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ロシア海軍北方艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは常駐基地ガジエヴォへ向かった

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年6月29日17時26分配信
【「クニャージ・ウラジーミル」はガジエヴォへ進路を取った】

6月29日・月曜日、プロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)戦略用途水中巡洋艦はセヴェロドヴィンスクから白海へ出航した。
ロシア連邦国防省広報サービスが伝えたように、週末に原子力潜水艦は、北方艦隊潜水部隊の主要基地~ガジエヴォへ到着する。


軍当局によると、この数日間、巡洋艦の乗組員は、白海及びバレンツ海での一連の計画戦闘訓練錬成任務へ取り組み、更には様々なモードでの潜水艦のシステム及びメカニズムの動作を点検した。

「クニャージ・ウラジーミル」『セヴマシュ』で2012年に起工された。
それは原子力艦「ボレイ」シリーズの4隻目にして改善プロジェクト955Aを最初に代表するものである。

当初、水中巡洋艦海軍への引き渡しは2017年に計画されていたが、進水は2017年11月になってからだった。
2018年春、原子力潜水艦の引き渡しは2019年に延期された事が知られるようになったが、原子力艦の試験は2020年まで続いた。

「クニャージ・ウラジーミル」北方艦隊への加入の公式式典は今年6月12日に開催された。

現在、『セヴマシュ』では、更に4隻のプロジェクト955Aが様々な建造段階に在る:「クニャージ・オレグ」「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」「インペラートル・アレクサンドルIII」「クニャージ・ポジャールスキー」
このタイプの各潜水艦は、16基の固体燃料大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」で武装する。



[プロジェクト955Aボレイ-A戦略用途原子力水中巡洋艦]
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プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中巡洋艦シリーズの4番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては1番艦)K-549「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]


2013年10月、船体の水圧試験が実施されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは水圧試験を行なう]

2014年2月中旬、船体が完成しました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルの船体が形成された]

2017年11月17日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜クニャージ・ウラジーミル進水(2017年11月17日)]


「クニャージ・ウラジーミル」北方艦隊への配備が予定されております。
[ロシア海軍北方艦隊潜水部隊は新世代戦略原潜クニャージ・ウラジーミルと多用途原潜カザンの乗組員を編成した]

「クニャージ・ウラジーミル」は、2018年11月28日から12月24日まで洋上試験(工場航行試験)の第1段階を実施しました。
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「クニャージ・ウラジーミル」は、初の試みとして、艦の洋上試験と並行して乗組員の慣熟訓練も行なっています。
[2019年末までにロシア海軍へ就役するボレイ-A級戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは洋上試験と乗組員の慣熟訓練を同時並行で行なう]
これまでは、海軍へ引き渡された後に乗組員の慣熟訓練を開始し、それが終わった後でパトロールなどの洋上任務に就いていたのですが、引き渡される前に乗組員の慣熟訓練も済ませ、就役後、すぐに洋上任務へ就けるようにするのが狙いです。
これが上手く行けば、今後就役する他の新造艦でも実施される事になるでしょう。

「クニャージ・ウラジーミル」は、本格的な航行試験に先立ち、2019年6月10日にセヴェロドヴィンスクを出航しています。


「クニャージ・ウラジーミル」は、2019年6月末から本格的に航行試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年6月末に航行試験を再開する]

2019年10月30日未明、「クニャージ・ウラジーミル」は、弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは白海からカムチャツカ半島へ弾道ミサイル"ブラヴァー"を発射した]

その後、白海で水上目標への魚雷発射試験を実施しました。

11月8日には白海で水中目標への魚雷発射試験を実施しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは白海で魚雷発射試験を行なった]

洋上試験を全て終えた「クニャージ・ウラジーミル」は、11月21日に白海海軍基地(セヴェロドヴィンスク)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは洋上試験を完了した]


「クニャージ・ウラジーミル」は、2019年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈でした。
[第4のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、最終洋上試験中に不具合が発覚した為、ロシア海軍への引き渡しは2020年に延期される事になりました。
[ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルのロシア海軍への引き渡しは2020年前半に延期される?]

造船所で不具合を修正した「クニャージ・ウラジーミル」は、それを確認、点検する為、2020年5月12日に白海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは検査の為に白海へ出航した]

まず最初に浮上状態で各種試験を行なった後、5月16日から水中での試験を開始しました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは白海で水中試験を開始した]

試験は5月21日に完了し、「クニャージ・ウラジーミル」セヴェロドヴィンスクへ戻りました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは白海での試験を完了し、セヴェロドヴィンスクへ帰投した]

5月28日に受領-引渡証書への署名が行なわれ、ロシア海軍へ納入されました。
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[ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦の1番艦クニャージ・ウラジーミルはロシア海軍へ納入された]
ただし、これだけでは正式にロシア海軍へ就役したとは見なされません。

正式なロシア海軍への就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典は、ロシア連邦の祝日『ロシアの日』の6月12日に開催されました。

[ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルはロシア海軍へ就役した]

6月29日、「クニャージ・ウラジーミル」セヴェロドヴィンスクから出航し、母港となるガジエヴォ基地へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは常駐基地への移動を準備する]
[ロシア海軍北方艦隊の原潜基地のインフラ更新は進められている]
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ロシア海軍太平洋艦隊のディーゼル潜水艦と小型対潜艦は日本海で『対決』した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年6月29日7時23分配信
【太平洋艦隊のディーゼル潜水艦は日本海で仮想敵艦支隊への魚雷射撃を実施した】

戦闘訓練計画に沿った日本海エリアでの戦術演習の実施中、太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊ディーゼル潜水艦の内の1隻は、仮想敵艦支隊への攻撃を実施した。

対潜部隊の活発な行動にも関わらず、潜水艦は隠密裏に海域へ進入し、揚陸支隊を模した艦を探知し、有利な位置から4発の実弾魚雷による戦術グループへの攻撃を成功させた。

午後、小型対潜艦「コレーエツ」、「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」、MPK-221で構成され、対潜航空機Il-38の支援下で行動する対潜打撃艦グループは、仮想敵潜水艦を探知し、破壊する任務を与えられた。

合同捜索活動中に潜水艦は探知され、対潜打撃艦グループ反応深海爆弾魚雷で攻撃した。



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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-222は、極東『ソヴィエト社会主義共和国連邦60周年記念ハバロフスク造船工場』で1987年1月7日に起工され、1987年4月29日に進水し、1990年2月28日に就役しました。

2003年11月24日、ロシア-日本戦争時の砲艇「コレーエツ」に因んで「コレーエツ」と命名されました。
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現在はウラジオストク南部ウリス湾に駐留しています。



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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-214は、黒海沿岸の『キエフ造船工場』で1987年8月20日に起工され、1990年3月30日に進水し、同年12月29日に就役しました。

就役後は太平洋艦隊へ編入され、1991年6月30日にサハリン南部のコルサコフへ到着しました。

2005年12月23日に「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」と命名され、2006年7月31日には同名の都市と後援協定を締結しました。

2006年11月には大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、潜水艦B-345、救助曳船SB-522と共に日本の舞鶴を訪問しています。
訪問を終えた後、日本海上自衛隊護衛艦「しまかぜ」と合同演習を行ないました。

現在の駐留港は、艦名と同じソヴィエツカヤ・ガヴァニです。


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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-221は、極東『ソヴィエト社会主義共和国連邦60周年記念ハバロフスク造船工場』で1985年2月8日に起工され、1987年4月29日に進水し、1988年2月14日に就役しました。

就役後は太平洋艦隊へ編入され、現在はウラジオストク南部ウリス湾に駐留しています。


3隻の小型対潜艦は、6月28日に日本海潜水艦捜索演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜艦部隊と対潜哨戒機は日本海で潜水艦捜索演習を行なった]

沿海地方ニコラエフカ飛行場に駐留する対潜哨戒機Il-38も演習へ参加しました。
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演習の「敵役」は、ウラジオストク南部ウリス湾に駐留する第19潜水艦旅団所属の通常動力潜水艦(プロジェクト877)が務めました。
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翌6月29日、今度は潜水艦小型対潜艦グループを魚雷で攻撃し、小型対潜艦グループは反応深海爆弾対潜ロケットRBU-6000533mm魚雷潜水艦を攻撃しました。

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2020年6月29日10時15分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」は地中海で艦上演習を実施した】

地中海海軍常設グループの一員として任務を遂行している黒海艦隊フリゲート「アドミラル・マカロフ」は、対空防衛及び水中工作員の攻撃を撃退する計画演習を実施した。

演習中、フリゲートの対空防衛班は、接近する敵航空機をキャッチした。
ミサイル兵は目標を確認し、そのコースを追尾し、自衛ミサイル複合体「シチーリ-1」の電子発射により破壊した。

更に、演習計画下で、無防備の泊地へ停泊中の敵水中工作部隊及び手段の艦への攻撃の脅威の下での行動様式へ取り組んだ。

水中工作部隊及び手段への対処監視所の将兵が展開し、予防擲弾射撃を実施した。

演習は、潜在的脅威からの保護及び防衛の為の艦の乗組員の活動への取り組みの枠組みで実施された。



ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(499、2017年12月27日就役)は、同型艦((11356Rの1番艦)「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)と共に2020年2月27日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
2月28日にはボスポラス海峡へ入り、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・マカロフ"は地中海へ向かった]

先に地中海東部へ入っていた同型艦(11356Rの2番艦)「アドミラル・エッセン」(490、2016年6月7日就役)と合流し、各種戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で戦闘訓練を行なった]

4月に入ってからも3隻のフリゲートは一緒に行動していました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で対潜戦闘訓練を行なった]


その後、「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・エッセン」「アドミラル・グリゴロヴィチ」と別れ、4月9日にダーダネルス海峡ボスポラス海峡を通過して黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海を去った]

翌4月10日、「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・エッセン」は母港セヴァストーポリへ到着しました。

しかし、ヨーロッパにおける新型コロナウイルスの流行・感染拡大に関連し、「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は、暫くセヴァストーポリ港内の泊地に留め置かれる事になりました。
「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は3月末に外国港(おそらくはキプロスリマソール港)へ寄港していた為、外国港を出てから14日間は検疫期間として乗組員は陸地へ上陸できず、艦内に留まる事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"はセヴァストーポリ港内へ入った]

「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・エッセン」は艦内の消毒などの措置が行なわれ、4月11日にセヴァストーポリ港埠頭へ入りました。
[地中海東部から戻ってきたロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は検疫措置を終えてセヴァストーポリ埠頭へ係留された]

それから2ヶ月以上経過した6月下旬、「アドミラル・マカロフ」セヴァストーポリを出航し、6月24日にはボスポラス海峡へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海へ向かった]

地中海東部へ到着した「アドミラル・マカロフ」は、6月29日に対空防衛及び対水中破壊工作演習を行ないました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ノヴォロシースク」
2019年12月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」2020年6月下旬から地中海東部に滞在
潜水艦「クラスノダール」2019年3月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2020年6月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2020年4月末から地中海東部に滞在
対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」2020年1月中旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」2020年5月下旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」:2020年6月下旬から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」:2020年6月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「カデート」2020年5月下旬から地中海東部に滞在
海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2020年6月下旬から地中海東部に滞在
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」:2020年6月下旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-362020年5月下旬から地中海東部に滞在
工作船PM-562020年3月下旬から地中海東部に滞在

重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2022年末に近代化改装を終えてロシア海軍北方艦隊へ復帰する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年6月29日13時30分配信
【巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は海軍へ2022年に引き渡される】
モスクワ、6月29日-ロシア通信社ノーボスチ

原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(プロジェクト1144.2)は、ロシア海軍へ2022年に引き渡される。
『ロシア通信社ノーボスチ』は月曜日に『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフより伝えられた。

5月初め、ロシア連邦国防次官アレクセイ・クリヴォルチコは、雑誌『国家防衛』へ、極超音速ミサイル「ツィルコン」は、フリゲート、潜水艦、そして巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の武装となると伝えた。

「艦の海軍への御引き渡しの時期は、艦が再装備されるにも関わらず変更されないままであり、それは2022年です」
ラフマノフ
は話した。

クリヴォルチコは更に、「アドミラル・ナヒーモフ」は遠距離高精度兵器で武装する海軍で最も強力な艦となると述べた。
艦の防護は、対空防衛複合体「フォルト-M」及び「パーンツィリ-M」と、更には対潜兵器「パケート-NK」及び「オトヴェート」により保障される。

極超音速ミサイル「ツィルコン」はマッハ9の速度(音速の9倍)と1000km以上の飛翔距離を有する。
計画によると、複合体は2020年~2021年に軍備採用される。
海上ヴァージョンに加え、ウラジーミル・プーチン大統領は、地上配置「ツィルコン」の開発に言及した。



プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日からは『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しています。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)は既に発注されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。

2020年3月末からは、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まります。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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上記のように、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠して改装作業を行なっていますが、貯水池から出て再進水するのは2021年になります。

兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期され、2023年という話も出てきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

現在の所、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2022年末に予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年末に完了する]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」に続いて同型艦「ピョートル・ヴェリキー」も近代化改装が行なわれます。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は限定的なものとなる]

ロシア造船業界はロシア海軍の為の新たな航空母艦の建造を準備する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年6月29日13時30分配信
【『統合造船業営団』はロシア連邦海軍の為の新たな航空母艦を建造する為に必要な技術的能力と経験を有している-総取締役】
モスクワ、6月29日、インタファクス

『統合造船業営団』は、ロシア連邦海軍の為の新たな航空母艦の建造へと歩みだす準備を整えており、(造船)分野の企業は、このようなプロジェクトを実現する為に必要な全てのリソースと経験を持っている。
『統合造船業営団』総取締役アレクセイ・ラフマノフは述べた。

「これは海軍にとっては明確な問題です。
重要なのは、どのように戦うのかを理解する事です。
祖国が命じれば、我々は航空母艦を建造します」
ラフマノフ
は、月曜日の『インタファクス』のオンライン記者会見中、ロシア連邦海軍の為の新たな航空母艦の建造開始が可能な時期についての質問に答え、こう話した。

彼によると、『統合造船業営団』は、最新の航空母艦建造の為の全ての技術的能力を有している。
「私共は理解しております。これが、どのような技術で可能なのかを。
私共は理解しております。それに基づいた基礎的な技術的解決策は、どのようなものであるべきかを。
クズネツォフを修理し、本質的には再建-『新造』となったインド海軍の為の航空母艦ヴィクラマーディティヤの経験は、このような経験を、少なくとも『セヴマシュ』と呼ばれる1つの企業が持っている事を示しました」
ラフマノフ
は指摘した。

現時点でロシア海軍はただ1隻の航空母艦~現在修理中の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を有している。
それは2022年に復帰しなければならない。

2017年11月、ロシア連邦国防次官(現在は副首相)ユーリー・ボリソフは発言した。
「航空巡洋艦について具体的に御話しいたしますと、それ(開発及び発注の予定)はプログラムの最後です。
私共は、現代的な航空母艦の開発と発注を計画しております」


2018年2月、ラフマノフは、『統合造船業営団』は新たな航空母艦プロジェクトの作業を主導していると『インタファクス』へ述べた。

『統合造船業営団』の最新の年次報告書では、ロシアは革新的な将来艦のコンセプトを開発しており、その中には新たな航空母艦のプロジェクトも含まれると指摘された。
「革新的な将来艦のコンセプト(概要)の開発:航空母艦、駆逐艦、フリゲート、非大気損発電装置付きの通常動力潜水艦、第5世代原子力潜水艦」
文書では、こう述べられている。

ロシア軍は、ロシア連邦海軍の為の新たな航空母艦の作成は、2018~2027年の国家軍備プログラムの第2プログラム時期(後半)に始まると表明した。



ロシア海軍の為の将来航空母艦Перспективный Авианосецの設計開発作業は2007年に始まりました。

将来航空母艦の設計を担当するのは『ネヴァ川計画設計局』になりますが、その叩き台となる概念設計案は、ロシア海軍向けなどの艦船の形状を研究する『クルイロフ国立科学センター』により作成されます。

『クルイロフ国立科学センター』は、2015年に多目的重航空母艦プロジェクト23000E「シトルム」を作成しました。
これは満載排水量9万~10万トンの通常動力の大型空母です。
[ロシア海軍将来空母概念設計案・プロジェクト23000E「シトルム」]

