた。
設計社と発注主は更に、電波航法機器システムについても同意したと情報提供者の1人は『Mil.Press FlotProm』へ話した。

プロジェクト14400船の作成は、海上航空隊、特に艦上ヘリコプターのパイロットの訓練形式を更新する大規模な作業の構成要素である。
出版物によると、船は、エイスク海軍海上航空隊第859戦闘適応・飛行再訓練センターの為に意図されている。
その流体動力学特性は、アゾフ海タガンログ湾エリアに対応している。
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対応するコンセプトの開発には、フライトシミュレーターを専門とする科学技術サービスセンター『ディナーミカ』が従事している。
このテーマに関連する試験設計作業は、試験設計作業「ラズゴーン」により実施されていると他の対談者は付け加えた。
プロジェクト14400船は、試験設計作業「ラズゴーン-海軍」の枠組みにより起工された。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
プロジェクト14400海上特殊船
は、航空艦でのヘリコプターKa-27/29/31の着艦及び発艦の為の飛行要員の技量の習熟を含む艦上ヘリコプター乗員の訓練の為に意図されている。

その満載排水量は842トン、最大長66.9メートル、最大幅12.7メートル、吃水線までの吃水は2.1メートル。
船の最大速力は12ノット、燃料満載での航続距離は500海里、食料及び真水を補充した際の自立航行期間は2日。

設計社は中央設計局『バルト船舶設計』である。
草案設計は2014年、技術設計は2015年に用意された。
船の建造契約は2017年に署名された。
発注はクルイロフ国立研究センターにより出された。

船は造船所『造船-造修営団』で2018年6月28日に起工された。
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「ヘリコプター母艦」は、2019年7月に国家試験へ入る予定だった。



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プロジェクト14400海上特殊船は、艦載ヘリコプターの発着訓練を行なう為の船です。
2018年6月28日にロシア内陸部ニジニ・ノヴゴロド州ゴロジェッツ市『造船-造修営団』で起工されました。
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プロジェクト14400海上特殊船は、クラスノダール州エイスクにあるロシア海軍飛行試験訓練センターの近くの海上でヘリコプターの発着訓練を行なう為「だけ」に建造されます。
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2018年6月に起工されたものの、その後、建造工事は中断し、2019年末に再開されました。

現在の所、ロシア海軍の水上艦でヘリコプターを大量に搭載できるのは、近代化改装中の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」くらいしか無く、それ以外は大抵1機か、多くても2機(プロジェクト1155大型対潜艦)か3機(プロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦)程度ですが、2020年5月9日には新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻が起工されます。
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は大祖国戦争勝利75周年記念日の2020年5月9日に起工される]

ロシア海軍の為の新たなボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻の建造契約は2020年8月に締結される

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『タス通信』より
2020年2月21日19時55分配信
【情報筋:(ロシア)国防省と『統合造船業営団』は8月に更なる2隻の潜水艦「ボレイ-A」の契約へ署名する】
モスクワ、2月21日/タス通信

ロシア軍当局は(今年)8月に『統合造船業営団』海軍の為の更なる2隻の戦略用途ロケット水中巡洋艦プロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)の契約を締結する。
『タス通信』は金曜日に防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「8月のフォーラム『アルミヤ-2020』において、海軍の為の更なる2隻の水中ロケット艦ボレイ-Aの建造契約へ署名する決定が採択されました。
契約条件の下で、双方の艦の起工は『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)で2021年に行なわれ、現行の2027年までの国家軍備プログラムの枠組みにおいて建造されます」

対談者は話した。

情報提供者は、潜水艦は、「ボレイ」級潜水艦としては9隻目および10隻目となる事を想い起こした。

現在、ロシア海軍の一員として、3隻の基本プロジェクト955「ボレイ」潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」、「アレクサンドル・ネフスキー」、「ウラジーミル・モノマーフ」が戦闘当直に就いており、改善プロジェクト955A「ボレイ-A」のトップ「クニャージ・ウラジーミル」は国家試験を完了し、海軍への引き渡しの準備が進められている。
更に4隻の「ボレイ-A」潜水艦(「クニャージ・オレグ」、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」、「インペラートル・アレクサンドルIII」、「クニャージ・ポジャールスキー」)が起工され、様々な建造段階に在る。

潜水艦「ボレイ」及び「ボレイ-A」海洋工学中央設計局『ルビーン』により開発され、これらは16基のミサイル「ブラヴァー」を搭載でき、口径533mm魚雷発射管を装備する。
軍当局によると、「ボレイ-A」は、低騒音、より良い操艦システム、深度維持システム、そして更には改善された兵器管制システムという点で基礎プロジェクト潜水艦とは異なる。



プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦シリーズは、計8隻が起工され、このうち3隻が就役済みです。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]
就役後の動向が公表される事は滅多に在りませんが、最近では、2019年8月24日に弾道ミサイル「ブラヴァー」を発射しています。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦トゥーラ及びユーリー・ドルゴルーキーは弾道ミサイルを発射した]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2015年9月30日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しています。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]

3番艦K-551「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]
2016年9月26日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]

太平洋艦隊の2隻も就役後の動向が公表される事は滅多に在りませんが、2019年10月初頭には2隻で対戦方式の戦闘訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦アレクサンドル・ネフスキーとウラジーミル・モノマーフとはカムチャツカ沖で『対決』した]


4番艦からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、その1番艦K-549「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工され、2017年11月17日に進水し、2019年末に洋上試験を完了しました。
[ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2020年3月下旬にロシア海軍へ就役する]
就役は2020年3月に予定されており、北方艦隊へ配備されます。

5番艦(「ボレイ-A」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]
就役は2020年頃に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。

6番艦(「ボレイ-A」級としては3隻目)「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜は起工された]
就役は2021年頃に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。

7番艦(「ボレイ-A」級としては4隻目)「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は2015年12月18日に起工されました。
[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]
就役は2022年頃に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。

8番艦(「ボレイ-A」級としては5隻目)「クニャージ・ポジャールスキー」は2016年12月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第4世代戦略原潜ボレイ級最終艦クニャージ・ポジャールスキーは起工された]
就役は2023年頃に予定されており、北方艦隊へ配備されます。

955「ボレイ」955A「ボレイ-A」は、セイルや艦尾の形状が異なっています。
(上が「ボレイ」、下が「ボレイ-A」)
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当初は「クニャージ・ポジャールスキー」を以ってプロジェクト955A「ボレイ-A」の建造は終了し、その後は、更なる改良型であるプロジェクト955B「ボレイ-B」が少なくとも4隻建造される計画でした。
[新型戦略原潜ボレイ-Bの1番艦は2026年にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、「ボレイ-B」は、費用対効果の面で満足の行くものとはなりませんでした。
[ロシア海軍の新型戦略原子力水中巡洋艦ボレイ-Bの設計作業は進められている]

その後、「ボレイ-B」の代わりに「ボレイ-A」を追加建造するという話が出てきました。
[ロシア海軍の為にボレイ-A戦略用途原子力水中巡洋艦2隻が追加建造される]
[ロシア海軍の第4世代戦略原子力潜水艦ボレイ級シリーズは10隻に増加する]

その後更に、「ボレイ-A」追加建造に代わる新たな構想として、有翼ミサイル搭載型の「ボレイ-K」が出てきました。
[ロシア海軍の為に2隻の巡航ミサイル原子力潜水艦ボレイ-Kが建造される?]

話は二転三転し、結局、「ボレイ-A」を2隻追加建造する事になりました。
[ロシア海軍の為の新たなボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻の建造契約は2020年に締結される]

「ボレイ-A」2隻の建造契約は、2020年8月にモスクワ州愛国者公園で開催される軍事機器展示会『アルミヤ-2020』の会場で締結されます。
この2隻(9番艦と10番艦)の起工は2021年になるようです。

なお、「ボレイ」シリーズと同じ第4世代の多目的原子力潜水艦「ヤーセン」シリーズは、2019年6月に開催された軍事機器展示会『アルミヤ-2019』の会場で2隻の追加建造契約が締結されており、2020年5月9日の起工が予定されています。
[ロシア海軍のヤーセン-M原子力水中巡洋艦2隻は2020~2021年に起工される]

ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で洋上試験を続ける

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年2月20日14時15分配信
【フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は試験を続ける為にバレンツ海へ出航した】

本日(2月20日)、プロジェクト22350フリゲート「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、試験プログラムを続ける為にバレンツ海へ出航した。

北方艦隊の戦闘訓練射爆場で、新たなフリゲートは、操艦、システム及びメカニズムの点検へ取り組む。

この日、艦の乗組員は、航空隊との連携へ取り組む。
フリゲートの電波工学手段の上空飛行は、北方艦隊航空・防空軍の4機の航空機Su-24により行なわれる。

以前、バレンツ海エリアでフリゲートは、海上および沿岸目標への砲射撃を実施し、試験プログラムの他の一連の要素へ取り組んだ。
白海では、フリゲートミサイル兵器複合体の試験が行なわれた。
艦の乗組員は、アルハンゲリスク州戦闘射爆場「チジャ」へ設置された沿岸標的への有翼ミサイル「カリブル」の射撃を実施し、白海に位置する海上標的への有翼ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の射撃を実施した。

[参照]
フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」
の試験は白海で(2019年)11月20日に始まった。
それは幾つかの段階が実施された。

全ての複合国家航行試験の完了後、艦の受領証書へ署名され、ロシア海軍へ受け入れられる。
フリゲートは、北方艦隊水上艦連合部隊の1つに編入される。

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」『北方計画設計局』により設計され、サンクトペテルブルク造船工場『北方造船所』で建造された。

(2019年)10月に艦は、航行試験及び国家試験を完了する為にバルト海から白海への艦隊間移動を行なった。
12月初頭にフリゲートの乗組員はセヴェロドヴィンスクからセヴェロモルスクへの基地間移動を行なった。

プロジェクト22350フリゲートは、水上、空中、水中の敵への効果的な対処、更には1500キロメートル以上離れた地上及び沿岸の施設へ打撃を与える事が可能な多機能戦闘艦である。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2009年11月26日に起工されました。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦「カサトノフ海軍元帥」起工]

起工から約5年後の2014年12月12日に進水しました。

[ロシア海軍の新型フリゲート(大型警備艦)アドミラル・フロータ・カサトノフは進水した]

『北方造船所』は、2016年1月13日の時点で「アドミラル・カサトノフ」の完成度は81パーセントと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"は81パーセント完成している]

2016年6月下旬、「アドミラル・カサトノフ」「主要打撃複合体」が設置されました。
[建造中のロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"へ汎用打撃ミサイル発射機が設置された]
これは、有翼ミサイル「オーニクス」「カリブル」汎用ミサイル垂直発射機3S-14UKSKを指しています。

その後も艤装工事は進められ、2018年2月初頭の時点では完成度98パーセントでした。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート2番艦アドミラル・フロータ・カサトノフは98パーセント完成している]


2018年12月21日、「アドミラル・カサトノフ」は、洋上試験の最初の段階である工場航行試験を開始する為、造船所の岸壁を離れました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは洋上試験を開始した]


フィンランド湾における工場航行試験の第1段階を終えた「アドミラル・カサトノフ」は、2019年1月9日にサンクトペテルブルクへ戻りました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは最初の洋上試験を完了した]
最初の航行試験は、フィンランド湾が結氷していた為、速力は26ノットまでしか出さなかったようです。
(プロジェクト22350フリゲートの最大速力は29ノット)

2019年4月21日、「アドミラル・カサトノフ」は2回目の工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は2回目の洋上試験を開始した]

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その後、大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)の勝利74周年の祝賀行事へ参加する為、一時バルチースクへ戻りました。

「アドミラル・カサトノフ」は5月9日の戦勝記念日をバルチースク軍港で祝いました。

その後、洋上試験を続ける為、再びバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"とコルベット"グレミャーシチー"はバルト海で洋上試験を続ける]

