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ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦イワン・フルスはセヴァストーポリへ帰投した

今の所、ロシア海軍当局(黒海艦隊広報部など)からの公式発表は有りませんが、2020年4月30日、黒海艦隊中型偵察艦「イワン・フルス」は、5ヶ月間に渡った遠距離航海を終えてセヴァストーポリ港へ帰投しました。
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プロジェクト18280中型偵察艦の2番艦「イワン・フルス」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

起工から3年半後の2017年5月16日に進水しました。
[ロシア海軍の為の新世代偵察艦イワン・フルスはサンクトペテルブルクで進水した]


「イワン・フルス」は2017年5月末から造船所の岸壁で係留試験を開始し、2018年2月7日に工場航行試験へと出発しました。

[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは洋上試験を開始した]

それから2ヶ月以上経った4月20日の時点で、工場航行試験は80パーセントが完了していました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスはバルト海で洋上試験を行なっている]

「イワン・フルス」は4月27日までにサンクトペテルブルク『北方造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは工場航行試験を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]

その後、5月中旬から最終試験となる国家受領試験が始まり、6月18日までに完了しました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは全ての試験を完了した]

そして6月25日、「イワン・フルス」は、『北方造船所』で正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、ロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト18280偵察艦の2番艦イワン・フルスはロシア海軍へ就役した]

「イワン・フルス」は、2017年4月27日にトルコ沖で民間船と衝突して沈没した偵察艦「リマン」の代わりとして、黒海艦隊へ編入されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した]

「イワン・フルス」は就役後も暫くはバルト海に留まっていましたが、2018年12月末に黒海艦隊基地セヴァストーポリへ回航されました。
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2019年初頭からは、黒海へ進入するアメリカ海軍の軍艦の監視任務に就きました。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦イワン・フルスと哨戒艦ワシーリー・ブイコフは黒海へ進入したNATOのフリゲートを監視する]
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォと偵察艦イワン・フルスは黒海へ進入したアメリカ海軍のミサイル駆逐艦ドナルド・クックを監視する]


その後も黒海でのみ活動していた「イワン・フルス」でしたが、2019年11月28日にセヴァストーポリを出航し、11月30日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭偵察艦イワン・フルスは地中海へ入った]

その後、「イワン・フルス」スエズ運河を通過して紅海へ入り、アラビア海へ進出しました。

2020年1月9日、アラビア海で行動中の「イワン・フルス」は、アメリカ海軍ミサイル駆逐艦「ファラガット」と異常接近しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦イワン・フルスはアラビア海でアメリカ海軍駆逐艦と異常接近した]


その後もインド洋地中海アメリカNATOの軍艦を監視していたようですが、4月21日には黒海へ入り、4月30日にセヴァストーポリへ帰投しました。

ただし、コロナウイルス流行に関連し、暫くは港内に停泊して検疫措置を受ける事になるようですが。
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ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はバレンツ海、ノルウェー海、北海の上空を飛行した

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『タス通信』より
2020年4月30日6時33分配信
【対潜機Tu-142はバレンツ海、ノルウェー海、北海上空の飛行を実施した】
セヴェロモルスク、4月30日/タス通信

2機のロシア遠距離対潜航空機Tu-142は、バレンツ海、ノルウェー海、北海エリア上空の計画飛行を実施した。
北方艦隊広報サービスは報道機関へ伝えた。

「2020年4月29日、北方艦隊の2機の遠距離対潜航空機Tu-142の乗員は、バレンツ海、ノルウェー海、北海の中立水域上空で計画練習飛行を実施しました」
声明では、こう述べられた。

ロシアの飛行士は、目標物の無い場所での指定ルート上空の通行と、地上電波工学航法手段を欠いた条件下で操縦する際の整然とした行動へ取り組んだ。
「これに加え、乗員は、遠海ゾーンでの課題を解決する為の訓練を行ない、氷上偵察を行ないました」
北方艦隊
広報サービスは説明した。

ルート上の各段階で、ロシア航空機には、ノルウェー戦闘機F-16及びF-35ブリテン戦闘機タイフーンが同行した。
「北方艦隊の遠距離対潜航空機Tu-142の飛行は、空域使用に関する国際法規に厳密に沿って実施されました」
北方艦隊
は強調した。

以前、グレートブリテン王立空軍ロジーマス基地のツイッターは、水曜日、ブリテン戦闘機タイフーンは、グレートブリテン北大西洋条約機構(NATO)「権益ゾーン」へ接近していたロシア航空宇宙軍航空機Tu-142へ同行する為にスコットランドロジーマス航空基地から空へ上がったと伝えた。
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「この時に、ロシアの航空機はブリテンの主権空域へ進入した事は有りませんでした」
王立空軍
は声明で強調した。
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ソ連/ロシア海軍遠距離対潜哨戒機Tu-142は、戦略爆撃機Tu-95の海軍向けヴァージョンであり、1968年6月18日に初飛行し、1972年11月15日に軍備採用されました。
1968年から1994年までに合計で100機生産され、この内の8機はインドへ輸出されました。

現在、ロシア海軍航空隊では、北方艦隊太平洋艦隊に各12機が在籍しています。
北方艦隊所属機はキぺロヴォ飛行場太平洋艦隊所属機はカーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)に配備されています。

キぺロヴォ飛行場
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ロシア海軍航空隊Tu-142は、度々遠方海域へ進出しています。

北方艦隊Tu-142は、2016年6月初頭と2018年3月末に地中海東部へ進出しています。
[ロシア海軍航空隊の対潜哨戒機Tu-142M3はシリア上空で目撃された]
[シリア上空で目撃されたロシア海軍航空隊の長距離哨戒機Tu-142M3は、地中海で警備艦アドミラル・グリゴロヴィチと合同演習を行なっていた]
[ロシア海軍航空隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142M3は地中海南東部で潜水艦探知演習を行なった]


2019年8月6日、太平洋艦隊の2機のTu-142アラスカ、カナダ及びアリューシャン列島沖を飛行しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機Tu-142はアリューシャン列島、アラスカ、カナダ沖を飛行した]

2020年3月4日、北方艦隊の2機のTu-142クリミア半島まで進出し、黒海艦隊航空隊と共に演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はクリミア半島上空で空中給油訓練を行なった]


2020年3月8日、北方艦隊の2機のTu-142大西洋まで進出しました。

[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は大西洋上空の長距離飛行を行なった]

2020年3月9日、太平洋艦隊の2機のTu-142アラスカ周辺を長時間飛行しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はアラスカ周辺を長時間飛行した]

2020年3月11日、北方艦隊の2機のTu-142は再び大西洋まで進出しました。

[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は再び大西洋上空の長距離飛行を行なった]

3月14日、太平洋艦隊の2機のTu-142北極海で長時間飛行を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北極海上空で長時間飛行を行なった]

4月29日、北方艦隊の2機のTu-142は、バレンツ海、ノルウェー海、そして北海へ進出しました。
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ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦は艦砲射撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年4月30日5時47分配信
【太平洋艦隊の艦は太平洋で戦闘射撃を実施した】

太平洋エリアにおいて太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊艦船支隊は、試験戦術演習の枠組みで空中及び沿岸目標への一連の実地ミサイル及び砲射撃を実施した。

本日(4月30日)、艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、戦隊水雷艦「ブイストルイ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、「アドミラル・トリブツ」で構成される2個戦術艦グループは、地形により隠蔽された場所の沿岸目標への艦載自動機関砲AK-630及びAK-100からの射撃を実施した。
標的は、仮想敵の永久トーチカ及び装備蓄積所を模していた。

以前、アヴァチンスキー湾で、仮想敵の空中攻撃手段からの攻撃を集団で撃退する演習が行なわれた。
「敵」の攻撃を演じる3隻の小型対潜艦は、演習海域へ向けてミサイル標的「サマン」を発射した。
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飛翔する対艦有翼ミサイルを模して発射された標的は、適時に探知され、対空防衛手段により攻撃された。
攻撃を撃退する為、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、対空防衛複合体「オサー」を使用した。
大型対潜艦高射ミサイル複合体「キンジャール」を使用し、戦隊水雷艦「ブイストルイ」30mm6連装自動艦載砲装置AK-630が関わった。



日本海及びオホーツク海におけるロシア太平洋艦隊の戦術演習は、2020年3月25日に始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は日本海とオホーツク海で演習を行なう]

まず初めに、ウラジオストク南部のウリス湾に駐留する第11水域保護艦大隊所属の基地掃海艦BT-100、BT-114、BT-232ピョートル大帝湾機雷源の掃海訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年3月25日4時38分配信
【太平洋艦隊の掃海艦は、演習中に艦隊の部隊展開ルート上の機雷源の突破へ取り組んだ】

翌3月26日、演習参加艦でヘリコプター搭載能力を有する艦~ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、「アドミラル・トリブツ」、複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」~は、艦載ヘリコプターKa-27PL(対潜型)Ka-27PS(捜索救助型)(第7062航空基地所属、普段は沿海地方ニコラエフカ飛行場に駐留している)を受け入れ、発着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦は日本海でヘリコプター発着訓練を行なった]

翌3月27日、第100揚陸艦旅団(フォキノ駐留)所属の大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」(1982年9月28日就役)は、ピョートル大帝湾で各種目標への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイは日本海で砲撃訓練を行なった]
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演習部隊主力は3月26日に宗谷海峡へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年3月27日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

スラバ級ミサイル巡洋艦:ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(011)
ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦:駆逐艦「ブイストルイ」(715)
ウダロイI級駆逐艦2隻:大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(564)、「アドミラル・パンテレーエフ」(548)
グリシャV級小型フリゲート2隻:小型対潜艦「メチェーリ」(323)、「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」(350)
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇6隻:ロケット艇R-14(924)、R-24(946)、R-297(954)、R-20(921)、R-18(937)、R-19(978)
マルシャル・ネデリン級ミサイル観測支援艦:複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」
アルタイ改級補給艦2隻:中型海洋給油船「イリム」、「イジョラ」
オホーツク級航洋曳船:海洋曳船「アレクサンドル・ピスクノフ」
アムール級工作艦:水上修理所PM-59
オビ級病院船:病院船「イルティシュ」


3月28日、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に駐留する第114水域保護艦旅団麾下の第117水域防護艦大隊所属の小型対潜艦MPK-82(375)、MPK-107(332)、「ウスチ・イリムスク」(362)、「ホルムスク」(369)と、第66小型ロケット艦大隊所属の小型ロケット艦「イネイ」(418)、「モローズ」(409)、「ラズリーフ」(450)、「スメルチ」(423)も演習へ参加する為に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊カムチャツカ方面部隊の小型対潜艦4隻と小型ロケット艦4隻は演習を開始した]
カムチャツカ方面部隊の出航に先立ち、第117水域防護艦大隊所属の海洋掃海艦MT-264、MT-265ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港周辺で機雷源の掃海訓練を行ないました。

3月29日、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・パンテレーエフ」は、カムチャツカに駐留する対潜哨戒機Il-38の協力の下に潜水艦の捜索と対空防衛の演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・パンテレーエフは対潜・対空戦闘演習を行なった]

宗谷海峡の東方海域(オホーツク海西部)には未だ流氷が残っており、演習参加部隊は、太平洋艦隊砕氷船「サドコ」「イワン・スサーニン」、そして民間の『ロスモルポルト』社砕氷船「カピタン・フレブニコフ」に先導されて流氷海域を通過しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の砕氷船は宗谷海峡の結氷海域を通過する艦船部隊を先導した]

3月31日、演習部隊に随伴する中型海洋給油船「イリム」(1972年11月17日就役)と「イジョラ」(1970年4月24日就役)は、4隻の小型ロケット艦(「イネイ」、「モローズ」、「ラズリーフ」、「スメルチ」)駆逐艦「ブイストルイ」へ洋上補給を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦はオホーツク海で洋上補給を行なった]

4月2日以降、クリル諸島南部を含むオホーツク海南部で本格的な実弾射撃演習が始まりました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊は2020年4月2日~8日にオホーツク海南部(クリル諸島南部)で実弾射撃演習を行なう]

太平洋艦隊海軍航空隊も演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦術演習へ20機以上の航空機とヘリコプターが参加する]

更に、ロシア航空宇宙軍遠距離航空隊超音速爆撃機Tu-22M3(イルクーツク州ベラヤ飛行場に駐留する第6952親衛航空基地所属)もオホーツク海へ進出し、カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場に駐留する太平洋艦隊迎撃戦闘機MiG-31BMと共に演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMはオホーツク海上空で爆撃機Tu-22M3(バックファイア)を迎撃した]
[ロシア航空宇宙軍遠距離航空隊の超音速爆撃機Tu-22M3はオホーツク海のロシア海軍演習へ参加した]

カーメニ・ルチェイ飛行場に駐留する遠距離対潜哨戒機Tu-142M3オホーツク海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142M3はオホーツク海の演習へ参加した]

4月6日、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に駐留する第114水域保護艦旅団麾下の第117水域防護艦大隊所属の海洋掃海艦MT-264(738)とMT-265(718)は、アヴァチンスキー湾で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊カムチャツカ方面部隊の海洋掃海艦は砲撃訓練を行なった]

そして演習の締め括りとして、太平洋艦隊旗艦ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」戦隊水雷艦「ブイストルイ」は、オホーツク海130㎜連装砲AK-130による陸上砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艦ブイストルイはオホーツク海南部で地上への艦砲射撃訓練を行なった]

砲撃訓練を行なった具体的な場所は明らかにされていませんが、「太平洋エリアの沿岸射爆場」との事ですから、おそらくはクリル諸島南部の何れかの島の太平洋側の海岸でしょう。
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これで演習は完了し、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に駐留する小型対潜艦MPK-82(375)、MPK-107(332)、「ウスチ・イリムスク」(362)、「ホルムスク」(369)と、と小型ロケット艦「イネイ」(418)、「モローズ」(409)、「ラズリーフ」(450)、「スメルチ」(423)は母港へ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊カムチャツカ方面部隊は演習を終えて基地へ戻る]

他の演習参加艦船(沿海地方から来た艦船)も、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港原潜基地ヴィリュチンスクへ寄港したようです。
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戦隊水雷艦「ブイストルイ」は、4月11日にカムチャツカ半島沖で130mm連装砲AK-13030mm6連装機関砲AK-630による実弾射撃を単独で実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦隊水雷艦ブイストルイはカムチャツカ沖で砲撃訓練を行なった]

病院船「イルティシュ」は、津軽海峡を経由して4月13日にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはウラジオストクへ帰投した]

4月16日、7隻の大型対潜艦及び小型対潜艦カムチャツカ半島沖で対潜演習を行ないました。
この内、2隻が大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」「アドミラル・トリブツ」であり、あとの5隻は小型対潜艦です。
現在、カムチャツカ方面には6隻の小型対潜艦MPK-82(375)、MPK-107(332)、「ウスチ・イリムスク」(362)、「ホルムスク」(369)、「メチェーリ」(323)、「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」(350)が居ますので、この内の5隻が演習へ参加したようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦と小型対潜艦はカムチャツカ半島沖で対潜演習を行なった]

4月20日、第2親衛ロケット艇大隊(ウラジオストク南部ウリス湾に駐留)所属の6隻のロケット艇(R-14、R-24、R-297、R-20、R-18、R-19)サハリン沖で対空防衛演習を行ないました。
対潜哨戒機Il-38Nが空中標的を投下しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年4月20日6時5分配信
【太平洋艦隊の2個ロケット艇グループは空中目標への砲射撃を実施した】

4月24日、ロケット艇R-14、R-24、R-297、R-20、R-18、R-19大型揚陸艦「オスリャービャ」宗谷海峡を西進して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年4月27日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
ロシア海軍当局からの発表は有りませんが、その後、母基地(ロケット艇ウラジオストク南部ウリス湾大型揚陸艦フォキノ)へ戻ったようです。

4月27日、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、戦隊水雷艦「ブイストルイ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、「アドミラル・トリブツ」は、カムチャツカ半島沖で対空戦闘演習を行ない、3隻の小型対潜艦から発射されたミサイル標的「サマン」を、短距離対空ミサイル30mmガトリング砲で撃墜しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はカムチャツカ沖で対空戦闘演習を行なった]

4月30日、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、戦隊水雷艦「ブイストルイ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、「アドミラル・トリブツ」は、「太平洋エリア」で沿岸への艦砲射撃訓練を行ないました。

場所は明らかにされていませんが、「太平洋エリア」と言っているので、おそらくは、以前と同様にクリル諸島南部の何れかの島の太平洋側の海岸でしょう。

ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはバレンツ海上空で空中戦闘訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年4月28日17時27分配信
【北方艦隊の艦上戦闘機は北極圏上空で敵の迎撃へ取り組んだ】

本日(4月28日)、北方艦隊独立戦闘機連隊の飛行士は、北極圏上空で仮想敵の空中目標を迎撃する飛行戦術演習を実施した。

演習は日中に行なわれ、交代で10名の乗員が参加した。
彼らは、5機の艦上戦闘機MiG-29Kで戦闘演習任務を遂行した。

飛行士は、バレンツ海上空において、様々な高度と速度の敵の迎撃へ取り組み、ミサイル及び機内機関砲を使用する空中戦闘の戦術動作を行ない、操縦技術とグループでの整然とした行動に磨きをかけた。

飛行は、ムルマンスク州セヴェロモルスク-3飛行場から行なわれた。

艦上戦闘機MiG-29K「第4++」世代多機能航空機であり、艦船連合部隊の対空防衛任務を果たし、空中での優勢を獲得し、あらゆる天候条件の昼間及び夜間に誘導高精度兵器で水上及び地上の目標を撃破する為に意図されている。



[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

艦上戦闘機Su-27KUB(Su-33UB)
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その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の購入契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板を模した艦上戦闘機発着艦訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
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2016年8月8日に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ初めて艦上戦闘機MiG-29KRが着艦した]

母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」には、MiG-29K/MiG-29KUBを運用する為の新たな慣性航法システムが装備されています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この遠征において「アドミラル・クズネツォフ」には、少なくとも4機のMiG-29K(機体番号41、46、47、49)と3機のMiG-29KUB(機体番号50、52、53)が搭載されていました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]

2016年11月13日には1機のMiG-29K「アドミラル・クズネツォフ」への着艦時に墜落しました。
機体は海中に没しましたが、パイロットは無事に救助されました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月15日からシリア領内のテロ組織への空爆を開始し、MiG-29K/MiG-29KUBも参加しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]