『クルイロフ』は、2018年8月下旬に軽航空母艦「シトルム-KM」の概念設計案を公表しました。
これは満載排水量44000トンの比較的小型の空母です。
[クルイロフ国立科学センターの半双胴(カタマラン)形式軽多目的空母は水中抵抗が大幅に低減する]

2019年6月末には76000トンの中型原子力空母の概念設計案の存在を公表しました。
[クルイロフ国立科学センターは半双胴形式の中型原子力空母の概念設計案を提示した]

一方、実際にロシア海軍向けとして建造される空母を設計する『ネヴァ川計画設計局』は、2019年7月上旬に将来空母設計案プロジェクト11430E「ラマンチーン」を公表しました。
これは満載排水量8万~9万トンの原子力空母です。
[原子力空母プロジェクト11430Eラマンチーンはサンクトペテルブルク国際海軍サロン(IMDS-2019)で公開された]


将来航空母艦の具体的な内容は未だ定まっていませんが、排水量は65000トン~70000トン程度になるようです。
[ロシア海軍の将来航空母艦は7万トン級になる]
[ロシア海軍の将来航空母艦は65000-70000トンになる]
つまり、上記の「シトルム」「ラマンチーン」よりは小さな艦になります。
(「シトルム-KM」よりは大きいですが)

現用の航空母艦で最も近いサイズの艦は、グレートブリテン海軍新鋭空母「クイーン・エリザベス」級になります。
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ロシア造船業界も、以前から重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(約6万トン)よりも大きな航空母艦を建造できると表明しています。
[ロシア造船業界はアドミラル・クズネツォフよりも大型の新世代航空母艦を建造できる]

将来航空母艦の建造は、早くても2020年代後半になるようです。
[ロシア海軍の為の新世代空母の建造は『2018-2027年の国家軍備プログラム』において開始される]

既に将来航空母艦の為の搭載機として、新たなVSTOL艦上戦闘機の開発が始まっています。
[ヤコブレフ新世代VSTOL艦上戦闘機]

この他、将来航空母艦の搭載機として、艦上早期警戒機艦上無人機も新たに開発されます。
[ロシア海軍航空隊司令官は語る]

将来原子力航空母艦の本格的な開発作業は2023年から始まります。
[ロシア海軍の為の7万トン級原子力空母の開発作業は2023年に始まる]

将来原子力航空母艦の設計には、ソ連時代に起工されたものの未完成に終わったプロジェクト11437重原子力航空巡洋艦「ウリヤノフスク」の設計が参考にされるとの事です。
[ロシア海軍の新世代原子力空母の開発には未完成の重原子力空母ウリヤノフスクの設計図が参考にされる]
ただしこれは、「ウリヤノフスク」のような艦を再び造るという事では無く、原子力機関の構造などを参考にするという事でしょう。
(将来航空母艦「ウリヤノフスク」原子力機関)


将来航空母艦を建造する造船所については、最近では、サンクトペテルブルク市『バルト工場』『北方造船所』、或いはセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』の協同建造が有力視されています。
[ロシア海軍の新世代原子力航空母艦の開発と建造には15年掛かる]

『バルト工場』
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『北方造船所』
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『セヴマシュ』
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ロシア造船業界はロシア海軍の為の新世代原子力駆逐艦リデルの建造を準備している

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年6月29日12時46分配信
【『統合造船業営団』は原子力駆逐艦「リデル」の建造を準備する-総取締役】
モスクワ、6月29日、インタファクス

『統合造船業営団』原子力駆逐艦「リデル」の建造を準備しているが、ロシア連邦国防省からの発注は未だ無い。
『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは述べた。

「このような発注が有る場合、我々は必ず、これを建造し、何処に居るのかさえ知る事になるでしょう」
ラフマノフ
『インタファクス』のオンライン記者会見中に言った。

2019年12月、ラフマノフは、営団原子力駆逐艦「リデル」のシリーズ建造開始の準備を進めていると述べた。
「国防省からの通知を待っております。
とは言え私共は準備しております。
これは、次の遠海ゾーン艦の長いシリーズの始まりとなります」
『統合造船業営団』
のトップは話した。

2018年8月、情報筋は、ロシアは誘導ロケット兵器を装備する数隻の原子力駆逐艦「リデル」を建造できると『インタファクス』へ伝えた。
「おそらくは、これは1隻の艦では有りません。
このような遠海ゾーン艦を海軍は必要としております。
シリーズは4隻~6隻の艦になるでしょう。
多くは、トップ艦を作成する為のプロジェクトの実現に依存します」

彼は話した。

2018年夏、ロシア連邦海軍司令部は、最初の駆逐艦の起工が行なわれるのは、2022年よりも前にはならないと表明した。

駆逐艦は、大射程有翼ミサイル「カリブル」及び極超音速ミサイル「ツィルコン」(「ツィルコン」は試験を行なっている)、最新の対空防衛システム電波電子戦闘システムの装備が予想されている。

株式会社『北方計画設計局』(『統合造船業営団』へ加入)の年次報告書によると、駆逐艦「リデル」の概略設計は完了している。
文書では、概略設計の為の作業は2015年4月に始まり、2016年末には技術的準備状態のステップは100パーセントになった。

駆逐艦の排水量は14000トンと予想されている。
原子力推進装置のお陰により、これは無制限の航行距離を得る。
自立行動期間は90日。

伝えられているように、駆逐艦の主要打撃力は、各々に8基の有翼ミサイル「カリブル」「オーニクス」、将来的には「ツィルコン」を配置できる8組の汎用発射装置であり、合計で64基となる。
(現代のロシアフリゲートの第1と第2のタイプは16基のミサイルで武装する)

専門家の評価によると、「ステルス」技術により建造される「リデル」は、遠海ゾーンでの任務遂行の際の海軍の能力を大幅に強化する。

2月20日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、合計でロシア海軍は2027年までに遠海ゾーン作戦の為の21隻の艦を受け取ると述べた。



[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]
[ロシア海軍将来駆逐艦概念設計案・プロジェクト23560E「シクヴァル」]

ロシア海軍は、2000年代後半以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]
[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]

将来駆逐艦「リデル」は、原子力推進通常動力(ガスタービン)の2タイプの設計が進められていました。
[ロシア新世代駆逐艦は通常動力と核動力の2種類が設計される]

しかし現在では将来駆逐艦「リデル」の動力は原子力推進に決まっています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は原子力推進となる]
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる]

「リデル」の排水量は、前のクラス(プロジェクト956駆逐艦、約8000トン)よりも遥かに大きくなり、その打撃力は巡洋艦に匹敵します。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは巡洋艦に匹敵する攻撃力を有する]

「リデル」の上部構造物には複合材料の使用も検討されています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の上部構造物は非金属複合材料で造られるかもしれない]

「リデル」の設計を担当する『北方計画設計局』は、実際にロシア海軍向けとして建造される艦の設計へ着手しています。
(これまでに公開されている模型は、「リデル」の概念設計案「シクヴァル」のものであり、このままの形で建造されるわけではない)
[ロシア海軍の為の将来原子力駆逐艦リデル級の設計が始まる]

「リデル」級駆逐艦ロシア連邦『2018-2027年の国家軍備プログラム』に含まれています。
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルの建造計画は中止されていない]

「リデル」級駆逐艦の設計概略はロシア国防省に承認されています。
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルの設計概略は承認された]
[ロシア海軍の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる事がロシア国防省に承認された]

「リデル」級の艦名は、まだ正式には決まっていませんが、艦名候補として「オルロフ-チェスメンスキー」(1770年のチェスマ海戦トルコ艦隊に勝利したロシア海軍の貴族提督アレクセイ・オルロフ伯爵)が挙げられています。
『イズベスチヤ』より
2017年3月31日0時1分配信
【原子力の「リデル」は「オルロフ-チェスメンスキー」となる】
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「リデル」級駆逐艦の技術設計、つまり、実際に艦を建造する為の細部の設計は、2019~2020年に開始されます。
この作業の完了は2022年に予定されており、当然ながら、艦の建造開始は、それよりも後になります。
[ロシア海軍の新世代原子力駆逐艦リデルの設計は2022年に完了する]

「リデル」級駆逐艦の建造の為のインフラ整備も進められています。
[ロシア海軍の新世代原子力駆逐艦リデルの建造の為のインフラ整備は進められている]
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「リデル」級を建造する予定のサンクトペテルブルク『北方造船所』は、以前から設備の近代化を進めており、その一環として、2017年12月末に新たな船台を建造する契約へ署名しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年12月29日12時51分配信
【北方造船所は新たな船台を建設する契約を締結した】
新たな船台の完成後、『北方造船所』「リデル」級駆逐艦の建造が可能となります。

「リデル」級駆逐艦が何隻建造されるのかは未だ決まっていませんが、現在の所、4~6隻程度の建造が想定されているようです。
[ロシア海軍の新世代原子力駆逐艦リデルは4~6隻が建造される]

ただし、後述のように、かなり大型の艦となるので、『北方造船所』以外の造船所も建造へ参加する可能性も有るでしょう。
例えば、同じサンクトペテルブルク『バルト工場』とか。
[サンクトペテルブルクの『バルト工場』はロシア海軍の大型水上艦の建造へ参加する]

プロジェクト23560「リデル」原子力駆逐艦の全長は230メートル、(満載)排水量は2万トンとなり、2020年代に2隻の建造が始まります。
[ロシア海軍の為のプロジェクト23560リデル原子力駆逐艦2隻の建造は2020年代に始まる]

「リデル」概念設計案「シクヴァル」を設計した『クルイロフ国立科学センター』は、「リデル」へのセラミック装甲の採用を提案しています。
(実際に採用されるかどうかはさて置き)
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルはセラミック装甲を採用するかもしれない]

しかし、2020年4月下旬の時点で、ロシア連邦国防省は、これ以上の「リデル」の作業の進行(本格的な細部の設計作業)に関する決定を下していない為、現在は設計作業が一時中断しています。
[ロシア海軍の次世代水上戦闘艦・原子力駆逐艦リデルとプロジェクト22350Mフリゲートの設計作業は一時中断されている]

これが西側では、「リデル」の建造計画は中止されたと誤解されていますが、今回の『統合造船業営団』総取締役アレクセイ・ラフマノフ氏の発言を見ても、中止されていません。

ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは2020年12月にロシア海軍へ就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年6月29日3時7分配信
【『統合造船業営団』は最新原子力潜水艦「クニャージ・オレグ」の海軍への引き渡し時期を告げた】
モスクワ、6月29日-ロシア通信社ノーボスチ

改善プロジェクト955A「ボレイ-A」戦略原子力潜水艦の最初の生産艦「クニャージ・オレグ」は、2020年12月に海軍への引き渡しが計画されている。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフより伝えられた。

以前、セヴェロドヴィンスク工場『セヴマシュ』では、同プロジェクト潜水艦のトップ「クニャージ・ウラジーミル」海軍への受領-引渡証書へ署名された。

「第5のボレイとなるクニャージ・オレグの海軍への御引き渡しを、私共は今年に計画しております。
私が思いますに、それは12月になるでしょう」
ラフマノフ
は話した。

「クニャージ・オレグ」は、第4世代原子力潜水艦プロジェクト955A「ボレイ-A」の最初の生産艦である。
この潜水艦プロジェクト955と異なるのは、船体の輪郭、低下した騒音、より良い操作性である。
水中巡洋艦は、大陸間弾道ミサイル複合体「ブラヴァー」と現代的な機雷-魚雷兵器を装備する。

合計でロシア海軍の為に10隻の「ボレイ」級プロジェクト955及び955Aの建造が計画されている。

プロジェクト955潜水艦のトップ「ユーリー・ドルゴルーキー」は2013年から北方艦隊の戦闘編制に在る。
他の2隻~「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」は2014年から太平洋艦隊の一員として勤務している。

原子力潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」は5月28日に海軍へ納入された。
「クニャージ・オレグ」は建造の最終段階に在る。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの5番艦「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては2番艦)
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

2016年11月中旬までに強度船体(耐圧殻)の水密試験が完了しました。
(「ボレイ」級は複殻式船体)
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]

現時点で「クニャージ・オレグ」ロシア海軍への引き渡しは、2020年12月末に予定されています。
就役後は、太平洋艦隊へ配備されるようです。

バルト艦隊の救助船SS-750は潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーの救助訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
バルト地域情報供給部(カリーニングラード市)発表
2020年6月28日23時50分配信
【バルト艦隊の救助隊は海底に横たわる遭難潜水艦へ援助を与える訓練を実施した】

戦闘訓練計画に沿って、バルト艦隊救助船SS-750カリーニングラード州沿岸で演習を実施し、その中で、海底に横たわる事故潜水艦へ援助を与える実地技量を開発した。
仮想遭難潜水艦役として関わったのは、プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」である。

バルト海での遭難の課題を解決する為、搭載船と共に深海救助装置AS-26が関わった。
全てのシステムの点検後に水中へ発進した装置の乗組員は、水深約50メートルの海底に横たわる潜水艦の捜索を行なった。
救助隊は「遭難潜水艦」の昇降口ハッチの目視確認を行ない、底の汚泥を取り除いた後、潜水艦とドッキングし、深海装置の助力により潜水艦の乗組員を避難させた。

深海潜水者の行動は、遠隔操作水中複合体を使用して制御され、救助隊の作業の正確さの客観的な評価を可能にした。

仮想遭難潜水艦へ援助を与える演習には、更に、小型対潜艦「アレクシン」、対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」が関わった。

数日前、バルト艦隊戦闘艦救助船の乗組員、海上航空隊は、ディーゼルエレクトリック潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」の錬成任務L-3の要素の実行を保障した。

計画錬成任務への取り組みの枠組みで、潜水艦の乗組員は、バルト海エリアに在るバルト艦隊の戦闘射爆場海域で深海潜航を行なった。



プロジェクト141サルベージ船KIL-140は、旧東ドイツロストクネプチューン造船所で建造され、1990年6月30日に就役し、バルト艦隊へ編入されました。

ソ連邦解体後、救助船に改造され、1995年9月にSS-750として再就役しました。
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SS-750に搭載されるプロジェクト18551深海救助装置AS-26は、ロシア内陸部のクラースノエ・ソルモヴォ造船所で建造され、1987年11月25日に就役し、2010年9月に近代化改装を完了して復帰しました。
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2020年6月末、SS-750AS-26は、潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」の救助訓練を行ないました。
この他、対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」小型対潜艦「アレクシン」も訓練を支援しました。

太平洋艦隊所属のプロジェクト06363潜水艦B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年11月25日に就役した後、バルト艦隊に「仮住まい」しながら慣熟訓練を行なっています。
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[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で潜航訓練を行なった]

黒海艦隊所属のプロジェクト12700対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は、2019年12月28日に就役した最新鋭掃海艦です。
こちらもバルト艦隊に「仮住まい」しながら慣熟訓練を行なっています。
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[最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

プロジェクト1331M小型対潜艦「アレクシン」は、旧東ドイツヴォルガストペーネ造船所で1987年2月28日に起工され、1988年3月30日に進水し、1989年4月21日に就役しました。
就役後はバルト艦隊へ編入され、バルト海で行動しています。
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ヤーセン-M原子力水中巡洋艦カザンは2020年12月にロシア海軍へ就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年6月28日3時29分配信
【最新原子力潜水艦「カザン」の海軍への引き渡し時期が告げられた】
モスクワ、6月28日-ロシア通信社ノーボスチ

近代化プロジェクト885M(ヤーセン-M)原子力潜水艦のトップ「カザン」は、ロシア海軍へ2020年12月に引き渡される。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、日曜日に『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフより伝えられた。

当初、潜水艦は昨年には海軍へ引き渡されていなければならなかったが、「ヤーセン」改善プロジェクトの試験は長引き、潜水艦の引き渡しは2020年に延期された。

「艦は、今年12月には海軍へ御引き渡ししなければなりません」
ラフマノフ
は話した。

多目的原子力潜水艦「カザン」、「ノヴォシビルスク」「クラスノヤルスク」「アルハンゲリスク」は、改善プロジェクト「ヤーセン-M」として建造され、13800トンの排水量を有し、潜航深度520メートル、乗組員64名、自立行動期間100日、水中速力31ノット。