その後、物資補充の為に一旦バルチースクへ戻り、5月29日に出航しました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で洋上試験を行なっている]

6月4日には、同じくバルト海で洋上試験中のプロジェクト23130中型海洋給油船「アカデミック・パシン」から洋上給油を受けました。
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[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンはバルト海で最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

6月20日までに洋上試験の第2段階は終了し、建造元の『北方造船所』へ戻りました。
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[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"は洋上試験の第2段階を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]

「アドミラル・カサトノフ」は、2019年7月10日~14日にサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロンIMDS-2019で展示されました。
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そしてサンクトペテルブルクで7月28日に行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】


8月23日、「アドミラル・カサトノフ」は洋上試験を再開する為に出航しました。

[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は洋上試験を再開した]

その後もバルト海で試験は続けられ、9月20日にはバルト艦隊航空隊航空機を目標にしたレーダーの動作試験が行なわれ、翌9月21日には、130mm砲A-192及び30mm高射機関砲「パラシ」の射撃試験が実施されました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で射撃試験を実施した]

バルト海で試験試験を行なっていた「アドミラル・カサトノフ」でしたが、10月上旬にバルト海を出て北方へ向かい、10月中旬に白海へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は試験の為に白海へ到着した]

その後、白海での洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方海域での洋上試験の準備を進めている]

その後、一旦白海海軍基地へ戻った後、11月20日に白海での洋上試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で洋上試験を行なっている]

11月25日にはヘリコプターの着艦試験が行なわれました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海でヘリコプターの発着試験を行なった]

その後、一旦白海海軍基地へ戻り、11月27日に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で兵装の試験を行なう]

11月29日、白海「アドミラル・カサトノフ」は、汎用垂直発射機3S-14から有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)超音速対艦ミサイル「オーニクス」を同時に発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で対艦ミサイル"オーニクス"と"カリブル"を同時に発射した]

12月1日(ロシア連邦軍の新年度の初日)、今度は白海からチジャ射爆場の地上目標へ有翼ミサイル「カリブル」(対地型)を発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で地上目標へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
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12月8日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスク泊地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスクへ到着した]

12月18日、「アドミラル・カサトノフ」は、再び試験の為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海へ出航した]

試験後に一旦基地へ戻った後、12月24日に再びバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は兵装試験の為にバレンツ海へ出航した]

しかし、バレンツ海は悪天候の為、予定された試験は一部しか実行できておらず、兵装の射撃試験などは天候回復まで延期される事になりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は悪天候下のバレンツ海で洋上試験を行なっている]

「アドミラル・カサトノフ」は、2019年12月末にロシア海軍への引き渡しが予定されていましたが、洋上試験が全て完了しなかった為、2020年に延期される事になりました。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]

年が明けた2020年1月11日、「アドミラル・カサトノフ」は、残りの洋上試験を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で最終洋上試験を再開した]

1月14日には沿岸目標へ130mm砲を発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で沿岸への艦砲射撃を行なった]

2月3日には高射ミサイル「ポリメント-リドゥート」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"を発射した]

2月9日には電波電子戦闘複合体による電波妨害の試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で電波電子妨害試験を行なった]

2月11日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスクへ帰投した]

2月14日、130mm砲A-192及び30mm高射機関砲「パラシ」の射撃試験などを行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で砲撃試験を行なう]

射撃試験実施後、一旦セヴェロモルスクへ戻り、2月20日に再び出航しました。

全ての試験を終えた後、「アドミラル・カサトノフ」ロシア海軍への引き渡しの準備を始めます。

「アドミラル・カサトノフ」ロシア海軍への引き渡しは、今年の第一四半期(1月~3月)、おそらくは3月になるようです。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2020年3月にロシア海軍へ就役する]

ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は限定的なものとなる

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年2月20日13時28分配信
【情報筋:「ピョートル・ヴェリキー」の近代化のボリュームは減らされる】

プロジェクト11442(コード名「オルラーン」)重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の近代化は、主動力装置の修理及び更新に重点を置いて実施される。
『Mil.Press FLOT 』は、分野の状況に精通した情報提供者より伝えられた。


彼によると、他の作業は、資金供給を含む一連の要因により、著しく制限されるだろう。

艦と、そのシステムを考慮すれば、大規模な近代化の実行は、一連の試験-設計作業及び多額の資金が必要となると対談者は付け加えた。
同時に、「ピョートル・ヴェリキー」は、同型の「アドミラル・ナヒーモフ」と比べると、保管状態に在るわけでは無く、遥かに良好な状態に在り、主動力装置の修理後、長期に渡って使用できる。

他の分野の情報筋は、艦の完全な近代化にはケーブル線の再敷設の他に、著しい量の電気設備据付工事が必要になると『Mil.Press FLOT 』へ伝えた。
「この艦や、他の古い巡洋艦において最も問題となるものの1つは、乾燥し、崩れた絶縁の状態です」
彼は話した。
「他の弱点は、総合艦内システムの状態であり、それは、適時の整備と交換、例えば保護に大きく依存します」

このプロジェクト1144艦の船体は、かなり耐久力が有り、適時のドック修理が行なわれた場合、半世紀は使えると対談者は纏めた。

2020年2月、37歳のプロジェクト1164(コード名「アトラント」)ロケット巡洋艦「モスクワ」は、大掛かりな近代化を受けない事が知られるようになった。

[問題の経緯]
「ピョートル・ヴェリキー」
の近代化は、2020年の開始が計画されていた。
艦の作業には、3年半から5年は掛かるだろう。
2017年、『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは、北方艦隊旗艦が修理へ送られるのは「まさしく」同型艦「アドミラル・ナヒーモフ」の作業完了と同時になると言った。

2018年、「ピョートル・ヴェリキー」の修理は「ナヒーモフ」の作業が完了するまでに始まるとメディアは伝えた。。
後者は、国防次官アレクセイ・クリヴォルチコによると、2022年末に海軍への引き渡しが計画されている。
2014年以来、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化は50パーセント進捗しているとクリヴォルチコは2019年9月に言った。

[『Mil.Press FLOT 』参照]
「ピョートル・ヴェリキー」
は、プロジェクト1144(11442)コード名「オルラーン」重原子力ロケット巡洋艦シリーズの第4にして最後である。
それは1986年4月25日に「ユーリー・アンドロポフ」の名で『バルト工場』において起工され、1989年4月25日に進水した。
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艦は、1998年に「ピョートル・ヴェリキー」の名で海軍へ加わった。

2019年秋、巡洋艦プロジェクト23130中型海洋給油船「アカデミック・パシン」の試験へ参加した。
以後、北方艦隊旗艦の長期の出航についての情報は現れていない。

「アドミラル・ナヒーモフ」は、「オルラーン」シリーズの3番艦である。
1997年からは保管状態に在った。
その修理及び近代化の契約は、生産合同『セヴマシュ』と軍により2013年に署名された。
2014年、巡洋艦は同社の貯水池へ移動し、2016年に艦の機器は取り外された。
作業完了時期は、何度も延期された。
2019年春、『セヴマシュ』広報サービスは、「アドミラル・ナヒーモフ」が2020年に試験へ入ると確言した。
その後、近代化の完了は2021年に、次いで2022年末に延期された。

他の防衛産業の情報提供者によると、「オルラーン」の近代化中にプロジェクト11442艦は、(現用の「グラニート」に代わり)新たなミサイル「オーニクス」「カリブル」、そして極超音速の「ツィルコン」への再装備が計画されている。
更に艦は、最新の高射ミサイル複合体、通信システム、航法システム、生活保障システム、その他の設置が予定されている。



ロシア北方艦隊旗艦ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、2019年4月18日に就役21周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは就役21周年を迎えた]

2019年4月にはバレンツ海ノルウェー海で演習を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは洋上演習を終えて母港へ帰投した]

2019年10月には、新型給油船「アカデミック・パシン」の洋上試験に参加し、同船から洋上補給を受けました。
[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンはバレンツ海で重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーへの洋上補給を行なった]


今後、「ピョートル・ヴェリキー」は近代化改装が予定されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備するかもしれない]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年に始まる]

以前には、「ピョートル・ヴェリキー」の近代化改装は、同型艦「アドミラル・ナヒーモフ」と同様の大規模なものが想定されていましたが、最近では、機関などの限定的なものとなる可能性が高いようです。

「アドミラル・ナヒーモフ」の大規模な近代化改装には500億ルーブルの費用が掛かりますが、この金額でプロジェクト22350フリゲートなら2隻は建造できます。

ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"と大型揚陸艦コロリョーフは大西洋へ向かった

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年2月19日10時43分配信
【コルベット「ストイーキー」と大型揚陸艦「コロリョーフ」は大西洋へ進路を取った】

2月19日・水曜日、コルベット「ストイーキー」と大型揚陸艦「コロリョーフ」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は遠距離航海へ向かった。
軍当局の広報サービスが伝えたように、艦は大西洋へ進路を取った。


ロシア連邦国防省の代理人は、艦にはバルト艦隊海軍歩兵連合部隊からの対テログループが乗っている事を指摘した。

航海中に支隊は、標準装備の対潜手段及び艦上ヘリコプターKa-27の助力による仮想敵潜水艦捜索、仮想敵からの仮想航空打撃及びミサイル打撃を撃退するといった一連の任務を遂行する。
これに加え、艦の乗組員は、小型砲及び射撃武器により海上標的を撃破する。

艦内に居る海軍歩兵部隊は、無防備の泊地への停泊及び海峡ゾーンを越える際の仮想テロリストによる艦への攻撃を撃退する対テロ訓練を実施する。

「ストイーキー」プロジェクト20380コルベットであり、2014年7月から勤務に就いている。
艦の全長は100メートルを超え、排水量は2220トンになる。
それは4000海里までの距離の航行を行なう事が出来る。
兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、魚雷の強力な弾薬庫、電波位置測定兵装及び電波電子兵装、大口径機関砲及び擲弾装置である。

「コロリョーフ」プロジェクト775M大型揚陸艦であり、1992年から勤務に就いている。
艦内には、増強された戦車中隊:12両の戦車或いは17両の歩兵戦闘車もしくは戦闘輸送車両、更には250名の揚陸隊員を載せる事が可能である。
自立航行期間は6ヶ月である。



プロジェクト20380コルベットの4番艦「ストイーキー」(545)は2006年11月10日に起工され、2012年5月30日に進水し、2014年7月18日に納入され、7月27日に正式に就役しました。
[コルベット「ストイーキー」は2ヶ月遅れでロシア海軍へ引き渡された]

2016年夏以降は、度々北大西洋(北海)へ進出しています。

2016年6月には同型艦「ボイキー」(532、2013年5月16日就役)と共に北海へ進出しました。
(2016年6月中旬にバルチースクを出航し、7月5日に帰港)
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット2隻は北海から戻ってきた]

2018年6月中旬にも同型艦「ボイキー」と共に北大西洋へ進出し、7月上旬に帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ボイキー"と"ストイーキー"は北大西洋遠征を終えた]

2018年10月22日、同型艦「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)と共に北大西洋への航海へ出発し、11月13日に母港バルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット"ソーブラジテルヌイ"と"ストイーキー"は北大西洋遠征から戻ってきた]

2019年6月25日、同型艦「ボイキー」と共に北大西洋への航海へ出発し、7月8日に母港バルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ボイキー"と"ストイーキー"は北海での演習を終えてバルチースクへ帰投した]

2019年8月にはバルト海で行なわれたロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[バルト海のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』(2019年8月)]


プロジェクト775M大型揚陸艦「コロリョーフ」(130、1992年1月5日就役)は、これまでに2回地中海東部へ派遣され、黒海沿岸シリアを往航する貨物輸送任務(シリア・エクスプレス)に就いています。