「アドミラル・クズネツォフ」の帰投後、空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けました。
[シリア軍事作戦へ参加したロシア海軍北方艦隊の空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けた]


この動画で6:04から登場する士官(キリール・エフゲニエヴィチ・レヴャキン大尉)は、MiG-29Kパイロット(第100独立艦上戦闘機航空連隊の飛行中隊長)です。
レヴャキン大尉は2016年8月に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦し、この前のシリア遠征では17回のフライト(発着艦)を行ないました。


現在、第100独立艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、艦上戦闘機Su-33と共にセヴェロモルスク-3飛行場へ駐留しています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは空中戦闘訓練を行なった]
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2018年4月10日には、Su-33と共にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空防衛訓練で「敵機役」を務めています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年6月8日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、発着艦訓練を行なう為、クリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはクリミア半島の発着艦訓練施設ニートカで訓練飛行を行なう]
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2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、クロンシュタット及びサンクトペテルブルクで行なわれた主要海軍パレードへ参加しました。
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第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、ムルマンスク州セヴェロモルスク-3飛行場に駐留し、訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは悪天候下で飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはコラ半島及びバレンツ海で戦闘飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは戦闘飛行訓練を行なった]

2019年9月25日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、再びクリミア半島艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで訓練を行なう]

10月11日からニートカでの着艦訓練を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで着艦訓練を行なった]

10月29日までに訓練は完了し、その後、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカでの訓練を完了した]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは夜間飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは空中戦闘訓練を行なった]



MiG-29K/KUB「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末から近代化改装工事が行なわれています。
2019年12月12日には火災事故が発生しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは2020年6月8日にクロンシュタットへ到着する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年4月28日4時12分配信
【バルト艦隊の探検隊は6月8日にクロンシュタットへ戻る】
モスクワ、4月28日-ロシア通信社ノーボスチ

バルト艦隊大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」の探検は、クロンシュタットへ到着する6月8日に完了し、検疫は実施されない見込みである。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、月曜日に探検隊指揮官オレグ・オシポフ1等海佐より伝えられた。

前日に船はセーシェル諸島へ到着し、クロンシュタットまで移動する為に必要な燃料、水、食料の在庫を補充した。
コロナウイルスに関連し、セーシェルへの滞在計画は変更された:休養が計画されていたが、制限に関連し、沿岸への上陸は無くなった。

「私は、我々のクロンシュタットへの到着が計画されている6月8日までに流行病が終わる事を願っております・・・疫学的に清潔な海上での39日後に私共を検疫するのは無駄な事です」
オシポフ
は話した。

彼は、コロナウイルスの為に遠征ルートが調整され、船は紅海地中海を経由せず、アフリカの西を一周する事を想い起こした。
これにより、帰路へ必要な距離は3000海里増加する。
しかし、船の地中海の港への寄港が無くなった事を考慮すれば、航海距離の増加は、僅かなものである。

前日、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は、世界一周探検の5段階の結果を纏め、「アドミラル・ウラジーミルスキー」の計画の下で8700kmの海底地形の調査が割り当てられたと言った。
実際には、探検地域で13792kmの測定が行なわれた。

エフメノフは、ロシア連邦は国際的な義務に沿って、南極に面する海域の14の航海地図の発行に責任がある事を指摘した。
南極海の知識の分析により、最も研究が少ないのは南極太平洋区域である事が示された。
アレクサンドル1世島及びロスチャイルド島の沿岸の衛星画像を分析した結果、実際の海岸線と地図上の海岸線の不一致が示された。
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この地域における最後の作業は、1997年に外国の水路調査により実施された。
これに基づいて、世界一周探検を前に海軍は、正確なデータを取得する事が可能な研究を実施するという課題に直面した。

海軍総司令官によると、探検隊は、ピョートル1世島の沿岸の座標を正確化した。
その結果、1994年の地図50124よりも位置が北へ3マイルである事が判明した。
島の輪郭も、地図に描かれたものとは一致していない事が判明した。
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「アドミラル・ウラジーミルスキー」は、2019年12月3日から南極発見200周年及びイワン・クルゼンシュテールン提督生誕250周年記念日へと捧げられる世界一周大洋探検へ参加している。



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プロジェクト852大洋研究調査船の3番船「アドミラル・ウラジーミルスキー」は、ポーランドで1973年12月1日に起工され、1974年4月4日に進水、1975年5月31日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

1990年から1994年までポーランドでオーバーホールを行ない、その後、バルト艦隊へ転属し、クロンシュタットへ回航されました。

2014年8月18日には北極海遠征に出発し、北極海を横断して10月下旬にはウラジオストクへ入港しました。

その後、太平洋を横断してパナマ運河を通過し、カリブ海へ行き、大西洋を横断して2015年1月17日にクロンシュタットへ帰投しました。


2015年11月6日には南極遠征へ出発し、2016年4月に帰投しました。
この間、アルジェ(アルジェリア)、スエズ(エジプト)、ジッダ(サウジアラビア)、ヴィクトリア(セーシェル諸島)、マダガスカル、マプト(モザンビーク)、ケープタウン(南アフリカ)、マラボ(赤道ギニア)、ルアンダ(アンゴラ)、リスボン(ポルトガル)を訪問しました。

南極遠征


帰港



なお、この「アドミラル・ウラジーミルスキー」の南極遠征に関し、全く根も葉もないデマを流布している者達が居ます。

2016年3月21日
【古代プラズマ兵器「ガブリエルの箱舟」ついに発見される!? 現在プーチンが南極に輸送中!】

2016年3月24日
【ガブリエルの箱舟】

2017年3月20日
【ロシア海軍が南極に運んだ究極のプラズマ兵器「ガブリエルのアーク」】

無論言うまでもなく、これらのページに書いてある事は全てデタラメです。
少し・・・頭冷やそうか・・・

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2017年12月にはインド洋の調査航海へ出発しました。


なお、「アドミラル・ウラジーミルスキー」には、2018年3月の時点で17名の女性乗組員が居ました。
(同船は乗組員170名+研究要員80名)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年3月8日3時1分配信
【(ロシア)海軍総司令官は国際女性デーに艦隊の女性(将兵)への祝辞を述べた】

2018年6月8日に帰投しました。


2018年7月初頭からクロンシュタットでオーバーホール及び近代化改装が始まりました。
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オーバーホール完了後、2019年11月に洋上試験を行ない、バルト艦隊へ復帰しました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーはオーバーホール後の航行試験を開始した]


2019年12月3日にクロンシュタットを出航し、南極調査航海へ向かいました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは2020年に南極へ行く]
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは南極調査航海へ出発した]


2019年12月12日にはポルトガルリスボンへ寄港し、大西洋中部で2020年の新年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは洋上で新年を迎える]
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2020年1月11日から15日までブラジルリオデジャネイロを訪問しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年1月15日1時2分配信
【ロシア海軍の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」はリオデジャネイロ港への業務寄港を完了した】

2020年1月19日から21日までウルグアイモンテビデオを訪問しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年1月19日22時15分配信
【ロシア海軍の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」はモンテビデオへ入った】

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その後、北方艦隊プロジェクト22010海洋学調査船「ヤンターリ」(2015年5月23日就役)と合流し、1月27日に南極べリングスハウゼン基地へ到着しました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは南極大陸へ到着した]
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「アドミラル・ウラジーミルスキー」べリングスハウゼン基地周辺で1ヶ月間に渡り海洋調査を行ない、2月28日に同基地を去り、ウルグアイモンテビデオへ向かいました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは南極を去り、ウルグアイへ向かった]

3月5日にモンテビデオへ到着しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年3月5日23時0分配信
【ロシア海軍の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」はモンテビデオへの業務寄港を行なった】

現在、「アドミラル・ウラジーミルスキー」には20名の女性が乗っています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年3月7日7時0分配信
【ロシア海軍総司令官は世界一周探検中の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」船上の女性を祝福した】

3月10日にモンテビデオを出航し、再び南極へ向かいました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年3月10日17時56分配信
【大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」はモンテビデオへの業務寄港を滞りなく完了し、再び南極へ進路を取った】

3月16日に再び南極へ到着しました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは再び南極へ到着した]

4月9日には、2020年3月3日にウラジオストクから南極へ向かった太平洋艦隊水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」デュルヴィル海で合流しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア海軍情報供給グループ発表
2020年4月9日16時27分配信
【ロシア海軍の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」と水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」は南極で合流した】

デュルヴィル海「マルシャル・ゲロヴァーニ」南磁極の測定を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニは南磁極を調査した]
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その後、「アドミラル・ウラジーミルスキー」南極を離れてインド洋へ向かい、4月25日にセーシェル諸島へ到着しました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーはセーシェル諸島へ到着した]
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何時ものパターンなら、ここで各種物資(燃料、水、食料)を補充し、乗組員は上陸する所ですが、今回は全世界的なコロナウイルス流行の為、物資の補充のみを行ない、乗組員の上陸は取り止めとなりました。

今後、「アドミラル・ウラジーミルスキー」アフリカ大陸を一周して6月8日にクロンシュタットへ帰投します。


記事中にロシア海軍の探検家提督アーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルン(イワン・フョードロヴィチ・クルゼンシュテールン)の名前が出てきますが、同氏は1770年11月19日生まれですから、生誕250周年は2020年11月19日になります。
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この航海は南極発見200周年を記念するものでもありますが、ロシアでは、海軍軍人ファビアン・ゴットリープ・フォン・べリングスハウゼン(ファッデイ・ファッデーイヴィチ・べリンスガウゼン)が1820年1月28日に南極大陸を最初に発見したとされています。
(この他にも2名の候補が居る)
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ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部へ向かった

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年4月27日17時36分配信
【メディアは潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」が地中海へ向かったとの情報を得た】

黒海艦隊のプロジェクト636.3(コード名「ワルシャワンカ」)潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は遠距離航海へ向かい、その枠組みで地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊へ補充される。
4月27日・月曜日、『タス通信』は防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。


「ディーゼルエレクトリック潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは、地中海への遠距離航海へ出発しました。
潜水艦は、本日(4月27日)夕方には黒海海峡を通過する予定です」

対談者は言った。

「ロストフ・ナ・ドヌー」が近い内に遠距離航海へ向かうという情報は、先週に出てきた。
地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊には、有翼ミサイル「カリブル」で武装するプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦2隻が在る。

「ロストフ・ナ・ドヌー」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』黒海艦隊の為に建造した6隻の潜水艦シリーズ・プロジェクト636.3(コード名「ワルシャワンカ」)潜水艦の2隻目である。
それは2014年12月に海軍へ受け入れられた。

プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」潜水艦は第3世代に属する。
排水量3950トン、水中速力20ノット、通常潜航深度240メートル。
乗組員52名。
潜水艦は、533mm魚雷有翼ミサイル「カリブル」で武装する。



ロシア海軍黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の2番艦B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2011年11月21日にサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で起工されました。
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2013年7月下旬までに乗員団が編成され、艦長が任命されました。
「ロストフ・ナ・ドヌー」艦長に任命されたのは、同じ黒海艦隊潜水艦「アルローサ」艦長上級補佐官(副長)アンドレイ・アダムスキー2等海佐でした。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクとロストフ・ナ・ドヌーの艦長が任命された]

起工から約3年後の2014年6月26日に進水しました。

[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは進水した]

2014年8月下旬、係留試験が開始されました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは係留試験を開始した]

その後、2014年10月21日から工場航行試験が始まりました。
『ruspodplav』より
2014年11月2日23時44分配信
【「ロストフ・ナ・ドヌー」はサンクトペテルブルクへ戻ってきた】

2014年12月23日には洋上試験が全て完了しました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月23日13時26分配信
【ディーゼルエレクトリック潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は国家試験から戻った】

その後、2014年12月27日に受領-引渡証書への署名が行なわれ、12月30日に海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊第4独立潜水艦旅団へ編入されました。
[潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはロシア海軍へ就役した]


就役した「ロストフ・ナ・ドヌー」は、まずバレンツ海へ移動して深海試験を行ない、その後に配備先の黒海艦隊基地-ノヴォロシースク海軍基地へ回航されます。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験を行なう為にバレンツ海へ移動する]

2015年4月17日、「ロストフ・ナ・ドヌー」クロンシュタットを抜錨しました。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはクロンシュタットを去り、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ向かった]

2015年5月22日、深海試験を行なう為、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した]

その後、バレンツ海で各種試験が行われました。

2015年10月2日には有翼ミサイル「カリブル」対地攻撃型の発射試験を実施しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはバレンツ海から地上目標へ巡航ミサイルを発射した]

2015年10月9日、「カリブル」対艦型を海上目標へ発射しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"(対艦型)を発射した]

2015年10月16日、ポリャールヌイ基地へ到着した同型艦「スタールイ・オスコル」と入れ違いに出航しました。
[ロシア海軍の最新潜水艦スタールイ・オスコルは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した]

2015年10月29日、クロンシュタットへ入港しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは『補給』の為にクロンシュタットへ寄港した]

2015年11月5日にクロンシュタットを出航し、黒海へ向かいました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはクロンシュタットから黒海へ向かった]

その後、「ロストフ・ナ・ドヌー」の動向が公表される事は一切ありませんでした。

「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2015年12月8日までに地中海東部(シリア沖)へ到達しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはシリア沖に居る]

2015年12月8日、「ロストフ・ナ・ドヌー」シリア沖からシリア国内のISIL(シリア・レバントのイスラム国)拠点へ有翼ミサイル「カリブル」対地攻撃型を発射しました。
「ロストフ・ナ・ドヌー」にとっては3度目となる有翼ミサイル発射は、ロシア海軍史上初の潜水艦発射有翼ミサイルの実戦使用となりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


12月13日にダータネルス海峡ボスポラス海峡を通過し、黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは黒海へ入った]

12月15日、ノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはノヴォロシースク基地へ到着した]

艦の定期整備を行なう為、12月25日にセヴァストーポリへ回航されました。

[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはセヴァストーポリへ回航された]

その後は黒海で行動していました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーと『決闘』する]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクとロストフ・ナ・ドヌーは黒海で巡航ミサイル"カリブル"発射訓練を行なった]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌー及び対潜哨戒機は黒海で演習を行なった]


「ロストフ・ナ・ドヌー」は2020年4月末に地中海東部へ派遣される事になり、4月27日にはボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部へ行く]

「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2019年3月中旬から地中海東部に居る同型艦「クラスノダール」と交代するようです。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦スタールイ・オスコルとクラスノダールは2020年後半まで地中海東部で行動し、その後にサンクトペテルブルクでオーバーホールを行なう]

ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニはオーストラリアを去り、太平洋へ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年4月28日3時41分配信
【太平洋艦隊の水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」はオーストラリア訪問を完了した】

太平洋艦隊水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」は、オーストラリアタウンズビル港への業務寄港を完了し、水、燃料、食料の在庫を完全な基準まで補充した。

太平洋艦隊の船は、南極発見200周年及びイワン・クルゼンシュテールン提督生誕250周年記念日へと捧げられる遠距離航海を続ける。
探検計画に沿って、「マルシャル・ゲロヴァーニ」太平洋エリアで一連の調査を行なう。

水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」ウラジオストクから出航して以来、船は既に10000海里以上を進み、インドネシアジャカルタタンジュン・プリオク港へ到着し、この30年で初めて地球南磁極点正確な座標を確定する為の測定を行ない、更には、この海域の水文調査を行なった。



プロジェクト862水路調査船の16番船「マルシャル・ゲロヴァーニ」は、ポーランドグダニスク造船所で建造され、1983年7月29日に就役しました。
就役後は、太平洋艦隊へ配備され、現在に至っております。
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この数年間はウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールが行なわれ、2020年2月中旬に艦隊へ復帰しました。


現役復帰後の「マルシャル・ゲロヴァーニ」の最初の任務は、南極遠征となり、2020年3月3日にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニは南極調査航海へ出発した]

「マルシャル・ゲロヴァーニ」は3月18日にインドネシアジャカルタへ寄港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニはインドネシアを訪問した]

3月25日にジャカルタを出航し、南極へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニはインドネシアを去り、南極へ向かった]

4月9日、南極沖へ到着し、バルト艦隊大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」と合流しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア海軍情報供給グループ発表
2020年4月9日16時27分配信
【ロシア海軍の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」と水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」は南極で合流した】

デュルヴィル海「マルシャル・ゲロヴァーニ」南磁極の測定を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニは南磁極を調査した]
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その後、南極を離れ、4月26日にはオーストラリアタウンズビル港へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニはオーストラリアのタウンズビル港を訪れた]
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4月28日にタウンズビル港を出航しました。

今後、「マルシャル・ゲロヴァーニ」太平洋上で各種調査を行ないます。


「マルシャル・ゲロヴァーニ」と共に南極遠征を行なったバルト艦隊大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」は、昨年12月3日に南極へ向けて出航し、今年1月末から2月末まで南極べリングスハウゼン基地に滞在して各種調査を行ないました。
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[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは南極を去り、ウルグアイへ向かった]

「アドミラル・ウラジーミルスキー」は2月末に一旦南極を離れ、ウルグアイモンテビデオへ寄港した後、3月16日に南極沖へ到着しています。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは再び南極へ到着した]
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その後、南極を離れ、4月25日にはセーシェル諸島へ到着しています。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーはセーシェル諸島へ到着した]


記事中にロシア海軍の探検家提督アーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルン(イワン・フョードロヴィチ・クルゼンシュテールン)の名前が出てきますが、同氏は1770年11月19日生まれですから、生誕250周年は2020年11月19日になります。
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この航海は南極発見200周年を記念するものでもありますが、ロシアでは、海軍軍人ファビアン・ゴットリープ・フォン・べリングスハウゼン(ファッデイ・ファッデーイヴィチ・べリンスガウゼン)が1820年1月28日に南極大陸を最初に発見したとされています。
(この他にも2名の候補が居る)
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近代化改装された原子力巡洋潜水艦ヴェプリは2020年6月にロシア海軍北方艦隊へ復帰する

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『タス通信』より
2020年4月28日11時47分配信
【原子力潜水艦「ヴェプリ」は北方艦隊へ(2020年)6月に引き渡される】
タス通信、4月28日