兵装として機雷、533mm魚雷有翼ミサイル「カリブル」「オーニクス」が在る。

近代化プロジェクトは、基礎電子電波兵装複合体の基本要素が異なり、ロシアの製造者が供給する改善された兵装及び材料となる。
艦は、極超音速ミサイル複合体「ツィルコン」で武装しなければならない。



ロシア海軍第4世代原子力潜水艦であるプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦の2番艦(改型のプロジェクト885M「ヤーセン-M」としては1番艦)「カザン」は、2009年7月24日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』で起工されました。
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[改セヴェロドヴィンスク型原潜「カザン」起工]
[改セヴェロドヴィンスク型原潜カザンは新型機器のみを装備した初の第4世代原潜となる]
[改ヤーセン級多用途原潜カザンの操舵装置の製造が始まった]

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プロジェクト885M「ヤーセン-M」は、以前の885「ヤーセン」(「セヴェロドヴィンスク」)よりも全長が10メートル短くなり(つまり129.2メートル)、533mm魚雷発射管は8門に減らされ(「セヴェロドヴィンスク」は10門)、4連装垂直ミサイル発射管は10基(「セヴェロドヴィンスク」は8基)に増加しています。
従いまして、885の改良型と言うよりは実質的に新しい設計の潜水艦と言えます。

北方艦隊への配備が予定されている「カザン」の乗組員の編成は、2016年3月までに完了しました。
[ロシア海軍北方艦隊潜水部隊は新世代戦略原潜クニャージ・ウラジーミルと多用途原潜カザンの乗組員を編成した]

「カザン」は2017年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンはセヴェロドヴィンスク造船所で進水した]

2017年7月末からは、造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンの係留試験が始まった]

2018年9月24日、「カザン」は最初の航行試験(工場航行試験)へ出発しました。

[ロシア海軍の為のヤーセン級原子力水中巡洋艦2番艦カザンの航行試験が始まった]
試験は2019年1月初頭頃まで続きました。


当初、「カザン」ロシア海軍への引き渡しは2019年12月末に予定されていました。
[第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンは2019年にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、航行試験の結果、幾つかの不具合が発覚した為、2019年中の引き渡しは実現できませんでした。
[ヤーセン級原子力水中巡洋艦2番艦カザンのロシア海軍への引き渡しは延期されるかもしれない]

「カザン」は、2019年7月以降に航行試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンは2019年7月に航行試験を再開する]

しかし、不具合は完全に修正されたわけでは無く、「カザン」ロシア海軍への引き渡しは、2020年末頃までに延期される事になりました。
[ヤーセン級原子力水中巡洋艦2番艦カザンのロシア海軍への引き渡しは2020年に延期された]

一方、「カザン」の航行試験は白海で続けられ、12月5日には魚雷発射試験を行ない、水中目標へ2基の魚雷を一斉に発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦カザンは白海で魚雷発射試験を行なった]

翌12月6日には水上目標への魚雷発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦カザンは白海で水上目標へ魚雷を発射した]

白海での「カザン」の航行試験は、2019年12月半ばまで続けられました。

2020年にも「カザン」の航行試験は続けられます。
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦カザンの洋上試験は延長される]

「カザン」の最終洋上試験は2020年秋に始まります。
[ロシア海軍のヤーセン-M原子力水中巡洋艦カザンは2020年秋に最終洋上試験を開始する]

「カザン」ロシア海軍への引き渡しは、試験が順調に進めば2020年12月末になります。


当初、「ヤーセン」級シリーズの建造は、原型1隻、改型6隻の計7隻で完了する予定でしたが、2019年6月27日、モスクワ州愛国者公園で開催された軍事機器展示会『アルミヤ-2019』の会場において、「ヤーセン-M」2隻の新たな建造契約が締結されました。
[ロシア海軍の為のヤーセン-M級多用途原潜2隻とラーダ級潜水艦2隻が追加発注された]

この2隻は、2020年の起工が予定されています。
[ロシア海軍のヤーセン-M原子力水中巡洋艦2隻は2020~2021年に起工される]

ロシア海軍太平洋艦隊の対潜艦部隊と対潜哨戒機は日本海で潜水艦捜索演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年6月28日4時0分配信
【太平洋艦隊の捜索打撃艦グループと海上航空隊は日本海で仮想敵潜水艦を捜索する課題へ取り組んだ】

演習中、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・パンテレーエフ」、小型対潜艦「コレーエツ」、「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」、MPK-221で構成される太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊の2個捜索打撃艦グループは、指定海域で仮想敵潜水艦を捜索する課題を与えられた。
対潜部隊に対抗したのは、太平洋艦隊ディーゼル潜水艦である。

対潜戦術艦グループは、演習で海上航空隊航空機と連携した。
日本海エリア上空の飛行中、対潜航空機Il-38は、仮想敵潜水艦を捜索、分類し、追跡する課題を解決した。
対潜機は、電波位置測定手段及び設置型ブイ投下式水中音響探知手段を複合使用し、それをてきぱきと使用して受信した情報を分析した。
総計して対潜航空隊は6時間以上空中に滞在した。

演習中の水上艦対潜航空隊の合同活動は。成功と認められた。

演習訓練任務の遂行には、太平洋艦隊の5隻の水上艦、潜水艦海上航空隊の2機の対潜航空機の乗員が参加した。



ロシア太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(1986年2月15日就役)は、最近では2020年6月初頭にピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、2020年5月17日に対馬海峡を南下して東シナ海へ入り、その後、太平洋上で行動した後、5月19日に対馬海峡を北上して日本海へ入り、ウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の10隻の艦船は洋上で『太平洋艦隊の日』を迎えた]

小型対潜艦「コレーエツ」(1990年2月28日就役)と「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」(1990年12月29日就役)は、6月下旬に日本海で対潜戦闘訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦ソヴィエツカヤ・ガヴァニとコレーエツは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]


この4隻に小型対潜艦MPK-221(1987年12月30日就役)も加えた5隻は、6月28日に日本海潜水艦捜索演習を行ないました。

沿海地方ニコラエフカ飛行場に駐留する対潜哨戒機Il-38も演習へ参加しました。
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演習の「敵役」は、ウラジオストク南部ウリス湾に駐留する第19潜水艦旅団所属の通常動力潜水艦(プロジェクト877)が務めました。
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ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142MKは、バレンツ海及びノルウェー海、北太平洋の上空で長時間飛行を行なった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2020年6月27日20時0分配信
【3機の遠距離対潜航空機Tu-142MKはバレンツ海及びノルウェー海エリアの上空で計画飛行を実施した】

2020年6月27日、3機の遠距離対潜航空機Tu-142MKは、バレンツ海及びノルウェー海エリアの上空で計画飛行を実施した。

ノルウェー海の中立水域上空でにおける航空機の飛行ルート上の各段階には、ノルウェー空軍戦闘機F-16が同行した。

もう4機の遠距離対潜航空機Tu-142MKは、太平洋北部の中立水域上空の飛行を実施した。
ルート上の各段階には、アメリカ合衆国空軍戦闘機F-22が同行した。

戦闘機の航空カバーは、迎撃戦闘機MiG-31により行なわれた。
航空機の飛行は、およそ11時間に渡って続いた。

航空機の飛行は、空域使用に関する国際法規に厳密に沿って実施され、他国の境界線は侵犯していない。



ソ連/ロシア海軍遠距離対潜哨戒機Tu-142は、戦略爆撃機Tu-95の海軍向けヴァージョンであり、1968年6月18日に初飛行し、1972年11月15日に軍備採用されました。
1968年から1994年までに合計で100機生産され、この内の8機はインドへ輸出されました。

現在、ロシア海軍航空隊では、北方艦隊太平洋艦隊に各12機が在籍しています。
北方艦隊所属機はキぺロヴォ飛行場太平洋艦隊所属機はカーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)に配備されています。

キぺロヴォ飛行場
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カーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)
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ロシア海軍航空隊Tu-142は、度々遠方海域へ進出しています。

北方艦隊Tu-142は、2016年6月初頭と2018年3月末に地中海東部へ進出しています。
[ロシア海軍航空隊の対潜哨戒機Tu-142M3はシリア上空で目撃された]
[シリア上空で目撃されたロシア海軍航空隊の長距離哨戒機Tu-142M3は、地中海で警備艦アドミラル・グリゴロヴィチと合同演習を行なっていた]
[ロシア海軍航空隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142M3は地中海南東部で潜水艦探知演習を行なった]


2019年8月6日、太平洋艦隊の2機のTu-142アラスカ、カナダ及びアリューシャン列島沖を飛行しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機Tu-142はアリューシャン列島、アラスカ、カナダ沖を飛行した]

2020年3月4日、北方艦隊の2機のTu-142クリミア半島まで進出し、黒海艦隊航空隊と共に演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はクリミア半島上空で空中給油訓練を行なった]


2020年3月8日、北方艦隊の2機のTu-142大西洋まで進出しました。

[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は大西洋上空の長距離飛行を行なった]

2020年3月9日、太平洋艦隊の2機のTu-142アラスカ周辺を長時間飛行しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はアラスカ周辺を長時間飛行した]

2020年3月11日、北方艦隊の2機のTu-142は再び大西洋まで進出しました。

[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は再び大西洋上空の長距離飛行を行なった]

3月14日、太平洋艦隊の2機のTu-142北極海で長時間飛行を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北極海上空で長時間飛行を行なった]

4月29日、北方艦隊の2機のTu-142は、バレンツ海、ノルウェー海、そして北海へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はバレンツ海、ノルウェー海、北海の上空を飛行した]

5月23日、太平洋艦隊の2機のTu-142太平洋で長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142M3は太平洋上空で長時間飛行を行なった]


これまで北方艦隊太平洋艦隊Tu-142の長時間飛行は、別々の日に実行されていましたが、今回(6月27日)は、初めて北方艦隊太平洋艦隊の合計7機のTu-142が同じ日に長時間飛行を行ないました。

今回、同時長時間飛行を行なったTu-142MKは、Tu-142初期生産機の改良型です。
(Tu-142MKを更に改良したのがTu-142M3)
[ロシア海軍北方艦隊へオーバーホールを終えた対潜哨戒機Tu-142MKウラジーミル・ドゥビンスキー号が引き渡された]
[ロシア海軍北方艦隊へオーバーホールを終えた対潜哨戒機Tu-142MKが引き渡された]

今回の異例の北方艦隊太平洋艦隊の同時長時間飛行は、6月26日のアメリカ空軍偵察機空中給油機による黒海上空(クリミア半島沖)飛行に対抗しての事でしょうか。

ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33は空中戦闘訓練を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年6月26日22時0分配信
【北方艦隊の艦上戦闘機は空中戦闘の要素へ取り組む訓練飛行の実施へ着手した】

北方艦隊艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、コラ半島およびバレンツ海上空での練習訓練飛行の実施へ着手した。

飛行には、6名の艦上戦闘機Su-33乗員が参加する。

飛行任務の遂行中、パイロットは、戦闘機動を実施する空中戦の戦術動作へ実際に取り組む。
それは、戦闘機の攻撃からの回避と迎撃の主導権を取り、更には仮想敵の高機動の有人機及び無人機を迎撃し、撃破する為に使用される。

空中戦闘実施の動作への取り組みに加え、艦上戦闘機飛行士は、艦載戦闘機の航法訓練と操縦技術を向上させる。
空中で彼らは、様々な高度と速度の範囲内での個々の複雑かつ高度な形式の操縦術を実行する。
更にパイロットは、航空グループの戦闘形態でのグループ飛行へ取り組む。

飛行は、ムルマンスク州セヴェロモルスク-3飛行場から実施される。
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[ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた]
[空母アドミラル・クズネツォフの最高の艦上戦闘機パイロット達]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33(Su-27K)は空母の甲板への初着艦から25周年の記念日を迎えた]

ロシア海軍艦上戦闘機Su-33は、北方艦隊「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」にのみ配備されており、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を母艦としています。
(普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留)
現在の総保有機は20機程度です。
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Su-33は寿命延長近代化改修が行なわれており、少なくとも2025年までは運用されることになります。
[ロシア北方艦隊艦上戦闘機隊は近代化改修されたSu-33を受け取った]
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2025年まで現役に留まる]

第279連隊Su-33は、2016年4月26日から6月24日までクリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」で「発着艦」訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカでの発着訓練を完了した]


2016年7月1日からは母艦「アドミラル・クズネツォフ」での飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の飛行訓練が始まった]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の発着艦訓練が始まった]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2016年10月15日から2017年2月8日まで遠距離航海を行ない、地中海東部(シリア沖)まで遠征しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この時、「アドミラル・クズネツォフ」には10機程度のSu-33が搭載されました。

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機シリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルKh-101を発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」Su-33シリア領内を爆撃しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]

元々は空対空専門のSu-33でしたが、シリア遠征へ出発する前に、地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24-33が装備されました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]

12月5日、1機のSu-33(機体番号67)が「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦した際、着艦拘束装置のケーブルを切ってしまった為に停止できず、海中に落ちました。
パイロットは脱出に成功しました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機事故(2016年11月13日/12月5日)・続報]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機事故(2016年12月)の原因は着艦拘束装置のケーブルとは関係が無い]

Su-33を含む「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。

[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]


地中海東部(シリア沖)から戻った後、艦上戦闘機Su-33MiG-29Kは、北方艦隊の演習へ何度か参加しています。

2017年6月16日にはコラ半島ルンボフスキーで地上爆撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島で地上爆撃訓練を行なった]

2017年8月には、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ移動して訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2017年8月からクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練飛行を行なう]

2018年4月には北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空戦闘訓練の「敵役」を務めました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年5月末、第279連隊Su-33練習機Su-25UTGは、飛行訓練の為、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ移動しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練飛行を行なう]
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2018年6月末、Su-33ロシア航空宇宙軍空中給油機Il-78からの空中給油訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島で空中給油訓練を行なった]

その後、2018年9月1日から8日まで地中海東部(シリア沖)で実施されたロシア海軍ロシア航空宇宙軍の合同演習にも何機かのSu-33が参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

2018年12月1日、2機のSu-33は、ロシア/ソヴィエト時代の艦上戦闘機隊長に因んで「チムール・アパキージェ」、「フェオクチスト・マトコフスキー」と命名されました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はチムール・アパキージェ、フェオクチスト・マトコフスキーと命名された]

2019年1月、第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33及び練習機Su-25UTGは、コラ半島及びバレンツ海上空で戦闘訓練飛行を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島およびバレンツ海上空で戦闘訓練飛行を行なった]

2019年2月、第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33及び練習機Su-25UTGは、新人パイロットの「発着艦」訓練を行なう為、クリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33の新人パイロットはクリミア半島の訓練複合体ニートカで『発着艦』訓練を行なう]

2019年11月下旬、第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33及び練習機Su-25UTGは、再びクリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカで『発着艦』訓練を行なう]

その後、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻り、空中戦闘などの飛行訓練を行なっていました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はコラ半島およびバレンツ海上空で空中戦闘訓練を行なった]

元々は対空戦闘専門のSu-33ですが、2020年4月16日には地上爆撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はムルマンスク州で地上爆撃訓練を行なった]


既に生産終了から20年以上経った艦上戦闘機Su-33ですが、今後エンジンの出力強化やレーダーのアップグレードといった近代化改修が行なわれます。
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は近代化改修される]


なお、第279艦上戦闘機航空連隊「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末から近代化改装工事が行なわれています。
2019年12月12日には火災事故が発生しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

ロシア海軍のプロジェクト23900(セヴァストーポリ型)汎用揚陸艦の起工は延期された

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『タス通信』より
2020年6月27日14時15分配信
【情報筋:6月29日に計画されていた揚陸艦の起工は延期された】
モスクワ、6月27日/タス通信

6月29日に計画されていたケルチ工場『ザリフ』での2隻の汎用揚陸艦の起工は、後日に延期された。
土曜日に『タス通信』造船分野に近い情報提供者より伝えられた。

「6月29日の起工は有りません。
それは延期されました。
正確な日時は決まっておらず、それは未だ変動するでしょう。
工場は、起工の準備を整えております」

対談者は話した。

以前、『ザリフ』広報サービスは、新たな将来プロジェクトを実行する準備を進めている工場は、そのインフラストラクチュアの回復及び近代化の複合プログラムを実行していると伝えた。