1回目:2015年5月20日にバルチースクを出航、2016年1月23日に帰投。
計10回のシリアへの輸送任務を遂行。
[ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフは地中海任務(シリア・エクスプレス)を終えて母港バルチースクへ戻った]

2回目:2016年11月頃に出航、2017年5月7日に帰投。
計5回のシリアへの輸送任務を遂行。
[ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフはシリア沖から母港バルチースクへ帰投した]

「コロリョーフ」も、2019年8月のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。


そして2020年2月19日、「ストイーキー」「コロリョーフ」バルチースクを出航し、大西洋へ向かいました。

ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワのオーバーホールは2020年6月までに完了し、2030年頃まで現役に留まる

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年2月18日18時14分配信
【巡洋艦「モスクワ」は大掛かりな近代化する事無く2020年末まで使われる】

プロジェクト1164(コード名「アトラント」)親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、更に少なくとも10年は使われる:黒海艦隊旗艦の運用期間は延長された。
『Mil.Press FLOT』は、この分野の2名の情報提供者による情報を伝える。


37歳の艦は、セヴァストーポリ『第13艦船修理工場』で、航行準備の回復を伴う修理を行なっている。
現在、同社の専門技術者は「モスクワ」のドック入りの準備を行なっていると造船分野の情報提供者は伝えた。

巡洋艦の修理及び技術的準備状態の回復の完了は、2020年の第二四半期(4月~6月)に計画されている。
修理の主な重点は、ガス発生器、減速装置、燃料装置、航行用ガスタービンエンジンの排出口、そしてガスタービン動力装置の他の要素を含む主動力装置に置かれている。

2019年6月5日、巡洋艦は、動力装置の航行試験を行なう為、2016年以来初めて海へ出た。
次の出航は2019年12月に計画されていたが、その後、計画は修正された。

同型艦「マルシャル・ウスチーノフ」のような『ズヴェズドーチカ』における「モスクワ」の大規模な近代化の話は、未だ無い:資金が無い。
然るべき決定は、後に採択されるかもしれない。

多くの古いシステムを交換するか、現用のものを近代化する事は、巡洋艦にとって非常に必要な事であると分野の情報筋は『Mil.Press FLOT』へ話した。
「例えば、最新の火災警報器は、モスクワには全く有りません」
彼は不安を表明した。
海軍軍事研修研修センターは、2011年にはこの問題へ注意を向け、その近代化の枠組みにおける巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」への新たなシステムを設置を提案した。
他の「アトラント」「モスクワ」「ワリャーグ」は、未だ火災の安全性の部分においては非常に脆弱である。

巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の近代化の技術的課題において、艦への火災警報器の装備は提示されていなかった。
2013年12月、当時、国家院(下院)防衛委員会のトップの職務に従事していたウラジーミル・コモエドフ提督は海軍総司令部より伝えられた。
火災探知システムの欠如は巡洋艦の生存性に大きく影響し、それは現代艦のステイタスに対応できない事は注目される。
『Mil.Press FLOT』の記者と専門家が2018年に明らかにしたように、プロジェクト1164巡洋艦への最新の火災警報システムの設置というアイデアは、北方計画設計局により支持された。

「モスクワ」の勤務期間の更なる延長は、理にかなわないだろう。
何しろ、2030年には「モスクワ」は47歳になるのだから。
この勤務期間は、1969年から勤務に就いていたプロジェクト01090警備艦「スメトリーヴイ」に匹敵する。
海軍から除籍された後、「スメトリーヴイ」は博物館となるかもしれない。

[『Mil.Press FlotProm 』参照]
「モスクワ」
は、プロジェクト1164「アトラント」ロケット巡洋艦のトップである。
1983年に「スラヴァ」の名前で運用へ入った。
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1996年、後援者としてモスクワ市庁が現れ、それに改名された。

プロジェクト「アトラント」巡洋艦の排水量は11380トン、全長186メートル、最大幅20.8メートル。
艦は34ノットまでの速力を発揮できる。
乗組員は510名。
巡洋艦の主な打撃兵装は、ミサイルP-1000「ヴルカーン」の16基の発射装置である。
これに加え、砲、対空防衛ミサイル手段、高射ミサイル複合体「オサー-M」、魚雷発射管及び深海爆撃の為の反応装置を装備する。

2015年後半、巡洋艦は、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊を率い、その対空防衛手段でシリアロシア航空基地フマイミーンをカバーした。
この戦闘勤務は2016年1月に完了した。



黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(1983年1月30日就役)は、2015年までは何度も長期航海を行なっていました。
[ロシア海軍黒海艦隊の艦船は2015年に総計50万海里以上を航行した]

2015年1月1日の時点では、太平洋遠征(ニューギニア沖まで進出)から戻る途中であり、オマーンで新年を迎えました。
[ロケット巡洋艦モスクワ遠距離航海(2014年9月-2015年1月)]

2015年5月には中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』へ参加しています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

2015年6月には、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]

2015年6月下旬から8月初頭まで大西洋へ進出し、アンゴラ赤道ギニアを訪問しています。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-)]

2015年9月24日にセヴァストーポリを出航して地中海東部(シリア沖)へ向かい、2016年1月9日に帰港しました。

[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシリアからセヴァストーポリへ帰港した]

2016年5月21日から7月16日までセヴァストーポリ第13艦船修理工場浮きドックへ入渠しました。
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2016年7月22日、視察のためにセヴァストーポリを訪れたロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将によりナヒーモフ勲章が授与されました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはナヒーモフ勲章を授与された]


2016年7月31日、2017年7月30日、2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、セヴァストーポリの観艦式へ参加しました。


「モスクワ」は、2018年から近代化改装の開始が予定されていましたが、実行には移されませんでした。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは2018年からセヴァストーポリで近代化改装を行なう]

ただし、「モスクワ」の近代化改装自体は断念されていません。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワの近代化改装は断念される?]
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワの近代化改装は断念されていない]

結局、まずセヴァストーポリ『第13艦船修理工場』「モスクワ」の修理を行なう事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはセヴァストーポリで修理を行なう]

その後、セヴェロドヴィンスクへ移動して近代化改装を行なう事も考慮されているようですが、未だ最終決定は下されていません。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワの今後に関する最終決定は下されていない]
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワの近代化改装は2020年代初頭に延期される]


2019年6月5日、「モスクワ」セヴァストーポリを出航し、黒海へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは3年ぶりに出航した]

2019年7月28日の「ロシア海軍の日」には、セヴァストーポリの観艦式へ参加しました。
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その後、セヴァストーポリで機関の修理を行ないました。

2019年12月4日、他の黒海艦隊所属艦と共に、緊急出航などの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは緊急出航訓練を行なった]

「モスクワ」のオーバーホールは、2020年6月までに完了する見込みです。

今回のオーバーホールにより「モスクワ」の寿命は10年間延長され、2020年代末まで現役に留まる事が可能となります。
ただし、予算の都合により、以前に予定されていた大規模な近代化改装は実行に移される可能性は無さそうです。

2020年代末に再び「モスクワ」の寿命が延長される可能性もゼロに近く、同艦は2030年頃には退役する事になるようです。

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンを去り、アデン湾へ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2020年2月18日17時11分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はオマーンへの業務寄港プログラムを完了した】

遠距離航海任務を遂行している警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」乗組員は、本日(2月18日)、サラーラ港(オマーン)への業務寄港を完了し、アデン湾へ出航した。
艦は、支援船給油船「エリニヤ」救助曳船「ヴィクトール・コネツキー」が待つ指定海域へ進路を取った。

港への停泊時に乗組員は、燃料、水、食料の在庫を指定基準まで補充した。
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、救助曳船「ヴィクトール・コネツキー」、給油船「エリニヤ」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、遠距離計画下でインド洋における対海賊活動を続ける。

計画遠距離航海任務を遂行しているバルト艦隊艦船支隊は、2019年10月1日に軍港バルチースク市を去り、インド洋へ進路を取った。
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」ロシア-インド演習『インドラ-2019』海上部門中華人民共和国及びイランとの3ヶ国演習『海上安全の帯-2019』、対海賊へ指向されるロシア-日本演習へ参加した。



バルト艦隊プロジェクト11540警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年7月24日就役)は、2019年7月24日に就役10周年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは就役10周年を迎えた]

これまでに何度もインド洋へ行った事のある「ヤロスラフ・ムードルイ」ですが、今度はインド海軍との合同演習『インドラ-2019』へ参加する事になり、10月1日にバルチースクを出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインドへ向かった]

「ヤロスラフ・ムードルイ」に随伴する支援船は、この2隻です。

プロジェクト745MBS海洋曳船「ヴィクトール・コネツキー」(2014年1月14日就役)
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プロジェクト160中型海洋給油船「エリニヤ」(1968年6月就役)
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「ヤロスラフ・ムードルイ」随伴船は、10月5日に北海へ入りました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは北海へ入った]

10月7日までにラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、ビスケー湾へ出ました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは英仏海峡を通過した]

10月11日までにジブラルタル海峡の通過を完了し、地中海へ入りました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ入った]

10月13日に地中海西部海域で給油船からの洋上補給を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年10月13日13時54分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は地中海で物資を補充した】

10月21日にキプロスリマソール港へ入港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスのリマソール港へ入港した]

10月25日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを去った]

10月28日にシリアタルトゥース港へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはシリアを訪れた]

11月初頭には地中海東部の演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を実施した]

11月5日にギリシャピレウス港を訪れました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはギリシャのピレウス港を訪れた]

11月8日にピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはギリシャを去った]

その後、地中海東部で演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海で演習を行なった]

11月16日に再びシリアタルトゥース港へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはシリアのタルトゥース港へ入港した]

その後、再びキプロスリマソール港を訪れ、11月25日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは再びキプロスのリマソール港を訪れた]

「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、11月27日までにスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

12月2日には紅海からアデン湾を通過してアラビア海へ向かう3隻の民間船の護衛を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で民間船団を護衛する]

12月5日に民間船の護衛を完了し(つまりアラビア海へ到達した)、インドへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾を通過する民間船団の護衛を完了した]

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12月10日にインド東岸マルマガオ(パナジ)へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインドへ到着した]

12月10日から15日までマルマガオへ滞在した後、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、12月16日からインド海軍との合同演習『インドラ-2019』を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド海軍との合同演習『インドラ-2019』を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド海軍との合同演習『インドラ-2019』で砲撃訓練を行なった]

合同演習は12月19日に完了し、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、イランチャーバハール港へ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド海軍との合同演習を終えてイランへ向かった]

12月27日にチャーバハール港へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド洋北部でイラン海軍及び中国海軍と合同演習を行なう]

翌12月28日、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船インド洋北部へ出航し、イラン海軍及び中国海軍の艦との合同演習『海上安全の帯-2019』を開始しました。
[ロシア・イラン・中国海軍合同演習はインド洋北部で始まった]

合同演習は12月30日に完了し、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船イランを去りました。

1月4日~7日にオマーンサラーラ港へ寄港し、物資を補充しました。

1月9日、「ヤロスラフ・ムードルイ」アデン湾を西方向(紅海)へ通過するロシア民間船団の護送を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾を通過する民間船団を護送する]

アデン湾民間船団を護送した後、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、日本海上自衛隊護衛艦「はるさめ」(1997年3月24日就役)と合同演習を行なう為に合流しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは2020年1月下旬にアデン湾で日本海上自衛隊との合同演習へ参加する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアラビア海で日本海上自衛隊の護衛艦はるさめと合同演習を行なう]
無論、「ヤロスラフ・ムードルイ」日本との合同演習へ参加するのは、今回が初めてとなります。