北方艦隊プロジェクト971(コード名「シチューカ-B」)原子力潜水艦「ヴェプリ」は修理及び近代化の後の試験を完了し、海軍への引き渡しは6月に予定されている。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「原子力潜水艦ヴェプリは、試験プログラムを完全に終えました。
潜水艦は、問題点を除去する為に艦船修理工場『ネルパ』へ戻りました。
この作業は、およそ1ヶ月間続き、その後に短期間ドック入りした後、6月初頭に海軍へ引き渡されます」

対談者は話した。

工場『ネルパ』が含まれる艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』は、『タス通信』が情報提供者より提示された情報にコメントしなかった。

以前、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将
は、新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』のインタビューに対し、「ヴェプリ」は4月に海軍へ復帰すると述べた。http://rybachii.blog84.fc2.com/blog-entry-5509.html

プロジェクト971原子力潜水艦は、サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』により開発された。
「ヴェプリ」『セヴマシュ』で建造され、ロシア海軍へ1995年に引き渡された。
近代化の後、同プロジェクト潜水艦は、打撃ミサイル複合体「カリブル-PL」を武装として得る。



プロジェクト971「シチューカ-B」原子力大型潜水艦K-157は、1990年6月16日にセヴェロドヴィンスク生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工されました。
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1992年6月3日には「原子力巡洋潜水艦」に類別変更されました。
1993年4月6日に「ヴェプリ」(猪)と命名されました。
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1994年12月10日に進水しました。

1995年6月29日から航行試験が始まり、同年11月3日に終了しました。

1995年11月25日に受領証書への署名が行なわれ、11月30日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1995年12月10日にはヤーゲリナヤ湾ガジエヴォ基地へ到着し、12月29日には北方艦隊第24潜水艦師団へ編入されました。
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1998年9月11日、ガジエヴォ基地に停泊中の「ヴェプリ」で殺人事件が発生し、8名の水兵が殺害されました。
犯人の水兵も射殺されました。

2003年7月5日~11日には、ノルウェー海フランス海軍との合同演習へ参加しました。

2004年9月には北東大西洋フランス海軍との合同演習へ参加しました。
同年9月21日から29日までフランスブレスト港を訪問しました。
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2012年には予備役となり、2013年11月20日には寿命延長近代化改装の為の契約が締結されました。

2014年に艦船修理工場『ネルパ』へ回航され、オーバーホールが始まりました。
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当初、「ヴェプリ」の近代化改装は2017年末までに完了する予定でしたが、実現しませんでした。
[近代化改装される原子力巡洋潜水艦ヴェプリは2017年末にロシア海軍へ復帰する]
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2020年3月19日(ロシア海軍潜水艦船員の日)、「ヴェプリ」は航行試験を開始しました。
[近代化改装されたロシア海軍北方艦隊の原子力巡洋潜水艦ヴェプリは航行試験を開始した]

航行試験は3月26日に完了しました。
[近代化改装された原子力巡洋潜水艦ヴェプリの航行試験は完了し、2020年4月にロシア海軍北方艦隊へ復帰する]

しかし、航行試験中に何らかの不具合が発覚したらしく、それを修正する必要が生じた為、ロシア海軍への引き渡しは2020年6月になりました。

ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はカムチャツカ沖で対空戦闘演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年4月27日4時30分配信
【アヴァチンスキー湾での演習中に太平洋艦隊の艦は高射ミサイル発射を15回実施した】

太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊の艦のアヴァチンスキー湾での演習中、仮想敵空中攻撃手段の戦闘艦支隊への攻撃の撃退へ取り組んだ。
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「敵」の攻撃を演じる3隻の小型対潜艦は、艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、戦隊水雷艦「ブイストルイ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、「アドミラル・トリブツ」で構成される戦術艦グループが行動している演習海域へ向かって、様々な方向からミサイル標的「サマン」を発射した。
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飛翔する対艦有翼ミサイルを模して発射された標的は、適時に探知され、対空防衛手段により攻撃された。
攻撃を撃退する為、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、対空防衛複合体「オサー」を使用した。
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大型対潜艦高射ミサイル複合体「キンジャール」を使用し、戦隊水雷艦「ブイストルイ」30mm6連装自動艦載砲装置AK-630が関わった。
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合計で演習中に15回のミサイル発射が行なわれた。

客観的観測によると、標的は成功裏に撃破された。



日本海及びオホーツク海におけるロシア太平洋艦隊の戦術演習は、2020年3月25日に始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は日本海とオホーツク海で演習を行なう]

まず初めに、ウラジオストク南部のウリス湾に駐留する第11水域保護艦大隊所属の基地掃海艦BT-100、BT-114、BT-232ピョートル大帝湾機雷源の掃海訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年3月25日4時38分配信
【太平洋艦隊の掃海艦は、演習中に艦隊の部隊展開ルート上の機雷源の突破へ取り組んだ】

翌3月26日、演習参加艦でヘリコプター搭載能力を有する艦~ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、「アドミラル・トリブツ」、複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」~は、艦載ヘリコプターKa-27PL(対潜型)Ka-27PS(捜索救助型)(第7062航空基地所属、普段は沿海地方ニコラエフカ飛行場に駐留している)を受け入れ、発着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦は日本海でヘリコプター発着訓練を行なった]

翌3月27日、第100揚陸艦旅団(フォキノ駐留)所属の大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」(1982年9月28日就役)は、ピョートル大帝湾で各種目標への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイは日本海で砲撃訓練を行なった]
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演習部隊主力は3月26日に宗谷海峡へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年3月27日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

スラバ級ミサイル巡洋艦:ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(011)
ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦:駆逐艦「ブイストルイ」(715)
ウダロイI級駆逐艦2隻:大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(564)、「アドミラル・パンテレーエフ」(548)
グリシャV級小型フリゲート2隻:小型対潜艦「メチェーリ」(323)、「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」(350)
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇6隻:ロケット艇R-14(924)、R-24(946)、R-297(954)、R-20(921)、R-18(937)、R-19(978)
マルシャル・ネデリン級ミサイル観測支援艦:複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」
アルタイ改級補給艦2隻:中型海洋給油船「イリム」、「イジョラ」
オホーツク級航洋曳船:海洋曳船「アレクサンドル・ピスクノフ」
アムール級工作艦:水上修理所PM-59
オビ級病院船:病院船「イルティシュ」


3月28日、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に駐留する第114水域保護艦旅団麾下の第117水域防護艦大隊所属の小型対潜艦MPK-82(375)、MPK-107(332)、「ウスチ・イリムスク」(362)、「ホルムスク」(369)と、第66小型ロケット艦大隊所属の小型ロケット艦「イネイ」(418)、「モローズ」(409)、「ラズリーフ」(450)、「スメルチ」(423)も演習へ参加する為に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊カムチャツカ方面部隊の小型対潜艦4隻と小型ロケット艦4隻は演習を開始した]
カムチャツカ方面部隊の出航に先立ち、第117水域防護艦大隊所属の海洋掃海艦MT-264、MT-265ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港周辺で機雷源の掃海訓練を行ないました。

3月29日、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・パンテレーエフ」は、カムチャツカに駐留する対潜哨戒機Il-38の協力の下に潜水艦の捜索と対空防衛の演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・パンテレーエフは対潜・対空戦闘演習を行なった]

宗谷海峡の東方海域(オホーツク海西部)には未だ流氷が残っており、演習参加部隊は、太平洋艦隊砕氷船「サドコ」「イワン・スサーニン」、そして民間の『ロスモルポルト』社砕氷船「カピタン・フレブニコフ」に先導されて流氷海域を通過しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の砕氷船は宗谷海峡の結氷海域を通過する艦船部隊を先導した]

3月31日、演習部隊に随伴する中型海洋給油船「イリム」(1972年11月17日就役)と「イジョラ」(1970年4月24日就役)は、4隻の小型ロケット艦(「イネイ」、「モローズ」、「ラズリーフ」、「スメルチ」)駆逐艦「ブイストルイ」へ洋上補給を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦はオホーツク海で洋上補給を行なった]

4月2日以降、クリル諸島南部を含むオホーツク海南部で本格的な実弾射撃演習が始まりました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊は2020年4月2日~8日にオホーツク海南部(クリル諸島南部)で実弾射撃演習を行なう]

太平洋艦隊海軍航空隊も演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦術演習へ20機以上の航空機とヘリコプターが参加する]

更に、ロシア航空宇宙軍遠距離航空隊超音速爆撃機Tu-22M3(イルクーツク州ベラヤ飛行場に駐留する第6952親衛航空基地所属)もオホーツク海へ進出し、カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場に駐留する太平洋艦隊迎撃戦闘機MiG-31BMと共に演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMはオホーツク海上空で爆撃機Tu-22M3(バックファイア)を迎撃した]
[ロシア航空宇宙軍遠距離航空隊の超音速爆撃機Tu-22M3はオホーツク海のロシア海軍演習へ参加した]

カーメニ・ルチェイ飛行場に駐留する遠距離対潜哨戒機Tu-142M3オホーツク海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142M3はオホーツク海の演習へ参加した]

4月6日、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に駐留する第114水域保護艦旅団麾下の第117水域防護艦大隊所属の海洋掃海艦MT-264(738)とMT-265(718)は、アヴァチンスキー湾で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊カムチャツカ方面部隊の海洋掃海艦は砲撃訓練を行なった]

そして演習の締め括りとして、太平洋艦隊旗艦ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」戦隊水雷艦「ブイストルイ」は、オホーツク海130㎜連装砲AK-130による陸上砲撃訓練を行ないました。

砲撃訓練を行なった具体的な場所は明らかにされていませんが、「太平洋エリアの沿岸射爆場」との事ですから、おそらくはクリル諸島南部の何れかの島の太平洋側の海岸でしょう。
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[ロシア海軍太平洋艦隊のナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艦ブイストルイはオホーツク海南部で地上への艦砲射撃訓練を行なった]

これで演習は完了し、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に駐留する小型対潜艦MPK-82(375)、MPK-107(332)、「ウスチ・イリムスク」(362)、「ホルムスク」(369)と、と小型ロケット艦「イネイ」(418)、「モローズ」(409)、「ラズリーフ」(450)、「スメルチ」(423)は母港へ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊カムチャツカ方面部隊は演習を終えて基地へ戻る]

他の演習参加艦船(沿海地方から来た艦船)も、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港原潜基地ヴィリュチンスクへ寄港したようです。
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戦隊水雷艦「ブイストルイ」は、4月11日にカムチャツカ半島沖で130mm連装砲AK-13030mm6連装機関砲AK-630による実弾射撃を単独で実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦隊水雷艦ブイストルイはカムチャツカ沖で砲撃訓練を行なった]

病院船「イルティシュ」は、津軽海峡を経由して4月13日にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはウラジオストクへ帰投した]

4月16日、7隻の大型対潜艦及び小型対潜艦カムチャツカ半島沖で対潜演習を行ないました。
この内、2隻が大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」「アドミラル・トリブツ」であり、あとの5隻は小型対潜艦です。
現在、カムチャツカ方面には6隻の小型対潜艦MPK-82(375)、MPK-107(332)、「ウスチ・イリムスク」(362)、「ホルムスク」(369)、「メチェーリ」(323)、「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」(350)が居ますので、この内の5隻が演習へ参加したようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦と小型対潜艦はカムチャツカ半島沖で対潜演習を行なった]

4月20日、第2親衛ロケット艇大隊(ウラジオストク南部ウリス湾に駐留)所属の6隻のロケット艇(R-14、R-24、R-297、R-20、R-18、R-19)サハリン沖で対空防衛演習を行ないました。
対潜哨戒機Il-38Nが空中標的を投下しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年4月20日6時5分配信
【太平洋艦隊の2個ロケット艇グループは空中目標への砲射撃を実施した】

4月24日、ロケット艇R-14、R-24、R-297、R-20、R-18、R-19大型揚陸艦「オスリャービャ」宗谷海峡を西進して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年4月27日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
ロシア海軍当局からの発表は有りませんが、その後、母基地(ロケット艇ウラジオストク南部ウリス湾大型揚陸艦フォキノ)へ戻ったようです。

4月27日、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、戦隊水雷艦「ブイストルイ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、「アドミラル・トリブツ」は、カムチャツカ半島沖で対空戦闘演習を行ない、3隻の小型対潜艦から発射されたミサイル標的「サマン」を、短距離対空ミサイル30mmガトリング砲で撃墜しました。

ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニはオーストラリアのタウンズビル港を訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年4月26日5時17分配信
【太平洋艦隊の水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」は業務寄港の為にオーストラリアのタウンズビル港へ到着した】

南極発見200周年及びイワン・クルゼンシュテールン提督生誕250周年記念日へと捧げられる遠距離航海を続けている太平洋艦隊水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」は、業務寄港の為にオーストラリアタウンズビル港へ到着し、水、燃料、食料の在庫を完全な基準まで補充する。

水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」ウラジオストクから出航して以来、船は既に約10000海里以上を進み、インドネシアジャカルタタンジュン・プリオク港へ到着し、この30年で初めて地球南磁極点正確な座標を確定する為の測定を行ない、更には、この海域の水文調査を行なった。



プロジェクト862水路調査船の16番船「マルシャル・ゲロヴァーニ」は、ポーランドグダニスク造船所で建造され、1983年7月29日に就役しました。
就役後は、太平洋艦隊へ配備され、現在に至っております。
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この数年間はウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールが行なわれ、2020年2月中旬に艦隊へ復帰しました。


現役復帰後の「マルシャル・ゲロヴァーニ」の最初の任務は、南極遠征となり、2020年3月3日にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニは南極調査航海へ出発した]

「マルシャル・ゲロヴァーニ」は3月18日にインドネシアジャカルタへ寄港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニはインドネシアを訪問した]

3月25日にジャカルタを出航し、南極へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニはインドネシアを去り、南極へ向かった]

4月9日、南極沖へ到着し、バルト艦隊大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」と合流しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア海軍情報供給グループ発表
2020年4月9日16時27分配信
【ロシア海軍の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」と水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」は南極で合流した】

デュルヴィル海「マルシャル・ゲロヴァーニ」南磁極の測定を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニは南磁極を調査した]
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その後、南極を離れ、4月26日にはオーストラリアタウンズビル港へ入港しました。
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「マルシャル・ゲロヴァーニ」と共に南極遠征を行なったバルト艦隊大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」は、昨年12月3日に南極へ向けて出航し、今年1月末から2月末まで南極べリングスハウゼン基地に滞在して各種調査を行ないました。
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[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは南極を去り、ウルグアイへ向かった]

「アドミラル・ウラジーミルスキー」は2月末に一旦南極を離れ、ウルグアイモンテビデオへ寄港した後、3月16日に南極沖へ到着しています。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは再び南極へ到着した]
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その後、南極を離れ、4月25日にはセーシェル諸島へ到着しています。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーはセーシェル諸島へ到着した]


記事中にロシア海軍の探検家提督アーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルン(イワン・フョードロヴィチ・クルゼンシュテールン)の名前が出てきますが、同氏は1770年11月19日生まれですから、生誕250周年は2020年11月19日になります。
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この航海は南極発見200周年を記念するものでもありますが、ロシアでは、海軍軍人ファビアン・ゴットリープ・フォン・べリングスハウゼン(ファッデイ・ファッデーイヴィチ・べリンスガウゼン)が1820年1月28日に南極大陸を最初に発見したとされています。
(この他にも2名の候補が居る)
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ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でベルギー空軍の戦闘機F-16に対するスクランブル発進を行なった


『タス通信』より
2020年4月25日17時46分配信
【ロシアの戦闘機Su-27はバルト海上空でベルギーのF-16へ同行した】
カリーニングラード、4月25日/タス通信

2機のロシア戦闘機Su-27は、ベルギー空軍航空機F-16の識別及び同行の為に空へ上がった。
土曜日にバルト艦隊広報サービスは報道機関へ伝えた。

金曜日、バルト海の中立水域上空でのバルト艦隊海上航空隊の乗員の計画飛行の実施中、空域監視手段によりロシア境界線へのコース上を飛行する空中目標が探知された。
その識別の為、2機のSu-27が上がった。

「ロシアの戦闘機飛行士は、接近後にベルギー空軍所属の航空機F-16と、その機体番号を識別し、同行しました」
軍当局は指摘した。

広報サービスは、外国の航空機ロシア連邦国境線から飛行進路を変更した後、戦闘機は計画戦闘演習任務の遂行を続けたと説明した。

ロシア航空機の飛行は「空域使用に関する国際規則に厳密に沿って」行なわれている事を広報サービスは強調した。




バルト艦隊海軍航空隊戦闘機爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。
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カリーニングラード州チカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。
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第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。
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駐留している場所が場所なだけに、外国機と接触する機会も少なくありません。
例えば2019年1月24日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するスウェーデン空軍航空機を探知し、スクランブル発進しています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はスウェーデンの偵察機に対するスクランブル発進を行なった]

2019年8月13日には、カリーニングラードを視察してモスクワへ戻るセルゲイ・ショイグ国防相を乗せた旅客機を護衛中、NATO軍戦闘機が接近してきたので、これを追い払いました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はNATOの戦闘機を追い払った]


そして2020年4月24日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するベルギー空軍戦闘機F-16を探知し、スクランブル発進しました。

ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーはセーシェル諸島へ到着した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年4月25日17時10分配信
【バルト艦隊探検隊はセーシェルへ到着した】
モスクワ、4月25日-ロシア通信社ノーボスチ

バルト艦隊大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」は、土曜日にセーシェル諸島へ到着したが、コロナウイルスが流行しているが故に、乗組員が沿岸へ上陸する事は無い。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、探検隊指揮官オレグ・オシポフ1等海佐より伝えられた。

船は3月9日にモンテビデオから出航し、アデレード島及びべリングスハウゼン海エリアで南極沿岸の追加調査を行ない、ピョートル1世島を調査し、南極エリアでの作業を行なった。
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「私共はセーシェルへ、物資~クロンシュタットまで移動する為に必要な燃料、水、食料~の補充の為だけに寄港いたしました。
コロナウイルスに関連して、セーシェル諸島への滞在計画は変更されました。
休養が計画されておりましたが、現行の制限により、沿岸への上陸は無くなりました」
オシポフ
は話した。

彼によると、全世界における切実なコロナウイルスの問題は、今後も乗組員へ影響を及ぼすだろう。

「この計画で、遠征ルートが調整され、私共は、紅海と地中海を経由せず、アフリカの西を一周します。
これにより、帰路へ必要な距離は3000海里増加しますが、地中海の港への寄港が無くなった事を考慮すれば、航海距離の増加は、僅かなものです」