5月にロシア国防省は、約1000億ルーブルの費用で2隻のヘリコプター母艦の建造契約を締結した。
「契約は署名され、その総額は、およそ100億ルーブルになります。
艦の起工は、数週間以内に行なわれなければなりません」

対談者は話した。

ヘリコプター母艦の排水量は25000トン、全長約220メートルと予想される。
1隻の艦は20機以上の重ヘリコプターを搭載し、900名の海軍歩兵を移送できる。
以前のソヴィエト社会主義共和国連邦ロシアでは、このクラスの艦は建造されていなかった。



2011年6月にロシアフランスへ2隻の「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦(ヘリコプター空母)を発注し、「ウラジオストク」、「セヴァストーポリ」と命名された艦は2014年と2015年に引き渡される筈でしたが、フランスウクライナ情勢に関連して引き渡しを凍結しました。

2015年8月5日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンフランス大統領フランソワ・オランドは電話で会談し、「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の建造・供給契約の終了(破棄)を決定しました。
[ロシアとフランスはロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約を終了させた]

フランスロシアへ補償金として約9億5000万ユーロを支払い、2隻の「ミストラル」級に設置されたロシア製機器は全て取り外してロシアへ返却されました。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦の契約終了によりフランスはロシアへ9億4975万4849ユーロを支払う]
[ロシア海軍向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器は全てロシアへ到着した]
[ロシア向けだった2隻のミストラル級ヘリコプター揚陸ドック艦から取り外されたロシア製機器はロシア海軍へ引き渡される]

その後、2隻の「ミストラル」級エジプトへ売却されました。
(1番艦は「ガマール・アブドゥル=ナーセル」、2番艦は「アンワル・アッ=サーダート」と改名)

「ガマール・アブドゥル=ナーセル」(旧「ウラジオストク」):2016年6月2日にエジプト海軍へ引き渡し。
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「アンワル・アッ=サーダート」(旧「セヴァストーポリ」):2016年9月16日にエジプト海軍へ引き渡し。
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一方、ロシアは、以前からロシア版ミストラルとも言える大型の全通甲板ヘリコプター揚陸艦(汎用ヘリコプター揚陸艦)の設計を進めており、2015年6月には、汎用ヘリコプター揚陸艦の概念設計案「ラヴィーナ」の詳細が公表されました。
[ロシア海軍将来汎用揚陸ヘリコプター搭載艦プロジェクト「ラヴィーナ」]

この概念設計案「ラヴィーナ」をベースにして、ロシア海軍向けとなる汎用ヘリコプター揚陸艦が設計され、実際に建造されることになります。
[ロシア海軍の為の将来大型揚陸艦は複数のヴァージョンが設計されている]
[ロシア海軍の為の新たなヘリコプター揚陸艦の設計は進められている]
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の設計作業は進められている]

汎用ヘリコプター揚陸艦の為に新たな戦闘情報管理システムも開発されます。
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]


搭載機は、元々は「ミストラル」用に開発された艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」などになります。
[ロシア海軍の為の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランは4機のプロトタイプが製造された]


この他、ソ連時代に生産された戦闘輸送ヘリコプターKa-29も搭載されるようです。
Ka-29は1990年代以降は予備役として保管されていましたが、2016年から修復が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦上輸送戦闘ヘリコプターKa-29は飛行訓練を行なった]

「ロシア版ミストラル」の建造は『2018-2027年の国家軍備プログラム』の枠組みで開始される予定です。
[ロシア造船業界はロシア海軍の為の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造を開始する準備を整えている]

汎用ヘリコプター揚陸艦の機関は、ディーゼル/ガスタービン複合推進CODAG(COmbined Diesel And Gas turbine)になるようです。
これはディーゼルが巡航用、ガスタービンが増速用であり、ロシア海軍の新型艦では、プロジェクト22350フリゲートに採用されています。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]


新世代汎用揚陸艦の建造場所としては、以前にはサンクトペテルブルク『北方造船所』などが有力視されていましたが、2019年になって、クリミア半島ケルチ市造船工場『ザリフ』で建造する案が浮上してきました。
【造船工場『ザリフ』公式サイト】
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[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年5月にクリミア半島ケルチ市のザリフ造船所で起工される]
[ロシア海軍の為の2万5千トン級汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年5月にクリミア半島で起工される?]
[ロシア海軍の為の新たな汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年にケルチ(ザリフ造船所)で起工され、2025年と2026年に就役する]
[ロシア海軍の為の2万5千トン級汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は2020年5月上旬(5月9日まで)にクリミア半島で起工される]

造船工場『ザリフ』も、ロシア海軍新世代汎用揚陸艦を建造する用意がある事を認めました。
[クリミア半島ケルチのザリフ造船所はロシア海軍の為の2万5千トン級汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)を建造する準備を整えている]

2隻の汎用揚陸艦の建造費は、ほぼ1000億ルーブルになるようです。
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻の建造費は1000億ルーブルになる]
因みに1000億ルーブルは、プロジェクト22350(「アドミラル・ゴルシコフ」型)フリゲート4隻分に相当します。

当初、2隻の汎用揚陸艦の起工は、2020年5月9日の大祖国戦争勝利75周年記念日に予定されており、起工に先立つ建造契約の締結は、2020年4月末までに行なわれる予定でした。
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は大祖国戦争勝利75周年記念日の2020年5月9日に起工される]
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻の建造契約は2020年4月末までに締結される]

しかし、最近の新型コロナウイルス流行の影響により艦の起工は延期され、これに伴い建造契約の締結も先送りされ、5月22日までに締結されました。
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻の建造契約が締結された]
[クリミア半島のザリフ造船所はロシア海軍のプロジェクト23900汎用揚陸艦の建造準備を進めている]

2隻の汎用揚陸艦の起工は6月29日に予定されていましたが、またも延期となりました。

現時点では、具体的な起工の日時は未だ決まっていないようです。


2隻の汎用揚陸艦の艦名は、以前にはロシア向け「ミストラル」型に命名されていた「セヴァストーポリ」「ウラジオストク」になるようです。
[ロシア海軍の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)はセヴァストーポリ、ウラジオストクと命名される]

以前、セヴァストーポリ市の要望に応え、汎用ヘリコプター揚陸艦の1番艦は「セヴァストーポリ」と命名されると報じられているので、2番艦が「ウラジオストク」になるようです。
[ウラジオストクとセヴァストーポリの名はロシア海軍の将来ヘリコプター揚陸艦へ与えられる]
[ロシア海軍の為の将来汎用ヘリコプター母艦プリボイ級の1番艦はセヴァストーポリと命名される]

ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は極超音速ミサイル"ツィルコン"発射試験を行なう為に出航した

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『タス通信』より
2020年6月27日17時36分配信
【情報筋:「アドミラル・ゴルシコフ」は2回目の「ツィルコン」試験射撃の為に出航した】
モスクワ、6月27日/タス通信

北方艦隊プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、最新のロシア製極超音速ミサイル「ツィルコン」の2回目の試験射撃を実施する為に出航した。
『タス通信』は2名の防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「土曜日にゴルシコフは、ミサイル"ツィルコン"の2回目の試験発射を実施する為に白海海軍基地から出航しました」
対談者の1人は話した。
2人目の情報提供者は、フリゲートミサイル発射は「今後2週間以内に行なわれなければならない」事を指摘した。

対談者は、2020年の「ゴルシコフ」による「ツィルコン」発射総合プログラムにおいて、艦は7回のミサイル射撃を計画していると説明した。
「ですが、実行時期は遅延しています~2回目の発射は、当初は今春半ばに実施されなければなりませんでした」
情報提供者の1人は説明した。

対談者によると、試験射撃が延期された主な理由は、コロナウイルスの状況によるものである。

『タス通信』は、情報提供者から提示された情報を公式に確認していない。

「アドミラル・ゴルシコフ」は、整備と、次の試験射撃実施の為の極超音速ミサイル「ツィルコン」積載のため、4月初頭に白海基地へ入った。
2回目の発射は艦から4月~5月に実施される予定であった。

[「ツィルコン」の試験]
最初に「ツィルコン」が標準海上搭載艦から使用されたのは、今年1月初頭(他のデータによれば2019年12月末)だった:「アドミラル・ゴルシコフ」は、バレンツ海から距離500km以上の沿岸標的へミサイルを発射した。
それまでの試験発射は、地上発射台或いは特殊訓練ポンツーンで行なわれていた。

ミサイル「ツィルコン」発射の為、汎用艦載射撃複合体(UKSK)3S-14が使用される。
この発射装置は、特に、プロジェクト22350フリゲートプロジェクト20385コルベット潜水艦の為のヴァージョンはプロジェクト885「ヤーセン」多目的潜水艦が装備する。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、サンクトペテルブルク市『北方造船所』で2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

2018年9月8日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

2019年2月末から7月下旬に掛けて世界一周航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]

2019年8月中旬にセヴェロモルスクへ帰投した後、2019年10月中旬のロシア連邦軍戦略演習『グロム-2019』へ参加し、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]



「アドミラル・ゴルシコフ」白海「ミサイル兵器」の試験を行なう事になり、2019年11月23日にセヴェロドヴィンスクへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海でミサイルの試射を行なう]
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は新型ミサイルの試験を行なう為にセヴェロドヴィンスクへ到着した]

「アドミラル・ゴルシコフ」白海「ミサイル兵器」(極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」)の「試験準備の第1段階」を行なった後、12月26日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は母港セヴェロモルスクへ帰投した]

帰投する前にバレンツ海で同型艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」の洋上試験に協力したようです。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は悪天候下のバレンツ海で洋上試験を行なっている]


「アドミラル・ゴルシコフ」は、2020年1月にバレンツ海極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年1月に極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なった]

4月2日にセヴェロモルスクを出航し、白海沿岸のセヴェロドヴィンスクへ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクで部分的な近代化を行なう]

4月4日にセヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクへ到着した]
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「アドミラル・ゴルシコフ」は、セヴェロドヴィンスクの艦船修理企業(おそらくは艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』)で定期整備と、部分的な近代化改装が行なわれました。
近代化の具体的な内容は明らかにされていませんが、極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の運用(発射)に関するもののようです。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクで極超音速ミサイル"ツィルコン"を積載する]
[ロシア海軍のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲートは近代化される]

定期整備と改修を終えた「アドミラル・ゴルシコフ」は、6月27日にセヴェロドヴィンスクを出航しました。

「アドミラル・ゴルシコフ」は、白海で改修後の洋上試験と、「ツィルコン」の発射試験を行ないます。

当初、「アドミラル・ゴルシコフ」からの「ツィルコン」発射試験は、2020年春に行なわれる予定でしたが、新型コロナウイルス感染の影響(セヴェロドヴィンスクでも感染者が出ている)の為、7月にずれ込む事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年春に2回目の極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を行なう]

「アドミラル・ゴルシコフ」は、2020年中に更に数回の「ツィルコン」発射試験を行ないます。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2020年に極超音速ミサイル"ツィルコン"の発射試験を数回行なう][極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は2021-2022年にロシア海軍へ制式採用される]

ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワのオーバーホールは2020年7月初頭に完了する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年6月26日14時45分配信
【巡洋艦「モスクワ」の修理は7月初頭まで続く】

黒海艦隊旗艦~ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」の修理は、7月1日に完了する。
『タス通信』特派員は、艦の航行準備状態回復作業を保障する『第13艦船修理工場』の代理人より伝えられた。


「巡洋艦モスクワの作業は最終段階へ進んでおり、それは7月1日に完了し、その後、巡洋艦はドックから出ます。
その後、ドックには警備艦スメトリーヴイが置かれ、博物館としての任務を遂行する為の準備を行ないます」

対談者は話した。

以前、「モスクワ」の修理は6月20日まで続くと伝えられた。

メディアによると、修理後に「モスクワ」地中海へ向かう。
それは8月になるだろう。

『Mil.Press FlotProm』が情報筋より伝えられたように、37歳の黒海艦隊旗艦の修理の主な重点は、ガス発生器、減速装置、燃料装置、航行用ガスタービンエンジンの排出口、そしてガスタービン動力装置の他の要素を含む主動力装置に置かれている。

同型艦「マルシャル・ウスチーノフ」のような『ズヴェズドーチカ』における「モスクワ」の大規模な近代化の話は、未だ無い:資金が無い。
然るべき決定は、後に採択されるかもしれない。

[『Mil.Press FlotProm 』参照]
「モスクワ」
は、プロジェクト1164「アトラント」ロケット巡洋艦のトップである。
1983年に「スラヴァ」の名前で運用へ入った。
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1996年、後援者としてモスクワ市庁が現れ、それに改名された。

プロジェクト「アトラント」巡洋艦の排水量は11380トン、全長186メートル、最大幅20.8メートル。
艦は34ノットまでの速力を発揮できる。
乗組員は510名。
巡洋艦の主な打撃兵装は、ミサイルP-1000「ヴルカーン」の16基の発射装置である。
これに加え、砲、対空防衛ミサイル手段、高射ミサイル複合体「オサー-M」、魚雷発射管及び深海爆撃の為の反応装置を装備する。



黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(1983年1月30日就役)は、2015年までは何度も長期航海を行なっていました。
[ロシア海軍黒海艦隊の艦船は2015年に総計50万海里以上を航行した]

2015年1月1日の時点では、太平洋遠征(ニューギニア沖まで進出)から戻る途中であり、オマーンで新年を迎えました。
[ロケット巡洋艦モスクワ遠距離航海(2014年9月-2015年1月)]

2015年5月には中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』へ参加しています。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

2015年6月には、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]

2015年6月下旬から8月初頭まで大西洋へ進出し、アンゴラ赤道ギニアを訪問しています。
[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-)]

2015年9月24日にセヴァストーポリを出航して地中海東部(シリア沖)へ向かい、2016年1月9日に帰港しました。

[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはシリアからセヴァストーポリへ帰港した]

2016年5月21日から7月16日までセヴァストーポリ第13艦船修理工場浮きドックへ入渠しました。


2016年7月22日、視察のためにセヴァストーポリを訪れたロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将によりナヒーモフ勲章が授与されました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはナヒーモフ勲章を授与された]


2016年7月31日、2017年7月30日、2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、セヴァストーポリの観艦式へ参加しました。


「モスクワ」は、2018年から近代化改装の開始が予定されていましたが、実行には移されませんでした。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは2018年からセヴァストーポリで近代化改装を行なう]

結局、セヴァストーポリ『第13艦船修理工場』「モスクワ」の修理を行なう事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはセヴァストーポリで修理を行なう]


2019年6月5日、「モスクワ」セヴァストーポリを出航し、黒海へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは3年ぶりに出航した]

2019年7月28日の「ロシア海軍の日」には、セヴァストーポリの観艦式へ参加しました。
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その後、セヴァストーポリで機関の修理を行ないました。

2019年12月4日、他の黒海艦隊所属艦と共に、緊急出航などの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは緊急出航訓練を行なった]

「モスクワ」は2020年4月22日からセヴァストーポリ北方乾ドックでの修理を開始しました。
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乾ドックでの修理完了は7月1日に予定されています。

オーバーホール完了後、2020年8月には地中海東部への派遣が予定されています。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは2020年7月にオーバーホールを完了し、8月に地中海へ行く]

今回のオーバーホールにより「モスクワ」の寿命は10年間延長され、2020年代末まで現役に留まる事が可能となります。
ただし、予算の都合により、以前に予定されていた大規模な近代化改装は実行に移される可能性は無さそうです。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワのオーバーホールは2020年6月までに完了し、2030年頃まで現役に留まる]
2020年代末に再び「モスクワ」の寿命が延長される可能性もゼロに近く、同艦は2030年頃には退役する事になるようです。

ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海とノルウェー海で演習を行なう

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年6月26日15時12分配信
【巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」はミサイル兵器使用を伴う演習の為にバレンツ海へ出航した】
モスクワ、6月26日、インタファクス

北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、計画戦闘訓練任務を遂行する為に海へ出た。
金曜日に北方艦隊広報サービスは伝えた。

「北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは、夏季訓練期間の計画戦闘訓練任務を遂行する為にバレンツ海へ出航しました」
広報サービスは話した。