1月21日、「ヤロスラフ・ムードルイ」「はるさめ」は、海賊に乗っ取られたという想定下の船(給油船「エリニヤ」)を解放する演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で日本海上自衛隊の護衛艦はるさめと対海賊合同演習を行なった]
同日夕方までにバルト艦隊日本海上自衛隊の合同演習は完了しました。
[ロシア海軍バルト艦隊と日本海上自衛隊の合同演習は完了した]

日本との合同演習を行なっていた1月21日、「ヤロスラフ・ムードルイ」に随伴する海洋曳船「ヴィクトール・コネツキー」は、アデン湾で故障したニュージーランドヨットを助けました。
[ロシア海軍バルト艦隊艦船支隊はアデン湾でニュージーランドのヨットを助けた]

1月26日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は再びオマーンサラーラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンのサラーラ港を訪れた]
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1月29日にサラーラ港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンのサラーラ港を去った]

2月10日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は三度オマーンサラーラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは再びオマーンのサラーラ港を訪れた]

2月18日にサラーラ港を出航し、アデン湾へ向かいました。

「ヤロスラフ・ムードルイ」は、当面の間はアデン湾で海賊対処任務へ従事します。

ロシア海軍黒海艦隊から除籍された大型対潜艦ケルチは2021年に解体される

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『タス通信』より
2020年2月18日配信
【大型対潜艦「ケルチ」の解体の開始は2021年に計画されている】
モスクワ、2月18日/タス通信

以前には黒海艦隊の一員だったプロジェクト1134B/BF(コード名「ベルクト-B」)大型対潜艦「ケルチ」の解体は、2021年に開始できる。
『タス通信』は火曜日にクリミアの造船分野の情報提供者より伝えられた。

「主要な作業は2021年に計画されております」
対談者は話した。

以前、この前の土曜日に艦で海軍旗降納式典が行なわれた事が伝えられた。
これは、海軍からの除籍を意味する。

大型対潜艦「ケルチ」は、プロジェクト1134B/BFの最後の艦であった。
それは、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」の修理期間中に黒海艦隊の旗艦の役割を準備していたが、2014年11月4日の機関区画の火災で艦尾を損傷した事により運命は変わった。
2015年に国防省委員会は、「ケルチ」を艦隊の戦闘編制から除外し、予備役にする事を決定した。
これは、黒海艦隊に在籍する最後の大型対潜艦であった。



プロジェクト1134B「ベルクト-B」大型対潜艦「ケルチ」は、1971年4月30日に黒海沿岸のニコラエフ市61コムーナ記念造船工場で起工され、1972年7月21日に進水し、1974年12月25日に就役しました。
[カーラ級ミサイル巡洋艦「ケルチ」就役35周年]
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就役後は、度々地中海へ進出しました。

1985年から1988年までセヴァストーポリで修理を行ない、この時に新開発の3次元レーダー「ポドべレゾヴィク」を試験的に装備しました。
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ソ連邦解体直後の1992年2月4日から16日まで地中海へ進出しました。
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1994年4月27日から1997年6月12日まで黒海艦隊旗艦を務めました。
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2005年1月~9月にノヴォロシースクでオーバーホールを行ないました。
[ノヴォロシースクのカーラ型ミサイル巡洋艦「ケルチ」(2005年)]

2009年11月25日にセヴァストーポリを出航する「ケルチ」


2011年6月、黒海へ入ってきたアメリカ合衆国海軍ミサイル巡洋艦CG-61「モンテレー」を約2週間に渡り追跡・監視したのが「ケルチ」の最後の外洋での活動となりました。
(その後も、セヴァストーポリで毎年実施される黒海艦隊の観艦式には参加していましたが)
[最後のカーラ級ミサイル巡洋艦ケルチ近影(2012年6月)]

大型対潜艦「ケルチ」艦内(2011年7月)


しかし、ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」のオーバーホールに伴い、同艦の代わりの黒海艦隊旗艦として復帰する事になり、修理が開始されました。
[最後のカーラ級ミサイル巡洋艦ケルチは2015年からロシア黒海艦隊旗艦となる]
[ロシア黒海艦隊の大型対潜艦ケルチは2015年末までに修理を終える]

その修理作業の最中の2014年11月4日に火災が発生しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の大型対潜艦ケルチで火災が発生した]

この火災により、機関室付近が燃えてしまいました。
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その後、修理を続けるのか、或いは修理を断念して除籍、解体するのかを決める為、浮きドックへ入渠して損傷個所の調査が行なわれました。
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その結果、機関室付近の損傷が激しく(機関室周辺のケーブル線などは全焼)、修理するのは高く付く事になり、艦齢40年の「ケルチ」には、そこまでする価値は無いという結論に達し、一転して解体される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊のカーラ級ミサイル巡洋艦ケルチは解体される]

2020年2月15日、ロシア海軍旗降納式典が開催され、正式に除籍されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型対潜艦ケルチは除籍された]
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「ケルチ」の解体作業は2021年に行なわれる予定です。

ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦オジンツォボは造船所の岸壁で係留試験を開始した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年2月17日17時20分配信
【小型ロケット艦「オジンツォボ」は係留試験を開始した】

サンクトペテルブルク造船工場『ペラ』で建造されたプロジェクト22800小型ロケット艦「オジンツォボ」は係留試験を開始し、その中で一連の生活保障システム、電波航法システム、主動力装置、通信システムの動作を点検する。

艦の工場航行試験は、今年4月の開始が予定されている。

小型ロケット艦「オジンツォボ」は、高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」が設置される最初のプロジェクト22800の最初の生産艦である。
艦の排水量-800トン、船体長-67メートル、幅-11メートル。
速力-30ノット、航行距離-2500海里、自立航行期間-15日。
小型ロケット艦の動力装置は国内製である。
それは、3基のディーゼルM-507D-1と3基のディーゼル発電機DGAS-315が含まれる。



プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の3番艦「シクヴァル」は、2016年7月29日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。
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[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シクヴァルは起工された]

「シクヴァル」は2018年5月5日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の3番艦シクヴァルは進水した]

その後、「シクヴァル」「オジンツォボ」と改名されました。
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今回の記事でも触れられていますが、「オジンツォボ」は、プロジェクト22800小型ロケット艦で最初に高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」を装備します。
(1番艦と2番艦はAK-630M 6連装30mm機関砲2基)
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当初、「オジンツォボ」は、2019年9月末に造船所の岸壁で係留試験を開始し、2019年12月から洋上試験を開始する予定でした。
[ロシア海軍のカラクルト級小型ロケット艦3番艦シクヴァル改めオジンツォボは2019年9月末に係留試験を開始する]
[高射複合体パーンツィリ-Mを装備するカラクルト級小型ロケット艦3番艦シクヴァル改めオジンツォボは洋上試験の準備を進めている]

しかし、試験は予定よりも遅れ、結局、係留試験の開始は2020年2月17日にずれ込みました。

これに伴い、洋上試験(工場航行試験)の開始も2020年4月にずれ込む事になりました。

「オジンツォボ」ロシア海軍への引き渡しは2020年末までに予定されており、先に就役した2隻~「ムィティシ」及び「ソヴィェツク」と同様にバルト艦隊へ配備されます。

ロシア海軍黒海艦隊の大型対潜艦ケルチは除籍された

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『タス通信』より
2020年2月17日配信
【大型対潜艦「ケルチ」は黒海艦隊から除籍された】
タス通信、2月17日

近年は黒海艦隊の予備役となっていたプロジェクト1134B/BF(コード名「ベルクト-B」)大型対潜艦「ケルチ」は、海軍から除籍された。
『タス通信』は月曜日にクリミアの法執行機関の情報提供者より伝えられた。

「大型対潜艦の海軍旗降納式典は、この前の土曜日に行なわれました。
今、同艦は国防省の軍用資産のカテゴリーへ移され、廃棄を待っています」

彼は話した。

大型対潜艦「ケルチ」は、プロジェクト1134B/BFの最後の艦であった。
それは、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」の修理期間中に黒海艦隊の旗艦の役割を準備していたが、2014年11月4日の機関区画の火災で艦尾を損傷した事により運命は変わった。
2015年に国防省委員会は、「ケルチ」を艦隊の戦闘編制から除外し、予備役にする事を決定した。
これは、黒海艦隊に在籍する最後の大型対潜艦であった。

ソヴィエト社会主義共和国連邦及びロシア連邦海軍において、大型対潜艦「ケルチ」は45年間勤務した。



プロジェクト1134B「ベルクト-B」大型対潜艦「ケルチ」は、1971年4月30日に黒海沿岸のニコラエフ市61コムーナ記念造船工場で起工され、1972年7月21日に進水し、1974年12月25日に就役しました。
[カーラ級ミサイル巡洋艦「ケルチ」就役35周年]

就役後は、度々地中海へ進出しました。

1985年から1988年までセヴァストーポリで修理を行ない、この時に新開発の3次元レーダー「ポドべレゾヴィク」を試験的に装備しました。
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ソ連邦解体直後の1992年2月4日から16日まで地中海へ進出しました。
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1994年4月27日から1997年6月12日まで黒海艦隊旗艦を務めました。
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2005年1月~9月にノヴォロシースクでオーバーホールを行ないました。
[ノヴォロシースクのカーラ型ミサイル巡洋艦「ケルチ」(2005年)]

2009年11月25日にセヴァストーポリを出航する「ケルチ」


2011年6月、黒海へ入ってきたアメリカ合衆国海軍ミサイル巡洋艦CG-61「モンテレー」を約2週間に渡り追跡・監視したのが「ケルチ」の最後の外洋での活動となりました。
(その後も、セヴァストーポリで毎年実施される黒海艦隊の観艦式には参加していましたが)
[最後のカーラ級ミサイル巡洋艦ケルチ近影(2012年6月)]

大型対潜艦「ケルチ」艦内(2011年7月)


しかし、ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」のオーバーホールに伴い、同艦の代わりの黒海艦隊旗艦として復帰する事になり、修理が開始されました。
[最後のカーラ級ミサイル巡洋艦ケルチは2015年からロシア黒海艦隊旗艦となる]
[ロシア黒海艦隊の大型対潜艦ケルチは2015年末までに修理を終える]

その修理作業の最中の2014年11月4日に火災が発生しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の大型対潜艦ケルチで火災が発生した]

この火災により、機関室付近が燃えてしまいました。
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その後、修理を続けるのか、或いは修理を断念して除籍、解体するのかを決める為、浮きドックへ入渠して損傷個所の調査が行なわれました。
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その結果、機関室付近の損傷が激しく(機関室周辺のケーブル線などは全焼)、修理するのは高く付く事になり、艦齢40年の「ケルチ」には、そこまでする価値は無いという結論に達し、一転して解体される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊のカーラ級ミサイル巡洋艦ケルチは解体される]

2020年2月15日、ロシア海軍旗降納式典が開催され、正式に除籍されました。
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今後、「ケルチ」は解体される事になります。

プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2020年3月にロシア海軍へ就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年2月17日4時54分配信
【フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は第一四半期に(ロシア)海軍へ引き渡される】
モスクワ、2月17日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト22350フリゲートの最初の生産艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、今年の第一四半期(1月~3月)にロシア海軍へ引き渡される。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフより伝えられた。
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フリゲート北方艦隊で国家航行試験を行ない、一連の試験の後、2月11日にセヴェロモルスクへ到着した。
以前、バレンツ海において艦の乗組員は、電波電子戦闘複合体によるパッシブ妨害及び欺瞞目標の設定に取り組んだ。

「試験の次の段階は、およそ1週間に渡って続き、その後で艦は海軍への御引き渡しを準備いたします。
これは、第一四半期になります」
ラフマノフ
は話した。

北方艦隊広報サービスが伝えたように、試験の主な重点は、艦載対空防衛複合体に置かれる。
先週、フリゲート高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」、更には電波工学システムの試験を成功裏に実施した。
フリゲートの上空飛行は、北方艦隊航空・防空軍連合航空部隊航空機Su-24及びAn-26の乗員により、様々な高度及び距離で行なわれた。