探検隊指揮官は言った。

バルト艦隊大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」は、2019年12月3日から南極発見200周年及びイワン・クルゼンシュテールン提督生誕250周年記念日へと捧げられる世界一周大洋探検へ参加している。
探検は、2020年6月までの半年以上続き、この間に南極での大規模な水路調査及び水文学調査が計画されている。



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プロジェクト852大洋研究調査船の3番船「アドミラル・ウラジーミルスキー」は、ポーランドで1973年12月1日に起工され、1974年4月4日に進水、1975年5月31日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

1990年から1994年までポーランドでオーバーホールを行ない、その後、バルト艦隊へ転属し、クロンシュタットへ回航されました。

2014年8月18日には北極海遠征に出発し、北極海を横断して10月下旬にはウラジオストクへ入港しました。

その後、太平洋を横断してパナマ運河を通過し、カリブ海へ行き、大西洋を横断して2015年1月17日にクロンシュタットへ帰投しました。


2015年11月6日には南極遠征へ出発し、2016年4月に帰投しました。
この間、アルジェ(アルジェリア)、スエズ(エジプト)、ジッダ(サウジアラビア)、ヴィクトリア(セーシェル諸島)、マダガスカル、マプト(モザンビーク)、ケープタウン(南アフリカ)、マラボ(赤道ギニア)、ルアンダ(アンゴラ)、リスボン(ポルトガル)を訪問しました。

南極遠征


帰港



なお、この「アドミラル・ウラジーミルスキー」の南極遠征に関し、全く根も葉もないデマを流布している者達が居ます。

2016年3月21日
【古代プラズマ兵器「ガブリエルの箱舟」ついに発見される!? 現在プーチンが南極に輸送中!】

2016年3月24日
【ガブリエルの箱舟】

2017年3月20日
【ロシア海軍が南極に運んだ究極のプラズマ兵器「ガブリエルのアーク」】

無論言うまでもなく、これらのページに書いてある事は全てデタラメです。
少し・・・頭冷やそうか・・・

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2017年12月にはインド洋の調査航海へ出発しました。


なお、「アドミラル・ウラジーミルスキー」には、2018年3月の時点で17名の女性乗組員が居ました。
(同船は乗組員170名+研究要員80名)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年3月8日3時1分配信
【(ロシア)海軍総司令官は国際女性デーに艦隊の女性(将兵)への祝辞を述べた】

2018年6月8日に帰投しました。


2018年7月初頭からクロンシュタットでオーバーホール及び近代化改装が始まりました。
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オーバーホール完了後、2019年11月に洋上試験を行ない、バルト艦隊へ復帰しました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーはオーバーホール後の航行試験を開始した]


2019年12月3日にクロンシュタットを出航し、南極調査航海へ向かいました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは2020年に南極へ行く]
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは南極調査航海へ出発した]


2019年12月12日にはポルトガルリスボンへ寄港し、大西洋中部で2020年の新年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは洋上で新年を迎える]
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2020年1月11日から15日までブラジルリオデジャネイロを訪問しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年1月15日1時2分配信
【ロシア海軍の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」はリオデジャネイロ港への業務寄港を完了した】

2020年1月19日から21日までウルグアイモンテビデオを訪問しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年1月19日22時15分配信
【ロシア海軍の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」はモンテビデオへ入った】

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その後、北方艦隊プロジェクト22010海洋学調査船「ヤンターリ」(2015年5月23日就役)と合流し、1月27日に南極べリングスハウゼン基地へ到着しました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは南極大陸へ到着した]
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「アドミラル・ウラジーミルスキー」べリングスハウゼン基地周辺で1ヶ月間に渡り海洋調査を行ない、2月28日に同基地を去り、ウルグアイモンテビデオへ向かいました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは南極を去り、ウルグアイへ向かった]

3月5日にモンテビデオへ到着しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年3月5日23時0分配信
【ロシア海軍の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」はモンテビデオへの業務寄港を行なった】

現在、「アドミラル・ウラジーミルスキー」には20名の女性が乗っています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年3月7日7時0分配信
【ロシア海軍総司令官は世界一周探検中の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」船上の女性を祝福した】

3月10日にモンテビデオを出航し、再び南極へ向かいました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年3月10日17時56分配信
【大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」はモンテビデオへの業務寄港を滞りなく完了し、再び南極へ進路を取った】

3月16日に再び南極へ到着しました。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは再び南極へ到着した]

4月9日には、2020年3月3日にウラジオストクから南極へ向かった太平洋艦隊水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」デュルヴィル海で合流しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア海軍情報供給グループ発表
2020年4月9日16時27分配信
【ロシア海軍の大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」と水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」は南極で合流した】

デュルヴィル海「マルシャル・ゲロヴァーニ」南磁極の測定を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニは南磁極を調査した]
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その後、「アドミラル・ウラジーミルスキー」南極を離れてインド洋へ向かい、4月25日にセーシェル諸島へ到着しました。
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何時ものパターンなら、ここで各種物資(燃料、水、食料)を補充し、乗組員は上陸する所ですが、今回は全世界的なコロナウイルス流行の為、物資の補充のみを行ない、乗組員の上陸は取り止めとなりました。


記事中にロシア海軍の探検家提督アーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルン(イワン・フョードロヴィチ・クルゼンシュテールン)の名前が出てきますが、同氏は1770年11月19日生まれですから、生誕250周年は2020年11月19日になります。
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この航海は南極発見200周年を記念するものでもありますが、ロシアでは、海軍軍人ファビアン・ゴットリープ・フォン・べリングスハウゼン(ファッデイ・ファッデーイヴィチ・べリンスガウゼン)が1820年1月28日に南極大陸を最初に発見したとされています。
(この他にも2名の候補が居る)
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ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"の近代化改装は2020年末に完了する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年4月24日4時32分配信
【太平洋艦隊司令官はフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」の近代化を伴う修理の進捗を視察した】

太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将は、ウラジオストク株式会社『艦船修理センター・ダーリザヴォード』を訪れ、太平洋艦隊フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」の近代化を伴う修理作業の進捗状況を知った。

艦隊司令官は、艦長アレクサンドル・マトヴェーエフ2等海佐から現在の状況についての報告を聞き、フリゲートを視察し、『ダーリザヴォード』幹部と会った。

出張の結果により、セルゲイ・アヴァキャンツ大将は、作業は承認されたスケジュールに沿って進められており、太平洋艦隊は、複合工場試験を実施した後、近代化されたフリゲートを今年末までに受領する予定である事を確認した。

近代化を伴う修理期間中、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」の上部構造物の20パーセント以上が取り外され、設計図面に沿って再び製造された。
船底外部部品及び船体構造が修理され、電気機械機器が据え付けられた。
駆動軸の新たな区画が製造され、主要ケーブル線の一部は交換され、新たな兵装システムの為の敷設が行なわれた。
近代化される艦は、新たな打撃ミサイル兵器複合体を得た。



プロジェクト1155大型対潜艦の8番艦「マルシャル・シャーポシニコフ」は、1983年5月25日にカリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で起工され、1984年12月27日に進水し、1985年12月30日にソ連海軍へ納入されました。
1986年2月2日に太平洋艦隊へ編入され、正式に就役しました。
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1987年10月1日から12月26日まで太平洋艦隊基地への移動航海を行ないました。
この間、モザンビーク、ルアンダ、セーシェル諸島、インド、ベトナムを訪問しました。

1988年7月14日から1989年2月13日までペルシャ湾で行動し、41隻の船を護送しました。
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1990年にはエチオピアからソ連民間人を避難させ、この間にアブダビアデンへ寄港しました。
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1990年8月14日から18日まで朝鮮共和国ウォンサン(元山)港を訪問しました。

1990年12月15日から1991年8月30日までペルシャ湾で行動し、この間にアブダビアデンへ寄港しました。
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1992年11月から1994年4月までウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールが行なわれました。

2003年4月16日にウラジオストクを出航し、5月にインド洋黒海艦隊の艦船と合同演習を行ない、その後、インドを訪問しました。
[ロシア海軍、インド洋遠征(2003年4~5月):その1・太平洋艦隊のウダロイ級大型対潜艦]

2003年10月にはハワイ真珠湾を訪問しました。
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2004年8月30日から9月30日まで日本を訪問し、9月4日には日本海上自衛隊と捜索救助合同演習を行ないました。

2005年8月には中国青島港を訪問しました。

2006年3月にはグアム島を訪問しています。
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2008年9月15日から17日まで日本海で実弾射撃訓練を行ない、帰投した直後に火災事故が発生しました。
[大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフで火災発生 ]

2009年3月に修理を完了し、艦隊へ復帰しました。

「マルシャル・シャーポシニコフ」は、これまでに3度に渡りアデン湾海賊対処任務へ就いており、1度目は2010年2月24日に出港しています。
[大型対潜艦「シャーポシニコフ元帥」支隊はソマリアへ出発した]

アデン湾到着後の「マルシャル・シャーポシニコフ」艦内で打ち合わせを行なうロシア海軍海賊対処部隊幹部とアメリカ及びシンガポール海軍アデン湾派遣部隊指揮官
(2010年4月8日)
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2010年5月6日、ソマリア海賊に乗っ取られたロシアタンカー「モスクワ大学」を解放しました。
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【ソマリア海賊:露タンカー乗っ取り 翌日に解放】
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『ロシア通信社ノーボスチ』情報グラフィックより。
2012年5月7日配信
【乗っ取られたタンカー「モスクワ大学」の突入解放作戦】

この時のロシア海軍海賊対処部隊指揮官は、第44対潜艦旅団司令官イリダル・アフメロフ1等海佐でした。
[ソマリア海賊対処部隊指揮官イリダル・アフメロフの華麗な戦歴]

タンカー「モスクワ大学」を乗っ取ろうとしたソマリア海賊は1名が射殺され、10名が拘束されました。
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しかし、拘束された10名も、ボートに乗せられて海上へ放逐され、その後、死亡しました。
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結果的に、「モスクワ大学」を襲撃したソマリア海賊は、11名全てが死亡しました。
[アデン湾における大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフの活躍を描いた映画が撮影される]
「マルシャル・シャーポシニコフ」は2010年6月25日に帰投しました。

2012年4月下旬に黄海で実施されたロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2012』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

2012年11月2日から2013年4月21日まで遠距離航海を行ない、2度目のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊はウラジオストクへ戻った]

2014年3月中旬から7月初頭までインド洋への遠距離航海を行ない、この間に3度目のアデン湾海賊対処任務を遂行しました。
[ロシア太平洋艦隊インド洋遠征(2014年3月-7月)]
2014年10月から12月までオーストラリア沖への遠距離航海を行ないました。
[オーストラリア沖へ行ったロシア海軍太平洋艦隊の軍艦はウラジオストクへ帰ってきた]

2015年3月下旬から4月上旬まで日本海で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は日本海で演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊は演習を実施した]

2015年6月下旬から7月初頭にオホーツク海で実施された演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊はオホーツク海で対潜演習を実施した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の『決闘』演習がオホーツク海で行なわれた]

2015年10月26日に宗谷海峡を東進し、11月16日に同海峡を西進したのを最後に、洋上での活動は見られなくなりました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年10月26日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年11月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


2016年春からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装工事が始まりました。
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2基の「ラストルブ」対潜ミサイル4連装発射筒AK-100 100mm単装砲2番砲塔、ガスタービンエンジンなどが撤去されました。

ガスタービンエンジン『クロンシュタット海洋工場』へ送られ、修復されました。
[クロンシュタット海洋工場はロシア海軍の全ての艦艇用ガスタービンエンジンを修理する]

「マルシャル・シャーポシニコフ」は、近代化改装により対艦ミサイル「ウラン」を装備します。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフは近代化改装によりウラン対艦ミサイルを装備する]
「ウラン」4連装発射筒(3R-60U)は、「ラストルブ」対潜ミサイル4連装発射筒の在った場所に設置されるようです。
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この他、有翼ミサイル「カリブル」用の垂直発射機3S-14も装備されます。
ブログ『BMPD』より
2017年8月19日配信
【大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」の近代化で2基の汎用垂直発射装置3S-14モジュールが設置される】

3S-14発射機100mm単装砲2番砲塔の有った場所に設置されました。
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2018年2月16日、「マルシャル・シャーポシニコフ」で、溶接作業中に木製足場へ引火した事により火災が発生しました。

[ウラジオストクで近代化改装中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフで火災が発生した]

その後、『ダーリザヴォード』の乾ドックへ入渠しました。
[近代化改装中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフ近影(2018年7月11日)]

2019年11月13日までに乾ドックを出ました。
[近代化改装中のロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート(大型対潜艦)マルシャル・シャーポシニコフはウラジオストクの乾ドックを出た]

その後、『ダーリザヴォード』の岸壁で艤装工事が進められています。


「マルシャル・シャーポシニコフ」AK-100 100mm砲の1番砲塔も撤去され、代わりにロシア海軍の新世代水上艦にも装備されているA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲が設置されるようです。

[近代化改装されるロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は新たな100mm砲を得る]

「マルシャル・シャーポシニコフ」の再就役は、2020年末頃になるようです。
[近代化改装されるロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦(フリゲート)マルシャル・シャーポシニコフと原子力水中巡洋艦イルクーツクは極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を使用できる]

近代化改装後の「マルシャル・シャーポシニコフ」は、大型対潜艦からフリゲートへ類別変更されます。
[近代化改装されるプロジェクト1155大型対潜艦はフリゲートへ艦種変更される]

ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部へ行く

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年4月23日11時48分配信
【黒海艦隊の第2の「ワルシャワンカ」は地中海へ向かう】

プロジェクト636.3(コード名「ワルシャワンカ」)潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は、地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊を強化する。
『タス通信』が防衛産業企業体の情報提供者より伝えられたように、潜水艦は近日中に航海へと向かう。


「潜水艦は地中海への遠距離航海を準備しております」
対談者は語った。

彼は、「ロストフ・ナ・ドヌー」が、メディアの情報によると4月に地中海での任務を完了しなければならない同型潜水艦「クラスノダール」と交代するのかどうかについては明らかにしなかった。

地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊には、有翼ミサイル「カリブル」で武装するプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦2隻が在る。

「ロストフ・ナ・ドヌー」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』黒海艦隊の為に建造した6隻の潜水艦シリーズ・プロジェクト636.3(コード名「ワルシャワンカ」)潜水艦の2隻目である。
それは2011年11月21日に起工され、2014年6月26日に進水し、同年12月30日に海軍へ受領された。

プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」潜水艦は第3世代に属する。
排水量3950トン、水中速力20ノット、通常潜航深度240メートル。
乗組員52名。
潜水艦は、533mm魚雷有翼ミサイル「カリブル」で武装する。



ロシア海軍黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の2番艦B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2011年11月21日にサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で起工されました。
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2013年7月下旬までに乗員団が編成され、艦長が任命されました。
「ロストフ・ナ・ドヌー」艦長に任命されたのは、同じ黒海艦隊潜水艦「アルローサ」艦長上級補佐官(副長)アンドレイ・アダムスキー2等海佐でした。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクとロストフ・ナ・ドヌーの艦長が任命された]

起工から約3年後の2014年6月26日に進水しました。

[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは進水した]

2014年8月下旬、係留試験が開始されました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは係留試験を開始した]

その後、2014年10月21日から工場航行試験が始まりました。
『ruspodplav』より
2014年11月2日23時44分配信
【「ロストフ・ナ・ドヌー」はサンクトペテルブルクへ戻ってきた】

2014年12月23日には洋上試験が全て完了しました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月23日13時26分配信
【ディーゼルエレクトリック潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は国家試験から戻った】

その後、2014年12月27日に受領-引渡証書への署名が行なわれ、12月30日に海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊第4独立潜水艦旅団へ編入されました。
[潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはロシア海軍へ就役した]


就役した「ロストフ・ナ・ドヌー」は、まずバレンツ海へ移動して深海試験を行ない、その後に配備先の黒海艦隊基地-ノヴォロシースク海軍基地へ回航されます。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験を行なう為にバレンツ海へ移動する]

2015年4月17日、「ロストフ・ナ・ドヌー」クロンシュタットを抜錨しました。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはクロンシュタットを去り、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ向かった]

2015年5月22日、深海試験を行なう為、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した]

その後、バレンツ海で各種試験が行われました。

2015年10月2日には有翼ミサイル「カリブル」対地攻撃型の発射試験を実施しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはバレンツ海から地上目標へ巡航ミサイルを発射した]

2015年10月9日、「カリブル」対艦型を海上目標へ発射しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"(対艦型)を発射した]

2015年10月16日、ポリャールヌイ基地へ到着した同型艦「スタールイ・オスコル」と入れ違いに出航しました。
[ロシア海軍の最新潜水艦スタールイ・オスコルは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した]

2015年10月29日、クロンシュタットへ入港しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは『補給』の為にクロンシュタットへ寄港した]

2015年11月5日にクロンシュタットを出航し、黒海へ向かいました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはクロンシュタットから黒海へ向かった]

その後、「ロストフ・ナ・ドヌー」の動向が公表される事は一切ありませんでした。

「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2015年12月8日までに地中海東部(シリア沖)へ到達しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはシリア沖に居る]

2015年12月8日、「ロストフ・ナ・ドヌー」シリア沖からシリア国内のISIL(シリア・レバントのイスラム国)拠点へ有翼ミサイル「カリブル」対地攻撃型を発射しました。
「ロストフ・ナ・ドヌー」にとっては3度目となる有翼ミサイル発射は、ロシア海軍史上初の潜水艦発射有翼ミサイルの実戦使用となりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


12月13日にダータネルス海峡ボスポラス海峡を通過し、黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは黒海へ入った]

12月15日、ノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはノヴォロシースク基地へ到着した]

艦の定期整備を行なう為、12月25日にセヴァストーポリへ回航されました。

[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはセヴァストーポリへ回航された]

その後、現在に至るまで黒海で行動していました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーと『決闘』する]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクとロストフ・ナ・ドヌーは黒海で巡航ミサイル"カリブル"発射訓練を行なった]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌー及び対潜哨戒機は黒海で演習を行なった]


「ロストフ・ナ・ドヌー」は2020年4月末に地中海東部へ向かい、2019年3月中旬から同海域に居る同型艦「クラスノダール」と交代するようです。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦スタールイ・オスコルとクラスノダールは2020年後半まで地中海東部で行動し、その後にサンクトペテルブルクでオーバーホールを行なう]