出航に先立ち、巡洋艦の乗組員は、基地での艦の準備、艦の出航の許可、戦闘訓練実施の基礎的な許可に関する問題へ取り組んだ。

「今回の出航中、巡洋艦の乗組員は、航空・防空軍の航空機及びヘリコプター、更には北方艦隊の他の水上艦及び潜水艦の乗組員と協同で戦闘演習任務へ取り組みます」
広報サービスは言った。

出航の様々な段階で、巡洋艦バレンツ海及びノルウェー海の中立水域で行動する。
「最終段階で艦は、ミサイル及び砲兵器の複合戦闘訓練を実施します」
広報サービスは言った。

以前の出航の際、「マルシャル・ウスチーノフ」は、一連の対潜任務へ取り組み、海上目標への砲射撃演習を実施した事が想い起こされる。



ロシア北方艦隊プロジェクト1164「アトラント」(「スラヴァ」級)ロケット巡洋艦の2番艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)は、2011年6月にセヴェロドヴィンスク市艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航されて近代化改装が始まり、2016年12月末に工事と洋上試験を終えて艦隊へ復帰しました。
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装を終えて北方艦隊へ復帰した]

2017年7月末の『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

2018年7月末の『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、母港へ戻らずに30年ぶりの遠距離航海へ出発し、地中海で行動した後、2018年11月23日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは地中海遠征を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]

2019年4月には重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)と共にバレンツ海ノルウェー海で演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは洋上演習を終えて母港へ帰投した]

2019年7月末に『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、母港へ戻らずに遠距離航海へ出発し、地中海、大西洋、黒海で行動した後、2020年2月8日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ遠距離航海(2019年8月-2020年2月)]

2020年5月5日、砲撃訓練を行なう為、セヴェロモルスクを抜錨してバレンツ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは射撃演習の為にバレンツ海へ出航した]

この時、アメリカ海軍ミサイル駆逐艦3隻とイギリス海軍フリゲート1隻がバレンツ海で行動しており、「マルシャル・ウスチーノフ」も監視に当たったようです。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海へ進入したアメリカ海軍とイギリス海軍の艦を監視している]

『AFPBB News』より
2020年5月5日13時31分配信
【米海軍、ロシア沖バレンツ海で軍事演習 30年以上ぶり】

5月22日から26日まで大型対潜艦「セヴェロモルスク」と共にバレンツ海で対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のバレンツ海対潜演習は完了した]

6月8日に演習を行なう為、セヴェロモルスクを抜錨してバレンツ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で演習を行ない、NATOの艦を監視する]

6月10日には海上戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で海上戦闘演習を行なった]

その後、セヴェロモルスクへ帰投していましたが、6月26日に再び出航しました。
今度はバレンツ海だけでは無く、ノルウェー海でも演習を行なうようです。

ロシア海軍北方艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは常駐基地への移動を準備する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年6月25日20時40分配信
【戦略用途ロケット水中巡洋艦「クニャージ・ウラジーミル」乗組員は基地間移動の為に艦を準備する】

6月12日にセヴェロドヴィンスク聖アンドレイ旗を掲揚した新たなプロジェクト「ボレイ-A」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「クニャージ・ウラジーミル」は、コラ半島の恒久駐留地点への基地間移動の為に艦を準備する。

6月末、巡洋艦白海海軍基地から出航し、この数日中に北方艦隊潜水部隊の主要基地~ガジエヴォへ行く。

以前の会議で北方艦隊司令官のロシア英雄アレクサンドル・モイセーエフ中将は、艦隊の管理部及び潜水部隊の部下へ、新たな巡洋艦の今演習年度末(11月末)までの行動を計画する課題を与えた。

戦略用途ロケット水中巡洋艦「クニャージ・ウラジーミル」は、改プロジェクト「ボレイ」「ボレイ-A」のトップ艦である。
最初の3隻のプロジェクト955巡洋艦との差異は、船体の輪郭、向上した操縦性、低騒音、様々な制御システムである。
その試験は白海バレンツ海で行なわれた。
巡洋艦の乗組員は、全ての海洋水中兵器システムと主要ミサイル複合体の点検を成功裏に行なった。
2019年10月、白海からカムチャツカ射爆場「クラ」への大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」の射撃を実施した。

艦の操作の為、ウラジスラフ・ドルジン1等海佐及びアレクサンドル・マニン1等海佐の指揮下の2組の乗組員が形成されている。
ファーストチームは『ロシアの日』聖アンドレイ旗初掲揚式典へ参加した。
セカンドチームは、6月24日にムルマンスク英雄市での大勝利75周年記念の軍事パレードの最新部門として公開された。



[プロジェクト955Aボレイ-A戦略用途原子力水中巡洋艦]
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プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中巡洋艦シリーズの4番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては1番艦)K-549「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]


2013年10月、船体の水圧試験が実施されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは水圧試験を行なう]

2014年2月中旬、船体が完成しました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルの船体が形成された]

2017年11月17日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜クニャージ・ウラジーミル進水(2017年11月17日)]


「クニャージ・ウラジーミル」北方艦隊への配備が予定されております。
[ロシア海軍北方艦隊潜水部隊は新世代戦略原潜クニャージ・ウラジーミルと多用途原潜カザンの乗組員を編成した]

「クニャージ・ウラジーミル」は、2018年11月28日から12月24日まで洋上試験(工場航行試験)の第1段階を実施しました。
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「クニャージ・ウラジーミル」は、初の試みとして、艦の洋上試験と並行して乗組員の慣熟訓練も行なっています。
[2019年末までにロシア海軍へ就役するボレイ-A級戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは洋上試験と乗組員の慣熟訓練を同時並行で行なう]
これまでは、海軍へ引き渡された後に乗組員の慣熟訓練を開始し、それが終わった後でパトロールなどの洋上任務に就いていたのですが、引き渡される前に乗組員の慣熟訓練も済ませ、就役後、すぐに洋上任務へ就けるようにするのが狙いです。
これが上手く行けば、今後就役する他の新造艦でも実施される事になるでしょう。

「クニャージ・ウラジーミル」は、本格的な航行試験に先立ち、2019年6月10日にセヴェロドヴィンスクを出航しています。


「クニャージ・ウラジーミル」は、2019年6月末から本格的に航行試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年6月末に航行試験を再開する]

2019年10月30日未明、「クニャージ・ウラジーミル」は、弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは白海からカムチャツカ半島へ弾道ミサイル"ブラヴァー"を発射した]

その後、白海で水上目標への魚雷発射試験を実施しました。

11月8日には白海で水中目標への魚雷発射試験を実施しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは白海で魚雷発射試験を行なった]

洋上試験を全て終えた「クニャージ・ウラジーミル」は、11月21日に白海海軍基地(セヴェロドヴィンスク)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは洋上試験を完了した]


「クニャージ・ウラジーミル」は、2019年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈でした。
[第4のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、最終洋上試験中に不具合が発覚した為、ロシア海軍への引き渡しは2020年に延期される事になりました。
[ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルのロシア海軍への引き渡しは2020年前半に延期される?]

造船所で不具合を修正した「クニャージ・ウラジーミル」は、それを確認、点検する為、2020年5月12日に白海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは検査の為に白海へ出航した]

まず最初に浮上状態で各種試験を行なった後、5月16日から水中での試験を開始しました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは白海で水中試験を開始した]

試験は5月21日に完了し、「クニャージ・ウラジーミル」セヴェロドヴィンスクへ戻りました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは白海での試験を完了し、セヴェロドヴィンスクへ帰投した]

5月28日に受領-引渡証書への署名が行なわれ、ロシア海軍へ納入されました。
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[ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦の1番艦クニャージ・ウラジーミルはロシア海軍へ納入された]
ただし、これだけでは正式にロシア海軍へ就役したとは見なされません。

正式なロシア海軍への就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典は、ロシア連邦の祝日『ロシアの日』の6月12日に開催されました。

[ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルはロシア海軍へ就役した]

今後、「クニャージ・ウラジーミル」は、母港となるガジエヴォ基地へ移動します。
[ロシア海軍北方艦隊の原潜基地のインフラ更新は進められている]
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ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海を去り、セヴァストーポリへの帰路に就いた

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年6月26日9時28分配信
【有翼ミサイル「カリブル」を持つフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海からセヴァストーポリへ戻る】
モスクワ、6月26日、インタファクス

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスの通行を行なっている。
金曜日に黒海艦隊広報サービスは発表した。

「艦は、地中海で海軍常設グループの一員としての任務を遂行した後、セヴァストーポリへ戻ります」
広報サービスは話した。

指示された任務の遂行中、フリゲートの乗組員はインド洋海域への移動を行ない、ロシアの旗のデモンストレーション活動へ参加した。

「遠海ゾーンにおける黒海艦隊の計画ローテーションにより、フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は、以前に地中海へ到着したフリゲート"アドミラル・マカロフ"と交代しました」
黒海艦隊
は想起した。

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、高精度兵器~ミサイル複合体「カリブル-NK」の搭載艦である。
この艦は、ロシア戦隊の一員として、シリア沿岸の過激派に対する作戦へ一度ならず参加している。



プロジェクト11356Rフリゲート1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)は、同型艦「アドミラル・マカロフ」と共に2020年2月27日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
2月28日にはボスポラス海峡へ入り、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・マカロフ"は地中海へ向かった]

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は3月25日にヘリコプターの発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部でヘリコプターの発着訓練を行なった]

3月下旬からは他の同型艦2隻(「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」)と共に各種戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で対潜戦闘訓練を行なった]

5月1日には地中海東部機雷源を突破する演習を行ないました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部で機雷源突破演習を行なった]

5月20日、プロジェクト22870救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」(2014年12月28日就役)と共にスエズ運河へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールは地中海を去り、スエズ運河へ入った]
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インド洋へ入る前に対テロ演習を行ないました。
[インド洋へ向かうロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールは対テロ演習を行なった]
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6月3日、スリランカコロンボ港の泊地へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはスリランカのコロンボ港へ入った]

スリランカを去った後、西へ向かい、6月20日にはスエズ運河を通過して地中海東部へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはインド洋から地中海へ戻ってきた]

6月26日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」ダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。

今後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」ボスポラス海峡を通過して黒海へ入り、母港セヴァストーポリへ帰投します。

ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2022年末にロシア海軍北方艦隊へ復帰する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年6月25日12時49分配信
【『統合造船業営団』トップは「アドミラル・クズネツォフ」の修理完了時期を確認した】

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、修理後の2022年にロシア連邦海軍へ復帰し、艦の作業は完全な工程で進められている。
6月25日・木曜日、ラジオ局『モスクワの話』の生放送で『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは発言した。


「私は、私共の納入計画が如何なる延期も無く、変更も無い事をもう一度確認する用意があります:2022年に艦は再び海軍へ加入します」
彼は話した。

『統合造船業営団』トップによると、航空巡洋艦の艦内での修理作業は、2019年12月に発生した火災による損害を評価する為だけに一時中断した。

更にアレクセイ・ラフマノフは、「アドミラル・クズネツォフ」の修理の何れかの段階で乾ドックの建設業者を変更しても、作業完了時期に影響はないと付け加えた。

航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、『第35艦船修理工場』(艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』支所)で修理と近代化が行なわれている。
2019年12月12日の火災は、艦の第1発電機区画での火気作業実施の際に発生し、500平方メートルを超える面積の火災は、12月13日朝になって鎮火した。
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事故の結果、艦の居住サービスの契約兵士と士官が死亡した。
10名以上が負傷した。

艦の火災による損害額が950億ルーブルを超えるかもしれないという報道が出てきた。
しかし今年4月、アレクセイ・ラフマノフは、損害は約5億ルーブルになると発言した。

これは、航空巡洋艦の修理中の第2の重大な緊急事態である:2018年10月30日、「アドミラル・クズネツォフ」第82艦船修理工場(『ロスネフチ』所有)の浮きドックPD-50から出渠する際に異常事態が発生し、その結果、ドックは沈没し、工場の整備士が死亡した。
クレーンの1つは巡洋艦の甲板へ落下した。
艦は緊急事態の後、『第35艦船修理工場』の領域へ曳航された。

1990年に就航した重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の修理及び近代化の契約は、2018年4月に署名された。
作業費用は600億ルーブルになる。



ロシア海軍唯一の「航空母艦」ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月21日就役)は、シリア作戦(2016年11月~2017年1月)から帰投した翌年の2018年4月23日に近代化改装の契約が締結され、その直後に工事が開始されました。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約は締結された]


近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システム、航空機管制複合体、火災探知システムなどは新型に変更される事になるようです。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍将来汎用揚陸艦の為の新たな戦闘情報管理システムが開発される]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな航空機管制複合体を装備する]

近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

プロジェクト11435重航空巡洋艦(アドミラル・クズネツォフ)を設計した『ネフスキー計画設計局』により、「アドミラル・クズネツォフ」の新たな近代化改装案が作成されました。
[ネフスキー計画設計局はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の為の準備を進めている]
「アドミラル・クズネツォフ」には、新たな淡水化装置が設置されます。

「アドミラル・クズネツォフ」は、近代化改装により新型の高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」が装備されます。
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは新たな高射ミサイル砲複合体パーンツィリ-Mを装備する]

更には、ロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト22350(「アドミラル・ゴルシコフ」型)で初めて採用される最新の高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の装備も計画されています。
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは最新高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートを装備する]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の費用については、これまでに様々な数字が出ていましたが、結局、約600億ルーブルに落ち着いたようです。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の費用は約600億ルーブルになる]

「アドミラル・クズネツォフ」機関(蒸気タービン)自体は変更されませんが、蒸気発生用のボイラーは8基全てが交換される事になり、2018年7月下旬からボイラーの撤去作業が始まりました。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフのボイラーの撤去作業が始まった]

蒸気タービン機関自体も大規模な修復が行なわれます。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは蒸気タービンエンジンを修復する]

「アドミラル・クズネツォフ」は、8基のボイラー(KVG-4)を、新たに製造されたボイラーKVG-4と交換します。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年9月4日8時0分配信
【情報筋:「アドミラル・クズネツォフ」の新たなロシア製ボイラーは25年と見積もられている】
新たなボイラーKVG-4の寿命は25年になります。


「アドミラル・クズネツォフ」は、2018年9月17日にムルマンスク北東のロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは大型浮きドックPD-50へ入った]

2018年10月30日未明、大型浮きドックPD-50へ入渠していた「アドミラル・クズネツォフ」の出渠作業中、突然に電力供給が止まり、浮きドックは沈没しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを修理中の浮きドックPD-50で事故が発生した]

この事故により、浮きドックPD-50のクレーン1基が「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板へ落下し、甲板を損傷しました。
具体的には、飛行甲板に直径5メートル程の穴が開きました。

「アドミラル・クズネツォフ」は、事故後にロスリャコヴォからムルマンスク第35艦船修理工場へ回航され、第24埠頭(「アドミラル・クズネツォフ」がいつも停泊している場所)へ係留されました。

「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板へ落下したクレーンは、12月下旬に撤去されました。
[浮きドックPD-50の沈没事故により航空母艦アドミラル・クズネツォフの飛行甲板へ落下したクレーンは完全に撤去されている]


「アドミラル・クズネツォフ」の火災探知システムは、予算の都合の為か、半分だけが新型に取り換えられることになるようです。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは火災探知システムの半分を新型に替える]

更には、電力供給体系(ケーブル線)の一部も更新されます。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは電力供給体系を部分的に更新する]

「アドミラル・クズネツォフ」から取り外された蒸気タービンエンジンは、サンクトペテルブルク『キーロフ-エネルゴマシュ』などへ送られ、修復されます。
その完了は2020年に予定されています。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの蒸気タービンエンジン修復は2020年に完了する]

「アドミラル・クズネツォフ」は、近代化改装により機関の能力もアップするようです。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな能力を得る]


従来の『第35艦船修理工場』乾ドックのサイズでは、「アドミラル・クズネツォフ」は入渠できませんでしたが、これを、同艦が入渠できるサイズに拡張する計画は以前から有り、PD-50沈没事故を受け、これが実行に移される事になりました。
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[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、ムルマンスク艦船修理工場の乾ドック拡張後にドック入りする]