北方艦隊におけるフリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」の試験は白海で(2019年)11月20日に始まった。
それは幾つかの段階が実施された。
有翼ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の沿岸及び海上標的への射撃を伴うフリゲートミサイル兵器複合体の試験が行なわれた。

全ての複合国家航行試験の完了後、艦の受領証書へ署名され、ロシア海軍へ受け入れられる。
フリゲートは、北方艦隊水上艦連合部隊の1つに編入される。

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」『北方計画設計局』により設計され、サンクトペテルブルク造船工場『北方造船所』で建造された。
1等フリゲート・プロジェクト22350は、水上、空中、水中の敵への効果的な対処、更には1500キロメートル以上離れた地上及び沿岸の施設へ打撃を与える事が可能な多機能戦闘艦である。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2009年11月26日に起工されました。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦「カサトノフ海軍元帥」起工]

起工から約5年後の2014年12月12日に進水しました。

[ロシア海軍の新型フリゲート(大型警備艦)アドミラル・フロータ・カサトノフは進水した]

『北方造船所』は、2016年1月13日の時点で「アドミラル・カサトノフ」の完成度は81パーセントと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"は81パーセント完成している]

2016年6月下旬、「アドミラル・カサトノフ」「主要打撃複合体」が設置されました。
[建造中のロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"へ汎用打撃ミサイル発射機が設置された]
これは、有翼ミサイル「オーニクス」「カリブル」汎用ミサイル垂直発射機3S-14UKSKを指しています。

その後も艤装工事は進められ、2018年2月初頭の時点では完成度98パーセントでした。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート2番艦アドミラル・フロータ・カサトノフは98パーセント完成している]


2018年12月21日、「アドミラル・カサトノフ」は、洋上試験の最初の段階である工場航行試験を開始する為、造船所の岸壁を離れました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは洋上試験を開始した]


フィンランド湾における工場航行試験の第1段階を終えた「アドミラル・カサトノフ」は、2019年1月9日にサンクトペテルブルクへ戻りました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは最初の洋上試験を完了した]
最初の航行試験は、フィンランド湾が結氷していた為、速力は26ノットまでしか出さなかったようです。
(プロジェクト22350フリゲートの最大速力は29ノット)

2019年4月21日、「アドミラル・カサトノフ」は2回目の工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は2回目の洋上試験を開始した]

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その後、大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)の勝利74周年の祝賀行事へ参加する為、一時バルチースクへ戻りました。

「アドミラル・カサトノフ」は5月9日の戦勝記念日をバルチースク軍港で祝いました。

その後、洋上試験を続ける為、再びバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"とコルベット"グレミャーシチー"はバルト海で洋上試験を続ける]

その後、物資補充の為に一旦バルチースクへ戻り、5月29日に出航しました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で洋上試験を行なっている]

6月4日には、同じくバルト海で洋上試験中のプロジェクト23130中型海洋給油船「アカデミック・パシン」から洋上給油を受けました。
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[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンはバルト海で最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

6月20日までに洋上試験の第2段階は終了し、建造元の『北方造船所』へ戻りました。
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[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"は洋上試験の第2段階を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]

「アドミラル・カサトノフ」は、2019年7月10日~14日にサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロンIMDS-2019で展示されました。
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そしてサンクトペテルブルクで7月28日に行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】


8月23日、「アドミラル・カサトノフ」は洋上試験を再開する為に出航しました。

[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は洋上試験を再開した]

その後もバルト海で試験は続けられ、9月20日にはバルト艦隊航空隊航空機を目標にしたレーダーの動作試験が行なわれ、翌9月21日には、130mm砲A-192及び30mm高射機関砲「パラシ」の射撃試験が実施されました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で射撃試験を実施した]

バルト海で試験試験を行なっていた「アドミラル・カサトノフ」でしたが、10月上旬にバルト海を出て北方へ向かい、10月中旬に白海へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は試験の為に白海へ到着した]

その後、白海での洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方海域での洋上試験の準備を進めている]

その後、一旦白海海軍基地へ戻った後、11月20日に白海での洋上試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で洋上試験を行なっている]

11月25日にはヘリコプターの着艦試験が行なわれました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海でヘリコプターの発着試験を行なった]

その後、一旦白海海軍基地へ戻り、11月27日に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で兵装の試験を行なう]

11月29日、白海「アドミラル・カサトノフ」は、汎用垂直発射機3S-14から有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)超音速対艦ミサイル「オーニクス」を同時に発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で対艦ミサイル"オーニクス"と"カリブル"を同時に発射した]

12月1日(ロシア連邦軍の新年度の初日)、今度は白海からチジャ射爆場の地上目標へ有翼ミサイル「カリブル」(対地型)を発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で地上目標へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
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12月8日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスク泊地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスクへ到着した]

12月18日、「アドミラル・カサトノフ」は、再び試験の為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海へ出航した]

試験後に一旦基地へ戻った後、12月24日に再びバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は兵装試験の為にバレンツ海へ出航した]

しかし、バレンツ海は悪天候の為、予定された試験は一部しか実行できておらず、兵装の射撃試験などは天候回復まで延期される事になりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は悪天候下のバレンツ海で洋上試験を行なっている]

「アドミラル・カサトノフ」は、2019年12月末にロシア海軍への引き渡しが予定されていましたが、洋上試験が全て完了しなかった為、2020年に延期される事になりました。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]

年が明けた2020年1月11日、「アドミラル・カサトノフ」は、残りの洋上試験を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で最終洋上試験を再開した]

1月14日には沿岸目標へ130mm砲を発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で沿岸への艦砲射撃を行なった]

2月3日には高射ミサイル「ポリメント-リドゥート」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"を発射した]

2月9日には電波電子戦闘複合体による電波妨害の試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で電波電子妨害試験を行なった]

2月11日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスクへ帰投した]

2月14日、130mm砲A-192及び30mm高射機関砲「パラシ」の射撃試験などを行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で砲撃試験を行なう]

洋上試験を全て終えた後、「アドミラル・カサトノフ」ロシア海軍への引き渡しの準備を始めます。

今回、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、「アドミラル・カサトノフ」ロシア海軍への引き渡しは、今年の第一四半期(1月~3月)になると言いましたが、おそらくは3月になるでしょう。

ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で砲撃試験を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年2月14日17時23分配信
【フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は砲射撃試験を実施する為にバレンツ海へ出航した】

北方艦隊で国家航行試験を実施しているプロジェクト22350フリゲートの最初の生産艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、海上目標への砲射撃試験を実施する為にセヴェロモルスク基地からバレンツ海へ出航した。

北方艦隊の戦闘訓練射爆場で、艦は海上盾砲装置A-192からの射撃を、更には速射高射砲複合体「パラシ」からの射撃を実施する。

射撃実施後、フリゲートは、試験の次の段階の準備の為にセヴェロモルスクへ入る。

以前、艦はバレンツ海において電波電子戦闘複合体の点検を行ない、更には高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」電波工学システムの試験を成功裏に実施した。
フリゲートの上空飛行は、北方艦隊航空・防空軍連合航空部隊航空機Su-24及びAn-26の乗員により、様々な高度及び距離で行なわれた。

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」の試験は白海で(2019年)11月20日に始まった。
それは幾つかの段階が実施された。
有翼ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の射撃を伴うフリゲートミサイル兵器複合体の試験が行なわれた。

昨年12月初頭、フリゲートの乗組員はセヴェロドヴィンスクからセヴェロモルスクへの基地間移動を実施し、バレンツ海で一連の試験を実施した。
特に船員は、航空隊及び潜水艦との連携、電波工学兵装及び水中音響複合体の試験へ取り組んだ。

全ての複合国家航行試験の完了後、艦の受領証書へ署名され、ロシア海軍へ受け入れられる。
フリゲートは、北方艦隊水上艦連合部隊の1つに編入される。

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」『北方計画設計局』により設計され、サンクトペテルブルク造船工場『北方造船所』で建造された。

(2019年)10月に艦は、航行試験及び国家試験を完了する為にバルト海から白海への艦隊間移動を行なった。
12月初頭にフリゲートの乗組員はセヴェロドヴィンスクからセヴェロモルスクへの基地間移動を行なった。

プロジェクト22350フリゲートは、水上、空中、水中の敵への効果的な対処、更には1500キロメートル以上離れた地上及び沿岸の施設へ打撃を与える事が可能な多機能戦闘艦である。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2009年11月26日に起工されました。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦「カサトノフ海軍元帥」起工]

起工から約5年後の2014年12月12日に進水しました。

[ロシア海軍の新型フリゲート(大型警備艦)アドミラル・フロータ・カサトノフは進水した]

『北方造船所』は、2016年1月13日の時点で「アドミラル・カサトノフ」の完成度は81パーセントと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"は81パーセント完成している]

2016年6月下旬、「アドミラル・カサトノフ」「主要打撃複合体」が設置されました。
[建造中のロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"へ汎用打撃ミサイル発射機が設置された]
これは、有翼ミサイル「オーニクス」「カリブル」汎用ミサイル垂直発射機3S-14UKSKを指しています。

その後も艤装工事は進められ、2018年2月初頭の時点では完成度98パーセントでした。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート2番艦アドミラル・フロータ・カサトノフは98パーセント完成している]


2018年12月21日、「アドミラル・カサトノフ」は、洋上試験の最初の段階である工場航行試験を開始する為、造船所の岸壁を離れました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは洋上試験を開始した]


フィンランド湾における工場航行試験の第1段階を終えた「アドミラル・カサトノフ」は、2019年1月9日にサンクトペテルブルクへ戻りました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは最初の洋上試験を完了した]
最初の航行試験は、フィンランド湾が結氷していた為、速力は26ノットまでしか出さなかったようです。
(プロジェクト22350フリゲートの最大速力は29ノット)

2019年4月21日、「アドミラル・カサトノフ」は2回目の工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は2回目の洋上試験を開始した]

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その後、大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)の勝利74周年の祝賀行事へ参加する為、一時バルチースクへ戻りました。

「アドミラル・カサトノフ」は5月9日の戦勝記念日をバルチースク軍港で祝いました。

その後、洋上試験を続ける為、再びバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"とコルベット"グレミャーシチー"はバルト海で洋上試験を続ける]

その後、物資補充の為に一旦バルチースクへ戻り、5月29日に出航しました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で洋上試験を行なっている]

6月4日には、同じくバルト海で洋上試験中のプロジェクト23130中型海洋給油船「アカデミック・パシン」から洋上給油を受けました。
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[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンはバルト海で最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

6月20日までに洋上試験の第2段階は終了し、建造元の『北方造船所』へ戻りました。
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[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"は洋上試験の第2段階を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]

「アドミラル・カサトノフ」は、2019年7月10日~14日にサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロンIMDS-2019で展示されました。
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そしてサンクトペテルブルクで7月28日に行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】


8月23日、「アドミラル・カサトノフ」は洋上試験を再開する為に出航しました。

[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は洋上試験を再開した]

その後もバルト海で試験は続けられ、9月20日にはバルト艦隊航空隊航空機を目標にしたレーダーの動作試験が行なわれ、翌9月21日には、130mm砲A-192及び30mm高射機関砲「パラシ」の射撃試験が実施されました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で射撃試験を実施した]

バルト海で試験試験を行なっていた「アドミラル・カサトノフ」でしたが、10月上旬にバルト海を出て北方へ向かい、10月中旬に白海へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は試験の為に白海へ到着した]

その後、白海での洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方海域での洋上試験の準備を進めている]

その後、一旦白海海軍基地へ戻った後、11月20日に白海での洋上試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で洋上試験を行なっている]

11月25日にはヘリコプターの着艦試験が行なわれました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海でヘリコプターの発着試験を行なった]

その後、一旦白海海軍基地へ戻り、11月27日に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で兵装の試験を行なう]