2020-2021年にロシア海軍の最新鋭極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験が約10回実施される

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『タス通信』より
2020年4月23日9時45分配信
【情報筋はロシアは更に約10回の「ツィルコン」の試験射撃を行なうと述べた】
モスクワ、4月23日/タス通信

ロシアは国家試験の枠組みで更に約10回の最新極超音速ミサイル「ツィルコン」の発射を行なう。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「複合体ツィルコンの試験完了までに、2隻の搭載艦から更に約10回の極超音速ミサイルの発射が計画されております」
対談者は話した。

彼によると、射撃は2020年~2021年に行なわれる。
「およそ7~8回のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"から地上及び海上標的への発射が計画されており、そして2~3回の発射が潜水艦セヴェロドヴィンスクから行なわれ、この内の少なくとも1回は水中位置からになります」
情報提供者は説明した。

メディアによるとミサイル「ツィルコン」を開発している科学生産合同『機械製造』(コーポレーション『戦術ロケット兵器』へ加入)は、『タス通信』へ、情報提供者より提示された情報へのコメントを拒否した。

[「ツィルコン」]
ロシア連邦
軍当局は、2011年に極超音速ミサイル「ツィルコン」の作成計画を発表した。
ミサイルの飛翔試験は、メディアによると2015年に始まった。
最初の艦からの発射は今年1月初頭(他のデータによると2019年12月末)だった:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、距離500km以上の沿岸標的へ「ツィルコン」を発射した。

「ツィルコン」は、およそマッハ9の速度を発揮し、距離1000km以上の目標を撃破しなければならない。
このようなデータは、2019年2月のロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンの連邦教書演説でもたらされた。

ミサイル「ツィルコン」は、汎用艦載射撃複合体(UKSK)3S-14の標準発射装置から使用でき、これは同様に有翼ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の為にも使用される。
将来的に、汎用艦載射撃複合体(UKSK)を有する全ての最新の艦及び潜水艦は「ツィルコン」で武装できる。

『タス通信』が以前に防衛産業企業体の他の情報提供者より伝えられたように、「ツィルコン」の国家試験完了は2021年に計画されており、ミサイルは20202年に軍備採用される。



極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」(ジルコン、風信子石)は、以前に長距離超音速有翼ミサイル「バザーリト」/「ヴルカーン」「グラニート」、そして超音速ミサイル「オーニクス」を開発した科学生産合同『機械製造』が新たに開発しているミサイルです。
[長距離打撃ミサイル複合体バザーリト/ヴルカーン]
[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]
[ロシア海軍は2019年に55基の超音速対艦ミサイル"オーニクス"を受領する]

科学生産合同『機械製造』は、長距離超音速有翼ミサイル「グラニート」の直接の後継となる筈だった「ボリード」(最大射程800km、飛翔速度マッハ4)の開発を1980年代末から開始し、1991年にはエンジンの最初の試験が行われたのですが、1990年代末には開発は中止されました。

「ツィルコン」の開発には、「ボリード」の開発作業の経験もフィードバックされているようです。


「ツィルコン」に関しては、ミサイルの名前以外の確たる情報は出ていませんが、射程距離は400~500km程度、飛翔速度はマッハ6以上になるようです。

「ツィルコン」の発射試験は2015年秋頃から始まっています。
[ロシア海軍の為の極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"の試験が始まった]

「ツィルコン」の試験は、アルハンゲリスク州ネノクサ村に在るロシア海軍ミサイル発射試験場で行なわれており、初期には失敗した事も有るようです。
[ロシア海軍の為の巡航ミサイルは試射中にアルハンゲリスク州ネノクサ村の住宅へ落下した]
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「ツィルコン」の発射試験は秘密裡に行なわれていますが、2016年4月に行なわれた試験では最大速度マッハ8を記録しました。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は発射試験で最大速度マッハ8に達した]

「ツィルコン」の試験完了と生産開始は、2018年からスタートする新たな国家軍備プログラム(2018-2027年の国家軍備プログラム)において実現する事になります。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は新たな2018-2027年の国家軍備プログラムにおいて開発を完了し、生産を開始する]

これまでに「ツィルコン」は、ネノクサ村ミサイル発射試験場から10回以上の発射試験が行なわれています。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は10回以上の発射試験を行なった]

2019年2月20日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏は、教書演説において極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の開発は順調に進んでいると発言しています。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"の開発は滞りなく進んでいる]

これまでに地上からの発射試験のみが行なわれていた「ツィルコン」ですが、海上での発射試験は、北方艦隊プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」(2018年7月28日就役)により行なわれる事になりました。
[ロシア海軍の新たな極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2019年末にフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"で洋上発射試験を行なう]

「アドミラル・ゴルシコフ」は2019年11月末に「ミサイル兵器」の試験の為、セヴェロドヴィンスクへ移動しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は新型ミサイルの試験を行なう為にセヴェロドヴィンスクへ到着した]

ただ、この時には発射試験は行わず、2019年12月末にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は母港セヴェロモルスクへ帰投した]

2020年1月初頭、「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海「ツィルコン」の発射試験を行ないました。
ミサイルは500キロメートル以上を飛翔し、北ウラルの地上目標へ命中しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年1月に極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なった]

「アドミラル・ゴルシコフ」からの2回目の「ツィルコン」発射試験は、2020年春に実施されるようです。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年春に2回目の極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なう]
2020年中に、更に数回(3、4回)の「ツィルコン」発射試験が「アドミラル・ゴルシコフ」により行なわれます。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年に極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を数回行なう]

その後にプロジェクト885原子力水中巡洋艦の1番艦「セヴェロドヴィンスク」(2014年6月17日就役)からの「ツィルコン」発射試験が行なわれます。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクは2020年に極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なう]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力潜水艦は極超音速ミサイルの発射試験を行なう]

2020年と2021年に、「アドミラル・ゴルシコフ」からの「ツィルコン」発射試験は7-8回、「セヴェロドヴィンスク」からの発射試験が2-3回実施される予定です。

「ツィルコン」の海上での発射試験は2021年末までには完了し、2022年にはロシア海軍の軍備として採用されます。
[極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2022年にロシア海軍へ制式採用される]



「ツィルコン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」対地/対艦巡航ミサイル「カリブル」の両方を発射できる汎用垂直発射機3S-14UKSKから発射できます。
(つまり、「カリブル」「オーニクス」と発射機を共有できる)

「ツィルコン」は、ロシア海軍の新世代艦であるプロジェクト22350フリゲート及びプロジェクト22350Mフリゲートプロジェクト885/885M「ヤーセン」原子力水中巡洋艦に装備されます。

この他、現在、大規模な近代化改装が行なわれている重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」にも装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年末に完了する]

同様に大規模な近代化改装が行なわれる4隻のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級巡航ミサイル原潜)にも装備されます。
[ロシア海軍のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級)は近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備する]

「ツィルコン」は、実質的には「グラニート」の後継という位置付けになるようです。

この他、現在、設計作業が進められており、2020年代から建造が始まるロシア海軍第5世代原子力潜水艦「ハスキー」/「ライカ」級にも装備されます。
[ロシア第5世代多目的原子力潜水艦プロジェクト「ハスキー/ライカ」]

基本的には大型水上艦及び原子力潜水艦に搭載される「ツィルコン」ですが、より小型の艦へ搭載する為の小型ヴァージョンも開発されます。
[ロシア海軍の小型艦の為に極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"軽量化型が開発される]

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦ラードヌイは2020年5月に復帰する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年4月22日12時1分配信
【メディアは警備艦「ラードヌイ」の海上への復帰の時期についての情報を得た】

黒海艦隊の警備艦「ラードヌイ」は修理の後、5月中旬には再び海へ出なければならない。
『イズベスチヤ』はロシア連邦国防省の情報提供者より伝えられた。


対談者によると、修理中、そのリソースを使い果たした艦の航行用エンジンが変更された。
現在、主動力装置の調整は完了し、航行準備の完全な回復の為の最終作業が進められている。
これに加え、船体の構造には幾つかの変更が加えられた。

警備艦は、2016年からドックに在った。
修理完了後、「ラードヌイ」黒海艦隊第30水上艦師団へ復帰する。

「ラードヌイ」は、プロジェクト1135(コード名「ブレヴェストニク」)であり、1981年に就役した。
排水量3200トン、船体長123メートル、幅14.2メートル。
速力32ノット、航続距離5000海里、乗組員197名。

警備艦は、汎用ミサイル複合体URPK-5「ラストルブ」、2基の76.2mm連装砲AK-726、2基の高射ミサイル複合体「オサー-MA-2」発射装置、2基の4連装533mm魚雷発射管、2基の反応爆雷RBU-6000で武装する。



プロジェクト1135警備艦(NATOコード名「クリヴァクI」)「ラードヌイ」は、クリミア半島ケルチ市造船工場『ザリフ』で1979年5月25日に起工され、1980年5月7日に進水、1980年12月29日にソ連海軍へ納入され、1981年2月25日に海軍旗初掲揚式典(就役式典)が開催され、黒海艦隊へ編入されました。
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現在、ロシア海軍に在籍する唯一のプロジェクト1135です。

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就役後は、度々地中海へ派遣されています。

2009年10月、バルト海で実施される演習へ参加する為に同海域へ向かう途中、大西洋上で消息を絶った貨物船「アークティック・シー」の捜索を命じられ、カーボベルデ沖でハイジャックされていた同船を救出しました。

[ロシア海軍フリゲート、貨物船「アークティック・シー」ハイジャック犯を拘束]
[ロシア警備艦「ラドヌイ」はセヴァストーポリへ戻る]

2011年12月から2012年1月中旬まで重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」地中海遠征へ参加しました。
[空母クズネツォフ第4次地中海遠征]
[フリゲート「ラードヌイ」はセヴァストーポリへ帰港した]

2013年から2014年までセヴァストーポリの艦船修理工場でオーバーホールが実施され、2014年12月下旬、修理後の試験航海を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のクリヴァクI級フリゲート"ラードヌイ"は修理後の最初の航海を終えた]

2015年2月初頭から5月下旬まで地中海東部へ派遣されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦ラードヌイはクリミアへ帰ってきた]
この間、2015年5月下旬には中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』(第1段階)へ参加しています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

2015年9月下旬から10月初頭まで地中海東部へ派遣され、同海域での演習に参加しました。
[ロシア海軍は地中海で演習を実施した]

2016年2月上旬には黒海艦隊の抜き打ち演習へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『抜き打ち演習』を実施する]

2016年5月5日、地中海東部へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦ラードヌイは地中海東部へ向かった]

2016年6月初頭まで地中海東部に滞在し、6月10日にセヴァストーポリへ帰投しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦ラードヌイはシリア沖からセヴァストーポリへ戻った]

その後は海上へ出る事は無く、セヴァストーポリでオーバーホールが行なわれていました。
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「ラードヌイ」のオーバーホールは間もなく完了し、2020年5月中旬には艦隊へ復帰するようです。

ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは洋上試験を行なう為にノヴォロシースクへ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年4月21日17時11分配信
【最新哨戒艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」は試験実施の為にノヴォロシースクへ到着した】

最新のプロジェクト22160哨戒艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、試験実施の為にノヴォロシースクへ到着した。
これは、『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』と署名した契約により建造される第3の艦である。

契約条件によると、「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、全ての段階の試験を実行した後、2020年末までにロシア海軍へ引き渡される。

[参照]
株式会社『北方計画設計局』(サンクトペテルブルク)
により設計されたプロジェクト22160哨戒艦は、ロシアで初めてモジュール概念が実現され、海上経済ゾーンの防護及び保護の為に意図されており、更に、捜索救助機能、対海賊任務を遂行し、船団を護送できる。

艦はモジュール原則により建造され、約2000トンの排水量を有し、30ノットの速力を発揮する。
航続距離は6000海里、自立行動期間60日。
艦は、乗組員80名までの快適な環境の保障を考慮して設計されている。
艦上にはヘリコプターKa-27PSが駐留できる。
同プロジェクトの哨戒艦は標準兵装として、新たな76.2mm砲、高射ミサイル複合体及び高射機関砲を装備する。

艦は、大祖国戦争時にドナウ軍事小艦隊装甲艇旅団の司令だったソヴィエト連邦英雄パーヴェル・イワノヴィチ・デルジャーヴィン1等海佐に敬意を表して命名された。
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プロジェクト22160哨戒艦は、平時には領海警護、200海里の排他的経済水域の哨戒、海上密輸及び海賊行為の取り締まり、海難救助支援、海洋環境調査、 戦時には船舶の海上航行警護、海軍基地及び近海防衛を行なう多目的艦です。

現在建造中のプロジェクト20380/20385コルベットよりも、やや小サイズの艦ですが、航続性能は20380/20385を上回っています。

設計はサンクトペテルブルク「北方計画設計局」が担当しました。
公開株式会社『北方計画設計局』公式サイトより
【哨戒艦プロジェクト22160】

建造を担当するのは、ロシア内陸部タタールスタン共和国『ゼレノドリスク造船所』です。
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【公開株式会社「A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場」公式サイト】
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プロジェクト22160哨戒艦の3番艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、2016年2月18日に起工されました。

[ロシア海軍の為の第3のプロジェクト22160哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは2016年2月18日に起工される]
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは起工された]

その後、クリミア半島ケルチ市に在る『ゼレノドリスク造船所』の子会社造船工場『ザリフ』へ回航され、ここで建造が進められました。
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2019年2月21日に造船工場『ザリフ』で進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンは進水した]

2019年8月初頭までに「パーヴェル・デルジャーヴィン」の乗組員の編成が完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の第3の新型哨戒艦パーヴェル・デルジャーヴィンの乗組員の編成は完了した]

2020年4月21日、「パーヴェル・デルジャーヴィン」ノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
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今後、「パーヴェル・デルジャーヴィン」黒海で洋上試験を行ないます。

「パーヴェル・デルジャーヴィン」は、2020年末までの就役が予定されており、就役後は黒海艦隊へ配備されます。


プロジェクト22160哨戒艦は、現在までに6隻が起工され、2隻が就役しています。

「ワシーリー・ブイコフ」Василий Быков(工場番号161)
2014年2月26日起工/2017年進水/2018年12月20日就役

「ドミトリー・ロガチョフ」Дмитрий Рогачёв(工場番号162)
2014年7月25日起工/2017年進水/2019年6月11日就役

「パーヴェル・デルジャーヴィン」Павел Державин(工場番号163)
2016年2月18日起工/2019年2月21日進水/2020年就役予定

「セルゲイ・コトフ」Сергей Котов(工場番号164)
2016年5月8日起工/2021年就役予定

「ヴィクトール・ヴェリキー」Виктор Великий(工場番号165)
2016年11月25日起工/2022年就役予定

「ニコライ・シピャーギン」Николай Сипягин(工場番号166)
2018年1月13日起工/2023年就役予定


プロジェクト22160哨戒艦は6隻全てが黒海艦隊へ配備され、ノヴォロシースクに駐留します。
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[ロシア海軍黒海艦隊の新ノヴォロシースク基地は60隻以上の艦船を収容できる]

ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフの洋上試験は2020年5月上旬以降に再開される

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年4月20日16時26分配信
【大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」の試験再開の新たな時期が伝えられた】

第2のプロジェクト11711大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」の工場航行試験は、以前の計画よりも2週間遅れて、つまり5月初頭に再開される。
4月20日・月曜日、造船分野の情報提供者は『タス通信』へ話した。


「新たな計画によると、工場航行試験は5月初頭に再開できますが、祝日が続く事を考慮すれば、おそらく、これは5月中旬になるでしょう」
対談者は話した。

彼は、大型揚陸艦の試験の再開が遅れた理由は明らかにしなかった。

「ピョートル・モルグノフ」は第2のプロジェクト11711大型揚陸艦であり、2015年に『ヤンターリ』で起工され、2018年5月25日に進水した。

工場航行試験は再三に渡った延期の後、2019年12月中旬にスタートした。

2020年3月中旬、艦の工場航行試験が再開された事が知られるようになった。

3月末、メディアへ、大型揚陸艦は工場航行試験の今次段階の後に一連の追加作業が必要であるとの情報が出てきた。
その後、『統合造船業営団』広報サービスは、艦は4月後半に再び試験へ出ると伝えた。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
プロジェクト11711艦
の排水量は5000トン、船体長120メートル、幅16.5メートル。
速力18ノット。乗組員100名。
艦は13両の戦車或いは36両の装甲歩兵車両、更には300名までの揚陸隊員を収容できる。

大型揚陸艦の武装は、2基の6銃身30mm自動砲AK-630と1基の2連6銃身30mm自動砲AK-630-M2である。
甲板には、捜索救助ヘリコプターKa-27PS或いは輸送戦闘ヘリコプターKa-29が駐留する。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11711大型揚陸艦の2番艦は、当初2010年に起工される予定でしたがキャンセルされ、2014年9月に改めて建造が決定されました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦イワン・グレン型の2番艦が建造される]

「ピョートル・モルグノフ」と命名された2番艦の為の工事は2014年12月から始まりました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフの建造が始まった]

2015年6月11日、「ピョートル・モルグノフ」の起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは起工された]

その後、屋外造船台で船体の組み立てや上部構造物の取り付けなどが進められました。


起工から約3年を経た2018年5月25日に進水しました。

[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した]

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艤装中の「ピョートル・モルグノフ」は、2018年12月末にディーゼル発電機を始動させました。
[ロシア海軍のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフはディーゼル発電機を始動した]

造船所の岸壁での「ピョートル・モルグノフ」の係留試験(と乗組員の居住)は2019年5月中旬に始まり、6月中旬には洋上試験の開始が予定されていました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年5月中旬に係留試験を開始する]
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年6月中旬に洋上試験を開始する]

その後、洋上試験開始時期は2019年9月に延期されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年9月に洋上試験を開始する]

結局、洋上試験が開始されたのは2019年12月13日でした。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で洋上試験を開始した]

「ピョートル・モルグノフ」ロシア海軍への引き渡しは、2019年末に予定されていましたが、2020年春頃に延期されました。

2020年1月23日、「ピョートル・モルグノフ」バルト海で洋上試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で洋上試験を再開した]

試験を終えてバルチースクへ一旦戻った後、3月19日に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海で射撃試験を行なう為に出航した]