『第35艦船修理工場』乾ドック拡張工事は、2019年7月以降に始まっています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為のムルマンスク艦船修理工場の乾ドック結合・拡張工事は既に始まっている]

第35艦船修理工場乾ドック拡張工事(2019年11月末)
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2019年12月12日10時16分(モスクワ時間)、近代化改装工事中の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の第1発電機区画での溶接作業中に火災が発生しました。
[近代化改装工事中の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフで火災が発生した]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報(その2)]
火災は24時間以内に鎮火されましたが、乗組員の士官2名が死亡し、他に14名が火災発生時の有毒ガスによる中毒で入院しました。

この火災により、「アドミラル・クズネツォフ」第1発電機区画が全焼しましたが、致命的な損傷は受けておらず、修理及び近代化改装作業は続行されます。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、2019年12月12日の火災により致命的な損傷は受けておらず、修復及び近代化されて復帰する]

『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏によると、「アドミラル・クズネツォフ」の損害額の算定はほぼ完了し、5億ルーブル程度になるとの事です。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの2019年12月12日の火災による損害額は約5億ルーブルと見積もられている]

現在の所、「アドミラル・クズネツォフ」が近代化改装を終えて復帰するのは、2022年末に予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2022年末に完了する]

これに先立ち、2022年9月1日までに艦の塗装作業の完了が計画されており、その後、洋上試験が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは、2022年秋に洋上試験を開始する]
[ロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの2019年12月12日の火災の修理費用は2億5140万ルーブルになる]

2019年7月1日の火災事故で損傷したロシア海軍の深海調査原潜AS-31(ロシャリク)の修理作業は2021年に延期された

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『タス通信』より
2020年6月25日9時36分配信
【情報筋:特殊潜水艦「ロシャリク」の復旧作業は2021年に延期された】
モスクワ、6月25日/タス通信

2019年7月1日に火災で損傷した原子力水中有人装置AS-31(非公式名「ロシャリク」)の復旧作業は2021年に延期された。
『タス通信』は2名の情報提供者より伝えられた。

「今年には、特殊潜水艦ロシャリクの原子炉の活動ゾーン(炉心)を降ろす操作の実行は有りません。それは2021年に振り替えられました。
先ず初めに、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』でこのような操作を行なうのは、古い装置AS-15になります」

情報提供者の内の1人は話した。

2人目の情報提供者は、この情報を確認し、「AS-31は、活動ゾーン(炉心)の撤去と、その後の修理の最初では有りません」と指摘した。

『ズヴェズドーチカ』広報サービスは、『タス通信』が情報提供者より提示された情報についてコメントしなかった。

「ロシャリク」は、修理の為、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』(『統合造船業営団』へ加入)へ2019年秋に送り届けられた。

国防省は2019年7月2日に、軍用科学研究深海装置で火災が発生し、それが故に14名の潜水艦士官が死亡したと発表した。
装置はセヴェロモルスク海軍基地へ送り届けられ、委員会は災害の原因を調査する為の作業を開始した。

[AS-31とAS-15]
秘密の潜水艦AS-31の存在は、2003年に『セヴマシュ』の社内新聞である新聞『コラベル』の発表により知られるようになった。
この時、同時に非公式名「ロシャリク」についても言及された。

新聞によると、労働者は、新たな潜水艦の複数の球形の区画から成る強度船体が、1970年~1980年代の人気アニメ映画の主役であるボールから成る馬の玩具に似ている事から、このニックネームを付けた。
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公開情報源によると、潜水艦AS-31プロジェクト1083に属しており、2003年に進水した。

「ロシャリク」よりも先に修理が始まる深海装置AS-15は、公開情報源によると、プロジェクト1910「カシャロート」特殊潜水艦の2隻目であり、1983年に進水した。
2000年、AS-15は沈没した潜水艦「クルスク」の捜索及び救助活動に参加した。
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「ロシャリク」と同様、AS-15は、ロシア連邦国防省深海調査総局の管轄下に在る。



2019年7月1日、ロシア海軍「科学研究深海装置」は、ロシア領海内での海底調査中に火災が発生し、乗組員14名が死亡しました。
[ロシア海軍の深海調査原潜で火災が発生し、乗員14名が死亡した]

ロシア国防省は、事故を起こした「科学研究深海装置」の名前などは一切公表していませんが、プロジェクト10831「ロシャリク」原子力深海ステーションのようです。
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原子力深海ステーションAS-12は、1988年頃にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』で起工され、2003年8月頃に進水、2010年頃に就役しました。
船体はチタン製です。
同級に関しては詳細は未だ不明です。
艦名については「AS-31」という説も有り、今回の『タス通信』の記事では、AS-31と記されています。

明確な要目も不明ですが、水中排水量は2100トン、全長は60メートル、幅は7メートル、水中速力は30ノット、潜航深度は少なくとも1000m以上(未確認情報によれば最大6000m)、乗員は25名と推定されています。
ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」とほぼ同サイズの小型原潜のようです。

「ロシャリク」級特務原潜AS-12(AS-31?)
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ロシャリク級は、以前には戦略原子力潜水艦プロジェクト667BDR(デルタIII級)K-129を改造した特殊用途原子力潜水艦プロジェクト09786(デルタ・ストレッチ)BS-136「オレンブルク」を母艦としており、同艦に搭載されて海洋で行動していました。
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2012年9月には北極圏へ行き、ロモノソフ海嶺メンデレーエフ海嶺の海底を調査しています。
『イズべスチヤ』より
2012年10月29日配信
【軍用原子力バチスカーフ「ロシャリク」は北極圏を探った】

北極圏で行動する母艦BS-136「オレンブルク」(2012年9月27日)
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ロシャリクは、2015年にも2回の遠距離航海を行なっています。
[ロシア海軍の特務原潜ロシャリクは2015年に2度の遠征を行なっていた]

2016年12月末にプロジェクト09787特殊用途原子力潜水艦「ポドモスコヴィエ」が再就役してからは、同艦を母艦としているようです。
[改造を終えた特務原潜ポドモスコヴィエ(モスクワ州)はロシア海軍へ引き渡された]


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事故後、ロシャリク搭載母艦(プロジェクト09787特殊用途原子力潜水艦BS-64「ポドモスコヴィエ」)北方艦隊基地セヴェロモルスクへ入港しました。
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この事故の詳細や事故を起こした艦の名前は相変わらず公表されていませんが、ロシア国防省は、事故で死亡した乗員14名の名前は公表しています。
[2019年7月1日のロシア海軍の深海調査原潜の火災事故で死亡した乗組員14名の氏名が公表された]
死亡したのは艦長を始めとして佐官クラスの年長者が殆どですが、おそらくは、火災事故発生の際、若い乗組員(つまり、将来のロシャリク運用の中核となる人々)を助ける為、自分達が犠牲になったのでしょう。
(ロシャリクの標準乗員は25名なので、おそらく11名程度が生存している)

火災事故で損傷したロシャリクは、2019年11月初頭にセヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航されました。
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[2019年7月1日の火災事故で損傷したロシア海軍の深海調査原潜の修理は9月に始まる]
[2019年7月1日の火災事故で損傷したロシア海軍の深海調査原潜AS-31は修理の為にセヴェロドヴィンスクへ運ばれた]
[2019年7月1日の火災事故で損傷したロシア海軍の深海調査原潜AS-31(ロシャリク)の修理作業が始まった]
機関部分以外の損傷は激しく、船体の一部を含め、殆どの機器は交換される事になるようです。

まず初めに、原子炉核燃料棒が撤去される予定でしたが、今回の記事の通り、2021年に延期されました。

延期の理由は、ロシャリクよりも古い原子力深海ステーションAS-15のオーバーホールを先に行なう事になった為です。
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プロジェクト1910「カシャロート」(NATOコード名「ユニフォーム」)原子力深海ステーションAS-15は、1983年2月23日に起工され、1988年4月29日に進水、1991年12月30日にロシア海軍へ納入されました。
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2005年にセヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航され、修理と近代化が始まりました。
それから15年経っても修理は完了していませんが、今回、ロシャリクに先駆けて修理と近代化を行なう事になったようです。

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海へ向かった

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年6月24日14時37分配信
【フリゲート「アドミラル・マカロフ」は地中海へ行き、ロシア海軍常設連合部隊へ加わる】
モスクワ、6月24日、インタファクス

フリゲート「アドミラル・マカロフ」黒海から遠海ゾーンへの移動を行ない、艦は地中海に居るロシア海軍戦隊へ補充される。

「黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は、地中海の方向へ黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスの通行を開始しました。
そこで艦は海軍常設連合部隊へ加わります」
『インタファクス』
が受け取った黒海艦隊発表では、こう述べられた。

艦の乗組員にとって、これは今年2回目の黒海から地中海への移動となる。

地中海では、ロシア戦隊が恒久的に活動している。
それには約10隻の艦と支援船が含まれている。

フリゲート「アドミラル・マカロフ」は、長距離有翼ミサイル「カリブル」(試作設計局『ノヴァトール』、株式会社・航空宇宙防衛コンツェルン『アルマーズ-アンテイ』が開発)を装備している。

前日、ロシア黒海艦隊有翼ミサイル「カリブル」を装備する潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」と、大型揚陸艦「アゾフ」が地中海へ向かった。
イスタンブールのサイトは、大型揚陸艦「アゾフ」地中海ロシア海軍物資-技術供給所が置かれているシリアタルトゥース港へ向かっていると確信している。



ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(499、2017年12月27日就役)は、同型艦((11356Rの1番艦)「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)と共に2020年2月27日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
2月28日にはボスポラス海峡へ入り、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・マカロフ"は地中海へ向かった]

先に地中海東部へ入っていた同型艦(11356Rの2番艦)「アドミラル・エッセン」(490、2016年6月7日就役)と合流し、各種戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で戦闘訓練を行なった]

4月に入ってからも3隻のフリゲートは一緒に行動していました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で対潜戦闘訓練を行なった]


その後、「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・エッセン」「アドミラル・グリゴロヴィチ」と別れ、4月9日にダーダネルス海峡ボスポラス海峡を通過して黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海を去った]

翌4月10日、「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・エッセン」は母港セヴァストーポリへ到着しました。


しかし、ヨーロッパにおける新型コロナウイルスの流行・感染拡大に関連し、「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は、暫くセヴァストーポリ港内の泊地に留め置かれる事になりました。
「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は3月末に外国港(おそらくはキプロスリマソール港)へ寄港していた為、外国港を出てから14日間は検疫期間として乗組員は陸地へ上陸できず、艦内に留まる事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"はセヴァストーポリ港内へ入った]

「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・エッセン」は艦内の消毒などの措置が行なわれ、4月11日にセヴァストーポリ港埠頭へ入りました。
[地中海東部から戻ってきたロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は検疫措置を終えてセヴァストーポリ埠頭へ係留された]

それから2ヶ月以上経過した6月下旬、「アドミラル・マカロフ」セヴァストーポリを出航し、6月24日にはボスポラス海峡へ入りました。
今後、「アドミラル・マカロフ」地中海東部へ向かいます。

なお、前日の6月23日には、潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」大型揚陸艦「アゾフ」ボスポラス海峡を南下して地中海へ入っています。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海へ入った]


「アドミラル・マカロフ」は、地中海東部に居る同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」と交代するようです。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはインド洋から地中海へ戻ってきた]


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ノヴォロシースク」
2019年12月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」2020年6月下旬から地中海東部に滞在
潜水艦「クラスノダール」2019年3月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2020年6月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2020年4月末から地中海東部に滞在
対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」2020年1月中旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」2020年5月下旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」:2020年6月下旬から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」:2020年6月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「カデート」2020年5月下旬から地中海東部に滞在
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」:2020年6月下旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-362020年5月下旬から地中海東部に滞在
工作船PM-562020年3月下旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海へ入った


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2020年6月23日19時25分配信
【黒海艦隊の潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は黒海海峡を通行する】

黒海艦隊潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は、今期計画修理の為のロシア北西艦船修理企業への移動実行の枠組みで黒海海峡を通行する。

海峡ゾーンを通行する黒海艦隊潜水艦は、水上艦及び支援船と同様、国際法規に厳密に沿って行動している。



ロシア海軍黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の2番艦B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2011年11月21日にサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で起工されました。
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2013年7月下旬までに乗員団が編成され、艦長が任命されました。
「ロストフ・ナ・ドヌー」艦長に任命されたのは、同じ黒海艦隊潜水艦「アルローサ」艦長上級補佐官(副長)アンドレイ・アダムスキー2等海佐でした。
[プロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクとロストフ・ナ・ドヌーの艦長が任命された]

起工から約3年後の2014年6月26日に進水しました。

[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは進水した]

2014年8月下旬、係留試験が開始されました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦の2番艦ロストフ・ナ・ドヌーは係留試験を開始した]

その後、2014年10月21日から工場航行試験が始まりました。
『ruspodplav』より
2014年11月2日23時44分配信
【「ロストフ・ナ・ドヌー」はサンクトペテルブルクへ戻ってきた】

2014年12月23日には洋上試験が全て完了しました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月23日13時26分配信
【ディーゼルエレクトリック潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は国家試験から戻った】

その後、2014年12月27日に受領-引渡証書への署名が行なわれ、12月30日に海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊第4独立潜水艦旅団へ編入されました。
[潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはロシア海軍へ就役した]


就役した「ロストフ・ナ・ドヌー」は、まずバレンツ海へ移動して深海試験を行ない、その後に配備先の黒海艦隊基地-ノヴォロシースク海軍基地へ回航されます。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験を行なう為にバレンツ海へ移動する]

2015年4月17日、「ロストフ・ナ・ドヌー」クロンシュタットを抜錨しました。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはクロンシュタットを去り、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ向かった]

2015年5月22日、深海試験を行なう為、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ロシア海軍最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した]

その後、バレンツ海で各種試験が行われました。

2015年10月2日には有翼ミサイル「カリブル」対地攻撃型の発射試験を実施しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはバレンツ海から地上目標へ巡航ミサイルを発射した]

2015年10月9日、「カリブル」対艦型を海上目標へ発射しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"(対艦型)を発射した]

2015年10月16日、ポリャールヌイ基地へ到着した同型艦「スタールイ・オスコル」と入れ違いに出航しました。
[ロシア海軍の最新潜水艦スタールイ・オスコルは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した]

2015年10月29日、クロンシュタットへ入港しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは『補給』の為にクロンシュタットへ寄港した]

2015年11月5日にクロンシュタットを出航し、黒海へ向かいました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはクロンシュタットから黒海へ向かった]

その後、「ロストフ・ナ・ドヌー」の動向が公表される事は一切ありませんでした。

「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2015年12月8日までに地中海東部(シリア沖)へ到達しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはシリア沖に居る]

2015年12月8日、「ロストフ・ナ・ドヌー」シリア沖からシリア国内のISIL(シリア・レバントのイスラム国)拠点へ有翼ミサイル「カリブル」対地攻撃型を発射しました。
「ロストフ・ナ・ドヌー」にとっては3度目となる有翼ミサイル発射は、ロシア海軍史上初の潜水艦発射有翼ミサイルの実戦使用となりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


12月13日にダータネルス海峡ボスポラス海峡を通過し、黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは黒海へ入った]

12月15日、ノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはノヴォロシースク基地へ到着した]

艦の定期整備を行なう為、12月25日にセヴァストーポリへ回航されました。

[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーはセヴァストーポリへ回航された]

その後は黒海で行動していました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは最新潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーと『決闘』する]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクとロストフ・ナ・ドヌーは黒海で巡航ミサイル"カリブル"発射訓練を行なった]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌー及び対潜哨戒機は黒海で演習を行なった]

2020年4月29日には深度200メートル以上の潜航訓練を行ない、同日にセヴァストーポリへ帰投しました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは黒海で潜航訓練を行なった]

「ロストフ・ナ・ドヌー」は、「ロシア北西の艦船修理企業」でオーバーホールを行なう為、2020年6月下旬にセヴァストーポリを出航し、6月23日にはボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
なお、同じ6月23日には、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」ボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、大型揚陸艦「アゾフ」が同海峡を南下して地中海へ入っています。