11月29日、白海「アドミラル・カサトノフ」は、汎用垂直発射機3S-14から有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)超音速対艦ミサイル「オーニクス」を同時に発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で対艦ミサイル"オーニクス"と"カリブル"を同時に発射した]

12月1日(ロシア連邦軍の新年度の初日)、今度は白海からチジャ射爆場の地上目標へ有翼ミサイル「カリブル」(対地型)を発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で地上目標へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
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12月8日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスク泊地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスクへ到着した]

12月18日、「アドミラル・カサトノフ」は、再び試験の為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海へ出航した]

試験後に一旦基地へ戻った後、12月24日に再びバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は兵装試験の為にバレンツ海へ出航した]

しかし、バレンツ海は悪天候の為、予定された試験は一部しか実行できておらず、兵装の射撃試験などは天候回復まで延期される事になりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は悪天候下のバレンツ海で洋上試験を行なっている]

「アドミラル・カサトノフ」は、2019年12月末にロシア海軍への引き渡しが予定されていましたが、洋上試験が全て完了しなかった為、2020年に延期される事になりました。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]

年が明けた2020年1月11日、「アドミラル・カサトノフ」は、残りの洋上試験を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で最終洋上試験を再開した]

1月14日には沿岸目標へ130mm砲を発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で沿岸への艦砲射撃を行なった]

2月3日には高射ミサイル「ポリメント-リドゥート」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"を発射した]

2月9日には電波電子戦闘複合体による電波妨害の試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で電波電子妨害試験を行なった]

2月11日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスクへ帰投した]

そして2月14日、130mm砲A-192及び30mm高射機関砲「パラシ」の射撃試験を行なう為、バレンツ海へ出航しました。

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはセヴァストーポリで記念艦として保管される

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『タス通信』より
2020年2月14日配信
【50年以上黒海艦隊で勤務している艦はセヴァストーポリの博物館への転換が計画されている】
セヴァストーポリ、2月14日/タス通信

50年以上に渡り黒海艦隊の一員だった警備艦「スメトリーヴイ」は、セヴァストーポリで博物館となる事が計画されている。
『タス通信』は、連邦院(上院)メンバーの元黒海艦隊副司令官ワレーリー・クリコフ中将より伝えられた。
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「警備艦スメトリーヴイは、50年以上に渡り海軍の一員として勤務しました。
最近まで同艦は黒海艦隊の一員として任務を遂行しておりましたが、現時点では、既に編制から除かれております。
このシリーズの艦は、艦の構造が世界で最も美しいものの1つと見られております。
加えて、これらは『歌うフリゲート』と呼ばれておりました。
最初のガスタービン装置が設置され、しかもそれは航空機であり、艦が動く時に異様な音を出しました」

上院議員は話した。

彼は、この艦が海軍の日(7月の最終日曜日に迎える)に博物館となる事が計画されており、黒海艦隊の主要基地セヴァストーポリの為の浮かぶ記念日となると説明した。

黒海艦隊副司令官(軍事及び政治活動担当)イーゴリ・クロチュキン少将は、市の中心部のアルトブーフタへ艦博物館を設置する選択肢が検討されていると報道陣へ話した。
「各々の海洋都市、特に艦隊の『首都』は、このような博物館~艦博物館を有しております。例えばクロンシュタットとか。
ですが、企画は単純では無く、それは深い検討が必要です。
艦が設置された場合、それは、この場所の飾りとなるのみならず、市の財産として市民やゲストを呼び込むものとなるでしょう」

彼は付け加えた。

セヴァストーポリの記念と栄光の年の地域管理局を率いる知事代行ミハイル・ラズヴォザエフは、前日の管理局会議で、「スメトリーヴイ」は5月9日の戦勝記念日までに艦博物館として開設するという希望を表明した。

「スメトリーヴイ」は1967年に進水し、1968年に黒海艦隊の艦のリストへ含まれた。
艦は4460トンの排水量と144メートルの全長を有する。
兵装:対艦ミサイルKh-35「ウラン」、砲装置AK-726、高射ミサイル複合体「ヴォルナ」(ミサイル16基)、5連装533mm魚雷発射管、2基の反応爆雷RBU-1000
艦の乗組員には、22名の士官と244名の水兵が含まれる。
その年齢にも関わらず、「スメトリーヴイ」は、昨年には、黒海へ入ったNATOの艦と、同盟の演習を監視する為に派遣された。
2019年10月、警備艦は艦隊の常時即応部隊から除外された。
黒海艦隊サイトが伝えるように、「スメトリーヴイ」の博物館への改造計画に海軍総司令部は3000万ルーブルを割り当てた。



プロジェクト61警備艦「スメトリーヴイ」は、1966年7月15日にニコラエフ61コムーナ記念造船工場で起工され、1967年8月26日に進水し、1969年9月25日に海軍へ引き渡され、同年10月21日に黒海艦隊へ編入されました。
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1987年から1995年まで「プロジェクト01090」近代化改装が行なわれ、「ウラン」対艦ミサイルなどが設置されました。
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2013年1月以降は、度々地中海へ派遣されました。

2013年1月下旬に地中海東部および黒海で実施されたロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習へ参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬)]

2013年9月12日から2014年2月8日まで地中海への航海を行ないました。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海からセヴァストーポリへ戻った]

この間、2013年10月にはギリシャを訪問しています。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャを訪れた]

2014年5月から9月にも地中海への航海を行なっています。

帰港後はセヴァストーポリ浮きドックでオーバーホールが行なわれ、2015年8月下旬に復帰しました。
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2015年8月31日~9月1日に航行試験を行なった後、2015年9月14日にも検査航海の為に出航しました。
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2015年9月18日にセヴァストーポリを出航し、地中海ギリシャコルフ島(ケルキラ)へ向かいました。
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはギリシャへ行く]
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはセヴァストーポリを抜錨し、ギリシャへ向かった]

2015年9月22日、ギリシャパトラを訪問し、ロシア海軍旗である聖アンドレイ旗の由来となった聖人アンドレイ(アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ)イエスの4番目の弟子(使徒)~の遺骸の一部が譲渡されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのパトラを訪問した]

2015年9月25日にはコルフ(ケルキラ)島を訪問しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのケルキラ(コルフ島)を訪問した]

その後、シリア沖へ向かい、2015年10月初頭には他の黒海艦隊所属艦と共に演習を実施しました。
[ロシア海軍は地中海で演習を実施した]

2015年12月13日、エーゲ海で投錨停泊中にトルコ漁船が衝突しそうになった為、警告発砲しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはエーゲ海でトルコ漁船と衝突しそうになった]

その後もエーゲ海地中海東部に滞在していたようですが、2015年12月末に母港セヴァストーポリへ戻りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海を去った]

2016年1月、「スメトリーヴイ」の舷側番号は「870」に変更されました。
(以前は「810」だった)
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2016年3月6日にセヴァストーポリを出航して地中海へ向かい、6月10日に帰港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海へ向かった]

2016年10月28日にセヴァストーポリを出航し、10月29日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。

2016年10月31日から11月1日までギリシャを訪問し、ロシア皇帝家出身のギリシャ王妃オルガ(オリガ)の生誕165周年記念行事へ参加しました。

オリガ・コンスタンチノヴナ・ロマノヴァ(1851年9月3日~1926年6月18日)は、ロシア皇帝アレクサンドル2世の弟コンスタンチン大公の娘であり、1867年にギリシャ国王ゲオルギオス1世と結婚してギリシャ王妃となりました。
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「スメトリーヴイ」ギリシャを去った後も地中海東部(シリア沖)に滞在し、ここで2017年の新年を迎えました。

2017年2月下旬には地中海東部に居るアメリカ海軍原子力空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」を追尾しました。
ブログ『BMPD』より
【「スメトリーヴイ」は「ブッシュ」を追う】

「スメトリーヴイ」は2017年3月5日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、3月6日にセヴァストーポリへ帰投しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは4ヶ月間の地中海航海を終えてセヴァストーポリへ帰投した]

2017年5月10日にセヴァストーポリを出航し、数日後に帰投しました。


それから10日後の2017年5月20日、セヴァストーポリから出航して対空戦闘訓練を行ない、高射ミサイル「ヴォルナ」AK-726 76mm連装砲を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは黒海で対空戦闘訓練を行なった]

「スメトリーヴイ」は、そのまま南方へ向かい、5月22日にボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海へ入った]

「スメトリーヴイ」は、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」及び大型揚陸艦3隻と共に、2017年5月23日から27日までリビア東部沖で演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の地中海での演習は終わった]

その後も暫く地中海東部に留まっていました。
[地中海東部ではロシア海軍黒海艦隊の約15隻の艦船が行動している]

2017年6月2日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、6月3日にセヴァストーポリへ帰港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海からセヴァストーポリへ帰港した]


2018年4月20日、警備艦「プイトリーヴイ」「スメトリーヴイ」黒海で演習を行ない、沿岸、海上、空中目標への砲撃、泊地で襲撃を受けた際の対処、艦内のダメージコントロールの訓練を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年4月20日16時38分配信
【黒海艦隊の警備艦「プイトリーヴイ」と「スメトリーヴイ」は海上で一連の戦闘訓練を実施した】

演習が終わった後も2隻はセヴァストーポリには戻らず、そのまま黒海を南下して2018年4月21日にボスポラス、ダーダネルス海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイとスメトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ行く]

2018年4月末には地中海東部で実施された演習へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を続けている]

その後も地中海東部に滞在し、2018年7月24日にはキプロスリマソール港への寄港を終えて出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはキプロス訪問を終えた]

2018年8月22日に地中海を去り、母港セヴァストーポリへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海を去った]
2018年8月25日にセヴァストーポリへ帰投しました。


2019年3月6日から数日間出航しました。


2019年4月16日にセヴァストーポリを出航し、4月19日に帰投しました。
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2019年5月21日にセヴァストーポリを出航し、フリゲート「アドミラル・エッセン」(2016年6月7日就役)、「アドミラル・マカロフ」(2017年12月27日就役)、警備艦「プイトリーヴイ」(1982年2月9日就役)と共に黒海で演習を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年5月21日10時54分配信
【黒海艦隊のフリゲートは演習実施の為に出航した】

ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年5月23日10時46分配信
【黒海艦隊のフリゲートと警備艦は海上射爆場で戦闘演習を実施した】

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2019年5月30日にセヴァストーポリを出航し、NATOの合同演習を監視する為にブルガリア沖へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはブルガリア沖でNATOの演習を監視する]

2019年8月8日に黒海へ入ってきたアメリカ海軍ミサイル駆逐艦「ポーター」の監視任務に就きました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは黒海へ入ったアメリカ海軍の駆逐艦ポーターを追跡している]
これが「スメトリーヴイ」の最後の洋上活動となり、2019年10月には即応部隊から外され、事実上退役しました。
(未だ完全に海軍から除籍されてはいないようですが)

今後、「スメトリーヴイ」は記念艦としてセヴァストーポリで展示される事になります。

ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの2019年12月12日の火災による損害額は3億ルーブル以上になる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年2月13日18時30分配信
【『統合造船業営団』トップは航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の火災による損害を評価した】
モスクワ、2月13日-ロシア通信社ノーボスチ

航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の火災による損害は3億ルーブルを超える。
『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは報道陣へ伝えた。

「アドミラル・クズネツォフ」の火災は、(2019年)12月12日に第1発電機区画で、船倉の零れた燃料へ溶接作業の火花が落下した結果により発生した。
火災は、ほぼ1日で鎮火され、2名が死亡し、10名以上が負傷した。

「いえ、最終的な数字は出ておりません。
委員会の作業は続いております。
作業の厳しさを考慮いたしますと、僕が思いますに、調整には、更なる時間が必要でしょう。
何も恐れる事も、何も喜ぶ事も有りません。
900億ルーブルなどという事は有りませんが、僕が思いますに、3億(ルーブル)で済む事は無いでしょうね」
ラフマノフ
は話した。