海岸への車両の上陸試験と30mmガトリング砲の射撃試験を行なった後、3月30日にカリーニングラードへ戻りました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフはバルト海での射撃試験を完了した]

洋上試験は4月中旬の再開が予定されていましたが、5月初頭に延期されました。
更に、5月中旬にまでずれ込む可能性も有ります。

「ピョートル・モルグノフ」ロシア海軍への引き渡しは、2020年5月末に予定されていましたが、それまでに洋上試験が全て終わる見込みは極めて低いでしょう。


プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、2018年6月20日に就役しています。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

以前にはプロジェクト11711の建造は2隻(イワン・グレン、ピョートル・モルグノフ)で終了する予定でしたが、2隻が追加建造される事になり、2019年4月23日に「ウラジーミル・アンドレーエフ」「ワシーリー・トルシン」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦ウラジーミル・アンドレーエフとワシーリー・トルシンはカリーニングラードで起工された]

この2隻は、最初の2隻よりもサイズが拡大した改良型になります。
[サンクトペテルブルク国際海軍サロン(IMDS-2019)で改イワン・グレン型揚陸艦カイマンが公開された]
[改イワン・グレン型大型揚陸艦2隻は2023-2024年にロシア海軍へ就役する]

ロシア海軍黒海艦隊の最新小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォは地中海東部へ行く

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2020年4月21日8時35分配信
【黒海艦隊の小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」はセヴァストーポリから地中海への計画移動を行なう】

黒海艦隊小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」は、黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスの通行を開始した。

艦の乗組員はセヴァストーポリから地中海への計画移動を行ない、遠海ゾーンのロシア連邦海軍常設グループの一員として加わる。

海上移動時に艦の乗組員は、黒海の艦隊戦闘訓練射爆場で複合艦内戦闘演習を実施した。

計画では、本日(4月21日)の終わりには「オレホヴォ・ズエヴォ」地中海海軍常設連合部隊の一員として加わる。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の7番艦「オレホヴォ・ズエヴォ」は、ゼレノドリスク『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2014年5月29日に起工されました。
[ロシア黒海艦隊の為の小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォが起工された]

2018年7月18日に進水しました。
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2018年9月に内陸水路経由で黒海沿岸のノヴォロシースクへ回航されました。
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その後、ノヴォロシースク海軍基地で航行試験の準備が進められました。

2018年11月19日までに黒海で洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォは黒海で洋上試験を開始した]

洋上試験は2018年12月初頭に完了し、12月6日にノヴォロシースクからセヴァストーポリへの移動を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォは洋上試験を完了した]

2018年12月7日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォはセヴァストーポリへ到着した]

2018年12月10日、「オレホヴォ・ズエヴォ」への海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト21631小型ロケット艦の7番艦オレホヴォ・ズエヴォはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

就役後、基地で乗組員の慣熟訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年12月19日13時16分配信
【黒海艦隊の最新小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」乗組員は海へ出る準備を行なう】

基地での訓練を終えた「オレホヴォ・ズエヴォ」は海上訓練へ移行し、2019年1月21日には黒海艦隊海軍航空隊前線爆撃機Su-24Mと対戦方式の対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォは海上で前線爆撃機Su-24Mと『対決』した]

2月6日には一旦セヴァストーポリへ帰港しました。
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2月18日にセヴァストーポリを出航し、海上での戦闘訓練を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォは黒海で戦闘訓練を行なう]

その後、2月19日に黒海へ入ったアメリカ海軍ミサイル駆逐艦「ドナルド・クック」の監視任務へ派遣されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォと偵察艦イワン・フルスは黒海へ進入したアメリカ海軍のミサイル駆逐艦ドナルド・クックを監視する]

ミサイル駆逐艦「ドナルド・クック」ウクライナを訪問した為、「オレホヴォ・ズエヴォ」は監視任務を解かれ、一旦セヴァストーポリへ戻った後、2月26日から海上での戦闘訓練を再開しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォは黒海で対空戦闘訓練を行なった]

乗組員の慣熟訓練を一通り終えた「オレホヴォ・ズエヴォ」セヴァストーポリを抜錨し、初の地中海航海へと出発しました。

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2019年3月26日にボスポラス海峡を通過し、その後地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォは地中海東部(シリア沖)へ行く]

4月23日未明には、フリゲート「アドミラル・エッセン」及び「アドミラル・グリゴロヴィチ」と共に夜間の通信訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の軍艦は地中海東部で夜間の通信訓練を行なった]

5月13日、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」と共にシリアタルトゥース港へ寄港しました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォはシリアのタルトゥースへ入港した]

その後も地中海東部に滞在していましたが、6月19日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォは地中海を去った]

翌12月20日に母港セヴァストーポリへ到着しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の最新小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォは地中海東部(シリア沖)からセヴァストーポリへ帰投した]

その後は黒海で演習などに従事していましたが、2020年4月20日頃にセヴァストーポリを出航し、4月21日にボスポラス海峡へ入りました。

今後、「オレホヴォ・ズエヴォ」地中海東部へ向かいます。

ロシア海軍北方艦隊のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはクロンシュタットへ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年4月20日17時45分配信
【潜水艦「サンクトペテルブルク」はクロンシュタットへ到着した】

北方艦隊ディーゼルエレクトリック潜水艦「サンクトペテルブルク」は、艦隊間移動を完了し、レニングラード海軍基地へ到着した。
クロンシュタットでは、計画整備と近代化の実施が待ち受けている。

潜水艦は、コラ半島の基礎駐留所ポリャールヌイから4月初頭に出航した。
バレンツ海及びノルウェー海の航行は、強風と等級6の波のうねりという困難な気象条件下で行なわれた。
先週初め、潜水艦北海へ入り、無事にバルト海峡を通過し、水曜日からバルト海の移動を行なった。

ディーゼルエレクトリック潜水艦「サンクトペテルブルク」の全航路は、水上位置及び経済速力で行なわれた。

ディーゼルエレクトリック潜水艦「サンクトペテルブルク」プロジェクト677のトップ艦であり、北方艦隊で試験運用に在り、コラ多種戦力小艦隊潜水艦連合部隊へ加わっている。
主要基地は軍事栄光市ポリャールヌイである。
潜水艦は、外国の潜水艦の追跡の為を含め、中間海上ゾーン及び近海ゾーンでの隠密行動の為に意図されている。
それは、最新の魚雷、機雷、ミサイル兵器を装備する。



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ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦となるプロジェクト677「ラーダ」の1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は、サンクトペテルブルク市『アドミラルティ造船所』で1997年12月26日に起工され、2004年10月28日に進水し、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。

2012年2月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

「ラーダ」級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー:
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置には、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2013年7月以降に工事が再開され、2018年9月20日に進水しました。
[ロシア海軍の為の第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは進水した]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」ロシア海軍への引き渡しは、2021年11月に予定されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキは2021年11月にロシア海軍へ引き渡される]

続く4番艦と5番艦は、2022年までの起工が予定されています。
[2022年にロシア海軍のラーダ級潜水艦2隻が起工される]


一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になり、2013年10月17日に潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
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[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]

2016年11月17日にはバレンツ海から有翼ミサイルを発射しました。
ミサイルの種類は明らかにされていませんが、「カリブル」の対艦攻撃型でしょう。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海で巡航ミサイルを発射した]

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2020年4月初頭、「サンクトペテルブルク」ポリャールヌイを出航してクロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは近代化改装の為にクロンシュタットへ向かった]

4月14日にバルト海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバルト海へ入った]

そして4月20日にレニングラード海軍基地(クロンシュタット軍港)へ到着しました。

「サンクトペテルブルク」は、『クロンシュタット海洋工場』で以前から予定されていた近代化改装(改良された2番艦以降と同レベルにする)が行なわれることになるようです。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは近代化改装を行なう]

ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフでダメージコントロール訓練(消火訓練)が行なわれた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年4月20日21時31分配信
【重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」でダメージコントロール訓練が行なわれた】

今日(4月20日)、ムルマンスク艦船修理工場で修理及び近代化が行なわれている重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」で、火災へ対処する種類のダメージコントロール訓練が実施された。

工場の埠頭に停泊している巡洋艦で緊急警報が鳴り、乗組員及び工場労働者の避難は完了した。
緊急事態班の要員は、まず最初に組織的な火災対処行動へ取り組み、仮想火災源の偵察を行ない、防衛線を装備し、標準消火手段を仮想使用した。

訓練中、ムルマンスク州緊急事態省管理総局の消防班との作戦連携へ取り組んだ。

艦での訓練完了後、計画修理作業は続けられる。

このようなダメージコントロール訓練は、非常事態発生時の乗組員の準備態勢の高水準を維持する為、北方艦隊の艦で定期的に行われている。



ロシア海軍唯一の「航空母艦」ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月21日就役)の近代化改装の契約は、2018年4月23日に締結され、その直後に工事が開始されました。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約は締結された]

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2019年12月12日10時16分(モスクワ時間)、ムルマンスク第35艦船修理工場で近代化改装工事中の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の第1発電機区画での溶接作業中に火災が発生しました。
[近代化改装工事中の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフで火災が発生した]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報(その2)]
火災は24時間以内に鎮火されましたが、乗組員の士官2名が死亡し、他に14名が火災発生時の有毒ガスによる中毒で入院しました。

今回の火災により、「アドミラル・クズネツォフ」第1発電機区画が全焼しましたが、致命的な損傷は受けておらず、修理及び近代化改装作業は続行されます。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、2019年12月12日の火災により致命的な損傷は受けておらず、修復及び近代化されて復帰する]

2019年12月18日、『コメルサント』紙は、今回の火災による「アドミラル・クズネツォフ」の損害額が950億ルーブルになると報じました。
『コメルサント』より
2019年12月18日19時50分配信
【情報筋は「アドミラル・クズネツォフ」の火災による損害を950億ルーブルと評価した】

翌12月19日、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、『コメルサント』の報道を完全に否定しました。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの2019年12月12日の火災による損害額は950億ルーブルにはならない]

『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏によると、「アドミラル・クズネツォフ」の損害額の算定はほぼ完了し、5億ルーブル程度になるとの事です。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの2019年12月12日の火災による損害額は約5億ルーブルと見積もられている]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の予算は約600億ルーブルが割り当てられているので、5億ルーブルは、その1パーセントにも満たない数字です。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の費用は約600億ルーブルになる]

火災が発生する前には、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の完了とロシア海軍への復帰は、2022年に予定されていました。
[ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2022年にロシア海軍へ復帰する]

現在でも、2022年末の復帰予定に変更は無いようです。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2022年末に完了する]

ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクは『シリア・エクスプレス』に従事する


『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年4月21日0時31分配信
【地中海へロシア連邦海軍の大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」が入った】
イスタンブール、4月21日、インタファクス

黒海艦隊大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」は、ボスポラス海峡を通過し、地中海エリアへ進んだ。
イスタンブールの情報サイトは伝え、海峡を通過する際の写真を公表した。

イスタンブールのサイトは、大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」が、地中海ロシア海軍物資-技術サービス供給所が置かれているシリアタルトゥース港へ向かっていると確信している。

艦の吃水線から判断し、同艦は大量の荷物を積んでいる。
これは、大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」シリアへの今年2度目の航海となる。
合計してロシア大型揚陸艦は、1月から3月に少なくとも6回のシリアへの航海を行なった。

地中海では、ロシア戦隊が恒常的に活動している。
それは、15隻までの戦闘艦及び支援船で構成されると以前に黒海艦隊広報サービスは伝えた。

ロシア連邦海軍常設連合部隊を構成するロシアフリゲート、更にディーゼル潜水艦は、以前に地中海から何度もシリアの過激派へ「カリブル」による打撃を与えた。

海外メディアによれば、ロシア海軍大型揚陸艦及び補助船隊、更にチャーター船は、ラタキアフマイミーン飛行場ロシア航空群、タルトゥース海軍物資-技術サービス供給基地、そしてシリア政府軍の為に貨物を送り届ける「シリア・エクスプレス」と呼ばれる作戦へ参加している。



ロシア海軍大型揚陸艦は、2013年1月以降、黒海沿岸(ノヴォロシースク或いはセヴァストーポリ)からシリアタルトゥースへ貨物や人員などを輸送する任務、いわゆる「シリア・エクスプレス」に従事しています。
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当初は大型揚陸艦のみが「シリア・エクスプレス」へ参加していましたが、2015年夏以降は海軍がチャーター或いは購入した貨物船も参加するようになりました。

「シリア・エクスプレス」へ参加しているのは、主に黒海艦隊所属艦です。


黒海艦隊大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」(1987年就役)は、2016年には3回(1月上旬、1月下旬、2月中旬)の「シリア・エクスプレス」へ従事しましたが、同年3月初頭に帰投して以来、長らくシリアへは派遣されていませんでした。

2016年から2017年までセヴァストーポリでオーバーホールを行なった後は黒海で行動しており、2020年1月にも黒海艦隊の演習へ参加しています。

2020年3月2日、「ノヴォチェルカッスク」は4年ぶりにボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、「シリア・エクスプレス」に従事しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクはボスポラス海峡を通過してシリアへ向かった]

3月14日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、セヴァストーポリへ帰投しました。


そして4月20日、再びボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」2019年12月初頭から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」2020年2月末から地中海東部に滞在
哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2020年1月末から地中海東部に滞在
対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」2020年1月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「サラトフ」:2020年4月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」:2020年4月下旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」:2020年1月中旬から地中海東部に滞在
工作船PM-562020年3月下旬から地中海東部に滞在

原子力水中無人機システム"ポセイドン"を搭載する特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2020年5月に進水する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年4月20日3時33分配信
【情報筋は「ポセイドン」搭載潜水艦が何時進水するのか伝えた】
モスクワ、4月20日-ロシア通信社ノーボスチ

無人水中装置「ポセイドン」の標準搭載艦となるプロジェクト09851原子力潜水艦「ハバロフスク」は、今月~来月の進水が計画されており、試験は少なくとも2年間続く。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、月曜日に防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

同プロジェクトの原子力潜水艦の建造は、セヴェロドヴィンスクの工場『セヴマシュ』で進められている。

「ハバロフスクは今春の進水が計画されております。4月~5月に。
試験は少なくとも2年間続きます」

対談者は話した。

以前、同じ情報提供者は、「ハバロフスク」は2019年末までに進水しなければならず、浮上状態で艤装が行なわれると述べた。

(2019年)4月、セヴェロドヴィンスクの工場『セヴマシュ』では、水中無人機を搭載する最初の試験潜水艦「ベルゴロド」(プロジェクト09852)の公式の進水式典が開催された。

多目的原子力潜水艦「ベルゴロド」は、無人機「ポセイドン」の為の実験潜水艦である。
潜水艦はプロジェクト949A「アンテイ」(「クルスク」の同類)に属し、「ポセイドン」システムの為に特別に改造された。

「ポセイドン」の開発は、大統領ウラジーミル・プーチンが2018年の連邦教書演説において初めて表明した。

彼によると、このような無人機は通常弾頭または核弾頭を装備でき、航空母艦グループ、沿岸防御施設及びインフラストラクチュアを含む広範囲の目標の撃破が可能である。

プロジェクト09851潜水艦「ハバロフスク」の戦術-技術的特性は、公式には知らされていない。
しかし、情報筋から公開されているデータによると、その排水量は約1万トンとなり、速力は30~32ノット、潜航深度500メートル、自立航行期間は120日、乗組員は少なくとも100名である。



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プロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で起工されました。
[原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された]
[秘密のプロジェクト09851特務原潜ハバロフスク]

「ハバロフスク」の詳細や具体的なスペック(艦の大きさなど)は、一切公表されていませんが、無人小型潜水艇を搭載するようです。
[ロシア海軍の為の特務原潜ハバロフスクの3Dモデルが作成された]

2018年5月下旬には船体の水圧試験(強度試験)が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクの船体の水圧試験が始まった]

「ハバロフスク」は、原子力水中無人機(大洋多目的システム)「ポセイドン」の搭載母艦としての機能も有しており、合計6基の「ポセイドン」を搭載します。

[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"は2021年にロシア海軍へ制式採用される]

「ハバロフスク」の進水は、2020年の春~4月か5月になるようです。
[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"搭載原潜ハバロフスクは2020年春に進水し、2022年にロシア海軍へ就役する]

2019年4月23日には、「ポセイドン」搭載原潜「ベルゴロド」が進水しています。

[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]

「ベルゴロド」北方艦隊へ配備されるので(乗組員は北方艦隊から集められている)、「ハバロフスク」太平洋艦隊へ配備される可能性が高いでしょう。

ロシア海軍の次世代水上戦闘艦・原子力駆逐艦リデルとプロジェクト22350Mフリゲートの設計作業は一時中断されている

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年4月18日21時6分配信
【『北方計画設計局』は、ロシア連邦国防省の決定の不在が故に将来原子力駆逐艦の作業を一時停止させている】
モスクワ、4月18日、インタファクス

『北方計画設計局』(『統合造船業営団』へ加入)は、ロシア連邦国防省の決定の不在が故に、将来原子力駆逐艦プロジェクト23560「リデル」及び改善プロジェクト22350Mフリゲートの開発作業を一時停止させている。
同社の2019年の年次報告書には、このように記載されている。

2017年~2019年のプロジェクト「リデル」駆逐艦の計画作業は、2016年に概略設計が完了した後、ロシア連邦国防省により一時停止させられていると報告書では述べられた。

これに加え、軍当局は、2019年に概略設計が完了した後の改善プロジェクト22350Mフリゲート作成の為の更なる作業の開始を決定していない。

同社の報告によると、国家防衛発注下の作業が一時停止しているという事実は、『北方計画設計局』「安定した財政及び経済姿勢を期待する事を可能にしない」

これと同時に、駆逐艦「リデル」及びプロジェクト22350Mフリゲートは、文書において、同社の最も有望な製品のリストに載せられている。

プロジェクト23560「リデル」駆逐艦は、ロシア連邦海軍の為の将来原子力水上ステルス艦プロジェクトである。
この艦は、14000トンの排水量を有し、大射程有翼ミサイル「カリブル」、最新の対空防衛システム電波電子戦闘システムで武装するものと予想されている。