「ロシア北西の艦船修理企業」というのは、おそらくはクロンシュタット『クロンシュタット海洋工場』でしょう。
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2019年4月下旬にはプロジェクト06363潜水艦の3番艦「スタールイ・オスコル」地中海へ入り、同海域で行動した後、2020年1月末に『クロンシュタット海洋工場』へ到着し、オーバーホールを行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦スタールイ・オスコルは2020年7月に地中海東部へ戻る]

2019年12月初頭にはプロジェクト06363潜水艦の1番艦「ノヴォロシースク」クロンシュタットでの計画修理を行なう為に地中海へ入っています。
ただし、未だクロンシュタットへ到着したという情報は有りませんが。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海へ入る]

アメリカ海軍の対潜哨戒機P-8Aポセイドンはシリア沖の偵察飛行を行なった


『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年6月23日10時27分配信
【アメリカの「ポセイドン」は再びタルトゥースとフマイミーンに出現した】

アメリカ合衆国海軍の哨戒対潜航空機P-8A「ポセイドン」は、ロシア航空基地フマイミーンとロシア連邦海軍物資技術供給所が配置されているシリア沿岸の近くで新たに長時間の偵察飛行を行なった。
6月23日・火曜日、『インタファクス』は、航空機の動きを追跡する航空リソースのデータを引用して報じた。


データによると、アメリカ海洋偵察機は、6月22日・月曜日にイタリアシチリア島シゴネラ航空基地から飛び立ち、シリア近隣で1時間以上飛行した。
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ロシア基地フマイミーン及びタルトゥースのエリアで、それはシリア海岸から距離45~55キロメートルまで接近した。
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アメリカ合衆国海軍航空機は、一時的にシリア近郊の地中海の国際水域上空で高度2600メートルまで降下した。

同様の飛行は、この2週間で少なくとも4回記録された事を『インタファクス』は指摘した。

月曜日、もう1機のアメリカ海洋偵察機P-8A「ポセイドン」は、黒海エリアにアメリカ合衆国の艦~ロケット駆逐艦「ポーター」揚陸艦「オーク・ヒル」が滞在している状況下で、クリミア及びクラスノダール地方の沿岸に沿って飛行を行なった。
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ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で潜航訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2020年6月23日12時30分配信
【潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」はバルト艦隊の海上射爆場で深度190メートルへの潜航を行なった】

バルト艦隊戦闘艦及び支援船の乗組員、海上航空隊は、ディーゼルエレクトリック潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」の錬成任務L-3の要素の実行を保障した。

計画錬成任務への取り組みの枠組みで、潜水艦の乗組員は、バルト海エリアに在るバルト艦隊の戦闘射爆場海域で深海潜航を行なった。

艦上演習実施の枠組みで、潜水艦の乗組員は、様々な深度での任務へ取り組み、最大潜航深度は190メートルだった。

深海潜航中、乗組員は全てのシステム及びメカニズムの動作を点検し、大深度での艦の制御と様々な方法での水面への浮上の行動手順へ習熟した。

演習の水中部門を完了した後、潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」乗組員は、水上への浮上を行ない、艦隊の戦闘訓練計画に沿って活動の実施を継続した。

潜水艦の演習は、バルチースク海軍基地小型対潜艦「アレクシン」、基地掃海艦「レオニート・ソボリェフ」、救助船及び曳船により保障された。

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、ロシアプロジェクト636.3「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦である。
プロジェクト636.3潜水艦シリーズは、以前の「ワルシャワンカ」とは著しく異なっている。
更新された慣性航法複合体、最新の風貌の戦闘情報管理システム、現代的なミサイル-魚雷兵器を有している。
同プロジェクト潜水艦は、水上艦及び潜水艦との戦闘、機雷源の敷設、偵察実施の為に意図されている。
この潜水艦の主要な利点の1つは、低レベルの騒音に在る。



[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]
ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦は、現在、黒海艦隊向けの6隻が2014年~2016年に就役しています。
全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されています。
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プロジェクト06363は、プロジェクト877(キロ級)の輸出型プロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果も一部取り入れられています。

プロジェクト06363潜水艦は、有翼ミサイル「カリブル」を標準装備しています。
(533mm魚雷発射管から発射する)

黒海艦隊06363は、既にシリア有翼ミサイル「カリブル」を実戦使用しています。
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]
そして太平洋艦隊向けにも6隻の06363潜水艦『アドミラルティ造船所』で建造される事になり、建造契約は2016年9月7日に締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

2017年7月28日に最初の2隻~「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」「ヴォルホフ」が同時に起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年3月28日に進水しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはサンクトペテルブルクで進水した]

その後、『アドミラルティ造船所』で艤装が行なわれ、8月16日に最初の航行試験(工場航行試験)へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは洋上試験を開始した]


8月19日には最初の潜航試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で潜航試験を行なった]

その後も航行試験は続けられ、9月17日に『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは2019年10月初頭から国家試験を開始する]

10月4日、「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、次の洋上試験(国家試験)の為に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは最終洋上試験を開始した]

10月10日に国家試験を完了し、『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーは最終洋上試験を完了した]


2019年11月21日には受領-引渡証書への署名が行なわれ、造船所からロシア海軍へ納入されました。

2019年11月25日、「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]


その後の動向は明らかにされていませんでしたが、就役後もバルト海に留まり、バルト艦隊バルチースク海軍基地「仮住まい」しながら慣熟訓練を行なっているようです。

今後、「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」太平洋艦隊へ配備されます。


太平洋艦隊向けの06363の2番艦B-603「ヴォルホフ」は、2019年12月26日に進水し、2020年3月2日から造船所の岸壁で係留試験を開始し、6月18日には最初の航行試験へ出発しました。
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「ヴォルホフ」は2020年11月末に就役します。
[太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフは2020年にロシア海軍へ就役する]

太平洋艦隊向けの06363の3番艦B-602「マガダン」と4番艦B-588「ウファ」は、2019年11月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

5番艦と6番艦は2020年に起工されます。

ロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦ソヴィエツカヤ・ガヴァニとコレーエツは日本海で対潜戦闘訓練を行なった

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年6月23日9時31分配信
【太平洋艦隊のディーゼルエレクトリック潜水艦は日本海で敵潜水艦を演じた】

小型対潜艦「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」と「コレーエツ」で構成される太平洋艦隊の捜索打撃艦グループは、日本海エリアで仮想敵潜水艦を捜索し破壊する演習を実施した。
ロシア連邦国防省広報サービスが伝えたように、目標の探知には、太平洋艦隊海上航空隊の2機の哨戒航空機Il-38が助力した。


敵の役割は、太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊ディーゼルエレクトリック潜水艦の内の1隻が演じたが、軍当局は、その艦名を明かさなかった。

潜水艦の探知後、水中音響手段により、その座標が確認され、艦は対潜深海爆弾の一斉射撃を行なった。

艦隊の部隊の総指揮は、駆逐艦「ブイストルイ」艦上から執られたと国防省広報サービスは付け加えた。

「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」「コレーエツ」は、プロジェクト1124M小型対潜艦であり、1990年から勤務に就いている。
これらは、潜水艦の捜索、探知、分類、破壊の為に意図されている。
2連装回転式533mm魚雷発射管、12連装反応爆撃装置RBU-6000、高射ミサイル複合体「オサー-MA」、砲装置A-176AK-630で武装している。

「ブイストルイ」プロジェクト956駆逐艦であり、1989年に海軍へ補充された。
満載排水量は7940トン、最大長156.5メートル、吃水5.96メートル。
「ブイストルイ」の兵装構成は、130mm砲及び30mm砲、対艦ミサイル及び高射ミサイル、魚雷発射管及び深海爆弾である。
艦上にはヘリコプターKa-27が配置されている。



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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-214は、黒海沿岸の『キエフ造船工場』で1987年8月20日に起工され、1990年3月30日に進水し、同年12月29日に就役しました。

就役後は太平洋艦隊へ編入され、1991年6月30日にサハリン南部のコルサコフへ到着しました。

2005年12月23日に「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」と命名され、2006年7月31日には同名の都市と後援協定を締結しました。

2006年11月には大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、潜水艦B-345、救助曳船SB-522と共に日本の舞鶴を訪問しています。
訪問を終えた後、日本海上自衛隊護衛艦「しまかぜ」と合同演習を行ないました。

現在の駐留港は、艦名と同じソヴィエツカヤ・ガヴァニです。


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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-222は、極東『ソヴィエト社会主義共和国連邦60周年記念ハバロフスク造船工場』で1987年1月7日に起工され、1987年4月29日に進水し、1990年2月28日に就役しました。

2003年11月24日、ロシア-日本戦争時の砲艇「コレーエツ」に因んで「コレーエツ」と命名されました。
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現在はウラジオストク南部ウリス湾に駐留しています。



2020年6月、2隻の小型対潜艦日本海で対潜戦闘訓練を行ないました。

対潜打撃部隊の総指揮は、駆逐艦「ブイストルイ」(1989年10月28日就役)から執られました。
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沿海地方ニコラエフカ飛行場に駐留する対潜哨戒機Il-38も演習へ参加しました。
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演習の「敵役」は、ウラジオストク南部ウリス湾に駐留する第19潜水艦旅団所属の通常動力潜水艦(プロジェクト877)が務めました。
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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは英仏海峡を通過した

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『タス通信』より
2020年6月22日9時9分配信
【ブリテンの艦はラ・マンシュを通過するロシアの対潜艦へ同行した】
ロンドン、6月22日/タス通信

ブリテンフリゲートHMS「ウェストミンスター」は、哨戒艦HMS「タイン」を伴い、ラ・マンシュ海峡を通過するロシア連邦北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」へ同行した。
日曜日に連合王国海軍が出した声明では、こう述べられた。

「王立海軍は、国家防衛を保障する我々の常時の任務の枠組みにおいて、連合王国の権益ゾーンを通過する軍艦の通行の定期的な監視を行なっています」
HMS「ウェストミンスター」
艦長ウィル・ペストンは言った。
「通行時(海峡通過)、ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはプロ意識の下で安全な操艦で行動しました」

ロシア艦は、6月13日にセヴェロモルスクを去り、バルト海への艦隊間移動を行なっている。

プロジェクト1155大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、北方艦隊コラ多種戦力小艦隊対潜艦旅団に所属し、セヴェロモルスクに駐留している。
艦は、大西洋及びインド洋及び地中海、更には北極海への遠距離航海へ常に参加している。
艦隊北極グループへ加わっている。



プロジェクト1155大型対潜艦の2番艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『ジダーノフ記念造船工場』(現『北方造船所』)で1977年11月4日に起工、1980年5月16日に進水し、1981年12月26日に受領-引渡証書へ署名され、1982年1月10日に海軍旗初掲揚式典が開催されました。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフ]

ソ連邦解体後、約10年間放置され、2000年代初頭から修理と近代化改装が始まりました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]

2010年1月下旬から航海試験を開始し、同年12月7日に北方艦隊へ復帰しました。
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」、航海試験開始]

2011年8月、攻撃ヘリコプターKa-52の着艦試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

2012年2月初頭からは乗員が契約軍人(志願兵)のみとなりました。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

2012年5月から7月までアデン湾海賊対処任務に就きました。
(2012年4月6日出港・9月12日帰港)
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾海賊対処任務を終えた]

2013年5月から9月まで地中海、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
(2013年5月11日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは長期航海を終えて基地へ戻った]

2014年4月から翌2015年1月まで地中海への遠距離航海を行ないました。
(2014年4月15日出港・2015年1月5日帰港)
[ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ地中海遠征(2014年4月-2015年1月)]

2015年3月から7月末までムルマンスク第35艦船修理工場ガスタービン機関を含むオーバーホールが行なわれ、8月初頭には修理後の点検の為の洋上試験が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後に復帰した]

2015年10月23日から2016年4月4日まで地中海、インド洋への遠距離航海を実施しました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

2016年10月15日には、ロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]

2017年7月初頭、7月30日にクロンシュタットで行なわれる『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する為にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

7月30日には他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]


観艦式が終わった後も母港へは戻らず、大西洋を南下して地中海へ入り、更には紅海、アデン湾へ進出し、2017年9月1日から海賊対処任務に就きました。
[大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」アデン湾遠征(2017年8月-)]

海賊対処任務を終えた「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、10月17日にスエズ運河へ入りました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年10月17日11時0分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はスエズ運河へ入った】

10月21日にエジプトアレクサンドリア港訪問を終えて出航し、地中海へ入りました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年10月21日17時42分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はエジプトのアレクサンドリア港への業務寄港を完了し、地中海へ出た】

11月3日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年11月3日10時16分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出た】

翌11月4日、ポルトガルリスボン港を訪問しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年11月4日17時15分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はリスボン港へ寄港した】

11月27日、バレンツ海で砲撃演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年11月27日15時0分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はバレンツ海で砲射撃を実施した】

遠距離航海を終えた「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、11月28日にセヴェロモルスク基地へ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年11月28日14時53分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は遠距離航海を完了した】

帰投から約1ヶ月後の12月26日にはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年12月26日17時18分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はバレンツ海で対潜演習を実施した】


2018年1月23日にはヘリコプターの発着訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年1月23日17時25分配信
【北方艦隊の艦上航空隊は大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の発着場でヘリコプターの着艦へ取り組んだ】

3月21日にはヘリコプターの夜間の発着訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年3月21日18時6分配信
【北方艦隊の艦上ヘリコプター乗員はコラ湾で夜間着艦へ取り組んだ】


2018年3月23日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、大型対潜艦「セヴェロモルスク」と一緒にバレンツ海へ出航し、対空防衛戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクとヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で対空戦闘訓練を行なった]

2018年3月末から4月初頭まで2隻とも北方艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海での演習を終えた]

2018年4月17日にも2隻揃ってバレンツ海へ出航し、対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクとヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なう]

7月19日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」バレンツ海へ出航し、ヘリコプターの発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海でヘリコプターの発着訓練を行なった]

その後、バレンツ海で対空戦闘訓練を行ない、7月23日には対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で対潜演習を実施した]

2018年8月8日から10月11日まで北極海への遠距離航海を行ないました。
この間、北極海を横断してベーリング海、更にはオホーツク海まで進出しました。
[ロシア北方艦隊北極圏遠征(2018年8月-10月) ]

2019年7月13日、対潜戦闘訓練を行なう為、北方艦隊基地セヴェロモルスクを抜錨し、バレンツ海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは対潜演習を行なう為にバレンツ海へ出航した]

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、バレンツ海で対潜戦闘訓練、Su-24前線爆撃機を「敵役」とした対空戦闘訓練、そして機雷掃討訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年7月16日15時58分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はバレンツ海の対潜演習へ参加した】

7月21日には、北方艦隊原子力潜水艦が「敵役」を務める対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で対潜演習を実施した]

2019年8月5日から9月30日まで北極海への遠距離航海を行ないました。
[ロシア北方艦隊第8次北極遠征(2019年8月-9月)]

2019年11月末にはバレンツ海で演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年11月25日16時25分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と大型揚陸艦「コンドポガ」はバレンツ海で連携へ取り組んだ】

2019年12月3日から2020年2月13日まで、大西洋、バルト海、地中海、黒海への遠距離航海を行ないました。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2019年12月-2020年2月)]

帰投後、ムルマンスク『第35艦船修理工場』でオーバーホールが行なわれました。
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2020年5月24日、オーバーホールを完了した「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、修理後の試験も兼ねてバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはオーバーホール後の試験の為にバレンツ海へ出航した]

6月8日、対潜演習を行なう為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で対潜演習を行なう]

6月10日には反応深海爆弾RBU-6000「ザーパド」対潜ロケットによる潜水艦攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷ロケットの生産が再開される]
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で潜水艦攻撃訓練を行なった]

6月13日にセヴェロモルスクを出航し、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]

しかし、バレンツ海ノルウェー海を通過した「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、北海からバルト海へは入らず、更に南下してラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
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「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、7月26日にクロンシュタットで行なわれる『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加しますが、その前にグレートブリテン島付近で行動するようです。

ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は2020年8月に最終洋上試験を行なう

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『タス通信』より
2020年6月22日19時2分配信
【コルベット「グレミャーシチー」は8月に最終国家試験へ入る】
モスクワ、6月22日/タス通信

プロジェクト20385コルベットのトップ「グレミャーシチー」は8月に最終国家試験へ入り、完了後に海軍へ引き渡される。
月曜日に『北方造船所』広報サービスは報道機関へ伝えた。