以前、彼は、ロシア海軍の唯一の航空母艦は火災の結果として重大な損傷は受けておらず、修理の時期と予算に大きな影響は無い事を指摘した。

「アドミラル・クズネツォフ」の修理及び近代化は2020年までに完了しなければならず、その後、艦は試験へ入る。



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2019年12月12日10時16分(モスクワ時間)、ムルマンスク第35艦船修理工場で近代化改装工事中の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の第1発電機区画での溶接作業中に火災が発生しました。
[近代化改装工事中の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフで火災が発生した]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報(その2)]
火災は24時間以内に鎮火されましたが、乗組員の士官2名が死亡し、他に14名が火災発生時の有毒ガスによる中毒で入院しました。

今回の火災により、「アドミラル・クズネツォフ」は第1発電機区画が全焼しましたが、致命的な損傷は受けておらず、修理及び近代化改装作業は続行されます。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、2019年12月12日の火災により致命的な損傷は受けておらず、修復及び近代化されて復帰する]

2019年12月18日、『コメルサント』紙は、今回の火災による「アドミラル・クズネツォフ」の損害額が950億ルーブルになると報じました。
『コメルサント』より
2019年12月18日19時50分配信
【情報筋は「アドミラル・クズネツォフ」の火災による損害を950億ルーブルと評価した】

翌12月19日、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、『コメルサント』の報道を完全に否定しました。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの2019年12月12日の火災による損害額は950億ルーブルにはならない]

[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの2019年12月12日の火災による損害額は2020年1月末に確定する]
「アドミラル・クズネツォフ」の損害額の算定は未だ完全には終わっていないようですが、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、3億ルーブルを上回ると発言しておりますので、現時点では、少なくとも3億ルーブル以上になると見積もられているようです。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の予算は約600億ルーブルが割り当てられているので、3億ルーブルは、その1パーセントにも満たない数字です。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の費用は約600億ルーブルになる]

なお、アレクセイ・ラフマノフ氏は、(損害額が)900億ルーブルにはならないと発言しておりますが、これはおそらく、昨年12月の『コメルサント』紙の報道に対する当て擦りでしょう。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは遠距離航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した

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『タス通信』より
2020年2月13日配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はセヴェロモルスクへ戻った】
ムルマンスク、2月13日/タス通信

遠海ゾーンで任務を遂行した大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、2ヶ月半を経て北方艦隊主要基地~セヴェロモルスクへ戻ってきた。
木曜日に艦隊の広報サービスは発表した。

セヴェロモルスクでは、艦を歓迎する会合が行なわれた。
北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将は、航海任務を成功裏に遂行した乗組員を祝福し、北方艦隊船員は「北緯でも、南緯でも行動する準備が整っている」事を指摘した。

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、(2019年)12月3日にセヴェロモルスクから航海へ出発した。
70日以上で艦は14000海里以上を航行し、バレンツ海、ノルウェー海、北海、地中海、黒海を通過した。

艦は、ギリシャピレウス港への業務寄港を行ない、1月上旬にはロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と共に、北方艦隊及び黒海艦隊の合同演習へ参加した事を艦隊は想起した。

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、コラ多種戦力小艦隊を基に形成された北方艦隊北極グループの一員として加わり、2019年を含め、北方海上航路上の航海へ何度も参加した。

北方艦隊1等戦闘艦の1隻である「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、北極の全ての海~バレンツ海からベーリング海まで~を通行し、チュクチエグヴェキノト村地域で無防備の海岸への海洋揚陸部隊の上陸支援へ参加した。



北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役)と大型揚陸艦「コンドポガ」(1976年就役)は、2019年8月初頭から9月末まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア北方艦隊第8次北極遠征(2019年8月-9月)]

2019年11月末にはバレンツ海で演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年11月25日16時25分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と大型揚陸艦「コンドポガ」はバレンツ海で連携へ取り組んだ】

12月3日に遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと大型揚陸艦コンドポガは遠距離航海へ出発した]

ノルウェー海では暴風に遭遇しましたが、無事に通り抜けました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと大型揚陸艦コンドポガは嵐のノルウェー海を航行している]

12月10日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」バルト海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ入る]

ただし、「コンドポガ」バルト海へは入らず、北海に留まりました。

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、12月12日にバルト艦隊基地バルチースクへ寄港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
バルト地域情報供給部(カリーニングラード市)発表
2019年12月12日14時48分配信
【北方艦隊の軍艦はバルチースクで物資を補充する】

12月13日にバルチースクを出航しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年12月13日13時36分配信
【北方艦隊の軍艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は物資補充後にバルチースクから出航した】

北海「コンドポガ」と合流した後、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年12月16日17時6分配信
【北方艦隊艦船支隊はラマンシュ海峡の通行を準備する】

その後、ビスケー湾を通行し、12月21日にジブラルタル海峡を通って地中海へ入りました。

12月23日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、アルボラン海中型海洋給油船「ヴャジマ」(1982年9月29日就役)から洋上での燃料補給を受けました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海を東へ進む]

中型海洋給油船「ヴャジマ」は、元々は北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の遠距離航海に同行しており、12月18日にジブラルタル海峡を通って地中海へ入っています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは再び地中海へ入った]

その後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海を東へ進み、12月29日にはボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して黒海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは黒海へ入った]

翌12月30日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは黒海艦隊基地セヴァストーポリで新年を迎える]

2020年1月9日、黒海で行なわれた北方艦隊黒海艦隊の合同演習へ参加しました。
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは黒海でロシア海軍北方艦隊及び黒海艦隊の合同演習を視察した]

1月12日にセヴァストーポリを出航し、1月13日にボスポラス海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海へ行く]
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1月14日には地中海へ入り、翌1月15日にギリシャピレウス港を訪れました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはギリシャのピレウス港を訪れた]

1月17日にピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはギリシャのピレウス港を去った]

その後、地中海中部北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、中型海洋給油船「ヴャジマ」、救助曳船SB-406と合流し、1月22日にシチリア海峡を通過して地中海西部へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海西部へ入った]

1月24日、北方艦隊艦船支隊は、地中海西部給油船「ヴャジマ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海西部で洋上給油を行なった]

1月26日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海を去った]

その後、ビスケー湾を北東へ進みました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはビスケー湾に居る]
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1月31日にラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入り、セーヌ湾で投錨停泊しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセーヌ湾へ投錨した]
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ラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了した後、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、中型海洋給油船「ヴャジマ」、救助曳船SB-406と別れ、以前に行動を共にし、その後はバルト海に居た大型揚陸艦「コンドポガ」と合流しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは大型揚陸艦コンドポガと合流した]

2月6日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」「コンドポガ」ノルウェー海南部で防空演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと大型揚陸艦コンドポガはノルウェー海南部で防空演習を実施した]

その後、バレンツ海北方艦隊航空隊艦上ヘリコプターの発着訓練を行ないました。


2月13日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は母港セヴェロモルスクへ帰投しました。

ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスクへ帰投した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年2月11日17時49分配信
【フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は海上試験の次の段階の準備の為にセヴェロモルスクへ到着した】

北方艦隊で国家航行試験を実施しているプロジェクト22350フリゲートの最初の生産艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、一連の試験後にセヴェロモルスクへ到着した。
以前、バレンツ海で艦の乗組員は、電波電子戦闘複合体によるパッシブ妨害及び欺瞞目標の設定に取り組んだ。

セヴェロモルスクで船員は物資を補充し、海上射爆場での試験の次の段階を準備する。
試験の主な重点は、艦載対空防衛複合体に置かれる。
先週、フリゲートは高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」、更には電波工学システムの試験を成功裏に実施した。
フリゲートの上空飛行は、北方艦隊航空・防空軍連合航空部隊航空機Su-24及びAn-26の乗員により、様々な高度及び距離で行なわれた。

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」の試験は白海で(2019年)11月20日に始まった。
それは幾つかの段階が実施された。
有翼ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の射撃を伴うフリゲートミサイル兵器複合体の試験が行なわれた。

昨年12月初頭、フリゲートの乗組員はセヴェロドヴィンスクからセヴェロモルスクへの基地間移動を実施し、バレンツ海で一連の試験を実施した。
特に船員は、航空隊及び潜水艦との連携、電波工学兵装及び水中音響複合体の試験へ取り組んだ。

全ての複合国家航行試験の完了後、艦の受領証書へ署名され、ロシア海軍へ受け入れられる。
フリゲートは、北方艦隊水上艦連合部隊の1つに編入される。

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」『北方計画設計局』により設計され、サンクトペテルブルク造船工場『北方造船所』で建造された。

(2019年)10月に艦は、航行試験及び国家試験を完了する為にバルト海から白海への艦隊間移動を行なった。
12月初頭にフリゲートの乗組員はセヴェロドヴィンスクからセヴェロモルスクへの基地間移動を行なった。

プロジェクト22350フリゲートは、水上、空中、水中の敵への効果的な対処、更には1500キロメートル以上離れた地上及び沿岸の施設へ打撃を与える事が可能な多機能戦闘艦である。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2009年11月26日に起工されました。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦「カサトノフ海軍元帥」起工]

起工から約5年後の2014年12月12日に進水しました。

[ロシア海軍の新型フリゲート(大型警備艦)アドミラル・フロータ・カサトノフは進水した]

『北方造船所』は、2016年1月13日の時点で「アドミラル・カサトノフ」の完成度は81パーセントと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"は81パーセント完成している]

2016年6月下旬、「アドミラル・カサトノフ」「主要打撃複合体」が設置されました。
[建造中のロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"へ汎用打撃ミサイル発射機が設置された]
これは、有翼ミサイル「オーニクス」「カリブル」汎用ミサイル垂直発射機3S-14UKSKを指しています。

その後も艤装工事は進められ、2018年2月初頭の時点では完成度98パーセントでした。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート2番艦アドミラル・フロータ・カサトノフは98パーセント完成している]


2018年12月21日、「アドミラル・カサトノフ」は、洋上試験の最初の段階である工場航行試験を開始する為、造船所の岸壁を離れました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは洋上試験を開始した]


フィンランド湾における工場航行試験の第1段階を終えた「アドミラル・カサトノフ」は、2019年1月9日にサンクトペテルブルクへ戻りました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは最初の洋上試験を完了した]
最初の航行試験は、フィンランド湾が結氷していた為、速力は26ノットまでしか出さなかったようです。
(プロジェクト22350フリゲートの最大速力は29ノット)

2019年4月21日、「アドミラル・カサトノフ」は2回目の工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は2回目の洋上試験を開始した]

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その後、大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)の勝利74周年の祝賀行事へ参加する為、一時バルチースクへ戻りました。

「アドミラル・カサトノフ」は5月9日の戦勝記念日をバルチースク軍港で祝いました。

その後、洋上試験を続ける為、再びバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"とコルベット"グレミャーシチー"はバルト海で洋上試験を続ける]

その後、物資補充の為に一旦バルチースクへ戻り、5月29日に出航しました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で洋上試験を行なっている]

6月4日には、同じくバルト海で洋上試験中のプロジェクト23130中型海洋給油船「アカデミック・パシン」から洋上給油を受けました。
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[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンはバルト海で最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

6月20日までに洋上試験の第2段階は終了し、建造元の『北方造船所』へ戻りました。
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[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"は洋上試験の第2段階を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]

「アドミラル・カサトノフ」は、2019年7月10日~14日にサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロンIMDS-2019で展示されました。
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そしてサンクトペテルブルクで7月28日に行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】


8月23日、「アドミラル・カサトノフ」は洋上試験を再開する為に出航しました。

[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は洋上試験を再開した]