駆逐艦の概略設計の為の作業は2015年4月から2016年末まで続いた。
艦の起工は2022年以降に行なわれる事が予想されていた。

プロジェクト22350Mフリゲート~これは改善されたプロジェクト22350艦であり、排水量とミサイル「カリブル-NK」の搭載数が増加する。



現在、ロシア海軍の為の2タイプの大型水上戦闘艦が計画されています。

プロジェクト23560「リデル」原子力駆逐艦は、満載排水量約2万トンの巡洋艦クラスの大型水上戦闘艦です。
現在、艦の大まかな設計(概略設計)が完了しています。
[プロジェクト「リデル」原子力駆逐艦]

プロジェクト22350Mフリゲートは、プロジェクト22350フリゲート(「アドミラル・ゴルシコフ」型)の拡大発展型です。
こちらも、艦の大まかな設計(概略設計)が完了しています。
[プロジェクト22350Mフリゲート(超ゴルシコフ型)]

しかし、ロシア連邦国防省が、これ以上の作業の進行(本格的な細部の設計作業)に関する決定を下していない為、現在は双方とも作業が一時中断しています。

ロシア連邦国防省「リデル」22350Mに関する作業の進行を一時中断させているのは、おそらくは、以前には4隻で建造を打ち切る予定だったプロジェクト22350フリゲートが、少なくとも4隻の追加建造を決定した事に関係しているのでしょう。
(以前は22350の建造を4隻で打ち切って22350M「リデル」の建造へ移行する予定だった)
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートの5番艦以降は24基の巡航ミサイル(対艦ミサイル)を搭載する]

更に、今年(2020年)には、2万5千トン級の汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻の建造も始まります。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

建造費用で比較すると、「リデル」1隻と汎用揚陸艦2隻、22350フリゲート4隻が、大体同じ金額(1000億ルーブル)になります。
22350Mフリゲートの建造費に関する情報は有りませんが、おそらくは汎用揚陸艦と同じくらいでしょう。

22350フリゲート汎用揚陸艦の数がある程度揃ってから、22350Mフリゲート、そして「リデル」の建造を開始するつもりなのでしょう。

決して原子力駆逐艦「リデル」とプロジェクト22350Mフリゲートの建造計画そのものが中止になったわけでは有りません。
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ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは2020年7月にオーバーホールを完了し、8月に地中海へ行く

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『タス通信』より
2020年4月18日14時3分配信
【情報筋:ロケット巡洋艦「モスクワ」は晩夏に地中海へ向かう】
モスクワ、4月18日/タス通信

黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、晩夏に地中海へ派遣され、ロシア海軍常設連合部隊への加入が計画されている。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「4月20日、モスクワは修理の最終段階の為にレムコル社のドックへ入り、艦の技術的準備状態の完全な回復は7月に計画されています。
その後、艦の乗組員は黒海での錬成任務へ移行し、8月に艦は地中海への遠距離航海へと向かわなければなりません」

対談者は伝えた。

他の情報提供者は、艦の修理完了時期を確認し、説明した。
「巡洋艦は、ロシア常設戦隊の一員として任務を遂行する為に地中海へ行きます」

海軍総司令部は、『タス通信』が情報提供者より提示された情報へのコメントを拒否した。

[埠頭に3年間]
「モスクワ」
は、2015年9月から2016年1月まで地中海ロシア海軍作戦連合部隊を率いた。
特に巡洋艦は、その対空防衛手段でシリアロシア航空基地フマイミーンをカバーした。
2016年初頭にセヴァストーポリへ戻った後、巡洋艦は長期間埠頭へ留まった。
一部のメディアは、技術的準備回復の為の資金が不充分であるが故に、艦の処分の問題が出てきたと報じた。
「モスクワ」の修理は2018年前半に始まり、2019年6月に巡洋艦は動力装置の動作を点検する為に出航した。

1990年代にも巡洋艦「モスクワ」(この時は「スラヴァ」という名前だった)は除籍されるかもしれなかった。
艦は、ユーリー・ルシコフ率いるモスクワ市庁の支援のお陰により、1999年に艦隊の戦闘編制へ復帰し、その後、今の名前を得た。
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プロジェクト1164巡洋艦の主要兵装は、射程距離700km以上であり、レウトフ科学生産合同『機械製造』(コーポレーション『戦術ミサイル兵器』へ加入)が開発した超音速対艦ミサイルP-1000「ヴルカーン」の16基の発射装置である。



黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(1983年1月30日就役)は、2015年までは何度も長期航海を行なっていました。
[ロシア海軍黒海艦隊の艦船は2015年に総計50万海里以上を航行した]

2015年1月1日の時点では、太平洋遠征(ニューギニア沖まで進出)から戻る途中であり、オマーンで新年を迎えました。
[ロケット巡洋艦モスクワ遠距離航海(2014年9月-2015年1月)]

2015年5月には中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』へ参加しています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

2015年6月には、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]

2015年6月下旬から8月初頭まで大西洋へ進出し、アンゴラ赤道ギニアを訪問しています。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-)]

2015年9月24日にセヴァストーポリを出航して地中海東部(シリア沖)へ向かい、2016年1月9日に帰港しました。

[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシリアからセヴァストーポリへ帰港した]

2016年5月21日から7月16日までセヴァストーポリ第13艦船修理工場浮きドックへ入渠しました。


2016年7月22日、視察のためにセヴァストーポリを訪れたロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将によりナヒーモフ勲章が授与されました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはナヒーモフ勲章を授与された]


2016年7月31日、2017年7月30日、2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、セヴァストーポリの観艦式へ参加しました。


「モスクワ」は、2018年から近代化改装の開始が予定されていましたが、実行には移されませんでした。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは2018年からセヴァストーポリで近代化改装を行なう]

ただし、「モスクワ」の近代化改装自体は断念されていません。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワの近代化改装は断念される?]
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワの近代化改装は断念されていない]

結局、まずセヴァストーポリ『第13艦船修理工場』「モスクワ」の修理を行なう事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはセヴァストーポリで修理を行なう]

その後、セヴェロドヴィンスクへ移動して近代化改装を行なう事も考慮されているようですが、未だ最終決定は下されていません。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワの今後に関する最終決定は下されていない]
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワの近代化改装は2020年代初頭に延期される]


2019年6月5日、「モスクワ」セヴァストーポリを出航し、黒海へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは3年ぶりに出航した]

2019年7月28日の「ロシア海軍の日」には、セヴァストーポリの観艦式へ参加しました。
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その後、セヴァストーポリで機関の修理を行ないました。

2019年12月4日、他の黒海艦隊所属艦と共に、緊急出航などの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは緊急出航訓練を行なった]

「モスクワ」のオーバーホールは、2020年7月の完了が予定されており、翌8月には地中海東部へ派遣されます。


今回のオーバーホールにより「モスクワ」の寿命は10年間延長され、2020年代末まで現役に留まる事が可能となります。
ただし、予算の都合により、以前に予定されていた大規模な近代化改装は実行に移される可能性は無さそうです。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワのオーバーホールは2020年6月までに完了し、2030年頃まで現役に留まる]
2020年代末に再び「モスクワ」の寿命が延長される可能性もゼロに近く、同艦は2030年頃には退役する事になるようです。

ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部からバルチースクへ帰投した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2020年4月18日15時48分配信
【バルト艦隊の水上修理所は地中海からバルチースクへ戻った】

バルチースクへ、地中海エリアで任務を遂行した後のバルト艦隊水上修理所PM-82が戻ってきた。
2019年11月から2020年3月まで、船は遠方作戦ゾーンで活動する海軍の艦船の技術的整備を保障した。

PM-82は、5隻から成るプロジェクト304水上修理所シリーズの3番船である。
水上修理所は、基礎駐留地点から遠く離れた海域で艦船の兵装及び機器を修理する為に意図されている。



この数年間、黒海艦隊水上修理所(工作船)PM-56PM-138は交代で地中海東部へ派遣され、半年程度のローテーションでシリアタルトゥースへ駐留し、同海域で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスを行なっていました。
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工作船PM-56
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工作船PM-138
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タルトゥースロシア海軍物資・技術サービス供給所
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プロジェクト304水上修理所(工作船)PM-82は、1977年12月22日にポーランド『アドルフ・ワルスキー記念シュチェチン造船所』で起工され、1978年5月13日に進水し、同年9月30日にソ連海軍へ引き渡されました。
就役後、赤旗2度受賞バルト艦隊へ編入されました。

2014年からバルチースク「第33艦船修理工場」で近代化改装が行なわれ、2016年秋に復帰しました。
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PM-82は、2017年6月中旬にシリアへ派遣され、地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリア沖に到着した]

その後、2017年10月下旬には黒海艦隊工作船PM-56と交代して地中海東部を去り、11月13日に母港バルチースクへ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月13日17時11分配信
【バルト艦隊の水上修理所(工作船)は地中海からバルチースクへ戻った】


2018年7月、PM-82は再びシリアへ派遣される事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部へ向かっている]

8月11日にシリアタルトゥースへ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥースへ到着した]

その後、PM-82地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。

2019年1月21日、PM-82と交代する黒海艦隊工作船PM-56ボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。

2019年2月初頭、PM-82地中海東部を離れ、母港バルチースクへの帰路に就きました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は母港バルチースクへの帰路に就いた]

2月18日にバルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアから母港バルチースクへ帰投した]


2019年10月23日、PM-82は3度目の地中海遠征へ出発しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
バルト地域情報供給部(カリーニングラード市)発表
10月23日9時53分配信
【バルト艦隊の水上修理所は地中海へ向かう】

11月8日までに地中海東部シリアタルトゥース港へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥースへ到着した]

12月7日、PM-82は、物資補充の為にキプロスリマソール港を訪れました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はキプロスのリマソール港へ寄港した]

2020年3月下旬にはバルチースクへの帰路に就きました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部を去り、バルチースクへの帰路に就いた]

代わりに、黒海艦隊工作船PM-56地中海東部へ派遣されています。
[ロシア海軍黒海艦隊の工作船PM-56は地中海東部へ向かった]

PM-82は4月18日にバルチースクへ帰投しました。

タルトゥース港では2019年10月中旬から艦船修理施設が稼働しており、工作船は専ら海上へ出てロシア海軍艦船の修理やメンテナンスを行なっているようです。
[シリアのタルトゥース港のロシア海軍艦船修理所は2019年10月15日に操業を開始する]

ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは就役22周年を迎えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年4月18日12時21分配信
【北方艦隊旗艦~巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は22歳になった】

本日(4月18日)、北方艦隊旗艦重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」へ初めて海軍旗が掲揚された日から22年が経った。
乗組員は、艦の記念日を衛生基準を遵守した労働環境で迎えた。
海軍旗及び満艦飾の掲揚式典は、乗組員の整列無しで、当直勤務者、保安要員及び信号手のみで行なわれた。

巡洋艦の艦長イーゴリ・ニキーチン1等海佐は祭日に乗組員を祝福し、ロシア英雄・北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ中将から送られた祝辞が艦の拡声器ラインで伝えられた。

現在、艦の乗組員は、基礎駐留所セヴェロモルスクで計画戦闘訓練を続けている。
船員は材料部分の整備を行ない、専門的な訓練へ従事し、夏季訓練期間に行なわれる艦の出航を準備している。

全ての水上艦で最大となる放射線・化学・生物学防護部隊の隊員は、艦の船室と甲板の消毒活動を行なっている。

3月に艦は、核動力装置を持つ施設での潜在的に危険な結果を清算する当局間演習へ関わった。



プロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦(キーロフ型)4番艦「ユーリー・アンドロポフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『オルジョニキーゼ記念造船工場』(現『バルト工場』)で1986年4月に起工され、1989年4月に進水しました。
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ソヴィエト連邦解体後の1992年5月27日、「ピョートル・ヴェリキー」と改名されました。
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就役前の1996年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航されました。

就役前の「ピョートル・ヴェリキー」(183)
手前の「090」は同型艦「アドミラル・ウシャコーフ」
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[就役前の原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1995~1997年)]

ロシア海軍へ納入されたのは、起工から約12年後の1998年3月であり、同年4月18日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役、北方艦隊へ編入されました。
当初は太平洋艦隊へ配備される予定でしたが、この当時のロシア海軍には「ピョートル・ヴェリキー」を極東まで回航する財政的余裕が無い為、北方艦隊へ編入されました。
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」就役10周年]

就役直後の「ピョートル・ヴェリキー」(099)
「090」は同型艦「アドミラル・ウシャコーフ」、「080」は「アドミラル・ナヒーモフ」
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「ピョートル・ヴェリキー」を始めとするキーロフ型ステルス艦であり、装甲防御が施されています。
[ステルス軍艦・キーロフ級]
[装甲巡洋艦・キーロフ級]

就役直後は資金不足で外洋への航海を実施する事が出来ず、2004年3月下旬には、本艦を巡る「核爆発騒動」が起こりました。
[ピョートル・ヴェリキー「核爆発」騒動]

2004年10月、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に北東大西洋へ進出しました。
[大西洋上のクズネツォフ・その2(機動部隊)]
[大西洋上のクズネツォフ・その3(機動部隊)]

2005年にも大西洋で行動しました。
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その1]
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その2]

「ピョートル・ヴェリキー」は、2008年9月から2009年3月までカリブ海、南アフリカ、インドへの長期遠距離航海を実施しました。
[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]

この時、インド沿岸での演習を終えてアデン湾へ航行している途中の「ピョートル・ヴェリキー」は、2009年2月12日、ソコトラ島沖でソマリア海賊を発見、拘留しました。
[ロシア海軍原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、3隻の海賊船を拘留]

2010年3月30日、極東の戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加する為に出航し、遥々極東沿海地方までやって来ました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【セヴェロモルスクから沿海地方まで】2010年3月30日-5月20日
【沿海地方からセヴェロモルスクまで】2010年6月26日-9月12日

2010年5月16日午後11時頃、「ピョートル・ヴェリキー」対馬海峡を北上し、日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年5月17日発表)】

沿海地方フォキノ基地へ入港する「ピョートル・ヴェリキー」
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フォキノ基地に停泊する「ピョートル・ヴェリキー」(奥)
手前の艦は同型艦「アドミラル・ラーザレフ」
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「ピョートル・ヴェリキー」は、2010年7月初頭から実地戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【実地戦略演習「ヴォストーク-2010」纏め】

2010年7月24日正午頃、「ピョートル・ヴェリキー」は、ツシマ海峡を南下、沿海地方を去りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年7月26日発表)】

2012年5月初頭から6月下旬まで浮きドックへ入渠しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー、浮きドックから出渠(2012年6月23日)]

2012年9月には北極圏への遠距離航海を実施しました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

この時、北極圏弾道ミサイル迎撃訓練を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシアの対弾道ミサイル防衛の一翼を担う]
「ピョートル・ヴェリキー」は、現在のロシア海軍において弾道ミサイル迎撃能力を持つ唯一の水上戦闘艦です。

2012年7月28日に「ピョートル・ヴェリキー」へのナヒーモフ勲章の授与が発表され、翌2013年1月10日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンよりナヒーモフ勲章を授与されました。
[プーチン大統領は北方艦隊基地を訪問する]


2013年4月、バレンツ海で各種の演習を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]
[北方艦隊の戦闘艦はバレンツ海で展示演習を実施した]
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した]

2013年9月にも北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
[聖アンドレイの旗の下に]

2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリアから搬出された化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

2014年12月にはグリーンランド沖へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはグリーンランド沖で潜水艦と「決闘」する為に出航した]

2015年9月初頭から12月初頭まで、定期修理を行なう為、ロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックで修理を行なう]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックへ入った]

2016年5月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2016年10月から2017年2月まで重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空艦グループシリア沖への遠征に参加しました。
「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機は初めてシリア国内のテロ組織への空爆を行ないましたが、「ピョートル・ヴェリキー」「アドミラル・クズネツォフ」のエスコート役に徹しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」にはクロンシュタットの観艦式に参加しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]


2017年9月には北方艦隊の演習へ参加し、対艦ミサイル「グラニート」を発射しています。

[ロシア海軍北方艦隊の水上艦と原子力潜水艦はバレンツ海で超音速対艦ミサイルを発射した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で対艦ミサイルを撃墜した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと原子力水中巡洋艦オリョールはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]

2018年4月18日、「ピョートル・ヴェリキー」は海軍旗初掲揚(正式な海軍への就役)20周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは20歳になった]

3日後の4月21日、セヴェロモルスク基地に停泊している「ピョートル・ヴェリキー」で就役20周年記念式典が開催されました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーで就役20周年記念式典が開催された]

2018年11月~12月にバレンツ海で戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は潜水艦の救助演習を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なう]
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜ミサイルを発射した]


2019年4月6日、「ピョートル・ヴェリキー」は、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)と共に、各種演習を行なう為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海へ出航した]

4月8日、「ピョートル・ヴェリキー」は、130mm連装砲AK-130の砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で砲撃訓練を実施した]

4月10日、「ピョートル・ヴェリキー」「マルシャル・ウスチーノフ」は、ノルウェー海へ移動し、ロシア航空宇宙軍の戦闘機部隊と合同で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはノルウェー海で演習を実施する]

4月11日にはノルウェー海南部へ移動し、北方艦隊所属の対潜哨戒機Tu-142、迎撃戦闘機MiG-31BM、そしてロシア航空宇宙軍超音速爆撃機Tu-22M3空中給油機Il-78も参加する演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはノルウェー海南部で演習を実施した]

4月15日にはノルウェー海北部へ移動し、対潜戦闘訓練などを実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはノルウェー海北部で対潜演習を実施した]

2019年4月18日、バレンツ海で演習を行なっている最中に就役21周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは就役21周年を迎えた]

4月29日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは洋上演習を終えて母港へ帰投した]

2019年10月には、新型給油船「アカデミック・パシン」の洋上試験に参加し、同船から洋上補給を受けました。
[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンはバレンツ海で重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーへの洋上補給を行なっ

2020年4月18日に就役22周年を迎えました。


プロジェクト1144/11442重原子力ロケット巡洋艦(「キーロフ」型)は、1981年から1998年に掛けて合計4隻がソ連/ロシア海軍へ就役しましたが、現在、稼働状態に在るのは4番艦「ピョートル・ヴェリキー」のみです。