現在、コルベットは、最初の検査を実施し、国家試験段階での問題点を取り除く為、同社へ戻っている。
「最初の検査は1ヶ月間続きます。
この間にグレミャーシチーはドック点検を行ない、造船所はユニットと艦のシステムを検査し、船体水中部分のタンクの洗浄と他の作業を行ない、艦の絶縁材及び塗装覆の復元、乗組員の意見を調べます」

広報サービスは列挙した。

「8月にコルベットは国家試験の最終段階へ入り、完了後、海軍へ御引き渡し致します」
造船所
は伝えた。

コルベット「グレミャーシチー」太平洋艦隊の為に建造されている。
太平洋艦隊将兵の為、『北方造船所』はもう1隻の同プロジェクトコルベット「プロヴォールヌイ」を建造している。

プロジェクト20385多目的コルベット(警備艦)は、プロジェクト20380をベースに中央海洋設計局『アルマーズ』が開発した。
コルベットは、近海ゾーンでの護衛及び打撃任務の遂行、沿岸水域の哨戒、巡視サービスの為に意図されている。



プロジェクト20385コルベットの1番艦「グレミャーシチー」は、2012年2月1日にサンクトペテルブルク市『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。

[サンクトペテルブルクでフリゲート「アドミラル・ゴロフコ」及びコルベット「グレミャーシチー」が起工された]

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プロジェクト20385プロジェクト20380の改良型であり、兵装が強化されています。
[プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット]

20380対艦ミサイル「ウラン」に代わり、20385は対地攻撃も可能な打撃巡航ミサイル「カリブル」を装備します。

当初、プロジェクト20385には、ドイツMTU社製のディーゼルエンジンが装備される予定でしたが、ヨーロッパ諸国対ロシア制裁により、その供給は途絶えました。
[ロシアは水上艦用のエンジン供給を拒否したドイツとウクライナの企業を訴える]

この為、設計を変更してロシア『コロムナ工場』ディーゼルエンジン「ディーゼルユニットDDA12000」~が搭載される事になりました。
これは以前のプロジェクト20380と同じエンジンです。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

2016年4月末、『コロムナ工場』ディーゼルエンジンの設置作業が始まりました。
[ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの取り付けが始まった]


2016年5月19日までにディーゼルエンジンの設置作業は完了しました。
[ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの設置は完了した]


2017年6月30日、「グレミャーシチー」の進水式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20385コルベット1番艦グレミャーシチーは進水した]


2018年1月から造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"乗組員は艦内への居住を準備する]

「グレミャーシチー」の洋上試験(工場航行試験)開始は、当初の予定(2019年3月)より遅れ、2019年4月21日になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は洋上試験を開始した]



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5月初頭に一旦クロンシュタットへ戻っていた「グレミャーシチー」は、5月6日に出航し、2回目の洋上試験をフィンランド湾で開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は2回目の洋上試験を開始した]

洋上試験中の5月8日、大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)の勝利74周年の祝賀行事へ参加する為、一時クロンシュタットへ戻りました。

5月9日の戦勝記念日をクロンシュタット軍港で祝いました。
[ロシア海軍の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は洋上試験中に大祖国戦争勝利74周年を祝った]

祝賀行事を終えた後、「グレミャーシチー」は、フィンランド湾で洋上試験を続けました。
[ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"とコルベット"グレミャーシチー"はバルト海で洋上試験を続ける]
[ロシア海軍の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"はフィンランド湾で航行試験を続ける]

「グレミャーシチー」の洋上試験(工場航行試験)の第1段階は2019年6月下旬までに完了しました。
[ロシア海軍の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は洋上試験の第1段階を終えた]

「グレミャーシチー」は、7月28日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルク(ネヴァ川)で行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】


そして8月20日に洋上試験(工場航行試験)を再開しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は洋上試験を再開した]

「グレミャーシチー」の洋上試験はバルト海で続けられ、10月4日にはヘリコプターの発着試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"はバルト海でヘリコプターの発着試験を行なう]

その後、「グレミャーシチー」は工場航行試験を完了してカリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』へ移動しました。

11月初頭にカリーニングラードを出航し、11月13日に白海海軍基地(セヴェロドヴィンスク)へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は白海海軍基地(セヴェロドヴィンスク)へ到着した]
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12月6日、「グレミャーシチー」は、最終洋上試験~国家試験を行なう為に白海へ出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は白海で試験を行なう]

12月9日、「グレミャーシチー」は、白海汎用垂直発射機3S-14から有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)超音速対艦ミサイル「オーニクス」を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は白海で対艦ミサイル"カリブル"と"オーニクス"を発射した]

12月11日、今度は白海からチジャ射爆場の地上目標へ有翼ミサイル「カリブル」(対地型)を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は白海で地上目標へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
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12月15日までに「グレミャーシチー」白海での試験を完了し、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は白海での試験を完了した]

セヴェロモルスク到着後、「グレミャーシチー」は12月27日にバレンツ海へ出航し、砲撃試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"はバレンツ海で砲撃試験を行なった]

「グレミャーシチー」ロシア海軍への引き渡しは、2019年12月末に予定されていましたが、洋上試験を全て終える事が出来なかった為、2020年に延期されました。
[近代化されたフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"と新造コルベット"グレミャーシチー"及び"ロシア英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は2020年にロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]

2020年1月12日、「グレミャーシチー」は洋上試験を再開する為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"はバレンツ海で洋上試験を再開した]

1月14日には魚雷の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"はバレンツ海で魚雷を発射した]

1月中旬までにバレンツ海での試験は全て完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"はバレンツ海での洋上試験を完了した]

3月11日、「グレミャーシチー」セヴェロモルスク基地から出航し、バルト海へ回航されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"はセヴェロモルスクを去り、バルト海へ向かった]
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5月19日、「グレミャーシチー」バルト海で最終洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"はバルト海で最終洋上試験を開始した]

5月26日には艦載ヘリコプターの着艦試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"はバルト海でヘリコプターの着艦試験を行なった]

6月初頭にも引き続き艦載ヘリコプターの着艦試験が行なわれました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"はバルト海でヘリコプターの発着艦試験を続ける]

「グレミャーシチー」は6月22日までに建造元の『北方造船所』へ戻りました。
ここで1ヶ月間に渡り船体や艦内の検査を行なった後、2020年8月に最終洋上試験を行ない、それが終わった後にロシア海軍へ引き渡されます。

「グレミャーシチー」ロシア海軍への引き渡しは、早ければ2020年8月末になります。
就役後は、太平洋艦隊へ配備されます。
[プロジェクト20385コルベット"グレミャーシチー"は2020年8月末にロシア海軍へ就役する]

ロシア海軍太平洋艦隊の艦載ヘリコプターの新人パイロットは救助船アラゲズで発着艦訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年6月22日3時48分配信
【太平洋艦隊のKa-27ヘリコプターの若い飛行士は初めて航空艦の甲板への着艦を行なった】

カムチャツカアバチャ湾海域で、ロシア北東軍集団独立混成航空連隊ヘリコプター飛行隊の若い乗員は、初めて救助船「アラゲズ」の甲板での発艦及び着艦へ取り組んだ。

対潜及び捜索救助ヘリコプターKa-27の乗員は、この2日間、着艦への最適なアプローチコース、正しい方向の選択及び正確な着艦の実地技量を向上させる。

更に飛行士は、救助船「アラゲズ」に居る飛行管理グループとの連携へ取り組み、船からの燃料給油を行なった。

合計で約30回の航空艦の甲板での発艦及び着艦が実行された。

飛行訓練コースの次の段階では、ヘリコプター飛行隊の飛行士は、夜間の艦の甲板への着艦へ取り組む。



『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【救助船「アラゲズ」】

プロジェクト537「オシミノーグ」(蛸)救助船の2番船「アラゲズ」は、ウクライナニコラエフ市に在る『61コムーナ記念造船工場』で1979年11月29日に起工され、1984年7月28日に進水しました。
1989年1月28日にソ連海軍へ就役し、当初は黒海艦隊へ配備されていましたが、ソ連邦解体後の1993年9月20日に太平洋艦隊へ転属し、極東に回航されました。

「アラゲズ」は、1988年11月12日に就役したプロジェクト1855深海救助装置(バチスカーフ)AS-30の母船となりました。

「アラゲズ」AS-30は、2009年11月上旬から12月末まで、タタール海峡で消息を絶ったロシア太平洋艦隊対潜哨戒機Tu-142M3の捜索に参加しました。
[Tu-142墜落事故]

2016年2月から、最新鋭バチスカーフAS-40の一時的な母船となりました。
(本来の母船である最新鋭救助船「イーゴリ・ベロウソフ」が同年9月にウラジオストクへ到着するまでの間)
[ロシア海軍最新鋭バチスカーフAS-40は太平洋艦隊の救助船アラゲズへ受け入れられた]

2016年から2018年初頭までウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォート』でオーバーホールが行なわれました。


2017年4月の「アラゲズ」(『ダーリザヴォート』乾ドックへ入渠中)
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修理完了後、ペトロパブロフスク・カムチャツキー港へ回航され、AS-30の母船として活動しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦救助船アラゲズとバチスカーフAS-30はカムチャツカ沖で潜水艦救助訓練を行なった]

「アラゲズ」は、ロシア北東軍集団第438独立救助船大隊(「アラゲズ」プロジェクト05360救助船「ゲオルギー・コジミン」)に所属しています。

「アラゲズ」に搭載されているバチスカーフAS-30は、2011年から2013年まで近代化改装を実施し、プロジェクト18551へアップグレードされています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のバチスカーフAS-30は深海試験を完了した]

2020年4月中旬には、カムチャツカ沖で実施された太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦と小型対潜艦はカムチャツカ半島沖で対潜演習を行なった]

2020年6月下旬には、エリゾヴォ飛行場に駐留する第175独立艦上対潜ヘリコプター飛行隊所属のヘリコプターKa-27PL(対潜型)Ka-27PS(捜索救助型)の発着艦訓練を行ないました。
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プロジェクト537救助船の1番船「エリブルス」は1975年4月20日に起工され、1976年8月21日に進水、1980年12月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されましたが、1997年12月1日に除籍されています。
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サンクトペテルブルクのマラヒート設計局は通常動力潜水艦の為の閉サイクルガスタービン非大気依存発電装置の試験を続けている

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年6月19日18時17分配信
【マラヒートは統一ガスタービンエンジン非大気依存発電装置の試験を続ける】

サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』は、今年も統一ガスタービンエンジン非大気依存発電装置の試験を続ける。
法人情報公開センターが公表した同社の2019年の年次報告書には、こう記されている。


開発は、自身の主導で進められている。
統一ガスタービンエンジン非大気依存発電装置は、将来通常動力潜水艦及び機器装置の為に作成される。

開発者の情報によると、装置は通常動力潜水艦での使用が可能であり、水上及び水中航行の全てのモードで特殊ガスタービンエンジンは、空中大気動作モードから閉サイクル動作モード、そして逆へと滑らかに移行する。

艦内消費電力の供給能力及びバッテリー充電能力は、全てのモードで保障される。

非大気依存発電装置の見本モデルでは、専用シリーズでは無いガスタービン発電ユニットGTA-18Pが使用されている事は注目される。
2019年、それは製造工場であるチェリャビンスク株式会社・特殊設計局『トゥルビナ』により仕上げられた。
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『マラヒート』の発注に沿って、それは2018年夏に公表された。
作業費用は、過程文書によると198万ルーブルになる。
その後、試験は試験台で続けられている。

新たな非大気依存発電装置の為の技術的解決策は、2つの特許により保護されている。

2019年6月、『Mil.Press FlotProm』は既に新製品を予告していた。
それは、『マラヒート』設計主任イーゴリ・カラバエフが話した。
中型多目的(汎用)潜水艦P-750Bの為に、水中及び水上航行の為の統一発電装置が提供される。
その作成について、『Mil.Press FlotProm』記者は、『国際海軍サロン(IMDS)-2019』の最中に伝えられ、その模型は、フォーラム『アルミヤ-2019』で初めて展示された。

2019年6月25日、『マラヒート』指導者ウラジーミル・ドロフェーエフ『Mil.Press FlotProm』へ、彼の設計局非大気依存発電装置を有する潜水艦を5~6年で作成できると伝えた。
このような潜水艦バッテリー無しで可能な水中航行速力の質問に答え、彼は10~12ノットと語った。

「水中設計局」の1つに精通している情報提供者が話したように、将来の輸出を含めたロシア製通常動力潜水艦のポテンシャルは、国内非大気依存発電装置の作成の成功に依存している。

『マラヒート』は、2010年から閉サイクルガスタービンエンジン非大気依存発電装置の作成作業を自身の主導で進めている。
国内嫌気性装置電気化学非大気依存発電装置ヴァージョンは、海洋工学中央設計局『ルビーン』が作成している。
昨年10月に『Mil.Press FlotProm』が情報筋より伝えられたように、対応する試験設計作業は2019年に開始された。



ロシア潜水艦設計局である海洋工学中央設計局『ルビーン』は、以前から通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)改質型燃料電池の開発を進めています。
[ロシア海軍の通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP)の洋上試験の準備は進められている]

一方、ロシアのもう1つの潜水艦設計局であるサンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』は、閉サイクル・ガスタービン型AIP機関を開発しています。
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この閉サイクル・ガスタービン機関を搭載する潜水艦として、P-750Bの設計も進められています。
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[サンクトペテルブルクのマラヒート設計局は閉サイクルガスタービン非大気依存発電装置を持つ潜水艦P-750Bを開発する]

P-750Bは、ソ連邦時代に2隻が建造された小型潜水艦プロジェクト865「ピラーニャ」の拡大発展型という位置付けになります。


ただ、現時点ではロシア海軍への具体的な採用計画は有りませんが。

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはインド洋から地中海へ戻ってきた

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2020年6月20日18時0分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」はインド洋での任務遂行を完了した】

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」及び救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」は、インド洋での任務遂行を完了した。

インド洋エリアでロシア連邦旗のデモンストレーション中、ロシア艦船は対水中工作防衛と仮想工作員の攻撃の撃退を含む複合演習を実施し、更に乗組員は、コロンボ港の泊地で必要な物資・資材の在庫を補充した。

黒海艦隊艦船支隊紅海、バブ・エル・マンデブ海峡、アデン湾、インド洋を通行し、船員は南方緯度での航行、艦船の兵器、機器装置、設備の運用経験を積んだ。

現在、乗組員はスエズ運河の通行を完了して地中海へ戻り、遠海ゾーンの海軍常設グループの一員として勤務に就き続ける。



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プロジェクト11356Rフリゲート1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)は、同型艦「アドミラル・マカロフ」と共に2020年2月27日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
2月28日にはボスポラス海峡へ入り、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・マカロフ"は地中海へ向かった]

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は3月25日にヘリコプターの発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は地中海東部でヘリコプターの発着訓練を行なった]

3月下旬からは他の同型艦2隻(「アドミラル・エッセン」、「アドミラル・マカロフ」)と共に各種戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で対潜戦闘訓練を行なった]

5月1日には地中海東部機雷源を突破する演習を行ないました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部で機雷源突破演習を行なった]

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プロジェクト22870救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」(2014年12月28日就役)は、2020年1月16日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入り、地中海東部に滞在していました。

2020年5月20日、この2隻はスエズ運河へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールは地中海を去り、スエズ運河へ入った]
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インド洋へ入る前に対テロ演習を行ないました。
[インド洋へ向かうロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールは対テロ演習を行なった]
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6月3日、スリランカコロンボ港の泊地へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはスリランカのコロンボ港へ入った]

スリランカを去った後、西へ向かい、6月20日にはスエズ運河を通過して地中海東部へ入りました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ノヴォロシースク」
2019年12月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「クラスノダール」2019年3月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2020年6月下旬から地中海東部に滞在
哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2020年1月末から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2020年4月末から地中海東部に滞在
対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」2020年1月中旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」2020年5月下旬から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」:2020年6月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「カデート」2020年5月下旬から地中海東部に滞在
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」:2020年6月下旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-362020年5月下旬から地中海東部に滞在
工作船PM-562020年3月下旬から地中海東部に滞在