その後もバルト海で試験は続けられ、9月20日にはバルト艦隊航空隊航空機を目標にしたレーダーの動作試験が行なわれ、翌9月21日には、130mm砲A-192及び30mm高射機関砲「パラシ」の射撃試験が実施されました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で射撃試験を実施した]

バルト海で試験試験を行なっていた「アドミラル・カサトノフ」でしたが、10月上旬にバルト海を出て北方へ向かい、10月中旬に白海へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は試験の為に白海へ到着した]

その後、白海での洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方海域での洋上試験の準備を進めている]

その後、一旦白海海軍基地へ戻った後、11月20日に白海での洋上試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で洋上試験を行なっている]

11月25日にはヘリコプターの着艦試験が行なわれました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海でヘリコプターの発着試験を行なった]

その後、一旦白海海軍基地へ戻り、11月27日に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で兵装の試験を行なう]

11月29日、白海「アドミラル・カサトノフ」は、汎用垂直発射機3S-14から有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)超音速対艦ミサイル「オーニクス」を同時に発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で対艦ミサイル"オーニクス"と"カリブル"を同時に発射した]

12月1日(ロシア連邦軍の新年度の初日)、今度は白海からチジャ射爆場の地上目標へ有翼ミサイル「カリブル」(対地型)を発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で地上目標へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
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12月8日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスク泊地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスクへ到着した]

12月18日、「アドミラル・カサトノフ」は、再び試験の為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海へ出航した]

試験後に一旦基地へ戻った後、12月24日に再びバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は兵装試験の為にバレンツ海へ出航した]

しかし、バレンツ海は悪天候の為、予定された試験は一部しか実行できておらず、兵装の射撃試験などは天候回復まで延期される事になりました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は悪天候下のバレンツ海で洋上試験を行なっている]

「アドミラル・カサトノフ」は、2019年12月末にロシア海軍への引き渡しが予定されていましたが、洋上試験が全て完了しなかった為、2020年に延期される事になりました。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]

年が明けた2020年1月11日、「アドミラル・カサトノフ」は、残りの洋上試験を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で最終洋上試験を再開した]

1月14日には沿岸目標へ130mm砲を発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で沿岸への艦砲射撃を行なった]

2月3日には高射ミサイル「ポリメント-リドゥート」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"を発射した]

2月9日には電波電子戦闘複合体による電波妨害の試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で電波電子妨害試験を行なった]

2月11日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクへ帰投しました。

物資を補充した後、次の洋上試験の為に再びバレンツ海へ出航します。

ロシア海軍の将来艦載ヘリコプター"ミノーガ"の本格的な設計作業は2020年に始まる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年2月10日16時28分配信
【(ロシア)海軍の為の新たな艦上ヘリコプターの開発は今年に開始できる】
モスクワ、2月10日-ロシア通信社ノーボスチ

将来艦上ヘリコプター「ミノーガ」作成の為の試験-設計作業は今年の開始が計画されている。
月曜日、ホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』総取締役アンドレイ・ボギンスキーは報道陣へ話した。

「我々は、未だ契約をしておりません。
技術的課題の合意は、最終段階に在ります。
金曜日に私共はアレクセイ・クリヴォルチコ(ロシア連邦国防次官)と会談し、この時に情報を共有できるでしょう。
作業は今年に計画されております」

彼は話した。

新たなヘリコプターは、Ka-27を代替しなければならない。
その開発は、数年前にホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』の開発担当副総取締役アンドレイ・シビトフにより発表された。

その後、同ホールディングス副総取締役アレクサンドル・シェルビニンは、将来海洋ヘリコプターは、およそ10年後(2027年にはプラス-マイナスになる)に量産が始まる事を指摘した。
新たな機体は、揚陸ヴァージョンが作成される事は確実である。



ロシア(ソ連)ヘリコプターメーカーである『カモフ』は、ソ連/ロシア海軍の一連の艦載ヘリコプターを開発しましたが、艦の格納庫などの制限により、寸法を大幅に変える事は有りませんでした。
これらのヘリコプターには、一貫して二重反転ローターが採用されました。

Ka-25(1961年7月20日初飛行、1971年12月軍備採用)
メインローター直径:15.74m
全長:9.75m
全幅:3.76m
全高:5.37m
通常離陸重量:6970kg
最大離陸重量:7140kg

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Ka-27(1973年12月24日初飛行、1981年軍備採用)
メインローター直径:15.90m
全長:12.25m
全幅:3.80m
全高:5.40m
通常離陸重量:10700kg
最大離陸重量:12000kg

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そして1990年代には、Ka-27シリーズの後継として新型艦載ヘリコプターKa-40(通常離陸重量12000-13000kg、最大離陸重量14000-15000kg)が計画されましたが、資金不足により開発は中止されました。
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現在は、ロシア海軍主力艦載ヘリコプターKa-27の近代化改修が進められており、機体寿命は10年間延長されます。
[ロシア海軍航空隊は2020年までに約50機の近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領する]

しかし、Ka-27を未来永劫に渡り使用し続ける事は出来ないので、『カモフ』による新たな艦上ヘリコプターが開発されることになりました。
[ロシア海軍の為の将来多目的艦上ヘリコプターが開発される]
[ロシア海軍航空隊の為の新世代艦上ヘリコプターは2020年までに作成される]
[Ka-27の後継となるロシア海軍の新世代艦載ヘリコプターが開発される]

将来艦上ヘリコプター「ミノーガ」(ヤツメウナギ)と命名されており、機体のサイズはKa-27と同じ程度になるようです。
機体設計は全く新しいものとなりますが(つまりKa-27ベースにはならない)、二重反転ローターは受け継がれます。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプターはミノーガと命名された]
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"の為の新たな通信システムが開発される]
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は全く新しい設計となる]

「ミノーガ」の概略設計は2019年7月までに完了しました。
[ロシア海軍の将来艦載ヘリコプター"ミノーガ"の概略設計は完了した]

2020年からは、本格的な設計作業(試験-設計作業)が始まります。

「ミノーガ」の開発が完了し、量産が始まるのは2025年以降になります。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は2025年頃から生産を開始する]

「ミノーガ」は、「対潜」、「捜索救助」、「兵員輸送」の3つのタイプへ短時間で変換できるモジュール方式のヘリコプターになるようです。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"は汎用タイプとなる]

更には無人タイプも開発される事になるようです。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"の無人型が開発される?]

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは再びオマーンのサラーラ港を訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2020年2月10日13時10分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は業務寄港の為にオマーンへ入った】

バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、サラーラ港(オマーン)への計画業務寄港を行なった。

停泊時に乗組員は、水、燃料、食料の在庫を補充し、艦の技術的検査を行なう。
2月18日まで続く寄港の完了後、バルト艦隊警備艦インド洋で対海賊当直を続ける。

遠距離航海計画下で、バルト艦隊戦闘艦支隊は、2月末までインド洋で対海賊活動を続ける。

計画遠距離航海任務を遂行している警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、救助曳船「ヴィクトール・コネツキー」、給油船「エリニヤ」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、2019年10月1日に軍港バルチースク市を去り、インド洋へ進路を取った。
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」率いる艦船支隊は、2019年12月に初めてロシア-インド演習『インドラ-2019』海上部門中華人民共和国及びイランとの3ヶ国演習『海上安全の帯-2019』、対海賊へ指向されるロシア-日本演習へ参加した。
現在、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、インド洋で対海賊当直任務の遂行を継続している。



バルト艦隊プロジェクト11540警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年7月24日就役)は、2019年7月24日に就役10周年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは就役10周年を迎えた]

これまでに何度もインド洋へ行った事のある「ヤロスラフ・ムードルイ」ですが、今度はインド海軍との合同演習『インドラ-2019』へ参加する事になり、10月1日にバルチースクを出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインドへ向かった]

「ヤロスラフ・ムードルイ」に随伴する支援船は、この2隻です。

プロジェクト745MBS海洋曳船「ヴィクトール・コネツキー」(2014年1月14日就役)
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プロジェクト160中型海洋給油船「エリニヤ」(1968年6月就役)
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「ヤロスラフ・ムードルイ」随伴船は、10月5日に北海へ入りました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは北海へ入った]

10月7日までにラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、ビスケー湾へ出ました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは英仏海峡を通過した]

10月11日までにジブラルタル海峡の通過を完了し、地中海へ入りました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ入った]

10月13日に地中海西部海域で給油船からの洋上補給を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年10月13日13時54分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は地中海で物資を補充した】

10月21日にキプロスリマソール港へ入港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスのリマソール港へ入港した]

10月25日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを去った]

10月28日にシリアタルトゥース港へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはシリアを訪れた]

11月初頭には地中海東部の演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を実施した]

11月5日にギリシャピレウス港を訪れました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはギリシャのピレウス港を訪れた]

11月8日にピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはギリシャを去った]

その後、地中海東部で演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海で演習を行なった]

11月16日に再びシリアタルトゥース港へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはシリアのタルトゥース港へ入港した]

その後、再びキプロスリマソール港を訪れ、11月25日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは再びキプロスのリマソール港を訪れた]

「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、11月27日までにスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

12月2日には紅海からアデン湾を通過してアラビア海へ向かう3隻の民間船の護衛を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で民間船団を護衛する]

12月5日に民間船の護衛を完了し(つまりアラビア海へ到達した)、インドへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾を通過する民間船団の護衛を完了した]

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12月10日にインド東岸マルマガオ(パナジ)へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインドへ到着した]

12月10日から15日までマルマガオへ滞在した後、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、12月16日からインド海軍との合同演習『インドラ-2019』を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド海軍との合同演習『インドラ-2019』を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド海軍との合同演習『インドラ-2019』で砲撃訓練を行なった]

合同演習は12月19日に完了し、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、イランチャーバハール港へ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド海軍との合同演習を終えてイランへ向かった]

12月27日にチャーバハール港へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド洋北部でイラン海軍及び中国海軍と合同演習を行なう]

翌12月28日、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船インド洋北部へ出航し、イラン海軍及び中国海軍の艦との合同演習『海上安全の帯-2019』を開始しました。
[ロシア・イラン・中国海軍合同演習はインド洋北部で始まった]

合同演習は12月30日に完了し、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船イランを去りました。

1月4日~7日にオマーンサラーラ港へ寄港し、物資を補充しました。

1月9日、「ヤロスラフ・ムードルイ」アデン湾を西方向(紅海)へ通過するロシア民間船団の護送を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾を通過する民間船団を護送する]

アデン湾民間船団を護送した後、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、日本海上自衛隊護衛艦「はるさめ」(1997年3月24日就役)と合同演習を行なう為に合流しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは2020年1月下旬にアデン湾で日本海上自衛隊との合同演習へ参加する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアラビア海で日本海上自衛隊の護衛艦はるさめと合同演習を行なう]
無論、「ヤロスラフ・ムードルイ」日本との合同演習へ参加するのは、今回が初めてとなります。

1月21日、「ヤロスラフ・ムードルイ」「はるさめ」は、海賊に乗っ取られたという想定下の船(給油船「エリニヤ」)を解放する演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で日本海上自衛隊の護衛艦はるさめと対海賊合同演習を行なった]
同日夕方までにバルト艦隊日本海上自衛隊の合同演習は完了しました。
[ロシア海軍バルト艦隊と日本海上自衛隊の合同演習は完了した]

日本との合同演習を行なっていた1月21日、「ヤロスラフ・ムードルイ」に随伴する海洋曳船「ヴィクトール・コネツキー」は、アデン湾で故障したニュージーランドヨットを助けました。
[ロシア海軍バルト艦隊艦船支隊はアデン湾でニュージーランドのヨットを助けた]

1月26日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は再びオマーンサラーラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンのサラーラ港を訪れた]
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1月29日にサラーラ港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンのサラーラ港を去った]

そして2月10日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は三度オマーンサラーラ港へ寄港しました。