1番艦「アドミラル・ウシャコーフ」(旧名「キーロフ」、1981年4月12日就役)は、ソ連邦解体後に予備役となり、セヴェロモルスク基地に係留されていましたが、1999年にセヴェロドヴィンスクへ回航され、2004年3月30日に除籍されました。
現在もセヴェロドヴィンスク艦船修理工場『ズヴェズドーチカ』の岸壁に係留されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦キーロフは就役34周年を迎えた]
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2番艦「アドミラル・ラーザレフ」(旧名「フルンゼ」、1984年12月7日就役)は、「キーロフ」型で唯一太平洋艦隊へ配備されましたが、こちらもソ連邦解体後に予備役となり、現在は沿海地方フォキノ基地で係留保管されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ラーザレフで対テロ演習が行なわれた]
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「アドミラル・ウシャコーフ」「アドミラル・ラーザレフ」は、2021年までに解体されるようです。
『イズベスチヤ』より
2019年4月18日0時1分配信
【巡洋艦のソナタ:原子力艦隊はスクラップへと向かう】

3番艦「アドミラル・ナヒーモフ」(旧名「カリーニン」、1989年4月21日就役)は、ソ連邦解体後も稼働状態に置かれていましたが、1999年にはオーバーホールの為にセヴェロドヴィンスクへ回航され、2013年から大規模な近代化改装工事が始まりました。
改装工事は2022年末までの完了が予定されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年末に完了する]
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4番艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2020年以降に近代化改装を開始する予定です。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は限定的なものとなる]
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ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートの5番艦以降は24基の巡航ミサイル(対艦ミサイル)を搭載する

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『タス通信』より
2020年4月17日配信
【情報筋:改プロジェクト22350フリゲートは24基のミサイル「ツィルコン」を搭載できる】
モスクワ、4月17日/タス通信

『北方造船所』で4月末の起工が計画されている第7及び第8のプロジェクト22350フリゲートは、極超音速の「ツィルコン」を含む24基の打撃ミサイルを搭載できる。
同様の構成の兵装は、昨年春に起工された第5及び第6の同型艦も受け取る。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

進水した最初の2隻のプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」「アドミラル・カサトノフ」、更には2012年と2013年に起工された3番艦と4番艦~「アドミラル・ゴロフコ」「アドミラル・イサコフ」は、打撃ミサイルの為の16基の発射装置を有する。
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「改プロジェクトとして建造される新たなフリゲートのペアは、大幅に兵装が強化されます:艦は汎用艦載射撃複合体(UKSK)3S-14の24基の垂直発射装置を受け取り、有翼ミサイル"カリブル""オーニクス"、極超音速のツィルコンを使用できます。
これと同様の構成の兵装は、昨年に起工されたアドミラル・アメリコとアドミラル・チチャーゴフも受け取ります」

対談者の1人は話した。

他の情報提供者は、『タス通信』へこの情報を確認し、指摘した。
「艦は、僅かな排水量の変化で、汎用艦載射撃複合体の第3のセクションの8セルの為の場所を割り当てる事が出来ました」

彼は、ミサイル「ツィルコン」の重量寸法特性は、有翼ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」と同じ発射装置からの射撃実施を可能にすると付け加えた。
「1隻のフリゲートは、必要に応じて24基のミサイル"ツィルコン"を搭載できます。
このような弾薬は、多目的空母グループとの戦闘にとって意味を有します」

情報提供者は強調した。

『タス通信』は、情報提供者から提示された情報を公式に確認していない。

「海軍で最も強力な艦]
強化された兵装を持つプロジェクト22350フリゲートは、近い将来にロシア海軍で最も強力な艦の1つとなる。
今日において、海軍で比類する打撃兵装を持つ水上艦は、20基の対艦超音速ミサイル「グラニート」を有するプロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と、16基の有翼ミサイルを持つプロジェクト1164巡洋艦である。
プロジェクト22350よりも多い打撃ミサイル一式を得る事が出来るのは、近代化されている「ピョートル・ヴェリキー」の同型巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」、開発中の駆逐艦「リデル」型或いはプロジェクト22350Mフリゲートになるだろう。

以前に『タス通信』が伝えたように、第7及び第8のプロジェクト22350フリゲートは、4月28日に『北方造船所』での起工が計画されている。
並行して、2隻の汎用揚陸艦クリミア工場『ザリフ』で、更には2隻のプロジェクト885M「ヤーセン-M」潜水艦セヴェロドヴィンスクセヴマシュで起工されなければならない。
起工の日付は、1~2日延期されることも有り得る。

プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」は、現在、海軍で戦闘勤務へ就いており、第2の同プロジェクトのフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は試験を完了する。
「アドミラル・ゴルシコフ」は今年の初頭に初めて海軍の艦から極超音速ミサイル「ツィルコン」を使用した。
フリゲートは、最新ミサイルバレンツ海エリアから500キロメートル以上離れた沿岸目標へ発射した。



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ロシア海軍の為の1等多目的フリゲート・プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルク『北方造船所』で6隻が起工されており、1番艦は2018年7月28日に就役しました。

1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥ゴルシコフ)(艦番号454)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ引き渡されました。
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[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
その後、2019年2月末から7月末まで世界を一周する遠距離航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]

2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(海軍元帥カサトノフ)(艦番号431)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水し、2018年12月下旬から洋上試験が始まり、現在も続いています。
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[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2020年5月末~6月初頭にロシア海軍へ就役する]

3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工され、2020年5月までに進水します。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは2020年4月末~5月初頭に進水する]

4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥イサコフ)は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

3番艦と4番艦は、ガスタービンエンジンの供給が大幅に遅延した為、建造も遅延しています。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦のガスタービンエンジンはロシア国内で製造されている]

3番艦は2021年末、4番艦は2022年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦は2021年末と2022年末にロシア海軍へ引き渡される]

建造は4隻で打ち切られる筈だったプロジェクト22350フリゲートですが、2018年7月末に就役した1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」の運用実績を踏まえ、建造が続行される事になりました。

2019年4月23日、プロジェクト22350フリゲートの5番艦と6番艦が『北方造船所』で一斉に起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350フリゲート"アドミラル・アメリコ"と"アドミラル・チチャーゴフ"はサンクトペテルブルクで起工された]

プロジェクト22350フリゲート5番艦「アドミラル・アメリコ」起工記念板
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プロジェクト22350フリゲート6番艦「アドミラル・チチャーゴフ」起工記念板
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プロジェクト22350フリゲートの5番艦以降は、有翼ミサイルの発射機が24基に増加します。
1番艦~4番艦は16基ですから、もう8基増やす事になります。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年4月23日13時22分配信
【第5と第6の「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートは24基の「カリブル」で武装する】
「アドミラル・アメリコ」は2024年、「アドミラル・チチャーゴフ」は2025年に就役予定です。

そして2020年にも2隻のプロジェクト22350フリゲート(7番艦と8番艦)が起工されます。
[ロシア海軍は改アドミラル・ゴルシコフ型フリゲートを追加発注する]
[2020年4月末にロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦2隻、アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2隻、ヤーセン-M原子力水中巡洋艦2隻が起工される?]

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド洋に居る

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2020年4月16日14時21分配信
【バルト艦隊の艦船は冬季訓練期間に5回の遠洋航海を行なった】

冬季訓練期間にバルト艦隊の艦船は5回の遠距離航海を行ない、その中で委ねられた任務を成功裏に遂行し、2つの大洋、6つの海、10以上の外国港へ行った。

計画遠距離航海任務を遂行している警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、海洋曳船「ヴィクトール・コネツキー」、給油船「エリニヤ」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、2019年10月1日に軍港バルチースク市を去り、インド洋へ進路を取った。

2019年12月、艦船支隊は初めてロシア-インド演習『インドラ-2019』海上部門、中華人民共和国及びイランとの3ヶ国演習『海上安全の帯-2019』、対海賊へ指向されるロシア-日本演習へ参加した。

現在、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、インド洋で対海賊当直任務の遂行を継続している。

コルベット支援船で構成されるバルト艦隊の部隊は、バルト海及び北海、更には大西洋への演習へ積極的に参加した。

現時点で、バルト艦隊の7隻の艦及び支援船が遠海航海に在る。



バルト艦隊プロジェクト11540警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(賢公ヤロスラフ)(2009年7月24日就役)は、2019年7月24日に就役10周年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは就役10周年を迎えた]

これまでに何度もインド洋へ行った事のある「ヤロスラフ・ムードルイ」ですが、今度はインド海軍との合同演習『インドラ-2019』へ参加する事になり、10月1日にバルチースクを出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインドへ向かった]

「ヤロスラフ・ムードルイ」に随伴する支援船は、この2隻です。

プロジェクト745MBS海洋曳船「ヴィクトール・コネツキー」(2014年1月14日就役)
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プロジェクト160中型海洋給油船「エリニヤ」(1968年6月就役)
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「ヤロスラフ・ムードルイ」随伴船は、10月5日に北海へ入りました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは北海へ入った]

10月7日までにラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、ビスケー湾へ出ました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは英仏海峡を通過した]

10月11日までにジブラルタル海峡の通過を完了し、地中海へ入りました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ入った]

10月13日に地中海西部海域で給油船からの洋上補給を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年10月13日13時54分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は地中海で物資を補充した】

10月21日にキプロスリマソール港へ入港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスのリマソール港へ入港した]

10月25日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを去った]

10月28日にシリアタルトゥース港へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはシリアを訪れた]

11月初頭には地中海東部の演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を実施した]

11月5日にギリシャピレウス港を訪れました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはギリシャのピレウス港を訪れた]

11月8日にピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはギリシャを去った]

その後、地中海東部で演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海で演習を行なった]

11月16日に再びシリアタルトゥース港へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはシリアのタルトゥース港へ入港した]

その後、再びキプロスリマソール港を訪れ、11月25日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは再びキプロスのリマソール港を訪れた]

「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、11月27日までにスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

12月2日には紅海からアデン湾を通過してアラビア海へ向かう3隻の民間船の護衛を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で民間船団を護衛する]

12月5日に民間船の護衛を完了し(つまりアラビア海へ到達した)、インドへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾を通過する民間船団の護衛を完了した]

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12月10日にインド東岸マルマガオ(パナジ)へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインドへ到着した]

12月10日から15日までマルマガオへ滞在した後、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、12月16日からインド海軍との合同演習『インドラ-2019』を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド海軍との合同演習『インドラ-2019』を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド海軍との合同演習『インドラ-2019』で砲撃訓練を行なった]

合同演習は12月19日に完了し、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、イランチャーバハール港へ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド海軍との合同演習を終えてイランへ向かった]

12月27日にチャーバハール港へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド洋北部でイラン海軍及び中国海軍と合同演習を行なう]

翌12月28日、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船インド洋北部へ出航し、イラン海軍及び中国海軍の艦との合同演習『海上安全の帯-2019』を開始しました。
[ロシア・イラン・中国海軍合同演習はインド洋北部で始まった]

合同演習は12月30日に完了し、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船イランを去りました。

1月4日~7日にオマーンサラーラ港へ寄港し、物資を補充しました。

1月9日、「ヤロスラフ・ムードルイ」アデン湾を西方向(紅海)へ通過するロシア民間船団の護送を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾を通過する民間船団を護送する]

アデン湾民間船団を護送した後、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、日本海上自衛隊護衛艦「はるさめ」(1997年3月24日就役)と合同演習を行なう為に合流しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは2020年1月下旬にアデン湾で日本海上自衛隊との合同演習へ参加する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアラビア海で日本海上自衛隊の護衛艦はるさめと合同演習を行なう]
無論、「ヤロスラフ・ムードルイ」日本との合同演習へ参加するのは、今回が初めてとなります。

1月21日、「ヤロスラフ・ムードルイ」「はるさめ」は、海賊に乗っ取られたという想定下の船(給油船「エリニヤ」)を解放する演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で日本海上自衛隊の護衛艦はるさめと対海賊合同演習を行なった]
同日夕方までにバルト艦隊日本海上自衛隊の合同演習は完了しました。
[ロシア海軍バルト艦隊と日本海上自衛隊の合同演習は完了した]

日本との合同演習を行なっていた1月21日、「ヤロスラフ・ムードルイ」に随伴する海洋曳船「ヴィクトール・コネツキー」は、アデン湾で故障したニュージーランドヨットを助けました。
[ロシア海軍バルト艦隊艦船支隊はアデン湾でニュージーランドのヨットを助けた]

1月26日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は再びオマーンサラーラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンのサラーラ港を訪れた]
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1月29日にサラーラ港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンのサラーラ港を去った]

2月10日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は三度オマーンサラーラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは再びオマーンのサラーラ港を訪れた]

2月18日にサラーラ港を出航し、アデン湾へ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはオマーンを去り、アデン湾へ向かった]

2月26日には給油船「エリニヤ」から水と燃料を補給しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務を続ける]
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その後、インド洋を東へ進み、3月4日にはスリランカコロンボ港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスリランカのコロンボを訪れた]
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3月6日にコロンボ港を出航し、アデン湾へ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスリランカを去った]

その後の動向は明らかにされていませんでしたが、3月30日には南アフリカ共和国ケープタウン港へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは南アフリカ共和国のケープタウンへ入った]

ケープタウン港を去った後、またインド洋へ戻っているようです。


現在、バルト艦隊の7隻の艦船が遠距離航海を行なっているとの事ですが、「ヤロスラフ・ムードルイ」部隊の3隻以外は、おそらく以下の4隻でしょう。

コルベット「ボイキー」、大型揚陸艦「ミンスク」、「カリーニングラード」は、2020年3月下旬から北海へ進出しています。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ボイキー"と大型揚陸艦2隻は北海で演習を行なった]

大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」南極調査を行なっています。
[ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは再び南極へ到着した]

ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はムルマンスク州で地上爆撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年4月16日15時39分配信
【北方艦隊艦上航空機連隊の飛行士は北極圏で仮想敵の位置へ爆弾による打撃を与えた】

北方艦隊艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33飛行士は、ムルマンスク州東方のルムボフスキー射爆場で戦闘演習任務へ取り組んだ。
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仮想敵の仮想敵の位置へ爆弾による打撃を与える飛行戦術演習には、10名のパイロットが参加した。
更に彼らは空中偵察実施の任務へ取り組んだ。

各々の飛行士は、目標へ2回のアプローチを行なった。
訓練実施の際には、口径50キログラムの航空爆弾が使用された。

演習には合計5機の航空機Su-33が関わった。
総計で彼らは約15時間空中に居た。

戦闘機の飛行は、セヴェロモルスク-3飛行場から行なわれた。

[参照]
艦上戦闘機Su-33
は、元々は海上で空中戦闘を行なう為に意図されているが、2016年の北方艦隊打撃艦グループの遠距離航海の前に、地上施設へ爆撃による打撃を与える為の設備を補充した。




[ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた]
[空母アドミラル・クズネツォフの最高の艦上戦闘機パイロット達]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33(Su-27K)は空母の甲板への初着艦から25周年の記念日を迎えた]

ロシア海軍艦上戦闘機Su-33は、北方艦隊「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」にのみ配備されており、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を母艦としています。
(普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留)
現在の総保有機は20機程度です。
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Su-33は寿命延長近代化改修が行なわれており、少なくとも2025年までは運用されることになります。
[ロシア北方艦隊艦上戦闘機隊は近代化改修されたSu-33を受け取った]
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2025年まで現役に留まる]

第279連隊Su-33は、2016年4月26日から6月24日までクリミア半島サキ飛行場
艦上機訓練施設「ニートカ」で「発着艦」訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカでの発着訓練を完了した]


2016年7月1日からは母艦「アドミラル・クズネツォフ」での飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の飛行訓練が始まった]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の発着艦訓練が始まった]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2016年10月15日から2017年2月8日まで遠距離航海を行ない、地中海東部(シリア沖)まで遠征しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この時、「アドミラル・クズネツォフ」には10機程度のSu-33が搭載されました。

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機シリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルKh-101を発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」Su-33シリア領内を爆撃しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]

元々は空対空専門のSu-33でしたが、シリア遠征へ出発する前に、地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24-33が装備されました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]

12月5日、1機のSu-33(機体番号67)が「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦した際、着艦拘束装置のケーブルを切ってしまった為に停止できず、海中に落ちました。
パイロットは脱出に成功しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機事故(2016年11月13日/12月5日)・続報]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機事故(2016年12月)の原因は着艦拘束装置のケーブルとは関係が無い]

Su-33を含む「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。

[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]


地中海東部(シリア沖)から戻った後、艦上戦闘機Su-33MiG-29Kは、北方艦隊の演習へ何度か参加しています。

2017年6月16日にはコラ半島ルンボフスキーで地上爆撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島で地上爆撃訓練を行なった]

2017年8月には、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ移動して訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2017年8月からクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練飛行を行なう]

2018年4月には北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空戦闘訓練の「敵役」を務めました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年5月末、第279連隊Su-33練習機Su-25UTGは、飛行訓練の為、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ移動しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練飛行を行なう]
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2018年6月末、Su-33ロシア航空宇宙軍空中給油機Il-78からの空中給油訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島で空中給油訓練を行なった]

その後、2018年9月1日から8日まで地中海東部(シリア沖)で実施されたロシア海軍ロシア航空宇宙軍の合同演習にも何機かのSu-33が参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

2018年12月1日、2機のSu-33は、ロシア/ソヴィエト時代の艦上戦闘機隊長に因んで「チムール・アパキージェ」、「フェオクチスト・マトコフスキー」と命名されました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はチムール・アパキージェ、フェオクチスト・マトコフスキーと命名された]

2019年1月、第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33及び練習機Su-25UTGは、コラ半島及びバレンツ海上空で戦闘訓練飛行を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島およびバレンツ海上空で戦闘訓練飛行を行なった]

2019年2月、第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33及び練習機Su-25UTGは、新人パイロットの「発着艦」訓練を行なう為、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33の新人パイロットはクリミア半島の訓練複合体ニートカで『発着艦』訓練を行なう]

2019年11月下旬、第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33及び練習機Su-25UTGは、再びクリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカで『発着艦』訓練を行なう]

その後、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻り、空中戦闘などの飛行訓練を行なっていました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島およびバレンツ海上空で空中戦闘訓練を行なった]

元々は対空戦闘専門のSu-33ですが、2020年4月16日には地上爆撃訓練を行ないました。


既に生産終了から20年以上経った艦上戦闘機Su-33ですが、今後エンジンの出力強化やレーダーのアップグレードといった近代化改修が行なわれます。
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は近代化改修される]


なお、第279艦上戦闘機航空連隊「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末から近代化改装工事が行なわれています。
2019年12月12日には火災事故が発生しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]